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1006/ カエデでポン!
□投稿者/ みずき☆ -11回-(2008/10/11(Sat) 18:06:50)

久しぶりに小説を書かせて頂きます(^^)

1話目『妖精界で起こった事件』
キーン、コーン、カーン、コーン_・・・。

楓「はぁ〜、学校の理科の授業って苦手〜」
ミルモ「おまえってほんっと、頭悪り〜よな〜」
結木「南、教えてやろうか。」
楓「ありがとっ!結木くん^^」
安純「南楓〜!!!!結木くんから離れなさ〜い!!」
楓「日高さん!私たちは付き合ってるんだから!」
クラスメイト「え〜マジで!?ヒュ〜ヒュ〜♪」
楓「え!?どうしよう・・!」
結木「とにかく逃げるぞ!」
楓「うっうん!」
クラスメイト「すげ〜!追いかけるぞー!!」
リルム「ミルモ様!どうしましょう!」
ミルモ「ミル、ミル、ミルモでポン!」
妖精界・・
カエデ「え!?妖精界に来てる!」
ミルモ「ふ〜、セーフだぜ!」
ユウキ「でも・・。」
カエデ「なにしてんの!理科の授業、受けられないじゃない!」
ミルモ「いーじゃねーか!」
ピロピロリ〜ン♪(携帯の音)
ミルモ「お〜!親父!どうかしたか〜?」
マルモ「ミルモ!たいへんじゃ!ワシの城が〜!」
カエデ「マルモ国王様!?」
ミルモ「とにかく急ぐぞ!」
カエデ「うん!」
ユウキ「そうだな!」
リルム「はいですわ!」

城・・。

ミルモ「親父ー!」
カエデ「マルモ国王様ー!」
ミルモ「げっ!親父!親父ー!」
カエデ「サリア様も!大臣まで!」
マルモ「ミ・・ルモ・・。」
ミルモ「どうした!?親父・・」
マルモ「城・・見る・・の・・じゃ・・」
ミルモ「たいへんだ!城がボロボロに!?」
カエデ「きゃあ!」
ミルモ「カエデ!」
ユウキ「南!」
リルム「カエデ様!」
カエデ「ミルモ・・ミルモの里が・・」
ミルモ「妖精たちが大変だ!」

続く。


■ こやまる (331回/2008/10/12(Sun) 02:03:17/No1010)
http://www.murumoya.com/


みずきさん、こんばんは☆
小説の投稿ありがとうございます!

ストーリーは楓と結木が逃げるところから始まりますが、場所をわきまえないあまりにもストレート過ぎる楓の発言に、きっと結木くんの顔を真っ赤になっていたことでしょう。
そして逃げ込んだ先が妖精界とは・・・。
二人は理科の授業はサボリ扱いにされてしまうんでしょーか。

まるで運命かのように呼び寄せられた楓たちの前で、ストーリーは進みますね。
何やらミルモの里が大変なことになっていますが、ワルモ団が何かのアイテムを使ったとかの軽い状況ではどうやら無さそうですね。
その辺り次回を楽しみにお待ちしています。

あ、過去に何回か小説を投稿されていましたが、それらはすべて削除されてしまっていますね。。。
いきなり消えていると驚きますので、みずきさんの方から何か一言告げてからの削除をお願いしてもよろしいでしょうか?
(今後はちゃんと小説板でもレスするようにしますので。。。)
では!


■ みずき☆ (12回/2008/10/14(Tue) 17:06:39/No1015)

2話目『ワルモ団のいとこ』
どんどん壊されていく妖精界・・。
妖精界を壊していく犯人は・・?

妖精たち「きゃー!ミルモさん、助けてーー!!!」
ミルモ「やばいな。これでは、里がほろびて、妖精みんなが
    居なくなってしまうぜ・・・」
カエデ「そんな・・それじゃあ、ミルモとリルムちゃんと
    ムルモちゃんとヤシチたちも居なくなってしまうの!?」
ミルモ「あぁ・・」
カエデ「そんな!それじゃあ・・!」
リルム「カエデ様落ち着いて下さいませ!」
ドッカーン!
ユウキ「危ない!南!!」
カエデ「ユウキくん・・ありがとう^^」
ミルモ「妖精界をほろぼしてる奴は誰なんだ!?」
ユウキ「ワルモ団はそんなこと出来なさそうだし・・
    ダークも居なくなったからな・・。」
ワルモ団「ミルモ・・俺らも助けてくれ・・!
     悪いコトしてすまなかった・・。」
ミルモ「ワルモ団!こいつらまで・・!」
リルム「犯人を捜しましょう!」
ワルモ団「犯人は俺らのいとこの・・”ワルラ”・・だ・・。」
ミルモ「だっせー名前!」
カエデ「そんなこと言ってる場合なんてないよ!
    急ごう!ミルモ、ユウキくん、リルムちゃん!」
ミルモ「さっさと終わらせるぞ!」
ユウキ「そうだな」
リルム「了解ですわ!」

ワルラに近づくミルモたち・・

ミルモ「何か影が見えるぞ!」
カエデ「もっと近づいてみよう!」
ワルラ「何だ?お前ら!お前らも消し去ってやる!」
ミルモ「カエデ、危ない!!」
カエデ「え!?」

シュルルッ(捕まえた音)

カエデ「きゃっ!助けて!!ミルモォ〜!!」
ミルモ「今行くぞ!カエデ!ケツアターック!!」
ワルラ「あまい!」
バシッ(たたく音)
カエデ「ミルモ!ミルモ!」
ミルモ「カエデ・・ごめんな・・」
カエデ「もうやだ!チョップ&キーック!!」
ワルラ「あまい!」
カエデ「ムカッ!リルムちゃん!」
リルム「まかせて!ですわ!」
ユウキ「まさか・・・」
リルム「おぉーーーーりゃぁぁぁぁーーー!!!」
ワルラ「うわぁぁぁーーー!」
カエデ「リルムちゃんすごい・・!」
ユウキ「やっぱり・・(予想通りだ・・)」
ミルモ「カエデ・・リルム・・サンキュー!」
カエデ「ミルモ!やっと起きたのね!」

続く。

こやまるさん、コメントありがとうございます(^^)
削除は今後から、やめますので、ぜひコメントお願いします☆
では!


■ こやまる (334回/2008/10/14(Tue) 23:01:38/No1017)
http://www.murumoya.com/


みずきさん、こんばんは☆

ストーリーはものすごいハイスピードで展開していきますね。
妖精界を破壊する犯人が判明し、ミルモの「さっさと終わらせるぞ!」のセリフの通り、リルムの一撃で早くもやられてしまうとは(^◇^;)。
こういう展開もまたミルモでポン!ならではと言えますね。

ワルモ団の親戚とは思えないほどの実力を持ったワルラ、どんな格好の妖精なのかが気になります。
雰囲気的に普通の妖精の姿をしていないようにも見えましたが…。
妖精界を破壊しようとした彼の目的もまた気になりますね。

それにしても楓と結木が揃って活躍するシーンを見ると、アニメ1年目のシーンが蘇ってきますね。
ミルモとリルムを交えたこの4人の活躍をもっと見てみたいです。

それでは続きをお待ちしています。
では!


■ みずき☆ (13回/2008/10/16(Thu) 17:45:43/No1021)

3話目『ワルラの過去』
ミルモが目を覚ました!
カエデたちが再び立ち向かう・・。

ミルモ「おう・・カエデ・・俺が何とかして止めてやるぜ!!」
カエデ「ミルモ・・!う・・うん!頑張って!!」
ミルモ「行くぞ!・・・・グエッ」
カエデ「え!?」
ヤシチ「来てやったぞ!感謝しろ!」
ミルモ「げ!うるせぇ!」
ムルモ「来てやったでしゅ♪」
パピィ「あたちもよ!」
パンタ「ぼくも参加させてもらうですっち♪」
ヤマネ「役に立つことがあったら、呼んで欲しいでございます!」
サスケ「だぜ!」
ハンゾー「なのら☆」
カエデ「ヤシチ、ムルモちゃん、パピィちゃん、パンタちゃん、ヤマネちゃん
    サスケくん、ハンゾーくん♪♪」
ミルモ「俺はお前らがいなくても、あんな奴自分で倒せるんだからな!」
ワルラ「た・・倒す・・?」
ミルモ「おう・・!」
ポタッ ポタ・・・(涙の音)
カエデ「え・・?ワルラ・・?」
ワルラ「お願いだから・・倒さないでくれ・・」
ユウキ「え?」
リルム「どういうことですの?ワルラさん・・?」
ワルラ「聞いてくれ・・俺・・昔・・」
カエデ「ちゃんと聞くから・・ね・・・」
ワルラ「実は・・俺・・昔に誰かにあやつられてんだ・・」
カエデ「それって・・誰が?」
ワルラ「それが・・分かんないんだ・・。」
ミルモ「よし・・わかった・・俺が正体をあばいてやる・・!」
ヤシチ「でもどうやってあばくんだ?」
ミルモ「わかんねえよ!でもとにかくやるんだ!」
カエデ「頑張って!」
ミルモ「ミル、ミル、ミルモでポン!」
???「ばれちゃあしょうがない・・!」
ワルラ「お・・俺今まで・・」
ムルモ「お前は誰何でしゅ!?」
???「俺は・・ワルラの兄、アクルだ・・!!!」
カエデ「お・・お兄ちゃん!?」
ミルモ「あ〜こっちもだっせぇ名前!」
リルム「いきますわよ・・!」
ミルモ「よ・・よせ!リルム!!!」
リルム「どりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
アクル「アクルでポン!」
リルム「きゃあ!ミルモ様・・!!」
ミルモ「リルムゥーーーー!!!」
カエデ「リルムちゃん!」
ユウキ「リルム、今助けるぞ!」
ミルモ「ユウキ!危ねぇ!!!」
カエデ「ユウキくん!行っちゃダメぇ!!」
アクル「リルム、あの少年を倒すんだ!」
リルム「はい。わかりました。」
ミルモ「リルム・・あやつられてんのか!?」
ユウキ「リルム・・お前・・まさか・・!」
ミルモ「バカ!油断すんじゃねぇ!!!ユウキー!!」
カエデ「ユウキくん!今助けるよ!」
ミルモ「むちゃだ!カエデ!」
カエデ「ううん!あたしはユウキくんの彼女だもん!
    きっと大丈夫・・あたしを信じて!ミルモ!」
ミルモ「・・・・・おう、・・行ってこい!」
カエデ「うん!行ってきます!」
ミルモ「生きて帰ってこいよ!」
カエデ「OK!約束するわ!」

続く。


■ こやまる (337回/2008/10/17(Fri) 08:00:34/No1024)
http://www.murumoya.com/


みずきさん、おはようございます☆

間違いなく足手まといになりそうなのも含まれるけど、大勢の妖精たちが加わってワルラvs大勢という圧倒的優勢になったにもかかわらず、真のボスというまた新たな展開が始まって面白くなってきました。
アクルはださい名前というか、アクミのいとこみたいな名前にも感じたりして。。
さてこのアクル、妖精を操るのが得意とはまたやっかいな相手ですね。
手始めにリルムを操り始めましたが、手始めといいつつ最強の妖精が操られてしまったせいで、急にミルモ達の方が劣勢に見えてきました(^^;。
この後リルムが大暴れの予感!?
リルムに殴られる結木くんという光景も何となく見てみたい気もするけれど…(^^;。

それでは続きも楽しみにお待ちしております!
では!


■ みずき☆ (14回/2008/10/21(Tue) 18:16:47/No1035)

4話目『カエデの思い』
ユウキがリルムを助けに、アクルの所へ・・
カエデもユウキを助けに向かう・・。

ミルモ「頑張れよ、カエデ・・」
カエデ「ミルモたちが応援してる・・私が何とかしなくちゃ・・!」
ムルモ「カエデしゃんがピンチになったら今度は僕が助けるでしゅ!」
パピィ「ムルモだけじゃ、助けれないからあたちも手伝うわ!!」
ムルモ「ムッカ〜!ムカツクでしゅ!!(怒)」
ヤシチ「フンッ!手伝ってやろう!特別だぞっ!」
ミルモ「うるせぇ!お前らみんな、役立たずなんだよ!
    みんな黙って見てろ!!」
ヤシチ「何でミルモはそうハッキリ言えるのだ?」
ヤマネ「そうでございますね・・。いつものミルモ殿と違うような・・」
カエデ「ユウキくん!!危ないよ!!今私が助ける!!」
ユウキ「南・・危険だ・・戻れ・・」
カエデ「ユウキくん・・・・でも、やだ!!ユウキくんは私の彼氏よ!」
リルム「リルムでポン!」
アクル「そうだ!いけ!!!」
カエデ「ユウキくん、危ない!!!!!」
ミルモ「ユウキーー!!」
ムルモ「あれ!?ユウキしゃんは無事でしゅ!」
ミルモ「カ・・カエデ!?」
ユウキ「南!!南!!!」
ミルモ「まさか・・カエデはユウキをかばって・・!」
カエデ「ユウキくん・・・無事でよかった・・・・・」
ユウキ「南・・・・南ーーーー!!!」
アクル「はははは!!!この俺様に勝てるなんて10000年と3時間早い!」
ミルモ「アクル・・もうゆるさねぇ・・お前を絶対倒してやる!!」
ワルラ「俺も手伝うですよ!ミルモさん・・!」
ミルモ「ワルラ・・よし、やるぞ!!」
アクル「ワルラ!!!貴様、何をしている!戻ってこい!!」
ワルラ「いやです!!もう貴方には付き合いません!!
    カエデさんは・・俺に親切に話しかけてくれた人ですから!」
ミルモ「おう・・!行くぞ!!」
ワルラ「はい!!ミルモさん!」

続く。


■ こやまる (343回/2008/10/22(Wed) 08:14:02/No1037)
http://www.murumoya.com/


みずきさん、おはようございます☆

序盤のミルモがミルモらしくてカッコいいですね。
妖精たちがカエデの決心に割り込もうとしたのが気に入らなかったのか、それとも「カエデがピンチになったら…」ということを先に考える妖精たちに怒ったのか、いずれにせよミルモの一喝でおとなしくなる妖精たちもまたかわいいです。
う〜ん、もしも私がムルモたちと同じ立場にいたら、この時の頼りになるミルモはいつもよりも背中が大きく見えたことと思います、、さすがは主人公!

さて事態はミルモの期待とは逆の結果になってしまったようで。。
ワルラとともにアクルと決戦を迎えるのでしょうか。
次回も感動の展開をお待ちしていますよ!

さて連載も4回を達成しましたので「いただきもの小説」への掲載を行わせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
最近更新が止まっていましたが、今週末に向けてそろそろ始めます。。(^◇^;)

それではお返事お待ちしております〜。
では!


■ みずき☆ (15回/2008/10/23(Thu) 18:32:18/No1038)

5話目『伝説のアコーディオン』
アクルを倒すと決意した、ミルモとワルラ。
二人はアクルを倒せるのか!?

ミルモ「おっしゃ、行くぞ!ワルラ!!」
ワルラ「了解です、ミルモさん、任せてください!」
ユウキ「頑張れよ・・」
ミルモ「おう!ユウキ!!!」
ムルモ「む、無理でしゅよ!10000年と3時間早いでしゅ!」
ミルモ「うるせえ!!俺そんなに待つ前に死んでるじゃねーか!」
アクル「!?」
ミルモ「お前もそうだろ!?アクル!!」
アクル「(ギクッ!)さっさとかかって来い!」
ミルモ「おう・・受けて立とうじゃねーか!!」
ワルラ「そうです!俺をあやつってから、5年・・
    この勝負、絶対負けるわけにはいきません!」
アクル「ワルラ・・お前、俺をうらっぎたな!?
    アクルでポン!」
ワルラ「貴方の弱点は知っていますから・・」
アクル「!!!」
ワルラ「ワルラでポン!」
ミルモ「お前の楽器ってティンパニだったのか!?」
アクル「さすが俺の弟・・でも俺は負けない!!」
ミルモ「ミルモでポン!」
アクル「こんなの効かない!!」
バタッ
カエデ「う〜ん・・ミ・・ミルモ!!?」
ユウキ「ミルモ、聞こえるか!?」
し〜ん・・
カエデ「やだ、やだ!もうやめてよぉ!ミルモーー!!」
パァァ(光ってる音)
ユウキ「南!?」
カエデ「何!?私、光ってる!!!」
ヤシチ「何か影がみえるぞ!?」
ヤマネ「あら!?これは・・伝説のアコーディオンでございますか!?」
カエデ「伝説のアコーディオン?」
ヤマネ「そうです。伝説のアコーディオンとは、100年くらい前のこと、
    神様の妖精がアコーディオンの持ち主で、その楽器は
    みんなを幸せにできるほどの力をもっているのでございます」
カエデ「え!?じゃあアコーディオンの持ち主、次は私ってこと!?」
パピィ「そうよ!うらやまちいわ!!」
カエデ「そうなの!?じゃあアクル、貴方を絶対倒してみせるわ!」

続く。

こやまるさん、コメントありがとうございます!
どうぞ、いただきもの小説へ入れてください!
それでは、続きをお楽しみに♪


■ こやまる (344回/2008/10/24(Fri) 01:27:10/No1039)
http://www.murumoya.com/


みずきさん、こんばんは☆

今回はなかなか不思議な展開になっていますね〜。
アクルに向かっていったミルモに何かが起きているようで・・・そして時を合わせるように今度はカエデに託された伝説のアコーディオン…。
アクルとワルラの関係も気になりますし、序盤のミルモの言葉に反応したアクルの態度も何か怪しいですね。
何となく「時間」が何か関係しているようですが、果たして…?

みんなを幸せにする伝説のアコーディオンという設定がミルモの世界観に合っていて素敵です。
そんな重要なアコーディオンを果たしてカエデは弾きこなすことができるのかどーか?

>どうぞ、いただきもの小説へ入れてください!
お答えいただきありがとうございます。
後日いただきもの小説をアップデートしますね!

それでは続きもまたよろしくお願いします。
では!


■ みずき☆ (16回/2008/10/25(Sat) 18:29:16/No1040)

最終話『カエデでポン!』
カエデの体が光りだした!
伝説のアコーディオンが登場!?

アクル「そ、そんな物・・俺は負けるわけがない!!」
カエデ「いくわよ!ミルモ・・見ていて!!」
ユウキ「南・・・」
カエデ「カエデでポン!」
ヤシチ「何だ!あれは!?ゴールドの光に包まれてるアクル・・」
ワルラ「どうなるんですか!??」
アクル「この光はなんだ!?」
ワルラ「お兄さん・・消えていきます!?」
カエデ「ワルラくん!?」
ワルラ「これ以上やめて下さい!!」
ミルモ「カエデ・・お前・・アクルを倒したのか・・!?
    ワルラ・・お前・・・!」
ワルラ「俺は・・お兄さんを・・」
カエデ「・・・・・わかった・・」
ミルモ「カエデ・・本気か!?」
カエデ「本気よ・・カエデでポン!」
アクル「あれ?ワルラ?どうした!?家に帰るぞ???」
ワルラ「お・・お兄さん!?」
アクル「あ・・あなたたちは・・ミルモさん、カエデさん、
    ありがとうございました(^^)」
カエデ「え?あ・・はい・・・・」
ミルモ「すごいじゃねーか!カエデ!
    アコーディオンの力で、アクルを素直にさせたんだ!」
ユウキ「じゃあリルムは・・」
リルム「ユウキ様!!」
ユウキ「リルム・・リルム・・!」
リルム「ユウキ様・・・」
ミルモ「よし!帰るか〜♪平和平和〜〜♪♪」
カエデ「もう暗いね。」
ミルモ「ん!?24時間過ぎてるじゃねーか!!!」
ユウキ「じゃあ俺たち帰れないのか!?」
ミルモ「そうだろうな・・」
カエデ「じゃあ・・私の楽器で!!」
ミルモ「できねーよ!」
カエデ「カエデでポン!」
ムルモ「無理でしゅ・・」
キラッ
ミルモ「俺とカエデとリルムとムルモとヤシチの楽器が光ってる!!」
リルム「新しいせっしょう魔法では?」
ミルモ「おっしゃ!やってみるか!」
ミルモ「ミルモで
カエデ カエデで
リルム リルムで
ムルモ ムルモで
ヤシチ ヤシチで           ポン!」
ユウキ「心び穴!?」
ミルモ「みんな、入れ!」
楓「あ、ここ、人間界!!」
結木「やっと戻れたな。」
楓「じゃあ、バイバイ!明日ね!結木くん!」
結木「え・・じゃあな・・・」

次の日・・・

先生「結木!南!理科の授業の時に勝手にいなくなるな!!」
楓「すみませんでした・・」
結木「すみません」
ミルモ「結局こうなるんだな・・」

終わり。

こやまるさん、コメント頂いて、嬉しいです^^
新しい小説をまた作るので、またコメントをくれたら嬉しいです☆
では。


■ こやまる (345回/2008/10/27(Mon) 22:19:21/No1047)
http://www.murumoya.com/


みずきさん、こんばんは☆

ラストを飾るストーリーは、カエデの魔法によりアクルを見事元通りの姿に戻るという大団円ですね。
恐るべしアコーディオンの力!
そういえばアクルは元々はどんな理由で正しい心を失っていたのでしょう?
グルミの里でハンゾーが守り神に取り憑かれたように、妖精界には他にも怪しい場所があちこちにありそうな気がしますね。
そしてセッション魔法でほころび穴を作ったミルモたち。
妖精界の掟を破ったことで、何かよからぬことがミルモたちの身に起きなければいいのですが。。
そういえば24時間経つと人間界に戻れなくなる設定を、私はすっかり忘れてしまっていました。。(^^;。

最後の最後はナイスなオチですね〜。
夢を連想する妖精界と、現実を示す人間界という関係が表れていてミルモでポン!らしいと言えます!

それでは最後まで連載お疲れさまでした!
新しい小説も楽しみにお待ちしていますね(^^)。
では!




719/ いろいろ小説
□投稿者/ はくたか -42回-(2007/10/29(Mon) 15:17:38)

みさなんこんにちは!

現在トレンストーリーを書いてますが、他の小説も書きたくなってきましたのでトレン小説と両立いたします!大変だろうと思いますけれどがんばります。

用語集

「謎の無人島」名のとおり、入ったら何かが起こるかわかない恐怖の無人島。
海岸から数キロも離れている。

「ラブラブロード」この道をカップルが通ると、将来かならず結婚できるという幸せな道。途中には、休憩用のベンチやきれいな川や湖が広がっている。

「バケバケ洞窟」この洞窟には、数年前に亡くなった妖精などの幽霊がひそんでいるかもしれない・・・・。妖精界の恐怖のスポットとして有名。



■ はくたか (43回/2007/10/29(Mon) 15:57:57/No720)

『第1話 準備』

「ミルモの里の海岸から数キロ離れた何もない空間に一つの島がポツンと浮かんでいた。それを・・・・『謎の無人島』と呼ばれる。この島には昔ながらの宝や島の名物の秘宝が隠されているとの噂・・・・」

その島に関係する広告がミルモの里やグルミの森にもそれが届いたのだ!

ミルモ「オイオイ〜島に宝が隠されているって本当か?」
マンボ「でも『宝』だろ!?もしかしてお菓子いっぱいの宝とか!?」
ガビン「『恐怖の無人島』って書いてあるよ!何かが起きたらどうしよう・・
ガビ〜ン!!」
ビケー「そんなこと言ってたらまたチハルちゃんによけい心配されるよ」
ムルモ「『宝』のためなら行くしかないんでしゅか?」
ミルモ「・・・・コイツ、きっとマシュマロ目当てだぜ・・・!」
アンナ「たぶんそうね・・・」
一方グルミの森では・・・・・・・・。
キンタ「無人島・・・・だすか。きっとおいしい食料とかいっぱいあるだすな〜〜〜!」
クロミ「でも『恐怖』ってかいてあるぞ。怖い生物とか毒を持っている植物とかそんなものしかないんじゃねーの?」
アンリ「ちょっと怖い気がするねセンリ」
センリ「そうだねアンリ」
クロミ「ポンタも連れていこうぜ!」
キンタ「ポンタは臆病だからたぶん足手まといになると思うだす・・・」
クロミはアンリをちらっと見ると、アンリは少し怖がっている表情を見せていた。
クロミ「アンリはオレが守る・・・!・・・・でも怖がっているアンリもかわいい〜♪」
数日後・・・さっそくみんなは海岸に集合した。船はマルモ国王が用意してくれたのだ。
ミルモ「無人島♪無人島♪〜」
ヤシチ「あいつ完全に行く気満々だな」
リルム「ミルモ様がああなったら誰にも止められませんわ」
マンボ「よお〜し!オレがカッコ悪くないところを見せてやる!」
アンナ「そう言ってすぐトジったりするからカッコ悪いのよ!」
ベータ「アンナの言うとおりだべ!」
マンボ「何で〜!?」
ガビン「・・・・・・・・・・」
チハル「ガビンさん元気出して!」
サリア「子供たちだけでは心配だから私も行きますわ」
マルモ「ワシも行く!」
チョウロ「お前達じゃ心配だからワシも行っていいかのォ?」
クロミ「オレたちは大丈夫っすよ!キンタがいるから」
キンタ「えっ!?オラだすか??」
アンリ「どきどきするね〜」
センリ「どきどきするね〜」
やがてミルモたちを乗せた船は出発。しかし天気は悪天候だったので、猛嵐が船を襲った。
マンボ「わ〜っゆれる〜〜〜〜!!!」
クロミ「何この浮遊感、気持ち悪っ!」
チハル「怖いよガビンさん!!」
ガビン「ボクだって怖いよ・・・ガビ〜ン!!」
キンタ「結構ゆれるだす!」
アンリ&センリ「ひいいいいいい!!!」
マルモ「しっかりつかまるんじゃ〜!!」
波に揺られながらも船は進んだ。


■ はくたか (44回/2007/10/29(Mon) 16:54:46/No721)

『第2話 無人島で冬のキャンプ!?(前編)』

ミルモ「・・・・・・う・・・ん・・ここは・・・無人島?」
嵐を乗り越え、やってきたのは『恐怖の無人島』だった。そこには泊まるための宿もおいしい食べ物屋も周りの民家も・・・なかった。オレの最悪の無人島生活が始まろうとしていた。

ミルモ「うひょおおお!!!宝はどこだ!?宝はどこだ!?」
ヤシチ「おちつけミルモ、ここには宝などないぞ」
ミルモ「何言ってんだよヤシチ!広告にはちゃんと・・・」
ヤシチ「あれはウソだったらしいな・・・島中を探したがどこにもなかった」
ミルモ「そ・・・・・それじゃあ・・・オレたちだまされてたってわけか!?」
ヤシチ「そのようだな・・・」
ミルモ「くっそお〜!なさけねえ〜〜!!!」
数分後・・・全員集まり、この島でどう生活するかを考えていた。
マンボ「まあみんな無事だけでも良かったじゃないか」
ミルモ「何が良かったんだよ脱出する船も助けを求める連絡手段もメシも家もねェんだぞ。これからどうするってんだ?」
キンタ「これだけ人数がそろってれば無人島でもなんとかなるだす。まず考えるのは脱出手段そして脱出するまでの生活方法だすな」
ヤシチ「いや、その前にリーダーを決めといた方がいいだろう」
クロミ「なんで最初からお前に決まってんだよまずリーダーを決める方法を考えるリーダーを考えよう」
アンナ「じゃあまずリーダーを決める方法を決めるリーダーを決めるリーダーを・・・」
ミルモ「オイ!めんどくせーよ!!世の中リーダーだらけになるわ!!」
ムルモ「何かワケわかんないでしゅね」
ヤシチ「早急に必要なのは食糧と寝床。それにまず何をおいても島探索せねば始まらん。今日の所は『食事班』、『寝床班』、『カーテン係』の班に分かれて・・・」
ミルモ「カーテン係いらねーよ!!」
リルム「ハイ!私食事班がいいですわ、腕によりをかけますわ!」
ミルモ「よし!班を一つ増やしてくれ!『化学毒殺班』だ」
リルム「ミルモ様〜〜〜〜!!」
ミルモ「ぎゃああああ!!!」

クロミ「オレたちグルミ族は『寝床班』か・・・寝れるそうな場所あるかな〜〜〜??」
センリ「わあ!大きな雲だよアンリ!」
アンリ「きれいだねセンリ!」
キンタ「・・・・・・・」
クロミ「どーしたキンタ?」
キンタ「あの雲・・・・絶対なかに『ラピュタ』あるだす!!」
クロミ「ねーよ。それよりさっさと寝床さがすぞ」
一方食事班は・・・・・
マンボ「ほらっ魚釣ってきたぜ」
リルム「まあ!スゴいですわマンボさん!!」
マンボ「へへっこう見えても釣りが得意でね、釣竿とエサさえあればこんなもん朝飯前だ」
リルム「でも食材があっても火がおこせないんじゃ意味ないですわ・・・」
ミルモ「ライターは確かキンタが持ってたような・・・」
リルム「キンタさんが!?」
アンナ「そうだ!木と木をこすれば火がおきるんじゃない!?」
ガビン「木たくさん持ってきたよ〜」
チハル「拾ってくるのが大変だったわ〜」
ミルモ「オレが火おこすぜィ!」
30分経っても火は起きなかった・・・・
リルム「ぜんぜんダメですわ」
アンナ「魔法でやってみたら?」
リルム「リルムでポン!!」
木が魔法で化け物に変わってしまった・・・・
ミルモ「・・・・・・」
ガビン「・・・・・・・・」
アンナ「・・・・・・・・」
チハル「・・・・・・・・」
リルム「ごめんなさ〜い!」
時は過ぎ・・・夜になった。冬なので温度はだんだん下がっていく。
キンタ「さっさっさ寒いだす〜!!!」
クロミ「センリ!なんか火つけるやつ持ってないか!?」
センリ「うん!センリでポン!!」
出たのは石ころ2つだった。
キンタ「まさかこの石をカチカチ鳴らして火をおこせと?」
クロミ「相当時間かかりそうだな・・・・」
センリ「ごめんなさい〜(泣)」
クロミ「キンタ!ライターあったよな!!」
キンタ「あっただす!」
アンリ「木いっぱい拾ってきたよ〜」
ライターで木に火をつけると、ものすごい勢いで火が燃え上がった。
クロミ「あったか〜い・・・・」
アンリ「寒かったねセンリ」
センリ「寒かったねアンリ」
キンタ「しばらく休憩だす・・・」

ミルモ「キンタの奴まだかよ〜!!早く寝床見つけてくれよな〜寒い!!」
ムルモ「まさか・・・寒さで倒れているんじゃないでしゅか!?」
ヤシチ「その可能性もあるな」
ガビン「ボクたちも寒さで倒れてしまうんだ・・・ガビ〜ン!!」
チハル「マイナス思考になっちゃだめよガビンさん!・・・へっくち!(くしゃみ)」
その夜の寒さはかなりの厳しい寒さだった・・・・。






■ こやまる (254回/2007/11/08(Thu) 00:08:48/No729)
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はくたかさん、こんばんは☆

感想が遅くなりごめんなさい。
新たなストーリー連載、大歓迎です。
登場人物が多くてにぎやかで、とても速い展開に読み応えを感じます。
その中でも特に「リーダーを決めるリーダーを決める…」が素晴らしい!
大人になると頭が固くなってしまってこういう発想がまったく出来なくなるんですよ、、、この妖精たちのセリフを見て私は強烈な衝撃を受けました。

さてさてストーリーの方は無人島にてロマン溢れる宝探し…かと思いきや、脱出へ向けたサバイバル生活へと一変しましたね(^^;。
「不思議な島のフローネ」みたいな過酷な生活が待っているのでしょうか。
初日の晩は寒さの中で暖を取るアンリたちのひとときの幸せが心温まりますね。
知らずに寒さに耐えながらアンリたちの帰りを待つミルモがあわれですな。

次回は無人島にてどんな事件が待ち受けているのでしょうか?
そして一緒に行っているはずのマルモとサリアも気になります(^^;。
2本立て連載はなかなか大変な作業ですが、どうか無理せずマイペースで続けてくださいませ〜。
これからも楽しみにしています。
では!


■ はくたか (46回/2007/11/18(Sun) 19:09:19/No734)

こんばんは!

『第3話 無人島で冬のキャンプ!?』

前回のあらすじ、無人島で生活を始めたミルモ達。そっちはそっちでやっていた。しかし、『寝床班』のグルミ族メンバーが戻ってこない。冬の寒い夜の中どうなるのか!?

キンタ「寒いだす・・・・もう寝床探してる場合じゃないだす」
クロミ「そーだな・・・ここは一つ体を温めることを専念しよう・・・おい、アンリ・・センリ・・・って・・えっ!?」
アンリ&センリ「ZZZZZZZZ(眠)」
キンタ「寝てるだす・・・」
クロミ「おーい!センリ起きろ〜!!!寝ちゃダメだ〜!!」
クロミは次にアンリに体を向け・・・。
クロミ「アンリ〜♪起きて〜!寝ちゃダメだよ〜〜〜♪」
キンタ「ズルッ・・・(コケた)」
キンタ「何でアンリには優しいんだすか!?」
クロミ「はっ、つい癖で」
キンタ「ミルモと連絡とるだす」
クロミ「どうやって?」
キンタ「トランシーバーがあるだす!!持っててよかっただす!」
クロミ「先に言えよな・・・」
キンタ「こちらキンタだす!応答願いします どーぞ」
ミルモ「キンタか?」
クロミ「貸せ、オレがやる」
キンタ「えっ?」
クロミ「ミルモ!そっちはどうだ!?どーぞ」
ミルモ「あっ悪ィ、寝床こっちで見つけちゃったから どーぞ」
クロミ「ハァ〜!?それどういうこと!?こっちはさんざん苦労してまで探したってのに全部パーじゃねーか!! どーぞ」
ミルモ「あー、なんかリルムが自分の怪力で岩ブチ壊してそこにほら穴作ったっていってた どーぞ」
リルム「こめんなさい〜」
クロミ「リルムが?・・・こっちにキンタがいる・・・そーだ!これだ!」
クロミはなんかいい方法を見つけたかのようにニヤニヤした顔でキンタを見つめた。
クロミ「キンタ、リルムがお前と話したいと言ってたぞ」
キンタ「本当だすか!?リルムしゃん!?」
リルム「キンタさん!?」
キンタ「寝る場所見つけたんだすか!?さすがリルムしゃん!!」
リルム「え・・・・はい・・・」
クロミ「よし!キンタとリルムのラブラブ作戦成功・・・」

いちおうここまでです。






■ こやまる (257回/2007/11/29(Thu) 23:12:03/No740)
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はくたかさん、こんばんは☆

アンリを想うクロミが見ていて面白いです(^^)。
キンタにもバレバレなほど優しい声をかけるクロミ・・・、そして後半は何やらクロミの計画的犯行がうまくいっているようで。
これはもしや、次の邪魔者はセンリになるのでしょうか。。
引き離されたアンリとセンリは見たくないような、見てみたいような。。
(勝手に次回のストーリーを妄想してます^^;)

今回はミルモとのトランシーバーのやり取りが面白かったです。
どんな話し口調でも語尾に無理矢理「どーぞ」を付けるところが妖精っぽい…というかミルモらしいですね。
この後、トランシーバー越しにキンタはリルムにどんな言葉をかけるのでしょうか?
そしてリルムのすぐ横にいるミルモはどんなことを思うのだろう?
(また妄想モードです^^;)

それでは次回のストーリーも楽しみにしております。
では!


■ はくたか (52回/2008/01/20(Sun) 16:00:52/No762)

『第4話 マニア妖精再び登場!?』
島で寒い夜を過ごし朝日が昇り、ミルモたちは島の散策に出かけた。
しかし、辺りは森や林ばかり・・・。
マンボ「ああ〜っ!何もない!!」
アンナ「しかたないでしょ!無人島だから!」
ミルモ「どっかに広〜い遊び場でもあったらいいのにな〜。」
ヤシチ「そんな都合のいいところあるわけなかろう・・・。」
ガビン「このままボクたち飢え死になっちゃうよ、ガビ〜ン!」
チハル「そんなこといっちゃだめよ!」
リルム「そうですわよ!」
マンボ「どっかにトロッコなどでもあったら移動も楽なんだけどなあ。」
キンタ「まさかここにあるわけ・・・・ってえっ!?」
キンタの視線の先には、偶然にもトロッコがポツンと止めてあったのだ!
センリ「あったよキンタ。」
ミルモ「うひょー助かった!!」
クロミ「オレもう足が痛くてあるけねえ・・・」
アンナ「まさかあるとは思わなかったわ。」
そのトロッコはなぜか自動式だった。ゆっくりと森の中を突き抜けていく。
ミルモ「なんで自動なんだ?」
マンボ「たぶんどこかで誰かが動かしているとか??」
キンタ「それはありえるだす。だってアンテナみたいなのがあるだすよ。」
アンリ「本当だ。」
ビケー「おそらくリモコン式だね!」
しばらくするとなぜかトロッコが止まった。
マンボ「あれ?止まった!?」
チハル「なんで?」
するとそこに2人の妖精が姿を現した。
???「誰だ!?」
???「妖精が乗ってるよ!!」
よく見れば「ハヤテ」と「トレン」だった。このトロッコは2人の魔法で出して動かしていたのだ。
ミルモ「あれ?お前ら・・・!」
リルム「ハヤテさんとトレンさんですわ!!」
マンボ「何で2人がここにいるんだ?」
ハヤテ「落ち着け!訳を話す・・・・・・。」
ハヤテはトレンと2人でトロッコを走らせるためにこの島を訪れたこと、今日帰るために保存しておいた『いかだ』を壊してしまったことなどいろいろ話した。
トレン「そういうわけでこうして助けを待っているんだよ。ハヤテと保存食のお菓子を食べたりなどの毎日・・・・。」
チハル「それはつらいわね・・・。」
ヤシチ「このトロッコはハヤテが魔法で出したのか?」
ハヤテ「そう!ちなみにこの線路もオレがつなげたんだ!」
リルム「すごいですわね!」
トレン「ちょうど妖精が10人ぐらい乗れるように設計して、このトロッコの試運転の途中にミルモたちが乗ってきたわけなんだ。」
マンボ「オレもびっくりしたぜ。まさか無人島にトロッコがあるとは思わなかったよ!」
ハヤテ「よかったらここでゆっくりしていかないか?お菓子もたくさんとっといてあるぜ!」
ミルモ「本当か!?それじゃあ遠慮なく♪」
キンタ「腹へってたんだす!」
アンリ&センリ「わーい!」
チハル「ガビンさん一緒に食べましょう!」
ガビン「うん!」

小説書くの久しぶりです!

では♪



■ はくたか (53回/2008/01/29(Tue) 16:01:55/No769)

『第5話 楽しいひと時・・・・』

救援が来るまでの島生活・・・あれから1週間も経っていた。テントや寝る場所はキンタとクロミが、体を暖めるための火などはアンリとセンリ、食糧確保はトレンとハヤテがしてくれるからこれでなんとかなるだろう。それ以外の連中はあまりにも遊んでばかりだ・・・。ミルモたちはキャッチボールをしていた。
ミルモ「マンボ!パス!!」
マンボ「オーライ!オーライ!こっちこっち!!」
ガビン「あわわ〜・・・・。」
女の子グループはハヤテとトレンが捕ってきた食糧で料理。
リルム「ルン♪ルン♪ルララ〜。」
リルムが作る料理は相変わらず、不気味な料理だった。
アンナ「リ・・リルム、それ誰に作ってるの??」
リルム「それはもちろんミルモ様にですわ〜♪」
アンナ「うっ・・・かわいそうにミルモ・・・・・。」
チハル「私も手伝うわ!アイドルだけではなく、料理もがんばらなくっちゃ!!・・・・ガビンさん喜んでくれるかな〜♪??」
マンボ「それ!!」
ミルモ「おいマンボ!どこに投げて・・・・。」
ガン!!!
マンボが投げた球は側にいたアンリに当たってしまった。
アンリ「痛いっ!」
センリ「大丈夫!?アンリ?」
マンボ「や・・・やばい!」
それを目撃したクロミはアンリをなぐさめた後、怖い顔をしながらマンボに攻め寄ってきた。
クロミ「オイオイオイオイ!!お前今何したか分かってんのかこの野労!」
マンボ「うわっ!クロミ!」
クロミ「臆病で気の弱いアンリに手ェ出すとはいい度胸してんじゃねーかアアッ!??」
マンボ「ち・・ちがう!わざとじゃない!!ごめんさない!!」
クロミ「いいか・・・?今後アンリにこのようなことがあったんならァ・・・
このクロミ様が黙ってねーぞゴラァ!!!」
マンボ「ひぃっ!!」
ミルモ「おー怖ええっ!!」
その時、食糧探しに出かけていたハヤテたちが戻ってきた。
ハヤテ「おーい!食糧追加だぜ!!」
トレン「こんなに積むの大変だったよ〜・・・。」
ミルモ「なあ、今晩は宴と行こうや!」
マンボ「いいなあそれ賛成!!」
キンタ「オラも参加するだす」
アンリ「私も〜」
センリ「ボクも〜」
クロミ「よし・・・オレも行くか!」
ガビン「待ってよ〜。」
その晩、妖精たちはおおいに楽しみました。
同時刻・・・・島に流れついた一人の妖精が疲れきった顔をしていた。
???「はああっ・・・、目が覚めたらアタイこんな所に・・・。ん??向こうから騒ぎ声が?ちょっと行ってみよう。」

以上です。最後に出できた妖精だれだか分かりますか?『アタイ』がヒントです! では☆







■ こやまる (264回/2008/02/02(Sat) 15:27:54/No776)
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はくたかさん、こんにちは☆

謎の無人島と思いきや、そこにはトレンとハヤテの姿が・・・。
二人は宝探しとは別の目的で訪れたようですが・・・って帰る手段を失っているミルモたちも宝探しはすっかり忘れてのんびり遊びながら過ごしているようで。
トレンとハヤテの仲はとても良さそうに見えますが、トレンストーリーとの関連性が気になるところです(^^)。

今回はマンボが投げた球がアンリに当たってしまったシーンがとても面白かったです。
臆病なアンリは、この先丸いものを見ると今回の出来事を思い出してびくっとしてしまいそうですね。
マンボの犯した罪は結構大きそうです(^^;。
そしてマンボに攻め寄るクロミ、、、いつものいばりんぼなマンボの姿はどこへやら。
マンボもアンリと一緒にこの先しばらく今日の出来事を引きずってしまいそうです。

>最後に出できた妖精だれだか分かりますか?『アタイ』がヒントです!
おぉ、これは分かりやすいですね!(^^)
今回登場したのは黒バージョンなのか黄色バージョンなのか、それは次回のお楽しみですね。
そして彼女も帰る術を失った妖精たちの一人となるのでしょーか?

それでは次回も楽しみにお待ちしております。
では!


■ はくたか (59回/2008/02/23(Sat) 18:18:45/No795)

『第6話 島からの帰省』
相変わらず島で助けを待つミルモ達、そんな時奇跡が起きた!
ピピピピピ!!(携帯の音)
マンボ「何だ?」
リルム「誰の携帯ですの??」
ミルモ「ああ、オレだ。もしも〜し?」
マルモ「ミルモ!?ミルモか!?わしじゃ!」
ミルモ「親父!!?無事だったのか!?」
他の妖精達「!!?」
マルモ「気がついたら端の岸辺に倒れていてな、ようやくお前との連絡がついたんじゃ!!他のみんなも無事か!?」
ミルモ「おお!そうだぜ!」
アンナ「よかった〜国王様無事だったのね!」
ビケー「一時はどうなるのかと思っていたよ〜♪」
マンボ「助かった〜・・・。」
チハル「よかったですねガビンさん!!」
ガビン「・・・うん。」
マルモ「明日そっちに救助隊を送る!明日帰れるのじゃぞ!!」
ミルモ「サンキュー親父!!!よかったなみんな!!」
リルム「これで安心ですわ!」
ヤシチ「やっとこの生活から開放される・・・。」
ムルモ「帰ったらマシュマロいっぱい食べるでしゅ〜♪」
ハヤテ「オレもうちょっとで栄養不足になるとこだったよ〜・・。」
トレン「僕もホッとしたら眠くなってきた〜。」
キンタ「うむ!これで一件落着だす!」
アンリ「そうだね!」
センリ「そうだね!」
クロミ「グルミのみんなと会えるの何日ぶりかな??」
???「今の本当か!?」
ミルモ「・・・誰だ?」
アクミ「はあ、はあ・・・アタイずっと盗み聞ぎしてたんだ。」
ミルモ「アクミじゃねーか!!」
リルム「どうしてですの!?」
ヤシチ「何故だ??」
アクミ「いや〜アタイも同じくこの島に流れ着いたんだ。その直前帰れる情報を聞いたら嬉しくってさ!!驚いちゃったよ!」
ミルモ「お前が来るまで俺たちの生活がどんなに大変だったか・・・。」
クロミ「そうそう、野宿までしたんだぜ。まったく・・・!」
アクミ「なんだと!?オメーだけには言われたくねーよ!!!」
クロミ「何!?ケンカすっかコラ!!」
リルム「二人ともおやめください!!みっともないですわ!」
ミルモ「そうだぜ〜。明日帰れるんだからよ。」
アクミ「あっ・・・こめん。」」
クロミ「うっ・・・。」
そうしているうちに夜がやってきて。その一日は早くも過ぎていった。
そして翌日・・・。
助けが島に到着、全員里に帰ってきたのであった。
サリア「心配しましたよミルモ。」
ミルモ「ああ、ごめん。」
長老「ほっほ〜みんな無事でよかったのう。」
キンタ「ただいまだす!」
クロミ「帰ったぜぃ!」
アンリ&センリ「怖かったよ〜!!」
トレン「これからどうするハヤテ?」
ハヤテ「とりあえず家で寝るわオレ。疲れたし・・・。」
アンナ「読みかけの本最後まで読まなきゃー!!」
ビケー「レディー達に会いに行こうか!」
ガビン「疲れたー・・・。」
チハル「私も・・・。」

終わり・・・・・・・・。

以上です。
次からは『ドリム』と『シャドル』の登場の物語を書きます。

では!



■ こやまる (271回/2008/04/15(Tue) 23:34:40/No819)
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はくたかさん、こんばんは☆
感想がとても遅くなり申し訳ないです。
そして、本日は久々に『いただきもの小説』のページも更新しました。
皆さんの小説も増えてきたので、『いただきもの小説』のページのレイアウトも少し変えてみようかなぁと思う今日この頃です(^^)。

さて今回はいろいろ小説の最終話。
前回のラストで流れ着いた妖精はやっぱりアクミでしたね。
アクミも宝物目当てに無人島目指して旅を続けていたのでしょうか?
そういえばその宝物は結局何も見つかることなく、ミルモたちは無人島で散々な目にあっただけに終わってしまいましたね。
でも今回の旅がかけがえのない思い出になったと思う妖精もいそうです。
グルミの森からあまり出たことのないアンリ・センリや、チハルとずっと一緒だったガビンあたりは良い思い出になったのではと思います。
そしてまた今回の無人島につながるような、別の妖精サバイバルストーリーを読んでみたいなぁ・・・はくたかさん、またいつか続編(?)をよろしくお願いしますね!

