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2446/ 超時空大進撃!未来世界危機一髪! 目次・1〜7
□投稿者/ シンフォニア -8回-(2010/05/19(Wed) 19:51:06)

第一話:未来から来た妖精
第二話:いざ、未来妖精界へ!
第三話:時空調整員チーム、奏とエリス!
第四話:未来妖精界の秘密とサタンの謎
第五話:サタンの刺客、マジメガ襲来!
第六話(スペシャル):未来妖精界ハチャメチャ大戦争!
第七話:ラビィがさらわれた!
第八話:ミルモ達の子孫とミルモ達
第九話:楓達との再会
第十話:未来人間界へ


■ シンフォニア (9回/2010/05/19(Wed) 20:15:23/No2447)

第十一話:人間界の秘密の歴史
第十二話:現代世界での異変、未来世界での異変
第十三話:妖精界の秘密の歴史
第十四話:人間と妖精
第十五話:遠い昔へ遡る・・・
第十六話:トピガの謎
第十七話:ゾヴィラの祈り
第十八話:謎の妖精アルス
第十九話:アルスの秘密
第二十話:現代世界へ戻れ!
第二十一話:クリとゲタ
第二十二話:ゲタが言うには・・・
第二十三話:クリスタルランドへ
第二十四話:壊滅の幻
第二十五話:真実を歌う者
第二十六話:秘密の城
第二十七話:昔に描いた夢
第二十八話:再び未来世界へ
第二十九話:クリとゲタのドッキリ大作戦!?
第三十話:天変地異物語


■ シンフォニア (10回/2010/05/19(Wed) 20:40:36/No2448)

第三十一話:出動!『ミラクル☆フェアリー世界最強防衛隊』!
第三十二話:タコイカ大活躍!?
第三十三話:クリとゲタのドッキリ大作戦再び!?
第三十四話:コスモキャピタル驚異のテロ事件!
第三十五話:宝の地図
第三十六話:ミルモキングダム
第三十七話:廃墟の幻
第三十八話:明らかになる過去
第三十九話:遙かなる貴方へ
第四十話:ガイアの神殿とモテラ遺跡
第四十一話:迫り来る陰謀
第四十二話:大決戦
第四十三話:ラビィ、死なないで
第四十四話:子供達の夢、大人達の希望
第四十五話:サタン降臨!
第四十六話:最終決戦
第四十七話:滅びゆく世界
第四十八話:最後の力
第四十九話:サタンとアルス
第五十話(最終話):未来への絆
エピローグ


■ シンフォニア (11回/2010/05/20(Thu) 22:01:52/No2453)

同時上映『メイドロボット妖精メルル大暴走!?』

プロローグ
前編:メルルがやって来た!
中編:メルルの活躍、疾風の受難!?
後編:世界一の幸せ
エピローグ


■ シンフォニア (12回/2010/05/26(Wed) 21:40:41/No2470)

第一話 未来から来た妖精

ラビィとカニラが現代世界に向かっているその頃、人間界では、楓達の学校は放課後で、楓達は帰り支度を終えて帰ろうとしている所だった。
楓「結木君、今日一緒に帰ろう♪」
結木「良いけど・・・」
日高「あら南さん、残念だけど結木君は私と一緒に帰る予定なの、あんたが帰り支度してる間に約束しちゃったから♡ねー、結木君♡♡」
結木「あ、そう言えばそうだったな」
楓「え〜!?そんな〜!ずるいよ日高さん!!」
日高「それじゃ〜ね〜♡あんたは一人で帰ってなさ〜い♡」
楓「ぶ〜〜〜〜〜〜!♯(怒)」
松竹「南さ〜ん!僕と帰ろうよ〜!」
楓「松竹君!?(仕方ない、今日は松竹君と帰るか・・・・・・;)」
一方ミルモ達は楓達が帰るのを後からついて行きながら話していた。
ミルモ「はあ〜、楓のヤツ、気楽で良いよな〜、高校受験に向けての勉強近づいて来てるのによ〜」
ムルモ「本当でしゅ」
ヤシチ「拙者達みたいに気楽じゃ駄目なのだな、やっぱり受験の為に早いうちから全力で勉強に取りかからんと駄目だな、修行も同じだ」
リルム「そうですわ、今から勉強しておかないと社会に出てキャリアの道だって歩めませんわ」
ミルモ「そう言えばさ、リルム、お前が『社会に出てキャリアの道だって歩めない』って言ってた事でふと思ったんだけどな、お前大きくなったら何になりたいんだよ?」
リルム「もちろんミルモ様の素敵なお嫁さんですわ♡後、一流のパティシエールになって、ミルモ様に限らず、沢山の人達の為に美味しいスイーツを作って差し上げたいのですわ♡♡」
ミルモ「いや〜;パティシエールは当分無理だろう・・・・・・;」
リルム「なんですって!?##(怒)」
ミルモ「ひっっ!!!いや・・・何でもねぇよ・・・・・・;(冷や汗)」

突然恐ろしい顔をしたリルムにミルモは吃驚して、ぶるぶる震えた。
リルムはにっこりして顔を少し赤く染めた。

リルム「まあ、ミルモ様ったら♡♡」
ミルモ「じゃあ、ヤシチは将来何になりたいんだ?」
ヤシチ「拙者は妖精界一の一流妖精忍者になって、世間の妖精忍者達をあっと驚かせたいのだ!」
ミルモ「・・・まあ、とにかく頑張れよ;ところでムルモは将来何をしたいんだ?」
ムルモ「世界征服するでしゅ!」
ミルモ・リルム・ヤシチ「えええええええええええええええええええ!!!!!??」

ムルモの突然の恐ろしい言葉に皆は吃驚してムルモから遠ざかった。
「ほえ?」とムルモは訳も分からず首をかしげる。
ミルモは怖々ムルモに聞いた。

ミルモ「なあムルモ、お前『世界征服する』って言ったよなあ・・・・・・;」
ムルモ「言ったでしゅよ?妖精界を僕の思い通りにして、僕はこの世界の神様になるんでしゅ、お兄たま達や世界中の妖精達を跪かせ、働かせ、僕は楽するでしゅ!大好きなマシュマロも食べ放題でしゅ!名前は『ムルリンワールド』でしゅ!」
ミルモ「あのな・・・お前な、そんなんで世界征服出来るのか?」
ムルモ「出来るでしゅよ?」
ミルモ「お前には無理;」
ムルモ「何でしゅってええ!?♯♯(怒)」
ミルモ「えええっっ!!!??Σ;(吃驚)」

突然ムルモが腹を立て、ミルモはまた吃驚した。
リルムとヤシチは泣き叫んだ。

リルム「ミルモ様のバカァ〜!!!これじゃ逆効果ですわっっ!!!」
ヤシチ「そうだぞミルモ!貴様弟を怒らせるとはなんと無礼な!」
ミルモ「えええええ〜〜〜〜〜!?オレの所為〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!??」
ムルモ「触覚・・・・・・・・・・・・っっ!!!」

バチバチバチバチ・・・・・・

ムルモの帽子の触覚の先から火花が沢山飛び散っている。
ミルモはあまりの恐怖に泣きそうになり、止めろ!止めろ!とはやし立てるように言った。
リルムとヤシチは巻き込まれたらまずいと思い、ミルモから遠ざかった。
次の瞬間!

???1「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
???2「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

ヒュルルルルルルルルルルルルルルル・・・・・・・・・・・・・

突然、空から悲鳴と何かが落ちてくる音がした。
リルムとヤシチは不思議に思って空を見た。
ムルモも触覚ビームを放とうとしたが、すぐに触覚から火花を出すのを止めて空を見た。
すると、上空から二つの影が物凄いスピードで近づいて来るのが見えた。
リルムとヤシチとムルモは吃驚してミルモを呼び止めた。

リルム「ミルモ様!!!ミルモ様〜〜〜〜!!!」
ミルモ「は?何だ?」
ムルモ「危ないでしゅ!!!よけるでしゅ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
ミルモ「何だよ皆してそんなに慌てて・・・・・・!?」
ヤシチ「何を言うミルモ!上だ!!上を見るのだ!!!」
ミルモ「上・・・?」

そうとも知らないミルモは上を見た。

???1&???2「助けてええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!」

ヒュルルルルルル

ミルモ「でええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!Σ;(絶叫)」

ミルモは物凄い断末魔をあげ、大慌てで逃げようとしたが時既に遅く・・・

ドドゴオオオオォォォォン!!!!!!!

???1・???2・ミルモ「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
リルム「きゃ〜〜〜〜〜〜!!!」
ヤシチ「ひぃぃぃ〜〜〜〜〜〜!!!」
ムルモ「ほえぇぇ〜〜〜〜〜〜!!!」
楓「きゃあああ!!!」
結木「うわっっ!!!」
日高「いやあああ!!!」
松竹「わあああ!!!」

二つの影の衝突により振動が起き、皆は吃驚してかがみ込んだ。
しかし、すぐに振動は収まり、土煙が起きた。

結木「ふう、今のは凄い振動だったな」
楓「うん、でも一分もしないうちに収まるなんて変だよね?」
日高「ああ〜ん怖かったわあぁ〜〜〜結木くうぅ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!(号泣)」
松竹「怖かったよおぉ〜〜〜〜〜〜南さあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!(号泣)」
楓「わっ日高さん松竹君っっ!!!!!??」

日高と松竹が楓と結木に抱きつく一方、ミルモ達の方は・・・・・・

リルム「ミルモ様!大丈夫でしょうか!?」
ムルモ「お兄たま!」
ヤシチ「ミルモ!」

シュウウウウウウウ・・・・・・・・

ミルモ「う・・・うっ・・・・・・!」

必死に叫ぶリルム達の目の前で土煙がはれ、すっかりのびてるミルモが現れた、が、それと同時に、なんとミルモの上にラビィとカニラが乗っかっていた。
リルムは吃驚して、ミルモに聞いた。

リルム「ミッ・・・、ミルモ様!この二人はいったい・・・・・・!?」
ミルモ「?何だあ・・・・・・?」

ミルモは背中から二人を下ろすとゆっくり立ち上がり、後ろを振り向き、ラビィとカニラを見て吃驚した。

ミルモ「げっ!!!だっ誰だこいつら!?」
ムルモ「見慣れない二人でしゅ・・・と言うかこっちはクリスタルランドにいそうなロボットでしゅ・・・・・・!」
ヤシチ「こんな服見た事もないな・・・・・・!」
ラビィ「ううう・・・」
カニラ『うっ・・・』

ラビィとカニラはゆっくり起き上がった。

ラビィ「ここは・・・現代世界・・・?」
カニラ『そ・・・そのようッス・・・・・・』

二人はあたりを見回し、唖然としているミルモ達の方を向くと、突然物凄い叫び声を上げた。

ラビィ&カニラ「『あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!』」
ミルモ達「わあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

続く・・・・・・。


■ こやまる (826回/2010/05/30(Sun) 20:11:22/No2486)
http://www.murumoya.com/


シンフォニアさん、こんばんは☆

小説板での正式な連載、大歓迎でございます(^^)。
連載予定の目次から公開した人はシンフォニアさんが初めてかも。
全50話+αの壮大ストーリーですが、シンフォニアさんなら全話連載をきっと果たしてくれるはずと信じております。
とにかく無理せずマイペースで続けてくださいませ。

今回はプロローグらしく、人間界の平和な一幕がよく描かれていますね。
ムルモの世界征服発言には私も驚きましたが、その後に続くムルモのセリフを見ると、確かにムルモならそう考えそうです(^^;。
幼さ故の自由な発想とでも言うのでしょうかね。
あまりの発言に皆はツッコむことすら出来ませんが、同じような思考を持つパピィがいたら間違いなく口げんかが始まりそうですね。

そしてミルモへのしょっかくビームを防ぐ形で現れたラビィとカニラ。
ここから壮大なストーリーが始まるわけですが…。
途中の「ドッキリ大作戦」など想像も出来ないサブタイトルもあったりして、ストーリーはにぎやかに展開していきそうですね。
今回のような主役4妖精のやり取りもまた見れるとうれしいです。

それではこれからの連載を楽しみにお待ちしています〜。
では!


■ シンフォニア (16回/2010/06/11(Fri) 21:43:50/No2516)

第二話 ラビィのお願い、ミルモ達が伝説の勇者!?

突如上空から現れ、ミルモ達を見て大声を上げたラビィとカニラに吃驚して呆然と立っているミルモ達は口々に話した。

ミルモ「な、何なんだよ!オレらを見ていきなり馬鹿デカい叫び声上げやがって!」
リルム「いったい何があったのでしょう?」
ヤシチ「分からんな・・・;」
ムルモ「・・・でしゅね」
ミルモ「どうする?聞いとくか?」
ヤシチ「まあ、それもそうだな」
リルム「ならば、私がお聞き致しますわ」
ミルモ「じゃあ、オレも聞くよ」

さっそくミルモとリルムはラビィとカニラに近づいて質問を出した。
ラビィとカニラはまだミルモ達を見て驚いている様子だった。

リルム「ちょっと申し訳ございませんのですが、貴方達は何故私達を見てそんなに驚いていらっしゃるのですの?」
ミルモ「てかお前ら何者(なにもん)なんだよ?」
ラビィ「・・・・・・見・・・つ・・・け・・・た・・・・・・見つけた・・・・・・・・・」
カニラ『み、見つけたッスね・・・とうとう・・・・・・』
四人「!!!」

ラビィとカニラの突然の言葉にミルモ達は吃驚した。
ミルモはすかさず聞いた。

ミルモ「み、見つけたって、何を見つけたんだよ!?」
ラビィ&カニラ「『ついに、ついに見つけた!本物の伝説の妖精勇者『ミルモ』・『リルム』・『ヤシチ』・『ムルモ』が!!!間違いない!!!とうとう見つけたあああああああああああああ!!!!!!!!!』」

そう叫ぶと二人は抱き合って号泣した。

四人「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!???」

四人はとても吃驚した。
そして、ラビィとカニラに向かって文句を言った。

ミルモ「おい!見つけたって言ってもオレ達勇者なんかじゃねーぞ!何勘違いしてやがるんだよ!」
リルム「そうですわよ!大体私達と貴方達は初対面の見ず知らずの人同士ですのよ!」
ヤシチ「なのに驚いて拙者達の名前を叫んで見つけた見つけたって喚くとはおかしいぞ!」
ムルモ「でしゅ!」
ラビィ&カニラ「『えっ!?』」

突然の四人の文句にラビィとカニラは唖然とした。
ミルモは自分達の文句に応じなかった二人を見て、イラ立って叫んだ。

ミルモ「「えっ!?」ってとぼけんなよ!いったいどう言う事なんだよ!」
ラビィ&カニラ「『はあ・・・・・・!?』」
ミルモ「だーかーらぁ!とぼけんなっつってん・・・・・・」
ラビィ&カニラ「『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』」
ミルモ「な、何だよ?いきなり黙り込んで・・・・・・!」
リルム「ミルモ様、少し言い過ぎなのでは?」
ムルモ「そうでしゅよー、この子達あれだけお兄たまに言われちゃったからきっと泣いちゃいましゅよ?」
ヤシチ「本当にミルモときたら・・・」
ミルモ「え・・・あ・・・、ごめんな、初対面だっつうのにいきなり折檻しちまって・・・・・・」

ミルモはふさぎ込んでいるラビィとカニラに誤った。
その時、ラビィとカニラが立ち上がった。
ラビィは掛けているショルダーバックの中を手探りすると、中から一枚の写真を取り出し、ミルモ達に渡した。

ミルモ「な、なんだよ?オレにくれるってのか?」
リルム「いいえ、きっとこの写真を見て欲しいらしいのですわ」
ヤシチ「早速見るか!」
ムルモ「でしゅ!」

不思議に思ったミルモ達は早速写真をのぞき込んだ。
すると、なんとそこには石版を拡大した物らしき画像に、ミルモ達四人の絵が彫られているではないか!
ミルモ達は吃驚して、ラビィに聞いた。

ミルモ「こ、これは・・・もしかしてオレ達なのか?」
ラビィ「そう、これは貴方達よ」
リルム「何故に、このようなお写真を?」
ラビィ「それは・・・・・・」

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■ シンフォニア (17回/2010/06/11(Fri) 22:01:50/No2517)

ラビィはそこまで言うと、口をつぐんだ。
ミルモ達は聞いた。

四人「それは・・・?」
ラビィ「話せば少し長くなるけど・・・聞きたい?」
ミルモ「なーに言ってんだよ、聞くに決まってんだろ?」
リルム「私も聞きとうございますわ」
ヤシチ「もちろん拙者もだ」
ムルモ「僕もでしゅ」
ラビィ「・・・・・・貴方達がそう言うなら、わかったわ、訳を話しましょう、実は私達・・・・・・、未来の妖精界の者なの!」
四人「え!?え!?ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!????」
ラビィ&カニラ「『わああああああああ!!!!!!!Σ;(吃驚仰天)』」

ミルモ達は吃驚して物凄い叫び声を上げた。
ラビィとやっと起き上がったカニラも吃驚した。

ミルモ「あ、ごめんよ、吃驚させちまってさ、で、何だよ?」
ラビィ「実はさっきも言ったように、私達は未来の妖精界から来た妖精なの、今、私達の住んでいる未来世界が今大変な事になっているの!」
ムルモ「みっ、未来の妖精界から来たんでしゅか!?凄いでしゅ!」
リルム「これはまさに時空を超えた出会いですわ、これは初めてですわ!感激しましたわ!」
ヤシチ「ところで、未来世界が大変な事になっていると申したな、これはどう言う事なのだ?」


■ シンフォニア (18回/2010/06/12(Sat) 10:21:40/No2520)

ラビィはさっそく訳を話し出した。

ラビィ「実は私がまだ未来妖精界で仕事をしている時、窓から何だか嫌な風が吹き込んで来たの、何かしら?と思って窓から外を見たら、空の様子がおかしくなっていたの!凄くどんよりとしていたのよ!他の皆は気がついてないみたいだけど・・・・・・;」
ミルモ「ほう、そうか、で、その後は?」

ミルモはじれったそうに聞いた。

ラビィ「その後は何も起こらなかったけど、次の日、突然原因不明の地震が起こったの!この揺れは立つのがやっとだったわ、地震は一時間くらい続いたみたい、その次の日には異常気象が沢山起こったの、物凄い暴風雨になったり、雷が荒れ狂ったり、猛烈な吹雪や雪崩や土砂崩れ、地盤沈下、地割れ、地滑り、濃霧、波浪、強い日照り・・・・・・、一週間たっても止まる事は無かった、時々槍やタライや飴や鼠も降って来たし、沢山の生き物達の大量発生もあった、それどころか、未来妖精界と、未来の全ての世界でこの様な異常気象が起こっているってニュースがあったわ!ある所では氷床の崩壊と豪雨による世界水没、ある所では恐ろしい伝染病の拡大、ある所では大砂漠化、ある所では氷河期が襲来して全てが氷付けに・・・、とにかく変だったわ、もしかしたら次には異世界地磁気と言う地磁気に異変が出るかも知れないし・・・・・・;」
リルム「そんなに大変な事があったのですのね・・・・・・」
ラビィ「私はおかしいと思って未来妖精界の国際平和組織『UNIVER(ユニヴァ)』総合指令本部に駆けつけたの、そしたら長官達がなにやら話していたわ」
ヤシチ「なんと話していたのだ?」
ラビィ「確か『あの予言が現実に現れたみたい』なんだって・・・」
四人「『あの予言』!?」
ラビィ「そう、その予言は『ガイアの神殿付近の『モテラ遺跡』で発見された謎の巨大石版に書き記されていて、それは古代妖精種族『トピガ族』の予言者『ゾヴィラ』の予言書だったらしい』って」
ムルモ「なんて書いてあったんでしゅか?」
ラビィ「こう書いてあったわ、『21XX年 宇宙恐帝『サタン』降臨により 全ては終わりを迎えるであろう 全てを救えるのは、この絵の通りの妖精勇者4人、妖精機械勇者2体だけ』とあって、その下に描かれていた妖精勇者、妖精機械勇者が、この写真の画像の通り、貴方達の事なのよ」
四人「えええ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ッッッ!!!!!!!!!???Σ;(吃驚仰天)」
ミルモ「ま・・・・・・、まさか・・・・・・、オレ達が伝説の勇者だったなんて・・・・・・・・・・・・;」
リルム「考えてもみませんでしたわ・・・・・・・・・・・;」
ラビィ「そうよ、貴方達の事は『フェアリタニカ用語大百科事典・歴史の書』に書き記されているわ、貴方達はかつて妖精界を襲撃した妖精の魔王『ダアク』を倒したって」
ミルモ「・・・そりゃあ確かにオレ達はダアクってヤツを倒した張本人なんだけどよー;」
ヤシチ「ところで、妖精機械勇者2体とはいったいどいつらの事なのだ?」
ラビィ「写真がもう一枚あるけど・・・」

ラビィは再びショルダーバックの中を手探りして、もう一枚の写真を取り出し、ミルモ達に渡した。
ミルモ達はもう一枚の写真をのぞき込んだ。
すると、その写真の画像にはあのクリスタルランドの妖精ロボット『タコス』と『イカス』の彫り絵が写っていた。
ミルモ達は吃驚!

ミルモ「これって・・・、タコスとイカスじゃねーか!!」
ラビィ「知ってるのね、かつて『クリスタルランド』と言う世界を守って来た妖精ロボットと言い伝えられているの」
ムルモ「そうだったんでしゅか・・・・・・」
ラビィ「そ・れ・で!」
四人「!?」
ラビィ「貴方達にお願いがあるの、私達と一緒に未来妖精界に来て!」
四人「え・・・・・・、ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ッッッ!!!!!!!!!!!!!?????Σ;(吃驚仰天)」

ミルモ達は吃驚してとんでもない叫び声を上げた。

ラビィ「お願い、私達の未来世界を救えるのは貴方達だけなの!何があっても貴方達しかいないの!ついでにタコスさんとイカスさんも呼び出して欲しいの!」
リルム「ムリムリムリムリ!!!ずうぇぇえっったい無理ですわっっ!!!私達にそんな危険で恐ろしい事なんて出来ませんわっっ!!!;(泣き)」
ムルモ「僕もイヤでしゅううぅうぅぅぅっっ!!!;(泣き)」
ラビィ「お願い〜〜〜〜〜〜〜〜!!!そこを何とかあぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!;(泣き)」
ムルモ&リルム「イヤあああぁぁぁぁぁあぁぁぁああぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!;(号泣)」
ラビィ「ミルモさんとヤシチさんはどう?」
リルム「そうですわ、ミルモ様とヤシチさんはどうなんですの?」
ムルモ「お兄たま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!;(泣き)」

リルムとムルモがミルモとヤシチの方を見ると、ミルモとヤシチはラビィを熱い視線で見てデレデレ状態でこう答えた。

ミルモ「でも、お前もよく見りゃすげえ可愛らしいなぁ〜〜〜〜〜〜♡♡♡もちろん行きますぜぇ〜〜〜〜〜〜♡♡♡」
ヤシチ「せっ、拙者も行かせてもらいますっ♡♡♡」
ラビィ「そうなの?貴方達がそう答えてくれるなんて嬉しいわ!」
ミルモ&ヤシチ「いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡それほどでもぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡」

しかし、殺気を感じた。

リルム「ミィィ〜〜〜〜〜ルゥ〜〜〜〜〜モォ〜〜〜〜〜さぁ〜〜〜〜〜まぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!##(激怒)」

突然恐ろしい顔をしたリルムにミルモは吃驚して、ぶるぶる震えた。

リルム「私という者がおりながら別の女の方にデレデレなさっちゃってえぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!##(激怒)」
ミルモ「イヤ、リルム!?こ、これには訳が・・・・・・オレ達ただ困っている人を助けたくて・・・・・・;」
リルム「・・・ミルモ様の・・・・・・っっ!!!」
ミルモ「わ〜〜〜っ!!!リルムっ!!!止めろっ!!!止めっっ・・・!!!」



リルム「ミルモ様のバカアァァァ――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」


バゴオォォォォォォォ――――――――――――――ン!!!!!!!!!



ミルモ「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」

ドゴオオオオォォォォォォォォォン!!!!!!!

リルムの悲しみと憎しみと怒りの一撃必殺アッパーカットが決まった。
ミルモは完全ノックアウト。

リルム「うわああぁぁああぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!もう知りませんわっっ!!!(号泣)」

リルムは泣きながら逃げようとした、が。

ムルモ「そんなに困っているんなら仕方ないでしゅ!皆で未来妖精界に行くでしゅ!」
リルム「え!?」

続く・・・・・・。


■ シンフォニア (19回/2010/06/12(Sat) 10:26:37/No2521)

コメントありがとうございます。
目次はあくまで予定の目次なので、場合によっては少しぐらい増える事があります。


■ みぃも (6回/2010/06/13(Sun) 13:20:01/No2529)

あははw爆笑でしたっ
すごい面白かったです☆アニメ化していいくらい。
応援していまーす


■ シンフォニア (21回/2010/06/14(Mon) 22:18:53/No2535)

第三話 いざ、未来妖精界へ!

リルムが泣きながら逃げようとするよりも先に、ムルモがミルモの意見に賛成したらしく、リルムは驚いた。
さっそくムルモに聞く。

リルム「・・・どうしてですの?ムルモ様もあんなに嫌がっていらっしゃいましたのに・・・・・・;」
ムルモ「確かに僕は危険で恐ろしいから嫌だと言ったでしゅ、でも、お兄たまの今の一言で、気が変わったんでしゅ!このまま未来が来なくなったらきっと僕達の子孫も、そして皆の子孫も・・・・・・、だったら嫌でも未来妖精界に行くでしゅ!」
リルム「・・・・・・・・・・・・ムルモ様、わかりましたわ、貴方がそうおっしゃいますのなら私も嫌でも行きますわ!未来は私達の為にあるものですわ!」

リルムの一言に、仮死状態のミルモが突然目を覚ます。
そして、身を震わせながらゆっくり起き上がり、そして一言。

ミルモ「・・・・・・や、やや、やっ・・・・・・ぱ・・・り・・・リル、リル・・・ムッ・・・も・・・・・・、そう、言って・・・くれ・・・くれる・・・っ、のっ・・・か・・・・・・・・・;」
ヤシチ「よ――し!満場一致だな!」
ラビィ「ありがとう!あ、申し遅れちゃったけど、私はラビィ、この子は私のパートナーロボットのカニラ君よ」
カニラ『ども!『カチンカチン・コチンコチン・ニコニコット・シクシクーニャ・ランランリンリン・ルンレンロン123号』ッス!『カニラ』って呼んで欲しいッス!』
リルム「ラビィさんに、カニラさんとおっしゃるのですのね!」
ムルモ「宜しくでしゅ!」
ヤシチ「何も未来の果てから遠路はるばるとな・・・」
ミルモ「ああ、未来から来たんだからこう言う服なんだよな!」
ラビィ「そう、未来世界の妖精は皆このような服を着てるの!」

ミルモ達はラビィの姿に見とれている。
ラビィは水色と銀色、そして七色をベースにしたワンピース型のスーツに身をまとい、頭にゴーグル型のディスプレイモニター付きのミニコンピュータ搭載型ヘッドホンを付けている。
背中に機械の翼がたたんでしまってあり、マルチセンサー型インターフェイスで髪を縛ってツインテールにしている。
頬にウィンドウズのマークがあり、身長はミルモ達よりも少し背が高め。
髪の色はインディゴブルーで、目の色は輝くように透き通った空色をしている。
ラビィはミルモ達が自分にみとれているのを見て聞いた。

ラビィ「私の顔に何かついているの?」

ミルモ達はドキっとした。

ミルモ「いや・・・、あまりにもイカしたファッションだな〜って思ってな・・・・・・;」


■ こやまる (840回/2010/06/15(Tue) 08:27:10/No2537)
http://www.murumoya.com/


シンフォニアさん、みぃもさん、おはようございます☆

みぃもさんと同じく、アニメを見ているようなにぎやかな展開が面白いです!
ラビィを前にしたミルモたちの反応もすごくよく描かれていて…。
特に目にハートマークを浮かべる殿方なミルモとヤシチが最高です。
そしてリルムのアッパーカットとその殺気の描写がまたリアルだこと(^^;。
ミルモはいったいどれぐらい吹っ飛んだのかな?
この先ミルモはリルムから何発アッパーカットを喰らうんだろうとちょっと心配になりますが、タフなミルモならちゃんと起き上がってくれるはずなので、この先も恋の描写をたくさんリクエストしたいです。

>ムルモ「そんなに困っているんなら仕方ないでしゅ!皆で未来妖精界に行くでしゅ!」
珍しくマトモなこと言うムルモ…。
でもその後に「ミルモ達はラビィの姿に見とれている。」とあり、やはりムルモもミルモと一緒な考えなのかな。
(女性としてではなくて、ラビィの特異な格好に見とれていたのかもしれませんが)

お絵描きもありがとうございます(^^)。
タコスとイカスの写真に驚くミルモ…。
「なんでこいつらが!」というセリフが聞こえてきそうです。
構図もさることながら、色の使い方もプロ級でびっくり!
シンフォニアさんは絵の勉強をされているのでしょーか?(^◇^;)
そうなると今後も絵の挿絵に期待したくなります!

伝説の勇者と聞かされて調子に乗りそうなミルモ達ですが、未来世界でどんな風に活躍するのか、この先が楽しみです。
では!


■ シンフォニア (22回/2010/06/20(Sun) 13:42:19/No2551)

ラビィ「とにかく未来妖精界に行かなくちゃ!お願いミルモさん、タコスさんとイカスさんを連れて来てくれないかしら?」
ミルモ「ああ、もちろん連れてくるさ!ちょっと電話で呼び出すから待ってろよ!」

そう言うとミルモはケータイを取り出し、クリスタルランドのタコスとイカスに電話した。

ピポパポピ・・・

その頃、クリスタルランドでは・・・・・・

ピロポロポロポロピロポロ ピロポロポロポロピロポロ・・・

ピッ

タコス『もしもし?おー!ミルモはん!これまたお久しぶりでんなー!』
ミルモ「タコスじゃねーか!ちょうど良かった!お願いがあるんだよ!」
タコス『お願いって?』
ミルモ「その前に悪いがイカス連れて来てくれねぇか?」
タコス『えー!?彼奴!?何でワイにそんなこと?』
ミルモ「良いから連れてきて下さいっ!!!(思わず敬語)」
タコス『仕方あらへんなぁ・・・分かりましたわ、今連れてきますんで』
ミルモ「おう!頼むぞ!・・・って行っちまったよ、おい・・・・・・;」

そして1分もしないうちに急に話し相手が替わった。

イカス『アロ〜ハァ〜〜♪』
ミルモ「うわ!早いなオイ!」
イカス『まぁまぁまぁ、ところで、頼みたい事ってなぁ〜にぃ〜?』
ミルモ「ああ、今その事を話したいと思ってるんだけどな、あのさ、オレ達と一緒に未来の妖精界に来てくれねぇか?」
イカス『・・・・・・ええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!?未来の妖精界〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?何それ?』
ミルモ「・・・ラビィ、替わってくれ;」
ラビィ「え?別にかまわないわ?」

ラビィはミルモからケータイを受け取った。

ラビィ「もしもし?貴方がイカスさんね?」
イカス『えっ!?そ、そうだけど、君誰なの?』
ラビィ「私はラビィ、未来の妖精界から来たの!」
イカス『えっ!?そうなの?』
ラビィ「そうよ!お願いタコスさんと替わって!」
イカス『良いけど?』

イカスはタコスに言った。

イカス『あのさぁ、未来の妖精界ってとこから来たラビィさんって人から電話だってさぁ』
タコス『えっ!?ほんまでっか!?』
イカス『ホントらしいよぉ、ほら』

イカスは受話器を差し出した。
タコスはイカスから受話器を受け取り、早速耳元と口元にあてて話した。

タコス『あの、貴方がラビィはんでっか?』
ラビィ「そうなの、お願いがあるんだけど、イカスさんと一緒に未来妖精界に行く前に、人間界に来てくれないかしら?」
タコス『ああ、もちろん行きまっせ!ほな!』
ラビィ「ありがとう!じゃあ、後でね!」

ピッ

タコス『さてと、ほな行きまひょか』
イカス『行くって、何処へ?』
タコス『人間界に決まってるやろ!ミルモはんとラビィはんが未来の妖精界っちゅうとこに誘ってくれてるんやで!』
イカス『えーーーー!?・・・まぁ良いけど・・・・・・;』
タコス『OKやな!行くでぇ!』
イカス『あっ!ちょっと待ってよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!』
タコス『ほな、行って参りまっせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!』

一方、人間界では・・・・・・

ミルモ「終わったか?」
ラビィ「ええ、きっと来るはずよ!」

すると、突然!

カッ!!! ドゥルルルルルル・・・・・・

ボォンッ!!!

ミルモ「わあああああああ!!!」
リルム「きゃあああああああ!!!」
ヤシチ「ひえぇぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
ムルモ「ほえぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
ラビィ「きゃああっ!!!」
カニラ『うわあああ!!!』

ゴオォォォオオ・・・・・・

五人&一体「『あああっ!!!』」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・

なんと、異世界へ通じる次元の扉が開いていた。
そこから飛び出して来たのは・・・・・・っ!

ビシュウウウウ――――――――――・・・・・・ヴァアアァァアアァ・・・ン

タコス『ミルモはあぁ―――――――――ん!!!皆はあぁ――――――――――――ん!!!』
イカス『やっほおぉ――――――――――――――――――ん♪』

タコスとイカスが次元の扉から勢いよく飛び出して来た。

ミルモ「おー!来たか来たか!じゃ!さっそく行こうぜー♪」
ラビィ「ええ!じゃあさっそくタイムマシーンを呼び出すわね!」
ミルモ「へ!?タイムマシーンって何だ?」
ラビィ「見れば、貴方達にもわかるわよ!」

ラビィはショルダーバッグからマイクを取り出した。
デザインは楓が所持している魔法のマイクとは全く違い、なんとボタンやキーボード、ディスプレイモニター画面が付いている物だ。
ラビィはマイクに向かってミルモ達が聞いた事のない呪文を叫んだ。

ラビィ『F・E・G・P・S!FEGPS・タイムカミ――――ング!!!』

そして、勢いよく真上に向かってマイクをつかんだ腕を伸ばしてマイクを空に向け、ボタンをポチッと押した。
すると・・・・・・

カッ!!!

ビシュウウウウ・・・・・ン

なんとミルモ達の目の前に見た事も無い不思議な乗り物が現れたのだ!
ミルモ達は吃驚仰天!

タイムマシーン『オ待タセ致シマシタラビィ様!』
ラビィ「まあ、こんなに早く来るなんて!」
ミルモ「な、何だコレは!!!」
ラビィ「これが私のタイムマシーン『トミー君』よ」
ミルモ「タイムマシーンって何だ?」
ラビィ「過去と未来を自由に行き来出来る便利な乗り物なの!世界の終わりや、宇宙の終焉の時付近までは行けないから凄く安心なのよ!」
タコス『へぇ〜〜〜〜、そうなんかいな、ほんまたまげたもんですわなぁ〜〜〜〜;』
カニラ『さあ、早く乗り込むッス!』
四人&二体「『OK!』」

ミルモ達が早速『トミー』と言う名前のタイムマシーンに乗り込もうとしたその時だった!

???3「ちょっと待ちなちゃい!!!」
五人&三体「!!!」

突然後ろから待ったと叫ぶ声がして、ミルモ達は吃驚して後ろを振り向いた。
するとそこには今まで二人して仲良く散歩中だったパピィとパンタがいた。
ミルモ達はまた吃驚したが、一番吃驚したのはミルモとムルモだった。

ミルモ「げっ!!!パンタ!?
ムルモ「げげえぇ〜〜〜〜〜!!!パピィまで!?」
パピィ「話は聞かちぇて貰ったわよ!まさかあたち達を放っておいて自分達だけ未来の妖精界とか何とかって面白いトコ行こうとちてるんじゃないでちょうね?」
パンタ「僕たんもミルモお兄ちゃん達と一緒に未来の妖精界に行きたいですっち!」
ミルモ「えええええええ!!!御前等は危ないから駄目だ!!!危険すぎるにも程がありすぎて仕方ねぇ!!!」
ムルモ「そうでしゅよ!!!パピィは人間界で大人しく待ってなしゃい!!!」
パピィ「嫌々嫌々〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!あたちも一緒に行きたいぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(大泣き+だだこね)」
パンタ「僕たんもですっちぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(大泣き+だだこね)」
ムルモ「あ―――もうだだこねて泣いたって駄目なのは駄目でしゅっ!!!」
ミルモ「そうだっ!!!御前等だけは絶対に連れて行かせる訳には行かねえんだよっ!!!」
パピィ&パンタ「行く!!!行く!!!行くっ!!!」
ミルモ&ムルモ「駄目!!!駄目!!!駄目ったら駄目――――――っ!!!」
パピィ&パンタ「む〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!##(不機嫌)」
ミルモ&ムルモ「うげっ!!!Σ;(殺気!)」

不機嫌そうな顔をしているパピィとパンタに何らかの殺気を感じたミルモとムルモ!

ミルモ「わ、わかったよ、そこまで言うんなら連れてってやるよ・・・・・・;」
ミルモ「け・・・けど、あ、遊びに行くんじゃないんでしゅからね?」

まだまだ人生に未練のあるミルモとムルモはやむなく連れて行く事にした。
しかし、問題はこれだけではなかった。
なんと、ヤシチに会いに来た子分のサスケとハンゾーまで!

サスケ「え〜〜〜〜〜!?ずるいぜヤシチの兄貴〜〜〜〜〜!」
ハンゾー「僕達も連れてって欲しいのら〜〜〜〜〜!」
ヤシチ「だ、駄目だ駄目だ!御前達には危険すぎるぞ!」
サスケ&ハンゾーえ――――――――っ!?ヤダヤダヤダ―――――――――――――!!!行きたい行きたい――――――――――――――――――――――――っ!!!」
ヤシチ「アホ―――――――――――!!!我が儘言うな―――――――――――――――――――――!!!」
サスケ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヤシチの兄貴のお師匠さ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、ヤシチの兄貴が未来の妖精界とかなんとかってとこに連れてってく・・・・・・もがががが!!!」
ヤシチ「わーわーわー、わっわかった!わかったから!御前達連れて行くから!だが行っておくが遊びに行くんじゃないのだぞ?」
サスケ「分かってるぜヤシチの兄貴!ハンゾー!今こそオイラ達未来の世界を救う妖精忍者ヒーローとして活躍出来るチャンスなんだぜ!今こそ見せてやろうぜ!オイラ達ヤシチの兄貴の子分二人の妖精忍者修行の成果を!」
ハンゾー「もちろんなのら!悪い奴ドンドン倒して人々をバンバン助けちゃうのら!」
サスケ「よーし行くぜ―――!!!オ―――!!!」
三人「オ―――――――――!!!」
ミルモ「ホント参ったな、ガキの妖精には」
ヤシチ「全くだな」
ムルモ「でしゅ!」
カニラ『皆!そこで騒いでいる場合じゃないッス!!!急いで乗り込むッスよ!!!』
ミルモ「おっと行けね!忘れてた!」
ラビィ「皆!乗るわよ!」
八人&二体「オ―――――――――――――――――――――!!!」
ミルモ「いけね!楓に言うの忘れてた!」
ラビィ「えっ!?」
ムルモ「僕も松竹しゃんに言わなきゃでしゅ!」
ヤシチ「安純に言わなきゃ怒られちゃう!」
リルム「きゃっ私もですわ!結木様に言わなければ!」
パピィ「あたちも!」
パンタ「僕もですっち!」
ラビィ「えっ今更!?でももう間に合わないわよ?」
六人「そんなあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
ラビィ「・・・そうだ!」

ラビィはゴーグル型ディスプレイモニター画面を遠ざけ、ヘッドホンから極小カメラピンとマイクピンを伸ばした。
どうやら彼女のヘッドホンは通話機能が組み込まれているようだ。
ラビィはすぐ110番に電話した。

ラビィ「もしもし!私の新しい友達が言いたい事があるの!それを友達のそれぞれのパートナーに伝えておいてくれる?」

ミルモ達は不思議に思った。

ミルモ「いったい何なんだ?」
リルム「どなた方とお話しなさっていらっしゃるのでしょう・・・?」

すると、ラビィは極小カメラとマイクをミルモ達の方に向けた。

ラビィ「さあ、伝えたい事を言って!」
ミルモ達「あっ、はいっ!」

ミルモ達は極小カメラとマイクに向かって伝えたい事を言った。

ラビィ「はい!これでOKです!では、友達のパートナーに宜しくと伝えておいて下さい!」

ラビィはそう言うと、極小カメラピンとマイクピンをヘッドホンの中に、ゴーグルを自分の目の前に戻した。

ラビィ「さあ、コレでOK?乗り込むわよ!」
八人&二体「あっ、はい!」

こうして、全員タイムマシーンに乗り込み、ラビィはマイクをセットし、カニラは行き先の時間を設定した。

ヤシチ「何となく狭いな・・・・・・;」
ミルモ「そうか?オレ的には結構広いと思うんだけどな」
カニラ『これでOKッス!ラビィちゃん、後は宜しく頼むッス!』
ラビィ「ええ!行くわよ!」

ラビィはまたさっきとほぼ同じ呪文を叫んだ。

ラビィ『F・E・G・P・S!FEGPS・タイムワ――――――プ!!!』

タイムマシーンのトミーは叫んだ。

タイムマシーン『タイムワープ準備完了致シマシタ!場所ハ21XX年五月六日!残リ五秒前!四!三!二!一!』

ヴウゥゥゥゥ・・・・・・ン

トミーはだんだん宙に浮き、次の瞬間!

『発射致シマス!ゴ注意下サイ!タイムワ――――――プ!!!』

カッ!!!

シュバッ!!! ・・・・・・

急に眩しい光を放ったかと思うと、ミルモ達を乗せたままふっと消えていった。
なんと、時空間に瞬間移動したのだ。
ミルモ達を乗せたトミーは時と空間の彼方に光となって飛び去っていった。

カッ!!!

ビシュウゥウゥ・・・・・・ン・・・

一方楓達の方は、そんな事も知らないままそれぞれ自分の家に帰り着いたところであった。

楓「着いた着いた、ただいまー!」
楓母「おかえりなさい楓」
楓「いや〜、今日も楽しかったねミルモ・・・ってあれ?ミルモ?」

楓はミルモの返事がなかったので、あたりを見回した。
すると、そこにはミルモの姿はなかった。
楓は吃驚して叫んだ。

楓「ミルモオォォ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!」

続く・・・・・・。

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■ シンフォニア (23回/2010/06/20(Sun) 13:46:54/No2552)

訂正。

(タコスの突然の一言によりイカスが驚くシーン)

× イカス「えーーーー!?まぁ良いけど・・・・・・;」

○ イカス「え――――!?まぁ良いけど・・・・・・;」

でお願いします。
では。


■ シンフォニア (24回/2010/06/20(Sun) 13:51:20/No2553)

再び訂正。

(サスケとハンゾーがだだこねるシーン)

× サスケ&ハンゾーえ―――――――――――っ!?ヤダヤダヤダ・・・

○ サスケ&ハンゾー「え―――――――――――っ!?ヤダヤダヤダ・・・

でお願いします。


■ こやまる (852回/2010/07/01(Thu) 23:20:39/No2568)
http://www.murumoya.com/


シンフォニアさん、こんばんは☆
感想が大変遅くなりごめんなさいm(_ _)m。

どうしてタコスとイカスが必要なメンバーに含まれているのかがいまだに想像もできませんが(^^;、癖のありまくる二人は意外にもあっさりとOKの返事をしましたね。
タコスはクリスタルランドの国王でありながら・・・。
民衆からあまり必要とされていないのでしょーか?(笑)
女たらしのイカスもいつラビィに絡んでくるのかとひやひやものでした(^^;。

妖精の方も、出発直前に思わぬ追加メンバーが!
どう見てもお荷物になりそうなちびっ子妖精たち。。。
ちびっ子でありながら強烈な個性を持つ妖精たちだから、きっと旅の先でも活躍してくれることと思います。
むしろもしもパピィたちがいなかったら…という展開を期待(^^)。
そんなパピィを前に、保護者ぶるムルモがまたかわいいですね。
ムルモのことだから、パピィの身を心配して…というのもちょっとはありますが、「選ばれたのはパピィではなくこのボクでしゅ」という優越感もありそうだなぁ。

お絵描きもありがとうございます!
シンフォニアさんのイラストはいつも迫力がすごいですね。
絵のように、タイムマシンはものすごいスピードで時間の扉をくぐり抜けていそうです。

それでは続きも楽しみにお待ちしています〜。
では!


■ シンフォニア (25回/2010/07/05(Mon) 21:42:08/No2571)

訂正再び。

(不機嫌な顔をしたパピィとパンタにミルモとムルモが何らかの殺気を感じ、やむなく連れて行く事を許すシーン)

× ミルモ「け・・・けど、あ、遊びに行くんじゃないんでしゅからね?」

○ ムルモ「け・・・けど、あ、遊びに行くんじゃないんでしゅからね?」


(第一話で上空からラビィとカニラが降って来るのを見てミルモが絶叫するシーン)

× ミルモ「でええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!Σ;(絶叫)」

○ ミルモ「でええ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ッッッ!!!!!!!Σ;(絶叫)」

でお願いします。


■ シンフォニア (30回/2010/07/18(Sun) 15:48:33/No2594)

第四話:時空調整員(タイムパトロール隊員)チーム、奏とエリス!

現代の人間界で、楓がミルモがいない事に吃驚して叫んでいるちょうどその頃、他の五人もパートナーの妖精がいない事に吃驚して大騒ぎ状態であった。

結木「リルム!何処なんだ!返事をしてくれ!」
日高「ちょっ、ちょっとヤシチ!出て来なさいよ!出て来ないと踏みつぶすわよ!」
松竹「ムルモオォォ―――――――――!!!ムルモオオォォォ――――――――――――!!!(号泣)」

しかし、そうとは限らず、ミルモ達はまだトミーに乗って時空間を飛び回っている最中だった。
その時、向こうからもう一機タイムマシーンが飛んで来たのだ。
そのタイムマシーンはトミーよりもかなり大きく、しかも正面衝突間違い無しの状態なので、ミルモ達は思わず吃驚して叫び声を上げた。
そして、向こうのタイムマシーンに乗っている人達も思わず吃驚して叫び声を上げた。

皆「わあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!Σ;」

二機のタイムマシーンはお互いにすれ違った方向によけ、そのまま違う方向に飛び去った。
ミルモ達はほっと一安心。

ミルモ「ふう・・・危なかったぜ・・・・・・てか今の何だったんだ?」
ラビィ「あれは・・・、奏さんとエリスさんのタイムマシーン『コロンボ』だわ!」
八人&二体「奏(さん・しゃん・はん)とエリス(さん・しゃん・はん)のタイムマシーン『コロンボ』!?」
カニラ『きっとラビィちゃんのお願いに答えて皆さんのパートナーに会いに現代世界に向かおうとしてるんスよ!』
ミルモ「へえ〜〜〜〜〜、あれが御前等がさっき乗る前に電話で話してた人か・・・!?」
ラビィ「そうよ」

一方、『コロンボ』と言うタイムマシーンに乗っている一人の人間の少女『稲野辺奏』と、一緒にいる妖精の少女『エリス』もほぼ同じ事を話していた。

奏「ふう、危なかった・・・、もう少しで正面衝突するところだったんだもの、ね、コロンボ、エリス」
タイムマシーン(コロンボ)『ええ・・・』
エリス「でも、あのタイムマシーンと乗っている人、あれってもしかして、さっき私達に電話でお願いして来たラビィちゃん達じゃないかしら?確か新しい友達と言うのが言いたい事があるからそれをその友達のパートナーに伝えておいて欲しいって・・・・・・」
奏「そうね、きっと一緒に乗っていたあの八人の妖精達と二体のロボットがそうなんじゃない?」
エリス「でも、あの妖精達の八人の内四人と二体のロボット、どこかで見た事があるような気がするわ」
奏「あたしもそう思う・・・」
奏&エリス「あっ!!!」

二人は声を上げ、お互いに叫び合った。

奏&エリス「もしかして、あの『フェアリタニカ用語大百科事典・歴史の書』に掲載されていた、あの伝説の妖精勇者『ミルモ』・『リルム』・『ヤシチ』・『ムルモ』と、伝説の妖精ロボット勇者『タコス』と『イカス』!?」

その時だ!

ドガアアアァァァァァァ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――・・・・・・ン!!!!!!!!!!!

タイムマシーン(コロンボ)『ッッ!!!』
奏&エリス「キャアアアアア――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」

突然どこかで謎の大爆発が起こり、タイムマシーンのコロンボは吹き飛ばされそうになった。

奏「・・・・・・ふうっ、物凄い爆発だったあ〜・・・、今の何だったの?」
エリス「見て!時空間に穴が空いているわ!」
奏「本当、大変な事態になっちゃった・・・・・・;」
エリス「このような大きさ、私達でも修復出来ないみたい・・・・・・;」

ズ・・・ズズ・・・ズズズ・・・ズズズズ・・・ズズズ・・・ズズズズ・・・・・・

奏「ねえエリス、私達なんか後ろに下がってきてない?」
エリス「え?どう言う事?コロンボさん、コレはいったい・・・・・・?」
タイムマシーン(コロンボ)『いえ、私ではございません!私達、何者かに引っ張られているような・・・、と言いますか、むしろ吸い込まれてしまっています!!!』
奏&エリス「嘘っ!!!何処に?」
タイムマシーン(コロンボ)『さっき爆発して出来たあちらの次元の穴にです!!!』
奏&エリス「え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・;(殺気)」
エリス「しかも何だか早くなってきているわね・・・・・・;」

ズズズズズズズズズズズズズズ・・・・・・

奏とエリスが後ろを振り向くと、なんとさっきの大爆発で出来た異次元空間に繋がる次元の穴が不気味なほどゆっくりに見え、感じるが、本当はとても物凄いスピードで近づいてきたのだ!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・

ゴオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォ・・・・・・!!!!!!!!!

