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1320/ 学園パピィ
□投稿者/ 夏田みかん -67回-(2009/03/31(Tue) 17:40:48)

こんにちは(^^)夏田です♪

恒例の読み切り小説も終わらせたし・・・
前々からしつこく予告していた小説
「学園パピィ」を4月から始めたいと
思います!!なのでいまのうちにスレッド
を建てたわけですが(^^)
今回の小説はパピィ視点のパピィ主役!!今までの小説より長い長期掲載になりますwwwwwwwwwwwwww
そしてオリフェがレギュラーキャラとして
2人と一緒に登場することになります!
上でパピィにちょっかい出して、ムルモに拳銃を
向けてるミカンというオリフェに関しては、
前回紹介済みですので、そちらをご覧くださいw
さ〜いよいよ始めるわけですが・・・頑張りたいと
思いますので宜しくお願いしますっ!


■ こやまる (454回/2009/04/01(Wed) 08:04:06/No1330)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、おはようございます☆
いよいよみかんさんの本領発揮ですね。
パピィ視点でオリフェ・ミカンがどんな風に暴れて、どんな風に二人にちょっかいを出してくるのかがすごく楽しみです。
私的には子供扱い(?)されて「いい加減にしてくだしゃい!」と怒るムルモをはやく見てみたい!(^^)
ムルモとの恋を邪魔されたパピィもどんな反応を示すんでしょう?
ホント、いったいどんなストーリーになることやら…。

イラストも2人を従えて得意気な表情をしているミカンが今後暴れっぷりを予感させてくれていいですね。
構図もバッチリ決まってます!
ムルパピが着ているのは舞台となる学園の制服なのでしょーか?

それでは連載開始を楽しみにお待ちしております。
長期連載とのことで気合い十分で臨んでくださいませ!!
では!


■ 夏田みかん (69回/2009/04/03(Fri) 10:34:21/No1336)

おはようございます(^^)夏田です♪

学園パピィの小説を早速始めたいと思います!っと・・・
その前に、
注意事項ーーーー・・・(一応目を通して下さいネ(^^))
・この小説は学園キノという実在するライトノベル小説から、
流れや設定を借りた小説です。まぁ、いわゆるパロディ小説
というやつでしょうか?
・とはいえ、ほっとんど私がオリジナルでストーリーを考えています(^^)
・ミルポンの設定はほとんど保っていますが、今回用に一部崩れています。
例えば・・・
ミルモと楓がパートナーではなく、「いとこ」という設定になっていたり、
松竹、楓、結木、安純などのおなじみの人間キャラが、ここでは学校の
先生など生活指導員になっていたりしますが深く突っ込まないでください。
・ミルモの世界観でミルモの設定で学園ものになっていますが、
本家「ミルモでポン!」と無理に話をつなげようとしなくて
大丈夫です。ミルポンの続編ではありません。どうして先生になったのか、
なんでパートナーじゃなくなったのか、という質問はしないで下さいね(^^;)
以上をご了承の上、小説をお読みくださいませっ!
では次レスから始まりますw




■ 夏田みかん (70回/2009/04/03(Fri) 12:00:44/No1337)

「学園パピィ」

story1「桜と春と入学式!」

朝でした。まぎれもなく、誰が見ても朝でした。
木々が並列に並ぶ坂道があります。
そこに1人だけ急いでかけあがる女の子がいました。
パピィ「もぅ!入学式早々遅刻しちゃうじゃないっ!」
軽く悪態をつきました。
パピィという女の子は赤い紐リボンに、白い制服を着ていて、
髪の毛と似たネズミ色のスカートを穿いていました。
水捌けの良さそうな茶色い学園指定のバッグを手に、
急いで「学園」へ向かいます。その子は学生。胸に付いている校章
が最下級生・・・つまり学園中等部1年生を示していました。

パピィ「ついたわ!」
パピィは急いでいた足を止め、学園の門を見て
パピィ「フェアリー学園」そう言いました。
荒い息をしたまま中へ入り、生徒が集まっている
場所へと吸い込まれるように足を動かします。
パピィ「えっと、あたちは・・・」生徒が集まっているのは
生徒玄関の近くにある白いポスターでした。
そこに、たくさんの妖精の名前が入っています。
パピィ「あったわ!2組ね!・・・じゃあムルモは!?」
自分の名前を探し終えたと同時に、他の子の名前も
探し始めました。そして、
パピィ「やったぁーーーっ!ムルモと同じクラスでちゅーっ><!!」
歓喜の声をあげました。
ポスターは全部で10枚。
1学年だけで10クラスもある事がわかります。ちなみに、
2年生の生徒玄関は、1年のすぐ右にあります。やはりそこには
妖精の集まりが出来ていました。・・・・
ムルモ「パピィ」パピィの背後から急に声がしました。
パピィ「!!・・・ムルモっ!」ムルモという男の子は
全身黒の男子共通の制服でした。しかし、他の子と違い
ムルモの胸には大きな赤いリボンがついているのでした。
そしてその近くに、パピィと同じ校章が・・・・・。
ムルモ「え〜っと・・・ボクは・・・げっっ!
またパピィと同じクラスでしゅか!?」
ムルモはポスターを見て愕然としました。
パピィ「なっなによ!あたちだって、あんたと一緒で
迷惑ちてるんだからねっ!」
ムルモ「むっかーーー!入学してもちっとも変わってないでしゅ!!」
パピィ「ムルモだってっ、いつまで経ってもおバカたんなんだから!」
ムルモ「何でしゅってぇ〜!?」
アロマ「2人とも、入学早々ケンカはダメよ〜っ;」
ムルモとパピィの喧嘩に1人の女の子が止めに入りました。
パピィと同じ制服です。
ムルモ「あっアロマしゃんwえへっボクと中に入るでしゅぅ〜♪」
パピィ「何ぶりっこしてんのよ〜っ!」
アロマ「パピィさんも一緒に行きましょ♪」
アロマという女の子は、微笑んでパピィに言いました。
パピィ「むぅ〜〜っ・・・アロマたんがそう言うなら・・・」
なんやかんやで、3人は生徒玄関の中へと入って行きました。

カメリ「いっぱ〜〜いあって〜見つかんないよ〜〜;」
サスケ「どこだぜ?」
ハンゾー「あっあったのらサスケ!!」
サスケ「どこだぜ!!」
アンリ「センリ〜、私達の名前見つかった?」
センリ「うぅん、見つかんない・・・いっぱいあって
探しきれないよ〜・・」
自分の名前を探すのに悪戦苦闘する妖精たちなのでした。

ムルモ「ほぇぇ〜〜〜っ!妖精学校とはまた違って良いでしゅね〜〜♪」
アロマ「そうですねっ^^」
パピィ「でも結構古臭い感じよね!・・あっまちなちゃいよムルモっ・・」
中はとても古い雰囲気を漂わす空間でした。
ムルモ「食堂があるでしゅ!」
一つに繋がった長いテーブルが10個。
イスが適当に並べられています。
パピィ「ここが1年の教室ねっ!」
学園は全部で4階。
中等部1年の教室は2階にありました。
ちなみにこの学園は高等部も共有している学校の為、
とても広い造りになっていました。
廊下は幅が広く、とても長さがあります。
そう、1年と2年の教室は同じ階にあるのです。
パピィ「2組っと・・・あったわ!」
ムルモ「割と階段から近いでしゅね♪」
アロマ「私は5組だから向こうの教室です!2人とも、また会いましょう!」
パピィ「あっバイバイwwあとで会いに行くわ♪」
ムルモ「ほぇぇっ行っちゃうんでしゅか・・」
パピィ「ムルモってば早く!」パピィはムルモを引っ張って中へ
入りましたー・・・・。
         数分後
2組の生徒の面々が全員席について、
チャイムが鳴り響きます。古びた鐘の音が響き渡り、

ガラガラッ・・・
楓先生が現れました。
ちなみに、ムルモはドアの近くの1番後ろの席。
パピィは窓側の前から2番目という離れ離れの席でした。

パピィ「2組って楓先生が担当だったのっ?」
ポスターにはちゃんと描かれていましたが、慌てていたのか、
見ていなかったパピィは驚いた表情を作りました。
楓「1年2組担当の南楓です♪担任のほかにも音楽の先生を教諭してるんだ(^^)みんな、これから1年間宜しくね♪」
楓はすぐにムルモとパピィを見つけてにっこりしました。
ホームルームも終わり自由になると、皆それぞれ別行動を
取り始めます。
パピィ「ムルモ!」パピィがムルモの所へ行こうとした時、
ムルモはどこかへ行ってしまいました。
パピィ「あっっどこ行くのよ!もぅっまちなちゃーい!!」
叫びながらムルモを追って走ります。
     ーその時ー

パピィの足元に急に穴があき、その穴に
吸い込まれていきましたーーーーー・・・・・・
パピィ「えっ?・・えぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・


一旦切ります。







■ 夏田みかん (71回/2009/04/03(Fri) 13:36:15/No1338)

続きです。

「パピィ!!」

パピィ「はっ!」パピィは気が付きました。
するとそこは大きな木と草原が広がる見覚えのある場所でした。
パピィ「どこよ?ここ・・・」
フィア「気がついたか?」
パピィ「きゃあっ・・・って・・・!?が・・ガイア族!!?」
アクア「そうだよ」
パピィ「あなた達があの伝説の!?」
ピクモ「えぇ^^そうよ〜。私達が伝説のガイア族よっw」
パピィ「これは・・・何?夢なの?」
ウィン「夢じゃないよ〜現実さ〜」
パピィは全く状況を理解出来ていません。
パピィ「なんであなた達がこんな所にいるのよ・・・?」
フィア「オレ達が来たんじゃない!呼び出したんだ!!」
パピィ「えっ?あたちを・・・・??」
ドンタ「そう。」
パピィ「妖精界の神様であるあなた達が、あたちに何の用なの・・・?」
パピィは夢か現実か区別がつかないまま5人に疑問を言いました。
フィア「緊急事態が起こったんだ!」
アクア「実はね、君たちが今通ってる学園に「魔王」が
復活したんだ・・・・」
パピィ「へっ?」まおう?パピィは首を傾げます。
ピクモ「’魔王’っていうのはね、ダアクと同じ悪の塊が
形になったモノなの。」
ウィン「ダアクより強大な力を持った怪物さ!でも、
とてもボク達だけでは太刀打ち出来なくて困ってるんだけど・・」
ドンタ「その’魔王’が先日、動きを見せた。どうやらもう奴は動いて
るらしいんだ・・・・・・。」
パピィ「なっ・・・何よっちょれっ、ダアクたんより強いって!?
よく分かんないけどヤバいじゃない!!」
パピィは顔を青くして言いました。
フィア「’魔王’は全ての悪を作りだしたと言われる怪物だっ・・
ダアクを生み出したのもそいつが原因だったりするんだっ・・・」
アクア「それは何億年も前に何かの理由で消えたって聞いたんだ・・でも」
ピクモ「どうやら生きてたらしいわ・・・
この学園は妖精界の若者たちがたくさんいるから、ここを支配して妖精界
の勢力を弱めようと企んでいるらしいの・・・」
ウィン「妖精界の勢力の源はたくさんの若者たちと希望・・・
そこをついて、フェアリー学園が標的にされてるんだ!だから君に
倒してほしいんだ!!」
ドンタ「お願い、この世界を救って・・・」
パピィは全てを聞き終えてから数秒の間を置き、
絶句した。
パピィ「あっ・・・あたちが魔王を倒すーーー!?
どうちてあたちが!・・・だってミルモたん達がいるじゃない!
ミルモたんはダアクたんを倒したくらいなのよ!?・・・・
なっなんであたちなの??!」
フィア「お前には荷が重すぎるのは分かる。でも」
アクア「ミルモ達には時を動かしたり、ダアクを
倒したり、何度も世界を救ってもらったよ。」
ピクモ「仮は返しきれないほど作ってしまったわ・・・
だから、今まで頑張ってくれたから、今回だけは
休んでほしいの。」
ウィン「ボク達が言うのもなんだけど、散々頑張ってもらって
この上助けてもらっても彼らの身はおそらくもたないよ・・」
ドンタ「オレ達の都合で彼らをこれ以上振り回したくない。・・
それにもう学園生活彼らはもう2年間しかないんだ・・・。」
パピィ「!!!・・・」
ピクモ「彼の弟の恋人だって聞いてあなたを選んだのよ。
私たちが作りだしたヒロイン服、女の子用だし・・・」
パピィ「こっ/////恋人じゃないわよっ誰がムルモとっ/////」
パピィは急に赤面しました。
ウィン「この戦闘装置を構えてセリフを叫ぶんだ。
そうすると君は魔物退治にふさわしい格好に変身出来る!これで
魔物は簡単に倒せるハズだよ!」
アクア「身勝手だとは思うけど、もう頼りがないんだ!」
ドンタ「お願い!この学園を救って!!」
するとパピィは顔をあげました。
パピィ「ムルモは出来たのにあたちが出来ないはずないわ!
なめないでよねっ!!あたち強いんだから、魔王なんて
へっちゃらよっ!!!」
フィア「!!!・・・・それじゃあ引き受けてくれるのか!?」
パピィ「不安だけど・・・やってみるわ!!」
全員「ありがとう!!!」
ピクモ「あっいい忘れる所だったわ!あなたが魔物退治人だって事は
絶っっ対に知られないでね!約束よ!!」
ーーーーーーーーー・・・・・・


パピィ「・・・・・・ぁ・・・・・・」
パピィは起きました。机の上で突っ伏して寝ていた
らしい。
パピィ「・・・夢・・??・・・変な夢・・・」
パピィはそう言って起きるとムルモを探しに
廊下を歩きます。すると・・・・
「パピィ!」聞き覚えのある若い男の子の声が
聞こえました。パピィは首を傾げます。
するとまた聞こえました。辺りを見渡しますが、誰もいません。
するとパピィは茶色で皮製で出来た男の子のシルエットが入った
地味なストラップを見つけました。
パピィ「・・?何コレ??」パピィはストラップを手に取ると・・
ストラップ「パピィ!やっと気づいたんだね!」
なんとさっきの声の主はこのストラップからなのでした・・・
パピィ「えぇっ!?ストラップが喋ってる!!?」
ストラップ「パピィ!オレだよ!住田光一だよっ!」
一瞬静寂が流れます・・・・・そして・・


パピィ「すっ・・・住ちゃん!!!!?」


こうして魔物を退治し学園を救う事になったパピィ!!
果たしてパピィに幸せは来るのかっっ!!次回2話、

story2「魔物ハンター・まじかる☆パピ子!」に続!!
では☆


■ こやまる (459回/2009/04/05(Sun) 16:30:47/No1346)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんにちは☆

掲示板でも書きました通り、壮大なストーリーの予感にわくわくしています(^^)。
その前に、設定に関しては了解です。
アニメミルモでも何でもありなお話は何度かありましたので問題無しですよ。
時間的にはムルパピが妖精学校を卒業した後のお話になりますが、果たして二人はちょっとは大人になれたんでしょーか?
クラス発表の場面の二人を見る限りだと全然変わってないようにも見えますが(^^;、とはいえケンカの中にもこれからの楽しい学園生活にわくわくしている様子もうかがえて微笑ましいですね。

学校の設定がまた細かいですね。
10クラスもあると同じ学年の生徒の数はものすごい数になりそうです。
これだけ大きい学園だと「ちゃんとやっていけるだろうか?」と不安になりそうですが、ムルモとパピィは期待の方が大きいようですね。
この学園という大きなシステムの中で、二人がどんな学園生活を送っていくのか?
どんな友達を作って、どんな風に目立っていくのか?
この後のストーリーでいろいろ描かれそうで私も楽しみです。
また歴史ある学校には不思議な出来事もいろいろありそうですね。

>パピィ「あっ・・・あたちが魔王を倒すーーー!?
いやはや、この展開にはびっくりしました〜(^◇^;)。
入学早々にパピィにいきなりこんな重大使命が!?
パピィはつい勢いで引き受けてしまった感もありますが、果たしてパピィにこの大役は務まるんでしょーか?
ムルモが知ったら「パピィじゃ無理でしゅね」と言いそうです。
それにしても、パピィが選ばれた理由が「ムルモの恋人だから」とは…。
パピィの持つ能力にガイア族が目を付けたわけではないことにパピィは気がついていないようで。。

>ピクモ「あっいい忘れる所だったわ!あなたが魔物退治人だって事は
>絶っっ対に知られないでね!約束よ!!」
これは良い設定ですね(^^)。
こそこそ隠れて変身するパピィが拝めそうです。
いろんなことに気が付くムルモに「何やってるんでしゅか?」と突っ込まれるパピィも想像できる…。

それでは第2話を楽しみにお待ちしています!
では!


■ 夏田みかん (72回/2009/04/06(Mon) 14:37:24/No1350)

こんにちは(^^)夏田です♪

「学園パピィ」

story2「魔物ハンター・まじかる☆パピ子!」

パピィ「すっ・・・すみちゃん!!!?」
パピィは驚いて言いました。
住田「うん。・・・驚かせてごめん;」
パピィ「そっそんな事よりっ・・何ですみちゃんが
ストラップみたいになってるのよっ!?」
住田「あっそうだ、パピィ!大変なんだ!!
この学園に’魔王’っていう悪い奴が現れて、この学園を
襲おうと企んでるんだ!」
パピィ「!!!!」先程夢の中で、ガイア族が言っていた事と
同じ事を言っている住田に驚き、目を見開いてしまいました。
住田「おれがそれを知って、魔王の居場所だけでも突き止める
為に調べてたんだ・・そしたら案の定、魔王に魔術をかけられて
しまって、この有様だよ・・・」ストラップの住田はそう言いました。
パピィ「まじゅつっ?ふ〜ん・・・それでストラップになってたのね・・」
住田「この黒魔術は術をかけた本人を倒さないと元に戻れないらしい
んだ・・・」住田は少し悲しげに言いました。
パピィ「そっそんなぁ、じゃあすみちゃんはずっと
このままなの!?」パピィは必死に言います。
住田「うん。・・・あ、でもおれの事は良いんだ!それより、この
緊急事態を皆に知らせなきゃっ・・・!」
その瞬間、パピィは何かを決心しました。
パピィ「あたち、決めたわ!意地でも魔王を倒して
すみちゃんを元に戻ちてあげる!!」
住田「えっ?!パ、パピィ!危険だよっ、おれの事は大丈夫だから、
そう言うことは校長先生や生徒会の人たちに任せた方が・・・」
パピィ「校長先生や生徒会の人みたいな妖精が魔王倒せると思うの!?
それにこのままじゃどっちみち皆危険なのよ!!?あたちがやるちか
ないじゃない!」
住田「でもっ・・・・、・・・・。・・?パピィ、それは何?」
住田が言ったのは、サイコロのような四角い何かの装置でした。
パピィ「・・・かくかく、しかじかーー・・・・でね、あたちが
ガイア族に選ばれて、あの人達からもらったの!」
住田「えぇっ!そうだったんだ・・・そんな事があったのか・・・
じゃあそれは変身装置だね?」
パピィ「へんしんっ・・・?」パピィは首を傾げました。
住田「いろいろあってね、おれも良く知ってるんだ・・・確か、」


ドッカーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!

いきなりの爆破音でした。
パピィ「なっ何!?」
パピィはいきなりの事態に驚き、音がした方向を
探す様にあたりを見回しました。
住田「奴らが動き出した!パピィいそいで!!
このままじゃ・・・・・っ、、・・・!」
パピィ「魔王ね!とっ捕まえて倒してやるわ!」
パピィは住田(ストラップ)を持って、白いシャツで
隠れていた茶色のスカートベルトの金具部分に’すみちゃん’を
引っかけて吊るしました。
パピィ「行きまちょ!」
住田「うんっ!」

―――――――――――――・・・・・

魔物「ぐぁあぁあぁあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ」
皆「うわぁぁぁぁっ!怪物だァァァ!!!」
はるか「皆冷静に!詰めないで!!避難して下さいっっ!!」
そこ、家庭科室は炎が炎上していて、その中に
魔物「ぐぉぉぉぉぁぁあああああああああああ!」
怪物、つまりこの小説の用語で’魔物’が室内を
破壊しながら、進んできました。そこに、
パピィ「えぇ〜〜〜〜〜っこっ、これが魔王!?」
住田「パピィ、違うよこれは魔物だ!」
パピィ「へっ?何よ魔物って・・・」
住田「もしかして、詳しく聞いてなかったの・・?」
パピィ「そんなの教えてもらってないわよぉ!」
住田「魔王の暗黒魔術によって生み出された怪物だよ。
罪もない妖精を捕まえて術をかけて魔物にする・・・・
属に言う「魔の誘い」だよ・・・。あの怪物は、元は妖精なんだっ!」
パピィ「嘘っ!?どーすればいいのっ??」
住田「それを使うんだ!!」
パピィ「!」住田が言ったのは、ガイア族から授かった四角形の
装置でした。その瞬間、魔物が天井を叩き割り火災警報器の音が
BGMのようにうるさく鳴り響きました。
パピィ「そうだったわね!じゃあ早速・・・」

ピクモ『あなたが魔物退治のハンターだって事は
絶っっ対に知られないでね!約束よ!!』

パピィ「・・・・」
住田「どっどうしたの?パピィ・・」警報器に負けないくらい大きな声で
言いました。
パピィ「あたちの変身、見られちゃいけない約束だったの・・・っ」
住田「!」住田がそれを聞いて悟りました。
パピィ「何でかちら・・・」
警報器がうるさくて聞こえにくい中、住田はその小さな声を
聞き取りました。耳良すぎ。
住田「パピィが魔物を退治してるってバレたら、噂になってしまう・・・
そしたら魔王本人にもばれる可能性があるからだよ。そしたら、
日常的に狙われる・・・それでなくても普通の学園生活が出来なく
なってしまうハズだ。だから見られないように・・・」
住田はパピィに言った様ですが、火災警報器の音と
皆の叫び声、物が壊れる音も混じってパピィには
聞こえませんでした。
住田「パピィ!ひと気のない所に行くんだ!そこで変身して
反撃だよ!!」
パピィ「分かったわ!」するとパピィは誰もいない
家庭科準備室に入り、四角形の装置を構えて叫びます。

パピィ「――!」(変身時の台詞募集中!良いセリフを
パピィちゃんにあげて下さいませ!!<夏田談>)

ガチャリッ!

装置を回転させ、引っ張ります。
するとパピィの体がいきなり光に包まれ、シルエットを
作ります。そして・・・・
住田「変身完了だ。・・・今から君はパピィじゃない、
魔物ハンター・まじかる☆ぱぴ子だ!!」
ぱぴ子「なっ・・・何よっぱぴ子って!!それにっ、
変身したのに全然変わってないじゃない!何よコレ!
隠れて変身する意味あるの!?」
全く最もな意見を言うのでした。
住田「変わってるよ。髪の毛には片方赤いリボンで結んであるでしょ?
制服の紐リボンは赤から青になってオシャレになってるし、
そして読者のパピィファンにサービスで、スカートは0.1mm短くなったよ!」
明らかに校則違反な制服を着たパピィが言いました。
ぱぴ子「むーっ・・・今いち納得いかないわよぅ・・・
ちょれに、この最初っから手に持ってるこのステッキは何?」
住田「それは恐らく、まじっくステッキだ・・・それで
魔物を封印する事が出来るんだよ、ただし気をつけて!1回しか
使えないからね!」
ぱぴ子「いっ1回って何よ!?一発で出来るワケないじゃない!」
住田「そこは魔法で何とかするしかないよ・・」
ぱぴ子「えぇ〜〜〜〜っ!?ちょんなァ〜っ」
すると家庭科準備室が破壊されました。
ぱぴ子・住田「!!!」
魔物「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ・・・・」

一旦切ります。




■ 夏田みかん (73回/2009/04/06(Mon) 16:28:53/No1351)

続きです。

ぱぴ子「ちょうがないわ!パピィでポン!!」
ぱぴ子は鈴を出して魔法を使います。
空中にカナヅチ出現!

スコーーンっ
魔物「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッ!!!!!」
なんと見事命中!まるでおかしくなったオッサンの様な
声を出して魔物は痛みを表現しました。
パピィ「やったわ!!」
すると、魔物はぱぴ子を睨みつけます。
ぱぴ子「なっ・・・何よっ・・・;」
魔物「ぐあああああああああああああああああああっ!!!」
そう言って着実にぱぴ子の方に近づいて来ます。
住田「ぱぴ子危ない!!早く魔法で食い止めなきゃ!」
ぱぴ子「わっ分かってるわよっっパピィでポン!!」
すると家庭科室で無事だったミシンに魔法がかかり、ドリルを
回しながら魔物を襲います。しかし・・・
ぐしゃっっ!

ぱぴ子「ふぇ〜〜〜〜っ!?」
住田「ミシンが壊された;」
バラバラになったミシンを床に落として
踏みつけます。あぁあ。弁償ですよ。
そして更にぱぴ子に近づいて来ます。
ぱぴ子「絶体絶命じゃない!!」
魔物は大きな腕を振り下ろします。ぱぴ子は歯を食いしばったその時!!!

  「女の子相手に手加減もなしですか」
それはとても聞き覚えのある男の子の声でした。
魔物とぱぴ子は、その声に気づき声の方向へと
顔を向けると、1人の男の子が立っていました。
 「ボクの名は青騎士!まじかる☆パピ子の味方です!
そこの魔物!!今度はボクが相手だ!!!」
いきなりの参戦に驚きを隠せない住田とぱぴ子。
ぱぴ子「だっ誰なの!?」
住田「分からない・・・パピィの他にも選ばれた妖精が
いたという事なのかな・・・?」
桃色の髪をした男の子・青騎士とやらは、純白の白い服を着て、
耳の上には羽のような髪飾りが。青と赤の表裏があるマントを
たなびかせています。
胸には大きめの真っ赤なリボン。そして、触覚のような
ポンポンが付いてるデザインの帽子をかぶっている
とても格好いい男の子でした。しかし表情は、鼻から上の顔半分を
半透明の仮面で覆っている為、あまり覗けませんでした。
彼は剣を抜き、魔物へ向かいます。
青騎士「はあぁぁぁぁぁぁッ!!!」
ガキィィィィィンッ・・・・・・!!

魔物は爪で剣をガードし、耐えました。素早く移動する青騎士・・・
いつの間にか居なくなりました。魔物は青騎士を探します・・・
すると
青騎士「こっちです!」
背後から剣を刺します――・・・
 ズザーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!
魔物「ぐっ・・・ぐあああああああああああああああああああッッッ」
住田「すっ・・・すごい!」
ぱぴ子「へぇ〜!なかなかやるじゃない!!」
青騎士「ぱぴ子!早くトドメを刺せです!!」
中途半端な敬語を使って言いました。
住田「ぱぴ子、ステッキだ!!」
ぱぴ子「あっそっか!!」
するとぱぴ子は杖を構えて叫びます。
ぱぴ子「black、limited!!」(英文を9文字で日本語に直しなさい。)
そう言うと、ステッキが光り、魔物を包みます。
魔物「あぁあぁあぁあぁあぁあぁあああああああああ―――」
魔物は悲鳴と共に縮んでいき、元の妖精の姿に戻りました。
ぱぴ子「やったぁーーーーーーーーっ!!大成功だわぁ〜っw」
住田「やったねっパピィ♪」
魔物退治の初勝利に喜びを溢れさせるぱぴ子。
そして、
ぱぴ子「あっそうだったわ!青騎士たん、有難うw
あんたのおかげで簡単に魔物を倒す事が出来たわっ♪」
ぱぴ子はにっこりと笑って言いました。
青騎士「ドキッ・・・うっ・・・れっ礼なんていらないですっ//」
照れたのか、青騎士はそっぽを向いてしまいました。
ぱぴ子「えへっ照れてるの?可愛いw」更にからかいます。
青騎士「べ・・・・別に照れてないですっっ;//それより、
もう戻った方がいいんじゃないですか?」
ぱぴ子「あっ、ちょうね!・・・そういえば、あなたも魔物ハンターに
選ばれた人なのっ・・・?」
ぱぴ子は興味津々で話しかけると、青騎士は・・・
青騎士「ボクは・・・好きで参戦してるんです―・・・」
ぱぴ子「えっ?」
そう一言言うと、どこかへと消えて行きました。
ぱぴ子「・・・・・・きゅん・・・・//」
住田「パピィ?」
ぱぴ子「へっ!なっなんでもない!!(何よ今の・・・っ//)」

**********************――――――・・・・

ー職員室ー
はるか「大参事ね〜;」
楓「知ってる?生徒会が調べたんだけど、この学園に魔王っていうのが
住みついてるらしいんだって!!」
安純「そんなの嘘に決まってるでしょーーー?」
松竹「でも、それならあの怪物を説明出来るよね・・?」
はるか「やっぱり魔王が居るのかしら・・・」
結木「明日には分かるよ。あと、どこかのヒーローが
魔物を倒してくれたそうだ。学園でこんな事が起きるのを
前から分かって誰かが差し向けたんじゃないかと思うんだけど・・」
楓「さすが結木先生!頭いいvVでもそれって案外ミルモだったりしてね(^^)」
安純「ちょっと!南さんくっつかないでちょうだい!」
楓「あ〜!ダメぇ〜〜〜!」
結木「(-_-;)」
はるか「それにしてもさぁ、

    ――住田先生どこ行っちゃったんだろうね・・・。――

―生徒会―
生徒会長「今回の出来事について話したいと思います。」
生徒会のリーダーらしき妖精が紙を読みます。
生徒会長「家庭科室にて、男の子が急に苦しみ出して、
魔物化。魔物はそのまま家庭科室周辺を破壊していきますが、
負傷者は0人。・・・これは奇跡に近いですね。」
書記「ベルル、あと、ヒーローらしき人物が魔物を
撃退してくれたと聞いてるんですが・・・」
ベルルと呼ばれた生徒会長は頷きます。
ベルル「そうですね、チムル。どうやら、魔物が
出現する事をあらかじめ知っていた人物が、差し向けてくれた
・・・としか今は言えませんが」
チムルと呼ばれた書記がベルル同様頷きます。
ベルル「副会長のジダイ。あなたは皆をまとめながら、
調査を進めて下さい。」
ジダイ「分かった!」
ベルル「ワッチ・チムルは主に聞き込みなど、
過去のデータを探って調べて下さい。」
ワッチ・チムル「分かりました」「心得た!」
ベルル「クロロ、ミライは学園の見まわりを。」
クロロ・ミライ「はぁ〜い」「了解」
コヨミ「じゃあ私達はっ!?」
ベルル「コヨミとチックはここで私と留守番です。」
チック「仕事なしか。どーせ役にたたないさ!」
コヨミ「チック!・・・仕方ないじゃないっ」
ベルル「ごめんね;」

会議は終了し、全校生徒は全員下校しました。
茜色の空が学園を照らします・・・。
しかし、この出来事が大波乱の幕あげとなる第一歩だとは
誰も知ることはなく。
次回3話、

story3「火薬と拳銃の転校生〜パピィは誰のもの!?〜」

やぁっと終わった〜;;次回はなんと絵に載ってる’アイツ’が
登場!!?ミルモやリルムなどの本家主要キャラは
この回でやっと登場します!・・・ともっと書きたいですが
体力が尽きてきたのでこの辺にしときます(^^;)
では☆



■ こやまる (466回/2009/04/07(Tue) 08:02:57/No1358)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、おはようございます☆

本人もわけが分からないまま変身&魔物退治という、魔女っ娘アニメの王道的展開が見られて楽しめました(^^)。
てっきり変身すると光に包まれたシルエットが変形して人間の体型に変わるかと思いきや、妖精体型のまま全然変わっていないところがまさにミルモ小説ですね。
激しい妄想を抱くパピィだから、この現実にはパピィもかなりがっかりしたことでしょう(笑)。
そしてツッコミを入れるパピィもいつものパピィらしさがあってかわいいです。

しかしスカートが0.1mm短く…って誰も気がつかないような(^^;。
もしかしたら今回の変身は序の口で、もう少し派手な第二形態の変身がその後に予定されているとか…!?

あ、変身時のセリフはぜひぜひみかんさんで考えてみてくださいませ〜。
「またたびニャンニャン…」みたいなアニメミルモに登場するようなやつを希望…。
というか呪文を考えるのって結構難しいんですよね(^^;。

>それはとても聞き覚えのある男の子の声でした。
話し口調は少し違うけれど、見た目的にはあの弟キャラですね(^^)。
きっと映像があったらムルモそのまんまかと思いますが、ミルモに登場するキャラはみんな鈍感だからパピィも住田もその正体が分からないんでしょうね。
なぜ正体を明かさないのか? どうしてパピィを推薦したのか? などいろいろ勘ぐりながら、二人の今後の展開にも期待していきたいと思います。
そしてパピィの胸のときめきの行方も気になる…(^^)。

次回はいよいよオリフェ・ミカンの登場ですね。
このような設定の中でのミカンの登場を想定していなかったので、いったいどんなちょっかいを二人に出してくるのか、とても楽しみです。
そういえば今回の騒ぎでミルモたちはいったい何をしていたんだろう??

それでは次回も楽しみにお待ちしております!
では!


