HOME  □ HELP  □ 新規投稿 
過去ログ表示

過去ログ9 を表示

表示ログ 過去ログ1 過去ログ2 過去ログ3 過去ログ4
過去ログ5 過去ログ6 過去ログ7 過去ログ8
過去ログ9 過去ログ10 過去ログ11 過去ログ12
過去ログ13 過去ログ14 過去ログ15

過去ログ検索は 検索 より行えます。
3181/ ミルモ探偵団!?
□投稿者/ きらりん -31回-(2011/01/21(Fri) 23:06:43)

 こんにちは、きらりんです。まだ、「未来人間界の出来事」の途中ですが、新しい小説を書こうと思います。

 プロローグ

ある満月の出ていた夜のこと。校門に、ひとり、女がいた。
本当に門は開くのかしら。もし開くとしたってきっとスゴイ音がするんじゃないの、こんな夜中にそんなスゴイ音だしたら近所迷惑になるだろうし。女は鉄柵の門をおそうとして、もう一度後ろを振り向いた。誰かが見ている。そんな気がしてならなかった。家をでて、ここまで来る間、ずっとそう感じていた。誰かがつけてくる。見られている。気のせい、と自分に言い聞かせた。それに、人目を忍んで出かけるときはいつだってそんな気がするものなのだ。私が、先生とホテルへ入る時だってそんな感じがするんですもの。でも結局、何もなかった。そう。今だって、気のせいに決まっている。女はためらいを振り切って、大きくひとつ息をつき、思い切って、門を押した。

 カタカタカタ・・・。びっくりするほど音は小さかった。門は、内側へらくらくと動いた。ほっと息をつく。これなら誰も気づかない。女は中へ入ると、門を閉めた。そして、女は校舎へと目をやった。

 「ーあそこだわ」

女はつぶやいた。足元もはっきり見えないような夜だった。懐中電灯をもってくるんだった、と思ったが、もうおそい。出入り口の上にひとつ、常夜灯がともっている。そこを目指して、まっすぐに歩いていった。近づいて、足元が見えるようになると、ほっとした。

ここもちゃんとあけてあるかしら?

戸はらくに開いた。

さすがにぬかりはないんだから・・・。

校舎の中へ入るとなんとなく気楽になった。もちろん、あまりいごごちのいい場所ではない。廊下に、光がもれていた。あの、あかりのついていた教室である。その教室の戸を開ける。今度はちょっとぎくりとするような、大きな音がした。

 でもー、校舎の中なら、どうってことないわ。


 「先生・・・。」

女は低い声で呼んでみた。空っぽの教室は外以上に寒々としていた。

 どこにいったのかしら・・・。


中に入って、女は教壇の上に立ってみた。

 ー先生になった気分、と思い、微笑する。
でもーすぐに笑みは消えた。今夜の話を考えると心は重い。

話してくれなくてもわかっていることをあらためて人の口から聞くのはつらいものだ。でも、聞かなくてはならない。そう、結局は私と先生、二人の責任なんだから。逃げることはできない。足音が廊下をやってきた。


 女は入り口のほうへと顔を向けた。戸は開いたまま。


 「どこにいってたの?」

と女が言ってー表情がこわばった。体が動く間もなかった。一気に迫ってきたその人物の両手がまっすぐに伸びて来て、女の首をがっしりとつかまえた。声を上げ様にも、しめあげられて、息ができない。女の目がカッと見開いた。振り放そうとカラダを左右へはげしく揺らしたが、首にくいこんだ指ははずれなっかった。女がよろける。ー二人は、生徒の机に向かって一緒に倒れた。机が、二つ、三つ、はでな音をたてて倒れる。二人は、床の上で、なおも激しくもみあった。

 後書き
今回は楓たちのまわりで事件がおこったら・・・・、おっと!ネタバレになるのでここまでです。まあ、こういう話です。  



■ きらりん (36回/2011/01/22(Sat) 21:44:44/No3193)

 投稿します。 1話「ぬれぎぬ」

 「だーかーら、私じゃないって言ってるでしょ!?」
楓の部屋では、これ以上にないくらいの怒鳴り声が響き渡っていた。
 「ホントかァ?案外そういうことするときあるんじゃねーのか?」
 「ないわよ、そんなずるいこと私しないもん!」
 「でも・・・・。」
しつこいミルモに楓は、
 「これ以上言ったら、1ヶ月分のくもっちょなし!」
 「ひいっすみませんすみませんもう言いません!」
さすがのミルモも、これには頭があがらない。
「でも何で、そんなのが楓のかばんに入ってたんだろうな?」
 「あの先生、いい先生ぽかったのに!」
出来事は昨日の朝。楓とミルモはいつもどおりに学校へ行った。その日は「持ち物検査」という楓にしたら、超かったるい、といってもいいくらいのいわゆる楓たちの学校の「行事」があるのだ。そして、楓の番になり、普通に自分の持っているかばんを開けるとそこには、もうすこししたらやる中間試験の問題の答えのコピーが入っていたのだ。
 『なんだ、これは!答えのコピーじゃないか!』
 『私知りません!』
 『でも現にお前のかばんの中に入っていたじゃないか!』
 『でも本当にーー』
 『もういい!お前は3日間、停学処分だ!』
信じてもらえない楓はがくーっときた。
 そして、今に至る。
 「あの後、お母さんたちにも怒られたのよ!」
 「ほおーそいつは災難だったなあ、ははは」
 「・・・・・ミルモ、人事だと思ってるでしょ。」
 「だって俺には関係ねーしィ」
 「パ−トナーがピンチの時くらい心配してくれたっていいじゃない!」
 「だって俺が困ることは何一つねーしさ。」
 「・・・・今月のくもっちょ・・・。」
 「わかりました、わかりました!」
やっぱりこれには頭のあがらないミルモ。
 「でも、楓が入れたんじゃないんなら、楓をうらむヤツの仕業だろ。おい楓、お前何か心当たりねーのか?」
 「ないわよ!私うらみを買うようなことしないし!」
 「今、俺をくもっちょでつってるだろ・・。」
 「その話は別!」
 「じゃあ、自分が見つかったらイヤだから、一番近かったヤツのかばんにこそっと答えのコピーを入れて、その入れられたのが楓だったとか・・。これは、事件だな。『ぬれぎぬをかぶせられた楓、どうなる!?犯人は!?』なんて感じだな、新聞にのると。」
 「のらない!そして私はどうもならない!ああーイライラする、窓開けよう!」
ガラッ
 「あれ、パトカーが家の前に?」
 「これは事件だ。」
 「もう、ミルモ!」
しかしさすがの楓も気になったので下におりた。
 「どうしたんですか?」
 「ああ、ごめんね。別にキミのうちで何かあったわけじゃないから。」
 「あ、そうなんですか、よかった。じゃあどうしてー」
 「キミのうちから100メートルほど行った先の学校で人が殺されていたのが発見されてね。」
 「・・・・それってうちの学校!」
 「マジで本物の事件になったな!」
とミルモ。続く!



■ きらりん (43回/2011/01/26(Wed) 19:51:28/No3229)

 投稿します。 2話「勇介」
 「―なんだ、狩り出されたのか」
検死官が、先ほど楓たちと会った刑事―、飛田の顔を見て、ちょっとわらった。
 「え?」
飛田の方は訳がわからない。
 「たしか出張中だったんだろ?さっき、正田がそういってた」
正田刑事は、飛田の「親分」にあたる。いつも、どこかすっとぼけた雰囲気の五十男である。
 「正田さんが来てたんですか?」
 「ああ。おまえさんがあとで来ると言って、帰ったよ」
 「ちぇっ。ぼくには、手がはなせなくて行けないとか伝言しといて・・・・・・」
と、飛田はため息をついた。
 「若くて独りじゃ、こき使ってくださいと言ってるようなもんだからな」
 「ま、いいです」
飛田はかたをすくめた。
 「―どうです、被害者の方は?」
 「だいぶ、はでに争ったようだな」
と、検死官は言ったが、その点は、現場となった教室を見回せば一目でわかった。―机があちこち、倒れたりひっくりかえったりしていたからだ。飛田は、ちょっと身ぶるいした。もちろん、からっぽの教室というのは寒々としているし、実際、こんな夜中には寒いものである。そして、床に女の死体がある、となれば、なおさらのこと・・・・・・。四十代―たぶん四十二、三かな、と飛田は思った。ちょっと小柄で太りぎみ。まあ、この年齢の、標準的体型と言えるだろう。
 「PTAの会合でもあったのかな」
と検死官が言った。
 「まさか」
しかし、そんなかっこうではあった。――ちょっとそのへんに出かける、というスタイルではない。やや地味なスーツと、ハイヒール。もちろんハイヒールの方は、争っていて脱げてしまっていた。
 「死因は?」
と、飛田はきいた。
 「後頭部をなぐられている。かなりの力だな。それもくりかえしやられているんだ。」
 「凶器はどんな―」
と言いかけて、飛田は言葉を切った。
 「あれか・・・・・・」
かたい木のいす。いや、正確には、板とスチ―ルパイプを組み合わせた、生徒用のいすの一つが、こわれてころがっている。板が割れ、裂けて、パイプが曲がってしまっていた。
 「―指紋は出そうか?」
と、飛田は、鑑識の人間に声をかけた。
 「今やってますがね。―ちょっと見たところではふきっとってあるみたいだな」
 「よく見てくれ」
 「


   







■ きらりん (44回/2011/01/26(Wed) 19:54:25/No3230)

 訂正
2話の、「よく見てくれ」のあとに「がついてますが、なかったことにしてください。それから続きます。


■ きらりん (48回/2011/01/27(Thu) 23:09:53/No3243)

 続きです。
 「OK」
飛田は、被害者のものらしいハンドバッグをひろい上げた。
 「中のものは?」
 「そこです」
広げた布の上に、手帳やコンパクトなどが並べてある。口紅、メガネも入っていた。レンズも割れていない。コンパクトの鏡もだ。
 「これは?」
飛田が、くしゃくしゃになった紙をひろい上げる。
 「そのバッグの中に入ってたんです」
と、若い刑事が言った。広げてみる。―飛田は、ちょっと眉を寄せた。試験の答えのプリントらしい。手書きの、数学の問題である。しかし、正式の問題の答えでないのは、たとえ答えのプリントにでも、名前やクラス名を書く欄はある。それがない。それに、これはコピ―だ。
 「問題の答えのコピ―か・・・・・・」
と、飛田はつぶやいた。
 「―家族に連絡は?」
と、飛田はきいた。
 「手帳の電話番号へ、かけてみましたが、誰も出ません」
と、若い刑事が言った。若いったって、飛田も若いのだが、いちおう、後輩のいる身である。
 「だれか、家へ巡査をやってくれ」
 「わかりました」
手帳には、<有田信子>とあった。住所はここに近い。飛田は、そばにいた巡査へ、
 「発見者は?」
ときいた。
 「むこうにまたせてありますが・・・・・・」
と、巡査がためらう。
 「どうかしたのか?」
 「はあ。―さっきからうるさくて」
 「うるさい?」
飛田は、ちょっといぶかしげに言った。
 「うるさいって、どういうことだ?」
―行ってみると、すぐにわかった。発見したのは、事件のおきたという、楓の学校の生徒だったのである。現場から少しはなれた教室に入ってみると、やけに背の高い、いかにもひ弱な感じの男の子が、長い足をもてあましぎみにして、いすのひとつに腰かけている。すこしはなれて、こちらは、ちょっと小太りの女の子。髪が長い、丸顔の子だが、だいぶふてくされているようすである。
 「君らが、あの女の人が死んでるのを見つけたんだね」
と、飛田は言った。だが、質問には答えず、
 「おじさん、刑事?」
と女の子のほうがきいてきた。飛田としては、「おじさん」と呼ばれるのにまだ不慣れなため、ちょっとひきつったような笑顔で、
 「まあね」
と答えるしかなかった。
 「早く帰してよ。私たち、何もしたわけじゃないんだもん」
 「うん、そりゃそうだろうがね。しかし、これは殺人事件なんだ。君らが死体を見つけたときの状況をはっきり聞いておきたい。犯人を捕まえる手がかりになるかもしれないからね」
飛田としては、極力やさしく、おだやかに説明をしたのである。 
 「関係ないもん」
と、女の子は口をとがらせた。
 「ただ見つけただけよ。それしか言うことない」
 「そりゃまあ、そうかもしれないな」
内心ムカッときたが、そこはぐっとおさえて、
 「しかしね、たとえが君らが何時何分ごろに来たとか、それだけだって、犯行時間を決める手がかりになるんだよ。もし誰かを見かけたとか―」
 「だから、よそうって言ったじゃない!」
女の子が、いきなり、男の子をつついて、
 「あとが面倒だから、って言ったのに。あんたがやっぱり知らせたほうがいい、とか言うから・・・・・・」
 「だって―」
と男の子のほうはオドオドしながら、
 「もしだまっててあとでわかったら、まずいと思ってさあ」
 「ほっときゃ、わかりゃしなかったのよ。それをごていねいに、きかれるとおり、名前まで電話でしゃべっちゃってさ。―ばかじゃないの、あんた?」
 「でもさあ・・・・・・」
と、男の子の方は不服顔。
 「これで、あんたと逢引きしてたのまで、ばれちゃうじゃないの。退学になっても知らないからね」
 「おまえ、だいじょうぶじゃないか。親父さんに言えば―」
 「私はね。でも、あんたの方まで手が回んないよ」
 「そりゃないよ!―なあ、おこんなよ」
 「お腹すいて、寒くて、おまけにあんたみたいな能無しとデ−トしてたのかと思うと、おこらずにいられないわよ」
とやりあっているところへ―。
 「いいかげんにしろ!」
飛田の怒りが爆発した。
 「人が一人、殺されたんだぞ!それを、ほっとけばよかったとはなんだ!」
男の子の方は青くなって小さくなっている。しかし、女の子の法は、逆に顔をまっかにして立ち上がると、飛田にかみついてきた。
 「何よ!あんたなんかにどなられるおぼえ、ないわよ!」
金切り声というやつが、だいたい飛田はすきでない。くわえて、小生意気な子どもというやつもすきでない。くわえて、中学生といえば、また純情という「神話」が、飛田の中に生きている。くわえて―いや、もうこれだけあればじゅうぶんだった。刑事という立場を一瞬わすれて、その女の子をひっぱたくには・・・・・・。バン、という音が、からっぽの教室に反響して、びっくりするほど大きく聞こえた。たしかに、だれもがびっくりした。男の子の方は、まるで自分がひっぱたかれたみたいに、キャッと悲鳴を上げて飛び上がったし、そばに立っていた巡査は唖然として、ポカンと口を開けてまま、飛田を見つめていた。たたかれた女の子は、二、三歩よろけて、ふみとどまったが、痛みよりは、驚きのほうが大きかったようで、はっきりと手のあとが頬についているのを、片手でかくすようにしながら、目を大きく見開いていた。しかし―いちばんびっくりしたのは飛田自身だったかもしれない。今のは―俺なのか?俺がやったのか、と自分に問いかけていた。
 「いや・・・・・・すまん」
ほとんど無意識に口を開いていた。
 「なぐるつもりじゃ・・・・・・なかったんだ」
そこへ、まったくべつの声が割り込んできた。
 「なんてことだ!」
太い男の声に、飛田はびっくりしてふりかえった。―こんな夜中だというのに、きちんとダブルの背広を着こみ、ネクタイをしめた五十がらみの、堂々とした体格の男が、目をむいて、
 「暴力をふるったな!」
と、飛田をにらみつけている。
 「パパ!」
女の子が、その男へむかってかけよると、胸に飛び込んで、ワ―ッと泣きだした。
 「―私は杉森だ」
と、その男は、女の子をだきよせながら、
 「区の教育委員をしている。君は?」
 「東京署3番地の―、飛田です」
 「飛田か。おぼえておこう。私は弁護士で、警察にも大勢知り合いがいる。十五歳の女の子に刑事が暴力をふるったとあっては見すごすわけにはいかん」
いったんきります。


■ きらりん (49回/2011/01/28(Fri) 19:06:35/No3248)

 続きです。
飛田としては、反論の余地もあるはずだが、今は、自分でも女の子をなぐったというショックで、呆然としていた。
 「娘のルカにきくことがあれば、私が立ち合う。ともかく、今日は話のできる状態ではない。ひきとらせてもらう。かまわんだろうね?」
飛田は、だまってうなずいた。
 「―さあ、行こう」
杉森は、ルカという娘の肩をだいて、うながした。―教室を出て行こうとして、ルカが、ふとふりむいた。涙にぬれた目で、ちょっと飛田を見つめると、無表情のまま、父親とともに姿を消した。
 「あの・・・・・・」
と、男の子の方が、おそるおそる言った。
 「ぼくも帰っていい?」
 「ん?――何か言ったか?」
と飛田がふりむく。
 「あの――」
と、男の子が言いかけたとき、廊下にドタドタとすごい足音がした。
 「正樹ちゃん!」
けたたましいソプラノ―いや、やや低めのメゾ・ソプラノぐらいか―の声が、教室の中をかけまわった。胸、胴、腰―ほとんど同サイズという「豊かな」体格の女性が、飛びこむように入ってくると、
 「まあ、正樹ちゃん!」
と、例の「かよわい男の子」へとかけよったのである。飛田は我にかえって、
 「あの――お母さんですか?」
と声をかけた。
 「あなたはだれ?」
 「は?」
 「名前をきいてるのよ!」
 「東京署3番地の―飛田ですが」
 「飛田さんね。私、母親として、断固として抗議します!」
 「抗議?」
 「この寒い教室に、うちの子を閉じ込めておくなんて!正樹はとてもデリケ−トで、風邪をひきやすい性質なんです!」
 「はあ・・・・・・」
 「もし、これが原因で熱を出し、肺炎にでもなったら、その責任はどうしてくれるんですか!」
 「はあ」
 「私、酒蔵佐和子です。何かこの子におたずねのことがあれば、私が『代わって』お答えします!」
坂蔵佐和子は、「代わって」というところを、あたかもオペラのアリアの聞かせどころでもあるかのように、高くはりあげて言った。
 「しかし、お子さんは―死体の発見者でして、どうしても話を―」
 「死体ですって!」
と、坂蔵佐和子は、目を飛び出さんばかりに見開いて、
 「この子の繊細な神経が、どれだけ痛めつけられているか、おわかりにならないの?このうえ、無神経で、ガサツな刑事の訊問などにあったら、この子はあわれノイローゼになってしまいますわ」
 「しかし―」
 「帰らせていただきます!」
断固たるその口調は、まったく異論をさしはさむ余地を残していなかった。
 「さ、正樹ちゃん。行きましょ」
 「こわかったよ、ママ・・・・・・」
 「そうよね。かわいそうに」
母と子は、身をよせあいながら、教室を出て行ってしまう。飛田は、ただ呆然として、その場につっ立っていた・・・・・・。


 その少年は、いとも軽々と、雨どいをよじのぼっていた。よほどなれていると見えて、もういいかげん古びて、あちこちガタがきている雨どいなのに、ほとんどきしむ音一つたてずに、しっかりしたところへ手足をかけて上がっていく。二階の窓の高さまで、上ってくると、たくみにバランスをとりながら、窓のへりへ足をかけた。窓の鍵は、ちゃんと開けてあったらしい。スッと窓が開いて、少年の姿は、その中に吸い込まれるように消えた。
 「―やった」
と、暗がりの中へいったんみをしずめた少年は、とくいげにつぶやいた。とたんに、パッと明かりが点いて、少年は飛び上がりそうになった。
 「まってたぞ」
ドアのところに立っていたのは、ずんぐりとした中年男で、うで組みをして、少年をにらんでいた。
 「――ちぇっ。知ってたのか」
少年は舌打ちした。
 「だったら出るときにとめりゃいいじゃないか」
 「勇介」
とその男が言った。
 「したくしろ」
 「わかったよ」
少年はふてくされた顔で、「地下室で一日、飯ぬきだろ。いいよ、このかっこうで行くから」
 「そうじゃない。荷物をまとめろ」
 「へえ―追い出すのかよ、ここから?こっちは大喜びだけど」
 「おまえのおふくろさんが死んだ」
少年は、ちょっと間をおいてから、
 「所長さん、そんなじょうだん、いくらなんでもひどいよ」
と、唇をゆがめてわらった。
 「本当だ」
所長さん、と呼ばれた男は、無表情に言った。
 「さっき、警察から連絡があった。おまえのおふくろさんが、誰かに殺されたそうだ」
勇介というその少年は、じっと立ちつくしていたが、
 「―うそじゃないんだな」
と、つぶやくように言った。
 「早くしたくしろ。ここへ来たときの服を着て、髪の毛もちゃんととかしとけ。俺が車で送ってやる」
所長は、部屋をでていきかけて、ちょっと足をとめてふりむいた。
 「勇介。しっかりしろよ」
勇介は、答えなかった。―ベッドと、机の他には、ほとんどない簡素な部屋に一人になると、有田勇介は、はじめて我にかえったように、周囲を見回した。
 「母さん・・・・・・」
と、つぶやきがもれる。
 「―ちくしょう!」
ベッドに腰を落とすと、勇介は頭をたれた。
母さんが死んだ・・・・・・。殺されたって?だれがやったんだ? ―ちくしょう!ちくしょう!
 「おい」
ドアが開いて、所長が顔を出す。
 「大丈夫か?」
 「うん」
勇介は、パッと立ち上がると、いそいでジ―パンをぬいだ。したく、といっても簡単である。三分とたたないうちに、勇介は、小さなボストンバッグ一つを手に、部屋を出ていた。所長は、いいかげんくたびれきった背広を着ていた。勇介は、所長がそれ以外の背広を着ているのを、見たことがなかった。―所長の車も、せびろにおとらず、古ぼけている。しかし、ともかく夜道を、歩くよりは、速いスピードでいそいでいた・・・・・・。
 「親類はいるのか」
と、運転しながら、所長が言った。
 「葬式やってくれるような親戚はいないよ」
助手席で、勇介は言った。
 「そうか」
所長は、それっきりだまって車を走らせている。
 「所長さん」
 「うむ」
 「殺されたって―どうしてかわかるか?」
 「知らん。しかし、警察がそういったんだ」
 「母さんを―殺すようなやつ、いるのかな」
 「いい人だからな、おまえのおふくろさんは」
勇介は、ちょっと目頭が熱くなったのを、気づかれないようにしようとして、わきをむいた。でも、たぶん所長は気づいていただろう。勇介にも、それはわかっていた。所長には、たいていのことはわかってしまうのだ。母親のことを「いい人だった」と言わずに、「いい人だからな」と言ってくれたのが、勇介にはうれしかった。
 「勇介」
と、所長がまっすぐ前を見たまま、言った。
 「親類もいないとなると、おまえが喪主だぞ。しっかりしろよ」
 「うん」
と、勇介はうなずいた。
 「わかってる」
しかし、勇介は他の事を考えていた。
母さんを、だれが殺したんだ。―だれが。
窓の外の闇は、もうすぐ朝になるというのに、まだどこまでも暗かった。そんな景色を見つめる勇介の顔は、結木摂の顔にそっくりだったのだ。
あとがき
こんなに話が長かったのははじめてでした。ミルモキャラ、最初のトコに出てきた楓と、いちばん最後にちょこっと結木くんだけが出てきました。主人公のミルモ、今回は活躍ナシです。
 「主人公は俺だぞォ!?忘れんなよ!」
最後は、本編で出れなかったミルモからのお知らせでした〜以上!















■ こやまる (1034回/2011/02/05(Sat) 10:43:48/No3335)
http://www.murumoya.com/


きらりんさん、こんにちは☆
感想がとても遅くなりごめんなさいm(_ _)m。

楓の周りに次々と不可解な事件が…!
しかも楓に濡れ衣まで着せられて、、、第三者どころではなく、かなりの重要参考人ですね(^^;。
ミルモと殺人事件の組み合わせはこれまで誰も書いてこなかった新しい試みですが、姿の分からない殺人鬼が近くに潜んでいるという恐怖をぜひじっくり描いていただきたいです。
やる気無さそうなミルモは、ちゃんと楓のことを助けてくれるのだろーか?

状況の描写も、プロの作家さんみたいにとても細かくて驚きました。
あ、ここの掲示板は小さなお子さんもご覧になられていますので、念のためではありますが、表現に関しては気を遣ってくださいね(性的や殺人に関して特に)。

それにしても停学を食らった楓・・・。
楓の輝かしい将来に傷が付きそうです(^◇^;)。
ここは濡れ衣を着せた犯人をぜひとも特定して、汚名返上といきたいですね。

それでは続きを楽しみにしています。
では!




2985/ 恋化妖精*サキラ2
□投稿者/ りょく -126回-(2010/11/29(Mon) 16:17:56)

27あれあれ、あの子だよ。

「えーっ!!」

わ、私がハンゾーを好き…!!

「ハンゾーさんのことを考えると嬉しくなったり、胸がドキドキしたりしませんか?」

リルムさんは言った。
えーっと、ハンゾーはぼんやりしてて、何を考えてるのか分からなくて、それからすあまが好きって言ってたっけ…。

「どうですか!?」
「よく分かんないや…」
「あら〜…」

リルムさんはものすごくがっかりした様子だった。

「ただね、会わなかったら淋しくて、一緒に居たいなって思うの。それで会えたらとっても嬉しいんだ。恋は分からなかったけどモヤモヤが嫉妬だってことは分かったよ。ありがとうリルムさん!他の子にも聞いてみる」
「お、お待ちくださいませ!サキラさ〜ん…」


他の好きな子がいる妖精にも恋のこと聞いてみよっと。





リルムさんと別れてから私が向かったのは

「たまにはネズミに会いに行ってみようかな…どうしよっかな〜、せっかく女子の姿なんだし、その…それなりのオシャレとか…何の用だよ」

大声で楽しそうに独り言を言っているシツトの元だった。

「全く!君はどうして毎回、セッシャが一人で楽しんでる場面に顔を出すんだよっ!」

シツトは目尻に皺を寄せて私に詰め寄る。
怖いよ〜…。

「狙って来てるんじゃないよ…」
「ふん!どうだか。…で、何の用?」
「あのね、私は恋化妖精でしょう」

私は言った。

「ふんふん」
「それでね、好きな相手が現れなかったり現われたとしても結ばれなかったら私は消滅するんだって」
「…知ってる」
「だからね、恋のことを勉強する為に恋してる子に話を聞いて回ることにしたの」
「へぇ〜…何でセッシャのとこに来たんだよ?」

シツトはジロリと私を睨む。

「ほ、ほら19話でネズミが好きだって言ってたから…」

私は言った。

「確かに言ったけど…それは憧れだとかそういう意味で、恋愛感情じゃ無いっていうか…その…」

否定しながらもシツトは顔を赤くする。

「と、ともかくセッシャが貴様なんぞに協力する義理はないもんねっ!」
「やっぱりダメかぁ…じゃあネズミのところに行こうかな」

彼女がいるって(オリョンさんが)言ってたし。

「セッシャも行く!行くったら行くっ!!」

ネズミの名を聞いた途端、シツトは回転する勢いで身を返した。






ネズミのいる場所。

人間界。

ここはどうやら学校らしい。

ネズミは他に誰も居ない教室で人間の女の子と二人だった。

何故かシツトが顔を出したがらないから、私達はこっそり覗くことに。

「彼女ってあの人かな?」

女の子は黒縁眼鏡を掛けていて、りんごみたいな赤毛に一部が葉のような黄緑の不思議な髪型をしている。

「人間ってそんなバカな!?」
「冗談だよ。あの人はパートナーじゃないかな。妖精の姿が見えてるようだし」
「(さりげなくからかわれたような…)そうかもだけど…」
「やっぱりコソコソするの止めようよ〜」
「ダメダメダメっ!」

あたふたするシツトは言いにくそうに言葉を発した。

「だって、もし彼女だったら…」

シツトは俯き目を伏せた。

「邪魔したくないんだもん…」

彼女の胸元には『忍者の少年に恋する乙女のお兄さん』と書いてあるテロップが出ている。

「あれ、あんたの知り合い?」

急に女の子が私達に気が付いた。
「あれ」が私達の事で「あんた」がネズミを指している。
忍者の中でも実力が高いネズミに気が付かれないよう、一層力を入れて身を潜めていた忍者を見破るなんて…人間にしてはかなり鋭い感覚の持ち主だ。

「最近はヤツのせいで気を張りまくってるからねぇ。…何ぃ!一人の男に女が二人…だと…!!あんたってもしや、あの兎のブランドの…!?ふ、不純物!!当て付けかよ!両想いの見込みのない私への当て付けだな!!!!自慢だな!!わああぁーー!!」

女の子は泣きながらコンマの速さで教室を飛び出していった。

「不純物とはなんだ!不純物とは!(コイツ、こっちでは負け犬キャラなのか…)」
「どういった過程であの子をパートナーに選んだのか神経疑うかも…」

シツトはネズミに白い目を向ける。

「拙者のパートナーは別にいるでござる!アレより遥かにマシだ」







嫉妬はシツトの担当なので、あの子は負けキャラに(笑
『!』マークをたくさん付けると読んでいて目がチカチカします。
きっと…それほどの衝撃なんだ。うん。

サキラとハンゾーの進展はまだまだ先です。焦らしてすみません。
でもシツトとシュイカを先に出しますので!

それとネズアク、ヤシヤマもします。
来年になると思いますが必ず!


掲示板読みました。
レス数上限越えてた人です。

三十話で引っ越そうかと思っていましたが、話数よりレス数の方が大事だったのですね。

では!


■ りょく (128回/2010/11/30(Tue) 10:13:31/No2987)

28無くなったら困るもの。

「…ところで、こんな場所まで尋ねてくるとは一体拙者にどんな用事でござるか」

ネズミは顔をしかめ私とシツトに向き直った。
問いかけじゃなくて断言だ。

微かに空気が張り詰める。

何も考えずに来ちゃったけど、キミの恋人を探りに来ましたー…なんて言ったら怒るに違いない。

「ったく!追い払っても追い払っても、しつこいったらありゃしない。ミレンめ…!」

その時だった。
急に窓が開いて、空飛ぶ絨毯に乗った女の子妖精が室内に入ってきた。
ロングの赤毛を一つに纏めている。
大きめのピアスを両耳に付けているところを見ると、自己主張が強いタイプだと思う。

「アクミか」

ネズミは言った。

「…ちょっとちょっと!!彼女ってこの子じゃない?」

シツトは私の横腹をつつくと声を潜めた。

「『話の展開的にそれっぽいね。28話なんだからいい加減、二人の関係をはっきりさせないとね』」

なんか今、セリフが修正されたような…。

「(主人公も大変だよな…)君が聞いてみてよ」
「わ、私が…?」
「千円あげるからさー」
「…何でお金で解決しようとするの?(嫌な)お金持ちなの?」
「ランクで言うとうちは上の中かな」
「おい!人を見ながら何コソコソしてんだよ」

アクミさんはジトリと視線を向ける。

「私達は妖精恋愛協会の者ですが、恋人同士は一日に一回必ず接吻をすべきだ、という内容の署名運動してるんです。よければ署名してくれませんか?もちろんご記入いただきました個人情報は本活動のみで使用させていただきます。また個人情報を第三者に提示・開示することはありません」

シツトは瞬時に口から出任せるとチラチラと二人を見比べた。
ネズミはこれが嘘だと見抜いているだろう。
でも私達が何をしたいのかまでは分からないようで困惑の表情を浮かべた。
アクミさんは

「悪いけど他を当たってくれ」

と言った。
恋人の部分を否定しないってことはやっぱり付き合ってるから?
名前こそ出してないけど「恋人」が二人を指していることに気が付かないわけが無い。

アクミさんを見ると視線が泳いでいた。必死に平常心を保とうとしているのだろうか?
ネズミはそんなアクミさんを気にしている様子だった。

「検証結果は友達以上恋人未満だな。今日はこれでよしとしよう」
「…あの〜、随分遠回しなことをするんだね…」
「だって、はっきり付き合ってるって聞いたら…泣きそうだよ」

そう言ったシツトの声は震えていた。

「でも接吻の件で二人が盛り上がってたかもしれないのに」

そこまで好きならどうして自分から…。

「衝撃が大きかったら逆に諦めがつくと思ったんだよ」

自嘲的な笑みを浮かべるシツトの頬には透明な雫が伝った。

「じゃあセッシャは帰るよ。今度はネズミが遊びに来て」

シツトは小さく肩を震わせると背を向けたままマグカップに入った。

「ああ…」

ネズミは返事をした。

…恋は思い通りにいくとは限らないんだね。

「お前は帰らないのか?」

アクミさんは言った。
字にするとこれは柔らかい物の尋ね方で、実際には「帰れ」という意味だ。
私にはまだ『どうやって恋をしたのか、両想いになったかを尋ねる』という目的が残っている。
迷惑なのは百も承知。…消滅しないために死に物狂いなの。


…ふと、上から気配を感じた。

「誰だっ!」

ネズミは天井に棒手裏剣を投げつけた。

「ぐぇっ!!」

何かがぼとり、と落ちてきた。
地面に寝転がりのそのそと蠢く妖精はオリョンさんだった。

「いったぁ…」

額には小指の先くらいの突起が付いていた。
ネズミが投げた棒手裏剣はその十倍よりもさらに長い。深く刺さっているらしい…。

「だ、大丈夫ですか!?」

私は棒手裏剣を引き抜いた。

「ぅぉう!…脳みそまで出るかと思ったわ…。くたびれて思考停止状態だったからまともに食らったじゃないの…」
「コソコソしていた方が悪いでござる」
「あれだけ懲らしめてやったのにまだ懲りてないんじゃん?」
「いや、今回はあんたらに構ってる暇はないの」

オリョンさんはボロボロだった。
顔、身体には至る所に傷があり、相当疲労しているらしく湿布の強烈な匂いが漂ってくる。
特に手は切り傷だらけで半分以上が絆創膏に覆われていた。

ただならぬ雰囲気に初めは警戒していた二人は息を呑んだ。

「ヤツにあちしの大切なものを奪われてしまってね」

いつもの眠たそうな瞳は深い悲しみを帯びていた。

私は救急箱を取り出した。多分自分でやったんだろう傷の手当ては雑だから、やり直そうと思ったのだ。

「何を…奪われたんだ?」

アクミさんは恐る恐る尋ねる。

「それは…」

オリョンさんは言おうかどうするか迷っているようだった。
そして言った。

「貯金通帳だよ」







シツトのネズミに対する気持ちは好きというか敬愛の方が近い感じです。
涙までしてますが恋愛感情とはまた別です。本当はもっと構ってもらいたいらしい。

私はカードを無くしたことがあります。
通帳しか使わないので必要なかったんです。部屋をよくよく捜すと家に届いた封筒のまま未開封で出てきました。
ネズミさんに「まぬけでござるな〜ww」となじってもらいたい。

では!


■ りょく (129回/2010/12/01(Wed) 18:09:28/No2989)

29あの子の人形。

「バーカww」
「ざまあww」
「夢はポ○モンマ○ターww」
「緑茶をみどり〃って読み間違えたーwww」

ネズミとアクミさんはオリョンさんを嘲笑う。

「ふ、二人とも…本当のことを言っちゃあ可哀相だよ」

私は言った。

「お前もなかなか酷くね…」
「(緑の毒舌が移ったな…)通帳は誰に奪われたのでござるか?」
「人形だよん」
「オリョンさんのですか?お人形でも持ち主に逆らうこともあるんですね」
「ね〜。あちしも知らんかったよ」

他人事のように語るオリョンさん。

「えーっと、何か原因とかって…」
「それが分からんのよ。初めて一から人形を手作りしたんやけど、起動したら突然あちしの貯金通帳を持って姿を消したんよ。まあ必要不可欠な材料が手に入らなくて適当なもんで代用したから、若干欠陥品みたいな〜」
「それが原因じゃん!」
「だってぇ…せっかく作ったんだから可愛い我が子と言っても差し支えないし、悪者にしたくないなって思って…」
「じゃあ一生困ってろ。アタイは関係ないから行くぜ」
「拙者もな」

ネズミはアクミさんの絨毯に飛び乗った。

「いひひ…トラブルに乗じてさり気なく相乗りしてるんだから」

オリョンさんは妖しく口元を歪めると、ぽちぽちケータイのボタンを押す。

「アクミ『仕方ないな〜!』」
「サキラ『手伝ってやるぜ!』」
「ネズミさん『私達に任せて☆彡』」
「これでよし!」
「勝手にセリフ決めんなっ!!」
「語尾に星を流すな!!」
「口調がめちゃくちゃだよ〜」



かくして私達はオリョンさんの通帳捜しを手伝うことに。

「んで、人形ってどんなんだよ」
「あれあれ」

オリョンさんが指すのは廊下。
そこでは27話のあの子が歩いていた。
その手には人形と思われるものが握られている。

「いた!!」

その子もオリョンさんを捜していたらしく、私達に気が付いた途端ドアを勢い良く開けた。

「これ作ったのあんただろ!人の髪の毛抜いてたのはこれを作るためだったのか!!」
「…初期のプロフ画のやつでござるな」

人形はその子に似せて作られたものらしい。
似ているところは髪型のみだけど。

「華麗なる使い回しだよん。相変わらず授業サボってばっかしやねぇ〜」
「今回はあんたのせいだっつーの!勝手に私の人形を作るなっ!」
「あちしは他人の事情なんて知らない。通帳を返してもらうだけ」

オリョンさんの人形(ピィノさんやこの前見た他のお人形とは違った)はあの子と人形に飛び掛かる。


一撃必殺。


オリョンさんの人形はあの人形に倒された。
モデルだからか、人形はあの子の言うことを聞くらしい。

「返り討ちにされてやんの」

そしてあの子は人形から通帳を受け取ると捻り潰した。

「あっ、壊れた。でも、カードあるからいっか。磁気の調子が悪いからちょうど作り直そうとしてたとこだし」

オリョンさんはちょっぴり残念そうに言った。

「じゃあ勝手にセリフ作ってまで手伝わせんな!!」
「今、私、結構いらついてんだ。…あんたら四匹を倒さないと治まらないみたいで」

あの子の身体から凄まじい闘士が湧いている。

「四と匹って漢字似てる〜。あんたが行きなさいな」

白羽の矢が立ったのは何故か…私。

「と、飛び火…!!何で私なの…?」
「ほら、この話、恋とバトルがメインだからだよん。というわけで人形とサキラの一騎討ち〜」
「いいけど。じゃあバトルを盛り上げる為に条件を付けよう。
さくらが勝ったらこの人形をあんたに返す。この人形が勝ったら私のあだ名を表示してもらうから」
「わ、私はサキラだってば!わ〜ん戦いって苦手なのに〜…」
「(よく言うでござる…)」


人形は動くけど喋らないし何も考えていないという。
何だか不気味だよ〜…。

「跡形もなく木っ端微塵にしていいから」

あの子は言った。
対立することで怒りの矛先がオリョンさんから私に刷り変わっている…。
先手を取ったのは人形だった。
首が百八十度回転して(ホラー映画並みの恐怖と不気味さだった…)向き直ったかと思うと地面を蹴る。

「!!…歯を食い縛れ!!」

ネズミの怒鳴り声。

私の頭に見事な蹴が炸裂した。

声を上げられないほどの激痛が襲ってくる。
ネズミの言う通り、歯を食い縛っていなければ舌を噛み切っていたかもしれない。

「うぅ…オリョンさん、あの人形はどれくらい強いの…」
「17話でも言ったけど青い兄様と黄色の妹ちゃんの二人がかりでも勝てないかな」
「ええ〜…」

私は思わず気の抜けた声を出した。
じゃあ私なんか勝てないよ…。

「あんたは十分強いって〜」

オリョンさんのヘリウムガスよりも軽い慰めは逆に不安を煽った。

「こんな奴がか?」

アクミさんは疑わしげに私を見る。

「ねぇ」

オリョンさんはネズミに視線を向ける。

「少なくとも拙者とヤマネを足してもお主には適わないだろう。だからあの人形とお主の実力に差はないでござる。後は力を出し切った者が勝利するだけだ」

ネズミは言った。

「そ、そうかな…!!」

そう言われると多少のお世辞が混じっているのが分かっていてもそういう気がしてきた。

「…お約束だから待ってたけど会話が長い!!」

女の子は怒鳴った。
人形が猛スピードで向かってくる。
私は刀を構えた。






サキラはいくら勝とうが戦いが苦手なのは変わらないです。

絵は人形を描いてスペースが空いて他のキャラを描いたらあまり話と関係なくなった。

オリョン{あの二人付き合ってるらしいよん

サキラ{へ〜

アクミ{うっ、うるさい!!

ネズミ{(口を閉じたまま。否定しない)

人形{(人形は喋らない)


では!

300×300

paint1291189141.png
/14KB

■ りょく (130回/2010/12/02(Thu) 11:56:12/No2993)

30仮名はイオ人形*

私が勝ったら人形をオリョンさんに返す。人形が勝ったら女の子あだ名を表示する、という条件をかけて…何故か私があの人間の女の子を元にした人形と戦う羽目に。


人形が猛スピードで向かってくる。
私は刀を構えた。

鈍い光を放つ鋭い刃は、布と綿で出来た人形を容易に切り裂けるはずだった。



しかし、人形は片手で刀を受け止めると弾き返した。


「(すごい…なんて力なの…!!)」

私は反動でよろけた。

すぐに拳の第二弾がやってくる。
交わしたり何とか受け止めたりして、息が上がっている私に対して人形はただ立っているだけ。


「…ふ〜ん、どっちも結構やるじゃん」
「あの人形バトル用だもん。世間じゃ最近、女の子は普段はか弱く戦闘時は強いのが流行ってるらしいよん。男の子の間でも彼女にしたい子ナンバーワンとか」
「ほぉ〜、お主は流行に乗らないのか?」
「えっ…あたしってまだ女の子でいていいの…かな?」
「(何を急に謙虚ぶってるんだか…)」
「き、気色悪いんだよ!!」
「アクミちゃ〜ん、顔が青いよん」

三人ともただの観客になってる…。


一度オリョンさんと戦ったことがあるから、人形に直接攻撃するより倒しやすい方法は分かっているけど、それをすると賭け事をしているだけにズルいような気がする。
その方法は最後の手段としてとっておくことにして…してって、その他の方法は一つしかなかったんだった。

疲労しない人形は壊すことで行動が停止する。

オリョンさん、手が傷だらけなのは人形作りに精を出していたからなんだろうな…。
壊すのは気が引けるけど、今のところそれをするしかないか。

人形を細部まで凝視すると腕と肩の付け根の繋ぎ目にほつれを見付けた。
破れたスカートから覗く足にもある。

あ、あれだ…!!

「あっ…(人形は疲労しないから壊さないと倒せない。林檎ヤローは人形の存在を認めてないから、この戦いで勝てば絶対壊すよなー。つまりどっちにしろ人形は壊される運命なのね…。あちしの汗と涙の結晶がぁ…)」
「サキラ、その人形は人間を元にしているから魔法が使えないでござる。殴る蹴る等の直接攻撃しか使ってこない代わりに身体能力は忍者を超えるのだ。距離を取れ!」
「(そんなに必死になるなんて、以前人形にされたことをよっぽど根に持ってるんだな。…それ以外ないよな。こんなにサキラを応援する理由は…ネズミ…)」

「はいっ!!〈花びらよ!恋化妖精サキラの下、恋を力に変換し人形を停止させよ!!(被害は最小限に…ね)〉」

私は呪文を唱える。
すると花びらは数を増やし人形に降り掛かる。
今度は人形でも防ぎきれなかったようだ。

攻撃を受けて人形の肢体は外れた。
と同時に崩れ地面に転がった。
壊れたのだろう。
もう動かない。

「い………!!?にんぎょ(う)ーー!!!」

眼鏡の女の子は悲鳴混じりに叫ぶとその場に泣き崩れた。

「酷い……何もここまで……命まで奪うことはないのに…この外道妖精!!」
「ご、ごめんなさい…」

私は悪くないのに反射的に謝ってしまった。
えーっと…命っていうか…。

「もともと生きてねぇだろ…。直るんじゃねーの」

アクミさんは呆れ気味に言った。
人形の作り主、オリョンさんに視線が集まる。

「見てよこの傷。苦労したんだから。人形作りなんてしばらくはやりたくないなーって…」

オリョンさんは傷と絆創膏だらけの手をひらひら振った。

「こんなに激しく嘆くやつを放っておくとは、さすが極悪非道の名に相応しいでござる」

ネズミは言った。
助け船を出したわけじゃなく、単にオリョンさんを困らせたかっただけみたい。

「わ、分かったよん…古い友人に修理頼んでおくから…(何だこの展開…)最初は人形を作ったことに怒っていたくせに」
「だって勝手に自分の人形を作られるのは気持ち悪いし。でも自分だから似てなくても愛着沸いたのさ。直るまで名前考えとこっと」

女の子はすくっと立ち上がり、スカートのホコリを払う。

「あれ…人形の所有権は…」
「私っ!異議は唱えるなよ?」

女の子は殺意が籠もった視線をオリョンさんに向けた。

「じゃっ(疲れた…)」

女の子はたじろいだオリョンさんをまた睨むと砂埃と共に消えた。
素早いなぁ…。



「疲れた…。あの三ヶ月の苦労は何だったのって話…。人形取られたし…。ああ、疲れた…。プラネ〜」

オリョンさんが呟くと、どこからともなく金髪ツインテールの女の子妖精が現れた。歳はハンゾーと同じくらいかな。

「はぁ…これ修繕したら新しい持ち主に渡しといて。もう動かないよう作り替えてよん」
「直して渡すのはいいよ〜。でも魔法を持たない人間が人形を動かせたのは念が籠もったからだよ。今後も起動・停止は持ち主の意志だね」

プラネさんは言った。

「あっそう…まあいいや…」

オリョンさんはガックリと肩をおろした。相当疲れている様子。

「眠るときに逆立ちしてるから、いつも眠たそうなんでしょ」
「プラネって昔から変わらない…」
「二人の出逢いは川原だった」

…前後の会話が成り立たないことを言うプラネさん。

「みなさ〜ん!」

聞き慣れない声。
知らない男の子妖精(おそらく私よりも年上)が窓を叩いている。

「げっ!!ミレン…」

アクミさんは嫌な顔をする。
途端にオリョンさんは元気になり窓を開け、妖精を招き入れた。

「アクミちゃん、ここにいたんだね。捜したよぉ〜」

ミレンさんはアクミさんに泣き付く。

「ラ、ライバル…?」

私が尋ねると、ネズミは無言で顔をしかめた。
オリョンさんは「メモメモ〜」とぶつぶつ呟き、ニヤニヤしながらケータイを弄っている。

「イオさんを見なかった?」

ミレンさんは尋ねた。

「はんっ!入れ違いだよ」

アクミさんは答えたくなさそうに答えた。

「そうなんだ。授業に出てなかったので委員長さんが大層お怒りでしたよぉ〜って伝えたかったのに…」






イオは授業サボり魔です。
恋と妖精のせい。

「直して渡すのはいいよ〜。でも魔法を持たない人間が人形を動かせたのは念が籠もったからだよ。今後も起動・停止は持ち主の意志だね」

↑プラネに説明的なセリフを言わせたのは初めてかも。


*実力式*

・ネズミ+ヤマネ+ヤシチ=『本気のサキラ』
・ネズミ+ヤシチ=『通常のサキラ』
・ヤシチ=『ユユシィ』
・ヤマネ+ヤシチ+ハンゾー=『セツナ』

・ネズミ+ヤシチ−ハンゾー=『シツト』
・ハンゾー+サスケ=『シュイカ』
・ヤマネ=『ホタル』


サキラの力は今のところです。

ちなみにサスハンの実力は同じ。
サスハンとヤシチってどっちが強いんだろう。

絵はこやまるさんからのリク(?)『異性に顔を赤らめるオリョン』を描いてみました。
同時にぱっちりおめめ。
なんか可愛くない。
それとネズミ達より年上なのでオリョンを大きく描いたのですが差がありすぎました。
一人称の「あたし」は素です。

次はシツト&シュイカの話です。長くなる。

では!

300×300

paint1291251105.png
/20KB

■ こやまる (982回/2010/12/05(Sun) 22:39:50/No3001)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんばんは☆

スレッドお引っ越しとともに、にぎやかさが50%増量しましたね。
お話はネズアクにシフトする…かと思いきや、まさかのオリョンさん登場(笑)。
そして別ストーリーのイオまで登場するとは…。
オリョンに勝手に人形作られたり、「女の子」の名前で登場していたりと、散々な役回りではありますが、そんな状況でも自分中心に進めようとするところがまたイオらしいのかな。

それにしても今回はオリョンの暴走っぷりが光りますね。
自分で撒いたタネを自分で何とかすることもなく、この期に及んでサキラとイオを戦わせようと仕向けるし。
そのサキラの激闘は妙に地味に描かれるという…。
オリョンの眠そうな目で一度でも眺められたら、これから毎日恐ろしいことが起こり続けそうですね。

お絵描きもありがとうございます。
赤面するオリョン・・・かわいい(^^)。
腐女子活動もそこそこに、寝るときはちゃんと寝て、いつもの眠そうな目を何とかすればオリョンはれっきとした女の子になりますね(失礼)。
しかしその赤面は誰かに向けられたものではなく、あくまでイメージというやつなのでしょーか。

>サスハンとヤシチってどっちが強いんだろう。
実力式より、ユユシィとシュイカがバトルをした結果で決まりそうですね(^^;。
実力的にはサスハンもヤシチもたいしたこと無さそうですが(汗)、ヤシチは火事場のクソ力的な能力を持っていますからね。
それにしても実力式を眺めていると、ハンゾーの能力が何となく高く見えるような…。
今後のハンゾーの行動に注目したいと思います。

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ りょく (133回/2010/12/11(Sat) 16:28:17/No3009)

こんにちは☆
上に書いた実力式が間違っているのでこんなん作ってみました。


ネズミ
体力:175
魔法:165
攻撃(忍術):180
防御:175
素早さ:250
命中率:190
*個人能力*
勘:659
ちょっとエッチ:お好みで

攻撃、素早さ、命中率が特に高い。
魔法はヤシチに劣る。


ヤシチ
体力:150
魔法:170
攻撃(忍術):100
防御:150
素早さ:110
命中率:100
*個人能力*
運:2
掃除:450

下二つはあってると思います。
毎日安純にやられてるので耐久はそこまで低くないはず。


ヤマネ
体力:115
魔法:75
攻撃(忍術):125
防御:120
素早さ:125
命中率:110
ヤシチへの想い:350
悪酔い:905

酔ったら最強?


サスケ
体力:70
魔法:80
攻撃(忍術):60
防御:65
素早さ:80
命中率:70
*個人能力*
ハートブレイク:250
恋愛成就:50

平均を下回る低さ。


ハンゾー
体力:70
魔法:80
攻撃(忍術):60
防御:80
素早さ:65
命中率:70
*個人能力*
毒舌度:550
恋の予感:773

サスケの防御と素早さ入れ換えただけ。



オリョン
体力:65
魔法:150
攻撃:15
防御:45
素早さ:100
命中率:120
*個人能力*
身代わり人形:250
不気味さ:500

バテやすい。虚弱体質。
魔法は人形を操ること以外はパー。
耐久は紙ですが、最近は身代わり人形をたくさん装備しているので一回ではやられない。


サキラ
体力:210
魔法:205
攻撃(忍術):205
防御:210
素早さ:165
命中率:190
*個人能力*
恋化能力:300
恋の予感:773

主人公だから戦いを勝ち抜かねばならない。
素早さは低めだけど全体的に高い。戦闘のたびに上昇していく。


ユユシィ
体力:95
魔法:90
攻撃(忍術):90
防御:95
素早さ:100
命中率:90
*個人能力*
迷惑度:350
オサレ:350

平均より若干低い。
ひとの気分を変化させたり力をわけ与える事が出来る。
サポート型。


セツナ
体力:110
魔法:95
攻撃(忍術):150
防御:90
素早さ:90
命中率:100
*個人能力*
ブラコン度:150
腐女子度:299

生まれ持った数値は高いのに修行はよくサボるので攻撃以外は控えめ。


シツト
体力:185
魔法:230
攻撃(忍術):200
防御:185
素早さ:205
命中率:210
*個人能力*
嫉妬心:459
ネズミへの想い(敬愛):300

絵描き忍術は苦手だけど、その他は優秀。
実は魔法と素早さ以外はネズミの数値に足す20。
実はシュイカ特製の栄養剤を飲みまくって体力を維持しているのであまり忍者向きではない。


シュイカ
体力:100
魔法:130
攻撃(忍術):130
防御:100
素早さ:115
命中率:65
*個人能力*
薬剤:250
執念深さ:300

狙いを定めることが苦手。薬がないと接近戦以外は出来ない。
ホタル共々シツトからよく訓練されている。


ホタル
体力:125
魔法:125
攻撃(忍術):125
防御:125
素早さ:125
命中率:125
*個人能力*
影の薄さ:125
シュイカへの忠誠心:125

(一部を除き)どの数値も高くバランスが良い。ただ披露する機会がない。





平均は150。
ちび妖精の平均は100。

公式さんの設定は私の独断と偏見です。
難しかった…。
小説二話書くのより時間がかかっています。
でも作らずにはいられなかった。


Q数値を見るとシツトってサキラを倒せるのでは?
Aサキラは戦闘時に恋化能力で数値が上昇します。

Q忍者じゃないくせに何故オリョンが混じってんの?
A戦うから


今回載っていない子は今度作ります。
まだまだ疑問があると思いますので質問受け付けてます。
(いっそ他の方が作ってくださらないかしら)

では!


■ りょく (137回/2010/12/16(Thu) 15:21:10/No3019)

31シュイカの恋。

私とハンゾーはあんまり会う機会に恵まれていなかった。
通っている学校は違うし、お互い忍術の修行を教えたり習ったりで忙しいんだよね。


…このまま疎遠になるかもって考えると悲しくて胸がチクリとするの。


そこで思い立って連絡してみると、ヤシチは安純さんのお世話で学校へサスケはヤマネに会いに行っていて、今日に限って時間が空いているとの事。

「えへ…あ、あの…遊びに来た…よ!!」

午前十時過ぎ。
人間界、安純さんの部屋。

「待っていたのら〜」

ハンゾーは笑顔で出迎えてくれた。

「最近会えないから、サキラさんがボクのところに来ればいいなって念じていたのら」
「!」

わ、嬉しい…!

予想外の大歓迎に驚きを隠しきれなかった。

やっぱりリルムさんの行った通り、私はハンゾーが好きなのかな。
顔面温度上昇中。
トマトになりそう…。

「既になっているのら」
「し、思考を読まないで〜…」

笑ってるハンゾーがちょっぴり意地悪に思えて、私はこれ以上ないってほど茹で上がった。

「やかんでお湯が沸かせるのら〜。便利なのら!」
「沸かないよ〜」
「沸くのら〜」


そんな時、背後から、なんというかこう…暗くてじめじめした陰湿なオーラを感じた。

「はぁ…」

窓辺に立っていたのは赤い衣服に黒と緑の髪のスイカを思わせる女の子、シツトの子分のシュイカ。

「わわっ!?」
「!!…びっくりしたのら」

驚いた私達は飛び退いた。

「いいわね…」

そんな二人の様子にシュイカはうんざりしたようにため息を吐いた。

「…アナタ達はあたしに幸せを見せびらかしているの?」
「お前からここに来ただけなのら」
「アナタって結構言うわね…」
「ど、どうしたの…?」
「シツトのことよ…」

シュイカは再度ため息を吐くと話し始めた。

「シツトは努力家でね、絵描き忍術は駄目でも勉強や他の忍術の成績はなんだっていい。普段は単純で浅はかだけど物事の筋はきちんと通す男よ。男嫌いのアタシの目に初めてかっこ良く映った男だわ。
そんなものよ、恋なんて…」

シュイカにはシツトを好きになったきっかけがあるんだな。
…私にはまだないや。
周りの事と自分の気持ちが漠然としていて考えが定まらない。

「それに、シツトを女にしたのはアタシな・ん・だ・か・ら…」

シュイカは小さく笑った。

「いくら好きだからって女にするなんて独占欲が強すぎるのら…」

ハンゾーは私の隣で呟いた。

私はただ驚いた。
男嫌いだけど、男であるシツトを好きになって、好きだけど性別を変える…なんて、難しい。
好きなのに変えちゃうの?

「あ、あの…好きだったら変える必要ってあったのかな…」
「…うちの薬をよく買ってくださるお得意様にアドバイスを頂いたのだけれど、やっぱり過激だったかしら」

シュイカは頬っぺに手を当てて言う。

「その通りなのら」
「お得意様は多少の派手さは必要だと仰っていたわ」
「お得意様って誰なのら?」
「商売なんだから…顧客の個人情報を安易に言い触らすわけないでしょ…。と・も・か・く…あたしはあの女をどうにかしたいのよ」
「何でボク達が協力しなければならないのら!」
「この話はアナタじゃなくてサキラお姉様に持ちかけているの。アナタはたまたま居合わせただけ。
…代わりにシツトを鈍臭いお姉様に仕向けた妖精の秘密を教えてあ・げ・る・わ…。知っていて損はないはずよ…」
「!」
「ククッ…知りたければ付いて来ることね…」


私はシュイカを追い掛けて慌ててマグカップに飛び込んだ。


「ボクも行くのら〜!!」








さて、シュイカにとんでもないアドバイスをしたのは誰でしょうね。


■ りょく (140回/2010/12/20(Mon) 19:00:43/No3027)

32ある妖精の秘密。

「ほら、あれを見て…」

シュイカは言った。

場所は妖精界。

シュイカはシツトに絡む妖精(?)をどうにかすることを交換条件として、シツトを私に仕向けた妖精の秘密を教えてくれるらしい。

そしてハンゾーを含め三人でシツトの逢引き(?)を覗き見することに。
相手は私のクラスの委員長、しっかりもののマウリだった。

でもシツトとマウリって怪しいのかな。
ただのクラスメイトだと思ってたよ。


「今日はあなたの好きなあんぱんを作ってきたわ。口に合うといいのだけれど…」

マウリが謙虚に切り出して重箱から取り出したあんぱん(丸なのか四角なのか三角なのか口では言い表わせない。どれも奇妙な形をしている)には、胡麻ではなく金粉が掛かっていた。
ふ、富豪…。
シツトは目にも止まらぬ速さであんぱんにかぶりつく。

「うん、美味しいよ!形はいびつだけど上達してるね」

あんぱんをシツトは食べ終えたシツトは、鏡で口元に食べかすが付いていないかチェックしながら言った。
女の子の動作が身に付いてるみたい。

「そう!良かったです!」

マウリは本当に嬉しそうな笑顔を浮かべた。
あんなに明るいマウリの表情を見たのは初めてだ。

「他の花嫁修業もちゃんとしてる?掃除とか家ではお手伝いさんがやってるだろうから出来なさそうだけど」
「え、ええ…」
「じゃあ裁縫は?コスプレする時の衣裳はいつもセッシャが縫ってたから君は針にすら触れたことが無いんじゃない」
「今は訓練を重ねたので雑巾ならば縫えます」
「…もっと頑張ったほうがいいよ。式はいつぐらいに挙げるの?もうすぐでしょ。婚約者の頭領息子が帰って来るのって」
「そう…ね」

花嫁修業の質問されたマウリはどんどん元気が無くなっていく。


「あの女…婚約しているくせにあたしのシツトにベタベタするなんて、どういうつもりかしら。ユ・ル・セ・ナ・イ…」
「シツトさんは性別逆転したくせにモテるのら〜」

沸々と怒りの念を燃やすシュイカとは対照的にゆるいハンゾー。
あの反応はマウリもシツトのことを…?


「…私のことよりシツトの事が気になるわ。サキラと再戦はしないのです?」

マウリは言った。
まさかここで私の名前が出て来るなんて…。

「あの恋化ね。本人は気付いていないと思うけど、さらに力を秘めているみたいだよ。この身を持って体験したから間違いないって言ったろ。だから正直再戦しても…」

シツトはそこまで言うと口をつぐんだ。
覚えてないけど、そんなに強かったかな…私。

「あなたは…負けたままで良いの?」
「………」
「勝利は『気』からです。弱気だと勝てる勝負も勝てません」
「でも…」

それでもシツトは首を縦に振らなかった。

「そうですね…、あなたは優秀な薬剤師を弟子のお持ちよね。協力を求めてはいかがかしら?完全勝利には弟子の手を借りることも必要だと思うの。ね、真剣に考えて…」

マウリはそっとシツトの頬に手を添える。
心配そうな表情を浮かべながら物騒な話(しかも私がターゲット)をしているのが怖い。

その時、シツトが急に倒れた。
鼓膜をつんざくようなマウリの悲鳴。
私とハンゾーは耳に手を当てた。

「ククッ、驚いた?シュイカ特製時限睡眠薬よ(特許申請中)…。よくもうちのオヤビンを誘惑してくれたわね…」

シュイカは驚くマウリに不気味な笑みを向ける。
シツトは規則正しい寝息を立てていた。

「あなたは…」
「アナタも恋化妖精なんですってね」
「!」

マウリは身構えたがシツトの側から離れようとはしない。
今度は私も驚いた。
だから恋化の書を持っていたんだ。

「どうして知っているのかって顔ね。自分は手を汚さずにシツトをけしかけてサキラの事を倒そうとしていたのでしょうけど、陰から攻めるやり方はあたしの方が数段上だわ。
…どうして隠しているのか知らないけど、婚約者がいるのに他の男と仲良くしているなんて世間にバレたらどう思われるうかしら?ククッ…きっと愉快なことになると思うわ。タ・イ・ヘ・ン…」
「………」

言いたいことは山ほどあるだろうけれど、マウリは無言で唇を噛んだ。
瞳が不安げな色に染まる。

私の事を倒したいのなら、何故恋化の書を渡したの?
それってマウリの恋化と関係あるの…?