奏&エリス「キャアアアアア――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!助けてえぇぇぇ――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」
エリス「何なのコレエェェェ――――――――――――――――――――――――!!!!!!」
奏「す、す、吸い込まれちゃうぅぅぅ――――――――――――――――――――――――!!!!!!」
エリス「何とか出来ないのかしら・・・・・・?」
奏「ちょっとおお!!!何とかしてよコロンボオォォォ――――――――――――――――――――――――!!!!!!」
タイムマシーン(コロンボ)『無理ですっ!!!これ以上は前に進めませんし、身体が言う事を聞かなくて、身体がっ!身体がもちませえぇぇぇぇぇん!!!』
奏「そんなあああああああ!!!どうすれば良いのおぉぉぉ――――――――――――――――――――――――!!!!!!」
エリス「こうなったら手動で逃れるしかないわ!お願い奏ちゃん、コロンボさん、力を貸して!」
奏「えっ!?大丈夫なのエリス?」
タイムマシーン(コロンボ)『ですけど・・・・・・・・・・・・;』
エリス「大丈夫よ、私を信じて」
奏&タイムマシーン(コロンボ)「『・・・・・・うん!』」
奏とエリスはコントローラーを握りしめ、力一杯に押し倒し、コロンボは精一杯に前に進もうと力んだ。

グググ・・・ググ・・・グググ・・・グ・・・・・・

奏&エリス「うぐぐぐぐぐぐ・・・・・・・・・・っっ!!!」
タイムマシーン(コロンボ)『ううう・・・ううっ・・・・・・!!!』
奏「はぁ、はぁ・・・、大・・・丈夫っ・・・?」
エリス「え・・・ええ、全然、平気っ、よ、奏ちゃんとコロンボさんっ、は?」
奏「あたし、も・・・っ、はぁ・・・はぁ・・・っ・・・・・・」
タイムマシーン(コロンボ)『はっ、はいっ!大丈夫ですっ!』

ゴオォォォオオ・・・・・・

ガクンッ!!!

タイムマシーン(コロンボ)『うっ!!!』
奏&エリス「きゃっ!!!」
エリス「まだまだ足りないわ、もっと力を入れなきゃ!」
奏「う・・・、うんっ!」
タイムマシーン(コロンボ)『はいっ!』
奏&エリス「えぇぇぇぇぇい!!!」

グッ!!! グググ・・・ググ・・・グググ・・・グ・・・・・・

ゴオオオオォォォォォオオオオ・・・・・・

エリス「もう・・・少しっ・・・よ!!!」
奏「頑・・・張っ・・・て、頑張っ・・・・・・てええぇ――――――――――――――――――――――!!!コロンボオォォォ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」
タイムマシーン(コロンボ)『はっ・・・、はいいぃぃぃぃっっ!!!』

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・

二人&一機「『う・・・う、うう、ううう、うおおおおおおおぉぉりゃあああああああああぁぁぁぁぁ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!』」

グググ・・・ググ・・・・・・ ガコンッ!!!

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・ゴオオオオオオォォォォォォォォォ―――――――――――――――――――――――――!!!

カッ!!!

シュバッ!!!

ビシュウゥウゥ・・・・・・ン・・・

コロンボは何とか次元の穴から逃れる事が出来た。

奏&エリス「やったあ!!!」
タイムマシーン『ふう・・・・・・;』
奏「良かった・・・!それにしてもあれは・・・・・・?」
エリス「本当ね、普段ならこう言う事は起きないし、誰がやっても時空間には絶対傷はつかないし、次元の穴も空かないはずなのに・・・・・・、ハッ!mさか・・・・・・!」
奏「まさかって?」
エリス「周りを見て、この時空間、様子が随分おかしいわ!」
奏「えっ!?・・・・・・って、何コレエエエエエエエエ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!」

奏が周りを見ると、時空間が不穏にも歪んでいた。
色が随分不気味にころころと変わっていく。

タイムマシーン(コロンボ)『いったいどう言う事でしょうか・・・・・・?』
エリス「予言通りね・・・・・・;」
奏「エリス、それはどう言う事?全て話してくれる?」
エリス「ええ、良いわよ、覚悟して聞いてくれる?」
奏&タイムマシーン(コロンボ)「『・・・・・・うん!』」

エリスは早速話し出した。
奏とコロンボは真剣に最後まで聞いた。

エリス「だから、あの大爆発とそれで出来た次元の穴もきっと宇宙恐帝サタンの魔法の所為だわ!他の時代にも影響が出始めているみたい!」
奏「そうなんだ、そうと分かれば一刻も早くあの妖精達のパートナーに知らせなきゃ!お願いコロンボ!急いで!」
タイムマシーン(コロンボ)『かしこまりました!スピードア―――――――――――――――――――ップ!!!』

カッ!!!

シュバッ!!!

ビシュウゥウゥ・・・・・・ン・・・

奏とエリスを乗せたコロンボは時と空間の彼方に光となって物凄いスピードを上げて飛び去って行った。

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■ シンフォニア (31回/2010/07/18(Sun) 21:58:51/No2595)

所変わって現代の人間界では、楓達はミルモ達を探して集まっているところだった。

結木「見つかったか?」
松竹「ううん、何処探してもいなかったよ」
楓「ミルモったら〜〜〜〜!私をおいてどっかに行っちゃってさぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!もう当分チョコあげないもん!あげないんだからぁ〜〜〜〜〜〜!ぐすっ・・・;(怒り泣き)」
日高「帰ってきたらただじゃおかないわよっ!・・・うっ・・・;(怒り泣き)」
その時!

カッ!!!

四人「!!!」

ビシュルルルルル・・・・・・

パァン!!!

四人「!!!」

シュウウウウウウ・・・・・・

ふと気がつくと、目の前にコロンボが現れた。
四人は吃驚仰天!

楓「結木君・・・これいったい何なの?」
結木「タイムマシーンだな」
日高「や〜ん怖いわ結木くぅ〜ん♡♡♡」
楓「ちょっと日高さん、結木君にくっつかないでよ!」
日高「あーら南さん良いじゃない、結木君は私だけの人なのよ?」
楓「いつからそうなったのよ!」
日高「今からよ」
楓「日高さんの卑怯者〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!##(怒)」
松竹「まあまあ南さん、ブーイングもほどほどにね・・・;」
楓「松竹君に言われたくないよっ!」
松竹「うわ〜ん、酷いよ南さあぁ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!;(号泣)」
結木「待て!誰か出てくるぞ!」
楓「え?」
日高「何なの?」
松竹「誰か出てくるって?」

四人はコロンボをじっと見た。
すると、中から奏とエリスが出てきた。

シュ―――――ン・・・ ガシャン

奏「ふう、やっと着いた」
エリス「ここが現代世界ね」
四人「え・・・・・・ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ッッ!!!!!!!!!!!!????」
奏&エリス「わああああああああ!!!!!!!Σ;(吃驚仰天)」

楓達は吃驚して物凄い叫び声を上げた。
奏とエリスも吃驚した。

楓「あっ、吃驚させちゃってごめんね、貴方達は誰なの?」
奏「あたし達?聞いて驚きなさい、私の名前は『稲野辺奏』!」
エリス「私はパートナー妖精の『エリス』よ」
奏&エリス「あたし(私)達、時間犯罪から平和を守る国際時空平和組織『ビッグベン』所属のタイムパトロール隊員、名付けて『カナエリ』!」

奏とエリスはそう言うと、二人で格好良いポーズをとった。

四人「・・・・・・・・・・・・・・・;」

楓達は唖然としていた。


■ シンフォニア (32回/2010/07/19(Mon) 11:19:41/No2597)

楓「・・・・・・で、そのタイムパトロール隊員の奏さん達が何をしにココに来た訳?」
奏「あ、そうそう実はそれを今から話そうと思っていたの!」
松竹「え!?聞きたい聞きたい!」
結木「是非聞かせてくれないか」
日高「何なの?」
楓「ちょ、ちょっと!私達今それどころじゃないんだよ?ゴメンね奏さんエリスさん、私達今パートナーの妖精を探している最中なの!私のはミルモって言って黄色の髪に襟に白いフリルがついた青い服を着た子」
結木「オレのはリルムと言って、緑色の髪でサクランボのようなポンポンがついたピンクの服を着た女の子の妖精だった」
日高「私のはヤシチって言うのよ、黒いボサ髪で真っ赤な忍者の服を着ていた間抜けスケベ野郎だったわ」
松竹「僕のはムルモって子、ピンク色の髪で、可愛い触角が着いた青い帽子をかぶっていて、大きな赤いリボンが胸のところについている青い服を着ているんだ」
奏「・・・それって・・・・・・;」

奏はそれを聞いて思いついた。

エリス「まさか貴方達、フェアリタニカ用語大百科事典・歴史の書に書き記されているあの伝説の妖精勇者『ミルモ』・『リルム』・『ヤシチ』・『ムルモ』のパートナーなの?」
四人「え・・・・・・・・・・・・・・・・;」

四人はポカーンとしたが、ついに吃驚して物凄い叫び声を上げた。

四人「え・・・・・・、ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ッッッ!!!!!!!!!!!!?????Σ;(吃驚仰天)」
奏&エリス「わああああああああ!!!!!!!Σ;(吃驚仰天)」

奏とエリスはまたまた吃驚した。

楓「ごめんごめん、また大声出して吃驚させちゃったね・・・、で、まさかミルモ達が伝説の妖精勇者だってのは本当なの?」
結木「確かにミルモ達はかつて妖精界を襲撃した妖精の魔王『ダアク』を倒して世界を救ったのは本当なのだが・・・・・・;」
エリス「そうよ!それよ!実は貴方達のパートナーがいなくなったのは彼らが伝説の妖精勇者だからなの!」
四人「えええええええええええええ!?」
楓「エリスさん、それはどういう事なの?全て話してくれる?」
エリス「それはね・・・・・・;」

エリスは伝説の妖精勇者であるミルモ達がいなくなった理由を話した。
楓達は最後まで真剣に聞いた。
しかし、最後の最後まで聞いたところで、楓は何が何なのか分からなくなった状態になってしまった。

楓「そ・・・それがミルモ達が出て行った理由なんだ・・・・・・;」
結木「そんな理由があったのか・・・」
日高「私が悪かったんだわ、私達、ヤシチ達と一緒に世界を救ったからこのくらい分かっていたんだわ・・・・・・;」
松竹「うん、そうだね・・・・・・;」
奏「そ・れ・で・ね!」
四人「!?」
奏「君達にお願いがあってさ、一緒に未来世界に来てくれない?彼らにもしもの事があったら大変だから・・・・・・!」
四人「・・・・・・・・・・・・うん!」

奏とエリスのお願いに、楓達四人は少し驚いたが、ミルモ達を助けたいと思い、うなずいた。

エリス「満場一致ね!さあ皆、コロンボに乗り込んで!」
楓「コロンボって?」
エリス「このタイムマシーンの事よ」

エリスがコロンボを指差した。

四人「ええっ!?このタイムマシーンが!?」
エリス「そうよ、そうよね、コロンボさん」
タイムマシーン(コロンボ)『ええ、全くその通りでしょうとも』
楓「わっ!しゃべった!」
奏「そうなの、このタイムマシーンは自分で考え、命令を実行する自立思考型タイムマシーンなんだよ!」
楓「そうなんだ・・・;」
結木「何人乗りなんだ?」
タイムマシーン(コロンボ)『何人でも乗れますよ?』
結木「そうなのか・・・?」
森下「あ、南さん?」
住田「南さんだ!」

ちょうどその時、住田と森下がやって来た。

楓「森下さん?住田君まで!」
森下「結木君達と一緒に何を話してるの?」
楓「実は私達、ミルモ達を探している内にこんな事になっちゃったの・・・;」
森下「ちょうど私達もパートナーを探していた所なの」
住田「彼女はパンタって言うパンダの着ぐるみらしき服を着ている子を探しているらしいんだ、オレはパピィと言う子を探しているんだ、兎の着ぐるみらしき服を着ている子」
楓「そうなんだ・・・;」
奏「もしかして貴方達、あの子達のパートナー?」
森下&住田「え!?」
奏「さっきエリスの知り合いのラビィって子のタイムマシーンに一緒に乗っていたよ?」
森下&住田「ええっ!?」
日高「そう言えば、ヤシチの子分のサスケとハンゾーって子も行方不明みたいね・・・・・・;」
奏「その子達も一緒に乗ってた」
日高「嘘ッ!?」
楓「ねえ、森下さん達も乗らない?」
森下「え、ええ・・・;」
住田「良いけど?」
奏「さあ皆乗って乗ってー!」
楓「うん!でも親が心配するかも知れない・・・・・・;」
エリス「大丈夫、私に任せて!」
六人「え?」

エリスは何処からかマイクを出すと、マイクに向かって呪文を叫んだ。

エリス『アビラウンケンソワカ・アブラインケンホワタ―――――――――――――――――!!!:パートナーの分身よ・それぞれのお家に姿を現せ!』

そして、勢いよく真上に向かってマイクをつかんだ腕を伸ばしてマイクを空に向け、ボタンをポチッと押した。
すると・・・・・・

カッ!!!

パアアアァァァァァ―――――――――――――――――――!!!

突然まばゆい光が放たれ、皆はあまりの眩しさに目をつぶった。
目を開けると、光は消え、いつもの風景に戻っていた。

エリス「さあ、これで大丈夫よ!」
楓「・・・ありがとう!助かったよ!皆乗ろう!」
五人「うん!」

そして皆はコロンボに乗り込み、エリスはマイクをセットし、奏は行き先の時間を設定した。

奏「全員乗り込んだね!エリス、後はお願いね!」
エリス「ええ!行くわよ!」

エリスはさっきとは違う呪文を叫んだ。

エリス『タイム・タイミング・タイマ――――――――!!!』

そして、コロンボは叫んだ。

タイムマシーン(コロンボ)『タイムワープ準備完了致しました!場所は21XX年五月六日!残り五秒前!四!三!二!一!』

ヴウゥゥゥゥ・・・・・・ン

コロンボはだんだん宙に浮き、次の瞬間!

『発射致します!御注意下さい!タ――――――――イム・・・・・・』

ワアァァ――――――――――――――――――プッッ!!!

カッ!!!

シュバッ!!! ・・・・・・

急に眩しい光を放ったかと思うと、楓達を乗せたままふっと消えていった。
時空間に瞬間移動したのだ。
楓達を乗せたコロンボは時と空間の彼方に光となってミルモ達の乗ったトミーを追って飛び去っていった。

カッ!!!

ビシュウゥウゥ・・・・・・ン・・・

一方、楓達の親の方は、分身の楓を見るたび、本物だと思い込んで普通に暮らしていた・・・。

続く・・・・・・。


■ シンフォニア (33回/2010/07/19(Mon) 12:53:22/No2599)

訂正。


(エリスが大爆発で出来た次元の穴の事で思いつくシーン)

× エリス「本当ね、普段ならこう言う事は起きないし、誰がやっても時空間には絶対傷は付かないし、次元の穴も空かないのに・・・・・・、ハッ!mさか・・・・・・!」

○ エリス「本当ね、普段ならこういう事は起きないし、誰がやっても時空間には絶対傷は付かないし、次元の穴も空かないはずなのに・・・・・・、ハッ!まさか・・・・・・!」


(第四話のタイトル)

× 第四話:時空調整員(タイムパトロール隊員)チーム、奏とエリス!

○ 第四話 時空調整員(タイムパトロール隊員)チーム、奏とエリス!


(プロローグでの話し合い1)

× 「それは、遠い昔、ガイアの神殿付近の『モテラ遺跡』で謎の巨大石版が発見された、調べてみるとそれは古代妖精種族『トピガ族』の予言者『ゾヴィラ』の予言書だった、その予言とは『21XX年 宇宙恐帝『サタン』降臨により 全ては終わりを迎えるであろう 全てを救えるのは、この絵の通りの妖精勇者4人、妖精機械勇者2体だけ』とあった、この勇者だ」

○ 「それは、少し昔、ガイアの神殿付近の『モテラ遺跡』で謎の巨大石版が発見された、調べてみるとそれは古代妖精種族『トピガ族』の予言者『ゾヴィラ』の予言書『トピガの予言書』に書き記されていた予言の一つだった、その予言とは『21XX年 宇宙恐帝『サタン』降臨により 全ては終わりを迎えるであろう 全てを救えるのは この絵の通りの妖精勇者4人、妖精機械勇者2体だけ』とあった、下の彫り絵の四人の勇者と二体の機械の勇者は、同じく発見された『トピガの予言書』と言う古文書にも同じように描かれていた、この勇者だ」


(プロローグでの話し合い2)

× そう、だが、問題は誰が過去の妖精界に行って勇者を連れてくるかなのだ」「はあ、困りましたね・・・・・・」

○ 

「そう、だが、問題は誰が過去の妖精界に行って勇者を連れて来るかなのだ」
「はあ、困りましたね・・・・・・」


(プロローグで、ラビィとカニラが話しているシーン)

× 『ラビィちゃん、本当にこのあたりの時代のどれかに勇者がいるんスかぁ?』「うん!」



『ラビィちゃん、本当にこのあたりの時代のどれかに勇者がいるんスかぁ?』
「うん!」


(第一話の冒頭あたり)

× 

ラビィとカニラが現代世界に向かっているその頃、人間界では、楓達の学校は放課後で、楓達は帰り支度を終えて帰ろうとしている所だった。
楓「結木君、今日一緒に帰ろう♪」



ラビィとカニラが現代世界に向かっているその頃、人間界では、楓達の学校は放課後で、楓達は帰り支度を終えて帰ろうとしているところだった。

楓「結木君、今日一緒に帰ろう♪」


(第一話の冒頭あたり続き)

×

楓「松竹君!?(仕方ない、今日は松竹君と帰るか・・・・・・;)」
一方ミルモ達は楓達が帰るのを後からついて行きながら話していた。
ミルモ「はあ〜、楓のヤツ、気楽で良いよな〜、高校受験に向けての勉強近づいて来てるのによ〜」



楓「松竹君!?(仕方ない、今日は松竹君と帰るか・・・・・・;)」

一方ミルモ達は楓達が帰るのを後からついて行きながら話していた。

ミルモ「はあ〜、楓のヤツ、気楽で良いよな〜、中学生ってヤツにゃ高校に向けての勉強だって宿題だって家の手伝いだってやらなきゃなんねー事沢山あんのによ〜、後で困っても知んねーぞ?」


(第二話でラビィが写真を取りだしてみせるシーン)

× すると、なんとそこには石版を拡大した物らしき画像にミルモ達四人の絵が彫られているではないか!

○ すると、なんとその写真の画像にはミルモ達四人の絵が写っているでは無いか!


(第二話でラビィがもう一枚の写真を見せるシーン)

× すると、その写真の画像にはあのクリスタルランドの妖精ロボット『タコス』と『イカス』の彫り絵が写っていた。

○ すると、その写真の画像にはあのクリスタルランドの妖精ロボット『タコス』と『イカス』の絵が写っていた。


(第二話でラビィが予言の話しをするシーン)

×

ラビィ「そう、その予言は『ガイアの神殿付近の『モテラ遺跡』で発見された謎の巨大石版に書き記されていて、それは古代妖精種族『トピガ族』の予言者『ゾヴィラ』の予言書だったらしい』って」
ムルモ「なんて書いてあったんでしゅか?」
ラビィ「こう書いてあったわ、『21XX年 宇宙恐帝『サタン』降臨により 全ては終わりを迎えるであろう 全てを救えるのは、この絵の通りの妖精勇者4人、妖精機械勇者2体だけ』とあって、その下に描かれていた妖精勇者、妖精機械勇者がこの写真の画像の通り、貴方達の事なのよ」



 ラビィ「そう、その予言は『ガイアの神殿付近の『モテラ遺跡』で発見された謎の巨大石版に書き記されていて、それは古代妖精種族『トピガ族』の予言者『ゾヴィラ』の予言書『トピガの予言書』に書き記されていた予言の一つだったらしい』って」
ムルモ「なんて書いてあったんでしゅか?」
ラビィ「こう書いてあったわ、『21XX年 宇宙恐帝『サタン』降臨により 全ては終わりを迎えるであろう 全てを救えるのは この絵の通りの妖精勇者4人、妖精機械勇者2体だけ』とあって、その下の彫り絵の妖精勇者と、妖精機械勇者が、同じく発見された『トピガの予言書』と言う古文書に同じように描かれていたのを撮ったこの写真の画像の通り、貴方達の事なのよ」


(第三話でパピィとパンタに驚くミルモのシーン)

× ミルモ「げっ!!!パンタ!?

○ ミルモ「げっ!!!パンタ!?」


(第三話で皆がタイムマシーンのトミーに乗り込むシーン)

× こうして、全員タイムマシーンに乗り込み、ラビィはマイクをセットし、カニラは行き先の時間を設定した。

○ こうして、全員タイムマシーンのトミーに乗り込み、ラビィはマイクをセットし、カニラは行き先の時間を設定した。


(第三話でタイムマシーンのトミーが叫ぶシーン)

× タイムマシーンのトミーは叫んだ。

○ そして、トミーは叫んだ。


以上。


■ シンフォニア (34回/2010/07/19(Mon) 13:14:11/No2600)

あ、忘れてました、訂正です。

(第四話で日高さんがヤシチの事を話すシーン)

× 「私のはヤシチって言うのよ、黒いボサ髪で真っ赤な忍者の服を着ていた間抜けスケベ野郎だったわ」

○ 「私のはヤシチって言うのよ、黒いボサ髪で真っ赤な忍者の服を着ていたお間抜けスケベ野郎だったわ」


■ シンフォニア (35回/2010/07/19(Mon) 13:32:28/No2601)

・・・また訂正ッス;

(エリスが魔法の呪文を唱えるシーン)

× ・・・・:パートナーの分身よ・それぞれのお家に姿を現せ!』

○ 

・・・・―――!!!』

パートナーの分身よ、それぞれのお家に姿を現せ!

今度こそ以上、これで23レス目。


■ こやまる (869回/2010/07/28(Wed) 08:25:35/No2627)
http://www.murumoya.com/


シンフォニアさん、おはようございます☆
また今回もど派手なイラストがすごいです!
同じくお絵描きする私としては、背景の線の緻密さに一番驚いていたり…。

そしてこのポーズ・・・。
エリスたちにとっては何も恥ずかしいことのない当然のポーズなのでしょーか?
(でもラビィはしなかったような…。
 となるとエリスたちが変わり者の可能性も…)
楓たちの前に突然現れて、いきなりこのポーズをされたら楓たちが引いてしまうのも無理はないでしょうね。
しかし何も見なかったかのように話を進めようとする楓に思わず笑ってしまいました。

奏とエリスとコロンボの3人(?)の息がぴったり合っているやり取りもまた読み応えありますね。
次元の穴といういきなりの大ピンチにもチームワークで無事回避。
今後激しくなるであろう戦いの状況下でも、3人はとても頼りになる存在になりそうですね。
人間たちを引き連れて、しばらくは彼らの護衛的な役割を果たすのでしょうか?
エリスたちは人間たちを頼りにしていますが、いつもの日常光景を未来世界でも繰り返しそうな人間たちは果たしてそんな存在になることやら…。

小説の修正についても了解です。
近々修正をかけますので、今しばらくお待ちを…。

それでは続きを楽しみにお待ちしております!
では!




2394/ ミルモのチョコっと事件
□投稿者/ 野苺 -1回-(2010/05/03(Mon) 10:48:04)

――ご挨拶


どうも!そして初めまして^^
今日からここでミルモが主人公(未定)の小説を書きます、野苺です。
えっと……まあアニメ最終回の後の出来事という事で。
皆出てきちゃう(未定)?!かもです。
オリもでてくるので、楽しく可笑しくできたらな、と思います。





■ こやまる (802回/2010/05/03(Mon) 11:08:56/No2398)

野苺さん、こんにちは☆
そして初めましてです(^^)。
ムルモ屋本舗の管理人のこやまると申します。
今後ともよろしくお願いしますね。
私の自己紹介はプロフィールのページをご覧くださいませ(^^)。

ミルモ主役(未定?^^;)の小説も楽しみですね。
ミルモでポン!らしく、楽しくにぎやかで、時にはちょっぴりミルモがピンチな小説になるといいなぁ。
ゴールデンウィークのお休みを使って、ぜひどんどん投稿していってくださいね。

では!


■ 野苺 (2回/2010/05/03(Mon) 17:51:49/No2402)

こやまるさんこんにちは!&初めまして!
訪問ありがとうございます^^
こちらこそ、よろしくお願いします!

期待に答える様な小説になればな、と思います。
自分がそーいうの好きなので……。
では、頑張りますね!


■ 野苺 (3回/2010/05/03(Mon) 18:26:10/No2403)

――プロローグ


「のぉぉぉっ!?」
「ど、どうしたのミルモ!」

朝の空気がまだ肌寒く、とても静かな三月の朝。
それは南楓の家も同じだ。……だが、今日は違った。
やかましく、五月蠅い悲鳴が楓の家……いや、部屋に響き渡った。

バタン!と自室のドアを開け慌てて駆けつけた楓は、ある物を発見した。
先程絶叫していたミルモの目の前の箱だ。
両手に収まるくらいの箱。そして表面にはこう記されていた。【くもっちょ】と。

「お、お、俺のくもっちょぉぉぉっ!」
「く……もっちょ?」

そのくもっちょの箱の中は空だった。
ミルモの絶叫を聞きながら、楓は一つの考えが頭に浮かんだ。

くもっちょを盗まれた、という。

「あれ?」

しばらくして、楓はある事に気がついた。くもっちょの箱の中には小さな紙があったのだ。
妖精サイズだから分からなかったのだが。

【Toバカ王子 バーカバーカ! くもっちょは貰うわ! 次はアンタの弟を狙うから! byアリス】

「うわー……」

楓の声には、当然だが驚き、そして呆れが含まれていた。
名乗ってしまった事と次の狙いを言ってしまった事だ。
なんて天然なのだろうか。

そしてこんな挑発に乗る人なんかいな――――――訂正しよう。いた。
間違いなく、ここに。

「ぬぉぉぉ……許さねぇぇぇ! くもっちょの恨みぃぃ! 待ってろアリスーっ!」

瞳に怒りの炎を灯し、うちわを取り出して飛んでいくミルモ。
姿も知らない相手を追いかける無謀なミルモの背中を見て、溜息をついた楓だった。

「もう、ミルモってば……」


これが事件の始まりだ。


■ 野苺 (4回/2010/05/03(Mon) 18:37:22/No2404)

絵を付けたかったんですけど、エラーが起きました……。
オリフェ・アリスの紹介等がしたかったです。

まぁとりあえず、絵無しの紹介。

名前:アリス
性格:天然でとにかくバカ。おっちょこちょい。
口癖:“何よ!”や“ウルサイ!”など。
服装:紫系のワンピースのような服。袖は白く、胸元にはピンク色のリボンが。
髪型:ミルモのような金髪をリルムのような縦ロールで下ろしている。頭の上には大きなカチューシャ。(前から見れば殆ど帽子)
特徴:頬がピンクのハート。“チェシャ猫”と呼ばれる紫とピンク色の猫と行動。使う魔法は自然現象を起こす。

……あぁ、絵が描けたら分かりやすいのに。


■ 野苺 (5回/2010/05/05(Wed) 11:26:50/No2408)

――第1話“手掛かりを求めて”(ミルモSido)


「くっそぉぉぉう……何処だアリスゥゥゥ!」

ここは妖精界、ミルモの里だ。
ミルモは探していた。あの、“アリス”という妖精を。くもっちょを奪った忌々しい妖精を!

「ミ、ミルモ様……?! この私を差し置いて、他の女性を……」
「リ、リルム?!」
「許しませんわぁぁぁぁ――!」

有ろう事か、偶然里帰りしていた婚約者(一応)のリルムに見つかってしまったのだ。
さらにそのリルムは、何か勘違いしている。
ミルモがアリスという女性を好意を持って探している、と。

「お、落ち着け? 落ち着けー?」

さすがにヤバイと感じたのか、必死にリルムを宥めるミルモ。
だがその想いも空しく。

「てぃやぁぁぁぁっ!」
「あーれーぇぇ……有りかよーぉぉぉっ!」

リルムに平手打ちされ、空を飛んでいってしまった。
リルム程の怪力の持ち主に飛ばされたとあれば、生半可な距離で止まる訳が無く。
そのままミックスパフェ山に飛び込んでしまったのだった。
そう、あの“グルミの森”に。
そして、落下した所は丁度、昔遠足に行った時に逸れてしまってアンリとセンリに出会った場所だった。
痛みに思わず叫んでしまった時。

「ってぇぇぇ……あんにゃろー、リルムゥゥッ!」
「お、ミルモじゃないダスかー! リルムはんがどうしたダスー?」
「てっ、てめぇはキンタ!」
「オラだけじゃ無いダスよー」
「アンリだよー」
「センリだよー」
「よぉ! お前ら! 元気だったか?!」

お馴染みのマサコの背中に乗ってやってきたキンタにキンタの後ろから
ひょっこりと顔を出すセンリとアンリ。
ミルモは久しぶりに会った仲間に少し驚きながらも嬉しそうだ。
だが、その勢いで大声を出してしまい。

「ぴぃぃぃっ! 怖いよアンリ」
「ぴぃぃぃっ! 私もよセンリ」
「あんれまぁー……まだ慣れねぇダスかぁ」
「おぉ、スマンスマン」

電光石火の勢いで再びキンタの背中に隠れてしまったとさ。

「んでよぉ、アリスって奴しらねーか?」

唐突に聞いた質問に、アンリはある事を口にした。

「聞いた事ある気がするよー センリ」
「ボクはしらないよー アンリ」
「兎に角、私は知ってる気がするわ」
「アンリが言うなら確かだと思うよ」
「おぉ、そうか?! よし、教えてくれ!」

ミルモの無謀な妖精探しに希望の光が見え始めた。


■ こやまる (809回/2010/05/11(Tue) 00:04:06/No2420)

野苺さん、こんばんは☆
感想が遅くなってしまい、ごめんなさいですm(_ _)m。

アリスの書き置きや、グルミの森までぶっ飛ばされるミルモなど、ハイテンションな展開がミルモらしくて面白いです(^^)。
すべての原因は突然現れたアリスというオリフェさんですが、彼女の目的とはいったい・・・?
もっともアリスの設定を見る限りでは、目的もなくミルモにただちょっかいを出しているような気もしますが。。
姿も知らない相手を追いかけるミルモもまた単細胞丸出しですね。

さて、まるで何かに導かれるようにグルミの森までぶっ飛ばされたミルモでしたが、そこでアンリの口から耳寄りな情報が発せられたのには驚きました。
センリは知らずにアンリだけが知っている点も妙に気になりますが、これは私の考えすぎかな?
臆病なアンリのことだから、アリスのいたずらの対象になってしまったのだろーか。

う〜ん、お絵描きはエラーになってしまうんですか…。
お絵描きするにはPCにJavaをインストールしたりと準備が必要なのですが、通常掲示板の入口ページの下の方にある内容を一度試してみてくださいませ。
野苺さんのお絵描きもぜひ見てみたいものです(^^)。

それでは続きを楽しみにお待ちしております。
では!


■ 野苺」 (1回/2010/05/11(Tue) 18:36:45/No2424)

こんばんわ、こやまるさん!
私も都合で随分書き込むのを忘れてしまいました^^;

アリスの目的や書置きはいずれ分かりますよ。
まぁそんな感じに見えますよね。意外と二人は似ているのかも?
はい、私の中のミルモはなんかアホっていうか、猪突猛進というか。

まぁ、いろいろありますが続きをお楽しみに!

お絵かきは、どうにかして書きたいのでインストールやら何やらをどうにかしませんとね。
とりあえず、こやまるさんの言う通りに通常掲示板のを試してみますね。

では、また次回〜


■ 野苺 (6回/2010/05/11(Tue) 18:37:46/No2425)

きゃーっ!
すみませんすみませんすみません!
字に色つけるの忘れてた&名前のミスがぁぁあぁぁ!



■ 野苺 (7回/2010/05/25(Tue) 19:44:36/No2468)

――第二話“”


「――――って訳なんだけどよぉ。お前らさ、しらねーか?」

とりあえず、成り行きを説明したミルモ。
ここは、グルミの森の奥。
円になるような形で皆(アンリとセンリ、キンタとマサコ)はミルモの話を聞いていたのだが――。

「ねぇミルモ……」

スクッと立ち上がり、沈黙を破る者が一人。
ミルモはチラッと声の主を見上げた。

「……あのさ」
「なんだよセンリ?」

声の主――センリ――は気まずそうにミルモを見た。

「ムルモのところへ行けばいいんじゃないのかな……」

ポカンとする妖精四人(と生物が一匹)
ミルモは不意に声を出した。

「そうだった……」
「「「えぇぇぇぇええぇえぇぇ?!」」」

本来ならばツッコミのミルモがツッコまれましたとさ。

********

場所が変わって人間界。
ミルモは早速、ムルモの人間界での住居、松竹香の豪邸へと歩を進めた(とは言ってもうちわ飛行だが。というかマグカップを使えば早いのだが)

しかし、ミルモには別の事が気がかりだったのだ。
それは先程、アンリから聞いた――

――“十分前”――

「あんにゃろぉぉぉ! よし! 今すぐ人間界へ……」
「待ってよミルモ。一応アリスの事は教えておくよ」
「本当か?!」

怒りを漲らせ、立ち去ろうとしたミルモに声を掛けるアンリ。
ミルモは立ち止まって、アンリの方に振り向いた。
途端に瞳に輝きが戻る。

「アリスはね、グルミ族だったんだよー。ね、センリ」
「でも、“あの日”から姿を消したんだ。そうだよね、アンリ」

思い出したのか、分かったのか、言葉を引き継ぐセンリ。

「お、それならオラも知ってるダス。アリスはんは、誰にも言わずに何処かへ消えたダス」
「消えた?」

“そうダス”と頷くキンタ。
ミルモは促すようにギロリとキンタを睨みつけた。

「アリスは、チェシャ猫を連れて行ったんだよ、センリ」
「そうそう、あのピンク色の猫だよね、アンリ」
「チェ……シャ猫?」

聞き返すミルモに、アンリは何かの紙を手渡した。

「……なんだこりゃ」
「もうすぐ、霧が消えてしまうわ」
「だから、あとは紙に書いておいたよ」
「そんじゃ、またダスー」
「え? ……お、おいっ!」

意味が分からない、といった様子で皆を見るが、もう既に遅し。
三人はマサコの背中に乗り、ズンズンとグルミの森へと道を引き返していく。
取り残されたミルモは、先程来た道を引き返し、霧が消えないうちにミックスパフェ山のへの道を辿っていった。

――

そこで、今に至る。

「消えたって……どういう事だ?」

先程から考えているのは、この事だった。
妙に気がかりで仕方が無い。
とりあえず分かるのは、もう少し話を聞かなければならないようだ。
しかも、グルミ族……って。
グルミ族の妖精は、殆どが怖がり……というか、ミルモの里の妖精を見ると逃げ出す者が多いのだ。
前に遠足で迷い込んだ時も、ミルモの第一声で皆が家へと逃げ帰ってしまった。
そんな警戒心が強いグルミの森の妖精が、なぜこんな事を……。

「あ、そうだ!」

ミルモは、懐をゴソゴソと漁り、一枚の紙を取り出した。
先程にアンリがくれた物だ。

「にょほほほほ〜」

なぜか微笑みが出てきてしまうミルモ。
この紙を見れば、犯人――アリス――の身元が分かると信じていたからだ。

カサッと二つ折りになった紙を開けば――

「………………」

そこには人間の幼稚園児が書いたような――落書き。
妖精が書かれているのは確かなのだが……。
それがきっとアリスなのだろうが――――到底、妖精とは見えないような絵だった。
かろうじて、絵の下に“アリス”と書いてあるから分かるようなものなのだが。

そして、名前の下に数行の文字。
“アリスは、レーズンケーキが好きなんだよ。それに、単純だから……。ついでに、チェシャ猫は、イチゴジャムが好きらしいんだ”

「…………なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁ――っ!」

ミルモの叫びは、松竹邸のムルモにも届いたという。


■ 野苺 (8回/2010/05/25(Tue) 19:48:28/No2469)


おっと、タイトルが!
――第2話“グルミ族?”
でした。


■ こやまる (824回/2010/05/28(Fri) 22:43:00/No2474)
http://www.murumoya.com/


野苺さん、こんばんは☆

なかなかぶっとんだ展開になりましたね〜。
そしてなんとアリスはグルミ族!?
どうりで役に立たなそうなアンリがアリスのことを知っていたわけですね。
だけどもアンリのくれた情報はやはり役に立たなそうな感じ…。
落書きの情報はアンリが書いたものなのでしょーか?
レーズンケーキの情報は有用そうですが、果たしてミルモはどんな風に役立てようとするのか気になるところです。

さぁ次はムルモの出番!
ムルモもあまり役に立たなそうな予感がするなぁ。
そして当のアリスは今頃何をしているんだろーか?

それでは次回も楽しみにしています。
では!


■ 野苺 (9回/2010/05/29(Sat) 19:04:34/No2479)

こやまるさん、こんばんわ、です!

えぇはい、後から見て、自分でも驚きですよ。
妹もミルモファンだったので、展開について聞いてみたら
「そのアリスってのさ、グルミ族にしたら?」
とか言うので、参考にさせて貰いました^^
お気づきかと思いますが、アリスのPFおよび好物は、“不思議の国のアリス”から引用です。
レーズンケーキは“食べると小さくなるケーキ”をまねてみました。

やっと来ましたムルモちゃん!
さてさて、どうなるのでしょうか?!

こんな駄作の小説でも、展開を楽しみにしていて下さいね(・w<)ノシ


■ 野苺 (10回/2010/05/30(Sun) 12:48:04/No2483)

――第3話“巨大なチョコマシュマロ”


「おにいたま! 道端で騒ぐなでしゅ」
「ムルモッ!」
「な、な、な、なんでしゅか?!」

ミルモの怒声、いや叫びを聞き付け松竹と共に現れたムルモ。
松竹は途中で置いて行かれたようで、「待ってよムルモーッ!」と言いながら走ってきたのだが。
兎に角、ムルモの超上から目線の言葉にミルモは、何を思ったのかガシッと相手の肩を掴んだ。

「ほ、ほぇ?」
「ムルモお前、こんな奴見なかったか?!」

片手で肩を掴みつつ、器用に片手で先程の紙をつきつける。
何か情報を欲しいところだったが――――

「……なんでしゅか、その落書き」

――やはり、と言ったところか。
ミルモはガックリと肩を落とし、トボトボと道を引き返した。
だが、そんなミルモに上から声が。

「あ、ミルモ! ミルモも来ない?」
「松竹? 何をだ?」

松竹は笑顔で、意味が分かっていないミルモを家へと誘う。
だが、すぐ近くで――

「松竹しゃんっ! 駄目でしゅよ、おにいたまは」

どういう事だが、ムルモが慌てて松竹を説得している。
ますます意味が分からないミルモ。

「おい、どーいう事だよ」
「おにいたまは黙ってるでしゅよ」
「んだとムルモォォッ!」
「だから、うるさいでしゅ、おにいたま!」

いがみ合いが始まる兄弟。
松竹はオロオロしながら、成り行きを見守っていた。

「いくぞ! ケツアタ――――ックッ!」
「負けないでしゅ! 触角ビ――――ムッ!」

繰り出される二人の技。
刹那、叫び声が聞こえる。

「あぎゃぁぁぁぁぁぁぁああぁぁ!」

勝者は――ムルモだった。
なぜだか、ミルモはムルモのビームを諸にくらってしまったのである。
電撃で骨が見えて――――

プスプスと焦げ、口から黒煙をプカァッと出し、頭には羽が生えた雛が飛んでいる状態のミルモ。

「くそぅ……覚えてろよぉぉぉぉ……」

虚ろな目で雑魚キャラのような台詞を吐くも、その台詞からは威厳が感じられず。

「ムルモー……ミルモが可哀想だよ……」

松竹の慈悲に満ちた目で見つめられムルモは仕方ない、と言ったように溜息を吐き、

「着いて来るでしゅ」

と呟いた。

****

「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁッ!」
「だから、うるさいでしゅ!」

ミルモの絶叫本日二度目。
だが、驚くのも無理は無い。
ミルモ達の目の前には、大きな大きな――――

「ちょ、ちょ、チョコマシュマロだとぅ?!」

そう、目の前には大きな大きなチョコマシュマロが展示されていた。
ガラスケースの中に入っている、縦も横も松竹や結木の倍の倍もある大きさの
チョコマシュマロ。

「松竹しゃんのシェフしゃんが作ってくれたでしゅ!」

鼻を高くして語るムルモに、目もくれないミルモ。

ミルモはマシュマロを熱心に見つめていた。
いや、マシュマロではなく、“マシュマロにかかるチョコレート”を。
真っ白なマシュマロに塗りたくられた艶のある漆黒のチョコレート。

「あぁぁぁぁ……チョコ、俺のチョコ……」
「ハッ! やっぱりでしゅ! だからおにいたまは嫌だったんでしゅ!」

ミルモの目線に気づき、ハッとするムルモ。
ヤレヤレとまた溜息を吐き、キラ目でマシュマロにかかったチョコを見つめる兄を複雑な感情で見ていた。

――――だからか、二人は気づかない。
コッソリと陰から覗く二つの視線に。
ミルモが追い求める妖精と生物の視線に。

「ひひひひっ! 二つ目、ゲットー!」

妖精――――アリスは微笑み、何処からかスイッチを取り出した。

「さて、ショータイムの時間だよ」
「クククククッ!」

――――まだまだ二人は気づかない


■ 野苺 (11回/2010/05/30(Sun) 17:53:56/No2484)

――第4話“襲撃”


「ひひひひっ! やっぱアンタってバカ王子!」
「クククククッ!」
「っ?! 誰だ、お前ら!」
「ほぇ?!」

ミルモ達から離れた場所で、不意に声がした。
慌てて振り向けば――

「誰だ!」
「ね、猫でしゅか?」

妖精と変わった猫の姿。
妖精、アリスはククッと笑い、スイッチを押した。

「な、なんだ――?」
「おにいたま! 暗いでしゅ!」

そう、アリスの持っていたスイッチは、“照明”のスイッチだった。
真っ暗になった部屋に、高笑いが響く。

「ひ――っひっひっひっひっひっひ! じゃあね!」
「クククククッ! ほな、さいなら〜」

ムカつく高笑いに関西弁の二つの声。
遠ざかっていく声に、ミルモの怒りは最高潮に達した。

「逃がすか! それ! ミルモでポン!」
「僕もでしゅ! ムルモでポン!」

ムルモは照明をつける魔法をかけ、ミルモは網を出す魔法をかけ。

「ひっひっひっひーっ……ひ?! うにゃ!」
「ククッ?!」

いきなり付いた照明に慌て、止まってしまったのが致命的なタイムロスだった。
上方からの影に気づいた時にはもう――――ミルモの網の中だった。

「何よこれぇぇぇぇぇぇ! 出しなさいよぉぉぉ!」
「出せ! こっから出せやぁ!」

網の中でジタバタと暴れるアリスとその猫、チェシャ猫。
ミルモとムルモは急いで網に近づいた。

「誰だよお前等!」
「おにいたま、もうちょっと優しくするべきでしゅ。ほら、名乗るでしゅよ」

駆けつけるなり怒りを爆発させそうな声で問うミルモと、
そんな兄を宥める様に諭し、アリスに優しく声をかけるムルモ。

「ふ、ふん! あたしがアリスで元グルミ族で好きなものはレーズンケーキなんて事誰が言うもんですか!」
「……自分で言ってますがな」

ペシ、と短い前足でツッコミをいれるチェシャ猫にしまった! と言う顔で青ざめるアリス。

「そーうかぁ、お前がくもっちょを。ほーぅ」

血管が頭に浮き、なぜか笑顔になるミルモ。
陰でムルモが「おにいたま、怖いでしゅぅぅぅ」と震えていた。

「うぅぅぅ……。分かったわよ! 返すから、と、兎に角出して!」
「出して貰えまへんか〜?」
「……しょうがねぇなぁ」

くもっちょを返してくれる、という言葉に気が緩んだのか、網を消し去った。
だが、それがいけなかったのだ。

「ひひひひひひひっ! やーっぱり、アンタはバカ王子だわ」
「ほんまですわ〜」

網を除けた途端に、アリスは楽器を取り出した。
バイオリンの一種、ヴィオラという楽器だ。

「アリスでポン!」

綺麗なヴィオラの音と共に、魔法も紡がれてゆく。
アリスの頭上に大きな雲が出来、アリスとチェシャ猫が飛び乗った。

「アリスでポン!」

今度の魔法は先程のチョコマシュマロが入ったガラスケースをいとも簡単に持ち上げ、雲に乗っけた。

「じゃ、ばいばーい」
「さいなら〜」

嘲笑うように去っていくアリス達の雲。
――どうやら狙いはチョコマシュマロだったようだ。

「ま、待ちやがれ!」

ミルモがうちわを手に取り雲の近くへと飛ぶが――

「アリスでポン!」

アリスはとっさに雲を雨雲へと変えた。
容赦なく降る土砂降りの大雨にミルモの速度は激減する。
だが、こんな事で動けなくなるミルモではない。

「ミルモでポン!」

今度はミルモがマラカスを手にし、魔法を使う。
出てきたのは――カッパにゴーグル。
ミルモはカッパを羽織り、ゴーグルを装着した。

「むぅぅぅぅ!」

予想もしない反撃に、アリスが唸る。
とうとう、ミルモの手が雲に触れた。

「観念しやがれぇぇぇぇ!」

ミルモが勝利の叫びをあげた時だった。

「ひひひっ! ひーっかかった! アリスでポン!」
「へ?」

アリスは雨雲を今度は雷雲へと変えたのだった。
灰色に変化する雲。
稲妻が光り始め――――

「ぎゃぁぁぁぁぁあああああああぁぁぁぁ!」

ミルモに雷が直撃し、そのまま床へと落ちていく。

「じゃ〜あねぇ」

ヒラヒラと手を振り、今度こそ逃げていくアリス。

「くそぉぉぉう……」

ミルモはアリス捕獲を失敗してしまった。


■ こやまる (832回/2010/06/04(Fri) 00:21:20/No2497)
http://www.murumoya.com/


野苺さん、こんばんは☆

巨大なチョコマシュマロ!!
とにかくでかすぎ…ムルモは一人で食べようとしていたのだろーか?(^◇^;)
巨大でありながら最高級のマシュマロとチョコが使われているんだろうなぁ。

そんなチョコマシュマロをバックにいよいよアリス登場ですね。
ムルモ以上に上から目線のアリスが優勢かと思いきや、結構なお間抜けさんのようで。。
前足でツッコミを入れるチェシャ猫も良いキャラしてます(笑)。
しかしアリスの相手を騙すしたたかさがまたものすごいこと。。
アニメには相手を騙す妖精っていなかったから、アリスのような性格にミルモはこれからも苦労しそうですね。
最初はアリスに好意的だったムルモも、大切にしていたチョコマシュマロを奪われてどんな態度に変わるのか気になります。

それと、連載4話達成しましたので「いただきもの小説」に掲載させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
野苺さんのお返事お待ちしております〜。

それではこれからも連載をがんばってくださいね。
では!


■ 野苺 (12回/2010/06/05(Sat) 12:00:36/No2503)

こやまるさん、こんにちは!

えぇ、確かにですね!
アリスは私の理想のキャラクターなので……。
ミルモは苦労しそうですね。(というかもう早速)

えっと、次はアリス視点で書こうと思っています。
それに運が悪ければ、もう楓とか人間が出てこない可能性も?!

え?! 私なんかの小説が、載せて貰えるのですか?!
嬉しいです!
勿論、OKですよ! Ok!

はい、これからも頑張りますので!


■ 野苺 (14回/2010/07/21(Wed) 20:11:53/No2612)


しばらく書けなくてすみません。
あ、後、こやまるさんは見ているでしょうか?
いただきもの小説で私のが載せられているのは良いのですが、題名が違っています。
“とらぶる☆バレンタイン”だったかな。
そんなのになっています。
このような題名の小説を以前見かけたので、其方のミスだと思います。
少し、この事は伝えたかったのです。

大変でしょうが、頑張ってくださいね。
私も頑張りますので!

それと後、お絵かきができるようになりました!
なので、アリスの絵を描きたいと思います。


■ こやまる (862回/2010/07/21(Wed) 20:39:55/No2613)
http://www.murumoya.com/


野苺さん、こんばんは☆
小説の方は焦らずマイペースで投稿していただければOKですよ。
お絵描きも思う存分楽しんでくださいませ〜(^^)。

そして・・・題名間違いは本当に申し訳ありません。
最近は間違いばっかりですね。。。
この後早速修正させていただきます!

では!


■ 野苺 (15回/2010/07/22(Thu) 19:56:06/No2617)


名前:アリス
性格:天然でとにかくバカ。おっちょこちょい。
口癖:“何よ!”や“ウルサイ!”など。
服装:紫系のワンピースのような服。袖は白く、胸元にはピンク色のリボンが。
髪型:ミルモのような金髪をリルムのような縦ロールで下ろしている。頭の上には大きなカチューシャ。(前から見れば殆ど帽子)
特徴:頬がピンクのハート。“チェシャ猫”と呼ばれる紫とピンク色の猫と行動。使う魔法は自然現象を起こす。

やっとできましたアリス!