それでは連載お疲れさまでした!
では!


■ はくたか (80回/2008/06/19(Thu) 20:30:24/No874)

こんばんは!それでは続編を・・・。
●続編
『第7話 照れ屋な妖精』

ようやく妖精界にも暑〜〜〜い夏がやってこようとしていた
妖精学校もあと一ヶ月で夏休みです。

アンナ「う〜ん、まだエンマ先生こないわ。何やってるのかしら・・・?」
ミルモ「いいじゃねーか、久しぶりのクールな朝だぜ。」
インチョ「私の計算によると・・・外の気温は30度を越えると思うでしょう。」
ヤシチ「30度!?」
ムルモ「出たくないでしゅ〜〜・・・。」
ミルモ「・・・ところでリルムはどうした?」
ムルモ「リルムしゃんなら隣のクラスでしゅよ。何か用があるといって飛び出していったでしゅ。」
ミルモ「ちょっと様子みてくる!」
ミルモはすぐさま隣のクラスへと駆け込んだ。リルムを見つけたとたん、なにやら他の女の子と軽やかに喋っていました。
ミルモ「おい、リルム!」
リルムはすぐミルモの方に顔を向けました。
リルム「あら、ミルモ様?」
???「いらっしゃいミルモ君!」
ミルモ「・・・お前はアンズじゃねーか。」
アンズ「さっきリルムさんとおしゃべりしてたとこなの。」
リルム「海水浴の話なのですけど・・・。」
ミルモ「海水浴?オレやだ。海しょっぺーからよー・・・あーーーかき氷でも食いてーな!」
アンズ「かき氷なら私の家にあるけど、食べる?」
ミルモ「・・・そういえばアンズの家ってすっげえ大きいんだよな!」
リルム「そういえばそうですわね!」
ミルモ「・・・一日中クーラー付けっぱなしの部屋・・・。涼しいだろうな〜♪」
リルム「ベッドもふかふかで気持ちいいですわ!以前泊まらせていただいたんですもの!」
ミルモ「じゃあ放課後・・・みんな誘って行っていいか?」
アンズ「うん、いいよ!待ってるね!」
リルム「あっ!そろそろ時間ですわ。行きましょうミルモ様。」
ミルモ「おう!」
アンズ「またね〜。」



■ はくたか (81回/2008/06/20(Fri) 17:56:40/No876)

『第8話 アンズの秘密』

ミルモ「・・・・暑い・・・。なんでこんなに暑いんだ??」
マンボ「かき氷までもう一息だ!」
ミルモ「そういえば昨日アンズの家へ行くって約束しちまったんだよな?」
ベータ「確か家が大きくて豪邸だって聞いたことがあるべー。」
ヤシチ「むう・・・クーラー付きの部屋か・・・中はひんやりしてるだろうな。」
ミルモ「・・・でなんでヤシチがいるんだ?」
ヤシチ「うるさい!拙者も冷たいもの食べたいからなのだ!!」
リルム「まあまあヤシチさん、怒ると余計ムシ暑くなってしまいますわ。」
マンボ「アレ?あの家じゃない?」
マンボが指した先には一軒の家がありました。形はキノコ形で二階建の大きな家だった。
ミルモ「キノコの家?」
リルム「アンズさ〜ん!」
リルムがノックをすると、中から涼しげな顔をしたアンズが出てきました。
アンズ「あ、いらっしゃい!中は涼しいよ!!」
マンボ「やった〜オレ一番乗りーーー!!」
ヤシチ「この暑さの中我慢した拙者もそろそろ限界だぁ!」
家の中は、奥がソファー・左側の壁の上大型のクーラーがあった。さらに右側には2階へと続く階段がありました。
ミルモ「す、涼しいぜぃ・・・♪」
アンズ「お待たせー!かき氷だよ〜!」
それからみんなでかき氷を食べ、部屋の中はにぎやかな風景となった。
一番に食べ終えたマンボが2階へ行こうとすると、途中にあった洗面所を見つけました。そこにはたくさんの髪止め用のリボンが箱にギッシリと収納されていた。その隣に髪をとく櫛(くし)が10本ぐらいある。普通くしはこんなにいらないのだが・・・。
マンボ「・・・洗面所もすごいな。」
マンボが洗面所をのぞいていることに気がついたアンズは慌てた表情で洗面所に向かった。
アンズ「わわっ!そこには入らないでっ!!」
マンボ「何で?」
アンズは顔を真っ赤にして答えました。
アンズ「は、恥ずかしいから・・・。」
マンボ「???」
リルム「思い出しましたわ。」
ミルモ「んっ?」
リルム「いっ、いえ!アンズさんに硬く内緒にさせられてますの!ここでは話せませんわ!!」
ミルモ「・・・そうか。」
マンボ「みんな、2階行こうぜ!」
ベータ「賛成だべ〜!」
アンズ「(ふう・・・バレなくてよかった・・・。)」
2階に上がると目に飛び込んできたのは、大きくて豪華なベットでした。側にはかわいいクローゼットもあり、部屋は片付いていてとてもきれいでした。
ミルモ「このベットふかふかで気持ちいいぜ!いいなあ毎晩このベットで寝てんのか?」
アンズ「うん。」
リルム「私もアンズさんの家に泊まった時はこのベットでぐっすり眠れましたわ!」
ベータ「リルムはアンズの家に泊まったのか?」
リルム「はい!」

帰りの時間、ミルモたちはとても満足。しかし、マンボはどうもあの洗面所のぎっしり詰まったリボンと10本のくしが気になるのでした。





■ はくたか (82回/2008/06/21(Sat) 18:40:07/No878)

『第9話 夏だ!デートだ!悪夢だ!?』

そんなある日リルムがこう言いました・・・。
リルム「カップルがこの道を通るだけで幸せになれる『ラブラブロード』ってのがありますの!一度でいいから行ってみたいですわ〜♪」
・・・ミルモはガク然としていた。リルムとの結婚生活を想像するだけで嫌な予感がするということを。
ミルモ「ああ、どうしよう・・・。毎日リルムの失敗料理を食わされる・・・。毎日激烈なパンチを喰らわされる・・・。そしていつもベッタリオレにくっついてオレの自由がない・・・!あーあ、やだなあ・・・行きたくないなぁ。」
キノコ形のベンチにただ座っているだけのミルモの前にアンズが現れた。
アンズ「どうしたの?青い顔して・・・嫌なことでもあった?」
ミルモ「アンズ・・・。」
アンズはミルモの話を聞くとうんうんとうなずき・・・。
アンズ「リルムさんが家に泊まりに来たときはびっくりしたよ。まさかどうやったらあの料理ができるの!?って不思議に思ったの。」
ミルモ「なあ、『ラブラブロード』って知ってるか?」
アンズ「えっ?あの最近できた・・・カップルが通っただけで幸せになれるという?」
ミルモ「そうなんだよ!リルムはぜってーオレを誘う気満々だ!あーっオレの未来が真っ暗・・・。」
落ち込むミルモにアンズは励ますように優しく答えました。
アンズ「だっ・・大丈夫よ!リルムさんはああ見えていい人だからっ!きっとミルモさんのこともそれなりに考えてくれてるはずよ!!元気だして!」
ミルモ「・・・そうか、お前はいいヤツだな。勇気出していってみるぜ!」
アンズ「・・・よかった。」
ラブラブロードはグルミの森の近くにある。途中には休憩用のベンチやきれいな川や池があり、デートコースのオススメスポットとなっている。
ミルモとアンズはその場に足を運んでみた。入り口付近には男女妖精カップルでいっぱいだった。ミルモとリルムはここで待ち合わせの約束をしていたのだ。
アンズ「すごい人ね・・・。」
ミルモ「ああ・・リルムはどこだ?」
リルム「ミルモ様〜!」
ミルモ「よう、またせて悪かったな。」
リルム「あら?アンズさんもご一緒に?」
アンズ「途中まで送ってってあげたの。じゃあ私はここまでだから!」
リルム「アンズさんは行かないのですか?」
アンズ「う〜ん・・・私まだ特別好きな男の子いないし・・・。ごめんね!」
リルム「行きましょうミルモ様!」
ミルモ「・・・・お・・おう。」
入り口から入って最初に来たのは広い歩道。お菓子の店が立ち並んでいた。
ミルモ「チョコ売っているとこないかなぁ?」
リルム「シュークリームもありませんわ。」
ビケー「やあ、ミルモじゃないか!」
ミルモ「ビケー!」
アンナ「リルムもいたのね!」
リルム「アンナさんも!」
ミルモ「へっ、そっちもデートですかい?」
ビケー「そりゃそうさ!このためにここに来てるのだから。」
アンナ「最初ビケーに誘われた時一瞬ドキッっとしちゃったわ!久しぶりのデートだからよ!」
リルム「それはよかったですわ!」
パピィ「あたちが誘ってやってるんだからっ!」
ムルモ「ボクだってパピィとはここに来たくなかったでしゅ!!」
ミルモ「ムルモ?」
ムルモ「はっ・・お兄いたまも来てたんでしゅか!?」
ミルモ「ヒューヒュー!あついね!あついねー!」
ムルモは顔を真っ赤にし、怒り出しました。
ムルモ「何を言ってるんでしゅか!!ちっとも楽しくないでしゅ!」
パピィ「なんですって〜!!」
リルム「・・・この二人変わりませんわね。」
ミルモ「ああ、そうだな。」
しばらく歩くとベンチが見えました。
リルム「あそこで一休みしましょう。」
ミルモ「おう、ずっと歩いて疲れたぜ。」
イスに座ると隣にいたヤシチとバッタリ出会いました。
ミルモ「ヤシチじゃねーか!」
ヤシチ「ムムッ!?ミルモも来てたのか!」
ヤマネ「ミルモ殿、リルム殿!ご一緒でございますか!?」
リルム「はい!」
???「ハーッハッハッハ!!」
4人「!?」
イチロー「楽しそうだなカップルたちよ!」
ミルモ「オメーらどんだけしつこいんだ?」
ジロー「う、うるさい!」
ヤシチ「何の用だ!?」
サブロー「それは内緒だ。」
ゴロー「カップルの仲を引き裂いてやるのだ・・・。」
イチロー「ってオイッ!!バラすな!」
ゴロー「あっ・・・(汗)。」
ミルモ「なっ・・何ー!?」
ヤマネ「ひどいでございます!!」
リルム「そんなことさせませんわ!!」
ミルモ「・・・コイツらはオレがしとめる!」
ヤシチ「まてぃミルモ!貴様だけいいところを取るな!」
ミルモ「しょーがねーな・・・。」
ワルモ団「ワルモでポン!!」
ワルモ団が放った魔法はとてつもなくでかいタライだった。
イチロー「いけーっ!」
ミルモ「よけろぉーあぶないぞーーー!!」
なんとかギリギリでよけたがなんとスキを見つけられたのだ。
ジロー「スキあり!!」
ミルモ「うわああ!!」
ヤシチ「いてーーーっ!!」
ミルモとヤシチはその場で吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた。
ヤマネ「ヤシチ兄様!」
リルム「ミルモ様!」
ミルモ「・・足が痛てぇ。」
ヤシチ「・・・!怪我をしておるのではないか!!」
ミルモ「これくらいどうってことねーよ。」
リルム「・・・よくもお2人を・・・許しませんわーっ!!」
ヤマネ「はいでございます!!」
ゴロー「やばっ、怒らせちゃった・・・。」
イチロー「オメーのせいだろうが!!」
リルム「どりゃあああ!!!」
リルムのパンチがワルモ団に直撃!ワルモ団はどこかへ飛んでいってしまった。
リルム「大丈夫ですかミルモ様!?」
ミルモ「おう・・・。」
デートを終え、戻ってきたミルモとリルムは満足した様子ではなさそうだ。
とそこにアンズがやってきた。
アンズ「あっ!足にケガしてるじゃない!痛そう・・・。」
ミルモ「大丈夫だってこれくらい!」
アンズ「私のリボンを包帯がわりに・・・。」
アンズがリボンをはずすとそれと同時に髪の毛がいっきに垂れ下がり、地面に付きました。
ミルモ「えっ・・・?」
リルム「・・・思い出しましたわ!アンズさんはリボンをはずすと私のカールがほどけた時と同じくらいの髪の長さになるんですの!私も見たときはびっくりしましたわー!」
アンズ「よかった!ピッタリね!」
ミルモ「・・・・・・・・・・・。」
アンズ「・・・ミルモ君?」
リルム「ミルモ様?」
ミルモ「・・・か、かわいい・・・。」
アンズ「えっ?」
ヤシチ「拙者この髪型見たのはリルム以来だ・・・。」
ミルモ「ああーっ!癒される!!」
ムルモ「かわいい子好きのお兄いたまは黙ってはいられないでしゅね。」
アンズ「こ・・・この髪型はあんまり人には見られたくなかったんだけど今回はしょうがないな・・・。(汗)」
マンボ「なるぼど、それで洗面所にはたくさんのリボンとクシがあったんだな!」
リルム「ミルモ様〜〜!!」

以上です。

では。



■ はくたか (85回/2008/07/20(Sun) 18:22:29/No911)

『第9話 番外編』

題:アンズの髪が超長くなった理由。リルムが徹底的質問。
ミルモに聞いてみたら・・・。
ミルモ「分からないぞ。・・・でもあの姿かわいかったな♪」
ミルモフレンズに聞いてみたら・・・。
マンボ「オレもビックリしたよ!!どういう訳か知らないけど??」
ビケー「ボクの美しさに目を向けてくれるかな☆」
ベータ「分かんないだべ〜」
リルム「結局参考にならないですわ・・・。」

そしてアンズに聞いてみると・・・?
アンズ「え〜っと・・・私がまだ幼稚園に通っていたときかな〜?ヘアスタイルに悩んでいた時にお母さんがカリスマ美容師のラブリさんを呼んだの。
リルム「ラブリさんですか!?」
アンズ「そう。それからリンスを10滴ぐらいかけて5分後・・・、頭に髪がほどけないようにカバーをかぶせて・・・さらに30分後に髪留めをはずすと今のようになったの。」
アンズは髪を指しながらいいました。
リルム「私もカールがほどけたときはラブリさんに頼んでもらいましたわ!」

以上です。





■ こやまる (309回/2008/08/27(Wed) 15:55:11/No948)
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はくたかさん、こんにちは☆
感想がだいぶ遅くなりごめんなさい。

今回もミルモフレンズの活躍が楽しいですね。
特に『ラブラブロード』の設定が妖精界らしくて素敵です。
ミルモ&リルムとビケー&アンナは絵になりますが、一緒にいたヤシチ&ヤマネのペアを想像すると面白いです。
きっとヤマネが言い出して、仕方なさそうにヤシチも一緒に行ったのだと思いますが、回りの目を気にせずカップルらしい行動をとろうとするヤマネに、ヤシチはどんな態度を取るのだろう?
またムルモとパピィのペアもいいですね〜。
言い争いした後に、最終的にはパピィとムルモはくっついて歩くのかなぁ。
・・・って妄想が一人歩きしてしまいました(^^;。

今回の主役であるアンズは、以前お絵描きで投稿していただいた通り、髪のとっても長い女の子でしたね。
アニメ102話のラブリのお話が絡んでいるのもまた面白いです。
アンズの長髪の原因は番外編によるとやっぱりラブリの仕業(?)らしいですが、ミルモにかわいいと言ってもらえたので、これからは髪を伸ばしたままにするという選択肢も選べますね。

ミルモの髪の長い女の子好きという性格もまたいいところを突いています。
髪の長いツツジ先生もミルモは大好きなことですし。
ストレートヘアなリルムに対しても、ミルモはきっと「かわいい」と言いそうです。
(自慢のカールの持ち主であるリルムはちょっと複雑かもしれませんが)
ちなみに私も、カールしているリルムよりもストレートヘアなリルムの方が好きだったり。

さて9話ラストにいたマンボは、なぜラブラブロードにいたんだろう?
誰かと一緒に来ていたのでしょうか・・・これは気になります。

それではまた続きをお待ちしております。
では!


■ はくたか (90回/2008/08/28(Thu) 17:51:47/No951)

『第10話 パンタとクロミ』

霧が漂う早朝のグルミの森
この日早起きしたクロミは退屈しのぎに散歩をしていた。

クロミ「うう〜〜っ、寒い!」
しばらく歩くと、早朝相撲特訓をしているキンタに遭遇しました。
キンタ「・・・今度こそ!・・・もっと強くなって・・・。リルムしゃんにいい所を見せてやるだす!!」
クロミ「あれっ、寒い中修行か?」
キンタ「もちろん!すべてはリルムしゃんのためだす!」
クロミ「・・・オレだってアンリに少しでもアピールする方法を考えているのに・・・なかなか思いつかないんだ!」
キンタ「オラはリルムしゃんに!」
クロミ「オレはアンリに!」
キンタ「お互い様だすな!」
クロミ「そうか?」

一方ミルモは、リルムとパンタと一緒に妖精学校の図書室で盛り上がっていました。
ミルモ「パンタ。」
パンタ「何ですっち?」
ミルモ「お前が生きてた時の思い出話をさせてくれないか?」
リルム「なぜ急に?」
ミルモ「なんとなく!」
パンタ「ボクたん・・・実在してたころは病気でほとんど一日中寝たっきりで思い出などあまりなかったんですっち。」
リルム「それはおかわいそうに・・・。」
パンタ「ただ家の窓からみんなが楽しそうに遊んでいるところを見学することしかなかったんですっち。」
ミルモ「・・・・・・。」
パンタ「でもときどきボクの看病をしてくれる優しい妖精がいたんですっち!」
ミルモ「どんなヤツだ?」
パンタ「それは・・・。」

クロミ「アイツが天国へ旅立ってからもう数年が経つ・・・。元気にしてるかなぁ・・・・・。」
クロミが落ち込んでいたところ、アンリとセンリがクロミを誘ってきました。
アンリ&センリ「クロミ〜〜!遊ぼ〜〜!!」
さっきまで落ち込んでいたクロミが急に元気になりました。
クロミ「は〜い☆何して遊ぶ!?草すべりでもやる!?」
クロミは遊ぶ最中でもポケーっとするようなりました。
アンリ「・・・どうしたの?」
センリ「元気ないよ。」
クロミ「・・・なんでもない!さぁ、次は何やる!?」
アンリ&センリ「・・・・・・・。」
クロミが黙ったまま時間が過ぎていきました。

ここまでです。

続きはまた書きます。

では〜。



■ はくたか (91回/2008/08/29(Fri) 17:11:42/No954)

それでは続きです。

クロミは初めて人間界へ来ていました。
クロミ「・・・・いつまでも落ち込んでちゃいられない。平常心!平常心!・・・暑い。ちょっと木陰で休もう。」
クロミが公園の木陰で休もうとしたら、すべり台の頂にミルモとパンタとリルムがいました。
パンタ「次はミルモお兄ちゃんが鬼ですっち〜♪」
ミルモ「めんどくせぇ〜な〜。」
するとミルモがクロミに気づきました。
ミルモ「お〜っ!クロミ。お前も一緒に遊ばねーか!?」
クロミ「いや、オレは・・・・。」
さらにパンタも気づきました。パンタはびっくりした表情をしていました。
パンタ「!?・・・クロミ・・お兄ちゃん・・・?」
ミルモ「へっ?」
リルム「?」
クロミ「・・・パ・・・パンタか・・・?」
パンタ「クロミお兄ちゃん!」
クロミ「やっぱりパンタだ!!」
パンタ「クロミお兄ちゃん〜〜!!」
パンタはクロミに甘えるように抱きつきました。
パンタ「会いたかった!・・会いたかったですっち〜〜!!!」
クロミ「そんなにくっつくなよ!」
ミルモ「・・パンタとクロミってお互い知り合いなのか!?」
リルム「同じグルミ族だからですわ。」
ミルモ「そういえばそっか・・。」
クロミ「お前よみがえったのか!?」
パンタ「天国から降りてきたんですっち!」
リルム「お2人とも会えてよかったですわね!」
ミルモ「・・これは予想外。」
5分後・・・
クロミ「パンタ。これはオレと2人だけの秘密な。他のグルミ族に幽霊だと知れたら大騒ぎだから。」
パンタ「わかったですっち!」
ミルモ「パンタ、クロミって昔からの遊び仲間だったのか?」
パンタ「あい。夜に肝試しで驚かし役をやったり、とてもプロだったですっちよ。」
ミルモ「今と変わってないな・・・。で、思い出した!パンタが昔から一緒に遊んでた友達ってのかクロミのことだったのか。」
クロミ「何でそれを・・・?」
パンタ「てへ、クロミお兄ちゃんのことをみんなに話してしまったんですっち♪」


クロミ「お前が生きてた頃はオレが一生懸命看病してやったんだぞ!」
パンタ「覚えているですっち!」
リルム「お2人の思い出はありますか?」
クロミ「そりゃあ数え切れないほどだよ!」

(過去)
5年前のグルミの森にて・・・。
クロミ「パンタ!羊羹持ってきてやったぞ。」
パンタ「いつもありがとうですっちクロミお兄ちゃん。」
クロミ「しかし・・・お前が生まれつき病弱なんて・・・。」
パンタ「ボクも・・・早くみんなと遊びたいですっち・・・。」
クロミ「・・・気にするなよ!治ったら元気いっぱい遊ぼうぜ!!」
そして数日後、クロミが遊んで帰ってきた後パンタの様子を見に行ったら、大変なことにパンタがいなくなっていました。
クロミ「どこいったんだ!?まだ咳が治ってないのに!」
クロミはあることに気がつきました。
クロミ「・・・まさか・・さっきのセリフが聞こえたのかな・・・?」
(回想)
グルミ族1「オレこの前に人間界に行ってきたんだ!」
クロミ「へぇ〜そうかぁ。」
その会話をパンタが家の窓ごしから聞いていました。

クロミ「まさかオレが遊んでる間に人間界へ行くとはな〜。」
ミルモ「オレも以前パンタの過去話聞いたような・・・・。」
クロミ「パンタが昇天したときは・・・あれから一晩中泣いてたな・・・」
リルム「そうなんですの・・・。」
パンタ「肝試しもやった覚えもあるですっち!あのときのクロミお兄ちゃんは一生懸命だったですっち。」

(過去)
クロミ「・・・よし、今夜もうまくいくかな?」
パンタ「がんばるですっちクロミお兄ちゃん!・・・ゴホッ!ゲホッ!ゴホッ!」
クロミ「おい。咳大丈夫か?だから寝てろっていったのに。」
パンタ「一人にさせるわけにはいかないですっち。」
早速一人目が通りかかりました。
クロミ「来たぞ!準備はいいかパンタ?」
パンタ「はいですっち!」
クロミ&パンタ「ドロロロロ〜〜〜ン!!」
グルミ族「ぎゃあああぁ。出た〜〜っ、助けて〜〜〜〜・・・。」
クロミ「・・・・やった♪」
パンタ「ナイスですっち♪」

ココまでです。
続きは次回書きます☆
パンタの口調がこれで合ってるか不安です。

では!


■ はくたか (92回/2008/08/30(Sat) 15:42:00/No955)

続きです。

クロミ「パンタ、・・その辺散策するか?」
パンタ「え〜。でもミルモお兄ちゃんとリルム姉ちゃんだけになってしまうですっち。」
ミルモ「いいよ。二人だけで楽しんでこいよ。」
リルム「せっかく会えたんですもの!」
クロミ「・・・行こうかパンタ!」
パンタ「はいですっち!」
まず商店街に向かい、腹が減ったので食べ物屋を探しました。
しかし、商店街は人、人、人でいっぱい。クロミは体が震えていました。
クロミ「・・・うう〜、つぶされたらどうしよう・・・。怖いよ〜。」
パンタ「あっ!おいしそうなソフトクリーム!!食べたいですっち〜♪」
パンタはさらに・・・。
パンタ「次あそこ行きたいですっち〜〜!!」
クロミ「うわあっ!引っ張るなーー!!」

パンタ「きれいなドレスですっち〜!着たいですっち〜〜!」
クロミ「それ人間サイズだろ?」

パンタ「大きな噴水ですっち〜〜♪」
クロミ「・・・・・。」
パンタに引っ張られて連れまわされたため、クロミは疲れ果てていました。
その後・・・ベンチで一休み。
クロミ「・・・・人間界は初めてだから・・・あまり慣れてないんだよ・・・。(アンリとセンリもこのような所に行ったんだなぁ・・・。)」
パンタ「すごく楽しいですっち〜〜♪こうしてまたクロミお兄ちゃんと一緒に遊び周れるなんて〜!」
クロミ「・・そ・・そうか。」
イチロー「おやおや楽しんでますなぁ〜2人とも。」
クロミ&パンタ「!?」
サブロー「前回のうらみを果たせてやるのだ!」
ゴロー「ムリだと思うけどね・・・。」
イチロー「・・・おい!!!」
クロミ「またかワルモ団。そう何度も何度も登場して最後は結局自滅するくせに・・・。」
イチロー「ななな・・・何だとーーー!!?そこまでいうならお前を連れさらう!!!」
クロミ「・・・。」
パンタ「!?・・・クロミお兄ちゃんに手を出すなですっち!」
クロミ「パンタ!」
パンタ「ひょひょいのひょ〜い!・・・・パンタでポン!!」
すると上空に大きな石が現れて真下に落ちてきました。
ズズーーーン!!
ワルモ団「うおおおおっ!!?」
イチロー「そっちがその気ならこっちもやってくれるわ!」
ワルモ団「ワル・ワル・ワルモでポン!!」
魔法をかけると、石がパンタに向かって突進!
パンタ「ひいいいっ!!」
クロミ「今助けてやる!・・・クロミでポン!!」
クロミは魔法で石を破壊しました。
パンタ「助けてクロミお兄ちゃん〜!!」
パンタはクロミに泣きながら抱きつきました。
クロミ「分かった・・・お前を守ってやる!」
イチロー「こしゃくな!こうしてくれるわ!!」
ワルモ団「ワルモでポン!!」
突然クロミが浮き上がり、地面に叩きつけられました。
クロミ「痛てぇ!!」
パンタ「クロミお兄ちゃん!!!」
サブロー「次はパンタをねらえ!」
パンタ「・・・いやですっち!!」
クロミ「パンタに手を出すな〜〜〜!!!」
クロミはイチローに思いっきり殴りかかりました。
バキッ・・・!
イチローはバランスを崩して転げました。
イチロー「もうオレは切れた!こうなったら両方人質だ!」
パンタ「怖いですっち〜〜・・・。」
クロミ「・・・・くそっ、もうダメか・・・!?」
クロミもパンタもさすがに戦えない!
その時声が聞こえました。
ミルモ「ミルモでポン!」
と、ミルモの声が聞こえてきました。
ドッカーーーン!!
魔法をかけると、ワルモ団は吹っ飛ばされてしまいました。
ワルモ団「あ〜〜〜れ〜〜〜!?・・・。」
リルム「お二人ともお怪我はありませんか!?」
ミルモ「やっとまにあったぜ・・・。」
パンタ「ミルモお兄ちゃん!リルム姉ちゃん!」
クロミ「どうしてここに?」
ミルモ「向こうで騒ぎ声がしたからよ、行ってみたらお前らだったみたいだな。」
パンタ「ふえ〜〜〜〜ん!怖かったですっち〜〜〜〜〜!」
クロミ「・・・ふう。疲れた。」
ミルモ「まったく世話かかせやがって!」
リルム「でも無事でよかったですわ〜!」
時間はあっという間に過ぎ、クロミはそろそろグルミの森に帰る時間になってしまいました。
パンタ「もう行くですっちか?」
クロミ「ああ。みんなに心配かけるといけないから。」
パンタ「また・・・会えるですっちか!?」
クロミ「会えるさ!!間が空いたらいつでも遊びにいってやる!」
パンタ「・・・クロミお兄ちゃん・・・!」
ミルモ「さぁーーって帰ったらくもっちょたっぷり食うぞ〜〜!」
リルム「ミルモ様ったら。」
クロミ「そうだ、パンタにパートナーいるって聞いたから今度紹介してくれないかな?」
パンタ「いいですっちよ!」
クロミ「じゃーなパンタ!それとミルモにリルム!!」
ミルモ「また来いよ〜!」
リルム「体に気をつけてくださいませ〜〜!」
クロミは夕日に消え行くように去っていきました。

以上です。
今回書いた話はクロミとパンタをくっつける話でしたが、クロミとパンタの間にこういう絆ができたらな〜と思います。

では、返事お待ちしています!


■ こやまる (316回/2008/09/25(Thu) 08:41:04/No981)
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はくたかさん、おはようございます☆
また感想が遅くなり申し訳ありません。。

今回はパンタが絡むお話ですね。
アニメではパンタメインのお話が少なかったから私はパンタをストーリーに絡ませるのは得意ではないのですが、今回のはくたかさんは小説はそれがうまく描けていますね。
「生きていた頃の肝試しでの脅かし役」には思わず笑ってしまいました。
(ミルモの「今と変わってないな」というリアクションにも^^)
というかこれはアニメがあと半年続いていたら公式設定にもなりそうなくらい上手な表現ですね。

さてアンリ大好きで下心もありそうなクロミにもこういう一面があったのには驚きました(おいおい)。
アニメでは、みんなが外で元気に遊んでいる中で一人部屋の中で眠っている淋しそうなパンタが今でも脳裏に焼き付いていますが、そんなパンタに対して心から接していたクロミ・・・私の中のクロミのイメージががらっと変わった瞬間でもあります。
同様にアンリもそんなクロミの良い部分をちゃんと知っていて、クロミのことを良く思っているはずでしょう(^^)。

回想シーンとともに明かされるクロミとパンタの絆もまた暖かいです。
5年前の回想シーンということを考えると、パンタは体も心も5年前のままで、クロミだけ成長したような感じになるのかな。
おそらくこの先もパンタとクロミとで成長に差が出てくると思いますが、決まりごとに厳しい妖精界(天国)のことだからそろそろパンタに対して何らかの命令が下りそうな気もしてきて、この辺りもぜひ小説化していただけたらなぁと思います。

それではまた次回作を楽しみにお待ちしています。
では!


■ はくたか (102回/2008/10/16(Thu) 19:49:49/No1022)

『第11話 リルムVSアンズ』
あの長い髪を見たきっかけに、アンズのことが気になったミルモ。
そんなミルモにリルムは少し不機嫌な表情をしていた。
リルムはどんな態度でアンズに挑むのか!?
アンズ「おはよ〜ミルモくん!」
ミルモ「・・・よお・・。」
アンズ「??」
明らかにミルモの様子が変です。アンズはあれ以来家にいるときにしか髪を解かないと決心していたのだ。
リルム「・・・ミルモ様。」
リルムはその夜自分の部屋に入ってベットの横になった。
リルム「はぁ〜・・・。ミルモ様があのままアンズさんに恋心を抱いてしまったらどうしたらいいのでしょう・・・。」

都合により、ここまでです!続きは明日書く予定です!!

では!


■ はくたか (103回/2008/10/16(Thu) 20:58:00/No1023)

続きです。

翌朝、リルムはミルモに少しでもアピールしようと料理を作ってみました。
でも・・・・。
リルム「ミルモ様〜!今日の料理どうぞ味わってくださいませ〜♪」
ミルモ「お・・おう。」
相変わらずミルモはそのことに対しては顔が青ざめていた。
・・とそこにアンズが立っていた。
アンズ「二人は昔から仲が良いわね。」
リルム「はい♪♪」
アンズ「・・・その料理は・・・またミルモくんに・・・?」
リルム「そうですわ!」
リルムの料理の腕は最悪なのをアンズも知っており、ミルモはリルムに聞こえないようにアンズに話しかけた。
アンズ「ミルモくんも大変ね。」
ミルモ「まぁな・・・。せめてお前の料理も食ってみてぇな。」
アンズ「あの・・実は私昔から料理は苦手で・・・。」
そんな二人のやり取りにリルムは・・・。
リルム「まさかミルモ様・・・私の手料理よりアンズさんの料理の方がいいとおっしゃってるのですの・・・?」
リルムはその後、アンズに好きな男の子のタイプを聞いてみました。
アンズ「私の好きなタイプは・・・とにかくカッコイイ人ね!」
リルム「最近・・・ミルモ様がアンズさんに恋心を抱いてるように見えるんですけど。」
アンズ「そんなことないよ!ミルモくんはリルムちゃん一筋だって!・・・リルムちゃんはミルモくんが一番ぴったりだと思うの。」
リルム「・・・アンズさん!」
放課後、妖精全員が帰った後の教室に一人だけポツンと残っていたアンズは机に腰掛けたままでした。
すると引き戸が開きマンボが入ってきた。
マンボ「ようアンズ!まだ居たのか?」
アンズ「うん。マンボくんこそどうしたの?」
マンボ「オレ忘れ物しちゃってさ、早めに気づいてよかったよ!これでエンマ先生に叱られなくてすむ。」
アンズはマンボのことを何も分かっていないのに、なぜか心臓が凄くドキドキして・・・そして顔も赤くなっていました。
マンボ「オレ今までみんなからカッコ悪い!と言われ続けてさ・・・いくらがんばろうとしても結局は失敗してしまうんだ。でもスケボーはできるぜ!!これだけは自信はあるから!」
アンズ「ふ〜ん。」
マンボ「よかったら途中まで一緒に帰る?」
マンボは普通の表情で答えましたがその表情を見てアンズは思わずドキッとした。
アンズ「・・・うん。」
帰り道の途中、アンズはマンボに何を話していいかさっぱり分からなくなってしまい、ただ胸の心臓の音がドキドキ鳴るだけでした。
家についたら自分の部屋に入りベットの上で横になった。
アンズ「明日からどうしよう・・・。」
アンズはクッションを抱きしめ、顔を赤らめながら言った。

以上です。
続きはミルモの賭けでリルムとの対決になるのかもしれません・・・?

では!




■ こやまる (338回/2008/10/17(Fri) 08:17:45/No1025)
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はくたかさん、おはようございます☆

アニメでもかわいいアロマを一目見てどきっとしたミルモなので、髪を解いたかわいいアンズのことがしばらく気になるのはミルモらしいと言えますね。
そんなミルモの”外見にこだわる”部分を長年一緒にいるリルムもきっと知っているはずだから、料理作戦の次はおそらくあの作戦に出るのでは?と私の中でいろいろ予想してます。
それにしても焼き餅を焼いて焦るリルムもかわいいですね。
でもリルムは優しいから、アンズとは恋のライバルでもケンカはしないで、一人でどうしようかと悩み続けそうです。

さてそんなアンズの方にも急展開が・・・!
マンボを見てドキッとしたアンズ、これは一目惚れってやつでしょーか?
しばらくして格好悪いマンボの姿を見たときのアンズの反応はいったいどうなるのか、想像するとドキドキしてしまいますね。
いや、いつも前向きなマンボは私的には十分カッコイイと思うのですが・・・妖精界での彼への評価が厳しすぎるような気がします(いばりんぼうな部分は格好悪いけど)。
果たしてマンボがモテモテになれるのかどうか…こちらも楽しみですね。

では続きを楽しみにお待ちしています〜。
では!


■ はくたか (107回/2008/10/26(Sun) 16:59:45/No1041)

『第12話 リルムとアンズの料理対決』

リルムはミルモとアンズのやり取りがこう聞こえていたのだ。
「アンズの手料理が食いてぇな〜。」
リルム「・・・こうなったらもっと料理の腕を上げなければいけませんわ!」

そしてリルムはいつものようにミルモに話しかけました。
リルム「ミルモ様〜!料理の腕を上げてみましたわ!!どうぞお召し上がれ♪」
しかし、料理自体はあまり変わっていなかった。
ミルモ「どこも変わってねーよ!いつもの動いてるケーキじゃねーか!!」
リルム「いいですから一口だけ。」
ミルモ「いいい・・いらねーよ!じゃあなっ!!」
ミルモは危機からから逃れるように走り去っていきました。
リルム「ああっ!ミルモ様〜!」
リルムはその場で立ち尽くした。
リルム「はぁ〜・・・。」

一方アンズも・・・。

アンズ「・・・・・。」
あの時のマンボのセリフが頭を横切りました。
「よかったら一緒に帰らない?」
まだ片思い?なので何をしてあげればいいか分からなかった。
アンズ「そーだ!料理を作ってあげればマンボくんも何か言ってくれるかも・・・。」
アンズは早速作ってみたが、昔から料理は苦手なので全然うまくいきませんでした。
アンズ「あっ・・・!」
途中まではよかったが最後の仕上げでクッキーを誤って焼きすぎて黒コゲになってしまいました。
アンズ「・・・どうしたらいいのかなぁ。」
妖精学校でも・・・。
アンズ「マンボくん。」
マンボ「ああ、昨日のことなんだけど・・・。」
ベータ「お〜いマンボ!遊ぼうだべー!」
マンボ「あっまた後でな!分かった行くよ〜!」
アンズ「・・・・・・。」
マンボに本当の気持ちを伝えられず、言おうとしても緊張して言えない・・・。
ミルモ「おーいアンズ〜!」
アンズ「!?」
ミルモ「オレさっきリルムに料理食わされそうになってよ〜、急いで逃げてきちゃったんだ!」
アンズ「そ・・そう。」
いつもとは様子が違うアンズにミルモは早くも気づきました。
ミルモ「どうしたんだ?」
アンズ「ううん、なんでもない。」
すると後ろにリルムがいました。さっきの話が「お前の料理が食いたい!」と話しているように聞こえていました。
リルム「ミルモ様・・・!」
リルムはこれ以上我慢できなくなりました。
リルム「アンズさん!」
アンズ「リルムちゃん!?」
ミルモ「げっリルム!?」
リルム「アンズさん!私と手料理で勝負してくださいですわ!!」
ミルモ「おいリルム!藪から棒に何言ってんだよ!?」
アンズ「えっ?あの・・・その・・。」
リルム「私の料理とアンズさんの料理がどっちがうまいか試してみようじゃありませんか。」
ミルモ「何勝手に決めて・・・。」
リルム「ミルモ様は黙ってくださいませ!」
アンズ「・・・分かった!」
ミルモ「お、おいアンズ・・・。」
アンズ自身も料理が苦手と分かってもその勝負を受けました。きっとアンズはあの妖精に食べてもらいたいと思ったから・・・。

次回はリルムとアンズ料理での対決になります。

でわ♪








■ こやまる (346回/2008/10/27(Mon) 22:33:51/No1048)
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はくたかさん、こんばんは☆

リルムの一方的な勘違い(?)で妙な方向へ話が進んできましたね。
すぐに断ると思われたアンズも勝負を引き受けたことで、ミルモも「アンズももしや自分に気があるのでは・・・」とか勘違いするのでは?
それにしても料理が苦手なこの2人が作る料理とはいったい…。
次回は審査員となりそうなミルモが地獄を見そうな予感も…。

さて冒頭で「昨日のことなんだけど・・・。」と言いかけたマンボのセリフが気になります。
これはアンズを何かに誘おうとしていたのかな?
ちょうど良いタイミングでお約束とも言えるペータ達の邪魔が入りましたが、この邪魔が無かったらストーリーは違う方向へ進んでいたのでしょうね。
目の前の女の子よりもペータ達との遊びを優先しちゃうマンボもまたマンボらしいですけど、逆に緊張しまくっていたアンズの方は何だか救われた感じですね。
この2人のその後の関係が気になって仕方がないです〜。

それでは次回の料理対決を楽しみにお待ちしています!
では!


■ はくたか (108回/2008/11/03(Mon) 15:26:37/No1058)

続きです。

料理対決を申し込んでから1日が過ぎた。料理などどうしたらうまくできるのだろうと不安を抱え込むアンズ。・・・とそこにミルモがやってきて・・・。
ミルモ「よう、アンズ。リルムはあれから張り切って料理の特訓してるけどオレはちょっとアンズが心配になって様子見に来たんだ。・・・でどうするんだ?自身あるのか?」
アンズ「・・・私は生まれてから一度も料理をしたことがないからどうしたらいいのか分からなくて。」
さらに落ち込むアンズ。するとミルモはいいことを思いついた。
ミルモ「・・・そうだ!アレだよアレ!!」
アンズ「??」
ミルモはあるチラシを見せました。
ミルモ「前にリルムがクモモの主催するお菓子教室に通っていたことを思い出してよ、ちょうどクモモからチラシもらってきたからコレ受けてみろよ!なっ!」
アンズは詳細文の欄を読んでみました。
アンズ「・・・最もおいしいお菓子を作れるように妖精には・・・「ゴールデンエプロン」というものが与えられます・・・。」
アンズは失敗したら後がないという覚悟をきめたように顔つきが変わりました。
アンズ「・・・やってみるよ!」
ミルモ「がんばれよ!」
アンズ「うん!」



翌日アンズはクモモのお菓子教室に参加し、最初はうまくいかなかったが次第に慣れていき、だんだんと上手になっていきました。

そして1週間後、ついに対決の日がやってきた。

リルムとアンズの周りには重い空気が漂っており、二人はかなり真剣な表情をしていました。
リルム「負けませんわよ〜!」
アンズ「うう・・・・。」
アンズは緊張のあまりに体が震えていました。
ムルモ「兄いたまアンズしゃんの様子がおかしいでしゅけど何かあったんでしゅか?」
ミルモ「・・・多分緊張してるんだろう。」
クモモ「では〜これから料理対決を始めるクモ〜!!」
クモモはふとミルモの方に体を向けました。
ミルモ「???」
クモモ「今回の料理審査員は・・・ミルモさんに決定でクモー!!」
ヤシチ「!!!」
リルム「ミルモ様!?」
ムルモ「ほぇ〜・・・。」
アンズ「ミルモくん・・・。」
ミルモ「ちょ・・待て待て待て!!何でオレなんだよ!?」
クモモ「妖精界の王子としての役割でクモ!」
ミルモ「マジかよ〜〜。」
マンボ「よう!」
ミルモ「マンボ!お前まで来たのか?」
マンボ「ああ、ちょっとアンズの様子を見に来ただけだ。何か緊張してるみたいだけど大丈夫かな?」
ミルモ「・・・・・・。」
クモモ「それでは〜〜〜スタートでクモ!!」
開始と同時に二人の手が動き始めました。リルムの方はいつも通りスラスラと進めているが、アンズの方は手が震えてばかりで途中で食器を落としたりなどの数々が見られました。
ヤシチ「まだ震えが止まっとらんぞ。」
インチョ「このままだと私の計算では・・多分失敗すると思います。」
ミルモ「おい!演技でもないこと言うな!」
マンボ「・・・・・・。」
リルムにはかなわないと苦戦するアンズ。でもあの妖精に手料理を食べてもらいたいと思う気持ちが込みあがってきてアンズの震えが止まり、自分のペースに入りました。
ヤシチ「うむ?アンズの震えが止まった!?」
ミルモ「2人ともがんばれよー!」
マンボ「アンズ・・・・・・。」

リルム「・・・ミルモ様のためにも・・・必死でがんばりますわ〜!」
アンズ「・・・うそ・・料理がヘタだった私が・・こんなに上手くなってるなんて・・・。」
そして対決はいよいよクライマックに。
クモモ「終了まであと3分クモ〜!!」
ムルモ「2人とも順調でしゅねー。」
ヤシチ「拙者はどっちを応援したらいいか迷うな〜・・・。」
どうやらアンズの方が一番早くできそうな予感がしてきた。
しかしそれも束の間・・・。
???「ハーッハッハッハ!!」
みんな「!?」
イチロー「いや〜みんな楽しそうに。」
ジロー「のんきに作っているもんだな!」
クモモ「・・!あなたたちは。」
ミルモ「ワルモ団!!」
ゴロー「ちょうどそこら辺を歩いてたらいいニオイがして思わず連られちゃったよ〜。」
イチロー「というわけでこの大会をぶっ潰してやるわ!」
ヤシチ「何ィ!?」
ムルモ「そんなことはなせないでしゅ!」
ミルモ「ヤロー。ぜってー邪魔する気だな!」
リルム「一発で追い返してやりますわ!」
ミルモ「ミルモでポン!!」
しかし、魔法ではビクともしなかった。
イチロー「ははは!この身体に取り付けている特殊アイテムによってあらゆる魔法はきかないのだ!」
マンボ「なんてインチキな!」
サブロー「まずはこちらから!」
そう言いながらせっかく作った料理をなぎ倒してしまいました。
リルム「ああっ!料理が!!」
アンズ「・・・私がリルムちゃんを助けなくちゃ!」
リルム「うう・・・。」
アンズ「アンズでポン!!」
魔法でハリセンを出してワルモ団を追い返しました。
アンズ「大丈夫!?リルムちゃん!」
リルム「・・アンズさん。」
イチロー「ええぃ!ハリセンで我らに対抗するとは目障りな妖精め!!これでもくらえ〜!」
ワルモ団「ワルモでポン!!」
魔法で出た巨大なカラスが急降下してアンズに接近していきます!
カラス「グワァーーー!!」(鳴き声)
ミルモ「逃げろアンズ!!」
アンズ「きゃああああ!!」
その時、「マンボでポン!」という声が聞こえてくると共にカラスが魔法で出た大きなピコピコハンマーで空へと戻されました。
ゴロー「我々の邪魔をするとは何者だ!?」
ジロー「出て来い!」
マンボ「ふーっ女の子に手を出すとは最低だなお前ら。」
アンズ「マンボくん!?」
イチロー「次々へと邪魔されてもう怒った!この最強のデビイノシシで・・。」
ドガアアアン!!
ワルモ団「おわぁぁぁ!!」
わずかの間にワルモ団はイノシシに吹き飛ばされました。
ミルモ「はぁ〜あいつらアホ過ぎて分からん。」
マンボ「大丈夫?ケガはない?」
アンズ「うん。それより助けてくれてありがとう。」
突然マンボの顔が真っ赤になりました。
マンボ「い・・いや・・・オレはあのカラスが邪魔だったからだけだ!」
アンズ「そんなことないよ!マンボくんは普段みんなからカッコ悪いって言われてるけど、私はさっきの勇気を出して私を助けてくれたマンボくんがカッコよかったよ!」
マンボ「・・・・・そ・・そうか。」
ミルモ「いよーっ!マンボ!熱いね!!」
リルム「これでこそ愛!ですわ。私の完敗ですわ〜。」

3日後、アンズは早速マンボにクッキーを作ってみました。
アンズ「マンボくん!・・・コレよかったらどうぞ。」
マンボはクッキーを口の中に入れました。
マンボ「・・・うまい!スゲーうまい!!」
ポタッ・・ポタッ・・(涙の音)
アンズは嬉しさのあまりにうれし涙を流しました。
マンボ「どうしたの?」
アンズ「えっ?い・・いやちょっと嬉しくて・・・。」
それを陰から見ていたミルモとリルム。
ミルモ「これで一件落着ってことかな。」
リルム「さぁ次は私がミルモ様に食べてもらう番ですわ!」
ミルモ「ひぃーーー!もう勘弁してくれ〜〜!!」



また気が向いたら新しい話を考えます!

