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212/ 過去ログについて その2
□投稿者/ こやまる -75回-(2006/09/16(Sat) 00:39:19)
□U R L/ http://www.murumoya.com/

皆さん、こんばんは☆

何日か前に過去ログについて書きましたが、その過去ログを表示するページをいろいろと改良してみました。
画像ファイルを表示できるようにした点と、文字色やアイコンも表示出来るようにした点が今回の改良点です。
今まで地味だった過去ログページがこれで少しは華やかになったかな。
先行して小説板の方をバージョンアップしましたが、そのうちムルモ屋本舗の掲示板の方も同じようにバージョンアップさせるつもりでいます。

あと今回のバージョンアップにあわせて、「スレッドへの最後の書き込みから2週間が経つとレスが出来なくなります」のルールは廃止しました(小説板のみ)。
過去ログページに移ったらレスが出来なくなる仕組みをうまく利用すればそれで十分というのがその理由です。

もうひとつ、もしかしたら気がついていた人もいるかもしれませんが、実はこれまでの過去ログページのある場所がバグっていました(^◇^;)。
そのバグってる表示は下の画像の通りです。
ある人(たとえば私)がURL欄に何か入力していると、別の人のカキコにもそのURLが載ってしまう〜っ。
あ、私の改造によるせいではなく、どうも元(改造前)から存在するバグのようですので(^^;。

では!

730×610 => 400×334

before.gif
/14KB


217/ NO TITLE
□投稿者/ イナズマぷらす -1回-(2006/09/20(Wed) 20:00:05)

これは、今よりちょっと前の話・・・。
ネズミ「ヤーシーチー!!」
ヤシチ「あっ!ネズミ!遊ぼ♪」
このころはまだ、この二人も仲が良かったみたい・・・。
ネズミ「さーて、今日はどんなイタズラを・・・」
そう、この二人村の掲示板に張り紙がでるほどのイタズラ常習犯・・・。
ヤシチ「楽しみだな〜♪」
ネズミ「そうでござるな〜♪」
「「・・・・・・・・・・・・」」
「「そうだ!」」


■ こやまる (78回/2006/09/23(Sat) 08:24:05/No220)
http://www.murumoya.com/


イナズマぷらすさん、おはようございます☆
そして初めまして!
ムルモ屋本舗の管理人のこやまるです(^^)。
小説の投稿とてもうれしいです。
よろしければ今度ムルモ屋本舗の掲示板にも遊びに来てくださいね〜。

小説の感想が遅くなってしまいごめんなさい。
ヤシチとネズミが誰とでも仲良く出来た頃の、二人の幼くてかわいい姿を思い浮かべたくなりますね。
冒頭のネズミとヤシチの平和なやり取りがホントにかわいいです。
この2行の会話を見るとヤシチよりもネズミの方に主導権がありそうな気がしますが、このあたりが今後どう描かれるのかが楽しみ!
さて、二人は何を思いついたのでしょう?
それではこれからもよろしくお願いいたします!




195/ ミズカストーリーその7
□投稿者/ レインボー -27回-(2006/09/06(Wed) 21:49:51)

皆さん、こんばんは☆

『その18 ヤシチグループVSシロー』

逃げたゴローを追いかけたムルモ達ですが、今回はそよ風の森でのヤシチグループとシローの戦いを見てみましょう。

ヤシチ達はファイアクリスタルを奪ったシローを追いかけてそよ風の森へとやって来ました。
ヤシチ「ここが、そよ風の森だ。」
森の中は気持ちのいい、そよ風が吹いています。
サスケ「涼しいんだぜ〜。」
ハンゾー「気持ちいいのら〜。」
ヤマネ「ここは穏やかなところでございますね。」
カゼト「そうだね。ところで、僕達の宝石を盗んでいったワルモ団はどこだろう?」
ヤシチ達は辺りを見渡しましたが、シローの姿はどこにもありません。
ヤシチ「おそらく、どこかに隠れているに違いないな。」
サスケ「隠れてるっていってもどこに隠れてるんだぜ?」
ハンゾー「それが分かれば、苦労しないのら〜。」
ヤマネ「では、手分けをして探しましょう!」
カゼト「そうだね!じゃあみんな、散ばって探そう!」
ヤシチ達は分散して、シローを探しました。

ヤシチ(しかし、この広い森から元首領を見つけるのは結構骨が折れるな・・・。そうだ!いい方法を思いついたぞ!)

その頃、シローはそよ風の森の一番大きな木の上に隠れていました。
シロー「フフフフフ。ここなら、絶対にバレまい。奴らが探している間にさっさと逃げる事にするか!」
と、シローは空を飛んで逃げようとしました。その時・・・
ヤシチ「いたぞーっ!お前達ーっ!この木の上だー!」
と、下からヤシチの声が聞こえてきました。」
シロー「何ぃ!?もう見つかったのか!?」
と、シローは声を上げました。
ヤシチ「フッ、引っかかったな!お前達!今度こそ見つけたぞー!」
サスケ「本当かだぜ、アニキー!」
ハンゾー「見つけるのが早いのら〜!」
ヤマネ「さすがでございます、ヤシチ兄様!」
カゼト「よし、じゃあ早速この木の上に行こう!」
ヤシチ達は木の上に行きました。そして、シローを発見しました。
ヤシチ「見つけたぞ、元首領!」
シロー「ヤ、ヤシチ!これは一体どういう事だ!?」
ヤシチ「フフ〜ン!これぞ妖精忍法『見つかったと思わせあせらせ、真の居場所をあぶり出しの術』だ!妖精は見つかったと思ったら、もう姿を隠す必要はないとみて、声を出したり姿を現したりする!この術はそれを逆手にとったものなのだ!」
サスケ「す、凄い術だぜアニキ!」
ハンゾー「カッコイイのら〜!」
ヤマネ「さすがはヤシチ兄様!私、感動したでございます!」
ヤシチ「ハーッハッハッハ!もっともっともーっと褒めていいぞお前達!」
ヤシチはサスケ達に褒められて得意気です。
カゼト「・・・ただの騙まし討ちじゃないかい・・・?」
ヤシチ「ズコーッ!」
サスケ「ア、アニキ〜ッ!」
ハンゾー「大丈夫なのら〜?」
ヤマネ「カゼト殿!ヤシチ兄様は騙まし討ちなどの卑怯な戦法は使わない方でございます!その様な、言葉は謹んでくださいませ!」
ヤマネはカゼトを強く睨みつけて、言いました。
カゼト「わ、分かったよ・・・(何なんだ、この子・・・?僕はただ本当の事を言っただけなのに・・・。ヤな感じな子だなぁ・・・。)。」
カゼトは自分が悪者にされて、ふてくされました。
シロー「お前ら〜!このオレを騙すとは猪口才な真似を・・・!更にオレを無視して勝手に話を進めるなんて・・・!許せんな、貴様ら!」
ヤシチ「それはこっちのセリフだ!」
サスケ「オイラ達が苦労して手に入れた宝石を返すんだぜ!」
ハンゾー「そうなのら〜!」
ヤマネ「苦労もせず、楽をしようとした方にその宝石を持つ資格はないでございます!」
カゼト「その通りだ。さぁ、宝石を返してもらおうか。」
シロー「だ、誰が返すか!この宝石は渡さんぞ!ワルモでポン!」
シローは魔法で二つ首の犬を出しました。
ヤシチ「な、何だこいつは?」
シロー「フフフフフ。こいつは双頭のペタモ『ケベロン』だ!」
ケベロン「ギャオーーーン!!!」
サスケ「お、おたけびだぜ!」
ハンゾー「こ、怖いのら〜・・・。」
ヤマネ「皆様!ここで、怖気ついてはいけないでございます!」
カゼト「そうだね。こいつを倒さないと宝石は戻ってこないしね!」
シロー「フッ。このケベロンを倒せるかな?やってしまえケベロン!」
ケベロン「ギャオギャオーーーン!!!」
こうして、ヤシチ達とケベロンの戦いが始まりました・・・。
ここで一度、切ります。


■ レインボー (28回/2006/09/06(Wed) 22:33:45/No196)

続きです。
ヤシチ「行くぞ!くらえ!」
ヤシチはケベロンに向かって手裏剣を投げました。
ピョン!
しかし、ケベロンはジャンプしてかわしました。
サスケ「今度はオイラの番だぜ!」
サスケはパチンコ球を飛ばしました。
サッ
これも、避けられてしまいました。
ハンゾー「今度はボクなのら〜!」
ハンゾーは手榴弾を投げつけました。
ヒョイッ
これも、しゃがんで避けられてしまいました。
ヤマネ「こうなったら私が!ヤマネはてんだん!」
ヤマネは丸まり、ヤマネはてんだんとなってケベロンに突っ込んでいきます。しかし・・・。
ケベロン「ギャオーーーン!!!」
バキッ!!
ヤマネ「きゃあっ!」
ヤマネはケベロンの前足で近くの木に弾き飛ばされてしまいました。
ヤシチ「ヤ、ヤマネ!」
サスケ「ヤマネの攻撃も効かないなんて・・・。この犬超強いんだぜ〜!」
ハンゾー「ボク達の攻撃も全然効いてないのら〜!」
カゼト「確かにそうだね。攻撃が効かないんじゃ手のうちようがないね・・・。」
シロー「何を寝ぼけた事を言ってるんだ、お前ら・・・。オレには思いっきり当たってるぞ!」
シローはヤシチ達のはずれ攻撃が全部命中しボロボロになっています。
ヤシチ「へ?そうだったのか?」
サスケ「全然気がつかなかったぜ。」
ハンゾー「ボクもなのら〜。」
カゼト「全然戦ってなかったから、気付かなかったよ。」
シロー「な、何だと〜!?オレをのけ者にしやがって〜!こうなったらケベロン!あいつを丸焼きにしてしまえ!」
ケベロン「ギャオーーーン!!!」
と、ケベロンはヤマネが飛んだ木に火を吐きました。
ヤマネ「きゃあ!」
ヤマネの飛ばされた木は燃え始めました。
ヤシチ「ヤ、ヤマネ!」
サスケ「ヤ、ヤマネ!今助けに行くんだぜ!」
サスケはヤマネを助けに行こうとしました。しかし・・・。
ケベロン「ギャオーーーン!!!」
バキッ!
サスケ「うっ!」
サスケはケベロンに前足で殴られ、倒れました。
ハンゾー「サ、サスケ!」
ヤマネ「サスケ先輩!」
シロー「ハーッハッハッハ!オレをバカにした罰だ!ケベロン!こいつらをもっと甚振るのだ!」
ケベロン「ギャオーーーン!!!」
ケベロンはヤシチ達に向かって突進してきました。
ヤシチ「ど、どうすればいいのだ!?」
カゼト「僕に任せて!カゼトでポン!」
カゼトは空に魔法をかけました。すると、突然雨雲が発生しました。
一同「?」
ザーーー・・・
そして雨が降り始め、火は消えました。
ヤマネ「火が消えたでございます!」
サスケ「す、凄いぜカゼトのアニキ!」
ハンゾー「カッコイイのら〜!」
カゼト「驚くのはまだ早いよ。」
と、今度は雷雲が発生しました。
一同「?」
ピシャーーーン!
そして、ケベロンに雷が落ちました。
ケベロン「キャイイイイイン!!!」
ケベロンは倒れました。
シロー「そ、そんなバカな!ケベロンがやられるだなんて!」
ヤシチ「見事だカゼト!」
サスケ「とても凄かったぜカゼトのアニキ!」
ハンゾー「ボク、見とれちゃったのら〜。」
カゼト「いやぁ、そんな大した事をした訳じゃないよ。」
ヤマネ「あの、カゼト殿・・・。」
ヤマネが下を向きながら言います。
ヤマネ「助けてくださりありがとうございます・・・。後、先程は申し訳ございませんでした・・・。私、言いすぎたでございます・・・。どうかお許しくださいませ!」
ヤマネはカゼトに頭を下げました。
カゼト「い、いいよ。僕の方もすぐ突っ込んだのも安易だったしね。僕の方こそごめんね・・・。」
カゼトも頭を下げました。
ヤマネ「気にしないでくださいませ、カゼト殿!私をお許しくださりありがとうございます!だから私もカゼト殿をお許しするでございます!」
ヤマネもカゼトもお互いを許しあいました。
ヤシチ「うむ。素晴らしい光景だ。ヤマネ、また一つ成長したな。」
サスケ「オイラがんばった割には、全然役に立たなかったぜ〜・・・。」
ハンゾー「そんな事ないのら〜・・・あれ?元首領がいないのら〜。」
4人「え!?」
ヤシチ達は辺りを見渡しますが、確かにシローはどこにもいません。
ヤマネ「! あそこでございます!」
ヤマネの指差した方向にシローが空を飛んで逃げていました。
シロー「くそ!ケベロンがやられるとは想定の範囲外!こうなったら『逃げるが勝ち』だ!」
シローは高貴な神殿の方向へ逃げていきます。
ヤシチ「逃がしはせんぞ!お前達、追いかけるぞ!」
ヤシチ達はシローを追いかけて空を飛んでいきました・・・。

以上です。
今回はヤシチ達とシローの戦いを書きました。
今回はこれまで、あまり目立ってないカゼトにスポットライトを当ててみました。
しかし、サスケを哀れにしてしまったのはちょっと後悔しています。

ではまた☆


■ こやまる (71回/2006/09/11(Mon) 23:11:54/No202)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、こんばんは☆

今回はメンバーと舞台が変わってヤシチグループですね。
そよ風の森で、「はああぁぁぁ」と和んでいるヤシチたちの姿が目に浮かびます(^^)。

前回のゴローとは違って、シローは多少はマトモですね。
シローがあっさり見つかってしまったのはシローの間抜けさからではなく、ヤシチの巧妙な作戦によるものでしたか。
カゼトの言うように所詮は騙し討ちになるのですが、実はこういう心理作戦も日本に伝わる忍者ならではの戦術なんですよね(と、忍たま乱太郎で私は勉強しました)。
レインボーさんもしっかりと忍術を研究されているようで。
それとヤマネがムキになる姿がかわいい!
やたらと独占欲の強いヤマネを思わず妄想してしまいました(^^;。

さてシロー相手(正しくはケベロン相手)に苦戦してしまうヤシチたちですが、そこは圧倒的な能力の高さを見せたカゼトの勝利でしたね。
あまりの能力の高さを見せつけられた妖精忍者たち、すぐにカゼトを褒めまくる姿がいつもの妖精忍者らしいです(笑)。
サスケは「カゼトのアニキ」なんて言っているし…。
それを聞いたヤシチは「アニキといったら拙者なのだーっ」と怒りそうですが、そこはムルモと違うヤシチ、そういう心の広さがヤシチのいいところでもありますよね。

さて次回はサブロー編でしょーか?(笑)
続きを楽しみにお待ちしていますね。では!