300×300

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■ 野苺 (16回/2010/07/22(Thu) 20:01:34/No2618)


こやまるさん、こんばんは!

はは、私のペースはかなりのスローペースですけれどもね。
頑張ります^^

絵も描けましたが、凄く難しいですね^^
とても変な絵になりました。
題名間違いの件については、大丈夫ですよ。誰にでも間違いはありますしね。

其方も大変でしょうし、頑張ってくださいね。


■ 野苺 (17回/2010/07/24(Sat) 11:29:13/No2620)


――第5話“恐怖のお菓子”


「――ハッ! くっそぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! 逃げやがったか!」
「……開口一番にそれでしゅか……。おにいたま、うるさいでしゅ! 確かにくやしいでしゅけど……」

チョコマシュマロが盗まれていって早一時間。
感電のダメージはじょじょに回復していくミルモの第一声が先程の叫びだ。
流石に呆れを見せるムルモ。――と、ムルモは一枚の紙を見つける。

「お、おにいたまっ! 手紙が落ちてたでしゅ? これ――アリスしゃんからでしゅっ!」
「なにぃぃぃぃっ?!」
「読むでしゅよ? えっと“次はあんたの婚約者様のところに行くわ! あんた宛のチョコケーキを盗んだげるっ!”……」
「…………」
「…………」
「……ご愁傷様だな」
「……そうでしゅね」

今頃たどり着いているだろうアリスの身を少しばかり心配する二人。
食べたとすれば、いやその前にミルモへのケーキを奪われた事に怒るリルムなら――

「……飛ばされてるかな」
「……いや、女の子同士でしゅし、仲良くなってるかもでしゅ」
「……その前に、俺、危なかったな」
「……手作りケーキでしゅからね。おにいたまを地の果てまで追いかけても食べさせましゅよ」
「……本当に危なかったぜぃ……!」

命の危機を感じるミルモ。
それはそうだろう。リルムが作るものはすべてグロテスク極まりない物になるのだから。
――とは言うものの、やはりアリスが気になる二人。

「なぁムルモ」
「なんでしゅかおにいたま」
「死ぬの承知でリル」
「嫌でしゅ」
「なんだとっ?! チョコマシュマロがあるん」
「行くでしゅ」
「……じゃ、じゃあ行くぞ!」

微妙な違和感を覚えつつ、ミルモとムルモは松竹邸を後にした。

********

結木の家があるマンションにて。

「お、ミルモとムルモじゃないか」
「よう結木! リ」
「リルムしゃんは居ましゅか? てへっ」
「おぉ、リルムなら知らない妖精とお菓子作りをしてる」
「……金髪縦ロールの紫服か?!」
「あぁ」
「いよっしゃぁぁぁぁ!」
「行くでしゅおにいたま! マシュマロの仇を討つでしゅ!」

結木の返事を聞くなり家へと入っていく二人。
すると――

「……なんか、嫌な臭いがしないかムルモ!?」
「するでしゅぅぅぅぅ! ……おにいたまが先いくでしゅ」
「いーや、ムルモからだ」
「違うでしゅ! おにいたまからでしゅ!」

すると、台所だと思わしき部屋から悪臭が漂ってくるのであった。
恐怖に身が竦み、先へ、いやそっちこそ、と醜い争いを続ける兄弟。
すると部屋から何やら話し声が聞こえた。

『駄目ですわよアリスさん、“ムカデ”は後から入れなければ』
『え? でもリルムちゃんは“ナンダカワカンナイノ”の新鮮パックを先に入れてるし……』
『これはミルモ様への愛なのです!』
『そうなんだ。じゃあこっちの“粉末蝉の抜け殻”はどこに――』

なんておぞましい会話。

「ホラ、おにいたま? いくでしゅ」

明らかな笑顔を浮かべるムルモ。
それは自分には害が及ばないと判断したからだろう。
だが――

『私、材料が余ったからムルモ様のケーキも作ろうと思いますの』

――……二人は顔を真っ青にして、呟いた。

「……帰ろう(でしゅ)」

と。

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■ こやまる (874回/2010/08/04(Wed) 08:31:05/No2652)
http://www.murumoya.com/


野苺さん、おはようございます☆

最初はアリスの身を心配する余裕まで見せるミルモとムルモでしたが、二人の想像を遙かに超えるおぞましい現実が待っていましたね。
アリスの標的はミルモとムルモの二人に限定されているようで…。
いったいアリスは何ていってリルムを取り込んだのでしょう?
リルムのことだから、ちょっと甘い言葉をかければすぐにハートマークで応じてくれそうではありますけど。。

今回はリルムの暴れっぷりをあれこれ想像するミルモとムルモに思いっきり笑わせていただきました〜(^^)。
そして地の果てでも追いかけてくるリルムから果たして逃げ切れるのか、この後の展開がとても気になるところです。

アリスのお絵描きもありがとうございます!
やっぱり絵があると分かりやすいです(^^)。
性格を除けばミルモやムルモの目がハートマークに変わりそうなくらいにかわいい女の子ですね。
金髪の縦ロールがとてもお嬢様風に見えますが、実際はどこかのお嬢様なのでしょーか?
この後もいろんな妖精とアリスとのコラボを見てみたいです。

それでは続きもよろしくお願いしますね。
では!




2650/ とりあえずのオリフェ紹介です。
□投稿者/ 葉月 -2回-(2010/08/03(Tue) 22:50:32)

今回ははじめての投稿ですが、今まで書いてみたいと思っていたので、ご姉妹を作ってしまいました。ちょっと生意気な感じがしたらごめんなさい。
「アイス」楽器スネア(小太鼓のことです。)好きなお菓子アイスクリーム
五姉妹の長女です。長女らしくしっかりしています。ちなみにお菓子作りの時に声をかけるといきなり襲ってくるのだとか。
「ケーキ」楽器ドラム好きなお菓子ショートケーキ
ご姉妹の次女。一番面倒見があります。大好きなケーキについてもうるさいですが紅茶についてもうるさいです。
「ヨモギ」楽器拍子木好きなお菓子大福
三女です。珍しい和菓子作りができる妖精です。ちなみに穏やかな性格です。たぶん一番世渡りが一番できそうです。
「タルト」楽器ギロ好きなお菓子タルト全般
ミルモたちと同い年です。ちなみに明るく元気で、妖精学校の人気者です。
「シュガ」楽器タムタム好きなお菓子砂糖菓子
美少女でムルモやパピィと同い年です。実はその年にして天才パティシエです。




■ こやまる (885回/2010/08/13(Fri) 22:33:38/No2672)
http://www.murumoya.com/


葉月さん、こんばんは☆
レスがちょっと遅くなってしまいごめんなさいm(_ _)m。

オリフェ紹介…それも5姉妹とは驚きました!
女の子だけの姉妹となるとそれぞれ性格が異なるというのがお約束ですが、葉月さんによる5姉妹もまた性格のバリエーションがすごいですね。
割としっかり者が多い中、元気いっぱいのタルトがいろいろやらかしそうな予感が…(ミルモと同い年という点も危険な香りが…違ったかな)。

この5姉妹とミルモたちと間でどんなやり取りが行われるのか、葉月さんのストーリー展開を楽しみにしたいと思います。
では!




2674/ 大きな世界の小さな王子
□投稿者/ 雛乃うた -1回-(2010/08/15(Sun) 00:46:11)
□U R L/ http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/

こんにちはv

どのくらい続くかわからないですが文書きたいと思いますvv
原作を違うところが沢山あります。
性格・設定とか…様々です><

設定は、妖精界がメインです。

あっかたいお話を目指して書きたいです><

でははvv


■ 雛乃うた (2回/2010/08/15(Sun) 00:46:52/No2675)
http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/



01:王子の苦悩

世界は何処までも続いてて…
限りがないくらいに広くて…
その中のちっちゃな自分。

妖精界の王子。
次期国王なんて言われているけど
実際はなにか変るのかって言われるときっと何も答えられない。

こんな広い世界に小さな自分は無力なのはどこかで痛感していて
それでも名だけが…『王子』がいつも邪魔をする。

いつも一人になりたい。
誰も知らないところに行きたい。
『王子』じゃなくて、ちゃんと誰か名前で呼んで…
こんな『王子』の仮面じゃなくて真っ直ぐな自分に気づいて。

でも簡単に素直に言えない。
これは…『王子』言うコトバじゃない…。
縛り続ける『王子』の名。
いつでもいいから捨て去りたい。

…だから誰も知らないところへ行こう。
黙ってここから抜け出そう。
王子の名を捨ててホントの名を語ろう。
ホントの名前は『ミルモ』



■ 雛乃うた (3回/2010/08/15(Sun) 20:38:04/No2679)
http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/



02:知らなかった世界

広い世界は地図で知った。
自分が見ている世界は広い世界の小さな一部分。
世界は自分が見たことのないところも沢山あるのに
いつも見ているのは『お城』という箱庭の世界。

いろんな世界を知ってみたいって思いもあった。
たった一歩踏み出せばよかったのにそれができなかった。

でも今はたった一人城の外。
こんなに風が気持ちいいものなんて知らなかった。
ひだまりのようなお日様のヒカリもとても眩しくて温かい。
全てがお城にいるころとは知らない感覚。
それだけでココロはわくわくしていた。

周りの風景を楽しみ、いろんな音に耳を澄ませて歩いていく。
報告で聞いた話で聞いていたよりもすべてが新鮮。
写真や字だらけの本なんかではとても表せないくらいの知らなかった世界。
こんなにも素敵なことなんて今はじめて知るこの里の王子。

今頃知るなんて遅かったかもしれない…
でも、こうでもしないときっといつまでも気がつかなかっただろう…

一つ一つに目を輝かせじっくりと周りの景色を楽しみながら
少しずつお城から離れていく。
その先にあるのは城下の街とは知らずに…




■ 雛乃うた (4回/2010/08/15(Sun) 20:44:51/No2680)
http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/


こんばんはv雛乃ですv

……。
会話がないですね…(困)
だって今出てきているのミルモ王子一人なんだもん。
1人で話していたらちょっと危ない人…になってしまう。
これから少しずつキャラ出してにぎやかにしたいです><
あと、01も02も短くてすみません><
これから長くなる…予定です><

でははvv



■ 雛乃うた (5回/2010/08/15(Sun) 23:40:56/No2681)
http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/



03:『王子』と『ミルモ』

城下町に入るといきなり賑やかになる。
さっきまでの草原は自分ひとりきりだった。
それだけでも周りが色々新鮮でとても楽しめた。
でも街にはいろんな妖精がいて、沢山の建物があって
いろんなお店があって、とても楽しそうに賑やかにしている。
どれもこれも全てが珍しくてどこを見たらいいかわからない。
もう興奮状態であちこちを見回りながら歩いていると、
ドン!と何かとぶつかり倒れてしまった。
「あっ!申し訳ありません…。その…大丈夫ですか?」
ぶつかったのは物でなく妖精だった。
その妖精は心配しながら優しく声をかける。
でも王子はその対応にどうしたらいいか、なんて答えればいいのか
わからず一瞬で言葉に悩みながらも懸命に言葉を探した。
「……う…ん。大…丈夫…。」
何とか起き上がると、ぶつかった妖精は同い年くらいの女の子だった。
それもとても心配した表情で王子のほうを見ていた。
たったそれだけのことで王子は動けずにいた。
王子にとってはお城以外で誰かと話すことなんて初めてだった。
そしてこれから、どうしたらいいのかわからない。
何を話したらいいのか、立ち去っていいのかわからず動けずにいた。
「…怪我していませんか?」
女の子の妖精は心配して聞いてきた。
何とか答えないと…と言葉を探して何とか答える。
「…うん。どこも痛くないから…」
「それはよかったですわ。」
王子が答えると女の子は安心して笑顔で答えた。

「…あの、ぶつかったお詫びと言ってはなんですが、
 これから皆さんとご一緒にアップルパイを焼きますの。
 もし、時間がありますなら一緒にどうですか?」
女の子の両手には紙袋があり赤い実が沢山入っているのがわかった。
この後行く当てもない。
でもこのままでは、いずれ城内にいないことがバレてしまう。
それに、同い年位の女の子がこれから何をするのか興味があった。
「…行っても…いいのか?」
「ええ。もちろんですわ。あっ申し遅れました。私、リルムと申します。」
リルムはお辞儀をしながら丁寧に挨拶をする。

王子は一瞬戸惑った。
…名前…。
名前を名乗られたのなら自分も言わないと…。
王子じゃなく本当の名前を…。
…大丈夫。
言ってもきっと誰も気づかない。

「オレの名前は…ミルモ…」
王子は恐る恐る名前を伝えた。

大丈夫。
誰も気づかない。
この里は元々『王子』の名で通っている。
本当の名前なんて誰も知らない。
この里に必要なのは『王子』なんだから…

「ミルモさんですね。よろしくですわ。」
「…うん。よろしく…」
「さぁ!一緒に行きましょう。皆さんが待っていますわ!」
「…うん…。」

『ミルモさん』
初めて名前で呼ばれたことに不思議な感じがした。
言葉にできないくらい嬉しくて、
羽があるようにどこかが軽くなったような気がした。

それでもこの里に必要なのは『ミルモ』ではない。
『王子』なのだ…



■ 雛乃うた (6回/2010/08/16(Mon) 00:16:20/No2682)
http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/


こんばんはv

やっとリルムちゃんが出てきましたが婚約者じゃないです><
城下町の女の子ですv料理の腕はどうしようかなぁと今考えています><
婚約者でないから「ミルモ様」じゃなくて「ミルモさん」なんです。
様付けだと王子に気づいているような気がしたのでさん付けにしたのでしたv

でははvv


■ こやまる (887回/2010/08/16(Mon) 21:25:25/No2688)
http://www.murumoya.com/


雛乃うたさん、こんばんは☆
いよいよ小説連載スタートですね!
ここは勢いに任せて、完結目指してがんばっていきましょう♪
そして最後まで読み終えた人の心に温かさが灯ると最高ですね。

小説の主役は我らがミルモですが…。
王子という身分の束縛から、何か孤独を感じているようですね。
物心付いて冒険心が芽生えてきた、幼いミルモが主役なのでしょーか?
アニメや原作のミルモは、自制心(というか面倒くさがり?)も持っていましたので。
何でもいいから自分の知らないことをたくさん体験しようというミルモの目に、どんな出来事、どんな世界が映るのか楽しみです。

そしてリルムとの出会い…。
後の婚約者という大きな存在となるリルムが、ミルモにどんな接し方をしていくのかも楽しみですね。
同年代の女の子として、ミルモもドキドキしちゃったりするのかな?
アップルパイの味は…、昔のリルムは…という設定もありかもしれませんね。

それでは続きも楽しみにしています!
では!




2711/
□投稿者/ りー -1回-(2010/08/23(Mon) 21:29:45)

おもしろかったです。
またみにきます



1711/ 最終章 わかっていた・・・はずなのに。
□投稿者/ ゆり -60回-(2009/09/06(Sun) 18:33:55)

第1話 プロローグ

物心ついたときから、想うようになってた。

優しくて、ちょっと嫌味な君の事を。

「ミクルを信じてる」

こんな昔のこと、君は忘れてるかもしれないけど、
僕は本当に嬉しかった。あったかかった・・・僕の心の支えだった。

でも・・・

僕は幸せになることも、君と結ばれることも許されない。

わかってた・・・はずなのに。

悲しいな。寂しいな。苦しいな。

自分の体質が忌々しいな。

でも、あともう少しの我慢だから。

あともう少しで楽になれる。

あともう少しで、すべてが真っ暗になる・・・


■ こやまる (590回/2009/09/12(Sat) 13:31:36/No1716)
http://www.murumoya.com/


ゆりさん、こんにちは☆
第二章に続き、最終章がいよいよスタートですね。
主人公は引き続きミクルでしょーか。
何やらネズミのことを気に懸けている様子ですが、現実を冷めた目で見る彼女の想いとはいったい…。
この先いったいどんな展開が待っているのか、すごく楽しみです。
ゆりさんは果たしてミクルを幸せにするのか?それとも・・・!?

それでは続きを楽しみにしております。
では!


■ ゆり (61回/2009/09/13(Sun) 11:58:28/No1717)

夏が終わり、激しい日差しが、優しい秋の日差しへと変わっていく今日この頃。

ネズミは夏の終わりとともに、また旅に出て行った。

そして、ミクルも・・・。

第1話 風の運命<さだめ>

妖精界深部の崖下で、1人精神統一をしているミクルがいた。

崖下と言うのはわりと砂埃が舞いやすく、精神統一しにくい。
修行には、絶好の場だと、ミクルは思っていた。

びゅうう、と強い風がふく。その日はたまたま風が強かった。
その分集中しにくく、精神統一しにくかった。

そのときだった。

ガラガラガラッ!!

強い風にあおられ、崖の上の岩がミクルの頭上におちてきた。
精神統一しきれてないミクルに、それをよけることは不可能だった。

ミクルは、誰かに突き飛ばされたような感覚になった。

ガッ!
「・・・ッ!」

ミクルは恐る恐る目を開けた。ミクルの身体に怪我はなかった。
そのかわり、目の前に肩を赤く染めてうずくまるネズミがいた。

「あっ・・ね、ネズミ君!?何でここに!?」
「拙者もこの近くにいたのでござるよ・・・。
というか、精神統一していたのならよけられるでござろう・・・?」
「そんなこと言ってる場合じゃな・・えーとどうしようぅ〜〜(半泣き)」
「適当に消毒しておけば大丈夫でござるよ・・・。包帯くらいはお前のを使わせてもらうでござるよ。とにかく落ち着け」
「あ・・・うん、ごめん・・あの、助けてくれて、ありがとう・・」
「今更何を言う。お前の不幸体質は、今に始まった事ではないでござろう・・・。」

ミクルは荷物袋から消毒液と包帯を取り出し、ネズミの怪我の消毒を始めた。
ネズミの怪我は、ネズミが言っているような軽い傷ではなかった。
血はネズミの肩から胸のほうまで流れていく。
幼いヤシチを恐怖と悲しみに染まらせた、、血に染まる雪の光景を思い出させる・・。

「ミクル?何をボーっとしているのでござるか?」
「あ、いや、なんでもないよ。」

ネズミの方に白い包帯を巻いているミクルの姿を、崖の上から誰かが見つめていたことを、気づくはずはなかった・・・。


■ ゆり (62回/2009/09/18(Fri) 22:39:05/No1730)

第2話 銀色のラインストーン

キンコンカンコン・・・

「にょほほ〜V高校のパン屋のエクレア美味いんだよな〜VV」
「ミルモ〜そのために学校について来たの〜?」
「私はミルモ様と一緒なら学校の屋上でも・・・V」
「今日の5時限目はいつもより早く始まるから少し急いだほうが・・」

とある高校の屋上では、楓、結木、ミルモとリルムが4人で昼食を食べていた。
「あれ〜そうだっけ?結木君」
「放課後に職員会議があるって、先生が昨日言ってた。」
「さすが結木は、先生の話しよくきいてんな〜それに比べて楓は・・・」
「な、何よ〜!ミルモの意地悪ぅ」
「では、遅れないようにしなくてはですわね!」
「何がだ?」
『えっ?』

いきなり聞き覚えのない声が混じり、戸惑う4人。
その声の主に一番最初に気づいたのは、ミルモだった。

「あ?今のお前か?」

上を見上げると、ドクロマークのついたニット風の帽子をかぶった妖精が、
内輪を羽ばたかせていた。

「そうさ。」

その妖精は、銀色のラインストーンのいっぱいついたスカジャンを羽織っていた。

「何だ?俺たちになんか用があんのか?言っとくけど、エクレアはやんねーぞ」
「・・別に、食べかけのエクレアをほしいとはおもわないし・・・ま、いいか。べつに。
それより、オレの知り合いの、黒髪のポニーテールの妖精が人間界に来てるって聞いたんだが・・・知ってるか?」
「う〜ん・・もっと他に特徴ねぇか?それだけじゃわかんね」
「・・そうか・・・そうだよなぁ・・・青紫のバンダナしてる妖精忍者で、
不幸体質なんだけど」
「そりゃミクルだな。そいつはもう妖精界に帰ったぞ」
「あそ。用はそれだけだ。じゃあな」

その妖精は去っていった。

キンコンカンコン・・・
「あ〜5時限目始まっちゃう〜〜〜!!」
「何〜!まだエクレア食いきってねぇぞ!」

4人の記憶の中の、ドクロマークの妖精の存在は、昼休み終了のチャイムと楓の叫び声でかき消せられたのだった。



■ こやまる (598回/2009/09/21(Mon) 09:17:18/No1750)
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ゆりさん、こんにちは☆
あれ?第1話が2つになっちゃいましたが、「風の運命<さだめ>」が第2話になるのかな?

ミクルの周りでいろいろなことが起きていますね。
ミクルを助けた理由が「近くにいたから」と言うネズミですが、やはりミクルのことが心配だからいつも影から見守っているような気もしますね。
ニット風の帽子をかぶった妖精の存在も気になります。
新キャラと思いますが、姿からすると妖精忍者でもなさそうだし、ドクロマークというと悪役に思えてきたりもします。
ミクルとのつながりやいかに!?
これはまた一波乱起こりそうだなぁ。
楓と結木くんの違いをダシに、ミルモが楓に突っ込みを入れるところがいつもの光景らしくって良いです(^^)。

それでは次回も楽しみにお待ちしております!
では!


■ ゆり (66回/2009/09/27(Sun) 11:28:49/No1774)

>第1話が二つになっちゃった
あらホントだ。修正しないと
第2話〜風の運命<さだめ>〜です。
第3話〜銀色のラインストーン〜です。
ではすたあと

第4話 〜闇の支配者〜

「は〜いろんな種類があるけど、やっぱりスタンダートなミルクチョコが一番だぜ〜にょほほ〜☆」
「もー、食べ過ぎないでよね、ミルモ!」
「わかってるって!しかし今日は散々だったなあ楓。5時限目に遅れて、先生にめちゃくちゃ怒られちまったもんな。」
「ミルモが妖精と話してたのが原因でしょ〜!?それにしても、何だったんだろうね?」
「は〜な〜(さ〜な〜) 
はあはひほほほははっはんはひひんはいふるほほへーんはへーは?
(まあ何事もなかったし心配することないんじゃねえか?)」
「そうかな〜・・・」

「御免ッ!」

ほんの少し開いた窓を、がらりと勢いよく開けた影。

「あ・・ミクルちゃんっ!?」
楓が声を上げる。
「ミクル?いきなり何だ?」
さっきまで厳しい表情をしていた顔が、この一言を境に笑顔になった。
「あ・・えーと、いきなりすみません。
もうひとついきなりなんですが、その・・ダアクってどんな人だったんですか?」
「「ダアク!?」」
楓とミルモは、同時に声を上げた。
「おい・・誰から聞いたんだ?」
「あ・・え〜と、ユ−リさんの話を聞いてると時々出てくるんです」
「じゃあユーリに聞きゃあいいんじゃ・・」
「あ・・え〜と、ユーリさんだと、『ああああ〜黒アクミたん萌え〜V』とかいってて話が進まないんです〜」
「あいつ・・・そんなんで勉強いいのか・・・もう中1なのに・・・。
まあそういう事情ならしょうがねえか。ダアクの話するよ。」
「あ、ありがとうございます!!」
「いいってことよ。ん〜ダアク・・か、懐かしいな・・。
ダアクってのは、憎しみや妬みとか・・そういった感情のかたまりみてえなもんでな・・・。
妖精界をほころび穴で埋め尽くし、妖精を全滅させようとしたんだ。
アクミはそいつの手下だった。
一度は俺たちで封印した。しかし、封印される直前にヤマネの体内に精神だけ入りこんだ。ダアクは、『自分が完全復活するとヤマネの精神は滅ぶ』と言って、ネズミを脅し、無理矢理手下にした。
ネズミがダアクの手下になっていたときは、『ラット』という偽名を使い、カウボーイ姿に変装して、俺たちにばれない様にしていた」
「・・そうだったんだ」
「え?」
「ミルモさん、ありがとうございます。大体のことはわかりました。
僕は・・急がなくてはいけませんので、・・・・さようなら」

「は!?ちょッ、おい・・・行っちまった」
「ミクルちゃん、・・なんだか様子がおかしかったよね?」
「ああ・・・」

秋風に吹かれて、カーテンが揺れていた。
はたはたはた、はたはたはた。
ゆらゆらと揺れていた。


■ こやまる (611回/2009/10/04(Sun) 08:46:34/No1789)
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ゆりさん、おはようございます☆
まずはサブタイトルの話数の修正了解しました(^^)。

さて前回からの怪しい気配はミクル本人をすでに巻き込んでいるようですね。
ダアクのことだけを聞きに突然ミルモ達の元へやって来たミクル、ミルモたちにしてみればツッコミ所満載ですが、すっかり平和ボケしてしまったミルモたちは果たしてミクルのために動こうとするのだろーか?
とはいえ「急がないといけない」なんて言われると絶対気になって動くでしょうね。
(少なくともユーリとは違って・・・?^^;)
しかしミルモにまで心配されるユーリって…。
今後のストーリーにてユーリの再登場をぜひ期待します。

>はあはひほほほははっはんはひひんはいふるほほへーんはへーは?
はひふへほ〜なミルモの言葉を理解できる楓、さすがパートナーですね(^^)。

それでは次回もまた楽しみにお待ちしています!
では!


■ ゆり (67回/2009/10/09(Fri) 23:50:28/No1802)

第5話〜絶望の紋章〜

何もかもかけだるく過ぎていく午後の休日。
楓は鼻歌を歌いながら、部屋の掃除をしていた。

「にゅにゅにゅにゅにゅ〜ん♪・・あれ?何これ?
ねぇミルモ、これ何?このサイズからして妖精のだよね?」
楓はしわくちゃの紙を拾い上げ、ミルモに目を向けた。
一方ミルモは、くもっちょを食べるのに夢中で、
「ふお・・・?むぐむぐ・・っはーっ・・なんだ楓?」
全く話を聞いてなかったらしい・・・
「もー。この紙はミルモの物かって聞いたの!」
「なんだその紙は.おりゃ知らねーぞー。どこにあったんだよ」
「えーと、窓の下・・・。」
「ミクルが落としたのかな?ちょい見せてみろ。
んー・・・?何だ?このマーク・・星のマーク・・・?」
「う〜ん、私も良くわかんないや。
物知りな子に聞けばわかるんじゃない?アンナちゃんとか。」
「そだな。じゃあ聞いてくるか。なんか気になるし。」
「いってらっしゃ〜い。」

**妖精図書館**

「あらミルモ。珍しいわね。何か調べ物?」
「ようアンナ。ちょっとこのマークの意味を調べたくてさ・・・、」
そういって、ミルモは例の紙を取り出す。
「そうね・・・このマークの資料は、
あっちの本棚の上から3番目の、分類番号305番だと思うわ」
「サンキュー、アンナ!」
「マークの意味がわかるといいわね!」
そう言って、ミルモはその場を去った。

「ここの本棚の上から3番目だな・・・」
ゴン!!
「いってー!!誰だよぶつかってきたやつは・・・ってイクル!?」
「誰かと思ったらミルモかよ!?ちくしょ〜いてぇ〜・・・」
そういって、床に座り込んだ2人は額をさする。
「イクルおめーなんでここに居るんだよ」
「別に。おまえにはカンケーねー」
そういいながら、イクルは本を取り出し始めた。
「あー!!それは俺が見るんだぞ!!」
ミルモが声を上げる。
「しィィッ!!図書館なんだから静かにしやがれ!
てめえこそ何のためにこの本を見るんだ!!」
「このマークの意味を調べに来たんだよ。」
そういって、しわくちゃの紙を取り出した。
「そ、そのマークは・・・てめ、これをどこで!?」
「え・・み、ミクルがうちに来たとき、落としてったんだ」
「・・・。」
二人の間に沈黙が走る。
「・・・本見るか。」
「そうだな。」

パラリと開かれたページ。軽くほこりが舞う。
そこには、例の紙に書いてあるマークと
同じマークがインクで記されており、
その絵の上には文が記されていた。

〜〜このマークは、闇魔法の紋章として長い間語り継がれていた。
闇魔法とは、絶望や憎しみ、悲しみの感情をエネルギーにして、
魔法として放出する、強力であるが非常に危険な魔法である。
この魔法は、妖精の神々が創造したが、創造後危険と感じられ封印された。
しかし、大量の絶望や憎しみ、悲しみを持つ妖精は、
その封印を解き放つことが可能である〜〜


二人は読み終えてから数分、声が出なかった。

350×350

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/6KB

■ こやまる (618回/2009/10/12(Mon) 11:44:46/No1811)
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ゆりさん、こんにちは☆
少しずつ進んでいくストーリーの中で、今回は謎のマークにまつわるお話ですね。
落とし主はやはりミクルなのでしょーか?
だとするとおっちょこちょい過ぎるミクル・・・(^^;。

妖精図書館で早速調べるミルモですが、そのマークの意味よりも、イクルもそのマークを調べようとしていたところが驚きですね。
いったいイクルはどういう目的でそのマークを調べるのだろう?
ミルモはあえて聞かなかったですが、やはりその中心にはミクルがいるのでしょうね。
イクルの姉に対する想いをこの後のストーリーで見ることが出来たらいいなぁと密かに期待しています(^^)。

>この魔法は、妖精の神々が創造したが、創造後危険と感じられ封印された。
妖精の神々ってことは、ガイア族!?
だんだんとスケールが壮大になってきて、今ののどかな展開も時間の問題…という感じになってきましたね。
世界の危機を感じた二人の次なる行動が楽しみです。

それでは続きをお待ちしていますね!
では!


■ ゆり (68回/2009/10/12(Mon) 18:15:27/No1815)

修正。
第5話1行目の
「何もかもかけだるく」
は、「何もかもがけだるく」でした
レス記事の修正方法は知らないので、レスでお伝えします!!
では@


■ こやまる (620回/2009/10/12(Mon) 19:06:03/No1818)
http://www.murumoya.com/


ゆりさん、こんばんは☆
修正事項について了解しました。
この後早速修正しますね。
ちなみにレス記事も親記事と同じように記事番号を入力しての修正が出来ますので、ぜひやってみてください。
(入力欄は掲示板の一番下にあります)
では!


■ ゆり (70回/2009/10/24(Sat) 17:59:01/No1861)

第6話〜絶望の紋章2〜

数分間の沈黙を破ったのは、ミルモのほうだった。
「どうする・・・?イクル・・。
ミクルがもし、この闇魔法とかってのを使ってるとしたら・・・?」
「ハハ・・・まさか・・・」
イクルは笑っていたが、その顔は完全に血の気がうせていた。

またもや重い沈黙が、ミルモたちの肩にのしかかる。

「上から3番目・・の、305、305・・・」

どこかで聞いたような声が背後からした。

「・・ゼイラ!?」


■ ゆり (71回/2009/10/24(Sat) 18:40:22/No1862)

続き

「・・誰かと思えばイクルじゃねぇか。久しぶりだな。
もう何年も会ってねぇんじゃねぇか?」
「何でてめぇがここに居るんだよ。」
ゼイラと呼ばれた妖精は余裕顔なのに対して、
イクルはむすっとしたような、やりにくそうな顔をしていた。
「お、おい、なんだってんだよ?イクル、こいつ知り合いか?」
ミルモが慌てた様子でイクルに話しかける。
「・・前に話したよな・・ミクミのこと・・
こいつ、ゼイラは・・・ミクミの義理の弟さ。」
「そ。義理の、な。」
イクルが重々しく言う。
ゼイラは、少し顔を曇らせて言葉を添えた。
「あ?その本はオレが探してた305番じゃねーか。ちょい貸してみな」

「なるほどねぇ。このマークがこんな重大なものとはね・・。」
ゼイラはため息をつくようにつぶやいた。
「ゼイラ・・・ていうんだよな。おめーは何でこのマークを知ったんだ?」
「えーとな。ミクルがオレんとこの村に来たとき、
このマークのペンダントをしてたんだよ。そんだけ」
イクルも続けて話す。
「オレはな、夏祭りのとき、姉貴がこのマークのペンダントをしてたのが気になって、調べたんだ。」

時間がないのでまた今度・・・・

300×300

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■ ゆり (72回/2009/10/25(Sun) 16:46:25/No1865)

続き

「そ、そんだけ?そんだけかよ??」
ミルモが拍子抜けしたような様子で言う。
「お前だってたいした理由じゃねえだろ?」
イクルが突っ込む。
「・・続き読むぜ?」
ゼイラが言った。そして、徐に音読し始めた。

〜〜◇闇魔法の歴史◇
現在の魔法が使用される以前から、ごく少数の民族の中で、
神聖なものとして使用されてきた。
現在では、妖精の神々に封印されているので、
使用することはまず不可能である〜〜


「ほら〜、やっぱ闇魔法は使えないんじゃん」
イクルが笑う。
「あのな・・・。大量の絶望や憎しみ、悲しみを持つ妖精は、
封印を解けるって書いてあるじゃねーか」
ミルモが顔をしかめて言う。
「姉貴がその『大量の(以下略)』の妖精とは限んねーだろ!?」
イクルが声を荒げて言う。
「・・そりゃあ信じたくねーよな・・・・。
自分の実の姉貴が危険なことやってるなんて事」
ゼイラがぼそりとつぶやく。
「!!」
イクルがゼイラのほうを見る。
「ミクルが闇魔法を絶対やってないっていう証拠は無ぇもんな。
ミルモが持ってきたその紙の話からすると、
むしろ闇魔法を使ってる可能性のほうが高いよな。
イクルの頭脳なら解るだろ?」
「・・・・。」
イクルは俯いたまま黙ったままだ。
ゼイラはさらにたたみかける。
「あのときだってそうだった。
姉貴があの病気にかかったとき、
俺たちは何も出来ずにただ姉貴のそばにいるしかなかった」
「・・・・・。」
イクルはまだ黙ったままだ。
「あの時は、オレもお前も幼くて、何も知らなくて、
何をすればいいか分からなかった・・・。そして、姉貴は死んじまった。
俺たちは結局、姉貴には何も出来なかった。
でも、今は違う。
今は、ミクルに何か出来るだろ?
あのときみたいに、
何も出来ずにただおろおろするだけなんて嫌だろ?
あのときみたいに、
何も出来ずにまた何かを失うことになるのは嫌だろ!?」
「・・・オレ・・・ッ」
イクルの目は潤んでいた。


図書館の片隅で泣いている忍者と、
その忍者の肩をさするドクロマークの妖精。
傍から見れば異様な光景ではあったが、
ミルモから見たら、
イクルの心を浮き彫りにした・・そんな光景だった。


・・・日が、どんどん短くなる。
夕日色の光が、図書館の窓に差し込んでいた。





■ こやまる (634回/2009/10/26(Mon) 23:16:50/No1870)
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ゆりさん、こんばんは☆

ミクルが闇魔法に立ち向かっていくのかと思っていたら、あのミクルが闇魔法使いになろうとしているなんて…。
彼女の目的がとても気になりますね。
闇魔法が世界に危害を加えるとは必ずしも言えないので、ミクルには何か考えがあっての行動なのだろうと期待してます。

そしてミクミの義理の弟さんが初登場…。
ゼイラの帽子のデザイン(ドクロ)にはびっくりしました。
となると姉のミクミの帽子もまたすごいデザインだったのかな?
とはいえ似たような境遇からか、イクルとゼイラの関係はなかなか良さそうで、今後二人は力を合わせてミクルへと近づいていくのでしょーか?
・・ってミルモのことをすっかり忘れていました(^^;。
ぜひ年上(?)の立場として、ミルモはイクルとゼイラをサポートして欲しいです。

それでは続きを楽しみにお待ちしております!
では!


■ ゆり (73回/2009/11/06(Fri) 11:55:47/No1913)

こやまるさん、いつもコメントありがとうございます!
私の小説は、なんか季節のご挨拶のような
言い回しが多いことに最近気がつきました。。

第7話〜籠目〜

ミルモが楓のところへ帰ったときは、すでに夜になっていた。
「お帰りー。ミルモー。遅かったね」
楓が言う。
「いろいろとあってな」
ミルモは厚い本を、どさりとテーブルの上に置いた。
闇魔法の本を図書館で借りたのだった。

「あのマークについて何か情報あった?」
楓が、タオルで髪を拭きながら言う。
「ああ・・。このマークは、闇魔法っていう
危険な魔法のマークらしいんだ」
「え、じゃあミクルちゃんは闇魔法を使ってるってこと!?」
楓は驚いていった。
「まだ、確実ってわけじゃねえけどな・・・。」
「ふーん・・。あ、そうだミルモ、私も今日、
インターネットで調べてみたんだよ。」

一旦切ります


■ ゆり (75回/2009/11/14(Sat) 18:28:56/No1929)

続き
「・・・調べてみたんだよ。
そしたらね、あることがわかったの。」
楓は、数学の教科書を開きながら言った。
「勿体ぶらずに言えよ」
ミルモが言った。
「あ、うん、えーとね、
そのマークは『籠目』って言って、
お守りとかに使われていたんだって。」
「ふーん、お守り・・・お守りィッ!!?」
ミルモは予期せぬ展開に、相当驚いたようだ。
「ちょ、そんなに驚かなくても・・
『籠』は『加護』とも読めるから
お守りにするとかっていうことだよ?
まあ、妖精界で調べたことがそんな重い話だったんだし
無理もないけど・・。」

「・・・っつか、俺たち、
ミクルのこと殆ど何も知らねーよな・・・。」

ミルモがぼそりとつぶやく。
「・・うん、そうだね・・・。」
楓も言った。

不幸体質で、ヤシチやネズミの幼なじみ・・・。
ミクルのことはそれしか知らない。
あいつから自らのことを語ることは、今までなかった。
・・何故だろう・・・・?

「ふおおぉぉ!!??」
ミルモは急に大声を出すと、真っ赤になって倒れてしまった。
「ミ、ミルモ!?大丈夫?」
*説明*
ミルモは普段物事を深く考えないため、
たまに考えると熱が出る。(CC8巻参照)

「何やってんだお前」

楓とミルモが窓の外を見ると、イクルとゼイラの姿があった。

「あ、イクル君と・・・あのときの妖精!!」
楓がゼイラに指を刺す。
「あ〜。ツインテールがミルモのパートナーなわけ?
始めまして。俺の名はゼイラだ。
ま、名乗ったって、また会うことがあるかはわからんがな。」
・・・ゼイラはわりと礼儀正しかった。
「お前ら何しに来たんだ・・」
ミルモが苦しそうに言う。←知恵熱
「オレ達まだその本全部読んでないし。」
「あの本を持ってんのはお前だからな。
今晩は止まらせてもらうぜ。」
ゼイラとイクルがいった。
「あ、あたしリビングで勉強するね〜。」
そういって、楓は部屋から出て行った。

バタン。

部屋に残された3人の妖精。
宙に漂うびみょーなムード。

窓の外で時雨がしとしと降っていた。


■ こやまる (654回/2009/11/25(Wed) 07:49:39/No1952)
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ゆりさん、おはようございます☆
ミクルに対してミルモたちからいろんな疑惑の目が・・・。
そしてミクルの生い立ちにも…。
忍者は自分のことは語らないというけれど、妖精忍者はそこまでシビアな世界ではないと思いますので、やはりミクルはミルモたちにとっても特異なものとして映るのでしょうか。
これからのストーリーで、ミルモや楓がミクルの生い立ちや秘密にも迫っていくようなシーンがあるといいなぁ。
そんなミルモたちの行動に対してミクルが嫌がったりするとなお良いです(^^)。

それにしても楓が性格に似合わず(?)いい働きをしていますね。
というか、籠目を知っているゆりさんにも恐れ入りました。
(私も今日初めて知りましたし)
最近の中学生の間では常識なのだろーか?(^◇^;)

それでは続きも楽しみにお待ちしております!
では!


■ ゆり (76回/2009/11/29(Sun) 18:48:50/No1966)

>籠目は、最近の中学生には常識?
いやいやいやそんなわけないですよ!!!!(汗
むしろ、知ってるほうが異常です;
第8話〜〜

先ほどまで降っていた時雨はすでにやみ、
雲の切れ間から三日月が見えていた。

楓の部屋に楓の姿はなく、
その代わりミルモ、ゼイラ、イクルが
難しい顔をしてテーブルに座っていた。
3人が部屋に揃ってから、10分ほどしか経ってないのに
1時間くらいに感じられる。

「あのさ、お前らに聞きたいことがあんだけどさ」
やっと口を開いたのは、ミルモだった。
「・・・?何だよ?」
ゼイラが、怪訝な顔をした。
「オレさ、ミクルのこと何もしらねぇじゃん」
ミルモが、息を吐き出すように言った。
「ああ?不幸体質で俺たちの幼なじみ、
それ以外になんかあるかよ」
ゼイラが面倒くさそうに言う。
「いや、そうじゃなくてな、
・・・たとえば、ミクルの過去とか」
ミルモは、最後のほうだけ、声が小さくなった。
「ミクルの過去〜〜〜?そうだな、
俺の姉さんとヤシチの両親を(不幸体質で)殺した。
それはお前も知ってるだろ。
そんなもんだろ。
ま、俺たちが住んでる村出身じゃあねえみたいだけどな」
ゼイラは、「それがどうかしたか?」って顔をしている。
「え!?ミクルってヤシチたちと同じ村出身じゃ無ぇのか?」
ミルモが聞き返した。
「え・・、言わなかったっけか?」
ミルモの驚き方に、ゼイラはちょっと驚き気味だった。
「じゃ、じゃあ、ヤシチたちの村に来る前は何してたんだ?」
「んなこと知らねぇよ。知るわけねぇだろ
イクルにでも聞けそこにいるんだから」
ゼイラは一気に言って、イクルを指差した。
イクルは、さっきから黙りこくっている。

いったんきります


■ こやまる (663回/2009/11/30(Mon) 08:59:33/No1969)
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ゆりさん、おはようございます☆

他人の過去を探るのに少々のためらいを見せるミルモがミルモらしくてかわいいですね(^^)。
そしてミルモより年下(ですよね?)のゼイラに対しても妙に小さな態度になっているのが面白いです。
というかゼイラの態度が大きすぎるのかも(笑)。

さてゼイラの口からぽろっと出されたミクルの秘密がまた良い感じですね。
妖精忍者とはいえヤシチとは出身が異なるミクル、、そしてヤシチの村に現れたミクル、何らかの目的や理由があったのだと思いますが、それが気になりますね。
果たして弟のイクルからどんな答えが返ってくるのか楽しみです。

それでは続きを楽しみにお待ちしております!
では!


■ ゆり (77回/2009/12/05(Sat) 23:17:18/No1983)

ゼイラとミルモは同い年だったりします☆
>妙に小さな態度のミルモ
>態度の大きすぎるゼイラ
ゼイラは甘やかされて育ったからかな?
姉ミクミは、アクミ似の少女な割に
結構優しいお嬢様系な子なんですよねV(知らねぇよ
第8話のサブタイトルは〜三日月の夜〜でお願いします

では続きを

「・・・・」

「どうしたよイクル」
ミルモが、首をかしげていった。
「え、ああ・・すまん、ぼーっとしてた。で、何?」
イクルが顔を上げる。
「ったく・・。ミクルたちは、ヤシチたちとは違う村の出身なんだろ?
ヤシチたちと出会う前は、何してたんだよ」
「え?う〜〜〜ん・・・憶えてない」
イクルはちょっとうなった後、きっぱりと言った。
「ズコーーッ!!(コケた)
なんだよそりゃ・・」
「だって、覚えてないもんはしょうがねぇだろ。
記憶がはっきりしてるのはミクミたちに出会ってからだ」
「はぁ・・」
ミルモは、いまいち納得できてないらしい。
びみょーなあいづちをうった。


『ぴろりーん♪午後12時50分をお知らせします♪』
ミルモのケータイの時報が、明るい声を上げた。
「げ、もうこんな時間!?よいこは寝る時間だぜ」
「ありきたりな台詞だな。」
あわてるミルモに、ゼイラが冷ややかなツッコミを入れる。
「ふわぁあ〜もう寝ようぜ〜。
眠い頭で物事を考えてもいい考えは浮かばないって言うしな。」
「お前なあ・・。」
大あくびをするミルモに、イクルは冷たい視線を送る。
重いテーマのはずなのに、3人のやり取りが
修学旅行のように見えるのは何故だろう。


とりあえず3人は寝ることにした。


**


『ぴろりーん♪午前2時5分をお知らせします♪』
ミルモのケータイが、また明るい声を上げた。
「ムニャ・・時報のスイッチ切るの忘れてた・・・」
ミルモはむくりと起き上がり、傍らにあるケータイに手を伸ばした。

そのときだった。

「邪魔するよ」

ミルモが顔を上げると、窓辺にはミクルがいた。
前、会ったときと違う。
顔も、声も、髪型も以前と同じなのに、何かが違う。
なんと言うのかミクルの周りに、
ただならぬ妖しい空気が漂っている感じだ。

「み・・ミクル・・?ミクルなのか?」
ミルモは、やっとのことで声を出した。
「そうだよ。」
ミクルは答えた。
低く冷たい声だった。
「ど・・どうしたんだよ。こんな時間に。
てゆーか、やみ・・・」
ミクルは、ミルモの台詞にはお構いなしに話し出した。
「あのさあ、あんまり詮索しないでくれる?」
ミクルの冷たい声が、ミルモの耳に響いた。
「・・え?」
「迷惑なんだよ。闇魔法のこと勝手に調べたりさ。
ほっとくと僕の過去まで知っちゃいそうだから止めに来たんだよ」
ミクルは軽い身のこなしで、驚くミルモの目の前に降り立った。
「これ以上、闇魔法のことを・・僕のことを、詮索しないで。
それだけ言いに来たんだ。じゃあ」
そう言って、ミクルは出て行ってしまった。


また、楓の部屋に沈黙が戻ってきた。
さっきまでミクルが居たなんて嘘の様だ。

だがミルモはハッキリと憶えていた。
ミクルの胸元に、闇魔法マークを象ったペンダントが光っていたことを。


■ こやまる (674回/2009/12/11(Fri) 11:38:11/No1999)
http://www.murumoya.com/


ゆりさん、こんにちは☆
あ、ゼイラはミルモと同い年だったのですね。
となるとミクミやミクルはミルモやヤシチよりも年上・・・?
もしかしたら前に記述があったかもしれませんが・・・何度もすみません。。

さて久々に登場のミクルの変化に驚きました。
ミルモに忠告するミクルには、いつものミクルや幼い頃のミクルの面影が一切感じられず。。
闇に取り込まれてしまったようにも見えますね。
口調もまるで別人みたいです。
そしてイクルやゼイラにではなく、完全な部外者(?)であるミルモに忠告したところが気になります。
王子としてのミルモに何かの危機感を覚えたのかな?
私も思わずミルモみたいにいろいろ詮索してしまいました(^^;。

ヤシチやネズミたちは今頃どうしているのかなぁ。
こちらも気になります。。

それでは続きを楽しみにしていますね!
では!


■ ゆり (79回/2009/12/13(Sun) 17:26:28/No2009)

こんにちはこやまるさん。
年齢差は、ここで詳しく説明しますね。
上にいくほど年上で、下にいくほど年下です。

ネズミ アクミ ミクル ミクミ

ミルモ ヤシチ ゼイラ

イクル

サスケ ハンゾー ヤマネ

といったかんじです。

第9話〜ミクルの拒絶〜

「あふあぁぁぁ〜〜・・・」
ミルモは、登校中の楓の頭の上で大あくびをしていた。
「ミルモ、昨日何時に寝たの?」
楓が心配そうに言った。
「ん〜〜・・・1時ちょっと前くらいかな?
でも、2時くらいに、ミクルが来て・・・・」
「ミクルが!?」「姉貴が!?」
たまたまその場にいたゼイラとイクルが大声を出したので、
ミルモは楓の頭から落っこちた。
「おいおい、おどかすなよ・・・」
ミルモはぶつけた頭をさすりながら行った。
「だって、俺たちが寝てる間に姉貴が来てたなんて・・・」
イクルは、動揺を隠せないようだった。
「ぜんぜん気づかなかったぞ?あいつは何か言ってたか?」
ゼイラも言う。
「・・・・・・これ以上、詮索すんなってさ。」
ミルモがぼそりと言った。
「「!?」」
イクルとゼイラはさらに驚いた表情をした。
「な、何でそんなこと・・・」
イクルは相当おろおろしていた。
「なんか・・自分の過去を知られたくなかった感じだったな・・」
「「「・・・・・・」」」
3人の中に重い沈黙が走る。

「あーーーーーーーっっっ!!!」
楓がいきなり大声を出した。
ドサドサドサッ!
↑それに驚いたミルモたちが地面に落ちた音
「何だよ楓〜〜」
「だってだってミルモ、これ見て!」
そう言って楓は、町内会掲示板を指差した。

一旦きります!


■ ありす# (11回/2009/12/13(Sun) 21:42:13/No2011)

コメントありがとうございます☆

勝手にユーリを出してすいませんでした...!
読み直して気づきました!
無意識でいれてしまいました
一応後で解説はいれましたが...
載せるのはちょっと...;;
って感じなら修正しますが...
のさせてもらってもいいですか?