「早くシツトから離れなさい。このふたまた髪爆発女!!」

シュイカはピシャリと言い放つ。
マウリは未だ眠り続けるシツトを心配そうに振り返りながら去っていった。








シツトは乗せられやすく騙されやすいです。繊細な部分もあるけど基本マヌケ。
それにしてもモテモテ。
どっちに落ちるでしょう(笑

ホタルは出れるかなぁ…。


頭領は忍者をまとめる、忍者の中で一番偉い妖精。
頭領息子は「今は」一人っ子で、次期跡取りはコイツしかいない。
マウリはお嬢様で三人姉妹の次女。
恋化したらとても強いので頭領に婚約者候補として選ばれ息子と恋に落ちるが、シツトのことも気になっている。

恋化能力は恋化妖精によって違うが、恋に破れると消滅するのは共通。


挿し絵は手前の二人より後ろの三人にかなり時間がかかってしまいました。
サイズが小さいからだと思うのですが大きく描くのが苦手なのです。
常に拡大してます(^-^;)

マウリの髪の色を変更しました。なんだか蜜柑みたい。
シツトの上着は墨で汚れない為に着ていて脱いでる時もあります。

あと、前回書き忘れていましたが、オリョンの目はアロマやヤマネより白い部分が多いです。
目と言えばヤマネは初登場で釣り目だったのに、いつの間にかそうじゃなくなってましたね。

ではでは!

400×350

paint1292838603.png
/18KB

■ こやまる (993回/2010/12/23(Thu) 14:28:35/No3033)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんにちは☆
オリョンやイオが登場しないと、ストーリーは混乱もなくまっすぐに進んでいきますね(笑)。

>「最近会えないから、サキラさんがボクのところに来ればいいなって念じていたのら」
気になる相手からこんなセリフを言われたら、どんな女の子も顔真っ赤になりますね。
ミルモやヤシチが言うと下心を感じてしまいますが、無邪気なハンゾーだからこそ、サキラがトマト化してしまうのは仕方のないことですね。
ところで、不在である”ヤマネに会いに行っている”サスケがすごく気になります(笑)。

シュイカとシツトの関係は恋だったんですね。
シツトが元々は男性という話を聞いた時もしかしたら…とは思っていましたが、その原因をシュイカが作っていたとは全くの予想外でした。
ハンゾーの言うとおり、シュイカの独占欲の強さは相当の物ですね。
逆にシツトはシュイカのことはどう思っているんだろう?
基本マヌケで、女の子姿にすっかり馴染んでしまっていたりもするので、やはりシュイカを恨むとかは無いのかな。

もっと驚いたのがマウリですね。
優秀な学級委員長だと思っていたのに、実はこのストーリーの黒幕!?
シュイカの言っていることが狂言ではなく真実だとすると、頭の良いマウリは次はもっと賢いことをしてきそうです。
その反面、マウリに振り回されたり、弟子に毒を盛られたりと散々なシツトがだんだん哀れだなぁ。
基本能力は高いけど、この性格だとやはり忍者には向いていないのでしょーか(^◇^;)。

お絵描きもありがとうございます!
感情むき出しのシュイカがかわいい!
これまで何を考えているのか分からないシュイカでしたが、シツトを巡ってこれからももっともっと突っ走って欲しいです。
何だかシュイカのことが急激に好きになってきました!

そういえばシュイカとヤシチの能力って同じくらいなんですね。
シュイカの能力が高いのか、ヤシチが低すぎるのか…。

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ りょく (143回/2010/12/26(Sun) 12:28:36/No3043)


33頭領息子の婚約者候補。

今にも雨が降り出しそうな午後だった。
師匠から重大な話があると呼び出されて向かっている時、会ったことのない男の子妖精が私の前に立ち塞がった。

「お前が植物の恋化妖精か…」

突然現れてじろじろ見られて良い気はしない。
でも鈍い私でもさすがにこの子の事は知っている、忍者の中で一番有名なお方…。

「なっ、なぁに…?」

私はたじろぐ。

「ダサい」

相手はそう言って口元に付けていた扇を広げて優雅にパタパタ仰ぐ。

「お前なんかがマウリと比べる価値があるとは思えないな。父上の慎重過ぎる性格にも困ったものだ。今回ばかりは勝負するだけ無駄だろうに」

よく分からない言葉を残して彼は姿を消した。

なんだろ。
ダサいってひどいよ。






「サキラ、お前は頭領息子の婚約者候補に選ばれた」

珍しくちゃぶ台の前に座り師匠は言った。
いつもと違い真面目な師匠の様子とあまりにも唐突すぎる内容が合わさり、初めは理解できなかった。

「…マウリじゃないんですか?」

私は言葉を失いつつ辛うじて言った。

「マウリもだ。より優秀な子孫を残すために強いほうを娶るそうだ。お前、最近実力を伸ばしているそうじゃないか」
「強いほうって比べるまでもなくマウリが…」

そこまで言いかけて私ははっと口を押さえた。
頭領息子さんが言っていたのはそういう事だったんだ…!

「それは対戦の結果次第だ。
対戦の指定日は明日、場所は村の中心にある、落雁(らくがん)闘技場。頭領も見物に来るから心して掛かれ。いいな?」
「ふーん。えらく急な話じゃん」

ハンモックからノドカがひょっこり顔を出した。

「まさかあんたも候補に選ばれるとはね」
「う〜…、私だって信じられないの。それにマウリも恋化妖精だって知ったばかりなのに…」

私は言った。
マウリが戦っているのは何度か見たことがある。
私が恋化する少し前、公衆の面前での他の婚約者候補(だったかな?)との勝負で、飛び抜けて強かったのを覚えている。
どんな大人よりも誰よりも強いくの一。

「はっ、私の戦いも見せ物なの?!」
「当たり前だ。一度決まった婚約がやり直しになったんだぞ。ここら辺に住む誰もが注目するだろうな」
「ど、どうしよ…。よく知らないひとと婚約はしたくない…」
「サキラはどうなりたいわけ?勝って玉の輿になりたいのか、それとも負けて今のまま?」

ノドカは尋ねた。

「い、今のまま。恥をかいちゃうけど婚約するよりずっと良いもん。だいたいマウリに勝てるわけなかったや。勝てるとしても手を抜けばいいし。
ありがと。ノドカは冷静だね」

私は言った。
注目されるのは恥ずかしいけど被害を最小限に抑える一番の方法だ。

「(忍者の事情は侍には関係ないしな)つーか玉の輿もったいねー。ホントにいいの?」
「好きじゃないひとと婚約は出来ないもん。恋に敗れたら消滅しちゃう恋化妖精だと尚更だよ」
「サキラらしいね。頑張れ!」

ノドカは片手をグーにして上に挙げた。
応援のポーズ。
こんな私のことを励ましてくれるお友達がいて良かった。
…頑張ろう。

「貴様…いい加減どかんか」
「嫌です」
「(負けるとしても出来るだけ怪我をしないように最大限努力しなくっちゃ…)」


この出来事は噂として瞬く間に村中を駆け巡った。
しかも事実とは異なった形で。

翌日。

「サキラがマウリに自分から果たし状を叩きつけたって」
「マジあり得ねー」
「ある意味勇者だねぇ」
「委員長さんに二十くち!」
「あちきは大穴狙いで桜花色のに十くち」
「思い切りが足りん。もっと賭けな〜」

クラスメイト達が笑ったり感心したり賭け事をしながら通り過ぎていく。

しかもヤシチ、ヤマネ、サスケ、そしてハンゾーまで見物しに来ていた。

「気が小さい奴だと思っていたが見直したぞ。お主…いい度胸しとるではないか。拙者は感心したのだ」
「愛の為自ら行動を起こすとはなんと立派なのでしょう…!ヤマネは精一杯応援しているでございます!」
「よく分からないけど何だかすごいぜ…」
「こんな面白いイベントを起こすなんてどうして教えてくれなかったのら?」

ハンゾーはきょとんとした様子で私を見る。

「私が起こしたんじゃないもん…。それに婚約って面白いイベントじゃないよ」

ハンゾーは私が婚約しても気にならないのかな…。

「〜?婚約ってなんなのら?」
「そ、そこから…」


私はこの勝負、ただ戦って負けたらいい、大したことないと思っていた。

でも数分後にその考えが変わることになるなんて知る由もなかった。


■ りょく (144回/2010/12/26(Sun) 12:37:51/No3044)

こやまるさん、こんにちは!

シュイカはお菓子に性別変換薬を混ぜてシツトに食べさせました。
女になったシツトは驚いて元に戻ろうと色々試しますが方法が見つかりませんでした。
深刻になるシツトに周りの反応は「ふーん、女になったんだ。いいんじゃない?」みたいな軽い感じだったので、この姿を受け入れ急速に馴染んでいきました。
シュイカは男嫌いで弟子になりたての頃シツトを突っぱねていたので、シツトは「必死に慣れようとしてるんだなぁ…」と思って特に恨んでないです。
(ここら辺が男の子と女の子の違いなのかと思ってます)

シツトは忍者として無理しているのでこのままだと倒れます。
ネズミが居なかったら忍者辞めてたかも。

ヤシチの歳の平均は150。
ちび妖精の平均は100。
という数値を元にしているので、ヤシチは低くてシュイカは高めです。
平均数値は適当です。




小ネタ『サキラが来る前に』

「ふぅ…やっと掃除が済んだのだ。お前達、これから庭で修行をするぞ!」
「はいだぜーっ!」
「やっとなのら〜!」

天気の良い昼だった。
ヤシチ達三人はパートナーの安純に言い付けられた部屋の掃除をやっと終わらせ、ようやく忍者修行を行うところだった。

「ヤ〜シ〜チ〜」

しかしそれは地獄の底から響くような恐ろしい声によって中断させられた。
ばんっ、と部屋の扉が乱暴に開く。
そこにいたのは神話に出てくるメデューサのように髪をうねらせ両目を吊り上げた安純だった。

「ひぇ〜、あ、安純ぃ…」

恐怖のあまり腰を抜かしたヤシチは安純に捕まった。

「南楓ったらあたしの結木くんにベタベタベタベタと…許さないわ!!こうなったら図書館で結木くんを待ち伏せして出し抜いてやる!行くわよ!」

こうしてヤシチは連れ去られた。


「「兄貴ーっ!!」」



「あ〜、恐かったぜ〜…」
「ヤシチの兄貴は連れてかれちゃったのら」

残されたサスケ、ハンゾーの二人はこれからどうするか話し合った。

「ヤマネに兄貴がいない事を教えなきゃいけないのら」
「う〜ん…きっとガッカリするぜ」

サスケはヤマネが好きなのだ。
好きな子の残念がる様子を想像してサスケは浮かない顔をした。

「でも、もうすぐヤマネ来るのら。早く知らせないとヤマネ悲しむのら」
「オ、オイラ行ってくるぜ!」

サスケは家を飛び出していった。

「…何だかヒマなのら〜。
そうなのら!誰か訪ねて来ないかなって超能力で念じてみるのら。例えばサキラさんとか…」



ハンゾーは下心どころか意識すらないです。


追記です。

小ネタ2『現在兄貴は不在中』

ハンゾーにけしかけられて、ヤマネが住んでいるパートナーの豪邸にやってきたサスケ。

「ヤ、ヤマネ…」
「サスケ先輩、こんにちはでございます!わざわざお迎えに来てくださったのですか?」

ヤマネは団扇を広げ、まさにこちらに向かおうとしていたところだった。

「ゴメンだぜ。…兄貴が安純に連れていかれちゃったんだぜ…」

サスケはヤマネが恐縮するくらい心底申し訳なさそうに謝った。

「パートナーのお世話をするのも妖精の大事な勤めでございますから。そんなにお気を落さないでくださいませ」

ヤマネは落ち込むサスケに温かい笑顔を向ける。
好きな相手にそうされて元気を出さないやつなんかいない。

「あ…ヤマネを元気付けようとしてたのにオイラがしょんぼりしてしまって申し訳ないぜ。てへへ」

サスケは頭をぽりぽり掻いた。

「サスケ先輩はお優しいのでございますね」
「や、優しいなんてそんな…えーっとこれからどうするだぜ?」
「ハンゾー先輩もお呼びして三人で修行するというのはいかがでしょうか?」
「分かったぜ」

サスケはハンゾーに電話を入れた。
すると、

《今、テレパシー中だから邪魔しないでほしいのら!》

電話に出たハンゾーは何やら忙しかったらしく、電話はものの三秒で切られた。

「な、なんだぜ…」
「お忙しかったようでございますね。では、二人で始めていましょうか」
「(ヤマネと二人きり…って今もなんだぜ…!!)」




ちょっと報われたサスケ。でも色々考えたら切ないですね。
では!


■ りょく (145回/2010/12/27(Mon) 15:31:14/No3051)

34恋化妖精%マウリ。

びゅうびゅうと風が吹く中らくがん闘技場に、すごいボリュームの髪をなびかせながら婚約者候補のマウリが現れた。
もう一人の候補は…私。

「まさかあなたと手合わせすることになるとは…ね。私は一切手加減しませんからそのつもりでよろしくお願い致します。そちらも全力で掛かってきてください」
「う、うん…」

穏やかな迫力に威圧されて私はたじろいだ。
勝ちたくないって伝えておけば良かった。
…やりにくい。

「サキラさん絶対勝つのら〜!!」

事情を知らないハンゾーが手を振る。

「あ、ありがと…」

マウリの視線が痛い中、私は手を振り返す。

どこからか審判が現れて二人の片手を掴んだ。
私達は向かい合い位置に着いた。

「両者の健闘を願って。…よーい!!」

すると群衆のお喋りがピタリと止み異様な静けさが辺りを包む。

「開始!!」

審判の声と同時に鈍い痛み。先が尖った物が頬っぺを擦っていった。
…壁にはクナイが深く突き刺さっている。

「一気に終わらせてあげるわ」

マウリは両手合わせて十本ものクナイを構えていた。
抑えているのだろうけど全身から殺気が漂っている。
これは怪我じゃ済まない。
私も慌てて刀を抜く。

「…あら、恋化妖精のマウリお姉様。恋化の力は使わないつ・も・り?」

その時、群衆から声がした。
シュイカがシツトの腕にべっとり抱きついている。

「どーいうこと?」
「マウリも恋化妖精だったの?」

群衆は騒つき始めた。

「えっ…」

シツトも驚いている。

「………」

マウリは何も言えないみたい。

「止めて!マウリが可哀想…」

私は言った。
好きな子の前で隠していたことを知られるのは耐えられないから。

「可哀想ね…ククッ、敵に同情されるなんて哀れだこと…」
「ど、同情じゃないよ!」
「対戦相手に情けを掛けるなんて、あなたは私ほど必死じゃない…この勝負を舐めてるでしょう」

マウリは私を睨む。

「そんなこと…」
「いいわ。本日は特別に御覧に入れて差し上げます。…クロア、出番よ!」

するとマウリは綿毛のような煙に包まれて、次に見たときは姿が変わっていた。






舞裏の『舞』は舞う、で『裏』は裏があると言う意味です。

ちなみにタイトルの『%』は二つあるということ、『*』は花に似てるから付けました。


■ りょく (146回/2010/12/27(Mon) 16:05:16/No3052)

35恋化の力、オーカさん。

恋化したマウリは服の色も髪の色も肌の色も変っていて、そして何より背中に羽が付いていた。
その姿は…蝶。

「きゃははははっ!!花花はなぁーっ!!」

クロアさんは羽で舞ったかと思うとひらりと身を翻して襲い掛かってきた。

「きゃああああっ!!!」

私は悲鳴を上げると間一髪クロアさんを避けた。
クロアさんは地面へダイブ。
擦り剥いたらしく痛そうに顔をさすっていた。

私の手もクロアさんの羽根に当たったみたいで傷が出来ていた。
痛いけど痛がってる場合じゃない。
クロアさんの姿が嫌悪感というか生理的に受け付けられないのが不思議だった。
でもどうして?私、蝶は苦手じゃないのに。

「待て待て〜!」

クロアさんは追い駆けっこで遊ぶ鬼のように無邪気にはしゃいでいる。
でも捕まったら鬼になるんじゃなくて命が危ない。
逃げ回っていると壁に追い詰められた。

「もう逃げないでね?」
「た、助けて…」

キャラも何もかもマウリとは別人。
話すら聞いてもらえなさそう。
…このままじゃバッドエンド確定かも。まだ恋もしてないのに。
そう思っていると目の前がまばゆい光に包まれた。

辺り一面、真っ白が広がる。

どこだろ…ここ…?

「あんたあんた、植物の恋化妖精なんだから(しかも花)虫が苦手なのは当たり前やろ、サキラちゃん」

突然、声。
目の前に知らない妖精がいた。

「だ、誰…ですか?」

私は驚いて縮こまりながらもそう尋ねた。

「あたしはオーカ。サキラちゃんに宿る恋化の力たい」
「ここはどこ?」
「どこってサキラちゃんの中ばい。心と思考を越えた精神世界」

オーカさんはつり目でサイドテールの女の子。歳は分からない。
急に目の前に現われたのも知らない場所にいるのも普通じゃあり得ない事を言っているのも、色々含めて不思議な子だった。

「その表情じゃまだ状況を飲み込めてないみたいやね」

オーカさんは腕を組んで考える仕草をした。

「そうだっ!マウリは!勝負はどうなったの!?」

私は言った。
勝負の途中で逃げたりしたら偉いひと達に怒られる…。

「それは今からどうにかせんと。ああ、平気たい。ここと向こうでは時間の進み方が違うけんね」
「はぁ…」
「じゃあ今からあいつらを倒す方法を教えるばい。どうしてマウリが別人になったか分かるかね?」
「ううん」

私は首を振った。

「説明すると…恋化妖精には生まれつき恋化の力が宿っていて、何度か恋化してると力を表に放出できんのよ。力を表に放出っていうのは、姿だけじゃなく自分を恋化の力そのものに変えるという意味ばい」
「じゃあもしかしてシツトを倒したのはオーカさん!?」
「そうばい。恋化の仕様は恋化妖精によって異なるけどそれは共通ったい」
「てことはクロアとオーカさんは同じような存在なんだ」
「いや、あいつらは恋化妖精の中でも特別ばい。かなり厄介ったい」

オーカさんは若干厳しい顔をした。

「それでもいつの時代でもあたしの方が立場が上だってハッキリ分からせる必要があるたいね!」






オーカは博多弁っちゅーか福岡弁です。
(同じ県でも場所によって違いがありますという、間違ってても許してねっていう言い訳…)

そしてせっかく登場して挿し絵まであるのにタイトルにならないクロア(笑
名前の由来は黒揚羽から。
肌は気付いたら焼けてました。

余談ですが、サキラの肌は他の妖精より白くしてます。
公式キャラに絡ませるんだからせめて可愛くしようと思ったんです。
が、絵を描いて色を塗る度にどぎついピンクに目と脳がビックリしています。

では!

300×300

paint1292907099.png
/5KB

■ りょく (147回/2010/12/29(Wed) 19:04:20/No3059)

36オーカ対メイガ、宿命のライバル対決。

「そろそろ行くけん」

オーカさんは言った。
手鏡で髪型が乱れていないか確認している。

「どこへ」

私は尋ねた。

「表では0,01秒経過するころだからウカウカしとったらあんたやられるばい。だからあたしが退治してくんよ。ま、見とき〜」

そう言うとオーカさんは姿を消した。

すると闘技場での様子が頭に流れ込んできた。
目線は自分なんだけど体を動かしているのはオーカさんだ。

「オーカだぁ!!久しぶり〜!元気だった?」

クロアさんはオーカさんに何やら親しげに話し掛けている。

「言われなくてもあたしはいつでも元気ったい。それよりメイガを出しな。フルボッコにしてやるけん表出ろって言って」

オーカさんは言った。
じゃあクロアさんとは戦わないのかな。

「今、起こすよ。メイガーっ!」

クロアさんは目を瞑った。
表出ろって…?

「あーっ、サキラさんの姿も変ったのら。もう恋化じゃなくて変化なのら」

野次馬からそう言ったのはハンゾーだ。
う…、確かにそうなんだけど。
…言い返す言葉がない。

「この俺様の睡眠を妨げるたぁいい度胸してんじゃんよ、オーカ!」

クロアさんの姿がもこもこの煙に包まれて恋化した。
青み掛かった紫の髪の毛に紫の羽根、そして紫の肌をした女の子はメイガさんという名前らしい。
口調から悪そうな影が漂っている。
真面目で優等生なマウリに宿っているなんて、誰が想像しただろうか。

「よお、出てきてやったぜ。また倒されたいのか。相変わらず凝りねーヤツだな」

メイガさんはオーカさんに嫌味ったらしく言った後、意地悪そうに笑った。
強そうだけどオーカさん、大丈夫かな。

「そんなこと言ってるけど、今までのを総合すると540勝301敗であたしの方が勝ってるったい」
「……っ、大口叩けるのも今のうちだ!」

メイガさんは羽根を広げて飛び上がると毒々しい色の鱗粉をオーカさん、というかこっちに放つ。

「当たらん!」

オーカさんは後退して回避した。
鱗粉はさっきまでいた場所にパラパラと舞った。
どんな効果があるのかは分からないけどとんでもないことになるのは間違いない。

「これでどーだぁ!」

メイガさんは何十本ものクナイや手裏剣を投げると、両手に鎌を持ち一気に空中から間合いを詰めた。

「…いい刀やん。これ」

オーカさんは刀で対抗する。
鎌を受け止めた代わりに、クナイが何本か身体に刺さり、髪の毛が何本か持っていかれた。
それでもオーカさんは痛がる素振りを見せず、決して手を緩めない。
カシャン、カシャンと激しく刃物がぶつかり合う。

「(はぁ…また髪の毛、切られてしまったばい。髪は女の命なのに…)」
「(後で育毛剤買ってくるから!!)」
「(ハゲてねえっつーの!!)」
「(と、ともかく…)」

…頑張って!!

「マウリ、いっけー!!」←頭領息子
「紫蛾強いぞー!」←ヤシチ
「負けんなサキラー!!」←ノドカ
「サキラさんの代わりの桜のひと、頑張るのら〜〜!!」

ハンゾーの目に今の私(オーカさん)はどう映っているんだろう。


メイガさんは急に距離を取った。
肩を上げ下げしながら苦しそうに息をしている。
その隙にオーカさんは身体に刺さったクナイを抜いた。

「…てめぇのせいで集中出来ねぇじゃねぇか、マウリ」

メイガさんは険しい顔つきで言った。

「蛾は宿り主に言ってるみたいやね」

オーカさんが教えてくれた。
マウリは勝ちたいはずなのにメイガさんを邪魔してるのかな。

「桜の花にはぜってぇ負けらんねぇんだよ。これ以上喚くとただじゃおかねぇからな!」
「宿り主と折り合いが悪かったら話にならん。表に出させてもらってる事をありがたく思わな。今のガチョウ(蛾蝶)なんか二人がかりでも恐くなか」
「俺様をガチョウ呼ばわりするなー!!」

メイガさんは鎌二本を振り回した。クロアさんの影が見える。
刀で対抗したオーカさんをぐいぐい押していく。

「(蝶の力が合わさったばい。全く面倒な…)」




小説に比べて絵を描くのに時間が掛かるので、常に五、六話の在庫があったんですが今回で全部出してしまいました。
年末大放出?
でも今後の内容の大体は固まってきています。

オーカ

サキラに宿る恋化の力。
福岡弁を喋る女の子。
戦い慣れていてサキラに的確なアドバイスをする。
髪は女の命。元は二つ縛りで以前戦ったとき、一つをメイガに切り落とされてしまった。
花だから虫が天敵。


クロア&メイガ
マウリに宿る恋化の力。
オーカとは何百年にも渡り敵対してきた。
二人とも性格に難ありなのでマウリはあまり表に出したがらない。
ガチョウ(蛾蝶)と呼ばれたら声を揃えて怒る。
虫だから花の蜜(花が咲く植物の恋化の力、生命力)が大好物。

クロア
褐色の肌をした女の子。
無邪気でおてんば。
オーカを気に入っている(力が欲しいから)。

メイガ
攻撃的な性格。普段は眠っている。
暗い場所が苦手。
彼女が撒き散らす鱗粉には幸せがたくさんの詰まっていて、浴びると量によっては戦意を喪失をしてしまう。


メイガの肌は初め濃かったのですが、それだとバイキンマソと化してしまいました(笑
それと顔から下の髪の色を凝ったのに羽根が重なって台無しに…(T_T)
表情は初期設定より(これでも)柔らかく、性格は残虐から攻撃的に変更して丸ーくなっています。

オーカはクロアとメイガに合わせました。
頭の花はガチョウ(蛾蝶)は羽根があるのにこの子には特徴的な何かが足りないので、手元にあったゲームキャラの画像から適当にパクっています。


では!

300×300

paint1293430338.png
/13KB

■ こやまる (999回/2010/12/30(Thu) 11:20:38/No3061)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんにちは☆

マウリとの対決も予想外でしたが、婚約者を巡る対決から、何百年も前からの因縁の対決にまで発展する展開にさらに驚きました!
もはやサキラの勝ちたくない意志とは関係無く繰り広げられるバトル、その行方は果たして・・・?
どうしてこの次元を超えた力がサキラやマウリに宿ったのかも気になるところです。
それが宿主たちの意志でないとすると、恋をしないと消えてしまうというリスクがやはり高すぎるような気がする…。
対決を観戦している妖精たちにも、オーカやメイガの姿は見えているのですね。
実際はサキラがオーカに変身したように見えているわけですが、サキラとは容姿も性格も全然違うオーカなだけに、今後みんなのサキラを見る視線が変わりそうですね。

お絵描きもありがとうございます(^^)。
りょくさんのお絵描きレベルがどんどん上がっていますね!
妖精の特徴でもある丸っこさは私も見習わないと…。
オーカもクロアもメイガもみんなかわいい!
特に大口叩く割りに負け数の多いメイガさんがかわいい(^^;。
今後のバトル結果で、両者がどんな表情に変わるのかも見てみたいです。

小ネタ話もめちゃくちゃ楽しませていただきました。
なるほど、そういう理由でサスケはヤマネに会いに行ったんですね(^^)。
その後二人きりで修行だなんて…。
想像するだけでドキドキしちゃいます。
しかし忍術レベルもかなりの差がありますし、サスケも顔真っ赤だろうしで、全然修行にならずにヤマネちゃんは困惑しっぱなしの予感。。

それでは続きを楽しみにしています!
では!


■ りょく (149回/2011/01/02(Sun) 13:19:15/No3065)

*こやまるさん*

変身した姿は他の妖精にも見えていますが、中にいるサキラやマウリの声は聞こえません。
ちなみに変身は時間制限などなく身体に負担も掛かりません。
恋化のリスクが高い代わりにそこは甘くしました。
特に呪文やポーズも必要ないです。
でもそれっぽい雰囲気を出すためにするかも?

メイガ可愛いですか!?
クロアも肌の色があれなんで、そう言っていただけるとほっとします(^-^)
キャラを描き分けるためにデザインが奇抜になっていく…。

では!


■ りょく (150回/2011/01/02(Sun) 16:54:48/No3067)

37恋化の掟。

「お命頂戴vv」

メイガさん(とクロアさん)が両手に鎌を持って向かってくる。
オーカさんが危ない!

「代わって!!」

私はオーカさんと強引に入れ替わった。
自分に戻った瞬間、身体に鋭い痛み。
視界は青空。

「(サキラちゃん、どーして代わった!!言ってみ!!)」

オーカさんの叫び声が頭に響く。

「だってオーカさんがころされちゃうもの…」

すごく痛いけど意識が途切れそうだけど私はまだ生きてる。

「知ってるよね?私が勝ちたくないの」
「(だ、だとしてもあたしは負けたくないったい!!何百年も続いた因縁の対決なんよ!分かっとうと!?)」
「でも勝ってしまったら好きでもないひとと婚約だよ。そんなの嫌。ここで目を閉じたら審判が判定を下す。そして終わるの…」

それでも言ってくるオーカさんを無視して仰向けのまま辺りを見回す。
頭は動かないから目だけで。

緑の服が目に入った。
ハンゾーが泣いてる。
大丈夫だよ、心配しないで、って言いたいけど、
口が動かない、言葉が出ない。

この分だと自分から目を閉じなくても気絶するだろう。

…よかった。

「ククッ…二回も別人になるなんて気味が悪いわ。まるで化け物じゃない。…し・か・も、蛾なんて自分から火に飛び込んで命を落とす愚かな害虫なのに。ねぇシツト?ほら、同意な・さ・い…」
「あ、ああ…」

シュイカとシツトの会話。
シツトはそんなに罰が悪そうな顔をするなら同意しなければ良いのに。

「ん、何だと!うっせぇって言ってんだろ!こいつを倒さねーと気が治まんねぇんだって。もう一暴れくらいさせろよ!ちょっ、ちょっと待て!!」

メイガさんはその場で暴れ始めた。
マウリが何か言っているのだろう。
手から鎌をぽとりと落とす。

「シツトぉーー!!」

そして次の瞬間、メイガさんからマウリに戻ると、マウリの身体が細かく砕け散った。
状況を理解する暇もなく、そこで私の意識は途切れた。




むせ返るような消毒液の匂いに目を覚ますと、寝ていた場所は病院のベッドだった。
口には酸素マスク、身体は細い管とかに繋がれている。

そっか…私はマウリと戦って、それからどうなったんだっけ。

「(サキラちゃん!良かった、意識を取り戻したんやね。まだ寝とき)」

頭に声が聞こえる。
オーカさんだ。

「…私ってどのくらいここにいたの?」
「(どのくらいってあんた、もうすぐ七十五日ばい)」
「!…こ、このままじゃハンゾーに噂と一緒に忘れられちゃう…」

私は管を引っ張ってぶちぶち外すと部屋を出た。

「(だ、大胆やね…。痛くないと?)」
「ちょっとはね」

鈍っている身体を引きずって廊下を駆ける。
別の場所に繋がる扉に《集中治療室》、と書いてあった。
私は瀕死の重体だったようだ。

しかも抜け出した事がもうバレてるのか(勝手に管を外したことがハイテク技術で伝わったらしい)、お医者様や看護師さん達が騒いでいた。

「ここは通れないや…。外へと繋がる扉を捜さなくっちゃ」

追っ手から隠れながら何とか非常口を見付けて脱出した。

「ふぅ…」
「(てかそんなこそこそする必要あったん?突然患者が居なくなったんだから心配してると思うよ)」
「だ、だってもう元気なのに検査とか煩わしいんだもん…」

私は言った。
実はこんなに長く入院してたから、ハンゾーに私のこと忘れられてないか不安で早く確かめたいだけなの…。

すると妖精の気配がした。

「サキラさん?」

そこにいたのはハンゾー。

「も、もしかしてお見舞いに来てくれたの?」
「でも家族以外は出入り禁止だからずっとここら辺をウロウロしていたのら…」
「心配掛けてごめんね…。マウリは?」
「う〜ん…消滅してしまったのら…」

ハンゾーは困ったように言った。

「しょ……」

私は言葉を失った。
確かに気絶する寸前、マウリの身体が砕け散るのを見た。
あれは本当にあった出来事だったのか。
原因は例のあれ…。

「それで何故かマウリさんが殉職されたのはサキラさんのせいだって、いつの間にかそういう事になっていて、頭領息子がむちゃくちゃ怒ってるのら」
「じゅんしょ…し、してないよ!」
「(恋化の掟に従わなかったからやろうね)」

オーカさんは言った。
マウリは統領息子と両想いだったのに、シツトを好きになってしまったから。そしてシツトはマウリに恋していなかったから。

「(蛾蝶(ガチョウ)も倒す前に消えていくなんて呆気ないばい。私の敵じゃないということやね)」

私はふと恐ろしい考えが思い浮かんだ。

恋化妖精、恋化の力、恋化の掟…強い力が手に入るのと引き替えに、妖精一人を消滅させるほどの力も同時に持つ。
まがまがしい力。
…本当は手にしてはいけない力なのでは。







殉職って意味違いますな(ヲイ

オリフェ、(不自然にならないように)女の子と男の子の数を出来るだけ均等にしたかったのに、初めは順調だったのに気が付いたら女の子が増えてました。

女の子
サキラ
シュイカ
ノドカ
マウリ
ユユシィ
セツナ
オーカ
クロア
メイガ
(プラネとオリョンは除外)

男の子
シツト
ホタル
統領息子
(統領息子は今度名前を出すし少しだけメインにします)

どうしてこうなった!
事件だ!事故だ!怪奇現象だ!!

では☆


■ こやまる (1002回/2011/01/06(Thu) 08:27:56/No3079)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、おはようございます☆

長く続くと思われた決闘の突然の結末に、すごく驚きました。
突然のマウリ消滅・・・。
これまではその力ばかりが目立っていた恋化について、掟の恐ろしさが初めて前面に表れたことで緊迫感が急に増してきましたね。

掟を理解してながらも自分の気持ちを優先させたマウリは、それほどまでにシツトのことが好きだったのですね。
おそらく両想いではないとも分かっていたはずで、「この先もシツトの結ばれることが無いのなら…」という思いもあったのでしょうか。
シュイカの言う「自分から火に飛び込んで命を落とす」という言葉にも重なる部分があって、マウリの無念さが胸を締め付けますね。
あまりにも突然だったので、この部分に何かまだ続きがあるのでは?と勝手に期待していたりします。
(無いのかもしれないけれど^^;)
クロアとメイガの活躍の場も少なすぎでしたし。。。(^^;

残されたサキラに対する周りの視線が心配ですね。
でもハンゾーはサキラの味方でよかった!(^^)
ハンゾーだけがサキラの病院を訪れていたという事実が、サキラとハンゾーの将来の関係をいろいろと期待させてくれるなぁ。
マウリのことをあんなに悪く言っていたシュイカのその後も気になります。

そういえばシツトってまだ女の子のままでしたよね?
果たして元の性別にちゃんと戻れるのだろーか?

それでは続きを楽しみにしています!


■ りょく (153回/2011/01/07(Fri) 18:37:02/No3089)


38マウリを助けるの!

「(サキラちゃん、どうしたん?急にぼんやりして)」
「な、何でもない…」

私は慌てて言った。
このことはただの想像だし失礼だからオーカさんに話すわけにはいかない。

「{なんちって恋化の力は宿り主の心を読むことができるんたい。プライバシーなし。もちろん私の心はガード可能…こんガキャ鈍そうに見えて余計なこと考えやがって}」

オーカさんはやや不機嫌なオーラを発すると黙った。
気に障ったのかな…。
その時だった。

「姉チャマー!!」

急に誰かが追突してきた。

「いたた…」

受け身をとれなかった私は地面に転がった。

「やっと会えたんだし!!セリフも描写も無かったけど、ウチだって姉チャマのご活躍見ていたんだしー!心配だったんだしー!」

その子はユユシィだった。
ぶつかった時に落とした荷物がそこら中に散らばっている。

「ウチとセツナとシュイカとホタルとハンちゃんとノドカさんとヤマネとサスケとヤシチさんと親衛隊のみんなとで千羽鶴折ったんだし。病室には持ち込み出来なかったけど…」

ユユシィは荷物から色んな柄の千代紙で出来た千羽鶴を取り出した。

「ありがと。な、何かすごいね…!」

私は驚きながら言った。
マウリとの勝負はみんなに見られていたし、七十五日経とうがやっぱり相当大ごとなのには変わらないんだ…。

すると今度は別の声がした。

「オ・ソ・イ・ワ…」

独特の聞き覚えのあるねっとりした喋り方。

「…のろいったらありゃしない。生きるか死ぬかさっさと決断してくれないと迷惑だわ…」
「わーい!サキラお姉ちゃんが回復したれすぅ。本当に良かったれすぅ…!!」

シツトの弟子のシュイカとホタルのるーがやってきた。

私の回復を素直に喜ぶるーとは対照的に、シュイカはいつになく不機嫌だった。

「マウリさんが消えちゃってオヤビンが落ち込んでいるんれすぅ。恋心に気付けなかった自分のせいだって…。シュイカちゃんはオヤビンをどうにかしたくて手伝ってもらおうと、サキラお姉ちゃんが退院するのをずっと待っていたんれすぅ」
「折り鶴を一番多く折ったのはシュイカだし」
「そ、そうなの!」

私は驚いた。
今までシュイカは私を利用してきたような感じがするけど、少しは信頼してくれてるのかな。

「ククク…こうして桜のお姉様が生き返ったということは、迷信にすがった甲斐はあったわね…セ・イ・カ・イ…」

くつくつ喉を鳴らすシュイカ。
やっぱり信頼じゃなくて利用だった…。

「まだ死んでないのら〜」

ハンゾーは言った。

私はマウリが消滅したと聞いてずっとどうにかしたいと思っていたことがある。

「…マウリをここに連れ戻すの」
「あたしもそのつもりよ。…シツトの元気を取り戻す方法はそれしかない」

シュイカははっきりとそう言った。
意外。
二人はシツトを巡る恋敵だからてっきり反対するかと思ってたのに。
でもシツトを女の子にするくらい実行力のあるシュイカが手伝ってくれるのが一番心強い。

「(ちょっとサキラちゃん!!せっかく蛾蝶(ガチョウ)が消えたんに何で敵を復活させる必要があるん!?)」
「マウリは敵じゃない。流れで戦うことになってしまっただけ。
それにマウリが居なくちゃシツトも友達も家族も私だって…みんな悲しいもん。呼び戻す方法は探せばきっとある…!!」
「ククッ…すでにアイテムは手に入れてあるわ」
「わぁい。シュイカちゃん、用意周到れすぅ!!」
「さすがだしー!!」
「………」

シュイカは懐から藍色に光る何かを取り出した。

「―タイムエッグ―…時間を行き来出来る摩訶不思議な宝玉よ」

それは手のひらサイズで卵形の宝石だった。

「へ〜、こんなものどこで買ったんだし?」
「(いや、売ってるわけないばい!)」
「アナタに教える義理はないわ。強いて言うと頂き物かしら…」
「商売関係のお客さんから?」
「…フフ」

シュイカは誤魔化して答えなかった。
もしかしてシュイカにシツトを女の子にする方法を教えたひとかもしれない。
ちょっと引っ掛かるけど、今はそれを考える時じゃない。

「てゆーかこれはどんなアイテムでこれを使ってどうするのら〜?」
「やっと聞いてくれたわね。これを使って過去に行くのよ」
「か、過去に…!?」



タイムエッグ…今更ですがネーミングセンスゼロですね(^-^;)
時の宝玉と関係はあります。

シュイカがどうしてマウリを助けようとするのか、詳しくは今度書きます。


こやまるさん、こんばんは!

シツトは男の子に戻っても「女の子のままで良かったのに…」となるかもしれません(~▽~;)

では!


■ りょく (154回/2011/01/07(Fri) 21:41:09/No3090)


39過去の出来事。

「か、過去に…!?」

そんな事できる力がこの卵に詰まってるなんて…。

「ほ、本当だし??」
「のら〜…」

ユユシィとハンゾーも同じく驚いた様子だった。

「(そんな気がしとったわ)」

オーカさんは言った。

「(オーカさん、この卵のこと知ってるの?)」
「(それは知らんけど、私は恋化の[力]だから他の力も感じ取ることができるったい。サキラちゃんも直(じき)に自分以外の恋化妖精の気配を察知出来るようになるばい)」
「(そ、そしたらマウリは私が恋化に目覚める前から感じ取っていたのかも…!)」
「(かもやなくてそうたい。宿ってきた歴代の子らが優秀に感じるな…サキラちゃんはのんびり系ね)」
「(と、トロくてごめんね…)」

歴代のみんなってどんな子だったんだろ。
誰かと比べられると自分が落ちこぼれだって事を痛感させられてやだな…。

「そうよ。過去に行ってやり直すの」
「るーはシュイカちゃんの言うことなら何でも信じるれすぅ!」
「どの場面に行くのら?」

ハンゾーは尋ねた。

「決まってるわ。…あたしがアナタ達二人と一緒にシツトとマウリの逢引きを覗く所よ…」
「それのどこら辺が重要なんれす?」
「…それはその時が来たら教えるわ」

そう言うとシュイカは突然、卵をるーの頭に打ち付け、ひびを入れると二つに割った。

「ええー、割ることが出来るのだしー!?」
「け、結構脆いんだ…」

さすがに卵のように中身は出なかった…(もし中身が出たらどうやって使ってたんだろ…)。

「ほわぁ…殴られるかと思ったれすぅ…」
「強度は鶏の卵とかと同じなのら〜」
「ククッ…効率よく進むために二手に別れるのよ。目当ての過去を見付けたら知らせてちょうだい」

私はシュイカから卵の半分を手渡された。

「るーはシュイカちゃんと行動するれすぅ!」
「ウチは姉チャマと〜」
「ボクもなのら」
「決まりだね。よ、よし…!」

私は卵を割らないように手のひらで優しく、そして落とさないようにしっかりと持ち直す。

「た、卵さん!私達を過去に連れていって!」

すると何かが起こった。
う〜…説明しづらい。
何ていうか強い力でどこかに引きずり込まれる感覚。

私はハンゾーとユユシィと過去に到着した。


そこは街だった。
知ってるような知らないようなちょっと昔の街並み。

「どこかな、ここは…?」

私達はキョロキョロと辺りを見回す。
リニューアルする前のお菓子デパートと、待ち合わせ場所として有名なお菓子の女神像があった。

ということは、

「何年か前に来てしまったようだし」
「ボクはまだ生またのか分からないのら〜」
「でもここじゃなかったみたい…」

別の場所へ向かおうとした時、幼い女の子の泣き声が聞こえた。
私は何故か吸い寄せられるようにそこへ視線を移した。

「お引っ越ししちゃうなんてやだぁ…傍にいて…」

一人のおでこの髪の毛を左右に分けた女の子(歳はハンゾーとユユシィくらい)が涙を流していた。
隣には同い年くらいの金髪の女の子がいる。
友達が泣き止まなくて困ってるみたい。

「どうして?」
「どうしても!!だって涙が止まらないの…」
「じゃあこうしよう。楽器を出して」

金髪の女の子はおでこの子の楽器に手をかざした。
すると楽器が光を放った。

「これで魔法を使えば人形と友達になれるよ。だから寂しくないよ」
「で、でももう会えない?」
「…今のところ素質は無いようだけどいっか。そこまで会いたいのならキミが成人したら必ず会いに来るよ。ただし…」
「ほ、ホント?!また会えるの?」

おでこの女の子は期待に目を輝かせた。

「後悔しないでね?」

金髪の女の子は表情はそのまま、でも体全体から邪悪な影を漂わせた。

「!!?」

おでこの女の子は驚きのあまり一瞬で涙が散った。
顔が真っ青になっていく。

「このワタシをそこまで慕ってくれてるなんて思わなかったよ。クズだけど不思議と嫌な気はしないな〜。ま、出来るだけ成長してせいぜい力の足しにでもなってね(次はツインテがいい)」

金髪の女の子はすーっと姿を消した。

「あの子はどうして…成長…」
「知り合いだし?」

ユユシィは尋ねた。

「え、えーっと…あのでも年齢的にあり得ないの…」

私は答えた。
ハンゾーも同じ事を考えている表情をしている。

「じゃあ見間違いだし」
「だ、だよねぇ…」
「でも…」

ハンゾーは言い掛けた。

「気のせい…きっと似た子か魔法だよ…」

私は無理やり遮った。
それ以外にも気になるところはあるけど、金髪の女の子の影があんまり不気味で恐ろしくて深く考えたくなかった。

「(サキラちゃん、恋化妖精の直感は大切に…)」






※補足
金髪の子がべらべら喋ってるのは説明的な役割を担っているからです。
本当はそんなキャラじゃないのにこれしか出来なかった。

止まってる方の小説も更新したいな〜。
こっちが四段落したら進めます。

400×250

paint1294403911.png
/8KB

■ りょく (159回/2011/01/16(Sun) 12:27:43/No3126)

40時間の流れ

「姉チャマ、捜している過去に早く行くのだし!」
「そ、そうだった…」

それから何回か過去に飛んだけどなかなか目当ての場所には着けなかった。
結局、シュイカとるーから連絡をもらってようやくたどり着いた。


そこはあの日のシツトとマウリがまだ来る前の場所。


「あたし達はまだ人間界ね。あたしはあたしをどうにかするわ…」

シュイカは言った。

「変な言葉なのら」

ハンゾーは言った。

「ボクも過去のシュイカちゃんをどうにかするのれす!」

るーは言った。

「あなた達はマウリを説得しなさい。…シツトに告白するように仕向けるのよ。い・い・わ・ね…」「シュイカこそ大丈夫だし?」

ユユシィは尋ねた。

「問題ない…わ。失敗したらタダじゃおかないわよ」

シュイカはずいっと顔を近付ける。
髪の毛の隙間から見えた瞳は悲しみの色に染まっていて、そして濡れていた。

私の中にいるオーカさんは腰に手を当てるとため息を吐いた。

「(全く。二人とも犠牲的なんやから…)」

その言葉を意味を理解する暇もなく、私はハンゾーとユユシィに引っ張られる。

「了解なのら」
「任せるだし!」
「わ、私も…」

私ってこの中で唯一年上なのに頼りにされてない…。

「(今、気付いたんかよ…)」



ともかくシツトとマウリが会う前にマウリを見付けないと。
と思っていたらすぐに見付けた。
マウリは待ち合わせ場所に行く途中で、手作りのあんぱんが入った高級感溢れる重箱を大事に抱えている。

「ほらっ、姉チャマ!」
「行くのら、サキラさん!」
「ええっ!!」

私はユユシィとハンゾーに背中を押されマウリの前ですっ転んだ。

「あ、あのっ!」
「あら、変わった登場の仕方ですね。流行ってるのかしら…?
私に何かご用ですか?」

マウリは頬に手を当てるとにっこり微笑む。
機嫌が良いのは今からシツトに会うからだろうな。
しかしこういう時って一体なんて言えば良いのかな。

「(ほらチビらも見とるが。サキラちゃん、ファイトばい!!)」
オーカさんが気合いを入れる。
う〜…失敗出来ない…。

「そうっ!大切なご用が…えーっと、時間が無いから単刀直入に言うんだけど、シツトのこと…す、好きでしょ!」
「っ…!」

マウリは驚きを隠すため口元を押さえた。
全然隠れてないけど。

「私は知ってるもの。それで告白しないのかなって…」
「私は他の方と婚約している立場なので出来ない…」
「そ、そんな事をしていたらマウリは…恋化妖精の掟で消滅しちゃう。いいの…?ダメ、良くない…」
「ですが…」

マウリがシツトを好きなのは決まっている。
でもまだ躊躇している様子。
もう一押し!
私は深呼吸した。

「気持ちを曝け出すのは怖いけど勇気を出して…。マウリにはどうか頑張ってほしいの…」

私の言葉にマウリは決心が付いたようだった。
そして頷いた。

「分かりました。勇気を出してやってみるわ」


私達は物陰からこっそり見守る。

「姉チャマ!ウチ、思ったんだけどぉ…シツトさんはマウリさんを好きなのだし?」

ユユシィは尋ねる。

「両想いにならないとまた消えてしまうのら」

ハンゾーが言った。

「分かんない。でもここまでやってもダメだったら、もう私達の出る幕じゃないと思う…」

それで消滅してしまったら本当の最後。
これ以上時間の流れに逆らってはいけない。
手のひらにある半分の卵を見ながら私は思った。

…卵はさっきからぷるぷる震えていた。

「{普通はいくら願っても過去に行くことすら出来んからね。その考えは恋化妖精として正しいばい。鈍いようで物事を深く考えることも出来るんか…}」





初めは41話と繋がっていたのですが、あまりに長いので切り離す羽目に(-_-;)


■ りょく (160回/2011/01/16(Sun) 13:38:55/No3130)

41恋が叶う妖精、恋を願う妖精。

そうこうしているとシツトが現れた。

「シツトあなた!?」

マウリも私達も驚いた。
なんとシツトの姿が元に、男の子に戻っていたからだ。

「よぉマウリ!今日も髪の毛気合い入ってんな。可愛いぜー。触っていい?」
「あの…色々と驚きました。どうやって戻れたの?」
「もちろんこうやってマウリを口説く為のラブパワーだぜ!」
「愛の言葉は軽々しく口にしないようにと以前も言いませんでしたか。それでどうやって戻れたの?」
「はいはいスンマセン。いや〜、なんか弟子の、あ、女の子の方にな、いきなり戻すって言われてよー。んで戻ったみたいな。しかし戻ったら戻ったで案外寂しいぜ」

そう言ってシツトは冗談混じりにため息を吐く。
なんか…キャラが著しく変わっている。

「(てか別人ばい…)」

オーカさんは言った。
ハンゾーとユユシィも唖然としていた。

「一生女の子でいる気でしたか?!そ、それは困ります!」
「何ちって冗談よ〜」
「ふぅ、私をからかったのですか。ともかく良かったわ。本当に…。うふふ、お祝いしなくちゃ」
「ナニナニ?二人っきり?浮気じゃーん。別に嬉しいけど〜」
「他の異性との事であなたに励まされると悲しいです」

マウリは急に真面目な顔をした。
ついに告白する気なんだ…。
私達は息を呑んだ。

「あぁ?どうしてさ〜」

シツトはそう尋ねたけど空気が一変したことには気付いている様子。表情がカタい。
マウリは胸に手を当てた。

「…シツトは私が地位の高い方と婚約しようが変わらない態度で接してくれる。…周りの友達はみんなよそよそしくなってしまったのに。寂しさを感じ取ってくれたのが嬉しかった。あなたのそういった優しい部分が好き」
「………」
「そして、強くなる為ならどんな努力も惜しまないあなたの姿は輝いている。私は寂しがり屋で泣き虫で嫉妬深くて努力家なシツトの事が好きです。誰よりも一番大好きよ」

言った。
マウリは告白した。

紅潮していた…二人とも。
目を見開いて高鳴る鼓動を必死に静めながら。

これは…、

「絵描き忍者一族のお荷物である僕を好きになってくれるなんて…。でも僕を選んだら周りからなんて言われるか理解してるのか?」

シツトは確認を取るように言った。

「あなたと共に歩めるのならばそれくらい問題ありません。どんなに辛くても構わない。むしろ皆さんにあなたの素晴らしさを自慢したいくらいです」

マウリははっきりと答えた。

「!!…こんな僕でよければ不束者ですが…」
「こ、こちらこそ…」

二人は顔を見合わせて吹き出した。
告白成功!両想い!
うまくいったみたい。

これでマウリは消滅せずに済んだんだ。よかった…。

ほっとしていると後ろから肩を叩かれた。

「サキラお姉ちゃん…」

そこにいたのは二手に別れて行動した"るー"だった。
シュイカはいない。

「あ、こっちは成功だよ!両想い!」
「ほわぁ…」

るーは気分でも悪いのか顔色が思わしくない。

「シュイカは?」
「あ、あの…お腹が痛くなって先に帰ったれすぅ…」
「そ…なんだ…」

きっと、シュイカもシツトが好きだから、本当は悲しくて見ることが出来ないから、先に帰ったんだ…。

「恋って悲しいんだね…」

私は呟いた。

「(それは違う。嬉しさ、悲しさ、楽しさ、辛さ…恋には色んな感情があるばい。あたしは恋化の力として恋化妖精に宿って幾度となく見てきたったい。サキラちゃんもいつか分かるばい)」

オーカさんは言った。

「(そっかぁ…。オーカさんも恋をしたことあるの?)」
「(まさか。恋化の力が恋をすると逆に消えてしまうんたい)」



「{今まで何人も恋に破れて消えた恋化妖精を見てきたけど、恋をして散った恋化の力も見てきた。
だからあたしは恋なんてせん。
絶対に!やつらのように愚かな結末は辿らない}」




と言うわけでマウリ復活しました。
この場面を書き終えるまで、絶対40話に満たないと思ってたのに過ぎちゃいました〜。
少々切りが悪いですが進んだのでいっか。


■ りょく (161回/2011/01/16(Sun) 14:23:04/No3133)

おまけ

ハンゾー{男シツトさんって結構フランクなのら

サキラ{そう言えばこんな子だったな…

ユユシィ{(そりゃシュイカが女の子にしたくもなるわな…)


シツト{もう告白済んだから恋人だな。手ぇ繋いでいい?

マウリ{だ、だめです!!

シツト{うはー、マウリが照れた顔を見る為に僕生きてる〜!

マウリ{(*//_//*)


小ネタ3、シツト♂

ネズミとシツト。

「ネズミネズミ!今日もカッコいいなvv修行の相手してくれっvv(*> U <*)」
「ふん…相手にならん事くらい熟知しておろうが…(;-_-+
(シツトの方がずっと強いから)」
「じゃあデートしようぜvv」
「構わんが新しく出来た甘味処な。して貴様のおごりな(-人-)」
「やったvv超大好き!!ヾ(=^▽^=)ノ」
「(便利な奴だ…)」

良いように利用されてる(笑
忠実な下僕。


ネズミとヤシチの様子を陰から伺うシツト。

「フフフのフ〜♪だからヤシチは間抜けなのでござるよ」
「な、何だとーっっ!(`д´メ)」
「じーっ…(・_・| (覗き…」
「Ψ(`∀´#)ヤシチのバカタレメ」
「ヽ(`ヘ´メ)/ネズミのアホンダラ」
「(許さない……いとこの特権をフル活用してネズミと絡むなんて絶対に許さない…)」

男だから嫉妬の対象は男です。


シツトと恋化前のサキラ

「サキラ〜!」
「な、何…(@_@;)))」
「今、何してるの〜(m'□'m)」
「えーっと…い、椅子に座ってる…」
「チューってしたことある?」
「は…(O◆O;)」
「してもい?」
「………(どん引き)」

シツトはノリで適当に発言してるだけ。



シツトはイラストに【なんとなく】睫毛を描いたからなのと、サキラに嫉妬した理由がマウリにけしかけられた(だとしても男が女にそこまで嫉妬しない)からとで、途中から性別が変わったことになりました。

初めから女の子だったことにしないのは、私の中で男の子に決まっていたので覆すのは無理だからでした。


■ りょく (165回/2011/01/19(Wed) 17:38:19/No3161)


42【あなたを好きになれたら良かったのに…】

マウリ消滅を阻止するため、時を超え、シュイカはホタルと過去にやってきた。

「(本当に考えを変える気は無いのですね?)」
「(平気よ…どうせ消えてしまうのなら…。それより巻き込んでしまって申し訳ないわ…ごめんなさい…)」
「(いえ、私はアルジが仰るのならどんな時でも逆らう意志はありません。どうぞ仰せのままに)」

ホタルは声を出さずに誰かと話すシュイカをじっと見つめていた。

「るーにはシュイカちゃんを止められる力がないれすぅ…」

ホタルは分かっていた。
マウリを救ってシツトに会わせるため、シュイカが自分の身を犠牲にすること。
救う方法はそれ以外ないこと。

「あたし、あなたを好きになれたら良かったのに…。最後になって身に染みるわ。ホタルの優しさ…ウ・レ・シ・イ…」

シュイカは微笑む。
いつものような怪しさは無かった。

「シュイカちゃん!!」

ホタルは堪らなくなってシュイカを抱き締めたが手は空をかく。
声を失っていたシュイカは「あ・り・が・と・う…」と、口を動かして消えていった。

「!!…あっ…くっ…」

辺りにはホタルの嗚咽だけが響いていた。








ことの始まりはシュイカが家の手伝いで常連客の元へ薬を届けに行ったからだった。

「いらっしゃいシュイカちゃん。待ってたよ」

本物と見紛うような妖精を模したぬいぐるみがたくさん飾ってある玄関で彼女を出迎えたのは、半眼が特徴的な髪を短く切り揃えた若い女妖精だ。
この客にシュイカはたわいもない話をメールしたり遊びに連れていってもらったりして、普段から大変可愛がってもらっていた。

「今週の分です」

持ってきた薬(粉薬、錠剤、塗り薬等…)を床に置く。
部屋にはさらにぬいぐるみと人形がわんさか飾ってあり、地震が起これば確実に埋まってしまうだろう。
しかもたくさんの目に監視されているようで非常に不気味である。
よくこんなところに住めるな…とシュイカは訪ねる度に思っていた。

「いつもありがと。今日もお茶していくよね?さ、どーぞ」
「ありがとうございます」

シュイカは頭を下げた。
身内には決して愛想が良いとは言えない彼女だが、得意先の相手に対しては極めて礼儀正しく振る舞っている。

女妖精に招かれ席に着く。

テーブルにはいかにも高そうなケーキ、そしてティーポットの注ぎ口から薄紫の湯気が怪しげに揺らいでいた。

ここで止められたら良かったのに。

「このロールケーキはあの有名店で買ったんだ。予約してやっとよ〜。甘くて美味しいって評判だからお茶はちょっと苦めのを選んでおいたわ」

ティーカップに紅茶を注ぎながら女妖精は満面の笑みを浮かべる。

ケーキを口に運ぶ。確かに美味しかった。人気にも頷ける。
そして勧められるまま紅茶に口をつけた。

「う゛っ…」

シュイカは驚きのあまりカップを落としそうになった。
紅茶は心臓に響くほど苦かった。

「(か、香り的には異常はないからここまでエキセントリックな味だなんて気付かなかった…。このひとがブレンドしたのかしら…)」
「どう?」
「(いや、聞くのは余計なことだわ。そしてあまり誉めすぎてさらに勧められる事態は避けねば…)美味しいです。と、とても…」

しかし飲まねば機嫌を損ねてしまう。
シュイカはケーキと交互に、やっと三分の一を減らした。

「と・こ・ろ・で…、最近どうなの?オヤビンさんとは?」
「ぜ、全然ですっ!あいつは誰にでも同じ態度だから…」
「そっか…。じゃあ性別を変えてみるっていうのはどうかね?」

お茶には催眠効果があったのかもしれない。
幼いシュイカは女妖精の話を鵜呑みにしてしまった。



次の日、シツトを女の子にしたシュイカは上機嫌だった。
同級生のネズミに執着するのは変わらなかったが、女の子に対してナンパのような態度で接することは無くなっていた。

シツトは最初の頃こそ元に戻ろうと必死になっていたが、周囲の気にしない(実は面白がっている)様子もあり、次第に本人も気にならなくなっていた。


そして恋化妖精のマウリを言葉通り消して邪魔者はいなくなったはずだったが、サキラが昏睡状態に陥ってる時に、なんとシュイカが恋化妖精として覚醒してしまったのだ。
マウリを失って深い悲しみの底にいるシツトを救い上げる役目は自分に相応しくないと自覚してしまった。

マウリでなくてはダメなのだ。

シツトの好きな相手でなくては。


「お願いします…!どうか力を貸してください…」

シュイカは必死に頭を下げた。

「ナ、ナニゴト!?」

昼前までベッドでゴロゴロしていた女妖精は必死に懇願する大声を聞き、世間体を気にしてすっ飛んできた。

「消えてしまった恋化妖精を復活させたいの…」
「げっ!そんなこと出来るわけ…」
「出来るわ!あなたになら!!あなたしか頼れないの…!」
「わ、分かったよ…。(奴に頼むの億劫なのに…)ただし条件があるんだけど」
「何でもします!!」


それで女妖精が友達から仕入れたという卵(タイムエッグ)を使ってサキラ達を連れ過去にとんだシュイカは、シツトに次元睡眠薬を飲ませる前の自分をホタルと共に倒した。

シュイカは消滅してしまったけれど後悔していない。
生まれ変わったら今度こそシツトの隣にいるんだと決めていた。





女妖精が出した条件はシュイカが消滅する直前に恋化の力を取り出すというものだった。

そのため女妖精は友人と共にシュイカを付けていた。
友人の高度な魔法でホタルに二人の存在はバレていない。

「か、回収したけど…どうかねコレ?」
「ワタシの求める尊く純粋な魂には程遠い。
悪逆非道な魂にも、ね。もっと…もっと…魂を…」







サキラ視点とその他で『ホタル・るー』の表示名が違うのは、サキラと従姉弟で親しいと言うのを印象付けたいからです。
でも平仮名は見にくかった!
でもでもまた出しますので
一応キャラの作り損じゃないはず…(^ー^;)

ノドカや統領息子もまた出しますよ!


■ こやまる (1017回/2011/01/20(Thu) 08:32:45/No3167)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、おはようございます☆

感想のレス、ちょっと間が空いてしまいごめんなさい。
だんだんと人物関係と伏線が複雑になってきたので、この後もう一度じっくり読み直したいと思いますが、今回も衝撃な展開続きで目が回りました(^^;。

とにかくシュイカの消滅にはびっくりです。
マウリに嫉妬心丸出しだったわがままなシュイカがすごくかわいいなぁと眺めていたのですが、そんな彼女が自ら死を選ぶとは…。
彼女自身が恋化に目覚めたというわけで、黒幕的存在によるものではなく、彼女の本心から出た行動なのでしょうね。
残された妖精たちの記憶はどうなるのでしょう?
過去の自分を消したことで、彼女が存在していたという記憶は…。
シツトからも記憶が消え、シツトの弟子はホタルただ一人だったという事実にすり替わると本当に悲しいです。
マウリ同様に彼女にも救いが訪れるといいのですが、どうかなぁ。

そしてこの黒幕的存在。
シュイカに絡んだ女の子と、サキラの見た金髪とおでこ(略すな)は同一人物!?
絵柄的にどう見てもいただきもの小説の1番目と3番目のオリフェなんですが、特に1番目が何やら問題ありそうですね。
彼女の背中の羽根もそういうことだったのか!?
彼女はイオの方にも登場しているしで、小説を今後読む際、彼女に対して疑惑の視線を送りまくりですよ。。

最後に男シツトさんですが…。
本当のシツトはこんなにもフランクだったとは衝撃的です。
女シツトのサキラに対する嫉妬心的ないつも機嫌悪そうな感情が好きだったのですが…(^◇^;)。
マウリはいったいシツトのどこに惚れたんだ?
(シツトに対してめちゃくちゃ失礼なことを言っていますね、私)

お絵描きもありがとうございます!
やっぱりこの二人は…。
金髪がかぶっているへんてこな帽子が妙に気になります。
後ろで白目を剥いているサキラがやたらとかわいい・・・りょくさんの小さく描く妖精が最近好きだったりします。

それでは続きを楽しみにしていますね。
では!