■ 夏田みかん (74回/2009/04/11(Sat) 13:40:29/No1374)

おはようございます(^^)夏田です♪

そんじゃ早速・・・★
「学園パピィ」

story3「火薬と拳銃の転校生〜パピィは誰のもの!?〜」

そこは中等部2年、学園の2階にある1年生と共有している
廊下でした。
男の子の妖精「はぁ〜あ・・・」1人の少年がため息を付きました。
少年の服装はムルモと同じ全身黒の・・(以下略)胸に付いてる
校章が、学園の中等部2年生という事を示しています。
女の子の妖精「ミルモ様〜♪」そこへ、女の子の妖精が駆け寄ります。
パピィと同じ赤い紐リボンに・・・(省略)白い制・・・(略)
で胸についてる校章は男の子と同じ物でした。
ミルモ「なんだよ、リルム」ミルモと呼ばれたその男の子妖精
は言いました。
リルム「校庭を散歩に行きませんかっ?」
リルムと呼ばれた女の子妖精はにっこりと言いました。
ミルモ「はあぁ〜〜〜〜・・・考えたってしょうがねぇよ
なァ〜・・・」
リルム「?どうしたんですの・・?」
ミルモ「お前も知ってるだろ?・・・中等部卒業したら、
王子は国関係の仕事で忙しくなるんだよ・・・ホントだったら
高等部は行かねぇんだけど、オヤジがうるさく言いやがって!」
最後には悪態をつきました。
リルム「そうですわね・・・わたくしもミルモ様の妻となった
わけですし・・・//自由なのはこの2年間だけですわねぇ〜・・」
リルムは少し赤らめたりしながら言いました。
ミルモ「もう2年間しかねーのか;このまま平和でありますように」
ミルモには似合わず、先の事を祈っています。
リルム「あっ、そういえば、’魔王’の噂聞きました?家庭科室で
魔物が出現しましたが、誰かが撃退してくれたらしいですわ!」
ミルモ「な〜んだ、それならオレ達が手を出す必要ねぇよな??
とにかく!この2年間だけは自由にくもっちょ食ってやる」
ミルモはとってもくだらない目標を決意しました。
すると、1年廊下から、人間つまり先生が来ました。
楓「ミルモ!リルムちゃんおはよう^^」1年のパピィのクラスの担任、
南楓先生でした。
リルム「おはようございます楓先生w」
ミルモ「おっす楓♪そういやムルモの担任になったんだっけか?」
楓「うん、そうだよwミルモ、もう2年しかないんだからぐ〜たら
しないでね?」
ミルモ「分かってらぃ!・・・ちょっと気晴らしにでも散歩に
行くとするかな・・・」
リルム「お供しますわ♪」
楓「あ、いってらっしゃい!気をつけてね〜♪」
楓先生はミルモとリルムに手を振ってるうち、
ある事を思い出しました。
楓「あっ!!今日ミルモのクラスに転校生が来るよって言うの
忘れちゃった!」
今更思い出してしまいましたが、「ま、いっかw」で片づけて
しまいました。楓先生は天然です。

ーホームルーム・・・・
ガラガラ・・・
ドアの音と共にエンマ先生が現れました。
それと同時に生徒全員が起立し、先生が
教卓に立つとそれを合図に一斉に号令をかけました。
ミルモだけがあくびをしました。
エンマ「おはよう諸君!突然じゃが、このクラスに
転校生が来るぞ〜ぃ!」
皆「!」
エンマ先生の一言で一瞬にしてザワつきました。
エンマ先生は全く口調を変えずに言います。
エンマ「入って来なさい」
皆の視線が全てドアの方に行きます。すると・・
ガラガラッ・・・

皆「ザワッ!!」
転校生というその妖精は黒のベレー帽を適当にかぶり、
襟の立った黒いジャンパーを着こなしていました。
黒ジャンパーの中には薄い橙色の服に、腰にホルスターで、
リボルバータイプのハンドパースエイダー(※この場合は拳銃)
が吊ってありました。革製のホルスターに収まっているのは、
大口径のリボルバーでした。腰の後ろには二二口径の自動式
ハンドパースエイダーを横向きに吊っています。
転校生の髪色は夕日又は蜜柑の濃い橙色でした。
「オレ様の名前はミカン!以後よろしく。」
そう一言言いました。髪の毛の色と同じ名前の妖精は
半開きの眠たそうな目で言いました。
エンマ「それじゃあ、ミカンくんは後ろのあいてる席に
座ってくれたまえw」
するとミカンはかったりぃ・・・など悪態を吐きながら
席につきました。
ミルモ「何だ男かよ・・つまんねぇ〜。」
リルム「でも何となくミルモ様と近しい物を感じましたわw」
ミルモ「・・・そぉかぁ?」

おぉっとここで説明た〜いむwww夏田さんの学園ガイド
のコーナーです(^^)
この学園は妖精の学校なのでかなり個性的です。
やはり学園もその個性を大事にしています。
そのせいか校則は制服改造以外は服装制限が特にないのです♪
ということで、ミカンは制服を着ていないのでした〜〜www
以上★
そして、
女の子A「今の子男の子よね!?」
女の子B「格好いい〜〜〜っ!拳銃とかしぶ〜〜〜い!」
女の子C「オレ様な所が最高ね〜っ」
女の子妖精からの熱い視線がミカンに向けられていました。
*休み時間*
ミカン「よぅ」気軽に話しかけてきたミカン。
ミルモ「おぉっ・・・お前、転校生のミカン!」
リルム「初めまして♪わたくしリルムと申しますわ^^」
ミカン「ミルモにリルムちゃんね」
ミルモ「おぃ!?何でオレの名前を・・・」
ミカン「そりゃ王子だからなぁ。」
ミルモ「そっそぉか・・?;」
ミカン「あんたァ、相当チョコみたいな甘い物
好きらしいじゃないか」
ミルモ「なんだ、そんな事も知ってんのか・・・それがどうかしたのか?」
ミカン「よしっお前オレ様が作る部に入れ!」
ミルモ「は!?」ミルモは急な誘いに驚きました・・・
ミルモ「えっと、転校初日から自分の部活作るつもりなのか!?;
どんだけ変わったやつなんだよお前;オレはそんな怪しい部には
入らねぇぞ!」
ミカン「その名も「甘味部」!妖精はお菓子が命だというのになんだ
この学園は!家庭科部すらないじゃねーかぃ!そーいう事で、
皆で好きなお菓子を持参して食べ合う会を作りたいと思う!!」
ミルモの否定に耳を傾けず、淡々とした口調でいきなりの
甘党発言にリルムは驚き、ミルモは・・・
ミルモ「全くその通りだぜぃ!入学当初は、チョコが食えそうな
部を探してたけど一つもねぇんだ!分かるぜその気持ち!!」
急なミルモの同意にまたもやリルムが驚きました。
ミカン「でも、部を立ち上げるには5人必要らしいんだ・・・
いくらオレ様でも、心当たりがない・・・」
ミルモ「任せろ!5人なんてすぐ集めてやるぜぃ!
そしたらまず一番におれにチョコをくれよ!?」
ミカン「男同士の約束だ!決まりだな♪」
ハイスピードで入部話が決まります。ミカンの言葉に
リルムは首を傾げました。
リルム(何でしょう・・?妙に違和感がありますわ・・・)
リルムが考えてるうちにミカンが・・
ミカン「ということだリルムちゃん。入るよな?」
ミルモ絶句。強引な勧誘。
リルム「えっあ、はい♪言われなくても入りますわwわたくしは
ミルモ様と一緒ですもの♪」
考えるのを中断して、ミカンに同意。
ミルモ「リルムっ・・・お前絶対自分で作ったお菓子持ってくんなよ!?」
青ざめミルモがそう言って、
リルム「どういう意味ですのっ!?」
2人の追いかけっこが始まりました。
こうして謎の部「甘味部」は密つかに結成されたのでした。・・・


一旦切ります♪




■ 夏田みかん (75回/2009/04/11(Sat) 22:11:33/No1375)

続きです

移動教室にて―
ミルモ「でもよぅ、この学園では出来る奴は2つまで部活を
両立してるけど、普通は一つの部で手一杯だから入らねぇだろ?
ってことは何でオレが帰宅部なの知ってたんだ?」
ミカン「お前、王子だろ?普通高等部に行く頃から国の仕事か
なんかが忙しくなるから、部活は2年後の為に入らないはずだ。」
ミルモ「あ・・・あぁ。」(予想以上に頭いいな・・・コイツ・・)
リルム「そういえば、ミカンさん、その腰に巻いてる物はなんですか?」
ミカン「ん?あぁ、パースエイダーの事か。いいこと聞くじゃないかw」
ミルモ「?」
ミカン「リボルバーだ。オレ様は射撃のプロでね。4段の黒帯だ。」
ナルシスト発言をはさみ、ミルモが言います。
ミルモ「へぇ〜!本格的だな!リボルバーなんて初めて見たぜ!!」
ミカンが2人と話している時、反対側の窓から1年の2組が同じく
移動教室で移動しているのが見えました。
ムルモ「もぅ!離れてくだしゃい!!」
パピィ「何よっあんたが寂しそうだからついててあげてるんじゃないのっ」
ムルモ「なっ何でしゅって!?」

ミカン「・・・・・」ミカンは通り過ぎるムルモとパピィを
見ていました。
ミルモ「?どうしたんだミカン」
ミカン「ミルモ、あの子は誰だ?」
ミカンが見ている先を見てミルモが答えます。
ミルモ「あぁ、あいつはオレの弟でムルモってんだ。
気をつけろよミカン!あいつは顔ではニコニコしてるけど、
すげー腹黒なんだ!」
ミカン「違う。男じゃない、女の子の方だ。」
ミルモ「へ?」ミルモは一瞬とぼけましたがリルムが答えます。
リルム「あの子はパピィさんですわw」
ミカン「パピィちゃんか・・・可愛い名前だ・・・」
リルム「ムルモ様が好きなのに素直になれない恋する乙女
ですわ〜♪」リルムはハートを浮かべてにっこりしました。
そしてそのリルムの一言に
ミカン「!!!!・・・ふ〜ん・・・」
ミカンが顔に影を作り、その場で通り過ぎるムルモを睨んでいました。
ミルモ「どうかしたのか?」
ミカン「・・・ミルモ、あの子のクラスを教えてくれないか。」

昼休みにて・・・・

ムルモ「パピィ!ボクはアロマしゃんの所に遊びに行きたいんでしゅう!!」
(英文に直しなさい)
パピィ「むーっ・・・もういいわよっあたちも行くわ!」
ムルモ「ほぇぇっパピィは来なくていいでしゅう!・・それに早く
他の子ともお話してみたいんでしゅっ」
パピィ「ぶりっこばっかりちて!」
ムルモ「ボクはお前と違ってモテるんでしゅよ!」
パピィ「何でちゅって〜!」
ムルモ「ふんっじゃあボクは5組に行ってくるで・・・ふぇっ」
ムルモがドアを開けると、入ってこようとした妖精にぶつかりました。
ミカン「!てめぇは・・・・!」
ムルモ「ごっ・・・ごめんなしゃいでしゅ」
ムルモはぶつかった妖精・・・オレンジ毛の美少年ミカンの校章、
学園の中・・・(省略)
を見て、年上だととっさに知りました。
ミカンはムルモを見た後、後ろにいるパピィを見つけました。
ミカン「パピィちゃんっ・・・・/////」
いつものクール面に似合わず頬なんか赤らめていました。
ムルモ「・・・?」
パピィ「だぁれ・・?」名前を呼ばれたパピィが口を
開きます。
するとムルモの横を通り、ズカズカと教室へ入ってきました。
ミカン「オレ様は、2年4組に転校してきたミカンだ。」
パピィ「あっ、ミルモたん達の所に来た転校生ね!あたちは
パピィ!よろちくね♪で、そっちにいるのが・・」
ミカン「そんな事より、学校を案内がてら散歩にでもいかないかぃ?
ここの校舎は初めてなんだ、パピィちゃん」
ムルモを紹介する前にいきなり誘われます。
パピィ「えっ・・・いきなり?別にいいけど・・」
いきなりの発言にムルモがちょっと怒り気味な表情で言います。
ムルモ「いっ・・・いきなり何なんでしゅか!?」
ミカンはムルモの発言を無視し、パピィに案内をさいそくします。
パピィ「ちょうがないわねぇ・・・行くわよムルモ」
ムスっとしていたムルモがパピィに呼ばれてはっとします。
ムルモ「ほぇっボクもでしゅか?」
すると、明らかに怪訝そうな顔のミカンが
ミカン「オレ様、パピィちゃんと2人きりがいいな・・」
パピィ「へっ・・・//?」
ムルモ「さっきからなんなんでしゅか!?」
ミカンの発言が不愉快で、ムルモが言います。
するとミカンがキツイ表情で睨みつけます。
ミカン「なんだお前は・・・お前には関係ないだろう?」
ムルモ「かっ関係あるでしゅッ!」
パピィ「・・・早く行きまちょうよミカンたんっ」
ミカン「あぁ」
そしてとっさにムルモも・・・
ムルモ「ボ・・・ボクもついて行くでしゅっ!」
********―――・・・・
パピィ「で、ここが理科室・・・ここから上が高等部
だから、用がなければあがっちゃだめよ?」
ミカン「うん。良くわかった、有難うパピィちゃん。」
ミカンとパピィが会話するたびにムスッとするムルモ。
ムルモ「もう終わったんだから戻るでしゅよ!」
パピィに呼びかけるムルモ。
パピィ「そうね・・・じゃ、またねミカンたん!」
ミカン「いや、もう少しいないかぃ?」
唐突なその言葉に今度はムルモが睨みつけます。
パピィ「どうちたの・・・?」
ミカン「もうちょっとパピィちゃんと話がしたいな・・・2人で」
ミカンは優しく微笑みました。
パピィ「なっ・・・何であたちなのっっ??//教室でミルモたん達
とお話してればいいじゃないっ」
ミカン「君じゃなきゃ嫌だ。移動教室の時、反対の廊下の窓で君を
みかけた。その時オレ様はパピィちゃんの事、気に入ったんだよ。」
一目見ただけで気に入るなでしゅ!ムルモは言いません。そして
ミカン「パピィちゃんの事が好きだ。だから、付き合ってほしい。」
一瞬の静寂・・・そして、
パピィ「え・・・・・えぇ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!???」
自分が告白された事に気づいたパピィが一旦驚き、続けます。
パピィ「えっ・・・・・あっ・・・あの・・・あたちは・・・そのっ////」
いかんせん告白されるシチュエーションは初めてでかなり混乱して
顔を赤らめてしまってるようです。
そしてあからさまに目を見開いて驚く妖精が1人。
ムルモ「なっ・・・・な・・・」
もうなんてリアクションしていいか分からずこちらも戸惑っています。
ムルモ(パピィの事が好きって・・・・っっしょれって・・・)

妖精「あぁ・・・・私・・・将来どうしよう・・?」
高等部4階にて・・・1人の妖精が将来の事で
悩んでいました。すると突然グットタイミングで
携帯にメールが入りました。
妖精「・・?何何??将来何をすればいいか分からない
貴方にお勧め★是非会員になってみよう・・・・?よしっ!」
妖精は携帯の十字ボタンを操作し、「会員〜・・」を押しました。
すると数秒も経たぬうちに返事が返ってきます。
『魔物決定!おつかれ様でした♪』その文章を読み終えると、
その子は絶句しました。
妖精「さっ・・・・・詐欺だぁぁぁぁぁ;!!!」
今回の魔物、はい決定。


パピィの知らぬ所で魔物が動き出す・・・!果たしてパピィはこれを
食い止める事が出来るのか!そして恋の行方は・・・!!?
次回
story4「月光のミカヤ参上!一発目なら誤射かもしれない」
に続っ!

ミカン初登場ですw
設定はこれからゆっくり明かすつもりですので
宜しくお願いします♪今日は遅いのでこの辺で・・・
では☆




■ こやまる (476回/2009/04/12(Sun) 22:32:33/No1380)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんばんは☆
いよいよオリフェ・ミカンの登場ですね。
ムルパピと同じクラスかと思いきや、ひとつ上の学年のミルモたちのクラスに転入とは…てっきりミカンはムルモと同年代かと思っていました。
そのミカンですが、転校初日にいきなり部活作ったり、いきなりパピィちゃんLOVEになったりと、やることなすことハイペース過ぎる〜。

そんなミカンに振り回されるミルモ達ですが、一番の被害者はやっぱりムルモですね。
今までは黙ってでもパピィの方からくっついてきたのに、突然の恋のライバル登場にこの先ムルモがどんな態度を取るのかまったく予想もつきません。
パピィの前だと素直になれなくてミカンがパピィにくっついても何も言わずに我慢しそうですが、ムルモとミカンが二人きりになったときの修羅場(?)をすごく見てみたい!
パピィもムルモのためにどんな行動を取るのかも気になります。
この複雑な関係があまりにエスカレートすると『妖精サスペンス劇場』とか始まってしまいそうですね(^^;。

>そのせいか校則は制服改造以外は服装制限が特にないのです♪
「制服または私服」というわけですね。
というか武器の持ち込みはOKなのか!?とツッコミが…(^◇^;)。
まぁ魔法でも武器は出せるから禁止にしても仕方なさそうですけど。。

>ミカン「男同士の約束だ!決まりだな♪」
>リルム(何でしょう・・?妙に違和感がありますわ・・・)
あえて男同士と性別を強調するところに違和感を感じたのかな?
それともミルモとは決定的に違う何かに気がついた…とか?
リルムはよく気がつく性格なだけに、リルムがミカンにどのように接していくのかも気になりますね。

それでは次回も楽しみにお待ちしております!
では!


■ 夏田みかん (76回/2009/04/22(Wed) 18:51:08/No1393)

こんにちは(^^)夏田です♪

毎回へたっぴ小説にお付き合い有難うございます><
>振り回されるミルモ達
というか、ミルモとは意気投合してますが(笑)
振り回されてるのは逆にパピィちゃんかな〜(ぇ
>ミカンの年齢
プロフにもミルモと同年代と書きましたが、見落とされた
のですかな?あとで読んどいて下さいませ〜ww

「学園パピィ」

story4「月光のミカヤ!一発目なら誤射かもしれない。」

パピィ「まっ・・・まってミカンたんっあたちそのっ・・・」
パピィはまだ顔を赤らめています。しかしはっとして
後ろを振り返ると、話を一部始終聞いていたムルモが驚いて固まって
いました。
パピィ(うそっ・・・むっ・・・ムルモに聞かれちゃった!?)
すると、ムルモはしばし呆然とした後、はっとして我に帰りました。

ムルモ「なっ・・パピィの事好きって・・・・、・・・っ」
ようやくそれだけ口にすると、急に黙るムルモ。
そして・・・
ムルモ「こっ・・・こーんな奴のどこがいいんでしゅかねぇ!
ミカンしゃんはとっても変わった人なのでしゅぅ!!」
ミカン「オレ様は、パピィちゃんは凄く可愛いと思う。
けど、パピィちゃんの事好きでもないお前には関係ないだろう?」
きっぱりと、そしてはっきりと言われました。ムルモは
精一杯反抗しようとしましたが、ミカンの一言でそれが止められました。
ムルモははっとします。
ムルモ「・・・それは・・・そうでしゅ・・・ボ・・・ボクには
・・・全く関係ないでしゅね・・・」
パピィ「むっムルモ、待っ」
ムルモ「ボク教室に戻りましゅ!!!」
そう言って両目を髪の毛で覆い、暗い表情を作りながら
急いで去っていきました・・・。
パピィ「ちょ・・・・ちょんなぁ・・・」
自分のもとを離れていくムルモ。
ミカン「パピィちゃん、返事待ってるよ」
ミカンもそう言い残し、ムルモを追うように階段
を降りて自分の教室へ帰っていきました・・。
『ボクには・・・全く関係ないでしゅね・・・』
―――――――――――――・・・・・

楓「よーしっ!みんな!コーラス19Pを開いて〜♪
今日は「春はルンルン緑色」を歌うよ〜〜っ!」
音楽の時間です。ムルモとパピィのクラスは、
意味不明な歌詞を歌っていました。「春はルンルン〜」
といえば、ミルモファンなら皆知っていらっしゃるでしょう。
あの定番の曲です。楓先生を先頭に歌っていきます。
奏でるピアノのハーモニーが生徒の歌声を包みます。・・・っていうか
楓先生ピアノうまっ。
パピィ「なぜだか〜〜しらないが〜〜オレのほっぺは〜〜みどり〜いろ〜♪」
ムルモ「ふつ〜〜のはだいろ〜〜がよか〜〜った〜のに〜〜♪」
そして最後はやっぱり皆で「ほっとけ♪」を言うのでした。

パピィ「ムルモ!こっちに来なちゃいよ!」
自由席に座ってわいわい友達と話す妖精たち。
そんな中、ムルモはパピィの言葉を無視して、他の女の子と席に座りました。
パピィ「ムルモッ!何無視ちてんのよっっ!!」
ムルモ「うるさいでしゅっ!!」
パピィの呼びかけに対して罵声を浴びせるムルモ。
ついには・・・
パピィ「何よっ・・・ムルモなんてもうちらないッ!」
そう言って、パピィも他の子と席につきました。
ムルモ「・・・・・」

パピィ「ムルモ!ムルモったら!!」
授業が終わり、教室へ戻る頃。
パピィはいつものように、ムルモを見つけて隣に
並んで歩きます。
パピィ「さっきから何でそんなに無視すんのよっ!」
するとムルモはパピィに顔を向けて睨みます。
ムルモ「ボクは関係ないでしゅよっ!・・・ミカンしゃんと
仲良くすれば良いじゃないでしゅか!!」
それを聞いて、パピィははっとします。
パピィ「まっ・・・まってっ!あたちミカンたんとは・・・っ」
そう言う前に、ムルモは早々と教室まで行ってしまいました。

住田「・・・パピィ」
パピィ「あっ・・・すみちゃんっいたの・・?」
住田「いたのって・・;昨日ベルトに吊るされてから一回も
外されてないよ・・・オレが喋ったら大変だろ?今ストラップ
だから・・・。ごめん。全部聞いちゃった・・・」
パピィ「それは・・・」パピィはムルモが居ないのを確認すると、
涙目になりました。
パピィがとぼとぼと歩いていると、ふいに誰かに呼び止められました。
パピィが振り返ると、そこには黒ベレー帽に黒襟の立ったジャケット
をはおった橙色の妖精の姿でした。
ミカン「パピィちゃん、会いたかったよ。」それだけ言うとパピィに
近づきます。  ポンとパピィの頭の上に手を乗せると
ミカン「パピィちゃんは可愛いなぁ・・・」
パピィ「かっ・・・かわいくないわよっ・・・//////」赤面して慌てました。
住田が小声でパピィにだけ言いました。
住田「パピィ、自分に好きな人がいる事、言った方がいいよ」
それを聞いてはっとするパピィ。
パピィ「ミカンたんっあのねっっ・・・」
ミカン「今日また昼休みにでも会ってくれないかぃ?」
そう言われて もぅ!とパピィが心の中で言いました。
しかし、ミカンに見つめられると断れず・・・
パピィ「いっ・・・いいわよ」返事をしてしまいました。
住田「パっ・・・パピィ!」
パピィ「だって!なんか逆らえないんだも〜〜ん!!」
ミカン「パピィちゃん?」
パピィ「へっ!?・・・なっ・・・なんでもないわ;」
住田「パピィの強気はどこいったのさ?」
するとパピィもまた小声で
パピィ「しっ・・・知らないわよぅ・・・」
素直な答えを口にするのでした。
・・・すると、さっきから横で見ている妖精にやっと2人が
気付きました。
ミカン・パピィ「げっ」「あっ」
ムルモ「・・・随分と楽しそうなんでしゅね・・・」
黒いオーラを放出しながら、ムルモが睨みつけました。
パピィ「むっムルモ!あのねっこれはね・・・」
ミカン「あぁ、楽しいよ。それが何だ?」
そう言ってパピィを軽く抱きます。
パピィ「ミッ・・・ミカンたんっっ」
ムルモ「・・・っやるんなら外でやれでしゅ!!!」
そう言い残して急いで去っていきました。
パピィ「ムッ・・・ムルモ・・・」パピィは少し涙目でした。

――――――――――――――――――・・・・・・
パピィ「はぁ・・・・」
住田「パピィ・・・」
途方にくれて歩いていました。・・・とその時!!
体育着の少年少女数名が走って来ました。
女の子「あっちょうどいい所に!」
パピィ「へ?」話しかけられたパピィが驚きます。
女の子「今週で2回目!今さっき、体育館で魔物が出たの!」
それを聞いて更に驚きます。
パピィ「えぇっ!?また!!?」
住田「昨日出たばっかりなのに・・・」
男の子「先生に報告してくれ!このままじゃ体育館が・・・」
パピィ「分かったわ!」そう言ってかけ出しました。
校舎から出たパピィ・・・目に入ったのは・・・
魔物「ぐあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ・・・」
体育館で暴れまわる魔物でした。
はいは〜い、お待ちかねの夏田さんの学園ガイドのコーナー
だよぉwww
フェアリー学園の体育館は窓ガラスがデカいので、校舎にいても
時々中の様子が見えるのダ☆

住田「パピィ!」
パピィ「分かってるわ!」そう言うと、パピィは急いで近くの
体育倉庫に駆け込みます。
「フフフ・・・」
その様子を誰かが見ているのでしたー・・・

体育倉庫には、バスケットボールなどのボールがたくさん
置いてあります。何故か黒板も。その他いろいろな道具が
眠っています。
もう使えないようなモノまで置いてあるから不思議ですよね。
パピィは昨日のように四角形の装置を構えて叫びます。
パピィ「まじかる★まじかる☆カラふじかるwば・てれん♪
れんこん♪トマトーーーーーマックス!!!!!」
(これがパピィの掛け声です!ネタはどこぞのドラマから・・
頂きました!   パクりぢゃんっ(本人談))


ガチャリッ!

その瞬間パピィの体が光に包まれ、シルエットを作ります。
序所に姿が現れ・・・・姿は変わってないけど、内容は
変わってるのでした。
住田「変身完了。今から君はパピィじゃない。魔物ハンター☆まじかるぱぴ子
・・・だ!」
ぱぴ子「すみちゃんっ・・・その変な掛け声と名前、変えられないのっ?;」
住田「う・・・うん;」


一旦切りますw






■ 夏田みかん (77回/2009/04/23(Thu) 18:56:49/No1395)

こんばんは(^^)夏田です♪
じゃ、続きを・・・

パピィ「・・・;よ、よーちっ行くわよ!」するとその時。
「ピンチかぃ?」
空から声が降って来ました。
「ピンチだな!とぅ!!」
突然妖精が降って来ました。
黒いグラサンに、橙色の髪の毛、情熱の赤ベレー帽を
かぶり、やっぱり襟の立った黒いジャンパーを着ているのでした。
「少女がピンチの時・・・月光の彼方から舞い降りる・・・
漆黒のガンファイター・ミカヤ見参!!」
真昼間に漆黒のガンファイター・ミカヤが月光から現れるのでした。
ぱぴ子「えっ・・・誰?」
ミカヤ「君の相棒サ♪」白い歯を見せキラリと輝かせました。
ぱぴ子「あっ・・・相棒??」ぱぴ子は首を傾げます。
ミカヤ「愛棒のピンチはオイラのピンチ!ゆくぞっ!」
そう言って体育館の方へ飛んでいきました。
ってか漢字ちげぇよ。愛じゃなくて相ダロ。
ぱぴ子「ピンチ違いまちゅ;;」
住田「仲間っていうか・・・変態だね」
住田が素直な感想を漏らすのでした。
その間に魔物が体育館玄関を破壊しながら出てきました。
ぱぴ子「来たわ!」
住田「頑張って!!」その時突然、
「とーーーーーーーーぅ!!!!!」という間抜けな声が聞こえました。
ミカヤはもう誰もいない体育館に向けて拳銃を乱射。

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド。

無駄に体育館を破壊し、
ミカヤ「はーーーーーーーっはっはっはっ!!」
豪快な笑い声を響かせるのでした。
ぱぴ子「え〜〜〜〜〜〜〜っ!!?たっ・・・体育館がっ・・・」
住田「・・・;」イミもなく破壊された体育館を見て
呆然とするぱぴ子と住田。
魔物「ぐぁぁぁぁぁぁぁ」
その間にも魔物は校舎の中へと侵入して行きます。
住田「はっぱぴ子!!」
ぱぴ子「しまったわ!!!」
我に返り、変態サングラス男を無視して魔物を追うのでした。

一階・美術室前にて・・・
ぱぴ子「見つけた!」
住田「止まってる!!!今がチャンスだ!ステッキ!!」
ぱぴ子「よーちっ」背を向けて止まっている魔物に
ステッキを構える途端・・・・・
ミカヤ「おいらを置いてくなんて酷いじゃないかぁ〜」
あのサングラス男が現れました。
ミカヤはふてくされた様な顔で言います。
すると、ミカヤの大きな声に気づき、魔物がぱぴ子を見つけます。
ぱぴ子「みっ・・・・見つかっちゃった・・・><;」
そう言うと、今度はミカヤを睨みつけ
ぱぴ子「あんたのせいじゃない!!さっきから邪魔ばっかちて!
どっか行きなちゃい!!!」罵声を浴びせるのでした。しかし・・
ミカヤ「それは愛の裏返しかぃ?ツン・デレ??照れるなぁぱぴ子・・」
ぱぴ子「むっかーーーーーーーーーー!!!全然違うわよ!」
ぱぴ子ちゃんはもうぷんぷんです。
魔物「うぉああああああああああああああ!!」
そう言って口から何か白い物を出しました。
子魔物「ぴぎゃっ」赤ん坊です。赤ん坊がいっぱい。
ぱぴ子「なっ何よコレっ・・・どんどん増殖ちてるじゃない!」
ミカヤ「まずいな・・・」珍しく余裕のない顔でミカヤが言いました。
ぱぴ子「!・・・・確か少女がピンチの時どっかの誰かたんが
助けてくれるのよね・・・?」そう言ってミカヤの顔を覗き込みました。
すると・・・
ミカヤ「助けてぇーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
大声を張り上げてはっきりと言うのでした。
ぱぴ子「一瞬でも頼ったあたちがバカだったわ・・;」
ぱぴ子は改めて頼れるのは自分だけ!と再確認するのでした。
ぱぴ子「こうなったら魔法でなんとかするしかないわね・・・」
手元に鈴を出し、構えます。
ミカヤ「仕方あるまい!」妙に格好つける変態グラサン男も、
腰にぶら下がっているパースエイダー(※この場合は銃器)
を構えるのでした。
ぱぴ子「パピィでポン!」
ミカヤ「りゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」

ババババババババババババババババババババババ。

子魔物「ぴぎゅぎゅ・・・」しかし何体倒してもキリがありません。
ぱぴ子「っ・・・もうダメっ・・!」
ミカヤ「!元気を出すんだ、ハンター・ぱぴ子!」
ぱぴ子「変な略し方ちないでよっ!ミカヤたんのバカ!!」
もう完全にコイツのせいです。めちゃくちゃミカヤを睨みつけています。
・・・とその時!
   「ボクの手まで煩わせるなです・・・」
声が一声響きました。それはとても聞き覚えのある男の子の声でした。
そう、桃色毛に純白の・・・(以下略
正義、青騎士・・・彼が現れました!
ぱぴ子「青騎士たんっ!」ぱぴ子のその目は期待でいっぱいでした。
ミカヤを見る目とは全く逆の物です。
青騎士「たぁぁーーーーーーーーッ!!」そう言って高々とジャンプし、
魔物の真上を取ります。キィィィィィン!!!
ぱぴ子「やった!」ぱぴ子の歓喜の声。・・・しかし
青騎士「!・・・浅い・・・ ・・・っ今のうちにどこかに隠れろですッ!」
一瞬で傷の深さを見、やっぱり中途半端な敬語で言うのでした。
ぱぴ子「わかったわ!!」そう言って一目散に去ります。
ミカヤだけがポツンと立っています。
ミカヤ「フフフ・・・お会い出来て光栄だな」さっきとは全く別の
今度は不適な笑みで笑いました。
青騎士「全然光栄じゃないですっ・・」素直に返すのでした。

ぱぴ子「青騎士たんに言われて逃げて来ちゃったけど・・大丈夫かな?」
青騎士「大丈夫です」突然、青騎士が現れました。
ぱぴ子「あっ・・・!」
青騎士「あいつ、時期にこっちにも来ますよ。その時、
ボクが食いとめるから、トドメを刺して下さい。」
ぱぴ子「うんっ!」会話を終えた後、青騎士は落ち込んだように
暗くなりました。
ぱぴ子「?どうちたの?」
青騎士「別に・・・何でもありません。」
青騎士の落ち込み方が、妙に誰かさんに似ていて、それが
誰なのか思い出せないのでした。誰なんでしょうねぇ〜。
すると、急にミカンとの事を思い出してぱぴ子まで暗くなりました。
青騎士「・・・っ!!ぱっ・・・ぱぴ子??」ぱぴ子は泣いているのでした。
ぱぴ子「はっ・・・ごっ・・・ごめんなちゃいっ・・・気にちないで;」
そう言って、ぱぴ子の鼻をすする音だけが響き静寂が生まれるのでした。
そして青騎士は、少し顔をあげて聞きます。
青騎士「お前・・・あのオレンジの男の子の事・・・好きなんですか?」
そう質問されたのでした。ぱぴ子はすぐにミカンの事だと悟り、答えます。
ぱぴ子「違う!違うの!!好きじゃあないもんっ・・・あたち何とも
思ってないもんっっ・・・だって」
ムルモの事好きだから・・・・までは言いませんでした。
それだけ聞くと、青騎士も少し頬を赤らめていいました。
青騎士「分かったです」そして・・・

ズゥン、ズゥン   と魔物が近づいて来ました。
青騎士「じゃっ行きますよ!えーーーーーーーぃっ!!!!」
青騎士が剣で眼を切りました。
魔物「ぐぁあああああああああああああッッッ!!!!!!!!」
住田「今だよ!!!」
ぱぴ子「black・limited!!」(日本語の答え合わせ!ブラック・リミテッド!さぁ皆でリピードアフタヌーン!ブラック・リミテッド!!!次回は日本語訳!)
ステッキが光り、魔物を包みます。
光と共に小さくなっていき・・・
妖精「ふにゃ〜〜〜〜・・・」
前回魔の誘いに飲まれた妖精が元に戻るのでした。
ぱぴ子「青騎士たん・・・また助けてもらっちゃったわね・・」
青騎士「いっ・・・いいんですよっ・・好きでやってるんだから・・///」
じゃ、といって青騎士はどこかへと去っていきました。
住田「・・・アレ?そういえばあのグラサン妖精は?」
ぱぴ子「あたちの邪魔ばっかしてるあの変態妖精ね!
今度会ったらただじゃおかないわ!!」怒りに燃えるぱぴ子なのでした・・・
**********・・・

パピィ「ミカンたん!!」めずらしくパピィの方から話しかけて来ました。
ミカン「何だぃ、パピィちゃん。」ミカンもまた優しい笑顔でパピィ
に顔を向けます。
パピィ「あのっ・・・そのっ・・・あたち、ごめんなちゃい!」
そう言い切ると少し顔をあげて続けます。
パピィ「ミカンたんの気持ちは嬉しいわ。でも、あたちにも
好きな人がいるの!!」
それだけ言うと、目を思いきり閉じました。
ミカン「そうか・・・」ミカンは黙って何かを睨みつけました。
そして・・・
ミカン「それでも、オレ様は諦めないよ。パピィちゃん。」
そう言うといつもの不敵な笑みをこぼしました。
パピィ「えっ・・と・・・・///」パピィが今朝の様に顔を赤らめました。
すると、
ムルモ「何やってるんでしゅか!!」横からムルモの声が聞こえました。
パピィ「・・・・!!ムルモッ・・・」
ミカン「ちっ」ミカンが軽く舌打ちします。
ムルモ「・・・・・・パピィにちょっかい出さないでくだしゃい!!」
パピィ「ムッ・・・・・ムルモ////」パピィが顔を再び赤らめます。
ミカン「お前には関係ないだろぅ?」それを言われるとムルモは少し黙り、
ムルモ「か・・・・関係ありましゅ!!!」力強くそう言いました。
パピィ「ム・・・・・・////////」パピィは嬉しくて声も出ませんでした。
かわりに、ドキドキする胸だけが止まりません。
ミカン「やっと戦う気になったか!!!」
ムルモ「当たり前でしゅ!」2人の間に火花を散らせます。
ライバル同士、敵味方、天と地、一触即発・・・その他適当に
いろいろな物が思い浮かべられるのでした。
すると、その殺伐とした空気の中に・・・
リルム「ムルモ様〜〜〜パピィさ〜〜ん!」リルムの声が届きました。
ムルモ「リルムしゃん?どうかしたんでしゅか??」
後ろにはミルモも居ます。
ミルモ「別に言わなくてもいいんじゃねぇか?」
リルム「いいえ、そういうワケにはいきませんわ!」
ムルモ&パピィ「?」2人は首を傾げます。
リルム「ムルモ様・・・ミカンさんは女の子なのですわ!!!」
      一瞬の静寂・・・そして・・・

ムルモ「ほっ・・・・・・


ほぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!?」

なんと恋のライバル・ミカンは女!!?
そしてミカヤの正体は一体・・・
次回5話

story5「青騎士VSミカヤ!恋の頂上決戦!?」
に続っ!

では☆





■ こやまる (483回/2009/04/23(Thu) 22:08:24/No1397)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんばんは☆

>プロフにもミルモと同年代と書きましたが、見落とされた
>のですかな?あとで読んどいて下さいませ〜ww
こ、これは失礼しました…ということで早速読み返しました〜。
ちゃんとミルモ&リルムと同年代と書かれていましたね。
そしてめんどくさがりの性格も私の頭の中にインプットしておきました。

さてストーリーは前回の修羅場の続きからですね。
どんどん悪い方向に進んでいくムルパピが見ていてかわいい!
強がりつつも自分よりも数倍積極的なミカンにパピィを取られちゃう…と焦るムルモ、そしてパピィからミカンを言葉で引き離そうとするけど全然うまくいかないムルモ・・・自分の手に負えないことでいじけてしまう幼いムルモがまたかわいいです。
キンタからリルムを守った兄ミルモの勇気がムルモには欲しいところなのに、パピィもムルモに助けてもらいたいところなのに、肝心のムルモは弱っちいですね(^◇^;)。

と思っていたら後半パートでムルモに積極性が現れてびっくりしました。
>青騎士「お前・・・あのオレンジの男の子の事・・・好きなんですか?」
いいですね〜この展開(^^)。
散々嫌な思いをした後に「これで最後の質問にしよう」というムルモのドキドキの一大決心がすごく伝わってきました。
パピィの返事に嬉しさをこらえつつも平静を装うムルモもまた男だこと。
しかしパピィも勢いにまかせてこのまま告白しちゃえばよかったのに(笑)。

ミカヤの正体は、武器や服装そして名前からやはりミカンですよね?
ぱぴ子を邪魔しまくる仕草は天然のように見せていながら何か裏があるようにも見えますが果たして・・?
次回は青騎士ムルモと決戦っていったいどんな流れで戦うことになるのか楽しみです。
ミカンの性別を知ったムルモの行動もどうなることやら。

>そして最後はやっぱり皆で「ほっとけ♪」を言うのでした。
これは懐かしい!
確か原作とアニメ両方にあった気がしますが、どんなリズムだったかなかなか思い出せないなぁ。。復習しないと。。

連載の方も4話達成しましたので、「いただきもの小説」に載せてもよろしいでしょうか?といういつもの質問をさせていただきますね。
最近更新が遅れ気味ですが、そろそろやる気を出しますよ!
では!


■ 夏田みかん (87回/2009/06/10(Wed) 18:28:28/No1475)

こんにちは(^^)夏田です♪

「学園パピィ」

story5「青騎士VSミカヤ!恋の頂上決戦!?」

ムルモが悲鳴にも似た叫び声で、
絶句しました。
ムルモ「ミッ・・・ミカンしゃんが・・・・・」
パピィ「女の子!?」パピィが横からムルモの続きを言います。
リルム「なのですわ!」リルムは少々焦り気味で誤解を解きました。が。
ミカン「何言ってるんだ?リルムちゃん。オレ様は男だ」
リルムと全く別の発言を堂々と言いました。
黒いベレー帽に黒いジャケットをはおった、橙色の美少年は
続けて言います。
ミカン「オレ様のどこが女だと?」
質問されたリルムは、言葉に詰まってしまいました。
そして、
リルム「でも、ミカンさんは女性なのですわ。私、先生の手伝いで
職員室を通りましたの。そしたら・・・」
エンマ『校長先生!!』
エンマ先生は、職員室の電話の受話器を片手にそう言いました。
マルモ『なんじゃね、こんな忙しい時に・・・』
ミルモ&ムルモの父・国王こと校長先生が言いました。
エンマ『今日のワシのクラスの転校生、女の子が来るって
聞いてたのだが男の子が来たのじゃ・・・どういう事かのう?』
リルム『!』
マルモ『なんと!転校生の子はミカンという妖精のハズじゃが・・?』
エンマ『えぇ、ミカンくんです。』
マルモ『やはりな。いや、彼女はああ見えて女の子なんじゃよ。』
エンマ『本当ですか!・・・ちなみにこれはアルミ缶ってか!!』
   ビュォーーーーーーーーーッッ
マルモ・リルム『・・・;』

リルム「というワケなのですわ!」
ムルモ「ほぇ・・・ぇ?」
まだ全然理解していないムルモなのでした。
リルム「だから、パピィさんと恋はしないのですわ。今朝から、
パピィさんとミカンさんの事でムルモ様が落ち込んでいらっしゃった
みたいですから、それだけは伝えたくて・・・」
それだけ聞くと、ムルモはミカンがライバルではないという事
が分かってホッとしました。そして
ムルモ「べっ別に落ち込んでましぇん!!」
相変わらず素直じゃない発言をするのでした。
しかし!!
ミカン「おいおい。勝手に話を押しつけやがって・・・
オレ様は男だ。そしてパピィちゃんが好きだ!」
リルム、ミルモの2人を加えた前ではっきり言いました。
パピィ「みっ・・・ミカンたんっっ」
リルム「へ?・・・パピィさんが・・・?」
ミルモ「やっぱりな」
ムルモ「なっ・・・・」
それぞれ反応を示しました。

キィーン コぉーーーーン カぁーーーン コぉーーーン

鐘の音は校内いっぱいに響き渡りました。
6時間目の合図です。
ミルモ「げっやべっ戻らねぇと授業に遅れるぜ!!」
ミカン「あぁ、ザマスはウルサイからな!」
リルム「・・・・はっ!とっ取り合えずさよなら!待って下さい
ませ〜〜〜〜〜!!」
ムルモ「・・・」
パピィ「ムルモ!戻るわよ!!」
ムルモ「あっ・・・・あい・・・・」

帰り――

ミカン「パピィちゃんw」
パピィ「ひぁっ・・・?ミカンたん!」
ミカン「一緒に帰ってくれるかい?」
そう言ってパピィの手を握ります。
パピィ「あっ・・・うっ・・・うん//」

後ろで・・・パピィと帰る事になったハズであろうムルモが、
不愉快そうに2人を睨みます。そして・・
ムルモ「ミカンしゃ・・・・!!」
リルム『ミカンさんは女の子なのですわ!』
再びリルムの言葉が遮ります。
パピィと、自分より明らかに仲良くしている
美少年な女妖精を見て、口を出すのをやめるのでした。

次の日。

ムルモ「おはようでしゅ〜♪」ぶりっこ混じりの挨拶を言い、
真っ先に目に入ったのは・・・パピィとミカンの2ショット。
ムルモ「ほぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
リルム『ミカンさんは女性なのですわ』
しかしまたリルムのあの言葉が脳裏を過ります。
ムルモくん、しつこいゾ。
ムルモ「ぼ・・・ボクには全然関係ないじゃないでしゅか・・・っ
それに・・・ミカンしゃんが女の子ならパピィとラブラブにはっ」
そう言った時はっとします。
ムルモ「って、なっ何言ってんでしゅかボクはっ///」
急に赤面してしまいました。
すると少し不愉快な表情を浮かべて5組に遊びに行きました。
パピィ(あっ・・・ムルモ・・・)何処かに行くムルモに
気付くパピィ。しかし
ミカン「パピィちゃん?」
パピィ「うっ・・・なっ・・・なんでもないわ♪」
その後、はぁ・・とため息をついてしまいました。

住田「どうしたんだぃ?パピィ・・」
そこは屋上でした。手すりによっかかって話しています。
誰か居たら、変な人と思われてしまいますね。
ストラップの住田に聞き返します。
パピィ「住ちゃん、ミカンたんが女の子なんてあり得る・・?」
住田「・・・う〜ん;」
パピィ「ムルモが・・・・あの時かばってくれて嬉しかったの・・
・・・・。っ・・、・・もぅっ!ムルモったらミカンたんが
女の子だって分かった途端また知らん振りなんだもんっ!!
ムルモのバカっっ・・」
住田「仕方ないよ・・・;いくらミカンの方にその気があっても、
同性じゃ、友人以上になれないもの。パピィだって分かってるだろ?」
パピィ「わ、分かってるわよっ!なんか女の子だと思ったら余計
逆らう気しないでちゅう・・・・ミカンたんが男だったら
はっきり断ったもんっ・・」
住田「・・・;パピィ、ミカンが女だって知らなくても
断ってなかったよね?はっきりと」
パピィ「うっうるちゃいわね!!」
住田「何がそんなに逆らえないのさ?」
パピィ「・・・スキを見せたら後ろから食べられちゃいそうな」
数秒の間を置き・・・
住田「意味分かんないよ、パピィ」
パピィ「その間は何よっ!もっもーいいでちゅっ」
すると、屋上のドアが開きました。
キィ・・

パピィ&住田「!!」
ミカン「パピィちゃんじゃないか・・・」
パピィ「ミっ・・・ミミ、ミカンたんっ」
ミカン「邪魔しちゃったのかな・・?」
パピィ「別にいいわよっ♪」また無意識のうちに
フレンドリーに話かける自分にはっとするパピィ。
ミカン「そうか。それは良かった。」
そう言っていつもの笑みを見せました。
パピィ「うっ・・・・うん////」
屋上の柵に2人は寄りかかって話します。
ミカン「パピィちゃん。さきに言っておく。オレ様は男だ・・・
そんで、パピィちゃんの事気に入ってる・・」
パピィ「えっ・・・/////でっでもっっ・・」
ミカン「悪いけど諦めるつもりはないよ。」
パピィ「・・・・・・ぁ・・・・ぅ・・////」
住田(パピィ・・・)

一旦切ります。




■ 夏田みかん (88回/2009/06/11(Thu) 17:50:26/No1478)

続きです。

すると、またもや屋上のトビラが
パァァーーンと開きます。
魔物「・・・・ぐぁあぁあぁあぁあぁ〜」
ミカン「!?」
パピィ「えっ」
魔物です!魔物が現れました。
パピィ「もーーっ!次から次へと!!少しは休ませてよ〜!」
住田「ヒーローに休みはないよ、パピィ!」
パピィが叫び、住田がそれをなだめました。
ミカン「ならず者・・」そう言うと、腰に下げていた
リボルバータイプのハンドパースエイダー(※この場合は銃器)
を抜き、構えます。
ミカン「パピィちゃん、オレ様が道を開けさせるから、やってる間に
逃げてくれ」
パピィ「えっ・・・!でもそれじゃあミカンたんが・・・」
ミカンはいつもの不敵な笑みを浮かべます。
持っていた拳銃をホルスターに戻し、違う拳銃を取り出します。
手慣れた手つきで前後に二分割されていたライフルを組立て、弾丸
を装填。
拳銃は二二口径の8発入り。狙撃にも使える自動連射式の
ライフルです。ミカンはリボルバーを魔物に狙いを定め、
引き金を引く。

ぱーーーーーーーーーーーーーんっ!