あとゆりさんの小説よんでます
無意識で入れてしまうほどよんでます

がんばってください☆
貴重なレスありがとうございました〜


■ ゆり (80回/2009/12/16(Wed) 22:48:27/No2016)

こんばんは!ゆりです。
ありす♯さん、ご報告ありがとうございます!
ありす♯さんの小説にユーリが載っててもぜんぜんかまいませんよ。。
他の小説に出張☆って感じでむしろ嬉しいです☆
ただ、これから先にまたユーリなど
私のオリフェを載せることになるとしたら、
載せる前でも載せたあとでもいいのでご報告ください。。
(まあ、私のオリフェが他の人の小説に
載るなんてもう無いでしょうけどね・・( ̄▽ ̄トオイ目)

小説を呼んでくださる人がいるのはとても嬉しいです!
>がんばってください☆
貴重なお言葉ありがとうございます!
これからもがんばろうと思います!
それでは@


■ ゆり (81回/2009/12/20(Sun) 19:09:49/No2023)

第9話の続き

****
《ここから先は人物が多いので、台詞の前に人名をつけます。》

沙織「楓!久しぶりね!会いたかった!」
楓「沙織・・私も!すっごく会いたかった!」

沙織は、クリスマスイブのリサイタルのため、日本に帰国していたのだった。
楓と沙織は、学校で再会したのだった。

楓「見たよ、沙織のポスター!沙織すっごく綺麗だった!!」
沙織「ありがとう!」

楓と沙織が再会の嬉しさを楽しんでいた時、
ミルモ達の周りは重い空気に囲まれていた。

ヤシチ「何なのだこの空気は・・・。」
アクミ「どうせくだらない話だろ」
(アクミも帰国している)
ミルモ「ぜんぜんくだらなくねぇっ!
むしろ重過ぎる話だ!!」
リルム「ミルモ様、何があったんですの?」
ムルモ「そうでしゅよ」
ヤシチ「第一なんでゼイラがいるのだ?」

いったんきります。

350×350

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/30KB

■ ゆり (82回/2009/12/22(Tue) 23:27:23/No2033)

続き

ゼイラ「ヤシチに教えても変わらないから教えない」
ヤシチ「なんだとっ!?」
リルム「皆さん落ち着いてくださいまし!
ミルモ様、事情を説明してくださいですわ」
ミルモ「・・あ、ああそうだな・・
そこにいる、ドクロマークの帽子かぶってる奴がゼイラ。
えーと、イクルの恋人の弟だ」
アクミ「そういや、あたいはそいつと間違えられたんだっけな」
ムルモ「イクルしゃん恋人いるんでしゅか!?」
イクル「そのいい方はむかつくな・・・」
ゼイラ「それに、『いる』じゃなくて『いた』だしな。」
ムルモ「ほえ・・??」
ゼイラ「まあ姉さんの話はそれくらいにして、とっととミクルの話に入れミルモ」
ミルモ「前々から思ってたけどお前態度でかいよ・・・
え・・と、みんなもミクルのことは知ってるだろ?夏祭りで会ってるわけだし。
ミクルが、『闇魔法』って言うすっげぇ危険な魔法を使ってることがわかったんだ」
ムルモ「どうやって知ったんでしゅか?」
ヤシチ「てゆーか、何故キサマがそこまでするのだ?」
リルム「まさかミルモ様、ミクル様のことを・・・」
ミルモ「ちっげぇよ!!!つか全員まじめに聞きやがれーッ!!
コホン・・心配になった俺らは闇魔法のことを調べ始めたんだけど、
夕べミクルに詮索すんなって言われたんだ。
前会ったときとぜんぜん違う感じでさ。恐怖すら感じるほどだった。」
全員「・・・・・・・」

****

楓「ねえ沙織、リサイタルはいつやるの?」
沙織「クリスマスイヴよ。」
楓「わあ〜絶対行くね!」
沙織「ありがとう!楓がいると心強いわ」

*****

<妖精界>

ヒュウウウ
ヒュウウウウウウウ

「風が・・妙な動きを・・・
何か、不吉なことでも起ころうとしているのでござろうか・・・?」

そう独り言をつぶやいて、旅人姿の忍者はマグカップの中に消えていった。


■ こやまる (683回/2009/12/24(Thu) 08:14:47/No2036)
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ゆりさん、ありすさん、おはようございます☆

真剣な妖精たちの横で沙織との再会を喜ぶ楓…といった対称的な図式が面白いです。
その真剣なはずの妖精たちの相談も、話を変な方向へ持っていこうとする妖精が何名かいて…。
これもミルモが柄にもなく真面目に悩んでいるからでしょうね。
アクミの「どうせくだらない話だろ」にすべてが表れているような気がします(笑)。

>リルム「まさかミルモ様、ミクル様のことを・・・」
あぁ、ジェラシーの炎に包まれるリルム・・・。
このときのリルムの表情はさぞかし恐ろしい表情だったに違いない…。
こういう展開は私は大好きですが、今ここでリルムが騒いだら話数が2、3話増えてややこしいことになりそうです。

お絵かきもありがとうございます(^^)。
映画のポスターのような雰囲気があっていいですね〜。
真剣なミルモたちの横で、デフォルメ化された楓と沙織がかわいいです。
久々に登場のネズミも動き始めましたが、いったいどの妖精がミクルを止められるのか楽しみです。

それでは続きも楽しみにしております〜。
では!


■ ゆり (83回/2009/12/24(Thu) 23:50:00/No2039)

>デフォルメ化された楓と沙織
デフォルメというか、手抜きです(笑

第10話〜篠笛の音色〜

♪〜♪〜
ジングルベルがなる中、
沙織のリサイタルの準備は最終段階にあった。

アクミ「沙織、リサイタルがんばれよ!応援してるからな!」
沙織「ありがとう」

控え室で、沙織のヘアメイクをアクミが手伝っていた。
・・・アクミの不器用さで役に立てるのか?という突っ込みはなしで。

スタッフ「江口さーん、そろそろリハ始まりまーす!」
沙織「あ、はーい、今行きます」
アクミ「じゃあ、あたいは南楓んとこに言ってるから」
沙織「うん」

****

楓「楽しみだね結木君☆」
結木「そうだな」
安純「なんであたしまで・・・」
松竹くん「イヴに南さんと過ごせるなんて・・・うれし〜〜〜☆」
ムルモ「お兄たまさっきから黙りこくっててキモいでしゅよ」
ミルモ「うるせぇ!オレは今お前らなんかの相手してる暇はねぇんだ!」
ヤシチ「何故そんなにミクルのことが気になるのだ?」
リルム「やっぱりミルモ様、ミクル様のことを・・・・!!!」
ミルモ「だから違う!!!
ムルモ「ゼイラしゃんたちはどうしたんでしゅか?」
ミルモ「ああ、あいつらは妖精図書館で情報集め。」
ヤシチ「キサマは何をしているのだ?」
ミルモ「ミクルがこっちにいるかもしれないから人間界で様子見係」
アクミ「めちゃめちゃ役にたたなそうな係じゃん。
やっぱミルモみたいなブサイクだとあてにされないんだね」
ミルモ「アクミ!テメーいつの間に!?
てゆうかオレをブサイク呼ばわりすんなー!こちとら真剣なんでい!!」
アクミ「なんで江戸っ子っぽくなるんだよ・・・」

****

アナウンス「それでは『江口沙織ソロリサイタル』を開演致します」
パチパチパチ・・・

****

司会「それでは江口沙織で『白き雪舞う時』」
司会がそういったあと、沙織はぺこりとおじぎをして、フルートに口を当てた。

ルールリルリラーラララリーリラルルー
リールルリララララリリルラー

楓「綺麗な音色・・・」
結木「ああ・・・」

会場にいる誰もが、うっとりとその音色に聞き惚れていたとき、
フルートとは違う音色が流れてきた。

ピルルルルールルルルリラー

ムルモ「なんでしゅかこの音?」
ミルモ「これ・・・もしかして」
ヤシチ「心当たりがあるのか?」
ミルモ「ああ・・・」
♪〜♪〜
そのとき、ミルモのけ−タイの着信音がなった。
ミルモ「もしもし・・ゼイラ?ゼイラか!?」
ゼイラ『ミルモか?闇魔法が一番効果がある時間と場所がわかった。』
ミルモ「そんなのあるのか!?」
ゼイラ『ああ。クリスマスイブの午後4時44分、人が多く集まる場所だとよ。そっちは今何時だ?』
ミルモ「今は・・・16時38分!?
そうだ、ミクルの楽器って何だ?」
ゼイラ『え?・・篠笛だったかな?』
ミルモ「そっか・・今、その篠笛の音が聞こえる」
ゼイラ『何!?・・多分それはミクルだ、
俺らも今からそっちに向かうよ』プツッ

観客もざわつき始めた。
どうやらこの篠笛の音色は、普通の人間にも聞こえるようだ。

アクミ「沙織のリサイタルを邪魔しやがって・・・許せねえ!!」
ミルモ「あ、アクミ!!」

アクミはミルモよりも早く、会場から出て行った。



■ ゆり (84回/2009/12/26(Sat) 23:44:18/No2047)

第11話〜どうして・・・〜

いつの間にか日は落ちて、雪が降っていた。

アクミは篠笛の音を頼りに絨毯を飛ばしていたら、
リサイタル会場の横にある、マンションの屋上にたどり着いた。

「やいてめえ!沙織のリサイタル邪魔すんじゃねえ!」
アクミは、目の前にいる人影に向かって叫んだ。

「・・・・・・」

「無視すんじゃねえコラ!!(怒」




「・・・どうして・・・」

「あ?」
アクミは、予想外の返事に首をかしげた。

「どうして・・・どうしてあんたなんかが!!」

その人影は、アクミに向かってくないを振りかざした。
そのとき、街灯に照らされて、人影の顔が見えた。

「・・・ミクル!?」
アクミの顔は、くないを突きつけられ少しこわばっていた。

「アクミー!」
そのとき、ミルモが追いついた。

「ミルモ!おせえんだよ!」
アクミは叫んだ。
こんな状況でも、アクミの態度は全く変わらない。

ミクルはミルモがいることに気づくと、あっけなくくないを投げ捨てた。
そのとき、闇魔法マークのペンダントが、チャリンと鳴った。

「ミクル・・・お前が使ってる闇魔法はすっげえ危険だから今すぐやめ」
「そんなことは知ってる」

ミルモが「今すぐやめろ」という言葉を、ミクルは冷たくさえぎった。

「16時42分・・・
あと少しで、僕は・・・・・」

ミクルはそう言い残し、また篠笛に唇をあてた。

ピルルルールルリ
ピルルルールルルリラーー

「ミクル!!!何で・・なんで闇魔法なんか使うんだよ!!
何でそんなに変わっちまったんだよ!!?
前会ったときはもっと優しかったじゃねえか!!なのに・・何で・・・」
ミルモは叫んだ。声の出る限り。


「・・何で・・・か。」
ミクルはつぶやいた。

「何度も思った。何で、どうしてって・・・
どうして僕が、こんな目にあわなきゃならないんだって・・・

『信じてる』って言葉だって・・・ずっと信じてた。
『信じてる』って言ってもらえて初めて生きたいって思えたのに・・・
不幸体質だから仕方がないって思うしかないのかな。
それでも・・・酷過ぎるよ。
ずっと・・・ずっと好きだったのに。」

「「・・・?」」
アクミとミルモは、何の話なのかわからなかった。

「このまま生きていたら、きっと僕は大切な人を傷つける・・・だから」


「僕は死ぬ」


『ぴぴぴー♪4時44分です♪』
ミルモの携帯が鳴ると同時に、
ミクルの分身のようなものが現れた。
そのミクルの分身は、鋭い刀を持っていて、
すばやく本物のミクルを斬りつけようとした。
ミルモはとめようとしたが、全く間に合わなかった。

ガキンッ!!

別の方向から飛んできたくないが、分身ミクルの刀を落とした。
床に落ちたくないを拾い上げたのは・・・

旅人姿をした、ネズミだった。


「・・・・!!!」
ミクルは明らかに動揺していた。
ペンダントがカチャカチャ鳴っているあたりから、
身体が震えているのがわかる。

「どういうことでござるか?ミクル・・・」
ネズミの後ろには、ゼイラとイクルもいた。

「・・あ・・・」
ミクルがか細い声を出した時だった。

ガッッ

分身ミクルが、落ちていたネズミのくないを拾い、
本物のミクルに斬りつけた。

「ミクルッ!」

ネズミが叫ぶと同時に、ミクルは床に倒れた。
分身ミクルはたてに真っ二つに裂けて消えた。

ミルモたちが、倒れたミクルを囲んでわめく中、
屋上の床に積もった雪を、ミクルの血が赤く染まらせるのだった。


■ こやまる (688回/2009/12/30(Wed) 22:37:53/No2066)
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ゆりさん、こんばんは☆

リルムたちのミルモへのツッコミの時間がもったいないほどに、いきなりその時間はやってきましたね。
目の前にいるのは他人への思いやりも忘れ、自分と好きだった相手(?)のために自分勝手な行動に出るミクル・・・。
そんなミクルの前に立ちはだかるのはやはりネズミでしたか。
そしてネズミを見た時のミクルの反応は・・・やはりミクルにとってのネズミは特別な存在ということなのでしょうか?

しかし運命は非常な方向へ・・・。
これは続きがめちゃくちゃ気になりますね。
ミクルも第2章から最終章の間にどんな心の変化があったのか気になります。
過去のストーリーに何かヒントがあるのか、これは読み返さないといけませんね。

それと、「僕は死ぬ」以降が全部太字になっていますが、これは意図的なものでしょうか?
先ほどアップしたいただきもの小説では「僕は死ぬ」のみ太字にしましたが、もしそうなら後で修正いたします。

それでは続きを楽しみにお待ちしています!
来年もまたよろしくお願いしますね。
では!


■ ゆり (85回/2009/12/31(Thu) 23:00:19/No2074)

こやまるさんこんばんは!
チャット直前に投稿しております。
いただき物小説での修正本当にありがとうございます。
太字になっているのは意図的なものではなく、私のミスです(苦笑
一番下の削除フォームから修正しようとしても、
エラーしてしまうんですよ。。
「まあこれもこれでいいかも♪」とかいって開き直ってました。
さて、ストーリーのほうですが、
今回は相当描くのが苦しかったですね。話が重すぎて・・。
もうすぐチャットが始まるので、このへんで。
では、2010年もよろしくお願いいたします。
それでは@


■ ゆり (86回/2010/01/24(Sun) 15:08:54/No2141)

明けましておめでとうございます。
永らくお待たせしました(ー▽ー;)待たせすぎっすね
これから更新を再開します。

第12話 〜暗闇の底〜

・・・まっくらで、なにもみえない暗闇の中、僕は横たわっていた。

ここは・・夢の中なのかな?

・・・どうだっていいけど・・・

自分の感情を基に魔力を作る魔法、
・・・闇魔法。

僕の人生をぐちゃぐちゃにした魔法。
僕にとって憎い魔法。

・・・でも、とても哀しい魔法・・・。


ネズミ君や皆に出会わなければどんなに良かっただろうか。

ネズミ君や皆に出会わなければ、優しさを知ることは無かっただろうか。

ネズミ君や皆に出会わなければ・・・・

誰かが傍に居ることの嬉しさを、知ることは無かったのだろうか・・・


『ぜったい、幸せにするから』

この世で一番好きな人を、世界一幸せにする。
それが僕のゆめだった。

そのゆめはもう、叶うことはないね・・・。

僕はこの先、どうしたらいいのかな・・?



■ こやまる (717回/2010/01/29(Fri) 21:00:47/No2151)
http://www.murumoya.com/


ゆりさん、こんばんは☆
私の方もレスが遅くなってしまいましたが、今年もゆりさんの小説連載を楽しみにしていますよ〜(^^)。
ゆりさんの小説は、妖精たちの感情が強く描かれていて、読んでいて熱い気分にさせてくれますね。

さて前回悲しい結末を迎えてしまったミクルのその後は・・・。
現実でも夢でもない世界へ飛ばされてしまったのでしょうか?
現実世界からミクルに向けられた声も彼女に一切届くこともなく…。
ミクルも現実世界での出来事をすべて無かったことにしようとしていますが、妖精の世界ではミクルの思い通りにはならないと私は信じています!
奇跡を起こすのはいったい誰なんだろう?

続きが気になりますので、ぜひまたよろしくお願いしますね。
では!


■ ゆり (87回/2010/01/30(Sat) 18:13:36/No2155)

第13話

「・・あ、目ェ覚めたか」
ユーリが、
タオルハンカチで作った布団に横たわるミクルの顔を覗き込んだ。

「(僕、夢を見てたのかな・・?)
・・ユーリさん・・?ここはどこですか・・?」
ミクルは小さくつぶやいた。
「ここ? ここは楓の部屋。一体何があったんだよ?
ミルモにいきなり呼び出されてさあ。事態がよく飲みこめねーんだよ」

ミクルが、少し間を空けて話し始めた。
「それが・・僕もよく覚えてないんです・・・・
さっき・・闇魔法を使ったことは覚えてるんですけど・・・」
「闇魔法?なんかヤバげな魔法だね」
「ええ、まあ・・・」
ミクルはゆっくりと起き上がろうとした。
「・・・!」
しかし、すぐうめき声を上げた。
「あ、だめだってまだ寝てなきゃ。結構傷は深いんだぞ」
「きず・・・?」
ミクルは肩を抑えていった。

「おーい、ユーリー!」
ミルモ、リルム、ヤシチ、ムルモ、アクミ、イクル、ゼイラ、アクミ、
そしてネズミが楓の部屋に入った。

「あ、ミクル、目が覚めたのか。」
ミルモはミクルのそばに駆け寄った。
「あ、はい・・・」
ミクルはあいまいな相槌を打った。
「ミルモ様、一体何があったのですか?」
リルムがミルモのそばによった。
「ただ事ではなさそうでしゅね」
ムルモがリルムに続く。
「そうだぞミルモ〜」
ユーリがミルモに肘で「うりうり〜」という動作をした。
「ああ・・そうだな。・・ミクル、お前から話すか?」
「いえ・・ミルモさんお願いします・・」
「・・そうか」

**ミルモは、今まであったことをすべて話した・・・**



■ こやまる (723回/2010/02/03(Wed) 00:07:24/No2166)
http://www.murumoya.com/


ゆりさん、こんばんは☆
ミクルは何とか現実世界へ戻って来られたのですね。

そして・・・おぉ、ここに来てユーリの登場!(^^)
事態が深刻なだけにいつものユーリらしさはちょっと控え目ですが、それでも肘でうりうりはユーリらしいですね。
ミルモから事情を聞いてどんな反応を示すのか気になるところでうs。

>ミルモ、リルム、ヤシチ、ムルモ、アクミ、イクル、ゼイラ、アクミ、
>そしてネズミが楓の部屋に入った。
妖精たちが一度にぞろぞろと・・・(^^;。
果たして全員に発言権は与えられるのだろーか?(笑)
次回はたくさんの妖精によるにぎやかな光景をぜひ描いて欲しいです。

それでは続きを楽しみにしていますね。
では!


■ ゆり (88回/2010/03/14(Sun) 11:59:58/No2264)

第18話の続き

**ミルモは<以下省略>**

「そんなことがあったんでしゅか・・・」
「ミクル様とは夏に顔をあわせましたが・・・
そんなことをする方とはとても思えませんわ!」
驚きを隠せないムルモ、リルムに対して、
ユーリは不思議そうな顔をしていった。
「私はミルモが必要以上に入り込んでることが気になるなぁ・・
ハッ!!まさかミルモ・・・!!///」
リルム「キッ!」
ミルモ「頼むから誤解を生むような発言は控えてくれ・・・(滝汗)」

ネズミは低い声で言った。
「ミクル。お前は何をするつもりだったのでござるか?
ミルモから話を聞いたところ、アクミに危害を加えようとして
いたという感じなんだがな・・?」
「ち、違・・」
「何が違うと言うのでござるか!?」
ネズミが柄にもない大声を上げた。
ネズミの厳しい表情に対して、ミクルは涙目で俯いていた。

緊迫した雰囲気の中をユーリが割って入った。
「まあまあネズミ先輩。そんなにカッカするなよ。
アクミは特に怪我とかしてないんだからさ」
「し、しかし・・」
ユーリのおどけた顔に、ネズミは顔を曇らせた。
ここぞとばかりにミルモも話に入っていった。
「そもそも、ミクルってよくわかんねえよな。
イクルはヤシチたちと会うまでの記憶は無いみたいだし」
「・・それとこれと何の関係が・・」
困惑した表情を無視してユーリは話を進めていった。
「ってなわけでミクるん、言える範囲でいいから過去のことを教えてちょ☆」
「どこまでもおちゃらけたヤローだな・・・」
イクルが呆れた様子でつぶやいた。

「・・・長くなると思いますが、いいですか?」
少し間を明けて、ミクルは言った。
「長話大賛成☆ミルモ達の意見は無視していいよ〜」
「「「おいっ!(汗)」」」
ユーリはやはりおちゃらけた様子で言った。
「・・・じゃあ、話します」
ミクルは、ゆっくりと語り始めた・・・。


■ ゆり (89回/2010/03/14(Sun) 12:04:01/No2265)

訂正。(パスワード忘れて直接訂正できない・・無念!)

×困惑した表情を無視してユーリは・・・
○困惑した表情のネズミを無視してユーリは・・・

以上です。すみませんでした。


■ こやまる (762回/2010/03/18(Thu) 21:49:40/No2279)
http://www.murumoya.com/


ゆりさん、こんばんは☆

>リルム「キッ!」
リルムから放たれる殺気が小説を通じてすごく伝わってきます(^^;。

それにしてもユーリが場を和ませすぎ〜(笑)。
滅多に見られないネズミの真剣な表情も、ユーリによって見事に解かれてしまいました。
でもこのおちゃらけがあったからこそ、ミクルは落ち着いて真実を話すことができるのかもしれませんね。
次回はミクルの語りに大注目したいと思います。
ネズミへの思いも語りに含まれるのかな?
重たくなりそうな展開にユーリがどんな風に絡むのかも楽しみです。

では!


■ ゆり (91回/2010/03/20(Sat) 17:27:04/No2284)

こんにちはこやまるさん☆
ユーリはこんなにおちゃらけたキャラになる
予定では無かったのですかねぇ〜(苦笑)
今回は幼いミクルが多く出るので、
短髪ミクルを想像してみてください☆
(ミルモCDテレビミュージック集2をもっている方は、
「挫折・・・」か「悲しみ・・・」を
聞きながら、または想像しながら読んでみて下さい♪)

****

「僕の両親は、ヤシチ君たちが住んでいた村から
少し遠い所にある農村に暮らしていました・・・。」

第19話〜ミクルの過去〜

「僕の両親は、今では滅びかけている闇魔法使いの一族で、
闇魔法の一族を、もっと栄えさせるための手段の一つとして
僕を生むときに闇魔法を使い、僕を不幸体質にしました。

闇魔法は、絶望や憎しみ、悲しみの感情をエネルギーにします。
僕を不幸体質にしたのは、そういった感情を僕に持たせるためでしょう。

僕の両親は、僕が魔法を使える年齢になるまでは、
とても優しくしてくれました。
でも、僕が魔法を使えるようになると、突然厳しくなりました。
闇魔法に関する知識、技術を全て叩き込まれ、
少しでも失敗すると叩かれたり蹴られたりされる事も何度もありました。

そしてある日、村の人達に僕や僕の両親が闇魔法使いであることを知られてしまい・・・。」

****

村人A『滅びかけている闇魔法使いがまさかこの村にいたとはな・・・』
村人B『災いを呼ぶ疫病神め・・・、この村から出ていけ!』
ミクルの父親『ほう?私達が闇魔法使いだという証拠はあるのか?』
村人A『お前の家にある闇魔法の書物が証拠だ!』
村人C『とっとと出て行け!疫病神め!』
ミクル『お、おかあさん、どうするの!?』
幼いミクルは涙目で母親に抱きついていた。
イクル『・・・?』
やっと立てるようになった年齢のイクルは状況を理解できていなかった。
ミクルの母親『・・皆さんは勘違いをしてるわ。』
村人ABC『?』
ミクルの母親『闇魔法使いなのは、このミクルよ!』
村人A・B・C・ミクル『えーーーっ!!?』
ミクル『おかあさん!?何を言ってるの?』
ミクルの父親『そうだ・・・闇魔法使いなのはミクルだけだ!
私達は何も悪くない!』
村人E『そうか・・。こんな小さいのになんて野郎だ』
村人D『いや、悪い奴ほど見た目では判断できないぞ!』
村人E『それもそうだな・・。皆!こいつを村から追い出すぞ!』
ミクル『おかあさん!?おとうさん!?何で!?
闇魔法を僕に教えたのはおとうさんとおかあさんでしょ!!』
ミクルの父親『うるさい!
助かりたいからって嘘をつくな!この疫病神め!』
ミクルの母親『そうよ!
イクルを連れてこの村から早く出て行きなさいよ!』
ミクル『そんな・・・どうして・・・』

****

「・・・結局、僕はイクルと村を出るしかなくなりました。」

ミクルはゆっくりとゆっくりと語り続けました。
口を挟むものは1人も居ませんでした。


■ こやまる (768回/2010/03/23(Tue) 08:31:59/No2288)
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ゆりさん、おはようございます☆

知られざるミクルの秘密、その内容は確かにサントラの「挫折・・・」などが似合いますね。
ミクルの不幸体質は生まれつきの偶然な体質かとこれまで思っていましたが、背景にはそんな目的がミクルに持たせられていたとは…。
妖精忍者ではなく闇魔法使いとして、愛情を与えられずに育てられたミクルは、今の世界をどんな眼差しで見つめているのでしょうか。
そして彼女を救える者は果たして現れるのだろーか?
それにしてもゆりさんは今回のような絶望設定を描くのが本当に上手ですね(^◇^;)。

街を出た後のミクルの生活がとても気になります。
ミクルと違って普通(?)なイクルはどんな風に育てられたのかな?

それでは続きを楽しみにしています!
では!


■ ゆり (92回/2010/03/26(Fri) 23:05:37/No2297)

第20話〜ミクルの過去2〜

「僕は村を出た後、野宿か宿屋に泊まるかして
旅っぽいものをしていました。
宿屋に泊まるといっても、お金がないので
宿屋の手伝いなどで埋め合わせていました・・・。」

****

とある忍者の村の宿屋の入り口では、幼い忍者の子が
ぺこぺこと頭を下げていた。
ミクル『お願いします!創始とか・・っお皿洗いとか・・っ
なんでもしますっ!だから1日だけでも泊まらせてください!』
宿屋の店主『だから駄目だと言ってるだろう!
そっんな小さい体じゃあろくに使えるわけない!さあ、帰った帰った』
ミクル『で、でももう本当に食糧が全然残ってなくて・・』
宿屋の店主『そんなの俺の知ったことじゃねえ!』
ミクル『じゃ、じゃあせめて弟だけでも泊まらせてくださ・・・』
宿屋の店主『しつこいぞ!いい加減にしろ!!』

『いいじゃないお父さん。とめてあげれば?』

宿屋の店主『ミクミ!』
ミクミと呼ばれたその少女は、薬草が入ったかごを腕にぶら提げて
宿屋の店主に近づいた。
ミクミ『いいじゃないの。子供二人分くらい何とかなるでしょ。
それにこんなちっちゃい子をほっぽり出すなんて
そんな血も涙もないことウチがするわけないわよねぇ?
ミクミが宿屋の店主をひと睨みすると、
店主は大きくため息をして、疲れた顔をして言った。
宿屋の店主『・・ちっ。仕方ねぇな。ミクミ、こいつらに部屋を案内してやれ』
ミクミ・ミクル『!!!』

****

「ミクミさんはお母さんを早くに亡くし、
お父さんと一緒に宿屋を営んでいました。
宿屋だけでは経営が難しいので、
お父さんが医者をやっていたそうです・・。」

****

ミクルたちが泊まれることが決まった日の夕方、
ミクルが皿洗いの手伝いをしていたとき、
入り口の方から声がしました。

『おーい!おじさーん、いるのかーっ?』
店主『おー、ヤシチとネズミか。どうした?』
『ヤシチの親がまた怪我をしたのでござるよ・・・。
消毒液はあるでござるか?<小声・全く情けない・・>』

ミクルは、そっと耳をすましていた。
ミクミ『ミクルちゃん、気になる?』
隣で皿を拭いていたミクミが、ミクルに話しかけた。
ミクル『い、いえっそんなことは・・・』
ミクミ『いいのよ。同じ年の子が気になるのは当たり前よ。
っていうか、私とミクルちゃんは同じ年くらいなんだから、
敬語使わなくてもタメ口でいいのよ?』
ミクル『いえっ、そんな恐れ多いッ・・・』
ミクミ『ふ〜ん・・・礼儀正しいのね。
親のしつけが良かったのかしら?』
ミクル『えっ』
ミクミのその言葉を聞いたとたん、ミクルの表情は見る見るうちに沈んでいった。
ミクミはそれを瞬間的に感じ取り、あわてて訂正した。
ミクミ『あっ、えと、でもこんな小さいうちに
旅をさせるなんてのもおかしいわよねっ・・
・・・ごめんなさいね。私何か気にさわる事言ったみたいね・・。』
ミクル『あ、いいですいいです気にしないでください』
ミクミ『そう?今後気をつけるわね。
あ、そうださっき来た子に会ってみる?』
ミクル『あ、いいですよ別に。
この村にいるのは今夜一晩だけだし』
ミクミ『え?私はずっと泊まってもらう気だったけど?』
ミクル『・・・え?』
ミクミ『ネズミくーん!ヤシチくーん!ちょっと来てーッ!』
ミクル『え・・っえええ!??』

ぱたぱたという足音が近づいてきた。



■ こやまる (773回/2010/03/29(Mon) 08:30:18/No2307)
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ゆりさん、おはようございます☆

こんな小さな女の子が弟を連れて、日々の生活するために頭を下げる・・・これほどの辛い出来事が他に考えられるだろーか?
ワルモ団の生い立ちにも見られたように、平和そうな妖精界にもこういった負の面が潜んでいるわけですが、自分も苦しい生活をしている中でミクミがミクルをどうしても放っておけなかったのはミクミの性格によるところなのか、ミクルに何かを感じたのか。。
運命に導かれていくありし日のミクミを思い浮かべると、また悲しくなってきますね。
それにしてもミクミは想像していたよりも強気な女の子だこと…。
ミクルは幼い頃は男の子みたいな感じだったから、ミクミもミクルのことを男の子と勘違いしていたのかな?

次回のヤシチやネズミとの出会いを通じて、みんながどんな風にして仲を深めていくのかが楽しみです。
幼い頃のネズミとミクルとの関係も気になりますね〜。

それでは次回も楽しみにお待ちしています!
では!


■ ゆり (93回/2010/04/03(Sat) 18:58:46/No2327)

第21話〜ミクルの過去3〜

ミクル『いっいいですよミクミさんっ!そんなことしなくてもっ!!』
ミクミ『どーして?ここにずっと居るんだから隣近所の子と
知り合っておいたほうがいいのよ?』
ミクル『え・・ずっと居るって・・・?』
ミクミ『お父さんの手伝いあたしと弟だけじゃきついのよね〜。
ミクルちゃん私より家事得意だからずっと居てくれると助かるな☆』
ミクル『え・・・でも・・・』
ミクミ『?何か都合があるの?』


■ ゆり (94回/2010/04/03(Sat) 19:50:11/No2329)

続き
ミクル『・・僕とずっと一緒にいないほうがいいですよ。』
ミクミ『・・?どういうこと?』
ミクル『・・・・僕は疫病神だから・・・』
ミクミ『え?今なんていったの?』
ミクル『僕は不幸体質だから・・誰かとずっと一緒にいてはいけないんです。誰かを好きになってはいけないんです。』
ミクミ『・・・・・・』

いったんきります

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■ こやまる (787回/2010/04/12(Mon) 22:21:04/No2351)
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ゆりさん、こんばんは☆
第21話の途中ですが、先にレスを・・・(^^;。

ゆりさんのお絵描きレベルが日に日に上がっていてホントすごいです。
ミクミとミクルの構図もさることながら、お皿を拭くミクミのポーズも素人にはなかなか描けないポーズですね。
そういえばミクミとアクミの服が似ていますが、姉妹もしくは親戚の設定なのかな?
もしかしたら以前に説明をいただいていたのかも・・・。

ミクルから不幸体質を打ち明けられたミクミの反応が気になります。
それでは続きをお待ちしています!!


■ ゆり (96回/2010/04/16(Fri) 22:50:44/No2358)

アクミとミクミの関係は後ほど誰かが語ります!
多分(ぇ
続き

ミクル『それに、ずっとお世話になるわけにはいかないし、
もしも僕の不幸体質で迷惑をかけてしまったら・・・。
僕、責任取れる自信ないんです。』
ミクミ『・・・・・・』
ミクル『だから、僕たちは明日の明け方にここを出ます。
今日は本当にありがとうございました・・
イクル、明日出掛けられるように準備して』
イクル『え・・』
ミクルの近くにいたイクルが困惑した表情になった。
ミクミ『ちょっと待って!』
ミクル『!』

ミクミはきっぱりと言った。
ミクミ『私は不幸体質なんて信じない。
運の悪さなんてただの偶然だと思う。』
ミクル『え・・でも・・・この村の誰かにもしものことがあったら・・・』
ミクミ『大丈夫よ!運の悪さで誰かが死んじゃったりとかしないわよ!
過去にそんなことがあったわけじゃないんでしょ?』
ミクル『ま・・まあそうですけど・・・』
ミクミ『じゃッ、決定☆』

 『強引でござるな・・』

背後からの声を聞いて、ミクルはふりむいた。
そこには、青い忍者服を着た男の子が立っていた。

・続く・


■ こやまる (793回/2010/04/23(Fri) 08:28:53/No2375)
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ゆりさん、おはようございます☆

ここでミクルを引き留めたばかりにミクミの死が。。。
ミクミの取った判断により不幸な歯車がさらに回転速度を速めてしまったのでしょうか。
それともこの後の展開はミクミの言うとおりに偶然の出来事であって、本当は不幸体質などというものは存在しないのでしょうか?

…とその前に突然のネズミくん登場!
ネズミは何を言いに来たのか・・・気になりますね。
ネズミは不幸体質についてどう思っているのかも気になったりします。

それでは次回も楽しみにしています〜。
では!


■ ゆり (97回/2010/05/04(Tue) 08:49:14/No2406)

前回の続き☆

青い忍者服の男の子の後ろには、赤い忍者服の男の子がいた。
ミクミ「ネズミ君!?いつからそこに?」
ネズミ「“いいですよミクミさんそんなことしなくても”からでござる」
“”内は棒読みだったりする
ミクミ「何よ〜もっと早く声かけてくれればよかったのに
あ、さっきからいたのならわかるわよね、この子はミクルちゃん
こっちのちっちゃい子はイクル君」
ミクミに紹介されたイクルは、ネズミたちに向かって無表情で軽く御辞儀をした。
ネズミ「ミクル・・・と言ったな。お前はどうするつもりでござるか?」
ミクミ「え、えと」
先ほどミクミに引き止められたばかりのミクルは、答えに迷っていた。
ミクミ「あたしはさっきも言ったように、ミクルちゃんにはここに残ってもらったほうがいいなぁ〜☆」
ヤシチ「でも、・・その不幸体質とか何とかで何か起きたらどうするのだ?」
ネズミ「不幸なんて本人の修行不足か偶然の一致でござるよ。
そんなものを信じてるなんてヤシチはお子様でござるなぁ〜」
ヤシチ「むっ “お子様”は失礼なのだ!
ネズミとはいっこ歳が違うだけだからネズミもお子様なのだ!!」
ネズミ「そういう考え方がお子様なのでござるよ〜。
拙者が話してるのは、ここ・・の問題でござるよ。フフフのフ〜♪」
そう言ってネズミはおでこを人差し指でこんこん叩いた。そして嫌味っぽく笑った。
書いてて思う。こんなイトコ嫌だ(汗
ヤシチ「あ〜〜も〜〜!!(怒
ネズミはどーしてそう嫌味なのでござるか!?」
ネズミ「お、やるでござるか?」
ミクル「あわわ・・」
ミクミ「気にしないで。いつものことだから。」
ゼイラ「何この騒ぎ・・昼寝してたのに」
ミクミ「あ、ゼイラおはよ〜☆今ちょっと取り込み中でね」
ネズミ「で、結局お前(←ミクルのこと)はどうしたいのでござるか?
ここに居たいのか、居たくないのか?」
ネズミは、ヤシチが無茶苦茶に腕を振り回してくるのをひらりとよけながらそう言った。 うわぁ 嫌味ー
ミクル「僕がどうしたいか・・?」
ネズミ「そう。不幸体質抜きで考えたらお前はどうしたい?」

ミクル「・・・・・・・
僕、ここに居たい・・ここに居たいです!

ミクミ「ヨシッ!じゃあ決定ねっ!これからよろしくミクルちゃん!」
ミクル「は、はい!こちらこそ!!」
その時、食器棚からナベが落ちてきた。
 ごーんっ!
ミクル「いてて(泣)」
ミクミ「・・マジ?」
ネズミ「・・・(汗」
ヤシチ「大丈夫なのか・・・?」
ゼイラ「なんか今までより騒がしくなりそうだなぁ・・
ネズミとヤシチだけでもうるさいのに・・はぁ」

****

「それから1年位経った頃、ミクミさんが病気にかかって亡くなりました。
ヤシチ君の両親が事故で亡くなったのは、それから一週間後の事でした・・。
もともと村の人たちから好く思われていなかった僕は、
ミクミさんやヤシチ君の両親の死を境にますます村にいづらくなって、
村を出るしかなかったんです・・・・。」

つーづーくー☆
ゼイラ「オレの出番すくねぇ・・」


■ ゆり (98回/2010/05/06(Thu) 22:08:09/No2411)

注@
私の小説では、ネズミはヤシチのひとつ年上と言う設定でお願いします。
それでは@


■ こやまる (810回/2010/05/11(Tue) 00:26:11/No2421)

ゆりさん、こんばんは☆

いよいよミクルの過去編の締めですね。
不幸体質を真っ向から否定してくれたネズミ。
ミクルの奥底にある願いを引き出したネズミ。
ミクルにとってのネズミの存在の大きさを示したまま過去編が終わりましたが、現在では果たしてどうなのか?
これからのミクルとネズミのやり取りがとても気になります。
そしてミクルは幼い頃のミクルに再び戻ることが出来るのだろーか?
いや、ここはぜひとも戻って欲しい!!

それにしてもネズミは幼い頃から嫌み全開ですね(^^;。
嫌みの対象・練習台(=ヤシチ)がいつもそばにいるからなのかも…。
というかネズミの後ろにくっついているヤシチがやたらとかわいいなぁ。
ヤシチにとってもネズミは頼れる存在という設定なのかな?

それでは次回も楽しみにお待ちしていますね。
では!


■ ゆり (100回/2010/05/28(Fri) 23:27:39/No2475)

だいぶ間が空いちゃってすみません;
第22話

ミクルが話し終わった後、重い沈黙が走った。
その沈黙を破ったのは・・・・
「何か質問がある人は、手を挙げて発表してください。」
ユーリだった。
「おまえなぁ・・・空気読めよこのKY。」
ゼイラがすかさず突っ込んだ。
「そういや、何で俺にダアクの聞いたんだ?」
ミルモがここぞとばかりに言った。
「ミルモお前話聞いてたのかよ?あたしは手を挙げろって・・・」
「ユーリは無視して話し続けよーぜ」
「〜〜〜〜覚えてろよミルモ〜〜〜!!」

ユーリのテンションがおさまってきたとき、ミクルが口を開いた。
「・・・一時期、ほころび穴が大量発生したことがありましたよね?
そのとき、僕はほころび穴を通って人間界に来たんです。
そして、ダアクという妖精やアクミさん、そして“ラット”として活動していたネズミ君をみたんです。」
「そういえば、どうしてラットの正体がネズミだってわかったのだ?
拙者たちはラットが正体を明かすまで全く気づかなかったというのに」
ヤシチにやっと発言権が回ってきた。
「え・・と、勘・・・でしょうか。自信がなかったので、声はかけませんでしたが・・・」
「・・・ふ〜ん」
ヤシチはとりあえず納得した。

ネズミ「・・・拙者も、ミクルに聞きたいことがあるのでござるが」
冷淡な表情で、ネズミはそう言った。

いったんきります。


■ ゆり (102回/2010/05/30(Sun) 08:34:07/No2481)

おはようございます。ゆりです。
この小説を読み返したら、誤字脱字が多いの何の・・・
ちょっぴりへこみました。
では前回の続きを。

「あんまりきつい事言うなよ〜ネズミ先輩」
ユーリが釘を刺した。
「その“ネズミ先輩”ってのやめろ。某芸能人みたいだから」
ネズミは軽くユーリを睨んだ。
(うぉ怖い)ユーリは心の中でそうつぶやいた。

少し間を明けて、ネズミは言った。
「闇魔法とかいう危険な魔法を使ってまで・・・ミクル、お前は何がしたかったのでござるか?」
「・・・・・・」
ミクルは返答に困ったのか、俯いて黙ってしまった。
ネズミはさらにたたみかけた。
「・・黙秘権の主張、でござるか?」
ミクルとネズミの間に、ミルモが割って入った。
「ネズミ!其処まで言わなくたっていいじゃねーかよ!?
どう答えるか迷ってるだけだろ!?何でそんなにミクルを責めるんだよ!?」
「ミルモの奴いつになくマジギレてんね。やっぱしミクるんの事・・・///」
「ユーリお前いい加減空気読めこのKY!」
ミルモに怒られて流石に発言を控えようと思ったユーリであった。

ネズミは深いため息をついてから、半ば苛ついたように言った。
「別に、責めてなんかいないでござるよ?拙者はただ正直に思った事を言っただけ・・・」
「正直すぎるんだよお前は!」
「お前に何がわかるというのでござるか!?」
「なんだと!?」

「だんだんただの言い合いになってましぇんか?」
「さっきから殆ど話が進んでないですわね・・・」
ムルモとリルムがが傍観者の立場で言った。

「ネズミお前ミクルに謝れ!」
「何故拙者が謝らなければならないのでござるか!?」
「まぁまぁ二人とももうやめy」
「「ユーリ黙ってろこのKY!!」」
「またKYっていわれたぁぁ!!」

「なんか・・・だんだんエスカレートしてましぇんか?」
「そうですわね・・・でもわたくしたちにはどうすることもできな・・・
!? ミクルさんどうなさったのですか!?」

いったんきります


■ ゆり (103回/2010/05/30(Sun) 19:06:29/No2485)

こめんとはまたごじつということで・・・

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■ こやまる (830回/2010/06/02(Wed) 20:13:50/No2494)
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ゆりさん、こんばんは☆

本日ですが、ゆりさんの小説の続きをいただきもの小説にアップしました。
が、スレッドの途中で話数がずれてしまっていたようです(^^;。
(13話から18話に飛んでた)
いただきもの小説では話数を飛ばないようにしましたが、それでよろしいでしょうか?
そうなると現在の第22話が第17話になります。

シリアスな場面でユーリがKYなセリフを吐くものの、皆の反応が悪くてさすがのユーリも反省しましたか(^^;。
そんなユーリは置いておいて、ネズミの鋭いセリフに腹を立てるミルモは、相手の気持ちをしっかり考えるミルモそのものですね。
そして言い争い・・・。
ただこの状況ではどちらが正しいとは判断できなさそうですね。
そんな状況でミクルに変化が!!
描かれているミクルの泣き顔がミクルの気持ちをすごく表していてすごすぎです。
ネズミの言動に反応しての涙でしょーか?
続きがとても気になります!

では!


■ ゆり (104回/2010/06/02(Wed) 22:17:15/No2495)

こんばんはこやまるさん!
今日は時間がないのでさらっとお返事を。
話数がずれてた・・・・。
>いただきもの小説では話数を飛ばないようにしましたが
ご親切にどうもありがとうございます。。
次回からは17話として話を進めようと思います。

>ミクルの絵
・・・・顔が縦長ーーーーーーい!!
描き直そうかなぁ・・(マジ
でも、エアブラシでトーンを書くのはお勧めです。

それでは@


■ ゆり (105回/2010/06/05(Sat) 00:02:55/No2499)

こんばんはゆりです!!
顔の横長さが気に入らなかったので書き直しました!!
エアブラシとトーンのタッグは最強だと思います!!
こやまるさん、時間ができたらでよいので
いただき物小説のイラストをこの絵にしてくれませんか?
時間があいたらでよいのでおねがいします。
(6月7、8日が林間学校で〜す☆詳しい話は今日の朝7時ごろ掲示板で書こうと思います←あくまで予定。変更する可能性あり)
それでは@

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■ ゆり (106回/2010/06/06(Sun) 08:58:40/No2508)

おはようございますゆりです☆
後に見たら、書き直しの絵を見てちょっとびっくりしてしまいました。
え、こんな絵だったっけ・・・?みたいな。
エアブラシ×トーンのタッグ・・・最強・・・汗
あ、この絵は18話の一番最初においてください。
時間があいたらでよいので・・・
ユーリ「↑の台詞3回目じゃん」
ゆり「いいじゃん別に!こやまるさんに負担はかけたくないし・・」
ユーリ「確かにお絵描き機能の途中保存は待ってました!って感じだよなぁ♪」
ゆり「そうそう。ではつづきをドーゾ。(サブタイトルサボり気味ですみません)」
第18話

「!? ミクルさんどうなさったのですか!?」
リルムの声に皆が振り返ると、其処には悲しそうに泣くミクルがいた。
「リルムちゃ〜ん一体全体どゆこと〜〜?!」
「それがわたくしたちにもさっぱり・・」
ユーリはKYな台詞で空気を和ませようとしたが、それは無意味に等しかった。
「え〜〜とえ〜〜〜とみ、み、ミクるんる〜ん♪ど〜して泣いているのかな〜〜?」
おどけた口調で言ってるが、ユーリの顔は冷や汗がふきだして笑顔はピクピクひきつっていた。
「、・・ッ・・」
ミクルはユーリに答えず、ただしゃくりあげるだけだった。
そのことに対してユーリはさらにうろたえた。
「ちょ、ミルモとネズミ、お、お前らのせいとちゃうんか!?」
「は?何でこっちにくるんだよ!?」
ミルモはすかさず反論した。
「ミルモ達のせいじゃなかったら誰のせいなんだよっ(汗」

言い合うミルモ達をよそに、イクルがミクルに近づいた。
イクルはミクルにハンカチを差し出した。
「姉貴・・・大丈夫・・か・・・?」
ミクルはハンカチを受け取った。
「・・・・ありがとう」
「・・姉貴・・・闇魔法のこととか・・ミクミと出会う前のこととか・・・・
どうして、もっと早く言ってくれなかったんだよ・・・」
「・・・ごめんね。イクルには・・闇魔法の事は・・・知ってほしくなかったの・・・。」

つづく・・・。


■ ゆり (107回/2010/06/11(Fri) 23:53:54/No2518)

つづきです。
(イクルのせりふ「・・姉貴・・」から。微妙に変更あり)


「・・・姉貴、闇魔法の事とか・・・ミクミに出会う前の事とか・・・
どうしてもっと早く言ってくれなかったんだよ・・・」
ミクルは鼻を啜った。
「・・・ごめんね・・イクルには・・闇魔法のこと・・知ってほしくなかったの・・・。
・・僕は・・・ずっと闇魔法で苦しんできたから・・・。
イクルには・・僕みたいに悲しい思い・・・してほしくなかったから・・・・」
イクルはやりきれない思いをしながら、黙って聞いていた。
「でも・・・・僕がやったことは・・結果的にアクミさんのパートナーさんの・・大事なリサイタルの邪魔をしてしまった・・・皆さんに迷惑をかけてしまった・・・・。本当に・・ごめんなさい・・・」

さっきまでユーリに反論しまっくていたネズミも、さすがに黙ってしまった。


「このまま生きてたら・・・いつかアクミさんやネズミ君に危害を加えるかもしれないって・・・そう思って・・・思い余って死を選んだけど・・・
僕・・・あのときはどうかしてた。自殺がどれだけの人に迷惑をかけるか・・わかってたはずなのに・・・」

ミクルの頬に、また一粒涙が伝った。

「僕・・ネズミ君のことがずっとずっと好きだったの・・・・!!
本当に・・大好きだったのに・・・やっと再会できた時には・・・もうアクミさんがいて・・・ッ」
ミクルの高ぶる思いが、苦しそうな涙声で表されていく。
「・・・間違ってるのは・・頭ではわかってたの・・。
でも・・・どうして僕じゃなくて・・アクミさんなんだよって・・・
どうして僕じゃ駄目なんだよっって思いが・・・どうしても・・・
どうしても・・・消えなかっ・・・・・」

ミクルは最後まで言えずに、声をあげて泣いた。
重苦しい空気が流れる部屋に、ミクルが激しく泣く声が、虚しく響くのだった。


■ こやまる (838回/2010/06/14(Mon) 08:29:20/No2534)
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ゆりさん、おはようございます☆

お絵描きの描き直しをされるとは…恐れ入るでございます!(ヤマネちゃん風に)
いえ、前の絵も雰囲気はバッチリでしたが、改めてゆりさんのこだわりが感じられました。
絵の差し替えも忘れずに行いますね。
ご希望通り18話の一番最初に持って行きますので!
しぃペインターでエアブラシとトーンを組み合わせて使うことを知らなかった私ですが、こういう重たい雰囲気にはこの技術はしっくりきますね〜。

>ユーリはKYな台詞で空気を和ませようとしたが、それは無意味に等しかった。
ユーリは場を和ませようとしていたのか〜(笑)。
そんなユーリの考えを上回るほどの事実がミクル中心に展開されて、うろたえまくりのユーリさん。。
そんなユーリの表情もイラストで見てみたいところです(^◇^;)。

そしてついにミクルの口からネズミへの想いが語られましたね。
頭の良いネズミは気がついていたのか、それとも恋に無頓着なネズミは気がつかなかったのか…。
すでに為す術を無くしているネズミの次の反応がとても気になります。
ここはネズミにとっても男の見せ所ですね!!

