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2304/ ミルモでポン沖縄ツアー
□投稿者/ チョコ -3回-(2010/03/28(Sun) 12:08:55)

こんにちは♪いよいよ小説を書き始めたいとおもいます。

第1話「沖縄へ行こう♪」

「こんにちは♪私南楓。今、私たちは沖縄へ向かってまーす☆」
……え?なんでかって?それはね1週間前にさかのぼるの・・・…・

1週間前
「ねえ、南さん♡良かったらさ今度の休み(2週間)にさ僕の別荘がある沖縄に行かない?」

「まあ!沖縄ですか?」

「ほ―。沖縄な……面白そうじゃねーか☆」

「沖縄と言えば、青い空、白い雲、そして、常夏の島じゃなーい❤」

「皆も行きたがってるし……うん、行く(*^_^*)」

……という訳で皆と一緒に沖縄に向かってるんだよ☆
「なあ〜まだかよ。俺ヒマだぜ〜(-"-)」
…全くミルモは相変わらずなんだから(笑)何だか楽しくなりそう♪


一方そのころ沖縄では・・・・・
?「わあ〜今日も観光客いっぱい来るさ〜」

?「おうよ、だって沖縄ほどいい所はねえと俺は思っているさ〜」

?「「さあ、今日も1日がんばるさ〜(ガッツ!)」」

2人のとある妖精が意気込んでいた。


すいませんでした(土下座)いや、小説書くの初めてなもので。
読みずらかったら申し訳ありません(汗)

さて、どのメンバーが沖縄に向かっているのか今から書きますね。

『沖縄に向かっているメンバー』
ミルモ、リルム、ムルモ、ヤシチ、パピィ、パンタ、南楓、結木摂、日高安純
、松竹香、住田光一、森下はるか
と言うところです♪(^−^)

それではダメ文失礼しました☆彡




■ チョコ (4回/2010/03/29(Mon) 08:17:20/No2306)

さて、またまたダメ小説(笑)を書きたいと思います♪

第2話『ミルモ沖縄初上陸』

ミルモ達の乗っている飛行機はお昼前に那覇空港に到着しました。
「ようやく着いたぜ〜」
「お〜ここが沖縄か!忍者修行にはもってこいの場所なのだ。」
ミルモやヤシチ等の妖精達は、初めて来る沖縄に大興奮。

……一方楓達は…
「結木く〜ん♥後で一緒に海で泳ぎましょう♪」
「あ〜日高さんずるい(怒)結木君は私と一緒に泳ぐの〜」
「俺は松竹の別荘でゆっくりするよ(苦笑)
「あははは(苦笑)結木らしいね。あ、ミルモくもっちょ食べる?」

「お〜サンキュ〜住田(*^_^*)」
「僕たん、沖縄来たの初めてですっち〜…景色がとっても綺麗ですっち〜」
「本当ねパンタ☆この景色、漫画の参考になるわ♪」

人間達もまたにぎやかでした。

それから、2時間後…
ミルモメンバーは松竹君の別荘に着きました

「それじゃ、部屋割りしようか(^v^)」

部屋割りは何故かあみだくじで決める事になりました。

そして、あみだくじの結果(1つの部屋に2人1組)
101号室…ミルモ・リルム
102号室…ムルモ・パピィ
103号室…ヤシチ・パンタ
104号室…楓・結木
105号室…安純・森下
106号室…松竹・住田

…という組み合わせになった。

「よーし、今から皆で平井の運転する車に乗って沖縄の観光名所回るよ〜」
「「やった〜(でしゅ・ですわ・ですっち)」」

ミルモ達は平井さんの運転する車に乗って、首里城へ向かっていた

一方そのころ謎の妖精二人も首里城へと向かっていました。

はい、すいませんでした(汗)
さて、ようやく私の考えたオリフェが次回登場します♪

では☆


■ チョコ (5回/2010/03/30(Tue) 09:06:37/No2310)

お早うございます♪それでは、小説を書いていきたいと思います☆

第3話『首里城での出会い』

「ぼっちゃま、もうすぐ首里城の入口に到着しますよ〜」

平井さんの運転する車が首里城の近くの駐車場に止まりミルモメンバー達は歩き始めました。
歩き始めて、数分経ち……

「お〜ここが首里城か♪にょほほ〜」
「何だか、とってもロマンチックですわ♡」
そんな中ムルモはふと言いました。

「でもこの首里城、何だか浦島太郎に出てくる竜宮城に似てましゅね」
それを聞いた結木は、皆にこう言いました。

「ムルモの言う通りだよ。本当かどうかは分からないけど噂では浦島太郎が行ったのは竜宮城だといわれているんだ。」

「「へ〜」」
そう皆が納得したその時です。

?「きゃっ」と言う女の子の声が聞こえてきました。
その女の子は首里城に飾ってある装飾品につまずき転んでしまったのです。

「おい、大丈夫か?」と、ミルモは聞きました。

?「クイナ!」と、今度は別の男の子の声が聞こえてきました
「いったたた〜……また、転んじゃったさ〜」
「まったく、クイナは昔からドジなんだからしっかりしてさ〜」

「おい。」

「「?」」

「大丈夫かって聞いてるのに無視すんじゃね〜(怒)」
「ミルモ!。仕方ないでしょ。」
「ミルモ様、このお二人妖精ですわ!」

しばらくの沈黙……そして
「「え、えええええええ」」という楓達の叫び声が首里城に響いた。

ようやく、私の考えたオリフェのヤンバとクイナが登場しました☆
さて、これから物語はちょっと方向性が変わってきます♪
ミルモ達が沖縄に隠された謎に挑みます。相変わらずこんなダメ小説を書く私ですが応援して下さい★


さて、話が変わりますが掲示板に載せてある映画企画の小説も書き始めたいと思いますがいいでしょうか?

では♪





■ こやまる (779回/2010/04/01(Thu) 11:00:04/No2320)
http://www.murumoya.com/


チョコさん、こんにちは☆

沖縄旅行ストーリー、楽しく読ませていただきますね(^^)。
ホント近くに松竹くんがいるといろんな場所へ旅行できて、楓たちがうらやましいです。
那覇空港とか首里城とか、今のチョコさんは沖縄がマイブームなのかな?

お約束通り、ちゃあみんぐメンバー全員での旅行となりましたが、、、何よりも部屋割りがすごすぎます(^^;。
誰かが魔法を使ったとしか思えない組み合わせですね。
特にムルモとパピィの部屋が・・・!
個人的にはヤシチとパンタの組み合わせも妙に気になったり。。
二人はどんな会話をするんだろう??
別荘でのシーンも後ほどぜひお願いしたいです。
それにしても妖精2人で1部屋となると、部屋のスペースをもてあましそうだなぁ。

>ようやく、私の考えたオリフェのヤンバとクイナが登場しました☆
ミルモたちの前でいきなりドジを披露していますね〜。
二人が楓たちの旅行をどんな風にアレンジするのか楽しみです。

それでは続きを楽しみにしております。
では!


■ チョコ (17回/2010/05/15(Sat) 11:30:01/No2429)

おはようございますチョコです。かなり久しぶりに小説を更新していきたいと思いまっす

第4話「首里城に隠された伝説」

「所でよ…お前ら一体誰なんだよ!」
「え?あっ、ゴッメーン自己紹介まだだったさ〜」

「私の名前はクイナさ〜、そしてこっちが…」
「俺の名前はヤンバさ〜ガッツ!」
と謎の二人の妖精は自己紹介をしました

「「所でいきなりだけど、キミ達は首里城に隠された伝説知ってるさ〜?」」
と、本当にいきなりヤンバとクイナはミルモ達に聞くのだった。

「「伝説?」」と、皆はそういうのであった。

「「え?知らないさ〜?じゃあ今から話すさ〜」」


それは今から何億年もの昔のこと……琉球王国に一人の男の妖精がいました。
彼の名前はタロウといいます。彼はお金がなくあまり裕福な暮らしでは有りませんでした。

ある日、タロウが海にいくと一人の女妖精が横たわっていました……
「大丈夫ですか?」と聞きました
「は…はい」

「「あ…///」」
そう、二人は出会ってすぐに恋に落ちたのです。

「と、所で…君の名前は?」と、青年は聞きました
「私の名前は…リアンといいます。」

その出会いから数年後、タロウとリアンは結婚して幸せな家庭を築いて来ました…。
しかし、ある日…リアンが突然謎の行方不明となったのです。リアンが行った場所は首里城でした。それに真っ先に気付いたのはタロウでした。

※ここからはセリフのみです

「リアン!」
「タロウ!」
「どうして突然行方不明になったんだよ」
「…タロウに私の正体を見られたくなかったの…」

「…え?」

「私の本当の名前は…リアン・ユイマール。竜宮城に住んでいた…乙姫」
「乙姫…」
すると、突然リアンの体が消えていきます。そして、リアンは消滅してしまいました…


「何だか悲しい伝説だね……」と、楓がいいました。
「んで、その話と伝説に一体何のかかわりがあるってんだ」
「実は、そのリアンさんの残した七つのペンダントを見つけるんさ〜」
「でも、さっきの話の中にペンダントなんて言葉なかったでしゅよ」

「ごめん、略したさ〜(ヤンバ&クイナ、ハモリ)」
「「オイ!」」

あとがき…は面倒くさいのでパスします(笑)

では♪


■ こやまる (819回/2010/05/24(Mon) 23:04:30/No2461)
http://www.murumoya.com/


チョコさん、こんばんは☆
わわ、感想がめちゃくちゃ遅くなってしまいごめんなさい。。

>第4話「首里城に隠された伝説」
行く先々でトラブル…もといいろいろな出来事に巻き込まれるミルモたち。
沖縄でもやはり彼らを自由にはしなかったみたいですね(笑)。

私は首里城については詳しくないのですが、タロウとリアンの伝説については何か元となる実際の言い伝えがあるのかな?
そして七つのペンダントの意味するものとは・・・?
クリスタル探しで散々な目に遭ったミルモたちは、七つのペンダントにどんな反応を示すのだろーか?
ただではペンダント探しを引き受けてくれなさそうな予感が…。
そんなミルモたちに対して、ヤンバとクイナがどんな風にお願いするのか気になるところです。

それでは続きを楽しみにしていますね!
では!


■ チョコ (28回/2010/09/21(Tue) 18:00:56/No2794)

こんばんは♪
この小説、だいぶ更新してないなぁ(笑)←
それで、こやまるさん…
いただきもの小説のタイトルが間違っています…。
× 第1話『沖縄へ行こう♪』

○ ミルモでポン沖縄ツアー

…です。
修正よろしくお願いします。

では♪


■ こやまる (920回/2010/09/22(Wed) 08:16:26/No2801)
http://www.murumoya.com/


チョコさん、おはようございます☆

>いただきもの小説のタイトルが間違っています…。
おぉ、ごめんなさいですm(_ _)m。
私のうっかり編集ミスでした。。
早速修正しましたのでご確認くださいね。

小説の続きの方もお待ちしておりますので〜。
では!




2515/ ミルデュラ!
□投稿者/ チョコ -19回-(2010/06/11(Fri) 18:52:09)

こんばんは☆チョコです。さて、またまた新しい小説を始めたいと思いますどんだけ連載するんだよって感じですよね(笑)
連載が中途半端にならない様に気をつけたいです(汗)

ちなみにタイトルの意味は掲示板で書いた通り、私が今、ハマっているラノべ「デュラララ!」とミルモのコラボ小説です♪とはいえ、私もハマった所なのでキャラが可笑しくなると思います(汗)
そこはご了承を☆←

では!


■ チョコ (20回/2010/06/13(Sun) 10:35:34/No2526)

おはようございます♪それでは早速書いていきます

第1話『楓と男子高校生2人の出会い、そして始まり』

夏休みまっただなかの楓達。楓とミルモは池袋に来ていた。

ミルモ「なあ〜楓、何で池袋なんかに来たんだよ。」
楓「え!ミルモ知らないの…ってそうか、ミルモには話してなかったっけ。あのね、夏休み前土田先生にね…」

回想シーン
土田先生「南、お前今回の中間テストの点数今までで一番最悪だったぞ…。」
楓「え!」
土田先生「と、言う事で南お前池袋行き決定!」
楓「え!何で池袋なんですか?」
土田先生「南、お前知らないのか?高校一年生の最初の中間テストで10点以下だった者は池袋の来良(らいら)学園に夏休み通うんだよ。ちなみに来良学園は成績優秀な奴がいれば、平均点な奴らもいる。でも、頭の悪い奴らはいないから、まあ…頑張れ!!」

楓「と、いう事…なんだけどさ…池袋駅着いたのはいいけど、ここからどうすればいいのか分からないよ(泣)」

と、楓が池袋駅で困っていると、

?「あの、貴方が南楓さんですか?」
?「おお、これは何とキュートで可愛い子なんだ!」
と、いう2人の男子の声が聞こえてきた。

楓「え?だ…誰ですか?」
帝人「ご、ごめんなさい!いきなり声掛けちゃって。あ、僕の名前は竜ヶ峰帝人(りゅうがみね・みかど)って言います。で、こっちは…」

正臣「やあ、初めまして。金髪のツインテールの似合う女の子。俺の名前は紀田正臣(きだ・まさおみ)よろしくね☆ちなみに俺も帝人と同じで来良学園の一年生。」

楓「あ、私の名前は南楓です。よろしくね。」

帝人「ちなみに正臣はナンパするから気をつけてね(笑)」
正臣「おいおい帝人、それは無いだろ…。まあ、行こうぜ、帝人、南さん。
気分はまさしくgoウエスト。西口と見せかけて西武口方面に向かうトリッキーな案内人、俺。」

楓「…???」
帝人「あ、南さん正臣のギャグは寒いから気にしなくていいよ(*^_^*)」
正臣「……スベッた……。」
楓「あ…はは。ま、まあいいか♪じゃあ行こう。」

なんだか、これから楽しい日常が始まるかと私は思っていた。

でも…そんな私を待ち受けていたのは、とんでもない非日常だった…。


『あとがき』
はい!第1話書き終わりました☆楓ちゃんは池袋で非日常に巻き込まれていきます。もちろん、ミルモ達や結木君達も後に巻き込まれていきます。
更新が遅くなるかもしれませんが、よろしくお願いします♪

では!




■ みぃも (4回/2010/06/13(Sun) 13:01:16/No2527)

あははw正臣かわいいなぁw
あたしデュラ好きです、ガンバってくださいね


■ チョコ (21回/2010/06/15(Tue) 19:25:50/No2543)

こんばんは!それでは更新しまっす♪

第2話『池袋の都市伝説&敵にしてはいけない人物』

楓と正臣と帝人は池袋駅を出て、池袋の街をぶらぶら歩いていた。

楓「所で、どうして竜ヶ峰君と紀田君は私を迎えに来たの?」
帝人「え?ああ、それはね夏休みに入る前に先生が…」

回想シーン
先生「えー。今年の夏休みもいろんな学校から成績の悪い奴らが来るぞ。とは、いえ皆で教える訳にはいかないからな。だからこのクラスから2人、成績の悪い奴の面倒見る奴誰か居ないか?」

クラスの皆「……………」
帝人「じゃ、じゃあ僕…やります!」
先生+クラスの皆「おお〜!」
先生「じゃあ頼んだぞ竜ヶ峰!」
帝人「は、はい。」
正臣「せーんせーい。その俺らのクラスの担当する頭の悪い子って女の子ですか、男の子ですか〜?」
先生「ん?えっと…おん「あ!じゃあ俺やります!いいえ、ぜひやらせてください。」

帝人「…って言う事。」
楓「あ…はは(苦笑)竜ヶ峰君はいいけど、紀田君の理由がね…」
正臣「べっつに良いじゃん♪俺は女の子が大好きさ〜♪」

と、まあ話をしていると…

ブロロロ…とエンジン音が聞こえてきた。

楓「な、何の音?」
正臣「南さんは運がいいなあ」
楓「え?」
正臣「初めて池袋に来たその日の内に、都市伝説を目の前で見られるなんてなあ」
楓「…都市伝説?」

話をしていると、ヘッドライトの無い漆黒のバイクに跨った、人の形をした『影』。それが楓達の前を音も無く走り去った。

楓「す、すごい…。」
帝人「うん、僕も池袋に来た時はそう思ったよ。あ、そうだ正臣、南さんにあの話しないの?」
正臣「ん?ああ、そうだったな。」
楓「何の話?」
正臣「南さん、この池袋という街には、敵にしてはいけない人物がいるんだよ。それも3人も。」
楓「誰?」
正臣「それは…サイモンっていうロシア人と平和島静雄(へいわじま・しずお)
と、新宿を根城とする情報屋の折原臨也(おりはら・いざや)っていう奴ら。
その3人には、絶対関わったらダメだからな。」
楓「う、うん!」

だけど…この時私は知らなかった。近くの喫茶店から私達を見ている人物がいるなんて…

あとがき☆はい!第2話書き終わりました。ちなみに最後に楓ちゃんのセリフの中にある人物は…私の好きなあの人ですよ(笑)

では♪




■ こやまる (846回/2010/06/20(Sun) 17:28:51/No2554)
http://www.murumoya.com/


チョコさん、こんばんは☆
今日はちょうど池袋へ行ってきたこやまるです(^^;。
「デュラララ!」はこれから勉強するところですが、先にレスを…。

楓は学校で一番成績悪かったとは・・(^◇^;)。
しかも10点以下って、まるでのび太くん状態ですね。。
来良学園で楓にいったい何を学ばせようとしているのか・・・これはまずは「デュラララ!」を勉強しないと予測できない…かな?

正臣と帝人は絵だけは見たことありましたが、性格や設定はどんな感じなんだろう?
(PSPのゲーム紹介で見ました)

とにかく続きを楽しみにしています〜。
掛け持ち連載も大変でしょうががんばってくださいね。
では!


■ チョコ (22回/2010/06/27(Sun) 19:02:09/No2562)

こんばんは☆チョコです。

それでは更新しますね(*^_^*)

第三話『首なしライダー衝撃の事実&カラーギャングの実態』

楓は一日正臣と帝人に池袋の街を案内してもらった。
楓「今日は一日ありがとう♪」
帝人「ううん。早く池袋の街に慣れると良いね♪」
正臣「そうだぜ、楓ちゃん。早く俺と一緒にラブラブランデブーしようぜ☆」
楓「あ…はは(苦笑)」
帝人「…気にしなくていいから(*^_^*)」
正臣「ヒ…ヒドイ(泣)」
楓「じゃあ…一週間後の入学式でね♪」
帝人「うん。…あ!そうだ南さんもよかったら僕とチャットしない?」
楓「チャット…?」
帝人「うん。…あ、このサイトに行ったらチャットが出来るから♪」
楓「うん(^v^)」

楓と帝人が話をしている間正臣は…
正臣「俺…完全に無視されてる!?」と呟くのだった。

楓が帝人と正臣と別れた後、楓はとあるマンションに向かっていた。
楓「えっと…住所だとこの辺なんだけど…」
ミルモ「迷ったのか〜?…にしてもオレ久しぶりに喋った様な…」

そう、楓は夏休みの間、母が紹介してくれたマンションに住む事になっているのだが…迷ったようだ。

楓「どうしよう……」
と、困っている所に
?「どうしたの?」と男の人が声を掛けてきた。
楓「ええと、岸谷さんのマンション知ってますか?」
?「え!もしかして君が南楓ちゃん?」
楓「え!岸谷さんですか?」
新羅「うん。僕の名前は岸谷新羅(きしたに・しんら)。よろしくね。」
楓「はい!」

楓は新羅の住んでいるマンションの部屋に入りまず驚いたのは…
楓「…え?」
そう、ソファーにあの首なしライダーが座っていたのだから。
セルティ「(初めまして。)」
楓「ど、どうも…。」
楓「き、岸谷さんこれは一体…?」
新羅「ん?ああ、セルティは僕の彼女だよ☆」
楓「え?………ええ〜〜!?」

楓は衝撃の事実を知ってしまった。

その頃…携帯とパソコンを見つめる男の姿が池袋の喫茶店にいた。
?「…ふうん。南楓、ね。…これから面白い事になりそうだよ(ニヤリ)」
その男はニヤリと不敵に笑っていた。
?「これからこの子は、ダラーズと黄巾族とブルースクウェアと罪歌…その他色々な組織と関わっていくんだからねえ…。」と、呟いたと思うと…
?「ああ、これだから人間観察はやめられない!人、ラブ!俺は人間が好きだ愛してる!」と、叫ぶのだった。

これから楓達は非日常の輪に捕らわれていく…。

『あとがき』
さて、三話め書き終わりました。ちなみに今回謎の男の言った組織については…お楽しみに☆(オイ

ちなみにネタバレ(?)になりますが、楓達のチャットのハンドルネームを今から書きます。(人間だけ)

楓…メープル
結木…ゆう
安純…ヴィ―ナス
松竹…ジャック
住田…ライト
はるか…マーキュリー
です♪ちなみに名前は楓以外適当です(笑)

では☆


■ こやまる (855回/2010/07/13(Tue) 08:11:27/No2578)
http://www.murumoya.com/


チョコさん、おはようございます☆
感想が大変遅くなりごめんなさいm(_ _)m。

「デュラララ!」は勉強出来ていませんが、チャットとか首なしライダーとか面白そうな言葉が出てきますね。
元のアニメの方でもチャットが行われたのかな。
人間全員の参加するチャットはすごくにぎやかになりそうです。
特に安純が攻撃的な発言を繰り返しそう…。
妖精たちのハンドルネームもあるといいなぁ。

しかし登場人物が変わり者ばかりで、ミルモでポンの中でも割と変わり者であった楓がすごく普通に見えてきます(笑)。

それでは続きを楽しみにしていますね!
では!


■ チョコ (23回/2010/07/15(Thu) 15:13:10/No2583)

こんにちは☆さて、今日はこの物語に登場するデュラララ!の主要キャラクターの名前紹介します。原作キャラもでるので、ネタばれ注意です!


竜ヶ峰帝人・紀田正臣・園原杏里・折原臨也・平和島静雄・岸谷新羅・門田京平・遊馬崎ウォーカー・狩沢絵理華・渡草三郎・矢霧誠二・張間美香・セルティ・折原九瑠璃・折原舞流・黒沼青葉・六条千景・サイモン・ヴァローナ・岸谷森厳・粟楠茜・赤林・平和島幽・矢霧波江・田中トム・三ヶ島沙樹・聖辺
ルリ

…です♪それにしても…キャラ多いな(汗)

その次に妖精達のチャットのハンドルネームを書きます。
ミルモ…プリンス
リルム…クリーム
ヤシチ…忍(しのぶ)
ムルモ…天使
パピィ…キャンディ
パンタ…ゴースト

です♪妖精達はそれぞれの特徴から考えました。

〉しかし登場人物が変わり者ばかりで、ミルモでポンの中でも割と変わり者であった楓がすごく普通に見えてきます(笑)

そうですね(笑)デュラララ!は変わったキャラというか、歪んだキャラばっかりですよ。これからこやまるさんの想像を覆すようなキャラがどんどん出てきますよ☆

では☆




■ チョコ (24回/2010/07/16(Fri) 19:21:48/No2587)

こんばんは☆
それでは、書いていきます。

第4話『ドキドキの補習入学式と怪しい情報屋』

楓が帝人達と出会って一週間…来良学園の補習入学式の日。

楓「い、いよいよ…この日が来た…」
ミルモ「お前、大袈裟なんだよ。」
と、まあいつもの二人だ。

ミルモ「ところでお前、補習教室どこなんだよ?」
楓「えっと…あ!ここだ。」

ガラガラ…楓が扉を開けると…
帝人「あ!南さんいらっしゃい!」
正臣「お〜❤。やっと来た俺のマイスゥイートハニー❤」
帝人「いつも通り無視していいからね♪」
正臣「帝人、お前見かけによらず毒舌だよな…」

とまあ、こちらもいつも通りなのだが…

ガラガラ…とまた、扉が開いた。

?「ご、ごめんなさい!遅れてしまって…」
帝人「ううん。別にいいよ。」
正臣「おう、俺も全然気にしてないぜ☆」
楓「あの…この女の子は?」
杏里「あ、ごめんなさい。えっと…私の名前は園原杏里(そのはら・あんり)です。よろしくお願いします。」
楓「私の名前は南楓。よろしくね♪」

と、新しい友達も出来て楽しい補習になると楓は思っていた…

その日の放課後、楓が新羅のマンションに向かっていると…
?「やあ。君が南楓ちゃんかい?」
楓「はい?」

その男は眉目秀麗と言う言葉を具体化したような男性だった。

臨也「おっとぉ、自己紹介がまだだったねぇ。俺は情報屋の折原臨也(おりはら・いざや)よろしく。」

この男との出会いが楓の幸せだった日常を崩壊させる事になるとは、まだ知らなかったのであった。

『あとがき』
やっと…出せました!私の大好きな臨也が♪さて、臨也の登場によってこれからどんな展開になるのかは、お楽しみで♪

では☆



■ こやまる (866回/2010/07/26(Mon) 08:33:59/No2623)
http://www.murumoya.com/


チョコさん、おはようございます☆

主要キャラ…ってキャラ多いですなぁ(笑)。
原作キャラも出るということは、アニメ未登場キャラもいるということですね。
さて妖精たちのハンドルネームも決まりましたが、このハンドルネームはいったいどんな場面で使われるのでしょう。
(早くデュラララ!の勉強をしないといけませんね)
それにしても何とも正体が分かりやすいハンドルネームだこと(^^;。

いよいよ補習入学、2人の新キャラの登場ですね。
園原杏里の方は割と普通キャラ(?)なのかな?
折原臨也とのその後の展開は私も楽しみにしていますので(^^)。

それでは続きを楽しみにしています!
では!


■ チョコ (25回/2010/09/17(Fri) 16:35:48/No2780)

お久しぶりです♪
それでは、書いていきますね

『楓、情報屋に惑わされる』

楓「(…この人、誰だろう…。折原臨也って名前…どこかで…)」
と楓がそう思っていると、突然臨也が話しかけてきた。

臨也「ああ、そんなに緊張しなくていいよ。俺はお金取らないから。」
楓「は、はあ…」
臨也「…所でさ、君に話があるんだけど…」
楓「え?何ですか?」
臨也「君はさ…ダラーズって知ってる?」
と、いきなり楓に聞いた。

楓「え?…知らないです…」
臨也「そう。…なら、もう帰っていいよ。」
楓「は、はあ……。」

楓は臨也と話し終わった後、楓は新羅のマンションに帰った。
楓「ただいま〜」
新羅「あ、お帰り。楓ちゃん♪」
セルティ「(お帰り。どうだ、学校は)」
楓「あ、とっても楽しかったです♪」
と、たわいもない話をするのだった。


「チョコとデュラキャラのあとがきコーナー!!」
さて、今回から毎回私、チョコとデュラキャラの一人で、あとがきをしたいと思います♪
今回のキャラは…折原臨也です♪
臨也「ちょっと、チョコ…俺少ししか喋ってないじゃん。」
チョコ「ごめんね、臨也。大丈夫。これからじゃんじゃん喋らすから♪←」
臨也「それにしても…久しぶりの更新じゃん」
チョコ「そうだね…。まあ、これから暇があったら更新していきます♪」
臨也「…こやまるさん、これからもチョコを宜しく頼むよ。」

では☆



■ こやまる (913回/2010/09/18(Sat) 08:22:42/No2783)
http://www.murumoya.com/


チョコさん、おはようございます☆
いただきもの小説への掲載がすっかり遅くなってしまい、ごめんなさいです。。

さてデュラララは相変わらず確認できていないのですが、今度原作本(ラノベですよね)を買って読んでみようと思います(今度こそ本当に…)。
それまではWikiでキャラの特徴をお勉強してます。
「本編の多くの事件の黒幕的存在」とありますが、どういう意味での黒幕的存在なのかはラノベでチェックしてみます。

>臨也「…こやまるさん、これからもチョコを宜しく頼むよ。」
はい。。。本当にごめんなさいです。
チョコさんもこれからもどんどん小説を更新いってくださいね(^^)。
楽しみにしていますので♪

では!


■ チョコ (29回/2010/09/21(Tue) 18:27:36/No2795)

こんばんは♪
では、書いていきますね♪

『超危険な人物登場!&楓、チャット初参戦!』

楓が臨也と話しをして三日後。
その日の補習授業が終わり、楓達は帰り道を歩いていた。

帝人「南さん、今日の補習授業の内容分かった?」
楓「うん♪ 杏里ちゃんの教え方物凄く分かりやすかった♪」
杏里「あ、ありがとうございます。…楓ちゃん。」
正臣「まあな。杏里の教え方は帝人より分かりやすいからな♪」
帝人「でも、正臣の教え方はこの世とは思えない位の教え方だけどね(*^_^*)」
正臣「帝人…ひでぇ(泣)」
楓「ま、まあまあ(汗)」

と、微笑ましい会話(?)をしていた。

そして、帝人、正臣、杏里と道を分かれて新羅のマンションに向かっていると、突然大きな声が聞こえてきた。

?「池袋に来んなって言ってんだろうがよ……臨也よぉ!(怒)」
楓「え?」

そう、その謎の男は怒りながら臨也の名前を叫んでいた。

臨也「お〜(笑) 怖い怖い♪そんなにキレなくてもいいじゃない、シズちゃん♪」
?「うるせぇ!その名前で呼ぶんじゃねぇ!(怒)」

用事があるので一旦切ります


■ チョコ (30回/2010/09/21(Tue) 19:44:22/No2796)

続きです。

臨也「仕方ないなぁ…。」
楓「あ、あれって…!」

楓は見てしまった。
臨也の手にサバイバルナイフが握られていることを。

臨也「じゃ…殺そうか。」
?「そうか…。なら、俺はお前を殺す!」

謎の男がそう言ったかと思うと突然、近くにあった道路標識を掴んだ。

楓「………」

もう、楓は言葉さえ出ないようになっていた。

?「おおおおおりゃぁぁぁぁぁぁ!」
臨也「よっと。相変わらずシズちゃんは化け物並みの力があるね〜♪…でも、もう時間だから帰るね♪バイバイ、シズちゃん♪」
?「もう、二度と来なくていい!(怒)」

楓「び、びっくりした…。あの人一体何だろう…?」

と、楓がそう思っていると通りすがりの人がボソッと呟いた。
通行人A「おい、あれって…平和島静雄じゃね?」
通行人B「そうだよな…俺アイツとは係わりたくねーわ。」

楓「え?あれが帝人君の言っていた…平和島静雄!?」
楓は驚きを隠せなかった。

そんな事があり、楓は新羅のマンションに着き、ふと思った。

楓「そう言えば…帝人君が教えてくれたチャット、行ってみようかな。ミルモもする?」
ミルモ「うーん…。俺はもう寝るわ。」

〜チャットルーム〜
メープルさんが入室されました。

メープル…こんばんは♪

田中太郎…こんばんは、メープルさん(*^_^*)

甘楽…こんばんわぁ〜♪ようこそ、メープルさん♪

メープル…こんばんは、田中太郎さん、えっと…もう一人のは何て読むんですか?

甘楽…あ、私甘楽(かんら)って読みます♪

メープル…甘楽さんですか。よろしくお願いします♪ですが、今日はもう落ちます。おやすみなさい♪

田中太郎…おやすみなさい(*^_^*)

甘楽…おやすみなさい♪

メープルさんが退室しました。


楓「ふう。さ、今日はもう寝よう。(それにしても、あのバーテンダーさんみたいな人が平和島静雄だなんて…)」

楓は今日あった出来事を忘れられずにいた。


今日はあとがきは無しで♪←

では☆




■ こやまる (922回/2010/09/22(Wed) 23:49:13/No2806)
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チョコさん、こんばんは☆

そういえば楓は補習のために池袋に来ていたんでしたっけ(^◇^;)。
果たしてこのメンツで補習授業が出来ているのか疑問ではありますが、一応は成り立っているようですね。

そう思うのも、補習授業以外でいろんなことが起きているからですが…。
平和島静雄の初登場もまたすさまじい。。。
画像検索したら楓の言うとおり本当にバーテンダーみたいな格好をしていましたが、あの細い体で怪力とはまたギャップがすごいですね。
今後楓にも絡んでくるのでしょうか?

それでは続きを楽しみにしています!
では!




2585/ なりきりチャットの個人的妄想2
□投稿者/ レインボー -139回-(2010/07/15(Thu) 23:11:26)

皆さん、こんばんは☆

第7章『溶岩の泉』

ミルモ達は洞窟の更に奥へと進んでいきます。
ミルモ「この洞窟、どこまであるんだ?」
リルム「本当ですわね。」
ヤシチ「もうだいぶ奥の方へ来たとは思うのだが・・・。」
ムルモ「宝物までの道のりは長く険しいのが普通なんでしゅよ!」
パピィ「はぁ・・・あたちもう疲れちゃったわ・・・。」
キノピコ「とにかくがんばりましょう!この洞窟の奥に何かあるのは間違いないのですから。」
クッパJr.「・・・僕達がキノコ王国に戻れる手掛かりがあるかどうかは分からないけどね。」
ミルモ達は足を進めました。
ヤマネ「・・・何だかだんだんと暑くなってきてはいないでしょうか?」
ネズミ「そうでござるな・・・。」
アンナ「この先に何があるのかしら?」
するとミルモ達の前に溶岩の泉が現れました。
クモモ「こ、これは!?」
ミライ「何よこれ!?」
アクア「・・・溶岩の泉だ・・・!」
ウィン「うわぁ・・・これは凄いね・・・。」
キノピコ「これじゃ先に進む事が出来ないわ・・・。」
クッパJr.「どうすればいいんだ・・・?」
ミルモ「ここも魔法で船を出していくしかねぇか。ミルモでポン!」
ボン!
ミルモは魔法で船を出しました。
リルム「さぁ、乗りましょう皆さん!」
ヤシチ「・・・何だか嫌〜な予感がするのだが・・・。」
ムルモ「右に同じでしゅ・・・。」
パピィ「つべこべ言わずにさっさと乗るのよ!」
ミルモ達は船に乗って溶岩の泉を渡り始めました。
ヤマネ「この溶岩の泉、結構長いでございますね。」
ネズミ「左様でござるな。まだ向こう岸が見えぬでござる・・・。」
アンナ「・・・ねぇ、何だか焦げ臭くない?」
キノピコ「私もそう思います・・・。」
クッパJr.「まさか・・・ってもう答えは一つしかないじゃないか!」
ミルモ達が乗った船が燃え始めました。
クモモ「ふ、船が燃えてるクモ〜!」
ミライ「このままじゃ大変だわ〜!」
アクア「あ!あそこの岩に避難しようよ!」
ウィン「今はそれしかないね!」
ミルモ達は近くにあった岩に避難しました。船はたちまち燃えて、溶岩の泉に沈んでいきました。
ミルモ「ふぅ〜、危機一髪だったぜ。」
リルム「本当ですわ〜。」
ヤシチ「だから嫌な予感がしたと言ったのだ!」
ムルモ「そうでしゅ!そうでしゅ!」
パピィ「ミルモたん、もうちょっと燃えにくい船を出せなかったの?」
ミルモ「何だとぅ!?」
キノピコ「まぁまぁ、皆さん。言い争いをしても仕方が無いですよ。」
クッパJr.「そうだぞ。ここで争っても時間が無駄になるだけだぞ!」
ミルモ「・・・おめーら2人が言っても、すげー説得力がねーな・・・。」
キノピコ「・・・・・。」
クッパJr.「・・・・・。」
ヤマネ「それよりもこれからどうしましょう?」
ネズミ「困ったでござるな・・・この暑さじゃ向こう岸まで飛んでいくのは余りにも危険でござるし・・・。」
アンナ「何かいい案はないかしら・・・?」
ミルモ達は悩みます。
クモモ「そうだクモ!アクアさんが水を出して溶岩を固めるって言うのはどうクモ?」
ミライ「それグッドアイデアじゃない!」
ウィン「出来るかい、アクア?」
アクア「うん。やってみるよ。アクアでポン!」
ザバァァァァ・・・!
アクアが魔法を使うと水が溶岩の泉中に広がっていきます。
キノピコ「凄い・・・!」
クッパJr.「溶岩がどんどん固まっていくぞ!」
やがて溶岩の泉は固まりました。
ミルモ「よ〜し、これで先に進めるな!」
リルム「それでは皆さん、先に進みましょう!」
ミルモ達は先に進んでいきました。
キノピコ「さぁ、私達も行きましょう。」
クッパJr.「・・・最初からああすれば良かったんじゃないか?」
キノピコ「そう言う事は言わないの。置いていくわよ。」
キノピコは先に行ってしまいました。
クッパJr.「あ!ま、待て!」
クッパJr.も慌てて追いかけました。
キノピコ達が去った後、誰かがやってきました。
???「こ、これはどうした事だ!?」
???「溶岩の泉が完全に固まっているぞ!」
???「誰かが来て何かしたに違いないな。」
???「ふむ・・・悩んでいても仕方が無い。先に進むぞ。」
謎の人物達も先に進んでいきました・・・。

以上です。
>この洞窟にどんな秘密と目的があるのか、いろいろ予想しながら続きを読ませていただきますね。
こやまるさんがどの様な想像をされているか気になります。

ではまた☆


■ こやまる (865回/2010/07/26(Mon) 08:24:34/No2622)
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レインボーさん、おはようございます☆

洞窟探検もさらに先へ進んで、なりきりチャットの第2ポイントでもあった溶岩の泉にいよいよ到着ですね!
なりきりチャットのテーマでも、地底湖と同じようには渡らせないという意図を込めて溶岩としていましたので、ミルモの魔法の船では通用しないところは見事テーマのツボを押さえていますね。
ミルモの失敗に対して外野がうるさいところ、さらにミルモのツッコミへと、こちらもまるでアニメを見ているようです(^^)。

今回はアクアの強力な魔法で助けられましたが・・・。
クモモが提案する前にアクアは気がつかなかったのか?とクッパJr.に続いて私からもツッコミが…(^^;。
神様という存在なので、気がついていても自分からみんなを助ける提案をしない方針なのかもしれませんけど(もしくはアクアは本当に気がついていなかったか…^^;)。

なりきりチャットはここでタイムアップ。
ここから先はなりきりチャットでも未知の部分となりますが、後を追ってきた集団も含めどんな展開になるのか、レインボーさんの腕の見せ所ですね!
それでは続きも楽しみにしています。
では!


■ レインボー (140回/2010/07/28(Wed) 22:47:52/No2632)

こやまるさん、こんばんは☆

第8章『洞窟の真相』

ミルモ達は洞窟をまだまだ進んでいきます。
ミルモ「ハァハァ・・・。」
リルム「この洞窟、本当に何処まで続いているんでしょうか・・・?」
ヤシチ「いい加減疲れてきたのだ・・・。」
ムルモ「・・・流石にボクもそう思ったでしゅ・・・。」
パピィ「な、情けないわねムルモ!あたちなんかまだ・・・こんなに元気よ!」
キノピコ「強がり言った所で何にもならないと思いますよ・・・。」
クッパJr.「そうだぞ。そんな事を言ってる暇があるなら一歩でも前に進むんだ。」
パピィ「・・・あんた達・・・。」
キノピコ「・・・何ですか?」
クッパJr.「そんな目で見て。僕の顔に何か付いてるのか?」
ヤマネ「いえ・・・そうではなく・・・。」
ネズミ「お主達はよくもめるくせに、とことん息が合うでござるな。」
キノピコ「え!?そ、そんな事ないですよ!」
クッパJr.「そ、そうだそうだ!誰がこいつなんかと!」
キノピコ「こいつなんかとは何よ!」
クッパJr.「だってそうじゃないか!」
アンナ「やっぱり息が合ってるわ。」
クモモ「二人は名コンビクモ!」
ミライ「お似合いじゃな〜い。」
キノピコ&クッパJr.「だから違う!!」
アクア「はぁ・・・何をやってるんだか・・・。」
ウィン「まぁまぁ、そんな事を言っちゃダメだよアクア。」
???「おい!そこのお前達!何者だ!?」
ミルモ達が立ち止まっていると、誰かの声が聞こえてきました。
???「溶岩の泉を固まらせた者達か・・・。」
???「正体次第ではただでは済まさんぞ。」
???「大人しくしろ!」
ミルモ「誰だてめぇら!?」
リルム「きっと私達の地図を嗅ぎつけてきた方達に違いありませんわ!」
ヤシチ「おのれ・・・自分達は楽して宝を取ろうとするとは卑劣な!」
ムルモ「許せないでしゅ!」
キノピコ「この洞窟の奥に私達が帰る手掛かりがありそうなのに、邪魔されてたまるものですか!」
クッパJr.「そうだ!お前達をここでやっつけてやる!」
ミルモ達は相手を威嚇します。しかし・・・
???「・・・ってその声は・・・?」
???「ミルモ王子様ではありませんか!」
???「それにムルモ王子様にリルム殿、ヤシチ殿・・・。」
???「他の皆さんも!」
パピィ「あれ?あんた達は!」
ヤマネ「お城の兵士のハアト殿、スペド殿、ダイア殿、クロバ殿ではありませんか!」
ネズミ「城の兵士が何ゆえこの様僻地へ?」
ハアト「貴方達こそ何故ここに?」
アンナ「あたし達はここの洞窟にある宝を取りにきたのよ。」
クモモ「そうそう。この洞窟の奥にあるクモ!」
ハアト「宝・・・?何の事です?」
ミライ「え・・・?」
スペド「ここは我々の秘密の訓練場ですよ?」
アクア「えぇ!?」
ダイア「お城の訓練だけでは練習が足りぬと思いましてな。」
クロバ「お城から離れたこの洞窟を訓練場にした訳です。」
ウィン「じゃ、じゃあこの地図の宝のマークは・・・?」
ハアト「おや、どうして貴方方がその地図を?」
スペド「それはここに来る為の道のりを記した地図ですよ。」
ダイア「宝のマークはただの地図にしたのではつまらないので・・・。」
クロバ「面白みを出す為に宝の地図みたいにしてみた、と言う訳です。」
ミルモ「じゃ、じゃあ宝は・・・?」
ハアト「えぇ、宝なんてありません。」
兵士達はキッパリと言いました。
リルム「そ、そんな〜・・・。」
ミルモ達はその場に崩れ落ちました。
ヤシチ「今までの苦労は何だったのだ・・・?」
ムルモ「今までの疲れがどっと出てきたでしゅ・・・。」
キノピコ「み、皆さん・・・。」
クッパJr.「ふん!がめついからバチが当たったんだよ!」
パピィ「・・・でもちょっと待って。じゃあキノピコたんが感じた嫌な感じって何なのかちら?」
ヤマネ「あ・・・そう言えば・・・。」
ネズミ「今は感じぬでござるか?」
キノピコ「あ・・・わ、忘れてましたけど・・・感じます!」
クッパJr.「えぇ!?」
アンナ「やっぱりこの洞窟の奥には何かあるのよ!」
スペド「そ、そんな筈はありません!」
ダイア「この洞窟はただの訓練場なのですから。」
クロバ「我々以外誰もこの洞窟は知りませんよ。」
キノピコ「でも感じるんです!」
クッパJr.「よし!とにかく洞窟の奥に行ってみよう!」
ミルモ達は進んで行きました。
ハアト「あ!お、お待ちください!」
兵士達も急いで後を追いました。
ミルモ達は遂に洞窟の奥へとたどり着きました。
クモモ「こ・・・これは・・・!?」
ミライ「な・・・何これ!?」
そこはまさに異空間と呼ぶに相応しい光景でした。
スペド「こ、これは一体!?」
ダイア「前、我々が来た時はこんな事にはなっていません!」
クロバ「一体何が!?」
ガラガラ!
ミルモ達の足場が突然崩れました。
アクア「な!?」
ウィン「あ、足場が!うわぁぁぁ!」
ミルモ達は転落しました。
ドッスン!
キノピコ「いった〜い・・・。」
クッパJr.「こ、ここはどこだ?」
ミルモ達が辺りを見渡すとそこはだだっ広い足場の上でした。
ミルモ「何だ・・・ここは?」
リルム「分かりません・・・。」
???「フフフ・・・カトウセイブツゴトキガヨモヤココマデコレルトハナ。」
ヤシチ「!?」
何処からか不思議な声が聞こえてきました。
ムルモ「誰ででしゅか!?」
キノピコ「あ!あれです!」
キノピコの指差した先には紫色のクリスタルがありました。
クッパJr.「何だ・・・あの禍々しいクリスタルは!?」
紫色のクリスタルは降りてきました。
???「フフフ、ハハハハハハ!」
紫色のクリスタルから目と翼が出てきました。

以上です。
今回は忘れていたかもしれませんが、一応オープニングで登場していた今回のストーリーの黒幕的存在を出してみました。

>神様という存在なので、気がついていても自分からみんなを助ける提案をしない方針なのかもしれませんけど
神様の割りにおっちょこちょいな部分もあるので、どちらかと言えば後者に近いでしょうか。

それでは☆


■ こやまる (875回/2010/08/05(Thu) 00:20:32/No2653)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、こんばんは☆

ミルモたちを追う人物がお城の兵士たちだったとは一本取られました。
そして、な〜んだと安心した先に、いきなりの黒幕の登場!
レインボーさんの解説の通り、黒幕の存在は私もすっかり忘れていました(^^;。

この黒幕こそがキノピコたちが妖精界へ飛ばされた原因を作ったのだと予想しますが、生意気そうな相手だけに大苦戦の予感…。
そんな中でのキノピコとクッパJr.の息が合う様子は、黒幕を倒すための伏線となってくれるのでしょーか?
このムルパピよりも幼い(?)関係が冒険の果てにどんな風に発展していくのかが今から楽しみです。
もちろん、ミルモたち妖精のチームワークも楽しみにしていますよ!