■ レインボー (29回/2006/09/15(Fri) 23:34:03/No210)

こやまるさん、こんばんは☆

『その19 リルムグループVSサブロー』

逃げたシローを追いかけたヤシチ達ですが、今回はつくし家の町でのリルムグループとサブローの戦いを見てみましょう。

リルム達はエレキクリスタルを奪ったサブローを追いかけてつくし家の町へとやって来ました。
リルム「ここが、つくし家の町ですわ!」
辺りにはつくしの形をした家がたくさん建っています。
パンタ「変わった形をした家ですっち〜。」
ビケー「随分とセンスのない家だね・・・。」
アンナ「そういうあたし達もキノコ型の家に住んでるけどね・・・。」
ツグミ「そうだよね・・・。」
リルム「それより、私達の宝石を奪ったワルモ団は・・・。」
パンタ「どこにいるんですっちかね〜?」
ビケー「フッ、この町のどこかにいる事は間違いないね。」
アンナ「じゃあ、手分けして探しましょ。」
ツグミ「うん!アンナ姉ちゃん!」
リルム達は分散してサブローを探し始めました。

その頃、サブローはつくし家の中に隠れて作戦を考えていました。
サブロー「う〜む・・・何とか奴らを振り切る方法はないものか・・・。そうだ!いい事を思いついたぞ!」
サブローは家の中で何かの準備をし始めました・・・。

リルム「皆さん、どうでしたか?」
パンタ「見つからなかったですっち〜・・・。」
ビケー「ボクもだよ・・・。」
アンナ「あたしも・・・。残るはあそこにある5つのつくし家ね。」
ツグミ「じゃあ、みんなでバラバラに入って逃がさないように捕まえようよ!」
リルム達は5つに分かれて5つのつくし家の前にそれぞれ立ちました。
リルム「では、皆さんせーのでいきますわよ!」
パンタ「分かったですっち〜!」
5人「せーの!!!!!」
バーン!!!!!
5人は一斉に扉を開きました。すると・・・。
ツグミ「きゃあああああ!」
ビケー「な、何だい!?」
4人が振り返るとツグミがロープでぐるぐる巻きにされてサブローに捕まっていました。
アンナ「ツ、ツグミ!」
ツグミ「ア、アンナ姉ちゃん〜・・・。助けて〜・・・。」
サブロー「へっへっへっ・・・。どうだ?これなら手が出せないだろう?」
リルム「ツグミさんが入ったところに隠れていたんですね!」
パンタ「人質をとるなんてずるいですっち〜!」
サブロー「ハーッハッハッハ!うるさいぞ、お前達!こいつがどうなってもいいのか!?」
ビケー「・・・うかつに手を出せないね。」
アンナ「ツ、ツグミ・・・。」
ツグミ「ア、アンナ姉ちゃん・・・。」
サブロー「フフフフフ。こいつを助けたいんなら、オレがここを離れるまで大人しくしてろ!」
サブローはツグミを連れてつくし家の町を離れ始めました。
リルム「このままでは宝石を持っていかれてしまいますわ〜!」
パンタ「何とか止めなきゃですっち〜!」
ビケー「で、でも下手に手を出したらツグミが・・・。そ、それに・・・。それにアンナも・・・。」
アンナ「・・・・・うぅ・・・!」
サブロー「よ〜しいいぞ。そのまま大人しくしとけよ!」
ツグミ「み、みんな〜・・・。アンナ姉ちゃ〜ん・・・。」
そして、サブローの姿が見えなくなりました。
リルム「では、こっそり後を追いかけましょう!」
リルム達はこっそりと後を追いかけていきました。
すると、リルム達の目に信じられない光景が入りました。
バキ!ドカ!
ツグミ「え〜〜〜ん!痛いよ〜〜〜!アンナ姉ちゃ〜〜〜ん!」
サブロー「ひゃ〜っはっはっは!どうだ、痛いだろう?そんな格好では手も足も出まい!」
何とサブローがツグミを痛めつけていました。
アンナ「・・・!」
パンタ「は、話が違うですっち〜!」
ビケー「約束を破った以上、もう大人しくしている理由はないね!」
リルム「では行きますわよ!ボッコボコにしてやりますわ〜〜〜!」
リルムはサブローの元へ行こうとしました。すると・・・。
アンナ「待ってリルム。ここはあたしに任せて・・・。」
リルム「ア、アンナさん?でも・・・。」
アンナ「いいからあたしに任せて・・・。」
アンナはサブローの元へと歩いていきました。
パンタ「どうしたんですっちかね〜?」
ビケー「・・・大変な事になったね・・・。」
リルム「何がですね?」
ビケー「まぁ、見てれば分かるさ・・・。」
パンタ「分かったですっち〜・・・。」

ツグミ「うえ〜〜〜ん!痛い〜〜〜!やめてよ〜〜〜!」
サブロー「ひゃ〜っはっはっは!愉快愉快!・・・ん?」
サブローが振り返るとアンナが近づいてきました。
アンナ「ちょっとあんた・・・。あたし達が大人しくしておけばツグミには手を出さないんじゃなかったの?」
サブロー「何言ってんだ?そんなのウソに決まってんだろ!」
アンナ「! ・・・あんた・・・あたしを本気で怒らせたわね・・・。」
サブロー「え?」
ツグミ「アンナ姉ちゃん・・・?」
アンナはエレキギターを出しました。そしてものすごい形相でサブローを睨みつきました。
サブロー「ひ、ひぃっ!」
ツグミ「アンナ姉ちゃん・・・?」
アンナ「ツグミをいじめるなんて絶対に許さない!覚悟しなさい!!!」
アンナは魔法を使いました。
一度切りますね。


■ レインボー (30回/2006/09/16(Sat) 00:28:59/No211)


続きです。
アンナ「アンナでポン!!!」
アンナは魔法で巨大なハンマーを出しました。
アンナ「あいつを叩き潰すのよ!」
ハンマーは振り下ろされました。
サブロー「ひぃぃぃぃぃ!」
ド〜〜〜〜ン!!!
サブローは間一髪かわしました。
アンナ「逃がさないわよ!もう一回!」
ズド〜〜〜ン!!!
サブロー「おわぁぁぁぁぁっ!!!」
ドゴ〜〜〜ン!!!
サブロー「ぎぇぇぇぇぇぇっ!!!」
サブローは全てぎりぎりのところでかわしています。
アンナ「しぶといわね!さっさと叩き潰されなさい!」
リルム「アンナさん、怖いですわ・・・。」
パンタ「何で、あんなに怒ってるんですっちか?」
ビケー「ツグミがあんなに傷つけられたからだよ。でも、こんなに怒ったアンナを見た事はないよ・・・。」
そして、サブローは未だに逃げ続けていました。
サブロー「ひぃぃ〜!オレが悪かった〜!だから許してくれ〜!」
アンナ「今頃になって、言い訳は無用よ!あんたは宝石を返しても許さないわ!あんたにはツグミへ犯した罪を償ってもらうわよ!」
アンナはまだ凄い形相です。すると・・・。
ツグミ「ふぇ〜〜〜ん!アンナ姉ちゃんが怖いよ〜〜〜!」
アンナ「! ツ、ツグミ!」
アンナのあまりの怖さにツグミが泣いてしまいました。
アンナ「ツ、ツグミ。ごめんね。あなたがいじめられてたから思わず怒っちゃったの・・・。もう怒らないから泣き止んで。」
ツグミ「うん・・・。ありがとう、アンナ姉ちゃん・・・。助けてくれて・・・。」
アンナ「ええ。でもあたしからもお礼を言わなくっちゃね。」
ツグミ「え?」
アンナ「あのままあたしが怒ったままだったら、本当のあたしを見失ってたわ。ありがとうツグミ。」
ツグミ「う、うん!アンナ姉ちゃん!」
アンナはツグミの縄を解きました。そして、リルム達もアンナ達の傍に来ました。
リルム「アンナさん、大丈夫ですか?」
アンナ「ええ、何とかね。」
パンタ「アンナお姉ちゃん、迫力あったですっち〜・・・。」
ビケー「ボクに見せた事ない程、怒ってたね・・・。」
アンナ「あ、あらそう?」
ツグミ「あれ?そう言えばあの人は?」
リルム達が辺りを見渡しましたが、確かにサブローはどこにもいません。
リルム「あ!あそこですわ!」
リルムが指差した方向にサブローが空を飛んでいました。
サブロー「な、何て恐ろしい奴なんだ・・・!さっさと逃げよう!」
サブローは高貴な神殿へと逃げていきます。
パンタ「ボクたん達が最初にいたところへ逃げていくですっち〜!」
ビケー「後を追いかけて、宝石を取り戻そう!」
アンナ「そうね!そして、ツグミへの罪を償わさせるわ!」
ツグミ「ア、アンナ姉ちゃんがまた怖いよ・・・。」
アンナ「あ・・・ご、ごめんねツグミ・・・。」
リルム達はサブローを追いかけて空を飛んでいきました・・・。

以上です。
今回はリルム達とサブローの戦いを書きました。
・・・といっても、実際のところはアンナ一人でサブローを責めたという感じですね・・・。

ではまた☆


■ こやまる (77回/2006/09/20(Wed) 08:12:53/No216)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、おはようございます☆

今回はリルムグループですね。
リルムグループとは言っても今回はツグミとアンナが大活躍で、大ボスのリルムの実力は今回は温存のようで。
ムルモ編やヤシチ編とはちょっと違った展開とアンナの個性が光っていた点が面白かったです(^^)。
そして怒ったら手が付けられなくなるほど暴走するのはまさに女の子妖精の特権ですね。
ビケーもミルモと同じように将来ものすごく苦労(?)するかと思います(笑)。

対するサブローはワルモ団の中では割とマトモな性格と私は思っていますが(マトモなゆえ、あまり個性が目立たない!?)、その性格を反映してかいきなり大胆な行動に出ましたね〜。
アンナたちの前でツグミを・・・アンナやリルムを前にしても命知らずなところもサブローの特徴かも(シローやゴローじゃムリでしょうね)。
アンナの攻撃をぎりぎりでかわせる実力を持つところもシローやゴローとは違うサブローの特徴ですよね。

後半は怒りで自分を見失いかけてたアンナがよく描けていますね。
怒りのオーラを放ち、白く光ったメガネで目が隠れ眉間に思いっきりしわを寄せる恐ろしい表情のアンナを思わず想像してしまいました(^^;。
ツグミの一声でアンナの怒りを静めることは出来ましたが、果たしてビケーだったら同じことが出来たかどうかがものすごく気になる…(笑)。

それでは次回のストーリーも楽しみにしています!


■ レインボー (31回/2006/09/21(Thu) 22:43:12/No218)

こやまるさん、こんばんは☆

『その20 ミルモグループVSジロー』

逃げたサブローを追いかけたリルム達ですが、今回はエリンギ洞窟でのミルモグループとジローの戦いを見てみましょう。

ミルモ達はウッドクリスタルを奪ったジローを追いかけてエリンギ洞窟へとやって来ました。
ミルモ「ここがエリンギ洞窟だ!」
何本ものエリンギがうまく並んで生えていて洞窟になっています。
ペータ「不気味な雰囲気の洞窟だべな〜。」
マンボ「そうだな。気味が悪いぜ。」
ガビン「この洞窟に入ったが最後、ボク達はもう帰ってこれないんだ・・・。ガビ〜ン!」
チハル「ガビンさ〜ん♪だから、マイナス思考になっちゃダメですよ〜♪」
チハルはガビンにメロメロです。
ガビン「ガビ〜ン!またチハルちゃんに励まされちゃったよ・・・。」
ガビンはと惑いつつもちょっと嬉しそうです。
ミルモ(・・・ガビンの奴、またチハルちゃんにちやほやされてるぜ。)
ペータ(・・・流石にここまでされると面白くないべ。)
マンボ(ち、ちくしょ〜!ガビンの野朗、チハルちゃんを独り占めにしやがって〜!悔しいぜ〜!)
ミルモ達はひそひそ話をしながら、ガビンを睨みました。
ガビン「何だか嫌な視線を感じるよ・・・。ガビ〜ン!」
チハル「ミルモさん達どうしたんですか?ガビンさんを睨んだりして。」
ミルモ「あ!いや、別に何でもないぜ!」
ペータ「そ、そうだべ!それよりオレ達の宝石を奪ったワルモ団はきっとこの洞窟の中だべ!」
マンボ「さぁ、早く中に入ろうぜ!」
ミルモ、ペータ、マンボは急いで洞窟の中へと入っていきました。
ガビン「ボク、何か悪い事したのかな・・・?ガビ〜ン!」
チハル「そんな事ないですよガビンさん♪さ、私達も行きましょう!」
ガビンとチハルも洞窟の中に入っていきました・・・。

洞窟の中もエリンギがたくさん生えていました。
ミルモ「前来た時と何も変わってねえな。」
ペータ「確かミルモは一度ここに来た事があるんだべよね。」
マンボ「じゃあミルモはここの構造をよく知ってるって事だよな。」
ガビン「じゃあ、ミルモがボク達にどこを探すように指示して別々に探そうよ・・・。」
チハル「そうですね!流石ガビンさん!ナイスアイディアです♪」
ガビン「ガビ〜ン!またチハルちゃんから・・・」
ミルモ&ペータ&マンボ「・・・・・・・・・・。」
ミルモ達3人はガビンを睨んでいます。
ガビン「ひぇぇ!み、みんなどうしたの・・・?」
チハル「! ミ、ミルモさん!早く指示をください!」
ミルモ「お、おぅ!そうだったな。じゃあペータは向こうを探してくれ。マンボは・・・」
ミルモはペータ達に指示を出して分散してジローを探しにいきました。

その頃、ジローは洞窟の下の方に隠れて作戦を練っていました。
ジロー「ん〜・・・。何かいい作戦はないものか・・・。早くしなければ奴らに見つかってしまうぞ!」
その時ジローはある作戦を思いつきました。
ジロー「そうだ!いい作戦が思いついたぞ!こんないい作戦を思いつくなんてやっぱりオレは天才だな。よし、早速準備に取り掛からなくては・・・。」
ジローは作戦の準備をし始めました・・・。
・・・すみません、続きはまた明日です。


■ レインボー (32回/2006/09/23(Sat) 15:06:11/No221)



続きです。
エリンギ洞窟の中をくまなく探したミルモ達ですが、ジローは見つかりませんでした。
ミルモ「どうだ?そっちはいたか?」
ペータ「いや、見つからなかったべ・・・。マンボはどうだったべ?」
マンボ「オレもだ・・・。ガビンは?」
ガビン「ボクも見つけれなかったよ・・・。」
チハル「変ですね・・・。この洞窟内をくまなく探したんですけどね・・・。」
ミルモ達は何故見つからないのか疑問に思いました。と、その時・・・
ジロー「こっちだこっちだ!」
5人「!?」
洞窟の下の方からジローの声が聞こえてきました。
ミルモ「下にいやがったか!」
ペータ「わざわざ声を出しておびき寄せるなんてまぬけだべ!」
マンボ「所詮はワルモ団だな!」
ガビン「で、でも何か悪い予感がするよ・・・。」
チハル「マイナス思考はダメですよ、ガビンさん!早く行きましょう♪」
ミルモ達は洞窟の下の方へと向かいました・・・。

