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5054/ 咲かぬ華と枯れぬ華
□投稿者/ るみ -56回-(2013/01/10(Thu) 17:16:02)

タスケテ・・・ダレカ・・・
オネガイ・・・・ ダレカ・・・


シニタクナイ・・・・・。

戦場を這いずり回る少女。 しかし、もうすぐ死ぬだろう。
しかし、少女は死ぬことを恐れた。  誰よりも。何よりも。
結局、少女は死んでしまった。 直視出来ない無惨な状態で。
誰にも見届けられず、最後まで孤独だった少女。
死ぬと・・・どんな光でも届かない。 本当に孤独になってしまう。
少女は、孤独になるのが怖かった。だから死を恐れた。
自分の周りに誰もいない現実に目を向けられず。
ただ、ただ、死を・・・孤独を恐れた。


少女は思いつく。もう、孤独も、死も恐れない身体になることを。
少女の方法は・・・「咲かぬ華」になることだった。



咲かなければ・・・。最初から咲かなければ・・・。
死も、孤独も、恐れること無い。
最初から諦め、「咲かぬ華」の生涯を演じ続ける少女。
周りはどんどん咲いていく。 少女は咲かない。
周りは華が散っていく。 少女は散らない。
周りは死んでいく。 少女は死なない。
いつしか、周りはいなくなり、自分のみ。
少女の恐れた・・・孤独はやってきたのだ。
死を選べば、孤独では・・・。
孤独を選べば、死では・・・。
少女の恐れていた物、少女は自ら孤独を選び、来ない死を待つのみ。
何百、何千。どれだけ時が起っても死なない。
一人、醜く腐っていく身体を・・・決して咲かぬ華を・・・。
咲かぬ華。これは、少女が自ら選んだ孤独の道。
腐りきった身体を、魂を、永遠に咲かぬ華とともに・・・。

















































































































アノトキトオナジ、ヨワサトトモニ・・・・・。







あとがきです。
いきなりホラーでしたね。
一応長編です。ええ。
次は、「枯れぬ華」です!


では☆


■ レイラ (26回/2013/01/10(Thu) 19:56:05/No5055)

るみさん、こんばんは!レイラです!
早速読ませていただきました!
まるで物語の序章のような綴りですね!
読み進めていく内に物語の深い意味が伝わってきて
読み終わった時、これだけでもとても面白いと思いました。
私はこういった短い序章的文章は結構好きです。
小説の一面程度の短い文章の中で物語の伏線や重要ポイントを
散りばめて読者の気や興味を引くのは実は結構大変な事なんですが
それに近い事ができるるみさんは文才があると思います。
これなら私がるみさんに小説のリクエストした時のお返事で
るみさんがおっしゃていた程の心配はないと思います。
これだけ文章力があるならきっとリクも大丈夫だと思います。
あっ、気に触るコメントでしたらすいません。
短文が面白かったのでコメントしました。
これからもがんばってください!
では。


■ るみ (57回/2013/01/13(Sun) 13:07:26/No5062)

レイラさんこんにちは☆
感想ありがとうございます!
レス返しでぇーす!←うぜぇ

〜レイラさん〜
感想ありがとうございます。
物語の序章・・・にしてはレベルが低いですね・・・。
私自身がホラーが好きなんです。
なのでシリアス(シリアル?)みたいにしてみました。
一応小説家志望なので積極的に小説活動はしているつもりです^^:
文才は・・・あったら良いなぁ的な考えでしたけどレイラさんが言ってくれて良かったです^^
リクエストももうすぐ消化します。
そのときは別スレッドで! では☆




少女は同じだった。
同じく孤独と死を恐れていた。
ただ、1つだけ違うことがある。
それは・・・少女は「孤独」ではない。ということだ。
いつも周りに囲まれ、孤独とは無縁だった。
しかし、少女はあることを恐れていた。
死だ。
少女は生まれつき体が弱く、人の三分の一しか生きられない。
常に死と隣り合わせ。 いつ死ぬか分からない。
少女は思う。
もし、自分に集まる人々が・・・自分に対する同情だけだったら。
ただ、「可哀想な子」としか見られていないのであれば。
自分は孤独だと。 自分に集まる人々はただの幻だということを。
死なんて恐れなくて良いことを。

少女は思いつく。孤独では無い自分を。
幻では無い人々を造ることに。
それは・・・「枯れぬ華」になることだった。

もうすぐ枯れそうな自分。
最初から咲いてあり、枯れそうな自分。

少女は枯れぬまま。
何千年も何万年も。
結局、少女の求めた・・・自らも人々も全部、

         マボロシ
だったのだった。










■ るみ (58回/2013/01/29(Tue) 16:57:31/No5116)

「これが・・・ミルモの里に伝わる・・・都市伝説・・・。」

と、1人の妖精がいった。
妖精によると、不老不死を求めた者はこうなる。という話だった。
この都市伝説は遠い西の地域で話されているものなので、里の妖精ほとんどが知らなかった。

そのせいか、
「ひいいいいいいい!! 怖いよー!」
「おおおおお前の後ろに幽霊が・・・」
「うううううう嘘つけ! んなもんいるわけ・・・ぎゃあああああああぁぁぁ!」

という声が部屋に響く。
そして、この騒ぎの原因の話をしたのは、話に出てくる妖精とはかけ離れた性格の
「えぇ〜。皆どうしたの? もしかして怖いの? ごめんねっ。 ミユが怖い話しちゃって☆」
通称・ブリッコミユウのミユウだった。

ミユウは転校したばかりの女の子。
家も裕福で容姿も整っており、男子からも女子からも人気を集めていた。
ただ、1つ大きな問題があった。
それは・・・
「ミユウさん。 謝るならちゃんと謝りなさいよ。なにそのブリッコ。 気持ち悪いわ。」
女子グループのリーダー、アユミに目をつけられていたことだ。

「皆行きましょ。 気分が悪いわ。」
アユミは自分より人気のあるミユウを敵視している。
しかし、ミユウは気にしない。
「あーん。 怒られちゃった☆」

その言葉にまたもアユミがミユウを睨んだ。




5118/ ムルパピの湯
□投稿者/ スミレ -67回-(2013/02/02(Sat) 00:59:42)

多分きっと「お ま え か よ」と思われていることでしょう(笑)
ちょっとガイア族関連はしばらくお休みして他のキャラを書きたいと思った所で
頭の中に舞い降りて来たのが「ムルパピ強化スレッド」

……おい、良いのか。おい。

と言うわけで短編集です。闇鍋同様混ぜ合わせ的な意味のタイトルであって湯煙ネタと言うわけではないですw
アニメですぐ見直し出来ない回もあって至らない所があったり
勢い任せの私なのでネタ被りなど色々あるかもしれませんが軽い気持ちで見守って下さい。


■ スミレ (68回/2013/02/02(Sat) 02:26:33/No5119)

『ドーナツの先の戦い』(時間軸:ごおるでんのダアク戦)


 ガイア族に命じられたマルモ国王によって、妖精たちが集められた。
 それは人間界で蘇ったダアクが原因で起こったこと。
 あるほころび穴が広がっていき、妖精界を呑み込んでしまうと言うものだった。
 それを妖精たちの呪文で抑え込もうと言うものだった。

「でも信じられないわ。妖精界がそんな危険な状態になってたなんて……」
「わたちだってそうよっ! でも冗談でここまで集まったりしないでちょ!?」
「そうよね、みんな必死になって走ってるから……私たちも力にならないと」
「うん……」

 他の妖精たちと共に森へと走る。
 パピィはアロマの手を引きながら向かいつつも、目線を少し下に向けた。
 人間界。噂だとあっちでも何かが起こっているとか。
 当たり前だ、二つの世界を無理矢理繋ぐほころび穴が異常に広がると言うことはそういうこと。

「ムルモ様が心配なの?」
「え……えっ!? わ、わたちは……」
「そうよね、人間界にも危機が迫ってるんでしょう?」
「……それ、は解ってるけど……あっ! アロマたん、あそこよっ!」

 ムルモを含めた人間界にいる妖精たちが戦っている。そんな話がどこからか出ていた。
 妖精と因縁のある存在が蘇ったのが原因とも言われている。

『なーければ嬉しいドーナツの穴! 閉じろ、閉じろ……』

 既に集まっている妖精が気を向けた先を見て、二人は唖然とした。
 ほころび穴と言われていたものが、ここまで大きくなるものなのか。
 今までの噂への説得力が、特大レベルで増した。

「ムルモ……」

 パピィはそのほころび穴に圧倒されそうになるも、近くのサリアを発見する。
 悪いと思いながらも、もやもやしたまま参加出来ないと思ったパピィは聞き出す。

「あ、あのっ! ムルモが人間界で戦ってるってホント!?」
「え? ……えぇ、そうみたいなの。無事だと良いのだけれどね……」
「ムルモ!」

 そう聞いたけれど、とサリアの言葉で後押しされた。
 他の妖精の「早く早く!」と言う急かし声にパピィも押される。
 何とか布陣し、気を送ることにした。

(ムルモ、お願いだから無事でいなちゃいよ……お願い……)

 本人の前では、口では、絶対に言えない思いが頭を巡る。
 ほころび穴が広がっては抑えられる、不毛過ぎる繰り返し。
 これが気休め程度なのだから、人間界の原因が止まらないといけない。

『みっともない失敗して、ぶちゃいくな顔が更にぶちゃいくにならないと良いわね!』
(って、いつもなら……そう言ってね)
『なんでしゅってぇえ! パピィなんかにそんなこと言われる“筋合い”はないでしゅ!』
(ムルモがそう言って、やっちゃったことに気付いて……ね。わたちもまた、ね)
『なによ! ホントのこと言って何が悪いのよ、ぶちゃいくなのは本当でちょ!』
(そう言って、わたちがムルモを、ボコボコにしちゃって……)

「閉じ……ろ、閉じろ……チョコ……」

 一応周りに併せて同じ呪文は言えているが、声が震えていることにようやく気付く。
 目元の不自然さ、それは泣きそうになっていることだとも気付いた。

「大丈夫? 妖精界の危機だから頑張ろう!」
「え!? あっ、そっ……そうね……」

 隣の知らない妖精に気を使わせてしまい、何とか声を張り上げる。
 そうだ、人間界のムルモ以前に妖精界が呑み込まれれば、自分や両親やアロマ達も消えてしまう。

(わたちたちだって、妖精界を消させたりしないんだから……!)
『ほぇ? パピィにそんなこと出来るんでしゅか?』
(そうよ、だって消えちゃったら何もなくなっちゃうでちょ!?)
『へぇ、そうでしゅか』

 いつの間にか頭の中に出てきた、イメージのムルモと対話していた。
 ふと、それに気付いた頭の中のパピィはムルモに言おうとする。
 お願いと……『無事でいて』と。

「大変、どんどん大きくなって行く!!」
(あ……)

 大きな戸惑いの声で引き戻された途端に、頭の中のムルモは消えてしまった。
 目の前のほころび穴が大きくなっていることに気付いた、しばらくは声を張ることに専念する。
 一応、気を送るのでもあると言うので、思いを馳せるのも間違いではないと勝手に思う。

(そうよ……わたち、ムルモに無事でいてほちいもの。当然でちょ)

 人間界と妖精界の危機、自分の危機に無頓着と言う訳ではない。
 だけど、このドーナツの先にいて今どんな目に遭ってるのか解らない。
 それがムルモへ対する不安を増幅させる。

(ムルモ、言ったわよね)
“だって結婚したら、パピィと喧嘩出来なくなる”
(って言ったわよね……わたち、いつも思うのよ)
“またやっちゃったわ、わたち”
(ってね……でも、嬉しかったわ、ムルモにああ言われて……)

 これからも、意図せぬことで喧嘩することになってしまうだろう。
 思い描いた未来と間逆のことを言って、間逆のことになる。
 そんなこれからと未来も、自分とムルモと妖精界と人間界が消えては失われる。

(ムルモが言ってたようにね、喧嘩して後悔してね……でも、もしかちたら)

 それでいつかは、ムルモにちゃんと素直になれたら良いなと思う。
 思い描く日も、喧嘩する日も。
 そして行く末には、もしかしたら素直になれる日も来るかもしれない。
 ほころび穴を抑えて、人間界も救われて……ムルモも無事でいてくれたら。

(そんな日が来るように、無事でいてほちいのよ……ムルモ……)

 好き、大好き。
 そんなこと絶対に目の前じゃ言えないけど。

(ムルモ……喧嘩はやだけど、また喧嘩ちてね)

 したくない喧嘩をしたい。
 矛盾した思いを抱えながら、パピィは他の妖精たちと呪文を唱える。

『なーければ嬉しいドーナツの穴! とーじろ、閉じろ……』

 いつか来るかもしれない、素直になれる日をムルモと共に過ごす為に。


-----------

グダグダ短編一号入りまーす。
パピィのムルモへの思いは巨大化した神々をナチュラルにスルー出来るレベル。




5059/ ミルモでポン!色々物語
□投稿者/ はくたか -170回-(2013/01/11(Fri) 23:56:44)

こんばんは〜。
早速物語を書いていきます!!

「アンセンの一日」

アンネ(アンセンの母)「アンリ!センリ!起きなさい!!朝よ。」
アンリ&センリ「う〜ん・・・おはよ〜お母さん・・・。」
二人は眠い目をこすりながら寝室から居間へと向かいます。
アンネ「今日はキンタくん達と約束してるんでしょ?早く朝ごはん食べて!」
アンリ&センリ「はぁ〜い!」

朝食を終えた後、キンタ達が待つ場所へ・・・。

キンタ「・・お!来ただすな。」
アンリ「おはよ〜キンタ、クロミ!今日もいい天気だね☆」
センリ「いい天気だね!」
クロミ「お〜。そうだな・・。ふわぁ〜。」
あくびをするクロミ。
センリ「どうしたの?」
クロミ「夜更かししちゃってさ〜・・・朝起きづらいのに母さんに叩き起こされちゃって、おかげでこのザマさ。」
アンリ「大丈夫!皆で遊べば眠気も収まるよ。」
爽やかな笑顔で言うアンリ。クロミの顔が赤くなった。
クロミ「(直視できない・・・)」
キンタ「クロミ、熱でもあるだすか?」
クロミ「ちっ違う!!」
センリ「ねぇ何して遊ぶ?」
キンタはしばらく考えて・・・。
キンタ「鬼ごっこで遊ぶだす〜!」
アンリ&センリ「賛成〜〜〜!!」

子供たちが遊んでる間はお母さん達は色々な話で盛り上がっている(井戸端会議ってやつ?)

クロナ(クロミの母)「・・・でうちのクロミったら今日も寝坊しちゃって・・・叩き起こしてやったら慌てながら朝ごはん食べてたのよ〜。」
アンネ「まぁ、相変わらずですねぇクロミくんは。」
クロナ「でもアンリちゃんとセンリくんは偉いわね〜。しっかりしていて!クロミも見習ってほしい気もするけど・・・。」
アンネ「クロミくんも良いところはありますよ。面倒見が良いし、アンリとセンリによく付き合ってくれてるし。あの子たちも帰った後に喜んで話してくれてるもの!」
クロミ「そうなんですか?家にいるときはいつもだらけてるのに・・・。」

こうしてママ同士の会話は続きます。

一方、アンセン達・・・。
アンリ「いっぱい遊んだね〜!」
センリ「そろそろお菓子にしよう!お母さんがクッキー焼いてくれたの!!一緒に食べようよ。」
クロミ「食べる食べる〜!アンリとセンリの母さんが作るクッキー美味いんだよなぁ♪」
目を輝かせながらよだれを垂れ流すクロミ。
キンタ「オラにも分けてくれだす!」
アンリ「これ食べたら森の中冒険してみない?」
クロミ「よしっ、それ行こう!」

そして午後5時。家に帰る時間帯がやってきた。
アンリ&センリ「ただいま〜っ!!」
アンネ「お帰り☆」
シンリ(アンセンの父)「おー!お帰り〜。楽しかったか?」
読んでいた新聞を側に置くお父さん。
アンリ「うん!」
センリ「クッキー美味しかったってキンタとクロミが言ってたよ!」
アンネ「あらあら。」
ほほ笑むお母さん。
アンリ「今日のクロミちょっと変だったよ。私が話しかけると微妙に顔を赤くしたり、背けたりするの。」
アンネ「そう・・。(やっぱりクロミくん、アンリの事を・・・!)」
シンリ「面白いね!クロミくんは。」
センリ「そうだね!」

こうしてアンセンの一日は過ぎていくのであった・・・。

終わり。

久しぶりに小説書きました〜!!
ホントに何日ぶりだコレ・・・><
次回からユリカとハルカが出てきます(笑)

では!


■ はくたか (171回/2013/01/13(Sun) 11:38:58/No5061)

「恋の三角関係?」

ここは妖精学校・・・。いつも通りの放課後を迎えた校内はあちこちから妖精たちの賑やかな笑い声や話し声などが聞こえてくる。
そんな中、廊下に立っている一人の女の子妖精。そこに通りすがりのムルモとパピィが近づいてきた。
パピィ「あら?ユリカたんじゃない。」
ムルモ「誰かを待ってるんでしゅか?」
廊下に立ってるのはウェーブかかかった黄色い髪型が特徴の「ユリカ」。
どうやらある妖精を待ち続けてるようだ・・・。
ユリカ「ムルモくんとパピィちゃん・・・。うん、男の子を待ってるの。」
少し頬を赤らめながら言う。
パピィ「なんでちゅって!どんな人?あたち気になるなぁ☆」
ムルモ「パピィ・・余計なことを言うなでしゅ!」
ユリカ「・・・ええ、すごく男らし方なの。」
パピィ「うんうん!!」
ムルモ「ボクも気になってきたでしゅ・・。」
ユリカ「キリッとした眉毛、小さな口元、そしてどこからかあふれ出る気品なオーラ・・・//////」
手の平を頬に当てる仕草を取りながらうっとりした様子で話すユリカ。
パピィ「そうとうカッコいい男の子のようね!」
ムルモ「でもそんな妖精が学校にいたんでしゅかね??」
ユリカ「うん、それは・・ミ・・」

ミルモ「お〜〜い!!ムルモとパピィじゃねーか。何やってんだ?」
ムルモ「お兄いたま!ちょっと今いいところなんだから邪魔しないでくだしゃい!」
パピィ「ユリカたんの好きな男の子のことで調査してるの!」
ミルモ「そうなのか?ユリカ・・」
ユリカ「あっ・・!!」
ミルモの声に大きく反応したユリカ。顔を見た途端、急にモジモジし始めた。
ムルモ「どうしたんでしゅか?」
パピィ「もしかしてユリカたんの好きな人って・・・。」
ユリカ「そう!ミルモさんなの。」
「えええ〜〜〜っ!!?」
ミルモ「へっ?オレ・・・??」
急な展開に混乱するミルモ。
ムルモ「こんなマヌケのお兄いたまのどこがいいんでしゅか〜?眉毛はキリッとしてないし・・・。」
ミルモ「おい!」
パピィ「気品なオーラも出てないしね〜・・・。わがままだし。」
ミルモ「パピィまで・・・。」
ユリカ「いいえ!そんなことないわ!!ミルモさんは優しいもの・・・。」
ミルモ「にょほほ〜!なんか照れちゃうぜ//////」
ムルモ「でもお兄いたまはリルムしゃんがいるんでしゅよね。」
パピィ「そうね・・恋の三角関係ということかちら。」
ユリカ「リルム・・・!!」


リルム「ミルモ様〜〜!!!また美味しいお菓子を作ってまいりましたわ!」
ミルモ「げっ、またかよ〜!お前の手作りはごりごりだっつうの・・・。」
リルム「そんなこと言わずにお召し上がりくださいませ!」
そう言って包み紙を開くリルム。中のお菓子はとてつもないグロテスクだ。
本当にお菓子か??と思わせるほどの出来・・・。
ミルモ「ぎゃあああああ!!」
叫び声を上げながらミルモはその場から逃げていった。リルムも追いかける。
リルム「お待ちくださいミルモ様〜〜〜!!・・・」
ムルモ「行っちゃったでしゅ・・・。」
パピィ「ミルモたんも大変ね〜。」
その時、ユリカの表情が一変した。
ユリカ「ミルモさんは好きな人がいたのね・・・。」
パピィ「ユリカたん?」
ユリカ「恋のライバル・・・ってことかしら。私も負けていられないわ〜!!」
ユリカもミルリルの後を追いかけるようにその場を立ち去った。
パピィ「恋の三角関係の戦いが始まるかも・・・!?あたちたちも行きましょ!ムルモ!!」
ムルモ「ユリカしゃんだけでは心配だからもう一人助っ人を呼ぶでしゅ。」
パピィ「助っ人?」

場所は変わって広大な草原。
リルムから逃れたミルモは疲れ果てていた。
そこにリルムが追いついてきた・・・。
リルム「さぁミルモ様!お召し上がり下さいまし☆」
ミルモ「しつけぇな〜!お前の料理は嫌つってんだよ!!」
リルム「そんなことおっしゃらずに〜〜。」
ミルモ「ひぃぃぃ〜〜っ!!!」
ユリカ「待ちなさいリルムさん!!!」
ユリカの声に振り向くリルム。
リルム「あら、ユリカさん!どうしたんですの?」
ミルモ「ユリカ・・助けてくれ。」
ユリカ「リルムさんのお菓子より・・・私が心を込めて作ったお菓子のほうが美味しいよ!!」
ポケットからチョコレートクリームで『I Love ミルモさん☆』と書かれたクッキーを取り出した。
リルム「ええ〜っ!?ユリカさんもミルモ様のことが・・・!」
ユリカ「そう・・・つまり私とリルムさんは恋のライバルってことね。そのお菓子だってミルモさん嫌がってるじゃない!」
リルム「そんなことありませんわ!朝早く起きて一生懸命作ったお菓子なのですから喜んで食べてくれますわ!!」
ユリカ「私のほうが美味しいに決まってる!」
リルムとユリカの間で火花が飛び散った。
ミルモ「(ユリカのクッキー食いてぇな・・)ボソッ」

ムルモ「追いついたでしゅ!」
パピィ「リルムたんとユリカたん・・・派手に対立してるわね〜。」
???「ここにいたのね!ユリカ。」
ユリカが振り向くとムルパピの他にもう一人の妖精がいた。
ユリカ「・・・ハルカ!?」
そう、ユリカの友達であるハルカ。明るくて元気なところからクラスの男子からも一目置かれている。
ハルカ「学校が終わって帰ろうとした時にムルモくんとパピィちゃんが来てユリカがミルモくんを追いかけたと聞いて来たんだけど・・・。」
ムルモ「ハルカしゃん、ユリカしゃんが急にいなくなったから心配してたんでしゅよ。」
ユリカ「ごめんハルカ!ミルモさんのことになると周りが見えなくなって・・・。」

一旦切ります!




■ まつりんら (6回/2013/01/13(Sun) 20:49:34/No5066)

どうも☆こんにちは。

早速読ませて頂きました(*^_^*)
「恋の三角関係?」にミルモがいる(ふへへ

萌えをありがとうごぜえます(*´∀`*)
続きが楽しみなのですヽ〔゜Д゜〕丿

では☆


■ はくたか (172回/2013/01/13(Sun) 22:21:36/No5068)

ども!はくたかです。
続き・・・といきたいところですが、まずはまつりんらさんのコメ返しからです〜。

元々ストーリを考えるのが苦手な上にテキトーに書いたものなので・・・。
中途半端な所で一旦切りしてるし・・・(汗)
褒めてくださって嬉しいです〜(^^)
続きを楽しみにしてるですと!?頑張らなくちゃ・・・!!!

では!


■ はくたか (173回/2013/01/14(Mon) 00:17:48/No5073)

続きです〜!

ハルカ「もう・・・。ユリカとリルムちゃんのことはムルモくんから大体聞いたわ。どっちがミルモくんに相応しいか勝負したらどう?」
リルム「勝負・・ですか。」
ハルカ「例えば料理対決とか。」
ユリカ「ハルカがそう言うなら・・・リルムちゃん!どっちがより美味しいお菓子を作れるか競いましょ!!」
リルム「望むところですわ〜〜!」
二人の心の炎がメラメラと燃え上がる。
ハルカ「はぁ・・ミルモくんも大変ね〜。」
ミルモ「そうなんだよ。オレに自由時間を与えてくれぃ・・・。」

翌日は妖精学校はお休みなので、クモモのお菓子教室を拝借して対決はそこで行われることになった。
クモモ「さぁ〜て。リルムさんとユリカさんの対決が始まるクモ!審査員はミルモさんで最終的にどっちのお菓子が美味しいか判断してもらうクモ〜。」
ミルモ「へーい・・・。」
ハルカ「大丈夫かしら・・・?」
ムルモ「何か心配なんでしゅか?ハルカしゃん。」
ハルカ「実はユリカはあまり料理経験とかないのよ。だから上手くできるかどうか・・・。」
クモモ「それでは・・・対決開始クモ〜〜!!」
戦いの火ぶたが切って落とされた。
リルム「おりゃああああ!!!」
勢いよく材料をかき混ぜるリルム。一方ユリカは慣れない手つきで慎重に進めていた。
クモモ「リルムさんは順調クモね☆でもペースが早すぎるのか、所々で材料をこぼしまくってるクモ・・・。」
ユリカ「ここはこうして・・・あっなるほど☆そういうことね!」
クモモ「ユリカさんのほうは・・・ペースは遅いけど確実にお菓子が出来上がってるクモね。」
開始から30分・・・クモモの合図でお菓子作りは終了した。
リルム「で・・できましたわ〜。」
ユリカ「はぁ・・・こんなもんかなぁ〜。」
クモモ「では順番に出来上がったお菓子を発表するクモ。」
リルム「リルム特製〜・・・パンケーキのチョコレートソースがけ!おまけに(I Love☆ミルモ様)のメッセージ入りですわ!」
ユリカ「私は・・・白いショートケーキに板チョコをふんだんに載せたもの・・・時間切れでこれしかできなかったの。」
クモモ「ではミルモさん!二人のお菓子を食べ比べて下さいクモ!!」
ミルモ「行くぞ・・・!」
リルムとユリカは息を呑んだ。緊張の瞬間がやってくる!

ぱくっ・・・・

クモモ「判定をお願いしますクモ!」
ミルモ「ダメだ・・・決められねぇ!」
リルム「えっ?」
ミルモ「どっちもうめぇんだよ〜〜!!!」
あまりにの美味しさに涙を流すミルモ。
ムルモ「ほえ!?」
パピィ「じゃあ引き分けってこと??」
ハルカ「勝負は持ち越しなの?」
ユリカ「ううん。これで良かったと思う・・。」
クモモ「どうしてクモ?」
ユリカ「・・・リルムさんは料理のペースが早い上にこんなに綺麗なお菓子が作れるなんてちょっとびっくりしたわ。それに比べて私はこんな地味なお菓子しか作れなかったんだもの・・・。」
リルム「いえ、私もユリカさんのことを見直しましたわ。」
ユリカ「リルムさん・・・。」
リルム「だってミルモ様のためにたとえ時間がかかろうと懸命に作ったのですから。それが愛!ですわ。」
ユリカ「あ・・ありがとう!」
ムルモ「仲直りできて良かったでしゅ!」
パピィ「でもミルモたんを賭けてのライバル対決は今後も続きそうな予感がするわ!」
ミルモ「ユリカの手作りお菓子初めて食った・・・美味い☆」

終わり♪

うぉぉ文章力がない僕が小説書いちゃっていいのやら・・・><
見直してみるとところどころセリフとかがデタラメに見えてくる。
もっと練習しないと・・・!!


■ はくたか (174回/2013/01/14(Mon) 12:47:05/No5075)

こんにちは〜☆

さて、次の小説からちょっと変わったお話しを書いていきたいと思います。
その前にその話に登場するオリフェなどを紹介しますね。

名前;タクミ
性別:男
年齢:ミルモ達より上
お菓子:御手洗団子
楽器:シンバル

妖精界一の走り屋として知られている。
運転するのはバイクから普通乗用車までと幅広い。
でも本人が乗るのはバイクがほとんどだという・・・。
若い頃は無免許にも関わらず、普通にバイクであちこち乗り回していた(あっ現在はちゃんと免許持ってますww)
普段はおっとりしているが、バイクを運転するとなると天才的な運転技術を発揮する。

名前:覆面男
性別:男
年齢:不明

車体の全体をカバーで偽装した自動車を運転する謎の男。
突然タクミやミルモ達の前に現れることがある。
詳細などは全て不明です(ぇ

オリフェのタクミについては「久しぶりのオリフェ紹介!」スレにて写真付きで紹介してます。
一応、外見などが気になった方は覗いてみてください〜。

では〜。


■ はくたか (175回/2013/01/14(Mon) 14:07:06/No5076)

ども!早速書いていきます〜。

「走り屋妖精登場」

ブオォォン!!バォォン!!!
閑静な荒野に突如響き渡るバイクのエンジン音・・・。
そのバイクに乗っている一人の妖精はどうやらミルモの里に向かっているようだ。
とてつもない速さで走るバイク。恐らく160キロは出てるであろう・・・。
???「あと30分ほどでミルモの里か・・・。」
砂ほこりを上げながらバイクは荒野を進んでいくのであった。


場所は変わってミルモの里。
平凡な日々を過ごすミルモ。里を散歩してる時だった。
ミルモ「何か面白い事ねぇかな〜。ヒマでしょうがねぇよ。」
ヤシチ「全くだ!サスケハンゾーも熱で休んでるから修行も出来やしない。」
ミルモ「だったらお前一人でやったらいいじゃん!」
ヤシチ「何を言う!?弟子がいないとまともな修行は不可能なのだ!」
ミルモ「ふーん・・・。」
リルム「でもこうして皆で散歩するのは楽しいですわよね〜。」
爽やかな笑顔でリルムは言う。
アロマ「そうですね!嫌なことも忘れちゃうんだもの。」
ムルモ「ボクもパピィと一緒にいるよりは皆しゃんとワイワイ話す方が楽しいでしゅ☆」
パピィ「ムッ!あたちだってムルモと一緒にはいたくないわよ!!」
ムルモ「何でしゅってぇ〜!?」
パピィ「何よ!文句あるの!?」
ムルモの余計なひと言でいつものケンカが始まるこの二人・・・。
ミルモ「まったくしょうがねぇ奴らだな・・・。」
リルム「まぁまぁお二人とも〜。」
アロマ「あら?何か近づいてくるわ。」
アロマの目線の先に一台のバイクが接近してくる。
大きなブレーキ音と共にバイクは停止した。
エンジン音をふかしながらバイクに乗っている妖精はヘルメットを取り「ふぅ」と一息つく。
???「やっと着いた。長かったな・・・。」
パピィ「誰なの?」
ミルモ「・・・お、お前は!?」
濃い黄色の帽子をかぶり、灰色のジャンバーを着用。茶色に少し黒みがかかっている髪の毛の妖精はミルモ達に顔を向けた。
ミルモ「あのタクミか〜〜!?」
タクミ「久しぶりだなミルモ・・・。何やってんだ?」
ミルモ「何で戻ってきたんだよ!?しばらく旅に出てるって・・・。」
タクミは「フッ」と鼻で笑い・・・。
タクミ「旅じゃない。ちょっとしたドライブを満喫してたのさ。」
ミルモ「いや、お前の場合はドライブじゃなくて別の・・。」
ムルモ「誰なんでしゅかこの人は!?」
ミルモ「コイツはタクミ・・・。妖精界一の走り屋なんだ。」
アロマ「この方は確かバイクの他に色々な車を乗り回すっていう噂があったような・・・。よく覚えてないけど・・・。」
パピィ「あたちも聞いたことあるわ!この人若い頃無免許にも関わらず運転してたらしいわよ〜!」
ヤシチ「うむ。拙者もそう聞いている・・・。」
タクミ「ははっ・・昔の話はやめてくれよ〜。今はちゃんと持ってるからさ。」
ミルモ「当たりめーだろ!そうしないと捕まっちまうぞ。」
リルムはある事に気づいた。
リルム「タクミさん・・お疲れなのですか?」
タクミ「あ・・ああ〜・・昨日まで二日間かけて荒野を突っ走ってたからな。さすがに疲れが・・・。どこか泊まれる宿みたいなのはないかい?」
ミルモ「じゃあオレんち泊まってけよ!親父とお袋にはちゃんと説明しとくからよ。」
ミルモはタクミの肩をたたく。
ムルモ「でも大丈夫でしゅかね?里の皆に注目されそうな予感が・・・。」
アロマ「大ごとにならないといいんだけど・・・。」
タクミ「そこはオレが上手くごまかす!安心しろ。」

城に向かう途中、タクミは何人かの妖精から注目の的となっていた。
そしてニュース三人娘からも取材を頼まれた。しかし、タクミは簡単な受け答えをしただけで後は何も言わなかったいう・・・。

リルム「そういえばタクミさん、バイクの他にも運転する車ってあるのですか?」
タクミ「オレは自動二輪免許の他に普通自動車免許、大型関係の免許も持っててね。一か月かけて取得したよ。」
ミルモ「へぇ〜!全種類持ってるなんてスゴイな!!」
タクミ「まぁオレはバイクしか運転しないんだけど・・・。」
アロマ「でもそういうプロのドライバーって何だかカッコイイですわね〜☆」
タクミ「プロとかそんな・・・/////」
タクミの顔がほんのり赤くなった。
ピロピロピロ・・・!
タクミの携帯が鳴った。少し表情を変えつつも電話に出た。
タクミ「はいこちらタクミ・・・・・んっ!?・・ああ、そうか・・・わかった!」
ミルモ「どうした?」
タクミ「またアイツが来るか・・・!何か嫌な胸騒ぎがするな。」
タクミの表情が少し険しくなった。
リルム「(何でしょう・・妙にタクミさんから違和感を感じますわ・・・)」

タクミの言うアイツとは・・・!?

次回「タクミVS???」です〜。

この小説の重要人物であるタクミ・・・実はある漫画を読んだ影響なんですw

では!







■ はくたか (176回/2013/01/26(Sat) 22:24:19/No5112)

「タクミVS???」

ミルモ「オメーって車も運転するんだな。」
場所は変わってここは広大な草原。そこに敷かれている舗装された道路をタクミが運転する車が走り行く。
助手席にはミルモ。後部座席にはヤシチとムルモが乗っている。
タクミ「ああ。コレを運転するのは何年ぶりだろ?普段バイクしか乗らないかからなぁ〜。」
クラッチ操作をしながら言う。
ヤシチ「ドライブに誘ってくれたのはいいが・・・何処へ行くのだ?行先など何も聞いてないぞ。」
タクミ「オレの行きつけの喫茶店だ。知り合いがそこで働いててな、お菓子専門の店なんだ。」
ムルモ「お菓子でしゅか!?マシュマロは・・・あるんでしゅかね?」
タクミ「何でも揃ってるぞ!他にミルモやヤシチが大好物なチョコレートやかりんとうもな。そこの店は材料であるお菓子をアレンジして様々な料理を振る舞ってるんだ!」
ミルモ「マジか!じゃあじゃあ・・・。」
タクミ「もちろん、事前に向こうに連絡済み!お前たちのことも紹介してあるから代金とかいらない。無料で食べ放題ってわけ。」
ヤシチ「なかなか良い店主ではないか!こりゃあ楽しみだ☆サスケとハンゾーにもお土産として何かテイクアウトせねばな・・・。」
ムルモ「んっ?背後から車らしき物体が来てましゅよ。」
ミルモ「待て!あの車何か変だぞ・・・。」
ヤシチ「むっ、窓部分を除いて全体を緑色のカバーで偽装してるではないか!!」
ミルモ「ふっ覆面自動車!?」
その車を運転してる妖精も覆面男だ。
タクミ「来たな・・・!とうとうお出ましか。」
ミルモ「へっ?何言ってんだタクミ。」
タクミ「ミルモ、ムルモ、ヤシチ・・・悪いけどシートベルトをしっかりと固定してくれ。それからシートにしっかりとつかまっててな・・・!」
三人はタクミの言ってることが理解できなかった。
覆面自動車がタクミの車を追い抜いたその時・・・タクミはギアチェンジをし、アクセルを思いっきり踏み込んだ!!
ミルモ・ムルモ・ヤシチ「うわぁぁ!!!」
タクミの車は一気に加速した。わずか10秒ほどで180キロに達した!
覆面男との自動車レースが幕を開けた!!
作者「レディ〜・・・ゴーーーォォ!!!!」
覆面男「始めるか・・・。」
タクミ「こいつ・・・どこかで見たことある。」
両者の車は180キロをキープしつつ、広大な草原を突っ走る。
唸るエンジン。
ヤシチ「ミルモ!これは一体どういうことだ!?」
ミルモ「これがタクミ(走り屋)の本性だよ・・・。」
途中の急コーナーやS字カーブではドリフトの連発!
その度にタクミはハンドルを左右に思いっきり回す。
タイヤからの摩擦音が響きわたる。
ムルモ「こ・・怖いでしゅ〜〜っ!!これがタクミしゃんの本気でしゅか!」
ミルモ「どうやらオレ達の声は聞こえていないらしい!顔が真剣だぜ・・・。」
ヤシチ「一体何キロ出してるのだぁ・・・?」

覆面男「フン・・・このオレに食いついてくるとはな。でもまだオレの本気はこれからだ!」
タクミ「チィ・・・どんどん引き離されてる・・・。逃がして・・たまるかァ!!」
タクミの視線の先にまた急カーブ!もちろん得意技のドリフトで切り抜ける。
道路は直線区間に入り、タクミはここで巻き返す。
ついに覆面自動車の追い抜きに成功!!
その時、運転席に設置してある無線が鳴った。
タクミ「・・・覆面の運転手だろ?」
覆面男「意外にやるじゃないか。」
タクミ「お世辞半分で聞いとくよ。」
覆面男「謙虚だな・・・まぁいい。今はヘタクソだがお前はまだまだ速くなる。次に会うのが楽しみだ。」
男はそう言いながらクラクションを軽く鳴らしで去って行った・・・。
タクミ「・・・・・フン。」
車を減速させて通常の速度に戻した。
タクミ「おい、ミルモ・・・。???」
気がつけばミルモ達は気絶していた。そりゃああれだけドリフトとかされたら誰だって気絶するわな(ぇ
タクミ「お詫びにチョコいっぱい食わしてやるか・・・。」
タクミの車は行きつけへの喫茶店へと向かう・・・。


次回は再びアンセンとクロミが出てきます!
この二人をメインに物語を書いていこうかなぁ・・・。

では!


■ はくたか (177回/2013/02/16(Sat) 12:54:01/No5133)

遅くなりました!続きです〜

『クロミの青春』

「はぁ〜・・。」
データイム時間帯のグルミの森。外の広場ではグルミ族の妖精達が楽しそうに遊んでいます。
鬼ごっこをしたり、かくれんぼやおままごと、かけっこなど・・・。
その中、ある妖精をボーッと見つめながらため息をついてる一人の男の子妖精がいました。
その妖精は顔をほんのりと赤くし、目は半開き状態。
クロミ「オレはこうしてただ座って見てるだけなのか・・・?」
そう・・・クロミ!クロミの視線の先には・・・
センリ「待ってぇ〜アンリ〜〜!!」
アンリ「そう簡単には捕まらないよセンリィ〜!」
鬼ごっこをしてるアンセンの双子妖精・・・。
二人の表情は常に満面な笑顔を保っている。
クロミはそんな光景をただ見てるだけ・・・
アンリ「きゃあっ!!」
アンリは石につまずいて転んでしまった。クロミの表情が一変し、立ち上がろうとした時だった。
センリ「大丈夫!?アンリ!怪我してない・・・?」
アンリ「うん、平気。大丈夫だよ〜。」
アンリは涙をこらえながら首を左右に振って言った。
センリを心配させたくないのでしょう・・・。良いお姉さんだ。
そんな二人を見たクロミ。
クロミ「・・・オレが割り込む余地なんてないな。」
そう言って再び座り込むクロミ。するとアンリがこちらに気づいた。
クロミ「えっ///////?」
アンリ「クロミ〜〜!!何してるの?一緒に遊ぼうよ〜!」
クロミ「あっ・・うん!いま行くよ〜〜!!」
アンリはオレのことをどう思ってるのだろうか・・・?


場所は変わってここはアンセンの家。
アンリ&センリ「ただいまぁ〜!」
アンネ「お帰り〜☆疲れたでしょ?お風呂わいたから入ってね。」
センリ「やったぁ!」
アンリ「あれ、お父さんは?」
アンネ「お父さんはちょっと遅くなるって。晩ごはんまでには帰ると言ってたわ。」
アンリ「じゃあ今夜も全員でご飯だね!」
アンネ「あら・・アンリ、服が汚れてない?土がついてるじゃない!」
アンリ「鬼ごっこで転んじゃって・・・。ごめんなさい。」
アンネ「ううん、いいのよ!お母さんが後で綺麗にしておくからね。」
アンリ「ありがとう〜☆」

一方、クロミの家・・・
クロミ「ああ〜っ疲れたぁ・・・!」
クロナ「またあんたは帰るなりゴロゴロして・・・。ちょっとは家のことも手伝ってよ?お母さん今料理作ってて忙しいんだから!」
クロミ「ふぁ〜い・・・。」
クロナ「そういえばあんた・・・最近ボーっとしてることが多いけど、何かあったの?」
クロミ「つっ・・//////何でもないよっ!」
クロミの顔が少し赤くなった。
クロナ「そう・・・。あっ食器運ぶの手伝って!ちょっと手が離せないの〜!」
クロミ「はいは〜い!!」
今のクロミの頭の中はアンリのことでいっぱいだった。

翌朝。クロミはある質問をアンリにすることにした。
クロミ「おはようアンリ!!」
アンリ「おはようクロミ〜。昨日は楽しかったね!」
センリ「楽しかったね!」
クロミ「あ・・アンリ!単刀直入に聞くけどさ・・・。」
アンリ「なぁ〜に?」
クロミ「おっ・・オレのことどう思ってる!?」
クロミは真顔で聞いた。それを言った瞬間、心臓の鼓動が早くなった。
アンリ「えっ・・・?」
センリ「クロミ・・・?」
クロミ「オレのことを・・・////////」
アンリ「もちろん大切な友達だと思ってるよ〜。」
クロミ「いや・・そうじゃなくて。」
あまりにのアンリの鈍さに肩を落とすクロミ。アンリは天然です。
センリ「アンリ。向うの丘で草すべりしようよ〜!」
アンリ「そうね!クロミも行きましょ!」
クロミ「あっうん!!オレ草すべり自信あるんだ〜!」
やっぱり・・・片想いかなぁ?

アンネ「えっ?クロミくんが?」
アンリ「うん。様子がおかしいの・・。」
センリ「時々ボーっとしてるから・・・熱でもあるのかなぁ〜。」
アンネ「それは・・違うと思うよ。」
アンリ&センリ「えっ?」
アンネ「きっとクロミくんアンリのことが好きなんじゃない?」
アンリ「クロミが・・・・?」

続く〜




5152/ 妖精のすごろく
□投稿者/ 幽由香 -1回-(2013/03/02(Sat) 05:43:50)

気長に書いてきま〜す♪


■ 幽由香 (2回/2013/03/02(Sat) 05:56:43/No5153)

第1話
(すごろくでもサイコロでもどっちだって良いだろ)

ある日、ミルモたちが妖精界でのんびり暮らしていたら、
それぞれの家に変なゲーム機が届けられていた。

ミルモ「何々〜?。バ、…バーチャルすごろく?。
なんだこれ」
ムルモ「バーチャンすごろくでしゅか?。」
ミルモ「バーチャルすごろくだっつってんだろ」

このすごろくがどうしても気になった二人は、みんなにこの事を連絡し、どんな遊びか試してみることにした。

しかし…見たたちがすごろくで大変な事になるというのは誰も知らない…




5131/ ミルモ日常<パピィ編>
□投稿者/ mirumo -1回-(2013/02/16(Sat) 07:54:33)

おはようございます
mirumoです

ついにいいいいいいいい
小説を出すことにしました!((誰も見ないって
題名は「ミルモ日常<パピィ編>」です!
期待はしないでくだs((殴!誰も期待しないから!

次から始めようと思ってます

では!


■ mirumo (2回/2013/02/16(Sat) 10:18:54/No5132)

こんにちは
mirumoです

早速書いていきたいと思います
素人なんで変な小説ですが温かく見守って下さい((オイ

*1 出来事(事件)は突然に *
パピィ「ふぁーあ!よく寝たっ☆さっ学校行く準備しよーっと!」
パピィはいつも通りの朝を迎え、ウキウキで学校に行く準備をした。
パピィ「えへっ今日はバレンタインだもの!絶対にムルモにチョコを渡すんだから!去年は恥ずかしくて渡せなかったけど・・・」
パピィは昨夜作ったチョコを持って家を出た。

パピィ「ルンルーン♪・・・なっ・・何よあれっ!?」
パピィが目にしたのはムルモの周りに人だかりが出来ている様子だった。
それに・・・ムルモもまんざらじゃない顔。。まぁ・・嬉しそう(?)にチョコを受け取っていた。
ムルモ「きゃはっ☆ありがとうでしゅー!」
パピィ「・・・(ムカ)な・・・何やってんにのよムルモ!!」
ムルモ「げ・・・パピィ!?女の子達がくれたチョコを受け取っているだけでしゅ!な・・なんか用でしゅかパピィ!?」
ムルモはだいたいの女の子達には『営業スマイル』でぶりっ子して接するのですが、パピィに対しては違う。とても冷たいのだ。パピィは不覚にもそんなムルモが好きなのだ。ただし、パピィはムルモに対して素直になれないのでいつも喧嘩の引き金を引いてしまう。
パピィ「む。。ムルモなんかに用なんてないわよ!ていうかレディーに対してそんな態度はどうなの!?」
ムルモ「ほぇ!?パピィがレディー!?何かの間違いじゃないでしゅか!?」
パピィ「な。。。なんでちゅってーーー!!!!」
ムルモ「本当の事を言っただけでしゅ!」
パピィ「さ。。サイテーッムルモなんて知らないっ!」
(思ってる事と違う事言わないでよっあたちのばかっ!)
パピィの心の中はそう叫んでいた。

ムルモ「なんでしゅかパピィは・・・ふんっ」

<教室>
パピィ「はあー」
ミウル「どうしたの?そんなため息ついて・・・?」
パピィ「あ・・・ミウルたん・・あのね。。。実はあたち好きな人がいてね・・その人に対して素直になれないって言うか・・おかげでチョコも渡せないの!」
ミウル「あ・・・今日バレンタインだもんね・・」
パピィ「うん・・・」
ミウル「あたしもねっ好きな人がいるんだっその人に放課後チョコを渡すの!」
パピィ「へぇ・・・!その人は誰々っ?」

パピィは『ミウルの好きな人を聞かなければ良かった』と後悔する事になる・・

ミウル「うふっ!あたし・・好きなのは・・ムルモくんなの☆」
パピィ「え。。。?そう・・なの・・?」
ミウル「うんっ。。パピィちゃん?大丈夫?顔色悪いよ?」

パピィ「ごめんなちゃい・・・ミウルたん・・・」
   ガタ!
パピィは走って教室から出て行った。
ミウル「パピィちゃん!?」

(知らなかった。。ミウルたんが・・ムルモを。。好きだったなんて・・)
パピィの目からこぼれたのは透明に光っていた水玉(つまり涙)でした・・

パピィ「うっ・・ひっく・・ひっく・・」
パピィはいつも泣く時裏庭の影になった所で。
今回も・・・

泣いているパピィはさて置き、((オイ
そこの近くでパピィを見つめている者がいた。
ややっ覗き魔かっ!?
一体誰なんだ。。。?
くま耳をした男の子ですね。
ナウル「・・・・・(怒)」
名前はナウルのもようです((天気予報かっっ!
誰やww
ナウル「・・・・・(ムカ)」

ナウル「パピィちゃん・・・どうしたの?」
パピィ「あ、、ナウルたん・・・なんでもないのっ。。えへっ」
そう言ってパピィは目に浮かんでいた涙をぬぐった。
ナウル「そう。。ならいいんだ」
と言ってナウルはパピィの隣に座った。
ナウル「パピィちゃんって恋がどういうものか分かる?」
パピィ「え・・・?胸がどきどきしたり、その人を考えるだけで嬉しくなったり、苦しくなったりするのが。。恋でしょう?」
ナウル「そっか。。それが恋っていうんだね・・・」
パピィ「どうして急にそんな事・・?」
ナウル「ボクにも『好きな人』がいるんだ。けど本島に恋なのかわかんなくて・・・ね☆」
パピィ「ふーん・・で?なんであたちに?」
ナウル「え。。?パピィちゃん『ムルモ』の事好きなんでしょう?」

急に言われた言葉にビックリしたパピィは2メートルほど後ろにぶっとんだ。

パピィ「な、、なんでそれを・・・」
ナウル「え、、ゆ。。有名だよ?ムルもとパピィちゃんがこの学校で1番有名なカップルなんだ(いろんな意味でね)でもムルモはパピィちゃんの気持ちに気づいてないっていわれてるけど・・」
パピィ「そ。。そうなの。。」
『ムルモはパピィの気持ちに気づいていない』と言う所に反応してしまう。
ムルモはなんて鈍いんだ!そう思ってしまうからだ。
パピィはさらに落ち込んでしまった。。
ナウル「。。。。」

ミウル「パピィちゃーーーん!」
パピィ「ミウルた・・ん?!」
ミウル「どうしたの・・・?急に・・・?」
ナウル「???」
パピィ「ミウルたんはムルモの事が好きなんでちょ?でも・・・あたち・・ムルモの事あきらめr。。。。!」
ミウル・ナウル「ええええええええええええええええええええええええ!?」
ミウルとナウルはパピィの台詞に乗っかるほどびっくりしていた。
ミウル「なんで・・あたしがムルモくんを!?あたしが好きなのはセンリくんなんだよ!?」
パピィ「。。。。。」
パピィは沈黙してしまった。
パピィ「えええええええええええええええええ!?」
ナウル「パピィちゃん・・だから落ち込んでたんだね。。」
パピィ「、、、、////・・じゃあミウルたん!さっき『ムルモが好き』っていってたのは何?」
ミウル「え。。。?あたしそんなこと言ってな。。。あぁ!あれは。。。『あたしが好きなのはセンリくんで、それを応援してくれているのがムルモくんなの☆』っていったのよ?」
パピィ「!?!・・・そうだったの。。安心ちたわ。」

パピィの聞き間違い事件が解決したと同時に・・事件は起こった。
事件は常に私達の周りに存在する。。。

ナウル「ボク。。。パピィちゃんの事が好きです!」



                        第2話へ続く


■ mirumo (3回/2013/02/19(Tue) 20:09:00/No5140)

こんばんは
mirumoです
もう。。小説を作るのが下手すぎて、、、
惨めになってきますなぁ・・・

*2 kokuhaku
ナウル「ボク・・・パピィちゃんの事が好きです!」

パピィ「えっ。。」

ナウル「パピィちゃんがムルモを好きでもボクは諦めない!パピィちゃんが振り向いてくれるまで!」
パピィ「ナウル。。たん。。」
ナウル「っ・・そっそれじゃまたね!」
パピィ「えっ。。あっ。。ナウルた。。!・・・・・・・・・」

その時二人が知らない間にこのシーンを目撃してしまった青い帽子の男の子が一人。。。。ニヤリと笑っています・・
kimoiですね
「。。。ふっ・・・・・・面白そうな展開じゃねぇか♪」

はい。皆さんもうお分かりですね。お馴染みの・・・○○○○○ですね
(文字数は合っていませんよ)
でも正体はまだマル秘です。

―帰り―
パピィ「あっ。。ミウルたんのとこにいかなきゃ!」

パピィは走ってミウルの所に向かいます。((何処か分かるのか?
パピィの目の前に現れたのは、、そう。さっきの青い帽子の男の子の正体。
。。ミルモです。
パピィ「ミルモたん。。。?どうしたの?」
ミルモ「。。。パピィは本気でムルモの事が好きか?」
ミルモは何故か真顔で聞いてきたのだ。パピィが驚いてしまうほど。
パピィ「そりゃあ。。!す、、好きよ・・!////」
ミルモ「本当に本気で好きなんだな?」
パピィ「〜っ!そうって言ってるじゃない!どうしたのよ。。?ミルモたん・・」
ミルモは怪しげに微笑んだ。

ミルモ「どんな事があっても楽な方(ミウル)に気を向けるんじゃないぞ」
ミルモはパピィにそっと呟いた。
パピィ「へっ!?どういうこと・・」
ミルモ「じゃーなっ!パピィ!」
ミルモは走って行ってしまった。
どういう意味かわからなかったが、パピィはミルモを追いかけるのを止めた。
止めた理由も分からないけド・・・・

いつものミルモではなかった。
パピィは不思議な感じがした。。いや不覚にもときめいてしまったかもしれない。。。。

パピィ「。。。けどあたちはムルモが好きだもん・・・ってミウルたんの所に行かなきゃああ!!!」


パピィ「ミッ・・・ミウルたん。。遅くなってごめんなちゃい・・」
ミウル「大丈夫よっあたしも今来たとこなの☆」
パピィ「そっ。。そう。。なら良かった。。」

ミウル「あっ!センリくんきたっ☆」
パピィ「(そういえば呼び出してたっけ。。。)」
センリ「ごめんねっ。。ミウルちゃん。。まった?」
ミウル「ううんっあたしも今来た所だから////せっ。。センリくんっはい!このチョコ受け取って!」
ミウルはチョコをセンリの方へ向けた。
センリ「あ。。ありがとう。。」
センリはそのチョコを受け取った不思議にも。。
ミウル「あたしっ、、センリくんが好きっ!」
センリ「え、、、、、、?えっ。。と////あ、、ありがとう。。だけど今返事は出来ない。。だから・・またでいいかな。。?」
ミウル「うんっ全然良いっ!」
センリ「じゃあまた明日っ!」
センリは走って去っていった。
ミウルは、、放心状態。。パピィは『やりきった!』って感じ」でかっこよく見えた。
パピィ「すご〜い!さっすが!そんな勇気があるんならあたちにちょうだいよぅ・・・」
ミウル「パピィちゃんだってムルモくんにきっとチョコ渡せるよっ!」
パピィ「そんなもんかちら・・・?」
ミウル「きっと・・そうよ。。。」

パピィは自分に勇気がつくように祈った。そして。。

『ミウルたんの恋がうまくいきますように。。。』


■ mirumo (4回/2013/03/01(Fri) 19:51:05/No5150)

こんばんは^^mirumoです♪
やっと更新する気になったmirumoでs((殴

2話の最後に続くを入れ忘れていました・・
すみません><
では3話目です♪((いつも変な小説すみません(土下座)

*3 喧嘩 ときどき 勇気 !?
パピィ「やっぱり。。。チョコ・・渡ちたいわ!!
せっかく作ったんだし・・義理としてあげればムルモも
受け取ってくれるんじゃないかちら!?」

パピィはムルモの家(つまりフェアリーキャッスル)に
行って、チョコを渡すことにしました。

パピィ「でも・・・!!お城までいくのは・・・ああああ!!!
やっぱり学校で渡そうかちら。うん。そうちよ〜っと!!」
・・・・・・・・・・・・・・;;
学校に変更なりましたとさ。
心が揺らぐねぇ〜♪パピィちゃ〜ん♪
パピィ「とりあえず今日は寝よ〜っと!!」
・・お風呂やご飯や・・歯磨きなんやらは?
入らない・食べない・しないのかな?
パピィ「・・・・・・・・・・;馬鹿じゃないの?」
うっ!ばか・・・ばか・・・パピィたんに馬鹿って
言われたああああああああああ((((
((こいつはほっとこう「えっ!ひどい!」

mirumo「変な方向に話が走っていきそうで怖いな;;」

―――次の日―――   「えっかなりとばしたな!」
パピィ「ふわ〜あ・・・ねむ〜い。。あっミウたんおはよう♪」
ミウル「あっ・・・おはよう・・パピィちゃん・・♪」
パピィ「ねぇ♪返事!いつもらうの!?」
ミウル「っっえっ・・・?」
パピィ「昨日の!もう忘れたわけ〜?センリたんに告白ちたでちょ!
その返事よ!!」
ミウル「あ・・・・・うん・・・私ね・・・センリくんに、、
ふられちゃった・・・」
パピィ「え・・???」
ミウル「あのね・・」

〜回想〜(昨日)
ミウル「返事・・・聞かせて・・くれるの・・・?」
センリ「うん・・ボクね・・・ミウルちゃんとは付き合えない・・」
ミウル「・・・・・・」
センリ「実はね・・ボク・・・好きな人がいるんだ・・」
ミウル「!?・・・その子・・誰!?」
センリ「それは・・言えないんだ・・・」
ミウル「センリくんの気持ちは・・よく分かったわ。
でもこのままだと・・・・・
っっせめて友達に。。なってくれないかな!?」
センリ「え・・・う・・うん・・・」
ミウル「よ・・良かったああ〜」
センリ「(ドキ)」


ミウル「・・・っていう・・」
パピィ「そうなの・・・そこで友達になりたいなんてよく言える
わよね・・(えいうか・・最後のセンリたんのドキが気になって
しょうが無いんでちゅけど・・;;)」
ミウル「そこは・・勢いで・まあ・・」

でもやっぱりミウルの勇気はすごいなあと思うパピィだった。。

ごめんなさい。一旦切ります!
では☆


■ mirumo (5回/2013/03/02(Sat) 19:26:20/No5154)

こんばんは^^mirumoです
では前の続きを始めたいとおもいます!!

パピィ「(あたちもミウルたんの勇気を見習わなきゃ!!よーし
頑張ってムルモにチョコを渡してみせるわっ)」

ミウル「パピィちゃん・・そういえばムルモくんにチョコあげた?」
パピィ「!?!!?・・・実はこれからなんでちゅ・・」
ミウル「そうなの・・・パピィちゃん!ファイトだよ!頑張ってね!」
パピィ「ミウルたん・・・・・ありがとう・・♪」

ミウルは本当に優しい。自分は好きな人にふられているというのに、
友達の恋を応援するなんて―――――・・・・

休み時間(放課)・・パピィはこの時を狙っていた。
こうなると、チャンスはこの休み時間しか無い。
もう後に戻ることは出来ない。後ろでミウルが見張って(くれて)
いるし。
ムルモはミウルに呼び出しされたと思って此処に来る予定。
もちろんパピィがいるなんて事は知らない。思ってもいないだろう。

カン・・・カン・・・カン・・・・・

誰かの足音。こっちに近づいてくるようだ。
きっとムルモであろう。
ミウル「パピィちゃん!ムルモくんが来たわよ!」
パピィ「う・・うん・・ОK・・」
ムルモ「ミウルしゃーーん!何処でしゅかあーーー?ミウルしゃーーん?
変でしゅねーーたしか此処だったはず・・・」
パピィ「む・・ムルモ!!」
ムルモ「げっっ・・・パピィ!?な・・なんで此処にいるんでしゅか!?」
パピィ「なんでって・・ムルモに用事があって来たに
決まってるでちょ!?」
ムルモ「ちぃぃ!パピィがボクに用があっても、ボクは
パピィなんかに用なんて無いでしゅから。ボクはミウルしゃんに
呼ばれて来たんでしゅから!さっさとあっち行けでしゅ!」
パピィ「なっ・・なによーー!!」

お約束のパターンですね。ミウルは心配そうに2人を見つめています。
ミウル「パピィちゃん・・大丈夫かしら?」

パピィ「ムルモの馬鹿!!」
ムルモ「パピィのおたんこナス !」
パピィ「ムッカーーー!賞味期限が1週間すぎたお饅頭顔のくせに!」
ムルモ「パピィは賞味期限が2億年すぎたアンパンでしゅ!」
パピィ「あ・・アンパンでちゅってーー!?このカボチャムルモ!」
ムルモ「きぃーーー!もう怒ったでしゅ!不愉快でしゅ!
ミウルしゃんには悪いでしゅけど帰るでしゅ!」
今放課だよ?この後に授業あるんだよ。ムルモ君。

パピィ「えっっ・・・待って・・!!お願い・・!!」
ムルモ「なんでしゅか!!」
パピィ「ムルモに・・渡したいものがあるの・・っっ」
ムルモ「どーせろくでも無い物でしゅ。」
パピィ「ちっっ・・違うわよっ!!ちょ・・!」
ムルモ「『ちょ』ってなんでしゅか。」
パピィ「そ・・そのぐらい分かんないわけ!?馬鹿ムルモ!」

そう言ってムルモに向かって持っていたチョコを全力で
投げてしまった。
おぉ!!ナイスキャッチーーーーーーーーーーー!!
ムルモのお腹に勢い良く当たり、ムルモ半分ノックアウトーー!!

パピィは顔を赤くして何処かへ逃げて行ってしまった。

ムルモ「。。。いたた、。ったくパピィは一体何を投げてきたんでしゅか
・・・って・・」

ムルモが見たのはチョコレートだった((当たり前だww
思ったよりも不器用」な包み方で、チョコは変な形をしており、
おそらく失敗しまくって、、1番良い奴にしました――って感じ。
いかにもパピィらしい。。。とムルモは思った。

ムルモ「ったく・・パピィは・・素直じゃ無いでしゅね・・」

ムルモはふっと微笑みながら、、そう言った。
でもパピィはもちろん知らないが・・・

第4話へ続く

相変わらず変な小説、、駄目文すみませんでした。
では☆




5113/ ☆ごおるでん☆
□投稿者/ アニス -148回-(2013/01/27(Sun) 15:16:06)

皆さん、こんにちは☆^^

すみません、【☆ごおるでん☆】も修正していきます^口^;


第1話【はじめまして、ミルモです!】

楓「行ってきま〜す!!」
楓は家を出た。
楓「(私、南楓。14歳。特技は、歌とダンスかな。クラスメイトの結木君に恋するごく普通の中学生・・・のはずだったんだけど・・・)」
・・・「お〜い楓〜!!」
楓「!」
ミルモ「俺を置いてくんじゃね〜!!」
くもっちょを加えながら、下に下りてるミルモ。
ミルモ「うわあぁぁぁ〜〜〜!」
ミルモは風に吹き飛ばされて、楓の所に来る。
楓「うわあぁぁぁ〜〜〜!!」
ミルモは楓の顔面に当たった。ガンッ!!

