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1796/ 歌って、妖精プリン♪
□投稿者/ プリン -41回-(2009/10/07(Wed) 11:27:51)

歌って妖精プリン♪@
それは・・・プリンが旅の途中・・・ホウエン地方に行く前にマイクを持ちながらお城の様な家に向かう途中・・・。
一方ムルモは新米パートナー。松竹は学校で授業中。ムルモは自分用の赤ちゃんの様な部屋を作り、マシュマロ味の粉ミルクを飲んでいる(哺乳瓶入り。)
プリンはムルモに恋をした。
「ぷりゅ〜ぷりゅ〜ぷ〜りゅ〜も(ムルモ)。」
ムルモ「プリンしゃん?」
ジョウト図鑑(かないみか)「プリン、風船ポケモン、丸くて大きい瞳で誘い込み心地よい歌を歌う。」
ムルモ「歌を歌うポケモンでしゅか・・・。僕の方が可愛いでしゅ。」
プリン「ぷぎゅーい(怒)」
バシバシバシバシ[目覚しビンタ]
ムルモ「びぇ〜〜〜ん(泣)!松竹しゃ〜ん早く帰ってきてほしいでしゅ〜!(泣)」
プリン「ぷー、ぷりん!」
歌って妖精プリン♪Aに続く


■ プリン (42回/2009/10/07(Wed) 21:51:32/No1798)

歌って妖精プリンA
プリン「ぷー、ぷりゅ!(私のほうが可愛いわよ!)」
ムルモ「うぅ・・・、こうなったら・・・。ムル・ムル・ムルモでポン!」
魔法で月の石を出した。
ムルモ「こ、これで・・・、プクリンに進化するでしゅ・・・・。」
プリン「ぷ・・・。(考え中)」
歌って妖精プリンBに続く。


■ プリン (43回/2009/10/09(Fri) 12:55:30/No1799)

歌って妖精プリンB
プリン「ぷーり(やーよ)!」
パン!
プリンは月の石を叩き落とした
プリン「ぷーぷりゅぷりゅ(私は進化しなくたってムルモの事がすきなんだから)!」
ムルモ「ほえ!そうでしゅか・・・。僕はプクリンに進化しないプリンしゃんなんか、大っ嫌いでしゅ!さようならでしゅ・・・。」
プリン「ぷっぷ!ぷりゅもしゃん!(待って!ムルモちゃん)」
最終章〜さようならプリン〜GO!ご期待!


■ プリン (44回/2009/10/09(Fri) 13:55:19/No1800)

最終章〜さようならプリン〜
ムルモ「なんでしゅか!」
プリン「ぷり、ぷりゅぷりゅ。(私は、ムルモちゃんのことを・・・。愛してるんだからわがまま言わないの!)」
ムルモ「ぷりんしゃ〜ん、ごめんなしゃ〜い。(反省泣)」
プリンは再び、旅に出ることにした。
END




1803/ アクミと沙織とハナちゃんと・・・
□投稿者/ プリン -45回-(2009/10/11(Sun) 16:05:55)

第1話〜こんにちは、ハナちゃん。〜
アクミと沙織はある日おしゃれフラワーガーデン法堂に来た。
アクミ「うっわー!すっごーい!これが魔法堂・・・。」
沙織「ここにはお花が売っている場所ね。」
アクミ「中で・・・。」
どんっ!
ハナちゃん「あうっ!」
アクミ「いたっ!」
ハナちゃん「うわ〜〜〜ん(泣)」
アクミ「わわっ!泣いちゃった・・・。」
どれみ「ハナちゃん・・・。痛かったね・・・。よしよし。」
沙織「ハナちゃんっていうんですか?赤ちゃんの名前。」
アクミ「確か・・・青いバラから生まれた魔女の子供?」
どれみ「バレたか・・・。」
ハナちゃん「う?」
アクミ「ん?」
沙織「え・・・どれみさん、アクミが見えるんですか。」
どれみ「うん!だって!魔女見習いだもん!(少し威張った。)」
夜。
今日はハナちゃんの9ヶ月検診
どれみ「じゃあ、沙織ちゃんたちも来てよ!」
アクミ&沙織「え・・・。私(アタイ)達、タップ持ってないの・・・。」
どれみ「じゃあ、確りつかまって!」
マジョリカ「待てぃ!2人とも!タップなら1級のタップを使わせる!(特にレンタルの!)」
沙織&アクミ「ハイ!ありがとうございます!ハナちゃんのおばあちゃん!」
魔女病院でハナちゃんの魔法で赤ちゃんサイズになったアクミはテキ、テキパキ、アタリメ子、ハナちゃんと仲良くなった。
沙織(魔女見習い服の色はマリンブルー)「あの・・・、おんぷちゃんは・・・?」
はづき「お仕事よ。」
アクミ「あー。(ハナちゃんの魔法で言葉も全て生後9ヶ月の赤ちゃんに。)」
ハナちゃん「あーい。」
アクミは手押しこてん号で歩く
マジョハート「それでは9ヶ月検診を始める!マジョポン、マジョピー、例の物を!」
第2話〜検診開始〜に続く。


■ プリン (46回/2009/10/11(Sun) 21:14:09/No1804)

第2話〜検診開始〜
マジョポン&マジョピー「ハーイ!」
パチン!ボワン!
マジョポン「まずは、ママ達の歌に合せて、赤ちゃん達のダンスの演技でーす。」
マジョピー「次は赤ちゃんに楽器を持たせて、合奏して下さーい。」
沙織「これなら楽勝ね、アクミ。」
アクミ「だーう!(元に戻せ!)」
マジョハート「始め!」
どれみ「ごまかしちゃだめ!あわてたってだめ!」
はづき「ほら、ほっぺがちょっと、ゆれている!」
あいこ「いっしょにうたおうよ!いっしょにおどろうよ!」
おんぷ「へこんだきもちすてちゃえば、夢中になる。」
ハナちゃんは空を飛んでお尻を振る。
アクミと沙織の場合(母子手帳はもらったもの。)
沙織「つばさをひろげてごらん?とべるよ。きみにも。はてないそら、かけるしろい、ペガサス・・・ゆめみて・・・おやすみ・・・」
アクミは手をたたいた。
次は合奏。
沙織はフルートを吹いてアクミはシタールを弾いて。(ハナちゃんの魔法でアクミが魔法を使えないようにしてしまう。)
ハナちゃんはカスタネットでどれみはピアノ(ハナちゃんの魔法)
マジョハート「始め!」
マジョルナ(ポンピー姉妹の妹で雪野五月)が音楽(テーマ:私はおジャ魔女ハナちゃん)を聞かせた。
2組は楽々と合格。
沙織はアクミを連れて先に帰った。
第3話〜ももこのママ修行〜に続く。


■ プリン (47回/2009/10/11(Sun) 21:43:11/No1805)

第3話〜ももこのママ修行〜
沙織「あら、お菓子屋さんに変わったのね、」
アクミ「食べ放・・・」
どんっ!
アクミ「いたっ!」
ハナちゃん「うわ〜〜〜ん(泣)」
ももこ「ハナちゃん・・・痛かったね・・・。よしよし。」
アクミ「お前は・・・、飛鳥ももこ!今回は新米ママなのか?」
ももこ「イエス!ハロー、サオリ&アクミ」
沙織「私も、ハナちゃんのお姉ちゃんになりたいな・・・。」
アクミ「アタイも・・・。」
ももこ「それならパララタップをあげようか?」
沙織「本当ですか?」
ももこ「アクミの分もあるよ。」
アクミ&沙織「本当!やったー!」
沙織は育児書[お姉ちゃんになる方法]をよんだ。
アクミは[お姉ちゃんになりたーい!]をよんだ。
それから数日後・・・。
沙織&アクミ「やっときました!私達がおねえちゃんでーす!」
ハナちゃん「さー」
沙織「さーじゃなくて、さおり!」
アクミ「アタイはどれみじゃなくて、アクミ!」
ハナちゃん「さー!どれみ。」
沙織「まぁ、ともかく今日1日、私達がお姉ちゃんよ!」
沙織「育児とは、妹の音楽力を伸ばすことである。」
アクミ「そこで、じゃーん!おもちゃのフルート!」
沙織「アクミが、ハナちゃんのために、買って来たの。」
ハナちゃん「わーい!」
沙織はフルートで星物語を演奏した。
第4話〜ハナちゃんがおなかを壊した!?〜に続く。




1578/ 学園パピィ(2)
□投稿者/ 夏田みかん -99回-(2009/07/22(Wed) 17:29:17)

こんにちは(^^)夏田です♪

30レス達成しましたので、
この度、スレッドをお引越しさせて
頂きました〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
あんまりレスが長いと、迷惑がかかりそうなので;

さて、いきなり学園パピィは運動会の話に突入するわけですが・・
とりあえず頑張ります(ぇ
絵の方は、3人のヒーローです(笑)
ムルモくんの色塗りが適当っぽいので
ちょっと・・・除去したいです←
小説宜しくお願いします♪
では☆


■ こやまる (547回/2009/07/23(Thu) 20:44:11/No1581)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんばんは☆
『学園パピィ』も新スレに切り替えて仕切り直しですね。
さらなるにぎやかな展開を楽しみにしております(^^)。
そしてパピィとムルモの距離は近づくのか、それとも接近を阻止されるのか、今現在ではどちらになるのか予想できませんね。

お絵描きもありがとうございます。
カメラ目線なパピィのすみっこにいる、ちっこい二人がまたかわいいですね。
まるで青騎士を翻弄しているかのようなミカヤの表情がまたミカヤらしくて。
ミカヤはパピィにとって果たしてヒーロー的な存在なのかは微妙ですが(^^;。

それでは次回の運動会シーンをお待ちしています!
では!


■ 夏田みかん (100回/2009/07/27(Mon) 12:05:15/No1586)

おはようございます(^^)夏田です♪
では早速・・・

「学園パピィ」

story10「燃え上がれ!真夏の運動会」

夏です。
ミカン「いやー、あちぃな・・」
ミルモ「全くだぜ。チョコが溶けちまう・・」
ミカン「知ってるかぃ。今週の土曜は運動会
だとよ・・・めんどくせー行事だ」
ミルモ「同感だね。一体誰なんだよ!こんな必要もねぇ
イベント考え付いた野郎は!!!」
ミカン「初代文部大臣・森●礼だ。
体育の集団訓練をすすめるため、学校で
運動会を行う事になったんだと」
ミルモ「え、・・・へっ・・へ〜〜!・・おめー、前から
思ってたんだけど頭いいな・・・。」
ミカン「そーか?」
夏です。
  「えーーーーーーーーーーーっ!!?」
チムル「せっ生徒会長!本気ですか!?」
ワッチ「ワシらも運動会の競技に参加しろと言うのかっ!!」
ミライ「ちょ・・・ちょっと、どーいう事よ!?」
ベルル「しょうがないでしょう?」
ベルルが赤い紙を取り出して見せました。
ベルル「運動会のプログラムにしっかりと
『生徒会競技』って書かれてるんですから・・」
そう言ってるベルルも、はぁ と重い息を吐きました。
コヨミ「せ・・・生徒会の私たちには、得点板のセットとか
小道具の整理とかいろんな仕事があって忙しいのよ!?
そんな余裕あるワケ・・・」
ベルル「ところが、体育委員会が仕事の責任をその分取ってくれる
そうなんです・・・。」
チック「誰なんだよ!いきなりそんなプログラム作った奴は・・・!」
チムル「そ・・・それは;」

ベルル「校長先生です・・・・」
夏です。
パピィ「今日も運動会の練習、頑張るわよ〜〜っ!!」
ムルモ「ほぇ〜・・暑くて動きたくないでしゅ・・・」
パピィ「情けないわねぇ・・だらちないわよムルモ!早く来なちゃい!」
ムルモ「わ・・・・分かってましゅ////」
元気ハツラツなパピィの体育着は眩しく見えてしまうムルモ。
パピィ「むっ///////」
スコーーーーンッ
ムルモ「いたッ何すんでしゅか!!」
パピィ「ジロジロ見てないで、支度しなちゃいよ!!」
ムルモ「みっ・・見てましぇんよ!誰がパピィみたいな可愛くない子・・」
パピィ「なんでちゅって!?」
2組の廊下を横切る2人の少女が居ました。
アロマ「あっ、ムルモ様にパピィさん!」
カメリ「け〜んか〜〜してる〜〜ね〜〜?」
アロマはそんな光景を見てくすりと笑い、カメリに振り返ります。
アロマ「先に行ってましょ♪」
そして、
カメリ「やっ〜〜ぱり〜パピ〜ちゃ〜んとム〜ルモ〜くんは、
ラブ〜ラブ〜だよね〜〜♪」
―――――・・・・

   !!そんなこんなで運動会!!

ミルモ「はぁ・・・とうとう来ちまったぜ・・・」
ミカン「ミルモの事だ。国王に閉め出されたんだろ?」
ミルモ「まぁな・・・にしても」
ミカン&ミルモ「めんどくせーーーーー!!」(ハモリ)
ミルモ「何かクソ暑いなァ・・余計イライラするぜ・・・!!」
ミカン「いっそこの手榴弾(爆弾の事です(夏田談)でメチャクチャ
にしてやるが・・・・」
ミルモ「いいなソレ!!じゃあオレの魔法で〜・・」
楓「いいわけないでしょっ!!;」
タイミング良く楓先生が現れました。先生も今日はジャージです。
楓「もう〜、似た者同士なんだから!!」
リルムも体育着姿でニコニコしていました。
ミルモ「んな事言ったってよ〜〜・・」
すると、楓先生はしょうがないなぁ、と言わんばかりにため息を一つ
つきました。
楓「頑張ったら、アイスくもっちょ買ってあげるから〜・・」
ミルモ「ほんと〜〜〜かっっ!?5箱もか!!?」
楓「えぇっ!?ちょっ5箱なんて言ってな・・」
ミルモ「っしゃーーーーー!燃えてきたぜーーーー!!!」
楓「う〜ん;・・・まぁ、・・いっか♪」
まってろよ〜〜アイスくもっちょ〜〜!!
楓「ミカンくんも!アイスくもっちょおごるから、」
ミカン「オレ様はミルモじゃねぇぞ・・・」
楓「そんな事言わずにさぁ〜^^;」
すると、ムルモとパピィがやって来ました。
ミカン「あ、パピィちゃん・・・・・・////」
パピィ「ミカンたん、どうちたのっ?」
ミカン「なんでもない。・・それより、明日デートとかしないかい?」
パピィ「えっ///」
ムルモ「はっ・・だ駄目でしゅ!!明日は
ボクと遊園地に行くんでしゅから!!!」
パピィ「えぇっ!?////」
ミカン「ホントか?パピィちゃん」
パピィ「えっ・・//あたちは・・・」
ムルモはパピィの目を睨みつけていました。
パピィ「・・・ぅっ・・うんっ///」
取りあえず頷くパピィ。
ホッとするムルモ。
ミカン「よし、じゃあこうしよう。短距離走で成績が良かった奴
がパピィちゃんとデートだ!!!」
パピィ「えっ!?」
ムルモ「!!」
ミカン「異論は?」
ムルモ「・・・ないでしゅ!覚悟するでしゅよっミカンしゃん!」
ミカン「望むところだ!!」
またも暑く火花を散らせるミカンとムルモであった。
リルム「あらあら・・・・^^;」
楓「ミカンくんもやる気を出したみたいだし!
今日は張り切って行こう♪」

運動会の開会式も終り、出番の学年は
入場門に集まっています。
ミライ「いやよ・・・こんな暑い日に走り回るなんて!」
ワッチ「仕方なかろう!!」

ヤシチ「今日は、お前達の修行の成果をいかりなく発揮しろよ!?」
サスケ・ハンゾー「合点承知〜〜♪」
ヤマネ「頑張るでございます!」
ヤシチ「そういえば、お主らクラス別々だったな、
何組なのだ?」
サスケ「1年3組だぜ!」
ハンゾー「サスケと同じなのら〜♪」
ヤマネ「私は1年5組でございます!」
ヤシチ「拙者は2年6組だ!いいか、お前達。
今まで覚えて来た事一つ一つ思い出しながら
やるのだぞ!」

一旦切ります。



■ 夏田みかん (101回/2009/07/27(Mon) 14:48:21/No1587)

続きです。

パピィ「ムルモ、そろそろ出番よ!!」
ムルモ「わっ分かってましゅよ〜」

『100mハードルリレー!!』
2学年による、100mハードルリレーが
始まりました。
楓「2人とも出ないの?」
ミルモ&ミカン「当たり前だろ!!」
入場門から出てきた選手達は、拍手喝采を受けて
登場します。
ミルモ「おぉ!ガビン、ペータ、マンボ!あいつら出てたのか〜!」
―――――――・・・・よ〜い、ドン!
大苦戦をしながら競争を始める妖精達。
ガビン「ハードルが飛び越えられなくて、足を捻ったらどうしよう・・
がびーーーーーんっ!」
ペータ「ガビン!もう始まってるだべ〜!」
ガビン「えぇ〜〜〜〜〜〜っ!?」
ミルモ「にょほほ〜♪相変わらずだな〜ガビン」
学年ごとの観客席からミルモは言います。
ペータ「よーし!はっほっとぅ!!・・・出来ただべ〜!」
ミルモ「おぉ〜〜〜!なかなかやるじゃねぇかペータ!!」
マンボ「ふんっボクの方がもっと凄いよ!はっ はっどうだ、
カッコい〜だろ!ってうわぁ〜〜〜〜!」
ハードルを倒して、ハデにこけました。
ペータ「かっこ悪いだべ」
ガビン「かっこ悪い」
ミルモ「相変わらずかっこ悪いなぁ〜」
マンボ「かっこ悪いっていうな〜〜!!」

すると突然!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ミルモ「なっなんだぁ!?」
ペータ「じっ・・・地震だべ!!」
ガビン「ガビーーーーン!!」
マンボ「うわぁぁぁ!!」
ミカン「こりゃ・・・・魔物だ・・・!!」
バキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!
校庭の地面のど真ん中からいきなり出てきました。
「うわぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!」
「魔物だぁ〜〜〜〜〜〜!!」
生徒が混乱し始めました。
楓「そんなぁ!運動会の真っ最中なのに!!」
リルム「仕方ありませんわ!避難しましょう!」
ミルモ「楓、リルム、下がってろ」
ミカン「行ってくる」
リルム「ミルモ様!ミカンさん!」
楓「気をつけて〜〜〜〜!」
チック「もしかして、競技丸つぶれ・・?」
コヨミ「そんな事言ってる場合じゃないでしょう!?」

ミカンとミルモは、最前線へ行き魔物の前に立ちました。
ミルモ「くもっちょのために」
ミカン「パピィちゃんのために」
ミカン&ミルモ「お前をぶっ倒す!」
2人とも、ミルモはマラカスを、ミカンは拳銃を持って言いました。
ミルモ「ミルモでポン!」強力な物を次々と出し、攻撃!
魔物「ごああああああああああああああああぁっ!!」
どうやら大ダメージの様子。
その途端魔物の額に、赤い点が一つつきました。それは光でした。
ぱぱぱん!
と乾いた破裂音が三つ続きます。
パン!という短い発砲音と、
ぱしっ!という軽い着弾音を発しています。
躊躇なき連続発砲。・・そして、
ミカン「ミルモ、’アレ’出せるか?」
ミルモ「あ・・・あぁ、出せるけど・・どーすんだ?」
魔物「ぐあぁあぁあぁあぁあああああああ!!!」
ミルモ「ミルモでポン!」
ミルモは魔法でスタンガンを出しました。
ミカン「おっけ」ぱしっとミカンがキャッチし、
軽々と魔物の頭へと、飛び乗ります。
ミカンはロングコートのポケットに入っている飲み物を
取り出しました。
ミカン「もったいないけど」
オレンジティーを魔物の顔にあびせ、スタンガンで・・・
魔物「グァーーーーーーーーーーーーッ!」
魔物、カンデン!!
ミルモ「っしゃーーーー!」

ベルル「『戦闘の天才ミカン』」
一人呟きました。

ミルモ「魔物って結構・・・弱っちぃな!」
ミカン「あぁ。・・けど、コイツは妖精だ。
元に戻してやらないといけない。・・
そのためには、やっぱりマジカルぱぴ子のステッキが
必要なんだ」(前回のは例外だけどな・・・・;)
ミルモ「なにぃぃ!?・・じゃあ」
ミカン「取りあえず・・・倒した事にはならないだろう。」
ミルモ「じゃあオレ達は」
ミカン「ここでお役御免だな・・・・」

そういうと、2人とも帰って行きました。
パピィ「あれっ!?帰っちゃうの・・・?」
住田「パピィ!パピィのステッキじゃないとあの魔物は
倒せないんだ!!」
パピィ「え〜〜〜〜〜っ!!?」

ヤマネ「運動会・・どうなるのでございましょう?」
アロマ「さぁ・・・;」
ウィミ「わ〜っ魔物w」
センリ「ウィミ、危ないよ!」
ズズッ・・
「    !!!!!!!!   」
メイル「魔物、まだ意識あるよ!?」
パピィ「!!!」

次回、
story11「頑張れ、魔物運動会!」

300×300

paint1248664291.png
/20KB

■ こやまる (551回/2009/07/27(Mon) 21:59:22/No1590)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんばんは☆
熱中症も気になるこんな真夏に運動会とは…。
この時期に運動会が開催されると、やる気のある無邪気な妖精と、やる気のない現実的な妖精に大きく分かれそうですね。
現実世界だと後者ばかりですけど、妖精界だと大半の妖精が前者で、ミルモやミカンといったやる気無い妖精は少数派な感じがします。

そんな中、パピィの体育着姿が気になるムルモがいいですね〜。
う〜ん、やらしいぞ!ムルモ(笑)。
この後ミカンに対して遊園地デートの嘘(ですよね?)をついたりもして、パピィを巡って小さい体ながらもだんだんと男らしくなっている姿が微笑ましいです。
そしてここ最近はミカンよりもムルモの方が優勢に見えるような…。
実際はどうなんでしょう?

他にもいろんな妖精が登場してにぎやかですね。
パピィの恋を知っているアロマも彼女らしく大人な対応を。
それに対してお約束を演じるガビンやマンボはいつまで経ってもお子様だこと。
小学校の男の子は女の子よりも子供っぽいと言われますが、まさに典型的な例と言えますね。

お絵描きもありがとうございます!
似たもの同士な二人なので、このツーショットは違和感を全然感じないです。
違う目的を持ちながらも妙なところで息が合うところはミルモとアクミの関係を思い起こさせますが、でも対アクミだったら「魔物退治はオレの役だーーっ」と言ってすぐに仲間割れしそうな予感もします。
そうではない関係を感じさせるこの二人の関係をこれからも楽しみにしてます。

それにしても最近はタイミングの良い場面で魔物が登場しますが、やはり誰かの陰謀を感じますね。
時の妖精と、その背後にいる校長先生から怪しさがぷんぷんと漂う…。
いったい校長先生はどんな妖精(人間?)なのでしょう?
まだまだ全く予想できませんね。

それでは次回も楽しみにお待ちしています!
では!


■ 夏田みかん (102回/2009/07/28(Tue) 09:21:47/No1592)

おはようございます(^^)夏田です♪

「学園パピィ」

story11「頑張れ、魔物運動会!」

住田「さぁ!行くよ!!」
ぱぴ子「うんっ!」
変身省略――――――<夏田>
ぱぴ子「えっ?ちょっと??」
住田「魔女っ子物で変身シーンの省略なんてしちゃっていいの!?」
ドントウォーリィww次回からは書くさ♪
住田「そんな適当な・・・」
ぱぴ子「どっちでもいいわ!とにかく一気に止めを刺して・・」
ミカヤ「居たか、ぱぴ子〜〜〜vV」
ぱぴ子「げっ」
ミカヤはぱぴ子に向かってゆっくりと歩き出しました。
黒いグラサンを光らせ、赤い光沢のあるロングコート
をたなびかせます。すると、その背後から校庭の
各スピーカーから曲が流れ始めました。まるでBGMのように
序奏が流れます。ピアノの曲のようです。
『おーー♪君は見たかーー?あのグラサンをーー♪
真紅のコートに身を包み〜♪華麗な射撃で
正義をこーなーすーー♪月光のガンファイターミカヤb!!』
ぱぴ子は、握っていた拳を振るわせました。
そんなぱぴ子を見て、白い歯をキラリと見せて
笑うミカヤ。
ぱぴ子「パピィでポン!!」
魔法で校門の近くにある自動販売機に魔法をかけました。
すると、ぱぴ子の横に移動し・・
ぱぴ子「くたばんなちゃーーーーーーいっ!!!」
自動販売機から次々と缶が飛び出し、
ミカヤを襲います。
ミカヤ「はーーーっはっはっはっ!激しい愛情表現だなァぱぴ子!!
しかし、それでこそ我が相棒!!」
ミカヤは拳銃、ワルサーP38を抜き、確実に、
缶を打ち抜きました。
ぱぴ子「あたちは、あんたみたいな変態とは
相棒じゃないのーーーーっ!!」
ミカヤ「照れなくていいぞ☆」
ぱぴ子「むっか〜〜〜ッ!!!」
住田「相手にしてちゃダメだよ!まずは魔物優先だ!」
ぱぴ子「そっそうだったわ・・・危うく忘れる所だった
でちゅ!」
ぱぴ子はステッキを持ってミカヤを通り過ぎます。
ミカヤ「さ〜てぱぴ子!私の今回の役目は?」
ぱぴ子「ふ〜〜〜んっだ。よち!」
   「ボクも参加します」
とても聞き覚えのある声が響きました。声は、学校の屋上から・・・
ぱぴ子「青騎士たん!!」
すると、大ジャンプをし足を揃えて着地!!
ぱぴ子「あっ・・・・ ・・・・;」
いつもの様に声をかけようとしたぱぴ子。
しかしその前に、前回いきなり青騎士に抱かれた事を
思い出してしまいました。
青騎士「ぱっ・・ぱぴ子・・・///」
ぱぴ子「・・・・・///」微妙な雰囲気の2人。
青騎士「い・・・今はとにかく、・・・魔物を倒すのです!!」
ぱぴ子「そっそーよね!」(でっでも・・なんであんな事したのか
気になるでちゅ・・・今度聞こうかちら・・・////)
ミカヤ「そろそろ私も見せ場を作らないとな」
まさか今までのは見せ場のうちに入らなかったのか?
ミカヤ「・・・・作者が馬鹿だと、登場人物は疲れるものだ」
むかっ。
ミカヤ「気にしない気にしない♪ナンクルナイサーww」
すると、魔物の意識がほとんど戻り、
ミカヤの方へ弾丸の様な物を飛ばしてきました。
青騎士「あいつっ・・間接攻撃が出来るみたいです!」
ぱぴ子「みたいね・・」
ミカヤ「ああ。もうぐしゃぐしゃ。」
顔中のトマトを同じ色のコートで拭うグラサン男が居ました。
(問題4.何故ここで突然トマトが出てくるのか、正しい説明文を
次の中から一つ選びなさい。
A、ミカヤは弾丸をポケットから出したトマトで受け止める
ことが出来るから。
B,トマト農家の怒りが炸裂したから。
C,サラダの国にはトマト姫がいるから。
D,トマトはホンダVTR1000Fに乗っているから。)
ぱぴ子「変態ガンファイター!あんたは邪魔だから
どっか行ってなちゃい!!」
ミカヤ「私は月光のガンファイターミカヤ@ではない。
私は‘夢と希望の創造者’月光のガンファイターミカヤbだっっ!」
ぱぴ子「イライラ・・・あっそ!いいからどっか行って!!」
すると魔物の爪が蔓(つる)のように伸び、ぱぴ子達に攻撃します。
ぱぴ子「なっ・・何よコレ!?きゃあっ」
青騎士「ぱぴ子っ・・・!今回の魔物は
今までの奴より強いみたいですね・・・っ」
ぱぴ子「いきなりこんなのってないわよ〜〜っ!」
ミカヤ「ヤツの強さの秘密が分かったぞ・・・」
ぱぴ子「本当?」
青騎士「なんです?」
ミカヤ「それは――――――、牛乳だ!奴が片手に持っている
白い瓶、あれは牛乳だったんだ!牛乳は、骨を強くする
カルシウムのみならず、人の体の中では作れない必須アミノ酸を
バランス良く含んだタンパク質や、整腸作用のある糖質、成長ビタミン
と呼ばれるビタミンB2などがしっかりと入った
高レベルバランス食品だ!」
青騎士「確かに・・・。戦う者なら、誰しも知っている
ことですが・・・」
ぱぴ子「じゃ、じゃあ、あたち達は牛乳に負けたってこと・・?
なんて恐ろしい飲み物なの・・・、牛乳・・・」

一旦切ります





■ 夏田みかん (103回/2009/07/28(Tue) 11:44:19/No1593)

続きです。

そして、魔物からの先制攻撃は続きます。
ぱぴ子「あたち達も牛乳を飲めばいいのよ!」
ミカヤ「なるほど。はい、ぱぴ子」
ぱぴ子「ありがと・・・ってこれは苺牛乳じゃなーーいっ!!
違うでちょ〜っ!?」
ミカヤ「同じだろう?」
青騎士「遊んでる場合じゃないです!」
ミカヤ「うむ。あの魔物をどーやって倒すかだ。ウンウン。」
ぱぴ子「そぉね・・・」
ミカヤ「ってぱぴ子、結局飲んでるのか」
ぱぴ子「うっうるちゃいわねぇ!のど乾いてるのっ!」
ぱぴ子は美味しそうに飲み終えました。
たたたたたたたたたたたたたたたっ!
ミカヤの手の中でサブマシンガンが吠えまくり、
空薬莢が踊り出ます。
青騎士「おりゃーーーっ!!」
剣を振り下ろし、魔物を叩きつけます。
魔物は全く反応を見せようとしません。
ミカヤ「お終いだーーーっ!助けてぇ〜〜〜」
青騎士「くっ・・・」
ぱぴ子「パピィでポン!」
ぱぁぁっ・・・
すると、学校の木全てに魔法がかかり木が動き出しました。
人のようにズンズンと魔物に向かって歩いて行く木。
何本もの木が魔物を取り囲み、枝で
がんじがらめにして動けないようにしました。
青騎士「すっ・・・凄い!!!」
ミカヤ「何だこの魔法は・・・ぱぴ子が何故いきなり・・」
ぱぴ子「な・・・なんか、今の魔法・・・凄いでちゅ・・!」
ミカヤ「あっ、分かったぞ!ぱぴ子がいきなり強力な
魔法が使えるようになった理由!!
苺牛乳だーーーーーーーーーーー!!!!」
青騎士「えっ1?」
ミカヤ「牛乳の強さは先に言った通りだ。
そして、苺は、レモンより1,5倍も多く、フルーツの中でも
トップレベルにビタミンCを多く含む。
ビタミンCは肌の張りを保ち、シミや小じわを防止し、
細菌への抵抗力を高め、アルコールの分解に関わり、
血中コレステロールを下げ、抗ストレスホルモン生成に関与し
また発ガン性物質のニトロリアミンの合成を防ぐ効果すらある」
それを聞いていたぱぴ子が呟きました。
ぱぴ子「なんて恐ろしいの・・・ビタミンC・・・・!」
そして
ぱぴ子「じゃあ、総仕上げね・・・!」
いつものようにステッキを構え、叫びます。
ぱぴ子「ブラックリミテッド!!」
その途端魔物はステッキの光に呑まれ、
光とともに小さくなっていきます。
やがて、元の妖精へ戻りました。
ぱぴ子「やったぁ!これで一件落着ね♪」
青騎士「今回も無事に終わりましたね!」
―――――――・・・
生徒が下校する頃・・・・
ミルモ「運動会延期かぁ〜〜・・」
ミカン「次回の日にちは、どうやら涼しくなりそうだ・・・・ん?」
パピィ「暇そうって何よ!?」
ムルモ「感謝してくだしゃいよ!ボクの嘘のおかげで
ミカンしゃんに振り回されずに済んだんでしゅから!」
パピィ「何がよ?別にミカンたんと行っても良かったんだけどっ」
ムルモ「なっ・・・どーいう意味でしゅかッ!?」
背後から強烈な蹴り炸裂。
ムルモ「ぐはァーーーーーーーーーーッ!!」
そしてパースエイダーの銃口が頭にぴっちりと付けられています。
ムルモ「けっ拳銃は反則でしゅっ・・・!」
ミカン「パピィちゃんに近寄る男・・・何人たりとも許さん!」
ムルモ「近寄ってないでしゅう!誰がこんな奴・・」
パピィ「なっ・・・何ョ!!」
ミカン「今更何言ってんだコイツは。」
パピィ「ホントね!行きまちょミカンたん!」
ムルモ「・・・・・っ・・・・あ〜〜っ!もう!くっつかないで
くだしゃ〜〜〜〜〜〜〜いっっ!!」
本音混じりな叫び声をあげながらいつもの光景を見せていました。
ミカン「パピィちゃんの髪の毛はいいニオイがするなァ」
パピィ「へっ・・・////あっ・・・アリガト////」
ムルモ「こ″ら″ァ〜〜〜〜〜〜!!
いい加減にしろでしゅ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」

リルムと楓先生は笑っていました。
リルム「平和な一時ですわ〜♪」
楓「そうだね^^ねっ結木くんっ♪」
結木「魔物が出る以外は平和だな〜」
安純「私 怖かったわ〜ww」
楓「日高さんっ!離れてよ〜!!」
松竹「ボクもたまには入れてよ〜〜!」

ミルモ「・・・皆あきずに良くやるぜ」
ミルモは一人いつもの台詞をぼやくのでした・・
太陽はサンサンと生徒を照らします。夏はまだ始まったばかり。

次回、
story12「忍部VS生徒会!?兄貴は辛いよ」

とりあえず終わり〜♪
この学園の校長先生・・?
ん??既に校長が誰なのか明かされてますよ〜。
随分前の話になりますがもう校長が誰なのか書いた
ハズです(^^)
だから、校長先生は怪しくないかも(^◇^;)
では☆

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■ こやまる (553回/2009/07/30(Thu) 20:54:59/No1600)
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夏田みかんさん、こんばんは☆
回が増すごとによりハイテンションな展開になってきていますね〜。
というかVTR1000Fとか、なんくるないさとか、いったいその言葉をどこから仕入れてきたのでしょう?(^^;
おそるべし夏田みかんさん!
とりあえず問題4の答えは、ハイテンションなミカヤに合わせて、DのVTR1000Fにしておきます。

そして展開はいつの間にか牛乳へ…(笑)。
ミカヤの冗談かと思いきや、青騎士もぱぴ子もしっかり受け止めてるっ!
対抗するためにミカヤが差し出したのは苺牛乳・・・結果的に勝利につながりましたが、これがミカヤの作戦なのかどうかは怪しいところ。。
この暑さの中で苺牛乳が冷えていたのか気になりますね(^^;。
ほとんどの苺牛乳はほぼ無果汁なのでビタミンCは苺牛乳には少なそうな気もしますが、まぁ細かいところを真面目に考えたら負けですね(^◇^;)。

終盤の「感謝してくだしゃいよ!」とパピィに対して得意気になっているムルモがムルモらしくてかわいいですね。
しかしこのムルモ優勢な立場がパピィとミカンによって一瞬にして崩される光景も、だんだんと見慣れてきたような…。
ホントこの3人の行方はいったいどこへと進むのでしょう?

お絵描きもありがとうございます!
苺牛乳に突っ込むパピィに対して「同じだろう?」と言ってさらりとかわすミカヤ、まるで漫才師のような感じにも見えます(^^;。
「学園パピィ」のスレッドでムルモとパピィのラブラブなイラストも見てみたいところですが、展開的に二人がドキドキの関係になるのはもう少し先になりそうですね(というか本当にそんな展開になるのかどーか)。

>ん??既に校長が誰なのか明かされてますよ〜
おぉ、これは申し訳ないです。。
私もまだまだ読み込みが足りないですね。
いつでも振り返られるように、早くいただきもの小説に掲載せねば…。

それでは次回の妖精忍者を楽しみにしております!
では!


■ 夏田みかん (104回/2009/08/03(Mon) 11:55:32/No1604)

おはようございます(^^)夏田です♪
早速・・

「学園パピィ」

story12「忍部VS生徒会!?兄貴は辛いよ」

パピィ「わ〜〜〜っ!・・入道雲でちゅ!」
住田「夏だね〜〜」
パピィ「そうね〜〜〜」
ムルモ「パピィ〜!」
パピィ「(あっ)ムルモ!おはよっ///」
ムルモ「おはよ・・・でしゅ」
バスシュパーーーーーーーーーーーーン
弾丸が、ムルモの顔ギリギリをかすめました。
ミカン「おはよう、パピィちゃん///」
パピィ「あっおはよう、ミカンたん♪」
ムルモ「いたた・・・むっかーーーー!!相変わらず不意打ちなんて
卑怯でしゅ!!」
ミカン「おめぇがボーっとしているのが悪い!!」
ムルモ「なんでしゅってーー!!」
そしてリアル&バトルが始まりました。拳銃の銃声と、
小太鼓の擬音オーケストラ。そして・・・
ムルモ「ほげぇっ!何すんでしゅかパピィ!!」
パピィ「ミカンたんも、こんな所で戦ってる場合じゃない
でちょ?行くわよ、バカムルモ!」
ムルモ「なっ・・・誰がバカでしゅかーーーーっ!
・・・コラー!ひっつくなでしゅぅ〜〜〜〜!!」
―――――――――・・・・

キーーンコーーンカーーンコーーン・・・・
授業が始まります。

ガラガラ・・・
    「!!!!!」
コヨミ「今日は私が先生の代わりに授業をするわ!宜しく」
ミルモ「エンマの奴はどーしたんだよ?」
コヨミ「出張よ・・・私だっていきなりで困ってるんだも〜〜ん!」
リルム「他の先生方は?」
コヨミ「全員他クラスの授業を担当に行ってて手があいてないそうよ」
ミカン「ふ〜〜ん。」
ミカンは机に足をクロスさせて乗っけ、片手に
学園の食堂で売っているオレンジティーのパックを持ち、
ストローをすすりました。
コヨミ「ちょっと!?今授業中よ!?ちゃんと座んなさいよ!
飲み物は今必要ないでしょ??」
ミルモ「あ〜〜ぁ。」
ミカン「いつもこうして授業を受けてんだ。オレ様は。」
コヨミ「ムカッ!態度悪いもんっ!!これだから成績の悪い
奴は嫌なのよっフン・・・いいわ、すっごい難しい問題出してやる!!
あんた、この問題解いてみなさいよ!出来な」
ミカン「X=21、Y=4」
即答。
コヨミ「なっ・・・じゃっじゃあこの問」
ミカン「3分の2X+4y2乗」
クラス中がほぜんとする中・・・
ミカン「正解は?」
コヨミは悔しそうに・・
コヨミ「あ・・・あってるもん・・」
おぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
インチョ(あの複雑な問題を即答だなんて・・・やっぱりわたくしの計算
ではミカンさんはただ者じゃないですね・・)
アンナ(流石学園トップ・・強力なライバルね負けてられないわ!!)
ミルモ「ミカンって・・」
リルム「凄いですわ!!」

昼もすぎ、授業は終わりました。学園に部活動の時間
がやって来ます。甘味部のいつもの『相談室』と書かれた
活動部屋で事件は始まりました。
ベルル「ミカンさん、用があるので生徒会本部まで来てください。」
ミカン「?生徒会長さんがオレ様に何の用だぃ??」
ベルル「とにかく、来て下さい。」そう言うと、ワープ魔法で
消えてしまいました。
ミカン「なんだ?めんどくせーな・・」
ミルモ「早くもどって来いよ〜〜〜!」
ミカン「あぁ。行ってくる。」
するとミカンは2人を睨みました。
ミカン「オレ様が居ないからって調子にのんじゃねーぞムルモ!」
ムルモ「ほぇっのっ・・・のらないでしゅっっ!!////」
そしてそのムルモは、恥ずかしそうにチラっとパピィを見ます。
パピィ(ムルモと2人きり////)と赤らめていました。
ミルモとリルム(リィゼ ヒカン グレン)がいる事を
忘れているパピィであった。・・・・・
ミカンはドアを閉め去って行きました。
そしてそれと入れ違いに、妖精忍者が入ってきました。
ミルモ「んあ?ヤマネじゃねぇか。」
リルム「ヤマネさん、いらっしゃい♪」
ムルモ「きゃは☆ヤマネしゃんでしゅ〜〜〜っ!イテテッ」
パピィは隣のムルモの足を踏みながら言います。
パピィ「どうちたの?ヤマネたん、あんたも入部?」
するとヤマネは首を横に振り、悲しげな表情をしました。
リルム「・・?ヤマネさん?」
ヤマネ「ミルモ殿達に助けてほしいのでございます!!」
パピィ「何かあったの?」
ヤマネ「えぇ。・・・実はこのままだと『忍部』が廃部になって
しまうのでございます!!」
全員「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?」
ムルモ「何ででしゅか!?」
ヤマネ「部活を継続させるためには、5人の部員が
必要なのはご存じでございましょう?」
ミルモ「あぁ、でもヤシチとサスケとハンゾーと
ヤマネとネズミで丁度5人だろ?問題ねぇじゃん」
ヤマネ「それが・・・」

『廃部ーーーーーーー!?』
ベルル『はい。確かに忍部の部員数は5人。しかし、
そのうちの一人は不登校で学園にすら来ない幽霊部員。
部活動の最低5人とは、幽霊部員を除く最低5人が一生懸命
活動をする事なんです。不登校のネズミさんは入りかねます』
ヤシチ『おのれ・・ネズミのせいか!!しかし、それなら新しい
部員を・・・』
ベルル『いいですが、1年はもう全員部活が決まって入部出来るような
生徒はいないと思いますが・・』
サスケ『でも、オイラ達4人でも、活動頑張ってるんだぜ!』
ハンゾー『なのら!』
ヤマネ『でございます!』
ベルル『残念だけど、あなた達の言う頑張りが今一伝わって来ません。
そんな部では、あっても仕方がないでしょう・・・学園の規則に従って、
ここを廃部にします』
ヤシチ『ちょっと待ってくれ!チャンスが欲しいのだ!!』
ベルル『チャンス・・?』
ヤシチ『拙者達の頑張りが分かれば良いのであろう?
修行の成果を見てほしいのだ!』
ベルル『・・・そうですね・・・。では、一回だけチャンスを
与えましょう。強い妖精を一人用意しますので、その人に勝ったら
継続の許可を出します。期限は明日の放課後!!』
ヤシチ『分かった、決まりだ!!!』