>クロバ「面白みを出す為に宝の地図みたいにしてみた、と言う訳です。」
まさにミルモ的展開の「ありがた迷惑」ですね(笑)。

>クッパJr.「そ、そうだそうだ!誰がこいつなんかと!」
>キノピコ「こいつなんかとは何よ!」
強い口調で話すときのキノピコの表情が気になったり…。
妖精たちのように、白目&釣り目になるのかな?

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ レインボー (141回/2010/08/11(Wed) 22:27:41/No2668)

こやまるさん、こんばんは☆

第9章『邪悪なる侵略者』

ミルモ達は紫色のクリスタルと対峙しています。
ミルモ「な、何だお前は!?」
リルム「とても邪悪そうな方ですわ!」
???「ワガナハ『ノヴァクリスタル』・・・コノセカイヲ、コノウチュウヲシハイスルモノダ!」
ヤシチ「ノヴァクリスタルだと?」
ムルモ「聞いた事ないでしゅ・・・。」
パピィ「でも今まであたち達が見た事のあるクリスタルよりずっと悪そうね・・・。」
キノピコ「この気配・・・!皆さん!こいつです、嫌な気配がしたのは!」
ヤマネ「本当でございますか!?」
クッパJr.「成る程、見るからにそんな感じだよね。」
ネズミ「左様でござるな。」
ハアト「貴様!何者だ!」
スペド「怪しい奴め!」
ダイア「引っ捕らえてくれるわ!」
クロバ「それっ、かかれー!」
兵士達はノヴァクリスタルに立ち向かっていきます。
ノヴァクリスタル「ククク・・・オロカナモノメ・・・!」
突然兵士達の足元に空間が開きました。
ハアト「!?」
スペド「な、何だこれは!?」
ダイア「す、吸い込まれる!」
クロバ「う、うわぁぁぁぁぁ!」
兵士達は空間に吸い込まれていきました。
アンナ「な、何よ今のは!?」
クモモ「兵士さん達がいなくなっちゃったクモ!」
ノヴァクリスタル「ミタカカトウセイブツドモヨ。コレガワレノチカラダ!」
ミライ「な、何か凄くヤバそうな奴ね・・・。」
アクア「奴の危険度は尋常じゃないよ!」
ウィン「うん・・・ダアクにも匹敵するよ!」
キノピコ「・・・まさか・・・貴方ね!あの時空間にスキマを開けたのは!」
ノヴァクリスタル「・・・ナンノコトダ?」
クッパJr.「とぼけるな!あの時キノコ城に空間のスキマを発生させたのはお前だろ!」
キノピコ「そして私達をこの世界に連れてきたんでしょう!?」
クッパJr.「そーだそーだ!さっさと白状しろ!」
ノヴァクリスタル「・・・カトウセイブツノイウコトハリカイデキンナ。」
キノピコ「え・・・?」
ノヴァクリスタル「ソンナチイサイコトヲヤルホドワレハヒマデハイ!」
クッパJr.「・・・あのスキマはこいつの仕業じゃないのか・・・?」
ミルモ「それよりお前!明らかにこの世界の生き物じゃねーな!」
リルム「貴方はどこから来たのですか!?」
ノヴァクリスタル「・・・キサマラノシッタコトカ!」
ヤシチ「何だと〜!?」
ノヴァクリスタル「アノシロキカトウセイブツメ・・・コイツラヲシマツシタラヤツザキニシテクレルワ!」
キノピコ「ど、どういう事かしら?」」
クッパJr.「よく分からないけど、あいつも多分別の世界から来たんだよ!」
ムルモ「・・・もう我慢出来ないでしゅ!」
ムルモは小太鼓を取り出しました。
パピィ「ム、ムルモ!危険よやめなちゃい!」
ノヴァクリスタル「ホウ、カトウセイブツゴトキガコノワレニハムカウキカ?」
ムルモ「ムルモでポン!」
ムルモはノヴァクリスタルに魔法をかけました。
キノピコ「・・・?」
クッパJr.「あれ・・・?」
しかし見た目、何も起こりません。
ノヴァクリスタル「・・・何の真似だ?」
ムルモ「よし、大成功でしゅ!」
アンナ「何をしたのよ?」
ムルモ「ノヴァクリスタルしゃん、言葉がカタカナばっかりでしゅから魔法でひらがなにしたんでしゅ!」
クモモ「そうだったんでクモか!」
ムルモ「これで読者の皆しゃんもやっと読みやすくなったでしゅ。」
ミライ「よくやるじゃな〜い!」
アクア「読者の事を考えるなんて!」
ウィン「これは今までにない手法だね!」
ムルモ「えへへへ・・・照れるでしゅ。」
ノヴァクリスタル「・・・下等生物が何を訳の分からん事を言っているのだぁぁぁぁぁ!!!」
キノピコ「え!?」
ノヴァクリスタル「我をここまでコケにするとはいい度胸だ!ここで滅び、朽ち果てるがいい!」
クッパJr.「お、おい!かえって怒らせちゃったじゃないか!」
ムルモ「・・・やらない方が良かったかもでしゅ・・・。」

以上です。
今回の黒幕はボンバーマンWiiよりノヴァクリスタルです。
ノヴァクリスタルは遺跡に封印されていた邪悪なクリスタルで宇宙征服を狙っています。
知っている人はほとんどいないかもしれませんね・・・。
ちなみにノヴァクリスタルの言う白き下等生物は白ボンの事です。

ではまた☆


■ こやまる (889回/2010/08/18(Wed) 08:33:53/No2692)
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レインボーさん、おはようございます☆

なんとボンバーマンWiiからもゲストキャラ出演とは!
さすがに私は未プレイ…というかボンバーマンってファミコンで発売された初代しか遊んだことがなかったりします。
発売時期を調べてみたら1985年のことでした(^◇^;)。
さすがにレインボーさんは初代は知らないかな。。

このノヴァクリスタル、その実力のほどは時空間を操るというガイア族も恐れるほどの実力の持ち主ですが、ミルモたちもまたここまで来て逃げるわけにもいかず。。
でもキノコ城の空間の犯人ではないということで、まだまだラスボスというわけではないのでしょうか。
そんな中で我らがムルモさんが大活躍ですね。
相手を怒らせていることにも気付かず、得意気に照れてるムルモもかわいい!
そしてクッパJr.にツッコミを入れられるムルモもまた…。

そして今回の一番のツボは、ストーリー上の役割を終えた兵士たちが空間に吸い込まれて退場するシーンでしょうか(笑)。
主役は目立たせ、脇役はあくまで脇役でというキャラの扱い分けが見事だと思います。

それでは次回も楽しみにしています。
では!


■ レインボー (142回/2010/08/25(Wed) 23:14:05/No2720)

こやまるさん、こんばんは☆

第10章『対決!ノヴァクリスタル』

ノヴァクリスタル「愚かな下等生物よ!我を怒らせた事を後悔させてくれるわ!」
シュン!
そう言うと、ノヴァクリスタルが消えました。
ミルモ「奴が消えたぞ!?」
リルム「何処にいかれたのでしょう?」
シュパ!
ノヴァクリスタル「グハハハハ!こっちだこっちだ!」
ノヴァクリスタルはミルモ達の後ろから突然現れ、回転しながら突っ込んできました。
ヤシチ「何!?」
ムルモ「危ないでしゅ!」
ドカーッ!
キノピコ「きゃあ!」
ミルモ達は吹っ飛ばされました。
クッパJr.「な・・・何だ今のは・・・?」
パピィ「突然別の場所から出てきたわ・・・。」
ヤマネ「恐らくあの方は瞬間移動が出来るのでしょう・・・。」
ネズミ「瞬間移動・・・厄介な相手でござるな。」
アンナ「どう戦えばいいのかしら?」
ノヴァクリスタル「フフフ・・・これでも食らうがいい!」
スキマを広げ、その中から紫色の光弾を飛ばしてきました。
クモモ「な、何でクモか!?」
ミライ「変な弾を出してきた〜!」
光弾はミルモ達に近づいてきます。
アクア「こ、こっちに来た!」
ウィン「逃げろ〜!」
ミルモ達は光弾から逃げます。
しばらく逃げると光弾は消えました。
キノピコ「はぁはぁ・・・き、消えた・・・?」
クッパJr.「どうやら一定時間経つと消えるみたいだね。」
ノヴァクリスタル「ボヤボヤしている暇などないぞ!」
ノヴァクリスタルが突然現れ、突進してきました。
ミルモ「うわ!」
リルム「危ないですわ!」
ミルモ達は間一髪避けました。
ノヴァクリスタル「ほぅ、避けるとはな。」
ヤシチ「同じ手が何度も通用すると思うな!」
ムルモ「そうでしゅよ!」
ノヴァクリスタル「ではこれならどうかな?」
再び光弾を飛ばしてきました。
キノピコ「また光弾?」
クッパJr.「同じ手は通じないって言ってるだろ!」
ミルモ達は再び光弾から逃げ出しました。
パピィ「このまま光弾が消えるまで逃げれば・・・。」
ノヴァクリスタル「そう簡単に行くと思うでない!」
ノヴァクリスタルが目の前から現れ突っ込んできました。
ヤマネ「え!?」
ネズミ「しまった!避けられないでござる!」
ドカーッ!!
ミルモ達はノヴァクリスタルの突進と光弾を食らいました。
キノピコ「きゃう!」
クッパJr.「く、くそ・・・汚いぞ!」
ノヴァクリスタル「グハハハハ!今頃何を言おうと無駄だ!悪いのは貴様ら下等生物だ!」
アンナ「く・・・どうすればいいの・・・?」
クモモ「光弾から逃げようとしたら、向こうの攻撃を食らってしまうクモ!」
ミライ「かと言って、向こうの攻撃を避けようとすると光弾の攻撃を受けるだろうし・・・。」
アクア「・・・手立てがない!」
ウィン「そ、そんな〜・・・。」
ノヴァクリスタル「諦めてここで朽ち果てるがいい!」
キノピコ「・・・そうだわ!」
クッパJr.「どうした?何か策が浮かんだのか?」
キノピコ「えぇ!皆さんも聞いてください!」
ひそひそひそひそ・・・
ミルモ「おぉ!それいけそうだな!」
リルム「私もそう思いますわ!」
ヤシチ「この作戦を決行するぞ!」
ムルモ「では行きましゅよ!」

一旦、きりますね。


■ レインボー (143回/2010/08/26(Thu) 17:01:10/No2722)

続きです。

ミルモ達は二手に散らばりました。
ノヴァクリスタル「この状況下で散らばるとは、下等生物の考える事は理解出来んな。」
パピィ「そんなの言ってられるのも今のうちよ!」
ノヴァクリスタル「まぁいい。一人ずつ仕留めてくれるわ!」
そう言うと、ノヴァクリスタルは光弾をミルモ達の方向へ飛ばし、ヤマネ達を追いかけました。
ヤマネ「こちらへ来たでございます!」
ネズミ「狙い通りでござるな。」
アンナ「このまま奴の気を引きつけるわよ!」
クモモ「はいクモ!」
ノヴァクリスタル「何時までも逃げられると思ったか?」
ヤマネ達の前にノヴァクリスタルが現れました。
ミライ「な!?」
ノヴァクリスタル「我から逃げようなどとは浅はかだったな。」
アクア「ま、不味い!」
ノヴァクリスタル「覚悟しろ!」
ウィン「し、失敗だったか・・・!?」
ノヴァクリスタルはヤマネ達に攻撃しようとします。
ボカッ!
ノヴァクリスタル「グッ!?」
キノピコ「そうは問屋がおろさないわよ!」
キノピコがノヴァクリスタルをハンマーで叩いていました。
クッパJr.「そういう事だ!」
ベチャッ!
クッパJr.は筆でノヴァクリスタルの眼を塗ったくりました。
ノヴァクリスタル「ぐあああああ!眼が!眼が!」
ノヴァクリスタルはたまらずその場でのたうち周ります。
ミルモ「今だ!みんなやっちまえ!」
バキバキバキバキ!
ノヴァクリスタル「ウギャアアアアアア!」
ミルモ達はノヴァクリスタルをボコボコにしました。
リルム「は〜、すっきりしましたわ。」
ヤシチ「日頃のストレス解消になったな。」
ムルモ「そうでしゅね!」
パピィ「それにしてもキノピコたんの作戦、見事だったわね!」
ヤマネ「左様でございますね!」
ネズミ「どちらかが敵本体から逃れる為に、二手に分かれるとは・・・。」
アンナ「流石のあたしも気が付かなかったわ!」
クモモ「キノピコさん、凄いクモ!」
キノピコ「えへへ・・・。」
クッパJr.「今回は助かったよ、いいアイデアだったぞキノピコ。」
キノピコ「!・・・ま、まぁあの位思いついて当然よ!」
クッパJr.「な、何だよそれ〜・・・。」
キノピコ「だってそうじゃない!」
ノヴァクリスタル「・・・下等生物如きが我をここまで追い詰めるとは!」
何時の間にかノヴァクリスタルが起き上がっていました。
ミルモ「もう観念するんだな!」
リルム「そうですわ!」
ノヴァクリスタル「観念?・・・フフフ、ハハハハハハ!観念するのは貴様らだ!」
ノヴァクリスタルがスキマを広げるとそこから4つの宝箱が出てきました。
ヤシチ「何だ、あれは?」
ムルモ「ハート、スペード、ダイヤ、クローバーの宝箱でしゅ!」
宝箱が開くと4つのクリスタルが出てきました。
キノピコ「あれは・・・緑、青、黄、赤のクリスタルだわ!」
クッパJr.「あのクリスタルはあいつの物なのか?」
するとノヴァクリスタルと4つのクリスタルが黒い闇に飲み込まれて融合し始めました。
キノピコ「な・・・何が起ころうとしてるの・・・?」

以上です。

>さすがにレインボーさんは初代は知らないかな。。
いえいえ、初代も知っていますよ〜。
知っているだけでやった事は流石にないですが・・・。
ボンバーマンは結構好きなのですよ。

>そんな中で我らがムルモさんが大活躍ですね。
このやりにくい役を誰にやらせるか?
そう考えた結果、ムルモが適任だと判断したんですよ。

それでは☆


■ こやまる (901回/2010/09/04(Sat) 21:37:47/No2740)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、こんばんは☆

前回はムルモがノヴァクリスタルを怒らせてしまいましたが、それも冗談ではなくかなりの本気モードに…。
瞬間移動に光弾は何だかアクションゲームに登場する敵キャラみたいな攻撃ですが、飛び道具をあまり使えない妖精たちにとっては脅威ですね。
ノヴァクリスタルの攻撃であたふた逃げ回る妖精たちがかわいいなぁ(^^)。
そして攻撃を喰らったときのキノピコの悲鳴も…(^◇^;)。

妖精も負けてばかりじゃいられない状況の中、レインボーさんお得意のひそひそ話登場ですね!
まるで60話「ムルモはわたちのもの」でアクミをうまく騙したように、キノピコの作戦もうまく決まりました。
皆はあまり触れていませんでしたが、キノピコとクッパJr.の息のあった連携プレイも見ていて気持ちよかったです。
ここから何か友情みたいな感情が生まれてくれるといいのですが、これにはまだもう少しかかりそうですね。

次回はノヴァクリスタルの第2形態!?
妖精たちは絶望を味わうことになるのか・・・それとも!?
また妖精たちの知恵で何とか乗り越えてほしいですね。

>ボンバーマンは結構好きなのですよ。
私も昔4人対戦をよく遊びましたが、慣れるまでは画面を追うのが大変でいつの間にかやられていました(笑)。
最近でもボンバーマンシリーズは新作が発売されているのでしょうか?

では!


■ レインボー (144回/2010/09/09(Thu) 23:14:59/No2754)

こやまるさん、こんばんは☆

第11章『揺らぐ空間、VSノヴァアーク』

ノヴァクリスタルが暗闇の中から姿を現しました。
ノヴァクリスタル「グァッハッハッハッハ!」
ミルモ「な、何だあの姿は!?」
リルム「さっきまでと姿が全然違いますわ!」
ヤシチ「まるで悪魔の様だな・・・。」
ムルモ「何て禍々しいんでしゅか・・・。」
パピィ「でも機械っぽくも見えるわね・・・。」
キノピコ「皆さん、気をつけてください。尋常じゃない位、邪悪な気配がします・・・!」
クッパJr.「あの4つのクリスタルは何だったんだ?」
ノヴァクリスタル「愚かなる者共よ、礼を言おう。」
ヤマネ「え?」
ノヴァクリスタル「力を失った我をこの空間に招き、『ノヴァアーク』として再び完全復活の糧となる事を。」
ネズミ「何でござると・・・?」
ノヴァアーク「我はこの世界、この宇宙、全空間の支配者となる、それは最早誰にも妨げる事は出来ない。」
アンナ「くっ・・・!」
ノヴァアーク「絶望し、嘆き、朽ち果て、無限に滅び去るがいいっ!!」
キノピコ「さ、さっきまでの様にはいきそうにありません!」
クッパJr.「じゃ、じゃあどうすればいいんだよ!?」
ノヴァアーク「グァッハッハッハッハ!消え去るがいい、下等生物ども!」
ノヴァアークの腕が分離し、ミルモ達を押し潰そうとします。
クモモ「あ、危ないクモ!」
ズドン!ズドン!
ミライ「よっほっ!」
ミルモ達は懸命に避けます。
キノピコ「ひゃっ!・・・あら?」
キノピコはノヴァアークの体の一部の緑のクリスタルだけが光っているのに気付きました。
キノピコ「・・・何かしら?」
アクア「この程度で僕達を倒そうなんて甘いよ!」
ノヴァアーク「その様な事をいつまで言ってられるか?グァッハッハッハッハ!」
今度は腕から水を飛ばして攻撃してきました。
ウィン「今度は水かい?そんなの避けちゃうよ、ヒュ〜!」
バシャ!バシャ!バシャ!
クッパJr.「で、でも避けてばかりじゃ勝てないぞ!」
ミルモ達はこれも避けます。
キノピコ「やっ!はっ!・・・あら?」
キノピコは今度は青のクリスタルだけが光っているのに気付きました。
キノピコ「まただわ・・・もしかして・・・えいっ!」
バキッ!
キノピコは青のクリスタルにキックしました。
ノヴァアーク「グハァ!」
キノピコ「やった!」
ミルモ「おぉ、そうだったのか!」
リルム「攻撃する時の属性のクリスタルが弱点でしたのね!
ヤシチ「これで反撃の兆しが見えたな!」
ムルモ「そうでしゅね!」
ノヴァアーク「グァッハッハッハッハ!調子に乗るなよ、下等生物ども!」
ビーーーーッ!
ノヴァアークは眼からレーザーを出して反撃してきました。
クッパJr.「キノピコ、危ない!」
キノピコ「えっ?きゃあ!」
キノピコはクッパJr.に助けられました。
ノヴァアーク「フフフ、こんな事もあろうかと、反撃方法位用意済みだ。」
パピィ「あ、あんた達大丈夫!?」
キノピコ「う、うん。ありがとうクッパJr.。」
クッパJr.「き、気をつけろよ。」
ヤマネ「でも、どうしましょう。弱点が分かっていてもあれでは・・・。」
ネズミ「これは犠牲覚悟で攻めるしかないという事でござるか・・・?」
ノヴァアーク「グァッハッハッハッハ!」
腕から砂の爆弾を飛ばしてきました。
ズシャァ!ズシャァ!
アンナ「こ、これは攻撃範囲が広いわね!」
ミルモ達は避ける事で精一杯です。
キノピコ「ひゃっ!うわっ!」
クッパJr.「くそっ、攻めなきゃ、勝てないんだ!」
ドカッ!
クッパJr.は光っていた黄のクリスタルに攻撃しました。
ノヴァアーク「ギャアア!」
クモモ「クッパJr.さん、凄いクモ!」
ミライ「あんな一瞬の隙をつくなんて〜!」
ノヴァアーク「こ・・・この下等生物ガァァァァ!」
ビーーーーッ!
再び眼からレーザーを出して反撃してきました。
キノピコ「クッパJr.!そこにいちゃダメ!」
クッパJr.「なっ!?うわぁ!」
今度はクッパJr.がキノピコに助けられました。
アクア「君達、大丈夫かい!?」
キノピコ「えぇ、何とか・・・これで借りは返せたわね。」
クッパJr.「だ、誰も返せなんて言ってないぞ!」
ミルモ「お前らやるじゃねえか!」
リルム「本当ですわ!」

一旦、きりますね。


■ レインボー (145回/2010/09/10(Fri) 08:25:30/No2755)

続きです。

ノヴァアーク「調子に乗るでないぞ、虫ケラどもォォォッ!」
今度は腕から炎を出してきました。
キノピコ「きゃあ!」
クッパJr.「暑い!やめろ!」
炎はキノピコとクッパJr.ばかり狙います。
ノヴァアーク「許さんぞ・・・貴様らから先にじわじわと焼き・・・グァァッ!」
キノピコ「え?」
クッパJr.「何だ?」
キノピコ達が見てみると、ミルモ達が一斉に赤のクリスタルに攻撃していました。
キノピコ「皆さん!」
ヤシチ「お主達だけにいい格好はさせぬぞ!」
ムルモ「そうでしゅよ!」
パピィ「あたち達だって逃げてばっかじゃないのよ!」
クッパJr.「へ・・・少しはやるみたいだね!」
ノヴァアーク「ガァァァァァァッ!」
再三にわたってレーザーで反撃してきました。
ヤマネ「はっ!」
ネズミ「やっ!」
キノピコ「ほっ!」
クッパJr.「よっ!」
ミルモ達はジャンプしてレーザーを避けました。
ノヴァアーク「何ィ・・・!?」
アンナ「流石に何度も同じ攻撃をしてきてたら見切れるわよ。」
ノヴァアーク「オ、オノレ・・・!」
ミルモ「さぁ、もう観念しろ!」
リルム「自分の世界に戻ってください!」
キノピコ「そして私達を元の世界に戻して!」
クッパJr.「そうだそうだ!」
ノヴァアーク「・・・フザケルナ、カトウセイブツガァァァァァッ!!!」
突然ノヴァアークの眼が光りました。
クモモ「えぇ!?」
ミライ「な、何!?」
ノヴァアーク「モハヤチャバンハコレマデダ!コノセカイヲ、コノウチュウヲ、ゼンクウカンヲケシサッテクレルワ!」
ノヴァアークの眼が辺りの空間を吸い込みはじめました。
アクア「な、何だ!?吸い込まれる!」
ウィン「こ、このままじゃ何もかもが消えてしまうよ!」
キノピコ「きゃあ!」
クッパJr.「キノピコ!」
クッパJr.はキノピコの腕を掴みました。
キノピコ「ク、クッパJr.!どうして!?」
クッパJr.「キノピコ!離さないぞ。お前は僕が守る!」
キノピコ「え・・・!?」
ノヴァアーク「イマサラナニヲマモルトイウノダ!スベテキエサルノダカラナ!」
吸い込みはより強力になっていきます。
ミルモ「も、もっと強力になったぞ!」
リルム「ミ、ミルモ様〜!」
ヤシチ「最早、これまでか・・・!」
ムルモ「そんなの嫌でしゅ〜!」
ノヴァアーク「グァッハッハッハッハ!イイザマダナカトウセイブツドモォォォッ!」
キノピコ「もうダメ・・・!」
クッパJr.「父さん・・・みんな・・・!」
しかし、突然吸い込みの力が弱まっていきます。
パピィ「あ、あら・・・?」
ヤマネ「吸い込む力が・・・?」
ネズミ「弱まっているでござる・・・。」
ノヴァアーク「ソ、ソンナバカナ!ナニガオコッテイルノダ!?ダレノシワザダ!」
???「あらあら、それは私の事かしら?」
突然ノヴァアークの下にスキマが開き、そこから声が聞こえてきました。
キノピコ「あ、あれは・・・!」
クッパJr.「あの時と同じスキマだ!」
ノヴァアーク「キサマ!ナニモノダ!ヨクモワレノジャマヲ・・・」
???「貴方は少し暴れすぎたわ。悪いけどご退場願おうかしら。」
ノヴァアークはスキマに飲み込まれました。
ノヴァアーク「ナ、ナンダコレハ!?ス、スイコマ・・・ギャアアアア!」
スキマはノヴァアークを完全に飲み込みました・・・。
クモモ「た、助かったクモ・・・。」
ミライ「本当に終わるかと思ったわ・・・。」
ミルモ達はその場にへたれ、倒れました。

以上です。

>レインボーさんお得意のひそひそ話登場ですね!
ひそひそ話は確かに僕はよく使用していますね。
相手に伝えらない話をする時に便利でして。

>最近でもボンバーマンシリーズは新作が発売されているのでしょうか?
最近はボンバーマンはあまり聞きませんね。
僕が知らないだけかもしれませんが。

ではまた☆


■ こやまる (909回/2010/09/14(Tue) 08:13:30/No2765)
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レインボーさん、おはようございます☆

妖精界のとある洞窟の奥底でここまで激しい戦いが繰り広げられるとは!
ミルモたち以外の妖精は何も知らずにのほほんとお菓子を食べているんだろうなぁ。
それはさておき、威勢がよい割りにカービィシリーズのようなゲームっぽい弱点がキノピコにすぐにバレてしまうノヴァアークがまたお茶目というか。。
(本人は全然そんなつもりはないのでしょうけど)
今回も全員の連携プレイで強敵に向かっていくシーンが見ていて気持ちいいです。

>クッパJr.「キノピコ!離さないぞ。お前は僕が守る!」
いよいよフラグが立ちましたね(笑)。
この後二人の間にさらにどんな気持ちが生まれるのでしょうか。
でもこの二人はムルパピ級に素直じゃないから、まだまだ油断はできません。
そして突然現れた声の登場は、この後の展開を良い方向へ導くのか、それとも…!?

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ レインボー (146回/2010/09/18(Sat) 22:27:46/No2786)

こやまるさん、こんばんは☆

第12章『戻りゆく空間』

ミルモ達はしばらくすると立ち上がり、未だに開いてるスキマに近寄りました。
ミルモ「危ないところを助けてもらって感謝するぜ。」
???「それ程でもあるわね。」
リルム「まぁ、そんな・・・。」
ヤシチ「リルム、その反応は間違っているのではないか・・・?」
ムルモ「そうでしゅよね・・・ところで貴方は誰でなんしゅか?」
???「ウフフ、名は広めたくはないわね。別の世界ではね・・・。」
パピィ「何よそれ!?」
キノピコ「何か教えてくださいよ。」
クッパJr.「そうだそうだ!僕らを助けたとして、パパに教えてやってもいいんだぞ!」
???「・・・そうねぇ。だったらしがないスキマの妖怪、とでも言っておきましょうか。」
ヤマネ「しがないスキマの妖怪・・・でございますか?」
ネズミ「ますます意味が分からないでござるな・・・。」
???「まぁ、分からなくていいわ。この世には知らなくてもいい真実だってあるのよ。」
アンナ「それはそうかもしれないけど・・・。」
クモモ「そ、それでノヴァアークさんはどうなったクモか?」
???「あぁ、彼?彼の末路ならさっき見たじゃない。」
ミライ「だからその後、どうなったかよ。」
???「・・・永遠に退場してもらったわ。あらゆる次元、空間からね。」
アクア「あらゆる次元・・・?」
ウィン「空間から退場だって・・・!?」
???「具体的にどうなったか、知りたいのかしら?」
一同「ぶんぶんぶん!」
ミルモ達は必死に首を横に振りました。
???「ならそのままでいなさい。必要外な模索は身を滅ぼすわ。」
キノピコ「は、はい!そうですね!」
クッパJr.「この世は知らなくていい事は知らなくてもいいんだからね!」
???「そうよ。・・・それに貴方達が知りたいのはそんな事じゃないんでしょ?」
ミルモ「そうだ!こいつらが元の世界に帰る方法・・・!」
リルム「貴方は知っているんですか!?」
???「えぇ・・・その前にその空間が気に入らないわね。元に戻しましょうか。」
そう言うと異空間は消え、元の洞窟に戻りました。
ヤシチ「おぉ、これは・・・!」
ムルモ「ただの洞窟に戻ったでしゅ!」
パピィ「あんたって凄いのね・・・。」
???「そんな事よりも・・・ほら。」
スキマの色が変わりました。
ヤマネ「あら?スキマの色が・・・。」
ネズミ「変わったでござる!」
アンナ「どうやって変えているのか、気になって仕方が無いわ・・・。」
???「ここに飛び込めば、そこの別世界から来た二人は元の世界に戻る事が出来るわよ。」
キノピコ「ほ、本当ですか!?」
クッパJr.「これでやっと元の世界に帰れるんだ!」
クモモ「二人とも良かったでクモ!」
ミライ「これで全て解決ね!」
キノピコ「はい!(本当はあの人が私達をこの世界に連れてきたのか、とか聞きたいけど・・・。)」
クッパJr.「うん!(そんな事聞いたら、何されるか分からないからね・・・。)」
???「さぁ、この世界を救った英雄さん達。早くスキマに入ってくださいな。」
ミルモ「どうやらここでお別れみてーだな・・・。」
キノピコ「はい・・・皆さん、ありがとうございました!皆さんの事は忘れません!」
リルム「私達もですわ!」
クッパJr.「まぁ、短い付き合いだったけど・・・お前らと過ごした時間、悪くなかったよ。」
ヤシチ「共に戦った記憶は何時までも素晴らしく、記憶に刻まれるものだぞ。」
キノピコ「・・・そうですね!」
ムルモ「二人ともまた何時か会いたいでしゅ!」
クッパJr.「・・・会えたらね!」
???「そろそろ送らせてもらうわよ?私も暇じゃないから。」
キノピコとクッパJr.の足元までスキマが広がりました。
キノピコ「きゃっ!み、皆さんさようなら〜!」
クッパJr.「あ、ありがとうな〜!」
キノピコとクッパJr.はスキマに飲み込まれて消えました・・・。
???「貴方達もよくやってくれたわね。」
アクア「いやぁ、半分以上はキミのお陰だよ。」
ウィン「妖精界の神として礼を言うよ。」
???「フフフ。じゃあ、貴方達もこの洞窟から出してあげるわ。」
スキマの色がまた変わるとどんどん巨大化してミルモ達の足元に広がりました。
ミルモ「うわ!」
リルム「きゃあ!?」
ミルモ達はスキマに吸い込まれていきました。
???「さようなら、またいずれ会いましょう・・・。」
ミルモ達をスキマに吸い込むとスキマは閉じました・・・。

以上です。

>ミルモたち以外の妖精は何も知らずにのほほんとお菓子を食べているんだろうなぁ。
そうでしょうね。
第65話『とにかくすごい魔法(後編)』でも妖精界ではのんびりとしていたのでしょうね。
第100話『我が名はダアク』辺りは流石にそんな暇はなかったですが・・・。

>威勢がよい割りにカービィシリーズのようなゲームっぽい弱点がキノピコにすぐにバレてしまうノヴァアークがまたお茶目というか。。
こういったゲームではボスの弱点は比較的分かりやすいんですよね。
ボスが強くてなかなか攻撃出来ない場合も多いですけど。
次回でこのストーリーは最後となります。

それでは☆


■ こやまる (923回/2010/09/23(Thu) 00:01:22/No2807)
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レインボーさん、こんばんは☆

何だかスキマの妖怪の力が異次元めいていますね。
ガイア族の力をはるかに超えた、この世のものではない力なのでしょうか?
外観もどんな見た目をしているのでしょう?
真相は彼女(彼?)の口から出ることはありませんでしたが、キノピコたちがそう思ったように、世の中には知らなくてもよいことがあるというわけですね(^^;。
レインボーさんの小説にしてはめずらしい後味の悪さ(?)が何とも絶妙に感じました〜。

そうなると残る1話でどんな締めが待っているのか、気になってきますね。
キノピコとクッパJr.の接近にも期待していますよ!
…向こうの世界に戻ったらまた何もかも戻ってしまうのかもしれませんけど。。
とにかく次回の大団円を楽しみにお待ちしてます!

それでは次回も楽しみにしていますね。
では!


■ レインボー (147回/2010/09/25(Sat) 16:36:46/No2815)

こやまるさん、こんにちは☆

最終章『新たなる予感』

ミルモ「ん・・・ここは・・・?」
ミルモ達が目を覚ますと、そこは洞窟の外でした。
リルム「洞窟の外ですわ!」
ヤシチ「戻ってこれたという事か・・・。」
ムルモ「あのスキマの妖怪しゃんの力は凄いでしゅね。」
パピィ「本当!この世のものとは思えないわ・・・。」
ハアト「皆様!ご無事でしたか!」
そこに兵士達4人がやってきました。
ヤマネ「貴方方もご無事でしたでございますか。」
スペド「はい。してあの化け物は?」
ネズミ「あぁ、それなら・・・」
ダイア「もしやまだあの洞窟の奥底に!?」
アンナ「いや、あの・・・」
クロバ「それは大変だ!一刻も早く洞窟の奥に戻らねば!」
クモモ「いや、ですから・・・」
ハアト「よし!早速洞窟に入るぞ!」
スペド「ミルモ様達はここでお待ちください。」
ダイア「必ずやあの化け物を召し取ってみせます!」
クロバ「行くぞ!」
4人「おーっ!!!!」
ミライ「・・・だから〜、もう私達で倒しちゃったわよ、そいつ。」
4人「・・・え?」
アクア「さっきからずっと言おうとしてたんだけど・・・。」
ウィン「キミ達、人の話はちゃんと聞こうよ〜。」
4人「・・・・・。」
兵士達は黙ってしまい、ミルモ達は笑いました。

一方ここはキノコ王国のマリオサーキット・・・。
ジュゲム「エ〜、只今より第2回ダブルダッシュグランプリを開催します!」
今回のレース大会では2人1組となってレースに挑むルールです。
ジュゲム「それでは選手の皆さんは2人1組になってください。」
クッパJr.「え〜と、僕は誰と組もうかな・・・やっぱりパパとがいいかな?」
そこにキノピコがやってきました。
キノピコ「ねぇ、クッパJr.!私と組みましょうよ。」
クッパJr.「え!?何言ってるんだよ!お前はキノピオとでも組んでればいいだろ!」
キノピコ「う〜ん、それも考えたんだけど今回は貴方とがいいの!」
クッパJr.「な、何で?」
キノピコ「だってあの時言ってくれたじゃない。私は貴方が守ってくれるんでしょ?」
クッパJr.「!!」
キノピコ「紳士たるもの、約束はちゃんと守らなきゃ。」
クッパJr.「そ、それはあの時果たしたじゃないか!」
キノピコ「あの時はあの時よ。こっちの世界でもその約束ははたしてもらうわよ。」
クッパJr.「えぇ〜!?」
キノピコ「さぁ、どうするの?私と組むの、組まないの?」
クッパJr.「・・・分かったよ。でも今回だけだからな!次回からはまた敵同士だぞ!」
キノピコ「そんなの分かってるわよ!」
若干喧嘩口調の2人。でも表情は楽しそうでした。
マリオ「あれ?キノピコとクッパJr.一緒のチームなのか?」
ピーチ「まぁ、驚き。あの2人が一緒になるなんて。」
クッパ「あの2人、何時の間にあんなに仲が良くなったのだ?」
ヨッシー「う〜ん、謎ですね。」
キノピオ「・・・ピコちゃんと組もうと思ってたんですけどね・・・。」
ルイージ「・・・がんばれ。」

一旦、切りますね。


■ レインボー (148回/2010/09/25(Sat) 16:40:31/No2816)

続きです。

一方この様子を見ていたスキマ妖怪は・・・。
???「・・・フフフ、今回も実に堪能させてもらったわ。」
???「「堪能させてもらった」じゃないわよ、紫。」
紫「あら、いたの霊夢。」
場所は幻想郷の博麗神社。そこに紫と神社の巫女、霊夢がいました。
霊夢「いたの、ってここは私の神社なんだからいるわよ。」
紫「あらごめんなさい。全く気が付かなかったわ。」
霊夢「・・・来るなり、お茶と煎餅要求した癖によく言うわね・・・。」
紫「うふふ。」
霊夢「それより紫、藍から聞いたわよ。あんた最近スキマを使って別の世界の奴らを会わせてるって。」
紫「それがどうかした?」
霊夢「どうかした、じゃないわよ。今回の件で幻想郷まで巻き込まれそうだったみたいじゃない。」
紫「そうならない様、私が手を施したのよ。」
霊夢「はぁ・・・この前の妖精達もあんたの仕業でしょ?」
紫「えぇ。あの時も実に面白いショーを拝見させてもらったわ。」
霊夢「・・・とにかく程々にしなさいよ?幻想郷に何かあったら困るのはこっちなんだから。」
紫「そんな事させないわよ。私は幻想郷を愛しているのだから。」
霊夢「全く・・・。それにしてもあの3人・・・妖精の癖に恋愛なんて・・・生意気だわ。」
紫「あらあら、何処ぞの橋姫みたいに嫉妬?可愛いわね、霊夢。」
霊夢「・・・うっさい。」

そして妖精界・・・ミルモ、リルム、ヤシチ、ムルモ、パピィの5人は妖精界から人間界へ戻ろうとしていました。
ミルモ「は〜、今回も何だかんだで大冒険になったな〜。」
リルム「本当ですわ〜。」
ヤシチ「さっさと帰るか・・・。」
ムルモ「そうでしゅね・・・。」
???「お〜いミルモ〜!」
ミルモ達が帰ろうとするとドクタ博士に出会いました。
パピィ「あら?あんたは・・・。」
ドクタ「ミルモ!随分探したよ〜。」
ミルモ「ドクタ・・・?何の用だ?」
ドクタ「聞いてくれミルモ!遂にタイムマシンが完成したんだ!」
リルム「タイムマシン!?」
ドクタ「うん!それで是非最初にミルモ達に乗って欲しくて!」
ヤシチ「拙者達に!?」
ムルモ「面白そうでしゅ!」
ドクタ「でもミルモ達だけじゃ寂しいから、他にも興味がありそうな妖精を呼んでくれないかな?」
パピィ「お安い御用よ!」
ドクタ「良かった!じゃあ1週間後、僕の研究所に来てくれ!」
そう言うとドクタ博士は帰っていきました。
ミルモ「なぁ、本当に行くのか?何か嫌な予感がするぜ。」
リルム「ミルモ様は心配性ですね。きっと大丈夫ですわ!」
ヤシチ「そうだそうだ。タイムマシンに乗れる機会なんて2度とないぞ!」
ムルモ「本当でしゅ!」
パピィ「今から楽しみだわ〜!」
リルム達4人は期待を膨らませますが、ミルモは不安そうです。
ミルモ「サニー達の時と言い、キノピコ達の時と言い。今度も異世界からの来訪者に悩まされそうだぜ・・・。」

以上です。

>キノピコとクッパJr.の接近にも期待していますよ!
描いてみましたが・・・僕にはこれが限界でした。

今回で第2回なりきりチャットの小説は終了です。
次回から第3回なりきりチャットの小説を開始します。

ではまた☆


■ こやまる (928回/2010/10/01(Fri) 08:38:47/No2832)
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レインボーさん、こんばんは☆
感想遅れましてごめんなさいm(_ _)m。
第2回なりきりチャット小説もいよいよ今回で最終回ですね。
ラストらしく、そしてレインボーさんらしくスッキリした終わり方になっていると思います(^^)。

真の黒幕(?)は幻想郷の巫女…東方のキャラでしょうか!?
一連の騒動は彼女達のちょっとしたいたずらのようですが、大きな冒険をさせられた妖精たちは彼女たちのちょっとしたいたずらに気付くことはないのでしょうね。
もしもそれに気付いたら、真っ先にミルモやムルモがキレそうだなぁ。
たとえキレたとしても、キノピコとクッパJr.の件で「逆に感謝しなさい」と逆ギレされてしまうのでしょうか。

キノコ王国での二人のその後もまた良い感じに盛り上がってますね〜。
またキノコ王国では、マリオたち相手に妖精のことがどんな風に語られるのかも気になりますね。
いつか今度はミルモたちの方がキノコ王国へ行って、マリオカートに参戦して欲しいなぁと思ったりします。

そして第3回目のなりきりチャットの小説化も楽しみにしています!
第3回のテーマは難易度高めで、チャット開催時は全然話が進まなかったですね。。
レインボーさんの手によって5年後の妖精界がどんな風に描かれるのかがとても楽しみです。

では!




2782/ オリフェ紹介です♪
□投稿者/ チョコ -26回-(2010/09/17(Fri) 20:09:01)

こんばんは♪
オリフェ紹介をします♪
このオリフェは私、チョコをイメージしたオリフェです(*^_^*)

名前…ショコラ

性別…女

性格…名前に似合わず明るい。自分の趣味に没頭する。イケメン大好き❤

服装…黒色でスカートの裾に白いレースが縁取りされているゴシックワンピース。十字架のペンダントをいつもしている。


名前…バニラ

性別…女

性格…大人しくて、人見知りが激しい。友達があまり居ない。

服装…白色のフリルの付いたワンピース。


……とまあ、こんな感じです♪
私は家ではショコラの様な性格ですが、学校とか家の外ではバニラの様な性格です♪
もしかしたら、私の連載している小説に登場するかも…?

では♪


■ こやまる (916回/2010/09/22(Wed) 06:37:20/No2797)
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チョコさん、おはようございます☆

オリフェ紹介ですね!
ゴシックなイメージだとビターなチョコの感じがして大人しそうですが、名前と同じく「意外な明るさ」がミルモたちを驚かせそうです。
そしてイケメン大好きとは・・・(^◇^;)。
今までもチョコさんの小説を読んでいると何となくそれが分かるような…!?

>学校とか家の外ではバニラの様な性格です♪
ショコラの性格からまたがらっと変わりますね。
人見知りが激しいのは私も一緒ですが(^^;、よく言えばそれはマイペースってやつでしょうか。
服装をイメージするとすごくかわいらしいです。
よろしければ今度ぜひオリフェのイラストにも挑戦してみてくださいね〜。
では!