では。








■ こやまる (351回/2008/11/04(Tue) 08:11:30/No1059)
http://www.murumoya.com/


はくたかさん、おはようございます☆
おぉっ、マンボがやたらとカッコいい!
「女の子に手を出すとは最低だなお前ら」というセリフも今日はバッチリ決まっています。
(いつもはそれを言う前にマンボ自身がやられてしまうけど…)
はくたかさんの小説は脇役の男の子妖精がカッコ良く描かれることが多いような気がして、これははくたかさんの趣味と勝手に判断しました(^◇^;)。

さて序盤でクモモがミルモに料理審査員を任せたことで、後半でミルモが重要な判断を行うのかと思いきや、ワルモ団乱入という展開になるとは驚きました。
ミルモの方も、次第に主役がマンボの方へと移っていって、重要な判断に迫られなくて内心ホッとしていたのかも。
もしもワルモ団が現れていなかったら、料理の味的にアンズが勝者になっていたことは間違いなさそうですし。

さてはくたかさんの中では、マンボとアンズは晴れてカップル成立なのでしょーか?
アンズはマンボのカッコイイ部分しかまだ見ていないような気がしますが、マンボの格好悪い部分はこれからも運良くアンズが見ることが出来なかったりするとまた面白そうですね。

また新しいお話も楽しみにしております!
では!




1077/ 新しいオリフェを考えました
□投稿者/ はくたか -111回-(2008/11/28(Fri) 16:24:44)

皆さんこんにちは☆

次の物語がふと浮かびました。
今回の物語はミルモがある事件をきっかけに仲間を捨ててミルモの里を出て行く話です。
それを聞いた楓とリルムとヤシチとムルモと他のミルモフレンズがミルモを追って連れ戻そうとするが・・・?

(1)名前:オロチ
   生別:男
   楽器:コントラバス
プロフィール:ミルモの里から500キロも離れた屋敷に住むちょっとダアクに似てる妖精。ミルモを気に入ってこっちに来させようと3人の部下にミルモを連れていかせようとする。

(2)名前:ネビル
   生別:男
   楽器:オーボエ
プロフィール:オロチの部下の一人。ゲームが大好きで戦いの途中でも余裕に楽しんだりする。口癖は『ゲームオーバーだ!』である。

(3)名前:キドウ
   生別:男
   楽器:大太鼓
プロフィール:同じくオロチの部下の一人。とてもせっかちな性格で一秒でもみんなより先に行動しようとする。

(4)名前:アンビ
   生別:女
   楽器:たて笛
プロフィール:同じくオロチの部下の一人。とても口が悪くて『黙れカス!』や『うるせーよノロマ野朗』をよく言う。

※「絵は省略ですご了承ください」

という分けで今後書いていこうと思います!

それでは〜。


■ はくたか (113回/2008/11/29(Sat) 18:33:33/No1080)

追加です〜。キャラの技の特徴を入れるのを忘れてました!

ネビル:魔法によってクモのように手の指から無数の糸と出して攻撃する。また、相手を巻きつけて動けなくすることもある。
あるいは魔法で糸を硬直させ、武器にする。

キドウ:魔法でマッチョにし、重いものを軽々と持ち上げて攻撃する。

アンビ:笛の音色で嫌な音や呪いの音などを出して攻撃する。

では!


■ こやまる (363回/2008/12/03(Wed) 06:38:32/No1086)
http://www.murumoya.com/


はくたかさん、おはようございます☆

いろいろなストーリーが思い浮かぶはくたかさん、私も見習わなくては!
次の物語は内容的に多くのシリアス展開が期待出来そうですね。
ミルモの行動には「みんなを巻き込みたくない」というミルモらしい思いが感じられ、もちろんみんなもそんなことを許すこともなくみんなで一丸となってミルモを止めようとし、ミルモvsみんなといった葛藤のシーンもありそうです。
一緒に掲載された新キャラはみんな敵役になるのでしょうか。
どのキャラも本気にさせたら危険な感じが漂います・・・少なくともワルモ団より高い能力を持っていそう。
絵は省略とのことですが、時間のあるときにぜひ挑戦くださいまし。
各妖精の服やほっぺのデザインを見てみたいですし。

それでは今後の連載を楽しみにお待ちしております〜。
では!


■ ムラサメ・シュン (149回/2008/12/07(Sun) 10:13:48/No1089)

はくたかさんこやまるさんこんにちは、
ムラサメ・シュンです。
こやまるさんのいうようにはくたかさんは
いろんなストーリーを書けるので見習いたいですね
今ボクもシュンの旅を書いていますが
その後も色々な小説を書きたいと思います
はくたかさんのキャラクター紹介を見てみましたが
どのキャラクターも非常に悪役として
華のあるキャラクターですね
ボクの書いたシュンの旅の悪役キャラクター
とバトルしたらどうなるのかなんて事も
考えたりします
(僕の書いた悪役は1部だと
洗脳されているキョウジ、改心前のワイズマン、
改心前のボルス、復活した邪神ドゥームなど
2部だとノア、ジェノス、ジェダ、ロウなどです)
後はくたかの次のストーリーが楽しみです
無理せずがんばって下さい
こんな所です。

それでは。










1117/ 筋斗雲に乗れる人は・・・?
□投稿者/ アニス -1回-(2009/01/12(Mon) 17:04:23)

まずは、自己紹介・・・
初めまして♪
アニスと申します(女)。
高校1年生(16)です。
どうぞよろしくお願いします^v^

さて、次に小説を書こうと思ってます♪
皆さん、「ドラゴンボール」って知ってますか?
今回初めてのタイトル「筋斗雲」って言葉がありますよね。
筋斗雲は主人公の「孫悟空」が乗ってる雲です。
その雲は、心が綺麗な人にしか乗れない雲です。
さてさて、小説に入ります。

 〔筋斗雲に乗れるのは?〕
楓とミルモと結木とリルムと日高とヤシチと松竹とムルモとタコの9人は今、松竹ん家に遊びに来てました。

楓「うっわ〜!このお肉おっいし〜♪」
ミルモ「チョコも高級だぜ^皿^」
松竹「皆ー、遠慮しないでどんどん食べてねー^v^」
楓「ありがとう、松竹くん^^」
松竹(どきっ♪)
日高「結木くぅ〜ん、このとうもろこしとってもおいしいのよ〜^v^」
楓「ちょっと日高さんー、何してんのよー!!(怒)」
日高「うっさいわねー!!(怒)」
ヤシチ「このかりんとう本当に絶妙的だな・・・幸せだぁ〜・・・●^v^●」
と、その時・・・
孫悟空「いやっほー」
楓「何あれ?」
結木「男の子が雲に乗ってるぞ・・・」
ムルモ「でしゅー・・・」
孫悟空「んっ・・・くんくん・・・すげーいい匂いがするぞ・・・食い物の匂いだ♪」
で、悟空はミルモたちのところへと向かってく・・・
日高「こっちに来るわよ!」
で、着いて、筋斗雲から降りる・・・
悟空「オッス・・・じゃなくてこんにちは」
楓「こんにちは^^」
ミルモ「この雲すっげーなー」
悟空のお腹が「グゥ〜・・・」
松竹「お腹が空いてるの?」
悟空「あぁ、腹減りすぎて何もやる気がおきないんだ・・・」
松竹「じゃあさ、君も遠慮なく食べてよ」
悟空「いいのか!?いっただっきまぁーす!(よだれ)」
悟空はたくさんと「ばくばくばくばく・・・・」
ミルモたち「・・・・・・・・(汗)」
で、時間が経って・・・
楓「すっすごい・・・」
結木「30人分は食べたんじゃないか・・・?(汗)」
悟空「ねぇ、これもう2つあるか?」
ミルモたち「ガクッ」
日高「化け物かー、あんたは!?」
松竹「もう、材料が切れちゃったんだ、ごめんね(汗)」
悟空「まっいっか・・・腹八分目って言うもんな」
ミルモたち「ガクッ」
タコ「大食い選手で優勝できるんとちゃいますか!?」
楓「そういえば、自己紹介がまだだったわね・・・。
  私、南楓。よろしくね^^」
悟空「オラ、孫悟空だ。」
日高「変わった名前ねー・・・」
結木「俺は、結木摂」
日高「私は、美しい日高安純よ♪」
松竹「僕は松竹香。よろしくね^^」
悟空「よろしくな」
日高「ところであんた、その雲は何?」
悟空「筋斗雲っていうんだ。気持ちいいぞー♪」
日高「もちろん、乗ってもいいわよね?」
悟空「いいけど、乗れるかな・・・?」
日高「何言ってんの?乗れるに決まってんでしょ♪」
日高「ドスッ(落っこちた)」
日高「いたたっ!何なのよー!!(怒)」
悟空「おめー、いい子じゃないな!」
日高「なんですってー!!(怒)」
悟空「だって、筋斗雲は心が綺麗な奴にしか乗れないんだから」
ヤシチ(だったら、無理だな・・・)
日高「どっどうしてかしら・・・美しすぎるのも罪なのかしら・・・!?」
楓「へー、不思議な雲だねー・・・悟空君は、いい子だもんね^^」
ミルモ「へっへー・・・俺が乗ってみっか♪」
楓「ちょっとミルモー!」
ミルモ「ドスッ」
ミルモ「くっそー!何でだー!!(怒)」
楓「大丈夫!?ミルモ」
悟空「ミルモって何だ?」
楓「ギクッ!なっ何でもないよ・・・あははは・・・(汗)」
悟空「ふうん・・・?」
ヤシチ「あーっはっはっはっは!最初から無理だと決まってるではないか!」
ムルモ「僕も同じ意見でしゅ♪(腹黒顔)」
ミルモ「だったらてめーら、乗ってみろよ!!(怒)」
ヤシチ「おう、望むところだ!トウッ!ドスッ・・・ガビ〜ン・・・」
ムルモ「次は僕が挑戦でしゅ!えいっ!ドスッ・・・ガビ〜ン・・・」
ミルモ「けーっけっけっけ」
悟空「オラ、何か、眠たくなってきた・・・ぐーかぐーかー・・・」
日高「寝るの早っ!」
ミルモ「んじゃ、ペータたちを呼んでくるぜ」
リルム「私も参りますわ♪」
ヤシチ「サスケとハンゾーとヤマネに教えてやるのだ」

続く・・・


■ アニス (2回/2009/01/13(Tue) 17:35:14/No1118)

続き・・・

場所は妖精界・・・
ミルモ「おーい・・・お前らー♪」
ペータ「あっ!ミルモだべ^^」
ビケー「一体どうしたんだい?」
ミルモ「もっと面白いことしないか?」
マンボ「面白いことって?」
リルム「来てからのお楽しみですわ♪」
ペータたち「?」

場所は梅園桃ん家・・・
ヤマネ「兄様、どうなされましたか?」
ヤシチ「不思議な雲があるぞ」
サスケ「おいらも楽しみだぜ♪」
ハンゾー「なのらー♪」

で、松竹ん家
ミルモ「じゃじゃーん♪」
ペータ「雲だべ・・・」
ビケー「雲だね♪」
ミルモ「おめーら、乗ってみろよ」
ペータ「んじゃまずは、俺から乗ってみるだべ♪ドスッ!」
ペータ「雲が突き抜けただべ・・・」
ミルモ「筋斗雲ってのはなー、心が綺麗な奴にしか乗れないんだ」
ペータ「ショックだべ・・・(涙)」
ビケー「次は僕が・・・ドスッ!」
ミルモ「やっぱりな^皿^」
ビケー「美しすぎるのも罪な僕♪」
マンボ「よぉーし!次は俺が!!ドスッ!・・・いった〜・・・何でだ〜?」
ミルモ「ははは^^カッコ悪いなー♪」
ペータ「カッコ悪いべ♪」
ビケー「あぁ、カッコ悪いなぁ♪」
ガビン「カッコ悪い・・・」
ヤシチ「本当にカッコ悪い奴だな^皿^」
マンボ「カッコ悪いっていうなー!!(涙)」
サスケ「次はおいらの番だぜ・・・ドスッ!・・・おいら、いい子じゃないぜー(がび〜ん)」
ハンゾー「次は僕なのら〜・・・ドスッ!・・・やっぱり駄目だったのら〜・・・」
サスケ「次はヤマネが乗ってみるんだぜ・・・♪(ドキッ)」
ヤマネ「わかりました・・・!では!ふわっ・・・」
ヤシチ「おぉー!」
ヤマネ「乗れました♪」
サスケ「さっすがヤマネだぜ♪心がピカピカだぜー●>v<●」
マルモ「心が綺麗だったら、わしも乗れるだろう^皿^」
ミルモ「おっ親父ー!?無理に決まってんだろ?(怒)」
マルモ「お前は一言多いんじゃ・・・ドスッ!・・・ガ〜ン・・・」
ミルモ「ひゃーっはっはっは^皿^」
ルンバ「マンボ・・・」
マンボ「ルンバ姉ちゃん!!どうしてここに?」
ルンバ「ポスターで見たの・・・雲の・・・乗ってみていいかしら・・・?」
タコ「いいですぜ!絶対大丈夫だと思いやすで♪」
ルンバ「ふわっ!気持ちいいわ・・・」
マンボ「ルンバ姉ちゃん乗れた・・・!この雲はね、心が清らかな人にしか乗れないんだって・・・」
ルンバ「そうなんだ・・・」
ペータ「んじゃ、俺たちは帰るべ♪」
ミルモ「じゃーなー♪」
クモモ「すみませ〜ん」
マグカップが回収・・・
悟空「ん・・・ん〜・・・」
楓「あっ!起きたわ♪」
日高「あんた、もっと寝てていいのに・・・」
悟空「いろいろとありがとう。オラもう行くね♪」
楓「もう行っちゃうの?」
松竹「もっとゆっくりしていけばいいのに〜」
悟空「また今度来るよ♪」
楓「また遊びに来てね^^」
悟空「あぁ!じゃーなー」
筋斗雲と去って行く悟空・・・
楓「本当にいい子だったね・・・悟空君は・・・♪」
結木「あぁ・・・ああゆういい奴はめったにいないからな・・・たいした奴だ♪」
ミルモ「腹減った〜楓ー、くもっちょ」
楓「え〜っ!またぁ〜・・・」
ミルモ「いいだろ?」
松竹「僕ん家のくもっちょあるよ^^はい♪」
ミルモ「おぉー、松竹太っ腹!いっただっきまー・・・つるっ!」
ミルモの手が滑り、くもっちょがふわっととんで、ヤマネの口の中に・・・
ヤマネ「パクッ!ひっくっひっく・・・」
皆「!!!!」
ヤマネ「うっふっふのふ♪」
ドッカーン!!
ヤマネ「あら・・・?」

完・・・


■ こやまる (379回/2009/01/13(Tue) 22:14:53/No1121)
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アニスさん、こんばんは☆
早速小説の方にもご参加いただいて、私はとてもうれしいです。
妖精がわいわい騒ぐストーリーも楽しませていただきました!

今回は孫悟空がテーマ…ではなくて、あくまで筋斗雲ですね。
ちなみに私もドラゴンボールはマンガもアニメも見ましたよ。
誰もがどこかで一度は見たことのある、まさに国民的マンガ!
それにしても悟空がドラゴンボールの話をしなくてよかったですね。
妖精たちが知ったら、あの手この手と作戦を駆使して、悟空よりも前にドラゴンボールを集めてしまいそうです。

さてマンボ好きのアニスさんのことだから、意外にもマンボが筋斗雲に乗れる展開になるのかも…と思っていたら、やはり乗れませんでしたね(笑)。
絶対乗れるだろうと自信過剰に大きくジャンプしたマンボは、思いっきり尻餅をついていそう・・・カッコ悪い(^◇^;)。
見事乗れたのはヤマネとルンバ…これは誰もが納得ですね。
リルムとガビンはどさくさに紛れてチャレンジしていませんが、もしもチャレンジしていたら・・・やはりダメだったと私は予想します。。。
他に乗れそうな妖精を挙げるとすると、後はアンリとセンリくらいかなぁ。

ぜひまた小説投稿をお願いしますね♪
個人的にはマンボが主役のお話も読んでみたいので、よろしければぜひチャレンジしてみてください〜。
では!


■ アニス (3回/2009/01/14(Wed) 17:34:32/No1122)

ドラゴンボール面白いですよね♪
実は、私の家族全員が好きなんですよ♪
コミックも全巻持ってまして、ドラゴンボールを読み始めたのが、小学3年生の頃でした。弟から「読んでみて」みたいな感じに言われて読んでみたらはまりましたので♪で、アニメはパソコンのYou Tubeで今見ています♪パソコンで見始めたのは、高校に入ってから5月に見始めました♪

確かに、悟空がドラゴンボールの話をしなくてよかったです(冷汗)

はい、マンボはいい人だけども、いいかげんなところもありますので、やはり乗れないっと思ってたんです^^;まぁ、マンボのカッコ悪いところがかわいいところなんですけど・・・^^;
リルムとガビンは、はい、私も乗れないと思います^^;
アンリとセンリは絶対に乗れますね♪
後、乗れる人は・・・住田君とパンタくらいですね・・・。

はい、分かりました♪
喜んで書きたいです●^v^●


■ こやまる (380回/2009/01/17(Sat) 21:24:53/No1125)
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アニスさん、こんばんは☆

家族全員でドラゴンボール…すごいですね〜。
私はフリーザあたりまでしか覚えていませんが(^^;、一番好きな場面はピッコロ大魔王編かな。。

それはさておき、
>まぁ、マンボのカッコ悪いところがかわいいところなんですけど・・・^^;
私も同感です。
そんなマンボは意外にも女の子にモテそうな気もしますが、ルンバ姉ちゃんが大好きなマンボはおとなしめな女の子に恋をしそうな気がします。
(この意見、いろいろなところでツッコミが入りそうだな…)

>後、乗れる人は・・・住田君とパンタくらいですね・・・。
住田くんはいい人だけどよい子ではないので残念ながら…(^◇^;)。
パンタの性格はむしろ悟空に近いといった感じかな。

では!




952/ 一番えらいぞ!ワルモ団!
□投稿者/ たかりん -1回-(2008/08/28(Thu) 23:45:56)

楓達が学校から帰るときにミルモ達はワルモ団に出会った!
イチロー「ミルモ!今日こそお前の最後だ!」
ジロー・サブロー・シロー・ゴロー「最後だ!」
結木君「ワルモ団・・・」
ミルモ「・・・ったくまたかよ!?しつけーな!」
ヤシチ「しつこい元首領どもだ!」
安純「あんた達いいかげんに諦めたら?」
ムルモ「しつこいでしゅよ!」
松竹「そろそろ疲れない?」
イチロー「う、うるさいうるさい!くらえ!」
ワルモ団「ワルモで・・・」
ワルモ団が魔法をかけようとすると先にミルモが、
ミルモ「ケツアタ〜ック!」
と言って攻撃した。
ワルモ団「どわぁ〜!」
イチロー「先に攻撃するなんて卑怯だぞ〜!」
ジロー・サブロー・シロー・ゴロー「卑怯だぞ〜!」
きら〜ん!
と言って飛んで行ってしまった。
ミルモ「あいつらの攻撃が遅すぎるんだ!」
ムルモ「まったくしつこい連中でしゅ!」
ミルモ「ああ!楓〜、早く帰ってくもっちょ買いに行こうぜ!」
楓「はいはい!」
と言って楓達は帰っていった。
ハツメ「ついに出来た〜!これさえあればみんなは・・・」
その頃ハツメという妖精はある薬を完成させて人間界に(ワルモ団の基地の近く)たどり着いた。
ハツメ「さ〜て、誰に試そうかな〜?」
と言ってさっき作った薬を取り出したとき、運悪く子供の投げたボールが当たった。
ハツメ「きゃっ!!」
ハツメはボールが当たり、気を失ってしまった。その頃基地にワルモ団が帰ってきて、
イチロー「くそーミルモのやつ・・・」
ジロー「オレ達が魔法をかける前にケツアタックをくらわせるとは・・・」
サブロー「まだ攻撃してないのに・・・」
シロー「せめてオレ達が攻撃してからにしろよな!」
ゴロー「まったくだ!」
イチロー「ん?あれは誰だ?」
イチローは倒れているハツメに気づいた。
ジロー「誰だこいつは?」
サブロー「見かけん顔だな!」
シロー「何で気を失ってるのだ?」
ゴロー「ボールでも当たったのかな?」
イチロー「だとしたらマヌケなやつだ!ん?これは何だ?」
イチローは落ちているお菓子(薬)の包みを拾った。
ジロー「何だそれは?」
サブロー「こいつのか?」
シロー「うまそうだから食ってやろう!」
ゴロー「勝手に食べていいのか?」
イチロー「ここに落ちているからといってこいつのとは限らん!手放したということはもうこいつの物ではないからオレの物だ!そういうことで・・・」
ジロー「ちょっと待てイチロー、オレにもよこせ!」
サブロー「いいや、オレによこせ!」
シロー「何を言う、オレの物だ!」
ゴロー「オレも食いたい!」
と言ってワルモ団達が言い争いをしているとその声にハツメは目が覚めて、
ハツメ「ううん・・・なぁに?・・・あっ!」
ハツメはワルモ団が持っているお菓子(薬)を見て、
ハツメ「ダメ!それは私のよ!」
と言ってワルモ団から取り上げようとすると、ワルモ団はびっくりして、
ワルモ団「うわっ!」
と言ってお菓子(薬)から手を離すと、そのお菓子はイチローの口の中に入った。
イチロー「むぐっ・・・なかなかうまいお菓子だ!」
ハツメ「ああ〜っ!!食べちゃった!」
ジロー「ずるいぞイチロー!」
サブロー「オレだって食いたかったのに・・・」
シロー「少しくらい残してくれたっていいだろ!」
ゴロー「どんな味だったのかな?」
イチロー「うるさ〜い!オレのせいじゃない!静まれ!」
と言うと、みんなはイチローに、
ジロー・サブロー・シロー・ゴロー・ハツメ「はい!かしこまりました!」
と言ってひれ伏した。
イチロー「ん?どうしたのだお前達!」
ジロー「ん?」
サブロー「あれ?」
シロー「どうなってるんだ?」
ゴロー「何で土下座するんだ?」
と言って不思議がっていた。
イチロー「おい、お前!」
ハツメ「な、何よ?」
イチロー「これはどういうことだ?」
ジロー「何でオレがイチローに土下座しなくちゃいけないんだ?」
サブロー「しかし、体が勝手に動いたぞ!」
シロー「やりたくもないのに・・・」
ゴロー「お菓子を食ったのはイチローだぞ!」
イチロー「オレが食ったのはどういう物なのか説明しろ!」
と言うとハツメはまたひれ伏して、
ハツメ「はい、実はそれは『ヒレフスフレ』と言って、他の者は食べた者の命令に絶対に服従するという物なんです・・・あっ!」
ハツメ(言いたくないことまで口が勝手に・・・)
イチロー「な、何〜!?」
ジロー「それはすごい!」
サブロー「これさえあれば・・・」
シロー「無敵じゃないか!?」
ゴロー「まったくだ!」
イチロー「これさえあれば、我らの長年追いつづけてきた王国打倒も夢じゃない!」
ジロー「うんうん!」
サブロー「しかし、今のままだとイチローの言うことしか聞かないぞ!」
シロー「オレ達は食べてないからな!」
ゴロー「オレも食べたかったな!」
イチロー「よ〜し!それなら、おい!」
ハツメ「はい!」
イチロー「これからこいつらの分も作って来い!」
ハツメ「は、はい!」
と言ってからハツメはマグカップに入って妖精界に帰った。
イチロー「早く作って来いよ!」
ジロー「イチロー!」
サブロー「おまえ、さえてるな!」
シロー「それに友達想いなやつだな!」
ゴロー「感動したぞ!」
と言ってゴローはほろりと泣いた。
シロー「ばか、泣くやつがあるか!?」
イチロー「よ〜し!あいつが帰ってくるまでミルモを倒す作戦を立てるぞ!」
ジロー・サブロー・シロー・ゴロー「お〜!!」
それから何分かしてハツメが帰ってきた。
ハツメ「作ってきたよ・・・」
ワルモ団「おお〜!!」
それからジローとサブローとシローとゴローはヒレフスフレを食べた。
イチロー「よ〜し!さっき考えた作戦でミルモにさっきの仕返しをするぞ!」
ジロー・サブロー・シロー・ゴロー「おう!」
イチロー「お前もついて来い!」
ハツメ「え!?私もついて行くの?」
イチロー「何だ?逆らうのか?」
ハツメ「い、いえ!」
と言ってハツメはまたひれ伏した。ハツメは、
ハツメ(もう・・・何でワルモ団なんかにひれ伏さなくちゃいけないのよ!)
と思っていた。
ミルモ「くもっちょ、くもっちょ、待ってろよ〜♪・・・」
その頃ミルモは歌いながら、楓とスーパーから帰る途中だった。そこへワルモ団が現れて、
ワルモ団「ワルモ団、参上!」
イチロー「ミルモ、今度こそお前の最後だ!」
ミルモ「な〜んだ、またお前達か!オレ様は今から帰ってくもっちょ食うからまた今度な!」
イチロー「ふん、そんなこと言っていいのか?」
ミルモ「何だと?ん?そいつは誰だ?」
ミルモはワルモ団と一緒にいるハツメを見て言った。
イチロー「こいつは我々の家来のハツメだ!」
ハツメ「家来じゃない!」
イチロー「何だ?我々に逆らうのか?」
ジロー・サブロー・シロー・ゴロー「逆らうのか?」
ハツメ「い、いえ、とんでもありません!」
と言ってハツメはまたひれ伏した。
ミルモ「おいおい、おめぇそんなやつらに土下座することねぇぞ!」
ハツメ「私だってしたくてしてるんじゃないもん!」
ミルモ「はぁ?さてはワルモ団、こいつに何かしやがったな!」
イチロー「おいミルモ!さっき我々をいじめたことを謝れ!」
ジロー・サブロー・シロー・ゴロー「そうだ、謝れ!」
ミルモ「うわっ、何だ!?体が勝手に・・・」
と言うと、ミルモもひれ伏して、
イチロー「「先ほどはどうもすいませんでしたワルモ団様!」と言え!」
ミルモ「さ、先ほどはどうもすいませんでしたワルモ団様!」
ワルモ団「おお!」
イチロー「あの生意気なミルモが・・・」
ジロー「あのいやしいミルモが・・・」
サブロー「あのめったなことでは謝らないミルモが・・・」
シロー「簡単に謝ったぞ!」
ゴロー「しかも土下座しながら!」
楓「ミルモ、何やってんの!?」
ミルモ「くそ〜!何でオレがワルモ団なんかに土下座しながら謝らなくちゃいけねぇんだ〜!?くらえ〜!!」
と言ってからミルモが攻撃しようとするとワルモ団は、
イチロー「まだまだ反省が足らんようだな!もう1回謝れ!」
ジロー・サブロー・シロー・ゴロー「さっきと同じ事をもう1回言って謝るのだ!」
ミルモ「さ、先ほどはどうもすいませんでしたワルモ団様!」
イチロー「おお!」
ジロー「また謝ったぞ!」
サブロー「いい気味だ!」
シロー「胸がす〜っとするな!」
ゴロー「まったくだ!」
ミルモ「ちくしょ〜!」
ミルモが悔しがっていると、そこへ結木君とリルムが通りかかり、楓達に気づいた。
結木君「ん?南!」
楓「結木君だ〜!結木く〜ん!」
ミルモ「こら〜!楓〜!」
ミルモが呼ぶにもかかわらず、楓は結木君のほうへ行ってしまった。
結木君「ん?あれは、ワルモ団じゃないか?」
楓「そうなの!実は今大変なことに・・・」
イチロー「おい、お前らもこっちへ来い!」
とイチローが呼ぶと、楓達の体が勝手にワルモ団のほうへ向かって行った。
結木君「な、何だ?」
楓「体が勝手に・・・」
リルム「どうなってますの?」
そう言いながら、楓達はワルモ団のほうへ行った。
イチロー「思い知ったか!」
ジロー「もうお前達は・・・」
サブロー「我々の命令に・・・」
シロー「従わずにいられんのだ!」
ゴロー「ハツメの作ったヒレフスフレのおかげでな!」
ミルモ「ヒレフスフレ?何だそりゃ?」
ハツメ「それを食べると、他の人は食べた者の命令に絶対に逆らえなくなっちゃうのよ!」
ミルモ「何〜?何でそんな物ワルモ団なんかに食わせたんだよ!?」
ハツメ「私だって食べさせたくて食べさせたわけじゃないもん!事故で食べちゃったんだもん!」
と言っているとムルモとヤシチがやってきた。
ムルモ「お兄たま達、何やってるんでしゅかね?」
ヤシチ「ミルモ達は何をしておるのだ?」
と言っているとワルモ団が2人に気づいて、
イチロー「ヤシチと第2王子のムルモもこっちへ来い!」
ジロー・サブロー・シロー・ゴロー「こっちへ来い!」
と言うと、またヤシチとムルモの体もワルモ団達のほうへ向かっていった。
ヤシチ「ど、どうなっておるのだ?」
ムルモ「体が勝手に動くでしゅ!」
それからヤシチとムルモがワルモ団の方へ行くと、ミルモ達を見て、
ムルモ「お兄たま、何ワルモ団なんかに土下座してるんでしゅか?」
ヤシチ「それにそいつは誰だ?」
ミルモ「こいつの作った物のせいでオレ達は今ワルモ団に逆らえねぇようになってるんだ!」
ヤシチ「何だと?」
ムルモ「そんなはずないでしゅよ!」
イチロー「そんなはずがあるのだ!それなら試してやろう!おい、ミルモとリルムとヤシチとムルモ!今から町中のお菓子を集めて来い!決してお前達は食べるなよ!」
ミルモ・リルム・ヤシチ・ムルモ「は、はい!」
楓「え〜!?そんなことしちゃだめだよ!」
ミルモ「そんなこと言われても逆らえねぇんだよ!」
リルム「お許し下さい!楓様!」
ヤシチ「拙者も逆らえんのだ!」
ムルモ「僕だってそんなことやりたくないでしゅよ!」
しかし、ミルモ達は飛んで行ってしまった。
イチロー「よし!王国打倒の前に人間界で沢山お菓子を食べるぞ!」
ジロー・サブロー・シロー・ゴロー「食べるぞ!」
とワルモ団が言っている頃ハツメは、あることを思いついて、
ハツメ「あの、ワルモ団のみなさん・・・」
イチロー「何だ?」
ジロー「そういえば、ハツメもお菓子の回収に行かせなければ・・・」
ハツメ「あっ、あっ、あの!実は、さっきのヒレフスフレなんですけど、まだあれだけだと1日しか効果が無いんですよ!」
ワルモ団「何〜!?」
ハツメ「だから、今から私が永久に効くもう1つの足りない分の薬をを5人分作ってきます!」
イチロー「おお、それは気が利くな!」
楓「ええ?そんなことしたら逆効果になっちゃうよ!」
イチロー「うるさい、黙れ!すぐに作って来い、ハツメ!」
ハツメ「は〜い!」
と言って、ハツメはマグカップを通って妖精界に帰って行き、その頃ミルモ達は町中からお菓子を集めてきた。
イチロー「おお!」
ジロー「夢のようだ!」
サブロー「お菓子がいっぱい!」
シロー「すごい量だ!」
ゴロー「よくやったな!」
イチロー「では食べるとするか!」
ジロー・サブロ・シロー・ゴロー「そうするか!」
イチロー「お前達はそこで見ていろ!」
と言うと、ミルモ達はお菓子のほうに行きたくても行けなかった。
イチロー「うまいうまい!」
ジロー「美味だな!」
サブロー「最高だ!」
シロー「ほっぺが落ちそうだ!」
ゴロー「食べても食べても減らないぞ!」
と言って食べていると、ミルモ達はよだれをたらしながら、
ミルモ「ちくしょ〜!」
リルム「うらやましいですわ!」
ヤシチ「あれを集めたのは拙者達だぞ!」
ムルモ「僕も食べたいでしゅ!」
と言っていると、タコスが通りかかった。
タコス「みなさん、何してはるんですか?うわ〜!すごいお菓子の量!でも珍しいですな〜!ミルモさん達が行かないなんて!」
ミルモ「行きたくても行けねぇんだよ!」
タコス「へ?何ででっか?」
リルム「ワルモ団さんの食べたヒレフスフレというお菓子のせいで・・・」
ヤシチ「拙者達は逆らえんようになってるのだ!」
ムルモ「おタコしゃんもここにいたら危ないでしゅよ!」
タコス「けど、ミルモさん達をほっとくわけにもいかへんやろ!」
と言うと、タコスはワルモ団達のほうに行った。
タコス「こら〜!何してんのや〜!」
と言うと、ワルモ団が気づいて、
イチロー「げっ!タコス兄さん!いや、しかし、今の我々には恐いものなどない!」
ジロー・サブロー・シロー・ゴロー「そうだそうだ!」
イチロー「おい、お前もミルモ達と一緒に向こうでこのお菓子を見ておけ!」
とイチローが言ったが、タコスは従わない。
イチロー「あれ?」
ジロー「おい、ミルモを殴れ!」
サブロー「ミルモの前でずっと踊れ!」
シロー「ミルモにタコ光線をくらわせろ!」
ゴロー「ミルモにああいうことしろ!」
タコス「・・・・・」
これだけ言ってもタコスは従わないのだ。
イチロー「どうなっているのだ?」
ミルモ「効き目が無くなったのか?」
イチロー「そんなはずは・・・おいヤシチ!なわとびをしろ!」
ヤシチ「うわぁ〜!体が勝手に〜!」
と言ってヤシチは縄跳びをした。
イチロー「ヤシチは従うのにどうしてこいつは従わんのだ?」
タコス「従う?って何で僕がワルモ団に従わなあかんねん?」
楓「ワルモ団は今ハツメちゃんの薬で誰も逆らえないようになってるんだよ!」
タコス「ほほ〜!ひょっとして、僕が従わんのは超電子機能を搭載したロボットだからやろか?」
ワルモ団「何〜!?」
結木君「異世から来たのもあるかもな。」
タコス「ワルモ団の皆さん、タコ光線ならあんたらにくらわしたるわ〜!!」
と言ってワルモ団はタコスのタコ光線をくらった。
ワルモ団「ぎゃ〜!!」
ミルモ「いいぞ、タコ!」
リルム「すごいですわ!タコ様!」
ヤシチ「はぁ・・・やるなタコ・・・」
ムルモ「おタコしゃましゃまでしゅ!」
ヤシチは縄跳びをしながら苦しそうに言った。
イチロー「くそ〜!しかし、ミルモ達は言うことを効くからいいもんね〜!」
ジロー・サブロー・シロー・ゴロー「ね〜!」
と言っているとハツメが帰ってきた。
ハツメ「ワルモ団のみなさん!作ってきましたよ!」
イチロー「おお、よくやったぞ!」
ワルモ団はお菓子(薬)をハツメから受け取って、
ワルモ団「あ〜ん!」
と言って食べた。
楓「ああっ!」
タコス「楓さん、あの薬何でっか?」
楓「あの薬を飲むとワルモ団に永遠に逆らえなくなっちゃうんだよ!」
タコス「何やて!?あの子ワルモ団の見方なんでっか?」
楓「そうじゃないみたいなんだけど・・・」
イチロー「これで我々の命令にはタコス兄さん以外は永久に逆らえんのだ!」
ジロー・サブロー・シロー・ゴロー「は〜はっはっは!」
ハツメ「・・・あ〜っはっはっは!だ〜まさ〜れた〜!だからワルモ団はマヌケだって言われんのよ!」
ワルモ団「何だと〜!?おい、我々に謝れ!」
ハツメ「やだよ〜だ!謝る必要なんかないもん!」
イチロー「何!?」
ジロー「どうなっているのだ?」
サブロー「なぜこいつは従わないんだ?」
シロー「まさか、こいつだけ封じる薬でも作って飲んできたのか?」
ゴロー「ええ〜!?」
と言っているとヤシチは縄跳びをするのをやめれた。
ヤシチ「はぁ・・・はぁ・・・やっとやめれた・・・」
それを見たワルモ団は驚いた。
イチロー「何〜!?」
ハツメ「あんた達が飲んだ薬は実は解毒剤だったのよ!だいたいさっきのが永久に効くやつじゃなくてもワルモ団なんかに永久に効く薬を作って持ってくるはずないじゃん!」
ジロー「それじゃあさっきの薬は・・・」
サブロー「もう永久に効いていたのか・・・」
シロー「そうとは知らず・・・」
ゴロー「騙されて飲んでしまった・・・」
とワルモ団が言っていると、ワルモ団は後ろに悪寒を感じた。
ミルモ「覚悟はいいかワルモ団!」
リルム「よくも好き放題やってくださいましたわね!」
ヤシチ「ゆ、許さんぞ!」
ヤシチ「お仕置きでしゅ!」
ワルモ団「うわあぁ〜!!」
ミルモ・リルム・ヤシチ・ムルモ「おりゃ〜!!」
ワルモ団「ぎええぇぇ〜〜〜!!」
ミルモ「とどめのコークスクリューケツアタ〜ック!!」
ワルモ団「ひええぇぇ〜!」
きら〜ん!
ハツメ「みなさん、私のせいでひどい目にあってごめんなさい!」
楓「もういいよ!」
ミルモ「ったく、あんな物もうワルモ団なんかに飲ませるなよ!」
ハツメ「はい、もうあんな薬は作りません!」
ミルモ「ばかやろ〜!もう作るななんて言ってねぇだろ!」
ハツメ「は?」
ミルモ「今度はオレのために作って持って来い!」
みんなは、どて〜っとずっこけた。

おまけ
楓「ミルモ!」
リルム「ミルモ様!」
ミルモ「じ、冗談だよ、冗談!」
楓とリルムの恐い顔を見て、ミルモは汗をたらしながら言った。

おわりです


■ こやまる (311回/2008/09/03(Wed) 01:48:30/No959)
http://www.murumoya.com/


たかりんさん、こんばんは☆
そして初めまして!
ムルモ屋本舗の管理人のこやまるです。
この度は小説を投稿いただきありがとうございました(^^)。

ミルモやワルモ団を始め、各キャラの特徴がとてもオリジナルに忠実に描かれていて、まるでアニメを見ているかのような錯覚を覚えました。
「しつこい元首領どもだ!」と馬鹿にしながらもワルモ団を”元首領”と呼ぶヤシチ、慌てながらも「う、うるさいうるさい」と反論するワルモ団など、ひとつひとつの細かな挙動がちゃんと描かれていて完成度が高いです。

そんな中登場したオリフェのハツメ、アニメミルモのゲスト妖精(コロロやハルノなど)が持ち合わせている「お騒がせっぷり」を見事に発揮していますね。
彼女は一歩間違えれば世界の破滅を招くほどの危険なお菓子を何気に持ち込んでいますが、それを利用したのがワルモ団で本当によかったです。
その危険な薬を軽々と作り出すハツメの設定もまた気になりますね。
毎日研究に没頭するマニアなのか、それとも天才科学者の助手を務めるおっちょこちょい妖精なのか、そのビジュアルも含めて興味深いです(どんな感じなのでしょう?)。

そしてラストのオチもバッチリ決まっていますね!
ミルモは「冗談だよ」と言いつつも半分本気で言ってそうな気がする…(^^;。
いや、楓とリルムに見つからないように、こっそりハツメに「なぁ、オレにその薬を少しだけ分けてくれよ」と近づきそうですね。

小説の続編、ハツメの詳細など、またの投稿をお待ちしております。
出来れば通常掲示板にて自己紹介なども行っていただけるとうれしいです。
では!


■ ゆり (3回/2009/01/18(Sun) 22:25:35/No1129)

たかりんさん、はじめまして。ゆりです。
いやー長い小説でしたね!
>アニメを見ているよう
こやまるさんのいうとおり、アニメをみていたようでした!
非常に完成度が高かったです!次回作を期待してます!


■ アニス (5回/2009/01/21(Wed) 16:55:16/No1130)

とっても面白かったです♪
私もこやまるさんとゆりさんと同意見でアニメを見ているようでした。
ハツメの顔が想像できますね♪
たかりんさんのお話楽しみにしてます♪




1134/ サスケのパートナー♪鈴木由美♪
□投稿者/ アニス -6回-(2009/01/22(Thu) 11:43:57)

今回のお話は、私が小学4年生の頃から考えてたお話です。

〜わがままフェアリー☆ミルモでポン!12話『美少女由美ちゃん』

ヤシチは安純の部屋の掃除が終わって・・・
ヤシチ「ふー、やっと終わったー・・・」
サスケとハンゾーのマグカップが出て・・・
サスケ「兄貴ー、遊びに来たぜー♪」
ハンゾー「なのらー♪」
サスケ「兄貴、ちょっといいかだぜ?」
ヤシチ「何だ?」
サスケ「俺たちもっと、兄貴の役に立ちたいぜ。だから、俺たちも人間界へ暮らしたいんだぜ♪」
ヤシチ「って言ってもなー、お前たちもここに暮らすとかりんとうが食べれなくなっちゃうからなー・・・」
ハンゾー「だったら僕たちも人間のパートナーを探すのらー♪」
サスケ「それがいいぜー!!」
ヤシチ「しかしなー、お前たちが人間界へか・・・サスケとハンゾー、どうやって探すん・・・っていなーい!!」
サスケとハンゾーはいつの間にか外へ出て行った・・・
公園でミルモとリルムとムルモと楓がいた・・・
サスケ「あっ!ミルモたちだぜ!!」
ミルモ「あーっ!ヤシチのおまけか・・・」
サスケとハンゾー「ガクーっ」
ミルモ「ありっ!?今日はヤシチとは一緒じゃないのか・・・さて、お前たちまた何かたくらんでるな!!」
サスケ「違うぞ!!俺たちは人間のパートナーを探してるんだぜ!!」
ハンゾー「今日は何もたくらんでないのらー!!」
リルム「まぁ、サスケさんとハンゾーさんが・・・」
ムルモ「以外でしゅ・・・」
楓「そうだ!ミルモー、ムルモちゃんのパートナー探しに使ったケパパ君と一緒に探してやろうよ!!」
サスケとハンゾー「??」
リルム「私も協力しますわ♪」
ミルモ「え〜!!めんどくせ〜・・・俺はやだね!!」
楓「チョコケーキ買ってあげるからー!!(汗)」
ミルモ「わーったわーった手伝うからー!!」
ケパパを出して・・・
サスケ「こんなんで本当に相性のいい奴が決まるか・・・?」
ムルモ「心配ないでしゅよ♪」
ケパパの反応が鳴った・・・
ミルモ「この近くにいるはずだな・・・」
その時に、偶然結木に会う・・・
楓「あーっ!結木君だー♪」
結木「南たち、こんなとこで何してるんだ?」
ミルモ「サスケとハンゾーのパートナーを探してるんだ」
結木「俺も手伝うよ」
楓「ありがとう^^」
安純が来て・・・楓を蹴った・・・
楓「痛いじゃないのー!!(怒)」
安純「結木君に近づくなんて生意気なのよー!!(怒)」
ミルモたち「・・・(汗)」
次に松竹の車が通って・・・
松竹「南さーん^^」
楓「松竹君^^」
松竹「皆で何してんの?」
楓「あのね、かくかくじかじか・・・なの」
安純「あんたたちが人間のパートナーねー・・・」
サスケとハンゾー「わくわく」
ミルモ「とりあえず、行くぞ!!」
場所は、駄菓子屋さんで小学生の女の子3人と店長のおばあさんがいた・・・
ケパパ「あの女性の方とハンゾーさんの相性がばっちりと思いやすで」
サスケ「俺じゃないのか・・・」
ハンゾー「え〜!?おばちゃんは嫌なのらー!!」
ケパパ「違うでやんす!あの金髪の美人の方でやんす」
ミルモ「おー!!可愛いじゃねーかー(ハート目)」
リルム「ミルモ様ー!!(怒)」
安純「ふんっ!たいしたことないじゃないの!!(怒)」
楓「本当に可愛い子ー・・・♪」
ケパパ「さあ、ハンゾーさんの小指とあの方の小指をつなげて・・・」
ピピピピッ
ケパパ「100%でやんす!」
ハンゾー「やったのらー●>v<●」
サスケ「ハンゾーだけずるいぜー!!」
楓「ハンゾー君、おめでとう^^」
ムルモ「以外でしゅ・・・ハンゾー君にはもったいないでしゅ(腹黒顔)」
ミルモ「さっそくハンゾーのマグカップを持って行くぞ!」
で、皆安純の家に向かう・・・
安純の家・・・
楓はマグカップを持って、皆とまた駄菓子屋へ向かう・・・
しかし、楓の持って行ったマグカップは、サスケのマグカップ(水色)だった・・・
安純の家には、ハンゾーのマグカップがぽつんとあった・・・

ーCM−・・・


■ アニス (7回/2009/01/22(Thu) 13:13:54/No1135)

皆が駄菓子屋に着いた・・・
楓「よかったぁー・・・まだいて・・・でも、どうやって渡そう・・・」
安純「普通に話しかければ簡単よ♪」
安純「ちょっとあんた」
美少女「あんた誰?」
安純「あんた何なの〜!!!??その態度は〜!!???(怒)」
楓「ひっ日高さんーっ!!あっあのね、あなたにこれを渡したくて^^;」
美少女「ふーん・・・でも、金は出さないから!」
楓「いっいいの><;;あっあなたの名前を教えて!!^^;」
由美「私は鈴木由美。あんたは?」
楓「私は南楓;」
由美「千草、美保、今日は帰ろうか・・・」
千草「うん」
美保「今日は変な日ねー・・・」
で、由美と千草と美保は別れて、楓たちは由美の後をつける
由美の家は一軒家・・・
由美「ただいまー・・・」
麻利(由美の妹)「おかえりー」
可憐(由美の姉)「あんた何持ってんの?」
由美「あぁーこれ?南楓って女にもらったの。姉ちゃん、空けて」
可憐「うん。ガサッ!マグカップよ。可愛いわねー」
由美「うん。でもどーせならピンクがよかったけど・・・」
由美は自分の部屋へと向かってく・・・
由美はマグカップを見つめて、下の文字に気付く・・・
由美「何々?『このマグカップにレモンティーを注ぎながら願いを言うと、妖精があなたの願いを叶えてくれます』・・・はぁ?妖精かー・・・いたらいいんだけどなー☆願いはもう、当然あれよ!でも、何であんな字が読めるんだろ・・・??」
由美はレモンティーを持って部屋へ行く・・・
由美「私鈴木由美は将来、大人気の女優になりますように・・・♪」
し〜ん・・・
由美「やっぱ、妖精なんてただの子供だましねー・・・漫画じゃあるまいし、アホくさー・・・」
カップが光った・・・
由美「!?」
サスケ「いたたたっ・・・俺のパートナーもう決まってたのか・・・ちらっ!」
由美「えぇぇぇぇー!??」
サスケ「あれ?お前は確か、ハンゾーのパートナーになるはずの・・・なんで俺が?」
由美はサスケのそばから離れてテニスのラケットを持つ
サスケは由美に近づいてく・・・
由美「来るな!あんた本当に妖精??(汗)」
サスケ「そうだぜ!」
由美「妖精って、本当にいたんだ・・・何か、嬉しいなー・・・♪」
ピンポーン
可憐「はぁーい」
ガチャ
可憐「あのー、どちら様ですか?」
楓「わー、綺麗な人ー・・・」
ヤシチ「今日はよくべっぴんさんに出会うなー・・・♪」
ミルモ「あぁ・・・♪」
安純「ヤシチ!いたらいたで言いなさいよ・・・」
楓「あのー、由美さんに会わせてください・・・;」
可憐「上がったら?」
楓「あっありがとうございます!」
由美の部屋に行った・・・ガチャ
由美「あんたたち、さっきの!!って、妖精がいっぱい!?」
ミルモ「よう!」
リルム「初めましてですわ^^」
由美「あんたたちも、妖精と住んでんのー??」
楓「うん・・・^^;ごめんね、妖精をどうやって説明していいのか分からなくて・・・;」
由美「いいのいいの!!サスケに会えて嬉しいからさー・・・●>v<●」
楓「サスケ君!?何で由美ちゃん家に?」
ミルモ「楓、おめー、まさか、サスケとハンゾーのマグカップを間違って持ってきたんじゃ・・・!?」
楓「うん・・・><;そうかも・・・」
安純「馬鹿・・・」
由美「ハンゾーって??」
サスケ「俺、ハンゾーを呼んでくるぜ!」
ヤシチ「拙者も行く!!」
ヤシチとサスケは安純の家に向かう・・・
由美「ねぇねぇ、ハンゾーって何?間違ったって何が?」
楓「あのね、かくかくじかじかな訳なの・・・」
由美「ふうん・・・サスケの友達ねー・・・本当はハンゾーと言う妖精と暮らすつもりだったんだ・・・」
ミルモ「あぁ」
安純の家
ハンゾー「えぇー!?サスケが僕と間違えたのらかー?」
ヤシチ「あぁ・・・」
サスケ「今から由美ん家に行くか?」
ハンゾー「行くのら!!」
で、ヤシチたちは、由美ん家に着いた・・・
ヤシチ「おーい」
由美「この子がハンゾーなの?」
サスケ「だぜ」
ハンゾー「由美にお願いがあるのら」
由美「何?」
皆「??」
サスケ「ハンゾー?」
ハンゾー「サスケと仲良くして暮らしてほしいのら^^」
サスケ「!?じゃあ、ハンゾーはどうするんかだぜ?」
ハンゾー「明日また、新しいパートナーを探すのら」
由美「わかったわ♪よろしくね、サスケ^^」
サスケ「よろしくだぜ^^あっ!でも、今日だけハンゾーを泊まらしてほしいぜ」
由美「もっちろん!」
ハンゾー「ありがとうなのら☆」
皆「♪」
由美「あっでも、姉ちゃんと麻利に見せるとすごく驚くと思うけど・・・」
楓「大丈夫!!妖精は呼び出した人にしか見えないから♪」
由美「へぇ〜・・・不思議ね〜・・・」
で、夜・・・
由美の家・・・
由美「ハンゾーのパートナー探しかー・・・千草と美保のどっちかにしよっかなー・・・?」
サスケ「ハンゾーはどんなパートナーになるんか楽しみだぜ♪」
ハンゾー「もう、ミルモたちには頼まないのらー・・・」
楓ん家・・・
ミルモ「はぁっはぁ・・・ファックション!!」
楓「ミルモー、大丈夫?」
ミルモ「あぁ・・・!?」

ー12話終わりー・・・

次は、ハンゾーのパートナー探しになります♪
次回13話『ハンゾーの苦労』
お楽しみに♪


■ アニス (8回/2009/01/22(Thu) 13:28:23/No1136)

今回の人物おさらい・・・

●名前・・・鈴木由美(すずきゆみ)

●学校・・・梅園桃と同じ学校・・・桃と同じクラス(小学6年)

●身長141cm(ちなみに桃は、139cm)

●性格・・・漫画のこと好き
      ちょっぴり怒りっぽい
      ツンデレ
      ちょっぴりナルシスト
      恋愛には興味なし!