ヤマネ「というワケなんでございます・・・
もし負けてもいいように、私が今部員を集めてる
んでございます!どうか入ってくれないでしょうか!?」
リルム「ヤマネさんのお気持ちは分かりますわ!でも・・」
ムルモ「ボク達忍者じゃないでしゅ・・・」
ミルモ「あきらめろよ。忍部なんて忍者しか知らねーの分かってんだろ?」
パピィ「でもここの学園の妖精忍者さん達は皆違う部活に
入ってるのよね・・」
ヤマネ「噂で聞いたのですが、ネズミ兄様はもう留年が決まってるとか・・
せめて兄様が旅を終わらせて来てくれればいいのですが・・・」
ミルモ「それも無理そうだよなァ・・・」
リルム「もしかして約束の日って・・・」
ヤマネ「それが、今日なんでございます!・・今ヤシチ兄様は
準備を・・・・」

生徒会本部にて・・・
  「やだね」

ミカン「オレ様はそんなに暇じゃない。それに、
オレ様はこの学園で一番強いぞ・・?」
ベルル「だから頼んでるんです。」
チムル「国王からの頼みでもあるんですよ?」
ミカン「!・・・なら代わりに」
ベルルはにっこりして、カップルが行くペアチケット2枚を出しました。
ベルル「行ってらっしゃい♪」
ミカン「会長・・・あんたは何でも知ってそうで恐いよ」
素直に言いました。

一旦切ります。





■ 夏田みかん (105回/2009/08/03(Mon) 14:30:42/No1605)

続きです。

ミカンが戸を閉め去った後・・・
チック「でもさーー、ボクは学園でって言ったら
ミカンよりミルモの方が強いと思うけど」
コヨミ「イメージではそうね・・今まで
いろんな苦難を押しのけてきた奴だもの・・
そりゃ、忍部との仲があるから、配慮するだろうけど・・」
ベルルは笑いました。
ベルル「ミカンさんが『戦闘の天才』なら、ミルモは
『魔法の天才』。彼らがいれば無敵です」
ミライ「何よ〜〜、ミカンってそんなに凄い奴なの?」
ベルル「今までも、表沙汰になってる事件はミルモが、
裏の事はミカンが役割を果たしてきた」
クロロ「表沙汰って・・・ダアクとか時間が止まったりとかの
事か・・・?」
ベルル「えぇ。・・・今は言えないけれど、ミカンはちょっと昔に
闇の世界で有名だった妖精です―――――――・・・」






―――――――・・・
「お前らが忍部かい?」
ヤシチ「!!あ、あぁ・・・そうだ!どこにいる!
姿を現わせ!!」
「じゃあ始めさせてもらおうか」
ヤシチ「!!」
すると鋭い発砲音が聞こえてきました。
ぱすん ぱすん どすん
サスケ「相手は拳銃だぜ!!」
ヤシチ「音からしてあそこだな!」
音めがけてヤシチは小型の手裏剣を投げました。
(問題・5ドイツ語に直しなさい)
何の反応もないようです。
ヤシチ「くっ!」
「しょうがないなぁ。」
すると、黒服に橙色の拳銃使いが天井から降って来ました。
いつもの不敵な笑みを浮かべています。
場所が暗がりなせいか、ミカンが影でよく見えません。
ヤシチ「・・・・!お主・・・ミルモのクラスの転校生ではないか!!」
ミカン「覚えてくれたのかぃ、そりゃ嬉しい」
ヤシチ「しかし容赦はせんぞ!?たぁっ」
ヤシチは鉄板を投げました。鉄板は回転しながら
猛烈なスピードで飛び去っていきます。
しかし、ミカンは首を軽く曲げ、鉄板を避けました。
ヤシチはニヤリと笑います。
ヤシチ「今の鉄板はブーメランと同じでなぁ、拙者の所に
戻ってくるのだ!それと同時に残りの鉄板も投げる!
前と後ろから同時に飛んでくるのを避けられるかな?」
ミカンが振り向くと、鉄板が空中でターンしているのが
見えました。それと同時にヤシチは残りの鉄板を投げます。
真っ直ぐミカンめがけて飛んできます。ミカンは軽く首を
振りながら、その場にペタンと伏せました。
ヤシチ「何っ!?」
ミカン「絶対にお前に帰ってくるなら、絶対に
地面には当たらないだろうに」
ひゅひゅひゅひゅひゅひゅひゅひゅひゅん!
ミカンの頭の上を鉄板が通過していくのが
同時。そして戻ってきた鉄板がヤシチの布に
収まるのと、ミカンが伏せたままハンドパースエイダー
を撃つのも同時でした。
ヤシチ「ぐはぁっ」
サスケハンゾー「兄貴ぃ〜!」
轟音、そして白煙と同時に、違う手裏剣が
飛んで来ました。
ミカン「!!!」ミカンは振り向くとすぐに、リボルバータイプの
ハンドパースエイダーを抜き、手裏剣を全て撃ち落とします。
そして
ヤマネ「ヤマネはてんだん!」
そんな叫び声が響きました。
ヤシチ「ヤマネ!!」
ヤマネ「はぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
もの凄い回転とともに、ミカンに襲い掛かります。
しかし、ミカンはその場から動きません。
ヤシチ「いいぞ!」
サスケ「当たれば人たまりもないぜ!」
ハンゾー「のら!」

    ガシッ

全員「!!!!!!!!?????????」

ヤマネ「なっ・・・」
ミカンはその場から動かないまま、攻撃してきた
ヤマネの襟元を掴み、回転を止めていました。
ヤシチ「ヤマネはてんだんを・・・・素手で・・・・・!!」
ミカン「・・・終了〜〜〜〜!」
ミカンは片手に拳銃を、もう片手にヤマネを持ち上げて言いました。
すると、ミカンはヤマネを下します。
ミカン「はぁ・・・いいんじゃね?充分だろ。オレ様自分の
部活で忙しいから・・・またな」
いや、どっちかっていうと、めんどくさいダケダロ。作者は言いません。
ヤシチ「まっ・・・待ってくれ!お主名前は・・?」
ミカン「ミカン。以後宜しく。」
そう言って去って行きました。
ヤマネ「・・・・・・・ミカン殿」

ミルモ「で?結局廃部は取り消されたんだ」
楓「うん♪そうみたい!良かったねヤシチ達」
ミルモ「まーな」
ガチャ
ミカン「おーーい、ケーキを買ってきてやっ・・・・・た・・・」
ムルモ「いっいいでしゅ、1人で食べましゅ!///」
パピィ「遠慮しなくてもいいじゃない!あ〜〜んvV//」
ミカン「ムルモ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
ムルモ「ぎゃあああああああああああああああああああああッ!!」
楓「あはは・・・;」
ミルモ「にょほほ〜〜ケーキだぜぃ♪」
ぼかぼかズババババずばびすぽーーーーーーーんっ

次回、
story13「帰国子女アクミちゃん!!(前編)」

絵のミカン・・・ミカンっぽくない;;
消したいよぅ;;;;(T_T)
次回、アクミ編に入ります;;
では☆

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■ こやまる (561回/2009/08/08(Sat) 00:37:42/No1615)
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夏田みかんさん、こんばんは☆
ファンお待ちかねの妖精忍者たちがいよいよ登場ですね!
しかしその登場シーンも、ヤマネがミルモに助けを求めるという、ヤシチにとってはかなり不本意な登場シーンですね。
ヤシチは頑固だからこういう状況でも誰にも助けは求めようとしなさそうですけど、ヤマネはヤシチのために、ヤシチに怒られるのを覚悟していろいろ動き回りそうです。
それぞれの妖精忍者のツボを押さえていらっしゃる・・。
いやもう、みかんさんの芸の細かさにはホント脱帽です。

さて今回の一番気になるセリフは、ベルルの言う
>闇の世界で有名だった妖精です―――――――
ですね。
ミカンの生い立ちに触れられたのは今回が初めてかも。
闇の世界と聞くと、これまで学園で起こったこととの関連を疑いたくなりますね。
そしてパピィに近づくのにも何か理由があるのだろーか?
うーん、ますます謎が謎を呼ぶ展開になってきていますね。
そんなミカンに対して、自分のことで精一杯なムルモはさておき、我らがミルモ辺りがミカンの生い立ちについて何か疑惑を抱いて欲しいなぁ。

絵の方は、ヤシチがやたらとカッコ良すぎです(^^)。
しかしそのヤシチの実力は・・・。
とはいえ、ヤシチよりも数倍実力が上のヤマネの助けを借りてもミカンを負かすことができないわけで・・・いったいミカンはどんだけ強いのでしょう?
今のミルモの魔法を持ってしてもミカンには勝てないような気さえしてきました。

勝負はミカンの勝利に終わりましたが、廃部は回避されたのですね。
ヤシチとヤマネがミカン相手にがんばったから?
もしかしたらベルルは最初から廃部させるつもりはなく、わざとヤシチとミカンを戦わせたのかも…というのは考えすぎでしょーか?

ミカンに対していろんな疑惑を抱く私に対し、今後みかんさんがどんな展開へと導いていくのか、楽しみにしております!
では!


■ 夏田みかん (106回/2009/08/13(Thu) 14:13:36/No1626)

おはようございます(^^)夏田です♪

コメ有難うございますww
ミカンは純粋にパピィちゃんを愛してますョ(^^)
愛してる以外にパピィに近づく理由はないですよ♪
ヒント(?)になっちゃうかもですが、ネタバレに支障
はないので、あえて言っちゃいます。ミカンの過去と
学園の事件は全く無関係なので安心してお読み下さい(笑)

「学園パピィ」

story13「帰国子女アクミちゃん!!(前編)」

学園の門に影が二つ・・・並んで立っていました。
「久しぶりね、ここに来るの」
「1年ぶりだな!あいつら元気にしてっかなぁ?」

楓「るんるんる〜〜〜〜んっと♪」
先生は黄色のショートパンツに、薄緑色のTシャツ
姿です。
シャツの左胸には小さく、‘ハートマンかく語りき’
そして背中には大きく‘つまり!―――貴様らも永遠である!’
とポップ体で台詞がプリントされ、その下にはやや小さく、
‘海兵隊がやらねば誰がやる?’と疑問文が刺繍されていました。
こんなTシャツ、何処で売ってるのか知りません。
だから聞かないで下さい。
リルム「楓先生、朝からご機嫌ですわね〜!」
楓「うんっ♪実はね、また近々さおり達がドイツから
帰ってくるんだよ!」
リルム「あら!そうでしたの!!」
ミルモ「そーいや、もうそんな時期だっけなぁ!」
江口沙織っていう、私の親友は天才フルート奏者で、
今ドイツで勉強しているの!でも実はね、沙織は
毎年この夏期に帰国して、この学園に少しの間通う
んだぁ!その際にミルモと同じ年の沙織の妹 アクミちゃん
がこの時期だけ、生徒として帰って来るんだよ!
【ナレーター:南 楓先生】

パピィ「バカムルモ!何すんのよ!!」
ムルモ「バカバカ五月蠅いでしゅねぇ!パピィのカバっ!!」
パピィ「あたちが・・・カバ・・・・?・・・なっ何よッムルモのサル!」
ムルモ「ボクの何処がサルなんでしゅかっっ!!」
パピィ「あッ・・・・!」
ムルモ「ほぇ?・・・・」
パピィは、ムルモの後ろにいる妖精を見ました。
ムルモは、ハテナを浮かべ振り返ります。
ミカン「喧嘩かぃ?」ニヤリ・・・といつもの
不敵な笑みを浮かべました。
ムルモ「みっ・・・ミカンしゃんッ・・・!」
よりによってパピィと喧嘩してる時に出て来るなんてっっ・・
最悪でしゅっ・・・
ミカン「パピィちゃん、オレ様と散歩に行くか?」
パピィ「いいわよ!・・・ぁっ・・あのっ・・・一々
手繋がなくていいでちゅっっ///」
ムルモ「む〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!コラコラーー!!
離れろでしゅう〜〜〜〜〜っ!!」

キーーンコーーンカーーンコーーン・・・
2年4組の担任エンマ先生が、教卓につきました。
エンマ「よ〜〜し、皆席についたか?知ってる人も
いるみたいじゃが、このクラスに一時期だけ、ドイツから
転校してくる生徒がおるのじゃ。さて、転校生はどこのドイツ?
ってか〜〜〜〜〜!!」
ビュオオオオオオオオオオ!!!
すると、ガラガラッとドアが開き、ドイツからの
短期転校生の帰国子女が入って来ました。
      ざわっっっ!!・・・
アクミ「あたいはアクミ。江口沙織の妹だ」

――――――・・・
楓「さおり〜〜!久し振り!!また一緒に授業できるね!」
沙織「えぇ!フルートの特別講習よね。楽しみだわ。」
楓「そーーだっ!桐生先生も居るよね?」
沙織「えぇ、・・・あら?さっきまでここに居たのに・・」

桐生「ぅわ〜〜!音楽室の楽器、前より増えてるね!」
結木「えぇ。それにしても、久し振りですね桐生先生」
桐生「結木先生、久し振り(^^)」
松竹「先生、ヒゲ伸びたんじゃない?」
桐生「え?・・・そうかな、これでもちょっとはそったんだけど;」
あはははははは。
平和な3人の笑顔が廊下に響き渡ります。

話は2年4組に戻り―――――・・・
ミルモ「よっ!久し振りじゃねーーか!!」
リルム「お久しぶりでございますわ〜〜♪」
アクミ「去年と変わんねーな、お前らも。・・・ん?」
アクミと言う女の子は、黒服に橙色の見知らぬ美少年が
ミルモの隣に居るのを見つけました。
アクミ「?あんた誰だぃ?見かけない顔だな・・」
ミルモ「オレ達の仲間だ!」
ミカン「今年の始めに転校してきたミカンだ。以後宜しく。」
アクミ「ふ、ふーん。ミルモの仲間にしちゃ、マシな顔じゃん?」
ミルモ「オイ!オレの仲間にしちゃあって・・どういう事だゴルァ!!」
アクミ「アハハ。そのまんまの意味に決まってんだろ♪ブサイク王子〜!」
ミルモ「言わせておけば調子に乗りやがって〜〜!!」
すると、ふとアクミはミカンの腰にぶら下がっている、
リボルバータイプのハンドパースエイダーが目に入りました。
アクミ「・・・・あっ・・・それ、カラクリガン!!!」
ミカン「?」
リルム「え?」
アクミ「あんたの腰にぶら下がってる、拳銃だよ!」
ミカン「・・・これか?これは、リボルバー式のパースエイダーだ。
カラクリガンは、魔法が封じ込められた銃器の事。
オレ様は扱うのが苦手なんで取り扱ってねぇけど。」
アクミ「そ・・・・そうなのか??」
すると、アクミは少し黙ってしまいました。
アクミ(拳銃見ただけで、アイツの事が出てくるなんて・・・)
すると、黙っていたリルムが笑いかけます。
リルム「大丈夫ですわよ。今年こそ会えますわ!」
アクミ「いや、別に会えなくてもいいんだけどよ・・・」
―職員室にて―

楓「ごめんね、リルムちゃん。・・・それが全く聞かないんだ・・」
そこは、楓先生用の机でした。
配るプリントや、回収済みのプリント・・・パソコンが一台。
かなり散らかっています。
楓「去年なんかね、アクミちゃんがドイツに帰って行った時に
ネズミくん戻ってきたんだよ・・・・」
リルム「そうなんですの!?」
楓「タイミングが悪いのよね〜〜・・・。
今年も学園に戻ってくる気配すらないし・・・」
2人はう〜〜んと唸りながら考え込みました。

――――――・・・
ミレン「アクミちゃ〜〜ん!」
アクミ「げっ」
授業も終り、いろんな所に顔を出しに行こうとしている
アクミ達4人の前に見慣れた妖精が・・・
ミルモ「あれ?お前・・はミレン!!」
ミレン「会いたかったよアクミちゃ〜〜〜ん!」
アクミ「あたいは会いたくなかったよ!!」
ミレン「よよよ〜〜〜っ」
アクミに無視されて1人になるミレン。
ミレン「アクミちゃ〜〜〜ん!・・・」

一旦切ります。



■ 夏田みかん (107回/2009/08/13(Thu) 16:36:20/No1627)

続きです。

ヤシチ「おぉ!久し振りではないか!!」
ヤマネ「お懐かしゅうございます」
サスケ「だぜ」
ハンゾー「なのら〜〜♪」
すると、ヤシチは後ろで学園の食堂で売っている
オレンジポッチーを銜える(くわえる)ミカンを見つけました。
アクミ「お前ら、忍部だろ?ネズミはどーしたんだよ?」
ヤシチ「はんっ!奴は部をサボって修行に行っとるわ!!
全くネズミのせいで廃部になりかけたというのに〜〜〜っ」
アクミ「え!?そうなのか?」
ミルモ「ま、誰かさんのおかげで廃部にはならなかった
みてぇだけどな〜〜」
ヤシチ「!・・・・」
ミルモ「さて、次行こうぜ!」
ミカン「げっ・・ミルモ!もう5分だぞ!?」
ミルモ「何ィ!?やべぇ戻らねぇと!!行くぞミカン、アクミ、リルム!!」
アクミ「あたいも巻き添えかよっ!!」
リルム「早くしないと全員授業遅れますわ〜〜〜〜!!」
無言でミカンが立ち去る時・・・
ヤシチ「お主。・・・・ミカンと言ったな。」
ミカンはやる気の無さそうな顔でゆっくり振り向きました。
ヤシチ「次の機会に、手合わせ願いたい。」
ヤマネ「!」
ミカン「めんどくさい。パピィちゃんとデートしてからな〜」
そう言って去って行きました。
ヤシチ「あ奴、・・・性格までミルモに似てやがる」
ヤマネ「突っ込む所そこでございますか!?」

楓「はーーい!音楽の授業は今週江口先生も一緒だよ〜〜♪」
1年2組の音楽の授業のようです。
最前列にムルモとパピィが座っています。
沙織「今週一週間、フルートの講習をやらせてもらいます。
よろしくね^^」
わいわいとクラス中がわくわくしていました。
ムルモ「フルートの演奏聴きたいでしゅ〜〜〜!」
パピィ&全員「賛成〜〜〜〜〜!」
パピィ「吹いてよ〜〜っ♪」
楓「こらこら、皆〜〜!」
沙織「いいわよ。楓、一曲演奏しましょ!」
楓「・・・・そうだね!よ〜し先生はピアノ弾くよ!!」

一瞬の静寂・・・そして・・・・

ピアノとフルートのハーモニーが綺麗に重なり、
絶妙な音色を奏でています・・・・・

その音色は風にのり、校舎にも外にも広がっていました―――・・・

ミルモ「お・・・」
ミカン「いい趣味してるね」
リルム「さおり様、前より上手くなっていますわ〜〜!」
アクミ「あっちも上手くやってんだな!」
♪〜〜〜♪♪〜〜〜♪〜〜〜〜〜♪〜〜〜〜〜〜・・・・・


・・・・
キーーンコーーンカーーンコーーン・・・
授業終了のチャイムです。
生徒はしたくをし、帰る用意に取り掛かっていました。
ミルモ「アクミ、お前甘味部来るか?」
アクミ「甘味部・・・・?お前部活入ったのか!?」
ミカン「あぁ。オレ様が作った部活だぜ」
リルム「お菓子を持参して、皆で食べあう会
なのですわ〜〜♪」
アクミ「へぇ〜〜〜!キャラメルもあるのか!?」
ミカン「まぁな。アクミちゃんの好きな食べ物は
予め聞いておいた。」
アクミ「えっ//」
男(※この場合はミレン以外を示す)に「ちゃん」付けで
呼ばれた事がなかったアクミは、不覚にも照れてしまいました。

一行は1階に向かい、階段を下りた真正面にある
「相談室」と書かれた部屋に入りました。

ガチャっ
ミルモ「楓!?」
部屋の中には、楓先生と沙織先生が座っていました。
楓「あはっ、やっと来た!」
沙織「あ、アクミ。ここにあるお菓子美味しいわよ!!」
アクミ「沙織!!」
ミルモ「何お前ら食い荒らしてんだよーーー!!」
楓「え〜〜っ?だって私この部の顧問だよ?
いいじゃん別に!!」
全員「こ・・・顧問!!?」
ミカン「いつの間に・・・」
ガラガラ・・・
ムルモ「わ〜〜っw沙織しゃん、アクミしゃん久し振りでしゅう!!」
パピィ「お久しぶり♪」
沙織「ムルモちゃん、パピィちゃん!久し振り!」
パピィ「・・・って!あたちが主役の小説のハズ
なのにっ最後の最後に出番なんて扱い酷いでちゅっ!!」
作者都合のたm
パピィ「あんたの言い訳は聞きたくないわよ!!」
それは残念。
・・・・違う話題でそれぞれ盛り上がっている中、
夢中でキャラメルを食べるアクミの隣にミカンが座りました。
ミカン「ある所に、自分の事しか考えない男がいた。」
いきなりの問いかけに眉をひそめました。昔話・・・?
ミカン「その男の迷惑と来たら酷い。ある時はそいつのせいで
廃部になりかけた部活があった。」
アクミ「!」アクミは一人の妖精の事を思い出しました。
ミカン「ある時はその男に恋い焦がれている一人の少女を
惑わせている・・」
アクミ「こっ恋い焦がれてねぇよ!?」
ミカン「他者の困る顔などお構いなしだ。だから、我しか見えてない
から、探したい人1人すら見つけられない・・・
そいつは去年のこの時期に何の用もなく学園に帰って来た。」
アクミ「え!?」
ミカン「そいつは、何の用もなかったわけじゃなかった。たった1人、
たった1人の会いたい妖精の為に探しに来た。・・でも自分の情報不足
が祟って、1日前にその人は帰ったんだそうだ。
アクミちゃん・・・そいつは今度はその人に会えると思うんだ。
去年犯した失敗を2度もする男じゃないと思うんだ。
・・・・・そう思うだろう?」
いつもの不敵の笑みでアクミを見ました。
すると すくっとその場から立ち上がり、アクミは走って
部屋を去って行きました。
アクミ(ありがとよ、ミカン!)
リルム「ア・・・アクミさん?」
楓「どうしたんだろ・・・?」

・・・・ネズミ・・・・!
次回、
story14「帰国子女アクミちゃん!!(後編)」

アクミちゃん初描きです♪
なんかへったーーーーー;;;
ネズアク初挑戦です!!なのでファンの方々許して〜〜(T_T)
では☆



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■ こやまる (568回/2009/08/18(Tue) 23:22:40/No1637)
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夏田みかんさん、こんばんは☆
今回のストーリーはいつにもなく平和ですね〜。
いつも二人でぎゃーぎゃーやり合っている幼いムルパピが控え目で、アクミたち年長組(と書くと幼稚園みたいだな)が年上の貫禄を見せているような印象を受けました。
アクミとミカンとの間も割と息が合っているようで。
お互い自分の考えを曲げないタイプだから相性悪いかなぁと思っていましたが、二人とも面倒くさがり屋だから反発することも無いのでしょうね。

それにしてもアクミのことを知り尽くしているミカンにびっくり…。
ラストの語りも、勘で言ったのではなさそうですし。
これはアクミに出会うよりも前に、ミカンとネズミとの間に面識があったという設定を予想しますが、果たして・・?

>ムルモ「フルートの演奏聴きたいでしゅ〜〜〜!」
好奇心旺盛な低学年らしさが出ていてかわいいです(^^)。
パピィもみんなに負けないように、すごく大きな声で叫んでいそうです。

>Tシャツ
何だか観光地で売られている外国人向けなTシャツみたいですね。
実はドイツで売られていたものを沙織が「面白いから」といって楓にプレゼントしていたりして。


お絵描きもありがとうございます。
黄色アクミに制服を着せるとさらに派手に見えますね。
そして機嫌が悪そうなアクミだこと…。
アクミが帰ってきたことを聞きつけて早速やって来るミレンもまた、頭の中はアクミのことで一杯なんだろうなぁ。
いきなりアクミに無視されるミレンに少し同情してしまいました。

>ミカンの過去と学園の事件は全く無関係なので安心してお読み下さい(笑)
うおぉ、私の読みはことごとく外していますね。
ミカンが悪役でないとすると・・いったい誰が悪の張本人なんでしょう?
その張本人は公式妖精なのか、オリフェなのか、可能であればぜひヒントを…(^◇^;)。

それでは次回も楽しみにしております!
では!


■ 夏田みかん (108回/2009/08/22(Sat) 14:32:22/No1646)

こんにちは(^^)夏田です♪
続きっと♪

「学園パピィ」

story14「帰国子女アクミちゃん!!(後編)」

ミカン「今まで自分の事しか面倒を見てこなかった奴が、
少しのきっかけで他人の面倒を見たくなる。
それが新たな幸運にも繋がれば、今まで順調だった道を阻む物ともなる。
それ故に他者を否定する者もいれば、受け入れる者も居るのさ。
アクミちゃんの事は大体ミルモから聞いた」
ミカンが蜜柑を銜えながら、学校指定のドリンクパックに
ストローをさして言いました。
楓「でもさ、そういう偶然の出会いやきっかけは大事だと
私は思うけどな〜!」
ミカン「何言ってるんだい?楓先生。

 この世に偶然なんて物はない。
 あるのは必然だけだ――――・・・  」

次の日―――・・・
アクミ「手がかりなしか―――・・・」
ため息をついたアクミ。
前を向くと、いつもの3人が居ました。
ミカン「近寄るなアホーーー!」
ムルモ「うるさいでしゅ!お前がどっか行けでしゅ!
このフルーツバカ!!」
ミカン「黙れ、骨密度!!」
ムルモ「骨密度・・・てエぇぇぇぇぇぇ!!?それ、もはや
悪口じゃないよ!?何が言いたいんでしゅかっ」
パピィ「ムルモ達早いでちゅ!」
ミカン「はっゴメンパピィちゃん。大丈夫かい?」
パピィ「だだ・・大丈びだぅっ・・・///」
噛みました。完全に噛みました。ミカンに顔を近づけられて
ちょっと焦るパピィ。
ムルモ「ムカッ・・パピィ、こんな奴ほっといて行くでしゅよ!!」
パピィとミカンがいい雰囲気の度に不愉快そうなムルモ。
いきなりムルモに手を繋がれて、ミカン以上にドキっとするパピィ。
パピィ「ひっ・・・引っ張らないでよっムルモ///」
ミカン「あっ!逃げるな〜〜!!」
3人は去って行きました。
アクミ「どっかでみたパターンだな;」
――――・・・
2学年の生徒玄関。ミカンはいつものように、
げた箱を開けます。すると・・・
バサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサッ・・・

とんでもない数の手紙でした。落ちた手紙を見て
ため息をつくミカン。全部ハートのシールが貼られています。

アクミ「お前やっぱりモテるんだな・・・」
声がして、びっくりして振り返ると帰国子女のアクミが・・。
ミカン「アクミちゃんか・・・・。この事は黙っておいてくれ。」
アクミ「あ・・・あぁ・・・大変だな・・・;」
ミカンは手紙をしょってゴミ箱へと向かいました。

アクミ「あたい、今日帰るんだ」
しょんぼりした声でそれだけ言いました。
ミカン「!・・・・そうか・・・」
数秒沈黙が流れます。
ミカン「まぁ、自分が今出来る事をやるといい。」
アクミ「え・・・?」
そういうと、オレンジティーのパックをすすりながら、
階段を先に登りきってしまいました。
アクミ「自分が今・・・出来る事・・?」
そして、後ろの壁の影に・・・
ミレン「アクミちゃん・・・」
1人の悲しい少年がいました・・・。

ザマス「今日は歴史ザマス!いいザマスか〜・・・」
ミルモ「はぁ〜〜あ・・ねみぃ・・・」
ザマス「ミルモさん!授業中にあくびとは何事ザマスか!!!」
ミルモ「うぉぁぁッわっわりぃわりぃ;」
ミカン「ほぁ〜〜」
ザマス「ミカンさん!あなたまで!!」
ミカン「あんっ?いつオレ様がアクビしようがオレ様の
勝手だろ!?この=(※掲載禁止用語)野郎!!!」

ガーーーン(心理的衝撃を受けた事を示す効果)
ミルモ「あいつ寝起きで機嫌悪ぃな・・;」
ザマス「そ・・・・そんな事言うなら・・・早くテキストを」
ミカン「もう終わった」

皆(早ッ!!!)

ザマス「よ・・・よろしいザマス・・・」
ミルモ「いいなぁ〜」
アクミ「あたいも一度でいいからあんな風に言ってみてぇ〜(輝)」
ミルモ「おめぇじゃ絶対ムリ!」
アクミ「なんだとぅっ!?」
リルム「お二人とも授業中ですわ〜〜!(小声)」
ザマス「ミルモさん・・・アクミさん・・・
いい加減にするザマス!!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・

一旦切ります。



■ 夏田みかん (109回/2009/08/22(Sat) 16:20:50/No1647)

続きです。

昼休み・・・
パピィ「ミカンたんの所行く?やる事ないち・・・」
ムルモ「えっ・・・!パ・・パピィ!!やっぱりアイツの事・・っ」
パピィ「そんな事言ってないでちょ?・・・ムルモ、
あんた最近変よ・・?いきなり怒ったり・・・」
ムルモ「そっ・・・そんな事はないでしゅよっボクは
いつも通りでしゅっ・・」
そういうと、プイッとパピィの顔から目をそらしました。
するとパピィはニヤっとしました。
パピィ「ヤキモチやいてんのっ?^^」
ムルモは顔を真赤にして否定しました。
ムルモ「だッ誰がっパピィなんかにっ・・・////」
パピィ「・・・・///」
ムルモが顔を赤らめてるのを見て、パピィまで
黙って赤らめてしまいました。
妙な雰囲気になり、しばらく2人で廊下を歩いていると、
背後からムルモがチョップをくらいました。
ミカン「キサマ・・・性懲りもなくパピィちゃん仲良く歩きおって・・」
ムルモ「べべ、別に仲良くないでしゅよっこんな奴とっ・・・
それより!何すんでしゅか!!頭痛いでしゅっ!!」
ミカン「ミンチにしてやる〜〜〜〜!!」
パピィ「ち・・・ちょっと、2人共〜;」

楓「あっ、やっと来た!」
ミカン&ムルモ「む?」
パピィ「皆!」
沙織、楓、結木、安純、松竹、はるか、桐生先生方と
ミルモ、リルム、アクミの生徒3名が、
甘味部の部活部屋でお弁当を食べていました。
ミカン「お前らこんな所で昼食とってたのかよ・・」
ミルモ「いいじゃね〜か〜♪部活動以外にここ使ったって!」
ムルモ「それにしたって、なんか先生の方が多くないでしゅか・・?」
なんだかんだで、ソファに座る3人。
テーブルに置いてあった、
オレンジショコラというお菓子に同時に
手をかざすミカンとミルモ。
ミルモ「何だよ」
ミカン「何だい?」
二人とも譲る気ナシの目。
ミカン「これを買ったのはオレ様だ!」
ミルモ「これを楽しみにしてたのはオレだ!」
ミカン「とにかく、これはオレ様が食す!」
そう言ってオレンジショコラを持って逃走。
ミルモ「コラ待てーーー!オレの方が楽しみにしてたんだぞ!?」
ミカン「お楽しみレベルが足りんな!」
何だそのお楽しみレベルって。・・・誰も言いません。
ミルモ「何を!?オレなんかな!原材料10回も読んだんだぞ!!?」
ミカン「あまいね!オレ様は賞味期限と消費期限ついでに
注意事項まで丸暗記しちまったぜ!!」
ミルモ「何ィ!!オレなんか、小さい字で「写真はイメージです」
ってのまで全部読んだぞ!!!とにかくよこせ!」
ミカン「オレ様はパピィちゃんを愛する男だ。」
イミワカンネ。
封を開け、中身を見てみるとチョコレート色の鮮やかな
プチスポンジケーキに、ショコラの粉がたっぷりと
まぶしてあります。上には蜜柑が添えつけられています。
スポンジの間のクリームは薄い橙色。
袋を開けた途端から、そのショコラの甘い香りと
オレンジのフレッシュ・フルーティーな匂いが一気に
漂います。ちょっとお腹を空かせている読者を刺激してみましたw
ミカン「おぉ・・・こりゃ2個入りだ」
ミルモ「まじか!?」
封の中にはそんなケーキが2個も入っていました。
ミカン「分けるか」
ミルモ「分けようか。」
そして2人は一個ずつ手にとりました。
ミカン「パピィちゃん!///一緒に食べよう」
パピィ「えっ?いいの?//」
ミカン「あぁ。」
ムルモ「だっダメでしゅぅっ・・!」

沙織「なんだか平和ね(^^)」
楓「うん♪沙織もこのまま一緒にいて
くれればいいのになぁ〜」
沙織「ふふっ♪」

――誰もいない踊り場にて――・・・
ミレン「はぁ・・」
「あの子が憎いか・・?」
謎の声が降って来ました。
ミレン「え・・・っ?」
「何度アタックしても反応してくれないあの女が憎いか・・?」
ミレン「・・・・」
「それとも、自分は無視されたのに、堂々とあの女と遊んでいる
男が憎いか・・・?」
謎の声は、ミレンをじわじわむわむわと包み込むようでした。
ミレン「・・・・え?」
「そうか・・・2人とも憎いのだな・・・」
ミレン「そんな・・・決して・・・そんな事は・・・」
「そう言いながらも、先程から’三点リーダー’が多いぞ」
ミレン「よよ?’三点リーダー’って・・・・・・・・?」
   「―――まぁ、要するにだ、これ↑↑↑の事だ。
言いよどみとかだ。」
ミレン「あ・・・あなたは一体誰?」
聞かずにいられなかった事をズバり
聞きました。よくぞ聞いたとばかり、声は急にハイテンション。
「そんなお前に、ピッタリの商品があるんです!
ぜひ今日は―私にそれを紹介させて下さい!」
ミレン「よよよ〜〜通販屋さん?」
違います。

休む暇を知らない魔の誘い―――――・・・
果たしてアクミの待ち人は来るのだろうか!?
次回15話
story15「放浪エリート忍者の帰還!」

では☆


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■ こやまる (576回/2009/08/24(Mon) 23:07:21/No1654)
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夏田みかんさん、こんばんは☆

あら、アクミのことはミルモがミカンに話していたんですね(^^;。
ミルモのことだから、アクミはネズミのことが好きなんだよとストレートにミカンに言っていそう。
とはいえ、さすがのミルモでもネズミの気持ちまではよく分かっていなさそうだから、ネズミ→アクミの部分はミカンによる脚色が混ざっていたりして。
う〜ん、先生並み(以上?)にいろんなことを知っているミカンが末恐ろしいです。
相手の妖精によって態度が急変するミカンもまた…。
ミカンがアクミと接するときとパピィと接するときとのギャップが激しすぎるのは面白いですけど(^^;。

またミカンは面倒くさがり屋な性格でも、意外にも妖精同士の仲に関しては結構入り込んでくるタイプなのですね。
(ここに面倒くさがり屋のミルモとの違いがあるような気が)
アクミもすっかりミカンと打ち解けたみたいで、一緒に歩く光景が微笑ましいです。
しかしこの良い雰囲気がミレンを勘違いさせ、後の騒動を引き起こすきっかけになるのでしょうか。
ネズミもこの光景を見たら少なからずショックを受けそうだなぁ。

お絵描きもありがとうございます。
お互い顔を赤くして目を合わせられない状態のムルパピ!!
ミカンの攻撃から逃れるためにもムルモは告白しちゃえばいいのに、それが出来ないのもまたムルパピですね。
そしていつも通りどこからかぎつけたか不明ですが、やはりミカンの邪魔が入りましたね。
最近はパピィが優柔不断気味ですが、そろそろムルモへの本気の愛も見てみたいような気がします(^^)。

今回も現れた謎の声、この声の主はいったい誰なんでしょうね。
意外とそう遠くない場所にいるキャラが犯人なことが多いですが、学園を襲う目的もよく分からないのでまだまだ全然予想出来ません。。

さて次回はいよいよネズアクが実現する気配が漂いますが、果たして?
次回も楽しみにお待ちしていますね!
では!


■ 夏田みかん (110回/2009/08/26(Wed) 14:39:34/No1658)

おはようございます(^^)夏田です♪

コメントいつもありがとうございます。
ミカンが言ってる事はたまに「適当」な部分
が含まれてるので深入りするとミカンの思うツボ(?)
ですよ〜〜(笑)
ミカンの場合、パピィとムルモ以外の態度が全て同じで
すが、寝起きが以外と悪いミカンは誰にでも
ザマス以外でもあんな感じです(^^;

では続きをお楽しみ下さい♪


■ 夏田みかん (111回/2009/08/26(Wed) 15:45:56/No1659)


「学園パピィ」

story15「放浪エリート忍者の帰還」

「アクミちゃ〜〜〜〜ん・・」
少年の、そんな声が響く校舎で、
ズズズズズズズ・・・
と 地震が少し起きました。
パピィ「何事!?」
住田「この妙な揺れは・・・魔物!!」
パピィ「住ちゃん、やっとあんたにも出番ね!」
住田「うん。待ちくたびれたよ。ストラップが
こんなにも大変だなんて思わなかった!」
パピィ「出番少なすぎて作者に忘れられちゃう
所だったわね!」
住田「いや、・・・どっちかと言うともう忘れられてるかも。」
(茶をすすり飲み)・・・・はっ
パピィ「とにかく行かなきゃ!!」
楓「あれっ?パピィちゃん、どこに行くの?」
パピィ「へっ・・・ちょ・・・ちょっとおトイレ;」
ミカン「揺れてる最中は危険だよ!」
パピィ「大丈夫、大丈夫♪」
そう言ってあわてて去っていきました。

パピィ「さ〜〜て!」
住田「いっちょやりますか!」
パピィは四角い装置を取り出しました。そして・・・
パピィ「ば・てれん♪れんこん♪とまとぉーーーMax!!」
変な呪文を唱えるのでした。
その瞬間・・・

パピィが光に包まれ、シルエットを作ります。
ゆっくりと姿が現れ――・・・
住田「変身完了だ。今から君はパピィじゃない、
魔物ハンター・まじか・・・・うわぁっ!」
ぱぴ子「気取ってないでさっさと行くわよ!」
住田「久しぶりなんだから、台詞ぐらい最後
まで言わせてよぱぴ子!!」
ぱぴ子「また今度ねっ!」
そしてさっさかその場から走り去るぱぴ子を・・・
パピィを追っかけて来た。金髪にツインテールの
人間の女の子が言いました。
 「ぱ・・・・・パピィちゃん・・・・!?」

魔物「ぐわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
ぱぴ子「はっ!居たわよ!住ちゃん」
住田「うん・・・・なんだろう、あの魔物・・・誰かを
探してるような・・・」

ミルモ「おいおい、この揺れってまさかまた魔物じゃねーだろうな!?」
アクミ「魔物?なんだよ、ソレ!」
リルム「この学園に今年から現れるようになった
謎の怪物ですわ!普通の妖精を、黒魔術の呪で魔物にして
自分の手を下さずにでも学園を襲えるようにしているのですわ!」
アクミ「自分の手を・・・ってその黒魔術かけてる奴は誰なんだよ!?」
ミルモ「あくまで噂だけどな、‘魔王’って奴がいて、
そいつがダアクより上らしいって聞いたけど・・」
アクミ「はぁ〜〜〜〜〜〜!?ダアク様より上ぇ〜〜〜!!!?」
結木「・・・・!なんだ?」
沙織「振動だわ・・・なんだかこっちに来てるような・・・・はっ!楓!!」
桐生「沙織ちゃん!」
沙織「だ・・・・だって楓はまだ戻ってきてないわ!」
リルム「パピィさんもですわ!どうしましょう、
ムルモ様、ミカンさ・・・・んアレ!?」
ミルモ「2人もいねぇぞ!?どーなってんだ!!」

パピィ「ちょっと!こっち向きなちゃいよ魔物たん!
どこへ行く気!?」
住田「・・・・・あっ!ぱぴ子!まずいよ!魔物は
甘味部の部活部屋に行こうとしてる・・・このままじゃ・・・!」
ぱぴ子「くっ・・・食い止めなきゃ!!」
ポンッという効果音と同時に鈴が出ました。
ぱぴ子「パピィでポン!」
隣の学習室から・・・・いろんな道具が合体して
魔物を攻撃します。しかし・・・
魔物「ぐぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ」
痛みを堪えながらも前進します。
ぱぴ子「そっそんな・・!」
ぐしゃーーーーーーーーーーんっっ!
ミルモ「うわぁ〜〜〜〜!!」
リルム「魔物ですわ!」
安純は結木にしがみ付きながら少し怯えて魔物を見ます
安純「何よあれ・・・・!」
ミルモ「くそーーーー!活動部屋が台無しじゃねーか!!」
はるか「逃げた方がいいわ!」
結木「でも・・・・・!」
沙織「楓〜〜〜〜〜〜っ!」
ミルモ「くそ・・・っオレは楓を捜しに行ってくる!
それまで待ってろよ!」
リルム「分かりましたわ!」
アクミ「あぁ!ここは任せな!!」
魔物「アクミちゃん・・・」
アクミ「!!!!・・・その声はミレンか!?」
リルム「えぇっ!?」
アクミ「まさか、この魔物の本体って・・・」
リルム「ミレンさんですわ・・・!」
魔物「ボクはアクミちゃんを恨んでるよ・・・
今まで付き合ってたのに、いきなり無かった事にされて、
話しかけても・・・そーやっていつも冷たく、
ボクをあしらうんだーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」
もう途中から、濁った中年の人の声みたいになりました。
ギラギラと赤眼を光らせ、2人に襲い掛かります。
リルム「きゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
アクミ「うぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
二人とも勢いで吹っ飛ばされ、リルムの方は気絶してしまいました。
アクミ「はっ!リルム!!」
魔物はすぐ近くまで追ってきていました。
アクミ「しまった・・・・!」
絶対絶命の大ぴーーんち!・・・・とその時!
黒く光る物が数個、魔物に命中。
魔物「ぐわぁぁーーーーーーーー!!!!!」
痛みに悶えて、動きが止まりました。

「全く・・・・相変わらずのじゃじゃ馬っぷりでござるなァ」

1人の妖精が、そう言いました。

一旦切りますw


■ 夏田みかん (112回/2009/08/28(Fri) 10:35:05/No1677)

おはようございます(^^)夏田です♪

続きです。

アクミ「ネ・・・・ネズミ・・・!!」
ネズミ「遅くなったでござる・・・」
アクミ「お前、学校サボってドコほっつき歩いてたんだよ!!」
ネズミ「どこも何も修行でござる。」
すると、再び2人は魔物に向き合います。
アクミ「あたいの足引っ張ったら承知しないからね!ネズミ!」
ネズミ「覚えておくでござる!!」

  ―するとその時――・・・
「とーーーーーーーーーーーーーぅ!!」
というマヌケな声が校内に響き渡りました。
そして、スピーカーからちょっとロックな感じの
曲が流れて来ました。
「君はーー♪知ってる〜か!我らがヒーロー!
黒の拳銃に赤い光沢のある衣服の〜〜、
月光のガンファイター・ミカヤR!!」
そう言って、白い歯をキラリと輝かせ、
ミカヤR「はーーっはっはっはっ」
豪快に笑いました。
ぱぴ子「はぁ、はぁ・・・・あっ!魔物〜〜!!」
住田「ぱぴ子!前方にミカヤ!!」
ぱぴ子「えぇっ!!」
アクミ「な・・・・なんなんだ?」
ネズミ「変態・・・で・・・・ござるか?」
アクミ「っていうか誰だよ・・・」
ぱぴ子「ミカヤ!また邪魔しに来たのね!?」
ミカヤR「おお!我が相棒ぱぴ子!!私は今
ミカヤRだーーーーーーげふっ!」
ぱぴ子「RでもZでも勝手にやってなちゃい!
邪魔者ガンファイターー!!」
ミカヤR「照れるな ぱぴ子♪」
ぱぴ子「むっか〜〜〜〜!」
するとミカヤRはグラサンを光らせ、
無駄に拳銃を乱射します。
しかし、乱射してるだけなので、当たっていません。
ぱぴ子「どっか行ってよ!もう!」
「相変わらずなんですね」
聞き覚えのある声が響きました。
そんな声を真っ先にキャッチしたのは・・・
ぱぴ子「青騎士たん!!」
ぱぴ子でした。ぱぴ子は青騎士にかけより、
青騎士は相変わらず照れています。
ミカヤR「なんだよ、なんだよぅ」
小石を蹴ってイジケモード。
ネズミはそんなミカヤRに真剣な表情で聞きます。
ネズミ「お前のやっているマヌケ変態ぶりは、
拙者にはワザとやっているように見えるでござる」
ミカヤR「・・・」
ネズミ「何の意図でござるか・・?」
するとミカヤRは、白い歯を見せ
ミカヤR「それは・・・・。お前の心がトマトだからさ♪」
そう言ってぱぴ子と青騎士の方へ向かいました。
ネズミ「イミワカランでござる。」
私もです。me too。
魔物「・・・・・・・・ボク・・・・・・・
ボクは、ホントはこんな事・・・・・・・
したくなかった・・・元に戻りたい・・・!
アクミちゃんが大好きだった頃のボクに戻りたい・・・!!」
青騎士「・・・・!」
ぱぴ子「えぇ。戻れるわよ。あなたがそう思っているなら必ず。」
魔物「ありがとう―――――・・・!」
ぱぴ子「ブラック リミテッド!」
手に持っていたステッキを構え、叫びました。
魔物は光に包みこまれながら、元の妖精に・・・
ミレンに戻りました。
ぱぴ子「成功ね!」

ミレン「・・・・・・・うっ・・・・・あ・・・・・
アクミ・・・・・ちゃん・・・?」
アクミ「ミレン、えっと・・・わ、悪かったな。今まで冷たくして。
・・・・・・・・ごめんな」
すると、ミレンは目にぶわっと涙がこみ上げ、
その場で男泣きしました。
ミレン「よよよ〜〜〜〜」

――――――――・・・
ネズミは、校門の方向へと向かって歩いていました。
アクミ「ネズミ!」
後ろからアクミが走ってきます。
ネズミは振り返りません。
アクミ「どこ行くんだ?」
ネズミ「また・・修行の旅に戻るでござる。」
アクミ絶句。
アクミ「え!?帰って来たばっかなのにもう帰るのかよ!!」
ネズミ「寂しいんでござるか?」
アクミ「べっ別にっ!/////・・・あっ」
すると進めていた足を止め、アクミに振り返りました。
ネズミ「今度は文化祭の日に帰るでござるよ」
アクミ「え?」
そう言い残して去っていきました。
文化祭・・・・

「ネズミ兄様〜〜〜〜!」
ネズミ「ヤマネ!」
ヤマネ「帰ってたんでございますね!」
ネズミ「悪いでござるな、ヤマネ。拙者
忙しいから・・・顔を出したはいいが通学は出来ないで
ござるよ。」
ヤマネ「分かっているでございます。兄様がそんな中帰って来た理由も」
にっこりして言いました。

ネズミ「文化祭でまた会うでござる!」

ネズミは少し顔を赤らめて去っていきました。


リルム「アクミさん、待ち人にようやく会えて良かった
ですわね!」
はるか「これで一件落着ね♪」
沙織「待って!楓達がまだよ!」
結木「あぁ。騒ぎも収まったし、オレ達も行こう!!」

――――・・・
住田「今回の魔物は簡単だったね!」
ぱぴ子「そうね、ミレンたんも最初っから
そのつもりは無かったみたいだち、完全に
黒魔術にかかってなかったんだわね、きっと♪
あ、時間だわ!」
廃墟のようになってしまったボロボロの甘味部の
部屋の瓦礫に隠れ、ぱぴ子から、パピィに戻りました。

「パピィちゃん・・・」
するとどこからか、聞いた事のある女の子の声がしました。
そう、そこには――――・・・
パピィ「楓先生!!?」
住田(えっ!?)
楓「・・・・え・・・えっと;;」
パピィ「先生・・・いつからそこにっ・・」
楓「ずっと前から・・・パピィちゃんがぱぴ子ちゃんに
変身する時から・・・・」
パピィ「なぁんだ♪・・・・・・・・・・・・・って」



えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!?