楓「いったぁ〜・・・。も〜、ミルモったら〜! くもっちょ持って学校に来ないでよね〜!!」
ミルモは楓の肩に乗っていて、くもっちょを食べている。
ミルモ[怒]「何ー!? くもっちょがなきゃ1日が始まんねーだろ!!」
ミルモの周りがマグカップの色の青になる。
楓「(このわがままなのがミルモ!! これでも妖精の国の王子様なんだけどね・・・)」


−−−ミルモと楓の回想−−−


楓「(てな感じで、今では割と上手くやってる・・・のかな)」
ミルモ「ん? 何だぁ?」
楓[汗]「ん? いやぁ、別に^^;」
その時、結木が曲がって結木が見える。結木は本を読みながら歩いている。
楓「あー!! (この人が結木摂君。今はまだ片想いだけど、いつかは・・・♡)」
リルム「あぁ!! 結木様、前方に小石ですわ!! ジャンプ!!」
結木は見事にジャンプした。楓は結木を追いかけてる。
楓「結木くぅ〜ん!!^^」
結木「南」
楓「おはよう^^」
結木「オス」
リルム「おはようございます、楓様^^」
リルムの周りの色はマグカップの通りに、ピンク色。
楓「(この子は、リルムちゃん。結木君の家(うち)に住んでるの)」


−−−リルムと結木の回想−−−


楓と結木は歩いている。
楓「(2人も、今ではとってもいい関係みたい♪)」
ミルモ「楓ー、何結木見てニヤけてんだ?」
楓「えぇ!? なーに言ってんのよ!! 私、ニヤけてなんか・・・^^」[赤面]
その時、安純は楓の頭にチョップする。
楓「!!」
安純「あら、結木君、おはよう♪^^」
結木「あぁ」[汗]
楓「何するのよ、日高さん!!」
安純「朝の挨拶よ!!」
楓「(日高安純さんは、私の恋のライバル。すっごく手ごわいけど、絶対負けないんだから!!)」
ミルモは団扇で飛んでいる。
ミルモ「全く朝から元気な奴らだな〜・・・」
その時、手裏剣が飛んで来て、ミルモのお尻に刺さった。グサッ!!
ミルモ「いてえぇぇ〜〜〜!!」
ミルモは下に落ちた。
ヤシチ「やいミルモ!! 今日こそキサマを倒してやる!!」
ヤシチの周りの色はマグカップ通り、黄色。
楓「(日高さんのパートナーはヤシチ。ミルモの宿命のライバルなんだって)」


−−−ヤシチと安純の回想−−−


CM

松竹は元気でスキップしながら投稿している。ムルモは松竹の肩に乗ってる。
松竹「ルンルンルンルンルン〜♪」
ムルモ「松竹しゃん、ご機嫌でしゅね♪」
松竹「へへ♪ 何だか今日はいいことが起こる予感がするんだ」
その時、松竹の顔に小石が当たった。ムルモは避ける。
松竹「!!」
松竹は倒れた。
ミルモとヤシチが殴り合いケンカをしている姿。楓と安純のケンカは止まった。
楓「松竹君!!」
ムルモ「予感は外れでしゅね・・・」
ムルモの周りの色はマグカップ通り、紫。
楓「(ミルモの弟のムルモちゃん。お金持ちの松竹君の所に住んでるの)」


−−−ムルモと松竹の回想−−−


松竹「いたたたた・・・」
楓「大丈夫? 松竹君・・・」
松竹「うん、平気平気・・・」
楓「んもー・・・ミルモたちのせいだよ!!」
ミルモ「ケッ! 先に仕掛けたのはヤシチじゃねーか!!」
ヤシチ「貴様が間抜け面で暴れるからこうなるのだ!!」
ミルモ「間抜け面はお前だろっ!!」
ヤシチ「何をー!!」
ムルモ「どっちも十分間抜けでしゅ!!」
ミルモとヤシチ「何だとー!!」[怒&白目]
リルム「ケンカはやめてくださいー!!」
安純「・・・」[汗]
楓「んもー・・・」
ポン! 由美は楓の背中を叩いた。
由美「楓ちゃん、おっはよう!☆」
楓「由美ちゃん♪ おはよう!^^(この子は、鈴木由美ちゃん。 小学6年生。好奇心旺盛で、とても元気な女の子!)」
サスケは団扇で飛んでる。
サスケ「朝から何イライラしてるんだぜ? アニキ」
ヤシチ「お前には関係ないことだ!!」
サスケ「ふ〜ん?」
サスケの周りの色はマグカップ通り、水色。
楓「(ヤシチの子分のサスケ君! 由美ちゃんの家に住んでるの)」


−−−サスケと由美の回想−−−

由美「本当に妖精だぁ☆☆ それも3匹! それと、昨日の人たち」
ミルモや楓たち「ん?」
ミルモ「おぉおめぇは昨日の可愛い女の子じゃねぇか」
由美「へぇー見る目あるじゃないの♪ でも昨日って」
楓「ミルモは私たちと一緒にお祭りにいたのよ」
由美「あんた、ミルモって言うんだぁ。あなたたち、妖精と住んでたんだね〜ビックリ」

体育の授業。100メートル競走。
先生「いちにーついてーよーい」
ドンッ!! 由美は走り出した。由美はどんどん前に進んで速い。
サスケ「おぉー由美速いぜー!!」
ハンゾー「滅茶苦茶速く走ってるのら〜!!」
由美は両手を上げてゴールした。由美は1位になった。
由美「やったぁー☆☆」

由美の家の隣には、武道場があった。そこには、由美とサスケがいた。由美の目の前には、瓦が3枚あった。由美は柔道服を着ている。髪型はポニーテールにしている。
サスケと由美「・・・・・・・」
由美は目を開けて
由美「はあぁぁぁー!!」
バキィ〜!! 瓦が見事に3枚とも割れた。
由美「はぁー、スッキリした♪」
サスケ「すっ、すごいぜ! 安純より恐ろしいぜ・・・」[汗]

由美は階段を上っている。
由美の服装・・・上はピンク、下はミント色のミニスカート。サスケは由美の肩に乗っている。
由美「大体、モテてどうすんのよ。それに、私の魅力に気づかない男の子なんていないはずよ!!」
由美は自分の部屋に入った。
由美「そうだ! またお姉ちゃんのお化粧、こっそり使っちゃおうかな〜?☆」
サスケ「怒られないのかだぜ?」
由美「バレなきゃいいのよ☆ 実は私ね、女優になりたいってことは誰にも言ってないんだ」
サスケ「え? 何でだぜ? 由美が女優になりたいって言っても誰も笑わないぜ」
由美「恥ずかしいからよ」[赤面]
サスケ「由美はどうして女優になりたいと思うんだぜ?」
由美「しょうがないなぁ。特別に教えてあげるよ・・・。漫画ってさ、全国の人たちが見ているじゃん! それで、マンガのキャラクターは1人1人の人間に知られてるじゃない。認められたり、応援してもらったり、いろんな人を元気づけてるじゃん。私もいろんな人に認めてもらったり、わくわくさせたり、楽しませてやりたいんだよ。芸能人とかを見て、羨ましいんだよ・・・。それと勿論、自分の容姿に自信があるからよ☆・・・つまんない理由だろ!? 笑いたきゃ、笑えよ・・・」[赤面]
サスケ「何言ってんだぜ由美!! 凄いぜ!! オイラ、由美の力になるぜ!!」
由美「ありがとうサスケ^^☆」

楓と由美との真ん中に大きな熊の着ぐるみを着ている人がいる。カメラマンが楓たちの方へカメラを向けてる。ミルモとサスケは団扇で飛んでて、前にいる。
カメラマン「それではいくよ〜!! はい、チーズ!!」
カシャ。楓と由美はピースして写った。ミルモとサスケも笑ってる。

サスケとハンゾーは手裏剣を投げた。だけど、手元が挫いて、手裏剣は由美の方へと向かう。
サスケとハンゾー「あぁ〜!!」[汗]
ヤシチ「由美ー、危なーい!!」[汗]
由美「え?」
ジャギ〜!!
ミルモや楓たち「あっ・・・」
金色の長い髪が落ちている。由美の髪がばっさり切れた。由美の髪は短くなり、片より上。髪の毛の長さがバラバラになってる。
ヤシチ「あぁ〜!!」[汗&顔真っ青]
サスケとハンゾー「・・・」[汗&顔真っ青]
由美「・・・」
サスケ「ゆ、由美・・・ごめんだぜ!!」[汗]
ハンゾー「ごめんなさいなのら〜!!」[汗]
由美「・・・」

サスケとハンゾーは由美の部屋の窓から入った。
由美「サスケ! 遅かったわね〜。それに、ハンゾーまで・・・」
由美の髪の長さは、肩よりも上になってた。かなり短くなってる。【機動戦士ガンダムOO】のルイス・ハレヴィのような感じ(第2期)。
サスケ「由美・・・そ、その、あのな、今日は由美の髪を切ってしまって、ごめんなさいだぜ・・・」
ハンゾー「ごめんなさいなのら・・・」
由美「もういいんだよ」
サスケとハンゾー「へ?」
由美「気持ちが楽になったっつーか・・・サッパリしたんだよ^^」
サスケとハンゾー「・・・」

由美「あんたの魔法で私を妖精にしてよ」
ミルモ「は?」
由美「だから、私も楓ちゃんみたいに自由に妖精界に行けるようになりたいんだ!! ミルモなら出来るだろ?」
ミルモ「ダメだ! 本当は人間が妖精界に行くことはダメなんだよ」
由美「じゃあ何で、楓ちゃんが行けるんだよ!?」
楓「由美ちゃん、この前も言ったように、私は遊びに行くために自分のマグカップを手に入れたんじゃないの。ミルモたちを助けるために手に入れたの・・・」
由美「サスケ達に頼めばよかったじゃないか!!」
ミルモ「何言ってんだ! ヤシチたちはワルモ団の手下だからダメに決まってんじゃねーか!!」
サスケ「そのとおりだぜ。オイラたちが助けるわけないぜ!!」
由美「・・・」
由美は悔しそうな顔をしている。
ミルモ「もう諦めろ」
由美の目が前髪で隠れた。
由美「大体ずるいのよ・・・楓ちゃんって・・・」
楓「・・・」
由美は楓の顔を見て
由美「何で・・・何であんたなの!?」
由美は怒鳴った。
楓「由美ちゃん」
由美「何であんただけ・・・何かが間違ってる!! 絶対に間違ってる!!」
由美は大きな声で言った。由美は楓の部屋を出た。
サスケ「由美〜待ってくれだぜ〜!!」
サスケも楓の部屋を出た。
楓「・・・」
ミルモ「何だアイツ!! 楓、気にするな!!」
楓「・・・」
ミルモ「まぁ、アイツはヤシチのおまけのパートナーだからなー・・・。あーゆー奴なら仕方ないだろ・・・。まぁ、拓斗はいい奴なんだけどさ・・・」
楓「何かが間違ってる・・・何かが・・・」

由美の目が前髪で隠れて
由美「・・・・・・どうして私を助けたの?」
サスケとミルモ「え?」
楓「どうしてって、私たち友達じゃない^^ 困った時はお互い様でしょ☆」
由美「私に情けを掛けてるつもり?」
楓「え?」
由美「私が妖精界に行けないからって可哀そうだって思ってるんでしょ!!」
楓「そ、そんなこと思ってないわ!! 私も由美ちゃんが自由に妖精界に行けたら嬉しいわ・・・。だけど、今はその方法が分からない・・・。可哀そうだなんて思ってないわ・・・」
由美「どうしてあんたが私が妖精界に行けることを嬉しいって思うの!?・・・あんた、気付いてるんでしょ?」
楓「え?」
由美「私が今日、どうして摂君にやるお弁当を取ったのか・・・。あれは、あんたの恋を邪魔するためよ!! それと、サスケたちの魔法であんたと香君をくっつけたり、川に落としたりしたのよ!!」
サスケ「ゆ、由美・・・」
ミルモ「何だって!? おいお前ら・・・」
由美「どう? 悔しいでしょ!? 私が憎いでしょ!?」
楓「・・・」
由美「・・・黙ってないで何とか言ってよ!! 悔しかったら、あんたも私に同じようにすればいいじゃない!!」
楓「悔しくないわ・・・。私は由美ちゃんにそんなことはしたくない・・・」
由美は机の上にある何かを手に取った。そして、楓にそれを見せた。
楓「これは・・・」
そう、それは楓と由美が一緒に行ったキッズセンターで写真だった。(第26話【由美のまわりはライバルだらけ!?】)由美は、その写真を半分に破いた。
ミルモと楓とサスケ「あ・・・」
由美はこの写真を床に落とす。
由美「・・・」
楓「由美ちゃん・・・」
由美は楓を倒した。
ミルモとサスケ「あぁ」
由美は楓の髪を引っ張る。
楓「痛っ・・・」
由美「私は、あんたにだけは助けられたくなかった・・・。あんたのマイクの力なんかで助けられたくなかった・・・」
楓「・・・!」
由美の目に涙が出てくる。
由美「私は、あんたが大嫌いなんだよ・・・。あんたを見てるだけでイライラするわ・・・」
由美の顔には、怒りがあるのが分かる。
楓「あっ・・・」
由美「私、あんたのこと、友達だって思ったこと・・・1度もないから・・・」

安純の家
ヤシチは花が入ってる花瓶をテーブルの上に置く。
ヤシチ「よぉーし!! 終わったぞ〜!!」
・・・「ヤシチのアニキ〜!!」
サスケの声。
ヤシチ「あ?」
サスケとハンゾーは、窓から入ってきた。
サスケ「遊びに来たぜー!!」
ハンゾー「なのら〜^^」
サスケとハンゾーは滑った。
サスケとハンゾー「うわあぁぁぁ!!」
滑って転んで、ヤシチの方に来る。
ヤシチ「あぁ・・・あぁぁぁ・・・」[汗&顔真っ青]
ヤシチの頭にぶつかって、2人は花瓶に当たった。花瓶は割れた。
ヤシチ「あぁぁ〜〜!!」[顔真っ青]
サスケ「いててだぜ・・・」
ハンゾー「なのら〜」
ヤシチ「馬鹿者ー!!」[怒&白目]
サスケとハンゾーはくっつく。
サスケとハンゾー「ひいぃぃぃ〜!!」[汗]
ヤシチ「拙者の苦労を台無しにしおってー!!」[怒&白目]
サスケ「ご、ごめんだぜ、アニキ・・・」
ハンゾー「わざとじゃないのら」
ヤシチ「うるさーい!!」[怒&白目]
サスケとハンゾー「うわぁ!!」
ヤシチ「いつもいつも拙者の後を引っ張るばかりでー!! お前らのようなドジは人間のパートナーを持つ資格なんてない!! 里に帰れー!!」[怒&白目]
サスケ「そんなに怒らなくても・・・」
ハンゾー「酷いのら・・・」
2人とも、涙目になる。
サスケとハンゾー「うぅぅぅ・・・うわあぁぁ〜!!」
2人とも、泣きながら飛んでった。

由美の家
由美の服装・・・上はオレンジ、下は紫のミニスカート、黒の長い靴下。
由美「えぇ!? サスケにそんなこと言ったの!?」
ヤシチ「つい頭に来ちゃったのだ・・・。それで、サスケも妖精界で固まってしまってるのだ・・・。すまぬ、由美!! だから、お主も妖精界に来てくれ!!」
ヤシチは頭を下げた。
由美「何で謝ってんの?」
ヤシチ「は? な、何故って・・・」[汗]
由美「だって、そのお蔭で私も妖精界に行けるんだろ!?☆ あ〜楽しみ〜^^☆」
由美の目はキラキラしている。
ヤシチ「・・・」[ボーゼン]

由美は部屋の隣のバスルームに行ったらそこには、泡のお風呂やバラのお風呂や紅葉のお風呂など、いろんなお風呂がある。
由美「すっげー・・・☆☆」
由美の目はキラキラしている。
由美「牛乳のお風呂もあるのね〜☆☆」
由美は牛乳のお風呂に入った。
由美「きゃあ〜☆ 温かいし、匂いも甘いわ♪・・・う〜ずっとこうしていたいなぁ〜♪」

由美の家
由美「(ふふっ・・・いい感じ♪ この調子でもっと仲良くなるんだから。南楓の奴、そうやって1人だけ楽しくしてたって訳ね・・・。でも、妖精って、変わった子が多いなぁ・・・)」
ペータ「このドーナツ、すごく美味しいだべ!!」
マンボ「これいただきー!!」
マンボはクッキーを捕ろうとしたが、テーブルから落っこちた。
ドテッ!!
マンボ「いった〜・・・」
ミルモ「カッコ悪いなぁ」
ヤシチ「本当に相変わらずカッコ悪い奴だな」
ペータ「カッコ悪いべ・・・」
ビケー「カッコ悪いなぁ・・・」
ガビン「カッコ悪い・・・」
アンナ「ハァ・・・」
マンボ「カッコ悪いって言うなーー!!」[涙]
由美はマンボを持って
由美「キャッ! マンボって可愛い〜〜☆☆ 大丈夫?」
ミルモたち「へっ?」
マンボは赤くなり
マンボ「だ、大丈夫だよ!!」
由美「よかった♪ チュッ」
由美はマンボの頬にキスをした。
マンボ「!!」[赤面]
ミルモたち「あぁ!!」
ミルモたちはボーゼンとなる。マンボはヘラヘラとなり、倒れた。
由美「どうした?」
ビケー「こ、この僕よりも・・・マンボが・・・」
ミルモ「由美、お前、大丈夫か?」[汗]

サスケ「・・・! そ、そういやオイラ、由美がこんぺいとう好きだったのは知らなかったぜ」
由美「そっか・・・。私ね、小さい頃から大好きだったんだよなぁ♪ 本当に食べると幸せってゆーか・・・うん♪」
由美の顔は幸せがいっぱい。
サスケ「・・・」

妖精たちは、自然の中で一緒に話ながら食べてる。楓と由美はベンチで座って食べてる。
楓と由美「・・・」
楓「ねぇ由美ちゃん、ペータ君たちとお友達になれてよかったね^^」
由美「・・・うん」
楓「私、嬉しいの☆」
由美「え? どうして?」
楓「だって、久しぶりに由美ちゃんの幸せそうな顔が見れたんだもん^^ だからまたいつか、由美ちゃんと遊びたいなぁって思ってね・・・^^;」
由美「・・・」
楓「あっ、でも、無理に遊ぶことないわ!! 由美ちゃんが私のことを嫌いでも私は由美ちゃんのことは嫌いにはならないから!!^^」
由美「・・・」
楓「本当によかったよ。由美ちゃんに友達が増えて^^」
由美「・・・(どうしてそんなことが言えるの?・・・私は今まであなたのことを・・・)」


由美の家
由美の手には、楓と一緒に撮った写真(第26話【由美のまわりはライバルだらけ!?】)がある。その写真には、セロハンテープが貼ってある。そう、由美が楓の前で破いてしまったからだ(第45話【由美の憂鬱】)。
由美「・・・」
サスケ「どうしたんだぜ? こんな物、修正しちゃって」
由美「いや・・・別に」
サスケ「南楓のことは嫌いって言ってたじゃないか」
由美「そうだけど・・・」
サスケ「・・・」

由美「サスケ」
サスケ「ん?」
由美「私のために眠い中、こんぺいとうを買いに行ってくれてありがとう^^」[赤面]
サスケ「そ、そんなこといいんだぜ・・・」[赤面]
サスケはマンボの方を向き
サスケ「それと、オイラこそごめんなさいだぜ!」
マンボ「もういいよ!」
ミルモや楓たちは微笑む。
由美「今日の夜にでも一緒にこんぺいとう食べようか☆」
サスケ「・・・由美♪ あっ、よかったらマンボも一緒に食べようぜ!!」
マンボは首を振り
マンボ「ううん。俺はもう帰らなきゃいけないんだ。それに、今日は2人だけで楽しんでよ」
由美「マンボ・・・」
サスケ「分かったぜ!!」
ミルモ「いや〜マンボもいいこと言うじゃねぇか。何だか、カッコ悪いじゃねぇか」
ヤシチ「拙者もそう思うのだ」
マンボ「カッコ悪いって言うなー!!」[怒]
サスケ「うっ・・・」
サスケの目に涙が出てる。サスケは由美の胸に飛びつく。
サスケ「由美ぃ〜・・・」
由美「おいおい、泣くなよ。男の子でしょ」
楓たちは微笑む。マンボも微笑む。
由美「ありがとう」
由美も微笑む。


拓斗は登校している。ハンゾーは拓斗の肩に乗ってる。そして、曲がる。曲がったら、前には楓たちが登校しているのが見える。
拓斗「あっ」
ハンゾー「アニキたちなのら〜!」
拓斗「・・・」
ハンゾー「どうしたのら?」
拓斗「いや、何でもないよ」
拓斗は早歩きして、皆に追いつく。
拓斗「・・・おはようございます!!」
楓たちは後ろを振り向く。
楓「拓斗君!! おはよう^^」
結木「オス」
松竹「おはよう^^」
拓斗は嬉しい顔になる。そして、由美と目が合った。
拓斗「・・・」
由美「おはよう!!^^」
拓斗「あぁ」
楓「(由美ちゃんのクラスメイトの香川拓斗君。人見知りする男の子だけど、とてもいい子なの!)」
ハンゾーの周りの色はマグカップ通り、緑色。
楓「(ヤシチの子分のハンゾー君! 拓斗君の家に住んでるの)」


−−−ハンゾーと拓斗の回想−−−

拓斗「魔法?」
ハンゾー「ハン、ハン、ハンゾーでポン!!」
カアァァァ。机の横に片付けてあるマンガ本が動いて本のページがパラパラ捲れる。
ハンゾー「どうなのら〜!?」
ハンゾーは得意気に言った。
拓斗「本当の魔法だな・・・。正直、驚いたよ」
ハンゾー「だったら、今日からよろしくなのら〜^^」
拓斗「ダメだ!!」
ハンゾー「意地悪しないでほしいのら〜!!」
拓斗「そんなに人間のパートナーがほしいなら他所へ行け」
ハンゾー「嫌なのら!! 嫌なのら!! 嫌なのら!!」
ハンゾーの目にどんどん涙が出てきた。
拓斗「泣いても無駄だ。出て行け」
ハンゾー「うわあぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!」
拓斗「・・・」
ハンゾー「うわあぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!!」
拓斗「・・・・・・わかったわかった!! 此処にいていいからいい加減泣き止め!!」[汗]
ハンゾー「本当らのか?☆」
ハンゾーは泣き止んだ。
拓斗「あぁ。お前には負けたよ・・・」[汗]
拓斗の顔は困っている。
ハンゾー「やったのら〜〜〜!!^^」
拓斗「ハァ・・・(こっちは100%嫌だってのに)」[汗]
拓斗は頭を抱え込んだ。

場所は公園のベンチ
拓斗「ハァハァハァ・・・ハァ」
ハンゾー「拓斗がこんなに喜んでもらえるなんて僕は嬉しいのら〜♪」
拓斗「・・・冗談じゃねぇよ!! こんなことされて誰が喜ぶかよ!!」
拓斗は怒鳴った。
ハンゾー[ビクッ]「拓斗・・・」
拓斗「妖精かパートナーかお願いか魔法か知らねぇけど、これ以上お前と一緒にいたくない。不愉快だ!!」
ハンゾー「うっ・・・うっ」
拓斗は後ろにいるハンゾーを見る。
ハンゾー「うわあぁぁぁ〜〜〜〜〜〜本当にごめんなさいなのら〜〜〜〜〜〜!! やっぱり僕はダメなのら〜〜〜〜〜〜!!」
拓斗「・・・」

拓斗は歩いている。ハンゾーは拓斗の肩にいる。
ハンゾー「ぐすんっ・・・」
拓斗「何もそこまで泣くことないだろ・・・」
ハンゾー「だって、僕は拓斗の役に立とうと頑張ったけど、拓斗を困らせてばかりなのら・・・。僕は本当にダメなのら」
拓斗「・・・俺、ハンゾーの気持ちが分かるよ」
ハンゾー「拓斗?」
拓斗「俺も自分がダメだって思ったことがあるから」
ハンゾー「・・・でも僕は諦めないのら」
拓斗「何を?」
ハンゾー「僕はどんなに失敗しても拓斗のために頑張るのら!!」
拓斗「・・・」

拓斗の家
拓斗は家に戻った。自分の部屋に入った。そして、ベッドの上でごろんとなる。ハンゾーと拓斗は何も話さない。
ハンゾーと拓斗「・・・」
拓斗「・・・」
拓斗は時計を見た。時計は10時40分。
拓斗「ハンゾー」
ハンゾー「ん?」
拓斗「俺、学校に行くよ」
ハンゾー「本当らのか〜!!☆ でも急にどうしたのら?」
拓斗「・・・ハンゾーを見てると俺も頑張らなくちゃって思えてきたんだよ」
ハンゾー「拓斗・・・」

拓斗「ハンゾーは今日、僕のためにいろいろ頑張ってくれました。ハンゾーは僕の役に立ちたいと言ってくれました。学校に行こうって言ってくれました。僕はハンゾーを見ていて自分も頑張ろうと思いました。」
楓「拓斗君♪」
拓斗「・・・僕は1人も友達がいません。だけど、今はハンゾーがいます。」
ハンゾー「・・・」
拓斗「僕は昔・・・いろいろあって・・・その・・・」
楓「私達も拓斗君の友達じゃない^^」
結木「あぁ」
拓斗「・・・俺の友達」
リルム「私とも仲良くしてくださいませ^^」
ムルモ「僕とも仲良くしてくだしゃい♪」
松竹「これからは僕達にもたくさん頼ってよ^^」
安純「だけど、遠慮もしなさいよ」
楓「拓斗君はもう、1人ぼっちじゃないよ。ハンゾー君もいるんだから^^ それに、私たちもいるんだから^^」
拓斗は前髪で目が隠れて
拓斗「・・・ありがとうございます・・・」
拓斗は顔を見せずに涙を拭く。皆、微笑んでる。
ハンゾー「拓斗♪」

安純の家
ヤシチは見事に重い怪我をしている。
ヤシチ「あぁ〜寒い〜・・・痛い〜!!」[顔真っ青]
安純「で、作戦失敗して、しっかり洗濯されちゃったわけね。情けないわね〜!!」
ヤシチ「情けないとは何だー!!」[怒]「拙者たちは一生懸命・・・! あ〜痛いいたたた・・・」
サスケ「アニキ・・・」
ハンゾー「ごめんなさいなのら・・・。僕のせいで・・・」
ヤシチ「気にするな。怪我が治ったら、また新たな作戦を立てるぞ・・・」
ハンゾー「アニキ・・・うぅぅ〜・・・」
ハンゾーの目に涙が出てきた。

拓斗の家
拓斗の服装・・・上は黒、下は藍色の長ズボン、白の靴下。
拓斗「そうだったのか・・・」
ハンゾー「僕のせいでアニキが怪我しちゃったのら・・・。僕は本当にダメな奴なのら・・・ぐすっ」
ハンゾーは泣いている。拓斗はハンゾーを見て微笑んだ。
拓斗「元気を出せ、ハンゾー。お前のいつもの元気はどこに行ったんだよ? 俺は、ハンゾーからたくさんの元気をもらった。ハンゾーのお蔭で今の俺がここにいるじゃないか」
ハンゾー「拓斗・・・」
拓斗「だから今は、俺がハンゾーを元気にさせたい。ハンゾーが元気じゃなかったら、ヤシチも元気がなくなる。俺も元気がなくなる・・・」
ハンゾー「・・・」
拓斗「お前はダメなんかじゃない!! 俺の自慢のパートナーだよ^^・・・自信を持て、ハンゾー」
ハンゾーは目に涙が出てきて、拓斗の腕にしがみ付く。
ハンゾー「拓斗ぉ〜ありがとうなのら〜」

拓斗「少し休憩しましょう!」
楓「ごめんね、拓斗君・・・。付き合わせちゃって・・・」
拓斗「いいんですよ、そんなこと^^ 妖精学校の野球部のためですから!! 俺も自分のグラウンドを取られたら、そんなの黙ってられません!!・・・そのキャップって言う妖精の気持ちがはっきりと分かっちゃうんです☆」
楓「拓斗君♪」

拓斗の家
拓斗の服装・・・上は紫、下は青の長ズボン、黒の靴下。
拓斗は、ベッドにごろんとなって、小説を読んでいる。ハンゾーは、お菓子の本を見ている。
ハンゾー「拓斗ー、さっきはどうして南楓がいたのら〜?」
拓斗「明日、楓さんは妖精学校の野球部のために野球をするんだよ。それで俺が楓さんに野球を教えてたんだよ」
ハンゾー「そんなことしないでほしいのら!!」
拓斗「どうして・・・?」
ハンゾー「明日、僕がその南楓たちと野球勝負をするのら」
拓斗「! まさか、ワルモ団のチームに・・・」
ハンゾー「そうなのら。だから僕達のチームの応援をしてほしいのら〜!!」
拓斗「・・・それはできないよ」
ハンゾー「どうしてなのら?」
拓斗「だって、フェアリーズの皆がグラウンドを取られちゃうんだ。俺、そのキャプテンのキャップの気持ちが分かるんだよ。ワルモ団は良くないことをしている。お前も分かるだろ、ハンゾー」
ハンゾー「だけど僕は首領たちと一緒のチームで野球をしなくちゃいけないのら〜!!」
拓斗「・・・」

ノートの世界
怪獣「グオゥーーー!!」
怪獣は尻尾を降って、皆吹っ飛ぶ。
皆「あーーーーー!!」
拓斗「ハンゾー・・・」
拓斗はハンゾーの側にきた。
ハンゾー「拓斗ー^^」
怪獣は拓斗をつかんだ(片手でハンゾーと拓斗を持ってる)。
拓斗「!!」
ハンゾー「拓斗ー!! 逃げてほしいのらー!!」
拓斗「何言ってんだ・・・。俺が何の為にここまで着たか、分かるだろ!? 俺はお前と一緒だからちっとも怖くない・・・。俺たちはずっと一緒だって約束しただろ・・・」
ハンゾー「拓斗・・・」[涙目]
ミルモ「ケツアターック!!」
ムルモ「触角ビーム!!」
リルム「おりゃおりゃおりゃ!!」
ヤシチ「ハンゾーと拓斗を放せーーー!!」
ハンゾー「うわぁぁぁ〜〜〜!!」
拓斗「くっ!」[汗]

(場所はミルモの里で、拓斗は妖精姿)
拓斗はハンゾーを見て
拓斗「ハンゾー、待ってろよ!! 絶対に助けてやるからな!!」
皆、飛ぶ。

拓斗「ハンゾー・・・」
拓斗は急に真面目な顔になった。
ハンゾー「何なのら?」
拓斗「・・・お前、ワルモ団から抜けろ!」
ハンゾー「!! どうしてなのら?」
拓斗「ずっと前から言おうと思ってたんだ・・・。ワルモ団は、人間界を支配しようとしたこと、ミルモたち、妖精たちを閉じ込めたりしたこと、時の宝玉を盗み出したこと・・・。こんなことする奴らと一緒にいて、嫌じゃないのか!?」
ハンゾー「ん〜・・・い、嫌じゃないのら」
拓斗「本当か!?・・・無理してるように見えるぞ」
ハンゾー「無理なんかしてないのら・・・」
拓斗「・・・じゃあ、ずっとこのままでいいんだな!?」
ハンゾー「拓斗、何怒ってるのら? 何だか、怖いのら」
拓斗「怒っていないよ。俺はただ、お前のために言ってるんだ、ハンゾー・・・」
ハンゾー「僕のため・・・」
拓斗「ハンゾーは俺のパートナーだ! パートナーのお前に悪いことはしてほしくない!! いつもそう思ってた」
ハンゾー「・・・」
拓斗「俺がワルモ団に言ってやるよ!」
ハンゾー「で、でも・・・」
拓斗「そうだ! ヤシチとサスケも抜けさせようぜ! アイツらのためにもなる!! 安純さんや鈴木もきっと・・・」
ハンゾー「勝手に決めないでほしいのらーー!!」
拓斗「ハンゾー・・・」
ハンゾー「そんなこと・・・そんなこと・・・絶対に出来ないのらーーー!!」
ハンゾーは団扇を持って、飛んで行った。
拓斗「・・・・・・ハンゾー」

ここは由美と拓斗の学校のグラウンド
そう、拓斗はクラブ中。ハンゾーはいつものように、後ろで応援している。
ハンゾー「拓斗ー、ファイトなのら〜!!」
カーン!・・・拓斗は見事に球を打った。

拓斗「・・・・・・・・・皆さんは、俺のことを友達だって言ってくれましたよね・・・。覚えてますか?」
ムルモ「いきなり何言ってるんでしゅか?」
松竹「そうだよ!! 当たり前じゃないか^^」
拓斗「なぁ鈴木、俺のことうざいって本当か?」
由美「ちょ・・・ちょっとまって!! 何の話よ・・・」
拓斗「楓さんたちも、俺と一緒に会話したくありませんよね?」
皆「!!」
安純「ちょっといきなり何言って・・・」
ミルモ「おい、ちょっとまてよ!」
ヤシチ「何が何だかさっぱり分かんないぞ!!」
楓「どうしてそんなこと・・・私たちはそんなこと・・・」
拓斗「弁解しないでください!! いいんですよ、別に・・・。そうですよね。俺なんかと一緒にいたら、皆さんたちまで嫌われますからね・・・」
松竹「嫌われるってどうゆうこと!? 全然意味が分からないよ・・・」
拓斗「とぼけないでください!!」
皆「・・・」
拓斗「俺、ハンゾーが来るまでずっと1人ぼっちだった・・・。誰も信じられなかった・・・」
皆「・・・」
拓斗「だけど、皆さんと一緒にいる時は、すごく楽しかった・・・。俺に優しくしてくれてすごく嬉しかった・・・。もう一度信じてみようって・・・」
ハンゾー「拓斗・・・」
拓斗「でも・・・でも・・・偽者の友情なんかいらない!!」
拓斗は大声で言った。

拓斗「・・・鈴木」
由美「ん?」
拓斗「今日は、助けてくれてありがとう・・・」[赤面]
由美「べ、別に礼を言われることなんてしてないよ・・・。第一、私も昔、香川君が辛いことがあっても、何も声かけたり、助けてあげられなかった。見て見ぬふりをしてたわ・・・」
拓斗「・・・」
由美「だけどもう、そんなことはしない!!」
拓斗「・・・・・・気持ちは嬉しいけど、俺と一緒にいたら、鈴木まで嫌われて、俺と同じ目に合うかもしれないぞ・・・」
由美「そんなの怖くも何ともねぇよ!!」
楓「そうだよ^^」
拓斗「・・・」
由美「それでも私たちは香川君を嫌ってるって言うの?」
拓斗「・・・」
拓斗は首を横に振る。
由美「だからもっと私たちのことを信用してよね!!」
由美は恥ずかしげに言う。
ミルモ「拓斗は1人じゃねぇよ」
楓「私たちは拓斗君の友達だよ・・・。ずっとね☆」
拓斗「ありがとう、ありがとうございます・・・」
拓斗の目に涙が出てきた。
ハンゾー「拓斗!! どうしたのら? 何処か痛いのら!?」
ハンゾーは慌てて聞いている。
拓斗「違うよ。自分でもよく分からないんだよ」
拓斗の目に涙が溢れて流れる。
拓斗「ハンゾー、俺から離れないって約束できるか?」
ハンゾー「何を言ってるのら!! 僕は拓斗のパートナーなのら!! 僕と拓斗はずーっと一緒なのら!!^^」
拓斗「うっ・・・ハンゾ〜〜!! 俺はもう、1人は嫌なんだ!! ずっと一緒だ、ハンゾー!!」
拓斗はハンゾーを軽く抱きしめて泣いてる。
ハンゾー「ずっと一緒なのら^^」


皆、歩いてる。
・・・「おはよう、楓」
楓「ん?」
後ろにいるのは、沙織。
楓「沙織、おはよう!☆」
ミルモ「あれ? お前らいつから名前で呼び合うようになったんだ?」
楓「うん、こないだからね。(クラスメイトの江口沙織さん。彼女が転校してきたのが、あの大事件の幕開けだったの)」


−−−沙織の回想−−−


結木「ダアクの呪縛が解けてよかったな、江口」
沙織「えぇ」
松竹「何だか前より明るくなったみたい」
沙織「そうかしら・・・だとしたら、ミルモたちのおかげね!」
リルム「そんな・・・おかげだなんて」
ミルモは楓の頭の上に乗ってる。
ミルモ「まぁ、確かにダアクを倒したのは、俺のお蔭だけどなぁ!」
ヤシチは安純の頭の上に乗ってる。
ヤシチ「何だとー!? 拙者の力があったからこそ勝てたのだ!!」
ムルモは松竹の肩に乗ってる。
ムルモ「何言ってんでしゅか!! 僕の力がなかったらお兄たまたちはボロボロのグッチョングッチョンになってたでしゅよ!!」
ミルモ「ダアクを直接倒したのは、俺なんだ!! お前らなんかおまけみたいなもんだぜー!!」
ヤシチとムルモ「何だとー<何でしゅってー>!!」[怒&白目]
サスケは由美の肩に乗ってる。ハンゾーは拓斗の肩に乗ってる。
由美「あーあ・・・まーた始まった・・・」
サスケは由美の頭に乗ってて、ハンゾーは拓斗の肩に乗ってる。
リルム「ケンカはダメですわー!!」
楓「そうだよ、ミルモ!!」
ミルモはくもっちょを食べている。
ミルモ「フンッ! あれ? もう終わりか?」
くもっちょの袋の中はもう、からっぽ。ミルモはシールを取り出した。
ミルモ「おぉ、ラッキー!! キラキラシールだぁ☆」
楓「へぇー、そんなシール入ってるんだぁ」
・・・「おおぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜!!」
空から何かが落ちてくる。
皆「えぇ!!?」
皆は避けた。何者かは、地面に強く落ちた。
安純「な、何なの!?」[汗]
ヤシチ「さ、さぁ・・・」[汗]
リルム「もしかして、またダアクさんが復活を・・・」
ミルモと楓とヤシチと安純とムルモと松竹とサスケと由美とハンゾーと拓斗と沙織「えぇ〜!?」

終わり


■ アニス (149回/2013/01/27(Sun) 16:35:38/No5114)

第2話【シールがハルノ】

結木「ダアクの呪縛が解けてよかったな、江口」
沙織「えぇ」
松竹「何だか前より明るくなったみたい」
沙織「そうかしら・・・だとしたら、ミルモたちのおかげね!」
リルム「そんな・・・おかげだなんて」
ミルモは楓の頭の上に乗ってる。
ミルモ「まぁ、確かにダアクを倒したのは、俺のおかげだけどなぁ!」
ヤシチは安純の頭の上に乗ってる。
ヤシチ「何だとー!?拙者の力があったからこそ勝てたのだ!!」
ムルモは松竹の肩に乗ってる。
ムルモ「何言ってんでしゅか!僕の力がなかったらお兄たまたちはボロボロのグッチョングッチョンになってたでしゅよ!!」
ミルモ「ダアクを直接倒したのは、俺なんだ!!お前らなんかおまけみたいなもんだぜー!!」
ヤシチ「何だとー!!」[怒&白目]
ムルモ「何でしゅってー!!」[怒&白目]
サスケは由美の肩に乗ってる。ハンゾーは拓斗の肩に乗ってる。
由美「あーあ・・・まーた始まった・・・」
サスケは由美の頭に乗ってて、ハンゾーは拓斗の肩に乗ってた
リルム「ケンカはダメですわー!!」
楓「そうだよ、ミルモ!!」
ミルモはくもっちょを食べている。
ミルモ「フンッ! あれ? もう終わりか?」
くもっちょの袋の中はもう、からっぽ。ミルモはシールを取り出した。
ミルモ「おぉ、ラッキー!! キラキラシールだぁ☆」
楓「へぇー、そんなシール入ってるんだぁ」
・・・「おおぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜!!」
空から何かが落ちてくる。
皆「えぇ!!?」
皆は避けた。何者かは、地面に強く落ちた。
安純「な、何なの!?」[汗]
ヤシチ「さ、さぁ・・・」[汗]
リルム「もしかして、またダアクさんが復活を・・・」
ミルモと楓とヤシチと安純とムルモと松竹とサスケと由美とハンゾーと拓斗と沙織「えぇ〜!?」
下に落ちているのは、見たことのない妖精。その妖精は、ハルノ。ハルノは目が回ってる。
ミルモと楓とヤシチと安純とムルモと松竹とサスケと由美とハンゾーと拓斗と沙織「・・・」[汗]
楓「何か、違うみたい・・・」[汗]

ワルモ団は自分たちの基地で人間界を支配することを話している。アクミはテルテル坊主みたいに逆さまになっている(何故?)。

楓たちの学校
楓たちは授業中。楓はハルノのことを心配している。

楓たちの学校の屋上で、ミルモ、リルム、ヤシチ、ムルモ、サスケ、ハンゾーが、ハルノを看病している。ハルノは目を覚ます。ハルノは自己紹介をして、シールが欲しくて人間界に来たと言う。ハルノはミルモが持っているキラキラシールを欲しがる。ミルモはやむを得なく、ハルノにシールをやった。ミルモたちは、ハルノが集めているシールを見る(ノートにいろんなシールを貼っている)。ミルモはヤシチに「チューチュータコさんシール」を貼る。ヤシチはサスケとハンゾーの頬っぺたにチューをする。「うめ〜うめ〜もう一杯シール」をミルモに貼ろうとしていたリルムだけど、間違えてヤシチに貼ったリルム。ヤシチは「まずい」と言って、怒るリルム。リルムはヤシチを殴った。ミルモは「ヤシチ、すまねぇ」[汗]と言った。ヘリコプターの絵があるシールを見つけたムルモ。ムルモはミルモを見てニヤッとなる。

ワルモ団がワルモダンスを踊ってる時、ミルモの声が上から聞こえる。

ミルモは回っている。ヤシチとムルモとサスケとハンゾーが笑ってる。そのシールは「くるくるヘリコプターシール」。ワルモ団は陰でミルモたちを見ている。ハルノはミルモたちと別れる。

ハルノは空を飛んで、シールを捜しに行ってる。その時、イチローの絵があるシールを見つけて、ハルノはそのシールを追いかける。そのシールは逃げるがハルノはしつこく追いかける。ハルノはこけた。目の前には、ワルモ団がいる。ワルモ団はたくさんのシールを持ってる。ワルモ団はハルノにシールマニアと嘘をつく。シールコレクションを見せ合おうと言う。ワルモ団は青の箱を持って、これが自分たちのコレクションだと嘘を言う。ハルノは青の箱の中に入った。サブローとゴローはガムテープで箱を貼る。ハルノは閉じ込められた。

CM

ワルモ団は関係のない人間にシールを貼る。関係のない人間たちはシールの犠牲になる。

ミルモと楓は、ハルノを助ける。ハルノは泣きながらシール帳をワルモ団に取られてしまったことをミルモと楓に訴える。ミルモと楓とハルノはワルモ団を捜しに行く。

いろんな人間たちはシールの犠牲になってる。ワルモ団はワルモダンスを踊ってる時、ミルモたちから見つかった。ミルモはワルモ団にケツアタックするが、ワルモ団は避ける。イチローはミルモに「愛情ペタンコシール」を貼る。ミルモはお尻にシールが貼られて、犬の鼻にくっつく。ミルモは犬に襲われる。イチローが楓のおでこにシールを貼る。その時、楓は周りの人間たちからワッショイ挙げをされる。

沙織ん家
沙織はフルートを出した。イチローは沙織のフルートに蛙の泣き声のシールを貼った。

由美の家
由美と可憐と麻利はソファに座って、テレビを見ている。
由美の服装・・・上はピンク、下は赤のミニスカート、白の長い靴下。
可憐の服装・・・上は黒、下は白の長ズボン。
麻利の服装・・・上は黄緑、下は水色のミニスカート、白の靴下。
可憐「あははは」
麻利「この左の人面白ーい!!」
由美「本当ねー!!」
ジローがやってきて
ジロー「音が高くな〜るシール!!」
テレビに貼った。
テレビの音「ボ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ゲ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・」
由美たち「!!」
3人とも耳を塞ぐ。
可憐「な、何〜? 故障かしら!?」
麻利「耳が痛いよ〜!!」
ワルモ団「はーっはっはっは!!」
由美「!! ワルモ団!! お前たちの仕業だな・・・二度と来るなって言ったのにーーー!!」[怒]

由美たちの学校のグラウンド
拓斗たち、野球部は4列に並んで、グラウンドを走っている。
サブロー「お前らには、ネチャネチャシールをくれてやるー!!」
グラウンドに貼った。
拓斗「!! 足が動かない・・・」
クラブA「何だこれー!?」
クラブB「下がネチャネチャしてるぞー!]
クラブC「気持ちわりー!!」
ワルモ団は団扇で飛んでく。
拓斗「!・・・ワルモ団」

安純の家
安純の部屋はかなり散らかってる。ヤシチとサスケとハンゾーは、安純の肩に乗ってる。ワルモ団は現れた。ヤシチはワルモ団に怒って攻撃しようとしたが、ジローはヤシチにイカの絵があるシールを貼る。ヤシチはペラペラになって、何処かへ行ってしまう。サスケとハンゾーは「アニキ〜!!」と言って、ヤシチの所に行こうとしたが、安純からがしっ!と捕まえられる。安純が「部屋を片付けるのが先でしょ!!」[怒&白目]と言う。

松竹の家が落ちてく。松竹、松竹の父、母、平井、松竹グループの防衛隊が家を抑えている。ムルモの前にワルモ団が現れた。ムルモは「許さないでしゅ!!」と言った時、サブローが「マンマルお月様シール」をムルモに貼る。ムルモはマンマルになる。ムルモはコロコロ転がる。

結木の家
結木は本の続きを読もうとする。その時、シローが結木の本に消しゴムの絵があるシールを貼る。結木が本を開いた時、本の文字が何も書いていなくてページは真っ白。ワルモ団は「ミルモは倒した」と言ったらリルムが怒った。ワルモ団は逃げるが、リルムはワルモ団を追いかける。ゴローはリルムにイライラ血管シールを貼る。リルムはかなりイライラする。リルムは「ミルモ〜、世話焼かすなや〜!!」[怒&白目]と言って、窓から出た。

ミルモは犬に襲われている。その時、リルムが来て、ミルモとリルムはぶつかった。無事にシールが剥がれた。犬は倒れている。楓はまだワッショイされている。ペラペラになってるヤシチとマンマルになってるムルモが来る。ミルモとリルムは皆のシールを剥がす。皆、元に戻った。ミルモとヤシチとムルモはワルモ団を倒すのは自分だと言い、ケンカをする。3人ともリルムから怒られる。そして、ミルモとヤシチとムルモは意気投合!!

ミルモたちはワルモ団を見つけた。リルムの魔法でシール帳がハルノの所に返った。ワルモ団は逃げるが、ヤシチは魔法をかける。ワルモ団は回る。ムルモは魔法をかける。トラックにある縄でワルモ団を捕まえる。ミルモは魔法をかける。ワルモ団はシールになった。

ミルモたちは人間界に貼られてあるシールを外す。

夕方
ミルモ、楓、リルム、ヤシチ、ムルモ、ハルノで集まってる。シールは無事全部戻った。ミルモはワルモ団が入ってるシールをハルノにやる。ハルノは喜んで貰う。ミルモとヤシチとムルモはまたケンカになる。ハルノは「ニコニコお日様シール」を捜す。その時、シールが1枚足りないことに気付く。

沙織の家
沙織はフルートを吹いてる。カエルの音が鳴っている。
沙織「・・・・・・・慣れると面白いわね」

終わり


■ アニス (150回/2013/02/01(Fri) 22:49:49/No5117)

第3話【妖精と友達になる方法】

アニメどおりに話が進む。

桃はヤマネを呼び出した。

CM

梅園家の車(ピンク色)が止まった。
星野「お嬢様、到着いたしました」
桃「そう。準備はよくって?」
ヤマネは桃の肩に乗ってる。勿論、桃は制服姿(由美と同じ)。
ヤマネ「はい! 妖精忍者に伝わる恋の竹刀書を徹夜で努力しました!! ラブラブもバッチリでございます!!」
桃は車から降りた。
星野「では、お嬢様!」
桃「ありがとう!」
車は行った。桃は曲がり角で止まった。松竹家に車がやってくる。松竹は車から降りる。
桃「あれが香お兄ちゃまよ♪」
ヤマネ「かしこまりました!!」
松竹「ムルモ、明日のダンスパーティー南さん、来てくれるかなぁ?」
ムルモ「大丈夫でしゅよ♪」
桃「お兄ちゃまー!!」
ムルモと松竹「ん?」
桃「香お兄ちゃま、ご機嫌麗しゅう♡」[ハート目]
松竹「桃ちゃん・・・」
上の木には、ヤマネがいる。
ヤマネ「秘伝その1!! まずはロマンチックなムード作りでございます!!」
花が降ってきた。
ムルモ「変でしゅね〜。上からお花が降っていましゅよ」
桃「変とは何よ! あっ、あーーーっ!! 妖精ーーーー!!」
ムルモと松竹「えぇ〜!?」
松竹「桃ちゃん、君、妖精が・・・」

楓、結木、安純、がやってくる。楓と安純は結木にしがみ付いている。ミルモ、リルム、ヤシチは団扇で飛んでいる。
安純「ちょっと南さん!! もっと放れなさいよ!! 暑苦しい!!」
楓「日高さんこそ放れてよー!!」
ミルモ「全くよ〜、よく飽きね〜な〜・・・」
リルム「元気が1番ですわ!!♪」
楓たちは松竹と桃に会う。
結木「松竹」
松竹「ん?」
桃「あーっ!! そうなのねー!! 香お兄ちゃまたち、みーんな妖精を買っていたのね!!」
ミルモや楓たち「えぇ!?」
ミルモ「コラー!! 買ってるとは何だー!!」[白目]「って、何でお前妖精が見えるんだ?」
桃「まぁ、いいわそんなこと」
ミルモ「無視かよ・・・」[汗]
桃「明日のダンスパーティーの相手は、お決まりになって? ふふ、ふふふ♡」
松竹「いや、あのー・・・」[汗]
ヤマネ「秘伝その2!! 音楽でムードを盛り上げるでございます!!」
その時、変な曲が流れる(ワルモ団のシローの歌(わがままフェアリー☆ミルモでポン!【ついに解散、ワルモ団!?】)
松竹と桃「!!」
2人のムードが壊れた。
楓たち「・・・−−;」
ヤシチ「はて・・・どこかで聴いたような・・・」[汗]
沙織がやって来た。
沙織「おはよう、皆」
皆「んー?」
沙織「今日は、早朝テストじゃなかったかしら」
楓「あー!! 忘れてたー!!」
松竹「急がなきゃ!!」
楓たちは走る。
松竹「じゃあね、桃ちゃん!! 南さん、待ってー!!」
松竹は走った。
桃「あーっ!! お兄ちゃまー!!」
ヤマネが桃の所に来る。
桃「もー!! お兄ちゃま、行っちゃったじゃないのよ!!」
ヤマネ「申し訳ありません・・・。次こそは、必ず!!」

シャンボの人間のパートナーの家
シャンボはパートナーの勉強を応援している。

由美たちの学校
桃は教室に入った。ヤマネは桃の肩に乗ってる。拓斗は席に座ってて、由美は拓斗と一緒にいて、何かを話している。サスケとハンゾーは拓斗の机の上でお菓子を食べている。サスケはみたらし団子、ハンゾーは3色団子を食べている。
由美「ったくー・・・あんたたち、毎日同じものばっか食べてて飽きないの?」
サスケ「何言ってんだぜ・・・もぐもぐ・・・みたらし団子ほど旨いものはないぜ・・・」
ハンゾー「100個食べても飽きないのら〜」
由美「一度、あんたたち妖精のお腹の中を見せてよ・・・いや、マジで・・・−−;」
・・・「サスケ先輩!ハンゾー先輩!」
サスケとハンゾー「ん?」
そこには、桃と団扇で飛んでいるヤマネがいる。
ハンゾー「ヤマネなのら〜!!」
由美「どうしてヤマネがここに?」
サスケ「きっとオイラたちに会いに来たんだぜ!!」
桃「あーっ!! 鈴木さん!! 香川君!! あなたたちも妖精を買っていたのねー!!」
由美と拓斗「えぇ〜!?」
由美「梅園さん、妖精が見えてるの?」
拓斗「ヤマネがここにいるってことは・・・ヤマネは梅園のパートナーになったってことか?」
ヤマネ「はい!! 由美殿と拓斗殿は桃殿とお知り合いだったのですね!!」
拓斗「昨日ヤマネを呼び出したのか?」
桃「そうよ!! 香お兄ちゃまとラブラブになるのを願ったら、ヤマネが出てきたのよ♡」
由美「うそ・・・?(めちゃくちゃ真面目なヤマネが・・・梅園さんのパートナーになるなんて、何だか、ありえないわ・・・)」
サスケ「ということは、毎日ヤマネに会えるんだぜ!!☆」
ハンゾー「嬉しいのら〜!!☆」
ヤマネ「よろしくでございます!!」

楓たちの学校。
松竹は授業中に、手紙が届いた。

放課後
桃は、楓たちの学校の校門の前にいる。松竹は来た。ヤマネは魔法をかけて、松竹の口が伸びる。松竹と桃の顔が近くなった時、松竹は校門の前の壁に啄木鳥のように突く。ヤマネ、魔法失敗。

夕方
松竹は帰ってる。ムルモは松竹の肩に乗ってる。松竹は首が痛くなったと言う。その後ろにヤマネがいる。ヤマネは松竹の靴の下に手裏剣と小さなタイヤをくっつけて、スピードが出る。曲がり角に桃が来る。桃とくっつこうとした時、松竹はマンホールに落ちて行った。平井は松竹を助けるために、マンホールに入った。ヤマネはまた失敗。


松竹の家
松竹は怪我をしている。ヤマネは松竹の家の窓から松竹の様子を見ている。ヤマネは帰る。

桃の家
ヤマネは帰った。桃は松竹の心配をしている。ヤマネは桃に「もう、あなたのせいよ!! お兄ちゃまに変なことばかりして!!」と怒られる。ヤマネは謝って、泣き出す。ヤマネは桃の家を出て行こうとするが、桃は止める。桃はもう一度だけチャンスをあげると言う。「明日のダンスパーティーで、桃とお兄ちゃまをラブラブにしてちょうだい!!」とヤマネに言う桃。

夜中
桃は目が覚めて、ヤマネがベッドにいないことに気付く。ヤマネは外の木の上で、一生懸命勉強している。桃はそれを見る。ヤマネはお月さんを見る。お月さんはヤシチの顔になる。ヤマネは「(ヤシチ兄様、私、頑張るでございます!!)」と言う。

シャンボのパートナーの家
シャンボのパートナーは勉強している。
シャンボ「11、12シャンボ!! 13、14シャーンボ!! 15、16シャーンボ!!」

松竹の家のお庭
パーティーにはたくさんの人が集まっている。
ムルモ「松竹しゃん、元気出してくだしゃい!」
松竹は白のスーツ。
松竹「うん、ありがとう・・・」
楓「あー!!素敵ー♪」
松竹「あっ!南さん」
そこには、楓、結木、安純、由美、拓斗、沙織がいる。楓は白っぽい黄色のドレス、結木は青のスーツ、安純は赤のドレス、由美はピンクのドレス、拓斗は紫のスーツ、沙織は水色のドレス。
楓「ご招待ありがとう!!」
松竹「うわ!! 南さん、すごく綺麗だよ♪」
楓「そんなぁ・・・松竹君ったら・・・」
楓は照れている。
沙織「とっても豪華なダンスパーティーね」
由美「やっぱ、金持ちは違うなー☆」
松竹「何だか、元気出てきたかも・・・)」
・・・「お兄ちゃまー!!」
桃の声。
松竹「ん?」
桃は松竹のところに来る。
松竹「桃ちゃん・・・」
由美「梅園さん!」
桃の後ろのヤマネがいる。
桃「お兄ちゃま、桃と踊ってくださるわよね?」
松竹「う、うん・・・」
楓「あれ? ヤマネちゃん?」
皆「え?」
ヤマネは赤い紐を持つ。
ヤマネ「秘伝その4!! ラブラブのお2人は一緒に踊られるのでございます!!」
ヤシチ「ヤマネ!!」
ヤマネ「ハッ!」
妖精たちは、食べ物がたくさんあるテーブルの上にいる。
ヤシチ「何をしておるのだ?」
ヤマネ「ヤシチ兄様・・・」
リルム「どうして桃ちゃん様とご一緒なのですか?」
サスケ「どうしてって・・・」
ハンゾー「ヤマネが桃のパートナーになったことを知らないのら?」
ヤシチ「何ぃ!? 拙者は知らんぞ!!」
ミルモ「はぁーん・・・クモモの奴・・・また間違えやがったのか!?」
楓「じゃあヤマネちゃん、桃ちゃんのパートナーになったの?」
ヤマネ「そ・・・それは・・・」
その時、ワルモ団がやって来た。ワルモ団は空を飛んでいる。
イチロー「今日も悪さの限りを尽くすため、●●●〜〜我らはワルモ団!!」
ジロー、サブロー、シロー、ゴロー「ワルモ団!!」
イチロー「それでは確認始め!! 前方よ〜し!!」
ジロー、サブロー、シロー、ゴロー「前方よ〜し!!」
イチロー「右よ〜し!!」
ジロー、サブロー、シロー、ゴロー「右よ〜し!!」
イチロー「左よ〜し!!」
ジロー「ん? 左、良くないぞ!!」
イチロー「んん?」
下にミルモがいる。
サブロー「ミルモを発見だぞ!!」
シロー「ヤシチもいるな!!」
ゴロー「南楓と凶暴女(安純)もだ!!」
ワルモ団は下に下りた。
イチロー「ターゲット発見!! 悪さ開始!!」
ワルモ団は三味線を出した。
ワルモ団「ワル、ワル、ワルモでポン!!」
カアァァァ。噴水の水が噴き出て、皆驚く。
お客さん「きゃあぁぁ〜〜〜!!」
テーブルの上にいるミルモ、リルム、ヤシチ、サスケ、ハンゾー、ヤマネは水に流された。
楓と安純「!!」[汗]
楓「ミルモ!!」
イチロー「どうだ!! ミルモにヤシチ、その他大勢、我らの強さを思い知ったか!!」
ワルモ団「思い知ったか!!」
楓「あー!! ワルモ団!!」
安純「またあんたたちなの!?」
由美「本当にうざったいわ・・・」
イチロー「それい!! 前方●●作戦開始!!」
ワルモ団「ワルモでポン!!」
カアァァァ。テーブルが倒れたり、いろんなものが倒れる。
客「わー!!」
松竹と桃は一緒にいる。
ムルモ「やめるでしゅ!!」
ムルモは行く。
桃「お兄ちゃま・・・」
松竹「大丈夫だよ、桃ちゃん・・・」
床に倒れているミルモ、リルム、ヤシチ、サスケ、ハンゾー、ヤマネ。
ミルモ「ちくしょ〜・・・アイツら、許さねー!!」[怒&白目]
リルム「同じくですわ!!」[怒&白目]
ヤシチ「拙者もだ!!」[怒&白目]
サスケ「オイラもだぜ!!」[怒&白目]
ハンゾー「僕もなのら!!」[怒&白目]
ミルモたち(ヤマネ以外)は、団扇で飛んだ。
桃「キャアー!!」
ヤマネは起き上がる。
ヤマネ「!!」
テーブルの上にあるたくさんのガラスコップが松竹と桃に向かって来る。ガラスコップは落ちようとする。
平井「坊ちゃまー!!」
星野「お嬢様ー!!」
平井と星野はコップを全部取った。
ワルモ団「ワルモでポン!!」
カアァァァ。テーブルにある大きなケーキが浮いて、松竹と桃の所に来る。
松竹と桃「うわあぁぁ〜<きゃあぁぁ〜>!!」
平井と星野「坊ちゃま<お嬢様>!!」
ヤマネ「桃殿〜!!」
ヤマネは桃をケーキの前から押して、首に掛けてある手裏剣が落ちた。桃と松竹は下に倒れた。ケーキも無事に倒れた。
桃「ヤマネー!!」
その時、何かが、桃の顔に当たった。それは、ヤマネが大切にしている手裏剣。
桃「これは・・・」
ミルモとリルムとヤシチとムルモとサスケとハンゾー「あぁ」
ミルモ「ヤマネ」
ミルモたちとワルモ団は空を飛んでる。
イチロー「何者だアイツ」
ジロー「●●か? 我らの邪魔をしようとは愚かな奴!!」
ケーキの中から、ヤマネが出てきた。
ヤマネ「うふふのふ♪ とってもおいしゅうございました・・・♪」
ヤシチ「ケーキを食べたのか・・・」[汗&顔真っ青]
ミルモ「ヤバい・・・」[汗&顔真っ青]
ヤマネ「桃殿を虐めると、許さないでございます・・・」

ヤマネ「あっ!」
周りは見事にボロボロ。
ミルモ「本当にヤマネの奴は・・・」
ムルモ「お菓子癖が悪いでしゅね・・・」
ヤマネ「これは・・・」
桃「ヤマネー!!」
桃は走ってくる。
ヤマネ「桃殿!!」
桃「怪我はなくて?」
ヤマネ「はい!!」
桃「そう・・・全く!! 無茶にも程があってよ!!」
ヤマネ「申し訳ございま・・・あっ!(ヤシチ兄様にもらった大切なペンダントが・・・)」
ヤマネは手裏剣のペンダントを探している。
桃「これ、探してるの?」
ヤマネ「え?」
桃の手のひらの上にペンダントがある。
桃「あなたの宝物なんでしょ?」
ヤマネ「・・・ありがとうございます!!」
ヤマネはペンダントを受け取った。
ヤマネ「しかし、せっかくチャンスをいただいたのに、私は桃殿とお兄ちゃまを・・・」
桃「ヤマネは頑張ってくれたわ・・・」
ヤマネ「え?」
桃「これからもずっと、桃を応援してくれる?」
ヤマネ「桃殿・・・喜んで!!」
桃「ふふ♪」
由美「・・・(ふーん・・・梅園さんもいいとこあるじゃない)」
桃の顔に近くに手が来た。
桃「ん?」
松竹「桃ちゃん、僕と踊ってくれますか?」
桃「お兄ちゃま・・・♪」
2人は楽しそうに踊ってる。
桃「(これって・・・ラブラブみたい♡)」
星野「お嬢様♪」
平井「坊ちゃま♪」
2人は手をつないだ。
2人「ハッ!・・・」[赤面]
顔が赤くなり、お互いに手を放した。
楓「松竹君、優しいね♪」
結木「あぁ」
沙織はマスクをしている。
拓斗「・・・・・・なぁ鈴木」
由美「ん?」
拓斗「あんな幸せそうな梅園の顔を見たことあるか?」
由美「ないわ・・・」
拓斗「俺たちは梅園の知らない一面を見られたんだ・・・これからはもっと仲良くなれるかもな!」
由美「・・・分からないよそんなこと! 第一、今更仲良くなろうなんて思わないわ・・・」
由美の顔は、少し不安があるかのよう。
拓斗「・・・」
リルム「よかったですわね! ヤマネさん」
ヤマネ「ふふ♪」

シャンボのパートナーの家
シャンボとパートナーさん「17、18シャーンボ!! 19、20シャーンボ!!」
シャンボ「21、22シャーンボ!!」
パートナー「23、24シャーンボ!!」
シャンボとパートナー「25、26シャーンボ!! 27、28シャーンボ!! う〜〜〜〜〜〜っ、シャンボ〜!!」
2人は、決まった。

終わり


■ アニス (151回/2013/02/05(Tue) 23:12:56/No5121)

第4話【フェアリーコンサート】には、登場しません。

第5話【激走!荒野の大レース】

いつものように、楓、結木、安純、松竹、沙織は学校から帰ってる途中に、自転車に乗っているミルモに会う。リルム、ムルモ、ヤシチも練習しているので、ミルモや楓たちに会う。その時、ビクルに出会う。ビクルはミルモたちをバカにする。怒ったミルモ、リルム、ヤシチ、ムルモ。

日曜日
楓たちの学校の屋上
ホトス「発表しまーす!! ただいまより、妖精学校自転車障害物レースを開催しまーす!! 発表しまーす!! エンマ先生の挨拶でーす!!」
エンマ「今日は皆、がんばってください! ちなみに、ガウンとバットでガウンバット〜・・・ってかー」
ミルモたち生徒「・・・」[汗]
先生は、ホトス、エンマ、タイク、ザマスの先生たちがいる。生徒は、ミルモ、リルム、ヤシチ、ムルモは勿論、ペータ、ビケー、マンボ、ガビン、ムーン、インチョ、サスケ、ハンゾー、ヤマネ、パピィなどなど、たくさんの生徒たちがいる。
ホトス「それでは、レースのルールを発表しまーす!! レースは町内を一周するコースで行われます!! コースの途中には、チェックポイントがあり、そこでは、課題が出されます!! 課題をクリアーできないと、先にはー進めません!! ちなみにー、レースの模様は、テレビ中継されまーす!実況は私、司会者妖精のホトス!! 解説は、来賓席にお揃いの皆さんです!!」
ジャーン!! 楓たちがいる。席は、沙織、安純、結木、楓、拓斗、由美、松竹、桃の順。
皆の服装は、アニメ通り。
由美の服装・・・上は緑、下は黄色のミニスカート、灰色の長い靴下。
拓斗の服装・・・上は黒、下は紺色の半ズボン、白の靴下。
楓「う、うふふふふ・・・どうも・・・^^;」
安純「せっかくの日曜日だっていうのに、どうしてこんなところにいなくちゃいけないのよー」
結木「子供の運動会を見に来る親の気分って、こんな感じかな^^」
安純は結木にしがみつき
安純「そうよね〜! 将来私たちに子供が出来たら〜、こうやって一緒に観に来ましょーね♡」
楓「!! あーーー!! 何言ってるのよ日高さん!! ダメー!! 放れてよー!!」
楓は結木と安純を放そうと必死になっている。
松竹「僕たちも観に来ようね、南さん^^」
桃「まぁ、香お兄ちゃまったら、こーんなオバさんのどこがいいのかしら!?」
楓[ガーン]「オ・・・オバ・・・○П○」
桃「フンッ!!」
松竹「^^;」
沙織「中学生って、もう若くないのかしら?」
由美「若いわ!! ただ、私たち小学生に比べたらオバさんなだけよ!!」
安純「ちょっとあんた、ケンカ売ってんの!?」[白目]

ホトス「発表しまーす!! スタートの時間です!!」
生徒は並んで
マンボ「どうだ!! 俺の自転車カッコいいだろー!!」
補助有りなのが目立つ。
ペータ「カッコ悪いべ・・・」
ビケー「フッ!」
マンボ「カッコ悪いって言うなー!!」
インチョ「私の計算では、優勝は私です!」
眼鏡がキラーンと光った。
ガビン[どよ〜ん]「僕はどうせダメなんだ・・・」
パピィ「ムルモにはレースなんて無理でちゅよ!」
ムルモ「何ででしゅか!!」[白目]
ムーン「・・・」
ミルモ「絶対に負けねーからな!!」
ビクル「フッ、まーだ勝つ気でいるばいか! バカな奴だばい!」
ミルモ「何だとー!!」[怒]
エンマ「位置にーついてーよーい、はもよいかってか・・・」
バン! ガクッ・・・インチョ以外皆こけた。インチョは進む。
ミルモ「しまった!! エンマ先生の性格忘れてたぜー!!」
ミルモとビクルも走る。

インチョ「うっほっほ〜い!! エンマ先生のギャグも計算済みで〜す!! 私の計算では、このコンピュータ●●●自転車に勝てる者はいませ〜ん!!」
後ろにミルモとビクルが走っている。
ミルモ「うぉ〜〜〜!!」
インチョはスピード速く曲がる。ミルモとビクルも曲がる。2人は、インチョには追いついていない。
ミルモ「うぉーーー!! 待てーぃ!!」
ビクル「負けないばいー!!」
後ろから自転車の音が聞こえてくる。ミルモとビクルが後ろを振り返る。そこには、自転車に乗っているムーン。ムーンは一気にミルモとビクル、インチョも簡単に抜かした。スピードは物凄く速い。
ミルモ、インチョ、ビクル「・・・П」[黒丸目]
インチョ「私の計算では、信じられません・・・П」

ヤシチ「うおーーーーーー!!」
ヤシチは頑張ってる。横にはヤマネがいる。ヤマネは一輪車で速く走り、ヤシチの周りも簡単に走ってる。
ヤマネ「流石はヤシチ兄様!! 速いでございます!! 凄いでございます!! ヤマネはヤシチ兄様のようには速く走ることはできませぬー!!」
後ろにサスケとハンゾーも走ってる。
ハンゾー「ダメなのらー!! このままじゃ追いつけないのらー!!」
サスケ「!! おっそうだ!! オイラたちの自転車を合体させれば速くなるぜー!!」
ハンゾー「分かったのら!!」
サスケとハンゾー「合体!!」
サスケ「うおー!!」
ハンゾー「のらー!!」
後ろのタイヤがくっついていて、当然のように動けない。
サスケ「ちっとも前に進まないぜ!!」
ハンゾー「おかしいのらー!!」

由美と拓斗はテレビを見ている。そこには、そのサスケとハンゾーの姿が映っている。
由美「バカ・・・」[汗](由美の眉毛が吊り上っている)
拓斗「・・・^^;」

ムルモも走っている。
ムルモ「お兄たまには負けないでしゅよ〜!! うわあぁぁ〜!!」
パピィは後ろからムルモの自転車を押している。
ムルモ「何するんでしゅか〜!?」
パピィ「もっと速く走りなちゃいよ!! 後が閊えてるじゃない!!」
パピィはムルモの自転車をバンバン押している。
ムルモ「だったら、さっさと追い抜いて行けばいいじゃないでしゅか〜!!」
パピィ「あら、照れなくてもいいんでちゅよ!! あたちと一緒に走りたいから、そうやって邪魔をしてるんでちょ!?」[赤面]
ムルモ「誰がでしゅか〜!!」

ムーンは公園の中に入って行き、ブランコの上から飛ぶ。インチョ、ミルモ、ビクルの順に走っている。ビクルはミルモを越した。

楓たちはテレビを見ている。テレビには、ミルモたちが映っている。
ホトス「発表しま〜す!! ただ今のトップはインチョ選手です!!」
楓「ミルモ〜頑張って〜!!^^」
安純「結木君、あ〜んして^^」
結木「・・・」[汗]
安純は結木におにぎりをやる。
楓「応援しなくていいの? 日高さん」
安純「うるさいわね〜!!」[怒]
安純は楓に顔を近くする。
楓[汗]
安純「あんたなんか〜、これでも食べてなさいよ〜!!」[白目]
安純は真っ赤な物(大きなネチネチしている梅干しみたいな物)を食べさせる。
楓「!!・・・んん〜・・・」
楓の顔が真っ赤になる。
楓「すっぱ〜い!!」

インチョはザマスのクイズに挑戦。そこには、ビクルも来た。インチョは正解して、通る。ビクルは不正解。ミルモは正解し、進む。ビクルは不正解。リルムは正解する。ビクルは不正解。

ヤシチは物凄いスピードで走っている。ヤマネは一輪車で一緒に走っていて、ヤシチのことをまたまた褒めている。ヤシチとヤマネはミルモとリルムを抜いた。ヤシチは「お前らにはこれをくれてやる〜!!」と言い、床に撒菱を散らかす。ミルモは見事に避けたが、リルムの自転車のタイヤは犠牲になる。次に、ミルモに煙幕を喰らわすヤシチ。だが、風で煙幕はヤシチの方に向いて、ヤシチは前が見えなくなり、壁にぶつかる。ミルモはヤシチとヤマネを抜いた。ヤマネは「やられる時は、やられるのでございますね」と言った。

アクミとラットが出てくる。その時、下でミルモが自転車に乗っているところを見る。インチョ、ミルモ、ビクルの順。ビクルはミルモに邪魔だと言い、ぶつかる。ミルモは倒れる。ビクルはミルモを抜かす。ラットはレースを利用することを言う。

ムーンは自転車ボロボロ、ムーン自身もボロボロになっている。だけど、自転車は動いている。後ろには、ガビンがいる。ガビンはネガティブなことを言う。

CM

ホトス「発表しまーす!! 現在のトップはインチョ選手、2番目はビクル選手が追走、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・まもなく、第2チェックポイントに着くところです!! 緊張感高まるこのレース、解説の皆さんから今後の展開をどう予想しますかー!?・・・!!」
楓たちは、ドヨ〜ンとなっている。
ホトス「発表しまーす!! 起きてくださーい!!」
楓と松竹の姿勢は悪くないのだが、目が瞑っている。安純は結木にしがみ付いている。由美と桃は机の上に頭を伏せている。しっかり座ってるのは、結木と拓斗と沙織だけ。

次はタイクのレース。インチョがやって来た。それは、自転車を背負って行くこと。インチョはギブアップ。ビクルはインチョを抜いた。

パピィはまだ、ムルモの後ろに付いて来る。ムルモは仕方なく、遠回りをすることにする。

ビクルは自転車を背負って行ってる途中に、アクミとラットの罠に引っかかる。ミルモも自転車を背負っている。

ヤシチとヤマネも背負っている。リルムはヤシチとヤマネを抜かした。

その時、クレープ屋の車が来る。ミルモ、リルム、ヤシチ、ヤマネは車が来る前にスピード速く、通る。ペータ、ビケー、マンボは自転車を背負いながら走ってる時、クレープの甘い匂いに誘惑されて、レースのことを忘れて、車に付いて来る。

ビクルの前に、アクミとラットが現れた。アクミとラットはビクルの力になってやると言う。ビクルは「お願いばい」と言う。

サスケとハンゾーは自転車に乗って走っている。
サスケ「やっぱり、普通に走った方がよかったぜ・・・」
ハンゾー「アニキとヤマネは先に行っちゃってるのら〜・・・」
その時、後ろから大きな猫が走ってる。
猫「にゃーおーー」
サスケとハンゾー「ん?」
ドッカーン!! サスケとハンゾーはぶつかって吹っ飛んだ。
サスケとハンゾー「うわーーーーーーー!!」

ミルモ、リルム、ヤシチ、ムルモは四角になり、倒れる。
ミルモ「でぇぇ〜やっと着いたぜ〜!!」
リルム「もう一歩も走れませんわ〜!!」
ムルモ「パピィからやっと逃げられたでしゅ!!」
ヤシチ「誰がこんなレースを考えたのだ〜!!」
ヤマネはしっかり立っていて、ぴょんぴょん飛んでいる。
ヤマネ「お見事です!! ヤシチ兄様〜!!」
エンマ「さて、ここで課題を発表するぞ!!」
エンマは土俵の上に立つ。
エンマ「因みにこれは土俵ってか〜!!^^」
ミルモ、リルム、ヤシチ、ムルモ、ヤマネ「・・・−−;」
・・・「うわああぁぁ〜〜〜〜!!」
ビクルは物凄いスピードで飛ばされて、エンマにぶつかった。
ビクルとエンマ「いたたたた・・・」
リルム「大丈夫ですか!? エンマ先生」
ミルモ「お前何て走り方してんだよ!?」
ビクル「必死に走っていたら、足が宙に浮いてしまったばい」
エンマ「あれ? 課題の入った封筒はどこじゃな?」
ビクル「ここですばい先生!!」
ビクルはエンマに封筒を渡す。
エンマ「おぉ!!」
ビクルは本物を後ろに隠している。アクミとラットは陰で見ている。
エンマ「それでは発表するぞーい!!」
ラット「どうやら、上手くいったようだな・・・」
エンマ「ここでの課題は、人間のパートナーがいる妖精は、パートナーと選手交代!! それ以外の妖精は、1時間のお昼寝じゃい!!」
ミルモたち「ええぇーーー!?」
エンマ「はて・・・こんな課題だったかな?」
・・・「うわぁぁぁーーーーーーーーーーー!!」
ミルモ「何だぁ?」
サスケとハンゾーがやってきた。ドッカン!!・・・壁に当たった。
ミルモ、リルム、ヤシチ、ムルモ、ヤマネ、エンマ、ビクル「・・・」[汗]

楓は携帯で話してる
楓「えぇ〜!? 私が代わりに出るのー? そんなの無理だよー!!」
由美「面白そう!!☆」
ミルモ「んなこと言わずに頼むぜ!! お菓子デパートの1年間無料チケットが手に入ったら、お前にも飴玉1個やるからよー・・・」
楓「でもー・・・」
リルム「お願いしますわ結木様!!」
ムルモ「松竹しゃんも出てくだしゃい!!」
ヤマネ「桃殿、お願い申しあげます!!」
ハンゾー「拓斗ー、出てほしいのら〜!!」
サスケ「由美ー、一生のお願いだぜ!!」
ヤシチ「安純ー、凶悪パワーでぶっちぎってくれー!!」
安純「誰が凶悪パワーよ!!」[怒&白目]
結木と拓斗「・・・仕方ないな<わかった>・・・」
楓「えぇ!? 結木君と拓斗君出るの?」
結木と拓斗「あぁ<はい>!」
結木「リルムの為だもんな!!」
拓斗「ハンゾーの為です!!」
楓「じゃあ、私も出る!!」
安純「結木君が出るのなら私もー♪」
松竹「僕と一緒に走ろうよ、南さん!!^^」
桃「ムッ」
桃は松竹にしがみ付く。
桃「香お兄ちゃまは桃と一緒に走るんですのよ!!」
由美「足の速さには自信あるもんねー!!♪」
沙織は微笑んで
沙織「皆、頑張ってね」

皆、体操服に着替えてる。由美と拓斗と桃の体操服は勿論、同じ。列は安純、結木、楓、拓斗、由美、松竹、桃の順。妖精は皆、パートナーの肩に乗ってる。
エンマ「位置にのついでに、どん!!」
皆、走る。皆、一緒の速さだが、拓斗がどんどんと先に進む。
楓「拓斗君、速〜い!!」
由美はムッとなって、速く進む。
ミルモ「関心してる場合か楓!! お菓子がかかってるんだからな!!」
結木も速く進もうとしている。
楓と安純「あぁ!! 結木くぅ〜ん!!」
楓と安純は結木を追いかける。
ミルモ「や〜っとやる気だしたみたいだな・・・」
松竹「あぁ〜南さぁん、待って〜!!」
松竹は楓を追いかける。
桃「あぁ!! 香お兄ちゃま!!」
拓斗はどんどん前に進む。
ハンゾー「拓斗ー、速いのら〜♪ これで僕がお菓子1年間食べ放題なのら〜!!☆」
由美「くそっ・・・流石野球部だな・・・」
サスケ「由美ー、早く拓斗を抜かしてほしいぜー!!」
由美「分かってるわよ!! うっさいなー」
速いのは、拓斗、由美、結木、楓&安純、松竹、桃の順番。
安純「ちょっと邪魔よ!! 南楓!!」[白目]
楓「日高さんこそ!!」[白目]
松竹「南さん、待ってよ〜!!」
桃「しっかり桃をエスコートしてくれないとダメでしょ!! 香お兄ちゃま」

アクミはタイクの前に現れて、タイクを眠らせた。

楓たちは走っている。速い順番は変わらない。
ミルモ「楓ー抜けー!! 今だ、チャンスだ行けー!! 拓斗を抜かせー!!」「・・・負けたぜお前らには・・・」[汗]

拓斗「あぁ!!」
由美と結木「あっ・・・」
皆、止まった。何とそこは、プールだった。プールの所には、かなり細い橋がある。
楓「えぇ〜!? これを渡るのー?」
ミルモ「いいじゃねーか。どうせ落ちたって濡れるだけだし」
ムルモ「頼むでしゅ!!」
ヤシチ「お菓子は目の前だー!!」
楓「でもー・・・」
安純「こんなの渡れるわけないでしょ・・・」
結木はリルムを見て、拓斗はハンゾーを見て、橋を渡る。結木、拓斗の順。
楓「結木くん!! 拓斗君!!」
結木と拓斗「待ってろよ、リルム<ハンゾー>・・・」
リルムとハンゾー「結木様ー<拓斗〜>♪」[キラキラ&うるうる目]
由美「ここまで来て負けてたまるか!!」
由美も進む。
楓「よーし!!」
楓も進む。
安純「あぁ、結木君・・・待ってー!!」
安純も進む。桃は松竹にしがみついて
桃「さぁ、またしっかりエスコートしてくださいませ♪ 香お兄ちゃま」
2人とも進む。皆、進んでいる。結木、拓斗、由美、楓、安純、松竹、桃の順。
アクミは上から見ている。
アクミ「ふふふ♪」
アクミは紫のカプセルを出して、プールの中に落とした。

カプセルがワニに変身した。
安純「本当に大丈夫なんでしょうね〜・・・この橋」
バシャ。ピラニワニが出た。
楓「今のは?」
結木「さぁ」
更に、たくさんワニが出てきた。
ピラニワニ「ワニー!!」
ピラニワニ「ワニー!!」
皆「!!」
ミルモ「何だコイツはー!?」
楓「ワニだー!!」
ピラニワニが楓たちが渡っている橋を食べている。
安純「何でこんなもんが学校のプールにいるのよー!?」
由美「これも障害物のせいー!?」
橋が壊れた。
皆「うわあぁぁっ!!」
プールに落ちた。ミルモたち妖精は団扇を使ってる。
ミルモ「楓ー!!」

RRRR〜♪ 目覚まし時計。
ビクル「ふあぁぁぁ〜〜・・・よく寝たばい〜!!」

ビクルは自転車に乗っている。
ビクル「だけど、これで本当に勝てるばいか?」

楓たち「プハッ」
楓たちはプールの中から顔を出した。
ピラニワニ「ワニー!!」
ピラニワニ「ワニー!!」
ミルモ「危ね〜!!ミルモでポン!!」
カアァァァ。大きな金魚掬いを出した。
リルムとムルモ「リルム<ムルモ>でポン!!」
カアァァァ。網を出した。
ヤマネ「忍法ーすもどりの術!! てい!!」
ミルモたち(ヤシチ、サスケ、ハンゾーは除く)は、ピラニワニと戦っている。
楓たち「・・・」[汗]
ヤシチ「待ってろよー安純!! 今、拙者が助けてやるぞー!! ヤシチでポン!!」
カアァァァ。のんびりと釣りをしている。
安純「それじゃあ間に合わないでしょ!!」[白目]
サスケ「オイラも戦うぜ!! サスケでポン!!」
カアァァァ。サスケは水鉄砲を出し、ピラニワニに攻撃するが、鉄砲から水がなくなった。
サスケ「え・・・?」
その時、サスケはピラニワニから攻撃された。バチッ!!
サスケ「わあぁぁ〜〜!!」
ポチャ。サスケは水に落ちた。
由美「・・・−−;」
ハンゾー「よくもサスケを・・・。ハンゾーでポン!!」
カアァァァ。ハンゾーは棒を出して、ピラニワニを叩きつける。
ハンゾー「えいえいえい!!」
しかし、ピラニワニから棒を壊された。バキッ!!
ハンゾー「あぁ!!」
ハンゾーもピラニワニから攻撃されて、水に落ちた。ポチャ。
拓斗「ハンゾー!!」
拓斗はハンゾーを捜そうとしているが、見つからない。
安純「本当に役立たずね〜」
拓斗「!・・・」
拓斗は安純を睨む。