ミルモ「あの野朗、どこにいやがるんだ?」
ミルモ達は洞窟の下の方へとやって来ました。
ペータ「この近くにいるのは確かなんだべけど・・・。」
ジロー「ワルモでポン!」
と、上の方からジローの声が聞こえたと同時に上から大量の岩が落ちてきました。
マンボ「な、何だ〜!?上から岩が落ちてきたぞ〜!」
ミルモ達の上のエリンギにジローがいました。
ジロー「フフフフフ。まんまと引っかかったな。岩に潰されてしまえ!」
ガビン「ガビ〜ン!思った通りだよ〜!」
ミルモ達は何とか岩をかわし続けました。
その時、チハルがこけました。そしてまるでそれを狙い撃ちするかのように岩が落ちてきました。
チハル「きゃあ!」
4人「危ない!」
4人はほぼ同時にチハルに向かって走りました。
ドン!
ガビンがチハルを突き飛ばしました。
チハル「ガビンさん!?」
ガビン「よかった・・・。チハルちゃんを助けれたよ・・・!?」
今度はガビンに向かって岩が落ちてきています。
ガビン「ガ、ガビ〜〜〜ン!!!」
チハル「ガ、ガビンさん!」
ドン!!!
ガビン「え・・・?」
今度はミルモ達3人がガビンを突き飛ばしていました。
ミルモ「て、あれ?チハルちゃんじゃなくてガビンだぞ。」
ペータ「と言う事はオレ達はガビンを助けたって訳だべか?」
マンボ「まぁ、そうなるよな。・・・って!」
ド〜〜〜ン!
ミルモ達3人は直撃は免れましたが、すぐ近くに岩が落ち衝撃で飛ばされました。
3人「うわーっ!」
3人は倒れました。
チハル「ミルモさん!ペータさん!マンボさん!」
ガビン「・・・!」
ジロー「はーっはっは!ざまーみろ!」
ミルモ「お・・・お前ら大丈夫か・・・?」
ペータ「な・・・何とか直撃は避けれたべ・・・。」
マンボ「で・・・でもこのままじゃやばいぞ・・・!」
ジロー「フフフ。このまま一気にケリをつけてやる!」
ジローは更に岩を落としてきました。
チハル「きゃあ!ガビンさんどうしましょう!?」
ガビン「・・・よくもミルモ達を・・・。」
チハル「え?」
ガビン「よくもミルモ達を酷い目に遭わせたね・・・!」
ジロー「へ?」
ガビンはハーモニカを出しました。
ガビン「許せない・・・!ガビンでポン!」
ガビンは魔法で岩を次々と破壊していきます。
ジロー「な、何ぃ!?」
チハル「す、凄いですガビンさん!でもガビンさんにこんな力があったなんて・・・。」
ミルモ「ガビンは破壊魔法が得意なんだ。」
ペータ「ガビン、いい調子だべ〜!」
そしてガビンは岩を全部破壊しました。
マンボ「やったぜガビン!よくやったな!」
ガビン「ごめんね、みんな・・・。ボクをかばってケガをさせちゃって・・・。」
ミルモ「気にすんなよガビン。お前はチハルちゃんを助けたじゃねえか。」
ペータ「そうだべ。親友を助けるのは当たり前だべ。」
マンボ「だから自分を責めるなよ、ガビン!」
ガビン「み、みんな・・・。ありがとう・・・。」
ミルモ達4人は笑いました。
チハル「ガビンさん、助けてくれてありがとうございます!ミルモさん達もカッコ良かったですよ!」
ミルモ「い、いやぁ・・・。」
ミルモ達4人は顔が赤くなりました。
ペータ「あれ?ワルモ団がいなくなってるべ。」
マンボ「何だって!?」
5人はさっきまでジローがいたところを見ましたが、確かにジローはいませんでした。
ガビン「ど、どこにいっちゃったんだろう・・・?」
チハル「あ!あそこです!」
チハルが指差した方向にジローがいました。
ジロー「な、何て強力な魔法を使う奴なんだ・・・!逃げるに限るな!」
ジローはエリンギ洞窟を出て行きました。
ミルモ「あの野朗!逃げやがったな!追いかけるぞお前ら!」
ミルモ達もエリンギ洞窟を出ました。
ペータ「あそこだべ!」
ジローは高貴な神殿へと逃げていきます。
マンボ「逃がしてたまるか!」
ミルモ達もジローを追いかけていきました・・・。

以上です。
今回はミルモ達とジローの戦いを書きました。
チハルがガビンがお気に入りなのは追記です。

ではまた☆


■ こやまる (82回/2006/09/25(Mon) 18:36:58/No225)
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レインボーさん、こんにちは☆

今回はガビンの大活躍が光りましたね!
チハルにいいかっこを見せつつ??なガビンに対してミルモたちミルモフレンズが反感を抱くという危機的状況にかなりひやひやしました(^^;。
それにしてもチハルのピンチとガビンの行動は見事にシンクロしていますね。
チハルのために体を張るガビンも、いつものガビンじゃ想像もできないですなぁ。
この二人ならこの先お互い助け合って前に進むことができるのではと思いました。

ワルモ団のジローは、アニメの通り冷静で策略家ですね。
果敢にもミルモたちに先制攻撃をしかけるとは…グループ活動するよりも単独で行動した方が強敵なんじゃ(笑)。
そんなジローにキレたガビン、強すぎ!
友達を思う強さにチハルだけでなくミルモたちの心も動かされ、冒頭のひそひそ話という黒い雰囲気も見事解消されましたね。
なかなかすがすがしい1話でありました。
次回はいよいよリーダーのイチローかな?
楽しみにお待ちしております!




172/ ハンゾーとおじいさん(ロクロストーリー)
□投稿者/ しろうさぎ -5回-(2006/08/27(Sun) 23:23:14)

このスレッドは「ハンゾーとおじいさん」の続きです。
最新書き込みから2週間以上経ったので新規で立てます。


(5)

 ハンゾーは忍者の森に着きました。
 試験を行う広場に行くと、師匠が待っていました。
 師匠は言いました。
「来たなハンゾー。てっきり逃げたと思ったぞ」
「試験を受けさせて欲しいのら」
「いいだろう。準備をしろ」

 ハンゾーは肉のかたまりを背負いました。
 師匠は言いました。
「今から30分間、キバニャンゴに肉を食べられなければ合格。
食べられてしまったら不合格だ。いいな」
「わかったのら」
「ではこの目覚まし時計で30分だぞ。用意…はじめ!」
 師匠が合図すると時計が鳴りました。
 広場の反対側からキバニャンゴが現れました。
 キバニャンゴはハンゾーが背負っている肉の匂いをかぎつけました。
 キバニャンゴはハンゾーに向かって走り出しました。
 ハンゾーはけむり玉を使って逃げようとしました。
 ところが、ハンゾーはどこにけむり玉があるか忘れていました。
「どこにあるのら〜」
 ハンゾーは体のすみずみを探しました。
 キバニャンゴはすぐ近くにせまってきました。
 ハンゾーはやっとのことでけむり玉を見つけました。
 キバニャンゴがハンゾーに飛びかかったので、
ハンゾーは思わずけむり玉をキバニャンゴに直接ぶつけてしまいました。
 するとキバニャンゴは怒りだして追いかけてきました。
 ハンゾーは必死になって逃げました。
 もう少しのところで肉を食べられそうになり、
ハンゾーは木に飛びつきました。
 そして、キバニャンゴが届かない高さまで上りました。
 師匠は木の上のハンゾーに言いました。
「そこから別の木に飛び移って逃げるんだ」
 しかしハンゾーは他の木に移れませんでした。
 そのまま太い枝にしがみついていると、
キバニャンゴは木の幹を揺らしました。
 木は大きく揺れて、ハンゾーは振り落とされそうになりました。
 しばらくするとハンゾーはすべり落ちて、枝にぶら下がりました。
 キバニャンゴはハンゾーが落ちてくるのを待っていました。
 ハンゾーは腕が疲れてきました。
「もうダメなのら〜」
 ハンゾーは腕をはなそうとしました。
 その時、ハンゾーはロクロが言ったことを思い出しました。
『忍者にいちばん大切なことは耐え忍ぶことじゃ』
「たえるのら〜たえるのら〜」
 ハンゾーは少し腕に力を入れて、ぶら下がりました。
 キバニャンゴはハンゾーがなかなか落ちてこないので腹を立てました。
 なんとキバニャンゴは木に体当たりしました。
 木はさっきより大きく揺れました。
 その拍子にハンゾーのふところに入れてあったコップが
飛び出してしまいました。
 コップはキバニャンゴの頭に当たって割れてしまいました。
「コップが〜」
 ハンゾーが言うと、今度はハンゾーが木から落ちてしまいました。
 ハンゾーとキバニャンゴは頭と頭をぶつけてしまいました。
 キバニャンゴは倒れました。
 ハンゾーは頭を抱えてうずくまりました。
 その時、目覚まし時計が鳴りました。
 師匠はハンゾーに近寄りました。
「うむ、肉はキバニャンゴに食べられておらん。すなわち、合格だ!」
 師匠はハンゾーに声をかけました。
「よろこべ!これで晴れて妖精忍者になれたのだぞ」
 しかしハンゾーは師匠の言うことを聞いていませんでした。
 ハンゾーは割れたコップの破片を見ていました。
「コップが…コップが…」
 ハンゾーはロクロにもらったコップが割れたので、
悲しくなって泣きました。

(6)につづきます。


(前スレッドへのお返事)

>koさん

ご指摘ありがとうございます。
当然ながらハンゾーの間違いでした。

>こやまるさん

>連載4回達成により「いただきもの小説」への掲載を行いたいのですが、
>よろしいでしょうか?
>「OK」か「NO」のお返事をお待ちしております(^^)。

はい、掲載OKでお願いします。

なお、お話は次回更新で終了。それと後日談が1話。
計2話の予定です。


それでは。


■ ko (32回/2006/08/28(Mon) 11:56:13/No173)

しろうさぎさん、こんにちは〜
ついに妖精忍者に…と思ったら
今度はロクロから貰ったコップが割れてしまいましたか…
ハンゾーも複雑なキモチでしょうね。
では


■ こやまる (65回/2006/09/01(Fri) 23:44:00/No186)
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しろうさぎさん、koさん、こんばんは☆

前回までとはうって変わって、キバニャンゴから逃げ回る手に汗握る緊張感への変化が素晴らしいです。
テンポよい文章がそれをさらに演出してくれています(^^)。
ぎりぎりのところでハンゾーが得た結果は…ハンゾー自身にはとても悲しい結果となったようですね。
腹黒ムルモとは大違い(失礼)であるハンゾーの透き通った心がまぶしいです。

>食べられてしまったら不合格だ。いいな
何だかハンゾーごと食べられてしまいそう(^^;。
合格する妖精もいれば、きっと不合格になる妖精もいるはず…。
中には本当に食べられてしまった妖精もいたりして。。
でもそこは修行を積んだ師匠の魔法(忍術?)で救出されることを願うばかりです。
って、話が逸れましたね(^^;。

次回の最終話がどんな結末になるのか予想もつきません。
楽しみにお待ちしていますよ。
では!


■ しろうさぎ (6回/2006/09/11(Mon) 21:31:16/No201)

(6)

 ハンゾーはコップを割ったことを謝るために、ロクロの家に行きました。
 ロクロの家に着くころには日が沈みかけていました。
 ところがロクロの家には明かりがついていませんでした。
「どこに行ったのら?」
 ハンゾーは窯がある小屋も見ました。けれどそこにもロクロはいませんでした。
「いったいどこに行ったのら〜?」
 ハンゾーは窯のふたにはさんだ手紙を見つけました。
 手紙のおもてには『ハンゾーへ』と書いてありました。
「なんなのら?」
 ハンゾーは手紙を開けました。

 なんとなくお前がワシの家に来るような気がしたので書き残しておいた。
 ワシは修行の旅に出ることにした。

 ハンゾーはえっと声を上げました。

 ワシは長い間、自分のためにコップや皿を作っておった。
 じゃが、きのうはお前のためにコップを作った。
 そのコップを見て、ワシは気づいた。
 コップも皿も使う者のためにあるということじゃ。
 こんな当たり前のことを忘れておったとは、ワシは未熟者じゃ。
 そして、その事を気づかせてくれたお前に感謝じゃ。
 ワシがあげたコップを大事に使ってくれ。

 ハンゾーはロクロの思いを知りました。
 そして、そんな思いで作ってくれたコップを割ったと思い、ハンゾーは泣きました。

 お前は妖精忍者として未熟者じゃ。ワシも陶芸家として未熟者じゃ。
 お互いに未熟じゃから修行をせねばならん。
 次に会う時、お前がどのくらいりっぱな忍者になっておるか楽しみじゃ。
 最後に、お前にプレゼントをやろう。焼き窯を開けてみなさい。

 ハンゾーは窯のふたを開けました。
 窯の中にはコップがありました。
 ハンゾーはコップを手に取りました。
 コップはロクロにもらったコップと同じ手裏剣の絵が描いてありました。
 そして最初のコップには無かった金色の細い線が描いてありました。
 それはまるでイナズマのようでした。
 ハンゾーはしばらくコップを見ていてようやく思い出しました。
「ボクが作ったコップなのら!」
 イナズマのように見えたものは、ひびに金粉が入ったのりを埋めたものでした。
 ハンゾーは手紙の続きを読みました。

 こわれたら、直せばよい。
 失敗したら、もう一度挑戦すればいい。
 じゃから、何があっても負けるでないぞ。

 ハンゾーはコップを両手で持ったまま、小屋を飛び出しました。
 夕日の方に向かってハンゾーは叫びました。
「ぜったいに負けないのら〜!」

 こうして妖精忍者になったハンゾーは、毎日修行をしました。
 相変わらずのんびりやのハンゾーはいつも修行で失敗していました。
 それでもハンゾーはロクロに言われたことを思い出して、
逃げたりあきらめたりすることなく、修行をやるようになりました。

 おしまい


 かなり長い時間がかかりましたが、ようやくここまできました。
 この後、後日談として、その後のロクロの話を載せます。

>koさん

>ついに妖精忍者に…と思ったら
>今度はロクロから貰ったコップが割れてしまいましたか…
>ハンゾーも複雑なキモチでしょうね。

 漫画の3巻で爆弾を投げるときも色んなものに気を取られて
投げそこなったことがあったので、その性格を反映してみました。


>こやまるさん

>何だかハンゾーごと食べられてしまいそう(^^;。

 キバニャンゴは肉しか食べないとわかっていても、
追いかけられる妖精からしてみれば丸ごと食べられるような
気分になりますね。おそらくギブアップする時には
肉を放り出せば助かるようになっていると思います。(おそらく)

それでは


■ こやまる (74回/2006/09/14(Thu) 21:45:42/No209)
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しろうさぎさん、こんばんは☆

素敵なラストシーンですね(^^)。
最初はお互いなかなか心を通わせることの出来なかった不器用な二人ですが、今回の結末を読んでロクロがどれだけハンゾーに影響されたのかがよく伝わってきました。
ハンゾーの無邪気に喜ぶ顔とありがとうという言葉がロクロを変えたのですね。
手紙という手段でハンゾーにその思い・願いを伝えるのもロクロらしいやり方と言えましょうか。

原作やアニメのハンゾーはのろまだけど負けず嫌いな性格なわけですが(48話「妖精らくがきノート」でサスケと張り合うところが…いや、あれは単なるわがままなのかも)、今回のオリジナルストーリーがハンゾーのその性格にぴったりマッチしていて素晴らしいです。
しろうさぎさんのストーリーを読むと、ハンゾーの性格分析をいろいろ行いたくなりますね。
そしてこの後ハンゾーはヤシチと出会うことになるのですが、今度はどんなことを学んだのかなぁと思わず考えてしまいました。

次回の後日談も楽しみです。
果たしてロクロにどんな変化が起こったのでしょう?
では!


