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3549/ CPたちの小説箱(リク募集中)
□投稿者/ いっちゃん -46回-(2011/02/26(Sat) 18:22:23)

こんにちは、いっちゃんです。

なんか読みきりのような話を描きたいと思い、たてちゃいました。
どんな内容かというとまあ、題名のとおりいろんなCP(ムルパピやらネズアクやら)の読みきり集を書いてみよう・・・ということです。
読み切りといっても、話をきったりもするので3話ほど使うことになるかもしれませんが、大体はショート話ですね。

最初の話は私が書きます。
最初の話はネズアクですね。テーマは「風邪」です(^^)
実を言うと、私が掲示板のほうにたてた、「リクエスト募集中」という名のスレッドもそうなのですが、皆さんからリクエストしてもらったテーマを私が小説にする・・・という感じで書いていくのですが・・・よろしいでしょうか?

リクエストするときはさっきののように、
CP「○○」 テーマ「○○」
のように書いていただけるとよろしいかなと思います!
内容をもう少し詳しく指定してもOKです!
ちなみにCPの中にはミルモ&ヤシチや、パピィ&リルムのように、男同士、女同士の絡みが入っている内容でもOKです!
まあ、恋愛ものでもギャグものでもよいということですね。
「ヤシ←ヤマ←サス」のように、二人だけじゃなく、多人数でもOKです。
(ただし、多すぎるとムラがでてきてしまうので多くても5人ぐらいでお願いします・・・汗)

最初に言っておきますが、この私の文章力で書くので、たいしたものは書けませんが、なるべくみなさんのリクに答えられるようにしていきたいです!

それではっ!


■ こやまる (1068回/2011/02/26(Sat) 21:55:38/No3552)
http://www.murumoya.com/


いっちゃんさん、こんばんは☆

おぉ!これはまた新たな試みですね。
いっちゃんさんのチャレンジ精神を私も見習わなくては。。
中には難しい組み合わせも出てくるかと思いますが、いっちゃんさんなら難なく書き上げてしまいそうです。
(あ、どうしても厳しいのが出てきたら、無理せず「出来ない」と言ってくださいね)

せっかくの機会ですので、私からも早速リクいたしますね。

CP「パピィ&ヤマネ」
テーマ「ケーキ作り」
30分クッキングで一度コンビを組んだこの2人が、ケーキ作りに再挑戦してみますが・・・なストーリーをお願いします。
アニメではあまり接点の無かった二人がどんなやり取りをするのか、ぜひじっくり考えてみてくださいね。

その前にネズアクの風邪も楽しみです。
まずはどっちが風邪を引くのかが予想できないです。

では!


■ いっちゃん (48回/2011/02/26(Sat) 22:00:16/No3553)

それでは、書いていきたいと思います!

CP「ネズアク」 テーマ「風邪」

   「Catch a cold」

忍者の里にある一つの家。
そこでは、エリート忍者ネズミが、ただいま風邪をひいて寝こんでいた。

「ゴホッゴホッ!ハァー・・・」
「(忍者が風邪をひくなんて・・・自分のことながら情けない)」

こんな日は寝るに限る・・・そう思ったネズミは眠りにつこうとした。
しかし、もう少しで意識がとぶ・・・というとき、玄関からいきなり大声が聞こえ、その眠気は覚めてしまった。

「ネズミーっ!!大丈夫かっ!?」
大声の主はアクミだった。
アクミはそう言うと、勝手に家に入り込み、ネズミがいる部屋の中に入った。
「なっ!アクミ!!なぜお主がここに!?」
「ああ、お前の妹から聞いたんだよ。お前が風邪で寝こんでるから看病しに行ってくれってな。」
それを聞いたネズミは焦った。
「(ヤッヤマネ!なぜそんなことを・・・それよりもアクミ以外のものにも話しているのでござるか!?)」
こんなことを皆に知られたらからかわれるに決まっている。(特にヤシチ)
「ん?どうしたんだ?」
「いや・・・なんでもないでござる。」
ネズミは妹が自分と同じ考えを持っていることを祈った。

「それよりも、なんでここへ来たのでござるか!拙者の風邪がうつってしまうでござろう!」
アクミにはまだ言っていないが、拙者はうかつにもこいつに恋愛感情をもってしまった。
好意をよせている相手が自分のせいで風邪をひくなんて嫌に決まっている。
「うるせー!!病人がそんな細かいこと気にすんなよ!!ほらっ寝ろ!」

そういわれると、アクミに強引に布団の中に入れられてしまった。
「ほらっ!体温計で熱計れよ。」
アクミが体温計をさしだしてくる。
拙者はもう何か言う気力もなくなったので素直に従った。

「39度2分・・・って十分高熱じゃねぇか!あたいがヒエピタ買ってくるからおとなしく寝てろよ!!」
アクミが来たから熱が上がったのでござるよ・・・
そう言いたかったが、それを言うと二つの意味で取り上げられてしまうので言わなかった。

アクミは家を出てヒエピタを買いに行った。
アクミが出て行った家は静かでどことなく寂しい感じがした。
「(・・・寝よう)」
襲ってくるダルさと眠気に負け、ネズミは眠りについた。


「オイッネズミ!ヒエピタ買って来たぞ!・・・って寝てんのか。」
そこには、自分が言った通りに寝ているネズミがいた。
「(・・・こいつの寝顔見るのって初めてだよな。ラットのときも寝てたけどあの時は顔わかんなかったし・・・。ていうか意外と・・・可愛いじゃん)」
しかし、アクミはそこまで思うと顔を赤くしてしまった。
「(って何を思ってんだよあたい!自分で思っておいて恥ずかしいじゃん)」
ネズミに見られなくってよかった・・・。
こんな所見られたらあたいがネズミのことを好きだってことがバレてしまう。

「・・・ま、とりあえずヒエピタ貼るか。」
照れ隠しに何かしようと思ったアクミは、自分が買ってきたヒエピタの存在を
思い出した。
「・・・よしっ!これでOKじゃん!」
ヒエピタをネズミの額に貼る。
そうすると、少し楽になったようで、さっきよりも表情がやわらかくなった。
「なんか・・・あたいも眠くなってきちゃったな・・・」


目が覚めると、体のダルさはほとんどなくなっていた。
「(熱も下がったようでござるな。)」
そう思ったとき、ネズミは自分の体に重みがあったことに気づいた。
「アクミ・・・」
そう、アクミはネズミの看病をして、そのまま眠ってしまったのだ。
それと同時に、自分の額にヒエピタが貼ってあることにも気づく。
「(アクミがつけてくれたのでござるか・・・。)」
素直に嬉しく、ネズミはアクミのほうを見た。

「アクミ」

返事はない。
寝ているから当たり前なのだが。
ネズミはアクミの耳のそばに顔を近づけ、アクミの耳元でささやいた。

「・・・アクミが来てくれて、嬉しかったでござるよ」

アクミは寝ているのでその言葉を言っていたのは知らないのだが、逆に寝ていたからこそ言えた言葉だった。
「みっ水でも飲むかでござるか///」
ネズミは恥ずかしかったのか、顔を赤くしながら台所へ向かってしまった。


そう・・・アクミの顔が、真っ赤になっているのも知らずに・・・――







あ〜恥ずかしかった///
しかし・・・ヒエピタってムードなさすぎですね(笑)
あっ!しまった、ネズミのイヤミシーンがないっ!
・・・まあ、そこは風邪のせいでそんなこと言う気力がなかったってことでお願いします(汗)

ちなみにこの後、たまたま村に帰っていたハンゾーの告口により、風邪をひいて寝こんでいたことがばれ、ヤシチにバカにされたというオチ付きです(笑)
(アクミが看病したことは知りません)
まあネズミのことなのでイヤミ返しをヤシチに言ってくると思いますが(笑)

それではっ!


■ いっちゃん (49回/2011/02/26(Sat) 22:10:30/No3555)

こやまるさん、こんばんはです!
すいません・・・レスをだしてから気づいたので(汗)

リクエストをありがとうございます!
パピィ&ヤマネですか・・・おもしろいですね!
確かにほとんど絡みがありませんでしたが、あの料理を作っているときにもなにか話したはずっ!
妄想が膨らみますね(^^)

はい、無理そうだったらすみませんが、お断りしますね。
できることならリクはすべて答えたいですが、オリフェが入ってしまうと少し困りますね。
リクエストをするときは公式キャラでお願いしますね。

今回の小説はほのぼのを目指しました!
こうゆう話よくありそうですが・・・(汗)
でも、ラクアトやヤシ←ヤマ←サスとかリクエストされたらシリアスになるかもしれません。(いや・・・後者のほうはほとんどシリアスになってしまいますが・・・)
リクエストするときにほのぼのかシリアスかも書いてくれたらいいかもです。

それではっ!


■ 梨璃 (101回/2011/02/26(Sat) 22:14:21/No3556)

いっちゃんさんこんばんは☆

読み切り話を書かれるのですね!
最初のネズアクの風邪話もドキドキです(´ω`*)
他のCPも楽しみです。

それではリクエストで、ラトアクでどちらかが嫉妬をして喧嘩・・・をお願いします。

では!


■ いっちゃん (53回/2011/02/28(Mon) 19:38:59/No3573)

梨璃さん、こんばんは!感想ありがとうございます(^^)

いや〜梨璃さんにネズアクを褒めてもらえるとは・・・とても嬉しいです!
実はこのスレッドをたてたのは梨璃さんの影響だったりして・・・(笑)
リクエストのほうは了解です!
もうすでにどんな話にするかは考えています。

では、次はこやまるさんリクエスト話で・・・。

CP「パピィ&ヤマネ」 テーマ「お菓子作り」

  「レシピでお菓子を作っちゃおう」

「ん〜やっぱり女は料理でアタックかちら・・・」

部屋で料理本をパラパラめくりながら独り言を言っている妖精はパピィ。
パピィはただいま想いをよせている相手、ムルモに何かしようと考えていたところだった。

「ハァ〜なんかいまいちパッとこないのよね。そうだわ!本屋さんでまた新しいレシピを買ってくればいいんだわ!」
パピィはそう言うと、急いで用意して外へ出て行った。


「本屋さんはあっちよね・・・って、あら?」
歩いていると、なにやらメモ用紙のようなものが落ちていた。
拾ってみたら、それがお菓子のレシピだとわかった。
「あら?誰かが落としたのかしら・・・?でも、良いチャンスだわ!!このレシピに書いてあるのよさそうだし!これいけるわ!」
パピィは本屋まで行く手間が省けたことに喜んだ。

「あっパピィ殿!」
「ひょへぇ!」
いきなり前方から声が聞こえ、ビックリしたパピィは変な声を出す。
「・・・て、ヤマネたんじゃないの。どうちたの?」
「いえ・・・それが、さっき私が歩いていたらなにやらレシピのようなものが落ちていて、拾おうと思ったら風に飛ばされてしまって追いかけていたのでございます。」
「え?レシピ?」
パピィは自分の手の中にあるレシピをチラッと見る。
「もちかして・・・これのことかしら?」
「あっはい!そうでございます!」

「・・・ねぇ、ヤマネたん。このレシピのお菓子、一緒につくらない?」
パピィは良いこと考えたっ!という顔で聞いてくる。
「・・・はいっ!ぜひご一緒にさせてください!」
「そう!決まりね。じゃあ材料買ってきましょっ」
二人は、本屋の方向からグルッとUターンをして商店街へと向かった。
「(よかったわ〜あたち一人だと不安だし、ヤマネたんとだったらこの前もお料理教室で一緒に作ったものね!)」



すいません、いったんきります!


■ いっちゃん (62回/2011/04/04(Mon) 16:38:39/No3715)

(大分間が空いてしまいましたが・・・)続きです〜

「さて!材料も揃ったことだし、早速始めるわよ!!」
「はいっ!でございますっ」
レシピ通りの材料を机に並べ、エプロンをつける。
「でも、このレシピの材料って普段あまり使わないものばっかね。」
「多分この材料を入れることでお菓子がおいしくなるのでは?」
「そう?じゃあ作り始めましょっ!!」

「ねぇ?ヤマネたん、その作ったお菓子は誰にあげるの?」
ふと、作っているときに思ったことを口に出す。
「そっそんな!あげるだなんて・・・///」
「あっわかったわ!ヤマネたん、好きな人にあげるんでしょ!?」
正解だったらしく、ヤマネは顔を赤くして焦っている。
「(そういえばヤマネたんって誰が好きなのかちら?)ねえ?ヤマネたんって誰のことが好きなの?」
あの優秀なヤマネたんのことだから好きな人も優秀なのかな?
「教えられないでございます!!///」
「いいじゃないの!誰っ!?サスケたん?ハンゾーたん?それとも違う人?」
「先輩方は尊敬はしておりますが、そういった感情は持ってないでございます。」
「じゃあ・・・まさか、ムルモってことはないわよね・・・?」
「ムルモ殿でもないでございます!」
「そっそぅ?(ホッ)じゃあ・・・ミルモさん?それともヤシチさん?・・・て、そんなわけなぃ・・・」
パピィはヤマネの顔を見て、今言おうとしたセリフをおさえた。
・・・ヤマネの顔が今にも爆発しそうなくらい赤かったから。






すみません・・・またハンパなところで切ります!!
こんなペースじゃ梨璃さんのリクはいつになることやら・・・(汗)
そういえばパピィはヤマネがヤシチのことを好きだってことを知っているのでしょうか?
逆にヤマネはパピィの好きな人が誰なのか知らなかったりして(笑)
(ちなみにこの小話では知らない設定です)
でも、パピィはヤシチのことをあまり年上扱いしてないからなぁ・・・。
ヤマネがヤシチのことを好きだって分かったら、一体どんな反応をするのでしょうか?