上からホトスと沙織が見ている。
ホトス「どうすればいいのでしょー?」
沙織「私たちも行きましょう!!」
ホトス「発表します!! そうしましょう!!」
ホトスと沙織は行く。

ワニ「ワニワニー!!」
金魚掬いと網が破けた。ミルモたち、妖精は団扇で飛んでいる。
ミルモ「どうなってんだー!?」
ヤシチ「誰かに操られてるみたいだぞー!!」
・・・「へへへへへ」
ミルモとヤシチ「!!」
そこには、絨毯に乗っているアクミがいる。
ミルモ「あー!! アクミ!! じゃあこれは、お前の仕業かー!!」
アクミ「決まってんじゃん!! そろそろとどめを刺してやるよ!! それー!!」
多くのピラニワニは楓たちのところに近付く。楓、結木、安純、由美、拓斗は1人でいる。松竹と桃はくっついている。
ミルモ「あれを何とかしないとピラニワニは捕まんないな!!」
リルム「どうしたらいいんですの!?」
・・・「何の騒ぎばい?」
ビクルの声。
ミルモたち「ん?」
ビクルは自転車に乗っている。
アクミ「あんたのおかげでうまくいったよ!!」
ビクル「いぃ〜?」
アクミ「あんたがエンマから課題をすり替えてくれなかったら、こんなチャンスはなかったじゃん!!」
ミルモ「お前そんなことしたのかー!!」
ヤシチ「卑怯な手を使うとは許せん!!」
ビクル「僕はただ勝ちたかっただけばい・・・。こんなことになるなんて、知らなかったばい・・・」
アクミ「ピラニワニー!! 終わりにしなー!!」
ピラニワニたち「ワニワニワニー!!」
ピラニワニたち「ワニワニワニー!!」
多くのピラニワニは楓たちのところに来る。
楓たち「あぁぁ〜〜〜!!」
ミルモ「楓ー!!」
ビクル「・・・!」
ビクルは自転車を動かす。
ビクル「うおぉぉぉ〜〜〜!!」
宙に浮いて、アクミの所に来る。
アクミ「あぁぁ・・・」
アクミにぶつかる。
アクミ「いやあぁぁ〜〜〜!!・・・キラーン」
アクミは吹っ飛んだ。キラーン・・・
ピラニワニは小さくなり、大人しくなって、プールの中に落ちていく。
ピラニワニたち「ワニワニワニワニ・・・」
楓たち「・・・」
ミルモ「今だ!! ミル、ミル、ミルモでポン!!」
カアァァァ。水が噴水のように、出てきた。楓、結木、安純、松竹、由美、拓斗、桃は大きなシャボン玉の中に入っている。ピラニワニは金魚になった。
ミルモ、リルム、ヤシチ、サスケ、ハンゾー、ヤマネ「フィ〜・・・」
ムルモ「ピラニワニが金魚に戻ったでしゅ!!」

ビクル「ごめんばい。勝ちたくてつい、悪い誘いに乗ってしまったばい・・・」
ヤシチ「そんなことで許されると思っているのか〜!?」
ミルモ「まぁいいじゃねぇか〜。楓たちも無事だったんだしよ!!」
楓「うん!!^^」
ビクル「許してくれるばい?」
皆、微笑んでる。
ミルモ「これからは正々堂々とやれよな!!」
ビクル「・・・・・・うんばい!!^^」
ミルモ「んじゃあレースの続きすっか!!」
ミルモはビクルに手を差し出す。ビクルはこの手を受け取る。
ビクル「負けないばいよ!!」
ミルモ「俺もだぜ!!」
2人は握手する。
ホトス「発表しま〜す!!」
ミルモ「ん?」
ムーンとガビンがゴールに進む。
ミルモ、リルム、ヤシチ、ムルモ、サスケ、ハンゾー、ヤマネ「へ・・・?○П○」
ムーンとガビンはゴールした。
ホトス「優勝はムーン選手です!!」
ミルモ、リルム、ヤシチ、ムルモ、サスケ、ハンゾー、ヤマネ、ビクル「そ、そんなぁ〜○П○」[ガ〜ン]
ミルモ「お菓子が・・・お菓子デパート無料券がぁ〜○П○・・・ガクッ」[涙]

終わり


■ アニス (152回/2013/02/10(Sun) 17:06:48/No5127)

第6話【野生のしゃけびでしゅ】、第7話【素直なフェアリー・ミルモ?】、第8話【小金持家の悲劇】には、登場しません。

第9話【すれ違う兄弟】

沙織は1人で登校している。その曲がり角を曲がろうとした時、誰かにぶつかった。ドン。
・・・「ってーなー・・・」
その声は怖い。
沙織「ご、ごめんなさい!!」
沙織は少しずつ顔を上げた。相手は、背が高く、学ランはかなり乱れている。彼は、高校生くらいだ。男子高生の容姿は、顔はごく普通、瞳の色は茶色、紙の色は黄土色、紙の長さは肩より少々長い。
ヤンキー「ん?」
ヤンキーは沙織の顔をじ〜〜〜〜〜っと見る。
沙織「・・・あ、あのー、何か」
ヤンキー「どっかで見たような顔だな・・・。つーかよ〜、君、超かわいくね? いや、めちゃ可愛い」
沙織「・・・」
ヤンキー「可愛いから特別に許すよ♪ だーかーらー、俺に付き合ってよ!!」
沙織「ごめんなさい!」
沙織は行こうとしたが、ヤンキーに手をがしっと捕まえられる。
沙織「放してください!!」
ヤンキー「可愛い顔して頑固だな〜・・・。付き合い悪いよ君〜」
ヤンキーは沙織のお腹をパンチした。ゴブッ!!
沙織「うっ・・・」
沙織は辛そう。

由美たちの学校
昼食時間。キーンコーンカーンコーン・・・。沢山の人が廊下にいる。由美と千草と美保も廊下に出た。
千草「やったやったーお昼お昼♪」
由美「お腹空いた〜・・・」
美保「急ごう! 早くしないと、焼きそばパン売り切れちゃうよ!!」
由美たちは走ろうとしたとき
・・・「森ー!!」
由美たち「ん?」
呼んだのは担任。
森「はい!!」
何と、あの沙織の隠れファンの森学(もりまなぶ)。
担任「クラス皆の名簿にチェックを入れてもらっていいかな?」
担任は森に名簿の紙を渡す。森は受け取る。
森「はい!!」
担任「本当にお前は頼りになるな。お前はこの学校の誇りだ!!」
森「そんなことはありません!! 当然のことをしてるまでです!! いつもお役に立てて光栄です!!」
由美たち「・・・」
千草「本当に森君って、どの先生からにも期待されてるよねー・・・。頭いいし、皆にも平等だし」
美保「でもあの森君が江口沙織のファンだったもんねー・・・」
由美「以外だったねー、あれは・・・」

拓斗は弁当を持って、廊下を歩いてる。サスケとハンゾーは拓斗の頭に乗ってる。
ハンゾー「今日は屋上で食べるのら〜?」
拓斗「あぁ♪」
拓斗は階段を上る。上り終わったら、ドアを開ける。ガチャ・・・
サスケとハンゾーと拓斗「!」
ヤマネと桃がいる。
サスケ「ヤマネ!!」
ヤマネ「サスケ先輩! ハンゾー先輩!」
拓斗「梅園もここでお昼か?」
桃「そうよ。一緒に食べましょう」
拓斗「あぁ、そうしよう」
ハンゾー「やったのら〜!!」

サスケとハンゾーとヤマネは3人で話してる。
拓斗と桃「・・・」
桃「鈴木さんは、藤井さん(千草)と松尾さん(美保)と食べてるんでしょ」
拓斗「あぁ。・・・梅園」
桃「ん?」
拓斗「明日からお昼、一緒にどうだ?」
桃「いいわね〜!!」
拓斗は微笑む。拓斗は桃のお弁当を見る。桃の弁当は豪華。
拓斗「梅園の弁当は美味しそうだな」
桃「ありがとう! 香川君のお弁当も美味しそうじゃない♪ ねぇねぇ、何か交換しない?」
拓斗「いいな♪ じゃあ卵焼きあげるよ」
桃「わぁ☆ じゃあ桃は、このハンバーグをあげるね!!」
拓斗「ありがとう」
桃は拓斗の卵焼きを食べる。
桃「・・・・・・! 美味しい!!☆」
拓斗「ばあちゃんが作った卵焼きは評判いいんだよ」[赤面]
桃「へぇ〜♪ おばあ様がご飯作っているのね〜!・・・素敵だわ♡」
拓斗「そうかな・・・」[赤面]

キーンコーンカーンコーン・・・
サスケ「ヤマネー、一緒に帰ろうぜ!!」
ヤマネ「はい!!」
由美「全くー・・・」
桃「帰る時はいつも早いんだから」
由美「ほんとほんと」
2人は教室を出る。サスケは由美の肩、ヤマネは桃の肩に乗ってる。
千草と美保「・・・」
千草「由美って、梅園さんと仲良くなったよね・・・」
美保「うん・・・。前までは梅園さんのこと、嫌いだったのにね・・・」
千草「私は梅園さんと話合わないから無理!!」
美保「私も。香川君とも3人で話してるよね」

桃は星野の車(ピンク)に乗ってる。
サスケ「じゃあな、ヤマネ!!」
ヤマネ「また明日でございます!!」
由美「じゃあね、梅園さん!!」
桃「御機嫌よう!!」
桃は車の戸を閉めた。ブーーー・・・車は行った。
由美「明日学校に行けば休みだぁーーーー!!☆」
サスケ「由美ー、腹減ったぜ」
由美「はいはい、帰ったらおやつにでもするか♪」
サスケ「やったぜ!!」
サスケと由美「!!」
少し離れた目の前にあのヤンキーが1人で胡坐をかいている。
サスケ「怖そうだぜ・・・」
由美「目を合わせないようにすればいいんだよ・・・」
由美はヤンキーを抜かす。
ヤンキー「おい」
由美は無視して行く。
ヤンキー「おいっつってんだろ!!」
由美「何?」
ヤンキー「あんた、結構可愛いじゃねーか♪」
由美「へぇー、見る目いいじゃないの☆☆」
ヤンキー「勉強好きか?」
由美「はぁ? 勉強? 好きじゃねーよ」
ヤンキー「やっぱりそうだろ!!」
由美「で、何でそんなこと聞くわけ?」
ヤンキー「弟がすんげーうぜーんだよ」
由美「弟? 弟いるんだぁ・・・どーせ、あなたみたいな荒れてる人なんでしょ」
ヤンキー「ちげーよ。俺のでぇっ嫌い(大嫌い)なタイプだ。すんげー地味でつまんねー奴さ」

翌朝
楓、結木、安純、松竹、由美、拓斗、沙織と登校している。妖精たちはパートナーの肩に乗ってる。
楓「へぇー、不良ねぇ〜・・・」
安純「最近、どこでもいるじゃないの」
ミルモ「やっぱ、印象は怖そうな奴だったか?」
サスケ「怖かったぜ」
沙織「・・・」
曲がり角で森に会った。
楓たち「!!」
森「あっ! 鈴木さん、香川君、おはようございます^^」
由美「おっはよう♪」
拓斗「おはよう!」
沙織「学君、久しぶりだね^^」
森「!! さ、沙織さんっ!!」[赤面]
楓「テレビ局以来だね♪」
森「僕のようなものを覚えていてくださったんですね!!」[赤面]
沙織「えぇ。新しく出来た友達ですもの♪」
森「い・・・いえ、そんな・・・(くぅ〜〜〜〜〜〜、やっぱり可愛い〜〜〜〜♡♡)あ、あの・・・」
沙織「何?」
森「明日の朝、10時に僕の家に遊びに来てください!! 忙しいのは分かってますけど・・・もし、よかったら・・・」[赤面]
沙織「行くわ^^ 喜んで♪」
森「あ、ありがとうございます!!(あぁ〜、僕って幸せ者だぁ〜〜〜☆☆☆)」[涙]
ミルモ「学って、相変わらず沙織の大ファンなんだなー」
リルム「個人の自由ですわ♪ それだけ学様は沙織様に対しての愛が深いのですわ!!」
ヤシチ「真面目な奴ほど、真面目に恋するって言うしなー」
森「さっきは何を話してたんですか?」
由美「あーあのね、昨日の帰りに不良の奴に会ったんだよ。髪は女みたいに長かったしさ〜」
沙織と森「!!」
沙織「・・・」
森は小声で
森「もしかして・・・」
結木「どうかしたのか?」
松竹「心当たりでもあるの?」
森「い、いえ・・・そんなことはありません・・・」
森の顔は深刻になってる。

由美たちの学校
授業中。由美たちのクラス(6年3組)は、算数の時間。
森「うへへへ・・・♡」
森は鼻の下を伸ばしている。
担任「よぉ〜し、これはかなりの難問だが・・・森!! トップクラスのお前なら出来るだろ!!」
森「でへへへへ〜♡」
森の隣の席の女の子(髪型は二つ結びで茶色)「ゲッ・・・」[汗]
女の子は、森を見て、そう言っている。眉毛が吊り上っている。
担任「おい森!!」
森「へへへへ〜〜沙織ちゃぁ〜ん♡」
由美「ん?」
拓斗と桃も森の方を見る。サスケ、ハンゾー、ヤマネも見る。皆、見る。
担任「・・・」[怒]
担任はイライラしてきて、森の所に来る。
担任「・・・・・・森ーーーー!!」[怒]
森「!!・・・は、はい・・・」
森は幸せの世界から目が覚めた。
担任「はいじゃないだろ!! お前が授業中に話聞いてないなんて一体、どうしたんだよ!?」[汗]
森「すみません・・・。それで、何でしょうか?」[汗]
担任「あの問題を解いてくれないか?」[汗]
森は黒板の方を見る。
森「分かりました!!」
森は黒板の方へ行き、難問をスラスラ解いていく。
森「出来ました!!」
担任「正解。戻っていい」
森「フッ! 当然です!!」
森のメガネがインチョのメガネのように、キラーンと光った。
由美「インチョみたい・・・」[汗]
サスケ「本当に変な奴だぜ」[汗]

休み時間
由美と拓斗と桃は一緒に話している。拓斗の席にいて、拓斗は椅子に座っていて、由美と桃は立っている。サスケ、ハンゾー、ヤマネは拓斗の机の上に乗ってる。
由美「それで麻利がね〜・・・」
森は歩いている。由美たちの近くを通って
森「うへへへ♡」
サスケや由美たちは振り向く。
拓斗「森・・・」
桃「さっきはどうしてボーっとしてたのよ!! 森君らしくなくってよ!!」
森「え・・・えぇ!? それは・・・」[顔真っ赤]
由美「明日、沙織ちゃんが森君ん家に行くの。それで、浮かれてるだけよ」
桃「沙織ちゃん・・・あぁ〜お兄ちゃまのお友達ね!!」
森「な、何か文句でもありますか!?」[赤面]
由美「あるなんて一言も言ってないじゃないの−−;」
森「あぁ〜明日が待ち遠しいですぅ〜♡♡ 今夜は眠れそうにないなぁ〜♡」
由美と拓斗と桃「・・・−−;」
森は由美たちをキッと見て
森「君たちはお誘いしませんので、そのつもりで!!」
由美「誘われなくて結構よ!!」
桃「誘われても行くつもりなんかなくってよ!!」
拓斗「・・・」[汗]
由美と桃の眉毛が吊り上っている。
森「それはよかったです!! あぁ〜沙織ちゃぁ〜ん♡♡」
由美と拓斗と桃「・・・−−;」
由美「ず〜っと1人でそうしてろよ−−;」[怒]
桃「桃には香お兄ちゃまがいるからどうでもよくってよ−−;」[怒]
ヤマネ「・・・」[汗]
ハンゾー「本当に分からない人なのら〜・・・」
サスケ「うるさいだけだぜ」[汗]


森の家(一軒家)
森の部屋には、沙織がフルートを演奏してる姿の大きなポスターが貼ってある。沙織のCDや沙織から貰った色紙、DVDなどなど、沙織グッズがいろいろある。
森「ふふ・・・ふふふ♡」
電気を消して、ベッドの布団に入った。
森「明日は沙織ちゃんと・・・あの沙織ちゃんと♡・・・えへへへ^^」[赤面]

翌朝
沙織は地図を見ている。
沙織の服装・・・白と赤のワンピース(アニメでも着ている)
沙織「ここだわ」
森の家に着いた。ピンポーン。ドアが開いた。
森「お、おはようございます!!」[赤面]
沙織「おはよう^^」
森の服装・・・上は黄色、下は水色の半ズボン、灰色の靴下。
森「(沙織ちゃんが僕の家に・・・僕の家に☆☆)どうぞ上がってください。父も母も待ってます!!」
沙織「お邪魔します」
ドタドタドタ・・・
沙織「!!」
森の父「ほ、本当に・・・本当に江口沙織ちゃんだ♪」
森の母「江口沙織ちゃんなのね!!」
沙織「は、はい!」

森の父
●痩せてて、頭は森にそっくりで、眼鏡をかけてる
●髭が生えてる

森の母
●ポッチャリしてて、眼鏡かけてる
●優しそうで、森にそっくり

森の父「この間、一が沙織ちゃんから貰ったサインを見せてな・・・。よかったら、おじちゃんにもサインをくれないかな・・・?」
沙織「はい!!」

テーブルの椅子に座っている。テーブルの上にはチーズケーキと紅茶がある。
森の母「こんなものしかないけど」
沙織「いいえ! とても嬉しいです。ありがとうございます^^」
森の父「いや〜、本当に綺麗だね〜♪ こーんな綺麗な有名人さんが家(うち)に来てくれるなんて♪ 本当、学にはもったいない」
森「と、父さん!!」[怒]
沙織と森の父「はははは^^」
ガチャ・・・
沙織「ん?」
森の父「帰ってきたな・・・あの馬鹿息子・・・」
・・・「母さんー、飯ー!!」
森の母「・・・」
森の母は困ってる。ガラ・・・
沙織「!!(あっ・・・)」
なんと、あのヤンキーがいる。
森の父「良太!! 何だその頼み方は!!」
良太「っるっせーなー・・・!!」
良太は沙織に気付いた。
良太「お前は・・・」
森「え・・・」
良太は沙織の腕を持って、沙織を連れて行く。そして、逃げる。
森の父と森の母と森「!!」
森の父「コラ、良太ー!!」
森「・・・」
森も走る。
良太の服装は学ラン。服装は相変わらず乱れている。

CM

そこは、自然がいっぱいの山で、誰もいない。良太は止まって、沙織の手を放した。
沙織「ハァ・・・ハァ・・・」
良太「ここまで来れば・・・」
沙織「あの・・・どうして私を・・・」
良太「決まってんだろ・・・。俺はお前の腹を殴った。それを知られたくねーからだよ」
沙織「・・・それで私をここまで」
良太「そうだよ。俺の親父や母ちゃんにチクろうとしてただろ」
沙織「そ、そんなつもりじゃ・・・」
良太「お前、江口沙織だろ」
沙織「はい」
良太「やっと分かった。俺ん家に居た時からな。学はお前のファンだからな」
沙織「良太さんは学君のお兄さんですよね」
良太「あぁそうさ。アイツ、マジうぜーし、邪魔な存在だし、地味だし、いっちょいっちょ何か言っくるしよー・・・」
沙織は良太を睨む。
沙織「学君はとてもいい子です!! あなたとは兄弟とは思えないくらいにしっかりしていますし、とても優しい男の子です!!」
良太「・・・」
沙織「良太さんはさっき言いました。学君はいちいち何か言ってくると・・・。それは、良太さん、お兄さんの為を思っての忠告だと思います!! お父さんとお母さんだってそうです・・・」
良太「ケッ・・・分っかんねーなー。俺が何やろうと俺の自由じゃねーか」
沙織「・・・」

森「沙織さーん!! ハァハァ・・・どうして沙織さんを・・・」
・・・「学君!!」
森「!!」
楓と結木と安純と松竹がいる。妖精たちは、パートナーの肩に乗ってる。
楓の服装・・・上はオレンジと白、下は緑のミニスカート、白の長い靴下。
結木の服装・・・上は青、下は茶色の長ズボン。
安純の服装・・・上は赤と白、下は緑のミニスカート、黒の長い靴下。
松竹の服装・・・上は黄色、下は赤の長ズボン。
森「皆さん!!」
松竹「あれ? 江口さんと一緒じゃないの?」
森「その沙織ちゃんを捜してるんです!!」
結木「え?」

沙織と良太は座って、景色を見てる。それはとてもいい景色。
沙織「あの・・・良太さんは学君が嫌いですか?」
良太「あぁ・・・嫌いさ・・・。つーか、アイツが俺のことを嫌ってるさ」
沙織「どうしてそう思うんですか!?」
良太「そっちの方がいいからだよ。アイツのことなんてどうでもいいだよ、マジで」
沙織「どうしてそんなこと言うんですか!?」
良太「お前に何が分かる!?」
良太は怒鳴った。
沙織「!・・・学君の為に言ってるだけです。あなたは学君の何を分かってるんですか!?」
良太「・・・・・・お前よりは分かってるよ」
沙織「!・・・そうですよね。ごめんなさい。・・・だけど、兄弟なら仲良くしなければなりません!!」
良太「気色わりーこと言うなよ」
沙織「・・・」

楓「沙織ー!!」
結木「江口―!!」
安純「いたら返事しなさいよー!!」
松竹「江口さーん!!」
森「沙織さーん!!」
皆「・・・」
森「すみません・・・僕がもっとしっかりと・・・」
安純「本当よー全く・・・」
結木「学君は悪くない・・・でも何で江口を」
楓「学君のお兄さんってどういう人なの?」
森「やめてください・・・。僕、アイツのことを兄とも何とも思いたくありませんし、答えたくもありません・・・」
楓たち「・・・」
楓「行こう^^」
森「はい・・・(何で・・・何であんな風に・・・昔はあんなんじゃなかったのに・・・毎日、あそこで一緒に遊んでて・・・)」[ピクリ]「(あそこ・・・)皆さん、沙織さんの居る場所が分かりました!!」
楓たち「えぇっ!?」

自然
良太「おい」
沙織「ん?」
良太「何でお前まで俺に忠告してんだよ。別に兄弟でも何でもねーだろ」
沙織「理由なんてありません。そうしたら、学君も喜ぶから・・・」
良太「・・・」
・・・「沙織ー!!」
楓の声。
沙織「楓!! 学君!!」
楓たちは走って、着いた。
森「やっぱり、ここでしたか・・・ハァ・・・ハァ」
沙織「どうしてここが?」
良太「・・・何しに来たんだコラ」
楓「学君のお兄さんは何処?」
森「この人です・・・」
楓たち「えぇ〜っ!?」
ミルモ「全然似てねーな」
ムルモ「僕とお兄たまが似てないのと一緒でしゅ♪」
ミルモ「どーゆー意味だコラ!!」[怒]
森「沙織さん、大丈夫でしたか? 何もされませんでしたか?」
森は心配してる。
沙織「うん! 良太さんと一緒にいる時、すごく楽しかったわ! いろんなこと話せたし♪」
良太と森「!!」
楓「どんなことを話したの?」
森「聞きたくもありません!!」
良太「俺と話していて楽しかっただぁ? 俺、お前の腹を殴ったじゃねぇかよ」
楓たち「えぇっ!?」
沙織「・・・」
森はカッときて、良太のお腹に頭突きをした。
楓たち「!!」
沙織「学君!!」
森「馬鹿ーーー!! 馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!!!! 何でそんなことをするんですか!! 沙織さんが何かしたんですか・・・今すぐ謝れ!! 謝れーーーー!!!」
森の目には涙が溢れてる。
良太「・・・」
楓「学君・・・」
ミルモたち「・・・」
森「早く謝れ!! どうしていつもいつも・・・人が困るようなことを・・・うっ・・・ひっく・・・」
森は魂が抜けたようにがっくりと下に座り込む。沙織は微笑んで
沙織「もういいわ^^ 私、大丈夫だから」
森「ちっともよくありません!! 僕は沙織さんに合わせる顔がありません・・・」
良太「大体、いい子になって何の得になるんだよ」
楓「え・・・?」
良太「俺はお前らみたいないい子が大嫌いなんだよ!! 勉強とか正義とかアホくさいだけじゃねぇか!!」
良太は怒鳴った。
沙織「良太さん・・・」
良太「お前らに俺の気持ちなんて分からねぇよ・・・。俺だって、昔はこんなんじゃなかったんだよ!!」
良太は木を蹴る。ドコッ!!
ミルモや楓たち[ビクッ]
良太「あ〜やってやれっか!! ドイツもコイツも・・・皆消え失せろってんだ!!」
森「うぅぅぅ・・・うわぁぁぁ〜〜〜!!」
森は号泣している。
良太「泣けばいいと思いやがってよ・・・。お前はいつもそうだ・・・。気に入らねぇんだよ!!」
良太は森を蹴る。げしっ!! 森は吹っ飛ぶ。
皆「!!」
沙織「学君!!」
沙織は森の側に行く。
沙織「何するんですか!!」
良太「うるせーんだよ!! お前は黙ってろ!!」
楓「嫌です!!」
良太「あぁ?」
楓「どうして・・・どうしてそんなことをするんですか!?」
良太「人に優しくしても意味ねぇんだよ!! こうやって自分の思ったとおりに生きていく方がず〜っと幸せじゃねぇかよ!! 」
安純「呆れた!!」
ヤシチ「安純・・・」
安純「何があったか知らないけど、いつまでもそうやっていじけてるわけ!? ガキみたい・・・。子供がそのまま大きくなるようなものね!!」
良太「んだとコラ〜!!・・・」
良太は落ち着いて
良太「てめぇらに俺の何が分かるんだよ・・・。皆、俺をバカにしてたんだよ・・・」
楓「え・・・?」


−−−回想−−−
そこには、小学生の頃の良太と小さい頃の森の姿がある。学はそんなに変わっていないけれど、良太は現在よりも髪が短く、優しそうな男の子。
良太「学は本当に頭がいいなぁ〜!!」
森「そんなことないよ。僕はお勉強が大好きなだけ!!」
良太「僕なんて、全然ダメだもん。この前だって、簡単な問題が出来なくて皆にバカにされちゃったから・・・」
森「それはバカにする人が悪いよ!!」
森のお父さんが出てくる。森のお父さんは現在よりも、若い。
お父さん「良太は良太、学は学じゃないか。気にするな!」
良太「でも僕は嫌。そうだ!! 僕は来年、中学生になるから、中学生に向けての勉強を今日から頑張るよ!!」
お母さんが出てくる。お母さんは相変わらず、太っているけど優しい容姿。
お母さん「あら、お母さん嬉しいわ^^ あまり無理せずに頑張ってね」
森「僕も応援するよ!!」
良太「ありがとう!! よぉし、学、今日もあの山で遊ぼうぜ!!」
森「うん!!」

2人は、山で追いかけっこをしている(良太が沙織を連れて行った山)。
良太「おい待てよ〜!!」
森「や〜だね〜。ここまで追いで〜!!」
良太「言ったなぁ〜!!」


良太は、部屋で頑張って勉強をしている。そして、夜遅くまで頑張ってる姿がある。

そして、スタンドを点けたまま、寝ている姿。

学校(由美たちが通っている学校と同じ)
担任(太っていて、髭が生えてる男)「それでは、テスト始め!!」
良太は、必死になって頑張っている。どうやら、スラスラ解けている様子。
良太「・・・」

担任「よぉし、この間のテスト返すぞ!!」
良太「・・・」[汗]
良太は緊張している様子。

良太「やったぁ〜〜!!」
良太はつい、大きな声を出してしまった。クラスの人たちは良太を見る。
クラスA「うるせーなー。どうしたんだよ」
良太「点数が上がったんだ!! いい点が取れたんだよ!!」
クラスB「あぁ? バカなお前が良い点なんて取れるわけねぇだろ」
3人は良太の点数を見る。何と、65点。
3人「プッ・・・」
3人は笑う。
3人「あははははははは・・・」
良太「何が可笑しいんだよ!?」
クラスC「65点なんて悪過ぎだろ!! お前、やっぱりバカじゃねぇのか!!」
良太「僕は精一杯頑張ったんだよ!! 始めてだよ、こんな点数取ったのは!!」
クラスA「あ〜はいはい。お前にとってはいい点なんだろ」
良太「!・・・」
良太は落ち込む。担任がやって来る。
担任「お前ら、人の点数をバカにするな」
クラスA「へいへい」
担任「森、お前はよく頑張った!! だけどお前はどんなに頑張っても弟の学君のようには、出来は良くない!! あまり調子に乗るな!!」
良太「!!・・・」
良太は深く傷付く。
担任「来年は、お前も中学生だ。今のお前の成績じゃ通知表は2だな」
クラスの皆「どははははははは・・・」
クラスの皆はかなり爆笑する。
良太「・・・」

良太は1人でポツンと帰ってる。
良太「どうせ僕はダメさ・・・。どんなに頑張っても、どんなに人に優しくしても何の意味もない・・・。何だよ皆、ふざけんなよ・・・。皆、嫌いだ・・・。皆、嫌いだぁ!!」

そして、春。桜が咲いていて、中学校の入学式。

良太の学ラン姿。しかし、髪は伸びていて、服装はかなり乱れている。シャツ出し、腰パン、靴の後ろを踏んでいる。良太は完全に笑顔を失くしている。


良太「ふざけやがって・・・ふざけやがって・・・!! 何様なんだよ、あの教師・・・。勉強できるから何だってんだよ。何だよ、学ばかりいい思いしやがって・・・」
楓たち「・・・」
良太「何黙り込んでんだよ!? 可笑しすぎて言葉が見つかんねぇだろ!! 笑いたけりゃ笑えよ!! このダメ人間を・・・さぁ、どうぞ笑えよ!!」
森「笑えませんよ・・・」
ミルモや楓たち「!・・・」
良太「あぁ? いつもいい子ぶってんじゃねぇよ・・・」
森「そんなんじゃありません。僕はあなたのことを何も分かってなかったんです・・・。ごめんなさい・・・」
良太「・・・」
良太の顔色が少し変わる。
沙織「学君・・・」
良太「何でお前が謝ってんだよ。悪いのは、俺の方なのに・・・。バカじゃねぇのか・・・」
森「バカはあなたですよ・・・」
良太「・・・・・・そうだな。江口沙織」
沙織「はい!」
良太「昨日は腹殴って悪かったな」
沙織は首を横に振り
沙織「良太さん・・・」
沙織は嬉しい顔になる。皆も嬉しい顔になる。
森「うっ・・・うわあぁぁぁ〜〜〜〜!!」
森は幼稚園児のように号泣する。
良太「おい、また泣くかよ。この泣きべそ」
森「だ、誰のせいですか・・・」
良太「俺だよ・・・つーか、お前や父さんや母さんにはたくさんと嫌な思いをさせたな」
森の目は前髪で隠れて
森「ありがとう・・・お兄ちゃん」
沙織「学君♪」
良太「あぁ〜? 何て言ったんだぁ!?」
学「分からなくていいんですよ!!」
良太「バーカ! お前なんか嫌いだよ」
森「ぼ、僕だって、お兄ちゃんのことなんか大っ嫌いです!!」
皆、微笑む。
ミルモ「ま、一件落着だな♪」
楓「学君、良太さんのこと、嫌いって言いながらもちゃんとお兄ちゃんって言ってるわね♪」
結木「あぁ、学君は今、嬉しい気持ちで一杯なんだよ♪」
松竹「うん♪」
安純「ヒヤヒヤしちゃったわ」
森「沙織さん、少し時間空いてますか?」
沙織「うん♪」

翌日
楓、結木、安純、松竹、沙織は登校している。妖精たちは、パートナーの肩に乗ってる。
楓「昨日は本当によかったよ。学君と良太さんが仲直りして♪」
結木「あぁ」
松竹「これからは昔のように仲良くなれるかもね♪」
楓「うん^^」
沙織「本当によかった・・・。本当に♪」
・・・「おはようございます!!」
森の声。
楓たち「ん?」
後ろを振り向いたら、森がいる。
楓「おはよう!!」
森は沙織を見る。
沙織「おはよう」
しかし、その隣には、学ランがきちんとしていて、髪の毛は森と同じくらいの長さの男の子がいる。
ミルモ「ん?」
ヤシチ「そいつ、誰なのだ?」
安純「さぁ?」
松竹「ねぇ、学君の隣にいる人は・・・?」
森「あはは、お兄ちゃんです^^」
ミルモや楓たち「えぇぇ〜!?」
リルム「良太様〜!?」
良太「よぉ・・・」[赤面]
何と、良太はかなり真面目な青年になっているかのよう。
楓「良太さん・・・」[汗]
安純「昨日とは別人のようだわ。変われば変わる者ね・・・」[汗]
良太「やっぱり、変だよな・・・」
沙織「そんなことありません!! とても似合ってますよ♪」
良太「だよな〜!! 沙織ちゃんに言われたら自身持てちゃいそうだな・・・」[赤面]
沙織は微笑む。
良太「今日からまじめ君に変わりまぁ〜す!! ララララ〜♪」
良太は浮かれて踊り始める。
ミルモや楓たち「・・・」[汗]

終わり


■ アニス (153回/2013/02/10(Sun) 17:25:38/No5128)

第10話【あたたたアタック、レレレのレシーブ】、第11話【妖精チックな時計〜第一章〜】、第12話【妖精チックな時計〜最終章〜】には、登場しません。

第13話【カエデレラ姫物語】

話がアニメどおりに進んだ。

沙織と桐生が出てきて、桐生が狼になって、楓たちは逃げた。沙織はウサギになった。

ミルモとリルムと楓「ハァハァ・・・ハァ・・・」
ミルモ「くそー!! 雪の女王の居場所、結局分からずじまいじゃねーかー・・・」
楓「また0から探さないとー・・・」
その時、サスケとハンゾー(ウサギ)と由美と拓斗(クマ)が走っているのが見える。由美と拓斗が前に出て走っている。
由美「遅いぞー、もう少し早く走れ!!」
サスケ「そんなに早く走れないぜ・・・」
ミルモとリルムと楓「ん?」
サスケ「雪の女王様の結婚式に遅れるぜ・・・」
ハンゾー「急ぐのら〜」
楓「今、雪の女王って・・・」
ミルモ「ついて行くぞ!!」
リルム「ですわ!!」
サスケ「忙しいぜ忙しいぜ」
ハンゾー「なのら」
楓たちも走る。

木の中の穴にサスケたちは着いた。
拓斗「この中に入れば・・・」
由美と拓斗は穴の中に入る。。
サスケとハンゾー「トゥ!!」
サスケとハンゾーも入る。楓たちも入る。

席には、たくさんの人たちがいる。この中には、サスケたちもいる。席はサスケ、由美、ハンゾー、拓斗の順。拳骨姫(リルム)がアニメどおり、中をメチャクチャにして、お客は皆、逃げていく。サスケとハンゾーと由美と拓斗も逃げる。

後は、アニメどおりに続く。

終わり


■ アニス (154回/2013/02/14(Thu) 21:17:51/No5130)

第14話【育て!ワルモキッズ】、第15話【リルム・アクミの30分クッキング】には、登場しません。

第16話【恋する妖精】

雨の中、川原でヤシチ、サスケ、ハンゾーは、修行している。その修業とは、段ボールで作られた(?)ミルモ3人を手裏剣で倒すこと。3人で手裏剣を投げてミルモ3人を倒したのだが、1番デカいボスは倒れない。その時、ヤマネが現れて、ヤマネはてんだんを使う。ヤマネはボスを倒した。ボスの顔がちぎれた。そして、ボスの顔がヤシチとサスケとハンゾーの所に向かって来る。ヤシチとハンゾーは上手く逃げ切れたのだが、サスケは転んだ。ヤマネはサスケを助けた。ヤシチとハンゾーもサスケを助けようとするが、逆にヤシチとハンゾーがミルモのボスの顔が当たった。ヤマネは「サスケ先輩!!」と呼び、サスケは目を覚ます。サスケの顔が真っ赤になる。ヤマネはヤシチとハンゾーを助けに行く。サスケ「・・・」[赤面]の状態になり、ヤマネを見つめる。


由美の家
サスケは、窓の側で空を眺めている。ボーとしている。由美は宿題しながら、ちょこちょこサスケを見てる。
由美の服装・・・上は赤紫、下はかなり短い青の半ズボン、靴下は長い茶色。
サスケ「・・・ヤマネー♡」[赤面]
由美「サスケー、何ボーとしてんだよ?」
サスケ「・・・」[ボ〜〜〜・・・]
由美「サスケーーー!!」
由美は大きな声でサスケの名前を呼んだ。
サスケ「!! ゆ、由美・・・な、何だぜ!?」[汗]
由美「何じゃないわよ!! あんた、何ボーとしてんのよ?」
サスケ「へ? た、ただボーとしてただけだぜ!!」[汗]
由美「ふ〜ん? あー!! みたらし団子1口も食べてないじゃないのー!!」
サスケ「きょっ、今日は食欲がないんだぜ!!」[汗]
由美「あっそう・・・」
サスケ「(ヤマネ・・・)」[赤面]
空に、ヤマネの顔が浮かんだ。
由美「・・・(サスケがみたらし団子を食べないなんて・・・こりゃぜーーーーったいに何かあったわね・・・)」

翌日
安純の家
ヤシチは掃除の修行をサスケとハンゾーに言うのだが、サスケは上の空。それは、ヤマネのことを考えているからだ。サスケは「ヤマネ〜・・・」と言い、ヤシチとハンゾーはヤマネがいないことに気付く。ハンゾーが「サボったのら〜?」と言うと、サスケが「ヤマネはそんなことしないぜ!!」と言う。ヤシチは「何をムキになっているのだ?」と言うと、サスケは真っ赤になって「何にもないぜ」と言い、空を飛んでった。ハンゾーは「待つのら」と言い、空を飛ぼうとしたが、ヤシチはハンゾーを捕まえた。「お前まで行かさんぞ!!」とヤシチは言った。

サスケは空を飛んでいる。サスケは桃の家が見えたことに気付く。サスケは、「あっ!! ここは・・・桃ん家だぜ・・・」と言う。サスケは桃ん家に行き、木の上に立つ。サスケは「ヤマネ・・・」[赤面と言う。その時、窓が開く音がする。サスケは慌てて隠れる。ヤマネは「桃殿との約束の時間が!!」[汗]と言い、団扇で飛ぶ。ヤマネは巻物を落とす。巻物はサスケの頭に落ちる。サスケはヤマネの巻物に気付く。

由美たちの学校
桃は、学校の校門前に立って、ヤマネを待っている。ヤマネがやって来た。「遅刻よ!! ヤマネ!!」と桃に怒られるヤマネ。「申し訳ございません」と謝るヤマネ。桃は「行くわよ!!」と言う。ヤマネは「はい!!」と言う。桃は歩き出す。ヤマネは団扇で飛ぶ。サスケは陰で後ろで見ている。サスケは「ヤマネ〜」[赤面]と言う。桃は後ろを振り向く。サスケは早速隠れる。サスケはヤマネに巻物を渡そうと行こうとするが、また桃が後ろを振り向いて、サスケは隠れる。ヤマネが「桃殿、急がないとデートのお時間が!!」と言い、桃は走る。サスケはいつも通りに出て行こうとして「ヤマネー^^」と言うが、そこにはもう誰もいない。

楓たちの学校
結木は本を読みながら帰ってる時に、楓と安純がやって来る。安純は「結木く〜ん、寒〜い♪」と言い、結木にしがみ付く。楓は安純に「ずるい」と言い、2人はいつものように火鉢る。楓は結木を横取りする。次に安純が結木を取る。楓、安純、楓、安純が繰り返し、結木を取る。そして、2人は結木の腕を取って、引っ張り合う。結木は「本が読めない・・・」と普通に言う。ミルモとムルモは寒くて震えている。松竹と沙織はその楓と安純の引っ張り合いを見ている。ムルモは「僕が温めてあげましゅよ」[腹黒顔]と言い、ミルモのお尻にショッカクビームをする。怒るミルモ。沙織の肩に乗ってるリルムと沙織は温かいと言い、ミルモのお尻の近くに手をやる。その時、団扇で飛んでいるヤマネと桃がやって来た。松竹は桃に気付く。桃は松竹にウインクする。桃は「ダンススクールに行ってってお願いしたじゃない!!」と言う。松竹は「えぇー!?」と言う。松竹は「皆も一緒に行こうよ」と言うが、桃は「そんなのダメ―!!」と大きな声で言う。松竹は「え?」と言う。桃「だって、女の子は年齢制限12歳までなんだもの」と言う。楓と安純は「へぇー・・・」とわざとらしく言う。楓は「それじゃあしょうがないよね。じゃあ松竹君、またねー」と言う。松竹以外、皆帰って行く。松竹は「南さん、待ってよ〜!!」と言い、走ろうとするが、桃から捕まえられるが、松竹は桃の手を振りほどいて走って行く。桃はヤマネに松竹を引き止めるように言う。ヤマネは松竹をロープ?で引き止めて、「ヤマネ霧の術!!」と言い、煙幕を使う。松竹は目が回った。桃は松竹を幸せそうに抱きしめる。その時、平井と星野がやって来て、霧の中に入って、平井は松竹を負ぶって帰る。星野は桃をお姫様だっこをして助ける。桃は「お兄ちゃま〜!!」と言う。だけどもう、平井は走って見えなくなる。ヤマネは「今日も失敗でございますね・・・」と言う。サスケは木の葉っぱの陰でヤマネを見ている。

桃「あーあ・・・ヤマネの作戦、またダメだったわね・・・」
ヤマネ「申し訳ございません・・・」
桃「ちゃんと作戦練って来てって言ったのに・・・本当に恋の勉強してきたの?」
サスケは陰で見ている。
サスケ「・・・」
ヤマネ「はい。恋も作法書も第2巻を読んで参ったのですが・・あ!! あれ?」
サスケ「あ! もしかしてこれ探してるんだぜ・・・」
サスケはヤマネの巻物を出す。
桃「ねぇヤマネ、あなた好きな人とかいないの?」
ヤマネ「えぇっ!? と、突然な、何をおっしゃるのでございますか!!」[赤面]
桃「あーー!! いるのねー!! 耳まで赤くなっててよー!!」
ヤマネ「キャアッ!!」[赤面]
ヤマネは両手で顔を隠す。
サスケ「あぁ!! ヤマネが怒られてるんだぜー!!」
桃「その人とはお付き合いしているの?」
ヤマネ「と、とんでもございません!! 私は、陰ながらお慕いしてるだけで・・・」
桃「陰ながらお慕いしているのね〜」
ヤマネは口を塞いだ。
桃「で、お相手はどなたなの〜?」
ヤマネ「そ、それは・・・」
桃「言いなさいよ!! パートナーに隠し事はズルいわよ〜」
桃はヤマネの頭をツンツンとする。
サスケ「あー!! ヤマネが叩かれてるぜ!! オ、オイラが助けなきゃだぜ!!」
桃「ほら、観念しなさい♪」
サスケ「待てだぜ!!」
桃「ん?」
サスケ「ヤマネを虐めるなだぜ!!」
ヤマネ「サスケ先輩!!」
桃「何?」
サスケ「こ、こ・・・これ落としたんだぜ!! 届けたぜ!!」[赤面]
サスケは去った。
桃「サスケ先輩!! あっ! 恋の作法書・・・サスケ先輩・・・」
桃「(・・・・・・私、今まで気付かなかったけど、サスケがヤマネの・・・)」
ヤマネを見る。
桃「(そうよ!! 間違いないわ!!・・・だったら)」
桃は少々ブラックが出ているよう。

安純の家
ヤシチとハンゾーは掃除をしている。ヤシチはサスケの愚痴を言ってる。その時、サスケがフラフラ状態で帰って来る。ハンゾーはサスケに気付く。ヤシチは「おぉ〜サスケ〜!! 拙者は信じていたぞ〜!!」とキラキラした目で言うが、その時、梅園家の車がやって来た。
桃ん家の車が来て
桃「ちょっとサスケ!!」
サスケ「ん? 桃・・・」
桃「あのね、ヤマネがあなたのこと好きなんですってー!!」
ヤシチとサスケとハンゾー「えぇ〜!?」
桃「それで、あなたはデートする気あってー!?」
サスケ「・・・あああ、あるぜ!!」[赤面]
ヤシチとハンゾー「えぇ〜!?」
桃「そう、じゃあ決まりね!! 明日朝11時に梅桃遊園地の前に来てちょうだいね!!」
サスケ「・・・」[顔真っ赤]
桃「約束したわよー!!」
梅園家の車は行った。
サスケ「だぜ〜・・・」[顔真っ赤]
サスケは下に落ちて行った。

安純の家で、ヤシチはサスケのためにハンゾーをヤマネに変身させた。サスケにハンゾーをヤマネだと思って、練習をさせる。しかし、サスケは緊張していて、中々上手く言えなくて、真っ白に固まってしまう。。相手を南瓜だと思えとヤシチはサスケに言う。サスケは「よっ、南瓜!」と言う。ヤシチは「違ーう!! そうゆう時は、南瓜をヤマネだと思うのだー!!」[怒]と言う。サスケは「よっ、ヤマ・・・」[赤面]と言い、真っ白に固まってしまった。安純は帰って来た。ヤシチ達は部屋の急いで部屋の掃除に取り掛かるが、安純はヤシチを捕まえる。安純は「いいのよ^^ たまにはあんたたちもゆっくりとしなさいよ♪」と言って、ヤシチをベッドの上に優しく置く。安純は明日は結木とデートだと言うことをヤシチたちに言う。それは、安純は学校で、結木に梅桃遊園地の古本祭りのことをお知らせをしているのだ。安純はかなり浮かれている。ヤシチとサスケとハンゾーはそれって罠だよな〜と言う。


由美の家
由美「えぇ〜!? サスケとヤマネがデートを!?」
(電話から)桃「えぇ♪」
由美「ヤマネがサスケのことが好きだったなんてね〜・・・。私、全然気づかなかったわ」
(電話から)桃「桃も今日、気付いたとこなの!! それで、サスケもヤマネとデートする気あるんだってー☆」
由美「成る程ね〜・・・。で、梅桃遊園地でデートってわけね♪」
桃「えぇ♪」
由美「明日、私も行くわ☆」
桃「分かったわ☆ 時間はサスケにも教えておいたけど、一応教えておくわね。朝の11時よ!!」
由美「OK〜♡」
桃(電話の方から)「それじゃあ、また明日ね!!」
由美「うん! じゃあね♪」
由美は電話を切った。
由美「よっしゃ・・・」
由美はニコニコしながら部屋に行こうとしたら
麻利「由美姉ー、何か嬉しいことでもあったの?」
由美「うん♪ 明日、友達がデートなの☆ しかも、2人とも、デートする気あるんだってー☆☆」
麻利「そ、それが嬉しいこと?」
由美「当たり前だろ!! 明日、梅園さんと応援するのよ☆☆ ただ、それだけ!」
由美はそう言って、階段に昇って行く。
麻利「うそ・・・? 由美姉が他の人の恋の応援をするなんて・・・。しかも、由美姉は恋愛には興味なかったんじゃ・・・」

由美は部屋のドアを開けて、部屋に入った。
由美「サスケー、梅園さんから明日のこと聞いたんでしょ!?♪」
サスケ「き、聞いたぜ!! オイラ、ヤマネとデートするんだぜ!!」[赤面]
由美「うんうん♪ あんたもヤマネのことが好きだったなんてねー♡ パートナーに隠し事なんてズルいわよ!!」
サスケ「べ、別に・・・最近好きになったんだぜ!!・・・あっ!」[赤面]
サスケは口を塞ぐ。
由美「最近ね〜・・・。だーから昨日、あんなにボーとしてたのね〜♪」
サスケ「う、うるさいぜ!!」[赤面]
由美「やっぱりー!! 顔がトマトみたいに赤くなってるわよ☆ サスケ、頑張って来いよ!! 男らしく決めろ!! 応援してるからな♪」
由美はウインクした。
サスケ「由美・・・ありがとうだぜ!! オイラ、頑張るぜ!!」[赤面]
由美「サスケもデートするようになるなんてな〜♡ やったな、コイツー!!」
トン。由美は人差し指でサスケを押したら、サスケはこけた。
由美「あっ・・・」

桃の家
桃「ヤマネ、喜びなさい!!♪ あなたの想い人ととデートの約束をしたわよ!!」
ヤマネ「えぇっ!? 本当でございますか?」
桃「勿論よ♪ 明日、梅桃遊園地で待つように言っておいたから、頑張りなさいね!!」
ヤマネ「・・・ハッ・・・あの、その・・・・・・・・・はい!!」[赤面]
桃「(うっふふ^^ これでヤマネがカップルになれば、恋心の勉強にもなるし、桃とお兄ちゃまはラブブラも、一歩前進ね・・・♡)」
桃は少々腹黒いよう・・・。
ヤマネ「・・・・・・」[赤面]
ヤマネは空の満月を見る。満月がヤシチの顔になった。
ヤマネ「(ヤシチ兄様・・・♡)」

CM

梅桃遊園地
ヤマネは待っている。
ヤマネ「えへへ・・・」[赤面]
・・・「ヤ・・・ヤマネ!!」
サスケの声。
ヤマネ「あぁ♪」
ヤシチが花束を持ってる姿。
ヤマネ「ヤシチ兄さ・・・」
サスケの姿になった。サスケは白のスーツを着ている。
サスケ「ま、待たされたぜ!!」[赤面]
ヤマネ「サスケ先輩!!」
サスケ「じゃ、じゃあ行くんだぜ!!」
サスケはカチコチになって行く。
ヤマネ「えっ・・・えっ・・・あの・・・せんぱーい!!」
ヤマネも行く。そして、草の方からキラーンと光る。松竹と由美と拓斗と桃が出てきた。
松竹(白)と桃(オレンジとピンクのワンピース)は、アニメ通りの服装。
由美の服装・・・上は赤、下は黄色のミニスカート、黄土色の長い靴下。
拓斗の服装・・・上は青、下は紺色の長ズボン。
桃「よーし!! 成功ね!!」
由美「うんうん♪ あの2人、結構お似合いだし☆☆」
松竹「へぇー・・・あの2人付き合ってたんだ・・・」
拓斗「俺も始めて知った・・・」
松竹「でも桃ちゃん、何だって僕まで・・・」
桃「さぁ、香お兄ちゃま!!私たちもデート開始よ!!」
松竹「へ?」
桃は松竹を連れていく。
由美「行ってらっさーい!!♡」
拓斗「すごく強引だな・・・」[汗]
由美「・・・私たちはこれからどうしよっか?」
由美は急に頬が赤くなった。
拓斗「一緒に梅桃遊園地を回ってみようぜ」
由美「・・・うん^^」[赤面]

サスケは固まって歩いている。ヤマネは付いて来る。
ヤマネ「サスケ先輩!! あのー、桃殿がサスケ先輩を・・・?」
サスケ「そうだぜ。照れちゃうぜ・・・」[赤面]
ヤマネ「(桃殿、勘違いされてサスケ先輩を・・・。ど、どうしよう・・・)」
サスケは固まって歩き出す。
サスケ「な、何に乗ろうかだぜ・・・」[赤面]
ヤマネ「さ、サスケ先輩!! 待ってくださーい!!」
ヤマネは追いかける。
その時、ニワトリ(ヤシチがニワトリのお面を被っている)とヒヨコ(ハンゾーがヒヨコのお面を被っている)が2人の前にやって来た。2人はビックリする。ヤシチとハンゾーはコケコッコ仮面と名乗る。ハンゾーはコケッコッコジュニアと名乗る。「可愛子ちゃんは我らが連れて行くのだ!!」とヤシチは言う。ヤシチとハンゾーは、サスケのカッコいいところをヤマネに見せる作戦のために出てきているのだ。ヤシチとハンゾーは2人のところに飛んでくる。サスケは「逃げろ、ヤマ・・・」[汗]と言った時、ヤマネはヤマネはてんだんを使う。ヤシチとハンゾーは吹っ飛ぶ。キラーン・・・

梅桃遊園地の図書館
結木はいろんな本を見て歩いている。そこの本棚には、安純がいて、出てきた。そして、楓とミルモとムルモもいる。安純は怒る。楓はリルムから教えてもらったことを安純に言う。

ヤシチとハンゾーは、頭の上にタンコブが出来ていて、自動販売機の所に隠れて見ている。そこに、結木が通って、ヤシチとハンゾーの姿に気付く。
結木「! あれ、ヤシチじゃないか」
ヤシチとハンゾーは振り向く。
ヤシチ「あぁ」
楓「わぁぁ〜本当だぁ〜♪」
安純は楓の頭の上に手を思いっきり置く。
ミルモとムルモ「うわぁ」
結木「−−;」
安純「ちょっとあんた、こんな所で何してるのよ〜!?」
ヤシチ「えぇぇっと、それはだな・・・」
ハンゾー「!! アニキ、サスケたちが来るのら!!」
ヤシチ「何!? おおお、お主ら、とりあえず隠れてくれ!!」

サスケ「今度はあっちに行ってみるぜ!!」[赤面]
ヤマネ「・・・・・・(サスケ先輩・・・一体、どうしたらよいのでございましょう?)」
自動販売機を通る。
楓「サスケ君とヤマネちゃん?」
安純「へぇー・・・気付かなかったわぁ」
ミルモ「あんまり盛り上がってねぇみてーだなぁ・・・」
ミルモとムルモは楓の頭の上、ヤシチとハンゾーは安純の頭の上に乗っている。
ヤシチ「それが問題なのだ・・・」
楓「じゃあ私たちも協力しようよ♪ ミルモ、恋の妖精でしょ?」
ミルモ「えぇ〜!?−−」
・・・「あんのー・・・」
おじさんの声。
楓たち「ん?」
おじさん「そこは昇らんでほしんだども・・・」
楓と結木と安純は自動販売機の上にいるのだ。
楓と結木と安純「・・・」[赤面&汗]
結木「す・・・すいません・・・」[赤面]
由美と拓斗は自動販売機の前を通る。由美は楓たちに気付く。
由美「あー!! 皆・・・」
拓斗「何してるんですか?」[汗]
楓たち[赤面]

ヤマネ「・・・」
サスケ「こ、ここに入るぜ!!」
ヤマネ「え?」
目の前には、お化け屋敷がある。
ヤマネ「え・・・こ、ここはお化け屋敷・・・」「あ、あのサスケ先輩・・・私、お化け屋敷はにが・・・」[汗]
サスケ「行くだぜ!!」[赤面]
サスケは顔が真っ赤で固まっている。
ヤマネ「あっ!! サスケせんぱ〜い!!」
2人はお化け屋敷の中に入った。
楓、結木、安純、由美、拓斗は来る。ミルモとムルモは楓の頭の上、ヤシチは結木の頭の上、ハンゾーは拓斗の頭の上にいる。
ハンゾー「この中に入ったのら〜・・・」
由美「ダメだこりゃ・・・ヤマネの声が全く聞こえてない・・・」[汗]
ムルモ「ヤマネしゃん、嫌がってなかったでしゅか?」
ヤシチ「緊張して周りが見えとらんのだ・・・こりゃダメかもなー・・・」
ミルモ「いや、そうでもねぇぞ・・・」
ヤシチ「え?」
ミルモ「ヤマネがお化けを怖がる。そこにサスケが・・・」


−−−妄想−−−
サスケがヤマネを守って、お化けを倒してる姿。
サスケ「トォーだぜー!!」


ミルモ「てな作戦で行けんじゃねーかー」
楓「すっごーいミルモ!!」
ミルモ「ハッハッハ!! まぁー俺は恋の妖精だからなー!!」
ヤシチ「ミルモの作戦というのは気に食わんが、サスケの為だ!! それで行くぞー!!」
ハンゾー「なのらー!!^^」
由美「・・・(絶対にそんな風にはいかないな・・・だって、サスケもお化けは・・・)」

サスケは行く。
ヤマネ「あー!! サスケ先輩!! 待ってくださいませー!!」
ムルモ「ヤマネしゃん、かなり怖がってましゅよ」
ミルモとヤシチは楓の頭の上、ムルモとハンゾーは結木の頭の上に乗ってる。
楓「大丈夫かなー?」
ミルモ「何言ってんだ!! 後もう一押しだぞ!! ミル、ミル、ミルモでポン!!」
楓は包帯を巻いたミイラ。
結木は金属の帽子や金属の着ぐるみ?を着ていて顔に赤の傷がある。
由美は、【ゲゲゲの鬼太郎】の猫娘のような感じ(勿論、耳は猫みたいに)。
拓斗は、蝙蝠の着ぐるみを着ている。
安純は顔の色が灰色でロボットみたい?なもの(説明しづらい)。目は白目。
安純「ちょっとー、何で私がこんな格好なのよー!!」[白目]
ヤシチ「せ、拙者のせいじゃあ・・・」[汗]
安純はヤシチに向かって言っている。
結木「でも、〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
安純「え?」
結木「本物みたいだ」
安純「あらぁ〜、そうかしら〜?」[赤面]
ヤシチ「いいのかー、それでー!!」[汗]
由美「いいんだよ!! コイツはそれで」
ミルモ「来たぞ!! 皆、気合い入れて行けよ!!」
ヤマネ「サスケせんぱーい、待ってくださーい!!」
後ろから・・・「ウォオ〜〜〜・・・」
ヤマネ「ん?」
ヤマネは後ろを振り向く。そこには、楓、結木、安純、由美、拓斗がいる。
ヤマネ「ウワアァァーーーーーーアーーー!!○◇○」
ヤマネはサスケにくっつく。
サスケ「何だぜヤマネ・・・ん?」
サスケは後ろを振り向く。
楓、結木、安純、由美、拓斗「オゥア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・」
サスケ「ギャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!○◇○」
サスケとヤマネ「うわあぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
2人はくっついて逃げる。
ミルモ「まずまずだな」
楓「でも、サスケ君も怖がってなかった?」
由美「(やっぱ、この通り・・・)」[汗]
ミルモ「そうか?」
ヤシチ「いやいや、この作戦きいてるぞ〜〜!!」
ミルモ「だろ!! この調子でどんどん行くぜぃ!!」

青の火の玉が出ている。
首が長くなるお化け「うっひっひっひっひ・・・」
サダコみたいに髪が長いお化け「う〜ら〜め〜し〜や〜・・・」
ネコ「おぎゃー!!」
サスケとヤマネ「うぎゃああぁぁぁ〜〜〜〜〜!!○◇○」
サスケとヤマネは逃げ回る。楓たちは井戸の後ろに隠れている。
サスケとヤマネ「ぎゃあぁ〜〜!!」
逃げ回る。
サスケとヤマネ「ぎゃあぁ〜〜〜!!」
逃げ回る。
サスケとヤマネ「ぎゃあぁ〜〜〜!!」
ミルモ「よし、もう一押しだ!!」
楓「そうなのかな〜?」
由美「デートがメチャクチャだ・・・」[汗]
由美の眉毛が吊り上っている。

桃「香お兄ちゃま〜☆☆」
桃の目がキラキラ光っている。松竹は怖がってるよう。
桃「桃、お化けってとっても怖いの〜♪ 桃のこと、しっかり守ってねー!!」
桃は松竹にくっつく。
松竹「!! うわぁ〜〜〜〜〜〜っ!!」
ドンッ!! 2人とも倒れた。
楓「あれっ、松竹君?・・・それに桃ちゃん」
松竹「南さん!!♪」
桃はムッとなる。
松竹「何々!? どうしてお化けになってるの?☆ 何だか楽しそー!!☆」
桃は松竹の頭を下に押す。
楓と安純と由美[汗]
桃「お兄ちゃま!! あら、楓お姉ちゃま!! 今度はそんな格好で香お兄ちゃまを誘惑するつもり? でもあんまり無理しない方がよくってよ♪ 若くないんだから!! オーッホッホッホ♪」
楓「そう言うわけじゃないんだけど^^;」
安純「何かムカつく・・・」[怒]
サスケとヤマネ「ギ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ギャーーーーーーーーー!!」
桃「あらっ、ヤマネたちもここにいたの」
楓「あの2人、デートしてるんだってね」
桃「そーんなこと知っててよ!! だって、桃がセッピングしたんだもの!!」
楓「えぇ!?」
サスケとヤマネは手を繋いで怖がってる。
サスケとヤマネ「ひぃぃ〜〜!!」[涙]
ムルモ「後一歩でしゅね!」
ミルモ「そうだな」
ヤシチ「よしっ! 仕上げは拙者が・・・ヤシチでポン!!」
カアァァァ。変なお化けが出て来て、お化けはヤマネの頬を舐めた。
ヤマネ「!!・・・ヤマネはてんだん!! てい!! てい!! てい!!」

見事、お化け屋敷は壊れた。楓、結木、安純、松竹、由美、拓斗、桃は目が回って、倒れている。
ミルモ「ヤシチ、てめーやり過ぎなんだよ!!」
ヤシチ「何をー!! 元はと言えば、貴様の考えた作戦ではないか!! 貴様が悪い!!」
ミルモ「何だとー!!」[怒&白目]
ヤシチ「せーっかくサスケとヤマネがいい雰囲気だったんだぞ!! それをー・・・」[怒&白目]
ヤマネ「え?」
2人は殴り合いケンカになった。
ミルモ「失敗したのはオメーの魔法だろうがー!!」
ヤシチ「何だとー!!」
ヤマネ「(・・・兄様、私とサスケ先輩を・・・)」
ヤマネの目に涙が出る。
ヤマネ「うっ・・・うぅぅ・・・」
ヤマネは飛んで行く。
サスケ「ん? ヤマネ・・・」
サスケも飛んで、ヤマネの後を追う。
ミルモとヤシチはお互いの口を抓っている。
ムルモ「醜い争いでしゅね・・・」
・・・「ミルモ様ー!!」
リルムの声。
ミルモとヤシチとムルモとハンゾー「ん?」
リルムが背中に風呂敷の入った物を背負って、空を飛んでこっちに向かって来ている。風呂敷に入ってるのが動いた。

観覧車の上にヤマネがいる。サスケは追いついた。
サスケ「ヤマ・・・」
ヤマネ「ヤシチ兄様は・・・」
サスケ「ん?」
ヤマネ「ヤシチ兄様は、私のことなど何とも想ってはいらっしゃらなかったのですね・・・うぅぅぅ」
ヤマネは泣いている。前髪で目が隠れている。
サスケ「!!(・・・ヤ、ヤマネの好きな人って、ヤシチのアニキ)・・・う」
サスケは辛そうな顔になる。ヤマネに側に来て
サスケ「ち、違うぜ!!」
ヤマネ「!!」
ヤマネは後ろを振り向く。
ヤマネ「サスケ先輩!!」
サスケ「アニキは本当はヤマネとデートしたかったんだぜ!!」
ヤマネ「えぇ・・・」
サスケ「でも、照れくさくってオイラに頼んだんだぜ!! 今からジェットコースターで待ってろだぜ!!」
サスケは飛ぶ。
ヤマネ「あっ・・・」

リルム「えぇー!? ヤマネさんとサスケさんがデートを・・・」[汗]
ミルモ「それが後ちょっとのところでヤシチが台無しにしちまってよー・・・」
ヤシチ「何だとー!!」[怒]
リルム「そ、そんなのダメですわー!! だって、ヤマネさんの好きな方というのは・・・」
サスケ「大変だぜー!!」
リルム「ん?」
サスケがやって来る。
ハンゾー「サスケなのら〜!!」
ヤシチ「何を慌てておるのだ?」
サスケ「ヤマネがアクミにさらわれたんだぜ!!」
楓「えぇ!?」
桃「ヤマネが!?」
ヤシチ「何だと!?」
ミルモ「よしっ!皆で助けに行くぞ!!」
サスケ「ダメだぜ!! アクミはヤシチのアニキ1人でジェットコースターまで来いと言ってたぜ!!」
ヤシチ「・・・」
由美「サスケ・・・」

ヤマネ「・・・」
ヤシチ「アクミどこだー!!」
ヤマネ「ヤシチ兄様!!」
ヤシチ「ヤマネー、無事だったか!!」
ヤマネ「兄様、本当に来ていただけたのですね!!」
ヤシチ「え?」
ヤマネ「さぁ、参りましょう!!」
ヤシチ「何だぁ?」

ヤシチとヤマネはジェットコースターに乗ってる。
ヤシチ「あーーーーー!! やめろーーー!! 拙者はジェットコースターは安純の次に怖いのだーーーーー!!」
ヤマネ「うふふ・・・ふふ・・・うふふのふー♪」
楓、結木、安純、松竹、由美、拓斗、桃は、ジェットコースターに乗ってるヤシチとヤマネを見ている。ミルモは楓の肩、リルムは結木の肩、ムルモは松竹の肩、サスケは桃の肩、ハンゾーは拓斗の肩に乗ってる。
安純「ヤシチのことが好きだなんて、変わった子ねー」
桃はサスケを見る。
桃「でもごめんなさい・・・。桃の勘違いで・・・」
サスケ「いいんだぜ・・・。相手がアニキでしょうがないぜ。それに、ヤマネも嬉しそうなんだぜ・・・」
サスケは飛んで、由美の肩に乗る。
由美「サスケ・・・」
サスケ「・・・うっ・・・でもやっぱり、辛いんだぜ・・・」
由美「・・・」
由美は桃の方を向き
由美「ありがとうね・・・」
桃「え・・・」
由美は皆と少し距離を離した。
ハンゾー「サスケ」
ハンゾーはサスケのところに行こうとしたが、拓斗はハンゾーを軽く捕まえた。
ハンゾー「放してほしいのら〜!!」
拓斗は横に首を振った。ハンゾーは頷いて
ハンゾー「わかったのら・・・」
由美も泣きそうになり
由美「サスケ、もういい!! サスケはよく頑張った!! 大丈夫・・・私がついてるから・・・」
由美の目には涙が流れた。
サスケは、目がうるうるになった。
サスケ「・・・・・由美ぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
サスケは泣き出した。
由美「(・・・・・・何で・・・何でサスケだけが辛い思いをしなきゃならないんだ・・・。納得いかない!!・・・私が意地でも、サスケとヤマネをくっつけてやる!!)」
由美は涙を流しながら心の中でそう呟いた。
ヤシチ「ギャア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
ヤマネ「うふふのふ♪」

終わり


■ アニス (155回/2013/02/27(Wed) 18:05:46/No5144)

第17話【超危うし!ミモモショップ】には、登場しません。

第18話【友達になりたい】

由美と桃は2人で帰ってるところ。サスケとヤマネは団扇で飛んでいる。
由美「それで千草の奴、失敗しちゃってさー」
桃「それは藤井さんらしいこと♪」
由美「でしょー!! あっ! あそこの芝生でのんびりしよっか!」
桃「いいわねー!!」

芝生
4人は、芝生でごろ〜んとなる。
サスケ「う〜〜・・・やっぱり、ここの芝生は最高だぜ〜・・・」
ヤマネ「はい!!」
サスケ「ハンゾーと拓斗も一緒だったらなぁ〜・・・」
由美「香川君はクラブだからね。それに・・・」
由美はサスケのところに来て、サスケにこそっと
由美「ヤマネと2人っきりになれるチャンスじゃないか!!♡」
サスケ「・・・」[赤面]「ヤマネと2人っきり・・・」[顔真っ赤]
桃「どうしたの?」
由美「ううん。何でもないわ。そうそう、梅園さん家のお風呂とっても気持ちよかったわ〜♡」
桃「本当!? 気に入ってくれてよかったわ〜☆」
サスケ「それに、桃ん家のみたらし団子は最高だぜ☆☆」
桃「それはよかったわ☆」
由美「本当にありがとね、梅園さん!!☆」
桃「いいのよ、そんなこと♪ 夏休みは桃の別荘に招待しちゃうわ☆」
由美「やったぁ!!☆ あ〜あ、私もお嬢様に生まれたかったなぁ〜・・・。!・・・ねぇヤマネ」
ヤマネ「はい!!」
由美「サスケと一緒にお花摘みしたらどう?☆」
サスケ「ゆ、由美!!」[赤面]
ヤマネ「そうでございますね☆ お花がとても綺麗でございます!! サスケ先輩、一緒にどうでございますか?」
サスケ「も、勿論、いいぜ!!」[赤面]
桃「それではごゆっくり〜♪」
サスケとヤマネは向こうの方に行く。
由美「・・・」
桃「あの時のこと、気にしてるのね」
由美「うん・・・」
桃「・・・・・・鈴木さんと香川君はサスケとハンゾーが来てから、仲良くなったの?」
由美「うん。香川君、最初は学校に来てなかったでしょ」
サスケとヤマネは仲良くお花摘みしている。サスケの顔は赤くなっている。
桃「うん」
由美「ハンゾーと出会ってから、香川君は久しぶりに学校に来るようになったのよ♪」
桃「えぇっ!? そんなに前から一緒に住んでたの!?」
由美「うん♪」
桃「ねぇ、鈴木さん、香川君のこと、どう思ってるの?」
由美「え・・・? い、いきなり何言い出すのよ!?」[赤面]
桃「あーっ!! 赤くなってるぅー!!♪」
由美「べ、別に私は香川君のことなんて何とも思ってないわ!!」[赤面]
桃「でも、鈴木さんと香川君ならお似合いだと思うわ♪」
由美「へ・・・? な、何を言って・・・」[赤面]
桃「それに、鈴木さんは可愛いんだもん・・・。羨ましいわ♪」
由美「あ、あは・・・」[赤面]
・・・「由美ちゃん!!」
楓の声。
由美と桃「ん?」
由美と桃は後ろを振り向く。そこには、楓と結木と安純と松竹と沙織がいる。妖精たちは、パートナーの肩に乗ってる。
由美「楓ちゃん!!」
桃「香お兄ちゃま!!♡」[ハート目]
ヤマネ「!!」
ヤマネはヤシチに気付く。
ヤマネ「ヤシチ兄様!!♪」
ヤマネはヤシチの方へ行く。
サスケ「あっ・・・」
由美「・・・」
桃「香お兄ちゃま、ここでも会えるなんて桃は嬉しくってよ♡」[ハート目]
桃は松竹にしがみ付く。
松竹「あはは^^;」
楓「今日も拓斗君はクラブ?」
由美「うん♪」
ヤシチ「お主達、此処で何をしておるのだ?」
ヤマネ「お花を摘んでいたのでございます!!・・・」
ヤマネは顔が赤くなって、ヤシチにお花を白いお花を渡す。
ヤシチ「拙者にか?」
ヤマネ「はい・・・どうぞお受け取りくださいませ・・・^^」[赤面]
ヤシチ「おぅ、サンキュー」
ヤシチは受け取る。
サスケ「あっ・・・」
サスケは落ち込む。

翌日
由美たちの学校。授業は算数。
担任「いいか、来週テストがあることは知ってるだろ!! ここも、テストに出すから、よーっく勉強すること!!」
生徒「えぇ〜〜〜!!」

放課後
由美、拓斗、桃は3人で帰っている。サスケは由美の肩、ハンゾーは拓斗の肩、ヤマネは桃の肩に乗ってる。
由美「あ〜あ・・・テストかぁ〜。やだな〜・・・」
桃「桃も自信ないわ〜・・・」
拓斗「・・・じゃあ今日、俺ん家で勉強するか?」
桃「本当!? 嬉しいわ♪」
ハンゾー「拓斗ん家に出発なのら〜♪」

拓斗の家
由美と桃「おじゃまします!!」
おばあちゃん「おやおや、久しぶりだねぇ^^」
由美「そういえば、梅園さんは香川君家は初めてだよね☆」
桃「ううん、この前行ったわ♪」
由美「え・・・」
おばあちゃん「そう^^ この前ね、拓斗が急に桃ちゃんを連れて来て、いろいろと桃ちゃんとお話をしたのよ^^ 梅園グループの社長のお孫さんなんですってね♪」
由美「あ、そうですか・・・」
サスケ「・・・?」