■ しろうさぎ (7回/2006/09/23(Sat) 02:15:33/No219)

後日談(1)

佐賀県有田町は陶器の街である。
ゴールデンウィークの有田陶器市は全国的に有名なイベントで静かな街が観光客で溢れかえる。
今は春休み。陶器市の時ほどではないが、観光シーズンで街は賑わっていた。

有田町のある工房。
「おい、じいさん」
妖精ロクロはろくろの前で考え事をしていたところ、後ろから声をかけられた。
振り返ると、ロクロのパートナーがニヤニヤと笑っていた。
「どうしたんだじいさん。悩み事か?」
ロクロはパートナーを睨みつけて言った。
「じいさんと呼ぶなと言っておろうが!今度呼んだらお前を若造と呼ぶぞ!」
そう言われてパートナーは顔を引きつらせた。
「勘弁してくれよ。威厳が無くなっちまう。わかったよ、ロクロ。もう言わねえ」
ロクロは腕を組んだまま鼻息を一つ吐いた。

ロクロはハンゾーに会った後、すぐに修業の旅に出た。
ある日人間界は有田町に行った時、ロクロは素晴らしい湯呑みと出会った。
ロクロはこの湯呑みを作った人間のパートナーになりたいと思い、ミモモに頼んだ。
望み通りロクロはパートナーになれた。
ただ一つ予想外だったのは、そのパートナーがまだ三十歳に満たない青年だということだった。

「ところで、何かワシに用があったのではないのか?」
「ああ、なんて言ったらいいのかな。オレのお客さんなんだけど」
「けど、なんじゃ?」
「ロクロのお客さん…でもある」
「なんじゃそりゃ?」
「とにかく、外に待たせてるから入ってもらうよ」
ロクロのパートナーはドアを半分開けて外に向かって言った。
「どうぞー」
作業場にぞろぞろと若い男女が入ってきた。
ロクロは入ってきた人間たちを見たが、初めて見る顔ばかりだった。
ふと、その中の女の子と目が合った。
「あっ!妖精!」
「なぬ!?見えるのか?」
すると他の人間もロクロのほうを見た。
どうやら全員ロクロが見えるようだった。
ロクロが驚いていると、今度は妖精が飛んできた。
「楓、どうかしたか?」
「ミルモ、妖精がいるよ!」

楓たち6人は松竹のお誘いで九州に卒業旅行に来ていた。
その日は陶芸家で人間国宝の十一代目山口梨右衛門に会うことになっていた。

「松竹グループの御曹司が会いに来るって言うから大して面白くないだろうと思っていたんだけど、
会ってみたらみんなそばに妖精がついてたから驚いたよ」
それに対して結木が応えた。
「それはこっちのセリフですよ。まさか梨右衛門さんが妖精のパートナーだったなんて予想外です」
「ロクロに妖精のお客さんが来ることはあるんだけど、パートナーがいる妖精は初めて見たよ」
はるかの後ろからこそっとパンタが顔を出して言った。
「あのーちがってたらごめんなさいですっち。ロクロさんは妖精国宝のロクロさんですっち?」
ロクロは軽くうなずいた。
「いかにも」
「やっぱりですっち!死んだおじいちゃんが家宝にしていた絵皿はロクロ作だって自慢してましたっち」
すると妖精たちは驚いた。
そこに安純が退屈そうに口をはさんだ。
「本当に二人とも国宝級の腕を持つ陶芸家なの?そうは見えないけど」
するとヤシチが前に飛び出した。
「何を言う!ロクロの器と言えば全てのお菓子をよりおいしそうに見せるのだ!
ああ、拙者も一度でいいから黒糖かりんとうを山盛りにして食べたいぞ」
ヤシチはヨダレを垂らした。
ロクロはヤシチを見て急に近寄った。
「お前は妖精忍者じゃな?」
「ああ、そうだとも。妖精忍者のヤシチだ!」
「ヤシチとやら、ハンゾーという妖精忍者を知らぬか?」
「知ってるとも!なんせハンゾーな拙者の子分だからな。それがどうかしたのか?」
「いや、ちょっと名前を思い出しただけ、ただそれだけじゃ」
ロクロはヤシチにくるりと背を向けて、元の場所に戻った。
その途中、よかったのう、とひとりごとを言った。


予想以上に長くなったので、二つに分けました。
続きは今しばらくお待ち下さい。


■ こやまる (81回/2006/09/25(Mon) 18:19:47/No224)
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しろうさぎさん、こんにちは☆

ロクロの後日談、お待ちしておりました。
楓やミルモたちの時代にうまくストーリーが乗っかりましたね。
その間にもロクロはいろいろな成果を出しているようで。
新たなパートナーを付け、妖精界でも妖精国宝と呼ばれるようになるほど…でも頑固なところはあまり変わっていないようですね。
そんなロクロの名声をハンゾーも聞いているはずで、ハンゾーも自分のことのように喜んでる姿が思い浮かびます。

パートナーの山口梨右衛門も、あまり気取らない今風の青年なのがいいですね。
ミルモたちが巻き起こすトラブルに半強制的に引きずり込まれるようなタイプのような気もします(笑)。
次回は楓やミルモ、もしくはヤシチ…が何かを起こしてくれそうな予感がするけどどうなることやら。
では楽しみにお待ちしています。


■ しろうさぎ (8回/2006/10/01(Sun) 15:20:12/No229)

後日談(2)

楓たちは工房を見学した帰り、梨右衛門はお土産として
ひとりひとりに湯呑みを渡した。
「オレが作ったんだ。大事に使ってくれよな」
すると住田が言った。
「こんな高価なものいただくわけにはいきませんよ」
住田は湯呑みを返そうとした。
「その湯呑みは本当は割るつもりだったんだ」
梨右衛門は続けて言った。
「出来上がった作品の出来が悪いと、作品として世に出せなくなる。
そうなったら壊すしかないんだ」
梨右衛門が厳しい顔をすると、みんなは黙ってしまった。
「とはいえ、失敗作にだって愛着が湧く。割るのはつらい。
湯呑みだって使ってもらったほうがいいに決まってる。
だからもらって欲しいんだ」
梨右衛門は湯呑みを押し返した。
「わかりました、遠慮なくいただきます」
「おっと、間違っても売らないでくれよ。
それは山口ってヤツが趣味で作った湯呑みだからな」
梨右衛門はウインクした。
一方、ロクロもミルモたちにお菓子入れをあげた。
「それは、陶芸を趣味にしているじじいが作った失敗作じゃ。
持っていきなさい」
ムルモは小声でつぶやいた。
「妖精国宝ロクロの作品なら高く売れそうでしゅね…」
「こりゃ!そんなとこするためにあげたのではない。
この場で叩き割ってしまうぞ!」
「ひゃあ、ごめんなさいでしゅ」
みんなはムルモが怒られているのを見て、思わず笑った。

夜になって、ロクロは梨右衛門の部屋にいた。
ロクロが窓の外を眺めていると、部屋のふすまが開いて
梨右衛門が入ってきた。
「ロクロ、大好物の松露まんじゅう持ってきたぞ」
「おお、すまんな。ん?いつもより多いな。山盛りじゃないか」
「だって今日はロクロがオレのところに来てちょうど2年になるんだぜ」
「おお、そうか。ちょうど2年か」
「だから今日は奮発したんだ。好きなだけ食べてくれ」
ロクロと梨右衛門は玉露茶で乾杯した。
2人で松露まんじゅうを平らげると、月を眺めていた。
「いい月だな」
「うむ」
梨右衛門はあぐら状態のまま、ロクロの方に向きを変えた。
「今更だけど、オレ、ロクロのパートナーになってすごく良かったと
思ってんだ」
「やぶから棒に何じゃ」
「ロクロに会う前はさ、偉大な梨右衛門の名前を受け継いだ重圧とか、
陶芸家として文化を守らないといけないとか、周りが先生って呼ぶもんだから
それなりの振る舞いをしなきゃとか、そんなことでずっと悩んでたんだ」
ロクロは軽くうなずいた。
「けれど、ロクロと会って随分考え方が変わった。
ロクロはオレとオレの作品を純粋に見てくれた。
遠慮なく作品に文句もつけるし、オレも同じように反論した。
それで随分気が楽になったよ。人間国宝に選ばれたのもロクロのおかげだな」
「知った風なことを言うな!人間国宝になれたのは梨右衛門の実力じゃ。
ワシは何もしておらん」
それを聞いて、梨右衛門は声を出して笑った。
「そうそう、そうやって言ってくれたから救われてんだよ」
「ふん、そんなもんかの」
「そういうロクロこそ。妖精国宝ってやつも案外孤独だったんじゃ
ないのか?」
ロクロは少し間をおいてから言った。
「さあ、それはどうじゃろな」
「ちぇ、肝心なところはすぐごまかすんだからよ」
「思い出を軽々しく語るものではないぞ」
「ケーチ」
梨右衛門はたたみに大の字になって寝転がった。
ロクロも同じように寝転がった。
ふいに梨右衛門は半分体を起こした。
「なあ、ロクロ。聞いていいか?」
「ねむいからもう寝るぞ」
ロクロはあくびをした。
「一つだけ、昼に妖精たちが来たとき聞いていたハンゾーって誰なんだ?
ロクロの孫か?それとも弟子?」
「そんなものではない。あえて言うなら友達じゃな」
「ふーん?」
外は桜が八分咲き。寒さもだいぶ和らいできたこのごろ、
ひと組のパートナーは幸せな日々を送っていた。

後日談・おしまい

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■ こやまる (85回/2006/10/14(Sat) 22:40:40/No238)
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しろうさぎさん、こんばんは☆
感想がとても遅くなりすみません。

ロクロストーリーもいよいよラスト!
ロクロの性格らしいというか、ものすごくおだやかな終幕ですね。
あんなに頑固だったロクロがパートナーを作り、パートナーとお互い感謝の気持ちを伝えあうほど考えが変わろうとは。
絵のロクロも、どことなく幸せな表情をしているような。
二人のやり取りがものすごく自然に感じられる中、ハンゾーと初めて出会った偶然の夜のシーンも思わず思い出してしまいました。

私は妖精メインなお話ばかり考えていますが、妖精と人間のパートナーこそがミルモでポン!という作品の醍醐味であることを改めて思い知らされました。
このたびは連載お疲れさまでした!
また新しいストーリーが出来ましたらぜひ見せてくださいね。
では!




232/ 10人目のオリフェ
□投稿者/ レインボー -35回-(2006/10/05(Thu) 23:29:05)

皆さん、こんばんは☆

10人目となるオリフェを作りました。

名前:カゲミ
性別:女
楽器:三味線

ミルモの里の妖精忍者。
毎日毎日修行に明け暮れている。
ヤマネの幼馴染で昔は毎日一緒に修行をしていてとっても仲良しだった。
しかし、ある事をきっかけにカゲミの方からヤマネと絶交してしまう。
ヤマネはカゲミと仲直りしようとするが、何故か会えないでいる。
得意技は高速で動き、自分の分身を作り出し相手を惑わす『陽炎』。
ちなみに楽器はワルモ団と同じだが、何ら関係はない。
好きなお菓子は抹茶アイス。

以上がカゲミの設定です。
今回初めて妖精忍者を作りました。
妖精忍者って描くの難しいですね・・・。

それでは☆

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■ こやまる (86回/2006/10/14(Sat) 22:48:46/No239)
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レインボーさん、こんばんは☆
オリフェもいよいよ10人目…いろいろアイディアが思い浮かぶレインボーさんがうらやましいです。

新妖精のカゲミはどことなく強気な表情をしていますね。
ヤマネと幼馴染みでありつつ絶交しているという設定がとっても気になりますが、これは今後のストーリーで紹介されるのかな。
ヤマネが絶交の原因を作るとは思えないので、カゲミが何か勘違いをしているのでは?と思うのですが、真相はいかに!?
そしてヤマネのように首にぶらさげている棒手裏剣も気になりますね。

>妖精忍者って描くの難しいですね・・・。
妖精忍者は頭巾を描くのが私にとって難しいですね〜。
ヤシチやサスケを後ろ斜め方向から描くときは、頭巾の形状に結構苦戦します(^^;。
では!




206/ こんばんは、新しくオリフェを描いてみました。
□投稿者/ ムラサメ・シュン -23回-(2006/09/12(Tue) 19:30:17)

皆さんこんばんは、ムラサメ・シュンです
今日は新しくオリフェを描いてみました。

名前・ディーテ 性別・男
使う楽器・使用しないアンデットのために楽器は使用不能
好きなお菓子・肉類系の食物なら何でも好きである。
プロフィール・元々は非常に好戦的な闇の術師だったが
戦争に巻き込まれてしまい動く事すらままならない状態となる
そんな彼をキョウジとドゥームが問い戦うのが好きかと聞き
質問に好きだといった彼はドゥーム化する。肉体がほぼ危険なので
新たな肉体を邪神ドゥームとキョウジがさずけ、
ドゥームの使徒となる。性格は非常に好戦的で
残虐な行為を平然とやってのける精霊
マスクをつけているのはアンデットだからである。
又生前よりもより闇の魔力が強化されている。
こんな所です。

それでは。

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■ ムラサメ・シュン (24回/2006/09/13(Wed) 20:42:58/No207)

皆さんこんばんは、今日も
またオリフェを描いて見ました。

名前・ジュリア 性別・女
使用楽器・得意不得意がなく普通に使う事ができる。
好きなお菓子・ラズベリーのタルト
プロフィール・幼い頃帝国のエリートの家に生まれるが
女性の為戦士には不適合と判断され
地底世界の魔剣士の里に捨てられる。
(魔剣士とは呪われた剣を使い戦う剣士の事)
捨てられた事をしらず少女になった頃に魔剣士の長から
捨て子と言う事を知り、行方不明の兄弟を探す為に
とある精霊と冒険する事になる。またとても優しく
呪われし剣を持っていても闇を照らす心の持ち
闇に囚われず魔剣を使う事ができる。
剣の腕はナハトよりは低いが、相当の使い手であり
かなり高い。こんな所です。

それでは。




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■ こやまる (76回/2006/09/17(Sun) 10:45:04/No213)
http://www.murumoya.com/


ムラサメ・シュンさん、こんにちは☆

ディーテは前回のストーリーで登場したばかりの精霊ですね。
キョウジの問いかけで闇に引きずり込まれてしまったのかと思いきや、その姿からも分かるようにもともと闇側の精霊だったとは。
マスクを付けている姿はものすごく不気味感が漂います。
完全に闇と言えるディーテは、シュンたちと戦うことによってどんな風に変わるのかが楽しみです。

ジュリアの方はこれから登場するキャラなのですね。
厳しい過去を持ちながらも常に前向きに生きていく姿が絵の表情からも伝わってきますね。
果たして兄弟が帝国軍に仕えていることは知っているのかな。
彼女なら、誰も変えられない帝国軍のやり方をうまく変えることが出来そうなそんな予感がしますね。
では!