騒がしい轟音が屋上を響かせます。
躊躇(ちゅうちょ)なく連続で100発100中
魔物を仕留めていきます。
空薬莢が数個踊り出て、それが下に落ちる前に左右の魔物は
消えていました。
金属音をピンと立てながら8発撃ち終え、再装填。
住田(はっ・・・早い・・!)
ミカンは表情一つ崩さず攻撃を続けています。
パピィ(か・・・・かっこいい・・!)
パピィは目を輝かせていました。
住田「パピィ!今のウチに・・・、パピィ?」
パピィ「ミカンたんってなかなかやるわね!このまま
全員やっつけちゃうんじゃないかちら・・・!」
住田「ぱ・・・パピィ!駄目だよ、早く変身して参戦しなきゃ!!」
パピィ「す・・・するわよ!!でも・・」
ミカンは軽々とライフルを向けます。
しかし、ミカンが少しの油断を見せ凄い勢いで
飛びつかれました。
ミカン「っ・・・油断した・・」歯を食いしばるミカン。
パピィ「ミカンたん!」
住田「パピィ!」
パピィ「うん!・・・ミカンたん、待っててね!」

パピィが急いでその場から去ると同時に、ミカンはライフルを
振り上げ魔物を投げ飛ばしました。そしてニヤリと・・・
いつもの不敵な笑みを見せました。
パピィは、階段の踊り場で誰も居ないのを確認し、
速やかに四角い装置を取り出しました。
パピィ「まじかる・まじかるカラフじかる♪
ば てれん♪れんこん♪とまとぉーMax!!」
相変わらず野菜満載の意味不明な掛け声を
唱えるのでした。
その瞬間・・・

パピィが光に包まれ、シルエットを作ります。
ゆっくりと姿が現れ・・・
住田「変身完了だ。今から君は」
ぱぴ子「いいから!行くわよ!!」
住田「えっ!?;うっうん;;」
住田のいつもの台詞はかわされ、ぱぴ子は
急いで屋上へと戻ります。
ぱぴ子「早く行かないと!」
しかしぱぴ子の行く手に邪魔者アリ。
それは黒いジャケットをはおり、情熱の赤ベレー、
変なグラサンをかけた、漆黒のガンファイター・ミカヤ
なのでした。
ミカヤ「フフフ・・・待っていたぞぱぴ子・・!さぁ
再開の印に愛を確かめ合おうではないげふぉっっ」
ぱぴ子「どきなちゃーーーーーーい!!」
ぱぴ子が凄い勢いでミカヤに飛び蹴りを食らわせました。
そしてお構いなしに去っていきます。
ミカヤ「ヒドイなぁ・・」
ミカヤが一人ごちました。

ぱぴ子「うわっ!」
ぱぴ子は急がせている足を止め、周りを見ます。
20匹以上の魔物が行く手を阻みました。
ぱぴ子「もぉ〜〜〜〜!」
住田「困ったね・・」
すると・・
ザスッッ
魔物「ぐあああああああああ!」
パピ&住「!!!」
「毎度々世話の焼ける奴ですね・・」
それはとても聞き覚えのある声でした。
腰には剣を携えて、純白の(以下略
青騎士が現れました!
ぱぴ子「青騎士たん!」
待ってましたと言わんばかりに言いました。
青騎士は、ぱぴ子にニッコリされてドキッとしています。
ぱぴ子「今回は早かったのね♪」
良い雰囲気です。ミカヤの時とは大違いです。
it真逆です。
ミカヤ「いいなぁ、いいなぁ」
いつから居たのか、後ろでブツブツ言いながら
じだんだを踏んでいるミカヤが居ました。
青騎士「そっそんな事より、早く魔物を倒さないと・・」
ぱぴ子「そうね!」
ミカヤ「うむ。」
ぱぴ子「きゃぁ〜〜〜〜〜ッ!・・・いっいつの間に;」
すると突然、地面が盛り上がり壁がメキメキ
と音を立てて現れます。

ガシャンッ――・・
天井まで隙間を作らず閉まりました。
青騎士「しっしまった!」
ぱぴ子「そんなっ!」
なんと、ぱぴ子と青騎士の間に壁が出来て
しまいました。
青騎士「敵の狙いはあくまでぱぴ子というワケ
ですか・・」
ミカヤ「困ったなぁ・・・これではぱぴ子に会えないぞ・・・」
青騎士はその声を聞き、とっさにミカヤと2人きりになった
という事を悟り、ため息をつきました。
ぱぴ子「どっ・・・どうちよう!?これじゃあ
青騎士たんと協力出来ないじゃなーーーいっ!」
住田「1対1でやろうって言いたいんだね・・
ぱぴ子、こうなったら魔物本体をオレ達でやろう!!」
ぱぴ子「そっ・・・そうね・・・待っててね!青騎士たん!!」
ぱぴ子は若干1名の事を忘れて去っていきました。

ミカヤ「さて、どうするか。」
青騎士「・・・」青騎士は無言で去っていきます。
ミカヤ「マテマテマテ。」すると青騎士は振り返りました。
青騎士「何ですかっ・・・」ムスっとした表情で睨みます。
ミカヤ「スルーはねぇだろ・・」はぁ〜あ・・・と言うと
向き直します。
ミカヤ「こうして2人になったのも神が用意してくれたとしか
オレ様には言いようがねぇ・・お前、オレ様がこのままお前を
ぱぴ子に会わせると思うのか・・?」
青騎士はキッとなって勢いよく言います。
青騎士「何が言いたいんですかっ!?」
するとミカヤは今まで見た事ない、けど
どこかで見覚えのある不適の笑みを浮かべました。

ミカヤ「決着をつけようぜ!」

なんと青騎士とぱぴ子が離れ離れに!!
そして青騎士とミカヤの決着の行方やいかに!?
次回、
story6「情熱のトマト!愛のみぞ知る決着!」

いただき物小説掲載喜んで!!www
では☆


■ こやまる (514回/2009/06/11(Thu) 23:05:35/No1480)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんばんは☆
またまた今回も激しすぎる展開ですね。
リルムに「ミカンは女の子」と言われて一時は落ち着くかのように思われたけれど、こうも「オレ様は男だ」とミカンに主張されるとリルムのセリフが間違いに見えてきたりもします。。
ミカンももはや邪魔者的扱いになってしまってますし。
ミカンにどんな真意があるのかとても気になります。
(純粋にパピィが好きなだけなのかもしれないけど)

私的な今回の一番のツボは、ムルモの「ほぇ〜〜〜っ!!!」ですね。
今日こそはパピィと上手くやろうと心機一転元気に登校してきたムルモなのに、朝からこれはダメージ大きすぎる。。
ムルモのかわいい顔もすごく崩れていそう(笑)。
すっかり自信をなくして、とぼとぼと別の場所に行ってしまうムルモがとても小さく見えてかわいいです。

さて後半はまたいつものように対魔物編。
ミカンがついにピンチに!と思いきや、気がつけばまたいつもの3人がいつものような展開を繰り広げていますね。
原因はミカヤの振る舞いにあると思いますが、どうしてミカヤはこんなにも格好悪いキャラを演じているんでしょう?
何となくわざとらしさも感じられて、やはりミカン同様謎が多いです。
そしてまた気がつけば、ぱぴ子をめぐって青騎士とミカヤがガチでバトルすることに・・・魔物そっちのけで怪しい雰囲気になってきましたね。

最後にエンマ先生の「アルミ缶」には笑わせていただきました。
ミカンがそれを聞いたらどんな反応をするんだろう?

いただきもの小説の掲載許可もありがとうございます。
それでは次回も楽しみにお待ちしております〜。
では!


■ 夏田みかん (89回/2009/06/13(Sat) 12:49:16/No1486)

おはようございます(^^)夏田です♪

「学園パピィ」

story6「情熱のトマト!愛のみぞ知る決着」

ミカヤ「決着をつけようぜ!」

すると静寂が始まりました。青騎士は下を向いた後、
また正面の顔に向き直ります。
青騎士「望む所です」

ぱぴ子「住ちゃん、来たら教えて!」
住田「うんっ・・・・、・・・・・・・来た!!」
ぱぴ子「よーーちっパピィでポン!」
ぱぁぁ・・・
ハリセン出現!
バシバシと、来た魔物を叩きます。しかし、
魔物「ぐああああああああああああああっっ」
暴れまわってぱぴ子を投げ飛ばします。
水平を保ったまま床から10pの間隔で浮いています。そして
真っ直ぐ頭上の壁に背中から激突し、倒れこんでしまいました。
住田「ぱぴ子!!!」

ミカヤ「青騎士、お前には随分失望したゾ・・」
失望していたみたいですね。
ミカヤ「お前がそんな奴だったとは・・」
どんな奴でしょうね。
ミカヤ「だからお前を抹殺する!」
抹茶パフェは美味しいですね。
ミカヤ「容赦しないぜ」
そう言って徐に拳銃を取り出し、構えます。
標的は青騎士。銃口は見事に青騎士の頭上を狙っていました。
そしてゆっくりと引き金を引きます。

ぱすんっ
青騎士はマントを邪魔そうにたなびかせ、間一髪で
避けました。
青騎士「流石でしゅね」
青騎士は一言そう言うと今度は自分のさやから剣を
抜きました。
そしてミカヤは不敵に笑います。
ミカヤ「悪いがオイラの拳銃は100発100中だゼ」
青騎士「それが自慢でしゅか?」
すると、青騎士ははっとします。
青騎士「!!!・・・まっ・・・まさか・・・」
ミカヤ「そのまさかさ。・・・妙な口調で喋るなと
思ったら・・・そんな所に声変機(声を変える機械の事)
を隠し持っていたとはな・・・」
ミカヤが目を向けているのは、青騎士の帽子に付いている
羽でした。飾りものだと思っていた羽は弾丸でボロボロに
なっています。
青騎士「くっ・・」
ミカヤ「その口調のまま、ぱぴ子に会えるのか?お前は・・」
青騎士「・・・・っお前っっ」
ミカヤ「油断は禁物ダゾ☆」
そう言ってミカヤはパースエイダー(※この場合は銃器)
を取り出して、軽く狙いをつけます。

ぱすんっぱすんっどすんっ

騒がしい発砲音に包まれ、リズミカルに
青騎士を狙います。しかし
青騎士「はっ!」青騎士は剣で弾丸を弾き飛ばしました。
ミカヤ「!・・・なにっ!?」剣で弾き返すなんて偶然
でもそうそう出来ません。ミカヤは驚いていました。
ミカヤ「なかなかやるな・・・」
青騎士「お前こそ!」
2人はお互い顔をほころばせました。
ミカヤは、弾丸を装填。
また青騎士へと向けます。
青騎士は歯を食いしばり、5発だけ打ち返しました。
青騎士(コイツ・・・強いでしゅ・・・!!)
「まだまだっ!」(ミカヤ)
「させるかっ!」(青騎士)
ばきゅんしゅばばばばばばだっバシュウウーーーン。

ちょ、ちょっとお前ら、動きが早すぎて描写が追いつかない。
少し落ち着け。
「温いっ!」(ミカヤ)
「左かっ!」(青騎士)
だから落ち着けって・・・えっと、今何やったミカヤ?
拳銃が光って・・・あとは、青騎士が右手の刀で受け止めて
―――左か。左手ので受け止めて・・・・・、
ああもうミカヤ、少し止まれ。早すぎだ!
「そこだっ!」(ミカヤ)
「はっ!」(青騎士)
かきんかきんばんばんきゅんしゅばばばばば。
あっと・・・、もうワカンネーや。2人が残像も
見せずにトンでもない早さで動いてますね。
ミカヤ「コラ!ちゃんとオイラの勇姿を描写しろ!」
青騎士「ボクの活躍も書いて下しゃい!」
だから2人とも早すぎるんだって。少しはスローダウンせぃ!
ミカヤ「本気の戦いにローギアなどない。なんとも筆力のない作者だ」
青騎士「それには同意でしゅっ」
ムカッ!
おいっ2人とも調子に乗ってんじゃねぃゾ!いいか、地の文というのは
キャラの行動はおろか心理状態まで描写してしまえるんだ!
2人の行動も考えもこちら次第というワケだ!
ミカヤ「だから何だ」
青騎士「そーでしゅ!」
ミカヤ「コイツから先にやってしまうか?」
青騎士「あいでしゅ。地の文などもういりましぇん!」
何ぃーー!2人して地の文を攻撃しようと言うのか!
ミカヤ&青騎士「うん」「あい」
・・・。
はっ!――いいだろう!その勝負受けて立とう!
’ペンは剣よりも強し’だ!おまえら2人など、
指先一つでダウンさ!さぁ、どこからでもかかって来い!!
「とう!」「はっ!」

何故だろう? 何も見え
私 ふし           た。
    か ない

      作者なのに・・・・・
  ぬ?

ミカヤ「邪魔ものは去った。本番だ!」
青騎士「あいでしゅ!!・・・ボクは作者をやった剣を
華麗に振り、ヤツ(※ミカヤの事)の腕を狙った!」
ミカヤ「ぐっ・・・・なかなかやるな!!しかし、
オイラは持ち直し、神のような素早い手つきで
パースエイダーを2丁持つ。青騎士の腹部を撃った!」
青騎士「おしいでしゅねミカヤしゃん。当たったのはマントでしゅ!!
黒く焦げたような穴が出来てしまったボクのマントは、吹く風によって
格好良くたなびくのでしゅ!そして一瞬の刹那・・・・
ボクはミカヤしゃんと鍔迫り合いを起こしましゅ!」
ミカヤ「甘いわぁ!!オイラは拳銃と鍔迫り合いをしていた
青騎士の剣を振り払い、輝くピアノブラックを
回転させる!すると同時にパースエイダーの弾丸が青騎士目がけて
飛ぶ」
青騎士「ボクの攻撃、何だかんだ言って結構効いてるみたい
じゃないでしゅか?ボクは弾丸を避け、美しい剣舞いを見せる
のでしゅ!!」

(注・ここから先は、青騎士とミカヤにボコボコにされた
夏田みかんに代わり、冬田かきが執筆を担当します。)
ミカヤは左腰に下げて隠し持っていたグロックG26自動拳銃、
九ミリ弾を十発撃てる拳銃を取り出した。
青騎士「次は弾の無駄遣いをするのはそれでしゅか?」
ミカヤ「言ってやがれ!!」
ぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱんっ!!
青騎士「くっ・・・!」
青騎士は視線を右にずらし、窓を見る。
青騎士「ぱっ・・・・ぱぴ子!!」
青騎士が顔を赤らめてそう言った。
ミカヤ「え〜〜〜っ」マヌケな声を発しながら、
勢いよく窓に食い付く。
ミカヤ「見えないじゃないかぁ〜ホントにいたのかぁ?」
そう言って再び前を見た時そこに見えたのは青騎士の
日本刀だった。とっても良く切れそう。
青騎士「しっかり見えていましゅか?」
ミカヤ「うん・・・見えてる。良く見えるね。良く切れそう。」
ミカヤが言った。そして青騎士は
青騎士「避けてみろ!!」

一旦切ります。



■ 夏田みかん (90回/2009/06/13(Sat) 14:15:55/No1488)

続きです。

ザシューーーーーーーーンッッ

日本刀の切る音だけが聞こえる・・・
近くの図書室に貼ってある「図書室では静かに」
がやけに大きく見えるのだった。
青騎士「やっ・・・・やったでしゅ・・・。」
ケガだらけのやや疲れたように言って、頭に付いている
声変機を取り外すと、急いでぱぴ子の所へと向かった。

潰れたトマトがかなりもったいないつぶれ方をしている。
ざっと2つ3つ・・・・
まるで血のようにミカヤから流れていた。
するとさっきまで倒れていた黒い塊がゆっくりと
腕をあげる。手の先は顔に向かっていた。
彼は自分のサングラスを取ると、ふぅと息をつく。
その素顔はなっ・・・・な、なんと!!!
ミカンです!!!ミカヤの正体はミカンでした!!!!!
いや〜〜これは驚きの事実!
しかもミカンは青騎士にやられたハズのケガが
どこにもありません。なんてことでしょう。無傷です。

さぁて次は青騎士ですが・・・一体誰なんでしょうねぇ
難しい謎っすね〜〜。

ぱぴ子「きゃあ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
その頃ぱぴ子は絶対絶命の大ピンチだった。
住田「ぱぴ子!魔法っ!!」
ぱぴ子「パピィでポン!」
魔法で機械出現!バットを持った機械が魔物に直撃!!
魔物「く・・・・くくくくくくくく」奇妙な笑い声を発する魔物・・・
ぱぴ子「うそっ効いてない!」
魔物は腕をあげ、ぱぴ子目がけて急降下。
ガウァシャーーーーーーーーーン

なんと突然魔物の腕が切れた。
ぱぴ子「あっ・・・青騎士たん!」
その犯人の名を呟いた。
青騎士「全く・・・・ボクがいないと何も出来ないんですか・・?」
ぱぴ子「うっ・・・」
ぱぴ子は少し落ち込んだ。そんなぱぴ子を見て焦る青騎士。
青騎士「そんな事より早く封印を・・・!」
ぱぴ子「うんっ」
そう言うと手に持っていたステッキを構え、叫ぶ。

ぱぴ子「闇限定!」(前回の答え合わせ!皆は合ってたかな!?)
その途端ステッキが光、魔物を包む。
魔物が妖精へと姿を変えていった。・・・・そして、
青騎士「ごめん・・調子に乗って言い過ぎたです・・・」
ぱぴ子「で・・・でも・・・」
青騎士「ボクに頼ってくれるのが嬉しかっただけですよ・・・
だから・・・もっと頼って下さい・・///」
少し顔を赤らめて言った。
ぱぴ子「うんっ♪」いやぁ、青春だねぇ。

日も沈み、生徒たちが次々と姿を消す中で・・・・
パピィとムルモが下校していた。
パピィ「もうっ!ムルモったら何でそんなに傷だらけ
なのよ!!」
ムルモ「ちょっと転んだだけでしゅよ!いきなり魔物が現れて少し
驚いたんでしゅっ」
パピィ「動いちゃダメでちょ!?今消毒してあげるんだから!」
ムルモ「もっ・・・もういいでしゅよ・・・・////」
すると何故かムルモの顔は真っ赤になった。
パピィもつられて赤くなる。
ムルモ「こうして会話するの久しぶりでしゅね・・・・」
パピィ「えっ・・・ぅ・・・うん////」
(ここから夏田が執筆に戻ります。)
ミルモ「おいおい、ひっぱるなよ〜」
リルム「だってもうこんな時間ですし、早く帰らないと・・・あら?」
前方に喧嘩しているムルモとパピィ。
ミルモ「相変わらずだな・・・;」
リルム「フフっ♪いつもの2人に戻られたのですね♪」
そう聞くとミルモは再び2人を見て
ミルモ「あぁ、相変わらずだな」
そう言うのでした。 しかし
ムルモ「ほぇっ」前方からミカンが。
それを驚愕の表情で見るムルモ。
ミカン「よぉ・・・」
ムルモ「なっ・・・なんでお前・・・!!!」
そう。無傷です。なんの損傷もありません。
パピィ「あれっ?ミカンたん!!そういえば屋上で
戦ってて・・」そう。すっかり忘れてました。
しかし、あの人数相手に無傷・・・・
パピィも驚いていました。
するとミカンは突然強烈な飛び蹴りをムルモに食らわせ、
拳銃の銃口を向けました。
ミカン「オレ様の許可なしにパピィちゃんに近づくなっ!!」
その迫力ある勢いにまたもパピィは赤面してしまいました。
ムルモ「何すんでしゅかぁ〜〜〜〜〜〜っ!!
・・・・お前とはまた決着をつけるでしゅよ!」
ミカン「受けて立つぜ・・・・!」
するとミカンとムルモの間に火花が散ります。
パピィ「////・・・・この展開は」
住田「ふりだしに戻ったね;」

ミルモ「・・・・(汗)」
リルム「どこかで見たことのある風景ですわ♪」
ミルモ「楓みたいに波乱万丈じゃなきゃいいけどな・・;」

ムルモとパピィの両想いはまだ遠く・・・・
ミカンは一体何者なんだろうか。
次回、
story7「糖と甘味の魅惑の響き・・・・!」

絵つけてみましたが・・・
挿絵向きじゃないですね(-_-;)
今度からは小説の場面とかを挿絵します;;
では☆

300×300

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■ こやまる (520回/2009/06/15(Mon) 22:07:18/No1493)
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夏田みかんさん、こんばんは☆
今回もまた息するのも忘れるくらいのハイテンポ&ハイテンションですね。
そして文章だけでここまで表現できるとは!!
正直驚いたのと同時にみかんさんの才能が輝いて見えます(^^)。
さらに、いよいよ始まったミカヤと青騎士のバトルもまた私の想像以上の激しさが見られてびっくり。
この激しさは妖精体型では難しい、まさに擬人化体型ならではのアクション性といったところですね。

今回は途中で作者さんが吹っ飛ばされるという新展開が(^◇^;)。
その代役の名前は冬田かき・・・いつかミカンの対抗として、白っぽいかきの妖精バージョンも見てみたかったり。
しかしこのハチャメチャ展開はミカヤの得意とする展開ですよね。
ムルモがミカンのペースにすっかり狂わされちゃっているなぁ。

そして無傷のミカンにも注目。
これまでのムルパピほのぼの学園モノからストーリーの流れが少し変化したようにも見え、ミカンはいったい何者?という不確かな要素が今後の展開にもまとわりつきそうですね。
ムルモとミカンの因縁の対決はまだまだ続きそうですけど、ミカンの正体を探るというこれからの楽しみがまたひとつ増えました♪

>青騎士「全く・・・・ボクがいないと何も出来ないんですか・・?」
ムルモが言いそうなセリフですね〜。
もっともっとパピィの力になりたいのに強がるパピィがそれを拒絶する…男らしくない自分をムルモは何度も恨んでいそうですし。
パピィの瞳にはまだまだムルモと青騎士は完全に別人として映っていそうですね。
青騎士の正体がパピィにばれるシーンを私は楽しみに待ってます(^^)。

お絵描きもありがとうございました。
このイラストを参考に私も後日ミカンを描きますよ!
それでは次回もがんばってくださいね。
では!


■ 夏田みかん (91回/2009/06/18(Thu) 15:47:03/No1498)

こんにちは(^^)夏田です♪

「学園パピィ」

story7「糖と甘味の魅惑の響き・・・!」

一日が終盤を迎えていました。
授業も終わり、それぞれ集まるべき場所に移動します。
そう、今日はお待ちかねの部活動開始の日です。
ミルモとリルムは真っ先に一番下の階に向かいます。
ミルモ「ふっふっふっ・・・この時を待ってたぜ!じゃあ〜ん!!
この日のためにくもっちょを貯めておいたんだ〜♪食うぞ〜」
リルム「わたくしも、お菓子を用意してまいりましたわ〜♪」
その言葉に背筋を凍らせるミルモ。
ミルモ「おっ・・・おい・・・まさか・・」
リルムはニッコリして言います。
リルム「デラックスチョコケーキですわ〜♪
わたくしが心を込めて作りました♪」
ミルモ「オッ・・・オレはいらねーからな!!」
リルム「なんでですのっ!?」
そうこうしてるうちに、「相談室」と書かれた
部屋に着きました。ミルモはガラガラッと戸を開けると・・・
パピィ「ムルモはこれだけで充分よっ!」
ムルモ「なっなんでしゅって〜!?マシュマロ返してくだしゃ〜いっ」
パピィ「あははっ、ムルモのおバカたん♪」
ムルパピがいつものケンカ(?)を繰り広げていました。
ミルモ「何やってんだ?おめーら・・」
ミルモがそう言うと、声に気付いたのかこちらを見ます。
パピィ「あれ?ミルモたん??」
ミルモ「ここは’甘味部’の試食部屋だぞっ?!」
ムルモ「’甘味部’・・・ってまさかお兄たま達も
入部に誘われたんでしゅか!?」
リルム「わたくし達もって・・・ムルモ様達もですの?」
ムルモ「そっそれは・・・」
パピィ「そーよ!ミカンたんに誘われたんでちゅ!」
ミルモ「ふぅ〜〜〜んっムルモは?いくら数合わせのためとは言え、
ムルモをミカンが誘うとは思えねぇけど・・・」
ムルモ「そっ・・・・それは・・」
パピィ「あたちが連れて来たの♪ムルモ暇そーだから・・」
ムルモ「むっなんでしゅって!?」

その頃・・・
ミカン「蜜柑の缶詰めが切れるとは予想外の展開だなァ・・」
ミカンは一人ごちました。
ミカンはひたすらコンビニへと足を動かします。
しかしそこには・・・
不良A「あーーーーーっだっりぃ〜〜」
不良B「勉強なんかしなくても生きていけんじゃねぇ?」
不良C「つーかー、ホントやる事ねぇよなぁ」
ミカンは無言で通り過ぎます。すると、
不良3人がニヤリと笑いました。
不良A「そこのお兄さ〜〜〜ん、オレらに金めぐんでくんねぇ〜??」
不良B「ちょっとだけでいいからよ〜」
不良C「断ったらその綺麗な顔潰しちゃうかもよ〜〜〜??ヘヘヘヘ」
すると振り返ったミカンは3人よりも勇ましい不敵な笑みを見せました。
ゾっとする不良3人・・・
不良A「なっ何がおかしいんだゴルァー!」
不良B「喧嘩うってんのかっ!!」
モヒカン頭の不良がミカンに殴りかかります。
ミカン「それが・・・・全力か・・?」
片手で何でもないかのように受け止めていました。
不良B「なっ・・・なんだとぅ!?おい!容赦なしだ!!
やっちまえーーーーー!!」
モヒカンの呼び掛けでもう2人も同時に攻撃を仕掛けてきました
しかし!!

ばしゅん ばしゅん しゅばばばばばばばば

描写が追い付かないような素早さで3人に蹴りをいれ、
最後にリーゼント頭の不良に拳銃の銃口を向けました。
ミカン「オレ様にたかるとは・・・良い度胸の
不良じゃねーか・・」
不良A「おいおい、・・・こいつ相当強いぞ・・・」
不良B「どこかで見たと思ったら・・・こいつあのっ」
ばっとミカンが口を塞ぎました。
ミカン「読者にネタばらしすんな!」
一言そう言いました。
ミカン「オレ様ぁちょっとミカンの缶詰めが欲しいんだ。
見なかったことにしてやるから、代わりに買えよ」
命令口調で不良3人に言います。
うわ〜・・・見下してる・・・
すると急に跪い(ひざまずい)てしまいました。
不良A「ミカ兄ぃぃぃぃぃぃぃ!!オレ達を使って下せぇぇ!!」
不良B「ミカ兄!もうオレ達はあんたの下部です!!」
不良C「なんなりとぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
3人はミカンの顔を見ると、とっても嬉しそうに、
赤らめていました。
ミカン「なんのつもりだぃ?」
口調を変えずに聞きました。
不良A「そりゃあ・・・」
橙色の髪が更に黒を引き立たせる美少年・ミカンを見て
半泣きの不良。なんだこの場面・・・
不良B「ミカ兄に惚れました!!」
男同士の告白大会がそこにありました。
あっミカン女だっけ・・・
不良C「オレ達をこんなにコテンパンにしてくれた強い
奴ぁ初めてです!!」
Mかお前・・・・そんな突っ込みもさなか
ミカン「ま、そうだな。オレ様の買い物を邪魔してくれた
かりを返してくれるまでコキ使ってやる」
ミカンは不敵の笑みを浮かべました。

ミルモ「まだかな〜♪」
リルム「ミルモ様、そんなに蜜柑の缶詰めが食べたいのですか?」
ミルモ「おう!あいつが買いに行ったのは、『チョコミカンの缶詰め』だ!」
リルム「チョコ・・・・ミカン??」
ミルモ「この近くにあるフェアリーマートにしかない
超レア缶だ!!にょほほ〜♪」

一旦切ります(^^)


■ 夏田みかん (92回/2009/06/20(Sat) 08:46:13/No1501)

おはようございます(^^)夏田です♪

続き・・・

楓「そういえば前からミカンくんに勧められてたもんね」
パピィ「きゃあっ!・・・楓先生っいつの間に;」
突然楓先生が現れました。
ミルモ「楓か。何しに来たんだよ?」
楓「だって、ミルモが部活やるって聞いたから
どんな部かなぁ〜って」
ミルモ「別に大した部活じゃねーよ」
楓「でも気になるじゃん?(^^)」

バァーーーーン!

勢いよくドアを開ける音がしました。全員がそっちに目を向けると
フェアリーマートの袋を持った橙色の妖精でした。
その妖精に一番反応したのはムルモ。
ムルモ「みっミカンしゃんっ」
ミカン「ほわたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ムルモ「ぶふぉぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
ミカンの強烈な蹴りを食らうのでした。
ムルモ「何すんでしゅかいきなりっ!!」
ミカン「そりゃこっちの台詞だッ!何でオレ様の部の活動部屋に
お前が居るんだよ!!?」
ムルモ「うっ・・・しょれは;;」
パピィ「まっ、待ってミカンたん!あたちが誘ったんでちゅ・・」
パピィはそう言いました。
ミカン「うむっ・・・パピィちゃんが誘ったのか・・それなら仕方ないなぁ」
パピィ(フフ♪ミカンたんってめちゃくちゃだけどやっぱり優しいでちゅ♪)
すると再びムルモに向き直り、
ミカン「ホントにそれだけだろーな?」
ムルモ「ほぇっ」ムルモは焦るのだった。
ミカン「で、楓先生は?入部希望かい?」
楓「え!・・・どーしようかなぁ♪」
ミルモ「迷うのかよっ!!」

ミカンとムルモが激しい争いを繰り広げていた。
楓「リルムちゃん、もしかしてミカンくんってパピィちゃんの事
好きなの?」
リルム「・・・・えぇ。でも、ミカンさんは女の子なんですのよ!」

一瞬の静寂・・・そして

楓「ウソ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?」


ミルモ「本当かどーかは知らねぇけどな」
楓「女の子が女の子を好きなの?!」
リルム「いえ、本人は自分が男だと言い張ってるのですわ・・」
楓「それって・・・パピィちゃんが」
ミルモ「心配する必要ねーだろ?」
楓「なんで?」
ミルモ「あんなに楽しそうにしてるのに可哀そうに見えるか?」
楓「うっ・・・」パピィは心なしか、楽しそうな表情をしてるのでした。

不良「あのっ、オレら、どうしとけばいいでしょう?」
ずっとドアの向こうで待ってた不良3人が訪ねて来ました。
ミカン「おぉ、忘れる所だった!中入っていいぞ。」
ゾロゾロとガラの悪い黒の特攻服が目立つ不良3人が入って来ました。
ミルモ「おっ、おい なんだよそいつら・・・」
ミカン「オレ様と喧嘩したかったみたいなんで、ボコしてやったら
こうなった。」
不良「ミカ兄!」
ミルモ「マジかよ;;」
ミカン「おめーら、今日からこの部の用心だ。泥棒とかそういうのから
厄を払え。くれぐれも部のイメージを壊すなよ?」
不良「はいぃっ!」
ミルモ(不良がミカンの言うこと聞いてる・・・やっぱりミカンって相当強ぇ
んだな・・・)「これなら心配しなくてすむな♪」
不良「コキ使ってくだせぇ!」だからドMかお前は。
ミルモはミカンが買ってきた袋の中をあさった。
ミルモ「’チョコミ缶’・・・にょほほ〜♪」


不良3人は遠慮なく、
ムルモの周りを囲むように隣にドッカリと座りました。
パピィ「えっ」
ムルモ「ほぇっ」
不良A「こんにちはムルモくん。オレは3人のリーダーのリィゼだ」
そんな事聞いてましぇん!ムルモは言いません。
不良B「で、オレがヒカン」
不良C「グレンだ。よろしく。」
リィゼ「ムルモくん仲良くしてくれるよな〜?」
いきなりで、ムルモは縮こまってしまいました。
パピィ「ちょっとあんたた・・・」
止めに入ろうと思った瞬間・・
ミカン「パピィちゃんの髪の毛は柔らかいなぁ」
パピィ「ひっ////みっミカンたん///」ミカンに抱きつかれました。
ムルモ「むっ!」

グレンは隣に座るウサギの女の子を見て顔を赤らめました
グレン(この子がミカ兄の女・・・文句ナシの上玉じゃねーか!)
そしてはたまた、同じようにその光景を見ていたムルモは
ムルモ(おのれっ・・・やっぱりミカンしゃんのシワザでしゅね!)
心の中でごちるのでした。
ムルモ「もーーーーー!!いい加減にして下しゃい!!
息苦しいでしゅっ」
遠慮なく言いました。
ヒカン「そんな連れない事言うなよ〜〜」
ムルモ「ぐぬぬっ何のつもりなんでしゅか!!」
グレン「ムルモくんとより親密になるため・・」
ムルモ「誤解を招く言い方はやめてくだしゃ〜〜い!!」

そんな感じで一日は終わり、
ミルモとムルモは家に帰ってきた。
学園の窓からよく見えるデカイ城は
ミルモとムルモの家だったのだ。
ムルモ「ただいまでしゅ!」
サリア「おかえり、ミルモにムルモ」

ムルモは自分の部屋に行き、ベットに倒れました。
ムルモ「今日は疲れたでしゅ〜・・・今度こそアイツを
倒してやるでしゅ・・・!」
ライバル心を燃やすのでした。

マルモ「ミルモよ」
ミルモ「なんだよ親父」
マルモ「ミカンとか仲良くなれたかの?」
ミルモ「あぁ、まーな。」
マルモ「ミカンは元気かの?」
ミルモ「??元気だけど・・・何でそんな事聞くんだよ・・?」
ムルモ「・・・??」
マルモ「いや、なんでもない」マルモは笑顔で言いました。

『もう、あなたと会うことはないでしょう・・・』
マルモ「近いうちまた会えるかもしれんな・・・」

国王は昔の事を思い出していた。
黒のロングコートに橙色の少年・・・・。
次回
story8「双子×双子!?〜メイルの青春!〜」

下書きのノートを学校に忘れて来ちゃったので、
うろ覚えでの本文書き込みです;;
おかしい所がたくさんありますが、許して下さい;;
なんでこんな時にノート忘れるんだろー・・・
では☆




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■ 夏田みかん (93回/2009/06/20(Sat) 09:56:41/No1502)

ちょっと付け加え;;
絵のリルム、制服着てないんですが、
お菓子で汚したりしない為、制服を脱いでいる
という設定にしといて下さい;;
制服かくのすっかり忘れてた;;;;

ついでですが、楓は、絵で描いてあるサイズで合ってます。
全員2頭身みたいになってます。
では☆


■ こやまる (522回/2009/06/21(Sun) 09:51:52/No1505)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんにちは☆
お絵描きとともに小説アップありがとうございます。
楓先生も妖精たちと同じく2頭身だったのですね。
この学園のすべての登場キャラは2頭身ということで、私の中で学園のイメージがさらにふくらんできました。
楓は妖精みたいにうちわで空を飛べるのでしょーか?