拓斗の部屋で勉強をしている。
拓斗「それで、2を足して・・・」
由美「・・・」
由美は不貞腐れてるよう。ガラ・・・。ドアが開いた。それは、おばあちゃん。
拓斗「ばあちゃん」
おばあちゃん「はい、お茶とお饅頭^^」
桃「どうもありがとうございます!! わぁ♡ 美味しそうなお饅頭なこと♪」
おばあちゃん「喜んでもらえてとても嬉しいよ^^ 桃ちゃん、いつも拓斗をありがとうね^^ また、お昼ご飯を一緒に食べてやってね^^」
桃「はい!!」
由美「(え・・・? 何それ・・・)」
拓斗「ばあちゃん、もういいから・・・」[少々赤面]
おばあちゃん「はいはい^^」
ガラ・・・おばあちゃんは行った。し〜ん・・・
由美「・・・へ、へぇー・・・。毎日2人で弁当食べてたんだね・・・。私、知らなかった〜」
桃「えぇ♪ 毎日、1個交換してるのよ!! 今日も香川君のおばあ様の玉子焼きとても美味しかったわ♪ また、貰っていいわよね?」
拓斗「あぁ。梅園ん家のエビフライも最高だったな」
由美「よ、よかったね!! 2人とも、お似合いだから、このまま付き合っちゃえば!!」
サスケ「由美・・・」
桃「え・・・ちょっと鈴木さん・・・」
拓斗「何言ってんだよ・・・」
由美「じゃあ私、帰るね!! お邪魔なようだし!! サスケ、帰るわよ」
サスケ「じゃあ、オイラも帰るぜ・・・。じゃあな、ハンゾー、ヤマネ!!」
ガラ・・・。由美はドアを閉めた。し〜ん・・・
ハンゾー「一体どうしちゃったのら〜?」
ヤマネ「何だか、元気がなかったように見えましたけど・・・」
拓斗と桃「・・・」

由美は走ってる。サスケは後ろから追いかけてる。
サスケ「由美ー!! 由美ー!! 速いぜー!! 何急いでるんだぜー!?」
由美は何も言わずに、走ってる。
サスケ「サスケでポン!!」
カァァァァ。ロープが出てきて、由美を捕まえた。
由美「!! 何するのよ!?」
サスケ「由美〜、どうしたんだぜ?」
由美「・・・・・・分からない。・・・でも、どうして言ってくれなかったのよ・・・」
サスケ「は?」
由美「香川君と梅園さんが2人で弁当を食べてること・・・」
サスケ「え・・・そんな事別に言うも何も・・・」
由美「私が知らない間で、あの2人結構楽しいことしてたのね・・・。今日だって、梅園さんが香川君家に行ったってのも初耳だし・・・」


由美の家
サスケはみたらし団子を食べてる。由美は机で宿題をしている。
由美の服装・・・上は白色のベストで中はレモン色(当然、季節からして長袖)、下は黄緑のミニスカート。白の靴下を履いている。
由美「(・・・私、どうしちゃったんだろう)」

翌朝
場所は、由美たちの学校の校門前。生徒がたくさん登校している。由美は1人で歩いている。サスケは由美の肩に乗ってる。
・・・「サスケー!!☆」
ハンゾーの声。
サスケと由美「!」
そこには、拓斗の肩に乗ってるハンゾーと拓斗がいる。
サスケ「ハンゾー!!☆」
由美「・・・」
拓斗「おはよう」
由美「お、おはよう・・・」[赤面]
拓斗「・・・」
桃の車が来た。
由美「!・・・」
桃「星野、ありがとう!」
車の戸は閉まって、車は去る。
サスケとハンゾー「ヤマネー!!」
ヤマネ「サスケ先輩! ハンゾー先輩!」
由美「・・・」
拓斗「おはよう」
桃「おはよう☆・・・桃、分かっちゃったわ」
由美「何が?」
桃「ふふ♡ やっぱり鈴木さんは、香川君のことが好きなのよ!!♡」
サスケたち「!!」
周りの人々「!!」
周りにも聞こえている。
サスケ「そうだったのか、由美!! オイラ、全然知らなかったぜ!!」
ハンゾー「僕も始めて知ったのら〜!!」
由美は顔が真っ赤になって
由美「そんなの・・・そんなの・・・違うわよ!!」[顔真っ赤]
由美は走る。
桃「あっ!! 鈴木さん!!」
サスケ「由美!!」
ヤマネ「桃殿!!」
桃は由美を追いかける。サスケとヤマネも追いかける。
ハンゾーと拓斗「・・・」

川原
由美は止まった。
由美「ハァハァ・・・ハァ・・・」
桃は追いついた。
桃「ハァハァ・・・ハァハァ・・・鈴木さん・・・」
由美「どうして、そんなこと言うの?」
サスケとヤマネも追いついた。
桃「だって、前から思ってたのよ♪ そうじゃないかって!! 昨日だって、桃と香川君にヤキモチ妬いてたじゃないの☆☆」
由美「私がヤキモチを・・・」
由美は小声で呟いた。
桃「あれはただ、桃も香川君も1人で食べてたから一緒に食べてただけなのよ!! 桃、応援するわ! ねっ! 鈴木さん♪」
桃は由美の手を握る。
由美「!! 放してよ!!」
バシッ!! 由美は桃の手を手を撥ね退けた。
桃「!!」
サスケとヤマネ「あっ・・・」
由美はハッとなった。し〜ん・・・
由美「梅園さんに・・・梅園さんに何が分かるのよ!! 何で私が梅園さんにヤキモチ妬かなくちゃなんないの!?」
桃「鈴木さん・・・私はただ・・・」
由美「梅園さんには、私の気持ちなんて分からない!! 皆の前で、大きな声で言わなくてもいいじゃない!! 大体、私は香川君のことなんて好きでもないし、何とも思ってないわ!! 勝手に人の気持ちを決め付けないで!!」
桃「もう、隠しても無駄よ♪ 桃には何でもお見通しなんだから☆」
由美「うるさい!!」
桃「す、鈴木さん・・・」
由美「・・・・・・私、いつも思ってた。梅園さんは、自分勝手で、わがままで、自分がお金持ちのお嬢様だって威張っている。私、あなたのそういうところが大っ嫌いなの!!」
桃「!!」
由美「梅園さんはただ、妖精を持ってる関係で、クラスが一緒なだけよ。梅園さんは、友達でも何でもない!!」
桃「・・・何で、何で今更、そんなこと言うのよ!! そうよ!! 私達はクラスが一緒なだけよ!! 友達でも何でもないわ!!」
桃は歩き出した。
ヤマネ「も、桃殿!!」
サスケ「由美・・・」
由美の目は前髪で隠れている。
由美「・・・」

由美たちの学校
由美は千草と美保と話している。
由美と千草「えぇ〜!?」
千草「マジ―!?」
美保「マジよ♪」
由美「信じられないよ〜」
美保「それ、どうゆう意味よ〜」
拓斗は席に座っている。サスケとハンゾーとヤマネは拓斗の机の上にいる。
サスケとハンゾーとヤマネと拓斗「・・・」
桃は窓から外を見ている。
桃「・・・」

お昼休み
由美と千草と美保は屋上で食べている。
千草「でねでねー、真美ってマジで可笑しいのよねー!!」
美保「本当ねー! でも、そんな人に限って、キレるとマジで怖いって言うよねー!!」
千草と美保「あはははは!・・・ん?」
由美「・・・」
由美の弁当の量が減っていない。
千草「由美ぃ?」
由美「・・・」
千草「由美ーーーー!!」
由美「ハッ・・・な、何?」
美保「何じゃないわよ!! んも〜・・・あんた、弁当の量、全っ然減ってないじゃないの!! 食欲旺盛の由美が!!」
千草「もしかして、恋の病?とか♡」
由美「んなわけないでしょ!!・・・ハァ・・・」
由美はまた沈む。
千草「さてはお主、何かあったな〜!!」
由美「べ、別に何もねーよ!!」
美保「そーかなー?」
ガチャ・・・ドアが開く音。
由美と千草と美保「ん?」
そこには、弁当を持ってる桃がいる。
千草「梅園さん」
桃「!!」
由美「・・・」
桃は走って行った。ガチャ。ドアが閉まった。
由美「・・・」
千草と美保「・・・」
千草「由美、梅園さんと何かあったの?」
由美「ううん、別に・・・」
美保「ケンカでもしたんでしょ?」
由美「・・・」
千草「梅園さんとケンカしてもいいじゃないの。由美には私達がいるじゃない♪」
美保「そうそう!!」
千草「由美と梅園さんは合わないよ。いや、マジで!!」
由美「・・・」

拓斗は図書室にいる。サスケとハンゾーとヤマネも一緒で、図書館のテーブルの上に乗ってる。
サスケ「いつまでこんな感じなんだぜ?」
ハンゾー「早く仲直りしてほしいのら」
ヤマネ「由美殿も桃殿も元気がなかったのでございます・・・」
拓斗「・・・そうだな・・・。俺も今の鈴木と梅園には話しかけづらいけど、俺が何とかする!!」

放課後
由美「さ、帰ろっか!!」
由美は、千草と美保と教室を出た。サスケは由美の肩に乗ってる。
桃「ヤマネ、帰るわよ・・・」
ヤマネ「はい・・・」
ヤマネは桃の肩に乗っていて、桃も教室を出た。
拓斗「・・・」
ハンゾー「どうするのら?」
ハンゾーは拓斗の肩に乗ってる。
拓斗「・・・」

美保「そのお蔭で、3キロ太ったのよ〜・・・も〜、最悪だわ〜!!」
千草「だから、食べ過ぎるなって言ったのに・・・」[汗]
サスケと由美「・・・」
・・・「鈴木!!」
拓斗の声。
由美「!」
由美は後ろを振り向いた。そこには、ハンゾーと拓斗がいる。
サスケ「ハンゾー!!」
千草「香川君」
由美「何?」
拓斗「話がある!」
拓斗はそう言って、由美の手を引っ張って行く。
由美「!!」[赤面]
由美はドキッとする。
千草と美保「・・・」

場所は川原
拓斗は手を放した。
由美「は、話って何?」[赤面]
由美はまだドキドキしている。
拓斗「梅園のことだ。梅園と仲直りしてくれ」
由美「な〜んだ、そんなことか」
サスケ「そんなことかじゃないぜ!!」
ハンゾー「仲直りしてほしいのら〜!!」
由美「別にどうだっていいじゃないの。元はと言えば、私と梅園さんは友達じゃないんだし、違いすぎるんだもん!!」
拓斗「そんな言い方はないだろ。だからこそ、今友達になればいいじゃないか!! お互いを知り合うチャンスじゃないか・・・」
由美「大きなお世話だよ!! どうして私だけにそれを言うわけ!? 梅園さんにも言ってよ!! あ〜あ、そうか。香川君は梅園さんが好きだもんね!!」
拓斗「何言ってんだよ!! 鈴木も梅園も同じくらいの友達だ!! お前、昨日から変だぞ・・・。どうしたんだよ」
由美「か、香川君には関係ないでしょ!!・・・・・・もう、放っといてよ!!」
由美は走る。
サスケ「由美ーーー!!」
サスケは由美を追いかける。
ハンゾーと拓斗「・・・」

CM

由美は走り続けてる。
由美「キャッ!!」
由美は転んだ。
由美「いったぁ〜・・・」
サスケ「やっと追いついたぜ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
由美は立たないまま、
由美「私、やっと分かった・・・」
サスケ「由美?」
由美「私、香川君のことが好き・・・」
サスケ「やっぱりそうだぜ!! でも由美ー、オイラ驚いたぜ。どうしてもっと早く教えてくれなかったんだぜ? オイラにはズルいとか言ってたくせに。由美だってズルいぜ!!」
由美「私も驚いてるんだよ・・・」
サスケ「は?」
由美「今更になって、こんな気持ちに気付くなんて・・・。本当、バカみたい・・・」
由美の目に涙が出てくる。
由美「あれ? 何で? 何でなの?」
サスケ「由美、泣きたいときには思いっきり泣いたらいいんだぜ^^」
由美「サスケ・・・ああ〜〜〜〜あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
サスケ「今度は、オイラが由美を慰める番だぜ♪」

拓斗の家
拓斗「・・・・・・」
拓斗の服装・・・上は緑、下は薄い水色の長ズボン。
拓斗はベッドの上でごろんとしている。ハンゾーは拓斗の机の上でお絵描きをしている。
拓斗「・・・・・・! ハンゾー」
ハンゾー「ん?」
拓斗「お願いがあるんだ」
ハンゾー「お願い?」
拓斗「あのな・・・」

次の日
由美たちの学校
休み時間。拓斗は屋上にいる。そこには、ヤシチ、サスケ、ハンゾー、ヤマネもいる。
ヤシチ「拙者がいいアイテムを捜してきたぞ!!」
拓斗「ありがとう!!」
ヤシチは2本の赤い紐を出した。
サスケ「赤い紐だぜ」
ハンゾー「紐がどうしたのら?」
ヤシチ「この紐はミモモショップから手に入れて来たのだ!! この1本の紐に名前を書く。名前を書いた紐に魔法をかけて、名前を書かれた奴の足首に巻かれて、お互いが二人三脚のようになるのだ!! そうすれば、2人はお互いに協力し合って、由美たちはずっと一緒にいて、仲直り間違いないのだ!!」
サスケ「さっすがアニキ!! 頭いいぜ!!」
ハンゾー「仲直りは間違いないのら〜!!」
ヤマネ「ですけど、万が一ケンカになってしまいましたら・・・」
ヤマネ「細かいことは気にするな!! また元通りになるに決まっておる!!」
拓斗「・・・とりあえず、このアイテムを使ってみよう!!」
拓斗は1本の紐に「鈴木由美」、もう1本の紐に「梅園桃」と書いた。

放課後
千草「由美〜帰るわよ〜!!」
千草と美保は教室の隅っこに由美を待っている。由美は自分の席にいる。
由美「うん!!」
由美は千草と美保の所に行こうとしたとき、拓斗の席に隠れているヤシチとサスケとハンゾーとヤマネが出てきた。ヤシチは赤い紐を出した。
ヤシチ「ヤシチでポン!!」
カアァァァ。紐が動いて、由美の足首にくっついて、勝手に足が動く。
由美「あ、あれ〜?」
そして、桃の足首にもくっついて、勝手に足が動く。
桃「えぇ〜??」
由美と桃はくっついて、足首にくっついてる2本の紐が結ばれた。
由美と桃「えぇぇぇ〜!?」
由美「ちょっと梅園さん、放れてよ!!」
桃「鈴木さんこそ放れなさいよ!!」
2人の足が勝手に動いて、走って教室を出る。ドドドドドー!!
由美と桃「きゃあぁ〜〜!!」
クラスの皆「・・・」[ポカーン]
千草「何やってんの、あの2人・・・??」
美保「さぁ・・・??」
サスケ「作戦大成功だぜ!!」
ハンゾー「なのら〜!!」
ヤマネ「桃殿と由美殿は、大丈夫でございましょうか?」
拓斗「とりあえず、後を付けるぞ!!」
拓斗はある男のこのところに来て
拓斗「小森、今日俺、クラブ休むから監督に伝えててくれ!!」
小森「あ、あぁ・・・」
拓斗は走って教室を出た。ヤシチとサスケとハンゾーとヤマネは団扇で飛んでいる。

由美と桃「きゃあぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!」
周りの人間「きゃあ!!」
ある人「何だぁ?」
由美と桃は曲がる。そこには、楓たちの中学校が見えてくる。
由美「あれは楓ちゃんたちの学校だぁ〜〜!!」
丁度、楓、結木、安純、松竹、沙織が帰ってるところ。ミルモ、リルム、ムルモはパートナーの肩に乗ってる。
桃「あぁ〜〜香お兄ちゃまぁ〜〜〜!!」
ミルモや楓たち「!!」
楓「由美ちゃん!!」
松竹「桃ちゃん!!」
桃「香お兄ちゃまぁ〜〜助けてぇ〜〜〜!!」
由美と桃は通り過ぎてく。
ミルモ「何だありゃあ!?」
ムルモ「運動会の練習でしゅかね?」
結木「今は運動会の時期じゃないだろ」
沙織「元気いいわね」
・・・「お〜い!!」
ヤシチの声。
ミルモと楓たち「ん?」
ヤシチとサスケとハンゾーとヤマネと拓斗が走ってくる。
楓「拓斗君!!」
拓斗たちは止まった。
サスケ「由美たちに会わなかったかだぜ?」
リルム「今、会いましたわ!!」
安純「ちょっとあんたたちー、これはどうゆうことなのよ!?」

由美と桃「きゃあぁぁぁ〜〜〜〜!!」
曲がったら、壁がある。
由美と桃「!! いやあぁぁぁ〜〜〜〜!!!」[涙]
ガンッ!! 2人は壁にぶつかった。スピードは止まったみたい。
由美「いたたた・・・」
桃「もう嫌〜〜!! どうして桃がこんな目に合わなくちゃいけないの〜!?」
由美「とりあえず、この紐を解かなきゃ」
由美は紐を解こうとする。
由美「あれ?」[汗]
由美は紐を解かそうとしているが、解けない。
由美「・・・・・・」[怒]
由美はイライラしてきて
由美「何で解けないのよ〜!?」[怒]
桃「ちょっと桃に代わって!!」
桃は解こうとしているが、解けない。
桃「何でこんなに固いのぉ〜!?」[怒]
由美「お嬢様のあなたにそんなことできるわけないじゃないの!!」[怒]
桃「何ですってぇ!? バカにしないでよ!!」[怒]
・・・「由美〜!!」
サスケの声。
・・・「桃殿〜!!」
ヤマネの声。
由美と桃「!」
ミルモや楓たちは由美たちの方へ向かって走って、由美たちの所に着いて、止まる。
楓「2人とも、大丈夫?」
由美「うん・・・」
桃「香お兄ちゃまぁ〜!!」[涙]
桃は松竹にくっつく。
由美と紐でくっついてるから、由美まで動いてしまう。
由美「うわぁ!!」
桃「怖かったよ〜!!」[涙]
松竹「桃ちゃん、もう大丈夫だよ・・・^^」
由美「ねぇ、これってサスケたちの魔法でこうなったの?」
サスケとハンゾーとヤマネ「あっ・・・」
ヤシチ「・・・」
拓斗「こうなったのは、俺のせいだ」
楓「拓斗君・・・」
桃「桃たちに何をしたの!?」
拓斗「・・・俺はただ、2人に仲直りをしてほしくて、ヤシチまで巻き込んでしまったんだ!! ハンゾーたちは何も悪くない!! 責めるなら、俺だけを責めてくれ!!」
由美「・・・」
桃「大きなお世話よ!! 桃は鈴木さんとは仲直りしなくて結構よ!!」
由美はムッとなり
由美「それはこっちのセリフよ!!」
楓「ちょっと2人とも!!」
ヤシチ「お主たち、本当にそれでいいのか!? サスケとヤマネもかなり悩んでいるのだぞ!! ハンゾーや拓斗だって・・・」
桃「そんなこと、知ったことなくってよ!! 私は鈴木さんとは話も趣味も合わないから、仲直りしようなんてこれぽっちも思ってないわ!!」
由美「そうよ!! 梅園さんみたいなわがままな人はお断りよ!! 大体、私達は違いすぎる!! 正反対よ!!」
桃「言わせておけばーー!! 大体、鈴木さんは、自分勝手で自己中で下品でがさつで品の欠片もなくってよ!!」
由美「何だって〜!? 梅園さんだって自分勝手じゃないの!! いつもいつも自分がお嬢様だって威張っていて、ケンカ売ってくるような態度ばっか!! だから友達ができないのよ!!」
ミルモや楓たち「・・・」[汗]
ミルモ「本当にコイツら、違い過ぎるな・・・」[汗]
安純「仲直りは無理ね・・・」
由美「もうっ!! この紐解いてよ!!」[怒]
サスケ「ダメだぜ!! 仲直りするまで解けないんだぜ!!」
桃「ちょっと何それ!? 冗談じゃないわよ!!」
由美「解けー!!」
ヤマネ「・・・」
拓斗「解いてやってくれ!!」
ハンゾー「拓斗・・・でも・・・」
拓斗「元はと言えば、俺が勝手なことをしただけだ・・・。頼む、紐を解いてやってくれ!!」
ヤシチ「拓斗・・・分かった。ヤシチでポン!!」
カアァァァ。紐がゆる〜く解けた。
由美と桃「解けた!!」
桃「香お兄ちゃまぁ〜!!♡」
桃は松竹にしがみ付いた。
松竹「も、桃ちゃん」[汗]
由美「う〜やったぁ〜!!」
ミルモや楓たち「・・・」
桃「香お兄ちゃま、一緒に帰りましょう♡」
松竹「えぇ!? でも僕、南さんたちと一緒に・・・^^;」
桃はムッとなる。
桃「いいじゃないの!! こ〜んな年を取った人と帰るより、ピチピチの女の方と一緒の方がよろしいんじゃなくて?♡」
楓「−−;・・・じゃあ、私たちは帰るねぇ〜!! じゃあね、松竹君♪」
ミルモ、楓、リルム、結木、ヤシチ、安純、ムルモ、沙織は帰ってく。
松竹「えぇ〜!? ちょっと南さぁ〜ん・・・」
由美と拓斗は目が合う。
由美と拓斗「・・・」
松竹と桃「・・・」
サスケとハンゾーとヤマネ「・・・」
妖精たちは団扇で飛んでいる。
松竹「か、帰らないの?」
桃「帰るわよ!! お兄ちゃま、行きましょう!!」
ヤマネ「それでは、先輩方、由美殿、拓斗殿、お先にでございます!!」
桃は松竹にしがみ付いて、2人は帰る。ヤマネは団扇で飛んでいる。
桃「・・・」
サスケと由美とハンゾーと拓斗「・・・」
拓斗「俺たちも帰ろうか」
由美「う、うん・・・」

由美と拓斗は歩いて帰ってる。サスケとハンゾーは団扇で飛んでいる。
由美「・・・」[赤面]
由美はドキドキしている。


桃の家
桃は窓から空を眺めている。ヤマネはテーブルに乗っている。
桃「ハァ・・・」
コンコン。ノックの音。
桃「どうぞ・・・」
星野だった。
星野「お嬢様、ちょっとよろしいですか?」
桃「何?」
星野「お嬢様、今日はどうなさったのですか?」
桃「うん、ちょっとね・・・」
星野「お友達とケンカでもなさったのですか?」
桃「・・・」
星野は微笑んだ。
星野「大当たりのようですね♪ お相手は、鈴木様ですね!!」
桃「!・・・どうして、星野には何でも分かっちゃうの?」
星野「それは、簡単なことです。大切なお嬢様ですもの。私はいつでもお嬢様のことを見ているのですよ」
桃「・・・」
星野「誰でも、ケンカはするのですよ♪」
桃「そうなの・・・」
星野「お嬢様は、鈴木様のことをどう思っているのですか?」
桃「・・・どうって」
星野「お友達になりたい!!と思っているのですね♪」
桃「・・・えぇ、私、鈴木さんと友達になりたいわ・・・」
星野は微笑む。
星野「この気持ちは鈴木様に届いているはずです♪」
桃「嘘よ!!・・・だって、鈴木さんは桃のことなんて・・・」
星野「自信を持ってください、お嬢様♪ お嬢様と鈴木様は素晴らしいお友達になりますよ☆ 星野はそう信じています・・・」
桃「本当?」
星野「はい!! 明日はまず、朝1番に鈴木様と仲直りをすることです!! それから、鈴木様にお嬢様の本当の気持ちをお伝えすることです!!」
桃「星野・・・えぇ!! 分かったわ!!♪」
ヤマネ「桃殿・・・♪」

由美の家
由美は可憐と台所にいる。可憐はお皿洗いをしていて、由美はお皿を拭いている。サスケは台所の後ろにいる。
可憐「成る程ねぇ〜。確かに、あんたはお嬢様タイプじゃないからねぇ」
由美「それ、どうゆう意味よ!?」
可憐「そのままの意味よ。あんた、食事する時、行儀悪いし、足音なんて怪獣並みに響くんだから!!」
由美「あ〜あ、そうですねぇ。全くその通りでございますよ!!」
可憐「あんたは桃ちゃんのことを本当はどう思ってるの?」
由美「・・・それは」
可憐「友達になりたいの? それとも、一緒にいたくないの?」
由美「とっ、友達になりたいよ!!・・・でも・・・」
可憐「でも? でも・・・何なの?」
由美「梅園さんとは前までは仲良くなかったんだし、苦手だったんだもん・・・」
可憐「その仲良くなくて、苦手な人とどうして今は一緒にいるようになったの?」
由美「それはだってサスケたちがいるから・・・」
可憐「サスケ??」
由美[ギクッ]「!・・・い、いや、いろいろあったからよ!!」
可憐「ふぅん?? でも、あんたは桃ちゃんと友達になりたいと思ってるんなら、明日、朝1番に桃ちゃんと仲直りをすること!!」
由美「うん・・・」
可憐「全く、本当にあんたって不器用なんだから!!」
由美「うっ、うるさいなぁ!!」[赤面]
サスケ「・・・」
サスケは微笑む。

翌朝
サスケと由美は川原でボーと座ってる。
・・・「おはよう、鈴木さん・・・」
由美「ん?」
そこには、ヤマネと桃がいる。
由美「梅園さん・・・」
サスケ「おはよう、ヤマネ!!」[赤面]
ヤマネ「おはようございます、サスケ先輩!!」
桃「昨日はごめんね・・・」
由美「・・・私の方こそ、ごめんね。友達じゃないって言うのは、嘘だから気にしないでね・・・」
桃「・・・うん!!」
由美「梅園さん、お願いがあるの」
桃「ん?」
由美「私と友達になってくれるかな?」
桃「鈴木さん・・・。えぇ!! 喜んで♪・・・桃も鈴木さんにお願いがあるの」
由美「何?」
桃「桃の1番のお友達になってくれる?」
由美「うん!! 当ったり前じゃない!!☆」
由美と桃はお互いに両手を繋いだ。サスケとヤマネは、嬉しそうに見ている。
由美「ねぇねぇ、これからは桃って呼んでいい?」
桃「え、えぇ♪」
由美「私のことは由美って呼んで☆」
桃「う、うん!! 桃、凄く嬉しいわ・・・♪」
由美「・・・・・・それと私、桃の言うとおり、香川君のことが好きよ」[赤面]
桃「やっぱり!!♡ 桃、嬉しいわ!! 学校に行こう♪ 由ー美♪」
由美「うん♪」
2人は歩き出す。サスケとヤマネは団扇で飛んでいる。

由美たちの学校
由美と桃は靴箱にいる。千草と美保がやって来た。
千草「由美〜、おっはよう☆」
由美「おはよう、2人とも☆」
美保「あんた、昨日はどうしたのよ?」
由美「どうしたって?」
ちぐさ「ほら、梅園さんと急に二人三脚しちゃってさ〜」
由美「何でもないわよ!! ねぇ〜桃♪」
桃「うん♪」
千草「え? 桃って・・・」
美保「ねぇ、あんたたち、いつからそんな仲になったの??」
由美「今日からよ!!」
桃「行こう、由美♪ 香川君が待ってるわ」
由美「そうね♪」
由美と桃はシューズに履き替えて、教室に向かう。
千草と美保「?」

由美と美保は6年3組の教室に着いた。拓斗は席にいる。ハンゾーは拓斗の机の上にいる。
サスケ「ハンゾ〜!!」
ハンゾー「サスケ!! ヤマネ!!」
拓斗「鈴木、梅園・・・。お前ら・・・」
桃「今日、仲直りしたわ♪」
由美「心配かけてごめんね、香川君・・・」
拓斗は首を振る。桃は由美にこそっと
桃「桃、これから由美と香川君がラブラブになるようにお手伝いするわ♡」
由美「じゃあ私は、桃と香君がくっつくようにお手伝いするわ!!」
桃「2人で頑張ろうね!!」
由美「うん!!」
サスケ「2人で何コソコソしてるんだぜ?」
由美と桃はサスケとハンゾーとヤマネと拓斗の方を向いて
由美と桃「ひ・み・つ♡」
サスケとハンゾーとヤマネと拓斗「??」[汗]
由美と桃「ふふ♪^^」
拓斗「・・・」
拓斗は微笑む。

終わり


■ アニス (156回/2013/02/27(Wed) 20:41:22/No5145)

第19話【大物妖精M、電撃婚約!?】には、登場しません。
この19話と20話は、スペシャルなので、CMごとに1人ずつの妖精の紹介みたいな回想がありますね。ミルモ、リルム、ヤシチ、ムルモ、サスケ&ハンゾー。
ミルモ、リルムのキーワードの紹介は終わった(「ご」と「お」)。


−−−ヤシチの紹介−−−
ヤシチ「拙者の名はヤシチ!! 誇り高き妖精忍者なのだー!! いいか? 3つ目のキーワードは「る」だぞ!! ハッ!! 拙者は安純の部屋の掃除があるので、これにて失礼!!」
●楓の恋心を盗んだシーン(無印第6話【恋心うばわれた!?】)
●ヤシチとサスケとハンゾーが安純の家の前を掃除しているシーン(第49話【またまた、キンタだす!】)
●ヤシチが安純からパンツのメモを捨てたことを知って真っ白に固まってショックを受けてるシーン(第37話【サヨナラ、安純】)
●安純が幸せそうに寝ていて、ヤシチも安純のベッドで幸せそうにいる(第37話【サヨナラ、安純】の最後のシーン)

第20話【必見!妖精が行く温泉の旅】

朝、結木が本を読んでて登校している時に、楓が「おはよう」と声をかける。そして、後ろから安純が来たかと思って楓は攻撃をした。しかし、それは安純ではなく、松竹だった。楓は松竹に謝る。

安純の家
安純は部屋で自分の征服のブラウスにアイロンをかけている。「学校に間に合わないじゃないのー!!」と大声を上げる。それを覗いている弟・瑞希。

楓は松竹に「本当にごめんなさい」と頭を下げて謝っている。そして、沙織が「おはよう」と言って来る。楓たちは沙織に気付いた。沙織は、ミルモたちがいないことに気付く。

妖精界
妖精学校の生徒たちは、温泉旅行に来ている。ミルモたち生徒は、外で集合して、エンマの話を聞く。エンマはダジャレを言う。ミルモたち生徒は皆、寒くなる。

男子温泉
ミルモ、ペータ、ビケー、マンボたちは嬉しそう。マンボは「俺いっちば〜ん!!」と言い、温泉の中に入るが、顔を打つ。温泉の中にはお湯が入って無くて、空っぽ。ペータ、ビケー、ガビンから「カッコ悪い」と言われる。マンボは「カッコ悪いって言うなー!!」[怒]と言う。温泉は上に浮いている。皆、燥ぎ出して、お湯の中に入る。

女子温泉
そこには、リルム、ヤマネ、アンナ、ライチなどなどお風呂の中に入って、プリンを食べている。アンナは「また男の子たちは騒いでるわ」と言う。ライチがヤマネに「ねぇねぇ、あなたヤシチ君のことが好きなんだって!?♡」と言う。ヤマネは恥ずかしくなって、アンナのプリンを食べる。女子温泉は爆発する。

ムルモは1人で泡のお風呂に入ってる。浮き輪の中に入っている。ムルモはシャボン玉の中に入った。それをパピィが壊す。ムルモは怒る。パピィはムルモに自分とゴンドラ湯に入ることを言う。ムルモは怒る。パピィは「照れなくてもいいじゃない」と言い、押したら、泡の中に入った。

ヤシチとサスケとハンゾーは、【命の洗濯湯】にいる。それは、「効能は、日頃、コキ使われて、溜まりに溜まった疲れをぐるぐるスッキリ落としてくれる」とのこと。ヤシチは自分にピッタリだと言い、目をキラキラにして喜ぶ。ヤシチは幸せそうに極楽に、サスケとハンゾーはビート版を使って、楽しそうに泳いでいる。サスケは赤いボタンを見つけ、それを押した。そして、お風呂の中が、ぐるぐる選択のように回って、3人はぐるぐる回る。

楓たちの学校
チャイムが鳴って、楓は廊下で窓から外を見ている。楓は元気がなさそう。結木は「何見てるんだ?」と楓に声をかける。楓は「ミルモたち、今頃何してるかな」って心配している。でも「たまにはのんびりできていいかも」と言う。教室から安純は2人の姿を見て、イライラしている。安純が邪魔しに行こうとするが、体を痛めて動けないでいる。
桐生は、楓たちの教室に来る。桐生は楓に沙織を見なかったかを訊く。桐生もミルモたちがいないことに気付く。ミルモたちは修学旅行に行ってると話す楓。桐生は僕も温泉に行きたいと言う。桐生の想像しているのは、ナンダカワカンナイノが温泉にいるシーン。その時、沙織がやって来た。桐生は沙織を世界音楽祭に推薦しようと思うことを話す。沙織は驚く。

妖精界の修学旅行のホテル
ミルモ、ビケー、ムーンは頬っぺたをマッサージしている。その時、卓球のラケットをミルモの顔面に当たった。ミルモは怒る。サスケとハンゾーは笑う。ミルモは「てめーらー!!」[怒&白目]と言う。ヤシチはサスケとハンゾーの後ろにいるけど、ヤシチは目が回ってて倒れている。ミルモは「弱そうじゃねぇか」[汗]と言う。ヤシチは立ち上がって、「ローリングサンダーアタック」として、ピンポンを打って、ミルモに勝つ。サスケ、ハンゾー、ペータ、ビケー、マンボ、ガビン、インチョ、ムーンの歓声。ミルモは勝負するが、ヤシチが勝った。最後、ミルモの頬っぺたにピンポンが当たった。

楓たちの学校
世界音楽祭のことについて話している。楓も「出なよ」と言うけど、沙織は「私、テレビはちょっと・・・」と困ったように言っている。夏に沙織がフルートの演奏していた時に、人間たちの心が怒りっぽくなったり、テレビ局が壊れたりした時の記憶が戻ってくる(第83話【行くぞ!テレビ局】)。楓は「だったら、なおのこと、出ようよ!! 逃げちゃダメだよ!!」と強く励ます。沙織は出ると言う。桐生は「僕にレッスンを観させてくれないかな?」と沙織に言う。沙織は桐生にお願いする。

放課後
結木は学校を出る。楓は一緒に帰ろうと言う。松竹は走って、楓のところに行こうとしてるけど、また楓から顔面を蹴られる。楓は松竹に謝る。その時、安純は「ふっかーつ!!」[白目]と言い、楓に暴力を振る。楓と安純はケンカになる。その時、沙織のフルートが聴こえる。楓たちは沙織のフルートに気付く。安純は結木にくっつき、「結木くぅ〜ん、一緒に帰りましょ〜はーと」と言い、行く。楓は追う。松竹は起き上がって、楓を追いかける。


−−−ムルモの紹介−−−
ムルモ「あい♪ 僕、ムルモでしゅはーと 皆しゃん、いつも僕を応援してくれてありがとうでしゅ^^ 4つ目のキーワードは「で」でしゅよ♪ この後の引き続き、僕の活躍をお見逃しなくでしゅ♡」
●楓の掌でブリッコしているシーン(無印第7話【恋心、なおしましゅ♡】)
●楓はハート目になるシーン(無印第7話【恋心、なおしましゅ♡】)
●ムルモは楓の掌から下りて、ミルモに裏の顔を見せるシーン(無印第7話【恋心、なおしましゅ♡】)


楓は家に帰る。ソファに寛いで、お菓子を食べながら、お笑いのテレビを見る。
楓の服装・・・上は赤、下は灰色の長ズボン。

結木の家
結木は沢山の本をテーブルの上に置いて「よし、読むぞ!!」と言う。
結木の服装・・・上は濃い緑と袖のところが黒、下は

安純の家
安純は「本当に邪魔よね、南楓」と言いながら、階段を上っている。安純が部屋に入って行った時、瑞希またビデオに映している。安純の部屋を覗き始めた時、黒いハンカチか風呂敷が瑞希の顔に吹っ飛んだ。瑞希は「ちゃんと片付けろよ姉ちゃん!!」と言う。安純はベッドの上でごろんとなってお菓子食べながら、何かの本を読んでいる。安純は「いいのよ。明日になったらちゃんと片付けさせるから」と言う。瑞希は「はぁ???」と言う。
安純の服装・・・上は赤と白、下は緑のミニスカート、黒の長い靴下。

松竹の家
松竹は窓から外を見ている。平井はノックして、マシュマロを持ってきた。松竹は「今日は食べる人がいないからいらないよ」と言う。平井は「え・・・?」と言う。松竹は「あ、あぁ・・・ううん、何でもないよ。うわぁ〜!! 美味しそうなマシュマロ!! いただきまぁ〜す!!」と言う。

妖精界のホテル
夕食の時間。生徒たちは和式でお菓子を食べるところ。エンマは前にいる。
エンマ「オッホン!! え〜、皆揃ったかな? それじゃあ晩御飯にするぞい^^ 因みに板に抱きついて・・・」
エンマは板を出した。
エンマ「板、抱きます^^」
しかし、生徒たちは誰もエンマの話を聞いてなく、お菓子を食べていたり、燥いでいる。
エンマ「・・・^口^;」
ミルモ「この温泉チョコ美味いぜ〜♡」
ミルモの口の周りは汚れている。
ミルモ「ん?」
ガビン「ど〜しよ〜。美味しそうだけど、これ食べたらなくなっちゃうし・・・」
ミルモ「食わねぇなら、温泉チョコくれよ!!^^」
ミルモは温泉チョコを取った。
ガビン「えっ・・・」
ペータ「温泉ドーナツくれだべ!!^^」
ガビン「うっ・・・」
ガビンの顔が真っ青になっていってる。
ビケー「温泉モンブランくれたまえ♪」
ガビン「うっ・・・」
マンボ「温泉金平糖も〜らい〜^^」
ガビン「あぁ!!」
ムルモ「温泉マシュマロ欲しいでしゅ!!^^」
ガビン「あぁっ!!」
ガビンの食べ物が全部なくなってしまった。
ガビン「ガビ〜ン・・・」
パピィ「はい、ムルモ、あ〜んちて!!」
パピィはマシュマロをムルモにやろうとする。
ムルモ「何言ってるんでしゅか!! 自分で食べられましゅよ!!」
パピィ「素直じゃないわね!! 1人じゃ何もできないくちぇに!!」
ムルモ「何でしゅってぇ〜!?」[白目]
パピィ「黙って食べなちゃいよ!!」
ムルモ「絶対嫌でしゅ〜!!」
ムルモとパピィは殴り合いケンカになった。
ヤシチとサスケとハンゾー「いっただっきまぁ〜す!!^^」
マシュマロが跳んで行った。
ヤシチとサスケとハンゾー「ん?」
ヤマネ「あん」
マシュマロがヤマネの口の中に入ってしまった。
ヤマネ「ん!?」
ヤシチとサスケとハンゾー「あぁっ!!」
ヤマネの顔は真っ赤になっている。
ヤマネ「うふふのふ〜♪ とってもいい気分でございますぅ〜♪」
ヤシチとサスケとハンゾー「あぁぁぁ・・・○П○;」[顔真っ青]
○×△□‘〜&$!%〜〜・・・見事にホテルの中は滅茶苦茶。

松竹の家
コンコン。ノックしてドアを開けた平井。
平井「坊ちゃま。ご夕飯の準備が整いました! !! おっ?」
残ってるマシュマロ。松竹は辛そう。
平井「今日は、随分お残しになったのですね・・・」
松竹「・・・もう、お腹一杯になっちゃって・・・夕ご飯も食べられそうにないや・・・」
平井「はぁ・・・そうですか・・・。それでは、失礼いたします・・・」
部屋を出た。
平井「(いつもなら2皿はお召し上がりになられるのに・・・。まさか、どこかお体の具合が悪いのでは・・・)」
その時、上から何かが出てくる。
平井「! 平っ!!」
平井は何かを投げた。そこには、星野がいる。星野は見事に避けた。星野は逃げる。
平井は星のを追う。
平井「平平平平・・・」
外に出て、逃げる星野。
星野「カカカカ・・・」
平井は外を出た。
平井「平平・・・奴め・・・。それより、坊ちゃまは・・・」

星野「ピタッと空中3回転!!」
星野、お見事!! 星野は車の方へ走って、車の所に来た。中には、桃が入っている。星野は車の中に入る。
桃「どうだった? 星野」
星野「申し訳ございません!! 作業に入る前に見つかってしまいまして・・・」
桃「そう・・・」
桃はポスターを取り出す。そのポスターは、桃がお花畑に囲まれて映っている。
桃「香お兄ちゃまのお部屋を桃のポスターでいっぱいにして、お兄ちゃまを桃のファンにしようと思ったのに・・・。ハァ〜・・・やっぱりこういうときには、ヤマネがいないとダメね・・・」

拓斗の家
机に向かって、勉強をしている。
拓斗「・・・」
拓斗は手を止めて、自分の部屋をじ〜っと見る。
拓斗「ハンゾーは今、楽しんでるだろうなぁ・・・」
拓斗「俺、ちょっとは強くなれたのかな・・・。あの時の俺は、つまらない人間だったのがよく分かるな・・・」

周りは真っ白い
拓斗はパジャマ姿(青色)。
拓斗「!! ここは・・・」
・・・「香川だ。アイツ、何でここにいるんだよ」
どこからかクラスの人か学年の人の声が聞こえてくる。
・・・「ちょっとモテるからって調子に乗ってんじゃねーよ!」
拓斗「だ、誰だ・・・」
・・・「すっげー目障りなんだよ!! お前はクラスには必要ねーんだよ」
・・・「皆、お前のことが嫌いだからよぉ・・・・。可愛そうに」
・・・「あなたトロいし、泣き虫だし、いっつも地味だし、しゃべっても全っ然つまんないんだもん!」
女の子の声。
・・・「つーかお前、邪魔!! はははは・・・」
更に、いろんな人たちの声が聞こえてくる。拓斗は耳を塞ぐ。
拓斗「・・・やめろ・・・やめろ・・・やめろーーー!!」

そして、学校の中では、1人ぼっちの生活が思い出される。それは、体育館で1人でぽつんといたり、除け者にされたり、蹴られたり、叩かれたりしていることなど・・・。

そして、拓斗が泣いてる姿。
拓斗「うっ・・・うぅぅぅ〜・・・」

現実に戻る
拓斗「ハッ!!・・・・・・いつ思い出しても嫌な思い出ばかりだ・・・。俺、まだそんなに強くなれそうにないや・・・」
拓斗は勉強ノートを閉じて、ベッドの上にごろんとなる。
拓斗「ハンゾー・・・早く帰ってきてくれ」
拓斗は寂しそう。

由美の家
由美はリビングで、麻利と毛糸でマフラーを作ってるかのよう。麻利はすらすらと上手く出来てるけど、由美は下手で雑な感じ。
由美「あー・・・これ難しいわ〜・・・」
麻利「違うよ由美姉、これはこうだってば」
由美「分かってるけど・・・ついこうしちゃうのよ・・・・・・・あー!! もうやめたやめた!!」
由美は毛糸を放した。
麻利「えぇ〜!? 由美姉からするって言ってきたじゃないのー!!」
由美「もう飽きた」
可憐「本ッ当に由美は不器用ねぇ」
由美「うっさいなー・・・。これでも一生懸命にやってるんだよ」
憐「それに比べて、麻利は器用ねー♪」
麻利「えへへ♪ でも、由美姉とこんなに遊んだの久しぶりだよ♪^^」
由美「!!」
可憐「言われてみればそうね。最近あんた、いっつも部屋にいることが多かったからねぇ〜」
由美「そうだっけ?」
由美は少々慌ててる様子。
麻利「そうだよ!! これからはもっと麻利と遊んでよね!!」
由美「分かったわよ!!・・・・・・」

由美は自分の部屋に戻った。
し〜ん・・・
由美はベッドに座って
由美「確かにサスケが来てから、あまり麻利とは遊んでなかったわね・・・」
し〜ん・・・
由美「サスケがいないとこんなに暇になっちゃうなんて・・・・・・・・・。あぁ〜たまには静かなのもいいもんだな〜!!」
し〜ん・・・
由美「静か過ぎるのもつまんないものね・・・」
由美はベッドにごろんとなる。

安純の家
瑞希は、安純の部屋をそ〜っと除く。
瑞希「今度こそ・・うわっ!!」
何と、安純の部屋から嫌なほどのゴミが出てきて、瑞希を倒す。
瑞希「うわっ、うわあぁぁ!!」
安純「も〜どうしてよ〜!? 何にもしてないのに、何でこんなに散らかるの〜!?」[涙]
安純の部屋は訳の分からない程に、沢山のゴミがある。

結木の家
結木は本を読んでいる。机に移動して読んだり、ベッドの上で寝込んで本を読んだり、いろいろうろうろしながら本を読んでいる。
結木「・・・・・・静か過ぎるってのも、集中できないもんだな・・・」

楓の家
楓「さぁ〜ってと、ミルモ〜、そろそろ寝るよ〜!!」
楓はパジャマ姿。
楓「あっ・・・」
そこには、ミルモのマグカップがあるだけ。
楓「そっかぁ。ミルモはいないんだよね。いやぁ〜習慣って怖いですなぁ〜」
楓は自分の頭を軽くポコッってする。
楓「さぁ、寝よ寝よ」
楓は電気を消した。

修学旅行のホテル
男子部屋では、枕投げをしている。そこには、ミルモ、ヤシチ、ムルモ、サスケ、ハンゾー、ペータ、ビケー、マンボ、ガビン、インチョ、ムーンなどがいる。タイク先生は「コラー!! 静かに寝ないかー!!」と男子部屋に来るが、皆、見事に電気を消して、寝たふりをしている。タイクは出て行く。ペータたちはミルモとこんなに遊んだのは久しぶりって言う。インチョはそろそろミルモの里に帰ってもいいのではないでしょうか?とミルモに言う。ミルモは少し困っている。その時、ヤシチがミルモの顔面に枕を投げた。また、皆、枕投げを開始。

翌朝
楓は欠伸して登校している。横に、結木も欠伸をしている。安純は軽く、楓の頭をチョップする。楓は気付く。後ろに安純が倒れている。安純の身体全体は湿布が多い。草に隠れて学校に向かう松竹。その後ろに平井やたくさんの防衛隊や看護師さんが松竹を追う。楓はまた欠伸する。

妖精界
ミルモたちはお土産を買うところ。

楓たちの学校
楓は屋上にいる。妖精学校の分校を眺めている。
楓「・・・・・・えへ^^ 私、何やってるんだろう。こんなとこに来ても、ミルモに会えるわけじゃないのに・・・」
ドアが開く音がする。
楓「ん?」
結木だった。
楓「結木君!!」
結木「南・・・」
後ろから安純が来た。
安純「結木君見〜つけた♡」
そして、草に隠れている松竹が出てきた。松竹は顔を出す。
松竹「あっ! 南さん♡」
楓[汗]

楓たちは屋上を歩く。
楓「ほんのちょっといないだけなのに、こんなに寂しくなるんだね・・・」
安純「あらっ!? 私は結木君と一緒にいられれば幸せよ♪」
楓「日高さん!!」
安純「オッホッホッホッホッホ!!」
楓「も〜・・・」
松竹「僕も、南さんと一緒なら幸せだよ^^・・・でも、ムルモがいないと、毎日普通にしてきた生活も、何だかおかしくなっちゃうんだよね・・・」
安純「まぁ、確かにいたらいたで少しは役に立つけど・・・」
結木「不思議なもんだな」
安純「え?」
結木「ミルモたちがやって来る前は、皆1人で暮らしてたはずなのに、今じゃいないことの方が普通じゃないなんてな・・・。ある日、突然やってきて・・・」
楓と松竹「・・・」
結木「願い事を叶えるとか言って、全然叶えてもらいそうにないけど、それでもいつかは、別れの時はやって来るのかもしれない・・・。俺たち、いつまでミルモたちと一緒にいられるんだろう・・・」
楓たちの目は前髪で隠れている。

由美たちの学校
拓斗「・・・」
拓斗は廊下で窓の外を見ている。由美と桃は拓斗の所に来る。
由美「香川君」
拓斗「ん?」
桃「どうしたの?」
拓斗「いや、今日、ハンゾーが帰ってくるから楽しみなんだよ」
由美「成る程ね。サスケは今、何やってるんだろうなぁ〜」
桃「本当ね〜」
拓斗「・・・・・・」
由美「香川君? 本当にどうしたのよ?」
拓斗「・・・・・・ハンゾーがいない生活は寂しいものなんだなって思ってな」
桃「えぇ!? たった1日だけじゃないの!!」
拓斗「あぁ、そうだけど、俺はやっぱりまだ、ハンゾーがいなくちゃダメなんだよ!!」
由美「香川君・・・」
桃「・・・」
担任「梅園ー」
桃「ん?」
担任「ちょっといいか? すぐに終わる」
桃「は、はい!! ちょっと行ってくるわね♪」
由美「うん!!」
桃は担任のところに行く。
由美と拓斗「・・・」
拓斗「鈴木は昨日、サスケがいない生活はどうだったんだ?」
由美「え? べ、別に寂しくなかったわ!! 逆に静かで落ち着いて生活できたって感じよ♪」
拓斗「そうか・・・。俺は早くハンゾーに会いたい・・・」
由美「香川君・・・確かに、毎日普通にしてきた生活も、おかしくなっちゃうわ・・・」
拓斗「俺も鈴木も、サスケとハンゾーがやって来る前は、1人で暮らしてたはずなのに、今じゃいないことの方が普通じゃないなんてな・・・」
由美「・・・」
拓斗「いつかは別れる時が来るかもしれない・・・。俺、その時まで強くなって、立派な人間になりたいんだよ!!」
由美「なれるよ!!」
拓斗「鈴木・・・」
由美「香川君だったら絶対になれるよ!!」「私はそう信じてる・・・から・・・」[赤面]
拓斗「ありがとう・・・。梅園はまだヤマネと暮らしてそんなに経ってないけど、俺と鈴木はもうずっとサスケとハンゾーと一緒にくらしてるだろ・・・。生活に違和感があるのは当然のことだ・・・」
由美「・・・」
拓斗「俺たち、いつまでサスケたちと一緒にいられるんだろう・・・」
由美と拓斗の目は前髪で隠れている。

楓の家
楓はミルモのマグカップを見ている。
楓「・・・」
楓は座って、ミルモのマグカップを手に持つ。楓は結木の言ったあの言葉を思い出す。
・・・「俺たち、いつまでミルモたちと一緒にいられるんだろう・・・」
楓の目に涙が出てくる。
楓「そんなの嫌だよ・・・。うっ・・・ミルモ、ミルモォ・・・ミルモォ〜あぁぁぁぁ〜〜〜〜・・・」
・・・「うるせ〜な〜」
ミルモの声。
楓「は・・・?」[黒丸目]
ミルモは楓のベッドで寝ている。
楓「П・・・」[黒丸目]
ミルモは起きた。
ミルモ「たく〜・・・昨夜はペータたちと一晩中枕投げしてて寝てねぇんだぞ!・・・寝る」
ミルモはまた寝る。
楓「ちょちょちょっ、ちょっと待ったぁ〜!! 何で!? 何でミルモがいるの? 今日はお城に泊まって、明日の朝帰るって言ってなかったっけ?」
ミルモ「親父とお袋がうるさくてよ。めんどくせ〜から帰ってきた。あ〜そうだ!! お前にお土産買ってきてたんだぁ」
楓「お土産!?」
それは、ピンクのナンダカワカンナイノのストラップ。
楓「・・・何これ?」
ミルモは楓の肩に乗って
ミルモ「ナンダカワカンナイノストラップだ。妖精温泉だけの限定品超レア物だぜ〜い!!^^」
楓「へぇー・・・」
ミルモ「じゃあ俺は寝るからな〜」
ミルモは楓のベッドに戻る。
ミルモ「静かにしてろよ」
ミルモは寝る。
楓「でも、何で私のベッドで寝るのよ〜!?」
ミルモはすっかり寝ている。
楓「も〜、自分勝手なんだから〜・・・。でも・・・まぁいっか。おかえり、ミルモ♪」

結木の家
結木の服装・・・上は青、下は不明。
リルム「どりゃあ〜〜〜!!」[白目]「結木様、今、温泉そうめんを作って差し上げますわ!!」
結木「・・・」[汗]
結木の眉毛は吊り上っている。
リルム「少々お待ちくださいませー!!」
結木は微笑む。
結木「あぁ」
結木は本を読み始める。
リルム「どりゃどりゃ〜どりゃあ〜!!」

松竹の家
ムルモはうるうる目状態で、もじもじしている。松竹の服は上は白で、下は不明。
ムルモ「お土産に温泉マシュマロを買ってきたでしゅけど、途中で皆、食べてしまったので、空っぽでしゅ・・・」
松竹「いいんだよ、そんなこと^^ それよりも、お腹空いてない?」
ムルモ「ペコペコでしゅ〜^^」
平井は心配して、松竹の部屋のドアの方に耳を近づけている。
松竹「平井―!! マシュマロ、じゃんじゃん持ってきてー!!」
平井「はっ! はい!! 坊ちゃま!!」

安純の家
安純の家は見事に散らかってる^口^; 安純は相変わらず、身体中に湿布を貼っている。
安純の服装・・・上はオレンジ、下は茶色のミニスカート、黒の長い靴下。
安純「そこっ!!」
ヤシチ「ホイ!!」
安純「次はここよ!!」
ヤシチ「はいはい!!」
安純「次はここよ!!」
ヤシチ「ヨイシャー!!」
安純「あんたがいないせいでこんなに散らかったんだからね!!^^ 遊んできた分、しっかり働いてもらうわよー!!^^」
ヤシチ「任せろ安純ー!! ●●休みしたおかげで体が軽いのだー!!・・・しかし、何故1日や2日でこんなに散らかるのだ?」

由美の家
サスケ「は、はいこれ、妖精温泉だけの限定品超レア物の温泉金平糖だぜ・・・」[赤面]
サスケはもじもじしながら、由美に袋に入っている温泉金平糖をやる。
由美「サスケ・・・・・・ありがとう!!☆」
由美の服装・・・上は緑、下は黄色のミニスカート、灰色の長い靴下。
サスケ「それと、みたらし団子食べたいぜ!!☆☆ お腹が空きすぎてお腹と背中がくっつきそうなんだぜ!!」
由美「はいはい、みたらし団子ならここにありますよ」
由美は5本のみたらし団子をサスケにやる。
サスケ「おぉぉぉ〜☆ みたらし団子が5個だぜ〜!!」
サスケは涎を垂らして、さっそくバクバク食べ始める。
由美「ちょっと、咽にひっかけるわよ!!」
サスケ「心配いらないぜ!!」
由美「ったく〜・・・ふふ^^」

拓斗の家
ハンゾー「それで、アニキもサスケもすっごく疲れがとれたのら〜♪ 温泉のお菓子も最高だったのら♪」
拓斗「そうか、よかったな^^」
拓斗の服装・・・上は黒、下は紺色の長ズボン。
拓斗は部屋から出て行く。
ハンゾー「拓斗?」
拓斗は部屋に戻ってきた。
拓斗「はい^^」
ジャ〜ン!! 何と、3種類のアイスがある。バニラ、チョコ、苺。
ハンゾー「美味しそうなのら〜☆☆」
ハンゾーの目が光っている。
拓斗「俺からのお土産だ^^」
ハンゾー「いただきますなのら〜☆」
拓斗は微笑む。

最後にアニメどおりに、楓たちの学校で、沙織の演奏しているフルートが聞こえる・・・

終わり


−−−サスケとハンゾーの紹介−−−
サスケ「サスケだぜ!!」
ハンゾー「ハンゾーなのら!!」
サスケ「5つ目のキーワードは、「ん」だぜ!!」
ハンゾー「皆、ちゃんとぜ〜んぶ揃ったのら?」
サスケ「番組の最後で、いよいよお宝プレゼントの発表だぜ!!」
ハンゾー「なのら〜!!」
●由美と拓斗が一緒に帰ってるシーン(制服姿)。拓斗の手には沢山のチョコが入ってる袋を持っている。由美はその多くのチョコをじ〜っと睨んでる。サスケとハンゾーは、パートナーの肩に乗ってる。(第51話【オトチョコでラブパニ?】)
●サスケとハンゾーがミルモに追いかけられているシーン(第42話【オイラたちにおまかせ!】)
●サスケとハンゾーがミルモを紙飛行機にして遊んでるシーン(第42話【オイラたちにおまかせ!】)
●サスケとハンゾーがヤシチに泣きつくシーン(第42話【オイラたちにおまかせ!】)


■ アニス (157回/2013/02/28(Thu) 22:27:18/No5146)

第21話【ドキッ!沙織だらけのデート大会】


沙織はフルートを音楽室で練習している。桐生は、沙織の演奏を聴いている。練習は終わって、桐生は雨が降っていることに気付く。

沙織は傘が持って来てないで、桐生と相合傘をしている。桐生と沙織が、昔の事を話している途中に、車がいきなり飛び出してやって来た。桐生は沙織を守る。沙織はドキドキしているよう。

翌朝
沙織は登校している時、桐生が後ろからやって来た。桐生が沙織に挨拶する。沙織も挨拶をする。沙織はドキドキする。その時、安純が楓に攻撃をする。楓はそれを交わす。だけど結局、安純から倒された。沙織がやって来る。楓は大丈夫だと沙織に言う。桐生はいつもとは違う怖い目で皆を見る。楓は桐生に挨拶をする。そして、桐生は自分が鞄を家に忘れちゃったことに気付く。桐生は家に戻る。

楓たちは学校に行こうとしたが、沙織は止まってる。楓はそれに気づく。沙織は楓に相談したいことがあると言う。

楓たちの学校
沙織は最近、自分が変だと楓に訴える。楓はそれは桐生先生に恋してるからだよと喜ぶ。楓とリルムは喜ぶ。そして、沙織の恋のお手伝いをすると言う2人。ミルモにも頼む楓。

2年6組では、楓たちは集まってる。結木の席にだ。松竹は、「松竹雪の際スタジアム」のことを皆に教える。今度の日曜日に招待しようと思っていることを言う松竹。楓は松竹に桐生先生も誘っていいかを訊く。

日曜日
場所は、松竹雪の際スタジアム。由美と拓斗と桃と星野がいる。星野は望遠鏡で見ている。サスケは由美の肩、ハンゾーは拓斗の肩、ヤマネは桃の肩に乗ってる。
由美の服装・・・上は黄緑の上着、下は灰色の長ズボン。
拓斗の服装・・・上は灰色の上着、下は紺色の長ズボン。
桃の服装・・・上はピンクの上着、下は白の長ズボン(アニメ通り)。
星野「お嬢様、松竹様とお邪魔な御一行がいらっしゃいました!!」
桃「そう♪ ありがとう、星野!!」
拓斗「・・・−−;」
桃「ヤマネ、今日は香お兄ちゃまとここでラブラブよ♡」
ヤマネ「かしこまりましたでございます!!」
楓たちがやって来るのが見える。
松竹「皆、着いたよ!! ここが松竹雪の際スタジアムだ!!」
楓「わぁ〜!!」
ヤシチ「お〜!! わくわくするな〜!!」
ヤシチは釣りを手に持っている。
安純「ってあんた、それ何するつもりよ?」
ヤシチ「氷と言えば、決まっておろうが!! その下には、沢山の魚がいるのだ〜♪」
松竹「それは無理かなぁ。ここは全部人工で出来てるからね」
ヤシチ「!! ガーーーーン・・・」
安純「全く・・・ちょっと考えれば分かることでしょ」
・・・「香お兄ちゃま♡ 御機嫌よう♪」
桃の声。
安純「ん?」
そこには、サスケや由美たちがいる。
由美「やっほ〜☆」
楓「由美ちゃん!! 拓斗君!!」
松竹「桃ちゃん!!」
ヤシチ「サスケ!! ハンゾー!! ヤマネ!!」
桃「今日も桃たち、ご一緒にさせていただくわ!!」
ヤマネ「よろしくでございます!!」
サスケ「よろしくだぜー!!」
ハンゾー「よろしくなのら〜!!」
松竹「あぁ・・・うん・・・(ハァ・・・由美ちゃんと拓斗君はともかく・・・桃ちゃんには内緒にしてたのに・・・)」
由美「あ〜、楽しみ〜☆^^」
楓「それにしても桐生先生遅いよねぇ・・・」
沙織「・・・」[赤面]
リルム「あーっ!! 噂をすればですわ!!」
桐生が手を振って来ている。
桐生「やぁー!! 皆ー!! どあぁぁぁ〜〜〜!!」
ドテーッ!! 桐生はすごいこけ方をした。
桐生「待たせちゃってごめんねぇ・・・」
皆(沙織以外)[汗]
沙織「ふふ♪」
ミルモ「沙織も変わった趣味だよなー・・・」
リルム「恋心は人それぞれなのですわ♪」
楓「頑張ろうね!! 沙織^^」
沙織「うん」
松竹「じゃあ皆、行こっか!!」

スケート場
平井「ひら〜いブレーキ!!」
ペンギンの絵のバスが止まった。
平井「坊ちゃま、スケート場に到着しました!!」
松竹「ありがとう、平井!!」
ミルモ、ヤシチ、ムルモ、サスケ、ハンゾーは早速、団扇で飛んでバスの中を出る。皆、下りてく。桐生も下りて行った。楓とリルムは沙織のとこに来て
楓「沙織、ダメだよ!! せっかくのチャンスなのに、桐生先生と離れてちゃ。それじゃ話も出来ないよ!!」
沙織「でも、席がたくさん空いてたから・・・」
楓「えぇ〜・・・」
リルム「沙織様、恋は体当たりなのですわ!! もっと積極的に桐生先生のお近くにいてくださいませ!!」
楓「そうだよぅ」
沙織「そう、分かったわ・・・やってみる」

沙織は桐生の両手に捕まって、スケートをしようとしている。
ミルモ、ヤシチ、ムルモ、サスケ、ハンゾー、ヤマネ「わぁ〜!!」
ミルモ、ヤシチ、ムルモ、サスケ、ハンゾー、ヤマネは楽しく滑っている。

由美「イェ〜イ!!♪」
由美も上手に滑っている。
桃「さっすが由美!!」
由美「へへへ♪」
拓斗は壁を持ってて、滑っていない。
桃「ん? 香川君ー、どうしたの?」
拓斗「俺、滑れないんだよ」
由美「えぇ〜!?」
桃「・・・!(そうだ!!)・・・香川君、由美から教えてもらいなさいよ!!♪」
由美「!! も、桃」[赤面]
拓斗「いや、いいよ。教えるばっかじゃつまんないだろ」
桃「そんなことないわよ!! ねっ! 由美♪」
由美「う、うん」[赤面]
桃は由美にこそっと
桃「頑張ってね♡」
由美「うん」[赤面]
拓斗「・・・」

松竹は滑りながら
松竹「南さーん、見ててねー!! 南さんの為に踊るよー!!」
平井「坊ちゃまー、頑張ってくださいませー!!」
結木と安純は手をつないで一緒に滑ってて
安純「結木君、私たちもしましょ♪」
楓「あー!! もう、日高さん」
楓は行こうとしたが
楓「うわっ・・・うわっ・・・うわわぁっ!!」
楓は滑って、結木は楓を持った。
結木「南、大丈夫か?」
楓「あ、ありがとう・・・(あぁ〜、ラッキー♡)」
安純の身体からは炎が出ている。
安純「きいぃ〜!! 南楓〜!! 生意気〜!!」[白目]
桐生「すごいなぁ、松竹君」
沙織「えぇ」
桐生「上手に滑るよねぇ」
沙織「えぇ」
楓は、チョコチョコと後ろを持って歩いて
楓「沙織、沙織」
沙織は楓のとこに来て
沙織「何? 楓」
楓「何じゃないよ。もっといろいろ話さなきゃ・・・」
沙織「だって、何話していいか分からないんだもん」
楓「えぇ〜・・・何だっていいんだよ。好きな食べ物は何ですかー、とか」
リルム「沙織様の知りたいことでいいんですわ!!」
沙織「そう。分かったわ・・・聞いてみる」
沙織は桐生のとこに来て
沙織「桐生先生」
桐生「ん? 何だい、沙織ちゃん」
また、沙織の顔が赤くなった。
沙織「あ・・・すっとこどっこいってどうしてすっとこどっこいなんでしょうか?」[赤面]
桐生「え・・・んー・・・それは、すっとこがどっこいだからかなぁ・・・」
松竹は楽しそうに踊ってる。凄く上手。松竹防衛隊は6.0の評価をしている。桃は100点の評価している。
桃「100点満点よー!! 香お兄ちゃまー!!^^」
松竹「(決ーまったぁ!! 南さん、観てくれたかなぁ?)」
しかし、楓は沙織と桐生のことが心配で、松竹の活躍は観ていない。
松竹「ううう・・・見てないよー・・・T◇T」

ミルモとムルモは坂を楽しそうに滑っている。
ミルモ「うほ〜!! スノボだぜ〜!!」
ムルモ「楽しいでしゅね〜!!」
ヤシチも滑っている。
ヤシチ「最高だな〜!!」
ミルモ「お前、何に乗ってんだ?」
ヤシチ「!! あっ? あぁぁーーー!! これは●●●〜!!○◇○」
ヤシチはバランスを崩す。
ヤシチ「あいたっ、ごろごろ・・・」
ヤシチは雪だるまになった。楓、結木、安純、松竹、沙織、桃はそれを見ている。皆、スキー用の服に着替えている。勿論、アニメ通りだけど、一応紹介。
楓の服装・・・上下ピンク
結木の服装・・・上は水色、下は青
安純の服装・・・上下紫
松竹の服装・・・上はオレンジ、下は茶色
沙織の服装・・・上下水色
桃の服装・・・上は薄ピンク、下は濃いピンク
サスケとハンゾーとヤマネは、ヤシチの所に来る。
サスケとハンゾー「アニキ〜!!」
ヤマネ「ヤシチ兄様、大丈夫でございますか?」
ミルモ「ったくー、何やってんだか」
楓「もー、ミルモったら」
リルム「遊んでばかりなのですわ!!」
リルムは楓の肩に乗ってる。
・・・「イェ〜イ!!☆」
由美の声。
皆「ん?」
由美はスキーをしている。由美は更に、高くピョ〜ンとジャンプする。
由美「それーーーーーー!!」
綺麗に下までジャンプする由美。
由美の服装・・・上下黄色。
由美「ふぅ♪」
楓「由美ちゃんすっごーい!!」
サスケ「流石由美だぜー!!」
ハンゾー「拓斗はどうしたのら?」
由美「あぁ〜!! 置いて来てしまった〜!!」
ガクーッ!! 皆、倒れた。
桃「それじゃあ意味ないじゃないのー!!」
由美「だってスキーに夢中だったんだもん!!」[赤面]
・・・「わあぁぁぁ〜〜〜!!」
拓斗の声。皆、上を見る。そこには、拓斗が滑っている姿。しかし、上手ではない。
拓斗「わあぁぁぁ〜〜〜〜〜!!」
拓斗の服装・・・上はダアク系の紫、下は白っぽい紫。
ハンゾー「拓斗ー!!」
ドテッ!! 下まで到着して、転んだ拓斗。
拓斗「いててて・・・」
ハンゾーは拓斗の側に来る。
ハンゾー「拓斗〜、大丈夫なのら?」
拓斗「あぁ、平気だよ」
由美「・・・」
楓「沙織ー、沙織はスキー出来るの?」
沙織「ううん、始めてだわ」
リルム「でしたら桐生先生に教えていただければよろしいのですわ!」
楓「そうだね!! 今度こそ頑張って!!」
沙織「そうね、頼んでみるわ」
沙織「桐生先生」
沙織はスキーを滑らせて、桐生の所に行く。
桐生「ん?」
沙織は桐生にぶつかって、滑って、前に行く。
桐生「あっあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
桐生は、落ちて転んだ。
沙織「先生・・・」

松竹「皆、ブラシは行きわたった?〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!! ストーンに止まった位置が円の中心に近いほど点が高いんだ!!」
ミルモ「へぇー・・・面白そうだなー」
ムルモ「カーリングなんて始めてでしゅ♪」
ヤシチ「よーし!! 日頃鍛えた掃除の腕を見せてやるー!!」
沙織がしてる。丁度円のところに行った。
皆「おぉー!!」
桐生は沙織の所に来る。
桐生「沙織ちゃーん、上手だねぇ。うわぁっ!!」
桐生は滑った。
沙織「先生!!」
沙織は桐生の身体を持って、助けた。
楓「沙織上手い!!」
桐生「ありがとう」
沙織「あ・・・」[赤面]
桐生「うぇ? わあぁ!!」
ドンッ!! 沙織は顔が赤くなって、桐生を放してしまって、桐生は頭を打ってしまった。
楓「うぅ・・・−−;」
リルム「後ちょっとですのに」[汗]
窓のとこからキラーンと光る。

それは、アクミとラットが望遠鏡で楓たちを見ている。
ラット「やっと見つけたぞ、南楓」
アクミ「こんな楽しそうな所で遊びやがって〜!! 今日こそ倒してやる!!」

CM

松竹「さぁー!! 本日のメインイベントは、松竹雪合戦だよ!!」
皆「松竹雪合戦?」
松竹「ルールは2人組に分かれて雪合戦をして、ヘルメットにつけた風船を最後まで守ったチームが優勝なんだ!! そして優勝チームにはなんと中央の概観●●●●一周するロマンチックタイムをプレゼント!! 更に、世界のアイスの盛り合わせー!!」
美味しそうなアイスが見えてくる。
ミルモとリルムとヤシチとムルモとサスケとハンゾー「あー!!☆☆」
ミルモたち妖精(ヤマネは除く)の目は、キラキラしている。
由美「美味しそ〜☆☆」
平井「それではクジを引いてください!!」
ミルモ「楓、絶対優勝しろよ!! 世界のアイス食いてーぞ!!」
楓「もー、ミルモったら。沙織のことちっとも協力してくれないくせにー・・・」
リルムが来て
リルム「そうですわ!!」
楓「そんな人にはアイスはなし!!」
ミルモ「何ぃ!? ちょっ、ちょっと待て!! ミルモでポン!!」
カアァァァ。クジの箱に魔法がかかった。沙織はクジを引いた。沙織は赤を引いた。
沙織「私は赤チームね」
桐生もクジを引く。桐生も赤を引いた。
桐生「僕も赤だ。よろしく! 沙織ちゃん^^」
沙織「は、はい!!」
ミルモ「これで文句ねーだろ?」
楓「うん、ありがとう♪」
ミルモ「その代わりお前は絶対アイスゲットしろよ!!」
楓「任せといて!! でもいいなぁ沙織・・・私も結木君と一緒のチームになりたいなぁ♪」
リルム「でしたら私の魔法で!!」
楓「本当?」

安純「ヤシチ〜・・・分かってるでしょーねー!? 私と結木君をペアにするのよ!!」[白目]
ヤシチ「はいぃ〜〜〜!!」

松竹「ねぇムルモ、僕、南さんとペアになりたいなぁ・・・」


−−−妄想−−−
観覧車の中で、楓と松竹が2人っきり。
楓「松竹君、あーん♡^^」
松竹「あーん♡^^」


松竹「ふっふふふ♡^^」
ムルモ「いいでしゅよ!! その代わり、あーん以外のアイスはくだしゃいね!!」
松竹「勿論だよ!!^^」

サスケ「オイラが拓斗と同じペアにしてやるぜ!!」
由美「いいわよそんなことしなくて!!」(ちょっぴり赤面顔で、意地っ張りな感じ)「・・・でも、どーしてもしたかったらしてもいいのよ・・・」[赤面]

桃「ヤマネ、桃、お兄ちゃまとラブラブペアになりたいの♡」
ヤマネ「わかりました!!」

平井「それでは皆様、続いてお引きください!!」
リルムとヤシチとムルモとサスケとヤマネ「●●でポン!!」
カァァァァ・・・

結果は、楓・安純チームは黄色。楓は困った顔。
安純「うぅぅぅ・・・」[白目]

結木・松竹チームは緑。結木は普通にしている。
松竹「あぁぁぁ〜・・・」

由美・桃チームはピンク。2人とも、困った顔。

拓斗・星野チームは青。2人とも不通にしている。

妖精たちは団扇で飛んでいる。
リルム「何でですの?」
ムルモ「失敗でしゅね」
ヤマネ「やはり魔法は苦手でございます」
サスケ「今日は調子が悪いかもしれないぜ」
ヤシチ「・・・○_○ い、いかん!!」[汗&顔真っ青]
ヤシチは逃げようとしたが、ガシッとすぐに安純に捕まえられた。
安純「ヤシチ〜・・・何で私が南さんとペアなのよ〜!!」[怒&白目]
ヤシチ「あーーーーあぁーーーーーー!!」
楓「頑張ろうね、日高さん・・・」

松竹「ハァー・・・」


−−−妄想−−−
観覧車の中で、結木と松竹がいる。
結木「松竹君、あーん♡^^」
松竹「あーん♡^^」


松竹「結木君とあーんか・・・」
結木「ん?」

由美と桃「ハァー・・・」

星野「香川様、星野頑張らせていただきます!!」
星野は炎が出ていて、燃えている。
拓斗「はい・・・」[汗]

平井「坊ちゃま、後は松竹防衛隊が参加させていただきますが」
松竹「うん・・・皆よろしくね・・・」
松竹防衛隊「はっ!!」
平井「それでは、ゲームスタート!!」
皆、それぞれにしている。