■ チョコ (32回/2010/10/10(Sun) 14:05:00/No2859)

こんにちは♪
またまた参上のチョコです♪

さて今回は「ミルデュラ!」に登場するオリフェを紹介したいと思います♪
24人います(笑)

クラリス…帝人のパートナー。真面目な性格、女の子

クラウス…正臣のパートナー。ナンパするの大好き!。男の子。クラリスとは双子の姉弟

ショコラ…臨也のパートナー。

バニラ…静雄のパートナー。

ミヨコ…杏里のパートナー。バニラと仲が良い。

ナノハ…遊馬崎ウォーカーのパートナー。筋金入りのアニメオタク。

ミオン…狩沢絵理華のパートナー。ナノハと同じアニオタ。

ウィル…岸谷新羅のパートナー。変態。ヤシチと仲が良い。

レオン…門田京平のパートナー。クールで無口。でも、優しい。

リズ…渡草三郎のパートナー。毒舌少女。頭が良い

ジャン…矢霧誠二のパートナー。元気で明るい。リズ依存症(好き)

ストカ…張間美香のパートナー。レオンのストーカーをしている。女の子

メイコ(メイヤ)…黒沼青葉のパートナー。1日の半分、12時間はメイコ、残り12時間が男のメイヤになる。

ダミヤ…六条千景のパートナー。チャラい。クラウスとは親友。

用事があるので一旦切ります










■ チョコ (33回/2010/10/10(Sun) 22:30:59/No2861)

続きです♪

マフィー…サイモンのパートナー。妖精界のマフィア、「フェアリー・ダーク・ファミリー」のリーダー。普段は超怖いが、以外と怖がり。

キラー…ヴァローナのパートナー。一見男に見えるが実は女。「フェアリー・ダーク・ファミリー」の優秀な女性スパイ。マフィーに思いを寄せている。

ウィリ…岸谷新厳のパートナー。ウィルとは従兄弟。変態。

スノウ…粟楠茜のパートナー。とってもおしとやか。リルム、アロマと仲が良い。ダミヤの婚約者だが、本人はクラウスが好き。

アカオ…赤林のパートナー。妖精界で色んな問題を起こしてきた人物。妖精を裏切る事はしないが見捨てる事は出来る。昔、クラリスに助けてもらった事がある。

イルファ…平和島幽のパートナー。今、妖精界をときめくイケメン(?)俳優。毎日ファンに追っかけまわされてる。

ニーナ…矢霧波江のパートナー。実はジャンとは生き別れの姉弟である。家族愛を通りこして異常に愛している。

ドレッド…田中トムのパートナー。その名の通り、ドレッドヘアー。ミオンとは幼馴染。

ドロシー…三ヶ島沙樹のパートナー。可愛い顔して、何か裏がありそう…。ショコラと親友。クラウスの事が好き。同じくクラウスの事が好きなスノウの事を嫌っている。

チュアリ…聖辺ルリのパートナー。イルファと同じく今をときめくアイドル。イルファと恋人。


どうですか?
覚えられませんよね(笑)でも、せめて4、5人は覚えてあげてください(汗)

では♪


■ こやまる (941回/2010/10/12(Tue) 21:32:59/No2872)
http://www.murumoya.com/


チョコさん、こんばんは☆

オリフェ一挙24人紹介!!
こ、これを覚えるのは確かに至難の技。。。
まさにギネス記録ですね(笑)。
それでも、チョコさんのおっしゃる通り4、5人はがんばって覚えてみようと思います。
チョコさんの小説の中で、メインに活躍されるオリフェはどなたになるのでしょーか??

私としてはメイコ(メイヤ)の設定がなかなか面白いですね。
時間が経つと外見もぱっと変わるのでしょうか?

そしてストカは…ストカという名前がちょっぴりかわいそう。。。

では!


■ ムラサメ・シュン (187回/2010/10/13(Wed) 13:26:56/No2873)

チョコさんこんにちは、ムラサメ・シュンです。
オリフェ24人紹介ある意味すごい数の
紹介数だと思いますねボクの小説の
キャラクター数(精霊とオリフェを含める)
とも同じ位キャラクターが多いですね
それに様々なオリフェがいますね
とても面白そうな小説ができそうです
小説を楽しみにしています。
こんな所です。

それでは。


■ チョコ (34回/2010/10/17(Sun) 21:02:25/No2894)

こんばんは♪
今日は「ミルモでポン沖縄ツアー」に出てくる新キャラ2人を紹介します♪


名前…中好絆(なかよし・きずな)

性別…女

髪型…薄紫色の楓より少し長いツインテール

クイナのパートナーであり太郎とは幼馴染


名前…石垣太郎(いしがき・たろう)

性別…男

髪型…茶髪でツンツンした髪の毛

ヤンバのパートナー


です♪
実はこの二人はかなり重要なキャラなんです♪

コメ返ししますね♪

〉こやまるさん

コメントありがとうございます♪
そうですね(笑)覚えるのは至難の技ですね(笑)

〉チョコさんの小説の中で、メインに活躍されるオリフェはどなたになるのでしょーか??
一応、今の所はクラリス、クラウス、ショコラ、バニラ、ミヨコが主なメインになると思います(*^_^*)
「ミルデュラ!」でたまに番外編とか書くと思いますので、その時に他のキャラが活躍する…かも?


〉ムラサメ・シュンさん

コメありがとうございます♪
そうですね、ムラサメ・シュンさんの小説に出てくるキャラと同じ位の数が居てますね〜。これからも、小説の連載頑張ってください♪


では♪













2821/ ☆☆ミルモの青い空☆☆
□投稿者/ アニス -93回-(2010/09/26(Sun) 22:44:39)

こんばんは☆

久々に『☆☆ミルモの青い空☆☆』を書いていきたいです♪

久しぶりに小説を書くのでとてもわくわくしています>v<


第11話〜【ロミオの未来】

ロミオがビアンカと結婚するまでの簡単なストーリーです。
・ビアンカとアンジェレッタは親友になる
・アンジェレッタは17歳で天国へ
という脚本家の裏設定に合わせて書いていくつもりです。

皆、カセラ教授の孤児院にいた
皆、個人的に遊んでたりゴロゴロしてたりしてる。
ビアンカは重そうな荷物を持ってた
ロミオ「僕、手伝うよ!!」
ビアンカ「ありがとう、ロミオ^^」
ロミオ「い、いいんだよ」
ロミオとビアンカはお互いに目を逸らした
楓はそれを見てた

ロミオは1人で本を読んでた
楓「ロミオ君、ちょっといい?」
ロミオ「楓さん!」
楓「あのね、ロミオ君って好きな女の子とかいる?」
ロミオ「い、いきなり何だよ・・・」
ロミオは顔が赤くなった
楓「あはは^^私、恋バナ大好きなんだ♪さっき、ビアンカちゃんといい雰囲気だったから何となくねー」
ロミオ「ビ、ビアンカとはただの友達さ!!そう、いい友達なんだよ!!」
楓「ふ〜ん?じゃあ、アンジェレッタちゃんが好きなの?」
ロミオ「・・・・・・」
ロミオはカーッとなった
ロミオ「アンジェレッタもビアンカと同じくらいのいい友達さ!!確かにアンジェレッタは僕の天使だし、優しいし・・・」
楓「あはっ^^」
ロミオ「って、何言わせるんだよ、楓さん!!」

ミルモ「はぁ?ロミオの気持ちが分かる魔法だぁ〜?」
楓「うん。ロミオ君、ビアンカちゃんとアンジェレッタちゃんどっちが好きなのかが気になって気になって・・・」
ミルモ「んなことロミオの聞きゃあすむことだろ!!いちいち魔法使ってられっか!!」
楓「それがロミオ君ったら、ビアンカちゃんのこともアンジェレッタちゃんのこともいい友達って言っててね。でもね、アンジェレッタちゃんのことになると顔が真っ赤になってたわ!!」
ミルモ「ロミオは分かりやすいからなー。ロミオはアンジェレッタが好きなんだよ。これで答えが丸見えだぜ」
楓「でもやっぱり、ビアンカちゃんの方も気になるしー・・・」
ミルモ「ビアンカはロミオのことが好きなんだよ。でもビアンカは残念ながらロミオに振られたわな」
楓「それじゃあ、ビアンカちゃんが可愛そうだよ・・・」
ミルモ「人生こんなもんさ」
楓「そっかぁ・・・お礼に新発売のチョコクッキーシュー買ってあげようと思ったのになぁ・・・残念だなぁ」
ミルモ「ピクッ・・・僕に任せたまえ、楓君!!」
楓「ありがとう!!」

ミルモ「ジャーン!!『みらいむジュース』」
楓「なぁにそれ」
ミルモ「みらいむとはすなわち『未来夢』・・・・・・未来の夢って意味だ!!これを飲んだ奴は自然に眠りに着く。飲んだら自分が頭の中に想像してる奴らの未来が見れるんだ」
楓「へぇーすごいね」
ミルモ「特に時間制限なしだからまっ、のんびりと見てくるがいい。最後にもう1つ、『もとにもジュース』!!これをしっかりと手に握ってな。未来夢に入ったらこいつを飲まなきゃ元に戻れねぇんだ」
楓「わかった。いただきまーす」
ゴクッ・・・とろん・・・すー・・・
ミルモ「行ったか」


楓「(わぁ・・・なんだろ。何だかふわふわして気持ちいい・・・ん?何か自然が見えてくる・・・・・・・・・。そうか、ソノーニョ村だわ)」


ロミオはソノーニョ村に帰ってから、アンジェレッタとビアンカとずっと文通をしていました。
今でも、それを楽しんでいます。 歳は12歳。
そして今日もロミオは母ジェシカといつものお決まりの会話をしています。
ロミオ「母さん、今日は手紙届いてる?」
ジェシカ「まだよ。この前返事を出したばかりじゃない。そんなにすぐには来ないわよ」
ロミオ「そうだったかなあ。だいぶ前に出したような気がしたんだけどなー」
今日こそは来るかもしれないと、毎日そわそわしてしまうほど、ロミオは二人からの返事が楽しみでした。
ジェシカはあまりにロミオがしつこいので、ちょっと呆れている様子です。

ある日のこと、アンジェレッタから嬉しい知らせが届きました。
『体調がだいぶ良くなったので、お父さんとお母さんに会いに、おばあさまとミラノへ行くことになりました――』
ロミオは大喜びをして、すぐに返事を書きました。
『親方の家に泊まるんだね。ぼくもアンジェレッタに会いに、ミラノへ行くよ!』
あまりの嬉しさに、その日はアニタの前でも跳んだり跳ねたりして喜こびました。
アニタが何かいいことでもあったのかと尋ねると、
ロミオ「今度、とうとうぼくの天使に会えるのさ!」
と、やっぱりアニタの気持ちには気づいていないようで、ロミオは本当に嬉しそうに答えました。
それを聞いたアニタは呆れかえって、
アニタ「ロミオはいつもいつもその子のことばっかりなんだから!もう知らない!」
と言ってかけて行ってしまいました。勿論ロミオには、どうしてそこまで怒るのかちっともわかりません。
ロミオ「(変なアニタ。・・・あっ、そうだ。このことをビアンカにも伝えなくっちゃ!)」
ロミオは急いで家に戻ると、ビアンカに手紙を書きました。
『今度アンジェレッタがミラノへ来ることになったんだ。ビアンカも会いたがっていただろう?ぼくと一緒に親方の家へ会いに行かないかい?』

ビアンカはその手紙を受け取ると、すぐに『私も是非行くわ』と返事を書きました。ビアンカは、ロミオは勿論のこと、アンジェレッタに会えることも本当に嬉しく思いました。
前からアンジェレッタのことはロミオから聞いていて、ずっと会ってみたいと思っていたのです。
ビアンカは本を読むことが大好きでした。カセラ先生の家には本当に沢山の本が揃っていて、毎日のようにそれを読んでいました。ですから、アンジェレッタも大の読書好きだとロミオから聞いたときは、とても嬉しくなって、ずっと友達になりたいと思っていたのです。
でも少し不安な気持ちもありました。ロミオはアンジェレッタが好きなのだということに、薄々気づいていたのです。
ロミオが村へ帰った後も、ビアンカはずっとロミオのことが好きでした。帰ってしまう前にどうして好きだと言わなかったのかと後悔したほど好きでした。
けれど文通をしているうちに、ロミオの気持ちはアンジェレッタにしか向いていないことがわかって、結局言えずに今日まできてしまったのです。
ビアンカ「(私、ヤキモチなんか妬いて、また余計なことをしゃべってしまわないかしら…。気をつけないと本当に嫌な女になってしまうわ…) 」


そしてとうとうアンジェレッタと会える日になりました。
アンジェレッタは一週間、ロッシ親方の家で過ごすことになったのです。ロミオもその間、カセラ先生の家でお世話になることになりました。ちょうどいい機会だから勉強を教えてあげようと、カセラ先生が言ってくれたのです。しかも、馬車で村まで迎えに来てくれることになったので、ロミオはすぐにミラノに着くことができました。
ビアンカ「久しぶりね、ロミオ!ちっとも変わってないわ」
ロミオ「ビアンカこそ!」
勿論ビアンカも一緒に迎えに来てくれました。二人は馬車の中で再開を懐かしみながら、ミラノへ向かいました。
二人ともあのときからちっとも変わっていませんでしたが、1年間ずっと会っていなかったので、ビアンカは妙にどきどきしてしまいました。

ミラノに着くと、ロミオとビアンカは二人で親方の家に向かいました。
ビアンカ「私、アンジェレッタと仲良くなれるかしら?」
ロミオ「大丈夫さ。アンジェレッタもビアンカにとっても会いたがっているからね」
ビアンカ「まあ、本当?ロミオは私のこともアンジェレッタにいろいろ話したの?」
ロミオ「ああ、話したよ。アルフレドの妹ビアンカはとってもお転婆だってね!」
ビアンカ「何よ、もう!ロミオったらいつもそればっかり!」
ビアンカはいつもの調子で、ちょっと怒鳴りながら答えましたが、ロミオが自分のこともアンジェレッタに話してくれていたということを聞いて、心の中ではすっかり嬉しく思っていました。

家に着くと、ロッシ親方が二人を温かく迎えてくれました。
ロッシ「ロミオ、久しぶりだな。元気だったか?」
ロミオ「はい、親方!」
ロッシもちっともあのときから変わっていませんでした。やっぱり少し猫背で、人の良さそうな表情をしています。
アンゼルモは素直じゃないせいか、とっとと部屋に戻っていきましたが、エッダはとても機嫌がいいようでした。
ロッシ「さあ、アンジェレッタが待っているよ」
ロッシは二人をアンジェレッタの部屋に連れて行きました。
ビアンカは、先にロミオから自分を紹介してくれるように頼んで、ひとまず廊下で待っていることにしました。

ロミオがノックして部屋に入ると、アンジェレッタの表情がぱあっと明るくなりました。部屋の様子もあのときのままで、アンジェレッタとともに過ごした日々が蘇ってくるようでした。
アンジェレッタ「久しぶりね、ロミオ。会いたかったわ!」
ロミオ「僕もさ、アンジェレッタ!本当に久しぶりだね」
ロミオはベッドのそばに駆け寄って言いました。
ロミオ「ずいぶん顔色が良くなったね」
アンジェレッタ「ええ。おばあさまとパリのお医者さまのおかげよ」
ロミオ「そっかあ、よかった!ほんとによかった!」
嬉しい思いが抑えきれずに、ロミオはおもわず手を握ってしまいました。アンジェレッタも本当に、天使のような屈託のない笑顔をうかべています。
ロミオ「それにこの部屋もちっとも変わっていないね」
アンジェレッタ「ええ。だってここも昔と一緒、わたしの家なんですもの。血はつながっていないけど、お父さんとお母さん、アンゼルモも私の大切な家族よ。お父さんとお母さんもそう言ってくれたの。それに、もし病気が治ったら、またミラノで暮らすことになるのよ」
ロミオ「ええっ、本当なの?アンジェレッタ」
アンジェレッタ「そうなの。おばあさまの家で暮らすことになるんだけれど、お父さんとお母さんとアンゼルモにもいつでも会えるようになるわね」
ロミオ「勿論、僕だって会いにいくさ。早く治るといいね」
アンジェレッタ「ええ。あのときも約束したものね。きっと治すって」
ロミオ「うん!」

二人の会話は廊下までまる聞こえで、ビアンカはいつになったら呼んでくれるのかとそわそわしていました。それにあんまり二人が楽しそうに話しているので、自分が邪魔者になったような気がして、とても悲しくなりました。
ビアンカ「(ロミオったら!!私のことなんか忘れてるんじゃないでしょうね!?)」
すると部屋の中からやっと
ロミオ「そうそう、アンジェレッタ。約束通り今日はビアンカを紹介するよ」
という声が聞こえてきて、ロミオが部屋から出てきました。
ビアンカ「もう、ロミオ!一生放っておかれるのかと思ったわ」
ビアンカがケンカ腰で言うと、ロミオは手を合わせてごめんごめんと言いながら謝りました。

そしてビアンカが部屋に入ると、アンジェレッタはにこっと笑って手を差し出しました。
アンジェレッタ「こんにちは、ビアンカ」
ビアンカ「初めまして、アンジェレッタ。ずっと会いたいと思っていたのよ」
アンジェレッタ「私もよ。お友達になってね」
ビアンカ「勿論よ!」
二人は目を合わせて微笑むと、きゅっと手を握って握手をしました。
アンジェレッタ「あなたのことはロミオからずっと聞いていたわ」
ビアンカ「私もよ、アンジェレッタ」
アンジェレッタ「じゃあ改めて自己紹介する必要はないわね!」
ビアンカ「ふふ、そうね」
二人は会ったばかりなのに、とても息があったように話をしました。ロミオから詳しく話を聞いていたので、なんだか前から知り合っていたような気さえしたのです。
ビアンカ「アンジェレッタも本が好きなんですって?」
アンジェレッタ「ええ、そうよ。今まで読んだ本は数え切れないほどよ」
ビアンカ「わあ、嬉しい。私も本は大好きなの」
アンジェレッタはそう言うと、枕元にある本を手に取りました。
アンジェレッタ「今はこの本を読んでいるの。もうすぐ読み終わるんだけど、とってもいい話よ」
ビアンカ「見たことない本だわ。カセラ先生の本棚にもなかったわね」
アンジェレッタ「じゃあ明日までには読み終わるから、あなたに貸すわ。是非読んでもらいたいの」
ビアンカ「本当?じゃあアンジェレッタが帰る日までに読むわね。それから私もあなたに読んでほしい本があるわ。モビー・ディックっていうんだけど、知ってる?」
アンジェレッタ「知らないわ」
ビアンカ「誰にも捕まらない大きな白い鯨の話よ。とってもわくわくする話なの。ねえ、ロミオ?」
ロミオ「そうだよ、アンジェレッタ。アルフレドも大好きだった本さ。面白くて、僕も一気に読んじゃったんだ」
アンジェレッタ「面白そうね!是非読んでみたいわ」
ビアンカ「じゃ、明日持ってくるわね」
時が経つのも忘れて、三人は日が暮れるまで部屋で話をしました。

夕方になると、ロミオはビアンカと一緒にカセラ先生の家へ行きました。ミラノにいる一週間の間、毎晩カセラ先生が勉強を教えてくれることになったのです。勉強が終わると、二人は部屋で話をしていました。
ビアンカ「アンジェレッタってとっても素敵な子ね。想像してた以上よ」
ロミオ「そうだろう?それに二人ともすっかり仲良くなったね」
ビアンカ「ええ。本当に楽しかったわ。一週間しかいられないのが残念だけれど…」
アンジェレッタ「でも病気が良くなったらミラノに戻ってくるんだよ。そしたらビアンカはいつでも会えるようになるじゃないか」
ビアンカ「そうね。早く良くなるといいわね」
ヤキモチ妬きで意地っ張りなビアンカは、アンジェレッタと会う前は少し不安があったのですが、アンジェレッタが本当に天使みたいな子だったので、すっかり彼女のことが好きになりました。


次の日も、その次の日も、二人はアンジェレッタに会いに行きました。そして毎日、日が暮れるまで話をするのです。
ビアンカは、それが本当に楽しかったのですが、やっぱりロミオがアンジェレッタのことをどう思っているのかが気になって仕方がありませんでした。
でも本当のことを知るのが、ビアンカはとても怖かったのです。ロミオの態度を見ていると、もう答えは出ているようなものでした。明らかに自分とアンジェレッタでは見る目が違うのですから。もしそれがはっきりとした形でわかってしまったら、自分はどうすればいいのでしょう。


そして5日目の夜、ビアンカはとうとう我慢ができなくなって、さりげなくロミオに聞いてみることにしました。
勉強を終えて、二人で話をしている時のことです。
ビアンカ「それにしても、ロミオはアンジェレッタのことが大好きなのね」
ロミオ「ああ、大好きだよ」
ビアンカ「好きって言うのは何?友達として?それとも女の子として?」
ロミオ「急にどうしたんだよ、ビアンカ。照れちゃうじゃないか」
ビアンカ「え…照れるって…」
ロミオは顔を赤らめています。
ロミオ「女の子としてだよ」
ロミオはきっぱりと答えました。
ビアンカ「…そ…そう。あ、でも…ロミオの片思いなんじゃないの?」
ビアンカは必死に動揺を隠して言いました。すると、
ロミオ「へへん、アンジェレッタもぼくのこと好きだって言ってくれたんだ。あのとき…。それに手紙でだって」
とロミオが言いました。
ビアンカ「な、何よ!そういう関係だったのなら言ってくれればよかったじゃない…」
ビアンカは今にも涙があふれそうになって、必死でこらえながら、怒った口調で言いました。
ロミオ「ごめんよ、ビアンカ。わざわざ言うのも恥ずかしくってさ」
ビアンカ「…そうね、私、なんだか眠くなってきたわ。もう寝るわね」
そう言うとビアンカは走って自分の部屋へ戻っていきました。

ビアンカはベッドにもぐると、一気に涙があふれてきました。
ビアンカ「(やっぱりロミオはそうだったんだわ…。でもアンジェレッタもロミオが好きだったなんてことには気づきもしなかったわ…)」
そんなことを考えていると、ビアンカは急に恥ずかしくなりました。
ビアンカ「(私、どこかで期待してたんだわ。もしかしたらロミオも自分のことを好いてくれているんじゃないかって。ばかみたい…)」
ビアンカは悲しくて悲しくて、胸がはちきれそうでした。それなのに何度も同じことばかり考えてしまって、余計に苦しくなりました。
ビアンカ「(嫌いよ、ロミオなんか…。私の知らないところで、二人の間にそんなことがあったなんて…)」
自分と違って、二人は本当に素直に好きだと言い合っているのです。そんなことも知らずに、ずっと一人でどぎまぎしていたのかと思うと、なんだか自分がばからしくなってきました。
しばらくすると、どっと疲れが押し寄せてきて、ビアンカは涙をためたまま眠ってしまいました。

続く・・・


■ アニス (94回/2010/10/10(Sun) 14:47:34/No2860)

続きです。

第12話〜【ロミオの未来2】

次の日、ビアンカはまだ薄暗いうちに目が覚めてしまいました。そしてぼんやりと天井を眺めながらベッドに横になっていました。
ビアンカ「(よく考えると、やっぱりばかなのは私の方ね・・・)」
ビアンカは落ち着きを取り戻していました。
ビアンカ「(私、いつもロミオに何かを期待するばっかりだったわ。どうして私の気持ちに気づいてくれないのって、勝手に怒ってるだけだったわ・・・)」
すると急にアルフレドのことを思い出しました。
ビアンカ「(お兄ちゃん・・・私本当に素直じゃなかった。ロミオが気づかないのも当然よ。それにこんなわがままな私をロミオが好きになるわけがないわね・・・)」
そして天使のようなアンジェレッタの顔が脳裏に浮かびました。
ビアンカ「(それに比べてアンジェレッタは本当に天使みたいな子・・・。私だって大好きだもの)」
ビアンカはもう決心ができていたのでした。自分がこれからどうしていくべきなのかを――。
ビアンカ「(二人の邪魔はしたくない・・・。あんなに優しい二人だもの)」

今日もビアンカはロミオと一緒にアンジェレッタに会いに行きました。そして改めてロミオとアンジェレッタを見ていると、本当に心が通じ合っているようでした。初めから自分の入り込む余地などなかったのです。ビアンカはまだロミオが好きだったので、それを見ていると苦しくもありました。でももう、それでよかったのです。こんなに幸せそうな二人の仲を、自分のせいで壊したくはありません。ビアンカはロミオへの想いを押し込めて、二人に気づかれないようにふるまいました。

そしてとうとう一週間がすぎて、アンジェレッタとお別れの日になりました。アンジェレッタはパリへ帰ってしまって、次はいつ戻って来られるのかわかりません。
ビアンカとロミオは駅までアンジェレッタを見送りに行きました。
ビアンカ「アンジェレッタ、たった一週間だったけれど、あなたとお話できてとっても楽しかったわ」
アンジェレッタ「私もよ、ビアンカ。お友達になれて本当に嬉しいわ。手紙書くわね」
ビアンカ「ええ。これからアンジェレッタとも文通できるのね」
ビアンカとアンジェレッタも文通をすることを約束したのでした。
ロミオ「アンジェレッタ、きっと病気は治るからね。僕は信じてる。アンジェレッタがミラノで暮らせるようになったら、僕は毎日でも会いに行くから」
ビアンカ「ありがとう、ロミオ。約束したものね。きっと治して戻ってくるわね」
ロミオとアンジェレッタもとてもなごりおしそうに話をしていました。

アンジェレッタと別れた後、ビアンカはカセラ先生と一緒にロミオを馬車で村まで送りました。ロミオともまたしばらくは会えなくなるのです。次に会えるのはきっと、アンジェレッタがまたミラノに戻ってくる時でしょう。ロミオが自分だけに会いに来る理由などないのですから・・・。そんなことを考えているとビアンカは無性に寂しくなって、もうすぐ別れなくてはならないというのに、馬車の中でも口数が少なくなってしまいました。
ロミオ「じゃあビアンカ、看護婦さんになるための勉強、頑張って!!」
ビアンカ「ロミオもね。教師になるんですものね」
ロミオ「頑張るよ。ちゃんと手紙でも報告するから」
ビアンカ「ええ。待ってるわね」
村に着くと、二人はそれだけ話をして別れました。

ロミオはビアンカと別れると、家に続く道をのんびりと歩いていきました。
ロミオ「(一週間なんてあっという間だったなあ)」
そんなことを考えていると、なんと向こうからアニタとエンベリーノが手をつないで駆け寄ってきたのです。
ロミオ「ぷぷっ、どうしたんだよ、二人とも」
ロミオはおもわず吹き出してしまいました。
アニタ「私たち、婚約したのよ。ねえ、エンベリーノ?」
エンベリーノ「そうとも、アニタ」
二人はにこにこしながら言いました。
ロミオ「コンヤク?・・・あぁ、結婚する約束のことか。でもおっかしいなあー。まだまだ先のことじゃないか」
ロミオはけらけら笑いながら言いました。
アニタ「ロミオなんてちっとも私のお願い聞いてくれないんだもの。もう知らないわ。それに比べてエンベリーノはロミオみたいな鈍感とは違うのよ!」
アニタはプンプン怒りながら言いました。
ロミオ「ドン感?あっ、そうか、ごめんよアニタ。僕、アニタが前からエンベリーノのことが好きだったなんてちっとも気づかな・・・」
アニタ「あーもうっ!ほんっとにわかってないんだからぁ!」
アニタがあきれながら言うと、エンベリーノがアニタの袖をつついて
エンベリーノ「もうロミオのことなんかどうでもいいじゃないか」
と言いました。するとアニタは嬉しそうに笑って、
アニタ「そうだったわね。エンベリーノは私のことだけ見てくれるものね?」
と言いました。すると二人は完全に自分たちの世界に入り込んで、ロミオのことなどおかまいなしに話し始めました。
エンベリーノ「そうだよ、アニタ。ロミオとは違うからね」
アニタ「やっぱり!じゃあキスしてくれる?」
エンベリーノ「勿論だよ・・・」
アニタ「ああ、だめ。こんな所じゃ・・・人が見てるわ」
ロミオが唖然としながら眺めていると、
アニタ「じゃあロミオは天使様と仲良くね」
とアニタが言って、二人は手を取り合ってどこかへ行ってしまいました。二人の姿が見えなくなると、ロミオは婚約までしてしまうアニタのエスカレートぶりにまた笑いがこみ上げてきて、くすくすと笑いながら家へ戻りました。

ロミオは家に帰って家族みんなで昼食を食べると、すぐにアンジェレッタに手紙を書きました。
『久しぶりにアンジェレッタに会えて、本当に楽しい一週間になったよ。またしばらく会えなくなるけれど、ぼくはソノーニョ村から大好きなアンジェレッタのことを想っています――』
ロミオが手紙を書いていると、双子の弟のカルロとピエトロが寄ってきました。
カルロ「兄ちゃん、何書いてるの?」
ピエトロ「読んで読んで!」
二人は面白そうに手紙をのぞき込みました。
ロミオ「ああ、もう、なんでもないったら!」
弟たちが字が読めないのをわかっていても、なんだかはずかしくなって、ロミオは手紙を手で隠してしまいました。こんな内容の手紙を前からやり取りしていたことなど、ロミオの家族は知る由もなかったのです。勿論ビアンカも、あの日までそんなことには気づきもしなかったのでした。


そしてその次の年にはもうひとついいことがありました。アンジェレッタの病気がかなり回復して、ついにまたミラノで暮らすことになったのです。ロミオは嬉しくて嬉しくて、学校がない日には頻繁にアンジェレッタに会いに行きました。稼いだお金もありますから、ミラノ行きの馬車にも乗れて、簡単に向こうへ行くことができたのです。
そのことにはビアンカも大喜びで、毎日のようにアンジェレッタに会いに行きました。二人は家の中で過ごしたり、天気の良い日にはのんびりと散歩をしたりして、本当に仲良くなっていったのです。

そして今日もビアンカとアンジェレッタは、暖かい日差しの中、センピオーネ公園を散歩していました。
ビアンカ「ねえ、アンジェレッタ。私、ずっと親友がほしかったの」
アンジェレッタ「私もよ、ビアンカ」
二人はゆっくりと歩きながら話をしました。
ビアンカ「ロミオとお兄ちゃんを見て、本当にうらやましく思っていたわ。あんなに信じ合える親友が私にもいたらなあって」
アンジェレッタ「そうね。私も思ったわ。私、ずっと部屋の中から出られなかったでしょう?昔はお兄ちゃんがよく部屋に遊びに来てくれたけれど、いつのまにか・・・。独りぼっちはやっぱり寂しいものね」
ビアンカ「私もお兄ちゃんと別れて農家で働いていたときはすごく寂しかった。毎日毎日お兄ちゃんが恋しくて仕方がなかったわ」
アンジェレッタ「でも今は、こうしてビアンカやロミオと出会えたんだもの。ちっとも寂しくないわ。それに私たち・・・親友になれたんですものね」
ビアンカ「ええ。ロミオやお兄ちゃんたちには負けないくらいにね」
アンジェレッタ「私たち、ずっと親友でいましょうね」
ビアンカ「勿論よ。何があったって」
二人はそう言うと、にっこりと微笑んだのでした。
ビアンカとアンジェレッタは本当に幸せでした。二人で過ごしていると、なんだかゆったりと時間が流れていくような、とても心地の良い気持ちになったのです。

休日にはロミオもよくミラノにやってきて、三人で楽しく過ごしました。
ビアンカはやっぱりロミオのことが好きだったのですが、ロミオのいい友達でいるのが一番なんだと自分に言い聞かせて、相変わらずわからないようにふるまっていたので、二人は気づいていないようでした。

三人は15歳になっても、16歳になっても、ずっと仲良しのままでした。
そしてロミオとアンジェレッタは、日に日に二人の絆が深まっていくような、そんな理想の恋人同士に見えました。ただ、この歳になってくると、三人で過ごすことはあまりなくなって、ビアンカとロミオの二人が会うことは昔よりも少なくなりました。特にビアンカは、三人でいるよりもロミオとアンジェレッタを二人きりにしてあげた方が、二人は喜ぶと思っていたのです。

アンジェレッタ「本当に綺麗な空ね、ロミオ」
ロミオ「そうだね、アンジェレッタ」
ロミオとアンジェレッタは、丘の上に座って空を見上げていました。今日は二人でスケッチに出かけて、見晴らしの良いこの丘までやって来ていたのです。
アンジェレッタ「こうやって本物の青い空が見られるようになるなんて、あのときは思いもしなかったわ」
ロミオ「ね、だから言っただろう?アンジェレッタの病気は良くなるって」
アンジェレッタ「そうね。まだ治ったわけじゃないけれど・・・」
ロミオ「大丈夫。いつかきっと治るよ。こうやって外を普通に歩けるようにもなったんだから」
アンジェレッタ「・・・・・・そうね。きっと・・・」
二人は目の前に広がる青い空や花畑をのんびりとスケッチブックに描きました。暖かい春の日差しや心地の良いそよ風に包まれて、二人は寄り添いながら、本当に幸せなひとときを過ごしたのです。
アンジェレッタ「ロミオ、最近学校はどうなの?」
ロミオ「もっちろん、成績優秀さ♪」
アンジェレッタ「うふふ、さすがね」
ロミオ「僕は絶対に教師になってみせる。それで・・・アルフレドと約束した夢を少しでも叶えるんだ。誰もが自由に学べる時代を作っていくんだって、あのとき約束したからね!!」
アンジェレッタ「ロミオなら大丈夫。絶対になれるわ」
アンジェレッタが顔を覗き込むと、ロミオは思わずドキッとしてしまいます。
ロミオ「ありがとう。・・・ねえ、アンジェレッタ。これは僕先の話だけど・・・僕が大人になって、教師になったら・・・そしたらねえ、アンジェレッタ。僕と・・・」
アンジェレッタ「ん?」
ロミオ「ふふふ、なんでもないよ」
ロミオはなんだか照れくさくなって、目をそらしてしまいました。アンジェレッタも照れるロミオの姿を見てにこっと笑いました。ロミオはこんな幸せな日々が、ずっと続くと信じていたのです。


しかしアンジェレッタは、もう自分の命が長くはないと言うことに気づいていました。パリで治療を受けている時、廊下でイザベラ様とお医者様が話していた事が、アンジェレッタには聞こえてしまったのです。治療の限りは尽くしたけれど、もう治る見込みはないのだということ。見かけは良くなったように見えるけれど、いつ死んでもおかしくはない状態にあるのだということ。
ミラノに戻ってきた理由も、病気が回復に向かっているからではなく、本当は命が尽きるのを待つことしかできない自分を、精一杯喜ばせようとしてくれているからなのです。イザベラ様もお医者様も、必死にそのことを隠していました。アンジェレッタは気づいていないふりをしていましたが、自分のことでおばあさまを苦しめているのかとおもうと、いつも胸が痛みました。自分が死ぬ覚悟はもう、できていたのです。それは一度、11歳のときにも決心したことなのですから。けれどひとりでいるとき、時折フッと寂しくなるときがありました。夜中に目が覚めてしまったときには、余計にそのことを考えてしまって、なんだか妙に悲しくなるのです。
アンジェレッタ「(私・・・本当に幸せだったわ。あのとき・・・おばあ様に初めて会えたとき・・・それだけで私は十分に幸せだった。それなのに、こんなにも長く生きられることができたんですものね。神様に、なんて感謝したらいいのかしら。でも・・・やっぱり寂しいわね。ロミオやビアンカと長く付き合っていくほど、余計に別れがつらくなるわね・・・。二人とも、私の病気は絶対に治るって、いつも励ましてくれるんだもの・・・)」


そして三人が17歳になった年、アンジェレッタはとうとう、またベッドで寝たきりになってしまいました。昔と同じ、部屋で誰かが訪ねてくるのを待つだけの日々が再び戻ってきたのです。それでもやっぱり、ビアンカは毎日のように自分の所へ来てくれたし、ロミオも学校がない日にはいつも自分に会いに来てくれました。「病気は必ず治る」二人はアンジェレッタを励ましました。しかしアンジェレッタの体は日に日に弱っていく一方でした。

今日もビアンカはアンジェレッタの部屋へ来ていました。するとアンジェレッタはこんなことを言い出したのです。
アンジェレッタ「ビアンカ・・・。今までありがとう。こんなにすばらしい親友に会えて、私は幸せだったわ」
ビアンカ「どうしたのよ、改まって」
ビアンカは優しく言いました。
アンジェレッタ「私・・・もう長くはないわ。長くてもあと十日くらいかしら・・・」
ビアンカ「何を言うのよ!?」
アンジェレッタ「わかるのよ。もうすぐ命が消えていく・・・そんな感じがするわ」
ビアンカ「アンジェレッタ・・・」
アンジェレッタ「ねえ、ビアンカ。私、あなたに謝らなくちゃいけないことがあるわ」
アンジェレッタはビアンカの手をそっと握りました。
ビアンカ「なあに?謝ることなんて・・・?」
アンジェレッタ「ロミオのことよ・・・」
アンジェレッタは悲しそうにビアンカの顔を見上げました。
ビアンカ「ロミオ・・・?」
アンジェレッタ「ビアンカ・・・あなたもロミオのことが好きだったのよね」
ビアンカは驚いてしまいました。ビアンカはずっとこのことを隠してきたつもりだったし、誰にも言ったことがなかったのですから。
ビアンカ「ま、まさか。私とロミオはただのお友達よ」
アンジェレッタ「ずっと・・・そうやって私を気遣ってくれていたのよね・・・」
ビアンカ「そ、そんな・・・うそよ・・・」
アンジェレッタ「それなのに、ビアンカはずっと私に優しくしてくれた」
ビアンカ「アンジェレッタ・・・」
アンジェレッタはもうそのことに気づいているようでした。もう隠していても意味はありません。ビアンカは素直に話すことにしました。
ビアンカ「いつから気づいてた?」
アンジェレッタ「ビアンカに初めて会ったとき・・・なんとなくそうだと思ったわ。それで一週間毎日会っているうちに、はっきりとそうなんじゃないかって」
アンジェレッタ「そんなに早く?私、ずっと隠してきたつもりだったのよ」
ビアンカははずかしそうに笑いました。
アンジェレッタ「ごめんね・・・ビアンカ」
アンジェレッタはうつむきながら言いました。
ビアンカ「謝まらなくたっていいわよ。そんなこと気にしなくていいのに」
ビアンカは優しく笑って、アンジェレッタの手をとりました。
アンジェレッタ「でも・・・」
ビアンカ「私がどう思おうと、ロミオはアンジェレッタを愛しているわ。ロミオと私は、ただのいいお友達よ。だから気にしないで、アンジェレッタ」
アンジェレッタ「ビアンカ・・・」
ビアンカ「そんなこと関係なしに、私たちは親友よ。だから・・・ね?私のことは気にせずに、アンジェレッタはロミオのことを想ってあげて。ふふふ、そうしなくっちゃロミオがおかしくなっちゃうわ」
アンジェレッタ「ありがとう、ビアンカ・・・」
ビアンカが顔をのぞきこむと、アンジェレッタの瞳が潤んでいるのがわかりました。
ビアンカ「そうだわ、アンジェレッタ。ロミオにはあのこと言ったの?もう長くないってこと・・・」
ビアンカが尋ねると、アンジェレッタは黙って首を振りました。そしてしばらく沈黙が続くと、
アンジェレッタ「今度来てくれたときに言うつもりよ・・・」
と静かに言いました。
ビアンカ「アンジェレッタ・・・私も寂しいわ。本当に・・・本当にあと少しでお別れなの?」
アンジェレッタ「ええ・・・。もうずっと前から決まっていたことなのよ。私がミラノで暮らせるようになったのは、もう治らないってわかったからなの。私、まだ病気が治ってないのにミラノへ行くなんて不思議に思ったわ。 おばあ様は、あとは回復を待つだけで、もうすぐ完全に治るときがくるんだって言ってくれたんだけれど・・・私、聞いてしまったの。あのとき、廊下でおばあ様とお医者様が話してた。あと数年で命が尽きてしまうって」
ビアンカ「ずっと・・・わかってて・・・黙っていたのね」
アンジェレッタ「ごめんね・・・ずっと励ましてくれていたのに。私もそれを聞く前は、治してみせるって思っていたんだけれど・・・やっぱり駄目だったわ」
ビアンカはぽろぽろと涙をこぼしました。それを見たアンジェレッタも、泣くのをこらえる事が出来なくなり、しくしくとすすり泣き始めました。

続く・・・


■ こやまる (940回/2010/10/12(Tue) 21:25:11/No2871)
http://www.murumoya.com/


アニスさん、こんばんは☆

お久しぶりの小説アップですね!
しかもロミオの方とはまた久々…。
アニスさんは今はちょっとした中休み状態なのでしょうか?
これから慌ただしさが増していきそうな気がしますが、無理せずマイペースでがんばってくださいませ〜。

さて小説の方は、どこの世界へ行ってもお節介な楓&お菓子に釣られるミルモですね(笑)。
チョコクッキーシュー1つでころっと変わってしまうとは…。
結局楓のお節介が発動することになりましたが、
 「アンジェレッタは17歳で天国へ」
とう裏設定が、楽しいはずの未来世界に常についてまわりますね。。
この書き方はアニスさんならではの専売特許のように思います(^^)。

次回に結末が描かれるのでしょうか。
ロミオの反応、そしてそれをのぞき見した楓の反応がとても気になります。
その時にまた感想を書かせていただきますね。

では!


■ アニス (95回/2010/10/14(Thu) 13:43:18/No2877)

それでは、続きを描いていきますね〜!