さて今回は魔物との戦いはなくて、久々の学園コメディですね。
ミカンの作った甘味部に集まる妖精たち、やっぱりここでもパピィをめぐってのミカンとムルモの戦いが勃発しましたか。
ここ最近のムルモは散々な目に遭いすぎて、読者からも同情の視線が…。
特にラストで不良たちに囲まれたムルモは本気でかわいそうです。。
とはいえここはパピィのため、ライバルのミカンにも負けないため、ここは泣くわけにはいかない!という小さなムルモの強さが感じられて微笑ましいです。
(「ムルモの初恋物語」での幼いムルモはただ落ち込んでいましたし)

そんなパピィのためにがんばっているムルモに対して、やや優柔不断気味のパピィもそろそろちゃんとした行動を起こして欲しいところですな。
ミカンのことを優しいとか言ってる場合ではないですよ!

>ミルモ「ふぅ〜〜〜んっムルモは?いくら数合わせのためとは言え、
>ムルモをミカンが誘うとは思えねぇけど・・・」
ミ、ミルモが鋭すぎる!(笑)
兄として、ムルモの取りそうな行動はいろいろと把握していそうです。
実際は「人数が少なかったらミカンたん困るからムルモも一緒に来ない?」「そういうことなら…」というやり取りがあったのでしょーか。

>ミカン「読者にネタばらしすんな!」
いったい過去に何をやらかしたんだ?(^^;
そしてマルモ国王も何か知っていそうな感じで、やはりミカンの過去がとても気になります。

最後に、現在お絵描き投稿数が3つまでに限られていますが、小説板についてはもう少し増やしたいと思います。(更新は月曜日予定。。)
いただきもの小説にももちろんお絵描きも一緒に載せますね。
これからもお絵描きとともに続きを楽しみにしています。
では!


■ 夏田みかん (94回/2009/07/08(Wed) 18:26:18/No1535)

こんにちは(^^)夏田です♪

「学園パピィ」

story8「双子×双子!?〜メイルの青春!〜」

いつもの朝でした。パピィはいつもの
学園指定の制服を身にまとい、今日も学園へ
向かいます。すると前方に・・・
パピィ「あっ・・・・!ムルモ////」
朝から思い人に駆け寄るパピィ。その姿は
女々しいですねぇ。
「ムルモ〜〜っ」
ムルモ「!」その声を聞いて振り返るとやっぱりパピィが・・・
パピィ「おはよっ♪」パピィがにっこりして挨拶しました。
ムルモ「買hキッ・・・あっあい・・//」
するとパピィはムっとします。
パピィ「’あい’じゃなくてっ、おはよーでちょ?そんな事も
出来ないなんて、やっぱりおバカたんねっ!」
はっ・・・・として口を押さえるパピィ。また言っちゃった。
素直じゃないです。
ムルモ「ムカッ!そんな事言うためにワザワザ来たんでしゅか!?」
パピィ「そっ・・・・・・そーよ!あんたの為に言ってあげてるん
だから、感謝しなちゃい!!」
ムルモ「パピィにだけはごめんでしゅーッ!」
取っ組み合いが始まりそうになる瞬間――
どこからか、拳銃の銃声が聞こえました。そして・・
ムルモ「ほげぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!でしゅうっっ」
ムルモがアッパーでふっとばされました。
ミカン「パピィちゃんに近づく男・・・何人たりとも許さん!」
ムルモ「・・・・・来やがったでしゅね!性悪オレンジ!!」
ミカン「やるか、腹黒ピンク!」
カラフルな悪口はさて置き、またも火花が散るのでした。
そして、
ミカン「行こうかパピィちゃん♪」
そう言って手を握りました。
パピィ「えっ//」
ムルモ「なっ、は・・・はなれて下しゃあ〜〜〜〜い!!」
いつもの風景がそこにありました。

そんな時・・・・・

ムルモ「あれっ?あれってアンリしゃんとセンリしゃんじゃないでしゅか?」
前方にアンセン双子が歩いてました。
服装は皆と同じ制服で、パピィとムルモと同じ最下級生の校章を付けていました。
アンリ「メイル、ウィミ おはよう!」
センリ「おはようw」
アンセンが前に歩いていた金髪の男女に話しかけました。
ウィミ「おはよ♪アンリ、センリ♪」
ウィミと呼ばれた女の子は、黄薔薇の花弁を溶かしたような
綺麗な金髪にピンクの帽子にフリルが付いたカールの女の子でした。
アンリ「久しぶりね」
センリ「久しぶり!」
ウィミ「わーい!センリとアンリだ〜♪」
後ろにいた水色帽子にフリルのついたやっぱりウィミと
同じ金髪の男の子が会話に加わります。
メイル「アンリは、制服も可愛いね///」
メイルというウィミの双子の片割れは、同じくセンリの双子の片割れ
であるアンリを見て赤らめました。
アンリ「そうかしら・・・」
センリ「いたたっ・・・ウィミ、引っ張ったら痛いよ〜」
ウィミ「行こう行こう♪」

ムルモ「あの2人と知り合いでしゅかね?」
パピィ「そうじゃないの?」
ー*****************−
キンタ「なんだすとっ!?アンリとセンリの幼馴染の双子ぉ!!?」
センリ「キンタ、リアクションデカ過ぎ;」
アンリ「キンタも知ってるでしょ?」
キンタ「って言うと・・・ウィミとメイルだすか!?」
アンリとセンリが頷きました。
キンタ「そうだすかぁ〜!懐かしいだすな!早く会いたいだす〜♪」
アンリ「そうだね♪」
・一方・
ミカン「パピィちゃ・・・・、っ!」
油断しているミカンにムルモが頭突きをしました。
ムルモ「今朝のお返しでしゅ!」
ミカン「いてっ!・・・おめぇ・・やりやがったな・・・」
ムルモ「やってやるでしゅ!」
2人の間に激しく火花が散っています。
パピィ「ムっ・・・ムルモ//」
パピィは、ムルモが自分のために戦って
くれてるのかなぁと思うととても嬉しいのでした。
住田「パピィ、」
パピィ「あっすみちゃん!」
今まで登場していなかった住ちゃんが言いました。
忘れてた?そんなこたぁないぜ!(夏田談)
住田「パピィ、このまんまでいいの?」
唐突に住田ストラップが言いました。
パピィ「え?何がよ・・」
住田「パピィが優柔不断だから、ミカンはなかなか諦めないんだよ・・?」
すると少し黙りました。
パピィ「・・・・・それは・・・ね、あたちは、ミカンたんと一緒に居るの
が嬉しいから・・・・よ。」
住田「・・・・なんで?」
パピィ「あたちね、男の子にミカンたんみたいに優しくされたことないの・・・自分でも気が強いの分かってたし・・・どーでもいいと思ってた
けど、嬉しいのかなっ;ホントは・・・ムルモにしてほしいんだけどねっ」
住田「・・・・・パピィ。でも、うわっ」
パピィ「あっ待ってよ2人とも〜〜!」
3人は、1−2組の方向へ走っていった。
ムルモ「あっキンタしゃん!」
ミカンとやり合いながら2人とも間抜け面をさらして言いました。
ウィミ「久しぶりだね!キンタさん」
メイル「だね♪」
ひょっこりと先程の双子が出てきました。

ムルモ「あれっ君たちは今朝の・・・・」

一旦切ります




■ 夏田みかん (95回/2009/07/10(Fri) 17:58:50/No1542)

続きです。

ミカン「新キャラか?」
ウィミ・メイル「初めまして!」
ウィミ「ウィミと〜」
メイル「メイルです!」
アンリ「せっかくまた5人になったんだし、何かで遊びましょ♪」
センリ「そーだね!!」
メイル「そっそうだねっアンリ!!」
また、今朝のように赤らめていました。
パピィ「・・・?」すると、キンタはこちらに気づきます。
キンタ「おぉwお前はミルモの弟のムルモじゃないだすかぁ!
ミルモはどうしてるだすかっ?」
ミカン「ミルモか?ミルモなら・・・」
ムルモ「お兄たまなら、リルムしゃんと校庭でデート中でしゅ♪」
ミカン「オレ様の台詞を・・・」
ムルモ「ふっいい気味でしゅ」
キンタ「なっなんだすとぉ〜〜〜〜〜〜〜!?」
そう言うとショックを受けて
キンタ「リルムしゃんはオラの嫁ださぁーーーーー!!」
そう言って去っていきました。
センリ「あぁっ、キンタ〜!・・・仕方無いね、4人で遊ぼうか」
ウィミ「3人も入ろう!」
ムルモ「あいvV」
パピィ「なっ・・何ぶりっこちてんのよっ!!!」
ミカン「パピィちゃんが、入るなら。」
それぞれ言いました。
メイル「何して遊ぼうかっ、アンリ・・・」
アンリ「何しよう?」
ウィミ「かっくれんっぼーーーー!!」
センリ「さんせーー!」
アンリ「決定ね♪」
ムルモ「ボクは何でもいいでしゅよ、アンリしゃん♪」
パピィ・メイル「むっ」
パピィ「またぶりっこちてっっ・・・」
パピィに抱きつくミカン。
ミカン「オレ様とパピィちゃんは隠れるぜ。
だから、ムルモとウィミちゃんとセンリくんは鬼でいいかい?
おっと、そっちの2人も隠れる。・・・ってのはどうだい?」
ミカンは淡々とした口調で、話を進めていきます。
4人「賛成〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
ムルモ「ちょっとまたーーーーーーー!!!」
1人だけ反対がいました。
ムルモ「ミカンしゃんとパピィが隠れて、なんでボクが鬼なんでしゅかっ!」
ミカンはいつもの不敵な笑みを浮かべ、
ミカン「皆、賛成だよな?」
全員頷きました。
ムルモ「くぅ〜〜〜〜〜〜っ!!すぐ見つけてやるから覚悟しとけでしゅう!」
ウィミ「見つける見つける♪」
センリ「わーーいっ!」

パピィ(ムルモ・・・あたちの事見つけてくれるかなぁ)
パピィはちょっと嬉しそうに顔を赤らめました。
ミカン(パピィちゃん、可愛いな・・・)
その顔を覗き込み、ミカンも赤らめていました。
アンリ「メイル、どこに隠れる?」
アンリの顔を見てぼーっとしていたメイルが、はっとしました。
メイル「アンリと一緒に隠れるの!?」
アンリ「そんな事言ってないけど」
アンリの言葉が聞こえていなかったのか、1人舞い上がるメイル。
その風景を見ていたパピィは
パピィ(・・・もしかして、メイルたん、アンリたんの事・・・!)
服従している!?・・違うかっ(夏田談)
女の感が冴えわたっているのでした。

一方。
センリ「19、20・・・・!」
ウィミ「行こうセンリ♪」
センリ「どこかなぁ?」
周りには妖精一人いません。
ウィミ「いないねぇ〜♪」
ムルモ「ボクがいるからにはすぐに見つけ出してあげましゅ!」
ウィミ「ホント?」
ムルモ「きゃはっ☆ウィミしゃんのためならすぐに見つけて
あげましゅっ♪」
ウィミ「うんっ!」
すっかり自分になついたウィミを見て
ムルモ(ちょろいもんでしゅ♪)
黒い顔を見せるのでした。すると同時に
ため息もつくムルモ。
ムルモ(ほんと、どっかの誰かしゃんと違って素直でいいでしゅね・・・)
仲良く話をするムルモとウィミの会話に入れないセンリであった。
センリ(入れない;)
心の中で一言呟くのであった。

メイル「ボク、トイレによっていいかな?」
アンリ「そうね。早く出てきてね!」
――――――――――・・・
メイル「はぁ・・・久しぶりだけど、やっぱり緊張するなぁ・・・
アンリはボクの事どう思ってるんだろう・・?」
すると、突然鏡に映っている、トイレのドアの前の
張り紙に気づいた。
メイル「あ・・・・あれっ?こんな紙貼ってあったっけ・・?」
その紙にはこう書いてあった。
『好きな人との関係に困ってる、そこのあなた!
一発で振り向かせるとっておきの方法があるよ!
この紙の下の項目にサインをしよう!』
メイル「こ・・・・これ・・・!魔の誘いじゃないか!」
ご明答。魔の誘いです。this isマノサソイ。
メイル「こんなモノにひっかかってたまるか!」
そう言って、紙を取り、引きちぎりました。すると、
声が降ってきます。
『なお、紙を切ると契約は成立します』
メイル「えっ!!?」
メイルの手元には、ちぎられた紙がありました。

ミカン「パピィちゃん、ちょっとここで隠れててくれ。様子を見る」
パピィ「あっ、うん♪」
住田「楽しそうだねパピィ」
パピィ「へっ?そっ、そーかちら・・?」

ミカン「やっぱり居たか」
ムルモ「ミカンしゃん!とうとう見つけたでしゅ!パピィはっ・・?!」
ミカン「パピィちゃんを連れてくるワケないだろう・・・?」
ムルモ「ぬぬっ・・・!またこの前の決着を付ける時が来たでしゅね・・」
ミカン「まさかこんなに早く来ようとはな・・・」
ミステリアスな空気の中、突然2人が立っていた床が抜けました。
ミカン・ムルモ「えっ?」
「ほぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?」「うぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」


・・・・
ムルモ「いっ・・・・イタイでしゅ・・・」
ミカン「何故オレ様までこんな役を・・;;」
ムルモ「うっ・・・ここ、洞窟になってましゅ・・」
ミカン「オレ様達を地上に出さないためだな・・・」
ムルモ「え・・・っ?」
ミカン「感の悪い男め!・・・魔物が来るぞ・・・
早くしないと、パピィちゃんが危ない!!」

  ズゥン  ズゥン――・・・・・・

次回、
story9「メイルセンチメンタル!@&kaere!?」

*********
疲れた;;
>こやまるさん
あっ;;言い方おかしかったですね;;
人間は妖精になってるわけじゃあないんですよ〜;
ミモモショップに入った時の人間のサイズなんです。
いや〜・・・アンセンが登場しているDVDひとつもなくて、
設定が全然分からない;;アンセン口調おかしかったり、
性格違かったら言って下さいませ(^^;
では☆


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■ こやまる (537回/2009/07/16(Thu) 08:24:20/No1557)
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夏田みかんさん、おはようございます☆
今回は双子×2の初登場でいつも以上ににぎやかですね。
アンリとセンリのセリフも二人らしさが出ていてバッチリ決まっていますよ!
そして本格初登場(?)のウィミとメイル…。
タイトルにあるように、メイルが「一人青春」していてかわいいです。
おそらくメイルとウィミは同じ性格の持ち主であることを考えると、ウィミももしかしたらセンリのことを…ってそれは早とちりですかね。
いずれにせよ、双子大好きな私にとって、恋愛にかなり疎そうなアンリに対してメイルがどんな風にがんばっていくのかとても楽しみであります(^^)。

>『なお、紙を切ると契約は成立します』
これはまさしく魔法少女アニメの王道的展開ですね。
ゲスト出演したキャラは必ず魔の手に引っかかるという展開にメイルも…。
次回はアンリにやたらと積極的なメイルを希望します(笑)。
アンリとセンリの間にメイルがずかずかと入り込んでくると、センリは訳が分からず一人ぼっちになっちゃう・・・う〜ん、妄想ばかりが先行してしまいますが、みかんさんがどんな風に描くんだろーか?
しかしこの怪しげな仕掛けは学園の誰かの仕業なんですよね。
魔物の存在以外にも、何やら悪の気配が漂ってきました。

>パピィ(・・・もしかして、メイルたん、アンリたんの事・・・!)
もうパピィったら自分の心配よりも他人の心配ばかりして・・・。
おせっかいの火が付いたパピィは、この後リルムみたいに無理矢理二人をくっつけるような展開を次から次へと考えそうです。

>油断しているミカンにムルモが頭突きをしました。
おぉ、ついにムルモの方から先制攻撃!
ムルモより一回り大きい(?)ミカンに対して、ムルモががんばっている姿がかわいい!
パピィも「ムルモが自分のために…」とうれしく思っていないで、住田くんのアドバイスの通り、優柔不断な性格を直してムルモを助けて欲しいですね(^◇^;)。
とはいえ、やはりパピィに近づいてくるミカンの存在があるからこそ、パピィとムルモが一緒にいられる時間が普段よりも増えているのは間違いなさそうですけど。

お絵描きもありがとうございます!
いきなり2人が立っていた床が抜ける展開には2人に加えて私もびっくり(^◇^;)。
そして辿り着いた先は洞窟・・?
今回はパピィのために2人が協力して戦うのでしょーか?

それでは次回も楽しみにお待ちしております!
では!


■ 夏田みかん (96回/2009/07/18(Sat) 13:19:55/No1565)

こんにちは(^^)夏田です♪

「学園パピィ」

story9「メイルセンチメンタル!@&kaere!?」

「わーーーっ!!」「出たぁーーーーーーー!!」
校内に騒ぎが広まりました。
楓「うそっ、またなの?」
結木「もう皆慣れたみたいだけど、一応各クラスに
行って、生徒に指示を出そう」
松竹「そうだね!」
日高「怖いわ結木くん♪」
楓「あーーっ!日高先生ダメ〜〜ッ!!」
結木「あのなぁ・・・;」

―――・・
ミカン「やっぱ続いてるな・・・脱出出来そうだ」
ミカンは、細身の自動式パースエイダーを片手に
持って足を動かしていました。ハーモニカ形の
サイレンサーが付いている拳銃を持ち、暗闇の洞窟に
バレルの下の小さな穴から、赤い光が伸びていました。
照準用のレーザー・サイトが。
ミカン「こんな使い方したくないけどなァ・・・」
赤い光を当て、前方の道を確認しながらムルモとミカンは歩いていました。
ムルモ「魔法を使えばいいじゃないでしゅか」
ミカン「・・・魔法は、苦手だ」
ムルモ「仕方ないでしゅねぇ〜。ボクが」
ミカン「必要ない!オレ様のレーザー・サイトで充分だ」
ムルモ「ムカッ・・・素直じゃない奴でしゅ!!」
2人は出口を探してあてもなく歩きました。
ムルモは、ふと思ってしまいました。
ムルモ(こんな気味悪い洞窟に居るのに・・・なんか、安心しましゅ。
近くにお兄たまがいるみたいに・・・)
はっとするムルモ。
ムルモ(なっ何でミカンしゃんがお兄たまみたいなんでしゅかッ!?)
ミカン「げっ」
ムルモ「?」
ミカン「湖かよ・・・」
2人の前に、水の塊が立ちふさがりました。

パピィ「住ちゃん!魔物よ!」
住田「うん!出番だ!!」
パピィはいつものように変身装置を構えます。
パピィ「まじかる♪まじかる♪カラフジカル♪♪
ば てれん♪れんこん♪とまとーーーまーーーっくす!!」
その瞬間パピィの体g(以下省略)
住田「変身完(省略)」
少し間を置き、
ぱぴ子「変な略し方ちないでよっ!」
おっと、そーりぃ。
住田「来たよ!ぱぴ子!!」
ぱぴ子「もっもう!?」
すると、その魔物は、校舎を破壊しながら1人の少女を
追いかけていました。
アンリ「助けて〜〜〜〜っ!!」
ぱぴ子「あっアンリたんっ!?」
そしてその魔物の後ろには・・・
センリ「アンリぃ〜〜〜〜〜っ!!!」
ウィミ「待ってぇ〜〜〜〜〜っ!!」
今までかくれんぼをしていた3人が血相を変えて
走ってきます。
ぱぴ子「セっセンリたんにウィミたんまで!!」
住田「3人が危ない!早くしないと追いつかれちゃうよ!」
ぱぴ子「分かってるわ!パピィでポン!!」
ぱぁぁっ
すると、ぱぴ子の魔法で窓の方から、木がぐんぐんと伸び
校舎にいる魔物に絡み付きました。
ぱぴ子「だ、大丈夫!?」
ウィミ「ありがとう・・・あ、あなたは・・・!」
アンセン「マモハン・ぱぴ子!!」
ぱぴ子「へっ変な略し方ちないでよーーーっ!!」
すると、3人は改まって
センリ「お願い、助けて!」
ウィミ「あの魔物ね、メイルなの!メイルが魔物になっちゃったの!!」
いきなりの発言に、ぱぴ子絶句。
ぱぴ子「うっ・・・うそっ・・・メイルたんが!?」
住田「知り合いが魔物になるなんてっ・・」
想定していなかった出来事にパニックを起こす4人。すると・・
魔物「うああぁぁぁぁぁぁあ」
うめき声をあげて、校舎の外へと出てしまいました。
ぱぴ子「校舎の外に出たわ!」
アンリ「メイル・・・!」
ぱぴ子「とにかく、追いまちょう!」

急いで外に出た4人の目に映ったのは、
魔物の前に立つ、赤の特攻服に、
グラサンをかける3人の不良でした。
ぱぴ子「えっ!?」
住田「あっあれは・・・・!」
ぱぴ子「住ちゃん知ってるの!?」
住田「うん。秘密戦闘防衛隊!
モットーは、kiru(切る)asirau(あしらう)ebaru(えばる)
return(戻る)ebaru(えばる)通称・・・
     カエレ!!(kaere)」
その途端、教室に居た生徒全員が顔を出し、
窓から歓声があがりました。
『カーーーーエーーーーレ!カーーーーエーーーーレ!!』
大歓声があがり、まるでスーパースタジアムのような大勢の
拍手喝采が起こりました。
しかしその声はどこか批判してるようにしか聞こえないのでした。
隊の一人が、2人に合図を送ります。
「放て――――――――――――――っ!!」
その瞬間、バババババババババババっと
大砲から弾が何発も発射されました。
しかし・・・
魔物「ごあぁぁ・・・・?」
魔物はかゆそうに、弾が当たった箇所をかきました。
「リィゼ隊長!」
「何ィ!?・・・くっそ〜〜〜・・・はっ」
すると魔物はハエを払うように、3人に腕を振り回しました。
3人は魔物に一瞬にしてふっとばされるのでした。
3人「そんな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
キラーーン・・・

一旦切ります。


■ 夏田みかん (98回/2009/07/18(Sat) 16:49:52/No1567)

続きです。

ぱぴ子「もーーっちょうがないわねぇっ」
と、その時!
校庭に設置されている各スピーカーから、
音楽が流れて始めました。
ぱぴ子「こっ今度は何っ??」
『おーー♪君は見たか〜?あのグラサン〜を〜♪
赤いコートに身をひそめて〜♪正義に〜〜歩む〜〜♪
月光のガンファイター♪♪』綺麗な音色に合わせて流れる歌声は
結構上手なのでした。
ぱぴ子ほぜん。同時に、
ミカヤ「はーーーーーーっはっはっはっ」
本人も現れるのでした。
ぱぴ子「む〜〜っ出たわね・・・邪魔者ガンファイター!!」
すると、2階にいたミカヤは、「とぅ」という間抜けな声を発し
足を揃えて着地しました。
ぱぴ子「何しにきたのよ〜〜〜〜〜っ!!月光のガンファイターミカヤ!」
ミカヤ「私は、月光のガンファイターミカヤではない。」
それを聞くと、ぱぴ子はきょとん としました。
ミカヤ「月光のガンファイターミカヤはもういない。」
どこか、悲しげに言うのでした。
ぱぴ子「じっ、じゃあ、あんたは誰なのよっ!!」
すると、その質問を聞いてミカヤは白い歯を光らせました。
ミカヤ「私は・・・月光のガンファイターミカヤ@
だーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
ミカヤは以前とは違うベレー帽に合わせた色の赤ロングコートを
着用して言いました。
ぱぴ子「ロングコートを赤にしただけで全然変わってないじゃない!」
突っ込みを入れるぱぴ子。
ミカヤ「だって〜、昨日やっとクリーニングから帰ってきたんだもん」
そうこうしてるうちに、魔物が迫って来ました。
魔物「ぐぅああああああああああぁぁあ」
ぱぴ子「わーーーーっ!どっどうすんのよ〜〜っ!!」
ミカヤ「あーーーーるふぁーーーーーーー♪」
ぱぴ子「うるちゃーーーーーーーいっ!!」
     「今度の相手は誰ですか?」
その時とても聞き覚えのある声が響きました。
その声を聞いて最初に反応したのは・・・・
ぱぴ子「青騎士たん!」
そして、容赦なく剣で魔物を叩きつけました。
魔物「ぐがぁああああああああああああああ!!」
青騎士の勇ましさに、またも感嘆の声をあげるぱぴ子。
そして
青騎士「何のつもりかしらないけど、邪魔するなら容赦しないですよ
ミカヤ!!」
すると、ミカヤは首を傾けきょとん としました。
右手の人差し指を自分に向けハテナマーク。
青騎士「ムカッ・・・お前の血は何色だァーーーッ!!!」
さて何色でしょう?
次の選択肢からお選びください。
A,赤
B、レッド
C,ロッソ
D,トマト色
E、全て配点は20点とします。
ここテストに出るから。伏線です。
青騎士は小型の短剣を、ミカヤに投げつけました。
ザシュッ!!!!!
なんと命中!ミカヤから、何やら赤い液体が
流れて来ました。慌てるぱぴ子。
ぱぴ子「ちょっ・・ちょっと、青騎士たん!?気持ちは分かるけど
やり過ぎよ!!」
青騎士「これぐらいして置かないと、あいつはまた邪魔してきます!!」
ぱぴ子「でっ・・・でも」
すると、青騎士は何の意図でもなく、
ぱぴ子に抱きつきました。
ぱぴ子「へっ!?///////」
真っ赤になるぱぴ子。
ぱぴ子「あっ・・・あのっ・・青騎士・・・たん??////」
すると、青騎士も顔を真っ赤にして、ぱぴ子を放しました。
青騎士「ごっ・・・・ごめん・・・なんでもないんです/////」
胸の鼓動を押さえるぱぴ子・・
ミカヤ「あーーーっ!何いちゃいちゃしてんだよーーっ!!」
ミカヤが、潰れたトマトを片手に平然とそう言いました。
青騎士の短剣はトマトに刺さっています。
青騎士「・・・・・」
ぱぴ子「ト・・・トマト?」
野菜を無駄にするミカヤに、2人は呆れるのでした。

青騎士(アイツのノリが移ったんですかね・・・;////)

アンリ「センリーーーー!!」
なんと、そうこうしている間にあの2人が魔物に襲われました。
青騎士「しっしまった!」
ぱぴ子「早く行かなきゃ・・・!」
ウィミ「メイル!アンリとセンリをいじめないで〜〜っ!」
魔物「ぐああああああああああああ!」
ウィミ「きゃあっ」
ウィミの願いもむなしく、ウィミは魔物にすッ飛ばされてしまいました。
センリ「ウィミ!!」
    しかし!

ウィミ「おい てめぇ、聞こえてるよなァ・・・?」
ウィミの口調が突然変わりました。
センリ「はっ!!やっヤバイ!ウィミ待ってボクは大丈・・」
ウィミ「人を怒らせたらどうなるかー・・・身を持って
知れぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
timeover。
彼女はその小さな体からは考えられないような大きなカマを片手に
持っていました。
センリ「お・・・・遅かった〜〜〜〜〜〜・・・!!!!」
アンリセンリ絶句。
ぐるん ぐるん と大ガマを振り回すウィミ。
ぱぴ子「なっ・・・何アレっ!?」
青騎士「大きい斧ですね・・・」
ミカヤ「鎌じゃねーの?・・・ってかデカくね?」
その光景に唖然とする3人のヒーロー。
明らかに魔物を虐待している小さな少女がたけびます・・
ウィミ「これで しまいじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」

―――――――――――――・・・・・
物の残骸が無残に広がる校庭で・・・
3人のヒーローは気絶していました。
アンリとセンリが横たわる隣にはメイルが。
そして・・・
ウィミも大がまを持ったまま、あまりの労力に
疲れて一緒に気絶してしまいました。
そして、センリは気絶したまま一言・・・
センリ「ウィミ、もうキレないで〜・・・」
そして、静寂の世界で、ウィミが気が付きました。
ウィミ「・・・・あれっ?・・・みんなどうしたの??
私何してたんだろう・・?」
首を傾け疑問形。少女は罪なき笑顔で言いました。
ウィミ「まぁ、いっか♪」


キンタ「やっぱり・・・こうなっただす・・・;」
その光景を見ていた1人の妖精は頭を抱えて1人ごちました。
・・・・・
次回、
story10「燃え上がれ!真夏の運動会」

9話終了ですっ♪
絵の方ですが、前回のミカン&ムルモの時も制服
着せ忘れていたので、今回は着せました;;
でも男の子の制服の設定はあんまり考えてなかったので適当;;;
書き直したいです><;;
なんかバランス悪い・・・最悪ですね(ぇ
ウィミちゃんの設定ですが、この子はムクで純粋な明るい女の子が
表設定ですが、純粋な反面キレると手がつけられない程危ない
という別名『大ガマのウィミ』というのが裏設定;;
ちなみに本人は自覚がないため、後始末が悪いんです(^^;
センリとウィミ・・・恋は全くしませんが、ご期待とあらば
しない事もないこともないです(笑)
ちなみに、今回ので30レス突破なのでスレッドを引っ越そうと
思いますので宜しく♪
では☆

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■ こやまる (544回/2009/07/21(Tue) 20:49:01/No1577)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんばんは☆
いやはや、想像以上のウィミのキレっぷりには驚きました。
以前のオリフェ紹介の際に「手が付けられないほど暴れる」設定はうかがいましたが、まるで何かに乗り移られたかのようなその迫力のある行動とセリフはすごいの一言。。
フリルの似合うかわいらしい妖精が服装そのままにどんな表情に変化するのか、私は気になりまくりですので今度ぜひお絵描きよろしくです。
ウィミの変化を知っているセンリは、恋どころじゃないのかもしれませんね。
アンリに夢中なメイルに代わって、ウィミの保護者としてウィミを見守ってあげて欲しいです(やはり恋に発展すると私は喜びます^^)。
またメイルもウィミのことをどう思っているのか気になりますね。
う〜ん、やっぱり双子はネタ満載ですので、これからもたくさん登場して欲しいです。

お絵描きもありがとうございます!
必死になって追いかける二人がかわいいなぁ。
センリはアンリのことがとても心配なのでしょうね。
そしてセンリと別の妖精の組み合わせというイラストがまたレアですね〜。
魔物に追いかけられているアンリは、二人よりももっと必死になって、泣きながら逃げ回っていそうです。

>すると、青騎士は何の意図でもなく、
>ぱぴ子に抱きつきました。
おぉぉ、ついにムルモが積極的な行動を!
ミカンに出会って、ムルモの恋心も着実に進化していますね。
この調子で、今度は青騎士という仮の姿ではなくてムルモの状態でパピィに抱きついて欲しい…ですが、照れくさいパピィがそれを拒みそうですので、まだまだ先の話になりそうですね。
抱きつかれたぱぴ子の方は、どういう気持ちになっていたのでしょう?
抱きついてきた青騎士からどことなくムルモの雰囲気を感じ取って、ムルモに抱きつかれるのを妄想していたりして。

そういえばムルモとミカンはどのようにして洞窟から脱出したのでしょう?
仕方なくムルモが魔法を使ったのか…。
まさか今回のミカヤと青騎士は、ムルモとミカンでは無かったりして。
何だか妙に気になっています。
(でもミカヤの言動はどう見てもいつものミカヤですし^^;)

スレッド引っ越しの件も了解しました。
次回の運動会(?)も楽しみにしていますね〜。
運動会となるとたくさんの妖精が登場しそうですね。
では!




1095/ 流星の妖精メテオ
□投稿者/ ハヤテ -1回-(2008/12/09(Tue) 22:25:03)

こちらでははじめましてです!
以前に映画企画で掲示板に書かせていただいたものを小説にしようと思ってこちらに書き込みました。
よろしかったのでしょうか・・・?
とりあえず、具体的なあらすじと登場人物を…。

あらすじ
ミルモの里の図書館で本を読んでいた結木。
結木が手にとった本、そのタイトルは「人間界の危機を予言」という、胡散臭いものだった。
その本の中には、「20XX年、流星の妖精メテオ、地球に降り立つ時、人間界は滅びる」と記されていた。
結木はただのイタズラのようなものだと思い、気にもとめずに図書館から立ち去った。
しかし、その時はすぐに近づいている事を誰も気付くことはなかった――――

オリフェ
流星の妖精メテオ
宇宙の彼方に住んでいて、ガイア族以上の魔力を持つといわれている妖精
その正体と目的は全く不明とされている


こんな感じでよろしいでしょうか?
許可をもらってもびっくりするぐらいの亀更新かもしれませんが、よろしくおねがいします。
ではではこのへんで…。


■ こやまる (368回/2008/12/12(Fri) 08:16:15/No1097)
http://www.murumoya.com/


ハヤテさん、おはようございます☆
映画企画の小説連載はもちろんOK…というか大歓迎ですよ!
ぜひ劇場版にふさわしいドラマティックな展開をよろしくお願いします!
そして私も企画ネタをそのうちストーリー連載したいところです。。

人間界の危機を救うために立ち上がるミルモたち、そしてメテオとの壮絶な戦いを想像します。
メテオがどんな目的で人間界に近づくのか、メテオの性格とともに気になりますね。
そして…ハヤテさんお気に入りのアクミの活躍にも期待しています(^^)。

それでは連載スタートを楽しみにお待ちしております〜。
では!


■ ハヤテ (2回/2008/12/14(Sun) 19:00:39/No1100)

こんばんは!
許可をいただきありがとうございます!
ではでは、亀更新の小説をスタートさせていただきます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

プロローグ 


ある日のことだった。
楓たちはミルモの里に遊びにきていて、みんなでサッカーをしてあそんでいたのだった。
そんな中、ミルモの里の図書館で結木は本を読んでいた。

結木「ふぅ…結構読んだな…。」

魔法語は本を読んでいるうちに読めるようになったらしいのか、ほとんどの本を読みつくしていたのだった。

結木「妖精界の本もなかなか面白いものだな。」

そういいながら静かに本を閉じ、本を元ある場所にもどそうとした。
そのとき、ふと古そうな本が目についた。
茶色い表紙で、紙は黄ばみ、埃をかぶっているものだった。

結木「なんだこれは…、本をこんなにして…。ここは本当に図書館か?」

結木はその本を手にとり、埃をはらう。
埃を払いきると、タイトルが見えてくる。
相当古いのか、文字はかすれて読みにくい。
しかし、なんとか読める程度のものだった。

結木「…人間界の危機を予言…?なんだこの胡散臭いタイトルは…。」

結木は古い本のタイトルを音読しては、少し引き気味に言った。
その場で本を開き、読んでみる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
流星の妖精メテオ

この妖精・・・・であ・・・
極めて危険・・・・・あり・・・ガイア族よりも・・である
・・・・が原因でメテオ、地球に降り立つ
そして20XX年、流星の妖精メテオ、地球に降り立つ時、人間界は滅びるであろう

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

結木「…なんだこれ。文字はかすれて読みにくいし、人間界が滅びる…?」

そんなバカな、といいながら結木は本を棚に戻す。
そして何事もなかったかのように違う本を手に取り読み出す。

何時間か経ったころだった。
ドドド、と足音が聞こえてくる。

リルム「結木様〜!そろそろ帰る時間ですわ〜!」
結木「リルム、もうちょっと待ってくれ。もうすぐ読み終わるから。」
リルム「はやくしてくださいですわ〜!ミルモ様が先に帰っちゃいます!」

リルムが早く早くと催促する。
こんな平和な時間を過ごすのが、もうほんの少ししかないとは誰が思うだろうか。
予言の本は既にその棚からは消えていたのであった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

こんな感じでよろしいでしょうか?
ではでは、次は第1章にいきたいと思います。


■ こやまる (371回/2008/12/20(Sat) 13:29:32/No1105)
http://www.murumoya.com/


ハヤテさん、こんにちは☆
感想が遅くなり申し訳ありません。。

壮大なストーリーを予感させるプロローグになっていますね。
古びた本を結木くんが読んでしまったことによって始まるのか、それとも初めから結木くんに読ませるために仕向けられたものなのか?
いずれにせよ間もなく迫り来る恐怖(?)に私はドキドキしています。

>ドドド、と足音が聞こえてくる。
その恐怖がいきなりやってきたのかと思いました(^◇^;)。
実際のアニメや映画でもこういう演出はありそうですよね。
ドキドキの展開になる前に、もう少しミルモとリルム、そしてムルモ達の平和な光景を見てみたいなぁとちょっとリクエストしてみたり…。

それでは第1章のスタートを楽しみにお待ちしております。
では!