なんと正体が楓先生にバレてしまった!
一体この先どうなる!?
story16「海だ、祭りだ、夏休み!!」

では☆



■ こやまる (582回/2009/08/29(Sat) 18:15:35/No1689)
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夏田みかんさん、こんばんは☆

アクミ編もいよいよ戦闘パート!
ですが今回は相手がミレンだけに楽勝でしたね。
黒魔術をも跳ね返すほどアクミへの思いが強いというミレンの描写もなかなかです。
その傍らで新たな新事実がいろいろと出てきたのが印象的です。
魔王の存在や、ミカヤがわざと間抜けなフリをしていること、そしてぱぴ子の正体が楓先生にバレるとは…。
ネタは小出しですが、少しずつ真相に近づいてきていると思ってもいいのかな?

ぱぴ子の正体がばれた件は……護衛の住田くんが役立たずですね(^^;。
この後パピィは楓に真実を話すのか、それともあくまでとぼけるのか・・・パピィの性格を考えると後者もありかもと思いますが、果たして・・?
ばれた場合の罰則は確か無かったと思いますが(まさかカバになるとか無いですよね?)、やはり今後の展開が気になります。

それにしても危険だと知りながらぱぴ子の行動を見続ける楓先生が妙に怪しい。。
何か別の目的があるのだろーか?
私の考えすぎですかね(^^;。
とにかく現在私の中にある容疑者リストに楓先生の名前が追加されてます。。

ネズミの登場シーンは、カッコイイキャラにはお約束の登場シーンですね。
こういう登場が似合うのはネズミ、ヤマネ、そしてミルモくらいしか妖精では思い浮かばないです。
ネズミの名セリフでもある「覚えておくでござる」の使い方もまた絶妙ですね。
去り際もまた実にネズミらしい・・・。
アクミに会いたいなら旅もほどほどにすればいいのに、旅で誤魔化そうとするネズミは妹ヤマネの目にどう映っているのだろーか?

>ミカンが言ってる事はたまに「適当」な部分
>が含まれてるので深入りするとミカンの思うツボ(?)
>ですよ〜〜(笑)
なるほど・・あまり深追いしないようにします(笑)。
ちなみにミカンの寝起きの悪さは、ご本人様の属性を引き継いでいるのでしょーか?(^◇^;)

それでは次回も楽しみにお待ちしております!
では!


■ 夏田みかん (113回/2009/09/02(Wed) 11:34:54/No1698)

おはようございます(^^)夏田です♪

「学園パピィ」

story16「海だ、祭りだ、夏休み!」

パピィ「うそっ・・・」
住田「ぱぴ子の正体がバレた・・・!?」
楓「ご・・・ごめんね!揺れてる最中に
トイレに行ったパピィちゃんが心配になって、
後を追っかけて来たの・・・・そしたら」
ショックでパピィは何も言えません。
楓「住田先生も、1年の入学以来全く見かけないし
連絡がないから心配してたんだけど・・・・
そこにいたのね・・?」
住田「みっ・・・南先生・・・オレの事までバレてたのか・・」
楓「どうして・・?なんで住田先生がストラップに!?」
住田「・・・・・パピィ。もういいよ。全部話そう。」
パピィ「すっ住ちゃん!?」
住田「バレた以上仕方ないよ、南先生、これから
オレ達が言うことを誰にも言わないって約束出来る?」
楓「・・・・・うん。」
住田「オレ、1年の入学式の頃この学園に魔物が来る
事を知って、大ごとになる前に魔王をなんとかしようと
思って奴の居場所を突き止めたんだけど、そいつの
黒魔術の呪でオレはこの通りストラップになってしまったんだ・・・」
パピィ「楓先生は知ってるでちょ?ミルモたん達はもう自由な時間
が限られてるでちょ。だから、ガイア族はあたちにこの役目を
任せたの。」
・・・・・・
―――――――・・・・・
楓「そういう事だったの・・」
住田「南先生、この事は今おれとパピィと先生しか知らない事なんだ。」
楓「パピィちゃん、私にも協力させて!
皆の・・・・皆の学園をそんな目にあわせようとしてるなんて
許せないわ!!」
住田「南先生・・・」
楓「お願い!私にも手伝わせて!」
パピィ「楓先生・・・!有難うっ!」
キーーンコーーンカーーンコーーン
3人「あぁっ;;」
放課後の下校のチャイムの鐘が鳴り響きます―・・・


沙織「良かった、楓が無事で・・・!」
楓「心配かけてごめんね、沙織・・・」
沙織「ううん。いいのよ!楓が無事なら・・」
アクミ「もうお別れだな・・楽しかったよ!
また、今度は文化祭で会おうな!」
ミルモ「おぅ!」
ミカン「文化祭・・?来年じゃないのかぃ?
すると、アクミは真赤になりました。
アクミ「こっ細かい事は気にしないんだよっ!!」
アクミと沙織は桐生先生が運転する車に乗ります。
楓「じゃあね〜〜〜!沙織ぃ〜〜〜!!」
ミルモ「またなぁーーーーー!!」
沙織「元気でね〜〜〜〜〜〜〜!!!」
車はどんどん小さくなって行き、遂には見えなくなりました・・・
楓「さて、と・・・明日から夏休みか〜〜〜!」
ミルモ「っしゃ〜〜〜!夏休みだぜぃ!!」
リルム「楽しみですわ〜〜♪」
ムルモ「ボク海行きたいでしゅぅ♪」
パピィ「あたちお祭り行きたぁ〜〜〜い!」
安純「ステキな思い出を作りましょ!結木くんvV」
楓「あーーーーっ!くっついちゃダメぇ〜〜〜!!」
結木「あのなぁ・・;」
楓(あっ!そーだっ!結木くんの知恵を借りたら魔物退治
も楽になるかも・・・・!)
しかし、楓先生ははっとします。
楓(ダメだわ、人に頼っちゃ・・・私たちの力でなんとか
しなきゃ!)
心の中で自分と相談する楓先生。しかし、口には
出ていないものの、考えているという事が表情や
仕草から出ています。
結木「・・?どうしたんだ、南?」
楓「え?・・・あッ!なんでもない、なんでもないよ〜〜!!
あははは;」
やっぱり楓先生は天然です。
松竹「南先生!海に行こうよ!ボクの別荘で
夜お祭りもあるんだ!!」
パピィ「わ〜〜い!楽しそうでちゅ!!」
ミカン「オレ様も同行させてもらおうかな」
パピィ「うっうんっ////」
ムルモ「コラー!くっつくなでしゅ〜〜ぅ!!」
ミルモ「オレ達も行くぜ!!」
リルム「ミルモ様が行くのでしたら私もっ!」
楓「じゃあ、決まりだね!」
安純「楽しみね!結木くん♪」
楓「だーーかーーらーー!!!」
松竹(フフフ・・今度こそ南さんはボクの者だっ!)
結木「おれまだ行くって言ってないけど(-_-;)」

―――――――――・・・・・
太陽がサンサンと振りかざす砂浜の大地に・・
楓先生は居ました。
楓「広い別荘〜〜〜〜!」
はるか「っていうか、私まで良かったの?」
松竹「もちろんだよ!」
ヤシチ「しかしお主の別荘は相変わらずデカいな・・」
ミルモ「ってヤシチ!お前も来てたのかよっっ」
ヤシチ「うんっ貴様らだけ良い思いしようったって
そうはいかんぞ!!」
サスケ「だぜ」
ハンゾー「なのら〜」
ヤマネ「でございます♪」

一旦切ります。


■ 夏田みかん (114回/2009/09/02(Wed) 13:56:44/No1700)

続きです。

楓「折角だから、皆で泳ごうよ!」
はるか「そうね!もう暑くって限界だわ;」
松竹「そうだね!行こう♪」(グフフ・・早速南さん
の水着が見れるなんてボクってなんて幸せなんだろう・・・vV)

ムルモ「海でしゅう〜♪って・・あれ?パピィ、ミカン
どうしたんでしゅか?」
ミカン「オレ様は泳がない。足をつけるくらいで
充分だぜ。」
ムルモ「ははーーん。ミカンは泳げないんでしゅね?」
ミカン「何だと、チンカス!!」
ムルモ「ムカッチンカスって誰でしゅかっ!」
ミカン「パピィちゃんは・・?元気ないけど」
話をふられてドキッとするパピィ。
パピィ「えっ・・・あっ・・・あのっ・・・えっと・・・・・・・
たっ楽しみね!早く行きまちょ!!」
そう言って行ってしまいました。
ミカン「パピィちゃん・・・?」
ムルモ「変なやつ」

更衣室から、楓とはるかと安純が出てきました。
楓「森下さん!早く早くぅ!!」
はるか「南先生♪」
楓「あっ!ごめん、つい(^^; 森下先生、ビーチバレーしよ!」
はるか「いいわね〜」
パピィ「・・・・」
住田「パピィ、早く行かないの?」
パピィ「うっ・・・うるちゃいわねっ・・」
パピィは水着をかばいながら、ゆっっっっくりと
歩いて来ます。
リルム「パピィさん♪」
パピィ「きゃっリルムたん!」
リルム「早く行かないと、皆様どっか行ってしまいますわ!」
パピィ「う〜〜っ;」

ムルモ「・・・・・」
ミカン「・・・・・」
2人の視線は、全く同じ所にありました。
2人の顔は、全く同じ表情をしていました。
2人は、固まったままそこを動きません。
ミカン「ムルモ。なんだ。あの可愛すぎる水着はっ・・」
ムルモ「しっ知らないでしゅっボクに聞くなでしゅっ・・///」
彼らの目の中には、水着を恥ずかしそうにかばう
うさぎ帽子の女の子でした。
ミカン「チンカス、話しかけてこい」
ムルモ「ちょっチンカスって、お前っさっきからムカつくでしゅね!
こっこういう時はミカンから先に行くじゃないでしゅか!!」
ミカン「チンカス!てめ、いつからオレ様を呼び捨てに
しやがった!!様つけろ!こういう時は冴えない幼馴染であるお前
がだな・・・」
ムルモ「冴えないは余計でしゅッ!ミカンのバーカバーカ!!
さっさと行けでしゅうっ!!」
ミカン「あっ・・・・、・・・・///」
ムルモ「ほぇっ・・・///」
目が合ってしまいました。
一斉に目を逸らすミカンとムルモ。
少し顔が赤いぞ、ミカンとムルモ。

パピィ「むっ・・・ムルモ達に見られたでちゅっ///」
住田「あたり前だろ?何がそんなに恥ずかしいんだよ、パピィ」
すると、今度はムルモと目が合ってしまいました。
パピィ「じ・・・・・
       ジロジロ見ないでよ〜〜〜〜〜っ!!!」
その辺にあった石を投げつけるパピィ。
スコーーーーーン。あ、いい音出たなぁ
ムルモ「いっ・・・イタイでしゅう〜〜〜〜っ!パピィの奴ぅ・・」
ミカン「可愛いな・・・パピィちゃん・・」
ムルモ「なッ・・・///なんでしゅかッフリルの水着なんてっ///ほぶっ」
ススコーーーーン。スが増えた。
ムルモ「なんでボクだけ、石をぶつけられるんでしゅか〜〜!!」
ミカン「パピィちゃんっっ、水着・・その・・カワイイね」
結局ミカンが最初に声をかけました。
パピィ「なッ・・・・何言ってんのようっミカンたんっ!///」
ムルモ「むーーーっ!ミカン近づくなでしゅう〜〜〜ッ!!」

散々泳いだので、皆は休憩をしています。
楓「そういえば、お祭りもあるって言ってたけど・・」
松竹「実はもう始まってるんだ♪浴衣ならこっちで用意するよ!」
はるか「有難う!私持ってきてないのよね〜〜」
楓「よーし!次はお祭りだぁ〜〜!!」
結木「そうだな、どこ周る?」
楓「そうね〜」
安純「結木くんは私とまわるのよ!!」
楓「日高先生!私たちもすぐ結婚するんだから」
松竹「えーーっ!?そうだったのぉ!?付き合うだけ
じゃないの〜〜〜!!?」
日高「そんな結婚式私がぶち壊してあげるわ〜」
楓「なんですって〜〜!?」
日高「何よ〜〜〜!!」
はるか「あははっ相変わらずね、皆。」

パピィ「楓先生結婚するのっ?」
リルム「えぇ♪近いうちにするそうですわ!」
ミルモ「付き合ってから何年経つか知らねぇけど、
やっとだぜ!」

ドンドドンドン♪
太鼓の音が鳴り響きます。
楓「わ〜〜!沢山来てる〜〜!!」
2人の視線は全く同じ所にありました。
2人の顔は全く同じ表情をしていました。
2人は固まったままそこを動きません。
ミカン「パピィちゃんって・・・浴衣も似合うな・・」
ムルモ「なっ・・・何言ってんでしゅかっ・・・全然
似合ってないでしゅっ//」
パピィ「むーーーっ!///」
スコーーンっバキーーン・・・!!
ミカン「調子に・・・乗りすぎたようだ・・・」
ムルモ「なんでボクの方が沢山殴られるんでしゅか〜〜!!」


パピィ「ミカンたんっムルモ!早く行きまちょ♪」
ミカン「あっあぁ」
ムルモ「あ・・あい」

リルム「あちらの方騒がしくないですか?」
ミルモ「ん?」

ミカン「パピィちゃんに触るなと何度言えば分かるんだ!ムルモ!!」
ムルモ「ボクが誰に触れようとボクの勝手じゃないでしゅか〜〜!!」
ミカン「やるかココで・・・!」
ムルモ「やってやるでしゅ・・!!」
パピィ「ふっ2人共〜〜!こんな所でバトルちないでよ〜〜!!」
ミルモ「・・・・(汗)」
リルム「フフ♪平和ですわねぇ〜(^^)」


夏休みの日没は遅く――・・
まだ始まったばかり。
次回、
story17「夏休みはロマンスと火薬の香り〜」

夏休み編突入です!!
時期ずれちゃいましたね;;とりま、頑張ります;;
では☆

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■ こやまる (587回/2009/09/03(Thu) 18:33:58/No1703)
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夏田みかんさん、こんばんは☆

前回の緊迫した雰囲気は、住田くんが正直に話すことで事なきを得ましたね。
楓に対して深読みしすぎた私がめちゃくちゃ恥ずかしいです(^◇^;)。
そういえば住田先生は行方不明者の扱いをされていたんでしたっけ。
楓たちから全然住田くんの話題が出てこないからすっかり忘れてた…。
(あぁ住田くんの立場が…)
結局楓にぱぴ子の正体がバレたところで状況は何一つ変わっていないので、こうなれば結木くんのようなもっと頼りになる仲間を誘えばいいのに…とも思ったりもしますけど、ここは正体は隠すという魔法少女のお約束を守り続ける方向ですね。

>楓「お願い!私にも手伝わせて!」
楓が役に立つ光景がなかなか想像できません(笑)。
逆に楓がおせっかいすることで、新たな二次災害が起きそうな予感もします。。

>2人の顔は、全く同じ表情をしていました。
お絵描きありがとうございます。
二人とも、パピィの水着姿を見て魂を抜かれちゃっていますね。
そんなにパピィの水着は可愛かったのでしょーか。
決して露出が多いわけではなくて、フリルの水着がパピィに似合いすぎたということですね。
フリルというと公式設定の水着もフリルが付いていましたが、公式とは違う水着なのでしょうか?
ぜひ今度お絵描きでその水着パピィを披露していただきたいです♪

それにしてもせっかくのバカンスなのに、ムルモもミカンもケンカばかりしてもったいないなぁ。
パピィとひと夏の思い出を作る!と行動に出た方が、このケンカの勝者になりそうな予感がします。

>パピィ「楓先生結婚するのっ?」
この設定には私もびっくりしました〜。
となるとちゃあみんぐから数年経った時代設定になるんですね。
もっと驚いたのは松竹くんで、今頃はおじいちゃんになってしまっているはず。
松竹くんは今度こそ楓のことをあきらめるのでしょうか?

それでは続きを楽しみにしております!
では!


■ 夏田みかん (119回/2009/09/19(Sat) 12:13:51/No1739)

おはようございます(^^)夏田です♪

 「学園パピィ」

story17「夏休みはロマンスと火薬の香り〜」

朝でした。それは誰がどう見ても清々しい朝でした。
住田「夏休み一週間目だねぇ〜」
パピィ「早いわね・・・・初日に松竹たんの別荘に
遊びに行って以来何もちてないのに。」
パピィは茶色の革製の、携帯や筆箱に付けられるような
ごく普通のストラップに話しかけました。
住田「う〜ん。このままぐ〜たらしてるより、外で
元気に遊び回ってた方がいいんじゃない?・・・・って
パピィ・・?何?その荷物」
するとパピィは、ストラップにニッコリしました。
パピィ「実はね!今日、実家に帰る予定なのよっ♪」
住田「え〜っ!そうなの!?」
パピィ「驚かせてあげようと思って黙ってたんだ♪」

おぉ〜っと、ここで夏田による解説を〜〜〜vV
パピィちゃんは、学園の寮暮らしなのです。
学園からは少し離れた場所にあり、パピィは毎日寮から
通学をしています。なので、実家はかなり遠い場所。

住田「へぇ〜〜!じゃあパピィのお母さんにも会えるね!
楽しみだなぁ。」
パピィ「あはは♪駄目よ住ちゃん、ストラップなんだから♪」
そう言って寮から離れて行くパピィを・・・・
「・・・・」
電柱の陰から、誰かがこっそりと見ています。
赤みかかった橙色の綺麗な髪の毛の妖精。
黒いロングコートにベレー帽、腰には拳銃を吊っています。
「・・・・・・」
そんな覗き魔を、別の何かが茂みから
こっそりと見ています。桃色の柔らかい髪の毛。
可愛らしい外見ですが、目が怪しく光っています。
パピィ「待っててね、お母たん♪」
何も知らないパピィは呑気でした。

しばらく歩くと駅に到着します。
パピィ「え〜っと・・・フェアリーラインはどっちかしら?」
住田「あっ、こっちみたいだよ!」
パピィ「あら、ホントだわ♪・・・・・・・
・・・・・・・・もしかして満員・・・・・?;;」
住田「いや、まだ入れそうだよパピィ!」
パピィ「あれに乗るのぉっ!?」
住田「う〜ん・・・仕方ないね・・・」
パピィ「行きまちょ・・。」
「・・・・・・」
そんな列車を、ホーム屋根の上から逆さに顔を出して見つめる
怪しい目。腰には拳銃。
「・・・・・・」
そんな怪しい妖精を、テロ対策で中身が見えるようになった
ゴミ箱の中から見つめる不気味に光る眼。ピンク毛。
誰か警察を呼ぶべきだ。

パピィ「今度は船でちゅ!」
住田「はぁ・・・結構時間かかったねぇ」
パピィ「うん・・・3本も乗り換えたからかちら。
まぁ、とにかくこれで着くわね♪」

目的地が近付くにつれて、風の温度も冷たくなっていきます。
ひんやりとした風が吹き通り・・・
パピィ「涼しい〜〜♪夏はいいわね(^^)」
「・・・・」
運転手も他のお客も、フェリーの案内人も、
誰も気がつきません――――車体の下に、
腰に拳銃を吊った妖精が一人、涼しい顔をして
へばり付いていることを。
「・・・・・」
その様子を、遠くから睨む男の子がいました。触覚でした。
―――・・・・
―――――――――――・・・・
晴れ晴れとした昼頃の港に降り立ちます。
パピィ「さっ・・・寒いっ!!」
住田「ストラップの方が寒いよ・・・;」
パピィ「まだよ、住ちゃん!お母たんの家は
30分くらい歩いた所にあるのよ」
住田「うーーーっ・・・そっ・・・そうか・・・」
パピィ「上着もうちょっと持ってくれば良かった・・・」
後悔を口にしながらパピィ(と住田)は歩き始めます。

ーー30分後ーー
パピィ「はーーっ・・・着いたわ♪」
疲れ切った表情でパピィが言います
住田「・・・・・・・30分って長いね・・・」
パピィ「(汗)ご・・・ごめんね、住ちゃん。あんたポケット
の中に入ってれば良かったわね;」
ガチャっ・・・
ポピィ「あら!」
住田「?」
すると、家の中からパピィそっくりの白いウサギ帽子に
青髪の妙齢の女性が現れました。
ポピィ「パピィ!予定より早かったわね♪さ、
中に入りなさい」
パピィ「お母たん!久し振りぃ〜〜〜♪」
パピィは久しぶりに会った母親に思いっきり
抱きつきました。小さな体で精いっぱい嬉しさを表現します。
住田(この人がパピィのお母さんかぁ)
家の中に2人(と住田)が上がり込んで行きます。
パピィ「久しぶりの我が家も相変わらずね!」
ポピィ「お父さんは夜帰ってくるからね。
まだお昼食べてないんでしょ?出来てるからね」
パピィ「うんっ♪」
すると、隣のドアが開きました。
「・・・・・あ」
パピィ「あっっ・・・!」
住田(・・?誰・・?)
ポピィ「あっ、そうそう。いとこのラビィくんも遊びに来てんのよ♪」
住田「パピィのいとこ!」
パピィ「なっ・・・・・
なんであんたが来てんのよ〜〜〜〜〜〜っ!!」
黒髪に青うさぎ帽子の、パピィと同じくらいの背丈の
男の子がドア越しに呆れた顔をしていました。
ラビィ「いつ居ようとオレっちの勝手だろ。バカ娘」
パピィ「むっかーー!!相変わらずムカつく奴ぅ〜!
バカって言った方がバカなのよ!!」
ラビィ「くだらねぇ。勝手にやってろ」
パピィ「むーーーーーーっ!!」
住田(パピィが言い負かされてる・・・・)
ポピィ「ラビィくんもご飯食べるでしょ?」
ラビィ「あ、はい。有難うございます」
パピィ(何良い子ぶってんのよっっ)
するとラビィはパピィに向かって舌を出しました。
完全にバカにしてます。
パピィ「何よッッその態度は!!」
ポピィ「パピィ!仲良くしなきゃ駄目でしょ?」
パピィ「だってコイツが・・・・」
ラビィ「ボクは何もしてませーん」
パピィ「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!もう知らないッ!!」
そう言って他の所へ行きました。
ポピィ「パピィ!・・・・もうあの子は・・・」

一旦切ります。


■ 夏田みかん (120回/2009/09/19(Sat) 14:57:12/No1740)

続きです。

住田「パピィ・・・」
パピィ「あ〜〜っ!ホンットやな奴!!
あたち一番キライなのよっアイツが」
住田(パピィもムルモに同じ事してるんだけどなぁ^^;)
――――――・・・
お昼を食べ終わった後・・・。
パピィ「実家に帰って来たのはいいけど・・・・やる事ないわね・・」
住田「そうだねぇ〜」
するとパピィの部屋に誰かが入って来ました。
パピィ「ムッ」
ラビィ「なんか暇みたいだから遊んでやるよ」
パピィ「余計なお世話でちゅっ!だいたい、どういう風の
吹き回しよ・・・」
ラビィ「おばさんが相手してやれって。しょーがねぇから
お前に構ってやってんだよ。」
パピィ「構わなくて結構よ!」
パピィはラビィを睨みつけました。
ラビィ「はんっそんなツンケンしてっから男にモテねぇんだよ」
パピィ「なんでちゅってぇ!?」
住田(実際は結構モテてるみたいだけど^^;)

ピーンポーン・・・

呼び出しのベルが鳴りました。
ラビィ「客か?」
パピィ「誰かちら」

3人はまた玄関の方に集まりました。
ガチャッ

パピィは信じられない物を目にします。
「は、恐縮です」「すみません、どーもでしゅ」
とか言いながら、2人の妖精が上がり込もうと
しているではありませんか。
一人は、黒いロングコートに赤みかかった夕日の橙色の髪の毛、
腰に拳銃を吊っている、かなりの美少年でした。パピィの知り合い、ミカン。

もう一人は、青い服に真赤なリボンを付け触覚の帽子の桃毛の男の子で、
かなり可愛い顔つきをしていました。パピィの幼馴染、ムルモ。
パピィ「・・・・」
パピィちゃん、ぼーーぜん。
ポピィ「遠い所をワザワザ、・・・道すぐに分かった?」
パピィ「な・・・・・・・・なんで

なんで2人もここにいるのよーーーーーーーーーっ!」
パピィの心の底からの叫び声でした。

そんな光景に、いとこであるラビィも唖然としました。
ピンク毛の方はともかく・・・
黒いロングコートの男・・・超美少年。
パピィの知り合いにこんなgradeの高い男が・・・・?
焦ったように汗をたらすラビィ。

パピィ「なんで!今!ここに!!
あんた達がいるのよっ!!!」
言葉の筋々に力が籠っています。
ミカン「オレ様はこの辺に用があって・・・」
ムルモ「ボ・・・・ボクはたまたま通りかかったんでしゅっっ」
パピィ「む・・・・百万十億五十兆三十歩譲って、
ミカンたんはまぁいいとしまちゅ・・・・・でもムルモッ!!」
ムルモ「ミカンしゃんが許されるならボクもっ」
パピィ「何よ通りかかったって!バカムルモ!!!」
ムルモ「バカじゃないでしゅ〜〜っ!」
パピィ「・・・・何・・・・あたちに何か用でもあるの・・?//」
ムルモ「いや・・・・・特にその//」
2人は言い淀んでしまいました。
ガチャッ
ラビィ「何ケンカしてんだよバカ娘。」
相変わらず嫌味です。すると・・・
ミカン「あぁ、君がパピィちゃんのいとこか。
オレ様はミカン。将来君とは身内になる・・・」
パピィ「ちょっ・・・・・/////」
ムルモ「む!」
ラビィ「え・・・・身内・・・・って・・・」
間違いねぇ・・・・・こいつ・・・・パピィが狙いなんだな!!
ムルモ「なんで身内になるんでしゅか!
意味分かんないでしゅ!ミカンのくせに!!」
ミカン「あんだとチビカス!!」
バチバチと火花が散ります。
住田(こりゃ・・・・今回のお泊りは大変だな・・・;)
住田は心の中でぼやきました。
ポピィ「そぉ・・・・お父さん、明日までかかるみたい。」
先ほどまで電話をしていたポピィが言いました。
パピィ「・・・・・・そっか。残念だわ・・・」
するとパピィは寂しそうな表情になりました。
ラビィ「父親も大変だな。おめぇみたいな可愛くない娘がいて。
しかも友人は変なやつだし」
嫌味に笑いました。
パピィ「なによ〜〜っ!・・・変な奴って・・・ムルモは言えてる
けど、ミカンたんはどっからどう考えても該当しないわよ?」
ラビィ「うっ」

ムルモ「くしゅんっ!」
一人寒気を感じるムルモ。彼は、パピィちゃんの部屋の隣にある
使われていない和室部屋にいました。
ミカン「ふっ・・・風邪でも引いたか」
そしてその1m離れた隣にミカンがいました。不敵な笑みでした。
2人は敷布団をしいて、寝ようとしています。
ムルモ「なんでお前までいるんでしゅか・・・・」
かなり今更な事を言い出すムルモ。
ミカン「オレ様はパピィちゃんを愛する男だ」
イミワカンネ。
答えになってません。

ラビィ「・・・・・」
夜11時・・・。
ラビィは何となく思いふけってしまいました。
彼の今の頭の中は、「彼女」の事ばかり。
(パピィ・・・)


あとがさー
夏田「こんにちは。当作品の著者夏田と申します。
本編にこうして「あとがき」として登場するのは
初めてでしょう」
冬田「今更感だ・・・・申し遅れました!私冬田かきと言う者です!
以後お見知り置きを」
夏田「それは置いといて〜。」
冬田「ムカッ」
夏田「今回の小説だけど、パピィの母:ポピィは、私が作ったオリフェ
ではなく、ムルモ屋様皆のアイデアで作った皆のオリフェです♪
詳しいプロフは掲示板で調べてみてくださいませ〜。え?いとこの
ラビィ??これは・・・・ゲストキャラですので」
冬田「は?」
夏田「プロフはないです♪」
冬田「なんてふざけた作者だ・・・・」
夏田「それでは、次回18話」
冬田「story18パピィ争奪戦!恋は4角ハリケーン!」
夏田「オルァー。私のセリフ返せーーーー!!」
ぼかぼかぼかぼかぼかばかぼかぼかぼかぼかぼかばか。

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■ こやまる (601回/2009/09/23(Wed) 20:19:23/No1762)
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夏田みかんさん、こんばんは☆
学園も夏休みとのことで、寮生活のパピィも久々の里帰りですね。
あれ?住田くんも一緒・・・。
パピィのプライベートなところまで一緒で大丈夫なんでしょーか?
ミカンやムルモが知ったらさぞかし羨ましがりそうです(^^;。
またムルモがついてきたことにパピィがびっくりしたことから、パピィの実家はミルモの里ではなくて妖精界の別の場所なのかな?
う〜ん、いろんな疑問がわいてきますね(^◇^;)。

さて今回初登場のパピィのいとこのラビィ。
とにかくパピィに攻撃的ですね。
パピィがムルモに攻撃的なのと似ていることから、やっぱりパピィのいとこなんだなぁと想ってしまいます。
そのラビィの行動の裏にはやはり・・・。
勘の働くリルムが見たら「もしかして・・」と間違いなく言うでしょうね。
(一応いとこ同士でも結婚出来ますし)
突然のライバル登場も影響して、頭の中がパピィで一杯になってるラビィがかわいいです。
しかしパピィにしてみればラビィのことはアウトオブ眼中なわけで、この後ラビィにとって残酷な展開が待っていそうな予感が…(汗)。

パピィの後を追うミカンとムルモの変質者っぷりが面白いですね。
そして実家で対面したときのパピィの反応も・・・。
思いがけない展開でムルモを家に招いたパピィの次なる行動が楽しみです。
その前に男性陣はパピィを巡って熱いバトルを繰り広げそうですね。
思いやりのありそうな母ポピィが予想外(?)の行動を取るんじゃないか…とひそかに期待もしていたり。

お絵描きもありがとうございます!
勝ち気なラビィの表情は、パピィがムルモに勝ち気になるときとまさに一緒…。
うさぎの家系代々に備わる表情でしょーか(笑)。
それにしてもこのうさぎだらけの空間はパピィファンにはたまらない光景でしょうね。
この後のストーリーで、パピィとは違うラビィならではの表情も見てみたいなぁ。

それでは次回も楽しみにお待ちしていますね。
では!


■ 夏田みかん (122回/2009/10/03(Sat) 13:43:44/No1786)

こんにちは(^^)夏田です♪

「学園パピィ」

story18「パピィ争奪戦!恋は四角ハリケーン」

真夜中の街で・・・・
彼はぶらりと歩いていました。
桃色の髪の毛を持つ、なかなか可愛い顔付きの
男の子でした。彼は帽子に付いている触覚
をたらし、可愛さを隠しきれずただハードボイルドに
夜道を歩きます。
彼はムルモ。この物語のヒロインキャラです。しかし――・・・
ドスンッ・・・

誰かがムルモにぶつかりました。茶色いフード付きのコート
をかぶり、姿が良く見えないその妖精のフードの中を見ると、
ムルモは目を細めて言いました。
ムルモ「お前っっ・・・」
そして後ろへと倒れる間際にフードをはぎ取りました。
パタ・・・・ムルモが倒れます。
フードの中の妖精は・・・・・・・
黒いロングコートに橙色の腰に拳銃を吊っている
美少年 ミカンでした。
ミカン「ムルモの死体が1650」
そんな事を言いながら、次々とムルモを打ち抜きます。
ミカン「ムルモの死体が1652」
まだまだ打ち抜きます
ミカン「ムルモの死体が1654」
ミカンの足下には沢山のムルモが転がっています。

ミカン「ムルモの死体が」
ムルモ「羊を数えろォォォォォォォォォォォォ!!!!」

布団の中に居たミカンにムルモが叫びます。
ミカン「ほぁあ〜〜。・・・いや、昨日から眠れなくてよ・・・。
ワザワザ起こしに来てくれたのかぃ。1655体目」
ムルモ「誰が1655でしゅかッッ!!なんちゅう縁起でもない
物数えてるんでしゅか!それじゃあ眠れるものも眠れないに
決まってましゅ!!」

パピィ「あんた達・・・・朝っぱらから何やってんのよ・・?」
すると、呆れた顔でパピィちゃん(注・本作品の主人公。
空を飛ばない物だけを指す)
が出てきました。
ミカン「あぁっパピィちゃん・・・・寝ぐせも可愛い。」
朝っぱらからそんな事を言うのでした。
真赤になるパピィ。
パピィ「うっ///髪とかすの忘れてたでちゅ〜〜っ///」
バタバタと自分の部屋に戻っていきます。
ミカン「貴重な姿だ・・」
一方のムルモは見なれているのか、あまり動じませんでしたが
ミカンの発言に相変わらず一々ムッとします。
朝の手伝いをする男3人(※忘れられているラビィ含む)

ピーーンポーーン

ポピィ「あら来客。牛乳配達だわね♪」
玄関にいるのは、髪の毛を2ヶ所で束ねた
エプロン姿の美人のお姉さんでした。
「ごめんなさい!遅れました!牛乳です!」
プラスチックのケースの中には10本の牛乳。
謝りながらも、フラついてケースを重たそうに運びます。
足取りがかなり怪しいです。
ラビィが手伝おうとするより早く、
「オレ様がやる」「ボクが運ぶでしゅ!」
そう言いながら、仕方ないので両者共渋々片側ずつ
持って運びます。
「・・・・」
ん?2人を見るお姉さんが、ポカーンとしています。
彼女の視線はミカンとムルモの2人をロックオン。
ミカンはカッコよくて超絶美少年ですし、
ムルモは可愛くて格好いい男の子ですし。
レベルの高い男の子を見て大興奮ですよ!

“都会に疲れた女子大生と田舎の大地に住む美少年との
切ない恋物語――”

頭の中では、トレンディドラマ制作決定です。
主役は自分。デビューシングルとして主題歌
を歌うことも決定。二人が同時に私に夢中になって、
駄目よ、決められないわ喧嘩はヤメテ二人を止めて
私の為に争わないで状態まで、妄想は膨らみます。

ミカン「はい、どうぞ」
ミカンが空のケースをお姉さんに渡します。
それと同時に、はっと我に帰るお姉さん。
必死に照れ隠しをしながら、すみませんでしたと
謝ります。
心の中で親指立てて。もう、ラブラブです。
そんなお姉さんを地獄に付き落とすポピィの台詞。
ポピィ「さ、皆で朝ごはんにしましょう♪」
訂正。この次がラビィとお姉さんを地獄に付き落とす台詞。
ポピィ「その後は、ミカンさんとムルモくんどっちが
私の娘に相応しいか 婿テストをしますからね〜〜♪」
風が強くなって来ました。

パピィ「ちょっと〜〜〜〜〜〜っ!!?」
パピィが大声を張り上げます。
パピィ「ななな・・・・なんで2人から婿を選ぶのよぉ!?」
ポピィ「だって格好いいじゃない。隅に置けないわね〜あんたも♪」
パピィ「だっ・・・だからって・・・・////」
ポピィ「満更でもない顔してるくせに♪」
パピィ「うっ///何言ってんのっ!!」

そんな話を聞いた後、がっくりする男の子、ラビィ。
ラビィ「何なんだよアイツら・・・・いきなり出てきてっ」

さてさて、お姉さんはどうしたかと言うと――・・・
ぐじぐじ。ずるる。
涙目でコーヒーと鼻をすするお姉さん。
一人寂しく朝なのに、たそがれロンリー。
ちゃららら、ちゃららら、ちゃららららりらりら〜〜〜♪
携帯から『踊る魔法のおそうざい』が着信メロディで
リズミカルに流れます。メールが入って来た模様。

「タイトル:真剣に美少年を落としたい?
差出人:話題騒然!美少年ハンターズ
本文:あなたも美少年を落とそう!小娘なんかに負けてられる?
登録無料!ここをクリック」
「・・・・・・」

ぽちっとな。
魔の誘いもIT時代。

一方、ムルモとミカンの間には
ごごごごごごごごごごごごごごご。(効果音)
炎が燃えていました。
ポピィ「では始めます。早押しクイズ!点数が高かった方が
パピィの婿だからね♪」
ムルモ「うっ・・・////ぱ・・・パピィの婿の事は
どーでもいいでしゅけどっっ・・・ミカンしゃんには
負けたくないでしゅ・・・」
ミカン「パピィちゃんを嫁にする!」
ポピィ「では始めましょう!問題!」
ミカンとムルモに気合が入ります。
ポピィ「“夏田みかんを含めた交換漫画「ミルポン日和!!」
制作スタッフ陣が交換漫―――」

バシッピッコーーーーン!!!
ポピィ「はい、ミカンさん!」
ミカン「“この子は萌える”」
ポピィ「正解。――“夏田みかんを含めた交換漫画「ミルポン日和!!」
制作スタッフ陣が交換漫画のキャラに向かって必ず言う台詞”でした。
“この子は萌える”正解です。」
ムスッとするムルモ。
ポピィ「問題!“I香が最初にU香作のオリ――」
パシンッッビッコーーーーーーン!!
ポピィ「ムルモくん」
ムルモ「“ウザキャラだ”」
ポピィ「正解。―――“I香が最初にU香作のオリフェ・りんご
を見た時に言った言葉は?”“ウザキャラだ”正解です。」
得意気なムルモを、ちらりとミカンが見ます。
ポピィ「問題!“夏田の通う学校がある――」
バシンッピピコーーーン!!
ミカン「“右側”」
ポピィ「正解。――問題は、夏田の通う学校があるのは埼玉県ですが、
会社が入ってるビルの名前は、東京YWCA会館ですが、
エレベーターを降りてトイレはどちら側?”でした。
“右側”正解です」
ムルモ「あぁっ分かってたでしゅのに!」
ポピィ「惜しかったわね、ムルモくん次があるわよ♪
問題!“ギターを――」ぱしっぴこん!
「“ダーツ”!」「正解。問題!“いつもさ――」
「“十四代”!」「正解。“あ――」パシンパシンッ
ぴっこーーーん「“凄い減った”」「正解。」
パピィ「いつまで続くのかちら・・・・」
住田「さぁ・・・・;;」

一旦切ります








■ 夏田みかん (123回/2009/10/03(Sat) 16:16:00/No1787)

続きです


ズズーーーーーーーーーーーーーーーンッ!
パピィ「!」
住田「・・・・!魔の気配!!」
パピィ「え〜〜〜っ!?学園じゃないのに
なんでここにも魔物が出るのよ〜〜〜〜っ!」
住田「しょうがないよ、とにかく行こう!」
いつまでもクイズを続けている2人と母の目をぬすみ、
パピィはどこかへ行きました。

パピィはどんどん森へと進んでいきます。
パピィ「住ちゃん、反応はホントにこっちなの・・・?」
住田「あぁ、間違いないよ。」
パピィ「でもどこにも何もいないわよ・・・?」
すると、前方から何かが近付いてきます・・・・。
住田&パピィ「!!!」

それは今まで見た事のない魔物でした。
一つの体に2つの顔がくっついています。
魔物「ぐぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」
その異様な姿にゾッとするパピィ。
住田「逃げろ、パピィ!変身してない今じゃ無理だ!!」
パピィ「うっ・・・うんっっ」
そう言って必死に逃げ去ります。
魔物「ぐぉぁあああああああああああああああ」
しかし魔物はパピィを追ってきます。
パピィ「どうちよう!追ってくるわ!!」
住田「これじゃあ変身出来ない・・・・っ!!」
パピィ「うぁ〜〜〜〜んっ!!どうすればいいのよ〜〜っ!!」

パーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンっ!!!