平井「平っ!! 平っ!! 平っ!! 平っ!!」
平井は雪を投げている。
星野「何の!! 星野アタック!!」
平井「平っ!! 平っ!!」
星野「星のアタック!!」
拓斗と防衛隊は入れないで、見ているだけ。
拓斗「入れません・・・」
防衛隊は頷く。

由美「それー!!」
由美は球を投げて、防衛隊2人の頭に被っているヘルメットに付いている風船に見事に当たって、壊れた。
由美と桃「やったぁ〜!!☆」
由美と桃はお互いに嬉しく手を繋ぐ。

楓「・・・沙織、大丈夫かな?」
ミルモは楓の所に来る。
ミルモ「いいからお前は勝負に集中しろ!! 安純とペアってことはアイスへの近道だぞ!!」
楓「でもー・・・」
楓は沙織と桐生の所を見る。

沙織「あっ」
沙織は雪が顔に当たった。
桐生「大丈夫かい? 沙織ちゃん」
沙織「えぇ。先生、横!!」
桐生「ん? う〜いてっ!!」
桐生はまたこけた。
沙織「大丈夫ですか? 先生」
桐生「あ、あぁ、何とか・・・えへへ^^」
沙織「^^」

楓「沙織^^・・・あぁ!!」
楓の頭に雪が当たった。
結木「あっ、悪い、南」
雪を投げたのは、結木だった。
楓「結木君・・・。ううん、大丈夫!! 気にしないでー!!^^」
楓は笑顔で手を振っている。
安純「!! ちょっと南さん、何1人で結木君の球に当たってるのよ!! 私に寄越しなさい!!」[白目]
安純は楓の頭にある雪を取ろうとする。
楓「やだぁもう!!」
安純「結木く〜ん、私にもちょうだ〜い!!^^」
楓「あ〜ずるい、日高さん!!」
楓と安純「結木く〜ん、私も私も〜!!」
結木「あのなぁ・・・」[汗]
ミルモ「コラーお前らー!! 真面目に勝負しろ!!」
その時、上から雪だるまの着ぐるみが上から降りてきて、ミルモに被る。
ミルモ「な、何だこりゃあ!!」
リルム「ミルモ様!!」
ムルモ「どうしたんでしゅか!?」
リルムとムルモはミルモのとこに行くが、リルムとムルモにも被ってしまう。
ヤシチとサスケとハンゾーとヤマネ「・・・」
ヤシチとサスケとハンゾーにも被ってしまう。
ヤシチ「んー!! 身動きが取れんぞー!!」
サスケ「ビクともしないぜー!!」
ハンゾー「重たいのら〜!!」
ヤマネ「ヤシチ兄様!! サスケ先輩!! ハンゾー先輩!! あぁっ!!」
ヤマネは避けて、手裏剣を投げようとしたが
ヤマネ「!!」
ヤマネはどこか痛そう。
ヤマネ「あっ」
由美と桃はミルモたちが雪だるまの着ぐるみに嵌ってしまったのに気付く。
由美「サスケ!!」
桃「ヤマネ!!」
楓「皆ー!!」
楓はミルモたちのところへ行くがアクミとラットが楓の前に現れた。
アクミ「南楓!! 今日と言う今日は、お前が二度と笑えないように、凍らせてやるじゃん!!」
楓「えぇ〜!?」
ミルモ「逃げろー楓ー!!」
楓「う、うん!!」
楓は逃げる。
ラット「逃がすか!!」
ラットはカラクリガンを使う。大きなバネが出てきて、楓を動けなくする。
楓「うわぁ!!」
アクミ「フィニッシュだよ!! アクミで・・・」
沙織「楓!!」
アクミは沙織の方を向く。
沙織「どりゃあ〜!!」
沙織は雪を投げる。
アクミ「へ〜ん!! そんな弱い球に当たる程、アタイは・・・どあぁ!!」
アクミは顔面に強く当たって、倒れた。
楓「あぁ!! 必殺弱々サーブ2!!」
沙織「楓ー!!」
楓「ん?」
沙織「こっちこっち!!」
沙織と結木と松竹と拓斗は、楓の方に来て、4人は逃げる。
松竹「早く逃げよう!!」
アクミ「くっそー!! アクミでポン!!」[白目]
カアァァァ。沢山の雪の球が出てきて、逃げてる楓、結木、松竹、拓斗、沙織を攻撃する。
松竹「うわぁ!!」
結木と松竹と拓斗の頭に当たって、3人は倒れる。3人の頭にある風船が壊れた。
楓「結木君!! 松竹君!! 拓斗君!!」
結木「構うな!! 早く行け!!」
松竹は目が回ってる。
拓斗「・・・」
結木「そうだ・・・」
拓斗「結木さん?」

防衛隊「うわあぁぁ〜!!」
たくさんの防衛隊に雪の球が当たっている。楓と沙織は逃げ続ける。
楓「きゃあ!!」
楓は転んだ。
沙織「楓!!」
アクミとラットが来る。
沙織「楓から離れなさい!!」
沙織はアクミとラットに雪の球を投げようとする。
アクミ「同じ手は喰わないよ!! アクミでポン!!」
カアァァァ。更に、雪の球が多くなり、スピードも速くなり、沙織に向かって来る。
沙織「!!」
沙織は目を瞑る。
・・・「うわあぁぁ〜!!」
桐生の声。沙織は目を開ける。何と、桐生が沙織を守っている。桐生は、沢山の球が当たった。
沙織「桐生先生・・・」
桐生「いてててててて・・・」
桐生は倒れた。
アクミ「何だ、アイツ・・・」
桐生は帽子を手に持って
桐生「僕が相手だ!! それっ!!」
桐生は帽子を投げて、アクミとラットの方に向かって来る。ラットは避けるが、アクミに当たる。
アクミ「あぁぁ!!」
ラット「小癪な!!」
ラットはカラクリガンを使う。タコが出てきて、タコの口から火が出て、桐生に攻撃する。
桐生「うえぇぇ!! あちゃあちゃあちゃあちゃ!!」
桐生は逃げる。
楓と沙織「桐生先生!!」
アクミ「南楓!!」
楓「ん?」
アクミは黄色の帽子の上に乗ってる。
アクミ「ここまでだよ!! 覚悟しな!! アクミで・・・」
ダアク「待てアクミ!!」
ダアクの声が聞こえる。
アクミ「あぁぁ!! ダアク様・・・何所ですか?」
ダアク「ここだここだ!!」
アクミ「は?」
アクミは下を見る。アクミの床の足もとにダアクがいる。
アクミ「あぁ!! ダアク様!!」
アクミは帽子から下りた。
ダアク「ここは暫く様子を見る!!」
アクミ「はっ!? どうしてですか」
ラットはアクミの隣に来た。
アクミ「後一歩のところなのに・・・」
ダアク「我が復活のきっかけになったのかもしれん」
アクミとラット「え・・・?」
ダアク「わかったな!? これ以上、手出しは無用だ!!」
アクミ「そ、そんな・・・」
ダアクは消えた。
アクミ「何でですか!? ダアク様・・・もうちょっと詳しく説明してください!!」
ラット「・・・」
ミルモ「お前らー!!」
ミルモは特区に、雪だるまの着ぐるみから抜け出している。
ラット「ハッ、ミルモ・・・」
アクミ「バカな!! 簡単にアレを抜け出せるはずはー!!」
ミルモ「んんんん〜・・・」[白目]
結木と松竹と拓斗は自分のパートナーを助けている(雪だるまの着ぐるみを取ってる)。ヤシチとサスケとヤマネは雪だるまのまま。
結木「リルム大丈夫か?」
松竹「もうすぐだよ、ムルモ」
拓斗「もう少しの辛抱だ、ハンゾー」
アクミ「しまったじゃん!!」
ラット「カラクリロボ!!」
ミルモのマラカスが光る。
ミルモ「させるか!! ミル、ミル、ミルモでポン!!」
カアァァァ。魔法で観覧車らしきおもちゃが出てきた。回って、扇風機になって、アクミとラットの所に風が来る。
アクミとラット「うぅぅ・・・うわあぁぁ〜〜!!」
アクミとラットは吹っ飛んだ。
楓を縛っているバネが消えた。
楓「あぁ・・・とれた!!」
楓は起き上がる。ミルモは楓の所に来る。
ミルモ「楓ー!! 大丈夫だったか?」
楓「うん!! ありがとう!!^^」
リルムや結木たち、皆は楓の所に集まる。
リルム「楓様!! 本当に危ない所でしたわ!!」
松竹「無事でよかったよ!!」
ヤシチ「しっかし、アイツら何で急に攻撃をやめたんだ?」
ムルモ「変でしゅよね・・・」
・・・「うおぉ〜!!」
桐生の声。
ヤシチとムルモ「あ?」
桐生「僕が相手だー!!」
桐生は消防署の格好をして出てくる。
桐生「火の玉になんか負けないぞー!!」
し〜ん・・・
桐生「あれ?」
松竹「先生・・・もう終わりましたよ」
桐生「本当?」
皆「はははは」
妖精たちは団扇で飛んでいる。
安純「ったくー、カッコいいんだけど間抜けなのよねー・・・」
桐生「ハァー・・・ダメだなぁ、僕は・・・」
沙織「そんなことはありません。さっきは、ありがとうございました^^」
クラッカーがパー!! 平井と松竹防衛隊は拍手をし始めた。
平井「おめでとうございます!! 途中よくわからないアクシデントもありましたが、桐生様、江口様チームの優勝でございます!!」
皆(沙織以外)「え?」
そう、沙織のヘルメットの上には、風船がある。皆の風船は見事に壊れているのだ。
ミルモ「なーにー? ってことはー・・・」

沙織と桐生は観覧車の中にいる。そして、テーブルの上には、アイスがある。
桐生「沙織ちゃん、今日は楽しい時間を過ごせたよ!!」
沙織「私も・・・」
2人はにこっとなる。
桐生「それじゃあ、食べよっか^^」
沙織「えぇ^^」
2人は食べ始める。

観覧車を見ているミルモや楓たち。
ミルモ「くそー!! 俺もアイス食いたかったぜ!!」
楓「ミルモったらー」
由美「沙織ちゃんたち、いいなぁ〜・・・」
リルム「楓様、沙織様大成功ですわね!!」
楓「そうだね!!」
ヤシチと安純「あ<え>?」
安純「あの2人、そうゆうことだったの?」

沙織は桐生は楽しそうにアイス食べながら話している。ラットは観覧車の窓から覗いている。
ラット「・・・」
どうやら、沙織を見ているようだ。何かを考えているようだ。
ラット「もしや・・・」

次の日の放課後
楓は、学校も校門を出て、ノートを教室に忘れたことに気付いて、教室に戻る。そこで、桐生がやって来る。桐生は音楽室に楓に昨日、僕と沙織ちゃんをくっつけようとしてたんだねっと聞く。楓はそれは沙織が桐生先生のことが好きだからと言う。桐生は楓の事が好きなのにと言う。楓は戸惑う。何と、沙織はその2人の会話を聞いてしまう。

終わり


■ アニス (158回/2013/03/01(Fri) 18:28:14/No5149)

第22話【バラバラになった友情】には、登場しません。

第23話【おんがくさいがくさい〜】

楓たちの学校
授業中。楓は今朝、沙織から「南さん」って言われたことを思い出している。

由美たちの学校
休み時間。森は自分の席にいて、ニヤニヤしている。
森「ふっふふふ〜♡」
・・・「森君、どうしたのよ?」
由美の声。
森「ん?」
由美と拓斗と桃がいる。サスケは由美の肩、ハンゾーは拓斗の肩、ヤマネは桃の肩に乗ってる。
森「うっふふふ^^ 知りたいですか? 知りたいですかぁ? ん〜どうしよっかな〜? そんなに知りたいならしょうがないなぁ〜!! 特別に教えてあげます♪」
サスケと由美たち「・・・−−;」
森「うふっ♡^^ 明日は沙織ちゃんの世界音楽祭があるんですよ!!♡」
由美「あ〜成る程ね・・・。納得」
森「勿論、君たちも観に行きますよね?」
拓斗「あぁ」
森「僕はぜ〜ったいに何が何でも観に行きますから!!♡ あぁ〜本当に楽しみぃ〜♡♡」
桃「相変わらずねぇ〜」

授業が終わって、楓は沙織に話しかける。沙織は桐生先生が自分のことを好きだって言ったことを話す。ミルモや楓、リルムたちは驚く。丁度その時、桐生が沙織を迎えに来た。沙織と桐生は音楽室に行こうとしたら、ミルモは「ちょっと待て!! 昨日は楓の事を好きだって言ってたじゃねぇか!!」と言う。桐生が「あれは冗談」と言う。「沙織ちゃんにヤキモチを妬いてほしかっただけ」と言う桐生。ミルモ、リルム、安純は桐生に怒る。結木は何かを考えてるみたい・・・。桐生と沙織は教室を出る。楓は「沙織ー、頑張ってねー!!」と言う。沙織は「ありがとう、南さん」と言う。楓と安純は結木のことでケンカしている。その時、結木は教室を出る。リルムは結木に付いて行く。

音楽室
沙織は練習をするところ。その時、リルムと結木がやって来た。結木は桐生に「ちょっといいですか?」と言う。

結木と桐生は別の教室に入った。結木はさっきのことについて桐生に聞く。そして、沙織は以前、ダアクに操られてたことを話す。今の沙織はあの時と似ていると言う結木。桐生は「結木君、君は頭がいい。少し、無防備過ぎるけどね!!」と言う。そして、青い強い風が吹く。

楓は学校から出たところ。松竹は「南さぁ〜ん!!」と言って来る。沙織と桐生がいい雰囲気だと楓に話す松竹。松竹はまたチャンスが来たと幸せそうに言う。ミルモは「チャンスなんてねぇよ。楓は結木が好きなんだから」と言ったら、松竹はまた落ち込んだ。

ヤシチとサスケとハンゾーとヤマネは妖精忍者の踊りをしている。ヤシチ「ヤシチ!!」、サスケ「サスケ」、ハンゾー「ハンゾーなのら〜」、ヤマネ「うふっ♪ ヤマネでございま・・・!!」、ヤマネは突然、痛んできたようだ。ヤマネは倒れた。ヤシチとサスケとハンゾーは心配している。ヤマネは大丈夫だと言って、立ち上がる。ヤシチたちは休んだ方がいいと言う。ヤマネは「大丈夫・・・大丈夫だと言ってるだろうがー!!」[白目]といきなり、いつもとは違うヤマネになってしまう。ヤマネはヤシチたちに手裏剣を投げる。ヤシチたちは逃げる。更にヤマネは大きな手裏剣を投げる。前に大きな手裏剣が刺さって、ヤシチたちは止まる。ヤマネはヤマネはてんだんをする。ヤシチたちは目を瞑る。ヤマネは「あら???」と言う。元のヤマネに戻っている。ヤマネは「私、どうしたのでございましょう・・・」と言い、倒れる。ヤシチたちは桃の家にヤマネを連れて行く。そこで、少し遠くにネズミがいる。ネズミは何かを考えてるようだ。

楓たちの学校
桐生は沙織と別れる。沙織は帰って行った。桐生は結木がいる教室に入る。リルムと結木がガラスの中に閉じ込められている。桐生は教室を出る。その時、桐生は何所かが痛み出した。桐生の顔には汗がいっぱい。桐生は「残された時間は僅かなようだ・・・」と呟く。


何処かの屋根の上でアクミ、ラット、ワルモ団、鏡の中にいるダアクがいる。話が終わって、アクミとワルモ団は団扇で飛んで帰って行く。ラットはダアクに「何としてもあんたを復活してやるさ」と言って、「約束は守ってもらうぞ、ダアク!!」と言う。

桃の家
桃はヤマネのことを心配している。桃はヤマネに「明日は家にいた方がよろしくってよ」と言う。ヤマネは「いいえ。一晩寝れば大丈夫」と言う。その時、ネズミは「邪魔するで御座る!!」と言って、桃の家に入る。ネズミはヤマネに薬をやる。「明日になれば、全てが終わるからな・・・」と呟くネズミ。ヤマネと桃は「え・・・?」と言う。ネズミは桃の家を出た。

安純の家
サスケとハンゾーもいる。ヤシチとサスケとハンゾーはヤマネのことを心配している。全身鏡の前で凄く派手な恰好をしている安純。その時安純は「先に音楽祭の会場へ行って、1番見やすい席を取っておくのよ〜」と言う安純。ヤシチとサスケとハンゾーは「えぇ〜!?」と言う。「早起きするのはやだぜ〜」と言うサスケ。安純は「分かったぁ!?」[白目]と3人に怒鳴る。ヤシチとサスケとハンゾーは「はい・・・−−;」と言う。

由美の家
由美「本当!?☆」
由美は電話の受話器を持って話している。
由美の服装・・・上は白色のベストで中はレモン色(当然、季節からして長袖)、下は黄緑のミニスカート。白の靴下を履いている。
(電話から)拓斗「あぁ。一緒に行こう」
由美「じゃ、じゃあ何所で待ち合わせする?」[赤面]
由美は嬉しそう。

拓斗の家
拓斗「そうだな〜。俺が鈴木の家まで行くよ」
拓斗の服装・・・上は黒、下は紺色の長ズボン。
(電話から)由美「う、うん。分かった!! じゃあ明日ね!!」
拓斗「あぁ。また明日・・・」
拓斗は電話を切った。拓斗は歩き出して、自分の部屋に戻った。
拓斗「今日は遅いなぁ、ハンゾー・・・」

由美の家
由美は部屋に戻った。ドアを軽く閉めた。
由美「・・・・・・よっしゃあ〜〜〜!!☆」
由美は凄く嬉しそう。
由美「私は今、こんなに幸せなのに、サスケの奴、何所に行ってるのよ〜!?^^」

楓の家
楓は電話を切った。楓は紫の服を着ている。どうやら、結木にかけたみたい。結木は出ないのは当然(学校にいるから)。

楓たちの学校
リルムは携帯に連絡しようとしているけど、繋がらない。リルムは魔法を使って頑張る。

CM

新しい朝がやって来た。

楓の家
ミルモと楓は寝ている。ミルモの携帯が鳴っている。ミルモは電話に出た。リルムが「ミルモ様ー!!」と言う。ミルモはビックリする。

楓は急いで走っている。ミルモは楓の肩に乗っている。
楓の服装・・・上は茶色のベスト(真ん中にピンクのハートがある)、ピンクの長袖、下は茶色のミニスカート、灰色の靴下。

安純は歩いている。
安純の服装・・・緑のコート、赤のマフラー、赤茶色のタイツ、黒のブーツ。
安純は曲がり角の所で楓に会う。楓は走っている。楓は「結木君が大変なの!!」と言い、安純の手を引っ張って走る。

松竹は楓のマンションの下にいる。松竹は白のスーツを着ている。ムルモは松竹の肩に乗ってる。
松竹「ハァー・・・」
松竹は歩き出す。
松竹「南さん、もう出掛けちゃったんだ。一緒に行こうと思ったのに」
ムルモ「松竹しゃん、最近ついてないでしゅ」
・・・「てーい!!」
ヤマネの声。
ムルモと松竹「ん?」
ヤマネ「手裏剣乱れ打ち!!」
松竹の周りの壁には手裏剣がいっぱい刺さる。
松竹「うわあぁぁ!!」
ヤマネ「桃殿、香お兄ちゃまゲットでございます!!」
桃が出てきた。桃は高級なオレンジのワンピースを着ている。桃は松竹の所にやって来る。
ムルモと松竹「!!」
桃「さぁ、お兄ちゃま、一緒に世界音楽祭へ参りましょ♡^^」
松竹「桃ちゃん・・・TT;」
ムルモ「本当についてないでしゅ・・・−−;」

由美と拓斗「・・・」
由美と拓斗は2人っきりで世界音楽祭に行ってるところ。
由美の服装・・・上は赤、下は黄色のミニスカート、黄土色の長い靴下。
拓斗の服装・・・上はダアク系の紫、下は白の半ズボン、灰色の靴下。
由美「・・・」[赤面]
由美たちは曲がり角で、松竹と桃と偶然会う。
由美「桃!! 香君!!」
桃「由美!! 香川君!!」
拓斗「おはようございます!!」
松竹「おはよう^^」
桃は由美にこそっと
桃「朝からやるじゃないの♡」
由美「そ、そうゆう桃だって!!」[赤面]
ムルモと松竹とヤマネと拓斗「??」
拓斗「! ヤマネ!! ハンゾーから聞いたぞ。もう具合は大丈夫なのか?」
ヤマネ「はい!! ご心配をおかけして、申し訳ございませぬ!!」
由美「サスケの奴、すっごく心配してたのよ!!」
松竹「あれ? サスケとハンゾーの姿が見えないなぁ・・・」
由美「・・・」[怒]
拓斗「・・・」[汗]
由美「それには、可哀そうな理由があるのよ!!」[怒]
松竹と桃「ん?」

楓たちの学校
楓と安純はドアを開けた。
楓と安純「結木君!!・・・あっ」
リルムはガラスの中から出ているけど、結木はガラスの中にいる。
結木「南・・・日高・・・」
リルム「私の魔法ではこれが限界ですの・・・」
結木「どうにかしてくれ・・・」
ミルモと楓と安純「・・・−−;」

ヤシチとサスケとハンゾー「でえぇぇぇ〜・・・」
サスケ「眠いぜアニキ・・・」
ハンゾー「なのら・・・」
ヤシチ「言うな、余計眠くなる・・・」
・・・「香お兄ちゃま」
桃の声。
ヤシチとサスケとハンゾー「あ?」
桃「江口さんって、お兄ちゃまのお友達なんでしょ? 楽しみねー♪」
松竹「そだね・・・−−;」
松竹と松竹にしがみ付いている桃と由美と拓斗が普通に歩いてる姿を発見。ムルモは松竹の肩、ヤマネは桃の肩に乗ってる。
サスケ「あっ! 由美だぜ!!」
ハンゾー「拓斗なのら〜♪」
ヤシチとサスケとハンゾーは松竹たちの前に出る。
由美「サスケ!!」
拓斗「ハンゾー!!」
ヤシチ「ヤマネ!! もう大丈夫なのか?」
ヤマネ「ヤシチ兄様♪ ご心配をおかけして、申し訳ございませぬ!! もうすっかり元気でございます^^」
ヤシチ「そうか・・・それはよかった」
由美「で、あんたたち、すっげ〜嫌〜な仕事は終わったの?」[怒]
サスケ「まだだぜ・・・はぁ〜〜ぁ〜〜・・・」
サスケは欠伸をした。
ハンゾー「拓斗ぉ〜・・・眠いのら〜・・・」
拓斗「・・・もう、ゆっくりしてろよ」
由美「ハァー・・・だからするなって言ったのに・・・−−;」
・・・「お前たち!!」
アクミの声。
ヤシチ「ん?」
アクミとラットとワルモ団。
ムルモ「アクミしゃん!!」
由美「朝っぱらから痛い目に遭いに来たの?」
由美は呆れたように言う。
イチロー「何をー!! それはこっちのセリフだー!!」
サブロー「相変わらず態度がでかい女だ!!」
由美「へーいへい−−」
アクミ「はははははは・・・ここから先は行かせないよ!!」
ヤシチ「何ー!?」

音楽祭の会場
会場には、沢山の人がいる。カメラマンもたくさんいる。この会場の中には、森がいる。
森の服装・・・上はオレンジ、下は紺色の半ズボン、白の靴下。
森「あぁ〜・・・ドキドキしてきました〜・・・。沙織ちゃん・・・♡」[赤面]

沙織は控室にいる。その時、ノックがして、控室に入る。それは、本物の桐生。沙織はビックリして、言葉が出てこない。桐生は倒れた。後ろには、若い桐生がいる。

タクシーの中に、ミルモ、リルム、楓、結木、安純が乗っている。
楓「桐生先生がダアク?」
結木「あぁ。だから妖精が見えるんだ」
ミルモ「あんにゃろ〜!! すっかり騙されたぜ〜!!」
結木「江口にまで妖精が見えるのは、ダアクの支配から完全には抜け出していなかったからだ。ダアクには、江口のフルートが必要だったんだ」

ラット「黒魔法の力が秘めたフルートがテレビを通じて世界中に流れれば、世界中の悪の力を吸収することができる、ダアクは桐生の姿を借りて、再び江口沙織を操る機会を加わっていたんだ」
イチロー「ほぉ〜・・・そういうことだったのか」
ジローとサブローとシローとゴロー「知らなかった」
アクミ「チッ、あの女・・・」
拓斗「・・・・・・成る程な」
松竹「拓斗君?」
由美と桃も?のような感じ。
拓斗「お前が言いたいことがよく分かったぞ。沙織さんを操るためには、重大な傷害があるんだってな」
由美「え?」
桃「それってどうゆうことなの?」
拓斗「・・・・・・松竹さん、沙織さんは楓さんと少しずつ仲良くなりましたよね」
松竹「う、うん」
拓斗「ここ最近、沙織さんは楓さんと気まずいことがありましたか?」
松竹「え?・・・うん」
拓斗「教えてください!!」
松竹「分かった・・・」
ヤシチ、サスケ、ハンゾー、由美、桃、アクミ、ワルモ団「・・・」
ラット「・・・」

タクシーの中
楓「私が?」
結木「南と付き合いだしてから、江口は少しずつ明るくなっただろ。それがダアクには問題だったんだ。だから江口と南の仲を裂こうとしたんだ」
リルム「それで楓様に好きだって言ったんですのね!!」
結木「あぁ。江口に南といるのが辛くなるように仕向けたんだ」
ミルモ「くそー・・・ダアクのやろー!!」
楓「沙織・・・」

ダアク(桐生の姿)「迂闊だったよ・・・。まさか本物がこの会場にやってくるとは・・・」
沙織「あなたは・・・あなたは・・・誰!?」
ダアク「僕は桐生さ!! 君が覚えている桐生拓海その者だ!! 何しろ、君の記憶の中にある姿をそのままコピーしたんだから」
沙織「・・・まさか・・・あなたは・・・」
ダアク「沙織・・・演奏を誓おう!!」
沙織「ハッ・・・!!」
沙織の目が青くなって、赤に光った。

拓斗「と言うわけだ」
ヤシチ、サスケ、ハンゾー、松竹、由美、桃、アクミ、ワルモ団「おぉ〜・・・」
ハンゾー「流石拓斗なのら〜!! 凄いのら〜☆^^」
ラット「大したもんだ。頭がいいんだな。だが、そろそろ眠ってもらうぞ!!」
アクミ、ワルモ団の楽器が出た。
ヤシチ「そうは行くか!!」
ムルモ「負けないでしゅよ!!」
ヤシチとムルモとサスケとハンゾーとヤマネの楽器も出た。桃は恐がってるよう。松竹と桃はくっついた。由美と拓斗は冷静にしている。
ミルモ「待ちやがれー!!」
ミルモとリルムが前にやって来た。
ムルモ「お兄たま!!」
ミルモとリルムの楽器も出てきた。楓と結木と安純も来た。
松竹「南さん!!」
アクミ「全員揃ったか!! 纏めてやっつけてやるよ!! アクミでポン!!」
ワルモ団「ワルモでポン!!」
カアァァァ。
ラット「カラクリガン!!」
楽器がたくさん出てきた。
ミルモ「行くぞ皆!! ミルモでポン!!」
リルム「リルムでポン!!」
ムルモ「ムルモでポン!!」
ヤシチ「ヤシチでポン!!」
サスケ「サスケでポン!!」
ハンゾー「ハンゾーでポン!!」
ヤマネ「ヤマネでポン!!」
カアァァァ。
結木「今のうちに江口を止めるんだ!!」
楓と拓斗「うん<はい>!!」
楓と結木と由美と拓斗は走った。
安純「あっ、待って・・・結木くーん!!」
安純も走った。
松竹「桃ちゃん、僕に付いて来て!!」
桃「うん!!」
松竹と桃も走った。
アクミ「あっ!! 待て―!!」
ミルモ「アクミー!!」
アクミ「!」
ミルモ「ケツアターック!!」[白目]
アクミ「いやあぁぁ〜!!」
ミルモはアクミにケツアタックをした。ヤシチはイチローに手裏剣を投げる。リルムはジローを殴る。ムルモはサブローにショッカクビームをする。ヤマネはシローにヤマネはてんだんを使う。サスケとハンゾーはゴローに噛みつく。
ネズミ「おのれ〜!! カラクリガン!!」
ミルモ「ケツリターック!!」
ミルモはお尻で球を飛ばして、ラットの覆面が少し破けた。頬っぺたのマークが見えた。
ヤシチ「あっ、あれは・・・」
ラット「!!」
ラットは逃げる。
ヤシチ「待て―!!」
ヤシチはラットを追いかける。
サスケ「アニキー!!」
ハンゾー「何所へ行くのら〜!?」
サスケとハンゾーとヤマネはヤシチを追う。アクミとワルモ団は目が回っている。ミルモ、リルム、ムルモはアクミとワルモ団の前にいる。
ミルモ「よしっ、ダアクをやっつけに行くぞ!!」
リルム「ですわ!!」
ムルモ「でしゅ!!」
ミルモたちは団扇で飛ぶ。

楓たち人間は中を走っている。その時、曲がり角の所で桐生(ダアク)と沙織が見えた。楓たちは止まる。
楓「あっ、沙織ー!!」
沙織と桐生(ダアク)は、楓たちの方を見る。
ダアク「フッ・・・」
2人は行く。
楓「待ってー!! 沙織ー!!」
楓たちは走り出す。見張りの人から、止められる。
見張りの人「ここから先は関係者以外立ち入り禁止です!!」
楓「お願い、通して!! 沙織が・・・沙織ー!!」
しかし、沙織は行ってしまう。
楓「お願い、お願い・・・」
楓「放してー!! 沙織ー!!」
結木「仕方ない・・・〜〜〜〜しよう」
拓斗「!!・・・今、会場の中には、森がいるかも・・・」
由美と桃「あぁ〜!!」
楓と結木と安純と松竹「えぇ!?」
楓「学君や皆が危ない!!」

サスケとハンゾーとヤマネは飛んでいる。
ヤマネ「・・・・・・!! あぁ〜・・・」
ヤマネは下に倒れた。
サスケとハンゾー「あぁ〜!! ヤマネ〜!!」
2人はヤマネの所に行く。
サスケ「ヤマネ、どうしたんだぜ?」
ハンゾー「大丈夫なのら〜?」

ラットは逃げてる。
ヤシチ「待てー!!」
ラットは止まる。
ヤシチ「見たぞー!! そのほっぺのマーク・・・キサマは・・・」
ラット「フフフの・・・フッ!!」
ラットは覆面と帽子を取った。何と、ネズミだったのだ。
ヤシチ「ネズミ・・・キサマ、何故ダアクの手先に・・・」
ネズミ「フフフのフ〜。お前に語る必要などないでござる」
ヤシチ「何だとっ!?」
ネズミ「間もなく、ダアクが復活するのでござるからなぁ・・・」

楓たちは会場のドアを開けた。
楓たち「あぁ・・・」
そこには、沙織は演奏している。赤い瞳で。会場にいる人間たちの中から、黒いのが出てきている。

森の中からにも黒いのが出てきている。
拓斗「森・・・森は何所だ・・・」
楓たちは学を捜している。
由美「何所にいるのか分かんないよ〜・・・」
楓たち「・・・」
結木と拓斗は耳を塞いで
結木「演奏を聴くな!!」
楓、安純、松竹、由美、桃は耳を塞ぐ。
カメラマンの中からにも黒いのが出てきている。

テレビを見ている人たちの中からも黒いのが出てきている。

人間界、何所も黒いのが目立っている。

ミルモ、リルム、ムルモは中に入った時、桐生(ダアク)がいる。ミルモは魔法を使って、ダアクを封印しようとしたが、やはりダメだった。

ネズミはヤシチにダアクは桐生じゃなくて、別の場所に隠れていることを話す。

ヤマネは苦しんでいる。ヤマネの周りにはビリビリ〜っと電気みたいなのが出ている。そして、ヤマネが上に浮いてしまう。大きな竜巻が出てくる。

会場
楓たちは耳を塞いでいる。
楓たち「あっ!!」

ミルモとリルムとムルモ「!!」
ミルモ「何だ!?」

アクミとワルモ団「!!」

ヤシチ「なっ・・・何だこれは・・・」
ネズミ「・・・」

ヤマネ「きゃあぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!」

終わり


■ アニス (159回/2013/03/01(Fri) 20:43:14/No5151)

第24話【我が名はダアク】

ヤマネ「きゃ〜〜〜〜〜〜〜!!」
サスケ「ヤマネ〜〜〜!!」
ハンゾー「大丈夫なのら〜!?」

ヤシチ「な、何が起こっているのだ?」
ネズミ「ついに始まったでござる・・・」
ヤシチ「何ぃ!?」
ヤシチとネズミ「!!」
地面が割れていく。ネズミは避けたが、ヤシチは下に落っこちた。

観客「きゃーーー!!」
皆、逃げてる。楓たちはその中に止まっている。
ミルモ「楓ー!!」
リルム「結木様ー!!」
ムルモ「松竹しゃーん!!」
ミルモ、リルム、ムルモは急いで楓たちのところに来てる。
楓「ミルモ!!」
結木「リルム!!」
松竹「ムルモ〜!! 助けに来てくれたの〜!?」[涙]
ミルモ「無事かー!?」
ムルモ「よかったでしゅ〜!!」
上から落ちてく。
ミルモたち「!!」
楓たち「キャー!!」
ミルモ「あぶねー!! ミルモでポン!!」
リルムとムルモ「リルム(ムルモ)でポン!!」
カアァァァ。傘が出てきた。安純は結木にくっついてて、桃は松竹にくっついてる。由美と拓斗は冷静にしている。
ミルモ「今のうちだぜ。早くしろ!!」
楓「うん。あれ? あぁっ!!」
フルートの演奏が聞こえてくる。何と、森はステージの上に登ろうとしている。
楓「学君!!」
森「沙織さん、ここにいては危ないです!! 一緒に逃げましょう!!」
森は沙織の所に行くけど、バリヤー(?)で跳ね飛ばされた。
森「わあぁぁ〜!!」
拓斗「森!!」
森は目が回って、気絶した。拓斗は森の所に来た。拓斗は森を抱えて、安全な場所に置く。由美と桃は拓斗と森の所に来る。
桃「森君!! 森君!!」
由美「落ち着いて桃!! 気絶してるだけよ!!」
楓「・・・沙織ー!!」
楓は沙織のところへ行く。
結木「南!!」
松竹「南さーん!!」
結木と松竹も沙織のところに行く。
安純「結木君!!」
楓はステージの上に上がった。
楓「沙織!! 沙織しっかりしてー!!」
楓は森と同じく、沙織のところに行くが、バリヤー(?)で跳ね飛ばされた。
楓「うわっああー!!」
結木と松竹は楓のところに来て
結木「南!!」
松竹「大丈夫? 南さん・・・」
楓「うん・・・」
結木「近づけないな」
ミルモ、リルム、ムルモも来て
ムルモ「ダアクしゃんのパワーに守られているんでしゅよ、お兄たま!!」
ミルモ「くそ〜・・・ダアクの奴・・・沙織を操り続けるつもりだな」
リルム「どうしたらいいんですのー!!」
いつの間にか、安純、由美、拓斗、桃もステージの上に上がっていて、楓たちと一緒にいる。
安純「んも〜・・・こんな大事な時に家の役立たずはどこに行ってるのよー!!」
由美「そう言えばサスケもいないわっ!!」
拓斗「・・・」
・・・「あ〜〜〜〜あ〜〜〜!!」
ヤシチの声。
安純「!!」
ヤシチは上から落ちた。目が回っている。
ヤシチ「呼んだか?」
安純「うん」[汗]
ヤシチは石に潰された。ガシッ!! テレビに必要な物が落ちた。
皆「!!」
ミルモ「やべぇ!! 天井が落ちるぞー!!」
リルム「結木様、早く逃げてくださいませ!!」
結木「でも江口が」
安純は結木にしがみ付いて
安純「結木君が残るのなら私も残るー!!」
結木「−−;」
更に天井からビデオなど落ちてくる。
楓たち「うわあぁぁー!!」
ミルモ、リルム、ムルモの楽器が光っている。
リルム「セッション魔法の合図ですわっ!!」
ミルモ「よぉしやるぜ!!」
ムルモ「あいでしゅ!!」
ミルモとリルムとムルモ「●●、●●、●●●でポン!!」
カアァァァ。ヤシチがごおるでんになった。
ヤシチ「んああああー!! パワーが漲るぞー!! お〜りゃー!! ヤシチでポン!!」
カアァァァ。凄い竜巻が出てくる。
楓「わあぁぁぁー」
ヤシチ「はーはははは見たか!! 拙者のごおるでんな竜巻を!!」
竜巻が収まった。
楓「助かったぁー」
安純「やるじゃないヤシチ!!」
空から落ちたヤシチ。
皆[汗]
ヤシチ「いつもより余計に回してやったぞ」
楓「・・・沙織は!?」
沙織は演奏し続けている。

アニメどおりのサスケとハンゾーとヤマネの場面。

沙織「!!」
沙織の演奏が止まった。
楓「沙織・・・」
沙織の瞳が赤から元に戻って、沙織は倒れた。楓が沙織の側に行く。
楓「沙織」
結木「江口」
楓「しっかりして」
沙織「・・・あっ! 私、今まで何を・・・あぁっ!!」
会場が凄いことになっている。それを見た沙織。
沙織「・・・・・・私また・・・ダアクに操られていたのね・・・」
楓「沙織・・・」
リルム「大好きな先生に化けて沙織様の乙女心を利用するなんて・・・許せませんわーっ!!」[怒&白目]
リルムはミルモに向かって言ってる。
ミルモ「いーーーっ!! 俺はダアクじゃねー!!」[汗]
ムルモ「あれは何でしゅか!?」
ムルモは上の方を指している。黒いまりみたいなものが上にある。皆はボーゼンと見てる。
サスケ「あれはヤマネだぜー!!」
ハンゾー「なのらー!!」
皆「えぇっ!?」
由美「サスケッ!! あんた今までどこ行ってんだ!?」
拓斗「ハンゾー!! 心配したぞ・・・」
ハンゾー「ごめんなさいなのら〜」
ヤシチ「お前たち、どういうことだ!?」
サスケ「ヤマネがまた苦しみだしたんだぜ」
ハンゾー「そしたらあんなになったのら」
桃「ヤマネ・・・。どうして!? どうしてヤマネがあんなことに」
松竹「桃ちゃん落ち着いて」
楓「助けてあげられない!? ミルモ」
ミルモはマラカスを出して
ミルモ「上手くいくかどうかわかんねーけど、やってみっか!!」
その時、ロボットのマウスがやってきて、ミルモにぶつかった。ミルモは吹っ飛んだ。
ミルモ「なっ、なんだぁ!?」
ネズミの姿が見えた。
ミルモ「あれっ、ネズミじゃねぇか。何でそんな格好してんだ?」
ヤシチ「こいつがラットだったのだ」[汗]
ミルモたち「ええぇぇっ!?」
ネズミ「邪魔はさせないでござる」
ミルモ「邪魔してんのはおめーの方だろ」
リルム「ネズミさんはヤマネさんのお兄さんではありませんか!! ヤマネさんを助けたくはないのですか!!」
サスケとハンゾーもミルモたちのとこに来て
サスケ「そうだぜっ!!」
ハンゾー「なのらっ!!」
ネズミ「助けるために邪魔しているでござる」
ミルモ「はぁ? 何だぁそりゃ・・・? 全然意味わかんねぇぞ」
ネズミ「ヤマネの中には・・・ヤマネの体の中には、ダアクが潜んでいるのでござる」
ミルモたち「ええぇぇー!!」

ネズミの過去話

ネズミ「以来、拙者はヤマネに悟られまいと正体を隠し、ダアクの復活に力を貸していたのでござる」
ミルモ「ダアクが復活してもいいのかよ!!」
リルム「そうですわ」
ネズミ「ヤマネは拙者にとってかけがえの無い妹でござる!! ヤマネを救う為なら誰がどうなろうと知ったことではないでござる」
サスケ「・・・」
楓「ヤマネちゃんを助けてダアクをやつける方法はないの!?」
ミルモ「くそーーーっ!! んな都合のいい方法あんのかよ」[汗]
アクミ「ミルモーッ!! さっきはよくもやってくれたじゃん!!」[怒&白目]
ミルモ「バーロー!! 今はお前の相手をしている暇なんてねーんだよ」[怒&白目]
ワルモ団も現れた。
イチロー「そっちにはなくてもこっちにはあるぞ!!」
ジローたち「あるぞ!!」
ネズミ「何をしていたでござるか!! さっさとミルモたちを始末するでござる!!」
アクミ「誰だお前?」
イチロー「我等に命令するとは生意気だぞ」
ワルモ団の誰か(後姿だったから分からない)「まるでラットのようだ」
ワルモ団の誰か「うん」
ネズミ「拙者がラットでござる」
ワルモ団「ええぇぇー!!」
ゴロー「ラットの姿がこんな生意気な顔だったとは」
イチロー「何か性格そのものだな」
アクミ「お前本当にラットなのか!?」
ネズミ「早くしろ!! ダアクが復活出来なくてもいいのでござるか!!」
アクミとワルモ団「あっ!!」
アクミ「そうだった」
ミルモ「ちぃー・・・。んおー!?」
上から光った。ヤマネなのだ
ミルモ「なっ、なんだぁー?」
ダアクを封印している氷?にヒビが割れた。

CM

ヤマネを囲んでいる黒い玉が大きくなってる。
ミルモたち「・・・」
ネズミやアクミたち「・・・」
楓たち「・・・」
ヤマネが玉から出てきて落ちてく。
ネズミ「ヤマネッ!!」
ハンゾー「ヤマネー」
サスケ「ヤマネー!!」
サスケはヤマネをキャッチしに行くが、サスケは上手くキャッチ出来ず、ネズミの方へ行き、ネズミが上手くキャッチした。桃はヤマネの近くに来た。
桃「ヤマネーッ!!」
ミルモ、リルム、ムルモ、ハンゾーはネズミとヤマネの近くに来た。
リルム「ヤマネさんは大丈夫ですか?」
ネズミ「気を失っているだけでござる」
ハンゾー「よかったのら〜」
ヤシチと由美はサスケの側にいる。
ヤシチ「よくやったぞサスケ^^」
サスケ「だぜぇ」
由美「全く・・・」
由美は呆れているようだが、笑顔がある。
赤く光って
ヤシチ「あっ?」
由美「・・・」
黒い玉が大きくなってきてる。
ゴゴゴゴ・・・
安純「今度は何が始まるのよ・・・」
黒いのが動いている。ダアクになった。
ミルモ「あぁー」
アクミ「あーっ!!♡」[ハート目]
皆、ダアクを見てる。
アクミ「ダアク様ー♡」[ハート目]
ダアク「来いっ、我が肉体よっ!!」
封印している氷が割れた。

ガイヤ族「!!」

ダアクの肉体はダアクの中に入った。
皆「!!」
更に天井が壊れた。
楓たち「きゃああぁぁー!!」
全体が酷くなっている。
皆「・・・」
ミルモ「何所行きやがったーっ!!」
ダアク「フッフフフフ・・・」
ミルモ「!! あっ、あそこだ!!」
みんな「え!?」
皆は後ろを振り向く。
ダアク「フッフフフフ・・・フフフフ」
皆「・・・」
ダアク「フハハハハハハハハハハハハ・・・」
その時、ダアクは皆の方を向いた。その顔は
ダアク「私は蘇った!!」
その顔は親父っぽい顔。
アクミ「えっ?・・・えーーーーーー!! そ、そんなダアク様ぁー・・・」[汗]
ダアク「冗談だ」
アクミはこけた。ダアクは本当の顔を見せた。
楓「あぁー」
アクミ「ダアクッ様!! ダアクッ様!!♡」[ハート目]
ダアク「素晴らしい・・・。ついに究極の力を手に入れたぞ!! 見よっ、我が力を!!」
ダアクの手からいくつかのの小さな黒い丸いのが出てきた。
ダアク「ハァー・・・フゥー!」
ダアクは黒いのを吹いて、人間界に飛ばして、建物などを破壊した。家や学校など・・・。そして、ミモモショップにも・・・

ミモモとクモモ「うわあぁぁー」
クモモ「何があったクモー!?」
妖精学校も倒れた
ミモモ「うわあぁぁー僕のお店がぁー!!」[汗]

ダアク「フッハハハハハ・・・ハハハハハハハ」
楓たち「・・・」
楓「このままじゃ大変なことになっちゃう」
リルム、ヤシチ、ムルモの楽器が光った。
ムルモ「!!」
ヤシチ「セッション魔法だ」
ムルモ「やっつけるでしゅ!!」
リルムとヤシチ「はい(おう)ですわ!!」
リルムとヤシチとムルモ「●●、●●、●●●でポン!!」
カアァァァ。ミルモがごおるでんになった。
ミルモ「おっしゃあ、力が漲ってきたぜ!! この前みたいにやっつけてやる!!」
ミルモはダアクに向かって
ミルモ「ごおるでんケツアターック!!」
ダアク「ん? フフ」
ダアクはごおるでんケツアタックをでこピンで跳ね返した。
楓「あぁっ!!」
ミルモ「だあぁぁぁぁー」
ミルモは目が回った。
リルム「ミルモ様っ!!」
ヤシチ「ごおるでんケツアタックが破られた!!」
アクミ「凄いですダアク様!!♡」[ハート目]
イチロー「その力を使って人間界をしはいするんですね」
ジロー「人間界をしはいか。いい響きだ・・・」
サブロー「そうなったら俺、トラックにみ〜んな俺のマークを付けさせるぞー」
シロー「俺は人間共を全員に俺のCDを買わせるぞ」
ゴロー「俺は・・・何をしたらいいんでしょう・・・?」
ダアク「人間界を支配だと? フフフフフ・・・・」
アクミ「カッコいいーですダアク様!!♡」[ハート目」
ダアク「ハハハハハハハ」
皆「・・・」
ダアク「我が望む、それは破壊と絶望のみだ」
ダアクは片手を上に上げて黒いのを出して、アニメどおりに凄いことをしてる(説明が出来ないので、動画かDVDを見てください^^;)
ミルモ「あれは・・・」
ヤシチ「まさか・・・」
拓斗「・・・ほころび穴だ」

ペータ、ビケー、マンボ、ガビンが木登りしてる場面。
妖精界も滅茶苦茶になり、ほころび穴が大きく広がっている。

リルム「あんなに大きなほころび穴は見たことありませんわ」
ミルモ「こりゃあ妖精界もただじゃあ済まないぞ・・・」
ムルモ「お父たまたちが心配でしゅ」
ダアク「フフフフフフ・・・!?」
ダアクは上を見てる。

妖精界
妖精皆「な〜ければうれしいド〜ナツの穴〜・・・」

ダアク「ガイヤ族・・・しかし、無駄だ・・・」

人間界ではケンカしてる(平井と星野も)

ダアク「フハハハ・・・人間どもの−−−−−−−−(台詞が分からない)」
ダアクは更に手から黒いのをもっと大きく出してる。

妖精界ではまたほころび穴が大きくなってきている。

ダアク「−−−−−−−−お前たち妖精も消滅するのみ!!」
楓「ええぇー!!」
ミルモ「何だとー!!」
イチロー「ぬっはははは!! いい君だ」
ジロー「お前等の姿を見てられるのも後僅かだな」
サブロー「思えば長いようで短い付き合いだったなぁ」
シロー「これからはお前等の分まで面白可笑しくやってくからなぁ」
ゴロー「だけど待てよ・・・。妖精界がなくなったら妖精は皆消えてしまうんだろ。そうするとー・・・」
アクミ「あたしたちも消滅しちゃうじゃーん!!」[汗]
ワルモ団「ええぇぇっ!?」「汗]
ダアク「アクミ、ワルモ団、我が復活に協力してくれたお前たちに礼を言う。そして、別れをだ!!」
アクミとワルモ団「えぇぇぇー」
アクミは涙目になり
アクミ「そんなぁ・・・それじゃ、あたいとダアク様のデートはどうなるんですか? 嘘ですよね!? ダアク様ー!!」
アクミはダアクの所に来る。
ダアク「お前等にはもう用価値などない!!」
ダアクは一指し指から黒いのを出してアクミに攻撃した。アクミに当たった。
アクミ「きゃあっ!!」
ミルモ「アクミ!!」
アクミ「きゃああああああー」
アクミは倒れた。
ネズミ「あぁっ」
ダアク「お前等(ワルモ団)も歯向かうか!?」
イチロー「いいいえー」「汗]
イチローは避けて、先頭はジローになった。
ジロー「お前が行け」[汗]
サブロー「お前が行け」[汗」
シロー「お前が行け」[汗]
ゴロー「いい嫌だぁ」[汗]
ダアクはまた一指し指から黒いのを出してワルモ団に攻撃した。
ワルモ団「うわあぁぁー」
ハンゾー「元首領たちがぁ」
サスケ「アニキィ」
ヤシチ「んんん・・・」
ネズミ「約束が違うでござるぞー!!」
ダアク「フフフフフフフフ・・・」

妖精界
妖精たち「な〜ければうれしいド〜ナツの穴〜閉〜じろ閉〜じろチョコモナカ〜・・・」

皆は呆然と見てる
ダアク「ハハハハハハハ」
ミルモ「くそ〜」
ダアク「ハハハハハハハハ」

終わり


■ アニス (160回/2013/03/04(Mon) 21:53:03/No5155)

第25話【世界を救うメロディー】

楓「妖精が消えちゃうなんてそんなぁ・・・」
結木「これがダアクの目的だったんだ」
アクミ「ダアク様・・・」
イチロー「おい、今のうちに逃げた方がいいのではないか?」
ジロー「何所へ逃げるのだ? 妖精界か?」
サブロー「しかし、妖精界は消えてしまうのだぞ」
シロー「ではやはり、人間界だなぁ」
ゴロー「しかし、我等も消えてしまうのだろう」
イチロー「あーーーっ、どうすればいいのだー!?」
ジローたち「いいのだー!?」
ヤマネ「・・・あっ・・・」
ヤマネは意識を戻した。ネズミは気付いた。
ネズミ「ヤマネッ!!」
ヤマネ「ネズミ兄様・・・どうしてここに?」
桃「ヤマネェ、気がついて!?」
ヤマネ「桃殿・・・。私は一体・・・ハッ!」
ヤマネはダアクの存在に気付く。
ヤマネ「あれは・・・誰でございますか?」
ネズミ「許せヤマネ・・・。拙者は・・・拙者は・・・」
ヤマネ「ネズミ兄様・・・」
ダアクはまだ片手からほころび穴を作っている。
ミルモ「くそー、何とかあの穴を塞がないと」
リルム「妖精界が消えてしまいますわ!!」
ムルモ「そうなったら僕たちも消えちゃうでしゅ」

妖精界
そして、ダアクとガイア族の会話
妖精たちの会話

RRRR〜♪ ミルモの携帯に着信。
ミルモ「ん? 親父ぃ、無事だったのか?」
マルモ「ミルモ、ダアクの気を逸らすのじゃ」
ミルモ「気を逸らすぅ?」
マルモ「ほころび穴へ向けているダアクのパワーを他へ向けさせるんじゃ。その隙にこっちは穴を塞ぐ!!」
ピクモが画面に出てきて
ピクモ「よろしくねぇ」
ミルモたち妖精「うわぁっ!!」
ミルモ「で、でけぇ」
マルモ「頼んだぞミルモ!!」
携帯の画面が消えた。
ミルモ「うわぁ」
ムルモ「でもどうやってダアクしゃんの気を逸らすんでしゅか?」
リルム「ごおるでんミルモ様では全然相手になりませんでしたのにー」
ミルモ「わかんねぇけど、とにかくやるしかねぇ。全でかかるぞ!!」
リルムたち「●●!!」
ダアク「フッフフフフ」
ミルモ「ミルモでポン!!」
ダアクはミルモの魔法から出したやかんを跳ね返した。やかんは下に落ちた。
ミルモ「だあぁーーーケツアターック!!」
ダアク「フッ」
リルムはパンチをする。
リルム「どりゃあどりゃどりゃ!!」[白目]
ダアク「姑息な」
ムルモ「りぇえーショッカクビーム!!」
ミルモとリルムとムルモは跳ね返された。
楓「ミルモ!!」
ダアク「無駄なことを。貴様等如きの攻撃をこの私に通用するとでも」
ヤシチ「はぁぁーー手裏剣乱れ打ちー!!」
サスケ「だぜー!!」
ハンゾー「なのらー!!」
ヤシチとサスケとハンゾーは手裏剣乱れ打ちをする。しかし、手裏剣は全部跳ね返され、ヤシチたちは逃げる。

妖精界

ミルモ「ちぃ・・・何て野郎だぁ」
リルム「やっぱり歯が立ちませんわ!!」
ダアク「うるさい妖精共だ。それほどチリにされたいか」
ミルモたちはダアクに攻撃してるけど、跳ね返されている。
ヤマネ「ヤシチ兄様・・・」
ヤマネは団扇を持ってダアクのところに行く。
ネズミ「ヤマネ」
ヤマネ「あぁぁ」
ヤマネは倒れた。桃が両手でキャッチした。
桃「そんな体で無理よ!!」
桃は涙目で言った。
ヤマネ「でも・・・」
ネズミは桃の手に乗った。
ネズミ「ヤマネを頼むでござる」
桃「え?」
ネズミ「ダアクに利用されたままで目覚めが悪いでござるからなぁ」
ネズミはヤマネを見た。ネズミはダアクのところに行く。
ヤマネ「ネズミ兄様!!」
ネズミは上手くダアクに攻撃した。

妖精界で、妖精たちは頑張っている。

ダアク「そうゆうことか・・・」
リルム「あら・・・」
ムルモ「バレちゃったでしゅ」
ヤマネ以外の妖精皆はダアクに攻撃しようと力いっぱい頑張ったが、皆一気に吹き飛ばされてしまった。
楓たち「・・・」
楓「ミルモ!!」
楓はミルモの側に行く。沙織はフルートを強く握った。
ダアク「我が力を分散させようなどと、小賢しいぞガイア族!!」
また、ほころび穴が大きくなっている。

妖精界

楓「しっかりしてミルモ!! ミルモ・・・ねぇミルモ!!ミールモー!!」
楓は上を見て
楓「どうして・・・どうして妖精たちを虐めるの!? それだけの力があれば妖精を消す必要なんてないでしょ!!」
ダアク「私に指図するな」
ダアクの周りにまたあの小さな黒い丸いのがいくつか出てきた。
楓「!!」
楓はミルモを守った。楓の方に爆発した。
結木「南!!」
結木、安純、松竹、由美、拓斗のところにも爆発した。
結木たち「!!」
ワルモ団「どうすればいいのっだー!!」
ワルモ団皆に当たった。アクミはボーっとしている。
楓「アクミちゃん!!・・・あっ!」
爆弾はアクミの方へと来ている。
アクミ「・・・」
ボッカーン!!
楓「あぁ・・・もうやめてー!!」
黒いのが楓の前から消えた。
ダアク「何・・・」
アクミはミルモが助けた。
アクミ「ミルモ・・・」
ミルモ「ボケッとしてんじゃ・・・ねぇ」
楓「ミルモ・・・」
ダアク「南楓・・・やはり危険な存在だ・・・」
ダアクの手からまた黒いのが出て、楓に攻撃しようとしている。
結木「!!」
安純「あっ」
楓「はあぁっ」
沙織が前に出た。沙織のフルートが壊れて沙織は倒れた。楓は沙織を持って
楓「沙織・・・沙織!! しっかりして沙織!!」
結木たちも側に来る。
結木「江口」
楓「沙織!! 沙織!!」
安純「嘘でしょ・・・」
松竹「江口さん・・・」
沙織は目を開けて
沙織「ごめんなさい・・・。私のせいで・・・こんなことに・・・」
沙織の目には涙が出てきた。楓の目にも涙が出てくる。
楓「沙織・・・」
ダアク「自ら犠牲になった、それもよかろう」
楓と沙織「・・・」
由美「・・・」
由美の顔には怒りが篭っていて、限界がきた。
由美「ふざけんじゃねぇぞ・・・」
由美は小声で呟いて、ダアクのところに走って、崖に上ろうとする。
サスケ「由美ぃー!!」
由美「全部あんたのせいでしょーがぁ!! あんたなんか消えてしまえ・・・消えろー!!」
ダアク「うるさいのがまだいたか」
ダアクはまた手から黒いのを出して、由美に攻撃しようとしてる。
由美「!!」
楓たち「!!」
ボッカーン!!
由美「きゃあっ!!」
サスケ「由美ぃー!!」
拓斗「鈴木!!」
サスケは由美の所に来る。
サスケ「由美ぃ!!由美ぃ!!」
由美は沙織のようにボロボロになっている。サスケの目に涙が出てくる。
サスケ「しっかりしてほしいぜ・・・。死んじゃやだぜ!!・・・由美ぃ・・・」
由美「・・・私なら大丈夫よ」
由美は立ち上がる。
サスケ「由美!!♪」
由美「それに、こんなことで死ぬなんてまっぴらよ!!」
サスケ「・・・ゆっ、由美は無茶し過ぎだぜ!!」
由美「うっさいなぁ〜・・・」[汗]
由美の目が前髪で隠れて
由美「・・・・・・心配してくれてありがとね」
サスケ「由美・・・」
ミルモや楓たちはホッとした。
安純「ったく、あの馬鹿・・・」[汗]
ダアク「もうお前には用はない。私が憎いか? フフフフフフ・・・憎むがいい。お前たちの憎しみの●●は我が力、この私を生み出したのは人間たちなのだからなぁ」
楓「えぇっ!?」

人間界でのケンカ

ダアク「悪への心が私へと写しだした。私も妖精も苦しめているというのなら、人間達の心がそうさせているのだ!!」
楓「・・・」
ミルモ「んなことねぇぞ楓」
楓「ミルモ」
ミルモは頑張って起きてる
ミルモ「お前はドジだけど、一生懸命笑ったり恋したりしてるだろ。人間は悪い心だけじゃねぇんだ!!ダアクなんかにぜってー負けんな」
楓「・・・ミルモ」
リルム「そうですわ、悪い心に負けたら、そこで終わってしまいますわ!!」
ヤシチ「あんな奴に負けてたまるかぁ!!」
ムルモ「僕だって、負けないでしゅ!!」
サスケ「だぜ!!」
ハンゾー「なのら!!」
妖精たち皆は頑張って起きてる。
楓「皆・・・そうだよね、ダアクなんかに負けちゃ負けだよね!!」
ミルモ「・・・んお?」
ミルモの楽器が出てきて光った。リルムとヤシチとムルモの楽器も光った。4つの楽器は上に少しずつ回っている。楓はそれを眺めている。
楓「・・・」

CM

その4つの楽器を見ているダアク
ダアク「何だ!! この不愉快な光は・・・」
ムルモ「楽器が4つとも光ってるでしゅ」
ヤシチ「もしやこれは・・・」
リルム「私たち4人のセッション魔法・・・」

トプル「そんなまさか。4人のセッション魔法は設定していないのに。何が起こるか分からないぞ」

ミルモ「・・・やってみるぞ!!」
リルムとヤシチ「はい<おう>!!」
ムルモ「あいでしゅ!!」
ミルモたち4人「●●、●●、●●●でポン!!」
カアァァァ。沙織のフルートが金色になった。
楓「金色のフルート・・・」
沙織はフルートのある所に行く。
楓「あっ・・・沙織」
沙織はフルートを手に握る。
沙織「・・・」
沙織は上に上がってく。
結木と安純と松竹と由美と拓斗と桃「・・・」
楓「・・・」
沙織はダアクの近くに来た。
ダアク「・・・」
沙織「・・・」
沙織はフルートを吹き始めた。
楓「・・・・・・優しい音色♪」
楓の中から白い玉が出てくる。
楓「ん?」
結木と安純の中からも出てくる。
安純「あぁ」
由美と拓斗の中からも出てくる。
由美「あぁ」
松竹と桃の中からも出てくる。
松竹と桃「あっ」
森の中からも出てくる。森はまだ、起き上がっていない状態。

人間界でも皆の仲から白いものが出てきている。

ダアク「何だ・・・この忌々しい輝き・・・おっ」
白いものがダアクに近づいてくる。
ダアク「おぉっ・・・ぬあーーー!!」

ガイア族、トプルも驚いている。

ダアク「うわあーーー!! あーーーーー!!」
妖精たち「・・・」
アクミはダアクのところに来た。
アクミ「ダアク様」
ダアク「アクミ」
安純「まさか、ダアクを助ける気じゃ・・・」
楓「アクミちゃん・・・」
ダアク「流石は私の1番部下・・・。−−−−−。協力すればお前だけ助けてやろう」
アクミ「・・・」
アクミは楽器を持った。
ヤシチとヤマネとネズミ「!!」
ネズミ「やめろアクミ!! ダアクに騙されるな!!」
アクミ「アクミでポン!!」
カアァァァ。キャラメルアイスクリームが出てきた。
ダアク「あっ」
アクミ「記念なんだ・・・。ダアク様とデートできたら一緒にキャラメルソフトを食べようって・・・。あれもしよう、これもしようって、想像してるだけで楽しかった・・・」
アクミの目に涙が溜まってる。
ダアク「貴様ぁ!! うっ・・・」
ダアクは沙織を見た。沙織は自分の想いをダアクに伝えてる。そして・・・
沙織「ありがとう・・・」
ダアクは消えた。
ヤシチ「ダアクが消えた・・・」
サスケとハンゾー「ほおぉ〜・・・」
ムルモ「僕たち、勝ったんでしゅか?」
ミルモ「・・・」
リルム「ミルモ様、やりましたわ!!」
リルムはミルモにくっついた。
ミルモ「あぁ、そうだな」
リルム「あら? 嬉しくないんですの?」
ミルモ「いや〜今一実感が湧かなくてよ〜」
リルムは得意気になって
リルム「それはそうですわ! 私たちは後半は見てただけですもの!!」
ミルモ「おいっ! しかも何故得意気?」[汗]
楓「そんなことないよ。ミルモたちのお陰だもん!」
結木「頑張ったな、リルム」
リルム「結木様!!」
ミルモ「お前等もな」

ムルモは松竹の片手にいる。
松竹「よくやったねムルモ!!」
ムルモ「あいでしゅ!!」

ヤシチは安純の片手にいる。
安純「さぁ、帰って掃除よ」
ヤシチ「ゲッ!」

サスケは由美の片手にいる。
由美「カッコよかったぞ、サスケ!!」
サスケ「本当か!?☆」
由美「ヤマネを守れなかったけどね^口^」
サスケ「それはひどいぜ〜!!」[汗]

ハンゾーは拓斗の片手にいる。
拓斗「お疲れ。帰ったら一緒に風呂に入ろうぜ」
ハンゾー「はいなのら〜^^」

ヤマネは桃の両手にいる。
桃「大変だったわねヤマネ。大丈夫?」
ヤマネ「はいっ! ふふふ^^」

ワルモ団は目が回ってる。ワルモ団の上のマークが消えた。アクミも黄色の服に戻った。
アクミ「あぁっ」
後ろから
沙織「ありがとう」
アクミ「!!」
沙織「助けてくれたのね」
アクミ「ふんっ。お前を助けたわけじゃないよ」
沙織「ふふ^^」
突然、アクミが消えた。
沙織「あっ」
楓「沙織ー」
沙織は目を擦った。
楓「どうしたの?」
沙織「それが、妖精が見えないの」
楓「えぇ?」
結木「ダアクの支配から完全に解かれたんじゃないか?」
楓「そっかぁ・・・。よかったね沙織♪」
沙織「・・・えぇ、嬉しいけど、ちょっと寂しいわね」
楓たちは微笑んだ。
森「・・・・・・んっ・・・」
森は起き出す。
沙織「学君!!」
森は完全に起きた。
森「あれ・・・? 僕は何故ここに・・・確か、沙織ちゃんの演奏を観て・・・」
拓斗「森・・・」
森「香川君!!・・・鈴木さん、梅園さん・・・」
森は沙織の姿に気づく。
森「沙織さんっ!!♡」[ハート目]
沙織「学君、大丈夫?」
森「はいっ!! えっ、演奏は・・・!?」
沙織「途中で中止になっちゃったの」
森「えぇ〜!? どうしてですか〜〜!?」[汗]
由美「だって、ダアクの戦いで忙しかったんだから、中止になるのは当然じゃないの!!」
森「ダアク??」
楓たち「!!」
楓「あっ、それはね・・・^^;」
安純「とにかく、あんたが呑気に寝てる間にいろんなことがあったのよ!!」
森「・・・そうだったんですか・・・・・・。残念です。それに、本当に寝てしまって、ごめんなさい!!・・・」
沙織は首を振り
沙織「ううん、今日、学君が来てくれたから凄く嬉しかったわ!! ありがとう^^」
森「沙織さん・・・♡」[赤面]
楓たちは微笑む。
楓「本当に終わったんだね」
結木「あぁ」
ミルモは微笑んでる。その時、ミルモの携帯に着信が鳴った。
ミルモ「ん?」
マルモが出てきた。
マルモ「ミルモー!!」
ミルモ「おう親父ー。安心しろ、ダアクは俺たちが倒したぜぃ!」
マルモ「何を言っとるんじゃ。ほころび穴が急に広がり始めたぞ!!」
ミルモ「何だとー!!?」
皆は上のほころび穴を見てる。

妖精界

ミルモ「おい親父どうなってるんだ!! おぉい!!・・・もしもし!!」
上からトプルの姿が見えた。
皆「!!」
ムルモ「トプルしゃん!!」
トプル「皆よく聞いてくれ。今ガイヤ族が妖精界と人間界を切り離す魔法をかけた」
楓「え?」
ミルモ「切り離す?」
トプル「2つの世界の繋がりを永遠に断ち切るんだ。妖精界が原因で、人間界に起こったことは全てだ」
楓「永遠に断ち切る?」
ミルモ「じゃあ俺達はどうなんだ?」
トプル「妖精界へ呼び戻される。それどころか、人間達は妖精のことを全て忘れてしまうのだ」
楓「そんなぁ!!・・・やだっ、そんなのやだよ!! ミルモのこと忘れちゃうなんて・・・」

結木とリルム
結木「突然だな」
リルム「結木様・・・」
リルムは涙目

松竹とムルモは一緒に泣いてる。
松竹「ムルモォ!!」
ムルモ「松竹しゃあん!!」

ヤシチと安純
ヤシチ「安純ぃ」
安純「あぁぁぁぁ〜〜〜・・・」
安純は泣き出した。
ヤシチ「・・・」
ヤシチの目に涙が出てきた。

サスケと由美
由美「・・・嫌だ。そんなのやだよ〜〜!! ああぁぁぁ〜・・・」
由美はそう言って泣き出した。サスケも泣き出す。
サスケ「由美ぃ〜、オイラもやだぜ〜・・・」

ハンゾーと拓斗
ハンゾーは泣いている。
ハンゾー「拓斗と離れるなんて嫌なのら〜・・・」
拓斗「・・・」
拓斗の目から少々涙が出てくる。

ヤマネと桃
2人は泣いている。
桃「ヤマネェ」
ヤマネ「桃殿、泣かないでほしいでございます」

楓も泣いている。
ミルモ「心配すんな楓!」
楓「!!」
ミルモ「俺はぜってー戻ってくる! だからおめーはくもっちょいっぱい買って待ってろ!! いいな?」
楓「・・・うん!!」
ミルモはニッコリ笑って消えた。
楓「あぁっ!!」

結木「・・・」
リルムが消えた。
結木「あっ・・・」

松竹「うわあぁぁ〜・・」
ムルモが消えた。
松竹「あっ・・・」

安純「うぅぅぅ・・・」
ヤシチが消えた。
安純「あっ・・・」

由美「ああぁぁぁぁ〜〜〜・・・」
サスケが消えた。
由美「あぁっ・・・」

拓斗は泣いている。
拓斗「・・・」
ハンゾーが消えた。
拓斗「あっ・・・」

桃「うぅぅぅ・・・」
ヤマネが消えた。
桃「あぁっ・・・」

アクミ、ネズミ、ワルモ団も消えた。

楓「あぁっ!!」
何と、ここは音楽祭の会場。
楓「・・・」
沙織のフルートの演奏が聴こえる。何と、音楽祭の会場にいるのだ。席は、左から森、桃、松竹、拓斗、由美、楓、結木、安純の順。
楓「えっ?・・・え?・・・」
楓は右、左ときょろきょろ見る。沙織は落ち着いて演奏している。沙織の演奏が終わった。そして、盛大な拍手。結木、安純、松竹、由美、拓斗、桃も拍手をしている。
森「沙織ちゃ〜ん!!♡」[ハート目]
楓「・・・結木君、ミルモは? ミルモたちはどうなったの?」
楓は慌てて聞く。
結木「ミルモ? 何の事だ? それは・・・」
楓「覚えてないの!? ミルモは・・・ミルモは・・・」
楓の声が小さくなる。
楓「あれ・・・?・・・・・・・・・ミルモって・・・・・・誰だっけ・・・?」

終わり


■ アニス (161回/2013/03/04(Mon) 22:33:12/No5156)

第26話【さよならミルモ・・・あっ!】

アニメどおり、楓たちの朝の登校まで進んだ。

拓斗「・・・」
拓斗は曲がり角で、由美に会う。
拓斗「おはよう」
由美「おはよう!」
し〜ん・・・。由美と拓斗はピンクの車の車がこちらに向かってるのに気付いた。そう、桃の車なのだ。車は止まって、桃が出てきた。
桃「ありがとう、星野」
車は行った。
桃「おはよう。待った?」
由美「ううん。今来たとこよ」
拓斗「・・・」
由美「香川君、どうかしたの?」
桃「何だか元気がなくってよ?」
拓斗「いや・・・気のせいだと思うけど、今日は何だか自棄に静かなような・・・」
由美「言われてみれば・・・」
桃「そうねぇ」
し〜ん・・・
由美「まぁいいじゃないの。早くしないと遅刻しちゃうわ」
桃「そうね」
拓斗「・・・」

楓たちのお昼タイム

由美たちの学校
由美と拓斗と桃は屋上でお弁当を食べている。
由美と拓斗と桃「・・・」
し〜ん・・・
拓斗「なぁ・・・」
由美と桃「ん?」
拓斗「俺たち、いつからこうやって一緒にいるようになったんだろう?」
桃「・・・忘れたわ」
由美「私たち、前までは仲良くなかったのに・・・」
拓斗「・・・」
由美「それに、私はいつから桃って呼ぶようになったんだろう・・・」
桃「そうねぇ・・・私たち、いつからこうやって名前で呼び合うようになったんだろうねぇ・・・」
拓斗「それに、何か物足りないような感じがするぜ・・・」
桃「そうよ!! いつもならもっと賑やかだったはずよ・・・」
由美「どうして私たちは、それが分からないのだろう・・・」

妖精界
妖精界では、相変わらず賑やか。ミモモたちが商売している。
ワルモ団はお城へ行ったが、簡単に飛ばされた。

ミルモはペータたちとケツサッカーをしている。ミルモがボール取ろうとしたら、リルムとムルモがいる。
ミルモ「おう、お前達もケツサッカーやらないか?」
リルム「ミルモ様、もう一度人間界へ戻る方法を考えましょう!!」
ミルモ「またその話かよ〜・・・。無理無理、諦めろ」
ペータ「ミ〜ルモ〜何してるだべ〜?」
ミルモ「おーう今行くぜー!! お前等もくだらねぇことは早く忘れろよ」
ミルモはまたペータたちとケツサッカーをしに行った。
リルム「そんなぁ」
ムルモ「お兄たまはもうすっかり諦めてしまったみたいでしゅね」
リルム「ミルモ様ぁ」
後ろの草からヤシチ、サスケ、ハンゾー、ヤマネが出てきた。
ヤシチ「ミルモめぇ、今日こそ決着をつけてやる」
サスケ「おうだぜー!!」
ハンゾー「なのらー!!」
ヤマネ1人だけ落ち込んでいる。
ヤシチ「あ? どうしたヤマネ」
ヤマネ「桃殿のことが気になって・・・」
サスケとハンゾー「!!」
ヤシチ「そっか・・・」
ハンゾー「僕も拓斗のことが心配なのら・・・」
ヤシチ「だが人間界には戻れないのだ。あんまり気にするな」
ヤマネ「はぃ・・・」
ハンゾー「・・・」
サスケ「・・・オッ、オイラは由美のことなんて何も心配してないぜっ!!・・・アニキは安純のことは」
ヤシチ「!! バ、バカを言うな。掃除から解放されて●●だぁ!! はははははあーははははは!!」
サスケ「その通りだぜー!!」
ハンゾー「僕らも助かるのらー!!」
サスケとハンゾー「ハァ・・・」
ヤシチ「ミルモが妖精界にいるなら、拙者もここに居て勝負に挑むまでだ・・・」

楓と安純は学校で結木の気持ちを聞きたいと言った場面。

拓斗はクラブをしている。拓斗の出番。拓斗は後ろを見る。
拓斗「・・・」
クラブの人「おい香川、ちゃんとピッチャーを見ろよ。どうしたんだ?」
拓斗「なぁ、いつも後ろで誰かが俺の名前を呼んで応援してた奴いたかな?」
杉山「はぁ? いねーよそんな奴」
拓斗「そうだよな、悪い・・・」

楓の家、結木の家、松竹の家、安純の家はアニメどおり。4人の部屋にはちゃんとマグカップが置いてある。

由美の家
由美の服装・・・上はピンク、下は赤のミニスカート、白の長い靴下。
麻利の服装・・・上は青、下は水色のミニスカート、白の靴下。
可憐の服装・・・上は赤茶色、下は青の長ズボン。(オレンジのエプロンをしている)。
由美はリビングで麻利と一緒にソファで寛いでいる。可憐はご飯を作っている。
由美「ねぇ、私ってどうして髪を短く切っちゃったのかな?」
麻利「え〜由美姉が自分で切ったって言ってたじゃない」
由美「そうだったっけ??」
可憐「そうよ! あんなに髪を大切に伸ばしてたあんたがいきなり下手に髪を切って、家(うち)に帰ってくるんだもん」
由美「・・・」

由美は自分の部屋に入った
由美「私が自分で・・・。そうだったかなぁ。誰かに切られたような感じがするんだけど・・・」
し〜ん・・・
由美「あ〜〜もう、面倒くさくなってきた!!」
由美はベッドの上でごろ〜んとなる。
由美「それに私、どうして香川君のことが好きになったんだろう? ・・・今までそんなこと、なかったのに・・・」
し〜ん・・・
由美「暇だなぁ・・・。いつもこんなに暇だったかなぁ? 誰かとゲームしたりして遊んでたような・・・。麻利と遊んでたっけな? う〜ん・・・何か違うような〜・・・」
由美は起き上がって、机の上に置いてある時間鳥の羽を見た(計4枚)。硝子のビンに保管している。
由美「綺麗・・・♪ これ、どこで見つけたんだったっけ?」
サスケのマグカップも由美の机の上にある。

拓斗の家
拓斗は窓を開けて景色を見ている。
トントン・・・おばあちゃんが入ってきた。
お婆ちゃん「はい、おやつだよ^^」
お盆には3色団子とクッキーがある。
拓斗「・・・俺、甘いものは好きじゃない。知ってるだろ?」
お婆ちゃん「えぇ? お前はその好きじゃないものを毎日食べてたんだろ。自分から克服したんじゃないかね。またコロコロ変わるものねぇ・・・」
拓斗「えぇ!? 俺が毎日食べていた??・・・悪い、今日は食べたくないんだ・・・」
おばあちゃん「ふぅん?」
お婆ちゃんは出て行った。
拓斗「・・・そう言えば俺、最近ずっと団子やいろんなお菓子を買ってたような・・・。でも、何の為に? 俺が学校に行けるようになったのも、えっと・・・誰だ・・・。俺は今、どうして友達がいるのか・・・。思い出せない・・・。すごく大切なことを忘れてるような・・・」
拓斗はベッドの上に寝込んだ。
拓斗「うっ、うぅぅぅ・・・」
拓斗は啜り泣きしている。拓斗の机の上にもハンゾーのマグカップがある。

ミルモはアニメどおり、徹夜で人間界に戻れる方法を探している。

CM

アニメどおりに進んで、無事にミルモたちは楓たちと再会した。

沙織「!!・・・皆が帰って来たのね」。

由美の家
由美の服装・・・上は緑、下は黄色のミニスカート、灰色の長い靴下。
由美「!!」
マグカップが光りだした。
由美「!!」
マグカップの中からサスケが出てきた。
サスケ「由美・・・」
サスケの目に涙が出てくる。
由美「サスケ・・・サスケ・・・」
由美の目にも涙が出てくる。サスケは由美のところに行く。
サスケ「由美ぃー!!」
由美「サスケ!!」
2人は抱き合う。
サスケ「由美ぃ・・・オイラ、会いたかったぜぇ・・・」
由美「私も・・・私も会いたかった・・・ああぁぁぁ〜・・・」
サスケ「苦しいぜ由美ぃ・・・」

拓斗の家
拓斗の服装・・・上はオレンジ、下は青の長ズボン。
マグカップが光り出した。
拓斗「!!・・・」
ハンゾーが出てきた。
ハンゾー「拓斗・・・拓斗なのらぁ・・・」
ハンゾーは泣き出した。
拓斗「ハンゾー・・・っこっちへ来いっ!」
ハンゾー「拓斗ぉーーー!!」
ハンゾーは拓斗にしがみ付く。
拓斗「ハンゾー・・・よく帰ってきた・・・」
拓斗は涙声になってる。
ハンゾー「もう拓斗に二度と会えないのかと思ってたのら〜〜〜」
拓斗「あぁ・・・俺、凄く寂しかった・・・。早くお前に会いたくて会いたくて・・・ごめん、嬉しすぎて言葉が見つからないんだ」
ハンゾー「何も言わなくていいのら〜!! あぁぁぁ〜・・・」
拓斗「ありがとう・・・」
拓斗は軽くハンゾーを抱く。

沙織は、楓にドイツに行く事を話す。

空港
楓、結木、安純、松竹、由美、拓斗、桃は来ている。皆の服装はアニメ通り。
由美の服装・・・上はオレンジ、下は紫のミニスカート、黒の長い靴下。
拓斗の服装・・・上は緑、下は紺色の半ズボン、靴下は白。
桃「ドイツかぁ〜いいなぁ〜♪」
由美「一度でいいから行ってみたいよ♪」
楓「桐生先生、沙織のことをよろしくお願いします!!」
桐生「任せて。じゃあ、手続きしてくるから」
沙織「はい。・・・久しぶりにミルモたちに会えたのに、すぐお別れなんて・・・」
皆「ええぇぇっ!?」
ミルモ「俺たちが見えるのか?」
沙織は頷いた。沙織の肩からアクミが出てきた。
ミルモ「アクミッ」
リルム「沙織様のパートナーになったんですの!?」
アクミ「まぁな。お前等のブサイクな顔も見飽きたし、アタイも世界に進出しようと思ってさ」
ミルモ「てめぇ・・・」
アクミ「南楓」
楓「ん?」
アクミ「ごめんな、いろいろ酷いことして・・・」
楓はアクミの側に来て
楓「ううん。沙織と仲良くしてね」
アクミ「あぁ」
桐生「沙織ちゃーん、そろそろ乗るよ!!」
沙織「じゃあ行くわね」
楓「うん」
沙織は桐生のとこに行く。
アクミ「あばよー」
楓「・・・沙織ー!!」
沙織は止まった。楓は涙を流しながら
楓「絶対手紙書くから!! 電話もするから!! いつでも沙織のこと応援してるから!! 私達のこと忘れないでね!!」
沙織「馬鹿っ!!」
沙織は涙を流しながら楓のとこに行く。楓も沙織のとこに行く。2人は抱き合った
沙織「忘れるわけないじゃない・・・」
楓「ごめん・・・」
沙織「ずっとずっと友達よ・・・」
結木と拓斗以外(前髪で目が隠れてる)、皆貰い泣き(サスケとハンゾーも)。安純は結木にしがみ付き、桃は松竹にしがみ付いてる。由美は誰にもしがみ付かないで貰い泣きしている。
ネズミは陰で見ている。
ネズミ「・・・さてと、拙者もまた旅に出るでござるかなぁ。ヤマネ、達者に暮らせよ!! アイツらと一緒にいる限り、騒動が続きそうでござるがなぁ・・・」
ネズミは去る。

沙織は飛行機の中から手を振ってる。皆、手を振ってる。
楓「沙織ー、早く帰ってきてねー!!」
飛行機は小さくなってく。
楓「沙織ー・・・」

エンディング(プリティ・マジック・ケーキ)
学校の屋上に妖精学校が戻って、アニメどおり妖精の友達が来た。
ミルモ、リルム、ヤシチ、ムルモ、サスケ、ハンゾー、ヤマネは皆のとこに行って、おしくらまんじゅうをしてる。
後はアニメどおり・・・

終わり




4164/ 帰って来た!ミルポン日和!!ーTWOー
□投稿者/ 夏田みかん -288回-(2011/09/17(Sat) 13:43:51)

こんにちは(^^)夏田です♪

この度はミルポン日和がスレッドお引越しになりましたw
という事で表紙を描こうと思い、レギュラーキャラのイクラを
表紙にしてみました♪表紙っぽくねーーーー!!!
前スレの表紙との統一性がない・・・だと・・(((
今回の絵の力の入れ所・・イクラ8割、背景2割・・です。
背景かなり適当です;;一体何処なんだよ此処はwwww

あ、表紙の話なのですが、学園パピィの1話冒頭に今までの
表紙が載っててびっくりしました!!w最近気付いたのですが^^
有難うございますw昔の表紙絵汚いなぁ・・・・

それにしても、おっさんの絵を改めて見るとミルモキャラとは思えない
形相してるなと思いますwwww今度描くときはもうちょっと
可愛らしさ(爆)をいれないとですね・・・・^p^

ミル日はオリフェが多いですから、なるべく、シリアスにならない
ように気をつけてます。オリフェだらけのシリアスなんて誰が見て
得するんだっていう感じですしね・・・^^;
でも、ひょっとするとシリアスっぽくなるかも・・・?
まだまだギャグ展開満載ですっ
では☆


■ チョコ (84回/2011/09/17(Sat) 17:35:57/No4165)

こんばんは\(^▽^)/!
スレ引越ししたんですね♪
ミルポン日和、いつも読んでます!