■ いっちゃん (68回/2011/04/23(Sat) 21:19:08/No3778)

久々の再新です(^^;
しかし、行き会ったりばったりの話になってきております・・・(汗)
まあ、オチは考えてありますので。


「(えぇーーっ!?ヤマネたん、もしかしてヤシチさんみたいなおバカちゃんが好きなのっ!?い・・・意外・・・汗)」
ヤマネの反応から心理を読み取ったパピィは動揺が隠せなかった。
「やっヤマネたん・・・?ヤシチさんの・・・どこが好きなの?」
「違うでございます〜!私は別にヤシチ兄様のことは・・・///」
「もうバレバレだから隠さなくていいわよ。で、どこが好きなの?」
あの人のどこが良いのか・・・それが気になって気になって仕方なかった。
「ヤシチ兄様は小さいころに私に忍術を教えてくれたのです!あんなに優しくされたのは初めてでございました・・・。」
「ふ〜ん。まあ素敵な理由じゃない。」
「パピィ殿は思いを寄せられている方はいらっしゃるのでございますか?」
「あっあたちっ!?///」
いきなり話を振られ、動揺してしまうパピィ。
「あっあたちは別にムルモのことなんて好きじゃないんだからっ!!///」
「は、はぁ・・・(ムルモ殿でございますか)」
バレバレなのはどっちだ、というほどにパピィはわかりやすく反応した。
「ほっほら!手が止まってるわよ!!」
「はっはい!」


1時間後、二人の前には二つのお菓子が並んでいた。
「やっと完成したわ!!」
「大変でございましたね・・・。」
「でも、これ作っちゃった後だから味見ができないのよね。」
「多分、おいしいと思うでございますよ!!」
「まあ・・・それもそうね!早速包んで渡しにいきましょう!」
「そうでございますね!」


夕方、二人は綺麗にラッピングしたお菓子を持って、それぞれの想い人の所へ向かった。
 
 −パピィー
「ムル・・・ムルモ!!あの・・・」
「げっ!パピィ!!何の用でしゅか!?」
「(ムカッ)うるちゃいわね!別にわざわざあんたのブサイクな顔を見に来たんじゃないわよ!」
「なんでしゅってっ!!?そんなこと言いにわざわざ来たんでしゅか!?」
「そうよっ!・・て、あっしまった!またあたち・・・」
「用がないなら帰るでしゅ!」
「ちがっ違うのムルモ!あの・・・」
なかなか次の言葉がいえないパピィ。
握り締めたお菓子がくしゃっと音がする。
「・・・?その手に持ってるのはなんでしゅか?」
「別に、あっあんたに渡すために作ったんじゃないんだからね!たまたまそこにいたから渡そうかな?っと思っただけ・・」
「いいから、早くわたすでしゅよ。」
「え?」
突然言われたムルモの言葉が理解できないパピィ。
「はっ早く渡すでしゅよっ!///」
震える手でお菓子をあげる。
「まっまあ、見た目はまあまあでしゅね。マシュマロのかわりに食べてやるんでしゅから感謝するんでしゅよ!」
「なっなによ!その言い方!!食べたくないなら食べなくてもいいのよ!」
「なんでしゅってー!!」
また振り出しに戻った二人。
でも、激しいケンカの中でも、ムルモの手には綺麗なラッピングに包まれたお菓子がしっかり握られていたとか・・・。

 −ヤマネ−
「ヤシチ兄様っ!!」
ヤマネが向かったのは安純の家・・・。つまり、想い人のヤシチがいる所だ。
「ぬ?どうしたのだヤマネ?今日は修行がない日だぞ。」
「いえ、今日は私事でございます。ヤシチ兄様!今日の昼時間を使ってパピィ殿とお菓子を作ったのでございます。もらってくれるでございましょうか?」
ヤマネはここに来る間ずっと考えていたセリフを口に出す。
「おぉ!お菓子か!!・・・ん?ヤッヤマネ!まさか、お主は食べていないだろうな・・・!?」
「はい・・・?味見はできなかったのでございます。」
「(味見をしていない・・・というのも怖いが、まあパピィと一緒に作ったのならば問題あるまい)」
「ヤシチ兄様・・・?」
「あっいや、なんでもない!ありがとな。」
ヤマネにお礼を言い、笑顔を見せる。
「はいっ!でございます///」



ところが、一方では・・・
「あれ?どこにいったのでしょうか!?私がメモしたおいしいお菓子の作り方が載ってる紙がないですわ!!」
リルムが家中を探しまくっている。
「もしかして、お昼にいった町で落としたのでしょうか・・・?せっかくミルモ様も気絶するほど喜んでくれたお菓子の作り方が載っていたのに・・・。」


――その日の夜、ムルモとヤシチが腹痛を覚えたのは言うまでもない・・・







ふぅ・・・やっと完成しました(^^;
本当にすみません!こやまるさん、とんでもなく遅くなってしまって・・・(汗)
リクエスト受けてから約2ヶ月経ってるよ!仕事遅いなぁ・・・私。
そして内容がまた文章力がないのバレバレの文章で・・・。
国語の授業ちゃんと受けないとなぁ・・・←

リルムオチです。なんともありがちなオチで恥ずかしいですね。
特にムルパピの会話とか・・・なんであんなに夏田さんとかうまく書けるのか知りたいです・・・。

では、次は梨璃さんリクエストの「ラクアク」で、テーマは「嫉妬」です。


■ 月白 (24回/2011/04/24(Sun) 12:06:36/No3779)

いっちゃんさん、こんにちは!月白です!

とっても面白いですね!さすがいっちゃんさん!
最初のネズアクも行動がとってもアクミらしいです!
弱ってるネズミが恥ずかしがっているのもすごくいいです!
見てるこっちが恥ずかしくなりそう…。

パピィとヤマネのお菓子作りも二人の個性が出ていて面白いです!
パピィのヤシチに対する印象が…(笑)
でもその後のヤマネ以上の分かりやすさはやはりパピィですね。
とっても微笑ましく可愛い二人でした!

最後にリクエストしてもよろしいでしょうか?
CP「ミルモ&ヤシチ&ムルモ」 テーマ「恋バナ」
女の子が恋のお話をするのはよくありますが男の子達が恋心をはっきり示すところはないと思い男の子妖精達の恋バナをリクエストします。
鈍感なヤシチも含めどんな会話をするのか気になります!
いっちゃんさんの都合で他に妖精が登場してももちろん構いません。
なんかややこしいリクエストですみません!
無理なら無理で構わないので…(汗)

次回はラトアクですね。どちらが嫉妬するのか楽しみです!
それでは!


■ こやまる (1105回/2011/05/05(Thu) 10:47:22/No3806)
http://www.murumoya.com/


いっちゃんさん、梨璃さん、月白さん、こんにちは☆

感想遅れて申し訳ありませんが・・・
おぉぉ、どれもすごく面白い小説ばかりですね。
これにいっちゃんさんのかわいいイラストを付ければ、完成度の高い同人誌も作れちゃいそうです!
いっちゃんさんのマルチな才能に改めて驚かされました!

>「Catch a cold」
兄想いのちょっとお節介なヤマネちゃんがかわいい!
あ、もしかしたら「看病しに行ってくれ」の部分はアクミの嘘かもしれませんね。
いずれにせよ、こんな近距離でアクミの支配下に置かれるネズミに、読んでる私もドキドキしてしまいました。
ラストのネズミのセリフは、アクミにバッチリ届いてしまいましたか!
その後のネズアクな展開が気になりまくりです。
自信を付けたアクミがさらに積極的な行動に出たりして!?

>「レシピでお菓子を作っちゃおう」
パピィとヤマネがどういうきっかけで絡むかで結構悩まれたかもしれませんが、レシピを通しての絡み方は上手いですね。
そしてこのレシピがそのままオチにつながるとは…(^^;。

ヤマネ→ヤシチの話は、アニメではパピィは絡んでいなかったですね。
92話「リルム・アクミの30分クッキング」でもその話題に触れられていなかったですし。
なので今回の展開は十分アリですね。
「で、どこが好きなの?」と興味津々なパピィがもう面白過ぎです。
ヤマネの告白により、パピィは少しはヤシチのことを見直したのでしょーか?

パピィからのプレゼントに喜ぶムルモの描写もナイスです。
この後、あまりの不味さに白目を剥いてぶっ倒れてしまうのかなぁ。

月白さんのリク内容も面白そうですね。
無理しない範囲でぜひ挑戦してみてください!
では!




3811/ 〜いろいろ小説〜
□投稿者/ ミロロ -2回-(2011/05/06(Fri) 20:11:51)

はじめまして★☆ミロロです!!
知り合いのID使っているので投稿数は
結構あるんですが・・・。
まあ気にしないでください♪
なんかいろいろ小説書こうと思うので
つまらないと思いますが読んでください♪
オリフェはいません!!
ギャグのときもあればホラーのときもあれば、
まあいろいろなパターンで出そうと思います!
では!


■ ミロロ (3回/2011/05/06(Fri) 20:12:52/No3812)

ごめんなさい・・・
間違えました。。。。
知り合いのID使ってなかったです。。。。


■ ミロロ (4回/2011/05/06(Fri) 21:13:02/No3813)

最初はホラー系書こうと思います♪(でもそこまでホラーではありません)
物語です。ちょっとパロです((いきなりかよ
主な登場人物は、ハンゾー、ミルモ、パピィ、ウィン、リルムです!!((超意外な組み合わせwww
まあ主な登場人物なので、ほかのキャラも出てきますよ♪
それでは!

「ナゾの2人」
ミルモ「楽しいよ〜」
ハンソー「是非よって欲しいのら」
変な服を着た2人が何か宣伝をしている
パピィ「うえ〜ん!ヒック」
一人の女の子が泣いている
ミルモ「どうしたの??」
パピィ「独りぼっちになっちゃったの」
ハンゾー「それは災難なのら」
ミルモ「そうだ!俺達のサーカスにこいよ!楽しいぜ!」
パピィ「え!?本当!?」
ハンゾー「御代は結構!楽しんでいってほしいのら!」
パピィ「どこにあるの!」
ミルモ「森の奥の奥にある・・・」
ハンゾー「暗くて楽しいところ!」
パピィ「うん!いくよ!!」
ミルモ「夜しかあいてないから、夜にきてね」
パピィ「え・・・でも怖いよ・・・」
ハンゾー「大丈夫。絶対迷わないのら」
ミルモ&ハンゾー「じゃあね」
そういって、消えるように2人は去った


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんかでだしか分かりにくくてごめんなさい(汗)
ウィン、リルムは次回出てきます♪
では!


■ ミロロ (6回/2011/05/07(Sat) 19:48:10/No3830)

ミルモ「いらっしゃい!」
ハンゾー「着てくれてうれしいのら!」
パピィ「うん!」
ミルモ「じゃあさっそく芸見せてやるよ」
ハンゾー「2人で一緒の玉乗りなのら〜」
パピィ「す・・・すごい!」
ミルモ「じゃあ次は人魚の登場です!」
リルム「こんにちは・・・」
とっても美しかった。でもなぜか泣いている
パピィ「か、可愛い!でもなんで泣いているの?」
ハンゾー「そんなことは気にしないで、次はきれいな声の人が歌ってくれるのら」
ウィン「るるりら〜」
パピィ「きれいな歌声・・・でもこの子も泣いてるよ」
ミルモ「だから気にすんなって。また今度こいよ!」
パピィ「う、うん・・・」




3816/ NO TITLE
□投稿者/ プー -1回-(2011/05/07(Sat) 14:09:52)

はじめまして、プーです!!
私の小説書こうと思います!
昨日このサイトを見つけて
ほとんどの皆さんの小説読んだら面白くて・・・
そんなことはどうでもいいけど・・・。
小説はいちようムルパピ?です・・・。
でも、ミルリルや妖精忍者の話もあります!
でも基本的ムルパピと妖精忍者の恋話ですね
オリフェもいます!
では!


■ プー (2回/2011/05/07(Sat) 14:12:15/No3817)

タイトル付け忘れちゃった・・・。
結構長く続きそうなのに・・・・。


■ いっちゃん (72回/2011/05/07(Sat) 14:23:26/No3818)

プーさん、こんにちは!

はじめまして!いっちゃんと申します(^ω^)
好きな妖精はヤシチ、ミルモ、ネズミです。
プーさんの好きな妖精は誰なのでしょうか?ぜひ聞きたいです!

なんと!ムルパピ小説を書くのですね!
これは楽しみです^^ミルリルや妖精忍者の話があるということは短編集のような感じなのでしょうか?
どんな感じになるのか楽しみです!!

ぜひ、掲示板にもきてみてください。
それではっ!


■ プー (3回/2011/05/07(Sat) 14:44:38/No3820)

いちゃんさん!はじめまして!
いきなりなんですが、私いっちゃんさんの小説ファンなんです!
私はヤシチとムルモと、ハンゾーとミルモです!
組み合わせはヤシミル、です!あと、妖精忍者も大好きです!
短縮小説じゃありませんよ^^
この小説に、その組み合わせがあるということです!
多分恋ですね!
後、最初に書いたんですが、私いっちゃんさんの小説の
大大大大ファンなので、「激突っ!!忍の里vs忍者の村」
の小説の続き見たいなーなんて。。。((←ずうずうしいww
まあ面白くないと思いますが、読んでくれたらうれしいです!
オリファェ出てきますので!
では!