■ ムラサメ・シュン (26回/2006/09/19(Tue) 21:20:14/No215)

みなさんこんばんは今日はまた新しくオリフェを描いてみました
名前・ヘリオス
性別・たぶん男と思われる(思われるって・・・・)
(機械&人造精霊なのでほぼ性別無しと考えていいが)
好きなお菓子・特に無い
(エネルギー供給をすればいいので特に好き嫌いの概念が無い)
使用楽器・戦う為に創られた妖精なので楽器はない
プロフィール・自我を手に入れ帝国から離れてしまったプロトの
穴埋めのためにプロトの戦闘データを元にただ破壊工作や
高火力戦闘を考えて人造妖精とノウハウと魔導帝国の機械
技術の最新鋭データを搭載した創られし妖精
プロトを敵視していて完全に感情のない兵器に等しい
哀しき存在となっている。(ただ自己判断で行動を
考え動く為知能は低いわけではないむしろ相当高いが
戦闘がメインの為、感情の無い兵器のようにしている所)
こんな所です。

それでは。



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■ こやまる (79回/2006/09/24(Sun) 23:48:45/No222)
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ムラサメ・シュンさん、こんばんは。
プロトの穴埋めとして補充されたヘリオス、機械的で、かつ冷たさを表わす青が基調となっているその姿を見ると、プロトのような改心を望むことは難しそうですね。
プロトを敵視しているということは少なからずプロトの存在について何らかの考えを持っていることになるんですよね。
もしもそのプロトからヘリオスに対して考え直せというような指示があった場合、その言葉に耳を傾けてくれるかなとちょっと期待を抱いてみました。
ストーリーの方では、ヘリオスが最初にまず誰と出会う事になるのかが気になったりします。
では!


■ ムラサメ・シュン (28回/2006/10/06(Fri) 14:10:12/No233)

みなさんこんにちは、今日は又オリフェを書いて見ました
名前・ワイズマン 性別・男
好きなお菓子・特に好き嫌いせずお菓子なら食べる
また食べ物もきちんと食べる、
使用楽器・特に使う必要がない、腕から強力な術法を使う
プロフィール・魔導帝国の皇帝であり実の子を持つ
世界を統一する為に邪神の書をみつけドゥーム想念体を
呼び出した本人しかし想念体の力は強く利用できず
その時に知った魔導の力で世界を統一しようと画策する
聡明な性格であり覇王と呼ばれし者、元は古の戦士の
一人だったが、大戦で闇に囚われてしまいその罪、嫌悪
などから精霊界の支配を考えるようになる。
剣の腕も非常に強く凄まじいほど魔剣士の里の里長とは
幼馴染の関係にあたる。

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■ こやまる (87回/2006/10/14(Sat) 22:59:15/No240)
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ムラサメ・シュンさん、こんばんは☆
今回の新妖精はエリートで、さらに野望に燃えていますね。
精霊界の支配をたくらんでいるあたり、ミルモたちと一戦交えることになりそう…。
でも絵の表情を見ても完全な悪役とは思えないので、プロトみたいに生まれ変わってくれることに期待!
パンタみたいな妖精のサポートがあると、どんな悪役でも心を入れ替えてくれそうなんだけど…さすがに全員がプロトのようにはならないか…(^^;。
では!




245/ 〜the future〜(3)
□投稿者/ 浅見 -4回-(2006/10/22(Sun) 17:38:58)

皆さんこんばんはv
3話目が出来ましたので
アップいたします。
アップするたびに久しぶりに
なっているような気が・・・。

第3話 魔法 

体が痛ぇ……。

目を開けると何故か何処かの部屋の中のベットの中だった。
ミルモはうつろな目をしながら、ついさっきまであった事を思い出していた。

確か、変な奴らと戦って倒されそうになって…あいつが
又現われて…その後城の前で気を失って…。

そんな事をグルグルと考えながら時計に目をやると昼の
1時をさしていた。ドアが開く音がして体を起こそうと
したが、体中に激痛が走り起こす事が出来なかった。

「まだ動いては駄目ですわ。ミルモ様!!」
「リルム…。」
「こんなにケガをされてるのに…。」

そう言われ良く自分の体をみれば体中包帯だらけ
だった.改めて視線をリルムの方に戻すと
そこにはとても心配そうな表情をしたリルムが居た。

「何かあったのですかミルモ様?」
「へ?夜中にあった事何も知らないのか!?」
「ええ。」

リルムのその言葉にミルモは唖然とした。
里であれだけの事があったのに何ひとつ気づかなかったなんて
到底考えられない事だった。ミルモが深く考え込んでいると再び
ドアが開く音がして今度はムルモ、ヤシチ、イケイの
3人が入ってきた。

「よう!来てくれたのか。」
「噂通りかなりボコボコになってましゅね〜。」
「まぁな…。」
「ザマ―みろでしゅ。」
「ムルモテメー…それがケガ人に対してかける言葉か!!」
「もうちょっとボコボコにされてても良かったんでしゅけどね〜。」
「テメ〜…1度逝きたいみたいだな…(怒」
「その前にボクの触角ビームで逝かせてあげるでしゅ♪」
「上等じゃねぇか!!」
「2人ともいい加減にしないとぶっ飛ばしますわよ!!」

リルムのこの一言で2のケンカは一瞬でおさまった。
流石の2人もリルムの強烈なパンチを受けたいと思わない
そんな2人をヤシチはため息をつきながら見ていたがイケイ
はその光景を笑顔で見ていた。

「ミルモ君とムルモ君って仲がいいんだね♪」
「拙者には仲が良いんだか悪いのかさっぱり…。」
「それよりお兄たま何かあったんでしゅか?」
「そう言えばそれを言わねぇといけねーな。」

それは誰もが知りたい事で何があったのか里で知っているのは
ミルモだけだった。

「実は…。」

ミルモは静かにさっきあった事を全て話した。
ミルモが語る言葉にその場に居たリルム達はただ唖然として
とても信じられるものではなかった。

「魔法が効かなかったなんて嘘でしゅよね!?」
「嘘じゃねーよ…。魔法が効いてればこんなケガをするわけがないだろうが。」
「魔力があってもだめなのか?」
「おそらくな…。ガイア族でも無理だろうな…。」
「今のままでは戦って敵う相手じゃないってことだよねミルモ君…。」
「ああ。」
「でもミランしゃんが居る事がゆういつの救いでしゅね。」
「そうだな。」

伝説の妖精ミラン…彼が居る事が今の里のゆういつの救いである事
には変わりが無かったがズルズルといつまでも彼の力を借りる
訳にもいかない。魔法がダメならば何か別の力が必要になってくるが
魔法に変わる力がこの妖精界に存在しているのか疑問に思えた。

「もうこんな時間ですわ!」

気が付けば窓から夕日がさしていて時計は4時をさしていた。

「一旦解散にした方が良くないでしゅか?」
「そうだな。」
「後でミルモ様の為に美味しいご飯を作って持ってきますわね♪」

リルムは笑顔でそう言うと部屋を出て行った。

「良かったなミルモ!!」
「ちゃんと食べないとダメでしゅよ♪」
「ふざけんなよオメーら!!」

そうからかう様に言いながらムルモとヤシチは部屋を
出て行った。だがイケイだけは部屋に残りミルモの傍に
歩み寄り先ほどまでリルムが座っていた椅子に座った。

「帰らなくて大丈夫なのか?」
「うん。ちゃんと連絡をとってあるから。」

イケイはそっとミルモに寄り掛かった。

「イケイ?」
「何か眠たくなってきちゃった……」

そう言うとミルモに寄りかかったままスースーと寝息をたてな
がら寝始めてしまった。

「勝手に人の体を枕の様に使いやがって…。ま、いいっか。何か
疲れてるみたいだし。」

〜あとがきぃ〜
タイトルを付けるのに迷った上に
取って付けたような感じに・・・。
とりあえずミルモは前回の話でボロボロ
になり動けず・・・。
次回の話はある程度考えてあります。
でわv




■ こやまる (91回/2006/11/01(Wed) 21:36:02/No251)
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浅見さん、こんばんは☆

昨晩の突然のバトルから一変して和やかなお見舞いシーンですね。
目が覚めるとそこにはミルモのことをすごく心配そうに見ているリルムがいる…という光景が何とも素敵です。
こういう自然な愛情がミルリル・カップルのいいところですよね。
ムルパピだったらすぐにケンカになってしまいそうな緊迫感がありますし。

…って話を戻して、リルムたちにはまったく分からず、ミルモだけがこのような戦いに巻き込まれるということに何かがありそうですね。
そしてまるで力を使い切ってしまったかのように寝始めてしまったイケイ、何か重要なヒントが隠されていることは間違いなさそうですね。
ミルモとイケイの二人の関係に今後も目が釘付けです。

それでは次回も楽しみにお待ちしています!




227/ ミズカストーリーその8
□投稿者/ レインボー -33回-(2006/09/29(Fri) 22:35:48)

皆さん、こんばんは☆

『その21 ミズカVSイチロー』

逃げたジローを追いかけたミルモ達ですが、今回はふきのとうの家でのミズカとイチローの戦いを見てみましょう。

ミズカ「ここは・・・ふきのとうの家がいっぱいあるわね。」
ミズカの言う通り、あちこちにふきのとうの家があります。
ミズカ「それよりも、あたしの宝石を奪ったバカはどこにいるのかしら?」
ミズカは辺りを見渡しましたが、イチローの姿はどこにもありません。
ミズカ「も〜〜〜う!どこにいんのよ!さっさと出てきなさ〜〜〜い!」
ミズカは自棄になって、水の玉をあちこちに飛ばしました。
バシャ!バシャ!バシャ!
イチロー「何をする!冷たいだろうが!」
近くの草むらからイチローがびしょびしょになって出て来ました。
ミズカ「な〜んだ。そこにいたのね。」
イチロー「は!し、しまった!つい出てしまった!」
ミズカ「ワルモ団ってホンット、バカよね〜。あんた達の王国打倒なんてくだらない野望なんかの為に宝石は使わせないわよ!」
イチロー「な、何ぃ!?我らの王国打倒の野望をくだらないだと!?そういうお前の願いこそくだらないのではないか?」
ミズカ「何ですって!?あたしの願いはくだらなくないわよ!」
イチロー「ほほぅ。どんな願いなんだ?」
ミズカ「あたしの願いはただひとつよ。それは・・・ハッ!」
ミズカは突然顔が赤くなりました。
ミズカ「あんたなんかに教える筋合いはないわよっ!」
イチロー「な、何だと!?我らの野望を教えてやったのに何故お前は教えないのだ!?」
ミズカ「うるさいわね!あんたなんかに教えれないって言ってるでしょっ!」
イチロー「き、貴様〜!」
ミズカ「とにかくさっさとあたしに宝石を返しなさいっ!」
イチロー「ふ〜んだ!誰が返すものか!」
ミズカ「あ〜そう。じゃあ、あんたをびしょびしょの濡れ濡れにして力ずくで取り返す事にするわ!」
ミズカはイチローに水の玉を飛ばして攻撃しました。
イチロー「おわ!おのれ〜!負けてたまるか!ワルモでポン!」
イチローは魔法で火の玉を出し対抗しました。
ミズカ「へぇ、あたしに抵抗する気?大した度胸ね!覚悟しなさい!」
ミズカは水の玉を更に飛ばし、イチローも火の玉を飛ばして対抗し続けました・・・。

ここで一旦切りますね。


■ レインボー (34回/2006/09/29(Fri) 23:12:59/No228)

続きです。

バシャ!バシャ!
ミズカはイチローに水の玉を飛ばして攻撃を続けていました。イチローも火の玉を飛ばしていますが、徐々に押されてきていました。
イチロー「くそぅ!しつこい奴め!」
ミズカ「当たり前よ!あたしはあんたから宝石を取り返すまで追いかけ続けるわよ!」
ミズカはイチローを攻め続けます。
ミズカ(あたしはあの願いをどうしても叶えたいのよ!だって・・・。)

ミズカは頭の中に数年前の事を思い出していました。

ミズカがムルモ位の頃の妖精界・・・。ミズカは泡に入って空を飛んでいました。
ミズカ「あ〜ぁ・・・。退屈ね〜・・・。何か面白い事ないかしら〜?・・・ん?」
ミズカが上を見ていると、遥か上空に微かにお城が見えました。
ミズカ「あれは・・・城?何であんな上空にあるのかしら?」
しばらくすると城は見えなくなりました。
ミズカ「あれ、見えなくなったわ・・・。そうだ!みんなにこの事を教えてあげましょ。」
ミズカは里の妖精に天空で見えた城の事を教えましたが、誰も信じてくれませんでした。
ミズカはあんみつ池の前で泣いてました。
ミズカ「・・・何で誰も信じてくれないのよ。あたしが普段いたずらばっかしてるから信じれないっていうの?本当に見たんだから・・・。」
???「何、泣いてんだ?」
ミズカが振り返ると、そこにはミルモがいました。
ミズカ「ミ、ミルモ!何の用よ?」
ミルモ「お前こそ何泣いてんだよ?」
ミズカ「な、泣いてなんかないわよ!」
ミズカは泣いてないふりをしましたが、涙が止まりませんでした。
ミズカ「あ・・・。」
ミルモ「お前も素直じゃねえなぁ。」
ミズカ「う、うるさいわね!」
ミルモ「・・・妖精界の上空で城を見たらしいな。」
ミズカ「・・・ミルモも信じてないんでしょ?誰もあたしの言う事なんか・・・。」
ミルモ「オレは信じるぜ。」
ミズカ「え?」
ミルモ「お前はいたずら好きで腹黒いけど、本当はいい奴だって信じてるぜ。だからお前が泣いてまで言うって事は嘘じゃないって事だよ。」
ミズカ「・・・ミルモ・・・。」
ミルモ「ま、元気出せよ。じゃあオレはもう行くからな。」
ミルモはその場を去っていきました。
ミズカ「・・・ミルモ・・・。」
ミズカは顔が赤くなっていました。

ミズカ(でもあたしの願い・・・。本当に叶うのかしら?だって・・・。)
イチロー「こ、このままではまずい!ワルモでポン!」
イチローは魔法で巨大なミサイルを出しました。
ミズカ「く、来る気!?」
イチロー「フフフフフ・・・。戦術的撤退!」
イチローはミサイルに乗って高貴な神殿へと逃げていきました。
ミズカ「あ!逃げたわね!待ちなさ〜〜〜いっ!」
ミズカはイチローを追いかけて高貴な神殿へと向かいました・・・。

以上です。
今回はミズカとイチローの戦いを書きました。
・・・といってもこれって戦ってるって言えないですね・・・。
ミズカの願い、ある程度分かってきたでしょうか?

ではまた☆


■ こやまる (84回/2006/10/03(Tue) 20:46:09/No231)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、こんばんは☆

ミズカストーリーというタイトルにして、今回久々のミズカの活躍…。
しかも今回はミズカの過去と目的がかなり明らかになりましたね。
ミズカにまさかそんな過去があったとは。
何だかミルモのいい部分だけを見てミルモに好意を抱いてしまったような気がしますが(笑)、今回のストーリーを読むだけでもミズカのミルモへの思いは相当のものというのが伝わってきました。
(今のミルモを見て幻滅しなければいいのですが)
ミルモへの思いとともにひねくれ者の性格まで身につけてしまったミズカですが、このミズカを変えることができるのは…これは今後のレインボーさんのストーリーに期待します(^^)。

>「あたしの願いはただひとつよ。それは・・・ハッ!」
チックのコヨミへの思いを思い出しちゃいました。
ミズカもチックと同じように、自分になかなか素直になれないのでしょうね。
ラストの「だって・・・。」という部分がめちゃくちゃ気になりますなぁ。

そしてミルモのこのセリフ(回想)、
>お前はいたずら好きで腹黒いけど、
ミルモも十分腹黒で意地悪だぞ…とツッコミたくなるなぁ。
とはいえ、幼いミルモは今よりももっと素直に物事を言っていたのかもしれませんね。

イチローは今までのワルモ団4人以上に存在感無かったですね〜。
この後ワルモ団5人が再び結集するのかな。
そこでのワルモ団の巻き返しにも期待!(^^)
では!