第13話〜【ロミオの未来3】

アンジェレッタは、自分の命がもう長くはないということを、ビアンカとロミオ以外には言うつもりはありませんでした。けれど、毎日自分を心配して気遣ってくれるお祖母様や、三人そろって訪ねてきてくれるお父さん、お母さん、アンゼルモと話していると、温かい気持ちになると同時に、どうしようもないくらいの悲しみを感じました。お祖母様はやっぱり病気のことを隠して、精一杯の笑顔で励ましてくれます。お父さんとお母さんは本当の娘として、自分をとても大切に思ってくれています。アンゼルモはあまりしゃべらなかったけれど、黙っていても自分を気遣ってくれているということが、アンジェレッタには痛いほどわかったのです。

アンジェレッタは自分の体が日に日に衰弱していくのがわかりました。みんなには笑顔を見せていたけれど、もういつ死んでもおかしくないのだと確信していました。
アンジェレッタ「(でもまだ死んだらいけないわ・・・最後に・・・最後にも一度だけロミオに・・・)」
それがアンジェレッタの最後の願いだったのです。

イザベラ「アンジェレッタ、体の具合はどう?」
アンジェレッタ「お祖母様・・・」
朝食を食べ終えたイザベラ様は、ベッドのそばに置いた椅子に座って、優しくアンジェレッタに話しかけていました。アンジェレッタが寝たきりになってから、二人はこの部屋で一緒に食事をとるのが毎日の日課なっていたのです。
イザベラ「決して諦めてはだめですよ。体を良くすることだけを考えて、安静にしていなくては」
アンジェレッタ「お祖母様・・・私、もうすぐ天国にいるお父さまとお母さまの所へ行きます」
イザベラ「アンジェレッタ!何を言うんです」
アンジェレッタはやっぱり我慢が出来なくなって、そのことを話してしまいました。
アンジェレッタ「私、分かってた・・・。もう病気は治らないんだって。ごめんなさい、あのとき廊下でお医者様が言っていたこと・・・聞いてしまったの・・・」
イザベラ「アンジェレッタ・・・ずっとそのことを知って今日まで・・・」
アンジェレッタ「はい・・・」
イザベラ様は思わず涙を流してしまいました。
アンジェレッタ「でも、私はもう十分すぎるくらい幸せです。大好きなお祖母様や皆に囲まれて、17年も生きることができたんですもの」
アンジェレッタは精一杯の笑顔をつくったけれど、いつのまにか目に涙がたまっていました。
ビアンカ「アンジェレッタ、私よ。入るわね」
するとそのとき、ドアをノックする音が聞こえて、ビアンカがアンジェレッタの部屋に入ってきました。
アンジェレッタ「ビアンカ!今日も来てくれたのね」
イザベラ「いらっしゃい、ビアンカ」
二人は涙を拭って言いました。
ビアンカは二人の様子を見て、あのことをアンジェレッタが話したのだということがわかりました。
アンジェレッタ「ビアンカ、お祖母様にもあのことを話したわ」
ビアンカ「そう・・・」
ビアンカもベッドのそばへ行きました。
イザベラ「ビアンカにも話したのですね」
アンジェレッタ「ええ、一昨日」
アンジェレッタはビアンカとお祖母様の顔を交互に見て言いました。
するとそのときです。アンジェレッタは突然に胸が苦しくなって、悲鳴のような声をあげました。
アンジェレッタ「あっ・・・うっ・・・」
アンジェレッタは胸を押さえました。
ビアンカ「アンジェレッタ!しっかり!」
イザベラ「アンジェレッタ、今お医者様を呼びます」
長い間こんなことはなかったので、二人とも驚いて、すっかり動揺してしまいました。イザベラ様はお手伝いさんにお医者様を呼ぶように伝えに行き、ビアンカは部屋に残りました。
ビアンカ「アンジェレッタ・・・アンジェレッタ!」
ビアンカは涙声になって叫びました。
アンジェレッタ「ビアンカ・・・」
アンジェレッタは呼吸を荒くして、今にも気を失いそうでした。
ビアンカ「アンジェレッタ・・・お願い・・・」
アンジェレッタ「ビアンカ・・・私は大丈夫・・・。あともう一度ロミオに会うまでは・・・明日になればロミオが来てくれるから・・・それまでは絶対に・・・」
ビアンカ「そうだわ!私、今からロミオを呼んでくる!」
アンジェレッタ「でもロミオは学校が・・・」
ビアンカ「そんなのどうにでもなるわ!アンジェレッタ、今からカセラ先生に頼んでロミオを呼んでくるわ。学校の場所はわかるから大丈夫。それまで待ってて。お願いよ」
アンジェレッタ「ビアンカ・・・」
ビアンカが急いで部屋を飛び出すと、ちょうどイザベラ様が戻ってくるところでした。
ビアンカ「イザベラ様、私、今からロミオを呼んできます!!」
ビアンカはそう叫ぶと広いお屋敷の階段を駆け下りていきました。

ビアンカはカセラ先生と一緒に、馬車でロカルノにあるロミオの通う学校まで向かいました。そして学校に着いたのは、丁度昼休みの頃でした。ビアンカがアンジェレッタのことをロミオに伝えると、ロミオはもう何がなんだかわからないというくらいにショックを受けて、へなへなと床に座り込んでしまいました。ずっと元気にしていると思っていたアンジェレッタが、今にも死んでしまいそうだというのだから、こうなるのも無理はありません。
ロミオ「ビアンカ、今すぐ行くよ」
ビアンカ「ええ、急いで」
ロミオはクラスの友達に、先生にこのことを伝えるように頼むと、かばんなどの持ち物などはみんなほったらかしにして、教室を飛び出していきました。
クラスの人「どういうことなんだよ、ロミオ!」
クラスの人「おい、どうしたんだ?あいつ」
そんなクラスの生徒たちの声は、ロミオには少しも聞こえてはいませんでした。

いくら馬車でも、ロカルノからミラノへ行くまでにはかなりの時間がかかってしまいます。馬車の中では、ロミオもビアンカもカセラ先生も、気持ちがあせって仕方がありませんでした。三人は手に汗を握って、祈りながらミラノへ向かいました。

そして三人はお屋敷にたどり着くと、アンジェレッタの部屋へ急いで向かいました。そしてロミオは部屋のドアを開けるなり、
ロミオ「アンジェレッタ!」
と必死になって叫んでしまいました。
お医者様、イザベラ様、お屋敷のお手伝いさん、親方、おかみさん、アンゼルモ。部屋にはたくさんの人が集まっていて、背の高い大人たちの陰でアンジェレッタの姿が隠れていました。そしてロミオが前へ出ようとしたときです。
アンジェレッタ「ロミオ・・・ロミオなのね?」
陰の向こうからアンジェレッタのか細い声が聞こえてきました。
ロミオ「アンジェレッタ!僕だよ」
ロミオはベッドのそばへ駆け寄りました。アンジェレッタはベッドにぐったりと横になっていましたが、ロミオの顔を見ると、すぐに嬉しそうな顔をしました。
イザベラ「さあ、アンジェレッタとロミオを二人きりにしてあげましょう」
ビアンカ「ええ」
イザベラ様が二人の様子を見てそう言うと、みんなは静かに頷きました。そしてみんなが部屋を出て行って、パタンとドアの閉まる音がとすと、たちまち部屋は静まり返ってしまいました。
アンジェレッタ「ロミオ・・・」
ロミオ「アンジェレッタ・・・」
ロミオはベッドのそばにしゃがんで、アンジェレッタの顔をじっと見つめました。
ロミオ「ビアンカに聞いたよ・・・」
ロミオは涙をこぼしながら言いました。
アンジェレッタ「ごめんねロミオ。私、こんなに早くお迎えがくるなんて思ってもいなかったの…」
ロミオ「この前あったときは・・・まだこんなじゃなかったのに・・・」
アンジェレッタ「私もまだ何日かは生きられると思ってたわ。でももうだめ…。今日でお別れよ」
ロミオ「嫌だよ・・・アンジェレッタ。嫌だよ・・・」
アンジェレッタ「私も辛いわ・・・。でも・・・最後にロミオに会えてよかった」
アンジェレッタは少し微笑むと、ほっそりとした腕を伸ばして、ロミオの頬をつたった涙を手で拭いました。
アンジェレッタ「私が天国に行ったら、ロミオやビアンカや・・・みんなが幸せになれるようにずっと見守っているわね」
ロミオ「僕はアンジェレッタがいなくちゃ幸せなんかじゃないよ」
アンジェレッタ「ロミオ・・・だめ。そんなこと言っちゃ・・・」
アンジェレッタはそう言うと、急に泣き出しました。
ロミオ「アンジェレッタ!」
アンジェレッタ「私も辛いわ・・・ロミオ・・・ねえ、もっとこっちへ来て・・・」
アンジェレッタは手をロミオの首にまわそうとしましたが、横になったままでは少し遠くて届きません。ロミオはアンジェレッタの手が届くように、身を乗り出して近くへ寄りました。
アンジェレッタはロミオの首に手をまわすと、ぐいっと自分の方へ引き寄せました。ロミオも床に膝立ちになって、そっとアンジェレッタを抱きしめました。するとロミオは、もう止まらないというくらいに涙があふれてきたのです。
アンジェレッタ「ねえ、ロミオ・・・泣いてるの?」
ロミオはアンジェレッタにすがりついたまま、しくしくとすすり泣きました。アンジェレッタの身体はとても冷たかったのです。
アンジェレッタ「ロミオ、泣かないで」
アンジェレッタは泣くのをやめて、必死でそう言いました。大好きな人が泣いている。そう思うだけで胸が切なくりました。
ロミオ「ごめん・・・アンジェレッタ」
ロミオはしばらくしてそう言うと、身体を起こしてアンジェレッタの方を見ました。自分がこんなに泣いていてはアンジェレッタを悲しませるばかりです。ロミオは必死に涙をこらえました。
アンジェレッタ「ロミオ、今までありがとう。ロミオは本当に数え切れないくらいの思い出をくれたわ」
ロミオ「僕もアンジェレッタとの思い出は一生忘れないよ」
ロミオは静かに答えました。
アンジェレッタ「ロミオ・・・わたし、ロミオの笑顔が好きよ」
アンジェレッタはロミオの顔を見上げながら微笑んでみせました。やっぱり目には涙がたまっていたけれど、心の底から本当に微笑んでいるようでした。ロミオもそれを見ると、自然と笑顔をつくることができました。
アンジェレッタ「最後にロミオの笑顔を見ることが出来て、ほんとによかった。ロミオ・・・大好き」
ロミオ「僕も大好きだよ、アンジェレッタ」
アンジェレッタはにこっと笑うと、そのあと安心したように、すっと目を閉じてしまいました。
ロミオ「アンジェレッタ・・・?」
そしてロミオの首にまわされたアンジェレッタの腕から、かくっと力が抜けるのがわかりました。
ロミオ「アンジェレッタ!!!」
ロミオはがくがくと身体を震わせると、そのままベッドに顔を伏せて、声を上げながら泣きじゃくりました。

ロミオはしばらく泣き続けると、よろよろと立ち上がってみんなを呼びに行きました。そしてみんなは急いで部屋に駆けつけると、ああっと目を覆うようにして泣き始めました。ロミオもまたそれにつられて泣きました。いつまで経っても涙はかれず、次から次へとあふれてきたのです。ビアンカも同じでした。アンジェレッタの姿を見ながら、信じられないという表情をして泣いていました。アンジェレッタのその姿は、まるで天使が眠っているかのようで、本当に幸せそうな表情をしていました。

そして立ち直る暇もないほどすぐに、アンジェレッタの葬式が行われました。ロミオもビアンカも、ただひたすら泣きながら、アンジェレッタの葬式に出ていました。アルフレド、そしてアンジェレッタ。二人は次々と大切な人をなくしていったのです。
しかもどうしてあんなに心優しい人たちが、若くして亡くならなければいけないのかと思うと、余計に悲しくなって仕方がありませんでした。

ロミオはそれからというもの、心にぽっかりと穴が空いたような気持ちになって、ぼんやりとしていることが多くなりました。勿論学校がない日でも、変わりはありません。それまではアンジェレッタに会える休日が楽しみで仕方がなかったのですが、今ではもう、ミラノへ行く必要もないのですから。
アニタ「ロミオ、ロミオったら!」
ロミオ「・・・アニタか」
ロミオはとうもろこし畑のそばに座って、ゆったりと流れていく雲を見つめていました。そしてアニタとエンベリーノが励ましにやって来たのですが、やっぱり今日も上の空でした。
アニタ「さっきから呼んでるのにちっとも気づかないんだから・・・」
エンベリーノ「ロミオ、しっかりしろよ」
二人はロミオの側に座って言いました。
アニタ「・・・でも無理もないわね。ロミオがどれだけ好きだったのか、私にはよくわかるもの」
エンベリーノ「そうだよなあ、毎週会いに行ってたくらいだからなぁ」
二人はアンジェレッタに会ったことがあるわけではありませんが、いつもロミオから話を聞いていたので、どういう子なのかだいたい知っていました。そしてロミオがどれだけアンジェレッタに対して想いを重ねてきたのかも、二人はよくわかっていたのです。
ロミオ「アニタ・・・エンベリーノ・・・心配してくれてありがとう・・・」
ロミオはかすれたような声で言いました。表情も相変わらず曇ったままでした。
アニタ「ああ・・・もう、見ちゃいられないわね・・・」
二人はロミオをそっとしておくことしかできませんでした。

ビアンカもロミオと同じで、深い悲しみに暮れていました。今まで毎日のように会っていたアンジェレッタはもういないのです。
あの日以来、ビアンカの生活はがらっと変わってしまいました。ビアンカは悲しみを押し隠すように、いっそう看護婦になるための勉強に励みました。
ニキータ「よう、ビアンカ。勉強中か?」
ビアンカ「大丈夫よ。上がって」
ビアンカを励ましてくれたのはニキータでした。ニキータはビアンカの勉強への熱心さに関心していましたが、どこかそれで気を紛らわしているビアンカが心配でならなかったのです。
ニキータ「しっかし、難しそうな本だなー。こんなの勉強してるのか?あたしにはとても読めそうにないよ」
ビアンカ「ええ、難しいわ。理解できないところも多いの。でも頑張らなくっちゃ・・・」
ニキータ「あんまり無理するなよ」
ビアンカ「わかってるわよ、ニキータ」
するとニキータは机の上にある手紙を見つけました。
ニキータ「これ・・・ロミオからの手紙かい?」
ビアンカ「ええ、そうよ」
ニキータ「あれからずっと続いてるんだな。もう6年くらいか?」
ビアンカ「なんだかもう、習慣みたいなものね。ロミオは大丈夫かしら…」
ニキータ「あいつも心配だな。あれ以来ミラノに来ないからわかんないし」
ビアンカ「そうね…。今まで毎週来てたのが嘘みたいだわ…」
ビアンカはとても寂しげでした。

ロミオとビアンカは、手紙のやり取りをしながら、お互いに励まし合いました。そしてロミオは年に何度か、アンジェレッタとアルフレドのお墓参りをしにミラノへやってきました。
アンジェレッタとアルフレドのお墓は、同じ場所にあります。そこは沢山の花が咲き乱れた、本当に綺麗な場所でした。
「勉強の調子はどう?」
二人の話題はいつもこれでした。ビアンカは、自分の心の中に募るロミオへの想いがあったのですが、友達という関係以上に踏み込むことはできませんでした

続く・・・



第14話〜【ロミオの未来4・最終編】

アンジェレッタが天国へ行った日から、1年以上の月日が流れました。ロミオとビアンカは相変わらず友達同士の関係で、文通は続けていましたが、やっぱり年に数回会う程度でした。
ビアンカはなんでもない素振りをすることに慣れていましたが、それでもビアンカはロミオのことが好きで、他愛のない話で埋まった手紙や、お墓参りにやってくる日が、楽しみで仕方がなかったのです。

そしてある日、ビアンカは決心をしました。どうやったって、自分はロミオが好きなのだということは変わらないこと。
このままずっと友達の関係を続けていくのは、やっぱりつらかったのです。
『どうしても会って話したいことがあります。今度の日曜日の午後、ソノーニョ村を訪ねます』
ビアンカはそう書いた手紙をロミオに送りました。今までは行く理由が言えなくて、ずっと行けずにいたソノーニョ村へ。
ビアンカはロミオへの叶わない想いで、胸が押しつぶされそうでした。

そして日曜日がやってきました。
ロミオ「急にどうしたの、ビアンカ?大事な話って?」
ビアンカとロミオはソノーニョ村に流れる小川の側で話をしました。二人はもう18歳です。性格は相変わらず変わっていませんでした。昔に比べると少し落ち着いた雰囲気がありました。ビアンカはそれほど緊張していませんでした。自分が言ったことに対してロミオがどう答えるのか。そんなことはもうわかっていたのです。
ビアンカ「ロミオ、今更こんなこと言ったら驚くかもしれないけど、聞いてね。私、前からずっとロミオのことが好きだったの。友達としてって意味じゃないわよ。男の子としてずっと」
ロミオ「ええっ!?」
ビアンカ「ふふ、やっぱり気づいていなかったみたいね。あのとき・・・ロミオがまだ煙突掃除をしていたときからずっと好きだったのよ」
ロミオはそのときのことを思い出しました。そして言われてみれば、急に思い当たるような気がして、少し恥ずかしくなりました。
ビアンカ「それでね、今も私、ロミオが好きよ。それが言いたかったの・・・」
少し沈黙がありました。ビアンカは返事を待ちました。
ロミオ「ビアンカ・・・ごめん」
ロミオは静かに言いました。
ロミオ「ビアンカは僕にとって特別な女の子だよ。でも、友達としてしか見ることはできない。僕はアンジェレッタでなくちゃだめなんだ・・・」
悲しいけれどわかっていた結果です。そして別れのときがきたのだと、ビアンカは納得しました。
ビアンカ「いいわよ、ロミオ。わかってた。最後に伝えておきたかったの。それでね、ロミオ・・・お願いがあるわ」
ロミオ「何?ビアンカ」
ビアンカ「ずっと続けてきた文通だけど・・・もう終わりにしましょう。私、これからもロミオと友達として付き合っていくことはできないわ。どうしても見返りを求めてしまって辛くなるだけだもの・・・」
ロミオ「うん・・・わかった」
ビアンカの気持ちを悟ったロミオは、すぐに答えました。
ビアンカ「ロミオ、今までありがとう。これでさようならよ。(これでいいのよ・・・)」
ビアンカは少し明るく振舞いながら言いました。
ロミオ「僕の方こそ。ほんとにありがとう」
二人は最後に握手をして別れました。


しかし、3ヶ月ほど経つとビアンカはつい手紙を書いてしまいそうになりました。
『ロミオ、ごめんなさい。あのときはああ言ったけれど、やっぱり・・・』
ビアンカ「ああ、もう!だめだめ!私ったら何やってるの!」
ビアンカは書きかけた手紙を丸めて放り投げました。あれほど未練を断ち切ろうと思ったのに、どうしてもロミオのことを考えてしまうのです。早くあきらめなくては。ビアンカは自分にそう言い聞かせました。


そしてどれくらい時が流れたでしょう、あれからまた数ヶ月たったときのことです。
ビアンカがカセラ先生の手伝いで、孤児院から帰ってくると、
ピア「ビアンカ、ロミオが来てるわよ」
ピアさんが言ったのです。ビアンカはもうびっくり仰天してしまいました。ロミオと会うのは半年ぶりくらいで、しかも突然家を訪ねてきたのですから。
ロミオ「ビアンカ!ちょ、ちょっと話があるんだ!」
ビアンカ「いきなりどうしたのよ、ロミオ!」
ビアンカが居間へ上がると、テーブルに座っていたロミオが側にやってきました。
ロミオ「突然ごめん、あの・・・」
ビアンカ「待って、とりあえずわたしの部屋へ来て」
カセラ先生とピアさんは顔を見合わせてくすっと笑いました。二人はビアンカの部屋に行って話をしました。
ロミオ「ビアンカ、僕、ビアンカのことが好きだよ」
ビアンカ「何ですって!」
ロミオ「あれからビアンカと離れて思ったんだ・・・僕はビアンカがいなくちゃ・・・」
ビアンカ「ロミオ・・・」
ビアンカは突然泣き出しました。
ロミオ「ごめん・・・怒った・・・?」
ビアンカ「違うの。嬉しくて泣いてるのよ・・・」
ロミオ「ビアンカ!」
ビアンカ「私ったら格好悪いわ・・・きっと変な顔よ」
ロミオ「僕だって格好悪いや。約束破って来ちゃった」
二人は一緒に笑い合いました。
ビアンカ「ロミオ、私も好きよ」
ロミオ「僕も大好きさ」


それから数年後のある日。今日はロミオとビアンカの結婚式です。二人はソノーニョ村の教会で式をあげました。
村の人々、ロミオの家族、黒い兄弟、狼団、カセラ先生、ピアさん。本当に沢山の人たちが、小さな教会に集まりました。
アニタ「鈍感のロミオー!ビアンカを泣かせるんじゃないわよ」
エンベリーノ「そうだぞ、ロミオ!」
赤ん坊を抱いたアニタとエンベリーノが大声で冷やかしました。
ダンテ「ビアンカの尻に敷かれないようにな!」
ダンテとミカエルも笑いながら言いました。ロミオとビアンカはただただ顔を真っ赤にしています。
透き通るような青い空の下、こうしてにぎやかな結婚式が行われたのでした。


そして更に数年後。二人は今、ビアンカのお腹の中にいる赤ちゃんの話をしています。
ロミオ「ビアンカ、お願いがあるんだけど」
ビアンカ「なあに?」
ロミオ「もし男の子が生まれたらアルフレドってつけない?」
ビアンカ「いいわよ!私もそう思ってたところ。それから私からもお願いがあるわ」
ロミオ「何?」
ビアンカ「女の子だったらアンジェレッタがいいわ」
ロミオ「えっ、ビアンカ?」
ビアンカ「わかるでしょ、ロミオ。私とアンジェレッタも、あなたとお兄ちゃんと同じくらいの親友よ」
ロミオ「ああ、そうだね!わかったよ、ビアンカ」
同じ悲しみや喜びをずっと共にしてきた二人です。二人は本当に幸せな夫婦になったのでした。



楓の目には涙がいっぱいたまってた
楓はもとにもジュースを飲んだ。

楓「(・・・)」



現実
楓はベッドに寝てた
ミルモ「・・・」
楓の目に涙があることに気付いたミルモ
ミルモ「楓・・・」
楓は目が覚めた
楓は皆がいることに気付いた
楓「み、皆・・・」
結木「南・・・」
ロミオ「楓さん」
楓「ロミオ君・・・ビアンカちゃん・・・2人とも小さくなってる・・・」
ビアンカ「え?」
ロミオ「小さくなってるって・・・??」
安純「ちょっとあんた、何訳分かんないこと言ってるのよ」
楓「(そっか・・・)ご、ごめん。何でもないよ」
ミルモ「・・・」
松竹「本当に大丈夫、南さん?」
楓「うん」



楓は夜空を見てた
楓「(アンジェレッタちゃん、本当に幸せそうだった・・・。本当に天使ね・・・♪ビアンカちゃんの花嫁姿、綺麗だったなぁ●^v^●私もいつか、結木君と・・・♪・・・・・・ロミオ君、ビアンカちゃん、幸せにね☆)」

続く・・・


■ こやまる (953回/2010/10/23(Sat) 22:01:36/No2907)
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アニスさん、こんばんは☆

この大作を読み終えた後、正直言葉が出なかったです。
アニメではラストのラストでビアンカと結婚したロミオの姿が映るだけでしたが、そこに至るまでの期間をじっくり考えると、もう一年名作劇場が続けられるくらいのドラマが確かにありそうです。

アニスさんの小説で上手いなぁと思ったのは、メインの3人だけで話を進めず、ニキータやアニタといった脇役キャラもしっかり絡めているところですね。
アンジェレッタとの最後の別れのシーンが特にそうでした。
ロミオとアンジェレッタを二人きりにさせる場面からも、アンジェレッタのため、ロミオのため・・・登場人物全員の暖かい気持ちがすごく伝わってきました。

アンジェレッタという支えが無くなり、再び離れ離れになるロミオとビアンカ。
ロミオの方からビアンカを訪ねてきたことに、ビアンカはどれほど喜んだことでしょう。
未来への明るい光がこれまでの不幸をすべて幸せに変えてくれそうです。
アニメでも1話分くらい時間をかけてビアンカとの結婚を描いてくれたら、ラストは号泣で幕を閉じることになったのに…。

それにしても、未来をのぞき見た楓にとっては、これは見ない方が良かったと思える未来でしたね。
結果的には幸せが待っていますが、その直前にアルフレドとの別れ級の辛さがやって来るなんてことは口が裂けてもロミオには言えませんね。

それでは続きも期待しています!
では!




2116/ プラネ
□投稿者/ りょく -16回-(2010/01/13(Wed) 14:49:14)

こんにちは!
次の小説に出てくるオリフェです。
マウスの調子がいいので今描きました。

プラネ
ちょっと可愛い女の子。
ずっと一人で妖精界を転々としながら暮らしてきた渡り者。
変装が得意。
年齢はムルモやパピィと同じ。
背中の羽根は直に生えている。収縮自在、取り外し可能。色も変えられる。
なんだか普通の妖精とは違うみたい。



■ こやまる (710回/2010/01/23(Sat) 10:37:53/No2136)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんにちは☆
だいぶ遅くなってしまいごめんなさいm(_ _)m。
そしてオリフェの投稿ありがとうございます〜。

ムルパピと同年代でありながら一人で暮らしてきたしっかり者妖精ですね。
何かわけありの妖精でもありそうですが・・・う〜ん、気になります。
背中の羽根の設定も気になりますし、可愛いではなく「ちょっと可愛い」という表現も妙に気になったり(^^;。
服のデザインといい色といい特徴があって素敵です♪
早速いただきもの小説にも追加させていただきますね。

それでは小説の方も楽しみにしております!
では!


■ りょく (48回/2010/07/20(Tue) 17:01:49/No2605)

こんにちは〜!

これイオです。
主人公なのにイメージがなかったら読みにくいかな、と思いまして描いてみました。
なんかアレなんですけど、重要なのは髪型ということで。
プラネの所したのは新しくスレを立てるのはもったいないと思ったんです。

今度プロフを追加します。
それでは。

300×300

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■ こやまる (868回/2010/07/28(Wed) 06:47:41/No2626)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、おはようございます☆
お絵描きありがとうございます(^^)。
何というかポーズに独特さを感じるイオですね(^^;。
イオ本人よりも背景がやたらと凝っているところにも、何かの狙いが隠されているような気がします(深読みしすぎ?)。
イオの髪型はショート〜セミロングの中間で活動的な髪型というイメージで了解しました!
今度はプロフィールもヨロシクお願いしますね〜。

では!


■ りょく (49回/2010/07/28(Wed) 17:03:48/No2629)

コメントは明日しますね。

300×300

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■ りょく (50回/2010/07/29(Thu) 14:46:05/No2634)

こんにちは。
上のじゃ分かりづらいと思うのでもう一枚描いてみました。

イオのプロフ

眼鏡っ子。
好きな食べ物はりんご。
毎日食べている。
でもりんご味と表示されていても実際は入ってなかったり、少なすぎるのは好きじゃない。
頭の緑のは髪の毛。
りんごを食べ続けていたらある日生えていた。

身体能力は忍者並み。平井さん&星野さんを抜ける。
でも人前で披露することは少ない。

同じクラスの男子、東颯(あずまはやて)が好き。
自分の東に対する気持ちと東の沙織への気持ちに苦悩する日々。

こんな感じです。
それでは!


■ 夏田みかん (189回/2010/07/29(Thu) 16:26:36/No2635)

こんにちは(^^)夏田です♪

りょくさんの小説は毎回見させてもらってます♪
オリキャラのイオが可愛い><w
人間でのオリジナルは自分は無いのですが(友人の人間キャラを
使った事はある(^^;)かわいらしい〜♪
最初は、帽子なのかな?と思ったのですが髪の毛でしたか(^^)
りんごっぽい髪の毛がまたナイスアイディアですv
後ろのネズミやミレンも可愛いですね!
突然失礼しましたw
では☆


■ りょく (51回/2010/08/02(Mon) 12:30:25/No2644)

夏田さんこんにちは〜!

コメントありがとうございます^^*
小説読んでくださっているのですね。う、嬉しいですっ…!
絵の方は私が特徴のあるイラストを描けないので髪の毛をあんな感じにしたのです。
ネズミとミレンは場所が余ったので描き加えてみました。
絵が小さいのと線の太さの関係でミレンの洋服のボタンの位置がずれております;
それでは!


■ こやまる (880回/2010/08/07(Sat) 09:20:08/No2659)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、夏田みかんさん、こんにちは☆
お絵描きありがとうございます(^^)。
イオがさらにかわいくなりましたね〜。
余ったスペースに描かれたミレンとネズミもかわいい!
「拙者はおまけではないでござる」という声が聞こえて来そうですが。。

頭の緑は髪の毛でしたか…(帽子かと思っていました^^;)。
食べ続けていたら…ってどれだけ食べまくったんだろう?(笑)

小説の方も続きを楽しみにしていますね。
アクミの両想いにジェラシーを覚えるという展開を考えたのはりょくさんが初めてだと思いますので、これから先の展開が良い方向へ進むのかどうかがとても気になっています。
では!


■ りょく (69回/2010/09/13(Mon) 15:43:52/No2762)


オリョン

メモ妖精。
常にケータイでメールを作成するフリをしてメモをしている。
(紙じゃないのはケータイだとロック出来るのと字が汚いから)
趣味は語尾に「でしゅ」を付けるぶりっ子妖精がイメージキャラクターを勤めるサイトに小説をアップすること。
ネタを探して妖精をストーキングするのは日常茶飯事。
最近は人間界にも出向いており情報力は半端ない。
偵察力は普通の妖精以上で忍者以下。

もう一つの趣味はぬいぐるみ集めでUFOキャッチャー中毒。
ぬいぐるみを操ったり、妖精をぬいぐるみにすることが出来る。
レモンパイが好き。
プラネとは友達。


解説タイム

企画12に投稿した妖精です。
私がモデルになってます。

髪型は私がネズミと同じなのでオリョンはてっぺんで縛ってみました。(線が超厄介だったので当分描かん
色は薄い赤なんですがピンクにしか見えない…。
眠たそうな目はこれが普通で逆に寝起きなんかはパッチリという裏設定があります。

服装は企画12から変更しました。
あれは謎過ぎた。

それからメール依存症じゃなくてケータイゲーム依存症でしたが、ケータイが去年の十月から今年の九月まで止まってたので治りました。
代わりにUFOキャッチャーにハマってます。依存症気味。
言葉が足りてませんでした(-ω-;)

私との共通点は好きなお菓子と趣味ですね。

あー、長い(誰よりも凝ってるんじゃなかろうか…)

では!

300×300

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■ りょく (75回/2010/09/15(Wed) 17:23:25/No2774)

サキラ
くの一恋化妖精。
お喋りが苦手な赤面症。
周り(忍者)から敬遠されているのは内気な性格のせいだけではないようだけど…。
ヤシチやネズミと同い年。
話が進むごとにパワーアップしていく。
戦闘では主に手裏剣と刀を使う。
楽器はツィンク。もなかが好き。

新小説の主人公です。
学校は忍者専門のとこ。
以前はヤマネもそこに通ってたんじゃないかと。

300×300

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■ こやまる (919回/2010/09/22(Wed) 08:12:14/No2800)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、おはようございます☆

改めてのオリョンのご紹介、ありがとうございます(^^)。
企画12のオリョンと比べて、さらに眠そうな目をしているオリョン…。
眠そうだけど、チーエのようにいつも寝ているわけではないのですね。
この目つきのまま神出鬼没で出現して、いろいろ情報収集している姿を想像するとちょっぴり不気味のような…(失礼)。
でもそこがオリョンらしいところなのかもしれませんね。
オリョンメモにはいったいどんなことが書かれているのでしょう?
寝起きのぱっちり目のオリョンもいつか見てみたいです。

>それからメール依存症じゃなくてケータイゲーム依存症でしたが、ケータイが去年の十月から今年の九月まで止まってたので治りました。
私は逆にただいまグリーのケータイゲーム依存症…(^^;。
ちょこちょこいろんなゲームをするから、結局ずっと携帯をいじることに。。。私も早く脱出しないと。。

>お喋りが苦手な赤面症。
サキラのこの性格がとてもかわいいですね。
周りから話しかけられるとびくっとしそうな雰囲気がします。
忍術の成績も平均以上の優れた能力を持っているのでしょうか?
見た目の方も花のつぼみのような縛った髪型がかわいいです。

それにしてもツィンクという楽器があることを私は初めて知りました。
調べてみたら笛の仲間のようでしたが、吹くとどんな音がするんだろう?

では!


■ りょく (87回/2010/09/27(Mon) 14:14:53/No2824)

こやまるさん、こんにちは!

いえいえオリョンはちょっとなんかじゃなくかなり不気味です(キッパリ
ケータイメモには主に小説のネタや偵察した妖精のデータなどが書いてあります。
しかもパソコンにも移して印刷して丁寧にファイリングしてあります。恐ろしや

サキラの忍術は平均以下でしたが、今は少しずつ上がっていきます。

ツィンクは公式妖精が使用していない楽器をウィキペで探して、形が変わってて面白いと思って選んだので音は分かんないです。

それでは!


■ りょく (91回/2010/09/29(Wed) 16:19:29/No2831)

次に出てくるオリフェです。
忍者って服のデザインが決まってて良いよね!
とはいえ髪と服の配色を考えるのが大変です。
背景をじっと見ていると黄色いのが卵の黄身に見える。

上のは下書きを間違って載ちゃったぜ…(^v^;)しかもパス忘れた…。
こやまるさん、お手数掛けますが時間がある時に削除お願いします。

それでは☆

300×300

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■ こやまる (929回/2010/10/01(Fri) 08:39:22/No2833)
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りょくさん、こんばんは☆
オリョンの不気味さをりょくさんに重ねてみたり…おお恐ろしや(笑)。
りょくさんもお気に入りの妖精(ネズミとか)のデータ集など、いろいろ持っていたりして。。

オリフェ三人衆の紹介もありがとうございます。
気の弱そうな右上の妖精忍者がかわいい(^^)。
名前を含めた詳しい紹介はまだありませんでしたが、サキラやヤシチたちにとってどんな立場なのかが気になりますね。
性格も3者3様な感じで、またそれに加えて先頭の怒りっぽそうな女の子だけ服装が違うのも気になるところです。

今回のオリフェ紹介とは関係ありませんが、個人的に気になるのがサキラとヤシチの関係ですね。
ヤシチが結構サキラに絡んだりして、もう一度ヤマネを嫉妬モードにさせて欲しかったりします(^^)。

では!


■ りょく (93回/2010/10/01(Fri) 21:44:36/No2835)

こやまるさん、こんばんは!

オリョンは良くない奴にするので不気味と言っていただけてめちゃめちゃ嬉しいです(*> U <*)

オリョンは私に似せようとすればするほどちっとも似ないです。
実際、私はアロマちゃんもビックリのかな〜りおっちょこちょいで、今日も血の気が失せるような大恥をかいてしまいました…。
ネズミみたいに素早くて要領よく行動出来るようになりたい!!

オリフェ三人衆は後ろの二人は同い年で体のサイズが違うのは私のミスです。
赤い子の前髪を描くのが大変で仕上がってから気付いたので直すのが面倒だったんだ☆
一応先頭の子が持っているのは先割れスプーンではないですよ(色塗り前は先割れスプーン以外の何でもなかった…)

そして間違いイラの削除ありがとうございました。
それでは!


■ りょく (95回/2010/10/03(Sun) 19:25:43/No2842)

三人衆のプロフです!

シュイカ(左上)
薬剤妖精。
陰険で主に師匠であるシツトをからかって悔しがる姿を見てはニヤついている。
愛用している武器は弓矢。
射つと見せ掛けて直接殴りつける。
本来の使い方は得意ではない。
薬屋の一人娘。
様々な植物から薬、毒薬まで作り出す。
ホタルから好かれているが男は嫌いらしい。
シツトの事は陰で呼び捨てにしているのは実は平等な立場でいたいから。
ういろうが好物。


ホタル(右上)
天気妖精。
シュイカ共々シツトの子分。
臆病で泣き虫。泣き顔が特に可愛い。
シュイカが好きだが報われない。
戦闘は苦手だが戦闘時になると忍術を発動させ、怯えていた様子が嘘のように凄まじい力で敵を撃退する。
あわゆきが好物。


真ん中のは今度。


■ りょく (103回/2010/10/12(Tue) 11:37:38/No2869)

シツト(下)
陰で物凄く努力しているのだが思うように能力を発揮出来ず、急に実力を付けたサキラを目の敵にしている。
人に言えない趣味がある(が、シュイカにはすべてバレている)。
弟子は三人。
あんぱんが好物。



うっかり書くの忘れてました。

シツト「なんだって!?全く!トロい奴。だからバカなんだよ!」

○○だよ、が口癖。


■ こやまる (944回/2010/10/13(Wed) 23:05:23/No2876)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんばんは☆

三人衆の紹介をありがとうございます(^^)。
常にツンツン絡んでくるシツトがかわいいですね〜。
口先だけではなく、影ではものすごく努力しているという設定もまた素敵です。
でもその実力のほどは・・・?
手に持っている武器(?)とはいったい何なのでしょう?

シュイカの方も、師匠を呼び捨てにするのはシツトのことが本当は好きだからということなのですね。
(良い方向に解釈しておきます^^;)

個性的な師匠に個性的な弟子達の今後の活躍をますます期待してます。
そしてサキラ同様、ヤシチとの絡みも早く見てみたいなぁ。

では!


■ りょく (104回/2010/10/15(Fri) 20:36:21/No2883)

こやまるさん、こんにちは!

シュイカとシツトの関係はだいぶ先になりますが必ず書きますのでお楽しみに
!(←先延ばしっていやらしい

シツトの持ち物は先割れスプーンでないことは確かです☆

三人衆はサキラより出しゃばります。うっかりしていると主人公の座を奪われるだろう(予言

では〜!


■ りょく (110回/2010/11/07(Sun) 20:59:15/No2932)

歳はサスケやハンゾーと同じ。
服装が派手すぎるくの一。
頭はお団子、紫の星はかんざし。
周りからどういう目で見られようが絶対に服装を正したりはしない。
詳しいプロフは後ほど。


追記★

ユユシィ
迷惑妖精。
サキラの弟子。
頭はお団子、紫の星はかんざし。
忍者にしては派手すぎる服装とお節介な性格のせいで、周囲に迷惑がられているが、本人は気付いていない。
おはぎが好物。


では!

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■ りょく (114回/2010/11/08(Mon) 18:04:40/No2940)


ノドカ

忍者じゃなくて女侍。

サキラに声を掛けたところを見ると、わりと物好きなのかもしれない。
結構口が悪い。

(これ以外の設定が決まってないです)

後はマウリだ!

では!

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■ こやまる (964回/2010/11/10(Wed) 11:13:53/No2943)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんにちは☆

オリフェのご紹介&お絵描きをありがとうございます!
二人とも個性的ですね。
自分の考えるオリフェは美化したくなるものですが、りょくさんのオリフェは癖のある妖精ばかりでおもしろいです。
語尾もそれぞれきちんと設定されているのもGoodです。

>周りからどういう目で見られようが絶対に服装を正したりはしない。
服装が派手すぎるユユシィは忍びの支障になると、忍者仲間から確かに迷惑がられていそう。
他人にお節介をしたりと、ユユシィは妖精忍者には向いていないのかな?
サスハンとの忍術レベルの比較が気になるところです。
(実は忍術レベルは結構高かったりして)

>サキラに声を掛けたところを見ると、わりと物好きなのかもしれない。
女侍の設定が新しいですね〜。
妖精忍者とは違った独特の風習などがありそうです。
見た目は割とマイペースそうで、侍らしいオーラ(間合いというのでしょうか)を持っていそうですね。
彼女の目が開くことは果たしてあるのか無いのか…。

マウリの紹介もお待ちしています〜。
では!




2937/ ガイア族小説
□投稿者/ しん -1回-(2010/11/08(Mon) 17:06:50)

※ピクモのキャラがちょっと違うような感じがします
 ピクモファンの方は十分了承の上ご覧くださいw

「そーいえばさー、ミルモの奴にいつもくっついているリルムだかいう女って
、味は超悪いが一応女らしく料理を作るよな。当然、お前も作れるよな?女だし。」
 ガイアの里のある日の昼下がり、フィアは突然思いついたようにこう言った

 女だから料理を作れるだろう?的発言は、ピクモにとって痛くて失礼な言い方だった。
 「・・・それが出来ないから、アクアにいつも作ってもらっているのよ。今更何を言ってるの?」
ピクモは顔色一つ変えずに、いつもの笑顔でそう言い切った。
そんなピクモをアクアはすっごい意味有り気にチラ見する。
それがフィアの好奇心の火をさらに燃え上げらせた。
「なぁ、料理が実はへたくそなのはアクアなんだろ?それがバレルのがいやでアクアが毎日作っている振りして、実はピクモが・・・・・・」
「・・なんでそんな大掛かりなことをしてまで隠さなきゃいけないんだよ。違うよ、料理を作ってるのはちゃんと僕だからね。・・・ただ、ピクモには料理が作れないわけがあって・・・・・」
そう説明しながらふとフィアを見ると、食べかけていた好物の焼き芋をそのまま手荒にテーブルに置いていることに気がついた。
・・・そんな光景いつもはぜっったいありえない。
フィアはかなりの好奇心のオーラで、変な威圧感を僕に与えていた。
「?訳って何だよ?!」
考える事ももはやめんどくさいのか、フィアは速攻で聞いてくる。
僕はもう止められないなぁと直感で感じながら、苦し紛れに冗談を言った。
「・・・えーと、・・・ピクモが料理をするとね・・・・そう、世界が滅亡しちゃうんだ・・・」
「(そ)んな訳ねぇ(ないわ)よ!!」
凄い息ぴったりのタイミングで、フィアとピクモが僕に鋭くツッコんだ。
そしてフィアがこれでもかと言うぐらいに大爆笑をする。
いくら苦し紛れとはいえ、ピクモには失礼な言い方だったかもと、少し反省しながら恐る恐るピクモを見た。

案の定、ピクモはいつもの笑顔は何処へやら超不機嫌になっていた。
アクアを少しも見ないで、何故かさっきから静かにココアをすすりながら、今まで客観的にこれらを見ていたウィンとドンタをキッとばかりに睨んだ。
すっかりとばっちりを受けてしまった二人は、そんなピクモの(恐ろしい)表情に動揺し、思いっきりココアにむせていた。
そんな事にもカチンときたのか、(大部分は、僕の酷すぎる冗談と、隣でいまだに大爆笑しているフィアなのだろうけど)ピクモはさらに不機嫌になって。
とうとう大爆発を起こした。
「・・酷すぎる・・・酷すぎるわぁ!みんなそろいもそろって私を馬鹿にして酷すぎる!」
「・・・・・僕たちは関係なくなぁい?」
「・・まったく関係ない。」
ウィンとドンタがピクモの発言を訂正する。
「五月蝿いわ!こうなったらあなた達も巻き添えよ!許せないわ!」
僕はこの先の運命をいやでも知ってしまった。
慌ててピクモに弁解する。
「・・・だって、だって君が料理本来が作れない・・だなんて、言えなかったんだ・・・だから、ごめんなさい!」
「言っちゃってるじゃないのー!」
「へー、お前料理が全然だめなのかー。なっさけねぇなぁ。」
フィアがある意味止めを刺した。

そしてピクモは僕たち4人(問答無用でウィンとドンタにまで)にかなり強烈な雷を一発叩き落した。

トプルから聞いた話だと、僕たちが気絶している間は火が起こらなくなったばかりか、雨も降らなくなり、水も出なくて、さらには風まで吹かなくなって、しまいには大地が少し沈没したそうだ。
そして、ナンダカワカラナイノが異常に大量発生しまくって、一時、地球滅亡とまではいかなかったものの、代わりに、妖精界が滅亡しかかったという有様だったのでした。

途中で何故かアクア視点になってしまいました。
ごめんなさい、ピクモはこんなにすぐ怒る子では無い事を知っていたんです。












■ こやまる (965回/2010/11/13(Sat) 10:37:58/No2948)
http://www.murumoya.com/


しんさん、こんにちは☆
小説の投稿ありがとうございます(^^)。

しんさんは通常掲示板では「あ。」という名前で投稿されていましたよね。
(投稿者のIPアドレスで分かってしまうんですよ)
皆さんを混乱させないためにも、次回からは統一した名前での投稿をお願いいたします。

さて、禁断のピクモの料理ネタが来ましたね(笑)。
元々出番が少なかったとはいえ、女の子らしい様子をちっとも見せなかったピクモは、料理の腕前は謎に包まれたままとなってしまいました。
妖精界の女の子は料理下手な女の子が多いので、ピクモも…という可能性は大でしょうね。
ピクモの代わりにアクアが料理する設定が面白いです。
変な花を育てるアクアも、料理はだいぶ変わった味がしそうな予感もしますが…。

フィアの無神経かつ鋭いツッコミに対して、アクアがピクモをかばう(かばいきれていませんが^^;)展開も、ガイア族5人ならではの展開ですね。
途中までピクモをかばっていたアクアにまでも雷を落とすピクモ…。
いつもにこにこしているピクモの目がキッと開眼して、ものすごく恐ろしい形相になっていたに違いない。。。
この後どのようにしてピクモの怒りがぎりぎりのところで収まったのかが気になるところです。

では!




2966/ オリフェを書きました!
□投稿者/ 葉月 -14回-(2010/11/20(Sat) 15:11:48)

こんにちは、葉月です。

今日は次回から登場するオリフェのヒマリを描いてみました。
ちなみに彼女は最初名前が違いました。
でももっと良い名前と思いこの名前にしました。

・女の子で年齢はちびっ子妖精と同い年
・ヤマネの親友で老舗和菓子店の一人娘。
・楽器は篠笛で好きなお菓子は桜餅
・ヨモギが菓子の専門学校の先輩で尊敬している。(崇拝ともいえる(笑))
・言葉遣いがヤマネ同様に丁寧で年下にも丁寧。
・ハンゾーの事がすき。かといっても見ているだけの恋
・和菓子作りが趣味でヤマネの食べれる和菓子を作成中
・穏やかで優しい性格で周りが癒される。

みたいな子です。まさに女の子に見習って欲しいという感じのこを描いてみました。友人思いのいい子なので誰からも愛されてるみたいです。
ちなみに卑怯なことはしないらしいです。


■ こやまる (973回/2010/11/22(Mon) 17:03:17/No2972)
http://www.murumoya.com/


葉月さん、こんばんは☆
オリフェ紹介ありがとうございます!