表紙のイクラ君…カッコイイです♥
夏田さんの小説に出てくるキャラは皆好きです♪
特にイクラ君とメリアさんとりんごちゃんが好きです♪
イクラ君はあのクールっぷりが、メリアさんは…あの恐ろしさが(笑)、りんごちゃんはあのウザイ所が好きです(褒め言葉です)。

これからも連載頑張ってくださいね!
応援しています♪

ふと、気づいたのですが…夏田さんアイコンありませんね…。
アイコン無しでも投稿出来るんですか?

では☆彡


■ こやまる (1136回/2011/09/20(Tue) 16:26:56/No4173)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、チョコさん、こんにちは☆

新スレへお引っ越し♪
新しい気分でまた連載を続けていただければと思います〜。

新スレの表紙は、最近出番が激減していたイクラとは…。
こうして見ると、イクラって意外と美少年ですね。
前回明らかになったチョコチクワの件、そしてチクワを口にくわえたイクラ…ということで、イクラの春がやってきたと考えるのは考えすぎでしょーか?
おっさんのインパクトの余韻により、もうしばらくシリアス展開が続きそうな予感がします。

それにしても、おっさんのような濃いキャラまで描けるようになるとは、みかんさんのお絵描きレベルは相当上がりましたね。
老若男女、人間動物問わずいろんなキャラを描けるようになることがプロへの第一歩と聞きますので、これからもいろんな絵にチャレンジしていただきたいです。
かわいらしさを加えたおっさんも見てみたいような…。

まさかのムルモの登場にも驚きました!
一瞬兄弟対決が見られるのかと思ったりもしましたが、ミルモに悟られずに、何気に王子らしい仕事をしているムルモがかわいかったです。
次回のサブタイトルを見ると、ムルモのライバル登場…でしょうか?
続きを楽しみにしております。

>ふと、気づいたのですが…夏田さんアイコンありませんね…。
>アイコン無しでも投稿出来るんですか?
お絵描き機能を使って投稿した場合は、アイコンの代わりに絵が表示されます。

では!


■ 夏田みかん (289回/2011/10/02(Sun) 13:36:15/No4203)

こんにちは(^^)夏田です♪

チョコさん、こやまるさんこんにちは!コメント
有難うございます!
チョコさんが気に入って下さってる妖精(りんご、イクラ、メリア)
は他と比べると特にキャラの濃い妖精ですね(笑
そのうちのりんごは、U香作。イクラはI香作。
メリアは私のオリフェですが、りんごとイクラは友人のオリフェです。
ちなみに、イクラのクールな性格とりんごのうざい性格を、考えて
付け加えたのは私だったり←←
これからも読んでくれると嬉しいです^p^
チョコさんの小説も読んでます!オリフェいっぱいでにぎやかv

こやまるさんもコメどうもです!!
イクラは結構主要キャラなので、出番が減っても主要です(笑
これから、いろいろ展開が急速になっていきますが、ギャグと
シリアスをいり混ぜながらいきたいと思いますw
ムルモの活躍も増えますよ♪

復活イベントXV「ミルモがハーレム状態に近い事について何も言わない
よね皆。」


休み明けの辛い月曜は過ぎ、火曜日になった。
時刻は9時丁度。二度目の野宿に嫌気がさす、ミルモ
オレであった。
今回はやたら人数が減った。エース、ジャック、ムルモ、ネズミ、メリア、
りんご、そしてオレ。リルムの奴は大丈夫かよ・・・妖精界の何処かも
わかんねぇし・・・・早く行かねぇと。
エース「zeroの方は問題ありません。我々の部隊に向かわせました。
張り込みをさせています。」

って・・・・張り込みってwwww他の人から見ればただの
ストーカーじゃねェかwwwwww
りんご「張り込みって何wwストーキング??w尾行??ww
やべぇwエース隊長黒いw」
・・・・。
こいつに言われると腹立つわ。
ムルモ「ほぇ〜。流石エースしゃんでしゅ〜」
黙れ ぶりっこ!エースにそんな上目遣い通用しな・・・
エース「・・・・・。コホン//」
間をおいて咳払い。なんだ・・・・その間は。
メリア「可愛い〜ぬいぐるみみたい♪」
これまた こういうのに弱そうなメリアがムルモのぶりっこに食いつく。
ムルモはご機嫌だ。コノヤロー。

オレ達はあの洞窟の中にいる。りんごはテントを主張しやがったが
残念ながら、賛成する奴は1人もいない。
洞窟って電気ねぇから暗いな。昨日は兵士達がいて魔法で明るくなってた
わけだが・・・・今はちょっと出払っている。しかもその上に寒いときた。
オレ達は炎を囲って腰を落ち着かせている。順番は、オレの右横にエース
その隣にジャック、りんご、メリア、ムルモ、そしてネズミだ。

りんご「うるさいガキだねぇwwwwwwぶりっこ王子様ってww
なんちゅう個性だwwwwwうぇっwwwうぇっwww」
流石にりんごとの意見の一致には驚いた。
てか、嬉しかねぇや。これに対するムルモの反応は・・・

ムルモ「つまりこの人は、ただの不良なんでしゅね?」
真顔でそう言いやがった。

メリア「とんでもないクレイジーアップルよ。私の大事な
サークレットを壊した不良女だわ。」
そう付け加えた。
ってかサークレット?何、りんごの奴メリアの物壊したのか。
なるほど、それで追われてたのか・・・。
ムルモ「イカれたりんご・・・・でしゅね?」

その時、 何 か が 割 れ る 音 が し た(歌いながら言いましょう)

りんご「こんのガキャーーーーーー!言わせときゃーいい気に
なりやがってコノヤロー!!!」
うっわ。大人げねぇ。
ムルモ「ほぇ?クレイジーアップルは日本語でいかれたりんごでしゅよ?」

ムルモはただメリアの言った英語を訳しただけで
悪気はねぇらしい。 イカれたりんごwww素晴らしいwww

ちなみに、此処は一応人間界だが、何故こんな所に牢屋があるのか
というと、妖精界において置けない程悪い奴が此処へ来るそうだ。
単純に、王家の牢屋ってのは限りがある。そんなにあるわけじゃない。
オレも一回入った事あるくらいだしな。
だから、機密にこんな所も作ったそうな。何故転送ドームでじゃなく
船を使って此処まで来たのかというと、転送ドームだと足がつくから。

実はあれは全部ミモモがやってるため、何処へ誰が言ったのか分かってしまう
わけだ。足を辿って、メリアやレッテのようなやからがやって来る・・・。

さあて、謎解消は済んだな??
しかし、オレ達はとんでもねぇ事を忘れていた・・・

ネズミ「そういえば、貴様等の味方に人間がいなかったでござるか・・?」
ふと、ネズミが思い出したように口を開いた。
ミルモ「!」
おかしい。何故なら・・・・・
エース「そういえば!人間もいましたね・・・ワープ先は妖精界。
妖精界に人間は行けません。彼はそこまで特殊な魔法は使えないハズ・・・
高い確率で人間界に残ってるでしょう。しかし・・その場にいないとなると
zeroに連れて行かれた可能性も・・・」
ミルモ「なっ・・・」
あのおっさんに、連れてかれた・・・・!?
おいおい、その場合オレはどっちに行きゃいいんだ・・・・・。
ジャック「待つッス。私が今、奴の現在地を割り出すッス・・」
そういや発信機つけてたんだよな。

オレらの兵士って此処まで高度な感じでしたっけwwwwww

ネズミ「もし、その人間がzeroの手に落ちたとしても、
悪いが拙者には関係がない・・・依頼主の安否を確認に行かせて
もらうでござる。」
サラッと言いやがるネズミ。
バカヤロー、此処はミルポン日和だぞっ おめぇが
出しゃばれるのは他のネズミ小説だけで本当の主人公はオレ様だ
ザマーミロ!なんて言う心のうちに秘めた言葉を押さえ、
今一番聞きたい事を聞いて見る。
ミルモ「だいたい、何だよ依頼って・・・薬物を乱用させる事か!?
なんて依頼だ・・・。第一忍者の仕事ってのはそういうの
ばっかりかァ?」
ネズミ「話せば長い。それに依頼の内容を他言するなどご法度だ。」

一旦切ります。

300×300

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■ 夏田みかん (290回/2011/10/08(Sat) 10:03:10/No4210)

続きです。

どんな内容だってんだ・・・・
そんな馬鹿げた依頼を優先させるってのかよ・・・

りんご「ちょwwwまじ しんきくせぇ・・・・www
あのさ、此処ミルポン日和だよ?分かってる?作者夏田みかん
ですよwwwwwシリアス書けないんだよ!難しいんだよ!
なんなの皆!!どうやってシリアスにするの!教えてマジで!www」

誰か、頼むからこのクソりんご殴ってくれ。

ネズミ「うるさいクレイジーアップル 黙ってろ!」

ちょwwwwあまりのウザさにネズミキレたwwwww
りんご「クレイジー!?wwwお前がクレイジーじゃボケェ!
脳みそ抉り出してやろうかアホんだらァwwwwwww」
もういいからヤメロ、アホ共。

すると、ずっと黙っていたメリアが口を開いた。
メリア「いいですよ、忍者さん・・・・ハァ。・・・話します。
別に差し支えないもの。」
すると、エースとジャックも思わずメリアに注目しだした。
ムルモも、興味を示しているようだ。横にいるメリアに視線を向けた。
チビのお前にはまだ早いと思うけどなァ。

メリア「私の女主人レッテの父親はね・・・今病で倒れてるの。
その頃、不治の病が流行っててね・・・その病と同じ症状が出てしまったの。
妖精界で不治の病は無いというけれど、新しく発見された病気の治し方なんて
早々見つからないわ。そして、現在も未だに発見されてない。
恐らく、世界で最も恐れられてる病気。・・・かかると、吐血が止まらなくなるの。そのせいで、食べ物がろくに食べられなくて、他の病気がうつりやすくなるっていう・・・・場合によっては吐く血の量で死に至らしめる事が
あるって。あの子のお父さんは、私の父親でもあるわ。でも・・・・・・

もう時間がないの。日に日に弱っていくから・・・・
BZPは麻薬じゃない、万能薬よ!!!そう父が言ってたわ!!!!

私達にとっては、たった1人の父親を救う手段なのよ・・・・」

辺りが静まり返った。

静寂だけが、この空気を取り囲む。

メリア「小さい頃から、ずっと可愛がられてきた。・・・
一度で良いからお父さんに恩を返そうってそう思った矢先に。
恩なんてもう返せないわ。死んだら何も出来ないもの。
レッテは貴方達王家を敵に回した事に悔いはない。例えただのメイドでも
レッテの父様を死なせたりしない。

たとえこの先誰が敵になろうとも。」

彼女の素直な気持ちが込められた言葉だった。
そしてオレ達と完全に敵対するんだという決意まで。

ミルモ「チョコチクワには、そんな効果もあんのか・・・?」
オレは一応エースに尋ねてみる。
すると、エースは重たげに口を開いた。
エース「それはただの噂でしょう。麻薬を麻薬だと言って売る
商人はいません。確かに麻薬と言えど薬は薬です・・・しかし
効能は定かにはなっていません。
そんな物を一般人に飲ませるわけには・・・。」
庶民を守る事を義務付けられている、王家兵士は率直な意見を述べた。
万が一、その話が本当に作り話だとしたらレッテの父親とやらは
大惨事になりかねない・・・・
ミルモ「・・・・っ・・・・」
ミルモは押し黙った。
ネズミ「・・・そういう事でござる・・・。」
ネズミは静かに言った。
ムルモ「でも、もし効果がなければ・・・その、レッテ・・?しゃんの
お父たまの病を早める事になるんじゃないでしゅか?」
レッテに会った事すらないムルモは名前も曖昧。
一番話しについて来れねぇだろうに。
メリア「いえ!麻薬じゃないわ、安全な薬よ」
果たして誰が正しいのか・・・・・・・
レッテの親父とやらは、放っておくわけにはいかねぇよな・・・
でも、そんな得体の知れねぇ薬を飲ませていいのかよ。

その時
ジャック「情報が入ったッス!zeroは妖精界に・・・」
は!?・・・・・って事は・・・
エース「その人間が妖精界にいる確率は低いです・・・
もし居たとしても今は別の場所に飛ばされた者との合流が先かと・・」
りんご「でも、人間界にいるかも知れないんでしょwwww
諦めずに探そうぜ的なwwwwポジティブシンキングwwwwww」
今は、りんごの言ってる事の方が正しいな。残念な事に。
ミルモ「あぁ・・・カスミは楓より幼いし、国外に居る可能性だって
有り得る。放っておくわけにはいかねぇ!」

エース「二手に別れましょう」
すると、エースは提案を出して来た。
実質、丁度良い人数ではないので片方は3人で探しに
行かなきゃいけなくなるワケだが。
エース「このまま一緒に行動していても時間の浪費に繋がります。
二手に別れて手っ取り早く終わらせましょう・・・・」


ネズミ「拙者は依頼主を探しに行くでござる。」
メリア「(ムルモを飛ばして)左に同じ。レッテにはそろそろ
あっちこっち歩き回らないで欲しいわ。」
ムルモ「お兄たまは、カスミしゃんを探しに行くんでしゅよね・・・
なら、ボクが代わりにリルムしゃんの所へ行きましゅ!」
ジャック「王子の護衛と連絡係で、私めがムルモ様と同行するッス!」

とんとん拍子で妖精界へ行く側のチームが決まった。
エース「頼みましたよ、ジャック。では私はミルモ様の所に
残ります。・・・・・・貴方は?」
すると、エースの質問はりんごに向けられた。

向こうに行くのが4人なんだから、分担はもう決まったようなモン
なんだが・・・・
りんごは顎に手を当てて考える素振りを見せた後、
りんご「カスミさん探しに行くっしょwwwww」

自主的に人間界に残った。

こうして一行は二手に別れて
仲間の捜索へと向かうのであった・・・!
はぁ。やっと洞窟編終わったよ。茶でも点てようかな〜っと。

次回予告みたいなアトガキー

ミルモ「毎回毎回、このコーナーを設ける意味が分からねぇ」

イクラ「よくね?折角だから真面目にやろうぜ」

りんご「そうですよ、折角だからな●り雪でも歌いましょうよ♪
難だったら中島みゆきでもいいですよwwwwwwwwwwwww」
ミルモ&イクラ(こいつさえいなければ、この小説結構まともなのに
なぁ・・・。)

りんご「おいwww今心の中でなんつったwwwww」
ミルモ「次回 復活イベントXIV「性ン都☆聖夜〜名桜ハーデス撲滅編〜」

イクラ「おいwwwwwwwwwwタイトルおいwwwwww」

では☆


■ 夏田みかん (291回/2011/10/29(Sat) 12:17:45/No4263)

こんにちは(^^)夏田です♪

ひーーーーーーーーーはーーーーーーーーーーーー(((
昨日、紛失した学園パピィの小説ノートがやっとみつかりましたw
今日の夜、続きの下書きをバリバリ書きますので、今日は一応
ミル日の更新だけにしておきますv

復活イベントXIV「性ン都☆聖夜〜名桜ハーデス撲滅編〜」

りんご「りんごたんの力で事件解決するおwwwwww
只今燃えてマイノリティw私のトイズはねぇ、地球一個破壊出来る
能力なのだよw袖から鎖から出てきて、蜘蛛との制約を交わすのさw
そこのピカチューモドキとはレベルが違うのさ、レベルが!!!!」
ピカチューもどき・・・?なんじゃそりゃ。
馬鹿娘がまたくだらん事でテンションあげあげ。っつか!!!
鎖の制約とか、トイズとか!!どっかで聞いた事あんだけどっ。

現在、洞窟前に全員集まっている。・・りんごは遊んでるけど。
ムルモ「ほぇ〜〜〜っ!すっごいでしゅ!!地球を壊せちゃうんでしゅか!?」
おいおい、なんでそんな空想で眼輝かせてるんだよ。
自分の弟ながら随分純粋だな・・・
それとも、りんごの中二発言はガキに受けるのか?
りんご「あったり前さwwwカスミさんなんか一発で見つけて
やんよwwwwwいやwww手加減しないと地面が割れてしまうなwww」
黙れ クレイジーアップル。
ムルモ「ほぇ〜じゃあそのピカチューもどき・・?誰だか知らない
けどやってみてくだしゃいよ!」
・・・・まてよ?
ピカチューって電気ネズミだよな・・まさか・・
りんご「まぁいい・・・見てるがいい・・」
やっぱネズミじゃん??


ネズミ「なんだ クレイジーアップル・・」
何wwwwその呼び方www流行ってるのwwww
りんご「私の偉大なる力の生贄となるがいい!!」
ネズミ「うざ・・・・・・」
ネズミさんwwwwww心の声がお外に漏れてますwww

〜〜〜〜*******
ムルモ「りんごしゃん・・・大丈夫でしゅかぁ?」
結局、クソの戦闘力もないりんごが、ネズミに勝てるわけもなく、
ボロ雑巾になったwwwww
りんご「くっ・・・・手加減し過ぎたようだ・・・」
もう黙れよ、中二病患者。
りんご「フェザリア・・・・様・・・私はまだ・・・
甘かったようです・・・せめてブラックフェザームーンが
使えるようになれば・・・・・・・・・・・・・・・・」

だから、もういいって・・・・。
ムルモ「ほぇぇっ・・なんでしゅか、しょれ、強そうでしゅ!!」
信じるなッ!!お前にまでアブノーマルうつるわ!!!!
お前にうつったら俺はどうすりゃいいんだww
ミルモ「ってか、早く行こうぜ・・・お前ら4人は妖精界に
行くんだろ?」
ネズミ、メリア、ジャック、ムルモは妖精界に行く事になった。
オレは、面識のあまりないエース隊長と、ウザ過ぎるりんごの3人で
カスミを創作・・・じゃねぇwww捜索だバカヤローwwwww
已む終えず再び別れる事に。


――――――――・・・・・
   「何処だろう・・・此処・・・」


私はやっと目覚めた意識をフル活用して辺りを見回して見る。
頭に何か違和感がある。何故此処で寝てるのか、ちょっと前の
記憶が飛んでいる事が、少し不安になったが・・・・・正直
今居る場所自体は妙に安心出来ていた。今私が寝てる場所・・・
どうしてか見覚えがあるからだ。

すると、  ちょっと前の記憶がフラッシュバックした。


これは、数時間前の事・・・・・

レッテ「ハァ・・・ハァ・・・勢いで出て来てしまったけど、
大丈夫かな・・・ってか!中にはまだメリアがいるし・・・!」
汗を拭う 赤毛のレッテ。
チェック「ミルモを信じるしかないですねぇ・・・」
オンプ「大丈夫でしょ?あの子はやれば出来るwwwwww」
イクラ「ちょwミルモの何を知ってるって?ww」
いつものコントで茶の間を濁すI香作スリーオリフェズ。
リルム「とにかく、無事ミルモ様が帰って来るのを待つしかありませんわ!
ケイトさん、大丈夫ですか?」
すると、リルムは走ってる途中に扱けたらしいケイトを気遣った。
膝にかすり傷が出来ている。赤みがかった(以下略)である。
リルム「あら・・・痛そうですわ・・・」
ケイト「大丈夫だよ??私の苦手な物は空中とスカイダイビングと落下
だけだよ」
膝を抱えながら目じりに涙を溜めて、そう弱音を吐いた。
リルム「(汗)全部空中なんですのね・・・・^^;」
苦笑いで台詞を口にすると、後ろの方で騒がしいアメリカ人がいた。
カスミ「いやぁ、飛んだ冒険だったネ!あのハンターの人達との接戦ね!」
ミルモやネズミ達に追い出された一行は、洞窟の外でもかなり元気だった。
そして・・・

フードを被った、おじさんも・・・・・ニヤリと不気味に笑いながら、
一行の光景を眺めていた。
謎の男「さぁて、これからは好きにさせて貰おうかなァ?」
男は含み笑いを浮かべると、一行に話しかけた。
リルム「あ、待ってください!ミルモ様達が来るまでは
待った方が良いのでは」
そんなリルムの気遣いさえも、無駄になる一言。
謎の男「その必要はない・・・貴様等にはこの場から消えてもらう
からねェ・・・・・」

「「「「「!?」」」」」

すると、謎の男は全員の足元に魔方陣を敷いた。
謎の男「王家秘伝魔法ーーーーー空間移動ーーー!!!!」

その瞬間、その場にいた全員がカスミを残して1人残らず消えた。
カスミ「!?」
謎の男「悪いねぇ・・・この魔方陣は人間には通用しないらしい・・・」
さっとフードを退けると、魔方陣を引っ込めた。

カスミ「何したネ!?オンプやチェックは・・・・!?
何処へやったネ!!お前・・・まさか・・・・・・・・・」
すると、男はより一層ニヤリと笑った。
謎の男「後悔した時にはもう遅いってねェ・・・・
ワシはある薬物を作っている者でね、ああいう輩に追い回されているんだ。
そこに君達が助けに入ったというワケさ。」
カスミ「お前ッ・・・私達を騙した・・・・・・!!」
心の底から叫ぶアメリカ人。
謎の男「人聞きが悪いなぁ・・・おじさんの事に
勝手に首を突っ込んで来たのは君達のほうじゃろう・・・?」

カスミは絶句した。
今まで自分達が頑張って来たのは、何のためなんだ・・と。

謎の男は徐に懐から折りたたまれた写真を取り出すと、
ニヤリと笑った。
謎の男「この写真、落ちていたぞ」

ピラリとカスミに見せびらかす紙切れ・・・
その写真に写されていた者は、青い澄んだ瞳に
ブロンド色のストレートパーマの妙齢の女性だった。
隣に、金髪の迷彩服を着ている難いの良い男性もいて、自分よりも
背の低い5歳程度の小さな女の子の肩に手を乗せて、ニッコリ笑っていた。
一時の平和を閉じ込めたようなその、小さな写真。

その小さな女の子は。
紛れも無く、誰が見ても

――――――――――カスミだった。

カスミ「パピー・・・マミー・・・!!!」
カスミは驚愕を露にする。

写真を見て、自然と手を必死に伸ばそうとする、カスミの目の前で。

写真は



バ ラ バ ラ に 引 き さ か れ た 。


ビリビリと耳に付く紙が切れる嫌な音が響く。
紙の破片は羽のようにヒラヒラと地面に帰って行った。

―――――――――――――――――刹那。


■ 夏田みかん (293回/2011/10/30(Sun) 14:15:19/No4272)



カスミ「返せえええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!」

張り裂けそうな叫び声が誰もいない広い空間の静寂を破る。
ザシュッ
絶叫と共に、勢いで自分よりも何倍も小さい妖精の喉元を掴んだ。
謎の男「・・・ッ!ぐはッ・・・」
みるみる手に力が掛かる。カスミに流れる軍人の血が
“そいつを殺せ”と騒ぎ立てる。
謎の男は、震える右手で手のひらに魔力を込め

カスミ「!?」

その手をカスミの大きな手に当てた瞬間

カスミを何処かへ飛ばした。

謎の男「ハァッ・・・・ハッ・・・・ハァッ・・・・・・
なんちゅうガキじゃ・・・・・・」

カスミに喉を強く締められて口から血が滴った。

謎の男「まぁいい・・・・ハァッ・・・・日本に飛ばして
くれたわッ・・・・」


――――――――・・・
――――――――――――・・・
そして現在に至る。
彼女が今寝ている場所・・・それはベットの上だった。
この部屋の主の物と思われる写真が置いてある・・・
茶髪に精悍な顔立ちのなかなかカッコイイ美男子が
写っていた。部屋のレイアウトなどからは此処の家主が女の子
である事を示しているが、もしや恋人の写真か。

すると、ドアの方から「ガチャッ」という音が聞こえて来た。
「あ!気付いた〜!」

金髪ツインテールの元気な少女が駆け寄ってくる。
歳は十代半ば頃と言った所か。ピンクのスカートに
黄色いフード付きパーカーを着用しているようだ。

「え〜〜っと・・確か・・・カスミちゃん・・だよねぇ?」

驚いた事に、その人はカスミの事を前から知っていた。
カスミは疑問符を浮かべるが、この部屋を見覚えがあると
認識していた事に説明がつく。

「私ね、南楓!最後に会ったのは4年前だよね・・・!」

カスミ「What?」

(※作者から訂正のお知らせ・カスミは、楓の日本語が
分からなくて疑問符を浮かべたようデスノート。)
楓「げっ・・・英語・・」

次回予告みたいなアトガキー

ミルモ「う〜ん・・・大分シリアスチックになってきたんじゃね?」
イクラ「まず、文章力が無いからシリアスなのかどうなのか、
ついていけない読者が現われそうだな。これは多くの犠牲者を
生むぞ・・・」
りんご「ってかさぁwwwwww作者変えろよwwwwwww
根本的な問題そこだろwwwwww素敵小説が掲示板で上に上がってる
中、何故ゴミタメのようなスレッドが浮遊してるんだよwwwwww
環境に優しくしろよww心も満タンにwwコスモ石油ww」

ミルモ「うぉぉうっ・・・・りんごが珍しくまともな意見を言いやがった」
イクラ「大丈夫、折り畳み傘なら持ってるwwwww」
りんご「ちょwwwwwwwwwwwひどwww鬼畜コンビwwww」
ミルモ「どうせついていくなら、りょくさんみたいな頼りがいのある
作者がいいわ。」
イクラ「じゃあオレ、キョウジに付いていきたいわ」
カスミ「どっちかと言うと、シュン派ネ!!」
りんご「じゃあ、ユーリちゃん派ですwwwwwwww」

ミルモ「おめぇらソレ作者じゃねぇだろうが・・・
ってか何!!何でカスミ居るの、何で最初から居ましたみたいな顔
してるの??いやっ、これ以上ボケないでくれ、裁き切れない!!!」

カスミ「じゃあ次回!復活イベントXV「Two month ago〜2匹のネズミに顎が
あります〜」」
ミルモ「じゃあって何!!後、何その英訳!!間違ってるんだけど!!
何間違った英訳のままスタイリッシュにタイトルにしてんだ!!www」

では☆

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■ こやまる (1142回/2011/12/06(Tue) 00:11:36/No4368)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんばんは☆
久々に小説の感想を書かせていただきます。

これまでに無い濃いシリアスムードに驚かされました。
そして為す術もなく空間移動させられたオリフェたちが心配です。
いずれミルモたちも再びおっさんとやり合う時があるかと思いますが、この強力な技の前では相当苦戦を強いられそうで、展開が予想出来ないです。

予想出来ないと言えば、りんごとムルモの関係も予想外でした。
最初は相性悪そうに見えましたが、途中から妙にいい感じな関係が出来ているような…。
ミルモの悩みの種がまた一つ増えそうだな。。

>エース「・・・・・。コホン//」
>間をおいて咳払い。なんだ・・・・その間は。
何とも新しい反応・・・。
今回はこのシーンがツボで、想像するとつい笑ってしまいます。

それでは続きを楽しみにしていますね。
では!


■ 夏田みかん (295回/2011/12/10(Sat) 18:41:50/No4389)

こんにちは(^^)夏田です♪

学園パピィはスランプしてるけど、ミル日は絶好調w
わぁいっこやまるさんコメント有難うございます^p^

>これまでに無い濃いシリアスムードに驚かされました。
ギャグからシリアスの転換・・・この狭間、この時の世界観が
凄く好きで、銀魂やラッキーマン、ジャングルの王者たーちゃん、
キン肉まん等に一時期見入っていた理由だったり。。
私の小説はそういう私の大好きな要素を入れたくて描いてます。
(ただ、ギャグはギャグのままがいいという好みの違いもありそうですが)
このおっさんですが、こんなにも強力な術が使えるのには理由があったり
します。(このおっさんの正体がその理由なのですが)
是非予想してくれると嬉しいです。

りんごとムルモは随分前からこの関係が描きたくて描いてましたww
皆が「クレイジー、クレイジー」って言ってるし、りんご自身、
可愛い発言を全くしないので場の雰囲気につられてりんごを馬鹿にした
説があります。また、ムルモは子供ですので中二病語を純粋に受け入れちゃう
性質もあるかと思いますwwwww
無垢な子供の好奇心を叩き壊す程、りんごはSじゃないので(イクラはそうw
自分の言ってる事を理解してくれてると勘違いして、ムルモに
危ない事を教えそうです((
私にも一番下に弟がいて、真中が中二病なんですが
私は「うわ中二病引くわ〜〜」って思うのに
一番下の弟はむしろ、真中の弟の発言に興味を示してるんですよね。
子供の視線から見た中二病ってカッコイイのかなぁ?(爆

>エースさん
この人は、性格を見て分かると思いますが、しっかりしたタイプ
なので可愛いものに飛びついたりするメリアと同じ反応は恥ずかしくて
出来なかったり。心が乱れると咳払いでそれを払おうとするタイプww
こういうしっかりした女性キャラで、可愛い物に興味を示す時だけ
ちょっと変化があるようなのってこの小説板には滅多にいないですよね。
クールな人はクールなまま。それじゃあつまらないので、ちょっとした
ギャップにwエースは結構ムルモの事を可愛がってます。
無駄に子供嫌いな設定とか人の個性を差別するような最低な妖精
ではないですから^^

では続きを!!

復活イベントXV「Two month ago〜2匹のネズミに顎があります〜」

楓「こまったなぁ・・・英語喋れないのにぃ・・・」

楓・・そう、今この地の文を任されている私がそう弱音を吐いた。
皆多分知ってると思うけど、私(一人称)は成績最低で前回のテストも
最悪の結果だった。国語と数学と英語(必修三科目)は特に点が取れなくて
凄く問題にしてたの、テスト後だけ。結木くん見るので忙しいから。
英語なんてbookとpenとstudyくらいしか完璧に描けないよ・・(それはマズくないか?作者談)
英語ではリスニングで点を取ってます。分かんないけどね。
だって英語苦手だもん。

なんで英語の話をしてるのか?目の前に英語でペラペラ喋る
異国の女の子がいるから。
実はこの子、カスミ・カンタレーナ・リカルドっていう名前で
アメリカのマイアミに住んでるハズなんだ。
何故知ってるかと言うと、この子と私は遠い遠い遠い遠ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい親戚だから。
最後に会ったのは3年前か・・・・もしくは4年前。
滅多に日本に来ないから、来たら親戚の家に泊まるという感じだった。
その祭に親戚同士の集いがあって遠い親戚の私もお呼ばれしたの。
この子とは2回くらいしか会ってないけど、外国人とお喋りするのは
あまりにも記憶に残ってる。後ろでおじいさんの通訳がいたよね、怖い。
それも この子のブルーアイと金髪が綺麗で・・・・とっても印象的だった
からだろう・・・・・。

余談だけど、一応ミルモが来る前だからミルモはこの子の事、
知らないんだよ(^^)

カスミ『何処かで見た事あるネ・・・・う〜ん良く思い出せない・・・
お姉ちゃん誰??』
ー作者の英文力が無いので、此処からはカスミの台詞を和訳して
お送りします――
ペーーラ ペラペーラペラペラ!!

だから。分かんないってばよ。。
楓「えぇっ・・・どう答えればいいのかなァ・・・・
まい ねーむ いず・・・楓!南!」
適当に知ってる単語で応用する私。伝わるかなぁ。。
カスミ『カエデ・・・?やっぱり聞いた事あるネ・・
もしかして 此処って日本??』
ペーラペラペーーラペラ!!!!

・・・・・・・・・いや、だから!分かんないってばさッ!!!
楓「じゃぱん、じゃぱん!!」
聞き取れた単語を連呼する私。うぅっ。もっと勉強しとけば良かった。
カスミ『日本!じゃあ、もしかしてあの楓さん!?』
だめだッ!
こればっかりは分からない!!じゃぱんとかえでは聞こえたけど。
楓「えーーっと。えーーっと。あいあむかえで、此処は
じゃぱん!はろー、ワタシ、イングリッシュ、シャベレナイ!OK?」
カスミ『???』
わーーんっ私の馬鹿あああ・・カスミちゃん混乱しちゃったよ〜。
ごめんね、ごめんね、カスミちゃん。喋れなくてごめんね。
ゴメンネゴメンネーーーーッ(何処の芸人?
カスミ『I'm glad to meet you』
そ・・・それは・・・!
楓「分かった!お肉だね!!それを私が用意すればいいのね!!!」

なんじゃそら。(冬夏談)

カスミ『そっか。日本人だから私の言葉通用しないネ・・・・
うーんと・・・確か日本語・・・・は・・・』
すると、何かを閃いたカスミが改めて楓に向き直った。
カスミの口から出た言葉は・・・・・
カスミ『オラ!ソンゴクウ!ヨロシクナ!!』

違うだろ。


―――・・・一方
ムルモ「まれに見ぬメンツでしゅね・・・」

そうポツリと漏らすムルモのセリフに口を挟んだ。
ネズミ「そういえば珍しいでござるなァ、お主がこっちに来るとは・・
女の王立兵士に付いていくと思ってたでござる」
嫌味笑的な。ムルモは大して表情も変えずにこんな話をした。
ムルモ「エースしゃんもいいけど、ジャックしゃんの方がいいでしゅ。
ボクがちっちゃい時沢山遊び相手になってくれた人でしゅ。
・・・それに、最近気付いたんでしゅけど・・松竹しゃんとジャック
しゃんのヘタれ方が似てて面白いんでしゅよねぇ」
ムルモは気付いていないが、松竹と相性が100%だった原因の一つに
ジャックと仲良くしていたからという理由があるのだ。

こいつぁ作者の勝手な解釈だが、ムルモってへたれな人と相性
良いと思うんだよね。松竹しかり。


別行動となった4人、恐怖のメリア、嫌味のネズミ、へたれジャック、
ショタムルモ。
現在は妖精界へと来ている。
メリア「私がレッテと連絡を取るわ・・・・
そうすれば場所も大体特定できるハズ・・・・」
4人は場所の特定がない。行く当てもなく迷っていた。
ネズミ「厄介な所にいなければ良いが・・・・」
プルルルル・・・・ガチャッ

「メリア!!メリアか!?」
電話越しに聞こえる少女の声。
メリア「メリアか!?じゃないわよ、バカ娘・・・
何処に行ってるの?何処でも良いけど、動かないでね
もうすれ違いはゴメンだわ。」
呆れたようにため息を吐く、翠のメイドさん。
お疲れの様子である。
レッテ「うっさいなァ!!!誰がバカ娘だァ!?
お前はメイドらしく主人に忠実になって欲しいねっ!・・・・・
・・・・しっかし・・・・・まさかあのおっさんにワープ魔法
使われるとは・・・今、入るなの森だと思うんだけど、森にいるんだ」
一応自分の居場所を伝えるレッテ。電話越しからも、ギャアの鳴く声や
草が踏みつけられる音が聞こえる・・
メリア「森・・?また嫌な所に飛ばされたわねぇ・・・」



――――・・・更に一方。
ミルモ「参ったな・・・・探すっつっても当てがねぇ・・・」
こちらもまた、迷っていた。残念ながらカスミの携帯番号は
知らない。よって連絡が取れない。
エース「さすがに人間界は広すぎます・・・・
同じアメリカに居るとは限りませんし、困りましたね・・・・。」
人間界は妖精界よりも広い。ましてや、こんな小さな妖精
だと倍広く感じるのである。楓の部屋だってオレにとっちゃ広いんだぞ。
りんご「此処にTOZYO!われがSANZYOU!テンションZYOUSYOU!
ケガしてHANSOU!あの世へUNSOU!!!!!」

相変わらずだまらねぇ馬鹿もいるし。
ミルモ「りんご、お前里へ帰れ・・・」
いつしか誰かに言った使いまわし台詞。
りんご「うるさいぞ貴様wwwwwww
私は誰の指図も受けないwww誰も私を縛る物などおらんのだwww
分かったか!愚民共!w」
黙れグミ女。
何なの、何でついてくるの、どんだけ暇なの。
エース「私達の力だけで探すのは困難です・・・
此処はどうでしょう?魔法アイテムとやらに頼るのも
一つの手立てかと。」
エースが自分の提案を口にした。
ミルモ「!!なるほど・・・!さっすがエース!その手があったな!!」

りんご「ちょwwwwww聞いてwwwwww誰かwwww」
すると、オレは腕に巻かれている腕時計携帯にスイッチを入れて、
小さいモニターを出現させた。時計型麻酔銃じゃねぇぞw
バッバババババババーーーローー。
モニターにはピンクの狸ならぬミモモが写っている。
ミモモ「はぁ〜〜〜〜い!ミモモ通販だよォーーーーーー☆」
テンション高めの高い声が耳に響く。
エース「ミモモ通販の店長はそんな顔をしておられるのですか・・」
始めて通販をしたらしいエースはミモモを見てビックリする。
りんご「おwwwwミモモはんやないかいwww」
だからっ。お前はいいんだっつんだよ。

しかし、ミモモの顔色がみるみる変わっていく・・・

ミモモ「ちょっとーーーー!?あんた、2週間前のお客さん!!!
請求届いてるよねぇ!!!??いつ払うの!踏み倒しなんて
許さないよ!!?」
ミモモの怒りの声wwwwやばい、バイオハザードもびっくり。
ミモモ「親にいいつけるよ!?免許証とか証明書ある!?」
すると、りんごはムキになってこう言いやがった。
りんご「今此処にこうして、いる!それが一番の証明だッ!!」

いや、意味わかんねーけども。
ミルモ「取り込み中わりぃけど、こっちの用事早く済ませたいんだ。
ミモモ、特定の人物を探したいんだけど、手がかりがねぇんだよ。
範囲が広すぎて・・・・」

ミモモ「前に楓さん達にすすめた商品が一番効率が良いと
思うよ〜〜」
ミルモ「?」
ミルポン日和初期より・・ミルモが外国に飛ばされた時に
楓達が購入したアイテム。

じゃっじゃーーーーーん!何でも喋り!!!

りんご「結局どういうアイテムなんだよwwwwwwww
何でも喋んのwwwwwwまじでwwwwじゃあさ」
ミモモ「ただ、その人の居る範囲だけしか割り出せない
けどね。」
ミルモ「・・・仕方ない・・・そいつをくれ!」

一旦切ります!


■ 夏田みかん (298回/2011/12/24(Sat) 16:41:45/No4442)

イラスト、ちょっとリアルになりすぎてスイマセン;;
ミルモみたいなキャラはあまり、リアルになり過ぎないように
塗ったほうが可愛いんですが、影を付けすぎる癖があるので;;
(その割に背景は手抜きwwwww)


続きですv

りんご「ちょwwwwwwww無視とかww切ないんですけどwwwwww
あなたが狼なら怖くない?怖いわッ!!!!wwwwww
初めてのルージュの色は赤すぎてはいけないっておwwwwwwww
これってドコの知識?wwwwぷぇっwwぷぇっwwwwwwwwwww」

狼なんか怖くない・・?お前・・・随分古い歌だぞソレ。
小説板の皆知らねぇよ。

何でもしゃべり「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYお買い上げ
頂いてWRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYありがとWRYYYYYYYYYYYYYY」
ミモモから買ったアイテム、何でもしゃべり。
ミルモ「うぜーーんだけど、何このアイテム壊していい!?」
その王子の短気な台詞を聞いて、エースは少々呆れた。
アイテムのテンションの高さは別に不良品とかそういうのじゃ
ないのである。ちっ違うんだからねっっ・・・・・・!!!!

何でもしゃべり「カスミちゃんというアメリカ人は今
日本に居るよWRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!」
WRYYって何。そんな質問をする暇も無くミルモ達は絶句した。

ミルモ「なんで日本・・・・・!?」
アメリカと日本がいくら仲がいいからって、アメリカから
日本へ瞬間移動なんて出来るか・・!?だってカスミって人間だぞ!?
そんな言葉が喉をすり抜けそうになって、抑えた。
なんで抑えたかって・・・・?しらねぇよバカヤロウ。
エース「妖精界にいないだけ良いですが・・・・外国に飛ばされていた
とは・・・」
エース隊長も流石に驚いたようである。
因みに俺はまだメイド服を着用してるワケなんだが・・
こうして誰も突っ込んでくれなくなると、逆に寂しい。
あのう。脱いでいいですか・・・・
りんご「なんで飛ばしたんだろうね・・?」
・・・。アレ?
りんご、お前いつの間にハンターの格好じゃなくなってんだ??
いつ脱いだんだ・・・何で俺だけこのまんまなんだ・・・!!?
何で誰も何も言ってくれないんだ・・・・・・!!!!?????
何でも喋り「それはご主人様のメイド姿が可愛いからですWRYYYYYYY!!」
をい。俺はハヤテのごとく!のハヤテじゃねぇんだよッ。

それにしても日本ってオレ達が住んでる所じゃねぇか。

―――・・・一方。
リルム「大丈夫かしら・・・・ミルモ様・・・・
それにしても・・まさかカスミ様の所に向かわれたとは・・。ハァ」
運命の王子である彼・ミルモに迎えに来て欲しかったリルムは
最近他の女の子とばかり居る浮気者にヤキモチを焼いていた。
今もミルモはエース&りんごと行動している。現在進行形で
ハーレム状態である。
イクラ「婚約者なんでしょ?一応。信じて待てば?」
イクラさん・・・・結構冷たい方ですわ(~_~;)
レッテ「入るなの森って前にダアクってのが入れられてた場所でしょ。
こういう所嫌なんだよなぁ・・・」
レッテが深くため息を吐いた。マフラーを巻いたあったかそうなご令嬢
である。格好はなかなか個性があるが、金持ちという要素が外見からは
一つも見受けられない。だが実際、彼女にはメリアというメイドも
ついているわけで。世界は広いワケで。
チェック「ダアクって・・・・ダアクライの子供?」
アメリカ3人衆の一人のマスクメロンチェックが、とんでもない
ネタを置いていきやがったwwちょwwwダアクライてwwwwwwww
オンプ「いやwwwwwww一応ダアクの方が先だからねwwwwww」
ポケモンのファンに怒られちゃうよ。
ケイト「はふぅーー疲れたですぅ・・肉が張り裂けますぅ・・・」
ケイトは5人の遥か後方を歩いている。
明白に役たたずキャラである。
レッテ「メリアは動くなって言ってたけど・・このままだと
あのジャックってのと会わなきゃいけなくなる・・今はまだ
捕まるワケには・・・父さん・・・」
レッテはベットに眠る父親を思い描いた。
此処で捕まれば、BZPは手に入らない・・・・・・
捕まるわけにはいかない、捕まるワケにはいかないんだ。
レッテ「父さん・・・お願い・・死なないで・・・」

するとレッテは歩く速度を落とし、集団から抜けるように
森の奥へ去ろうとした・・・・その時
レッテ「ぐはァッ・・・」
リルムに腹にアッパーを食らわされ
そのまま気絶してしまった。
リルム「そこを動くな・・・ってあのメリアさんに
言われたでしょう?何処に行くつもりですの・・・」
レッテはそのまま眠るように地面の上に横たわる。
なんか、リルムが殺人犯したみたいな絵面なんですけど。
イクラ「所でBZPとか・・・・レッテの事とかオレ達まだ
何も知らないよね・・・・ミルモの方は何か分かったみたいだ。
聞いた方がいいかねぇ」
イクラがそんな事を口にしたが
リルム「いえ・・・今は。とにかくムルモ様との合流を
優先ですわ・・・・!」
断られたのである。


次回予告みたいなアトガキー
ミルモ「ちわっす!オレミルモ!!いっつもどおり
アトガキを始めるぜばきゃやろー。作者の体力が
残り少ない事なんて、気にすんなぜ。」
イクラ「をい。日本語おかしい事になってんぞ」
りんご「きゃっほーーーーーーーーーーーーーーーーい!!
WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYしようぜぇぇぇ!!!!!!!!」
ミルモ「うるっせぇ駄目りんご!!一足先に冥土に行ってろぃ!」
りんご「ちょwwwwwwwキレないでマジでwwwwwww冥土に送られる前に
メイド喫茶で冥土へ行ってきますwwwwww」
イクラ「こりねぇな、コイツの口をガムテで塞いで手足を
縄で縛って・・・」
りんご「えwwww何処のSMプレイですかwwwwwwww」
ミルモ「さーーて。次回は」
りんご「今度は放置プレイwwwwwwww」
イクラ「次回復活イベントXVI「南楓の憂鬱!」」

りんご「・・・・それってさぁ、涼宮ハルヒの憂鬱っ
て言わな 「次回もお楽しみにーーーーー!!!!(イクミル・ハモリ)」

りんご「おいwwwwwww台詞くらい言わせてクレヨン!!!!wwww」

では☆

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■ 夏田みかん (301回/2012/07/26(Thu) 13:33:50/No4799)

こんにちは(^^)夏田です♪


お久しぶりです。久々に小説を更新しようかなと思います。
学園パピィはすいません。スランプなどと言い訳ばっかり><
なかなか手がつかなくて・・・最近ろくに小説も書けてないです。。
でも、この夏休み中に再開しないとホントに打ち切り同然になってしまうのは
分かってます><来年から更に忙しくなって小説描く暇すらなくなっちゃうので、なんとか復活したいと思いますので、その時は宜しくお願いします!

さて。ミル日wwwwwですねwwこっちは問題無いです。下書き終わってる
ので(をいwww
書き込みする時間が無かったというだけなので夏休み中に完結まで行かせる!
予定!!!!←

つまらん方ばっかり更新してスイマセン^p^

復活イベントXVI「南楓の憂鬱!」

住田「初耳だなぁ・・・南さんに外国人の親戚居たなんて・・」
最初に口を開いたのは住田だった。

数時間前―――――。

楓はこの状況を親に相談しようと思ったが、生憎紅葉さんは留守である。
真っ先に結木の顔を思い浮かぶ楓ちゃん。早速公園に呼んだものの、
余計な人間(安純)がひっついて来たワケである。
すったもんだ繰り広げてる最中に、部活帰りの住ちゃんと出くわし
今に至る。
あつーーーい日差しの中、立ってるのもシンドイので結局満場一致で、
涼み目的で楓の家へ移動する事に。季節は夏である。

結木「そういえば、オレも初めて知ったな。」
安純「どーでもいいけど、日本語喋んなさいよね」
私の家へ向かいながら、私達はカスミちゃんの話で盛り上がっていた。
ん?地の文おかしくないか・・?今私南楓が地の文を交代して描いております。深い突っ込みとか、しないでね!!!キリッ!!

私は買い物帰りで公園を横切る時、カスミちゃんがそこで倒れているのを
目撃してびっくりした。「誰かが倒れてる」と思って急いで駆け寄ると
脳内にデジャブが起きて、彼女が親戚だった事を思い出したわけです。

楓「脈はある・・・殺人事件じゃない・・・」ホッと胸を撫で下ろす私。
きっと、熱中症だろう。そうして運び込んできたわけだが、何故 日本
にいるのかは不明。

あれ?私もしかして、救急車とか呼ぶべきだった・・?あれ??
パピィ「へぇ〜金髪と青い目が綺麗!」
そう言ったのは住田くんのパートナー、パピィちゃん。
すると、カスミちゃんはびっくりして叫んだ。

カスミ『妖精〜〜っ!もしかして、楓さん達も妖精と家族になってるの!?』
ちなみに私は何を言ってるのか分からなかったけど、
日高さんと結木くんと住田くんは、びっくりした。
此処にはヤシチとパピィちゃんが居るけど2人もびっくりしてる。
――――――因みに、松竹くんは女の子から逃走中。森下さんは
漫画の締切と戦闘中。――――

それにしても、何で2人も驚くのかな、妖精って英語が分かるの・・?
パピィ「あなた、妖精が見えてるのね?」
カスミ「うん、見えてるヨ。だって私も相棒いるから」
パピィ「相棒・・?へぇ〜っ!今日は何しに此処まで来たの?」
カスミ「実は・・・いろいろあって 悪い妖精が魔法で此処まで
ワープして来たネ・・・。ミルモ達やチェックを探さなきゃ
いけないネ・・・・ッ!!」

全  員  絶  句  。

私はよく分からないけど、カスミちゃんの口から“ミルモ”という
単語が聞こえて反応した。
パピィ「あなた、ミルモたんを知ってるの・・?」
カスミ「此処に来る前まで一緒にいたヨ・・・」
そういえば、ミルモ前に北海道に行ってくるって言ったっきり
帰ってこないのよね・・・・
あれから連絡も無かったし・・・まさか


アメリカに居たなんて・・・・・。


――――・・・
ミルモ「くっそーー・・・アメリカから日本へは時間かかんなァ・・・
どうにかして早く進みてぇ・・・」
一面海の世界。この海をぶっ続けでウチワで飛んでいくには無理がある。
エース「また ミモモショップに頼みますか・・?
国境なんて妖精界にはありませんからね」
エースが再び提案。
ミルモ「そうだな、それしかねぇな・・・」
りんご「ちょwwwwwwwミモモさんびっくりしてたまげちゃう
かもよwwww2回もご利用ですかみたいなwwwカモだぜみたいなww」
一旦黙れクレイジーアップル。
りんご「えwwwクモモさんが良いってwwwだって同じ種類だものww
クモモさんなら私のテンション理解してくれるって・・・
私、信じてるからッ!」

だ  ま  れ。

誰もてめぇのテンション理解したくねぇっつの!
りんご「ゆはっしょーーーっく!!会いで鼓動〜♪早くなぁるぅ〜♪
出会い求め〜彷徨う心今〜熱く萌えてーる 全て病で恋に落ち〜る〜
ハズさ〜〜〜!」
なんちゅう歌を歌ってんだッッ・・

〜〜〜〜〜〜〜〜・・・
ムルモ「入るなの森でしゅか・・・此処からは結構歩きましゅね・・・」
気だるそうなムルモの声が沈黙に響く。
メリア「そうねぇ・・・出来るだけ早く進みたいわ・・・」
その声に続くように、メリアも疲れたような声を上げた。
ジャック「・・・ZEROの方は動きが無いッス・・・
気味悪いッスね・・・・何か待ってるようにも思えるッス・・・」
探知機を視界に入れ、ため息をつく副隊長。
ネズミ「一体どういうつもりなのだあの男・・・
BZPを渡さずに妖精界へ飛ばすとは――」

ジャック「・・・・・・」

ムルモ「ジャックしゃん・・?」
ジャック「あいつは昔から考えてる事が分からないッス・・・」
その一言にジャック以外の3人は首を傾げた。
メリア「(昔・・・・って・・・・?)」
しかし、誰も聞いたりはしなかった。何かを思い出しているのか
ジャックの眼の奥に潜む悲しみを・・・3人はなんとなく感じたから。

すると・・・
「ゲヘヘ・・・王立特殊部隊の副隊長さんよォ・・・オレ等ァ
ある人物に頼まれて此処を通さないようにしてんだァ・・・通りたきゃ・・

シネェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」

ぐしゃぐしゃの茶髪の荒くれ妖精が仲間を引き連れて増々と
押し寄せて来た。
ネズミ「ZEROの手の者か!!」

ジャックはゆっくり背にさしてある槍を取り出すと、

       殺   破   壊  弾
ジャック「 キル ディストラクションブリット!!」

技名と共に、槍が光に包まれる。
ネズミ「!」

ジリジリと音を立てながら、雷玉が槍の先端で出来上がっていく。
電磁波が発生していく・・・。

一旦切ります!


■ 夏田みかん (302回/2012/09/01(Sat) 12:25:47/No4885)

こんにちは(^^)夏田です♪

続きをやっと書き込みますwww

次の瞬間、ジャックは槍の持手の部分を持って
親指と人差し指と中指で器用に回転させていく。
槍の回転により、先端にあったハズの雷玉は分散し
いつの間にか複数の玉となって回転の勢いに吹っ飛ばされ
複数のならず者に当たった。
「ぐああああっ」
呻くならず者!!!効果は抜群ダアアアアアッ。
しっかし雷玉って・・・・・・・イナイレか?

見た事もない特殊な武器を持つ、王立兵士の黒マント男に
ネズミはなんとも言えない顔をする。
・・・こういった特殊な武器は実は初めて見た訳ではない。
ネズミ「・・・赤マントのトランプ女といい、今のお主の槍といい
王家の武器は常識はずれだな。。」

槍を持つ手に力を抜くと、ジャックはネズミに向き直った。
ジャック「槍の中に強力な魔力が込められているッス。
代々、王国の強い妖精兵士だけに伝承される物だからとても
有難いものッス。隊長の剣と合わせてたった3本だけ存在します。
この魔法武器は国王の忠誠への誓いなのッス。」

ファイアーエムブレムで言う神将器や伝説の武器だと思ってくれwwww
(夏田談)
ムルモ「ほぇ〜。ボク達が使うような武器はないんでしゅか・・?」
ジャック「王族の方は黄金マラカスという物があると聞いた事があるッス」

そうこうしている間も戦いは続いている。
ネズミは持っている飛び道具で襲撃者を確実に
狙い当てていく。的当てゲームで100点取ってこい。
ジャックとネズミだけで面白いように敵が片付いていくよ、いるよね
レベル上げる前から最初っから強いヤツ。

メリア「後方支援と行きましょう」
ムルモ「でしゅ!」
女・子供に当てはまるメリアとムルモは先頭の2人に庇われている。
この程度の物・・メリアやムルモなら簡単に倒せそうだが、実を言うと
先頭の2人はそれを知らなかったりする。

ネズミの攻撃最中に後ろから切ろうとする輩を・・
ムルモ「触覚ビーーーーーーム!!!」
「ギャギャギャギャギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ」
ジャックに大勢で襲いかかろうとする輩を・・・
メリア「くたばれ!」
「ぐはぁッ」
木の破片をぶつけてみたり。
見事なチームプレイで荒くれ妖精を倒していった。
メリア「弱いわねぇ・・・見かけ倒しかしら」
ムルモ「張ったりでしゅ」
物足りなげな2人を見て苦笑いするジャック。
ジャック「この者達・・・戦闘経験はほとんどないようッスね
大したこと無いのも無理はないッス」
ネズミ「武器を振り回してるだけだったからな、・・・
避ければ怖くはないでござる」

最後、ジャックが敵の頭を槍で強打して終わった。―――・・とても
良い音が鳴って崩れた。




***そして***
ムルモ「ふぅ・・・随分歩いたでしゅねぇ・・人気がなくなって
来たでしゅ・・・」
あれから4人は再び歩を進めていた。段々辺りが薄暗くなっていく。
メリア「無理もないわ・・・もう入るなの森の前だもの・・」
2人は疲れたように口を開いた。
ていうかァァァ!!!!誰が見たいのこんな移動シーン!!
カットしろカットォォォ。

4人の目の前には暗くて怪しい入るなの森が広がっていた。
ジャック「さて・・・・探しましょうか!」

―――――・・一方
リルム「ムルモ様達はまだ到着していないのでしょうか・・」
そう口を開くはミルモの婚約者リルム。段々疲れが見えてきた。
イクラ「そういえば、ケイトが入るなの森の入り口を張ってるって
張り切ってたよ。役立たずキャラのくせに。」
リルムの言葉に反応してか、思い出したようにイクラは言った。
そう言われてみれば、ケイトの姿が見当たらない。
オンプ「いや〜〜。この会話に参加していない時点で既に影が薄まってる
よねwwww」
チェック「可哀そうですねぇ・・・」

可哀そうとかいいつつ、誰もケイトを庇わない。リルムはその光景に
苦笑いして皆様酷いですわ・・・と心の中で突っ込みのように呟いた。

イクラ「ん?」
すると、イクラが横たわるレッテの手が動いた事に反応した。
レッテ「・・・・ど・・・こ・・・ここは何処・・?」
少しずつ意識を取り戻していくレッテ。
リルム「入るなの森ですわ!」
質問に答えてやると、レッテはガバリと起きた。
レッテ「は!!なんで寝てるんだボク」
それはねぇ、リルムにアッパーを食らったからだよ・・・
と誰も言わなかった。


すると


ケイト「来ました〜〜〜〜!ミルモさんそっくりの妖精さんも
いるですぅぅ〜〜〜〜〜〜〜!!」
影の薄いケイト少女が報告に参った。


ー次回予告みたいなアトガキー
ミルモ「おい。此処のコーナーまだやる気か。
もう言うことねえよ・・しばらくドロンするぞ」
イクラ「いや。まじでオレだけになるからヤメテ。安心しろ
言うことがないのは皆同じだ。強いて言えば夏田は高校生でありながら
未だに中二臭いって事だな。武器の下りの設定とかwww他に
なかったのかよwwくっせ!!!中二くせ!!!!」
りんご「ふううううううううううううううううう!!!!!喋る事がない
なら私に任せて下さいーーーーーーーーー!ちぇけらっいあーっ」
ミルモ「次回復活イベントXVII「総理大臣と国民における諸事情!!」」
りんご「うおおおおおおおおおおおい!!!だから!!なんで!!
私が喋りだすと!!そうやって邪魔するの!!泣くぞおい」
ミルモ「泣けば?オレドロンする」
イクラ「ばいびー」
りんご「ドSコンビぃぃぃぃぃ!!!!」

では☆

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■ 夏田みかん (304回/2012/09/15(Sat) 17:50:40/No4903)

こんにちは(^^)夏田です♪

続きを書き込むぞ!!いえあーーーー!!!(((

復活イベントXVII「総理大臣と国民における諸事情!!」

この作品の主役こと、このオレミルモである。
主役なのに最近違う奴らに出番を取られそうなのが気になるが・・・
一応ミモモショップのおかげで早く日本に到着する事が出来た。
ミルモ「後は・・・この何でも喋りで更に範囲を狭めて行くか・・・
面倒な作業になりそうだぜ」
ミルモはこの期に及んでかったるそうな目だった。
そういえば長いことお菓子食べてない気がするなぁ・・・
ヤッヴェwww禁断症状出るわwwwwって。オレはリュークか。
エース「問題ありません。もう少し範囲を絞れれば我らの部隊を総動員
で捜索させて頂きます。」

エース・・・これほどに頼もしい王立兵士は今まで居ただろうか・・・
将来オレが王様になったら側近になってほしいくらいだぜ・・・。
りんご「カスミさんは近くに居るぜwwww女の勘wwwwこれって
良く当たるよねwwwwwテラ神秘wwwww」
こいつさえ居なければ、きっと上手くいくんだけどな・・・
ミルモ「おい、クレイジーアップル黙っとけ。」
りんご「やだなァwwwwwなんっすかクレイジーアップルってwww
流行ってるんですかwwwwテラ話題の中心wwwww
トリットリットリットリッコーーーーーーーー!!!!!wwww」

ぶっとばしていい?ねぇ、ぶっとばしていい??

すると、空に浮かぶ変な物体がふよふよ浮遊してきた。
3人は気付かなかったが、その飛行物体の下に落ちる影を見て
「?」と思ったオレは空を見上げた事によって驚愕をあらわにする
ミルモ「なんじゃ ありゃ!?!?」
それは空飛ぶ円盤としか思えない。飛び方も規則がある感じではなく
丁度ミルモ達の真上を飛行していた。
りんご「ちょwwwww来たよオカルト系wwwUFO目撃者になっちまった
よ私wwwwwwエイリアンVS妖精www」
エース「・・・?人間界で言う飛行機ですか・・・?」
すると、間もなくしてそのUFOっぽい乗り物はオレ達3人の目の前で
着陸した。りんご以外は唖然とする。
そして乗り物の入り口から現れたのは・・・・
既視感バリバリの土星人だった――――・・・!!


ミルモ「・・・・な・・・・・なんでお前此処に・・・」
開いた口が塞がらない。
「ティーミア!hisasiburiniattaneミルモ!」
相変わらずなんつってるか訳わかんねぇ・・・;;
りんご「ミルモってwwwww土星にも知り合い居たのかよwww
まじパネェ・・・www長門すぎるwwwww」
長門すぎるって何だ、もうすでに日本語の意味が訳わかんねぇよッ!!!
―――・・・そう、コイツは前回吹っ飛ばされた時に一番最後に出会った
妖精。・・・・・・いや宇宙人・・・・・
そして、楓の下へ帰れたのも、このティーミアのおかげだった。
ミルモ「!!そーいや、楓の所へ行けたのもお前のおかげだったよな!?
あの時はありがとうな・・・・・・
悪ィけど今度はカスミっていう人間を捜してんだ・・・
何度も気が引けるけど、ワープする事ってできねぇか!?」
上手く行けば一発でカスミと合流できる・・・
向こうの言ってる意味は分かんねぇけどこっちの言ってる
事はちゃんと向こうには伝わってるらしい。まぁなんとも都合のいい
設定だわ。
ティーミアは無言で首を縦に振った。すると、手に持ってる謎の棒を
かざして叫ぶ。
ティーミア「ティーミア・ウィッチマジック・・・・・ワープ!」
その瞬間オレ達3人の足下に綻び穴のような大きさの穴が突然開いた。
足場を無くしたオレ達は3人同時にその穴へと落下していってしまった。
突然過ぎてウチワを出すタイミングを完全に失い、手足が落下によって
起きる風に煽られて宙をかく。
「ぎゃあああああああああああああああああああッ!!!!!」


―――一方・・
楓「なんか・・・いろいろあって大変だね・・・・」
カスミ『大丈夫ネ!私もすぐに後を追うよ!』
その頃 いつもの人間メンバーはすっかりカスミと打ち解けている
ようだった。カスミから事情を聞き、大体の事は把握した。
どうやらトラブル王子はまた厄介な事件に巻き込まれていたらしい。

安純「フン・・・南さんの親戚だからって結木くんに近づくんじゃ
ないわよ・・・!!」
いや。近づいてないけど。神経質な日高さん。相変わらずだなぁ・・・
パピィ「あたち一回アメリカに行ってみたいでちゅ〜♪」
ヤシチ「でも、突然アメリカから日本に飛ばされて来たら
親が心配するんじゃないのか・・・??」
すると、楓は何かを思い出したのか暗い顔になった。
てってれててて〜〜〜〜ん今からシリアスモードだおwwww
楓「実はね・・・カスミちゃんのお父さんはアメリカ軍人なの・・・」
その発言に日本語の分からないカスミ以外はびっくりした。
楓「この子・・・・あんまり両親と過ごす事がないらしいんだ・・・
最初に親戚の集まりで会った時はめちゃくちゃ暗い子だったの。英語分かんないから、余計に苦手意識しちゃって。でもね・・・・

紅葉『いい、楓・・・この子が楽しく過ごせるようにしましょう♪
今日一日、貴女がカスミちゃんのお姉さんよ。仲良くしなさいね』
私・・・・幸せなんだなって思った。お父さんがいてお母さんがいて・・・・
常に、死んじゃうんじゃないかって不安なんて無いし・・・こんなに
小さいのに。ずっとそんな不安と押しつぶされそうになって戦ってる
カスミちゃんがあまりにも可哀そうで・・・・この子が何か事件に
巻き込まれてるなら私もついて行く。絶対にね。
――――――だって この子は私の妹だもの。・・」

言葉は分からないけど、楓の決意が伝わったのかもしれない。
カスミは暖かい笑顔をお姉ちゃんに向けていた。

「ぐぇっ」
室内にマヌケな声が加わるまで。

一旦切ります!
(結構自由な設定で公式いじり回しててすいません^p^
とりあえず本家とはあまり関係ないフィクションとしてお楽しみ下さい。
※学園パピィもね。)


■ 夏田みかん (306回/2012/11/03(Sat) 18:53:54/No4933)

手抜き挿絵すみません、ズザァ!!!