■ りょく (167回/2011/01/20(Thu) 19:25:03/No3171)


こやまるさん、こんばんは〜(・∀・)ノ

シュイカは31話にタイムワープし、そこで過去の自分がシツトに細工したりマウリに危害を加えたりしないようにしました。
それによって過去のシュイカの方が早く恋化に目覚めて、でも恋を諦めたので結局消滅してしまいます。
シュイカは自分がシツト以外を好きになれないこと、シツトがマウリを好きになること、自分とマウリのどちらかしか存在できないことが分かっていたので、過去をやり直して未来を譲りました。

なのでシュイカが消えたのは31話辺りになり、その後のサキラとマウリの対決もすべて無かったことになります。
(シツトとマウリが結ばれたことによって頭領息子との婚約は二人で断りにいったようです)

あ、消滅って言っても本体が消えてなくなるわけで記憶とかは影響なしです!

そしてシュイカが消えた事実を知るのはホタルと例の二人だけです。

説明していて自分でも分かりにくいな〜…。


黒幕的存在(?)例の二人。
おでこの方は他人を引っ掻き回しても、自分一人では何も出来ない奴です。
何をしても結局は金髪に頼ることになる悪循環から抜け出せないようです。
金髪はそんなおでこが気に入らなければ消すことも出来るのですがしてないので、もしかしたら頼られて嬉しく思っているのかもしれません。

変に期待させたら申し訳ない言いますが…背中の羽根はそういう事じゃないです。
とりあえず、おでこは金髪をどうにかしたいと思っています。


♂シツトは、私がこのタイプがダメなのであえてやってみました。
モテるし女の子にちょっかいばっかり掛けるからマウリは惚れたんだと思います。
♂だともう出番ないかも。他の小説でしたら♀で出してもいい。


金髪がかぶってるへんてこな帽子は線が綺麗に描けないのを誤魔化す為だったのですが、よけいおかしなことになりました(笑
目や手がきちんと描かれていないのは手抜きです(-∀-)

今のところ、シュイカ、シツト、マウリの話は片付いたのでメインキャラが入れ替わります。
メインのオリフェは今のところ新しく作る予定はないです。

長々と失礼しましたm(_ _)m


■ りょく (173回/2011/01/25(Tue) 17:51:57/No3219)

43トリプルデート☆


『妖精界にあるさくら遊園地入り口に九時五十分に集合するように』


という文面の名無しの怪文書が届き、呼び出された
サキラ、ハンゾー
ネズミ、アクミ
ヤシチ、ヤマネ
の六人。

ヤマネ}本日はお誘い下さってありがとうございます!(≧▽≦)♪
(ヤシチ兄様とご一緒出来るなんて感激…vv)

サキラ}(*//v//*) (みんなで遊園地…誘われるなんて…嬉しい…)

ハンゾー}楽しみなのら〜!!

アクミ}誘ったのがお前なのがなんか引っ掛かるけどな

アクミの言葉に名無しの怪文書を送り付けた人物は、ケータイをいじくる手を止め顔を上げた。

オリョン}でもペアになるように呼んだんですけどー(つーかそんなこと思うくせによく全員揃ったよな〜。やっぱ"好きな相手"の存在はデカイわ)


ヤシチ}遊園地か。…それは良いが何故ネズミとサキラが来ておるのだ!気分悪いわ!!(`へ´)

ネズミ}それはこっちのセリフだ!お主が来ると知っていたら出向かなかったござる!!(`∀´#)

顔を会わせる度に始まるふたりの喧嘩。
まさに犬猿の仲というのが相応しい。

ヤマネ}お二人とも落ち着いて下さい(>_<;)

サキラ}け、ケンカは良くないよ〜…(/_@;)

ヤシチ}黙れ〜!サキラ等に宥められる筋合いないのだっ!
サスケ・ハンゾー・ヤマネは拙者の子分だ!渡さんぞ!


アクミ}朝っぱらからうるせーなー

ヤシチ}ふん!…しかし、フリーパスなんてよく七枚もあったな

オリョン}新聞屋さんに貰ったのよん(-∀-)

ネズミ}はっ、どうせ自腹でござろう

アクミ}そこまでするなんてくだらないね

オリョンのついた薄っぺらい嘘は警戒心の高い二人にすぐ見破られた。


サキラ}で、でもオリョンさんの文を引いたって、六人分フリーパスは高かったんじゃないのかな…?

オリョン}それくらい出来るんですけど。それに…

アクミ}あぁ?何だよ!

サキラ・ハンゾー}(もう否定しないんだ…)


オリョン}ん〜とね、観覧車のてっぺんでキスしたカップルは永遠に結ばれるんだってよん(ベタなんですけど♪)

ネズミ}(*OдO*)!?

アクミ}う…ぉ…(・д・´;)!?

『キス』という単語に恋人まであと一歩の二人は特に敏感だったようだ。

ヤマネ}ええっっ!!(ヤ、ヤシチ兄様と接吻…)

ヤマネもまた関心が高いようである。
ヤシチと自分とのことを想像して顔を赤らめている。

サキラ}(…まずはカップルにならなくっちゃ…相手は…)

サキラはまだ考えてもないようだ。意識すらしていない。


ヤシチ}ベタだなー

ハンゾー}ベタベタなのら〜

ネズミ・アクミ}ベタの何が悪いっ!!

ヤシチ}な、何を怒っているのだ?

鈍いヤシチは一人きょとんとした。

ハンゾー}いちいち声を揃えて言うことでもないのら (・д・)

ハンゾーは二人の仲について知ってはいるものの、遊園地を目の前に他人の恋路に興味はないらしい。

サキラ}わ〜、ラブラブだ〜…(・o・*)

オリョン}メモメモ…φ(.. )

ヤマネ}(・_・| (サキラ姉様はヤシチ兄様のことをどう思ってらっしゃるのでしょう…)


ネズミ}(キス…キス…アクミとキス…)

アクミ}(≧ー≦;)
(な、何だか照れるじゃん…。ネズミは何を思っているのかな…)


オリョン}(・∀・) いひひっ♪
さ、開園時間ですよん!思い思いに楽しみたまえ


ヤマネ}うふふっ(*^ ∨ ^*)
兄様、参りましょう♪

ヤマネはサキラに先を越されまいとヤシチの腕にしがみつく。
いつもならネズミがすぐさま咎めるのだが、今はそれどころではない。

ヤシチ}お、オイ…そんなに引っ張るな〜 (`-▽-*)ノ♪

なんだかんだ言いながらヤシチも遊園地を楽しみにしていた。


ネズミ}……

アクミ}……(´・_・*)

ネズミ}……い、行くぞ!

アクミ}……ああ ヽ(*> U <*)/

二人}((*O_O)ノ(°°*))…vv


ハンゾー}ボクらも早く行くのら〜!

ハンゾーはサキラの手を握った。


サキラ}う、うん…!(何か忘れてる気がする…いっかvv)
た、楽しもうね…(//-//)

ハンゾー}なのら〜 (*^▽^*)






前から書きたかったトリプルデートネタ…やっと始動♪

これを書きたくて書きたくてオリョンを出したも同然なのですが、まずは周りから固めようとハンゾーとサキラのラブを控えめにしていた結果、先延ばしになってしまいました。
それにしても始まり方が唐突すぎ…(^-^;)

トリプルデートが終わるまでこの書き方でいきます。
うーん…なかなか難しい。皆さんスゴい…。


■ りょく (178回/2011/01/28(Fri) 10:06:19/No3245)


44ヤシヤマ+α。

ヤマネ}まず、どれから行かれるのでございますか?

ヤシチ}そうだな〜。おお、あれにするのだ♪

ヤシチが選んだのはメリーゴーランド。
馬の乗り物が上下しながら台がゆったりした速度で回転している。

ヤシチ}いい乗り心地だな〜

ヤマネ}でございます!(*^v^*)うふふっvv(ヤシチ兄様と二人っきり…とても幸せでございます♪ オリョン殿に感謝しなくては!)



サスケ}ヤマネ…

片想いの相手が意中の人物とデートすることをラブパワーで聞き付けたサスケはこっそり後を付けていた。

???}……あの…何やってんの?

サスケ}おおおお、お前こそ何やってるんだぜ!?(@□@;)

驚いたサスケが振り向くと双眼鏡を構えたオリョンがヤシチとヤマネを観察しながら立っていた。

オリョン}…慌てすぎ。すると思ってたけどね。でも知ってたとはいえストーカーみたいなんですけど…(∂∀∂;)

オリョンは好きな子が別のひととデートするのをこっそり尾行していたサスケに若干引いている。
二人の間に微妙な空気が流れた。

サスケ}…えっと、それはお前が一番言ってはいけない言葉なんだぜ (?v?)

オリョン}妖精一人どれだけ誤魔化せるか自分の実力を試すために、あんたにバレないように本気で対策してたのに…。お子様に見付かるなんて…orz

サスケ}オ、オイラがここに来たのはお前がまた変なことをしないか見張るためでもあるんだぜ!!

オリョン}8:2、と見た。(ヤシヤマの監視:あたしの見張り)
でも虚しくない?二人の邪魔するわけでもなく、仲良くなっていくのをただ見てるだけなんてさ

サスケ}それは辛いけど…でもヤマネが幸せだったらオイラは嬉しいんだぜ (o^∪^o)♪

サスケは我慢して笑顔を浮かべる。
失恋した切なさがひしひしと伝わってきて、さすがのオリョンも言葉を無くした。

オリョン}そう…(・_・`)

サスケの純粋な気持ちに触れオリョンの穢れた心に少しだけ同情心が生まれた。

サスケ}それよりオリョンがまともなことを喋ってるのが気持ち悪いぜ

オリョン}φ(.. )メモメモ…



ヤシチ}楽しかったのだ♪

ヤマネ}兄様、お次はあれをやってみたいでございます!

ヤマネが指差したのは穴にボールを入れて遊ぶゲームだった。
得点に応じて商品が貰える。


ヤシチ}あれぐらい楽勝なのだ!(`・д・)ノ

ヤマネ}頑張って下さいませ!!(*>∪<*)

ヤシチ}えいやっ、はあっ!!

ヤシチは頑張ったのだが一つも入らず、残念賞に鉛筆を一本貰った。

ヤマネ}兄様の分まで頑張ります!

ヤマネはボールを構える。

ヤマネ}てーーいっ!!

ヤシチ}おぉ〜〜!!

ヤマネは見事パーフェクト、ぬいぐるみを貰った。

ヤシチ}や、やるな…

ヤマネ}ありがとうございます♪


ヤシチ}む…そういえば他の奴らはどうしてるのだ?
まさかサキラの奴、ハンゾーを弟子に勧誘してないだろうな。
もしそうだとしたらタダじゃおかないのだ(`へ´#)
こうしちゃおれん!二人を捜すぞ!!

ヤマネ}兄様…(・_・`)
(口ではああ言っていますが、やっぱりサキラ姉様のことを…)






ヤマネの勘違いは続きます。


■ りょく (185回/2011/01/31(Mon) 11:20:09/No3273)

45ネズアクに、微妙な秘密。

ネズミ}…で、どこから行くか?

アクミ}そりゃ〜、あれに決まってんじゃん!(*`・v・*)ノ

アクミが指差したのは遊園地の目玉ともいえる絶叫マシーン、通称ジェットコースターだ。

ネズミ}身長制限クリア、心臓も平気…

根は真面目なネズミは看板の注意事項を読み込んでいた。

アクミ}そんな真面目な顔で必死に読むことか?…ん、もしかしてビビってんのかよ!だっせーな〜

ネズミ}戯言を…そっちこそ怖さのあまり泣き出して迷惑かけるなよ

アクミ}言ったな!じゃあどっちがヘタレか勝負しようじゃん!

ネズミ}望むところだ!(`∀´#)

二人はジェットコースターに乗り込む。
発進。
ジェットコースターはゆるゆると昇っていく。


アクミ}おっせぇな

ネズミ}ま、焦るな

落下!

アクミ}(ちょっ!ま、待て…!)

ネズミ}(既に浮遊感を楽しむという域を越えている…)


二人}ぎゃああああああ!!ヽ(;@д@)人(・□・;)ノ

思わず手摺りではなく手を握り合う二人。


アクミ}ハァァ…ほんの少し驚いたけど、でも怖くはなかったな

ネズミ}ゼイゼイ…忍者にとっては修行にもならないでござる

恥ずかしいので怖かった事を隠すために強がる二人。
ここでは落下直後の表情を写真を取られている。
当然二人は見に行った。

アクミ}なんだこれ〜(≧∀≦)

ネズミ}おかしすぎて腹痛い(`∀´*)

写真には明らかに怯えた変な表情でくっついている二人がはっきりと写っていた。



オリョン}φ(.. )メモメモ ……あいつら、いかに仲が良いのか気付いてんのかね?

???}それより私をサキラちゃんの中に戻せーっ!!

一人騒いでいるのはオリョンが連れている人形。
なんとサキラの恋化の力であるオーカだった。

オーカ}ガキのくせに!!心配したサキラちゃんに返り討ちにあっても知らんけんね!!

オリョン}そこは心配なく。サキラは舞い上がってて、まだ気付いてないのよん。それよりあんた、うるさ過ぎ。こっちは人形を燃やすことも出来るんですけど(^-^)♪

オーカ}くっ…せめて動けたら貴様など瞬殺ったい!!一体何が目的ね?

オリョン}ひ、秘密…(~-~;)





いつも決まったものしか使わなかった顔文字をたくさん使っているのですが、徐々に慣れてきました。
ほっ(-~v~-)


■ いっちゃん (20回/2011/01/31(Mon) 12:44:26/No3277)

こんにちは!りょくさん。

シュイカ、シツト、マウリ騒動があったと思ったらいつのまにかトリプルデートネタに・・・(笑)
ネズミとヤシチは相変わらずのことで・・・(笑)
ヤシチはいまだにサキラのことを受け付けていないのですね。
弟子を取られたくない気持ちはわかるけどかっこ悪いぞ・・・ヤシチ。
そして、遊園地にはつき物のベタな設定がきましたね!
ネズアクペアの反応がまた・・・(笑)
想像して顔を赤めるヤマネに対して、ヤシチは「ベタだなぁ」ぐらいしか思ってないんでしょうね。

ヤマネちゃん、ヤシチ君確保に成功しましたね!!
一人意識しまくっているヤマネが可愛くて・・・。
でも、ヤシチは単純にデートではなく遊園地を楽しんでいますね。
そこで、サスケ君登場!!
サスケにとっては見たくない場面を見ていますね・・・。
そしてヤシチとヤマネの勘違いがでてきてヤシヤマのデートは終わり!?になってしまいました・・・(笑)

次はネズアクのデート。
いやいや、もうこの二人はカップルでしょう(笑)
あんなジェットコースターの場面なんてはたから見たら恋人同士にしか見えないじゃないかっ!
しかし・・・注意事項をあんなに真面目に読むネズミが可愛いな。
今どき小学生でもあんなに真面目に読まないぞ(笑)
そして、オーカさん。オリョンに振り回されて可哀想に・・・。

りょくさんの小説は顔文字がよく入っているのでその時の顔がわかっておもしろいです!!
私は顔文字が作れないから練習しないといけませんね・・・。

それではっ!


■ こやまる (1031回/2011/02/02(Wed) 11:31:01/No3293)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、いっちゃんさん、こんにちは☆

>金髪はそんなおでこが気に入らなければ消すことも出来るのですがしてないので、もしかしたら頼られて嬉しく思っているのかもしれません。
金髪妖精の存在がマジで恐ろしいです(^^;。
今後の妖精界の運命すら握っていそうなほどの実力を持っているんじゃ…。
(ちょっとオーバー?)
とにかく彼女の機嫌が悪くならないよう、今後もドキドキしながら見守っていきます。

さて今回はトリプルデート!
自腹で全員分のフリーパス代を持つまでしての、オリョンさんの目的が気になりますね。
小説のネタのためだけではないような気もしますが・・・。
オリョンさんの目から見ても、やっぱりサキラ&ハンゾーなんですね。

オリョンさんに招待されなかったサスケがかわいそう…。
サスケのことだから、一人だけ招待状が来なくて仲間外れにされたとも思っていそうです。
でもサスケはやってきた・・・。
サスケのラブパワー恐るべし。。。
(ヤシチから情報がだだ漏れなのかもしれませんが)
好きな子を見守るためだけに、自腹となる入園料を親にせがむ姿を想像すると本当に切なくなってきます。
そんな幸薄い彼にもぜひ幸せを分けてあげてください! >りょくさん

>ヤマネの勘違いは続きます。
ヤマネの勘違い、これは何か起こる伏線ですね!
小さな体で意外と独占欲の強いヤマネちゃんが本当にかわいい(^^)。

ネズアクもとってもいい雰囲気だなぁ。
告白も時間の問題か!?
でもその前に何か別の事件が起きそうな悪い予感もします。

さて、少し前にりょくさんの記事をいただきもの小説に掲載させていただきました。
何か気になる部分がありましたら遠慮無く言ってくださいね。
後書き的な記述を載せたり載せてなかったりと、不統一な更新となってしまいごめんなさいです。

では!


■ りょく (189回/2011/02/02(Wed) 20:59:39/No3304)

こんばんは〜*

*いっちゃんさん*

ケンカの始まりはネズミの嫌味だと思うのですが、今回はサキラもいたのでヤシチから仕掛けてみました。
ヤシチがサキラを認めるのは一生無理かも…。

ネズミとアクミは二人になりたいと思っていても口には出さないだろうし、サキラはみんなで楽しめればいいと思っているので、ヤマネの行動力のおかげで何とか二組に割り振ることが出来たのです。
(一気に六人も集めてしまったのでこれに結構悩みました)
ヤシヤマを見守るサスケはもうストーカーですねこりゃ…。
サキラ誰が好きか隠すタイプなのでヤマネの勘違いは当分続きます。

ネズアクはラブまでの過程と言いますか、カップルになるかならないかの瀬戸際が好きなんです(*> U <*)
ラット時代、アクミがバレーをバスケと言い間違えたのをバカにするわけでもなく冷静に正すように、ネズミは変なところで真面目なんだと思います。
お菓子食べながら袋の裏を読み込んだりもするかと(笑)

顔文字はケータイに入ってるのを適当にアレンジして使っています。
練習しなくても顔文字はネット世界の至る所に場所に溢れているのでパクれば大丈夫です!



*こやまるさん*

金髪は滅多な事じゃないと自分で行動しません。
大抵のことは「おでこ」を動かします。

オリョンの目的はオーカを人形にしてみることです。
実験したかっただけなのでその日の晩にでも返しに行きます。
フリーパス代を持ったのは一応サキラ達よりも年上だと印象付けたかったのでした。
(でも分かりづらいですね^^;)
幸薄い彼に幸せ??…ああ、Kさんですね!
あの喋り方が苦手なんですが今度出してみます。

ネズアクは私の脳内では夫婦です。嫁は旦那の実家に住んでいて和服着てます☆

いただきもの掲載ありがとうございます。
全然問題なしです(^-^)
小ネタとおまけまで入れてくださるとは思ってなかったです!


では!



46サキラとハンゾーと…。

サキラ}ど、どこも並んでるね…(//_//)

ハンゾー}並ぶのは面倒なのら〜o( ̄ ^  ̄ o)

サキラ}うーん…、あ、あっちは空いてるみたい。いこ

サキラが見つけたのはゴーストハウス。
日本語に直すとお化け屋敷。
外観はお化けをモチーフにした可愛らしいキャラクターで飾られている。


ハンゾー}あんまり怖そうじゃないのら〜。きっと子供騙しに違いないのら。だから空いてるのら!

サキラ}ここは従業員さんがお化けに変装して脅かしに来るんだって。手が込んでるなぁ。どうする?入ってみる?

ハンゾー}とりあえず入るのらー

二人は恐怖の館に軽々と足を踏み入れた。



ハンゾー}きゃあああ!!

先程までの威勢はどこに行ったのか、仕掛けのお化けに驚いたハンゾーは悲鳴を上げサキラにしがみ付く。

サキラ}だ、大丈夫だよ(^-^;)
本物じゃないから

ハンゾー}怖いものは怖いのら!それに本物かどうか見分けが付かないのら!!

サキラ}あのね、幽霊とかお化けは負の存在だから生ける者には決して叶わないんだよ…ってオーカさんが言ってた(・u・*)

ハンゾー}でも…怖いから手を繋ぐのら!!(>_<。)゜。

指と指がしっかり絡まる。
サキラはよりハンゾーの温もりを感じてさらに鼓動に加速がかかった。
顔が赤になる。


サキラ}うん…(こ、怖くはないけど…ドキドキする。これが好きって感情かな…。良かった。暗いから顔見られなくて…)

ハンゾー}(O u O;) どきどき…

サキラ}(忘れてたこと思い出した…!朝からオーカさんがいない。…オーカさん、オーカさん!!返事がないや。…寝てるのかな?)あ…

ハンゾー}(@д@;)!!

サキラ}出口…

ハンゾー}も〜!絶対わざとなのら!!驚かさないでほしいのら〜!!

サキラ}そんなことないよ〜(・v・`*)

ハンゾー}( ┓_┓)…じ〜

サキラは否定するがハンゾーは疑ったまま。
だが真相は無事脱出できた安心感に溶けて消えた。


ハンゾー}世の中にこんな絶叫させられる場所があるなんて思わなかったのら…

サキラ}た、楽しかったね♪

ハンゾー}…それ本気で言ってるのら?

サキラ}(;^^)?

サキラにはハンゾーの言葉の意味が理解できなかった。


???}やっと見付けたぞ!!

息を切らして突然、現われたのは赤い忍者衣装に身を包んだ男の子妖精。

ヤシチ}よくも今まで拙者の子分を連れ回してくれたな!今までは辛うじて未遂だから特に咎めなかったものの、今度という今度は許さんぞ!!

ヤシチはサキラを思い切り敵視する。どうやらサキラがハンゾーを弟子にすると勘違いしているようだ。

ヤマネ}あ、兄様…

ハンゾー}兄貴とヤマネなのら〜

サキラ}二人もゴーストハウスに行くの?

ヤマネ}ゴーストハウス…!!

お化けが苦手のヤマネは怯えた。


ヤシチ}しらばっくれるな!

ハンゾー}サキラさんがしらばっくれたのはさっきでぇ、今は違うのら〜(・Δ・)

サキラ}あ…ネズミとアクミ


サキラの視線の先にはネズミとアクミが仲良く観覧車に乗り込んでいた。


その時、四人の頭に浮かんだのは…


ヤマネ}(ネズミ兄様は私などとは違って積極的でございますね。わ、わたしもヤシチ兄様と接吻を…!!)

ヤシチ}(あのネズミがアクミと…。ほ〜、面白いものが見れそうだ♪)

サキラ}(恋人の二人を見てたら好きの感情が分かるかもしれない…)

ハンゾー}(次は観覧車に乗りたいのら〜!)


理由は違うものの考えが一致した四人はすぐさま二組に別れて観覧車に飛び乗った。





サキラのハンゾーに対する空気の読めないセリフは無自覚です。
ついにハンゾーにまで被害が(笑

サキラは恋しかけていますが、誰にでもよく緊張してしまうし初恋なもんでよく分かっていません。
でも一度マウリが消滅してからその恐ろしさを知ったので、恋愛についての情報収集は積極的。
しかし『確実に女子を落とす方法の書』とか、参考にするものを微妙に間違っている。

観覧車…王道ネタだから入れましたが遊園地自体、夏しか行かないからか蒸してるイメージしかないです。


■ りょく (190回/2011/02/02(Wed) 21:35:08/No3305)

47そして観覧車へ。

誰かさんの思惑通り、それぞれ観覧車に乗り込んだ六人。


ネズミ}緩やかに進むのでござるな…

アクミ}うん…

向かい合わせで二人っきり。
狭い空間は緊張で張り詰めていた。

ネズミ}(さすがにキスは無いにしても緊張して何を喋っていいのやら…)

アクミ}(キス…ネズミがしたいって言うのならアタイは別に…。でも勘違いだったら赤っ恥だよな…。だいたいネズミがアタイの事をどう思ってるかなんて分かんねぇし。はぁ…ダアク様の時は恥ずかしいとかそんな感情あっても、全然邪魔にならなかったのに今はどうしてはっきり出来ないんだろ…(・_・`)
そういや30話でオリョンが、『世間じゃ最近、女の子は普段はか弱く戦闘時は強いのが流行ってるらしいよん。男の子の間でも彼女にしたい子ナンバーワンとか』って言ってたけどそれってサキラの事だよな〜…。
ネズミもそういう子が好みなのかも。サキラとは同じ妖精忍者だし…)はぁ…

アクミが思い悩んだ末、深いため息をつくのをネズミは黙って見ていた。

ネズミ}(嫌すぎて憂鬱になっているのかもしれんな…ここは一つ…)

勘違いしたネズミはあることを言った。



サキラ}わ〜、ゆっくり上がっていくね(*・∇・)ノ

ハンゾー}結構高いのら〜!!ヽ(≧v≦)/

のんきな二人は窓に張りついてはしゃいでいた。



ヤシチ}サキラが邪魔でネズミとアクミの様子が見えないではないか!!おのれ〜!!

ヤマネ}(ヤシチ兄様はサキラ姉様の事しか頭にないのでございますね(/_<。)…)

その頃、サキラとハンゾーの下に乗ったヤシチとヤマネはネズミとアクミの個室を覗いていた。


ヤシチ}しかしネズミとアクミがそういう仲だったとはな。ここぞとばかりにからかってくれるわ!!

ヤマネ}兄様はヤマネのことは眼中にないのでございますね…



サスケ}ヤマネが浮かない顔してるぜ!

オリョン}へ〜…

サスケ}大変なんだぜ!どうにかしなきゃだぜ!!

オリョン}ほ〜…

サスケ}コラー!!さっきからやる気のない返事はなんだぜ!(`・□・)ノ

オリョン}疲れた…ヤバイ…(θ_θ;)

各々が観覧車で過ごす中、トリプルデートを仕組んだオリョンは疲労によりダウンしていた。


サスケ}(疲れたってまだ真っ昼間だぜ。アトラクションに乗ったり、たいして歩き回ったりしてないくせに。このババァー(0;)……)

オリョン}もう限界…ぐーーーーっ(ρ_ρ)

サスケ}ひどい寝顔だぜ…。
それよりヤマネと兄貴をどうにかしなきゃだぜ…

サスケは観覧車室内から心配そうにヤマネを見つめていた。



ネズミ}どのような事を考えとるか知らぬが、その…そういう事はしないでござるよ

妙にきっぱりした口調だった。
アクミはネズミの言葉にひどく傷付くと同時に頭が上り、こんな事を言ってしまった。

アクミ}それってアタイとはキスしたくないって事か。…別にわざわざ言わなくても分かってるよ!!勘違いすんな!!バーカ!!(メ>□<)ノ

ネズミ}Σ(;ο□ο)ガーン!!
(_ _。)゜。

ネズミはよほどショックだったのか、アクミの言葉に分かりやすく落胆した。


アクミ}えっ、嘘!?落ち込むのかよ(ちょっと嬉しいじゃん…)。…や、やっぱする?

ネズミ}それもちょっと…

アクミ}どっちだよ!!(`・д・)/



サキラ}(!…観覧車を満喫してて恋のこと忘れてた!)

サキラがネズミとアクミが乗ってる場所を見上げると何やら楽しげな雰囲気だった。

ハンゾー}ネズミさんとアクミはラブラブなのら〜

サキラ}すごいねぇ。…そ、そう言えばハンゾーって今までユユシィと何回くらいキスしたの?

サキラの言う"キス"とはハンゾーがユユシィにされた頬っぺにちゅーのことである。

ハンゾー}う〜ん??会うたびなのら〜(・w・?)

サキラ}嘘ー…(οΔο)!?

サキラはショックよりも、単純に驚いてただただ目を丸くした。
"キス"とはそれほどサキラにとって未知の世界だったのだ。


サキラ}(すご〜い…。何回もキスしたことあるなんて。され慣れてるハンゾーもすごいや…)お、大人なんだね(・∀・;)

ハンゾー}何の話なのら(・Δ・)?

サキラ}いいの。気にしないで。(このままハンゾーを好きになったら恋を成就させるためにユユシィと戦わないといけない。でもそれが出来るくらい私は強くない。そしたら…)

最悪の事態が頭をぐるぐる回り、サキラを困惑させた。
さっきまでの楽しんでいた気持ちが萎んでいく。

サキラ}(ハンゾーを好きになってはいけない…)

ハンゾー}…サキラさんが悲しいとボクも悲しいのら。だからそんなに悲しい顔をしないでほしいのら〜!

ハンゾーはそう言ってサキラを見つめる。

サキラ}(//-//)(ど、どうしよう…。心配されてすごく嬉しい。…そして、これまでになくはっきり自覚しちゃった…)

サキラは何も言えぬまま赤になる。

サキラ}(私はハンゾーが好き…。他に考えなくちゃいけないことがあるのに、どうにもならない止められない気持ち…これが恋なんだね…。いずれは諦めなきゃいけないとしても今はこの気持ちを大切にしよう…)



ヤマネ}はぁ…

ヤシチ}どうした?元気ないではないか?

鈍いヤシチだが、ここまで来てやっと落ち込んでいるヤマネの様子に気付いた。

ヤマネ}兄様はわたしと居ても気にするのはサキラ姉様の事ばかり…。ヤマネと過ごすのは楽しくないのでございますか?

ヤシチ}奴は弱いフリをして油断させ何食わぬ顔で弟子を奪っていく恐ろしい恋化妖精だからな。だから気が抜けんのだ。
だがそれとヤマネは関係ないぞ。今日は楽しかったのだ!

ヤマネ}ヤシチ兄様!!

ヤシチ}今度はみんなで来ような!

ヤマネ}はいっ!!(*^∇^*)



サスケ}(ヤマネが笑ってるぜ。良かったぜ…それにしても…)

オリョン}……(ρ_ρ)zzZ 熟睡

サスケ}何でオイラだけ一緒にいるのがコイツなんだぜ!しかも寝てるし!!






サスケはオリョンと一緒に観覧車に乗っています。
ネズミがキスしないと考えているのは、男の子は女の子より繊細なんじゃないかと思いまして。
成長すればそんなことは無くなります(・∀・)
今回でサキラはようやくハンゾーを好きになりました。

次からは「わんだほう」から「ちゃあみんぐ」な感じになる(予定)のですが、その前に一つ…。


■ りょく (191回/2011/02/04(Fri) 02:55:52/No3311)


48オリョンの人形劇−罠を仕掛ける毒蜘蛛−

サキラはサスケとハンゾーに呼ばれて人間界に遊びに来ていた。
二人は、美人だが般若面に変わったパートナーに掃除をさせられる兄貴を置いて逃げ出したらしい。


「ぎゃん!!」

一人の妖精が木の上からぼとりと落ちてきたのは、三人がお茶とお菓子を楽しみながらたわいもない話でほのぼのとした時間を過ごしている時だった。

「げっ、何で居るんだぜ…!!」
「また湧いたのら〜!!」

サスケとハンゾーはその妖精を毛嫌いしていた。

「ああ…風邪薬って、飲む間隔が短いほどふわふわする…」

首から双眼鏡をぶら下げケータイのボタンを押している半目のそいつは、通称ストーカーのオリョンである。

「二人とも、虫みたいに言っちゃあ失礼だよ〜…。一応年上なんだから…」
「一応ってあんたも充分失礼なんですけど??」

オリョンは自分でも意識せずに毒を吐くサキラに突っ込んだ。

「サキラさんはあいつが良い奴に見えるのか?」
「ううん。全然!!」

サスケの問いにサキラはあっさり否定した。

「…でもどうしてそこまで毛嫌いしてるのか気になるかな」
「じゃあ話すぜ。オリョンの行動がいかに道徳に背いているのかを…」

サスケは話し始めた。

オリョンにどんなひどい目に合わされたのかを。





オリョンの人形劇



それはヤシチ、サスケ、ハンゾー、ヤマネの四人がいつも行く人間界の川原で修行を行っていた時から始まる。


「(これは一体………)」

どこからか不気味な視線を感じ、ヤマネは身体をぶるぶる震わせた。

「風邪か?体調管理がなってない証拠だな。拙者のようにオロ○ミンCのCMに出れるような元気ハツラツ☆を見習え」

たまたま風邪を引いていないだけなのにヤシチは偉そうに言う。

「バカは風邪を引かないって言うのら〜」
「………」

ハンゾーの毒舌は兄貴を一発で黙らせた。

「いえ、最近見られているような気がして…」

ヤマネは不安そうに辺りを窺った。
だがそれだけでは視線の正体は分からない。

「ヤ、ヤマネも!?オイラも絡み付くような視線を感じるぜ」

同じくサスケも気配を感じていた。
しかし好きな相手と同じ境遇だったからか、嬉しそうだった。

その時、別の妖精が現れた。

「フフフのフ〜!!この程度の相手を見破れぬとはヤマネもまだまだでござるな」

嫌味な声の主は、忍者としての実力は妹であるエリートくの一、ヤマネをも越える『ネズミ』だった。

「ネズミ兄様!!」
「へ〜、ストーカーはネズミさんだったのら」
「誰がストーカーだ!拙者は今来たのでござる!」

平然と犯人扱いするハンゾーにネズミは怒鳴った。

「何の用だ!」

ヤシチはすぐ噛み付く。
顔を会わせれば嫌味しか言わないいとこをよく思っていない。

「ヤシチ等に用は無い。拙者が用があるのは…」

そこまで言うとネズミは声を潜めた。
右手を懐に忍ばせる。

「何者だ!!」

ネズミは棒手裏剣(ラット時に使用した、ちなみに稲妻模様入り)を取り出し、目にも止まらぬ早さで気配の方向に投げた。
すると2メートル上の木の枝から悲鳴と共に何かがぼとりと落ちた。

「ぎゃっ!!いったぁ…」

落ちてきたのは一人の女妖精だった。
瞼が降り掛けの眠たそうな半目。
頬っぺの模様はメールマークで、髪は短いが代わりに肩までの長さの布を付けている。
額にはネズミが投げた棒手裏剣がポッキーのチョコが付いていない部分くらい、深く突き刺さっている。

「わ〜!どんなストーカーなのら?」

ハンゾーは興味津々でその妖精に近寄る。

「ちょっと!ストーカーじゃなくてあたしはオリョンなんですけど…」

オリョンは額に突き刺さる棒手裏剣を触って愕然とした。
…頭蓋骨を軽く通り越して脳みそ到達してんじゃん!?

「オリョンと言うのか。しかしヤマネですら正体が突き止められなかった気配の消しようはまるで忍者のようだな」

弟子が狙われた事実を棚に上げ、感心するヤシチ。

「(えーっ!!…正確な居場所は分からなかったけど、気配のだだ漏れ具合は忍者っぽくなかったんだぜ…)」

サスケは思ったが面倒なので心に留めておいた。

「どこの誰であろうが拙者の妹を付け狙うなど、それ相当な理由が無いと許しはしないでござるよ。覚悟は出来ているな?」

シスコンの目は据わっていた。
嫌味はなく穏やかな口調なのが余計に恐い。

「あの…あちしはただ…」

オリョンはおどおどしたしおらしい態度でそう言って口籠もる。
(ちなみにまだ棒手裏剣は刺さったままだ)

「ネズミ兄様!お止め下さい!!事情は知りませぬが女性をいじめては可哀想でございます!!」
「ふん…ヤマネが言うのなら言い訳くらい聞いてやるでござる」
「えっ、兄妹!?似てねー」
「誰もがそう思うのら」
「だよねぇ。そ・れ・よ・り…」

オリョンはさっきから台詞が無いサスケにこっそり耳打ちした。

「サスケくんに話があるんだけど…」
「な、何だぜ?」

サスケはまだ名乗っていないのに名前を知られていた事に今までにない不安を感じたが、それはすぐに消えた。

「ここじゃ何だからまた後で。いひひ…」

オリョンはたちまち姿を消した。


「あっ!!」

思い出したようにネズミが声を上げた。

「どうか致しましたか!?」

何かあったのかとヤマネは慌てる。

「拙者の棒手裏剣あいつに持ってかれたでござる。チクショー…」
「と言うか普通は抜くところをそのままあの状態を保てるのが不思議なのだ…」
「て言うか、一番しまったと感じるのはストーカーの理由を聞き損ねたことじゃないのら?」


四人はこの時、何日もサスケとヤマネを密かに監視していた怪しい妖精の目的を問い詰めなかったことを後悔することになる。






企画12に投稿した設定を小説化しました。
長くなるので伝外で書くべきか迷いましたが、本編を読んでもらうに当たってどうしても目を通してもらいたいのでこちらで。

これでもいかにオリョンを不気味に描写するかに苦労しました。
不気味さを感じて頂けたら本望です。

300×300

paint1296754730.png
/27KB

■ りょく (192回/2011/02/04(Fri) 03:30:18/No3312)


49オリョンの人形劇−二つの想いを天秤に架けて−

「今日の修行はここまでなのだ。お前達、学校の宿題はサボるなよ!」
「兄貴だってちっとも勉強してないのら」
「やかましい!!ともかく寄り道はせずにまっすぐ家に帰るのだ!」
「分かったぜ」
「はいなのら〜」
「兄様、先輩方、今日はありがとうございました。それでは失礼します」

ヤマネがヤシチを見るときの何よりも嬉しそうな顔に切なくなりながら、サスケはハンゾーと妖精界に戻った。


「サ、サスケくん…」

ハンゾーと別れて家路を辿るサスケの目の前に、いつの間にかオリョンがいた。

「あっ、さっきの…」

サスケはオリョンのことを思考が読めない半目のせいか、あるいは全身から漂う怪しさを感じ取ったからなのか、口調は弱気なのに不気味に感じた。
しかし実質、被害を受けたわけではないことが彼を安心させた。
昼間も怪しいと思っていたのに。

「オリョンでーす。もしかして名前忘れてる?」
「そんなこと無いぜ!ところでオイラに話って言うのは?」
「う………」

オリョンは困ったように言葉を詰まらせる。

「あのさ…こんなこと言って正直迷惑だと思うんだけど…」
「?」
「サスケくん…君、ヤマネちゃんのこと好きなんだよね…?」
「そ、それは…」

ズバリ図星。
サスケの顔は赤く染まった。

「やっぱりね。赤になってるよー」

オリョンはくすくす笑った。

「あたしが気になったのは、どうして気持ちを伝えないのかなって。好きだったら辛いよね、切ないよね、悲しいよね…」

オリョンは薄っぺらくサスケの心境を口にした。
だが彼女の芝居掛かった態度すら気にならなかったくらい、サスケは胸が苦しくなった。
…そんなこと他人に言われるまでもない。一番知っているのは誰でもなく自分なのだから。

「あっ、ごめんなさい。勝手に感傷的になってしまって…」

思ってもないくせに白々しく謝るオリョン。

「だってヤマネには好きなひとがいるんだぜ…。オイラはヤマネが好きだからこそ応援したいんだ」
「そ、そしたらあんたの気持ちはどうなるの!?好きだって伝えたら意識するだろうし、相談に乗っているうちにあわよくば…ってこともあるかもしれないのに!!」

オリョンは先程とはうってかわって口調が激しくなった。
つい本音が出たのだった。

「あ、あわよくば…?」
「(それはまだお子さんには早い話だったな…)ともかく告白するべきだよ。あたしも協力するから」
「え…ええ…」
「明日また来るから返事はその時までに考えておいて。…絶対だから…絶対よん?」

オリョンはサスケが自分の思惑通りに返事を選ぶよう念を押した。


「…オリョンさんが言うようにヤマネがオイラを意識してくれるかもしれないけど、だからっていきなり告白だなんてあり得ないぜ…。でも…」

サスケの心は迷っていた。

オイラはヤマネが好きでヤマネはヤシチの兄貴が好き。今のところ兄貴に好きなひとはいない。ヤマネと一緒に居たいけどヤマネの笑顔も見たい。それは兄貴。オイラじゃない。
しかしそれは勇気が出ない言い訳に過ぎない…。
ヤマネの傍で喜ぶ顔を見る、というのは両立可能じゃないのか?

結局、オイラが望むヤマネが望んでいるのは。






「兄貴なんだぜ」

翌日、サスケの返事にオリョン(ちなみに額には棒手裏剣もポッキーも刺さっていない)は驚愕した。
どうしてよ…そんなの嘘だぁ…。

「ヤマネが好きなのはヤシチの兄貴なんだ。他の誰でもない。この先もそれは一生変わらないんだぜ」
「一生って馬鹿みたい。生まれてから死ぬまでの短い期間を永遠だと勘違いする愚かな生き物のくせに。しかもまだお子さんだし。…でもそれが一晩考え抜いたあんたの答えだってことですか」

オリョンの言葉にサスケはカチンと来たものの、例え隣にいるのが自分じゃなくてもヤマネを幸せにしたいという意志は変わらなかった。

「そっかそっか。じゃあ仕方ないねぇ」
「せっかく応援してくれたのにごめんだぜ…」

サスケは心の底から申し訳なく思った。

「仕方ないよん。もう行くわ…」

と言いつつオリョンはまだ不満げな様子。

「あたしは謝るくせに言うことを聞かない奴が嫌いなんですけど…」

オリョンが去りぎわに呟いた言葉はサスケの耳に届かなかった。


■ りょく (193回/2011/02/04(Fri) 04:00:24/No3313)

50オリョンの人形劇−人形は動かない−

「仕方ない仕方ない。思春期もまだのお子さんに目を付けてしまったあたしが一番仕方ない…」

オリョンは自分を励ますように言うと双眼鏡を構えた。

その先には今日も元気に忍術の修行に励むヤシチ、サスケ、ハンゾー、ヤマネの姿があった。

「てーいっ!!」
「おー、すごいぜ、ヤマネ!」
「兄貴の術よりおおきいのら〜!」
「や、やるな…」
「ありがとうございました!」


「ネタが無いのならあちしが作ればいいのよん。いひひ…オリョンでポン☆」

オリョンの星魔法はヤマネを躓かせ、サスケの胸元にダイブさせた。

「きゃっ!申し訳ありません、サスケ先輩!」
「!!?…そそそそっそれより、ケガは無いぜ…?」
「はい。サスケ先輩が受け止めて下さったので」


「いひひひひ…愉快すぎて『ひ』の増量だよん」

オリョンは片手でケータイを打つ。指の速度は異常だった。

「いくら何でも全部メモすることは不可能だよな。レコーダーがあればいいのに…」

オリョンが呟いたその時だった。

「そこまででござるよ」

突如現れたネズミに、鈍く輝くクナイを喉元(顎の下辺り)に突き付けられた。

「昨日は迂濶に油断してしまったがもう逃がさないでござる」
「痛い痛い!昨日、棒を突き刺した分くらい少しは負けなよ。引き抜くの大変だったんですけど。そんでMじゃないんですけど…」

力で勝てない相手に追い込まれ、オリョンは冷や汗を垂らしながらもニヤついている。
一応半分は動揺しているらしい。

「おどける暇があるならば自分の身を心配をした方が賢いのだが。お主の目的は、調査して集まった情報を元に『インターネット』とやらに書き込みをする、ことだろう。フン…くっだらないことにハマりおって」

ネズミは嫌み混じりの冷酷な眼差しをオリョンに向けた。

「(ターゲットは紫だけど妹を巻き込めばコレが確実に来るのは分かってた。そしてコレを持って帰ったらアレも来る。なんて見事な数珠繋ぎ…)サイトの小説板なんですけど。あんた絶対パソコン使えないだろ〜」
「拙者には必要ないでござる」
「本人が言うんならそれでも良いと思いますよん。オリョンでポン☆」
「!?」

オリョンの星魔法が避けようとするネズミを捕える。

「(なっ…なんだこれは!!)」

ネズミは心の仲で叫んだ。
身体がおかしい。声が出ない。手足に力が入らない。感覚がない。

ネズミは自力で動けない人形にされていた。

「ハンバーグ、牛肉オンリーにしよっかな…」

そう呟いたオリョンは片手サイズのネズミ人形を持ち上げ袋にしまう。
眠たそうな半目には非情な意思を宿していた。
彼女にとっては妖精を魔法で人形に変え連れ去るのは、日常的な行為らしい。


その様子を少し離れた場所でネズミに会うため通った赤毛の少女が、事の一部始終を目撃していた。

「おい!!」

赤毛の少女は怒鳴る。
その声には深い怒りと困惑、今起こった出来事に対する恐怖の感情が混ざっていた。

「はい?」

振り向いたオリョンは咎められることを気にも止めていない。

「お前…ネズミをどうする気だ!」

その大声に下にいる四人が気付いた。

「知りたければカレシを取り戻しにおいで」

オリョンは姿を消した。


「だ、誰だ?」
「絨毯女なのら」
「アクミ殿!」
「何してるんだぜ?」

木の下にいたヤシチ、ヤマネ、ハンゾー、サスケは言った。

「お前ら…あいつは誰だ?」

アクミは勢い良くサスケに飛び掛かった。

「な、何だぜ急に〜…!!」

押し倒されたサスケはアクミのあたかも世紀の大事件だというような迫力に恐縮した。

「だから半目で髪が短くて怪しい妖精の事だよ!!」
「それはオリョンさんなのら」

ハンゾーは言った。

「そいつがネズミを人形にしてさらってったんだよ!!」
「ええっ!!ネズミ兄様を…」

ヤマネは悲鳴を上げ顔を青くした。

「一体何があったんだ?」

そう尋ねるヤシチの言葉はアクミ耳には入っていなかった。
きつく眉根を寄せ、独白のように言う。

「絶対にネズミを取り返す!!泣いて謝っても許さない…ネズミはあたいのもんだ!!」

アクミの唐突な堂々たる宣言に、四人はネズミの危機よりさらに驚いた。






オリョンは魔法が破滅的に下手(というか人形魔法以外ほぼ使えない)なので、友人から星魔法を使う分だけ分けてもらっているようです。
星魔法とは太陽の周りを公転する星のように相手を雄大に惑わせるのにぴったりらしい。

私のえがくネズアクは他の方のと大きくズレてる気がします。
ネズミはアクミの前では淡白な様で恋敵には厳しいし、アクミはデレツンで本人が居ない場所で自分のもの宣言しちゃったし。



■ りょく (194回/2011/02/04(Fri) 04:30:10/No3314)



51オリョンの人形劇―女は行動力―

「何でだよっ!!」

アクミは荒々しく叫ぶと握り締めた拳をカウンターに叩きつけた。

「ですからお客様のプライバシーお教えするわけにはいかないんですクモ…」

申し訳なさそうに言うのは妖精界で一番有名な何でも通販・ミモモショップのバイト店員、クモモ。
アクミ達はオリョンの居所を突き止めネズミを取り返すためにほとんどの妖精が利用する、だとしたらオリョンの住所も知っているだろうと思い、ここへやってきたのだ。
しかしクモモは頑として口を割らなかった。
仕事上、当然である。

「あたいの相棒がピンチなんだ!!」

アクミは険しい表情で尚もしつこく引き下がる。

「お願いします。クモモ殿…」
「ヤマネの為にもネズミさんを助けたいんだぜ」
「同じくなのら〜」

ヤマネ、サスケ、ハンゾーの三人は必死に頭を下げた。

「…ネズミの事だから何とか隙を見て逃げてこれるのではないか?」

ヤシチは言った。
優秀な忍者として周りから一目置かれているネズミの実力を認めてはいるが、嫌味なイトコを助けたくないという考えも半分あった。

「そう言われても…」
「他に方法はないのか?!」
「アクミさんの話からするとネズミさんの人形はオリョンちゃんが持っていったから、ネズミさんは自分のマグカップを使わずに妖精界に帰ったということになるので、ネズミさんの居場所も分からないクモ」
「と言うことはオリョン殿は妖精界にいるのでございますね」

ヤマネの言葉にクモモは渋い顔をした。
どうやらそのようだ。
その時、テレビ電話の着信音が鳴った。

「可哀そうですけど、これ以上皆さんがここにいると営業妨害になるからお引き取りくださいクモ。………はい、クモモショップですクモ!ご注文はどうされますクモ?」

クモモはアクミ達が苛立っている状況でも0円スマイルを浮かべ客の注文を取る。
憎々しげに睨み付けられクモモは居心地が悪かった。
本当は協力したいのだがそうはいかず何より業務中である。

「くそっ!!こんなとこ二度と来るか!!」

アクミは腹を立て近くに置いてあった空箱を蹴り飛ばした。
空箱は壁にぶつかり倒れた。

「仕方ないでございます。とりあえず妖精界に行ってみましょう」
「片っ端から捜し回るぜ」

サスケはオリョンの提案を断ったものの頼ろうか悩んでいた事に責任を感じていた。
普通に考えたら怪しいのにどうして見抜けなかったのか。

「もしかしたら偶然見つかるかもしれないのら」
「アクミに心配されるとはネズミも情けないな…いだっ!!」

外に出ようと出入口に向かったヤシチは誰かとぶつかった。
ぶつけた箇所を擦っていると鮮やかなピンク色が視界いっぱいに入ってくる。

「はーい!!ミモモだよーっ!!どーしたの?暗い顔しちゃってぇ」

商売の達人・ミモモショップの店長、ミモモが戻ってきた。
背中にはそっくりの子供をおんぶ紐で背負っている。

アクミはこれまでの出来事をミモモに話した。

「なるほどねーっ。でもオリョンの居場所を教えることは出来ないな」

ミモモの答えを聞いた途端、六人の表情はさらに曇った。
だがこれ以上聞いたところで答えてくれないのは分かっていた。

「それよりクモモ、時間だからもう上がっていいよ」
「分かりましたクモ。お疲れ様でした、お先に失礼しますクモ」
「また明日ねーっ」



六人を妖精界に送り届けた後、いつだって妙なハイテンションのピンクのたぬき(たぬきと言うと本人は否定するが)は深刻な口調で呟いた。

「あの子は調子に乗りすぎてる。これ以上大切なお客様が神隠しに遭うのを黙って見過ごすわけにはいかない。少しでも被害が押さえられたら良いのだけれど…」



妖精界。
マグカップが並ぶ転送ドームに降り立ったアクミ、ヤシチ、ヤマネ、サスケ、ハンゾー、クモモの六人。
クモモ以外は一刻も早くネズミを助けるべく出口に向かおうとしたアクミを慌てて追い掛けようとした。

「お待ちくださいクモ」

急ぐ五人をクモモは呼び止めた。

「何だ?」

アクミは怪訝そうに眉をつりあげた。
非常に不機嫌なオーラを出しながら邪魔をするなと言うように眉間に皺を寄せた。

「…さっきはミモモショップの店員でしたけど今はただの妖精クモ。ですからオリョンちゃんの居場所とは行かないけど、自宅の住所を教えますクモ」

クモモは複雑な面持ちで語ってくれた。

「そこにネズミさんがいるかもしれないのら」

ハンゾーが言うと、それを聞いたアクミ、ヤマネ、サスケは歓声を上げた。
ただヤシチだけはわずかに眉をひそめ、仕方がないと言うように渋々聞いていた。







サブタイトルは某ゲームの決めゼリフから。
下書きはケータイで打っていたのですが『恋は』の次の予測変換候補が『冷めて』『冷めます』『冷めた』『冷めない』『冷めれば』……、まるで私が恋愛に対して冷たいみたいじゃないですか!!何故ケータイごときにそんなこと言われにゃならんのだーっ(-∀-メ)


■ りょく (195回/2011/02/04(Fri) 05:19:54/No3315)

52オリョンの人形劇―光を求める魂の嘆き―

「似たような道で迷うじゃん。次はどっちなんだ?」

アクミは業を煮やしながら地図とにらめっこしている。
地図はクモモの手描きである。

「こちらを進むと近道でございますね」

ヤマネはアクミを刺激しないよう極めて穏やかに言う。
怒り狂うアクミとは対照的にヤマネは捕われた兄を純粋に心配していた。
しかし何故オリョンがそのような行動に出たのか事情が分からないし、嫌味な兄の性格は熟知しているので、オリョンだけを攻めるわけには行かないと考えていた。

「まだ着かないのか〜」
「暗くなってきたぜ」
「お腹空いたのら〜」

ヤシチ、サスケ、ハンゾーの三人はいささか緊張感を欠く調子で言った。
その途端恨みがましい視線を投げるアクミを、ヤマネは「もうすぐでございますから」と宥めた。

するとハンゾーが「あっ」と声を上げた。

数メートル先でオリョンが両手に荷物を下げ、家の方向へ早足で過ぎ去っていく。
全員物陰に身を隠し声を潜めた。


ネギやラップがはみ出ていて食品や生活用品が詰まった買い物袋を下げている所帯染みた姿を目の当たりにし、妖精を人形に変え連れ去った悪いイメージからは想像もつかない光景だった。

「あれがオリョンだよな…」
「なんて言うか普通っぽいぜ…」
「あんなのにネズミさんはやられたのら?」
「あたいはこの目でハッキリ見たんだぞ!!疑うのか!」
「!!…静かに!」

何かに気付いたヤマネはぴしゃりと言った。
いつもと違って厳しいヤマネの様子に四人はびくりと肩を震わせる。

「大変大変〜、牛乳買うの忘れてた〜!!」

その直後、オリョンが元来た道を慌てた声と共にせわしなく走りすぎていった。

「…わりとそそっかしい性格なのかもな」

ヤシチが呟き、全員が心の中で同意した。

オリョンの家は特に変哲もないどこにでもあるキノコ型の家だった。

「行くぞ…」

アクミは魔法で扉の鍵を開けるとオリョンの家に一歩踏み出した。




オリョンの家の地下室、人形置き場に飾られたネズミ。
ネズミ人形の他にもざっと見ただけで百を越える人形が飾られていた。

『新入りか』

突然声が頭の中に響き思わず身構えようとしたネズミだが、身体の自由が利かない今それは無駄だった。

『安心せい。我々もお主と同じ妖精人形だ』

それはネズミよりもずっと低い男性の声だった。
どうやら妖精人形同士は声を出さずとも意思の疎通が可能らしい。

『ここは魂の人形置き場』
『ここに連れてこられてから暑さも寒さも痛みも時間さえも感じない』
『ただ永遠の空虚を彷徨う』
『身体が朽ちようと魂はここに縛り付けられたまま』
『もうずっとお菓子を口にしていない』
『唯一出来るのはこうやってお喋りする事だけ』
『新入りもそのうち慣れるさ』

頭に響く老若男女様々な声。
ここに閉じ込められた無念さが人形置き場にこだましていた。
ネズミは歓迎されても全く嬉しくない。
どうやって逃げ出そうか考えを巡らせる。

『無駄だよ』

一体の妖精人形がネズミの考えを見抜いたように言った。

『お前達はこのままで良いのか!?』

ネズミは憤る感情を頭痛が起こるくらい脳内にぶつけた。

『人形は自力では動かないのさ』
『だから藻掻くだけ無駄なんだって』
『野心はそのうち無くなる』

その言葉を聞いてネズミは不安と焦りが吹き出しそうになる心を押さえ込んだ。
悔しいが熱くなっても仕方がないので、冷静になって今の状況を受け止めた。
珍しく弱気なのは状況が状況だからだ。
身動きも取れず口も動かせない。縄で縛られているのとは全く違う。

『お主らはここへ連れてこられ一体どのくらい経つのだ?』
『さぁ?』
『地下では陽の昇りと沈みすら分かんないもん』
『一番古い私はあれの成長からすると五、六年だろう』

その答えにネズミは目眩を感じた。

『あれは私達の具合を見に毎日来る』
『掃除しにね』

少々湿っぽい部屋だが、人形がホコリをかぶっておらずよく手入れされていることは分かった。

しかしここにいる妖精人形の話からすると、人形になると栄養を取らなくても不自由はないが、飲み食いしないまま月日が経つと元に戻れた時身体は…。

『ここは快適だよ』
『住めば都って言葉がぴったし』
『安全は保証されてるって言うか』
『仕事とか何にもしなくていいし』
『ややこしい妖精関係に巻き込まれる事もない』
『つまりこの世に存在していくのに不安がないんだ』

他の妖精人形達の言葉に希望を打ち砕かれながら、ネズミの脳裏にある妖精の姿が想い浮かんだ。

『最後に逢いたかったなんて、拙者はいつからこのような弱音を吐くようになったのだろうか……』







本当ですよ。
ネズミさん珍しく弱音ハクなんてねぇ(ハクも良いけどルカが一番
人形魔法はそれほど強力だったと思ってください。
サブタイトルはどんどんカオスになっていくし。


■ りょく (196回/2011/02/04(Fri) 05:53:34/No3316)

53オリョンの人形劇―劇はまだ途中である―

オリョンの家の中は雑然としていており、至る所に動物やキャラクターもののぬいぐるみが置いてある。
どこかに人形にされたネズミが飾られているかもしれないとアクミは一体ずつ確認していた。

ふと前ばかり見ていて足元の注意を怠っていたアクミは床から突き出た突起に引っ掛かりつんのめった。

「うわっ!いってーな、何だよ!…ん?」

床には取っ手と妖精一人分くらいの扉が付いている。

「アクミ殿これは…」
「おお〜!隠し扉なのだ」
「兄貴、隠れてないぜ」
「隠れてないのら〜」
「よいしょ…」

ヤマネが引っ張ると扉は意外と簡単に開いた。
下へと続く階段の先には薄暗い闇が広がっている。

「地下室だ!!」

アクミは叫ぶと階段を一気に掛け降りた。

そこには部屋の隅々まで人形が飾ってあった。上の部屋よりもさらに数が多くいくつあるのか分からないくらいだ。
それらはすべて妖精の姿を模したものだった。
動かないのは分かっているがまるで生き物のような存在感があり、気だるけな瞳は何かを訴えているようで(明かりの位置が分からず)部屋が薄暗いのも加え、ものすごく不気味である。

「こ、怖いぜ〜…」
「趣味悪いのら〜…」
「兄様〜…」

サスケ、ハンゾー、ヤマネはヤシチの背中に隠れた。

「情けないぞ、お前たち。人形が動きだすわけないのだ」

ヤシチは三人を安心させるように言う。
すると天上付近に置いてある一体の人形がポトリとヤシチの前に落下した。

「ぎゃあああ!?」

ヤシチは驚いて飛び上がった。
四人揃って腰を抜かす。

一方アクミは、薄暗い部屋で何百もの妖精人形の中から血眼になりながらネズミ人形を捜していた。

「ああっ!ネズミ…」

数が多いのですぐに見つかるようなものではなかったが、アクミはものの五分で捜し出せた。
それほどネズミを想っているからだ。
アクミはネズミ人形を抱き締めた。

「遅くなって悪かった。あの時オリョンを止めていればこんなことには…。あたいが絶対元に戻してやるからな!」

表情は変わらないのにネズミ人形は照れているようにも見えた。
当然である。意識はあるのだから…。
そうとも知らずアクミはネズミ人形を抱き締めたまま離すつもりはないようだ。

その時、急に部屋の明かりが付いた。

「何事でございますか!?」

戦闘慣れしている咄嗟に身構えるヤマネ。

「電気のスイッチ、そっちにあったのら」

こんな時でも相変わらずぼんやりした調子でハンゾーは言った。
アクミ、ヤシチ、サスケは警戒し辺りを見回す。

オリョンはそこにいた。
地下への出入口に。

「不法侵入なんですけど」

気だるけにそう言うと階段の下から一段目にどかっと腰を下ろした。

「待ってたぜ。ネズミを元に戻せ。さもないと…」

アクミはシタールを出し威嚇する。

「今日は六体も人形が手に入るみたい」

オリョンも楽器を出す。

「そうは行かないのだ!!やれっ、お前達!!」

ヤシチは叫ぶ。
するとサスケとハンゾーがオリョンに向かって何かを投げた。

「食らえだぜーっ!!」
「こっちもなのらーっ!!」
「おわ……!?」

反射神経が鈍いオリョンは足が竦みその場で固まる。
そして降り掛かる固体と液体を全身に食らった。

「な、何であたしの弱点を…」

オリョンはその場に倒れ、目を回している。
強烈な匂いと水に似た液体はニンニクと炭酸水だった。

「クモモに教えてもらったのだ」

ヤシチは言う。

「吸血鬼みたいなのら〜」
「覚悟は出来ているだろうな」

アクミは魔法を使おうとした。

『お待ちください』

頭に声が響く。
アクミを制したのは人形達だった。
ふわりと浮き上がるとオリョンを取り囲む。

「げ……」

オリョンはひゅうっと息を吸い込んで身を固くした。
口からひぇーと怯えた声が漏れる。
人形達は自由を奪われた事を恨み逆襲するのか。
ところが予想に反してオリョンに掛けられたのは意外な言葉だった。

『ここにあるすべての人形はあなたを慕っております』
『人形を大切に扱い愛する心は本物でした』
『あなたの望みを叶えたい』
『そのためなら魂を捧げましょう』
『彼女の無礼は私共からお詫びします』
『私達の想いに免じてどうか許してあげて』
「あ…」

人形達は元の位置に戻った。
同時にアクミに抱き締められていたネズミ人形は元のネズミに戻った。

「ネ、ネズミ…」
「ネズミ兄様!ご無事で何よりです」

ヤマネは駆け寄る。
反対にアクミは恥ずかしくなり今まで抱き締めていたくせにゆっくりとあとずさった。

「ありがとうって言えなかった…」

オリョンは呟いた。

「今、言えばいい。人形達に意識はあるでござる」

ネズミは体をほぐしながら言った。

「え…ええー!?じゃあ…」

ネズミ人形に行った動作、掛けた言葉はすべて伝わっている。
アクミの顔には血が急速に昇りみるみる赤く染まっていく。

「本当だ。人形達の声が聞こえるようになったみたい」
「何て言ってるのら?」
「ニンニク臭いからどうにかした方がいいって。後、炭酸水で身体が濡れたから乾かせばって…」
「あっそう…」






「…って、ことがあったんだぜ」

サスケは長い話を終えると、大きな息を吐いた。

「何ていうか…直接的な表現は避けてるけど、オリョンさんはかなりの極悪人だよね…」

サキラは信じられないと言うふうに言った。

「その後はネズミさんにたっぷり御灸を据えられて改心したから、もう魔法で妖精を人形にはしてないのら。…多分」

ハンゾーは自信なさげに言う。

「いやぁねぇ〜…今は欲しい人形があって…」

オリョンはそこまで言い掛けると背後に気配を感じ、慌てて振り返った。

「やあ」

そこにいたのはツインテールの水玉模様の羽を背中に付けた妖精だった。

「プ、プラネ!?」

オリョンは驚いて跳び上がる。

「そんなに驚いてどうしたのオリョン。分かった!壮大な野望を秘めてるから半目なんでしょ」
「…私は常にそうですけど」
「ワタシはもうこっちには用はないね」

プラネはそう言うと水玉模様の羽を広げ、パタパタと飛んでいった。



恋化妖精*サキラ・―これにて完結―・




























プラネの言う「こっち」とはここの小説の事です。
オリョンの出番はあと一回くらいかな?