幼いのに言葉遣いが丁寧という設定だけでもかわいいのに、桜餅なピンクのイメージがまたかわいいです。
黒髪と、袖口も広めな和のイメージもよく考えられていますね。
卑怯無しという性格もグッドです(笑)。
ヤマネの横に並んだら似合うんだろうなぁ。
性格もヤマネ同様におしとやかなのかな?
もう誰かしゃんも見習ってほしいでしゅね〜。
ちなみにヒマリの名前の由来はひまわりなのかな?

そして一番見たいのがハンゾーとの掛け合いですね。
鈍すぎるハンゾーに、ヒマリはどんな反応を示すのでしょう?
ハンゾーにも色のある話があるなんて…隅に置けないです(笑)。

では!




2839/ なりきりチャットの個人的妄想3
□投稿者/ レインボー -149回-(2010/10/02(Sat) 23:10:52)

皆さん、こんばんは☆

今回から第3回なりきりチャットの小説を描いていきますね。

第0章『発端』

ここは5年後の妖精界・・・お城の中では女性が泣いていました。
???「・・・酷すぎますわ〜!ぐすっ・・・。」
女性は楽器を出しました。
???「こうなったらおしおきをする為の道具を出しちゃいますわ!」
その女性は魔法を使いました。
シュバ!
すると突然空間にスキマが開きました。
???「え!?」
そして魔法とスキマがぶつかり合いました。
バチバチバチバチ!!!
???「きゃあっ!」
魔法とスキマが融合し、亜空間の入り口の様な物になりました。
???「こ・・・これは!?」
そして亜空間の入り口から誰かが出てきました。
???「え!?あ、貴方は一体?」
???「わっはっはっは。この私を復活させた者はお前か?」
???「わ、私は復活させた覚えなどないのですか・・・。」
???「グッフッフッフ、丁度いい。復活記念にこの世界に永遠の悪夢を見せてくれるわ!」
悪魔は霧を辺り中に出現させました。
???「な、何ですか!?・・・あ、あら?急に眠く・・・。」
女性はそのまま眠ってしまいました。
???「わっはっはっは。この私を復活させてくれた事に礼を言うぞ、小娘。」

一方こちらはとある町のコロシアム・・・そこではある大会の決勝戦が開かれていました。
司会「レディースアーンドジェントルマン!皆様、長らくお待たせしました。只今より決勝戦の開催を宣言しますッ!」
管理者「では決勝に勝ちあがった二人は入場してくれたまえッ!」
決勝戦の会場に二人の選手が入場してきました。
観客の歓声が大いに響きます。
???「へへ・・・やっぱり勝ち上がってきたな!」
???「フン・・・キミがここまで残るとは思わなかったよ。」
???「ここまで来たからには絶対におれっちは優勝してやるぜ!いい戦いにしような!」
???「百戦錬磨ありとあらゆる戦いに勝利してきたオレに勝てる訳がない。軽くあしらってやるよ。」
管理者「それでは両選手、自分のチームを・・・。」
ゴゴゴゴ・・・。
???「おわ!?」
???「何だ・・・地震か?」
突然コロシアムが揺れ始めました。
観客達がどよめきます。
司会「み、皆さん!慌てず騒がず!落ち着いてください!」
管理者「と、とにかくみんなここから避難するんだッ!」
???「ちぇ〜・・・決勝戦はお預けかよ・・・。」
???「フン・・・せいぜいチームを練り直して無駄に足掻く時間を増やすがいいさ。」
選手の二人も避難しようとしました。
シュバ!
しかし突然足元にスキマが開きました。
???「うわ!」
???「な、何だこれは!?す、吸い込ま・・・!」
???「うわあああああ!」
選手の二人はスキマに吸い込まれ消えました。
管理者「な、何とッ!?」
それと同時に揺れも収まりました。
司会「こ、これは想定外のアクシデント!決勝進出の選手二人が忽然と消えてしまいました!」
観客A「おいおい、一体どうなってんだよ!?」
観客B「二人が跡形もなく消えちゃったわ!」
観客C「これは実に不可思議な事だね。これを分析出来ないかな・・・。」
観客D「そんな事言ってる場合じゃないよ!」
観客E「ふ、二人は一体何処にいっちゃったんだろう・・・?」
二人は亜空間の中を進んでいます。
???「何だろうこれ?何かの余興かな?」
???「そんな訳ないだろう!一体何が起こってるんだ!」
やがて光が見えてきました。

以上です。
前回のレス返しです。

>一連の騒動は彼女達のちょっとしたいたずらのようですが
彼女『達』と言われていますが、主犯はスキマ妖怪の方であって、巫女は関与していません〜。

>第3回のテーマは難易度高めで、チャット開催時は全然話が進まなかったですね。。
そんなに進んでいなかったでしょうか?
結構進んでいたと思いますけど・・・。
今回もミルモ以外の作品とコラボです。
何の作品かは恐らくはこの時点では分からないと思います・・・。

それでは☆


■ こやまる (935回/2010/10/11(Mon) 08:56:49/No2862)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、おはようございます☆

第3回なりきりチャットの小説がいよいよ始まりましたね。
今回もまたスキマ妖怪の気まぐれの仕業!?
さすがにまだどの作品とのコラボかは分かりませんが、冒頭の泣いている女性とはチャットでの進行通りリルムですね(^^;。
第3回のチャットは参加者が多かったのでストーリーもにぎやかになりそうです。
レインボーさんによる5年後の妖精界も楽しみにしていますよ。
登場人物となる各妖精の5年後が見られたらいいなと思います(^^)。

>そんなに進んでいなかったでしょうか?
本当は各妖精たちの5年後をみんなで想像してチャットの中で話せたらよかったなぁと思ってました(^◇^;)。
実際は5年後に到着したところで終わってしまいましたっけ。
誰がタイムマシンのボタンを押すかで大幅に時間ロスしてしまいました(笑)。

それでは今後の連載を楽しみにしています!
では!


■ レインボー (150回/2010/10/14(Thu) 22:23:11/No2879)

こやまるさん、こんばんは☆

第1章『未来へ』

洞窟での事件から1週間後・・・ミルモ達は約束どおり、ドクタ博士の研究所にいました。
ドクタ「やぁみんな!今日は僕のタイムマシンの実験に付き添ってくれてどうもありがとう!」
ミルモ「な〜んか嫌な予感しかしねぇぞ・・・。」
リルム「そんな事言ってはいけませんミルモ様!」
ヤシチ「それでタイムマシンは何処にあるのだ?」
ドクタ「あぁ、それならこっちの部屋にあるよ。ついて来て!」
ミルモ達はドクタ博士に案内されるがままについて行きました。
ドクタ「ほら!これがタイムマシンだよ。」
ムルモ「おぉ〜!すごいでしゅ!」
パピィ「本格的じゃない!」
パンタ「ボクたん、感動ですっち〜!」
ドクタ博士のタイムマシンはまさしくタイムマシンと呼ぶのに相応しいものでした。タイムマシンの上ではメカモが調整をしています。
ドクタ「メカモ、調整はどうだい?」
メカモ「バッチリダゼ!何時でも出発できるゼ!」
サスケ「それじゃ早く出発しようだぜ!」
ハンゾー「なのら〜!」
ドクタ「そうだね。じゃあみんな乗ってくれ!」
ヤマネ「それは分かりましたが・・・。」
ネズミ「今回も結構な人数が集まったでござるな・・・。」
アクミ「本当じゃん。」
アロマ「全員乗れるのでしょうか・・・?」
ドクタ「その点なら大丈夫だよ。こんな事もあろうかとタイムマシンには30人は乗れる様にしておいたから。」
キャップ「それなら安心ね!」
ドクタ「メカモ、君は一緒について行ってみんなをサポートするんだよ。」
メカモ「オウ!・・・しかしすっげぇ顔ぶれがアルナ。」
ベルル「あ、私達の事ですか?」
フィア「本当はかったりーからアクアやピクモ辺りに任せたかったんだけどな。」
ミルモ「ひょっとしておめーらがついて来る理由って・・・。」
ベルル「はい、ミライやアクア、ウィンから聞きました。」
フィア「こないだもノヴァクリスタルとか言う危険な奴が現れたってな。」
リルム「キノピコさんやクッパJr.さんの時の事ですね。」
ヤシチ「思えばあの時は大変だったな・・・。」
ムルモ「一歩間違えれば、妖精界が滅んでいたでしゅ・・・。」
ベルル「えぇ、今回は未来なのであまり心配はないと思うのですが・・・。」
フィア「まー、一応念の為って訳だ。」
パピィ「そうなの・・・。」
パンタ「頼もしいですっち!」
サスケ「確かにそうだぜ。」
ハンゾー「なのら〜。」
ヤマネ「サニー殿達の時と言い、キノピコ殿達の時と言い・・・。」
ネズミ「ここ最近邪悪な者がよく現れるでござるからな・・・。」
アクミ「ま、そんな湿っぽい話は抜き抜き!さっさとタイムマシンに乗るよ!」
アロマ「そ、そうですね!」
ミルモ達は全員タイムマシンに乗りました。
キャップ「さー、早いとこ未来に出発しましょ!」
ベルル「それで行き先は?」
ドクタ「とりあえず5年後の妖精界に設定しておいたよ。」
フィア「5年後か・・・大して変わってねー気もするが、まぁいいか。」
メカモ「ソレじゃあ、そろそろ出発するゼ。」
ミルモ「よーし!それじゃあ起動ボタンは代表してミルモ様が押すぜぃ!」
ヤシチ「何を言っておるのだミルモ!拙者が押すのだ!」
ムルモ「ボクでしゅ!こんな機会、滅多にないでしゅからね。」
サスケ「オイラだぜ!」
ハンゾー「ボクなのら〜!」
アクミ「あたいじゃん!」
ドカ!バキ!ボコ!
ミルモ達は取っ組み合いの喧嘩を始めました。

一旦、きりますね。


■ レインボー (151回/2010/10/14(Thu) 22:48:44/No2880)

続きです。

リルム「ちょっと皆さん、やめてください!」
ヤマネ「喧嘩はよくないでございます!」
ネズミ「は〜、愚かな奴らでござるな〜。」
アロマ「そんな事言ってませんで早く止めませんと!」
パピィ「大丈夫よアロマたん!こうすればいいのよ。」
ピッ!
パピィが起動ボタンを押しました。
6人「あ〜っ!!!」
パピィ「わ〜い、あたちが押したわ!」
ミルモ「パピィ、てめ〜!」
ヤシチ「抜け駆けするとは卑怯な奴め!」
パピィ「フン、おバカたん達はこれだから困るわ。喧嘩してる方が悪いんじゃない。」
ムルモ「何でしゅってぇ!?ムカツクでしゅ!」
そしてタイムマシンが光りだしました。
パピィ「何よやる気!?」
メカモ「ソレじゃあドクタ博士、行ってくるゼ!」
ドクタ「宜しく頼んだよ!」
サスケ「やってやるんだぜ!」
ハンゾー「なのら〜!」
シュパ!
タイムマシンが超空間に入るのと同時に7人はまた喧嘩を始めました。
キャップ「あんた達、いい加減にしなさ〜い!」
ベルル「まぁまぁ。あんな野蛮な人達は放っておきなさい。」
フィア「そうだそうだ。それより周りを見てろよ。こんな光景、二度と見れねぇぞ。」
周りは時間が流れていて色々な時代の景色が見えます。
リルム「すごいですわ〜!」
ヤマネ「妖精界の歴史でございます!」
ネズミ「これは壮観でござるな・・・。」
リルム達はしばらく時代の流れを堪能していました・・・。

一方こちらは5年後の妖精界・・・そこには二人の少年がいました。
???「ここどこなんだろう?バトルロードの世界の中かな?」
???「そんな訳ないだろう!第一バトルロードにこんな世界はない!」
???「じゃあおもちゃの世界?夢の世界?」
???「夢だ・・・これは夢に決まってる!」
???「・・・おりゃ!」
パシン!
???「いてっ!いきなり叩くな『マサト』!」
マサト「痛いだろ?だから夢じゃないんだよ、『リュータ』。」
リュータ「くそ〜、本当にここは何処なんだ・・・?」
マサト「それにしても・・・おれっち達の格好ってお互い決勝に使おうとしていたチームなのか?」
リュータ「そうみたいだな・・・フン、相変わらず貧弱そうなチームだな。」
マサト「何〜!?」

マサト 職業バトルマスター 装備 メタルキングの槍、天空の鎧、勇者の盾 仲間モンスター スライム、モーモン

リュータ「優勝を狙うなら、オレみたいなチームを少しは考えたらどうだ?」

リュータ 職業バトルマスター 装備 風林火山、闇の衣、ウロボロスの盾 仲間モンスター キースドラゴン、ナイトリッチ

マサト「チームは見た目で強い弱いが決まるんじゃないんだぞ!」
リュータ「フン!毎回毎回スライムを入れて・・・スライムなんかを入れるなんて気が知れないな。」
マサト「何だと!?」
リュータ「モンスターは体力、バランス、能力が全て!オレのチームとキミのチーム。その差は歴然だ。」
マサト「そんな訳ない!ここから帰れたらその事を証明してやるよ!」
リュータ「フン・・・好きにするがいいさ。」
マサト「くっ・・・。」
リュータ「それより・・・本当にここは何処なんだ?」
マサト「あぁ・・・文字は見た事ない文字ばっかりだし・・・。」
リュータ「どう見ても日本語、英語、中国語・・・いや、地球の文字とは思えない。」
マサト「う〜ん・・・ん?」
上から突然何かが降りてきました。
リュータ「今度は何だ・・・!?つ、潰されるぞ!」
それは段々マサト達に近づいてきました。
マサト「い、今からじゃ逃げられないよ!」
リュータ「う、うわぁぁぁぁ!」
ズ〜ン!
マサトとリュータは潰されました。

以上です。
今回のコラボはドラゴンクエストモンスターバトルロードビクトリーより、マサトとリュータです。
二人ともゲームよりかはVジャンプで連載していた漫画寄りの性格です。
・・・と言いますか、ゲームでは主人公は喋りません。
大抵のゲームではそうですが。

>第3回のチャットは参加者が多かったのでストーリーもにぎやかになりそうです。
過去最多の16人なので、苦戦しそうです。
会話になかなか出てこない妖精が出てきそうです・・・。

>誰がタイムマシンのボタンを押すかで大幅に時間ロスしてしまいました(笑)。
そうですね。
既に5年後の世界についていた、という設定でも良かったかもしれませんね。

ではまた☆


■ ムラサメ・シュン (188回/2010/10/15(Fri) 08:13:31/No2881)

レインボーさんこんにちは、ムラサメ・シュンです。
なりきりチャットの小説を読んで見ましたが
すごく面白いですね・・そしてクロスオーバー的な
感じでマサトとリュータがいるのでそこがすごくいいですね
ボク自身もかつてモンバトをしていたので
いいかんじですね懐かしい過去が蘇る感じですね
(ものすごく良い意味で・・・)
今回はストーリーの始めの部分なので続きを
期待してまっています、こんな所です。

それでは。


■ こやまる (950回/2010/10/20(Wed) 08:31:49/No2899)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、ムラサメ・シュンさん、おはようございます☆

いよいよミルモ達の新たな旅の始まりですね。
冒頭からやたらと勘の鋭いミルモ…。
レインボーさんによりこうして小説化されていることからもその予感は的中ですね。
そして今回もまたフィアたちのような変わった顔ぶれに対する説明もバッチリです(笑)。
冷静なアクアと違って、フィアは何かやらかしそうな予感が…。
ベルルの時の神官としての活躍にも期待しています!

そしてタイムマシンの起動ボタン騒動!
小説の方も、チャットでの流れをくんでて楽しませていただきました(^^)。
おおざっぱで強気なパピィ…、そしてミルモやヤシチから文句言われても強気で言い返すパピィがかわいいなぁ。
この後7人で取っ組み合いのケンカが始まっていますが、パピィは最後まで勝ち残りそうです。
最初にムルモ、サスケ、ハンゾーが負けて、その場で伸びていそう…。

>今回のコラボはドラゴンクエストモンスターバトルロードビクトリーより、マサトとリュータです。
今回は完全に私の範囲外のジャンルではありますが、ミルモ達とのコラボをじっくり読ませていただきます。
ちなみにドラゴンクエストモンスターはゲームボーイカラーの頃に遊んだことがありましたが、この手の育成ゲームはいつも途中で投げ出してしまう忍耐力のない私。。。

次回は早くも5年後の世界に到着でしょうか?
レインボーさんによる5年後の世界の描写がとても楽しみです!
ぜひいろんな妖精の5年後の姿を描いてくださいね!
では!


■ レインボー (152回/2010/10/22(Fri) 23:04:11/No2902)

ムラサメ・シュンさん、こやまるさん、こんばんは☆

第2章『未来の妖精界』

タイムマシンは超空間を抜けようとしていました。
ミルモ「この〜!」
ヤシチ「やるか〜!?」
リルム「皆さん、いい加減にしてください!もう未来に着いてしまいますわよ!」
ムルモ「ほぇ、そ、そうなんでしゅか?」
パピィ「何よ、喧嘩してるだけだったじゃないの!」
パンタ「時間は有効に使うですっち!」
サスケ「それよりも何時未来に到着するんだぜ?」
ハンゾー「早く妖精界の未来が見たいのら〜!」
ヤマネ「もうすぐだと思いますが・・・。」
そう言った時、タイムマシンが超空間を抜けました。
ネズミ「お!どうやら無事に着いたみたいでござるな。」
アクミ「ここがそうなのかい?」
アロマ「恐らくは・・・。」
メカモ「トりあえず、地上に着地しよーゼ!」
タイムマシンは地面に向けて下降していき・・・
ズ〜ン!
着地しました。
???「うぎゃ!」
???「ぐえ!」
キャップ「あれ?今何か声が聞こえなかった?」
ベルル「そうでしょうか?」
フィア「気のせいじゃねーか?」
ミルモ「そうだそうだ!それよりも早く未来の妖精界を見に行こーぜ!」
ミルモ達はタイムマシンから降りて未来の妖精界の町を見に行きました。
メカモ「オット、タイムマシンは超空間に入れておかねェとナ。」
メカモはリモコンを出して、スイッチを押しました。するとタイムマシンは超空間に吸い込まれていきました。
メカモ「コレでOKだゼ!」
メカモもミルモ達を追いかけていきました・・・。
一方潰されたマサトとリュータは・・・。
マサト「な、何だ・・・?何で突然あんなものが現れたんだ?」
リュータ「人を潰しておいて・・・謝罪の一言も言えないのか、あの連中は!」
マサト「だ、大丈夫かお前ら?」
スライム「ピキー!」
モーモン「キュ〜。」
リュータ「大丈夫な訳ないだろう!あの連中にはそれ相応の処罰をしないと気がすまない!」
マサト「お、落ち着けよリュータ。」
リュータ「これが落ち着いていられるか!行くぞ、お前達!」
キースドラゴン「ガル!」
ナイトリッチ「ウガ!」
リュータ達はミルモ達を追いかけていきました。
マサト「ま、待てよリュータ!おい、おれっち達も行くぞ!」
スライム「ピキー!」
モーモン「キュ〜!」
マサト達もリュータ達を追いかけていきました。

一方ミルモ達は未来の妖精界の町にやってきました。
リルム「これが未来の妖精界ですか?」
ヤシチ「別に今の妖精界と大して変わってないぞ?」
ムルモ「本当でしゅね〜。」
パピィ「・・・待って!あれを見て!」
パピィの指先にはペータ達がいました。
パンタ「ペータお兄ちゃん達ですっち!」
サスケ「でも・・・何だか様子が違うぜ?」
ハンゾー「何だかいつもより大きいのら〜。」
未来のペータ「それでその後、どうなんだべ?」
未来のビケー「順調そのものだよ。今後の計画もバッチリだよ。」
未来のマンボ「へ〜、そりゃめでたいな!」
未来のガビン「おめでとう、二人とも・・・!」
未来のアンナ「えへへ、ありがとうみんな!」
未来のインチョ「では皆さん、行きましょう!」
未来のペータ達はその場を去りました。
ヤマネ「今のは・・・。」
ネズミ「未来の奴らでござるな。」
アクミ「へぇ、あいつら少しは大人っぽくなってんじゃん。」
アロマ「と言う事はやっぱりここって未来なんですね!
キャップ「凄いじゃない!・・・あ、でも未来の人達にあたし達が見られたらまずくないかしら?」
ベルル「あぁ、その点なら大丈夫です。未来の場合は問題ありませんよ。」
フィア「過去はダメだけどな!」
メカモ「ヨーシ、もっともっと妖精界の未来を調べようゼ!」
ミルモ達は未来の町を探索し始めました。

一回、きりますね。


■ レインボー (153回/2010/10/22(Fri) 23:10:16/No2903)

続きです。

すると、様々な新聞、広告が張られている広告板を見つけました。
ミルモ「へ〜、未来のミモモショップってこんな便利そうなのが売ってんのか。オレ達の時代でも早く売って欲しいぜ!」
リルム「まぁ、こんなに面白そうな映画が未来では放映されているんですか!見たいですわ〜!」
ヤシチ「元首領達は5年後も相変わらず悪さをしているのだな・・・変わり栄えのない・・・。」
ムルモ「この里は近々『ミルモの里』から『ムルモの里』になるんでしゅね!」
パピィ「未来の姫は誰!?誰!?・・・そこだけ破れてて読めない・・・。」
パンタ「妖精界もバスが走る様になったんですっちね!便利ですっち!」
サスケ「おぉ、カメリがお菓子の漬物作り大会で5年連続優勝してるぜ!」
ハンゾー「凄いのら〜!」
ヤマネ「忍者の里は妖精界発展の為、徐々に山間部に追いやられているみたいですね・・・。」
ネズミ「拙者達の未来ではそうはならんで欲しいでござるな・・・。」
アクミ「未来は一緒なんだから意味ないじゃん。」
アロマ「怪盗パパン、またまた脱獄!学習のないずぼらな城の警備!・・・物騒ですね・・・。」
キャップ「未来の野球はなかなか面白そうね。試合中に指定されたミモモショップのアイテムを使ってもいいのね。」
ベルル「時の宝玉に触れる者はなし・・・まぁ、当然ですね。」
フィア「ガイアの里に関する事は・・・流石に書かれてねぇか。」
メカモ「ドクタ博士、5年後の世界でも大発明の連続だナ!流石ダゼ。」
ミルモ達はその後もしばらく広告板を見ていました。
ミルモ「いや〜、なかなか面白そうな未来じゃねえか!」
リルム「本当ですわ〜。」
ヤシチ「実に充実した世界だな。」
ムルモ「本当でしゅね!」
パピィ「今から待ち遠しいわ〜!本当に待ち遠しいわ!」
パンタ「ワクワクですっち〜!」
サスケ「あ・・・日が暮れてきたんだぜ。」
ハンゾー「もう夕方みたいなのら〜。」
ヤマネ「・・・あら?」
夕方になり始めると妖精達が一斉に家の中に入り始めました。
ネズミ「・・・何でござるか?」
アクミ「何かあるのかい?」
アロマ「もう皆さん、寝るのでしょうか?」
メカモ「イヤ、いくら何でも早すぎンだロ。」
その時、突然火の粉が飛んできました。
キャップ「え!?」
ベルル「皆さん、危険です!」
フィア「避けろ!」
ドゴォン!
ミルモ達は火の粉を避けました。
ミルモ「な、何だぁ、いきなり!?」
リルム「・・・あそこに誰かいますわ!」
リルムが指差した先にはリュータ達がいました。
ヤシチ「に、人間の子供!?それにドラゴンと・・・骸骨?」
ムルモ「何で未来の妖精界にいるんでしゅか!?」
リュータ「フン・・・オレの風林火山を避けるとはなかなかやるな。」
パピィ「あんたの仕業ね!?何でこんな事すんのよ!?」
リュータ「・・・キミ達には相応の痛みを味わってもらうぞ。」
パンタ「えぇ!?痛いのは嫌ですっち〜!」
リュータ「行くぞ、お前ら!」
キースドラゴン「ガルルル!」
ナイトリッチ「ウガァァ!」
リュータ達はミルモ達に襲い掛かりました。

以上です。

>クロスオーバー的な感じでマサトとリュータがいるのでそこがすごくいいですね
クロスオーバーと言いますか、だんだんコラボキャラの妖精界に来る経緯がワンパターン化してきていますけどね・・・。

>そしてタイムマシンの起動ボタン騒動!
起動ボタンを押すだけでだいぶ時間がかかっていましたからね。
すぱっと押していればもっと話が進んでいたかもしれませんよね・・・。

>レインボーさんによる5年後の世界の描写がとても楽しみです!
5年後の妖精界の模写は今回だけでは何だか満足しないので、また機会があれば描きたいですね。

それでは☆


■ こやまる (954回/2010/10/27(Wed) 08:19:56/No2912)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、おはようございます☆

いよいよ5年後の妖精界に到着ですね!
まずは5年後の妖精界の描写がとても素敵(^^)。
特にペータたちミルモフレンズが…。
ビケーとアンナの結婚式が終わってしばらくして、再びミルモフレンズたちが集まったところでしょうか。
他のみんなも素敵なお相手を見つけていればいいなぁ。
しかし今より大人っぽいペータたちは文章では簡単に表現できますが、そのビジュアルを想像するのはなかなか難しいですね〜(^^;。

>パピィ「未来の姫は誰!?誰!?・・・そこだけ破れてて読めない・・・。」
パピィは未来に到着する前から未来のその事実を確認したかったでしょうね。
これでもしも違う女の子の名前が書かれていたら…。

その他、山間部に追いやられた妖精忍者たちがどんな生活をしているのかも気になります。
というか元々修行を終えた妖精忍者は何をしているのかも気になりますが…(^^;。

>夕方になり始めると妖精達が一斉に家の中に入り始めました。
この部分がめちゃくちゃ気になりますね。
何か未来でよからぬことが起きているのでしょうか。
もしやチャットでも書かれたあの騒動が原因・・・?

>リュータ「フン・・・オレの風林火山を避けるとはなかなかやるな。」
ミルモたちは故意では無かったとはいえ、いきなり逆恨みとは…。
未来の妖精界での事件に巻き込まれる前に、ミルモたちとリュータたちが友好的になってくれればいいのですが。。

それでは次回も楽しみにしています!
では!


■ レインボー (154回/2010/10/29(Fri) 22:55:46/No2916)

こやまるさん、こんばんは☆

第3章『対決』

リュータ「キースドラゴン、こごえるふぶき!ナイトリッチ、暗黒ゾーン!」
キースドラゴン「ガルルルル!」
キースドラゴンはこごえるふぶきを吐き出しました。
ビュウウウウウ!
ミルモ「うわ!寒い!」
リルム「いきなり何をするんですか〜!?」
ナイトリッチ「ウガァァァ!」
今度はナイトリッチが剣で斬りつけてきました。
ヤシチ「何の!」
ズガン!
ミルモ達はかろうじて避けました。
ムルモ「危ないでしゅ!何て事をするんでしゅか!」
パピィ「そうよそうよ!」
リュータ「そっちが先に仕掛けてきた癖に・・・よく言えるな。」
パンタ「ボクたん達は何もしてないですっちよ!?」
リュータ「・・・疾風迅雷!」
シュン!ビシビシビシ!
リュータがそう言い終わる頃には、ミルモ達は攻撃を食らっていました。
サスケ「うわ!」
ハンゾー「痛いのら〜!」
ヤマネ「全く見切れませんでした・・・!」
ネズミ「あやつ、相当の手練でござる!」
リュータ「・・・すっ呆けるなら容赦はしないぞ。」
アクミ「すっ呆けてなんかないよ!あたい達が何をしたって言うんだい!」
リュータ「ふざけるな!オレ達を潰しておいた癖によく言えるな!」
アロマ「潰す・・・?」
メカモ「ア・・・もしかするト・・・。」
キャップ「タイムマシンが着地した時にした時のあの声!?」
ベルル「やはり気のせいではなかったのですね・・・。」
フィア「全然気付かなかったぜ。わりーわりー。」
リュータ「そんなので許せるか!キミ達にはそれ相応の代償をとってもらうぞ!」
リュータ達は再びミルモ達に襲い掛かってきました。
ミルモ「チッ、戦うしかねーか。ケツアターック!」
ミルモはリュータに向かってケツアタックしました。
キン!
しかし盾でガードされました。
ミルモ「何!?」
リュータ「今回は物理ガードか・・・フン!」
リュータはミルモを押し飛ばしました。
ミルモ「うわ!」
ミルモは吹っ飛ばされ転がりました。
リルム「ミルモ様!・・・よくもミルモ様を〜!」
リルムはリュータに向かって突っ込んでいきます。
リルム「どおりゃあぁぁぁ〜〜〜!」
そしてリュータに向かってパンチをしました。
キン!
しかしまた盾でガードされました。
リルム「え!?」
リュータ「安心と信頼のガード率だな・・・!」
リュータはリルムを押し飛ばしました。
リルム「きゃあ!」
ヤシチ「ならばこれならどうだ!?」
ヤシチは手裏剣をみだれ投げしました。
キンキンキン!
手裏剣は全てガードされました。
ヤシチ「何だと・・・!?」
リュータ「そんな攻撃ではオレには勝てないぞ・・・。」
ムルモ「物理がダメ・・・だったらこれでしゅ!触覚ビィ〜〜〜ム!」
ムルモは触覚ビームを放ちました。
バリバリバリ!
リュータ「ギャアアアアア!」
ムルモ「やった!効いたでしゅ!」
パピィ「物理攻撃以外は効くのね!」
リュータ「チ・・・特定以外がガード出来ないのがこの盾の痛い所だな・・・。」
パンタ「ボクたんもやるですっち!人魂ドロドロですっち〜!」
パンタはリュータ達に人魂を飛ばしました。
リュータ「な、何だこれは・・・?」
ボンボンボン!
人魂が爆発してリュータ達にダメージを与えました。
リュータ「うわ、うわ!」
キースドラゴン「ギャオ!?」
ナイトリッチ「ウギャ!」
ヤマネ「効いているでございます!」
ネズミ「なかなかやるでござるな、パンタとやら。」
アクミ「本当じゃん!」
リュータ「く・・・まだだ!この程度じゃやられないぞ!」

一回、きりますね。


■ レインボー (155回/2010/10/29(Fri) 23:03:47/No2917)

続きです。

アロマ「あの、もうやめにしませんか?」
リュータ「何?」
アロマ「悪気はなかったとは言え、貴方に迷惑をかけてしまっていたみたいですね。謝罪をします、申し訳ありません。」
リュータ「・・・・・。」
アロマ「どうか争いをやめてはくれませんか?このまま戦いを続けても意味がないと思いますよ?」
リュータ「・・・・・。」
???「そうだよリュータ。許してやれよ。」
リュータ「マサト!?何時の間に・・・。」
マサト「こいつらだって悪気があった訳じゃないんだ。偶然だ偶然。些細な事で怒るなんて王者らしくないぜ?」
リュータ「・・・それもそうだな。」
アロマ「では・・・!」
リュータ「・・・今後は気をつけろよ。今回はこれ位にしておいてやる。」
アロマ「はい!ありがとうございます!」
メカモ「フ〜、何とかまとまったみたいダナ。」
キャップ「そうね。ところであんた達は誰なの?人間みたいだけど・・・。」
マサト「おれっちはマサト!気が付いたらここにいたんだ。」
リュータ「・・・オレはリュータ。マサトと同じく、だ。」
ベルル「人間がどうして妖精界に・・・しかも5年後の・・・。」
フィア「まさかとは思うがスキマに吸い込まれた、なんて事はないだろうな?」
マサト「そう!それだよ!変なスキマに吸い込まれたんだ!」
リュータ「よく分かったな?」
ミルモ「いやぁ、こっちで同じ事が相次いで起こっているもんでな。
ヤシチ「その通り。ところでそのモンスター達はお主達の仲間なのか?」
マサト「あぁ。スライムとモーモンだ!」
リュータ「オレの仲間はキースドラゴンとナイトリッチだ。」
スライム「ピキー!」
モーモン「キュ〜。」
キースドラゴン「ガル!」
ナイトリッチ「ウガ!」
サスケ「かっこいいんだぜ!・・・ん?」
女性陣がモーモンをじっと見ています。
ハンゾー「ど、どうしたのら?」
リルム「か・・・。」
パピィ「か・・・。」
ヤマネ「か・・・。」
アクミ「可愛いじゃ〜〜〜ん!」
女性陣は一斉にモーモンを抱きました。
モーモン「キュ〜?」
アロマ「本当・・・凄く可愛いです・・・!」
キャップ「何この罪滅ぼしな可愛さ!可愛すぎるわ・・・!」
ベルル「本当です・・・!久しぶりに可愛いという感情を抱きました・・・!」
ミルモ「何だ、何だおめーら。」
ヤシチ「そうだそうだ。そんなに可愛くないのではないか?」
ムルモ「そうでしゅよ!(可愛いのはボクだけで十分でしゅ!生意気でしゅ!)」
フィア「可愛い、なんてオレが思う訳ねーだろ?」
リルム「むっ!では見てください皆さん!この子を!」
リルムはモーモンを差し出しました。
モーモン「キュ〜?」
モーモンは顔を少しひねりました。
ミルモ「・・・可愛いな・・・。」
ヤシチ「あぁ・・・。」
サスケ「癒されるぜ・・・。」
ハンゾー「なのら・・・。」
フィア「こんな可愛いのがまだこの世に残っていたんだな・・・。」
ムルモ(キィィ!何なんでしゅかお兄たま達まで!こんな奴・・・こん・・・な・・・奴・・・)
モーモンはムルモに近づいていきます。
モーモン「・・・キュ〜!」
モーモンは笑いました。
ムルモ「あ〜もうバカバカバカ!キミは本当におバカでしゅ!どうしてそんなに可愛いんでしゅかぁぁぁぁ!」
ムルモはモーモンを抱きしめました。
モーモン「キュ〜?」
パピィ「あ、あのムルモが自分以外を可愛いって認めた・・・。」
ミルモ「こりゃ凄ぇな・・・。」
マサト「き、気に入られたみたいだなモーモン。良かったぜ!」
リュータ「フン・・・(・・・確かに可愛い・・・)。」
一同がモーモンを可愛いと思っていると辺りは夜になっていました。
ミルモ「おいおいもう夜じゃねーか。」
リルム「本当ですわ〜。」
すると突然黒い霧の様な物が辺りを漂いはじめました。
ヤシチ「な、何だこれは?」
ムルモ「黒い霧?・・・何だか急に眠たくなってきたでしゅ・・・。」
パピィ「ほ、本当・・・。」
マサト「な、何だ?何が起こってるんだ?」
リュータ「分からない・・・しかし分かる・・・このまま寝るのは危険だ・・・!」
パンタ「ひ・・・避難しなきゃですっち・・・!」
ミルモ「ど、何処へだよ・・・!?」
ミルモ達の眠気が限界に達しようとしたその時、声が聞こえてきました。
???「ちょっとあんた達!そんな所で何してるの!?」
???「外で寝たりしたらまともに悪夢をくらうよ!こっちに来るんだ!」
リルム「あ、あの方々は・・・!」
ヤシチ「忝い・・・!今はあそこに避難するぞ!」
ムルモ「あいでしゅ・・・!」
マサト「おう・・・!行くぞお前ら・・・!」
リュータ「しかし、この異様な睡魔・・・何処かで・・・。」
ミルモ達はその妖精達の家に避難しました。

以上です。

>他のみんなも素敵なお相手を見つけていればいいなぁ。
機会があれば他の妖精達も描いてみたいですね〜。

>パピィは未来に到着する前から未来のその事実を確認したかったでしょうね。
反応していただきたい所に反応していただけて、嬉しいです〜。
果たして王子ムルモの相手は・・・!?

>何か未来でよからぬことが起きているのでしょうか。
その予兆を今回描いてみました。
次回ではもう少し描いてみたいと思います。

ではまた☆


■ こやまる (959回/2010/11/05(Fri) 08:21:56/No2927)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、おはようございます☆

やはりというか、一方的に戦いに巻き込まれてしまいましたね。
今回はリュータとのバトルを通じて、妖精の特徴がふんだんに描かれていて楽しかったです。
戦いの火に油を注ぐだけのフィアは容易に想像できましたが、パンタの攻撃力に感心するネズミはまた新鮮だなぁ。
そしてこの戦いをなだめたのがアロマとは驚きました。
年上の妖精や神様のメンツが…(^◇^;)。
こんな状況でもびくびくせずに自分の考えを貫き通すアロマは、ガイア族以上に神様に適任のような気がします(笑)。

>モーモン
早速グーグルで画像検索〜。
ムルモが認めるかわいさを確かに理解しました。
妖精界のペット妖精にも欲しいくらいですね。
(どうして妖精界のペット妖精は奇抜なデザインなのが多いんだろう?^^;)
他のモンスターも含めて、今後の妖精たちとの絡みが楽しみです。

さて5年後の平和そうな妖精界にこの睡魔とは…。
まだまだこの先の展開が読めませんね。
ということでまた続きを楽しみにしています!

では!


■ レインボー (156回/2010/11/07(Sun) 22:40:26/No2933)

こやまるさん、こんばんは☆

第4章『悪夢』

ミルモ達は謎の黒い霧に襲われて、誰かの家に入れてもらえました。
ミルモ「はぁはぁ・・・危ないところだったぜ・・・。」
リルム「もう少しで眠ってしまうところでした・・・。」
ヤシチ「全くだ・・・。」
ムルモ「誰でしゅか?ボク達を助けてくれたのは・・・。」
パピィ「あ!あんた達は・・・!」
パンタ「ビケーお兄ちゃんとアンナお姉ちゃんですっち!」
未来のビケー「何だい、誰かと思えばミルモ達じゃないか。」
未来のアンナ「あら?貴方達、背が縮んだ?小さく見えるんだけど・・・。」
サスケ「それには深〜い事情があるんだぜ!」
ハンゾー「そうなのら〜!」
ミルモ達は未来のアンナ達に事情を説明しました。
未来のビケー「ドクタ博士のタイムマシン!?」
未来のアンナ「それじゃあ貴方達は5年前のミルモ達なの・・・?」
ヤマネ「左様でございます!」
ネズミ「そう言うお主達は5年後の人物なのでござるな。」
未来のビケー「そういう事になるね。」
未来のアンナ「そしてそこの2人・・・と4匹は異世界からの訪問者?」
マサト「おう。そうなるな。」
リュータ「・・・言い方が心外だな。」
アクミ「ところでお前らは何で2人で暮らしてるんだ?」
アロマ「それは決まっていますよ、アクミさん。」
メカモ「ゴールインしたって訳だナ。」
未来のビケー「ま・・・まぁ、そういう事だね。」
未来のアンナ「過去のミルモ達に知られると・・・何か恥ずかしいわね。」
キャップ「熱いわねぇ、このこの!」
ベルル「・・・それよりもこれは一体どうなっているんですか?」
フィア「そうだそうだ。一体何が起こってるんだ?」
未来のビケー「あぁ、そうだったね。」
未来のアンナ「今、この里は『魔王』に支配されているのよ。」
一同「魔王!?」
未来のビケー「数日前まで平和だったんだけど、ある日突然現れて・・・。」
未来のアンナ「この世界に永遠の悪夢を見せてやる、と言ってたわ。」
ミルモ「悪夢・・・だと?」
未来のビケー「うん、外で寝てしまうと凶悪な悪夢に襲われて、心身共に深刻なダメージを与えるんだ。」
未来のアンナ「でも家の中なら悪夢は来ないの。」
リルム「そうなんですか〜。」
ヤシチ「しかし見た感じ夜しかその悪夢は来ない様だが?」
ムルモ「朝やお昼のうちにやっつけちゃえばいいんじゃないでしゅか?」
パピィ「そうよそうよ!そんな奴数でかかれば楽勝よ!」
パンタ「悪い人は懲らしめてやるですっち〜!」
未来のビケー「・・・それがダメなんだ。」
未来のアンナ「朝になると魔王は忽然と姿を消すのよ。」
サスケ「えぇ!?」
ハンゾー「どうしてなのら〜!?」
未来のビケー「分からない。そして日が暮れ始めると、急に城に現れるんだ。」
未来のアンナ「そして里中に悪夢をばら撒くのよ。」
ヤマネ「それは厄介でございますね・・・。」
ネズミ「対策のしようがないでござるな・・・。」
未来のビケー「その魔王には時の妖精やガイア族もお手上げでね。」
未来のアンナ「誰も手出しが出来ないの・・・。」

一回、きりますね。


■ レインボー (157回/2010/11/07(Sun) 23:18:13/No2934)

続きです。

アクミ「そうなのかい・・・それにしても何でそんな奴が現れたんじゃん?」
アロマ「そうですよね。」
マサト「ゲームみたいにポンッて出てくる訳ないしな。」
リュータ「非現実的にも程があるだろ、それは・・・。」
未来のビケー「その件なんだけど・・・ミルモとリルムが原因じゃないかと思うんだ。」
ミルモ「は?」
リルム「私達が?」
未来のアンナ「今の里の国王と王妃はミルモとリルムなんだけど、二人が些細な事でケンカしちゃったのよ。」
キャップ「ケンカ!?」
メカモ「ソレで何で魔王ガ?」
未来のビケー「リルム曰く、ミルモにお仕置きする為に魔法を使ったら突然スキマが現れて、魔法がぶつかったんだ。」
ベルル「・・・またスキマですか。」
未来のアンナ「そしたらそこから魔王が現れたのよ。」
フィア「・・・あの妖怪、何か絡んでやがるのか?」
ミルモ「・・・ってか今の国王がオレでリルムが姫って事は・・・。」
リルム「私はミルモ様と・・・結婚するのですね!」
ヤシチ「ここにまた一組新たなカップルが誕生したな。」
ムルモ「おめでたいでしゅね、お兄たま!」
ミルモ「冗談じゃねぇ!何でオレがリルムなんかと!実際の未来は絶対にそんな風にはさせねぇぞ!」
リルム「ミルモ様〜!それはどういう意味ですか〜!?」
ドカ!バキ!ボコ!
ミルモ「ぎゃあああああ!」
ミルモはリルムにボコボコにされ始めました。
キャップ「あ〜、何と言うか・・・。」
アクミ「未来でもケンカして当然って感じじゃん。」
アロマ「それで未来が大変な事になっているんですから、救いようがありませんよね・・・。」
マサト「女心って何だろうな?」
リュータ「・・・オレ達はまだ知らなくていい事さ。」
未来のアンナ「はぁ・・・二人とも、今も5年前も相変わらずね・・・。」
パピィ「ねぇ、未来のアンナたん!」
未来のアンナ「ん?」
パピィは未来のアンナに小声で話しかけました。
未来のアンナ「何かしら?」
パピィ「今の国王様と王妃様ってミルモたんとリルムたんじゃない?」
未来のアンナ「そうよ?」
パピィ「それで・・・聞きたい事があるんだけど・・・。」
未来のアンナ「?」
パピィ「い・・・今の王子と・・・姫って誰かちら・・・?」
未来のアンナ「あぁ、そんな事?今の王子はもちろんムルモよ。」
パピィ「えぇ!そ、それで!?姫は!?誰なの!?」
未来のアンナ「それ・・・は・・・」
ドサッ!
未来のアンナは突然倒れました。
パピィ「え!?」
未来のビケー「大丈夫かアンナ!?・・・う・・・」
バタッ!
未来のビケーも倒れました。
ミルモ「な、何だ!?二人ともどうしたんだよ!?」
リルム「な・・・何だかまた眠くなって・・・」
ヤシチ「これは・・・どういう事なのだ・・・!?」
ムルモ「家の中にいれば・・・大丈夫じゃなかったんでしゅか・・・?」
ヤマネ「こ・・・このままでは・・・」
ネズミ「おのれ・・・悪夢なんかに・・・とらわれないでござるよ・・・!」
マサト「く・・・おい、お前ら!絶対に寝るなよ・・・!」
スライム「・・・・・。」
モーモン「・・・・・。」
キースドラゴン「・・・・・。」
ナイトリッチ「・・・・・。」
リュータ「ってお前達!既に寝てるんじゃない!」
フィア「畜生・・・!」
ベルル「私とした事が・・・不覚で・・・す・・・。」
バタッ!
遂にミルモ達も眠ってしまいました。

その頃、城では・・・
魔王「わっはっはっは。この私の力を甘く見るでないぞ、虫けら共。私の悪夢はより威力を増したのだ。」
手下1「魔王様、おめでとうございます!」
魔王「最早この世界に悪夢の届かぬ所など、何処にも存在せぬわ!」
手下2「はい!仰せの通りでございます!」
魔王「うむ。しかし夜にしか行動出来ぬのは実におしい。いずれもっと力を蓄えてこの世界を完全に悪夢で覆い尽くしてくれるわ!」
手下3「その日が1日でも早く近づけばよろしいですね!」
魔王「うむ!そうなった暁にはあの方を・・・グッフッフッフ!」
魔王は不気味に笑いました・・・。

以上です。

>ムルモが認めるかわいさを確かに理解しました。
前回の話はムルモとモーモンのやり取りをやりたかっただけかもしれませんね・・・。

>(どうして妖精界のペット妖精は奇抜なデザインなのが多いんだろう?^^;)
ナンダカワカンナイノ、カラスルメ、ギャア等特徴的なものが多いですよね・・・。
決して可愛いとは言えそうにないものばかりですし・・・。

それでは☆


■ こやまる (967回/2010/11/15(Mon) 21:50:09/No2953)
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レインボーさん、こんばんは☆

いきなりの魔王の存在には驚きました。
しかもそれが、チャットでもあったミルモとリルムのケンカが原因とは…。
レインボーさんはホント、ストーリー作りの天才と思います(^^)。
悪夢をばらまくという魔王の設定も、ミルモの世界観にぴったりですね。

>リルム「私はミルモ様と・・・結婚するのですね!」
この瞬間のリルムの表情はぱーっと輝いていそう〜。
そしてその直後に鬼の形相へと…。
しかしケンカで魔王が誕生するということは、5年経ってケンカはさらに激しいものへとなったのでしょうか。
5年後のミルリルに会いたいような会いたくないような…。
果たしてミルモは国王らしいことをしているんだろうか。。

>パピィ「い・・・今の王子と・・・姫って誰かちら・・・?」
さりげなく核心に迫るパピィちゃん。
きっとものすごくドキドキしていたでしょうね。
私的にはパピィには未来のことが分からない状態で、これからもムルモにアタックし続けて欲しいです。
でもパピィのことだから、これからもいろんな人に同じ質問をしそうだなぁ。

それでは続きを楽しみにしています!
では!