すると、するどい発砲音が聞こえました。
住田「これは拳銃の音・・・!」
パピィ「ミカンたん!」
すると、黒いロングコートに一丁拳銃を構える
妖精の姿がありました。
ミカン「まさかとは思ったが、こんな所でも魔物が現れる
とはな・・・・」
すると、隠し持っていた マークII手榴弾が6つ。
ミカン「オレ様は拳銃専門なんだけどな・・・。」
パイナップルを小さくしたような形の、鈍い色をした
手榴弾です。あ、手榴弾は拳銃じゃなくて爆弾ですよー。
某ただきもの小説のオリフェさんが使いそうな武器です。

投げられた瞬間にはすでに安全ピンが抜かれ、
レバーが弾け飛んでいました。
手榴弾は、魔物の左右で炸裂しました。
ぼばばばばばばん!と猛烈な爆発音と爆風が起きます。
パピィ「ミカンたんっ!」
ミカン「パピィちゃん、早く逃げてココはオレ様に
任せな!!」
パピィ「うんっ!」
そう言って立ち去って行きました。
すると、ミカンはホルスターから他とは違う
拳銃を取り出します。
それは、擲弾銃(てきだんじゅう)。
手榴弾又は同程度の威力の擲弾を発射する武器です。
手榴弾、装填。
ミカン「グレネードランチャー使うのは久しぶりかな・・・」
そう、ぼやきました

住田「今だよ!パピィ!!」
パピィ「うんっ!―――まじかるまじかる、カラフジカル♪
ば てれん レンコン トマトぉーーーMaxーーー!!!」
四角い装置を構え、叫びます。
パピィの体は光に包まれ、序所に姿が現れますーーー
住田「変身完了だ。今から君はパピィじゃない、魔物ハンター
マジカルぱぴ子だ!」
制服になっているパピィ、いやぱぴ子に言いました。
ぱぴ子「やるわよ〜〜〜〜!」
ミカヤ「そうだ、今回もぱぴ子と頑張っちゃうぞぉ〜」
一瞬の静寂・・・
ぱぴ子「え〜〜〜〜〜〜っ!!?なっなんであんた此処に居んの!!!?」
ぱぴ子絶句。ミカヤはニヤリと笑いました。
ミカヤ「当然さ。だって私の正体はミカンなのだから!!」
またまた静寂――・・・
ぱぴ子「・・・・・あんた・・・・言っていい冗談と悪い冗談
があるでちょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!」
ミカヤ「ギャーーーーーースッ」
ぱぴ子「今度ふざけた事言ったら、マジックステッキあんたに
向けるからねッ!」全くこの変態とミカンたんを一緒
にするなんて・・・。残念。本当に同一人物です。
「早くした方がいいですよ」
声が一声響きました。そうその声の主は・・・・
ぱぴ子「青騎士たん!!」
青騎士「ぱぴ子・・・」
ぱぴ子「なんであなたまで・・・?そ、そんな事はいいわ。
とにかく魔物をなんとかちないと!!」
しかし、魔物の方足取りがかなり怪しいです。
ぱぴ子「・・・?何、なんか・・・・弱ってる・・?」
そう、その魔物はいつになく弱っていました。
青騎士は見ました。気づきにくい所に銃弾の跡・・・・
横目でミカヤを見ます。
青騎士「こいつ、普通の魔物じゃないみたいですね」
ぱぴ子「え・・?」
ミカヤ「魔の誘いに乗った妖精は少なくとも2人いる・・」
ぱぴ子「・・・え〜〜〜〜っ!?な・・・・なんでっ」
青騎士「魔王・・・今回の魔物化は失敗しましたね。
つまり、2人以上の魔物化は不可能というワケですか・・・。」
ミカヤ「弱点めっけw」
青騎士「ぱぴ子!」
ぱぴ子「う・・・・うん。拍子ぬけ・・・何よ〜今回の話ぃ〜;;」
住田「でも戦いにならなくて良かったじゃん!早く終わらせよう!」
パピィ「そうね。――ブラックリミテッド!!」
魔物が浄化され元に戻っていきます。すると、
元に戻っていく妖精の一人が今朝のお姉さんともう一人は・・・・・・
ぱぴ子「ら・・・・・ラビィ!!!!?」
青騎士「えっ!?」
ラビィが倒れていました。



ポピィ「なんか悪かったわねぇ〜・・」
ここはパピィの実家。事を終え皆無事に家に戻り、
先程この家を立ち去りました。
ラビィ「おばさん・・・」
ポピィ「ラビィくんもパピィの事好きだったなんて・・・
何も知らずに婿決めとか言って・・・」
ラビィ「べっ・・・・別にっっ・・・オレっちは・・・////」
ポピィ「まぁ、他に女の子がいるわよ♪」
え?と聞き返すラビィ。
ポピィ「パピィったら、ムルモくんの事好きなのに素直じゃなくてね〜」
ムルモ?・・・・まさかあの青い服の・・・!?
ラビィ絶句。
娘の幸せな話をするポピィをよそに
一人燃えるラビィがいたのであった・・・・。



ー今、目の前に置かれるあとがきー
夏田みかん:本作品「学園パピィ」の作者であり、
受験生であり、オタクであり、漫画家志望者。
グリーでこやまるさんにプレゼントを送ってGが無くなった
のは内緒。
「学校さえ無ければ、時間は沢山あるのに!」(本人談)

冬田かき:あとがきの時のみにしか登場しない
レアキャラ。あっ以前ミカヤと青騎士が戦ってる時
本編に出たんだっけ・・・?
「あとがきだけじゃなくて、他でも活躍したいです!」(本人談)

夏田「今回の話だが・・・・かなり無理しちゃったなぁ。
実は内緒なんだけどね、毎回お話はノート8ページまで
が一話って決めてるんだよねぇ・・」
冬田「内緒なら言うな!!だからどうした!!」
夏田「それがさぁ、ミカンとムルモのシーンがやけに多くなっちゃって
魔物のバトルシーンまでページが無かったんだよ・・・ホント
疲れたよ。家帰りたいよ」
冬田「最後愚痴になってんじゃねーか!!!(怒)
家帰りたいって・・・お前の居るそこは家じゃないのかっ」
夏田「うるせぃ黙れチンカス冬田。お前はどうせ偶像のキャラ
に過ぎぬのだ!」
冬田「いいやがったな!!」
夏田「次回!story19「硝煙反応少年と癒しのそよ風!」
冬田「皆さんまた会いましょう!」
夏田「お前抜きでな」
冬田「右ストレーーーーーーーーーーート!!」

では☆


■ こやまる (613回/2009/10/06(Tue) 08:21:27/No1792)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、おはようございます☆

>グリーでこやまるさんにプレゼントを送ってGが無くなった
>のは内緒。
いやはや、その節は本当にありがとうございました(T-T)。
あのムルモにぴったりなバラは今も「ムルモの庭」にて咲いていますよ!
間違って刈り取らないようにしないと…。

>毎回お話はノート8ページまでが一話って決めてるんだよねぇ・・
毎回ボリュームたっぷりでいろんなネタが含まれていますが、8ページにもわたる下書きがあっての作品と聞いてますますすごい!
きっと下書きには使われずにそのままボツになったネタがいろいろあるんだろうなぁ。
使い込まれた下書きノートも一度見てみたいです(^^;。

さて今回も舞台はパピィの自宅なのに、まさかの魔物対決発生で驚きました。
アクセスしただけでコンピューターウィルスに感染するみたいに、携帯の画面を経由するだけで魔物化させられてしまうとは恐ろしいですね。
私の印象に残ったのは対決後のシーンで、対決後に倒れていた二人の中にラビィが含まれていたのが切なかったです。
パピィが好きという純粋な気持ちをうまく表現できず、まんまと利用されてしまったラビィ。。
今のところパピィの眼中にも置かれていないラビィですが、サスケみたいに逆境に立たされている妖精を私は応援したくなりますね(^◇^;)。
まだまだあきらめていないようで、がんばれと言いたいです。
あ、それと”都会に疲れた”お姉さんも再登場希望です(笑)。
次回は名前付きでオリフェ紹介もありで・・・。
田舎から上京して1年くらいの設定なのかな?
(最初は「もしやソフト?」とか思ったりもしました)

>ポピィ「その後は、ミカンさんとムルモくんどっちが
>私の娘に相応しいか 婿テストをしますからね〜〜♪」
空気の読めない(?)ポピィが盛り上げまくりですね。
すでに(ムルモに対して)自信過剰なパピィも将来はポピィのようになってしまうんでしょうか?

>それは、擲弾銃(てきだんじゅう)。
そんなマニアックな知識をお持ちのみかんさんがすごい…。
グレネードランチャー…ってミカンはいったいどこにそんな物騒な武器を隠し持っていたのだろーか?
相手は魔物でも元は妖精なのだから、強力すぎる武器は危険過ぎですね(^◇^;)。

今回はラビィとお姉さんがツボにはまり、感想もそればかりになってしまいました(^^;。
次回も楽しみにお待ちしていますね。
では!


■ 夏田みかん (124回/2009/10/12(Mon) 08:01:18/No1806)

おはようございます(^^)夏田です♪

拳銃知識は某電撃文庫の小説で(笑)
更に拳銃が出てくるのでお楽しみに(ぇ

ギフトは喜んでいただけたのですね♪
ラビィとお姉さんにはいろいろと
やってもらいましたが、再登場は不明←
と、いうわけで(どういうわけ
30レス突破しましたので、近々スレッド引っ越し
いたします♪ので宜しく〜。
では☆




1813/ トゲピの紹介
□投稿者/ プリン -48回-(2009/10/12(Mon) 13:51:45)

トゲピ
声優:かないみか
ヤシチの保育園0歳ド組の頃からの幼馴染
伝い歩き出来なくて泣いているヤシチを支えてくれた女の子
リンゴが大好物
魔法の楽器はマイク
パートナーは安純の初恋の人こと松村たかし先輩
マグカップの色は赤
注ぐ飲み物豆乳


■ プリン (49回/2009/10/12(Mon) 14:33:51/No1814)

上手くいったら、ハイタッチ!前編
安純は高校で憧れのたかし先輩と再会した。
安純「たかしく〜ん!」
たかし先輩「安純ちゃん、久し振りだね。」
ヤシチ「これがたかし先輩か・・・。」
トゲピ「久し振りね、ヤシチ!あんたも元気だった?」
ヤシチ「トゲピちゃん・・・。おぬしなぜ・・・?」
トゲピ「私は松村たかしのパートナーになったの!」
ヤシチ「そういえば・・・。拙者が赤ちゃんの頃・・・。」
今から11年程前・・・。
ヤシチ「ん・・・、んぐ・・・、んぎぎぎ・・・。」(ゴンタのオリを掴んで立とうとする・・・その時の瞬間!)
ボテッ!
ヤシチ「びゃ〜〜〜ん!(大泣き)」
ミモモショップについた妖精忍者家族。
コウキ「う〜ん、ないなぁ。」
ヒカリ「マモモ店長に聞いてもいい?コトネちゃん。」
トゲピのママ(コトネ)「いいわよ。」
マモモ店長(飯塚雅弓)「あのね?赤ちゃん歩行器ハイグレードはもう、売り切れちゃったの。ハイグレード2は今度の夏にはつばいされるから、待っててよ!ヒカリちゃん。」
赤ん坊ミモモ「ミモ!(柚木涼香)」
マモモ「そうだな・・・。あ!これこれ!赤ちゃん手押し車ハイグレードが2つ残ってたよ。これをヒカリちゃんにあげるよ。」
ヒカリ「ありがとうございます・・・。店長。」
家に帰った2人はさっそくヤシチとトゲピを赤ちゃん手押し車ハイグレードを押した。
ヤシチ「ん・・・、んぐ・・・、んぎぎぎぎ!」(手押し車を押しても・・・。)
こてん!
ヤシチ「びぇぇぇ〜〜〜!(大泣き)」
またこてん!
トゲピ「びぇぇぇ〜〜!(大泣き)」
コトネ「またハイタッチが出来なくなったわね、2人とも。」
ヒカリ「本当・・・、どうすればいいの・・・。(泣)」
上手くいったらハイタッチ!後編に続く!


■ プリン (50回/2009/10/13(Tue) 12:36:20/No1822)

上手くいったらハイタッチ!後編
サトシ「どうしたんだ?コトネ?」
コトネ「サトシ〜〜〜!(泣)」
アヤコ「どうしたの?ヒカリ?」
ヒカリ「おねえちゃ〜〜〜ん!(泣)」
サトシ「どうしたんだ?コトネ」
アヤコ「どうしたの?ヒカリ」
※ちなみにヒカリの泣き友達
サトシ
声優:杉浦太陽
コトネ
声優:辻希美
トゲピのご両親
コトネ(ヒカリ)「じ・・・実は」
ヤシチとトゲピが歩けない事を話す。
サトシ「成る程・・・。それで2人を歩ける様にしたいと・・・。」
コトネ「サトシ〜〜〜助けてよ〜〜〜!」
ヒカリ「おねがい!捕まり立ちの魔法はあるの〜〜〜?」
サトシ「う〜む・・・。それなら赤ちゃん手押し車ハイグレードを持ってごらん?」
コトネとヒカリ「はい・・・これ・・・。」
アヤコ「ん?このボタンは赤(食べっ子ピジョン)、オレンジ(メタモン水鉄砲)、黄色(ソーナンス座椅子)、緑(ギザみみピチューのメリー)、青(ジラーチの子守歌)、紫(シェイミのお花畑)、ピンク(トゲピーのいないいないばぁっ!)のボタンを押すと・・・フムフム・・・。」
サトシ「まぁかわいい玩具が出るって事だな・・・。」
ポチ!(ピンクを押した)
ポン!
トゲピーのいないいないばぁっ!が出た。
タマゴの頭に罅が入り・・・。
トゲピーが顔を出した・・・。
ヤシチとトゲピはニコッとした
ヤシチ「ん・・・んぐ・・・んぎぎぎぎ!」
その時!
ヤシチ「あ〜!(ニコッ!)」
更にその時!
トゲピ「あう!(ニコッ!)」
2人はばぁっ!としたトゲピーの前まで歩いた!
今に戻る・・・
ヤシチ「あの時はポケモンが大好きだったな・・・。」
トゲピ「そうね・・・。あ!ハートゴールドやってたらね、トゲピーの♀が生まれたよ!」
ヤシチ「拙者はソウルシルバーやってたら、トゲピーが生まれたぞ!」
トゲピーは、また、2人の友情の絆が深まったのである。
END


■ プリン (51回/2009/10/13(Tue) 12:39:38/No1823)

↑こやまるちゃん、なんか感想書いてよ(泣)


■ プリン (52回/2009/10/13(Tue) 14:43:45/No1825)

コトネ
声優:辻希美
トゲピの母親
ヒカリの泣き友達
ヤシチの泣き虫で気弱な性格はこの人譲り。
魔法の楽器はハーモニカ
大好物たこ焼き
※ちなみにヒカリとコウキは第1章幼き日の記憶の話でお亡くなりになられたヤシチのご両親です!(威張る!)

300×300

paint1255411621.png
/2KB

■ こやまる (623回/2009/10/15(Thu) 07:47:27/No1832)
http://www.murumoya.com/


プリンさん、おはようございます☆
少し前に通常掲示板で私が言ったメッセージがプリンさんに果たして届いているのかずっと不安でしたが、ミルモのストーリーをせっかく考えてくださっているので今後は私も感想を書いていきたいと思います!
プリンさんもぜひ妖精を楽しくかわいく活躍させてあげてくださいね。

どんな妖精もそうだと思いますが、ヤシチも赤ちゃんの頃はすごく泣き虫ですね。
(ヤシチは今でも泣き虫ですが^^;)
そんな赤ちゃんの頃の友達であるトゲピは、今のヤシチにとってどんな存在なのかな?
恋愛対象とまでは行かなくても、何時間でも一緒に遊ぶことのできる深い絆がこの2人の間にありそうです。
今では二人別々に修行しているのでしょうか。
それにしても赤ちゃん手押し車ハイグレードの機能がすごすぎですね。
これを(タダで?)くれるマモモが太っ腹過ぎる…(^^;。

それではこれからも小説作りをがんばってください!
では!




1402/ 「学園パピィ」特別番外編集!
□投稿者/ 夏田みかん -78回-(2009/04/26(Sun) 09:48:45)

おはようございます(^^)夏田です♪

こやまるさんの誕生日という事を記念して、
この度、私の方で新・企画(?)みたいな
ことをしますwwww
特別番外編とは、まぁつまり「学園パピィ」の
本編から抜けた、漫画によくある「番外編」というヤツですよw


あっちなみに籠球とは、バスケットボールの事なんですョ♪

side.story00「体育の時間ですよ(^^)」

ある日の出来事でした。パピィのクラスは、体育の時間になった
のですが、体育担当の先生が残念ながら体調を崩して
休んでしまいました。・・・と、いうことで自習時間です!!
女子は全員バスケをすることに賛成して、皆で
新しく再建設されたばかりの体育館に移動するのでした。
はい。どっかの馬鹿が壊した体育館ですよ。
パピィ「たまには魔物退治とか忘れて、体を動かすのも
いいわねっ♪・・・ムルモ、あんたも来なちゃいよっ!」
ムルモ「ほぇぇっ・・・・引っ張んないでくだしゃい!」
他の男子は皆外か読書です。

住田(パピィ・・・スカートのベルトからおれ外すの忘れてるんだけど・・
・・・・・どうしよう??)

体育館ー・・・
パピィ「それっ!」

その姿をじわじわと眺める2つの目がありました。
「体育着姿もなかなかであるなぁ・・・・」
その妖精はグラサンをかけて、橙色の髪の毛を輝かせた
男でした。覗き魔ですね。
「何やってんですか・・そんな所で」
そこにとても聞き覚えのある男の子の声がしました。
覗き魔に話しかけています。
「うぉぉぅっ!・・・なんだ青騎士か。こんな暗い所に純白は
目立つな・・・・」
覗いていたのは、月光のガンファイター・ミカヤでした。
暗闇のため、彼が着用している黒ジャケットが
暗闇と一体化して見えません。
ミカヤ「青騎士くん。今は君の相手をしている暇がないのダ」
青騎士「ふん。お前の後ろ姿を見たのでついて来たのです。
どーせよからぬ事を企んでるんでしょうけど・・・・で、
どうして体育館にこんな屋根裏部屋があるんですか。」
ミカヤ「いい質問だ。ここはな、‘覗きの間’だ。」
青騎士「覗きの間??」
ミカヤ「それが体育館が残念な事故によって壊れてしまったのだ。」
青騎士「それは知ってます。」
ミカヤ「建設途中に、おいらが設計図にちょびっと落書き
したのサ♪そしてこのスペースが出来た。
大工さんは何も知らずに造ってくれたよ」
それを聞いて、青騎士は絶句した。
青騎士「・・・立派な犯罪です。」
ミカヤ「気にスンナwばれなきゃーいいんだ。
ちなみに完全防音だから、どれだけ騒ごうがバレない♪」
青騎士「・・・・」
ミカヤ「こうして、学園に災いをもたらす魔物が来ないか
見張っているわけだ。そうして平和はやってくるんだゾ」
青騎士「付き合いきれませんね。やっぱりボクは帰ります。」
ミカヤ「そうか。――おっとパピィちゃんとかいう女子!
うっかり転んで尻餅から鮮やかな後方回転!!!」
青騎士「えっ!!」
ミカヤ「うむ。今の動きは良かったぞ青騎士。おいらと対等に
戦うにはそれくらい素早くないとなぁ〜。」
青騎士「・・・・。失敬する!」
ミカヤ「うむぅ・・・ボールを抱える姿・・・可愛いのぅ・・・」
青騎士「はっ!」
ミカヤ「今の穴を覗く動きは凄かったぞ。さすがだ。」
青騎士「・・・・。今度こそ失敬しますっ!」
ミカヤ「あーーっ!いいのか少女!そんなあられもない
セクシーポーズ!!!!」
青騎士「ほぇっ!・・・」
ミカヤ「なんてウッソーwww青騎士スケベー♪
皆さ〜〜ん、青騎士くんはスケベ騎士ですよ〜〜〜w」
青騎士「・・・・・・」
ミカヤ「あれ?怒ってる?やだなー、軽いアメリカンジョーク・・・
わっヤメロっ!」
青騎士「許しませんッ!!」
どかばすごぼぐばーんぼぼぼぼぼぼぼぼ!


パピィ「えいっ!―――やった〜入ったっ♪」

*END*



■ こやまる (486回/2009/04/29(Wed) 07:35:04/No1408)
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夏田みかんさん、おはようございます☆
私の誕生日記念に特別企画とはまたうれしいです。
ムルモの誕生日にあれこれはりきるパピィみたいなみかんさんを想像してしまいました(^^)。
そのパピィちゃんの体育着姿がまたまぶしすぎ!!
2頭身体型の妖精たちが体育着を着てちょこまかバスケをする光景を想像するとまたかわいい…というかこの短い足で果たしてバスケは出来るんだろうかと思ったりもしますけど(笑)。

無理矢理引っ張って来られたムルモですが、いくらムルモが女の子っぽいからと言ってもやはり男の子なので、パピィたち女の子の中には入らずにこっそり青騎士化ですか〜。
ミカヤの言葉に騙されて反応してしまう青騎士…そういえばムルモも割と騙されやすい性格をしていましたっけ。
騙されるというよりも、パピィのことがいつも心配で何かあったらすぐに駆けつける準備が出来ているんでしょうけど、今回はミカヤの方が数枚上手ですね。
そんなことも知らずにバスケに集中するパピィもまたかわいいです。
果たしてムルモのその心配はいつか報われるんでしょうか?

それにしても壊れた体育館→「覗きの間」というストーリーのつなげ方がとても上手です。
また学校のいろんな施設を舞台にしたサイドストーリーを見せてくださいね。
ミルリルとか、ムルパピ以外の脇役にスポットを当てるのも面白そうです。

本編の続きも楽しみにしていますね。
では!


■ 夏田みかん (129回/2009/10/14(Wed) 14:23:18/No1830)

こんにちは(^^)夏田です♪

近々、夏休みの番外編的な
物語を掲載しようと思います♪
本編の夏休み編が終わってからがいい
ような内容なのですが、過去ログに行ってしまいそう
だったので引っ張り出してきちゃいました(^^;
では☆


■ こやまる (626回/2009/10/19(Mon) 08:08:35/No1844)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、おはようございます☆
おぉ、サイドストーリーが危なく過去ログ行きになるところでしたね(^^;。
(あ、特別に言ってくだされば、私の手により過去ログから戻すことも可能だったりします)
学園の長い夏休みはもう少しだけ続くのかな?
他のキャラが夏休みにどんなことをしていたのかも番外編辺りで触れて欲しいなぁ・・と思いつつ、それを始めると夏休みシーンが終わらなくなってしまいそうですね。
ではこちらも楽しみにお待ちしております!
では!




1831/ ヤシチの過去最終章〜ヤシチが事故で入院!?〜
□投稿者/ プリン -53回-(2009/10/14(Wed) 22:48:15)

2007年・・・8月16日・・・。私(ヤシチの過去話の作者)は・・・電車に挟まれ、自業自得(歩けない状態)で入院した事がある・・・。
2006年、夏休み最終日。宿題が原因で悲劇は起こる!
安純「ヤ〜シ〜チ〜、さっさと宿題やっちゃってちょ〜だ〜い」
ヤシチ「プッツン!(堪忍袋の緒が切れた音)もういやだ!安純のわがままはもううんざりだ!拙者は妖精界に帰るぞ!!」
安純「プッツン!(結木くんとパンツのメモでストレスたまってそれが爆発)ヤシチなんか大嫌いよ!掃除も宿題も私1人でやるからいいよ!パンツのメモは全部燃やすから!」
安純はパンツのメモとかりんとうと宿題を燃やした。
ヤシチは悲鳴をあげながら泣き出した
ヤシチ「うわ〜〜〜ん!かりんとうが!うぐぐ・・・あばよ!安純なんか大嫌いだからな!」
ヤシチは妖精界に帰り・・・泣きながら・・・王国や忍者の里をすっとばして・・・。
ヤシチ「安純なんか!悪魔的存在だ!」
妖精の都会で・・・そこへ!妖精トラックが・・・入り
ヤシチ「安純のバカ!大っ嫌い!もう知らんからな!(大泣き)」
妖精トラックがヤシチをはねた。
心配してネズミの魔法で妖精になった安純と追って来た妖精忍者隊
妖精安純「へ・・・。何よ・・・。」
女性妖精@「キャーー!小学生が引かれたわ!救急車を呼んで」
妖精安純「ウソ!?」
男性妖精@「早く!誰か!」
女性妖精A「誰か!この子のパートナーさんは?」
男性妖精A「おい、魔法の楽器が壊れてるぞ!なんでだ!」
女性妖精@「何よ!人間!入り込まないでよ!」
男性妖精@「もしかして!」


■ プリン (54回/2009/10/15(Thu) 14:04:50/No1834)

男性妖精A「お嬢さん、この子のパートナー。」
女性妖精@「だったら大変よ!」
女子高生妖精「ほらみて、血が出てる・・・。」
ガーン!
妖精安純「ヤシチーーー!」
ヤシチは救急車に運ばれた・・・。
妖精瑞希(イクミが黒い薔薇で作った甘いジュースで妖精が見える様に)「姉ちゃん!アヤコおばちゃんから聞いたぞ。ヤシチが事故にあったってな・・・。」
妖精安純「瑞希〜〜〜!」


■ プリン (55回/2009/10/16(Fri) 09:56:05/No1836)

妖精光里「安純ちゃん!瑞希君!もしかして・・・。」
妖精光輝「安純!お前のパートナーを傷つけたのか。」
妖精安純「おとうさ〜ん!おかあさ〜ん(泣)私が悪かったの〜今まで無理矢理働かしたからこんな目にあったのよ〜!」
妖精光里「安純ちゃん、あなたもいけないけど、これは事故なのよ。」
妖精安純「ヤシチーーー。」
ガシャーーーン
手術は8時間かかった。
医者「失礼ですが?日高安純さんですね。」
妖精安純「はい?誰ですか?」
医者(大輝度幸成)「君のパートナーを担当した大輝度幸成です変わった名前でしょう私は昔パートナーさんのお母さんのパートナーでして、赤ん坊だった君も知っている。」
妖精安純「ははぁ・・・。」
妖精忍者隊が来て
ヤハチ「うわーーーん(泣)おにいちゃ〜ん!」
サスケ「泣くな!ヤハチ!お前が泣くならオイラだってうわーーーん!(泣)」
ハンゾー「僕だって・・・うわーーーん!」
ヤマネ「わたくしだって・・・。うわーーーん(泣)」
妖精桃「泣かないのヤマネ!桃だって・・・うわーーーん!」
妖精光輝「すいません!サスケくん、ハンゾーくん、ヤマネちゃん、桃ちゃん、ヤハチちゃん。」


■ プリン (56回/2009/10/19(Mon) 21:15:44/No1846)

話は赤ちゃんと僕最終回のように続く
ヤシチ「あ・・・。」
安純「ヤシチ・・・。」
ヤシチ「安純、拙者が悪かった。」
安純「私が悪かったわ・・・。ごめんね・・。ごめんね・・・。」
翌日ヤシチは頭蓋骨骨折で入院しました。
安純はヤシチのお見舞いにいきました。
トライアングルは安純が直しました
ちゃんと魔法も使えています。
ヤシチは10月に退院しました。
END




1559/ 妖精界夏祭りの夜
□投稿者/ スミレ -18回-(2009/07/17(Fri) 07:04:24)

こんにちは、二作目を書かせて頂きます。
とりあえず目標は「夏」と呼べる期間の内に終わらせること……(汗)
ミルリルメインでその他諸々と共にドタバタするような話を予定しています。
今回はオリジナルキャラも込みで。
とりあえず一作目よりはマシになるとは思いますが、
今回も相変わらずキャラがおかしくなったりするかもしれません。
あと力量不足で矛盾点が発生する可能性も高いですがよろしくお願いします……。
ちなみに凄くどうでも良い事ですが、「夜」は「よ」と呼んでいただけると嬉しいです。
多分一作目と繋がりはありませんが時間軸は同じく最終回後で。


一 リルムが踊る

 とあるマンションにて。
「ルルルルルン、ルン、ルルルルル〜ン」
 一人の妖精が踊っていた。黄緑色のカールにピンク色の服。
 妖精リルムは実に楽しそうに鼻歌を歌っている。
 更に腰を振って踊っているが、殺人的な料理を作っているわけでもない。
 リルムはある物に対する「楽しみ」と言う気持ちを表していた。
 
「リルムちゃん、明日は妖精界での夏祭りなんだよね?」
 リルムが見える人間の一人、南楓が机の上で踊るリルムに話しかけた。
 此処はマンションでも、彼女の恋人でありリルムのパートナーである結木の部屋。
 色々な事があったがようやく結ばれ堂々と彼に会いに来ている。
 これが結ばれる前なら、彼女の恋のライバルであった日高安純がどこからともなく乱入していた。例えば窓とか。
「ええ、楓様はご存知でしたの?」
「うん。ミルモも『お菓子デパートが美味い屋台を出してくれる』って
 すごい楽しみにしてたもん」
 ミルモ。楓のパートナーでありリルムの婚約者の名前が挙がる。
「わたくし、ミルモ様と花火を見るのが楽しみで朝も起きれない日が続いておりますの」
「……あれ? でも妖精は花火のことを知らないんじゃなかったっけ?」
 何だか微妙におかしいことを言っていたのはさておき、楓は少し前のことを思い出す。
 ミルモもリルムも松竹に招待された夏のバカンスで線香花火を、
 親友悦美の家の手伝いで打ち上げ花火を初めて知ったような事を言っていたからだった。
 疑問を持つ楓に、リルムが答える。

「妖精学校の同級生にお祭り好きの方がいるんですの。
 その方が修行中の妖精を応援しに人間界へ来た時に花火を見て、
 是非とも妖精界に導入しようと考えていたのが実現したのですわ」
「へーえ」
「人間界での花火はとっても素敵でしたし、妖精界の花火も絶対にミルモ様とって決めているんですわ」
「分かるなぁ〜、それ。やっぱり花火は好きな人と見たいよね。頑張って!」
「はい! ああ、ミルモ様ぁ〜……」
 リルムがうっとりと妄想の世界に入った。
 彼女の妄想の世界ではミルモは微妙に美化されていたりする。
「ミルモ様ぁ〜」

 夏の一大行事のことはもちろん妖精界中に知れ渡っている。

「こういう時が元祖お店の腕の見せ所だからね。他の屋台には絶対負けられないよ!」
「はいクモ!」

「ああどうして、どうしてなの? どうしてあなたは私から逃げてばかりなの!?
 でも明日の夜……これで一気にあなたを私の虜にしてあげちゃうわ。
 うふ、うふふふふふ……」

「明日のお祭りで盛り上がっているけど、私たちはどうしようか?」
「もちろんこれを見逃す手は無いわ、特ダネはこういう所に落ちてるんだから!」
「頑張ろうねぇ〜……お休みなさぁ〜い」
「寝るなああ!!」

 これらも、祭りを待つ妖精達のほんの一部に過ぎない。
 はりきりの表情や妖しい笑いが溢れている。
 微笑ましい者もあるが、恐怖を感じさせる者がいるのも事実。

「だからそれが駄目だっつってるんだろ!
 そんな奴にお菓子のことを語ろうなんて五百万年早いんだよ!!」
「僕だって君のワガママにはいい加減うんざり!
 もう二度と僕の花壇に近づかないで!」
「どうしたんだい? いきなり二人で揉めたりして」
「譲り合うつもり、両方なし」
「困ったわね〜……」

 妖精達の祭り前に合わない光景を繰り広げている者がいるのも、事実。
 様々な者の思想が絡み合う、妖精界の祭りはただでは終わらない……。

________________________

花火の件は、花火・祭り系は人間パートばかりだったし本編でもミルモたちは
花火を知らないと言っていたのでこのような形になりました。
もし私の記憶が曖昧な所でこの文がおかしくなるような箇所があったら本当にごめんなさいorz
初期のミルモは余り人間界のことを知らないようだったのに
中盤以降はやけに人間っぽい箇所が増えたのが少し困りどころです……。
もちろん今回登場した人たちはほんの一部です。
どれくらいのキャラを動かせるだろうか……。


■ こやまる (542回/2009/07/20(Mon) 17:50:10/No1573)
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スミレさん、こんにちは☆

二作目いよいよスタート!
登場キャラ大幅アップとのことで、開始を楽しみにお待ちしておりました!
スミレさんの小説はアニメミルモの細かな設定までしっかり反映されていて、今作もまた第1話から完成度が高いですね。
スミレさんは元々の設定で悩んでおられますが、アニメミルモも3年半と続くことで変化した設定も確かにありますので、結論としてはあまりこだわりすぎずそれっぽくなっていればOKかと私は思います(^◇^;)。
(それ以前に花火にまつわる設定をすっかり忘れてしまっている私・・)

>一人の妖精が踊っていた。黄緑色のカールにピンク色の服。
やはり今作もリルムが大暴走・・!?
…と思いきや、今回は恐怖の動く料理は無しとは。
この平和な光景は、嵐の前の静けさなのか、それともリルム以上に暴走するキャラが他にいるのか…?

>わたくし、ミルモ様と花火を見るのが楽しみで朝も起きれない日が続いておりますの
このセリフが今回の一番のツボですね。
リルムは普段は丁寧な言葉を使いますが、たまにおかしな使い方をしますからね。
こういうときに冷静なムルモがいたら「リルムしゃん、夜も眠れないの間違いでしゅ」とツッコミそうです。
いや、本当に「ぐぉーっ、ぐぉーっ」と深い眠りに入っていたのかもしれません。

>様々な者の思想が絡み合う、妖精界の祭りはただでは終わらない……。
いろんなキャラのお祭りに賭ける思いがすごい…。
きっと今頃ヤシチは何か寒気を感じていることでしょう。
これだけ多くの妖精が何かをしようと企んでいると、このお祭りは果たして最後まで無事に続くのか心配になってきますね〜。
リルムの想いはまっすぐミルモに届くのでしょーか?

ということで第二話を楽しみにお待ちしています!
では!


■ スミレ (19回/2009/07/21(Tue) 01:22:16/No1575)

今回よりオリジナルキャラを出させて頂きます。
と言ってもあんまり目立たないので紹介はもう少ししてからに……。

二 オチョーの期待

 妖精界の空があかね色に染まって来ている。
 妖精界の夏のイベント開始まで、あと一時間もなかった。
 本来ならその時間は「お家に帰ろう」と言われている時間だが、この日は特別である。

 ミルモの里に並ぶキノコの家。その中のオレンジの屋根をした家。
 そこへ黄色の服と帽子の妖精が、トントンと扉を叩いた後で入って来た。
「あ、オチョー」
 振り向いたのは茶色の丸まった髪をしていた妖精だった。
 群青色の服の上に、オレンジと黒の法被(はっぴ)らしき物を着ている。
「お祭りまでもう少しですけど、準備は出来ているのですか?」
「ええ。ありがとう、オチョー。あなたの家の援助のお陰で予想以上に大きなお祭りに出来そうだわ」
 尋ねて来たのはミルモの里の中でも属に言う「お金持ち」の家の娘オチョーだった。
「オーッホッホッホッホ! 友人の頼みならこの程度ならいくらでも。
 ところで、頼んだ物は?」
「もちろんよ。オチョーのリクエスト通りの、とびっきりオシャレな花火も打ち上げるから。ね、ヒバナ」
 法被の妖精はウインクをした。振り向いた先には一人の妖精と、いくつかの箱。
 箱には妖精にとっては結構な大きさの玉が詰められている。
 それが例の“花火”だった。

「えぇ〜。マツリ、あんまりプレッシャーになるようなこと言わないでぇ〜!」
 ウェーブをした黄色の髪、珠色の浴衣のような服装の妖精ヒバナは泣きじゃくっていた。
 その姿にマツリと呼ばれた法被の妖精はため息をつく。
「全く、泣きじゃくらないの。火が大好きなヒバナのなら大丈夫よ。もう出来てるし」
「で、でも好きだからと言って得意とは限らないでしょう!
 火薬の量を間違えて騒動になったらどうするのよ〜!」
「“あの子”を応援するべく人間界に来たときに花火を見たときはあんなに興奮してたじゃない。
 なんだかほころび穴が異様に発生した日も構わず人間界を漁ったのは誰?
 そのあと理由は何だか分かんないけど唐突に妖精界に戻されて嘆いていたのは誰?」
「だ、だけど……」
「とりあえず安心してね、オチョー。こんなヒバナでもやる時はやるから」
「ええ。分かってますわ。貴女のセンスはそれなりに光る物がありますし、期待してます。
 お祭りの際はよろしくお願いしますわ」
「オチョーさんまでぇ……」

 めそめそとするヒバナを無視し、オチョーはマツリに新たな話題を振る。
「それで、屋台で何か良さげなものは?」
 その言葉を聞いてマツリは机の上の紙の束を手に取った。
「えーっと、それは屋台を開く妖精次第だから分からないわ。
 ミモモショップが屋台三つ分、お菓子デパートも結構出すみたいね。
 キャラメルソフト専用屋台とかも……これって個人でやるの……?
 もう屋台の準備が終わってる所もあるだろうし、見てきたら?」

 外はすっかり真っ暗になっていた。
 人間界のとあるマンションにて。
「じゃ、行ってくるぜ〜」
 妖精界へと通じるマグカップの前でミルモは楓に言った。
「行ってらっしゃ〜い」
「ちょっと帰るの遅くなるかもな。ペータ達と回る約束してるし」
「ペータくん達と? ミルモ。リルムちゃんとは一緒に花火見るの?」
「リルム? そういえばアイツ、そんなこと言ってたな」
「もう、ミルモったら〜」

 ミルモに呆れながらも、リルムならきっと大丈夫だろうと楓は思っていた。
 人間界からミルモの里へミルモがやって来た頃には、既に夏祭りが始まっていた。

_____________________________

オリジナルキャラであるマツリ&ヒバナを出しましたが
多分今回のみの使い捨てだと思います……。
しかし早速オチョーのキャラがおかしくなってる気がする……。

>こやまるさん
こんばんは♪
変化した設定や忘れられた設定(おい)も結構ありますからね〜。
とりあえず気ままにやってみることにします。
今回の為に無印のDVD5巻を改めて見直して来ました。
一番衝撃だったのはリルムがミルモのことを「こんなやつ」呼ばわりしていた事でしょうか(笑)

確かに今回は料理が無い分、平和に見えるような。
リルム以上かは分かりませんが一話から暴走しそうな人が既にちらほらと(笑)

お祭りは多分無事には終わらないでしょうね〜。
色々なキャラを出してみたいところです。
無邪気な幽霊と黒い五人組辺りが上手く書けるか不安だったりしますが……。
ミルモとリルムの行方はきちんと書きたいと思います。

それでは♪


■ スミレ (20回/2009/07/21(Tue) 12:44:14/No1576)

三 ヤシチの寒気

 ミルモの里は夜なのに明るいと言う既に祭りのムードに入っていた。
 お菓子の提灯が夜に光を灯す中で四人の妖精忍者、
 ヤシチ・サスケ・ハンゾー・ヤマネも歩いていた。
 提灯の光は見え、もう少し歩けば屋台通りまで行けると言う所まで来ていた。
 なんだか変な音や声も聞こえるが妖精界にはよくあることなので気に止めない。
「いや〜。やっぱり夏の一大行事だけあるな」
「安純に言いつけられた仕事を朝の内に終わらせただけあるぜ」
「おかげでクタクタなのら〜」
「そういえば……ネズミにい様は来ていらっしゃるのでしょうか」
「ネズミ?」
 ヤマネは辺りを見渡す。
 ヤマネにとって兄に当たるネズミは、ヤシチにとって嫌味を言ってくる嫌な従兄弟。
 会いたいかと言われたり一緒に祭りを過ごしたいかと言われればNoと答える。
 正直この祭りでネズミに関わりたくは……とヤシチが思っていた時だった。
 
「ひぇっ!」
「ヤシチあに様!」
 何かにつまづいてヤシチが転んだ。ヤマネ達が心配して駆け寄る。
「ったた……」
「ナンダカワカンナイノなのら〜」
 ハンゾーが言った途端、ヤシチは起き上がった。
 ヤシチは自分の足下にいる青色のナンダカワカンナイノに気がつく。
「こんな所にいて、危ないではないか。
 それにしてもいつもより微妙に増えてる気が……いや、まさかな」
「きっとナンダカワカンナイノもみんな楽しそうだからやって来たんだぜ」
「なのら〜」
「だと良いがな。……ひっ!?」
 次にヤシチを襲ったのは寒気だった。
 ゾクゾクと背筋が凍る。
 ただ者ではない妖気を感じ取ったような、そんな気がした。
「兄貴ぃ、どうしたんだぜ?」
「な、何だか寒気が……」
「ヤシチあに様、大丈夫でございますか!?」
 心配をしてくるヤマネに対してヤシチは答える。
「た、多分朝にやった掃除や草むしりの疲れが貯まってただけだ。気にするな」
「疲れが貯まると寒気がするのかだぜ?」
「そ、そんなことより美味いかりんとうを探し歩こうではないか!」
 ヤシチもなんとなく予感はしていた。
 だが何より自分が信じたくないと思っていた為、言いはしなかった。

「あ、ミルモとリルムだべ」
 ミルモ、そしてマグカップを出てから鉢合わせになり着いてきたリルムは
 ペータやビケー、マンボ達と待ち合わせていた場所へ歩いてきた。
 お約束の“おしくらまんじゅう”をした後で口を開いたのはガビン。
「それにしても凄い妖精の数だね……。
 屋台通りに入ったらあっという間にみんなとはぐれて押しつぶされちゃうんだ。ガビ〜ン……」
「おいガビン。こういう日ぐらい、んな暗いこと考えんなよ」
「そうですわ、ガビンさん」
「そうだそうだ。おれのウルトラミラクル格好いい盆踊りを見ればそんなこと忘れるぞ」
「自分で安っぽい装飾して言っちゃう事が既にかっこ悪いなぁ」
 マンボが泣き叫ぶ中でリルムはあることを自分に言い聞かせた。
 これだけの妖精がいる。ガビンの言うようにもしかしたらはぐれる事もあるかもしれない。
 その不安を完全に消すためにも、リルムは自分に言い聞かせていた。

「(ミルモ様と花火を見るまで……最後まで絶対はぐれませんわ……)」

 きっと自分はミルモを見失わない、見失う訳がない。
 言い聞かせが終わった後のリルムは不安になるどころか、自信が溢れるほどになっていた。


■ こやまる (546回/2009/07/23(Thu) 20:39:01/No1580)
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スミレさん、こんばんは☆
いろいろな妖精の期待が集まるお祭りの夜の妖精界はとてもにぎやかでしょうね。
屋台が並ぶ光景は日本のお祭りの雰囲気に近いのでしょうか。
そしてお菓子の提灯をぶらさげて、お祭り会場までの暗い夜道を歩く妖精忍者4人がとても芸術的…ちょっと違うかもしれませんが「千と千尋の神隠し」みたいな感じで、イラストにしたらとても美しい光景になるんだろうなぁ。

そんな中でヤシチが感じた寒気…。
第1話で少しだけ登場した「やっく〜ん」な気配が接近中とみました。
ヤシチの体内レーダーがとっても敏感になるほど、これはヤシチにとっては恐怖なのですね。
前作でのガイア族のイメージが強いからか、ヤシチにとってはバッドエンディングな展開を想像してしまいますが、果たしてヤシチの運命はいかに…(^^;。
恋敵のヤマネの行動にも密かに期待していたりします。
リルムもミルモと何とか出会えてよかったよかった!
二人で楽しく(というかみんなで楽しく)無邪気にお祭りを楽しんでもらいたいと私は思いますが、リルムは聞く耳持たないほど気合い十分だこと…(^◇^;)。
その状態のリルムは、常にミルモから妖精3人分以内の距離に接近していそうです。

ギャグ系(?)な妖精たちに対して初登場のオリフェたちの方は、それぞれしっかりした目標を掲げていますね。
彼女たちの性格の片鱗が早くも表れていますが、いろんなことが起こりそうな妖精界のお祭りで無事に花火を打ち上げることができるのか、こちらも今回の大きな見所になりそうです。
ぜひ時間のあるときにマツリとヒバナのご紹介をよろしくお願いします〜。

>キャラメルソフト専用屋台とかも……これって個人でやるの……?
これは間違いなくあの黄色い妖精のための屋台ですね。
彼女自身が屋台をやるのかどうか、とても気になります。

>しかし早速オチョーのキャラがおかしくなってる気がする……。
いえいえ、登場回数のとても少ない妖精だから、ある程度自由に描いてもOKだと思いますよ。
しかしお嬢様系のセリフをしゃべらせると、どうしてもツンデレな性格を期待してしまう私って。。

>一番衝撃だったのはリルムがミルモのことを「こんなやつ」呼ばわりしていた事でしょうか(笑)
すみません、第何話でのシーンでしたっけ?(^^;
完璧ど忘れしてしまって、そしてめちゃくちゃ気になっています。。

それでは次回も楽しみにお待ちしております!
では!