●年齢・・・12歳(桃と同い年)

●家族・・・父
      可憐(姉・高校1年生)
      麻利(妹・小学2年生)

●将来の夢・・・女優


■ アニス (9回/2009/01/22(Thu) 13:30:55/No1137)

今回の人物おさらい・・・

●名前・・・鈴木由美(すずきゆみ)

●学校・・・梅園桃と同じ学校・・・桃と同じクラス(小学6年)

●身長141cm(ちなみに桃は、139cm)

●性格・・・漫画のこと好き
      ちょっぴり怒りっぽい
      ツンデレ
      ちょっぴりナルシスト
      恋愛には興味なし!

●年齢・・・12歳(桃と同い年)

●家族・・・父
      可憐(姉・高校1年生)
      麻利(妹・小学2年生)

●将来の夢・・・女優

●髪型・・・ロングヘアーの金髪
      髪は結んでいない
      ストレート


■ こやまる (384回/2009/01/24(Sat) 08:58:16/No1143)
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アニスさん、おはようございます☆
また新たな小説投稿をありがとうございます(^^)。
早速読ませていただきましたよ♪

今回はサスケとハンゾーのパートナー探しのお話・・・よく考えてみると、ヤマネは桃ちゃんのパートナーになったのに、サスケとハンゾーは誰のパートナーにもなっていなかったですね。
でも二人の性格を考えると、今回のアニスさんのストーリーのように、パートナー探しはすんなり上手くとはいかなそうです。

・・・今回は楓のミスにより間違ってサスケが…。
マグカップを渡す時点でミルモ達も気がついたはず・・・なので、ミルモ達にいまいち真剣さが感じられなかったり…(^^;。
由美とサスケは相性未知数なだけに大丈夫か?と心配でしたが、ひとまず出会いの瞬間はいい感じでしたね。
でもちょっぴり気の強い由美なので、この先サスケとケンカにならないか心配ではあります。。

それにしても駄菓子屋にて中学生の女の子が小学生に声をかけるのはとても違和感を感じる光景ですね(笑)。
それでは次回、今度こそのハンゾーも楽しみにお待ちしてます。

ところで話数がいきなり12話なのですが、これには何か理由があるのでしょーか?(^^;
では!


■ アニス (10回/2009/01/24(Sat) 13:39:42/No1144)

こやまるさん、感想をありがとうございます^^
とっても嬉しいです♪
本当に小学4年生の頃から考えてたストーリなんです>v<
ちなみに最終回までも考えています♪(みんないっしょにミルモでポン!)

まぁ、由美とサスケはケンカはしますね^^;
後、サスケはヤマネのことが好きですので、由美がサスケの応援をしてやる場面も考えてます>v<

はい!『美少女由美ちゃん』を12話にしたのは、サスケとハンゾーは8話に初登場ですので、少しの間を空けて、12話にしました♪
(理由になってるかな・・・?><;)




1123/ 幼き日の記憶@
□投稿者/ ゆり -1回-(2009/01/16(Fri) 23:16:12)

屋根の上にいた。

拙者は、何もせず、ただ、屋根の上にいた。

「何してんだ?ネズミ」
目を開けると、王子ミルモがいた。
「どーせ昼寝でもしてたんだろ」
返事するのが面倒くさかったのでほっといたら、
「おい、返事ぐらいしろよ!」
少し口調がキレた感じになった。このままだともっと面倒臭い展開になると思った。
「別に・・・、ちょっと昔のことを思い出していただけでござる」
場所を変えるためうちわを広げた。そして、薄く笑いを浮かべ、つぶやいた。
「ミクル・・・、きっとまたドジ踏んでいるのでござるな・・・」




■ アニス (4回/2009/01/17(Sat) 19:56:46/No1124)

ゆりさんは絵を描くのが本当に大好きなんですね♪
私も大好きです>v<
ネズミはあまりミルモのことを相手してないみたいですね^^;
まぁ、ネズミらしいけど・・・^^;


■ こやまる (381回/2009/01/17(Sat) 21:32:18/No1126)
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ゆりさん、アニスさん、こんばんは☆
おおっ、ゆりさんも小説書きに挑戦ですね。
もちろん大歓迎ですよ〜。
しかもお絵描き付き…これは管理人としてうれしいです(^^)。

ネズミ好きのゆりさんらしく、主人公はもちろんネズミですね。
ネズミにとってはミルモもヤシチも同じような存在だから、ミルモに対していきなり無視は確かにやりそうです。
さて最後につぶやいたセリフに登場するミクルはどんな妖精なのでしょう?
ネズミにとって、ヤマネと同じくらい大切な存在なのでしょうか?

それでは続きをお待ちしております。
では!


■ ゆり (2回/2009/01/17(Sat) 22:34:32/No1127)

みなさんありがとうございます!絵は下手ですが。では続きを
幼き日の記憶 第2話〜悲しみの涙〜

「う・・・ひっく・・・・」

木造の家で、幼いヤシチは座り込んで泣いていた。
その部屋には、バンダナの結び目が頼りなく垂れた幼いヤシチと、
まだおしゃぶりを口にくわえた赤ん坊のヤマネと、
ヤシチよりは大人びているとはいえまだあどけなさの残る幼いネズミがいた。
ヤシチが今泣いているのは、理由があった。
一週間ほど時間は戻る・・・・。

『うわあっ!』『きゃああっ!』
ヤシチの両親の声がして、ネズミとヤシチは声のほうに向かった。
ヤシチの両親はもん・・・のすぅごくおっちょこちょいなので、ネズミはそんなには心配してはいなかった。

行くと、村の皆に囲まれたヤシチの母と父は、赤い水に覆われていた。

その日の翌日、忍者村の皆は黒い服を着ていた。ヤシチやネズミも、喪を表す黒いリボンを胸につけていた。

その日から、ヤシチの両親はどこにもいなくなった。、村の隅々まで探した。
ゴミ捨て場から森のおくまでさがした。

・・・だが、ヤシチの両親はどこにもいなかった。
あまりにもおかしいので、ヤシチはネズミの母に聞いた。
ヤシチの声は、半分泣いていた。

「ヤシチの両親のいなくなった理由・・・?それは、・・ヤシチくんの両親がまき割りをしていた時、木が2人のところに倒れてきてね、・・・」

ヤシチは家から飛び出した。

雪の降る、寒い冬の夕方のことだった。





■ こやまる (382回/2009/01/23(Fri) 07:49:57/No1139)
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ゆりさん、おはようございます☆
レスが遅くなりごめんなさいです。。

なんといきなりシリアス展開になりびっくりしました。
ヤシチの両親、そういえば原作やアニメでは一度も描かれることなく、その存在についても話題に触れられることは一切ありませんでした。
なのでこういう展開もありと言えばありですね!
そして一人でも強く生きられるよう修行の道を選んだヤシチ・・・でもその道も途中で釣りをしたりとかなりの回り道なんですけどね。
しかしヤシチの両親がいなくなった理由はあまりにおっちょこちょいすぎる・・・(^◇^;)。

顔が溶けそうなくらい大泣きするヤシチを見て、ネズミはどんな思いだったのでしょーか?
次回も楽しみにお待ちしてます〜。
では!


■ ゆり (4回/2009/01/23(Fri) 22:36:45/No1142)

こやまるさんお返事ありがとうございます!
幼き日の記憶第3話〜憎しみの沼〜
「うあっ!」
ネズミがその聞きなれた声を聞いて外に出た。
みると、ミクルが目を回してヤシチと一緒に倒れていた。
「み、ミクル!?何故ここに居るのでござる!?」
ネズミの声が村中に響いた。
「いやぁ〜・・ヤシチ君大丈夫かな〜って思って見に来たんだけど・・・」
「・・・ヤシチにぶつかったでござるか・・・」
ネズミが25%呆れた顔ををして言った。
「う・・う〜ん・・・」
「ヤシチ!気がついたでござるか?」
ネズミがあわてて駆け寄る。
「み・・・く・・る・・・・・?」
ヤシチが、雪の落ちる音にかき消されそうな小さい声でつぶやく。
しかし、次の瞬間、ヤシチの瞳はミクルに向けられ、見る見るうちに憎しみのまなざしへと変わっていった。
「ミクル!!お前の・・・お前の不幸体質で拙者の母上や父上が居なくなったのではないのか!?」
「「!!??」」
確かにミクルは、この辺のやつらの中と比べてちょっと運が悪い。
でもびっくりして、ネズミとミクルは目を見合わせた。
「きっと・・・ぎっとそうなんだぁぁ〜〜〜〜・・・」
ヤシチの瞳はどんどん潤み、頬から雫が落ちる。
だっ!と駆け出し、ヤシチは見えなくなってしまった。

・・・ネズミは追いかけなかった。いや、追いかけられなかった。


「・・・・・・ヤシチ・・・・・・何で・・・・・・・・・・・・」


ネズミは、やりきれない気持ちで、ヤシチの居ない向こうを見つめていた。


まだちらほらと村人がいた。子供たちは、ミクルを疑惑の眼差しで見つめていた。


■ こやまる (387回/2009/01/29(Thu) 23:42:40/No1150)
http://www.murumoya.com/


ゆりさん、こんばんは☆
今回も前回からの続きで回想シーンですね。
ヤシチのことが心配でヤシチに会いに来たミクルでしたが、ヤシチにとって逆効果となってしまったようですね。
そして、まさかヤシチの口からそんな心ない一言が発せられるとは…。
自分ではどうにも出来ない悲しみを、誰かのせいにすることで和らげられると思ったのだろうか…。
村人たちの反応によりこの後ものすごく切ない展開になりそうな予感がしますが…この辛い過去がその後どんな展開を産むのか気になります。

ところでミクルは男の子なのでしょうか?それとも女の子??
では!


■ ゆり (5回/2009/02/01(Sun) 08:50:09/No1159)

こやまるさんいつもお返事ありがとうございます。悲しい話を書いてると自分も気分が沈むんです
幼き日の記憶第3話〜疑惑の眼差し〜

・・・あの日から、ヤシチは戻ってこない。

・・・あの日から、村人たちの眼差しがおかしくなった。

・・・あの日から、ミクルへの眼差しがおかしくなった。









・・・・あの日から、ミクルが歩くと「ひそひそっ」と声がする。



ヤシチがいなくなってから2日過ぎた。


「ごめんくださ〜い・・・ネズミ君は・・・」
(ネズミ母)「あらあら、ごぉんめんなさいねぇぇ〜〜・・・今ネズミ居ないのよ〜〜・・・また今度ね〜〜」

バタン

「はぁ・・・これで45回目だ・・・
ヤシチ君を探そうってみんなにお願いしようとしてるのに・・・広場に行っても空き地に行っても学校に行っても僕が行くと誰もいなくなっちゃうからみんなの家いってるのに・・・」
ミクルは公園のベンチに腰掛けた。
周りから声が聞こえる。
A「ミクルってよ〜不幸体質で誰かを●した事あるんだってよ〜」
B「そーいや俺もさミクルの噂聞いたぜ〜」
A「え〜?どんなの?」
B「ヤシチの親ってさ〜ミクルに●されたんだって〜」
A「え?マジ!?」
B「大人もそうに違いないって言ってるぜ〜。だから、皆『ミクルに近づくな』って言われてるのさ。」
A「へ〜。デモなんで大人はミクルを捕まえないの?」
B「ミクルはさ〜、誰かを見つけると誰彼かまわず●すんだって」
A「うっわ!こえーなー!って!早く行かないと塾に送れちゃうだろ〜〜」
B「あ・・・うん」

ミクルは泣きそうになった。しかし、眼を硬く瞑っておさえた。
ミクルの唇から小さく声が漏れた。















「・・・・・・ッ・・・・・・・ネズミ君ッ・・・・・・・・・・」

























「呼んだでござるか??ミクル。」








「・・・・えっ?」





ミクルが振り向くと、そこにはネズミが居た。
揺ぎ無い、澄んだ瞳をしたネズミが。

「・・・ッ、ネ・・ネジュミぐ〜〜〜ん・・・うわ〜ん」
「!? ミクルなんで泣く!?」
「だって・・・ひっく皆、僕を無視して・・・うっうっネズミ君のとこに行っても居なくて・・・僕が話しかけても知らん振りして・・・」
「???訳分からんでござる!忍者ならもっと冷静になって順序よく話すでござる!そもそもそんな風に泣きじゃくるミクルはミクルらしくなくて気持ち悪いでござるよ。」
「・・・『気持ち悪い』はひどいんじゃない?」
ネズミの『気持ち悪い』発言でミクルは53%しかめっ面をしたが、なんとなく悲しいきもちが和らいだ気がする。

・・・ネズミ君ってすごいな。
そんなことを思いながら、微笑むネズミの顔を見た。





■ こやまる (393回/2009/02/05(Thu) 08:20:24/No1167)
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ゆりさん、おはようございます☆

何とも重たい展開になってきましたね。
ミクルには何を言っても無駄と思っているのか、それともわざと聞こえるように言っているのか、村人たちの噂が新たな噂を呼ぶ光景がとても痛々しくて、繊細なミクルもヤシチが見つかるまでは泣くのを我慢しようとする光景もまた見ていて胸が痛みます。
頼りにしているネズミと再会出来て号泣するミクルの行動にはミクルのいろんな思いが含まれていそうです。
そんなミクルの思いをネズミがどう受け止めるのかは次回ですね!
う〜ん、ネズミの登場がカッコ良すぎる!(笑)

それでは次回も楽しみにしています!
では!


■ ゆり (6回/2009/02/07(Sat) 22:50:29/No1169)

こやまるさんこんばんは!
前回の小説は第4回です!!
間違えてしまいました!!
次回は『幼き日の記憶A』として
続きを書かせていただきます。
よろしくお願いします




875/ ムルモの初恋物語vv
□投稿者/ 夏田みかん -8回-(2008/06/20(Fri) 16:18:55)

こんにちは♪夏田です!!(^O^)/

ムルモの初恋物語ついに開幕!・・・と言いたいとこですが、
体育祭のことで忙しすぎる今日この頃・・・・しかも明日;;
雨で延期すれば火曜日になるんですが・・どっちにしろ土曜日は
学校行かなきゃいけないし・・・期末は7月4日ごろであとちょっと
だし・・・(T_T);;美術部の私も大忙し!!なので、一応スレは立てました
が、小説本編の方は当分掛かりそうなんです;申し訳ありません!!(>_<)

絵のムルモさん、自分主役で大喜びです♪自分のプライバシーにかかわる話
だというのに・・・;この物語を簡単に言うと、『初恋』ですから昔の話になります。今のムルモからかなりタイムスリップします(*^_^*)ストーリーは、私の推測で作ったものです。原作ミルポン!4巻番外編「男・ムルモの小さな恋の物語」と、アニメ95話「大物妖精M電撃婚約!?」の2作から、私なりに思いついたムルモとパピィの出会い小説です。あっ、言っちゃった♪
小説の方は結構さきになりますが、宜しくお願いします。では(^◇^)


■ こやまる (291回/2008/06/22(Sun) 13:26:07/No880)
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夏田みかんさん、こんにちは☆
体育祭お疲れさまでした…って昨日は雨でしたので、火曜日に延期になったのかな?

ムルモの初恋物語、めちゃくちゃ期待しています!
4巻の番外編ではムルモとパピィがまだ小さかった頃、二人が肩を寄せ合って仲良くしているシーンが描かれていて、またアニメ95話では小さかった頃のアルバム写真が大公開されていましたね。
毎日二人が当たり前のように遊んでいた頃、ムルモがパピィに対してどんな思いを持ったのか、それをムルパピマニアの夏田みかんさんがどう描くかが楽しみです。

絵のムルモさん、「ちょっと恥ずかしいでしゅけど、ボクの素敵な子供時代のエピソードを楽しみに待っていてくだしゃいね」と言っていそうですね。
遠くから、ムルモが嘘のエピソードを言っていないかパピィが目を光らせて見張っていそうですけど(笑)。

小説連載がもうちょっと先ということで残念ですが、期末テストが終わったら思う存分ムルパピ愛を小説にぶつけてくださいね。
その時まで楽しみにお待ちしております!
では!


■ 夏田みかん (9回/2008/07/05(Sat) 17:00:59/No893)

こんにちは(^^)夏田です♪

大変お待たせしました!!早速描きますvv
ムルモの初恋物語

第一話『ムルモとパピィの出会い』

今日もさわやかな朝!!魔法幼稚園に通う自称アイドルのプリティーボーイ。
妖精界の第二王子その名はムルモ。今日も自慢の赤いリボンをつける。したくを終えたムルモ。今日は幼稚園への第一歩入園式なんでしゅ!あぁ、この日を何度待ちわびた事か・・!ボクは、生まれた時から可愛らしい顔の持ち主だった。何をしても皆の視線は全てボク。特に、女の子に可愛がられる事がなによりの生きがいでその時からもうぶりっこが癖になっていて、ぶりっこをすることは日常となりボクのファンはどんどん増えていた。そんなボクが、同じ年の女の子がより集まる「幼稚園」という夢のような場所へ毎日行くことになる。
もちろん、めちゃくちゃ楽しみでしゅよっ!!

今日は、そんな幼稚園でのボクの初恋の物語を教えましゅーーー・・・。

入園式当日、両親のマルモ国王とサリア王妃もムルモを挟んで魔法幼稚園に向かった。幼稚園に着いた時、今まで何度も憧れて来た事が実現する時・・・。
ムルモは心が踊った。周りには緊張している同世代の妖精がうじゃうじゃ。
特に女の子!ムルモは少し裏顔になった。「ここに居る女の子全員ボクのトリコにしてやるでしゅ・・・v」黒いオーラを放出。そう、ムルモには腹黒な一面もあるのだ・・・・・・・。
ムルモ「ほぇ〜〜〜!友達になりたいでしゅぅ!」
それを聞いて微笑むマルモとサリア。そんな時。
女の子「あはは〜っ!捕まえられるものなら捕まえてみなちゃいよ〜!!」
男の子「待てぇーっ!・・・女のくせにあいつ足速ぇなぁ・・」
男の子達に混じって、女の子が一人。男の子と同じように元気に振る舞う少女が居た。追いかけっこをして遊んでいるようだ。
ムルモ(元気な女の子でしゅね〜・・・)
ムルモは初めて見るような目で彼女を見ていた。
王宮育ちで王子のムルモは、今までおしとやかな女の人だったり、謙虚だったり、可愛かったり・・・女の人らしい女の人ばかり見てきた。中にはそりゃ、普通の人やブサイクとかもいたわけだろうが・・。ムルモにとって初めて見るタイプのコだ。リーダーシップを取って男の子達と明るく接している女の子を見てふと思う。
ムルモ(本当に女の子なんでしゅかね?)
疑いを持ち始め、少女を目で追うムルモ。
その視線に気づいたのか、女の子がこちらを見た。
ムルモ「!」目が合った二人。
ムルモの存在に気づいた女の子がムルモの方に駆け寄ってきた。
ムルモ「あ、・・」
女の子「あんたなんて言うの?」突然女の子が質問してきた。
ムルモ「ほっほぇ?ボ、ボクは王子でムルモって言いましゅ!」
女の子「あんたが王子なのっ?ふ〜ん。あたちパピィよ、よろちくね!
・・・こんな所で何をずっと見てんのよ?入りたいなら来ればいいじゃない」
パピィという女の子は、ムルモの手をぐいぐい引っ張った。少し戸惑うムルモ。そして唐突にムルモは何を思い出したのか、パピィの手を握り笑顔で言う
ムルモ「ボク、パピィしゃんともっと仲良くしたいでしゅ!教室まで一緒に行って欲しいでしゅ!きゃは☆★」ぶりっこ炸裂!!
今までこの得意技で、ボクのトリコにならなかった女の子は居ない!が。
パピィ「遊びたいの?遊びたくないの?どっちよ!」
パピィに問い詰められるムルモ。ぶりっこが通用していない!?そんなハズは・・・・。何かの間違いだと思ったムルモはもう一度やった。
ムルモ「ボクと一緒に行って欲しいでしゅう(うる目」
パピィ「男の子が何そんな情けない顔ちてんのよ!!弱っちぃわね!
もっとシャキッとしなちゃいよ!」
ムルモ「ほぇっ・・・」
弱っちぃ・・・ぶりっこが効かないという衝撃の事実だけでなく、ムルモは少し傷ついてしまった・・・・・。
ムルモ「ボクは弱っちくないでしゅっ!!」
パピィ「本当かちら・・・。」
パピィの顔はニコニコしていた。
再びムルモの手を引っ張っていく・・。
ムルモ「ほぇ〜〜っなんでしゅかー!!」
パピィ「遊ぶんなら早くぅ!」

誰にでも気さくで世話焼きな女の子。
ボクは接し方が分らなくて苦手意識していたーーー・・・。






■ 夏田みかん (10回/2008/07/05(Sat) 17:39:17/No894)

続きです。

同じ年の女の子はパピィみたいに皆ぶりっこが通用しないのかと
思ったら、そうでもなかった。皆あっさりムルモのトリコになり、
ムルモは最高だった。
パピィ「ムルモたん!ドッヂボールやりまちょ!」
ムルモ「ほぇっ・・・別にいいでしゅけど(またパピィしゃんでしゅか・・」
パピィ「じゃあ、早くっ!」
ムルモ「分ってましゅよ〜!引っ張るなでしゅっ!」
ー**********************−−−−

パピィ「もーーっ!ムルモのせいで負けちゃったじゃないの〜!!」
ムッとした表情で言い返す。
ムルモ「何でしゅって!何でいつもボクのせいなんでしゅかっ!だいたいパピィしゃんは・・・」
パピィ「何よ、パピィ”しゃん”って・・・あたち達もう友達でちょ?呼び捨てしなちゃいよ、ムルモ」
ムルモ「ほ・・・・ほぇっ!?」
急なセリフに驚くムルモ。実は呼び捨てで誰かを呼んだことがない。
あったとしても家族とか身内の話だろう・・・・。ムルモは急に恥ずかしくなった。
パピィ「ムルモ?」顔を近づけて、?マークを浮かばせるパピィ。
ムルモ「ぱ・・・・パピ・・・」
パピィ「聞こえないわよ!ムルモ。」
ムルモ「パ・・・パパ、パ・・・パ・・」
次の言葉がなぜか出なかった。そんな感じで一日は終わった・・・。

ここ数日幼稚園に通って、自分の期待通りだと思った。ムルモの周りに集まって可愛がってくれる女の子・・・いつもならその事で大成功を納め、楽しく一日は終わるはずなのに・・・
ムルモ「・・・・・」
ムルモ「パ・・・・パピィしゃ・・・・ん」
ムルモ「はァ・・・」
呼び捨ての練習に明け暮れるムルモが居た。
翌朝ーーーー
パピィ「ムルモ〜!外で遊ぼ!!」
ムルモ「ほぇ・・・たまには教室で他の子と遊びたいでしゅよ・・・」
パピィ「何よ〜それぇ〜。あたちとじゃ不満?」
ムルモ「そっ・・・そんな事言ってましぇん・・」
パピィ「なぁ〜んだっ、つまんないの」
ムルモ「・・・・」
パピィしゃんは強気な子だけど、よく見ると可愛らしい顔をしていた。
水色系の薄いクリアのような半透明なふわふわした髪の毛。
白すぎない肌色。ぱっちりした目。小さな唇・・・・
一見美少女のようだ・・。ムルモは頬を赤らめながらパピィの事に
見入ってしまっていた。
パピィ「ムルモ?何ジロジロ見てるのよ?」
ムルモ「はっ・・・なっ何でもないでしゅっ////」
パピィ「変なの。」

ムルモは自分でも気付かないうちにパピィという女の子を


意識し始めていたーーーーー・・・・
第一話・完・

次回第二話『ムルモの恋』お楽しみに♪(期待しないでね!
では(^^)


■ 夏田みかん (11回/2008/07/05(Sat) 17:46:02/No895)

キャラのイメージを壊してしまったらごめんなさいっ!
とりあえず第一話完結です♪ちょっと疲れ;;
私小説とか説明下手くそなんで、・・・素人が描いた小説
ですからホント気にしないでください;;お気に召しましたら、どうぞ
気にせず除去しちゃってください!では〜〜♪


■ こやまる (295回/2008/07/08(Tue) 08:14:41/No898)
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夏田みかんさん、おはようございます☆

お待ちかねの第一話、ムルモ大好きな私もすごく楽しめました(^^)。
特にムルモのパピィに対してだけ呼び捨てというアニメ・原作共通の設定がとても良く表現されていてまさに鳥肌モノ、とても完成度が高いです!
パピィと出会ったばかりのムルモは呼び捨ての練習をきっとやってると私も思います。

二人の運命的な出会いもさることながら、その後のムルモとパピィの関係が出来上がっていく様子も読んでてすごくかわいいっ。
自分の思い通りにならないパピィから逃げようとするムルモに対し、積極的にムルモを誘うパピィ。
これは二人がもう少し大きくなった今でも一緒ですね。
(でもお互いあと一歩が踏み出せない)
この頃のことをパピィに聞いても「あたちは覚えてないわ」とか言ったりして。

そして第一話にしてムルモにとってパピィは特別な存在に・・・。
いやぁ幼稚園児にして大人ですね、ムルモ〜。
次回はムルモの奇怪な行動に、子供っぽいパピィがどんな風に反応するのかが楽しみです。
たっぷり期待して待っていますよ!!

では!


■ 夏田みかん (12回/2008/09/09(Tue) 12:04:37/No969)

おはようございます(^^)夏田です♪

久々の再開です。
ームルモの初恋物語ー
第二話「ムルモの恋」
自分でも気付かぬうちに、パピィを意識し始めていた。
ボクが知ってる女の子とは随分違うタイプの子なのに・・。

パピィ「ふっふ〜ん!今日は圧勝ね♪ムルモもやっと分かってきたし・・・」
ムルモ「なっ何でしゅかっしょれ・・・!」
パピィ「いいじゃない♪毎日遊んでればすぐ慣れる事なんだから!早くサッカーのルールくらい覚えてほちいわ!・・王子って意外と何も知らなくてびっくりしちゃったもん」
ムルモ「うっうるさいでしゅっ!ほっといてほしいでしゅよ!・・・ほげぇっ
強く叩かないでくだしゃい!!」
そう、パピィは男勝り故ムルモがどうしても苦手意識を持ってしまう女の子。
彼女のスキンシップなのか毎回思いきり強く背中を叩かれるムルモ。・・・
もちろんムルモだけではない。パピィの男友達はほとんど受けているらしい。
話を聞くと「あいつ女のくせに力強いよなっ!・・もう慣れたけど♪」
そんな答えだった。男の子と仲良くして女の子の友達はいるんでしゅかね!
と思ったが、心配はいらないようだ。パピィは、ムルモが居ない時はほぼ他の女の子と群れをなして話していたり遊んでいたりしていた。
ムルモ「なんだ。やっぱ普通の女の子じゃないでしゅか・・」
そう言うと、今度はため息を吐いた。
ムルモ「パ・・・パ・・・パピィ・・・しゃん」
そしてまた呼び捨ての練習。
そして、ムルモは1人思いふけっていた。

ムルモ帰宅。妖精界の城・フェアリーキャッスルに帰ってきたムルモは
真っ先にマルモ、サリアの方へかけよる。
ムルモ「お父たま〜!お母たま〜!」
マルモ「おぉ、ムルモかおかえり!楽しかったか?」
ムルモ「あいvv」
サリア「おかえりなさいムルモ。明日遠足があるんですってね」
ムルモ「すっごく楽しみでしゅう〜vv」
サリア「お弁当はムルモの好物のマシュマロ弁当にしますからね♪」
ムルモ「わぁ〜いっ!やったでしゅう!!」
ミルモ「けっまたぶりっこしやがって」
ムルモ「お兄たま、いたでしゅか」
ミルモ「文句あっか!?」
ムルモ「・・・」
ミルモ「?ムルモ・・?」
ムルモ「何でもないでしゅ。明日の支度を今のうちにしとくでしゅ〜♪」
ミルモ「・・・?」

ムルモの部屋________・・
ムルモ「・・・はぁ・・・」
ムルモ「パ・・・・ィ・・」
突然立ち上がって頭をかくムルモ。
ムルモ「あぁーーーっ!もう!」
それを見ていた兄のミルモが入る。
ミルモ「入るぜ」
ムルモ「はっ・・・お兄たま・・・」
ミルモ「やけに取り乱してるな・・・幼稚園で何かあったのか?」
ムルモ「べっ別に何も・・・何もないでしゅ・・・」
ミルモ「ぶりっこして笑われたんだろ?」
ムルモ「違いましゅ。」
ミルモ「じゃあお前のはら黒がバレたとかか?」
ムルモ「違いましゅ。・・・お兄たまには関係ないでしゅよ・・・」
ミルモ「ふ〜ん・・・。誰か気に食わない奴でもいんのか?」
ムルモ「・・・・」ムルモは黙ってしまった。
ミルモ「ほほ〜図星だな?何されたんだよ」
ムルモ「別に気に入らないわけじゃないでしゅ・・」
ミルモ「そんなに考え込むほどそいつのことで悩んでんのか?」
ムルモ「ほっといてくだしゃい。別に悩んでないでしゅ。」
ミルモ「ちぇっ・・・兄にぐらい話せよな!」
そう言ってムルモの部屋を去った。
ムルモ「お兄たま・・・」
ムルモはまた下を向いて口を開いた。
ムルモ「パピィしゃん・・・」

翌朝の事。
ムルモ「いってきましゅう〜!」
マルモ・サリア「いってらっしゃ〜い!」
サリア「気をつけるのよ〜!」
マルモ「大丈夫かのう?」
ミルモ「・・・・」
無言でムルモの方向を見つめ、ミルモも幼稚園の準備をした。
幼稚園ー遠足ー
パピィ「ムルモ〜!見て!お花咲いてるよ!キレ〜vV」
ムルモ「あっあい・・・(パピィしゃんも女の子らしとこありましゅね・・」
パピィ「あ・・・きゃあああああっ!!」
パピィは花を覗き込むと、何を見たのか勢いでムルモに抱きついた。
ムルモ「ほっほぇッ!?・・・どっ・・・どしたんでしゅか?////」
パピィはその姿勢のまま指を指す。
ムルモはドキドキしすぎて顔が真っ赤だ。
ムルモが花を覗き込むと、一匹のいもむしがいた。
ムルモ「きゃは〜!いもむししゃんでしゅう〜!カワイイでしゅう〜♪」
パピィ「えぇっ!?・・・それカワイイの?」
パピィはムルモに抱きついたままで真っ青になっていた。
しばらく歩いてパピィ一言。
パピィ「あぁ〜んこの公園虫多くてイヤ〜」
ムルモ「そーでしゅか?虫しゃんがいっぱいいて楽しいでしゅ〜〜♪」
パピィ「ムルモから離れよぅ・・」ムルモが振り返ると、パピィは段々
他の子の所へ足を動かしていた。
ムルモ「・・・」(ちょうちょあげようと思ったでしゅのに・・)
ムスッとした表情になるムルモ。でも、
パピィ「お弁当楽しみぃ〜♪」
男の子「オレ、今日SP弁当だぜ!お前の100倍は楽しみだ♪」
パピィ「あら、なら昼食の時間競おうじゃない!!」
ムルモは遠くから見ていた。ただ、パピィは他の男の子と話をしているだけなのに・・・・
ムルモはむしょうにイライラしてきた。
ムルモ「何でパピィは向こう行ってるんでしゅかぁ〜っ」
遂に爆発し、パピィに言った。
パピィ「いいじゃない別に〜それなら皆で行きまちょうよ!ねぇ?」
ムルモ「ムーーッ・・・」
男の子「いいよ〜別に。なぁ?」
パピィ「ホラ、早くしなちゃいよ、だから置いてかれるのよ〜!」
パピィはムルモの手を握った。
ムルモ「//////・・・わっ・・・分かってましゅ!」
ムルモは顔を赤くしてパピィに付いていった。
そしてとっさに、ムルモは自分より小さな手だと言うことを
さとった。そんなことでやたら緊張してしまう・・・


■ こやまる (322回/2008/10/05(Sun) 17:10:00/No996)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんにちは☆

ドキドキの幼稚園生活第2話、今回も楽しませていただきました。
今まで体験したことのない恋する気持ちに悩まされる小さく幼いムルモがとにかく微笑ましくてかわいいです。
幼稚園でもパピィのことばかり見ていそうですね。
お城に帰ってからはすきさえあれば呼び捨ての練習に明け暮れるムルモですが、もともとムルモは頑固な性格ゆえちょっとの練習じゃうまくいかなそうです。

そしてこの悩みを兄ミルモに悟られまいと必死になっていますが(ミルモの態度は7割くらいが興味本位のような気もしますが)、ムルモの態度を見るとそれも時間の問題と見ました。
この後ムルモは兄に打ち明けるのか?
すでにリルムと恋仲(?)の関係にあるミルモのアドバイスがあるのかどうかも気になります。

>パピィ「ホラ、早くしなちゃいよ、だから置いてかれるのよ〜!」
今回はツボはパピィのこのセリフです(^^)。
ムルモのジェラシー大爆発なセリフもあっさりかわされ、逆にみんなの前でこんなことを言われてムルモのプライドはずたずたに傷が付いたはず。
すっかり不機嫌になったムルモでしたが、パピィに手を握られてちょっとうれしくなっているムルモが、今のムルモと比較するとかわいいです。
この後はさらに続く遠足にて新たなドキドキ体験が待っているのでしょーか?

続きを楽しみにお待ちしておりますね。
では!


■ 夏田みかん (13回/2008/10/27(Mon) 13:14:54/No1042)

ちょっと今日は文化祭の振り替え休日でお休みです。
なので、今日続きをかいちゃいます♪
感想もありがとうございますvv
では書きます!


■ 夏田みかん (14回/2008/10/27(Mon) 14:37:27/No1043)

続きです。

ムルモ「パピィしゃん!強く握らないでくだしゃい!痛いでしゅう!!」
パピィ「わーーっ広場だぁ!やっと昼食ね!!」
ムルモ(無視しなくても・・・)いじけモードのムルモ。
パピィと他の妖精達は、すぐ広場で遊び始めた。
パピィ「新・必殺技!デットストロングスーパー・・・・!」
パピィが必殺技をやる時、ムルモも巻き添えをくらい・・・
ムルモ「ほぇっ!?」ムルモの足を掴みそのままぐるぐる回転してムルモを
男の子に投げた。
男の子「いってーーーー!!」
ムルモ「ボクが一番痛いでしゅ・・・」
その後、お弁当食べて、写真撮って・・・
ムルモ「ただいま〜でしゅう!」
マルモ・サリア「おかえり!」
マルモとサリアはムルモの遠足の話をたくさん聞き、
ムルモは自分の部屋へ行った。
ムルモ「お兄たま!」
そこにはミルモが勝手にムルモの部屋に入ってきていた。
ムルモ「何しにきたんでしゅか?」
ムルモは心なしか、機嫌が良さそうだった。自分のイスにすわる。
ミルモ「・・・・パピィ」
ムルモ「!!!」ミルモの一言に驚くムルモ。
ミルモ「パピィだろ?お前が悩んでる原因って。オレはてっきり男かと
思ってたぜ。」
ムルモ「・・・・」
ミルモ「ごめんな、勝手に調べて。でもいつもたまに家でこの子の
名前呼んでたから、オヤジに教えてもらったんだ。クラス表かなにか
見たら居たぜ。」
ムルモ「・・・・//////」ミルモにバレた事が分かると急に恥ずかしくなった。
ミルモ「こいつにイジメられてるのか?」
ムルモは静かに首を横に振った。
ミルモ「じゃあ何だよ?」
ムルモ「・・・あの子を見ていると体が熱くなって胸がドキドキ
するんでしゅ・・・ボク病気かもしれないでしゅ・・」
ミルモ「・・・お前、そいつが好きなんじゃねーの?」
ミルモはニヤリと笑った。ムルモは顔を真っ赤にして勢いよく
振り向いた。その衝撃でイスが倒れた。
ミルモ「へぇ〜〜〜〜好きなんだぁ〜」ニヤニヤ
ムルモ「ちっ・・・ちっちっ違いましゅよっ!!」
ムルモは更に赤面する。
ムルモ「パピィしゃんなんかっ・・・なんかっ・・・////」
ミルモ「照れるなよ!誰にもいわねーから♪」
ムルモ「ぱっパピィしゃんみたいな女の子らしくもない勝気で
強引な子好きじゃないでしゅ!!」
ミルモ「へぇ〜そういう子なのか〜♪」
更にニヤニヤしてムルモに聞く。
ミルモ「ムルモが恋ねぇ〜・・ま、失恋しない程度に頑張れよ!」
ムルモ「・・・」それを聞いて少し暗くなってしまうムルモ。
ミルモ「ぶりっこしてりゃ、いやでも可愛がってくれんだろ?」
ムルモ「・・・・っ・・・・」パピィにはぶりっこは効かない。
ミルモ「でもあんまりそう言うのに頼るなよ?可愛がられてるって事は、
男としてみられてねぇんだからな。」ちゃかす様に言うミルモ。
ムルモ「お兄たま・・・ボクどうすればパピィしゃんはボクの事見てくれ
ましゅか?」ムルモは至って真剣の表情だった。
素直な言葉にミルモが少しほほ笑んだ。
ミルモ「このオレがサポートしてやるから、デートしてこいよ!」
ムルモ「ほ・・・ほェーーーーーッ!?デデデデデート!!?」
ミルモ「その代わり、チョコ3箱もらうからな!」
ムルモ「恋人同士でもないのに・・・デートなんて・・・」
ミルモ「物は試しだ!!パピィって子の事が好きなんだろ!?
だったら気持ちを伝えて来い!それからだ。じゃなきゃ恋として
みてくんないぞ!」
ムルモ「・・・・分かったでしゅっ!」
ムルモは力強く決心した。

そんな展開になり、思い切ってパピィをデートに誘った。
パピィ「別にいいけど、でぇとって何?」
困るのはこの質問だった。王子であるムルモは他の園児と違い、
使うことこそ少ないがいろんな言葉を知っている。ミルモはともかく
ムルモは賢いので覚えが良いのだ。が、・・・
ムルモ(・・恋人同士がする事・・・なんて言えない///)
「え〜っとでしゅねぇ・・・お、男の子と女の子が幼稚園以外で
遊ぶ事でしゅっ・・・・」
パピィ「?じゃあ女の子同士だとなんていうの?」
ムルモ「えぇっ;知らないでしゅ・・・」
パピィ「ふ〜ん・・・どこで遊ぶのよ?」
ムルモ「最近、近所でオープンした遊園地にいくでしゅ♪」
パピィ「いいわねっ!それ!じゃあカメリも一緒に・・・」
ムルモ「これはデートなんでしゅから、2人っきりなんでしゅッ!!///」
取りあえずデート(?)の約束をして早速準備をするために城に戻った。
ミルモ「上手くいったか?」
ムルモ「あいっ!」ムルモは満面の笑みだった。昨日までの暗さが嘘のように消えていた。
ミルモ「そうか!頑張ってこいよ♪」
ムルモ「分かってましゅ!」
そう言って城を出た。



■ 夏田みかん (15回/2008/10/27(Mon) 15:43:19/No1044)

続きです。

初デート・・・
ムルモ「!パピィしゃん!」
パピィ「あっムルモ・・・」
ムルモ「待たせてごめんなしゃい・・・」
ガサゴソ・・・
ムルモとパピィを影で見守っている人影あり。
「あれがパピィか・・」
ムルモの兄、ミルモだった。
草に隠れて2人を見守っている。
ミルモ「へぇーー・・あれがパピィ?意外だな・・・
ムルモ全然ぶりっこしてねぇや・・・ふーん。もっとおしとやかな
お嬢様タイプかと思ってたぜ・・・でも・・・お似合いじゃん。」
思っていたより、ずっと元気で明るい女の子にびっくりしていた。
パピィ「そぉよ!遅いわよ!!ちょれに、いつまで’しゃん’付け
なのよ〜!」ムルモの背中を軽く叩いた。が、反動でムルモがすっとんだ。
ミルモ「・・・・;」
ムルモ「ほぇーーーーーっ」
パピィ「あ;つい;;」
ムルモ「いったぁーー・・・・」
パピィ「ごめんね・・ムルモ・・」
ムルモ「うっ・・・謝るのはボクの方でしゅよ・・呼び捨ては
慣れないでしゅ・・・。」
パピィ「・・いいよ。それより早く行こ〜?」
ムルモ「あっ・・・あい///」
ミルモ「なんか思ってたより心配いらねぇや!」
ミルモは言った。それから2人は遊園地で散々遊んだあげく、ちかくの草原でまたひたすら遊んだ。ムルモにとっても、楽しいひと時を過ごした。
夕方______・・・
そろそろ遊んでいる小さな妖精達は帰る頃。段々妖精の数も減ってきた。
その頃、ボク達はとある大木の木の枝の上に腰かけて2人で話していた。
パピィ「でね!お母たんたら・・・」
ムルモ「へぇ〜・・・」
ムルモは隣に座るパピィの顔を眺めていた。ムルモの顔は夕焼けと同じ色
だった。ムルモは人知れずドキドキしていた。
パピィ「それであたちがぁ、・・・」
ムルモ「へぇ〜・・・」
胸を押さえているムルモ。ふいに、パピィがそんなムルモの様子に
目を向けた。
パピィ「あたちの話聞いてる?」
ムルモは息を飲んでパピィに顔を合わせた。きょとんとするパピィ。
ムルモ「パ・・・パピィしゃん・・あのっ・・ボク・・パピィしゃんの事・・・・しょのっ・・・・」
パピィ「?」
ムルモ「っ・・・す・・・す・・・す好きでしゅ!!」
思いきり告白した後、ムルモは恥ずかしくて頬を赤らめた。視線をそらす・・
パピィ「あら、あたちもムルモの事好きよっ!」
即答だった。何の動揺も微塵もない。
ムルモ「ほえっ!!!ホントでしゅかっ!?///」
ムルモは顔を真っ赤にしていた。しかし・・・
パピィ「だってあたち達友達じゃない♪ムルモはよわっちくてホントに
男の子なの?って思ってたけどその分すごく優しいし・・・」
パピィ「ムルモ?」
ムルモは下を向いてがっくりしていた。
ムルモ「ボクは・・・本気なんでしゅよ?」
パピィ「?どうちたのよムルモ?っ・・・」
ムルモ「・・・もう・・・いいでしゅ。なんでもありましぇん・・」
パピィ「・・・??あたちはムルモの事好きでちゅよ?」
ムルモ「/////・・・忘れてくだしゃい;;・・それよりもう暗いから、
そろそろ帰るでしゅよ」
パピィ「?・・・うんっ」
2人は大木から降りて、家まで歩いた。
ムルモ「ほぇ?パピィしゃんの家はあっちじゃないんでしゅか?」
パピィ「送ってあげる♪心配だから・・」
やはり、ムルモは弱いと思われているらしい。
ムルモ「ボク弱くないでしゅっ」
パピィ「充分弱いわよ♪」
すると、他の妖精がムルモ達の前に現れた。
???「こんな夜中に子供2人じゃ危険だぜ・・・?兄ちゃんと一緒に
来い」
明らかに怪しい妖精が2人に手を出そうとしていた。が。
パピィ「うりゃあああああっ」
???「うぎゃあああああっ」
パピィ「あたちに手を出そうなんて100万年早いわ!ムルモ平気?」
ムルモ「あっ・・・・あい;」
ムルモはその妖精を見ると目を細めた。そして声が漏れ・・・
ムルモ「ほぇーーーーっお兄た・・」
ミルモ「しっ!!・・・いってぇーーー・・・今日はこれくらいに
してやるぜ!」そう言って去った。
パピィ「何?知り合い??」
ムルモ「・・・・」

城に帰宅。
ムルモは帰ってきて真っ先に兄の所へ行った。
ムルモ「お兄たま!」
ミルモ「なんだよ」
ムルモ「・・お兄たま、なんでボクを・・・」
ミルモ「お前がオレを倒してパピィを守る。そーすりゃよわっちいとか
言われてるお前の事関心してより仲良くなる・・・なのに女に守られる
なんて・・・お前しっかりしろよ・・・」
ムルモ「!・・・お兄たまには関係ないでしゅよっ・・・ボクだって・・」
しかし、ムルモは告白の時の事を思い出してしまった。
ムルモ(・・ボクは・・・パピィしゃんの何なんでしゅか・・・?)
ムルモはむくわれない恋に切なさを覚えた。・・・

第二話・完・

次回第三話『恋の試練』お楽しみに♪(期待すな!