もうすぐスレッドが埋まるので一気に書き上げました。ごめんなさ〜い^^;
引っ越しすると共にタイトルを変えようかと思います。
今、悩んでいるのは文字の色をどうするかです。

では*


■ いっちゃん (26回/2011/02/04(Fri) 21:16:46/No3327)

こんばんは、りょくさん。いっちゃんです!!

ふっふぇぇええぇぇええぇ!!!!
この小説は完結してしまったのですか!?
楽しみが一つなくなってしまいましたが、番外編?はとても面白かったです!

あの企画にのっていた内容はこんな感じだったのか! ←納得
オリョン・・・、最後の最後まで不気味さが漂っていました。
だから、このスレッドの最初のほうのネズミとオリョンの絡みのところで「以前人形にされたことをよっぽど根に持っている」と書いてあったので話が続いているのかな?と思っていましたが、こんな事があったなんて(驚)

アクミ〜!必死だねぇ(笑)
というより、あの「ネズミはあたいのもんだ!」というセリフは本人の前で言わないと意味がない気が・・・(笑)
とにかく、ハッピーエンド?に終わって良かったです!!

サキラが終わってしまうと何か悲しくなってきますが、りょくさんの小説はまだまだ続いているので、そっちのほうに専念していきたいです!!

それではっ!


■ りょく (199回/2011/02/08(Tue) 20:44:18/No3385)

いっちゃんさん、こんばんは!

ご心配なく。
引っ越しと共にタイトルを変えるだけです。
オリョンを不気味だと言って下さってありがとうございます^^*
くっつけたい子がたくさんいるのでまだまだ終われませんよ〜!

では☆




2944/ プラネ2
□投稿者/ りょく -115回-(2010/11/11(Thu) 17:35:44)

こんにちは(^-^)
下のスレッドが満杯になったのでお引っ越し!
スレタイを似たようなのにしたくてプラネを書き直しました。

前のと見比べたら影を付けているので若干マシになっています。



ユユシィは行動力はある方ですが、周りが見えていないところがあって物事を見極められないので、確かに忍者には向いていないですね。
忍術レベルは並みです。

ノドカは顔と口調でギャップを狙いましたがハズレ気味です。
そしてインパクトがない。サキラの友達A。シツトに出番を取られる日々(三重苦…笑

次こそマウリを描きます!

では!


■ りょく (116回/2010/11/13(Sat) 10:10:09/No2947)

こんにちは!
やっと描きました。

マウリ

サキラのクラスの学級委員長。
成績、忍術ともに優秀。
眼鏡っ子。誰もが髪のボリュームに目が行く。
説教癖があり、ノドカは彼女が苦手(他多数)。

では!

300×300

paint1289606570.png
/11KB

■ こやまる (970回/2010/11/20(Sat) 08:14:27/No2963)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、おはようございます☆
レスが大変遅くなりごめんなさいですm(_ _)m。
そしてオリフェ紹介とお絵描きをありがとうございます!

まずは久々のプラネですね。
後に登場するサキラやシツトがかなり濃いキャラなので、今となっては控え目な感じのするプラネですが(失礼)、きっとこの先彼女ならではの特徴が出てくるのだと思ってます。
絵の方も、だいぶレベルが上がりましたね!

>誰もが髪のボリュームに目が行く。
確かにこのボリュームはすごい!(^^;
忍術の邪魔にならないか?とツッコミを入れたくなるくらい…。
説教癖の目立つマウリですが、その裏にはみんなへの思いやりがあるのでしょうね。
舞裏という名前の意味が気になるところです。

サキラの友達Aであるノドカが結構好きだったりします。
彼女の女侍としての実力はいかに・・・?
シツトたちに(打倒サキラの目的で)利用されちゃったりすると面白いかも!?

では!


■ りょく (124回/2010/11/22(Mon) 10:57:02/No2970)

セツナ

絵かき妖精。
サキラの弟子。シツトの妹。
やや面倒くさがり。
絵描き忍者一族の中で一番優秀。
趣味はゲームやアニメ。
好きなお菓子はおはぎ。
恋は奥手。




毎回背景がありきたりだなぁ…と思い五人を描いたらセツナよりかなり時間が掛かりました(^-^;)
シツトは兄妹比較の為に描きましたがあんまり似てないです。
そして大きさはめちゃくちゃ(汗


ノドカよりシツトの方が単純なのですでに誰かに利用されてたりして。

では!

300×300

paint1290389681.png
/8KB

■ りょく (151回/2011/01/03(Mon) 02:03:42/No3069)

マイナーチェンジ三人衆☆
…の紹介です。

シツトはこれが元々の姿です。男の子。
兄妹で似てないのはネズヤマで充分なので書き直しでもあります。
でも髪型のせいで女みたい…。


ホタルはサキラの従姉弟なので服の色をピンク系に変更しました。
しかし全くパッとしない影が薄い子。
名前の文字が薄いのはその表れです(笑


紅一点のシュイカは家が商売しているので(薬屋)、手伝う時だけお客に悪く思われないように髪を上げています。
視力が悪いので普段はコンタクト。
そこまでして顔を隠すのは男嫌いが関係しています。


とにかく顔を正面に向けて出来るだけ大きく描きたかったんです。
シツトで出来たので満足満足(*> U <*)
こんなにオリフェのデザインを変えたりするのは私ぐらいですね。

では!

300×300

paint1293985412.png
/8KB

■ シンキロー (22回/2011/01/07(Fri) 16:41:00/No3088)

りょくさん、こやまるさん、こんにちは。

個性の強いオリフェが沢山いますね。
瞳の色や形等もみんな違うようですね。

確かにマウリの髪の量凄いですね・・・。
ここまで伸ばすには相当時間が掛かったんでしょうね。

セツナは少し面倒くさがりでゲームやアニメが好きなんですね。
僕と同じです。(笑)

どのオリフェ達もみんな可愛いと思いました。
僕も早く他のオリフェ達のイラストも描かないと・・・。

それでは!


■ りょく (155回/2011/01/07(Fri) 21:48:12/No3091)

シンキローさん、こんばんは☆

私のオリフェは妖精忍者が多く服装が同じなので、違いを出すために特に瞳を凝っています。

マウリはお嬢様なので髪の手入れは世話係にさせています。
そうじゃなかったらこのボリュームは維持出来ない(~▽~;)
髪が伸びる早さも量も多さも人の三倍あります。遺伝です。

シンキローさんのオリフェイラストすごく楽しみです(*> U <*)

では!


■ こやまる (1006回/2011/01/10(Mon) 22:51:19/No3100)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、シンキローさん、こんばんは☆
感想がとても遅くなりごめんなさいです。。。

きりっとした表情のセツナは、見た目同様の実力の持ち主なのですね。
性別転換した兄のことをどう思っているのか気になるところ…。
そして頼りないサキラ師匠のこともどう思っていることやら…。

>紅一点のシュイカは家が商売しているので(薬屋)、手伝う時だけお客に悪く思われないように髪を上げています。
見たかったシュイカの素顔!!
ってコンタクトによりその目は見えないのですね(^^;。
コンタクトを外したシュイカの目はきらきらお目々と私は勝手に想像していますが…ぜひ真相をいつか明かして欲しいところです。
ところで彼女の男嫌いって何かルーツがあるのでしょうか?
昔何か嫌なことがあったとかのエピソードがあるのかな。

シツトは以前よりずいぶんと柔らかくなったような印象が…。
他の妖精が個性がありすぎるのかもしれませんけど(笑)。
美少年系な表情より、いろんな女の子からモテそうだなぁ。

では!


■ りょく (157回/2011/01/14(Fri) 16:26:08/No3114)

こやまるさん、こんにちは(^-^)

セツナは腐女子なので(ただし♀×♀のほうが好き)『実兄が性転換した設定とか超萌える〜(O皿O*)♪』とか思ってます。

サキラのことはシツトが紹介した(押し付けた)ので、一応、目上の人物だと思っているようです。
でも馴染んではいないので微妙に寄せ付けないです。すぐ逃げる。

シツトはモテます。見た目の他にもう一つ理由があります。


シュイカは髪を下ろしている時はコンタクトで、上げたら眼鏡です!
すいません間違えました(>ω<;)

素顔は…自由に想像してください。
男嫌いの理由はいつか話にしますね〜!

こんなに気に入って下さってシュイカは果報者です(*> U <*)


では!


■ 夏田みかん (224回/2011/01/15(Sat) 09:27:42/No3116)

おはようございます(^^)夏田です♪

りょくさんの恋化妖精*サキラ、いつも楽しく読ませて
頂いてます(^^)
個性的なオリフェがいっぱい居てどれもこれも可愛いですw
ちなみに私はイオとシュイカが好きですね(^^)容姿も性格もカワイイ♪
マウリも消滅してしまいましたが、また復活して欲しいですね。
シツトの取り合いでシュイカが感情をむき出しにする所をもっと見たいww
サキラ×ハンゾーの行方も楽しみですwwww((

あ、プラネのキャラも超好きです←
(余談ですが、サキラが過去で合った初めて合うハズの2人のキャラってあの2人に似てる気がするんですが、どうなってるんでしょう!?←(冬田注意・意味が分かりません)
物語が深くて、続きを読むのが楽しみですww
では☆


■ りょく (158回/2011/01/16(Sun) 12:18:49/No3125)


みかんさん、こんにちは(^-^*)
コメントありがとうございます!

シュイカが人気あるみたいで驚いてます(゜゜;)
サキラとハンゾーはこれから進展…するかなぁ(笑
サキラが頑張らないと難しいです。

質問の答えは…何かの伏線のつもりになってます。
(意味不明ですみません><)
では


■ りょく (174回/2011/01/26(Wed) 17:16:38/No3226)

オリフェ紹介です。

二人ともセツナの友達。
ヤローより「おにゃのこ」の方が華やかで好みだそうで。


アヤリ(手前)
マウリの妹。
こっちも髪のボリュームがすごい。髪の付け根を縛っていない。
女の子のアイドルや可愛らしいキャラクターが好き。
アイドルのグッズ集めが趣味。
気まぐれでよく誰かの心を弄ぶような行動を取っているが本人に悪気はない(だから余計に質が悪い)。
毎週違った相手とデートしている。

ファンクラブがある。
入団するとTシャツとハチマキと人形ストラップ(すべて非売品)が貰える。
ユユシィの親衛隊と日々派閥争いを繰り広げている。
でも当の本人達は特に気に留めてない。


ノゾミ(奥)

体が弱くて激しい運動が出来ない。
他人に合わせる性格でセツナとアヤリに取り入って子分のように付き従っている。
保守的で平和主義だけどこの世から消し去りたいほど恨んでいる人物がいる。
とある理由で迫害され各地を転々としてきた。
家はそろばん塾を経営している。
一番の苦手は暴力。

では!

300×300

paint1296029017.png
/24KB

■ りょく (179回/2011/01/28(Fri) 16:05:00/No3247)

フレィズ

気まぐれでおませな女の子。
移動するときは空飛ぶ木馬に乗る。
好きなお菓子はストロベリーパイ。
近付くと苺の甘酸っぱい香りがする。
歳はムルモくらい。



『闇に光を、星に罰を!』に出演中のオリフェを描きました。

今回はペン機能を使ってみました☆

あの、なんちゅうか…ヤバいよこれ…。
利き手が限界を訴えていたので途中で鉛筆に切り替えました。
ですが頭のひらひらにも苦戦…。
服に苺を着けたら一気にダサくなった気がする(-_-;)
とはいえ特徴があったほうが描写しやすいのでそのまま。

でも忍者以外のデザインの中では一番マシなのです。


では!

300×300

paint1296197247.png
/20KB

■ こやまる (1025回/2011/01/29(Sat) 23:12:32/No3263)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、皆さん、こんばんは☆

最初に・・・シュイカはやっぱりメガネでしたか。
あんな大きなコンタクトするほど目が悪いのかと勝手に勘違いしておりました(^^;。
でもかなり度がきついメガネをしているので、メガネが無いと何にも見えなくなってしまうのでしょうね。

そしてアヤリの髪。
もはや忍者として成立するのか?とツッコミたくなるくらいすごいボリューム…おまけに鮮やかな色をしているので目立ってしまいますね。
アヤリの追っかけ(男)がたくさんいるのでしょうか?
男を惹き付ける技とか持っていると面白そうです。

ノゾミの存在が気になりますね。
恨んでいる人物のために、日々何か計画を練っていたりしていそう…。
その人物は、もうすでに紹介されている妖精に含まれているのでしょーか?

フレィズはスイーツみたいですごくかわいいですね。
まだまだ幼いのにおませだなんて、かわいさのツボを押さえまくりですよ。
ペン機能…色塗りの面倒くささは最初の難関ですね。
鉛筆機能とは違った印象を与えるペン機能、一度ペン機能で描かれたサキラを見てみたいなぁ。

では!


■ りょく (183回/2011/01/31(Mon) 10:47:06/No3271)


こやまるさん、こんにちは!

シュイカの眼鏡が分厚いのは目を隠したかったからなのですが、よく考えると目が映らないのは度が高いので視力はかなり悪いことになります。
彼女が消滅したことを唯一知っているホタルは(例の二人を除く)サキラやマウリに迷惑をかけたくないというシュイカの希望で、周囲には旅に出たと説明しています。シュイカの話は回想か何かで書くかもしれない。


アヤリが忍びなのに鮮やかな理由は、妖精忍者は地味だと思っていた頃、ヤマネが参上して眩しい黄色にその概念が覆りまして…それから忍者は何色でもアリだと思ってます。
男を惹き付ける技というか喋り方がたらたらしています。そして甘え上手…。
マウリの真面目さは全く受け継がれておりません。


ノゾミのシリアスな設定は裏設定のようなものです。ここでは。
恨んでいる人物は既に出てますが、サキラであることは否定します。
仲間がいるので一緒にこの世から消そうと奮闘中です。おそろしや〜。
シュイカの眼鏡がコンタクトだったとしても、ノゾミなら装着可能です(ムーンも)!


フレィズは他の(変にくせのある)オリフェから一線を画そうと可愛さと純真無垢さがテーマにしました。
こやまるさんに可愛いと言って頂けて良かった…(*^∇^*)
服の柄は苺です。初めは白だったのですが大根っぽくなったので普通に赤で。
服の色はサキラが居なかったら赤ではなく桃色だったかも。
ペン機能でのお絵描き…またチャレンジしてみます!


ところで、オリフェの数が日々増しております〜。
オリフェだらけで読者さんに飽きられないのを願うばかりです。
大切なのは上手く公式キャラに絡めることですね。頑張ろう…。

では!


■ いっちゃん (18回/2011/01/31(Mon) 11:33:19/No3274)

りょくさん、こんにちは!いっちゃんです!

感想を書くために「プラネ」から「プラネ2」までを一気に見ました!!
恋化妖精サキラは全部みているのでプロフィールを見ていると、「これはあの場面に関係しているんだな」ということが想像できました!
オリフェをこんなに考えられるとは・・・!
りょくさんは想像力豊かだからこんなおもしろい小説が書けるのですね!
(納得しました)

今りょくさんが書いている「闇に光を、星に罰を!」にでているフレィズは、
これからのミレンとの絡みが気になりますね。
ミレンはアクミじゃなくてこの可愛いフレィズに恋しちゃうかも!?(笑)
いや・・・ミレンに限ってそれはないか。

ペン機能は私はまだ一度も使ったことがないです・・・。
でも、時間はかかるけど出来ばえが綺麗にみえると皆さん言っていましたので私も使ってみようかなぁ・・・。
オリフェだらけで飽きるなんてまずありえませんから!!
日々おもしろくなっています!!
りょくさんは公式キャラとの絡みもとても上手にできるのですごいです!!
私も見習わなければ・・・。

小説もオリフェ紹介も楽しみにしています!
それではっ!


■ りょく (186回/2011/02/02(Wed) 15:53:40/No3294)

いっちゃんさん、こんばんは!

感想ありがとうございます(*> U <*)
プロフを全部読んで下さったとは…!!
オリフェは何故かどんどん増えていくんですよね。きっとそういう運命なんです(←
増えすぎてヤバイと思ってて…自分と同じような方が増えるのをずっと祈っていました。
単に人様のオリフェを見るのが好きなのもあるのですがね〜。
でもいっちゃんさんのレスを見てほっとしました。嬉しいです(*^□^*)
ありがとうございますm(_ _)m

ミレンは例え世紀の美女に言い寄られようと、アクミLOVEは生涯変わらないと思います。そしたら報われないなぁ…。
(私は断然ネズアクですから!!)
フレィズは愛を説こうが初恋もまだなので、ただのおませの知ったかぶりです。
ミレンの方が恋愛経験(アクミは便利な下僕としか思ってないのでしょうが…)かな?

ペン機能はぜひ使ってみてください(^-^)
絵が上手ないっちゃんさんが使うとさらに綺麗になること間違いなしです!!

オリフェはむやみに増やさず、今いる子達を無駄なく登場させるのが目標です!

では☆


■ こやまる (1039回/2011/02/08(Tue) 23:44:04/No3391)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんばんは☆

サキラのスレッドがいっぱいになってしまったので、このスレッドを借りて感想を書かせていただきます。。。

恋化妖精*サキラの連載、お疲れさまでした。
ホント最後までドキドキしながら読ませていただきましたよ。
…ってこれは「第一部・完」ですよね(^^;。
まだまだ解決していないエピソードがたくさんありますし。
サキラの恋がどのように実を結ぶのかも気になります。
脇役だと思っていたシュイカも、このまま消滅したままだと彼女への感情移入がますます強くなってしまいますよ。。

>「不法侵入なんですけど」
これはまさしく現代ホラーですね(^◇^;)。
彼女の留守を狙って侵入するシーンは本当に楽しませていただきました。
振り返るとそこにオリョンがいるシーンは夢にも出てきそう(^^;。
(こういうぞくぞく感は私は大好きなのです)

オリョンが特別に持つ人形化という能力は、最強で最悪ですね。
淋しさを紛らわすためという理由ならまだ同情の余地はあったものの、完全に自己満足の目的で使っていましたからね。
技を習得してからのオリョンは負の方向へ育ってしまったとしか思えないです。
やはり金髪が黒幕か・・・?
いや、元からオリョンはこういう性格という可能性もある!?
ラストのオリョンの必要以上の驚きは妙に気になるなぁ。

サスケをたぶらかした過去は重罪だと思いますので、続編で力を付けたサキラあたりがオリョンを悔い改めさせてあげてください(^^;。
しかしサスケのピュアだけど報われない気持ちは、見ていて本当にいたたまれないです(T-T)。
なのでやっぱりサスケにも別の女の子を近づけてあげて欲しいです。
(Kで無くてもよいので。。。)

それでは続編も楽しみにお待ちしています。
では!


■ りょく (200回/2011/02/09(Wed) 18:18:23/No3396)


こやまるさん、こんにちは!

いつも感想ありがとうございます。
他に出したいキャラがいるのでまだ終われませんよ〜!話数が長いのが煩わしいのでタイトルを変更するだけです。
シュイカですか…。回想とかにならでるかもです。その代わりにホタルがでしゃばります。

人形化自体は普通の魔法です。
でも習得が難しい且つそんなことをしたら最悪なので、みんなあまり使わないのだと思います。
オリョンは他に魔法が使えず、それを負い目に感じたり辛い目に逢ったりしてると思います。
このような暗黒時代もあったりしてこいつは結構書きにくいですが、悪役に最適なのでもう一つの長編小説が終わるまで活躍(?)するでしょう。
オリョンの悪夢の対処法としてはニンニクをベッドに持ち込むと撃退出来ます(無理

確かにサスケは可哀想ですよね…。
サスケの恋に協力するという名目でサキラとハンゾーを接近させられるので一石二鳥だぜ☆
素敵なアイデアありがとうございます!
そしてKでいく事が決定しました。それ以外思いつきません。

では!




3319/ 人柱アリス
□投稿者/ 紫穏 -1回-(2011/02/04(Fri) 19:40:42)


在り来たりな挨拶で御免なさい。こんばんは、紫穏(しおん)です^^

えーっと、暇なのでボカロ“人柱アリス”のミルモ版を書きたいと思います。気まぐれですごめんなさい((
私としては、四番目アリスは双子なんでアンセンにしようと思ってますが、残りがどうしようかなー(汗
一番が決まらないんじゃ話にならないので、考えます。
では、プロローグから始めましょうか?(どうして疑問系


■ 紫穏 (2回/2011/02/04(Fri) 19:48:50/No3320)


【P】rologue

 ある所に、小さな夢がありました。誰が見たのか分からない、それはとても小さな夢でした。
 小さな夢は思いました。
「このまま消えていくのは嫌だ……。どうしよう、人に僕を見て貰うためには……」
 小さな夢は、考えて考えてそして、ついに思いつきました。
「人間を自分(夢)の中にいれて、世界を作らせればいい……」
 と。

 それは、誰にも見て貰えずに寂しくて寂しかった夢の我侭……、ああ、最初の人間(生贄)は――あの、剣を携えた赤い娘です。
 小さな夢は、静かに静かに口を歪めて笑いました。

「どうなるのか、楽しみだなぁ……」


■ 紫穏 (3回/2011/02/04(Fri) 20:06:50/No3321)


【一】番目アリスは勇ましく
 ――知らぬ場所でただ一人

「……何処だよ、此処」
 剣を腰に携えた、後ろで三つ網にした赤髪を揺らしながら、何度も道の真ん中で止まり路頭に迷っていた。
 少女――アクミは、気づいたら見知らぬ街の中に立っていたのだ。だが、それ以前に居た場所の事は覚えていない。
 気づいたら、此処に立っていた。それだけ。だが、“それだけ”がアクミの脳内回路を狂わすのには十分だった。
 自分の存在は分かっている。名前も、記憶も、生きていた事も。ただ、此処に居る事と此処が何処なのかが分からない。
 アクミは混乱したが――どうにかなるだろう、と思い街中を進んで行った。が、すぐに可笑しな事に気づいてしまう。

「……誰も、居ない……のか?」

 ゾワリ、と何故か知らないが全身の毛が逆立つような、気味の悪い感覚を覚える。気味が悪い――全くもって、その通りだった。
 日が昇る昼間、普通ならばワイワイと賑わっている筈だ。それも、こんな街中なら尚更だ……。
 左右を住宅と店に囲まれた、舗装された歩道を歩いているが、話し声や人間の気配など全くない。それが余計、不安感を募らせる。
 ただでさえ知らぬ場所で知らぬ間に居たのだ。これが怖くないわけなどない。気丈に振舞っているアクミでさえも、恐怖を感じた。
「……きっと、バーとか……そんな夜の店なんだ……」
 怖さを紛らわす為、ふと思いついた事を口にする。そう、そうなんだ。勝手に納得をし――誤魔化した。
 本当にそうであって欲しい、とそう願って。


■ 紫穏 (4回/2011/02/04(Fri) 20:19:18/No3322)


――少女、赤く舞う

「らぁっ!」

 これで何回目だろう。少女の歩く道が、真っ赤な血で染まっていく。道の後ろにあるのは、既に息絶えた人間の死体。
 
 かなり前、恐怖と混乱で精神が可笑しくなり掛けていた少女の背後から、此処の住人であろう人間が襲ってきたのだ。
「だべー!」
「うわぁぁぁぁぁぁあぁぁああああああああぁああぁぁぁあぁあぁあッ!」
 反射でつい、ゾンビの如く迫る人間を切ってしまったアクミ。息を切らしながら――地の赤と死体を見た。
 
 刹那、アクミは思い出す。
 アクミという少女が、今まで何をしてきたのかを。アクミは――若くして、ある国の役人であった。
 それも役人の中で最も最悪の部類に入る、納税の取立てや死刑の執行人。アクミはその都度、人を殺してきた。
 貧困で納税が払えぬ貧乏人を切り捨て、免罪で捕まった死刑囚ですらも問答無用で切り捨てていく。
 アクミは人を殺すことに一種の快感を覚えていた。自分の刃で人を切り、そこから溢れ出る生暖かい血を見て。
 或いは、切り裂く瞬間に伝わる脆く柔らかい肉の感覚で、或いは自分の目の前で倒れていく人間への優越感を感じて。
 少女は、その剣で幾つもの人間を切り捨ててきた。この時も、例外ではない。少女は――もう一度、味わってしまった。

 人 殺 し の 楽 し さ を 。

 今まで見なかった人間が、アクミの前に立ちふさがり――アクミが切り捨てていく。
 邪魔だと感じたものは全て、切り捨てられる物なら全て。その都度アクミの後ろに現れる赤い道が、
 それを全て物語る。

一番目アリスは勇ましく
剣を片手に、不思議の国。
いろんなものを斬り捨てて、
真っ赤な道を敷いていった。


■ 紫穏 (5回/2011/02/04(Fri) 20:27:19/No3323)


――小さな夢の思惑通り?

「あぁぁぁぁぁああぁ!」
「うっ」

 小さな夢は、自分の中で紅い少女が人を切り捨てていくのを見て、本当に楽しそうに微笑みました。
 そう、少女は思惑通りに小さな夢が退屈しないような世界を作り上げていくのです。
 人を切り捨て、幾多の命を邪魔と思い、自分に立ちはだかる全ての人間を自らの手で消していきます。
 少女にとっての快楽は、まさにそれだと言っても過言ではないでしょう。
 何故ならば、小さな夢の中の少女は本当に楽しそうに笑っているのだから。小さな夢のように、楽しそうに愉しそうに。
 夢はそれを静かに笑って眺めます。ですが――急に、顔を歪めて言いました。

「――嗚呼、この子はもう、いいや」

 それが何を意味するのかは分かりませんが、これだけは確かなようです。
 小さな夢は、この少女を“終わり”にすると言いました。そう、もう“用済み”だと。

 小さな夢は言います。
「この子の代わりを、連れてこなくちゃね」


■ 紫穏 (6回/2011/02/04(Fri) 20:40:40/No3324)


――何の為に

「はぁ……はぁ……」
 何人も、いや何十人……何百人と立て続けに人を殺し続けたアクミは、そろそろ疲れ果て始めていた。
 街を通り抜けて行き着いた先は、殺風景な森。森でも生き物や人間が出てきたので、かなり奥に入っている。
「はぁ……ああ、」
 とうとう、開けた所の切り株に座り込んで一休みをする。ふと、右手で持った剣を静かに持ち上げて目線に近づけた。
 愛着が沸いていた為に丹念に磨き、銀色に磨かれていた筈の剣は、今まで斬ってきた人間の血を吸って鈍い紅色に光を放っていた。

「……っ」

 ここでアクミは急激に思い出した。この剣の柄に彫られた、英語と刻印。それが何を意味するのか……。
――そろそろ、大きくなったからお前にあげようか。
 ……完全に思い出した。何時の間に忘れていたのだろうか? 私は何時から、人殺しに狂うようになってしまったのだろうか?
 アクミはある鍛冶屋の一人娘であり、この剣は亡き父が最初で最後に作ってくれた、愛娘への剣であった。
 父は最期に何て言っていただろうか? ……ああ、ああ言っていたな。アクミは父の言葉をかみ締めるように思い出す。
――母さんみたいな、強くて誇れる兵士になってくれ。
 母は王宮に仕える兵士であった。ある戦争でもう亡くなったが、誇り高い美しい女性だったのを覚えている。
 父は、この剣を何の為に作った? それは私に母のような正義の道を歩ませる為。だが私は何をしている?

 卑劣極まりない、一方的な人殺し――?


■ 紫穏 (7回/2011/02/04(Fri) 20:54:58/No3325)


――罪人のように閉じ込められて

「ああ……あぁぁあぁ……」

 何時の間に忘れていたのだろう。アクミは頭を抱え、今までの過ちに気づいてしまう。
 即ち、“残虐極まりない一方的な人殺し”という人生において最低とも言える、人間故の過ちに。
 アクミは立ち上がった。此処が何処だか分からないが、罪を悔い改めて正義の道を歩もう、と。
 この血で染まった道を無かった事にする事はもう――出来ない。けれど、私は今日から生まれ変わろう、と。
 若くして亡くなった父と母の悔いを、晴らそう……と、アクミが涙を拭いて立ち上がった瞬間だった。
 
 森の木々が蠢き、聞こえもしないような声が天から降って来たのだ。

――「君はもう、用済みだよ」
 その声と共に、アクミに木が襲い掛かった。まるで生きているかのようなしなやかな動きを見せる木に、アクミは戸惑う。
 いや、木が動く事自体あり得ない。それに、先程天から振ってきた様なしわがれた声は――何なんだ。
「うぁっ!」
 そんな事を考える暇すら与えられず、森に生える木々がアクミを襲う。血に染まった剣で斬りつけるが、全く効かない。
 いっせいに飛び掛る無数の木々には、流石に身のこなしの軽いアクミでも全てを避けるのは不可能だった。
「放せぇ……! あたしを放せぇぇぇぇええぇ!」
 もう意味が分からなくなり、闇雲に斬りつけるが効果はなく、とうとう木の枝がアクミを捕らえる様にしゅるしゅると伸びた。
 ガッチリと腰を捕まえられ、離そうと剣で斬りつけるが無駄だった。抵抗も空しく奥へ奥へと連れ去られるアクミ。

「嫌だぁぁぁああぁぁぁあああああぁぁぁぁぁぁぁあああああああぁあぁぁあぁぁっ!」

 森の奥に、アクミの絶叫が響き渡る。右手を離れた“正義”の為の剣は森の道にひっそりと佇んでいた。
 アクミは、森の奥で罪人のように捕まっている。それを……アクミの生を知るのは、血で染まった森の道以外知る由はない。

そんなアリスは、森の奥。
罪人の様に閉じ込められて。
森に出来た道以外に、
彼女の生を知る術はなし。

「お疲れ様、用済みになった“一番目アリス”」

 小さな夢は、静かに呟いた。


■ 紫穏 (8回/2011/02/04(Fri) 20:59:13/No3326)


一番目アリスは終了です。お疲れ様でしたー。←何が
ついでに蛇足ですが、一番目アリスことアクミの最初の犠牲者で「だべー!」って言ってるのはペータです。
…………格好悪いなぁ(笑)
次は大人しい二番目アリスですね。うーん……誰にしようかな。


■ 望 (16回/2011/02/04(Fri) 21:17:18/No3328)

凄いッ!(いきなり何?
想像力豊かで尊敬します!
一番目アリス・・・末路は謎なんですが、多分・・・(ぉぃ
まさしくアクミってかんじですね、勇ましい娘。
初対面なはずなのに、こんな文ですいません・・・(汗
続き楽しみですw
では


■ 紫穏 (9回/2011/02/04(Fri) 21:57:19/No3330)


>>望様
うわぁ……コメント有難うございます((感 こんなダメダメな文に……!
一番目アリス→アクミは髪の毛赤いしまぁそんな感じかなーwwっていうとっても適当な理由でしたごめんなさい←
初対面ですが、此方もはっちゃけちゃってます。では二番目は楽しみにしていて下さいね〜^^
……二番目未定ですが。


■ 紫穏 (10回/2011/02/05(Sat) 10:40:24/No3334)


【二】番目アリスは大人しく
――深海の歌い手

「――今日は、有難うございました」
 青い髪をした少女が、観衆の前で深々とお辞儀をした。――少女の名前は、ヤマネ。黄色い忍者のような衣装を着た、可愛らしい子だ。
 ヤマネは度々、街の広場で歌を披露していた。深海のように澄み渡り、威圧感を称える歌声はまさに天下一品。
 人々はヤマネに“歌姫”という愛称をつけていた。

 今日もまた、ヤマネは街の広場で小さくゲリラライブをしている。自分でセッティングをし、自ら全てをプロデュースするのだ。
 並大抵の苦労ではない。ヤマネは自身の夢――大きな歌手になるという野望の為、誰の力も借りずに一人でやってきたのだった。
「ヤマネちゃーん!」
「流石歌姫だぜぃ……!」
「アンコール! アンコール!」
 手作りの衣装と手作りの、金を集める箱。それを抱えて微笑むヤマネは、幸福感を感じていた。
 目の前の人々の歓声を全身に浴び、優越感と夢に近づいていく自分にうっとりと恍惚な表情で見入っていく。
 その姿は最早神々しく、彼女の歌に魅せられた人々はより一層興奮していく。ヤマネも、青い髪を揺らしてお辞儀をした。
 ――その姿、正に深海の歌姫。


■ 望 (19回/2011/02/05(Sat) 10:45:54/No3336)

わぁッ!2番目はヤマネちゃんですか!
似合いますねw
歌も上手そうですし^^
可愛らしい・・しかも賢いですね・・・私とは大違い(比較すな
頑張ってくださいね!


■ 紫穏 (11回/2011/02/05(Sat) 10:55:05/No3337)


――狂わせろ、歌で世界を 1

「ふふふ……」
 コンサートも終わり、夕暮れに近づいた道。疎らになった人々の群れを掻き分けるように進みながらヤマネは歩く。
 先ほどの興奮をしっかりと胸に刻み付けるよう、マイクや小さな機材、衣装が入った紙袋を胸に抱きしめる。
 人よりも少しばかり大人しい彼女が、人の上で歌うという大それた夢を持つ事になったキッカケは、昔の事だった。
 何事にも皆より少し劣るヤマネ。手先は不器用、美味しい、と皆が笑顔になるお菓子を食べられない……楽しめる事が少なかった。
 だが、そんなヤマネの母は気づいた。

――この子、歌の才能がある。

それは故郷――里で、一人寂しくヤマネが歌っていたのを聞いたからであった。その深い旋律やメロディー。人を惹きつける不思議な声。
 ヤマネに天下の歌の才能があると知った母は、どうにか生かしてやろうといろいろし、人口が多いこの街へやったのだった。
 この街はヤマネの故郷より少し離れた人通り豊かな街であり、ヤマネの他にもデビューを狙いライブを開く人も少なくない。
 最も、ヤマネよりも歌が上手い者は居なかったのだが。
 最初は少なかったものの、慣れた今ではかなりの人数が集まりつつある。中には毎回場所を変えても来る常連も居る程だ。
 既にヤマネは、人を魅了する歌手へとなっていた。


■ 紫穏 (12回/2011/02/05(Sat) 10:57:34/No3338)

>>望様

またまたコメ有難うございます!
此方は大人しそうだし髪の毛青いしー、と考えたものです。多分、もっと当て嵌まるの居たんじゃないかな←
字も二番目なので青くしてみました。此れからも引き続き、頑張ります^^


■ 紫穏 (13回/2011/02/05(Sat) 11:20:24/No3340)


――狂わせろ、歌で世界を 2

 ヤマネの桃色の唇から紡がれて行く歌で、人々の思想は全てヤマネに集中する。
 何も取りえの無かったヤマネが欲していた、自分への視線。自分への気持ち。自分への、注目。
 人生つまらない事だらけだと思っていた。平凡に生きていくと思っていた。けれど、今は違った。
 ――自分の意思、自分の歌で人々を狂わせられる。
 それに気づいたのは、あのコンサートの日から早くも一週間の時を刻もうとしていたある午後の日であった。
 今日も街で歌おうと、ヤマネは心躍らせ仕度をしていた。が、そこで――有り得ぬ筈の声を聞く。

――「君の歌は、狂った世界を生み出すよ」

 天から降って来たような、深くしわがれた不思議な声。驚愕して部屋の天井を見上げるが――そこには、何もなかった。
 だが心臓の高鳴りは止まらない。もしかすれば、自分にはそんな才能があるんじゃないだろうか。世界を、狂わせる……。
「私は……今までの分を……取り返して見せるでございます……」
 その顔は、正に狂気に酔った人の顔。ヤマネは、“小さな夢”の言う通り、世界を歌で狂わし、狂った世界を生み出す事になる。

「〜……あ〜ああー……」

 ヤマネが口を開くたび、人々は意のままに人を操る。ヤマネが歌を歌う度、人々はそれに沿って狂い始める。
 ――狂った世界の創造主、音を溢れさせて混沌の渦に笑う。

二番目アリスはおとなしく
歌を歌って、不思議の国。
いろんな音を溢れさせて、
狂った世界を生み出した。


■ 紫穏 (14回/2011/02/05(Sat) 11:30:20/No3342)


――“小さな夢”の玩具なる少女

「クスクス……クスクスクス……」
 人々の中心で、歌い続ける少女は誰よりも美しく微笑んでいました。それは彼女が生み出した狂った世界です。
 それを自分の中へ惑わせた“小さな夢”は、また楽しそうに笑います。誰よりも、前のアリスの時よりもまた一層……。
 小さな夢は、実体を持ち始めていました。ただの夢が、人柱アリスによって紡がれた物語により体を持ち始めるのです。
 小さな男の子のような体になった夢は、自分の傍にあった自然に生えている薔薇に気づき、手を伸ばしました。
 その薔薇は赤くはなく、鮮やかな青い色の薔薇であり、正しくそれは小さな夢の中にいる少女そっくりなのでした。
 小さな夢は、鮮やかに咲いた薔薇を根元から折り、か細い右手で握り締めました。棘が刺さって血が滲むのも気にせずに、です。
「……この子も、つまらなくなってきたなぁ」
 助言をし、人を魅了させる声を持った少女にさらに世界を狂わす声を与えた小さな夢は、飽きっぽかったのです。
 この少女も、また飽きられ数奇な運命を辿る事になるのでしょう。
 小さな夢は、それを最後まで見てからまた、三番目のアリスに物語を紡ぎさせるのです。
 
「次はもっと、面白い子がいいなぁ」


■ 紫穏 (15回/2011/02/05(Sat) 11:51:30/No3343)


――いかれた男

 誰かが思った。
 ――この少女は、美しくも儚い薔薇の花だと。自己防衛本能を持つが、それは些細な物でしかない。
 歌という武器を纏ったヤマネは、それと同時にとても鋭くとても硬い棘――防具もといそんな精神を持っていた。
 可愛らしく人を魅了させるヤマネには、沢山の男が言い寄ってきた。だが、ヤマネはそれを高飛車に受け付けない。
「触らないでくださいでございます」
「本当はそんな事を思っていないのでしょう? ならば、そんな戯言を言わないでください」
「汚らわしいでございます」
 自分の容姿だけで言い寄ってくる男達には、一刀両断していく。自分の生み出した世界で、こんな事は望まない。
 
 だが、そんなヤマネにある男が近づいてきた。

「ヒョヒョ〜……君が、この世界の創造主かい〜?」

 不意に現れた、可笑しな男。ヨロヨロと歩き、ヤマネの方へ歩いてくる。ヤマネは、正直言って困惑していた。
 今まで自分を見てくれる者など居なかったし、今は面食いの男共しか寄ってこない。けれど、目の前にいる男は……。
「……貴方は誰でございますか?」
「ヒュ〜、僕はウィンだよ〜」
「ウィン殿、ですか。ですが、名前を聞いているのではありません。……何者なのでしょうか」
 突然ふらりと現れた男に、警戒心を強くしていくヤマネ。どうして、だ。自分の歌を聞いた者は、狂っていくのに。
 ああ、そうだ。とヤマネは考えた。今は歌っていない。この男は、運よく歌が聞こえていなかったのだろう。
 ――ならば、この男も自分の音で狂わせよう。

「るりらるりら〜……」
「歌、綺麗だねぇ」
「っ?!」

 歌 が 効 か な い 。
 それはこの歌を取得してから、初めて感じた恐怖であった。


■ 紫穏 (16回/2011/02/05(Sat) 11:54:15/No3344)

>――いかれた男

るりらるりら、は某有名曲、悪ノ娘シリーズの続きだとも言われるぜんまい仕掛けの子守唄やRe_birthdayに出てきます。
悪ノP天才だと思う人挙手ー!←


■ 望 (21回/2011/02/05(Sat) 12:04:06/No3345)

!!ガイア族だ〜ウィンだ!!(落ち着けッ!
まさかのサービス(お前のためじゃないよ)ご馳走様でした!
ウィン・・・彼がヤマネの歌に狂うことはなかったわけですか・・・?
良かった、ヤマネちゃんがちょっとほのぼのオチでw(何?
歌綺麗だねーw
歌の良さがわかるのか・・?君に・・?(←恐れ多くも風の神
っていうかヤマネちゃんに何の警戒心を持たず、平気で名乗っているところが受けましたww可愛いなぁ^^

悪ノpさんは悪ノ娘、召使 ぐらいしか持っていないのですけど、
言わせていただきます!
天才です!

もっと文力欲しいなぁ。痛感する・・・


■ 紫穏 (17回/2011/02/05(Sat) 12:17:37/No3346)


>>望様

はい、サービスです(どーん)。……まぁ、いかれた男っぽいなこいつーっていうのが殆ど←
ガイア族でしかも妖精の神様をこんな役に使っちゃったけどいいよね☆← うん、大丈夫。素でいける。
ウィンはきっと“小さな夢”が投下した妖精兵器←です。アクミの時の木々みたいな。
歌を知っている方は、きっとこの後が分かるはず。

ほのぼのはこんな時しか無理ですからねー。人柱アリスはどう解釈しても、あんまハッピーエンドにはなり得ませんし……。
ヤマネって歌上手いんだろうか……。
ウィンはとりあえず、精神がぶっとそうですからね! 多分妖精界が終わるとかそんな事になっても平気でソフトクリーム食べてるタチ←。

悪ノPさんもといmothyさん天才すぎますからね……。悪ノ娘・召使の本、黄のクロアテュール凄すぎました。
私には文才というものが激しくありませんけどね!


■ 望 (22回/2011/02/05(Sat) 12:31:21/No3347)

紫穏さん

>ガイア族でしかも妖精の神様をこんな役に使っちゃったけどいいよね?
・・紫穏さんのウィンが駄目だったら、ガイア族で某ギャグパロしている私はいったいどうなっちゃうんですかッ!恐ろしい・・・(汗
mothyさんって、私がパロったマトリョシカの作者様でしょうか?
マトリョシカ・・凄い神曲だと思います!狂った感じがツボです^^
ピクモにやらせて馬鹿丸出しですからね〜(元からだよ

最終的に夢はいいことしましたよねw(爆
こんな素敵な妖精兵器を出してくれたから(アホな理由

あぁ〜ほかのガイア族が必死になって喰い止めようとしてもウィンだけは
余裕ぶってたりしているのあり得ますね!分かります←

そうですよね・・何かほとんど死・・(ry)
ますよね?

何言ってるんですか、文才ありますよwこれからも頑張ってください!
またサービス・・・(強制終了)
では^^


■ 紫穏 (18回/2011/02/05(Sat) 13:28:25/No3350)


「――君はもう、終わりだよぅ」
「……え…………あ……っ」

 刹那、胸に衝撃を覚える。静かに胸を見ると、弾痕の痕と紅い血がまるで薔薇のように、咲き乱れていた。
 最後に見たのは、いかれた男が笑いと共に引いた、リボルバー。――何時の間に、構えたのだろう。
 ああ、殺されるのか。こんな、何者かも分からない男に。だが、ヤマネは悟った。……あの男は、何者でもない、いかれた男。
 時が止まったように、動かなくなる体。涙が頬を伝う。自分がしたかったのは、皆に見てほしかっただけ。私は――…………。
 
ふらり。

 ゆっくりと、倒れる。ヤマネは――人々の真ん中で、息絶えた。それと共に、この世界を構成していた“歌”が無くなり、
「……此処はどこー?」
「ううん…………頭が痛いよぅ」
「あっ! お、女の子が倒れてる……!」
 世界はまた、“神”と呼ばれる者が支配する物に戻る。人々は真っ赤な薔薇を咲かせたヤマネを見つけた。
 ――いかれた男に撃ち殺された、歌姫。真っ赤な薔薇を咲かせながら、皆に愛でられ枯れていく。

そんなアリスは、薔薇の花。
いかれた男に撃ち殺されて。
真っ赤な花を一輪咲かせ
皆に愛でられ枯れてゆく。

「さようなら、二番目アリス。君は世界で一番、注目された死体だよ」

 泣きながら死んだ、美しいアリスは人々に囲まれながら朽ちていく。小さな夢は、狂気に顔を歪めた。


■ 紫穏 (19回/2011/02/05(Sat) 13:35:56/No3351)


>>望様

>・・紫穏さんのウィンが駄目だったら、ガイア族で某ギャグパロしている私はいったいどうなっちゃうんですかッ!恐ろしい・・・(汗
……ノーコメントで← まぁこっちは殺人しちゃいましたからね! ギャグの分なら平気ですって!

あー、マトリョシカはmothyさんではなく、ハチさんです。マトリョシカは神曲です! リズムが好きですし、絵も怖可愛い←何それ
望さんの小説、コメントはしていませんが見ました^^ マトリョシカ神ですね! ぜひワールドイズマイン書いてほしいです。
ピクモは普段があんな温厚なので、あーいう狂った感じのはギャップでいいです。

夢、良い事しました。良い仕事しましたね、おやっさん! 他にもガイア族出したいけど出せるかなー((

人柱アリス、名前からしても“人柱”とかホラー! って感じですからね。
三番目はリルムにするかなー……緑だし←

ギャグセンスにおいては望様が凄いですよ^^ まぁこれギャグ出したらもうそれ一直線ですけども。
お互い頑張りましょー。


■ 望 (24回/2011/02/05(Sat) 13:36:48/No3352)

・・・・・・いかれた男ーーーッ?!!(ウィン
やっぱり、ガイア族は許さなかったんですね・・(涙

なんか不本意ですが、ウィンが渋いです(ぇ
かっこいいかっこいい!ウィンって意外とこうゆう役似合うなw
この後ニヒルに笑ってるんですかね?

そして、ヤマネちゃんに合掌・・・(?


■ 紫穏 (20回/2011/02/05(Sat) 14:10:27/No3353)


【三】番目アリスは幼い子
――理想の自分は夢の中

 綺麗な顔で小柄な身体。綺麗な服を着て、美味しい物を食べて、綺麗なところで寝る……それが、少女の夢だった。
 現実は酷い物だ、と嫌でも感じてしまう。少しだけ普通よりも整った顔、けれど生活はとても貧乏。
 少女――リルムは、ある国の貧困街で暮らしていた。食べる物もろくに無く、生活場所は今にも崩れそうな小屋。
 たまに、そんな貧困に困っている人々に恵んでくれる王様と王女様、后様がいる。そんな三人に、リルムは憧れていた。
 みすぼらしい服を着て、酷い環境で悪い物を食べている自分と、自分の理想通りの生活をしている人々。
 憧れと共に憎しみを抱いていた事は否定しない。けれど、それは当然だと言えよう。それに、抱かないのは変だといっても過言じゃない。
 同じ人間なのに、この差は何なのか。物心ついた時からこの状況のリルムには、それが不思議でならなかった。
 だから、今日もリルムは家とは言えない家の中で一人、膝を抱えて空想に耽る。

 理想の私は、慈悲深い心を持って、綺麗な服を着ていて綺麗な場所で生活していても、心が腐敗する事はなく綺麗なんだ。
 金持ちは腐れきっているけれど、私はそんな事などないんだ。あの王女様のように、私みたいな子に恵んであげるんだ……。

――「ああ、決めた。この子にしよう」

「だ、だれっ?!」
 不意に聞こえてきた声に、ビクリと身体を揺らして顔を上げる。が、それもすぐに納得してしまった。
 家といっても木がそんな感じに組み立てているだけ。きっと、外の声が漏れて聞こえているんだ。と、そう考えて。

――「そうじゃないよ、これは真実さ。夢を見てごらん。全ては揃っているから……」

「え……?」
 またもや聞こえた、少年のような深い声。今度は気のせいでも他の人の声でもない。脳に直接響くように聞こえてきたのだ。
 瞬間、少女の意識が朦朧とする。昏睡していくように、ゆっくりとゆっくりと、意識だけが眠りの渦へ落ちていく。

――ああ、夢か。夢もいいな……きっと目覚めた時……私は…………理想の人に……。

 少女の意識は、小さい夢の中に落ちていった。


■ 紫穏 (21回/2011/02/05(Sat) 14:22:11/No3354)

>>望様

>・・・・・・いかれた男ーーーッ?!!(ウィン
いかれた男、ウィン。格好良かったよ! まぁ、神様ですからね! 小娘が何しとるんじゃワレー! って感じでしょうか。
ウィンってこういうハマり役良い感じかな〜。かっこいいぞ。キャラが濃いし使い易さプライスレス。
ニヒル。ニヒルっていえばシナティちゃんだなぁ(某有名キャラクターキティちゃんのパチもん)

さー、天に昇ってったヤマネちゃんに皆で合掌。一本締めで((ええええぇぇぇぇぇ 

まぁとりあえず、話は三番目アリスです。リルムちゃん、おいたわしや。


■ 紫穏 (22回/2011/02/05(Sat) 14:44:15/No3355)


――綺麗な姿で不思議(夢)の国

 目を開けたら、そこは少女の理想そのものだった。砂糖菓子のようなドレスに身を包み、綺麗な部屋で座っている。
 これは夢。それは分かっている。けれど――嬉しくて堪らない。胸がドキドキしている……実感がある。
 リルムは顔に手を当て、どうなっているか確認しようとして――大笑いした。そうだ。この部屋には全て揃っているじゃないか。と。
 自分の部屋に無かった鏡が此処にはあった。いや、天蓋付ベットも、フカフカなソファーも、立派なシャンデリアも全て。

「あの声の言った事は、本当だったんだ……」

 本当に、全てが揃っていた。鏡を見れば、リルムは今まで見た事がないような可愛らしい女の子の顔になっていたし、
 窓を開けてみれば眼下には街が広がっている。……私は、王女になれたんだ。夢の中の話だが、それでも興奮せずにいられなかった。
「なら、口調もお姫様って感じにしなきゃ駄目だよね……いや、駄目ですわよね?」
 そんな事を言い、クスクスと笑った。ピンク色のドレスがヒラヒラと舞い、美しい緑色の巻き毛が揺れる。
 ――綺麗な姿、綺麗な服、綺麗な部屋、綺麗な身分。これこそ、自分が欲していたもの。
 リルムは、幸福感に酔った。これが、夢であるという事を理解しながらも、笑みが絶やせなかった。


■ 紫穏 (23回/2011/02/05(Sat) 15:02:04/No3356)


――蝶のように舞い、人々を惑わせる

 夢の中と言えども、真実味溢れるこの生活をやめられる事はできない。というより、抜け出す事ができなかったのだ。
 現実世界へ戻れなくなった、とでも言うべきか。目を覚ませば良い筈だが、起きれなくなったのと何より起きたくなかった。
 現実ではきっと、昏睡状態が続いているのであろうが――今のリルムにとっては、そのような事は些細な事でしかなかったのだ。
 
 王女の生活はとてもVIPな物であり、勝手な事をしようとも全てが許された。勝手に街へ下りても、勝手に何かしても。

 ある日の事、リルムは暇だったのでお忍びで街へ出る事にした。当然ながら、それを止める者は居ない。
「あ、あの子綺麗……! あんな子、いたっけっか?」
「何処かで見た事ある気がするわ……」
 通りすがっていく人々の感嘆の声を聞きながら、満足げに微笑む。女であろうが男であろうが、自分を見た者を惑わせる。
 まるで私が孤高に咲く美麗な華のように、ある者はため息をつき、ある者は釘付けになり、ある者は目的すら忘れる。
 人々を惑わせる程の容姿を持ってすれば、こんな事は簡単であったのだ。――だが、リルムは忘れていた。
 自分がこのような存在になったならば、どうしようとしていたかを。恵まれない人々に慈悲の心を持とうと思っていた事を。
 そんな事は忘れてしまっていたリルムは、自分が齎す魅力に恍惚な笑みを浮かべていた。
「……期待外れだ」
 何処かでそんな呟きが聞こえたが――今のリルムには、届かない。悦楽と地位による快楽に蝕まれていたのだから。



 ある日の事だ。そんなリルムに、一つの朗報が入った。――長い事戦場に出かけていたこの世界の“父”が戦死した事。
 サポートに向かっていた王妃――母も、過労と鬱で窶れながら亡くなった事を。だが、リルムは――
 ……別に、この世界の両親など何の関係もないじゃない。
 ――そんな事を考え、静かに宰相が言う言葉を聞いていた。確かに、直接の関係はない。所詮“夢の中”の話なのだから。
 幼いながらも、両親を失った王女リルムはその日に女王へと変わった。政策を考え、国を統べる長へと。
 だが――所詮小娘。それも、現実では貧民の。政治などできなかったが――人々を惑わせ、それなりに上手くやっていたつもりだった。
 ――王と后が作り上げた平和な国は、おかしな国へと変遷を遂げた。若き女王が作り上げたおかしな国、そこでもリルムは人を惑わせる。

三番目アリスは幼い娘。
綺麗な姿で、不思議の国。
いろんな人を惑わせて、
おかしな国を造りあげた。


■ 望 (25回/2011/02/05(Sat) 18:09:30/No3360)

紫穏さん> あ、あの有名な国擬人化の持っている人形ですか!
シナティ、可愛いですよね。あの小馬鹿にしてるようなドヤ顔がw(何
私、独が好きなんですよ。(関係ない話
あと、韓と伊兄ですかね?

ウィンがニヒルに笑う・・・ギャップがいいですよ、もう!(どうした!
いつもは軽そうに笑っているけど・・(^p^
ウィンは使い勝手が良くて苦労しませんからね〜(ぇ
拳銃でも爆弾でも持たせてたら軽そうな笑顔で敵を仕留めていくような感じがしますw(それは酷い

よぉぉー・・・・・・パン(一応一本締め
かっこ悪いなぁ

リルムちゃん・・せめて可哀想な末路にはならないでほしいなぁ。

では!


■ こやまる (1036回/2011/02/05(Sat) 18:51:14/No3361)
http://www.murumoya.com/


紫穏さん、望さん、こんばんは☆

紫穏さん初めまして。
ムルモ屋本舗の管理人のこやまると申します(^^)。
今後ともよろしくお願いしますね。
(ぜひ通常掲示板などで自己紹介いただけるとうれしいです)

この度は小説の投稿をありがとうございます!
ボカロに疎い私なので元ネタには詳しくないのですが、小説中の描写がとてもしっかりしているのでとても楽しめました。
(いい加減このボカロブームに私も乗らないと…)
いろんな負の側面を持つキャラが登場しますが、あえて妖精を当てはめてみる紫穏さんの試みはなかなか面白いですね。

特に自分の歌声に酔っていくヤマネちゃん・・・。
普段は真面目すぎるヤマネに、この役はまたかわいさアップです(^^)。
私も狂ってもいいからヤマネの歌声を聴きたい…。
もともとヤマネちゃん大好きなので、「触らないでくださいでございます」などのセリフを、アニメのヤマネの声で脳内でしっかり再生させていただきました。

そしてまさかのウィンの登場にもびっくりです。
緊張感をなくすこのしゃべり方は、どこか異質な感じを与えますね。
あのどこを見ているか分からない渦巻きな目をしたまま、引き金を引くウィンはある意味恐ろしいかも…。

ヤマネばかりの感想になってしまいましたが、3番目のリルムの行く末が気になりまくりです。
望さんと同じですが、リルムは持ち前の腕力で悲劇から逃れて欲しいなぁ。

それでは続きもがんばってください!
では!


■ 紫穏 (24回/2011/02/05(Sat) 19:42:41/No3363)


>>望さん

おぉぉぉおおぉ?! し、知ってたんですかっ! もう嬉しいです。周りに知ってる人居ないし。
シナティも可愛いですけど、それを可愛いっていう中国が可愛いです(
ドイツいいですね〜^^ 私はまぁ、伊兄弟と北欧五国とバルト三国が。祖国も好きですが、一番は伊です。
伊兄は何処かヘタレてるところがいいなー^^

まぁ胡散臭そうですからね、笑い。良く言えば底が見えない、悪く言うと胡散臭い感じ?
ギャップって時には半端なくきますね。グッと。
目がグルグルなんで何考えてるか分かりませんしね←

マジで一本締めした――! じゃあ私も、よぉー……っと言ってから((フェイント)空気読みDS。
ビ&ペ「「かっこ悪い」」マ「かっこ悪いって言うな! ……ってあれ、違う?」そうさ、この二人は私に言ったのさ←

……そうしたいのも山々ですが、無理そうですね……(しょんぼり)
せめていい子にしたかったけど、何じゃこりゃ。凄く夢の中でタカビーになってるよ。

>>こやまるさん

こんばんは、そして初めまして!
此処では初めて小説を書かせて頂いてます。掲示板にも近々お邪魔させて貰いますね〜^^

描写はかなり大雑把で細かいのなんて書いてないので、曖昧ですがそう言って貰えると嬉しいです。
ボカロは奥が深いので、かなり嵌ってしまいます。デビューは有名な悪ノ娘でした((
妖精をアリスに当てはめるのは中々難しかったですが、それなりに合った子がいたので良かったです。篠塚さんナイス(アニメオリ殆どですが)。

ヤマネちゃんは大人しそうですし、歌上手いかなーと思っていれてみました。結構いい感じになったので、良かったかと。
真面目すぎる彼女にこんなギャップは此処でしかあまり書けませんからね。ただでさえ原作もアニメも終わってますし……。
声が可愛らしいので歌も期待できます。

ウィンはまぁ……見た目&口調性格その他諸々いかれた男じゃねぇという結論に至り、使っちゃいました。
いや、私が書くのもなんですが、ヤマネはあの時かなり脱力したと思います。絶対に。

リルム、そうなれば良いのですが無理そうですね……。皆“人柱”として死んでいくので。
この場合の人柱は、“小さな夢”が“実体”を持つ為の生贄と言ったところでしょうか。
というか、殆ど女キャラっていうのがなー……。
期待に答えられるように、頑張りたいと思います^^ 


■ 望 (26回/2011/02/05(Sat) 20:13:00/No3364)

はい、知ってましたよー^^(何様?
シナティのせいで、なんか英と日に(超年上なのに)怒られてたような?
米の人気は凄まじいですよね!私は別に普通なんですけど。
すいません・・北欧五国いまいちよく分からないんですよ(汗
バルト三国・・(笑)露の威圧感に完全にビビってますよね^^
ベラを頻繁に呼んだらいいと思うんだけどなぁw
伊可愛いですよね〜最初はまったころ一番に大好きでした!(は?
しかも伊の声優が結城 せつのキャラソン時の声優だとかw
伊兄弟でもちょっと冷めてますよね〜仲が・・・。

胡散臭い・・ですか^^(笑
こんな風に表現されたら本人もびっくりですよw
今から別の笑い方の練習してそうw(そんなキャラじゃない?
私はどうやらギャップに弱いようです(突然の告白!
あと、何故か怒りっぽいキャラを好きになる確率が高い!
←フィアとか?
男言葉も男らしい行動もあと、男装も好きですね^^(つまりようするに男っぽいキャラが好きってことですよ
目がグルグルな分、ミステリアスですからね〜ウィンはw

一本締め自己満足しました!(ぉぃ!
かっこ悪いのは私ですよ^^
まだ紫穏さんは未遂だ!ビケー、ペーター!
マンボも悲しい条件反射だこと・・・(涙

長くなってしまいました(さっさと終われ

では


■ 紫穏 (25回/2011/02/06(Sun) 11:33:09/No3369)


――夢の落胆

 とうとう女王になり、国を一つ支配きるようになってしまった少女を自分の中で好き勝手させる小さな夢。
 ――この少女は、今までの二人と何処か違った気がした。だから自分の中に迷い込ませたのに……。どうして、皆……。
 小さな夢は、また絶望してしまいます。

――どうして、この子達は欲に目が眩んで自身を滅ぼしてしまうのだろう。
 
 一番目は自身の為に人を殺し、二番目は聞いてほしいと人を狂わせ、三番目は欲に眩み強欲になりつつある。
 全てが同じ結末――……小さな夢は、つまらなさそうに少女を見ていました。
 小さな夢の最初の目的は二つ。人に見てもらいたい。世界を作ってもらおう。けれど、何時も少女達は同じ道を辿る――
 人に見てもらえる事……が出来ているのかは不明ですが。
 小さな夢は、実体が出来つつありました。今では、二番目アリスと同じくらいの背丈を持った少年です。
 アリス達は、自分が退屈しない為の、見てもらう為の、実体を手に入れる為の人柱。そう、人柱アリス。
 最後には自分の欲に堕ち、知らぬ間に小さな夢の作り上げた世界の中の一部として生き続けるのです。

「……次のアリスは、こんな事がないようにしないと……。そうだ……この三人の世界を見せてやればいいんだ……」

 小さな夢は、顔を狂気に歪ませて笑います。きっと、三人目ももうすぐ終わりを辿るのでしょう。
「そう、最後は自分が夢みた“歪な夢”にとり憑かれてしまえばいい」


■ 紫穏 (26回/2011/02/06(Sun) 11:45:27/No3370)


>>望さん

シナティは日によく説教させられてますよね。ネズミーランドとかドラえもんとかで←
米は私の母も好きです。まぁオーストリアも好きだと言ってますが(笑)親子でヘタは好きですよ〜。
親子で熱く語るのは出来ませんが。
北欧はフィンランド、スウェーデン、ノルウェーにアイスランド、デンマークの五国です。漫画ではあまり出てきませんが、好きです。
バルト……特にラトビアがびくぶるww 露は強いですから。
露が最も恐れるベラルーシ← リトの指バキバキにしたしある意味最強な娘。
伊は「ヴェー」の時が可愛すぎる。アニメなんかもう凄い。……え、まさかの結城君?!←
あれは兄弟仲悪いけどそれはそれで良い←(ちょ

本人苦笑いですね。が、頑張って! ピクモあたりに和やかな笑い方を……!
ギャップには私も弱いなー……。望さんの意見に物凄く賛成――!
自分の中で男っぽいキャラの筆頭が何故かドンタの件について← 背中で言葉を語りそうなタイプが出てきたよ……
頭に風車ぶっ刺してますし、素なんだか作ってるんだか電波なんだか……。

一本締め――! よぉ――…………ぱふっ(化粧品でよくあるパフ)。
……………………………………………………………………………………………………………………………………………………うん。
いやいや、今のを見たでしょう。かっこ悪いのは私だ――!(自虐ネタ)
マンボは何かする度に失敗して言われてますからね。反射反射。……頑張れ。

いえいえ、此方としても望さんと話すのは楽しいので、こんな変人と遣り取りしてくれて感謝です^^
では


■ 望 (31回/2011/02/06(Sun) 12:40:43/No3374)

>遅すぎますが『小娘が何しとんじゃワレーッ!』って感じでしょうか?
→盛大に笑わせていただきました^^
紫穏さんのウィンのキャラ面白すぐる!!(誤字ではありませんよw
極悪やんけ!!(大阪弁?!
あ〜いいなぁ、紫穏さんの思考欲しい!(キモッ
隣で妹が盛大に笑う私を冷たい目で見ていたのもいい思い出☆(ぉぃ!