ケイト「来ましたよ〜!迎えが来ました〜♪」
更に一方・・・。
入るなの森で迎えを待つ妖精たちはケイトの登場で
表情を明るくした。
しかし・・・若干一名・・表情を曇らせる赤毛のレッテ。

ケイトの後に続いて、4人・・・メリア、ムルモ、ジャック、ネズミ
が姿を現した。
リルム「ムルモ様!よくぞ来てくださいました!」
ムルモ「ほぇ〜〜無事で良かったでしゅ!」
レッテ「メリア!!無事か!?」
メリア「それはこっちの台詞だわ・・・・」
久々の再会に喜ぶ妖精達。

イクラ「トランプの人!!」

そのイクラの発言で集団の半分は警戒モードに入った。
そう。洞窟の件でトランプを模した服の妖精が敵だと思い込んでいる
一向は事情を把握していなかった。
ジャック「王立麻薬取締部隊副隊長のジャックと申しますッス」
リルム「お・・・・王立!?」
一番びっくりしたのはリルム。
王立と一番密接な関係にあるのもこの一向の中でリルムだけだからである。
ムルモ「リルムしゃん!それにお兄たまと一緒に居た人たち・・・
皆ジャックしゃんとは敵じゃないでしゅよ・・・!」
全員絶句。
オンプ「ミルモの弟くん・・ショタ萌え!!!」
いや・・・今それどころじゃないでしょ??
ケイトがどういう事?と口を動かそうとする前に
レッテは剣の柄の部分を掴む。戦闘態勢に入った。
ジャック「お前がレッテッスか・・・」
するとネズミも身をひるがえしてレッテと同じ方向を向いた。
ネズミ「悪いが拙者もだ・・・」
さっきまでムルモの頭を撫でていたメリアもレッテの所へと
歩み寄った。
レッテ「ボクらは誰が何と言おうとBZPを手に入れて見せる・・・
お父様の命は私たちが助ける!!」
胸の中にしまわれたペンダント。遠き日の父親を思い出し
戦う赤毛の少女―――・・・
ジャック「それは使ってはならない違法薬物ッス・・・・
必ず入手を阻止するッス・・・!!」
リルム「BZP・・?結局どういう事ですの!?」
リルムは混乱する。今まで一緒に居たレッテが、味方のハズの
ジャックを敵対し、そのレッテにはネズミが付いている。
レッテ「ボク一人でもやってやるさ・・」
レッテがますます剣を握る手を強める。
ネズミ「甘く見てはいけないでござる・・・こいつの槍、
かなり特殊な能力が込められている。・・・むやみに突っ込むのは
自殺行為だ・・・」
ジャックの必殺技を目の当たりにしたメリアとネズミは
ジャックの武器に警戒した。
メリア「そうね・・・」

数秒間風が吹き―――・・・
刹那。

ジャック「キル ディストラクションブリット!!」
      殺    破   壊     弾

すると、ジャックはやりを高く上げ、呪文を叫んだ。
槍がみるみるうちに光につつまれていく。
レッテ「雷系の攻撃だね・・・?」
しかし、ジャックはさっきのように雷玉を飛ばして来たりは
しない。なんと、槍を光らせたまま突撃してきた。
ネズミ「な・・・」
ネズミはすぐさまクナイを取り出し、ジャックの攻撃
を受けまいとクナイで防ぐ。槍とケナイが交差して
鍔迫り合いを起こした。
ネズミ「ぐっ・・・・(まずい・・・力の差がない・・・・
少しでも気を抜けばケナイが吹っ飛ぶでござるな―・・・
この者 王立兵士の割によく鍛えられているでござる・・)」

すると、力で押し合ってる状態でジャックも苦しそうに言った。
ジャック「さすが忍者ッスね・・・大抵はこの攻撃で片付くんですが」

ネズミはまだ耐えられるが、・・・なんとクナイが雷玉の力でヒビが
入り始めている。非常にまずいシチュエーションだ。
しかし・・・
レッテ「ボクを忘れるなァーーーー!」
短剣を抜いているレッテが、ジャックに切りかかる。寸前で
ジャックはネズミのクナイから離れて後ろへ下がった。
ジャック「ハァ・・・ハァ・・・・あ・・・危ない・・・」
すると、レッテはヒビ入りのクナイを持つネズミを見る。
レッテ「大丈夫か!?こっちは3人居るんだ、ボクも戦う!」
メリア「手当なら得意だわよ・・・メイドだもの〜」
2人はネズミの前に踏み出し、メリアはホウキを、レッテは短剣を
構えた。
ムルモ「ボクも・・・戦うでしゅ!」
そう発言するは第二王子のムルモ。ジャックの元に駆け寄る。
ジャック「だ・・・駄目です!こんな事に王子を巻き込む訳には・・・!!」

しかし



「をい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜^ッ忘れちゃ困るんだよなァ・・・・
忘れちゃ・・・・全く甘い連中だぜぇ・・・殺さずに
生かしとくなんてよォ・・・」

なんとさっきの荒くれ者が大人数を連れて
再び現れたのだ。

―次回予告みたいなアトガキ―
ミルモ「あとぅがくぃ」
イクラ「wwwwwwどうしたwwwww」
ミルモ「オレの事はともだちと呼べ、さだきよ」
イクラ「何処の20世紀少年だよwww突然ボケに回るな
ミルモ、オレは突っ込みキャラじゃねぇぞ。」
ミルモ「フフフフ。それはどうかな。wwwwwwwコンニャク畑で
カサブタと〜れ〜た〜♪
ぷぇっぷぇっwwwwともだち万歳wwwwww」
イクラ「・・・・。ミルモのヤツまじで居なくなりやがったな。」

ミルモ「あれぇぇ!?何処行くのイクラさああん!私は王子ですよぉww

何故バレた。う〜ん。
次回復活イベントXVIII「金融会社〜悪の組織〜」」

りんご「これって次回の内容にあんまり関係ないよねww
え?知ってる?ちょwwwwww冷たいおwwwwwww
ASAHIスープァードゥラアアイww」

では☆

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■ 夏田みかん (308回/2012/11/24(Sat) 14:00:08/No4970)

こんにちは(^^)夏田です♪

こまめに小説更新していきやす!!!
っていうか、こっち下書きもう終わってるのにorz
う〜ん・・打ち込み速度を上げないと・・・高校卒業
するまでには完結したいですね(^^;

復活イベントXVIII「金融会社〜悪の組織〜」

タイトルがどうとかそういうのは置いといて。
メリア「また貴方たちかしら?今それどころじゃないのだわ。
どっかお行きなさい」

シッシ!!大勢の荒くれ者を目の前に毅然とした態度を取るメリア。
しつこい妖精を前にしてネズミも飽きれた表情を露わにした。
暇なヤツだ。暇なヤツはこの小説に2匹もいらんでござる。
りんごの事です。
「このまま引き下がることは出来ない・・てめェらぶった切って
BZPを手に入れてやんぜぇ!!!」
薬物乱用者・・誰もがそう予測するであろう。BZPをただの麻薬と
認識している妖精は。
が、此処にはそう思わない者が3人も居る。
レッテ「なるほど・・・・ボク達と同じ道を歩むものか・・・
BZPは量産型の薬じゃないらしい。個数に限りがあるんだ。
・・・つまり、こいつとも敵・・」
ネズミ「まとめて相手をするか・・?王立兵士は拙者が引き受けた。」
メリア「あら、じゃあこっちのおじさんは全部私が始末しておくわ♪」
メリアの恐ろしい発言に若干身の毛がよだつレッテとネズミ。
もう、メイドとは思えないバイオレンスっぷりである。
「舐められたモノだなァオイィ」
会話を聞いてイライラしちゃう荒くれフェアリー。
ジャック「標的が増えたのか・・・・私一人でなんとかせねば・・・」
槍を構え、この場を乗り切る事に一抹の不安を覚えるジャック。

しかし
そんな4人を待つ暇もなく荒くれフェアリーは襲い掛かってきた。
レッテ「この連中は引きつけとく!だから負けるな、忍者!!」
レッテは短剣を抜くと両手で支えるように構えた。
ネズミ「拙者はネズミでござる・・」
ムルモ「ジャックしゃん!こっちは片付けておくから、
負けないでくだしゃいよ!!」
ジャックはニヤリと笑うと
ジャック「了解しました!」
それだけ言った。
リルム「こうなったらムルモ様に加戦ですわーー!」
オンプ「OK!トランプの人!!我が命にかえても!!!」
チェック「まるでウルヴァリン並みの攻撃をしてやる!」
イクラ「何wwwwそれ凄いの?wwww」
ケイト「役立たずプァワァァアアア!!・・・自分で言っちゃったorz」
雑技団・・・?
めちゃめちゃな展開が繰り広げられつつあった。

ネズミ「1対1でござるな・・・・」
周りに誰も居ない場になりネズミが呟いた。
ネズミ「精々メガネを落とさぬよう注意するんだな」
ネズミの嫌味発言。
ジャック「メガネ無くても見えるッスけどね・・・」
すると、次の瞬間ネズミは突然消えた。
ジャック「!?」

動きが素早い。突然過ぎて焦るが、すぐに槍の先を地面につけて
眼を閉じた。―――――――刹那
ネズミは真後ろからクナイを投げてくるが、背後の微かな地面の動きを
察知し瞬時に槍で全て弾き返した。
ネズミ(地面の微かな揺れを槍で感じ取ったのか・・?
なんとまぁ 器用な・・・)

だが・・・・。ネズミはニヤリと含み笑いをする
ジャック「!」

はっとすると、反対方向からも気配。そう、影分身である。ネズミが2人。
ネズミ「これならどうだ!」
2人同時にクナイを投げた。動きが早くて逃げる隙がない。
ジャック「くっ」
一体何処からかトランプを一枚出すとハートのJの黒いトランプが
ジャックを守るように巨大化した。
ネズミ「何っ!?」
バスッ バスッ

紙に刺さるクナイ。
ネズミ「随分便利な武器でござるなぁ・・・
これは武器の能力を全て把握して戦わないと・・・傷すら
負わせられないでござる・・」
ジャック「それは、お互い様ッスよ・・・」

―――・・・しかし
リルム「ムルモ様ァァ!!」
そのリルムの叫び声に2人は反応して荒くれフェアリーの方向へ
注目を向けた。
そこでは・・・

レッテ「はなせぇーーーー!」
ムルモ「はなして下しゃーーい!」

レッテとムルモが巨体の男にがっしり掴まれて逃げられなく
なっていた。
ネズミとジャックは2人は眼を丸くする。
他の妖精は皆唖然としていた。
「動くなよ・・・・動いたらこの2人がどうなっても
知らねぇぜ・・・・・・ゲヘヘへへへへへ」
ケイト「う〜〜〜ッ・・・私が役立たずなせいで〜〜ッ!」
メリア「ちょっと!レッテを放しなさい、どうするつもり!?」
オンプ「デンジャラスじーさんよりデンジャラス・・・」
チャック「ペンギンの問題より深刻な問題だよ〜〜〜」
ネタのチョイスおい。ってかペンギンの問題ってそういう問題じゃ
ないだろwwwww
イクラ「それにしても・・・・妙に手際が良いね、おっさん
まさか最初からそのつもりだったわけ?」
イクラの台詞に思わずニタリと笑う中年男性。

するとおっさんは楽しげに話し始めた。
「なんかしらねぇがZero様がこの2匹を連れて来いってよォ・・・
こっちのショタは王子だから人質にゃちょーどいいけど、なんで
こっちの小娘まで連れてかにゃならんのか・・・」

こっちのショタwwwwそれはムルモくんの事かwwwww
ジャック「貴様!王子をはなせ・・・!場合によっては
監獄所では済まないッス・・・!!王子にそんなマネして
自分の得になるような事はおきないッスよ・・・・・・!」
「黙れェ!こいつは人質なんだよォ・・・・
動けば首が飛ぶぞ・・・・・」
ジャックは苦虫を潰したように苦しい表情へ変えた。
「オレ達ゃこれで帰らせてもらうけどなァ・・・・
付いてくんじゃねぇぞ・・・・ついて来たら人質は死ぬと思え・・・」
ネズミ「な・・・・」

全員が動けない状況を強いられてしまった。
メリア「ま・・・待ちなさい!人質は私がなる!!レッテを放して!」

1人主人の身を案じるメイド少女。
「悪ィなァ・・・Zero様が欲しがってるのは赤毛の方だ。
人質交換はしねぇぞォ・・・・・」

一旦切りますかあああああああああああああっと。


■ 夏田みかん (309回/2012/12/19(Wed) 17:31:37/No5015)


続きです〜。

レッテ「放せッこのッ」
ムルモ「ジャックしゃん!リルムしゃん〜〜〜っ!!!」
レッテは必至で掴んでいる相手の手を引きはがそうとするが
一mmも動かない。相当力が強いようだ・・・。
ムルモ「放してくだしゃーーーいッ!触覚ビーームッッ」
小さい体をがっしり掴まれ軽々と持ち上げられているムルモは
触覚ビームで抵抗しようとした・・・・が
「本当に電気が出んだなァ・・・ピカチュ●かwwww
情報通りだな。悪ィが対策はあんだよ。」
ムルモ「!?」
彼らの着ている服はゴムで出来ていた・・・
2人は絶句する。
ジャックやネズミのいる集団から少しずつ離れていく。
攻撃してこないか警戒しながら・・・・

ネズミ「どうするッ・・・このまま黙って見過ごすのか・・・!?」
ネズミはジャックに問いかけた。
ジャック「しかし・・・迂闊には手が出せないッス・・・
こういう時こそ私等の軍隊がいれば・・・っっ」
すると、はっとして腕時計携帯を出して、メールを確認した。

ジャック「隊長と合流しましょう!あっちの方も人間の
方と対面することが叶ったようッス!!」
リルム「まぁ、ミルモ様!!」
それを聞いて皆安堵の息を漏らした。
イクラ「ちゃんとカスミさんと会えたのか・・・!」

――――・・・一方。

ミルモ「ほう・・・・楓の親戚だったのか
いやぁ 世界は狭いねぇ・・・」
そんな呑気な台詞を吐く第一王子そして主役のオレ様。
りんご「まさに運命・・フッ」
黙れ中二病。
楓「カスミちゃんと何してたの?」
楓は何日も消息を絶ったパートナーが自分の親戚と居た事にびっくり。
ミルモ「いろいろあんだよ。ちょっとややこしい事に巻き込まれてな・・・
カスミ、お前のパートナーが妖精界に飛ばされたのは知ってんのか?」
あのおっさんに、謎の魔法で瞬間移動させられた一行。
その中にはカスミのパートナー、つまりオンプがいたのだ。
カスミ「知ってるよ。・・・あの老妖精に・・・私の
パピーとマミー破かれたネ・・・ッあいつ敵だよ!
早く捕まえなきゃいけないネ!!!」
途中から良くわかんねぇ・・・・パピーとマミーを破かれた・・・?
りんご「フッ・・・・」
何がフッなんだよ。フッ素か。
結木「すまん・・・もしかしてコレか・・・?棚の上にバラバラ
になった写真を見つけたんだけど写ってんのは明らかに外国人だ・・・」
結木がその棚の上の物を持ってきた。
楓「あ、それ・・・カスミちゃんが気絶してた時に握りしめてた
紙・・・」
バラバラになっている紙を見て思い出す楓。
カスミ「それ!!」
う〜ん・・よくわかんねぇけど・・・写真をバラバラにされたってことか?
エース「大方・・・あの男に引き裂かれたに違いないですね。
・・・よほど大事な写真だったのでしょう・・・」
なるほどな・・・
あのヤロー・・・つくづく許せねぇ・・・
ティーミア「taihendesune!」
もういいよ、誰も土星語なんて分かんねぇよ・・・。
ミルモ「とにかくカスミは無事だったみてぇだし、ムルモと合流すっか・・」
すると、その言葉を聞きエースが電話でジャックと連絡を取り始めた。
その間、カスミがオレ達の所へよって来る。
カスミ「私も行くよ・・・・!あの妖精を許せないネ」
その台詞に英語の分からない楓は詳しい事は分からなくとも、
ミルモの言う事件に首を突っ込もうとしている事はカンで分かった。
楓も立ち上がり、口を開く。
楓「私も行くわ!カスミちゃんが行くなら・・・」




     「なんですって!?」

いきなり、大きな叫び声が響いた。声の主はエース。
彼女はジャックとの電話で驚愕を露わにしていた。
一気に皆の視線がエースへと向かう。
エース「ムルモ様が・・・・誘拐された・・・!?」

その一言に若干2名 顔を青ざめる。
言うまでもない。

オレとパピィだ・・・。

パピィ「ムルモ・・・・!?」

   おいおい・・・ウソだろ・・・!?

次回予告みたいなアトガキー

ミルモ「はてさて。ムルモ誘拐!果たして奴らの目的はなんなのか!
BZPは本当に麻薬なのかそれとも正真正銘害のない万能薬なのか!
帰ってきたミルポン日和・・・・これよりシリアスモード極限全開
フル回転・・・オレ主役のハードボイルド小説が今本領を発揮する!!」

イクラ「ギャグ率が減っていくと同時に主役のやる気がどんどん
増していくなww」
りんご「私出番少ないんですけどwwwwwちょっとwww
シリアスって何ですかww悪って一体なんなんだ!!!www」
ミルモ「これが本当の姿なんだよ!お前みたいに質を下げるだけの
脇役は出しゃばんなよなっ!!ボケはいらん!!」
りんご「なら突っ込みに回りますぜぃ!!!オラオラwww
何ボケてんだwwwwキングOFハジケリストのりんご様が
華麗な突っ込みでまぐろのように裁いてやるwww」

ミルモ「・・・」
イクラ「りんごがいる限り、完全にシリアスになる事はなさそうだなww
次回復活イベントXIX「この世界の全てが君の敵になったならば」」

りんご「ちょwwwタイトルww悪ノシリーズかよww」

では☆

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■ 夏田みかん (311回/2012/12/27(Thu) 17:11:20/No5032)

こんにちは(^^)夏田です♪

またまた更新しますよ^p^
この小説を読んでくれる人がいると信じて(T_T)

復活イベントXIX「この世界の全てが君の敵になったならば」

ガラガラガラ・・・・
ギャグメインのハズの小説で妙な連中に誘拐されてしまった
レッテとムルモ。
どうやらトラックの中らしい。底が不安定でガッタンと大きな音を
立てて揺れた。エンジン音が良く聞こえるが、
2人は荷台置場に紐でグルグルにされた状態で放置プレイをかまされていた。
レッテ「まずいな・・・」
レッテがつぶやく・・・・
ムルモ「・・・レッテしゃんはzeroしゃんに用があるんだから
手間が省けたんじゃないでしゅか。」
一応ながらレッテとは敵同士にあたる王子・ムルモ。
レッテ「あんたバカか・・・このトラックに乗ってる奴はBZPを狙ってる。
あの薬は数に限りがあるんだ。その数少ない薬を狙ってるボクをのこのこ
ZEROの前に差し出すと思うのか・・?」
吐き捨てるように言うレッテの態度にイラッとくるムルモ。
レッテ「殺すに決まってんだろ・・・ZEROの元へ行く前に。
その前に脱出しないと」
巻かれた紐のせいで動けなくなった手を必至に動かそうとします。
ムルモ「BZPって違法の物じゃないでしゅか!!薬物中毒者じゃあるまいし、
なんでこれにこだわるのか 理解に苦しむでしゅっ」
その発言に反抗的に返すレッテ。
レッテ「ガキには関係ないだろ!?」
お互い暗くて顔が良く見えない中睨み合い、口喧嘩を初めていた。
ムルモは、その間に器用にも少し出ていた人差し指で結び目の真ん中
をひっぱり、上手くロープが解けた。
ムルモ「よし・・・」
レッテ「!!!!」
先に自由になったムルモを妬ましげな眼で見るレッテ。
すると、そんなレッテを見てムルモはニヤッと笑った。
ムルモ「助けて欲しいんでしゅか〜〜?」
そんなムルモの態度にイライラを募らせるロッテ・・じゃなかった、レッテ。
こんのガキ・・・・しかし声には出さない。
「触覚ビーーーーーム!!!!」
いきなりムルモが叫んだと思えば、彼の帽子についてる触覚のような
ボンボンから23万Vの電気が発生した。
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!

レッテ「ぎゃあああああああああああああああああああああ」

ムルモの触覚ビームをまともに食らってしまった。
しかし、そのおかげでロープはボロボロになって消えてなくなる。
レッテ「きゅーーーー・・・・」
眼を回してぶっ倒れるレッテ。
ムルモ「このまま捕まってるワケにはいきましぇんから・・・
まずは脱出してから考えるでしゅッ」
そう言い、トラックの荷台のドアを手さぐりで触り始めた。
レッテ「他に方法は無かったのか・・・・・」
体中から静電気を帯びながら、文句を口にする女の子。

数年前。
  「さぁ、今日は仕事がひと段落ついたから遊んでやるぞ〜」
ある所に。男がいて、大きなお屋敷に娘一人とメイドの3人で暮らしていた。
3人共仲睦まじく、雇われているメイドも家族の一員として、仕えている
というより娘の姉妹のように接していた。
男はお屋敷の地下に研究所を設け、そこで何時間も籠って仕事をしている。
娘は、お屋敷を離れた事がない。学校へも行かず、
外の世界を知らぬまま生きてきた。
父親からは沢山の愛を受け「外の世界の事は知らなくていい」
と「お前には儂がいる。お前は儂が必ず守る」と言われてきた。
優しく大きな手が娘の小さな頭を覆いかぶさった。
娘は嬉しそうにニッコリ笑うと
「じゃあ大きくなったら ボクが父さん守るよ!!」
小さな小さな娘は無邪気に親孝行を宣言した。微笑む父親。

誰もが望み、憧れる温かい家庭、和やかな風景。
いづれ訪れる「幸せの代償」という残酷な節理。

光はいつまでも当たっているわけじゃない。小さくてまだ
親の愛情が欲しい、甘えて居たい年頃なのに。

バタッ

父親は突然床に臥せた。

「とっ・・父さん!!」
「どうしたの・・!?」
「父さんが倒れたんだ!!しっかりしてよ父さん、死なないでっ
父さん、父さん!!」
泣きじゃくる娘の父親は・・治るとも分からぬ重い病に体を
蝕まれてしまった。体は動かせない 寝たきりの生活を強いられた。――・・

その時風の噂で聞いた、万能薬。
「必ず父を助けるんだ」・・・・と。

小さな短剣に誓いを込めて。




ムルモ「ほえ!開いたでしゅ!」
トラックの荷台ドアが開いた。レッテは昔の事を
少し思い出していたが、首を振って記憶を払うように
気持ちを切り替えた。
ムルモはうちわを出すと、トラックから逃げ出す。
ムルモ「レッテしゃん!」
レッテ「分かってるよ・・・」
レッテも空を飛んでトラックから離れて行った。
レッテ「脱出成功・・だな・・・・」
しかし、2人が地面に足を付けた時違和感を感じた。
逃げるのに必死で気付かなかった。外の世界は雪だらけ。
明らかに冬の世界だった。
ムルモ「もうこんな遠くまで連れてこられてたんでしゅね・・」
レッテ「まずいな・・・早い所メリアに連絡取らなきゃ・・・」
ムルモ「む・・・・」
レッテ「一時休戦・・・・だな」
2人は同意した。

一旦切ります!


■ 夏田みかん (312回/2013/01/14(Mon) 12:15:06/No5074)

続きです。

一方……

他の者はメリアから説明を受けて大体今の事態を把握した。
ネズミ「連絡は取ったか…また合流だな…。しかし、合流してどうするのでござるか…?」
リルム「ムルモ様とレッテさんはさらわれてしまいましたし…」
ミルモ達と合流してもあまり得になる事はないネズミとメリア。
さらわれた2人の行方が気になるリルム。
ジャック「zeroのアジトへ向かいましょう。」
突拍子もない発言をするジャックにビックリするネズミとリルム。
ジャック「さらったと言ってもzeroの手の者…王子達はzeroの元へ向かっているハズ…ならば向かった先に行くしかないッス」
メリア「確かに…今私達に残された道はそれくらいね」
レッテと連絡を取り、抜け出すよう指示が出されて居るが、ジャックがなかなかスキを見せない為抜け出せず不機嫌になっているメリア。
イクラ「まぁミルモの弟だから大丈夫だと思うけど――」
お気楽ドライ・イクラ君。
オンプ「段々少年漫画っぽくなってきたよww」
チェック「うーん…私の好みとしては ボボボーボボーボボみたいな展開が」
ケイト「それ…結局少年漫画ですぅ;」
すると、全員で話しをまとめている最中に妖精が一人リルム達に近付いていた。
「あのー!こんにちはぁ!私リボンって言うんですー☆」
めっちゃファンキーに話しかけて来た少女妖精が…所構わず現れた!
→Bダッシュ
ラリアット
キルディストラクションブリット
クナイで強打

オンプ「まてまてwww選択肢が皆逃げるか攻撃するかの二択じゃねぇかwwどうすんの私、どうすんのよww」

ネズミ(っていうか…………なんとkyな。誰だコイツ……)

リルム「あのぉ…貴女は一体…?何か用ですの?」
皆が聞きたい質問をリルムが代弁して話す。
リボン「え?…いやあの、友達になれそうだったから。」








(((なんじゃそら)))



全員が一斉に心の中で呟いた。

リボン「なんか楽しそうだし…参加したい!」
ケイト「あのぅ…これは遊びじゃない…」
リボン「えへへっ☆友達増えるってなんか照れるね!」
イクラ「KY…ウザオタ厨ニ娘の次はKY馬鹿女か…」
オンプ「初期と違うけど、気にしないで欲しいぜぇ?どうだ?マイルドだろぉ?」
すると、見兼ねたネズミが前に出た。
ネズミ「生憎と拙者らはお主のように暇じゃないのでござる。痛い思いをしたくなくばさっさと家に帰るでござるよ。」
馬鹿はりんごだけで充分だと思うネズミさん。
しかし…
リボン「きゃっほーーい!!早速仲間になっちゃった 皆よろぴこ?」


硬直。え?あなた話し聞いてた??

ネズミだけ妙にイライラしてきた。


ジャック「……とにかく…進みません?」
雰囲気ぶち壊されて居場所が無いジャック。

――――…

「うそだろ!?」

場所変わって人間界。
信じられない事実に絶句するオレら。
楓「ムルモちゃんがさらわれちゃったの!?」
ミルモの話しを聞いて、カスミもビックリする。エース「急ぎましょう、ミルモ王子。ジャックと合流する事になりました。zeroのアジトへ向かいますよ…」
連絡を取り終えたエースはミルモ達に向き直り、これからの目的地の事を話した。
ミルモ「!!あのおっさんの本拠地に…!」
エースの提案にミルモの眼が険しくなる。
シリアスモードのせいで置いてけぼりのりんごとティーミア。
すると、楓は首を30度くらい傾けると、口を開いた。
楓「えっと…何がどうしたの?zeroって誰?それにそこに居る妖精さんも…3人共知らないし…」

するとミルモ。オレは


とってもめんどくさそうな顔をして見せた。

ー次回予告みたいなアトガキー
ミルモ「友キャラはこれで全員出そろったぜ!!再登場!!
・・・・・はぁ。無駄に多いなくそ・・・
参ったな、描写いけんのかこれ作者。。自分のオリフェ調子に乗って出し過ぎたんじゃねーの??ティーミアとかこの小説終わったら
お役御免じゃね。友オリの顔して参加する夏田のオリキャラwwww」
イクラ「さああて!!来週のミルポン日和さんはああ!?」
ミルモ「いや、みたくねーよ、来週もやんのかよ、しかもネタがもうねぇのに
まだ継続する気なの?このコーナー。誰も見てないからね・・?やる価値
ないからね・・?」
りんご「フッ・・・時には無駄も必要なんスよ・・・フッ」
ミルモ「消えろ」
イクラ「某ミルモクラスタのお方のオリフェにも同姓同名のオリフェ居るけど
うちのヴァカと交換してやってほしいわ」
ミルモ「同じ名前なのになんでこんなに違うの?なんでお前はりんごなの?」
りんご「えwwwwwwwwwひっでぇwwwwwそりゃねえぜ鬼畜ww
私だって精一杯いきてんじゃねっすかwwwこれ以上怒らせるとヘル飛ばすぞオレの右腕に隠されたサイコガンが貴様らを」
ミルモ「さーーて次回は」
りんご「お願い聞いてえええええええええええええええええ」
ミルモ「次回、復活イベントXX「同情するならアニメDVD全部買ってくれ」
イクラ「タイトル真面目に考えろをい。」
りんご「無視するんならアニメDVD全部買ってください」←病んでる

では☆

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■ まつりんら (10回/2013/01/14(Mon) 15:08:54/No5077)

夏田みかんさんこんにちは☆

夏田みかんさんの書く小説は毎回面白いです!毎日読ませていただいてます!
特にこの小説は面白いです!
なぜかと言うと、ミルモがメイド姿にニヤニヤして萌え上げました(うへへ
私はこの中でりんごちゃんが可愛く思えてきました(*^_^*)

続き楽しみにしてます!では!


■ 夏田みかん (313回/2013/02/07(Thu) 16:49:24/No5122)
http://old.pipa.jp/tegaki/595063/


こんにちは(^^)夏田です♪
うおおおっ!!!まつりんらさんんコメント有難うございます(ズザッ
こんなくだらん駄文読んで下さってる方がいるとは・・・!
ほんとありがとうございますm(__)m(土下座
ミルモのメイド姿ですか(笑)ミルモさんはこの状態のままで戦いに
挑んでいく事になっていきますwwww女装メイドザバトル!←
まつりんらさんはりんごを気に入って下さいましたか♪私も友オリ
キャラの中ではりんごとイクラが気に入ってたりするので^p^
本当、こんな文章読んでくれて有難うございましたっ><

復活イベントXX「同情するならアニメDVD全部買ってくれ」



エース「私は王立正当麻薬取り締まり部隊の隊長、エースと申します。」
ミルモ「簡単に言や、特殊部隊だ。」
それを聞いてパピィが反応する。
パピィ「王立…?ってことは……!」
ミルモ「あぁ、こいつは王家の兵士だ。」

全員が感嘆の声をあげる。王立兵士というと、此処に居る全員見た事はあるが、こんな長ッたるい名称の部隊があったことは此処に居る全員知らないの
である。

ティーミア「yorosikune!」
ミルモ「このローマ字で喋るのは土星人のティーミア…」
え?
さっきとは打って変わって謎要素満載の生物に揃ってマヌケな声をあげた。
しかも、ティーミア自体は自己紹介で言ったつもりなのにこの場の全員が理解出来ず、小首を傾げる。

りんご「私wwww妖精界の最高責任者 クラリオン・リストルイ・レンと申し
ます。この姿は借りの姿、戦闘時は「白い悪魔」となり右腕のサイコ」
ミルモ「黙れ。こいつはクレイジーアップルだ」
りんご「ちょwww何間違った事教えてんすかwwww小学生に告白を促したら、
呼び出す前に焦って公衆の面前で告白をしちゃうような苦い思い出と同じく
らい駄目ですよwww」
例えがカオスすぎる。楓なんか若干ドン引きしてるし……流石にな…。
パピィ「そんなことはいいからっ!zeroって誰なのよ!特殊部隊が動くような事件で、ムルモが誘拐されたんでちょ!?」
りんご「待てごるァ…‘そんなこと’ってなんだ処女!」

りんご。頼む。氏んでくれ。
ヤシチ「む?お主何処かで拙者と会ってないか?」
会ってねぇよッ!!…りんごは青森在住だっつんだ!!
ヤシチ「なんか……青森あたりで」
行ったんかィィィィィ。
カスミ「とにかく急ぐネ!ミルモ、私を妖精にして!!」
カスミが立ち上がってシリアスモードのスイッチオン。

ミルモ「いいのかよ…全員でアジトへ行って… 大人数だと行動しにくいんじゃねぇか?」
俺が気にして居る事を聞いてみる。
エース「いえ…人数がいた方が助かります。向こうにも手の者が何人いるかこちらも把握しておりません。戦力になる方なら……」
そう言うエースにミルモはじとりと特定の人物に嫌そうな眼を向けた。

ミルモ「ティーミアはいいけど…りんごォ?」

りんご「えぇええええ」
ここぞとばかりに嫌がるりんご。

パピィ「あたちは行くからね!!ムルモは…あたちがいないと駄目だちっ」

りんご「うっわwwwませ子wwwまじませ子wwww」
パピィ「なッ…何よっ//一々むかちゅくわねっ」
ヤシチ「よしっ拙者も行くぞ!主要キャラ3人も出てて、拙者だけ居ないとか不愉快だ…」
話しを聞き自分だけ活躍の場が与えられてない事を知ると、出場券を主張し始めた。

ミルモ「パピィ、ヤシチ、お前らはこの一件には全く関係ねぇ!ついてくんな!」
ヤシチ「なんだとォー!?」
パピィ「関係なくないわよッ!」
反発する2人。
エース「いや、味方に妖精忍者がいると結構戦力になるのでは…?一応あの忍者は敵ですよ。対抗になるのでは」
一般論を出すエース。肯定して貰えたせいか、ヤシチはエースに一瞬みとれたように見えた。

ミルモ「エース…お前はコイツの実力を知らねぇから……ハァ」

エース「え……」

するとミルモの発言と同時にヤシチの眼が三白眼になった。
ミルモ「仕方ねぇなぁ………パピィ、ついてこい」
パピィの顔がぱぁっと明るくなる。



ヤシチ「……え?!ちょ、待て パピィはokで拙者は!?今の流れで何でそうなる!?明らかに戦力だろ、おい待って!待ってくれぇー」
NG忍者ヤシチ。




……――一方。

レッテ「(一応 メリアには内密に連絡をしたし・・・・
後は奴らがZeroの所へ行って騒ぎを起こしてくれれば・・)」
レッテはニヤリと笑う。その顔を不審がるムルモ。
ムルモ「何企んでるんでしゅか・・・!?」
レッテ「ガキには関係ない」
バッサリとまたあしらわれてしまった。
ムルモ「今は休戦してるけど・・・薬物入手阻止は絶対してみせるでしゅっ」
そんなちび王子ムルモを睨むレッテ。
相性が悪いのか不仲な2人。彼らが歩いている場所は妖精界の白銀の世界。
もっとも寒いと言われる所に来てしまったらしいのだ。
レッテ「ゴホッ・・ゴホッ」寒さに咳き込むレッテ。
―――――すると・・・・

「見つけたぜコノヤロォォォ・・・・・・・・ッ!!!!!!」
Zeroの手の者・・・・つまり、レッテとムルモを誘拐した
犯人の仲間が白銀の世界の真ん中で叫んだ。
レッテ&ムルモ「!!!!!」
2人とも絶句。
ムルモ「見つかっちゃったでしゅ!」
レッテ「そんな・・・・気付くの早い・・・!!」
あらくれフェアリーが再度登場!観念したように、レッテは短剣を抜く。
「おいおい・・・・ボンボンのお嬢様がオレ達とやろうってのかィィ・・」

向こうは刀を出してきた。両手で握りしめると、歯ぎしりをしているようだ。
「気に食わねぇ・・・・」
そう、一言もらした。ヤツは勢いで切りかかってくる。

一旦切ります


■ まつりんら (15回/2013/02/08(Fri) 07:01:19/No5123)

夏田みかんさんおはようございます!

おぁぁぁぁぁぁあaいつ見ても面白いです!コメ返しもありがとうございます!(≧∇≦*)

ミルモはメイド姿のままで戦うんですね(^^;
ちょー楽しみです!!!!!(≧∇≦*)
続き待ってまーす(*´∀`*)

では( ̄^ ̄)ゞ


■ 夏田みかん (316回/2013/02/19(Tue) 14:27:21/No5139)
http://old.pipa.jp/tegaki/595063/


まつりんらさん、いつもコメント有難うございます///パワー
貰ってます(((  

続きです。

レッテは短剣で受け止めて、攻撃を防ぐ。交差する武器。
しかし、ニヤリと笑った相手はその鍔迫り合いを起こしている
刀をゆっくりと動かしていく・・・・
未だ 激しく鍔迫り合いをしているレッテは気付かない。・・・
敵の刀が自分の首元に来ている事を。
ムルモ「!!!レッテしゃん、危ない!」
敵の刀は突然、レッテの短剣から離れ、刀の真横のレッテ自身を狙った
レッテ「は!?」
レッテは素早く、かがみ相手の攻撃を避ける。
その際に、荒くれフェアリーの腹に一発蹴りをかました。
「ぐぁッ・・・」
敵は腹を抱えてよろける。
「オ・・・・レ・・・はなぁ・・・てめぇみてぇに何も
苦労してないような金持ちが嫌いなんだよォ・・・・
気に食わねーーんだッ」
荒くれフェアリー。あろうことか刀を投げた。
一直線にレッテに向かう。ムルモは咄嗟の判断でレッテを押し倒した。
ムルモ「危ないでしゅ!」
ドスンッ
レッテ「ぐっ・・・・」
荒くれフェアリーはまだ続ける。
「オレの家は家族揃って貧乏だった・・・・金持ちの使用人として必至で
仕事して体が擦り切れるまでこき使われて・・どんだけ頑張ろうが
報われねぇ・・挙句の果てに罪をなすりつけられて、
一年牢獄に居たんだ・・・出所したって周りは誰も信じねえ・・・・・・・・・!!!!!・・・唯一・・・
ラクになる方法なんだ・・・薬物は・・・・・
・・・少しだって幸せを求めてぇだろ・・・・」
身の上話を語る敵に、黙って視線を送るムルモ。
何も言えない。・・・・自分が王子である立場上何か言っては
いけない気がした。
「おめぇらみてぇに・・・・・気楽なヤツにBZPは渡さねええええ!!」
自分の事を言ってるような気がして。
しかし。  ムルモは気付かなかった。彼の隣に居る
赤毛少女が怒りに臥した表情をしていたことに。
次の瞬間―――


バコッ
レッテは突然、敵を殴りつけた。それも1回や2回ではない。
・・・・・10回以上殴りつけている。
「ぐはっがっごほッ・・・・」
連続攻撃になすすべがない。それどころか吐血してしまっていた。
ムルモ「レ・・・・レッテしゃ・・・・!ヤメロでしゅッ!!」
ムルモの言葉など もはやレッテには聞こえない。

レッテ「知った風な口聞かないでくれる・・お前みたいなやつに
ボクの苦労なんか分かってたまるかッお前なんかに気楽呼ばわり
なんかされたくないッッ!
生まれた時から今日まで実の家族と平和に一緒にいられたお前にッ・・!
全てを諦めて、全てを貧乏のせいにして人生から逃げようとしてるヤツが
偉そうな事ほざいてんなッ」
殴られ続けた妖精はやがて意識を失い、気絶した。
気を静めてゆっくり離れると最後に呟いた。
レッテ「私が欲しいのは麻薬じゃない、薬だ。一緒にすんな・・・」
まだ、保全として見ていたムルモがはっとする
冷静に考えると、レッテはとんでもない事をカミングアウトしている。
ムルモ「・・・・・実の家族とって・・・・レッテしゃん・・・」

ムルモの呟くような台詞を聞いて、観念したように喋った。
レッテ「ボクの父さんは里親だよ」
ムルモ「ほぇ」衝撃の事実。

レッテ「多分捨てられてたんだろうな。血なんて繋がってないよ。
気付いてはいただろ?金持ちの割に綺麗な格好してないからね」
レッテはゆっくり短剣をしまった。
レッテ「お父さんは屋敷の地下で研究する仕事。毎晩夜遅くまで
籠ってて忙しいから・・2人だけの家族なのに広い屋敷に一日の
半分以上を一人で過ごさなきゃいけないんだ。毎日毎日・・
ひたすら父さんを待ってた。メリアが雇われて家に来てからも。
それでもボクが恨まないのは・・・・・・

こんなボクを・・・父さんは誰よりも愛してくれてるのを

      知ってるから。」


お父さんも、ボクもメリアも、血なんて繋がってない。
それでも3人は・・・・・・・ボクの家族なんだ。
悲しい物だね。本当に大切なことって
持ってるヤツより持ってないヤツの方が分かってるものだ・・・・

―次回予告みたいなアトガキ―
女々してっ・・・・女々しくて・・・っ・・・つらいよぉぉぉ・・・
ミルモ「後半は思ったより重たい話になったな」
イクラ「これからもっと重たい話が出てくるようになるけど
堪忍な。」
りんご「果たしてBZPは誰の手に」
ミルモ「冥福をお祈りします」
イクラ「・・・・・・・・・・・・・・・・誰の?」
りんご「作者がそういう気分なの」
ミルモ「作者の心にある何かが死滅した気分だってよ」
イクラ「・・・・・・。りんごテンション引く」
りんご「ちょwwwww高くないのに引かないで下さいよwwwじゃあ
私どうしろっていうのwwwww」
イクラ「冥福をお祈りします」
りんご「しwwwwんwwwwwwみwwwwりwwwww」
カスミ「次回・・・・復活イベントXXI「開けゴマ塩!なんちゃって、てへり」」

ミルモ「これ、作者が単に小説書き込んで疲れたってだけじゃね」


テンションの高いりんごさん描いてて疲れる・・・本人が疲れてるせいか。
夏田談
では☆

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■ 夏田みかん (317回/2013/03/01(Fri) 15:44:49/No5147)
http://old.pipa.jp/tegaki/595063/


こんにちは(^^)夏田です♪

いやあ・・・高校卒業する前には完結させたいんだけどなぁ。。
完結まで残り11話か・・・・長いなぁ(ボソッ


復活イベントXXI「開けゴマ塩!なんちゃって、てへり」


りんご「ホントの××を見せれなくて♪つい♪××××してしまう♪
きーらわれーてしまーーーうかもと揺れながら〜〜〜〜♪×××☆
モットカッレコッロッスッ!!!!誰もさーわらせーない♪
なのにぃぃぃぃなのにぃぃぃぃ!!!!!!まったきっみに番号を
聞けなかった!!!また会える日があーるから♪××がなくてー♪
マツコデラアアアアアアックス」


ヤシチ「え。何その歌」
ヤシチがりんごのいつもの訳の分からない替え歌に耳を傾け
ていたら、全然リズムの合ってない曲調に思わず口を挟んでしまった。


楓「まさかとは思うけどゴー●デンボンバーじゃないよね・・・?」
まさき・・・じゃない、まさか。
全く別の曲を集めて適当に埋め込んだであろうリズムがめちゃめちゃな
歌詞を聞いてふと、なんとなく楓がそう言った。
パピィ「最後のマツコデラックス何よ・・;;全然関係ないじゃないっ」
皆さん鋭いですね。さては貴様ら金爆好きだな?
(××で歌詞隠したのは特に意味はありません。)

カスミ「××××!!」
もういいよ。音声吹き替えしたらピー音しか聞こえねぇよ。
エース「もうすぐジャックと待ち合わせている場所に到着します。」

・・・・・あ、忘れる所だった。説明しねぇとわかんねぇよな。
実は今、妖精界に来てんだ。楓とカスミは妖精にしてやったぜ。
え?安心しろよ。コイツらには帰りに潮干狩りさせるから万事OKだ。

オレ、りんご、ティーミア、エース、カスミ、楓、パピィ・・・・そして
何故かヤシチの8人だ。
ヤシチ「おい・・・何故かって何だ貴様」
エース「まさか王子が攫われるとは予想外の出来事でした。
早く向かわなくては・・・・まったく。ジャック・・貴方がついて
いながらなんという失態」
黒いシルクハットに赤いマント、金髪のポニーテールのお姉さんが呟きます。
部下の失態は上司の失態。苦い顔をしながら先を急ぎます。

〜〜一方のジャック〜〜

リボン「私達何処に向かってるんでしょー?」
リボンがとぼけた声でKY発言。
リルム「今、ミルモ様という方と合流するために集合場所へ急いでる
のですわ!」
親切にもリルムはKY娘に説明をする。事情も知らないのに急に
参加する事になった正体不明の謎のパーティ。
しかし・・・これがまたリルムにとっては意外な、初期ミル日も読んで
下さった読者様にしてみれば「当たり前」の反応を見せる。
リボン「・・・・・今なんつった?」
リルム「へ?」
リボン「ミルモ・・・?どっかで聞いた事あるなぁ。どっかで会った
ような気がするな、・・・・確か・・指名手配されてる貧乏人でしょ・・?
ケツアタック大会ですっ飛ばされた・・・・あまりにめちゃくちゃな男
なんで変に覚えてるわ」

ミルモの知り合いと聞いて全員仰天したが、リボンの説明
だけ聞くと「それ別人じゃね?」という気持ちが勝った。

しかし、一人だけ心当たりがある。ミルモを捜索するにあたって
以前お尋ねの紙を妖精界中にバラまいた事があるのだ。
それを指名手配と間違って認識してるなら。それに、行方不明の時は
ミルモは持ち合わせがなくて苦労していたと聞く。
それら全てを知ってるのは。

これだけ人数が居るにも関わらず意外にもリルムだけだった。
メリア「私達はある用があってそのミルモっていう妖精と合流するの」
するとネズミが口を挟む
ネズミ「まさか知り合いなのか・・・?」
リボンは静かに頷いた。
リボン「そーだよ?」
ほんとかよ。
全然信じないですねーこの人たちは〜。

リルムは少し眉をひそめて
リルム「(また女の子の知人ですか・・・)」
と婚約者の不安を悶々と募らせていた。
そんなリルムの意を介さず首を傾げてルンルンのリボン。

――――

―――――――・・・・・
レッテ「ハァ・・・一面真っ白だな・・・」
ため息をつくレッテ。
ムルモも疲れてきたのか表情に表れている。
視界に入る景色は歩いても歩いても変わらない。
かなり飽きてくる。それよか、自分達は進んでいるのか・・?
とまで自問自答したくなってしまう。
進んでいるという目印はない。不安だけが募ってゆく・・・・・
しかし――――・・・・

ムルモ「ほぇ!家があるでしゅ!!」
レッテ「え!?」
白銀の世界で一つだけ。ぽつんと建ってる一軒家。
黄色に光る電光がどこか暖かそうだった。
「ムルモ〜く〜ん?」
不意に背後から声が聞こえてくる。
ムルモ「!?」
そう、その声と声の主にビックリしたのはムルモだった。
ムルモ「カメリしゃん!?」パピィの親友であるために学校に
通っていた時代はとても面識の深いクラスメイト。今は人間界へ
修行へ行ってしまったため、学校へは行っていない。
とても久しぶりの再会だった。
しかし・・・・何故そのカメリがこんな白銀の世界にいるのか・・?
ムルモ「カメリしゃん、どうしてこんな所にいるんでしゅ!?」
カメリ「それは〜こっちの台詞だよ〜〜〜。私のおばあちゃん・・・
あのうちに住んでる〜の〜。今日は〜遊びに〜・・・」
間延びをした渡辺陽●並みの喋り口調をするカメリに
レッテは若干イラッとしている。一方のカメリは、ムルモの隣に居る
レッテが気になっていた。
ムルモ「ごめんなしゃいでしゅ・・・・ちょっと上がらせて貰えま
しぇんか?ずっと歩いてたからクタクタなのでしゅ・・・」

演技も交え、カメリに上目使いをするムルモに横のレッテは
「うわっ」といういかにも嫌そうな反応を見せた。

ボク・・・・・ムルモはカメリしゃんのためにも、横にいる
ひねくレッテしゃんを紹介しましゅ。
ムルモ「こっちの女の子はレッテしゃんでしゅ」
すると、カメリしゃんはチラチラこっちを見ながら・・・
カメリ「ムルモくん〜〜〜の友達〜〜?」
そんな事を尋ねて来たでしゅ。何か不安気な眼で・・・・。

一旦切ります


■ 夏田みかん (318回/2013/03/01(Fri) 17:05:18/No5148)
http://old.pipa.jp/tegaki/595063/


続きです。

レッテ「いや、なりゆきで一緒にいるだけだよ」
即答。まぁ、確かにそうでしゅけど。なりゆきって・・・
なんだかんだ、二人ともカメリしゃんの家に上がらせてもらったでしゅ
レッテ「ひょっとしてガールフレンドなの?よくお前みたいなチビが
トゥギャザー出来るね」

トゥ、トゥギャザ・・・・・??
ムルモ「ボクみたいなってどういう事でしゅか!!」

ムルモ「それに・・・カメリしゃんはアイツの友達でしゅ」
レッテ「?」
“アイツ”と言われてもレッテは分からない。
カメリ「でも・・・なんでこんな所に・・・」
レッテが説明のために、改めて真正面を向いた。
レッテ「それにはマリアナ海溝よりも深いワケが・・・」
ムルモ「なんじゃそらでしゅ」
まぁ実際・・・ワケがあるのはレッテしゃんだけで、ボクは
何もないんでしゅけどね。
レッテしゃんは・・・・薬物を欲しがってなければ
そんなに悪い人では無さそうでしゅ・・・・
レッテ「おぉ!これってもしかして漬物!?」
なんか見つけたらしいでしゅ。っていうか!!!人の家をうろうろ
歩き回るなでしゅよ!
カメリ「うん〜〜!私〜漬物作るの〜得意なんです〜」
その途端レッテの表情がパァァっと明るくなった。
レッテ「作って作って!ボクお菓子の漬物大好きなんだ!」

そう言うと2人で奥の部屋へ移動することになったみたいでしゅ・・・
ムルモ「って!!ちょ・・・ちょっと待ってくだしゃあ〜〜いっ!!」


カメリしゃんのおばあさんの家には結局カメリしゃんしかいなかった。
おばあさんは丁度材料の調達に行っていてカメリしゃんは留守番らしい
この地帯でしか取れない非常に珍しい材料が複数あるとか。
それでこんな所にわざわざ住んでいるのかと納得したでしゅ。
長い間歩き回った休息にもなったし、漬物まで食べられてボクら2人は
大満足!
レッテ「う〜〜ん流石本家!味が違うよ美味しい♪」
カメリ「ありがとう〜レッテちゃ〜ん」
2人もすっかり意気投合したみたいでしゅ。
カメリ「なんだか・・・・」
カメリしゃんは何かを思い出すように言いましゅ

カメリ「レッテちゃんって〜パピィ〜ちゃんとなんとなく〜性格が
近い気がする〜」

ムルモ「・・・・・・・えっ」

カメリしゃんのその一言で
やっと自分にあった違和感に気付けたんでしゅ。

アイツに近いような気がする・・・・・・って。
レッテ「パピィちゃん?誰?」
傾げるレッテしゃん。
ムルモ「ムカつくヤツでしゅ」
一応そう答えておいた。するとカメリしゃんは・・・・
カメリ「ムルモくん〜〜の〜恋人なのよ〜ね?」

なんでそうなる!!
ムルモ「ほぇ!!冗談じゃないでしゅっ誰があんなヤツと・・
願い下げでしゅよッ・・・」
かなりムキになって反対するムルモと、友達の気持ちを知ってる
カメリはその気持ちを考えると妙にショックを受けてしまった。

そんでもって。
レッテ「おい・・・ちょっとまて・・・・そのパピィちゃんが
ボクに似てるって事は何か?あんなヤツでクソだと(※言ってない)
ボクに言いたいんだな・・・・お前」
著しく負のオーラを纏わせるドラゴンボール並のレッテ様。
ムルモ「ベ・・・別にレッテしゃんには言ってな」
レッテ「お前も蝋人形にしてやろうかアアアアアアアア!!!!!!!!」
ムルモとレッテの喧嘩が始まってしまったようだ。
しかし・・・・それは・・・・
カメリ「ホント・・・そっくり・・・^^」
誰も止めに入らないムルモにとっては理不尽な喧嘩であった。


ムルモ「じゃあ、ボク達そろそろ行きましゅ!」
レッテとムルモはひたすら休んだ後、名残惜しそうに玄関に居た。
カメリ「気を付けてね〜〜〜!」
レッテ「あはは・・・また漬物食べに来てもいいかなぁ?」
カメリ「うん!」楽しそうに最後の会話を交わす2人。
すると、ゆっくりレッテが背を向ける。カメリとの距離が一歩ずつ
離れて行くとカメリはレッテとの距離の間に幻覚を見てしまった。

真っ黒な背景に、何もない所から何故かヒラヒラと紅葉が落ちてくる
光景・・・・・。
どう考えてもレッテは黒くて暗い部分へ進んでいく。

はっとすると、ムルモとレッテはもういない。

外へ―――果てない世界へ帰って行った。
カメリ「・・・・・何・・・・・今の・・・・・」
答えの無い疑問・・・・・・。


ー次回予告のようなアトガキー
次回急展開。
ミルモとリルムは果たして無事再会できるのか・・・?

ムルモとレッテに起こる、最大の悲劇とは・・・・
この物語の真実はまだまだ闇の中。

この小説はギャグコメディです。
次回復活イベントXXII「私をピリオドの向こう側へ連れてって」

ミルモ「ん??なんか・・・・・さ」
イクラ「なんだろうねこの感じ。」
ミルモ「なんで次回予告真面目にやってんの・・・・?」
りんご「wwwwww不真面目なほうがいいっておwwwww
ツンデレだおwwwwいつもは嫌がるくせにwwwwツンデレだおww」
ミルモ「氏ねよお前」

では☆
(次回更新したら、スレッド引っ越します。)

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■ 夏田みかん (319回/2013/03/07(Thu) 11:56:07/No5161)

こんにちは(^^)夏田です♪

復活イベントXXII「私をピリオドの向こう側へ連れてって」


舞台は再び白銀の世界―――・・
カメリのおばあさんの家から離れ、前に進む決意をしたムルモ一行。
雪の上を歩く彼らの足取りは重たい。
レッテ「ボク嫌いだ・・・・」

ふいにレッテが口を開いた。それにムルモが耳を傾ける。
レッテ「雪・・・・一番嫌いだ。どんなに頑張って足跡残したって
全部後から消されちゃうんだ・・・嫌いだ」
訳の分からない事を言いだすレッテ。
レッテ「自分の前には道なんて出来ない。自分で作る物だから・・・
でも・・・雪は作ってきた道すら消していくんだ・・」
ムルモ「そんなの、消えないくらい深い足跡を残せばいいじゃない
でしゅか・・・・」
何気なく。ムルモはそう答えた。思いっきり自分の足を押し付けて
深い足跡を作る。「ホラ」と言わんばかりに。
レッテは少し驚いていた。
レッテ「お前・・・けっこう良い事言うな・・・」
ムルモ「ほぇ?///」
急に褒められて、ちょっと照れるムルモ。
深い足跡なんて早々残せるものじゃない。
ボクの足跡なんて皆浅い物ばっかりだよ。だから・・・
―――・・・簡単に雪に消されちゃうんだ。

レッテ「パピィちゃんか〜会ってみたいね」
その一言に、カメリとの会話を思い出すムルモ王子は、
嫌そうな顔をした。
ムルモ「全然可愛くないでしゅよっ・・」
すると、やけにムキになる態度に気になるのか詮索したくなる
レッテ。
レッテ「何?何でムキになってるの?・・・・その子とどういう
関係なわけ?」

ムルモ「べっ・・・別に・・・ただのムカつく幼馴染でしゅ」

これ以上でもこれ以下でもないと言わんばかりのムルモ。
その反応を見て、レッテは面白くなさそうな顔をした。
ムルモ「ガサツでひねくれてて、暇さえあればいつでもボクに
喧嘩しかけてくるヤツでしゅ」
ムルモは性格をめちゃめちゃに貶しているが、似てると言われた
レッテに全てその言葉が突き刺さる。
レッテ「自己中王子が・・・・喧嘩売られて当然だろ」
ムルモ「な・・・・ッ」
「フン」と鼻で笑うと、ムルモを追い越して先頭を歩いた。
レッテ「くしゅんッ」
レッテはまた咳をした。「あぁあ」とか言いながら目を細める

レッテ(メリアのヤツ・・・ちゃんと抜けられてるのかな・・)
今は連中と口車を合わせているが、隙をついて抜け出し、
レッテと合流する予定だった。

しかし・・・この小説を読んでの通りメリアの所は
目のきく特殊部隊員のジャックもいて、思うように
隙を作らない。そして、思いに反して人数が増えてるため、
すぐに気付かれてしまう・・・・なかなか手初通りにはいかなかった。

せっかく父さんを元気に出来るのに・・・・
屋敷の外に出たって結局ボクは無力なんだ・・・

寒いせいで、さっきからレッテは激しく咳き込んでいた。

こんな捨て子のボクを拾ってくれた・・・・父さん
「げほッ げほッ はッ・・・」

止まない咳。
ムルモ「ほ・・・本当に大丈夫なんでしゅか?」
しかし、レッテの咳は止まない。

    ベチャッ・・・

レッテ「!?」
嫌な音と感触・・・・手のひらに赤い液体・・・・
そう、それは血だった。レッテはその液体に絶句。
しかし、またも激しく咳き込んでしまった―――・・・刹那

バサッ

ムルモ「レ・・・・・・レッテしゃんっっ!!!」

レッテは間もなくして白銀の世界に倒れた。
力がもう無い・・・意識まで朦朧としている中・・・・
ムルモは素早く駆けつけて、抱き起す。
ムルモ「何やってるんでしゅか!しっかりしてくだしゃい!」
しかし、その時のレッテはとても弱弱しい物だった。
レッテ「ごめん・・・立てない・・・・ボクやっぱり寒い所嫌だ・・」
ムルモはその弱弱しいレッテを見て言う。
ムルモ「まさか・・・・レッテしゃん体が弱いんじゃ・・・・?」
レッテ「そんなワケないだろう。ボクは弱くない・・・」
ムルモ「・・・・・」
しかし立てないレッテは、ムルモに頼るしかない。
肩を借りて、接近するように歩いた。歳は一つ違い。
さっきより近くにあるレッテに少しドキッとしてしまうムルモ。
レッテの足は半分引きずられている、全体重が伸し掛かっている
にも関わらず、ムルモは順調に雪の中を進んだ。
ムルモ「レッテしゃん・・・軽いでしゅよね・・・」
そう。レッテの体重は一つ年上とは思えない程の軽さだった。

レッテ「そいつはどうも」いつもより低い声。

しかし・・・レッテは感じていた。自分の先にある物に。
黒い箱の中・・・・紅葉の敷き詰められた黒い道を歩く自分に。


一旦切ります


■ 夏田みかん (320回/2013/03/07(Thu) 12:36:01/No5162)

続きです。


レッテ「ムルモ・・・・お前に一つ頼みがある」
ムルモは顔を少し横に向けて視線を合わせた。
レッテ「メリアに・・・・・後は頼んだって伝えてくれ・・・」
ムルモにとって、その言葉が一体何を示すのか分からなかった。
傾げるムルモ。
ムルモ「どういう意味でしゅ?」
レッテ「ボクは・・・・・もう長くない・・・メリアに・・・・
ありがとうって・・・・伝えてくれ・・・・」
ムルモ「は・・・」
ムルモは急に血の気が引く。
ムルモ「何言って・・・も・・・もうすぐ雪の国抜けられる
んでしゅよ?何弱気な事言ってるんでしゅか!!・・それに
敵のボクにそんな事頼むなんてっっ・・・」
レッテはニヤリと笑うと静かに答えた。
レッテ「お前ならメリアに伝えてくれるって信じたから・・・」
ムルモには意味が分からない。何が言いたいのか・・・・・

「もう放してくれ・・・・」
レッテはムルモの肩の上でそう言った。立てるようになったのか
と思い、ムルモは手を離してみる・・・・・

    バサッ

レッテはそのまま雪の上に仰向けになった。
ムルモ「ほぇ!レッテしゃんっ!まだ立てないんじゃないでしゅか!!」
しかし レッテはそこを動かない。

メリア『あのさ、レッテ!妖精世界一周旅行しよう!』
メリアが急におかしな話を持ちかけて来た。
レッテ『何だよそれ・・・』
メリア『だってずっと家にばかり居たらつまらないわ。
世界は広いのよ・・・人間界だってある・・・おじ様もつれて
3人で行きましょう?』
楽しそうに身を乗り出しながら
レッテ『へえ!いいなあ、行きたい行きたい!』
すると楽しそうに話を弾ませる2人の背後に大きな影が現れた。
そう・・・・・それが・・・・
レッテ『父さん!』
父『何の話をしているんじゃ?』

メリア『あのね、あのね父様ぁ〜〜』
血は繋がってなくとも・・・こんなに深い絆がある。

レッテ『父さんの病気・・・・治すよ・・・・!ボクがこの手で!!』
メリア『しょうがないわねぇ・・・』
横入りするようにメリアが現れた。
メリア『手伝ってあげるわ・・・世界一周はその後だわ〜』
忘れかけてた。

約束。




今のボクはメリアがいなければ・・・・・きっと
此処まで来れなかった。


でも・・・・あいつは本当の気持ちなんて見せてくれもしない。
いつもニコニコしてて。勝手に笑って行ってしまう・・・・・

大好きな姉妹なのに。

ボクの生涯でたった一人の友達――・・・
ごめんねメリア。もう世界一周行けないや。

レッテ「メリアに・・・ちゃんと伝えてくれよ・・・・」

屈んでいるムルモの傍で横たわっているレッテ。
レッテ「それと・・・・・ムルモ・・・・

ありがとう――――・・・・・」


空が・・・・・広いや・・・・・・・・





ゆっくり目を閉じた・・・・
しかし・・・・
自分の真上に誰かの気配を感じて、レッテはガバリと起き上がった。
振り向くと、赤い毛を持つ見覚えのない男女・・・・

女「ごめんね・・・・・・レッテ・・・長いこと・・待たせてしまって・・」
男「これで・・・・やっと家族が揃うんだな・・・・」
レッテは首を傾げる。
女「お母さんはね・・・・貴方を産むと同時に死んでしまったの・・・・
・・・・・お父さん一人で育てる・・・ハズだった・・」
男「お前はなぁ・・・何者かに誘拐されてしまったんだよ・・・」
レッテ絶句。
女「大丈夫・・お前を育ててくれた父様は犯人じゃないわ。
あれからずっと見守ってきた・・・この時までずっと。あの方には
感謝しているわ・・・心の底から・・・あの女の子にも・・・」

母を名乗る女は、レッテを優しく抱き込んだ。
男「もう・・・・寂しい思いなんて・・・させないからなっ・・・」
レッテは遠き日の実親に何故か涙を流してしまった・・・。

レッテ「と・・・・・さ・・・・。かあ・・・・・・・さん・・・」

すると、ハッとして振り向くと・・・そこには保全とするムルモ。
レッテ「見ろ、ムルモ!ボクの父さんと母さんだ!今日からずっと
一緒なんだメリアと里親の父さんとも暮らせるって!!
これ・・・・・・夢じゃないよなぁ?


これが幸せ・・・・・・・・・なんだね・・・・・・!」


男女に「行こう」と言われ元気よく手を握った。
そして光の彼方へと・・・・・向かって行ったのだ・・・・。

ムルモ「・・・・・・・・・」

動かなくなってしまったレッテの体。

ムルモ「レッテしゃん・・・・・レッテしゃん・・・」

もう反応することさえ出来ない。
永遠の眠り――――・・・・。




次回復活イベントXXIII「三分の一しか伝わらない愛」

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5168/ 小さき 犯罪者
□投稿者/ mirumo -6回-(2013/03/09(Sat) 23:54:21)

こんばんは^^mirumoです

気分転換に違うお話を書こうと思います!!
駄目文ですが、どうぞ温かく見守って下さい!

1. 伝説なんて、

ここはとある妖精界_______…
この町には昔から伝わる有名な伝説があった。
それは、とても、とても悲しいものでした___…



あなたの願い叶えてあげましょう。
でも条件。その代わりに…



ミルモ「やりぃ!!」
楓「うわ〜ん!!また負けちゃったよ〜っっ!!」
ミルモ「オレ様の腕前をみたか!!ハッハッハッ!!」
ミルモと楓はゲーム中。新発売したばかりの人気なゲームらしい。
二人はそのゲームで賭け(勝負)をしていた。
負けた方は勝った方の言う事を聞く。という、
ペナルティ付きで。
ミルモ「おっしゃああああああああああ!!
楓!約束通りくもっちょ50個よろしくな〜♪」
楓「えええええ!?さっき30個って言ったじゃない!!」
ミルモ「あれぇ??そうだったっけなぁ〜?
う〜ん…忘れちったなぁ☆ハハハww」
楓「ミルモ…殴るわよ…?」
ミルモ「じょっ…冗談だ〜っははは!
仕方ねぇ!30個だぞ!」
こんないつも通りの感じ。楓にとっては、
地味にイヤなペナルティだった。

楓(ていうか私、なんでこの賭けをやるハメに
なったのよォ…うっ…(涙))

ピコーン♪  ピコーン♪
ミルモ「ん?なんだ?誰からか電話がかかってきたぜ」
  ピッ
ミルモ「もしもし?どうしたんd「何やってんでしゅかああああああお兄たまああああああああああ!?」
ムルモだった。ミルモに何かを訴えようとしているらしい。

ミルモ「(う…うぜぇ☆)なんだよ…急に…」
ムルモ「何言ってんでしゅか!お兄たま!
今日は“祝福の会の日でしゅよ!?」
ミルモ「(なんだ…そんな事か…)
面倒くせぇから欠席。じゃあな!」
ピッ

楓には良く分からず、頭にハテナが
浮かんでいた。
楓「ミルモ…“祝福の会って…?」
ミルモ「あぁ…この町にはな…」

一旦切ります!
では☆






■ mirumo (7回/2013/03/10(Sun) 06:02:25/No5169)

おはようございます^^mirumoです

早速書いて行きたいと思います!!
どうかさぼらないように・・・^^;

ミルモの話によるとこうでした。
此処の町(妖精界の)隅の隅の本当に隅の方に大きな森があるらしく、
その中の一番の長老樹に“夢を叶える力”が宿っている。と言われているらしい。
“願いを叶えてくれる妖精”でも住み付いているんではないか。という説もあるらしい。
その樹には心があるらしく、その心の奥にあるもの、それを‘鏡’と呼ぶらしい。
それを(鏡を)見つけたひとには願いを叶える力があるらしい。

と、長くなってしまいましたね。ここでの説明はここまでです。

楓「それで?結局“祝福の会”って何なの?」
ミルモ「(あ・・忘れてたww)・・だから、その力を町の人々は
大切にしてきたんだ。その力を信じるものは年に一回、この
“祝福の会”を開いて、お礼の言葉なんやらを、
たんたらやる会。簡単に言えば“お礼の会”みたいな感じだ。」
楓「フ〜ン・・・」
ミルモ「まぁ、オレは別にその力を信じているわけじゃないし・・・
わざわざ出席する必要はねぇしな。」
笑いながら、馬鹿馬鹿しそうにミルモは言う。
楓「え・・?でもムルモちゃん出席していたよね?その力をムルモちゃんは信じてるってコト?」
疑問そうに楓はミルモに問う。
ミルモ「さぁな・・オレの家では代々、その会に出席してんだ。
『国(町)の代表として』な・・」
楓から見たミルモは何処か遠い目をしていた。
楓(『国(町)の代表として』か・・)

ミルモ「さぁ!!時間の無駄だった!!くもっちょを忘れていないだろうな!?楓くん!!」
楓「ゲッ・・・」
いいかげんなくせに、変な所では覚えが良すぎる・・と
楓は思った。

2. 『くもっちょは忘れて』へ続く!

では☆


■ mirumo (8回/2013/03/10(Sun) 20:01:49/No5170)

こんばんは^^mirumoです

早速更新していきますよ^^*(誰も見てないから大丈夫だよ

2. くもっちょは忘れて、
 
結局・・楓はミルモにくもっちょを30個買うハメになってしまった。

ミルモ「うひょおおおおおおおお!まってろよくもっちょちゃん、今食べてやるからな♪」
ミルモはたくさんのチョコに囲まれ、幸せそうにくもっちょを食べていた。

ムルモ「おにいたまああああああああああああああああああああ!!!!」
すごい顔をして現れたのは、ムルモだった。
ミルモ「んあ?なんだよ。ムルモ、今オレはくもっちょで忙しいんだよ。」

ムルモ「。。。。。。。くもっちょ没収の刑、決定でしゅね(ニヤリ)」
ミルモ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!それだけは勘弁してくれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
ミルモはくもっちょ達(?)を抱えて、大泣きしながら言った。
ムルモ「。。。。くもっちょはどーでもいいでしゅから、、ほっといて・・」
ミルモ「ナンダト?コノヤロウ」
楓「ムルモちゃんは」なんの用事で此処にきたの?」
ムルモ「。。。。。正直にいっちゃうと、暇つぶしってやつでしゅよね。」
ムルモは得意気に笑いながら言った。
楓「じゃあ此処に来た時、さけんでたのは?」
ムルモ「そこは気にしない所でしゅよ。楓しゃん。」
楓「ハ・・ハハ・・(ムルモちゃん、ミルモに構ってもらいたくて遊びにきたのね)」

ミルモの方に悪雲が立ち込めていた。目つきが怖いですよ。ミルモさん。
ミルモ「やろぅ・・・ムルモォ・・オレの折角のくもっちょタイムをぉ・・
邪魔してくれやがってぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
・・・・くだらなぁ!!
くだらなさすぎて二人は冷たい目でミルモを見た。
ミルモ「立場が・・絶対逆だろォ・・」
ミルモは意味も分からず、落ち込む。

ミルモ「しょーがねぇー・・くもっちょでも食べて落ち着くとするか・・あんまり
カリカリしててもなっ!いっただっきm−−−−!!!!」
ピコーン♪ ピコーン♪
ちょうどいい時にミルモの携帯は鳴った。
ナイスなタイミングだなww
さすが・・よっ!ついてない男ッッ!(←褒め言葉?
ミルモ「くそぅ・・ドイツモコイツモオレノイヤシノくもッちょタイムをジャマシヤガッテェェェェェ!!」
ミルモさん。途中からカタカナになっていますよ。

楓はそんな哀れ(?)なミルモに笑ってしまった。

ミルモ「笑うなあああああああああああああああああ!!!!」
ミルモの怒りのMAXの方にまで頭がきていた。
ピッ
ミルモ「もしもし?だれだよ。オイィィィィィィ!!」
いきなり不良みたいな言い方をするミルモ。
怪しいぞ。君、王子なのだろう。
???「あ・・・・に・・・・き・・・・て・・・・」
ミルモ「は?なに、聞こえんぞ!ていうか誰だ・・・」
ピッ・・・・ツー・・・・ツー・・・・
ミルモ「何なんだ?」
ミルモは首を傾げていた。
楓「ど。。どうだった!?」
ミルモ「どう・・・って・・・“悪魔ノ森”に来いってさ。」
楓「悪魔ノ・・森・・・!?どこの森・・?ていうか・・誰から?」
ミルモ「さっき話しただろ。願いを叶える長老樹。その森は何故か“悪魔ノ森”って呼ばれてんだ。
だれからか・・正直分からない。。だが女の子だったのは確かだぜ。きっと『適当に電話番号を押したら偶然オレだった』のかもな。」
楓「じゃあ悪戯電話だったって事?」
ミルモは黙ったままだった。ムルモちゃんは悲しそうな顔でミルモを見つめている。
どうやら、状況を理解できていないのは私(楓)だけらしい。
ムルモ「楓しゃん・・」
楓「どうしたの?ムルモちゃん・・?」
ムルモ「おにいたまから森の伝説の事は聞いたんでしゅよね?」
楓「え・・う・・うん・・」
ムルモ「じゃあ、その伝説の話・・本当の意味をしっていましゅか?」
楓「え・・?。。本当の意味。。?」


3. 『恐ろしい伝説の正体』へ続く

では☆

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4891/ 学園パピィ(6)
□投稿者/ 夏田みかん -303回-(2012/09/04(Tue) 17:25:45)

こんにちは(^^)夏田です♪

ついに・・・ついに・・・ついに・・・・!!!!

学園パピィふっかーーーーーーーーーーーーーーーーーーつ!
遅くなってすいません。長かったスランプを抜けてようやく
更新します!!季節外れのバレンタインネタからの更新となります
すいません;;過去ログに行ってしまったのでとりあえず
スレッド立て直し。。う〜ん。学園パピィも6スレ目かぁ・・長いな。
それでも本題にすら入ってないんですよ。魔王との決戦はいつになるやら。
頑張って更新しますので、応援よろしくお願いします♪(誰も応援しねぇよw
つまらん小説ばっかり描いててさーせん^p^
絵は・・・・・・・適当です;;背景も字もてぬきです。。
うーん。もうちょっと時間かければよかったかなぁ。久しぶりの表紙
だったし・・・もうちょっと工夫したかったけど何も思いつかない
からいーやww←←
ペンタブ持ち始めてからなんか適当に描きがちになってるような;;

では☆


■ チョコ (114回/2012/09/04(Tue) 19:44:47/No4892)

夏田さん、こんばんは\(^▽^)/!
ちょこちょこ顔を出しているチョコです!←ギャグじゃないですよww

学園パピィ復活おめでとうございます(^^)
ずっとずっと待ってました!
ムルモとミカンによるパピィ争奪戦や、3人の戦闘シーンもまた読めるなんて…!