■ プー (4回/2011/05/07(Sat) 14:56:45/No3821)

オリフェ書きました!
下手ですね(笑)
まあいちよう設定です!

ルミカ
姉妹の姉。
おっとりしてて心配性。歳はミルモより下、ムルモより上
おどおどした性格で、何か困ったことがあるとすぐなみだ目になる
だが、優しい性格で、頼まれたら絶対引き受ける
自分にあまり自身がない。
ひそかにヤシチに恋をしていて、ヤマネとヤシチの関係を気にしている
料理とか結構上手く、勉強もできる。運動は少し苦手。

て感じです!
次は妹を書きます!
では!

300×300

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■ いっちゃん (74回/2011/05/07(Sat) 15:23:57/No3822)

プーさん、こんにちは!またまたお邪魔します^^;

なんとっ!!私の小説を読んでくれていたとはっ!!
しかも大ファンですとぉっ!!なんという嬉しいことだ・・・! ←落ち着け
あんな駄目文を好きといってくれるとは・・・!生きてて良かった!!(笑)
小説のほうは最近再新していなかったので、そろそろ書きたいです!
あ・・・しまった、今、中間テスト一週間前だった・・・(汗)
よし、終わったら再新しよう!

さっそくのお絵かき・・・可愛い!!というかうまっ!!
しかもヤシチのことが好きだとぉ!?
なんというおいしい設定だ!←
小説でどうヤマネとヤシチに絡んでいくかが楽しみです^^

すみません、勘違いしました。短編集ではないのですね。失礼しました><
しかし、プーさんはヤシミルが好きなのですか!?ちなみに私はミルヤシ派です!!(笑)
もうなによりもこの二人の絡みが大好きです!!
ぬぁ〜小説が楽しみすぎる・・・!!というか絶対ファンになるっ! ←断言

では、妹と小説を楽しみにしています!


■ プー (5回/2011/05/07(Sat) 15:34:31/No3823)

いっちゃんさん
そうなんですよ〜!!
いっちゃんさんの小説とっても!!面白くて!
再開するんですね!めっちゃ楽しみに待ってます!
次回ずっと楽しみにしてました!

あとこんな下手な絵に上手いといってくれてありがとうございます!
いっちゃんさんの絵のほうが1000000000倍上手いですが(笑)
ヤシチとミルモの絡みはいいですよね!!
面白くて可愛い!!だいすきだ・・・!

妹の設定、楽しみにしてくれるなんて・・・。
さっそく今からやるぞー!!


■ プー (6回/2011/05/07(Sat) 15:41:22/No3824)

いっちゃんさんが私小説楽しみになるなんて・・・。
夢見たいだぁぁぁぁぁぁ!!!((←ほっといてください

ルリカ
姉妹の妹。
姉とは違って細かいことは気にしない。歳はムルモと同じ
明るくて元気な性格で、嫌なことはきっぱり断る。積極的
でも、困っている人は助ける。
自分には自信がないが、ブサイクとは思っていない
ムルモのことが好きで、パピィとはライバル(パピィもルリカがムルモの事好きだと知っている)
料理は下手ではない。勉強は苦手、運動は得意

て感じです!
なんだかサイズが小さいですが、妹ということで

300×300

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■ プー (7回/2011/05/07(Sat) 15:44:28/No3825)

まあ要するに、この姉妹は格好も正確も逆だということですね(笑)
後ここはオリフェを書くところにして、
小説は別で書こうと思います。


■ ミロロ (5回/2011/05/07(Sat) 19:41:07/No3829)

プーさん、はじめまして!ミロロです
ルミカと、ルリカ、とっても可愛いですね!
性格も格好も確かに逆ですね(笑)
そして、2人の好きな人がムルモとやシチとは
奥が深いですね
では


■ プー (14回/2011/05/08(Sun) 13:55:47/No3840)

ミロロさん
ありがとうございます!
ルミカとルリカを可愛いなんて・・・。

ヤシチとムルモの接触は結構あると思います!
では!


■ プー (15回/2011/05/08(Sun) 14:11:52/No3841)

暇だし、なんか書きたくなったので書いてみましたww
物語と関係ありません。本当にごめんなさい
でももしなんかあったら出てもらおっかな・・・
でもマジで適当にかいたし暇つぶしで書いたので
きにしないでくださいね・・・?

300×300

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■ こやまる (1107回/2011/05/08(Sun) 14:21:39/No3842)
http://www.murumoya.com/


プーさん、いっちゃんさん、ミロロさん、こんにちは☆

プーさん、初めまして。
ご挨拶が遅くなりごめんなさいm(_ _)m。
ムルモ屋本舗の管理人のこやまると申します。
私の自己紹介はプロフィールのページをご覧くださいね。

ムルモ屋本舗を見つけてくださってうれしいです。
プーさんも今ミルモでポン!にハマっているのですね(^^)。
通常掲示板の方でも妖精たちの話題をたくさんしていますので、よろしければそちらでも熱くヤシチたちについて語っていただきたいです。

オリフェのご紹介もありがとうございます〜。
ヤマネと同じく、くのいちの姉妹なんですね。
どちらも恋のライバルは強敵ですが(特にルリカの方は…)、小説の方でその強敵を焦らせるルミカとルリカの活躍を見たいであります!
絵の方も、Bz曲線を使っているあたり、プーさんは結構お絵描き慣れしていますね(^^)。

小説の感想は後ほど。。
それではこれからもよろしくお願いします。


■ プー (16回/2011/05/08(Sun) 18:00:08/No3845)

こやまるさん、はじめまして!
私ミルモは大大大好きなんですよ!
だからこのサイト見つけられてとってもうれしいです!
そうですね!小説版以外でもいろいろ見てきます!

オリフェは、私妖精忍者が大好きなので、結果こうなりました!
恋のライバルのほうは確かにルリカは強敵そうww
私、パソコンの絵ではほかのサイトでも結構かいてるのでなれてますが、
Bz曲線は使ってませんよ^^
丸の部分は線隋や曲線を使いました!!
ちにみにこやまるさんの好きな妖精は何ですか??((←答えなくてもいいですよ^^
馬鹿な私ですが、これからもよろしくお願いしますm(ー −)m
では!




3746/ 桜の木の下で 思い出は永遠に
□投稿者/ ユウカリ -2回-(2011/04/17(Sun) 10:45:21)

   皆さん、こんにちは!ユウカリです。
   今回は、昨日考えた小説 桜の木の下で 思い出は永遠に を書いて
   いきたいなぁと思います。初めてなので、うだうだになるかも
   しれませんが、どうか、温かく見守って下さい。
   では、スタートです♪

    プロローグ

   桜の花が散っていく。また、今年の春も過ぎようとしている。
   春は嫌いだ。花粉症なるからではない。
   春は、自分が生まれた季節だから嫌い。
   もっと言えば、自分のこと、存在やら名前やら全部が大嫌い。
   まぁ、でも1回死んでるから、どうでもいいのだけど・・・
   次に生まれ変われるなら、今度は今までできなかった事
   がやりたいな。

   ・・・たぶん無理だと思うけど・・・


■ いっちゃん (65回/2011/04/17(Sun) 22:06:51/No3748)

ユウカリさん、こんばんは!いっちゃんです。

ユウカリさんもついに小説を書くのですね!
どんな話になるのか楽しみです(^▽^)
一体だれが主役となるのでしょうか・・・?ユウカリさんは妖精忍者がお好きなので妖精忍者のだれかかな?

プロローグは誰が話しているのでしょうか?
どうやら自分の存在にコンプレックスを持っているようですが、文を見る限り人間っぽいですね。
ユウカリさんのオリキャラでしょうか?
一回死んでいるという言葉が気になりますが、それが本編でどう関わっていくのか楽しみです!

それではっ!


■ こやまる (1100回/2011/04/18(Mon) 08:22:47/No3749)
http://www.murumoya.com/


ユウカリさん、いっちゃんさん、おはようございます☆

小説の連載開始ですね。
これからどんな風にストーリーが進んでいくのか楽しみです。
果たしてどんなキャラが主役になるのか、そしてミルモたちとどんな風に絡んでいくのかも楽しみです。

小説連載のコツは、最初にストーリーをたくさん考えておくことですね。
途中で足していくと話のつじつまを合わせるのが大変になってきて…。
(私もよくそのパターンにハマります^^;)

それではマイペースでがんばってくださいね。
では!


■ ユウカリ (3回/2011/04/18(Mon) 16:12:40/No3750)

  いっちゃんさん、こやまるさん、こんにちは、ユウカリです。
  えっと、話ているのは、主役?である1人のくのいち(妖精)です。
  分かりにくくて、ごめんなさい。(汗)私の文章を書く能力が低いので・・・
  そして、ネズミも出てきます。
  場所は、妖精界で、ミルモ達が、今のムルモ達の年頃です。
 
  こやまるさんアドバイスありがとうございます!
   
 今日は時間が無いので、この辺で。

  では☆


■ 月白 (22回/2011/04/18(Mon) 21:01:59/No3751)

ユウカリさん、いっちゃんさん、こやまるさん、こんばんは!

ユウカリさんの小説なんだかとっても面白くなりそうな予感です!
主役はくノ一でどうやら過去のお話みたいですね!
ネズミも出るようですがやっぱり妖精忍者中心のストーリーでしょうか?

1回死んでいるという事はパンタのような幽霊とか…?
自分の存在を嫌っていて過去に何があったのか気になります!
先が楽しみです!
無理せず頑張って下さいね!

それでは!


■ ユウカリ (4回/2011/04/19(Tue) 18:42:46/No3758)

   月白さん、こんばんは。ユウカリです。
   はい!月白さんの予想どうり主人公は、パンタのようにこの世に、
   未練があって、成仏できなかった幽霊です。年齢は、ミルモと、
   同じ位です。それでは、続きです。


  第1話 出会い

  もう、葉っぱだけになってしまった桜の木の下で、1人の少女が、
  ぼんやりと座っていた。
  自分のこと、親のこと、世間のこと。いろんなことを考えては、
  ただ、必死に忘れようとしていた。
  (もう、あたしには、関係ないんだ。考えるのはよそう。)
  
  今は、丁度お昼時。皆がお昼ご飯を食べるため、辺りに人はいない。
  少女にとっては、1番好きな時間でもある。

  (これから、どうしよう。)
  行く先も無い少女は、これから、どうしようと、考えた。
  その時、向こうから、お城を抜け出した王子ミルモと、
  ミルモに無理やり連れてこられた、ヤシチとネズミ。そして、
  ミルモに勝手について来たリルムが、やってきた。

ネズミ「なんで拙者までついて行かないといけないのでござるか?」
ミルモ「いいじゃねぇかよ。みんなで行った方がたのしいし。」
ネズミ「はぁ・・・。」

   その時に、ヤシチが、少女に気づき、近づく。
ヤシチ「お主もよくここに来るのか?」
 少女「う、うん。」
ネズミ「ヤシチ。まず始めにあいさつからでござろう。全く。」
ヤシチ「ああ!そうだった。拙者は、ヤシチだ。こいつはネズミで、
    こっちは、ミルモとリルムだ。おぬしは?
 少女「えっと、ツバキです。」
ヤシチ「よろしくな!ツバキ!」
ミルモ「よろしく!」
リルム「よろしくですわ。ツバキさん。」
ネズミ「・・・・」
ツバキ「こ、こちらこそよろしく。」

  こうして、ミルモたちは、あっという間に仲良くなりました。

  第1話は、修了です。 これから、続きが、出来上がりしだい載せますね。
  


■ ユウカリ (6回/2011/04/25(Mon) 20:03:45/No3784)

    こんばんは。ユウカリです。では、続きです。

    第2話  記憶

    ミルモたちと別れたツバキは、1人で考え事をしていた。
    (ネズミ君・・・か。どこかで聞いたことのある名前だなぁ。
     そうだ。同年代の忍者の中でもずば抜けて優秀な忍者だって
     皆が、言っていたな・・・。)
    その時、ツバキの頭に、ある日の事が甦ってきた。

   ツバキの父「ったく、何でお前は、こんな簡単な事もできないんだ?」
     ツバキ「ご、ごめんなさい。」
   ツバキの母「ほんとよ。こんなんだったら、ツバキなんて生まなきゃ
         よかったわ。」
   ツバキの父「あぁ。全く。家の恥さらしもいいとこだ。」

    そこで、現実に戻った。

    (また、あの時のことだ。なんで、また?)
    そして、空を見上げる。
    (そうだ。もう、あたしには関係ないんだ。考えるのはもうやめよう。)

     第2話はここまでです。  
     また、出来上がりしだい載せますね。

      では♪


■ ユウカリ (7回/2011/04/29(Fri) 14:04:42/No3794)

     こんにちは。ユウカリです。では、続きです。

     第3話 迷い

    ふとその時、ツバキの心の中に、黒くてモヤモヤしたものが
    とどまった。
    (そうだ。まだ、ネズミ君達に話してないんだ。あたしが、
     死んでる事を。ちゃんと話さないと・・・。でも・・・。
     話したら、友達では、いられなくなるかもしれない。
     初めてできた友達を、無くしたくはない。・・・
     どうしよう。・・・)

     長い間、友達がいなかったツバキは、ものすごく悩んだ。
     (友達には、隠し事はしたくない。でも、本当の事を言ったら、
     友達ではいられなくなるかもしれない。
     もし、友達のままでいてくれても、あたしは幽霊で、みんなは
     生きてる。だから、ずっと一緒にはいられない。)
     