ネズミーランドとかwドラえもんが嫌がって最終兵器出すのも確実ですね!
オーストリアですか!私も好きですよ^^
ピアノで感情を表していたりする、ちょっとお馬鹿さんなのがw(え?
あ、あと『この、お馬鹿さんがッ!』って言われてみたかったり(うわぁ〜
あ〜スウェーデンかな?あと、アイスランド?
どっちかがなまってて、あとのもう一人は『モイモイ☆』っていってたような気がします←
ラトビアの好意は露の苛めにつながってますよね!すべて、無駄な事になってるのでw
リトの指バキバキ事件・・・!(なんじゃそりゃ)
本人まるで気が付かなかったほどのゾッコンぶりでしたよね←
美人さんだから仕方ないかw(ぉぃ

結城君はクールで伊はヘタレ。なんかびっくりですよ^^
共通点があるなんて。(中繋がり

ピクモが和やかな笑いを伝授させたら、なんかウィン女々しくなりそう(爆
ピクモのように控えめに笑ってて、男達に『何だこいつ、気持ちわりぃ!!』って言葉の乱射攻撃を受けて・・・彼チーン☆ですよね^^(笑うな

わー同士がいてくれてうれしいです!(最初で最後だよ、きっと
ドンタ、確かに男っぽいですよ!背中で語る男の生き様・・・(何言ってんの?)フィアは言葉多いですからね。アクアは女々しいし。ウィンは、ほら、軽そうですから←
ドンタの土の垢でも煎じて飲みなさいって感じですか?
こんな男の中でピクモはだれがタイプなのかなぁ?(突然

おぉっ!かっこ悪い発言をしちゃったんですね!私のほうがかっこ悪かったと自分で認める潔さを持っていたのに。
一本締め、ご苦労様でした^^

私のほうがよっぽど変人だけどなぁ・・(認める馬鹿
いえいえ、私も嬉しいですよ←
頑張ってくださいね!
では



■ 紫穏 (27回/2011/02/10(Thu) 20:49:18/No3403)


>>望さん

家の都合やテストで顔を出せなかった紫穏です。
>遅すぎますが『小娘が何しとんじゃワレーッ!』って感じでしょうか?
→盛大に笑わせていただきました^^
おおお、いきなり吃驚。私もすっかり忘れていました。っていうか何だこの昔のヤンキーみたいなのは。
なんか、脳内変換でこうなっちゃったよ☆← 極悪やーん((大阪www
私の思考をあげたら、部活で“エロ本読んでる一年生”っていう概念を先輩に植え付けられます←
妹いるんですか! 私も憎たらしい四年の馬鹿が。

ドラが蛍光ピンクとかwww(ブログ)パチ物乙。香港が買出しだったのか……!
オーストリアはマリアツェルとマリアツェルとマリアツェルとピアノですね!←ぇ、何そのマリアツェ((多
「この御馬鹿さんが!」は口癖ですよね。私も言われてみたいなーぁ……。可愛い。
スーさんは無口……っていうか強面なのがいい。アイスランドも好きです。ノルウェーが大好きかなー?
スーさんとノルとあんこ(デンマーク)がいろんな所の方言で、アイスとフィンが標準語ですね。
モイモイはフィンランドです。可愛い←
ラトビアは一言多いんですね! ロシアの服を博物館に寄贈しちゃったり(でも善意で普通)。
バキバキ事件はポービビッてましたね。本人「僕凄いかも……!」とか言ってるし。ベラは美人って言われてますもんね!
――胸は姉さんに持ってかれちゃったかもですが。

た、確かに浪川さんだ……! 結城くんはちゃあみんぐ辺りからだそうですが←(しっかり調べてたー)
やる時はやる(のか?)所が共通点(多分)です(だと思いますに変えてもいいですか)。

ちょっと時間がないので、此処まで返させて頂きます! あとは続きをupだ!


■ 紫穏 (28回/2011/02/10(Thu) 20:50:27/No3404)


――国の女王

 政治の勉強をし直し――年月を重ね、リルムは一国を統べる女王になった。前々から一応やっていた帝王学と政治をし直したのだ。
 民の意見を聞き、分別を弁え、さまざまな用法を取り入れる。……だが、弱気を絶対に見せず、気丈に。
 ……なんていうのは有り得なかった。我侭に振る舞い、民の事など気にせずに周りの国のご機嫌とりばかり。
 元々この国は隣国の支配下になっていた国だ。その支配権を取り戻す為、“この世界の”父は戦争に出向いていたのだ。
 だが、それも父――王が亡くなってからは戦争も負け続け、この国の存亡も掛かっている。だからか、王宮は必死だった。
 が、それを感じさせないリルムは我侭放題し放題。民は貧困で困っていたのに女王は気ままに、自分の魅力を上げるだけ。
 自分の美しさで人を惑わせ、国のお偉いさんを惑わせ、他の国の王族を惑わせ、自分の事だけ考えて暮らす。
 政治の事など考えず、自分の事ばかり。それはとある国にある童話の若き王女のようだった。
 だがそれは無理もない。リルムはただの村娘だったから。政治のせの字も、人を纏め上げる事すらままならない。
 何の教養もない、ただの娘なのだから。
 ――そんな王女になったリルムは、十六歳になろうとしていた。そう、あれから既に何年もの歳月が経ってしまったのだ。
 もうリルムは現実世界の事など覚えていない。これこそ、自分の生きる世界だと信じ込んでしまっているのだ。
 だが最早、現実世界でも起きた所で待っているのは……。



 ある日の朝、豪華な天蓋つきベットで目が覚めたリルム。薄いネグリジェを着た彼女は汗をべっとりと付けて喘いでいた。
「……な、なんだったんですの……」
 汗の正体は冷や汗。下ろした緑の巻き毛も汗に湿っていて、身体を起こせば肩や胸にだらりと垂れだがった。
 
 夢

 それも、何か懐かしいような、だけど恐いような夢をリルムは見た。現実を全て忘れ去った彼女には当然と言えた事だろう。
 リルムは、現実世界の夢の夢を見ていたのだから。


■ 紫穏 (29回/2011/02/11(Fri) 10:10:07/No3407)


――歪な夢にとり憑かれて

――私があの姫のようになれたら……。
 脳内に響く、“現実世界の自分の声”。無意識にリルムは頭を両手で抱え、何かを思い出しそうに顔を歪めていた。
「嫌だ……」
――貧しい人、私のような人には……きっと、私は何でも持っているだろうから、あげてあげるんだ。
 希望を胸に抱いている少女の声は、純粋に夢を語っていた。リルムはまたしても顔を歪め、呻く。
――それで、ママみたいに、強くなるんだ。
「ああ……ぁああ」
 純真無垢な少女の言葉が、それとは逆のリルムを束縛するように纏わりつく。少女の台詞は段々と呪縛のようなものに変わっていき、
――私は……そんな世界で、ママとパパと幸せに暮らすの。
「嫌あぁぁぁぁぁあああああああぁぁぁぁ!」
 刹那、リルムに何かが纏わりつく。いや、今までの少女の言葉が“歪な夢”となって具現化し、リルムに絡みついたのだ。
 欲望のままに、自分の理想(ゆめ)を踏み躙ってその真逆の道を歩んだリルム。そんな彼女を待っているのは――地獄。
「あ…………わた……わたし………………おか……さん……おとう……さ、ま……壊した……私……」
 ――リルムは分かってしまった。この世界の父や母は、自分の父と母と繋がっている事を。
 即ち、此処の人間は現実世界のパラレル――平行世界の人間故、此処の自分が死んでいったならあちらの自分も死ぬ。
 そしてリルムは、極めて重大な事に気づいてしまった。これさえ理解しなければ、同じ道を進めたであろうに。

 あの声は、自分だ。此処は、私の夢の世界だったのだ。

 リルムは自分の理想論を脳内で繰り返されながら、自分の身が朽ちて行くのを感じた。
 そう、現実世界のリルムは飲まず食わずの昏睡状態で死んだも同然に干乾びていっているのだから。
 これに気づかなければ――少女の声が自分だと気がつかなければ、その少女とリルムは別人という意識があるので回避できただろう。
 だが、あの瞬間に気づいてしまったリルムは――全て、もう遅すぎた。

 自分が傲慢にしていなければ、幾らでも運命は変えられたのだ。
 自分が傲慢にしていなければ、国の体制は変えられたのだ。
 自分が傲慢にしていなければ、せめてそうは行かなくとも母と父の死を無駄にせず上手く事を運ぶ事ができた。
 自分が傲慢にしていなければ、全てが上手くいった。
 自分が傲慢にしていなければ、父と母は死ななかった。

 ――自分が傲慢にしていなければ、目覚めて、貧乏だけれど親子で幸せに暮らすことができた。

 自分が傲慢だった故の過ち。リルムは、気づく。だが――朽ち行く身体は止まらない。
 けれど、皮肉な事に彼女はその朽ちが終わるまで、女王の座に君臨するだろう。それは少女自身が望んだ事なのだから。
 少女は自分の部屋で一人、誰にも看取られず朽ち行く身体に怯える。悲鳴は、声などもう出てこない。
 自分が壊してしまった親は、もう居ない。だけどこれは全部、リルムの“理想通り”なのだから。
 自分の理想の通りに夢の世界で好き勝手した結果。

そんなアリスは、国の女王。
歪な夢にとり憑かれて。
朽ちゆく体に怯えながら、
国の頂点に君臨する。

「三番目アリスはもう終わり。どうだい? 全てが理想通りだっただろう」

 干乾びたリルムの頬に、涙が一粒伝う。小さな夢は、何処か寂しそうに笑った。


■ 紫穏 (30回/2011/02/11(Fri) 10:37:28/No3410)


【間】章“アリスの道を辿る”
――赤く染まった森の小道
 

「ねぇアンリ、この道赤いね」
「そうだねセンリ、まるで血みたいだね」

 幼い双子が、赤い森を行く。双子の弟であろう少年と、少年とよくにた顔のよく似た姉であろう少女が物珍しげに森を眺めた。
 二人が踏み締めているその地面の色は朱。まるで幾多の人間が此処で殺されたかのように、血のような赤で染まっている。
 だがそんな小道に死体など存在せず、それがより一層恐怖を呼び込む筈だった。
「あ、あんな所に剣が落ちてるよアンリ」
「そうね、センリ。誰の物だろうね」
 だが二人は決して物怖じしなかったのだ。子供だという事もあってか、驚く事はあっても怖がりはしなかった。
 そして、二人が、というか弟が見つけた剣へ近寄る。弟が剣を手に取り、赤く染まった刃を眺め始めた。
 二人は気づかなかった。自分達の背後に、地に染まった血とは少し異なる黒ずんだ血が点々と森の中心部の方へあった事に。

「柄が見当たらないね」
「そうね、けど、持ち主さんも居ないのね」
「じゃあ此処に置いておこうか」
「それが良いと思うわ」

 だが二人はそれに気づかず、話を終えるとずっしりとした赤い剣を近くの切り株へと置いた。
 幾多の人間を切り捨て、主の……“一番目アリス”の手を離れた罪深き剣は、ポツンと切り株に置いていかれた。
 そのまま双子は中心部へと歩を進めた。だあるのは道ばかり。中心へ行っても、何も無かった。 
 痺れを切らした弟が、どこか穏やかに姉に聞く。
「ねぇアンリ、そろそろ他の場所へ行こうよ」
「……そうねセンリ、私もそう思っていたところだわ」
 意見が合致した二人は、踵を返して他の道に進む。

 双子は気づかなかった。森の中心に、“不自然に木々が密集し、枝がまるで牢獄のように伸びている場所”に。
 だから二人は気づかなかった。その牢獄に、一本の干乾びた人間の手が伸びていた事に。
 逃げようと必死に腕を伸ばしたが、そのまま息絶えてしまった“一番目アリス”の……アクミの手に。

 二人は気づかず、次の扉を開く。


■ 望 (35回/2011/02/11(Fri) 11:15:17/No3411)

紫穏さん>ごめんなさい、返レスは短めです
とうとう4番目来ましたね!4番目は1,2,3、のアリスも微妙に混じってるところもあるので、楽しみです^^
今は亡き(?)アクミ、ヤマネ、リルムちゃん(+ウィン←しつこいぞ)可哀想な結末なだけに、ここで盛り上げていってほしいです。

ほかのレスは後日でお願いします(汗
では


■ 紫穏 (31回/2011/02/11(Fri) 20:01:50/No3420)


>>望さん

四番目は三番目との間に双子が通った“アリスの痕跡”(命名)を辿るので、間章にしてみました!
短いですが、どうにか長くして頑張ります。私の乏しい描写でどうにか表せればいいなぁ。

はい、待っていますので、焦らずに!
では^^




3223/ ガイア族で某ギャグマンガパロ
□投稿者/ 望 -1回-(2011/01/26(Wed) 01:01:17)

すいません、某ギャグマンガパロ(もうだいたい言っちゃってますが)ガイア族でやってみました。
不快な思いをさせてしまったなら続きは書きません。

フィア一週間↓

アクア『(何故かフランスパンを片手に抱えながら)いってきまーす!』
ーこんにちは、僕はガイア族の一人、水の神様で有名なアクアです。
今日は日曜日なのに(本当は曜日なんて関係ないのですが)フィアに呼び出されました。
アクア『ごめん、遅くなっちゃ・・(ry』
?『えいさっ、ほいさっ』
ー?何か穴・・・掘ってる?
フィア『あー、ほぼ完成したなぁ。アクア用の落とし穴。まぁ、正直言って、ちょっと強火で火吐いたら一瞬でこーんな巨大な穴が出来たんだけどなw』
そういって、かなりの確率で使用されることのなかったらしいスコップを無造作に放り投げて、タオルで汗をぬぐった。
ーなっなんだって?!僕をその底の距離がまったく予知できない落とし穴に落としたいがために、僕を呼んだの?!それにしても・・・長い付き合いなのに分かってないなぁ・・・僕は飛べるのに。
そんなことも露知らずにフィアは、自分が掘った巨大な落とし穴をしげしげと見下ろして、満足そうに腕を組んで、呟いた。
フィア『・・・しっかし、遊びとはいえ・・疲れた。』
そう言って、フーッと長いため息を吐いてやはり満足げに見つめている。
フィア『・・・まったくアクアのやつ最近『悪ア』で有名になった途端、スター気取りで調子こいてるからなぁー。アクア以外のほかの連中の気持ちを代表して、ガイア族のリーダーであるこの俺が五メートルの穴に叩き落として、アクアを懲らしめてやるぜw』
ー悪アってなに?!いつから僕はみんなの悪者になっちゃったわけ?っていうか5メートル・・・?そこまで落とされるほど調子こいてないよ、失礼な!
フィア『よし、穴の底には針山も敷いといたし、準備は満タンだな!』
ー殺す気なの?!あ、でも僕は飛べるから・・まぁ、いいか?(いいのか)嫌がらせにもほどがあるよ!懲らしめるってレベルじゃもはや無いし・・。
フィア『・・・おー、ちゃんとアクアの歳の分だけあるなーOKOKw』
ー何が僕の歳の分だけあるのかわかんないよ・・・っていうか僕の歳なんてわかるの・・・?僕は自分の歳なんてとうに忘れてしまったのに。フィアも忘れてるよ、絶対。適当だ。
フィアは、またしげしげと地獄の僕(アクア)用の落とし穴を眺めたあと、ふとちょっと顔を青ざめて呟いた。
フィア『・・こんなのに誘ったら、さすがのアクアもおまーとか叫んで死んじゃいそうだなぁー』
ーそんな変な叫び声あげないよっ!いい恥さらしだ!
フィア『・・さすがにアクアも怒るかな?』
ー限度によってだけど、これは確実に怒りそうかな?
フィア『よぉーし、アクアがめっちゃ怒った時のために、ツナ入れとこ。』
僕は冷静に思った。
ーそれで僕の機嫌が直るとでも思ってるの?
と。
フィア『ツナが大好き極悪悪ア。』
ーいやなネーミングつけるのはやめてよ!それに食べたことないし、大好きじゃないから!
フィア『うまくフタしてー・・ここだけ草の色がかなり違うんだけど、まぁーアクアなら落ちるだろ。大丈夫大丈夫w』
ー・・・・・頭痛くなってきた
すると不意に穴を埋めている手を止めて、フィアは急にシリアス顔になった。そしてボソッと呟く。
フィア『・・・一週間かけて掘ったんだ、絶対アクアには制裁としておちてもらわなけりゃな・・・・』
ーそれは僕に対しての挑戦状と受け取っていいのか?なんだか微妙だったけど、なんだかフィアのシリアス顔に押されて、つい僕もシリアスに受け止めてしまった。
・・・・フィアは一週間かけてあの穴を掘った。本当は一週間もかけないで、その場のノリで言ったことなのかもしれないけど。(本人の口から強火の火を吐いて一瞬のうちにして出来上がったって言ってたし?)
フィア『アクアと〜ツナは〜な〜かよし・・・』
ーその変な歌やめてよッ!せっかくシリアスに決めてたのに!

ーこうして僕はフィアを一週間かけて影から観察することにした。

続く?




■ きらりん (42回/2011/01/26(Wed) 17:31:43/No3227)

 望さん、ですよね?この話、ものすごくオモシロイです!アクアは、フィアのたくらみをわかっていながらも穴に落ちるのか、それとも、アクアは穴には落ちないで、フィアに悔しがられるか。そこのトコどうなるのか、ものすごく楽しみです。それから、私も「未来人間界の出来事」
という誰もが知ってる(たぶん)世界的マンガ(毎週金曜日7時からやるアニメにもなってる)とコラボの作品を投稿しています。そして、「ミルモ探偵団!?」というのも投稿しています。ストーリー 楓が中間試験の答えをコピーして、かばんの中に入れた、という事件があった。
 「私じゃない!」
と言い張る楓だが・・・?と、こんな感じです。本物の殺人事件もおこ・・・・る!?よかったら見てください。


■ 望 (2回/2011/01/26(Wed) 21:18:01/No3233)

ごめんなさい!脱字がありました、訂正します。

ーこうして僕は有給を取り、フィアを一週間かけて影から観察することにした。
でした! 神様が有給?なんてツッコミは無しでおねが・・・(ry

きらりんさん>オモシロいですか?!こんな駄文にそんな最上級の褒め言葉をいただいて感謝ですよww
すいません・・・誰もが知っている・・・って言われてるほどのその元ネタまったく分かりませんでした←(爆
でも、元ネタ知らない私でもものすごく面白いと思います!殺人事件・・とうとう起こるのか・・・(?)楽しませてもらっていますw頑張ってください!

フィア一週間2

ウィン(アナウンス役)ー月曜日〜♪
フィア『アクアめ〜ッ昨日すっぽかしやがってどこ行ったんだよッ!』
ーいつもと同じく晴天で穏やかなガイアの里。この声さえ聞かなければ、まったくもって平和な時間帯なのに、火の神様で僕を地獄の落とし穴に落とそうと黒いことを考えているフィアが今ものすごく機嫌が悪そうにベンチに腰かけていた。
その犠牲者である僕(アクア)は、こっそりフィアのベンチと少し離れている木の影からフィアを見ている。
結局あの後、僕はフィアに姿を見せるのは危険だと感じて、神殿に引き返した。正直言うと少し頭が痛かったせいもある。
フィア『あーーっ!ったく、リーダーのこの俺様が来いって言ってんだぞ!すぐ来いよ!たかが邪悪な水の極悪悪アの分際でいい気になりやがって!』
ー君は確かに僕等ガイア族のリーダーだけど、そんなに僕たちより偉くなったなんて予想もつかなかったよ。っていうか予想できないから。
っていうかフィアの貧乏ゆすりがすごい。そんなに僕をその穴に落としたいのか、黒すぎるよ・・・・。
フィア『なんだよ!アクアなんて逆様に読んだらイナゴじゃねぇーか!バァーカッ!!』
ーイナゴなんて何処から出たのさ?!違うよ、逆様に読んでもアクアだから!君なんてアィフじゃないか!アイスの言い損ないのような読み方じゃないか!(?)
フィア『チックショウムカつくなぁッ!まぁいいぜ・・そんなアクアの嫌なことについて考えよう・・・・』
そう呟くと準備よくメモ帳を引っ張り出して何やら真剣に考え始めた。
ーそれが今日の仕事なのかッ?!
僕は思いっきり叫びたくなった。

ウィン −一時間後だよぉ〜♪
フィアはゆっくりとペンを置いた。そしてメモ帳を全部使いきった満足感に浸りながら、大声で独り言を言った。
フィア『いっぱい書けたぜw』
以下フィアの脳内放送↓

ウィン −こんなアクアは庶民の下僕に格下げだw
◎ブラジャーが貝だ

◎秋葉原でよく捕まる

◎粘土だ♪

◎お前も蝋人形にしてやろうかとよく言う

◎語尾に『悪』をつける

◎こんなだ→(ご想像にまかせるよ〜

◎耳はもっとこう・・サラダみたいにしてください悪

◎押すと中身が出そうになる

◎アクアじゃない

フィアは(自分だけの脳内放送←ウィンの)無言でそれを読んでパタンッとメモ帳を閉じた。そしてすっかり機嫌が直ったらしく、そのまま少し微笑んで、ベンチに横たわった。
フィア『さぁーて、今日の仕事終わり〜ねよw』
僕は思いっきり何を書いてたのか気になって、心中で思いっきり叫んでいた。
ー気になるだろ読み上げろーッ!
と。

続く


■ 夏田みかん (236回/2011/01/26(Wed) 21:34:39/No3234)

こんばんは(^^)夏田です♪

爆笑させてもらいました(爆
こういうパロディいいなぁ(笑)
このお話が終わっても別のギャグ日話でパロディして
もらえると嬉しいですwww(^p^)
こんなアクアは庶民の下僕に格下げだwwwwwww最高ですwww
フィアのわがままっぷりとアクアのほどよい突っ込みが最高><
この後フィアは重要な人物と会わなきゃいけない仕事が
あるんですよね・・・・?(^^)wwwwギャグガイア日和www
どういう風に表現されるのか楽しみwwwww
では☆(突然失礼しましたw)


■ きらりん (45回/2011/01/26(Wed) 22:59:55/No3235)

 誰もが知ってるマンガっていうのは、ドラえもんのことですよ♪それから、また超爆笑しました♪続きが超楽しみです♪


■ 望 (3回/2011/01/27(Thu) 21:07:46/No3241)

きらりんさん> ドラえもん?!未来人間世界はまだ拝読させてもらってませんでした!ミルモ探偵団?!の元ネタ・・・だと。(馬鹿だろ
読ませていただきますねw
続きが楽しみですか・・・すっごい嬉しいです!アホネタですが・・(汗

夏田 みかんさん>元ネタ知ってる方なんですかwギャグパロは配役が難しくて迷います・・次ですか?何がいいだろう・・・?(やる気か

これまでの配役(要らないと思いますが
某カレー摂政青ジャージ→ フィア
某遣隋使赤ジャージ→ アクア
アナウンス→ ウィン

フィア一週間3

ウィン(アナウンス役) −火曜日〜♪
ーこれまたいつもの晴天で穏やかなガイアの里。僕は、フィアのベンチのそばに潜むあそこだけ明らかに何かがあると、馬鹿でも分かってしまうほどの異様に色が違う草原に絶妙な威圧感を感じながら、フィアの座っているベンチのそばから少し離れている木の影に身をひそめて、フィアを観察していた。
フィアは落とし穴のことを今はサッパリ忘れているようだった。だけど、自分の作った僕専用の地獄の落とし穴に引っかかることなく、ベンチに座ることができたのは、フィアの自覚のない本能が意味もなく働いたのだと、僕は本気で思った。
フィア『あー、暇だな。何もすることねぇから、何かして遊ぶか!』
ー仕事しろッ!たまってるんだろ!膨大な資料がッ!
朝から胃の痛いことを言わすものだ。
フィアはしばらく腕を組み、目を固くつぶって(その動作は必要あるのか?)明らかに考えるポーズをして考えていた。
すると突然フィアの頭にピカッとびっくりマークが浮かび上がる。(ありえないけど、神様だし・・・現実にできるのかも。)
フィア『アクアをとことん懲らしめたい貴方にぴったりの遊びがあるぜ!(−誰に言ってんだよ・・)・・というわけで、今日はアクアの者真似をするw』
ー仕事しろォォッ!←本日2回目
僕の者真似をしたって、ただ花たちの水をやってる真似とか、水あめ食べている真似とかしかやらないんだろッ!挙句の果てには、花たちに追いかけられている真似とかするんだからッ!←(被害妄想
ー見た目アホっぽく、いや、アホ全開の馬鹿顔にフィアの顔は素晴らしく変化した。そして器用によだれを垂らしながら、僕の真似をして見せた。
フィア『はぁ〜性格糞悪い超凶悪極悪悪アと申します〜w好物は鼻くそですぅ〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
ーぶっこ(強制規制ー)ぞッッッッッ!!!!
フィア『あー?いけねぇ、ちょっとしか似てねぇぞ?』
ーッッッッちょっとも似てないよッっていうか、そうきたかッ!てっきり僕の日常ネタで行くと思ってたのにッ流石だなッ!(?)
フィア『もっと陰気なアクアに挑戦してみようw・・・・・・・・あー、ゴホンゴホンッ!』
ー?何をするつもりだッ?
僕は知らない間に身構えていた
フィアは、今度はリストラギリギリの枠にいるっぽい50代のオッサンの哀愁感オーラが凄まじく酷い、ある意味こっちがリストラされるギリギリの枠に入ってるかのようにトラウマになってしまいそうな顔付きに変貌した。っていうか僕の説明長いよ。
フィア『・・・・お正月は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・芋しか・・・・・・・・・喰べねぇ・・・・・w』
ー僕は思った。今度フィアを沼に沈めてやろうか?と。
フィア『おおッ、なんか今の似てたなww』
ー似てないよッッッッ!
僕は少しフィアを本気で沈めてやろうかと今ちょっと思った。
フィアはまたその僕の真似(僕じゃないけどね)を一回してから、本当に満足げな笑みを顔中いっぱいに浮かべて、クロスワードをやり始めた。
僕の頭は『仕事しろーーーーーーッッッ!』でいっぱいだったのは言うまでもない・・・・(はず?)

続く



■ きらりん (47回/2011/01/27(Thu) 22:05:13/No3242)

 フィアのセリフに対する突っ込みもウケましたが、フィアがアクアの真似をしたときにいった、
 「好物は鼻くそですぅ〜」
のところがもう、超ウケました!これからもがんばってくださいね!


■ こやまる (1023回/2011/01/28(Fri) 08:23:58/No3244)
http://www.murumoya.com/


望さん、きらりんさん、夏田みかんさん、おはようございます☆

小説投稿いただきありがとうございます〜(^^)。
ツッコミの連発! ノリが良くてすごく面白いです!
元ネタを知らない私も、このテンションに楽しませていただきました。
何より配役が、普段何しているのか分からない神様のこの二人というのがとても良い!(^^)

・・・仕事しろォォッ!
常にツッコミし続けるアクア、普段あまり表情を変えないアクアなだけに、いったいどんな表情をしているんだろう?
元ネタと同じような表情をしているのかな。
私も今度ジャンプスクエア立ち読みしてきます!!

地獄の落とし穴のその後も気になります。。
見た目バレバレの落とし穴っぽいですが、フィアのペースに完全に飲まれたアクアは結局落ちてしまうんだろーか?
いずれにせよ、この1週間でアクアの血圧が10は上がりそう(笑)。

それでは続きを楽しみにしています!
では!


■ いっちゃん (16回/2011/01/28(Fri) 22:10:59/No3252)

望さんこんばんは!!そしてはじめまして!いっちゃんといいます!

ガイア族が好きなのですね!!
可愛いですよね、あの「本当に神様かっ!?」というような性格が(笑)
私はガイア族の中ではウィンが好きなのですが、望さんはアクアが好きなのですね!!
アクアはガイアの中で一番マトモ!?で可愛いですよね♪

この小説はもう腹筋崩壊するほどおもしろいですね!!
アクアのつっこみが・・・!
フィアも良いキャラで・・・(笑)
続きを楽しみにしています!!

それではっ!


■ 望 (4回/2011/01/28(Fri) 22:32:00/No3253)


今回は元ネタが馬鹿に短いので、短めです。

フィア一週間4

ウィン −水曜日〜(^p^

ーこんにちは、三日目になりました。応援ありがとうございます。フィアを観察してきて早三日。おかげで鎮痛剤をひと箱使い切ったアクアです。
フィアの黒い罠(落とし穴)に落ちるつもりは全くないです。(キッパリ
っていうか完全に舐められています、僕は飛べるのに。(←ここ重要
三日間もフィアを観察してきて分かったことといえば、フィアは普段僕をこんな風に見てきたってことぐらいです。
こんなのに付き合ってくださっている皆さん、本当にありがとうございます。
さて、フィアの仕掛けている罠は、あんなにも僕に威圧感を与えているというのに、作った本人は今日も馬鹿です。おにぎりなんか食べちゃったりとかしてお前、そこまでキャラかぶらなくてもいいよッ!と突っ込みたくなるのを必死で抑えているのが現状です。
なぜこんな話をしているかというと、今日も晴天で穏やかなガイアの里っていう話の出だしは、そろそろ苦しくなってきたからです。(本音暴露    ・・・・・すいません、僕疲れてるんですね・・・(ry←意味不明
っていうかそもそも話の流れがバラバラで読みにくいと来ましたから・・・。
こんな出だしからで申し訳ないのですが、そろそろフィアがおにぎりを食べ終わるみたいなので、観察を始めさせていただきたいと思います。
ーってかここ周辺異様にカレーくさいッ?!くさッ、フィアの食べているおにぎりの中身がカレーとかそこまでキャラかぶんな・・・(ry

フィア『よしッ、毎年恒例のガイア族一発ギャグでも披露するか!』
ー僕の気持ちを完全に裏切ってその言葉か・・・・・・ッ・・いい加減まともに仕事する気がないのか・・・ッ?ってかそんなことやってる時間があったら、ちょっとぐらい仕事しろーーーッ!!
ちなみに、生憎みんな一発ギャグなんて持ち合わせてないだろうし、毎年恒例でもないから・・・・・・・。
フィア『超爆走うっかり悪ア★』
ーなんだその動作はッ?!何かを揉んでるしぐさするなッ!
ってか超暴走は百歩譲るとして、何がうっかりだーーーー!!
フィアは何が気に食わないのかひどい仏頂面をして呟く。
フィア『ちげぇなぁー・・アクアのおたんこなすっぷりがうまく表現出来てりゃしねぇ・・・』
ーだれがおたんこなすだッこのおたんこなすッ!
フィアはしばらく考えていると、不意に目をつぶって膝小僧に片手を乗せた。そしてんーーとうなりはじめたと思いきや、
フィア『んーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーぱかッ』
何がしたいのかわからない・・・ただぱかッて声と同時に指先だけ挙げている動作しかしないとか・・・どうリアクションをすればいいんだ?
ー何それ・・・・・・・・・・・・・・・・。
リアクションに困った挙句、僕の頭の中のツッコミはその言葉しか浮かんでこなかったとか・・・・言えない・・(言ってるよ

続く


■ 望 (5回/2011/01/29(Sat) 20:34:07/No3261)

→コメ返しです
こやまるさん> まさかこやまるさんから小説の感想を頂けるなんて^p^
ありがとうございます!アクアもちょっとは浮かばれそうですw(ぇ
本人は落ちないと断言していますが(4参照)、元ネタが元ネタなので(笑
落ちる可能性も高いかもしれませんw
血圧10は上がるかもですかッ?アクアは水の神なのにそぐいませんね!(おま・・・
コメありがとうございました!

いっちゃんさん> ウィンがお好きなんですか!いいですよね、彼w私自身初登場回の『ガイア族の贈り物』での風と共に現れて(ましたよね?)
ーやっほ〜僕は風の妖精ウィン!ぼ〜くをつかまえてごらぁ〜ん?ヒョー♪
がやけに大好きでした。(?
状況知ってたんですかね?(笑
腹筋崩壊ッ?!大げさすぎますよ!こんな駄文に使っちゃいけない言葉ですね!(真顔
コメありがとうございました!

こやまるさん、いっちゃんさんコメ遅くなってすいませんでした!


■ 望 (6回/2011/01/30(Sun) 00:09:17/No3264)

※夜中に書いたので、ちょっと二人のテンションがおかしいです
夜中のテンションって恐ろしい・・・・

フィア一週間5

ウィン −木曜日〜(^0^>
ーもう三日も仕事してないなんて神としてあるまじき行為だってのに・・全妖精界の妖精族全員に土下座して謝れッ!
あぁ、カレーおにぎりまだ食べてるし・・・おかげでカレー臭と加齢臭がする・・フィアってほんと何歳なんだろう・・・?
ー地獄の落とし穴とフィアは今日こそは僕を落とそうと黒いオーラを放ちつつ、(フィアは無意識)待ち構えている。
僕はご存じのとおり、フィアの座っているベンチから少し離れたところにある、木の影から、こっそりとフィアの観察を続けていた。
ストーカーっぽいけど、これは一種の自己防衛のためですよ。
僕は異様に臭う、カレー臭(別の意味も込めて)に耐えながら、じっとフィアを見ていた。
相変わらず、フィアはのんきにカレーを頬張りながら、空を見上げているだけで、特に怪しい動きは一つもしていなかった。
ー僕はそんな光景を見て思った。
そこまでして元ネタのキャラに似せる必要ある・・・・?
と。
僕は強烈なカレー臭を(別な意味を込めて)、パタパタと手で仰いで空気を浄化しながら耐えているのに結構精一杯だった。
ーどうしてここまで臭うわけ?
それから、僕はフィアがあのカレーを食べ終わるまで、この言葉が僕の脳を支配していたとか、情けなさ過ぎた。

フィア『さぁーて、今日は何をしようかなぁ〜』
ー今度こそはいい加減にあの資料の山を一瞬でも脳裏に浮かべてくれ・・・
今日こそは仕事してくれなきゃ怒っちゃうよ、僕は^^
フィアは何故かルンルンで足をぶらぶら揺らす。
ー子供かッ、お前はッ?!いい歳のくせしてッ!!
フィア『よぉーし、今日は久しぶりに彼女に会いに行くか♥
ーヴェェェェェェェェェウソォォォォッッッ彼女居んのッ?!何それッ知らないよそんなのッ神が恋人なんて作っていいと思ってんのッ?!!
ー僕はめちゃくちゃひっぱたきたくなった。
フィア『・・・・まてよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ピッ・・・・・・・・・・・・・・彼女いねぇ・・・・・・・・』
ーピッてなにっ?!もしも(ピーッ)だったらお前本当にぶっ(強制規制2回も使うなよ・・)ぞッ!!!!
あーーーとりあえずそうか〜★彼女居ないほうが正解だよ★フ・ィ・アww
僕はこの世に存在してから一番の最高の笑顔をしていたと、後から(ある意味空気を読んだ)ウィンから教えてもらった、とさw

続く







■ りょく (181回/2011/01/31(Mon) 10:15:49/No3269)

初めまして、りょくです。

元ネタ好きなので小説読ませてもらいました。
待ってました、膝ぱかっ!!
このシーン大好きです。

と言うか配役のチョイスから超ウケるww
私はどちらかと言えば、マイクを貰いに来た楓とミルモに
穏やかそうな顔で狂暴な花に水やりを言い渡したアクアの方がボケっぽい感じがしていたのですが、アクアが妹子でフィアが太子なのですね〜〜。
冷静アクアもふざけたフィアもマジ面白い(*> U <*)

では!


■ 望 (7回/2011/01/31(Mon) 15:46:48/No3278)

りょくさん>わぁ、感想いただいて本当に感激です!
配役はキャラ的にあってるっぽいフィアとアクアを選んでみました^^
確かにアクアは天然ボケ(ひど)みたいな感じだから、(あの試練は意図的ではなかったと信じたい・・・)太子役をやらせたら、フィア以上に面白かったかも?と感想を読ませていただいてそう思ったりしました。
膝パカネタですか?これはちょっと外したかも(全部外してるって)と心配だったんですが、待ってましたというコメに安心しましたw良かった〜^^

妹子は男と女の声優がいて、しかもそれぞれセリフがやや違うのでちょっと難しいし、ごっちゃになっちゃってたりして、意味不明小説なだけに感想を頂けて嬉しかったです!(元ネタ知ってる人だけに←?





■ 望 (8回/2011/01/31(Mon) 22:40:32/No3281)

フィア一週間6↓

ウィン −金曜日〜♪

ーやっぱり今日も晴天で穏やかなガイアの里。僕はいつもより早く目が覚めてしまったので、予定よりも悠に早くフィアの観察をすることにした。(フランスパン持参←)
僕はいい加減そろそろキテタので、イライラしてなかなか寝付けなかったのが原因かもと朝の清々しい空気に当たりながら考えていた。

ーでも、さすがにフィアも今日こそ何か仕事をするだろう・・・。
こんな言葉が脳裏に浮かんで、僕は少し期待をかすかに抱きながら、フィアがいるであろうベンチの少し離れている木の陰から、こっそりフィアをのぞいてみる。

フィア『ハハハハハハハハハハ☆』
ーヴァァァァァ××××〜(言葉にできない叫び)朝っぱらから一人でブランコに揺られてる〜〜〜いい歳こいてッ!
しかも何その笑顔ッ?!!
フィア『アクアとツナは〜〜なぁ〜かよしトゥナイト☆』
ーその歌やめろって言ってんだろッ!
フィア『枕の中は〜〜ツナで〜いぃ〜ぱぁい〜♪』
ーしかもまさかの続きがあったってオチかッ!!っていうかそんな気持ち悪い枕なんて使ってないよッ!!!!!
フィア『ハハハハハハハハハハハ☆』
・・・・・・・駄目だ・・・今日も仕事しそうにない・・・(チーン
?『フィア〜ッ!』
?『フィアッ!』
ーんぁ?・・・えッ、ウィンとピクモッ?!!
ウィン『ヒョォ〜・・・ここにいたの〜?!何やってんの、スケージュール表見てなかったでしょ〜ッ?!!』
フィア『見る必要ねぇと思って☆んで?何の用だよ、おれは忙し・・・
ピクモ『早くして〜ッ!今日は時の妖精のリーダーであるベルルさんと、彼方で、面会をする日でしょッ〜?!!いつまで待たせちゃってると思ってるの〜?!早く来てッ!』
フィア『あー?めんどくせぇ今日はまともな会話できねぇと思うから、断っておけッ!今からアクアとツナがテーマの歌を作るのに、おれは忙しーんだよ!』
ウィン ピクモ アクア(心の中)『(そんなくだらないことは強制的に後回しでいいからすぐに行ってッッ!!!!!っていうか行けッッ!!)』
フィアは2人の+僕の気迫に押されて仕方なくブランコから降りた。
ウィンとピクモはフィアを完全に信用してないらしく、二人でフィアの隣に割って出て、フィアを担いで強制拉致する形で、フィアの神殿に運んで行った。
フィアの『運ぶな運ぶなってぇ〜!!』
という言葉を完全無視して。
ーその割には抵抗もしないで足を折りたたんで持ち上げているのはなぜ?
でも・・あれ?今日はちゃんと仕事をするつもりなのか?
ー僕は少し気持ちが晴れやかになった。

ーちょっとベルル視点(↓

ドンタ『・・・もうすぐ来ると思う・・もうしばらく・・待って。』
ベルル『いいえ・・お構いすることはありません。神としての身分ですから、さぞかしお忙しいことと存じます。』
ーそう、我ら妖精界を守っておられるガイア族と面会だなんて、私には少し緊張しすぎてしまう仕事なのだから。もう3時間も待っているのだけれど、神の仕事がなかなかはかどっていらっしゃらないのだろうか?
・・・しかし、火の神フィア様は如何なる人物であろうか?しかしさすがは神様。3時間もお留守にしているということは・・・仕事が想像を絶するくらいあるということ・・・・・。

ドンタ『・・・・・・来たッ!』
ーえっ?!ついに・・・・?
私は急いでドアのほうを見た。
テーン☆
という意味不明な音が一瞬流れたかと思うと。
ー焼き芋が見えた。

フィア『よーしッ!今日の仕事終わり〜☆』
ピクモ『ちょっとぉぉぉ〜!!そんなの会ったうちには全く入ってないわ〜〜〜ッ!!』
ウィン『時の妖精ベルルさんはキョトン☆としてたよ〜!!!』

ーベルル『キョトン☆』

ウィン『なぁ〜に先っちょだけでてたのさぁぁ〜!!!(泣』
ピクモ『あとでベルルさんに謝らなきゃぁ〜〜!』

ー何が何だか分からないけど仕事すっぽかしやがったなッ?!っていうか何ッ?先っちょだけでてたって?!!
とりあえず僕も後で謝罪しとかなきゃいけないことは確かだな☆
ーこれだけを考えるのに僕は1秒もかからなかった、とさw

続く↓




■ 梨璃 (89回/2011/02/01(Tue) 00:57:21/No3282)

望さんこんばんは☆

実は元ネタを知っています。
この漫画は大好きで、この遣隋使シリーズの中でも好きな話です^^*

太子フィアと妹子アクアは可愛いですね。
こんな神様で大丈夫かw

続きも楽しみにしてます♪

では!




■ 望 (9回/2011/02/01(Tue) 13:27:13/No3284)

フィア一週間エンディング

ウィン −土曜日〜♪

ーー・・・・この一週間、有給を取って分かったことは、結局ろくに仕事をしていないってことだ・・・・・
以下アクアの一週間を記したメモ↓

月曜日ー仕事をしないで見覚えのない罪を勝手にかぶせられて、僕専用の5メートルの穴を掘っていた
火曜日ー仕事をしないで僕じゃない僕の物真似をしていた(?
水曜日ー仕事をしないで毎年恒例じゃないガイア族一発芸をしていた
木曜日ー仕事をしないで空想の彼女に会いに行こうとしてた
金曜日ー時の妖精と面会があったらしかったが、先っちょだけ出してドタキャンした


(顔面真っ黒で放心

?『フィア〜ッ!』
?『何処にいるんだい〜?!』

ーん?またあの二人だ?
ーねぇ、バカ男がどうかしたの?
僕は石から立ち上がって、慌てながらうろうろしている二人のそばに来て話しかけた。
ウィン『あ〜アクアッ・・実は今日改めてバカ男・・いや、フィアを時の妖精ベルルさんと面会させたんだけど〜・・・・
ー何か膝をパカってやって、『極悪悪ア〜☆』ってやったかと思うと急に出て行ってしまって・・・・』
ーアレをやったのッ?!!っていうか僕の名前を使ってバージョンアップさせるな〜〜〜!!
ピクモ『時の妖精ベルルさんはポカン☆としてたわ〜恥ずかしい・・。』
ーまぁ、そうだろうね・・・・・・・w
ピクモ『とにかく、フィアを見つけたら教えてねぇ〜〜〜?!』
ウィン『っていうか、横商固めで抑え込んでその状態で大声で呼んでくれると助かるんだ〜ッ!!』
ーわ・・・分かった・・しかし、ウィンも意外と凄いこと考えるんだね・・・・。
っていうか・・・何やってるんだ・・フィアめ!とりあえず僕も探してみるか・・・・・・・!

ーとりあえずブランコのあたりとか・・念のため木の影から見るか・・・
フィア『アッハハハハハハハハハハッ☆』
ー・・・・・・居ちゃった・・・・
フィア『おりゃぁぁ〜ww』
ー飛んだぁぁぁぁッあぶねぇッ!!
フィア『オハァァァッ〜!!』
ー顔から激突しちゃった〜〜ッ!ほんっとなにしたいのッ?!!
フィア『・・・・ッ・・・・いてぇ〜ッ、もう嫌だぜこんな人生・・何をやっても駄目だ・・・・・ぜっんぶアクアのせいだ・・・』
フィアは顔の傷をさすりながら、恨み言を言った。
ーっていうか、なッ・・なんで僕のせい?!
フィア『こうなったら、アクアに無実の罪を着せて、妖精界永久追放にするしかないか・・・』
ーなんと恐ろしいことを口走ってやがるッ!
フィア『人んちの犬に、勝手にシロと名づけた罪なんてどうだろう・・・?』
ー・・・・・・・・・・・この男・・心配するのも馬鹿らしいよ・・・・・・
フィア『ん〜、いいアイディアだ、今日はいい日だな☆』
ー・・・・さよならフィア・・・・・・
僕はフィアを今日限りで見限ることにしょう。僕の気持ちはもうフィアを見放していた。
フィア『んーでも何かものたりねぇな〜何でだろ・・・・・・そういえば今週アクアの顔を見てねぇなぁー・・・。』
ー!
僕は振り向いて、もう一度木の影からフィアを恐る恐る見てみる。
ーフィアはブランコに手を乗せて、本当に悲しそうにユラユラとブランコを揺らしていた。
フィア『ちぇー調子くるうなーまったく、ハァー!有給とって何してるんだかッ!・・おれは毎日仕事してるっていうのに・・まったくだなッ!』

アクア『・・・いつ仕事してたのさ・・・・フィアったら!』
ー僕は・・・思わず耐え切れなくなって、フィアの前にいつの間にか姿を現していた。
フィア『・・・ッ!アクアッ!』
ーフィアは少し嬉しそうに僕を見る。僕はもう耐えきれずに、フィアのそばまで早足で近づく。
アクア『僕はこの一週間ずっとフィアの仕事ぶりを・・・
ズブブブブッ・・・・
ーん?ァァァァアッ?!!しまったぁぁぁッ!
僕は・・ついに落ちてしまったらしい。すごい速さで、視界が暗くなっていく。
フィア『ぶりを・・?』
ー遠くでフィアが僕の言いかけた言葉を、不思議そうに繰り返すのがかすかに聞こえた
フィア『おーいッッ!!大丈夫かぁ〜アクアァ〜ッ!!』
ー僕は屈辱にまみれながら大声で叫んだ。っていうか針山がぁぁぁぁッ!!!
アクア『大丈夫じゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!』
フィアは穴の底をすっごい哀れな顔で覗き込む。(自分で作ったんでしょうがッ!)
フィア『おっ、当たってるぞッ!そこッ、ツナっ、ツナ!!』
ー歳の数だけ入れたってツナのことだったのかァァッ!!
僕はツナの波にもがいて、悠遠くに見える、ムカつくアドバイスをするフィアと今日も晴天すぎる空を恨めしそうに見ながら無意識に叫んでいた。
ー(そんなアドバイスは)イラねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!!!!!
と。

終わりw










■ きらりん (50回/2011/02/01(Tue) 16:14:18/No3285)

 ギャグいっぱいあって、ものすごくおもしろかったです。
けっきょくアクア、落とし穴におちちゃいましたね。ツナってのもおもしろかったですよ♪


■ 望 (10回/2011/02/01(Tue) 16:50:49/No3287)

きらりんさん>そういう感想いただけてほっとしました!元ネタでの二人の会話にはなぜかツナという単語が多く出現するので、ツナは結構重要なものだったりしますw
予想通り(?)落とし穴に落ちちゃいましたね!(ぇ

次のギャグパロも見てやってくださいね↓
では!

まだ小説書いていきたいと思いますw(ギャグパロで


■ 望 (11回/2011/02/02(Wed) 17:07:57/No3296)

ちょっと関係ない話・・・(掲示板に投稿するにはくだらないことなので)
ボカロの歌で
・ワールド イズ マイン
・人柱アリス
・悪ノ娘、召使、復讐ノ娘
・表裏リバース
が好きなんですけど、(暗い歌が多い・・・けど、明るい系より暗い系のほうが好きなんで・・)
表裏リバースはHTF(検索する際気を付けてください)の・・あるキャラに似ていて大好きなんです。
人柱は1〜3まではガイア族だなッ!とか・・(妄想しすぎ
ワールド イズ マインはムルパピですかね?
分かったら 空いてる手をどうにかして! 別にわがままなんて言ってないんだから! 君に少しだけ思ってほしいの 可愛いって
がムルパピらしいなぁ。

小説版なのに・・意見くれたらうれしいで(殴


■ 望 (12回/2011/02/02(Wed) 17:18:13/No3297)

ピクモ☆リアリティ

↑の訂正です
君に心から思ってほしいの でした。

少女漫画家(恋野 YOKAN)→ピクモ
ララ美→ウィン
拓矢→ フィア
男子生徒→ミルモ
女子生徒→リルム
デリカット→ドンタ
編集者→ アクア


■ 望 (13回/2011/02/02(Wed) 18:10:57/No3299)

ピクモ☆リアリティ

?『もしもし〜別冊『ズボン』のアクアですけどー』
ー私は今は神様という身分を忘れて、妖精界に別冊『ズボン』という売れ行きがとても心配される雑誌で(恋野 YOKAN)というペンネームで漫画を連載させてもらってます、ピクモです。
編集者さんから突然こんな電話をもらった時、私の髪は一瞬で白髪になりそうなほど全身に恐怖が走りました。←もともと白髪やんけ
ピクモ『打ち切りなら・・打ち切りとはっきりと言ってくださいッ!』
ー私はそれを言うのに1秒しかかからなかった。
アクア『?!違いますよ、昨日いただいた原稿をチェックしていてちょっと直していただきたいことがあったんで。』
ー?何だ・・・それか・・
ピクモ『驚かさないで下さいよ〜もぉ。』
アクア『・・僕普通に電話して来ただけなんですけど・・・(汗
ー私はすっかりくつろいで、飲みかけのココアを一口飲んで、談笑しているような感じで話を進める。
ピクモ『何処ですか?直してほしいところって・・・』
アクア『えぇーと、主人公のウィンが片思いのフィア君に
フィア君『眼鏡がないほうが可愛いね☆』
って言われて、コンタクトに変えるシーンがあるじゃないですか?』
ピクモ『・・ウィンが初めて恋に一歩踏み出す大事なシーンですけど・・・何処が間違っているというんですかッッ!!大事なシーンを台無しにさせたら私のファン100000000万人が、あなた方の別冊リボンとか何とかをつぶしにかかりますよッ!!』
アクア『いやいやいや・・あなたにそんなにファンはいませんよッ!いや、あーちょっと・・コンタクトがでかいんですが・・・』
ーウィン、顔ほどもあるコンタクトを上手に指に乗せ、胸を弾ませて
ウィン『よぉ〜し、入れちゃうぞ☆』ドキドキ♪ 
ピクモ『えっ、だってウィンの(少女マンガのようにでかい)目の大きさに合わせたら自然とそうなったんですよ・・・・・』
アクア『あのー・・・合わせないでください、そんなとこきちんとしなくてもいいですから・・・。』
ピクモ『!え・・でも、サイズが合ってないと・・・・』
ー不条理なのに・・・・
アクア『指とコンタクトのサイズがあってなくて、おかしいじゃないですか!運が悪ければ、苦情来ますよッ!』
ーアクアさんが必死な声で訂正をさせようとするのが何かやけに切なさを感じた。

切ります・・・疲れた・・。



■ いっちゃん (22回/2011/02/02(Wed) 19:06:51/No3300)

望さん、こんばんは!いっちゃんです。

まっまさか・・・!この小説の元ネタはあの超おもしろいギャ○マンガ日○ではっ!? ←今気づいた人
そしてこの回はあのめちゃめちゃおもしろい「聖○一週間」ではっ!
それをガイア族でやるとは・・・。
望さんの行動力が欲しいです!!

やはり元ネタどおりアクアは穴に落ちてしまいましたか(笑)
元ネタのとおり、「大丈夫じゃねぇーーーーーー!!」と「いらねぇーーーーー!!」のセリフが入っていて良かったです!!

ボカロが好きなのですか?
私自身そんなに知らないのですが、この小説の元ネタが大好きな友達がボカロ大好きなので少しは知っています。
わかります・・・明るい曲より暗い曲のほうが意外と好きになるんですよね!
ボカロにムルパピを想像できる歌詞が入っていたとは・・・(笑)

次のギャクパロの元ネタは知らないのですが、面白くなりそうな予感が・・・
続きを楽しみにしています!

それではっ!


■ 望 (14回/2011/02/02(Wed) 19:45:08/No3301)

まさかのコメ嬉しいです!しかも速いッ(笑

実はいっちゃんさんってずーと男性の方だと思っちゃってたり・・・(爆
すいません!今すぐ某ギャグの鬼弟子君に断罪チョップされてき・・(ry

ほとんどパクってやったんですけど・・・分かりにくかったですか。
文力?何それ美味しいの?(ぉぃ)て感じで、意味不明な文章がもう私にとって当たり前ですからよくあることですよ。(うんもう弟子男君にヤラれとけ

ボカロは、個人的に好きな曲とそうでもない曲がはっきりしてると思います。
意外と最近の曲は早口で苦手だったりしてるので・・・・。
声優が歌ってたり、機械音だったり。機械音は音が外れてるところが好きですねw(聞いてないよ

今回のギャグパロはマイナーかもです。でも一応アニメ化はされてるんですけどね・・・。
飛鳥が一番好きですね!そして特に太子が好きですw(だから誰も聞いてないって

すっごいオタク発揮してる!(滝汗
長文才文なくて本当にごめんなさい・・


■ 望 (15回/2011/02/02(Wed) 22:55:51/No3306)

投稿数今日恐ろしいほどハンパない・・

ピクモ☆リアリティ

ー恋野 YOKANこと私ピクモは別冊『ズボン』の担当編集者のアクアさんに、昨日叩き送った原稿の直しを一部訂正されかかっていた

ピクモ『・・・じゃぁ・・・何ですか?指をでかくしろということでいいんですね?』
脳内妄想↓
たらこの3倍くらい異様にでかくなった人差し指に、これまた顔ほどもあるでかいコンタクトをちょんと乗せているウィン。もちろん顔には違和感のかけらもない。(この妄想ができるまでおよそ3秒
アクア『そんなわけないでしょーッ!コンタクトを小さくしてほしいんです!それだけですから!』
ー流石にアクアさんのツッコミも冴えていた
でも、そう簡単に引き下がるわけにはいかない・・・!何故なら私は・・・・
ピクモ『でも、でも目にあったコンタクトをしなきゃやっぱだめですよ!私はリアリティにこだわりたいんですッ!』
ーアクアさんが受話器の向こうで、ブッと何かを吹き出す音がした。
アクア『・・・・なッ・・何言ってるんですかぁッ!目の大きさからすでにリアリティがないですよッ!!・・・・あ・・それともう一つ、これに関連して描き直してほしいところがあるんですが・・・・・・!』
ーえッ?私のリアリティが分からない人だなぁ・・・
ピクモ『・・・・何ですか?』
アクア『ウィンが通学路でフィア君にぶっつかって、コンタクト落とすシーン、あるじゃないですか!』
ピクモ『フィア君が一緒に探してくれる、超トキメキシーンが・・何か?』

以下アクア編集者の妄想↓
ウィンとフィア昔の少女マンガの王道のように運命的にぶっつかる(なんのこっちゃ)
ウィン『ッ・・キャァッ!(涙』
フィア君『あッ・・・・・ご・・・ごめんッ!』
二人は慌てて地面に突っ伏し、手をパタパタさせてコンタクトを必死に探している・・・しかし、二人からそう遠くないところになぜ見つけられないのか、顔ほどの大きさを持つコンタクトレンズが存在感たっぷりに落ちている
ウィン『・・ないッ!・・・・・・・・・・ないッ!!』
フィア君『・・・・・何処にもないねぇ・・・・(汗』

アクア『すぐに見つかるでしょッ、こんなにコンタクトがでかかったらァァッァァァッ!!』
ー私はアクアさんの叫び声に耳を痛くして、少し受話器を放した。
ピクモ『えぇ〜・・だって落とした途端に小さくなるコンタクトなんてあるんですか・・・・?』
アクア『ありませんよッ!もともと小さかったらいいじゃないですかッ!!!』
ピクモ『そんなにツッコミに力入れなくても・・・・w』
アクア『じゃぁ、入れさせないようにしてくださいよッ!!!』
ピクモ『分かってますよ・・・・・ぇ〜でも、そんな小さいコンタクトなんておかしいじゃないですか、リアリティにかけてますよ!』
アクア『あーさっそくじゃないですかッ!おかしくないですッ普通ですよッ!!!とにかく、ここもコンタクト描き直してくださいよッ・・・あー喉痛い・・・。』
ピクモ『あ、そうだ!フィア君も実はひどく目が悪くて、大きいコンタクトでも見つけられないってことにしたら!』
ーいいアイディアかもしれない〜w
アクア『・・・・なんで意地でも小さくしないんですかッ!!コンタクト〜ッ!!大体無理ですよ、ご自身の連載見直してみてください!
ー第一話で・・フィア君がアフリカのマサイ族並みの視力を披露する場面があるじゃないですかッ!それすらも忘れてしまってるとか・・ないですよッ!!
ー以下妄想↓
フィア君『・・あー右斜め〜下・・・かな?』
女の子衆『きゃぁぁああぁぁぁああ☆』
ミルモ『マサイ族かよッすっげぇぇぇぇッフィアッ!お前の才能は火の神だけじゃなかったんだなッ!←さりげなく正体ばらしてる
しつこく女の子衆『きゃぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁッ〜!!』

ー・・・・そんなシーンありましたっけ?
じっじゃぁ〜コンタクトは落としてなくって、まぶたの裏側に入り込んでた〜ってことにしたら・・・
ピクモの妄想↓
まぶたの裏に入り込んで本来なら痛いどころか激痛に悶えるはずなのに、ウィンは本当に違和感を感じてない平気な顔で、そこには落ちてない地面に突っ伏して探している・・真冬のホラー・・・・(もうすぐ春だけど
あぁぁぁっぁぁぁぁッ!駄目ッー目蓋どころか脳裏の中に入り込んでしまうことになってしまうわッ!!!』←超大慌て
アクア『ッ・・・何一人で怖いことを言ってるんですかッ!そんなことを断固拒否するためにーコンタクトを小さくすればッすべて済むことなんですよッ!』
ピクモ『えー・・でも〜・・・目の大きさに・・・あ、そうだ☆』
アクア『〜またろくでもないこと思いついたんですかッ?!』
ピクモ『こうですよッ、ウィンの目を小さくすればいいんですよ!!』
アクア『ッッーーろくでもないじゃぁないですかぁぁぁッ!!!!!読者を馬鹿にしてるとしか思えない考え方ですよ〜ッ!!大体、急に目が小さくなるほうがよっぽどリアリティがないですよッ!!』
ピクモ『フフッ・・・甘いですね、編集者さん。ウィンは今回コンタクトを入れるためにメガネを外すんですよ・・・』

続ききます・・すっごい微妙なところで・・(蹴









■ 望 (17回/2011/02/04(Fri) 22:08:42/No3331)

ちょっと息抜き小説

※まさかのピクモが・・・・↓死ネタ(でも一応そんなに暗くないです
 
しかたがないのよね

ー・・・ここは・・・?
私・・・・どうしちゃったんだっけ・・・?