■ スミレ (21回/2009/07/24(Fri) 02:08:53/No1582)

四 ムルモが憤慨

 祭りではやはり押しつぶされそうな数の妖精たちが騒いでいる。
 屋台で奇妙な叫び声をあげる者、妖精たちの山をかき分けつつ進む者と様々な光景がある。
 そして、その中の一つで。

「ほぇぇ!?」
 お面の屋台にて、一人の妖精の悲鳴らしきものがあがった。
「ど、どうして僕のお面だけこんなに少ないんでしゅか〜!?」
「そう言われましてもムルモ様……」
 悲鳴をあげたのはミルモの里第二王子ムルモ。
 王族である父親のマルモと兄のミルモと自分のお面が出される事は聞いていた。
 (ちなみにサリアにも許可を求めたものの撃沈したらしい)
 『お面とは言え僕の可愛さが誰でも真似出来るようになったらどうしたらいいでしゅかね〜』と言いながらも
 自分が何かのモデルになること自体にニヤニヤとしていたのは誰の目から見ても明らかだった。
 だが今、ムルモのお面だけが異様に少なかった。
 少ないと言っても売れているのではない。
 始まったばかり、まだお面はぎっしりとある。
 その中で少ないとは、元々多く作られていないと言うこと。
「どうしてお父たまやお兄たまの顔の方が可愛い僕の顔よりも多いんでしゅか!?」
「こ、国王様や第一王子様の方が需要があると……」
「最近老け気味のお父たまより、みんな僕のお面が欲しいと思ってるに決まってましゅ!」
 『表の顔』を忘れて怒り出すムルモに屋台の妖精も戸惑っている。
「あ、あた…」
 ムルモの後ろには何か言いたそうにしている、ウサギの帽子を被った妖精の姿があった。
 ……このお祭りで絶対ムルモとの仲を進展させるのよ。
 そう自分に言い聞かせ、ムルモにくっついてきたパピィは口をもぞもぞと動かせる。
「あた、あた……」
 あたちはムルモの方が欲しいわって言えたらムルモはどんな反応をするだろうか。

「当たり前でちょ! ぶちゃいくのお面なんて誰が欲しがるのよ!!」

 ……あ……やってしまった……。

 屋台の妖精も、パピィ本人も呆然と見ている中で。
 ムルモの後ろに、火山が噴火する光景が見えた。

「どういうことでしゅかああ!!」
「あ、あら。ぶちゃいくなのは事実じゃないの。
 ぶちゃいくにぶちゃいくだって言ってなにがおかしいのよ!」
 止まらない。
「そもそも勝手に着いてきた奴にそんなこと言われたくないでしゅ!
 どうして着いてくるんでしゅか!?
 理由がないならどっか行って欲しいでしゅ!!」
「あ、あんたのぶちゃいくな顔がどんな風にお面で再現ちゃれるのか見たかったのよ!」
 どうしても、止まらない。
「だったら尚更どっか行けでしゅ!」
「ええ、いいわ! あたちだって好きなお菓子とか見て回りたいもの!」
 フン、とパピィは人混みならぬ妖精混みへと入りムルモの視界から消える。
 我に戻り盛大に後悔をしたのは、周囲が完全に知らない妖精になってからだった。
「あああああ、あたちのばかあぁぁぁぁぁ……」
 何度目だろうか、このパターンは。
 もう少し素直になれたら良いのに、と自分ですら痛いぐらいに感じる。
 今回も無理なのか…と思いながらパピィは妖精混みの中を歩いた。

「リルム、ちょっとくっつきすぎじゃねーか?」
「わたくしはミルモ様とはぐれたり致しませんわ!」
 ペータ達と屋台の中を歩くミルモ。だがリルムがやたらとくっついてくる。
「多分あっちがミモモショップとお菓子デパートの所だべ」
「あの先、凄い妖精が集まってるね……。きっと押しつぶされちゃうよ……」
 ガビンのマイナスな考えが止まらないまま、ある屋台を通り過ぎようとした時。

「あ〜っ、もしかしてミルモさん?」
「え?」

 ある声によってミルモが、それに釣られて他の五人も止まった。
 声は情けないと言うか何というか。
 まさに「なよなよ」と言った感じの声の持ち主をミルモとリルムは知っていた。


_________________________

ようやく妖精四ばしら(なんだその言い方)全員登場出来ました。
パピィはまだ出番はありますが、もう少し先になります……。
しかしムルモにこんなこと言わせていいのかレベルの発言が……(汗)

>こやまるさん
こんばんは♪
お祭りの光景、私がそのイメージでしか書けないと言うとそれまでですが(笑)
まあお菓子とかが溢れて人間界に負けずに賑やかだと思います。

ヤシチには迫ってます……魔の手が。
ヤマネとのバトルは書いてみたいと思っていたので頑張ってみます♪
マツリとヒバナの紹介も話がもう少し進んだらやりますね。

「こんなやつ」呼ばわりは上記に書いたように無印5巻のDVD、
19話「花火と魔法とおじいちゃん」の冒頭シーンです。
耳を疑ったのは私だけではないはずだと思います。
DVDを見返すと色々と新発見がありますね〜。
あの頃からボケ役だったワルモ団とか目を開けたピクモさんとか……。

それでは♪


■ こやまる (548回/2009/07/25(Sat) 22:23:14/No1584)
http://www.murumoya.com/


スミレさん、こんばんは☆
あらら、第二王子でもあるムルモが屋台にクレームを…(笑)。
民衆に裏の顔を見せる光景が妖精新聞に載ってしまったら大変なのに、それでもムルモの腹の虫は収まらないようですね。
そんな子供っぽいムルモがかわいいです。
しかし国王や王子のお面って買う人は果たしているのだろーか?(^◇^;)

そして思わずというかいつも通りにケンカして飛び出してしまったパピィでしたが、この後こっそりムルモのお面を買って、機嫌の悪いムルモのフォローをしてくれればいいのに。。
…ってこれじゃあパピィが勝手に考える妄想と一緒ですね(^^;。
(つまり成功する確率は0…)
パピィとケンカしたことで鬱憤を晴らしたムルモは、この後「もういいでしゅ」とクレームを言うのをやめてどこかへ行ったのでしょーか?

>だがリルムがやたらとくっついてくる。
ミルモの行く先々で、リルムがささーっと背後に回る光景を想像してしまいました。
一瞬、リルムがミルモの腕をつかんで体ごと密着させてくるような熱い光景まで想像してしまいましたが、それはもう少し先の話ですよね(あるかどうかはとても怪しいですけど^^;)。
まさかあのなよなよな妖精まで登場するなんて。。
ストーリーに絡ませにくいとも言われるこの妖精をスミレさんがどんな風に扱うのか、楽しみであります!

>「こんなやつ」呼ばわりは上記に書いたように無印5巻のDVD、
>19話「花火と魔法とおじいちゃん」の冒頭シーンです。
おぉ、ありがとうございます。
後で19話を見てみますね!
サブタイトルまで聞いてもまだそのシーンを思い出せない私…。
ピクモの開眼(?)は何となく覚えているような覚えていないような…。
当時あまり違和感を感じなかったのかもしれません。

それでは続きを楽しみにしていますね。
では!


■ スミレ (22回/2009/07/28(Tue) 01:32:19/No1591)

五 ミレンの悟り

「ミレンじゃねーか」
「まあ、ミレンさん。お久しぶりですわね!」
「ミルモさん、リルムさん。お久しぶりです〜」
 その「なよなよ」した声をした黄色の妖精。
「ミルモ、知り合いだべか?」
「うーん。まあ、ちょっと色々あってな。……ん?」
 ペータ達に対して、妖精ミレンの説明に困っている時。
 ミルモはある事に気がついた。
「ミレン、お前その位置にいるってことは……」
 よく見るとミルモ達とミレンで“ある物”を挟んでいる。
 ミルモの疑問に気づき、ミレンは口を開いた。
「あ。気づいてくれましたか? 今日は僕も屋台やってるんですよ〜」
「ミレンが屋台ぃ?」
「あら、これって……」
 ミルモが唖然、ペータ達が完全に置いてけぼりの中でリルムが屋台に近づく。
 そこに立てられているのは紛れもなく。
 
 キャラメルソフトクリーム。
「ある日、ヌーンと来ました。徹夜で並んで買うだけじゃ駄目なんです。
 僕自身が作っていつでもアクミちゃんにプレゼントしてあげれるようにしないと!
 そう悟って修行して早一年、ようやく僕でもキャラメルソフトが作れるようになったんですよ〜」
「何の修行だよ!?」
「僕は悟ったんです」
「だから何の悟りだよ!? それにアクミはパートナーの沙織とドイツに……」
「知ってますよぉー。
 でも僕がドイツまで行ってもアクミちゃんは相変わらず冷たく当たってばかり……。
 よ・よ・よ・よ……」
 泣き崩れたかと思うと、いきなりガバッと起き上がる。
「でも今日は夏祭り。二人の仲を元通りにして見せます!
 アクミちゃんにも屋台を出すって手紙は書いたし、仕事をやり遂げて
 僕だってやる時はやるんだってことをアクミちゃんにも見せるんですよ!」
 一人で燃えるミレンに対しミルモは戸惑い気味だった。
「おいおい、でもアクミが本当に来るかどうかは……」
「ミレンさんの仰ることは分かりますわ!
 やっぱり好きな人へのお菓子は買うより真心込めた手作りが良いものですから。
 ね。ミ・ル・モ・さ・ま・ぁ」
「ひぃっ!」
 にっこりと笑うリルムが、ミルモにとっては誰よりも恐ろしかった。

「でもミレン。お前のってことは、それ、ヌルヌルしてるんじゃねーか?」
 ミレンの得意とする魔法は「ヌルヌルした物」を扱う魔法。
 その気持ち悪さを痛くなる程に体験したミルモは不安だった。
「そんなことないですよ。真心を込めるのに魔法は使いませんから。
 屋台を支える物は、魔法で強くしようとしてヌルヌルしちゃいましたけど」
「なんでだ……」
「二人も買ってくれた人はいましたし、アクミちゃんが来るまで頑張りますよぉー。
 そしてアクミちゃんが来てくれたらサービスしてあげるんだぁ〜」
「なんだか感動だべ、頑張って欲しいだべ〜!」
「愛する人の為に努力する姿は美しいと言うからね……頑張りたまえ!」
「おれみたいにカッコ良く決めろよ!」
「うん……ガビ〜ン」
 アクミと言うワードもスルーして友人達は盛り上がっている。
「え? ええ……」
「何ならミルモさんも一つ、どうですか? あの時のお礼です」
 友人達の盛り上がりっぷりに戸惑うミルモに、ミレンが屋台の物を差し出す。
 形はまあまあ出来ている方だった。
「あ……」
 ミルモが手に取った瞬間。一瞬思いを込めて作っているミレンの姿が映ったような気がした。
「ま、まあ頑張れよ」
「ミルモさん……! ありがとうございます〜。よ・よ・よ・よ……!」
 再び泣くミレンのノリには流石にミルモもついて行けない。
 今のアクミがミレンのことをどう思っているかは分からないがとりあえずこう言うしか無かった。

 ……ミレンと別れた後でキャラメルソフトに口を付けたが、意外と悪くは無かった。
「そういえば、アクミさんはお元気でしょうか」
「沙織も元気でやってるみたいだし、あいつもなんだかんだで上手くやってんじゃねーの」
「そうですわね!」
「……」
 相変わらずリルムはくっついてくる。
 ペータ達も、もはやその光景が普通と言うような感じだった。
「なあ、リルム。もう少し離れ……」
 そう言おうとした所でミルモは立ち止まった。
「だからわたくしは、ミルモ様と離れたりは……え?」
 リルムも止まった。
 
「ああ! もう何で直ぐに破れるんだよ!
 こんなの手掴みで良いじゃねーかイライラするっ!!」
「おいおい、もう少し落ち着きなよ。
 それで17個目だし、腹一杯になる前に自家発電は止めたらどうだい?」
「紙はその倍……」

 祭りになると色々な物を呼び寄せる。
 ミレンと会ってから、そこまで時間は経ってない気もしていたが。

「……何でお前らが此処にいるんだよ。フィア、ウィン、ドンタ……」

 予想もしていなかった妖精然り。
 くっついてくるリルム然り。
 チョコを目当てにはしゃいでいたミルモは早くも疲れ気味だった。
 

_________________________



>こやまるさん
お面については突っ込んだら負けです(ええ)
でもこのお面も後々大変な事に……ゴニョゴニョ。
もう少し後ですがパピィにも頑張って貰いますよ。
上手く書けるかどうかは別ですがorz

ミルモにくっつくリルムは、やはり前者の方が近いですね〜。
そんなリルムがどこまでくっつけるかは……これから書いていきたいと思います(いつになるやら)。
なよなよな妖精にやたら変なスキルを付けてしまいましたw
確かに動かしにくいですね、ミレン……。

ところでちょっと関係ない話になるんですが
連載の息抜きにちょっとした話(一話完結とか前後編で完結とか)を
書くための短編のスレを立てたいんですがよろしいでしょうか?
幾つか短編でのネタはあるんですが、その度にスレを立てるのもアレなので
いっそ一つのスレッドに幾つか短編を書く形にしたいなぁと……。

それでは♪


■ こやまる (552回/2009/07/29(Wed) 08:23:19/No1596)
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スミレさん、おはようございます☆
今回はまた新たな妖精にスポットが…。
あのキャラメルソフト専用屋台はやはりミレンの出店だったのですね。
真っ正面ではなく遠回し(そして自分勝手?)に気持ちを伝えようとするミレンらしさがよく描けていて、迷惑そうな反応をするアクミを思わず想像してしまいました。
しかしアクミにくっついてくる妖精というのが、よりにもよってアクミと正反対な臆病で執念深い妖精とは…。
アニメスタッフさんもホント面白い設定を残してくれましたよね。

>アクミちゃんにも屋台を出すって手紙は書いたし、
ミレンのこの細かな行動がいいですね〜。
やる気になっている妖精をほっとけないアクミの性格を考えると、「別にあいつのキャラメルソフトが食べたいわけじゃないけどな」とか言いながらも、お祭りへ行く決心を固めそうです。
一緒にいる妖精たちはみんなアクミが来ることを疑っていますが、私はきっと来ると信じています。
スミレさんの描くアクミとミレンのやり取りを見てみたいですし(^^)。

>……ミレンと別れた後でキャラメルソフトに口を付けたが、意外と悪くは無かった。
ミレンの純愛(?)がとてもよく伝わってきました!
意外と口コミで人気が広まって、アクミがやってくる前に完売しちゃったりして。。

>祭りになると色々な物を呼び寄せる。
何と神様が妖精界に降臨!!
ほとんどの妖精がガイア族を噂でしか聞いたことがないから、屋台の妖精たちはお客様が神様だということには気がついていないのでしょうね。
次回はどんなガイア族とリルムの再会場面が発生するのか楽しみです。
過去のやり取りを耳にすると、ミルモの疲れは間違いなく倍増するだろうなぁ。

>連載の息抜きにちょっとした話(一話完結とか前後編で完結とか)を
>書くための短編のスレを立てたいんですがよろしいでしょうか?
はい、もちろんOKですよよよ。
スミレさんのおっしゃる通り、短編集として別の1つのスレッドにつなげていってくださると、私も後で「いただきもの小説」へアップする際に楽になりますので。
(でもスレッドは長くなりすぎないのがベストです)
どんな短編が登場するのか、こちらも楽しみにしていますね。

では!


■ スミレ (23回/2009/07/30(Thu) 16:03:30/No1599)

六 ウィンが呆れる

 とある家の窓から、夏祭りの姿を見つめる二人の妖精がいる。
 主催者とも言えるマツリとヒバナが様子を見ていた。
「盛り上がってる盛り上がってる。
 さ! 私たちもこれからどんどん盛り上げないと!」
「そう……? なんだか悲鳴とか絶叫とかが聞こえるけど……」
 気合いを入れるマツリの横で、ヒバナは不安そうにしている。
「お祭りなんだからこれくらい普通でしょ。盛り上がるのは良いことよ」
「そうなの?」
「“あの子”も人間界から来てくれると良いんだけどね。
 これから音頭の準備してくるから、ヒバナも花火の管理よろしく!」
「あ、ちょっと……!!」
 それだけを言うとマツリはさっさと扉を開けて行ってしまった。
「オチョーさんもマツリも、なんでこんなに簡単に言えるんだろ……」
 ため息をついてから、花火の玉が入った箱を見つめる。
「ああ、火の神様。この花火は無事に上がってくれるんでしょうか……」

 
「なんでって、別にオレ達の勝手だろ?」
 一つの屋台前にて。
 疲れた様子のミルモを見て最初にフィアが口を開く。
「ミルモ。この人たち誰だべか?」
「ダアクさんの騒動の時に里に来たガイア族の皆さんですけど……」
「!」
 先にリルムが答え、ペータ達は驚く。
「今の大きさは僕たちと同じだけど、確かに……」
 思い出すように考え込むビケーを見ながらミルモが訊いた。
「こんな祭りに来て大丈夫なのか?
 妖精の殆どはダアクの騒動でお前らの姿を知ってるんじゃねーのか?」
 次に答えたのはウィン。
「まあまあ、細かいことは気にするなよ。あの時は大きさも違ったんだしさ。
 現にそこの君たちだって気づいてなかったじゃないか」
「そういう問題か……?」
「ちなみにボクらはフィアが『祭りなら美味い焼き芋があるのか』って言われて引っ張り出されたんだよ。
 自分で作れるんなら行く必要無いのに」
 やれやれと言うようなウィンの横でドンタが頷く。
「なんというか、思考回路がミルモと同レベルだべ」
「んだと?」
「ミルモ様ったらお祭りとなればチョコやチョコのことばかりですもの」
 ペータにミルモが反応し、リルムがため息をつく。
「で、今フィアがやってるのが」
「ウジキンギョすくい」
 ウィンとドンタの説明を聞いて屋台に近づいた。
 確かに泳いでいるのはウジキンギョ。
「ウジキンギョ自体はどうでも良いのに、やりだしたら止まらないんだよね」
「時の妖精達もそうだった」
「あ〜。そういえばあっちも拘ってたよ。
 さっきジダイやベルルに案内役頼んだんだけどねぇ〜」

『ク〜ロロ様ぁ〜。あの髪飾り取って欲しいんだも〜ん』
『あれか? 魔法が使えないらしいから取れるかどうか分からないぞ?』
『ぜ〜ったい取って欲しいんだも〜ん!』
『コ、コヨミ! あれなら僕が……っ!』
『チックったら全然分かってないんだも〜ん。
 あれはクロロ様に取って貰ってこそ意味があるのよ!』
『別に誰が取っても良いんじゃないのか?』
『も〜! クロロ様ぁ〜!!』
『ああ、落ち着いて下さい!』
『だ、だから僕が!』
『お願いなんだも〜ん、クロロ様〜っ!!』

「……ってな訳で同じ時の妖精の保護者するので忙しいみたいだし」
「うん」
「それとこれとは違うような……。ところで今日は三人だけですの?」
 フィアはウジキンギョすくい、説明は先ほどからウィンとドンタばかり。
 五人いる筈のガイア族、後二人足りなかった。
「そういえばいねーな。アクアとピ……」
「知るかそんなやつ!!」
 ミルモが言い終わる前に、ウジキンギョすくいに没頭していたフィアが叫ぶ。
 突然の事にミルモやリルム達も唖然とする。
「なんだ? 一体……」
「ちょっと色々あってねぇ、フィアにも困ったもんだよ」
 フィアに呆れるウィンを見てミルモはずっと突っ込みたかったことを言う。
「……ところでお前らも遊ぶ気満々だよな?」
「え?」
 そう言うウィンは先ほどミレンから貰った物と同じ物を持っているし
 ドンタはゼリーのヨーヨーを黙々と弾ませているし。
「だから細かい事は気にするなって」
「細かいか……?」
 疑問ばかりが生まれる中でフィアの怒鳴り声が聞こえる。
「ったくー。余計なこと言うからまた破れちまったじゃねーか。次の貸せ!」
「え…ええ……。あなた達がガイア族……?」
 一連の会話を聞いていた屋台の妖精はすっかり恐縮状態。
「ああ、だから早く貸せ」
 妖精は恐る恐る次の網を渡す。フィアは再びウジキンギョすくいに取りかかった。
「風のように透き通って流れるようにしないとまた破れてしまうよ〜」

 話していても疲れる一方なので結局フィア達とは別れて先に行く事にした。
「それにしても何かあったのでしょうか?」
「ん? フィアが怒りっぽいのは楽器の時にリルムも見ただろ?」
「そうではなくて、なんだか様子が……」
「どっちにしろ、別に俺たちが心配する事じゃないけどな」
「そうでしょうか?」
 気にはなるが、今はミルモとはぐれない事が第一。
 相変わらずくっついて歩いていると、突然ビケーが辺りを見渡し始めた。
「そろそろ来る頃かな……」
「そういえばビケーってもう一つ約束があったんだよな?」
「ああ。この辺りで……」

「ビケーっ!!」
 向こう側から聞き覚えのある声がした。

____________________

「アクミと沙織」を見ていたんですがアクミが魔法で巨大化していました。
ガイア族の魔力なら妖精界内で巨大化するのはお茶の子さいさいなのかもしれませんね。

>こやまるさん
アクミとミレンの関係は何気に好きだったりします。
馬鹿にするミルモは怒られていましたが真夏にセーターだけは頷いてしまう(^^;)
本当、ミルポンの妖精達は面白い人たちばかりですよね。
二人がどんな形になるのかはこれから書いていきます。
もう一人の執念深い人の方が先になりますが……。

ちなみに今回は>>1559に書いてある通り
激マズチキンレースとは無関係の話になるので今回は互いに普通に接してます……。
あの話を引き継ぐとしたら今考えている、風邪で五人がダウンする話ぐらいかなぁ……(何)

短編スレについて、ありがとうございました!
ネタとして出ている話のどれかが纏まり次第立てさせて頂きますね。
しかし前作を書くまでは考えもしなかったある二人の組み合わせが今ドツボに嵌ってる私は一体……。

それでは♪

8/1 一部修正


■ こやまる (558回/2009/08/05(Wed) 11:29:01/No1609)
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スミレさん、こんにちは☆

そういえば今作はそれぞれのサブタイトルに妖精の名前が付いているのですね。
(今頃気がつきました^^;)
しかもそれぞれそのキャラがやりそうな仕草をしていて面白いです。
今後どんな妖精がどんな仕草をするのかも楽しみの一つですね(^^)。

さて...相変わらず神様らしくないガイア族だこと(^^;。
特に「オレ達の勝手だろ?」というフィアのセリフが全然神様らしくないですね〜(フィアらしくはありますけど)。
みんなガイア族に対しては神々しい妄想をいただいているはずだから、こんなガイア族を見たらがっかりしそう…って思っていたら、スミレさんの小説にてごおるでんのラストで多くの妖精がガイア族を見ていたことに気づかされました。
とはいえ、あのときは妖精界の神様らしく巨大化してみんなを取りまとめていたガイア族なので、やっぱりこのヨーヨーを持った庶民的なガイア族を見たらみんながっかりしそうです。

アクアとピクモが一緒でない原因も気になりますね。
別行動でやっぱり夏祭り会場にいるのかな?
ナンダカワカンナイノが少し増えていることからもケンカになったのは間違いなさそうですが、そのケンカの原因は・・ガイア族なのでしょーもない原因の予感がします。
ヒバナが「火の神様」に願い事をすることからガイア族は今後もストーリーに絡みそうで、このケンカの原因も今後の展開に大きく影響するとひそかに予想してます。

>『コ、コヨミ! あれなら僕が……っ!』
クロロをストーカーしているコヨミの側にチックも一緒にいる光景が何とも痛々しい(^^;。
コヨミの性格を考えるとチックに「ついてこないでよ」とは言わなそうですが、空気と化しているチックにがんばれ!と応援したくなりますね。

>「ビケーっ!!」
>向こう側から聞き覚えのある声がした。
恋するお相手の登場ですね。
ミルモたちがラブラブなアンナを見てどんな反応をするのか楽しみです。
ラブラブな空気に影響を受けたリルムも恋に暴走しそうな予感が…。

>ちなみに今回は>>1559に書いてある通り
>激マズチキンレースとは無関係の話になるので今回は互いに普通に接してます……。
おぉぉ、これは失礼しました。。
普通に接することが出来なくなっている風邪話も気になります。

>しかし前作を書くまでは考えもしなかったある二人の組み合わせが今ドツボに嵌ってる私は一体……。
う〜ん、どの組み合わせかなぁ。
公式カップルか、非公式カップルか、ミルモ世代なのかおっさん世代(?)なのかなどのヒントをぜひぜひ。
個性溢れる妖精だから、それらを組み合わせるといろいろなことが起こりそうで、私も妖精の組み合わせを考えるのは大好きです。

それでは続きを楽しみにお待ちしていますね。
では!


■ スミレ (24回/2009/08/07(Fri) 01:33:13/No1612)

気がついたら一週間……このペースじゃ秋になってしまう(汗)

七 アンナの気合い

 声の主はミルモ達もよく知る、妖精学校のクラスメートだった。
「アンナ!」
 ビケーが手を振り、アンナは駆け寄って来る。
「ごめんなさい、遅くなって」
「いや、今日はみんなもいるし」
「なんだかアンナ、いつもと違わないか?」
 アンナとビケーが話す中で、マンボの目がきょろきょろと動く。
 それはペータやガビンも同様。
 服装はいつもの物だが、髪飾り等は派手過ぎない程度に気合いが入っている。
「まあ。アンナさんったらもしかして!」
 アンナの気合いを真っ先に察したのはリルムだった。
 そんなアンナも顔を赤らめながら、ビケーの方を見つめる。
「ね、ねえ。ビケー。ちょっとだけいつもと変えてみたんだけど……」
「う、うん。いつももだけど今日はもっと美しいんじゃないかな……」
「!」
 お互いが精一杯と言うように交わす言葉。
 アンナがあたふたする中で、話しかけた相手はリルム。
「わ、私も一緒に行きたいんだけどいいかしら」
「もちろんですわ!」
 ペータやマンボは良く分からない姿を見て、頭に疑問符を浮かべている。

「あ、ありがとう。……ところでっ!」
 赤くなりっぱなしの顔を戻そうとするかのようにアンナは首を振る。
 そして振り返り、眼鏡を光らせた。
「みんな、いくらお祭りだからと言って騒ぎすぎるのは駄目よ。
 もちろんお祭りは楽しむ為の物だけど、度が過ぎるのはいけないわ」
 急に説教のようなモードになるアンナにミルモはごく普通と言うような反応をする。
「アンナも相変わらずだなぁ。俺はチョコ食べるだけだから、そんなことないって」
「そういう人が、いざと言うときに大騒ぎするのよ」
 ミルモは否定するものの、周りはアンナの言葉を否定出来なかった。
 チョコの事になるとミルモは大騒ぎするのは大体知っているから。
「アンナの言うこと自体は分かるけど、急に赤くなったりどうしたんだ?」
 マンボ達には、アンナの心境はよく分からなかった。

「じゃあ、アンナも行こうか」
「え、ええ……」
 ビケーが手を握りアンナの顔が更に赤くなる。
 告白はしたとは言え、相手の突然の行動には平常でいられない。
 とは言えビケーの方も表情は結構照れているように見える。
 そして二人の繋がれた手や、照れている表情を羨ましげに眺めるリルム。
「ビケーさんったら大胆ですわ。ミルモ様も……え?」
「良いわ、赤くなりながらも二人が手を繋ぐ光景……良いわね!」
 憧れに強い気持ちでミルモの方を見たリルムの丸い目が点になる。
 ミルモは気がつくと変な装飾をして目を輝かせていた。
 女装とも言えるような、その格好はまさしく
「こんな時まで『ミルモ子さんバージョン』にならないで下さい!」
 リルムがバシッとミルモの頭を押した。
「あ」
 思わずやってしまった……と気づいた頃には既に遅し。
 ミルモは変な装飾をしたまま地面にめり込んでいだ。
「ミルモ様〜っ!!」
「ガビ〜ン。ミルモ、大丈夫……?」
 慌てながらリルムやガビンは地面にめり込んだミルモを見つめる。
 いつもと変わらないリルムの怪力に、一同は少し恐怖する。
 ミルモが復活したのは、それから十秒後の事だった。

__________________________

キャラの台詞内での人と言う表現をどうするか迷いましたが
53話でウィンが「人の話は最後まで聞けよ」と言ってたし無理に当てはめる必要はないような気も。
そしてビケーとアンナのカップルは書いててやたら恥ずかしくなります。
数少ない成立済みだからでしょうか、好きなカップルですが今回は結構短めに……。

ちょっとキャラが多くなり始めたので名前が出て来た妖精全員の現状整理を。
※がついているのがオリキャラとなります。

★ミルモ・リルム・ペータ・ビケー・マンボ・ガビン・アンナ…屋台周り中、リルムがミルモにくっついている。
★ヤシチ・サスケ・ハンゾー・ヤマネ…屋台周り中、少し前にヤシチが寒気を感じる。
★ネズミ…不明。
★ムルモ…お面屋に激怒、パピィと言い争い後は不明。
★パピィ…ムルモと言い争った後で妖精混みの中へ。
★ミレン…キャラメルソフトの屋台を経営してアクミを待ち構える。
★アクミ…不明。ミレンから手紙は貰っている?
★フィア・ウィン・ドンタ…ウジキンギョすくい屋台でフィアが没頭中。
★アクア・ピクモ…不明。
★ジダイ・ベルルら時の妖精…コヨミやチックなどの同業者(?)の保護者で精一杯。
★オチョー…家が夏祭りを援助。現時点での行動は不明。
★マツリ※…主催者。外で音頭の準備中。
★ヒバナ※…花火作り担当。祭りの拠点らしき家で待機状態。

>こやまるさん
はい、今回のサブタイトルはすべてそうしています。
つまり一部のキャラしか出ないパートを長引かせるとネタ切れになる危険がありますね(笑)
ちなみにタイトルは一五まで確定していたりします。

ガイア族の五人はなんだかんだでやりたい放題のイメージがあります。
いざという時は頑張ってましたが39話のイメージが強すぎて(^^;)
喧嘩の時も「邪魔すんじゃねえ!」でしたし。
イメージ云々で何か言われたらフィアは切れそうですが(ミルモと変わらないと言われた時も怒ったし)
他の四人は気にしなさそう……。
今回も結構しょうもないです……次回からヤシチ騒動があるので少し後回しになりますが。

ラブラブな二人を見てミルモ子になっちゃいました。こんな口調だっただろうか(笑)
成立済みを扱うのは結構難しくて短くなってしまいましたが……orz
その分、これからもちょくちょくビケアン要素を入れて行きたいと思います。
ガイア族騒動にはミルモフレンズも巻き込む予定なので。

組み合わせについては前作を書くまでと言う所がヒントになります。
カップルとしては非公式なのは間違いないですが、
世代の話になるとかなりややこしくなるし……。
今度立てるショートストーリースレで書いてみたいと思います。
長編も考えたものの片方のキャラ崩壊が激しすぎるのでお蔵入りに……。

それでは♪
(おさらいとそれ以外の部分が小説本編より長いんじゃないかとか言わないで下さい^^;)

8/7 流石に見づらいので改行を減らしてみました。
8/8 一部追加・修正。


■ スミレ (25回/2009/08/08(Sat) 22:18:35/No1617)

いざ投稿したらおさらいがかなり長くなっていました……。
紛らわしくなってきた頃にまたやりたいですが最終的にどうなるんだろうか(汗)

八 オトメが襲う

「ああ! もう、なんで取れないんだっ!!」
 赤い服の妖精忍者ヤシチはとある屋台のゲームに悪戦苦闘していた。
 そんなヤシチを相手に、屋台の主は拳を握って叫ぶ。
「気合いが足りない証だよ! 野球の星を目指すならもっと気合いを入れて!」
「誰が野球の星を目指すと言った! 拙者が目指してるのはかりんとうだけだ!!
 そもそも射的に野球のバットとボールを使うのが間違ってるのではないか!?」
「どんな屋台にしようと自由って主催者の人は言っていたわ。
 それに実際に商品取った人もいるんだから、いちゃもんは止めてよね!」
 クレーマーのようにバットとボールを突き出すヤシチに対して、野球チーム“フェアリーズ”のキャプテンであるキャップは堂々と反論する。
「いーや怪しい! カモモみたいに偽の客でも使ってるんじゃないのか!?」
「何それ失礼しちゃう! ワルモ団と一緒に妨害した人に言われたくないわ!」
「あの時拙者たちは無理矢理元首領達に引っ張り出されてだな〜……!」
 ヤシチとキャップの言い争いを、ヤシチの子分であるサスケとハンゾーは生暖かく見守っている。
「そういえばなんでフェアリーズは屋台出してるんだぜ?」
「道具とかを買う為の費用を集めているらしいのら〜」
「商品はどうやって用意しているんだぜ?」
「部員の一人にお菓子作りが出来る家族がいて協力して貰ってるらしいのら〜」
「なんでそんなこと知ってるんだぜ?」
「さっき裏方の部員たちに聞いたのら〜」

 バットとボールを受け取るも再び失敗している。
「ヤシチあに様、私も助太刀致します!」
「へ?」
 ヤシチがヤマネの声に気がついた時には、ヤマネは既にバットを持っていた。
 隣には渡したかのような部員の姿がある。
「ていていていっ!」
 ヤマネの打ったボールが、コンッコンッコンッと音を立てて3つの箱に当たる。
 裏方らしき部員が、妖精文字の書かれた箱を取りに行く。
「AとBとCのメニューに命中です!」
「へー、やるね。あなた、野球に興味ない!?」
「ヤマネ凄いのら、百発百中なのら〜」
「光栄で御座います。狙いを定めると言うのは同じなので、手裏剣を当てる気持ちでやりました」
「やっぱヤマネは凄いぜ」
「やりましたで御座います、ヤシチあにさ……ま?」
 感心してくるサスケとハンゾー達の言葉を受け取った後、ヤマネはヤシチの方を見る。
 そこにはヤシチがポカンと大口を開けている姿があった。
「ヤ、ヤシチあに様、どうなされたので御座いますか!?」
「あ、ああ……。よくやったな、ヤマネ……」
 目当ての物が取れただけでも良しとしたらいいのかとヤシチが思ったその時だった。

「ヤっく〜ん!」

 その声に、サスケもハンゾーもヤマネも振り向く。
 一番遅かったのは呼ばれた『ヤっくん』ことヤシチだった。
「そ、その声は……」
 信じたくないと言う思いで数秒振り返るのをためらったから。
「うふふ」
「オ、オトメ!?」
「会いたかったわ、ヤっくん。もう、どうして私を誘ってくれなかったの〜!」
「い、いや。それはだな……」
 ヤシチの嫌な予感は的中していた。
 リボンのついた、大きなピンクの帽子。
 ピンクのフリルが目立つ服、そして金髪のウェーブ。
 見た目ならどれを取っても、可愛い女の子として見れるだろう。
「ヤっくんったら照れてるのね。そんな所が可愛い〜!」
 興奮するオトメの口元に黒い物が浮かび上がった。
 これだから世の中と言うのは残酷である。
「オトメ……。ヒ、ヒ…ヒゲを生やすのを止めろぉぉ!」
「あら、最近生える頻度が上がっちゃって。オヒゲさんったら」
 先ほどとは全く違う声を出してオトメは髭を剃る。
「そんな恥ずかしがり屋のヤっくんの為に、今日はこれを持ってきたの〜」
 元の声に戻ったオトメは丸い入れ物らしき物をヤシチの足下に置いた。
「オ、オトメ。一体……何をするのだ?」
「良いから良いからぁ〜」
 声が震えているヤシチに対し、オトメは楽器であるフルートを手元に出した。

「オトメでポン!」

 フルートを吹いて入れ物に魔法をかけた。
 そこからヘビのような物がニュルニュルと出てきた。
「あ?」
 ヤシチは何が起こったか分からなかった。
 だがヘビは一直線でヤシチに向かって来る。
 そこからは一瞬だった。
「ギャアアアー!?」
「兄貴〜!」
「ヤシチあに様!?」
 ヘビは瞬く間にヤシチに巻き付き、そのままオトメへと向かって行く。
 残りの部分がオトメの腰に巻きついた。
「やだぁ。ヤっくんったら、こんなにくっついちゃって」
「オトメ〜!?」
「一緒に屋台を回りましょう、楽しかったあの頃のように!」
「ヒエエエエエエーーーー!?」
 ヤシチの悲鳴も無視し、オトメはノリノリで後ろに括りつけたヤシチを連れて祭りの道を歩く。
「ヤシチあに様っ!」
 ヤシチとオトメを追ってヤマネは走った。

「ヤシチの兄貴を引きずってて重くないのかだぜ?」
「なのら〜」
「……ってオイラたちも置いてかないで欲しいだぜー!!」
「なのら〜!!」
 ワンテンポ遅れて、サスケとハンゾーも後を追うように走る。
「あ、あのー……。かりんとうアイス他2つの景品は……?」
 いきなりの奇妙な光景に、残されたキャップ達は呆然とするしかなかった。
 それは、見ていた周辺の客達も同じだった。

_________________________

……書いてて思いましたが妖精のデザインの特徴からしてかなり顔が密着してる状況に(ry


■ こやまる (563回/2009/08/09(Sun) 01:44:49/No1620)
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スミレさん、こんばんは☆
今回もまた新たな妖精が加わってにぎやかさを増していますね。
スミレさんの小説は公式設定をとても重視していていつも驚かされます。
オリジナルに走りすぎず、公式設定をふんだんに盛り込むのはかなりのミルモ度が要求されますが、スミレさんの小説は複数の公式設定が絡んでいてすごい!
う〜ん、恐るべしスミレさん。

>「う、うん。いつももだけど今日はもっと美しいんじゃないかな……」
さてアンナとビケーの愛の劇場がいよいよ始まりましたね。
ビケーの「いつもだけど」は女の子を口説く常套手段は、顔真っ赤な状態のアンナにもしっかり効いているようで(^^)。
照れくさそうにするビケー、顔を真っ赤にするアンナ、読む方も恥ずかしいし、書く方はもっと恥ずかしかったのではと思います。
またアンナの保護者モードも公式通りですね。
このメガネきらーんな変わり様は、ツンデレの派生バージョンのようで、アンナならではの個性でもありますね。

外野の反応もまた個性があって良いですね。
ミルモのミルモ子化は、アンナに影響されたリルムの愛の矛先が自分に向くのを逸らすための作戦だったりして。
マンボやペータのお子様の反応もまたかわいい(^^)。

>そもそも射的に野球のバットとボールを使うのが間違ってるのではないか!?
ここでキャップが登場するのは全くの予想外でした〜。
しかも費用集めという設定もなるほどと思わせますね。
やたらと説明口調なサスケとハンゾーにも笑わせていただきました(笑)。

>そこからヘビのような物がニュルニュルと出てきた。
オトメの先制攻撃!!
アニメでも惚れ薬を使ったりといつの間にか強引なキャラになっているオトメですが、そんな強引なオトメを追いかけるヤマネたちの次なる行動に期待しています。
常識の通用しない相手にヤマネはどう立ち向かうのでしょう?