■ 夏田みかん (16回/2008/10/27(Mon) 15:53:22/No1045)

いやぁ・・・やっと二話終わりましたよ;;
この回はムルモの初恋物語で一番長いです(^^;)
遠足のパピィちゃんの必殺技は、95話で登場したあの写真の
内容ということにしてますので、あの写真の絵を思い浮かべて
読んで下されば嬉しいです;;・・・ミルモがキューピット役
というのにも理由があります。4巻の番外編や、「ムルモのライバルパピィがいばる」でパピィがムルモに対して好意をもっていたのが初めて明らかになる話で、ミルモも知らないはずなのに、あまり驚く様子が無い上、逆に最初からしっていたような顔だったので「もしや」と思いました;リルムは絶対キューピット役はあり得ません。しっかり驚いていたので。;
告白シーンは4巻の番外編で出たあの回想シーンの物です;;
では(^◇^)


■ 夏田みかん (17回/2008/10/27(Mon) 15:58:15/No1046)

間違えてムルモがパピィを呼び捨てにしているシーン発見!
もし「いただきもの小説」に載せるような事があった時は、
’パピィしゃん’に変えてください;;まだ呼び捨ての展開
では無いので・・・;;ゴメンナサイ;ではッ


■ こやまる (347回/2008/10/27(Mon) 23:46:46/No1049)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんばんは☆
掲示板ではお久しぶりです!
パソ禁も一部解除ということで、みかんさんのミルモ愛たっぷりのカキコをまた期待しています〜(^^)。

さてさて、今回も大人びたムルモの苦悩の連続…。
わがままで独占欲の強いムルモのことだから、パピィの視線が自分に向いているのかそうでないのか気になって仕方ないみたいですね。
そんなムルモにつけ込む(?)兄ミルモの冷やかしにも似たアドバイスも、今のムルモには効き目十分!
動揺してイスから転倒するムルモがもうかわいくて。。
それにしても相手がムルモだからか、面倒くさがり屋のミルモにしてはやけに積極的なアドバイスをしていますね。
ミルモもムルモと同じような積極的なアドバイスをその後のパピィにしてあげれば、晴れてこの二人は両想いになれるのに、、、って出しゃばった行動はミルモの主義に反するのかもしれません。

パピィとデートの約束が出来たムルモ、小さな体でめいっぱいうれしさを表現していそうですね。
計画的なムルモのことだから、約束にこぎ着けるまでかなりの苦労してそう。
前日は全然眠れなくて、翌朝パピィに会ってもみんなの前では言えなくて、パピィをこそこそ見張りながら約束の機会をうかがったのでしょうか。
うれしさのあまり、兄ミルモにすべてを報告するところがまたかわいい!

いよいよパピィとの初デート!
・・・ムルモの想いに反応してくれないパピィがよく伝わってきます(^^;。
恋を知らないパピィに告白は早すぎたか!?
パピィから聞きたくなかった言葉を聞いていじけてしまうムルモ、そんなムルモに声をかけるパピィの友達としての優しさがまたムルモにダメージを与えるんでしょうね。
ミルモの助けもむなしくすべてが空回りとなり、この日はムルモは布団をいっぱいにかぶって涙を浮かべながら眠るのでしょーか。

>「ムルモのライバルパピィがいばる」
ミルモは傍観者という感じでムルパピには興味無さそうに振る舞っていましたが、なるほどみかんさんの推理通り、確かにそれ以前から知っていたという可能性もありそうですね。
はりきるリルムにミルモが「無駄だと思うけどな」と思いながら水族館へ一緒に行ったと考えても不思議ではないです。
アニメのムルパピの関係に至るまでにはまだまだいろんな紆余曲折がありそうな感じがしますが、それは第三話以降のお楽しみですね。
というわけでムルモの試練をお待ちしています!

記事修正の件は了解しました。
後ほど私の方で修正を行っておきます。
では!


■ 夏田みかん (18回/2008/11/01(Sat) 09:52:29/No1053)

おはようございます(^^)夏田です♪
では早速・・・・
ームルモの初恋物語ー
第三話『恋の試練』

何でこんな子好きになっちゃったんだろう・・・
そんな思いがつのるばかり。

「女に守られるなんて・・・お前、しっかりしろよ・・・」
あの時のミルモの言葉が頭に響く・・・
うるさい、うるさいっ!!!
あの時なんでパピィしゃんを守れなかった?
怖かったのか・・?女の子のパピィしゃんは怖くなかったのに?
ムルモは隠れて、パピィの事を眺めていた。どんなに頑張っても
あの子の心を動かせない切なさ。ムルモは生まれて始めて切ない
という感情を知った。そして何の進展もないまま数日が経った。
ミルモ「・・・ムルモ、あの子とはどうなったんだ?」
ムルモ「・・・・」どうやら話す気はないらしい。
ミルモ「あきらめたのか・・・?」
ミルモの質問がムルモには痛い。逃げ去るムルモ。
ミルモ「・・・ムルモ・・・。」
兄は心底心配していた。
マルモ「なんか最近ムルモが暗いんじゃが何かあったのか?」
ミルモ「・・・さぁな。」
サリア「心配ね〜・・・」
幼稚園ーー・・・
ムルモ「はぁ・・」
パピィ「あははっ・・・あっムルモ!」
女の子達と話しているパピィがムルモに気づいた。
ムルモ「・・っ!パピィしゃ・・ん!」
パピィ「もう〜どこいってたのよ!!最近ムルモと遊べなくて
つまんなかったんだからね!ホラ、早くぅ!!」
またいつものようにムルモを引っ張るパピィ・・・
ムルモ「うるさいでしゅうッ!ほっといて下しゃいっっ」
パピィの手を振り払うムルモ。意外の反応にパピィは驚く。
パピィ「?どうしちゃったのよムルモ・・?」
ムルモ「うぅっ・・・パピィしゃんなんか・・・嫌いでしゅっ!」
パピィ「・・・!何よいきなり!!あたちだってそんなムルモは
キライよっ!!」
ムルモ「ーーーーっ・・・!!」
ついにはパピィに嫌われてしまった。
ムルモ「・・・っ・・・う・・・ふぇ〜〜・・っ」
急に涙を流し、その場から走り去った。
パピィ「何よ・・・ちょれ・・・」
ムルモ(もぅお終いでしゅーー・・・っ!!)
そう思い、ムルモは園を出た外でうずくまっていた。
すると、マヌケなワルモ団とすれ違った。
イチロウ「今日こそ王子ミルモを打倒するぞーーーっ!」
全員「お〜〜ぅ!」
ムルモ(あれは・・・馬鹿なワルモ団でしゅ!またお兄たまを
狙っているでしゅか・・・こりない奴らでしゅ・・・)
イチロウ「?あれはミルモの弟、ムルモではないか?」
4人「それがどうした?」
イチロウ「そうだ!ちょっと耳を貸せ!!」
4人「??」
全員「なるほど!」
ジロウ「これなら上手くいくな!!」
イチロウ「早速取りかかるぞ!」
全員「オーーーー!」

ムルモ「・・・ほぇ?あんな所にマシュマロが落ちてるでしゅ!ラッキー
でしゅうvvあーんっ」
ムルモは目の前に落ちていたマシュマロを食べた。
ムルモ「ほぇーっ向こうにも落ちてるでしゅうV・・・ん?」
マシュマロが落ちている方向を見るとワルモ団の影が。
ムルモ「・・・。そうゆう事でしゅか。このボクがこんなワナにかかって
たまるかでしゅ!触覚ビーーム!!」
ワルモ団「ほぎゃあーーーッ」
ムルモ「ざまぁ見ろでしゅ♪あーんっ」
ワルモ団を黒こげにした後、落ちていたマシュマロを食べた。
ムルモ「お〜いしぃでしゅう〜」
ワルモ団「何故だ・・・・我らの作戦は完璧のハズなのに・・」
サブロウ「さすが王子の弟・・・」
シロウ「敵ながら天晴れって所か・・」
ゴロウ「カッコイイ・・・」
4人「え”っ・・・・」


■ 夏田みかん (19回/2008/11/01(Sat) 10:50:27/No1054)

続きです。

そうしてムルモは園内に戻り、ワルモ団を倒した事を
他の女の子に自慢した。すると、
パピィ「ワルモ団を倒したくらいで何そんなに天狗になってんのよっ。
ワルモ団なんか倒せない方がおかちいんだからね?」
ムルモはパピィの声を聞き、とっさに言い返した。
ムルモ「ちょっとくらい褒めてくれてもいいじゃないでしゅかっ!」
パピィ「えっ?」
ムルモは自分が言った事をもう一度思い出し、真っ赤になった。
ついさっきまで「キライ」とか言ったくせに褒めてくれなんて・・
男の子が女の子にそんな事言うなんて・・・
ムルモは恥ずかしくてその場を逃げた。
パピィ「あっ・・・ムルモ・・・」
仲直りしたいーー!仲直りしたいのに・・・
何でたった一言「ごめんね」でいいのに・・
それっぽっちも言えないのでしゅか・・・!
自分を悔やむムルモ。
その光景を見ていた妖精が居た。
イチロウ「なるほどな。」
ワルモ団だった。
イチロウ「あのパピィとか言う女の子・・・ムルモの恋人か・・・」
ジロウ「あの子を捕まえてムルモをおびき出す。ついでにムルモも
捕まえてミルモを呼び出し、2人を人質にミルモを倒す!!」
サブロウ「それいいな!今までにないぐらい確実な方法じゃないか!」
ゴロウ「でもちょっと遠まわしな方法じゃないか?」
イチロウ「気のせいだ!・・・早速取りかかるぞ!」
全員「おーーぅ!」

そんな事を全く知らないパピィはーーー・・・・
パピィ「・・・何よムルモったら・・・褒めろって・・・
あたちそんなに厳ちい?」自分の言い方に反省するパピィ。
やがて、喧嘩の発端が自分だと察したパピィは罪悪感を感じたのか
、ムルモの居なくなった方向を見つめて立ち上がる。
パピィ「ムルモに謝らなきゃ・・・」
そう思ったパピィはムルモの居なくなった方向へ走って行った。
すると突如黒い服を着た5人の妖精が現れた。
パピィ「あっ!あなた達はワルモ団!!何ちにきたのよっ?」
ゴロウ「はーっはっはっ!お前をさらいに来た!」
パピィ「へっ?あたち??」
イチロウ「バカ!何バラしてるんだ!!」
ゴロウ「はっしまった!・・・おのれぇ〜〜っ・・て
いないぞ!?」パピィは呆れをさして、素通りしていた。
ジロウ「まっ待てー!」
イチロウ「我々から逃げられると思っているのか!?」
パピィ「うん。あんた達なんかに捕まるワケないでちょ?
ナンダカワカンナイノでも捕まえてなちゃいよ!」
イチロウ「何ィィ?言いたい放題言いおって!ガキだからって
ただで済むと思うなよ!?」
パピィ「やれるモノならやってみなちゃいよ♪」
ー**********************−

ムルモ「はぁ・・・かっこ悪いでしゅ・・勢い余ってパピィしゃんに
いろいろ悪いこと言ってしまったでしゅ・・・謝らなきゃ・・」
途方に暮れるムルモが園内の廊下を歩いていた。すると・・・
サスケ「おーーい、ムルモ〜!」
ムルモ「ほぇっサスケしゃん、ハンゾーしゃん!」
ハンゾー「ムルモに首領から手紙なのら〜」
ムルモ「??ワルモ団が?」
ムルモはサスケとハンゾーから受け取った手紙を手に取り、
その場で読んだ。そこにはパピィがワルモ団に捕まり、
人質になっている事が書かれていた。
ムルモは手紙を落としてしまった。
ムルモ「パピィしゃんが・・・大変でしゅ!!今すぐ助けに行かなきゃっ」
サスケ「一人で行くのかだぜ!?」
ムルモ「ボク一人で充分でしゅ!・・・パピィしゃんは・・・
ボクが守るんでしゅ・・・!!」
ムルモは落した手紙を拾い、握りしめた。・・・
第三話・完・

次回第四話『素直な言葉』お楽しみに(しなくてよし!


■ 夏田みかん (20回/2008/11/01(Sat) 10:59:20/No1055)

第三話ただいま終了しました♪
マルモとサリアにはムルモが恋をしているなんて
もちろん知りません(^◇^;)
2人は平気でムルモに婚約者作ったりしてたんで。婚約者との
恋を応援するような顔や言葉だったので。そして唯一知っている
兄・ミルモだけが思いっきり反対してましたね。
ムルモだけ綺麗な人だから・・・ともいいますが、
もしミルモだったら弟の幸せを思って陰ながら文句を
いいながらでも応援してたのではないかと思います。
やはりパピィちゃんとの事があるからなのでしょうね・・・では。


■ こやまる (350回/2008/11/02(Sun) 21:07:55/No1057)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんばんは☆

小さなムルモが本気で恋をしていますね(^^)。
パピィを独り占めしている妄想とうまくいかない現実とのギャップに悩むムルモ・・・甘やかされて育てられたムルモにとってはあまりにも大きすぎる試練だと思います。
きっとパピィはそんなムルモを見ても「弱っちい奴」としか思わなくて、ムルモの一方通行の想いを思い浮かべるとまた痛々しいですね。

この状況を打ち破るにはムルモ自身が強くならなければいけないのですが、またいいタイミングでワルモ団が出てきたなぁ(笑)。
ワルモ団のムルモへの手紙にはどんなことが書かれていたのでしょうか?
立ち上がるムルモ!パピィを心配する気持ちが果たしてパピィに届くのか!?
・・・もしかすると次回はそんなシチュエーションは無くて、すでにパピィがワルモ団をボコボコにやっつけている可能性も高そうですけど。。

>「あたちだってそんなムルモはキライよっ!!」
自分の気持ちを堂々と相手に言えるところがパピィのいいところではあるのですが、今のムルモにはダメージが大きすぎる…。
成長したムルモだったら「何でしゅって」と必ず言い返すところですが、幼稚園児のムルモは白目をむいてショックを受けていそうです。
この後泣きながら逃げてしまうムルモでしたが、将来パピィが「そういえばあの頃のムルモは本当に情けなかったわね」と弱みにつけこんでこないか心配…(逆に将来のパピィが今のムルモみたいな感じではあるんですけど)。

>そして唯一知っている兄・ミルモだけが思いっきり反対してましたね。
ミルモにはもっと早い段階でムルモとアロマのデートを止めて欲しかった思いはありますが、この騒動によりムルモとパピィの仲がより深まったのだから結果オーライなのでしょーか。

今回も小さな妖精が悩んだり暴れたりと楽しませていただきました。
次回はタイトルからしてムルモが見せ場を作ってくれそうで楽しみです。
それでは楽しみにお待ちしています〜。


■ 夏田みかん (21回/2008/11/09(Sun) 01:48:04/No1060)

こんばんは(^^)夏田です♪

ームルモの初恋物語ー
第四話『素直な言葉』

ボクは、あの時、パピィしゃんを自分の力で守れなかった・・・
だからこそ、今度はボク一人でパピィしゃんを助けたい・・・!

ムルモ「パピィしゃん・・・っ」
ムルモはもう一度よく手紙を読んだ。すると、その手紙には
場所が書かれていない事に気がついた。サスケとハンゾーに
聞こうと思ったら、2人共いつの間にか居なくなっていた。
ムルモは血迷って兄の所まで走って行った。
ミルモ「しつこいぞヤシチ!面倒くせぇって言ってんだろ?」
ヤシチ「面倒くさいだと!?貴様・・・」
ムルモ「お兄たまぁ〜〜〜〜!」
ミルモ「ムルモ?」
あわてて兄の教室に駆け込むムルモ。
ミルモ「どうしたんだ?血相変えて・・・」
ムルモ「お兄たま・・・探知機を貸してくだしゃい!!」
ミルモ「なんだよ?何か失くしたのか〜?」面倒くさそうに言うミルモ。
ムルモ「パピィしゃんが・・・ワルモ団にさらわれたんでしゅ!!」
ミルモ「なっ・・・なんだって〜〜〜〜〜!?」
ヤシチ「首領が?」
ミルモ「何でパピィを・・・・?」
ヤシチ「首領の考えていることはイマイチよくわからん;」
ミルモ「・・・一人で・・・出来るか?」
ムルモ「当たり前でしゅ!・・・元々はボクの責任でしゅっ・・」
ミルモ「良く言った!・・・持って行け!」
ムルモは兄から探知機を受け取った。
ムルモ「パピィしゃんを取り返しに行くでしゅ!・・・」
ミルモ「気をつけろよ!」
ミルモはムルモの行った方向を心配そうに見ていた。・・・

ムルモ「えぇっと・・・あっ、こっちでしゅ!」
ムルモは探知機通りに進み、やがて古い建物のある森に出た。
ムルモ「ここは・・・?」
探知機が思いきり反応していた。反応は建物の中のようだ。
ムルモ「ほぇぇっ・・・ここがワルモ団の基地でしゅかっ!?
何か怖いでしゅ・・・いや!パピィしゃんを助けなきゃ!!!」
勇気を振り絞り、ムルモは古い建物の中に足を踏み入れた。
すると、いきなり5人が現れた。
ムルモ「!ワルモ団!!」
ワルモ団のすぐ後ろに目をやると、紐で体を固く縛りつけられている
一人の少女が、目に入った。
ムルモ「パっ・・・パピィしゃん!!」
パピィはピクリとも動かない・・・気絶しているようだ・・・。
イチロウ「第二王子ムルモ!お前一人かっ?」
ムルモ「ボク一人でしゅっ・・・パピィしゃんを返せでしゅ!!」
イチロウ「フフフフ・・・それは無理だ。何故ならお前もここで
やられるからだ!」
ムルモ「ワルモ団なんかにやられないでしゅよ!」
そう言って、小太鼓を出した。
ジロウ「おっと。いいのか?そんな物だして。お前が少しでも動けば、
人質は・・・・分かっているよな?」
ムルモ「!!・・っパピィしゃん・・・」
ムルモは苦い顔をして、小太鼓を手放した。
数秒後、気絶していたパピィが紐で体を固定された状態のまま
意識を取り戻した。
パピィ「なっ・・・なあに?ここ・・・」
ムルモ「パピィしゃん!!」
パピィ「あっ・・ムルモ・・・っ?なっ・・・何コレ!?体が動かないっ!」
イチロウ「紐は簡単には外れないように頑丈に結んだ。
もう手も足もでまい!」
パピィ「何であたちがこんな所にっ・・・」
ゴロウ「説明してやろう。あの時ーーー・・・」


■ 夏田みかん (22回/2008/11/09(Sun) 02:57:29/No1061)

続きです♪

パピィ『ふんっ女の子だからって甘く見ないでよねっ!』
ワルモ団『やっ・・・やられた〜・・・』
パピィ『これに懲りたら、もうイタズラなんかちないでよねっ』
イチロウ『まっ・・・まだだ。』
パピィ『なによっ』
イチロウ『くらえ!すいみん玉!!!』
パピィ『何よっこんな玉!!・・・きゃあっ』
案の定、パピィは受け止めきれずボール命中。
パピィ『・・・ふにゃあ〜〜・・』
パピィは何を言い残すでもなくすぐに深い眠りについてしまった。
横たわるパピィの前で・・・
ワルモ団『フフフフ・・・これで準備は整った・・・』
イチロウ『あとはこいつでムルモを呼んで、あの時の屈辱を
晴らしてやるのだ。その後、2人を人質にミルモを倒す!』
シロウ『やっときたな、我らの望みが叶う時が・・・!!』
ゴロウ『やっぱり、その方法遠まわしなんじゃ・・・』

サブロウ「というワケだ。」
パピィ「卑怯よっ!!眠らせるなんて・・・」
シロウ「それがワルモ団だ!!」
ムルモ「・・・っ・・パピィしゃんをどうする気なんでしゅか・・・っ」
パピィ「ムルモっ?」
イチロウ「安心しろ!お前もすぐに人質に加えてやる!」
ムルモ「パピィしゃんを・・・、・・・パピィを返せでしゅ〜〜!」
パピィ「・・・・っ!」
パピィは、ムルモをこの場から遠ざけたかった。けど、
自分の犯されている状況が怖かった・・・。素直にムルモに
助けてもらいたい。・・・でも
パピィ「ムルモっ逃げなちゃい!!」
ムルモ「パピィっ」
パピィ「命令よ!今のうちに早くぅ〜〜っ」
イチロウ「おい お前たち!絶対逃がすなよっ!!」
ムルモ「安心するでしゅ!必ずパピィを助けるでしゅよ!パピィを守る
のはボクの役目でしゅっ!!」
パピィ「ムっ・・・ムルモ・・・////」
ムルモの迫力に動かされたように、パピィはムルモの真剣な顔
を見て、顔を赤らめていた。
イチロウ「往生際が悪いぞ!!」
ムルモ「触覚ビームッッ!!!」
イチロウ「ギェェェェェェ!!!」
ジロウ「イっイチロウ!・・・よくもやったな!!」
とっさにムルモは足元にあったガラクタなどを投げつけた。
ジロウ「ぐああああああっ・・・」
サブロウ「ジロウ!!」
ムルモは少しふらついて後の三人を睨みつけた。が、
はっとしてムルモは目を細めた。三人で一斉に襲い掛かってくる。
何かで応戦したいが、もう足下には何もない。触覚ビームも・・・
間に合わない・・・・・・・
パピィ「ムルモ〜〜〜〜〜〜っ!!」
ムルモ「っ・・・・!」
ミルモ「ミルモでポーン!!!」
いきなり金づちが頭上に出現し、3人をぺしゃんこにした。
ムルモはびっくりして後ろを振り返ると建物のドアから
光が漏れていた・・・。そこに
ミルモ「心配でやっぱり来ちまったぜ!」
ムルモ「お兄たま・・・っ!」
ミルモ「迷惑だったか?」
ムルモは首を横に振った。
ミルモ「そっか!んじゃ・・・」
ミルモはワルモ団の方を睨みつけた。その視線に思わずゾッと
身震いをするワルモ団。
ワルモ団「しっ仕方ない!今日はここらでたいさーーーんっ!!」
そう言って5人全員が足早にアジトを立ち去ろうとした。
ミルモ「そうはさせるか!!ケツアターーーック」
ワルモ団「ウギャアアアアアアアアアアッ!!」
5人全員が揃って空の彼方へと飛んで行った。
ミルモ「さて、と・・・」
ムルモ「パピィ・・・・」
パピィ「ムっムルモ・・」
ムルモ「何してるんでしゅか!気をつけろでしゅよ!!ボクが・・・
どれだけ心配したと思ってるんでしゅかっ!」
パピィ「ごっ・・・ごめんなちゃい・・・」
そう言って涙を溢しながらうつむいた。
ムルモ「もう、いいんでしゅ・・・パピィが無事で・・・良かったでしゅ!」
勢いでパピィに抱きつくムルモ。パピィは顔を真っ赤にして心臓をドキドキ
させていた。
ムルモ「はっ・・ごっごめんでしゅっ////」
ムルモも顔を真っ赤に染めた。
ムルモはゆっくりとパピィに視線を向けた。
ムルモは胸に手をあて、ドキドキを確かめるように押さえた。

雨になった。さっきまで明るかった天気が急に変わった。
細い雨粒の音がザワザワと音を立てている。
そんな中、うさぎの形をした家で、ある一人の少女がため息をついていた。
パピィは手を顔にあて、
パピィ「どうしちゃったんだろ・・・あたち・・・////」
そう言って頬を赤らめて困った表情を作った。
時折、胸がきゅんと変な音を立てた。
     ムルモ・・・・・・・・・・

第四話・完・

次回第五話(最終回)『すれ違いの2人』期待(すな♪


■ こやまる (352回/2008/11/09(Sun) 21:27:13/No1063)
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夏田みかんさん、こんばんは☆
いよいよ大詰めの初恋ストーリー、今回もじっくり読ませていただきましたよ♪

幼稚園に入って思い通りにいかなくて苦しんでいたムルモでしたが、男らしさを身につける瞬間がようやくやってきた!
そのお膳立てとして、今回もワルモ団が良い仕事をしてくれてますね。
ワルモ団に捕まって気絶しているパピィ…そんなパピィの弱々しい表情も見せられたら、ぶりっこの皮に隠れていた「大切な物を守りたい」というムルモの気持ちに火が付くのはもちろんのこと(^^)。
王子兄弟の共通点が描かれていて、とても素敵なシーンです(^^)。

そしてこちらもいよいよ…といった感じの、パピィのムルモに対する気持ちの変化もまたムルパピ好きにはたまらないですね。
勝ち気な性格で今まで全てがOKだったパピィは、こうして誰かに助けられたことは今まで一度もなかったはずで、そんなパピィの中に入り込んできたムルモがとても大きな存在に見えて、パピィの方も女の子らしいハートに一気に火が付いたようですね。
しかし相手はワルモ団とは言え、大人5人…。
最後は兄に助けられるけど、小さいなりに精一杯パピィのためにがんばったムルモの姿を想像するととてもかわいい・・・。
冒険好きな兄とは違って温室育ちで甘やかされて育てられたムルモは、やっぱり誰かが助けてあげないといけません(^^;。

さて今回は二人の仲が急接近したというのに、次回のタイトルは…(^^;。
ムルモへはミルモが恋のアドバイスをしましたが、パピィは一人で悩むことになるんだろーか?
感動的なクライマックスに向けてがんばってくださいね!
とても楽しみにお待ちしております。
では!


■ 夏田みかん (23回/2009/01/22(Thu) 09:22:10/No1131)

おはようございます(^^)夏田です♪

第五話(最終話)『すれ違いの2人』

ムルモを意識し始めたパピィ・・・
そしてまたムルモも違う所で同じようにパピィを思っていたーー・・・。

翌日の事だった。
ムルモは昨日の事があってパピィとどう話そうか考えていた。
あの後、無言のまま二人は並んで帰っていた。
ミルモはその光景をニヤニヤしながら見ていた。
ミルモ(こりゃくっつくのも時間の問題だな・・・)
心には二人へのからかいと、そして期待があった。
パピィ「何黙ってんのよっムルモっ・・・」
ムルモ「だっ・・・・だって・・・何話していいか分かんないでしゅ・・」
パピィ「な、なさけないわね・・・・」
ムルモ「情けなくないでしゅ・・・パピィこそっ」
パピィ「ふんっ・・・ちょっと前までしゃん付けだったくちぇに・・・」
ムルモ「そっそれは関係ないじゃないでしゅか///・・・パピィ・・
怒ってるんでしゅか?」
パピィ「別に・・・・」
ムルモ「ピリピリしてるでしゅよ?」
パピィ「うぅっ・・・////何だっていいでちょっ!?ムルモのバカーっ!」
そう言って突き飛ばした。
ムルモ「何すんでしゅか〜〜〜っ!何でそんなに怒ってるんでしゅか!」
パピィ「お・・・・怒ってないもんっバイバイっっ/////」
ムルモ「また明日・・・・」何か言おうとしてやめた。
後ろにいたミルモがあきれ顔でムルモに言った。
ミルモ「何ケンカしてんだよ?」
ムルモ「だってパピィがっ・・・早く帰るでしゅ!」
ミルモ「はいはい。」

*************************−−−
ムルモ「はっパピィ・・・」パピィを見つけてすぐに駆け寄った。
パピィ「あっ・・・・/////」ムルモを見つけたパピィが顔を赤くして
またそっぽ向いた。
ムルモ「あの・・・しょの・・・・昨日はゴメンでしゅ・・・」
ムルモは謝った。仲直りして一秒でも多くパピィと一緒にいたい。
パピィ「ふっ・・・ふーんだっ・・・!許ちゃないもんっ」
ムルモ「・・・・・しょんな・・・」
肩を落とすムルモ。それを見てやっぱり顔を赤くするパピィ。
パピィ「ムルモ・・・あのね・・・」
ムルモ「?」
パピィ「昨日はその・・・」(格好良かったって言わなきゃ////)
パピィ「あの・・・・/////」(格好良かったっ・・・格好良かった・・)
ムルモ「パピィ・・・?」
パピィ「はぅっ////・・き・・きっ・・・昨日はとーーってもマヌケ
だったわねぇ!ムルモ〜〜」
ムルモ「なっ・・・なんででしゅかっ!!ボクはパピィを守ったんでしゅよっ?」
パピィ「あっ・・・ちっ・・・ちがぅ・・・」
パピィは訂正しようとしたが言葉が出てこない。
パピィ「本当の事を言っただけだもんっ・・・////」
ムルモ「じゃあどうしたら格好いいんでしゅか・・?」
パピィ「えっ?・・・そ・・・そんなのミルモたんの方が格好いいんだから
聞いてくればいいじゃないっ!」
ムルモ「きぃ〜〜〜っ!お兄たまなんかよりボクのほうが格好いい
に決まってましゅう!!」
パピィ(そっ・・・そうかも///)「ミルモたんの方が格好良かったわよっ!」
ムルモ「ムカーでしゅ!いくらパピィでも許さないでしゅよ!?
マヌケ取り消せでしゅう!」
パピィ「何よーっ」
ムルモ「パピィのバカーーーっ!」
パピィ「ムルモなんか嫌い!!」
ムルモ「・・・、・・・?えっ・・・」
パピィ「はっ・・・!」
ムルモ「・・っ////ボクだって・・・パピィ・・・なんか・・キライでしゅ
!!」
パピィ「待ってムルモ!違うのっ!本当は・・・」
パピィが訂正する前にムルモは涙を浮かべて飛び去って行った。
パピィ「・・・・ムルモっ・・・///」
パピィも少し涙目になって、ムルモが飛び去った方向をいつまでも見ていた。

いったんきります(^^)


■ 夏田みかん (24回/2009/01/22(Thu) 11:19:31/No1132)

続きです

フェアリーキャッスルーー・・・
ムルモ「ただいま・・・でしゅ」
サリア「おかえりなさいムルモ」
マルモ「おかえり・・・・元気がないのう?何かあったのか・・?」
ムルモ「何もないでしゅよ・・・」

ムルモの部屋・・・
ムルモ「・・・・」
パピィ『ムルモなんか嫌い!!』
ムルモ「・・・っ・・・・」
ミルモ「ムルモ入るぞ!」
ムルモ「お兄たまぁ〜・・・」
ミルモ「なっなんだよ?」
ムルモ「ふぇっ・・・ふぇ〜〜んっ・・・!パピィに嫌われちゃった
でしゅう〜〜〜〜っ!ひっく・・・・」
ミルモ「えっ!?・・・聞き間違えだろ?おいムルモ・・・」
ムルモ「ふぇ〜〜〜・・・っ・・・ひっく・・・パピィ・・・ひっく・・」
ミルモ「・・・・ムルモ・・・」
ミルモは何も言わずにムルモを軽く抱いてやった。

パピィ家ーーー・・・・
パピィ「・・・・」
ポピィ「どうしたの?パピィ・・・」
パピィ「お母たん、あたち病気なのかな・・・ムルモの事考えると
胸がドキドキするでちゅ・・・」
ポピィ「ふふっ・・・それは恋の病って言ってね、ずっと
治らない病気なのよ♪」
パピィ「えっ!?」
ポピィ「女の子を綺麗にする病気よ。・・・あなたはムルモくんに
恋してるの。」
パピィ「こっ・・・恋・・?///」
ポピィ「そっかぁ〜・・・パピィの好きな人はムルモくんかぁ〜・・」
パピィ「これが恋?・・・ムルモの事・・・すっ・・・好き?///」

数日後のある日・・・・
パピィの家の前にミルモがいた。
ミルモ「パピィ、ちょっと話があんだけどよ・・・」
パピィ「えっ?」(ムルモのお兄さん・・)
ミルモ「お前さ、ムルモの事キライなのか?・・・」
そう言われてびっくりした。
パピィ「全然違うもんっ!・・・あたちは・・・・」
数秒押し黙ったパピィ。ミルモが口を開いた。
ミルモ「お前、・・・ムルモの事どう思ってんだ?」
パピィ「えっ!?///・・・あ・・・そっそれは・・・そのっ・・///」
ミルモ「?」するとポピィが居間から出てきた。
ポピィ「この子ね、あんたの弟さんに恋してるのよ♪」
パピィ「・・・・////ッ何で言うのよお母たんっっ!!」
パピィはこれまでにないほど顔を赤くした。
ミルモ「えっ?じゃあムルモの事・・・」
ポピィ「好きなんでしょっ?」
パピィ「・・・・///」真っ赤にしてうなずいた。
ミルモ「なんだよ〜・・・キライじゃないのか・・・」
呆れた顔になり、ホッとした気持ちにもなった。
ミルモ「それならそうと、ムルモに伝えてやってくれよ、あいつ
めちゃくちゃ喜ぶからさ♪」
ポピィ「そうだよ〜!パピィ、ムルモくんに告白してきな!善は急げ
っていうでしょ?」
パピィ「えぇ〜〜〜っ!?・・・むっムリでちゅう〜〜////」
とか言って、ミルモの真剣な表情を見ると急に黙り込んで
顔を赤らめた。
パピィ「がんばってみるわ・・・・!」
そう決心して明日の幼稚園に備えた。

次の日ー・・・・
パピィ「ムっ・・・ムルモ・・・」
ボソボソとそう言うと、ムルモのげた箱の前に立っていたパピィは、
紙をげた箱の上に置き、逃げるように去って行った。
一方それを見ていたムルモは、その行動に眉をひそめ、げた箱の前まで
来ると一通の手紙が入っていた。
ムルモ「パピィ・・・?」

『帰り、いつもの公園で待てまちゅ。話したい事があるの。』

ー帰りー
この日の帰りはなんだか薄暗かった。公園の滑り台とブランコは
お互い背を向けていた。遊んでいた妖精達もだいぶ減り、
遊具はなんだか寂しそうだった。そんな公園を見下すかのように
でかい大木が一本・・・。
あの時と同じようにパピィが腰かけていた。
パピィ「あっ・・・」パピィは公園に入ってくるムルモを見つけると、急に
ドキドキしだして胸を押さえた。ムルモはキョロキョロとあたりを見ると、
次に大木を見上げ、見つけた。
ムルモ「パピィ!」そう言って、パピィの所へと飛んだ。
パピィ「ムっ・・・ムル・・・モ・・」全然落着きが取れていないパピィ。
ムルモ「どうしたんでしゅ?こんなところに来てまで話したい事って・・」
ムルモはそう言いながら、パピィの隣に腰かけた。
平常心なムルモ。でも心の奥のどこかで、何かを期待してドキドキしている
自分がいることをムルモは気づいていた。
パピィ「あっあのねっムルモ・・・あたち・・・ね・・」
頬を赤らめながら次の言葉を出そうとする。
パピィ「(ムルモの事好きよ!・・っていわなきゃ!!)「ムルモ・・・
あのねっ・・・あたちねっ・・・ムルモの事・・・」
好き!好き!と何度も心の中で自分に言い聞かせるパピィ。
そしてなんでか、ムルモまで顔を赤らめていた。
ーーーーが、
パピィ「きっ・・・嫌いよッ!大っきらい!!」全く正反対の言葉が口
から出ていた。数秒後、パピィは急いで口を押さえた。ムルモは・・・
ムルモ「ボ・・・クも・・・パピィなんか大っきらいでしゅう!!
もう二度とお前とは会いたくないでしゅうう!!!!!」
パピィ「えっ・・・?・・・ム・・・ル・・・っっ・・・同感よっ!!
二度と会いたくないわ!!!さっさと帰りなちゃいよっ・・・」
ムルモ「言われなくてもそうしましゅ!!」
そう言って、ムルモはうちわを出して飛び去って行った。
パピィ「ムル・・・モ・・・っふぇ・・・え〜〜〜んッ!!!!」
パピィの目から大粒の涙がこぼれ、大木の上からポタポタと
落ちていった。
ムルモ「パピィなんか・・・っパピィなんかーーー・・・っ!!」
そして違う所で同じようにポロポロと涙をこぼすムルモが居た。
そしてミルモは告白の失敗と状況の悪化を知らされることとなった。
ミルモ「ムルモ・・・」だがミルモは何も言えなかった。’素直になれない’
は自分も同じ。自覚がなくても、パピィに上手いアドバイスが出せるワケが
ない。パピィが相談に来てもミルモはいつも同じことばを言った。
     「素直になれ」

結局2人の中は悪化。ポピィはパピィを優しく抱きあげ、
ポピィ「あなたはまだ小さいんだから、これからよ!」
そう優しくなぐさめた。

ーー数年後ーー
あれから何年も年月が経った。
パピィ「おバカたんはっ何度いったら分かるのよっ!」
ムルモ「おバカたんって言うなでしゅうーーーっ!」
パピィ「おバカたんじゃない♪ムルモのおバカたんっ」
ムルモ「きーーーーっ!許さないでしゅ〜〜〜っ!!」
パピィ「あたちだって!!」
ミルモ「はぁ〜あ・・・相変わらずあきねぇ〜な〜」
リルム「そ〜ですわ!ケンカは良くないですわ〜〜!」
ヤシチ「やい、ミルモ!拙者と勝負しろ!」
ミルモ「ったくこっちもこっちであきねぇ〜なぁ〜ヤシチ」
ヤシチ「ここで会ったが百年目!今日こそ貴様ぶをふぉっ」
ムルモ「しかえしでしゅーーッ!」
パピィ「いたいっ・・・やったわねェーーーっ!!レディーはもっと
優しく扱うものでちょ!?」
ムルモ「パピィのどこがレディーなんでしゅかーーっ!!」
2人の喧嘩に巻き込まれいつの間にかボロボロになるヤシチ。
ミルモ「・・・;」
リルム「・・・;;」

いつもの日常といつものケンカ・・・すれ違ったままの2人は
昔の事などほとんど忘れていた。でもムルモは、ボクは初恋の相手が
パピィだったことを忘れる事はないだろう。
これからも・・・ずっと・・・・

    いつまでもーーー・・・・・・

『ムルモの初恋物語』★おわり★


■ 夏田みかん (25回/2009/01/22(Thu) 11:26:16/No1133)

と、いうわけで、ながらくおまたせいたしました!
『ムルモの初恋物語』はこれで終わりになりますw
ムルパピの出会いは皆さんそれぞれにいろんな話を
思いつくと思います(^^)私はぜひ他の人の考えたムルパピの
出会いが見たいです♪・・・次回は久しぶりに一話完結の
ストーリーを描きたいと思います。タイトルは「愛読心」。
ヤシヤマのカップルと私のオリフェが中心の物語ですので、
宜しくお願いします。「ムルモのライバル、パピィがいばる」の
別展開のお話も考えました♪いただき物小説に掲載予定らしいので
そちらもよろしければ宜しくお願いします(^O^)
では☆


■ こやまる (385回/2009/01/29(Thu) 08:35:22/No1148)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんばんは☆
『ムルモの初恋物語』の完結、お疲れさまでした(^^)。
前回のレスで私は反応し忘れたのですが、ムルモの”しゃん”付け問題は前回ですっかり解消されていたんですね。
ムルモの変化に反応するかのようにパピィの恋心にも火が付いて、お互い伝えたいことを伝えられない今のムルパピの関係に発展・・本当に展開が素晴らしくて、さすが日本を代表するムルパピマニア!と思いました。

>平常心なムルモ。でも心の奥のどこかで、何かを期待してドキドキしている
>自分がいることをムルモは気づいていた。
この辺り、したたかで頭の良いムルモらしいですね。
パピィよりもちょっと早く恋をしたムルモ・・・気持ちを整理できなくて悩んでいるパピィをムルモの方から引っ張っていって欲しいなと思うところですが、まだまだそんなことが出来るには二人とも幼すぎなんですよね。
とにかく二人のドキドキで新しい関係がいよいよスタート・・・。
昨日まで二人がどんな風に話していたのかも忘れるくらいに…。

それにしてもミルモがとてもいい役を演じているなぁ。
なんだかんだ言いながらも弟が心配で裏で手助けしていますが、この二人なら大丈夫だと知ると「自分が出る幕じゃないな」と遠くから見守ろうとするところがやはりミルモらしい…。
ポピィの積極的過ぎるアドバイスも、親子って感じがします。
パピィが将来お母さんになったら、きっとポピィと同じようなアドバイスをするでしょうね。

感想をうまく文章で表せない私ですが、本当に楽しませていただきました。
また別の機会に、今度はもう少し大人になったムルパピも見てみたいですね。

>私はぜひ他の人の考えたムルパピの出会いが見たいです♪
みかんさんほど上手に作れないかと思いますが、私もいずれ挑戦してみたいと思います。
私の性格的に、あまり熱くないストーリーになるかも(^◇^;)。

今後もたくさんの面白い小説をまたよろしくお願いしますね。
いただきもの小説の掲載も近々行いたいと思います。
では!


■ 夏田みかん (27回/2009/02/11(Wed) 14:11:28/No1172)

おはようございます(^^)夏田です♪

小説のコメント有難うございますww
ムルモくんは、きっといまでも昔の気持ちを
忘れてないんじゃあないかなと思います♪
パピィもまた、ムルモのそんな気持ちに気づかず
アタックを頑張ってるでしょうねw
ムルモの兄であるミルモさんには、かなり活躍して
もらいました(^◇^)w2人はすれ違ったままですけど;
いつかこの2人の恋の進展のドラマみたいな小説がかきたいミカンですw
では☆




1199/ 8人目のオリフェ
□投稿者/ はくたか -118回-(2009/02/21(Sat) 18:32:29)

こんばんは!

またオリキャラを考えてみました♪
とりあえずオリフェ紹介・・・
名前:ハヤト
性格:荒い
性別:男
年齢:・・・ミルモと同じ年ぐらい。リルムよりは背が高い。
特技:修行、散歩
楽器:木琴

突然、妖精界の他の学校から転校してきた妖精。
首にぶらさげているチャラチャラ?としたかざりとほっぺのバクダンの模様が特徴。
体のいたる所に「ダイナマイト」を隠し持っているため、妖精爆撃機とも言われている。好きなお菓子は「ポテトチップスの塩味」。

このキャラは今書いている「バレンタインデー大作戦!」とあとに書く小説に出てくる予定となっています♪では!


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■ こやまる (407回/2009/02/24(Tue) 08:07:36/No1206)
http://www.murumoya.com/


はくたかさん、おはようございます☆
はくたかさんのオリフェも早8人目…。
オリフェを考えるのが苦手な私からすると、いろいろ思いつくはくたかさんがうらやましいです。
今回の新キャラは服装にちょっと特徴のある男の子ですね。
ダイナマイトを隠し持っているとはまた危険な・・・ちょっと気にくわないことがあるとすぐにダイナマイトに火を付けるのでしょーか。
転校の初日から、ミルモたちもハヤトの被害に遭っていそう…。
手描きのイラストも気が荒くて怒りっぽそうな表情がうまく描けています(^^)。

バレンタインデー大作戦も楽しみに読ませていただきます。
そういえば鉄道の旅の方はもう続きは無いのでしょうか?

では!


■ はくたか (120回/2009/02/24(Tue) 14:54:59/No1211)

こやまるさん、レスありがとうございます。
オリフェの設定では・・・ミルモに戦いと挑み、そのミルモの実力さに感動して弟子(部下)になるということですが??

鉄道の旅の件はストーリがなかなか思いつかなくてただいま苦戦中です>.<
もう少しお待ちください!

では!