     頭では、理解しているつもりだった。しかし、どうしても、
     心では、理解できない。
     (ずっと一緒にいたい。)
     この気持ちは、どうしても譲れなかった。

     
     第3話は、ここまでです。また、出来上がりしだい
     載せますね。 

     では☆


■ こやまる (1108回/2011/05/08(Sun) 15:00:52/No3843)
http://www.murumoya.com/


ユウカリさん、月白さん、こんにちは☆

ツバキは幼くして生きることに希望を失い、そして死んでしまったのですね。
絶望の淵で出会ったミルモたちとの出会いは偶然なのかそうでないのか…。
この出会いがツバキをどう変えていくのかが楽しみです。
特にネズミとの間には、何か特別なことが起きそうな予感…。
いつも冷めているネズミをぜひ熱くさせて欲しいです(^^)。
(勝手に期待しています)

>もし、友達のままでいてくれても、あたしは幽霊で、みんなは
>生きてる。だから、ずっと一緒にはいられない。)
ツバキがどういう決断をするのか楽しみです。
そういえば成仏出来なかったってことは、パンタと同じように、ツバキの顔のそばに火の玉のようなどろろ〜っとしたものが付いているのかな。

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ ユウカリ (9回/2011/05/08(Sun) 19:41:01/No3847)

     こやまるさん、こんばんは。ユウカリです。

     おぉ!こやまるさん、勘?が鋭いですね。
     こやまるさんの言う通りネズミさんには、少々熱くなってもらいます。
     ツバキの顔のそばには、火の玉みたいなものは、ありません。
     普通の妖精と、同じと思ってください。
     では、続きです。

     第4話 決断

     ツバキは、あることを言うために、ミルモたちに
     集まってもらった。
     隠し事が苦手なツバキは、こうするしかなかった。

  ミルモ「話ってなんだぁ?」
  ツバキ「(言わなきゃ・・・ちゃんと言わなきゃ・・・。)」
  リルム「どうしたんですの?」
  ツバキ「み、みんなに・・言わないと・・いけないことが・・・。」
  ヤシチ「何なのだ?」
  ツバキ「えっと・・っ。あ、あたし、ゆ、幽霊なの。
      1回死んでるの!。騙していてごめんね。」
     そういうと、走ってどこかに行ってしまった。
     ミルモ達(ネズミ以外)は、驚きのあまり固まってしまった。
  ネズミ「ったく、世話のやける奴でござるな。」
     ネズミは、そういうと、ツバキの後を追った。

    第4話はここまでです。
    ツバキは、隠し事が、苦手な上に、ズバリとものを言ってしまいます。
    なので、後で、落ち込む事が多いです。(あれ!バラシすぎ?

    次にネズミさんには、熱くなってもらいます。
        
        それでは♪




3022/ 帰って来た!ミルポン日和!!
□投稿者/ 夏田みかん -214回-(2010/12/17(Fri) 13:25:44)

こんにちは(^^)夏田です♪

WRYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!すぉるやぁあああああああああ((
帰って来ちゃったミルポン日和!!ギャグメイン!

って。実は、この小説は学パピ2,3話と番外編数話更新
した後に描くつもりだったんです。
が、  絵の方が先に完成してしまったので表紙だけ更新させて
頂きます。夏田の渾身の一撃(ギャグ)満載ですが、どれも笑えません。
笑止!!!!(((

注意書き***
この小説はお母さんもビックリの優しさで出来ています。
じゃなくて・・・・以前のような交換漫画を元にして
作った物ではありません。完全夏田オリジナル。
キャラ崩壊の可能性アリ。(学パピでも壊れてるキャラいるっぽいし)

改めまして、簡単に友人(I香&U香)オリフェの紹介から。

*イクラ*
I香オリフェ。突っ込みどころ満載。チクワっぽいのに
イクラっていう。結構冷静だけど、ミルモとは一番仲が良い。

*りんご*
U香オリフェ。ウザ過ぎる程ウザイ。ギャグ要因として今回
多く登場するが、彼女のウザさは原作とはかけ離れるかもしれない。

*オンプ*
I香オリフェ。アメリカン少女。マイアミに住む妖精。マイペースで他人に
あまり関心がないという、アメリカンテイストで我が道を進む子。チェックとは仲良し

*チェック*
I香オリフェ。気まぐれなのんびり屋。オンプ同様にアメリカのマイアミに住む。
オンプは不明だが、チェックのパートナーは明らかとなっている。

*カスミ(こやまるさん命名)*
I香オリキャラ。チェックのパートナー。容姿は、一応ショートカットに目は大きめの
精悍な顔。今回の作品では金髪にブルーアイという設定も加わる。

*コグリ*
I香オリフェ。夢の中の妖精。今回も夢onlyで登場。実はドリムの親友という
新たな設定携えて今回の小説に参戦。

*ケイト*
U香オリフェ。前回、ミルモに振り回されっぱなしだった女の子。
優しい純粋な子なのだが少々ズレてる所もあり、役立たずでもあり。
冗談がお好きな模様。

*リボン*
オンプと良い勝負なくらい他人に無関心。貧乏暮らしで
どんな事でも彼女にとっては新しい、新鮮な、思い出の一ページ。

*ティーミア*
此処に来てやっと、夏田オリキャラ。ミルポン日和のみのキャラです。
土星人で、とても他人思い。親切でかなりハッチャケた性格だったりする。

以上!
ミカンやウィミ&メイルもミルポン日和キャラですが・・・
出番はあるか無いか・・・・気分によって登場する可能性アリ。
ティトは全く関係がないし、入る要因が無いんですが・・・
ひょっとしたらチョイ役が出来るかも?これもあるか無いか・・・
更新はまだですが、こちらも宜しくお願いしますww
では☆


■ こやまる (994回/2010/12/27(Mon) 23:04:50/No3053)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんばんは☆

ギャグメインとはミルポン日和だったんですね!!
たくさんのボケキャラを前に、ミルモの鋭いツッコミが冴えまくる〜。
今回もミルモは振り回されまくりなのでしょうか!?
ギャグに加え、予想外の展開も楽しみにしています〜。

ちなみに前回のストーリーではティーミアがお気に入りでした。
今回も登場するとなると、ミルモは再び宇宙へと旅立つ…!?

お絵描きもありがとうございます!
かっこよくポーズを決めているミルモ…。
こうして余裕でいられるのも今のうちでしょうね。
左下のは前回も登場したチクワでしょーか?

それでは連載を楽しみにお待ちしています!
では!


■ 夏田みかん (222回/2011/01/11(Tue) 15:31:51/No3102)

こんにちは(^^)夏田です♪

ニコ動のアレっぽくなったwwwwww
すいません;;;学パピの前に更新しますwww

復活イベントT「復活だよ!全員集合〜復活というか第二期的な〜」

※作者注意※
この話は夏田完全オリジナルです。
交換漫画(ミルポン日和!!)の続き・・
ではない多分。友人が手伝ってるわけではないので
友オリのキャラ設定が多少おかしくなる可能性があります。(いや、もうおかしいww)

午前9時45分を回ろうとしていた。澄み渡る青空に
小桜エツ子の声が響き渡る。

「えーーーーーーーーーーーーーッチョコでコーティングされた
チクワだとーーーーー!?」

とある日の日曜。そう叫ぶオレ。その名はミルモ。

何してるかと言うと、いつものように布団でゴロ寝していた
時に誰かから突然電話をかけられた。めんどくせぇから
無視しても良かったんだが携帯の電話番号がとても珍しい奴
からだったので、びっくりした。
薄オレンジの髪の毛に寒そうな防寒っぽい感じの服を着た
北国のチクワ妖精。
『闇市でちょっとした噂になってんよ。』
あっさりとそう言う妖精は、結構な美声。南里侑香もびっくりww
ミルモ「おま・・・あっさり言うなよ、闇市って・・・・
危険極まりない・・ドナルドの噂じゃあるまいし。」
『なんかバツゲーム的な物に使うんじゃない?』
ミルモ「・・・・・で・・・・・・そのチョコチクワをどうすると?イクラ」
オレがそう言うと、イクラと言うその男は、イクラ色の
髪の毛を風に揺らしながら
イクラ『きょーみは?』逆に聞いてきた。
ミルモ「あるっちゃある。」即答。
今思ったんだが、チクワって・・・チワワに見える・・・。

数分後 オレがktkr状態になって、準備をしていると、
楓が出現しやがった。野生の楓が現れた!
楓「何してるの、ミルモ?」
オレの中の脳内ライフカード発動!!どうするオレ!
戦う
話す←
爆破する
逃げる
ミルモ「北海道の友達が来いっつってる」
楓「・・・・・・・は」
(゜o゜)←楓こんなん。
ミルモ「じゃーな!!」
マグカップに入り、目的地へgo
楓「北海道って・・・・・何故そんな所に知り合いが・・」
楓の問いに答える人はいない。ドクターリンに聞いてみろ。


―――――・・・
ミルモはマグカップを通って妖精界へ。ミモモに頼んで
北海道まで転送してもらう事に・・・しかし。
ズドーーーーーーンッ
歩いていると、まるで少女漫画のようなタイミングで走ってきた
女の子とぶつかった。出会いそれはいつだってレモンパイ。
ミルモ「ってぇーーーーー・・・大丈夫か??」
反動でこけてしまった女の子に手を差し伸べようとした時

ふと。こいつの顔を見て、頭の中でデジャブが起きる。
こいつ何処かで見た顔だ・・・・と。
りんご帽子に、実のような黄色の髪の毛。
「あじゃぱ・・・」意味不明な単語。このウザいテンション・・

『ガチョーーーーーン♪』
↑脳内再生

ミルモ「・・・・・・」
「ちょwwwwww謝って下さいよって言うwwww
出会いはレモンパイwwテラ酸っぱいwwwwパンで中和
しときますかwwwwこれ何処の少女漫画??ww」
ミルモ「・・・・・・・・・。」
「・・・?んww?あんたどっかで見た顔w・・・」
ミルモ「さて帰るか」
「ええええええwwwwwwまてよお前wwww
ミルモじゃんwwwミルモなんでしょ??青森appleのりんごですww」
とってもウザい妖精に再会してしまった・・・・
今は関わりたくねェ・・・・
ミルモ「誰でしたっけ?親戚の妹さん?」
りんご「・・・・・・(゜-゜)」
ミルモ「・・・・・・(-_-;)」

「りんごじゃボケーーーーーーーーーーーーーーーー
覚えとけwwwww親戚の妹なめんなよwwwwww」

まさしく ヤツこそ ウザ子・・・いや
りんご「りんごッスwwwりんご!!なんだよその顔www
まるでケンシロウが兄ジャギを呆れて見ている時のようなwww
第一なんなのジャギwwいろいろと仲間外れにされちゃってwwwwww
あの人絶対北斗じゃねぇよwwwだからひねくれるんだよww」
ミルモ「知るかッ!!・・・ってまずそのネタ分かる人居るのかよ・・?」
りんご「ねぇ、何処行くの?ww in fact 実は暇なのよねww」
infactってwwwwwいるのかその単語はwww
ミルモ「オレは北海道まで行くけど」
りんご「おwwwいいとこ行くんじゃないですかwww
私は何処までもあなたに付いて行きますよwwww」
ミルモ「は!?ついてくるつもりなの!!?」
りんごは頷きます。
ミルモ「拒否権を発動する!」
りんご「えええええええええええええ」
ミルモ(ハァ・・・どっか行ってくれよもう・・)
りんご「このままで済むと思うなよ・・・私を除け者にして、
ニューススリーガールにお前のDQNな行動をバラして世界的に
イタイ視線で見られるがいい!!」
ミルモ「わっ・・・・分かったよ!つれてきゃいいんだろ!?つれてきゃ!!」
りんご「うわほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおいいいいいいいいいいいいいいいいいいいwwwwwwwwwwwwwwwwやったあああああああwwwwwwwwwwwwwwwwWRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
滅びのバーストストリーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーム!」

どうやら、喜んでいるようだ。


まぁ、そんなこんなで北の国から
中継をしたいと思います(夏田談)
イクラ「で・・・・・そっちのウザ子さんも
つれてきたのね」
ミルモ「わりぃ・・・・・」
イクラ「せめて他の奴つれてこいよ・・・」
りんご「何だ・・・このブーイングはwwww」
まぁ当たり前の反応だけどもね。
イクラ「例のチョコチクワ、やっぱ闇市みたいだぜ」
ミルモ「闇市って何?裏ミモモじゃねーの?」
イクラ「そのジョークは笑えるのかねぇ。ミモモが
全速力でナタで「笑えネェよボケーーーーッ」って来る
映像が頭に浮かんだ」
なんだwwwその映像はwwww
りんご「おい、私も話に入れろ」
ミルモ「で、闇市って結局何?何処で手に入れんだ?」
イクラ「何!?マジで買う気?闇商品だぞ?味の保障はねぇよ?」
りんご「話に入れろっつってんだろ!!」
ミルモ「いや、怖い物見たさ・・・・・みたいなもんかな。気になるじゃん」
イクラ「いや・・・オレも気になるけどさぁ・・・・」
りんご「おい・・・泣くぞ・・・私泣くぞ・・・」
ミルモ「チクワも嫌いじゃねぇし、リルムの手料理みたく
未知の物でもないんだし」
イクラ「手に入る方法は、妖精商店街の裏にある気付かれにくい所。
そこで品がやりくりされている。」
りんご「なんだよちきしょーーー。やってらんねぇよーーー。」
りんごがブツブツ愚痴り始めた、しかしシカトだ。
ミルモ「うーん・・めんどくさそうだな・・・」