あ・・・
ー私はふっと胸についている赤いものに気が付いた。

胸がすっごく・・ズキズキする・・・・・・・・・・?

ーそうか・・・私・・・どうやら死んじゃったっぽいわ・・・・

私はペタッと頬を地面に当てる。
死んでいても、まだほのかに感触は残ってるらしかった。
ー冷たい地面に少し心地よさを感じながら私はため息をついた。

ー・・・・それも仕方ないわね・・・きっと。

目をつぶって自分が死んだ理由を思い出してみる。

ー・・・あんなところでこけちゃ・・・駄目よね・・・・

私は崖の周りを散歩している途中、うっかり小石に足を躓かせて落ちたんだった。

それから・・・私は崖から落ちて・・・・・・

ー・・・今更悔やんだってもう無駄な事なのよ?
あきらめましょう・・・・・・

ふわりふわり。
私はゆっくりと地面から足を離した。
生前、飛べてたからそんなに違和感はない風の感触。
幼いころから今まで、過ごしていたあの場所へ今は戻ろう。

私は風の抵抗を気にせずに、懐かしいあの場所へひとっ飛びした。

同じ力を持った仲間たちと出会った場所へ

同じ力を持った仲間たちと過ごした奇跡のような場所へ

私は最後に見るのよ

・・・・見てから死ぬの。

ねぇ?

ーずっとアクアに借りてたあの漫画。

返さなきゃ。自分から返さなきゃ駄目よ、絶対。

返さなきゃ。

悲しいとき、苦しいとき。いつも一緒にいてくれた大切な仲間。

二人手をつなげば、悲しいことも、苦しいこともすべて分かち合えた気がして、消え去ったような気がしたわ。

今更いうのもなんなんだけど、ね。

アクアにちゃぁんと 伝えるの。

そうよ。そうしなきゃ。

今こそお礼を言うべき時よ。

ーありがとうアクア・・・

私はいつもの通り花に水をやっているアクアの傍に、着地する。

漫画本を持って。

私はお礼を言うの、漫画のお礼もあるけど

別の意味も込めて。きちんと。

私は最後に言うの・・・

言ってから・・・・・死ぬの。

ねぇ?

ー私の気配に気が付いて、いつもと異様に違っている私に息をのみながら、話しかけてくるアクアに微笑んで。

ありがとう。

漫画本をアクアの腕の中に置いた。

ありがとう、本当に。

アクアは・・・目を見開いてから

笑ってくれた

泣かないで欲しかったから。

私も涙を押し殺して・・・もっと微笑み返した・・・・。

それから私はまた地面から足を離す。

アクアは何か言いたそうにして だけどすべて悟ったかのように
私のふる手をいつまでも振り返してくれていた

ふわり ふわり
私の心、風に乗り

ひとっ飛び

私は育った街を 好きでもなかった時もあったっけ。

・・・私は、住んでいた場所を見下ろした。

こんなに美しい場所。

今さら気が付くなんて・・・・ね?

涙があふれてくる。

いいえ、泣かないの。

涙で視界がぼんやりとなっても。

それでも最後に見るの。

見てから死ぬの・・・・ねぇ?

私は涙を何回かこぼした。

みんな・・・ごめんなさい。

・・・それじゃぁ・・・バイバイね?


ボカロパロでした。
ごめんなさい(汗






■ 望 (18回/2011/02/04(Fri) 23:15:07/No3332)

追いかけっこ

ー僕は・・・立っていた。
見るからに重く、開けるのが困難そうな扉の前に

重たい扉の向こうに並ぶ

たっぷりと埃をかぶったーー調度品。

ふと目が合った絵がの女性と目が合って

『引き返しなさい』

微笑まれた。

だけど

開かないよ?

鈍い金属音が鳴り響く

ああ・・・もう扉は開かれないみたいだね?

誰もいないはずだ

じゃぁ・・・

後ろにいるのは・・・誰?

僕は重い扉に背を向けて辺りをぐるりと見渡してみる。

いない。

よくよく考えてみれば、誰もいなくて当たり前じゃないか。

だけど、暗い廊下に足音ふたつ。

館の主はすでにここには住んではいない。

偶然見つけた窓はただの鏡なのに

じゃあ・・僕の後ろにいるのは?

僕は引き返した。

歩いて

歩いて

歩いて。

歩いても 歩いても 彼女は僕から離れずに一定の距離を保って歩いていくのが嫌でも分かる。

彼女はずっとついてくる。

無邪気にこういうんだよ?

『一緒に遊ぼう』

ってね?


またたどり着いた。

壊れた扉の向こうに所狭しと並ぶ

見覚えのある 調度品が

石像の首と目があって

『もう諦めなさいな?』

言われた。

聞こえる、僕の浅い呼吸

ああもう見当たらない 永遠の窓。

彼女は笑うだけ?

じゃあ、

僕はどうしたらいい?


暗い客間に一つ多い足音ひとつ
館の主は・・・きっと僕を歓迎している
その証拠にほら、
肖像画の絵がいつもより輝いているから

やっとの思いで見つけた鍵は
ただの玩具(おもちゃ)にすぎなかったみたいだ
逃げ道が見つからないんだけど

僕はどうすればいい?

走っても走っても走っても

彼女はずっとついてくる

そして無邪気にこういうのさ

『一緒に遊ぼう』

ってね。

暗い廊下に果てしなくいらない足音が一つ

館の主は彼女だったの?

見つけた窓はただの割れた鏡

ああ、もう勘弁してよ

僕の後ろに彼女が

果てしなく続く追いかけっこ

館の主は歓迎しているのだからね

僕も応えるべきかな?
見つけた鍵も錆びついてて使い物にならないよ

僕の心も自然と錆びついていった。

歩いても歩いても歩いても

憑いてくるんだ 離れない

彼女はずっと憑いてくる

何度もこういうんだ

『一緒に遊ぼう?』

僕の息が絶えても、ね

彼女はずっと離れないって

最後もこういうんだ

『一緒に遊ぼう』

って、

ね・・・・・


あとがき

いっぺんホラーですが、某小説の少しホラー系にした小説です。
読み方変えればギャグになりますw
アクア←リルム
某小説作者さんごめんなさい・・・。


■ 望 (20回/2011/02/05(Sat) 11:27:32/No3341)

マトリョシカ

電波を送るには考えすぎのメッセージ
ー誰に届くのかもしれないのにね?
私はそっと呟く

きっと長年生きてきたせいで
いつでも私はそうなのよ
継ぎ接ぎ狂ったマトリョシカなの

あぁ 頭痛が歌っているパッケージ

さっきからいつまでたっても針は4時しかさしてくれないのよ

困ったわ

・・ベットに横たわっても目は閉じない

それなのにここまで来てくれて

誰も楽しい話なんて教えてくれないのよね

世界が逆様に動き出したらきっともう止まらないの

ああ、頭が痛くて割れそうよ

記憶も全部投げ出してしまえたら
ああ、知りたいな?

君のことを深く

あのね、もっと舞って下さらないかしら?
カリンカ?カリンカ?
弦を引きながらね

こんな感情どこに捨てればいいの?

ちょっと親切な君

教えて下さらないかしら?

感度は良好すぎるわ

524もあればそれで十分すぎるもの

フロイト?ケロイド?

鍵を、そう、

思いっきり叩いて下さったら

全部全部笑いましょう

さっさと踊って下さらないかしら?

馬鹿留まりさん

てんで幼稚な手を叩きましょうね?

わざと狂った調子で叩いてあげるから ほら。
きっとあなたにとって私はどうでもいいのよ

そう思うと同時に

世界の温度が溶けていってるの、ご存じかしら?

貴方と私でランデブー?ほらランデブー?ほら、ランデブー?

あらまぁ、飛んでいってしまったのね

可哀想に

アバンチュール?

足取り歪めてステップを ほら

12,12

あぁ、吐いてしまいそうよ

ねぇ、私の全部どうか受け止めて
その両手で

ほら、受け止めて

あのね、ちょっと聞いて下さらないかしら、ね。
カリンカ? カリンカ?
頬をくっつけ合って

だって、だってもう我慢できないのよ ごめんなさい

もっと素敵なことをしてみませんか?

そんなに痛い痛いと泣かないでくださらないかしら?
パレイド?マレイド?
もっと 強く鍵を叩いて!

待ってなんて言って!待って待って

たった一人になんかしないで頂けたら嬉しいの

貴方と私でランデブー?ほらランデブー?ランデブー?

あらまぁ、飛んでいってしまったみたいですね

アバンチュール

足取り歪ませて軽やかにステップを?

ほら、12,12

ライライ、もうこうなったら

すべて忘れて飲み明かすの
酔い潰れたらなおさらいい

ライライ ほら歌いだしてみましょうか?

ライライ 今日も ほら、ね

継ぎ接ぎ狂うしかなかったマトリョシカ

もっと舞っていただけないかしら?
カリンカ?マリンカ?もっと弦を弾いて!
こんな感情どうしたらいいの?

ちょっとそこの貴方、教えていただけないかしら?
感度は相変わらず良好よ?

524もあるもの

フロイド?ケロイド?鍵を思いっきり叩いたら

全部全部笑ってみましょうね?
さっさと踊っていなくなってくださいね?

ピクモでボカロパロ

なんかすっごく面白いんですけど、どうなんでしょう・・・




■ 望 (23回/2011/02/05(Sat) 13:20:43/No3349)

聞いてるし解っているから黙ってね

ーうん、聞いてるよ。
僕はそっけなく呟く

聞いてるし、解ってるよ。
ちゃんと話は聞いてるからさ、
そんなに頻繁に言わないでくれるかい?

ー『聞いてるの?』

とか

ー『解ってんの?』

とかさ。

貴方が思うより僕にとってはストレスを感じちゃう言葉なんだって

ー話を聞くときの態度
『人の目を見て答えなさい』
なんてさ、
10年前に初めて言われてから、僕はね
今まで忠実に守ってきたと思うよ?
ーでもぶっちゃけていうとね
解んないときに適当に頷いているだけで、やり過ごしていたことも数多くあるってことを。

だけど、重要な話とか
説教なんかじゃ特に
一生懸命頭の中こんがわらないよう整理を重ねながら
相手の瞳孔を凝視して、しっかりとらえて離さないように

ー今日も相変わらず変な眼をしているな
とか
ーめの下にすっごい大きなクマができてる
とか
考えながら頭に入れる努力はしているから

貴方の話は・・・

聞こえてるよ、何回言わすつもりなの?
もう口の中この言葉のせいで

喉がカラカラだよ!

聞いてるの?
解ってるの?

そんなに聞こえてないような感じがするならば
僕はどうしたらいいんだい?
ちゃぁんと、聞こえてるし理解はしているよ?

もう止めてよ

あなたが思うよりストレスを感じる魔法のことば

僕、確かに反応薄いように見えるかもしれないけど
自分でも極力
無駄なリアクションを避けて体力保存している卑怯な奴だけど

話を聞いてもらえないって、その被害妄想
僕にとっては過酷すぎるから
そうゆう言葉ぶつけたいっていう気持ちもわからなくもないさ。

だけど、真面目な態度で理解しているのにはとても
胸糞悪いし、何よりとても失礼だと思うんだ
僕ならそうゆう風には言わないよ

ー話はちゃんと聞いているっていうのに。

ウィン君でパロ





■ 望 (28回/2011/02/06(Sun) 00:54:49/No3367)

メルト

フィア×ピクモ

朝目が覚めて 
真っ先に思い浮かんだのは、フィアだった。
何故か少し一人で照れた後、私は邪魔になっていた前髪を思いっきり切ってみたの!
鏡の中の自分とにらめっこして、可愛く見えるか見てみた。
朝、最初に目があって
フィアに
ーどうしたんだ?
言われたかったから。
思い切って、顔をよく見せるように。可愛くなれたかな?

ピンクのスカートはちょっと性に合わなかったから
でも、お花の髪飾りはつけてみたの。
フィアにもらった大切な髪飾りだから、今まで使わないように永久保存してきたけど・・・
今こそ使うの、フィアに言ってもらいたいから。

今日の私は可愛いのよ!

メルト、溶けてしまいそうなほど胸が熱いの。
好き・・・・だなんて、絶対言えないわ。だけど・・・・
メルト 
どうしょう、今日に限って目を合わせられない・・・・?
恋に恋なんてしないわ・・・・私・・・・・
だって・・・・・・・・フィアのこと好き・・・・だなんて、
私から言うのも・・・恥ずかしいから。


天気予報が嘘をついたみたい。
妖精界はいい天気だって言ってたのに。
何で・・・本当に運がない女。
土砂降りの雨が憂鬱になる。
カバンに入れたままの折り畳み傘・・なんで?嬉しくない。
そんな時、
視界に入ったのは、鮮やかな赤い髪をした男の子。
『しかたがねぇから、入ってやるぜw』
そう言って、私の折り畳み傘を奪って、バッと開く。
そして、少し背を屈めながら無邪気に笑って。
私の少し高めの頭上に傘を向けた。
『これでお互い雨に濡れずに一緒に帰れるだろ?』
胸がドキドキする。
こんなの・・・ひきょうよ・・・でも。
隣にいるフィアに
恋に落ちる音が私の胸の中で高らかに響きあった気がした。

メルト、息がつまりそうなのよ!
フィアに触れてる右手が・・かすかに動揺している証拠だから。
高鳴る胸。
今好きな人と隣にいる、半分この傘。
手を伸ばせば十分に届く距離にいる・・・・どうしょう?!
想いよ届いて、鈍感すぎる君だけど・・・・

お願いもう少しだけ、二人っきりにして・・時間を止めて!
相手がフィアなのに、なんかとても泣きそうなの。
でも・・でも嬉しすぎて死んじゃうわ!

メルト ガイアの里についてしまうから・・・
また明日まであえない?近くて遠すぎるのよ、
だから。
メルト
せめて手をつないで歩きたいの、お願いよ!
不器用だけど、気が付いて!

もうバイバイしなきゃいけないの?

お願いよ、今すぐわたしを抱きしめて!

・・・・・・なんて、ね。

ピクモじゃないなぁ・・・。





■ 望 (29回/2011/02/06(Sun) 11:01:46/No3368)

憂鬱な死神

いつの間にか気になっていたあの話の結末を
聞こえないふり、するんだ。
だって、結末を聞いてしまったら
この退屈な人生の楽しみが一つ、
減っていくから。

さて、それじゃあ、神様の仕事の一つとして、さ。
ダアク、君の人生リセットしてあげようね?
これから、君は楽になれるから
怖く・・ないよ?

僕は簡単にすべてを終わらせることができるから、
あがいたって無駄な事なのさ、残念だったね。

この苦しみは、崩壊を楽しんできた君にはとても、
解りっこないことなのだろうから。
だけど、制裁が欲しいほど今、君が罪に苦しんでいるというのならば
話は別だろうけど、さ。

ーだけど、僕はなかなか君に魔法を使えないみたいだ。
かすかに震えているこの腕が、君を消したくない
訴えていた。
そんなことできるわけがないでしょう?
だって、少なからず僕にスリルを与えてくれた恩人だ。
危機感はもちろん持っていたよ、
妖精の神様だもの。僕は。
君を消したら、
もう退屈な日々を永遠に過ごすことになるだろう。
退屈すぎて、ぼくはどうしたらいい?
フィアとは最近馬が合わないし。
ピクモはマイペースで、話が合わない。
ウィンは空中散歩で相手にはしないだろう。
ドンタは・・・・寡黙すぎて、僕には誰よりも退屈だ。
もう、皆はお互いのことに関心を持たないような、
自分中心の世界観を持っているに違いなかった。

それはそうだよね?
もう気が遠くなるほどの年月を共に過ごしていたら、誰だって・・・

君が僕には必要なのかも。
一人ではとても寂しすぎて

だったら、話は簡単だろ?

一緒に行こうよ。

神様という憂鬱。
逃れられない退屈。

大丈夫、僕の代わりなんていくらでもいる。
すべてを支配し、リセットできる巨大な力なんて
僕には必要ない。
僕も一緒に行くから。

そんなことできるわけないでしょう?
僕は消えようか。
もう退屈は頃ごりだから。
ー一緒に行けない?
よくよく考えてみれば当たり前のことだよね?
人間が存在している内には、
君は永久的にいくらでも復活することができるんだから。
僕がリセットしても。

・・・そうか。
じゃぁ、僕一人で消えるよ。
リセットして、もう生まれられないようにして。

病みアクア


■ 望 (30回/2011/02/06(Sun) 11:57:56/No3371)

ガイアの里だから

※ギャグパロの摂政さんが歌ってる曲をガイア族のフィアでパロってみた。
←ニコ動風に

ー・・・・何だよ、折角俺が下界にとっても上手いと評判の焼き芋屋にさそったっていうのによ!

ー俺はガイア族の一人、炎の妖精(っていうとファンタジーだから、神様って言ったほうがかっこいいような気がする。)フィアだ。
昨日の昼、たまたま暇だから取り寄せてみた雑誌に、焼き芋がおいしい店が特集で乗っていた。俺はなんとなく(っていうか大いに)興味をひかれて、嫌がるアクアを無理やり誘って、一足先に俺が下界に降りて待っているってやつだ。
いったい今何時だと思ってやがるんだ!開店時間はもう3時間過ぎてるぞ!!
あ〜しかたねぇから、保存しといた焼き芋でも食って少しそこらへんでも散歩してみるか。
俺は帽子から保存用にとっておいた一個の焼き芋を取り出してかぶりつく。
・・やっぱり焼き芋が一番だよなぁ〜ww
水あめとかありえねぇよ。水っぽくて。
後べたべたする。
ーあんな女が食うようなお菓子は廃止すべきだな。
今度会議で言ってみるか。
アクアの反対がものすごそうだけどな。
とびみょ〜にそんなことを考えていると、

ざわざわざわッ・・・・・!!
突然、妖精の一般庶民が何事かすっごい変なものでも見るかのように、っていうか見上げる形で明らかに引いていた。

ーあん?!何か変人・・いや、奇抜な奴がそこらへんとおってるのかよ!
俺は残りの焼き芋を口に放り投げて、一般庶民の壁を無理やり押し上げて強制突破した。
ーそこで俺が見た変人・・いや、奇抜な奴とは・・・
目を疑うしかなかった。いや、俺の選択肢はそれしかなかった。

アクアが何故か、高級そうな馬に乗って、まるで王子様のように優雅に歩いて、こっちにやってきたからだ。
一部、変な思考回路を持っている一般庶民が、まるで美しい王子様が馬に乗ってやってきたかのような恍惚そうな顔をして・・失神しやがった。

アクアは普通ーの顔をしていやがった。
元々女っぽい顔してやがるから、俺的には女に見えなくもないような。
俺は飽きれながら話しかけるべきか迷った。
このまま逃げ出してもいいのか?
そんなことも頭にあったことを、俺は暴露しよう。

生憎、アクアから俺を見つけやがった。
上から目線を俺に落として、
『あ、フィア!探したよ〜』
なんてこともないように普通に話して。

アクアに話しかけるよりまず先に、

・・・やばい。視線が痛い。
痛い人でも見るかのような眼で見るのはやめてくれ!!
俺は赤の他人でいてぇから!!
あ〜〜〜ッもう俺早急に家に帰りてぇ!!
何やってんだよ馬鹿ッ!!
早く帰るぞッ、帰るべきだ!!
だけど、かなり俺的にビビっていたようだ。
足が言うことを聞かなかった・・・

俺はやっとの思いで
『よぉ・・・・・・』
とだけ言った。
とたんにあの馬に乗っている王子様の知り合いかという視線で(一部の変な奴には羨ましそうに)見られた。

脳内爆発しそうだ。思考能力がうまく機能しねぇ。
どーゆうこった。
いくら俺でも・・こんな状態で。

そりゃぁ〜そうだよなぁ。

俺はうまく思考能力が機能してくれない脳をフル活用する。

いつもは人目にばれないように上手く一般庶民に化けて歩いてくるやつが。

突然馬に乗って、人目に思いっきりさらして優雅にやってきたら・・・。

『馬できたぁァァァァァァァァッァァッ!!!!』

って普通に思うだろうが・・・。

やべぇ、本当に何言ってんだろ・・・。
頭がついていかねぇよ・・・・・・・。

俺は思いっきり人生初めて落胆した。








■ 望 (32回/2011/02/07(Mon) 19:03:12/No3381)

タッチ

私は呼吸を一瞬だけ止めてしまった。
だって、君ったら真剣な顔をしてたから。
そこから何も言えないって不思議だわ。
これってまさに星屑のようなロンリネスじゃない?

きっと愛する人をずいぶん大切にしちゃった、君らしくない行動に
自分でも知らずに臆病になっているのかしら?

君の目から落ちた涙も見ないふり。

数えきれないほどのすれ違い、回り道も君と私は繰り返してきたけど。
あと何回それを過ぎたら
私たちは触れ合うことができるのでしょうね?

タッチ、タッチ
今すぐここにタッチして!
もちろん、君からよ?

ほら、手を伸ばして受け取ってね。
私と君の溜息の分だけの花を束ねたブーケ・・・・。

愛さなければ寂しさなんていう気持ちは知らなかったのかしら。
そうしたらこの気持ちは知らずに通り過ぎていくのに。
そっと悲しみを覚えた私はこんにちはとあいさつをした。

君が私にありったけにくれた寂しさ全部は。
二人、移ってしまえば気持ちは楽になるのかしら?
君と一緒に肩を並べてみたのはいいけれど、
やっぱり星屑ロンリネスって感じだわ。
一人涙と、笑顔をはかってみたの。
考えていたより涙って重すぎるのね、
そっと横顔で泣いてみた。

青春なんて、私達にはとっくに過ぎ去った輝かしい記憶だけど。
心のあざで思い出してしまうのよね。
知りすぎている君に私はいつも空回りをして思いは届かないのかしら?

お願いだから、タッチ、タッチ。
ここにどうかタッチして!
もちろん、君からよ。
私と君がため込んできた、ため息の分だけ束ねたブーケ。

ピクモと誰か・・・


■ 望 (33回/2011/02/08(Tue) 22:21:30/No3389)

この子の七つのお祝いに

ガイア族

貴方が置いて云った、あのとても可愛らしいぼんぼりを粛然と
僕たちは拾ってあの子にあげました。
そっとぼんぼりに灯火して暗夜に置いてあげましょう。
自分の子じゃないけれど、その子はこっちを見て天使のように僕達に微笑んでくれました。

あれから幾年、貴方が遺した僕達のちぃさぃ幸せは
僕たちが変わりばんこに親となって、
夜な夜なこの子の為にと
子守唄を口ずさんで、街の中を徘徊しました。

一面真っ暗闇に足元が頼りがないけれど、
月が出てない夜でも、この子の為だから。
この子が暗闇の中でも、僕に幸せを与えてくれることに喜びを感じていた。

もぉいいかい?もぉいいかい?
と何回も唱えるあの子に
僕は笑いながら、まぁだだよ。と答えた。
まだ稚拙な事しかできないこの子。
行動も危なっかしくて、一日気が付くとこの子のことしか見てないこともあったりする。
だけど、僕たちはこの子の為に。
一日のスケージュールがこの子の為に大幅に変更させられてもいい。
稚拙な吐息で支配されたって僕たちは構わない。

でも、あれ?
僕の後ろの正面にいるのは誰?


この子は誰にもあげないよ。
笑顔も泣いてる顔も全部僕たちのだから!
貴方が遺した、このちぃさな幸せ守るためにも

ピクモが僕に言った
『この子を誰にもあげないでね?』
そんな事言われなくてもわかってる。
フィアも僕に言った
『この子は、ぜってぇ誰にもあげるんじゃねぇぞ?!』
はいはい、わかってるよ、十分に。
さらにはウィンも僕に言った
『この子は僕たち以外、誰にもあげる権利なんてないんだから〜』
うん、僕も同感だよ。
挙句の果てに、ドンタですら
『誰にも・・・やらない。』
と僕に言った。

幸せだね、この子は。
ガイアの祝福を十分に受け取ってるんだから。

おやすみなさい、すやすやと可愛い子だね。
今は何も知らなくてもいいんだ。
目を閉じて、ただすやすやと眠ってくれさえすれば。

中途半端。
ピクモ☆リアリティ再開しよう。題名の小説パロじゃなくなってる。(汗


■ 望 (34回/2011/02/10(Thu) 22:51:17/No3405)

DAYBREAK, BERR

ダアク←ミルモ←ガイア族

ねぇ、どうしてこうゆう形の出会い方しかできなかったんだろう?
悲しいね・・・
本当は、君にできるなら死んでも殺めてほしくもなかったんだ・・・・
・・・・・・お願いだよ。

妖精界の運命をも飲み込んでしまう悪夢を君に背負わせるなんて、
平和な世界は沈みそうな海へと変わっていく。

ねがいよどうかうまく風に乗って、夜明けの鐘を鳴らしておくれ。
鳥のように、お願い 

無数の波をこえて、悪夢に立ち向かうあなたを、
どうか守りきれますように。

お願い!争いなんて止まってしまえ!

ねぇ、どうして世界は繰り返し同じ過ちを犯し続けてしまうんだろう?
進化もしない、誰もに流れているこの血が大ッ嫌い!

どうしても炎の中、裁き合うしかないんだね
こんな誰のでもない大地で・・・

いつか澄み渡る世界がきたならば、草も花も生まれ変わって、兵器に宿るだろう。

でもまだまだ悠に遠い、そんな夢みたいな世界。
もう1秒だけ、尚更信じてみたいんだ!
誰か揺り起こしてよ。こんな悪夢。
そんなだけで叶うのならの話だけど・・・・

どれだけ祈れば、奴に届くんだろうか。


あぁ、朝焼けの時刻だけは平和なひと時を過ごせるね。
海が虚ろな僕と朝焼けを映し出した。

願いよ、どうか風に乗って、夜明けの鐘を鳴らして欲しいんだ。
鳥のように優雅に飛んで行って。

あぁ、今日も無数の波をこえ、終わらない悪夢に立ち向かうあなたを
僕たちは無事に守りきることができるのだろうか?

君は今は振り向かずに羽ばたいていてほしい。
この世界の思いをただひたすらに運んでいて。

君の願いは誰にも撃ち落とせないはずだから。


・・・・ツッコミどころが多いのは駄文だからです。






■ 望 (36回/2011/02/11(Fri) 12:11:45/No3412)

アクア『ねぇ、最近ギャグパロから脱線してない?』
フィア『しかたがないのよねからものすごく脱線してるよな。』
アクア『誰もこんな駄文を見ているわけないと思うんだけど、もうそろそろ自重してやるべきだと思うんだ。』
ピクモ『ピクモ☆リアリティを再開しろってこと?』
ウィン『編集者役と少女漫画家役を引き受けるなんてね〜。僕達には無理な設定じゃないのかな〜^^』
アクア『そもそも、フィア一週間も無理があったと思うよ。でもとても優しいことにこんな小説にコメをくれる神がいたわけだし←』
フィア『何でこんなのにくれたんだろうな。駄文もいいとこなのに』
ウィン『ギャグパロしてたからじゃなぁいのー?』
ドンタ『ボケ役がフィアってところはよかった・・・』
アクア『僕は喉が痛かったよ、あと頭も。』
フィア『ドンタ・・おめぇ、意外と辛辣だな・・・』
ウィン『あんなに顔をひきつらせて思いっきりツッコんでたら、そりゃぁ〜喉も頭も痛くするって〜^^』
ピクモ『フフ・・・、ベルルさんもよく引き受けたわよね〜。』
アクア『本当はクロロさんか、ドンタにしようか、作者は悩んでたそうだよ』
ウィン『え?候補にも入ってなかったんじゃないか〜?』
ドンタ『どうしてオラ、外人役?』
フィア『なんとなくだとさ。』
ピクモ『急遽、作者がベルルにやらせたら面白いんでは!(爆)って考えて決まったらしいのよ〜。勝手すぎるわ。』
フィア『偉いのに、よくもそんな簡単な理由で採用しやがったよなぁ。』
アクア『僕とフィアは5秒で決まったみたいだけどね・・』
ウィン『役的にはあってると思うけど。(笑』
ピクモ『ええ、全くだわw』
ドンタ『異議なし・・・』
アクア『・・・あのあと、僕はツナの波を必死に泳いで・・・』(トラウマ
フィア『何でこの俺がボケ役なんだよッ!おい、合ってるってどうゆうことだぁ!!アクアも変なスイッチ入ってないで、弁解しろよ!!』
ピクモ『飛べばよかったのに・・(ボソッ』
ウィン『小説の初めの頃自分で言ってたじゃないか。僕は飛べるって』
ドンタ『You can fry。』
アクア『あんな状態で、飛ぶって単語出ると思うッ?!ひたすらツナの海に沈まないように必死だったんだってば!』
フィア『まぁー、お疲れだったな。ゆっくり休めよ(笑顔)』
ピクモ『フィア、さいてーだわぁ〜(黒笑』
ウィン『血も涙もないって、こうゆう人のことを指すんだねぇ〜(黒笑』
ドンタ『呆れる。(真顔)』
フィア『なんだとぉっ!労っただけじゃねぇーか!!ウィン、てめぇだけには言われたかねぇ!何が横商固めで抑え込んで、そのまま大声で呼んでくれると助かるんだー!だよッ!!』
ウィン『何でって、それが的確だと思ったからさ〜。(サラッ』
フィア『今すぐガイアの縁切りてえ発言だなぁ・・・』
ピクモ『・・発言は考えていうべきよ〜^^』
アクア『・・・(ウィンも悪に染まってきてる?)とりあえず、後日談はここまでにしょうか。』
ドンタ『長すぎ。』
フィア『裏話はここまで、だな!いろいろ問題発言も多かったが。』
ピクモ『ここまで読んでくれた方ありがとう〜^^』
ウィン『いや、だぁ〜れも読まないと思うけど。』
アクア『こら、ウィン!』

終わり


■ 望 (38回/2011/02/11(Fri) 20:43:10/No3425)

ピクモ☆リアリティ

ー私は少女漫画家のピク・・いや、恋野 YOKANです。
ずっと長らく放置されていました。作者も忘れ去ろうとしたこの小説を、復活させたいと思います(恐らく誰も待っていなかった)この小説をどうぞ、暇つぶし程度に見てくれたら嬉しいです^^

私は、この忘れ去られていた空間の間、担当編集者のアクアさんとここでは自重しなければいけないような話を語り合っていた。
しかし、ようやく私たちにスポットライトが当たったみたいだ。
アクアさんも今までの苦労を晴らすかのように積極的に私と漫画の話をしてくれていた。
アクア『それが何か的確な訂正になるんですか?』
私はちょっと間をおいてから、これでどうだ!とばかりに言い切った。
ピクモ『まるでデリカットのように目が大きく見えてたってことにすればいいのよ〜これで一件落着、問題なし!だわぁ〜^^』
アクアの妄想↓
デリカット扮するドンタが、自分の顔にかけているメガネを指先で上げたり下げたりしている。
異様に目が大きくなったり小さくなったりしていて気持ち悪い上に、ドンタが少し意味ありげに微笑している。
アクア『・・読者はそんなデリカットのような主人公を、(101%)望んでなんかいませんよ!人気悪くなってもいいんですか!!』
私は考えれば考えるほど否定される頻度がすごくなっていくアクアさんにきれて、つい喧嘩腰になった。
ピクモ『じゃぁ、どうしろっていうの?!!編集者さんも何か訂正ネタ考えてくださいよッ!!編集者さんなんだからどうせうまいものでも食べてるんでしょー?!人の原稿をあげたくらいでいい身分ですよね!』





2694/ ちびっ子妖精☆妖精学校の一日
□投稿者/ ちょこ*。 -1回-(2010/08/18(Wed) 21:48:28)

こんばんは、ちょこ*です。

皆さんのように私も小説を書きたいなと思います。
まぁ私の事ですから妖精忍者を目立たせる事が多いかも知れません^^;
皆さんの小説は個性があふれていてすごいですね。
とゆう事で私も好きなキャラをバンバン出しちゃいます!

最初はちびっ子妖精がメインです。
ちびっ子妖精達の妖精学校の一日は見た事ないので妄想しちゃいました←
題名がなんか変なのは気にせずに…。
えっと、この小説に登場するキャラは
ムルモ、パピィ、サスケ、ハンゾー、ヤマネ、カメリ、アロマ、パンタです。
(あと先生)

ちびっ子妖精ってもっといると思いますけど多すぎると大変なのでこの8人で。

では↓から。


■ ちょこ*。 (2回/2010/08/18(Wed) 22:44:40/No2695)

第1話「朝の風景」

妖精界。
妖精学校に通じる道にムルモ、パピィ、ヤマネ、パンタと
人間のパートナーがいる妖精が歩いていました。

ムルモ「は〜…なんでボク達も妖精学校に行かなきゃいけないんでしゅかね…」
ヤマネ「しょうがないでございざいます、ムルモ殿も手紙をお読みになりましたのでございましょう?」
ムルモ「…そうでしゅけど…」

と言うとムルモは手に持ってた手紙をもう一回読み返した。

”ムルモくんへ

こんにちは、ムルモくん!エンマじゃ。
最近人間界に修行に行ってる者達の成績がすごい気になってきてのぉ。
突然だが明日、一日だけ妖精学校に来てほしいのじゃ。
そしてこの一日を使って成績が下がってないか調べるのじゃ!
では、明日待っているぞーい
              エンマ ”

その手紙がパピィ、ヤマネ、パンタの元にも届けられた。

ムルモ「めんどくしゃいでしゅ…」
パピィ「ムルモ!あんたが計算ミスしてたらあたちがフォローちてあげるから間違えてもいいのよ!」
ムルモ「なっ!ボクは計算ミスなんかしましぇーーん!!」
パンタ「ボクたん妖精学校には行ったことないから心配ですっち…」
パピィ「パンタたん大丈夫よ!楽しい所だから!」
ムルモ「ボクを無視するなでしゅ〜〜!」
パンタ「そうですっちか?良かったですっち〜」

そして4人は妖精学校について、げた箱まで行った。
そこにー…

サスケ「あれ?ヤマネ達なんでここにいるんだぜ?」
ハンゾー「人間のパートナーがいる妖精は通わなくてもいいのら〜」

サスケとハンゾーがいた。

ムルモ「どうもこうもないでしゅ…」
ヤマネ「私達の所にエンマ先生殿から手紙が来て一日妖精学校に来るように書かれていたのでございます^^」
サスケ「へ〜、そうなのかぁ…一日ヨロシクだぜ!ヤマネ///」
ハンゾー「困った事があったらボク達に言って欲しいのら〜」
ヤマネ「はい!」
パピィ「むしろサスケたんとハンゾーたんがヤマネたんを困らせる事をしちゃうんじゃないの〜?」
サスケ「なんだとー!!」
ハンゾー「ヒドイのら〜」
パンタ「そんな事より教室に行かないと遅刻しちゃうんじゃないですっちか?」
パピィ「そ…そうだったわ!」
ムルモ「皆しゃん、行こうでしゅ!」

そして6人は教室まで行った。ドアを開いたらそこにはカメリとアロマがいた。

ムルモ「カメリしゃん、アロマしゃんおはようでしゅ!」
アロマ「!!ムルモ様?なぜここに?」
ムルモ「実はかくかくしかじかなんでしゅ」
アロマ「そうですか…」
カメリ「大変だねぇ〜……」
ヤマネ「!もうすぐ席に座らないと先生殿が来るでございます!」
サスケ「そ、そうだぜ!早く座らないとだぜー!」

皆席に座った。そしてー…
ガラガラガラッ!
ドアを開いた。
エンマ先生だった。

エンマ「皆さんおはよう〜〜おお、ムルモくん達来てくれたのかい」
ムルモ「「来てくれたのかい」じゃありましぇんよ!!」
アロマ「ム…ムルモ様…」
エンマ「まぁ、今回は一日だけなんだし皆で普通に授業を進めていこう!」
皆「は〜〜い」
エンマ「あ、ちなみに計算ミスとか問題が間違っていたら人間のパートナーがいない者もいる者も減点するぞい」
皆「えええ!?」
サスケ「エンマ先生、なんでオイラ達まで減点されるんだぜ!?今日はヤマネ達を見る日じゃないのかだぜ!?」
エンマ「普通の授業って言ったじゃろ!だから、サスケくん達の事もしっかり見るわい」
ムルモ「減点されるなんて聞いてないでしゅ!」
エンマ「妖精学校のルールじゃ。しっかり減点させてもらうぞい!いいかな?」
皆「は…は〜い…」


続く^p^


■ こやまる (893回/2010/08/23(Mon) 08:26:57/No2706)
http://www.murumoya.com/


ちょこ*さん、おはようございます☆

そして小説板へようこそ(^^)。
ちょこ*さんによる趣味全開の楽しい小説を期待しています!
第1弾はちびっ子妖精ということでにぎやかになりそうですね。
(私好みでもあります^^)
今のところ全員平等に焦点が当てられていますが、どのキャラが中心人物になるんだろう・・・やっぱり妖精忍者(それもサスケ)なのでしょーか?

ストーリーの方も、1日だけの特別授業という設定がいいですね。
面倒と思う妖精もいれば、デート気分の妖精もいるようで…。
パピィが早速サスハンにちょっかいを出すシーンもかわいいなぁ。
実際、妖精学校ではいつもパピィに「クラスのお馬鹿コンビ」扱いされていそうですね。

この後の展開が協力なのかドタバタなのかまだまだ予想できませんが、続きを楽しみにしておりますので!
では!


■ ちょこ*。 (3回/2010/08/24(Tue) 22:28:37/No2718)

こんばんは、ちょこです。

コメありがとうございました^^
主人公は一応この8人です(笑)でもこんな私だからサスケのセリフが多くなること
間違いなしです。
でも均等にみんなの出番が出るように進めていきます←
そして各話のタイトルがつまらない事も気にしないでください^^(え
あとこれからも文章が意味不になると思いますけど、意味不だったらスイマセン^^;


   
第2話「1時間目!」

あ、席ですけどこんなふうになってます↓

カメリ ハンゾー サスケ ヤマネ 

アロマ ムルモ パピィ パンタ  

     先生
です。

エンマ「じゃあ早速始めるぞーい」
皆「は〜い」
1時間目は魔法の歴史の授業。
エンマが魔法の歴史について話てる。
ムルモ「(めんどくしゃいでしゅね…)」
パピィ「(ムルモと勉強なんて久しぶりだわ♪今日一日たのちみだわ!)
    ムルモ!分からない所があったらおちえてあげるからいつでも
    あたちに相談しなちゃい!」
ムルモ「だからボクに分からない問題なんてないでしゅよ!
    …でも分からない所があったら教えてくだしゃいねvアロマしゃん!」
アロマ「分かりました、ムルモ様」
パピィ「アロマたんにいちゃつくんじゃないわよ!」
ムルモ「なんでしゅって〜〜!?」
パンタ「ふたりとも仲良いですっちね〜〜」
後ろで見ていたサスケ達は…
ハンゾー「あの二人もよくやるのら〜」
カメリ「だけど〜、いつもどうり、なの〜」
サスケ「そういえばヤマネと授業するのは初めてなんだぜ」
私の設定上ヤマネは修行をしていたので妖精学校に行ってないとゆう設定で←
ヤマネ「私もパンタ殿と同じ妖精学校は初めてなので実は心配なのでございます…」
サスケ「だ、大丈夫だぜ!何かあったらオイラがヤマネを守ってやるぜ!」
ヤマネ「ありがとうございます^^サスケ先輩」
ハンゾー「でもそんな危険な事なんて起きないのら〜〜」
カメリ「うん〜全然平気だよ〜〜ヤマネちゃん〜」
と皆が小声で喋っていた。その小声の話を聞いていたエンマが…
エンマ「皆ちゃんと授業聞け〜〜い!(怒)」
皆「は、はい…w」
エンマ「しょうがないのぅ…。よし、問題を出すぞい!ムルモくん」
ムルモ「は、はいでしゅ!(なんでボクなんでしゅか!?
    まぁ魔法の歴史は得意でしゅ♪)」
エンマ「問題、1+5は?」
皆「ズコーーーーーッ!」椅子から滑る。
ムルモ「ちょ…、それ魔法の歴史と関係ないでしゅよ……」
エンマ「まぁ小さいことな気にするでない^^」
ムルモ「いい加減でしゅね…。でもこんなの簡単でしゅ♪答えは6でしゅ〜」
エンマ「ちがーーーーう!!」
ムルモ「ほぇ!?」
エンマ「答えは”いちご”じゃ」
ムルモ「な、なんなんでしゅか、それ〜〜〜!」
ムルモが驚く。でも一般的な答えは6です←
エンマ「残念、ムルモくん。50点減点じゃ」
ムルモ「しょ、しょんな…」
パピィ「あははは!ムルモバッカみたい!こんなのあたり前でちょ!」
ムルモ「なんでしゅってぇ!?だったらパピィ!次の問題はパピィが答えてくだしゃい!」
パピィ「いいわよ!先生、問題だちてくだちゃい!」
エンマ「ん〜と……じゃあ1+9+3は?」
パピィ「そんなの13に決まってるでちょ?」
エンマ「ちがーーーう!」
パピィ「ええ!?」
エンマ「答えは”一休さん”じゃ!」
パピィ「えええ!!?なんなのよこれぇえ!」
パピィも驚く。でも一般的な答えは13でs(知ってるわいw
エンマ「残念、パピィくん。50点減点じゃ」
パピィ「ちょ、ちょんな…」
ムルモ「パピィも間違えてるじゃないでしゅかぁ!人の事言えないでしゅ」
パピィ「ふん!今はたまたまなのよ!!」
アロア「ま、まぁ誰にでもある間違いですわ^^」
ムルモ「アロマしゃんは優しいでしゅね〜〜v」
エンマ「だけどムルモくんにパピィくん、二人とも学力落ちたんじゃ 
    ないのかい?」
パピィ「一休さんなんて分かるわけないでちょ〜〜!」
ムルモ「同じくでしゅ!」
エンマ「こんぐらい妖精学校の生徒なら分かって当たり前じゃ」
二人「………(当たり前じゃないとおもうでしゅ {でちゅ…} )」
サスケ「……なんで6じゃなくていちごなんだぜ?」
ハンゾー「一休さんってなんなのら?」
パピィ「なんでいつも学校に通ってるあんた達が分かんないのよw」
サスケ「問題を間違えたお前に言われたくないぜ!」
ハンゾー「なのら〜〜!」
パピィ「(この二人本当にからかいやすいでちゅ…)」
アロマ「ちなみに1+5がいちごのわけは
    1=いち 5=ご 
    で合わせるといちごだから答えがいちごなんですよ」
カメリ「1+9+3も同じ意味なの〜」
エンマ「授業に戻るぞーイ!次は教科書の93ページの…」

その時
キーンコーンカーンコーン……
とベルがなった。

エンマ「あ、1時間目終わりじゃ」
ハンゾー「なんか早かったのら〜…」
サスケ「みんな喋ってたから時間がたつのが早かったんだぜ…;」
ヤマネ「つ、次は頑張りましょう!」
エンマ「2時間目は音楽じゃ!音楽室集合じゃからな」
皆「は〜〜い」
エンマ「あ、次は先生が変わるから頑張るんじゃぞ」
とゆうとエンマは教室を出た。
カメリ「次の先生誰だろうね〜」
パピィ「あの先生は嫌よね」
ムルモ「ああ…あの先生は嫌でしゅね…」
ハンゾー「あの化粧が嫌らしいのら〜…」
サスケ「ハンゾー言い過ぎだぜ…」
パンタ「あの先生?」
ヤマネ「…?」

あの先生とは!←分かると思います(笑)
でもこれは授業とゆうよりおしゃべりタイム…^^;
続く^p^


■ こやまる (898回/2010/08/28(Sat) 09:59:01/No2725)
http://www.murumoya.com/


ちょこ*さん、こんにちは☆

もはや学級崩壊とも見られそうなくらいにぎやかな授業ですね。
サスケは授業中にもかかわらず、ヤマネの前で顔を真っ赤にしていそうです(^^)。
ハンゾーの言うように危険なことは起きなさそうですが、学校経験の長いサスケがヤマネを助けるシーンは見てみたいですね。

そしてエンマ先生の出す問題がまた難解過ぎ…。
1+9+3は私も取り組んでみましたが、まさか一休さんとは(^◇^;)。
答えを間違えてしまったムルモとパピィは、人間界に長くいたから頭がちょっと固くなってしまったみたいですね。
逆に真面目に勉強していそうなアロマとカメリはバッチリ。
いや、この問題に関しては不正解のムルモとパピィの方が頭が良さそうな気がします(汗)。
それにしてもこの授業、何の授業かと思ったら1時間目は歴史でしたか。
一休さんは確かに歴史上の人物ですね(笑)。

さて次回登場の先生は、あのおっかない先生ざますね(笑)。
この調子だとまた先生に怒られてしまいそうです。
それでは楽しみにしていますね。
では!


■ ちょこ*。 (4回/2010/09/27(Mon) 22:16:57/No2827)

こんばんは、ちょこ*です。

久々の投稿←
確かに学級崩壊…^^;
妖精達って小学生なんですよね。なら歴史はまだ早かったかもしれませんねw


第3話「2時間目!」

ちびっ子妖精達は音楽室に向かっています。
サスケ、ハンゾー、ヤマネは一緒に行っています。

サスケ「音楽か〜、なにするんだろ?」
ハンゾー「きっとお歌の練習なのら〜」
ヤマネ「歌?」
サスケ「そうだぜ!魔法をかけるときに出す声を綺麗にするため歌の練習をしてるんだぜ」
ヤマネ「そうでございますか!」

音楽室が見えてきました。
3人が入る。他のちびっ子妖精達はもう席に座ってました。
しばらくするとー…。

ガラガラガラッッッ

ザマス「はい、音楽を始めるざます!」

ムルモ「(げっ!やっぱりザマス先生だったでしゅ…)」
ザマス「今日は一人ずつ前に出て、今まで練習してきた歌を上手く歌えるかテストするざます!」
カメリ「いきなり、なの〜…」
パンタ「ボクたんなんの歌か分からないですっち…」
アロマ「”らびゅらびゅ”って歌なのですけど、パンタ様はご存知ないでしょうか?」
パンタ「あ!それなら知ってるですっち〜〜」
アロマ「良かった^^」
ムルモ「ボクの歌声にみんなメロメロでしゅね…!!」
パピィ「なに言ってんのよ、あんたの気持ち悪い声聞いたらみんな気分が悪くなるわよ」
ムルモ「なんでしゅってぇ!?パピィこしょ音痴なんじゃないでしゅか!?」
パピィ「んな事ないでちゅよ!」
ムルモ「んな事あるでしゅ!」
とまた喧嘩…。
ヤマネ「あ、あの〜…先生…?」
ザマス「なんでざます?」
ヤマネ「私…その曲は知らないのでございます…;」
ザマス「そうでざますか、ならヤマネさんは歌わなくていいざます」
ヤマネは歌わない事になった。
ヤマネ「はぁ…」
ハンゾー「大丈夫なのらヤマネ、いきなりテストなんて言ったあっちが悪いのら!」
ザマス「何か言ったでございますか?ハンゾーさん」
ハンゾー「な、なんでも無いのら〜…;;」
ザマス「では席順に歌って貰うざます。最初にパンタさん」
パンタ「はいですっち〜〜」

前に立った。大きく息を吸うと…
パンタ「すき、すき、すきーなもんはすき〜♪」
と歌いだしました。もちろんかわいらしい声で。
そして歌い終わりました。

ザマス「合格ざます!」
パンタ「やったですっち〜♪」
ザマス「次はパピィさんざます」
パピィ「はい!」
前に立って歌い始めた。
ムルモ「(ほぇ…結構上手いじゃないでしゅか…)」
そして歌い終わった。
ザマス「合格ざます!」
パピィ「やったわ!」
ザマス「次はムルモさんざます」
ムルモ「……/// あ、はいでしゅ!」
パピィ「…?」
前に立って歌い始めた。そして歌い終わった(省略☆
ザマス「合格ざます!次はアロマさん」
アロマ「はい!」
前に立った。歌い始めた。だけどーーー…。

アロマ「なみ、だをピタっりととめる……あれ?か、歌詞忘れちゃった…」
ドヂなアロマは歌詞を忘れてしまった。

ザマス「アロマさん不合格ざます!!50点減点ざます(怒」
アロマ「えええ!?」
パピィ「残念ね…アロマたん…でもあたちも50点減点されちゃったから大丈夫よ♪」
アロマ「そ、そうですわね^^」
ザマス「では次、カメリさん」
カメリ「はーーーい」
前に立ち歌い、終わった。
ザマス「合格ザマス!次、ハンゾーさん」
ハンゾー「はいなのら〜」
前に達歌い、終わっt((
ザマス「合格ザマス!」
サスケ「ハンゾー、歌上手いぜ!」
ハンゾー「サスケの方が上手いのら〜^^」
ザマス「次、サスケさん」
サスケ「え、もうオイラの番かだぜ!?」
ヤマネ「サスケ先輩!頑張ってくださいね」
前に立った。ヤマネはサスケの事を眼見している。
サスケ「(や…やややや、やばいぜ…ヤマネがオイラの事見てるぜ…!緊張してきたぜ…)」
ザマス「サスケさん?早く歌ってくださいざます」
サスケ「は、ははははは、はいぃい」

大きく息をすってー…でも緊張してー…
サスケ「す…すすすしゅううきぃぃぃ!すしゅきいいぃぃ!すきぃいなもんは…」
ハンゾー「サスケ…;;;」

ザマス「サスケさん!何語ざますかぁ!?(怒」
サスケ「あ、き…緊張して…」
ザマス「全然ダメざます!サスケさん50点減点ざます!」
サスケ「え………」
そしてサスケは席に戻った。
ヤマネ「サスケ先輩、平気でございます^^;」
サスケ「おうだぜ…;;」

その時
キーンコーンカーンコーン…と(以下省略

ザマス「あら、時間ざますね。次は魔法アイテム術ざます!それでは」
と言って音楽室から出ていった。

パピィ「魔法アイテム術って事は理科室ね」
ムルモ「早くいくでしゅーー」

続く^p^



魔法アイテム術は27話の話でやっていました^^
ハンゾーとかカメリとか歌うまそうだな〜…。


■ こやまる (936回/2010/10/11(Mon) 09:09:39/No2863)
http://www.murumoya.com/


ちょこ*さん、こんにちは☆
レスが大変遅くなりごめんなさいm(_ _)m。

みんながらびゅらびゅを歌う姿がかわいい!
それぞれの妖精が歌う姿を思わず想像してしまいました。
そしてアロマちゃんがまさかの50点減点!!
ザマス先生は誰に対しても容赦しないなぁ。
アロマは減点に不慣れそうだからこの後落ち込まないか心配でしたが、意外と立ち直りが早いですね(^^)。

落ち込むと言えば、ヤマネの方も心配ですね。
ハンゾーの言葉で何とか立ち直ったのでしょうか?
ハンゾーの言葉でだめなら、その後は不合格になっても全然落ち込んでいない(?)サスケが必死にヤマネをかばってくれそうです。

次回の理科も楽しみにしています!
理科といえば妖精学校にはあの先生がいましたっけ。
では!


■ ちょこ*。 (5回/2011/02/08(Tue) 23:17:12/No3390)

こんばんは、ちょこ*です。
久々の投稿です^^;;

>こやまるさん
コメありがとうございます^^自分が書いた小説の感想を貰えると嬉しいですね^^
2時間目は、妖精達を歌わせるのが楽しかったです。妖精って歌上手そうですよね。
そしてザマス先生・・・^^;確かにアロマちゃんはいつもしっかりしてるから先生に怒らそうにありませんね^^
逆にサスケとかハンゾーは怒られまくってそうです。
ちなみにヤマネの所、本当はサスケに何か言わせようかと思いましたが、
「あれwハンゾー出番ないw」と思ってハンゾーに言わせました^^
4時間目あたりにサスケとヤマネを絡ませたいな〜。

では↓

4話「3時間目!」


理科室の方に向かうパピィとカメリがいました。

カメリ「次は〜魔法アイテム術の勉強だね〜」
パピィ「そうね、カメリも減点されないように頑張りなちゃいね!」
カメリ「ありがとーパピィちゃん」
すると後ろから…。
ムルモ「パピィなんてまた減点されちゃえばいいでしゅよ〜」
とムルモがからかってきました。
パピィ「なんでちゅって〜!?」
と言って二人は教室まで走って行きました。残されたカメリは
カメリ「ほんと〜に仲がいいんだね〜」
と呟きました。

みんなが教室に入った後、魔法アイテム術の先生タインが来ました。

タイン「さて魔法アイテム術の勉強を〜その〜します」
パピィ「喋り方がカメリみたいね」
カメリ「そーう?」
タイン「では今日は〜色々な魔法アイテムを使ってー”実験”をしてもらいます」

実験用のテーブルの上には魔法アイテムがたくさん置いてありました。
そして皆実験を始めました。
タイン「くれぐれも〜爆発させないように」

ムルモ「ほぇ〜、女の子が男の子になれちゃうアイテムがあるでしゅ〜」
アロマ「本当ですわね!」
ムルモ「アロマしゃんちょっと使ってみましぇんか?」
アロマ「え?わ、私は…そのー…」
ムルモ「いいじゃないでしゅか♪」
そこにパピィが
パピィ「ちょっとムルモ!アロマたんが嫌がってるじゃない!」
ムルモ「ウルサイでしゅよパピィ!アロマしゃんが男の子になったらどれだけ変わるか見たかっただけでしゅよ」
と言ってまた喧嘩し始めました。


サスケ「アイテムがいっぱいだぜー」
ハンゾー「すあまがもっーと美味しく食べられるアイテムは無いのら?」
サスケ「そんなのないぜ…(汗」
カメリ「ん〜…」
サスケ「どうしたんだぜ、カメリ?」
カメリ「私〜、こうゆうのあまり、分からなくてぇ…」
と困っていた。そこにサスケが
サスケ「大丈夫だぜカメリ〜オイラでも実験で爆発させた事ないんだぜ?」
と自慢げにいいました。
ハンゾー「それ自慢するとこじゃないのら」
とつっこむハンゾー。するとヤマネが
ヤマネ「サスケ先輩、ハンゾー先輩!こっちに面白いアイテムがあるでございます!」
と言いました。それを聞いたサスケとハンゾーはヤマネのいる方に行きました。
カメリ「………どうしよう…なの…」
パンタ「カメリお姉ちゃーん!」
カメリ「あ、パンタく〜ん」
パンタがカメリに喋りかけた。そして
パンタ「ボクたんこうゆうのよく分からないですっち…だから一緒にやって欲しいですっち!」
カメリ「あ、あのねー…私もよく分からな…」
パンタ「このお花とこのアイテムはどうゆう効果があるのですっちか?」
カメリのセリフを言い終わる前にパンタが質問した。
カメリ「私も分からないよ〜、でも一回、どうなるかやってみたらどうかしら〜?」
パンタ「そうですっちね〜♪」
と言うと、パンタはアイテムを花ににかける。それを見ていたタインは…。
タイン「ま、待てー!それは……」
とまたセリフを言い終わる前にー…

ドッカァァアアアアアアンッッッッ!!!

と爆発した。
皆は黒こげになった。
パピィ「何事よ!?」
サスケ「ば、ばばばば爆発したぜ……」
ハンゾー「ビックリしたのら…とゆうか爆発なんて普通起きる事なのら?」
パンタ「…あれ?」
と、皆驚いている。そこにタインが
タイン「花にその〜…かけていいのは〜花さかパウダーだけだよ〜。
    パンタさんはーその…50点減点」
パンタ「えええええっですっちぃぃ…」
タイン「ついでに〜、適当な判断をしたカメリさんも、50点減点」
カメリ「そ、そんなぁ…」
二人とも落ち込んだ。

その時キーンコーンカーンコーン…と(以下省略

タイン「もう〜時間ですね〜、その〜次の授業は〜、図画工作ですー。」
と言って、タインは教室から出た。
アロマ「次は何か作るのでしょうか?」
パピィ「楽しみね♪」


続く^p^


■ こやまる (1046回/2011/02/12(Sat) 21:20:03/No3448)
http://www.murumoya.com/


ちょこ*さん、こんばんは☆

今回もちびっこ妖精たちがかわい過ぎです(^^)。
特に後半のカメリ、自信がなくておどおどしている様子を想像するだけで心温まりました。
久々にカメリが私の中のランキングで急上昇です。
サスケがカメリのために人肌脱いでくれるかと思いましたが・・・。
ヤマネちゃん、二人のいい関係(?)を邪魔しちゃダメですよ〜。

>ムルモ「アロマしゃんちょっと使ってみましぇんか?」
アロマはすごく嫌がっていそうだけど、全読者がムルモを応援したに違いない(笑)。
結局爆発に巻き込まれてこの実験は中止に終わったのかな?
しかし女の子が男の子になるアイテムって、あまり需要が無さそうな気がする…。

それでは続きを楽しみにしています。
では!




1624/ 闇鍋シュークリーム
□投稿者/ スミレ -26回-(2009/08/13(Thu) 01:33:57)

こんばんは♪
いつもお世話になっています。
短編もしてみたいけどその度にスレを立てるのも……と前々から思っていたのですが、
こやまるさんのご好意に甘えて、短編集としてのスレを立てさせて頂きました。
前後編や一話完結物はここで書いていき、長くなったら移動と言う形にしようと思います。
長編とかけ持ちと言う形になる上に短編集なので更新は不定期です、ネタが思いつき次第です(きっぱり)

出来るだけミルポンのイメージを壊したくないと思いますが
力量不足故に連載一作目並にキャラが暴走したり、妄想だけの組み合わせの話が飛び込んで来る可能性も充分にあります。
(その辺りはあらかじめ各タイトル横に表記しておきますね)
自由過ぎる話が多いと思いますが、よろしくお願いします。

え? タイトル? 一週間悩んだ挙げ句に結局適当に浮かんだのを(ry


■ こやまる (566回/2009/08/15(Sat) 22:45:31/No1632)
http://www.murumoya.com/


スミレさん、こんばんは☆
前に予告されていた短編ストーリーがいよいよ本格始動ですね!
これまでは何回かに分けてリルムやガイア族を生き生きと描いていたスミレさんが、短編ではどんな風に表現するのかがとても興味あります。
キャラの暴走や妄想はもちろんOKですよ。
というかむしろ大歓迎で、妖精の新しい一面を存分に描いてくださいませ。

そして第一回目からまたすごいタイトルだこと…。
シュークリームというとリルムが思い浮かびますが、それが鍋に!?
闇鍋ってだけでいろんなストーリーが作れますが、誰がどんな食材(?)を鍋に放り込むのかが楽しみです。
鍋を囲む妖精のメンツも気になるなぁ。
それでは第一作目を楽しみに待ってます!
では!