■ ムラサメ・シュン (156回/2009/02/24(Tue) 19:26:07/No1212)

はくたかさんこんばんは、ムラサメ・シュンです
オリフェのハヤトなかなかかっこいいですね
特技が修行と書いてあるのでそこのところが
気になりますねちなみに僕のオリフェの
シュンはいつも剣を精進しているので
修行系の掛け合いがあると面白そうです
登場させるならぜひとも登場させてください
(ちなみにシュンは大剣と拳を
使い戦うので参考にしてください・・
またスー○ーサ○ヤ人も驚きの
トランス能力を持っています)
あとはくたかさんの作るオリフェは
素晴らしいと思います頑張って小説を
書いてください。
こんな所です

それでは。




832/ ミルモでポン!鉄道の旅
□投稿者/ はくたか -73回-(2008/05/01(Thu) 19:26:35)

皆さんこんばんは!
先ほどの3月7日に紹介したように、今回はオリキャラが登場する物語を書いていきます。
(設定)ちゃあみんぐ(楓のクラス:3組結木とは違うクラス

第1話『テツの男現る!』
楓たちが行き通う学校、そんな学校にある男によってもっとにぎやかになる?
すべてはそこから始まった。
キーンコーンカーンコーン

楓「やばい!やばい!完全に遅刻だあ〜!!」
ミルモ「もっと早く起きてればこんなことにはならなかったんだ。・・くすっ。」
楓「ミルモ今笑ったでしょ!ひっどーい!ミルモだって寝てたくせにぃ〜!」
ミルモ「オレは他の人間には見えないからいいんだよ♪」
楓「あー、そうなんだ。じゃあ帰りにくもっちょ買ってあげようと思ったんだけどやめとこうかな〜?」
ミルモ「くもっちょ!?わかった!わかった!さっきのセリフ取り消し!!」
楓「・・・もう、くもっちょのことになるとこうなんだから・・・。」

ーーーー学校

ガララララッ(ドアの開ける音)

楓「セーフ・・・!」
悦美「おっはよー楓!」
楓「なんとか間に合ったみたい♪」
悦美「大変だね。」
楓「授業までまだ時間があるから結木君のクラス行ってこよー。」
ミルモ「オレもいくぜ。リルムが来てるかもしれないし。」

結木「オス、南。」
リルム「ミルモ様、楓様おはようございます!」
楓「結木君にリルムちゃん、おはよう!」
結木が突然言い出しました。
結木「南、ちょっと話しにのってくれないか?」
楓「何?何?」
結木「このクラスの中ですごくテンションが高い男の子がいるんだ。」
すると机の窓際にいる男の子を指さしながらいいました。
???「それでさ!!おとといの日曜日に『和田岬線』に乗りに行ったんだけどさ、列車の本数が少ないことにびっくりしちゃったんだよ!!!」
生徒A「へーぇ、そうなんだ!」
???「でしょ!でしょ!グレート高いでしょ!!?」
それを見た楓とミルモ。
ミルモ「あいつすげーテンションたけーな・・・。」
楓「うん、パワーありすぎだね。」
結木「でもオレあいつみたいな元気のあつやるが結構好きなんだ。にぎやかでいいだろ?」
リルム「確かにもりあがれますわ!」
楓「ちょっとあの子に話しかけてくる!」

楓「ねえ、ちょっといい?」
???「・・・いいよ。」
楓は男の子を廊下に連れていきました。
楓「さっきのテンションすごかったよね。」
???「そう!」
楓「名前は?」
一ノ関「オレは『一ノ関ながら』テツなんだ!」
楓「テツ??」
一ノ関「鉄道好きのこと!まあオレは将来JRの全路線すべて走破を目指しているのはオレぐらいじゃないかな。」
楓&※ミルモ「JRの全路線すべて?走破?」※注、妖精は他の人間には見えていません。
一ノ関「そう!!JRは北海道から東北、関東、北陸、中部、関西、中国、四国、九州まで日本列島全部にはりめぐらされている!!JRの1DAYフリーきっぷなどを買っていろいろ周ってるんだ!!!」
楓「そうなんだ・・・。」
一ノ関「・・・南楓さん・・・だよね?」
楓「えっ?何で知ってるの!?」
一ノ関「同じクラスの結木から何度も聞いてるよ!」
楓「結木君か・・・。」

キーンコーンカーンコーン

楓「あっ、もう授業が始まっちゃう!じゃあまたね!!」
一ノ関「ああ!」

続く・・・。



■ こやまる (274回/2008/05/06(Tue) 02:00:51/No833)
http://www.murumoya.com/


はくたかさん、こんばんは☆
新しい新連載、今回も鉄とのことで続きが楽しみです(^^)。

今回は人間界にも鉄な新キャラが登場し、いきなりテンションが高いというか自分の世界をひた走っていますね。
JRの全路線走破は鉄じゃないとそのスケール感が分からないような気もしますが、「そうなんだ・・・」と答える楓にもやっぱりそれが伝わっていないような感じでしょうか。
すでに一ノ関と結木くんは何度か話をしているようですが、結木くんが一ノ関と鉄な会話をしているところを想像するとなかなか面白いです(結木くんも小説から多少の鉄の知識は得ているだろうし)。

では!


■ はくたか (74回/2008/05/17(Sat) 17:41:38/No839)

先ほどの続きです。
第2話『テツの女現る!』

楓「おはよー結木君!」
結木「オス、南。」
楓「今日は何の小説読んでるの?」
結木「ああ、これは・・・。」
一ノ関「おはよう!!結木、南さん!」
急に割り込んできた一ノ関に2人はびっくり!
楓「わわっ!お、おはよう。今日も元気だね!」
一ノ関「当たり前だよ!」
結木「・・・・・。」
楓「・・・で一ノ関君はこの辺りに住んでるの?」
すると突然一ノ関のメガネがキランと光りだした。
一ノ関「・・・フフフ、違うよ。」
楓「えっ、どういうこと?」
一ノ関「俺はね・・・電車通学なんだ!!」
結木「電車通学?どこに住んでるんだ?」
一ノ関「まあここからちょっと遠いんだけど♪『神奈川県』さ!」
楓「神奈川県!?ここって東京でしょ?」
一ノ関「具体的に言うと向こうから電車で通って、学校の最寄り駅で下車してるんだ!」
結木「定期券は?」
一ノ関「定期券はもちろん『Suica定期券』!!!」
楓「へぇ〜・・・。」
一ノ関「最寄り駅横浜線の菊名駅から東神奈川まで行って、そこから京浜東北線に乗り換えて品川へ、さらに山手線に乗って池袋、そして・・・。」
楓「わ〜〜〜っ!!わかりました!わかりました!十分分かりました!!」
あまりにの乗り換え回数でついてこられなくなったようです。
楓「でも乗り換えが何回もあってすごいよね。疲れない?」
一ノ関「全然大丈夫!!!鉄道が俺を元気にしてくれる!池袋から西武鉄道に乗り換えて最後に学校の最寄り駅で降りるんだ。」
結木「でも俺たちは毎日家から学校まで歩いてるのにそれに比べて一ノ関はすごいな。」
一ノ関「分かる?家から学校まで遠い分、毎日早起きさ!」
楓「毎日早起き!?私にはとてもムリ〜〜・・・。」
ミルモ「にょほほほ!楓と比べて一ノ関ってヤツはすげーな!」
楓「ミルモ!?いつのまに。」
一ノ関「・・・??南さん、なに独り言いってるの?」
楓「あっ、なんでもないよ!(そうか、一ノ関君は妖精が見えてないんだっけ・・・。)

学校での休み時間・・・。
一ノ関「突然だけと結木と南さん。」
結木「何だ?」
楓「何?」
一ノ関「今度の連休に行く旅の計画をしてるんだけど。」
楓「旅!?なんか楽しそう〜♪」
一ノ関「でもテレビ番組などでやっている旅とは少し違うんだよ。」
結木「どういうことだ?」
一ノ関「それはね・・・。」
???「ながら〜〜!!ここにいたの!?」
南&結木「!?」
突然やってきた女の子。ごく普通の女の子なのだが・・・。
一ノ関「おお、こまち!ちょうどいいとこに来た!!」
結木「えっ、知り合い?」
盛岡「あなたたちが南さんと結木君?初めまして盛岡こまちです!」
楓「ど、どうも。」
一ノ関「コイツは俺との幼馴染でね、小学校からずっと一緒なんだ。」
結木「なるほど。」
盛岡「ながら!今回計画してる旅といえば・・・?」
一ノ関「そう、コレだよ!『130円で一都六県大回りの旅』をするんだよ!!」
楓「一都?六県?大回り??」
結木「130円?」
盛岡「東京から最低運賃の130円で入って、改札から出ないでJRの電車をぐるーっと一都六県乗り継いで隣の駅で降りるの!!」
楓「な・・・何のこと??」
一ノ関「コレを見て!」
するとカバンの中から分厚い時刻表を取り出しました。
一ノ関「時刻表のピンクのページ、『大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例』を見て!!」
盛岡「そうよ!コレコレ!!」
一ノ関「つまりこの区間内なら同じ駅二度通ったり、途中下車しなければ最低運賃で行けるんだ!!」
楓&結木「!!」
一ノ関「これは安くて一日中楽しめる鉄道好きにはポピュラーな旅なんだよ!!」
楓&結木「・・・・・・。」
楓がこっそりと盛岡こまちに問いかけてみた。
楓「ねえ盛岡さん。さっきからうれしそうなんだけど、実は鉄道好き・・?」
盛岡「何言ってるの?今さらぁ〜。(笑)」
結木「やっぱり・・・。」
一ノ関「よし、帰ったら早速時間とルートを調べるぞ!」
結木「なあ、盛岡もこの辺りに住んでいるのか?」
盛岡「違うよ。私もながらと同じく電車通勤だけど。」
楓「ま・・・まさかまた遠いことろから?」
盛岡「その通り!!」
楓&結木「(大当たり!)」
盛岡「通学ルートもながらと同じなんだ!もちろん毎日早起きだけどね☆」
楓「ははは・・・。」
一ノ関「よーしっ、明後日ての連休が楽しみだな!」
盛岡「そうね!」
結木が急にポツリと言い出しました。
結木「ただひたすら電車に乗ってるだけの旅・・・初めてきいた。」
楓「旅といえばグルメや観光もついてるよね?」
結木「ああ、でもあの調子じゃ絶対無しだろうな。」
楓「うん・・・。」
一ノ関&盛岡「大回り〜♪大回り〜♪」

次回、私はどこにいるのでしょう・・・?

以上です。
次からは鉄道の時刻などを加えていきます。なお、時刻などは2008年4月の現在となります。

でわ〜。







■ はくたか (75回/2008/05/20(Tue) 20:39:16/No840)

第3話『安い運賃での過酷な旅』

(先回のあらすじ)有意義な生活を送っている楓たちの前に究極のテツの2人が登場、一ノ関ながら&盛岡こまちと旅をすることになった。
最初は{130円}の大回りの旅をすることになったのだ。そして楓と結木はこの旅の厳しさを知ることになる・・・。
そして旅の前日、楓&結木へ一ノ関から一枚のFAXが届いた。
楓「んーー?日曜日朝7時東京駅集合・・・これだけ?」

結木「・・・日曜日朝7時東京駅集合?・・・早過ぎない?」

AM7:00東京駅丸の内北口
改札口に切符を通す楓、こんな朝早いのでまだ寝ぼけたままだ。
楓「そもそも7時集合って・・・こんな朝早くから・・・??」
結木「オス、南。」
楓「おはよー・・・結木君〜・・・。朝早いから元気がでないよ・・。」
結木「あの2人はまだかな?」
一ノ関「南さ〜ん!!」
楓「この声は・・・!!」
一ノ関「おはよう!!2分遅刻だぞ!!」
結木「朝から何なんだこのハイテンションは・・・。」
盛岡「ウチらは6時半からここにいたんだけどね!」
楓「6時半!?早過ぎない。」
結木「・・・で?今日行くのは・・・?」
一ノ関「そう!前に行ったとおり、大回りの旅だよ。東京から改札を出ないでJRの路線をぐるーっと周って隣の八丁堀駅で降りるんだよ!!」
楓「ええっ!?改札から出ないで六県ってナニ!?そんなことして何が楽しいの!?」
結木「これじゃあ旅とは言えないな・・・。」
盛岡「大丈夫!途中の駅で『駅弁』を食べるから。」
結木「駅弁?」
一ノ関「その土地の名物を食べられるってことだよ!!」
楓「名・・物・・・?・・・・やった〜〜〜!!名物の食べ物を食べられるなんてサイコー!!!」
一ノ関「よーしっ!今回は『夕食』も駅弁だ!!」
楓は夕食という言葉にピクリとした。
楓「・・・・・ってちょっと待って。夕食・・・・もってこれ何時間かかるの?」
一ノ関「さあ、出発しよう!」
盛岡「OK!」
楓「今、朝7時だよ。家に帰れるのは何時になるの?ねえ?ねえ?」
一ノ関「今日は天気もいいし、絶好の旅だね!」
盛岡「うん!」
ガク然とする楓に結木がこう言いました。
結木「ま、気長に行こう。」
楓「・・・うん。」

東京(7:24)ーーーーーーー→品川(7:34)
         東海道線
一ノ関「まずは『東京』から『品川』へ!」
楓「楽しみにしていたとはいえ・・・なんなのこの感じ・・・。」

品川(7:39)ーーーーーーーーーー→新宿(7:57)
           山手線
新宿(8:02)−−−−−−−−−−→立川(8:38)
           中央本線
中央本線の車両が入線した時、一ノ関は突然さけんだ。
一ノ関「ああっ!『E233系』だ!!」
盛岡「本当だ!」
結木「は?」
一ノ関「これは従来の『201系』を置き換えるために登場した車両だよ!
でも、オレは201系のほうが好きだったな〜・・・。」
楓「乗れればなんでもいいんじゃないの?」

立川(8:43)ーーーーーーーーーーーーー→川崎(9:37)
           南武線
一ノ関「よし!このまま行くぞーーー!!」
楓「・・ってちょっと待って!『川崎』って最初に乗り換えた『品川』から
4駅じゃない!!」
一ノ関「今さら何言ってるの?」
楓「10分で行ける所をなんでわざわざ2時間もかけて・・・。」
一ノ関「それが大回りの旅だから!!」
結木「でもなんでこんなルールができたんだ?」
盛岡「東京近郊はいろいろな線が乗り入れてて、目的地への行き方が何通りもあるからじゃない?」
結木「だよな。だけどそこに目をつけて一都六県回れるって気づいて実行するのがすごいよなー。」
一ノ関「あっ、列車が来たよ。早く!」

時間がないのでここまでで・・・。



■ はくたか (76回/2008/05/28(Wed) 20:59:36/No843)

続きです。

川崎(9:38)ーーーーーーーーーーーー→茅ヶ崎(10:14)
           東海道本線
茅ヶ崎(10:17)−−−−−−−−−−−−−→橋本(11:16)
              相模線
橋本(11:32)−−−−−−−−−−−−−−→八王子(11:43)
              横浜線
結木「東京の端を突っ切って行くって感じだな。」
一ノ関「『八王子』からはハチコウ線に乗るから!」
楓「えっ!?も、もう渋谷に戻れるの!?」
一ノ関&盛岡「・・・・・・・・・・・。」
結木「・・・。」
一ノ関&盛岡「・・・ああ!”ハチ公”か!!」
一ノ関「ああ〜〜〜ビックリした!」
盛岡「すごいね南さん!」
楓「え・・・何が?」
盛岡「『ハチ公』じゃなくて『八高』なの!「八王子」と「高崎」を結んでるから!一瞬何のことだか分からなかったよ!!」
一ノ関「この時点で”ハチ公”と渋谷を結びつけるなんて思いつかなかった!そーゆー考え方もあるんだね!」
楓「・・・遠まわしにバカにされてるんですけど・・・。」
列車は八王子に到着。そこに八高線の車両が待ち受けていた。
一ノ関「それがこの『八高線』だよ!」
八王子(12:00)ーーーーーーーーーーーー→高麗川(12:44)
             八高線
一ノ関「この電車は発車時間までドアは自由に開けられるよう、半自動ボタンが付いてるんだよ。」
結木「本当だ、ボタンが付いてる。」
盛岡「ホラこうやって・・・。」
盛岡がボタンをいじると、ドアは開きました。
高麗川(13:02)ーーーーーーーーーーーーー→高崎(14:33)
            八高線
一ノ関「この区間はディーゼル車なんだ!」
楓「あっ!この電車電線がない!これで走るの!?」
盛岡「もちろん!ディーゼル車は電気じゃなく軽油で走ってるんだから!」
ようやく列車は出発・・・。
一ノ関「のんびりしててやっぱりディーゼル車はいいね!」
盛岡「イスもふかふかだよ。」
結木&楓「確かに・・・。」
車掌「切符拝見しまーす。」
盛岡「あっ!検札だよ!」
南「・・・・・・・。」
一ノ関「大丈夫!大丈夫!」
車掌「切符拝見します。」
一ノ関「はい。」
一ノ関はどうどうと130と書かれた切符を差し出しました。
車掌「・・・・あれこの切符、130円?」
一ノ関「大回り中です!」
時刻表の特例の部分を見せました。
車掌「ああ!あれですか。分かりました!」
一ノ関「ほらね!」
盛岡「スイスイ行ったね!」
一ノ関「まあ、一部の車掌さんの中には、この大回りのことを知らない人もいるからね!そんな時はこの旅の事情を説明するだけでいいさ!」
楓「へぇ〜。」
結木「ところでお昼どうするんだ?」
楓「そうだ!お腹すいた〜〜〜!」
盛岡「そういえばもう2時過ぎてるね。ながら、どうする?」
一ノ関「でも次の乗り換え時間は3分しかないし・・・。次乗るとすると30分乗らないしな〜〜〜・・・。しかたない!売店でパンでも買おう。」
楓はとっさに驚いた。
楓「冗談じゃない!ここまで来たら駅弁食べたいよね!結木君!!」
結木「・・・うん。」
楓「高崎といえば『だるま弁当』!!食べたいよ〜〜!」
一ノ関「だから3分しかないって・・・。」
楓「ダメ!!一本遅らせて!」
一ノ関「・・・・・・・。」
そして高崎で弁当を買い、楓は満足だった。
楓「やった〜〜〜!駅弁ゲット!!」
4人:だるま弁当
一ノ関「まったく、南さんが意地張るから列車一本見送るハメになったじゃないか!!」
盛岡「まあまあ・・・。」

続きは後ほど・・・。

   


■ はくたか (77回/2008/05/30(Fri) 17:01:14/No845)

続きです。

高崎(15:03)−−−−−−−−−−−−→小山(16:45)
            両毛線
楓「やっぱり電車で食べる駅弁はいいね〜♪もぐもぐもぐ・・・こちそーさまでした!」
盛岡「おいしい♪」
一ノ関「・・・・・・。」
結木「日がもうまぶしくなって・・・ブラインド閉めるよ。」
一ノ関「ダメ!!夕日が沈む場所を窓から眺めるのも電車の旅のひとつなんだよ!だから閉めちゃダメ!!ブラインドなんてもってのほか!!」
結木「・・・・わかった。」
突然楓がポツリと言い始めました。
楓「一ノ関君と盛岡さん2人に聞くけど・・・。2人って、休みの日などに一緒に旅してたの?」
一ノ関「・・・まあ中学2年までは思いっきり楽しんでたな。でも3年になってからは受験の日が近づいて・・・それ以降はあんまり旅をしなくなったんだ。」
楓&結木「・・・・・。」
盛岡「私たちの知らないうちにある路線を走ってた車両が新型車両に置き換わってたり・・・赤字のローカル線が廃止になってたり・・・あの時今のうちに乗っておけばなぁと思ってたの。」
結木「家の親は何をしてるんだ?」
一ノ関「オレの父さんは電車の運転士、母さんは車掌をやってるんだ!」
盛岡「私のお父さんは車内の検札をやっていて、お母さんは『みどりの窓口』で切符を作ったりの仕事をやってるんだ!」
楓「なるほど〜。」
一ノ関「あっ!そろそろ着くよ。降りる準備して!」

PM16:45 小山到着

一ノ関「よ〜しっ、大回りもあと半分だ!この調子で行くぞーー!」
盛岡「オーーーーッ!!」
楓「・・・あの〜盛り上がってるとこ悪いんだけどさ。もうすっかり日が暮れちゃったよ。」
一ノ関が辺りを見回すともう日はとっくに沈んでいた。
一ノ関「ああっ!本当だ!・・・・話に夢中で一番いい時間を見逃してしまった・・・なんてことだ・・・。」
盛岡「ながら・・・。」
楓「・・・はっ、早く行こう結木君!」
楓はとっさに移動しようとしていた。
一ノ関「そんなこと言って次に乗る電車分かってるの?」
楓&結木「(ギクッ・・・)」
楓「待っててあげるから早く行こうよ〜。」

小山(17:09)−−−−−−−−−−−→友部(18:11)
            水戸線

列車は小山を発車。この後にびっくりする出来事が!
一ノ関「・・・いよいよだな。」
楓「えっ・・・?」
すると突然車内の電灯が消えた。そう『デットセクション』なのだ。
楓「わっ!!何?何!?急に電気が消えた!?」
盛岡「電流の違いだよ。」
一ノ関「地域によって『直流』と『交流』があるんだよ。その境(死電区間または無電区間)を通る時、少しの間消えるるんだけど、すぐ点くよ。」
その後、再び車内が明るくなりました。
楓「あっ、ホントだ。」
結木「直流と交流ってむかーし学校で習ったような・・・。」
一ノ関「こんなことで驚けるなんてすごいよ!さすがだよ南さん!」
楓「・・・他意がないのは分かってるんだけど・・・。」

PM18:11 友部到着

楓「ふ〜っ、やっと着いた。もう6時だよ・・・。」
一ノ関「さすがにちょっと疲れたかな。」
楓「ちょっとじゃないよ・・・出発してから11時間・・・疲れもするって〜何かお菓子でも食べようよ〜。」
すると盛岡がカバンの中から何かを取り出しました。
盛岡「コレを出すときがきたようね。」
結木「えっ?」
盛岡「ジャジャ〜〜ン!!高崎で買っておきました〜〜!苺大福の『雪苺娘』
〜〜〜!!!」
他の3人「!!」
楓「盛岡さんすごいよ!今日初めて感謝するよ!!」
一ノ関「ホームでおかしなんて久しぶり!!」
結木「やるなあ盛岡!」
盛岡「残りもがんばろう!」

友部(18:15)−−−−−−−−−−→我孫子(19:26)
            常磐線

一ノ関「元気も出たところで聞いてほしいことがあるんだ。」
盛岡「何?あらたまって。」
一ノ関「普通のデートもいいんだけど・・・。」
楓「デートの話?」
一ノ関「電車で旅するデートなんていいんじゃないかな?車内で2人でのんびり会話したり、途中で駅弁を買って一緒に食べたり・・・想像したら嬉しいことなんだよ・・・・・。」
結木「なるほど、そーゆーデートもいいかもな。」
楓「・・・結木君・・・☆」
一ノ関「そこで考えたんだ!南さん!」
楓「はい?」
一ノ関「鉄道で旅をするからには、『鉄道界のアイドル』を目指すんだ〜〜〜!!」
楓&結木「ええっ!?」
楓「ア、アイドルだなんて・・・そんなぁ・・・照れるし・・・。」

アナウンス「我孫子〜、我孫子〜」
楓「・・・で我孫子から常磐線で上野に行くんでしょ!?」
一ノ関「違うよ。成田線で『成田』まで行って、『千葉』行ってそこから内房線で『蘇我』に行くんだよ。
楓「・・・まだそんなにあるの・・・?」
一ノ関「だいたい上野なら今の電車降りないよ。考えたら分かることなのに。」
盛岡「だよね。」
そのとき、楓が時刻表を取り上げ、いかにも真剣そうな顔で言いました。
楓「こうなったら・・・とっとと終わらせてやる!」
一ノ関&盛岡「・・・・・・。」
結木「・・・・・・・。」

我孫子(19:29)−−−−−−−−−−→成田(20:15)
             成田線

楓「乗り換え時間急いで!5分しかないよ!!」
一ノ関「走らなくても間に合うよ!!」

成田(20:20)−−−−−−−−−−→千葉(20:50)
           総武本線

盛岡「南さん、急ぐんじゃないの!?早く!」
楓「大丈夫!ジュースを飲む時間はある!」

千葉(21:07)−−−−−−−−−−→蘇我(21:13)
            内房線

楓「いよいよラストの京葉線!!」

蘇我(21:21)−−−−−−−−−−八丁堀(22:11)
           京葉線

楓「そして!最終駅!『八丁堀』!!」
一ノ関「最後にこの切符を改札に通せば終わりだ!」
そして、東京駅からの130円の切符は改札口に吸い込まれていった。
一ノ関&盛岡&楓&結木「これにて130円で一都六県大回りの旅終了ーーーーーっ!!」
盛岡「最後はすっかり南さんに仕切られちゃったね!」
一ノ関「この旅を楽しんでくれたんだね!うれしいいなぁ!」
楓「・・・何勘違いしちゃってるの?私はただ早めに終わらせたいだけだったもん。」
一ノ関「時刻表にも興味を持ったようだし、これからの旅が楽しみだね!」
盛岡「南さんが成長が楽しみだね!」
楓「違うってば!もう10時過ぎだよ!!15時間もかけてもう絶対しないもん!」
一ノ関「だ〜か〜ら、一日楽しめるって言ったでしょ!!」
結木「(疲れた・・・家に帰って本を読みたい・・・。)」
一ノ関「経済的で一日中電車に乗れる充実した旅・・・。これはまさに・・・
ヒマつぶしとかにいいんじゃない!?」
盛岡「えっ!?」
楓「ヒマつぶしって・・・。」

〜あとがき〜
僕は大回りの旅を関西でもできるので関西でやってみんですけど本当に満足でした。

では。



■ こやまる (285回/2008/06/15(Sun) 16:10:02/No863)
http://www.murumoya.com/


はくたかさん、こんにちは☆

すごいですね〜、大回りの旅!
路線が複雑に交差している関東のJRならではの旅ではありますが、鉄道好きにとってはかなり充実した旅になること間違いなしです。
私も7〜8年くらい前にJR東日本の企画で同じようなことにチャレンジしたことがありますが、今やったら立川→川崎の南武線フルコンプリートでダウンしそうです。
プランについては、もうちょっと時間があったら南武線から東海道線に乗り換える途中に、南武支線&鶴見線を組み入れることが出来たかもしれませんが、それだと中学生が夜歩いてはいけない時間に八丁堀に着きそうだから無理でしょうね。

ストーリーは八丁堀に着いた時点で終了となりましたが、一ノ関と盛岡の関係についてもう少し知りたいですね(^^)。
というわけで第二弾をよろしくお願いします!
関西も期待したいですが、地下鉄の副都心線も開通したことですし、一番安い料金かつ一番長い距離で東京メトロの地下鉄全線を制覇するのはいかがでしょう?(これは難題?そもそも可能なのかどうか…)
そして分かっていながらも、またまた楓と結木はこの旅に巻き込まれてしまうのでしょうね(笑)。

そういえば一ノ関の通学ルートは菊名から品川経由のJRでしたが、東急東横線で渋谷経由の方が圧倒的に早いような・・・。
でも確かSuica定期券は利用する鉄道会社は2社までだったような気がするから、JR以外は使えないということになるのかな?

後日、いただきもの小説にも掲載させていただきますね。
またの小説投稿をお待ちしております〜。

では!


■ はくたか (83回/2008/06/29(Sun) 16:16:54/No885)

お待たせしました!続きです。
『第4話 夏は江ノ電!』

時は過ぎ、夏がやって来ました。楓の学校の生徒は全員夏服のようです、そして夏休み直前のテストも終わり・・・一安心のところまた、一ノ関が旅の計画を立てていたのであった。
一ノ関「いやぁ!今日も暑いね南さん!!」
楓「うん、帰りにアイスでも買って帰る?」
結木「それもいいな。」
一ノ関「あっ・・・!」
結木「どうした?」
一ノ関「もうすぐ夏休みだよね?」
楓「そ・・・そうだった!また結木君と海でも行きたいな〜〜♪」
結木「・・・オイ。」
一ノ関だけ(海)と聞いてもピンとこない・・・。
一ノ関「・・海?なんで?」
楓「え〜っ!だって夏といえば海でしょ!」
一ノ関「違う!!!」
結木「!?」
楓「・・・何・・?」
一ノ関「夏といえば『江ノ電』でしょう!」
結木「江ノ電?」
一ノ関「横須賀線の『鎌倉』から東海道本線の『藤沢』まで走っている線だよ!しかも途中までは海沿いを走る!!コレは夏のオススメ路線だよ!!」
結木「江ノ電・・・聞いたことあるな。」
楓「知ってるの?」
結木「ああ、オレの読んでる小説にも出てきたんだ。ちょっとびっくりしたな。」
一ノ関「よし!結木も江ノ電に興味を持ったようだし・・・。」
結木「いや・・・興味を持った訳じゃなくて・・・。」
一ノ関「今回の旅は江ノ電だ!!」
結木「もしも〜し聞いてる!?」
安純「あら、ずいぶんにぎやかね。」
安純が現れた!
楓「日高さん!?」
一ノ関「おーっ、日高!ちょうどよかった!今旅の計画を立てている最中なんだけど。」
安純「話はすべて聞かせてもらったわ。結木君と旅をするのは私よ!」
楓「それはないでしょ日高さん!!」
安純「ぬけがけはさせないわよ〜!!」
結木「・・・はぁ。」
一ノ関「旅は大勢のほうが楽しいからね!ついでに松竹もさそおうか・・・。」
その日の放課後・・・。
楓「・・・・それでねミルモ、夏の計画なんだけど・・・。」
ミルモ「海!?海行くのか!!」
楓「それがね、ちょっと違うの。」
ミルモ「はぁ?それどういうことだ??」
楓「ちょっと話が長くなるだろうけど聞いて・・・。」



ミルモ「・・・・・なるほどな。結木のクラスにおもしろい男女がいるのか。」
楓「うん、でその人すっごい鉄道好き(テツ)らしいの!初めは130円で6県連れまわされてどうなるのかなぁと思ったけどもう安心!今回はまともな旅だって!」
ミルモ「でもそいつらオレたち妖精が見えてねーんだろ?」
楓「あっ!そうか。一ノ関君の前ミルモと話すと何か不思議そうな顔するもん!」
ミルモ「妖精界の中で鉄道好きの妖精は・・・?」
楓「確か・・・・。」
楓&ミルモ「・・・・あっ!!ハヤテとトレンだ!!!」
楓「それじゃあ早速あの2人のマグカップを一ノ関君と盛岡さんに渡せば!?」
ミルモ「そういえば今どこにいるんだあの2人!?ちょっと探してみる!」
ミルモはそういうと何かの探知機を取り出してハヤテとトレンの位置を探し始めました。
ミルモ「見つけたぞ!」
楓「えっ!?どこ?どこ?」
ミルモ「・・・・・何て読むんだ楓。」
楓「・・・・『鹿児島』?」
ミルモはその2人に電話をしました。
ミルモ「ハヤテ!トレン!ちょっと用がある!すぐにオレのとこへ来てくれ!!」
ハヤテ「えっ!?今ちょっと九州新幹線の魅力を味わってるんだから後にしてくれ!!」
ミルモ「大事な用なんだ!!」
トレン「あと10分ぐらいで全線走破だからもうちょっと待ってて!!!」
ミルモ「・・・・わかった。」
そして10分後・・・楓の机の上に2人のマグカップが現れた。
トレン「いきなり何〜?」
ハヤテ「オレたちをよびだして〜。」
ミルモ「お前らにふさわしいパートナーが見つかったぞ!」
ハヤテ「パートナー?」
トレン「楓さんの学校に僕らみたいな人がいるの?」
楓「うん!とりあえず明日その人たちにマグカップを渡すから。」
ハヤテ「・・・ということは、いよいよオレたちもミルモみたいな生活ができるってわけだな!」
トレン「そのようだね!」
ミルモ「よぉーし、決まりっ!楓、明日早速渡してこい!」
楓「わかった!」
そして翌日・・・楓が一ノ関と盛岡を呼び寄せました。
一ノ関「渡したいものってなに?」
盛岡「何?何?」
楓「はい!こないだの旅のお礼。」
一ノ関「マグカップ?」
盛岡「色がキレイ・・・。」
楓「家に帰ったらおまじないをするといいことが起きるから楽しみにしててね!」
盛岡「うん!」
一ノ関「ねえ、盛岡さん!オレのマグカップの色とライン、『トワイライトエクスプレス』の柄に似てない!?」
盛岡「わぁ!本当だ!!」
楓「ふふっ、妖精が出てきたらびっくりするだろうなー♪」


一ノ関「ただいま〜!・・・って父さんも母さんも仕事でまだ帰ってるわけないか。」
一ノ関は自分の部屋に戻るとマグカップをその場で眺めてみました。
一ノ関「アレ?裏に何か書いてあるぞ・・・。」
裏には、『このマグカップにクリームソーダを注ぐと妖精『ハヤテ』があなたの願いをかなえてくれます』と書いてあった。
一ノ関「ハヤテって東北新幹線の東京と八戸を結ぶ『はやて』のこと?・・・願いか・・・。よし!決めた。」
一ノ関はクリームソーダを注ぎながら願いを言いました。
一ノ関「オレはいつか日本全国JR・私鉄の全路線を走破したい・・・!」
願いを言うと急にマグカップが輝き始め、中から妖精が出てきました。
ハヤテ「よう!今日からオレがお前のパートナーになってやるぜ!!」
一ノ関は突然驚きました。
一ノ関「うわあ!!誰だ!!?」
ハヤテ「ちょっと待て!説明するから!!」
一ノ関「??」


一ノ関「・・・なるほど、妖精界ってものがあるなんて・・・知らなかった。」
ハヤテ「で、JRと私鉄の全路線走破目指したいんだろ?」
一ノ関「何で知ってんの?」
ハヤテ「お前がマグカップに願いをこめただろ!?」
一ノ関「ああ!あの時か。じゃあお前鉄道好き(テツ)!?」
ハヤテ「そういうこと!・・というわけでよろしくな!」
一ノ関「よろしく!」
一方同時刻、盛岡も家に帰ってきました。
盛岡「つ、疲れた〜〜!」
盛岡はふとマグカップの裏をのぞいてみると、何らかの文字が書いてありました。
裏には『このマグカップにマンゴージュースを注ぐと妖精『トレン』があなたの願いをかなえてあげます』って書いてあった。
盛岡「願いか〜・・・コレにしよう!」
盛岡はマンゴージュースを注ぎながら言いました。
盛岡「・・・いつか絶対JR・私鉄の全路線走破できますように!!」
するとマグカップが光り出し、妖精が出てきました。
トレン「やぁ!やっと会えたね!」
盛岡は突然驚きました。
盛岡「わわっ!何なの!?お母さ〜ん!マグカップから化け物が!!」
トレン「わぁー静かにして!!」
盛岡「???」
トレン「・・・化け物ってひどいよ〜(泣)」
盛岡「あっ、ごめんね!つい・・・。」



盛岡「・・・妖精界ってのがあったんだ!びっくり。」
トレン「将来全路線走破したいんでしょ?」
盛岡「何で知ってるの!?」
トレン「マグカップに注ぎながら願いを言ってたじゃない!」
盛岡「へぇーそういうことか。じゃあ、あなたも鉄道好き(テツ)なの?」
トレン「そうだよ!」
盛岡「よかった〜これからそういう話ができそうね!」
トレン「うん!」
その頃楓は・・・。
楓「今頃あの2人妖精と仲良くしてるかな〜?」
ミルモ「そうじゃねーの?」

続きは後ほど書きます!
ではまた。




■ こやまる (293回/2008/07/04(Fri) 22:48:59/No891)
http://www.murumoya.com/


はくたかさん、こんばんは☆

なんと、一ノ関&盛岡とハヤテ&トレンがここで合流するとは驚かされました。
テツなクラスメート2人にテツな妖精が2人、これはもしかしたら初めからパートナーになる運命だったのかもしれませんね!
それにしても2人のマグカップにかけたおまじまいが鉄分たっぷりだこと…。
しかしJR・私鉄の全路線制覇は時間をかければ誰でも制覇出来てしまうので、途中でJR・私鉄の全駅制覇に目標を切り替えないと。。。

それにしても江ノ電が夏にオススメの路線とは…。
実は私は関東に住んでいながら江ノ電にはまだ一度も乗ったことがなかったりします。
海を目前にして電車で素通りというテツ以外には理解しがたいこの旅行計画、安純や松竹くんがどんな反応をするかが楽しみです。
もちろん一緒に付いてくるはずのムルモの反応も気になりますね。

では続きを楽しみにお待ちしています〜。


■ はくたか (84回/2008/07/15(Tue) 15:52:55/No903)

『第5話 夏は江ノ電(後編?)

AM9:00 鎌倉駅江ノ電ホーム

一ノ関「今回行く江ノ電は特にすごい!これは南さんも絶対納得する!!(たぶん)」
住田「僕たちまでさそってくれてうれしいよ!今日ヒマだったんだ。」
ハヤテ「江ノ電は何度か乗ったから慣れちゃったけど付き合ってもいいぞ。」
トレン「駅の順番も覚えちゃったしね。」
一ノ関「今回使うのは江ノ電一日乗車券の『のりおりくん』!コレ一枚で全駅乗り降り自由なんだ!」
ミルモ「夏だから一応水着持ってきたけどよー海行くのか?」
ハヤテ「・・・行けばわかる!」
一ノ関「この江ノ電はね、都心から近いんだ!だから日帰りで行けちゃうんだ!!」
楓「だからこれはデートコースにオススメって言いたいんだよね!一ノ関君?」
一ノ関「そう!さすが南さん分かってるね!!」
松竹「いいなあ・・・南さんと2人で来るにはここにしようかなー?」
住田「あーっ!それずるい!」
結木「盛岡が来てないけどどうした?」
住田「用事があるっていって来られないらしいよ。」
結木「そうか。」
楓「前回はどうなるのかと思ってたけど今日はなんだか楽しい旅になりそー♪」
一ノ関「おっ、そろそろ列車が来るな。行くよ!」

鎌倉9:12分発

長谷9:17分着

一ノ関「まずは3つ目の「長谷」!」
安純「何か見所はあるの?」
一ノ関「ない、住田がどうしても見たいものがあるっていうから仕方なく入れたの。」
住田「そう!駅から徒歩10分ぐらいで見えてくる・・・。」
一行はしばらく歩くとその先に大きな物体が見えてきた。そう、「鎌倉大仏」なのだ。
住田「鎌倉大仏♪」
奈良の大仏しか見たことがない住田は興奮して大仏の近くに駆け寄っていきました。
住田「わーい!もっと近くで見よう!」
森下「見たかったのはこのことだったんだ。」
ヤシチ「確かにでかいなコレは・・・。」
一ノ関「・・・・・・・。」
リルム「どうしたのですか一ノ関さん?」
一ノ関「・・・のりおりくんがあるのにたった3駅で降りるなんてもったないない。もっといけばいいのに・・・。だいたい大仏なんてどこがいいの?遊園地なら分かるけど大仏はそこにあるだけじゃない。」
松竹「まあ住田も満足したし、いいんじゃない?」

長谷10:05分発

一ノ関「次のオススメ駅はスゴイんだ!」
ミルモ「にょほほ!楽しみだな!!」

鎌倉高校前10:18分着

一ノ関「2つ目はここ、鎌倉高校前駅!!」
森下「わぁ!海が近い!!」
一ノ関「ここはね、駅のホームから海が見渡せるんだぞ!駅も小さくてイイ感じでしょ?」
安純「ふーん、確かにいいわねこの駅。」
トレン「気に入ってうれしいなぁ!僕も気に入ったんだこの駅!」
楓「ねえ、向こう側にポツンとある島ってあれ『江ノ島』じゃない?」
一ノ関「まあ、この駅からは江ノ島も見えるってわけだな。」

鎌倉高校前10:30分発

一ノ関「みんな!「腰越」を過ぎたよ。ちょっと景色見て!」
住田「なになに?」
電車は路面区間に入っていた。腰越〜江ノ島間は路面区間だった。
ムルモ「道路を走ってるでしゅ!」
パピィ「路面電車みたいね!」
ハヤテ「路面電車みたいじゃなくて、そのものなの!」
トレン「江ノ島まではここを走るんだよ!」

江ノ島10:36分着

一ノ関「ここはさっきもいってた江ノ島の最寄り駅。こっち来て!」
一ノ関が行く方向は江ノ島と逆になっていた。
森下「『江ノ島』は?」
一ノ関「なに言ってるの!江ノ電名物といえばここ!」
そこはさっき通った路面区間だった。
結木「ここはさっき通ったところ?」
安純「何があるっていうの?」
一ノ関「アレを見て!」
指を指した方向に電車が近づいてきた。路面区間なのでいつもより車両が近くに見えて迫力がある。
楓「うわっ!・・・これはスリルがある・・・。」
一ノ関「もっとよく見て!」
するとまた違う車両がやってきた。次も・・次も・・次も・・。
パピィ「全部車両が違うわ。」
一ノ関「そう、江ノ電にはいろんな車両が走ってるから。」
そして10分後・・・。
安純「・・・暑い。夏に行くところなら海でいいじゃん。なんでわざわざこんなところに来なくちゃいけないのさ・・・。」
一ノ関「そんなの当たり前すぎて面白くないよ!夏だからこそそれらしい路線に乗るのがいいんだからさ。」
ヤシチ「・・・でこれで紹介したい駅は全部終わりなのか?」
ミルモ「えっ?もう終わりなのか!よし、あとは海で過ごすぜぃ!」
ハヤテ「なに言ってるの?」
ミルモ「へっ?」
一ノ関「前に降りた江ノ島からはもう一つの路線『湘南モノレール』が発着してるんだ!今からそれに乗るよ。まだ明るいのに終わるなんてもったいない!!」
リルム「湘南モノレール?」
トレン「この江ノ島から大船まで走ってる線だよ。」
ミルモ「・・・まだ続くのか?」
ムルモ「お兄いたま!ガマンでしゅ。」

湘南江ノ島11:11分発

大船11:26分着

一ノ関「あー気持ちい!モノレール走破!!」
トレンとハヤテはモノレールは久しぶりなので感激していた。
楓「これからはどうするの?」
一ノ関「う〜ん・・・もうオススメ駅回っちゃったしな・・・。さて、これからどうしよう・・・。」
松竹「・・ねえ次は海に・・・。」
一ノ関「よし!オススメ度は低いけどモノレール・江ノ電の残りの駅も回ろう!!まだ時間があるからこのまま帰るのはもったいないな。一日切符もあるし、江ノ電もう一回往復できるかも!?」
後のメンバー「!!!」

この後一行は全駅に行き、江ノ電を往復し、藤沢経由で藤沢からJRへ乗り換えて、東京駅に着いたのは・・・夕方の5時過ぎだったそうだ。

以上です。

ではまた・・・。


■ はくたか (86回/2008/07/31(Thu) 16:24:57/No923)

『第6話 切符がない鉄道の旅』

一ノ関オススメの店を紹介したいと行っているのでとりあえずそこに行ってみる楓と結木と住田。店は楓たちが通っている学校の近くに最近できたのだ。その店で働いているのは一ノ関の親戚のおばさん。彼女は大の鉄道好きであった。ふと店の看板をのぞいてみると・・・『テツの喫茶店』と書いてあった。
結木「ここがあの店?」
住田「そうみたい。」
楓「とりあえず中に入ろう!」
店に入るとまず目の前に飛び込んできたのは部屋を埋め尽くすぐらいの鉄道模型ジオラマ。畳約20畳分の大きさだ。壁に飾ってあるのは、かつて使われていた列車の昔の種別や特急、急行などの行先表示看板などが飾られていた。
ミルモ「うわっ!」
楓「なにコレ!?店に電車が走ってる。」
???「ようこそいらっしゃいませ。」
姿を現したのは親戚のおばさんだった。フルネームは一ノ関はつかり。
はつかり「ここはこの町だけでの唯一な鉄道模型が走る店でね、他にも銀座などにもあるんだけれど・・・。」
パピィ「なるほどね。」
はつかり「私は26歳に上京してそれからどうやって仕事をしていこうと思ったとたん銀座に模型がある店に見つけてね、それをヒントにこの店を開けたのよ。」
住田「あ、あの・・将来の夢とかはありますか?」
はつかり「・・・いろいろ考えてみたんだけど、悩んだ結果私はついに決心したの!それは・・・。」
すると突然興奮しながら言いました。
はつかり「一度でいいから鉄道車両に抱き付いてみたいんです!!きゃーっ言っちゃった!!」
さらに顔を赤らめて。
はつかり「『700系新幹線』って分かります!?」
楓「は、はぁ・・・。」
リルム「変わった方ですわね・・・。」
はつかり「特に700系が大のお気に入りで東京駅に止まってるところを見るといっつも抱きたい!、抱きたい!と思っちゃうんですよ!!」
さらにポケットからストラップを取り出した。
はつかり「『ドクターイエロー』も見たいんです!ドクターイエロー!分かります!?黄色い新幹線!総合試験車両!ほら携帯にストラップもつけてるの!!とにかく私新幹線が大好きなんです!!!」
住田「南さんすごいよ!こんなにテツの知識を身につけてるなんてさすが一ノ関の親戚だね!!」
楓「・・・すごいギャップだね。」
ミルモ「・・・ああ。」
???「あっ、どうも。」
そこに現れたのは一ノ関のお兄さんの一ノ関いそがぜだった。高校を卒業し、今はこの喫茶店でおばさんと共に働いている。
いそがぜ「初めまして、ながらの兄のいそがぜです。」
楓「一ノ関君のお兄さん!?は、初めまして南楓です!」
住田「住田といいます!」
結木「どうも。」
いそがぜ「僕は幼稚園の時から鉄道模型にはまってしまいましてね、喫茶店に鉄道模型を走らせたい・・とずっと思っていました。その夢がかなったのが実にうれしいです!」
住田「そうですか!」
いそがぜ「高校卒業後、僕は真面目に働こうかな・・と言ってたんですけどやっぱりこっちの方が向いてるって希望していた仕事をキャンセルしてこの店をオープンしたんです!」
さらにうれしそうな表情をしながら・・・。
いそかぜ「自宅に5000両の模型があるので、それを持ってきて走らせているんです。年に一回車両を入れ替えてるんですけど同じ車両はたぶん二度と見れないですね!」
住田「なんか僕らの住んでる町がすごいことになってるよ!」
パピィ「そうね!」
結木「ああ。」
楓「一ノ関君の家系ってすごいなぁ。お父さん、お母さんだけじゃなく、親戚やお兄さんまでテツ(鉄道好き)だもん!」
ミルモ「う〜ん、考えてみりゃすげーよな。」
リルム「ええ!」
いそかぜ「ながらが時々学校帰りにここに寄っていてここはすごい店だ!ととても喜んでいて是非南さんにも紹介してあげて!て言われてきたんです。本人も来る気満々だったけれど今日は忙しいってこれないって!」
はつかり「おかげでこうして電車の話ができてすっごくうれし〜〜〜い!
あっ、もちろん『ミルモでポン!』も全巻読んでますよ。」
いそかぜ「DVDも何回も見直したり・・・アニメコミックスも全部持っていますよ。」
楓、結木、住田「それは・・・どうも。」

以上です!