一旦切るっていうwwwww





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■ 夏田みかん (225回/2011/01/15(Sat) 14:20:24/No3118)

この小説の世界観がわけがわからない?
作者もわけがわかりませんんんんんん
もはや勢いですwwwwwwwwwwww

続きを。
イクラ「オレも一緒に行ってやるよ。キモが座ってるヤツじゃなきゃ
あそこは行けネェって。」
どんな場所だよ・・・幽霊でも出るっていうのか?
やめてくれよ、肝試しじゃあるまいし・・地獄先生ぬーべーを復習してこい。
りんご「キモだめし!?wwwwやべぇwwwぬーべー先生助けてwww」
復習したんですね、わかります。
りんご「任せろお2人!このサイコレアムジャスアントに任せろww
封印されし波動砲で全ての敵をなぎ倒してくれるわ」
ミルモ「名前長ッ!どこの邪気眼系中二病だ!!!」
りんご「私は中二病じゃないぞwwwもしそうでも
邪気眼系じゃない!DQN系だwwwwチェケラw」
ミルモ「もう黙れ」
イクラ「ドラゴンボール始まる前に帰った方がいいんじゃないの?」
りんご「あんずるな。ドラゴンボールなら録画しておいたww万事おkww」
イクラ「見に行かないの?他のアニメを上から録画されて永遠にみれなくなる
可能性があるぞ」
りんご「心配ご無用www友達に見せてもらうwwww」
イクラ「友達いるんだ、へー。」
りんご「ちょwwwwwwドライ過ぎwwASAHIスーパードゥラァイ☆
友達いるに決まってマイノリティwwwドSなりんごさんびっくりww」

殺してやろうかと思った。

しかし、りんごは諦めずにオレ達の後をちゃんとつけて来ていた。
そんなに暇なんですね。
りんご「ざーんこーーくな天使のテーゼー♪
少年よーーふんふんふんーになれー」

それなんて残酷な天使のテーゼ・・?

妖精界に行き、長い事歩いていると辺りに草原しかない寂しい
場所に出る。目的地はもっと人が多く居る所まで行くんだが・・・
田舎っていう感じだな。。
途中ルパンの歌を歌い出したりんごによって雰囲気はめちゃくちゃに破壊される。ホント何しに来るんだコイツ。
すると、行く手に、おじいさんの妖精。頭は真ん中オンリーで髪の毛が
消え去っているこれぞ「お父さん!」なスタイルであった。

オレ達は何も言わずに通り過ぎて行くが・・・
りんご「ねぇ、そこのハゲのおっさん」

ちょ・・・・・

父さんスタイルの似合うおじさんが「あん?」
と言って来た。

りんご「あんあんあんwwwとっても大好きドラえもんかお前ww
ドラえもん並みの頭しやがってwwwハゲなぅww」
後ろからゴンッという鋭い音が聞こえた。
イクラがりんごの頭を強打して強制的に終了させたようだ。
謎の男「なんじゃ貴様ら・・・」
いかにもDQNな喋り方だな、おい。
ミルモ「なんでもねぇよ、オレの連れがわりぃ事したな・・」
謎の男「いや・・・頭撫でないでくれる?」
ミルモ「とりあえず許してやってくれる?クリリン」
謎の男「誰がクリリンじゃああああ!!!」
りんご「おーいお2人〜!チョコチクワを求めて早くぅwww」
謎の男「・・・・?チョコチクワ??」
イクラ「げっ・・・ミルモ!」
ミルモ「いやいや、チクワマンの話しだよほら、あの漫画の・・」
謎の男「何を隠す必要があるのじゃ・・
bamboowheel zero perfect 略してBZPか・・ふふ運命とはひにくな物よ」
意味不明じゃボケ。突っ込みを入れといてやろうかと思ったが・・
その前に黒いリムジンが一台西の方角から走って来た。
その車は スッ と父さんスタイルの前に止まる。
謎の男「なんじゃな・・貴様らは・・・」
すると、“逃走中”という番組のハンターのコスプレをした男達
が降りて来た。
イクラ「賞金出るの!?ねぇ、賞金出るの??」
ミルモ「落ちつけよ;;突っ込む前に何か妙な雰囲気になってきたな・・」
ハンターのコスプレをした男達は父さんスタイルを強引に連れて
バタン!!とドアを閉めて走り出しました。
ミルモ「おっおい・・・今のって・・」
イクラ「・・勧誘・・・」
ミルモ「誘拐ね・・・」
りんご「ちょwwwwwwwしょっぱなから付いていけないおww」
ミルモ&イクラ「うぜ・・・」

だってお(´・ω・`)

3人は懸命に車を追いました。ウチワで。
    「待ちやがれーーーーーーーーー!!!」
ミルモ「見失うなよ!!例え見ず知らずのおっさんとは言え、見過ごす
わけにはいかねぇ!!!ったく・・目の前で犯罪が起こる事なんて滅多に
ないぜ、コナンじゃあるまいし」

因みにりんごは・・
りんご「スイーツ(笑)」
相変わらず意味不明。


しかし・・・オレ達が追いかけた先は・・長い草原を駆け抜け、
どこかと思えば森の中、気付けば転送ドームに行き結局
人間界へ戻ってきてしまった。
ミルモ「ハァ・・・・・ハァ・・・ハァッ・・お・・い・・ここって」
挙句の果てについたのは・・・・


海。


イクラ「船で外国に向かったみたいだぞ・・いよいよ怪しくなってきた・・」
ミルモ「どうする?戻ってチョコチクワを見てみるか・・
見ず知らずのオッサン助けに行くのか・・」
りんご「助けに行くとしたら、あんたら相当のお人好しですよww
だってさっきちょっと会話しただけの妖精ですよww?」
ミルモ「分かってらァ・・」
オレは拳を深く握り、決心した。たった今。なう。

ミルモ「でも、このまま見過ごせるか!!誘拐だぞ」
後ろの2人は静かに頷く。
イクラ「さて・・・まずは船の調達からだな・・ミルモ王子」
りんご「ついに私の活躍する時が来たかwwwwフフ」
ミルモ「木探して来い、手頃なヤツ」
イクラ「あぁ、木で作るの?やるなぁ」
りんご「ってをいーーーー!無視するなあああああああああああああああ!!」


次回予告みたいなアトガキー
ミルモ「さて始まったよミルポン日和!寄りによって
パソコンのウィルスみたいな小説が復活しちゃったよ・・
どーすんのコレ、まじでやるの?」
イクラ「打ち切りとかあるでしょ。途中でやめる的な。」
りんご「ちょwwwwww打ち切りとかwwwww
まだ第一話ですけどもwwwwwwwwww」
ミルモ&イクラ(なんで次回予告にも居るんだよ・・)

ミルモ「だいたい学園パピィの方も、全然進んでねぇぞ・・両方とも
打ち切りか・・・」
イクラ「次回はアメリカに行くよ〜」
りんご「次回復活イベントU「アメリカとアメリアの違いの件について」

ミルモ「思ったんだけど・・タイトルもっとマシなのにしろよ・・」

では☆


■ 夏田みかん (226回/2011/01/15(Sat) 18:07:14/No3120)

こんにちは(^^)夏田です♪


復活イベントU「アメリカとアメリアの違いの件について」


ミルモ「一応完成・・・・」
イクラ「宇宙戦艦ヤマネもびっくりだな!」
ミルモ「ある意味ね。」
・・・・そう、オレの名はミルモ。本作品主人公。
ムルモとパピィメインの小説ばっかり書いてる作者が
なんでこんな色気もヘッタクレもねー小説書いてるか・・
オレにもよくわからん。
ちなみに3人がしっかり入るくらいの船である。
もちろん制作はオレ。すげーなオレ。流石オレ。いちごオレ!
すると背後から奇声が鳴り響いた・・・・
りんご「キターーーーー(゜∀゜)ーーーーーッ」
イクラ「ねぇ、こいつ連れてく必要性ってある?」
ミルモ「ねぇなァ・・・・」
りんご「ちょwwwww待てよwwwww」
またねーよ。
りんご「男同士で海外旅行ってキモいぞお前らっ!華がねぇだろ!ww」
イクラ「いらねぇよ、旅行じゃないし」
ミルモ「男の友情に女は入り込めない物だぞ」
りんご「orz・・・・覚えとけお前ら・・・この借りは
必ず返すぜ・・・・wwwww何処のネタだっけこのセリフww
自分で言って忘れたよwwwペロッこれは青酸カリ!!www
やかましいわwwwwww」
ミルモ「ウザい」
イクラ「無視しろ無視。」
りんご「ヤツが来てー皆はー強くなったーー去年よりーずっとー
強くーなったーーー♪ちょwwwダアクなんて楽勝wwww
世界中の皆が電球一億個買いまくって、真っ暗くらなダアクを照らすww
テラ光の化身wwwwダアクとかオワタwwww」

いや、ダアク電球で倒せたら苦労ねえよwwwwww

    そ ん で も って

ミルモ「無事 海に出られたな・・」
現在海の真ん中。
りんご「海・・・・・・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−ッ!!!!!!!!
wwwww最高の青春をありがとうwwww
いきなりTOUZYOU 此処にSANZYOU テンションZYOUSYOU ゲツガTENSYOU♪」
ミルモ「なんなんだ・・・こいつのテンションは・・・」

すんません;;早いけど一旦切ります。
時間なのでwwwww
では☆

300×300

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■ こやまる (1014回/2011/01/18(Tue) 08:31:13/No3146)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、おはようございます☆

ついに始まりましたね、ミルポン日和。
ストーリーもさることながら、みかんさんの年齢を疑ってしまうようなネタもいくつか出てきて、「ネタのデパート」なみかんさんのすごさを改めて感じました(^◇^;)。
中でもライフカードネタが一番好きですね。
小桜さんボイスによる「どうするオレ?」の声が、私の脳内でしっかり再生されました。

そしてジャギ。。。
みかんさんは前に北斗の拳を見させられたと言っていましたっけ。
ムルモ屋本舗で知っている人は果たしていないと思われますが(^^;、「俺の名を言ってみろ」とかのネタも見てみたかったり。

第1話にして、りんごの暴走っぷりがすごすぎですね。
それでいて、ミルモやイクラがツッコミ役に回るかと思いきや、二人もボケまくっているし…(^^;。
これで他の妖精も加わったらどうなるんだろう?という恐いもの見たさもありますね。
しかし一番驚いたのが、通りすがりかと思われた謎の男がストーリーに絡んでいたという点だったりします(笑)。

お絵描きもありがとうございます。
りんごは見た目すごくマトモそうなのですが、心の中のコメントが破壊力ありすぎる…。
リンゴとチクワが二人並ぶと見た目結構似ているかも…。

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ シンキロー (33回/2011/01/18(Tue) 10:53:12/No3148)

夏田みかんさん、こやまるさん、こんにちは。

いやはや、ニコ動ネタ満載ですねw。
それにしてもりんごのウザさはソ○ルイーターのエク○カリ○ー並かも。
(マニアックだなおい。)
もうドナルドやら波動砲やらライフカードやらクリリンやらドラえもんやらハンターやら北斗やら・・・。
まるでネタのバーゲンセールですね。(笑)

それにしても謎の男を連れ去ったハンター風の人達の目的も気になりますね。
この小説だと目的もギャグ寄りのものだと予想してます。

それでは続きを楽しみにしてます。
それでは!


■ 夏田みかん (227回/2011/01/18(Tue) 22:26:55/No3157)

こんにちは(^^)夏田です♪

こやまるさんにシンキローさん♪こんにちはw
こんな小説にコメント有難うございます><
完全ネタ小説続きです(爆


イクラ「まぁ・・・・一応・・・あの厳ついハンターの皆さんも
視界の範囲内にいるし・・・追えるでしょう。」
この木の船の前方には、怪しい黒い船。
ミルモ「まぁ・・・・・・ね」
オレは少々どもる。正直疲れたわ。
超ねむりてぇ。
りんご「すりーぷ あんど たいやーど」
りんごが何か言ってる・・・コイツ愛読心かよwwww

船でぷかぷかゆっくり泳いでいると
そのうち大陸が見えてくる(エレブ大陸ではない)

それにしても あの大陸・・・デジャブ。

イクラ「ついらみらいらね」

訳:着いたみたいだね

イクラがコンビニのイクラおにぎり食って喋った。
ってか・・いつ買ったのよおにぎり・・・・
ミルモ「ひとりで何食ってんだよォ」
イクラが視線をずらして、横を見る。
気になってオレも横を見ると、
りんごジャム入りおにぎりを頬張るりんごであった。
りんご「wwwwテラうますwwwwwあっテラー様違うよww」
ちょ、そのネタヤメロ!!リティ族と最凶のシンキローさんに殺されるぞ。

りんご「あッめりかーーーーーーーーーーーーーーーーんッ!!!!!!!」
テンションMaxのりんご最初の一言。
りんご「scrambleデmeltdown♪ミートパイはハングリー!!
テキサスバーガーアングリー!グリンピースはグリーで検索!!」
最後意味わかんねぇ。
イクラ「アメリカか〜〜・・あの連中・・・こんな遠くまで来て
どうするつもりなのかな・・・妖精界から転送してもらえばすぐに
つくのに。」
ミルモ「そーいやそうだな!なんでわざわざ人間界から・・・・」
ちゃ〜ちゃ〜ちゃちゃ〜〜〜ちゃ〜〜ちゃちゃちゃ〜ちゃちゃ〜(古畑ニンザブロウのテーマ)
りんご「ん〜〜っ非常に不可解ですねぇ〜んんーっ今回の事件ー」
ミルモ「なんだよこの背後のテーマ!古畑ニンザブロウかてめぇは!」
りんご「イエス!ボス!!wwww」