■ レインボー (158回/2010/11/20(Sat) 23:12:10/No2968)

こやまるさん、こんばんは☆

第5章『探索』

ミルモ「う・・・う〜ん・・・。」
ミルモは夢の中で苦しんでいました。
ミルモ「オ・・・オレのくもっちょが・・・!」
次々とミルモの周りからくもっちょが消えていきます。
ミルモ「くもっちょ・・・くもっちょ・・・!」
そしてくもっちょは完全に消えてしまいました。
ミルモ「うわああああああ!」
ミルモは飛び起きました。
ミルモ「はぁ・・・はぁ・・・って、ここは・・・?」
そこは未来のアンナの家でした。
ミルモ「そっか・・・ドクタ博士のタイムマシンで未来に来て・・・それで・・・。」
リルム「ミルモ様〜〜〜!」
ヤシチ「あああああああ!」
ムルモ「嫌でしゅううう!」
それを皮切りに全員が飛び跳ねる様に目覚めました。
ミルモ「うお!・・・お前らも起きたのか。」
リルム「え、えぇ・・・。」
ヤシチ「何だったんだ、今のは・・・。」
ムルモ「物凄く嫌な悪夢だったでしゅ・・・。」
マサト「どうやらみんな悪夢を見たみたいだな。」
リュータ「その様だな・・・。」
ミルモ「オレは周りからくもっちょがどんどん消えていったぜ・・・。」
リルム「私はミルモ様に嫌われて、相手にされなくなった夢でしたわ・・・。」
ヤシチ「拙者は長年溜め込んできたパンツコレクションが燃やされていく夢だった・・・。」
ムルモ「ボクはマシュマロが無くなっていって・・・そしてマシュマロ以上に大切な何かが消えていったんでしゅ・・・。」
パピィ「みんな、酷い夢を見たのね・・・。」
パンタ「ですっち〜・・・。」
サスケ「思い出すだけでも恐ろしいぜ〜!」
ハンゾー「なのら〜!」
未来のビケー「これが魔王の力だよ。」
未来のアンナ「毎晩毎晩悪夢を見せられて、精神的に辛いわ・・・。」
ヤマネ「この様な悪夢が毎晩続くのでございますか?」
ネズミ「それは勘弁してほしいでござるな・・・。」
アクミ「同感じゃん・・・こんな悪夢は一日見ただけで、もうごめんだよ・・・。」
アロマ「本当ですね・・・。」
未来のビケー「さて、じゃあ気分転換に町に出かけてみようか!」
未来のアンナ「えぇ、そうしましょ。」
キャップ「え?」
メカモ「オイオイ、それでいいのカ?」
ベルル「そうですよ、何とかこの状況を打破する方法を考えないと・・・。」
未来のビケー「いいんだよ、何時までも悪夢にとらわれていてはいけないし。」
未来のアンナ「魔王自体も朝になったら、忽然と消えちゃうんだから。」
フィア「・・・まぁ、それもそうだな。」
マサト「おいおい!」
リュータ「お前ら、それでいいのか・・・?」
ミルモ「まぁいいじゃねーか。魔王の対策は後で考えるからよ。」
リルム「今は未来の妖精界を楽しみましょう!」
ヤシチ「そうだな。悪夢にとらわれたままでは、シャクだからな。」
ムルモ「そうでしゅ!辛い思いをした時は、楽しい思いをするのが一番でしゅ!」
未来のビケー「決まりだね。」
未来のアンナ「じゃあみんな。夕方までには、ここに戻ってきてね?それまで各自、好きな場所に行っていいわよ。」
一同「お〜!!!」
ミルモ達は出かけていきました。
ネズミ「本当にこれで良かったのでござるか・・・?」
アロマ「そうですよね・・・。」
キャップ「何か不安だわ・・・。」
ベルル「まぁ、今は何もしようがないのであれば仕方がありません。我々も行きましょう。」
ネズミ達も出かけていきました。
マサト「おれっち達はどうするんだ、リュータ。」
リュータ「・・・行くぞ。ここにいても退屈だからな。」
マサト「お、おぅ。行くぞお前ら。」
スライム「ピキー。」
モーモン「キュ〜。」
キースドラゴン「ガルル・・・。」
ナイトリッチ「ウガ。」
マサト達も出かけていきました・・・。

以上です。
今回はいつもより短めになってしまいました・・・。

>しかもそれが、チャットでもあったミルモとリルムのケンカが原因とは…。
確かチャットでもそういう流れではありませんでしたっけ?
そうだった様な気がしますが・・・。

>果たしてミルモは国王らしいことをしているんだろうか。。
国王らしい事はあんまりしてなさそうですが、それでも支持率は高そうですね。
色んな意味で。

ではまた☆


■ こやまる (975回/2010/11/26(Fri) 01:47:59/No2977)
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レインボーさん、こんばんは☆

毎晩毎晩悪夢を見せられる…。
毎日楽しく暮らしている妖精たちにとって、これほど辛いことはないでしょうね。
悪夢は妖精の性格や好みによって違うようですが、そうなるとネズミやベルルが見た悪夢が気になります。
やはりうなされて、うわごとを言っていたのだろうか…。
いつもは冷静な二人なので、そんな光景も見てみたいかも(^^;。

>未来のビケー「さて、じゃあ気分転換に町に出かけてみようか!」
さらりと提案するビケーとアンナ。
起きている間は目の前の現実を楽しもうという、二人の愛の力によるものなのでしょうか。
対してネズミやアロマたちは慎重派ですね。
この心配は果たして的中するのかどうか、気になるところです。

それでは続きを楽しみにしています!
では!




2776/ 恋化妖精*サキラ
□投稿者/ りょく -77回-(2010/09/16(Thu) 16:30:43)

1一人だった私。

「…ってあの子でしょう?」
「変わったらんだって〜」

道行く妖精が今日も私を見て陰口を叩いてる。

私はいつも一人。

今まで友達が出来たことなんてない。

弟子はいるにはいるんだけど写真でしか見たことのない書類上の関係。

ずっと寂しかった。ずっと哀しかった…。

でも今から行く人間界ではこの状況も変わるかもしれない。
…仲良く出来る妖精に巡り合えるかもしれない。

「かもしれない」じゃなくて自信を持って断言できるような絶対的な予感がしていた。
何故かというと今朝のことがあったから…。


マグカップに入るとあっという間に人間界に着いていた。

「どこ行ったのよ!制服にアイロン掛けといてって言ったのに!このままじゃ遅刻しちゃうじゃない!!」

突然の怒鳴り声。
女の子の高い声だった。

「あ、あの…」

カップから出ると人間がバタバタしてた。
朝の準備に手間取っているみたい。
人間は私に気が付くと鬼のような形相で振り返った。

「あら?ヤシチじゃないじゃない。誰よあんた?…まあいいわ。あんたヤシチの知り合いね!あいつの代わりにこの制服に今すぐアイロンを掛けなさい」
「え…」
「返事は!!」
「はっ、はい…!?」

ものすごい気迫と高圧的な口調。
逆らったらどんな仕打ちを受けるのか恐ろしくって想像出来ない…。
私は訳が分からぬまま恐怖に脅えながら言うことを聞いた。

「お、終わったよ…」
「ありがと。それからあたしが学校から帰ってくるまでにこの部屋と廊下と浴室の掃除をしといてね。サボったらトイレ流しの刑よ。良いわね?」

彼女(メモには「ヤシチのパートナーの日高安純殿」と書いてある)はバンと乱暴に扉を閉めると出かけていった。
はぁ…恐かった…。
人間ってみんなこんななのかな…?
妖精界に帰りたい気分になってきた。
で、でも来て早々めげちゃダメだよね…。
ため息を吐いていると突然目の前に貧相な女の人が現れた。

「わぁ!!!」
「すいませ〜ん」

女の人はマグカップを二つ置くと引き出しの中に消えていった。
なんだ…マグカップの配達か…。

「ヤシチの兄貴ー!!」
「遊びに来たのら〜!!」

マグカップからひょっこり現われたのはヤシチの子分のサスケとハンゾー。
ど、どうしよう…。私、お話は苦手で人見知りで赤面症なのに…。
まだ心の準備が…。

「お姉さん、誰なのら?」

ハンゾーは言った。

「えーっと…わ、私はヤシチの代わりに来たサキラ。…ヤシチから何も聞いてない?」
「誰からも何も聞いてないぜ」

サスケは言った。

「えーっっ!!」

私は二人に説明した。
ヤシチは師匠に連れられて修業に行ったこと。
一週間しないと帰ってこないこと。
その間、私がヤシチの代わりを勤めること。

「あの…ごめんね。ヤシチの代わりにはならないだろうけど、よ、よろしく…」

は、恥ずかしくて言いながら顔の温度が上がってきちゃう…。

「そんなことないぜーっ!」
「よろしくなのらーっ!」
「う、うん。あ…」

さっきの恐い人もヤシチが留守にすることを知らないだろうから言わなきゃ…。

「急にしょんぼりしてどうかしたんだぜ?」
「元気だすのら〜」
「へ、平気だよ。ええと…掃除しなくっちゃ」

良かった。
二人は私のこと知らないみたいだしうまくやっていけるかもしれない。
…仲良く出来たらいいな。


■ りょく (78回/2010/09/16(Thu) 16:32:04/No2777)

こんにちは!
新小説を連載します!

以下説明
時代はわんだほうで向こうの話と繋がっています。
こっちは妖精中心。
オリフェも多数登場。
こんな感じです。

それでは〜!


■ りょく (79回/2010/09/16(Thu) 17:35:44/No2778)

2見習い忍者。

「ふぅ〜、やっと終わったぜ」
「疲れたのら〜」

午前十一時。
安純さんから言い付けられた掃除がようやく終わり、サスケとハンゾーは箒とチリトリを投げ出して床に寝転んだ。

「人間のお家ってすごく広いんだね。あの…手伝ってくれてありがとう…」

私は言った。
妖精サイズだったらもっと早く済んだだろうに、人間界は大きくて広いので三時間も掛かってしまった。
師匠らしいことまだしてないのに出だしから疲れちゃった…。

「それぐらいでお礼なんて。いつものことだぜ」
「仮にも子分だから当たり前なのら」
「そうかな…」
「あー、サキラさん赤くなってるぜ」
「もじもじなのらー」

私は二人からからかわれてさらに赤くなった。
だって恥ずかしいんだもん…。

「ヤシチ兄様〜!!」

その時、黄色い服の妖精が窓から入ってきた。

「あなた様は…!」

妖精は私を見て叫んだ。
この子が書類上の弟子であるヤマネだった。

「こ、こんにちはだぜ…」
「まだお昼じゃないからおはようなのら」

照れるサスケにハンゾーが突っ込む。
ヤマネまで人間界にいるなんて知らなかったから私も驚いた。

「いつかお会いしなければならないと思っていました。本当に申し訳ありません!」

ヤマネはこっちが恐縮するくらい頭を下げた。

「き、気にしないで…」
「何の話なのら?」

ハンゾーは尋ねた。

「私はサキラ様の弟子になるように師匠様から言われていたのでございますが、ヤシチ兄様の下で修業をしたくて…」

良かった。
私の事が嫌なわけじゃなかったみたい。


「兄貴は一週間留守にするんだぜ〜」
「その間、貴の代わりにサキラさんが安純の召使になったのら〜」
「あの〜、召使じゃなくって…」

師匠なんだけどね。
ま、いっか。

「そうでしたか。それで兄様がいらっしゃらなかったのですね」

ヤマネは少し寂しそうに言った。

「ごめんね…」

ヤシチってどんな妖精なんだろう…?
ヤマネが自分から弟子入りしたんだから優秀な忍者なのは間違いない。
何でそんな方の代役が私なんかに回ってきたんだろう。
忍術は平均以下だし特に優れた能力があるわけでもないのに。
…この子達の面倒を見る自信ない。

「…?サキラさんがしょんぼりしてるぜ」
「元気出すのら…」
「お体の調子でも悪いのでございますか?」

三人は心配そうに私を見上げた。

「な、何でもないない。大丈夫だよーっ…」

私は慌てて言った。

「それは良かったでございます。では早速、忍術の修業をつけてくださいませ」

と言うことで私達は庭に出た。

「絶対兄貴よりまともな忍術が学べるのら」
「はっきり言いすぎだぜハンゾー…」

誰かに忍術を教えるのって初めて…。
緊張する…。

「え、えーと、まず刀の使い方を練習しようか」

私は言った。

「刀は数ある体の半分以上ある武器の中(巨大しゅりけん除く)で、威力命中と共に標準型で一番使いやすいと言われているの。初心者向きだけど使い方は多彩で極める妖精は忍者だけじゃない奥が深い武器なんだよ。はいこれ」

私は持ってきた刀をサスケとハンゾーに手渡した。
ヤマネは普段から使ってるみたいで自分の分を取り出した。

「結構重いんだぜ」
「本物には初めて触ったのら」

ヤマネはきゃっきゃとはしゃいでいる二人を尻目に二本の刀を見つめて何やら考え込んでいた。
そして決心を固めた様子で口を開いた。

「サキラ姉様、私と手合わせしてくださいませ!」

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■ こやまる (918回/2010/09/22(Wed) 07:12:23/No2799)
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りょくさん、おはようございます☆
大変遅くなりましたが、いよいよ新連載スタートですね!
これからも楽しく読ませていただきます!

まずはサキラの一人称視点を早速楽しませていただきました♪
オリフェ紹介ではその部分に少し触れられていましたが、サキラは過去に周りから何か避けられるようなことを起こしていたのでしょうか?
サスケたちと一緒にいることでその部分が少しずつ現れてくるのかな?
そこはこれからの展開を楽しみにするとして、今回は内気で人見知りな性格らしく、初めての環境にドキドキしっぱなしのサキラが読んでいてとてもかわいかったです(^^)。
ちびっこ妖精に囲まれて、性格のマイナス部分も少しは治って欲しいですね。
逆に安純の影響で逆に自信喪失にならなければいいですが…。

また、サキラが人間界で一週間ヤシチの代理を務めることになった背景が気になります。
ヤシチとはほとんど面識もないようですし、サキラの身を心配した誰かがサキラを人間界に遣わしたのでしょうか。

>「サキラ姉様、私と手合わせしてくださいませ!」
ヤマネちゃん、またいきなりだこと…(^◇^;)。
ヤマネがヤシチを巡ってサキラに対して何か勘違いしているのでしょーか?
序盤から激しい戦いが見られそうですが、果たして。。。

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ りょく (80回/2010/09/22(Wed) 17:29:56/No2803)

3恋するくの一。

ヤマネは真剣な眼差しをしていた。

「え…わ、私?きっと相手にならないよ…」
「そんなことありません。サキラ姉様は尊敬するヤシチ兄様が信頼して役目を託された大切なお方…。
いざ、尋常に勝負!てーい!」

ヤマネは二本の細い刀で襲い掛かってきた。

「わわっ!」

私は咄嗟に避けた。
今までいた場所に生えていた雑草がぱらぱらと散っていく。
年下と言えどヤマネは強くって…何より私は弱い。
本気で掛かってこられたら絶対負けちゃう…。

「ち、ちょっと待っ…!」
「問答無用!!」

ヤマネは本気で私を倒そうとしている…!
ど、どうしよう…。どうすればいいの…。

(一方的な)勝負の最中、私はあることに気が付いた。

何故だか戦い慣れしてない体が自然に攻撃を避けていく。
そしてヤマネの弱点が分かった。

それは一つ一つの動きが大きいこと。
素早いけど攻撃の度に隙が出来ている。

「これは勝負でございます!避けるばかりではなく技を繰り出して下さいませ!」
「もっと緩いと思ってたのら」
「す、すごい戦いだぜ…」

ハンゾーとサスケは唖然として
見ている。
このままだと庭の雑草が全て刈られてしまう。
そうなるといよいよ避けるのが難しくなる。
そう思っている間にも草は無くなっていく。

「これで隠れる草は全て散りました。次は外しませぬ!てやー!」
「えいっ!」

私は振りかざされた刃を受け止めた。
二本目が来る前に素早く距離を取る。

「せーのっ!<どうして仇ーかたきーみたいにいきなり勝負を挑まれたのか理由が分からない>斬り!」

私は思いの丈を刀に込めて振りかざした。

「きゃあああ!」

ヤマネは倒れた。

「ふっ、峰打ちだ。無駄な殺傷は致さん…なのら?」
「えーっと…まあそんなとこかな…」
「ヤマネーっ!!」

サスケは地面に伸びているヤマネに駆け寄る。

「うーん…サスケ先輩…」

ヤマネはサスケに助け起こされて薄ら目を開けた。

「し、しっかりするんだぜ!今手当てするぜ」
「サスケ、大げさなのら〜」
「ご、ごめんねごめんね…。つい…」

私は言った。

「いいえ。私から挑んだ勝負ですから…。申し訳ありません。兄様に選ばれた御方が兄様の代わりを勤めるのに相応しいのかこの目で見極めたかったのです。それでつい…」

ヤマネはしゅんとして俯いた。
代わりはヤシチが選んだんじゃないと思うけど…。

「あのね、一週間したらヤシチは戻って来るからそんなに寂しがらないで…」
「ぼくは寂しくないのら」
「一週間なんてすぐだぜ。それにオイラとハンゾーも居るんだぜ…」

ヤマネを見つめるサスケこそ何だか寂しそうに見えた。

「サスケはヤマネの事が…」
「わーっ!ハンゾー!しぃー!!」

サスケは慌ててハンゾーの口を塞ぐ。
ヤマネは困ったように笑っていた。

その時、私達の様子を監視されていた事に誰一人気が付かなかった。







こやまるさん、こんにちはー!

ヤマネは、サキラが『ヤシチが実力を認めて自分達を任せた女性…』だと勘違いしております。
ヤマネはサキラを認めましたが、サキラは弁解してないので誤解したまま。
波乱の予感?

サキラがヤシチの代理や周りから避けられている理由は話の中で書いていきます。

それにしても必殺技の<思いの丈斬り>はダサいなぁ…。
でも他に思い付かずアップしました。そのうち馴染むはず。
サキラはこう…もっとカヨワクするはずだったのですがいつの間にか野暮ったくなってました。

ま、弄れるからいいさっ☆(プラス思考でいきましょうv)


プロフと第一話でサキラの髪型が違う件は小説の中で書いていきます。しかもさらに変化していきます。
(第一話の画で後ろ向きの妖精はサキラです)

では!


■ りょく (81回/2010/09/22(Wed) 17:54:11/No2804)


4人間のパートナー。

「ったく!南楓ったらあたしの結木くんに馴々しくして!!」

帰ってきた安純さんは凄まじく機嫌が悪かった。
何でも恋敵に意中の人との中を邪魔されているようで、最近は特にひどいんだとか。

それにしてもこんなに怒らなくてもいいのに…。

サスケとハンゾーは私にしがみついてガクガク震えていた。
私だって震えちゃう…。

「…そ、そう言えばオイラ家の用事があったんだったぜ。帰らなきゃ。また明日だぜ」

今夜は泊まるんじゃなかったの?、と訪ねる前にサスケはさっさとマグカップに飛び込み、宅配で妖精界に帰っていった。

「サスケが帰るならボクも帰るのら〜」

ハンゾーも行こうとする。

「ま、待って!あのっ、そのっ…一人じゃ恐いよ…」

私は慌ててハンゾーの服を掴んだ。

「置いていかないで…」
「(すがる女の子を振り払ってボクも帰るとは言えない)…じゃあ居てあげるのら」

ハンゾーはやれやれと仕方のない感じに言った。
…これでも年下に追いすがるなんて情けないって自分でも理解してるんだよ。

「本当に…!」
「サキラさんは安純初体験だから特別なのら」
「あ…ありがとう!」
「人を遊園地のアトラクションみたいに言うんじゃないわよ!」

安純さんはギロリと二人を睨んだ。

「冗談なのら〜…」
「ごめんなさい、ごめんなさい…」
「まあ良いわ。何かないの?」
「?」
「南楓を排除するいいアイデアよ。二度と結木くんに近付けない強力な奴」
「わ、私はまだ恋をしたことがないから…。ハンゾーは?」

私は言った。
好きな子なんていない。
いつまで経っても出来そうにないかも…。

「ボクもなのら〜」

ハンゾーは言った。
物をはっきり言う子だから恋したら積極的そうだなぁ。

「ふん。遅れてるわねぇ!まあ女の子だから下着を漁ったりしないでしょうし、そこはヤシチよりはマシだと思うけど」

安純さんは言った。

「そ、そんなこと…。私は何をやっても全然ダメで…」
「今日はヤマネに勝ったのら」
「下級生には勝てて当たり前だよ。本気で倒した私は大人げないし…」
「サキラさんも子供なのら」
「ふぅん…全然強そうに見えないけど役に立ちそうね。明日は学校に付いてきなさい」
「学校に…?」

やっぱり人間がたくさん通ってるのかな。

「フフフ…覚悟しなさい南楓。明日は結木くんに指一本触らせないわ」

安純さんは不敵に微笑んだ。

「サキラさん、ニオイ玉とか持ってるのら?良いニオイがするのら」
「洗剤の香りじゃないかな?自分では分かんないや…」
「人の話を聞きなさいよ!」


■ りょく (82回/2010/09/22(Wed) 18:18:57/No2805)

5イナズママークの青いエリート忍者。

今日は本当に疲れた。

安純さんに「恋敵を倒す作戦」を考えるように言われたんだけど、結局良い案が浮かばず怒られる羽目に…。

人間のパートナーって大変なんだな(特に掃除が…)。
ハードだけどこれを毎日こなすからこそヤシチは強いのかもしれない。
いや、強いから難なくこなせるのか。

今、彼女は大きないびきをかいて眠っている。
ハンゾーも私の隣で夢の中。

私も耳栓して寝よーっと。


うとうとし始めた頃、あることを忘れていたのに気付いた。

…何だったっけ?
うーんと…。

「フフフのフー。よりによってこの家に行かされてしまったとはお主も苦労しているでござるな。知りたくないでござるか?何故突然力が身に付いたのか、何故突然姿が変化したのかを」

枕元には青い妖精忍者が立っていた。

「だ、誰…!?」

私は驚いて飛び起きた。
どうしよう…。何で知らない妖精が目の前にいるの…!!

「ネズミでござる。忍者のくせに拙者が忍び込んだ事に気付かないとは。ヤシチじゃあるまいし」

ネズミは呆れたように言った。
そういえばこの子…知ってる。
同年代の忍者の中でも特に素早くて優秀だって噂。

「あ、あの…知ってるの?今朝私の姿が変わった原因を!?」

私は叫んだ。

「ちょっぴりエッチ…なのら」

すると隣で寝ていたハンゾーがむにゃむにゃ寝言を喋った。

「えっと、寝てる人が起きちゃうから外で話さない?」
「初めっからそのつもりでござる。拙者は公園にいるからさっさと支度して来い」

ネズミはそう言うと窓から出ていった。
風でカーテンが揺れる。

…行かなきゃ。
自分の事を知る為に。



「随分時間が掛かったな。拙者を待たせるとは」

ネズミは少し苛立っている様子だった。
夜は目に映るものは何でも妖しく見せる。
真っ暗闇より月と星の光りの方が妖しい雰囲気を一層際立たせる。
…昼間とは大違い。

「ご、ごめんなさい…」

私は謝った。
でも着替えて顔洗って髪の毛セットして…これでも早い方なんだよ…。
それに急に来るんだもん…。

「まあいいわ。本題に入るでござるよ」

ネズミは懐から巻物を取り出した。

「これはお主の体質について記された書物でござる。当然見たいでござるな?」
「み、見せてほしいっ…!?」

どうしても見たい。絶対知らないといけない。
するとネズミは言った。

「欲しいなら奪え。拙者を倒してからな」
「え…!」
「そう都合良く手に入ると思ったら大間違いでござる。これは貴重な品な故タダで譲る訳がなかろう。掛かって来い」

ネズミは巻物をしまうとクナイを取り出し両手に持った。
有無を言わせぬ高圧感はヤマネよりもずっと実力が上なんだと分かる。
どうしてだか武器の構え方がヤマネと重なって見えた。
ボヤボヤ考えていたらあっという間に倒されるだろう。
私も手裏剣と短剣を装備して戦闘態勢に入った。
ここは相手がどんな風に仕掛けてくるか様子を見なくちゃ。

「やはり初めから攻撃してはこないか。ならばお望み通り先手は貰ったでござる。クナイ乱れ射ち!」

ネズミは大量のクナイを放った。

「!!?」

二本しか持ってないように見えたのに。
…騙された。
クナイは流れるように私目がけて降ってきた。
乱れ射ちは威力より命中率を重視している。
一つの攻撃を避けても別の攻撃が次から次へと来るのだからすべてを回避することは難しい。
案の定私は肩に傷を負った。

クナイは扱いが難しいけど、地面を掘ったり手裏剣のように投げたり短剣代わりにしたり接近戦でも使用できる優れ物だ。
それを使いこなせるなんてさすが上級者。
しかもネズミはまだ本気を出していない。


■ こやまる (924回/2010/09/23(Thu) 09:43:13/No2809)
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りょくさん、こんにちは☆

訪れた家が家だけに、サキラはいきなり周りに振り回されっぱなしですね。
特にヤマネの問答無用の攻撃が…。
わがままかつ勘違いの多いヤマネなので、ヤシチに関わる女性はみんなチェックしておかねば…という思いがそのまま行動に表れた感じでしょうか。

結果としてヤマネがサキラを認めることになりましたが、果たしてヤマネはこの一戦だけで納得できたのかどうか、今後も気になるところです。
しかし、戦いに敗れたヤマネちゃんがまたかわいすぎる…。
普段そんなヤマネを目にすることが無いサスケも大慌てでしょうね。
ヤシチ不在の中、ヤマネの中でのサスケのポイントは果たしてどこまで上げられるか…?(笑)
(頑固なヤマネなのでポイント変動無しかもしれないけれど)
サキラの方も、一方的な勝負の中でだんだんと戦いに覚醒しているように見えましたが、その際に髪型(髪の色?)も少しずつ緑色から変化していくのでしょうか?

中盤のハンゾーと安純との異色なやり取りがすごく面白かったです(^^)。
ハンゾーってサスケ以外の妖精と絡ませるのが難しいのですが、サキラとの絡みはかなり良い雰囲気ですね。
ハンゾーもサキラにはかなり好印象を持っているのか、ハンゾーの夢の中にもサキラが現れたのでしょーか?(^◇^;)

ネズミとの真剣勝負の行方も楽しみです。
ネズミの手加減無しの攻撃からも、サキラの実力のほどがうかがえますが…。

それでは続きを楽しみにしています!
では!


■ りょく (83回/2010/09/23(Thu) 15:42:55/No2810)


※上記の絵と文章の内容は関係ありません








6覗き妖精。

ネズミが他にどんな武器を所持しているのか分からないけど、飛び道具はある程度距離が無いと使えない。
ここは接近戦に持ち込むしかない。

「えいっ!」

私は手裏剣を五枚投げた。
ネズミが気を取られている隙に刀で攻撃しようとしたのだ。

しかしネズミは私の刀を平然とクナイで受け止めた。

「手裏剣を攻撃している隙を突こうとしたようだが、拙者はヤマネではないでござる」

ネズミは言った。

「…昼間のこと見てたんだ」

私は言った。
なんて力…。
私は両手でネズミは片手。
押し切ろうとしたけど無理だ…。

「拙者は覗き妖精だからな」
「あ、あの…ずっと気になってたんだけど、どうして親切にしてくれるの?もし君が負けたら貴重な巻物を私にタダで見せる事になるけど…」
「いい質問でござるな。それも拙者に勝てたら教えてやろう」
「分かった…」

一旦退かなくちゃ。
退いた瞬間、ネズミの姿が消えた。

「ど、どこ…!?」

こういう場合、相手を惑わす為に大体は後ろか上にいる。
でもネズミはその裏を掻くはず。
答えは私がいるベンチの下だった。

「拙者の居場所に気付くとはさすがでござる。だがもう遅い!」

板の隙間からクナイが飛んできた。
刀で弾いたけど数発は受けてしまった。
その時、弾いたクナイが飛んでいった方向に緑の妖精が見えた。

「うわぁ〜!!」

あれは、ハンゾー…!!
どうしてここに…。

「危ないっ!!…つぅ…」

私は抱きつく形でハンゾーを庇った。
背中に痛みが走る。

「サキラさん、ボクのせいで…」

ハンゾーは泣き出しそうになりながら私を見上げた。

「平気だよ。クナイを抜いてくれる?」

…痛がったらハンゾーに心配をかけちゃう。

「わ、分かったのら」

ハンゾーはよいしょっとクナイを引き抜いた。

「どうして居るの?」
「サキラさんがちょっとエッチなシスコン妖精に呼び出されたかもしれないから、心配になって捜していたのら」
「…それは拙者の事ではあるまいな?」
「わ、私を心配してわざわざ…」

なんか照れるかも…。

「えーっと…そ、それは心配ないけど今は戦いの最中で危険だから下がってて」

ハンゾーの前でカッコ悪い所は見せられないよね。

「ネズミさんなんかコテンパンにやっつけるのら!!」
「うん!」

私は葉っぱを取り出した。
ただの葉っぱでも私が忍術を掛ければ武器になる。

「<日の光を浴びて育ったみずみずしい青葉達、どうかこの者を拘束して>」

葉っぱは私の手を離れて分身するとネズミに襲い掛かる。
手足を押さえ付けられてネズミは身動きが取れない。

「せーのっ!<ハンゾーにかっこいい所を見せたいし、どうしても巻物を見せてほしい>斬り!」

私は刀に思いの丈を込めてネズミを斬り付けた。

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■ こやまる (926回/2010/09/24(Fri) 10:30:31/No2812)
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りょくさん、こんにちは☆

ちょっとエッチなネズミさん。。。
そして覗き妖精にブーメラン。
これらの設定って確かネズミの公式設定なんですよね。
(「ちょっとエッチ」はどこに載っていたか忘れました。。)
アニメのかっこいいネズミからは想像もつかない設定ですが、ちょっとエッチなネズミはどうエッチなのかをネズミ本人に聞いてみたいです。
そしてりょくさんの小説の中でも、ちょっとエッチなネズミが描かれるのでしょうか?(^◇^;)

今回は息を呑むほどの緊迫したネズミとの戦いの描写がすごいです。
容赦無くクナイを投げつけるネズミと、それを背中に受けてしまうサキラ。
ヤシチたちほんわか妖精忍者からは想像も出来ない激戦の中、この追い込まれた状況でハンゾーの支えがサキラを変えてくれました。
やっぱりりょくさんはハンゾーの扱い方が上手ですね!
それにしてもハンゾーはネズミのことを悪く言いまくりだこと…(笑)。
普段からヤシチがサスケやハンゾーにネズミのことを悪く言っているのでしょうか?(もちろんヤマネのいないところでですね)

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ りょく (84回/2010/09/24(Fri) 15:48:27/No2813)

こやまるさん、こんにちはー!

ヤマネは私の中でヤシチに認めてもらうことに精一杯で周りが見えてない感じです。
それと、アニメでは周りは今好きな人とくっついてばかりなので、もしかしたら一人くらいライバルに取られるわけでもなく普通に振られる展開があったかも…と半分思っています。
でもこの小説の中ではヤマ→ヤシです。ヤシヤマではなく。
そのうちトリプルデートだ!


サキラの髪型はその通り、戦いの中で変化していきます。
設定に上げたのがスタンダードです。

ハンゾーはわがままで気まぐれで誰にでも毒舌なので絡ませやすいです。
四人の中では
サキラは主人公なので例外
ハンゾーは毒舌
サスケは突っ込み
でヤマネの役割が見付からず難しいかな〜。
うっかりするとセリフが無かったりしてサスケのセリフを書き替えてヤマネに回します…。
あっ、サキラとサスケと被るからか…!!
ヤシチの兄貴が居ないせいでもあります。
兄貴が居ない状態が申し訳ないので、兄貴の出番まで出来るだけ早く進めます!!

それからネズミのイラストは私の愛がぎっしりと詰まっております。
アニメ放送時は掲示板でばれました通り、ヤシチに恋するヤマネを遥かに越えて私の中で美化されていましたが、今は美化半分、いじり半分です。
かっこいいけどいじりどころ満載ですよね。
「ちょっとエッチ」は妖精カードに書かれていたと思います。


それでは!


■ りょく (85回/2010/09/27(Mon) 12:17:27/No2822)

7二度目の恋化。

ネズミはやられたかのように思えたが、

「なかなかやるでござるな。しかし拙者は一筋縄では倒せないでござるよ」

すぐに立ち上がりクナイを構えた。
この方…強い。
私なんかじゃ勝てないのかな…。
絶対勝ちたいのに。
応援してくれるハンゾーに悪い所は見せられないのに…。

「さてと。そろそろ拙者も本気を出すか」

ネズミは何かを私目がけて素早く投げた。
間一髪避けたと思い気を抜くと頭に痛みを感じた。
方向転換した物体が私の頭に直撃したのだ。

「い、いたた…」

ネズミの手に戻ったそれは黄色いブーメランだった。

「おもちゃに見えるのら〜」

高みの見物のハンゾーは緊迫した状況の中、気が抜けるような和ますような存在だ。

「やかましい!!このブーメランは拙者が一番扱いに長ける武器なのだ。これ以上気を抜くと迷わず倒すでござる」
「わ、私に出せる本気なんてもう残ってないよ…」

私は言った。
二つの必殺技は出してしまった。
効かないのなら使っても意味がない。

「いいや。それはお主が一番分かっている」

ネズミは言った。

わ、私が…。

「サキラさん頑張るのら〜。負けたらちょっとエッチな青い妖精忍者にあられもない姿にされるかもしれないのらーっ!!」
「折檻されたくなければ勝負中は口を慎め!」
「うー……」

何だろうこの感じ。
ふわふわしてあったかい…。
今朝の目覚めた時と同じ感覚。

「あーっ!!」

ハンゾーは叫んだ。

「どっ、どうしたの…!?」
「サキラさんが変身したのら!!」
「…?へんし…ん!!」

ハンゾーが取り出した鏡に写った私はちょっとだけ変わっていた。
髪の毛のお団子が二つ縛りになっている。
色も緑が無くなりすべてピンクに染まっていた。

「何でまた…」
「パワーアップした力で納豆仮面を倒して平和を取り戻してほしいのら!!」

ハンゾーは言った。
ともかく頑張ってって事だよね。
それと私の姿以外にもう一つ変わっていた物があった。

「…(深夜にわざわざ出向いてやったのに何だこの扱い。そして話の規模が大きくなっている…)」
「<青葉から成長した輝く花びらよ、このサキラの命令により敵襲を撃退しなさい>!」

私は手に持っていたピンクの花びらを投げた。
花びらは分身して宙を舞う。

「綺麗なのら〜!!」
「うわあああ!!」

花びらはネズミに降り注ぐ。
ネズミは今度こそ倒れた。

「あの…大丈夫?」

気を失っているみたい。

「Pケモン的に言えばひんし状態なのら〜」

ハンゾーは落ちていた棒切れで気絶したネズミをツンツン突いた。

「………」

ネズミは無言で体を起こす。

「ほれ。お主の物だ」

そして私にあの巻物を差し出した。

「貰ってもいいの?」
「拙者には必要ないでござる」
「わぁー、ありがとう。その代わりに今度ネズミのお願い事をお手伝いするから何でも言ってね」
「フン。拙者は目的くらい向こうからやってくるのを待たずとも自力で果たせるわ」
「絨毯女とはどんなラブラブ具合なのら〜?」
「………」

ネズミはハンゾーを完全無視して印を結ぶとドロンと姿を消した。

「行っちゃった…。でもどうしてわざわざ夜中に出向いてこれをくれたのかな…」
「くれるものは貰っとけば良いのら。そんなことより早く読むのら〜!」
「そ、そっか…」

私は巻物を開いた。






ネズミはサキラをパワーアップさせるべく企む人物から無理やり送り出されました。
オリフェです。まだ未登場。

上のイラストに好きなセリフを言わせてみようコーナー

ハンゾー「おめーさん彼女のこと好きなんだろう?ネタは上がってるんだぜ」
ネズミ「違うって…」
サキラ「私って二人の男の子から取り合われてる〜!!いや〜んどうしようvv」



二人が同じ大きさなのはハンゾーが前にいてネズミが後ろにいるからです。
それ以外にもおかしなところはありますが、これが私の投稿できるレベルなのです☆

それでは!

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■ りょく (86回/2010/09/27(Mon) 13:39:09/No2823)

8花びらと巻物。

巻物には私の体質の事が載っていた。


この能力を宿す者は忍者以外にも存在するが大変珍しい。
元はこの能力を持つ別の種族が忍者と交わった時に生まれた子に遺伝したと言われている。
現在は遺伝の力は弱まり、能力者は失われていく一方だ。

本書では能力の事を恋愛進化、略して恋化(れんげ)と呼ぶ。
恋化は恋をした時に発動し、能力と共に姿が変わる。


「こ……」
「サキラさんは誰が好きなのら?」

ハンゾーは尋ねた。

「っーーー………」

恋ってそんな…急に…!?
恥ずかし過ぎるってば…。
思わずハンゾーを置いて公園から図書館の前まで走って逃げちゃった。

でも相手は誰…?

えーっと、候補になりそうな妖精は…お強くて優秀なヤシチ、この巻物をくれた親切なネズミ、私の事をどう思ってるのか分かんないヤマネ、帰っちゃったサスケ、のんびりしててちょっと変わったことを言うハンゾー…?

うーん、世間の女の子の大半は男の子に恋するんだっけ…。
じゃあヤマネは無いかな。
初めてだからあんまり分かんないや。

…明日は早いし、帰ろ。

安純さんの家に帰るとハンゾーは先にいて既に寝ていた。

私も寝よっと。
……。


朝。
けたたましく鳴り響く音に驚いて私は布団から飛び起きた。

あれ、私の目覚まし時計ってこんなに騒がしかったっけ。
そっか。ヤシチの代わりに人間界に来たんだった。

「まだ眠たいのら〜」

突然隣で寝ていたハンゾーの顔がどアップで現れた。

「わぁっ…!?」

びっくりした…。
昨日のことがあるから意識しちゃう。

「お、おはようハンゾー…」
「おはようなのら。ふぁ〜」

ハンゾーは大きなあくびをした。

「昨日は遅くまで起きてたもんね」
「そうなのら。あの妖精(名は失念)のせいで寝不足なのら!」
「で、でも大切なものをくれたよ」
「それはサキラさんだけなのら!」
「あんた達朝っぱらから煩いわね!そんなにトイレに流されたいのかしら?」

ハンゾーと喋るのに夢中になっていると、いつの間にか安純さんが起きていた。

「お、おはようございます…」
「…朝から怒鳴ったら美容に悪いのら」
「それもそうね。朝食が済んだら学校に行くわよ」

安純さんは言った。
怒られると思ったのにお咎めなし。ほっ…。

「私も支度しなくっちゃ」
「お腹空いたのら〜」
「あんた顔くらい洗いなさい!」


「あれが結木くんよ。今日も朝からクールでかっこいいわねー。結木くーん!!」

通学路。
安純さんは意中の人を見つけた途端、声のトーンを変えて飛び付いた。

「日高…」

(歩きながら)読書中だった結木さんは少し迷惑そうな顔をしたけど、安純さんを振り払う事無くそのまま歩きだした。

「おはよう結木くん!!」

するともう一人現れた。
二つ縛りの元気そうな女の子。

「出たわね。これが南楓よ。うぉりゃぁ!!」

安純さんはいきなり回し蹴りで楓さんを攻撃した。

「いったー…何するのよ日高さん!ケガするじゃない!!」
「フン!あなたがあたしと結木くんの仲を邪魔するから悪いのよ!!」
「だからって蹴ることないでしょー!!」

そして取っ組み合いのケンカが始まった。

ど、どうしよう…。


■ りょく (88回/2010/09/27(Mon) 14:40:33/No2825)

9ライバル式、恋のお手伝い。

「ケンカを止めなきゃ…」
「気にすんな。いつものこった」
「そうなんだ」

こんなケンカを繰り広げるくらい恋は激しい戦いなのか。
メモメモ…安純さんを観察して勉強しなくっちゃ。

「南さーん!!」

次に現われたのは爽やかな男の子。

「松竹しゃん哀れでしゅ…。お兄たまリルムしゃん、おはようでしゅ。相変わらず激しいケンカでしゅね」
「毎日飽きねー奴らだぜ」
「ま、毎日…」
「おう。顔を会わせたらな。って誰だお前?」

そういえばみんな誰…!?
ケンカに気を取られて妖精が居ることに気が付かなかったよ。

「あら、知らない妖精さんですわ。ヤシチさんの知り合いかしら?」

う…知らない妖精が三人もいる…。
ハンゾーは妖精学校があるから妖精界に帰っちゃったし、私一人で話すなんて不安だよぉ…。

「わたくしはリルムと言います。隣にいるミルモ様の婚約者ですわ」
「変な紹介の仕方すんなー!!」
「ボク、ムルモでしゅ。よろしくでしゅ〜!!きゃは☆ちなみにこのブサイクなのはお兄たまでしゅ」
「ムルモてめー!!」

ミルモさんは怒鳴った。

「お兄たまがいじめるでしゅ」

ムルモさんは言った。

「ミルモ様ったら。ムルモ様はまだお小さいんですから」

リルムさんは言った。

「ははは、初めまして!サキラって言います…」

あう…緊張する…。
顔が熱い…。

「そういやヤシチさんはどうしたんだよ。遂に忍者をクビになったとか」
「サキラさんお顔が真っ赤ですわ。熱があるのでは?」
「へ、平気…ヤシチは用があって今いないの」

私は言った。

「お前らその辺にしとけよ。学校に遅れるぞ」

結木さんの言葉でケンカは一旦収まった。


学校には何とか遅刻せずに間に合った。

「はぁ…朝から体育って着替えるのは面倒だわ」
「人間の体育ってどんな事をするの?」

私は尋ねた。

「今日はバスケだったかしら」

安純さんは言った。
私が通っているのは妖精学校ではなく忍びの村にある忍者学校。
主に忍術を教わるので体育と言う科目はない。

「授業中、あたしの言う通りにするのよ」
「恋のお手伝い?わー、パートナーっぽいな。私、頑張って応援するね」
「応援だけじゃ足りないわ」
「?」

着替えると体育館に移動。

「結木くーん!」

楓さんは元気良く結木さんに手を振る。

「頑張れよ」

結木さんは手を振り返した。

「ムカつくわ南楓ったら!あたしを差し置いて結木くんに馴れ馴れしくするなんて!!運動神経が低くてダサい所を見せて結木くんを失望させてやるわ。サキラ、南楓にボールをぶつけるのよ」
「で、でも真剣な勝負中では…?不正なんて…」
「恋に不正はないわ。どんな手を使おうがともかく勝ち取ればいいの!」
「わ、分かった…」

恋愛中の安純さんが言うのだからそういうものなんだ。…きっと。メモメモ。
試合のチームは安純さんと楓さんに分かれている。

ピー。
先生が笛を吹いて試合開始。

「南さんパス!」

チームの女の子が楓さんにボールを回した。
チャンス!