イラストとても上手です♪
少なくとも私よりもずっと上手いです(`・ω・´)←そりゃそうだろww

変なコメントでスミマセンm(_ _)m
更新楽しみにしてます(^^♪

では☆彡


■ 夏田みかん (307回/2012/11/17(Sat) 12:26:47/No4951)

こんにちは(^^)夏田です♪

チョコさんコメントありがとうございます//
嬉しいです^p^こやまるさんが忙しい為もあってか
最近小説板が寂しいような気もするので、またバンバン投稿して
賑やかにしたいですね(^O^)私の方も先日やっと一話分の文章が
完成しました!!8ページ分の下書きと、それを見ながら本番で
8ページ描いて手直ししていたので物凄く遅くなりまして
スイマセン><また、誰かが暇つぶしで私の小説を読んでくれたら
本望です//コメント&アドバイス大歓迎!!
学園パピィ長いスランプ期間を経てようやく復活です!!!!!


「学園パピィ」

story39「ラビット・ラブ・チョコレート1」

一人の人間が命を落とした日・・・
そんな日にめでたい事に恋を育む行事をする国・・2月14日ジャパニーズ。
更新遅すぎて季節外れ過ぎる内容ですが、まぁいいや。
作者はめんどくさがりです。今日はそんなおめでたい日の2日前。
学園の寮暮らしのうさぎの女の子は週休2日の最後の休みをすっかり
満喫していました。誰も居ない一人部屋なのですから、休日は
昼過ぎまで寝るのが当たり前。起こす人なんて居ません。これぞ
ジャパニーズホリディ。
住田「おきてよぉ・・・パピィ・・オレ半日この体勢はキツイよ・・」
訂正。おこす人居ました。声に反応したのか布団がもぞもぞと生き物
のように動きます。
住田「いいのかぃパピィ、もうすぐバレンタインだろう?早くチョコ作らないと・・・」
すると、もぞもぞした動きが急に止まり布団がいきなり吹っ飛ばされました。
布団がふっとんだ。
パピィ「ムルモ!!!」
がばっ!っという効果音が付きそうな勢いで起き上がります。
パピィ「大変!早く作らなくちゃ・・・もぅっもっと早く
起こしてよね住ちゃんっ」
ストラップに八つ当たり。
寮の近くに位置するフェアリー学園に通う中等部一年の彼女は
今年の春から二年生。何を隠そう、あの極悪魔王の生み出した
魔物の退治人に任命されたヒーロー、魔物ハンターまじかる☆ぱぴ子の
正体です。
今は、皆さんがよく存じているピンクの真ん中にハートの
模様がついている可愛らしい服を着用しています。制服は、ハンガーに
かけられ、声はそこから聞こえて居ました。
パピィ「昨日アロマたん達と一緒にチョコレートの材料買ってきたから
後は作るだけでちゅ♪」
寮の一人部屋にもうしわけ程度に設けられた台所に立ち、準備に
取りかかるその時。
住田「・・・!誰か来る!」
住田がそう言うと同時に、ドアがコンコンと鉄の音を響かせます。
パピィが、ドアの音にびっくりする間もなく カチャッ と
ドアが開かれました。
ムルモ「パピィ・・・」
「えっ。」声を聴いただけでパピィの胸が高鳴ります。
パピィ「むっ・・・ムルモ・・・!どうしたの・・?」
休日にムルモが訪ねてくるなんてこの上なくラッキーだわ!
と可愛らしい事を心の中で呟くパピィ。
ムルモの次の言葉に期待を持って待ちます。
ムルモ「別に・・・大した用はないでしゅよ。貸したノートを
返せでしゅ」
パピィは少々イラッと来ました。一気に気分が急降下するのを
感じます。態度しかり、わざわざ来た理由がコレかと。
パピィ「明日学校なんだからその時に返せばいいじゃない!ちょっとは
待てないの!?」
実はパピィはムルモから借りたノートを何度も眺めるように見ては
抱きしめていました。出来れば長い事手元に置いておきたいという
ロマンティック止まらない乙女な思惑があったのです。
ムルモ「何でしゅか!ボクのノートでしゅよ、ボクも使うんでしゅッ」
寮の一人部屋は決して広くはありません。玄関に居るだけで部屋の
様子が一目で分かります。
ムルモ「何処でしゅか・・」
ムルモは視界に自分のノートを捕えられないかと部屋を見渡しました。
パピィはその仕草に慌てます。
パピィ「あっあんまり部屋見ないでっっ・・・」
パピィは数秒間考えると、一つため息をつきました。
パピィ「分かったわよ・・・持って来ればいいんでちょ・・・」
―チョコレートも作らなくちゃいけないし・・・
バレンタイン・・・それは男を討ち取る女兵士の戦場。
パピィもまたその一人です。早く戦に備えて爆弾作りに
取りかからねばならないのです。愛という火薬を詰め
本命と呼ばれる首を誰よりも先に討ち取り、敵陣の
爆弾の破壊力よりも負けるわけにはいきません。パピィの標的は
敵が多いのです。つまり、より破壊力のある物が求められます。
前日まで気合いが入るわけなのです。
ノートを取りに行こうと、くるっと部屋の方へ体を向けると
自身の髪の毛に何か違和感を感じました。
ムルモ「待ってくだしゃい・・何か付いてるでしゅよ、じっとしてるでしゅ」
パピィ「ひっ!//」
ムルモがパピィの髪の毛(耳の辺り)を触っていました。
突然すぎて頭の中が混乱するこの小説の主人公。ムルモはムルモで
視界に止まった何だか分からないそれを、払い落とします。
あっ羽だった。ふわふわ。「取れたでしゅ」
多分布団が羽毛布団だからでしょうね。妙に納得しているムルモを
よそにパピィは赤面したまま、ムルモの方へ向き直りいつもの調子で
頭に鉄拳を落としました。

バキィッ(※作者がオノマトペを乱用するのはこの作品がフィクションだから
ではありません。)

パピィ「何すんのよっムルモのえっち!!」
余談ですが、妖精って耳の周辺を触られるのが苦手なんでしょうかね。
推測元はワルモ団が強くなるあの話なんですが、その辺誰も触れないので
あえて触れてみました。
こやまるさんの見解をお聞きしたいです(※勝手にやってろ 冬田談)

パピィは、頭の両側を抑えると赤面したまま睨んできます。
ムルモは自分を殴った事について文句の一つや二つ言ってやりたかった
のですが、パピィのその一言で思いとどまってしまったのです。
それどころか、パピィの赤面した顔を見て居心地悪く感じて
ふっと自分まで赤面してしまいました。
ムルモ「かっ・・・帰るでしゅ・・」
パピィから視線を逸らすと、ノートの事は諦めたのか、
変な空気になってしまったその場所から自主的に去りました。
パピィ「ばかムルモっ」
悪態を一つつくと、ため息を漏らしてようやく台所に戻って来ました。
とはいっても、先ほどのムルモとのやり取りが脳内で再生されっぱなしで
熱が冷めません。

寮には台所が付いています。さっきからしつこく描写していますが、
寮に台所なんてあるのか・・・?という突っ込みは無しの方向で。
大丈夫です。この作品は都合よく出来ています。寮にあるワケないだろ?
なんて突っ込みはこの作品の寮設定によって弾き返します。
寮寮うるさいって?作者の文才の無さを甘く見ないで下さい。
買っておいた材料の、板チョコやいちご、牛乳など各種取り揃えています。
いちごミルクチョコでしょうね。
パピィ「・・・さっ、気を取り直して作りまちょ!」
腕まくりをして気合十分のパピィ。そんなパピィに住田は何処からか
分からない所から声をかけます。
住田「パピィ、何個作るの?」
台所から少し離れた場所に吊るされているストラップは
台所に声が届くようになるべく大きな声で話しかけます。
パピィ「うぅ〜ん・・義理入れたら10個くらいかなぁ・・・
住ちゃんあんた食べられる・・?」
現在進行形で魔王の呪いに掛かっている住ちゃんに問いかけます。
住田「ごめん・・・ちょっとムリ。呪いのお陰でお腹がすかないんだ。」
口もないよね。
パピィ「何だか不健康ね・・・・早く呪いを解いてあげたいのに・・・」
そうボソリと呟くと、早速作業に取り掛かります。

ハートのチョコを口に運び、頬張る王子・・・・
ムルモ『パピィって料理上手だったんでしゅね!美味しいでしゅ、
結婚したいでしゅ!』
パピィ「きゃああああああッ///」
この写真はイメージです。と書いてある菓子商品のパッケージ
ばりに美化されたムルモがパピィの頭の中でストレート告白します。
そんな想像をしている恥ずかしさからか、はたまたそんな事になったら・・・
その後の展開を想像して興奮したのか。本命のチョコレートは他のチョコより
も気合いと妄想が入ります。

・・・本命。ふと、その二文字だけが頭の中で渦巻いていました。
本命の意味を咀嚼するかのように。

咀嚼する必要はないハズなのです。自分にはハッキリと
好きな人が居て意味なんか100も承知です。
それでも、全く別の妖精の顔がふと頭に過ったきり消えません。
『全く・・・・少し焦ったじゃないですか・・・バカぱぴ子』
魔物を切り裂く青騎士。それは真新しい最近の出来事でした。
“本命”と考えると青騎士とのやり取りを何故か思い出します。
パピィは はっ とします。「何を考えているんだ」と。
首を 脳内の映像を払うかのように振りました。・・・そういえば
ぱぴ子は一度青騎士に抱きしめられた事があります。
住田「パピィ、今ムルモの事考えてるんでしょ、顔赤いよ〜」
離れているとはいえ、寮の部屋は狭いですから、ストラップの住ちゃんから
でもパピィの表情はバッチリ見えます。心なしか声色から何か
ニヤニヤしているようでした。
住田に言われ、また自分の世界に居たパピィは我に返りました。
ゆっくり顔を触ると熱を帯びている事に気づきます。
―――――・・・絶句。

パピイ「こ・・・これって」
パピィの心に密つかに芽生えた感情は彼女が一度経験した事のある
物にそっくりでした・・・。
パピィ「まさか・・・まさか・・・・・ね」
念を押すように自分に言い聞かせるパピィ。
同時に2人に同じ感情を抱く事なんてあり得るのか・・・?
以前から青騎士といると不思議な感情になりましたが、それが
このタイミングで疑惑を帯びてきました。
一途でいたいパピィは自分に限ってそんな事はと、そんな浮気な感情を
認めたくはありませんでした―――――・・・
自分の理解知りえない感情を排除しようとすればする程逆に
そちらに囚われていきます。
結局その日はチョコレートに手が付けられませんでした。
パピィ「・・・だめだわ・・・何やってんのかちらあたち・・」

これが学園パピィの恋愛事情の壮大な展開の始まりでした。

翌2月13日。晴れ。晴れてようが曇ってようがこの時期は寒いです。
いつものように寮から学園に登校する中等部一年以下略なパピィ。
「げ・・・パピィ」
十字路に差し掛かる頃、違う方向からまるで狙ったかのように
ムルモが出てきました。パピィはあからさまにビックリします。
出会いはレモンパイって酸っぱいって事?レモンパイ食べた事無いや。
パピィ「・・・・・お・・・おはよ」
先日は気まずい空気で分かれてしまったせいか、眼を逸らします。
パピィがそんな反応をするから昨日の居心地の悪い空気の再現になり
そうになって、誤魔化すようにパピィの手を掴んで強引に引っ張りました。
ムルモ「じっ・・時間あんまり無いみたいでしゅ・・遅刻しないように
急ぐでしゅよ!」
焦るムルモをよそに、掴まれた自身の手を見てドキドキするパピィちゃん。
パピィ「べっっ別にっっあんたに引っ張って貰わなくたって
早く走れるわよ・・・・!」
ムルモ「ムカーーッ!人が心配してるのにっっ」
パピィ「何よーーーっ!!」
売り言葉に買い言葉でいつもの喧嘩が始まるこの2人。
しかし、ムルモとパピィは手を繋いだまま、喧嘩して登校しました。

―――ぶっ飛ばしてその日の昼休み。
パピィが水分補給を求め、一人で飲み物を買いに自販機まで行く途中・・
ミカン「パピィちゃん」
例によってミカンに遭遇しました。例によって夏田じゃない方のミカンです。
パピィの柔らかそうな頭の上をぽんぽんと手を置いて撫でるミカン。
パピィはかぁぁっと赤くします。
パピィ「みっミカンたん・・?」
すると、ミカンはいつもの不敵笑みに変わりました。
ミカン「義理でもいいからチョコくれるかぃ」
うんっ と自然と口から返事が出ました。満足したのか「楽しみだ」
と呟いて、半目で黒いロングコートの拳銃男は去っていきました。
ミカンを見てたまにふと思う。パピィの小さな望み。
ムルモのライバルなんかじゃなくて、本当の自分の兄だったら
良いのに・・・・・・みたいな。


っていうか13日ってバレンタインの前日じゃね?
そろそろ作らないと間に合わなくね?

一旦切ります


■ 夏田みかん (310回/2012/12/21(Fri) 18:28:25/No5022)

学パピの挿絵描いたの久しぶりすぎる(T◇T)
これからは、もっと更新ペースをあげてきます!
パピィ「青騎士たんと一緒にいるとドキドキするでちゅ・・」
ムルパピCPにも力を入れていきます!!←


続きです


さて、前置きにしては長すぎるな、しかし以上の事は本当に前置き
でしかなかった。本題は此処から・・・。
(このナレーションどっかで聞いた事あるんだけど。冬田談)

いろいろすっ飛ばして翌日。2月14日バレンタイン当日!!・・・
少女らの眼が滾る日。パピィも昨日のうちに一晩かけて作った
力作(愛と勇気と血と汗と涙)のチョコレートを鞄に納め、朝も
はよから目的の人物を捜します。すぐに取り出せるように半開きにした
鞄をチラリと横目で確認しながら。
前日にはなかった異様な空気が今日、当日になって学園を包みます。
パピィ「住ちゃん、何処に居ると思う?ちょっと道しめしなちゃいよ」
教室にムルモはナシ。城まで行ってムルモを出迎え、一番に渡そうと
ドキドキしたのにも当の本人はもう学校へ向かっていたのです。
なかなか居場所が分からず、さっきから校舎を行ったり来たり。外へ出た
物のなかなかターゲットは見つかりません。

住田「俺は万能ストラップじゃないよ。カーナビじゃあるまいし・・・
いっとくけどドラゴンレーダーでもないからね、地図表記無理だからね」
パピィ「地図表記しろなんて言ってないでちょ・・・何ボケる前から
突っ込むのよ、おもしろくないわねぇ!」
って事は言うつもりだったんですね。そんないつものコントを繰り広げていると、前方から走ってくる赤の忍者が出現。何故か血相を変えています。

ん?今「ヤッく〜〜〜ん」という声が聞こえたような気が。

       

          ドスンッ!!!




パピィはムルモを捜すのに夢中で前方が見えておらず、勢いよく
突っ走ってくるヤシチに衝突してしまいました。
「きゃっ」
弾き飛ぶヤシチ。
パピィの方も尻餅をついてしまいました。持っていた鞄が勢いで
植え込みに吹っ飛びます。
パピィ「ちょっとーーー!何すんのよ、痛いでちょっ!」
ヤシチ「それはこっちの台詞だ!!・・・つかぬ事を聞くが
フェアリーマートはどっちだ?」
パピィは尻餅をついたまま手だけを動かします。
ヤシチ「忝(かたじけな)い。ちなみにお主、今日拙者に何か渡す予定とか
ないか?」
パピィ「ないでちゅ」
そうか!と言うと颯爽と去っていきました。何かあげようよ。
パピィもため息をつくと、尻餅をして汚れてしまった部分を手で払い、
すっ飛んで行った鞄を見つけて早々とその場を後にしました――・・・


ミカン「ハァ・・・・・あいつら本当に不良だったのか?」
ため息をつくミカンの手には一つのチョコレート。
何故かあの不良3人組から忠誠の証に渡されました。
御恩と奉公、主人と飼い犬、兄貴と子分、その他適当にイメージが
流れて来ます。何処の騎士団だオイ。

ブラブラ適当に教室に向かっていると、廊下で誰かが待ち伏せています。
その影に最初から気付いていたのか、足を止めると ガバッ
という効果音がつきそうな勢いで名無しのテニス部部長が現れました。
テニス部の部長って誰だよって・・・?ムルモと食い逃げした話を
思い出しましょう。あのテニス部長です。

テニス部長「ちょっと、ミカンさん!」

既に足を止めているミカンは、いきなり出てきた彼女に
「久しぶりの登場だね」と、振り返って素っ気なく返しました。
しかし、彼女が手にしているのはチョコレート。
テニス部長「これ あげるッ!」周りには誰もおらず、
どう考えてもミカンに言っていました。
ミカン「くれるのかぃ?」
いつもの不敵笑み。ミカンは甘い物に目が無いので、断る理由がありません。
すぐに受け取ります。
テニス部長「これで 野球部との借りは無しだからね・・・っ」
顔が赤く見えるのは、貴方がクルタ族で緋の眼が発動しているのか、
もしくは視力になんらかの異常があると見られます。是非お近くの
医師にご相談下さい。
ミカン「はい?なんだっけそれ」
おいおい。


「わーーーーーーーーーーーーい!!!こんなに貰っちゃった〜〜♪」
何処の階だか分からない廊下にて・・・
そう言ったのは晴天のように爽やかに笑う、黄薔薇の花弁をとかしたような
金髪横カールの双子少女。朝早くにもかかわらず、
女の子の彼女が袋いっぱいのチョコを引きずってます。友人多い彼女は
友チョコやら何故か男からの本命チョコやらがたっくさん。
本命を本命として見ないウィミはとてもとても男からの本命チョコ
に対して罪な子でした。対するメイルはチョコを一個も持っていません。
ウィミのチョコ袋を横目にため息が一つ零れました。
「なんで女のお前がボクより貰ってるんだよ・・・」と悪態を吐くと、
そう零す自分が情けなく、カッコ悪く、とてもヘタレに感じました。

すると・・・緑のストレートの女の子と、その子にそっくりな
短髪の男の子が向こうの廊下からやって来ます。
アンリ「あっ・・・メイル!やっと見つけたよ・・・!」
その声が発せられた瞬間から・・メイルの何かが変わりました。
全ての五感が活性化していきます。
ついでにテンポに合わせてドラムのタムと呼ばれる部分を、バチで
ドドドドドと激しく叩きつけているかのようにメイルの鼓動が
ビートを刻みます。
メイル「アッ・・・ア・・・アンリッ・・!!////」
アンリ・・・つまりメイルの想い人は、大きな袋を持って駆け寄って
来ると、可愛らしいラッピング(黄リボンにオレンジ色の小包)のついた
チョコを取り出して渡しました。
アンリ「ごめんね・・・初めて作ったから・・・美味しい保障はないの・・」
そう言って心配そうにするアンリを見て、そんな事ないよ、アンリの顔を
見れただけでお腹いっぱいだと言わんばかりに、チョコを受け取りました。
メイル「ありがとう!!」

センリも似たようなラッピングのチョコを持っていました。
アンリから貰ったんでしょうね。大事そうに抱えています。
センリ「うわ〜〜〜〜〜っ・・今年も沢山貰ったんだねぇ・・」
片割れのもう一方同士はこれまた別の話題で盛り上がっていました。
ウィミ「今年も山分けして食べよう!」
双子の姉とばかり居るセンリはウィミ以外の異性の友達が少ないのでした。
チョコを沢山抱えるモテる同性を見て、「モテる」という事より
「お菓子が沢山貰える」という事で半分羨ましく思っていました。
いいなぁと、ウィミのチョコ袋を眺めるセンリ。因みに。
毎年複数男からの重いチョコが入っているのを既に知っているセンリは
チョコ袋を見て今度は羨ましさとは別の違った表情をしました。
ウィミ「あ、そうだ!センリには私の手作りチョコあげるから!」
センリの顔を見ずに、袋の中のチョコを漁りながらウィミが言います。
センリ「・・・・えっ・・・」
硬直するセンリ。彼の細胞全てが停止しました。

―――――一方で・・・

「いらっしゃいませぇ〜〜〜〜」



ミカン「・・・・・・・・・・・。お前・・何してんの・・・?」
ピロリロン ピロリロン・・・コンビニのドア開閉時の効果音が鳴り響きます

ティト「え・・・・       バイト」

場所はフェアリーマート。

おおっと。此処で久々に夏田からのご説明タァァイムッ!!!
ファミリーマートの誤字じゃないよ!!この世界では
フェアリーなマートです。短いご説明終わりっ。

ミカン「生徒会に追われるあまりおかしくなったのかぃ?
良い病院知ってるんだ、結構遠いけど紹介するよ」
ティト「殴られたいのか貴様・・・・・武器補充に金が要るんだ。
仕方あるまい・・・・ あっいらっしゃーーーい、肉まんとかありますよ〜。
そういえば主、いつも一緒にいる童(わっぱ)はどうした・・・?
トイレなら奥にあるぞ」
会話の最中でも仕事を忘れないティトさん。客は男ばかりで、
チラチラとレジを見ては、ティトと会話を交わすミカンに舌打ちを
しています。何も喋らなければそれなりに美人なティト。
サスケ「あっお前・・・・・!!ヤシチの兄貴とヤマネを倒したヤツだぜ!」
ハンゾー「ティトの知り合いなのら!!」
ひょっこりとレジの下から顔を出すちび妖精。
ミカン「?あんたらどっかで見たような・・」
ミカンがいつもの半眼で耄碌していると、サスケが声をあげる。
サスケ「失礼な!忍部だぜ!我らが部長ヤシチの兄貴の子分だぜ!」
ハンゾー「ボクらとは直接会話した事がないからって忘れてるのら〜」
兄貴が必ずいつかケリをつける!とか言ってたぜ。そうなのら?
二人が仕事中に雑談していると、更に控室からもう一人忍者の格好
をしてコンビニのエプロンをつけた女の子が出てきました。
ヤマネ「あっ・・・ミカン殿!」
ヤマネは何を思い出したのか控室へUターン。
戻って来たと思ったら彼女の手には綺麗な包の箱がありました。
ヤマネ「挨拶がこんなに遅れてしまって申し訳ございません!
どうしても廃部の件でのお礼が言いたかったのでございますッ
こんな、つまらぬ物で兄様の大切な部活を助けて頂いた借りが
返せるとは思っていません・・・ですが、受け取って欲しいでございます」



ガビン「はぁーー・・・今年も一個もチョコ貰えないのかなぁガビーン・・
ん?何だろう・・・・・箱??」

ガビンは植え込みの隅に落ちている可愛い箱を拾いました。フラグも一緒に。



what up アトガキ!?

更新更新更新万歳更新更新更新万歳夏田!!
冬田「・・・・誰も分からないようなネタを出すな。」
夏田「ここにSANZYOU夏田筆頭!えー。今週のニュースです。
今日未明、インターネットの某アニメサイトに夏田みかん(18)無色が
小説の書き込みをするという事件で、閲覧者複数名が眼に重軽傷を負い
病院へ搬送されました。女は「オレの右手が疼くッッ!!」
などと訳の分からない事を言っており、暴れているという事です。
小説の内容はバレンタイン編を3話書き込み予定だったらしく、
今回はガビンが特にキーパーソンとなるようです。キャラ崩壊注意。
夏田が描くキャラは皆キャラ崩壊してるから今更忠告する必要も
ないですねぇ。」
冬田「・・・・・。(こいつ次回予告までサラッと言いやがった)」
夏田「冬田被告が現在身柄を拘束されています」
冬田「をい!!!!」
夏田「次回story40「ラビット・ラブ・チョコレート2」」

では☆

300×300

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■ 夏田みかん (314回/2013/02/11(Mon) 18:01:34/No5129)
http://old.pipa.jp/tegaki/595063/


こんにちは(^^)夏田です♪

遅くなってすいません!!更新しまくるぜいえあ!!!

story40「ラビット・ラブ・チョコレート2」

「助けた・・・・?そんな事したっけかぃ」

そう言ったのは、黒いロングコートに腰に拳銃を下げているミカン。
学校からバイクで飛ばして来たので、駐車場にバイクを止めて
コンビニでオレンジティーを買いに来ていました。2ℓ152円。
ミカン「っていうか借りってw・・・どこのヤンキーアニメだよ?
義理人情バイクでマフラーふかしながら引っさげるのかィ、アレ・・
バイク持ってんのオレ様か」
ミカンは細かい小銭(200円)を適当に置くと手早くゴーグルをハメました。
頭の上に止めておきます。ゴーグルは鈍く銀色に光ります。

ヤマネ「いえ、こうして部活が続いているのは貴殿のお陰でございます。
・・・・生徒会長殿の話が耳に入った事がありました。」
なんのこっちゃ。と思った人はstory12を見返しましょう。
ヤマネ「私達は会長殿に出された課題をクリア出来なかった・・ミカン殿
には完全に負けておりました、それなのに自分が勝った事を報告
されなかったと・・・」

報告がないため、生徒会は判断を下せませんでした。忍部の廃部回避に
ついて、事実をよく知らなかったサスケとハンゾーはびっくり唖然。

ミカン「あぁ・・・・そーいや報告し忘れたな・・・わざわざめんどくさ
いし。オレ様は別に忍部の廃部になんてハナから興味ないよ。続けたいな
ら続けりゃいいさ―――・・・くれるものは頂くけどな」

そう言ってヤマネのチョコをひったくると、そのまま静かに去って行きました
・・・・・サスケはミカンの後ろ姿を見ると、はっとしてある事を思い出す。
サスケ「そういえば 今日バレンタインだぜ・・・」
そう言ってチラリとヤマネの方向へ フレームアウト・ザ・アイ
ティト「ん?バレンタイン・・・?なんじゃそりゃ」
絶句発言。静まるギャラリー。
ハンゾー「え〜〜っ酷いのら〜〜っ確実に一個は貰えると思ってたのに!」
サスケ「薄情だぜ!」
サスケとハンゾーはブーイングを飛ばします。ティトは眉を顰め小首を
傾げます。
ヤマネ「お待ちを!先輩方の分はちゃんと用意して参りました!!」
さっすがヤマネちゃん!どっかの眼帯とは大違いです。
ティト「をい。眼帯って何だ。サロンパスぶつけるぞ貴様」
おお、怖い。
そしてもうすぐミカンと入れ違いでこのコンビニに向かってくる
レッド忍フェアリーを待つヤマネちゃん。
っていうか、学校行かなくていいのかをい。

―――・・・場所が変わって甘味部・部室前。
パピィ「昨日、ギリギリで作ったのよね・・・良かった間に合って」
バックを開けて、チョコをあさるパピィ。全部プレゼント用です。
パピィは小さなうさぎの人形がついた学校指定の水捌けのよさそうな
バックに手を突っ込んで、何かを捜します。
パピィ「ムルモのチョコ・・・ムルモのチョコ・・やっぱり最初に
渡したいわよね・・・・」
バレンタインの本命と聞いて真先に思い描く顔・・・でもいつも簡単には
渡せなくて・・・毎年毎年苦労しています。それを良く分かってる相棒兼
パートナーの住ちゃんは、小声で「パピィ頑張れ」と囁きました。
イケメンなのにストラップにされて顔が一度も出てこない上に最近めっきり
出番が減ってる可哀そうなAIBOU。もう一人のボク。

更に、こいつが喋ると魔物が出るぞ!というフラグ付きだゼ!
住田「だっ・・・だから・・・・!フラグなんかじゃないってば!!
ひどいよ」 ほ〜〜〜ら しゃべった!フラグ成立
パピィ「ちょっと!!地の文の癖に住ちゃんをなかさないでよね!
可哀そうでちょ!!」
「まったく・・・」といいながら再びバックをあさります。

パピィ「あれぇ・・チョコないでちゅ・・・」
いくらカバンを捜しても、お目当てのチョコレートがみつかりません。
額に嫌な汗が拭き出しはじめるパピィ・・・・・・・・そこへ・・・・
ムルモ「お前・・・そんな所で何してんでしゅか?」
パピィ絶句。甘味部の部室から突如現れた想い人。

ムルモ「ほぇ・・・・チョコレートでしゅ」
はっとして、開けっ放しのバックに気付くパピィ。もう逃げられません。
よし!と心の中で気合いを入れ、何かを決意すると、またチョコの中に
手を突っ込みます・・・・・
しかし・・・いくら探っても出てきません。ムルモ用のハートの箱に入った
赤いリボンのチョコレート・・・。
「消失」・・・・最悪の2文字が頭に浮かび、パピィの思考を締め付けました。
パピィは血の気が引いていきます。黙って立ち尽くすパピィ・・・
ムルモ「・・・何やってんでしゅか・・」
バックいっぱいのチョコ・・・自分を見てそれをあさるパピィ・・・
この“チョコをくれるんじゃないか”という空気を読んで、したたかにも
少し期待してしまうムルモ。彼は鈍感な時は本当に鈍感ですが、
大体の事は頭が良いので察します。そんなムルモのささやかな思いを
裏切るような一言
パピィ「な・・・なあんてね!あんたなんかに渡すチョコなんかないわよ!!
ひょっとしてちょっと期待したの?バッカみたい。」
ぷいっとそっぽを向くと、鞄を抱きしめて小さな体を震わせました。

MN5(マジナキ5秒前)。

そんな事が言いたいんじゃない。本当はあるのに。
そんな思いが心を締め付けます。
ムルモ「なッ!!!なんなんでしゅかッ・・・不愉快でしゅよ・・!!
第一、ボクは別にお前のチョコなんて欲しくないでしゅ!アロマしゃんや
カメリしゃんや皆から貰ったでしゅからッ!!」
彼の持っている鞄は異様に膨れ上がっていました。
サンタかお前は(突っ込み違くね?冬田談
その自分の鞄以上にチョコレートのつまった鞄を見ると、無性に全力投球で
鞄をムルモの顔面にぶつけてやりたい気分になりました。カヴァン。
さて、私は今何回鞄って言ったでしょう。数えて見て下さい。
パピィ「ふんだッ何よ、あんたにはなーんにもあげないからねッ第一
全部義理チョコじゃない そんなので自慢するなんてホントバカみたい!!」
第一アロマたんには同じ華道部の部長が本命だし、カメリは・・・
ちょっと最近怪しいし・・・確実に義理じゃない。

全く違う「チョコレートはやらん」宣言を口にしてしまうパピィ。
こうしていつも自ら自滅し、チョコやプレゼントを渡しづらい状態に
してしまうのである。その上、チョコ消失の悲しみがムルモへの
フラストレーションで引っ込んだせいで超 挑 発 的 ☆

ムルモ「お前の作るチョコなんて口にしたくもないでしゅよ!!
第一、本命ならっ・・・ネコミしゃんに貰ったでしゅ・・・」

えっ。 パピィ言葉に詰まります。急にリアルな話を聞いて先を越された
ショックを受けるパピィ。・・・・・・・・・・・・・・・いつの間に。
そんな雰囲気の中

ブロロロロロッ ブロンッ ブロンッ
部室の窓からバイクの音が響き渡ります。この学園でバイクなんかに
乗り回してるのはたった一人だけ。
パピィ「ミカンたん!」
うさぎの耳をぴくっと反応させると鞄からチョコを取り出して
モトラドの脇で荷物を整理しているミカンへ近付いていきました。
ミカンも一体何を感じたのか、はっとするとパピィのいる校舎の方へ
振り返ります。そして、いつもの半目は不敵笑みでした。
パピィ「はい・・・・これ義理だけどっ・・」
改めて黄色いラッピングにピンクのリボンが施されているチョコレートを
差し出しました。
パピィ「ちゃんと食べてよね・・・?」
すると、ミカンはパピィの頭に手を乗せてなでなで。
ミカン「パピィちゃんの手作りならなんでも食べるよ・・・ありがとう。
パピィちゃんは可愛いな・・・」
パピィの髪の毛をかき撫でて愛でるミカンは相変わらずでした。
パピィ「うっ・・・////」
いつもの事なのに全く慣れないで素直に照れちゃうパピィ。

ムルモ「イラッ・・・」

一人静かにハートブレイク。自分に対してと、年上の気に食わない男へ
の態度があまりにも分かりやすく違うのでまるでクラスメイトにでも
ハブられたような気分になりました。やけに良い雰囲気な2人を見て
何故だかモヤモヤします。
ムルモは持っているチョコの詰まった自分の鞄を全力投球でミカンに
ぶつけてやりたい衝動に襲われます。・・・・おおっと・・・
ミカン専用ソファ(部長用ソファと副部長用(ミルモ)ソファが存在します。
ムルモ以外なら誰でも座ってよしbyミカン)にまだ半日も立っていない
というのに、イスの上にはサンタさんの袋。どうやら配るワケではないよう
です。余談ですが、この袋はいっぱい貰えるとタカをくくって袋を持ってき
た妖精からもらったようです。
ムルモは自分の貰ったチョコの数とサンタの袋を交互に見て
イラ立を覚えます。
ムルモ「どっ・・・どーーせ、1,2個しか違わないでしゅッ・・ほえ!」
何個もある小包から何やら見覚えのあるラッピング・・・
どうやらアロマからも一つ貰っていたようでした。もちろん高級チョコです。
もちろん義理です。
ムルモ「なんか・・・・ムカつくでしゅ・・」

ミカン「ん?・・・なんだ居たのかチンカス」
ムルモの気持ちを意に介さぬ一言で喧嘩の火蓋は切って落とされた。



時は正午。
―――――・・廊下を歩く生徒が行き交う。そこで、
大きな荷台を引きずって歩く女子生徒がいました。現在昼休み。
皆が昼ごはんを食してる時間です。持参した弁当や、学校の購買
で買い食いする時間なのです。そして、この時間に呼び出したりして
女子生徒が想い人にチョコを渡そうとしたりする妖精が多いワケで。
楓「結木くーーーん!チョコ作ったよ〜〜〜っ!!」
音楽教師もこの時間にチョコレートを渡すワケで。廊下を走る教師。
廊下を走るなのポスターは虚しく風に煽られていました。


カメリ「ミカンさ〜〜ん、クリスマスの時はありがとう〜!」
彼女は赤の紐リボンにネズミ色のグレーのスカート(以下略)で胸の校章
は彼女の階級である中等部一年を示していました。制服を相変わらず
着用しない腰に拳銃を下げて歩く男子生徒の前に止まると、そう
口を動かしています。
ミカン「そういや、そんな事あったっけ。バレンタインはチョコの漬物かぃ?
その荷台を見ると・・・」
カメリは漬物を乗っけた荷台をそのまま学校で引きずっていました。
どっか耕すんですか。
そして甘い物をこよなく求める甘党銃使いのミカン。糖尿病又は虫歯の危険。
大きな荷車を一旦落ち着かせて、漬物の壺をゆっくり、そして
慎重に取り出します。ゆっくりカメリが更にゆっくり動作。
コレ、アニメだったら20秒くらいは尺潰れるんじゃね・・・・?
カメリがツボの蓋を開けると、そこは麗しの世界。チョコレートの
濃厚で香ばしい、ふんわりと辺りを包み込むような匂いが一瞬に立ち込めます
う〜〜ん。甘美。
ミカン「おぉ・・・・流石仙人の修行で鍛え抜かれただけの事はあるね」
鍛え抜かれた茶色の光沢はやがて世界を救うんですね、分かります。
カメリ「せ・・・・仙人・・・」これはネタです。

ミカン「カメリちゃん、本命はいないのかい?」
ふいに突然そんな話を振られ肩をびくっと震わせます
ミカン「?」
カメリ「いっい・・い、いないよ〜〜////」
いるんだ へー。

一旦切ります。


■ 夏田みかん (315回/2013/02/19(Tue) 12:34:18/No5138)
http://old.pipa.jp/tegaki/595063/


おはようございます(^^)夏田です♪

2話後編投稿しますぜえええイエアアアア((黙んな

―――――・・・一方。
植え込みの陰から現れる中等部2年の男子妖精。・・・手にはなんとチョコ。
「ガビーーーン!植木の下にチョコレートが落ちてたよ・・拾って良かった
のかなぁ・・・」

可愛いラッピングのされたチョコレートを眺めては、ちょっと嬉しそう
にする男子生徒。
超ド級ネガティブブルー少年・ガビンは、チョコレートを今日未だ一つも
貰っていません。今年は一個ももらえないんだ、と不幸な自分を想像
しては鬱病になりかけ更に最悪の事態を予想します。
ガビン「でもこのラッピングの中のチョコレートが、実はチョコじゃなくて
×××(自主規制)だったらどうしよう・・・ガビーーーンッ!!!」
問20 自主規制の下には何が描かれているでしょう。
@××××(掲載禁止用語)A×××××(掲載禁止用語)
B××××(掲載禁止用語)C×××(放送コード)

すると・・・
ガビンと反対の方向から、対になる方角から真正面からものっそい
勢いで走ってくる女子生徒がいました。吹き荒ぶ血風を巻き上げて
形相はライオンもびっくりの三白眼。
「ぬあぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
謎の奇声を発しながら、もうスピードでガビンに突っ込みます
ガビン「ひぃ!!!」
すると、女子生徒は勢いのあまりガビンを抜かしてしまいました。
急いで右足でブレーキ。ズズズッ!
「ちょっと、そこのあなた!あたちのチョコ知らない!?なくなっちゃった
の!絶対にこの植え込み辺りにあると思うのっ!!」
切羽詰まった様子の女子生徒は、中等部一年。年下です。しかも・・・
ガビン「パピィ・・・チョコって・・どうしたの?」
思いっきり知り合いでした。本当は思い当たりがあるくせに、チョコを
後ろに隠して焦ります。
パピィは、勢いを付けすぎてゼェゼェ言って肩を上げ下げ。乙。
パピィ「ふぇ・・・あ・・・あたちの・・・チョコ・・・チョコ・・・
見なかった・・?」
息を吸いながら喋るパピィは、必至でした。そんなパピィを見て
更にドキリとするガビン。なかなか名乗り出すタイミングを掴めません
それどころか、ガビンはあろうことか何故かチョコをそのまま
スクールバックに落とし、
ガビン「み・・・・見てないけど〜〜〜・・・」
嘘をついてしまいました。
パピィはその発言にショックを受けると、そのまま力を無くしたように
ヘタリ込みます。
パピィ「う・・・・あたちのチョコ・・・っ」
彼女の悲痛な声がガビンの耳に届きます。彼女の悲しい声が更に
ガビンの胸を締め付けました。罪悪感に苛まれるネガティブ少年
どんな顔をしていいか分からず、彼はその場を走り去っていきました。
ガビンの急な態度に、パピィも地べたにへたり込んでいるまま首を
傾げます。


――――・・・・・
「何が望みかな?」
突然の芳しい囁き

天から何故か声が降って来ました。さっきから走り続けるガビンに
問いかけます。しかし、ガビンは足を止めません。

「そこの君――・・望む事を言いたまえ――・・」
ガビン「なんだよぅっ!どうせ魔の誘いなんだろう・・・!?」
な・・・・何故分かった・・・!?!?

ガビン「・・・・。なんで真先に地の文が反応してんの・・・」

地の文も小説の会話に参加すべきだ。差別反対!必ず常にいる心の相棒。
お前は一人じゃない、何故なら私がいる。彼女は地の文ブームという
謎の流行を期待しつつ、今夜もティッシュを右手で取り、左手で
鼻から溢れる熱い思いを抑える。

「スタイリッシュに描いてるけど、それって要するにPC画面の前で
鼻血吹いてワクテカしてる変態って事だよね」
天から降る謎の声が彼女の心を傷つける、彼女は苦虫を潰したように
渋い顔をした後、一人渋い抹茶を点てに行った。一人で飲むために。

ガビン「ガビーン・・地の文主役のドラマ始めちゃったよ・・!!!
っていうかこのままじゃ夏田のバカさ加減によって作品崩壊して
打ち切りになっちゃうよ〜〜っ!!」
「――――・・話の続きだ、ネガティブ少年。君は今とても
悩んでいる、そうだろう?ボクなら助ける事が出来る・・・」

お湯沸かさないとお茶は飲めない。ヤカンに水を適量入れ、
沸騰するまで待つ事にする。3分だ、3分間だけ待ってやる。
ガビン「嘘だ!!!この学園に通ってる生徒は皆そこまでバカじゃないよ。
もう、お前の誘いに簡単に乗るヤツなんてそうはいない!」
―――――・・しかし、流石に3分じゃ沸かないよね。特別に
10分間だけ待ってやる
「嘘なんて言ってないさ・・・それにボクはそんなに怪しい者ではない。
――――知ってるぞ、お前女の子の大切なチョコ盗んできたのだろう・・?」
ガビン「!」

・・・・沸かないんだけど。特別なんだけど。特別過ぎたんだけど。
やっと沸きやがった。彼女は心の中で悪態を吐いた後、用意されている
茶道用の茶碗の上にお湯をあけた。面倒臭いし、抹茶飲みたいだけなので
点前は省いているのは言うまでもない。中には既に抹茶の粉末が茶灼2杯分
入れられている。(よく疲労を取り、精神を奮起し眠気を払う効果があ
ります。毒物に対する中和作用や、脱毛症、ニキビなどにも効果があり、
ビタミンCを多く含む事から、美容と健康を保ちます)
お湯は2、3口程度の量を入れ一瞬で深緑へと変わった。

ガビン「ぬっ・・・盗んだんじゃないよ・・っっ!!!あれは拾ったんだ・・」
「しかし貴様は、その落とし主に返さなかったではないか。そのチョコを。
何と言ってここまで来たんだ?それは“盗んだ物”なんだよ・・・
ククク・・・チョコ欲しさにそんな行動を取るとは・・この話が皆に
知られたら君もいよいよ終わりだねェ」

お茶を点てるのに使われる道具・茶筅。私は素早く手首を動かし
茶を泡立たせて行った(裏千家だよ。夏田談)
茶碗の中の色がみるみる深緑から淡緑へと変わっていく。抹茶の
慎ましい香りが、飲む前から喉を鳴らします。
ガビン「・・・・ボ・・・ボクは・・・うっ・・・うぅっ・・っっ」

・・・いつものネガティブとは違った。この気持ちは心の底からの反省。
出来心という物はいつだって、思いがけぬ行動を呼び起こす。そして
本人は、それがどんなに悪い事だか、分かっている。誰にでもある感情の
理不尽な衝動。天から降ってくる声の一言で思い返した。
 
    自分がどれだけバカヤローだったかを。・・・・

地の文はお茶を飲みながらそう思い、
ガビンは眼から後悔の涙を流しながらそう思った。
2人は今すぐに謝りたい気持ちになった。

  読みにくい小説でごめんなさい
 「勝手にチョコ拾ってごめんなさい」

しかし、魔の誘いはそんなガビンの悲しみを逆に憑代にし、
むわむわと包み込んでしまいました。

――――――――・・・時、既に遅し。

「ベルル生徒会長ーーーーッ!!!大変です!また魔物が出現しました!」


「はぁ・・・予想していた事が起きてしまいましたか」
    ベルル会長、乙。



ガビンファンの皆様ごめんなさい、そんな顔しないで、ひい殴らないで
私が描くと大体キャラ崩壊するのあなたも知ってたでしょ?
悪いのはアトガキ。

ミカヤ「司会イエ!!!今回のアトガキは冬夏に代わり、ミカリン
でやらせて頂く・・・ふっ」
りんご「イエッハアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
出張だZ!りんごさん世界進出イエアアア!!この調子で学パピでも
出演して主役の座乗っ取ってやるおwwwwww」
ミカヤ「我らのーー♪正義はーーーー♪月光のーーガンファイタああ♪」
りんご「皆さんご一緒に!!wwwww」
ミカリン「我らのーーー正義はーーたーだーひとつー♪大事なあの人
守るたあめぇ今日も戦うwwwwwwww」
ミルモ「おい。来いりんご殴ってやる」
ぱぴ子「ミカヤいい加減にしないとあんたにマジカルステッキ使うわよ・・」
りんご「いやんwwwwwやだんwwwwww怖いwwwwただの
リンチだおwwww大丈夫私最強wwww」
ミカヤ「過激な愛だなぱぴ子、だがしかし、どんな愛も受け止めよう♪
私はぱぴ子の愛の戦士」
ミルパピ「消えろアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

ちゅどーーーーーん

おい。アトガキやれよちゃんと。
次回story41「ラビット・ラブ・チョコレート3」
ぱぴ子「次回もよろちくね!!」ミルモ「ミル日も宜しくな!」
ミカヤ「次回・・・私の華麗なる活躍にこうご期待。世界破滅の危機に
現れた一筋の光明・・・」
りんご「ミカヤさんwwwカッコイイ・・!!wwそこに痺れる憧れるゥゥw
wwwwwwwwwwwww」
ミルモ「(カオスコンビ・・・)」

では☆

300×300

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■ 夏田みかん (321回/2013/03/17(Sun) 11:01:10/No5171)
http://tegaki.pipa.jp/595063/


おはようございます(^^)夏田です♪

改めて;;書き込みしますv
遅くなってすいません><

story41「ラビット・ラブ・チョコレート3」





パピィ「ねぇ住ちゃん…どうしたら見つかるかなぁ…」

感傷に浸るパピィちゃん。折角時間をかけて作ったチョコレートが行方不明
になりもう落ち込むしかありません。
すると、そう決して遠くない場所から、人の声とは思えない獣の呻き声の
ような物が辺りの静寂を破りました。
不協和音、異様、嫌な予感、魔物再来、昨日の晩ご飯、その他適当な言葉が
思い浮かばれます。
パピィは一瞬ビックリしましたが、すぐに呆れ顔に変わりました。

パピィ「もうっ!誰よ!!魔の誘いに乗ったの!!!」
正義のヒーロー、キレる。

住田「いや、あながち関係のない事でもないかもよ…?ひょっとす
ると…………………………………今回のターゲットはガビンかも」


パピィ絶句





ミカン「――――!」
別の場所で、
ムルモ「ほぇ、魔物の気配でしゅ」

同じ時間、同じタイミングでそれぞれ同じ事を察知しました。

楓「ミルモ〜〜〜〜!魔物が出た!出たよ出た!!」
校舎中央の階段を急いで掛け降りる、騒がしい音楽教師。
ドタドタと地響きし、廊下に貼られている「廊下は走らない」の紙が走風で
ヒラリヒラリと煽られ、落ちました。
…………楓先生 クビになるぞ。

ミルモ「またかよ…まぁ、今日は出るんじゃねぇかとは思ってたけどな…」

今日はバレンタイン。いろんな騒動が起きる、この学園そのものにとっては
厄介な日。



「まじかる、まじかる カラフジカル☆ば てれん れんこん
トマトォーーーー…max!!!」

誰もいない体育館裏。不良スポット。今日は呼び出しの予定はないようで
良かったです。
パピィがいつものように、ベジタブルな呪文を声を張り上げて叫びます。
途端に小さな光が体を包み込み、服の中が<ご想像にお任せします>
になりました。そして<ご想像にお任せします>から段々衣装が装着
させられていきます。<ご想像にお任せします>になる前と
あまり変わりませんが、それは誰がどう見ても魔物ハンター☆まじかる
<ご想像にお任せします>でした。


ぱぴ子「よち!変身完了ね!!………って…ガビンたんだっけ…?」
住田「うん。多分。」
ぱぴ子「なんで…?どうちて?確かにさっき様子おかしかったけど…」

ぱぴ子は混乱します。ガビンがこんな日に魔の誘いにのるとは思えない
ぱぴ子。それなりに根拠もありました。……が。しかし、
彼はネガティブな性格のため、一体彼の身に何があろうと、
全てネガティブな思考に改ざんしてしまいます。
一番魔の誘いに乗りやすいであろう彼が今日まで無事だった事が奇跡に
等しいくらい。


ぱぴ子「魔王が強引に魔物化させたって事だって有り得るわ」
うーん。ぱぴ子が悩んでいるスキに魔物はドンドン差を詰めて来ます。

「ぎゅああああ!!!」例によって校舎を破壊しながら…。
魔物って毎回校舎壊すけど何、学校に怨みでもあるのか?誰も言いません。

「なんだ、なんだ!?」「げっまたかよ。モテない奴の仕業だろ」
「やらかすと思ったぜ」
校舎にいた生徒たちは順調に次々て避難していきます。慣れたモンです。
もう慌てて逃げる生徒もいません。思い思い口にしながら渋々避難します。



―――…そんな様子を影から覗く人影一人。

「油断大敵…」そう静かに零しました。

「とぅるっとぅるっとぅる〜〜♪全国の月光のガンファイター・ミカヤ
ファンの皆様、こんにちは!久しぶり!ようやく私の時代か・・・フッ」
校内放送のマイクで大音量。非常事態時に他の物の意を介さぬテンション。
恐らく放送部を乗っ取ったようですが、今は全員避難しているため
もぬけのカラ。そしてこの校内放送は外にもダダ漏れなワケでして。
ぱぴ子「ハァ・・・なんで青騎士たんより先に出てくるのよ。もうッ!!!」
住田「あ・・・・あはは・・・」
ぱぴ子の苦労を感じて乾いた笑いをするストラップのパートナー。

―――――刹那。

ズガァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ


何かを破壊するような音がぱぴ子の近くで鳴り響きます。
瓦礫が飛び散り何かが崩れて行く・・・それは・・・
ぱぴ子「!?」
やっぱり校舎でした。豪快に破壊し続けてるようです。
ぱぴ子「ちょっちょっとお!!あんまり壊さないでよ!修復するの
大変なんだからっっ」
そう声を張り上げて憤慨する正義の味方を視界に捕えた魔物が急に
睚眦の眼でぱぴ子を瞳に映します。

ぱぴ子「へ・・・・」
魔物「ぐあああああああああああああああ
消えてしまえ消えてしまええええええええええ!!!!」

いつもの魔物なら特定の人物に恨みを持つ場合その妖精を
追い回したり、そうでない場合は見つけた妖精を片っ端から襲いますが―・・
今回の魔物は最初からぱぴ子を狙っていました。
魔物が腕を振り上げ、自分よりも何倍も小さいぱぴ子に振り下ろします。
ぱぴ子「きゃああッ・・・!」間一髪で避けるぱぴ子。
住田「まさか・・・!こいつ最初からぱぴ子を狙って来てる・・・!」
ぱぴ子「なっなんでよ!?・・あたちガビンたんに恨まれるような事
してないでちゅ!」
しかし、そうこうしてる間にも執ねく魔物はぱぴ子を潰そうと
まるでもぐら叩きのように何度も腕を振り下ろしてきます。
ぱぴ子「ひぁぁっ!こっこれじゃ攻撃出来ない!もーっミカヤのバカっっ
来るなら早くしなちゃいよーー!!」
ぱぴ子がそう口にした瞬間

「呼んだか?・・・呼んだな、とぅ!!」
まるで待っていたかのように何処からともなく月光のガンファイター・ミカヤ
が現れました。タイミングよく突然現れた彼にぱぴ子は小刻みに
体を震わせます。わなわな。
ミカヤ「む?私の登場に感動したのかな?ハッハッハッもう安心だ
私がきたからな☆」
キラッとグラサンを光らせて爽やか笑顔
ぱぴ子「あんた・・・・まさか最初からそこに居たの・・・?」
顔を伏せているため、表情が分かりません。
ミカヤ「あたぼーだ」
ぱぴ子「あたちがやられそうになるの待ってたの・・・」
その一言を聞き、ぱぴ子はとてもとても優しげな笑顔をしました。
ぱぴ子「ふざけんじゃないわよこのド変態邪魔者
ガンファイタァァァァァァァァァッ!!!!!!!!」
一瞬にして表情を変え、ミカヤをアッパー。ズゴーーーーン。
ミカヤは放物線を描きながら飛んでいきます。

ミカヤ「うぇるこふすきィーーーーーーーーッ!」

ぱぴ子「またつまらぬものを殴ってしまったでちゅ」

ぼすんっ ミカヤは遠くの方で顔から着地。
するとその直後・・・・・

「何してるんですか・・・・遊んでたら魔物は倒せませんよ」
とても聞き覚えのある幼い男の子の声が響きました。
そして声を聞いただけでやっぱり表情を明るくするぱぴ子ちゃん。
ぱぴ子「青騎士たん!やっと来たのね!良かった、アイツが戻ってくる
前にやっつけまちょ♪」
眼を輝かせて青騎士にすり寄ります。しかし、何だか
青騎士は表情が暗いです。
青騎士「・・・っうっさいですね!!人に頼るなですよ!」
ぱぴ子「へ・・・」
何故だかキレ気味の青騎士にびっくりするぱぴ子。
青騎士は無意識だったのか、あっ と漏らすと
青騎士「ご・・・ごめんです・・・ちょっと嫌な事があって・・
忘れて下さい・・・・」

我にかえって、冷静に言葉を返します。
ぱぴ子「そ・・・・そう・・・」

―――・・嫌な事ってなんだろ・・・
青騎士に怒られ、しゅん、とうさ耳をたらして、胸が苦しくなりました。
住田「ぱぴ子・・・?」
住田の声で現実に引き戻されると、今度は青騎士の事ばっかり考えてる
自分になんとなく気づき、自然と恥ずかしくなってしまいました。
(ばかっ!!あたちはムルモ一筋なのっ・・!浮気じゃない浮気じゃないっ)
そして、ハッと何かに気付きます。

・・・・そうだ。青騎士たんの分もチョコレート作ったんだっけ・・・
すると、ぱぴ子はそそくさと鞄の中からチョコレートを出します。
黄色の包に赤いリボンで縛られたチョコレート
ぱぴ子「あっ・・・あのっ・・・コレ////今日バレンタインだから
その・・・・////」
青騎士に向き直って包を持った手を前に突き出します。
ぱぴ子はもとから赤かった顔をもっと赤くしてドキドキビートを
刻みます。ハイハット!!!!
ハイペースサブマシンガンそれがオレだぜいえーーーい。
魔物の前でいちゃつく2人。
魔物は例のごとく、二人のやり取りを待っています。空気を読む魔物。
しかし、青騎士はめちゃくちゃ複雑そうな顔をすると、どことなく
哀愁のある表情で答えました。

青騎士「いらないです・・・・・ボクは」

予想外すぎる答えでぱぴ子はつい「え?」と聞き返してしまいました。
青騎士「今は戦闘中ですよ・・・そんな事してる場合ですか・・・それに」
青騎士は台詞を止めると、落ち着かせるためか、もう一度息を吸い込みます。
青騎士「あげる人が違いますよ・・・」
どことなく切なそうに言いました。ぱぴ子から視線を外します。
ぱぴ子「う・・・・・」

ぱぴ子は、ずどーーーーん とまるで心ごと深海に沈んだように
重くなりました。深海少女は涙目。青騎士に断られてぱぴ子は
皮肉にも更に再確認するハメになってしまいました。

青騎士への気持ちも本物なのだと・・・・

ガラスの破片でも飲み込んだように、ズキズキと体内にあるどこかが
痛みます。
魔物「茶番は終わりか」
その一言で2人は再び戦闘に引き戻されました。
引き締まる空気――・・しかし・・・ここで一番聞きたくない声が
校庭中に響き渡ります。
ミカヤ「では 私が頂こう!!ぱぴ子・・わが愛しき相棒よ・・フッ」
何処からともなく現れる迷惑ガンファイター・・・・
てかお前復活いつもより遅くね?
ミカヤ「化粧直しだ」お前は俳優か。
茶番は終わりか と魔物が言った直後の即興コントで引き締まる
空気が急に緩みました。

(シリアスムードぶち壊したくなる癖やめようね夏田(冬田談))
(シリアスっつーかシリアルだろ?(夏田談))
ミカヤはぱぴ子のチョコレートをかすめ取ると「ほぅ」と
感心の声をあげます。
グラサンを掛けているため表情はうかがえませんが、ぱぴ子はもはや
何も言いません。誰も貰ってくれないチョコレート、欲しがる人がいる
だけマシです。―――――・・・切なくなってしまいました。

青騎士はミカヤにチョコが渡ったのを見て、どことなく複雑な表情に
変わります・・・・。
空気重ッ。 魔物は律儀に待ちます。健気に。

魔物「まだか。」

一旦切ります


■ 夏田みかん (322回/2013/03/17(Sun) 14:09:40/No5172)
http://tegaki.pipa.jp/595063/


続きです

すると、魔物の持っていた魔物化するとともに武器へと変化した
鞄であろうそのドン器から一体何故か、作者に聞かれても答えられない
ような所から可愛い包にトッピングされたハートの何かが、チラリと
視界に写ります。今日2月14日だという事を考えると、
あれはチョコレートだと推測出来ますね――――・・あ、落ちた

重力に耐えられず地面に激突して、ぽとんと音を立てたそれを見て
一番最初に反応したのはぱぴ子でした。絶句。
――――――見覚えのあるラッピング

ぱぴ子「あ・・・・・あたちのチョコ・・・」
魔物は何も言いません。作者も何も言いません。

ぱぴ子「だって・・・持ってないって・・知らないって・・・
何で持ってるの・・・どうちてウソついたの・・・」
ぱぴ子ちゃんの悲痛な声に胸を苦しくさせる魔物。
魔物「ごめんね・・・・」すると、魔物はさっきのような濁った声
ではなくなりました。
年相応の男の子の声でした。それは間違いなく―――ガビンの声です。
それを聞いたぱぴ子は何となく彼が魔物になった経緯を察しました。

〜ページがもうないからじゃないよ〜

今日はバレンタインデー。チョコを拾った男子は
「天からのプレゼントか!?」と思い単純で定評のある
妖精男子は大概喜ぶことでしょう、ところが。持ち主がいる事
を知りとっさに隠してしまいました。
チョコを持たぬ男子の隠れた奥底の欲がそうさせたのでしょう。
女の勘は鋭いといいますが、ぱぴ子となった今のパピィの勘は普通の
女の子の10倍です。大切な事なのでもう一度言いますがページがもう
無いからじゃないよ。しかし、それでもぱぴ子は腑に落ちません

ぱぴ子「なんで・・?ガビンたんなら あたちのチョコなんて必要
ないでちょ・・・?」
今度は心底疑問に思ったのか首を45度傾け考えるポーズを取りました。
青騎士「どういう事ですか・・・?」
ぱぴ子のチョコレートが何故魔物の手に渡っているのか、そのチョコ
を一体誰に渡すつもりなのか。気になる事は山積み。
ですが今はぱぴ子の疑問の意味を追求する青騎士。
ミカヤは何故かいつの間にかトマトまみれにされていました。
トマトの液体で青騎士と書いてあります。食べ物を粗末にするな!
此処に居る皆 誰も何も突っ込みません。

ぱぴ子「だって、ガビンたんチョコいっぱい貰ってるじゃない・・・」


     『えええ!??』

ぱぴ子の突拍子もない発言にその場にいる全員(魔物含む、ミカヤ以外)
が絶句しました。

魔物「もらってないよ・・・・ボク・・・」
自信のない声で確かにそういうと・・・・
ぱぴ子は逆にビックリしました。
ぱぴ子「ゲタ箱とかロッカーとか・・見てないの・・?」
ガビンはいつも早くに学校に来てしまい、それ以降ゲタ箱もロッカーも
確認しません。
パピィは今朝から何人もガビンのゲタ箱にチョコを入れる女の子を
目撃しており、貰っても本人はネガティブ思考が働くため(結構失礼)
直接渡してくる人がいなかったというだけの事だったのです。・・つまり

魔物「な・・・なんという事だ・・・・・!!」
魔の誘いをかける人選を誤った何者かのミス。
ガビンが完全に目が覚めた事を知り、ぱぴ子はステッキを
天にかざします。

ぱぴ子「待ってなちゃい!もとに戻してあげるからっ」
――ぶらっく りみてっど!!!そう口を動かそうとしていた
刹那―――――――籠るようなテノールの声が呪文を遮ります。

魔物「そうはさせるか・・・」ぱぴ子「えっ」

ガシャーーーーーーーーーーーーーーーンッ

持っていたドン器でぱぴ子の真横を振り下ろしました。
ぱぴ子「きゃああっ」
ガビン(な・・・・・なんだコレ・・・体が勝手に――――ッ・・!!!!)

ミカヤ「今回の魔物、おかしいね」
いつの間にか復活している不死身妖精ミカヤ。
スーパースターマンかお前は。グラサンの奥に光る瞳がいつになく
真面目な色をしていました。
青騎士「?」
青騎士はミカヤの口から次の言葉を待ちました。

ミカヤ「・・・・・・・・・・・・誰か別の妖精が介入
してるように見えるけど」


―――・・・暗闇で響く舌打ち・・・

『失敗・・・我誤算・・・』

エメラルド緑の長い髪の毛を後に一つ結びにした、年齢からして大体
ミルモ世代だと思われる謎の男は、一言そう漏らすと、大きな呪印を
残して消えました。

青騎士「!!!!!ぱぴ子!魔物が巨大化していきますよ!!」
ズズズズズズ・・・・魔物の足下に敷かれた魔法陣が魔物を成長
させているようでした。
カルシウムや、ビタミンの比じゃありません。

ガビン(うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!)

魔物は成長が止まり、頭を抱えて苦しみに深く耐えるように
歯を食いしばりました。
ガビン(ぱぴ子!今だよ!!)
魔物の心の中で発しているハズの叫び声が、魔物の油断と重なり
外部へと漏れていました。
ぱぴ子「ありがとう・・・・!今度こそ・・・いくわよ住ちゃん、


ぶらっくりみてっど!!!!!!!!!」



ぱぴ子から発せられたいつもの台詞はマイクのように大気に響き渡ります。
ステッキはぱぴ子の口から出た9文字に反応して黄色い光を
放ちます・・・・・・・

そして優しく包むように魔物を覆い、元の妖精の姿へと
縮んでいきました――――・・・・



住田「はーーーっ!!おわったあ!よかったね、パピィチョコも
帰ってきて!」
ストラップの住田光一が気の抜けた声をあげて場を明るくします。
パピィ「そうね・・・・」
住ちゃんが折角作った「お疲れ様!一杯やろうぜ」ムードをぶち壊し
元の学生服に戻ったパピィは深くため息を吐きました。
パピィ(まさか断られちゃうなんて・・・・どうしよう・・・・
もしこれでムルモまで受け取ってくれなかったらあたちっ・・・)

うさぎ耳をたらし、最悪の想像で頭がいっぱいになるパピィ、
すると・・・

「パピィ〜〜〜〜〜〜〜〜!」

と遠くの方から確かに釘宮ボイスが響き渡りました。
パピィ「む・・・っムルモ・・?」
胸をドキリとさせると声のする方向を捜しました。
ムルモ「パピィ!や〜〜〜っと見つけたでしゅ・・・今まで
何やってたんでしゅか!?心配してたんでしゅよ!!」
肩を上げ下げしながら、後ろから近付いて来ました。
パピィは思わず言葉に詰まります。
「魔物と戦ってました!」なんて言えません。

ムルモは自分の正体を知らないのですから。

パピィ「え・・・えぇっと・・・その・・はい、コレ!」
話を逸らして誤魔化すために、つい咄嗟に自分の持っている物を
無意識で突き出していました。
ムルモ「えっ・・・」
パピィ(はっ////しっ・・しまったでちゅ・・・///)

気付いた時にはもう遅し。視界に自分がラッピングした箱が入ります。
「えーーーい!こうなったら!」

――――・・・一方
誰も居ない甘味部にて。
ミカン「こんだけあれば、しばらく甘味部の菓子費には困らないね」
ニュース3人娘からは前回の取材のギャラにと(お前は芸人か?)
以前特集で取り上げられていた店のお菓子が置いてあり、
ピカリ「手伝ってもらったお礼ピカよ!」ピカリから番外編の
美化委員の掃除の手伝いのお礼を受け取り、甘味部はミルモやムルモの他に
ミカンといった伏兵も合わせて、お菓子であふれ返っていました。
一つももらえなかった男子にしてみれば、
羨ましい事この上ない光景です。
ミカン「人の手助けはするモンだなァ」
ミカンが柄にもなく痛感していると、

リルム「はぁ・・・」
突然リルムが甘味部の部室にのそのそと入ってくると、ため息が
零れます。
リルム「どうしましょう。」リルムの手には、可愛い包のチョコレート。
ミカン「手作りかぃ」質問しながらミカンはその辺にあったチョコを
適当に手に取ると、口に運びます。
リルムは首を横に振りました。
リルム「作れないのですわ・・・私の料理ってそんなに不味いのかしら・・」
いつもは自信にあふれている彼女がこんな日に何故か自信がなくなって
しまったのです。
私の料理は本当に美味しいのか・・・つらつらと話し手のひらに乗る
包が、購入した物である事を話しました。
ミカン「チョコレートなんて溶かして固めるだけだろ?
そんな作業だけでいいんだ、考えなんていくらでもあるよ」





10分後


デカい鍋に茶色い液体がたっぷり入っており、香しい香りを漂わせます。
そして何故か
リルム「まぁ・・・べしょべしょですわ」
鍋にINするリルム。全身(主に首から下)がもう既に
セピア色です。泥まみれになるエステか。カカオによる美容効果も
期待できます(※ありません)
リルム「ほ・・・・本当にこんな物でうまく行きますか・・?」
困惑気味のリルムと若干遊んでいるミカン(食べ物を粗末にするな!)
ミカン「話にはよく聞くけどね。リルムちゃんがチョコになって
ミルモがそのチョコを嘗め回すっていう」
リルム「そそそんな話聞きませんわッ///なっなんですかそれ、
聞いてないですわ!!」
ミカン「なんのためにチョコだらけになってるんだぃ。」あ・・・
今度パピィちゃんにもやってもらおうかな。ムルモがいない時に・・とか
半目で呟きながら、鍋をかきまわし続けます。
リルム「う・・・・・」
ミカン「いーんだよ めんどくせぇし、これなら気持ち籠るどころか
中身丸ごとなんだ。文字通りリルムちゃんはミルモの物だよ。
・・・・・・・・・・・・・シルエットにならない?」
ほとんどシルエットですけど。

リルム「ミカン様!!遊ばないで下さいっ!」
ミカン「なんだィそんなに嫌がるならオレ様が入れば良かったぜ。
チョコ風呂かぁ。出た時にチョコまみれになるのが気になるけど
こいつは入る価値あるね。どうだい湯加減」
リルム「って・・・・・。コレ単にミカン様がやりたかった
だけなのですわね・・・」

ガラガラッ
突然甘味部の部室の戸を開ける音がしました。甘味部は
部員以外の人も自由に出入りしてくるので不思議ではありません。
しかし、ドアを開けたのは此処に所属している副部長でした。
リルムとミカンは音につられて視線を向けます。
ミルモ「・・・・・・・・・・」

ミルモは数秒部室(リルムとチョコレートを舐めるミカン)を見た後
不機嫌そうな顔に変わって「お前ら何やってんだよ・・」
と小声で漏らすと静かに出て行きました。
リルム「・・・・?」
リルムは一瞬の出来事でポカンとします。
ミカン「追いかけた方がいいんじゃないかぃ。誤解が肥大化する前に」
リルムがその時初めて「えっ」という声をあげました。

リルム「この格好でですか・・・・・!?」―――・・そっちかい。


――パピィ「もうッ!ムルモのあほ!黙って食べなちゃいよッ」
ふと、部屋の窓から可愛らしい女の子の声。ミカンはその声を
聞いただけで誰だか分かったのか窓に視線を移すと、いつもの喧嘩が
始まっていました。
ムルモ「もうちょっと整えろでしゅよ、不器用でしゅねえパピィは・・・
・・・でも、味は・・・・その・・・美味しいでしゅ(小声」
最後はボソッと呟いたけれど、パピィには聞こえていました。
・・・・・・パピィはほっぺをピンクにすると口をゆっくり開きます。
パピィ「・・・・・・ありがとうっ」
パピィは「にこっ」よりも「にぱっ」という表現が合いそうなくらい
満面の笑顔でした。
不覚にもドキッとしてしまうムルモ。
ムルモ「(や・・・・やめて欲しいでしゅ・・・/////)」
パピィの嬉しそうな笑顔を見て帯びる自身の熱に困ります。
数秒後・・・・・・

ムルモ「ぐっは!!!・・・・っぅ」
突然ムルモを背後から痛みが襲いました。
ミカン「デレデレしてんじゃねえよ、チンカス」
ミカンでした。
すると、ミカンはパピィちゃんに見えないように後ろ手にムルモに何かの
包を渡します。
ムルモ「は・・・?」
ムルモ保全。見るからにオシャレに施されたラッピング。チョコですね
ミカン「他の男のために作ったチョコレートなんて。・・・オレ様は
いらないんでね」
ムルモは受け取った箱を横目で確認すると見覚えのある包が見えて絶句。

少し戸惑った後、
ムルモ「あっ・・・・ありがとう・・・でしゅ」
ものすっごい小声で聞こえるか聞こえないか分からないくらいの声で
素直に漏らしました。
こいつにこんな事いうハメになるとは不服だ・・・・
そう心の中で呟いていながら
―ムルモの表情は笑っていました―


萌える展開にしたいのに萌える展開にならない、こういう才能がない
私はあとがき。

ミカヤ「えええ。コホン。引き続きやらせて頂いておりますミカヤだ。
はーーーーーっはっは!!!!」
りんご「wwwwwwwまじ世界進出wwwミカヤ様のおかげでござんすww
ダブルレッドコンビとして漫才を売り込む日も近いですねwwぷぇっww」
ミカヤ「今回はバレンタイン編終了記念&読者様への日頃のお礼をかねて
私達のマスコットをプレゼントするぞーーーーーっ☆」
りんご「うおおおおおみて下さいミカヤさん、此処純金ですよお!?www」
ミカヤ「小説の最後に問題を出すから、正解を答えられた先着5名様に
月光のガンファイターミカヤのレアマスコットと、古に恐れられた
2つ名「クレイジーアップル」の異名を持つ最終兵器りんごのマスコットの
プレゼントだあああッ!!!!!」
りんご「キャアアアアアwwwwwミカヤさん素敵ぃぃwwwwww」
ミカヤ「宛先は此処だああああ」
パピィ「うるちゃああああああああああああああああああああああいッ!!!
ちょっと、分かってると思うけど騙されないでよね、
こんなマスコットあるわけないでちょ!っていうか!!!誰が欲しがる
のよあんたらのマスコットなんてッッ!消えなちゃい、このド変態コンビ!」
りんご「っえええええええwwwwwいやだあああwwww」
ミカヤ「では問題!!!!私とぱぴ子が最初に交わした愛の言葉は
なんだったかな!?!?」

パピィ「誰が!!!あんたと!!!!いつ!!!何の言葉を交わしたで
ちゅって!?」
イクラ「おい。いい加減もうこの作品には出るな、クレイジーアップル」
りんご「ちょwwwwwwwwちゃっかりイクラさんこっちに
来ちゃったんですねwwwwwwwwぷwwwww」
イクラ「氏ね」りんご「いってええええ!!!ASAHIスゥゥプァァドゥラアアアアイww」

次回story42「双子と双子のラプソディ!」

では☆



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■ うさぎ (2回/2013/03/18(Mon) 14:01:10/No5174)

夏田みかんさん、初めまして こんにちは
学園パピィとっても面白いです
ミカンかっこいいですね
後になってから真実を知るガビンww
ある意味可哀想ですね 何の為にチョコのことを黙っていたのか
ミルモが勘違いしていそうですね
続きが楽しみです 応援していますので頑張って下さい




5176/ 帰ってきた!ミルポン日和!!―THREE―
□投稿者/ 夏田みかん -323回-(2013/03/19(Tue) 13:43:17)
□U R L/ http://tegaki.pipa.jp/595063/

こんにちは(^^)夏田です♪

スレッドお引越しさせて頂きました。
これで3スレ目ですね〜〜^^このスレと同時に
ノートの方も3冊目になりました(笑)残り話数はまだ9、10話は
あります^^;;ですがそうなると、このスレッドがミルポン日和
最後のスレッドという事で、もうスレッドを新しく立てる事は
なくなりますよ。
1スレ目でミルモ、2スレ目でイクラと来たので
最後のTOP絵はりんごで締めさせて頂きます(・ω・)
ミルポン日和随一のハジケリアン・りんごのうざネタはまだまだ
ありますよおお(((((
こんな誰得小説を読んで下さってる方。いつも有難うございます(土下座
いよいよ、小説板に浮遊するゴミも、残り10話程度で終わりを
迎えますので!しばしおつきあいを・・・・m(__)m
前回のTOP絵に比べて適当に描いた感が半端ないですね・・・(笑)
りんごだからいっかwwwwwwww

りんご「おいwwwwwwwwwいい加減にかくなおwwww」
では☆



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(2009.5 koyamaru edit)