すると、向こうの方から3人(正確には1人と2匹)
がやって来る。
人間の方は10代半ばの女の子で、
金髪のショートカットで目はハワイアンブルーだった。
妖精2匹。こちらは紫のブドウに緑のチェック柄マスクメロンっぽい奴。

おどろいた事に、この3人はオレの知り合いであった。

ミルモ「カスミにオンプとチェック!」
するとカスミは Oh!とか言ってオレ達の所へ近寄る。
イクラ「え?何?知り合い?」
りんご「ミルモにハーレムだとォ・・wwwおまwwwww
何wwwwキャバクラでも始めるつもりなんですかwwww
だっふんだwwwwwやかましいわwwww」

明らかに一人誤解してる奴がいるけど無視。

ミルモ「まあな!」
オンプ「久しぶりー!」
チェック「ミルモだー!!」
カスミ「わーい!また会えたね!」(日本語訳)
※妖精の場合英語はないため日本語で聞こえる。
オンプ「お前がいない間に100回以上もテロに合ったよ」
ミルモ「え・・・・」
カスミ「一応警戒してるんだーこっちも。」
ミルモ「あ・・・相変わらずいろいろアバウトな世界観だな」
イクラ「そんな事より、あのオッサンは?」
ミルモ「げッ!!見失った!!」
カスミ「Oさん?」
オンプ「乙さん?」
チェック「オッサンさん?」
ミルモ「(汗)」
りんご「ミルモ乙wwwwww」
ミルモ「乙言うな!!・・おめぇら3人、この辺で怪しい奴とか見なかった?」
カスミ「う〜ん、めっちゃくちゃ小さい黒いリムジンの車が一台
走ってたけど・・・ラジコンか何かの玩具にしてはリアルだったな・・
ひょっとしたら相手国のスパイかもしれないって怪しんでた所だよ」
オンプ「怪しい奴って・・・・君ぃ、ここはテロがいっぱいいるのだよ」
チェック「外国からたんまり爆薬も調達したしね♪」
いや・・・・なんであんたらが爆薬調達するんだよ・・・
何企んでるんだコイツら・・ハンターコスの連中よりよっぽどこぇぇ・・
りんご「みwwwwwwwwなwwwwwwwwwぎwwwwwwwってきwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwたwwwwwwwwwwww!」
いや、もういいよ。何にみなぎって来るんだよ・・
バカなのかコイツ、バカなんだな!!
りんご「バカじゃねぇwwwりんごたんは今敵国のバカヤローに
どう変化球をぶちのめすか思考作動中だおwww」
やっぱりこいつ愛読心・・・・・
イクラ「で、カスミさんとやら・・・そのリムジンはどっち行った?」
カスミ「テキサスの方へ行ったんじゃないかなぁ」
そういやオレ アメリカってニューヨークとマイアミとテキサス
ワシントンくらいしか知らねぇや。
イクラ「急ごうよ。あのオジサン何されてるか分からんよ・・?」
ミルモ「あぁ・・・」
オンプ「何やら事件の匂い・・・ついて行こうかワトソンくん」
チェック「もっちろん!」
ミルモ「何が「もっちろんvV」だ!!ついてくんな!!
何があるかわかんねーのにッ」
カスミ「3人とも・・・行く途中でテロ攻撃に巻きこまれても知らないよ・・?」
ミルモ「・・・・・」
イクラ「なぁ・・・・地元の人ついてた方がよくない?」
ミルモ「・・・・(汗)」

りんご「ぽーにょぽーにょぽにょおデブの子wwwwwwww
いつのww間にかwww出ちゃったww(お腹が)ww」

誰かコイツを黙らせてくれ。

こうしてミルモ一行(ミルモ、イクラ、りんご、カスミ、オンプ、チェック)
は 果てもない チョコチクワ捜しならぬ親父捜しの旅へと
ホームチェンジしたのであった。


一方―――・・・

      ガシャンッ
重たい金属の打ちつける音が鳴り響く場所で・・・・
謎の男「・・・・」
彼は切ないラブストーリー並みの悲しみに打ちひしがれていた。
「何故ワシがこんな国に・・」という不愉快な表情で鉄の箱の中に
閉じ込められていた。
その牢獄の前の“逃走中”のコスプレヤロー2人組は無表情で牢を見張る。

すると、鉄格子の廊下の奥から 妖精が2人
出て来た。 男と女1人ずつ。
女の方が、牢獄の中にいる父さんスタイルを見ると
形相が変わった。
女「お前・・・・」
謎の男「むむ・・・・・?」
謎の男が女の方を見ると怪訝そうに言った。
謎の男「トランプのお姉さん・・・どうするつもりじゃね」




ミルモ「で。何で迷彩服着せられにゃあかんのよ?」
現在ミルモ達は迷彩服でホフク前進をしているという世にも
奇妙な集団へと化している。
りんご「ちょwwwwwwwwthe歩兵www王手どこですかww」
テンションあがりっぱなしだぞコイツ・・・
イクラ「きっ・・・きつい・・・」
オンプ「うほーーい 楽しいー♪修学旅行のまくら投げくらい
楽しーーーーーーーーーーーーーーーーい♪」
ミルモ「って!!最終的にお前達が楽しんでるだけじゃねーかアホタレ!!!」
チェック「何もかも楽しくなくちゃ。集団より個人だよ」
ミルモ「ア・・・アメリカン・・」
カスミ「とりあえず進もう♪」
いや・・・歩いた方が早ぇよ・・・戦場じゃあるまいし・・・
そんなに戦いたきゃおめぇらでLetパーリーしてろ・・・
この作品ミルポン日和だぞ・・・戦国MIRUMOじゃねぇんだよ
イクラ「ハァ・・・ハァ・・」
流石に疲れて、イクラの息が上がって来た。
りんご「ハァハァwwww何にそんなにハァハァしてらっしゃるのwww
女の子いっぱいだからそりゃハァハァするわなwwwwwwww」

いや。そっちのハァハァじゃないから。


一方王家では・・・
マルモ「ふむ・・・アップルパイはまだか・・・・」
サリア「どうなさいました、あなた・・・・」
マルモ「えっ・・・お、おうサリアか(アップルパイかと思ったww)
近々・・・大変な事件が起こりそうじゃ・・・良からぬ噂を聞いてなァ・・」
サリア「噂・・・・・ですか・・・?」
マルモ「うむ・・・・(親戚のおばさんが・・・・ね。)」




ミルモ「くっそーーーー・・・おっさん助けた後に
ぜってぇーチョコチクワ食ってやる!!!」



イクラ「え・・・・・・

               食う気なんかぃ」



次回予告みたいなアトガキー
ミルモ「今回の小説はオリフェ率高め!公式キャラも登場予定だけど
ミルポン日和用に今回のシリーズ用に新たに夏田みかんがオリフェを
増やします!!!!」
イクラ「えーーーーーっ・・・友オリってだけでこんだけいるのに?」
りんご「ってかさwww夏田のオリフェ記事の所、ほとんど友オリキャラに
占領されちゃってるんだけどwwwwwwwww夏田乙ww」
イクラ「オレら紹介したのは間違いだったって嘆いてるよwww」
オンプ「あ、一応書いとくよ〜〜ん。現在、
ミカン、ウィミ&メイル、ティト、ティーミア、青騎士とぱぴ子(笑)
以上が夏田キャラね。多分増えるけど、一応私らは夏田キャラじゃありません」
チェック「えっとね・・・次回はあの子が登場!」
りんご「次回復活イベントV「戦国MIRUMO!さあ行くんだYO!」
ミルモ「いや・・・タイトル意味不明だから。

ってかどこか次回予告みたいな〜だよ!!!!次回予告の予の字もねぇぞ!」

では☆






■ 夏田みかん (228回/2011/01/19(Wed) 16:39:04/No3160)

こんにちは(^^)夏田です♪

こやまるさん
読んでくださってありがたうです。((
ネタ人間ですからwwww小説に影響がww
>「俺の名を言ってみろ」
「俺の名前を言ってみろ!!俺様はジャギさまだあああああああああああああああああああああああああああああああああああwwははははははははははははははwwwげほっげほっwwwうぇっwwwwwww」

さーせん;;
りんごにはもうちょっとふざけて貰う予定です(笑)

シンキローさん
感想有難うございます*
ミカンとウィミ&メイルのイメージ声優を考えて下さるとは!!
いやはや、3人ともピッタリでございます!特にウィミメイは(^^)
高山さんも斉藤さんも知ってる声優でしたし^^
ミカンは、実はイメージしてる声優さんが2人居るんですが
両方とも同じ部類の声です。朴璐美さんも素敵なので候補入り(笑)
(因みに、ミカンのイメージとは 緒方恵美(AngelBeat!(?)の直井くん。)
と、皆川順子さん等ですww)

>ハンターの目的
この話の重要ポイントですww多分ww
これに関したオリフェも出ますw
では☆


■ 夏田みかん (229回/2011/01/20(Thu) 07:37:12/No3166)

こんにちは(^^)夏田です♪

人間の方はカスミでございます。
カスミ・カンタレーナ(笑)
金髪にブルーアイといういかにもな特徴(^^)

復活イベントV「戦国MIRUMO!さぁ、行くんだYO!」

迷彩服でホフク前進・・・
思った以上に進まない上、疲れるため
やめる事に決定した。
カスミ「無意味だったね・・・」
ミルモ「いや・・最初から分かるでしょ!?」
オンプ「レディーファーストだよミルモ・・・女の子には優しく」
りんご「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」
ミルモ「少なくとも りんごは女じゃないと思いたい。優しくする気ねぇや
・・・うぜーから」
イクラ「なんか・・・すっかり夜になったね・・・」
りんご「ポケモンの闇サトシが降臨するんじゃないですかねwwwwww
うるせぇwwwおめぇら黙ってろみたいなwwwwうぇっwwうぇっww」
カスミ「どうする?家結構離れてるよ?」
りんご「今日は野宿なんですねwwwヤベェwwホームレス気分www」
さっきから悉く無視されてるりんご。・・・
四六時中wktk状態だよな・・よくそんなにテンションあげたままで
いられるな・・・。
ミルモ「ま、悪いけどりんごの言う通り野宿になりそうだな・・」

すいません;;また早々と切ります;

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■ 夏田みかん (230回/2011/01/20(Thu) 19:02:22/No3170)

続きですw

チェック「わぁーーー!楽しみぃーー!大勢で寝るのォ!?」
オンプ「枕なげとかしよーー!」
ミルモ「ここは修学旅行かッッ!!!!」
なんだかんだいいつつ、何故かテントを持っていたりんごから
テントを奪い、6人でギュウギュウで寝る事になった。
果たして何故テントなんて持ってたのか・・果てしなく準備の良い奴だ。
しかし・・・

―――――――せめぇなぁ・・・・

       布団に意識を奪われていく。

・・・・・オレは夢を見た。




コグリ「お久しぶり・・」
ミルモ「・・・
・・・・・おっ・・お前・・いつぞやの夢に出た・・」
コグリ「そー。夢にしか現れない悲しい妖精ですよー」
ミルモ「そ・・・・そうだな・・・(汗)」
コグリ「ところでさ、あんたまた変な事に巻きこまれてるじゃん。」
ミルモ「お・・・・おう。おっさんが誘拐されてな。」
コグリ「まっ、いいけどね。時の流れに人は逆らえない物さ
それを無理矢理ねじ曲げようとすれば 人はバツを受ける。」
ミルモ「豆しば的知識・・・?」
コグリ「・・・・。此処テストに出るから!!」
ミルモ「出るんかいいいいいいいっ」
コグリ「おっさんの頭がハゲ散らかってるうちに解決してこい。
ま、あんまり教えられないけど気を付けろ☆」
ミルモ「いや、ただの誘拐だろーが・・連れもどしゃいい話だろ・・」
コグリ「やべ時間だっ・・ドリムに怒られる!」
ミルモ「へ?」
コグリ「私の友人のドリム☆実は友達なんだ!てへりんこ?」


―――――――ぱちっ

ミルモ「はっ!!」

変な夢みちまったな・・・

イクラ「おーいっ朝ご飯〜〜〜!」
ミルモ「てへりんこ」
イクラ「え・・・・・」


その後味噌汁とご飯だけという質素な朝ごはんを取り、6人で目的地へ
向かう準備をした。 果てしなく疲れた・・・
いや・・・りんごがね、朝からハイテンション。
ミルモ「それにしても あいつら完全に見失ったな・・・・
カスミの証言があってりゃいいんだが・・・・・」
ミルモ一行現在 テキサスへ移動中。

りんご「そうっさwwwww痩せるんだ貴方の為にwwwww
私のイメージ守るーーーたーーめーーー♪wwww」
あ・・・アンパンマン・・?