■ ハヤテ (3回/2008/12/21(Sun) 18:34:11/No1106)

こやまる様、こんばんは!
遅くなってすみません、やっと出来ました。
更新しますね。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第1章  地震からの始まり


ミルモの里で遊んで既に1ヶ月がたった。
楓たちはいつものように学校で授業を受け、ミルモたちは楓の席で遊んでいる。

ミルモ「おいヤシチ、さっきから何してやがるんだ?」
ヤシチ「フェアリーDSiで『対戦まほうだまDS』をやっているのだ。」

ヤシチが、いいだろう、とこれ見よがしに真っ白いフェアリーDSi見せつける。
そのゲーム機は表面がつるつるしていて、太陽の光を反射する。
ミルモはすこし眩しかったのか、目を細めながら言う。

ミルモ「はぁ?なんだそりゃ。」
リルム「ミルモ様知りませんの?フェアリーDSiって、カメラがついているゲーム機ですわ〜。」
ムルモ「ボクももっているでしゅ!ヤシチしゃん、一緒に対戦するでしゅ!」

ムルモもどこからともなくやってきてはフェアリーDSiを出す。
しかも色は似合わない黒色。
いや、お腹が真っ黒いムルモには最適なのだろうか。
カセットはもちろん『対戦まほうだまDS』である。
ミルモは本当に羨ましかったが、決して表には出さないでいた。
しかし、次の瞬間ーーーー。

リルム「私も持っていますわ!お小遣いを奮発して買っちゃいました。」
ミルモ「なにぃぃ?!リルムも持っているのかよ?!」

リルムもどこからともなく持ってくる。
色は真っ白で、ヤシチとは違ってさくらんぼのシールをつけて、リルムのものだとすぐにわかるようになっていた。
ミルモは心の底からそのゲーム機がほしくなってしまったのである。
そしてムルモの手からゲーム機を奪う。

ミルモ「やいムルモ!俺にもやらせろ!」
ムルモ「いやでしゅよ!なんでお兄たまにやらせないといけないんでしゅか?!」
ミルモ「うるせぇ!俺のもんは俺のもん。ムルモのもんは俺のもんだ!」
ムルモ「何でしゅか?!いじめっ子キャラお決まりのセリフは!」
ミルモ「いいから貸せってんだ!」
ムルモ「イヤに決まってるでしゅ!」

ミルモとムルモが楓の席でギャーギャー騒ぎ出す。
リルムは「やめて下さいですわ〜!」とわたわたして、何も出来ずにいた。
楓は5分間だけ我慢はできたが、その後はイライラし始める。
そして二人の間にあるゲーム機をとりあげ、机の中にいれる。

ミルモ「てめぇ、なにしやがる!」
楓「授業に集中できないでしょ!もう、ミルモのせいで問題の答え聞き逃しちゃったじゃないの!」

黒板と楓の机にあるプリントを見比べると、確かに答えを聞き逃しているのだ。
その上、黒板には「試験に絶対でる」と書かれているのだ。

ミルモ「けっ、聞いててもどうせまともな点数とれねぇくせに。」
楓「もう、ミルモのバカ!今回の試験の点数が悪かったらミルモのせいなんだからね!」
ミルモ「なんでそうなるんだよ?!」
楓「それと!おまけにくもっちょなんかぜぇ〜ったいに買ってあげないんだから!」

端から見ると楓が独り言を言っているかのように見える。
その理由は、妖精というものはパートナーの人間にしか見えない存在であり、ミルモが見えることは日高、結木のみ。
そんなワケで、何も知らない人間にとって、楓は一人で怒っているように映る。

先生「おい南!誰としゃべってるんだ?」
楓「ほえぇ?!」

いきなり先生に話しかけられ、起立してしまう楓。
その瞬間、周りの生徒からどっと笑いが起こる。
楓は思わず赤面し、おまけに冷や汗までかく。
先生に満面の笑みが楓に向けられ、楓にゆっくりと近づき、白いチョークを手渡す。

先生「南、さっきの話をちゃ〜んと聞いていたのなら、この問題は解けるよな?」
楓「えぇーーーー?!」

勢いで黒板の方にすすんで、がむしゃらに問題を解く。
ぶっちゃけた話、ちんぷんかんぷんなのだ。
楓はこの瞬間、ミルモにはもう絶対くもっちょは買ってやるもんか、と心に決めたらしい。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


放課後、楓は先生にみっちり叱られでテンションがかなり落ちている。
結木、日高、松竹も一緒に下校道を歩いている。

楓「うぅ〜、ミルモのバカぁ〜。」
ミルモ「なんでオレのせいなんだよ。元はといえばヤシチがあんなもん出してるからだろ?」

ミルモは横目でヤシチを見る。
ヤシチはミルモのセリフにかちんときたのか、人を見下すような態度を取り始めた。

ヤシチ「はっ!ミルモがフェアリーDSiを持っていたらいいだけの話であろう?」
ミルモ「何ぃ?!てめぇ、オレが悪いって言いてぇのか?」
楓「もう、やめなさいよ二人とも。ミルモは家でゲームしてたら充分でしょ?」

ミルモとヤシチの仲裁をする楓。
しかし、楓の最後の言葉にミルモは余計にヒートアップしてしまったようだ。

ミルモ「家でじゃつまらないだろ!」
ムルモ「そうでしゅかね?松竹しゃんと一緒に遊ぶのは楽しいでしゅよ?」
松竹「うん!ムルモと遊ぶのはと〜っても楽しいよ!」

松竹のセリフの語尾にハートが付きそうなぐらいの勢いだった。
日高は今までの会話を聞いてずっと思っていた。

日高(家でのゲームって、親とかにバレたりしないのかしら?)

…と。
日高の場合、ヤシチと一緒にゲームでもしたら弟になんと言われるだろう。
そう思うと心から怖気がするのだった。

結木「ゲームってそんなに楽しいのか?」

いつも本ばかり読んでいる結木にとっては、ゲームなんて未知の世界に等しい。
結木の肩に乗っているリルムがすかさず答えた。

リルム「楽しいですわ!最近では通信機能が発達してて、とっても楽しいのですよ?」
ミルモ「うぅ、フェアリーDSi、ほしいぜ…。」

ミルモがうなだれている時、楓がぽつりと言う。

楓「そういえばミルモ、フェアリーDSなら持ってなかった?」
ミルモ「あ……………。」

しばらくの沈黙が流れる。
そしてーーーーー

楓「ミルモ、今週はくもっちょ買ってあげないからね。」
ミルモ「えぇーーーーーー?!」
ムルモ「お兄たまがDSを持ってきてたらいいだけの話だったのでしゅ。」

ミルモがおいおい泣いているのを尻目に、ヤシチとムルモは通信をして楽しんでいた。
楓は「知らない!」とプンプン怒りながら歩いていた。

日高「情報化社会の表れね…。」
結木「そうだな…。」
日高「あぁん、結木君と同じ意見なんて嬉しいわぁ〜!」

日高が結木の腕に抱きつき、ハートが飛び出ているのが見える。
ピンクいオーラも見えるような気がしないこともない。

楓「ちょっと日高さん、くっつかないでよ!」

楓が日高を引き剥がそうとした瞬間だった。


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・


突如地面が揺れ始めたのだ。
立つのがやっとな揺れだ。

ミルモ「な、なんだぁ?!」
リルム「きゃ〜〜!怖いですわ〜!」
ヤシチ「ひぃぃぃ〜!」
ムルモ「ほえぇぇ〜?!」
結木「地震だ!動くんじゃない!」
松竹「うわ〜ん、平井〜!」
日高「いや〜!」
楓「え、何で?!地震?!うわぁ?!」

揺れの大きさに楓がぐらりとよろめく。

松竹「南さ…!」
結木「南!」
楓「ほわぁ?!」
松竹「ふげ!」
ムルモ「ぐぇ!」

松竹が楓を助けようとするが、結木に先をこされてしまう。
結木が楓の腕を掴み、それと同時に松竹とムルモは地面に顔をぶつけてしまうのだった。
しばらくして揺れが止まる。
ムルモと松竹はそのままぐったりしているが、何故かみんなスルーしている。

楓「あ、ありがとう、結木くん。」
結木「無事でよかった。」
日高「ちっ。」

日高の舌打ちはヤシチ以外には聞こえる事はなかったという。

楓「凄い揺れだったね…。」
結木「あぁ、久しぶりじゃないか?あんなに大きな地震。」
ミルモ「めちゃくちゃ凄かったぜ。」
リルム「怖かったですわ。お家の方は大丈夫なのでしょうか?」

リルムの一言で全員の顔が真っ青になる。
そう、今頃家の中はぐちゃぐちゃの大惨事になっていることであろう。

ミルモ「おい、楓。早く帰った方がいいんじゃねぇのか?」
楓「そうだね…。結木くんたち、じゃぁまた明日ね!」
結木「あぁ、またな。」
リルム「また明日お会いしましょうね〜!」

何故か黙っている日高。
その理由は……

日高(フッ、南楓が去ったという事は、結木くんと二人きりになれるということよ。あったまい〜!)

日高は笑いをこらえるのに必死であった。
松竹とムルモはいまだに倒れたままだったが、誰も助けてくれないのだった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

えっと、最後のまとめ方があまりよろしくないですね。
とりあえず、ミルモ達の平和な暮らしを描けただけ、まだマシですね(←
ではでは、次は第2章に突入します


■ こやまる (373回/2008/12/25(Thu) 22:15:13/No1108)
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ハヤテさん、こんばんは☆

前置きとなる日常の描写がボリューム満点で楽しいですね。
フェアリーDSiというどこかで聞いたことあるゲーム機を巡るケンカが妖精らしくて微笑ましいです(ミルモたちに言ったら全然微笑ましくないと反論されそうですけど)。
しかしヤシチが白のDSi本体を持っている点はムルモ以上に似合わないような…。
たまたま黒が売り切れだったんでしょーか。。
ミルモもDSなら実は持っていたというオチは、負けず嫌いなミルモはゲームに腹を立てて、ゲーム機を持っているのも忘れるくらいちょっとしか遊ばなかったのかな。。

人間側の描写もうまいですね。
特にみんなから相手にされない松竹と、周りに気付かれないようにしたたかな考えを巡らせる安純がアニメさながらの光景ですね。
私的には松竹くんと同じように、誰にも助けてもらえないムルモがツボです(^^)。

さて、突如発生した地震から何が始まるのかは次回ですね。
楽しみにお待ちしてますので、第2章もがんばってください!
では!


■ ハヤテ (4回/2009/03/25(Wed) 20:25:31/No1290)

こんばんは!
超亀更新でごめんなさい!><
早くも異常な状態がやってきます←
ではでは続きをどうぞです!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

地球か…

妖精界というのは、この地球にある、人間界から行けるのであったな…

この人間界を潰せば…

我の野望は叶うのであろうか…?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第2章  数々の異常現象



ミルモと楓は急いで家に帰り、部屋に入った。

ミルモ・楓「うわ……。」

部屋の中はごちゃぐちゃとまではいかないが、本棚の本が散乱している。
片付けるのが面倒なのか、楓はちょっとションボリしていたのだった。

楓「大惨事にならなくてよかったぁ…。」
ミルモ「本当だな、もう魔法で直さないといけないぐらいぐちゃぐちゃになってるかと思ったぜ!」

ミルモがひょひょひょ、と笑う。
しかし、その直後、ミルモの顔が真っ青になる。

ミルモ「やべ…!」
楓「ん?何?ミルモ」
ミルモ「いや、ちょっと…。」

楓はすぐに察知した。
「何か隠し事をしている」と…。
ミルモはいつも隠し事をすると、よそ見をするのである。

楓「ミルモ、教えてくれたらくもっちょ買ってあげるよ?」
ミルモ「本当か?!じつはな、この間本棚の上でアイスミルクもっちょを飲んでいたんだ!」
楓「ふんふん。」
ミルモ「でな!ちょっぴしこぼしちまったから、魔法で本棚をちょこっと動かしたんだ!}

楓の顔が一瞬引きつる。
アイスミルクもっちょ、それはミルモが発案した、くもっちょをミルクに溶かした飲み物。
いわゆる、ココアのようなものだ。
味は美味しいのか美味しくないのか、楓にはよくわからないらしいが、それをこぼしたのだ。
ココアのシミって、なかなかとれないんだからね!(ハヤテ
隠したココアのシミが、地震によってちょっぴり見えている。

楓「み〜〜〜〜〜〜る〜〜〜〜も〜〜〜〜〜???」
ミルモ「悪ぃ、許せ!」
楓「本棚動かすよりも、魔法でシミをとりなさいよ!」
ミルモ「おぉ、そっか。」

ミルモは魔法の使い方を間違っている。
というより、何故そんな場所でアイスミルクもっちょを飲もうとしていたのだろうか。
それを知るのはミルモのみ。
ミルモはマラカスをポン!と出し、ミルモダンスを踊りだす。

ミルモ「ミル♪ミル♪ミルモでポン!」

魔法により、ココアのシミがなくなる。
ミルモはひょひょひょと笑う。

ミルモ「これでくもっちょ買ってくれるのか?」
楓「何言ってるの?買うワケないでしょう。」
ミルモ「え〜〜〜〜?!なんでだよ!買ってくれるって言ったじゃねぇか!」
楓「そんな事より、部屋を片付けるから邪魔しないでね。」

楓は散らばった本を本棚に戻していく。
ミルモは「買え買え」と大ブーイング。
楓はかなりイライラしてきたが、そこは抑えている。
最後の本を戻そうとした瞬間だった。


ビシャーーーーン!!


ミルモ・楓「うわぁーーーー!」

突然、雷が鳴り出し、大雨が降りだしたのだ。
大雨というより、豪雨に近い。
楓とミルモは、先程のことを忘れて窓を見る。

楓「何で?さっきまではあんなにお天気だったのに。」
ミルモ「天気予報も今日は天気って言ってたろ?」
楓「うん…、なんでだろうね。」

楓とミルモが顔を合わせると同時に、再び雷が鳴る。
だんだん嵐になっている気がする二人だった。

ミルモ「さっきの雷といい、地震といい、人間界おかしいんじゃねぇか?」
楓「地球温暖化が進んでいるもんね…。異常気象なのかもしれないね。」

楓とミルモは窓を見ながら言う。
楓は本を本棚に戻し、ベッドに座る。

楓「でも、夜になったら雷は止むと思うよ?」
ミルモ「そんなに鳴ってたら、異常気象にも程があるぜ?」

二人はあはは、と笑い、先程のことをミルモはしっかりと謝罪する。
楓は「今度くもっちょ買ってあげるね」といい、ミルモのテンションがかなりあがってたという。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

夜になっても、雷は止むことはなかった。
それどころか、ずっと鳴り続けている。
どこの家も火事になっていないのが不思議なぐらいであった。
ミルモと楓は窓を見て言う。

ミルモ・楓「異常気象だ。」

雷が鳴る。
こうもウルサイと、おちおち寝てもいられない。
二人はため息をつく。
その時、楓のお母さんの声がする。

楓母「楓〜!ちょっと来て!」
楓「何〜?」
ミルモ「オレも行くぜ!」

ミルモは肩にのる。
楓が楓のお母さんのことろに行くと、テレビにニュースがうつっていた。

楓母「見て、このニュース!こんなことになってるのって日本だけじゃないんだって!」
楓「えぇ?!」

ニュースを見ると、日本列島全域に大きな雷雲がかかっている。
しかし、よく見ると日本だけではない。
その雲はたくさん存在し、地図の6割に雲がかかってる。

ミルモ「こういうことってあるのか?」
楓「こういうことって普通、ないよね…。本当に温暖化なのかな?」
ミルモ「うーん、オレは違うと思うぜ?」

外の雷は止む事なく、1日が経ってしまったのだった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そうだ…

このままいけば、我の計画は完璧となる

ふふふ…

ふははは…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

本当に更新おそくて申し訳ないです。
今回はちょっとずつ悪い方向へ動いていく人間界を描いてみました。
ちゃんとできてるでしょうか?
普段より少し短くて申し訳ないです。
ではでは


■ こやまる (443回/2009/03/26(Thu) 11:32:03/No1294)
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ハヤテさん、こんにちは☆
小説の方は無理せずマイペースでOKですよ。
(私のストーリーも2ヶ月くらい間が開いてしまっていましたので)
でも途中で投げ出さずに最後までがんばって続けてほしいです(^^)。

さて今回は前回の地震騒動(というかDS騒動?)に続いて、さらなる天変地異が…。
雷は私は大の苦手なので、こんな天気が続いたら間違いなく発狂しそうです。
ミルモと楓は平気みたいですが、恐怖でびくびくおびえている妖精もいたりして(意外とリルムあたりが…)。
この現象も何者かの仕業みたいですが、今の時点ではそれに気が付くのは誰もいないでしょうね。
今後どんな展開でミルモたちがそれに気が付くのかが興味深いです。

>何故そんな場所でアイスミルクもっちょを飲もうとしていたのだろうか。
「狭い楓の部屋も、こうして高いところから眺めれば広く見えるぜぃ」
とかミルモが失礼なことを言ってたりして。
この後ミルモは楓にちゃんと謝ったようですが、きっと照れくさそうに謝罪したのでしょうね。

>普段より少し短くて申し訳ないです。
小説は長ければいいってものではないですからね。。
私としては、絵本みたいに少ないメッセージでいろいろなことを伝えられるようなお話を作るのが次の目標だったりします。

それでは次回も楽しみにお待ちしております!


■ ハヤテ (5回/2009/07/06(Mon) 22:43:03/No1534)

わっほい4ヶ月ぶりですね☆(開き直り
メモのほうではそれなりには進んでいます。
とりあえず一話だけ更新…(?
なんと今回はオリフェ登場です、メテオとの関係はいかに?!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第3章 小惑星の妖精アイダ


結局朝が明けても雷は鳴り続け、学校は休校となった。
学校のお達しでは「絶対に自宅待機」だそうだ。

ミルモ「自宅待機かよ、暇だなぁ。」
楓「そうだね…結木君に会いたいよう、ミルモ〜。」

楓が寂しそうに呟くと、ミルモはけたけた笑い出す。

ミルモ「お前、それストーカーっぽいぜ?」
楓「ひっど〜い!恋する乙女を侮辱して!やっぱりくもっちょなんか買ってあげないんだから!」
ミルモ「えぇーーー?!」

ミルモは目を丸くして、絶叫する。
楓は相当怒ってしまったのか、ミルモの顔を全く見なくなった。
ミルモは楓の肩まで飛び乗る。

ミルモ「ご、ごめんな〜、楓さ〜ん。」
楓「ぷん!」

楓がそっぽを向いた瞬間だった。
今まで鳴り続けていた雷が止み、その瞬間に雪が降り始めた。

楓「ねぇ、ミルモ…今、夏だよね?」
ミルモ「雷が鳴ったら雪が降るっていうじゃねぇか。」
楓「それ冬の話だよ!」

二人はあまりにも突然の出来事に、先程のケンカを忘れてしまったようだ。
雪は次第に勢いを増し、吹雪へと変わる。
窓の外は一気に白くなっていった。

楓「…なんか、地球温暖化というよりも冷却しているような…。」
ミルモ「いや、これは異常気象だろ。なんかすげぇヤな予感がするぜ…。」

ミルモの予想は的中した。
吹雪になってまもなく、再び地震が起こる。

楓「うわぁ!もう、なんなのよー!」
ミルモ「こっちがききたいぜ!」

楓とミルモはすかさず机の下へ隠れる。
軽い地震だったのか、すぐにおさまったようだ。
ミルモと楓はげっそりした様子で机から出てくる。

楓「みんなが心配だな…。」
ミルモ「あぁ、そうだな…どうにか、この異常気象を防げないものかな。」

楓たちが窓を見る。
窓はもう真っ白で、ほとんど外が見えない状態だった。
その時だ。

?「うわぁ〜〜〜〜!た〜す〜け〜て〜〜!!」

誰かが叫んでいる。
楓が窓を開こうとする。

楓「誰かが風に飛ばされてる?!」
ミルモ「おい楓!今窓をあけたら…!」


バリーーン!!


窓は、楓が開く前に開いてくれました。

楓「寒いぃぃ!!」
ミルモ「ミルモでポン!」

ミルモがすかさず魔法で窓を直す。
今までのことがなかったかのように、元通りになった。

楓「何か飛んできたよね、今…。」
ミルモ「凄い勢いで何かわからなかったぜ…。」
?「うぅぅ〜…。」
楓・ミルモ「うわぁ!!」

謎の声がする。
楓の勉強机からだ。
声の主がゆっくりと起き上がり、姿を見せる。

楓「妖精…?」
ミルモ「てめぇ、何者(なにもん)だ?!」
?「ほわ!君たちだぁれ?」

ミルモの声で驚き、楓のデカさに驚く妖精。
茶色い服に身をまとい、頭には小さな星が浮いている。
ほっぺたは薄い黄色の星。身長はムルモ程度だ。
目はちょっと垂れ目で、髪は漆黒である。
見た目からして、とてもほんわか…というよりも、マヌケそうである。
ミルモは自分の質問に答えなかったため、キレる。

ミルモ「てめ…、お前の名前をきいてんだよ!」
?「え〜…アイダはアイダだよ〜?」
楓「アイダ君?」
アイダ「アイダちゃんだよ〜?」

どこかハンゾーと同じようなのんびりさを感じる。
どうやら名前はアイダというらしい。

アイダ「アイダは小惑星の妖精なんだよ。で、君たちのお名前は?」
ミルモ「なんかムカツクぜこいつ…。俺はミルモだぜ。」
楓「可愛いと思うけど…。私は南楓よ。よろしくね、アイダちゃん。」
アイダ「えへ〜、よろしくね?ミルモ、楓さん。」

アイダはぺこりと頭を下げる。
ミルモはアイダのとろさに少しばかりイライラしている。
ハンゾーではイライラしないのに、何故かアイダにはイライラしてしまう。
何か特別にイライラする。

ミルモ「お前、何でここに来たんだ?」
アイダ「あ、そうだった〜。アイダはね、この地球をきゅーしゅつしないといけない義務があるんだよ?」
楓・ミルモ「地球を救出?!」

声が重なる二人。
いきなりやってきた、このトロいアイダが地球を救出する。
それよりも、地球を救出する意味がよくわからない二人。

楓「アイダちゃん、地球の救出ってどういうことか詳しくお話ししてくれる?」
アイダ「別にい〜よ〜?でも、今からいう事は信じてね〜?」
ミルモ「いいから、とっとと話せ。」

ミルモはイライラしている!
アイダはゆっくりとクッションに腰掛け、楓とミルモに自分の使命を話すのだった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

と、ここまでで3章終了です。
なんか会話ばっかりで、文章になってない!
皆様のイマジネーションに全てを託しますね☆←
今度アイダの絵を載せたいとは思っているのですが、メインとこっち、どちらに載せれば良いのでしょうか?
謎です。
やっとプロローグいれて4章…、遅いね、ハヤテさん。
ではでは、続いて第4章!
アイダの使命と、メテオの正体がわかります!
多分(ぇ


■ ハヤテ (6回/2009/07/12(Sun) 16:30:13/No1552)

オリフェです!
やっとでてきたので紹介します

小惑星の妖精 アイダ
性別 女
年齢 ガイア族より年上らしい
魔力 不明
性格 のろい・マイペース
体重 いちご2個分
好物 カシューナッツ
詳細
地球を救う為にやってきたらしいが、頼りない。
数々の異常気象と何か関係があるらしいが…。
頭の星は宇宙にいる仲間と交信するためだとか。
まだまだ謎が多い妖精である。

絵に1時間かけたかもしれません←
まつげ忘れてました(ぁ
アイダは今回の異常気象と関係があり、メテオとも関係があります!

今回はキャラクター紹介で終わらせていただきますね!
では!

300×300

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■ ハヤテ (7回/2009/07/14(Tue) 21:00:21/No1555)

こんにちは!
やっと普通に更新してきましたね、ハヤテさん←
メモにはほとんど書き終わっているというのに、とっととコピペして投稿しておけと言いたいかもしれませんが^^
ではでは、待望の(?)第四章でございます!

〜〜〜〜〜〜〜
第4章 流星の妖精が生まれたトキ


アイダ「さっきも言ったと思うけど、アイダは小惑星の妖精なんだよ〜。」

アイダはのんびりゆったりとした口調で話す。
この状態だと4時間はかかりそうな気がする二人だったが、耐えるした方法がなかった。
しかし、ある疑問が浮かんだ。

ミルモ「小惑星?そんな妖精いたのか?」
アイダ「うん〜。アイダ以外にも沢山いるんだよ〜。」
ミルモ「沢山?!お前みたいな奴がか?!」

ミルモは驚いた。
アイダのようなノロい奴が沢山いるなんて、イライラがすぐたまってしまいそうである。
楓はミルモの頭をつつく。

楓「お前みたいな奴って言わないの!アイダちゃんはアイダちゃんだよ。」
アイダ「他のみんなはアイダの兄弟みたいなものなんだよ〜。」
ミルモ「兄弟ィ〜?」
アイダ「そう、宇宙に行けばみんなに会う事が出来るんだ〜。でも、今はそれどころじゃないんだよ〜。」
ミルモ「ちょっと待て。」

ミルモがアイダの話に口を挟む。
楓とアイダはきょとんとする。
楓は気付いていないようだ、大切な事に。

楓「どうしたの?ミルモ。」
ミルモ「楓、気付かないのか?!今の話だとこいつ、宇宙から来た奴なんだぜ?!」
楓「え……えええぇぇぇぇ?!」
アイダ「ふにゅ?」

アイダは首をかしげ、きょとんとした顔でミルモを見つめる。
楓は目をまん丸にして、アイダをじっと見る。

楓「と、とてもじゃないけどそんな…宇宙から来た妖精には見えないよ?」
ミルモ「それは同感だぜ。でも、仮に本当だったとしても…アイダが宇宙から来たのと、この異常な現象と何が関係あるんだ?」
アイダ「あ、そうだった〜。」

話が少し逸れてしまい、忘れるところだったアイダ。
アイダはゆっくりと話を続けた。

アイダ「ミルモ達はしらないだろうけど、アイダ達のような宇宙にいる妖精はガイア族しか知られていないものなんだ〜。」
ミルモ&楓「ガイア族?!」

声が重なり、顔を見合わせる。
ガイア族にしか知られていない妖精…その中の1人がアイダであることに驚きを隠せない二人。
アイダはわかりやすいようにプラカードを持って続ける。

アイダ「ガイア族がミルモの里を守っているように、アイダ達は宇宙を守っているんだ〜。」
ミルモ「宇宙?!」
アイダ「うん。アイダは木星と火星の間にある小惑星を守っているんだよ〜!」
楓「うわぁ…なんだか理科の講座を受けてるみたい…。」
アイダ「アイダは『小惑星の妖精』だけどね〜、『惑星の妖精』だっているんだよ〜。」

座りなおし、さらにアイダは続ける。

アイダ「惑星の他にも沢山いるんだけどね、今回は省かせてもらうね〜?」
ミルモ「頭がこんがらがってきたぜ…。」
アイダ「ここからが本題。」
ミルモ「おせぇよ!!」

ミルモは思わずツッコミをいれる。
やはりアイダはミルモには向かない相手である。
楓はミルモをなだめ、アイダの話を続けさせる。

アイダ「今回の地球の異常現象は、『流星の妖精』が関係あるんだ。」
楓「流星?あ!ソレ知ってるよ!流れ星がたくさん見える奴だよね?」

楓が自信満々に答える。
しかし、アイダは悩んだ顔をする。

アイダ「う〜ん…そうなんだけどね…。流星は宇宙のゴミが発光してできたものって事は知ってるよね?」
楓「そうなの?」
ミルモ「楓に聞くな、コイツ全科目ヤベェから。」
アイダ「へ〜。」
楓「み〜〜る〜〜も〜〜〜〜!!」

ミルモを掴んだまま右のほっぺたを引っ張る。
大変よく伸びる。

ミルモ「いてぇ〜〜!」
楓「ミルモはだまってきいてなさい!」
アイダ「続けていい〜?」
楓「どうぞどうぞ!」
ミルモ「いてぇ…。」

ミルモが楓の手の中で痛がっているのを無視し、アイダは話を続ける。

アイダ「流星は宇宙のゴミが燃えた時にできるもの、いわばその場で消滅するものなんだ〜。だから、『流星の妖精』なんて本当は存在しない妖精なんだよ〜。」
楓「存在しない…?」
アイダ「うん〜…。でも、その存在しないハズの妖精が生まれちゃったんだ〜…。」

アイダがしゅんとする。
同時に頭の星の輝きも小さくなる。

ミルモ「なんで産まれちまったんだ?」
アイダ「流星は流れ星。みんな流れ星にはお願い事をするよね〜?」
楓「うん、流れ星に御願いすると、叶うって言い伝えがあるものね。」
アイダ「そう…。みんなの感情がその燃えている流星に集まり、妖精が出来たんだ〜。」

ミルモと楓は不思議に思った。
みんなの願いがつまって出来た妖精が、今回の異常現象と関係があるのかどうかということが。
願いの塊である妖精が、何故地球をおかしくしているのかということが。

楓「その妖精は…なんで地球をおかしくしているの?」
アイダ「悪い願いが強かったんだ。良い願いよりも、悪い願いが強すぎて…その妖精は地球を滅ぼそうとしているんだ〜…。」
ミルモ「なんで地球なんだ?」
アイダ「願いの元がその地球にあったから…じゃないかな〜?アイダにはそこまではわかんないけれどね…。」
ミルモ「その悪い願いをした奴もわかんねぇのか?」

アイダはミルモの質問に困った顔をする。
しばらく考え込んでアイダは首を横に振る。

アイダ「一応検討はついてるんだけれど…まだ決まったわけじゃないし〜…、それを言うのは禁止なんだ〜。ごめんね。」
ミルモ「いや…それなら仕方ねぇんだが…。で、その妖精の名前も言えねぇのか?」
アイダ「ううん、妖精の名前は言えるよ。」
楓「なんていう子なの?」
アイダ「…その妖精の名前は…

ーーーーーメテオ。流星の妖精、メテオ。」

この時、ミルモと楓は鳥肌がたった。
今まであんなにノロノロしていたアイダが、真剣な顔をして二人を見つめた。
相当な妖精なんだ、と二人は察した。

アイダ「メテオの正体はまだわからない…。でも、かならずアイダが…宇宙にいる妖精達が地球を守ってあげるからね〜。」
ミルモ「なんだか頼りねぇ気がすんだけどなぁ…。」
楓「ミルモ!ねぇ、アイダちゃん。アイダちゃんは地球を救いに来たんだよね?」
アイダ「そ〜だよ〜?」
楓「じゃぁ、この異常気象、なんとかならない?」

楓は窓の外を指差す。
吹雪です、猛烈な吹雪です。
そしていきなり雨が降り、雪が降り、魚が降り…意味がわからなくなってきている。

アイダ「う〜、なんとかできるよ〜!」
ミルモ「マジか?!」
アイダ「ちょっと待ってね…。」

アイダの手から楽器が出る。
棒のようなものが2本出てくる。

楓「何?その楽器。」
アイダ「こきりこだよ〜!いっくよ〜!アイ・アイ・アイダでポン♪」

こきりこの透き通った音と共に、魔法のオーラが出る。
するとどうだろう。
窓の外がどんどん晴れていくではないか。
しばらくすると空には太陽が照りつけ、今までのことがなかったかのようである。

ミルモ「ウソだろおい…。」
楓「あんなに天気、悪かったのに…!」
アイダ「すごいだろ〜。」

アイダはにこにこ笑う。
ミルモと楓は口をあけてポカーン状態。
ようやく再びまともな日がやってきそうである…。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アイダか…

厄介な奴が来てしまったな…

だが、あんなノロマな妖精、我の敵ではない…

もう少しだ…

もう少しで我の野望が叶う…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

はい、ここまでです!
初期設定と微妙に違うメテオ。
許してくださいね(ぇ
なんだが長ったらしくて申し訳ないです…。
次回、つかの間の休息のストーリーにするつもりです!
ミルモと楓しか出ていませんでしたが、次はたくさん出すつもりです!
ではではこの辺で!


■ こやまる (539回/2009/07/17(Fri) 09:24:37/No1560)
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ハヤテさん、こんにちは☆
約4ヶ月ぶりの更新、お待ちしておりました〜。
その久々のストーリーは、物語に大きく絡むオリフェが登場し、そして彼女からメテオの由来が語られるという核心を突いたストーリー。
じっくり読ませていただきましたよ。
舞台も楓の住む街から一気に宇宙規模にまで広がって、私もミルモたちと同じくびっくりしてしまいました(^◇^;)。

それにしてもアイダのスローテンポがまたすごいですね。
地球を救うとても大きな使命を持っていながらマイペースという…。
ミルモがアイダに対してイライラを抱く理由は、いろいろ知ってそうな感じなのに、ミルモから話しかけないと何も話してくれない彼女のマイペースさにあるのでしょーか。
本当に彼女一人で大丈夫なのかと心配になりますが、まだ明かされていない彼女のいろいろな謎に彼女の本当の実力が隠されているものと信じています!
その頃にはミルモの彼女を見る目は変わるのかな?
あ、ガイア族より年上という設定にも注目ですね。
ぜひ後のストーリーでガイア族とも対峙させて欲しいなぁ。

ところどころに表れるミルモの性格の悪さに笑わせていただきました。
初対面のアイダに対して、楓の頭の悪さを早くもアピールするところはまさにミルモらしいというか、この地球の危機がかかっている中でも和やかでいられるのがミルモでポン!のいいところ(?)ですね。
ぜひ今後もシリアス展開と和やかな展開を混ぜていって欲しいです(^^)。
そして今頃他のキャラたちがどうしているのか気になりますね。
ヤシチは安純に「何とかしなさいよ」とか怒られていそう…。
ということで次回の休息ストーリーを楽しみにしています!

連載も4回達成しましたので「いただきもの小説」コーナーに掲載してもよろしいでしょうか?
ただいま一生懸命リニューアルしているところですが…。
完成の際はオリフェ紹介記事とともにアップさせていただきます〜。

では!


■ ハヤテ (8回/2009/07/17(Fri) 23:42:53/No1563)

こんばんは!
ようやく第5章に突入しました!
途中、かなりの間をあけてしまいました事を深くお詫び申し上げます。
そして今回は、私の大好きあの妖精も登場?!
ではでは、どうぞ!

〜〜〜〜〜〜〜〜

第5章 当たり前のハズの日常


アイダの魔法により、次の日から異常気象はピタリと止まり、楓は学校へ行けるようになったのである。
楓は朝から上機嫌であり、今回の事件、アイダのことをみんなに話そうと思っていた。
という事で、今回はアイダも一緒に学校へ行くことになった。
アイダは「眠いからヤダ」と、なかなか起きなかったみたいだが、ミルモの魔法によって起こしたとか。

楓はいつものように登校していた。
すると、楓にとって衝撃な映像を目撃したのだ!
安純が結木にひっついている!
別にミルモにとっては、いつも通りの光景で見慣れているのだが…。
楓は安純と結木の所へ、一目散に走っていった。

楓「ちょっと日高さーーん!!」
安純「安純クロスカウンター!」
楓「ぎゃふぅ!」
ミルモ「よっと。」
アイダ「のわぁ〜〜!!」

いつも通り返り討ちに合い、ミルモはいつも通りにうちわを使い、楓から離れた。
しかし、アイダは違う。いつも通りではない。
アイダはそのまま楓から振り落とされ、ちょぽんと溝に落ちた。

ミルモ「アイダ〜〜!!」
楓「あいたた…あれ?!アイダちゃんは?!」
結木「大丈夫か、南?」
楓「あ、結木くぅ〜ん!」

楓は飛び起きて結木にしがみつこうとした。
しかし、ミルモがそれを阻止する。

楓「何よミルモ!ジャマしないで!」
ミルモ「いや、楓…お前何か忘れてネェか?」
楓「え?…………あ!アイダちゃーん!!」
アイダ「へるぷみぃぃ〜〜!」

アイダは溝に流されていた。
昨夜の異常気象の所為で、いつもは流れていない溝も、凄い勢いで流れている。

ヤシチ「なんだ?あの妖精は。」
リルム「見たことがない妖精ですわ!」
ミルモ「そんな事はどうでもいい!助けねぇと!」

ミルモは再び楓の肩に乗り、マラカスを出す。

ミルモ「ミルモでポン!」

異常気象で荒れ果てた道の為、木の枝や小石がたくさんあった。
ミルモは魔法で、溝にダムを作りアイダを救出した。
楓によってアイダは見事に救出された。

アイダ「うぅ……、ありがと〜ミルモ〜。」
ミルモ「べ、別にそういうワケじゃねぇからな!」
楓「ごめんね、アイダちゃん…!」
アイダ「失敗は誰にでもあるよ〜、気にしないで〜。」

照れるミルモ。
ミルモはなんだかんだで優しいところがあるため、ほっとけないのだろう。
アイダは汚れた顔でにへ、と笑い立ち上がる。
楓はすぐさまハンカチでアイダを拭いてやる。

結木「変わった妖精だな。」
安純「ホント、マントしてるわね。」
リルム「ミルモ様、こちらの妖精は?」
アイダ「アイダだだだあぁ〜!」

アイダは自己紹介しようとした。
しかし、楓があまりにも強くこするので痛かったようだ。

楓「あぁっ!ごめんねアイダちゃん!」
アイダ「いいよいいよ〜、汚れてるんだから仕方ないよ〜。」
ヤシチ「オヌシ…心が広い奴だな…。(安純にも見習わしたいぐらいだ…。)」
リルム「あなたはアイダさんと言うのですか?」

リルムが改めてアイダに聞く。
アイダは楓に拭かれながら「うん〜。」と答える。
ヤシチは少しアイダの心の広さに感動していたとか…。

結木「南、アイダはお前の家に住んでいるのか?」
楓「うん!アイダちゃんがいる時はお菓子食べれないみたいで、ミルモ怒ってるけどね。」
ミルモ「ったく、アイダがいるとロクな事がなさそうだぜ。」
アイダ「ごめんねミルモ〜。」
リルム「まぁ、そんな言い方はいけませんわ!ミルモ様!」

リルムがミルモに一喝する。
同じ女の子として、アイダを貶すのは許せないのだろう。
ミルモはだるそうにリルムの説教をきいていて、アイダは楽しそう(というよりわかってなさそう)に聞いている、

安純「ところでヤシチ、さっき何か言ったかしら?私にもなんて?」
ヤシチ「ひぃっ!読心術?!」
安純「言え、ヤシチ。」
ヤシチ「ひえぇぇ〜〜!」

ヤシチが安純の魔の手にかかろうとしていた時、遠くから松竹とムルモが走ってきた。

松竹「南さ〜〜ん!」
ムルモ「みなしゃ〜ん!」
松竹「あっ!」

石に躓く松竹。
ムルモはアイダと同じく溝ぽちゃ。

ムルモ「ふえぇぇ〜〜?!」
松竹「ムルモォォォ〜〜!!」

まるで引き裂かれた恋人のような叫び。
それを見ていた楓たち。

結木「なにしてんだ?あいつら…。」
楓「ダムがあるから大丈夫だよね。」
ミルモ「だな。」
アイダ「あらら、可哀想に…。」
リルム「ムルモ様〜!」
安純「あの二人は漫才をしているのかしら?」
ヤシチ「皆冷たいな…、誰も助けないのか。」

ムルモはアイダと同じように、ダムまで流されてしまった。
ヤシチの言うように、誰もムルモを助けようとはしなかったようだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

授業中、アイダは突然廊下に飛び出して、結局迷子になり、ミルモ達を騒がせていたとか。
アイダは屋上のミモモショップでのんびりとしていたとかなんとか…。
ミルモはその場で、迷う事なくアイダにケツアタックをしたとか。
リルムもヤシチもムルモも、アイダをちゃんとした女の子だと思っていないようである。
ケツアタックされてもにこにこしているアイダをみて、ヤシチは本当に心が広い奴だなぁ、と思ったらしい。
しかし何故かそのことが安純にバレていて、結局ヤシチは殴られてしまった。
アイダを探し回って4時間がたち、楓たちは昼休憩となった。

楓「でもアイダちゃん、勝手に飛び出しちゃだめだよ?」
安純「でも、なんでいきなり飛び出していったワケ?」
アイダ「いや〜、廊下があまりにも広かったから、冒険したくなっちゃったんだ〜。」
結木「案外チャレンジャーなんだな、アイダは。」

みんながアイダに注目している。
アイダはニコニコ笑い、ミモモショップに打っているクッションの上で日向ぼっこをしている。
ミルモ達がアイダに集まってくる。

ミルモ「おいアイダ、お前そのクッションどこで手に入れた?」
アイダ「ミモモショップでもらったの〜。」
リルム「まぁ!!そのクッションは『ふわふわもこもこギャラクシークッション』ですわ!」
ムルモ「高級品でなかなか手に入らないらしいでしゅ!!」
ヤシチ「アイダ、そんな金があったのか?!」

アイダは質問攻めされて困っている様子だった。
しばらく戸惑っていたが、やがてにっこりと笑い言った。

アイダ「穴が開いてて売り物にならないからあげる、って〜。」
ミルモ「ミモモショップが?!」
ヤシチ「それは珍しい事だぞ!」
ムルモ「商品の扱いに厳しいミモモしゃんが…!凄い事でしゅ!」
アイダ「あんまり言わないでね、って言ってたよ〜?」
ミルモ「言ってるじゃねぇか!」
アイダ「えへ〜。」

アイダは舌をだして頭をかく。
なんというマイペースさ。
ミルモはまたイライラし始めた。

リルム「そういえばアイダさんは宇宙から来た妖精なんですよね?」
アイダ「そうだよ?」

リルムとアイダの会話に、結木が入ってくる。

結木「地球が滅びかけているのに、ゆっくりしていていいのか?」
アイダ「う〜ん…、この人が悪いお願いをしたんだ、っていう確信がないと動くに動けないんだ〜。」
ミルモ「……確信付けなくていいのか?」

ミルモが腕を組みながら言う。
アイダは首を横に振って答える。

アイダ「それが『今は』出来ないんだ〜。」
安純「今はって…どういうことよ?」
アイダ「特定出来るのは、アイダがしばらくこの地球の環境に慣れるまで出来ないんだ〜。」
リルム「まぁ!ということはアイダさんがこの地球に慣れないと、あの時の異常気象は続いちゃうワケですか?」
アイダ「うん〜。もうちょっと待ってね〜。」

アイダは眠たそうに言う。
というより、半分寝かけである。
ミルモはそんなアイダにイライラしつつも質問する。

ミルモ「おいアイダ、そのもうちょっとって…いつぐらいだ?」
アイダ「………ぐー。」

寝ていた。
わずか3秒足らずに寝ていた。
ぷっつん、とミルモの堪忍袋の緒が切れた。

ミルモ「だぁぁーーー!こんにゃろう!なんでこっちが聞かねぇと答えねぇんだーー!つーか、答えもしねぇんだー!!!」
楓「ミ、ミルモ落ち着いてー!」
ムルモ「お兄たま落ち着くでしゅ!アイダしゃんがケガをしたらもともこもないでしゅ!!」

暴れるミルモを抑える楓。
そんな状況も知らずに、アイダは気持ちよさそうにクッションの上で眠っていた。
昨日の異常気象がウソのように、さんさんと太陽が照り付けていた。

〜〜〜〜〜〜〜〜

ちょうどその時、あるパートナー同士が日本にやってきた。
一人はフルートを持った少女、もう一人は黄色い服に身を包んだ妖精だった。

?「久しぶりね、日本に来るなんて。」
?「ホントだな、久しぶりにあいつらの顔が見れるんだな。」
?「一時はどうなるかと思ったけど…早く楓たちに会えるかしら…アクミ。」
アクミ「あぁ!きっと会えるさ沙織!」
沙織「そうよね!行きましょう!」

そう、日本からドイツへと引越してしまっていた江口沙織とアクミであった!
世界規模の異常気象のせいで、しばらく飛行機が揺れ動いていたようだった。
二人は少し疲れた顔をしているが、元気そうに改札口の方へ走っていった。

〜〜〜〜〜〜〜〜

はい!今回はここまでです!
やっと!やっとです!
アクミを出せましたーー!わー!ぱふぱふー!どんちゃかちゃー!(黙
この小説も無事、第5話まで続きました!
飽き性の私が珍しくも…!
こやまる様へ
>連載も4回達成しましたので「いただきもの小説」コーナーに掲載してもよろしいでしょうか?
まままま、マジですか?!
すっごく嬉しいです!!もちろんいいですよ!
流星の妖精メテオ!今後共々よろしく御願いします!
ではではこの辺で!