■ レインボー (36回/2006/10/10(Tue) 22:18:51/No235)

こやまるさん、こんばんは☆

『その22 本当に何だか強いぞ!?ワルモ団』

宝石を奪ったワルモ団は取り返そうとするミルモ達に対抗しようとしましたが、まるで歯が立たず高貴な神殿へと逃げていました・・・。
イチロー「くそ〜・・・。オレは失敗してしまったが、他の奴らはきっと成功しているに違いない。」
イチローは高貴な神殿の入り口の前に降りました。それから間もなく、ジロー、サブロー、シロー、ゴローもやって来ました。
イチロー「おぉ、同士よ。ミルモ達を倒す事はできたのか?」
ジロー「いや。駄目だった。」
サブロー「オレも無理だった。」
シロー「オレも同じくだ。それなりにがんばったんだがな。」
ゴロー「そこそこがんばったが倒せなかった。」
イチロー「何〜〜〜っ!?何をやってるんだお前達!もうすぐミルモ達がやってくるんだぞ!21人も一度に相手して勝てると思うのか!?」
ジロー「じゃあそういうイチローは成功したのか?」
サブロー「そうだよな。そこまで偉そうに言うんだからな。」
シロー「当然倒せたんだよな?」
ゴロー「しかも相手は女一人だしな。オレ達よりは遥かに楽だったろうしな。」
イチロー「うっ!・・・ハッハッハッ!もちろん・・・倒せてない!」
4人「ズコーッ!!!!」
ムルモ「見つけたでしゅ〜っ!」
ワルモ団から見て後ろにムルモ達がやってきました。
パピィ「もう逃げられないわよ!」
カメリ「も〜う〜諦め〜なさ〜い〜!」
アロマ「そうですよ!」
キッド「あんまり面倒くさい事させるんじゃねぇ!」
ゴロー「ひ、ひぃぃぃ〜〜〜!」
ヤシチ「追いついたぞ〜っ!」
ワルモ団から見て右にヤシチ達がやってきました。
サスケ「ここまでなんだぜ!」
ハンゾー「宝石を返してもらうのら〜!」
ヤマネ「早めに降参した方が身の為でございますよ!」
シロー「げ!こっちからも!」
リルム「待ちやがれですわ〜っ!」
ワルモ団から見て左にリルム達がやってきました。
パンタ「ようやく追いついたですっち!」
ビケー「このボクから逃げようなんて無理だって事が分かったかい?」
アンナ「さぁ!ツグミへの罪を償ってもらうわよ!」
ツグミ「ア、アンナ姉ちゃん・・・。まだその事を怒ってるの・・・?」
サブロー「な、何かまずい雰囲気になってきたぞ・・・。」
ミルモ「てめぇら〜〜〜っ!」
ワルモ団から見て正面にミルモ達がやってきました。
ペータ「全員揃ってるみたいだべな!」
マンボ「宝石が全部集まったって訳だな。手間が省けたぜ!」
ガビン「本当にそうなのかな・・・?」
チハル「間違いないですよガビンさん♪」
ジロー「こ、このままではいつもの二の舞になってしまうぞ!」
ミズカ「ちょっと待った〜〜〜っ!」
ミルモの目の前にミズカがやってきました。
ミズカ「このあたしから逃げようなんて320万年と784ヶ月と6週間と2日と58時間と37分と42秒早いわよ!」
ミルモ「・・・そこまで長く言うとあざといぞ。」
ミズカ「う、うるさ・・・あ・・・、そ、そうね・・・。」
イチロー「何とかしなくては・・・。そうだ!同士よ!」
ひそひそひそ・・・。
リルム「・・・またひそひそ会議ですか・・・?」
ヤシチ「本当に隙だらけだな・・・。」
ムルモ「じゃあ、何で誰も攻撃しないんでしゅか・・・?」
ジロー「おぉ!イチロー冴えてるな!
サブロー「今日は名案がよく思いつくな!」
シロー「やはり我らは天才だな!」
ゴロー「そのわりにはいつも失敗しているけどな・・・。」
イチロー「・・・・・。と、とにかくお前達!魔法を使うぞ!」
4人「おぅ!!!!」
ミズカ「何をする気よ!?」
5人「ワルモでポン!!!!!」
ワルモ団が魔法を使ったと思うと、巨大なUFOが出てきました。
21人「!?」
イチロー「ハーッハッハッハ!これでお前達を蹴散らしてやる!」
ワルモ団はUFOに入っていきました。
イチロー「では攻撃開始だ!」
ワルモ団は火の玉やレーザーを出してミルモ達に襲い掛かりました。
21人「うわ〜〜〜っ!」
一旦、きりますね。


■ レインボー (37回/2006/10/12(Thu) 18:34:23/No236)


続きです。

ビーッ!ドカーン!
ミルモ「うぉ!うわ!」
ワルモ団の攻撃は続いていました。
ペータ「これじゃあ手も足も出ないべ!」
マンボ「くそ!何でこのオレがワルモ団なんかに手こずってるんだ!?」
ガビン「ミルモか毎回苦労してた理由も分かるような気がするよ・・・。ガビ〜ン!」
チハル「それよりどうします?ワルモ団さんを倒す方法を見つけないと・・・。」
リルム「ここは皆さんが力を合わせるしかありませんわね!」
パンタ「でもどうやるんですっちか〜?」
ビケー「う〜ん・・・。アンナ、何かいい方法はないかい?」
アンナ「少しは考えなさいよ・・・。う〜ん・・・。」
ツグミ「アンナ姉ちゃん、いい方法が思いつかないみたいだね・・・。」
ズッド〜〜〜ン!
20人「うわ〜〜〜っ!」
ミルモ達は再びワルモ団の攻撃に教われました。
イチロー「ハーッハッハッハ!何をのん気に話し合っているのだ!」
ジロー「どうやら自分達の立場が分かってないみたいだな!」
サブロー「じゃあ教えてやるべきだな!」
シロー「遂にミルモ達を倒す時が来たな!」
ゴロー「さぁ、どんどん攻撃をするぞ!」
ズドド〜〜〜ン!ビビビビビビ!
ヤシチ「こ、このままではやられてしまうぞ!」
サスケ「ど、どうしたらいいんだぜ!?」
ハンゾー「分かんないのら〜!」
ヤマネ「皆さん、敵には必ず弱点があるはずでございます!」
カゼト「確かにそうだね。でもそれがどこなのかが分からないと・・・。」
ムルモ「攻めようがないでしゅ!」
パピィ「じゃあどうすんのよ!?」
カメリ「それ〜が〜分か〜らな〜い〜から〜大変〜なん〜だ〜よ〜。パ〜ピィ〜ちゃ〜ん。」
アロマ「本当にどうしましょう・・・。」
キッド「捨て身の方法でもいいからいい案はねぇのか!?」
ズッド〜〜〜ン!
20人「うわ〜〜〜っ!」
ミルモ達はワルモ団から攻撃を受けて吹っ飛ばされました。
5人「ハーッハッハ!愉快愉快!」
ミルモ「く、くっそ〜〜〜・・・。ん?」
ミルモ達はヤマネの様子がおかしい事に気がつきました。
リルム「ヤマネさん、どうしたんですの?」
ヤマネは振り返りました。すると、お菓子を食べた危険な状態になっていました。
ヤマネ「ウッフフのフ〜♪」
ヤシチ「ヤ、ヤマネー!?」
ムルモ「何ででしゅか〜!?」
ドカバキボコズコベキボキゴキガス!!!!!
ドッカ〜〜〜ン!!!
ヤマネは大暴れしてワルモ団が乗っていたUFOを木っ端微塵に破壊してワルモ団を吹っ飛ばしてしまいました。
5人「ひぇぇぇぇぇ〜〜〜っ!!!!!・・・きら〜ん。」
ヤマネ「は!わ、私は何を?」
リルム「な・・・何で突然ヤマネさんが・・・?」
ムルモ「お・・・お菓子は食べてないはずでしゅ・・・。」
その時、ミルモは懐に入れていたくもっちょがない事に気がつきました。
ミルモ「あれ?オレのくもっちょがない!・・・そうか、攻撃をくらって吹っ飛ばされた時にくもっちょがヤマネの口に飛ばされたんだ!」
ヤシチ「何ぃ!?ではヤマネが暴れる原因を作ったのはミルモという事か!」
ミルモ「何言ってんだよ!オレは悪くねーよ!」
ヤシチ「やかましい!これでもくらえ!」
ヤシチはミルモに手裏剣を投げました。
ミルモ「そんなもん当たんねーよ!」
ミルモは手裏剣をかわしました。
ブス!
アンナ「いった〜〜〜い!」
かわりにアンナに刺さりました。
アンナ「ヤ〜シ〜チ〜!いきなり何すんのよ!?」
ヤシチ「おぬしがボ〜ッとしているからだろうが!」
アンナ「うるさいわね!アンナでポン!」
アンナは魔法でハンマーを出しました。
アンナ「これであたしへの罪を償いなさい!」
ハンマーは振り下ろされました。
ヤシチ「当たるか!」
ヤシチはその場を素早く離れました。
ズッド〜〜〜ン!
ヤマネ「きゃ〜〜〜っ!」
かわりにヤマネが潰されました。
サスケ「ヤ、ヤマネ〜!」
ヤマネ「アンナ殿!不意打ちとは卑怯でございます!」
アンナ「うるさいわね!忍者たる者なら簡単に避けられる筈よ!避けられなかったのはあんたが未熟なだけよ!」
ヤマネ「そ、そんな・・・。許せないでございます!ヤマネはてんだん!」
ヤマネはアンナに向かって突進していきました。
アンナ「甘いわよ!」
アンナはヤマネはてんだんをかわしました。
ドカ!
ヤマネはてんだんはムルモに命中しました。
ムルモ「うぎゃ〜でしゅ〜〜〜!」
ヤマネ「邪魔でございます、ムルモ殿!」
ムルモ「ヤマネしゃん、いきなり何をするんでしゅか!触角ビィ〜〜〜ム!」
バリバリバリバリ!
触角ビームはヤマネではなくマンボに命中しました。
マンボ「ぎゃあああああ!何て事すんだ!これでもくらえ!」
ドカ!バキ!バリ!ブス!
ミルモ達は些細な事からグループ分けに大喧嘩になってしまいました・・・。
一方ミズカはワルモ団に奪われた宝石を全部取り返していました。
ミズカ「やったわ!遂に宝石を全部手に入れたわ!」
実はミズカはワルモ団が攻撃している間に魔法で姿を消していたのです。
そして、ワルモ団が吹っ飛んでいった際に落ちてきた宝石を素早く回収したのです。
ミズカ「これでようやくあたしの願いが叶うのね!・・・ん?」
ミズカはミルモ達がいた場所が騒がしい事に気がつきました。
ミズカ「何かしら?騒々しいわね・・・。」
ミズカはミルモ達のいる場所へ向かいました。すると驚くべき光景が広がっていました。
ミズカ「な・・・何よこれ!?」

以上です。
今回はワルモ団から遂に宝石を取り返した話を書きました。
このストーリーもそろそろ終盤です。
それでは☆


■ こやまる (89回/2006/10/17(Tue) 00:17:33/No242)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、こんばんは☆
今回の見所は何と言っても後半の大げんかですね〜(^^)。
まさかアンナとヤマネがケンカしてしまうなんて。。
そしてヤマネめがけてしょっかくビームを放つムルモさん。
熱くなると止められないわがままで自己中心的なな妖精がよく描けていると思います〜。
この大げんかの原因を作ったのはヤシチだと思いますが(ミルモの反論は正論だと思います)、ヤシチはこの後みんなから責められそうな予感・・・。

今回のワルモ団はボケがほとんどなくて、かなりマトモですね。
ワルモ団は一応大人だし、一人一人の魔法の腕前はそんなに悪くないのだから、5人のパワーが集まるとさすがのミルモやヤマネでも手に負えないのでしょうね。
それを救ったのはヤマネの必殺技…ワルモ団以外はダメージを負わなかったのかな??

今回は21人総出演による展開作りにかなり苦労されたと思います。
大げんかのシーンは、登場キャラのバランスがうまく取れていて本当に素晴らしい出来だと思いますよ(^^)。
この勢いが終盤へ向けてさらに盛り上がることを願っています。
では!


■ レインボー (38回/2006/10/22(Sun) 14:24:56/No244)

こやまるさん、こんにちは☆

『その23 勃発した醜い争い、ミズカの願い』

ミズカの眼中に広がっていたのは、ミルモ達がグループ別に分かれて相手を激しくにらみ合っている光景でした。
ミズカ「何なのこれ・・・?何でこいつら、喧嘩してるの・・・?」
ミズカは近くの草むらに隠れています。
ミルモ「お前ら〜!このオレを散々な目に遭わせるなんて大した度胸じゃねぇか!」
リルム「ミルモ様〜!私を酷い事をしたのに謝ってくださらないのですか〜!?」
ヤシチ「貴様ら、拙者を怒らせるという事は覚悟はできているのだろうな!?」
ムルモ「それはこっちのセリフでしゅ!みんなまとめて触角ビームでしゅ!」
ペータ「うるさいだべ〜!やれるもんならやってみろだべ!」
パンタ「ボクたん、いじめられたらボクたん・・・ボクたん・・・怒っちゃうですっち〜!」
サスケ「お前が怒っても全然怖くないんだぜ!」
パピィ「あんたが怒っても、ち〜っとも怖くないわよ!あたちが怒ったらどれだけ怖いのか教えてやるわ!」
マンボ「お前ら、オレが本気で怒るとどうなるか分かってんだろうな!?」
ビケー「フ、マンボ。キミの怒りでどうなろうとこの美しいボクの怒りには絶対勝てないよ!」
ハンゾー「ボクだって怒ったらっどうなるのか分かんないのら〜!」
カメリ「わた〜し〜だって〜怒った〜ら〜誰〜に〜も〜止め〜られ〜な〜いわ〜!」
ガビン「ボクに酷い事をするなんて・・・。みんな絶対に許さない・・・!」
アンナ「それはあたしにも言えるセリフよ!」
ヤマネ「でも本当はその台詞は私達にしか言えない筈でございます!」
アロマ「何ですかそれは!?皆、平等の立場なのにずるいですよ!」
チハル「とにかく誰か一人でも我慢すればこんな事にはならなかった筈です!」
ツグミ「じゃああなたがすればよかったじゃないの!」
カゼト「そういう君だってそうじゃないか!」
キッド「お前だって人の事言えねぇだろうが!・・・ん?何か忘れてるような・・・?」
ミルモ「んな事はどうでもいいんじゃ〜!全員ギッタギタにしてやるぜ〜!」
バキ!ドカ!ゴス!ボカ!ゴン!
ミルモ達は殴りあいや蹴りあいの大喧嘩をやり始めました。
ミズカ「・・・あの様子じゃあいつら、仲直りしようとしないわね・・・。そうだわ!」
ミズカは何かを閃いたように叫びました。しかし・・・。
ミズカ「でもそうしたらあたしの願いは・・・。でも・・・。」
その時、ミズカは喧嘩をしているミルモの顔を見ました。
ミズカ「! ・・・やっぱりミルモはいつもの顔でいてくれないとね。」
ミズカはクリスタルを空に放り投げました。するとクリスタルが光りだしました。
ミズカ「伝説のクリスタル!あたしの願いを聞き入れて!」
ミズカは自分の願いを言いました。