>はい、今回のサブタイトルはすべてそうしています。
サブタイトルに使う順番を誤ると、終盤に手詰まりになる恐れも…?
(サブタイトルに使う妖精は1回限りのルールがあるのであれば)

>キャラの台詞内での人と言う表現をどうするか迷いましたが
そう、これは私もよく悩みますね。
妖精は人間ではないので「人」という代名詞は違うのでは? だとするとどの表現が適切なのか?とよく悩みますが、スミレさんによる「人の話は最後まで聞けよ」の見解で私も吹っ切れました。
だとすると妖精の数え方も一人、二人…という数え方がいいのかもしれませんね。

>……書いてて思いましたが妖精のデザインの特徴からしてかなり顔が密着してる状況に(ry
こういうシーンはやはり文章で表現するのが一番ですね。
具体的に絵で表現しようとすると、物理的に成り立たない嘘構図を取らないといけないですからね。。(これが結構難しい…)

それでは続きを楽しみにしております!
では!


■ スミレ (27回/2009/08/16(Sun) 01:11:17/No1634)

短編の方も書きたいと思いますが、先に纏まったのでこっちを。

九 ヤマネの追撃

「ヤっくん、この夏祭りを過ごせばきっと楽しかったあの日々を思い出せる筈だわ!」
「だからヒゲを生やすなぁ……! ああ、お助けを〜!!」
「ヤシチあに様!!」
 何故かヤシチを括り付けても普通に走って行くオトメと、それを追うヤマネ。
 後から追ったサスケとハンゾーを大きく引き離していた。
 その勢いからか周りの妖精達も、いつの間にかオトメやヤマネに道を譲っている状態になっている。
 何故だか、オトメの走りながらヒゲを剃る姿はやたら鮮やかだったりする。

「はっ!」
 ヘビに向けて手裏剣を投げようとするも、なかなかオトメに追いつけない。
 振り回され過ぎた故にヤシチの意識も、今は此処では無い何処かに飛んで行ってる。
 しかしそれにすぐ気づくようなオトメではない。
 ヤマネも追っている状態では、ヤシチの叫び声は聞けても表情までは見えない。
「お待ち下さい、オトメ殿!」
「……もう!!」
 ヤマネの数回目の声により、ようやくオトメが止まる。
 周りのギャラリーはオトメとヤマネから幾らか離れて円になっているような状態だった。
「どうして追ってくるの? あなた、ヤっくんのことが好きなの!?」
「え……!? そ、それは!」
 オトメの問いかけに対して、ヤマネはボンッと赤くなり言葉を詰まらせた。
 ヤマネの答えを待たずにオトメは続ける。
「私はヤっくんが好きよ。好きって気持ちに性別なんて関係ない!
 愛し合う二人の邪魔はさせないわ!」
 ヤシチは愛し合うの下りを全力で否定するだろう。
 しかし生憎彼は気を失っている訳で。
 盛大に顔を赤らめるヤマネを見ることも、オトメに反論する事も出来ない。
 オトメは再び手元にフルートを出した。

「私はナオミさんに誓ったもの、絶対ヤっくんと幸せになるって!
 ナオミさんが夢に向かって絵の仕事を頑張っているように、私もヤっくんと幸せになる為に頑張るって!!」
「オ、オトメ……殿」
 事情を何も知らない周りの妖精達はオトメとヤマネの姿を注目して見ている。
 性別なんて、の下りだけにそこまで深追いする訳もなく。
 周りから見たら、力説するオトメはどう見ても女の子だ。
 ヒゲの生えたオトメを見た筈のヤマネも手裏剣を持つ手が少し震えてしまう。
「誰であろうと邪魔させる訳にはいかないわ!
 オトメでポン!!」
 オトメがフルートを吹き、ヤマネは身構える。
 フルートから魔法の光が放たれたと同時にピンクの煙が現れる。
「ケホッ、ケホッ……。ヤシチあに様……?」
 ヤマネやギャラリー達がせき込む。
 煙が少し晴れた隙を見てヤマネが辺りを見渡した時、目を疑った。
「え!?」
「うふふ、二人分の重さでも飛べる団扇を買っておいて良かったわね。ヤっく〜ん」
 ヤシチを背負いながら飛ぶオトメを見て、ヤマネも屋台の屋根の上に登り、走り始めた。
 
「兄貴もヤマネも、どこ行っちゃったんだぜ〜?」
「なのら〜……」
 この多くの妖精達の中で、完全にヤシチとヤマネを見失ってしまった。
 サスケとハンゾーは辺りを見渡しながら歩くも二人やオトメの姿は見つからない。
 本当にヤシチ達の近くに行っていればギャラリーの効果で分かったかもしれないが、
 皮肉にも二人は正反対の方向に進んでいた。
「はぁ〜。疲れちゃったぜ」
「なのら〜……」
「……あの、どうしたの?」
「え?」
 ため息をついて座り込みそうになった時、声が聞こえた。
 小さい声ながらも、自分達に当てられたものと言うのは分かった。
 赤い鞄を両手に持った妖精はおどおどしながら話しかけてくる。
 大きさはどう見てもサスケやハンゾーより大きいのだが。
「ヤシチの兄貴を見なかったのら〜?」
「ヤシチ君……を?」
 いきなりヤシチの名前を出したが、相手はヤシチの事を知っているような様子だった。
「兄貴のこと知ってるのかだぜ? ……あれ?」
 尋ねながら、サスケもハンゾーもその妖精の顔をじっと見ていた。
 帽子や服、ほっぺの模様がどことなく誰かに似ているような気がする。
 ただ、その「誰か」がよく思い出せない。

____________________

……構成見直し中。
オトメ騒動は何とか纏められそうなのに、ガイア族騒動は何話費やす予定なんだと言う……。
ヤマネちゃんにはあんまり酷い事は出来ないのでオトメの反撃も少し抑え目に……。
(他のキャラだったら絶対違う事やらせてたであろう奴)
私がオトメを書くとどうしても安純っぽくなってしまうのは何故だろう……。
サスケとハンゾーの前に現れた妖精も既存キャラなのですが彼らとはほぼ接点0です。
ほぼ接点0の組み合わせを書くのはこれが初めてかもしれない……。

>こやまるさん
こんばんは。そう言って頂けると嬉しいです。
一作目が余りにもアレだったので今回はもう少し公式を大切にしていきたいなと思ってます……。
(そう言いつつ今回からオリジナルの組み合わせを入れ始めたり)
ラブラブカップルは書いているだけで恥ずかしかったりします。
アンナとビケーでこれならミルモとリルムを書くときは……(笑)

タイトルには一応以下のルールで進めています。
・話数は漢数字で表す。
・妖精と仕草(?)は一回しか使わない
・オリジナルキャラは入れない(現時点の予定ではオリフェはマツリとヒバナのみ)
・ガイア族は全員入れる(ちょっとしたネタを入れる為ですが六話時点で既に予想出来るかもしれません。残り4/5……)
既に登場済みのを考えると最終話担当はなんとなく分かってしまうかも……。

「妖精使いが荒い」とかは言っていたような言ってなかったような。
無茶なとこはもう「人」でも良いかもしれませんね。
(あれ? それを言うならパピィの時の「人混み」も……)

それでは♪


■ スミレ (28回/2009/08/17(Mon) 23:54:35/No1636)

十 ハンゾーが落ち込む

「……そう、はぐれちゃったのね」
 サスケとハンゾーの話を聞いて妖精は察した。
「ヤシチ君とはずっと前に会った事はあるけど、今日は…ごめんね」
「べ、別に気にする事はないぜ。な、ハンゾー!」
 気弱な声で謝って来る妖精。
 ヤマネを更に大人しくしたように見えるが大きさなどからどう見ても年上。
 一応サスケはフォローし、とりあえずと言った感じでハンゾーに話を振った。
「僕達が兄貴に追いつけないからいけないのら〜?」
「ハンゾー……」
 そんなハンゾーが落ち込んでいる状態になっており、サスケは困惑する。
 いくらオトメが絡んだと言え、ぼーっとしていてヤシチを見失ってしまった事。
 それはサスケも少し気にしており、うつむいた。
「昨日の修行でも僕達は全然だったのら〜……」
「そ、そんなことは! あったぜ……」
「え、えっと……」
 サスケとハンゾーに対して、妖精は声をかけるのに戸惑っている。
「サスケ〜。やっぱり僕は駄目な妖精なのら〜?」
「そ、そんな事は無いわ……!」
「!」
 ハンゾーが呟いたとき、妖精は叫んだ。
 強く言うものの、やっぱり声は小さい。
 だがその勢いはサスケにもハンゾーにも分かった。
「駄目な妖精なんて……いないわ。
 し、修行ってよく分からないけど、頑張っているんでしょう?
 見ている人はきっといるわ」
「……」
「……あっ」
 サスケとハンゾーにじっと見つめられている事に気づき、妖精ははっとなる。
「……ご、ごめんなさい」
 再び気弱になり、声も更に小さくなった。
「そう言われると、なんだかちょっと自信が出てきたぜ。な、ハンゾー」
「なのら〜!」
「……あ」
 二人を見た妖精は、小さな笑顔を見せた。
「……駄目だって思ってしまっても無理はしないでね。
 見ている人がいるのは、心配する人がいるのと同じだから……」
 そう追加して。
「なんだかとっても優しい人なのら〜」
「そういえば名前は何て言うんだぜ?」
「……え、あの……。ルンバ、よ……。よろしくね……」
 気弱な声でルンバは話す。
 サスケもハンゾーも誰かに似ていると思いつつも、やはり「誰か」は思い出せなかった。

「オトメ殿、待って欲しいで御座いますっ!」
「嫌よ、私はヤっくんと一緒に屋台を回るんだもの!」
 ヤシチを抱えて飛ぶオトメ、屋台の上を走るヤマネがそれを追いかける。
 ヤマネは走りながらも、オトメとヤシチから目を離さない。
「(オトメ殿……)」
 ヤマネの頭の中で、先程のオトメの言葉が響く。
 髭が生えるオトメだが、つい聞き入ってしまう熱演を。
「(ですが私も、負ける訳には行かないので御座います!)」
 決して口には出来ない思い。
 ヤマネは飛び上がり、空中で身体を丸める。
「ヤマネ破転弾っ!!」
 身体を丸めて突撃する先、ターゲットはヤシチでも、オトメでもない。
「きゃあっ!」
 オトメとヤシチを繋いでいるヘビ目掛けて、ヤマネ破転弾を打ち込む。
 ……そこから、新たな問題が始まろうとしていた。
「ヤっくん!?」
「ヤシチあに様!?」
 オトメとヤマネの声が重なった。
 ヘビは光り消滅するものの、その反動でヤシチが吹き飛ばされる。
 赤い影は祭り会場の中へと消えていった。
「ヤっくん!」
「ヤ、ヤシチあに様……」
 オトメは再び団扇を出す中で、ヤマネはしばらく呆然としていた。
「ヤっくん、何処にいるの? ヤっく〜んっ!!」
 オトメは団扇で飛びながらヤシチの名前を呼び続ける。
 ヤマネ破転弾を受けた際に服からはみ出た黒いスプレー缶が落ちていった事など、オトメは気づきもしなかった。

ーガシャアアアアアアアアン!
 祭りを盛り上げる屋台の一つが、悲劇に襲われる。
「クモ〜!? ミモモショップ第二屋台がクモ〜っ!!」
「……へ?」
 衝撃とクモモの悲鳴でヤシチの目が覚めた。
「あああ……。商品も酷い事にクモ〜……」
 目の前には真っ青になっているクモモ、そして下にはグチャっとなった商品らしきもの。
 上を見上げると穴が開いている。
「あ、あの〜。これはだな……」
 身の危険を感じたヤシチは何とか言い訳をしようとしたが相手はそうさせてくれない。
 気づいたら、クモモは何故かサングラスをかけている。
「お客さ〜ん? これはどうしてくれるクモ?」
「え……?」
 ミモモショップの第二屋台。
 そこから、どっちが被害者か分からなくなる程の悲鳴が聞こえてきたとか。

_________________________

続きそうですが妖精忍者&オトメ騒動は一端切り次回から別の視点に移動します。
接点が無い組み合わせの会話って難しいです……。
その為サスケとハンゾーを必要以上にネガティブにしてしまったり
年上にこんな言葉遣いで良いのかと思ったり何が何だか……orz


■ こやまる (572回/2009/08/20(Thu) 08:11:53/No1642)
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スミレさん、おはようございます☆
ヤマネに恋のライバル宣言するオトメ…このシーンを待っていました!!
積極的かつ自信家なオトメならいつかはヤマネに辛く当たるでしょうね。
ヤシチもヤマネに対して恋人らしいことを何もしていないわけだから、オトメの自信もさらに強くなるわけで。
それだから安純と楓の関係に近くなるのも納得できます。
オトメから出された課題に対して、今後ヤマネがどんな風に悩んでそして答えていくのか、ずーっと後でも良いのでぜひスミレさんにこの続きを描いて欲しいです。
アニメでは見られなかった女(?)の戦いの妖精バージョンを期待してますよ。
それにしてもオトメが出した煙がピンク色をしているのがすごくオトメらしくて良いです(^^)。

そしてルンバ姉ちゃんも登場するとは驚きました。
ルンバは登場回数少ない上、マンボを見守る優しい性格のシーンしか描かれなかったため、ストーリーに登場させるのは難しいキャラの一人ですが、まさにこの展開なら…というところにルンバが登場するという相変わらずの完成度の高さも驚きです。
ルンバならきっと弟を見守るように、サスケとハンゾーにも同じようにアドバイスするでしょうね。
そして年下のサスケとハンゾーに対してもおどおどする様子がまたかわいいなぁ。
マンボとルンバは性格がだいぶ異なるので、サスケとハンゾーは似ている誰かの正体に気がつくのは出来なさそうです。
接点が無い組み合わせを描くとどうしても公式設定に頼らざるを得なくなりますが、読む側としてはむしろそちらの方が楽しかったりします。
そういえばルンバもアロマと並ぶ数少ないマトモ妖精なんですね。

>……そこから、新たな問題が始まろうとしていた。
もうヤシチが散々な展開になっていますね(^^;。
むしろサスケとハンゾーがはぐれて良かった…と思えてきます。
この後ヤシチは立ち直れるのか、そしてオトメとヤマネの今後も大いに気になるところです(しつこい)。

>アンナとビケーでこれならミルモとリルムを書くときは……(笑)
確かにラブラブカップルは恥ずかしくなりますよね。
ムルパピなら気楽に描けるのに、ミルリルだととても恥ずかしくなります(^^;。
妖精と妖精が接近する展開は読者が最も期待する部分でもあると思いますので、遠慮無く存分に描いてくださいね。

>既に登場済みのを考えると最終話担当はなんとなく分かってしまうかも……。
残りの妖精として誰が残っているのかを数えるのも楽しそうですね。
スミレさんの決めたオリジナルルールが最後まで持続出来るかも楽しみ(?)だったりします(もうラストまで順番は決まっているのかな?)。

それでは次回も楽しみにお待ちしております。
では!


■ スミレ (29回/2009/08/21(Fri) 05:38:56/No1644)

有る意味二つの騒動同時進行と言えるかもしれません。

十一 カメリの不安

「はぁ……。まただわ……」
 ピンクのウサギの帽子を被った妖精が、とぼとぼと祭りの中を歩く。
 その表情は決して良いものとは言えなくて。
ーチラリ。
「ほら。これやるよ」
「きゃっ、嬉し〜い! 愛してるわ〜」
 辺りを見渡してみると時々目に入るのが、見るのも恥ずかしいぐらいのカップルたち。
「はぁ……」
 再びため息。見るのが恥ずかしいと言ってもパピィはつい見てしまう。
 正直自分もムルモとこれくらいになりたい……とは、死ぬほど思っていても言えないが。
 結局あれからムルモにも会ってないしお面屋にも行っていない。
 近くの屋台で買ったキャンディーを食べただけで気が紛れる訳がない。
 チラリとカップルを見ては羨み、そして下を見てムルモの顔を思い浮かべて歩く……そんな事の繰り返しだった。

「な、何よこれ!?」
 パピィがふと顔を上げると、垂れ下がっていた目も思わず戻ってしまうような光景が広がっていた。
 辺り一面の妖精、妖精、妖精。
 お祭り会場なので“会場に”妖精がいること自体は特に不思議な事では無い、問題は屋台。
「ねぇ、ここって何の列なの?」
「漬け物屋台なんだって。でもなかなか進まないのよ」
「漬け物?」
 その屋台へ並ぶ妖精の列が異様に長い。
 長すぎる為に、蛇がくねくねとしているように列はあっちへ曲がったりこっちへ曲がったり。
 並んでいた妖精から聞いた『なかなか進まない』、そして『漬け物』の言葉。
 それでなんとなくパピィは察しがついた。

「カメリ!」
「あ、パ〜ピィ〜ちゃ〜ん」
 パピィは開いている所を見つけて屋台の裏口へと回った。
 振り返った妖精は水色の服に亀のような帽子。そして特徴的な喋り方。
 そんな妖精はパピィが知っている中では一人しかいない。
「やっぱり。カメリの屋台だったのね」
「う〜ん。屋〜台〜を出して欲しい、って、言〜わ〜れた〜んだけど〜」
「早くしてくれねーか? もうどこが最後尾か分からねーよ」
「もう三十分も並んでるんだけどー? 他の屋台も周りたいのに……」
 カメリの言葉を並んでいる妖精達が遮った。
 まあ、この列を考えると抗議をしたくなるのも無理はない。
 需要とカメリの仕事のスピードの差が開きすぎているのは誰が見ても明らか。
「相変わらずね、あんたは……」
「み〜ん〜なの為にも〜、早く、や〜ら〜なきゃ〜」
 パピィが呆れる中で、カメリは漬け物を容器の中に移している。
 本人からしたらこれが全力なのだが、端から見たらノロマの三文字。
「カメリ、それかちて。あたちも手伝ってあげるわ!」
「え〜? で〜も〜」
「良いから!」
「パ〜ピィ〜ちゃん、ム〜ルモくんは〜?」
「……!」
「パ〜ピィ〜ちゃ〜ん?」
 尤も言われたくない事を突かれてパピィの言葉が詰まる。
「良いから、かちなちゃい……」
「パ〜ピィ〜ちゃ〜ん……」
 うつむきつつ、容器を受け取ろうとパピィが片手を出す。
 その姿を見て、のんびり屋のカメリもどこか不安を感じた。
「ム〜ルモくんと、な〜にか〜、あったの〜?」
「ねえ、漬け物はまだ?」
「あ〜……」
「だからかちなちゃいってば!」
 カメリの心配の言葉も、遅すぎる事による客の抗議によって遮られた。

「大分進んだわね」
「あ〜りが〜とう〜。パ〜ピィ〜ちゃ〜ん」
 パピィはカメリの数倍のスピード(と言っても気合いにより普通の妖精より少し早いぐらい)で容器を渡していた。
 列の妖精が半分減ったところでふぅ、と一息つくパピィを見てカメリは礼を言う。
 だがカメリの不安は続いていた訳で。
「パピィ〜ちゃ〜ん。ほんとう〜に、大〜丈夫〜なの〜?」
「い、良いの。さ、早く後のも済ませちゃいまちょ」
「う〜ん……」
 一見考え込んでるようにも見えるカメリだが、実は返事の言葉。
 パピィの手伝いでかなり進んだものの、カメリの漬け物を求めている妖精は大勢いる。
 ちょっとノロノロとしてるとあっという間に消化した分の人数がまた新しく来てしまう。
「はい。次の分行くから、容器かちて」
「分〜かったわ〜……」
 なんとなく、カメリがムルモの名前を出しづらくなったその時。
「ふーん。それだったら、“お面”は“ムルモ”のも売っていたとか?」
「!?」
「ええ。“ムルモ”の“お面”も売っていたんだけれど……」
「!!??」
 並んでいた妖精達から『今聞いたら確実に動揺するワードベスト2』が連続して聞こえてパピィは文字通り動揺する。
ーバシャッ。
「あ〜! パ〜ピィ〜ちゃ〜ん!」
「あ……あああっ!」
 気づくと容器に入れて、渡そうとしていた漬け物まで下へ落としてしまった。
「パ〜ピィ〜ちゃ〜ん。そ〜っちの方も〜大丈〜夫〜?」
「い、良いの良いの……」
 そう言って改めて漬け物の入った容器を渡して、列が減って行く。
「ねえ、ここって漬け物の屋台で合っているの?」
「さっきから、妖精たちの行列が凄いけれど……」
「ええ〜。お〜菓〜子の漬〜け物の屋台は〜こ〜こ〜よ〜」
「あ、あれ?」
 噴水が吹き出ている奇妙な帽子の妖精、そして髪が雲となって絶え間なく動いている妖精。
 パピィは妖精二人をなんとなく知っているような、そんな感じがした。
 パピィがその二人の分を容器に入れようとした時にはっとなる。
「あなたたちって……」

___________________________

パピィのキャラが今一表しにくいと言う、予想外の壁が登場しています……。
今回のパピィを見て「誰だコイツ!?」と思われたら申し訳ありません。

>こやまるさん
オトメの宣言はオトメ登場を決めてからずっと書きたいシーンだったのでそう言って頂けると嬉しいです。
ごおるでん最終話で妖精が消えた時の安純、楓の関係のイメージが近いですね。
ヤマネのキャラが結構難しいので大変ですが……。
「恋する妖精・ヤマネ編」の所で大人しい性格が、と仰っていたのが今となっては痛いほど分かります。
何とか後半にある程度消化する予定ではいますが
ヤマネの性格や、関係するタイトル候補の妖精が少なくなって来たりと(多くて3)
夏祭りの話のみで答えを出すには結構難しいかもしれません……。
サスケとハンゾー、ルンバは組み合わせが組み合わせなので言葉がつっかえまくりで大変でした。
でも接点無しの組み合わせを考えたり書いたりするのは結構楽しいです。

ヤシチはもう……ですね。
多分今作で二番目に酷い目に遭う妖精だと思います。
サスケとハンゾーにははぐれて貰って正解かもしれません。

それでは♪


■ スミレ (30回/2009/08/24(Mon) 19:03:41/No1651)

十二 アクアの本音

「はぁ……。あれじゃあみんな大変ね……」
 少し屋台が並ぶ場所とは離れた、人気の無いベンチ。
 そこには『見た目はアレだが食べると美味しい』漬け物が入った容器を両手で持つ妖精。
 ある程度客が減った漬け物店の手伝いを終えてきたパピィの姿があった。
 パピィはもう少し手伝った方が良いと思ったのだが、任せすぎるのもパピィに悪いとのんびりした口調でカメリは言った。
 更に先ほどの失敗も考え、パピィは客の立場に戻った。
 カメリに「しっかりしなちゃいよ」と言った後お礼として漬け物を貰い今に至っている。

「ここ、良いかしら〜?」
「あ。べ、別に良いけど……。え!?」
 声をかけられて見上げた先にいた妖精。
 それはカメリの手伝いをしていた時に目にした妖精と同じだった。
 手伝いの時は思い出した直後に、待たされに待たされた客の抗議に押され結局何も言えずに終わったが。
「あなたは私たちのこと、覚えていたの?」
 笑いかけてきた妖精は紛れもなく、ガイア族の一人である雲の妖精ピクモ。
「え、ええ……」
 大きさが違うので一瞬混乱したが、あの時の出来事は忘れられない。
 ダアクによって人間界と妖精界が存亡の危機を迎えた時の事は。
 妖精界を飲み込んでいくほころび穴に対し必死で“気”を送った時の事は。
 妖精界もそうだが、何より人間界で戦っていたムルモが心配で堪らなかったから。
「……ムルモ」
「ムルモがどうかしたの?」
「え!? い、いや。何、でも……」
 心の呟きを聞かれた焦りと、神様を相手にしている事で言葉がなかなか出てこない。
「(そういえばさっきムルモの話をちてたのも、この人たちだったわね……)」
「気にしないで。お祭りだし普通に話しましょう?」
「そう。同じガイア族の誰かさんと違って、ちょっとのことで怒りはしないから」
「あ……」
 乱入してきた水の妖精アクアの言葉にピクモは少し戸惑ったような表情を見せる。
「?」
 この時点では、アクアの言葉にどんな意味が込められていたのかパピィは分からなかった。

 パピィと少しだけ距離を開けつつ、ピクモとアクアが座る。
 ピクモは戦利品と思われる物をどこからか出していた。
「えっと、先ず買ったのが……この風車よ。
 風の神殿に行ったらどれくらい回るのかしら〜」
「へえ、緑色がベースのね。ウィンも喜ぶんじゃない?」
「これは? 土の神殿に置いてみたら面白いと思うんだけど」
「う……。ドンタにこれはちょっと合わないんじゃないかな……」
「そう? じゃ、じゃあ火の……」
「そういえば、ピクモって綿菓子買ってなかったよね?」
 かなりわざとらしく話を流そうとするアクアに、ピクモは沈黙する。
 そして数秒の間が開いた。
 「火の神殿に」と言おうとした、センスが疑われそうな物を手に持ったままでピクモは話す。
「……え、ええ。後で行くつもりだったんだけれど……」
「……」
 戸惑うピクモを見て、アクアは一息してから口を開いた。
「僕だって本当は、もう喧嘩の原因なんてどうでも良いんだけどね。
 花壇だって結局元通りになったんだから」
「え?」
 ピクモの声、そしてパピィの心の声が重なった。
「(喧嘩って……一体何なの?)」
「雲の神殿だって、水の神殿と同じで火の神殿と隣り合ってるんだしさ。
 フィアのワガママっぷりはピクモもある程度は知っているでしょ?」
「そ、それは……」
「フィアはあんな性格だし、今回と言う今回は僕も意地になってるし。
 それで意地の張り合い。良いことなんて何一つ無いのにどうしても。
 って言うか、強情なフィアを見ていると僕もどうしても謝りたくなくなってくるしね」
「う……」
 ピクモも、なんとなくでしか話が見えないパピィも心で突っ込んだ。
 『あなたも充分強情だ』と……。
「まあ……水のように喜びや悲しみを映し出す気持ちで、いつも素直になれれば良いんだけど」
 ピクモに語ると言うよりは、自分に語るようにアクアは呟いた。
 そんな姿を見てパピィは思わず、自分を重ねる。
「(ムルモ……)」

 静まっているアクアに、ピクモはいきなり何かを被せた。
「え? ちょっと、なにっ!?」
「さっき言った、ミルモのお面よ。三人にも後で持って行きたいわ」
 まるで話を変えたいかのようにピクモは話す。
「……これってどうなの?」
 いきなり話を振られて、パピィは焦る。
「えっと……えっと……。
 ミルモたんと服の色が似てるし、ミルモたんの頭から水が出てるみたいで不気……」
「気にしないで」
「……」
 流石に不味いかと思った発言もピクモにフォローされる。
 言い切れなかったが、噴水が出る部分が隠れてる事もあり、やはり不気味だ。
「私は綿菓子買って来るけど……」
「僕はもう少しここにいるけど、水飴が売ってたらよろしく」
 頷いてから、ピクモは再び屋台と妖精の群れへと歩いて行く。
「映し出す気持ちで素直に……」
 パピィも容器を持ったままベンチから降り、屋台の中へ走って行った。
「二人とも、良いところはあるのに……」
 ピクモがそう呟いて歩いていた事は、本人しか知らなかった。

 大きな祭りとなれば引き寄せる物も色々。
 大勢の妖精だったり、王子だったり、神だったり。
「この世に闇が在るところ!」
「恐怖と悪が在るところ!」
「風と共に現れて!」
「風と共に去っていく!」
「我ら五人の黒い影!」
「イチロー!」
「ジロー!」
「サブロー!」
「シロー!」
「ゴロー!」
「悪の秘密組織、ワルモ団!」
 ……厄介な者達だったり。


■ こやまる (574回/2009/08/24(Mon) 22:00:24/No1652)
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スミレさん、こんばんは☆

久々のパピィ登場!!
夏祭りに向けた気合いが空回りし、一人とぼとぼ歩くパピィがまた叙情的ですね。
ウサギ耳を前に垂れ下げながら悲しそうな顔をするパピィが目に浮かびます。
こんな時に(夏田みかんさんの)妖精ミカンに見つかったらどうなることやらというのは置いておいて(^^;、こんなにぎやかな場所で誰も声をかけてくれないのもまたかわいそうです。

いえいえ、スミレさんの描くパピィも十分パピィらしいですよ。
親友に強がって見せたり、違うことして淋しさを紛らわしたり、ついつい「ムルモ」と口から出てしまったり、他の人の言う「ムルモ」に思いっきり反応するのもみ〜んなパピィの持つ属性だと思います。
動きは遅いけどパピィのことを心から心配するカメリもかわいいなぁ。
結局はパピィのペースに飲まれて、カメリの心配もパピィによって押しのけられてしまうのもいつものパターンですが、伏線として手伝ってもらったお礼にムルパピのために人肌脱ぐカメリも見てみたかったりします(^^)(←いろいろ注文多すぎ!)

アクア、ピクモ、パピィの組み合わせが斬新過ぎてすごいです。
パピィのことを気に懸けつつ、やはり身内の訳の分からない会話を進めるのもガイア族クオリティですね。
3人と2人に分かれたのはどうやらフィアとアクアのケンカが原因のようで。
アクアの証言ではフィアが花壇を壊した加害者に見えますが、アクアの言うこともいまいち信用できないから真相は分かりません。
それにしてもミルモのお面を誰が買うんだろうと思っていたら、ここに買う妖精がいたとは…(笑)。
いえ頭から噴水が出ていなくても、誰が付けても不気味になりそうな予感がします。

さてラストにはすっかり存在を忘れていたワルモ団が…。
今回の彼らの目的はいったい何だろう?
夏祭りをめちゃめちゃにするとか言いつつ、絶対楽しみそうだ。。

>ヤマネのキャラが結構難しいので大変ですが……。
大人びていたり子供っぽかったり、2つの面を持つヤマネは私も描くのが難しいです。
とはいえ、アニメでももともと登場回数もそれほど多くなかった妖精なので、スミレさんの好きなように動かしてもきっと違和感は出ないはず。
ヤマネ好きな私としては、スミレさんの描くヤマネをすごく見てみたいので、夏祭り以降でも良いので私はずっと待ってますよ!

それと斬新な妖精の組み合わせはやはり面白いですね。
今後もどんな組み合わせが誕生するのか、いろいろ期待しちゃいます。
ワルモ団とガイア族の組み合わせもまた新しいですね。

それでは次回も楽しみにお待ちしております!
では!


■ スミレ (31回/2009/08/27(Thu) 18:42:55/No1667)

十三 ゴローが生け贄

 イチローが民家の陰から、得意気に城を指す。
「見ろ、妖精達は皆祭りに浮かれ放題!
 王国の警備も緩い筈だし、今なら我らの思うがままと言う訳だ」
「あの〜……」
 そんな中でゴローが恐る恐ると言った感じに声をかけてきた。
「ん、どうしたゴロー?」
「ごめ〜ん。おれ、墨と筆忘れた……」
「ああ、忘れ物ね……。って、なにーっ!?」
「なにーっ!?」
 イチローの叫びにジローとサブロー、シローが続いた。
「これでは『こっそりお城に潜入して肖像画の髭を増やす作戦』の実行に移せないではないか!」
「だ、だって〜……。みんなおれにばっか荷物持ち押しつけるし……」
「しかし、それは掃除当番をサボった罰でもあるんだろう?」
「罰で罪を増やしてどうする!」
「え、え〜!?」
 イチロー、そしてサブローとシローの文句が続く。
「ええい。なにか代わりになる物は無いのか!?」
「黒いスプレーならさっき拾ったけど……」
 ジローの問いつめに対し、ゴローがどこかからスプレー缶を取り出した。
「そんなもん髭が増えるの通り越して顔真っ黒けになっちまうよ!
 拾うならせめて鉛筆か黒いマジックでも拾えぇ!!」
 イチローが怒鳴り散らし、ゴローが焦る。
「だいたい……ん?」
「どうした?」
 ゴローへ怒鳴っていたのを、イチローは中断した。
 それに何事かと思いジローが訪ねる。
「あれは……ミルモではないか?」
「え?」
 イチローが指した方向に、ジローとサブローにシロー。そしてゴローも向いた。

「はぁ……。フィアのバカ……」
 ピクモの悪ふざけ(?)でミルモ面をつけられたままのアクアはため息をつく。
 帽子から吹き出ている噴水の水だけははみ出しているが。

 そのアクアの呟きも噴水の音も、少し離れた所にいるワルモ団には聞こえる筈がない。
「あの生意気そうな顔は、確かにな」
「そういえばけつアタックを食らう度に水色が目に入ったなぁ」
「間違いなくミルモだ」
「ミルモって頭から水出してたっけ?」
 ゴローだけが疑問符を頭に浮かべる。
 だが、忘れ物をした張本人の疑問なんて聞き入れてくれる筈もなく。
「一人のようだが?」
「よし、そのスプレーで『ミルモを真っ黒けにしよう作戦』に変更だ!」
「それで、誰が行くんだ?」
「お前が行け!!!!」
 ゴローの問いかけに対し、他の四人の声が重なる。
 指す先は当然、ゴローだった。
「ええ!?」
「だって〜、墨と筆忘れたのゴローだし〜」
「これも失敗したら1ヶ月お菓子抜きな」
「ええー!? 酷いよみんなぁ〜」
「酷いのはどっちだ!」
「わ、分かったよ……」
 ゴローは拾ったと言うスプレー缶を持って歩いて行く。

「全く、ピクモも何考えてるんだろ。こんなお面買ってきて……」
「ミルモ、覚悟っ!」
「え?」
「あ、あれ?」
 アクアがお面を外し、ベンチに置こうとした時には既に遅し。
 人気のないベンチは、スプレー缶から出た黒い煙に包まれた。


 とにかく時間が経つ度に減るどころか増えていく妖精、妖精、妖精。
 行事によってはパートナーの人間を連れてくる事も出来るが、今日だけは妖精オンリーで心から良かったと思えるほど。
 本物のミルモはようやく屋台から目当ての物を手に入れていた。
「ゼイ、ゼイ……。全く強敵だったぜぃ」
「これだけ多くの妖精がいるから、きっと全部食べる前に誰かにぶつかって落としちゃうんだ…ガビ〜ン」
「おいガビンー。せっかく手に入れたんだから、んなくれぇ事言うなよな〜」
「そうだ、これだけ多くの妖精がいるのに品切れずに僕たちが買えるなんて……。
 これはきっと何かが起こる前触れなんだよね、ガビ〜ン」
「おいおい、それはおれ達が並んだのと屋台が多めに置いておいたお陰だって……」
 祭り限定のお菓子詰め合わせの袋を手にしたガビンは、いつも通りのマイナス思考に入る。
 ビケーはあれからアンナとくっついてばかり。
 アンナの方は時々、顔が赤くなるのを誤魔化すようにミルモ達に注意はしてくるが。
 ペータやマンボも長時間、行列の一部になっていただけあり疲れている様子だった。
 だが、ミルモと見る花火に燃えているリルムはそう思っている暇なんて無い。
「ミルモ様、今度はどちらへ行くんですの?」
「リルムは疲れってもんを知らねーのか……?」
 未だくっついているリルムを見て呆れ気味の時。

「ようミルモ、相変わらず間抜けそうな顔してるなー」
 気がついたら黄色い服に赤い髪の、よく知っている妖精の姿があった。
「アクミ!」
「まあアクミさん、お久しぶりですわね」
「ああ。沙織もドイツで元気にやってるさ。
 ……で。お前ら、やたらくっつきすぎてんじゃねーか…」
 余りのくっつきっぷりに、ついに第三者からも言われてしまった。
 今まで、普通に見られていたのが奇跡だと思うぐらいである。
「ああ。もう、さっきからリルムがくっつき過ぎてるんだよ」
「ミルモ様ったら! 花火を見るまでは、決して離れる訳には行きませんわ!」
「花火か……。アタイも、あの頃だったらダアク様と見れたら良いなって思ってただろーな……」
「アクミさん……」
 心から好きになった相手、その恋は消えてしまった。
 恋をした思い出は本当に大切な物だし、パートナーの沙織と出会ったきっかけでもある。
 決して否定出来ない物だがたまに切なくなる。
「ま、花火自体は面白そうじゃん! アタイも妖精界の奴は興味あるし……」
「そうですわ! わたくし達、先ほどミレンさんとお会いしましたの。
 屋台のお仕事、とっても頑張っていらっしゃいましたわ!」
「げっ……ミレンが? あの手紙本当だったんだな……」
「なんだ? ミレンに誘われて来たんじゃねーのか」
 若干嫌そうな顔をするアクミに、ミルモが訪ねる。
「里で祭りって話は前から聞いてたから、他に何か無いかって思っただけだよ」
「でもミレンさん、アクミさんの為にって一生懸命でしたわ」
「……」
 リルムの言葉に、アクミは戸惑う。
 そして、口を開いた。
「……ま、キャラメルソフトだし見にいってやるか。
 理由はキャラメルソフトだからってだけだからな!」
「アクミさん……!」
 やけに強調するアクミだが、リルムは笑顔だった。


_____________

当初は今回の後半の内容を「十四 アクミの憂鬱」として持ってくる予定でしたが
よく考えたらタイトルにアクミはまだ入れられねぇ!って事で纏めてあります。
そこ、あんまり長さ変わらないとか言わない。
なんだかメインの二人が全然出てきてないような気がする……。
長くなるので第二回の状況整理と返信は次の記事に分けます。


■ スミレ (32回/2009/08/27(Thu) 19:06:58/No1669)

第二回の状況整理〜。必要あるかどうかは置いておいて。

★ミルモ・リルム・ペータ・ビケー・アンナ・マンボ・ガビン→屋台周り中。
★ヤシチ→激闘に巻き込まれた末にミモモショップ第二屋台を滅茶苦茶にし、クモモの怒りを買う。
★ヤマネ・オトメ→激闘後は不明。
★サスケ・ハンゾー・ルンバ→前二人がヤシチを捜している際に出会う。
★ムルモ→お面屋に激怒後は不明。
★パピィ→カメリの屋台手伝い、アクアとピクモの話を聞いた後で再び祭り会場へ。
★アクミ→屋台周り中?
★ミレン・キャップ・カメリ→それぞれの屋台で仕事中。
★フィア・ウィン・ドンタ→ウジキンギョ屋台前。
★ピクモ→綿菓子を買うべくアクアとは一端離れる。
★アクア→人気のないベンチで休憩中だったが……。
★時の妖精→屋台周り中?
★ワルモ団→今回の通り

>こやまるさん
みんな、それぞれ自分達で祭りを楽しんでますからね〜。
夏田みかんさんのミカンに見つかったら速攻でさらわれそうですが(ぁ
パピィちゃんは口調も含めて結構難しいですからね〜。別人化しないよう努力します。
カメリの口調はそれ以上に難しいですが(笑)
喧嘩の原因は次次回ぐらいで明らかにします。
ガイア族の方に時間懸けすぎないようにしないと……(汗)

ワルモ団とガイア族の組み合わせは今作でもちょっと考えてたりしてます。
ちょっとカオスな事になると思いますが……。

ヤマネの方はもう少し考えてみます。
以前お話したストーカーの話は結構ネタがあるんですが、ギャグだからこれでヤマネの決断をやる訳には行かないなと(笑)

それでは♪


■ こやまる (581回/2009/08/28(Fri) 11:25:42/No1678)
http://www.murumoya.com/


スミレさん、こんにちは☆

屋台で大量に売られていたミルモのお面を、呪い(?)のお面に変えてみせたスミレさんが神過ぎます!
バレバレの変装でも正体に気づけないのが妖精の特徴でもありますが、神様とはいえアクア本人もまさかお面をかぶることでこんな展開になるとは思っていなかったでしょうね。
黒い煙に包まれたアクアはそのまま被害者になってしまうのか…。
アクアの穏やかなな性格を考えるとワルモ団に反撃するのは考えにくいですが、いったいこの後どんな展開が待っているのでしょう?

ピクモがアクアの元から離れていなければ…という感じに、いろんな妖精の行動がいろんな事件を引き起こすストーリー展開が面白いので、私も今後はもっと妖精の行動に注目して読んでいこうと思います。

ワルモ団の描写もまた良い感じですね(^^)。
肖像画の髭を増やす作戦もワルモ団らしくてほほえましいです。
作戦が幼稚な割には凶暴なミルモに果敢にも挑むあたりもまたワルモ団ですね。
それにしても都合の良いように落ちていた黒いスプレー缶はいったい誰が何のために夏祭りへ持ってきていたんだろう?(あんまり突っ込んではいけないとこかな?^^;)

>……で。お前ら、やたらくっつきすぎてんじゃねーか…
ストーリー初期の頃と比べて、ミルモとリルムの密着度が上がっているのかな。
リルムはミルモの片腕をつかんだままだったりして。
・・・まだそこまで密着はしていない?

そしていよいよアクミさん登場!
ミレンの行動には困惑しつつも冷たい対応を取れないところがアクミらしいですが、このアクミの行動からまた新たな惨劇が生まれる予感がします。
スミレさんの小説はアニメ・原作に忠実なので、アクミと別の妖精とのラブロマンスは今回は発生しないのかな?

>第二回の状況整理〜。必要あるかどうかは置いておいて。
今後の注目ポイントはパピィとフィアたちでしょーか。
そしてオリフェたちの行方はいったい??
初期に登場したオチョーはもうお役御免かな?(^^;(←細かい突っ込みするな)
先の読めないストーリー展開になってきていますが、そこがまた面白いですので、どうかこの勢いでどんどん突っ走ってほしいです。

>喧嘩の原因は次次回ぐらいで明らかにします。
どんな風に仲直りするのかも楽しみにしてます。
アニメではミルモの仲裁もことごとく無視されていたから、そう簡単にはうまくいかなそうな予感。。

それでは次回も楽しみにしております。
では!