■ ハヤテ (10回/2009/07/18(Sat) 23:25:14/No1569)

こんばんは!
最近更新速度がよろしくなってきましたね!ハヤテさん!
そりゃぁ、夏休みぐらいは更新していきたいよ!
ではでは、第6章です!

〜〜〜〜〜〜〜〜

第6章 絶対に…


昼寝をしていると、アイダは夢を見た

地球へ行く前の時の夢である。

広い広い宇宙の中ーーー
アイダは木星と火星の間にある、小惑星の様子をいつも通り監視していた。

アイダ「小惑星はほっとくとすぐ何処かに飛んでって衝突しちゃうからね〜。」

アイダはこきりこを使い、小惑星を見事に操っている。
そんな時だった。

アイダ「きゃっ!」

アイダの後ろの方、火星近くで大爆発が起こった。
流星だ。
所謂、宇宙の燃えカスである。

アイダ「あ〜、またこの時期になったのか〜。」

アイダはこきりこをしまい、両手を合わせてお祈りする。
流星はめらめらと燃え盛り、宇宙を漂っている。

アイダ「どうか小惑星は勝手にどこかへ行きませんよ〜に〜。」

一瞬止めかけたが、アイダは再び願った。

アイダ「どうか小惑星が勝手にどこかへ行きませんよ〜に〜。どうか小惑星が勝手にどこかへ行きませんよ〜に〜。」

どうやら人間達と同じように、流星群は「願いを叶えてくれるもの」として考えられているようだ。
アイダは願いを唱えたあと、ニヘっとわらって流星に手をふる。

アイダ「お願い事、叶った事ないけどお願いね〜!」

そしてアイダは再び小惑星へと視線を戻す。
するとどうだろうか。
小惑星はバラバラになって、今にも木星に衝突しようとしているではないか!

アイダ「うわわわわ〜〜〜!だめだめ〜〜!アイダでポン♪」

小惑星は魔法により、衝突せずに済む。
アイダは胸をなでおろし、小惑星に座る。
魔法で自分の大好物のカシューナッツを出し、それを食べることで幸せを得るアイダだった。

アイダ「う〜ん…いつまでこの小惑星の事を監視しないといけないんだろうねぇ…。」

カシューナッツを食べながら、アイダはそう思った。
いつもアイダは小惑星の世話(?)ばかりしていて、暇というものがなかった。
小惑星の動きがおさまって来たと思うと、その場で爆睡して、起きると再びアイダの仕事が始まるのだった。
正直、アイダは飽きていた。
しかし、自分以外の妖精には、この勝手に飛んで行ってしまう暴走惑星を操る事は不可能であった。
アイダは本当は、他の宇宙の妖精達と遊びたいのだ。
小惑星の動きを止めることは出来なくはない。
ただ、時間は30分と、限られていた。

アイダ「……遊びたいなぁ〜…。」

宇宙を見上げ、アイダはそのまま夢の中で眠ってしまった。

アイダ(これは…夢…?なんで今になってこんな夢を見るのかなぁ〜?)

夢の中の彼女はぐっすりと眠っている。
彼女は丸まる2日、眠り続けていた。
アイダはそんな自分を見て、こう思った。

アイダ(この辺だったかな〜……そろそろ来る…。)

アイダの予想通りだった。
夢の中でもよくわかる、物凄い魔力を感じた。
あの時の魔力は、呑気な彼女でも骨の芯までしみこんでいたのだ。
物凄く、邪悪な魔力だった。

アイダ「何〜?!」

アイダはこきりこで小惑星の動きを完全に止め、魔力を感じる方へと向かう。
何かイヤな予感がした…。

アイダ「何…これ…流星が…。」

アイダが見た物、それはーーー
燃え盛る炎のように見える、邪悪な魔力に包まれた流星だった。
その流星は、地球へとゆっくり進んでいる。
アイダは慌てて流星のほうへ向かい、楽器を出す。

アイダ「だ、だめだよ〜!アイダで…!」
?「…ジャマだ消えろ。」
アイダ「っ!君は…!うわぁぁーーーーーーー!!!」

アイダは見た。
流星の上に、何か妖精がいた。
その妖精の顔は全く見えなかったが、声はハッキリと聞こえた。
まだ幼く、男の子の声だった。
アイダはその妖精の謎の魔法により、遠く彼方へ吹き飛ばされてしまったのだった。

アイダ「…今のは…一体…。」

アイダはイヤな予感がした。
このままだと、地球が危ない。
そう感じたのだ。

アイダ「このままだと、水金地火木土天海の覚え方が狂っちゃうよ〜〜!!」

そっちか。

アイダ「あの妖精はなんだったのかな〜?……よし、こういう時はあの人に聞くしかないよね〜!」
『アイダちゃん、アイダちゃん!!』
アイダ(え〜?)

誰かがこもった声で、自分を呼んでいる。
聞いた事のある声だ。

アイダ(だぁれ〜?)
『おいコラ!アイダ起きろっつってんだよ!』

今回の声は先程とは違うようだった。
この声も聞いた事のある声。
少しずつハッキリと聞こえてくる。

『アイダちゃん!』
『あ〜〜〜!もう面倒だ!ミルモでポン!』
アイダ「ほえぇ?」

ごわーんっ!と金物の音がした。
タライだった。

アイダ「うぅ〜…いたぁい……。」
ミルモ「全く!オメェいつまで寝てんだよ!」
アイダ「え〜?」

アイダは辺りを見回した。
先程までは屋上で眠っていたハズだった。
だが、アイダは今、楓の部屋にいる。

楓「アイダちゃん、丸々2日眠ってたんだよ?」
アイダ「え〜?!」

アイダもびっくりだった。
ミルモもなんだかんだで凄く心配していたのだろう。
すこし安心した表情でアイダを見ていた。

アイダ「う〜んと…なんかよくわからないけど、ごめんねミルモ〜、楓さん〜。」

アイダはまだ痛む頭を抑えながら、ぺこりと謝る。
楓はにこっと笑い、アイダに言う。

楓「ううん、アイダちゃんが無事ならそれでいいよ!」
ミルモ「お前、タダでさえノロマなんだから心配かけさせんなよ!」
楓「ミルモ、そんな事いわないの。アイダちゃんは地球にまだ慣れてないから、疲れていたのよ。」
ミルモ「いくら疲れてても、丸々2日寝てるのは怖ぇだろ?!」
楓「そうだけど…、アイダちゃんは何でもありなの!」
ミルモ「なんじゃそりゃ?!」
アイダ「クス…。」

アイダはミルモと楓の言い争う姿を、微笑ましく感じた。
いままでアイダは、こうやって周りに人がいなかった。
すごく嬉しく感じたのだ。

アイダ「ミルモ、楓さん〜。」
ミルモ「何だぁ?」
楓「何?」

ミルモと楓がアイダに注目する。

アイダ「…絶対に、地球を守ってあげるからね〜!」

そうーーー
こんなに楽しい日を送れる地球を滅ぼさせてはならない。
アイダは心からそう思ったのだった。

しかし、メテオはアイダの予想以上の速さで地球に向かって来ているとは、知る由もしなかった………。

〜〜〜〜〜〜〜〜

はい、ここまでです!
今回はアイダの過去みたいなものです!
…この小説、一体何話までいくのでしょうか(ぇ
きっと凄いかかるでしょうね…。
映画として考えていますから、出来れば2時間で済むようなストーリーにしたいのですが…無理そうです^^;
まぁ、やれる事だけは絶対にやっていこうと思います!
当てにならない次回予告
私大好きアクミ登場?!そして近づくメテオ!その正体とは!
そしてアイダが地球を救う理由とは?!
超長文で明らかになる…かもしれないし、そうでないかもしれない(えぇ?!
ではでは!


■ こやまる (545回/2009/07/23(Thu) 16:45:51/No1579)
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ハヤテさん、こんにちは☆
アイダの設定、そして過去が次々と明かされていきますね。
超の付くほどマイペースとは言いつつも、みんなはそんなアイダのことが気になって仕方ないみたいですね。
って地球が危機的状況にある中、地球の未来よりもアイダの行動そのものを心配するみんなもまたマイペースと言うべきか…。
溝に落ちたアイダをとっさに救うミルモも、どことなくアイダのテンポになじんできた感じがしますね。
わんだほうのタコスとのようにだんだんと深い関係を築いていってくれればなぁ。

>ムルモはアイダと同じように、ダムまで流されてしまった。
あぁ、われらがムルモがかわいそうなことに。。(T-T)
何とか無事でしたが、自分そっちのけでみんなはアイダと話している光景はムルモにとっては面白くない展開かも(^^;。
でも相手が女の子だと知ると、ムルものことだからすぐに許しちゃいそうですね。

>ムルモ「高級品でなかなか手に入らないらしいでしゅ!!」
地球にやってきたばかりだというのに、ミモモショップにてミモモとすでに深い関係が…!?
アイダが隠された何らかの技を使ったのか!?と思ったりしましたが、それは深読みしすぎですね。

夢の中に現れたアイダの過去は、宿命とはいえ、ミルモたちとそれほど変わらないアイダ一人がどうしてそんなに重たい指名を背負わないといけないのかと考えてしまいますね。
あのマイペースなアイダでさえも退屈に思うこの作業を、同じ指名を持つ他の妖精たちはどう思っているんだろう?
そんなアイダに逆らうようにやってくる幼い男の子も、その宿命と何か関係があるのだろーか?
・・また深読みしすぎですね(^^;。

>二人は少し疲れた顔をしているが、元気そうに改札口の方へ走っていった。
今回はこの描写がすばらしいですね。
疲れもなんのその、二人の楓やミルモたちと久々に会えるというわくわくした気持ちが伝わってきました。
次回はアクミがアクミらしい行動をいろいろしてくれそうで楽しみです。
もしもここで中断したらアクミに蹴られますよ!

では!




1597/ 次回作の構想・・・・
□投稿者/ ムラサメ・シュン -167回-(2009/07/29(Wed) 13:30:16)

みなさんこんにちは、ムラサメ・シュンです。
最近ボクはシュンの旅の後の次回作の構想などを
考えたりしています。(3部の内容はもう頭の中にあるので・・)
内容としてはシュンの旅の後のミルモ達やシュンが集まり
ミルモが登場するド○ク○風のRPGをプレイしながら
会話を楽しむような物を作りたいと思います、ちなみにそのRPGの
名前はミルポンクエスト伝説の始まり・・・
こんな所です。

それでは。


■ こやまる (556回/2009/08/04(Tue) 15:09:55/No1607)
http://www.murumoya.com/


ムラサメ・シュンさん、こんにちは☆
連載中に次の小説の構想が浮かんでくることは私もよくあります。
今連載中の小説よりも、次の方がどんどんとネタが浮かんでくることも…。
でもまずは今の連載をしっかり完結させることが大切ですよ。
(アロマのストーリーを止めてる私が言える立場ではありませんが^^;)

>ミルモが登場するド○ク○風のRPGをプレイしながら
>会話を楽しむような物を作りたいと思います
これはなかなか面白そうですね。
ぜひ本家のゲームのパロディを所々に入れて欲しいです。
戦闘不能のメンバーを棺桶に入れて引きずるとか…(^^;。
そういうことを考えていると私もそういうネタで何かストーリーを作りたくなってくるなぁ。
では!




1441/ パピィのお執事さん
□投稿者/ みずき☆ -21回-(2009/05/17(Sun) 18:29:38)

第1章『パピィお嬢様の執事でございます』
ある日の妖精界で・・・・
パピィ「う〜ん・・もう朝でちゅか〜・・」
リルム「パピィ様〜今日は作戦を考える約束でしたわ〜
    早く行きましょう♪」
パピィ「リルムさん、ごめんなさいでちゅ!
    今準備を...」
???「はい、どうぞ!これですよね」
パピィ「え・・きゃぁーーーーー!!!」
リルム「どうしましたの!?パピィ様!??」
???「パピィお嬢様、いきなりで申し訳ありません。
    これからパピィお嬢様の執事となる、シンジでございます。」
パピィ「シンジって人間の名前みたいだけど・・って
    執事ィ〜!?」
シンジ「どうも宜しくお願いします。」
パピィ「・・・わかったわ!しょうがないわね!!」
シンジ「ありがとうございます!!どんな願いでも
    叶えて差し上げます」
パピィ「どんな願いでも!?じゃあ・・ムルモと・・・」
シンジ「ムルモ・・とは?」
パピィ「あたちの・・・好きな人なの!」
シンジ「そうですか!どうぞ、願いを教えて下さい!」
パピィ「ムルモに、好き!って言われたい!!」
シンジ「かしこまりました。ではその少年の所に参りましょう!!」
ひょいっ(持ち上げる音)
パピィ「おっ・・お姫様抱っこぉーーーーー!?」
リルム「あら、行ってしまいましたわ」
パピィ「ホントに願い、叶うのかな・・♪」
シンジ「叶えて差し上げます」

続く・・


■ 夏田みかん (82回/2009/05/18(Mon) 07:35:01/No1442)

おはようございます(^^)夏田です♪

ムルパピ愛の夏田参上!!!(ぇ
なんか最近ムルパピ小説が増えてますねぇ〜。
ん?これは私の影響かぃ??(えぇ;;
この調子でバンバンムルパピ色に染めてほしいですねwww
にしても・・・・

かあわいいいいいいいいぃぃぃぃ!!!!
みずきさん、絵が更に上手くなりましたネww
もう最高です/////
なんのためにパピィの執事に・・?
果たしてパピィの片思いは叶うのかっ??
私もムルパピ小説を書いてるので興味がありましたら
読んでくださ(氏ねぃッ
では☆


■ こやまる (501回/2009/05/18(Mon) 12:33:39/No1444)
http://www.murumoya.com/


みずきさん、夏田みかんさん、こんにちは☆
おっ、新しいストーリーの連載開始ですね!
そしてムルパピ…みかんさんと同じくムルパピ小説が増えてきて、私もうれしいです。

>パピィ「おっ・・お姫様抱っこぉーーーーー!?」
これはいい光景ですね〜。
相手は一応男性なので、パピィも顔を真っ赤にして熱くなっていそうです。
パピィとしては本当はムルモにお姫様だっこしてもらいたいところですが、この願いは果たしてかなうのかどうか?
(たとえムルパピがくっついたとしてもムルモがそれをするかどうか)
私もムルパピのお姫様だっこを描いてみたいところです。
こうなったらみんなで(お姫様だっこのような)ムルモとパピィの体がくっついてる絵を描きましょーか?(^^)

おっと話がそれましたが、執事のいきなり登場の理由が気になりますね。
そして本当にシンジはパピィの恋を叶えようとするのか?も。

絵も妖精たちが丸っこくてすごくかわいいです。
パピィの困ってうろたえる表情もかわいい(^^)。
この調子でぜひお絵描きもいろいろ挑戦してみてくださいね。

それでは続きをお待ちしております!
では!


■ みずき☆ (22回/2009/05/21(Thu) 17:29:31/No1445)

第2章『夢が叶った!?』
パピィとシンジは人間界へ...
パピィ「シンジ、人間界には来たことあるの?」
シンジ「ありませんよ。妖精界で、ずっと執事の修行をしていたんです」
パピィ「じゃあ何で、あたちのトコに来たの?」
シンジ「それは、パピィお嬢様の両親様から頼まれたんです」
パピィ「あたちの親が!?」
シンジ「ええ。【うちのパピィはワガママで、言葉がとっても
    汚いんですよ。でもあなたが居てくれると助かるんです】と
    おっしゃっておりました」
パピィ「ぎくっ!・・・フンッ悪かったわね!」
シンジ「・・でも、パピィお嬢様は可愛らしく、優しいお方だと思うんです」
パピィ「///////なっ・・・ムルモにそんなこと言われたことない・・!」
シンジ「くすっ」
パピィ「何よーーーーーー!!!」
シンジ「さぁ参りましょう!!」
・・・・人間界・・・・
シンジ「そこのあなた」
ムルモ「なっ何でしゅか!?って誰でしゅ、パピィ!」
パピィ「シンジ、あたちの夢を叶えるのよ!」
シンジ「了解です、パピィお嬢様。」
ムルモ「おっお嬢様ぁーーーー!?」
パピィ「えぇーい!!うるちゃい!!」
シンジ「ムルモ殿、パピィお嬢様に告白しろ!!」
ムルモ「はぁー!?んなことできるわけないでしゅ!!」
シンジ「さもないと・・この刀で・・・」
ムルモ「わっ分かったでしゅ!!好きでしゅパピィ!!」
パピィ「ムルモ・・・!じゃ、付き合って♪」
ムルモ「なんなんでしゅ〜!!」


続く・・

◆夏田みかんさん◆
お久しぶりです(^^)
ムルパピ小説が多いということで、私もムルパピ小説に挑戦してみました!
結構難しいんですね←(言葉が)
私もムルパピ大好きなんで、夏田みかんさんの小説は特に見たいです♪
また、続きも見て欲しいです!私ももちろん見ます♪
それでは☆
◆こやまるさん◆
お姫様だっこにノってくれるとは嬉しいです♪
私にとってそこが一番の執事の仕事だと思ってたんで(笑)
お姫様だっこの絵ですか!?難しいですよ〜!
でも、こやまるさん絵上手なんで期待してますね(^^)
この後の展開はですね・・・
シンジはパピィの恋を叶えようとするんですが・・
パピィとシンジの関係が変わってー・・ここまでなら言えます♪
後は、お楽しみですw
それでは☆


■ 夏田みかん (83回/2009/05/22(Fri) 22:34:23/No1448)

こんばんは(^^)夏田です♪

小説サボってみずきさんの小説のコメにいそしむアホ☆夏田ですw(ぇ
萌え////いやぁ〜執事がいいキャラしてますねぇ〜〜〜!
あっ、パピィちゃんの両親に関しては、皆で(?)考案した
ポピィ&ラビトが居ます♪掲示板で探してみて下さいww
んで、出来たら使っ(蹴り殴りばきーーーーーーン!!

ムルモの反応可愛いwもうパピィちゃんのツンデレ混じりのデレ
が最高///続きすっごい楽しみなので描いて下さいネ!!
では☆



■ みずき☆ (23回/2009/05/23(Sat) 09:57:26/No1449)

第3章『三角関係!?』
・・・人間界・・・
ムルモ「も〜なんなんでしゅか!?」
パピィ「言ったでしょ!?あたちはお嬢様!!シンジは執事よ!」
ムルモ「し・・執事なんて・・・僕にはメイドしゃんも執事しゃんも
    いないのにでしゅ〜(泣)」
パピィ「シンジ、ありがと♪(ニコッ)」
シンジ(どきっ)「こっこれが執事の仕事ですからっ」
ムルモ「!!!!」
パピィ「どうちたの?ムルモ」
ムルモ「なんでもないでしゅ・・!」
シンジ「パピィお嬢様、家へ戻りましょう」
ムルモ「はへ!?」
パピィ「シンジ、ここにあたち、ホントは住んでるの」
シンジ「だっだとしてもですね、妖精界に戻りましょうよ!
    (二人きりがいいんです!!(心の中))」
ムルモ「何かたくらんでるんじゃ・・?」
シンジ「!!!」
パピィ「?」
ムルモ「今日は僕の家に泊まるでしゅ!!」
パピィ「え!?」
シンジ「私もお邪魔させて頂きます」
ムルモ「お前は来るなでしゅ!!」
パピィ「ムルモ・・?」
シンジ「と言われましても・・」
・・・・松竹家・・・・
ムルモ「さぁ、ドンと食うでしゅ!」
パピィ「何でシンジはダメなの?」
ムルモ「・・アイツ・・何かたくらんでやがるでしゅ・・」
パピィ「そんなわけないわ!シンジがそんなわけ・・」
ムルモ「そうだから言ってるんでしゅ」
パピィ「そんな・・!」
ムルモ「・・・・・・・」
・・・・深夜・・・・
むくっ(起きあがる音)
パピィ「ごめん、ムルモ・・・」
・・・・妖精界・・・・
パピィ「執事の修行場ってどんなトコかちら」
シンジ「はい」
パピィ「この声・・シンジ!?」
シンジ「分かってます」
パピィ「ここが修行場なのね・・」
シンジ「実は・・」
パピィ「どうちたのかちら」
シンジ「お嬢様の笑顔に惚れてしまいました」
パピィ「え・・・!?」
シンジ「でも、お嬢様には好きなお方がいらっしゃいまして・・」
パピィ「ちょ・・誰に話しかけてんのよ!!」
シンジ「申し訳ありませんでした、執事長」
パピィ「執事長!?」
執事長「その子に惚れたのな・・」
シンジ「ですから、お嬢様の夢は叶えることはできません」
執事長「分かった・・そうか」
パピィ「!!シンジ・・あたちの夢・・叶えてあげるっていったのに・・」
シンジ「私のほうが、お嬢様に本気でアタックしようと思います」

続く・・・

夏田みかんさん、またまたコメント、嬉しいです〜♪
皆さん(?)でパピィの両親を作って下さったんですね〜(激嬉し!!
ポピィってパピィに名前が似てますね♪
さっそく次の第4章で使っちゃいますね♪(激嬉し×2
では、コメントありがとうございましたです〜



■ 夏田みかん (84回/2009/05/23(Sat) 10:27:59/No1450)

おはようございます(^^)夏田です♪

私のせいで余計にレスが多くなって迷惑かけて
しまいそうなので、コメントは今回で最後にしときます;;
ごめんなさいね><;でも夏田はいつも見ていますよ(怖っ
ポピィは花の名前でもあるんですよ〜w
大展開じゃあねぇですかぃ!!執事さん、パピィたんに
惚れちまったかぁ・・・ムルモがパピィをかばう所なんか
いいですねぇ〜〜wwヤキモチ焼いてます〜////
こっちの小説の三角関係とは全く別でまともな恋のバトル
になりそうですね♪
ムルモ危なーい!嫁が取られちゃうゾ!!(ぇ
それにしても、一緒に寝てたんですかねムルパピw
ベットインですか(コラ
それにしても付き合って初日からムルモがここまで積極的に
パピィに・・・(泊るとか泊るとか泊るとか)
パピィちゃんの笑顔に瞬殺・・・わかりますよ〜シンジさん。
では☆


■ みずき☆ (24回/2009/05/25(Mon) 09:58:11/No1455)

第4章『母親登場』
・・・妖精界・・・
パピィ「シンジはあたちが人間界に居ると思ってるから
    ココにまだ居たほうがいいかな」
???「パピィ?」
パピィ「え?アンタ!!」
???「アンタとは失礼ね〜」
パピィ「ポピィ!!!」
ポピィ「お母さんって呼びなさいよ(涙)」
パピィ「んなことどうでもいいから・・・一体何しに来たのよ!!」
ポピィ「あら、シンジさんとはどう?」
パピィ「!!!」
ポピィ「何びっくりしちゃってんの?まさか・・・パピィ、惚れちゃった?」
パピィ「な訳ないじゃない!反対にシンジがあたちを・・・
    はっ!言っちゃったわ、どうしよ・・(心の中)」
ポピィ「え?シンジさんがパピィを?そんな訳ないじゃない!」
パピィ「あたち、ホントのことしか言わないから」
ポピィ「でもそれは嘘のはず!シンジさんがパピィに惚れるなんて
    考えられないわ!」
パピィ「そんなに信じられないんなら、確かめてみたら?ね?母さん」
ポピィ「ほっホントかしら?分かったわ、確かめますから!!」
・・・・・・・・・少しして・・
ポピィ「シンジさん!」
シンジ「あっパピィお嬢様のお母様じゃありませんか!」
パピィ「さっそく聞いているのね・・」
ポピィ「とつぜんですが、あなたはパピィがお好きですか?」
シンジ「!!・・・・・・」
ポピィ「まさか・・・」
シンジ「そうですよ・・・私はパピィお嬢様が好きです」
ポピィ「・・・・・そうですか」
シンジ「パピィお嬢様には、内緒にしててくださいね」
ポピィ「わっわかったわ」
シンジ「では、パピィお嬢様を探して来ます」
ポピィ「はっはい」
パピィ「でも、あたちが好きなのは・・・・」
シンジ「パピィお嬢様〜!」
執事長「シンジ、お前のお嬢様を婚約者にするのはどうだ」
シンジ「執事長・・・」
パピィ「シンジ・・・・?いやと言って・・・(小声で隠れながら)」
シンジ「私は構いませんよ」
パピィ「!!!!」
執事長「とその前にお前のお嬢様に伝えなければならん」
シンジ「私から伝えておきます」
パピィ「ムルモとは・・・付き合えないの・・・?」
ムルモ「ほぇ!?パピィ!」
パピィ「ムルモ・・・(涙)あたち、どうちたらいいの!?」
ムルモ「パピィ・・・?」
シンジ「パピィお嬢様、こんな所におられましたか」
ムルモ「お前・・・」
パピィ「シンジ・・・?」
シンジ「いきなりですが、パピィお嬢様は私の婚約者として
    後2ヶ月で結婚することになりました」
パピィ「2ヶ月・・・!?」
ムルモ「!!!!!!」

続く・・・

夏田みかんさん、またまたコメント嬉しいです〜
実は、掲示板でずっとポピィとラビトを探していたのですが、
見つけられなくって・・(涙)
ポピィって女(母親)ですよね?間違いだったらごめんなさーい〜!!
では。


■ 夏田みかん (85回/2009/05/25(Mon) 14:54:40/No1456)

こんにちは(^^)夏田です♪

あら、掲示板で探すって・・・もしや、過去検索
されたのですか!?それは苦労したでしょう;;ゴメンナサイね、
掲示板の展示室に飾られています。結構前に描いたのですが・・・
展示室を探れば絵は見つかりますが、確かその日の日付も入ってた
と思うので、それで検索すればhitするかもww
っていうか、最後とか言っといて書き込んでゴメンナサイ;;
今度こそ最後です(ぇ
シンジが積極的に;;;まずい展開になってきましたね;;;
なおこちら(夏田小説)は、一方通行です(^^;)
では☆



■ 夏田みかん (86回/2009/05/25(Mon) 15:00:07/No1457)

連コメごめんなさい;;;
ポピィの設定プロフじゃ足りない
と思いましたら、「ムルモの初恋物語」にて
ポピィが出演していますwww(なに宣伝してんだよ馬鹿ちんがっ
今度こそではww


■ こやまる (503回/2009/05/26(Tue) 08:05:12/No1458)
http://www.murumoya.com/


みずきさん、夏田みかんさん、おはようございます☆
ちょっと感想が遅れてしまいごめんなさいです。
ものすごいスピードでドキドキな展開になってきましたね。
あえて告白しなくてもいつも一緒にいるムルパピだったから、そして独占欲の強いムルモはすごく動揺してそうです。
ここはムルモが変な意地を張らずに男を見せて欲しいですね。
果たしてムルモはパピィにとっての王子様になれるんだろーか?
そしてムルモにパピィをお姫様だっこをして欲しい!!(^◇^;)
とにかく自分の思い通りにならなくて焦るムルモが私は大好きなのです。
この後みずきさんがどんなストーリーを描くか、すごく興味津々です♪

パピィ母のポピィがまた面白いですね。
勝手な行動を取ってまわりに迷惑をかけまくるところに娘のパピィとの共通点がありまくりで読んでいて面白いです。
果たして今回の件はちゃんと夫のラビトに相談したのでしょーか?
…前にみんなで決めたラビトの性格からすると、ラビトは反論せずにポピィにすべて任せていそうですけど。

それにしても第2話でムルモに告白することを命じたパピィですが、何だかパピィの方から告白しているみたいですね。
パピィの「じゃ、付き合って♪」の後、パピィは顔を真っ赤にしてムルモにくっついたという夢のような光景を想像しちゃいました。
そしてみかんさんと同じく、ムルモと一緒に夜を共にする光景もまたいろいろ妄想してたりします。

さて4話達成しましたので「いただきもの小説」へ掲載させていただいてもOKでしょーか?
お返事お待ちしております〜。
それでは続きもがんばってください。
では!


■ みずき☆ (25回/2009/05/31(Sun) 11:55:43/No1461)

第5章『相談』
妖精界・・・・
パピィ「そんな・・あたちの両親にもあたちにも意見を聞かないで・・」
シンジ「そんなの関係ないんですよ。僕がいいと言うのならば・・・」
ムルモ「僕も納得いかないでしゅ!!」
パピィ「ムルモ・・・」
シンジ「そんなに僕がうらやましいか!ムルモ殿」
ムルモ「お前・・・もしや!」
パピィ「え・・・?」
シンジ「な〜んか会ったことあるな・・・」
ムルモ「は・・!?」
パピィ「ムルモ・・・もう行くわよ!!!」
ムルモ「パピィ!?」
シンジ「パピィ・・・」
パピィ「呼び捨てで呼ぶなでちゅ!!」
ムルモ「お前とは・・会ったことなんてないからな!!デシュ」
パピィ「シンジ・・・やめてよ!!」
シンジ「そんな簡単に諦めるわけないだろ」
ムルモ「もっもう行くでしゅよ!!」
人間界・・・・
ムルモ「・・・・パピィ」
パピィ「ムルモ・・?」
ムルモ「僕は絶対アイツを許さない・・だから・・」
パピィ「だから・・?」
ムルモ「だから・・アイツなんかには、もう絶対会うなでしゅよ」
パピィ「うん、約束するわ」
ムルモ「パピィ・・!」
楓「パピィちゃん、お久しぶり!!」
パピィ「楓さん・・」
楓「パピィちゃん・・?(ムルモちゃんと一緒♪)」
ムルモ「僕がすべて言うでしゅ」
パピィ「・・・」
ムルモ「パピィに・・執事が付いてたんでしゅ」
楓「えぇー!?」
ムルモ「驚くのはまだ早いでしゅ。実はそいつがパピィに惚れてしまって
    後2ヶ月で結婚しなきゃいけないんでしゅ」
楓「私も納得いかないわ!!」
パピィ「そうよね」
ミルモ「ふ〜ん・・・」
ムルモ「お兄しゃん!!」
ミルモ「よ!」
楓「よ〜し、その男を止めるわよ〜!!」
ムルモ「おー!」
パピィ「おー!」
ミルモ「おー・・・(俺もかよ・・)」

続く・・・

こやまるさん、夏田みかんさん、コメントありがとうございます〜
いただきもの小説に入れて下さるんですね!大喜びですよ!!
では(^^)


■ こやまる (507回/2009/06/02(Tue) 22:44:01/No1464)
http://www.murumoya.com/


みずきさん、こんばんは☆
シンジがいきなり強引になって、和やかだった雰囲気がムルモの不機嫌に象徴されるように、一気に怪しげな雰囲気になりましたね。
シンジもムルモにはずいぶんと強気な態度…。
そして何やら二人には因縁の過去がありそうで。。気になります。

人間界では楓とミルモという見方を付けて、4人がかりでシンジを止めようとするのですね。
4人が思っている以上にシンジは結構やり手な予感がしますが、何とかムルモはパピィを守って欲しいですね。
次回も楽しみにしています!
では!


■ みずき☆ (26回/2009/06/16(Tue) 18:08:48/No1495)

第6章『危機』
人間界・・・
楓「ミルモ、お願い!」
ミルモ「ラジャー・・・」
ムルモ「行くでしゅよ!」
楓「パピィちゃんは待っててね」
パピィ「うん・・・」
楓たちは妖精界へ・・・
楓「その"執事"ってどこにいるの?」
ムルモ「わからないでしゅ。もしかしたら人間界にいるかもでしゅから。」
ミルモ「じゃあ意味ないんじゃねーか?」
楓「もし人間界に居たらどうするの?パピィちゃんが危ないわ」
ムルモ「そうでしゅね・・誰かいないか・・・」
楓「あっ!ヤマネちゃん!!」
ミルモ「ヤシチも居るじゃねーか!」
ムルモ「ヤマネしゃーん!」
ヤマネ「ムルモ殿!」
ヤシチ「ミルモ!どうしたんだ?」
楓「ちょっとお願いしたいことが・・」
ムルモ「人間界に行ってパピィを"シンジ"って言うやつから守ってほしいんで
    しゅ。えぇっと、執事服を着てるでしゅ」
ヤシチ「かりんとうをくれるなら手伝ってやるぞ」
楓「うん!50個あげるから♪」
ヤシチ「合点招致!!!」
ヤマネ「ヤシチ兄様・・」
人間界では・・・
パピィ「寂しいわぁ・・」
???「パピィ」
パピィ「え?・・ってシンジ!!」
シンジ「やっと見つけた・・」
パピィ「いやぁぁ!!」
シンジ「さぁ、僕のトコへ・・」
パピィ「助けてーーー!!」
シンジ「これを食べろ!!」
パピィ「え・・?」
ぱくっ(食べる音)
ばたっ(倒れる音)
シンジ「今度こそ私のものにしてみせる!!」

続く・・・


■ MC119 (5回/2009/06/17(Wed) 01:27:00/No1496)

執事さん、の単語でつい読んでしまってます。某執事モノのアニメは第二期にもはまってますし、ムルモはそこでは「お嬢様」(笑)
で、パピィは一体何を食べさせられたのか!?楓たちはどう動くのか!?興味深いですね。
小説だと、ちょっとセリフの比率が多くて読み辛いのですが、サウンドノベルにすると面白くなるかも・・・。
続編期待してます。


■ こやまる (521回/2009/06/17(Wed) 07:39:34/No1497)
http://www.murumoya.com/


みずきさん、MC119さん、おはようございます☆

パピィちゃんピンチの展開がさらに勢いを増していますね。
ムルモたちの完璧な作戦よりも断然早くシンジが登場…。
というかシンジの行動は強引すぎて、パピィがかわいそう…というのがきっとシンジには見えていないのでしょうね。
パピィが何を食べさせられたのか、私もすごく気になります。

今回のツボは、かりんとう50個でしょうか。
数が多すぎ〜(笑)。楓も太っ腹ですね。
がめついヤシチへのヤマネの視線も、そしてそれに気がついていないヤシチという光景もアニメで実際にありそうです。

次回、ムルモのパピィへの想いと行動を楽しみにしていますね。
では!


■ みずき☆ (27回/2009/06/23(Tue) 17:07:39/No1508)

第7章『操られて』
人間界・・・
シンジ「パピィ、これからは私のものだ!」
パピィ「私の王子様って・・」
シンジ「私だ」
パピィ「やっと見つけた・・あなたが私の王子様なのね」
ヤシチ「どこだ?あっあれは!!」
ヤマネ「パピィ殿が・・!?」
ヤシチ「遅かったか」
ヤマネ「とにかくムルモ殿に伝えるでございます」
ヤシチ「そうだな!」
妖精界・・・
ピピピピピ(電話の音)
ムルモ「誰でしゅ?ヤシチしゃん!?まさか・・」
ヤシチ「あぁそうだ、遅かったぞ」
ムルモ「じゃあ僕たちもそっちへ行くでしゅ!」
ミルモ「どうなったってんだよ!!」
楓「パピィちゃん・・・!」
人間界・・・・
ムルモ「どこでしゅ?」
ヤマネ「あそこでございます!」
ミルモ「!!アイツ操られてねーか!?」
楓「パピィちゃん!!」
シンジ「来たな!ムルモ殿!!」
ムルモ「パピィに何をしたんでしゅ!!」
シンジ「僕の魔法でつくった、記憶を忘れさせるあめを食べさせたんだ!」
ムルモ「今のパピィの記憶は!?」
パピィ「あなたは・・・誰?」
楓「何を言っているの!?パピィちゃんの好きな人だよ!!」
ムルモ「パピィが僕のことを・・?」
パピィ「・・・私の王子様は違う・・。こんな人なんかじゃない」
シンジ「パピィは私のもの・・パピィの王子様は私さ!!」
ミルモ「何てことだ!!」
楓「パピィちゃん!!」
パピィ「私の名前を呼ぶのはやめて」
楓「!!」
ミルモ「楓!!」
シンジ「結婚までの日が短くなったんだ。残りは・・後1ヶ月。」
ムルモ「なんだと!?」
ヤシチ「それは短くなりすぎではないのか!?」
パピィ「あなたたちなんかに関係ない」
ムルモ「目を覚ませでしゅ!!」
ヤマネ「そうでございます!!」
楓「そうだよ!!」
パピィ「だまれー!!」
ビュオオオン(風)
楓「いやあぁ!!」
ドサッ(倒れる音)
ミルモ「楓!!」

続く・・・


■ こやまる (526回/2009/06/27(Sat) 08:19:27/No1515)
http://www.murumoya.com/


みずきさん、こんにちは☆

これはまたさらにまずい展開になりましたね。
記憶を消されてシンジに操られているパピィ、楓やムルモの呼びかけに対してぴくりともしないパピィに、もはや為す術無し!?という雰囲気を感じます。
目を覚ます兆しが一切見られない状況で、ムルモがパピィに対して取る次の行動がとても気になります。

>楓「何を言っているの!?パピィちゃんの好きな人だよ!!」
ムルモの目の前で楓が大胆発言!(笑)
ムルモもパピィの想いに薄々感じてはいながらも、両想いであることに自信を持てなかったはずなので、このセリフを聞いたらムルモにもすごく自信が付きそうです。
やはりここはムルモがパピィのために一肌脱ぐしかありませんね!
これからのムルモの熱いセリフと行動に期待します(^^)。

それでは次回も楽しみにお待ちしております!
では!