カスミ「あれ!?」

いきなりカスミが大声で叫んだ。
ミルモ「ど、どした?」
すると、オンプとチェックも同じ方向を見ていた。
不思議に思ってオレも3人と同じ所に視線を向けて見た。



     す  る   と


そこには黒いリムジン。
カスミ「あれでしょ?ミルモが見たのって・・・・
チョロキューみたいなの!」
まぁ・・・人間からして見りゃチョロキューだよな・・・
オンプ「なんか名探偵コナンに出てくる黒の組織みたいだねぇ」
チェック「グラサンは厳ついけどね」
ミルモ「・・・・・;」
言いたい放題だな・・・。

ミルモ「よっし!追うぞ!!」


???1「おい!いたわよ!あの黒いリムジン!間違いないわ!」
???2「ほ・・・・ほんとぉだーーー・・で私はどうしたらいいですか?」
???1「今こそ私への恩を返す時よ!あのリムジンを襲って
中にいるおっさんを捕まえて来なさい!」
???2「えーーーーっ!!私がですかァ!?」

すみません;;また切ります;;


■ 夏田みかん (233回/2011/01/22(Sat) 16:03:38/No3188)

こんにちは(^^)夏田です♪

続きでござんす((

???1「いいからやれぇーーーーー!!!」
そうして押し出されて来たのは、ピンクの髪の毛に
薄赤色の毛糸少女。
???2「とりゃあーーーーーーーーーー まてぃ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
当たって砕けろ精神で突入する女の子を遠目で見るミルモ。
イクラ「お・・・おいっ女の子があの車止めてるぞ・・・・」

オンプ「あれぇ?・・・あの子どっかで見たような・・・」
チェック「あ ほんとだ・・・誰だっけ・・・」
カスミ「ねぇ、あの子って・・・・・」
3人がミルモを見ます。

ミルモも目を見開いていました。
ミルモ「ケ・・・・・・・・   ケイト?」


すると、間もなく女の子は走っていた黒いリムジンに跳ねられた。

月曜 時刻午前8時40分 少女死亡


「こっ殺さないでくださいよーーーーーーーーーっ!!!」

な!なんと、そいつは死んだのに起き上った!!
ゾンビ?wwwwwこれはゾンビですか?wwwはいゾンビですwwww
「ってーー・・・アレ・・・・ミルモさんじゃないですか・・・」
ミルモ「・・・・やっぱり・・・・ケイトだったか。」
ケイト「何で此処に居るんですか?」
ミルモ「そりゃあ こっちの台詞だ!あの車に突っ込んで行っただろお前!」
ケイト「は・・・・はい・・・疲れ果てて倒れてた所をある女の子に
助けられて・・・・頼みがあるって言われて、借りを返そうとしたんです」
ミルモ「わけがわかりません。」
ケイト「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ(汗)」
りんご「やばwwwwwwwwDQNのニオイがぷんぷんするおwwwww
やっべ りんごたん世界救わなきゃwwwwwwww」
何言ってんだコイツは。
いや、こういう時は突っ込みしたら負けだな、うん。
何故かそんな風に思うオレ、ミルモであった。

――――・・・つまり。
ケイトの話しによると、ある女の子に命令されてあの車を止めに行った
らしい。ちなみに目的は不明。
その女っていうのが、金持ちの家柄の女主人か何かで
あの車に乗ってるハズの父さんスタイルこと謎の男に用があったらしい。
ケイトはオレとほころび穴で別れた後(ミルポン日和!!初期参照)
そのまま迷子になって路頭に迷い、疲れ果てて生き倒れになってたんだとか。
そこへ、見ず知らずの金持ちがケイトに恩を売り、今の行動をやらせた。

しかし・・・随分ひでぇな・・・

ミルモ「何なんだよ・・・その女主人って・・・」
ケイト「多分私達と年あんまり変わらないよ・・」
ミルモ「ふーん・・あッそーいやリムジン!」
カスミ「行っちゃったよ?」
ミルモ「ええええええええええええっ!?」
りんご「ミルモ乙wwwwwww乙なうwwwww
まるで黒の組織を見つけても捕まえられないコナンだなおいwww」
こいつに口が無ければ良かったのに。
っていうか何?さっきからリムジンの事でコナンのネタばっかり
出てくるんですけど・・・お前らはコナンのまわし物か!?
イクラ「大丈夫・・・向かった先は東だ!」
というイクラの発言により、一応ハンターの皆さんを見失う事はなかった。
りんご「まってろヤロー共wwww
このリバースカードでモンスターを破壊してやるwww」



ミルモ「で、6人で追うか?このまま・・・」
カスミ「うん。私達は大丈夫だよ。」
りんご「人の話しを聞けおい!!」
オンプ「いっそ時が止まってくれればいいのにね」
チェック「そしたら すぐに捕まるのにねぇ、
the worldって言って止まらないかな」

ちょwwwwwwwwそれなんてジョジョの(ry

すると、茂みに隠れていた妖精がさっきまでのやり取りを見ていた。
???「なぁんだ―・・・使えないなァあの子・・・ハァ・・・
やっと見つけたのに〜〜っあたしも早く追わなきゃ・・」
赤い髪の毛に短いツインテール。
服は紫系の女の子が溜息をつきながら
ミルモ一行と同じ方向へ向かおうとしている。

こいつの正体も後々明かすZEwwwwww
チェケラwwwイェアーwww

ミルモ一行は前進あるのみ。
ミルモ「あ・・・・」
チェック「どした?」
ミルモ「いや・・・・そーいや昨日見た夢思い出して・・」
ケイト「私最近夢を見た記憶がないですーー」
ケイト・・・・^^;
ミルモ「そもそもあのおっさんは何者なんだ?
あの逃走中に出演してそうなハンター達も・・」


「ミルモ様あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ」


すると、いきなり俺の名前を大声で呼ぶ誰かの声。
しかも、その声はとても耳に馴染のある声であった。
ミルモ「リ・・・リルム・・?」

ドドドドドドドドドド・・・という効果音付きで走って来る
リルムは、少女とは思えない登場の仕方である。
リルム「何処にもいないから、捜しましたわーーーーーッ!!」

捜さないで欲しかったと

せつに思ったミルモであった。


次回予告っぽいATOがき
ミルモ「今回はカスミのイメージイラスト初登場だな」
りんご「背景超適当だおwwwwwwまじで作者有能な人と
交代して欲しいッスwwwwwwwww」
ミルモ(まずコイツが誰かと交代してほしい・・)
イクラ「次回は一応前進するよ、いろんな意味で」
ミルモ「次回復活イベントW「非実在青少年 ダメ、絶対」」
りんご「結局次回どんな話だよwwwわからねぇよwww」

では☆


■ シンキロー (37回/2011/01/22(Sat) 16:45:17/No3190)

夏田みかんさん、こんばんは。
小説の続きが更新されたようですね。

テラー「ん?誰か僕を呼n(バコーン!シードルがハンマーでテラーを殴ったようです。)

まさかのテラー様に吹きました。
嬉しいです。

りんごのハイテンションっぷり&ウザさがもう最高です。
アンパンマンやら黒の組織やらDIO様やらと・・・。
ネタのオンパレードですね。

そんな色々とカオスな展開ですが、ミルモ達は現在、アメリカで大冒険をしているようですね。
更に何故かリルムまで現れて、このハイテンションな展開に拍車がかかりそうですね。

次回も楽しみにしています。
それでは!


■ 夏田みかん (235回/2011/01/26(Wed) 18:30:16/No3228)

こんにちは(^^)夏田です♪

今思ったんですが、この挿絵遅過ぎですねwww

>シンキローさん
おお、コメント有難うございます♪
キュシカの絵見ましたよ!スリラーって感じですね!
ネーミングセンスもいいですが、キャラの方もなかなか(^^)

ところで、絵を描く時って曲を聞いて書いてるんですが確か
シンキローさんもそうでしたよね。どんな曲聞いてますか?
お話によって曲違うんですが・・・
ブラックジャックの月光花にハマってます。カッコイイ(^p^)
後、ブリーチの一輪の花と、ヒトヒラのはなびら、
ナルトの透明だった世界、銀魂(全曲(笑))です。
ジャンプ系多いですね;;すいません;
ネタのテラー様は調子にのりました(^◇^;)

今回もネタ満載ですww

復活イベントW「非実在青少年 ダメ、絶対」

ミルモ「ハァ・・・・・」
こんちは。オレの名はミルモ。
今 いろいろあってアメリカに来てます。
リルム「何処にもいないと思ったら!アメリカで知らない女の子
と一緒にいるなんて〜〜〜〜っ」
激しい誤解をしているリルムを説得するのに四苦八苦するオレ。
イクラ「まぁまぁ。それどころじゃないんだし
その話はその辺にティッシュにくるんで捨てときなよ」
イクラ・・・前から思ってたけどお前結構ドライな。
リルム「あなたも!ミルモ様は私の婚約者なんです!同じ女として・・」
ミルモ「はぃ?」

どうやらコイツは
イクラまで女に見えてしまう限界に来てるようだ。





リルム「申し訳ございませんわ!!」
カスミ「ノープロブレムだよ」
オンプ「そうそう。」
チェック「あ・・・あはは・・・」
リルム「それにイクラさん、男性でしたとは・・・」
キレ気味イクラさん。ドSなミルモさんもびっくりwwwww
りんご「ちょwwwwwwwwwらんま二分の一ですかwwwww
婚約者とかwwwwいいなずけパネェwwwwリア充まじ爆発しろwww」
うるせぇー。
リルム「・・・で本題に入りますが・・・そのおじさんが
さらわれて、その方をさらった人達を追っている・・・・と」
ミルモ「まぁ、そういう事だな。」
ケイト「まってー」
全員が一斉にケイトを見る。
ケイト「私が飛びついた時、車の中にあの女の人が言ってたような
おじさんはいなかったよ?」

ミルモ「えっ・・・」

リルム「すると、もうその方は誘拐されて監禁でもされてる
のでしょうか・・?」
ミルモ「んなバカな」
予想的中とはこの時は知るよしもなし。
カスミ「で どうする?」
オンプ「急いで東に向かうか・・」
チェック「飛行機で行こう!!」

飛行機・・・・
前回は・・・・

墜落→無人島→オレ下敷き(ミルポン日和初期参照)

ミルモ「えッ!?・・・また・・・・??!!」
リルム「?」


ミルモ「なぁ、冗談だろ!?マジでまた飛行機乗るの!?」
ケイト「以前それで私は生き倒れになりましたですー」
カスミ「だってこの方が早いでしょ?」
りんご「ひゃっふーーーー!!アムロいっきまーーーすwwwww
テラ空中旅行wwwwぎーーーーんのりゅーーーーの風にぃいのってえええええええええええ♪wwwwwwww」
また歌い始めた・・・・・(-_-;)

一旦切りますwww

300×300

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■ こやまる (1029回/2011/02/01(Tue) 08:35:52/No3283)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、シンキローさん、おはようございます☆
いつも感想が遅くてごめんなさいです。
最近は時間が取れなかったり、ぐったり疲れていることも多くて。。

では感想です。
迷彩服を着て匍匐前進するミルモ(笑)。
黒いリムジンを追うのに何かものすごく遠回りしているような気がしますが、きっと後の伏線に…なるわけでもないのかな?
散々振り回されっぱなしのミルモを今回も楽しませていただきました(^^)。

イクラがこの混乱ストーリーを進める役割でしょうか。
ミルモとなかなか息が合っていて、リルムの誤解も分かるような気がします。
って私もリルム同様に、気がつけばイクラを女の子と勘違いしていました。
いったいどこから勘違いが始まったんだろう?

>りんご「scrambleデmeltdown♪ミートパイはハングリー!!
>テキサスバーガーアングリー!グリンピースはグリーで検索!!」
最後に「無料です」も付けて欲しいかも!?
このりんごがストーリーを遠回りさせている張本人のような予感がしますね。
類は友を呼ぶというか、チェックにオンプ、そしてコグリまでもが再登場するとは。
(ミルモは別に望んでいないでしょうけど)
今回もコグリの出番はやたらと少な目・・・(T-T)。
それを自覚しているコグリからもまた幸薄い感じが漂うなぁ。

そしてケイトの体を張った再登場シーン(笑)。
車にぶつかった直後の動かないケイトに、少女死亡のテロップが重なるようなシュールな映像を想像してしまいました。
全力で車を止めて、目を回しているケイトがかわいい(^^)。
前作では周りに振り回されながらも割と現実的だったケイトでしたが、今回は果たしてどんな役回りなのでしょう?

今回もまた飛行機は墜落してしまうのかどうか。
それでは続きを楽しみにお待ちしています〜。
では!