一旦、切ります。


■ レインボー (39回/2006/10/22(Sun) 21:57:33/No246)


続きです。

ミズカ「お願い・・・。あいつらの喧嘩を止めて!」
ミズカの願いは衝撃的なものでした。
そしてクリスタルが輝き始めました。
ミルモ「ん・・・?何だありゃ?」
ミルモ達は喧嘩をやめて、空にクリスタルがある事に気がつきました。
リルム「あれはクリスタルですわ!」
その輝きがミルモ達を包みました。
ヤシチ「な、何だ〜!?」
ムルモ「ま、眩しいでしゅ〜!」
クリスタルの輝きが消え始めたと思うと、クリスタルはなくなっていました。
ペータ「あれ?クリスタルがなくなってるべ!」
パンタ「じゃあ、誰かの願いを叶えたって事ですっち〜!」
サスケ「でも、誰の願いを叶えたんだぜ?」
パピィ「それが分かれば苦労ちないわよ!」
マンボ「でも・・・何だか心が安らいだ感じしねぇか?」
ビケー「そ、そういえば・・・。」
ハンゾー「それに、怒りも収まってるのら〜。」
カメリ「ほ〜んと〜う〜だ〜ね〜!」
ガビン「何だか喧嘩してる事が馬鹿馬鹿しくなってきたよ・・・。」
アンナ「そうね・・・。あたし、ちょっと大人気なかったわね。」
ヤマネ「私もでございます・・・。皆さん、申し訳ありません・・・。」
アロマ「わ、私こそ・・・。」
チハル「でも、何で急に私達の心が清清しくなったんでしょうかね?」
ツグミ「きっとさっきのクリスタルへのお願いがわたち達の喧嘩を止める事だったんだよ!」
カゼト「じゃあ、誰がその願いをお願いしたんだろうね?」
キッド「・・・今思ったんだが、さっきから1人足りないような気がするんだが。」
20人「ま、まさか・・・。」
何かを確信した20人のところへミズカがやって来ました。
ミズカ「あら、あんた達。どうしたのお揃いで?」
ミルモ「・・・ミズカ、お前がクリスタルにオレ達の喧嘩を止めるよう頼んだのか?」
ミズカ「え!?そ、それは・・・。」
リルム「どうなんですか、ミズカさん!?」
ミズカ「そ、その・・・。」
ヤシチ「ハッキリするのだ!」
ミズカ「う、う〜ん・・・。」
ムルモ「教えてほしいでしゅ!」
ミズカ「・・・・・。」
しばらくしてミズカが口を開きました。
ミズカ「か、勘違いするんじゃないわよ。あんた達が揃いも揃って喧嘩してると何か放っとけないからそれで・・・。」
ヤシチ「そ、それだけなのか!?」
ムルモ「それだけの為にクリスタルの力を・・・。」
リルム「何だか残念ですけど、ミズカさんを責めるような気持ちにはならないですわ!」
ミズカ「あ、あんた達・・・。」
ミルモ「・・・おぃミズカ。」
ミズカ「な、何よ?」
ミルモ「喧嘩を止めてくれてありがとうな。あのまま喧嘩が続いてたら、オレ達互いに絶交してたかもな。クリスタルもどうでもよくなったぜ。願いってもんは・・・自分で叶えるもんだからな。」
ミズカ「ミ、ミルモ・・・!」
ミズカは顔が真っ赤になって倒れました。
ミルモ「お、おいミズカ!どうしたんだ!?」
19人「あははははは・・・・・。」

その後、ミルモ達はライアとトルスの力でミルモの里に戻してもらいました。
ライア「フフフ。今回のミルモ達も面白かったっぴね。あいつらの戦いや喧嘩もなかなか見ごたえがあったっぴ。」
トルス「ライア・・・。少しは反省したらどうなんだにゃ?今回もミルモ達を酷い目にあわせたんだからにゃ・・・。」
ライア「・・・じゃあどうすればいいんだっぴ?」
トルス「そうにゃね〜・・・。じゃあミルモ達一人一人に一つ幸せな事がおこる魔法をかけようにゃ。」
ライア「はぁ・・・。分かったっぴよ・・・。」
二人は楽器を出して同時に魔法を使いました。
ライア「ライアでポン!」トルス「トルスでポン!」
二人が魔法を唱えると21個の光の玉が出て来ました。その光の玉はパッと消えました。
ライア「これでミルモ達に一つ幸せな事が起こる筈だっぴ。」
トルス「これでミルモ達への償いができたにゃ。」
ライアとトルスは神殿の窓から空を見上げてそう言いました。

以上です。
今回はミズカの素直(?)なところを書きました。
このストーリーも次回でラストです。

ではまた☆


■ こやまる (92回/2006/11/01(Wed) 21:36:28/No252)
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レインボーさん、こんばんは☆

うわぁ、20人のケンカのシーンは壮絶ですね。
まさにわがまま☆フェアリーという感じに1人1人が個性を出しまくりですごい…確かにこうなると誰にも止められないでしょうね(^^;。
中でも絶対に怒らなそうなカメリやアロマの怒ったセリフは、考えるのがかなり大変だったのではないでしょうか?
二人が怒ったときの表情を、レインボーさんの考えたセリフに合わせて頭の中で妄想させていただきました♪

裏で楽しんでいたライア…かなり極悪なことをしていますが、憎めないキャラなんですよね。
今回のケンカはトルスとライアの魔法によるものなのかな?
ミズカによるクリスタルの願いで、はっと我に返った妖精たちの表情は想像するのも面白そうです。

そして顔を真っ赤に染めるミズカがいい表情をしていますね〜。
序盤の暴れたい放題だったミズカからは想像もつかない…この後ミズカにも起こるはずである幸せな出来事で、ミズカとミルモの間にどんなことが起こるのか…次回に描かれるといいなぁ。
というわけでラストの次回、とても楽しみにしていますね!
では!




259/ NO TITLE
□投稿者/ パープル -1回-(2006/11/09(Thu) 16:16:27)

こんにちわw
お久しぶりです(・v・*)ノシ
皆様、覚えていらっしゃいますでしょうか・・?パープルです!!
何度か通常掲示板にはお邪魔させていただいています。
今回はこの「小説掲示板」でもお世話になろうとやってまいりましたw
お願いいたします^^*


               。*・T・*。 


「幸せそうだった・・。」

            ――憎みたいくらいに―――




春。風は香りを誘って香りは虫達を呼んだ。
暖かい太陽の光はまっすぐに真新しい緑色の草や花を照り付けている。

「ミルモ、私、ひどく感動したわ。それはもう実に素晴らしかったのよ。」
楓の大らかな言葉ずかいと身振り手振りに、
顔は明らかに可笑しさに歪んだミルモが顔を上げた。
「今日結木君から電話があったの。゛これから緑公園に来い゛ってね。
  行ったら結木君。なんていったと思って?なんと私をまっすぐに
  見つめて・・「あんまりにも外が綺麗だから南に会いたくなった。」って
  いうのよ。あぁ私、どうしましょう。嬉しすぎてたまらないわ。」
終始楓の話を聞いていたミルモは、
「その喋り方。引く。うん。」
一言言うと笑いながらでていった。
「あぁぁ〜ッッッ!待ってよぅ・・・ミルモぉぉぉ―!!/怒」

 


―結木のヤツ。意外となんなぁ・・・―



当の俺は恋の妖精の癖に点でダメ。
「アイツ」の思いにも照れくさくてこたえてやれねぇ・・。

「ミルモ様ッーw」
「・・リルム。」

噂(?)をすれば・・・/苦笑

「どうかなさったのですか・・・?お元気がございませんわ。」
心配してリルムが顔をちかずける。
「いや・・・なんでもな・・」

ピロロロロロロ・・・

「あ、もしもし。パピィさん!どうかなさりましたか・・・?
  泣かれていてはわかりませんわ・・・。」
急に鳴り出した電話とリルムはしばらく話つずけていた。
どうやら相手はパピィらしいことが分かる。

「申し訳ございません。ミルモ様;;;
  私、少し行ってまいりますわ・・・。パピィさんが
  ひどく泣いていらっしゃるんですの。」
「あ・・ぉう。」
「それでわ・・・」
そういうとアイツは急いで飛んでいった。

全く。なんだったんだよ^^:
世話好きで。だから少しおせっかいで・・
    
      でもよ・・・そうゆうとこ、嫌いじゃねぇ―ぜ・・。





パピィは住田の家に居た。
外にも聞こえるくらい大きな声をあげてずっと泣いていたらしく、
リルムが駆けつけた今くらいになると、
逆に「しゅん」と大人しくなっていた。
そっとパピィによると、リルムは質問を浴びせた。

「なぜ・・泣いていらっしゃったのですか?」
「ムルモが怒っているのよ・・。」
「喧嘩・・でしょうか・・・」
「していないわ。私、本当に・・今回は本当に・・・
  怒らせてしまうようなこといっていないのよ・・・。信じて。
  リルムたん・・・・・・・・・・・。
   ムルモったら喋ってもくれないの;;;。」
「では・・・どうして・・。」







「幸せそうだったからよ・・。」そう。
       ―憎んでしまいたいくらいにね。―
                     
                  つつ゛く(ぇ






短い!&わけがわからない!!
えっと・・・ミルリル&ムルパピが中心になると思います。
ちょっと楓さん壊れちゃいましたね;;;
オリフェがでてくるとおもいますがそのときは
紹介したいと思います。

未熟者ですが宜しくお願いいたします☆ミ
それでわ〜♪



















■ こやまる (95回/2006/11/10(Fri) 00:24:05/No260)
http://www.murumoya.com/


パープルさん、こんばんは☆
すごくお久しぶりでございます(^^)。
しかも復帰が小説掲示板というミルモ度の高さもうれしいですね。
今度また通常掲示板の方でもご挨拶していただけるともっとうれしいです。

新連載のストーリー、とっても面白いです!
もともと私は妖精の恋のストーリーが大好きというのもあるけれど、ミルモの観点で、ミルモの周りでいろんな恋がそれぞれ動くという展開も良い感じです。
自分自身にいらつくミルモにも思わず感情移入しちゃいました。
ミルモはリルムのことが本当に好きなんですよね。

さてムルモに何か良からぬ災難が降りかかっているみたいで・・・これは今後明らかになってくるのかな。
登場予定のオリフェが何か絡んでいそう!?
憎しみがリルムたちにも降りかかりそうですが、それはそれでいろいろなことを期待してしまう私でした。
続きのストーリーを楽しみにしています!
では!


■ ぴろこ (9回/2006/11/13(Mon) 22:59:39/No265)

パープルさん、こやまるさん、こんばんは。
パープルさん、はじめまして。ぴろこと申します。

ミルモの一人称で進むストーリー部分でがっしり掴まれてしまいました☆
「そうゆうとこ、嫌いじゃねぇーぜ・・」は、無関心を装ってはいても、ミルモの本当の気持ちですよね(T-T) パピィが怒らせてしまうようなことを言っていないというのもびっくりですが(。。)、ムルモが口をきいてくれないとは。。。何が起こっているのでしょうか。第1話の終わり方がとても気になります!

続きも楽しみにしてます。
ではでは




261/ 最後のミズカストーリー
□投稿者/ レインボー -40回-(2006/11/12(Sun) 22:49:02)

皆さん、こんばんは☆
ミズカストーリーも今回で最後です。

『ファイナルストーリー それぞれの願い、そして動き始める悪』

ミルモ達がトルスの世界から戻ってきて数日後・・・。ミルモ達に幸せが訪れ始めました。
ここは楓の部屋・・・。ミルモは何やら準備をしていました。
ミルモ「後は、これを袋で包んで・・・と・・・。よし、これで準備万端だな!」
楓「ミルモー、何してるの?」
ミルモ「へ!?あ、いやちょっとな!大した事じゃねぇよ!」
楓「ふ〜ん・・・。あ、今日森下さんと一緒に買い物に行く約束してるからそろそろ出かけるの。ミルモも行く?」
ミルモ「あ、いやオレはいいや。」
楓「そう。じゃあ行ってくるね。」
ミルモ「おぅ。」
楓は出かけていきました。
ミルモ「ふぅ・・・。危うく気付かれるところだったぜ。じゃあそろそろ行かなきゃな。」
ミルモは何かを包んだ袋を持って出かけていきました。

一方ここは結木の部屋・・・。リルムがミルモと同じ様に何かを袋を包んでいました。
リルム「よいしょ。よいしょ。これでOKですわ!」
結木「リルム、何やってるんだ?」
リルム「実は今日ミルモ様に公園に呼ばれたんですわ〜!ですから私はミルモ様へお土産を持っていくんですわ〜!」
結木「そ、そうか・・・。」
リルム「では結木様、行ってきますわね〜!」
リルムは出かけていきました。
結木「またあの料理か・・・?ミルモも大変だな・・・。」

一方こちらは安純の家・・・。ヤシチは安純の部屋を掃除していました。
ヤシチ「ハァ・・・ハァ・・・。全く安純の奴はいつもいつも部屋を散らかしおって・・・。毎回掃除をする拙者の身にもなってほしいのだ!」
その後、ヤシチは何とか掃除を終わらせました。
ヤシチ「ふぅ・・・。やっと終わったぞ・・・。」
数分後、安純が帰ってきました。
安純「ただいまー。ヤシチ、掃除終わった〜?」
ヤシチ「な、何とかな・・・。」
安純「ご苦労様。じゃあ今日はご褒美として今日新発売の『キュウリ風味かりんとう』を買ってきてあげたわよ。」
ヤシチ「おぉ!かたじけない!」
ヤシチは安純からかりんとうを受け取りおいしそうに食べました。

一方ここは松竹の家・・・。ムルモが何かの準備をしていました。
ムルモ「ほぇ、これでバッチリでしゅね。」
松竹「ムルモ、どうしたの?」
ムルモ「ほぇぇ!?ま、松竹しゃん。ちょ、ちょっと保存用のマシュマロの袋詰めを作ってたんでしゅ。」
松竹「ふ〜ん、そうなんだ。」
ムルモ「あ、松竹しゃん。今からちょっと出かけてきましゅね。」
ムルモは袋を持って出かけていきました。
松竹「ムルモ、保存用のマシュマロを持ってどこに行くんだろう・・・?」

一方ここは住田の家・・・。パピィが化粧台に向かっていました。
パピィ「フンフンフ〜ン♪これで準備完了だわ!」
住田「パピィ、出かけるのかい?」
パピィ「うん、ムルモから妖精学校分校前に来てって言われちゃって・・・。」
住田「そうなんだ・・・。」
パピィ「その際、あたちが前からお菓子デパートで買ってた物をムルモにプレゼントしようと思って・・・。」
住田「・・・大丈夫かい?」
パピィ「今日は大丈夫よ!じゃあ住ちゃん、行ってくるわね!」
パピィは出かけていきました。
住田「本当に大丈夫かな・・・?」