■ みずき☆ (28回/2009/07/09(Thu) 15:13:41/No1539)

第8章『シンジの正体』
人間界・・・・
ミルモ「楓!」
楓「あたしは大丈夫だから・・・パピィちゃんを・・」
ヤシチ「南楓が居ないと拙者のかりんとうが〜〜〜(涙)」
ヤマネ「ヤシチ兄様・・・」
ムルモ「シンジの奴・・・」
シンジ「さぁパピィ!もっとやってしまえ!!」
パピィ「分かったわ」
ムルモ「パピィーーーー!!」
ミルモ「こうなったら・・やるしかねーじゃねーか!!!」
ムルモ「お兄しゃん・・」
楓「ミルモ・・・」
ミルモ「いくぞ!!」
ムルモ「あい!!」
ミルモ「ミルモでポン!!」
ムルモ「ムルモでポン!!」
パピィ「う・・・きゃあ!!」
ドサッ(倒れる音)
シンジ「パピィ!!!・・は!!」
ムルモ「!?」
シンジ「・・母さんが言ってた・・あなたの大切な人は誰?って・・」
ムルモ「は?」
シンジ「大切な人を・・傷つけてはいけないって・・・母さんが・・」
ムルモ「・・・」
ミルモ「!!楓・・・」
ヤシチ「とっとにかく、そのパピィを返せ!」
ヤマネ「そうでございます!!」
シンジ「・・・私は実は、執事ではなかったんだ・・
    執事長は私の父さんだったんだ」
ムルモ「なんだって!?でしゅ」
シンジ「私はパピィのこと、ムルモ殿のことは最初から知っていた。
    まだ幼い時、二人を見て、あぁいいな。とっても仲良しなんだなって
    思ったんだ。」
ムルモ「じゃあ、見たことあるというのは・・」
シンジ「そうだ・・・すまなかった・・ムルモくん」
ムルモ「シンジ・・」
ミルモ「じゃあパピィは返してくれるな」
シンジ「もちろん・・しかし私はパピィのことはあきらめはしない」
ムルモ「・・・その勝負・・いただき!!」
シンジ「負けるかっての!!」
そして数ヶ月後・・・・・
パピィ「あれ?あたち何して・・」
シンジ「パピィ!!」
パピィ「ふぇ!?」
シンジ「好き♪」
パピィ「*♪%@☆#&!!!」
ムルモ「むぅ・・・」
パピィ「ムルモ?」
ムルモ「!!ななな何でもないでしゅよ!!」
楓「あはは♪おもしろ〜い〜♪」
パピィ「あたちの一番は・・・」
ムルモ「どきっ」
シンジ「どきっ」
パピィ「みんな大好き!!」

続く・・・



■ みずき☆ (29回/2009/07/30(Thu) 10:07:29/No1598)

最終章『番外編・シンジの結婚式』
それから5年後・・・

パピィ「ムルモ!!」
ムルモ「パピィ、どうしたでしゅ!?」
パピィ「シンジの結婚式、いきましょ♪」
ムルモ「相手は誰でしゅ!?」
パピィ「そうそう、シンジがむかーしに、あたちの執事になる前に
    つとめたお嬢様ですって!!」
ムルモ「ほぉ〜!僕も行くでしゅ!!」
結婚式場・・・
楓「シンジく〜ん!おめでとー♪」
ミルモ「パピィのこと諦めてないんじゃなかったのかよ!」
楓「まぁいいじゃん!」
ミルモ「そっそうだな!!」
ムルモ「楓しゃ〜ん!お兄たま〜!」
楓「ムルモちゃん!パピィちゃんも!!」
パピィ「噂で聞いたのよ!相手はとぉってもかわいいお嬢様でしょ!?」
楓「そーなの!!ほら見て!!」
ムルモ「あっ」
パピィ「かわいい!!」
シンジ「あ!パピィ!!」
パピィ「シンジ!!」
パピィ「えと・・お名前は?」
お嬢様「リリアと申しますわ」
パピィ「リリアさん!かわいいですね、うらやましいです」
リリア「まぁ、かわいらしい!」
シンジ「パピィだよ、リリア」
リリア「パピィさん!」
ムルモ「パピィも・・かわったでしゅよね」
パピィ「え!?」
ムルモ「何でもないでしゅ!!」
パピィ「何よ!!」
シンジ「かわんないなぁ!」
リリア「ふふっお似合いよ♪」
パピィ「はいィ!?」
ムルモ「どこがでしゅ!?」
楓「あははっ」
パピィ「きゃはは!」
ムルモ「何でしゅ〜(怒)」

終わり


■ こやまる (557回/2009/08/04(Tue) 16:27:33/No1608)
http://www.murumoya.com/


みずき☆さん、こんにちは☆
7月初めに書き込んでくださったのに、感想が遅れてしまい本当に申し訳ありません。。

さて前回からの続きでシンジに操られてしまったパピィ。
その暴走を止めるにはやはり力づくになってしまいましたか…(^^;。
ミルモとムルモの魔法を受けたパピィはその場で倒れこんでしまいましたが、二人はいったいパピィにどんな攻撃(?)魔法を使ったのかが気になりまくりです。
そのパピィが目覚めるのは・・・す、数ヶ月後!?

またミルモとムルモの後ろで、パピィのために熱くなっているヤシチとヤマネの友達思いなところもいいですね〜。
特にヤシチはいつもミルモとケンカしているけれど、こういう場面では正義感を持ってミルモに協力するところがヤシチのいいところでもあります。

番外編はまた驚きの展開ですなぁ。
>ミルモ「パピィのこと諦めてないんじゃなかったのかよ!」
ミルモが読者全員の思いを代弁してくれました(笑)。
シンジにとって、リリアはパピィを超えるほどのかけがえのない妖精なのでしょうね。
パピィはちょっぴり悔しい気持ちになりそうですが、ムルモからどきっとするセリフももらえたりして、やはり自分がムルモと結ばれる運命にあることを確信してたりして。
お互いあと一歩踏み出せばいいのに、みずきさんの小説でも結局それが出来ないのがムルパピらしさ満点です。

長らくの連載お疲れさまでした!
みずきさんによる新たな恋の試練のお話をまた読んでみたいですね。
時間があるときにぜひチャレンジしてみてくださいませ。
では!




1602/ ネズアクにミクルをそえて。
□投稿者/ ゆり -52回-(2009/08/02(Sun) 18:14:35)

アクミ視点で行きます!
「第1章幼記憶」「第2章思い語」とちょっと関連づけてます。
時間の都合により中途半端なところで途切れる可能性あるのでご注意を。

ネズアクにミクルをそえて

あたいは、集合場所である大きな木の近くのベンチに座っていた。
隣には、緑色のベレー帽に薄汚いスモックを着た妖精、ユーリがいた。
ユーリ「オイアクミ。本当に、全員に集合時間と場所教えたか?
今日は夏の3大イベントの夏祭りだろ。」
アクミ「だーかーら、ちゃんと教えたっつったろ。ったく。」
ユーリ「それはそうと・・・、今日は浴衣なんだなアクミ」
アクミ「えっ・・・。ま、まあな」
ユーリ「テッテケテッテッテ〜ン♪スケッチブック〜」
アクミ「は?」
ユーリ「いや〜なんつ〜か、可愛い娘(こ)を見ると書き留めたくなるっつーか・・・」
アクミ「このオタク野郎ッッ!!・・ってゆーか、あたいが可愛いなんて・・・。他の女子が来たら、あたいなんてかなわねぇよ。
第一、あたいに『可愛い』なんて言葉、似合わねぇよ。」
ユーリ「ふーん、アクミもそういう事言うんだ」
ミルモ「でも当たってる」
ヤシチ「同感」
アクミ「フォローしろよ!ッつか、ミルモとヤシチいつの間に!!」
ミルモ「何言ってんだよ。お前らに呼ばれたから来てやってるんだろが。」
リルム「お久しぶりですわアクミさん!」
アクミ「つい最近会っただろ」
リルム「いえ、前会った時は殆ど話してませんので・・・。」
ミルモ「食う事とヤシチを追いかける事しかしてねぇからな。ハハハ」
アクミ「ロケット花火でブッ飛ばされたいのかい・・・?」
ネズミ「あいからわずのじゃじゃ馬っぷりでござるな〜アクミ。」
アクミ「あ・・っね、ネズミ!?いつの間に!??」
ユーリ「よう、ネズミ。うちらの話どのへんから聞いてた?」
ネズミ「『てゆーか、あたいが可愛いなんて・・・』からでござる」
アクミ「は!?」

よりによって、一番聞かれたくないネガティブなセリフかよ!?
ついてねぇ・・・

ミクル「痛いとこ聞かれちゃいましたね〜アクミさん。」
アクミ「!!?」

この青紫のポニーテール誰?初めて会った・・・
いや、前、南楓の家でお茶会やったときにいたっけ。
ぜんぜん話してなかったのに何で話しかけてくるんだ?

イクル「大人数だなぁおい。一体何人いるんだ?」
ユーリ「ミルリル、ヤシヤマ、ムルパピ、サスハン、ネズアクあと私とイクルとミクル。全部で13人。ま〜ちょいと多いな。」
ムルモ「ぼくおなかすいたでしゅ〜(ぐすん)」
ユーリ「よーしゆしよしおねーたんがお菓子かったげるよー」
ムルモ「ありがとうでしゅー(小声)フッ・・・。ちょろいもんでしゅ」
ユーリ「おねーたんがムルモの本性知ってないわけないでしょ〜?」
ムルモ「ほぇ!?」

すみませんっ時間がなくなったですっ


■ こやまる (559回/2009/08/06(Thu) 08:29:46/No1610)
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ゆりさん、おはようございます☆

おっ、新しいストーリーの始まりですね!
時間は第2章の直後でしょうか。
イクルの一悶着も解決して、今回はにぎやかな夏祭りが舞台になりそうですが、第2章ではあまり目立たなかったアクミがいきなりのいじられよう…。
タイトルにもあるように、ネズアクメインなお話になりそうで、一緒にいるユーリのちょっかいもさらにヒートアップ(?)しそうです。
でも今回ネズアクの間に入ってくるのはミクルなのかな?
ミクルはユーリと違って二人を純粋にくっつけようとするのでしょーか?
(ユーリに失礼なこと言ってますね^^;)

それとラストの”自分の思い通りにはならない”ムルモの反応がもう可愛すぎ。
びっくりしたムルモに、この後ミルモやヤシチがここぞとばかりに突っ込んできて、二人にだけしょっかくビームを喰らわすムルモさんを想像してしまいました。

それでは続きも楽しみにしています〜。
では!


■ ゆり (54回/2009/08/08(Sat) 07:51:59/No1616)

ユーリ「パピィちゃん出番だよ〜」
パピィ「ちょっとムルモ!いちいちぶりっこしてんじゃないわよ!
今日はあた、あた、あたちとずっと一緒にいるのよ!」
ムルモ「ほえぇ!?パピイとじゃヤでしゅ〜」
ユーリ「ムルモはパピイと一緒が一番!さっ、頑張って来い」
パピィ「さいちょはりんごあめ屋よ!ついてきなちゃい!」
ムルモ「ほええぇ〜〜〜」


■ ゆり (55回/2009/08/08(Sat) 22:31:50/No1618)

ユーリ「さてと。ミルリルカップルはどうなったかな・・・
っていねぇぇ!!」
アクミ「あいつらなら先に行ったぞ。
ミルモはチョコバナナ〜とか言ってたな。」
ユーリ「くっ・・・くいしんぼ王子め・・・
まあいいや。ヤシヤマは?」
アクミ「あ・・あいつらは・・・」
ヤシチ「ネズミ、次は射的で勝負だ!!」
ネズミ「フフフのフ〜。さっきの金魚すくい対決で拙者にボロ負けしたくせに。そんなんじゃヤマネをあずけられないでござるな〜。」
ヤシチ「何おうッッ!!」
ミクル「この二人、昔のまんま仲が悪いね・・・
ヤマネちゃんが居るからさらに激しくなったって感じ」
ヤマネ「わ、私のせいでしょうか・・・?」
ミクル「ううん。ヤマネちゃんは悪くないよ。悪いのは2人がどっちも同じ位ヤマネちゃんが好きってこと。」
アクミ「好きの意味はちょっと違うけどな。」
ユーリ「何やってんのヤマネ親衛隊。」
ヤシネズ「!?」
アクミ「なんだそりゃ」

ミクル「山根ちゃんその浴衣可愛いね!僕も浴衣着てきたけど、もともと男っぽいから女物着るとオカマみたい・・・。」
ネズミ「そうでござるか?拙者は結構似合ってると思うのでござるが」
ミクル「えー!本当!?\(*^▽^*)/」

ズキン。

アクミ(何だ?今の胸の痛み・・・)

ネズミとミクルが笑いあうたび、しみるように胸が痛む・・・。
ミクル「・・・。ねえ皆さん。神社行きません?
ここの神社は普通とはちょっと違って、5つに分かれた神社は、それぞれ勉強運成就、恋愛運成就、家内安全、食べ物運成就、後1つは・・・覚えてないんだけど」
アクミ「食べ物運?」
ミクル「えぇと、確か美味しい物が食べられる、見たいな感じだったんだけど・・・」
アクミ「よしそこ行こう。決定。」
ネズミ「ククク・・・。」
アクミ「なんだよネズミ。」
ネズミ「いや・・・何と言うか、色気より食い気って感じが笑えるというか・・」
アクミ「〜〜〜悪かったなっ!!」
ミクル「・・・。じゃあ行きましょう、ネズミ君、アクミさん。
ヤシチ「拙者たちは出店のほうにいってるぞ」
ユーリ「あたしはイクルとサスハンと行くね〜」
イクル「俺もかよ〜ユーリは1人で行け」
サスケ「オイラみたらし団子食べたいじぇ☆」
ハンゾー「僕はすあまなのら〜V」
ユーリ「ようし行くぞ!サスケ!ハンゾー!それからイクル!!
じゃあな3人!」

ネズミ「食い物運の神社に行くのでござろう?今行かないと、後で混むでござるよ」
アクミ「あ、うんそーだな」
ミクル「・・・。」

神社到着

アクミ「ヨシッさっさと拝んでキャラメル系のお菓子たくさん食べるぞ〜!」
ネズミ「やはり色気より食い気・・」
アクミ「うるせぇなっ///」
ネズミ「拙者は神社の入り口で待ってるでござる。」
アクミ「ふーん。そっか。じゃ、行ってくるな。」

がらんがらん・・・

鈴を鳴らしてさい銭入れたらとっとと戻る気だった。あたいは。

ミクル「アクミさんはキャラメルが好きなんですね」
アクミ「へ!?あ、ま、まーな」
ミクル「じゃあ、ネズミ君とはどんな関係なんですか?仲良いんですか?付き合ってるんですか?」
アクミ「へ!?えっと、付き合ってはいねぇ・・よ?」
ミクル「よかった〜!」

・・・は?



■ こやまる (564回/2009/08/09(Sun) 09:46:46/No1621)
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ゆりさん、こんにちは☆
いやもうユーリが完全に楽しんでいますね(笑)。
ユーリによって後押しされたムルパピは今頃仲良くやっているのでしょーか?
パピィは何日も前から夏祭りを楽しみにしていたから、いつもよりかは我慢しているはずと思いたいです。

さて一人ジェラシーを感じるアクミに対し、逆に積極的になっているミクルが何やら怪しい展開になってきていますね。
このまま恋の戦いになってしまうのでしょうか?
ネズアクをプッシュするユーリもいなくなってしまいましたし(^^;、アクミも早く自分の気持ちに素直にならないと後で後悔することになりそう…。
今後のアクミの行動がめちゃくちゃ気になりますね。
もちろんミクルの行動の方も、そしてネズミの反応も。。

それでは続きを楽しみにしております!
では!


■ ゆり (57回/2009/08/15(Sat) 06:57:59/No1631)

アクミ「は〜・・・」
ネズミ「何でため息をつくのでござるか?キャラメルポップコーンとキャラメルクレープ食べてるくせに」
アクミ「・・・・」
ネズミ「・・??」

まさか、ライバル出現なんて思ってもみなかったな・・。
それに相手は、あたいより女っぽい。

横に居るミクルは、深い青紫の浴衣を着ていた。
さらさらとした黒髪がちょうちんの光に反射して、きらきら光っている。
あいつは「僕に浴衣は似合わないよ〜」とか言ってたけど、それはただの謙遜に違いない。ミクルの浴衣、割と似合ってるからな・・。

しかもミクルは、ネズミの幼なじみ。
ミクルは、あたいがネズミを想い始めるずっと前から、想い続けていたのかもしれねぇ・・・

・・あたい、勝てんのか?自信が持てねぇ・・・・
今までは、自信が持てねぇなんてこと、なかったのに・・・・・・

ネズミ「ミクル、確かお前はソーダアイスがすきとかいっていたでござろう。あそこで売っていうでござるよ?」
ミクル「あっ本当だ!じゃあ僕買ってくるからここで待ってて☆」

ミクルはそういって人ごみの中に消えていった。

ネズミ「なあ・・・アクミ」
アクミ「いうのが遅くなったのでござるが・・・
・・・可愛い、でござるよ・・」
アクミ「え・・はいぃ!?///今なんて?」
ネズミ「そんなこっぱずかしいセリフ2回も言えないでござるよっ!///」

ネズミはそっぽを向いたけど、顔が真っ赤なのがバレバレじゃん。
あたいの顔も真っ赤になってるんだろうけどさ。

たった一言「可愛い」って言われただけなのに・・・
すっげぇドキドキしてんじゃん。
やっぱあたいはネズミが好き。ゆずれねぇ。
ミクルに協力できないって言わなきゃな・・・・・

ミクル「そろそろでしょうかねぇ」
アクミ「?」
ミクル「もうすぐ花火大会が始めるんですよ!
国王様主催だから盛り上がりますよ〜☆
さっき言った五つの神社のうちの、名前が思い出せなかったじんじゃでは
花火がよく見えるんです!ねー行こうよう」

ライバルだってこと言うチャンスか?

アクミ「ああ、いいよ。」
ネズミ「ミクルが行きたいならかまわん。」


■ こやまる (570回/2009/08/18(Tue) 23:43:43/No1639)
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ゆりさん、こんばんは☆
アクミが一人恋に悩みまくりですね。
自分には女らしさが足りないとか、ネズミはきっとミクルを選ぶだろうとか、そんな風に弱気になるアクミ…そしていざという時に自信を持てないのがアクミらしいです。

そんな状況にネズミ兄さんの爆弾発言!
1年に1回口に出すかどうかも怪しいセリフを、アクミは聞き逃さなかったですね。
その一言で勇気が出てきたアクミを私も応援してみたいと思います。

一部セリフの主が間違っているような…。
出来れば記事修正していただけると助かります。
それでは続きも期待していますね。
では!


■ ゆり (58回/2009/08/22(Sat) 08:12:58/No1645)

台詞間違い・・・あ、本当だ。正解↓
ミクル「そろそろでしょうかねぇ。」
アクミ「?」
ミクル「もうすぐ花火大会があるんですよ!」

もうひとつ修正。下から3行目の「協力できないって言うチャンスか?」
は、「ライバルだってこというチャンスか?」です。

続き

神社到着〜

ミクル「せっかくなんでお参りしませんか?
さっき思い出したんですけど、ここ祈願成就の神社だったんですよ〜。
あ、ネズミ君は入り口で待っててね☆」
ネズミ「? ああ・・・」
アクミ(よし、お参りするときにあたいはライバルだって言う!!)

がらんがらん・・

ミクル「アクミさんは何を願ったんですか?」
アクミ「へっ?あ、あたいは・・・」

ネズミとラブラブ・・・なんて言えるかよ!?

アクミ「あ、あのさ、お前ネズミが好きっつったよな?さっき付き合ってないとは言ったけどあたいはネズミが」
ミクル「花火がはじまりますね〜」
アクミ「まさかのスルー!?」
ネズミ「国王主催じゃ派手になりそうでござるな・・・。あの目立ちたがり屋の親でござるからな」
アクミ「ネズミいつの間に・・・」

大臣のアナウンス『これよりー・・・花火大会をー・・・開催しますー・・・』

ひゅるるる〜〜〜〜〜・・・

ミクル「えい☆」

ドンッ

アクミ「へ・・・?」
花火の音と同時に、あたいはミクルに突き飛ばされていた。
ってなんだよこの展開!?

ドサッ

アクミ(・・・ッん・・・・?なんか唇にやわらかい感触が・・・)

目を開けると、目の前には赤面したネズミがいた。
ネズミの目に、いつもの冷静さはなかった。

そう・・・あたいとネズミは、キス、していた。

ネズミは、ネズミの体に覆いかぶさっていたあたいを押しのけ、すばやく立ち上がった。

アクミ「あ・・?え?え??」
まだ頭が整理できない。ってか展開はやすぎるだろ!

ミクル「ネーズミ君。」
ネズミ「何でござるか・・?」
ミクル「これからも、幼なじみとして仲良くしていこうね☆」
ネズミ「は?」
ミクル「じゃあ僕は屋台のほうに行ってくる・・」
アクミ「ちょちょちょちょい待ちぃぃ!!
(小声)おまえネズミのことが好きなんじゃなかったのか?」
ミクル「うん、ダイスキだよ。幼なじみとしてね☆」
アクミ「はぁぁーーーー!?じゃあたいは・・おちょくられてたって事か・・・?」

立ち去るミクルの後姿を、あたいとネズミは赤面した顔で見つめていた。

ひゅるるるーーー・・ドン!

また、頭上で花火の音がした。

*****

ミクル「ユーリさん、こんなもんでいいですか?」
ユーリ「OK!OK!じゃ隠しカメラ返してね」
ミクル「あ、はい、どうそ。
でもちょっと疲れましたよ〜。僕をアクミさんの恋のライバルの演技させて、ネズミ君とアクミさんをくっつけるなんて・・・」
ユーリ「ちがうちがう!ネズアクはもともとくっついてるようなもんだっつの!何度言ったら分かるんでぃ」
ミクル「・・・でもなんでそこまであの二人のキューッピットやるんですか?」
ユーリ「おもしろいから。」
ミクル「・・・・汗」

**あとがき**

お約束のユーリ完全勝利。
くどくてごめんなさい。
っというか、この話が今まで書いた小説で一番恥ずかしかったな。


■ こやまる (575回/2009/08/24(Mon) 22:13:46/No1653)
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ゆりさん、こんばんは☆
まずは前回の修正事項の方、私の方で修正しておきました(^^)。

おぉ、まさかの展開に私も驚きました!!
私以上にアクミが驚いていて、そしてアクミ以上にネズミもびっくりしていそう。
二人のこの後がとても気になりまくりな私です。
すっかり調子の狂ってしまったアクミは告白は難しそうですが、でもここまでいけば告白もまた時間の問題でしょうかね。

そして黒幕はやはりユーリでしたか(笑)。
しかもミクルに隠しカメラ持たせてるし(^^;。
ユーリは最初どんな風にミクルにこの作戦を説明したんだろう?
ミクルは鈍いから、ネズミとアクミの恋は気がついてなかった可能性が高そうです。

やはり妖精の恋のストーリーは面白いですね。
まだまだネズアクストーリーはいろいろ続くと思いますので、これからもたくさん描いてくださいね。
では!




1655/ 悠太くんのパートナー@
□投稿者/ プリン -1回-(2009/08/25(Tue) 22:14:40)

子守事件から2年後、悠太くんは2歳になりました、松竹くんがお金持ちの高校に入学して2学期の10月。森下はるかの家に、倫子と悠太くんがやってきた。
倫子『始めまして、あなたがはるかちゃんね。今日は悠太の子守をよろしくね。』
はるか『はぁ・・・?』
倫子『今日は幼稚園の先生になります。』
悠太くん「まんまー!」
はるか「え?まんまー???」
ツツジ先生「初めまして、パンタちゃん。」
パンタ「誰ですっち?」」
ツツジ先生「私は、ツツジ先生。妖精幼稚園の先生よ。」
それは1年前の夏休み明け・・・。
悠太のオムツはずれ専用のおまるを買ったその時、
店長代理「すいませ〜ん。」
おまるのなかから店長代理が現れた
倫子「ハァ?」
倫子はマグカップを受け取った。
店長代理「ありがとうございま〜す」
お代として離乳食4個払った。
倫子「マグカップ?裏になんかある・・・。このマグカップに粉ミルクを注ぎながら念じると妖精があなたのお子さんの将来が見つかります・・・。」
粉ミルクを普通につくりそれを注ぐ倫子・・・。「悠太にあのムルモという妖精に合せて下さい・・・。」(実はムルモという事を気にしてたらしい・・・。)
それから白銀の光を0・5秒後ツツジ先生が現れた倫子はびっくり
倫子「誰?」
「私はツツジ先生。森村倫子・・いいえ、お母さん。あなたのお子さんを・・・私のパートナーにさして下さい。」
雄太くんのパートナーA続く


■ プリン (2回/2009/08/25(Tue) 22:46:40/No1656)

まだ2歳だったヤシチを抱えるヤシチのママ(ヒカリ)。ヤシチのパパ(コウキ)はおっちょこちょいが頼れるネズミのママ(カスミ)のお兄ちゃん。
ヒカリとコウキが事故で亡くなって・・・4年後
人間界で修業に行く前にパパとママの仏壇にいた
ヤシチ「パパ、ママ、拙者は人間界で打倒ミルモと・・・、日高安純という家に引っ越しします。では、行って来ます。」
ヒカリとコウキ「いってらっしゃい、ヤシチ。」


■ プリン (3回/2009/08/26(Wed) 11:24:02/No1657)

倫子「というわけで、幼稚園の先生の資格を取ったから、悠太を預けてちょうだい。」
はるか「ハァ・・・。」
悠太くん「はるかおねえちゃん、遊ぼう。」(キラキラ☆)
はるか「(可愛い。)わかりました!倫子さん悠太くんはパンタとツツジ先生にお任せ下さい。」
はるかの部屋
ツツジ先生とパンタは妖精幼稚園入園試験開始
パンタはギターを弾きながら、ツツジ先生はピンクのフルートを吹きながら、
パンタ「まーるいあめしかくいチョコさんかくケーキかたちはいろいろあるけれど、どれをたべてもおいしいな〜」
はるかは悠太くんをおんぶしながら新連載漫画「愛する羊羹!」を描いている
悠太くん「スピ〜・・・。zzzz」
はるか「ふぁ〜。そろそろ3時だし休憩を取ろうかな。さて、悠太くんのミルクを作ろうかな。」
はるかは森の羊羹印のミルクを作りそのミルクを悠太くんに飲ませる
はるか「ちゃんと飲んでる。ウフフ、可愛い。」
幼稚園試験結果発表
ツツジ先生「試験は合格よ!パンタちゃん。」
パンタ「やったー!」
ミルモ達が遊びに来ました
店長代理「すいませ〜ん」
卒園生のワルモキッズも遊びに来ました(現在全員妖精学校1年生1組)
パピィ「あ、ツツジ先生。久しぶりじゃないの。」
ツツジ先生「お久しぶりね、パピィちゃん。」
悠太くんのパートナーB


■ プリン (4回/2009/08/26(Wed) 22:34:40/No1660)

看板娘(人型コミモモで美少女、年齢2歳)「失礼しまーす!拓海ちゃんにマグカップを届けにきました。では、ママやパパに連絡しますので失礼しまーす!」
桐生先生にマグカップが届いた
桐生先生「このマグカップにロゼワインを注ぎながら念じると妖精があなたの願いをかなえてくれます・・・・?」
注ぎながら念じたその時!0・5秒後ネズミが現れた。
ネズミ「桐生拓海、拙者のパートナーになってくれ!」
桐生先生「えぇ!!!!!?????」
アクミの彼氏Aに続く


■ こやまる (577回/2009/08/27(Thu) 01:27:30/No1661)
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プリンさん、初めまして。
ムルモ屋本舗の管理人のこやまると申します。
小説板への書き込み、ありがとうございます(^^)。

いきなりいろんなタイトルの連載を始められたようですが、初めての書き込みでいろんなことをされてしまうと私もみんなも戸惑ってしまうので、まずはどれか1つに絞っていただけたらと思います。
みんなに読んでもらうための小説ならば、読み手のみんなのことも考えていきましょう。
他の方の書き方も参考になると思います。

それと、ぜひ自己紹介もよろしくお願いします〜。
私の自己紹介は・・トップページにあるプロフィールをご覧くださいませ。

いろいろ書いてしまいすみませんが、プリンさんの考えるミルモストーリーもぜひ読んでみたいですので、上記に従って投稿してくださいね。
では!


■ プリン (5回/2009/08/27(Thu) 12:40:27/No1662)

平成6年8月7日・・・太い百合から生まれた妖精がヒカリとコウキを見て泣いた。
赤ちゃん妖精「オギャーー!」
ヒカリ「パパ、生まれたわ、元気な男の子よ。」
コウキ「そうか予定より、早かったじゃないか。」
ヒカリ「パパ!聴いて、すごい泣き声、まるで蝉の声・・・。」
コウキ「蝉か・・・。名前はもう決まってあるんだ・・・。ヤシチっていうんだよ・・・。」
新米両親の育児開始
ヤシチ「オギャーーー!!」
ヒカリ「おしめは変えたし、おっぱいやミルクもあげたし」
※妖精は母乳も出ます!
コウキ「もしかして・・・。パンティーがすきなんじゃ・・・。」
ヒカリの母親「そうかもね・・・。私はおじいちゃんと一緒に人間界に行って、すぐパンティーをメモして行くわ!」
ヤシチのおじいちゃんとおばあちゃん(ヒカリとコウキの両親)はすぐ人間界に行って女の子のパンティーのメモをした。
妖精界に戻ってヤシチに見せた。
そしてヤシチは笑った
ヤシチ「あーあー(笑顔)」
ヒカリとコウキ「笑ってる・・・パンツのメモを見て笑ってる。」
それから2年後・・・。
ヤシチは初めて人間界でどれみふぁ保育園の卒園式終了後。体育館で記念写真を撮る
ヤシチはまだ泣き虫で気弱な妖精。
ヤシチ「ヒックヒック・・・。」
ヒカリ「はーいヤッくん、笑って、笑って。」
マリヤちゃん(カスミのパートナーの人間でもうすぐ小学1年生見た目はボーボボの幼少期のビュティにそっくり)
コウキ「よーし!マリヤちゃん、いいぞ!早く早く!」
マリヤ「待ってください、私にシャッターさせて!」
コウキ「大丈夫か?ピンとばっちりだからな、変なところいじらないでくれよ」
マリヤちゃん「任せて、コウキさん、」
コウキ「ホラホラ、ヤッくん。いつまでも泣いてるとおかしいぞ☆」
マリヤちゃん「行くわよ!」
サッカーボールがぶつかった
マリヤちゃん「キャッ!」
ヒカリ「マリヤちゃん。」
ヤシチ「キャッキャッ(笑)」
コウキ「大丈夫か?」
マリヤちゃん「んもうー!」
カシャッ!


■ プリン (6回/2009/08/27(Thu) 16:52:27/No1663)

名前:ヒカリとコウキ
声優:かつみ(コウキ)とさゆり(ヒカリ)
職業:ヤシチのご両親
性格:おっちょこちょい
4年前、まき割り中に事故死した妖精。


■ こやまる (578回/2009/08/27(Thu) 17:26:48/No1664)
http://www.murumoya.com/


プリンさん、こんにちは☆
ムルモ屋本舗の管理人のこやまるです。

別のスレッドにて私がプリンさん宛てにレスしました内容が届かなかったようで。
このまま一方的に投稿されては、掲示板の雰囲気は悪くなるばかりです。
まずは私が書きました内容について、何らかの反応を示していただきたいです。

応じられない場合は、これまでの記事をすべて削除、そして今後の投稿も
すべて削除という厳しい処置が待ってますのでご注意ください。


■ プリン (7回/2009/08/27(Thu) 18:30:20/No1665)
http://www.ntv.co.jp/hikari/光とともに・・・-自閉症児を抱えて-ドラマ公式サイト


実は私には自閉症という障害があるんです。自閉症というのはこやまるさんとは違ってひとり言を言ったりヤシチの秘密を探ったり・・・。6年の冬を思い出して脳を気絶したり・・・。無愛想だったり・・・。パピィみたいに、意地っ張りな性格で・・・。フルートを眺めたり・・・。1年前に一というお兄ちゃんがいたけれど・・・。その後生れ付き心不全という病気でなくなったんです・・・。


■ プリン (8回/2009/08/27(Thu) 18:32:39/No1666)
http://www.ntv.co.jp/hikari/


私には後輩の東光がいるんです。


■ プリン (9回/2009/08/27(Thu) 18:48:23/No1668)
http://www.ntv.co.jp/hikari/


こやまるさんには無理解ですが・・・。実は私には自閉症という障害があるんです。
私はポケモンやミルモの事を勉強したり、食べると怪力娘になったり、
パピィみたいに良い子になろうと思いきや、意地っ張りでついつい意地で悪い子になったり・・・。
大塚先生に勉強出来たよ!で0点!!!???ふざけるな!!!って暴れたり大塚先生に「いつか・・・殺してやる!」とか
私の秘密Aに続く


■ こやまる (579回/2009/08/27(Thu) 22:54:10/No1670)
http://www.murumoya.com/


プリンさん、こんばんは☆
なるほど、そういうことだったのですね。
まずはこうしてプリンさんが話してくれたことが私にはうれしいです(^^)。
話してくれなかったら、誰もプリンさんのことが分からなかったですから。

私も含め、誰もがいろんな悩みを抱えていると思いますが、ミルモでポン!を
愛する気持ちはここではみんな一緒ですね。
プリンさんにもみんなと同じようにミルモを楽しんで欲しいです。

そのためにはネットのルールをきちんと守って、楽しく参加してくださいませ。
とりあえず・・・掲示板の一番上の入力欄から投稿すると別のスレッドが増えて
しまうので、この下にある「△NO.1655 に返信△」の下の入力欄から続きを
投稿してくださいね。

最初は難しいかもしれませんが、すぐに慣れると思いますよ。
では!