それでは次回も楽しみにお待ちしております。
では!


■ ゆり (108回/2010/06/16(Wed) 23:03:42/No2546)

《連絡》
いただきもの小説で、18話に置かれるはずのイラストが
17話にあります。ご確認ください。


■ こやまる (845回/2010/06/17(Thu) 00:52:32/No2547)
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ゆりさん、こんばんは☆
上記すみませんでした。
眠い状態で作業はするものではないですね(^◇^;)。
ということで修正しましたのでご確認くださいませ。
では!


■ ゆり (109回/2010/06/18(Fri) 22:51:51/No2549)

ユーリ「こんばんはこやまるさん☆
今日は作者・ゆりの代わりに私はお返事を・・ぅわぉっっ!?」
ゆり「ユーリお前勝手にレス書くなッッ!!(怒
どうもこんばんはこやまるさん!ゆりです!
イラストの修正、確認しました!
サイトの運営に一生懸命なのは、利用者としてとても尊敬しますが、
あまり無理をなさらないでくださいね。」
ユーリ「ゆりってさあ、ネットやるときってなんか妙に丁寧な言葉だな」
ゆり「・・・そうかな??そんなことないよ。ユーリが礼儀知らずだけじゃぐはっ!!←殴られた」
ユーリ「それでは〜@(・・・何故ゆりは普通にスレを返さなかったのだろう・・・)」


■ こやまる (850回/2010/07/01(Thu) 21:03:35/No2566)
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ゆりさん、こんばんは☆
修正の方、うまくいっていて良かったです(^^)。

>サイトの運営に一生懸命なのは、利用者としてとても尊敬しますが、
>あまり無理をなさらないでくださいね。
このお心遣いはとてもうれしいです〜。
無理せず…といきたいところですが、私のようなのんびりな性格だと多少無理するくらいじゃないと更新やレスをすぐにサボってしまうもので・・・(^◇^;)。
とはいえ、無理するとストレスは溜まるので、ほどほどにしないといけませんね。

ゆりさんはユーリを叱っていますが、ユーリの中では”ユーリ>ゆり”な立場になっていそうですね(笑)。
これからもゆりさんの連載をお待ちしていますね。
では!


■ ゆり (110回/2010/07/17(Sat) 23:48:52/No2590)

こんばんは、ゆりです。
最近更新停滞気味でしたね・・。すみませんでした。
小説を書くのは大変ですね。恋愛ものは特に。
ストーリーを考えるため1,2章を読み返したら、
最終章がめっちゃ長いことがわかる。(1,2章と比べて約2倍)
この小説もいよいよ終わりが近づいております(><)
がんばりますので、見捨てないでください(汗

第19話

「ミクるん泣かないで〜〜って無理か・・・でも泣かないで〜〜(滝汗)」
ユーリは、いつの間にやら手に持っていたタオルで、溢れるほどのミクルの涙をぬぐった。
自分の額に流れる冷や汗は完全無視で。


ミクルが落ち着いてきたとき、ネズミはミクルに近づいた。
そして、ミクルと目線を合わせるように、ゆっくりと屈んだ。

「・・・ミクル。」
ネズミが話しかけても、ミクルは顔を上げなかった。。
それでも、ネズミは話を続けた。

「・・・その・・・だな、こんなこと言うとまたミルモが怒りそうだが・・・
拙者はミクルの気持ちに・・・気がつかなかったのでござるよ。」

“気がつかなかった”というネズミの言葉に反応したのか、ミクルの肩がぴくっ、と震えた。
ミルモは少し眉根をひそめた。
ネズミは、少し悲しそうで、この場に居づらそうな表情をしていた。
そして、一呼吸おいて、つぶやくようにミクルに告げた。

「・・・ミクル。お前の気持ちに答えることはできないが・・・
その、何と言うか、・・・・・ミクルの気持ちは、嬉しかったでござるよ。」

「・・・え?」
ミクルは驚いた様に顔を上げた。そのとき、ミクルの瞳から、また一粒涙が零れ落ちた。
「ほん・・・と?」
ミクルは涙声でネズミに言った。
「今、嘘をつける状況だと思うでござるか?」
ネズミの台詞に、ミクルはゆっくりと首を横に振った。

ネズミはまた少し間を空けていった。
「あとは、今回みたいに、あんまり独りで思い込まないことでござるな。
お前は独りじゃない。拙者達がいるでござろう?
それに、ミクルは拙者の大事な幼なじみであり、友達なのでござるよ。
苦しいときは、頼っていいのでござるよ。
・・そう。あのときみたいにな。」

「・・・・・ネズミ・・く・・、・・〜〜〜〜ッッ」
ミクルは、ネズミのその台詞を聞いて、また泣き出してしまった。
しかし、さっきの悲しみの涙とは違う。

・・・・・嬉しさの、涙だった。


■ ゆり (111回/2010/07/25(Sun) 16:49:20/No2621)

最終話〜エピローグ 未来へ続く扉〜



    本日、快晴。



あちこちで蝉がわめく様に鳴いている。

楓さん達が通っている高校にある、濃い緑の葉が生い茂った大きな木の太い枝に、僕は腰掛けていた。
隣には、夏に向けてショートカットにしたユーリさんが小説を読んでいた。


ユーリさんは、時折僕に話しかけてきた。
話題は、ユーリさんのおすすめのミステリー小説の事だったり、ユーリさんが最近はまっているアニメの事だったりと、他愛無い事ばかりだった。
僕の過去の事や闇魔法の事、ネズミ君のことなどの話題は一切なかった。

僕は、そういうユーリさんのちょっとした心遣いが、とても嬉しかった。

ユーリさんが本をバッグにしまいながら話しかけてきた。
「ミクるん、‘人’っていう字は何でこんな形なのか知ってるか?」
「え・・・と」
ユーリさんは僕の返事を待たずに話を続けた。
「人は信じあい、支えあわなきゃ生きていけないだろ?
それを表しているんだよ。」





信じあい、支えあう・・・・・

僕は、失恋のショックから心から誰かを信じることを忘れかけてた。

悲しみが嫉みを生み、嫉みが破壊衝動を生み、破壊衝動が闇魔法を使うきっかけとなったんだ。

独りで思いつめて・・・・・


「・・・ってさっき読んでた本に書いてあった☆」
僕の表情がは暗くなっていたのだろう。ユーリさんは一層明るい声でそう言った。


「なあミクル」

「何ですか?」


「・・・あのさ、私が口出せる話じゃないんだけどさ、
・・・過去は過去、今は今。私はそれでいーと思うよ。」

そういって、ユーリさんは私に笑いかけた。






「・・・・はい!」

僕も、笑顔で答えた。


****

「な〜ミクるん♪」
ユーリさんがまた陽気な声で話しかけてきた。

「今度は何ですか?話題のアイドルとか?」
ユーリさんの楽しそうな表情につられて、こっちも顔がほころんでしまった。

「あたしアイドルとか全く詳しく無いんだよね〜♪(一般的アイドル常識も危ない)
ミクるんは幽霊の存在信じてる?
夏の間にみんなで集まって百物語もどきをやろうと思うんだけど♪」

「え・・・・幽霊は信じてますけど、やめたほうがいいんじゃ・・・
会談を話していると霊が寄って来るって言うじゃないですか・・・」

「あ〜〜・・・ま、大丈夫っしょ♪じゃ早速
いつもえばってるけど本当は怖がり王子ミルモにTEL!」

ユーリさんはイタズラを思いついた幼い子供のような笑顔をして、
本が入っているバッグから(本人曰く母親から借りた)携帯電話を取り出した。

楽しそうに携帯電話のボタンを押すユーリさんの横で僕にできることは、
ミルモさんが電話に出ないことを祈るだけだった・・・・。


ミルモ『もしもし〜。』


・・・・Happy end。


■ こやまる (871回/2010/07/28(Wed) 21:44:27/No2631)
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ゆりさん、こんばんは☆
長く続いたストーリーもいよいよ最終話。。
何だか別れを惜しむ寂しさを感じますね。。

長いストーリーの中で本当にいろいろな出来事がありましたが、それらすべてにネズミが絡んでいたことに改めて気付かされました。
そして最後にミクルに笑顔を取り戻したのもまたネズミでしたね。
あれほど壮絶な出来事をいっぺんに良い方向へと変えた暖かいセリフ、それをあの嫌み連発のネズミにしゃべらせたゆりさんの技量がすごいです。
ネズミに「また頼っていい」なんて言われたミクルに対して、アクミは嫉妬するだろうなぁ(笑)。
そんな一幕もまた後日談として見てみたかったりします。

幸せな未来を予感させてくれるエピローグもまた暖かいですね。
おだやかな日常の先に、ミクルにはどんな未来が待っているのでしょう?
そしてショートカットなユーリが小説板にも登場!
冷や汗から心遣いへの変化と、彼女もまた名誉挽回ですね(笑)。

長らくの連載お疲れさまでした!
とても読み応えのあるストーリーですので、一人でも多くの方に読んでもらえるよう、バッチリいただきもの小説に掲載させていただきます!
ゆりさんもこの調子でまた新たなストーリーにぜひ挑戦してくださいね。
本当に期待していますので(^^)。

では!


■ 夏田みかん (190回/2010/07/29(Thu) 16:47:52/No2636)

こんにちは(^^)夏田です♪

最終話ですね・・・・
長く続いたので、小説板も寂しくなるかも。
長い間感動をありがとう!(
そういえば、お祭りでネズミとアクミを
くっつけるように、ユーリがミクルを差し向けていましたが
あの時は誰もミクルの気持ちを知らなかったのですよね。
ミクルはどんな気持ちでネズアクに接触していたのでしょうね。。。

ネズミがまた良い役を演じてますねぇ(>_<)
エピローグも暖かい雰囲気なのがいいですね♪
個人的には、百物語もどきの話も見てみたいですw
長期連載お疲れ様でした♪
次回作も作って下さいな!期待してますのでw
では☆


■ ゆり (112回/2010/07/30(Fri) 22:24:52/No2639)

こんばんは!ゆりです☆
この長く続いた連載を、
執筆者ゆり&ユーリのあとがきで締めようと思います!

《あとがき(と蛇足)》

ゆり「ついに連載完結ーーーー!!!」
ユーリ「いやあ、マジ長かったねぇ(笑」
ゆり「『第1章 幼き日の記憶』は2009年1月に連載スタートだからね。
もう1年半経ってるよ(笑」
ユーリ「他のムルモ屋本舗の小説版を利用している方々と比べたら1年なんてちまっこいものだろうけど、ゆりにしては頑張った(^〜^)」
ゆり「おいおい、ユーリさん君思いっきり上から目線じゃん。
ほんとに私を基にしたキャラなのか?」
ユーリ「まぁいいじゃん☆」
ゆり「なんか納得いかないけど・・・まあいいや。
連載完結記念に1,2,最終章に分けて、執筆当時のことを思い返してみようか。」
ユーリ「まずは第1章からだな。」

《第1章 幼き日の記憶》

ゆり「(第1章を読み返して)・・・う〜ん、なんか呼んでて恥ずかしくなってくるなぁ。」
ユーリ「執筆当時は小6(途中から中1)だし、しょーがないって。」
ゆり「でも、文章力といい、表現力といい、書き直したくなるくらいの出来だよ(苦笑」
ユーリ「はは・・・。」

《第2章 思い出は何も語らない》

ゆり「(第2章を読み返して)なんというか・・・第8話の絵がひどいなぁ(汗
(他の絵もひどいけど)」
ユーリ「あ〜確かに。今とはだいぶ違う」
ゆり「今と微妙に違うしな。ミクルがミクミを『ミクミちゃん』と呼んでたり」
ユーリ「あと、姉を兄だと思ってた弟もどうかと思う(^^;)」
ゆり「イクルのことか。泣いてたのに気づかなかったってのも無理があるよな(汗
第2章でのミクルに対するイクルの態度はかなりひどかったけど、
第8,9話の出来事をきっかけにこれから変われそうだしね。」
ユーリ「そうだな。ミクルとイクルはこれから少しずつ仲良くなってほしいな」

《最終章 わかっていた・・・はずなのに》

ゆり「もっといいタイトルはなかったのか(笑」
ユーリ「そこから始まるのかよ^^;
(最終章を読み返して)個人的には、第3話の楓たちのやり取りは好きだな」
ゆり「そういう何気ないやり取りっていいよな。
そういうのばっかの小説書いてみたい(笑」
ユーリ「そんな小説、退屈だろ(笑)
最終章は、イクルのミクルに対する思いも描かれてるような」
ゆり「『ような』って何?^^;
第6話のイクルは、今までのミクルに対しての態度とかを償いたいと言う気持ちがあるんだと思う」
ユーリ「『思う』ってなんどよ!!>D<;」
ゆり「う〜ん、なんていうか、作者の私でもよく分からない・・・。」
ユーリ「おいおい、そんなんでよくここまで書けたなぁ(汗)」

*****

ユーリ「ところで、ミクルのネズミへの思いについてぜんぜん触れてないんだが?」
ゆり「あとがきのこうはんではなすよ。。」
ユーリ「まだ話すのかよ・・・」

いったんきります。


■ ゆり (113回/2010/08/01(Sun) 07:33:03/No2642)

おはようございます。
こやまるさん、夏田みかんさん、コメントありがとうございました。
ネズミのあの台詞はちょっと臭かったと思います(汗

*****

ゆり「あとがき再スタート!」
ユーリ「あとがき長すぎるだろ。。
エピローグ並みに長いぞ」
ゆり「いや、もっと語るから2話分の長さになるよ」
ユーリ「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!!(汗」

《あとがき(と蛇足)2》

ユーリ「2では何を話すんだ?ッてゆうかこれ以上話すことあるの?」
ゆり「今回の小説に出たオリフェたちの話をしようと思ってる」
ユーリ「あそ・・・」

《オリフェ・ミクルについて》

ユーリ「ゆりが一番気に入っているオリフェだそうで」
ゆり「うん。本気で親友になりたい」
ユーリ「私はすでに親友だぞ〜♪(優越感」
ゆり「・・・(汗
ミクルとネズミの関係についても語りたいのだが」
ユーリ「私はミクルを応援したい」
ゆり「ネズアクはどうすんの?」
ユーリ「・・・・・ぅ〜〜〜〜〜〜〜やっぱ中立」
ゆり「・・・(苦笑)。でもさぁ、
今思えば、アクミとネズミ(ラット)が出会う前に
ミクルとネズミが再会していたら、ミクルの恋は叶っていたのかもしれないな。」
ユーリ「う〜〜〜ん・・・。いろいろ無理がある理屈だがまぁそうかもな。
でも、ネズアクは一応公式カップルだしな〜。」
ゆり「うぅ、それは言うな・・・。
でも、ミクルみたいに、まっすぐすぎるくらい
まっすぐに誰かを想えるって凄いことだよな」
ユーリ「まあなぁ。でもミクルの場合は、失恋して闇魔法で暴走してしまったけどな。」
ゆり「でも、闇魔法を使った理由は、自分が暴走して誰かに危害を加えない為だろ?ミクルは優しい性格なんだよ。」
ユーリ「・・・うん、優しすぎるくらいになぁ。
っていうか、
恋をしたことが一度もない作者がよくミクルの恋を書けたもんだ(笑」
ゆり「それは言うなー!!>Д<;」

いったんきります。


■ ゆり (114回/2010/08/11(Wed) 17:06:06/No2666)

こんにちは。つづきです。

《オリフェ・イクル、ゼイラ、ミクミについて》
ゆり「イクルについてはあとがき&蛇足1で言っちゃったな」
ユーリ「じゃあゼイラやミクミに対して何か一言」
ゆり「・・・ここだけの話、最初はゼイラを悪役にしようと思ってたんだよ(笑」
ユーリ「マジかよ(汗」
ゆり「うん、マジ(笑 でもイクルの味方という立場にして良かったかな。
イクルとキャラかぶってるけど(笑」
ユーリ「・・・(汗 ミクミさんに対しては?」
ゆり「最初は幼いネズミたちに対しての年長者という設定にしようと思ってたんだけど、
イクルと恋人という設定を考えると年の差的にちょっとまずいからネズミ達と同年代にしたんだよ」
ユーリ「ふ〜ん。じゃあさ、ミクミはミクルのことをどう思っているのかな?」
ゆり「さあねぇ。」
ユーリ「さあねっておいおいおいおいおいいおいおいおい作者だろ!?」
ゆり「だって死んだことないから死人の気持ちはわかんないよ。
これはあくまで想像だけど、ミクミはミクルのことを妹みたいに思ってたんだ。ミクルのことを恨んでたりはしないと思うよ。」
ユーリ「でもさっきから「〜ような」とか「だと思う」とか曖昧な表現ばっかじゃあ・・・」
ゆり「・・・多分批判されるね(汗」
ユーリ「批判された場合はゆりが悪い。素直に飲み込め」
ゆり「はい(汗」

いったんきります


■ ゆり (116回/2010/08/15(Sun) 09:25:04/No2676)

つづきです。

《全体を通して》

ユーリ「ハァ・・・やっと終わりに近づいてきたか」
ゆり「めんどくさそーな顔しないでくれる?」
ユーリ「はいはいちゃっちゃと話して終わらせようぜー」
ゆり「おいおい・・・・
ちなみに、今回の小説はこんなに暗くする予定じゃなかったんだよ」
ユーリ「は?」
ゆり「ミクるんは不幸体質って設定は最初はなかったんだよね」
ユーリ「はぁあーー!?それが今回のストーリーのもとだろ!?」
ゆり「はは・・・(汗
この小説自体行き当たりばったりって感じだし・・・」
ユーリ「・・・今だからいえる真実、ってか・・・ハァ
よく最後までかけたなぁ」
ゆり「全くなぁ(汗 
最終話のいっこ前の話のネズミのセリフは相当困ったなぁ。
でも、いいラストだったから良かったんじゃない?」
ユーリ「・・・終わりよければ全てよし、ってか・・・ハァ」

いったんきります。
次でとうとう・・・最後です!


■ ゆり (117回/2010/08/21(Sat) 22:55:12/No2704)

つづきです。

《さいごに》

この小説は、行き当たりばったり、

作者すら予測不可能という

困ったものでした。

そんな不安定な状態で

1年半という長い連載を完結することができたのは

いつもコメントしてくれたこやまるさんと

読んでくださった皆様のおかげです。

また、今回の小説での主軸であるオリフェ・ミクルは、

人として何か大切なものを気づかせてくれたような気がします。

ミクルに出会えてよかった。

無駄だらけで、妙な比喩が多く、長ったらしい小説だったけど、

この小説を書けてよかったと思えたことが、

素直に嬉しいということで

このあとがきを終わらせていただきます。

ユーリ&ゆり「最後の最後に、
こやまるさん、読んでくださった皆さん、
本当に本当にありがとうございました!!
おわり!!!」


■ こやまる (895回/2010/08/24(Tue) 00:10:21/No2713)
http://www.murumoya.com/


ゆりさん、夏田みかんさん、こんばんは☆

大長編の後書きも楽しませていただきました(^^)。
ゆりとユーリがツッコミ合戦を。。。
そして「ユーリ>ゆり」な構図も垣間見られたりして。
とにかく作者も手に負えないほどのユーリの態度のデカさは見ていて面白いです。
そんなユーリが失言(?)で冷や汗をかくシーンはまた見てみたいなぁ。

後書きを読むまですっかり忘れていたのが、イクルがミクミに対しての恋心を持っていたということ(^◇^;)。
最初は憎悪の固まりのようなイクルでしたが、最終章に向けて次第に姉に対する気持ちが変化していくことで、いつしか当初の設定を私はすっかり忘れてしまっていました。
そんなイクルですが、第2章のタイトル画像として今も大きな態度を取っているのが面白かったりします。
ゼイラは・・・確かにイクルとキャラがかぶってるかも(笑)。

改めまして、1年半の連載お疲れさまでした!
途中で連載が途絶えてしまう人が多い中での長編完結は本当にすばらしくて、この連載を通じてゆりさんも中学生とは思えないほどの文章力を付けたことと思います。
最終章のミクルの告白は本当に心に響きましたから…。
行き当たりばったりも、小6の頃にじっくり考えた不幸体質というしっかりした設定がゴールへと導いていってくれた感じがしますね。
ミクルに出会えて、私もサイトを続けていて良かった!

そうなると欲も出てくるもので、今度はミクルを超える小説にも期待したくなりますが、その前にまずは「ネズアクにミクルをそえて」を楽しみたいと思います♪
それとミクルのその後の活躍もまた見てみたいですね。
ユーリにちょっかいを出されているのでしょーか?(笑)

では!


■ ゆり (119回/2010/09/03(Fri) 22:34:45/No2734)

こんばんは。
>長編完結は本当に素晴らしい
>最終章のミクルの告白は本当に心に響きましたから・・・。
>ミクルに出会えて、私もサイトを続けていてよかった!

・・・・いろいろとありがとうございます。
第2章の表紙・・・そろそろ描かないとなぁ・・・(汗

「ネズアクにミクルをそえて」は、暑いうちに完結させたいなぁともっています。
今回もユーリの独壇場になってしまうのか・・・?
ではまた@




2260/ 「学園パピィ」番外編その2!
□投稿者/ 夏田みかん -148回-(2010/03/12(Fri) 17:19:41)

こんにちは(^^)夏田です♪

番外編スレッドが過去に行っちゃったので、
新しく立てましたwww
さて、早速777の時に頂いたリクエスト小説を
更新したいと思います!
24話が更新したらバンバン書きますよーーー!!
気合い十分ですwww
では☆


■ こやまる (759回/2010/03/18(Thu) 08:24:24/No2272)
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夏田みかんさん、おはようございます☆

おっ、いよいよ番外編の始動ですね!
果たしてどんな展開になるのでしょーか?
本編では最近はパピィちゃんの出番が減少気味(?)でしたので、ここでの巻き返しにも期待(^^)。
ぜひムルモラブを深めてくれればと思います!
みかんさんの受験終了の勢いが小説にも現れることも期待していますよ♪

絵のパピィちゃん、すっかり主役が板に付いたような感じですね。
「ボクも出せでしゅ」という声も聞こえてくるような…。
では!


■ みずもも (7回/2010/03/18(Thu) 11:41:45/No2274)

夏田みかんさん、こやまるさん、こんにちは♪

いよいよ見られるんですね!!学園パピィ番外編(^^)
ず〜っと楽しみにしていました>▽<
どんなお話になるのかすんごく楽しみです☆

ムルパピの可愛さを十分に引き出す事ができる夏田みかんさんなら
ちょー可愛い二人のからみが見られるのでしょうね(^^)

絵のほうもすごく可愛いです!!
いよいよ番外編の始まりって感じですね。
こやまるさんの言うとおり、確かに
「ボクも出せでしゅ」という声が聞こえてきそうですね。
でもムルパピだけが出ていると
ムルモちゃんはある美男子によって
大変な事になりそう(^^;)

とにかく楽しみにしていますので
学園パピィ番外編、よろしくお願いします!!

では☆


■ 夏田みかん (152回/2010/03/26(Fri) 11:42:56/No2295)

番外編を早速書きたいと思いますW

01「777記念リクエスト短編集〜不良3人と音楽教師の物語〜」

これは、随分昔の話でした。
楓「あっ、またやってる・・・・」
そこには、弁当を買いに来た楓先生と、コンビニの前で
たむろす不良3人。
楓「3人とも!こんな所で集まってないで、学校行こうよ〜」
3人「やなこった!」
それは、幼き頃のリィゼ、ヒカン、グレンでした。
リィゼ「だってよー、勉強意味わかんねぇしぃ〜」
グレン「イケてねぇしぃ〜」
ヒカン「だりぃ〜〜〜しぃ〜〜」
すると、楓先生はおもむろに何かを取り出して、それを
地面に叩きつけます。
ビックリする3人。
楓先生が持っていたのは、剣道部の竹刀でした。
楓「ちょっと部の人から預かってるのよ・・・」
だ、そうです。
楓「そんな事してたら卒業出来ないわよ!?分かったら
学校へ行きなさい!」
優しくて親しみやすいと評判の楓先生も、怒ると結構怖いと
有名でした。あ、楓先生の怒りのシーンは
『ミルモでポン!わんだほう』109話を見ましょう。
しかし3人も引きさがりません。
楓「3人とも頑固ね・・・」
リィゼ「当たり前じゃ〜〜ん」
楓「でも3人とも妖精界世界大戦の所、社会では
良く出来てるじゃない♪」
リィゼ「そりゃセンコウに無理やりやらされたんだよ」
楓「日高先生か・・・。でもやれば出来るんじゃない♪
やらないから難しいんだよ?」
3人「だりぃ〜〜〜〜」
楓先生は再び竹刀を地面に叩きつけました。
グレン「・・・・やりゃあいいんだろ?」
楓先生はニッコリしました。
ヒカン「仕方ねぇな。久しぶりに・・・」
リィゼ「行くか」
3人「ゲーセンに!」
楓「エェッ!?」
ピューッと3人は去って行きました。
楓「もう!あの3人はぁ!」

ーENDー

あとがきんちょW
こんにちは、ボクはメイル。覚えてるかなぁ。
オリフェの中で最も影が薄いって良く言われるんだ(しゅん)
さて、今回の話は、夏田みかんが掲示板にて書き込みが777回
になったとかで始まった企画(?)で、全てリクエスト小説になってるんだって。
今回のリク主はこやまるさん!
「今回はどうも参加して下さって有難うございました!」
あれ、居たの夏田、いたんだ夏田。
(※「」は夏田)
777は確かに縁起がいいけどさぁ。よくこんな自己満足な企画に
参加してくれた人いたなぁ。
リク頂いてから随分遅れた更新だよね
「なぁに、これからバンバン更新するさW」
あっそう。楓先生のごくせんのような活躍がっていうリクだったのに、
逃げられてんじゃん。何このオチ
「私の小さな脳ではこれが限界だ!」
威張って言うなよ。
777記念短編集、まだまだ続きます!以上、あとがきのメイルでした!!
では☆

300×300

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■ こやまる (772回/2010/03/29(Mon) 02:01:42/No2305)
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夏田みかんさん、みずももさん、こんばんは☆

いよいよリクエスト小説の消化が始まりましたね〜。
なかなか難易度の高そうなお題が集まっていたので、それらがどんな風に展開していくのかがかなり楽しみだったりします。

最初は私からのリクですが・・・普段は頼りない楓先生でしたが、そういえば楓も怒るときはしっかり怒るキャラでしたね(^^;。
とはいえ、いつも楓に怒られるのはミルモだけだったので、ミルモ以外に怒ったり指導したりという姿は結構新鮮な感じがします。

>楓「でも3人とも妖精界世界大戦の所、社会では
>良く出来てるじゃない♪」
良いところはしっかり褒めてあげる…実に楓らしいですね。
でも迫力のない竹刀の扱いもあってか、結局3人にはナメられてしまうのもまた楓らしくて。。
竹刀を地面にたたきつけたときの音も、迫力無い音がしたんだろうなぁ。

自己満足でも面白ければOKです(^^)。
今回はあとがきのメイルが結構強気な発言をしているのが一番のツボだったり。

それでは次回もまたよろしくお願いします!
では!


■ 夏田みかん (154回/2010/03/31(Wed) 12:56:59/No2314)

おはようございます(^^)夏田です♪


02「777記念リクエスト短編集〜PTA・ガイア!〜」

妖精界の神けんPTAを携わっている5人の妖精は今日も
ガイアの里でした。

フィア「今年の面白い妖精連続bP!」
フィアは新聞部の作った、学校で配布
されている新聞を読んでいました。
新聞の片隅に、カメラマン・トモンと書いてあります。
ご察しの通り、ニュース3人娘です。
アクア「あれ、この子去年もこの賞取ってたよね?」
フィア「あぁ、そうなんだけどオレとしては2位の奴の方が
センス良いと思うんだよね」
アクア「そう?それってフィアがズレてるからじゃない?」
フィア「何ぃぃ〜!?」
アクア「あははははは」
この学校では、何故かガイア族がPTAをやっています。
ドンタ「そろそろ行くよ」
ウィン「?」
フィア「どこに?」
アクア「あッ!今日年に一度の見回りの日だ!!」
フィア「見回りなんて警備員にやらせろよ・・・」
ピクモ「気にしないで〜。 ・・・だって、今の魔王の息が
かかっているこの学園に、生徒達以外の妖精をあまり近づけない方が
いいって決めたでしょう?」
ドンタ「部外者の立ち入りを厳しくしたのもそのため。」
フィア「あ〜。そうだった・・・。なんか忘れるよな、毎年決まって」
ウィン「取りあえず変装しようよ〜。生徒にバレると後々大変だし。」
ピクモ「こうしてると、パピィちゃんの気持ちが良く分かるわね〜」

パピィ「はっくちょん!」
住田「パピィ、風邪?」
パピィ「分かんない〜っ」

ミルモ「うわ〜!やっぱ学食混んでるなぁ・・・」
ミカン「売店でパンでも買うかぃ?チョコエクレアあったと思うけど。」
ミルモ「おし、そうしよう!」

―――・・・
ミルモ「げげーーっ・・・パンがもう残ってねェ・・・」
ミカン「ついてねぇな・・・」
ミルモ「仕方ない、スィートポテトにしよう!」
ガシッ
ミルモ・×××「ん??」
売店にはスィートポテトしか残っていませんでした。
そんなスィートポテトをミルモと見知らぬ妖精が同時に
手をかけました。
ミルモ「誰だおめぇ!!」
×××「おめぇには関係ねぇだろ!オレが最初に手をかけたんだ、よこせ!」
ミルモ「最初に手をかけたのはオレだろ!!」
×××「第一お前 チョコ好きなんだろ!?
ここは芋を誰よりも愛するこのオレに譲れ!」
ミルモ「はァ!?何でオレがチョコ好きなの知ってんだよォ!」
×××「ふんっお前とは格が違うからだよ!この・・・えっと・・
そう!フィーア!フィーア様に知らない物はねぇ!」
ミルモ「偉そうな口叩きやがって〜〜!」
フィーア「偉そうなのはお前だ!」
ミカン「じゃあここは折衷案(せっちゅうあん)でオレ様が貰うよ」
ミルモ・フィーア「どこが折衷案だァァァァァァ!!」
ミカン「フィーア様よぅ、こんな所で騒ぎ起こしていいのかぃ?
芋が好きなのは分かるけど、問題になるぜ」
フィーア「!」
ミルモ「え?何が問題なんだ?」
1人状況が理解できないミルモ。
フィーア「なんだ、バレてんのか・・・」
ミルモ「?」会話に入れないミルモ。
フィーア「オレ達はお前達に言い知れぬ『借り』がある・・・今日は
手を引くけどミルモ!今度こそスィートポテトを購入するからな!!」
ミルモ「お、おう・・・」
炎の瞳に赤髪を携えた学ランの少年は去って行きました。
ミルモ「お前・・・・いろんな奴に「借り」作らせてんな・・;」
ミカン「オレ様はどーでもいいけど。・・・・・・
チョコソースがあったな・・・スィートポテトにかける
とそれなりにうまいぞ?」
ミルモ「エッ マジ!?」

アクア「取りあえず問題は無さそうだね。」
ピクモ「仕事も終わったし、帰りましょうか」
ウィン「?フィアどうしたの?」
フィア「スィートポテト食いたかった。」
フィア、一人ごちました。

ーENDー
WあとがきんちょW
こんにちは。引き続きこのコーナーをボク、メイルが
やらせてもらいます。さて今回のリク主は、くろねこさん♪
「リクエスト有難うございました〜♪」
あぁ、やっぱり居たんだ夏田。
「余談ですが、ミカンにティトと国王陛下とガイア族が借りがあると言ってますが、これはミカンの昔の話が大きく絡んでいたりします。」
それよりリクエストはあと2個だよね。早く終わらせなよ。
「さいで」
えーっと、次は生徒会だって。
8人の時の妖精だね。・・・・あれ?
「・・・・・」
いないのか。いいや。以上、あとがきのメイルでした!
では☆

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■ こやまる (781回/2010/04/06(Tue) 21:32:05/No2335)
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夏田みかんさん、こんばんは☆

学ラン姿のフィア…何だか別のマンガに登場しそうなキャラですね〜。
そのガイア族がPTAを務めているとは・・・。
保護者と教師により教育現場を支援する役割をこの5人が果たせるとは・・・う〜ん、なかなかイメージ出来ないです(笑)。
特にフィアあたりはPTAの役割も理解していなさそうですし。
そして見回りが年に一度とはまた少ないなぁ(^^;。

>×××「おめぇには関係ねぇだろ!オレが最初に手をかけたんだ、よこせ!」
せっかく変装してまで見回りをしているのに、目立つ行動をするフィアがまたツッコミ所満載で(^^)。
というか学ランを着ているだけの変装 & 顔は見たまんまフィアだというのにまったく気付かないミルモがまた良い感じに妖精クオリティを出していますね(笑)。
ミルモとフィアのバトルに水を差すミカンはミカンらしいけれど、初対面の振る舞いをしないミカンは、過去にガイア族とも何か関係を持っていたのかな?

>フィア「今年の面白い妖精連続bP!」
1位と2位の妖精がめちゃくちゃ気になります。
(もしかして以前に面白い妖精に関する記述があったかな。。。)

それでは次回の生徒会も楽しみにしています。
生徒会メンバーが8人もいると大変そう・・・。
個人的にはジダイの扱いが気になるところです。
では!


■ くろねこ (4回/2010/04/06(Tue) 23:58:52/No2336)

夏田さん、こやまるさん、こんばんは!そしてお久しぶりです!

ガイア小説のリク、きいてくださってありがとうございます^^
ガイアがまさか学ラン姿で登場するなんて予想できませんでした!
ガイア族らしくてとっっても、おもしろかったですよ♪
彼らはもうかなり歳をとってるんだろうけど、見た目や大きさはミルモと変わりませんよねぇ。
学校にいても生徒たちは気づきそうにないですね^◇^;
それから、学ランのフィア様が可愛すぎます><
夏田さんのガイアは神級です^∀^
素適なイラストまでありがとうございました!
小説がんばってください!

それでは!


■ 夏田みかん (158回/2010/04/10(Sat) 18:16:40/No2347)

こんにちは(^^)夏田です♪

コヨミ「待ちなさーい!」
ティト「しつこい生徒会だ・・・」
今日も生徒会は部外者を捕まえるのに
専念していました。
ティト「ここで捕まるわけにはいかんのだ・・・」
ヤマネ「師匠〜〜どこですかぁ〜」
ティト「ああっ、ヤマネちゃんが呼んでる・・・」
手にはタバコの吸い殻。吸ってる最中に見つかった
ようです。すると、ティトは両手を使い、
印を結びました。
ティト「幻覚の術!!」
ティトの掛け声と共に、ティトの印の輪っかの中から
桜の花吹雪が舞い散りました。
コヨミ「!!?」 コヨミはあっという間に術にかかってしまいました。
その間にティトはドンドン離れていきます。
ティト「ふー・・・まいたか。」
これで心おきなくイップクが出来・・・じゃなかった、ヤマネちゃんの所
へ行ける。
――・・・一方コヨミ
コヨミ「こっ・・・ここは・・・ドコ?」
コヨミが居るのは、真っ黒い世界に桜の木と紅葉が立っていて、
桜の花びらと共に紅葉の葉も落ちてきて、とても幻想的な
世界なのでした。
コヨミ「春と秋がいっぺんに来てる・・・」
コヨミはしばらく、その幻想的な世界に見いって、
部外者の事はすっかり忘れて楽しんでいました。
すると、・・・・桜の木の木陰から、コヨミの愛する人・クロロが
出て来ました。
コヨミ「あはっ♪クロロ様ぁ〜!///」
コヨミはクロロの元へと駆け寄ります。
すると、クロロはそのままコヨミに抱きつきました。
コヨミ「へっ!?///クロロ様・・・?」
クロロ「好きだコヨミ」 クロロは機械的にそう言って
コヨミを抱きしめます。

時間がもう遅いので、一旦切らさせてもらいます;すんまそ;;
では☆

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■ 夏田みかん (159回/2010/04/13(Tue) 16:36:55/No2353)

続きですw

コヨミ「クッ・・・クロロ様・・・///私も・・・」
そう言ってコヨミもクロロに抱きつきました。
コヨミの気分は、まさに幸せの絶頂です。心の中は春。
すると、今度は紅葉の方からチックが現れました。
コヨミ「あ・・・・っ!チック・・・」
チック「ごめん、コヨミ。ボクはもうコヨミとは一緒に居られないんだ。
親の都合で転校が決まった」
突然の発言でした。
コヨミ「へ!?何よソレ!そんな大事な事早く言いなさいよ、
私聞いてないわよ・・・?!」
チック「ごめんね コヨミ。今まで楽しかったよ、バイバイ」
チックもクロロと同じように、機械的に喋ります。
チックの体が段々、黒い闇の方へと移動していきます。
コヨミ「ちょっ・・・ちょっとーー・・・!!!話はまだ・・・!」
チックは暗闇へと溶けて行ってしまいました。
コヨミ「な・・・何よ・・・・ソレ・・・いきなりお別れなんて・・
私・・・まださよなら言ってないじゃない!!!!」
コヨミは目を涙で潤ませていました。しかし、
後ろから大好きなクロロがコヨミを抱きしめます。
コヨミ「な・・・・何コレ・・・・」
コヨミは複雑な気持ちで一杯になってしまいました。
そう、   まるでこの世界のように、

春と秋がいっぺんに来たような――・・・・。

コヨミ「はッ!!!」
ここでコヨミが我に返りました。
ベルル「大丈夫ですか?」
コヨミ「ベルル様!!私今、何を・・・?」
ベルル「幻術をかけられていたんですよ。」
コヨミ「え・・・」
ベルル「ミライが見つけたんです。」
ミライ「これで私が役に立つって事が証明されたわね♪
そうでしょう?ベルル」
ベルル「しつこいですよ!ミライ・・・あなたには他の仕事を・・・」
ミライ「他の仕事よりも大事な仕事があるでしょ?」
ベルル「は?」
ミライ「会長の護衛♪仕事してる時は皆出払っててベルル1人なんでしょう?
いくら時の妖精のリーダー兼生徒会長とはいえ、女の子1人は心配だし。」
ベルル「なッ・・・変に女の子扱いしないでください///
生徒会追い出しますよ!!」
ミライ「出たツンデレ!素直になったらどう?」
ベルル「私は元から素直です!!」
コヨミ「・・・・;」
コヨミはその光景を呆れて見ていました。

ワッチ「ん!?」
ジダイ「もしやこれでこの話終わり!?」
チムル「一回も登場しなかったんですけど〜・・・」
チック「3人とも、本編で出演オファーが来てるよ?」
3人「・・・・・」

―END−

wあとがきんちょw
恒例のアトガキ、実況はまたまたボク・メイルです。
前回にて大活躍したメイルです!さて、リク番外第3弾!
今度の話のリク主様はひなたさん!
「リクエスト有難うございました♪」
あぁ、いたいた。やっぱり夏田いた。
「時の妖精の口調はほとんど覚えてないです;;
ミライなんか更に自信がない。。間違ってる所があったら仰って下さいな」
間違いだらけだよ、作品も夏田の人生もね。
「だまれぃ。今回は生徒会同士の恋を書いてみました。実は私、
チックがかなり好きでして・・チク・コヨ・クロを一度やってみたかった
という。」
そうなんだ。
えっと、次回はな、なな何と!某小説のオリフェ様がこの作品に
来ます!!
「こりゃまた権利問題が起きそうな話だねぇ」
いや、その権利をかける側の方からのリクなんだから
その辺は起きないでしょう?
「・・・・・」
うわw今知ったのか・・頭悪過ぎだろ作者・・・

以上、あとがきのメイルでした!
では☆


■ 夏田みかん (160回/2010/04/13(Tue) 16:44:37/No2354)

うわーー!
タイトル描き忘れた;;;すいません;;
sidestory03「777記念リクエスト短編集〜生徒会in love〜」

で。
後、他の話にも言える事なんですが、
数字の前に sidestoryとつけるの忘れてしまいますた・・・
キーを入れてないので編集出来ない・・・・(-_-;)

一番最初の0話から繋がってるので以後気を付けまス。
では☆


■ こやまる (789回/2010/04/17(Sat) 20:37:07/No2364)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、くろねこさん、こんばんは☆

ティトを追いかけるコヨミ。
妖精の中でも高い集中力と真剣さを持っていそうなコヨミですので、コヨミはどこまでも追いかけてきそうなイメージが私の中にあります。
絵のコヨミの真剣な表情がカッコ良くてかわいいです。
この表情のコヨミが今夜の私の夢に現れそうだなぁ(^◇^;)。

今回はティトによってかけられた幻覚のシーンが面白いですね。
春と秋が混ざる異様な光景もさることながら、その光景の中で機械的に話しかけてくる二人の存在が…。
幻覚は自分の気持ちが作り出す世界だから、コヨミの中にはこの2人が同じ大きさで存在していることになるわけですね。
う〜ん、なかなか深いです
ぜひ本編では幻覚ではなく実際に三角関係を演じてもらいたいところです。

>ミライ「出たツンデレ!素直になったらどう?」
本題(?)のベルルのツンデレっぷりが良い感じです。
そういえばベルルのツンデレは公式では描かれなかった拡張設定ですよね。
うん、やっぱりベルルはツンデレがよく似合います。
ミライの口調は・・・ここはひなた先生にお任せしましょうか(^^;。

それにしてもティトがだんだんとギャグキャラ転向を・・。
思えばどうしてティトは学園に居残っているんだったっけ!?(^^;

>数字の前に sidestoryとつけるの忘れてしまいますた・・・
いただきもの小説掲載の際にはちゃんと付けるようにしますね。
と言いつつ忘れっぽい私ですので、忘れていたら指摘してくださいませ。

それでは次回も楽しみにしています!
では!


■ ひなた (8回/2010/04/18(Sun) 11:18:02/No2365)
http://www.geocities.jp/southwind130/


こんにちはー。
お久しぶりになります、
時の妖精の事なら知らないものは無いと自称するひな(自重ww

リクエストの時の妖精話、ありがとうございました!
私もチック⇒コヨミ⇒クロロの関係が大好きなので読んだ時思わずにやりとww
チックが姿を消す時、コヨミは少し泣いていたようですが
やっぱりコヨミもチックの事を表面的には嫌っていつつも本当は友達以上の存在、でも…と複雑な心境を抱えているのでしょうか。
…うーん、クロロは不器用な奴だから現実だったら
抱きつくどころか触れる事も出来無さそうです。でもそれが良い(自重ww
夢(?)での不思議な出来ごと&春と秋が同時に来ている背景という表現が上手いです!
こやまるさんも言っちゃってますが、ぜひともこの3角関係を本編(ry
絵も2人ともカッコ可愛くて惚れ惚れしました。
相変わらず色使いと言い構図と言い決まっていますね!

そしてミラベルの方も最高すぎます!
ミライの口調は一人称「僕」の女口調なので合ってると思います。いや絶対合ってると(ry
ある台詞で「私」になってたのは間違いかな?
とにかく、ツンデレなベルルがもう可愛いすぎてどうしてくれましょう///

次はもしやあの方のオリフェが……
あのキャラを夏田さんがどう書かれるか楽しみにしています。
何かもう暴走してしまい奇妙な文章になってしまいました、すいません!
それでは失礼します!