■ スミレ (33回/2009/08/29(Sat) 13:12:45/No1687)

十四 フィアの言い分

「ミルモ〜。次どこ回るだべか?」
「う〜ん、他にチョコ売ってる所でも探してみっか」
 リルムがアクミを笑顔で見送った後、ミルモ達は祭り会場を適当に歩いていた。
 今は特に買いたい、見たい物が無いので適当に回っており適当に屋台を楽しんでいる。
 広い会場と言えど、長時間ウロウロしていると同じ所を回る事も有る訳で。
 マンボが連続で外し格好悪いと言われ号泣した、キャップの射的の屋台を見るのも二度目になる。

「おいリルム〜。アクミにも言われたぐれーなんだから、そろそろ離…」
 ミルモが一歩進むと、リルムも一歩正確に進む。
 リルムがやる気満々なのは分かっていても、少し離れて欲しいと思った時。
「オレはそんなの知るかって言ってんだよ!!」
「でも……」
「全く、君もそろそろ折れたらどうだい?」
「意地張ってばっか」
「……ん?」
 聞き覚えのある声がしたと思い声がした方を振り返る。
 屋台の隅の方にフィア、ウィン、ドンタの姿を見つけた。
「なんだ、お前らウジキンギョすくいは終わったんじゃねーのか?」
「えっと、どういうこと?」
「あの、それは……」
 後から合流したアンナにリルムが説明を始める。
 その隙にとミルモは離れようとしたが、それも虚しく説明をしながらリルムは再びくっついて来た。
「ああ。フィアがあまりにもヘタっぴだったから屋台がお情けで一匹くれたんだけどぉ」
「怒って騒ぎになった」
「はぁ?」
 不機嫌そうなフィアの代わりに話すウィンとドンタの言葉の意味が、ミルモにはよく分からない。
「プライドとか馬鹿にされたとか思ってたんじゃないかなぁ。
 結局39個も焼き芋食べたし、何も貰わず終わっちゃったってワケ。ホント、よく食べられるもんだねぇ」
「ウィンは好物はいくつぐらい食べれる?」
「う〜ん。ボクの場合良くて52個ぐらい〜」
「……」
「ま、こんなとこ〜」
 かなりどうでも良い会話が入ったものの、二人の話は終わったらしい。
「そういえばピクモもいるじゃねーか」
「あ、ボクらはさっきまで3と2で分かれてたんだけど……」
「そ、それが……」
 よく見たらさっきはいなかったピクモの姿もある。
 ウィンが少しフォローを入れた後で、ピクモが口を開いた。

「一緒に来てたアクアがいなくなったぁ!?」

 ミルモは叫ぶ。そしてウィンが口を開いた。
「どーやら、ちょっと目を離した隙にどっか行っちゃったみたいなんだよね〜」
「私が綿菓子を買いに行った時、ベンチの方で待っているって言っていたんだけど……」
「戻ったらアクアがいなくなってたって訳か?」
「そういう訳なの。落とし物を探すのは苦手だしどうしたら良いのかしら……」
「おいおい、落とし物扱いするなって……」
「分散させた原因のフィアも一緒に捜したらどうだい?」
「知らねーよ。捜すんならお前ら三人で捜せ!」
 ピクモに対するミルモの突っ込みを四人は完全に無視し話を進めている。
「アクアも珍しく意地だからね〜。
 昨日から始まって直ぐにボクらが止めようとしてもここまで喧嘩が長引くなんて」
「はぁ……」
 ピクモが目を離している間に突然いなくなった、ガイア族の一人であるアクア。
 ミルモはため息をつくが少し嫌な予感はしていた。
 何か厄介な事に巻き込まれてしまうかもしれないと。
 そう、ミルモの里の方が。

「はっ、そんな奴捜すつもりはねぇ!」
「だいたい君のせいでピクモはアクアの面倒みなくちゃいけなくなったのに?
 妖精は増えてばっかりで結局綿菓子は買えなかったみたいだしね」
「そんなの知るか、火のように熱く純粋な気持ちがありゃ綿菓子なんていくらでも買えるだろー?」
「フィアはなかなか消えない炎みたいに意地張ってばっかりの癖に?」
「それどころか、広がるばっかり」
「ああ! もう、いい加減にしやがれ!
 オレは何があろうと捜したりはしないっ!
 言えるのはロクに管理出来ねぇ奴は花壇作るなって事だ!!」
「……」
 つつくウィンとドンタ、キレるフィアを見ていてミルモとリルムは完全に呆れている。
 立場故になかなか話しかけられずにいたペータ達も少し困惑している。
 誰かが自分の肩をトントンと叩いた事に、ミルモが気がつくのに十数秒かかった。
「ねえ、ミルモ。ガイア族が喧嘩をしたって事はナンダカワカンナイノが大量発生する前触れなんじゃないかしら」
 リルムから説明を聞き終えたアンナがミルモに質問してくる。
「げっ、そうだった……」
 ナンダカワカンナイノの大量発生で妖精界が大変な目に遭った事を思い出しミルモは焦る。
 だが同時に疑問も生まれる。
「でも喧嘩は昨日からなんだろ? そこまで増えたって話は聞いてねーよーな……」
「喧嘩と言っても二人だけだし」
「ボクら三人は無関係だし二人も直接やり合ってはいないからね。
 で、ナンダカワカンナイノってなに?」
「あのなぁ……。で、喧嘩の原因は何なんだ?」
「それはね……」
 いくら二人だけと言っても前のように広がられたら困る。
 原因を聞こうと聞くと、口を開いたのはピクモ。

「それは、花壇の花が焼き芋を食べてしまった事が始まりだったの」
「……は?」
 言っている意味が分からない、とはまさしくこの事である。

_____________________________

ガイア族も三人目〜。各話に仕込んでいるネタはバレているだろうか…。
と言うか二話からずっと一緒にいるのにフレンズの台詞が少なすぎるのはどういう事だ!(笑)
(今回は神様相手に流石に少し萎縮したと取れるだろうか……)
ガイア族じゃびっくりする程ウィンがベラベラ喋ってるような。

>こやまるさん
呪いのお面の下りは結構最初の方から出来上がってました。
この後は色んな意味で斜め上の方向を突き進む事になりそうです。
リルムは前より控えめですが代わりに逃げてただけのガイア族と
今回から出たワルモ団が大暴走する可能性大……。
警備が緩いかもと考えられるなら他に出来る事はあると思うんですけどね。
まあワルモ団なので(笑)

ちなみに「黒いスプレー缶」で掲示板内を検索すると……。

ワルモ団とガイア族の騒動はこの話ではまだ前期の騒動に当たりますが
アクミは後期の騒動にほんの少しだけ関わって来る予定です。
(タイトルの関係でそこまで登場出来ないのが辛い)
オリフェとオチョーは表に入れるのを素で忘れてました;(アホだ)
いやぁ、風呂敷は広げすぎるもんじゃないですね!
一応出てくるタイミングは考えていますが結構後ですし……。

それでは♪

8/29 脱字部分修正。これが抜けてたらミルモの台詞がおかしくなる所でした……。


■ スミレ (34回/2009/08/30(Sun) 11:37:00/No1692)

十五 ピクモが語る

 それは昨日の朝のこと。
 ガイアの里はいつも通りの筈だった。
 トプルの楽器を授け終わった後、フィアは暇つぶしに水の神殿へと向かうまでは。
『……することが無いって言われても、僕だって相手に出来るようなのは無いし』
『あ〜。いつも授けるしかねーし。することはねーしイライラするっ!』
 頭が燃えて(貯えてあったのかは分からないが)芋が焼き上がるのはいつものパターン。
『相変わらずだよね、全く……』
 ふうと一息ついたかと思うと、庭からドタドタと何かが走って来る音がした。
『ん? 何だあれ?』
『あ……。そういえばまだ水あげてなかったから怒ってるかも』
『シャアァアァ!』
 そう鳴きながら神殿の植物は猛スピードで走って来る。
『フィア!?』
 水不足の植物達が何故かフィアの手の方に絡んで来る。
『って何だ? 離れろって言ってるんだろ!』
ーボトッ。
 植物を振り払おうと手を振ると同時に先ほど焼いた物まで床に落ちてしまう。
 気がついた時は、一つの芋を貪るように食べる植物達の姿があった。
『あーっ!!』
『ちょっと!? “なんて物”食べるの!』
『おい、なんて物ってどういうことだ!』
『この植物たちは水に纏わるものとか、妖精丸ごととかが主な好物なんだけど……。
 焼き芋なんて焦げ臭いもの食べさせたら、どうなることか……!』
『焦げ臭い!? って言うかアクアがちゃんと管理してないから悪いんだろ!』
『そもそも水の神殿にそんなもの持ち込むのがどうなの!? ああ、弱ってる……』
『植物なんてどうでも良い! オレの芋返せ!!』
 その言葉にアクアの中の何かが切れた。
『どうでも良いってどういうこと!
 だいたいフィアの我儘にはみんな困ってると思うよ。短気だし、言いたい放題だし、自分勝手だし!
 ミステリー物じゃ真っ先にやられるタイプだよね!』
『そんなの知るかよ、だから芋返せ!!』
『そんなの無理だよ。そもそもお菓子って言ったら水飴だしね』

「……それから、私たちが止めに入ってもずっと意地の張り合いなの」
「ここまで行くと全く関係ない話すら喧嘩に持ってけるみたいだよ。
 全く、困ったものだねえ。もう少し譲り合ったら良いのに」
「自分の主張ばっかり」
「いや、それは百歩譲ってもお前らが言って良い台詞じゃねーと思うぞ……」
 今回の原因はともかく、この三人をも含めて引き起こされた大騒動を知っている身としては頷き辛い。
「とりあえずフィアを説得出来るような何かって無いかな?
 アクアもいないし、これ以上意地張ってたら余計ややこしくなるよぉ」
「このままじゃ、楽器も授けられない」
「説得っつったって……」
 ミルモとリルムも、ペータ達も首を傾げる。
「ミルモ様、何か良い方法はありませんか?」
「う〜ん……。そうだ! ミルモでポン!」
 何かをひらめいたミルモが、マラカスを振った。
「ああっ!」
「これって?」
「何か乗せてる車みたいだけど」
「ちょっと熱いね〜。誰かさんみたいに」
 異様な反応を見せるフィアに比べ他の三人は頭に疑問符を浮かべる。
「以前出した石焼き芋だぜぃ。
 アクアを捜すの協力するんなら、あげても良いぜ?」
「相変わらずきたねぇ奴だな〜…」
「ほっとけ! 別にあげなくてもおれは全然困らねえけどな〜」
「ええい、捜せば良いんだろ! ただし、捜すのとそれ以降は別だからな!!」
「はぁ……」
「ま、良いか。とりあえずアクア見つけてからが本番だねぇ〜……」
 あくまで意地を張るフィアにミルモ達も呆れていた時。

「なんだか良い匂い〜」
「動く屋台か?」
「僕にも一つくれ!」
「……は?」
 気がついたら車に知らない妖精たちがやって来ている。
「わぁ、押すなって!!」
 道のど真ん中に置いてある車に妖精が押し寄せてくる。
 近くにいたペータ達はその妖精たちと押したり押されたりになっている。
「このまま僕たち、押しつぶされちゃうんだ。ガビ〜ン……」
「冗談抜きで、ほんとに潰されそうだべ〜」
「祭りの店か何かだと思われてるのか!?」
「いやーっ、苦しい……」
「アンナ、離れないで……!」
「くそぉ。こうなったらある限りサービスするぜ!」
「わたくしも、お手伝い致しますわ!」

「(あんな所での屋台なんて聞いてないんだけど……。一体、何なのかしら)」
 道のど真ん中に立った石焼き芋の車に群がる妖精たち。
 陰から、主催者マツリは腕を組んでその光景を不思議そうに見ていた。

「ぜいぜい……。終わったぜ……」
「どうしておれ達が売る側として疲れなきゃいけないんだ……?」
 サービスをし終え、群がっていた妖精も散り散りになりミルモたちは一息つく。
 マンボもくたくただが、それは周りも同じなのと台詞に同感なのもあり流石に格好悪いとは言われなかった。
「大変だったみたいね〜」
「全く、さっさと逃げやがって」
 終わった後にピクモ達が陰からやって来た。
「それにしてもやっぱり焼き芋が一番だな〜。妖精も多かったし」
「え〜? ソフトクリームの方が売れた筈だよ!」
「団子……」
「余計ややこしくなるから止めろーーっ!!」
 下手をしたら更に喧嘩に繋がりそうになるのを、ミルモが精一杯で止める。
「さ、早く捜さないと〜。このままじゃボクらまで迷惑なんだけど。
 ソフトクリーム売ってるところも一つしか見れてないし」
「わたくし達も協力致しますわ!」
「え? やっぱりそこまでやるのか……。仕方ねーな……」
 今はいないアクアを含め、ガイア族五人を放置しておくと何が起こるか分からない。
 ミルモはため息を尽きながらも、手を貸さないといけない事は大体理解した。
「お前たちはどうするんだ?」
「ミルモが行くんなら行くべ」
「ああ、おれもだ!」
「同感だけど、マンボが言うと何だか格好悪いなぁ」
「格好悪いって言うなーっ!」
「そりゃあ、怖い事が起こるかもしれないけど……このままも何だか怖いもんね……」
「それなら私も」

 色々と話を進めている一同を見てフィアは不機嫌そうな顔をする。
「芋を貶す奴と仲直りなんかするつもりはねぇってのに」
「……」
 そう呟くと目の前にいたピクモも、少し浮かないような顔をしていた。
「ん? ピクモ?」
「駄目よ。雲のように気紛れで移ろいやすい心も、たまには持たないと」
「はぁ? それってどういう……」
 それだけ言うと、先に進んでいるウィンやドンタの元へ歩いて行く。
「ったく。目離してた癖に……」
 余計に調子は狂ったものの、買収された身として、アクアをただ「捜す」為にフィアもついて行った。


■ こやまる (585回/2009/09/02(Wed) 09:48:41/No1697)
http://www.murumoya.com/


スミレさん、こんにちは☆
相変わらずガイア族の会話が成立しているようで崩壊していて面白いです。
仕込まれているネタも思わずニンマリしてしまうものばかりなのもぐ〜ですね。
特に落とし物を探すのが苦手と言うピクモが…。
あ、元ネタは探すことすらしなかったピクモさんではありましたが(笑)。

ミルモフレンズの出番が少なくなるのは何となく納得できますね。
ガイア族の会話に付いていけるのはミルモとリルムくらいですし。
スミレさんのおっしゃるように、あまりのやり取りに萎縮して、目を点にしながら呆然とやり取りを眺めていたに違いないです。
神様の変な日常を生で見た感想を、別の機会にミルモフレンズにも語って欲しいなぁ(特にマンボに)。

ケンカの原因がフィアとアクアの特徴が生かされていたのにも思わず納得しちゃいました。
いえ、花壇に水をやり忘れたアクアが謝れば済んだ話のような気もしますが、普段からフィアに言われっぱなしで「今日という今日は…」というアクアの静かな怒りがあったのでしょーか。
一言多いアクアのセリフもまたすごすぎ(^^;。
どう見てもアクアがフィアの怒りに水を差しているような感じですね。
こういうセリフに素直に反応するフィアの方が実はマトモに見えたりもしますが、そうなると逆にすぐに別の会話へと持って行ってしまう他の3人の方がマトモじゃないように見えたりも…。
あ、それとフィア側にウィン&ドンタ、アクア側にピクモが付いた経緯も気になっております。

>「芋を貶す奴と仲直りなんかするつもりはねぇってのに」
石焼き芋に買収されて、「仕方ねぇなぁ」と気持ちが揺らいでいるのが見え見えですね。
作戦を思いついたミルモもチョコで買収される点では似たもの同士であることを、果たしてミルモは気がついているのかどうか・・・楓がいたら間違いなく突っ込んでいたかな(笑)。

>黒いスプレー缶
ヤマネの落とし物だったわけですね。。これは失礼しました(^◇^;)。
相変わらずトラブルメーカーなヤマネちゃん。
いったいどんな目的でスプレー缶を服に忍ばせていたのか、後できっちり白状してもらわないといけませんね。

>今回から出たワルモ団が大暴走する可能性大……。
ワルモ団が暴走するとストーリーが180度転換しますからね。
そういう意味では便利なキャラではありますが(逆にガイア族は個人的には難易度高め)、神であるガイア族がどれだけ影響を受けるのかを楽しみにしています。
そしてミルモ達のサポートも…ガイア族のケンカをなだめるミルモたちがさりげなく(仕方なく?)救世主になっている点も面白くて楽しみです。

それでは次回も楽しみにお待ちしております。
では!


■ スミレ (35回/2009/09/04(Fri) 01:14:32/No1704)

十六 ミモモの対応

「はぁ〜い。ミモモのショップ第一屋台だよ。
 屋台に来てくれたみんなの、今夜のぶっ飛ばされやすさ度を占っちゃうよ♪」
「ネタは良いから、ちょっと聞きたい事があるんだ」
 全身ピンクの(タヌキに見える)妖精ミモモの屋台で、ミルモとリルムは聞き込みをしようとしていた。
 一応適当な妖精に聞き込みもした。
 だがウィンが支離滅裂な表現をしてどん引きされるわ、フィアが睨み付けて怖がられるわでまともな収穫は無いので幾つかに分かれている。
 屋台には対応が遅れて行列を作ってしまう所がいくつか有るが、ミモモは対応が早いので客は多くても列は無い。
「ミモモ。アク…帽子から噴水が吹き出てるような妖精知らねーか?」
「アクア? 僕は見てないけど」
「何で知ってるんだ……!?」
「そっちこそ、アレがネタだって事が分かるんならそういう事情を知ってるのかと思ったよ」
 複雑そうな顔をするミモモ。
 そんな中、ミルモ達が歩いて来たのとは違う方向からまた妖精がやって来た。

「あれ? お兄たまとリルムしゃん、何かあったんでしゅか?」
「まあムルモ様、パピィさんは一緒では無いんですの?」
「な、なんでパピィの名前が出てくるんでしゅか! 今はそんな名前聞きたくもないでしゅよ!」
「まぁ……」
 ムルモが本気で怒っている。
 なんとなくそれまでに何があったかが分かってしまい、リルムは他人事ながらも少し悲しそうな顔をする。
「なあムルモ。お前、アクアを見なかったか?」
「アクア……しゃん?」
「ムルモも知ってるだろ? ガイア族で帽子から噴水が出てる……」
「見たでしゅよ」
「は!?」
 特徴を言った途端に即答は流石に予想外だった。
「あっちの方に行ってたら、ワルモ団と一緒に居るのを見かけたでしゅ」
「あっちの方って、あそこをちょっと進んだら屋台の道とは外れて殆ど妖精はいない筈だけど?」
「歩いてたら、たまたまそっちに言ってただけでしゅよ」
 不思議そうに言うミモモにムルモはごく普通に答えた。
 心の中で『本当にムカつく事があったから周りなんて見てらんなかったでしゅよ!』と黒いっぱいの顔で付け足して。
「で、ワルモ団とアクアがどうしたって?」
「さあ。なんとなく見ててすぐ屋台の方に戻って来たでしゅから、知らないでしゅ」
「そっか、じゃ!」
「あ! ちょっと!」
 ミモモの引き留めも虚しく、ミルモとリルムは祭りに来た妖精達の群れへ消えていく。
「は〜。せっかくの屋台なのに聞きに来ただけなんてねぇ。
 で、ムルモ王子は何か買うの?」
「ほえ?」
 ミルモを見て立ち止まっただけのムルモに、ミモモは屋台の主として話しかけた。

「ワルもだん? なんだそれ」
「新型のロボットかしら」
 合流し、ムルモの証言を話すとガイア族の四人は知らない単語に対して不思議そうな表情をしていた。
「あ〜。別に話すほどのもんとは思わねーけど……。
 今思うとあいつらがダアクの手下だったってのも信じられねーよなぁ」
「なにーっ!! それはホントか!?」
「……はい?」
 いきなりオーバーな反応を見せるフィアを見て、ただ呟いただけのつもりだったミルモは硬直する。
 そしてウィン、ドンタ、ピクモが考え込むようにしている。

「ダアクの関係者かぁ。う〜ん。ちょっと面倒かもしれないね」
「いや、だから……」
 確かにワルモ団が絡むと面倒だ。だが彼らの反応からして、何か勘違いしているように見える。
「今回の祭りを利用して、何か企んでいるのかもしれない」
「おーい」
 確かにワルモ団は何かを企んでいる事が多い。だが彼らは何か別の方向へ行ってるような気がする。
「アクアがいなくなったのも、何かあったのかもしれないわね」
「もしもーし?」
 もはや彼らに何を言っても無駄なような気がしてきた。
「でもよー。アクアがワルモ団に攫われるとは思えねーけどなぁ……」
「でもそのオイモ団とやらがここに来てんのは確かなんじゃねーのか?」
「まあムルモの証言だけだけど、ワルモ団やアクアと見間違われる物ってのも余り想像出来ねーし……」
「アクアの事はともかく、ダアクと絡んでる奴らがいるとなると厄介かもな」
「ちょっと探してみないとね〜」
「わ!?」
 そう言うと四人はいきなり光を身に纏わせて、乱暴に飛び回り始めた。
「意味も無く光って飛ぶなぁ!!」
 辺りからは祭りの演出なのか、などの声が上がって来ている。
 基本祭りは何でも有りだった故に、混乱は皆無のようだった。

「おれもあんな風に格好よく光ってみたいなぁ……」
「格好いいだべか?」
「少なくともマンボが光ったら格好悪いと思うけどなぁ」
「うん、格好悪そう……」
 今までのやり取りに唖然としていた者たちも、そろそろ慣れ始めようとしていた。

____________________________

時間の都合で一端切ります。
タイトルの都合もあり、ある場面までは十六話内に納めたいので……。
ガイア族の口調は結構慣れたのでムルモの口調が一番難しいような気がしてきました……。
12話ぶりの登場なのにちょっと動かしにくい……。
書く方の癖してムルパピ後半戦が不安になってきました。
返信も含めた続きは明日までには書くと思います。


■ スミレ (36回/2009/09/06(Sun) 01:00:32/No1710)

一日遅れましたが、続きです。(前から一行開けるぐらいの感覚で)


「おい、そこは祭りとは離れた広場だって!」
「?」
 しばらくしても、夜空の中でやたらと動き回る四つの光。
 それを走って来たミルモが止める。
「ミルモ様〜!」
「はぁ、はぁ……。ミルモも、神様達もう少し手加減して欲しいだべ〜」
 後ろから声が聞こえたと思うとリルム、ペータ達の準でミルモの元へと走って来た。
「そういえば結構走って来ちゃったわね」
「祭り会場の美しい灯りがここからでも見えるよ」
「今から戻ってもきっと全部終わっちゃうんだ、ガビ〜ン」
「いや……そんな早くは終わらないと思うぞ?」
 ビケーやマンボ達が話している間に、光は降りてくる。
「それにしても何処に行きやがった、ダアクの部下だったってのは」
「アクアの姿すら見えない」
「ミルモの里に、何も起こらなければ良いんだけど……」
「お前ら、ワルモ団を何か勘違いしてねーか?」
 目的がすり替わっていると感じつつも、ミルモは一番突っ込みたい事を優先した。
「ん〜? ダアクとの戦いの後はちゃんと真面目にやってるとか?」
「いや、そういう訳でもねーけど……」
「しかし、見つかりませんわね。ワルモ団さん」
 説明に困っているミルモに、リルムが話しかける。
「そうだな〜。ワルモ団出てきてくれーっ、とか思うような状態ってなかなかねーから変な感じがするぜ。
 どうでも良い時や忙しい時にはジャラジャラ出て来やがる癖に」
「人間界にいらっしゃる時なら、公園に行けばよろしいのですが……」
 妖精界にいる時と人間界にいる時の両方でワルモ団に困らされてるミルモとリルムが考え込む。
 その直後の事だった。

「はーっはっは!」
 イチローの笑う、そして他の四人が続いた。
「……え?」
「我らを呼ぶ声がしたと思えばここにいたか本物のミルモ、今日こそ倒してやる!」
「倒してやる!」
「お前らなぁ……」
 お約束のように現れるワルモ団を見て、ミルモの疲れがどっと溜まる。
 確かに捜してはいたが、ああ言うだけで出てくるなら此処まで四人を追ってきた苦労は何だったのかと。
 下手をしたら妖精界の危機になる騒動だが、この時は本音を漏らしたくなった。
 ……早く帰ってくもっちょ食いてーな、と……。
「ちょっと待って。今、本物のミルモって言ってなかった?」
「ぎくーっ!」
 アンナの指摘に、五人は分かりやすすぎる反応を見せた。
「ぎくって、どういうことよ?」
「べ、別に〜。ミルモに似た服の妖精を間違えて攫ってしまってなんかいないもんね〜」
「……服がおれに似てる妖精がどうしたって?」
「変なスプレーをかけてから眠ってしまってたりはしてないからな!」
「使い道に困ってしまって数十分ほど話してたりなどはしてないぞ!?」
「我らは呼ぶ声に反応してしまい、木の陰に放置などはしていないっ!」
「それにしてもあの噴水の帽子ってどうやって出来てるんだろう?」
「…………」
 ゴローの言葉を止めに、その後はひたすら無言が続いた。
「そういえば、アクアにミルモ面着けっぱなしだったわ〜」
「ピクモ、お前そんなもの買ってたのか?」
「あ。フィアにはまた良さそうなもの買ってきたから」
「ピクモのセンスは信用ならねーけどな……」
「気にしないで」
 脱線しそうな話をミルモが戻す。
「で、お前ら。早くその妖精返した方が良いと思うぜ?」
「ミルモ、そんな手が我らに通用すると思っているのか?」
「いるのか?」
「本気でお前らが大変な事になるかもしれねーぞ!」
「そーんな脅し、我らには通用しないもんね〜」
「もんね〜」
「ところで〜。この人たちが、マイム団なの?」
「ワ・ル・モ・だ・ん、だ! 口上行くぞ!」
 ピクモの言葉に激怒したイチローが口上の姿勢に入らせようとする。
「えっ、またやるの?」
「敵の前での口上はワルのお約束だからな」
「じゃあさっきは誰に……。
 あ、口上の途中での攻撃はルール違反だぞ」
 ゴローの注意が終わった所で、口上が始まる。
「この世に闇が在るところ!」
「恐怖と悪が在るところ!」
「風と共に現れて!」
「風と共に去っていく!」
「我ら五人の黒い影!」
「イチロー!」「ジロー!」「サブロー!」「シロー!」「ゴロー!」
「悪の秘密組織、ワルモ団!」
 木材の土台に乗り、名乗ったまではよかった。
 ミルモやペータらはそれを呆れた目で見ているが、ガイア族の四人は疑問に思っているような様子だった。

「この世に網が在るところ?」
「豆腐と灰汁が在るところ?」
「風邪と共に現れて?」
「風邪と共に去っていく?」
「おい、何言ってんのかサッパリ分かんねーぞ!」
「あれ? おれは!?」
 フィア・ドンタ・ピクモ・ウィンの準で首を傾げ、フィアが突っ込む。
 そんなくだらないボケでもスルーされたゴローは焦る。
「ちゃんと聞け! サッパリ分からないのはお前達だ!」
「だからおれは!?」
「それはともかく」
「えぇ!?」
 勝手にドンタに話を切られて、ゴローは更に焦る。
「とりあえずその妖精の場所、教えてくれないかい?
 君たち、ダアクの関係者みたいだしその妖精が誰であろうと厄介そうなんだけど〜」
 ウィンの言葉と共に、フィア・ドンタ・ピクモも前に出た。
「ダアク……? ああ! 懐かしい名前だなぁ。
 だがワル〜いワルモ団が簡単に教える訳には行かない。
 見慣れない妖精だが数では五対四! こっちの方が有利だな」
「それに、そんな変な帽子を被っている者など」
「我らの敵ではないな」
「返り討ちにしてくれる!」
「え? 五対四ってミルモ一人にしょっちゅう負けてるけど……」
 かなり馬鹿しているのに四人も反応する。
「変な帽子だと!?」
「それはちょっと聞き捨てならないかも〜」
「でも相手はダアクの手下」
「油断は出来ないわね」
 余裕たっぷり(一名除く)のワルモ団と怒りながらもダアクの名に危機感を持っているガイア族(一名不在)と言う奇怪な光景。
 向かい合う中で無駄な火花を散らしていた。

「…………」
 ペータらも丸い目が点になる。
「凄いわ、土や風のガイア族からも火が出てくるなんて……」
「でもこれは美しいのかい?」
 リルムはミルモを見ている、そんなミルモはげんなりとしている状態。
「何なんだよ、一体……」
 さっきはポツリと思う程度だったが、本音を漏らしたい気持ちが強くなってくる。
「早く帰ってくもっちょ食いてええええええ!!!!」
 我慢出来ずに漏らすどころか大きな声にして出したが、出したところでどうにもならなかった。

____________________________

ここまでが「十六 ミモモの対応」となります(笑)間違いなく過去最長
この騒動が終わるとようやく前半戦(?)が終わりとなります。
レスも増えてきたので後半戦に入る際に新スレを立てさせて頂きますね。

ちなみに今回とは関係ないことですが、67話を見直したところ
ミレンが買ってきたのは「キャラメルアイスクリーム」だそうです。
……ヤバい、二話と五話と六話と十三話がおかしくなる……。
いや、あの形状はどう見てもソフトだと思ry

>こやまるさん
どっちもどっちみたいな原因を持ってこようと思ってましたが
どちらかと言うとこれはアクアが加害者なような……。
タイトルにガイア族が入るのも残り一回となりましたが
もう気づかれてるであろう(?)ネタはそこにも入れるつもりです。
ミルモフレンズの皆さんにも、また語らせたいなぁ……。
(一応ラストは祭りの終わりで閉めるので、後日談は別の機会になると思いますが)
ちなみにフィアとアクアの同行メンバーにはそこまで深い意味はありません(笑)
一応小さいですが理由はあるので入れれそうだったら入れてみます。

ちなみにかなり分かりづらいですが、スプレーの持ち主はヤマネではなくもう一人の方です。
『ヤマネ破転弾を受けた』事によりポケットから落としてしまった妖精です。
ワルモ団は何でも有りでしたからね〜。
くだらない事でも結構強く見える事もOKだったり。
此処でのワルモ団は初書きなので少しぎこちないですが慣れれば扱いやすいキャラかも……。

それでは♪


■ こやまる (588回/2009/09/09(Wed) 00:41:13/No1712)
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スミレさん、こんばんは☆

確かに間違いなく過去最長ですね(笑)。
まさにワルモ団の登場するところ、文字数増大の法則といったところでしょーか。
ワルモ団に加えて勘違いの多いガイア族も一緒だから、話はどんどん面倒な方向へ進むばかり…。
帰ってくもっちょを食べたくなるミルモの気持ちもよく分かります。
それでも現実に背を向けずに一生懸命話を進めようとする現実的なミルモが面白いです。

それにしてもガイア族の勘違いがまたすごすぎですね。
特にワルモ団登場シーンの聞き間違いが…。
思いこみの激しいガイア族だから、ダアクの手下がそんな変なこと言うはずがないという思いこみの下、ガイア族はワルモ団の登場シーンに疑問を抱いたのでしょーか?
スミレさんのガイア族に対する解釈が深さが感じられました(^^)。

>そっちこそ、アレがネタだって事が分かるんならそういう事情を知ってるのかと思ったよ
これは以前に屋台を破壊したヤシチが関連しているのかな?
ミモモとミルモの会話がかみ合っていなくてとても難解なことに。。
結局ムルモが状況をすべて話してくれたので、ミモモはサブタイトルにある役回りを果たせず、単なる役立たずに終わっているような気がします(^◇^;)。
ミルモとムルモの両方に対して「王子」を付けるミモモの設定もまた懐かしいなぁ。

>な、なんでパピィの名前が出てくるんでしゅか! 今はそんな名前聞きたくもないでしゅよ!
機嫌が悪くてぷんぷんしているムルモの裏の表情が目に浮かんできます。
リルムにムルパピの状況が伝わったことで、今度はリルムがパピィに対して何かするのでは?という伏線を感じましたが、その後の展開が楽しみです。

>ミレンが買ってきたのは「キャラメルアイスクリーム」だそうです。
確かにミレンはキャラメルアイスと言っていましたね。
でもどう見ても見た目や食べ方はソフトクリーム…。
まぁどちらでも同じような気がするので気にしない方向でOKかと思います(^^;。
買うのに徹夜で並ぶ必要がある限定キャラメルアイスは私も食べてみたいですね。

>タイトルにガイア族が入るのも残り一回となりましたが
>もう気づかれてるであろう(?)ネタはそこにも入れるつもりです。
いえ、まだネタには全然気がついていない私。。
ドンタのサブタイトルに何か関連するのかどうか、私ももう少し深く読み込まないといけませんね。
スプレーの持ち主の勘違いもまた恥ずかしいですし。。(^^;

それでは次回も楽しみにおまちしております。
では!


■ スミレ (37回/2009/09/14(Mon) 18:02:05/No1722)

少し間が開きましたが……。前半戦も残り3話となります。

十七 イチローが号泣

「ズズー……」
 ペータ・ビケー・アンナ・マンボ・ガビンはまったりとジュースを飲む。
 いつの間にか敷物が敷かれている上に、冷たいジュースの筈なのに何故か茶をすするような動作をして飲んでいる。
「おい、お前らなにまったりなモードに入ってんだよ!?」
「手を出すなって言われたし、間抜けなワルモ団相手じゃどっちが勝つかは見なくても分かるべ」
 ペータの言うとおり、ミルモが叫んだらフィアには『お前らは手を出すな』と言われる始末。
 そしてお互い、少し抜けている所もあるがどちらが勝つかは火を見るより明らか。
「ん〜。まあ、そうだけどよぉ。アンナは……」
「ねえ、ビケー。この焼きせんべい、二人で一緒に食べましょう〜」
「ああ。二人で一緒に、美しい愛を分かち合ってね」
「…………」
 ソースが敷かれ青海苔が盛られたせんべいを食べている二人の上には、大量のハートが浮かんでいる。
「ミルモ様、わたくし達もご一緒に〜!」
「う〜ん。何かを忘れている気がする……」
「ミルモ様、とぼけないで下さいませ!」
「いや。本当に何か忘れている気がするんだって!」

「雲のベッドはどうかしら〜?」
 広場の中に敷き詰められた雲。雲の隣に立っているのはピクモ。
 雲の中には伸び伸びと寝ているジローの姿があった。
「ああ、家にいた時を含めてもこんな気持ちの良いベッドで寝れたのは初めてだ」
「そうでしょう? だって本物の雲ですもの」
「しかし高くつくだろう、羽毛布団の10倍は軽く越すのでは無いか?」
 ミモモの暗黒通販の代金に頭を悩まされている事を考えると、やはり金の心配がある。
「気にしないで。魔法でいくつも出せるし、神殿にも雲はいくらでもあるもの」
 ほがらかに笑うピクモ。
 ベッドの気持ち良さとピクモの笑顔に押されてか、雲に埋もれるジローは戦意喪失直前と言うところまで来ていた。

「ここ掘って」
「は? こんな広場の土を掘って、どうすると言うのだ?」
 ドンタは何処からか出したスコップを突き出して来る。
 いきなり訳の分からない事を言われ、サブローは首を傾げる。
「掘って」
「だから、この状況と何の関係があると言うのだ?」
「……掘れない?」
「なっ、何を言う!」
 その言葉にサブローは頭に血が上り、スコップを奪い取った。
「こんなもの、元工事員だったおれには朝飯前に決まっている!」
「…………」
「妖精界の反対側まで、掘ってやる。掘って見せるぞぉぉ!!」
 そう叫びながら、サブローはスコップを握り穴を掘り始めた。

「分かった、分かったぞ!」
「ん〜?」
 黒覆面の中で目を輝かせるシローに、ウィンは疑問符を頭に浮かべる。
 当たり前だが、ウィンに心当たりは無い。
「その帽子、何かを抉(えぐ)られると思ったらおれのデビューソングと正反対なんだ。
 動ける扇風機の如く回っている! まるで売れないおれを笑っているようだ!」
「この風ぐるまが〜?」
 ウィンは頭の風ぐるまに目をやる。確かに休む間も無く回ったいる。
「その風ぐるま、壊してやるぞ。壊れて使えなくなった扇風機のように!」
「ヒョ〜ヒョヒョ〜。それならここまで追ってごらん。君じゃあボクは捕まえられないと思うけどね!」
 そう言いながら、ウィンは夜の冷たい風に乗りながら逆方向へ飛んで行く。
「逃がすか!」
 シローの目に火がつき、走り出す。走るシローの足下には大量の煙が発生した。

「こ、こんな筈では……」
 ジローとサブロー、シローの有様にイチローは唖然とする。
「で、オレの相手はお前か?」
 腕を組みながらフィアがイチローに対し睨む。
「くっ。こうなったらゴロー! 挟み撃ちに……」
「誰もいねーぞ?」
「あ? ゴローは何処へいった?」
 フィアの突っ込みの通り、振り返ってもゴローは居ない。
 辺りをキョロキョロと見つめると、確かにゴローは居たのだが。

「まさかこんな所でお会い出来るなんて、嬉しいわ。ゴー様」
「いやぁ、ユリンさんこそどうしてここに?」
「あーーーーーーーーっ!」
 見慣れた桃髪・緑の服の妖精とハートを飛ばし合っているゴローの姿を見てイチローは思わず叫んだ。
「うわぁ〜〜! ゴローとユリンさんなんて二人で祝われれば良いんだ〜〜〜!」
 無茶苦茶な事を叫びながら、イチローは号泣し何処かへ走って行く。
「ユリンお姉様……」
「本っ当に、何か大切な事を忘れてしまっている気がする……」
 突然の従姉妹登場に呆然とするリルム、そしてミルモは未だに考え込んでいる。

「やっぱりダメだ!」
「ふざけるな!」
「もう嫌だ!」
 それぞれ対峙していた(?)先からジロー・サブロー・シローの叫び声が聞こえた。
「ん、何があったのだ?」
 イチローが三方向を交互に見る。
「やはりアジトのボロい毛布で無ければ違和感があって眠れん!
 こんな攻撃、おれには効かないぞ!」
「さっきまで気持ち良く寝ていたじゃない……」
「散々穴を掘らせておいて、何もせずに埋めろだと!? 何をさせたいんだ!
 工事だって夢は全く無かったが、少なくとも意味はあった!」
「…………」
「どうしてだ、どうしてそんなに回っているんだ!?」
「君が追いつかないから悪いのに〜」
 立て続けに文句を言う姿に、ピクモもドンタもウィンも困惑気味。
「よ、よーし! 今こそ我ら五人の力を見せる時だ!」
 その状態をチャンスと言わんばかりにイチローが拳を握り、燃える。
「ゴローも来い!」
「あ。ゴー様!」
「ユリンさ〜〜ん!!」
「行くぞ!」
 ジローが、ゴローをユリンから引き離した後でゴロー以外の四人は三味線を取り出した。
「おれも? え、えっと」
 ゴローも慌てて三味線を出す。
「ワルモでポン!」
 ワルモ団の五人が呪文を唱え、黒い光が出てきた。

「何だこれ?」
 フィア、ドンタ、ウィン、ピクモを包むように黒い檻が現れる。
「オリかしら?」
「言っとくけど中途半端な魔法は、ボクらには効かないよ〜!」
「ふん、それはどうか……」
 
 バシャアアアアアアアアアッ!

「え?」
 一瞬の出来事だった。滝のような水がイチローに落ちてきたのは。
 気がついたら全身ずぶ濡れのイチローがいる。
「なんだぁ?」
「どうか致しましたの?」
 その音に、殆どピクニック状態だったミルモやペータ達も振り返った。
「なにをする!」
「いや、おれは何もやってないぞ」
「おれも」「おれもだ」
「おれ、も……。多分やってないと思う」
「じゃあお前たちの仕業か!?」
 イチローはフィア達の方へ振り返る。
「何いってんだ、オレだったら火でも吐くぞ?」
「ボクも、水よりは風で切り刻んじゃ……」
「水!?」
 ウィンが言いかけたところで、四人は顔を見合わせ同時に叫ぶ。

「みんなして、自分のことばっかり……。もう、いい加減にして!!」
 上空から、声が聞こえた。

___________________________

とりあえず17話と144話の出来事をフルに使ってみました(笑)
サブローとシローのキャラがおかしくないか不安です。
他の三人と比べるとどうも陰が薄くなってしまう……。

>こやまるさん
ワルモ団は元々ダアクの部下だったので
そこから勘違いするガイア族はずっと前から書きたかったネタだったりします(笑)
現実的なミルモも今回で流されてしまいましたし。
次回でミルモのトラウマ(?)に近いあの妖精が出てくるので
ミルモもそろそろ活躍して貰わないと……。

ミモモのネタは無印の中盤からED後に現れたアレの方です。
アクアを知ってる理由も分かる筈……。
(第一屋台→ミモモ 第二屋台→クモモ 第三屋台→○○○
なのでミモモはヤシチの事は知りません)

ちなみに前半戦(今ここ)・後半戦・各サイドエピローグと分かれて
後半戦はキャラの名前が後ろの方に来て、エピローグでは元に…と言う形になります。
ムルパピやサスハン&ルンバは後半戦からが本番になって来ます。
リルムに伝わったとは言え、ムルパピがちゃんと書けるかは怪しいです(汗) 力量が……。
ミレンの方は今回はソフトクリームのままで行こうと思います。
ちゃんと確認しておけば良かったorz
しかし本当、あれだけ人気があるなんてどんな味をしているんでしょうね?

それでは♪


■ こやまる (593回/2009/09/19(Sat) 09:52:03/No1735)
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スミレさん、こんにちは☆

サブタイトルの号泣に「何が起こったんだ!?」とびっくりしましたが、まさか突然のユリン姉さんの登場にもっとびっくりしました(^^;。
それ以上にすごい!と思ったのが、ワルモ団の設定フル活用ですね。
144話のワルモ団の設定をここまで活用させた方はスミレさんが初めてだと思います。
(まぁワルモ団とガイア族を対峙させる人自体がレアではありますが^^;)
イチローとゴローは他のガイア族とのやり取りが難しそうだから、アクアを外して、その埋め合わせにユリンを持ってきたトリックに脱帽…。

>「妖精界の反対側まで、掘ってやる。掘って見せるぞぉぉ!!」
このセリフが今回の一番のツボですね。
そしてその後の「少なくとも意味はあった!」のツッコミも…。。
元工事員のプライドにかけ、ミルモと楓がかつて掘った時以上に掘っていそう。
すっかりガイア族のペースに合わせられたワルモ団の光景を見て、外野のミルモフレンズは「おぉ!さすが神様」とか思っているのかな。
それらを含めたばかばかしい状況がまるでアニメを見ている感じですね(^^)。
というかもう夏祭りとは別のイベントになっているなぁ(^^;。

それにしてもアンナとビケーのラブラブモードが熱すぎる〜(笑)。
私にはこんな熱いセリフは書けません(^◇^;)。
便乗するリルムもまたかわいくていいですね!