それでは。



■ はくたか (87回/2008/08/05(Tue) 15:34:56/No928)

『第7話 沙織のリサイタル&北海道の鉄道巡り(前編)』

♪あらすじ♪

楓の元に一通のエアメールが届いた。それはドイツで暮らしている沙織からのものだった。
手紙の内容は、今度のリサイタルは「北海道」で行うらしい。北海道の『大通公園』の真ん中での夜のリサイタルのお誘いだった。楓は結木と日高と松竹と一ノ関と盛岡と共に北海道へ行くことに・・・。
手紙の他に飛行機のチケットも入っていたのだが、それに一ノ関はどう反応したのだろうか・・・。

楓がふとポストを見ると・・・。
楓「あれ?」
ミルモ「どうした楓?」
楓「エアメール?・・・あっ!沙織からだ!!」
数日後みんなを集めて・・・。
結木「沙織から?」
リルム「お誘いのメールですの!?」
松竹「そうなんだ!」
日高「へぇ〜。」
楓「うん!明後日北海道でリサイタルを開くんだって!!」
ヤシチ「ドイツ以来だな!」
ミルモ「そこで妖精の幽霊も見れたからな!」
ハヤテ「・・妖精の幽霊?・・・オレ3年前にドイツで見かけたような・・・。」
ミルモ「ん?何か言ったか?」
ハヤテ「いや!なんでもない。」
トレン「???」
ハヤテ「沙織って、あのアクミのパートナーの?」
楓「そう!ハヤテとトレンはまだ会ったことがないから知らないんだよね。」
トレン「北海道か〜。以前も何度か行ったなー・・・。」
一ノ関「そのリサイタルって以前はドイツで開かれてたの?」
松竹「そうだよ!だいぶ前の話だけどね!」
ハヤテ「・・・ドイツと言えば・・あの『ICE』の高速列車だよね!」
トレン「そう!そう!最高速度は280キロ!本当に速いよね!!」
一ノ関「そう?オレ海外キョーミないから。」
盛岡「そうだよね。」
楓「出た・・・鉄道ネタ・・・。」
日高「いくらでも出てくるのがすごいわね。」
楓「それでね、飛行機のチケットも一緒に入ってたんだけど。」
一ノ関「飛行機!!?」
一ノ関の突然の叫びに全員がびっくりした。
楓「えっ?」
一ノ関「沖縄や海外は分かるけど、北海道は鉄道で行けるでしょ!!」
ハヤテ「そう!!あの「青函トンネル」でつながってるんだからわざわざ飛行機でいく必要ないじゃない!!!」
トレン「・・・じゃ、じゃあどうすんの?」
一ノ関「フフフ、そうなるだろうと思ってちゃんと北海道行きの夜行列車のキップを取っておいた!!」
盛岡「夜行列車!?私久しぶりに乗る!」
結木「でもせっかくのチケットがもったいないような気がして・・・。」
一ノ関「安心して!帰りは飛行機だから!!」
一ノ関はさらに・・・。
一ノ関「そう、今回乗るのは・・・「トワイライトエクスプレス」!!!」
ミルモ「なんだそりゃ!?」
一ノ関「大阪から札幌まで結んでいる寝台特急だよ!しかも車内はゴージャスで「北斗星」、「カシオペア」に続く動く高級ホテル!これはまさにトップエレベスト級!!!」
トレン「わーい!ボクがずっと憧れてた列車だ!!」
ハヤテ「でもトワイライトは臨時列車だから運転日には注意!」
ムルモ「・・・なんで夜行列車で行く必要あるんでしゅか?」
一ノ関「・・・沙織ちゃんに夜行列車で来たって自慢できるから♪」
楓「いいよ自慢しなくて。」
そして出発当日、一行は東京から新幹線で一気に京都へ、そこからトワイライトエクスプレスに乗るという。
楓「え〜っと、リサイタルが始まるのは明後日の日曜日だから、夜行列車で一日かけて行って北海道に着くのは明日だから向こうでもう一日満喫するってこと?」
松竹「スケジュールはそう書いてあるね。」
一ノ関「あっ!!」
盛岡「どうしたの!?」
一ノ関「夕食の食堂車は予約しなきゃいけないんだった!予約忘れた!!」
日高「はっ?」
一ノ関「も〜しょうがないからここ(京都駅)で昼食&夕食の駅弁を買おう!!」

「平安弁当」:楓、盛岡
「とんかつ弁当」:結木、松竹、一ノ関
「うなぎ寿し」:日高
ミルモ「オレたちは断然お菓子だぜぃ!」
楓「そういえば沙織、空港じゃなくて札幌駅で待ってるって返事がきたけど。」
日高「なにしろ一ノ関くんが計画変更したからね、向こうもいい迷惑よ・・・。」

京都駅0番ホーム。ここからは北へ向かう「日本海」、「トワイライトエクスプレス」の発着点となっている。そこからは長〜い長〜い旅が始まろうとしていた。
そしていよいよトワイライトエクスプレスが京都駅に入線してきた。
一ノ関「来た・・・来た!来た!!大阪から北海道へ行く寝台特急といえばコレ!「トワイライトエクスプレス」〜〜〜!!!」
ムルモ「・・・相変わらずハイテンションでしゅね。」
ミルモ「こういう豪華な列車に乗れるからじゃねーの?」
盛岡「おおっ!」
楓「アレ?一ノ関くん?」
一ノ関は真っ先に「サロンカー」に乗り込んだ。
一ノ関「ここは誰でも気楽にくつろげるサロンカー!ホラ、窓も大きくていいでしょ?」
楓「うわっ!なんてゴーカ(豪華)な車内なの。」
日高「ここで私と結木くんとデート♪」
楓「あーっ!日高さんずる〜い!!」
結木「・・・・・・。」
松竹「そうか!もう北海道の旅は始まっているんだ!」
一ノ関「そう!もう始まってるの!!」
トレン「・・・ああ、夢までに見たトワイライトエクスプレス・・・ついに乗れた。う、う、嬉しい〜〜〜!!」
一ノ関「そして今夜泊まるのはなんと個室の「ツイン」!普通のB寝台なのになんと鍵がかかる2人部屋!」
日高「えっ?じゃあ私たち6人いるのにあとの4人はどうするの!?]
ハヤテ「大丈夫!あと隣にB寝台に一人用個室と、5号車の同じ個室があるからちょうど四人埋まるよ!」
楓「ならよかった。」

12:39京都発

一ノ関&ハヤテ「さあ、しゅっぱつしんこーう!!!」

松竹「『トワイライトエクスプレス』って豪華だね。」
一ノ関「そう!とても豪華なの!」
松竹「ウチと同じくらいかな?」

13:43分 敦賀停車

一ノ関「ほら!「トワイライトエクスプレス」に乗れない下々の者たちがいっぱいいる!あの子なんかくやしいからメール打つふりをしてこっちを見ないようにしてる!!」
ムルモ「一ノ関しゃんが見てるからじゃないでしゅか?」
突然ハヤテが言いかけてきた。
ハヤテ「・・・実はどうしても南さんに話したいことがあったんだ。」
楓「何?なんでもいいよ。」
ハヤテ「ミルモが妖精の幽霊っていってたよね?あれがどうしても気になっちゃって・・・。」
ミルモ「そうか?」
トレン「ちょうど3年前、ボクとハヤテがドイツ鉄道での旅をしていたころなんだけど。」
楓&ミルモ「・・・・・・。」
ハヤテ「ドイツの「ベルリン」。そこで鉄道をひたすら満喫していた時の帰りに「ベルリン東駅」で列車を待っていたときにちょうど壁の隅っこに妖精の幽霊が現れたんだ。」
ミルモ「ふむふむ。」
トレン「ボクは驚いたけれどその幽霊は襲ってこなくて安心したんだ。」
楓「どんな・・妖精だった?」
ハヤテ「・・・・・。」

14:40 福井停車

ハヤテ「あ!?もう福井だ!」
トレン「早いね!」
楓「・・・・・。」
一ノ関「福井の名物はなんなの?」
盛岡「ちょっと待っててね。え〜っと・・・。」
トレン「え〜っと・・・。」
ミルモ「・・・おい、ちょっとそういうのはいいからさ・・・。」
ハヤテ「どこまで話したっけ?」
楓「出会った妖精がどんな姿だったってところまで。」
ハヤテ「そうそう・・・、確か、ピンクの髪をしていて・・・。」
トレン「紫の服に、帽子の部分に♪(おんぷ)のマークがついてて・・・。」
楓&ミルモ「!!!」
トレン「名前は聞いた?」
ハヤテ「・・・聞いたな・・確か、ハー・・。」
楓「もしかして『ハーモ』!?」
ハヤテ「ええっ!?なんで分かったの!?」
リルム「私たちもその方に会ったことがありますわ!!」
ハヤテ「・・・そうか。じゃあ次に会った時は一緒に北海道の路線巡り・・・♪」
トレン「・・・ハヤテ(汗)」
楓「でも・・・最期はパートナーと共に昇天したんだよね?」
結木「ああ。」
ハヤテ「ええっ!?昇天しちゃったの!!?・・・がっかりだ、また会えると認識してたのに・・・すごくがっかり・・・(泣)。」
リルム「ハヤテさん、しっかりしてくださいませ。」
トレン「ハーモ・・かわいかったな・・・。いきなり名前を尋ねてきて話を聞くと『ローレライ伝説』なんとかについて語ったり・・・。」
ハヤテ「オレたちが列車に乗る寸前まではいたんだよ!列車のドアが閉まったときはもういなくなってた!!」
ミルモ「ローレライ伝説か。」
リルム「パートナーの方がつらい目にあったときの話でしたわ。」
ヤシチ「うむ・・・。」

16:30 富山停車

盛岡「もう富山まで来ちゃったね。」
松竹「皆で話してるとあっという間だなぁ。」
そして「トワイライトエクスプレス」は目的地を目指し進み続ける。
一行がようやく眠りについたのはもう日付がかわる頃。それでも列車は進み続ける。
深夜には青森信号場で機関車を付け替え、進行方向を変えて津軽線へと入る。
本州と北海道を結ぶ、青函トンネルを通って海を渡り、そして・・・・・。
ミルモ「・・・朝か・・今どの辺なんだ・・・?」
ムルモ「よく分かんないでしゅけど・・・。」
リルム「ここはもう・・・・。」
一ノ関「ついに来たな!!北海道!!!」
ハヤテ「さすがに青函トンネルの途中で目が覚めちゃったけど。あそこを通る時はやっぱり熟睡はできないな!」
盛岡「私は青函トンネルに入る前から目が覚めたけど。」
トレン「ボクも!」
日高「・・・朝っぱから、これだから鉄道好きは・・・。」
一ノ関「よーし!朝は食堂車で食べるぞ!!」
楓「え!?食堂車って予約制じゃないの?」
盛岡「朝は予約なしで利用できるの!」
結木「なるほど。」
松竹「ごめ〜ん寝坊しちゃった。」
ムルモ「ボクもでしゅ。」
一ノ関「それじゃ食堂車に行こう!」
松竹「うん!」
日高「・・・食堂車は私も楽しみだから・・・。」
楓「さて・・どんなもん・・・。」
食堂車は思ったよりも豪華でまさに高級ホテルにいるような感じがした。
一行全員「おおっ!!」
ミルモ「本当にレストランだ!」
リルム「雰囲気ありますわ!」
ハヤテ「でしょ!?いいでしょ!?」
一ノ関「旅の朝はやっぱり食堂車だよ!こういう雰囲気が大切なの!これはお金じゃ買えない!」
盛岡「じゃあみんな好きなもの選んで。」
楓「私は・・・洋食のデザート付き!」
結木「オレは和食。」
松竹「ボクは洋食!」
日高「私も。」

一ノ関「それよりそろそろ札幌に着くぞ!心の準備はいい!?」
日高「は?」
一ノ関「もう『トワイライトエクスプレス』ともお別れなんだよ・・・。京都駅からここまで・・・。」
ハヤテ「サロンカーで話したり・・・。」
楓「食堂車でおいしい食事をしたり・・・。」
盛岡「思い出がいっぱい・・・。」
一ノ関「ああ・・・なんかもう旅が終わってしまう気分だ・・・。」

2日目 9:52分 札幌着

一ノ関「さあ!着いた!!」
ハヤテ「長かった〜〜!!」
楓「確かに・・・。」
その時、沙織の声がした。
沙織「楓!」
楓「!?」
沙織「楓〜!!」
楓「・・・沙織。沙織〜〜!!会いたかった〜!」
2人は抱き合いました。
一ノ関「よ〜し!今から北海道の鉄道巡り始めるぞ!!」
その他「えっ?」
一ノ関「沙織ちゃん!初めて会うよね?オレ一ノ関!宜しく!」
沙織「・・・うん。」
アクミ「やっと来たか!」
ミルモ「アクミ!」
アクミ「飛行機じゃなくて列車で来るって返事が着たからこっちも大忙しだったぞ!!」
ヤシチ「すまんすまん。こっちもいろいろ事情があってな。」
楓「今日ここに泊まるんだよね?」
一ノ関「そう!」
楓「今日はもう終わりなんだよね?」
一ノ関「違う!!・・これからオススメ駅や路線がいっぱいあるんだから泊まるのはそこに行って戻ってから!!明るいのに終わるなんてもったいない!!」
日高「え〜〜っ!?何で北海道に来ていつもと同じことしなくちゃいけないの!?」
沙織「・・・・。」
楓「ごめんね沙織。一ノ関くん、いつもああなの。」
沙織「うん。」
一ノ関「沙織ちゃんもおいでよ!これからステキな車両や駅と路線を紹介してあげるから!!」

以上です。

これは「アクミと沙織」を元に書いた話です?

では。



■ こやまる (305回/2008/08/12(Tue) 08:17:22/No935)
http://www.murumoya.com/


はくたかさん、おはようございます☆

どのストーリーも鉄分が濃いですね。
中でもトワイライトエクスプレスが濃すぎ!
楓たちもものすごい勢いでテツに染められていっていますし(笑)。
トワイライトエクスプレスに乗りに行くために(北海道とは正反対の)京都までわざわざ乗りに行く点にもはやツッコミが入らなくなっているのは、完全なテツの証明です。
松竹くんがいたら金に物を言わせて1編成丸ごと貸し切りとかやりそうですが、そういうことをすると乗り鉄本来の醍醐味が失われるから一ノ関たちが止めたでしょうね。
ところで・・・トワイライトエクスプレスでの部屋割りがものすごく気になります(^◇^;)。

ストーリーの方も、ゆっくり進むトワイライトエクスプレスの中でハーモの思い出を語り合うシーンがとても気に入りました。
楓達も妖精たちも、流れゆく景色を見ながら過去の思い出に浸っていたことと思います。
ヤシチなんかは夕日に照らされて「ただいま感傷中・拙者に話しかけるな」オーラを漂わせていたのでは。

北海道に着いてからも一行の旅は続く…。
って沙織はリサイタルに無事に出られたのか気になってきます(汗)。
そしてアクミの反応は・・・面倒くさがり屋のミルモは仕方なしに付いてきますが、アクミは…意外と「すげーじゃん」と素直に喜んで付いてくる可能性もありそうですね。
この辺り、ぜひその後のエピソードも教えていただきたいです。

一ノ関オススメの喫茶店もまた濃すぎですね〜。
お客さんもテツばかりで、結構繁盛していそうな気がします。
私はあまり詳しくないのですが、実際にこういうタイプのお店が存在するのでしょうか?
鉄道の話についていけるか怪しいですが、ぜひ一度行ってみて、いろんな人のテツの空気を味わってみたいところです。

それではまた鉄分濃いめのストーリーを楽しみにお待ちしていますね!
では!


■ はくたか (88回/2008/08/17(Sun) 16:25:41/No940)

『第8話 沙織のリサイタル&北海道の鉄道巡り(後編)』

”前回のあらすじ”
ドイツに続き、沙織のリサイタルが北海道で開かれることになって北海道へ向かう楓たち・・・。飛行機で行くはずだったのだが、一ノ関&ハヤテの計画変更により・・・寝台特急で一晩かけて、終着札幌に着いたあとも旅は続く。果たして無事コンサートの時間までに間に合ったのか!?
・・・一つ気になったことはハヤテがちょうど3年前にドイツのベルリンで見かけた妖精の幽霊ですが・・・。

旅の2日目、一行は札幌から10:30分の「特急スーパーカムイ13号」旭川行きの乗っている。

一ノ関「まずは終点の旭川まで行って戻ってくるから。その間は旭川の町で堪能してそこで駅弁を買うから、そこに着くまではゆっくりしよう!」
ミルモ「おう!分かったぜぃ!」
盛岡「・・・ちょっと前まではこの路線に「ライラック」や「スーパーホワイトアロー」の2つの特急が走ってたのに・・・。」
トレン「うん、ボクも北海道行ったときは何度も乗ったからね。」
日高「・・・で?旭川の次はどこに行くの?」
一ノ関「そのあとは小樽に行って今日の旅は終わり!これからもっと旅したかったんだけど、沙織ちゃんのコンサートの都合もあるし・・しょうがない!」
リルムがハヤテがさっきからずっと読んでいる時刻表をチラッと見て・・・。
リルム「ハヤテさん、ずいぶんと熱心に読んでますわね!」
ハヤテ「・・・うん。それよりココを見て。」
リルム「何ですの?」
ハヤテは函館本線のページを開いて・・・。
ハヤテ「さっき盛岡が行ってた通り、この函館本線札幌〜旭川区間にはかつて「ライラック」と「スーパーホワイトアロー」の2つの特急が走っていたんだ。」
一ノ関「そう。あの「781系」がライラックの廃止と共に同時に引退してしまったんだ。北海道に行くときは必ず乗っていたな・・・。」
トレン「『スーパーホワイトアロー』まで廃止になってそれに使われていた「785系」はどうなっちゃうんだろうと思ってたんだけど、現在は「快速エアポート」や「すずらん」に使われているからまだ乗る機会はある。」
楓「・・・そんなになくなっているんだ。」

11:04分美唄停車

一ノ関「あっ!「美唄」だ!!」
ハヤテ「この駅名は難読駅の一つで『びばい』と読むんだ!!」
沙織「ホントだ。」

11:50分旭川着

一ノ関「さあ着いた!次に乗る列車まで1時間ほどあるから、その間に駅と町を味わおう。」
楓「ねーっ沙織、この近くにラーメン専門店があるから行こう!」
沙織「うん。」
盛岡「駅見にいこっ!」
トレン「うん!」
一ノ関「・・・・・・。」
松竹「どうしたの?」
一ノ関「今までの旅なら・・・鉄道以外の名物は食べなかったんだけどそれにホラ!今回は沙織ちゃんがいるから!」
日高「いるから・・・ナニ?」
一時間後・・・。

旭川

一ノ関「時間も有効活用できたし、駅弁を買おう!」

海鮮てんこめし:楓、沙織、盛岡、日高
幕の内旭岳弁当:一ノ関、結木、松竹

旭川13:00発特急スーパーカムイ28号札幌行

札幌14:37発普通小樽行

一ノ関「ここからは各駅停車で小樽に行くぞ!」

15:08分銭函発車

発車後、列車の右側に海が広がっていた。
楓「わぁ!海だ!」
一ノ関「ここからはずっと石狩湾沿いだから。」
アクミ「おおっ!キレイだなぁ・・・。」

15:28分小樽着

一ノ関「ここからは歩いて小樽運河へ!」
楓「でも一ノ関くんが観光を勧めるなんて初めてだね。」
一ノ関「・・・小樽はオレも見たい所があるし・・・まぁ観光はおまけだけど。」
沙織「おまけ?」

時間がないのでここまでです。

では。






■ はくたか (89回/2008/08/20(Wed) 16:11:17/No942)

続きを書きました。

駅から徒歩10分歩くとまず一ノ関が目に焼き付けたのは、かつて幌内から石炭輸送の目的で走っていた『手宮線』の廃線跡があった。
一ノ関「ああっ!手宮線の廃線跡だ!!」
ハヤテ「おおっ!オレ廃線跡歩くの久しぶり〜〜♪」
トレン「やった〜〜!」
盛岡「嬉しい!!」
松竹「へぇ〜こんなものがあるなんて知らなかった。」
楓「・・・一ノ関くん・・テンション高い・・・(笑)。」
アクミ「おっ!遮断機まで残ってんだ!」
一ノ関「なんじゃこりゃァァァ〜〜〜!!!すごい!!この線路はどこまで続いてるんだ〜〜〜〜!!!うおおおおおお〜〜〜〜っ!!!」
盛岡「あ!待ってながら〜!!」
日高「・・・テンションMax・・。」
トレン「・・だ、ダメ・・ついていけない・・・。」
ハヤテ「少し休もう・・・。」
沙織「・・・とても元気でボジティブな人ね・・。」
楓「そう。さすがについていけないよ。」
楓はあることに気がつきました。
楓「・・・でも。なんかおかしいような・・?」
沙織「え?」
楓「最初に結木くんと一ノ関くんと盛岡さんと4人で旅したとき、グルメはほとんどなしでひたすら電車に乗りまくりの拷問みたいな旅だった・・・。
でも旭川にいたとき私と沙織がラーメンを食べにいこうとしても一ノ関くんは止めなかった。」
沙織「どういうこと?」
楓「グルメより鉄道!って言いそうじゃない。それなのに・・・。」
その時、廃線跡を満喫した一ノ関が汗だくになって戻ってきた。
一ノ関「いやぁ!ちょっとはしゃぎすぎた!」
日高&アクミ&松竹「は?」
一ノ関「廃線跡を歩いたのは久しぶりだったから!・・・・でも一緒に旅してる人がいるのに一人ではしゃぐのはこれは失礼・・・。反省しなきゃ!」
楓&結木「!?」
盛岡「ながら・・・汗がすごいよ。」
一ノ関「あっ!うっかりしてた!でも大丈夫、コレを用意してあるから。」
沙織「え?」
一ノ関は鞄からスプレーと取り出しました。
楓「制汗スプレー!?」
一ノ関「汗くさい人が一緒にいると嫌でしょ?気をつけなきゃ!」
楓「・・・・・・・・。」
沙織「・・・・・・・。」
そして一行は「小樽運河」へ移動。そこで出発時間まで自由時間となった。
アクミ「へ〜っ。これが小樽運河・・・。」
ミルモ「ここって雰囲気があるようなないような・・・?」
リルム「でもロマンチックですわ〜♪」
リルムがふと右のほうへ目をやると、ハヤテが運河の堀にぼーっと座っていました。何かを悩んでいるかのような表情をしていました。
リルム「ハヤテさん、そこで何をしていらっしゃるのですか?」
ハヤテ「・・・・・ちょっと・・・。」
ミルモ「???」
ハヤテ「・・・(ハーモ)・・。」
ミルモ「何?」
ハヤテ「会えるかな・・・ハーモに。・・・・あ、会えるわけないよな!もう昇天しちゃったし。それに全然寂しくないから!!」
強がっているハヤテだが、目元からは涙が流れていました。
アクミ「ハヤテの気持ちは分かるけど・・・それは・・。」
ミルモ「会えるさ!!!」
ハヤテ「!?」
アクミ「!?」
リルム「・・ミルモ様?」
ミルモ「また何かの方法を考えれば会えるんじゃねーか?オレたちが会った時は夜だったからさ。」
ハヤテ「・・・でもまた夜に会えるとは限らないよ。」
アクミ「・・・大丈夫だって!(ってナニ言ってるんだアタイ!?)」
リルム「きっと会えますわよ!」
ハヤテ「・・・ありがとう、少し元気が出てきたよ!」
ミルモ「へへ・・・。」
その後、一行は札幌へと戻り、フルートの演奏が行われているホテルへと向かった。そこには沙織の幼い頃のフルート教師の桐生先生がいた。
桐生先生「レッスンが終わるまでまだ時間があるからもうちょっと待っててくれるかな。会場へは僕の車で行こう。」
一ノ関「いえ!結構です!大通公園は地下鉄で行けますので!!」
桐生先生「・・・君は確か・・。」
楓「一ノ関くん!この人大の電車好きなので地下鉄で行きたいって言ってますので・・。」
桐生先生「分かった。」
・・・いつの間にかトレンとハヤテとアクミがいなくなっていた。
ミルモ「おい、トレンとハヤテがいねーじゃねーか。どこいったんだ?」
楓「札幌の地下鉄に乗りたいと行って飛び出して行ったけど。」
ヤシチ「なんでアクミまでおらんのだ?」
結木「札幌地下鉄は他の地下鉄と少し変わってるからアクミにも魅力を伝えたいって。」
日高「う〜ん、後はジンギスカンでも食べてゆっくりしよ〜っと!」

同時刻、トレンとハヤテはアクミを連れて札幌駅の地下鉄の入り口へと向かっていた。
アクミ「ちょちょちょ・・ちょっと待て!なんでアタイまで!?」
ハヤテ「札幌地下鉄は少し変わってるんだ!だからそのすごさをアクミにも伝えたい!!」
アクミ「せっかくキャラメル食べれると思ったのに・・・。」
トレン「それならさっき駅のキオスクで買ってきたけど。」
アクミ「やった〜!トレン大好き〜〜♪」
ハヤテ「とにかくホントにすごいから!!これはアクミも絶対納得する!!!」
アクミ「・・・わかったよ、そこまでいうならどれだけすごいかを味わってもらおうじゃん。」
ハヤテ「ホントにすごいからねーーーー!!!期待してね!!ねっ!ねっ!ねっ!ねねねねねっ!!」
アクミ「わかったからテンション下げろ!!」

南北線さっぽろ駅

ハヤテ「まずは南北線で大通公園まで行くぞ!」
アクミ「あれっ?大通公園って沙織がコンサートを開く場所じゃん!」
トレン「さっき一ノ関がいってたでしょ。公園までは地下鉄で行けるんだよ。」
ハヤテたちはホームへと向かった。
トレン「アクミ。ホームの下を見て。」
アクミ「あっ、普通の線路と違う!」
ハヤテ「札幌地下鉄は車輪じゃなくてゴムタイヤで動いてるんだ!だから『ガタンゴトン』という音があまりないんだよ!」
アクミ「ふ〜ん。」

さっぽろ発

大通公園着

トレン「え〜っとここからは東豊線に乗って『福住』へ行くんだよね?」

大通公園発

アクミ「・・・東豊線もゴムタイヤ式。」
ハヤテ「札幌地下鉄は全線がゴムタイヤ式だから。」

福住着

トレン「福住って確か『札幌ドーム』への最寄り駅なんだよね。」
ハヤテ「そうだよ。」
アクミ「アタイちょっと見に行こう!」

3人はしばらく札幌ドームを見学して再び福住に戻り、東西線で『新さっぽろ』へと来ていた。
ハヤテ「よし、時間もちょうどいいしそろそろ札幌へ戻ろう!」
アクミ「えっ!また今のに乗るのか?」
ハヤテ「・・・それはシロウトの考え。オレがそんなことをするわけない。」
アクミ「は?」
ハヤテ「実は、今乗ってきた東西線とほぼ並行に、JR千歳線が札幌まで走ってる!『新さっぽろ』は隣の『新札幌』まですごく隣!1往復で2路線味わえる!」
トレン「ムダがないだね!」
アクミ「・・・なあ、今気がついたんだけどJRの札幌は漢字なのに地下鉄のさっぽろは平仮名だな。」
ハヤテ「よくきがついたね!!実はオレも理由が分からない!!」
アクミ&トレン「ズド〜〜〜ッ!!(ズッコけた)」
アクミ「だったらいうな!!」

このあと3人はJRで札幌に出て、沙織のいるホテルへと向かったのであった。

こやまるさんのお返事を待ってます!

では!









■ こやまる (312回/2008/09/06(Sat) 22:18:33/No963)
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はくたかさん、こんばんは☆
いつものことながら感想が遅くなりごめんなさい…。

そういえばJR北海道の特急っていつの間にかスーパーカムイに名前を変えていたんですね。
これまでのスーパーホワイトアローのイメージが強かったからか、私はその新しい名前にはなかなか馴染めないです。
だけどもこの新しくてきれいな789系には一度は乗ってみたいですね。
最新技術によりディーゼル特急と言えども電車特急並みに静かになっているのでしょーか。

さてさて沙織の方は・・・当日にコンサートに出演するというのに電車の旅をしていていいのだろーか?と思わずツッコミが。。(^^;
まぁフルートの天才でもある沙織のことだから、直前の張り詰めた練習は一切不要で、一人で練習するよりも楓達と一緒にいたいと周りに言いそうです(そして周りもそれを認めそうです)。

>一ノ関「時間も有効活用できたし、駅弁を買おう!」
北海道の駅弁、う〜ん、食べたい・・・(^◇^;)。
小樽という地名も聞くと、新鮮な海産物を想像してしまいます。
楓たちはその小樽の新鮮な海産物は……食べなかったようですね、もったいない。
手宮線の廃線跡の存在は、私も小樽へ行ったことがありながらも全く知らなかったです。
一ノ関の発言からすると結構長い区間で線路が残されているようで、これは私も今度小樽へ行ったらチェックしないといけないですね。

今回はトレンとハヤテがアクミを誘って札幌の地下鉄を案内しているシーンがとても良かったです。
アクミは表向きはキャラメル目当てで行動していますが、内心は地下鉄に興味津々という、アクミからその気持ちを引き出したハヤテとトレンはなかなかの男とみました。
すっかり打ち解けたこの3人の関係が今後も気になります。

それにしても小説を読んでいるとすごく北海道へ行きたくなってきますよ。
でも時間のかかる列車の旅ではなくて、飛行機+レンタカーを選ぶかなぁ。。。

それでは続きを楽しみにお待ちしております!
では!


■ はくたか (93回/2008/09/07(Sun) 10:36:38/No967)

お待たせしました!続きです。

『第9話 ハーモとの再会・・・in小樽運河』
一行は札幌で一泊。そして翌日の午後7時、コンサート会場の大通公園へと向かっていた。
楓たちは車だが、一ノ関と盛岡とハヤテ&トレンは「大通公園は地下鉄で行けるから!」といい、地下鉄で移動中・・・。
楓「うーん。やっと着いた〜!」
日高「アレ、一ノ関くんたちは?」
松竹「まだ着いてないのかな?」
ハヤテ「ごめ〜ん!遅れて!!」
盛岡「ちょうどこの時間帰宅ラッシュで込んでて。それで電車が来なくって。」
トレン「久々の満員電車だったよ〜・・・。」
一ノ関「そう?オレはもう慣れてるけど。」
ミルモ「とにかく間に合ってよかったじゃねーか。」
一ノ関「沙織ちゃんは?」
アクミ「向こうで準備してるよ。」
そのとき、トレンの背後に妖精の幽霊がいるとこにはまったく気づいていない。ハヤテはその存在に気づいていた。
ハヤテ「・・・・!・・・なんだ今の?」
松竹「お〜い!そろそろ始まるみたいだよ!!」
ハヤテ「今いくよ〜!」
その後の沙織のコンサートは見事大成功を収めた!!観客の声援の中、コンサートは幕を閉じた。
楓「お疲れ沙織!」
松竹「なかなかよかったよ!」
リルム「ステキでしたわ〜!」
沙織「みんなありがとう!」
一ノ関「よし!小樽へ行こう!!」
みんな「えっ?」
一ノ関「小樽運河は暗くなると雰囲気が変わるんだ!また行きたくなるじゃない!!」
日高「そうかなぁ・・・。」
桐生先生「夜は君たちだけじゃ心配だから僕もついていくよ。」
その後、札幌駅へ移動。函館本線で小樽へと出ていた。
そしてまたもやハヤテは運河の端に座ってボーっとしていた。
ミルモ「どうした?また悩み事か?」
ハヤテ「公園でさっき背後に妖精の幽霊を見かけたんだ!!」
ミルモ「何!?」
リルム「・・・でもハーモさんとは限りませんし・・・。」
トレン「お〜い!アクミからフルート借りてきちゃった!」
ミルモ「何だって?」
トレン「沙織ちゃん・・・すごくフルートうまくて・・・おもわず感動しちゃった・・・(泣)。」
ハヤテ「オレにも貸してくれ!一度でいいから吹いてみたい!
ココまでです。


■ はくたか (94回/2008/09/07(Sun) 15:22:59/No968)

続きです。

アクミ「素人のお前にできるのか!?」
ハヤテ「なんとかちょっとぐらい・・・。」
ハヤテがフルートを吹こうとしたらヤシチが後ろからぶつかってきた。その弾みでフルートを運河に落としてしまった。
みんな「ああっ!」
ヤシチ「しまった・・・。」
ミルモ「ヤシチ・・・てめぇ!」
ヤシチ「・・・拙者は・・・悪くないぞ!」
ハヤテ「ここでケンカしてもしょうがない!オレが潜って探してくる!」
ミルモ「おいおいやめとけって!」
ハヤテ「大丈夫だって!」
ハヤテはそう言うと水の中に飛び込みました。
一方そのころ楓たちは・・・。
楓「わぁこの店オルゴール売ってるよ!」
沙織「本当だ。」
一ノ関は売っているオルゴールを見ていました。
そんな一ノ関を沙織が見てふと思いました。
沙織「・・・一ノ関くんって鉄道よりもこっちの方が好きなの?」
一ノ関「そんなことない!・・・鉄道に乗ってるだけだと思われるのは以外だ!!オレはたまには観光もしたいの!!こういう場所も好きなの!!」
楓&沙織「・・・・・・・・。」
突然運河の方から空へと伸びる一直線の光が輝きだしました。
客A「おい!アレなんだ!?」
客B「・・・細長い光?」
結木「・・・何があったんだ?」
楓「行ってみよう!!」
沙織「うん!」
楓たちは光の方へと駆けました。
日高「結木く〜ん。コレどう・・・あれ?結木くんどこ?」
松竹「南さ〜ん?」
ミルモ「うわぁ!?何だ。」
アクミ「・・・まさか?」
ヤシチ「この光景・・・。」
ムルモ「前にも見たことがありましゅ!」
トレン「あ・・・・・。」
ハヤテ「・・・・・・。」
ハーモ「・・・また・・会えましたね。」
ハヤテ「ハ・・・ハーモ?」
トレン「・・・・・・。」
ハーモは微笑んだ表情でこちらを見ていました。
アクミ「・・・よ・・よかったな!会えて!」
リルム「こんなチャンス滅多にありませんわ!」
ハヤテ「・・・・・・・。」
ミルモ「ハヤテ?」
ハヤテ「3年ぶりだな!!元気だった!?あのパートナーは元気!?」
ムルモ「・・・テンションMaIでしゅね。」
ヤシチ「さすが一ノ関のパートナー。」
するとなぜかいつの間にかハヤテとハーモがいなくなっていました。
ミルモ「あれっ!?あの2人は!?」
トレン「ハーモと夜の列車でデートしてくるって。」
ヤシチ「行動はや・・・。」
ムルモ「さすがでしゅ。」

小樽駅発札幌方面の普通電車にて・・・。

ハヤテ「・・・ハーモ。」
ハーモ「なんですか?」
ハヤテ「あの時ベルリンで分かれてから3年間・・・実はずっとハーモのことをときどき気にしてたんだ。」
ハーモ「そうですか・・・。」
ハヤテ「・・・そうだ!オレのこと覚えてる!?」
ハーモ「ハヤテさん・・・ですよね。」
ハヤテは顔を赤くし、目も輝きました。
ハヤテ「やった〜!!」
ハヤテは「告白するなら今しかない!」と確信しました。ハーモはまた天国へ昇るのだから・・・。
ハヤテ「あの・・・ハーモ・・。」
ハーモ「はい?」
ハーモ「せっかく会えたんだから短刀直入に言うけど・・・。実はオレ・・・ハーモのことが・・・・・・す・・。」
ハーモ「?」
ハヤテ「・・・す・・。す・・・・。
せっかくのタイミングだったのに急に携帯が鳴り出しました。
ハヤテ「何だよ!今いいところだったのに。・・・もしもし?」
トレン「ハヤテ!デート中悪いけど戻って来て!!」
ハヤテ「何で?」
トレン「ハーモの・・・パートナーが・・・来てる。」
ハヤテ「何だって!?」
ハーモ「!!」
ハヤテとハーモは隣の駅で下車し、反対列車で小樽へと戻って来ました。
日高「あっ!あのときの妖精の幽霊!!」
沙織「・・・・。」
楓「本当だ!」
一ノ関「あれがハヤテの言ってた妖精?」
盛岡「手つないでるよ!」
ハーモ「・・・迎えに・・・来てくれたんだね。」
ローレライは微笑みました。
ハーモはみんなの方へ振り返りました。
ハーモ「みなさん。・・・そしてハヤテさんとトレンさん。短い間でしたが・・・。」
ハヤテ「あのっハーモ!」
ハーモ「?」
ハヤテ「・・・オレ。(言え〜〜っ!)」
トレン「ハヤテ・・・。」
ハヤテ「オレ・・ハーモのことが・・・す・・。」
リルム「告白しようとしてるのですわ。」
アクミ「気持ちだけでも伝えればいいんだけれどな・・・。」
ハヤテ「・・・す・・好きだ!!!」
ハーモ「!?」
ハヤテ「ハーモは幽霊だから一生幸せにするのは無理だけど・・・!オレも旅妖精だから!またいつかどこかで会えたらなと・・・。」
ミルモ「ハヤテ・・・。」
ハヤテ「ハーモのこと一生忘れない!一生だから!!」
ハーモは目に涙を浮かべました。
ハーモ「うれしい!私もハヤテさんとトレンさんのこと一生忘れません。」
ハーモはそう言うとローレライの元へ行きそして消滅しました・・・。
ハヤテ「・・・・・。」
トレン「・・・・・。」
楓「・・・気持ちが伝わってよかったね。」
松竹「うう〜っ泣けるな〜〜!」
結木「ロマンチックだな。」
リルム「ええ!」
ムルモ「何だかとっても悲しいでしゅ〜!」
日高「・・・これは・・遠距離恋愛ってことね・・・。」
ハヤテは最後にこう言いました。
ハヤテ「またいつか会おう・・・ハーモ・・・。」

これで以上です。

ハーモが登場するシーンは、「わんだほう」の第18話のローレライ伝説を参考にさせていただきました。
ハーモの口調がこれであってるか不明です。

では!






■ はくたか (95回/2008/09/20(Sat) 20:18:50/No977)

おまけ?

次の話を考えている間に、ちょっとしたネタを入れておきます。

『トレンとハヤテ:旅の直前にやること』
トレンの担当は切符の手配や列車の予約など。トレンの担当はルートの選択(最長や最短のルートなど)。
でも、駅には妖精に対応する設備は一切ない。そこで考えた私のオリフェの妖精のデータを下記にまとめました。

名前:みどりの窓口の人(妖精形体)
生別:不明
名の通り、妖精の姿をした切符の販売をしている人。列車の予約や切符の注文をしている。中には妖精文字が書かれている時刻表(数字は標準)も販売している。

名前:車掌さん(妖精形体)
生別:男
妖精の姿をしている車掌さん。切符の拝見などの仕事をしている。当然人間には見えないので妖精にだけ対応。


■ はくたか (99回/2008/10/05(Sun) 15:09:27/No995)

小説がたまっております・・・。



■ こやまる (323回/2008/10/05(Sun) 21:20:54/No997)
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はくたかさん、こんにちは☆
感想が本当に遅くなり申し訳ないです。
ムルムルの開発が終わった今、これからは感想のペースを早めていけるようがんばっていきます。

さて今回は北海道編もいよいよ終盤。
ストーリーのクライマックスとして、ハーモとローレライとの再会には驚きました。
何という偶然・・・いえ、二人もきっと沙織のリサイタルを聞きたくて現世まで舞い戻ってきたのだと思いますので、この偶然は沙織たちが引き寄せた運命というのが正しいのでしょうね。
ハヤテもぎりぎりのところでハーモに気持ちを伝えることが出来てよかったです。
でも幽霊と妖精という立場の違いがこれ以上の関係の発展の邪魔をする・・・。
明日からのハヤテは、その事実を受け入れて新たな別の恋に目覚めるのか、それともハーモに執着して再会のためにあれこれ作戦を考えるのか…といろいろ考えてしまいます。

>トレン「ハーモと夜の列車でデートしてくるって。」
小樽の夜景ではなく函館本線での二人きりのデート・・・ハヤテらしいですね(笑)。
そういえば10年前に旅行したときは函館本線は昔ながらの711系が走っていた記憶がありますが、今は車両がリニューアルされてしまって昔ながらの2ドア+デッキの風情が味わえなくなってしまったとか…。
JR北海道は古い車両がたくさん残っていたのがよかったのですが、最近はその楽しみが減ってきたように思います。。

>おまけ?
あ、トレンたちは普通の人間には姿が見えないことを利用して、タダで電車旅行をしているものだと思っていました(^◇^;)。
でもそれだと旅行の思い出としての切符が手元に残らないんですよね。
鉄はこの辺りもしっかりしなきゃという考えに従って、トレンたちはやはり正規に切符を買い求めていそうです。
さてトレンたちが支払ったお金は、JR東日本やJR北海道の売上になっているのかどうか・・・(^^;。

鉄道関連のまたの小説をお待ちしていますね。
では!


■ はくたか (101回/2008/10/15(Wed) 16:36:01/No1019)

こんにちは☆
続、行きます!

『第10話 一番高い所のローカル線?』

新宿7:04分快速高尾行
高尾7:52分着

高尾8:20分普通甲府行
甲府10:04分着

甲府10:26分普通小淵沢行
小淵沢11:05分着

楓たちは一ノ関と盛岡に連られ、小淵沢へと来ていた。
なぜ新宿からココまで鈍行で来てるのかというと・・・?

 旅の1週間前、学校にて・・・。

一ノ関「次に行く所は、日本で一番高い場所だから。」
楓「富士山でも行くの?」
一ノ関「違うよ。日本で一番『標高』が高い所にローカル線が走ってるからそこを是非紹介したいんだ。」
結木「初めて行く所だな。」
盛岡「決行日は1週間後だからね!集合場所は新宿駅の中央本線ホームだよ!」

小淵沢11:05分

楓「・・・ねえ一ノ関くん。」
この日、楓と結木は都心から小淵沢まで鈍行で来たため、へとへとだった。
楓「何でわざわざ鈍行で?しかも7時集合だったし・・・特急なら8時半でよかったのにさ。」
一ノ関「オレ最近小遣いが危なくて、特急を利用したらその分別料金(特急料金)がかかるからそれにしたの!前に北海道でお金使いまくったから!」
ミルモ「すんごい田舎の駅・・・ずいぶん遠くまで来ちまったな〜。」
トレン「旅はやっぱり鈍行だよ!たまには贅沢しなきゃ!!」
リルム「相変わらず元気ですわね・・・私はもうへとへとですわ〜。ねぇハヤテさん。」
ハヤテ「・・・・・・・・・・。」
ミルモ「おい、どうしたんだ?」
ハヤテ「・・・いや・・なんでもない。」
ミルモ「?おかしいな。いつもならテンションが上がるのに・・・。」
リルム「きっとハヤテさん・・・。」
ミルモ「今は言わない方がいいな。」
そう、ハヤテは前回の北海道でハーモと別れてからずっとこれっきりなのだ。その後ホテルに宿泊中にも、飛行機で東京へ帰るときもずっとずっと・・・。
ミルモ「とりあえずそっとしておこうぜ。」
リルム「ええ。」
一ノ関「さあ!今日乗る路線は『小海線』!!この線は中央本線の小淵沢からしなの鉄道の小諸まで行く路線だよ!」
楓「もしかして前に言ってた日本で一番標高が高い所ってこれのこと?」
一ノ関「そう!この小海線はね、JRで最も標高が高い場所を走るんだ!ということでまずは最初は『野辺山』に行こう!!」

小淵沢11時39分普通小諸行
一ノ関「あっ!ちょっと外を見て!!」
小海線の清里〜野辺山の間にはJR最高地点を表す碑が建っていた。
ミルモ「あれがそうなのか?」
トレン「うん!でも一瞬だから見落としやすい確率が多いんだ。」
野辺山12時14分着

盛岡「やっと着いた!」
一ノ関「みんな!コレを見て。」
駅名標のとなりにあるのは、JRで標高が高いことを示す駅碑が建っていた。
トレン「この碑に書いてある通り、この駅の標高は1345.67mなんだ。」
結木「こんなのがあるなんて知らなかった。」
野辺山13:50分
一ノ関「次に行く駅はオレの気に入った駅があるんだ。」
ミルモ「どんな駅なんだ?」
一ノ関「フフフそれは着いてのお楽しみ♪」
佐久広瀬14:04分着
一ノ関「それがココ!『佐久広瀬』!!」
駅の周りには山。小諸方面にはトンネルが見えていた。駅前には一本道や畑ばかりで民家は少なかった。
楓「・・・すご・・・。」
一ノ関「どう!?いいでしょ?空からみたら全然どの位置にあるかわからない駅!これは車で来たら絶対見つからないと思うな。」
結木「駅舎が小屋一つだけ・・・。確かにスゴイな。」
ミルモ「おーっ!」
リルム「ここは是非デートで訪れたいですわ〜♪」
盛岡「結木くんも気に入ったみたい!」
結木「いや・・・単なるホメ言葉として・・・。」
一ノ関「すっかり意気投合したことで次はどこに行く!?」
盛岡「帰りは身延線経由で静岡で乗り換えて行くのもいいよね!」
ハヤテ&トレン「賛成!!!」
ミルモ「あれ?ハヤテいつの間に元気になった?」
ハヤテ「やっぱりこういう駅見るといいよね!!」
リルム「はい!」
一ノ関「それじゃぁそろそろ帰ろう。」
楓「えっもう!?まだ明るいのに?」
一ノ関「学校の宿題がまだ片付いてないから。」
結木「宿題も終わってないのに行ったのか・・・。」
一ノ関「だって小海線だけには乗りたかったんだもん♪」

そういうことで今回は短い旅だったということで・・・。次回からはオリフェ妖精の『ナスノ』を出す予定です。

では。




■ こやまる (336回/2008/10/16(Thu) 01:39:39/No1020)
http://www.murumoya.com/


はくたかさん、こんばんは☆

小海線に乗りたかったからという理由だけで、わざわざ野辺山付近まで一緒に付き合わされた楓達…。
乗換駅の小淵沢って、新宿から鈍行だと4時間もかかるんですね。
すっかり特急派になってしまった私は、鈍行だと相模湖あたりでギブアップしそうです。
あ、休日だったら特急料金不要の『ホリデー快速ビューやまなし号』という裏技もありますが、あくまで一ノ関と盛岡が鈍行の鉄道旅行にこだわったのでしょーか?

日本で一番標高が高い駅・野辺山…。
一ノ関は特急料金はケチるくせに、こういう旅行はしっかり企画するんですね(笑)。
私も野辺山駅には訪れたことがありますが、最高地点の碑があるだけで他は特に何も無かったような。。

そして佐久広瀬、小海線にもこのような秘境駅があるとは初めて知りました。
確か小海線は国道と並行して走っているから、秘境度的にはいまいちかもと思っていましたが、やはり存在していましたか。。
今度小海線に乗るときにはしっかりチェックしないといけませんね!
…って次に小海線に乗るのは数年先になるかもしれないけれど。

楓たちはこの後は甲府まで戻り、そこから身延線〜東海道線ルートで帰ったのでしょうか?
再び東京に着く頃には空は真っ暗になっていそうな予感がします。

今回も列車の旅に加え、いろんなキャラの駆け引きが面白かったです。
続きもまたぜひ見させてくださいね
では!


■ はくたか (104回/2008/10/18(Sat) 16:28:38/No1028)

『第11話 草津〜西明石鈍行の旅』※注・載せているダイヤは土日のダイヤです。

ある日の妖精学校の放課後・・・。
トレン「ハヤテ。見て!見て!」
トレンは何かいいことが起こったのか勢いでハヤテに駆け寄った。
ハヤテ「何?」
トレン「ついに僕たちも有名になったかもしれないよ!コレ!コレ!」
トレンが差し出したのは「一緒に旅に連れてってください」という伝言の手紙だった。
トレン「ゲストが来るんだよ!そろそろハヤテも何か考えとかないと。・・・でそれでね、ボクとハヤテの二人旅のことをアピールしたら・・・その応募の手紙が10通も来たんだ。その中の一人が次の旅に参加してくれるって!」
ムルモ「ほえ〜っ!」
トレン「情報によるとどうやら唯一の鉄道好きの女の子妖精らしいよ。」
ハヤテ「!?」
リルム「女の子なんですの!?」
するとハヤテは何かをぶつぶつ言いながら考えていました。
ミルモ「何してんだ?」
ハヤテ「考え直さなきゃ・・・。」
ヤシチ「鉄道の女の子妖精なんてびっくりだぞ。・・・(拙者のスケベを許してくれるかな・・・?)」
突然の応募に驚きの展開!