■ 夏田みかん (178回/2010/06/07(Mon) 16:23:33/No2510)

こんにちは(^^)夏田です♪

やっと描き終わったwwww
シュンくんをカッコ良く描こうと四苦八苦しましたが、
結局こんな絵ですみません;;(T_T)orz

お待たせしました!早速書き込みます♪

sidestory04「777記念リクエスト短編集〜異界からの使者〜」

    「ここは一体・・・・」
黒剣を携えて、異界の妖精は
校庭のド真ん中に居ました。
目の前には学校でした。
「見たこと無い所だなー・・・・」
白い服を身にまとった少年は学校にいる妖精たちとは
全く違う雰囲気で、いつの間にか浮いているのでした。
しかし、あまり気にはせず歩き回ります。
「元居た世界とは全然違うのか・・・・・」

長くなるので、何回か区切ります;
で時間が無いのでこれで失礼します(ぇ
人様の妖精を小説に載せるのは初めてなので緊張します;;
設定とか間違ってたらすみません<(_ _)>(汗
では☆

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■ 夏田みかん (179回/2010/06/08(Tue) 16:48:36/No2511)

生憎、彼は異界で大切な戦いの真っ最中のハズでした。
「どうしよう・・・これじゃあ戦いに参加出来ないし、
第一皆が困る・・・・」
戦闘中に、彼の目の前が光になり、それが大きく
なって体を包み込みました―――・・・
気がつくとそこは校庭。
「・・・・まさか・・・ここは異界・・・?元居た所とは雰囲気も何もかも違う・・・・とても繋がってるとは思えない・・・」
彼がそこまで言うほど、作品世界が真逆なのでした。
「・・・自力で元の世界に戻る方法を探すしかないか・・・」
       すると
ムルモ「お前は!2学年の所に戻ってろでしゅ!!」
ミカン「あんだと!?お前こそ教室に戻りやがれ、オレ様は
パピィちゃんと散歩デートに・・・」
パピィ「2人とも!いい加減にしなちゃいよっ!特にムルモ!!」
ムルモ「ほぇぇっ!何でボクがッ!!」
パピィ「先生に呼ばれてるの忘れたの?ほらっ、行くわよ
ムルモっ・・・ミカンたん、また後でね♪」
するとミカンはパピィの頭に手を置き、
ミカン「あぁ・・・。」そう言いました
パピィ「・・・・・//」相変わらず少し照れるパピィ。

「!拳銃・・・武器を腰に吊ってる・・・
彼に聞いたら分かるだろうか・・」
少年は意を決し、ミカンの所へと行きました。
ミカン「?・・・・見たことない妖精がいるなぁ・・・
また部外者か?」
しかし、その妖精はこちらに向かっています。
ミカン「?」
「すまない・・・少し聞きたい事があるんだけど」
ミカン「誰だぃ?」
「ボクはシュン。おそらく君達から見れば異界の者だよ」
ミカン「異界?」
シュン「どういうワケか、この世界に迷い込んでしまったらしいんだ・・・」
(元の世界への帰り方を知っている可能性は低い・・・とりあえず
ここがどこなのかだけでも聞こう)「ここは何処なんだ・・・?」

一瞬の静寂ーーー・・・

ミカン「・・・・夏田the妄想ビューティフルワールド」
シュン「・・・・・・・・、  ・・・・・・?;」
ミカン「まぁ、あながち間違ってはないさ。取りあえず同じ
2次創作物なんだから、どっかと繋がってんだろうな」
作品中でしかもコラボ中にそんな事を言っていいのか・・・・
場合によっては判断が下される曖昧な発言をするミカン。 っていうかアウトだろ。
シュン「どこか・・・?」
ミカン「シュン、お前は何でこっちに来れたんだ?」
シュン「・・・・それが、分からないんだ。気がつくと此処に。」
ミカン「普通は来れねぇんだから、来れたって事は何か原因があるんだろうな。まずそれが分からねぇと始まらないな・・・・メンドクサそうだけど、
まぁ、がんばれや」
シュン「君、めんどくさがりだね・・・あっ、そういえば名前聞いて無かった。なんて言うんだぃ?」
ミカン「オレ様はミカン。  どうする?生徒会の所にでも行って、
時空に何か異変がないか行ってみるかい?」
シュン「そうだね・・・・とにかく一刻も早く元の世界に帰らねば・・・
ここにいるうちに全てが終わっているなんて事になっていたら嫌だからね・・
ボクは此処に長居するわけにはいかない―――・・・・」
拳を握りしめます。
ミカン「そんなに大事な用事だったのかい?」
シュン「あぁ・・・・」
ミカン「じゃあ、さっさと終わらせようぜ。」
シュン「え、手伝ってくれるのか?・・・めんどくさいんじゃ・・」
ミカンは不敵な笑みを見せました。
ミカン「見届けたくなったのさ。その大事な用事って奴を・・・」


ー生徒会ー
ベルル「!なるほど・・・異界の方・・・」
ジダイ「し・・・しかし・・・一体なんで?」
ベルル「・・・分かりませんが、一応調べてみましょう」
ミカン「うまくすりゃ、帰れるな」
シュン「だといいんだけど・・・」
ミライ「会長〜」
時間管理室から、ミライが現れました。
ミライ「やっぱり異変なんてないわよ?」
ミカン&シュン「!」
ベルル「変ですね・・・・亀裂(キレツ)くらいあると思ったのに・・・
・・・・もう少し詳しく調べましょう」
シュン「困ったな・・・・時の妖精が分からなければ
もう心当たりが・・・」


数分後ー・・
ワッチ「あったぞ!」
すると、ワッチが出て来ました。
ワッチ「少し小さいが亀裂が・・・」
ベルル「じゃあ、亀裂を調べて、それから広げましょう。空いてるのは
何処ですか?」
ミカン「取りあえず、戻れそうだな」
シュン「あぁ、有難う いろいろ世話になったね」
ミカン「こちらこそ。
気が向いたらまた来ると良い。」
シュン「そうするよ・・・・」
ベルル「しかし・・・この亀裂は一体何で・・・・」

ドシーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

ベルル「!?!?」
魔物「ぐおああああああ」
ミカン「魔物か・・・・!」
コヨミ「会長!!校舎2階で魔物出現です!!」
シュン「?」
ミライ「ねぇ、もしかしてこの魔物が原因で亀裂が開いたんじゃ・・・」
クロロ「有り得るな・・・・」
ベルル「とにかく・・・彼らを待ちましょう」
3人のヒーローの登場を待つ生徒会。

シュン「怪物か・・・」
シュンが剣を降ろします。
シュン「きっとボクのこの力が何かの
役に立つハズだ・・・ボクも戦おう・・・!」

一旦切ります。
口調とか間違ってたらすみません;;
強引な展開ですみません(^^;


■ 夏田みかん (181回/2010/06/10(Thu) 16:51:46/No2513)

続きです。

ぱぴ子「よーし!今回もさっさと終わらせるわよ〜!目標5分!」
住田「そんなにうまく行くかなあ・・・」
シュン「!あの女の子って・・・・・・」
ぱぴ子「あれっ?あなたは・・・・・?」
シュン(そうか・・・異界だから同じ妖精でも
向こうのパピィとは違うのか・・・)
「加戦だよ。ボクも魔物退治とやらを手伝おう・・・」
背中に剣。
しかし以前kaere(戦闘集団)のような事があったので
ぱぴ子「で、でも・・・危険よ?」
ぱぴ子がシュンを一般(パンピー)の妖精と思って戦場から
遠ざけようとします。
シュン「大丈夫、任せてほしい・・」


「いんや、任せられまてんwww」

マヌケ声・・・・そして
「何故なら活躍するのはこの私♪とぅ!」
ぱぴ子、頭を抱えてため息。
ミカヤ「月光のガンファイターミカヤアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーZッ!!!!」
それを見てシュン絶句。
シュン「・・・・・ミカン?;;」
ぱぴ子「もう!あんた何しに来てんのよッ!!!」

     「ぱぴ子―――・・・・」

すると、またも聞き覚えのある声・・・・・
シュン「ム  青騎士「みなまで言わないで下さい!!」
発言を拒否されました。

ぱぴ子「もう!無駄に2分かかっちゃったじゃない!3分で決着
つけるわよっ!」
青騎士「何言ってるんですか・・・もうちょっと慎重に戦うですよ」
ぱぴ子「あ・・・青騎士たん・・・・」

ぱぴ子「あ、そうだ!シュンたん魔物は何をしてくるか分からないから、
さがってて!!」
シュン「え・・・」
住田「ぱぴ子、戦いの巻き添えを食らわないようにミカヤと一緒に
居てもらおう。ミカヤが戦いに参加出来ないし一石二鳥♪」
ぱぴ子「なるほど♪」

魔物「ごぉああああああああああ」
ぱぴ子「行くわよ!」
青騎士「ボクがアイツの視線をそらしておくから、そのうちに!」
ぱぴ子「うんっ!」

シュン(やっぱり異界人のボクは参戦出来ないか・・・
違う世界だから仕方ないが、信用されてないな・・)
見張り(?)的な物になってるミカヤを見ます。
      すると
ミカヤ「お?クロアゲハだ・・・ひゃっほーーーーい
昆虫採集だぜーーーーーーーぃ」
意味不明な事を言ってシュンの元から離れます。
シュン「!」

ボクは早く元の世界に戻らなければいけない・・・・
でも 戦いで誰かに守られるだけなんて出来ない―――・・・・!
ボクは自分の正義を貫く!
剣を抜き、向かって行きます。
それは真っ直ぐな剣でした。真っ直ぐな目をした正義の妖精は
戦場に向かいます。

そして
ミカヤはサングラス越しに不敵な笑みでした。

青騎士が剣を華麗に振り回し、
魔物を動揺させます。 しかし
ぱぴ子「!」
魔物は青騎士が剣を構える前にぱぴ子の所へ
行き始めます。
青騎士「しまった!」
すると
「たぁぁーーーーーーーッ!!!」
鋭く輝く 光の筋

キィィィィン!!
魔物の腕が取れます
2人「!!!」
シュンは剣を構えます。
ぱぴ子「す・・・・すごい!!」
住田「あの妖精・・・一体・・!」
シュン「青騎士・・・だったね、2人の方が戦いは早い」
青騎士「・・・・・分かったです!」
2人の剣士。 そして

青騎士が飛び魔物を引きつけ、
シュンは、剣舞いで鮮やかに攻撃をしています。
ついに動けなくなった魔物。
シュン&青騎士「今だ!」
ぱぴ子は こくんと頷きます。
呪文を言い、事件は解決しました―――・・・・



シュン「結構楽しかったよ・・・」
ぱぴ子「やっぱり帰っちゃうのね」
青騎士「また一緒に魔物退治をしにきてください!シュンさんが
居たら100人力です」
ミカヤ「まぁ、もう会わないかもしれねぇけど・・・・気を付けて」
2人に殴られました。
ぱぴ子「何 生意気な喋り方ちてんのよっ!」
青騎士「今回は本当にコイツ何もしなかったですね」
ミカヤ「いってぇぇぇぇ〜〜〜〜」

生徒会が開けた亀裂を通り、
シュン「じゃあ!」

そう言って異界の少年は去って行きました。

ーEND−
wあとがきんちょw
はい、またまたメイルです。
このコーナーはボクの物です♪

ごめんなさい、ふざけました。
リク番外最終回!今回のリク主は
ムラサメ・シュンさん♪
「リクエストどうも有難うございました〜♪」
夏田、いなくていいよ。もう。しつこいよ。
さて、今回は『シュンの旅』第三部まで好評連載中ー!との
コラボです!まさかこんな物が小説板で描けるなんて思っても
なかったね。シュンさんのオリフェを描いたのは、もうこれで
3枚目になるけど・・・
「絵と違って、セリフや設定も関わってくるので凄く緊張します・・
というか今までで一番自信が無いですね 間違ってたら仰ってください〜;」
ネガティブなあとがきだな・・・
「学園の生徒さんにしちゃって〜なんていうコラボの仕方もありますが、
クロスオーバーという事で。クロスオーバーってこれで良いんですよね?;;
学園パピィでシリアスは滅多に無いので、こんな話の流れになってしまいましたが・・・・学パピは美少女・ギャグ物なので 世界観が随分と違いがあって
いろいろ難しかったですが、書いてる最中は本当に楽しかったです〜(^◇^)」
夏田のセリフがこんなに長いのは今回初だね。
「だまれぃ」
さて、次回から普通に番外編を書くんだって!
番外編でのボクの活躍はいかにー!?
「それではまた次回会いましょう♪」

以上、あとがきのメイルでした!
では☆


■ こやまる (843回/2010/06/15(Tue) 20:39:25/No2544)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、ひなたさん、こんばんは☆

人様のオリフェを扱うのはとても緊張しますが、今回は絵に加えて文章でも活躍…。
う〜ん、シュンの口調を始め、いろんな部分が見事ですね。
ミカンたちとのコラボも自然ですし、ミカンたちの独特な雰囲気に流されずにシュンが自身の役割を全うする姿は読んでいてとても面白かったです。
でもシュンがあと数日この学園に滞在したら、きっと性格がおかしな方向(失礼)へ向いてしまっていたことでしょうね(^^;。

>青騎士「今回は本当にコイツ何もしなかったですね」
シュンが元の世界に帰れたのもミカンの活躍があったというのに、パピィたちは最後までそれを分からないという展開もまたうまいですなぁ。
シュンもまたミカンの考えを察知してパピィたちにそのことを伝えなかったと想像します。
この大人なやり取りが出来る妖精はミカン以外にはなかなか考えられませんね。
ギャグもシリアスも作れるみかんさんが輝いて見えます(後光が〜)。
ぜひこの調子でこれからもいろんなお話にチャレンジしてくださいね。
個人的には涙を誘うストーリーも見てみたいところです(^◇^;)。

では!


■ 夏田みかん (183回/2010/07/10(Sat) 08:52:05/No2576)

こんにちは(^^)夏田です♪

リクエスト小説も無事終わりましたし、
次回からは普通に本編の番外編を描こうと思います。
学園祭の話の番外編を予定してます(^^)
本編も全然進んでませんが、下書き書こうと思ったら
学校にノート忘れてorz・・・
来週に更新すると思います;;
以上!夏田でしたw
では☆


■ 夏田みかん (184回/2010/07/14(Wed) 17:00:35/No2581)

こんにちは(^^)夏田です♪

メイドパピィたんは本編の挿絵で描いたし、
メイドアクミんは梨璃さんの誕生日に描いたし、
そう、この2人は描いて無いんです。
ついでなので、アニメ塗りにも挑戦してみました。
アニメ塗りになってるかな;;;
メイド描いてたら、またメイドぱぴーたん描きたくなってきた(-_-;)
ペン機能でふわふわな萌えパp(ry
(余談ですが、人間では楓ちゃんが好きです。おとぼけ主人公ww)

sidestory05「学園祭と甘味とそしてホスト現る!」

パピィ「ちょっとー!あたち学園祭回りたいのよ!?」
本編で文化祭・・・いや学園祭をやっていたのを
覚えているでしょうか。これは、そのお話の特別編です――・・・
ミルモ「いんじゃねーの?」
アクミ「ふざけんなよ!キャラメルアイス売ってるっつーから
すげー楽しみにしてたのにィー!」
リルム「店番女性だけってどーゆー事ですかぁー!」
ミカン「何言ってんだ。メイド喫茶だぜ?それとも何かぃ?
オレ様達にメイド服でも着せる気かぃ? 悪いけど・・・

ミルモ&ムルモ&ミカン「絶 対 ヤ ダ ね」
パピィ「むーーーっ!でも不公平じゃない!」
ミカン「・・・・大丈夫だよパピィちゃん。早めに店閉めて
オレ様と回ろう。パピィちゃんのメイド服・・・見られたし、
その礼も含めて。」
パピィの頭を撫でて言いました。
パピィ「う////でっ・・・でも・・・・」
ムルモ「ミカンお前後でシメるでしゅ」
ミカン「あァん!?」
ネズミ「なんでござるか、このグタグダな店番は・・・・」
       すると・・・

パピィ「そーだッ!良い事考えた〜〜〜〜!!」
男3人「??」

    数分後・・・

ミルモ「おい・・・何だこの服・・・・」
ホストでした。完全にホストでした。
ダークブルーの光沢のホスト服で、多少だらしなく着ていますが、
そこがまたミルモの魅力を出していました。
ムルモは、純白の白いホスト服でなんとなく王子様的な雰囲気がありました。馬がいたら完璧です。
パピィ「ぽ〜〜〜vV」
パピィはメロメロでした。
パピィ「・・・・・はっ///べっ別にムルモがカッコイイだなんて思ってないもん!//」
素直じゃないです。
ミカンは紫色のホスト服のせいか、大人なイメージが沸きます。
今はありませんが、不敵笑んだら間違えなく女の子が集まります。
紫の薔薇が入っていたのに気付き、
「何だこれ」と言わんばかりの顔で見ます。
しかし、そんな風景も絵になってるのでした。
パピィ「み・・・ミカンたん・・・カッコイイ・・・」
楓「う〜ん!いいねぇホスト喫茶♪あ、写真撮る?」←
リルム「ミルモ様と2ショットですわ〜!」
アクミ「へ・・・へぇ〜・・・これならメイド喫茶と
良い勝負じゃん??」
ネズミ「?それはそうと、アクミ・・・いつの間に着替えたのでござるか?」
アクミ「あたりまえだろ!いつまでもあんな恥ずかしい格好でいられるかっ!
(ネズミが居るのに!!//)」
ネズミ「左様でござるか。」
アクミ「悪いかよ?」
ネズミ「いや別に」

パピィ「女の子は働いたんだから!男子もこれぐらいちないと!」
楓「・・・・そういえば服は?」
リルム「ティトさんが余りで作って下さったそうですわ」
楓「ぱs(略)ティトさんって何でも出来て凄いねぇ〜」
ホスト喫茶(?)は、メイド喫茶に負けないくらい繁盛し
当たり前ながら集まるのは女の子ばかりで、凄い事になっていました。
ヤシチ「え!?メイド喫茶ってもう終わったのか!?」
出遅れた人。
ヤシチ「む・・・・無念・・・・」
ヤマネ「・・・・・・(汗)」

ティト「ふぅ・・・・・サスケくん。ハンゾーくんを降ろしてくれ、
副流煙が当たると良くない。」
サスケ「ならニコチンを止めればいいんだぜ!」
ティト「・・・・・。ハンゾォー!!降りろォーーーー!!!」
ハンゾー「くかーーーーっ」

ウィミ「センリぃー!ホストって何?」
センリ「んー・・・分かんない・・・」
アンリ「メイル、ホストって何かなぁ?」
メイル「え??それは・・・キャバクラの男バージョン・・
みたいな感じで」
アンリ「??キャベツ?」
センリ「キャンディー?」
ウィミ「キャミソール?」
キンタ「・・・・(汗)」

ムルモ「・・・・」
パピィ「ムルモっあんたどーせ暇でちょ?
い・・・・一緒にまわってあげてもいいわよ!」
ムルモ「何言ってんでしゅか、ボクはアロマしゃんとまわるんでしゅ!!」
パピィ「むーーーっ!!何よムルモのバカー!!!」
ムルモ「ムカッ相変わらずムカつく奴でしゅーーーっ・・・・






折角・・・ちょっとだけ メイド姿可愛い・・・って思ったでしゅのに」

ボソッと呟きました。
パピィ「・・・・・へ?!//////」
白いホスト服のムルモに言われ、パピィ赤面。
湯気が上がっています。
・・・・ずっと聞きたかった台詞が聞こえたような気がして――・・・

パピィ「むっ・・・・ムルモ・・・?////」
ムルモ「はッ なっ・・・・・何も言ってないでしゅ!空耳でしゅ!//」

アロマ「ムルモ様〜〜!」
ムルモ「ほぇっアロマしゃん♪」
さっきまで、ちょっと赤らまっていた頬は消え、
アロマに付いていきます。
パピィ「む・・・・あっあたちも行くっ!!」
ミカン「じゃあ4人かぃ?」
ミカンが来ました。
ムルモ「ほぇっ!」
またも火花を散らせます。
かくして再びムルモ&パピィ←ミカン+アロマ
が始まるのでした。

ーEND−

WあとがきんちょW
リク番終了後も担当はメイルでお送りします。
『ここで何してるの〜?』
ん?カギかっこ違うけど夏田かな?
ボクだけでいいんだよこのコーナーは!
『なんでぇ??メイルばっかりずる〜〜〜い!』
・・・・・ん?
誰?
『誰ってウィミだよ?昨日だって私のカルメ焼き勝手に食べたのに〜』
う・・・うるさいなぁ!なんだウィミかぁ。
「おい・・・早くあとがきしてくれよ」
あ、今度こそ夏田だ。
この際出てこなくていいよ。カギかっこが多い。
『私もやりたい〜!!』
「いやまてその前にあとがk」
さぁーーーボク達でこのコーナー占領だぁ〜〜♪
『わぁ〜〜〜い』
じゃあ、最初は雑談でもしようか!!ボク達話の事情で
喋るシーンあんまり無かったからね!!
『えっとねえっとね、メイドって何〜〜〜??』
結局ソレ!?メイドっていうのはぁ・・・・

(長いので強制終了)
あとがきは双子に占領されたまま終わったーーーーー。

以上あとがきのウィミメイ双子でした♪
では☆

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■ ムラサメ・シュン (182回/2010/07/14(Wed) 21:06:14/No2582)

夏田みかんさんこんばんは、ムラサメ・シュンです。
番外編のシュンイメージ通りで見ていてとても
微笑ましいですね。ストーリーも自然にできていて
いいですね。ミカンの気が向いたらまたくるといい
というセリフも良い感じです
シュンの旅3部の最後に彼はある力を得ます
それは秘密ですが・・
学園パピィとシュンのコラボ面白かったです
こんな所です。

それでは。


■ こやまる (870回/2010/07/28(Wed) 21:22:02/No2630)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんばんは☆
感想が遅くなってしまいごめんなさいm(_ _)m。
最近の流行(?)に乗って、メイド⇒ホストに発展するとはびっくりしました!

そのパピィの提案も大成功でしたね。
大成功の要因はティトによる服装のチョイスのような気もしますが、わずか数分で3人に合った服を用意するティトさん、、、まだまだ実力は底を見せていませんね。
ティトの生い立ちがやはり気になります。
しかしお子様サイズのムルモにホスト服は果たして似合うのかどうか…。
(パピィの頭の中でホストムルモはさらに美化されていそうです)

ホストを語る双子たちもかわいいなぁ。
ムルモでさえもホストを知っていたのに、アンリやセンリは全然分からないなんて・・田舎育ちだからなのかな?
この調子だとメイドもよく分かっていなさそうです。

ラストはムルモの本音がぽろっと。。
本音のセリフを聞いた余韻により、パピィはしばらく幸せモードですね。
余韻は果たしてどれくらい続くのかな?
この後、メイドパピィとホストムルモのどっちがかわいかったかで二人は言い争いになりそうです。
(そして二人から「どっちがかわいい?」と聞かれてうろたえるアロマも想像出来る…)

お絵描きもありがとうございます!
鮮やかなアニメ塗りが完成度高いですね。
メイド服も二人ともバッチリ似合っています♪
でも黒のメイド服にはグレーの髪のパピィの方が似合うかも〜と思っていたり。
またメイドパピィちゃんの登場に期待したいです。
できれば今度はホストムルモも一緒に・・・(^^)。

では!


■ みずもも (18回/2010/08/06(Fri) 20:08:02/No2658)

こんばんは☆
感想遅くなってしまってスイマセン><

言いたいことがたくさんありますが、とにかく今は、、、
ムルモちゃーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ほほほほほほほほ本音が!!!!!!!!!!!
ムルモちゃん、もうヤバイ!!でかした!!
パピィちゃん、おめでとう!!!!!!!!!!
みかんさん、大好きです!!!!サイコーです!!!!
こっちも赤面っすよ///笑

とりあえず落ち着いて、、、

パ、じゃなかった。ティトさん、やっぱりなんかすごい、、、
これは才能なのでしょうかね?笑 ティトさんすごいよ!!
そしてパピィちゃんの考え、またまたすごいよ!!
ホストムルモちゃん〜めっさかわええやないですかぁ〜(*^^*)
ホストムルモちゃんとメイドパピィちゃんのツーショットが見たいなー☆
(これは私からのさりげないリクエストだったり、、、笑)

ヤシチの言葉、なんか印象に残ってて好きです★☆

絵、すてきですね★
アニメ塗り、難しそう、、、私も練習しなくてわ!!

話がまとまりませんが、今日はこの辺で!!
後で「学園パピィ」の感想も書きますね(^^)

では♪


■ 夏田みかん (194回/2010/08/16(Mon) 14:30:29/No2683)

こんにちは(^^)夏田です♪

なんだか机がデカいなぁ。本当は小さいのにする
ハズだったのに・・・・
なので、ちっちゃいの想像してくださいなw(ぇ
机で吊るされてる茶色のストラップは住ちゃんです(爆

sidestory06「夏休みの宿題!」
時は戻りーー・・・・

これは、夏休み終了日の夜の話である。
パピィ「ど・・・・どうちよう・・・宿題後一つ残ってた・・・!」
ムルモ「ほぇっ・・・まだ夏休みの宿題残ってたでしゅ!」
ミカン「なんだぃこりゃ。奥に引っ込んでたから気付かなかったけど
まだあったのかよ・・・・めんどくせーな・・・」
それぞれの場所で同時に3人は言いました。
そして別々に渋々机へと向かいます。
パピィ「ねぇ住ちゃん、手伝ってくれる?」
住田「すやすや・・・」
パピィ「もーーーーっ!住ちゃーーーーん!!」
はぁ、とため息をつくと紙を広げて書き始めます。
『夏休み 私はお母たんの所へ行って来まちた。
お母たんと住ちゃんと夏を楽しく過ごすハズだったのに、
嫌いなイトコのラビィは来てるし、ムルモとミカン
たんはついて来ちゃったし・・・まぁ、何でか知らないけど
ムルモが来てくれたのがちょっとだけ・・嬉しかったでちゅ//
でもまた余計な態度取っちゃったでちゅ・・・・
いろいろあったけど楽しかったわ。夏休み明けたらいっぱい
友達に会えるのが嬉しいし、学園祭も楽しみだから早く行きたいけど、
一つ心配がありまちゅ。魔物でちゅ。学校に行ったら魔物が出るかも
しれない・・・そうちたらまた、ぱぴ子になって戦いに行かなきゃ
いけないんでちゅ!青騎士たんは強いし、頼りになるけど 問題は
ミカヤっていう拳銃使いよ!こいつがまた厄介でいっつもあたちの
邪魔ばっかりするんでちゅ!おかげですぐ終わるハズの魔物退治も
ミカヤのせいで長びいちゃったり・・・アイツ、本当は黒幕なんじゃ
ないかちら!!今度会った時は魔物が来る前に息の根を止めてやる
んだから!・・・・・これが私の次学期の決意でちゅ。
 おわり 』

ミルモ「ぎゃあああああ!オレ、夏休みの宿題全然やってねぇーーー!!!」
ムルモ「ムカー・・・騒がしい兄でしゅねぇ・・・
えぇっと・・・」

『夏休みはいろんな所へ行ったでしゅ。
今日、朝から熱を出してしまって、辛かったでしゅけど
ワルモ団にさらわれて大変だったんでしゅ。そのせいか、
今はちょっと回復してましゅ。そこでもミカンは偉そうだったでしゅね。
・・・・む、絶対に倒してやるでしゅ。
助けてくれた事は良いけどボクをバカ扱いしたのは許せないでしゅね!!
だから八つ裂きにしてやりたいでしゅ!!!い・・・いけないでしゅね、
落ちつかないと・・・平常心平常心・・・・・
取り乱すのは紳士なボクには似合わないでしゅ。
それにしても・・・・お見舞い・・・・あ〜〜〜〜〜〜ッ!
なんで病気のボクに草と土に小石も少々なんでしゅかーーーーー
ミカンぶッ倒す!!平常心平常心平常心平常心・・・・・
そういえば、パピィのヤツ。珍しくお見舞いなんか持ってきて・・
どういう風の吹きまわしなんでしゅかね。何を考えてるのか
分かんない奴でしゅ。
それにしてもッ・・・・・いつもいつも「チンカス」って・・・・
ムカーーーーーッツ!!ミカンの野郎は絶対許さんでしゅーーー!!
〜〜〜〜っ平常心平常心平常心平常心平城京・・・・アレっ
書き間違えたでしゅ・・・・・。
取りあえず、落ちついてきたのでまとめると、次学期の
目標は ミカンを倒す(コテンパンに)事と・・・
パピィから逃げ切る事でしゅ。   おしまいv』


すみません、一旦切ります;;;

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■ 夏田みかん (195回/2010/08/16(Mon) 15:43:01/No2684)

続きです。

ミカン「さーて さっさと終わらせよう」

『夏休みはいろいろあったけど、私が月光のガンファイターミカヤ
として活躍した回数はやはり学校時より少ない。
そこでちょっと街に出て、街の人へのサービスという奴をしに
拳銃片手に出かけたら、何故だかいつの間にか人の集まりが出来、
私の芸を待つかのように野次馬が集まった。すると野次馬の一人が
りんごを私の所へと投げつけて来た。なるほど。りんごという的か。
私の得意な所だ!お見せしよう!そうして発砲し、投げられたりんご
を粉砕してみせると、観客が沸く。どうやら、私の銃技が好評のようだ。
誰かが感動してくれたのか、あまりの感動にワザワザ警察まで連れて来た
ようだ。いいだろう。観客は多い方が面白い!多くの人に私の舞いを見せて
あげよう♪私が蝶のようにひらりひらりと舞いを踊るように技を繰り出していると ぱすんっぱすんっとクラッカーの音まで聞こえてくる。
警察は何か大声を上げているが、気分絶好調の私には何を言ってるか
聞こえない。どうやらよほど、感激したのだろう。
クラッカーは私の大好きなマグナムフォーティーフォーの形をしている
ではないか♪引き続きパフォーマンスを披露していると今度はヘリと戦車が
現れた。大方、警察の観覧者が私達だけ見るのは という事で呼んでくれた
のだろう。更に場が盛り上がる!空軍と陸軍の人達まで私のパフォーマンスを
観覧に来るとは・・・なんと嬉しい事だろう!
いつの間にか私の周りは観客で大賑わい!大砲も初めて見るが、私が芸も交えて、大砲を華麗に避け、2発目を粉砕!すると、感激して
満足したのか 白旗を掲げて皆帰って行った。
皆の声援が嬉しい。しかし、白旗とはまた陸軍らしい表現だ。
そうそう、最近新しく「月光のガンファイターミカヤ」の新曲が出来た
ので近日発表しようと思う。きっと売上も上々♪皆喜ぶな!
ついでに我らが部下kaere3人組みの曲も作ってやろうと思ってる。
次学期についてはもう少し私の出番を増えるようにしよう!
これにて終了とする!!』


同時に違う場所でそれぞれがやるべき事を終え、
同時に言います。
パピィ「はぁーーーーーーーーっ!やぁっと・・・終わったでちゅ〜」
ムルモ「ミカン倒す!じゃなくって・・これで全部終わりでしゅね・・・」
ミカヤ「これで完璧だな、 居影☆(イエイ)」

そして3人は同時にある事に気付きました。
そして3人は同時に言います。

パピィ「ってーーーー!こんなの出せないじゃな〜〜〜い!」
ムルモ「こ・・・・・これを出すワケにはいかないでしゅ・・」
ミカヤ「・・・・・・・・・・これは出せんな・・・」

焦る3人を差し置き、日は昇る。
3人の葛藤はまだ続くが、

はて宿題の行方やいかに。

wあとがきんちょw
はい、担当のメイルです。今回はなんと
季節に合わせてますが、本編とは時期外れです。
始業式前日の夜のお話。
「・・・・これは、ミカンがミカヤにならなければ絶対普通の作文に
なってたな」
いちゃったよ夏田・・・・・月光のガンファイターが現れた時の
ぱぴ子の心情が良く分かるよ
「うぜーなお前。よしメイルは今後本編への出演を減らそう、ついでに」
あーっ分かった、分かったから!ヤメてよもう。作者の権利を
無駄に使わないでよ。ボクが活躍する話は今後あるの!?
「ぐーっ」
前言撤回・・こいつミンチにする
「はは・・・ヘタれの君に出来るかな・・?」
うるさい!うるさい!うるさ〜〜〜い!
「ちょwwwその台詞どっかで聞いた事あるぞwww誰かこの
灼眼のメイルなんとかしてwww」
・・・・・・・・今回のは、楓先生が事情を既に知ってるわけだけど、
この作文は実は発表する物らしくて、あのままだと不味いのです。
「さーて来週の学園パピィ番外編は?なんとっグルミ族!」
え!?ボクが活躍するかも??
次回をお楽しみに!!!!
以上、あとがきのメイルでした!
では☆


■ みずもも (22回/2010/08/16(Mon) 18:11:38/No2687)

こんにちは☆

夏休みの宿題である作文、みんなそれぞれの個性がめちゃめちゃ出てますね!!
パピィちゃんの作文、
「何でか知らないけどムルモが来てくれたのがちょっとだけ・・嬉しかったでちゅ//」
何でか知ってるくせに〜!!!!スラッシュ2本も出てますぜ( ̄ー ̄)
ムルモちゃんのは、かんっぜんに裏が出てますね(^^;)笑
「ミカンを倒す!!」ばりばり書いちゃってるしー!!
そしてパピィちゃんからお見舞いもらえたの、なんか嬉しそう、、、(*^^*)
ミカン様の作文は、内容が色々すごい、、、
普通の人(妖精)では書くことはほとんどないであろう作文だ!!
ある意味このままでもいいかもしれないですね!!笑




、、、あーーーーーーー!!!!!!!!!
私も宿題がまだまだ残っているーーーーーーーー!!!!!!!!!
2週間後の今日は学校なのに、、、
実力テストもあるのに、、、、、、、、、でもまあいっか☆
これからも小説書きまくるぞー!!

では♪


■ こやまる (892回/2010/08/21(Sat) 13:55:07/No2702)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、みずももさん、こんにちは☆

何と!予想もしなかったタイミングでミカン=ミカヤが証明されましたね!
まぁ客観的に見てもバレバレでしたが(妖精たちにはバレないのはお約束^^;)、そうなると今度はなぜミカンがミカヤとして振る舞うのか、その理由が気になりますね。

それはさておき、最後に夏休みの作文という面倒な宿題を残すとは…。
みんな感情の赴くままに書き殴りましたが、みんな個性が出すぎ(笑)。
平城京にも大ウケでした。
そしてムルモはそうとうミカンに腹を立てていますね。。(^^;
あんまり怒ってばかりだとかわいい笑顔が台無しだよ、もっとパピィのことを見てあげなきゃと言ってあげたいですが果たして。。。
また、読み終えた後にムルパピが書いた作文をお互いが拾って読むという展開もなぜか妄想してしまいました。

それにしてもミカンの作文・・・お主はいったい何者なのだ!?
(ヤシチ口調で)
みずももさんと同じく、案外フィクション小説としてこれを提出したら金賞がもらえたりして。
で、結局3人はいったいどんな作文を提出したんだろう。。

後書きのメイルも・・・やっぱり口先だけのヘタレなのか!?
次回の番外編はグルミ族主役とのことですが、意表を突いて双子が主役ではなくキンタだったりして。。。
私としてはメイルが主役で活躍する話も見たいなぁ。
(今度は魔物としてではなく、大活躍するメイルを^^)

では!


■ 夏田みかん (200回/2010/08/24(Tue) 15:40:37/No2715)

こんにちは(^^)夏田です♪

sidestory07「森の主とグルミーズ」

ウィミ「カブト虫取りに行こーーーっ!!」
これが全ての始まりでした。
ちなみに、時期は本編からズレて夏休み。
ムルモとパピィとミカンは今頃ラビィとポピィの所で
ごたいめーーん。
センリ「カブト虫かぁ!取りに行こうかな!・・・でも」
アンリ「カブトの森って怖いよねぇ、センリ〜」
センリ「そうだよね、アンリ〜」
キンタ「そんだら、オラがついてってやるダス?」
アンリ&センリ「ほんとーーっ!?」
ウィミ「やったーーーー!!」
メイル「あっアンリと・・・!」
一人だけ喜ぶ所が違います。

ザック ザック・・・・
キンタ「おお・・・クヌギの木がいっぱいあって居そうな森だすなぁ」
虫網に、何かが入ったリュック。
アンリ「ドキドキするねぇ〜センリ!」
センリ「ワクワクするねぇ〜アンリ!」
2人は虫籠を肩に。
ウィミ「カブト虫取れたら、見せあいっこしよー!」
デカい虫網に虫籠、・・・・・手袋までハメて気合いを感じます。
センリ&アンリ「さんせーい!」
メイル「さっ・・・・さんせーーい」
何も持ってないメイル。
キンタ「木に登って、高い所にいるカブト虫を取って来るだすぅー♪」
ウィミ「じゃあ、私達は低い所に居るカブトを探そう!!」
センリ「カブト落ちてるかなぁ」
アンリ「ふんじゃったらどうしよう・・・(・o・)」
メイル「・・・・・・あのさ、罠張った方が確実だと思うんだけど」
ウィミ「罠?」
センリ「そっか!ゼリーを此処に置いたりして〜」
アンリ「カブト虫が食べに来るのね!流石メイル♪」
アンリが顔をあげてニッコリと微笑みかけると、
メイルは顔を真っ赤にしてしまいました。
ウィミ「?メイル〜顔が月光のガンファイターミカヤみたいだよ?」
メイル「・・・・ウィミ、それを言うならトマトっていってよ。」
ウィミ「ふぇ?」
センリ「う〜〜ん木にはなかなか居ないね、ゼリーに来るかなぁ」
アンリ「くるかなぁ」
ウィミ「あっ!みっけたぁ!!」
ウィミが元気よく指を示します。
センリ「ほんっとだーーーっ!!」
アンリ「あみ!あみ!!」
よいしょ、と言って網を振りおろしカブトを捕獲。
ウィミ「いっぴきめぇ〜〜〜!」
センリ「わ〜〜い!あそこにも!!」
アンリ「これなら罠いらないね♪」
メイル、ハートブレイクッッ。

ウィミはいつものように、晴天のような爽やかな笑顔で
カブト虫を抱えます。
センリとアンリはそれについて行きます。
しばらくして。
キンタ「おーい!おーい!!」
センリ「キンタの声だ!!」
森の奥からキンタの声が聞こえて来ました。

ガサガサガサ・・・・バサッ!

アンリ「きゃっ」
キンタ「4人とも〜♪大量だす〜♪」
センリ「す・・・すっごーーーい!!!!」
アンリ「カブト虫だーー」
ウィミ「かっこいーーーー♪」

一旦切りまっせ♪



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■ 夏田みかん (201回/2010/08/25(Wed) 10:12:25/No2719)

おはようございます(^^)夏田です♪

>ミカヤ=ミカンの証明
・・・・えぇっと・・・・
ミカンの正体は本編で既に発表済みですが。。
6話辺りで青騎士とミカヤが戦う話で、地文が冬田に交代した
状態の時、かなり大袈裟にミカヤはミカンだったあああああ
みたいな事を言ったのですが。覚えてないのかな?
後前回の書き込みで200カキコ目でした(^^)何時の間にw

続きです。

キンタ「はっはっはっ・・・ん?・・・メイル、
お前は触らなくていんだすか?」
メイル「えっ!ボ、ボクはいいよアンリ達に沢山触らせてあげて♪」
センリ「・・・・・・?」
アンリ「えっ・・・・でもメイル・・・」
ウィミ「あっ!そういえば!メイルが仕掛けた罠にカブト虫かかってる
かなァ!?」
センリ「そういえば!」
キンタ「罠・・・?罠ってアレだすかハチミツだすか?
くまの●ーさん呼べば一発だすよな!」
センリ「いや・・・^^;くまの●ーさんは権利問題で来れないよ・・・」
メイル「それにアレはハチミツくれないと来ないと思う^^;」
ウィミ「●ーさんって・・・●ー太郎の事・・・?」
メイル「いや全然違うよ」
っていうか 伏字多くね?

アンリ「すっごーーーーい!!!!」
すると、奥からアンリの歓声が聞こえました。
センリ達は急いでアンリの元へ向かいます。・・・すると・・・
4人「わぁーーーーーーーーーーーー!でっかい!!!」
キンタ「こっ・・・これは魂消ただす・・・・」
大きさにして丁度、アンリより少し背が低い感じの大きなカブト虫でした。
センリ「森の主かもしれないね!」
アンリ「メイルの罠にかかったカブト虫だよ、
籠の中に入らないから網で持っていった方がいいかも」
メイル「いや・・・ボク自分の虫籠も網もないし、アンリにあげる♪」
センリ「・・・・・メイル・・・・メイルさ、もしかして・・・」
メイル「なっ・・・・なあに?」
すると、キンタの手に居た小さなカブト虫がバタバタッ!と羽を
広げて飛んで行き、メイルの帽子につきました。
メイル「うっうわぁッ」
情けない声を上げるメイル。
ウィミがご親切に帽子のカブト虫を取ってメイルの手に乗せます。
メイル「いぃいいいいい動いてるーーーッ!!!!!」
センリ「やっぱり・・・ボク達の手はこんなに汚れてるのに
メイルだけ綺麗だったから気になったんだ・・・メイル、虫苦手なの??」
メイル「苦手・・・・ってワケでは・・・・・いいいいいいいいッ!!!
ウィミあげるッッ!!!」
ウィミ「えぇ〜!?カブト虫ってイイと思うんだけどなぁ・・・」
キンタ「・・・・・・・ヘタレだすな・・・」
アンリ「カブト虫はカワイイよ!」
センリ「カブト虫はカッコイイよ!」
メイル「そ・・・そんな事言われてもっ」
センリ&ウィミ「メイルのヘタレぇー!」
メイル「ボクはヘタレじゃなーーいッ!!!」

その後、森の主は・・・
ウィミ「あはは、おっきぃー♪」
実はウィミが飼ってるのです。

ーENDー

WあとがきんちょW
メイルです。今一活躍してない・・・・というか・・・
ボクの扱いがひどい。
「まぁ最初からそんなんだろ〜。き に す る な☆」
よし、無視して進めようか。
まず今日出て来た森の主、もしかしたら本編でも出るかもしれない
んだt「今回の話はグルミ族中心です。もしかしたら今度出てくる
時はポンタが登場するかもです」
む・・・・・
以上!あとがきのメイルでした!
「ちょwwまてwwまだ10行しか描いてないぞ・・」

では☆


■ こやまる (900回/2010/09/01(Wed) 08:29:59/No2730)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、おはようございます☆

200回投稿おめでとうございます(^^)。
投稿のたびに内容の濃さもパワーアップしているみかんさんの小説…。
これからも楽しみにしていますよ。
そしてミカンの正体は、、すみません、後でもう一度見直してきますm(_ _)m。

さて今回の番外編は予告通りメイル主役(?)ですね。
ただ一人虫取りグッズを持ってこなかったメイルに「もしや」と思いましたが、やっぱり虫が苦手なヘタレでしたか。
みんなが虫取りの格好をしているのに一人だけ手ぶらはかなり浮きまくり〜。
(そこがまたメイルのかわいいところでもあるのですが)
大好きなアンリの前で妹にも責められて、メイルにとっては忘れられない夏休みになってしまいましたね。
でもアンリは優しい性格だから、そんなメイルにかばってくれたりという展開はまだだいぶ先のこととなりそうな予感がします。

>アンリ「これなら罠いらないね♪」
この悪気はないけど重た過ぎるアンリの一言がいいですね。
そしてこの後この罠がメイルにとって大変なことに…という30分アニメ的展開&メイルの扱いのひどさが素晴らしいです(笑)。
しかし森の主はまたでかすぎ(^^;。
アンリと同じくらいのカブトムシはさすがに私もびびりますね。
そんな巨大なカブトムシをウィミが飼うとなると、家にいてもカブトムシに襲われるメイルを想像したくなります。

メイル&ウィミを交えて、これからもまたかわいい双子話をリクエストしたいです(^^)。
次回はポンタも登場・・・?
存在感のあるポンタなのでメイルの出番がポンタに取られてしまいそうな予感がしますが、これからもメイルはアンリを見てドキドキし続けて欲しいですね。
(久々にウィミの暴走も見たい気が…)

では!


■ 夏田みかん (203回/2010/09/04(Sat) 11:26:53/No2736)

おはようございます(^^)夏田です♪

いつもコメント有難うございます♪
絵機能も無くなったし・・・30レスになりそうだし
番外編スレもお引っ越ししたいと思います(^^)
最近いろいろあって下書き描けてないのですが、書き次第
書き込みます。
ムルモとパピィのエピソードも番外編であるかもっ・・・!?
ちなみに、悪ノスレに書いたリクはproof of lifeがなければ
囚人も無いので、そのおつもりで。
では☆




2434/ 悪ノ物語
□投稿者/ 夏田みかん -166回-(2010/05/16(Sun) 20:40:28)

こんにちは(^^)夏田です♪

今回は学パピとは別に短編の小説

ボーカロイドの原曲にした「悪ノシリーズ」の
アンセン版小説を描こうと思います。
ボーカロイドを知ってる人はいいとして、
知らない人は、オリジナルとして楽しんで下さいませ。

注意!
アンリファンの方、すみません、キャラ崩壊するかもしれません。
気性の激しい王女役なので性格が変わります。
そういうのが嫌な方は控えられた方がよいかも。。

役・・・
黄の国の王女・・アンリ
王女の召使・・・センリ
青の王子・・・・ムルモ
赤い女剣士・・・リルム
緑の娘・・・・・ウィミ(オリフェです;;ゴメンナサイ;)

作中にウィミとムルモが恋人同士になる所がありますが

       私はムルパピloveです!!!今回だけです断じて!!(

私の文章次第なんですが、涙腺が弱い方はハンカチかティッシュの用意を。
私は曲聞いて泣いたので;
ちなみに入ってるのは
「悪ノ娘」「悪ノ召使」「リグレットメッセージ」「復習の娘」「緑ノ娘」
です。
最近聞いて、だいぶ感動してます。ボーカロイドってこんなに深いもの
だったとはなぁ。
でも一番はミルモと某ヒーローアニメだけです(笑)
では☆


■ 夏田みかん (167回/2010/05/17(Mon) 07:12:20/No2440)

昔むかし 悪逆非道の王国と呼ばれる黄の国がありました。

そんな国の頂点に君臨するは若い緑の髪の女の子。
そして王女に良く似た召使。

とある協会で彼女達は生まれました。
双子の姉・アンリと
双子の弟・センリ。
アンリ「ほら見てセンリ!お花の冠完成♪」
センリ「わぁ〜〜♪凄い!」
アンリ「これはセンリにプレゼントよ」
センリ「!・・・・ありがとう(*^_^*)」
「2人とも 国の跡取りが決まったんだ。アンリ、私達と来なさい」
アンリ・センリ「え?」
「センリ、君は今日から私達と暮らすんだよ」
アンリ「いやだ!そんな・・・センリ!!」
センリ「アンリーー!!」

大人達の勝手な都合によって

         双子の未来は2つに裂けたのでした―――・・・

    「悪ノ物語」



ここは黄の国の城・・・・そこに王女ことアンリ姫はいました。
アンリ「・・・・・・はぁ」
センリ。今何処にいるの・・・・?
執事「アンリ姫・・・・新しく召使が入ったようです。」
アンリ「あらそう。・・・・・入ってらっしゃい」
すると、姫の部屋の扉は開かれ、
新しい召使が入って来ました。
召使はニッコリと笑い、―
王女は目を細めて驚きました―
アンリ「センリ・・・?」
センリ「久しぶりです。王女様」
アンリ「センリなの?」
センリ「はい」
アンリ「センリ・・・・!」
センリ「やっと・・・会えたね」
アンリ「センリ・・・おかえり!」
生き別れの双子の運命の再会でした。
しかし 片方は王女 片方は召使
双子の姉弟の身分は・・・・・
とても大きい物でした。
アンリ「センリ・・・」
センリ「大丈夫・・・アンリの言うことはこの国では絶対だ。
そしてこの世界の誰が敵になろうともボクは君を守るよ・・」

今回の小説は読み切りで長いので、中途半端な所で区切りますが、
ご了承ください<(_ _)>
一旦切ります。



■ こやまる (50回/2010/05/20(Thu) 08:32:57/No2451)

夏田みかんさん、おはようございます☆

私も少しだけ「悪ノシリーズ」を勉強しました。
確かにこれは気性の激しいアンリが見られそうですね。
そしてその結末は・・・。
おやつの時間のだわのセリフも待っているでしょーか?(^◇^;)
アンリとセンリはどんなときも対等という存在ですが、このストーリーでは与えられた身分の違いが二人をどんな風に変えてしまうのかが楽しみです。
ミルモに双子キャラがいて本当によかった!(^^)

双子以外の配役が面白いですね〜。
緑の娘がなぜウィミなのかが気になるところですが、これは「悪ノシリーズ」をもう少し勉強すれば分かるのかな?
ちなみに私はまだ「悪ノ娘」と「悪ノ召使」しか聞いていません(^^;。

絵の方は、アンリの悪魔のような表情が…。
民衆に嫌われていく役をアンリを引き受けることになるとは…この後を想像すると結構つらいですね…(^^;。

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ 夏田みかん (168回/2010/05/21(Fri) 17:08:54/No2454)




――――・・・・ある日の事でした。
センリ「紅茶が無くなってきたね・・・」
アンリ「紅茶なら買ってくればいいじゃない?」
センリ「そうなんだけど・・・最近お金が足りなくなってきた」
すると、後ろから執事が現れ、ニヤリと笑いました。
執事「国民共から奪い取りましょうか・・・」
するとアンリもニヤリと笑います。
アンリ「そうだわ、そうしましょう。・・・センリ」
センリ「・・・ボクの出番だね?」


黄の国の城下町・・・・
「また・・・・またうえ死にした人が出たのか・・・」
「食事も金も全て王国に巻き取られてしまったわい・・・」
全てがすべて、王女のため。
一方の村の人々は王女の優雅な生活のために誰もが飢えて死に、
大変な生活を強いられていました。
ミルモ「なんか・・・もう力も出ねぇや。王女め・・・
これで何日チョコ我慢してると思ってんだーーーー!!!」
すると、後ろから・・・
ペータ「そうだべ・・・もう国のいいなりにばかりなってては何も解決
しないだべ・・・・反対しよう!!国民全員で・・・!」
マンボ「きっと王女にも届くハズだ!」
ガビン「届かなかったらどうしよう・・・ガビ〜ン!」
ビケー「ボクの美しさで王女を説得してみせるよ♪」
人々は決心しました。
すると、民家の中から女の子。
リルム「皆さま!頑張って下さいませ♪さぁ
エネルギーをつけるにはお腹を満腹にしませんと♪
はい、私の料理を召し上がれvV」
ミルモ「うげっ!いっいらねーよっっ、この大事な時に〜〜〜!」
マンボ「あ・・・・あはは、その気持ちだけで充分だよ;」
ペータ「そーだべ;」
ビケー「そういえば、ミルモとリルムは結婚するんだろう?」
ペータ「おお!聞いて無かったべ!いつ式をあげるんだべ?」
リルム「来月ですわ♪」
ミルモ「けっ・・・//親同士が決めた婚約じゃねーか」
リルム「あら、いいじゃありませんか♪」
ガビン「2人はいつも仲が良いね〜」
3人「あぁ♪」


ミルモ「何ィッ!?王女が国民から金を巻き上げに来ただと・・?」
ペータ「あぁ、そう見たいなんだべ・・・」
ミルモ「・・・・・いや、丁度いい。反対する時は今だ!ここは
皆でビシッと言ってやろうぜ!」
リルム「ミルモ様♪」
ミルモ「オレが代表で行く。必ず成功させてみせるぞ!!!」
全村人「おおーーーーーーーーッ!!!」

センリ「?」
アンリ「どうしたの センリ」
センリ「・・・・それが・・・・村人の様子がおかしいんだ。
・・・何かを言いたそうにしている・・・」
アンリ「いいわ、聞いてあげましょう」

風が強く吹く午後の時・・・・
ミルモ「・・・・・お前が王女アンリか・・・」
アンリ「・・・・・えぇ。これは何のつもり?」
ミルモ「オレ達はもう耐えられねぇんだ!!城下町だって
金持ちの街じゃあない、あんたが無理に持っていくから、
いろんな奴が飢えて死ぬ・・・・・もう、これ以上好き勝手に
させるわけにはいかねぇぞ!!」
全員「反対だああああああぁぁぁぁぁぁ!!」
全ての妖精が反対を述べています。

しかし、アンリは不愉快な表情を浮かべ
センリになにかを命じました。
ミルモ「国民は国の所有物じゃねーーぞーーーーー!!!」


「やって」


その一言から五秒後。

先程まで 反対者の村人の代表だったミルモは
弓矢に打ち抜かれて


そのまま倒れてしまいました。



    ザワッ・・・・・

村人達が一気に静まり返ります。
アンリ「この国は私の国よ!だれにも邪魔はさせない!!」
センリ「王女の言うことは絶対だよ。もし彼のように反対なんかしたら
今のように制裁を下す」
村人「ザワザワ・・・」

そして、金を巻き上げ、王女は去って行きました。
肩を落とす村人達。
1人。


目から大粒の涙を流す少女一人。

リルム「・・・・・ミ・・・・・ルモ様・・・・」

「ミルモ様ァァーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」

婚約者だったリルムはミルモの元へと駆け寄ります。
悲しい気持ちばかりが彼女を支配しています。
ミルモの所へと行き、体を抱き抱えると・・・・
彼の体はとても冷たくなっていました。
彼の瞼は二度と・・・・永久に開きませんでした。

絶叫するリルム。

ビケー「・・・・ミ・・・・ミルモ・・・・ッ」
ペータ「そんな・・・・・そんなの嘘だべ・・・・」
ガビン「・・・・・・ウッ・・・・ぅ・・・・・・」
マンボ「ミルモーーーーーーーーーッ!!」

リルム「絶対に・・・・許さない!!!!」
少女の目は復讐の色へと化した。

そんな人々の思いは王女には・・・届かない。
アンリ「あら、おやつの時間だわ♪」
いつもの調子でアンリが楽しそうに言いました。
センリ「そ・・・・それがね」
センリが言いにくそうにしています。
アンリ「?」
センリ「お菓子切らしてるんだ・・・・買い物に行かないと・・・」
アンリ「それじゃあ しょうがないわね。早く買ってきて!
緑の国ならいろんな物が売ってるはずよ」
センリ「分かった」
召使センリは今日も忠実に王女の言うことを聞いています。

一旦切ります。
緑の娘の配役は、私も最初はパピィちゃんにしたかったのですが、
何故パピィにしなかったのか、それは「緑ノ娘」を聞くと良く分かります。
では☆


■ 夏田みかん (169回/2010/05/22(Sat) 08:29:19/No2455)

暴君王女が思いを寄せるは

黄の国がある島から離れている、海の向こうの

青い王国。そこにいる、ムルモ王子様。
アンリ「海の向こうの王子様・・・・」
写真を手に取り、眺めます。
アンリ「あなたは今 何をしてらっしゃるのでしょう・・・・。」
センリは緑の国にお出かけしているため、誰もいないのでした。

すると、机に置いてある真新しい新聞に目がいきました。
民衆の作った新聞など興味はない。
しかし、以前アンリ姫の命令で 新聞の記事に必ず
王子の情報を入れろと言って置いていました。
アンリ「暇つぶしに読みましょう」
そう言って、新聞を手に取ります。しかし