さて美味しい場面に登場したアクア(?)、このめちゃくちゃな状況を果たして整理出来るのかどうか。
ガイア族の秩序を守るには冷静で現実的なアクアはやっぱり必要ですね。
いないことで分かるアクアの大切さでした。

>ちなみに前半戦(今ここ)・後半戦・各サイドエピローグと分かれて
>後半戦はキャラの名前が後ろの方に来て、エピローグでは元に…と言う形になります。
各サイドエピローグが最もはちゃめちゃな展開になりそうな予感…。
後半に進めば進むほど大変になってくると思いますが、これからも楽しみにお待ちしています!

では!


■ スミレ (40回/2009/09/28(Mon) 20:52:18/No1778)

短編で色々やってた故に二週間も経過してしまった……。
十六話が今回の中で最長だと思ってましたが十八話こそが最長になるかもしれません。
一部の妖精が大変な事になっているのでご注意下さい……。

十八 キャップが打つ

 元々彼らは何の為に雲を敷き詰めたり雲で寝たり穴を掘ったり追ったりしたのだろうか。
 その前にどうして対峙する事になったのだろうか。
 腕を組みとんでもなく不機嫌な顔をし空中にいるアクアを見て、そこにいた妖精は全てを思い出す。

「そういやおれ達、夏祭りの最中でアクアを捜すって事になってたんだよなぁ……。
 さっきまで何か引っかかっていたと思ったら、これだったのか〜」
 いつの間にか、用意もしていない敷物だの水筒だのが出てきてピクニック状態になってたミルモもようやく引き戻される。
「ミルモ様、人助けとピクニックを果たすのは妖精の仁義と言うものですわ。
 だけど、それで大切な花火を忘れられてはミルモ様でも許しませんわよ!」
「おれがリルムに許された事ってどれくらいあったかなぁ……」
 ミルモは呟くと同時に、上空のアクアの方を向く。
「……あれ?」
 ミルモは疑問に思う。何かがおかしいと。
 さっきまでの『忘れていたこと』に関しては解決したものの今度はアクア自身に引っかかる。
 ガイア族が団扇無しでも浮く事は知っているしそこは問題ない。
 もっと別に何か、何かがおかしいとミルモは感じる。
 
「……それで。みんな、ミルモの里に来てやっている事がこれってわけなの?」
 別方向のミルモに構うことなく、アクアは他のガイア族四人を見下ろした。
「すっかり忘れてしまっていたわ……」
「う〜ん。逃げるのに夢中になってたからねぇ。
 (ピー)年の付き合いって事で許して貰えないかなぁ、ねえ?」
「さあ?」
 ワルモ団の檻を壊す事すら忘れて話し合うピクモ・ウィン・ドンタを見てアクアの顔色が更に悪くなる。
「……焼き芋を食べたいフィアが、『妖精たちの様子を見る』を口実に誘ったのは知っているよ。
 ドンタにウィン、ピクモ……。昨日フィアの芋を奪ってしまった僕を除いた三人をね」
「ん……? よく考えたら、なんでアクアも来る事になってたんだ?」
 アクアを見た途端に、彼から目を反らすように黙り込んでいたフィアも反応した。
 三人も少しだけ顔を見合わせた後、ピクモから口を開いた。
「……同じ夏祭りに行って、さりげなく話す機会を作らせたら……。
 もしかしたら上手く行くかも、って二人と話していたのよ」
「あらかじめピクモと連絡はすぐに取れるようにしていたしね〜。
 まさか目当てのアクアがいなくなったって言われた時はちょっと驚いたなぁ」
「今度は二人にも連絡を取れるようにしないと」
「今度ってあるの? それにしても、もしかしたらって……」
「どういう事だ?」
 上空のアクアにも、すぐ傍にいるフィアにも問われ再び三人は顔を見合わせる。
「ミルモの里の様子を見に行きたいって言うのを口実に、焼き芋を食べたいフィアはボクたち三人を誘った」
「それに付き合うって言うのを口実に、私たちはあなたたちを元に戻すつもりでいたのよ」
「別々なら、アクアも行くと言っていた」
「自分の好きなお菓子がミルモの里でどうなってるのか興味を持ってたのはフィアと一緒だったからねぇ。
 ソフトクリームは確かに美味しかったけど〜」
「乗せられ易いのも同じだし」
「このままじゃ妖精に楽器を授ける事すら出来ないわ……。
 それを何とかする為だったの。だから、気にしないで……」
 ピクモも、いつもの言葉で和らげようとする。
 だがその声はいつもよりは重い。
「楽器を作るのはトプルさんでも、授けるのはガイア族の皆さんでしたわよね」
「あいつらもやたら祭りを満喫してたように見えるけどな……。
 忘れてたって言うし」
 話を聞いていたリルムやミルモも色々と思い出す。
 聞かされたフィア、アクアが黙り込んでいた時だった。

「やいやいやい!」
「……ん?」
 声のした方にアクアが振り返る。見えたのはワルモ団が焦りながらも怒鳴っている姿。
「我々を無視するなっ!」
「するなーっ!」
 イチローの声に、他の四人が続いた。
「それにだ。どうしてお前が此処にいるのだ?」
「……閉じこめたつもりだったかもしれないけど、あの箱に込められた魔力ぐらい僕は簡単に破れるよ」
「ええい、我らをコケにしおって。許さんぞ!」
「許さんぞ!」
「……やっぱり、みんな自分の言いたいことばっかり。
 夏祭りだって言うのに、いい加減にして!!」
 そう叫ぶとアクアの帽子の噴水から出た大量の水が広場に降り注いだ。
「ぎゃああああああ!?」
 広場にいるのに津波に流されるような状況となったワルモ団は悲鳴をあげる。
「……どうなってんだ? アクアがあそこから水出すのは知ってるけど……」
 空中から広場に向かって水を流し込んで来るアクアに対して、ミルモの疑問は強くなる。
「アクアの奴、何してんだ!?」
「なんか様子おかしいよ〜っ!」
「いつもと違う」
「とりあえず、ここから出ましょう!」
 四人が手を翳した途端、檻は破壊された。
「…………」
 ドンタが少し大きめの石…小さい岩とも言える物を懐から出した途端にアクアの視線もそこへ行った。
「……ウィンもピクモも、ドンタも! もう、ただのお節介じゃん!」
「あ……」
 アクアの水がドンタの手に当たり、投げようとしていた岩を吹き飛ばす。
「どうなってるんだべか〜!?」
「このまま僕たち溺れちゃうんだ……」
 ペータ達も、今はアクアが飛ばしてくる水に対して自分がどうするかで手一杯だった。
 岩が祭り会場に飛んで行った事など、誰も気づかなかった。

「い、いやぁ〜……!」
 岩は一つの屋台、カメリの漬け物屋台を襲おうとしていた。
 客は慌てて離れるも、店長が店長な為に素早く動けず、オロオロとするだけ。
「カメリしゃん、危ないでしゅ!」
「え?」
「ムルモでポンっ!」
 カメリが気づいた時には、ムルモが小太鼓を出し魔法を唱えていた。
 白く大きな手が現れたと思うと、岩を掴みそのまま投げる。
「ム、ム〜ルモく〜ん?」
「カメリしゃんっ、大丈夫でしゅか?」
「う、う〜ん。私〜は大丈〜夫だけど〜……」
 
「キャプテンっ、何か飛んで来るよ!」
 ムルモが魔法で投げた岩は射的屋台に向かっていた。
「え、なにあの岩……? とにかく私たちの屋台は邪魔させないわよ!」
 キャップが辺りを見渡す。
 さっと見渡せる範囲にあるのは、屋台の物や部員。
 部員の何人かは、ゲームをする客に渡すバッドを持っている。
「ちょっとバット貸してっ!」
「は、はい!」
 キャップは素早くバットを受け取り、素早く身構えた。
「何であろうと、心得は同じ。狙いを定めて……」
 キャップが受け取ったバットを持ち飛んで来る岩だけを見る。
「打つっ!」
 岩とバットながらカキィンと気持ちの良い音を出すと、岩は真っ直ぐ飛んで行った。

「え? え、ど、どうしよう……。よよよ〜……」
 キャップが打った岩はなよなよとした妖精の屋台へと向かった。
 ぬるぬるした物に関わる魔法しか使えないミレンは焦る。
「ど、どーしよう。このままじゃアクミちゃんのキャラメルソフトが……」
「アクミでポン!」
 ミレンが慌てている時、シタールの音が聞こえた。
 どこからか現れた金槌が岩を粉々に砕いた。
「アクミちゃん!」
「全く、世話焼かすんじゃねーよ」
 シタールを持った妖精は絨毯に乗りながらミレンの前で呟いた。

_____________________

十六話と同じく、時間の都合で一端切ります。
なんかテンポ悪くなってね?と思ったりします……。
十九話で前半戦が終わるの為にちょっと長めになります。


■ スミレ (41回/2009/09/30(Wed) 19:35:17/No1785)

 カメリ、キャップ、ミレンらの屋台で起こった事など広場の面々は知る由も無く。
 ペータやマンボ、ガビンは戸惑っている。
 そして水は流れたもののずぶ濡れになったワルモ団や呆然とするフィア、ドンタにウィン、ピクモ。
「……どうしたの?」
 次にアクアが向いた方向には、やたらとウインクをしたりくるくると回っているビケーがいた。
「いやぁ。僕の美しさに免じて静まって頂けたらなぁって」
「ビケー、何やってるの〜っ!」
「あ、やっぱりダメ?」
 ビケーがアンナに引っ張られた直後、それまで彼が居た所に水が降り注いだ。

「一体どうしちゃったのかしら……」
「怒ってばっか」
「まるでフィアみたいに短気だね〜」
「おい、それどーいう事だ!?」
「えぇい。ミルモでポン!」
 四人のやり取りを聞きながらも、ミルモはマラカスを使い巨大虫取り網をアクアに被せた。
「よーし、そのままこっちに持ってくるんだ!」
「前にも言ったでしょ。願う力の弱い魔法なんて、僕には効かないよ!」
「げぇっ!」
 網を引きちぎられ焦った所でミルモの元に水が降り注いだ。
「まあミルモ様ぁーっ!」
 リルムが叫ぶ。
 途端に、リルムの両目が釣り上がった。
「よくもミルモ様を〜……いくら神様でも許しませんわ!」
「お、おい。ちょっと、リルム?」
 ビケーが魔法で出したドライヤーで全身を乾かされていたミルモは少し嫌な予感がした。
 近くで気絶していたゴローの両足をリルムが掴んだ瞬間、不安は更に大きくなった。
「うっっりゃあああああああああああーーーーー!!!」
「え!?」
 焦ってアクアは横へと避け、投げられた者は空へまっしぐら。
「お、おい……」
 その出来事に、ミルモも唖然とした。

「キャプテン、また何かが飛んで来ますよ!」
「今度はなに!? ちょっともう一度バット貸して!」

 数刻後、ゴローは再び広場側に飛んで戻り他の四人の近くに落ちた。
「一体何があったんだ……!?」
「ミルモ殿下、何をされているんですか!?」
「えっ?」
 紫の服・帽子に赤い髪の妖精がいつの間にか後ろに居た事に気づいた。
「ティーチャ!? 何で此処にいるんだ!?」
「会場と正反対の方へと向かう殿下のお姿がお見えになったので、気になって付いて来たのです。
 里の民の仲を取り持つのが、王子としての努めではないのですか?」
「民ぃ!?」
 ティーチャの言葉にミルモは思わず叫ぶ。
 王様行列の際はワルモ団には会わなかったしガイアの里にも行かなかった。
 しかし普段の城へ迷惑行為やダアクの件からワルモ団やガイア族の事は知っていそうなものだが。
「殿下が王になるべく、日に日に成長なさっている事は存じております。
 お久しぶりに、その成長の成果を見せて下さいな」
「別に成長なんて……」
 反論したいが、一時期恐怖の家庭教師となったティーチャに反論すると何が起こるか分からない。
 ティーチャの言うように、この騒動を何とかする方法を考え込む。
「ミルモ殿下?」
「う〜ん。何って言うかあのアクア、変なんだよなぁ……」
「まあ。民を変人呼ばわりとは!」
「い、いや。そういう意味じゃなくって〜」
「ミルモがこんなに怖がるなんて、ミルモじゃないみたいだべ」
「『サリア嵐』の他に何かあったかなぁ」
「簡単に言うなよな……」
 ティーチャの教育による地獄を見ていないペータとマンボは暢気に言う。
 地獄を見たミルモは、彼女の恐ろしさを知らないペータやマンボの事を少し怨み羨んだ。
「殿下。殿下お得意のスポーツは披露なされないのですか?」
「ん、おれじゃない……? スポーツ……?」
 ペータやティーチャの前でミルモは考え込む。
「う〜ん……。そうだ!」
 こんがらがっていたミルモの頭の中で何かが繋がった。
「おい。リルム、ペータ、ビケー、アンナ、マンボ、ガビン!」
「え?」
 上空で不機嫌な顔をするアクア、ブツブツと言い合う他の四人。
 気絶したままのワルモ団に、ミルモの事をじっと見るティーチャ。
 彼らを除いた六人は呼びかけに反応する。
「ミルモ様?」
「何か良い案があるの?」
「ああ。ちょっと手伝ってくれ!」

________________________

脱線っぷりが半端無いですね(笑)
次回で前半戦が終わるので、後半戦からはきちんと祭りに戻して各面々の恋愛面を書きたいと思います。

>こやまるさん
ワルモ団の過去はそれぞれ違うので一度は使ってみたいなと思い使ってみました。
でもイチローとゴローの元職業をガイア族の誰かに結びつけるのは難しいのでユリン姉さんに出てきて貰いました。
ジローvsピクモとサブローvsドンタはすぐ思いついたんですけどね。
私の頭ではこれが限界ですorz

>夏祭りとは別のイベントに
自分でも「あれ?この話のタイトルって何だっけ?」って言いたくなりましたからね(笑)
後半戦で巻き返します……はい。

前半戦に費やしすぎたのもありますが、後半戦はそこまで長くならないと思います。
エピローグ含めてようやく前半戦に迫る話数になるかもしれません。
エピローグは、エピローグにしては多いので(ややこしい)
結構ハチャメチャになると思います。
ムルパピや妖精忍者にもエピローグではそれぞれ一話費やしますし。

それでは♪


■ こやまる (612回/2009/10/06(Tue) 02:08:15/No1791)
http://www.murumoya.com/


スミレさん、こんばんは☆
今回はものすごく大作に仕上がっていますね!
小説を書くとどうしても先を急いでしまいがちですが、いろんなキャラに焦点を当ててその場の雰囲気をじっくり描くストーリーはまさにスミレさんならではの特徴だと思います(^^)。

機嫌の悪いアクアを取り巻く雰囲気がじっくり描かれているのもいいですね。
他のガイア族4人もアクアにかける言葉を慎重に選ぶというまさに一触即発な事態に、いつ大惨事になるのかと読者の私も緊張感に包まれっぱなしでした(結局アクアは暴走してしまうわけですが^^;)。

ミルモがアクアに対して言う「変」の真相とは何だろう!?
単に機嫌が悪い以外に何か考えがあってのアクアの行動なのかなぁ。
「みんな自分の言いたいことばっかり」とアクアは言うけれど、それが妖精の本来の姿なのだから、アクアももっと寛大になって欲しいなと思ったりもします。。

>岩は一つの屋台、カメリの漬け物屋台を襲おうとしていた。
アクアのせいでみんなが泣いてしまうという不幸になる地獄絵図を一瞬想像(というか期待)してしまいましたが(^◇^;)、ここはムルモたちのファインプレーで見事救われましたね。
けれども被害者になるのはやっぱりワルモ団…。
元プロレスラーのゴローじゃなきゃ命が危なかったかもしれません。
ゴローが落ちた先の「他の四人」とはワルモ団の方ですね。

>「殿下。殿下お得意のスポーツは披露なされないのですか?」
まさかのティーチャ登場に度肝を抜かされました(^◇^;)。
ミルモにしてみれば「何でこんなときにティーチャが…」と思うでしょうね。
ティーチャのアドバイスにあるスポーツとは・・・う〜ん。
・・・ケツサッカーかなぁ(違ってる可能性大^^;)

>エピローグは、エピローグにしては多いので(ややこしい)
>結構ハチャメチャになると思います。
とても贅沢なエピローグになりそうで今から楽しみです。
何というか、カーテンコールでいろんな登場人物がいつまでも出たり入ったりを繰り返すようなしつこいエピローグを期待していますよ!

それでは次回も楽しみにお待ちしています!
では!


■ レイラ (1回/2009/10/06(Tue) 17:20:10/No1793)

こんにちは!レイラです!
スミレさんの連載小説はとてもおもしろいのでよくこの小説のチェックに来ます!
内容を見てもしかしてと思ったところがあります!
フィアとアクアが大喧嘩して、お祭りも他の3人により別れていくことになって、そこでワルモ団によりアクアがあるスプレーを使われおかしくなったんですよね?
そのスプレーってもしかして過去にミルモも使われたことがあるあれでは・・・。
そのせいでミルモもスプレー使われた直後寝てましたし・・・。
問題は目覚めたその後ミルモのキャラが・・・。
これ以上は言いません。勝手な予想言ってすいませんでした!
でも内容的に気に入ったのはフィアとアクアの大喧嘩でした!
この2人は正反対でも大親友なのではと考えていましたから大喧嘩したら最後は「親友だから結局いないとすごく寂しい」と思ったりして私の中ではアクアが目に涙ためて謝ってきてそれに自分もしぶしぶしながら反省して謝るフィアが見え(強制終了)
訳わかんないこと言ってすいません!次回も楽しみにしてます!では!



■ スミレ (42回/2009/10/19(Mon) 21:11:00/No1845)

ようやく前半戦最後の話になります。
テストも終わったのでスピードを上げて年内には完結させたいです……。

十九 ティーチャの感心

 ミルモと呼ばれた六人は輪になり、こそこそと話す。
 それはミルモの“手伝ってくれ”の具体的な意味を教えるものだった。
「えぇ!?」
 リルムを除いた五人が驚いて叫んだ。
「本当にそんな事が出来るのかしら?」
「確かに……。相手は神様だろ?」
「失敗するかも……」
 アンナは考え込む。それに続いてビケーやガビンたちからも不安に思う声が出る。
 優等生のアンナが心配する内容なら彼らがマイナスの方向に考えるのも仕方ない。
 尤もガビンだけは、マイナス思考なのはいつも通りなのだが。
「おれの言うとおりにしたら大丈夫だって、一度似たようなこともあったからな」
「わたくしはいつでもミルモ様を信じていますわ!」
「う〜ん……」
「……まあ、やってみましょう。
 失敗で機嫌を損ねてしまう恐れはあるけど他のデメリットは余り考えられないわ」
「アンナがそう言うのなら……」
「そういえばやらないでする後悔よりやった後の後悔の方が良いって聞いた事があるべ」
 アンナの言葉を始めにペータたちも順に乗り気になって行く。
 そんな中で、ティーチャがミルモの元に歩み寄る。
「ミルモ殿下。一体何をなさるおつもりで?」
「ん〜……。ま、まあ見ていてくれ」
「……ええ、それではじっくり拝見させて頂きます」
 これより多くは口出ししまいとティーチャはそのままの姿勢でじっとミルモを見つめた。
 
「もう止めて、いい加減にして! これ以上暴れるなら妖精界全てを沈没させちゃうから!!」
「暴れてるのも……止めるのもそっち」
「シャレになんないから止めた方が良いよ〜。どうしちゃったのさ」
 完全に他人の話に耳を貸そうとしていない状態のアクアの水放出は続いていた。
 ドンタとウィンが宥める中、フィアはただ呆れるようにして上空のアクアを見ていた。
「ったく。アイツ、一体何がしたいんだ?」
「……ねぇ、ちょっと良いかしら」
 ピクモがフィアの肩をトントンと叩く。
「ん?」
「実は、さっきね……」
 ピクモはフィアに向かって話し始めた。
 
「ビケーでポン!」「アンナでポン!」
 ビケーの角笛、アンナのエレキギターから出た光がミルモを包む。
「ミルモ様、この衣装は!」
「よし。結構いい感じじゃねえか」
「ねぇミルモ……。似たようなことがあったって言ってたけど、それって何なの?」
 ミルモに聞いてきたのはガビン。
「とりあえず、あいつが“あいつ”でいて“これ”を覚えてるかに賭けるつもりだ。
 ガビンも後で手伝ってくれよな」
「?」
 訳の分からない答えをしてくるミルモを見て、ガビンの疑問は更に強くなった。
「ペータでポン!」「マンボでポン!」
 それぞれのシンバル、アコーディオンから光が出る。
 そこから“ある物”が現れた。

「……はあ?」
 ピクモの話を聞き終えたフィアは呆然とする。
「あなたも本当の気持ちを伝えて。早くしないと本当に妖精界が沈没してしまうわ」
「何言ってんだ! アクアなんて知るか、それがオレの今の気持ちなんだよ!」
 ピクモの説得もフィアは受けようとしない。
 今でもアクアの暴走、もとい大噴射は続いている。
「……もう話は通じない」
「そうみたいだねぇ。こーなったら実力行使で行くよぉ!」
 ドンタの言葉を聞いたウィンが風ぐるまから小さな竜巻を一つ出した時だった。
「お前たち、ちょっと待てぇーーっ!!」
「?」
 ガイア族五人の視線がミルモに集中する。主の集中力が無くなった為水は止まり竜巻は消えた。
「あ……」
「どっかで見たことあるよーな……。でもミルモとは違うよねぇ……」
 ドンタとウィンは顔を傾けて考える。それもその筈だった。
「んまあ、普通の魔法の組み合わせだから前よりは再現度落ちるけどな」
 顔面はビケーの魔法、服装はアンナの魔法により、ミルモはある者に変身していたのだから。
「よし、リルム!」
「どおおおりゃああああああぁぁぁぁ!!!」
 ミルモが合図した瞬間、リルムが力の限りに楕円形のボールをアクアに向けて投げた。
「な……?」
「よし、ガビン!」
 思わずアクアがボールを掴んだ瞬間、ガビンがハーモニカを出す。
「ガビンでポン!」
 ハーモニカから出た光が、ボールを潰した。
 今、アクアの手の中にあるのはペラペラと化した物体だけ。
「どっせええええええええい!!」
 ……もう一つの楕円形のボールをリルムは再び投げる。
「ちょ、ちょっと。一体なに?」
 楕円形のボール二つ(一つは潰れた状態)を手にしたアクアは混乱状態。
「アクア。お前は今、空気が抜けたボールのように大切なものを失っている!
 先生は分かっているぞ! お前は妖精界を自分で沈めたりはしないと!」
「先、生……? あ……」
 アクアは何かを思い出すかのように震えた。
 ミルモの熱演をペータたちは呆然として見ていた。
「どうしちゃったんだべ……?」
「……何なんだろう、この台詞は」
「クサいと言うか、何というか……ね」
「人間界の青春ドラマ、3-P組アフロ先生の台詞の捩りですのよ、ミルモ様ったら毎週欠かさず録画してるんですの」
 “アフロ先生”の姿をしたミルモを見ながらリルムは微笑む。
「……でも、ガイア族の皆さんと何の関係が?」
「さあ、先生に思いっきり本音をぶつけるんだぁあーーーーー!!」
 リルムの疑問もお構いなしにミルモは叫ぶ。
 アンナから「作戦とは言えノリノリね」と言う感想が出た。
「……本音、か……」
 誰もが呆れるシーンの中、二つのボールを握りながらアクアは呟く。
「確かに、そうかもね……。
 いつも一緒の里にいるから、いつも一緒にいたから本音を言って当たり前だと思ってた。
 争う妖精たちを見ても、争ってる方がその気になれば簡単に止めれるのにって思ってた。
 それなのに実際は意地張ってばっかりで……水に流すことも出来なくて」
「……あら?」
「意外に……」
「効いてる?」
 アンナ、ビケー、ガビンは予想外の出来事に驚きつつも上空に視線をやったまま。
「本当に、水のガイア族失格かも……」
「アク……ア?」
 アクアは二つのボールを抱えながらもほろほろと泣いていることにフィアは気づいた。
「何かが、暴れてる……どうして……あああっ……」
「!?」
 震えるように話すアクアは帽子の部分を押さえるように手をやる。
 その瞬間まるで結界が割れるように、アクアの周りに黒い光が現れ弾けた。

「あ……」
 アクアは空中でふらふらと少し揺れた後、そのまま落ちて行く。
「やべぇ、ミルモでポン!」
 落下していくアクアを見て、元の姿に戻ったミルモはマラカスを振る。
 シャボン玉がアクアを包み、広場に降りた瞬間に割れた。
 他のガイア族四人が恐る恐る駆け寄る。
「おい、大丈夫なのか?」
 フィアの言葉を聞いた後で、ピクモはじっとアクアを見つめる。
「……大丈夫よ。眠ってるだけだから」
 すーすーと寝息を立てて寝るアクアを見てフィアはほっと一息つく。
「ったく。心配かけさせやがって……あ」
 呟いた頃には既に遅し。ピクモとウィンはクスクスと笑っていた。

______________________

一端切ります。なんとか種明かし(?)の所まで行けると思います。
最近一話が長くなってますが後半戦はもう少し短くなる予定、です。


■ スミレ (43回/2009/10/20(Tue) 01:23:30/No1849)

「それにしても、一体何だったのでしょう……」
 リルムが呟きながら広場を適当に歩いていると、気絶しているゴローの近くに黒のスプレー缶が落ちている事に気が付いた。
「これは……?」
「うう……。『お城の肖像画の髭の面積を増やす作戦』に使う筆と墨を忘れたから代わりに拾ったコレを使って『ミルモを真っ黒けにしよう作戦』に変更して……」
「へーえ……。てめーらそんなこと考えてたのか……」
「ひええっ、ミルモ!」
「ああ、酷い目に遭った……ってぎゃああああああーー!?」
「ぎゃああああーー!?」
 ゴローの呟きが残酷な事にミルモの耳にも入る。
 気がついたイチローたち四人は恐ろしい形相のミルモを見て一目瞭然に逃げて行った。
「ちっ、もう少しでけつアタックお見舞いするとこだったのに」
「このスプレー……」
 リルムが手に取ったスプレー缶には紐で括り付けられた紙らしきものがあった。
 リルムは紐を外して紙を広げる。
 妖精文字で書かれた説明書だと言うことに気がついた。
 リルムは読み進めて行く。
「ええええええぇえーーー!?」
 リルムの絶叫に、アクアの目覚めを待っていた妖精全員が反応した。

「はぁ? かかった奴の性格が丸々変わるスプレーだと?」
 フィアを始め他のガイア族三人やペータ、アンナたちも首を傾げる。
「ええ。時間制限付きの筈が永遠に効いたままと言う不具合が見つかった為に製造中止になったとクモモさんから聞いたのですが……」
「へ〜。リルム、どこでそんなこと知ったんだ?」
「ミルモ様……」
 以前自分がかかった事を何も知らないミルモを見てリルムは少しだけ羨ましく思った。
「アクアじゃねえって言うか、ウィンが言ってたようにフィアみたいな感じがしたんだよな〜。
 アクアのことは良く知らないおれでもなんとなく引っかかるものはあったしな」
「でもおかしくな〜い? そんな物がどうして此処にあるかは置いといてもね〜。
 永続だか知らないけどそんな中途半端な物がボクらガイア族に効くとは思えないよ。
 しかも人工の道具で」
「……お言葉だけど、“かかる”事は出来るんじゃないかしら」
 疑問符を浮かべていたウィンにアンナは尋ねる。
「ワルモ団が魔法で出した檻は簡単に壊れたとは言え一度はかかっていたでしょう。
 そしてさっき箱に込められた魔力ぐらい簡単に破れる、とも言っていたし。
 あなたたちガイア族の“効かない”はもしかしたら“防ぐ”じゃなくて“破る”ことが中心になるんじゃないかしらって」
「そういえば掃除機だって普通に使えたし、以前おれがかけた魔法も破られたけど一瞬は効いてたよなぁ」
 ミルモは考え込む。そこでピクモが手を挙げた。
「……私からも良いかしら」
「ピクモ?」
「さっきフィアにも話したんだけど、アクアは素直になれたら良いのにって悩んでいたの。
 気の迷いは何かを許してしまいがちだからひょっとしたら、そこから半端に魔法にかかってしまったのかもしれないわね……」
「確かに、口調などはそのままでしたけど……」

 ピクモやリルムの言葉に一同が考え込んでいると、後ろから声が聞こえた。
「あれ? ここって……ミルモの里の広場?」
「アクア、戻ってんのか!?」
 ミルモが慌ててアクアの方を向いた。
「もしかしてさっきのボールって……夢じゃない?」
 思い出すようにして顔を青くしながらアクアが尋ねた。
「あれ〜? さっきの話じゃ本人は変わったこと忘れちゃうみたいだけど」
「やっぱり、半端にかかってたんじゃないかしら。さっきまでのことは覚えてる?」
「……なんとなく…だけど。そういえば、フィアも来てるんだよね?」
「アクアを捜す為にね〜。焼き芋に買収されたんだけど。
 でもさっきは心配してたみたいだよ〜」
 横入りをしてくるウィンの話を聞いてアクアはぷっと噴き出した。
「おい、止めろって。アクアもどういう事だ!?」
「なんかフィアってそんなのばっかりだなぁって。
 やっぱり煩く怒鳴ったり、焼き芋食べてるフィアがいないと僕も落ち着かないや。
 ……改めてごめんね、フィア」
「……! ま、まあオレもちょっと悪かったけど、な……」
「フィア……」
 力を抜くような笑みを浮かべながらのアクアの言葉を、フィアも戸惑いながらも返した。
 ミルモたちもそんな光景を見て一息つく。
「結局ボクらの作戦は的を得てたみたいだね〜。と言う訳で〜」
 ウィンは袋数個をどこからともなく出し、アクアに押しつける。
「……え?」
「ヒョ〜ヒョヒョ〜。なんとなく覚えてるなら話は早いよ。
 フィアのせいで全然買えなかったけどこれからはもっと買うから荷物持ちよろしくぅ〜」
「これも」
「ちょ、ちょっと! どうして僕が!?」
 同じようにドンタも戦利品を押しつけ、アクアは戸惑う。
「だって、散々騒ぎ起こしたんだからこれくらいはやってくれないとねぇ〜。
 それくらい流す心じゃないと水のガイア族失格じゃないのかい?」
「これも教訓」
「確かに騒ぎ起こしたのは僕だけど。……反論出来ない……。
 大体さっきまで荷物に困ってるような素振り無かったじゃん……」
 ブツブツ言いながらも荷物を持ちながら、祭り会場へ向かうウィンとドンタを追って歩く。
「……ウィンやドンタもなんか色々としょうがねー奴だな……」
「ふふ。私たちも行きましょう〜」
「は? ちょっと待……」
 三人の様子を呆れた目で見つめるフィアの手をピクモはいつも以上の笑顔で掴む。
「あなた達も、ありがとう〜」
 振り返った先のミルモたちにニコリと一言お礼を言うと、フィアを引っ張りピクモも会場へと向かった。
 
「……結局おれたち、散々ガイア族やワルモ団に振り回されただけな気がしねーか?」
 疲れ果てて白くなったミルモにペータたちも心で同意した。
 そんな中でパンパン、と手を叩く音が聞こえてきた。
「見事でした、ミルモ殿下。民の心を開かせるとは成長致しましたね」
「おうティーチャ。ガイア族は以前これで説得したこともあったし何よりアフロ先生は最高だからな!
 どんなにひねくれた生徒の心も動かしちまうんだ、凄いだろ?」
「これなら、これから夏祭りに戻られても安心ですね」
「そういえば色々あって夏祭りのこと忘れてたな……お菓子も結構買えたし……」
「ミルモ様っ!!」
 目当ての物がまだであるリルムは怒って再びミルモにくっついた。
「ビケー、じゃあ一緒に行きましょうか」
「うん、もっとアンナの美しい姿を夏祭りで見たいからね」
 アンナとビケーがすっかり恋人状態になっている事もあり負けられないと言う思いが強まっている。
「ミルモ様、愛し合う恋人の証として一緒に花火を!」
 夏祭り会場へ戻る道の中、リルムは真っ赤に燃えていた。
 今のリルムはフィアよりよっぽど「燃えている」と言う言葉が似合う状態となっていた。

「……ミルモも大変だべ」
「分かってくれるか、お前ら……」
 ペータ、マンボ、ガビンはミルモに同情する。
 同情はするが三人ともミルモとは代われない。
 そして仮に代われても、代わりたいとは一ミリも思っていなかった。


______________________

途中酷い脱線が有りましたが(ぁ
何とか前半戦終了で二十以降は後半戦となり祭りに戻って行きます。
と言っても新スレにしてタイトルの付け方が微妙に変わる事以外は変化無いと思います(笑)
妖精忍者やムルパピサイドなどの広げた風呂敷を回収する方向で。
空気を通り越しそうな程に地味な状態のオリキャラもなんとかしたいなぁ……と思ったり。

ちなみに「以前おれがかけた魔法」は39話を参照にです。
何の魔法をかけたか分からせる為の演出だろうと言う突っ込みは禁句で。

返信です。

>こやまるさん
出来れば早くストーリーを進めたい思いもありますが
出来るだけ納得行くように展開させたいなぁと言う思いもあり長く書いてしまいます。
そして無駄に量が多く……いや、本当はテンポ良く納得行くように書けるのが一番なんですが。
実際にアクアの「変」の理由もかなり無理矢理になってしまいましたし。
>他の四人
あ、確かに紛らわしかったですねorz 反省反省……。
エピローグはかなり多くなります。
本当に年内に終われるか不安になる程に……(笑)

>レイラさん
どうも〜。コメントありがとうございます。
今回の通り、レイラさんの予想はドンピシャです。
伏線を張るのが下手なのはどうにかしないといけませんねorz
なんだかんだで好きなキャラが言い争うシーンを書くのは結構好きな私がいます(笑)
ぎこちない感じの仲直りとなりましたが楽しんで頂けたでしょうか。

それでは♪


■ こやまる (631回/2009/10/22(Thu) 18:04:37/No1853)
http://www.murumoya.com/


スミレさん、おはようございます☆
前半戦のトリはまた壮大なストーリーだこと!
そしてこんなにもたくさんの伏線が張られていたことにも驚きました。
その伏線にからんだ妖精は、まさか自分が…と思うでしょうね。
(特にヤマネあたりは・・)

伏線の積み重ねの中、悪い方向へ進む世界を打ち破ったのは、われらが主人公のミルモでしたね。
アフロ先生作戦というミルモはどこまで本気だったのか分からない作戦でしたが、作戦が決まってぱーっと状況が明るくなる様は、某ひぐらしを見て感じた重厚な後味がありました!
(スミレさんは某ひぐらしは知ってるかな?)
そういえば39話では、ガイア族もみんなユニフォーム姿になっていましたっけ。
本当にこの5人は神様らしくなくてよいです(笑)。
今回の仲直りシーンも、まるでミルモフレンズ(むしろ年少組?)の仲直りシーンを見ているみたいでしたし(^^;。

>アクアは素直になれたら良いのにって悩んでいたの。
あぁ、口が軽いピクモさん。
ピクモに限らず、女の子妖精ってみんな口が軽いような気がしますね。
悩みを打ち明けるのに、ウィンでもなくドンタでもなく、あえてピクモを選んだ理由をアクアに聞いてみたいです(笑)。

>「ミルモ様、愛し合う恋人の証として一緒に花火を!」
そしてここに調子に乗っている女が一人…。
ミルモはどんな反応を示したのかなぁ。
ミルモにべったりくっつくリルムは後編でも見られそうで楽しみにしています。
と同時に、ムルモを追うパピィのその後もすごく気になってきました。

いろいろ考えると、一番の黒幕は危険なスプレー缶を持ち歩いていたオトメかなぁ。
オトメを何とかしない限り、後半もまたいろいろな事件が起きそうです。
ぜひ再びヤマネちゃんとの言い争いを・・・(^^)。

それでは後半戦も楽しみにしています!
話をまとめる難易度は高くなると思いますが、スミレさんなら完璧にやってくれそうです(^^)。
では!




1859/ ヤシチとミルモの出会い。
□投稿者/ プリン -57回-(2009/10/24(Sat) 11:39:32)

ヤシチは0歳生後6ヶ月でミルモと初対面
ヤシチ「あい。[遊ぼう]」
ミルモ「あう。[おう]」
積み木で遊んでいる時も、ミルクを飲んでも、オムツを替えられても、何時も仲良しだった
ハロウィン
ミルモはヤシチをマラカス1個でぶった!
ヤシチ「うわ〜〜〜〜ん!(泣)」
ヒカリ「やっくん!なんて子なの!お化けの人形を見せようと思ってたのにマラカスでぶったのよ!ハルカ先生、王様はどこなの!女王も探しなさい!」
王様「ミルモ!」
ミルモ「パパ〜!」
女王「ごめんなさいって言いなさい。」
ミルモ「う・・・うわ〜〜〜ん(泣)ママ〜。」
こうしてミルモとヤシチはライバルになった



1863/ 妖精の赤ちゃんたちの涙
□投稿者/ プリン -58回-(2009/10/25(Sun) 12:45:30)

第1話〜涙の理由〜
ヤシチは11年前に戻る
妖精保育園ラ組
ヤシチ(1歳)「うぅ・・・・ひっく・・・。」
ネズミ(1歳)「泣くな!」
ヤシチ「びぇ〜〜〜ん(泣)」
カスミ「みんな!ミルクの時間よ!」
みんなはミルクを飲んだ
ある日
ヤシチ「わ〜〜〜ん」
ミルモ「泣くなよ!俺だってうわ〜〜〜ん。」
リルム「ミルモちゃま、どうかちたんでちゅか?」
アクミ「アタイだって、うわ〜〜〜ん」
リルム「リル・リル・リルムでポン!」
ポン!(力むが上手にお菓子のメリーが出てきた)
ヤシチ、アクミ、ミルモ「キャハハッ!」
涙から笑顔が出てきた。


■ プリン (59回/2009/10/25(Sun) 13:30:15/No1864)

ミルモは泣いていた
ミルモ「びゃ〜〜〜!」
リルム「わたくちが魔法でリル・リル・リルムでポン!」
チョコとかりんとうを出した。
ヤシチ「あ〜。」
ミルモ「あ〜。」
アクミ「うわ〜〜〜ん!ママ〜〜〜(涙)。」
リルム「あ・・・。リルムでポン!」
リカコ「あらあらどういうこと?」
リルム「アクミちゃんがね、ママに会いたいって。」
アクミ「ママ〜」
リカコ(アクミのママ)「ハイハイ」
ミルモ「ママ〜。」
ヤシチ「ママ〜。」
1歳の妖精たち「ママ〜」
リルム「ニコッ。リルムでポン!」
全員の母親に会った。
ヤシチ「あ!」
ヒカリ「まぁ。やっくん」
ヤシチ「ママ〜」
妖精たちも泣き出してママに抱きついた
女王様「ミルモ、どうしたの。」
ミルモ「ママ〜。」
リルムは「ママ・・・。」と言い出し
リルム「リルムでポン!(泣)」
リィナ「どうしたの?」
リルム「ママ〜!うぇ〜〜〜ん!」
リィナ「リルムちゃん。どうしたの?」




1856/ オリフェ(オリキャラ)紹介
□投稿者/ riru -11回-(2009/10/24(Sat) 06:18:26)

こんばんわ☆
時間ができたのでフローの紹介をしますね!

名前:フロー

性別:女

好きなお菓子:不明

性格:気が強い。だが、昔はそうではなかったらしい。

その他:今は妖精の姿をしているが、妖精界に来るまでは人間の姿をしていた。(だから題名の所に(オリキャラ)となっているのです。)
だが、何故か魔法が使えたり、心で会話が出来たりするらしい。
後、司会者に化けている妖精とは何か深い関係があるらしい。


と、まあこんな感じです。
本当は八話でいろいろと紹介をしてからやろうと思ったのですが、時間の都合により外見の説明を少しする事しかできなかったので、不明な点が多いです・・・。
なのでこれからいろいろと付け足していくという感じになっていくと思うのですが、よろしいでしょうか?

後、フローの絵を描いてみたのですがどうでしょうか?
マウスで絵を描くのは久しぶりなので皆さんがどんな感想をお持ちになるのが不安です・・・(^^;;

それでは、本日はここまでと言う事で!


では!!


■ こやまる (633回/2009/10/24(Sat) 08:48:37/No1858)
http://www.murumoya.com/


riruさん、おはようございます☆
フローの紹介ありがとうございます〜。
今日新しいPCがやっと届くので、そのときにいただきもの小説に紹介文を追加させていただきますね。

元は人間という設定のフローなので、表情はミルモたちと違ってどことなくきりっと締まっているような…(ミルモに失礼な言い方ですね)。
服装や髪型もオリジナリティがあって面白いです。
帽子の宝石みたいなのは後で何かに使われるのかな。
気の強い性格とのことで、ミルモとの相性が気になる…(^◇^;)。
それとriruさんはマウス+ベジェ曲線でお絵描きされるのですね。
私はペンタブで下書き→マウス+ベジェ曲線で清書してます(ペンタブが生かし切れていないです)。

>なのでこれからいろいろと付け足していくという感じになっていくと思うのですが、よろしいでしょうか?
はい、もちろんOKですよ。
特徴は少しずつ明かしていく方が謎めいていて面白いですし(^^)。
途中の設定変更にも対応可能ですし(^^;。

あ、もしかしてriruさん徹夜ですか・・・?(^◇^;)
せっかくのお休みの日に夕方まで寝てしまわないようご注意を。。
では!


■ riru (12回/2009/10/25(Sun) 19:26:37/No1866)

こやまるさん、こんばんわ☆

感想や許可などありがとうございます!

>あ、もしかしてriruさん徹夜ですか…?
その通りです(~▽~;)・・・。
私は基本的にマイペースな方なのでつい時間がかかってしまうんです(^^;;

>せっかくのお休みの日に夕方まで寝てしまわないようご注意を。。
ご心配をおかけしてもらってすみません!
これからはこんな事がないようにします・・(^^;;

では☆




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(2009.5 koyamaru edit)