「サキラでポン!」

私が魔法を掛けるとボールは楓さんの顔面に直撃した。
で、出来たよ安純さん…!!
恋化のおかげで魔法の腕も上がっているみたい。

「サキラでポン!サキラでポン!サキラでポン!」

嬉しくなった私は調子に乗って夢中で魔法を使った。
…周りの状況に気が付かないくらいに。


■ りょく (89回/2010/09/27(Mon) 16:46:26/No2826)


10妖精界の王子。

「何かおかしいな。楓の顔面ばっかりにボールが当たるなんて。あいつの運動神経の低さを考えても普通ここまでなるかよ」
「不自然でしゅね。まるで狙われてるようでしゅ」
「安純の命令でヤシチがやってんのか?」
「でも今日はヤシチさんはいらっしゃらないとサキラさんが仰って…」
「サキラでポン!サキラでポン!」
「張本人いたー!!」
「コラー!!」

耳元で突然大きな声がした。

「ミ、ミルモさん…急に怒鳴ってどうしたの?」
「大人しそうに見えたけど意外とやるんでしゅね」

ムルモさんは言った。

「えへ〜、そ、そうかな…?」
「照れんなー!褒めてねぇし!!」
「サキラさん、楓様に危害を加えるのを止めてくださいませ」

リルムさんは困ったように言った。

「わ、私は安純さんの恋のお手伝いをしてるだけで…」

そんなこと言われても困るのに…。

「そうは言ってもパートナーが攻撃されてるのを止めない訳にはいかないぜ」
「わ、私だって、あの…邪魔するなら…倒すまでだよ!」

ひぇ〜…こんなセリフを言ったの初めてだよ…。
でも言ったからには引き下がれない。

「おもしれーじゃねーか。相手してやるぜ!」
「ミルモ様、お止めになって」
「相手はか弱い女の子でしゅよ」
「行くぜ!ミルモでポン!」

ミルモさんはマラカスを出現させると魔法を使った。

魔法はダンスを踊る時に隙が出来るから忍術で相手をした方が倒せそうなのだけど、ここはミルモさんに対抗して魔法を使うべきだよね。

魔法は物を出現させたり誰かに掛けたり用途は様々。
何がどうなるかと思ったらハリセンが出てきた。

「…サキラでポン!」

私はヘルメットを出して、振りかざされるハリセンを防御した。

「やるじゃねーか。ヤシチよりも手応えありそうだな」

ミルモさんはにんまりした。

「そっ、そんなこと…。私なんてヤシチの足元にも及ばないよ…」

私なんか…。

「謙遜すんなって」
「ボクはサキラしゃんを応援しましゅよ。意地悪なお兄たまなんてやっつけるに限るでしゅ!頑張ってくだしゃい!」

ムルモさんは私に手を振った。

「勝手に限ってんじゃねー!!ミルモでポン!」
「私はどんな状況でもミルモ様一筋ですわ〜!」
「サキラでポン!」

ミルモさんが飛ばしたボールを私は鏡で跳ね返した。
それは巧い具合に楓さんの顔面に直撃。

「楓!しまった!」
「ミルモ様、危ないですわ!」

ボールはさらに床に弾んでミルモさんを襲った。

「きゅう…」

ミルモさんは意識を失った。

「サキラしゃんの勝ちでしゅ!」
「ミルモ様、ああしっかりして下さいませ!お気を確かに…」

リルムさんはミルモさんに駆け寄る。

「やった…!安純さん、邪魔者を倒せたよ!これで私は楓さんを…」

魔法を使おうとしたら上から声がした。

「お前ら何してるんだ?」




ヤシチ…皆いないと言っている。
彼が登場するのは十九話以降になりそうです(汗


■ りょく (92回/2010/10/01(Fri) 21:33:24/No2834)

11名無しの果たし状。

「お前ら何してるんだ?」

そう言ったのは結木さんだった。

「結木様!サキラ様は楓様を攻撃していて制止したミルモ様を倒されたのですわ。ミルモ様、目を開けて下さいませ…」

「南を?本当なのか日高?」
「ゆ、結木くん…!」

いつの間にか試合は終わっていて安純さんが真後ろに立っていました…。

「…はっ!」

私は一瞬ショックで軽く気を失った。

「あーんーたーねーっ!!」
「ご、ごめんなさい…」
「逃げるなーっ!」
「わーんっ!!」

私は逃げ出した。


「ふぅ…ここまでは追って来れないよね…。今日は失敗。一体何が悪かったんだろ…」

ため息。
まだ授業がある安純さんはまだ家には戻れない。
安純さんが帰ってきた時、私がどうなるのか恐ろしいや…。

「あーっ、サキラさん!やっと見つけたんだぜ」
「ケータイ番号を知らないだけで結構不便なのら」

サスケとハンゾーが窓から入ってきた。

「さ、捜してたんだ。ごめんね…」
「サキラさんにこれを預かったのら。はい」

ハンゾーが手渡したのは手紙。
「恋化妖精殿へ」と書いてある。

「私宛て…だよね?差出人の名前がないや。ともかく開けてみよう」


初めまして。

わたしは妖精界で忍者をしている者です。
近頃はさらに弟子の育成に力を入れているのですが、あらゆる修業をやり尽くしているので今さらどのように鍛えれば良いのか困っている所でした。
そんな時、優秀なくの一を弟子に持っているあなた様のお噂を耳にしまして、お互いの経験の為にも是非弟子同士の対戦をさせていだだきたいのです。


「戦うのはヤマネってことだぜ!」
「日本語合ってるのか分からないのら〜」
「こ、これ日時は今から十分後だ…!」

丁寧語だけど日にちと時間を指定しているのがさり気なく強引だなぁ…。

「場所は川原なのら〜」
「ヤマネに連絡しなきゃだぜ」
「大変!急がなきゃ」

私達はバタバタ指定場所に向かった。


「忙しいのに急に呼び出してごめんね。それに私はヤシチの代わりなのに…」

私は言った。
ヤマネはパートナーのお手伝いがあるのにすぐに駆け付けて来てくれた。

「いいえ。師匠がどなたであろうと私に来た勝負はすべて引き受ける所存でございます」

ヤマネは言った。

「そういえば手紙はどんな奴から渡されたんだぜ?」

サスケは言った。

「う〜ん…忘れたのら」

ハンゾーは言った。

「…重要な事なのにだぜ…」
「慌てなくても時間になったら会えるのら」
「時間から五分ほど過ぎていますね…」
「イタズラだったのかな?」

名乗ってないもんね…。

「…なんて失礼な。セッシャは真剣だよ!」
「真剣真剣。オヤビンは嫉妬に真剣。ククッ…」
「戦いは怖いれすぅ…。うりゅぅ…」

すると三人の妖精忍者が現れた。


■ こやまる (930回/2010/10/02(Sat) 08:43:05/No2837)
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りょくさん、こんばんは☆

いよいよサキラの体質が公開ですね!
(って小説タイトルに書いてあったのに今まで気付かなかったです^^;)
恋の力とともにパワーアップするという恋化の設定がミルモでポン!の作風にとてもマッチしていて面白いです。
そして私もハンゾーと同じく、サキラの恋の向き先がいったい誰なのかがとても気になりまくりです。
マイペースなハンゾーなのでハンゾーの質問には他意は無いと思いますが、もしも質問者がサスケだったら自分のことを好きでいて欲しいという思いも含まれていたりして…。

現在のお相手の有力候補は、サキラと一番絡みの多いハンゾーかネズミ、そして(サキラの中で「優秀」と判断している)ヤシチも候補に含まれそうな気がしますが、特定の男性に対しての恋心でも無い可能性も…。
う〜ん、続きが気になるところです。

>帰っちゃったサスケ
サキラのこの表現がツボだったりします(笑)。
そんな影の薄いサスケに対して、ハンゾーのマイペースさがやたらと目立っているところも見逃せませんね。
まさか挑戦状を受け取った相手も忘れるとは…。
兄貴が聞いたらがっかりするだろうなぁ。
サスケの方も、挑戦状絡みでヤマネの名前を連呼しているところにサスケらしさを感じましたが、サスケファンとしては彼にももう少しがんばって欲しいところです(^◇^;)。

三人のオリフェ妖精忍者がまた話をややこしくしそうで楽しみです。
それでは続きを楽しみにしています!
では!


■ りょく (94回/2010/10/03(Sun) 19:20:59/No2841)

12新たな敵?オヤビンとシュイカとホタル。

現われたのは三人の妖精忍者。

「キ、キミ達があの名無しの手紙を…?」

私は言った。

「そういうこと。君らにわざわざ名乗る必要はないんだよ」
「ククッ…オヤビンは自分の戦闘能力に自信が無いから事前に情報が漏れるのを恐れてるのよ…。だから名を明かさなかったってワ・ケ」
「ち、ちーがーいーまーすぅー!今日はお前の出番だからセッシャは関係ないんだよ」
「あっ、サキラお姉ちゃんれすぅ!」

そう言って寄ってきた男の子は従姉弟のホタル。
通称るー。

「るー、元気だった?」

私は言った。

「なっ!ダメダメダメダメっ!るーはセッシャの子分だからサキラなんかと親しくしちゃダメだよっ!」

相手方の師匠さんは私とるーの間に割って入った。

「手紙の文面とずいぶん性格が違うんだぜ…」
「オヤビンは見栄っ張りなのよ…」
「あの…わたしの相手はあなた様でございますね。わたしはヤマネと申します。早速勝負と参りましょう!」
「ククク…せっかちだこと…。そんなに慌てずとも綺麗に片付けてア・ゲ・ル・ワ…」
「どうぞよろしくお願いいたします!」

ヤマネは一礼すると手裏剣を構えた。
相手の女の子も武器を構える。
それは大きめの弓だった。矢が無いのが気になる。

「シュイカちゃん、頑張るれすぅ!!」
「ヤマネー!応援してるぜー!」
「絶対勝つのらー!」
「ふふん!このセッシャが鍛えた子分が負けるわけがないよ。二度と立ち上がれないような敗北を味あわせてやれ!」
「ヤ、ヤマネは強いもん。簡単に負けたりしない…」


しかしヤマネは負けた。
シュイカは絶妙なタイミングで攻撃を避け、矢を射つふりをして弓を振り回して攻撃した。

「口ほどにもなかったね」
「やったれすぅー!」
「ククッ…当然の結果よ…。それよりこの子がこんなにショボイなんて思わなかったわ…ゲ・ン・メ・ツ」
「一回勝ったからっていい気になるなだぜ!ヤマネ、傷は痛まないかだぜ…?」

サスケは言った。

「わたしは平気でございます。それよりサキラ姉様のお顔に泥を塗るような結果になってしまい申し訳ありません…」

ヤマネは気を落とす。

「き、気にしないで。ヤマネは頑張ったじゃない」

私は言った。

「そうなのらー!」

ハンゾーは言った。

「シュイカちゃん強いれすぅ!惚れ惚れするれすぅ。るーは大好きれすぅ!」
「いちいち言わせないでちょうだい。男はキ・ラ・イ・よ…」
「ひ、ひどいれすぅ…うりゅぅ…」
「あっひゃっひゃっ!!我らに楯突くからこうなるんだよ〜!覚えておくがよい」
「いつの間にかこっちから勝負を挑んだみたいになってるのら」
「次は…無いわね。ククッ…せいぜいマシになることを祈ってア・ゲ・ル…」
「また来るれすぅー!」

三人は帰って行った。

「何だったんだぜあいつら…」
「あ…!」
「どうしたのら?」
「名前、聞いてなかったなって」

最初から名乗るつもりはないようだけど。

「ふん。聞くに値しないって事だぜ!」

サスケは言った。

「あの子達のこと嫌いなの?」
「ヤマネをバカにする奴はみんな大っ嫌いだぜ!」
「じゃあヤマネのことは好きなのら〜?」
「ひ、秘密だぜ…」





ハンゾーはどういうつもりで聞いたのか。
からかいに嫉妬がちょっぴり混じってるんだと思われ。
『オヤビン』の呼び方は『兄貴』と違いを付けたかったからです。
その他オヤビンの口調も初めはヤシチとネズミさんを足したようなのでしたが、色々試してようやく落ち着きました。
名乗ってないのは下書きの段階で思い付かなかったからです(次回で明かしますがしっくりこない…)。

シュイカは果物(野菜?)のスイカ、ホタルは虫の蛍から(ネズミさんとヤマネがそうだから生き物の名前そのまんまでも自然かなーっと)
和風な名前は思い付くのがありきたりで考えるのが難しいです。
(漢字やひらがなで気に入ってもカタカナにすると雰囲気が変わる…)
こやまるさんはオリフェの名前をどうやって決めてますか?


■ りょく (98回/2010/10/06(Wed) 15:22:40/No2847)

↑上のセリフ
ホタル{シュイカちゃん、だーいすきっ!!
シュイカ{重いわ…



13嫉妬のシツト。

サキラが恋化して力を付けたことは忍者達の間で話題になっていた。
この三人組の間では特に…。


「もーっっ!!恋化の奴ったらセッシャは血の滲むような努力をしてやっとこの力を見に付けたと言うのに、奴はたったの一日であそこまで成長したんだよ!…許すまじっ!!こてんぱんにやっつけてやるよ!その時が貴様の最後だよっ!」

シツトはサキラへの嫉妬から苛々が募っていた。

「クク…シツトの嫉妬の凄まじいこと…。何もされてないのによくあそこまで恨めるもんだわ」
「恐いれすぅ…うりゅぅ…」

呆れるシュイカに涙目のホタル。

「嫉妬するのは相手より自分が劣っていると認めている証拠…。ナ・サ・ケ・ナ・イ。…しかし我らがオヤビンをどうにかしてあげたいと思うのが子分として当然よね」
「同感れすぅ。で、でもるーはサキラお姉ちゃんと敵対したくはないれすぅ…」
「アナタは決める立場にいないのよホタル。クク…あたしが裏から手を回せばどこの誰であろうが簡単に排除することが出来るわ。カ・ン・ペ・キ…」

シュイカは不敵に微笑んだ。
もともと日の目をみない髪型のせいで怪しさが増す。

「………」

ホタルはサキラと従姉弟で仲は良いほう。
幼き頃から慕っていたお姉さんと敵同士になるのが不安になっていた。
だがシュイカは好きな相手。
逆らうことなど出来ない。

まだ文句を言っているシツトは二人が抜け出した事に気付かなかった。
向かった先は人間界。


日高家。
中にはサキラと安純が見える。

「次は風呂掃除をやるのよ。ちゃんとしないとトイレに流すからね!」
「は、はーい…。この状況にも慣れちゃったみたい…」

サキラは掃除に取り掛かった。

「任務遂行中のようね。ククッ…平和に過ごせるのも今のうちよ。…たっぷり懲らしめて・ア・ゲ・ル…」

シュイカは言った。

「平和かどうかは別として、一体どんな方法で倒すのれすか?」

ホタルは尋ねた。
シュイカは小瓶を取り出した。

「…この薬を飲んだ妖精は魔法・忍術・体力、すべての能力が低下していく。効果は三時間程度だけど副作用はない。ククク…一分あれば何もしなくとも倒せるわ…」
「わぁー、敵の身体まで気遣うなんて優しいれすぅ!」
「患者の身体に出来るだけ負担を掛けないのが薬剤師の鉄則よ。つまり証拠を残さないってわけ…」
「とことんズルいれすぅ。でもそれこそがシュイカちゃんの最大の魅力のれすぅ!」
「褒めても何も出ないわ」
「どうやってサキラお姉ちゃんにお薬を飲ますんれすか?」
「クク…見てなさい…」

シュイカはキッチンに移動した。
そこには安純がいた。

「ヤシチより扱いやすいわ…あの子。結木くんに見つかるような間の悪いドジを踏むのは同じだけど。掃除が終わったらお菓子をあげないと。サキラは何が好きなのかしらねぇ」

安純は袋を空けてかりんとうを皿に入れた。
シュイカは安純が目を離した隙に小瓶の中身をかりんとうに一滴垂らした。

「薬は処方するもの、毒薬は盛るもの…。シュイカより愛を込めてこの言葉を恋化のお姉様にオ・ク・ル・ワ…」


…一時間後。

「安純さーん!お掃除終わりましたよー」
「良くやったわ。ご褒美よ。これでも食べてなさい」

安純はさっきのかりんとうをサキラに渡す。
何も知らないサキラは疑うはずもなく食べ始めた。

「ああっ!食べちゃったれすぅ!!…るーもお腹空いてきたれすぅ…」
「ククク…たっぷり味わってくださいな。恋化のお姉様…」
「何だか寒気がしてきたような。それに体がだるい感じ…?何だろ?気のせいかな…」

サキラは呟いた。



シュイカは師であるシツトをなぜ呼び捨てたのか…?
この先の話によって理由を変えるので今はないしょ。
…なんかこの三人、気に入ったかもしれない。
実はシツトにはもう一人子分がいます。
懐かれてないから一緒に行動してないらしいとか。

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■ こやまる (933回/2010/10/07(Thu) 22:54:21/No2850)
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りょくさん、こんばんは☆

突如現れた三人衆がまたすごく個性的だこと…。
特にシュイカの不気味な性格といい、怪しい戦い方といい、まるでレギュラーキャラ並みの活躍が素晴らしいです。
嫉妬ばかりしているシツトを冷ややかな視線で見、ホタルと一緒に単独行動に出るシュイカは、シツトとどんな関係(弟子以外で)なのか、とても気になるところです。
実力では三人衆の中でシュイカが一番だったりして。。
手紙の差出人本人ではなく、弟子同士で戦わせるところも怪しい・・!?
もしやヤシチと同レベルとか!?
いや、シュイカが一番と見せかけてホタルの可能性もありそうですね。
とにかく早くシツトの活躍が見てみたいところではあります。
あ、念のためですが、シュイカとホタルはムルモたちと同じサイズという認識で合ってますでしょーか?

さてシュイカがオヤビンを出し抜いてサキラに接触していますが…。
ヤシチだったら間違いなくそんな弟子を怒るところですが、シツトはどう出ることやら。
まだまだシツトの行動や性格が予想できませんね。
絵の方も、無邪気にシュイカになつくホタルがかわいいです!
本当はシュイカ一人で来るはずが、ホタルが勝手についてきてしまったのでしょうか。

>こやまるさんはオリフェの名前をどうやって決めてますか?
オリフェの名前はすごく考えますよね。
私の場合は由来とかは特になくて、カタカナで書いたときに雰囲気の良い名前をいくつかピックアップして、その中から選んでます。
でも「ハルノ」とか「ピカリ」とか、由来のある名前が多いから、りょくさんの名前の付け方は私も見習わなくてはと思います〜。

それでは続きを楽しみにしていますね。
では!


■ りょく (99回/2010/10/08(Fri) 16:25:10/No2852)

14薬剤妖精シュイカ。

「ククッ…気のせいだと良いわね。…こんにちは恋化のお姉様。昨日はお世話になりました…」

シュイカはカーテンの影から飛び出した。
ホタルも一足遅れて入った。

「…!びっくりした…。こ、こんにちは。今日は何の用事?師匠さんはいないの?」

サキラはかりんとうを喉に詰まらせかけながら言った。

「…シツトは今もぶつくさ言ってるでしょうね」
「そうなの?(シツトって名前なんだ…)」

サキラはふと思った。

「サ、サキラお姉ちゃん…身体はどんな具合れすぅ?」

ホタルは恐る恐る尋ねる。

「う…何だか目が霞んで身体の力が抜けていくの…。歳には勝てないや…」

サキラは目を擦る。
友好的ではない雰囲気の中、何かがおかしいとは思ったがはっきりとは分からない。

「歳のせいではないわ。…強いて言えばアナタは運が悪い。思わず同情しそうなくらいね。カ・ワ・イ・ソ・ウ…」

シュイカはそう言うと弓を振りかざす。
サキラは驚きつつ、弓の先が触れる寸でのところで避けた。

「不意討ちでも避けられるとは流石ね…。シツトが認めただけはあるわ…」
「あの…急に…ど、どうして…私と勝負したいってこと?う…身体に力が入らない…」
「せ、戦術発動!」

ホタルは印を結ぶ。
するとサキラの頭上に雲が出現した。
雲はサキラの居場所のみ霰を降らせる。

「い、いたっ!」

氷の粒は容赦なくサキラを攻撃する。
霰は小さいからこそ痛みを一点に集中させる。
ましてや何十何百も降ってくるのだからなおらさだ。

「…クク…クククッ…」

シュイカは薬で思うように動けないのと追ってくる雲から降る霰の二重に苦しむサキラを見て満足げに笑う。

「…も、もしかして身体の異変もキミ達の仕業なの…?」
「ククッ…遅過ぎる…。気が付くのが遅過ぎるわ…。なんて不憫なのかしら…」
「どうしてこんな事を…」

サキラはついに倒れた。
もう動けないだろうと思ったホタルは霰を止める。

「本当に可哀想なお姉様。気のせいでもなく、歳のせいでもなく、アナタのせいなのよ。その強大な能力を授けらたことが罪だと言うことが理解出来たかしら?これでトドメよ!」

シュイカは弓に矢を添えるとサキラに狙いを定めた。
得意ではない弓矢を使用すると言うことは絶対に外さない自信があるからだ。

「サ・ヨ・ウ・ナ・ラ…」
「待つのら!」

突然の声にシュイカの手が止まった。
…いや、弓を掴まれて止められたのだ。
緑の忍者服に身を包み頭に疑問を残したその妖精は…。

「ハンゾー…」
「サキラさん!!しっかりするのら!!」

ハンゾーは弓から手を離すとサキラを出来るだけシュイカから遠ざけた。

「…危ないから早く逃げて…」
「サキラさんはボクを助けてくれたのら!だからボクも助けるのら!!でもそうじゃなくても助けるのらーっ!!」

ハンゾーは想いを伝えようと必死に叫んだ。

「あ…ありがと…」

サキラはこの状況でも顔を赤らめた。

「ん?聞こえないのら〜。もっと大きな声で」
「シュイカちゃん、ハンゾーくんも倒すんれすか…?」

戦いの苦手なホタルは関係ない妖精まで巻き込みたくないので(サキラを攻撃するのも仕方なくやっている)おろおろしていた。

「…ククッ…助ける力もないくせにカッコいいじゃない。…言葉だけはね」

シュイカはホタルの質問には答えず弓を持ち直した。
何故ならハンゾーの実力を知っているので倒すのは簡単だったのだ。

「前髪が長すぎるけど…ちゃんと見えてるのら?」

敵を倒す術はなかった。
それでも立ち向かうハンゾー。

「…クク…アナタは髪がないように見えるけど…ハ・エ・テ・イ・ル・ノ?」

対して余裕の表情を見せるシュイカ。

サキラとホタルはこの二人以外には理解できない特殊な皮肉に呆気に取られていた。


■ りょく (100回/2010/10/08(Fri) 16:56:44/No2853)

15恋化はキミを守る為に。

(ど、どうしよう…ハンゾーがやられちゃう…。っ…何をやってるの私の愚か者!!動け身体!!ハンゾーを守りたい。…守らなきゃ!)

視界がぼやける中、私は強く念じた。

すると身体の底から温かい光に包まれるような感覚が起こった。
ふわふわして…三度目は分かるよ。私は恋化するって。
…力が沸き上がってくる。

「これが恋化…」
「!…まだ薬の効果が切れる時間じゃないのに…あたしの薬を打ち破ったって言うの…」
「変身なのら〜!!」

ハンゾーは鏡を出した。
そこに写る私は両サイドに分けた花びらのような不思議な髪型をしていた。

「…外見は髪型以外は変化してないよね…」

う…なんだか気恥ずかしい…。

「……こうなったら直接対決だわ。掛かってきなさい!行くわよホタル!」
「ふぇ…戦術発動!」

ホタルは天気妖精。
その名の通り天気を操る事が出来る。
私の頭上に雲が現れた。
その天気は…嵐。

私の所だけ風が吹き荒れ雷が鳴り響いて雨が降りしきる。

「ククク…そのまま気象に閉じ込められるがイ・イ・ワ…」
「れすぅ…」
「逃げるのら〜!」
「身代わりの術!」

丸太を身代わりに私は雲から抜け出したけど、雲はすぐ追ってくる。
どうやって倒したら…。

「えいっ!」

とりあえず刀で斬ってみた。
雲は真っ二つになったけどすぐにくっつく。

「…ククク…ム・ダ・よ。…いくら逃げようが地の果てまで追って来るわ…」
「雲を拡散させて攻撃力を下げるのら〜!」
「拡散って何れすぅ?」
「拡がって散ることなのら〜」
「ふぇ〜、難しい言葉を知ってるんれすね〜」
「きゃっ!」

突風と雨と雷が落ちるから考える時間が無い。
私は花びらを取り出した。

「恋力が宿りし花びらよ、このサキラの命令により敵襲を撃退しなさい!」

小さな無数の花びらが雲を細かく貫く。
雲は散った。

「…あんなのにやられるなんて浅ましい術だこと。…あたしが倒すわ…」
「るーがリベンジするれすぅ!」
「ちょっと!邪魔!」
「うりゅぅ…ごめんなさいれすぅ…」

言い争うシュイカとるー。
二人の注意は敵である私から逸れていた。

「コンビナートが悪いのら〜」
「い、今のうち!<それってコンビネーションのこと?>…斬り!」

私は刀を振りかざした。

「決めゼリフがるー達を指してないれすぅ…」
「指すに値しないってこと…」
「危ないよっ!」

シュイカとるーを斬ったと思ったのに倒れていたのはシツトだった。

「!!オヤビン…」
「しっかりするれすぅ…」
「う〜ん…心配しないでよ。セッシャは平気だよ!」
「あ、あの…」
「…二人の師はセッシャだよ。弟子を倒すのならセッシャを倒してからなんだよ!
今、正式な決闘を申し込もう。日にちは明後日。場所は妖精界のミルモモ川原だよ!いいね!」

シツトは一方的にそう言うとシュイカとるーを連れて帰ってしまった。

「変な奴らなのら〜」
「決闘…また恋化しちゃった…」

恋をした時に姿が変わるから恋化だって書いてあった。
私が恋をしてるのなら相手は…。

「あの巻物をには他になんて書いてあったのら?」
「う…え!!」

私は考えている時にハンゾーに話し掛けられてビクッとした。

「えーと…それが初めに見たところから先が開かないの」
「不良品なのら」
「私の力が足りないからだよ…」
「そんなことないのら!!決闘頑張るのら〜」
「ありがと…」

もし恋をするならハンゾーがいいな。




この話は(一応)恋と戦いがメインなのでもっともっともっとオリフェを出す予定です。
もちろんバトル出来る公式キャラも(アクミとか)。
でも作るの面倒だよなー…。
よーし!オリョンでいいや。

後ですね、八話で『恋をすると力が上がるのと共に姿が変わるのを恋化という』と書いてあったのにサキラに好きな人がいないのはまだ能力が不安定だからです。
(巻物の意味が無い)


■ りょく (101回/2010/10/08(Fri) 17:17:00/No2854)


こやまるさん、こんにちは!


☆たまには本人に聞いてみようコーナー!

・三人の中で誰が一番強い?

シツト「はぁ!?そりゃ教える立場であるセッシャが強いに決まってるだろ。ヤシチなんか例外だよ!全く。あんなのと比べられて不快だよ」

シュイカ「ククッ…」

ホタル「恐いれすぅ…(うるうる)」


・シツトとシュイカの関係は?

シツト「弟子だよ」

シュイカ「…今のところは…ね」


・好きな妖精はいる?

ホタル「るーはシュイカちゃんが大好きれすぅ〜〜(*> U <*)Vv」

シツト「べっ、別に憧れているだけで、そんな感情なんて持ってないよ…(もじもじ)」

シュイカ「…あなたに語る必要など、ナ・イ・ワ…」



ネタバレが多くて答えられないのを誤魔化すために三人に答えさせてみました。

シュイカとホタルはムルモ達と同じサイズです。
プロフの絵でシュイカが小さいのはミスで、上の絵でリベンジしたところまた間違えました。
頭の上に頭を置いたのに…。
半分以上描くと描き直すのが面倒なので、妥協している私がいけない。


そして旅行中もレスを付けてくださりありがとうございましたm(_ _)m
忙しいところ悪いなぁ…と思いつつ、日記とレスを楽しみにしていました。
これからもよろしくお願いします。

それでは!


■ こやまる (938回/2010/10/12(Tue) 07:55:33/No2867)
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りょくさん、おはようございます☆

ぎりぎりで紙一重の戦いのシーンがとても読み応えがありました。
そしてハンゾーのサキラを守りたいという思いもまた素敵♪
ハンゾーのこれほどの本気は今まで見たことがないので、ハンゾーのサキラへの思いは本物だったりするのでしょうか。
サキラを思う気持ちが、まるでサキラの恋化のようにハンゾーの普段の実力を底上げしているようにも見えました。

その思いに反応するサキラの思いもまた本物!?
どっちも恋に鈍そうな妖精なので、まだはっきりとはしませんが…。
特にハンゾーの方は「サキラ=頼れるお姉さん」と思っているだけかもしれないですし。
今回一番のツボは、サキラ恋化時に鏡をさっと見せる準備の良いハンゾーだったりします(笑)。

さて…これまで常に優勢(?)だったシュイカは師匠シツトに借りを作ってしまいましたね。
初めてオヤビンらしいことをしたシツトですが、やっぱりこの二人の師弟関係も気になりますなぁ。
シュイカはそんな風に思っていないようですけど(^◇^;)。
シツトの方も自らサキラに決闘を申し込むあたり、自分の実力にも自信ありということになるのでしょうか。
こちらもシュイカの反応がやたらと気になる…。
今のこの二人の均衡状態が崩れる光景をいやがおうにも期待してしまう私がいたりします。

>そして旅行中もレスを付けてくださりありがとうございましたm(_ _)m
電車の中での写真に、思いっきり三人衆のイラストが映っていましたね(笑)。
とにかく続きが気になる小説だけに、りょくさんの方もぜひぜひがんばって欲しいと思ってます(^^)。

では!


■ りょく (102回/2010/10/12(Tue) 11:10:09/No2868)

16偵察するメモ妖精。

「…決闘でございますか?」
「決闘…だぜ?」
「決闘なのら〜!!」

私は明日に迫ったシツトとの決闘をヤマネ、サスケ、ハンゾーの三人に相談していた。

「うん…決闘なの…。すごく緊張して疲れてたのにあんまり眠れなくって…」
「これまで二回も戦っておいてよく言うのら」
「それは成り行きだよ〜…。それにシツトには嫌われてるみたいで、明日の決闘はケンカの延長戦になってるからちょっとイヤだな」

実を言うとやりたくなかったりして…。

「その目の下の隈は昨日遅くまで訓練していたんだろ?戦う気マンマンだぜ!」

サスケは言った。

「サキラ姉様はお優しいので争い事が苦手なのでございますね。しかしそのお強さは世間が放っておきませぬ。シツト殿を退けられましたらさらに色んなお方が勝負を申し込みに来るでございます!」

ヤマネは言った。

「嫌がってもどうせ断る勇気は無いから覚悟を決めるのら」

ハンゾーは言った。
う…ハンゾーの言葉が一番胸に刺さる。

「は〜い…今日はどうやって訓練しようかな」
「いひっ…その件はあちしにお任せだよん」

どこからか声がした。

「だっ、誰!?」
「げっ!<だよん>って!!」
「あいつなのら!!」

サスケとハンゾーは眉間に皺を寄せた。

「いひひ…」
「無駄に渋らずさっさと出ろ!」
「ぎゃっ!!」

目の前にネズミと地面に転がった女の子の妖精が現れた。

「ネズミ兄様!」
「また面倒な妖精が湧いたのら」
「お前はオリョン!!何でいるんだぜ!?はっ、まさか…」
「まさかも何もこいつがストーカーをしていたから、拙者はまた妙なことを起こさないか監視していたのでござる」
「ストーカーって…カタカナで言うと何だか悪質っぽいんですけど。偵察だよん。ズミーこそ妹ちゃんのストーカーしに来たんだろ」

オリョンさんはニヤリとして言った。

「拙者は師匠の命令でサキラが任務をこなしているか確認しにきたのだ!」

ネズミは言った。
いつから見られてたのかな…気配すら感じなかった。
はぁ…なんて報告されるか心配…。

「忙しいのにご苦労なこった。彼女が心配してるよん」
「ええっ!お付き合いしている方が居られるのでございますか!?」

ヤマネは目を丸くした。
私も同じ。
全然女っ気がなさそうなのに。

「写真見たい?」
「ぜひ!!」
「み、見てもいいの…?」

だが、写真は見せてもらう前にネズミに奪い取られてしまった。

「これは…」

ネズミは何が写っていたのか、写真を睨むと息を呑んだ。

「彼女さんってどんな方なの?」
「楽器はシタールでぇ」
「空飛ぶ絨毯に乗ってるのら〜」

サスケとハンゾーはからかうように言った。

「いひひ…なぁに?別のアングルも見たいって?抜け目ないねぇ」
「ちょっとエッチなのら〜」
「貴様ら…げんこつでいいか…」

次の瞬間、鈍い音がしてオリョンさんとハンゾーが転がっていた。

「ハンゾー大丈夫?染みる…?」
「手当てが丁寧だから平気なのら〜」
「あちしも殴られたんですけど…って聞こえないか。小説のネタにしないと。メモメモ…」
「(懲りない奴でござる…)」









こやまるさん、こんにちは(^▽^)

どの関係もまだまだ曖昧な感じで続きます!
どちらかの関係は急に変わるかもしれません。

では〜!


■ こやまる (946回/2010/10/16(Sat) 15:45:45/No2891)
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りょくさん、こんにちは☆

突然オリョンが沸いて出ましたね(笑)。
ストーカーの常習犯であるオリョンは気配を殺すのが上手そうです。
あの眠そうな目でじーっとサキラたちを眺めていたのでしょうか?
これが夜の暗闇だと結構不気味。。。!?

そして妹のいる前でネズミの相手を暴露しようとするオリョンさん。
その写真に誰が映っているかはバレバレですが、ヤマネとサキラはさっぱり分からないのでしょうね。
今回はネズミによりこの件はさらっと流されてしまいましたが、この件が今後のサキラの恋化にも影響してくれるとうれしかったりして。

>「いひっ…その件はあちしにお任せだよん」
いったいオリョンはここに何をしに来たのでしょう?(笑)
次回がオリョンの見せ所? それとも・・・?

それでは続きを楽しみにしています!
では!


■ りょく (106回/2010/10/26(Tue) 10:06:38/No2910)


17尋ねる妖精人形。

「またメモしてるのら〜」
「さっさと帰れだぜ!」
「せっかく気晴らしに稽古を付けてやろうって言ってんのにひどい扱いだよん。そこのサキラ!やる気ある?」
「はっ、はいっ!?」

急に名前を呼ばれて驚いた私は思わず二つ返事をしてしまった。
稽古って…。

「まっ、無くても強引に勝負をふっかけるんだけど。ピィノ」

オリョンさんの背後から幼稚園児くらいの男の子が現れた。

「初めまして?」
「あちしの新しい人形だよん。見よ!この精密さを。人形に見える?見えないよねぇ。連れて歩いてると子持ちに見られて面倒なんだよん」

確かによく見ても普通の妖精にしか見えない。

「こいつは主に人形を操る魔法を使用するのでござる」

ネズミは忌々しそうに言うとピィノさんを睨んだ。

「いひひ…前に人形にしてやったことがトラウマになったと見えるね」

オリョンさんはそんなネズミを見てニヤリと笑う。

「お人形を操るって高度な魔法なんだよね。すごいな〜」
「オリョン自身は激弱だがな」
「これ以外の魔法は大したことないのら」
「あちしは必要な魔法さえ使えればそれでいい。サキラはピィノとバトルして経験値を貯めればレベルアップして進化出来るかもしれないね」
「言葉が似てるからってまるでゲームのように言うなだぜ!」
「わたしもお時間がある時に戦ってほしいでございます!」

ピィノさんは一人きょとんとしている。
…小さい子だから全然強そうには見えないけど…あっ、それ以前にお人形だから見た目は関係ないんだった。

「ピィノ、あんたはこれからサキラとバトルしな」
「バトルってなぁに?」
「戦うこと」
「戦うことってなぁに?」
「…あんたはあたしの指示に従ってればいいんだ。『なぁに』は無し」
「は〜い?」

ピィノさんは私に向き直る。
瞳には闘志も何も宿ってないのが無邪気で不気味だった。

「ねぇねぇサキラってなぁに?」
「わ、私の名前…」
「私の名前ってなぁに?」

ピィノさんは可愛らしく小首を傾げる。
ホントに戦えるのかな…。

「あの…」
「サキラ!そいつの話に付き合ってたらいつまでも進まないよ!さっさと攻撃しろ!」

煮を切らしたオリョンさんは怒鳴った。

「人形を上手くコントロール出来ていないのは修行不足でござるな」
「虚弱体質だからこれが精一杯なの。…これでもあの子の力を借りないで、しかも一から人形を自作の最中なんだよん。完成したらお披露目会しなきゃ」
「次はヤマネとお手合せしてくださいませ」
「いーとも。もとにした人物がかなりの曲者だから兄ちゃんと二人掛かりでも倒せないだろうけどね(ちゅーかあいつは制作者の私の手に負えない気がする…。いざとなったらあの子に頼まなきゃ…)」
「楽しみでございます!お人形作り頑張ってください」


ピィノさんは強かった。
お人形だからなんだろうけど相手を攻撃して傷付ける事を迷ったり、攻撃を受けて怯んだり痛がったりしない…機械みたいに心が無くて隙もない。

…お人形か。


「はい、ストッープ!」

オリョンさんの声にピィノさんの攻撃が止む。
ほぼ体力切れで休憩がありがたかった私は糸が切れたようにその場に倒れこんだ。

「つ、疲れた…」
「こういうときこそスポーツ飲料で失った栄養分を補給するのら」

ハンゾーはペットボトルに入った飲み物をくれた。

「あ、ありがとう…!」

ハンゾーって気が利くし優しいなぁ…。

「あっ、飲みかけだったのら」
「ぶふっ!!」

私は飲み物を吹き出した。
これは間接なんとかって言うんじゃ…。
恥ずかしかったけど当のハンゾーはぼんやり顔、何を考えてるか分からないので余計な詮索は止めた。

「後ちょっとでサキラさんの勝ちだったのにどうして止めたんだぜ!」
「今のままでは勝てないからだろう」
「どういうことでございますか?」
「シツトの忍術は一対多数を強いられるよん」

オリョンさんは言った。

「シツトさんの事まで調べてるなんてさすが妖精界一のストーカーなのら〜!」
「奴は力をひけらかす自慢野郎だから調べなくても分かるんだよん。いひひ…もちろん調べてるけど。…それと、ストーカーじゃなくて偵察!なんですけど。観察でもいい」

オリョンさんは空になったペットボトルをちらりと見た。

「さてと、HPが回復したら稽古の再開をするよ」
「えっ…もう…」
「間接ちゅーで補給したろ。
この三体で戦えばシツトの忍術を前にしても困らないよん。…何しろ近い能力と言えなくも無いからねぇ…」




こんにちは☆
コメント頂いて今までよりお時間経ちました。
オリョンは良くない奴ですが、ヤシヤマもこいつ経由で(?)どうにかしたいと思っています。
では!


■ こやまる (955回/2010/10/28(Thu) 00:07:22/No2913)
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りょくさん、こんばんは☆

オリョンは普段からやる気無い妖精のイメージがありましたが、サキラに対しては急に怒鳴ったりとその行動の変化には驚きました。
サキラに対してはオリョンは何か違う感情を持っているみたいですね。
本気でサキラのサポートを買って出たいのかなぁ。
それともやはり小説のネタとしてなのでしょーか?
ここの間の関係も妙に気になるところです。

>ピィノさん
何か一昔前に流行った「人工無能ロボット」を思い出します(誰も知らない)。
チャット形式で「バトルってなぁに?」などの質問に答えまくって賢くさせるプログラムが…ってその時代でもピィノさんよりかはもうちょっと賢かったかな。
それにしても”「新しい」人形”ということは、オリョンは他にも多くの人形を持っているのでしょうか。
しかも過去にネズミを人形化させたりと、ホントにやることが不気味過ぎです。
将来、妖精界を滅ぼしそうな人形を作らなければいいのですが…。

>これは間接なんとかって言うんじゃ…。
もしやこれがサキラにとって人生初の男性との間接キス!?
でも相手がハンゾーなので、サキラもまんざらでは無さそうに見えますね。
サキラがこの先どこまでハンゾーと良い関係になれるのか、私の一番の注目はそこにあったりします。

それでは続きを楽しみにしています!
では!


■ りょく (107回/2010/10/29(Fri) 06:40:45/No2915)


こやまるさん、おはようございます☆

オリョンがサキラの前に現れたのは、人形を操る訓練と小説のネタと妖精のデータ収集です。
全部自分の為。
オリョンはある目的の為にすべての妖精のデータがほしいと思っています。
でもネズミなど感づきやすく素早しっこい妖精のデータを取るのは難しいので、数人の妖精と居ればカモフラージュになって一番の目的を悟られずに関われる事は貴重なのです。

基本、偵察(ストーカー)する時は自ら出向きますが、気配を察知しやすいターゲットだったら人形を遠隔操作してメモしています。

オリョン「ある目的が何かって?いひひ、さて何でしょ〜☆ノーヒントだよん!(…あちしがそう簡単に手の内を明かすわけない)」

世界征服とかそんな野心はないようです。

サキラとハンゾーの間接ちゅーの件はどうなんでしょうね。
お互い…。

では!