   そこに描いてあった王子の情報は決して良い物ではありませんでした。



大きい字で「必見!ムルモ様の熱愛が発覚!!」

記事はこうでした。
「最近、緑の国にムルモ王子が来ているという噂が流れている。
その噂が事実なのかを調べるべく、調査に向かった。
そこではなんと、緑の国にいるウィミという少女と会うために
ワザワザ毎日のように来日しているのだそうだ。
四六時中2人で行動していて、かなり熱いカップルのようだ。
我らが王女はこれをどうするのか・・・・・」

写真は、まさに緑の国の娘と、   


ムルモ王子が仲良くしている所でした。


アンリ「何これ・・・・」

アンリは保全としてしまいました。
どういうこと!?と言わんばかりに
頭を抱えます。

すると、記事を頭で整理しようとします。

しかし混乱している頭を整理すればする程
怒りがこみ上げて来ます。

アンリの形相は序所に嫉妬におかされ、
悪魔のような顔になりました。
嫉妬に狂った王女様。


数日後・・・・
センリ「王女・・・・今何と・・・?」
アンリ「緑の国を滅ぼしなさいと言ったの・・・」
センリ「なっ・・・なんで??どうしたの・・・」
だって あの国には・・・!!!
はっ・・・・気付くセンリ。
アンリ「蒼の国の王子とその娘がとても親密だったなんて・・・
今まで全然知らなかったわ・・・」

アンリ「お願い・・・・

        その子を消して欲しいの    」

ターゲットは王子と仲良くしている女の子。
するとセンリは重い口を開き
センリ「分かった・・・・・」
今日も忠実な召使。


緑の国は焼き払われ、幾多の命が消えていく・・・
そんな中、金髪のカールの女の子は死んでいました。

ムルモ「・・・・な・・・・・なんで・・・・・・・」
今まで 仲良くしていた女の子が王女の
嫉妬により始末された・・・・・この姿を・・・保全とみつめるは青の王子。
ムルモ「どうしてでしゅかッ・・・・」
王子は滅多に流さない涙を・・・
滝のように流して、彼女の死を受け入れられませんでした――・・・

ふらり ふらり と行くは知り合いの村。

王子ムルモは、友人のミルモ達を訪ねて来ました。

ムルモ「・・・・?やけに暗いでしゅ・・・」
するとドアがキィィ・・・・と開きます。
中からミルモの婚約者だったリルムが出て来ました。
リルム「ムルモ様・・・・!」
ムルモ「リルムしゃん・・・?どうしたんでしゅか?」
リルム「それが・・・・・・・・っ・・・・・ミルモ様は・・・」

ムルモはミルモの死を聞かされます。
それをやったのが黄の国の王女、アンリだという事も。

そして

リルム「では、ウィミさんもアンリ姫に・・・?」
ムルモは静かに頷きます。

リルム「アンリ王女・・・最後の理性も失ったのですか・・・。
復讐しましょう・・・!私達にも心があるという事を思い知らせて
やりますわ・・・・!!!!」
ムルモ「・・・・・」
数秒考え込み、
ムルモ「ボクも参加しましゅ・・・皆で兵を引き連れて
革命を起こすでしゅ!王女の首を打ち取るために!」


ついに立ちあがる民衆。
悪の王女を倒すべく 赤き鎧の女剣士となったリルム。

軍は序所に拡大していきました。
リルム「行きますわよ 皆さま・・・・付いてきて下さいませ!」
革命軍の手はついに 黄の国の近くまで迫って来ました。


■ 夏田みかん (170回/2010/05/22(Sat) 13:17:00/No2457)

執事「大変ですーーーーー!!!!!」
2人「!?!?」
執事は息を切らせていました。息を再び整え・・・
執事「国民が革命軍を引き連れてもうすぐ城までやって来ます!」
アンリ「えっ・・・!?」
センリ「国の兵は・・?」
執事「それが・・・皆やられてしまって・・・半分が向こうに寝返って
しまいました・・・・」
アンリ「・・・・・!!!!」
センリ「くっ・・・・・」
執事「もうここにはおられません!王女様、お逃げ下さい!!!
軍はもうそこまで来ています・・・・」
センリ「執事!もう間に合わないよ・・・城が囲まれてる・・・
逃げ場が・・・ない・・・!」
アンリ「そんな・・・・っ・・・・!!」
最低の状況下・・・・王女は震えあがり、身に迫る危険におびえていました。


もうすぐこの国は・・・・滅びる。

そして等々軍は王女のいる所までたどり着いてしまいました。
ムルモ「王女だけでしゅか・・・まるで待っていたようでしゅね・・」
センリと執事は城から上手く逃げ出し、去って行きました。
リルム「安心して下さいませ・・・・私達が狙っているのは
あなたの首だけですわ・・・」
ムルモ「あの2人は逃がしてやるんでしゅ・・・」
民衆は暴れる王女を取り押さえ、
アンリ「このッ・・・無礼者!!!」
ついに捕えられた王女。

彼女は、牢獄へと連れて行かれてしまいました。

ムルモ「これで・・・・何もかもが終わりましゅ・・・」
リルム「・・・・・」
ムルモ「・・・・リルムしゃん?」
リルム「何かが違いますわ・・・」
ムルモ「ほぇ・・・・?」
リルム「でも・・・だとしたら・・・・・どうして・・・!?」

処刑の時間は午後三時。
一人 王女アンリは、牢獄に座り込み・・・
全てを走馬灯のように思い出していました。


たとえ世界の全てが君の敵になろうとも
君はボクが守るよ。

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■ 夏田みかん (171回/2010/05/25(Tue) 12:20:39/No2464)

―――・・・

王女のおやつにブリオッシュを買いに行っている時でした。
センリ「ここは 緑の国だっけ・・・綺麗な国だなぁ・・・」
緑生い茂る豊かな国。とてものどかな国でした。
センリ「王女も連れてくれば良かったかな・・・」
すると、前方に青の王子たるムルモが通りました。

青の国は今、妃の問題に悩まされています。
美しい顔立ちをした王子・ムルモ様はいろんな少女と
お見合いをしていますが、なかなかお目にかかる女の子は
現れません。 誰もが見惚れる王子様でも妃の問題に悩んでいるのでした。

しかし、ここは緑の国。
センリ「あれ・・・・ムルモ王子だ・・・こんな国に何しに来てるんだろう
・・・・・確かあの王子はアンリの・・・」
すると・・・・
もう一人可愛い女の子が王子の後をついて行きました。
黄色いカールの優しげな笑顔の女の子。

センリ(うわぁ・・・・・)  彼女を見たセンリは
一目で恋に落ちました。
センリ「まさか王子と・・・・?」
並んで歩く2人を見て、
姉・アンリの恋の心配、自分の心配の
両方を考える複雑なセンリ。

溜息をつき、今日の事は忘れて取りあえず
おやつを買いに行こうとセンリは思いました。
買い物も一段落した頃――

「あ・・・・」
「!」
ばったり。あの女の子と出会いました。
センリ「あっ・・・・君は・・・」
「?・・・・あの・・・貴方は?」
センリ「えっとボクは・・・黄の国の召使センリです」
「!!黄の国・・・・私はウィミ。この国の村娘だよ」
センリ「ウィミか・・・・」
ウィミ「王女様はお元気?」
センリ「うん。・・・・あのさ・・・その・・・・
ムルモ王子と・・・仲が良いのかな・・・」
センリは言いにくそうに言いました。
ウィミ「うん。一応恋人同士なの・・」
それを聞いてガクッと肩を落とすセンリ。しかし・・・
ウィミ「でもね、皆のためなの」
センリ「え・・・・・?」

センリ「どういう事?」

ウィミの真実はこうでした。
緑の国は現在、黄の国に脅かされています。
しかし未だに、革命の火種がありません。それは
黄の国の国民達もそうでした。

しかし ある妖精がある事に気付きます。

「黄の国の王女は偉く青の国の王子に惚れていると聞く。
ならば 王子を他の者とくっつけて王女に殺させれば
大きな火種になるのではないか?」

青の王子の権力もなかなかの物だった。そう言った
妖精たちの企みを背負い、ウィミはシナリオ(筋書き)通りの
人生を歩んでいる。

センリ「な・・・・・」

自分の国への革命のための犠牲だって・・・?

センリ「ボクはその国の召使なんだよ・・・そんな事話していいの?
ボク・・・アンリに全部話しちゃうよ?」

ウィミ「無駄だよ、召使の貴方なら分かるでしょう?アンリ様は
冷静な人じゃないって。そんな事聞いたら、余計犠牲者を出して
火種を大きくするだけなんだよ?」

全くその通りだった・・・・

こんな事実を知ってしまったにも関わらず、
何も出来ないのか・・・?
このままではアンリが・・・そして
ウィミ「・・・・」
彼女も・・。

そしてセンリは思いついた。この企みの妨害作・・・

それは王子とウィミを引き離す事、すなわち、ボクが
ウィミと恋人同士になればいい・・・・・!!


センリ「ウィミ、今夜、また会ってくれないかな?」
ウィミ「え?いいけど・・・」

2人はこうして毎晩 夜にこっそりと忍び会い、
いつの間にか、惹かれあっていました・・・・


しかし。

センリ達の愛が成長するには  時間が足りませんでした。



アンリ「あの緑の娘が憎いのよ・・・」
王女が自分の気持ちを訴えて来ました。

センリはその夜・・・・・重い足取りでいつものように
ウィミの元へと向かいました。

愛し方を知らないアンリのために

ウィミ「センリ?」
いつもと様子が違うセンリ・・・・暗い表情・・・
そしてどこか切なそうでした。
それを 察するウィミ。
ウィミ「分かってるよ。この時が来たのでしょう?
いずれ来る事だもの、全て筋書き通りに終わらせよう。」

センリ「でも・・・・・!」

何一つ変えてあげられなかった・・・・
ボクは・・・奴らの企み通りにしてしまうのか・・?
ダメだ!ダメだ!ダメだ!ダメだ!ダメだ!

ウィミ「私は筋書き通りに死ぬハズだったの・・・でも
センリが居たおかげで・・・・それなりに・・・楽しかったんだよ」

ウィミの目から涙が流れて来ました。

ウィミ「ほ・・・・ほんと・・・はね・・・まだ死にたくない・・・
・・・まだセンリと沢山お話・・・したかったんだよ」
センリ「ウィミ・・・」
ウィミ「どうせ死ぬなら貴方の手にかかって死にたい・・・」
全て筋書きにない言葉。

センリは握っているナイフをブルブル震わせていました・・・
出来ないよボクには・・・・ボクには出来ない・・・!
躊躇しているセンリの手をウィミは優しく包み込み、



自分へと突きたてた


彼女の命と共に闘いの火種は大きく落とされた。


緑の国が燃えていく・・・・・


センリは自分の部屋に入り、声を殺して
泣いた。


これで良かったんだ。


センリ「アンリ・・・・今日のおやつはブリオッシュだよ」
アンリ「うわーーーーーぁ♪美味しそう〜♪」
アンリはフォークとナイフを上手に使い、
ぱくっと口の中に入れました。
アンリ「美味しい〜〜〜〜♪センリ!見てるだけじゃ
つまらないよ、一緒に食べましょ♪」
アンリは無邪気に笑って見せました。
センリ「ボクはアンリを守る・・・そのためなら
ボクは悪にだってなってやる」
アンリ「センリ?」
すると、笑顔を見せて言いました。
センリ「なんでもないよ・・・」





革命軍の手が迫っていく・・・双子の最後の悲劇へと・・・


■ 夏田みかん (172回/2010/05/25(Tue) 14:21:09/No2465)


執事「革命軍です!!もう城を囲んでいます!!」
時間は戻って、ついさっきの出来ごとを思い出す。。

アンリ「終わっちゃうの?全て・・・??」
怯える片割れ・・・
センリ「もうすぐ この国は終わるだろう・・」
ボクがウィミの事をなんとかしてやれなかったばっかりに・・・・

全部  ボクのせい

アンリ「センリっ・・・・怖いよぅ・・・・」
センリ「大丈夫。ボクが必ず守る」
これが報いだというのならば、

ボクはあえてソレに逆らう・・・・!!

センリ「ほら、コレ。ボクの予備の服。これを着て早く逃げて・・」
アンリ「!!??」
アンリは意味が分かりませんでした。
センリ「アンリ、ドレス借りるよ・・・・よしっ」
クローゼットから、ピンクのドレスを選ぶセンリ。
すると、桂を用意してスポッと頭にはめました。
アンリ「ちょっと・・・センリ・・・!?・・何をしているの・・?」
今のセンリは王女・アンリそっくりでした。
センリ「何って・・・アンリになってるのさ・・」
アンリ「なんで私になるの・・???」
恐る恐る聞く
センリ「ボクが君になり済ます。だから、そのスキに逃げなさい」
アンリ「だっダメよセンリ!駄目に決まってるでしょ?!
貴方は私と逃げるの!これは王女の命令よ!王女の命令は絶対よ!!」
センリ「ごめんねアンリ

その命令だけは聞けないんだ」
アンリが悪だと言うなら ボクだって同じ血が流れてる
センリ「大丈夫!双子だよ?きっと誰にも分からないさ・・・」
アンリ「そうじゃないの!それじゃあセンリが死んじゃう!!
言う事を聞きなさい センリッ!!」
すると アンリがセンリを掴む前に執事がアンリを抱えて
逆方向へ向かいます
アンリ「!?執事!!?放しなさい!あなたまでグルなの?!
待ってセンリが!センリ・・・・・・


センリィィィィィィィィーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」


王女の叫びはむなしく響く。

2度目の生き別れか・・・・・
そして 3度目の来ない永遠の別れ――・・・

アンリの愛しき片割れは凛とした顔で革命軍を待っている。

執事「お嬢様・・・あなたはセンリ殿の気持ちを
無駄にしないために生きるのですよ・・・・」

アンリ「いやだ・・・・いや・・・いやぁぁぁぁぁ」
ぼろぼろと出てくる涙を抑える事は王女ですら出来ない・・・。

―――・・・・
ムルモ「見つけたでしゅ・・・・黄の国の王女・・・!」
リルム「覚悟ですわ!」
アンリ「そう・・・私はアンリ。この国の王女・・・!」
ムルモ「捕えるでしゅ!!」
すると兵になった民達が王女と呼ばれた召使を捕まえました。
アンリ「このッ・・・・無礼者!!!!!」



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■ 夏田みかん (173回/2010/05/25(Tue) 15:10:41/No2466)


ずっとアンリは籠の中だった。
これで解放される・・・・
これでいいんだ。これで・・・・・



アンリ「センリ・・・センリ・・・・」
センリが心配でいてもたっても居られないアンリ。
パサっ・・・・

・・・?

服に何かあったのか、それが落ちた。
それは   かつて2人で行ったお花畑の思い出・・・・

冠が センリによって大事にしまわれていたのでした。

アンリ『はい、これセンリにプレゼント♪』
センリ『わぁ〜ありがとう!』
これはまだ、ただの双子同士だった頃の懐かしい思い出・・・
アンリ『これからもずーっと一緒にいようね、センリ!』
センリ『一緒にいようね、アンリ!』


センリ『王女・・・今日のおやつはフォンダンショコラだよ』
アンリ『美味しそう♪センリはいつもお菓子作るのが上手なのね』
センリ『今度厨房においでよ、作り方一つ教えてあげる!』
アンリ『ホントに?やった〜』

平和だった 日常が走馬灯のごとく 通り過ぎていく・・・・


     処刑の時間は午後3時。

紐で繋がれ、自由になれない王女。
遂に、処刑台の所に立ちました。
「さぁ、早く行け!」
そう言って背中を押される王女。

たとえ世界の全てが君の敵になろうとも
君はボクが守るから 君は何処かで笑っていて・・・

ゴーーーン ゴーーーン

協会の鐘が鳴り響く・・・午後3時を告げた。
アンリ「あら、おやつの時間だわ」
王女と呼ばれた召使の最後の一言でした。
民衆は絶句。

そしてそれを民衆に紛れて見る、本当の王女。

すると、それを見つけたのか・・・・センリはニッコリと
笑いました。紐は・・・頑丈に絡められたまま、
大きな鎌が  王女(めしつかい)の首を打ち取りました。

ムルモ「彼女は正に悪ノ娘でしゅ・・・・・」

王女は赤い液に染まりながら・・・・
満足そうに笑顔を残して 世を去りました。

アンリ「センリ・・ッ・・・・・っ・・・ぅ・・・
うわあああああああああああああああああああああ」

アンリの顔は涙で歪み、ぽたぽたと地面に水滴が
落ちて行きました。
あの頃には戻れない・・・・

アンリは・・・・走り去って行きました・・・
執事「お嬢様!」

センリ『ボク達、生まれ変われたらまた双子がいいね』

リルム「・・・・・」
それを見つめるは赤き鎧の女剣士。
リルム「私達同じですわね」

愛する人が殺される時・・・ただ見る事しか
出来なかった。

双子の片割れは王女と入れ替わっていた。
牢獄に居た時のあの満足そうな顔を見た時・・・
彼の気持ちを無駄には出来なかった・・・・

私はアンリ王女と同じ。関係のない妖精を殺したのだ。

たとえ後 英雄と呼ばれても
私も所詮 復讐ノ娘(悪ノ娘)。


もし生まれかわったら、その時はまた 遊んでね―――・・・・

センリの願いは空へと消える。



■ こやまる (823回/2010/05/28(Fri) 22:25:10/No2473)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんばんは☆

すっかり感想が遅くなってしまいました。。
一気に連載を進めるみかんさんに強い勢いを感じます!
私の方はあれからオリジナルの方は聞けていないのですが、そんなボーカロイドの素人でもみかんさんの小説はすごく楽しめました!
というか激しく胸を打たれました!!
ストーリーは基本的にオリジナルに忠実なのでしょうか?
(質問する前に聞けと言われてしまいそうですけど^^;)

配役もまたバッチリ決まっていますね。
パピィではなくウィミとなったのは、ムルモ王子への愛が真の愛情ではなく、別の目的による愛になるからなのかな?
パピィのムルモへの愛はそんな回りくどいものではないですからね(^^;。
逆に青の王子役=ムルモは完璧にハマリ役だと思います。

それにしてもアンリ姫の悪がすごすぎる…(^◇^;)。
あの臆病なアンリからはなかなか想像できませんが、たまには元の設定を壊して完全に別キャラを演じさせるのも悪くないですね。
このストーリーの真の主役はセンリになるのでしょうか。
愛するウィミの命に加え、自分の命まで犠牲にするセンリにとって、やはり姉アンリが一番の存在だったわけですね。
この設定こそまさにアンリとセンリそのものの双子愛・・・。
いつか別の形でこの双子の愛を見させていただきたいです。

う〜ん、とにかくこの素晴らしいストーリーを一人でも多くの方に読んでいただきたいですね。
よろしければぜひいただきもの小説に掲載させてください!!

イラストのアンリの涙が・・・。
アンリとセンリはいつも2人で1人なので、この別れのシーンはとても悲しすぎます・・・。
構図からも別々の運命を歩もうとしている二人の対比が現れていて余計に見ていてつらい。。。
一人だけ生かされたアンリに、果たして新しい笑顔が戻ってくる日はやってくるのでしょーか?
オリジナルではこの後のストーリーが無かったとしても、みかんさんオリジナルのストーリーを見せて欲しいなぁと思ってます(^^;。

では!


■ 夏田みかん (174回/2010/05/29(Sat) 10:28:36/No2476)


町はずれの小さな港・・・・・
そこに一人佇む少女。

センリが最後に自分に笑顔を見せた瞬間の出来事が頭から
離れません。鎌は振りおろされ、一直線にセンリの首元へ。
そして、次には片割れは―――・・・・

真っ二つでした。



この海にある密かな言い伝え。

願い事を書いた紙を小瓶に入れて、海に流せば
いつの日か想いは実るでしょう――――・・・・

これはいつの話だったか・・・
センリ『知ってる?この海はね、願い叶えてくれるんだって』
アンリ『そうなの?あら、やってみたいわね♪』
センリ『これに、こうして、こうするんだよ』
紙を小瓶に入れました。
アンリ『結構簡単だねぇ、こんなので叶うかな・・?』
センリ『よし、これを・・・ぽいっと!』
アンリ『あッ!・・・いいの?私の願い事センリが投げて・・・』
センリ『いいんだよ だってアンリの願い事はボクの願い事だから・・』

2人の願いが入ったメッセージは海に流れて行きました。

そうだ、いつだって私の願いをセンリは叶えてくれた。
いつも私のわがままばかり聞いてくれた・・・・・・

アンリ『国民共から物を巻き上げてきて!』
アンリ『あら、おやつの時間だわ!今日は何、センリ♪』
アンリ『あの娘が憎いのよ・・・・・』

それに決まってセンリの答えはいつも
センリ『分かったよ、待っててねアンリ』


またもセンリが死ぬシーンが頭を過る。


願いを叶えてくれるセンリは  









     も う い な い 。







すると、再びアンリの目から涙が零れおちました。

今まで私の命令で死んで来た命は数え切れない。
自分の罪の重さに気付くのはいつも 全て終わった後―――・・・・

アンリは、持っていた小瓶に紙を入れ
この海の伝説にセンリの代わりに叶えてもらうのでした。

王女の涙はリグレット。
アンリ「これは・・・・・・・私の・・・・最後のわがまま・・・・・・」

すると、隣に人の気配を感じました。
はっ と振り返ると

センリが嬉しそうにニッコリ笑って 消えました。

それは片割れの幻影・・・・・
アンリは更に涙を流してわんわんと号泣してしまいました。。。

王女の書いた願い―――・・・・
「もし  生まれ変われるならば・・・・・」

海へと流れるメッセージ
水平線へと流れて行く。

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■ こやまる (831回/2010/06/04(Fri) 00:03:58/No2496)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんばんは☆

リグレットとは哀悼、そして後悔。。
そんな想いに涙を流すアンリ・・・本物のかわいいアンリにはあまり重ねたくないですね(^◇^;)。
本家のリグレットメッセージは『悪ノシリーズ』に含まれる含まれないとの解釈の違いがあるようですが、アンリが涙を流している以上、この物語はバッドエンディングを迎えたと考えるべきでしょうか。
このままではアンリがかわいそうなので、アンリがセンリと仲よさそうにするアナザーストーリーを・・・ってさすがに無理か(^^;。
本家の方はまだ勉強中ですが、この後に続くストーリーはあるのでしょうか?

あ、こちらの「悪ノ物語」もぜひいただきもの小説に掲載させていただければと思います〜。
では!


■ 夏田みかん (175回/2010/06/04(Fri) 19:15:42/No2498)

>いただき物
おお!有難うございますww
悪ノシリーズは一応私の解釈により、
続いていますw





ここは どこ?

かつて悪ノ娘ノ召使と呼ばれていた少年が 居ました――・・・

一旦切ります;;;

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■ 夏田みかん (176回/2010/06/05(Sat) 07:32:30/No2500)

おはようございます(^^)夏田です♪

絵を適当に描き過ぎた事に今更後悔する夏田です(ぇ
まぁドンマイだ自分←

目覚めた時、ボクは一人。
黒く塗りつぶされた真っ暗な部屋。

なんだ ここ。ボクは一体誰なんだ・・・・

言い知れぬ孤独を感じた少年はその
おかしな部屋で一人怯えます。

ん?よく見るとこの部屋の天井にデカい穴が・・・

少年は咄嗟に、この部屋から脱出出来る!と思って期待をしましたが
その穴を良く見ると大きな 大きなゼンマイがありました――・・・
しかし、ゼンマイはちっとも動きません。

・・・・代わりに、ゼンマイの奥で不気味に響く誰かの声が
降って来ました。

「罪深き少年よ お前はこの先永遠にこの部屋からは出られぬ――・・・」

え・・・・・・・?







   そ の 瞬 間

「――――――――――――――――――――ッ・・・・・!!!!!!」
思い出す全ての記憶
自らが重ねた罪の数々を・・・・
走馬灯のように。

アンリ『いやだ!さっき約束したの!センリとはずっと一緒にいるって!』
センリ『アンリ、ボク達離れ離れにならなきゃいけないの――・・・?』
アンリ『ううん!ずっと一緒よ・・・国の後を継ぐなんてしない・・・・
放して!!私は――     センリィーー!!!』

ミルモ『国民は国の所有物じゃねぇだろう?!』

血の池に沈む村人――――・・・・
     そして
リルム『―――ッ・・・絶対に・・・許さない・・・!!!』
村娘の・・・・復讐に満ちた眼球。


ウィミ『私はね―――・・・・これで・・・・良かったんだよ』
血に染まりながらも笑顔を見せる少女―――・・・・
ウィミ『あなたの手にかかったら・・・・・・・もう・・・
想い・・・・残す事は・・・・ないよ』
この日がボクが一生で一番涙を流した悲しい一日。
ボクのココロが枯れた日。

ムルモ『なんで・・・・・こんな事に――――・・・・!』
王子の涙・・・・そして

アンリ『昔約束したでしょう?別れたのにまた会えたのよ!?
これは神様からのチャンスなのよ!・・・センリ!行っちゃダメ!
これは命令よ!私・・・・私を・・・・・』

私を一人にしないで――――――・・・・・!!!

片割れの涙。

全てを思い出して気付く。
アンリ『センリ、今日のおやつは〜?』
もう 平和な日常・・・あの頃には







        も

        ど

        れ

        な

        い



分かってる。なんでこんな部屋に閉じ込められてるのか。
そして その結末も。



ボクは死んだんだ――――・・・・

はっ  とすると、両腕にハメられている赤い手錠
その赤らみはまるで血の色。
そうだ。この赤はきっとボクのせいで流した誰かの血の色・・・
そして
足枷まで付けられている。青の足枷だった。
この青色はきっと誰かが流した涙の色。

償いきれない罪―――・・・・

「る〜〜〜〜〜〜りらら〜〜〜――・・・・る〜 りらら〜♪」

すると、ゼンマイの声ではなく、どこか遠くから子守唄のような
歌がどこからともなく聞こえてきた。  なんだろう。
とても懐かしい・・・・聞き覚えのある声――・・・・
会いたい ふいにそう思った。

誰が歌っているのだろう・・・・・・?


随分と長い時間が流れた。
センリ「ねぇ――・・・・もうどれくらい時が経ったのかなぁ?」
動かない、押し黙ったままのゼンマイに訪ねた。

すると     まただ。
「る―――・・・・るりらら♪るーーーーららら〜〜〜・・・」

またあの子守唄。
どこからともなく聞こえてくるこの歌だけが
今のボクを癒してくれる――・・・・

毎日のように、耳を澄まして歌を聞いてるうちに
気付いてしまった。
この「子守唄」の本当の意味を――・・・・

     


■ 夏田みかん (177回/2010/06/07(Mon) 11:56:07/No2509)


だから、ボクは子守唄に新しい言葉を付けたした・・・・



ゼンマイの隙間から零れて来た小さな光。

なんだろう?手元に引き寄せてみると

それは小瓶だった。中にメッセージが入っている・・
まぎれもない、君からのメッセージ・・・・・・
「る〜りりら〜」
今も歌い続ける

君からの

メッセージ。。

途端、キキキーーと何かがかすれる音が聞こえます。
なんと・・・・
「!」
ゼンマイが回り始めました。

ゼンマイが、話しかけて来ます。
「少年、お前の罪は決して許される事はないーーー
だけど、悪という言葉、闇という言葉それら全てを歌へと変えよ・・・」

すると、その途端手錠が外れました。
赤い手錠は妖精の形へと変わり、――・・・・
かつて赤き鎧の女剣士と呼ばれたリルムが現れました。
彼女は、貧相な服でも、戦闘服でもありません。
さくらんぼのようなぽんぽんに、ピンクの服姿でした。
そして、話しかけます。
リルム「これから、あなたは生まれ変わるのですわ」

すると、今度は青色の足枷が外れました。また妖精の形へと
変化し、かつて 青の王子と呼ばれたムルモが現れます。
以前のような王子の格好は無く、胸に大きなリボンと青い服姿でした。
そして同じように話しかけます
「今日がセンリしゃんの新しい誕生日でしゅ――・・・・!」

そして、気付けば召使センリは、黒い召使のスーツがどこにも
見当たらなく彼が着ている服は温かい、動物の毛で作られた服、
胸にチャック。

全てが回り始めて、白く染まる。

「もうすぐ君に会いに行くよーーー・・・!」
走る、走るセンリ。
今も何処かで待つ、彼女のために。。

また一緒にいられるなら、ボクはなんだってするんだ。

すると、走る先に、自分と同じような格好をして緑のロングヘアの
女の子が見えました。
女の子が振り返ります。



「――――――――――――・・・・・・・!!」

    
       °。*アンリ〜・・・・!*。°



少女の瞳から

一滴だけ

涙が零れました。



       『おかえり』

ーEND−

悪のシリーズ完結wあとがキング!!
夏田です。さて、今回の読み切り小説の
原作はボカロの鏡音リン&レン!
「悪ノ娘(アンリ)」「悪ノ召使(センリ)」「リグレットメッセージ(アンリ)」「ぜんまい仕掛けの子守唄ーre-birthdayー(センリ)」が元になっております。
他のキャラ視点の細かい設定は
「緑ノ娘(ウィミ)」「復讐ノ娘(リルム)」青の王子視点は実はまだ
聞いて無くて、友達にちょっと聞いただけでした(^^;
原曲は、私の解釈による物ですし細かいセリフは
ほとんどオリジナルだったりするので、原作には忠実じゃないかも(ぇ)

これを読んで下さった方は是非、原曲の視聴もオススメします。
私なんぞの文章よりよっぽど泣けますw←
以上あとがキングでした〜

では☆


■ 夏田みかん (180回/2010/06/10(Thu) 14:49:51/No2512)

こんにちは(^^)夏田です♪

ちょっとした余談を・・・
緑の娘がウィミになったのは、
ムルモと『表だけ』の恋人同士という描写があり、
ウィミ自身はちっとも青の王子には振り向いていない
という役をパピィちゃんにやらせるのは・・・・(^^;
ムルパピファンとして書いてて切ないので(笑)

かといって、公式キャラでセンリと仲良くするような
同世代の女の子はいない、なのでオリフェになりました。
(無関係の女の子を出しても何か変ですので。)

ぜんまい仕掛けの子守唄。
これは、悪のシリーズに入ってるか曖昧な曲ですが
この曲のPVはどれも100%悪ノ物語の続きになっているため、
そして、このままではバットエンドになってしまうという配慮のため・・
という感じです。

最近はボカロの双子の曲で
「囚人」「紙飛行機」←一つのストーリーになってる(泣ける
「ココロ」「ココロ・キセキ」←同じくストーリー。(泣ける
というのもあります。
こういったシリーズがある中で最も人気があるのは「悪の物語」でした。
では☆


■ こやまる (837回/2010/06/12(Sat) 10:38:58/No2522)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんにちは☆

おぉ、これはハッピーエンドと言っていいのか。。
この何とも言葉にしようのない結末には正直驚かされましたね。
だから妖精版のアンリとセンリは本当に仲がよいのかぁ〜と思ったりもしました(^^)。
これまで恨み節な展開もあったけれど、妖精はやっぱり笑顔じゃないとね。
真っ暗な部屋に罪と悪を残し、生まれ変わった二人は誰よりも仲良く、他人を愛する性格になることでしょう。

元ネタのる「ぜんまい仕掛けの子守唄」も聞いてみました。
現曲はかなり曖昧な位置づけとなっていて、それだからこそみかんさんの解釈が輝いて見えるというものです。
違うシリーズの妖精版ストーリーにも期待したくなっちゃいますね(^^)。
また楽しみにしておりますので!!
私の方もこれを機に悪ノシリーズを聞いてみようと思いますが、鈍い私は何周も聞かないと話の繋がりが見えてこなさそうな気がします(^◇^;)。

それでは連載お疲れさまでした!
では!


■ 三輪 (1回/2010/06/12(Sat) 20:04:39/No2523)

え、めっちゃいいじゃないですか!!
あたしボーカロイド好きなのですが、ミルモとコラボするとはww
すっごいよかったです!!感動しました!


■ 野苺 (13回/2010/06/13(Sun) 18:45:16/No2531)

こんにちは、みかんさん♪ 野苺です。

あぁぁぁぁぁぁ!
ヤバイです! 超、泣けました……。

私は涙脆く、「悪ノ召使」を連続でみても泣けるタチです(リグレットメッセージも)
続編(?)の「白い娘」もありますよね。ハクが歌っている。
あれも好きなのですが、みかんさんはどうでしょーか?!
でも、とりあえず感動しました。凄く良かったですよぉぉぉぉ!


■ 夏田みかん (182回/2010/06/15(Tue) 16:48:55/No2542)

こんにちは(^^)夏田です♪

コメント有難うございますww
ボカロはハマっているだけでファンではないのですが・・・
本当に曲には感動しました・・・・
悪の物語のアニメーションとか最近見始めて(^^)
これで双子が好きになった気がしますww
>白い娘
ん?これは知らないですね〜。今度聞いてみたいと思いますw
最近は本当にいろんな曲を聞いてます(^^)
番外編も更新したので宜しくお願いしますw
では☆


■ 夏田みかん (185回/2010/07/15(Thu) 16:13:24/No2584)

こんにちは(^^)夏田です♪

気付いたら、絵機能ってまだ沢山あったんですね;;
ぜんまい仕掛けの挿絵、手抜き過ぎたので
そのお詫びと、シメで描きました(笑)
そういえば、グルミのカッコの2人を描くのは初めてかも。。
こやまるさんの言うように、生まれ変わった今の2人は
きっと誰よりも優しい妖精に(*^_^*)
という事で以上です♪
では☆

300×300

paint1279173731.png
/45KB

■ こやまる (858回/2010/07/16(Fri) 01:17:02/No2586)
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夏田みかんさん、こんばんは☆
お絵描きありがとうございます(^^)。
いやー、かわいい双子のイラストできっちりしまりましたね。
特に逆さになってるセンリがかわいい♪
妖精は逆さになるだけでかわいさ20%アップです(笑)。
今回の連載を機に、学園パピィにおいてもアンリとセンリの出番が増えてくれれば、双子好きとしてはうれしいなぁ。

そうそう、『悪ノ物語』をいただきもの小説に載せようとしていて、章の切り方をどうしようかで悩んでいます(^◇^;)。
1話ぶっ通しだと読む方も疲れてしまうので、適度に区切りを付けようと思いますが、区切りの付け方でリクエストがあればぜひおっしゃってくださいませ。

では!


■ 夏田みかん (188回/2010/07/19(Mon) 17:30:24/No2602)

こんにちは(^^)夏田です♪

そうですね〜・・・・
最初から、センリの願いは空へと消える〜までが悪ノ話のメインなので
リグレットとぜんまいは後日談(違う)のような物なので、
悪ノ メイン・「悪ノ娘ト召使」
「リグレットメッセージ」
「ぜんまい仕掛けの子守唄」
と3つに区切ってもらえると嬉しいです(^^)
>双子の登場
ちまちまと登場しますが、
ミカンとティト程ストーリーに深く関わってないので、
登場ペースは相変わらず(^^;
ただ、かなり先になっちゃいますが、
双子話での長編(?)的な物も掲載は予定していますv

では☆


■ こやまる (867回/2010/07/28(Wed) 06:42:52/No2625)
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夏田みかんさん、おはようございます☆
レスありがとうございます!
3つ区切りでバッチリ了解しました〜。
近々いただきもの小説への掲載を行いますね♪

>双子話での長編(?)的な物も掲載は予定していますv
おぉ、双子好きとしてこれはすごく楽しみです(^^)。
みかんさんの双子話はアンリとセンリがとても仲良しでかわいくて、読んでいて暖かい気持ちになれるんですよ。
番外編の感想は遅れていてすみませんが、もう少しだけお待ちくださいm(_ _)m。

では!


■ 夏田みかん (196回/2010/08/19(Thu) 08:41:15/No2696)

おはようございます(^^)夏田です♪

いただき物小説に掲載して頂いて有難うございますw

後、報告。ぜんまい仕掛けの所の文章が
おかしな事になっておりました!
リグレットメッセージの文章だと思われる物が
序盤に混じってます。

あと、出来たらアトガキも掲載して欲しいのです〜
(一応パロディのような物ですので(^^;)悪ノシリーズって知ってる
人たくさん居ますし。)
では☆


■ こやまる (890回/2010/08/19(Thu) 10:47:21/No2697)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんにちは☆

ご指摘ありがとうございます。
確かに一行だけ別の文章が混じっていましたね(^^;。
これは気がつかなかった。。。

ということで、後書き追加とともに先ほど修正しました。
(後書きは続けて読めるように、ぜんまい仕掛けの後ろにくっつけましたが、分けて欲しいなどの要望がありましたらまた言ってください)

では!


■ 夏田みかん (202回/2010/09/03(Fri) 15:26:09/No2731)



こ  く  ち  !

  告 知 !

proof of lifeシリーズ
鏡音三大悲劇の一つ(もう一つは悪の物語)ですが、
ムルパピ版のパロディを作りました。
これは書き込む気は無かったのですが、折角なので
聞いておきます。
<今回のは悪ノ物語と違って、良い方向への解釈が出来ません。(そうした
繋曲が無いので)そのため、バッドエンディングになります。>
<原曲よりもムルパピ向けに改良してますが、これは・・・
同じムルパピloverの反応が非常に興味があります(笑)結構残酷かもよ?>

と、いう事で書き込む予定はございません。しかし、皆さんが
リクエストをしてくれれば、見たいとおっしゃって頂ければ
描きたいと思います。

「ハッピーエンドじゃあないぞ(・o・)」

それと一つ。もしムルパピ版proof of life が書き込まれた
場合は、鏡音三大悲劇が2つもあるのでこの際
「囚人と紙飛行機」も描きたいと思います。しかし、こちらの方は
配役が決まっておりません。
配役をリクエストしたい方は以下の条件で・・・
☆ムルパピ、アンセンと同じ年の妖精2人(どっちか年上は無し。)
☆男女で出来ればお願いします。

はて、リクエストなんてくるんだろうか(爆
最近本当に鏡音三大悲劇に感動しています。。
というか。ココロ・キセキシリーズはなんで入らないんだろう(笑)
では☆


■ りょく (63回/2010/09/03(Fri) 15:58:50/No2732)

みかんさん、こんにちは!

検索すると動画がたくさんあって私が見たのが合っているのか分からないのですがリクエストさせていただきます。

ヤマネとサスケが良いかなーっと。
理由は話的には報われないけど、サスケ的にはアニメより報われていると思ったからです。
(ネズミさんにも似合う役がある?)

ボカロは作り手さんごとにキャラと声の感じが違うのでびっくりしますね。


用件のみですみませぬ。
ではでは〜!


■ こやまる (902回/2010/09/05(Sun) 07:42:00/No2741)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、りょくさん、おはようございます☆
どんどん新しいストーリーを作り出すみかんさんがうらやましい!(^^)
私も新たなストーリーを準備中ですが、なかなかうまくまとまらなくて。。

>と、いう事で書き込む予定はございません。しかし、皆さんが
>リクエストをしてくれれば、見たいとおっしゃって頂ければ
>描きたいと思います。
ボカロベースとのことで私は元ネタを見たことがないのですが・・・暴力的な表現やグロテスクな表現などなければもちろんOKですよ。
ムルパピもグッドエンディングだけじゃないという新たな解釈は皆さんも興味深いと思います!

>☆ムルパピ、アンセンと同じ年の妖精2人(どっちか年上は無し。)
ムルパピと同じ年の男女だと…りょくさんと同じくヤマネ中心になりそうですね。
それとも恋愛にあまり関係無ければ、ハンゾー&カメリといった組み合わせでもありでしょうか?
ちなみにアンセンって私の中ではミルモやキンタと同年代で把握しておりました。。

では!


■ 夏田みかん (204回/2010/09/05(Sun) 12:10:08/No2742)

こんにちは(^^)夏田です♪

ご意見有難うございます〜。
リクエストはなるべく数人くらいしてくれれば
proof of lifeも小説にしますが・・・・
一応、暴力的な表現やグロテスクな表現は無いです。
一応こやまるさんからの掲載許可は頂いたようですが(笑)

バッドエンディングということで、あまり皆さん見たくない
ようですね〜。
リクエストも無いみたいだし・・予定通り小説掲載はしない事にしますww
「学園パピィ」とかもあるし(最近下書きのスピードが遅い;;)
書き込む時間も限られてるので本命の作品のためにも、ここは
悪ノ物語1本だけという事にしておくか。

りょくさん、こやまるさんご意見感謝です(*^_^*)

>アンセン
あれ・・・?ミルモと同じ歳だったのですか?
だとしたら私の勘違いですね・・・
アンセンはムルパピと同じ歳だと思っていたので。
(というので、ウィミとメイルもムルモと同じ歳の設定だった(^^;))

では☆




2645/ マボロシ恋愛
□投稿者/ りょく -52回-(2010/08/02(Mon) 14:15:12)

はじまりはじまり

妖精界のとある通学路。
一人の女の子が下校中。
潤んだ瞳、つややかなロングストレートヘアー。
歩く姿から清楚でおしとやかさが滲み出ている。

男の子妖精はその子が通るたびに顔を赤くして振り返る。

そう、アロマちゃんは大物妖精Мも認めるスーパー美人なのです。


そんなアロマちゃんでも振り向かせられない妖精が一人。

幼なじみの男の子、ポーロくんである。
アロマちゃんは努力しているのだが彼の鈍い性格ゆえなかなか思いが伝わらない。

「でも好き…大好きなの…」

アロマちゃんは切なげに呟いた。
すると愛しの彼の姿が目に入った。

「あっ!」

アロマちゃんは声を掛けようと近寄ったが彼の隣には誰かが居た。
しかも女の子妖精だ。

「うふふ。ポーロったら」
「優しいキミに喜んでもらえるのなら植物達も大喜びだよ」

彼女はポーロくんと親しげに会話している。

「(どなたかしら…)」

二人の様子に一抹の不安を覚えながらアロマちゃんは二人の後を追った。


■ りょく (53回/2010/08/02(Mon) 14:26:06/No2646)

こんにちは〜!

向こうに飽きたので新小説を書きます。

・登場人物は妖精中心で出来るだけ公式キャラ。
・恋のライバル(!?)っぽいのもオリフェではない。
・タイトルの「マボロシ」は幻、アニメとこのサイト様で全然関連ない公式キャラがくっつくかも…そんなの認められないわという方は幻ってことで勘弁。
・公式カプは壊さない。

というのをモットーにしますので、どうぞよろしくお願いします!!


■ こやまる (881回/2010/08/07(Sat) 09:30:14/No2660)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんにちは☆
平行してもう一本ストーリー連載、大歓迎ですよ!
しかもスーパー美人のアロマちゃんの恋のストーリーってことで、どんな結末になるのかが気になります。
(私もアロマのストーリーを進めないと…最初から書き直したいところですが)

さていきなりアロマには面白くない展開がやってきましたが。。
お嬢様のアロマちゃんが尾行というお嬢様らしくない行為に出るとは…。
こういうギャップがアロマのかわいさを引き立てているような気がします。
公式妖精のライバルとは・・・アロマと同年代と仮定するともしかしてカで始まる妖精なのか・・・!?
それともオで始まるお嬢様妖精なのか・・・?
まさか妖精ハンドブックにだけ載っているような超マイナー妖精だったりして。

続きをすごく楽しみにしています!
では!


■ りょく (54回/2010/08/09(Mon) 21:40:11/No2663)

どうしようどうしよう

二人はポーロくんのお家に入っていった。
アロマちゃんは窓から家の中をこっそり覗き込んだ。
窓辺には植物マニアのポーロくんが育てた植物が飾ってあって中の様子が見えにくい。

「うわ〜、植物がたくさんあるピカ。どれにしようか悩むピカ」

女の子妖精は掃除夫のような格好をしている。
アロマちゃんの記憶ではポーロくんのクラスの学級委員長だった。

「ピカリちゃんはどんなのが好みなんだい?」
「そうピカね…」

悩むピカリん。
学級委員長として教室に飾って育てる鉢植えをポーロくんに相談して譲ってもらう最中なのだ。

「綺麗でお世話は簡単で教室が明るくなるものがいいピカ!」
「だったらこれがおススメだよ。花は小ぶりだけど初心者向きで、実は食用で甘くてとっても美味しいんだ。もちろん僕も手伝うからね」
「ありがとう。頼りにしてるピカ」
「うん!植物の事ならなんでも僕にまかせて」

ポーロくんからふっと笑みがこぼれる。

「(ポーロくん…私の前であんな笑顔を見せたことってあったかな…)」

アロマちゃんは悲しくなった。

「そうだ。温室も見ていってよ。まだ誰にも見せたことのない珍しい秘蔵っ子がいるんだ」
「そんな大切な物を私に見せてもいいピカ?」
「是非ともピカリちゃんに見てほしいな。きっと気に入ると思うから」
「じゃあ期待しちゃうピカよ!ふふっ!」

楽しそうなピカリんを見てとても嬉しそうなポーロくん。

「きゃっ…!」

慌てたアロマちゃんはうっかりしりもちを着いてしまった。

「今、何か音がしなかったピカ?」
「そこに誰かいるのかい?」

物音と悲鳴に気付いた二人にアロマちゃんはすぐ発見されてしまった。

「やぁアロマちゃん。そんなところに座ってどうしたの?」
「えーっと、あの〜…何でもないわ」

まさか覗き見してましたと言うわけにもいかない。
ギクリとしながらアロマちゃんは答えた。

「こんにちはピカ〜」
「この子は僕の幼なじみでアロマちゃんっていうんだ」
「は、初めまして…」
「私はピカリ、よろしくピカ。ポーロにこんな可愛いお友達がいたなんて知らなかったピカー」

ピカリんは年上で友好的でポーロくんを巡るライバルかもしれないのに、アロマちゃんは不思議と嫌な感じはしなかった。

「アロマちゃんもお花が好きなんだよ。ね〜」
「そうなのピカ。じゃあ温室にはアロマちゃんも連れていっていいピカ、ポーロ?」
「いいよ。三人で行こう」
「おー!!」
「(さ、三人……!?)」

口を挟む暇もなく話は進み、アロマちゃんも強引に温室へ連れていかれた。
場所はポーロくんの家の隣。
一面ガラス張りの室内は太陽熱を吸収しやすくとても暖かい。

「というかちょっと暑いわ…」

アロマちゃんはこっそりハンカチで汗を拭いた。

「うわ〜、大きなお花ピカ」
「このお花は育てるのがとっても難しいんだ。何度も失敗して初めてここまで成長させることに成功したんだ。蕾が開花した時のあの感動は忘れられないよ!」
「すごく綺麗ピカね。ポーロが頑張ったからここまで美しく咲いたピカよ」

ポーロくんとピカリんは大きな花の前にいた。
花の中央に付いている輝く花粉が陽の光を受けて幻想的に輝く。
うっとりするようなロマンチックな光景なのにアロマちゃんは不安でどうしようもなかった。
…二人の距離が近い。


■ りょく (55回/2010/08/09(Mon) 21:55:33/No2664)

こんにちは☆

「オ」で始まる妖精とは初めオトメかと思いました。
それはそれで面白いかもしれないですね〜(アロマちゃんは大変ですけど
オチョーでもお嬢様対決で色々話が作れそうです。
ピカリにした理由はポーロと同じクラスにしやすい普通っぽい子がいいなー、と思ったからです。
それとネタばれになるからまだ秘密ですけどあと一つ。
こんな変な話を考えるのは私しかいないかも^^;

それでは!


■ こやまる (883回/2010/08/13(Fri) 02:35:37/No2669)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんばんは☆

なんと、アロマちゃんの恋敵はピカリんでしたか〜。
これは一本取られました!
ピカリはミルモと同じ学年の隣のクラスという設定でしたが、ポーロがアロマの年上で、ポーロとピカリは同じクラスメートという設定になるのですね。
アロマにとって、ポーロは年上の彼氏(候補)…。
そうなると二人の幼馴染みの関係のきっかけ、すなわちポーロとアロマの出会いも気になりますね。

アロマの目の前で繰り広げられるポーロとピカリの良い雰囲気…。
アロマの考えすぎという可能性もまだ残されていますが、これまで裕福な家庭で育ってきて、欲しいものは割と簡単に手に入れることが出来たアロマにとって(ブランドのハンカチをムルモにプレゼントしていたことより)、この抑えきれない不安が彼女をどんな風に変えていくのかが楽しみです。
ここは同じ植物系妖精としてピカリに勝負を挑む!?(^◇^;)

>オチョーでもお嬢様対決で色々話が作れそうです。
お互い相手を攻撃したりしない分、ハイレベルで大人的な対決シーンが生まれそうな予感がしますね。

続きがとても気になりますので、またよろしくお願いします!!
では!