■ スミレ (38回/2009/09/21(Mon) 11:30:14/No1753)

長編が余りにも進まない為に後回しにしてましたが、その長編の息抜きにちょっと書こうかと思います。
カエデレラとかさいゆうきなどのパロ物が好きなので書きたいとは思ってましたが
思い浮かんだのはこれくらいでした……ありがちかなぁ……。

>こやまるさん
かなり放置してしまいましたが、レスありがとうございます〜。
ちなみに闇鍋は話に関係なく短編集として、
何が入ってるか分からないみたいなのを意味する物として付けてみた物です。
でも本当に闇鍋ネタが書きたくなって来たぞ……。
第一弾はいきなりパロディ物ですが(笑)



マッチ売りのヤシチ (パロディ注意 ヤシチ+α)

 昔、昔ある所にヤシチと言う妖精がいました。
 時は大晦日。
 人間界では雪が降り、妖精界にも少し寒さが襲って来た頃。
 ヤシチはマッチを持って妖精界を歩いています。

「マッチ〜。マッチを買ってくれなのだぁ〜」
「どーしたの……?」
「おぉ、ガビン。良かった、マッチを買ってくれんか!?
 これを全て売らないと安純にトイレ流しの刑にされてしまうのだ〜!」
「え〜。マ、マッチを!?」
「へ?」
 マッチの箱をガビンに突き出したものの、ガビンは嫌そうな顔をしています。
「マッチってちょっと降るだけで火が付くんだよね……。
 もし……もしもちょっとしたミスで大火事になったりしたらどうしよう! ガビ〜ン!」
「いや、ちゃんと気をつけて使えばそんな事に……聞いとらんな……」

 何故かミルモの里ではまるで売れませんでした。
 場所が悪いかと思ったヤシチは森を越え……。

「マッチってどうやって使うの?」
「使うの?」
「これはこうするだけで……簡単に火をつける事が出きるのだ」
「きゃあっ!」
「うわあっ!」
「魔法も使わずに火が出てくるなんて怖いねセンリ〜……」
「そうだねアンリ〜……」
「……」

 グルミの里ですら売り上げは0でした。
 諦めてはならないと思ったヤシチは化け物が襲って来る洞窟を越え……。

「悪いけど、ガイアの里からしてみれば熱いのは間に合いすぎてるしねぇ〜」
「むしろ冷たいのが欲しい」
「ごめんなさいね〜」
「ま、まあ確かに熱いのがいるからな……」
 
 ついに妖精界は全滅でした。
 マッチを売るため、ヤシチは人間界へ通じるマグカップをも越えました。

「ほえ? なんでマッチを買う必要があるんでしゅか?」
「いつでも何処でも火を起こせて暖まれるスグレモノだぞ!」
「暖房なら松竹しゃん家ので間にあってましゅよ。それに……」
「それに?」
「マッチなんて魔法を使えば十本でも百本でも出せましゅよ?」
「!!!!!!」

 ムルモに尤もな指摘を受けてしまったヤシチは、一人雪の中を歩いていました。
 降り続ける雪、団扇で飛ぶものの手も足も凍りそうです。
 ヤシチはたまらなくなり、売り物のマッチを一本使い火を起こしました。

「暖かい……。確かに魔法を使えば一発だがここは空気を読むのだ」
 たった一本のマッチが、雪が降り続ける程の寒さに敵う訳がありません。
 あっという間に、一本のマッチの上に灯った火は消えてしまいました。
「ええい。もう一度……!」
 寒さに耐えきれなくなったヤシチは更にマッチを取り出しました。
 なんと、そこから出た火は幻影のように様々な物を映し出していたのです。
「ああ、かりんとうにパンツコレクションの数々……まるで夢のようなのだ」
 幻影に見とれている中、ヤシチは更にマッチを使いました。

「よおヤシチ、マッチが一つも売れねえんだって? 情けねーなぁ」
「へ? なんでここでミルモがここで出てくるのだ?
 く、相変わらず嫌なやつ……!」
 幻影のミルモに怒りつつ、ヤシチは更にマッチを使いました。
「ヤっくぅ〜ん。楽しかった思い出として私を出してくれたのね、嬉しいわ〜」
「こら、ヤシチぃぃ! なに売り物のマッチで暖まってんのよ!
 早く売らないとトイレ流し100回の刑よおっ!!」
 二本のマッチの火からは、ヒゲを生やして笑う妖精。
 そして鬼のような顔の安純が現れたのです。
「ひ、ひええ! マッチ売りの話なのになんでオトメと安純が出てくるのだぁ!」
「ヤっく〜ん!」
「待ちなさい、ヤシチ!」

 ヤシチは震え、逃げるように走りました。
 幻影の筈の二人が、まるで追いかけてくるように感じたのです。
 この二人に捕まったら恐ろしい事が怒るのはマッチの火を見るより明らかでした。

「マッチは全部売るからお助けを〜〜〜〜!!!」

 そう叫びながら、ヤシチは団扇も忘れて雪の中を駆けました。
 二人の幻影が消えても、尚走りました。

 
「そしてマッチ売りのヤシチは、根性でマッチを全て売ったのです。
 安純はやるじゃない、と言いヤシチを認めご褒美のかりんとうを沢山渡しました……。
 って、マッチ売りってこんな話だったのか? ハンゾー」
「ボクもマッチ使ってお菓子出してみたいのら〜」


■ スミレ (39回/2009/09/25(Fri) 20:06:06/No1766)

もう一本。
前から書きたいと思っていた妄想カップル&超季節外れネタで行きます……。


情熱のカーネーション(フィア×ピクモ? 母の日ネタ)

 火の神殿にて。
「あ〜。早く焼けねぇかな〜」
 トプルは楽器作りで忙しいし。
 時の妖精たちとは時計の指示関係以外は余りすること無いし。
 アクアはまた変な生き物と戯れているだろうし、ドンタは変な土細工を作っているだろうし。
 ウィンは神殿周りを飛び回ってるだろうし、ピクモはよく分からない。
 とりあえず好物の焼き芋が焼き上がるまではフィアは退屈に待っているしかない。

「あ〜。無性にグラウンドに立ちたくなって来たぜ」
 そんな事を呟きながら、棒に刺した芋を神殿の火で焼いている時だった。
 目の前に小さな雲がポツンと出てきた。
「ん?」
 一つの雲に続いて、モクモクと音が聞こえ次々に雲が現れる。
 その雲が完全に晴れる頃、見覚えのある妖精がいた。
「ん。ピクモじゃねーか」
「ちょっと場所、借りるわね〜」
 ドスンと音が響いたかと思うと、どこから用意したのか大きな箱を目の前に置いた。
 箱を覗き込んだら、辺り一面ピンクの光景が広がっていた。
「なんだぁ? 変なもん神殿に持ってくるんじゃねーよ」
「気にしないで」
「オレが気にするから駄目だ!」
「これ、花だから」
 フィアの抗議もピクモは一切聞こうとせず、仕方なく話に乗ることにした。
「花ぁ? アクアのか?」
「違うわ。人間界でのカーネーションって言うお花。
 人間界には、母の日って言う母親に感謝する素敵な風習があるらしいの。
 その母の日に、このカーネーションを贈る事もあるらしいわよ」
「ふぅーん。で、ガイアの里に何の関係があるんだ?」
 ピクモが好きそうな話だなと思いつつフィアは尋ねる。
 なんで人間界の風習を知ってるんだとか、どこから持ってきたとかはこの際無視しておく。
 ピクモは箱の中のカーネーションを何本か出して束にしてフィアに向けた。
「それが人間界では今日なのよ。だから、はい」
「え?」
「私たちガイア族は、妖精界の火・水・土・風・雲の親のような物でしょう?
 だから火の母親でもあるあなたにも贈り物をしようと思ってね」
「ふ〜ん……」
 なんとなく流れでカーネーションの花を掴まされる。
 そりゃあ、贈り物ならむしろ美味い芋の方が欲しいとかその他諸々。
 色々と言いたい事はあったがただ一つだけ、重要な問題が。
「ちょっと待て! 親なのは分かるとして何で【母親】なんだよ!」
「えぇ、祖母の方が良かったかしら?」
「問題はそこじゃねえよ、オレは男だ!」
「他の三人は普通に喜んでくれたわよ?」
「そりゃアクアやドンタやウィンは、気にしそうにねーけどオレは違うんだって」
「まあまあ、気にしないで」
「だからオレが気にするから駄目だって言ってるだろ!」
 元々怒りっぽいのもあるが、マイペースなピクモと話すと疲れる事が多い。
 アクア達といても、また違った事で疲れたりもするのだが。

「で、お前自身はどうするんだ? 【雲の母親】のピクモさぁん?」
「あ。忘れてたわ」
「おい」
 皮肉で言ったつもりなのにあっさりと返されてしまう。嘘はついていないようだ。
「ったく〜」
 片手にある、どこから用意したのか不明なピンクのカーネーションをイメージ強化に加えつつ魔法を使いカーネーションを出した。
 殆どピクモの物と同じだが、初めて見るものなので数は三本が限界だった。
「やるよ。一方的に渡されてちゃ迷惑だし暇だったからな」
「あら、真っ赤なカーネーション〜。情熱的ね〜」
「ふん、当たり前だ。火の妖精としては、火のような真っ赤で熱いのは欠かせないからな」
「土の妖精だったら茶色のカーネーションになるのかしら」
「…………」
「じゃあ、楽器のトプルの方を待っておくわね」
 その後、少し間を開けてピクモは言った。
「ありがとう〜」
 情熱的と言うように赤いカーネーションを持ったピクモは雲に包まれながら火の神殿を去った。
 フィアに渡した分を除いた、カーネーションの入った箱もいつの間にか消えている。

 ……消えたと言えば他にも一つ。
「げっ! 焦げた!?」
 ピクモと話している間に放置していた芋はもはや原型を留めていない消し炭。
「ピクモ〜。覚えてやがれ! ……ってなんでこんなの持ってんだ」
 自分でも、乗りで貰っただけのピクモのカーネーションを未だに持っているのが分からない。
 ちょっと火の中に入れるとあっさり燃え尽きるような物は好きではない。
 だが嫌いにもなれない。
 感謝をしたいと言う【願い】が込められていたからだろうか。
 それとも……
「ま、こーいうのも悪くはねーけどな……」
 渡して来たピクモの笑顔が頭をよぎった事を、呟きで誤魔化そうとした。


______________________

あんまりカップルになってないですね、はい……。
二作目のラストの構想を練ってる時結構良さげな雰囲気になったので短編でも書きたいと思ってましたが
それを文章で表せられるかは別問題ですね。
行きすぎたらなんの作品のなんのキャラだ状態になるのでこれでも抑えたつもりです……。
書いてから思ったんですが、なんかミルリル過去話と微妙に被ってるような(汗)
他のメンバーにも渡してましたがアクアの場合はお礼を言いつつ何の悪気も無く庭に埋め(そして壊滅か逞しく育つかの二択)、
ドンタは好きにすればモードでウィンはよく分からないけどはしゃいだりとか…だと思います。

通常掲示板でも少し匂わせましたが、
直球なフィアはマイペースなピクモに振り回されてると面白いなと思ってます。


■ こやまる (603回/2009/09/26(Sat) 08:06:06/No1769)
http://www.murumoya.com/


スミレさん、おはようございます☆
短編2本じっくり読ませていただきましたよ。
短いストーリーながら、妖精の設定や性格がしっかり現れていて見事です。

特にフィアとピクモのやり取りがすごい…。
退屈な世界で生まれる気持ちのやり取り・・・神という存在からそれ以上のものに発展することは無いのかもしれませんが、自分(&芋)のことしか考えていないフィアの中にピクモの存在がどんな風に広がってゆくのか、想像すると楽しくなりますね。
ガイア族ファンな方が読んだらいろんな妄想をしそうです(笑)。
フィアはミルモと同じく振り回されやすいところもありますが、頑固で子供っぽい性格からか影響を受けたときの反応はオーバーアクションになりそうですね。
翌日からピクモに対する態度が変わって、それをアクアに突っ込まれてフィアがムキになって反論するシーンを想像します。

マッチ売りのヤシチ…これはハンゾーが考えた絵本でしょーか。
だとすると、ハンゾーにとっての安純はヤシチをこき使う極悪人ですね(笑)。
私的にはヤシチとガビンの会話がツボにはまりました。
そしてガビンやアンリ&センリなど心優しい妖精からも買ってもらえないという残酷さもヤシチらしくて良いです(^^)。
ラストで安純からかりんとうをたくさんもらえたのは、一応ハッピーエンドになるのでしょーか?(^◇^;)

>他のメンバーにも渡してましたがアクアの場合はお礼を言いつつ何の悪気も無く庭に埋め(そして壊滅か逞しく育つかの二択)、
花壇の花の餌にちょうど良かった、とも言いそうですね(^^;。
いずれにせよ、みんなの反応を見てピクモは何を思うのか、よく分からないピクモのことなので、ここは人によっていろんな意見が出そうです。

また面白いお話が思い浮かんだらぜひ見せてくださいね。
では!


■ スミレ (47回/2009/12/28(Mon) 23:25:14/No2053)

こんばんは♪
とりあえず保守がてらに返信と次の予定を。
しかしスランプとは言え3ヶ月ぶりかぁ……(汗)

>こやまるさん
フィアとピクモの話はちょっとアレかなぁと思ってたのですが感想ありがとうございます。
と言うかなかなか書けなった理由の一つに、この二人の話ばかり思いついてたのがあります。
流石に連続ではどうか……と言うのもありましたので。
ストレートで怒りっぽいフィアとマイペースかつ天然のピクモは
意外と面白いやり取りを見せてくれそう…と言っても
私じゃ実力不足なので誰か書いてくれないかn(他力本願止めろ

マッチ売りの本の件はご想像にお任せします。
パロと言うことで深く考えてなかったですし!(ぁ
ヤシチはミルポンキャラの中でも薄幸なイメージです。
本人はかなり頑張ってるのに報われない……(頑張ってるから!?)
安純はなんだかんだで優しい所もありますからね、一応はハッピーエンド……だと思います。

とりあえず次は通常掲示板でも話した通り、クリスタルランド勢のクリスマスを書きたいなぁと思います。
なかなか纏められてないので最初の話ですら来年になる可能性が高いですが……(笑)
今までやったことのない「オリキャラじゃないけどオリキャラ」的なキャラ視点になるので結構見づらくなるかもしれません。

時間の都合で予告のみで失礼しました。
来年は来年でも早い内に上げたい……。
気づくと夏になってたりしたら洒落になりませんし。
それでは♪


■ こやまる (689回/2009/12/30(Wed) 22:55:25/No2067)
http://www.murumoya.com/


スミレさん、こんばんは☆

小説の方はなかなか進めない状況のようですね。。
オチとか伏線といった完成度は気にせず、スミレさんの中の妖精のイメージをそのまま文章化するだけでも十分面白いかと思いますが、、、いえ、まずはクリスタルランド勢のクリスマスを楽しみに待ってます(^^)。
次のクリスマスまで360日くらいありますが、そこはあまりこだわらず・・。
クリスタルランドもまた濃い登場人物ばかりでしたので、いったいお話になることやら。。

>私じゃ実力不足なので誰か書いてくれないかn(他力本願止めろ
ガイア族…私はもっと実力不足ですね〜。
恋とか遊びに無縁で、むしろ「普段いったい何してるんだろう?」とも思えるガイア族を使ってストーリーを作れる方は、私は尊敬したくなります。
しめくくりチャットでのスミレさんによるアクアのなりきりも、アクアらしさが出ていて素晴らしかった…というかすごかったです(^^)。

>ヤシチはミルポンキャラの中でも薄幸なイメージです。
改めて読み返してみたら、ヤシチの見た幻影が、寒さで絶命する直前に見られる走馬灯のように見えて面白かったです。
この後はヤシチが自力で何とかしましたが、親切な妖精がヤシチを救ってくれるストーリーもかつての世界名作劇場みたいな感じで面白そうですね〜。

それでは来年も小説連載をよろしくお願いします!
では!


■ スミレ (48回/2010/01/20(Wed) 23:37:49/No2134)

こんばんは〜♪
そろそろ放置しっぱなしなのもアレなので書き出したいと思います。
覚えて下さっていた方はいらっしゃいましたでしょうk(いねぇよ)
……とにかく書き始めます。
上記にもあるように半ばオリジナル設定の多めな既存キャラ中心となります。
また、都合により世界観などもオリジナル設定が多めになりそうなのでご注意下さい……。

Crystal-Christmas 1 (クリスタルランド勢 ほのぼの&若干暗め?)

 クリスタルランドはタコス現国王を中心とするロボットと住人、そして人間界の人間と妖精界の妖精によって変わった。
 棘のように尖ったクリスタルの生えた冷たく空虚な世界から、緑豊かな世界へと姿を取り戻した。
 それを覆うような雪は自然、そしてこの世界を取り戻す為に存在していた伝説のクリスタルからの贈り物だろうか。

「綺麗だねぇ〜……。この雪と、この美しい君にカン・パイっ」
「もう〜。イカス361号さんったら何も出ないって言うのにぃ」
 イカスタイプのロボットがキザ男そのもののような発言をし、リスタイプのロボットが照れる。
 それに半分呆れ、半分無関心で見ていた一体のロボットがいた。
 ロボットは特に横入れをするまでもなく与えられた二本の足でそこを通り過ぎる。

 城近くに置かれたベンチに座るのはクリスタルランドの住人。
「全くぅ〜。そんなにくっついては苦しいではないか。国王様に頼んで牢に入れさせるぞっ」
「マリン姫こそ〜、寒いからってくっつくのは止めてくれたまえ〜」
 こんな内容の会話ではあるが二人はハートを飛ばし合っている。
 かつて二つの国に分かれていたクリスタルランド。
 当時それぞれの中心となっていたマリン姫とフォーレ皇子だが争いを終えた今では、属に言うバカップルと化しつつある。
「マリン姫もフォーレ様も熱いねぇ〜」
「フォーレ様アツアツです〜っ」
「マリン様とフォーレ皇子の未来に乾杯〜」
 かつて二人に仕えていたイカスタイプやリスタイプが彼らの盛り上げ役となっている。
「マリン様ぁ〜、今日もお美しゅう御座いますよっ」
 甲高い声を出すマリンの方の取り巻きとして現大臣であるイカス291号もいた。

「全く291号、お前は主が変わってもそういう台詞を忘れない奴だな」
 おだてられたマリンはまんざらでもないと言うような顔をする。
「そりゃあ〜もうっ! 関係は変わってもマリン様の美しさは変わりませんって!」
「ん? この間リスタイプのロボットに似たような事を言っているのを見た気が……」
「……それは真か?」
「はうっ! そ…それは……」
 フォーレ皇子に聞かれ焦る291号。その態度は答えているようなものだ。
 他のイカスタイプとは違う証の紫の身体。
 イカスタイプのロボットに輪をかけたような女好き、そしてやたらと容量が良い。
 大臣になってからは「それっぽくした方が良いでしょ〜?」とロボットには生えない髭までつけて。
 (尤も、これはタコス現国王にも言える事だが)
 悪い奴では無いと思いつつも、髭のニクイ(291)奴と覚えている者もいるとかいないとか。

「しかし見事なまでの銀世界だなぁ。悪くはないが」
「全くだ。クリスタルランドの新しい行事として何か出来ることはないだろうか」
「その辺りは国王様も考え中だと言っていただろう?」
 フォーレとマリンが白の世界を見ながら会話を弾ませている。
 それを取り巻いている291号がふと別方向を見ると一体のロボットの姿が視界に入る。
「あれは……」

 291号はフヨフヨと飛ぶ。
「アロ〜ハァ〜! やあやあキミキミぃ。城の近くまで来てどうかしたのぉ〜」
「……何の用だ?」
 飛んできて軽い言葉を投げかけて来る291号に対し、ウサギ型ロボットは冷たく返す。
 その可愛らしいウサギの外見からは微塵も想像出来ないような低い声で。
 だがそのギャップのある声にも291号は動じない。
 ウサギ型ロボットと毎日会うクリスタルランドの住人にとっては慣れっこだ。

「だってキミ、ウサギ型ロボットの中でもあっきらかに浮いてるもんねぇ。
 同じくそのしっぶぅ〜い声出す他のウサギ型ロボットですらハツラツとし始めてるのに」

 291号の言っていることは事実だ。
 争いだらけだったクリスタルランドと住人が平和と元気を取り戻している中、彼だけが異様に暗い。
 攻撃などはしないものの、何もかも冷めているような風貌は彼だけ時間が止まっているようだった。
「仕方ないだろう、この環境に慣れれない。それだけだ」
「まーだ根に持っているのかい?」
 つれなく返そうとしたウサギ型ロボット。
 突然291号の声が低くなる。
「……どういう事だ?」
「キミの事は大抵分かってるよ。ボクらイカスタイプの性能を侮っちゃ困るなぁ。
 ま、これは前みたいに争う為の台詞じゃないけどね」
 291号はふっと笑みを浮かべ、口を開く。
「だからキミはあの時のことを根に持ったままなんだよね」
 正に、その時だった。
「キミが」

「え〜〜〜っ!! これより発表の準備をしますんで、城関係者は集まって下さ〜い」
 291号の声と同時に、城から現国王の声が大音量で聞こえた。

「……」
 エコーが終わると同時に291号の態度が変わる。
「おーっと行かなきゃ。大臣として国王様のサポートはしなきゃいけないしね!」
 城関係者は主に現国王の世話役となったフォーレ&マリン、大臣の291号を指す。
 291号はいつもの甲高い声に戻り、城へと飛んで行った。
「……そうは言えど、簡単に割り切られるものなのか?」
 そう呟きながら自分が巻いているスカーフをさするウサギ型ロボット。
 周りが笑い声に溢れる中、銀世界の中、彼は一人でいた。

 確かにタコス現国王の声は機械か何かを通していた為かなり大きかった。
 だがその中で291号が言った事も、はっきりと聞こえてしまった。




『キミが、現女王を斬ってしまったあの時の事をね』




〜’〜’〜’〜’〜’〜’〜’〜

う〜ん、久々になりますがこれは酷い(汗)
とりあえず残り2、3話で終える予定です。
ちなみに何故クリスタルランド勢で〜と言う感じですが
一番はわんだほう最終話EDでいちゃつく箒×魚貝を書きたかっ(ry
……ごめんなさい。性格やしゃべり方とか何気にかなり難しいですね彼らorz


■ こやまる (715回/2010/01/27(Wed) 23:54:13/No2149)
http://www.murumoya.com/


スミレさん、こんばんは☆
少々遅くなってしまいましたが、かねてから予告されていたクリスタルランド小説を楽しく読ませていただきました♪

まずはストーリー以前に、マリン姫とフォーレ皇子の登場にはびっくり!
アニメミルモの黒歴史(失礼・・・でも二人の小説やお絵描きは見たことないんですよね^^;)とも言うべきあのおかしなキャラデザインが頭の中で浮かんできます。
そしてそこにあえて注目するスミレさん・・・マニア志向のスミレさんだからこそ出来る技ですね。
私の方は、わんだほう最終回のEDで二人がいちゃついていたことすら忘れていました。。(^^;
そしてあのウサギ型ロボットの存在も・・・。
ホント、スミレさんの目の付け所が鋭すぎです。

小説の方は、クリスタルランドの住人たちのその後のストーリーですね。
名前の無いモブキャラはそれなりの平和な暮らしをしていますが、戦時中に中心的存在だった一部の人物は個性的な生活を送っているようで。
ウサギ型ロボットもまた戦時中の惨禍を知る一人・・。
彼は過去の過ちを自分の責任と背負い込んでいるみたいですが、彼の悩みは果たして連載中に解き放たれるのだろーか・・?
しかし世の中が平和になってもウサギ型ロボットのぎらぎらした目つきの悪さは変わらないんだろうなぁ。

それではこれからの連載を楽しみにしています。
では!


■ スミレ (50回/2010/04/25(Sun) 23:30:01/No2381)

ちょいお前どれだけ放置してんだって話ですね分かってます(ぉ
いや、高校の授業とか別の再燃先でも色々と……ゴニョゴニョ。
とりあえず続きです。やたらと暗くってすみません。

Crystal-Christmas 2

 マリン率いるウナバランドとフォーレ率いるシンリーンが敵対していた頃、多くの犠牲が生まれた。
 毎日、武器を持ち相手を切る。相手のビームで自分と同じロボットが破壊されていく。
 しかし悲しみなんて感情は無かった。
 どうせロボットなのだから。作り出された存在なのだから。
 感情なんて無くて当たり前だと思っていた。

 だけど、本当は……。

「ハナコ女王様、おはようございます!」
「あ、おはよう〜!」
 挨拶をする住人に、ハナコ女王は高い声で返す。
「しかし今日も見事に雪が積もっておりますね」
「ほんまやわ〜。雪は綺麗やけど、お城の雪下ろしとか大変でちょっとだけ困るんや」
「なら我々もお手伝い致しましょうか?」
 クリスタルランドの女王様は住人にすっかり溶け込んでいる。
 王が身分に拘らないことを示したいのか、忙しい王に代わり妃はよく城の外に出て住人と談笑している。
 王と女王は時々暇を見つけてはデートをしているんだとか。

「でなっ。タコハチく……国王様がクリスタルランドでとびっきり豪勢にクリスマスイベントやろかって!」
「おお、それは楽しみですね!」
 建てられた噴水近くでの、女王と住人の会話はまだ続いている。
 曇りを持つ一体のロボットが後ろでその様子を見ていた。
「……よく笑えるものだ」
 あんな事があったのに。と、かつて事を起こした一人が呟く。
 一度は彼女の命……いや、タコをモデルとした体や記憶のパーツを奪ったなど今となっては信じられない。
 その彼女と自分が今は共に共存してることも信じられない。
 そして住人達が自分にも、何の警戒心も持たずに話しかけてくる事も。
 
「ウサギさんも、おはようございます〜」
 女王ハナコが自分に気づいて飛びながらやって来る。
「……」
 昨日のイカスに続いてまたか、とウサギ型ロボットは彼女を無視しそっぽを向いた。
「おいお前っ、挨拶はきちんとしないと!」
「あ、いいのいいの。別に気にしてへんから……」
 住人兼元ウナバランド兵士が突っかかって来たが、原因になったハナコ女王が宥める。
「ハナコ女王様……」
「でもやっぱり挨拶してくれると嬉しいわ、ウサギ型さん」
 フォローをしつつニコリと笑うハナコが丸い目に映る。
「……くそっ!」
 ウサギ型ロボットの頭で何かが限界に達した。

『キミはあの時のことを根に持ったままなんだよね』
 昨日の、イカス291号の言葉と彼女の笑顔が交わる。
 そう。住人と楽しげに話すこの女王様を、自分はかつて斬ったのだ。
 それなのに何事も無かったかのように彼女は自分にも笑顔を見せる。
 自分の晴れない曇りを増やすこの女王に、たまらなく苛つく。

「何故お前はそう笑っていられる!」

 ウサギ型ロボットは思いきり叫んでいた。
「え……」
 ハナコ女王も、兵士も呆然としてウサギ型ロボットを見ている。
 しかしそれでも止まらない。止めることが出来ない。

「俺はお前を斬って……一度は身体も記憶のパーツすらも奪った!
 そしてシンリーンはお前を凶悪なロボットにし、お前の恋人を無惨な姿にさせた!」

 ウサギ型ロボットの大声に辺りのロボットや住人も振り向く。
 それでも止めることは出来ない。
 再興時から自分の中に溜まっていた曇りを、全てを出さないと気が済まない。

「そんな俺の前でどうして笑っていられる!?
 過去とは言え辛い思いをさせた俺が憎いだろう、俺を罵れば良い!」

 可愛い外見に似合わない低い声で叫び、訴える。
 ハナコや兵士、周りの住人やロボットも驚きからかクリスタルのように固まり何も言わない。
「……ぐっ」
 ようやく我に帰ったウサギ型ロボットは周りに何かを言われる前にその場を去った。

〜’〜’〜’〜’〜’〜

時間無いので一端切ります。明日この記事もちょっと修正するかもしれないです。


■ スミレ (51回/2010/04/30(Fri) 23:54:11/No2389)

 あの場から離れよう、それだけを考えて銀世界を進んでいると他のウサギ型ロボットの声が聞こえた。
「あの目つき、666号か?」
「あいつはまだ沈んでいるのか……」
 
 ウサギ型ロボット改め666号は歩くのを止め一息つく。
 あの様子だと先ほどのことは聞いていないだろう、噂の的は自分のようだが。
 意識してみると、291号の「浮いてる」と言うのは当たっているのかもしれないと思った。
 同じように生み出された他のウサギ型ロボットは他の住人と笑いながら暮らしている。
 666号も、この平和な場で戦おうというつもりは無い。
 出来るだけとけ込もうとも思った。
 ただ、この世界が自分をも受け入れてくれる体勢に疑問を抱えたまま日が過ぎてしまった。

『タコ……ハチ、君……?』

 自分の目の前で現国王の名を呼ぶ現女王の悲しげな声を、今でも耳が覚えている。
 自分は長い間彼女の心を悲しませてきた張本人だ。
 そして今も、自分の中に勝手に溜まっていたものを彼女にぶつけてしまった。

「だから、俺には受け入れられる資格なんてない……」
 他のウサギ型ロボットから離れた場所で、一人呟いた。

 ……そのタイミングで、紫のイカが飛んでくる。
「やあ」
「……またか」
 666号の本音は、今度は小さな声で漏れた。
「相変わらず愛想悪いな〜。君にちょっと教えておこうと思って」
「何だ?」
 時々妙なことを言うとは言え普段は陽気な291号。
 タイミングがタイミングだけあり666号の苛つきは昨日以上になる。
「国王様提案なんだけど、一週間後にクリスマスイベントをすることにしたんだ」
「……それなら女王が他の奴に言っていたのを聞いた」
 あっれ〜早いな、と291号はまたふざけたように言う。
 その馬鹿にしているのかとも思える様子に苛つきが更に増す。
「クリスタルランド中に知らせておくようにしてるけど、一応釘刺しておこうと思って」
 突然291号は昨日と同じ、何かを見据えたような目で666号を見つめる。
「……なんでわざわざ俺に釘を刺しておく必要がある」
「だから、特に君に来てほしいと言ってるのさ」
「……は?」
「それじゃね〜!」
 それだけを言うと291号はまた陽気に鼻歌を歌いながら飛んで行った。

「……何なんだ」
 666号は陽気過ぎる大臣に呆れた。
「第一俺はさっきも女王に……」
 再びスカーフをさする。自分にも呆れた。
 住人には自然の贈り物と思われている雪が、彼を皮肉るように降り始めた。


〜’〜’〜’〜’〜’〜’〜’〜

ここまでが2です。
もはやスランプとかのレベルを越していますね。
ちょっと修正するかもと言っておきながら大幅修正になってしまった……。
666は単純に不吉な数字からってだけです。

とりあえずこやまるさんから頂いたリクを早く書く為にもこっちを終わらせなければ。
このスレで頂いたレスの返信は次の更新時に一緒にします。


■ こやまる (804回/2010/05/04(Tue) 08:30:30/No2405)

スミレさん、おはようございます☆
別の再燃先でも・・・(^◇^;)。
スミレさんを再びミルモに惹き付けるためにも、もっとミルモを盛り上げていかなければっ。

今回は過去に束縛される666号の苦悩がよく描かれていますね。
一人責任を背負い込もうと視点が低いままの666号。
そしてみんなで力を合わせてどこにも負けない素晴らしい国を作り上げようと視点を高くしてがんばっているハナコたち。
両者の対比が特によく伝わってきました。
視点が低いままだと見えるものも見えなくなるわけで、現実社会でもたとえば仕事やクラブ活動などでも目先のひとつのことに集中しすぎて、そもそもの目標を見失う人をよく見かけます。
スミレさんの小説にはそういったメッセージ性の強さを感じましたが・・・それは私の拡大解釈でしょーか?(^◇^;)

同じ仲間だからか291号がしきりに声をかけてきますが、頭の良い彼には何らかのもくろみがあるのでしょうね。
666号を招待しようとするクリスマスイベントにて、どんな展開を見せるかがとても楽しみです。
国王タコスが大きな役割を果たしてくれる・・・?

私のリクはいつになっても構いませんので・・・どうかじっくり小説を完成させていってくださいね。
今後も楽しみにしております(^^)。
では!


■ スミレ (54回/2010/07/23(Fri) 19:41:20/No2619)

気がついたらまた数ヶ月感覚とか何なんでしょうね(ぁ
一応ラストになります。長く開いた割りには呆気なく(笑)

Crystal-Christmas Final

 美しい銀世界。城から見渡せるでパーティーは行われた。
 ただ食べて、飾りを見て、はしゃぐ。
「ほらほら。この魚介スープを飲まんかぁ、この〜!」
「おお、仕方ないな〜。それなら我が自慢の果実を使ったパイを……」
「アロ〜ハ〜! そこのリスお嬢さん、尻尾の曲がり具合が超〜可憐でイッカス〜な感じでもうサイコー!」
 フォーレとマリンは相変わらずいちゃつきイカス291号はお馴染みのナンパをしている。

 よく出来たロボットたちは銀世界の中で、寒さを感じながらもはしゃいでいた。
 クリスマスの本当の意味も、悲惨な戦いも知らないと言わんばかりの笑い声。
「何故俺は、こんなところに来てしまったのだろうな……」
 そんな空気で場違いな者が一人。大勢の塊の中で、本当に一人だけ。
 自分でも場違いだと言うことは分かっていたので苦笑した。
「よーっし! まずはお楽しみ企画行くさかい、着いてきいやぁ!」
 城から顔を見せた国王タコスはマイクで叫んだ。国民はそのエコーの入った声で盛り上がる。
「さーあ、このツリーのライトアップをつける権利っ! 抽選行ってみよか〜!」
 国王の隣にいるであろう女王のきゃっきゃした声も聞こえてくる。
 666号は自分のことはもう良いのかと半分だけ安心した。
「……ん?」
 のも束の間、自分の手の元に羽の生えたタコらしきものが飛んできた。
 ロボットだろうか。デザインがまた666号から見たら微妙なものでそう……足とその羽を固結びしてやりたくなる。

「来たで〜! 権利獲得やで〜!」
「な……これは!?」
「良いから来てみなよ、君の驚く姿を見られそうだ」
 呆然とする666号の前にいつの間にか291号も浮いていた。
 先ほどまでナンパに明け暮れていた291号、しかし今の彼は時折見せる真剣な方の顔と声。
 紫の手代わりの足で焦る666号の手を引いていく。

「何のつもりだ、291号。手を離せ……」
 意外と彼の力は強く振り解けない。引っ張られ、気がついたら城へと連れて行かれていた。
「離せ、離せと言ったのが聞こえないのか!!」
 つい強く叫んでしまう。目の前にはいつの間にか国王と王女がいた。
「な……」
 つまり今の自分は国民ほぼ全員に見られていると言っても過言ではない。

 笑顔だったハナコの表情に曇りが差した。
 国民たちのひそひそと話す声が数段高い現在地からも聞こえて来る。耳のせいか。
「何で?」
 だがタコスは甲高い声で丸い目で尋ねて来る。
 再び、何かが切れた。
「何で……って、俺がお前らと戯れる権利があると思うのか?」
 自虐的な笑み。もう止めることが出来ない。
「俺はお前たちを一度は殺した、なのにどいつもこいつも平和ボケそうに笑っている」
 女王に激怒した時と同じだ。苛立つ、苛立って仕方ない相手についぶつけてやりたくて仕方ない。
「……あれほどのことをしたんだ。本当は俺が憎いだろう? なら……」
 楽にならないことは分かっていても、止められない。
「女王、この間の続きだ。さあ、好きなだけ俺を罵れば……」

 その瞬間、国民全てが激しい音を耳にした。

「アホ!」
「タコハチくん!?」
 タコスが顔を思い切り叩き666号は壁に吹き飛ばされる。
 その出来事にはタコス以外の全ての者が唖然とする。
「こ、国王様ぁ? ちょ〜っとやりすぎじゃないかなぁ?」
「分かっとるからみんな明るく笑ってるんや!
 もう、あんなこと起こさへん為に……そう誓って行く為にな!」
「分かっているから、だと……」

「ミルモさんも楓さんも……いざという時はパートナーとしてお互いを信じとった。
 クリスタルランドの国民も、そうでありたいってハナコちゃんも言っとったのにあんたは何言っとるんや!」
「しかし! 俺はお前らを、お前らを……」
「あんたも大切なクリスタルランドの仲間なんや! あれは忘れとるんとちゃう!
 覚えてるからこそ、一緒に進みたいって思うたら悪いんか!」
 完全に思うままに叫んでいるタコスの声に666号は目を見開く。
「俺は……」
 ぜいぜいと息を荒くしている国王を女王が宥めている。
 
「あ〜あ。お人好しでおバカで困った国王様だよねぇ。
 でもそんなおバカさんだから……ボクらは心を持っていることを知れて、こうしていられるのかもしれないけどね」
 俯いていた666号に291号が声をかけた。
 軽いような真剣なような二つの姿が合わさったような姿で。
「パーティーは元々国民全員のもの。でもこのイベントだけは君を見かねて仕組んでいたて言ったら君は驚くかな?」
「……本当に、国王含めて馬鹿な奴らだな」
 飛んできたタコを思いだし、目を閉じぐっと拳を握りしめる。
「そんなバカなボクらを見て泣いている君は?」
「それ以上の大馬鹿だ」

 許されたかったのかもしれない。
 心の奥底ではずっと。
 ハナコ女王に暴言を吐いたのもこのパーティーに来たのも。
 どこかで自分も光に当たりたかったのかもしれない。
 だけど誰かに肯定して貰いたくても、不器用で吐き出すことしか出来なくて。

「国王様ぁ〜。666号はつけるそうですよぉ〜」
「……そっか。おーい、こっちやでー!」
 先ほどのことはもう忘れたかのようにタコスとハナコは陽気に呼びかけてきた。
 しかし心の内に記憶していることを彼は知っている。
「……仕方がない」
 城から顔を覗かせていたクリスマスツリーのイルミネーションは、ウサギの手で光がついた。
 


 結局パーティーは殆どはしゃいでいてばかりのまま終わった。
 クリスタルランドは今日も戦を忘れたような平和な姿でいる。
「ウサギさん、おはようございます〜」
 三つ編みを付けたロボットの女王が陽気に挨拶する。
 赤いスカーフをつけたウサギ型のロボットに。
「……おは、よう」
 挨拶を殆どしていなかった彼の挨拶は少しぎこちなかった。

 雪は、もう溶けようとしている。


____________

何とか終了です。
「とっくに溶けて真夏だよ!」という突っ込みは受け付けていないので悪しからず(笑)

>こやまるさん
コメントありがとうございます!
マリンとフォーレの奇抜(という言葉で表すのも失礼?)な衣装は何度見ても吹き出しますね。
どなたかが描いた二人(特にマリン姫)の絵が見たいな〜と密かに思っております。
ウサギについては直接ハナコちゃんを手に掛けたり、下手すれば視聴者にはトラウマレベル(笑)
クリスタルランド勢で何かしたいな〜と思った時真っ先に浮かんだのが彼でした。
しかしクリスマスの必然性が薄すぎた気がする……。

リクエストは遅れて本当に申し訳ありません〜!
夏休み中には絶対に書き上げますのでお待ち下さい!

それでは♪


■ こやまる (872回/2010/07/31(Sat) 01:43:31/No2641)
http://www.murumoya.com/


スミレさん、こんばんは☆

何というクリスタルランドの深い描写!!
そして短編とはいえ短い文章から語りかけてくるメッセージの多いこと!
タコスのがんばり、ハナコの思いやり、そしてみんなの平和の願い。
まさにスミレさんらしさが出ているなぁと思いました。
登場人物も終始クリスタルランドの住人のみというのもすごいです。
正直なところ、私はクリスタルランドの住人には何かミルモの世界観とはちょっと違う部分を感じてしまうのですが、今回の短編はそれを感じさせない見事な出来だと思います(さっきから褒めてばっかりですね^^;)。

わんだほう最終回のEDのイメージが強いので、タコスは国王として普段何しているんだろうなぁと思ったりしますが、スミレさんの小説を読んでからは、タコス国王の役割や存在意義は納得ですね。
666号のような存在も取り込んでしまうなんて、クリスタルランドの未来はとても輝かしいです。
そうなると妖精界も負けてはいられない!?
もしも666号のような存在がミルモの前に現れたら果たしてミルモならどんな手段を執ったのだろうか?
いろいろ妄想したくなりますね(^^)。

マリン姫のイラストは…かつて一度くらい見たことがあったかどーか?
アニメスタッフの会議の中で生まれたキャラだと思いますが、「とにかく奇抜な衣装で」というオーダーがあったとしか思えませんね(^^;。

リクエスト小説も楽しみにしていますね。
夏休みは長いようで、8月に入ればあっという間ですよ。
(って明日からもう8月…)
では!


■ スミレ (55回/2010/10/10(Sun) 13:20:34/No2858)

夏休みっていつまでだっけ……はは、ははは……。
土下座と共にこやまるさんから頂いたリクエスト
「ヤマネの前でカッコいい所を見せることが出来たサスケ」で行かせて頂きます。
しかしお約束と言えばお約束ですがサスケがちょっと悲しいです。
もっと明るくしようとしたのに……!

笑顔になって下さいませ (サスケ→ヤマネ やや暗め?)

 その日は生憎の雨だった……いや、雨になってしまった。
 雲一つない晴天だったが、しばらくしてからどこをどう間違えたのかバケツをひっくり返したような雨が降ってきたのだ。

 河原で、ヤマネは大きな葉の傘を差して辺りをキョロキョロと見渡していた。
「ヤシチあに様……」
 修行の時間……雨が降り出した頃から待っていたもののヤシチ達は来ない。
 ヤシチやサスケ、ハンゾーに連絡しようとしても一向に通じない。
 安純の家へ行こうと思ったか入れ違いになるかもしれない。
 黙って帰る訳にもいかない……そう迷っている内に時間だけが過ぎていく。

「おぅ〜い! ヤマネぇー!」
「サ、サスケ先輩!!」
 ヤマネとって聞き覚えのある声がしたと思うと紫の服を着た妖精が飛んできた。
 団扇で両片方が塞がっているので勿論サスケはずぶ濡れ。

「ヤ、ヤマネ……遅れてごめんだぜ。兄貴が今日の修行はなしだって……」
「あっ……あのっ。サスケ先輩、どうなされたので御座いますか?」
 状況の理解できないヤマネは恐る恐るサスケに尋ねる。
「え、えーと……」

 サスケの説明によるとワルモ団の悪巧みがきっかけで安純の家全体が大惨事になり掃除をさせられていたという。
 こういう時に限って連絡手段のものはどれも電池切れだったり散らかった部屋に埋もれていたと。
 とんでもない惨事となったせいかなかなか外に出られなかった。
 結局出(逃げ)ようとしたヤシチが犠牲になりながらも安純の目を盗んで、サスケがヤマネに連絡に来たとのこと。

「そうだったので御座いますか……」
「ごめんたぜヤマネ、ずっと待ってたのかだぜ……?」
「私こそ、サスケ先輩。私の為にわざわざ来て頂いて、かたじけないで御座います」
 丁寧にお礼を言うヤマネ。
 ヤマネは直後顔を赤くしたサスケを見て「もしかしたら熱が?」という心配を抱いた。

 ……それを聞く暇もなく次の災難が襲って来た。
「あ……ヤマネ!!」
 気がつくとサスケがヤマネの上に重なっていた。……泥まみれになって。
 恐らくトラックか何かがこの雨の中走っていて、タイヤから泥が飛んだのだろう。
 その泥も、妖精にとっては巨大なもので。
「サ……サスケ先輩、サスケ先輩!!」
 更にヤマネはサスケの名を大きな声で呼んだ。


「……気がつかれましたか?」
 恐る恐る目を覚ましたサスケにヤマネは尋ねる。
「あれ、ヤマネ……ここは?」
 サスケの目の前にはずぶ濡れのヤマネ。
 ヤマネは近くの橋の下まで忍術を駆使しつつも何とかサスケを運んで泥等を拭き取ったという。

「サスケ先輩。また私のこと、助けて頂いて……」
「え、そっ……そんな……オイラはと、当然のことをしただけだぜ!」
 申し訳なさそうに思いながらも、感謝をするヤマネを見て更に真っ赤にするサスケ。

「サ、サスケ先輩。お熱で御座いますか!?」
「え、あ……違う、んだぜ。オイラは平気だぜ?」
 先ほど聞きたかったことを聞くとサスケはしぼんだ風船のように声や勢いが小さくなる。
「それならよろしいのですが……サスケ先輩は大切な先輩で御座いますから、私に出来ることがあれば申して下さいませ!」
 大切な先輩。心からの本心。
 しかしそれを聞いたサスケはますます表情を曇らせ俯く。

「……やっぱりオイラは“先輩”なのかだぜ……」
「えっ?」
「な、何でもないんだぜ!」
 どうして元気がないのだろう。雨のせい? やはり“私”のせい?
 答えを決して見つけることが出来ないヤマネは両手でサスケの右手をそっと握る。
「サスケ先輩、ヤマネはサスケ先輩のお役に立ちたいので御座います。
 サスケ先輩が落ち込まれていると、私も……」
「ヤ、ヤマネ……。良いんだぜ。オイラ……ちょっと掃除で疲れてたんだぜ。
 明日からはきっと大丈夫だ、ぜ……」

 口元で笑うサスケ。それなら良かった、とヤマネは笑顔になる。
 好きな人にもパートナーにも兄にも……先輩にも。
 分類は違えどその気持ちが共通しているから、だからこそ残酷になる。

「ヤマネ……オイラも、ヤマネには落ち込んでいないで笑ってて欲しいんだぜ」
「……はい! サスケ先輩」


〜’〜’〜’〜’〜’〜’〜

ヤマネの反応は微妙だったけどサスケのかっこよさは書けた(と思う!)(ぁ
そしてあんな宣言しておきながらもろオーバーして更にこんなクオリティでごめんなさいいいいいorz
やっぱりヤマネちゃんのキャラって難しい……。
クリスタルランド話より暗い気がするのは触れないで下さい(ぁ

>こやまるさん
上にも書きましたが本当にごめんなさいorz
そしてクリスタルランドの話についてありがとうございます!
話の中で名前は出しても登場人物は全てクリスタルランドで固めるというのは最初から考えてたんですが
ミルモから逸れないか……とも心配していたので嬉しいお言葉です。
タコスはやはり人や妖精の絆を一番知ってる筈なのでやはりそれを胸に頑張って欲しいなぁ……とか。
マリン&フォーレは本当に奇抜がキーワードになってるとしか思えないキャラですよね(笑)

それでは♪


■ こやまる (942回/2010/10/13(Wed) 22:42:45/No2874)
http://www.murumoya.com/


スミレさん、こんばんは☆

私のリクエストにお答えいただきありがとうございます!
いやもう、すごく楽しませていただきましたよ!
土砂降りの雨の中、ヤマネをかばうサスケがとてもカッコ良いです(^^)。
けれどそれはサスケにとって残酷ストーリーに突入する幕開けでもあるんですよね。
スミレさんによるヤマネの描写がすごく上手で素晴らしいです!!

サスケの方も、ヤマネの心からの感謝があったとしてもそれは恋とは別物だということにしっかり気がついているんですよね。
がんばれ!と言ってあげたいけど、サスヤマの関係はこのまましばらく続いて欲しいなと思ったりする残酷な私(^◇^;)。
だけど、そんな純情なサスケだからこそ、将来ヤマネを超える素敵なお相手に巡り会えるんだろうなぁと、サスケの明るい未来も見えてきたりします。
(個人的にはやっぱりカメリで^^;)

引き続き夏祭りの方も続きを読みたいなぁと思ったり。。。
こちらもヤマネとオトメのその後が気になる。。。
また余裕のできたときにぜひお願いしますね(^^)。
では!


■ スミレ (56回/2011/02/05(Sat) 22:48:15/No3365)

かなり放置していたアクアのシリアス話。
とりあえず皆さんを散々待たせる程の出来でなかったことを先にお断りしておきますね(笑)
傾向はアクア病み気味、フィアがやや漢、過去話なのでオリジナル要素が少し多めです。


神と憎しみは交わない (アクアメインでシリアス?)


 それは、僕たちから見て少し前のこと。

「ん? アクアお前、一人で水晶玉で何見てんだ?」
「何でもないよ。トプル、消して」
 フィアに覗かれそうになった瞬間、トプルの方を振り向き消して貰った。
「あっ! 消しやがったな、さては焼き芋の名産地か! 独り占めする気か!? 見せやがれ!!」
「え? ああ、今見てたのは……」
「フィアじゃないんだから、そんなわけないでしょ」
 勝手に妄想を膨らませて勝手に怒るフィアに話そうとするトプル……を僕は遮った。
「何だと! 今オレのこと馬鹿にしたな!!」
 こうやって笑っておけばフィアはどんどん間違った方向に行ってくれるからやりやすいよ。
「ねぇトプル、フィアや他の三人には黙っておいてね。面倒くさいし」
 そう言って笑顔を見せる。
 トプルはどう取ってるかな、フィアほど単純じゃないからね。
 まあフィアみたいに単純だと焼き芋渡されたらすぐばらしちゃいそうだけど、トプルなら心配ないか。

「ただいま」
 僕は迎えてきた花達に水をやる。
 植物なのに、この今にも血に飢えた獣みたいな口をしてる所が本当に良いなぁ。
 何でフィアやトプルは頷いてくれないんだろう、水さえあげれば平気なのにね。
「聞いてよ、今日ね。また妖精が一人修行を終えたんだって」
 ……そう。僕がさっきまで見ていたのはその妖精の様子。
 また一人修行を終えて、妖精として成長したと思いきやその妖精は驚くことに大きな悲しみを抱えていた。

『ひどい……ひどい、かおるちゃんったら、願いが叶った途端に……あんなこと言うなんて』
『叶ったら用済み、煩いのがいなくなるしお菓子代がかからなくて良かったって……あんまりだわ』
『仲良しだと思ってたのに……最後は笑ってお別れしようと思っていたのに……』

 ほころび穴に落ちた妖精を導いたのは人間の強い願い。
 だけど、人間と妖精のパートナー関係が次々と出来ていくにつれて妖精を道具にしようとする人間も増えた。

「やっぱりパートナー関係を定めた僕たちが間違ってたと思う?」
 僕は花壇の位置から、神殿の上の方を見上げた。
「人間と妖精は目的を達成したら断ち切らせるのがお互いの為だと思ってたけど」
 ほころび穴で繋がったのも何かの縁。
 人間は元から妖精なら簡単に起こせるような“奇跡”を浴していた。
 それなら妖精も環境が違う人間界を修行に利用させてあげよう、と。
「だけど……」
 あんな思いをしたのはあの妖精だけじゃない。所詮人間とは絆なんてない。
 透き通った水のように綺麗な感情なんてない。
「楽器を授けた頃はまだ強い願いがあったのにね、これじゃまた悲しみや憎しみの心に妖精たちが支配される」

 人間なんて……。

「ちょっと出かけてくる、大丈夫だよ。すぐ戻ってくるから」
 花達に対して、トプルに対して向けたのと同じ笑顔を向けて、僕は神殿を去った。


「……ここに来るの、何百年振りかなぁ」
 ……魔法ナイナイの洞窟。
 その昔、どこから沸いたのか厄介で封印するので精一杯な魔物がいた。ダアク程じゃないけど。
「ちょっと良い?」
【……ガイア族ではないか。さては私の素晴らしき魔法を借りたいのか?】
 奥の奥、沼のような黒い塊に話しかける。
 そこから聞こえたおどろおどろしい声。

「うん。君は自分の魔法を見せつけたいが為に妖精界を荒らして僕たちに封印されたんだよね」
 妖精もそうだけど魔法を使う者は魔力が高いタイプとコントロールが上手いタイプがいる。
 ダアクと僕たちは前者、彼は後者かな。
「君って魔物の癖に魔法の使い方が上手いから……力ずくじゃちょっと厳しそうだったんだよね」
【まさかここでの魔法を全て跳ね返すようにする魔法を、外部からかけるとは思わなかったわ】
 ああ、懐かしいな。でも昔話もここまで。

「ねぇ、ちょっとだけ封印を解いてあげるよ。条件付きでね」
【昔は五人で封印にかかった癖に、今は貴様一人か?】
「大丈夫。もしも誰かに何かあった時の為に作った、全員の魔力を凝縮させた鍵。これを使うから」
 ガイア族製:輝く度に色が変わる鍵(全五色)を取り出す。
「ダアクじゃこうにもいかないけど君程度なら、何か変なことしてもこれでまた封印出来るからね」
【君程度……随分と舐められたものだ】
「基本的に僕が主導権握ってるんだからね。解る?」
 鍵を持った手を上下させたりして、その存在を見せつける。
 だけど今一乗り気じゃない。当然かなぁ。

【それで……何を望む?】
「君の器用な魔法はここから人間界にも届くんだよね」
【ああ……そうだが?】

「じゃあ……何でもいい。君の思う方法で僕が言う人間を痛めつけて」

 しばらく魔物は黙り込んだ。
 当然だよね、妖精界の神・ガイア族が直接は関係ない人間を痛めつけようとするなんて。
【し……正気か? 神が私に願う内容がそのようなものとは】
「だって僕たち人間界には手出し出来ないし」
 そんな問題じゃないって言いたげだね、解ってるよ。
 僕も何てこと言ってるんだろうって思ってるよ。でも……。

「僕だって驚いてる。妖精を思うなら、それだけならともかくそれで人間が憎くなるなんてね」

 あーあ、神じゃない普通の妖精や……人間が羨ましいよ。
 僕らと違って、ある程度は思ったままに行動しても大丈夫だもんね。
 ……だけど僕ももう……。

【そうか……よく解った】
「……じゃあ」
【尤も、貴様の目的が達成されることはないがな】
「えっ……」
 予想出来なかった。沼地から現れた無数の黒い手が僕の手を掴む。

「き、君の身体……封印した筈じゃ……」
 僕もこの魔物もここじゃ魔法は使えない。
 なのにどうして彼は手を伸ばして僕の手を掴んでるの?
「っ! 苦、し……」
【もう魔法などどうでも良い。私を封印した貴様らが憎かった……。
 それだけを秘め、いつしか魔法ではなく身体が進化し始めていた。
 魔法は手厳しかったが、身体の拘束は甘かったのでな】
 ……彼は、何を言ってるんだ?
 手の一つが僕の顔と身体の間を締め付け、意識が朦朧としてくる。

【貴様らの言う通りにすればまた封印されるだけだ。ならばいっそ、引き込んでしまえば……】
「あ……う……」
 手に引っ張られ沼に引き寄せられそうになる。
 あーあ、やっぱり神がこんなこと望んだら……だめ……みたい……。

「この馬鹿!!」
 甲高い声で、苦しい状態ながらも意識が戻った。




〜〜〜〜〜〜

一端切ります。

※タイトル入れました


■ 望 (27回/2011/02/05(Sat) 23:11:12/No3366)

初めまして!・・・ではなかったかもしれないですよね?
ガイア族スキーさんで覚えさせてもらっていますwごめんなさい・・(汗

ガイア族でシリアスですか・・・アクアは似合いますね!
フィアはどうしてもギャグっぽくなりがちですが・・・。
スミレさんは・・間違っていたらごめんなさい、好きなガイア族はウィンでしたっけ?
ウィンももちろん活躍するんですよね?(失礼だろ

頑張ってくださいね!
スミレさんのフィア可愛いなぁw

では


■ スミレ (57回/2011/02/06(Sun) 14:17:22/No3375)

 手を掴まれ、意識が朦朧とし黒に染まりそうになる……そんな時に聞こえた声はやかましいぐらいで。
「……フィ……ア?」
 燃え盛る炎が目の前に、オレンジ色の先にある手が僕の腕を引っ張ってる。
 フィアだけじゃない。
「う〜ん、誰も魔法を使えないようにするつもりだったんだけどねぇ〜」
「魔法に目が行きすぎた」
「今は気にしないで、全員でこの手から引き離すのよ」

 フィアが引きずりこませないように引っ張り、他の三人が自分の手で僕に巻き付いた黒い手を払おうとする。
【何故他の者も……ええい、私を嵌めおったか?】
「みんな……でも、どうして……」
 魔物は勘違いしてるようだけど、僕は本当に解らない。
 お互いに焦ってる間に、ドンタが頭に隠していた石を投げられた黒い手は沼に引っ込んでしまった。

「はぁ……」
 解放され、しばらくまともに出来なかった息を吸っては吐く。
「あ〜疲れた。ホントはこんな力技はガイア族には似合わないんだけどねぇ〜」
「ウィン……ねえ、みんなどうしてここに?」
 解らない、ドンタとピクモは笑ってるだけ。フィアは……溜息だし。
 そう思ってると沼は更に大きな音をたて、さっきの倍以上の手が飛び出してきた。
【……こうなったら全員纏めて引きずり込んでやる……!】
「あ……」
「良い機会ね。こんな機会でもないといつ襲われるか解らない所だったわ」
 それでもピクモはさっきの手と戦った時よりは余裕そうな顔をして。
 しかしその後のドンタとウィンの言葉で笑顔云々は吹き飛んだ。
「じゃ、ここでやっつける」
「魔法さえ良いように利用されなきゃこっちのものさ。向こうはもう力でしか押せないからねぇ」
「なに無茶なこと言ってるんだ! だってこの洞窟には僕たちが……」

 もう何が何だか解らない。混乱しているとピクモが僕の手を取っていた。
「私たちがかけた魔法に、私たちが負けたらその時は思いが足りなかっていうことよ」
「ちょっと、何を言ってるの?」
「ああ。そういうことさ、今オレは最っ高に機嫌悪ぃんだよ!! あん時の魔力ぐれぇ越えられるに決まってんだ!!」
「どっちにしろ、外に出て洞窟にかけた魔法を解除する術はないよぉ」
 フィアの地団太が洞窟に響きわたり、追ってくる手をよけるウィンは陽気そうに話す。
 みんな、そんな何も考えずに感情だけでそんなこと……。

 ……あ……。

「アクア、どうなんだよ! 跳ね返んのが怖ぇえのか!? あ!?」
「……いや、やろう」
 僕が感情のままに動いた身勝手がこうさせたんだからね。
 一度はした身勝手。
 このまま何もしないで四人を巻き込むぐらいならもう一回するのも怖くない……。

「ガイアで、ポン!!」

 洞窟内に五色の大爆発が起き……外も含め洞窟は見事に崩れ去った。


「もしもの為に、雲たちと一緒に来ておいて良かったわ」
「けっ、いつの間にんなお仲間連れてきてやがったんだ」
「お仲間じゃないわ、神殿のお友達よ?」
 何事もないように聖なる樹の下で話す四人を見て、胸が痛くなった。
 四人共、聞いてこようとはしない。
 これだけは解る。四人共、僕から何か言うまでは……。

「えっと……みんな、ごめん!」
 謝るのにこんなに勇気っていたっけ。
 この間ウィンの風車の方向変えた時は気楽に言えたのに。
「…………」
 四人共、少しの間黙っていた。それが今まで過ごしたどんな時よりも長く感じた。
 最初にそれを破ってくれたのは……ドンタだった。
「別に、着いて行っただけ」
「だってねぇ〜。誰かさんがあんなにムキになってたし、面白くなりそうだったもんねぇ」
 顔を見合わせて笑うウィンとドンタ。
 それよりも驚いたのはこの後。
「トプルを焼き芋で自供させた後は、人間界に対して何かしそうってことで割と簡単な居場所当てだったよねぇ」
「……は?」
 トプル? 焼き芋? 何を言ってるの、この風のガイア族は。
「あ、フィアがね〜何となく悪い予感がするって言うから、今日の分の焼き芋をあげても良いから教えろって問いつめたんだよね〜」
「お、お前ら! それは言うなっつったろ!!」
「トプルったら焼き芋よりもフィアがそうしたことに驚いちゃって」
「そこまでされたら言うしかなかった」
 今度は他の三人がフィアをからかうような布陣にいる。
 でも何で、フィアがそんなことをしてまで?

「お前ったらオレに偉そうに言う割にやせ我慢ひっでぇからな! あん時やあん時も見てられなかったし」
「それは言えてるね〜。アクアったらどんどん一人で行っちゃう」
「どんどん一人で行くのはどっちかと言うとウィンじゃないかしら?」
 何だか懐かしく感じる、この光景。いつもしてる筈なのに。
 でも封印するのに精一杯だった魔物をやっつけられるぐらいには時は流れたんだよね。
「とにかくこれに懲りたら二度と変なことすんなよ! 割食うのはオレ達や妖精界なんだからな!」
「……うん、ありがとう。フィア、みんなも……ね」

 流れる水は、全て綺麗に流していると見せかけて汚れに汚れている。
 だけどせっかく五人でいるから、無理に流そうとしなくても相談しても良かったんだ。
 ガイア族が憎しみを生んだら、余計に妖精にも憎しみが広がるって、心のどこかでは解ってたのに。

「礼言うぐれぇなら焼き芋、オレが出した倍出しやがれ!」
「じゃあボクもソフトクリームお願いねぇ〜」
「団子……」
「なら私も綿菓子、作って貰おうかしら」
「もう……解ったよ」
 今はこのまま、感情も分け合って、妖精界を見守れたらそれでいいかな。



 その後知ることになる、守って来たマイクを授けることになる相手が人間ということ。
 切り離した世界すら繋げてしまい、掟も変える人間と妖精の絆があったこと。

 僕が見た妖精とパートナーも……。
 パートナーはその妖精の友達から掟を先に聞かされていた。
 互いが別れを惜しまないよう、自分が忘れてしまう事実を紛らわしせるよう、やせ我慢をしてああいう態度を取っていたこと。
 それを知り、掟塗り換えの後に再会するまでを見守るのも少し後の話。


〜’〜’〜’〜’〜’〜

お、終わった……けど成長してないどころか余計にひどくなってる……。
割と美味しいシーンは所々思いつくんですけどどうも物語に組み込むのは苦手なんです。
良い板は見つけられるのですがそれを繋げる接着剤が見つからないんです。
リクして下さった皆さん、申し訳ありませんでしたorz

>こやまるさん
ヤマネちゃんのも、リクが遅れて本当に申し訳ありませんでした。
とりあえずカッコいいということでヤマネを庇う、ところは描きたかったので(笑)
ヤマネは周りの人は区分けは違うけど大切な人には変わらない。
けど寄りによってその区分けが一番の皮肉に……なんと複雑な。
サスケは確かにもうちょっと悩んで欲しいかも。
可愛い子が苦悩する姿は大好きd(ry

>望さん
雑談掲示板にもレス下さいましたよね?
コメントありがとうございます!
ガイア族に嵌った頃はウィンだったのですが今は……正直みんな可愛くて悩みます。
これでも頑張って描いたので同じガイア族好きさんに気に入って頂けると良いなぁ……。
フィアは普段ストレートだけど変な所で意地っ張りだったらいいなぁという妄想からこんなことに。

それでは♪


■ シンキロー (45回/2011/02/09(Wed) 16:37:56/No3394)

スミレさん、こやまるさん、望さん、こんにちは!