そして5日後、その日はやってきた。

AM8:00 草津駅

トレン「それでは紹介するね。こちらが隣のクラスの妖精のナスノちゃんだよ。」
ナスノ「初めまして!」
楓「へ〜。」
トレン「それじゃあ早速質問だけどナスノちゃんは基本的に何の旅が好きなの?」
ナスノ「鈍行やローカル線での旅が好きなんです。」
ハヤテ「鈍行・・・・。」
ナスノ「今までいろいろなところに行ってきたなぁ〜。大井川鉄道のSLとか、広島のアストラムラインとか、四国の伊予鉄道や高松琴平電気鉄道・・・。」
ミルモ「結構行ってきたんだ・・・。」
ハヤテ「素質十分!!」
みんな「!?」
ハヤテの急な発言にびっくりしました。
ハヤテ「素質十分じゃないか!スゴイよこの子!!」
楓「はは・・・。」
ハヤテ「鈍行好きなナスノちゃんのために特別に用意した企画は・・・「草津〜西明石を鈍行で行く旅」!」
ナスノ「わぁ!すごい!!」

8:35 草津発京都行

ハヤテ「ナスノちゃん!なんでこの草津から電車に乗ったか知ってる?」
楓「そういえばなんでだろ?」
ナスノ「もしかして『複々線』!?」
ハヤテ「そう!さすがだね!!」
ナスノ「西明石に向かう上り線・下り線。米原に向かう上り線・下り線と合わせて列車が走るのがいいよね!」
トレン「うん!だからその分電車本数も多いし、車両もたくさん見られるよ!」
ハヤテ「うまく行けば車両同士の競争も見られるかもしれない!!」
ナスノ「楽しみ!!」
ミルモ「・・・次にオレからの質問だけど、何でこの旅に応募したんだ?」
ナスノ「私の他に鉄道に興味ある妖精がいるって聞いて、それに将来はJR/私鉄全線完乗を目指すなんてすごい!と思ったの。」
ヤシチ「なるほど・・・。」
ナスノ「それともう一つ理由があるの。」
楓「何?」
ナスノは嬉しそうに答えました。
ナスノ「生のハヤテさんとトレンさんに会いたかったんだ!」
ミルモ「!?」
ナスノ「お互い鉄道の話ができると思ったらもう嬉しくて嬉しくって!!」
ナスノは思わずはしゃぎだしました。
楓「本当に電車好きなんだ・・・。」
ナスノ「はい!今は鉄道好きの女の子は少ないんですけど私は唯一の鉄道好き妖精なの!」
リルム「女の子がこういうマニアックな話をするなんてなんだか新鮮ですわね〜。」
ムルモ「変わった女の子でしゅ〜。」

9:02分 京都到着

ハヤテ「さぁここから乗り換えるよ!」

9:16分京都発須磨行

トレン「これが京都から西明石まで乗る車両だよ。」
ナスノ「『321系』だ!」
車内に入り、座席に座るとハヤテはナスノの首にかけてあるペンダントに気づいた。
ハヤテ「あれ?そのペンダント・・・。」
ナスノ「あっ気づきましたか?実はコレ・・・レールの断面の形をしたペンダントなんです!もちろん自作です。」
ミルモ「自作か。」
ナスノ「あとほっぺの模様の『グリーン車』のマークに帽子の特急のシンボルマークが自慢なんです。」
ヤシチ「おおっ!」
楓「ねえねえナスノちゃん!この辺で好きな電車はあるの?」
ナスノ「う〜ん・・・。223系近郊型電車に特急型のサンダーバードやしらさぎに使用している681系・683系や大阪環状線に走ってるオレンジ色の201系電車です。」
長岡京を過ぎた辺りで京都方面を485系特急雷鳥号と快速の223系とすれ違った。
ナスノ「キャーッ!485系と223系だ〜〜♪」
ムルモ「とても嬉しそうでしゅね。」
楓「うん!」
ハヤテ「・・・いいリアクションだ・・・!」

9:33分 島本停車

ハヤテ「これが最近開業した新しい島本駅だよ。」
ナスノ「あっここ1回行ったことある。」
高槻発車後、後から発車した新快速が普通列車に追いついてきました。
楓「わぁ電車同士の競争だよ!」
トレン「これはここのような複々線でしか味わえない光景だからね!」
ナスノ「すごい!すごい!!」
ハヤテ「うう・・またしもいいリアクションだ・・・。」
リルム「それはナスノさんに対して言っておられるのですか?」

10:02分 大阪停車

ハヤテ「大阪に到着!ここから先は『神戸線』になるよ!」

10:24分 さくら夙川停車

ナスノ「あー。さくら夙川だ!」
トレン「このさくら夙川駅はさっきの島本より先2007年に開業したんだよ。」

10:42分 三ノ宮停車

ハヤテ「三ノ宮だ。終点の須磨まであと20分・・・。」
ナスノ「三ノ宮といえば・・・過去に阪急電車や阪神電車や神戸地下鉄や神戸高速鉄道に乗った記憶があるなぁ・・・。」
電車は三ノ宮を発車し新長田・鷹取を過ぎ、楓があることに気づいた。
楓「ねぇ。さっきの新長田駅と鷹取駅を見て思いついたんだけど・・・。何でここにはホームがあって、向こう側にはホームがないの?」
楓が言うにはホームがあるところには普通電車だけが発着して、向こうのホームのない2本の線路は列車が通過するための通過線のことだろう・・・。(たぶん)
ハヤテ「う〜ん・・・初心者に詳しく教えるのは難しいな・・・。」
トレン「たぶんこのホームには普通電車だけが発着して向こうの線路は通過線といって、新快速などの通過列車が通過するためにあるんだよ。」
ミルモ「それなら両方とも同一ホーム通過にすればいいじゃねーか。」
トレン「理由は分からないんだ。」

10:55分 須磨海浜公園停車

ナスノ「あっこの駅って・・・。」
トレン「接近メロディーに秘密があるんだよ!」
ヤシチ「何だ?」
ハヤテ「そう!あの『かもめの水兵さん』をアレンジしたものなんだよ。」
楓「あっそれ聞いたことある!」
トレン「同じく山陽本線の三原駅の接近メロディーにも使われてるけどアレンジが異なっているんだ。」

10:58分 須磨到着

続きはまた書きます。

では!



■ はくたか (105回/2008/10/18(Sat) 16:33:59/No1029)

間違いがありました。

西明石に行く上り線と上り線・米原に行く下り線・下り線 です。



■ はくたか (106回/2008/10/19(Sun) 10:46:31/No1030)

お待たせいたしました!
それでは続きです。

ハヤテ「さぁここから乗り換えるよ!」
ヤシチ「拙者はもう疲れたぞ・・・。西明石ってのはまだか??」
ナスノ「ここから15分ぐらいで着くからがんばって!」
ヤシチ「うー・・・。絶えるのも修行のうちだ!」

11:08分 須磨発西明石行

トレン「これが最後に乗る列車だよ!」
ナスノ「わぁ今度は『207系』だ!」
トレン「でも塗装変更しちゃったのがおしい!オレは従来の青の方がよかったのに!!」
207系車両は塗装が濃いブルーから窓周りと窓下に紺色、窓下に上からオレンジ、白、紺の計4本の帯を巻くものに変更された。
トレン「忘れられないのがあの事故・・・。」
ハヤテ「そう。あの『福知山線脱線事故』。」
楓「私その事件ニュースで見たことがあるよ!脱線した電車がぐちゃぐちゃだったね・・・。」
ハヤテ「うん。だからこの207系を見るたびにほろりとくるんだ。」
ナスノ「塗装変更した理由は住民から事故を思い出させるような色を見たくないとあるんだって。」
しばらく楓たちに重い空気が漂っていた。
ハヤテ「・・・そうだ!早く乗ろう!乗り遅れるよ!!」
楓「あーそうだった!」
リルム「うっかりしてましたわ〜!」
ミルモ「いけねーっ!」

須磨発車後、塩屋、垂水、舞子、朝霧、明石を過ぎ・・・ようやく電車は草津から3時間かけて終点の西明石に到着しました。
楓「う〜ん着いた〜!!」
楓は背伸びをし、やっと着いたかのように深呼吸を始めました。
ミルモ「・・・ここまでどうだった?鈍行での旅は?」
ナスノ「ハヤテさんとトレンさんと一緒に旅ができてすごく満足です!!なんだか疲れが出ないって感じだわ♪」
ムルモ「ナスノしゃんは元気でしゅね。ボクは疲れてもうダメでしゅ・・・。」
ハヤテ「う〜ん・・・まだ明るいのにここで終わるなんてもったいない。ナスノちゃん次はどこに行く!?」
ナスノ「三宮から出てるポートライナー!まだ乗ったことがないから乗ってみたいの!」
ハヤテ「じゃ、そういうことで次行くぞー!!」
楓「・・・もう勘弁して。私はもうダウン・・・。」

ということで私が考えた妖精ナスノを小説上に出してみましたが書いている自分もなんだか楽しくなってきそうな予感・・・?(><)

では〜♪



■ こやまる (340回/2008/10/19(Sun) 11:09:44/No1031)
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はくたかさん、こんにちは☆

先日紹介のありましたナスノがついに加わりましたね。
しかもアストラムラインに加え、高松琴平電気鉄道まで乗るとは選択肢がなかなか渋い!
ナスノは琴平駅の味のある駅舎をバックに写真撮影とかしていそうです。
鉄の知識もさることながら、やはり鉄道という男っぽいジャンルに女の子が一人加わるだけで雰囲気はがらりと変わりますね。

今回は大阪付近の東海道本線が舞台ですね。
この辺りのエリアは、私は在来線ではなく新幹線でさっと通過することが多いのであまり詳しくないのですが、在来線の方はいろいろと話題性豊富なんですね。
特に485系や683系と新旧様々な特急が走っている点は鉄にはたまらない魅力でしょうね。
ローカル線の旅だけではなく、特急車両にもしっかり反応するナスノも真性の鉄といったところでしょーか。

それにしてもいつも付き合わされている楓やムルモの反応が面白いです。
楓たちもハヤテたちに連れられていろんな場所を訪れましたが、ここから先の旅でさらなる魅力を感じることが出来るかどうかがポイントですね(一般人なら「どこも同じじゃん」という反応になるところですが、鉄なら・・・?)

それでは次回も楽しみにお待ちしています!
では!


■ はくたか (109回/2008/11/17(Mon) 18:29:00/No1068)

『第12話 突然の取材旅!』

何気なく、旅を続けている一ノ関とハヤテの前にニュースが入り込んできました。
さて・・・その情報とは??

ハヤテ「ちょっと!聞いて!聞いて!聞いて〜〜!!」
ハヤテは何が大きな事件が起きたかのような顔をしてきました。
楓「どーしたの?そんなに慌てて。」
ミルモ「また旅の計画か?」
ハヤテ「いやちがうんだよ。コレ見て!」
ハヤテが見せたのはニュース三人娘からの取材の依頼の手紙だった。
リルム「まぁっ!ついにハヤテさんとトレンさんも妖精界で有名に!?」
トレン「ホント!?」
ハヤテ「おお!早速一ノ関にも知らせなきゃ!!」
トレン「ボクもこまちに知らせなきゃ!」
楓「・・・かなり興奮してたねあの二人。」
ミルモ「そりゃまぁオレもあの時は嬉しかったぞ〜。」

その夜一ノ関の自宅にて。

一ノ関「へー。そりゃスゴイな〜。」
ハヤテ「で、でもいきなり来るなんて思ってもなかったよ!ああっなんかイベントとか開かれるところあるかなぁ〜???」
一ノ関「そうだ!今日11月でしょ?」
ハヤテ「・・・そうだけど何かあるの?」
一ノ関「・・・そうだ!11月末といえば・・・コレだ!!」
ハヤテ「う〜ん?」
一ノ関「早速今から計画立てなくちゃ!!」

そして取材当日・・・AM5:45分東京駅14番ホーム。

ニュース三人娘「こんにちは〜ニュース三人娘で〜す!!」
楓「おはよう!久しぶりだね。」
ハヤテ「やぁよく来てくれたね!」
一ノ関「この妖精が・・・?」
盛岡「私会うの初めて!」
ワカバ「ところで今日はどんなことろに連れってくれるのですか?」
トレン「今日は『広島』に行くから。」
ハヤテ「どの路線に乗るのかは向こうに着いてから決めるからね。」
結木「一ノ関、スケジュールにこの『今回オススメ新幹線車両に乗る!』って書いてあるけど・・・なんのことなんだ?」
一ノ関「それは後のお楽しみ♪フフフ〜・・・。」
楓「何か今回気持ち悪いんですけど・・・。」

東京6:00発のぞみ1号博多行

盛岡「ながら!今日乗る新幹線車両ってアレ!?」
一ノ関「そう!それに乗るからね!」
楓「???」
トモン「この電車の中って明るいんですね。」
ハヤテ「東京6:00の車両はこの『N700系』が使われているんだ。」
ワカバ「N700系?」
盛岡「東海道・山陽新幹線の中で一番新しい車両なの。」
チーエ「なるほど〜メモメモ・・・。」
一ノ関「おおっ!前の座席にコンセントがある!!これで携帯充電できる。助かった〜♪」
みんな「・・・・・・。」
リルム「一ノ関さんったら・・・ただ目立ちたいだけなんですの〜?」

9:12分岡山着

一ノ関「さぁ、ここからが本番だよ!」
列車からホームに出てみると、ホームにはカメラを持ったファンが絶え間なく続出していた。
ミルモ「!?なんじゃこりゃ?」
楓「なにコレ・・・?空気が違う・・・。」
盛岡「みんなが待っているのは・・・。」
一ノ関「これから乗るオススメ車両に決まってるからでしょう!」
ハヤテ「いい?トモン!妖精新聞のネタのためにも絶対撮ってね分かった!?」
トモン「そりゃあこのために来たんだから撮りますって。」
そして待つこと20分・・・いよいよ入線して来ました。
楓「あれが!?」
トレン「そうこれだよ!」
一ノ関「元祖新幹線車両『0系』だ〜!!」
トモンはすぐさまその0系をカメラに収めました。
一ノ関と盛岡もすぐにカメラを取り出し、0系を撮り始めました。
結木「なるほど、一ノ関が言ってたのはコレか。」
トモン「バッチリよ!写したわ。」
トレン「ありがとう!これで新聞の記事の写真になる!」
停車時間がわずかなため急いで乗り込んだ。
車内に入ると座席はあっという間に満席になっていました。
リルム「中はすごい人ですわね〜。」
盛岡「引退直前だからこんなに乗り込んでくるのよ。」
一ノ関「よし、コレで一気に広島まで一直線だ。」
ワカバ「中はとてもレトロですね。」
ハヤテ「昭和生まれの車両だからね。」
トレン「かつては夢の超特急と呼ばれていたけど現在はとある駅で最新型車両にどんどん追い抜かれるハメになったんだ。」
一ノ関「今は『こだま』だけに使われているよ!」
盛岡「以前はグリーンの帯が入ったのがあったけど引退を前に開業当時のボディカラーに戻されたのよ。」
チーエ「メモメモ・・・。」

岡山9:38分発こだま639号博多行


16日の日曜日に広島に行ってきました。
新大阪から引退直前の0系に乗ってきましたのでその旅の途中に小説の話が思い浮かびました。

続きは明日書きます。
では!


■ はくたか (110回/2008/11/18(Tue) 20:47:23/No1071)

一ノ関「0系の最後の余興を楽しもう〜!!」
楓「・・・・・・。」
楓は車内にいる鉄道ファンや家族連れをしばらく見つめていました。
結木「どうした南?」
楓「うん・・・。この車両は長い歴史があってそれを惜しむ人がいるのはわからなくない、と思って。」
ミルモ「結木〜。一ノ関から聞いたんだけどよ・・この0系ってのは44年前から走ってるって聞いたぞ?随分オレ達が生まれる前からなんだな。」
結木「・・・そうか。」

11:01分広島着

ホームに下りてみると、岡山にいるときと変わりなくファンや家族連れのお客さんが最後の勇士を見ようと駆けつけていました。
駅員「写真撮影をされる方にお願いいたします!できるだけホーム柵から離れてお願いいたします!」
盛岡「・・・駅員さんもテンパってる。」
トレン「広島では9分の停車だから今のうちに撮っている人が多いんだよ。」
そして11時10分。0系が博多に向けて出発していきました。
一ノ関「・・・さて見送りも終わったことだし、そろそろいくよ!」
その後、改札口を出て最初はコンコースに出ました。
ムルモ「この後はどうするんでしゅか?」
一ノ関「駅前から広電に乗ってとりあえず終点の『広島港』に行くから!」
楓「?アレ?盛岡さんは。」
結木「用事があるみたいで帰ったみたいだぞ。」
楓「ええっ!ホント!?・・・ホントに0系に乗りにきただけなんだ・・・。なんてお気楽な・・・。」
すると突然あることを思い出しました。
一ノ関「・・・とその前にちょっと来て。」
飲食店がたくさん並んだ通路をしばらく進むと、お好み焼き屋が見えてきました。
一ノ関「ちょっと休憩にここで昼食だよ。」
結木「へぇ〜。」
楓「広島名物のお好み焼きも食べられるし♪」
ワカバ「これはいいですね。」
一ノ関「・・・ココは最初に入れない予定だった。」
みんな「はっ?」
一ノ関「ホントは一秒でも早く市電に乗りたかった・・・。でもこの後5時間ゴハンがない!絶対に南さんが文句言うから大正解だったな!」
みんな「!?」
トモン「・・・その理由で・・・?」
楓「き、気にしなくていいよ!トモンちゃん!一ノ関くんはああいう人なんだからっ。」
ワカバ「はぁ・・・。」
一ノ関「さぁ食べたところでみんな行くよ!」

広島駅前発広島港行

ハヤテ「これから広島の市電『広島電鉄』に乗るよ!略して『広電』!」
ワカバ「ではいきなりですがこの広電の特徴は何ですか?」
トレン「う〜ん、そうだなぁー。」
ハヤテ「アレだよアレ!」
ハヤテはある車両を指差しながらいいました。
トレン「この広電の特徴はね・・・まず車両!この市電の車両には元京都市電や大阪市電などの車両が今でも健在なんだ。」
トモン「なるほどね。」
チーエ「あれはなに〜?」
一ノ関「あれは連節車だよ。『グリーンムーバー』の愛称で呼ばれている『5000形』。」
ハヤテ「そしてオレたちが乗るのはさっきも言ったこの京都市電の車両だよ!」

広島港着

一ノ関「この広島港駅はね、なんと近くに港があるんだ。ここから四国に行きたい場合は船一本で行けるよ!」
楓「わーっきれいー♪」
ミルモ「海だぜ!」
リルム「すてきですわ♪」
一ノ関「ここはデートコースにオススメ?(小声)」
楓「思いっきり聞こえてるけど・・・。」
一ノ関「さぁ時間だ。また市電に乗らなくちゃ!」

続く。













■ こやまる (357回/2008/11/21(Fri) 20:35:17/No1074)

はくたかさん、こんばんは☆
今回の舞台は前回の大阪からさらに西へ足を延ばし、広島ですね。
広島へは私も先日行ってきたばかりですので、路面電車が走る広島市内の景色は今も新鮮な記憶として私の中に残っています。
小説にも登場する路面電車のグリーンムーバーもしっかり乗りましたし(^^)。
はくたかさんは床の低いグリーンムーバーマックスには乗ったのでしょうか?
 
今回は11月末の0系新幹線引退のイベントが組み込まれていて、かなり濃い旅行プランになっているのがいいですね。
さすがの楓(この言い方は失礼だな^^;)も0系新幹線は写真やテレビで見たことあるはずですので、それが引退することの重み・淋しさは何となくでも感じることと思います。
現実世界の引退イベントの詳細は私はあまり把握していないのですが、引退日に走る0系新幹線の指定券は発売日にあっという間に完売になった予感がします。。
小説では触れられていませんでしたが、一ノ関も朝の寒い時間からみどりの窓口に並んでプレミアムチケットをゲットしていそうです。
 
それにしても0系はもう44年前の車両なんですね。
今後も0系みたいに何十年も多くの人に愛される列車が現れるかどうか…JRの最新型車両は確かに快適なんですが、国鉄車両ほどの愛着がいまいちわかないですね。。
 
今回は特別ゲスト(?)で招かれた3人娘がかわいいです。
普段は3人娘のペースに周りが振り回される展開になりますが、鉄になると話は別ですね。
一ノ関・盛岡が話す鉄話を一生懸命メモする3人娘がとにかくかわいくて(^^)。
 
市電に乗りまくる一行ですが、この後はお好み焼き以外の広島らしさを何か満喫出来るのかな?
次回も楽しみに待っていますね。
では!


■ はくたか (112回/2008/11/29(Sat) 14:42:58/No1079)

広島港発

楓「さっき乗った車両と違う?」
一ノ関「これはね、元大阪市電の車両なんだ。」
その時ハヤテは路線図の「宮島線」の線を見て気がつきました。
ハヤテ「あっ広電の第2の特徴を思い出した。」
トモン「何?何?」
ハヤテ「ここから電車で行く『広電西広島』から出てる『宮島線』だよ。
西広島からは専用軌道となってJRと並行して終点の宮島口まで行くんだ。」
ミルモ「そんな路線があるのか。」
楓「宮島口といえばあの水に浮かぶ鳥居?私テレビで見たことある!」
一ノ関「そうだよ。」
ミルモ「宮島口まではJRと並行してんだよな?」
トレン「うん。」
ミルモ「そんなら終点からはJRに乗り入れたら便利になると思うんじゃねーかな〜?」
一ノ関「それはムリだよ。広電とJRは線路の幅が異なるからどう考えたって乗り入れは不可能だよ。」
ミルモ「ふ〜ん。」
一ノ関「オレも宮島線に乗りたいのは山々だけど今回は時間がないからムリ!」

本通着

ワカバ「ここからはどうするのですか?」
ハヤテ「とりあえずここから『アストラムライン』に乗り換えて大町に行くよ。」
楓「アストラムラインって前回ナスノちゃんが言ってた電車だよね?」
ミルモ「そういえばそうだな。」
ワカバ「アストラムラインって素敵な名前ですよね・・・。何か由来はあるんですか?」
一ノ関&ハヤテ「知らない!興味ないから。さっ行くよ!」
ワカバ「・・・・・・。」
楓「・・・鉄道ファンだからって何でも知っているとは限らないってことで。」
トモン「はい・・・。」
トレン「ボクなら知ってるから旅が終わったら教えるよ。」

本通発

ホームに下りてみるとそこは従来のホームとは裏腹にホームドアがホーム一面に敷き詰められていた。
トモン「わぁ!駅にドアがあるんですか!?」
トレン「これは乗客の転落防止のために取り付けられたものらしいんだよ。」
トモン「これは・・・写真が撮りにくいわね〜・・・。」
ハヤテ「欠点が”それ”なんだ。」
それから電車に乗車。もちろん前面展望を楽しむために先頭車両へとまっしぐら。
一ノ関「このアストラムラインはね、新交通システムで車輪ではなくゴムタイヤで動いてるんだ。前に乗った札幌地下鉄と同じ方式だよ。」
結木「そういえば”ガタン・ゴトン”の音が全然ないな。」
トレン「軌道にも変化があるよ!」
トレンは軌道部分を指しながら言いました。
楓「・・・広島で乗り換えて本通で乗り換えて次に本町で乗り換えるの?」
一ノ関「本町からは『可部線』に乗るから!それから広島に戻って新幹線に乗り換えて帰るからね。」
楓「乗り換え多いな!」
リルム「ふふっ・・・♪」

大町着

大町駅のJRのホームは単線で一面だけのホームだった。
リルム「意外と小さいのですね。」
ハヤテ「可部線は全線単線だからね。」

大町発
 ↓
広島着

トレン「広島地区の車両は全部昭和生まれだからボクはここを『古電車王国』と呼んでるよ。」
チーエ「他の地方では新しい電車が走ってるけどここはまだ古い電車が走ってるんだ〜。メモメモ・・・。」
ワカバ「よしっ、これで取材は終わりね!」
トモン「今日は得ダネがだいぶたまったわ!」
チーエ「メモ帳ももう書ききれないよ〜。」
楓「・・・どう?ここまでの感想は。」
トモン「すっごく面白かったですー。これで帰ったら新聞が作れます!」
ワカバ「一生懸命まとめるから楽しみにしててね!」
トレン「ありがとう!」

そして翌日、朝配られた妖精新聞には妖精文字でこう書かれていた。

”人間界をかけめぐる新幹線車両!”
その文の下に0系の写真が大きく載っていました。

”人間界の珍しいタイヤで動く電車”
その文の横にアストラムラインの写真が載っていました。
新聞の端っこにあるミニコーナーにトレンが教えてくれたアストラムラインの由来が妖精文字で書かれていました。

アストラムラインの『アス』は明日。『トラム』は電車という意味らしい。


以上です。

では!




■ こやまる (361回/2008/12/02(Tue) 08:24:58/No1083)
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はくたかさん、おはようございます☆

今回は広島編パート2ですね。
宮島線…私も広島旅行で宮島へ向かう際に乗ろうかどうかで迷いましたが、JRだと宮島口まで30分くらいで着くのに、宮島線だと確か1時間くらいかかるためあきらめました。
途中で何本ものJRに抜かされるのはストレス溜まりそうですし(^^;。
実際広電で宮島を目指す人って多いんだろうか?と疑問です。
(廿日市市民には需要はありそうですけど)
それにしても楓の宮島に関する知識がみんなに華麗にスルーされているのを見て思わず笑ってしまいました(笑)。

アストラムラインの欠点は私も同感です。
確かゆりかもめも同様で、駅で撮影するとなると、駅に入線してくる車両をホームの端っこで撮るくらいしか無いような気がします。
ゴムタイヤは実際に乗ったことのある人にしか分からない感触ですよね。
何かふわふわした感じがするので、読書していると乗り物酔いしそう・・・個人的には普通の鉄の車輪の方が乗り心地としては好みだったりしますが、好奇心旺盛なリルムはバッチリ楽しんでいる様子ですね(^^)。
それと、アストラムラインは斜字体のロゴ(?)が格好良くて好きです。

ニュース3人娘の新聞も無事に完成し、読者から新たなリクエストが殺到することを期待しています。
それでは次回も楽しみにしております。
では!


■ はくたか (114回/2009/01/10(Sat) 14:29:16/No1115)

みなさんこんにちは!
遅れながら話が浮かびました。

『最終話 まだ間に合う!寝台特急「富士・はやぶさ」』

ある日のこと、一ノ関くんと盛岡さんがポツリと何かを言い始めました。
一ノ関「次の旅でもう最後にすることにしたんだ。」
楓「もう終わり?」
ミルモ「急だな。」
盛岡「お父さんとお母さんが言ってたんだ。これからは休みの日に仕事の手伝いをしろって。あっでも完全に終わったわけじゃないからね!」
一ノ関「そう!オレは全線完乗を目指している!消えていく路線の中で・・・新しい路線や駅がどんどんできていく!!オレはまたそこに行って乗りに行かなければならない。そういうことだ!」
松竹「確かにそうだね。」
盛岡「それともう一つ、理由があるの。」
リルム「何ですの?」
一ノ関「トレンとハヤテに聞けば分かるよ。」
トレン「まだ秘密だよ!」
ハヤテ「旅が終わってから話すから!」
ミルモ「おう。」
日高「・・・最後の旅というわけで今度はどこへ行くの?」
一ノ関「九州さ!」
楓「九州!?私行ったことないから楽しみー♪」
盛岡「ながら、最後にぴったりなふさわしい列車に乗るんだよ。切符予約した?」
一ノ関「ああもちろん!」
盛岡「九州にあるあのステキな駅舎がある駅はどう?」
一ノ関「それも下調べしてきたよ。」
ヤシチ「それでいつ出発なのだ?」
盛岡「今度の土曜日。夕方5時半に東京駅集合だよ!」

その日の夜・・・。

楓「ねぇミルモ。トレンくんとハヤテくんが言ってた理由って何だろう?」
ミルモ「オレにもわかんねぇ。まぁ気長に待とうぜ。」
楓「うん、そうだね。じゃあミルモお休み・・・。」
ミルモ「ZZZZZ〜・・・。」
楓「寝るの早っ!」

そして当日、PM5:30東京駅丸の内中央口にて。

一ノ関「今回のテーマは・・・『今からならまだ間に合う!東京発のブルートレイン!』」
日高「はっ?」
ミルモ「どういうことだ?」
盛岡「今年の3月いっぱいで東京駅発着の九州行のブルートレインが完全になくなるんだ。」
結木「ふーん。」
一ノ関「それで今回乗るのはコレ!」
一ノ関は胸ポッケから切符を取り出しました。
一ノ関「寝台特急「富士・はやぶさ」に乗るよ!!」
盛岡「人数が私とながらをいれて南さん、結木くん、日高さん、松竹くんだから切符6人分ね!」
ミルモ「考えてみりゃおれたち妖精だから別に切符必要ないしな。」
ムルモ「妖精でよかったでしゅ。」
ヤシチ「まったくだ。わはは!」
トレン「ボクらが乗るのは『富士』のほうだよ。これで『小倉』まで行くんだ。」
ハヤテ「途中の『門司』で降りれば富士とはやぶさの切り離しが見れる・・・♪まぁその分停車時間が長いから乗り遅れずにすむから!」
一ノ関「ああ・・・本当になくなっちゃうんだ・・・富士とはやぶさ。」

発車時間が近づいてきたので一行はホームへ急いだ。




■ こやまる (378回/2009/01/13(Tue) 21:45:04/No1120)
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はくたかさん、こんばんは☆

おぉ、いきなり最終話で驚きました!
乗り鉄好きの二人の旅を中断するその理由とは!?
…う〜ん、私もトレンとハヤテに聞かないとさっぱり分からないです(^^;。

さて最終話を飾る旅の舞台は、今年で最後を迎える寝台特急富士ですね。
私も数年前に大分を目指して乗りましたが、途中ダイヤが乱れて、小郡(新山口)で新幹線に乗り換えてしまった(もちろんタダで)という思い出が詰まっています。

今回6人+妖精が乗る車両は開放式B寝台なのかな?
廊下の窓から東海道線沿線の景色を眺めるのもこれが最後と思うと、すごく複雑な気分になりますね。
富士の車内にて、盛岡と一ノ関がどんな鉄話をするのか楽しみです。

それでは続きをお待ちしてます!
では!


■ はくたか (115回/2009/01/18(Sun) 16:41:59/No1128)

続きです。

東京駅で夕食用の駅弁と朝食用のおにぎりやパンを駅の売店で買ってこれで食糧は万端。
富士・はやぶさが入線。青色の車体に白いラインが入った客車がいかにもブルートレインという感じがこみ上げてくる。
楓「うわぁ〜青い!」
松竹「前回乗った『トワイライトエクスプレスとはちょっと違うよね。」
トレン「そう!寝台車といえばやっぱりブルートレイン。ブルートレインといえばこの色!」
一ノ関「他にも日本海、あけぼの、北斗星、北陸が青色なんだよ。でも最近なくなった銀河や『なは』やあかつきも引退しちゃったしさらに富士やはやぶさも引退する・・・。青い客車がいつなくなってもおかしくはない・・・。」
日高「・・・そういってるうちにもう発車するわよ?」
一ノ関「そうだった!さぁ、ブルートレインでの旅を味わおう!」

PM6:03分東京発車

盛岡「少し早いけど駅弁食べましょう。」
一ノ関:とんかつ弁当
盛岡:鳥めし
楓・結木:幸福弁当
日高・松竹:牛すき重

楓「はぁ〜もうお腹ペコペコ。」
松竹「いただきまーす。」
ミルモ「オレたち妖精は当然お菓子だぜぃ!」
ヤシチ「かりんとうあと一個しか売れ残ってなかったぞ。」
ムルモ「ボクのマシュマロはた〜くさんあったでしゅ!」
リルム「あら、トレンさんとハヤテさんは?」
ヤシチ「二人ならさっき先頭車でこの客車を引いている車両を見に行くって飛び出していったぞ。」
ミルモ「さすがテツ・・・。」
盛岡「電気機関車のことね。」

PM8:35分静岡停車

日高さんは疲れた!といって寝てるけど他はみんな起きていました。
一ノ関は無言のままずっと時刻表をペラペラめくっていた。
結木は窓の外を眺めていました。きっと車内は真っ暗なので本が読めないのでしょう。
盛岡は各駅の到着時刻を確認していました。
松竹は・・・ただ座っているだけ。

PM11:08分岐阜停車

一ノ関「ホラ!南さん。夜中の駅もだいたい雰囲気あるでしょ?」
楓「う〜ん・・・私にはよく分かんないな。」
一ノ関「そんな!オレだってなかなか忙しくてこの雰囲気を味わえないというのに!」
トレン「ながら、他の人が寝てるから静かにして!」
一ノ関「あっ・・・ゴメン。」

AM1:36分京都停車

楓「もう京都まで来ちゃったんだね。以前ナスノちゃんと一緒に来たんだっけなぁ・・・。」
ヤシチ「うむ。そうだったな。」
楓「ねぇ一ノ関くん。この列車に相当思入れがあるそうだけど、今までに何回ブルートレインに乗ってるの?」
一ノ関「初めて!」
楓「!?・・・それは・・。乗るのに別料金がかかるから?」
一ノ関「だって一万円以上もかかるんだから!」
楓「・・・さっきまでの力説はなんだったの?」
列車は夜中に大阪、明石、姫路、岡山を通過し、岩国辺りからは明るくなっていました。

一ノ関「いやーよく寝た!あと4時間で小倉だ!今のうちに朝ゴハンを食べよう。」
日高「4時間ってまだまだじゃない。」

このあと門司ではやぶさと富士が切りはなされました。もちろん一ノ関を始め、鉄道ファングループはそれを見にいきました。
そして朝9時に小倉に到着しました。
一ノ関「さぁここから九州の旅の始まりだ!」
楓はあることに気がつきました。
楓「・・・あんまり最終旅とは感じない気がするんだけど。なんかテーマでもつけたらどう?それぞれまとめていったら分かりやすいじゃない。」
一ノ関「テーマかう〜む・・・どうしよう・・・・・。あっ!」
結木「何か思いついたか?」
一ノ関「『涙の卒業式』・・・。いや!卒業式は合わないな!ささっ行くよ。」
ミルモ「卒業式・・・。」
日高「・・・てかブルートレインはどこへいったの?」

一応設定は冬です。










■ こやまる (383回/2009/01/23(Fri) 08:13:43/No1140)
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はくたかさん、おはようございます☆

車内ではお弁当の販売がないため、あらかじめ夕食と朝食を買い込む…これは寝台特急乗車前の必須イベントですよね。
選んだお弁当にそれぞれの性格が表れているような…。
駅弁と言えば、千葉や新潟などあちこちの駅弁が売っているお店が東京駅の中に出来て(駅ナカ)、最近は本当に便利な時代になりました。

乗った寝台は開放式のB寝台かな?
周りの騒音は気になるけど、眠れないときは廊下で椅子を引っ張り出して景色を眺めることが出来る…開放式の方が個室よりも旅の風情は味わえそうですね。
結木くんはロビーカーで一人読書していそうですけど、今もロビーカーってあるのかな?

>一ノ関「だって一万円以上もかかるんだから!」
現実世界に松竹くんみたいな人がいたら、松竹くんが富士を買い取って豪華寝台特急に変えて毎日走らせて欲しいです。
…そんな現実はないとしても、引退するまで結局値下げはされませんでしたね。
夜行バスと同じくらいまで値下げすれば乗客はもう少し増えたかもしれないのに…。
でも廃止の理由は低い利用率の他にもいろいろな理由がありそうです。

次回は小倉から終点までの最後の旅ですね。
楽しみにお待ちしてます〜。
では!


■ はくたか (116回/2009/01/31(Sat) 15:39:18/No1157)

続き。

一ノ関「最初の目的地は『門司港』だよ!オレが一番気に入った場所があるんだ。」

小倉発

九州の電車の車内は他の地方の車両と違ってすごくゴージャスでした。
楓「九州の電車ってなんかおしゃれでかわいいね。」
結木「こんなの初めてだ。」
松竹「でもボクの家と比べるとまだこっちのほうがいいよね。」
ミルモ「何自慢してんだよオメー。」
盛岡「あっ・・そろそろコレを。」
盛岡はカバンから駅弁を取り出しました。
みんな「?」
盛岡「ジャーン!下関でスキを見つけて買っておきました〜!!下関名物『ふくめし』〜〜っ!!」
みんな「!!!」
日高「いつのまに!?」
松竹「盛岡さん!すごいよ!今日初めて感謝したよ!!」
楓「有名なふくを駅弁で食べられるなんてサイコー!」
盛岡「この調子で残りもがんばろう!」

門司港着

一ノ関「さっきも言ったこの門司港!1つ目の特徴はコレ!どう?駅舎が渋いでしょ?」
ミルモ「うわっ!古い!?」
楓「レトロ〜!」
ハヤテ「100年以上の歴史を持つ駅なんだ。でもみどりの窓口や自動改札機があるからせっかくの古いイメージが壊れちゃう!なんて悔しい!!」
日高「でもそれは時代の流れだからしょうがないんじゃないの?」
トレン「まぁ地元からの反対が多発したときもあったんだけどね。」
駅からしばらく歩くと正面に蒸気機関車が目立つ大きな建物が飛び込んできました。
松竹「なにコレ?」
一ノ関「『九州鉄道記念館』。古い車両が展示してあるから旅のタイムテーブルに入れておいたんだ。時間がちょっと余裕だからここでゆっくりしていこう!」
日高「鉄道マニアの二人が行きたいっていったから入れただけじゃないの?(小声)」
ヤシチ「?」
そんな日高が言ってることにものともせず・・・。
一ノ関「さぁ行くよ!」
鉄道記念館でたっぷり満喫したあと、一ノ関が気に入った?場所へ行きました。
楓「うわっ!すごい!海だ〜!!」
一ノ関「向こうに見えるのが本州だぞ!」
盛岡「私たちが乗ってきた列車はこの海の下を通っていたんだよ。」
ハヤテ「車が上で列車が下なんだ。ちなみに列車が通ったのは『関門トンネル』ね!」
日高「もしかして一ノ関くんがお気に入りという場所は・・・?」
一ノ関「そう!ココ!!」
ミルモ「風が気持ちいいぜ〜♪」
ムルモ「船もたくさんあるでしゅう。」
一ノ関「あっ!これはデートコースにオススメ!(小声)」
楓「思いっきり聞こえてるんだけど・・・。」
松竹「ねぇ、このあとはどうするの?」
一ノ関「それは行ってのお楽しみ♪」

門司港発

一ノ関「次の目的地はこの車両で行くよ。」
トレン「『813系』だね。」

松竹は走行中にヴーーーンというモーター音を感じ不思議に思いました。

松竹「・・・さっきからうるさいのは速度を出しているからじゃないから?」
楓「それは違うよ松竹くん!これはモーター音なんだよ!」
みんな「!?」
楓の突然の発言にびっくりしました。
もちろん妖精たちもびっくりです。
楓「車両によく『キハ』とか『クハ』とか書いてあるでしょ?さっき駅で見たんだけどこの車両には『モハ』だったから。モハのモはモーターのモ!つまりこの車両はモーター車ってこと!」
みんな「・・・・・。」
楓「でしょ?一ノ関くん、盛岡さん!」
一ノ関「・・・・南さんの口からそんなのが出るとは思わなかった・・・。」
盛岡「しかもちゃんと当たってるし・・・驚いた。」
楓「・・はっ・・・??」
一ノ関「すごいよ南さん!みんなも南さんを見習いなよ!」
結木「すごいなぁ。やるな南!」
ミルモ「なんかいつもの楓ぽくないな!」
ムルモ「ほぇ〜。」
ハヤテ「・・・ということはついに楓さんも!?」
トレン「まさか?考えすぎだよ!」
楓「・・・いつのまに余計な知識が蓄積してる・・・?こうやって自然にはまってしまうもんなの??おそるべし鉄道パワー・・・。」

スペースワールド着

一ノ関「着いた着いた!」
松竹「南さん元気ないけど大丈夫?」
楓「気にしないで・・・。」
結木は駅の看板を見て思い出しました。
結木「あっこれテレビで見た・・・。」
一ノ関「近くにあるテーマパークの名前をそのまま使った『スペースワールド駅』だよ!」
リルム「建物がとてもきれいですわ!」
盛岡「ながらは完乗を目指してるんだよね?この駅にはもう行ったの?」
一ノ関「もちろん!今日来た同じルートで来て・・・駅を見てから・・・それだけ!」
日高「ここまで来て駅見ただけ!?遊ばなかったの!」
一ノ関「当然でしょ。目的は駅なんだから遊んでいく必要ないじゃない。」
日高「でも普通は遊んでいくでしょ!私だったら必ず結木くんと行くのに!」
結木「・・・オイ。」
盛岡「・・・でも今日はせっかくみんなで来たんだから遊んでいかない?」
ヤシチ「拙者だって楽しみたいぞ。」
ミルモ「オレも〜!」
一ノ関「・・・しょうがない・・行く?」
みんな「賛成〜!!」
みんなは、テーマパークへと向かいました。


■ こやまる (391回/2009/02/04(Wed) 07:56:16/No1162)
http://www.murumoya.com/


はくたかさん、おはようございます☆

下関〜門司港は魅力一杯ですよね。
私も以前門司港駅へ行ったことがありますが、そのレトロで迫力のある駅舎を見て何枚も写真を撮ったのが懐かしいです(私以外にも写真撮影をしている人がたくさん…)。
駅前の建物などに見られる異国の雰囲気もまた門司港ならではですよね。
私が行ったときもすでに自動改札がありましたが、やはり外観の雰囲気の方が目立つので、自動改札が景観を壊しているとまでは感じませんでした。

>ふくめし
これは私は食べたことないので、盛岡たちがうらやましいです。
しかしいつの間に、しかも全員分を買い込んだんだろう?
そしてさりげなく松竹が盛岡に失礼なことを言っているのが面白いです(^^)。
ふくめしはふぐの形をした容器がかわいいですよね。

>車両によく『キハ』とか『クハ』とか書いてあるでしょ?
楓の成長っぷりがすごい!
知識だけではなく、電車に乗る前にモハをチェックしている点がすでに真性の鉄のような…。
でもでもこの辺はまだ鉄にとっては初級ですね。
この後楓がどこまでハマっていくんだろう??

次回は鉄から少し離れて、スペースワールドでどんなことが起きるのか、楽しみにしています(^^)。
では!


■ はくたか (121回/2009/02/27(Fri) 10:03:47/No1220)

続き。

次の列車まで余裕があるので皆スペースワールドで時間をつぶしていた。
松竹「いやー!ジェットコースター楽しかったね南さん!まさか遊園地に来れるとは思わなかったよ!」
結木「・・・今までの旅を振り返ると・・・いろんなことがあったなぁ〜。
最初の旅から付き合わされてた俺達だったけど南はどうだった?」
楓「うん。でもこれで満足したと思うよ?だってキハ・クハとか大回りとか0系や富士・はやぶさ覚えちゃったし・・・いやー楽しかったな〜。」
松竹「南さん・・・。」
楓「私だって一ノ関くんと会う前はトワイライトエクスプレスはもちろんドクターイエローの存在さえ知らなかったんだよ!?それに大回りなんてあんな切符のカラクリがあるとは思わなかったし・・・。」
結木「俺も小説を読んでると時々電車に関する用語が出てきたりするんだ。それを理解できたのも一ノ関と盛岡のおかげだな。」
日高「でも。」
楓「日高さん?」
日高「私もいろいろ教えられちゃって鈍行列車とか新幹線とかムダに覚えちゃったし♪」
楓「日高さん・・・(汗)」
ハヤテ「鈍行列車LAVEのナスノちゃんは喜ぶぞ。」
そして楓はあることに気がついた。
楓「・・・なんか最終旅って感じがしないね。最後はもっとパーっと盛り上げて終わるかと思ったよ。」
一ノ関「安心して!策はもう考えてあるから!」
楓「???」
一ノ関「ちょっと大変だけどもう東京に帰るよ!」
みんな「えっ!?」

スペースワールドを後にし、鹿児島本線で小倉に出て新幹線に乗り換え・・・品川でさらに東海道本線で新橋へときていた。
日高「・・・ココって新橋じゃない。」
松竹「一体どういうこと?」
一ノ関「フフフ・・・みんな!アレを見て!!」
一ノ関が指先の方を見るとそこには駅前に静態保存されている蒸気機関車でした。
盛岡「蒸気機関車があるのは知ってるケド・・・。」
一ノ関「ここ新橋はね・・・日本の一番最初の鉄道が誕生した場所なんだよ。」
ミルモ「なに!本当か?」
一ノ関「だからいろいろ悩んだ結果終わりは新橋にしようって決めたんだ。」
トレン「な・・なるほど〜。」
楓「・・・アレ?」
ミルモ「どうした楓?」
楓「今気づいたんだけど・・・一ノ関くんは厳密に言うと完全に全線完乗したわけじゃないんだよね?新しくできたところで行ってない路線があるんでしょ?」
一ノ関「あっそうそうそう!!そう!そうなの!!まだまだ実在してる路線の中で新しい路線や駅ができてくる!たとえ北海道や九州だろうと、一路線や二路線だろうとオレはまたそこに行って乗りにいかなければならない!つまり、鉄道があるかぎりオレの旅は永遠に終わらないってこと!!」
みんな「・・・・・。」
一ノ関「・・・どう?オレ決まってる??」
日高「まぁそれが一ノ関くんの限界ってとこじゃない?」
一ノ関「それじゃあ一日お疲れさん!今日はこれで解散だから帰りに何か食べてく?」
楓「はーい!喫茶店で結木くんとお茶でも飲みたい!」
日高「なんですってぇ〜!?結木くんと飲むのはこの私よ!!」
楓「も〜日高さん!!」
結木「・・・・はぁ〜。」
ミルモ「おめーも大変だな結木!」
松竹「そんな〜南さぁ〜ん・・・。」
ヤシチ「いろいろ疲れたのだ〜。」
一ノ関「・・・早速どこに新しい路線があるか調べよう!」
盛岡「私も連れてって!」
ハヤテ「オレはこれから何しよう・・・?」
トレン「とりあえず休もう。」

最終話終わり・・・。

鉄道の旅やっと終了しました。
現在はバレンタインの次のストーリーを考え中です!

では!



■ こやまる (413回/2009/03/03(Tue) 22:41:27/No1227)
http://www.murumoya.com/


はくたかさん、こんばんは☆
鉄道の旅のフィナーレに日本の鉄道の原点を持ってくるとは、一ノ関もまた憎い演出を行っていますね。
そしてこの蒸気機関車のように、これからも鉄道の歴史を歩んでいく決心をした一ノ関・・・まさに正真正銘の鉄と言えます。
楓たちもちょっとあきれ顔ですが、出会った頃と比べて一ノ関や盛岡を見る目に変化があったようですね。
まぁ楓たちが自ら鉄道の旅を企画することは無いでしょうけど。

はくたかさん、長らく連載お疲れさまでした。
これからも新しい路線が誕生し、また消えていく路線があるかと思いますが、話題性のあるニュースの際には番外編として一ノ関たちを登場させてあげて欲しいです。
14日には寝台特急富士の引退がありますが、彼らはこの引退をどのような思いで見送るのかも気になるところです。
バレンタインのストーリーの続きも楽しみにしていますね。
では!




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(2009.5 koyamaru edit)