■ プリン (10回/2009/08/28(Fri) 07:50:52/No1672)
http://www.ntv.co.jp/hikari/


ありがとう!私の自閉症に理解してくれて…。うぅ・・・うわーーーーーーん(嬉し泣き)


■ プリン (11回/2009/08/28(Fri) 09:21:41/No1673)
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悠太くんのパートナーB
パピィ「なるほど、これがムルモが育てた赤ちゃんね。」
ムルモ「そ、そうでしゅよ。(ウソ)」
ツツジ先生「実は、悠太くんのパートナーになって、妖精幼稚園の先生を辞める事になるの。」
悠太くん「あ、ムルモちゃん。こんにちは。」
ムルモ「僕の名前を言ったでしゅ。」
結木が来た。
結木「森下、半年振りだな」
はるか「摂くん。」
悠太くんははるかと結木を見て
悠太くん「パパ、ママ。」
はるか「悠太くんが笑った・・・。私と摂くんの前で『パパ、ママ。』って・・・。」
はるかは悠太くんの右手を・・・。結木は悠太くんの左手を・・・。優しくぎゅっと握りながら2人はファーストキスをした・・・。
その夜・・・。倫子は幼稚園の帰り、悠太くんの迎えに来た。
倫子「ありがとう。2人とも助かったわ。悠太たったら・・・。ぐっすり眠っている・・・。」
ツツジ先生「ありがとうはるかさん・・・。今日は悠太くんの面倒見てくれて・・・。あのね、ミルモくん。実はね・・・。子供ができちゃって、デンタ先生と結婚する事になったの・・・。だから、妖精幼稚園を辞めることになったの、ごめんね、ミルモくん。」
ミルモ「ガ〜ン!(泣)」
リルム「ミルモ様のお嫁様になる大チャ〜ンスですわ!」
ミルモ「更にガ〜ン!(泣)」
楓の家に戻ったミルモは一晩中大泣きした
ミルモ「わーーーん」
楓「うるさーーーい!私だって、泣きたいのを我慢しているんだからね!わーーーん!」
END


■ アニス (62回/2009/08/28(Fri) 09:48:56/No1674)

こやまるさん、プリンさん、おはようございます♪

私には、2人の弟がいます。(自分も合わせて3人兄弟)
1番下の弟(R)もプリンさんと同じ自閉症なんですよ。
だから、プリンさんの生活が目に浮かんできます。
Rは、プリンさんとはちょっと違いますけど・・・
急に怒ったり、野菜を食べ物だと思ってない、毎日大声で叫ぶ、家の中を走っちゃうなどですね・・・。
この前までは、家をクレヨンやマジックで落書きしてたんですよ。
後、私の大切な物を勝手にいろいろされてました。
正直その時の私は、Rを凄く恨んでました。
だけど、今は違います・・・。
Rも悪気があってしたわけではないんです。
Rが大声を出すことについては、たまにうるさいなぁ・・・と思っちゃうんです・・・・。
私は、自分のそうゆうところを直していきたいですね。

後、私にとってのRの自慢は、プリンさんと同じくパソコンが大好きで、パソコンが使えることです。
でもまぁ、ローマ字で入力するのではなく、かな文字で入力をします。
しかも、ものすごく速いんですよ!!
って言っても、両手も使わずに人差し指のみでやってますけど。

Rは、私とT(長男)とは違って、養護学校に通ってるんです。
養護学校に発展最が毎年10月に行われいて、私も行ってるんですよ☆☆
すっごく面白いです♪

それと、Rの好きな漫画は特にありませんけど(Rは漫画を知らない)、『トーマス』や『おかあさんといっしょ』が大好きなんですよ♪

それでは、今日はこの辺で☆


■ プリン (12回/2009/08/28(Fri) 09:53:24/No1675)
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〜後書〜
悠太くんはツツジ先生のパートナーになったもよう。
ツツジ先生はデンタ先生とできちゃった結婚したみたいですね。
ついに待望のはるかと摂くんのファーストキスしたみたい☆
次は貴方の幼少期〜プリン編〜


■ アニス (63回/2009/08/28(Fri) 09:53:54/No1676)

あっ!1つ間違ってたところがありました・・・

発展最→発展祭

です。

すみません^^;




1683/ 初めての酔っ払い
□投稿者/ プリン -13回-(2009/08/28(Fri) 14:17:44)
□U R L/ http://www.ntv.co.jp/hikari/

ヤマネはミクルと一緒にひな祭りパーティーをしたある日・・・。(ヤマネは初節句で0歳児時代は水羊羹が大好物。もう1つ!なんと、ミクルは女の子だったんです。)ヤマネは誤って、水羊羹と甘酒を一緒に飲食してしまい・・・。ミクルはヤマネを連れて妖精子供医療センターに・・・。
ゲンパ「これは・・・間違いないこれは『酔っ払い病』ですな。」
ミクル「酔っ払い病!?」
ゲンパ「ハイ、この病気は、お菓子と甘酒を飲食すると『酔っ払い病』になり治療法は『甘酒を取る手術』ですよ。」
ミクル「そんな・・・。それじゃヤマネちゃんは助かるんですか?」
ゲンパ「普通では無理だがデンタ先生の手術なら助かります」
その後手術は開始したが時間は朝までかかった・・・
ミクル「どうですか?
デンタ(歯医者に再就職する前のデンタ)「成功だ・・・。」
ミクル「本当?やったね!ヤマネ!」
1歳になったヤマネは・・・。水羊羹を食べた。が!その瞬間!悲劇は起きた!
ヤマネ「ばぶぶのぶーひっく・・・とっちぇもいいきぶんでこじゃりまちゅー・・・」
カスミ「どうしたの?ヤマネ、酔っ払ってまるでパパ(タケシ園長先生)みたいよ(汗)」
ヤマネは生まれて初めて暴れた・・・。そう・・。ステージを壊すように…。
ヤマネ「ありゃ、わたくち・・・。」
ヤマネの家に来てみたヤシチはびっくり!!
ヤシチ「おばちゃん、どうしたのだ・・・。今日は拙者とネズミの妖精幼稚園入園式だというのに・・・。」
カスミ「どうもこうもないわ!また、ミクルの仕業ね!許せないわ。電話で文句言ってやる」
♪〜♪〜(忍−shinobi−の着メロ)
ピ!
ミクル「どうしたの?ヤマネちゃんのママ?」
カスミ「どうもこうもないわよ!ヤマネが水羊羹を食べたら暴れたわよ!これはどういうこと白状なさい!」
ミクル「実は・・・。」
酔っ払い病の事を話す
カスミ「なるほどね・・・。ヤマネがそんな病に罹って・・・。で『手術は成功したけどあまり甘いものを食べさせないで・・・。』と言うわけと・・・。」
ミクル「なので・・・。これからは甘いものを禁止させて、これからは普通の食べ物を食べさせてください・・・。」
カスミ「わかりました・・・。では」
ブツン(電話の音が切れた音)プープー
カスミ「実はね、ヤシチくん、ヤマネにはこんな病気があって・・・。」
入園式でヤマネの事を話した
ヤシチ「なるほど、そんな病気があるとは・・・。」
ネズミ「知らなかったでござる…。」
園長先生「だからヤマネちゃんには、甘いものを食べさせないようにと・・・。」
ネズミ「わかったでござる、親父。」
ヤシチ「拙者達が甘いものを食べさせないように注意させます。」
園長先生「わかっならさっさと教室に入れ!」
ヤシチ&ネズミ「ハーイ・・・。」
それ以来ヤマネは普通の食事を与えた。
END


■ プリン (15回/2009/08/29(Sat) 11:24:03/No1685)
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ヤマネは昔、水羊羹が大好物だったの!1歳になってからお菓子は禁止になったの。8年後、パートナーの梅園桃に禁止した水羊羹を食べさせてもらいお菓子を克服した模様!




1684/ ヤシチの育児日記
□投稿者/ プリン -14回-(2009/08/29(Sat) 10:54:11)
□U R L/ http://www.ntv.co.jp/hikari/

ヤシチが1歳の頃は泣き虫で気弱な妖精だった。
ヒカリとコウキに甘えてばかりおしゃぶりを加えている
ベビーベッドで枕とタオルケットもかけても真夏や真冬でも夜泣きが多い
ヤシチ「ママー。おやちゅ。(涙)」
ヒカリ「はい、かりんとう。」
ヤシチ「あい・・。(少し泣き)」
ヤシチは涙を流しながら初めてかりんとうを口に出した
おっぱいやミルクでも飲みながら涙を流した・・・。
おしゃぶり卒業の夜も泣きながら
3月のオムツはずれも・・・。
コウキ「ホラ、ヤシチ、トイレに行く?」
ヤシチ「うん・・・。」
ヤシチはポッチャマおまるで用を足す(おしっこは泣き虫涙と同じ量)
出た!感動♪オムツはなんと!2歳前に簡単に泣きながら外せました
大好きなパンツを履いてニコッとした・・・。
2歳で泣かなくなった・・・。


■ プリン (16回/2009/08/29(Sat) 11:58:00/No1686)
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ヤシチの育児日記A
ヒカリとコウキはヤシチが妖精学校小学部就学前(妖精幼稚園年長ミ組の2月19日)にまき割り中、巨大木が2人の前に倒れてきたということは・・・。つまり、事故死したんです。ポケモン2001年版ランドセル紺色(ネズミ)と黒色(ヤシチ)はカスミのお菓子(プリンが大好物)で2つとも買いました。
入学式ではヤシチはアヤコという若いおばさんに引き取った
ちなみにアヤコさんはヒカリの姉です
END




1688/ アクミの彼氏A
□投稿者/ プリン -17回-(2009/08/29(Sat) 13:19:41)
□U R L/ http://www.ntv.co.jp/hikari/

アクミとネズミはダァちゃん(名付親はプリン)の時からの同僚・・・。アクミはネズミとデートした。UMEZONOサマーランドというプールの遊園地で沙織と桐生先生も一緒にダブルデート(沙織はアクミノパートナーになって以降、恋愛を克服)今日は夏休み最後の日
2人はプールに入った
アクミ「冷たくてひんやりするぜ・・・。それっ!」
バシャバシャ(水掛け)
ネズミ「おおっ!やったでござるね。それっ!」
バシャバシャ
その頃沙織たちは
星野葉月「今回はUMEZONOサマーランドによる江口沙織様のフルートと梅園桃お嬢様のバイオリンで「僕はここにいる!〜新バージョン〜(コルルのテーマ)」と「心のアンテナ」をどうぞ!」
沙織はフルートで桃はバイオリンで演奏中。
その頃ネズミとアクミは
アクミ「このキャラメルソースをかけたステーキはおいしい。」
アクミの彼氏Bに続く。


■ プリン (18回/2009/08/29(Sat) 21:31:19/No1690)
http://www.ntv.co.jp/hikari/


アクミの彼氏B
ネズミ「白ワインソースをかけた軍艦巻きもおいしいでござる!」
パーティー終了後・・・。
アクミ「今日は楽しかったね。」
沙織「今日は色々とありがとうございます。」
桐生先生「やぁ、こっちこそ・・・。」
ネズミ「拙者も楽しかった・・・。」
沙織と桐生先生はファーストキスをした。
こうして2組のデートは終わった。
END




1439/ 第2章
□投稿者/ ゆり -29回-(2009/05/16(Sat) 17:46:30)

第2章すたあーーーーーーーとぉーーーーーー!!
第1話 〜プロローグ〜

どうして・・・・?

どうして・・・・?

どうして僕の周りには、不幸なことばかり起こるの?


僕は、最愛の恋人を無くし、帰るところすら失った・・・

どうしたらいいの?

どうしたらいいの?

ぼくは・・・、どうしたら・・・


ああ・・・・・・

そうだ・・・・・

あのひとだ・・・・・

あのひとが、僕の兄だったから・・・・・

だから、こんなことに・・・・・・・・・


■ ゆり (30回/2009/05/16(Sat) 17:47:18/No1440)

タイトル付け加え。

第2章 思い出は何も語らない


■ こやまる (500回/2009/05/18(Mon) 11:28:37/No1443)
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ゆりさん、こんにちは☆
いよいよ第2章のスタートですね!
幼かった頃の第1章から時間がだいぶ進み、時間設定は「現在」になるのかな?
そしていきなり暗く語るセリフの主はミクル…?
「あのひとが、僕の兄だったから」というセリフ、そして恋人というキーワードがとても気になっていて、次回以降が楽しみです。
これから試験などいろいろあると思いますが、連載もがんばってくださいね。

あ、ずっと聞き忘れていたのですが、第1章の方の第1話のタイトルが付いていませんでした。
第2章と同じく〜プロローグ〜でいいのかな?
では!


■ ゆり (31回/2009/05/24(Sun) 06:17:13/No1453)

1章の第1話の話、ぜんぜんおkです!
試験については、・・・私平日はパソコンやらないのでぜんぜんおkです
第2話 再会の瞬間

突然、窓が開いた。それは、本当に突然なことだった。
「おいヤシチ!居るか?」
窓辺に立つのは、ヤシチのいとこのネズミであった。
「びっくりしたなぁ〜・・・何なのだ一体
またイヤミでも言いに来たのか?」

ヤシチは、安純のシャツを丁寧にアイロンがけしていたのであった。

「あのな、拙者だって年がら年中イヤミ言ってるわけじゃ・・・」
『いいや、言っている』「のだ」「だぜ」「なのら〜」「でございます」

その場にいたヤシチ、サスケ、ハンゾー、ヤマネにまで言われてしまったネズミ。
ほんの一瞬「なんなんだよ・・・」という顔をして、おほんと咳払いをした。

「まあ・・・いい。ヤシチ、緑みの蒼色帽子に橙のマントをした妖精がここに来なかったでござるか?」
「・・・?みどりみのあおいろぼうしにだいだいのまんと・・・?
来てないのだ。っつか趣味悪いなぁそいつ」
「そうか・・・ヤシチが居るから来てると思ったのだが・・・
・・・まあいい。居ないなら居ないでいい。また探す。さら・・・」

ネズミが「さらばだ」と言いかけたとき、声がした。

「趣味が悪くて・・・悪かったな」


■ こやまる (505回/2009/05/29(Fri) 07:50:01/No1460)
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ゆりさん、おはようございます☆
第1話のタイトルも件、了解です。
今度の更新のときに追加しておきますね。

さて第2話は再会…これは緑み(略)の妖精との再会かな。
ヤシチは一瞬「?」を顔に浮かべていますが、再会となると過去に会ったことのある妖精になるのでしょうか?
ミクルとの関連性も気になります。

それにしてもネズミは相変わらず突然やってきますね。
いつも弟子たちの前で嫌みを言われてついムキになってしまうヤシチは「やれやれ」という表情になっていそうです。
まぁヤシチももう少ししっかりすべきだとは思いますが…。
ゆりさんの小説はそんな未熟なヤシチが描かれていて、ヤシチがすごくかわいいです(^^)。

それでは次回も楽しみにお待ちしております〜。
では!


■ ゆり (32回/2009/06/05(Fri) 19:13:51/No1466)

第3回〜〜

「趣味が悪くて・・・悪かったな」
そこに居たのは、ネズミがいったこと・・・緑みの帽子にオレンジのマントの妖精がいた。
「・・・!イクル!」
一番最初に声を出したのはネズミだった。
「・・・フン。覚えてたのか。ネズミ・・・。
ヤシチ。俺を覚えてないか?」
ヤシチはイクルと呼ばれた妖精をじろじろと見つめて、考え込んだ動作を見せた。
「・・・ああ!イクル!イクルかぁ!そういやイクルなんていたなぁ!チビの頃よく遊んだっけ!」
「はあ・・やっと思い出したのか・・・あいからわずあほだなあ。」
二人の話をさえぎるように、ネズミが喋った。
「・・・イクル。何故ここに来た?」

時間無いのでここで切ります!

300×300

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■ こやまる (510回/2009/06/09(Tue) 12:51:47/No1472)
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ゆりさん、こんにちは☆
ネズミの探していた妖精は、私の予想は外れて新キャラでしたかぁ。
でもミクルと似ているイクルという名前から、どうしてもミクルとの関連性を疑ってしまいます。
小さい頃ネズミやヤシチと遊んでいたという過去も…。
ただ話し口調はミクルとは違ってちょっと乱暴ではありますが(^^;。

それにしてもみんなからあほ呼ばわりされるヤシチがまたかわいい。
ゆりさんの小説はヤシチがかわいく描かれているから好きです(^^)。

掲示板の新機能「お絵描きレス」を真っ先に使ってくださったのもうれしいです〜。
イクルは絵のようにいつも怒りっぽい表情をしているんでしょうか?
私も最近しぃペインターでお絵描きしていなかったので、今晩あたり久々にチャレンジしてみようと思います。
それでは続きも楽しみにしています!
では!


■ ゆり (33回/2009/06/12(Fri) 23:01:44/No1484)

いつもコメントありがとうございます!いつかまとめてお返事しますね・・・(ためててすみません)
第3話の続き
「何故ここに来たか・・・か。何故そんな事を聞くんだ?」
イクルはぶっきらぼうに答えた。
「お前は昔から、ろくでもないことを考えているような雰囲気だしてたからな・・・。」
ネズミは、何時もの様に冷静な表情で答える。
「イクル・・・何を考えている?」
ネズミは、追い討ちをかけるように言った。

「・・・はぁ。知りたがり屋なヤツだな。ネズミは。いいだろう。教えてやる。感謝しろ。」
イクルは半ばあきれたように言った。そして、窓から降りて、テーブルに着地した。そして、胡坐をかいて座った。
イクルの、ネズミを見下した態度に、ネズミは口を出さずにいた。
「ミクルってヤツを覚えてるよな?生まれつき不幸体質のあいつさ。
実はな・・・。俺は、あいつの弟なんだよ」
「え!?」
ネズミは、ネズミらしくない声を出した。
「血が繋がってると・・・弟の俺も不幸体質になるらしい。」
イクルはそういって、額にかかる前髪を上げ、おでこを指差した。イクルの指の先には、ばんそうこうが張ってある。
「俺の恋人ミクミは・・・この忌々しい体質のせいで重い病気になり、命を落とした」
「こんなことになったのは・・・みんなミクルのせいだ!ミクルのせいで皆不幸になっちまったんだ!ミクルさえ俺の兄でなかったら・・・!!」
「許さない!俺を、ミクミを・・・皆を不幸にしたミクルを!!!!」
イクルは、言いたいことをすべて言い切ったのか、少し息が荒れていた。
ネズミもヤシチも、何も言えずに立ち尽くしていた。

ガッタン。窓を開ける音がした。その音に、一番最初に反応したのはイクルだった。

「・・・・ミクミ・・・・!?」

次回(第4回)、しぃペインター使います。


■ こやまる (517回/2009/06/13(Sat) 22:31:00/No1490)
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ゆりさん、こんばんは☆
いえいえ、お返事の方はあまり気にせずに…。
こうして続きのストーリーを連載していただけることが私にとっては一番うれしいことですので。

何とイクルはミクルの弟でしたか。
(予想を大きく外しました^^;)
しかもミクルと同じ血を流れることにコンプレックスを抱いていて、そして原因となるミクルを恨んでいるとは…。
恋人のミクミの不幸の原因もみんなミクルに押しつけていますが、果たして本当にそうなのかどうか…。
何も言えずに立ちつくすネズミもヤシチも、この状態のイクルには何を言っても無駄になると思っているのでしょーか。

私としては今頃ミクルはどうしているのかが気になります。
ミクルの方も、イクルのことをどう思っているのかが知りたいですね〜。
大きく性格の異なる兄弟の今後が楽しみです。

それでは次回も(絵の方も^^)楽しみにお待ちしております。
では!


■ ゆり (34回/2009/06/19(Fri) 22:26:17/No1499)

第4回 〜かさなる影〜

「・・・ミクミ・・・?」

イクルが、震えた声を出した。

「「「!?」」」

窓辺に立っていたのは、・・・赤っぽい色の髪をした、アクミだった。

すみません。時間無いのでまたあとで〜〜〜

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■ ゆり (35回/2009/06/21(Sun) 08:11:08/No1503)

第4回の続き

「え?ミクミ??あたいはアクミだぞ。ネズミ、何があったんだ?」
アクミは少し戸惑った感じで言った。
「それは・・・かくかくしかじか」
「ふ〜ん。・・・小説って便利だな」
「そこにいるイクルってヤツの恋人があたいに似てるってわけか。」
アクミは納得した素振りを見せた。

「おい!アクミ!!俺が怖くて怖気ついたか?ニヤリ」
窓辺に居たのはミルモだった。
「おい、どういうことだ?」
ネズミが問う。
「ミルモと魔法決闘する約束してたんだよ!
・・・てめぇミルモ!だ〜れが怖気ずいただとぉ!?」

「・・・魔法決闘・・・あいからわずでござるな(笑)
あと・・・イクル。拙者はもう行く・・・考え直せ!証拠の無い事を言うな!」
ネズミは軽やかに外に出て行った。

「行くぞアクミ!」「おう!じゃあな!」
ミルモとアクミも去っていった。

「ヤシチー!アイロンが終わったら次は掃除よー!」
安純の声が微かに聞こえる。
「はーい!今行きまーす!じゃあなイクル!また今度な!」
と言うが早いか、ヤシチは慌てて去っていった。

そして、部屋にはイクルだけが残った。



「・・・ミ・・・ク・・ミ・・・・・・」


イクルは、少し嗄れた声でつぶやいた・・・。


■ ゆり (36回/2009/06/21(Sun) 08:12:29/No1504)

☆読み方☆
嗄れた→かれた
と読みます。


■ こやまる (524回/2009/06/24(Wed) 12:32:48/No1511)
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ゆりさん、こんにちは☆
お絵描きもありがとうございます〜。

うっすら浮かんでいるのはイクルの恋人でしょうか?
アクミと似ている…というかアクミそっくりですね。
着ている服といい髪型といい…実はミクミ=アクミだったりして。
アクミと恋人の面影を重ねているイクル視点な構図がレベル高いです。

>「そこにいるイクルってヤツの恋人があたいに似てるってわけか。」
アクミはやはりイクルのことは一切知らないようなので、やはりミクミはアクミとは赤の他人なのですね。
とはいえ、今後この展開にアクミがどう絡むのかが楽しみです。
しかしどうしてアクミはヤシチの部屋に寄ったんだろう?
ネズミに挨拶するためにあちこち探し回っていたのかな?(^◇^;)

さて一人残されたイクルは今後どのように変わっていくでしょう?
そしてまだ登場していないミクルのその後も気になります。

それでは次回も楽しみにお待ちしております!
では!


■ ゆり (37回/2009/06/26(Fri) 22:50:42/No1513)

毎回コメありがとうございます☆
第5回〜〜
「ちっくしょう・・・ミクルのやつ、どこ行ったんだ・・・?」
ミルモの里の空では、イクルがひとり空を飛んでいた。
「ミクルを・・・早く倒したいのに・・・!!」
一人でぺらぺらと喋っていた。

「おい!お前確かイクルっていったよな?」
イクルが振り向くと、そこには頭に風呂敷を縛り付けたミルモが居た。

「お前は・・・王子ミルモ・・・だっけか?俺に何の用だ」

「おい、イクル。お前証拠があって言ってるのか??」

「は?」
イクルは首を傾げた。

「だから、証拠があるのかって聞いてんだよ。
ミクルが、ミクミの不幸の理由って言う実質的な証拠があるのかよ」

「だって、ミクルは不幸体質だか・・・」
イクルは、ミルモを強い眼差しで見つめながら強く言いかけた。

「そんなの証拠じゃねえ!」


■ ゆり (38回/2009/06/27(Sat) 06:47:28/No1514)

前回途中で切れちゃってすみません;
時間の都合で・・・ゆり「今後もこういうことあると思います」
第5回の続き

「そんなの証拠じゃねえ!」

ミルモは怒鳴った。

「・・・いいか!?イクル!ミクミの不幸は、
ミクルのせいでも、イクルのせいでも
・・・・誰のせいでもねえんだよ!!」

「・・・。」
イクルは唇を噛んで黙っていた。
ミルモは続けて喋った。
「もう、よせよ・・。ミクルを追うのは・・・・。
俺はあくまで部外者だけど・・・
俺には弟がいるからわか」

「・・うるっせえ!!!!」

ミルモ中心のムードを、イクルがぶち破った。

「てめえに・・・てめえに何が分かる!?
部外者は引っ込んでろ!!!!」

ミルモは、イクルのセリフに圧倒されていた。

イクルは黙ってその場を立ち去ろうとした。

「イクル!そこに居たのか!」

振り向くと、そこにはネズミがいた。少し息が上がっていた。

「イクル・・・ちょっとまずいことになったでござるよ・・・」

少し青ざめた顔で俯くネズミ。
「?」と言う顔をするイクル。

一体何があったのか!?以下次回!!!


■ こやまる (528回/2009/06/30(Tue) 22:31:00/No1520)
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ゆりさん、こんばんは☆
何だかんだで暴走気味のイクルのことがみんな心配なんですね。
面倒くさがり屋のミルモもいつも以上に真剣・・・。
…って「頭に風呂敷を縛り付けたミルモ」っていったい―――?(^^;
何か深い理由があるのか、ネズミの「まずいこと」以上にめちゃくちゃ気になるじゃあないですか!!

イクルの方もこの不幸を自分以外の誰かのせいにしないと気が済まないようですが、ネズミの持ってきた「まずいこと」がそれを変えることができるのかどうか?
幼かったミクルが今頃どうしているのかもとても気になりますね。
どこか遠くで暮らしているわけではなさそうですけど、果たして。。?

そうそう、書き忘れましたが、第1章に続けて第2章も「いただきもの小説」に掲載させていただきますね(^^)。
それでは次回も楽しみにお待ちしております!


■ ゆり (40回/2009/07/04(Sat) 17:13:06/No1527)

第6回

ネズミ、イクルは、第五回の後、アクミの家に行っていた。
アクミの家の前にはミレンが居て、
「どどどどうしよ〜〜〜うううあああアクミちゃ〜〜〜〜ん」
とまあ情けない台詞を言っていたのだった。

「おい!そこの黄色いの!何があったんだ!?」
「うああああ〜〜〜〜んアクミちゃあ〜〜〜〜ん」
ネズミは、はあっとため息をついて、言った。
「イクルと、・・・誰?まあいい、え・・とそこの黄色いの、
アクミが『白斑点インフルエンザ病』にかかったってのは本当でござるか?!」
「は!?何その病気!?」
イクルは驚いた。ギャグタッチで。
ネズミは話を続けた。
「『白斑点インフルエンザ病』・・・人間のインフルエンザと同じような症状が起きるとともに、ほっぺのあたりに白い斑点が浮き出る・・・」
ミレンが口を挟んだ。
「でででっ、でも!薬があれば治るんだよう・・・
でも・・・薬がなかったらアクミちゃんは苦しんで苦しんで最後は・・・うっうわああああぁあぁああぁあん!!」
ネズミが覆いかぶさるように言った。
「この病気は・・・お前の恋人、ミクミもかかった病気でござる・・・
もう、時間があまりない・・・発病してから3時間以内に薬のもと『癒しのヒカリ花』を持ってこないと・・・アクミは・・・
・・・あああもうっ!こうしてる間にも時間がたって無駄でござる!
拙者は行く!」
「俺も行かせろ!」
イクルが名乗りを上げた。
「俺にも・・・行かせてくれ・・・」

ネズミ君、最後しびれをきらしたな。





■ ゆり (42回/2009/07/05(Sun) 10:58:55/No1530)

第7回

イクルとネズミは、今・・・・・。

「うわあああぁぁああああ!!」
「・・・・っ!!!」

ガイア族のところ行きの洞窟で、化け物に襲われて、逃げ回っていた。

「ね、ね、ねず、ねずぅぅぅっ、ネズミぃぃいいぃいい!!
何!?何なんだこいつらは!!?」

ネズミは早口で答えた。
「・・・この洞窟にすむ化け物かなんかでござろう。
『癒しのヒカリ花』は7つの分かれ道を、
右、右、左、右、左、左、最後は無視して突っ切った先だ!
拙者とはぐれるなよ!?」

「う・・・わ、分かった!俺も一応忍者だ!何とかしてみせる!」
イクルは全神経を分かれ道に集中させた。
(えっと、右、右、左、右、左、左・・・)

ネズミとミクルはすばやく動いていく。

「「『最後は無視して突っ切る』だーーー!!」」

2人が走った先、そこにひろがるのは・・・。

「・・・っ!」
突然現れた光に、二人とも目を伏せた。


何色にも染める事の出来ない、
清らかでピュアな真っ白い花が咲き乱れるそこは、『癒しのヒカリ花』の花畑だった・・・。

「こんな所であったでござるか・・・」
最初に言葉を発したのはネズミであった。
イクルは声を出せずに居た。




「・・・ん?」
ネズミは声を出した。
イクルは振り向いて、ネズミの顔を見た。
「ん?どうしたネズミ。」

「なあ・・・イクル。あそこに誰か居ないか?」

「えー・・?・・・っあ!」

見慣れた古びた青紫色のバンダナ・・・
見慣れた黒い艶やかな髪・・・

あれは、確かに・・・

「「・・ミクル・・・!?」」



■ ゆり (43回/2009/07/05(Sun) 11:01:34/No1531)

読み方
艶やか・・・つややか
と読みますねん


■ こやまる (533回/2009/07/09(Thu) 08:05:51/No1538)
http://www.murumoya.com/


ゆりさん、おはようございます☆
ちょっと前まで元気だったアクミが重大な病気に…。
いきなりの急展開と緊迫した雰囲気に驚きました(^◇^;)。
アクミの家の前で泣いているミレン…ミレンはゆりさんの小説で初登場でしたね(というか小説板での登場自体が史上初かも)。
何も出来ずにいるミレンはまたアクミに嫌われる要素を作ってしまいましたが、それでもネズミたちにアクミの病気を伝えたことはミレンの評価アップになるのでしょーか。

ネズミの本気っぷりがまたすごいですね。
相手がアクミじゃなかったら、誰かに行かせて自分は一応そっとついていく感じだと思いますが、相手がアクミだとやはり変わりますね。
この後のアクミとネズミの関係を楽しみにしています(^^)。
そして花畑で偶然にも居合わせたミクル。
話がつながってきて、いよいよ面白くなってきました!

それでは続きを楽しみにお待ちしております!
では!


■ ゆり (44回/2009/07/10(Fri) 22:44:16/No1543)

絵を描いていたら時間を失いました。
内容はまた今度・・・(なるべく早くUPします)

400×400

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/145KB

■ ゆり (46回/2009/07/11(Sat) 07:40:58/No1547)

第8回 〜ミクルとの再会〜

青紫色のバンダナに、艶やかな黒髪・・・。

それは確かにミクルだった。

ミクルの黒髪は、あの幼き日の記憶のミクルより、だいぶ長くなっていた。

昔のミクルは肩にかからない程度の髪の長さだったが、今はポニーテールにしていても腰にかかるほどの長さになっていた。

「・・・・。」

ミクルは、ネズミとイクルには気づいてないらしく、ただじっとしていた。

ミクルの前には大きめの石があり、その石には妖精文字で「ミクミの墓」と彫られていた。

イクルは、顔を悲しそうに歪めた。
ネズミは、そんなイクルの顔を気にしていた。

「・・・ミクル!!今こそ恨みを晴らすとき・・・ん?」

イクルは隠し持っていた刀をミクルに振り上げたが、あることに気づいて手を止めた。

よく見るとミクルは、両手を合わせ拝んでいる様だった。

そして、細い綿の糸のような声を出していた。

「・・ゴメンね、ミクミちゃん・・・。僕が間に合ってればこんな事には・・・ならなかったのかもしれないのに・・・・!!」

いつの間にかミクルの瞳からは、涙が零れていた。

その言葉を聞いた瞬間、イクルの記憶が、まるで鮮やかな写真の様に甦って来た。

『ミクミ・・・ミクミ!しんじゃいやだよー!!』

部屋の中央に横たわるミクミの頬には、白い斑点が浮き出ていた。

『・・・おいっ!ミクミッ!・・・・ミクミーーーー!!』






■ ゆり (47回/2009/07/11(Sat) 18:21:00/No1549)

零れる・・・こぼれる


■ ゆり (48回/2009/07/12(Sun) 07:07:20/No1550)

前回、時間がなくなって途中で中断しました。すみません。
サブタイトルも最近サボってるなあ・・
第8回の続き

『・・・おいっ!ミクミッ!・・・・ミクミーーーー!!』

イクルはミクミのいたいに重なって、わんわん泣いた。

その時だった。

『あ・・・あれ?ミクミちゃん?うそ・・・時間切れ・・・?』

ミクミの部屋の戸を開けたのは、幼いミクル。

頬のマークは土で汚れ、くびまきはところどころ裂けているところもあった。

手には『癒しのヒカリ草』が光っていた。

そこまで思い出して、イクルはふと考えた。

・・・まさかミクルは、あの幼さでこの洞窟を抜けたのか・・・?

・・・あの幼さで、あの怪物を何とかしたのか・・・?




『オマエニハ、ムリダッタ』






・・・俺はミクミのために何かしたか?

・・・俺はミクルの様にいのちをかけて何かしたか?




『オマエハ、ナニモシテイナイ』





『オマエハ、タダナイテイタダケ』



「そのとき皆は、ミクルを『厄病神』と言って塩をまき、
追い返したのでござる。拙者はやめさせようとたが、さすがの拙者もあの幼さで大人数人を食い止めることは無理でござったな。物理的にも、精神的にも・・・。」

「え・・・ちょっ、ネズミ!?何だよいきなり、まさか俺の心を読んだのか?」

ネズミは、ふうっ、とため息をついていった。

「今のイクルの顔を見れば、大体のことは分かるでござる・・・。
頬を触ってみろ」

イクルは頬を触ってみた。

「・・・濡れてる・・・?」

「やはり気づいてなかったか・・・。イクルはさっきから、ずっと泣いていたのでござるよ。」


ネズミがその台詞を言い終わった瞬間、ミクルが振り向いた。

「え・・・イクル?ってか、ネズミ君!?」


■ こやまる (538回/2009/07/17(Fri) 00:39:34/No1558)
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ゆりさん、こんばんは☆

成長したミクルがいよいよ登場。
…って長すぎなくらい髪を伸ばしていてびっくりです。
この髪の長さにも何か理由があるのだと思いますが、それは今後のストーリーで明かされそうですね。

そのミクルとの再開を経て、厚い雲で覆われたイクルの心の闇がぱーっと晴れていく瞬間がやってきましたね。
幼い頃ミクミのために何もしなかった過ちと、自分勝手にミクルを恨んだ過ちが重くイクルにのしかかりそうです。
ミクミのお墓の前で3人はどんな会話をするのでしょう?

お絵描きもありがとうございます!
イクル視点で、遠くに見えるミクルの姿が何とも叙情的ですね。
ドラマティックなストーリーと絵をこれからも楽しみにしています!
では!


■ ゆり (49回/2009/07/17(Fri) 22:49:18/No1562)

第9回

「え・・・なっ?えええええ!?」

イクルとネズミが後ろに居ることをついさっき知ったばかりのミクルは、
相当あせっていた。

ざっと5分くらい沈黙が続いた後、やっと落ち着いたミクルは言った。

「イクル、やりたきゃやれば?」

その突拍子のない一言に、2人は驚いた。

「い、今のはどういう意味でござるか?」

ネズミは動揺気味だった。

「イクル・・・僕を倒したかったんでしょ?とっととやれば?」

そういって、ミクルはイクルのほうを向いた。

「ほら、やれば?僕を倒しにここまで来たんでしょ?」

ミクルはそういいながら、両腕を水平に上げた。


「ぐ・・・。う、・・うおおおおーーーー!!」

イクルは雄叫びを上げて、さっき泣いた拍子に落とした刀を拾い、
ミクルに振り下ろした。

・・・振り下ろそうとした。

刀の刃先は、ミクルの額ぎりぎりで、びたりと止まった。

「く・・・できねぇ・・・できねぇよ・・・
ミクル・・・いや、兄貴を倒すなんて、できねぇ・・・!!」

イクルのしゃくりあげる声が、花畑に響く。


「・・イクル。今なんていったの?」

「え?」
イクルは顔を上げた。





「僕、女だよ?」




■ こやまる (543回/2009/07/20(Mon) 17:58:41/No1574)
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ゆりさん、こんにちは☆

イクルたちを前にしての5分間は何とも異様な雰囲気になっていそうですね。
お互い目を合わせず、それぞれの中でいろんな考えを巡らせていたのでしょうか。
そして先に口を開いたミクルから出た言葉には、イクルに早く幸せになってもらいたい思いがあるのでしょーか。

二人のこのぎりぎりな展開がよく描けていますね。
これを境に二人が良い方向へと向かってくれればいいのですが。。
そしてミクルが女だと知った後のイクルの行動がめちゃくちゃ気になります。
あのとき何も出来なかった自分をもっと責めてしまいそうな予感も…。

それでは続きを楽しみにお待ちしてます!
では!


■ ゆり (51回/2009/07/24(Fri) 22:46:21/No1583)

最終回〜エピローグ〜

楓の部屋は、楽しそうな声でいっぱいだった。
部屋の中央にあるテーブルの座っているのは、
ミルモ、ムルモ、アクミ、ヤシチ、ネズミ、イクル、そしてミクルだった。
ネズミは、アクミが無理矢理つれてきたのだけれど・・・。

イクル「えーと、ミルモだっけ?お前さ、あの時何で風呂敷を頭に縛り付けてたんだ?」
ミルモ「ん?・・・見るか?(^0^)(ごそごそ)」
ミルモは風呂敷の包みを解いた。
ミルモ「じゃじゃーーーん!!これこそ限定100個のウルトラスーパーミラクル「祈る手」チョコだーーーー!!」
イクル「・・・。」
リルム「ミーールーーモーーさーーまーーー!!」
どっかん!!
次の瞬間には、チョコはリルムの下敷きに・・・。
ミルモ「お・・俺のチョコォォ〜〜〜」
リルム「語っごめんなさいミルモ様!変わりに、わたくしが作ってきたお菓子を・・・」
ミルモ「ひぃぃ〜〜〜〜!!」

イクル「あのさ、兄、いや姉貴」
ミクル「何?」
ミクルは、レーズンクッキーを食べながら答えた。
イクル「何で、あんなことやったんだ?『僕を倒して』なんて・・・」
ミクルは、少し口元を緩めて言った。
ミクル「別に?僕を倒せばイクルの気が晴れるんじゃないかなーと思ってさ」
イクル「姉貴・・・」

ネズミ「ところで、アクミは何でヤシチの家に言ったのでござるか?」
アクミ「え?・・あーーーーー!!おいヤシチ!お前まだあたいが貸した金返してねえだろ!!焼肉味のかりんとう買うのにどーしても金がいるからとか言ってたやな?!」
ヤシチ「え・・あ、その・・・ぅぅぅネズミ!余計なことを言うなぁ!」
ヤシチはそういってうちわを広げた。
アクミ「てめぇヤシチ!耳をそろえてとっとと返しな!今日が〆切日なんだよ!!」
ヤシチ「ひいぃぃぃ!」

楓の部屋は一瞬にしておいかけっこ場となった。
楓「ちょッ、2人ともやめてよおっ!」

部屋全体が和やかな空気の中、ミクルだけきつい表情をして、窓辺を見つめていた。

窓辺に銀色のラインストーンが落ちていたことに、ミクル以外は誰も気づいてはいなかった。


■ こやまる (549回/2009/07/27(Mon) 21:05:30/No1588)
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ゆりさん、こんばんは☆
いよいよ最終話!
舞台はがらっと変わって、お約束満載ないつもの光景に戻りましたね。
特別なチョコをまたしてもリルムに破壊されるミルモ…。
見せびらかすのをやめてこっそり食べれば災難に遭わなかったかもしれませんが、ミルモの性格的に見せびらかさないとチョコに申し訳ないとか思いそうですね。

それにしてもミクルは性格的にずいぶんと成長しましたね。
いや、成長というか、世の中を冷めた視線で見ているようにも…。
今回は出番の少なかったミクルでしたが、その成長のエピソードもいつか読んでみたいです。
そんなミクルの元に、新たなストーリーを予感させる出来事が!!
これは新展開へと続いていくのでしょーか?

>てめぇヤシチ!耳をそろえてとっとと返しな!
ヤシチに貸したお金はきっと戻って来ないだろうなぁ。
ヤシチの逃げが勝つか、アクミの執念深さが勝つか、勝負の行方も気になりますね。

それでは第2章の連載お疲れさまでした!
では!


■ ゆり (53回/2009/08/06(Thu) 22:41:51/No1611)

あとがき
イクルとミクルはこれから仲良くなるといなぁ。
それだけです。
第2章はあんまりかくことないんで・・・。
最終章予告です!

最終章 わかっていた・・はずなのに

わかっていたはずなのに。

僕は幸せになれない・・。

わかっていたはずなのに。

でも・・・、まだ憶えててもいい?

「信じてる」っていう、君の言葉を・・・

あのときの、強く真っ直ぐな瞳を・・・。

最終章は、9月にはじめようと思います。


■ こやまる (562回/2009/08/08(Sat) 23:44:03/No1619)
http://www.murumoya.com/


ゆりさん、こんばんは☆
イクルとミクルはこれから仲良くなると私は信じています!
きっとイクルの方からミクルに心を開いてくれるはず。
(勝手に予想していますが^^;)

さて次はいよいよ最終章なんですね。
「僕」はミクルのことだと思いますが、なぜ幸せになれないのか…。
幼い頃の記憶がストーリーに絡みそうで、何だか泣ける展開になりそうな予感・・う〜ん楽しみです。
では!


■ ゆり (59回/2009/09/05(Sat) 07:55:11/No1708)

サブタイトル追加。
第3話〜恨み色の悪雲〜
第5話〜証拠の無い復讐〜
第6話〜白き斑点〜
第7話〜清い花畑。そして・・・〜
第9話〜ふるえる心〜
で、お願いします。




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(2009.5 koyamaru edit)