ガイア族の過去話、読みました!
うぅむ・・・。
今回は人間が妖精を利用している者もいるという現実が書かれてましたね。
本編ではこの様なことは(多分)ありませんでしたが、光があれば闇もあると言うことですね・・・。
そして、それに失望したアクアが魔物に力を借りようとしましたが、引き込まれそうになりましたね。
間一髪でフィア達が助けに来てくれてほっとしました。
フィアは素直じゃないですが、何だかんだ言っても仲間思いなんですね。

>「私たちがかけた魔法に、私たちが負けたらその時は思いが足りなかっていうことよ」

ピクモさん深いこと言うなぁ・・・。
自分自身に負けるな、ということですね。
ピクモは見かけによらず、深いことを言うイメージがあります。
神らしい台詞だと思いました。

それでは!



■ こやまる (1047回/2011/02/12(Sat) 21:47:33/No3449)
http://www.murumoya.com/


スミレさん、皆さん、こんばんは☆

シリアスちっくなガイア族ストーリーを堪能させていただきました。
ガイア族も普通の妖精と同じようにわがままだったりケンカしたりするので、憎しみを持つことも十分にあり得ますよね。
だけども神様という立場と制約がそれを犯すのを許さない。
もしも今回の展開にならずにこのままアクアが憎しみを爆発させていたら、アクアは神から悪魔に変わってしまっていたかもしれませんね。
しっかりした設定がスミレさんらしくて素晴らしいです。

>「トプルを焼き芋で自供させた後は、人間界に対して何かしそうってことで割と簡単な居場所当てだったよねぇ」
アクアの周りの気配りが暖かいなぁ。
あ、でも「焼き芋で自供」は嘘でしょうね。
フィアたちがすでに感づいているなら、トプルもアクアとの約束を破ったのでしょう。
トプルが焼き芋をたくさん食べるシーンも想像出来ないですし(笑)。

ガイア族の心の通じ合いは、夏祭りの続きでも見てみたいです〜。
いつまでも再開を待っていますので(^^)。

では!




2990/ なりきりチャットの個人的妄想4
□投稿者/ レインボー -159回-(2010/12/01(Wed) 22:55:55)

皆さん、こんばんは☆

第6章『魔王の正体』

ミルモ、リルム、ムルモ、パピィ、パンタは未来の町へとやって来ました。
ミルモ「おぉ、あの店お菓子を出してるぞ。」
リルム「本当ですわ!ちょっと試食してみましょう!」
ミルモ達はお菓子を食べました。
ムルモ「ほぇ〜、とっても美味しいでしゅ!」
パンタ「本当ですっち〜!」
ミルモ「しかもこのお菓子、色んな味がするぜ!」
リルム「チョコ、シュークリーム、かりんとう、マシュマロ・・・私達が好きなお菓子でしょうか?」
ムルモ「色々な味が楽しめるなんて素敵でしゅ!・・・でもやっぱり味は一つでいいんじゃないでしゅかね?」
パンタ「そうですっちかね?・・・あれ?」
パンタはパピィが広告板で何か探しているのに気が付きました。
パピィ「未来の姫、未来の姫・・・。」
パンタ「どうしたんですっちか?」
パピィ「え!?いや、何でもないわよ!」
パンタ「ふ〜ん・・・そうですっちか。」
パピィ「・・・何で未来の姫に関する情報が全然無いのよ・・・!?」
パピィはしばらく広告板を探し続けました・・・。
一方ヤシチ、サスケ、ハンゾー、ヤマネ、ネズミ、アクミは忍者の里へとやってきていました。
ヤシチ「おぉ、ここが今の忍者の里なのだな。」
サスケ「オイラ達の時代とだいぶ場所が違うんだぜ!」
ハンゾー「もっと奥の方になってるのら〜。」
ヤマネ「恐らくは妖精界発展の為に、ここまで追いやられたのでしょう。」
ネズミ「忍者の数も減っているみたいでござるな・・・。」
アクミ「それがどうかしたのか?別に問題ないじゃん。」
ヤシチ「問題大有りではないか!」
サスケ「そうだぜ!」
ハンゾー「なのら〜!」
ヤマネ「このままでは忍者の里が滅んでしまうでございます!」
アクミ「別にどうって事ないね。あたいには関係ないじゃん。」
ネズミ「ならば何故ここに来たのでござるか・・・?」
ヤシチ達は忍者の里の危機感を感じていました・・・。
一方アロマ、キャップ、メカモ、ベルル、フィアは野球場で野球を見ていました。
アロマ「あ!また打ちましたよ!」
キャップ「おぉ〜、すごいわ!」
メカモ「野球って始めて見たケド、なかなか面白ェナ!」
ベルル「それにしても未来の野球はミモモショップのアイテムを使ってもいいとは・・・。」
フィア「何かインチキくせぇな。」
アロマ「冷静に考えてみればそうかもしれませんよね・・・。」
キャップ「まぁまぁ面白いからいいじゃない!」
メカモ「ソウダソウダ!そうルールで決まってるんだかラナ!」
ベルル「まぁ、それはそうですが・・・。」
フィア「何かイマイチ釈然としねぇな・・・。」
アロマ達はその後も野球を見続けました・・・。
一方マサトとリュータはゲームセンターに来ていました。
マサト「お〜、すげぇ数のゲーム機だな!」
リュータ「ゲームセンターなんだから当然だろう。」
マサト「おぉ、何だこりゃ?カードに描かれた虫をスキャンして遊ぶゲームみてぇだな。」
リュータ「フン・・・今時の子供が虫で遊ぶと考えるとは・・・甘く見られたものだな。」
マサト「おい!考えた人に失礼だぞ!」
リュータ「・・・・・。」
マサト「お、こっちにはまた別のカードがあるぞ!」
リュータ「色々なモンスターを召喚して相手のライフを削るゲームか。これはなかなか面白そうだな。」
マサト「おれっちも一回やってみたいぜ!」
リュータ「・・・ところでこのゲーム達、何処かで見た様な気がするんだが・・・。」
マサト「そうか?気のせいじゃないか?」
リュータ「・・・そうだな。」
マサト達はしばらくゲームセンターを探索していました・・・。
それから数時間後・・・日が暮れ始め、未来のビケーと未来のアンナは家へと帰ってきました。
未来のビケー「ただいま〜。」
未来のアンナ「あら?過去のミルモ達、戻ってきてないの?」
未来のビケー「そうみたいだね。まぁじきに戻ってくるさ。」
未来のアンナ「そうね。」
しかしミルモ達は一向に戻ってきません。
未来のビケー「・・・どうしたんだろう、過去のミルモ達?」
未来のアンナ「・・・まさか!?」

一回、きりますね。


■ レインボー (160回/2010/12/01(Wed) 23:01:46/No2991)

続きです。

一方ミルモ達は全員城の前にいました。
ミルモ「へっ、やっぱりみんな考えてる事は一緒か。」
リルム「そうですわね!」
ヤシチ「このまま悪夢ばかりはごめんだからな。」
ムルモ「でしゅ!」
パピィ「それに悪夢を見せた奴にお仕置きをしなきゃ気がすまないわ!」
パンタ「そうですっち〜!」
サスケ「それじゃ、レッツゴーだぜ〜!」
ハンゾー「なのら〜!」
ミルモ達は城の中へと入っていきました。
ヤマネ「こ、これは・・・!」
ネズミ「酷い有様でござるな・・・。」
城の中では既に兵士達がいたる所で眠っていました。
アクミ「また魔王の悪夢が始まったって事かい・・・。」
アロマ「その様ですね・・・。」
キャップ「でも魔王を倒せば解決よ!」
メカモ「ソウダ!一気に奥へ乗り込むゾ!」
ミルモ達は城の玉座へと乗り込みました。
手下1「誰だ!?」
手下2「無礼者め!出て失せるがいい!」
ベルル「もう無法は許しませんよ、魔王!」
フィア「おめーをとっちめて神を苦しめた罰を与えてやるぜ!」
魔王「罰?わっはっは、私も甘く見られたものだな。」
マサト「ってリュータ!あいつは!?」
リュータ「あ、あぁ間違いない!お前は魔王『ムドー』!」
ムドー「おや、見たところ異世界の者の様だが・・・何故私の事を知っている?」
ミルモ「お前らあいつを知ってんのか?」
マサト「バトルロードで出てくる魔王だよ!」
リュータ「成る程・・・だから悪夢を操れたのか・・・。」
マサト「そしてあいつの手下は『切り裂きピエロ』だ!」
リュータ「しかしムドーまでいるとは・・・。」
切り裂きピエロA「ムドー様、お待ちください今からこいつらを排除しますので。」
ムドー「まぁ、待て。私がやろう。」
切り裂きピエロB「な、何と!?こんな者達、ムドー様の手を煩わさせるまでも・・・。」
マサト「今だ!スライム、スラ・ストライク!モーモン、ホラーフェイス!」
リュータ「キースドラゴン、大車輪!ナイトリッチ、暗黒ゾーン!」
スライム「ピキー!」
モーモン「ギュ〜!」
キースドラゴン「ガルルルル!」
ナイトリッチ「ウガァァァ!」
ドカドカァ!
スライム達の攻撃は全部ムドーに命中しました。
ムドー「クックック・・・私もなめられたものだな。」
リルム「え?」
ムドーはスライム達を吹き飛ばしました。
スライム「ピキ!」
ナイトリッチ「ギャ!」
マサト「あぁ、お前ら!」
リュータ「全然効いてないと言うのか!?」
ムドー「そんな攻撃、痛くも痒くもないわ。」
マサト「だったらこれならどうだ!?疾風突き!」
リュータ「疾風迅雷!」
バキバキ!
マサト達は目にも止まらぬ速さでムドーに攻撃しました。
ヤシチ「おぉ、これはすごい!」
ムルモ「これは効果てきめんな筈でしゅ!」
ムドー「果たしてそうかな?」
マサト「え?」
リュータ「何!?」
ムドーはマサト達を吹き飛ばしました。
マサト「うわ!」
リュータ「ぐっ!」
パピィ「あぁ!」
パンタ「大丈夫ですっちか!?」
サスケ「ど、どうして効かないんだぜ!?」
ハンゾー「不思議なのら〜!」
切り裂きピエロA「効かない?不思議?ええい、控えろ愚か者ども!この方をどなたと心得る!」
切り裂きピエロB「永遠の悪夢を操る!崇高にして偉大な魔王ムドー様であられるぞ!」
ムドー「お前達の攻撃など強力な悪夢の力を得た私には一切通じぬわ!」
ネズミ「くっ・・・!」
ヤマネ「何か方法は・・・!?」
ムドー「クックック・・・。」
ムドーが手を上げるとミルモ達の体が浮かびました。
アクミ「うわ!?」
アロマ「な、何ですか!?」
ムドー「そんな貧弱な攻撃で私を倒せると思ったか!」
キャップ「ちょっとちょっと!何なのよ!?」
メカモ「体が動かないゼ!」
ムドー「出直してくるがいいわ!」
バシュン!
ミルモ達は城の外へ飛ばされました。
切り裂きピエロA「流石でございます、ムドー様!」
切り裂きピエロB「お見事でございました!」
ムドー「フン・・・造作もないわ!グッフッフッフ!」
ムドーの笑い声が城に響きました・・・。

以上です。
今回は魔王の正体を明かしました。
ムドーはドラゴンクエストYに登場する魔王です。
原作では様々な幻を見せますが、バトルロードでは悪夢が得意技です。

>そうなるとネズミやベルルが見た悪夢が気になります。
この二人の悪夢・・・想像してみると面白いかもしれませんね。
ネズミはヤマネに関する悪夢を見てそうです。
ベルルは・・・個人的にマジクに関する悪夢でしょうかね。

それでは☆


■ こやまる (984回/2010/12/07(Tue) 23:57:50/No3003)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、こんばんは☆

今回も5年後の未来世界を楽しませていただきました(^^)。
パピィの未来の姫に関する情報が見つからないのは、きっとお約束というやつですね(笑)。
ストーリーの終盤には、何かヒントにつながるようなものを見つけられるのだろーか?

忍者の里の危機も気になりますね。
妖精界発展というのは名ばかりで、その裏に何か別の理由があったりすると面白そうです。
本筋ストーリーとは関係ない部分かもしれませんが、魔王退治とは別のクエストとして、忍者の里の危機を救うストーリーも見てみたい…とちらっと言ってみたり(^^;。

いよいよ魔王ムドーのお目見えですね。
私はドラクエ6は未プレイで詳しくないのですが、なるほどこの悪夢も原作を踏襲しているというわけですね。
ドラクエシリーズのラスボスは弱いという定説も踏襲されるのかどうか…。
(ドラクエ6のムドーは強いのかもしれませんが)
DSで発売されたら、これを機にプレイしてみたいなと思います。

>ネズミはヤマネに関する悪夢を見てそうです。
>ベルルは・・・個人的にマジクに関する悪夢でしょうかね。
どっちも夢の中の相手に嫌われる夢を見ていそうですね。
必死に弁解しようとして焦る二人を思わず想像してしまいました。

それでは続きを楽しみにしています!
では!


■ レインボー (161回/2010/12/14(Tue) 22:48:59/No3016)

こやまるさん、こんばんは☆


第7章『悪夢の再来』

ミルモ達は城の外に追い払われました。
ミルモ「いて!」
リルム「うう〜ん・・・。」
ヤシチ「こ、ここは・・・?」
ムルモ「お城の外でしゅ!」
パピィ「追い出されちゃったみたね・・・。」
パンタ「ですっち・・・。」
サスケ「攻撃が全然効いてなかったんだぜ。」
ハンゾー「傷一つつかなかったのら〜。」
ヤマネ「謎でございますね・・・。」
ネズミ「流石魔王と言われるだけあって、一筋縄ではいかないでござるな・・・。」
マサト「そうだな・・・あぁ!」
アクミ「ど、どうしたんだい?」
リュータ「モンスター達がカードに戻っているぞ・・・!?」
アロマ「ど、どうしてでしょうか?」
マサト「きっと疲れたんじゃないかな・・・。」
リュータ「そうかもしれないな・・・ここに来て何だかんだで1日経過してるしな・・・。」
マサト「無理させちまったな・・・しっかり休んでくれよ。」
キャップ「・・・!?」
メカモ「ナ、何だ!?急に眠気ガ・・・。」
ベルル「いけません・・・!また悪夢が始まったみたいです!」
フィア「と、とにかく一旦避難するぞ!」
ミルモ達は未来のアンナ達の家に戻りました。
ガチャ!
ミルモ「はぁはぁ・・・危ないところだったぜ・・・。」
未来のビケー「キミ達!今まで何処に行っていたんだい!?」
リルム「そ、それは・・・。」
未来のアンナ「まさか!城に行っていたんじゃないでしょうね!?」
ヤシチ「ご、ご明察なのだ・・・。」
未来のアンナ「もう、何やってるのよ!今城に飛び込むなんて自殺行為よ!」
ムルモ「で、でも状況を打破しないといけないと思ったんでしゅ・・・。」
未来のビケー「・・・それは分かるけど、キミ達。勇気と無謀を履き違えない方がいいよ。」
未来のアンナ「そうよ。状況を改善しようとして博打をかけるなんて、代償が大きすぎるわよ!」
パピィ「そ、そうね・・・。」
パンタ「ごめんなさいですっち・・・。」
未来のビケー「まぁ、キミ達が無事だったから良かったよ。」
未来のアンナ「そうね。・・・う・・・。」
マサト「ま、またかよ・・・!」
リュータ「悪夢が・・・おのれ・・・ムドー・・・め・・・。」
バタバタ!
ミルモ達は再び強制的に眠らされました・・・。
翌日・・・
一同「うわああぁぁぁぁ!」
ミルモ達は跳ね起きました。
ミルモ「はぁ・・・はぁ・・・。」
リルム「また・・・酷い悪夢でしたわ・・・。」
ヤシチ「拙者もだ・・・。」
ムルモ「こんなの毎日なんてコリゴリでしゅよ・・・。」
パピィ「本当・・・。」
未来のビケー「ところで・・・キミ達はこれからどうするんだい?」
パンタ「え?」
未来のアンナ「助けてあげたいのは山々なんだけど・・・何時までも大人数でここに置いておく訳にはいかないのよね・・・。」
サスケ「そ、そっか。それもそうなんだぜ。」
ハンゾー「なのら〜。」
未来のビケー「まぁ、慌てずに考えるといいよ。」
未来のアンナ「あたし達は出かけてくるから、今後どうするかゆっくり考えるといいわ。」
ヤマネ「分かりました。」
未来のビケーと未来のアンナは出かけていきました・・・。
ネズミ「うぬ・・・どうすればいいでござるか・・・?」
アクミ「あれじゃ全く太刀打ち出来ないじゃん・・・。」
アロマ「そうですね・・・。」
マサト「とりあえず城の中を捜索してみるってのはどうだ?」
キャップ「あ、それいいわね!」
リュータ「確かに。何かしら手掛かりが掴めるかもしれないからな。」
メカモ「決マりだナ。」
ベルル「では皆さん、早速行きましょう!」
フィア「おう!」
ミルモ達は城に向かっていきました・・・。

以上です。
特に進展のない回ですみません・・・。

>パピィの未来の姫に関する情報が見つからないのは、きっとお約束というやつですね(笑)。
そうですね(笑)。
パピィには悪いですが、当分の間姫の情報は見つけられないようにさせていただきます。

>魔王退治とは別のクエストとして、忍者の里の危機を救うストーリーも見てみたい…とちらっと言ってみたり(^^;。
う〜ん、これはなかなか難しいですね。
今のところ忍者の里を救う話を作る予定は入っていないので・・・。
忍者の里の話題はネズミ達を向かわせるおまけみたいなつもりで書いてたんです(失礼)。

>ドラクエシリーズのラスボスは弱いという定説も踏襲されるのかどうか…。
ラプソーンやエルギオスはそんなに強くないと言われていますね。
でもバトルロードの彼ら、特に赤眼の真の大魔王は尋常じゃない位強いです。

ではまた☆


■ こやまる (990回/2010/12/21(Tue) 00:59:24/No3028)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、こんばんは☆

前回完敗を喫したミルモ達は、ひとまず仕切り直しですね。
有効な手段もすぐには思いつかず、まずは地道にお城の捜索を…。
細かな手がかりの集まりが、状況を大きく変えるような展開へと導いてくれることを信じています!

それにしても未来の妖精たちは非協力的ですね〜(^◇^;)。
毎晩の悪夢ですっかり希望を失ってしまった感じですが、未来の妖精たちが成し得なかったことを、子供のミルモたちで出来るのかどうか?
これからのレインボーさんの進め方に期待しています〜。
(プレッシャーになりそうですね^^;)

>う〜ん、これはなかなか難しいですね。
>今のところ忍者の里を救う話を作る予定は入っていないので・・・。
ヤシチたちががっくりする表情が目に浮かびます(^^;。
まぁもともと忍者は平和な妖精界で需要があるとは思えないので、そうなると実力の低いサスハンあたりは今何をしているのかが気になっています。。

そういえばDSのドラクエ6っていつの間にか発売されていたのですね。
ネット上ではDS版は結構評価が低いみたいですが…。

それでは続きを楽しみにしています!
では!


■ レインボー (162回/2010/12/30(Thu) 22:40:50/No3063)

こやまるさん、こんばんは☆

第8話『フェアリーキャッスルの捜索』

ミルモ達は魔王ムドーに対抗する方法を探るべく、フェアリーキャッスルにやってきました。
ミルモ「城に着いたな!」
リルム「そうですわね。」
ヤシチ「これが未来の城なのか・・・。」
ムルモ「見た感じ、ボク達の時代と変わらないでしゅね。」
パピィ「本当・・・。」
パンタ「それでこれからどうするんですっち?」
サスケ「そりゃやっぱり正面突破なんだぜ!」
ハンゾー「なのら〜!」
マサト「よ〜し!じゃあ行こうぜ!」
サスケ&ハンゾー「おー!!」
リュータ「待て。」
ズコーッ!!!
サスケ、ハンゾー、マサトの3人はずっこけました。
マサト「な、何だよリュータ。せっかく行こうとしてんのに。」
リュータ「正面突破ってここは城だぞ。見張りの兵士がいるに決まってるだろ。」
ミルモ「あぁ、正門には兵士が2人いるな。」
ムルモ「でしゅね。」
リュータ「正面突破する者は一発で不審者と判断されるのがおちだろう。」
サスケ「そ、それもそうなんだぜ・・・。」
ハンゾー「なのら〜・・・。」
リュータ「・・・それにあの城には未来のミルモ達がいるんだろう?」
ヤマネ「そうでございます・・・はっ!」
ネズミ「成る程・・・納得でござるな。」
アクミ「へ?どういう意味なんだい?」
リュータ「・・・未来で自分とは違う奴とは会っても、未来の自分に会うのは流石にまずいとは思わないのか?」
アロマ「た、確かにそうですね。」
キャップ「未来の他の人はまだしも、自分と出会ったら・・・。」
メカモ「歴史が狂ッチマウ可能性大だナ!」
ベルル「確かに私としても未来の自分と会うのは許せませんね!」
フィア「・・・じゃあどうすんだ?」
リュータ「何処か別の場所から忍び込むんだ。そして城の奴らに見つからない様、手掛かりを探すんだ。」
マサト「そうか!リュータ、冴えてんな!」
リュータ「少し考えれば、すぐに浮かぶと思うんだが・・・ミルモ!隠し通路位、あるんだろう?」
ミルモ「あぁ、城の構造が今も変わってなきゃ・・・。」
ムルモ「お城の裏側にある筈でしゅ!」
リルム「では早速そこからお城に忍び込みましょう!」
ヤシチ「あぁ!」
ミルモ達は城の裏側に行きました。
パピィ「ここが入り口・・・あら?ここ以前通った事があるわ。」
パンタ「そうなんですっちか?」
パピィ「えぇ。前にムルモと一緒に通ったのよ!」
ムルモ「ほぇ、思い出させないでくだしゃい!」
サスケ「それよりも早く入ろうだぜ〜!」
ハンゾー「なのら〜!」
ミルモ達は隠し通路に入りました。
マサト「うわ、暗いな・・・。」
リュータ「まぁ、隠し通路だからな。」
ヤマネ「とりあえず何か明かりをつけましょう!」
ネズミ「明かり位なら魔法で出せるでござるからな。」
ミルモ「よし!ミルモでポン!」
ミルモは魔法でたいまつを出しました。
アクミ「これで明るくなったじゃん!」
マサト「さぁ、先に進もうぜ!」
ミルモ達は明かりを頼りに隠し通路を進んでいきました。
アロマ「長い道のりですね・・・。」
キャップ「もう結構進んだわよね・・・。」
ムルモ「そろそろだと思うんでしゅけどね。」
ミルモ「あぁ。オレの記憶が正しければ、大体この辺りに・・・。」
ミルモが壁を押すと、壁がどんでん返しの様にくるりと周りました。
メカモ「オォ!開いたゼ!」
ベルル「ここから入れるのですね。」
フィア「よし、行こうぜ!」
リュータ「ちょっと待て。全員で固まって行動しても目立つだろう。」
ミルモ「それもそうだな・・・ここはグループに分かれて行動するか!」
こうしてミルモ達は分かれて城の中を捜索する事にしました。

一旦、きりますね。


■ レインボー (163回/2010/12/30(Thu) 22:46:25/No3064)

続きです。

ミルモ、リルム、ムルモ、パピィ、パンタの5人は王、王妃の部屋の近くに来ていました。
ミルモ「・・・流石にここは見張りが厳しいな・・・。」
リルム「そうですわね・・・。」
ムルモ「蟻の入り込む隙もなさそうでしゅね・・・。」
パンタ「どうするですっち・・・?」
パピィ「・・・向こうに見えるのは王子ムルモの部屋・・・!そして・・・姫の部屋は・・・!?」
パピィは遠くに見える姫の部屋の名前をじっと見ました。
パピィ「・・・看板改装中!?何でよ・・・!?」
ミルモ「・・・ここは無理っぽいな。他をあたろうぜ。」
一方ヤシチ、サスケ、ハンゾー、ヤマネ、アクミは書物室の中に隠れ、そこにいる兵士の話を盗み聞きしていました。
兵士A「お前は昨日、どんな悪夢を見たのだ?」
兵士B「私か?私は何匹ものム○デに囲まれて襲われる悪夢だった・・・。」
兵士A「それは恐ろしい・・・!」
兵士B「あぁ・・・お前は?」
兵士A「私は現在の魔王以上に脅威が現れる悪夢だ・・・。」
兵士B「現在の魔王以上だと!?どんな存在だ!?」
兵士A「それは分からなかった・・・。」
ヤシチ「何だ・・・何を話しているんだ?」
サスケ「お互いの悪夢の話だぜ・・・。」
ハンゾー「両方とも、怖いのら〜・・・!」
ヤマネ「そうでございますね・・・。」
ネズミ「魔王ムドー以上の存在・・・?」
アクミ「そいつって一体誰じゃん?」
一方アロマ、キャップ、メカモ、ベルル、フィアは地下倉庫を調べていました。
アロマ「ケホ・・・ほこりっぽいですね・・・。」
キャップ「まぁ・・・地下倉庫だからね。」
メカモ「コレじゃ機械が錆びチマウゼ!」
ベルル「この地下倉庫には何か手掛かりはあるのでしょうか・・・?」
フィア「さぁな。探してみねー事には・・・。」
一方マサトとリュータは城の端の部屋を調べていました。
マサト「何かないかな〜?」
リュータ「・・・ん?」
マサト「どうしたリュータ?何かあったのか?」
リュータ「あぁ・・・だがその前にみんなを呼ぶぞ。」
マサト「へ?あ、あぁ・・・。」
マサトとリュータはミルモ達を呼びました。
ミルモ「何だ?何か見つけたのか?」
マサト「あぁ、そうみたいだ。」
リュータ「これだ。」
リルム「鏡・・・?」
ヤシチ「だが何だか禍々しいな・・・。」
ムルモ「そうでしゅね・・・。」
マサト「・・・ん?」
突然鏡が宙に浮かびました。
リュータ「な、何だ!?」
そして鏡が輝きました。
マサト「うわ!」
リュータ「ま、眩しい・・・!」
そして鏡が輝き終えると、そこにミルモ達の姿はありませんでした・・・。

以上です。

>ヤシチたちががっくりする表情が目に浮かびます(^^;。
すまないヤシチ達・・・。
未来は君達の力で切り開いてくれ(謎)。

ちなみに兵士が言ってた何匹ものム○デに襲われるという悪夢は、僕が昨日実際に見た悪夢です。
本当に怖かったです・・・。
そしてお城の隠し通路。
これはこやまるさんの作品を参考にさせていただきました。
どの作品ですか?
ヒント、恋する妖精パピィ編。
お分かりになりましたか?

それでは☆


■ こやまる (1001回/2011/01/04(Tue) 08:31:30/No3072)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、おはようございます☆

いよいよ本格的な捜索開始ですね。
…って捜索先はミルモの自宅(笑)。
自宅なのに見張りに見つからないようにこそこそ侵入するミルモたちが面白いです。

秘密の隠し通路の情報・・・。
そんな重要な情報をパピィと共有するなんてムルモも隅に置けないですなぁ。
…と思っていたら、私の過去のストーリーでのワンシーンでしたか(^^;。
今ではとても目を向けられない恥ずかしい作品だけにすごく懐かしいです。

>ミルモ「それもそうだな・・・ここはグループに分かれて行動するか!」
ここからはレインボーさんの得意分野であるグループ行動ですね。
アロマたちのグループが何か残り物っぽい感じもしますが(汗)、地下倉庫で何か重大な手がかりを見つけるなど、むしろ彼女たちに目立って欲しいところ…。
その重大な手がかりはマサトたちが先に見つけてしまったのでしょうか。
ミルモたちにとって良い発見なのか悪い発見なのか、次回を楽しみにしていますね!

>ちなみに兵士が言ってた何匹ものム○デに襲われるという悪夢は、僕が昨日実際に見た悪夢です。
年末に不吉な悪夢を見てしまうとは…。
良い夢は起きたときにすぐに忘れてしまうけれど、悪夢を見たときの後味の悪さはしばらく残りますよね。
私は年が明けてから何一つ夢を見ていないです。。

では!


■ レインボー (164回/2011/01/15(Sat) 22:45:46/No3122)

こやまるさん、こんばんは☆

第9話『鏡の中の城』

ミルモ「ん・・・?ここは・・・?」
ミルモ達が起き上がるとそこは城の中でした。
リルム「お城ですか?」
ヤシチ「しかし、フェアリーキャッスルではないみたいだな。」
ムルモ「そうでしゅね。お城にこんな部屋はないでしゅ。」
パピィ「それにしても、どうしてこんな所に?」
パンタ「そうですっちね。ボクたん達、さっきまでフェアリーキャッスルにいたですっちよね?」
マサト「そうだよな。何でだ?」
リュータ「・・・恐らくここはあの鏡の中だろう。」
サスケ「鏡の中!?」
ハンゾー「そんな事ってあり得るのら〜?」
ヤマネ「・・・可能性はゼロとは言えないでございます。」
ネズミ「そうでござるな。恐らく奴は昼間の間はここに潜んでいるのでござろう。」
マサト「成る程〜。って事はこの城の何処かに・・・?」
リュータ「あぁ、魔王ムドーがいるだろう。」
アクミ「だったら話が早いじゃん。とっとと行くよ!」
アロマ「ここは全員で固まって行くのはどうでしょうか?」
キャップ「それがいいわね。ここは敵の本拠地なんだし。」
メカモ「ドんな罠ガ仕掛けらレテるか分からナイからナ!」
ベルル「行動方針は決まりましたね。」
フィア「そうと決まれば、早いとこ行こうぜ!」
ミルモ達は城の中を進み始めました。
ミルモ「しかし見るからに魔王の城って感じだな〜。」
リルム「そうですわね。」
マサト「バトルロードのムドーと戦う場所と似てるな。」
リュータ「・・・と言うか、その場所そのものじゃないか?」
ミルモ達が喋りながら歩いていると、モンスターが現れました。
マサト「あれは『デビルアーマー』に『ヘルビースト』、『レッサーデーモン』だ!」
リュータ「ムドーの手下のモンスターか・・・。」
デビルアーマー「何者だ、貴様ら!どうやってここに来た!?」
ヘルビースト「恐らくあの鏡を見つけたってとこだろ。ケッケッケ・・・。」
レッサーデーモン「間抜け揃いな連中ばかりだと思っていたが、少しは出来る奴もいるみたいだな!」
ヤシチ「やはりあの鏡がこの城とフェアリーキャッスルを繋いでいたのだな。」
ムルモ「じゃあやっぱりこの奥に魔王が!」
デビルアーマー「その心配はない!貴様らはここでくたばるのだからな!」
ヘルビースト「久しぶりの獲物だ・・・食い甲斐がありそうだな!」
マサト「戦いは避けられないみたいだな・・・。」
リュータ「まぁ・・・最初からそのつもりだったけどな。」
レッサーデーモン「やれっ!」
モンスター達はミルモ達に襲い掛かってきました。
パピィ「く、来るわよ!」
パンタ「誰が戦うんですっち!?」
マサト「おれっちが行くぜ!」
リュータ「王者の力・・・見せてやるよ!」
デビルアーマー「くたばれ!」
デビルアーマーは剣から暗黒の波動を飛ばしてきました。
マサト「おっと!」
リュータ「ダークスラッシュか・・・だが狙いが甘いな。」
デビルアーマー「お、おのれ・・・!」
ヘルビースト「どきなヘッポコ。ジゴフラッシュ!」
ピカッ!!
マサト「うわっ!」
リュータ「く・・・目くらましか・・・!」
ヘルビースト「今のうちに片付けろ!」
レッサーデーモン「おうよ、これでも食らえ!」
レッサーデーモンは呪いの玉を投げようとしています。
サスケ「二人が危ないんだぜ!」
ハンゾー「何とかしなきゃなのら〜!」
ヤマネ「ネズミ兄様!ここはあれを!」
ネズミ「うむ!ネズミ煙幕弾!」
プシュー!
辺り一面が煙幕で覆われました。
デビルアーマー「何だこれは?」
ヘルビースト「チッ、見失ったか!」
レッサーデーモン「どこにいった!?出て来い!」
ヒュー・・・
ヘルビースト「ん?何の音だ?」
ドーン!
デビルアーマー「ギャアアア!」
レッサーデーモン「な、何だ!どうした!?」
ゴイ〜ン!
ヘルビースト「ウゲッ!」
レッサーデーモン「おい、どうした!何があった!?」
ボカッ!
レッサーデーモン「グハッ!」
煙幕が晴れてくると、アクミ、アロマ、キャップの3人が攻撃を終えた後でした。
アクミ「どうだい?あたいの鉄球攻撃は!」
アロマ「失礼ですが、ハンマーで叩かせていただきました。」
キャップ「あたしのバットはそこら辺の物とは硬さが違うわよ!」
マサト「サ、サンキュー。助けられちまったな。」
リュータ「フン・・・女に助けられるとは情けないぞ、マサト。」
マサト「リュータだってそうじゃんか!」
リュータ「それとこれとは話が別だ。」
マサト「何だよそれ!」
リュータ「フン・・・。」
メカモ「オイオイ、お前ラ落ち着けヨ!」
ベルル「そうですよ、喧嘩をしても何もなりませんよ。」
フィア「そうだそうだ。言い争いする暇があるなら先に進むぞ!」
マサト「お、おう・・・。」
リュータ「・・・。」
ミルモ達は城の中を更に進んでいきました・・・。

以上です。
ネタが全然思い浮かびませんでした・・・。

>今ではとても目を向けられない恥ずかしい作品だけにすごく懐かしいです。
ど こ が で す か
自分の作品はもっと胸を張っていいものだと思うのですが・・・。

>良い夢は起きたときにすぐに忘れてしまうけれど、悪夢を見たときの後味の悪さはしばらく残りますよね。
そうですよね〜。
良い夢は出来れば、覚えていたいんですけどね・・・。
逆に悪い夢の記憶の残りときたら・・・。
なかなか忘れられないですよね〜。

ではまた☆


■ こやまる (1016回/2011/01/20(Thu) 00:09:09/No3165)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、こんばんは☆

まがまがしい鏡の正体は、別の世界へと通じる入口となっていたわけですね。
アニメ2年目のダアクもそうだったように、鏡の向こう側に別の世界が存在するというのはすごくミルモでポン!らしい感じがします。

鏡の中を進むミルモ達。
だいぶ核心が迫ってきたような気がしますが、前回ムドーにこてんぱんにやられているので、やはり今回もまた・・・?
こっちは妖精の数が多いので、数の面で敵を上回るような戦い方も見てみたいところです。

>アロマ「失礼ですが、ハンマーで叩かせていただきました。」
何とも勇ましいアロマちゃん。
きっと両手でハンマーを持って、目つぶりながら命中させたんだろうなぁ。
(お嬢様のアロマだから、ハンマー攻撃はあんまり痛く無さそうですが^^;)
おそらくアクミの提案かと思いますが、アロマだけにドジを踏んで別の妖精にハンマーが当たらなくて良かったです(汗)。

>逆に悪い夢の記憶の残りときたら・・・。
>なかなか忘れられないですよね〜。
連続して同じ悪夢を見ることも…。
ちなみに私の方は、年明けてから夢らしい夢は全然見ていないです。
レインボーさんは毎晩何かしらの夢を見れていますか?

それでは続きを楽しみにしています!
では!


■ レインボー (165回/2011/02/08(Tue) 21:56:00/No3386)

こやまるさん、こんばんは☆

第10話『真実のラーの鏡』

ミルモ達が城の中を進んでいくと、玉座にたどり着きました。
ミルモ「ここが一番奥か!?」
リルム「あ、貴方方は!」
ヤシチ「魔王!」
そこにはムドーと手下の2体の切り裂きピエロがいました。
切り裂きピエロA「む!貴様ら!どうやってここまで来た!?」
切り裂きピエロB「大方あの鏡が見つかったってとこだろ。」
ムドー「それでここまで来たという事か・・・無駄に勇ましい事だのぅ!」
ムルモ「何でしゅってぇ!?」
切り裂きピエロA「ムドー様、今しばらくお待ちを。こいつらを片付けちまいますんで。」
切り裂きピエロB「お前達などムドー様の手を煩わせるまでもない。」
パピィ「何よ!バカにするんじゃないわよ!」
パンタ「そうですっち〜!」
切り裂きピエロA「減らず口を・・・デイン!」
ピシャーン!
切り裂きピエロAは雷の魔法を唱えました。
サスケ「うわ〜!」
ハンゾー「危ないのら〜!」
切り裂きピエロB「ヒャハハハ!わめけわめけ!デイン!」
ピシャーン!
切り裂きピエロBも雷の魔法を唱えました。
ヤマネ「これでは・・・避けるだけで精一杯でございます!」
ネズミ「どうすれば・・・!?」
マサト「疾風突き!」
リュータ「疾風迅雷!」
グサッ!ズバッ!
切り裂きピエロA&B「ギャアアアアアアッ!!」
アクミ「えっ!?」
アロマ「何が・・・起こったんですか!?」
一瞬のうちにマサトとリュータが切り裂きピエロ達を倒していました。
マサト「疾風突きは必ず先制攻撃が出来る技なんだ!」
リュータ「疾風迅雷も同じく・・・だ。」
キャップ「へ〜、すごいじゃない!」
メカモ「本当だナ!」
ムドー「ほう・・・お前達、少しは出来る様だな。」
マサト「観念しろ、ムドー!」
リュータ「お前を倒してやる。」
ムドー「ほうその勇気、敵ながらあっぱれだな。しかし・・・。」
ミルモ達の体が宙に浮かびました。
マサト「うわ!?」
ベルル「こ、これは・・・!」
ムドー「お前達の様な虫ケラが何度来ようともこの私を倒す事は出来ぬ!」
リュータ「く、くそ・・・!」
フィア「まずいぜ!このままじゃまた・・・!」
ベルル「悪夢に・・・!」
ムドー「悪夢の中を永遠に彷徨うがいい!」
マサト「うわーっ!」
バシュン!
ミルモ達はその場から消えました。
ムドー「グッフッフッフ・・・愚か者め。」

・・・ト・・・マサト・・・
マサト「・・・う〜ん・・・。」
マサト!
マサト「うわぁ!・・・あれ?」
ヒナ「もう何時まで寝てるつもりだったのよ。しかもこんな所で。」
マサトの周りには友達のヒナ、ツバサ、ダイキ、タクミ、ブーヤン、そしてリュータがいました。
タクミ「僕達の秘密基地で堂々と昼寝するなんていい度胸だな!
ダイキ「まーまー、マサトにゃ大目に見てやれよ。それより早く行こうぜ!」
マサト「へ?行くって・・・何処へだ?
ツバサ「忘れたのかい?今日は竜神町一の王者決定戦が開かれるんだよ。」
ブーヤン「そうそう。早く行って、みんなエントリーしよう!」
ヒナ、ツバサ、ダイキ、タクミ、ブーヤンはその場を去っていきました。
リュータ「おい、早く行くぞ。」
マサト「おい待てよ、リュータ!ここって・・・何処だ?」
リュータ「見れば分かるだろう。竜神町だろう?」
マサト「おれっち達・・・さっきまで何してたんだっけ?」
リュータ「さっきまで・・・?どうしてたか・・・?」
マサト「・・・思い出せない・・・。」
リュータ「ああ・・・。」
二人はそう言いつつ、移動しました。
マサト「・・・あれ?あいつら・・・。」
マサト達の視線の先にミルモ達がいました。
リュータ「・・・この町の奴らじゃないよな・・・?」
マサト「あぁ・・・でも何か・・・見覚えがあるぜ・・・。」
リュータ「そうだな・・・しかもあいつら、何か困惑している・・・。」
マサト「・・・何かこの世界おかしいぞ。」
リュータ「あぁ・・・形こそオレ達の町だが・・・中身は別物だ・・・!」
マサト「まさか・・・幻・・・?そうだ!」
マサトはカードファイルからカードを取り出しました。
リュータ「ど、どうしたマサト?」
マサト「SPカード!ラーの鏡!」
カッ!
マサトがカードを掲げると、カードが輝き幻が消え、城に戻ってきました。
ムドー「何っ!?」
マサト「戻ってこれたか!」
ミルモ「あれ?今のは・・・?」
リルム「見た事のない町でしたが・・・。」
リュータ「ラーの鏡・・・そうか!」
ヤシチ「一体何が起こったのだ?」
ムルモ「説明してほしいでしゅ!」
マサト「ラーの鏡は真実の鏡。だからこのSPカードで幻を打ち破ったんだ!」
リュータ「オレ達の町にいない筈のお前達がいたのがヒントになったんだ。」
パピィ「そうだったの!」
パンタ「やったですっち〜!」
マサト「さぁ、覚悟しろムドー!」
リュータ「もう下手な小細工は通用しないぜ!」
ムドー「ほう・・・私の悪夢を見破るとは・・・驚いたぞ。」
ミルモ「今までの恨み!存分に晴らさせてもらうぜ!」
ムルモ「そうでしゅ!未来の妖精界を救うでしゅ!」
ムドー「良かろう。この魔王ムドー様の恐ろしさ!骨の髄まで味あわせてくれるわ!」

以上です。
大分久しぶりになってしまい、すみません。
最近は公私共に、色々と忙しいもので・・・。

>きっと両手でハンマーを持って、目つぶりながら命中させたんだろうなぁ。
間違いないでしょうね。
想像すると、可愛らしいでしょうね。

>レインボーさんは毎晩何かしらの夢を見れていますか?
何かしら夢は毎晩見ていますね。
やはり悪夢しか記憶に残らない事が多いですが・・・。

それでは☆


■ こやまる (1052回/2011/02/15(Tue) 08:10:57/No3474)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、こんばんは☆

悪夢は再び繰り返されるのか…と思われましたが、ムドーが思わぬ失敗をしてしまいましたね。
疑惑から真実を見抜くシーンがなかなか見応えがありました!
おそらくミルモ達だけだと100年かかっても見抜けなかったでしょうね。
変装しただけで誰だか分からなくなる妖精にとって、真実を見抜くことはすごく苦手な分野なので(^◇^;)。

次回はムドーが本気モードになりそうですが、妖精たちも本気を見せる出番ですね。
どんな活躍をしてくれるのか楽しみにしています!
では!




3493/ オリフェです
□投稿者/ ミキ -3回-(2011/02/16(Wed) 21:03:33)

ミズノ
ヤシチたちと同じ妖精忍者
ハンゾーのことがすき
意外と積極的で、二重人格が激しい

■こやまるにて別スレッドから移動↓
こんにちは
ミキです
私の好きな妖精はハンゾー、ミルモ、ウィンです
これからよろしくお願いします

では!!


■ こやまる (1057回/2011/02/17(Thu) 08:31:33/No3498)
http://www.murumoya.com/


ミキさん、おはようございます☆
初めまして、ムルモ屋本舗の管理人のこやまるです。
今後ともよろしくお願いしますね。
私の自己紹介はプロフィールページにもありますが、ムルモ、ヤマネ、ヤシチが最近のお気に入りです〜。

>私の好きな妖精はハンゾー、ミルモ、ウィンです
ハンゾーにウィン、まさに最近話題沸騰の妖精ですね!
そんなハンゾーに惚れているミズノ・・・積極的で二重人格ってまたずいぶんとハンゾーとは違うタイプだなぁ。
異なる性格の妖精がくっつこうとするストーリーもまた面白そうです。
ミキさんも小説にぜひチャレンジしてみてください(^^)!

・・・すみません、私の方で自己紹介記事とオリフェ記事をくっつけさせていただきました。
(皆さんのスレッドが過去ログに流れないように・・・)

では!


■ ミキ (4回/2011/02/17(Thu) 18:53:07/No3504)
http://妖精忍者ミズノ


はじめましてこやまるさん
お返事ありがとうございます
それでは、初めてですが、かいてみます

「プロローグ」
ここは妖精学校

???「ここが妖精学校か・・・
いい人がいればいいな♪♪」

そういって、紫色の服を着た、
女の子は、妖精学校のはいっていきました

短いですが・・・
次回はムルパピやサスハンがでてきます

では!!














■ いっちゃん (38回/2011/02/17(Thu) 19:06:16/No3505)

ミキさん、こやまるさん、こんばんは!
そしてはじめまして!ミキさん。いっちゃんです!
好きな妖精はヤシチ、ネズミです!

小説を書いていくのですね!私も最近小説をかきだしました!
オリフェのミズノ・・・この子が物語のカギとなりそうですね!!
二重人格という設定が奥が深そうです。
ハンゾーが好きなのですね!積極的とかいてあるのでどんなアピールをしてくるのかが気になっております!

ミズノちゃんの絵を見てみたいです!
物語が進んできたらぜひ、オリフェ紹介とともに絵も描いてみてください!
紫色の忍者服の女の子・・・可愛いだろうなぁ〜v

続きが楽しみです!どうぞ、これからよろしくお願いします!
それではっ!


■ ミキ (6回/2011/02/17(Thu) 19:26:34/No3507)
http://妖精忍者ミズノ


いっちゃんさんはじめまして
よろしくお願いします
ヤシチとネズミもいいですよね〜

さっき小説を書いたので、よんでください
ほとんどムルパピちゅうしんですが・・・
ミズノはまだちょっとデザイン考え中です
浮かんだら見せますので
すいません・・・
では




3421/ 人柱アリス【2】
□投稿者/ 紫穏 -32回-(2011/02/11(Fri) 20:05:48)


中途半端な場所で終わってしまった為、途中からスタートです。
最初は間章、二番目アリスのところですね! 頑張って書きますよー。
ちゃっちゃと終わらせて、他の小説が書きたいな((もう考えちゃってたりして


■ 望 (37回/2011/02/11(Fri) 20:12:50/No3422)

紫穏さん>40レスおめでとうございます!うわぁ〜自分のことのようにうれしいですよ(キモい)
^^次の小説もボカロかな?(ぉぃ
何か短いですが、これにて失礼しますです(なんじゃそりゃ
では


■ 紫穏 (33回/2011/02/11(Fri) 20:25:38/No3423)


――薔薇の木の下で

 全体が青く、スペードの紋章が彫られた扉を潜った二人は、綺麗な“薔薇の木の下”で佇んでいた。
 木の下にあるのは、まるでお茶会の途中だったかのようにティーセットやお菓子が用意されたテーブルセットだった。
 真っ白なテーブルクロスが掛けられたテーブルの真ん中には一厘の青い薔薇と、サイドにはそれぞれ対の食器が置かれている。
「お腹が空いたよ、アンリ」
「私も同じだわ、センリ」
 歩きつかれてお腹が空いていた二人は、意見が合い丁度二つ用意されていた椅子に座り、ティーセットを見た。
 対になった白地に青のティーカップに注がれている、血のように赤い液体。それに用意されたお菓子は、

どこか人の肉に似た、駄菓子によくあるジャーキーのようだった。

 流石に双子は驚き、顔を見合わせる。だが、空腹には勝てないようで、気味が悪いと思いながらもフォークで肉を突き刺した。
「……変な味がするよ」
「そう、ね」
 最初に一言交わし、後は無言でカチャカチャとフォークとナイフに皿が当たる音を響かせながら、肉を食していく。
 最後に躊躇いがちに手を伸ばしたのはティーカップの中の液体。ワインかもしれない、と思い、

「センリ、これは……お酒かな」
「でも、色の濃い紅茶かもしれないわ」

 姉の方は躊躇いながらも好奇心に勝てず、ティーカップを手にとり口に寄せ――顔を顰めながらも、飲み干した。
「何の味か分からなかったけれど、意外と……美味しいわ」
「そう? なら僕も飲んでみるよ」
 飲み干した姉を見て安心したのか、弟の方もティーカップに口をつける。やはり一瞬顔を顰めたが――彼もまた、飲み干した。

 腹を満たした二人は、美しく咲く薔薇に見とれてから――再びこの場所を後にする。

二人は気づかなかった。そのジャーキーに似た乾燥肉が、二番目アリスの物だという事を。
二人は気づかなかった。その液体は二番目アリスの血液だったという事を。
二人は気づかなかった。知らぬ間に人間(妖精)を食べていた事を。

 何よりも無邪気な幼い二人は子供。子供故にそのおかしい事に気づかず、空腹に負けて同じ種の人間を食べてしまった。
――その腹に満たされたアリスの血肉はさぞ美味かっただろう?
 ただ一人、真実を知る小さな夢が小さく笑う。

青い薔薇が、儚く散っていった。



■ 紫穏 (34回/2011/02/11(Fri) 20:28:30/No3424)

>>望さん

有難うございます^^
いやー、40レスで終わってしまうんですね((汗 初めてなので分からなかったです。
次の小説は、ヘタ×ミルモですね。イギリスがミルモを召喚しちゃった、みたいなのにしたいなー。
頑張ります!


■ 紫穏 (35回/2011/02/11(Fri) 20:44:29/No3426)


――ハートのトランプ=お城からの招待状

 次に潜ったのは、緑色のクローバーの紋章が刻まれた扉だった。最初に潜ってきたのは、赤きスペードの扉。
 扉を開けて、違う地に降り立てば――其処には、無数の扉が集まった広場(ホール)のようだった。
「まるで、アリスね」
 姉が一人ごちり――と、何故か弟の方が何かを握っている事に気づく。

「センリ、それは一体何?」
「え? ……わ、何時の間にか握っていたみたいだよ。……黄色い、ハートのトランプだ」

 本人でさえも驚愕しているようで、握っていたトランプを二人で見る。ハートが刻まれた黄色いトランプ。

「もしかして、この模様がある扉を開ければ良いんじゃないかな、アンリ」
「そうかもしれないわね、センリ。探してみましょう」
 賢い弟が、様々な模様が刻まれた大量の扉を見て呟く。確かにそれは一理ある、と納得した姉がそんな扉を探し始めた。
 黒い変な模様をした扉、左右で対になった扉、赤く血で錆びついたような扉、大きい扉、小さい扉。
 実に様々な扉が密集した中、探すのは困難だったが、やっとそれらしい扉を見つける。
「これかな、センリ」
「うん、そうだと思うよ」
 これだと確信し、扉を開けようとしたが――開かなかった。どうしようと姉が言えば、またしても弟は頭を働かせた。

「多分、このトランプを使うんじゃないかな。……カードを挿す穴みたいのがあるし」
 黄色いハート……トランプの模様を鏡写しにしたかのように瓜二つの扉の目の前に立ち、トランプと見合わせた。
 確かに、切れ込みがある。弟がノブの横にある小さな細い切れ込みにカードを挟んだ。

カチリ

 そんな音がし、変化は無かったが――弟が恐る恐るといった体で手を伸ばしたが、気が強い姉が先にノブを掴んだ。
 ガチャリ、と音がして扉が開き――扉の先に、大きな城が聳え立っているのを二人は見た。
「行こう、センリ」
 しばし呆然としていた姉だったが、未だ突っ立っている弟の手を掴んで笑顔を見せる。
「……うん」
 覚悟を決めたのか、姉の手を握り返して弟も笑みを見せた。

「何をするにも一緒だからね」

 二人は城を目指し、扉の内部へと足を踏み入れた。

――「さぁ、四番目アリス、僕のアリス。今までとは違う事を証明しておくれ」
 小さな夢は、何処か縋る様に呟いた。
 
森の小道を辿ったり 
薔薇の木の下でお茶会
お城からの招待状は 
ハートのトランプ

 四番目アリスの始まり始まり。


■ 望 (39回/2011/02/11(Fri) 20:47:44/No3427)

紫穏さん>ヘタリアですか^^面白そうですねー。イギリス、ロシアを召喚しちゃうとこが好きですねー(もはや関係ない話)
イギリスは驚きながらも面倒見がいいキャラかもですねwデレデレしちゃって、ミルモのわがままにも甘やかしちゃってたりして・・・


■ 紫穏 (36回/2011/02/11(Fri) 20:59:42/No3428)


>>望さん

そしてしかもプロットまで書いちゃってる始末。
イギリスは何だかんだ言って扱い易いですからね! シー君も一緒に登場させたい。
とりあえず、頑張って四番目を終わらせます。


■ 紫穏 (37回/2011/02/11(Fri) 21:13:37/No3429)


【四】番目アリスは双子の子
――好奇心と決意から

 センリとアンリ、双子のアリスは好奇心から小さな夢の中へ自ら入っていった。何処に行っても二人一緒、依存をしながら。
 いろいろな扉――アリスたちの扉を潜り、この世界には黄色い扉を潜ってついさっきやってきたばかり。
「わぁ、アンリ、このお部屋は凄いよ」
「確かに……お城、凄いわ」
 扉を潜り抜けてやってきた、黄色いお城の中に入った二人は城の中の豪華な部屋に見とれて嘆賞している。
 様々な部屋をみ、双子はこの城に住む事を決めた。何故ならこの城には、何もかもが揃っていたのだ。

 現実の世界では決して裕福ではなく、親からも蔑まれていた二人はお互いに依存する事で現実を、此処にある意味を見出していた。
 だからそんな双子は、好奇心からも本心からも、小さな夢の中に踏み込んだ。
 この世界には自分を苛める母父など居ない。二人だけで楽しく生きていくんだ――
 周りの設備を見て楽しんでいるアンリに、センリは問う。

「ねぇアンリ」
「どうしたの、センリ?」
「僕等はずっと一緒だよね?」
「当たり前でしょう?」

 依存姉弟、無邪気に笑う。

四番目アリスは双子の子。
好奇心から不思議の国。
いろんな扉を潜り抜けて、
ついさっきやって来たばかり。


■ 紫穏 (38回/2011/02/11(Fri) 21:23:31/No3430)


――小さな夢と語り手の談

「今回のアリスは、今までとは違うかな」
 今までのアリスに絶望しきっていた小さな夢は、少年のように無邪気に笑いました。声もしっかりとしています。
「そうだと良いですね」
 これは私の声です。小さな夢の物語の語り手、それが私です。私の存在意義なのです。
 小さな夢は立派に育っています。実体の無い、人から忘れ去られる事に怯えていた夢はもう居ません。
 そもそも夢は、人の思念から成り立つもの。確かに忘れ去られれば、夢は存在意義を無くし消えてしまうでしょう。
 だからこそ、夢は恐れた。きっと、消えたくなかったのでしょうね。
 けれど――彼は強く望みすぎてしまったのです。自分を退屈させぬように、アリスを意のままに動かそう、と。
 それを望んでしまえば、人間など欲で動くおぞましい者です。理想通りに行かないので絶望してしまうでしょう?
 夢にはそれを理解していなかったのですね。何せ、夢なのですから。
「きっと、上手くいくさ」
 小さな夢は期待を込めて微笑みました。“実体の無い私に向かって”けれど、私は思います。

「この夢が楽しすぎなければいいのですが、ね」

――所詮は子供、人間なのですから。私の嫌いな……ね。


■ 紫穏 (39回/2011/02/12(Sat) 11:41:32/No3435)


――双子は

 気の強い姉、センリと賢い弟、アンリ。二人はお互いの特性を使いながら、要領良く暮らす。
 子供だからなのか、他の三人が見せてしまった欲のカケラなど微塵も見せずに、無邪気に無邪気に城で暮らしていた。

 ある日、夢は思った。
――この子達ならば、僕の理想通りに世界を作ってくれるだろう。

 語り手が半分無理だと思っていた事が、双子には出来つつあった。二人、それも依存しあえる二人なのだから統制も良い。
 いつしか出来ていた、小さな夢の中の三つの世界(一つは赤い世界、二つは青い世界、三つは緑の世界)よりも国は栄えていた。
 王女になったアンリと、王子になったセンリ。この二人は何時までも仲良く幸せに暮らすだろう。

 ――この二人こそ、一番アリスに近い存在だろう。本気でそう思っていた小さな夢。だが、それは双子と“人柱アリス達”が許さなかった。

 まず一つ。双子はこの夢が楽しすぎた。
 そしてもう一つ。自分たちは無残にも殺されたのに、と一番目から三番目のアリス達が激しく憎んだ。
 夢が楽しすぎた双子は、永遠に夢から覚めず、憎悪を含んだアリス達が結託し、双子を切り離す。
 
 方法は簡単。一番簡単であまり苦しまない死に方をした三番目アリスが強い意志で勝手に化け出、センリを呼ぶ。
『……ふふふ……四番目アリス、いらっしゃい?』
『るりらるりら〜』
 だがそれだけでは少し足りないので、肉体を失った二番目アリスが念を込めて人を魅せる歌を歌う。
「……誰なの?」
 引っ掛かったセンリが、フラフラと姉から離れて二人のアリスの元へ行き――三番目アリスがセンリに魅せさせ、

「あ、センリ、どこ行って…………ぁ?」

 ドサリ、とナイフで刺したアンリがセンリに抱かれる形で息絶える。そう、センリは依存していたアンリを殺した。
 歌の効果が切れてハッとなったセンリは強く悲しみ、アンリの亡骸を抱きながらふらふらと彷徨った。

「僕ら…………ずっと一緒だからね」

 彷徨うのにも疲れたセンリは、既に風化してしまったアンリの亡骸を横に置き、自らもナイフで自害する。
 報われなかった四番目アリスは、幽霊と化し“永遠に不思議の国を彷徨った”。

気の強い姉と、賢い弟。
一番アリスに近かったけど、
二人の夢は、覚めないまま。
不思議の国を彷徨った。

「――どうして」
 小さな夢がついに壊れる。


■ 紫穏 (40回/2011/02/12(Sat) 12:01:14/No3437)


【E】pilogue

「どうして……どうして! 思い通りに進まないんだ!」
 四番目アリスも死に絶えた事で、小さな夢は完全な実体となりました。……哀れな事です。私はちゃんと言いましたのに。
 ――全てはアリスが駄目だったのですよ。ほら、最後もあのアリスの手によって四番目は死に絶えた。
「私もそろそろ、お仕事を始めます」
 私は実体のない体を起こし、小さな夢の傍へ向かいました。小さな夢は、何事かと怪訝そうな顔をしています。

「さて小さな夢? 貴方は罪の無い人々を自分の中に取り込ませ、勝手に殺しましたね?
 全く……私の身にもなって下さいませ。“仕事が増える”じゃありませんか」

 ですがこれだけ言っても、私の意味が分からないようです。小さな夢はすっかり青年になった身体で私を見ます。
「……どういう意味、だ」
 実体がなく、そろそろと浮かんでいる白い私に小さな夢は問いました。愚かです。実に愚かです。

「ですから、そろそろ“お眠りになって”頂けますか?」

 やっと巡って参りました、私のターンです。私は宙から“ある刃物”を具現化しまして、手に取りました。
 するとあら不思議? 実体の無かった……いや、“実体を表せなかった”私の姿が露になるのです。

 黒いローブに黒いフード。大鎌を握った――死神。

「貴方は実体を持ちましたし、殺す事が出来ます。貴方は罪を犯しましたし、殺す事が出来ます。
 なので私、死神の力と名を持って貴方を殺させて頂きます。
 ですが、ご安心を。死後の貴方の中に彷徨っているアリスの魂は此方で冥界に送っておきますので」

 小さな夢は顔を強張らせ、恐怖に顔を歪ませました。ですが、もう諦めてください。死神に宣告されたなら、死ぬのが掟です。
 私が近寄り、大鎌を小さな夢の首に当てました。「ひっ」と小さな夢が小さく悲鳴を上げます。
「何か、最後に言いたい事は?」
 流石にこれだけは許してあげましょう。首筋に大鎌を突き立てたまま、私は小さな夢に問いました。

「私は……私はただ、人に見て貰いたかっただけ…………忘れ去られられたくなかったんだ……」

 ――ザシュ。言い終った瞬間、綺麗に首を刎ねてやりました。せめてもの同情です。これなら苦しまずに逝けるでしょう。
 人間に思いを寄せすぎたのでしょう。“死神にもそんな仲間がいたような”気がします。
 確かあの男は、可愛らしい伯爵の娘の元へ行き――殺す予定だった娘を延命し、友になった。
 ――それは鎌を持てない死神の話。いつか皆さんに話す事ができれば良いですね。

 小さな夢を殺した途端、出てきたアリス達の魂と小さな夢の魂を回収し、私はこの場所を後にします。
 
 ……最後は、語り手らしく終わりを告げましょうか。人柱アリスのお話は、これでお終いです。


■ 紫穏 (41回/2011/02/12(Sat) 12:04:41/No3438)


人柱アリス、終了です!
なんか四番目短くなりましたが、しかも無理やりでしたが、終了です。
最後の“鎌を持てない死神の話”は実際にリンレンが歌う曲です。同じ死神なので、出してみました。
ついでにこの話に登場する死神は女にします。可愛いのがいいなぁ←
いつか、その死神の話をしたいなーとは思っています。


■ 紫穏 (46回/2011/02/16(Wed) 17:34:17/No3489)


今更ですが、蛇足です。
この作品の元になった動画は、ひと里さんが歌った人柱アリスの動画です。


■ こやまる (1060回/2011/02/19(Sat) 09:52:10/No3512)
http://www.murumoya.com/


紫穏さん、望さん、こんにちは☆

遅くなりましたが連載お疲れさまでした(^^)。
死を題材として軽く扱うのはミルモの作品的にタブーだと私は思っていますが、今回は一種の表現として読ませていただきました。
ただ、このテーマを好まない読者は結構多いかと思いますので、今後は少なくとも連載前に私にご相談くださいまし。

ということで今回は感想は無しとさせてくださいm(_ _)m
でも妖精たちの会話はとても妖精らしくてかわいいですので、ぜひ次回作ではそれを生かせるような題材でお願いしたいです〜。

なお小説板は40レスで書き込めなくなる仕様にしてます。
某掲示板の1000レスより断然少ないので、1回1回のカキコをうまく使っていってくださいませ。
では!




全ページ数 / [0] [1] [2]

- UPP-BOARD -
(2009.5 koyamaru edit)