一方こちらははるかの家・・・。はるかとパンタは話をしていました。
はるか「ねぇパンタ。今日はパンタに渡したい物があるの。」
パンタ「本当ですっちか!?何ですっちか〜?」
はるか「はい!パンタが前々から欲しがってた車のミニチュアよ。」
パンタ「わぁ、はるか姉ちゃんありがとうですっち〜!」
はるか「フフフ・・・。喜んでくれてよかった。あ、今日南さんと一緒に買い物に行く約束してるんだけどパンタも一緒に行く?」
パンタ「ボクたんは今日はこれで遊んでるですっち〜!」
はるか「そう。じゃあ出かけてくるわね。」
パンタ「行ってらっしゃいですっち〜!」
はるかは出かけていきました。

場所は変わって妖精界・・・。ペータ、ビケー、マンボの3人はお菓子デパートに買い物に行ってました。
ペータ「今日はお菓子デパートの割引セールの日だべ!」
ビケー「ボクのこの美しさで大量のお菓子を手に入れてみせるさ!」
マンボ「それじゃあ行くぜ!」
3人はお菓子デパート内の妖精がたくさんいる中に突っ込んでいきました。
しばらくして3人が妖精達の中から出て来ました。
ペータ「や・・・やったべ〜!割引ドーナツ手に入れたべ〜!」
ビケー「ボクは美しさで割引モンブランだけじゃなく割引アップルパイも手に入れたよ!これをアンナにプレゼントしよう!」
マンボ「よっしゃ〜!割引金平糖を3つも手に入れたぜ〜!カッコいいぜ〜!」
3人は喜びました。

一方こちらはとあるコンサート会場・・・。チハルがコンサートを開いていました。
そのコンサート会場にガビンの姿がありました。
ガビン「チハルちゃん・・・。やっぱりかわいいな・・・。でも・・・所詮ボクはたくさんいるうちの一人なんだ・・・。ガビ〜ン!」
その時、チハルはガビンに気がつきました。
チハル(ガビンさん!?来てくれるなんて・・・。嬉しいわ♪)
チハルはガビンに向かって手を振りました。
ガビン「あれ・・・?今、ボクに手を振ったのかな・・・?だとしたら嬉しいな・・・。」
ガビンは少し嬉しそうな表情になりました。

一方こちらはツグミの家の前・・・。アンナとツグミが楽しそうに話していました。
アンナ「わ〜、凄いわね!よくここまで綺麗な花を育てたわね〜!」
ツグミ「ありがとう!えへへ、アンナ姉ちゃんに褒められちゃった!」
ツグミは花畑の花を摘み始めました。
アンナ「え!?ツ、ツグミ何してるの?」
ツグミ「はい!アンナ姉ちゃん!このお花あげるね!」
アンナ「え、いいの?ありがとう!じゃあお礼に今日一日あたしが遊んであげるわ!」
ツグミ「本当!?わ〜い!」
アンナとツグミは一緒に遊びました・・・。

一方こちらはとある林・・・。サスケ、ハンゾー、ヤマネが修行をしていました。
サスケ「行くんだぜ〜!」
サスケは飛びながら木に向かって手裏剣を投げました。
カカカ!
手裏剣は全部命中しました。
ハンゾー「全部命中なのら〜!」
ヤマネ「サスケ先輩、凄いでございます!」
サスケ「い、いやぁ・・・。大した事じゃないんだぜ・・・。」
サスケは顔を赤くしました。
ハンゾー「次はボクの番なのら〜!」
ハンゾーは手裏剣を投げました。
カカカ!
ハンゾーも全部命中しました。
ハンゾー「やったのら〜!」
その時上から柿が落ちてきました。
ハンゾー「あれ?柿が落ちてきたのら〜。」
サスケ「きっとこの近くに柿の木があるんだぜ!」
ヤマネ「では私におまかせください!ていていて〜〜〜い!」
ヤマネは手裏剣をたくさん投げました。すると柿が大量に落ちてきました。
サスケ「わ〜!凄いんだぜ〜!」
ハンゾー「大量なのら〜!」
ヤマネ(この柿をヤシチ兄様にお渡ししましょう!そしたらきっと褒めてくださりますわ!ウッフッフのフ〜♪)
3人は柿を集めていきました・・・。

一方こちらは人間界の人気のない道・・・。買い物を終えた楓とはるかが歩いていました。
楓「今日は色々買っちゃったね〜。」
はるか「そうね。ところで南さん、今度の新作の話なんだけど・・・」
楓とはるかは楽しそうに話しそうに歩いていました。ちなみにこの日は二人とも『スカート』です。
そして近くの家の屋根からカゼトが気付かれないように地面に降りました。
カゼト「さて・・・と。今日の楓さんとはるかさんのパンツは何色かな?よし、早速魔法で・・・。」
カゼトは楽器を出そうとしました。
しかし楽器は出てきません。
カゼト「あれ?ギロが出てこない・・・?しまった!家に忘れてきちゃった!」
カゼトは肩を落としました。
カゼト「しかたないね・・・。今日は帰ろう・・・。」
カゼトはその場を去ろうとしました。その時・・・。
ビュゴオオオオ!!!
カゼト「うわ!な、何だ!?」
その場に凄い強風が吹きました。
楓&はるか「きゃあ!!」
楓とはるかのスカートがめくれ上がりました。
カゼト「あ!楓さんとはるかさんのスカートがめくれてパンツが見えた!」
楓とはるかは手に荷物を持っているのでスカートを押さえる事ができません。
カゼト「よし、今がシャッターチャンスだ!」
カシャッ!
カゼト「よし!今日の楓さんは黄色のストライプ。はるかさんは赤のハート柄か!それにしても魔法を使わないであんな強風が吹くなんてラッキーだったな!」
カゼトは嬉しそうに空を飛んでいきました。
楓「あぅ・・・。誰にも見られてないよね・・・?」
はるか「えぇ・・・。何とかね・・・。それにしても最近いたずらな風にスカートをめくられる事、多いわね・・・。」
楓「え、森下さんも?実は私もなの。スケベな風ね・・・。」
はるか「そうね。よっぽどパンツが好きな風に違いないわ。」
楓とはるかは顔を赤らめて怒っていました・・・。

一旦、切りますね。


■ レインボー (41回/2006/11/12(Sun) 22:51:41/No262)


続きです。

一方こちらは妖精界のカメリの家・・・。家の中ではカメリと遊びに来たアロマがいました。
カメリ「何〜だ〜か〜嬉し〜そう〜だ〜ね〜ア〜ロマ〜ちゃ〜ん〜。」
アロマ「ウフフ・・・。分かりますか、カメリさん。実は彼から素敵なプレゼントをもらったのです。」
カメリ「へ〜、そうな〜んだ〜。実は〜私〜も〜新〜し〜く〜作っ〜た〜漬け物〜が〜大好評〜した〜んだ〜よ〜。」
アロマ「そうなんですか!それはよかったですね。」
カメリ「ア〜ロマ〜ちゃ〜ん〜もね〜。」

一方こちらは妖精界のとある道中・・・。キッドが暇そうに歩いていました。
キッド「は〜、暇だな〜。何かいい事ねぇかな?」
キッドは曲がり角に差し掛かりました。
ドン!!
キッド「いて!」
???「きゃっ!」
キッドは誰かとぶつかりました。
キッド「あいたたたた・・・。ったくどこ見て歩いてんだ!?気ィつけろ!」
???「ご、ごめんなさいでス〜・・・。」
キッド「へ!?ア、ア、アオイちゃん!!!」
キッドがぶつかった相手はアオイでした。
アオイ「あ、キッド君。痛かったでスか?」
キッド「い・・・いえ・・・そんな事ないですはい・・・。」
キッドは顔が真っ赤になり丁寧語になりました。
アオイ「でも痛そうでス・・・。そうだ、私の家で手当てしてあげまスね。」
アオイはキッドを背負いました。
キッド「!!! ちょ・・・超ラッキーだぜ・・・。アオイちゃんにおんぶしてもらえるなんて・・・。」
キッドはアオイにおんぶされてアオイの家へと向かいました・・・。

一方こちらは人間界の妖精学校分校前・・・。そこにはムルモに呼び出されたパピィがいました。
パピィ「ムルモまだかちら・・・?」
ムルモ「パピィ〜〜〜!」
ムルモが空を飛んでやってきました。
パピィ「ムルモ!」
ムルモ「待たせてしまったでしゅね。」
パピィ「ううん、いいの。それで何の用?」
ムルモ「あ、あの・・・その・・・こ、これをあげるでしゅ!」
ムルモは袋の中からペロペロキャンディーを取り出しました。
パピィ「え?こ、これって・・・。」
ムルモ「き、期間限定のレインボーペロペロキャンディーでしゅ。前から欲しかったでしゅよね?だからあげるでしゅ!」
パピィ「ムルモ・・・。あ、ありがとう!実はあたちからもプレゼントがあるの。」
ムルモ「ほぇ?」
パピィはひとつの大きなマシュマロを取り出しました。
パピィ「ムルモが欲しがってたバニラ風味巨大マシュマロよ!ムルモにあげるわね!」
ムルモ「パピィ・・・。う、嬉しいでしゅ!」
ムルモはキャンディーをパピィに渡し、パピィはムルモにマシュマロを渡しました。
パピィ「・・・ねぇ、ムルモ。」
ムルモ「何でしゅか?」
パピィ「今から二人で一緒に食べない?」
ムルモ「! い、いいでしゅよ・・・。」
ムルモとパピィは二人でお菓子を食べました。

一方ここは人間界の公園・・・。そこにはミルモとリルムがいました。
リルム「ミルモ様〜!一体何の用ですか〜?」
ミルモ「お、おぅ。おめーに渡したいもんがあってよ・・・。」
リルム「渡したい物?何ですの?」
ミルモ「そ、それはだな・・・え〜っと・・・あの・・・こ、これの事だよ!」
ミルモは袋の中からちょっと雑なシュークリームを取り出しました。
リルム「こ、これは・・・?」
ミルモ「オレが楓に教えてもらって作った手作りのシュークリームだ。こ、こんなんでもいいからもらってくれるか・・・?」
リルム「ミ、ミルモ様・・・!」
リルムは感激してうれし涙を流しました。
リルム「ひっく・・・。ミ、ミルモ様〜・・・。私からもお渡ししたい物があるのですわ〜・・・。」
ミルモ「へ?い、いやあの得体の知れねぇのは遠慮・・・」
リルムはくもっちょを取り出しました。
ミルモ「へ?」
リルム「ミルモ様が前々から食べたがっていたピーナッツ風味くもっちょですわ!受け取ってくださりますか・・・?」
ミルモ「・・・お、おぅ!ありがとうな!」
ミルモはリルムからくもっちょを受け取ると飛んでいきました。
リルム「ミ、ミルモ様?どこへ行かれるんですか?」
ミルモ「悪ぃな、今からちょっと行く所があるんだ。」
ミルモは飛んでいきました。

一方こちらは妖精界のあんみつ池前・・・。そこにはミズカがいました。
ミズカ「今思ったらあたしの願いはやっぱり叶う物じゃなかったわね。だってミルモは・・・。」
ミルモ「オレがどうかしたか?」
ミズカ「きゃあぁぁ!?」
何時の間にかミズカの傍にミルモがいました。
ミズカ「ミ、ミルモ!?何の用よ!?」
ミルモ「あぁ、その事なんだがな・・・。」
ミルモはレモンシャーベットを取り出しミズカに渡しました。
ミズカ「え?」
ミルモ「この前の礼だよ。もらってくれるか?」
ミズカ「あ・・・ありがとう・・・。」
ミズカは顔が真っ赤になりました。
ミルモ「じゃあ、オレはもいう行くからな。」
ミズカ「え、えぇ。」
ミルモは飛んでいきました。
ミズカ「・・・これだけでも十分ね。ミルモにはリルムがいるもんね。」
ミズカはレモンシャーベットを食べてそう言いました。

・・・ミルモ達の様子をライアとトルスが見ていました。
ライア「どうやら全員に幸せな事が起こったみたいだっぴね。」
トルス「そうにゃね。それにしてもライア、今回の宝石であいつを誘き寄せれると思ったんだけどにゃね・・・。」
ライア「そうだっぴね・・・。何でだろうっぴ?」

その様子を妖精界上空に浮かぶ城の中で誰かが見ていました。
???「フフフ・・・。ライアにトルスめ。そんな見え透いた罠に引っかかる我ではないわ。」
その誰かは不敵な笑みを浮かべました。
???「今こそ我の力を見せる時!必ずや妖精界を我の物にしてみせる!」

以上です。
今回でミズカストーリーは終了です。
滅茶苦茶長くなってすみません。
でも近々新しいストーリーを開始しますよ!

ではまた☆


■ こやまる (96回/2006/11/14(Tue) 00:40:10/No266)
http://www.murumoya.com/


レインボーさん、こんばんは☆
まずはミズカストーリーの完結、おめでとうございます。
そして長らくの連載、大変お疲れさまでした。
画面には収まりきらないくらいの数の妖精の一人一人に焦点を当てるのは日々苦労の連続だったと思います。
(少なくても私には真似出来ない・・・)

そのラストストーリーもかなりゴージャスですね。
ライアたちによって作られた幸せとはいえ、妖精一人一人が幸せで笑顔になる光景は読む方も幸せな気持ちになります。
妖精によって幸せのレベルが多少違うようにも思えましたが、一番の幸せをゲットしたのはアロマでしょーか。
アロマには幼馴染みの彼に自分の思いを告げる勇気は無いはず。
そんな状況でプレゼントを渡されたアロマは、あまりの嬉しさで自分を見失いかけたのではと思います。
(そしてそんなアロマを見てみたい!)

見せ方で上手いと思ったのは、前半で楓とはるかがミルモとパンタに買い物に出かけることを告げて、その後二人がカゼトの幸せに協力(?)しちゃうシーンです。
スカートがめくれ上がるシーンもリアルな描写だこと(^◇^;)。
妖精が見える二人に気付かれそうで気付かれないスリルをカゼトは楽しんでそうですね。
そのうちはるかに見つかって説教の刑に遭いそうだけど。。

キッドの突然の幸せも面白いですね。
言葉遣いも変わってしまうほど緊張…この後アオイの家でどんなやり取りがあったんだろう?
でも妖精想いなアオイのことだから、今までにもいろんな妖精を自宅に呼んでいそうです。

最後の幸せはミズカですね。
結果的に自分はミルモの傍らにいることが出来ないことに気付いてしまいましたが、ミルモにありがとうと言えた気持ちの成長こそが、彼女に新たな幸せを呼び寄せそうです。
それほどまでに「ありがとう」という言葉に重みを感じました。
次回のストーリーではどんなミズカが見られるのでしょう?

さて早くも次回のストーリーを匂わせる展開ですね(^^)。
ライアとトルスに関連のある謎の人物、、次回は妖精界が大ピンチを迎えそうでドキドキなストーリーとなりそうです。
というわけで楽しみにお待ちしております!




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(2009.5 koyamaru edit)