18絵描きの忍者妖精。

決闘の日。

「おはよー。よく来たね」

シツトは言った。
この前はせかせかした印象が強かったけど、今日は落ち着いていてとても自信に満ちた眼差しをしている。

「…ククッ…わざわざ負けに来るなんて愚かだわ…ア・リ・エ・ナ・イ…」
「うりゅぅ…」

子分も(臆病で戦いが苦手なるーはともかく)シュイカはシツトの勝利を信じている。

「失礼なのら!勝つのはサキラさんなのら!!」
「お前らなんかには絶対負けないぜ!!」
「サキラ姉様は厳しい修行をこなしてきたのでございます!!」

ハンゾー、サスケ、ヤマネは言い返す。


昨日、布団の中ですごく考えたこと。
オリョンさんはこう言っていた。

「シツトの忍術は一対多数を強いられるよん」
「この三体で戦えばシツトの忍術を前にしても困らないよん。…何しろ近い能力と言えなくも無いからねぇ…」

一対多数で人形三体と近い能力。
シツトも人形じゃなくても何かを大量に召喚して操る忍術を使ってくるのかもしれない。

だとしたら勝てる。

オリョンさんの弱点は見破ったから。


「見事な快晴だよ。洗濯物干してきて良かった。雲一つない青空はまるでセッシャの勝利を予言してるようだよ。君もそう思うだろ?」

シツトは爽やかと嫌味が入り混じったにっこり笑顔を向ける。

「わ、私は…」

そう言われると自信が消えそうで…。

「サキラ姉様っ!!」
「自信な・の・ら!!」
「下を向いちゃダメだぜ!前を向くんだぜ!前!!」
「あ、ありがと…!」

私は三人に応援されたのが嬉しくて顔が赤く染まったのが分かった。

「わざわざ申し込んだ真剣勝負をぬるい雰囲気にしないでよ。調子が狂う」
「でも青空の応援があるって…」
「念には念を入れておかないとね。セッシャは用心深い性格なんだよ」
「…もしかしてそこまで慎重にしないと勝てないって思ってる?」
「うるさいな!このシツトをそこまでコケにしたことを後悔するがいいよ!!」

シツトが構えた武器は…大きな筆だった。
そして取り出した巻物を地面に置いて絵を描き始めた。

「?………」
「これがセッシャの忍術だよ。<絵描きの術>!」

シツトが印を結ぶと巻物から絵が浮き出し立体的になりそして本物になった。
巨大手裏剣が…五枚。
…オリョンさんが言ってた『一対多数』ってこの事だったんだ。

「…これがオヤビンの力よ…ククク…」
「はぅ…戦いは恐いれすぅ…うりゅぅ…」
「わ〜、絵が本物になるだけじゃなくて自由に操れるなんてすごいのら〜!」
「ハンゾー、誉めるんじゃないぜ!」
「強力な忍術でございますね…」
「巨大手裏剣、あいつを倒せ!」

手裏剣五枚が一斉に私襲い掛かってきた。
私は刀で応戦する。

「えいっ!!」

まずは一枚。
金属がぶつかって火花が散ったと思ったら手裏剣は消えた。

「サキラさん後ろなのら!」

ハンゾーの声。
他の四枚がやってくる。

「えーいっ!連続切り!」

私は四枚を連続で切り倒した。

「ふぅん…やるじゃない。さすが恋化妖精だよ。でもこれならどう?」

シツトは先に描いていたのか巻物をかざして印を結ぶ。

「フフ…このメンツを君は倒せまい」
「これは…!!」
「だぜ…!!」
「ボク達なのら〜!!」

今度はハンゾー、ヤマネ、サスケ、ネズミが現れた。
本物と見分けがつかないくらいそっくり。
偽の四人は私を取り囲む。

「(他の三人はともかく…ニセモノだけど私はハンゾーを好きになるかもしれないからこういう場合傷つけられないかな…。どうしよう…)」
「ニセモノなんてさっさと倒すのら!!」

ハンゾーは自分のニセモノの出現に怒っていた。

「が、頑張るよ…」
「戦闘中によそ見は禁物なのら!」

ニセのハンゾーは私に詰め寄る。

「あわわっ!ごめんなさい…えいっ!」

驚いて思わず四人を斬ってしまった。

「あ………」

手裏剣と同じように四人は消えた。
何だか、あっけなかったかも…。

「姿はおいら達だったんだから少しは躊躇しろだぜ…」
「さすがサキラ姉様!お強いでございます!」
「強さは本物とは違ったみたいで…。あの!」

私は刀をシツトに突き付けた。

「あらら…心理戦にしようと思ったのに…」

シツトは残念そうに言うと刀を軽く押し退ける。

「ネズミまでこうもあっさりと倒すなんて、君は何処までセッシャの神経を逆撫でするんだよ」
「だって…それは倒さなきゃ自分がやられちゃうからで…」

私は言った。
うーんと…間違ってない。

「あっそ。絵描きの術はセッシャの一族にだけ伝わる忍術なんだよ。その力を受け継いでいる者は宙に絵を描くことが出来る。だがセッシャは落ちこぼれだ。血の滲むような努力をしても自力で術を使えずこの筆と巻物の力に頼らねば絵を実体化させることすら出来ない」
「そんなこと知ったこっちゃないのら」
「君はこの世に生を受けた瞬間から強大な力を持っていたんだよ。いいよね。大した努力もせずに開花できて」

シツトはものすごーく恨めしそうに言った。
さっきから私を睨んでいるシュイカの視線が居心地悪い。
私が恋化妖精なのは間違ってるのかな…。


■ こやまる (957回/2010/11/02(Tue) 22:43:29/No2922)
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りょくさん、こんばんは☆

いよいよシツトとの因縁の対決の幕開けですね。
私の予想に反して、シツトはなかなかの実力の持ち主だこと…。
その裏には血のにじむような努力があって、その努力がシツトを嫉妬深い性格に変えてしまったのでしょうか。
口では強いセリフを吐くものの、どことなく自信の無さも感じてしまいます。
この勝負にシツトが勝てば良い雰囲気に展開しそうですが、残念ながら主役はサキラなので、今回もシツトの思い通りにはならないのかな?
先の展開が気になりまくりです。

それにしても二人の戦いの緊張感がすごい!
そして必死にサキラを応援するちびっこ妖精忍者がかわいいです。
きっとサスケやハンゾーは、これほどまでの戦いは今まで見たこと無かったでしょうね。
二人の頭の中に、ヤシチの兄貴の記憶は果たして残っているのかどうか(^◇^;)。

>オリョンはある目的の為にすべての妖精のデータがほしいと思っています。
う〜ん、どんな目的でしょう?
まさか腐女子的な目的とか!?
某冬のイベントで頒布する冊子の材料集めだったりして(違。

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ りょく (108回/2010/11/04(Thu) 21:47:37/No2925)


19誰かになりきり。

私が恋化妖精なのは間違ってるのかな…。

「あ…私…」
「ホンッットいいよねっ!ネズミにわざわざ巻物を届けて貰って!!知ってるんだよ。セッシャは『あいつ』とネズミの戦いを見てたんだから。ネズミは負けたけどお陰で介抱出来たんだよね。高ポイントゲット!!こっちの方がいいに決まってるんだよーだ!!」

シツトはうって変わって明るく言った。

「は、はぁ…」

私達四人はあまりの変わりっぷりに付いていけずポカーンとしていた。

「シツトはネズミ殿に憧れてるのよ…気持ち悪いくらいね…」

シュイカは言った。

「そうなんだ。シツトはネズミの事が好きなんだね」
「ん…そうだよ。彼になりたいくらいね」

シツトは怪しく微笑むと印を結ぶ。
するとそこにはネズミがいた。

「フフフ…」
「!」

嫌味な笑い方も雰囲気もネズミそのものだった。
シツトが変装しているのが信じられないくらい。

「お〜、シツトさんがネズミさんに進化したのら」
「正しくは模写だよ。とはいえこの姿で君と戦うのはシャクだから、セッシャの一番嫌いな奴の姿で迎え撃つことにしよう。誰か分かる?」

ネズミの姿でネズミの声でネズミが決して言わない事をシツトは言った。
顔は笑ってるけど相当な威圧感を感じる。

シツトが嫌いな人物…それは…。
ネズミがいた場所にいたのは気が弱そうなくの一…即ち私だった。
驚いて声が出ない。

「絵描きの術を習得するためにした訓練はひたすら模写すること。
そして上達しなかったセッシャは訓練を無駄にしないように、完璧に相手になりきる模写の術を身に付けたんだよ」
「な…なりきってどうするの?」
「そりゃこうするんだよ」

私の姿のシツトはピンクの花びらを取り出した。

「<うちなる力を秘めし花びらよ!目の前にいる憎きくの一を排除しろ>だったっけ?」

無数の花びらがいろんな方向から私めがけて襲い掛かる。

「きゃあ!!」

私の技なのに私の何倍も強くて一気に体力が無くなった私は倒れてしまった。
…痛いよ…身体に力が入らない…。

「ああっ、オリジナルより呪文が決まってるのら!」
「…排除出来てないわ。クク…この技ってツ・カ・エ・ナ・イ…」
「なりきった能力はセッシャのもともとの能力に加算される。それってさ」

シツトは倒れた私に顔を近付けた。

「最強じゃない?」

その表情は笑顔だった。
私を追い込むことができてとても嬉しそうな。

「あいつよりもそいつよりもどいつよりも!!…ネズミは別物だけど。ネズミは例外的に素晴らしいよ」
「サキラ姉様!!」
「サキラさん!!」
「起きるのら!!」

シツトがなんて言っても私が倒れていても立ち上がれなくてもヤマネ、サスケ、ハンゾーは応援してくれている。
だから…。

「…シツトが最強でも私は負けたくない。絶対負けるわけにはいかないの!!」

その途端、私は強い光に包まれた。
力が…みなぎる…。
そこからはどうなったか覚えていない。
ただ気を失う前に倒れるシツトが見えた。


■ りょく (109回/2010/11/04(Thu) 21:53:00/No2926)

20遂に登場なのだ!

目が覚める。
見慣れた天井。ここは安純さんの部屋だ。

布団に寝ている事を自覚したのは三人の心配した視線と一人の睨む目付きに恥ずかしくなって飛び起きてからだった。

「わぁ!!」
「サキラさんの意識が戻ったのら!!」

ハンゾーは安心したように言った。

「今何時!ど、どうして…」

ヤシチがいるの!?
一週間経たないと帰って来ないんじゃ…。

「あ、あの…予定を切り上げたの?」
「何を言ってるのだ」

ヤシチは首を傾げる。

「サキラ姉様はシツト殿との戦いを終えると倒れられて二日お眠りになっていたのでございます」
「このまま目が覚めなかったらどうしようかと思ったぜ」
「お寝坊なのら〜」
「え…二日も!私疲れすぎ…」

あの時倒れていくシツトが見えた。
シツトはどうしたのかな…。

「あっ、勝負はどっちが勝ったの!」
「コラコラコラー!!せっかく兄貴が帰ってきたというのに代理なんかと親しくなるんじゃねーー!!つーかたった一週間で馴染むなーー!!」

ヤシチは怒鳴った。

「サキラさんはおどおどしてるけど優しいぜ」
「うじうじしてるけどヤシチの兄貴より強いのら」
「はぅ……」

二人の言葉が心に突き刺さる…。
ていうか私、また嫌われてる。

「こんな弱々しい奴が拙者より強いわけあるか!」
「兄貴は知らないけどシツトさんとは激戦だったのら〜」
「シツト?絵描きのシツトか。あの弱い…笑わせるな」
「あの…私もう帰るね。お世話になりました…」

やっぱり私なんかが代理じゃがっかりするよね…。
すると三人がしがみついた。

「せっかく来てくれたのにそんなこと言うなんてひどいぜ〜」
「兄様、サキラ姉様は強い力を持っていながらも決して努力を怠らない謙虚なお方でございます」
「何で怒ってるのら?」
「うる〜〜さい!!三人は拙者の子分だ!自分が子分がいないから奪おうたってそうはいかないのだ!!」
「わ、私はそんなこと思ってないよ」

本当か〜?とヤシチは睨む。

「だって逆にヤマネはヤシチの所に行っちゃったし、私は所詮代理で三人はヤシチがいなくて寂しがってたし、恋化ってよく分からないし…」
「お主も苦労してるのだなぁ…じゃなくて危うく騙される所だったのだ。ともかくさっさと妖精界に帰れ!!お前達も里で会ったとしてもこいつなんかに近づくなよ。いいな!」
「え…あ…それはダメ…」

私は思わず言ってしまった。
言うつもりは無かったのに…。

「何だと!」
「だって…」

ハンゾーと話せなかったら困るもん…とは恥ずかしいから言えないけど。

「逆らうのなら勝負だ!叩きのめしてくれる」
「勝負…」

ヤシチは私がこれまで戦ってきた相手より、ずっとずっとずっと強いと思う。

「そうだ。負けたら潔く妖精界へ帰るのだ!そして三人には金輪際近づくなよ」
「…勝ったらハンゾーと会う許可を出してくれるんだね。分かった」

負けたらの場合なんて考えているヒマはない。
今考えるのはどうやって勝つか。

「手裏剣乱れ撃ち!!」
「花びら!!」

技を放ったのは同時だった。

「ぎゃああああ!!」

妖精サイズだったら一部屋くらいはある人間のテーブルに転がるヤシチ。
私の勝ち。

「やったのら〜!!」
「これからも…」

会えるね、と言おうとした時、背後から殺気を感じた。

「あんた達、朝っぱらから何騒いでんのよ。うっさいわねー!!」

怒った安純さんだった。

「安純!…いたた…」
「あらヤシチじゃない。やっと帰ってきたのね。休むヒマはないわよ。手始めにそこに掛かってる制服にアイロン掛けなさい。今日それ着て学校に行くんだから!!」

安純さんはポイッと制服を投げた。
…何かが引っ掛かる…う〜ん…。

「あー!私も学校!!」








なんだよ<花びら>って。
簡略化したんです。

次から学校編です!

そこは忍者以外にも、侍や巫女やシキブなど和風な奴らが通ってる設定。
オリフェがさらに増えます。
絵を書くのは半分面倒だけど慣れました。

とりあえず最低でもプロフに設定画があったほうが良いですね!

追記:オリョンは私を元にしたオリフェ。
何故私が腐女子だと分かったのですか?

では!


■ こやまる (961回/2010/11/08(Mon) 11:17:11/No2935)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんにちは☆

>私を追い込むことができてとても嬉しそうな。
シツトの負のオーラが凄まじ過ぎですね。
サキラに勝つことばかりを生きがいにしているシツトですが、私的には普通の女の子のようにたくさん友達を作って、恋もしてほしいなぁと思ってます。
でも今回のバトル結果によって、それがますます遠のいてしまった予感が…。
(今の性格だとシツトの将来のお相手はかなり苦労しそうですけど^^;)
それにしてもちびっこ妖精3人がサキラに声援を送る光景はかわい過ぎです(^^)。

>ヤシチがいるの!?
>一週間経たないと帰って来ないんじゃ…。
第20話目にしていよいよヤシチ登場!
これはまたずいぶん待たせましたね!
って弟子を取られると思って焦るヤシチがカッコ悪いなぁ。
きっとヤシチが帰ってきたときも、ちびっこ妖精たちはサキラの看護で忙しくて相手にしてくれなかったのでしょうね。

>「シツト?絵描きのシツトか。あの弱い…笑わせるな」
サキラとの壮絶なバトルを見た直後でこのセリフは、妙に気になりますね。
幼い頃のシツトはどうしようもなく弱かったのかな?
いずれ来るであろうシツトとヤシチの対峙が楽しみです。

>次から学校編です!
いきなりの学園生活編突入に驚かされました。
和風な奴らはサキラの敵か味方か・・・?
オリフェは絵があった方が断然分かりやすいので、ぜひお絵描きよろしくです。

>追記:オリョンは私を元にしたオリフェ。
>何故私が腐女子だと分かったのですか?
オリョンさん、まさか本当に腐女子だったとは…(^^;。
オリョンもシツトと同じく恋に目覚めて欲しいですね。
恋とまで行かなくても、異性に顔を赤くするシーンとか・・・難しいかな?(汗)

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ りょく (111回/2010/11/08(Mon) 15:12:21/No2936)

21私の通う学校。

私は人間界にいる間、学校はお休みしてたけど今日から登校だというのをすっかり忘れていた。

「皆さん、お世話になりました!またねっ」

私は挨拶もそこそこマグカップに飛び込んだ。





「ふぅ…」

教室に着くと予鈴を告げるチャイムが鳴る。
なんとか間に合ったよ…。
私は息を整えながら席に着いた。

「遅刻ギリギリだったね」

すると前の席にいた子が話し掛けてきた。
忍者じゃなくて腰に刀をぶら下げた女侍だ。

「えっと…」
「あっ、ホントに恋化したんだ。可愛い〜!」

確か名前はノドカ。
あんまり話したことないから緊張………。

「あの…恋化のこと知ってたの?」

私は尋ねた。

「みんな知ってるよ」

ノドカは別に大したことないように言った。

その時、ガラッと教室の扉が開いてシツトが入ってきた。
大ケガをしたらしく身体中に湿布や絆創膏を貼りまくっている。
喋らないから分からなかったけど同じクラスだったのか…。

「あれサキラがやったんでしょ。あいつ自分は強いっていつも威張ってて癪に触るからさ〜、いい気味だっての」
「えっ!!」

私が…。
あの時光の中で何があったんだろう。
目が合うとシツトは気に入らなそうにふいっと視線を逸らした。

「コラッ!時間になったら早よ席に着かんか」

するとちょうど先生が教室に入ってきて出席簿でシツトの頭をパシンと叩いた。

「いったーい…先生ったらセッシャはケガしてるんです!少しは手加減してくださいよ」
「教師に向かってなんだその態度は。そのくせ遅刻しているんだぞ。バケツを持たせて廊下に立たせないと他の生徒に示しがつかんな」
「ちぇっ…すいません〜…」

シツトは渋々謝る。
クラス中からどっと笑いが起こった。



昼休み。
仲良くなったノドカとおやつを食べている時だった。
私達の所にクラス委員長をやっているマウリがやってきた。

「私がお送りした書物は読んで頂けたかしら?」

マウリは何事にもきっちりした性格で先生達からの信頼は厚い。
分厚い眼鏡から覗く瞳は穏やかだけど鈍い光を放っていた。

「えっ…ああっ、これだよね」

私は恋化の事についての巻物を取り出した。

「これもしかして…マウリがくれたの?」
「ええ、きっと役に立つだろうと思ってネズミに託したのです」
「へ〜、なんて書いてあんの?」

ノドカは巻物を覗き込んだ。

「でもこれ途中までしか…」

私は巻物を開いてみた。

「あっ!開く」

すると今まで開かなかったページにはこんなことが書いてあった。

恋する相手が曖昧だったり、恋が叶わなかったり、一度は叶っても振られた場合は恋化の力を制御出来なくなり、やがて自身が消滅する。

「当然あなたも相手はいらっしゃるのよね」
「えーっと…まぁ…」

…好きになるのならハンゾーがいいかなって思ったけど、まだ自分が誰も好きになってない。
う…やがてって、いつ…?

「返事が曖昧なのは質問に答えられない証拠。つまりいないのね。あなたは恋化について何一つ理解していないわ。いい?自分の事なのよ!」

にっこり微笑みながら厳しく言うマウリ。

「またでたよ。マウリの説教癖〜…」
「これはサキラの問題です!」

うんざりするノドカにマウリはピシャリと言い放った。

「うぇ…じゃあ他人の事ばかり言ってる委員長様はどうしてんすか?」
「私は将来を誓い合った方と婚約しています。安泰と身の為にね。
先生から用事を頼まれているのでそろそろ行かないと。また話に来るわ。じゃあ」

マウリは教室から出ていった。

「はぁ…そういやあの子婚約してるんだったわ。しかもまた説教しに来るってよ。あんたも苦労してんだねぇ…ってサキラ、顔が真っ青だよ!」
「ど、どうしよう…私…」

このまま相手が現われなかったら消滅してしまう…。


■ りょく (112回/2010/11/08(Mon) 17:38:50/No2938)



22迷惑妖精ユユシィと謎の箱。

このまま好きな相手が現われなかったら、現われたとしても結ばれなかったら…私は消滅する…。

ショックで授業中もその事実が頭の中をぐるぐる回っていた。


「元気出しなって…じゃあ気を付けなよ」

放課後、帰る時ノドカは元気付けてくれたけど私は落ち込んだままぎこちなく手を振った。

「そういえば師匠に呼ばれてたんだった。行かなきゃ…」

私は師匠がいる集会所に一人とぼとぼと向かっていた。

集会所とは師匠の仕事場兼自宅だけど、師匠はいつもハンモックに揺られて本を読んでいるか寝ているので、ちっとも仕事をしてないらしい。
(※原作に出てたヤシチの師匠の事です)

「こ、こんにちは…」
「よく来たな」

師匠は読んでいる本から目を離さずこっちに見向きもしない。

「そこの台に置いてある写真を見ろ」
「これって…!」
「今のお前なら面倒ぐらい見れるだろ」

そこにはハンゾー達と同じくらいのくの一妖精が写っていた。
この子の噂は有名だった。
今までの師匠に追い出された回数は数知れず、常に様々な問題を起こしていると言われている…。

でもでも、私は実際に会ったことがないんだし、噂だけで判断するのは良くない。
こんな私にも遂に弟子が出来るなんて喜ばなくっちゃ。
恋化して少しは力を付けたから、忍者としての実力を認められているって事だよね。

「はじめましてだしぃ!ユユシィだし!」

そこへ張本人が元気よく登場した。

「わぁ!」
「んふふ…今、ウチが急に入ってきたからびっくりしたんだし〜」
「そ、そりゃまぁ…」
「よろしくだしぃ!新しい姉チャマ!」

ユユシィは服装がちょっと派手なのが気に掛かるけど、今のところ普通の女の子妖精にしか見えない。
噂が大げさに伝わってるだけかも。

「こ、こちらこそっ!(あねちゃま…?)今日はお菓子でも買ってきて記念にお祝いでもしよっか」
「わーい!やったー!超嬉しいしぃ!ちょうど場所が空いてるからここでするんだし」
「何言ってんだ…。仕事の邪魔になるからさっさと出ていけ!」
「良いじゃないケチっ!男は常に女の前では寛大でないとモテないんだしぃ」
「やかましい!!」
「あれ…?」

ティッシュの花や折り紙のわっかで、集会所がいつの間にか飾り付けられていた。

「お祝いと聞いてね。わざわざ祝いに来てやったんだよ」
「…お菓子や飲み物も用意してあるわ。準備バ・ン・タ・ン…」
「おめでたいれすぅ!」

そう言ったのはシツト、シュイカ、るーだった。
ちゃぶ台の上には本当にお菓子やジュースが並べられている。

「まぁ飲みなよ」

シツトは唐突過ぎて事態が呑み込めない私に強引に紙コップを押しつけるとジュースを注いだ。

「師匠の分もあるれすぅ〜」
「おー、すまんな〜」
「ウチの好きなおはぎもあるしぃ!」
「恋化のお姉様の好物のもなかもあるわ…。抹茶味やこしあんのお餅入りなど色々ね…イ・タ・レ・リ・ツ・ク・セ・リ…」

シュイカは愉快そうに口元を歪める。
何だか怪しいと疑いつつ…妖精の性(さが)で反射的に食べちゃった…。
しかし何事もなくほとんど食べ尽くした頃、シツトの背後に大きな箱があることに気が付いた。
妖精一人なら丸々入るような。

「あの…それは…?」
「君に贈り物だよ。なぁに礼はいらない。黙って受け取ればいいの」
「い・い・の…」
「いいのれすぅ〜!!」

ドンッと目の前に箱を置くとシツト達は帰っていった。

「…おっきいね。何が入ってるんだろ…?」
「きゃっ!きっとシツトさんから愛のプレゼントなのだし!ステキだしぃ!とりあえず開けて見るべきだし」
「そっか…開けてみる…」

私は謎の箱に手を掛けた。







師匠好きです!渋くてかっこいい。
特に原作の三巻でヤシチに怒鳴りまくる所がツボです(*> U <*)
ヤシチめ…羨ましいぜ。

ユユシィの由来は由々しいから。
今使ってるケータイの辞書によると『そのままにしておくと大変なことになる』と言う意味だそうです。

迷惑とは、行く先々でお節介しまくって煙たがられているからです。
本人はちっとも気が付いていないし追い出された事を気にしてもない。

そんなことより箱の中身?
ダイナマイトですよ(嘘)


■ りょく (113回/2010/11/08(Mon) 17:47:06/No2939)

こやまるさん、こんにちは!

どうやら私は自分から暴露してしまったようですね(^-^;)
昔はミルポンでベーコンレタスとかしてましたが、このサイトさんに来てから皆さんの素晴らしき作品のお陰で腐った思考は洗われて今やすっかりノーマルカプの虜です。

オリョンはそういった事に抵抗はないようです。
異性に顔を赤く…するかも?

では!


■ こやまる (966回/2010/11/13(Sat) 11:10:44/No2950)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんにちは☆

いよいよ学園生活スタートですね。
サキラが恋化妖精という目立つ存在でいながらも、何かといろいろ気に懸けてくるノドカは、まるで悦美のような良い親友ですね。
そのうちシツトとの戦いにおいても、ノドカがサキラをサポートするような場面も見てみたいです。

シツトがまさかサキラのクラスメートだったとは…。
サキラも今まで気付かなかったなんて、鈍いにもほどが…(^^;。
でもこの学校はみんなでわいわいな妖精学校とは違って、現実世界の進学校みたいなぴりぴりした雰囲気なのかもしれませんね。
そしてシツトはクラスでは落ちこぼれ的存在・・・?
みんなから笑われてしまうシツトがとてもかわいいなぁ(^^)。
最近はシツトの「○○だよ」という話し方がツボにはまりまくってます。

まさかの師匠登場には驚きました!
原作ではヤシチに無茶な依頼ばかりしてきた師匠は、サキラに対しても容赦無いですね。
突然紹介されたユユシィの今後の暴れっぷりに期待してます。
まずはシツトのこの愛のプレゼントでお手並み拝見ですね。
サキラの役に立つのかそうでないのか・・・?

もう一人のマウリも初登場ですね。
すでに婚約済みだなんて、どれだけきっちりな性格なんでしょう。。
それにしても巻物の内容が恐ろしいこと。。
恋が曖昧ならまだしっも、振られでもNGだなんて・・・。
この先の展開に何かフラグが立ったような感じもしますが、りょくさんのストーリーは最後まで何があるか分からないので、この先も楽しみです。

それでは続きをお待ちしていますね。
では!


■ りょく (118回/2010/11/16(Tue) 15:35:08/No2955)

23箱の中身。

箱は妖精一人入れるくらいの大きさでとても丁寧にラッピングが施されていて綺麗なリボンが結んである。

シツトはわざわざ飾り付けをしたりお菓子を用意してまで私にこの箱を渡したかったんだ。

「えいっ!」

私は思い切ってリボンを引っ張った。
するするとリボンは解け箱が開くと、中に居たのはユユシィと同じくらいのくの一妖精だった。
ゴロリと寝転がりゲームをしている。

「妖精のプレゼントとは随分と斬新だしぃ!シツトさんってなかなか粋な事をするんだし。サプライズ思考は旦那さんとしてのポイントが高いんだし。結婚生活を持続させるには日々の刺激だしぃ!!」

ユユシィは言った。
えーっと…そう言うことじゃなくて…。

「あの…君は誰?」
「あ゛?」

話し掛けるとその子は不機嫌そうに私を睨んだ。

「姉チャマ、ここに手紙が!」
「ホントだ!」

『拝啓、いつも変わらぬ季節 其方様は常に咲き乱れています今日この頃

先日はこちらの勝手ながら申し込んだ決闘にお付き合い頂きまして有り難うございました。
この度セツナの弟子入りに際しましてお渡ししました説明書にもお目通し頂きますと幸いです。
妹が弟子入りし新しいお友達と仲良くなれるかなど私の方が緊張している次第です。

お忙しい中、お手数をおかけ致しますが何卒よろしくお願い致します。』

「………」
「説明書だし?」

手紙は重なっていた。
二枚目が説明書らしい。

『名前:セツナ
性別:女の子
称号:くの一
二つ名:どんな筆でも描いた絵を華麗に実体化させる妖精界一優れたくの一
血液型:O型
好き:ふがし、ギャルゲー、美少女アニメ
嫌い:修行、トマト(ケチャップとかソースは平気)
性格:ひねているが本当は素直でいい子v』

説明書にはセツナの詳しいプロフが載っていた。

「セツナも弟子にしてってこと…!?」
「そういうこった。頼んだぞ」

師匠はそう言うと本を開いた状態で目の上に乗せ眠り始めた。

「セツナって言うのね!ウチはユユシィだし。よろしくだしぃ〜」

友好的なユユシィにセツナは無言で目を背けた。

「あの〜…」
「分かったし!自分だけお菓子を食べ損ねたからいじけてるんだし」
「…フン!わちきがいじけるだって?何も知らないくせに分かったような口を聞くな!不愉快だわさ」
「何言ってんの?初対面は何も知らないのが当たり前だしぃ〜。ウチらは同じ師匠の弟子だし。これから嫌でも長くいるんだから仲良くしようだし!」
「ウザイ…」
「セツナ!!そ、そんなこと言ったらシツトが悲しむよ!…心配してくれてるのに…」

私は言った。

「兄(あに)くんの話はするなっ!!…サキラ…お姉さん?だっけ。悪いがわちきはあんたの世話になるつもりはないから。引き止めても無駄だわさ」

セツナはそう言うとゲームをしながら集会所を出ていった。






兄くんの呼び方はシスプリの千影から。
アニメの内容は全然知らないけど。
「だしぃ」と「だわさ」は初めオリョンに言わせるつもりでしたが私が気に入ったので二人に回しました。

シツトの人には言えない趣味はセツナの『好き』と似ています!

問題のシツトのかしこまった文章は…あれが私が作れる限界です!
おバカ丸出し…(//-//)


■ りょく (119回/2010/11/16(Tue) 16:21:20/No2956)

24絵描き妖精シツトとセツナ。

「待って…あれ…?」

私はすぐに追い掛けたが既にセツナの姿はなかった。

「うーん…素早いし」
「ど、どうしよう…」
「姉チャマ、諦めるのはまだ早いし!セツナがどうしてあんな態度をとるのかシツトさんに聞くんだし!」

ユユシィは元気よく言うとニッコリ微笑んだ。
私よりも年下なのに頼りになるなぁ…。

「そうだね。理由が分かったら仲良くなれるよね」
「んふふ。ウチはセツナを捜してくるんだし」

私達は二手に別れた。

シツトは一人で忍者の村から一番近い場所にある森にいた。
大声で楽しそうに喋っている。

「ネズミは人間界でパートナーを作って修行してるんだってね。…せっかくだから会いに行こうかな。お、おめかしとかするべき??セッシャは今、女子なんだし。あ〜も〜どうしよう!!」

すごく幸せそうだ。
あ…そう言えばあの決闘は一体どうやって決着がついたのか気になる。

「何だか話掛けにくいな…」

とはいえシツトに聞きたいことは二つもある。

その時、ちょうど(?)シツトが振り向いた。

「なななな何を覗いてたんだよっ!」

恥ずかしさで顔がりんごのように真っ赤になっている。

「ご、ごめんなさい…」
「……全く、君はどれだけセッシャに恥をかかせたら気が済むんだよ」
「ごめん…でも私、あの勝負の行方がどうなったのか記憶になくって…良かったら詳しく聞かせてほしいの!!」

私は言った。

「(人が見られたくない所に顔を出した挙げ句うざい…でも妹を任せている恩があるんだよ…)なーんだっ!それくらいいいよーっ!」

一瞬間があったような気もするけど、シツトは快く語ってくれた。

「あの時セッシャがネズミの素晴らしさを語っていると、力なく地面に横たわっていると思った君が恋化したんだ。
でも光が強すぎてどんな姿なのかは見えなかった。
ただ、凄まじい力にセッシャは為す術もなく一瞬でねじ倒されたんだよ。
…ってこと。あんまり為にならないと思うんだよ」

シツトは言った。

「そう…かも…(今まで恋化してももとの姿(髪型)に戻った事なんてなかったのに…)」

好きな相手がはっきり決まってないからかもしれない。

「はぁっ!!せっかく話をしてやったのに失礼だよ!」
「あの…もう一つ聞きたいことがあるの…」
「うざっ!」
「セツナのことなんだけど…」

私がそう言うとシツトの顔色が変わった。

「妹のことなら何でも答えるよ☆
セツナは絵描き妖精一族の中でも一番優秀で、幼い頃から天才的に力を発揮していたんだ。
両親も親戚もセツナに期待していた。
…でもそれが重荷になってセツナは能力を使うのを止めたどころか他の忍術修行もせず、今みたいに友達も作らずゲームやアニメに遊び惚けてしまってるんだよ。
セッシャはどうにか心を開かせようと兄妹ながら子分に加えたんだけど、ますますやさぐれに加速が掛かっちゃってね〜。
いろいろ考えた末に貴様に任せたんだよ!
…だからセツナの閉ざした心が開くように努力しなさい!!」

シツトは命令口調だけど、セツナの事を心配して必死にお願いしているように思えた。

「わ、分かった!ユユシィもいるしまずは二人でセツナと仲良くなれるように頑張るよ!」
「げっ!あのお節介は…」
「わ〜ん!!姉(あね)チャマ〜!!」

シツトの言葉を遮ってユユシィが泣き付いてきた。

「落ち着いて、何があったの?」
「セツナが妖精忍者止めて寿司職人になるって言ってるしぃ〜〜!!」
「すすす寿司職人!!このお節介女!!セッシャの妹になんて言ったんだよ!!」

そこへセツナが現れた。





オリフェオンリー。
書きながら名前を間違えたり忘れたりします。
オリフェばっかりで読者さんが飽きたりしないかな…と不安でしたが、皆さんのと比べると並みでした(ほっ

嫉妬の(笑)シツトがサキラにセツナを任せたのは心の奥では認めているからです。
…シツトはですね、生を受けた時は男でしたがある出来事で女になってしまったんです。
当時は元に戻るために必死でしたが周りが大して気にしなかったので、本人も気にしていない。
でも戻れるのなら戻りたいと思っている。
その謎は30話で明かせるように努力します。


■ りょく (123回/2010/11/19(Fri) 18:11:58/No2960)

25恋敵は子分?

「セツナ…!!」

シツトは言った。

「あ、兄くん…」

セツナは小さく呟いて声を詰まらせた。

「心配したんだよ〜、セッシャもこの二人も。寿司職人になりたいんなら相談してくれれば良かったのに」

シツトは冷静ぶってはいるけど、妹が急に転職すると聞いて本当は動揺しているみたい。
顔が青い。

「はぁ、そんなの冗談に決まってるわさ」

セツナはフイと顔を逸らした。

「あ、あらそうなんだ…。でも何でそんな嘘を?」
「いちいちウザイから。兄妹だからって干渉するの止めてくれない。いちいちウザイから」
「二回も言うなんて…」

シツトは困っているようだった。

「姉チャマ、ケンカを止めなきゃだし…」
「う、う〜ん…」

でも…止め方が分かんないよ…。
その時、背後から聞き覚えのある間延びした声がした。

「捜したのら〜」

そこにいたのは服装は緑色、ぼんやり系の男の子。

「あ…ハンゾー…」

と言ったのは三人同時だった。
私とユユシィとセツナ。

「わぁ!ハンちゃんだし。久しぶりだし〜」

ユユシィはハンゾーの頬っぺたにチュッとした。

「キス…」

それを見たセツナは呆然としている。
私はどうしてかな…ショックだった。
とっても親しそうだし、もしかして二人は恋人だったりする…?
そんなことを頭の隅でぼんやり考えていると、

「サキラさん」

ハンゾーが私の顔を覗き込んでいた。

「は、はいっ!?」

びっくりした私は慌てて返事をした。

「もーっ!!サキラさんが会いに来ないから淋しかったのら。サキラさんは淋しかったのら?」
「えっ、えーっと…あの〜…」

そんなこと、改めて聞かれたら照れるよ…。

「さ……淋しかった…」

ああ…自分でも分かるくらい顔の温度が大変なことになってきた。

「サキラさんったら真っ赤なのら〜!」
「恥ずかしいよ…いひゃい!!」

セツナは私の右頬っぺを引っ張る。

「変な奴…頬っぺにちゅーはいつもしてるの?」
「会うたびだしっ!」
「なのら〜」

嬉しそうに言うユユシィと違って、ハンゾーは嫌がっているわけではなくかといって嬉しそうでもなく、全く何を考えているのか分からない。

「セツナもちゅー?」

ユユシィはセツナを見つめて首を傾げる。
セツナは驚いた様子で数歩下がった。

…ちゅー、ってつまり。

チュッと可愛らしいリップ音を立てて、ユユシィはセツナの頬っぺに口付けた。

「ななななっ、何やってるわさーっ!!」

セツナはキスされた場所を押さえながら叫んだ。

「サービスだしぃ〜。同じ師匠の弟子なんだから特別だし」

特に何でもないように言うユユシィ。

な、なぁんだ…。
セツナもハンゾーにちゅーしたいのかと思っちゃった。

「ボクも特別なのら〜?」
「んふふ。ハンちゃんはいつだって特別だし!」
「後はよろしく…」

後は私に任せても問題ないと判断したのか、場に居るのにセリフがないと判断したのか(多分後者)、シツトは去っていった。

「う、う〜ん…」

私って意地悪…。
ユユシィとセツナが、ハンゾーと仲良くしたらやだな…と思ったから。


■ こやまる (971回/2010/11/20(Sat) 09:12:34/No2964)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、おはようございます☆
箱の中身は空っぽで、サキラを閉じ込めるための箱だとてっきり勘違いしていた私…(^^;。

>…シツトはですね、生を受けた時は男でしたがある出来事で女になってしまったんです。
この新事実にはびっくりしました!
そしてシツトは心の底ではサキラを認めているということは…。
(それとも面倒な部分をサキラに押しつけているだけ!?)
とにかく女同士の因縁の対決が今後も続いていくかと思いきや、これは新たな展開を迎えそうと勝手に期待しています(^◇^;)。
セツナ登場によりどことなくシツトの嫉妬も和らいだようにも見えましたが、それでも当分は嫉妬は続くのでしょうね。

>「…フン!わちきがいじけるだって?何も知らないくせに分かったような口を聞くな!不愉快だわさ」
ユユシィとセツナの口調がすごくにぎやかですね。
この口調を前にすると、普通の口調で話すサキラとシツト、そしてハンゾーでさえもかすんでしまいます(笑)。
それにしてもユユシィのハンゾーへのちゅ〜にもびっくり。
ハンゾーのことだから何とも思ってないのでしょうけど、これがサスケなら。。
(反応しまくるサスケにはそういうことしないか…)
セツナの閉ざされた心を開くのはサキラではなく、案外ユユシィなのかもしれませんね。

それでは続きを楽しみにしています!
では!


■ りょく (125回/2010/11/22(Mon) 12:32:14/No2971)

26「えーっ!!」

「ふーん…サキラさんは最中(もなか)が好きなんだ」

セツナは修行には参加しないけど呼べば来てくれるし、ゲームや遊びには付き合ってくれる。
遊びに来てる感覚なんだろうな。
どんな形にせよ、師弟関係に近付けたと思っている。

「サキラさんってさ…」

名前にさん付けなのが引っ掛かるんだけどね…。
ユユシィみたいに「姉チャマ」じゃなくても、せめて呼び名の中に「姉(ねえ、あね)」を入れて呼んでくれてもいいのに…。

「お、もう十一時半だわさ。ご飯食べに帰らなきゃ」

セツナはそう言うと集会所を出ていった。

「あっ…今日は休日だからお弁当作ってきたのに…」

引き止める暇もなかった。
私はショックでうなだれる。

「姉チャマ姉チャマ!ウチがセツナの分まで食べるし」

ユユシィはてきぱきと取り皿やお茶の準備をする。

「(ユユシィは優しいな…だけど…)」
「はーっ、今ここにハンちゃんがいたらいいのにだしぃ〜」

もう一つ気に掛かる事がある。
ユユシィとハンゾーの関係。
二人が恋人だったらどうしようって怖くて聞けなくて、考えてたらもやもやするの。


「姉チャマ、ぼんやりしてどうかしたんだし?」
「ううん。何でもない」

私はふるふると首を振った。
悩んでるのは誰にも内緒だから。

「おい」

天井からぶら下げているハンモックの上から声がした。

「お前ら…いい加減ここに集まるのは止めろ。仕事の邪魔だ」

師匠はパタンと本を閉じると体を起こす。

「とか言って本を読んでるか寝てるかで、お仕事なんかしてないんだし。姉チャマも何か言ってだしぃ!」
「う〜ん…お仕事は他の人がやってるから、きっと師匠は何もしなくても大丈夫なんだよ」
「バカたれ!誰が給料泥棒だ!俺だって仕事ぐらいしとるわ!!」
「す、すいませ〜ん!!」

私はユユシィの手を引いてその場から逃げ出した。



「はぁ…怒らせちゃった…。でもどうして怒っちゃったんだろ…?」

私は言った。
ひたすら走ってたらいつの間にか忍者の村から出て街にいた。

「主に姉チャマの発言が原因だと思うんだし…(ハンちゃんの毒舌が移ったな…)あっ!」

ユユシィは突然叫び声を上げた。

「どうしたの?」
「お弁当置いてきちゃったんだし。取り戻して来るんだしっ!!」

そう言うとユユシィは駆け出してあっという間に見えなくなった。

「ハンちゃんって…親しいのは間違いないみたいだけど…」

私はため息混じりに呟いた。

「どうかされましたか?」

その時だった。急に声を掛けられ肩を叩かれた。

「あなたは…」

緑のふわふわのカールが特徴的な髪形の女の子妖精が、にこやかな笑顔を浮かべてそこにいた。

「ごきげんようですわ。お久しぶりです、サキラさん」

リルムさんだ。
人間界で一度だけ会った事がある。

「こ、こんにちは…」


思い出した。
ミルモさんと婚約者だって。
ということは恋愛について詳しいのかも。
で、でも突然そんなこと聞くなんて失礼だよね…。

「う〜ん…」
「あの〜、大丈夫ですか…?」
「…大丈夫じゃないかも…」





「まあ、それは恋に間違いないですわ!」

リルムさんは声を張り上げた。
周囲の妖精が何事かと注目する。

「リ、リルムさん…落ち着いて…」

私は悩んだ挙げ句、リルムさんに相談した。

ユユシィとハンゾーの事で悩んでることを。


「こ、恋…?」
「ハンゾーさんが他の女の子と仲良くされてるのが気に掛かるのでしたらそれは嫉妬。即ちサキラさんはハンゾーさんが好きなのですわ」
「えーっ!!」






こやまるさん、こんにちは!

サキラとシツトの新たな展開…どうなんでしょう(笑

確かにユユシィのちゅ〜の相手がサスケだったら驚いて壁とかにぶつかりそう。

では!


■ こやまる (977回/2010/11/28(Sun) 11:40:05/No2980)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんにちは☆

サキラの下に弟子がついたものの、いまいちかみ合わない感じですね。
二人の弟子の元々の性格が強すぎるのもそうですが、やはりサキラがしゃきっとしないところに問題がありそう…。
それでもユユシィはサキラにしっかり絡んでくる良い子ですが(今のところは)、セツナはもう少し時間がかかりそうですね。

そんな状況でリルム登場にはびっくりしました!(^◇^;)
はりきるリルムに付いてくるのはろくな事が起こらない展開…。
とはいえ、もやもやしたサキラとハンゾーの関係が明らかになるのは、私もすごく楽しみです。
相手がハンゾーだけに予想もつかないです。

>「う〜ん…お仕事は他の人がやってるから、きっと師匠は何もしなくても大丈夫なんだよ」
確かにハンゾーが言いそうな遠回しの毒舌ですね(笑)。
無意識のうちにハンゾーのことを気にしているという恋の証拠でしょう。
リルムの盛り上げにより、もうハンゾーがそばにいてくれないと何も手が着かない…とまで発展するのかどうか。
でもユユシィの存在が何か一波乱を呼びそう…。

あ、シツトとシュイカの関係も気になってますので、そのうち再登場よろしくお願いします〜。
何気にこの2人が大好きなのです(^^)。

それでは続きを楽しみにしています!
では!




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(2009.5 koyamaru edit)