■ りょく (56回/2010/08/15(Sun) 16:29:47/No2677)

どうなるどうなる

「ポーロくん!」

アロマちゃんは思わず大きな声を出した。
ピカリんは気付かずにまだ花を眺めている。

「どうしたんだい?」
「その…ピカリさんの事をどう思っているの?」
「友達だよ。でもただの友達とは違って、ピカリちゃんの側にいると植物に触れている時みたいなあったかい気持ちになるんだ。どうしてだろう…」

ポーロくんは考え込んだ。
アロマちゃんはそれは好きという感情なのでは、と思ったけど口に出さなかった。

「二人とも何の話ピカ?」

真後ろにいつの間にかピカリんがいた。

「僕がピカリちゃんの事をどうおもってい…」
「あーーっっ!もうこんな時間!ピカリさんも遅くなったらお家の方が心配しちゃうわ」

アロマちゃんは慌ててごまかした。

「ほんとピカ。帰らなきゃ」
「待って。送っていくよ」

急いで行こうとするピカリんをポーロくんは呼び止めた。

「ノンノン。アロマちゃんを送るピカよ」

ピカリんはポーロくんの顔の前で指を振った。

「いいの?」

きょとんとするアロマちゃん。

「年下の面倒をみるのが年上の義務ピカ」
「あ、ありがとう!」

喜んだアロマちゃんが笑顔になるとそよ風オーラが辺りを和ませた。

「本当に可愛いお友達ピカね」
「今日から二人もお友達だよ」
「(ピカリさん…優しくてお姉さんで、なんて素敵な方なのかしら…。それなのに嫉妬してしまってごめんなさい)」
「ピカリちゃん、気を付けてね」
「また明日ピカ」

ピカリんは帰っていった。

「さ、行こうか」
「ええ」

アロマちゃんとポーロくん、喋りながらの帰り道。
話題はピカリんんの事。

「私もあんな風に素敵な女の子になりたいな。そしてポーロくんにうんと好きになってもらうの」
「僕はアロマちゃんのこと大好きだよ。これからもずっと友達だよ〜」
「うふふ」
「あはは」

空に二人の笑い声が響く。
オレンジの夕焼けが綺麗でした。

「あら、もうお家に着いちゃった。楽しいと時間が建つのが早いね」
「僕も楽しかったよ。それはピカリちゃんの事を話してたからだと思うんだ」
「きっとそうだわ。送ってくれてありがとう」
「どういたしまして。じゃあまたね」

ポーロくんが見えなくなった後、アロマちゃんはふと気が付いた。

「えっと…ピカリさんは素敵な方だけどピカリさんを評価したらポーロくんがますます好きになっちゃう…。どうしよう…。ううん、落ち込む必要はない。明日がある物もの!」

翌日、アロマちゃんはピカリんのクラスを訪れた。

「あ、アロマちゃん。ポーロは職員室ピカよ。授業中にお花に見惚れすぎたせいで先生の話を聞いていなくて呼び出し食らってるピカ」
「…違うの。わたし、ピカリさんとお話したくなって」
「なぁに?」
「ピカリさんはお好きな方はいらっしゃるの?」

まさかポーロくんだったら…。
アロマちゃんは自分から聞きながら知るのが怖かった。
不安で心拍数が高まって体中に血液がものすごい速さで駆け巡るけどそれでいて青ざめるような、まさに希望と絶望の狭間にいるような感覚。

「今はいないピカよ。アロマちゃんはいるピカね」
「えっ!あの…」
「分かるピカよー。どんな妖精ピカ?同じクラス・それとも年上?アロマちゃんは可愛いから相手はいくらでも選べるピカね!」
「そんなこと…ちっともないわ」
「謙虚ピカね〜。私も応援するから頑張って恋を実らせるピカよ!」

ピカリんは行った。
本当にそう思っている社交じゃないぴかぴか光る笑顔はとてつもなく眩しかった。

「(ピカリさん…励ましてくれた…)」

アロマちゃんはピカリんの言葉に勇気づけられた。

「ピカリさんとお話ししていたら勇気が湧いてきちゃった。ありがとう。わたし、頑張る!」
「その意気ピカ!」

…頑張れアロマちゃん。


■ りょく (57回/2010/08/15(Sun) 18:13:26/No2678)

こんにちは〜。

アロマちゃんは優しいんだぜ天使なんだぜ(バレンタイン話の時みたいにみたいに)黒くはならないんだぜーっ!…と考えた結果こういう展開になりました。
でもアニメでのムルモとの会話でミルモの事を「変なお兄様ね」と言っていたので、意外と思ったことは口に出すタイプかもしれない。

ポーロくんのキャラは恋プリの友也くんを参考にしています。
ゲームの植物好きな所ももっと取り入れないと。

こやまるさんのアロマストーリーも続きが気になります。
キャラ的に他のチビちゃん達みたいにくっつけるのに苦戦しているのでしょうか?
ポーロがゲームのまんまだったらリーネちゃんにすごく興味を持ちそうです。
アニメだったらムルモとパピィのおせっかい対決が勃発しそう。

次回は新たな刺客参上。
三人のほのぼのとした関係を崩してもらいます。
それでは。


■ こやまる (888回/2010/08/16(Mon) 21:48:57/No2689)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんばんは☆

>でもアニメでのムルモとの会話でミルモの事を「変なお兄様ね」と言っていたので、意外と思ったことは口に出すタイプかもしれない。
そう、、私もこのアロマのセリフと、信号機を見てはしゃぐアロマを見て、アロマは「おしとやかだけどノリのよい性格」とイメージしていたりします。
りょくさんによるアロマも、ポーロやピカリが気になって後を付けたり…と、お嬢様らしくないギャップが楽しめるのがいいですね。
そして次回は新たな刺客とは…アロマの本心(下心?)がどんな風に現れていくのかがとても楽しみです。
アロマの理性はどこまで保たれるんのか・・・。
アロマの涙とか見れちゃったりするのでしょーか?

>「ピカリさんとお話ししていたら勇気が湧いてきちゃった。ありがとう。わたし、頑張る!」
恋のライバルに励ましてもらったりという、この複雑な関係が見事ですね。
そういう意味でも、お掃除命で恋に鈍感そうなピカリというキャラのチョイスもまた見事だと思います。
ポーロもまた植物命でかなりの鈍感キャラのようですね。
ポーロのピカリへの思いって果たして本物なのだろーか?
これも続きのストーリーで確かめてみたいと思います。

>こやまるさんのアロマストーリーも続きが気になります。
>キャラ的に他のチビちゃん達みたいにくっつけるのに苦戦しているのでしょうか?
えーと、私の方は勢い不足ということで(^◇^;)。
ストーリー作りも途中で間を開けてしまうとどんどんやりにくくなってしまいますね。
とはいえ、りょくさんのストーリーの影響を受けて、近々連載再開へ持って行きたいと思っています!

それでは続きもまたよろしくお願いしますね。
では!


■ りょく (58回/2010/08/16(Mon) 23:00:41/No2690)

委員長対決?

放課後。
掃除係のピカリんとポーロくんは二人仲よく教室掃除をしていた。

「ポーロくんピカリさん、かーえりましょ!」

ドアからひょっこり顔を出したのはアロマちゃん。
ポーロくんが大好きでピカリんに憧れている世紀の美少女だ。

「アロマちゃんごめんね。まだ掃除が終わってないんだ」
「わたしも手伝うわ」
「大丈夫。すぐ済むピカ。いくピカよーっっ!!」

ピカリんは箒やチリトリ等を装備すると瞬く間に掃除を終わらせた。
その様子を物陰から覗いている妖精が一人。

「この見事な掃除っぷり。チリ一つ落ちていない。ワタクシの計算によると完璧ですね…。このままでは学校一優秀な委員長の座を奪われてしまう…」

裸眼が見えない分厚い眼鏡を掛けた彼は、言わずと知れた隣のクラスの学級委員長のインチョさんだ。

「ワタクシと勝負してくださーい!!」
「あ、あなたは…!」

ピカリんは突然現れたインチョに驚く。
他の二人も同じ。

「どちら様ピカ」

しかしピカリんは頭に「?」を浮かべた。

「な…同じ委員長であるワタクシを存じないとは…。では改めて名乗りましょう。ワタクシはピカリさんとポーロさんの隣のクラスの学級委員長を務めているインチョと申します。今日はどちらが優秀な委員長であるか勝負を挑みに来ました」

インチョさんは言った。
怪しく眼鏡が光る。

「そうなんだ。僕のこと知ってるの?」
「もちろん。ポーロさんと言えば自ら育てた植物で教室を華やかにし、ピカリさんの学級委員長の格を上げていることは百も承知なんですからね」
「植物を飾ろうって提案したのはピカリちゃんなんだ。素晴らしい考えだよね。植物のおかげで教室が明るくなってクラスメイトは楽しくなる。植物は本当に素晴らしいよ!そうだ!インチョのクラスにも僕が育てた植物を譲ってあげる!なんて良い考えなんだろう」

ポーロくんは様々な植物を思い浮かべうっとりと言った。

「そ、そんなこと言って敵に塩を送るつもりでしょうがワタクシは騙されませんよ」
「そんなこと言わないで!植物はポーロくんにとってかけがえのない大切なもの。それを譲るって言ったポーロくんの気持ちをちゃんと考えて」
「え…」

美少女アロマちゃんの熱の籠った口調にインチョさんは思わず胸が高鳴った。
まあ当たり前である。

「(かわい…はっ!ではなくてピカリさんは何処へ!)」

インチョさんは考えを振り払って辺りを見回した。

「そろそろ帰るピカ」

ピカリんはインチョさんの話を全く聞いておらず帰る支度の最中だった。

「待ってー、ピカリちゃん」
「帰り道に素敵なカフェを見つけたの。みんなで寄りませんか?」
「学級委員長の立場で寄り道をするなんてワタクシが許しません!!」

インチョさんはピカリんの後を追いながら、いつもしている誰かを注意することと微妙に異なる感覚を不思議に思った。


コメントは後ほど。


■ りょく (59回/2010/08/18(Wed) 20:33:39/No2693)

こやまるさん、こんにちは〜!

眼鏡キャラが好きなのでインチョを出してしまいました。
瓶底レンズ+裸眼が見えない王道っぷりが萌えますvv
アニメの委員長を降ろされたかいの他の妖精が慌てる中、冷静にみんなを元気付けるのがカワユシ。

アロマのギャップと言えば好きなお菓子がポップコーンな所もだと思います。
クッキーやケーキ等、紅茶に合いそうなセレブで上品なお菓子じゃないと似合わない様な(面白いですけど…)

アロマストーリー連載開始って本当ですか!?
うは〜、楽しみ(*^-^*)
気長に待っています☆

それではっ!


■ りょく (60回/2010/08/20(Fri) 12:42:21/No2700)

恋ですか?

「ピカリちゃんは掃除の天才だよ。すばやくて見惚れる暇もないもの」
「あっという間にゴミやホコリが無くなって綺麗になるのは見ていて気持ちがいいわ」
「うふふ。二人とも、そう言われると照れるピカよ」

カフェテラス。
紅茶とお菓子でくつろぐ妖精三人と怒りで体が震えている妖精が一人。

「ピカリさん!」

遂にインチョさんは丸テーブルを叩くとガタンと席を立った。
勢いで椅子が倒れる。

「これはどういうことなのですか!あなたはクラスをまとめる学級委員長なのですよ!!家に真っ直ぐ帰らないと親が心配するし、何よりクラスメイトに示しがつかないじゃありませんか!!先生にだってなんと言われるか…」
「何で?楽しいピカよ。それにインチョもいるピカ」

ピカリんはクッキーを食べながらインチョさんの言葉を遮って軽くいなした。

「ワタクシはあなた方に注意する為にいるのであって、決して遊んでいるのではありません!」
「じゃあ遊ぼうよ。みんなでいれば楽しいよ」

ポーロくんは言った。

「ですけど…」
「たまには息抜きも必要よ」

アロマちゃんは言った。

「決定ピカ!ね!」

ピカリんはにっこり微笑んだ。
眩しい笑顔にインチョさんは不覚にもときめいてしまった。
徐々に顔の温度が上昇していく。

「ワ、ワタクシの計算によるとこの気持ちはこ…」
「こ…?」
「何でも…ありません!!」

真っ赤になったインチョさんは叫んだ。

「変なインチョピカ」

ピカリんは笑った。
アロマちゃんとポーロくんもつられて笑う。

恋の複雑な関係に新参者が加入してしまったようである。


■ こやまる (894回/2010/08/23(Mon) 10:57:43/No2707)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんにちは☆

新たな刺客…まさかインチョだとは!
これは思いっきり意表を突かれました。
そしてその恋の向き先はなんとピカリへ…。
脇役妖精たちの恋の関係を図に表してみるとだいぶ複雑なことになってきましたね。
インチョの恋が実ればアロマちゃんの恋も…と考えるのは野暮でしょーか。
というか恋に鈍感すぎるピカリが一番の罪のような・・・(汗)。

それにしても完璧つながりでピカリとインチョを結びつけようとするアイディアがすばらしいです。
頭の固いインチョだけど、割と積極的なインチョでもあるので、これからも委員長としての発言を利用してピカリに迫っていきそうですね。
天然なピカリもズレた反応をして、ツンデレなインチョを熱くしてくれそうです。
いやはやこのストーリーの行く先がとても気になりますな。

>アロマのギャップと言えば好きなお菓子がポップコーンな所もだと思います。
言われてみれば確かに・・・。
ポップコーンってむしゃむしゃ食べるイメージが私の中にあるのですが、そこは世紀の美少女アロマちゃんのことだから、紅茶を飲みながらゆっくり上品に食べるのでしょうか。
周りの影響も受けやすそうなアロマなので、今頃はパピィの影響も受けて、少しずつはしたなくなっていたりして。。

私のアロマストーリーは超気長にお待ちを。。。
それでは続きを楽しみにお待ちしています。
では!


■ りょく (62回/2010/08/24(Tue) 18:26:37/No2716)

ごーてんご(この小説でのプロフ)

アロマちゃん
優しくておしとやかなスーパー美人。
微笑むと癒しのそよ風を吹かすことが出来るけど意中の彼には効果なし。
優しい性格故に恋のライバル(?)のピカリんにほだされる。
思ったことは素直に口に出す。
おっちょこちょいなのが欠点。

ピカリん
何故か無駄に周りを惹き付ける輝く女の子。
掃除が得意な綺麗好き。
ポーロくんと同じクラスの学級委員長。

ポーロくん
植物をこよなく愛する植物マニア。
穏やかな性格。
同じクラスのピカリんが気になっているが、自分の恋心に気が付かないほど鈍い。


インチョさん
隣のクラスの委員長。
生真面目で時に行き過ぎた行動を起こす。
やたら委員長にこだわり、同じく委員長のピカリんを一方的にライバル視している。
可愛い子には(男でも)弱い。



そんな感じです。


こやまるさんへ!

こやまるさんは勘が良いので「意表を突かれた」と言っていただけて嬉しいです。
余談ですが、話を考える段階ではピカリかソフトで迷ってましたが他の妖精を出しやすくする為にピカリにしました。
ソフトだった場合はインチョの位置にも違う子がいただろうなぁ。

それでは!!


■ りょく (64回/2010/09/03(Fri) 18:09:31/No2733)

!!!?

妖精学校に向かうインチョさんは活気なく足取りが重かった。
目の下には濃い隈が出来ている。
昨日の出来事のせいで悩んで徹夜してしまい寝不足なのだ。

そう。
インチョさんはあんなにライバル視していたピカリんに恋をしてしまったのです。


教室はいつも通り騒がしかった。

インチョさんは教壇を拭いたり学級日誌をチェックしたりした。
毎日やっている委員長の仕事なのに悩みのせいで心が落ち着かず何だかぎこちない。

その時、教室の外の廊下をピカリんが通った。
時刻は先生が来るまで後五分。


インチョさんは「学級委員長なのに遅刻寸前なんて生活態度が良くない」と注意したい衝動に駆られたが、胸がバクバクして出来なかった。

「はぁ…ワタクシはどうしたいのでしょう…」

インチョさんはため息混じりに呟いた。

その日の昼休み、お菓子も食べずにぼんやりしていたインチョさんのもとへ三人が通り掛かった。
もちろん、ピカリんにポーロくんとアロマちゃんである。

「どうしたの?元気ないピカよ」
「具合でも悪いの?」
「大丈夫?」
「え、ええ…平気です…」

三人の言葉にインチョさんは慌てて答えた。

「本当ピカ?」

ピカリんはインチョさんの顔を覗き込んだ。
眼鏡の分厚いレンズのせいで瞳が見えず本心は分からない。

「っ…!?」

インチョさんは顔を真っ赤にして倒れた。

「た、大変!」
「ピカリちゃんって本当に優しいんだね」

慌てるアロマちゃんにピカリんしか目に入ってないポーロくん。

「悩みがあるのなら言ってみるピカよ。私が聞くから。ね!」

「(ピカリさんのことで悩んでいるのだからピカリさんに相談すれば解決するかもかもしれません…よし!)」

インチョさんは倒れた状態のままそう思った。

「…好きになってしまったんですよ」
「恋の話ピカね」
「でもワタクシはまさか好きになるなんて思っていなかったのに…」
「それが恋というものピカ」
「ピカリさんはしたことあります…恋」
「あるピカよ〜」
「成就するコツなんかがあればお尋ねしたいのですが」
「う〜ん…重要なのは、両想いになれてもなれなくてもともかく気持ちを伝えるのをオススメするピカ。叶わなかった時に少しでも後悔しないで済むようにピカよ」

ピカリんはインチョさんの気持ちは知らない。
次の言葉を聞くまでこの恋を応援するはずだった。

「………」

何を思ったのかインチョさんは急に体を起こした。
そして言った。

「気に入らなかったのに。ワタクシの方が真面目に取り組んでいるのにピカリさんの方がずっと委員長に適している所が。
でも昨日の眩しい笑顔が忘れられないんです。ずっと頭から離れないんです。
…どうかワタクシとお付き合いしてください」


■ りょく (65回/2010/09/05(Sun) 15:47:31/No2743)

僕の気持ち

「どうかワタクシとお付き合いしてください」

インチョは言った。
それはピカリちゃんへの愛の告白だった。

植物達ごめんなさい。
僕はなんて意地悪なんだろう。
この状況がすごく嫌だと思ってしまった。


そしてやっと気が付いた。
僕もピカリちゃんの事が好きなんだと。



ピカリちゃんは何も言わず黙っていた。
突然の告白に戸惑っているらしい。
インチョは勢いで告白したが緊張でどうすれば良いのかあたふたしている様子。

「返事は明日まで待ちます。そ、それではっ!」

インチョはそう言って走り去って行った。

「わ、私…ちょっとお手洗いに…」

ピカリちゃんはそう言ったが全然違う方向に消えていった。

告白されたらやっぱり動揺するよね。
気持ちを知らなかったからこそ意識するし、それが両想いに繋がるかもしれない。

「くん…ポーロくんってば!」

声にはっとして振り向くとアロマちゃんだった。

「あ…」
「さっきからずっと呼んでいたのに…」
「ごめんね。どうしたの?」
「ピカリさんのこと考えていたんでしょう。分かるもの。わたし…」

アロマちゃんは口をモゴモゴさせて何かを言い掛けていたけど、「いいえ。何でも…」と言った。

「?…そうかい。僕、ピカリちゃんの所へ行ってくるよ」
「わたしも行くっ!」

二人はピカリちゃんの行方を捜した。

ピカリちゃんは学校の隣にある森にいた。
切り株に一人で座りぼーっとしている。

「私は…好きな妖精なんていない…いないピカ…。今さらこんな気持ちになるなんて…」

ピカリちゃんは辛そうな困ったような複雑な表情をしていた。
他に好きな妖精でもいるんだろうか…。

「ピカリちゃん」

僕は声を掛けた。

「!…ポーロ!?」

切り株から落ちそうな勢いで驚くピカリちゃん。

「僕も後悔したくない。ピカリちゃんのこと好きなんだ」
「!!?」
「返事はいつでもいいから。待ってるから…」

去りぎわ、僕は真っ青になったアロマちゃんに全く気が付かなかった。

その日、ピカリちゃんは僕にもインチョにも挨拶しなかった。
顔すら見ない。

多分いろいろと考え中。


そうだ。こういう時は友達に相談だ。
友達といえばアロマちゃん。

僕からアロマちゃんを訪ねるのは初めてかも。

しかし教室にアロマちゃんはいなかった。
ピカリちゃんと一緒にどこかへいったとクラスメイトは言った。

先を越されちゃった。
女の子同士だし当然かな。

その帰り。
またもやアロマちゃんはいなかった。
ピカリちゃんと帰ったらしい。


アロマちゃんがいない。
…どうしてそれが寂しいと感じるんだろう。


■ りょく (66回/2010/09/06(Mon) 16:55:04/No2750)


君の気持ち

アロマちゃんと初めて出会ったのはいつだったか覚えてない。

家が近所の僕達は物心ついた時、既に友達だった。

でも本格的に仲良くなったのは僕は妖精学校へ入学して一年目、アロマちゃんはまだ幼稚園生の頃。

「もうすぐ初めて育てた種の芽がもうすぐ出そうなんだ」

学校帰り、家の前でアロマちゃんと会った僕は最近の出来事を話した。

「わぁー、良かったね!ポーロくんとても大切に育てていたものね」

そう言ったアロマちゃんの方が僕より嬉しそうだった。
優しい子なんだなー。

「うん。すっごく可愛くて言葉では言い表わせないや。アロマちゃん見に来ない?」
「話を聞いてたら見たくなっちゃった。絶対行く!」

その数日後、芽が出たのでアロマちゃんを家に招待した。


「これだなんだ」

植木鉢の土からわずかに覗く緑。
小さいけれどアロマちゃんはとても喜んでくれた。

「咲いたらどんな花をつけるのかな」

アロマちゃんは壁に目を向ける。
そこには僕の憧れの植物の写真が額縁に入れて飾ってある。

「あれは咲かせるのがすごく難しいキララの花で…僕じゃ育てるのは無理だよ。
今育てているお花は小ぶりで実(み)は食用なんだ。甘くてとっても美味しいってこの図鑑に載ってるよ」

僕は言った。

「ポーロくんったら食いしん坊ね。花より実がメインなんでしょ」
「えへへ。バレたー」
「ポーロくんの事は分かるわ。ねぇ、もっと近くで見せて」
「どうぞ」

僕はアロマちゃんに植木鉢を手渡した。
すると植木鉢はアロマちゃんの手を離れて…。

ガシャンと音がした。

「あっ!」
「!!」

床に落ちているのは飛び散った植木鉢の破片と土と傷付いた芽の見るも無残な残骸だった。
誰が見ても修復不可能だと分かる。

「大切な芽が…」
「気にしないで。種はあるからまた育てるよ」

本当はすごく残念だったけど、過ぎたことを言ってもしょうがないと思った。

「ごめんなさいごめんなさい…」

アロマちゃんはこっちが恐縮するくらい頭を下げた。

「僕は大丈夫だよ」

僕はそう言ったけど、片付けが終わってお茶とお菓子を進める前にアロマちゃんは帰ってしまった。
この時はショックだったんだろうな…と思ったけどそれは違ったんだ。

夕方、アロマちゃんの両親がうちを訪ねてきた。

「もう遅いのにアロマがまだ帰っていなくって…」
「えっ!僕の家から帰って行ったのは三時間前だよ」

大人達は大騒ぎで
捜索にあたっていた。


でも僕はアロマちゃんの居場所を知っていた。
そこは暗夜の森。
昼間でも夜みたいに真っ暗で大人でも迷いやすい。
お化けが出るから近付いちゃダメだって言われているのに、キララの花が咲いているって話したから行ったに違いない。

…植木鉢を割ってしまった事に責任を感じて。






暗夜の森の名前はゲームからパクりました(元はひらがな)。
キララの花は適当。


■ こやまる (906回/2010/09/07(Tue) 06:49:55/No2751)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、おはようございます☆

それぞれの恋心が表に現れて、いよいよ盛り上がってきましたね!
というか、インチョやポーロは元々恋に奥手そうだから、連載期間中にピカリへの想いを打ち明けられないのかなぁと予想していたりもしましたが、インチョがその流れを大きく変えてくれました。
インチョにピカリを取られてしまうかもしれない!
そんな焦りに心を奪われるポーロくん、そして告白したタイミングでもう一人の大切な存在に気付くというポーロくんの描写が迫力ありまくりです(^^)。
恋に鈍感なポーロも、やるときはやりますね〜。
アロマへの想いは、一人になった淋しさから来たものなのか、それともこれが新たな恋へと発展するのか、この続きがすごく楽しみです。

>「私は…好きな妖精なんていない…いないピカ…。今さらこんな気持ちになるなんて…」
これはまた意味深な発言ですね。
かつて恋で苦い経験でもしたのでしょうか。
そのお相手が明かされるかどうかは分かりませんが、私の方でも勝手に予想しておきます〜(主役級の大物妖精と予想^^;)。

ポーロとアロマの過去も素敵ですね。
この頃からアロマはポーロのことを気に懸けていたのだろーか?
もしかしたらポーロの記憶よりももっと前から・・・?
そんなアロマちゃんなので、ポーロの告白を聞いた日の夜はアロマはさぞかし泣いたに違いないと思うと、切なさで胸が熱くなってきます。

それでは続きを楽しみにしていますね。
では!


■ りょく (67回/2010/09/12(Sun) 18:28:36/No2757)


二人の気持ち

僕はアロマちゃんを捜しに暗夜の森へ向かった。

大人達はアロマちゃん捜索に忙しいから見付からずに家を出るのは簡単だった。

でも暗夜の森を歩くのはそうでもなかった。

木が生い茂った森は僅かな日の光でも侵入を許さない(どうせ夜だけど)。
懐中電灯の光が当てにならないくらい真っ暗で怖いけど、迷わないよう木に目印を付けながら進む。

「アロマちゃーん!どこにいるのーっ!!」

こだまする自分の声すら暗さのせいで不気味だった。
普段なら生えている草花を立ち止まって観察するのに今はそれどころじゃない。

きっとアロマちゃんは心細くて泣いてる。
そう思うと心配で早く見つけてあげなくちゃって、それが勇気になった。

…僕が怖がっている場合じゃない。


それから歩いていると、ひっくひっくという泣き声が聞こえてきた。
声は小さく、だいぶ泣いた後で疲れているみたい。

「泣かないで。もう一人じゃないよ」

僕は身体を丸めて涙を流している妖精に声を掛けた。

「ポーロくん!」

アロマちゃんは涙を拭うと安堵の表情を浮かべた。

「さ、一緒に帰ろう」
「…(わざわざ捜してくれたんだ。わたしの王子様…)」

僕らはしっかりと手を繋ぐ。
帰るまではぐれないように。

「木に目印を付けてきたから帰り道は分かるよ」
「わぁー!頼りになるんだね。…あのね、交換こしてくれる?」
「何を?」
「わたしが好きって言うからポーロくんも言うの。好きって。…好きっ!」
「僕も好きだよ」

目印を辿っていると光が見えた。

「あっ、出口!」
「もうちょっと先だったような…?」

光は目印を付けた方向なので近付いてみると大きな花が輝いていた。
幻想的にきらめく僕の憧れの大輪。

「ポーロくん!みてみてっ、キララの花だわ。綺麗…」
「本当だ!見れるなんて感動だよ!!そういえば、キララの花は仲が良い妖精が近付くと咲きやすいんだよ」
「それって…」
「うん。僕達のことだね。僕がいつかこの花を育てて咲かすことが出来たら一番最初はアロマちゃんに見てほしいな」
「嬉しいな!約束だよ!」



…そっか。
キララの花はアロマちゃんと二人で見るべきだったんだ。

アロマちゃんが覚えてなくったっていい。
謝らなきゃ。

僕はケータイからアロマちゃんに電話を入れた。

『このケータイ番号は現在電波の届かない場所にあるか電源が入っていないため繋がりません』




こやまるさん、こんにちは!

告白シーンは書いてる人が恥ずかしい…。
それから『僕の気持ち』の【翌日】を【その日】に修正しました。
(インチョの告白に関わる重大なミスでした;)

全部一緒じゃつまらんのでポーロくんだけ一人称小説にして清涼感を与えたつもりが見事シリアスに(←ギャグを書きたいけど苦手なのさ…)。
最後は言わずもながピカリん。


■ りょく (68回/2010/09/13(Mon) 12:18:17/No2761)


アロマちゃんピカ

「ふぅ…困ったピカ…」

放課後。
帰りがけに立ち寄った喫茶店にてピカリんはため息をついた。
理由は昨日の出来事。
インチョさんとポーロくんの二人から告白を受けたピカリんはどうするべきか悩んでいた。
しかもインチョさんには明日中に答えを出さなければならない。


一緒にいるアロマちゃんは浮かない表情をしている。
それもそのはず大好きな彼の告白は目の前で行われたのだ。

アロマちゃんは悲しみのあまり頭が真っ白になり何をするにも無意識で行動したのでいつものドジが引っ込み、エレベーターとエスカレーターを間違えたり自動ドアに挟まったり坂道で転んでそのまま一番下まで転がっていったりすることはなかったのは言うまでもない。

「アロマちゃんだったらどうするピカ?」
「えっ、わ、わたしは…わたしは…うーんと…以前読んだパティー先生の恋愛本にはこう書いてあったわ。
二人の異性からアプローチを受けたとき
1Aくん(ポーロ)を選ぶ
2Bくん(インチョ)を選ぶ
3二人とも選ぶ
4どちらも選ばない
…って」
「3って………アロマちゃんって意外と大人ピカね…」

ピカリんはアロマちゃんの意外さに驚きながら紅茶を口に含んだ。

「そっ、それは本に書いてあったの!」

アロマちゃんは慌てて言った。

「そんな本を手に取った時点で結構…」
「それは冷凍庫で凍らせます!
どちらかを選ぶかどちらも選ばないか…決めるのはピカリさんよ。まずは自分の胸に手を当てて聞いてみるの」

アロマちゃんに言われた通り、ピカリんは心を落ち着けて自分に尋ねてみる。

自分の気持ち…。

「私…前、ポーロを好きだったことがあるピカ」
「ええっ!?」

アロマちゃんは口に運ぶ途中のケーキをテーブルに落とした。

「学校に入学したての頃、幼稚園から一緒のお友達はみんな別のクラスで初めて仲良くなったのがポーロだったピカ。何度もアプローチしたけど植物のことしか頭にない奴だったから結局諦めたピカ。でもインチョに告白された時、ポーロを好きだった気持ちが蘇って今になってこんな気持ちになるなんて…って混乱したけど、その後ポーロに告白されていつから好きだったのとか今さら言われてもとか思って、驚いたのが半分呆れたのが半分ピカ」
「そうよね。ポーロくんっていっつも植物の事ばかりでちっとも構ってくれないのよね。
ピカリさんの気持ちに気が付かないなんてひどいわ!」
「そうピカね!鈍感なのも程があるピカ!!」
「ねー!!」

自分のいない所で二人に悪く言われてるなんてポーロくんは知らない。




パティー先生は恋愛本まで出している(副業で
リアルに女の子二人だとこんな会話になるに違いない。


■ りょく (70回/2010/09/13(Mon) 15:49:03/No2763)


ポーロピカ

「はー。今日はストレス発散したピカー」

入浴中。
ピカリんは浴槽に浸かりながら昼間アロマちゃんと話した内容を思い出していた。


『ポーロの植物バカにはうんざりピカする!』
『何で気が付かないのかな!わたしはずっと前からポーロくんの事が好きなのに!』
『そうピカね!』


「ん…?あっ!インチョの事を考えるの忘れてたピカ。どうしよう…」

アロマちゃんがもっと重要な事を言っているのに気が付かず、ピカリんはインチョさんの事を思い浮かべた。

「え〜とインチョは…隣のクラスの学級委員長で生真面目で『ワタクシの計算によると』が口癖で………誕生日とか何が好きとか全然知らないピカ。何だか気になってきたピカね。今頃何してるピカ…?」

特に好きじゃない相手にも好きって言われたら意識するものだ。
一人で照れたピカリんは湯船にドボンと潜った。

翌日、ピカリんが屋上でぼんやり雲を眺めているとインチョさんがやってきた。
もちろん返事を聞くために。

「あの…」

インチョさんは緊張で小刻みに震えている。

「…?ああっ!」

一瞬告られたことを忘れていて返事すら考えてきてなかったピカリんは叫んだ。

「どどど、どうされましたか!?」
「アロマちゃんったらうっかりカミングアウトしてるピカ!!どんな気持ちで…。よし!」
「?」
「アロマちゃんの恋を応援するピカ!」
「へ………」

返事の話じゃなかった事にインチョさんは気が抜けた。

「インチョも手伝うピカ。ね!」

ピカリんはインチョの手を引いて走りだした。

「(好きになった方に手を握られて走って…はっきりとした返事が欲しかったけど一緒にいられるだけで…)」



アロマちゃんは廊下を歩いていた。
やはり元気がないみたいだ。
二人は物陰に身を隠した。

「アロマちゃんはポーロが好きなのピカ」
「へ〜お二人とも植物系でお似合いですね。ワ、ワタクシ達みたいに…」
「んっ、なになに?聞こえないーピカ」
「い、言えませんよ!!と言うかなぜ隠れる必要が…」

隠れてるわりには声が小さくなかった二人はある妖精に見つけられた。

「あ、ピカリちゃんとインチョだ」

ポーロくんである。
彼もまた元気がなかった。

「どうかしたピカ?」
「アロマちゃんに電話してもメールしても連絡が取れなくて…」
「ああ、紅茶で水没して修理に出してるから使えないと言ってましたよ」
「そ、そうだったの…。良かった」

ポーロくんは心からホッとした様子だった。

「(ポーロったら、今はアロマちゃんの事が気になってるピカね…。吹っ切れたと思ったのにどうして寂しいと感じるピカ…)」




次で最終回。
上手くまとまりますように(祈


■ りょく (71回/2010/09/14(Tue) 17:33:28/No2769)


インチョとピカリ、ピカ!

「でも私にも一緒にいてくれる妖精がいるピカ…」

ピカリんは呟くような言葉だったけど二人にもよく聞こえていた。

「…二人とも付き合うことにしたんだ〜」
「ほら、アロマちゃんが行っちゃうピカよ!」

なんだか照れたピカリんはインチョさんが口を開く前に慌てて誤魔化した。
ピカリんに背中を押され、ポーロくんはアロマちゃんの前に出た。

「わわっと。アロマちゃん」
「ポーロくん!…どうしたの?」
「連絡が取れないから嫌われたのかと思ったよ。ごめんね。またお花を見に来てくれる?」

言い終えたポーロくんは緊張して返事を待った。
素直な気持ちはアロマちゃんに届くのだろうか。
アロマちゃんはきょとんとしてポーロくんを見つめていた。

「嬉しい!わたしで良かったら!」

アロマちゃんは言った。
花が咲くようなとびきり綺麗な笑顔で吹いたそよ風はポーロくんと未だ隠れている二人を癒した。

「今度は二人だけで見よう」
「うん!」

二人はしっかりと手を繋いた。
離れてしまわないように。


「…植物系は爽やかピカね」
「残すはピカリさんだけですね。好きだとおっしゃってないのは」
「そうだっけピカ?」
「ワタクシの耳は誤魔化されませんよ」

キラリとインチョさんの眼鏡が鋭く輝く。

「も〜!ひどいピカ!!」
「え?」
「学校の勉強は出来ても乙女心は勉強出来てないピカ。それくらい雰囲気で察する紳士になるピカ。ならないとだめピカ!」

ピカリんはむっと頬を膨らます。

「…彼氏なんだからピカ…」
「い、以後気を付けます!か、かか…!!」

ばたーんと音を立てインチョは派手に倒れた。
自分から「好き」を要求しておきながら弱いようだ。

「インチョ、大丈夫ピカ!?もー、言い損ねてしまったピカ。…でもこれからいくらでも言えるピカね。好きって!」



ハッピーエンド☆


■ りょく (72回/2010/09/14(Tue) 18:23:03/No2770)

後書きと感想と次回予告

最後のピカリんがツンデレ風味なのは書いた人の影響です。

えーとですね、とりあえず書き終えることができて良かった。
実はアロマちゃん、インチョさんの章は順調に書き進めることが出来たのですが、ポーロくん辺りからネタ切れしてどうしようかと困ったもんで。

私は話のあらすじは初めに大まかに決めておいて細かいところは書きながら考えてます。
本当は箇条書きでいいからもっと細かく設定しておいたほうがいいと思うけど分かっててもやらない。
後で別の案が浮かんだ時、変更しにくいし何より面倒だから☆
皆様はどうされてますか。

ここまで読んでくださりありがとうございましたm(_ _)m


ちゅーわけで


オリョン}はい!新小説の宣伝だよん。主人公様からどうぞ〜

サキラ}えっ、あ、あの…急に言われても思い付かない…。うう…みんな見てる…恥ずかしいよ〜……

オリョン}あー、ズミーがこんな奴が主役でやってけるのかって顔しちょる

ネズミ}拙者はネズミでござる!ま、あ奴に勤まるくらいだからなんとかなるだろう

サキラ}な、なんとか……

ハンゾー}意地悪なのら〜

サスケ}あれっ、兄貴は?

ヤマネ}ヤシチ兄様…

サキラ}えへ…忍者の中でも特に優秀なネズミに言われたらなんだか自信が湧いてきた…!

ハンゾー}…なんと言うかプライドが低いのら〜

オリョン}はい!ここでクイズでーす。
次のうち、新小説に含まれる要素はどれでしょー。

Aタイトルは「恋化妖精*サキラ」
B主人公と上の誰かがかけ算
C戦いと恋がメイン
Dオリョンも出ます
E向こうと繋がってる
Fオリフェ多め

正解は…

全員}正解は…?

オリョン}全部だよん

全員}(・□・;)ほ!!

オリョン}お楽しみに〜



向こうは放置プレイ。
主人公はサキラと言う妖精の女の子。
今度は妖精中心の長編です。
でも向こうの奴らも出すしネズアクも出来ればしまっす!!


■ こやまる (912回/2010/09/15(Wed) 08:35:10/No2771)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、おはようございます☆

祝!完結!!
最初から最後まで、妖精の気持ちがストレートに表れていて、読んでいてとても面白かったです。
これほどのドラマチックな展開を描けるりょくさん、りょくさんも過去にこういう熱い恋愛をされたのでしょーか?とついつい思ってしまいました(^◇^;)。
ぜひぜひ、これからもたくさん妖精の恋を描いてくださいね!!
シャイな私にはここまで熱いアロマちゃんを描けそうもないなぁ(^◇^;)。

特に後半の恋の主導権が逆転するところ、ポーロがアロマの存在の大きさに気付き、アロマを離しちゃいけないと思う気持ちに感情移入してしまいました。
一度ポーロのことをあきらめかけたアロマの方も、ポーロの方からの告白を受けたときのびっくりしてきょとんとした表情が今回の一番のツボだったり(^^)。
そしてこのチャンスを逃さないようにと、ピカリのことも気にかけずポーロに自分の気持ちを伝える(ちょっとどん欲な?)アロマもまたアロマちゃんらしいですね。
晴れてカップルになったこの二人のその後はどんなカップルになるのかな?
アロマは毎日べったりポーロにくっついていそうな予感が…。
アロマの爽やかオーラがますますパワーアップしそうです。

アロマに対して、成り行き的に恋人関係に落ちたピカリとインチョの方はちょっと心配ですが、こちらは過去にしばられずに新しい恋を二人で始めそうですね。
毎日ピカリの尻に敷かれるインチョを想像してしまいます。

>私は話のあらすじは初めに大まかに決めておいて細かいところは書きながら考えてます。
私もりょくさんと同じく、最低限の方向性をおおまかに最初に決める派です。
でも途中で別の案が浮かんでくると、だんだん方向性が乱れてきて収拾付かなくなる感じだったり…。
もしもこんな状態にもしも陥るのであれば、最初にしっかり決めるのが良いのかもしれませんね(^^;。

次回はまたにぎやかなストーリーになりそうですね。
特にBの内容がとても気になります。
ネズアクもぜひぜひ☆
そして早くも暴走気味のオリョンにみんなが振り回される光景が予想されます…。

それでは次回の小説も楽しみにしています!
では!


■ りょく (73回/2010/09/15(Wed) 16:08:57/No2772)


こやまるさん、こんにちは〜!

ドラマチックですかね?
実は読者さんを驚かせるのが一番の目的でした。
書いてる本人もネタに困ったりしましたが達成出来たので満足してます。

その後を考えるのは難しいですが、二組ともずっと仲良しでいてほしいです。


次の話…オリョンはゲストのつもりでしたが、設定と話を考えてるうちに準レギュラーになりそうです(^-^;)

企画12のも小説化しようかと思います。
全然先になりますが…。

では!




2727/ 超時空大進撃!未来世界危機一髪!
□投稿者/ シンフォニア -41回-(2010/08/29(Sun) 11:20:47)

第五話 未来妖精界へようこそ!

さて、ミルモ達を乗せたトミーは、まだ時空間を飛んでいる最中だった。

ミルモ「おいおい、まだ着かねぇのかよ?」
ラビィ「後5分くらいで着くと思うわ」
ヤシチ「後5分か・・・、もうすぐだな」

しかし! この時、トミーに異変が起きたのはその後だった。

ビーッ! ビーッ! ビーッ! ビーッ!

『エラー発生!エラー発生!』

ゴゴゴゴゴゴ ギギギギギギ ガガガガガガ

ガタガタガタガタガタ・・・・・・

ガクガク ガクン! ガタン ガタガタン!! ガタン!!!

プシュウウウウウウウウウウウ・・・・・・シュウウウウウ・・・・・・

皆「わあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

なんとトミーが突然動きが悪くなり、オーバーヒートして震えだし、至る所から煙りを吐き出したのだ。

ミルモ「なっ、な、な、何だああぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!??」
リルム「きゃああ――――――――――――!!!!!!ミルモ様――――――――――――!!!!!!怖いですわぁ――――――――――――――――――――――――!!!!!!」
ヤシチ「ひぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
ムルモ「ほえぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
パピィ「きゃあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!ちょっとおお!!!コレ何とかちなちゃいよおぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」
パンタ「うわあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!助けてですっちいぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」
サスケ「怖いぜえぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」
ハンゾー「怖いのらあぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」
タコス『ちょっ!ちょっとちょっと!どないなっとんねん!これいったいどないなっとんねん!いきなりエラー発生って!いきなり動き悪うなってオーバーヒートとかしてガタガタ震えだして、至る所から煙りを吐き出すって!おわっ!おわわっ!!おわああぁぁぁ!!!』
イカス『こんなの嫌だよおぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!』
ラビィ「トミー君、いったいどうしたの!?」

タイムマシーン(トミー)『テ、テ、定員ッ・・・定員、オー、バーデスウゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!』

皆「え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!???Σ;(吃驚仰天!!!)」

ミルモ「おい!ちょっと待てよ!定員オーバーってなんなんだよ!!どういう事なんだよ――――――――――!!!」
ラビィ「えっ!?そ、そう言われてもっ・・・・・・;」
カニラ『あああああ―――――――――――――――――――――!!!!!!!!そうだったッス!!!すっかり忘れてたッス!!!』
皆「えええええええっっ!!!!!??何が?何が!?」

カニラ『じ・・・実はこのタイムマシーン・・・スーパーコンピュータよりも素早く計算出来る天才的な頭脳を持つ割には・・・8の数までしか数えられないんスよ・・・・・・;』

皆「え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!???Σ;(吃驚仰天!!!)」

リルム「カニラさん、トミーさんは8の数までしか数えられないと言いましたわよね・・・・・・?それと定員オーバーとどう言う関係が御座いますのでしょうか?」
カニラ『8の数までしか数えられない・・・それだけの理由で・・・・・・、制限定員数の八人より多くの人数の人が乗ってしまうと、回路が狂って故障を起こしてしまうんスよ、だから、本当は八人より多い人数の団体は僕とラビィちゃんを含めても乗ってはいけない決まりなのに・・・・・・、ミルモさん達が余計に四人も乗せるから・・・・・・!!!』
ミルモ「しっ、仕方ねぇだろ!?だって未来妖精界行きたいって言うから、行って世界を救いたいって言い出して聞かないから・・・・・・!!!」
カニラ『でっ、でも・・・・・・っ!!!』

ガタッ、ガタガタン!!! ガタタン!!!

ブシュウウウ―――――――――――――――――――――・・・・・・

皆「うわぁ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤシチ「なっ、何とか出来んのかあぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」
ラビィ「そう言われたって無理よおぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」
タコス『もう、こうなってもうたらワイが今すぐトミーはんに8より多い数を教えなあかんわな!』
イカス『えっ!?そんな事出来るの!?』
タコス『ワイの辞書に『不可能』って言葉はないんやで?』
イカス『ふ、ふぅ〜〜〜〜ん・・・;(ナポレオンみたいだ・・・・・・;)』
タコス『トミーはん!トミーはん!8の次は9やで!8の次は9!絶対忘れたらあかんねんで!8の、次は、9や!』

しかし、タコスがいくら教えても、揺れは収まるどころか、ますます激しさを増していく。

ミルモ「ちょっ!ちょっ!揺れ大きくなってるぞ!ちょっ!ちょっ!」
タコス『そんで、9の次は10や!ええか?9の次は10!9の、次は、10!』
リルム『止まりませんわぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!』
タコス『で、その次が、11、その次が12やで!1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12!もう一回言うで!1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12!』

しかし、トミーはいきなり大きく揺れ出したのだ!!!

ガクッ ガクン!!!!!!!

皆「わあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イカス『もう無理だよおぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

いくら教えてもトミーの揺れは止まらないので、ついにタコスはマジギレして物凄い大声を上げてしまったのだ!

タコス『ああ―――――――――――――――――――――――――――っっ!!!!!!!!!!もう、8の次は9、10、11、12やと言うのが分からへんのかああぁぁぁぁ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――っっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ゴゴゴ・・・グ・・・グ・・・ギギ・・・ギ・・・ギ・・・ギ・・・・・・シュウウウウ・・・・・・・・・ン・・・・・・

タコスの突然の叫びによって、突然トミーの揺れは収まった。
トミーは数え直した。

トミー『1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12・・・・・・カ・・・・・・、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12!フウ、アリガトウゴザイマシタタコス様!オカゲデマタ少シ思イ出セマシタ!宜シケレバ、マタオ教エ頂ケマセンデショウカ?』
タコス『おー!やっと覚えたかー!いや〜すまへんなぁ〜!いくら教えても気かへんかったと思ってつい大声出してもうてなぁ〜♪』

皆「え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!???Σ;(吃驚仰天!!!)」

カニラ『嘘・・・、こんな事が・・・・・・、まさか、今の物凄い叫びで覚えるなんて・・・・・・・・・;』
ミルモ「さすがだな・・・・・・タコス;」
リルム「凄いですわ!惚れましたわ〜〜〜〜〜♡♡♡」
ラビィ「ありがとう、タコスさん!」
イカス『やったあ!イェーイ!』
タコス『いや〜、そんな誉められたって何も出やせえへんがなぁ〜〜〜〜〜〜♡♡』
カニラ『皆!もうすぐ着くッスよ!』
皆「うん!」

そして、トミーは時空間の出口へと向かった・・・・・・、そして、ついに!

ヴワァァァァァ・・・・・・ン・・・・・・

未来妖精界の妖精1「あ!あのタイムマシーンは・・・!」
未来妖精界の妖精2「間違いない!あのタイムマシーンはトミーだ!と言う事は・・・・・・!」
未来妖精界の妖精3「ラビィちゃん達だ!ラビィちゃん達が伝説の妖精勇者と伝説の妖精ロボット勇者を連れてはるばる帰って来たんだ!」
未来妖精界の妖精達「ラビィちゃん、お帰りなさ――――――――――――――――――――――――い!!!」

ラビィ「皆!只今―――――――――――――――――――――――――!!!」
皆「え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!???Σ;(吃驚仰天!!!)」

なんと、その先にはミルモ達が住んでいる妖精界とは全く違い、沢山のコンピュータシステムやロボット、マシンが所々沢山あり、綺麗な海に囲まれ、緑も多く、高層ビルが立ち並ぶ大都会が広がる世界が!
ミルモはラビィに聞いた。

ミルモ「こ・・・、ここは・・・・・・!?」
ラビィ「ここが『未来妖精界』よ」
未来妖精界の妖精達「妖精勇者様、妖精ロボット勇者様、未来妖精界へようこそお越し下さいました!!!」
皆「え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!???Σ;(吃驚仰天!!!)」

ミルモ達が絶叫する最中、トミーはゆっくり『未来妖精界』と呼ばれる世界の地上にゆっくりと降り立った。


■ こやまる (907回/2010/09/09(Thu) 14:10:04/No2753)
http://www.murumoya.com/


シンフォニアさん、こんにちは☆

未来妖精界のタイムマシーンと言えども、ただでは到着しないというお約束展開がいいですね〜。
ミルモあたりが「定員オーバーって動かす前に言え〜〜っ」と叫びそうですが、さすがにそんなこと言っていられない緊急事態。。。
予想外の出来事に皆さん冷や汗をたっぷりとかいたことと思います(^^;。

>カニラ『嘘・・・、こんな事が・・・・・・、まさか、今の物凄い叫びで覚えるなんて・・・・・・・・・;』
まさにタコスらしい体を張った展開・・・。
タコスの叫びで数字を覚えることもすごいですが、8より多い数を数えられない状態でよく動いていたなぁというのもまた不思議。。。
きっとタイムマシーン機能はハードウェア内蔵で、人数を数える部分にソフトウェア、すなわちトミーの頭脳が絡んでいたのでしょうね。
いずれにせよタコスの株が急上昇したことで、ミルモがタコスの足を固結びする回数は一時的に減りそうです。
そしてこの流れだと次はまた誰かが大活躍??
キャラの性格に合った活躍が見られそうで楽しみです(^^)。

次回は未来妖精界でミルモたちがまた何かやらかすのでしょーか?
続きを楽しみにしていますね。
では!


■ シンフォニア (42回/2010/09/17(Fri) 19:53:20/No2781)

訂正。

(トミーが8より多い数を教えてくれたタコスに感謝し、タコスが急に大声出して吃驚させてしまった事を謝るシーンの台詞)

× タコス『おー!やっと覚えたかー!いや〜すまへんなぁ〜!いくら教えても気かへんかったと思ってつい大声出してもうてなぁ〜♪』

○ タコス『おー!やっと覚えたかー!いや〜すまへんなぁ〜!いくら教えても聞かへんかったと思ってつい大声出してもうてなぁ〜♪』

でお願い致します。




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(2009.5 koyamaru edit)