■ 葉月 (19回/2011/02/01(Tue) 16:44:03/No3286)

こんにちは、葉月です。

ミルポン日和、すっごく面白いです!思わずお腹が痛くて大変です。
それにしても夏田さんはネタとキャラを引き立てるのが上手いですね。
リンゴのネタの使い方と大暴れ振りがとてもすごいというか。
元ネタよりも面白くなっていますね。しかもかなりのネタが普通の高校生の方は知らないネタのはずですし(でも私も知っているんですよね…)
それと替え歌パロディは軽く本物より面白いです。

それとストーリーをどのキャラも上手に進めていて笑えます。
リンゴはどんどん話を混乱させていますが、それ以外のキャラはとても上手くミルモをサポートさせていますね。特にイクラさんはすごく。

夏田さんの小説はどれも面白いですね。

では☆


■ 夏田みかん (241回/2011/02/05(Sat) 13:05:34/No3348)

おはようございます(^^)夏田です♪

こやまるさんに葉月さん、コメント有難うございます!
葉月さんはミルポン日和に使われてる元ネタ
をほとんど知ってるようなので気が合いそうです(^p^)((え

>イクラの性別
私もこやまるさん同様にイクラは女の子だと
思ってました。で、女の子だという事を前提で
I香と話してたら「イクラは男だ」と言われてしまいまして。
外見が女の子っぽい可愛さがあるので、プロフにも一応
イクラの性別の所に♂と描いたハズです。一人称も「オレ」に
してあるので、絵だけの漫画と違ってイクラを女と間違える事は
ないだろうと思ってましたが・・・
ひょっとしてこやまるさんは、オレ娘な女の子だと思ってたのかな・・(^^)
真田良ちゃんですよね。分かります。

続きです。

イクラ「随分立派だね!」
チェック「カスミのお父さん、アメリカ軍隊の軍人さんだからねー」
ミルモ「えぇっ!?そーなのォ!?」
っていうか・・・第二期だからって妙に
凝った設定付け加えるなよな・・・・

なんだかんだで現在飛行機でアメリカ上空を飛行中。
ミルモ「オレ、飛行機乗るの今回で2回目になるけど・・・・
やっぱ心配だわ・・・・こんな鉄の塊」
ケイト「ブルブル・・・(前回の墜落がトラウマになりつつある)」
リルム「それにしても・・・この飛行機は自家用なんですの?」
それともお父様の仕事の?」
そういう 細かい所がアバウトなのが
アメリカンなんだろうな。
りんご「アメリカ侵略した気分でありますwwwww
カエルの歌が〜♪」
そう思ってるのは多分お前だけだ。
ってか何、ケロロ?ケロロ軍曹のつもりなの?

数時間後ー・・
カスミ「ねぇねぇ?あそこにある。洞窟みたいなの何かな?
凄く深そうなんだけど・・・・・・」
カスミさん操縦席にて運転中・・・・
っていいのかよ!何で操縦出来んの!?アリソンかよっ
・・・そーいや前回の飛行機って誰が操縦してたっけ。
リルム「あら あんな所に洞窟」
オンプ「変だなー・・前に此処に遊びに来た時は
あんなの無かったと思うんだけど・・・」
チャック「ホントだ」
ミルモ「・・・・・ん!?」
オレの視界が捕えたのは・・・・

洞窟の前に止まっていた黒いリムジン。

イクラ「なぁ・・・・・あのリムジンって!!」
ミルモ「ああ!!まちがいねぇ!!あのハンターだ!!」
カスミ「ビンゴだね!着陸準備っ」


一方―――・・・

「ねぇ〜〜っ!また見失ったの!?」
そう言ったのはメイド服の女の子。
ローゼンメイデンの翠星石のような容姿である。
その翠星石の前で偉そうに座っているのは
あの赤毛ツインテに紫系の服を着た女の子。
前回登場の、ケイトに黒いリムジンを消しかけさせた、例の謎の少女だ。
あ、ここ線引いといて テストに出るからwwwwwww
「仕方ないだろ!?向こうは車で移動してるんだぞ!」
「そんな事言い訳にならないわ〜〜〜♪」
「むむっ・・・何なんだキミは いっつも!ボクの方が
立場上なんだぞ!分かってるのか!?メイドのくせに!!」
「あ〜〜ら〜〜♪メイドだからって駄目な物を駄目って言っちゃいけない
権利なんてないわ〜。それに女主人のくせに弱虫な所、
なんとかして欲しいわ!」
「き〜〜〜〜〜〜ッ!お前はあ〜〜〜〜〜!!!!人の弱味を〜〜〜っっ」
「本当の事を言っただけだわ」
サッサッサッサッとほうきでその辺を掃くレレレのメイドさん。


「ハァ・・・・・それにしても・・・・・
           まさかもう連中が出て来たとはね・・・」



―――――――・・・・

カスミ「さーて・・・どうしよっか?そのまま突入?」
オンプ「突入っしょ!ここは♪」
チャック「とっつにゅーーーーーー」
ミルモ「ちょwwwwwww待てよwwww」
ケイト「もっとこう・・裏口的なのはないのですかぁ?」
りんご「隠し部屋捜しwwwwwこれぞ脱出ゲームの醍醐味wwwww
アイルー連れてこようぜ、猫がいれば裏口分かるよwwwwだって猫
だもんwwwwwえ?私?猫より犬派wwwwwwwwwwチャケラw」
ミルモ「知るかボケ!!」

結局何だかんだで全員正面から入る事になってしまった・・・・。
カスミ「暗いネ、ミルモ〜」
ミルモ「う〜〜ん・・・魔法でライト出すか・・・・」
でも魔法で声出したら絶対反響するよな・・・
それでハンター達に聞こえちまったら終いじゃねぇか・・・・
でもこのまま暗くても危険だぜ・・・・
何があるかわからねぇし・・・・・・・・・って!!
何一人で心理戦繰り広げてんだオレ!デスノートかこの作品は!!!!!


「む・・・・?おい、何だ貴様ら」


ミルモ「げっ!!」
厳ついハンターが出現しました!
攻撃←
話しかける
逃げる
お花

ミルモ「・・・・って・・・・おいいいいっ最後の選択肢のお花って
何だあああああああああ」

リルム「とぉりゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
その時 リルムは、ハンター2人組の所へ率先して出て行き、
得意のリルムの拳でハンターをあっという間に薙ぎ倒してしまった。
リルム「お前はもう 死んでいる・・・」

バサバサッ
イクラ「・・・・・・・(汗)」
りんご「カーーーーーーーッコイ〜〜♪」
リルム「お・・・・お恥ずかしいですわ!!」
りんご「これから 姉御<アネゴ>って呼ばせて貰いますwwwwww」

カスミ「Oh・・・・バイオレンスガール」
オンプ「日本の神秘はまだ計り知れないね・・」
チャック「う・・・・うん」
ケイト「ガクガクブルブル(怖いですー」


ミルモ「さて、進むか!」


次回予告っぽいアトガキー
ミルモ「ついに物語の起承転結の承の部分に差し掛かって来たなぁ。
友オリキャラは後1人。夏田の此処だけのオリキャラは
今回の話で全員登場したな。」
イクラ「名前はよwww」
ミルモ「後々発表wwww」
りんご「キャッホーーーーーーイ!!ww次回のりんごさんも
大活躍wwwそんなりんごさんの心情をテンション高めでお届け♪
チャケラwwww」
ミルモ「ま、やっと洞窟に来てあのさらわれたおっさんを捜すべく
物語は急展開へーーーー!」
イクラ「とか何とか言っとけば読者皆だませるね!」
りんご「みんなぁーーー次回は戦いもあるよーーー」
ミルモ「騙してどーすんだッ!!!!っていうかりんごゴルァ
嘘ついてんじゃねぇ!!!」

イクラ「次回復活イベントX「アルプスの少年MIRUMO!パトラッシュを求めて三千里」


以上あとがきです。

名前はまだですが、ミルポン日和のみに出る夏田の新オリフェは
今回の話で全員描写が済みました。全部で4人。
「えー?4人ー?」と思った方はきっと見落としておられるかと。
オリフェ紹介に出てるあの赤毛ちゃんは次回の話でようやく名前が
出されます。ケイトに1人でハンターを止めさせに行ったりと
かなり問題ありそうな奴ですが、一応重要人物です。
トランプ2人組みは名前が明かされるのはかなり後になるかな〜。
では☆








■ 夏田みかん (242回/2011/02/05(Sat) 17:28:53/No3359)

こんにちは(^^)夏田です♪

最近・・・・此処に来る事は増えたけど掲示板に行く事は減ったなぁ。
今月、生徒休業の日が多いのでその日を利用して小説も掲示板への
書き込みもしたいです。

復活イベントX「アルプスの少女MIRUMO!パトラッシュを求めて三千里」

ミルモ「う〜〜〜っ暗いなァ・・・良く見えねぇや・・」

ケイト「ねぇ?」
すると役立たず担当のケイトが話しかけてくる
ケイト「や・・・・・役立たず・・・」
ミルモ「何だァ?」
ケイト「ハンターの人達って皆同じ格好してるよね?
もしかして私達全員がハンターに化けたらバレないんじゃない・・?」
カスミ「Oh!それいいね!」
オンプ「確かに、戦う危険も減るね!」
りんご「まさかの展開wwwwwww・・・・・今注目があの
毛糸に集まってる・・・どうしよりんごたんwwww
アイツを抹殺するしかないおwwwwwwwwwwwwwwwてへりんこ?」
ミルモ「りんごうるさい。確かにそいつは良いアイデアだな。
よーしっ早速魔法で変身だ!」


「おい・・・・・さっきからR1と連絡が取れん・・・・
どうなってるんだ??」
一方此処は洞窟の奥深く。そう言ったのは同じくハンターの格好。
すると、洞窟に人工的に作られたと思われる壁があり、ドアの付いた
所から一人の男が出て来た。容姿は・・・まるでトランプ。
「あっ・・・・こっこれはこれは・・・貴殿がわざわざ何故ここに・・・」

トランプの男「それが、緊急事態ッス。何者かがこの洞窟に
忍びこんでるようッスね。恐らく“アイツら”だろうな・・・
いいか、赤毛の女とメイド服の女だ!そいつらを
みつけ次第捕まえろッス。」
「はッ!」

すると、そのトランプの男の後ろからもう一人
女が出て来た。前々回登場した女である。
こちらの容姿も、まるでトランプのようだ。
トランプの女「またか・・・・こういう輩が多いな・・・」


一方。
カスミ「さーてletgo!」
ミルモ「ちょっと待て!!!!」
全員が逃走中のハンターになっているという異様な雰囲気の中。
一人だけ何故かメイドが居ました。
ミルモ「なんでオレだけ衣装がねぇんだ!!しかも何でメイド服!?
てめぇら全員冥土に送ってやろォかァ!?!?」
ケイト「カワイイですよ〜〜」
りんご「ちょwwwwwww似合うんですけどwwwww
お前本当は女なんじゃないの?wwwwマジ腐ってるwww
wwwwうぇっwwwwうぇっwwww」
ミルモ「殺すぞゴルァ!!!!」
カスミ「似合ってる・・・」
オンプ「ミルモ、恐ろしい子」
イクラ「もういいよ、どうせ服黒だし、グラサンかけとけば
バレないでしょ?」
ミルモ「アバウトだな、おい」
りんご「父YO!母YO!元気だYO!!
燃えるゴミに萌えるゴミ(人間)!地球タイヘン!ONDANKA!
チェケラwwwwwイェアーwwwwwwww」
「おい!そこに居んのはダレだ!」
すると、更に奥の方から誰かの声がした・・・それは
「む?」
ハンターだった。
「なんだお前達・・・・こんな所に溜まって・・」
カスミ「ごめんなさいネ。作戦話してたんです」
「作戦・・・・?なんだそりゃ・・・・
・・・・・・!!!おっおい・・・・そこのメイド!!」
ミルモ「え・・・・・」
ほら見ろ!やっぱバレたじゃねぇかッ!!!
「侵入者の“メリア”だな!?おお・・良く捕まえたな、お前達!
まさかこんなに早く捕まるとは・・・!さぁ、あの方の所へ
連れて行け!」




全員「(゜Д゜)・・・・はい?」



リルム「メリアさん・・・・?」
「なんだお前達・・・聞いて無かったのか?
此処に侵入者が入ったんだよ。例の2人組だ。
恐らく監禁中のあの男を開放させるために来たのだろう。
そうだろ、メリア!」
ミルモ「ちッ!ちげーーよ!メイド服だけで何を間違えてんだ!
オレはっ・・・お、お前らの仲間だ!!」
イクラ「一応ね」
「は・・・・?・・・・・なんでメイド服?」
ミルモ「知るかァーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」
カスミ「服が足りなかったネ」
「・・・・・。それじゃあ仕方あるまい・・・」
オンプ「それにしても・・・メリアって誰かな?
私ら、そのオッサン助けに来てるんでしょ?って事は
もしや仲間・・・?」
チェック「わーーーい!会ったら仲良くしましょう!」
ケイト「うーん・・・それにしてもメイド服かー・・・」


一旦切ります
訂正・チェックが、一部チャックになってしまってます;;
掲載時でいいので、訂正お願いしますね(^^;



■ こやまる (1041回/2011/02/10(Thu) 08:09:02/No3399)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、葉月さん、おはようございます☆

今回は飛行機が墜落しなくてホッとしました。
って操縦していたのはカスミ(笑)。
空を飛んだ後に実は…と一瞬恐怖に引きつるミルモの表情を想像すると面白いです。
だけどもさすが軍人の娘らしく、結構様になっているじゃないですか。
となると、前回はこれまで操縦したことのない素人の誰かが見事に墜落させていたのでしょーか(^^;。

>お花
このシーンが今回の一番のツボだったりします。
選択したらミルモの頭の上にでもお花が生えたのだろうか?
実際はそれを選択する間もなくリルムが先制攻撃してしまいましたね。
リルムさん頭に血が上るの早すぎです(笑)。

>役立たず担当のケイト
本人も結構気にしているところがかわいい(^^)。
今後も役立たずキャラとして定着するのだろうか?
…と思っていたのも束の間、今回はストーリーをスムーズに進ませる見事な提案をしてくれましたね。
ミルモだけメイド服なのも、実はこの先の展開を読んでの準備だったらすごいです(さすがにそれは無いか^^;)。

>イクラ
勘違いの原因は、他の女の子妖精とラブな関係になりそうもなかったからかなぁ。
話し口調も微妙に女の子っぽいところもあるし。
…って周りの女の子が男の子っぽいという話もありますが。。(^◇^;)

それでは続きを楽しみにしています。
訂正の件も了解しました。
では!


■ シンキロー (46回/2011/02/11(Fri) 10:17:07/No3408)

おはようございます!シンキローです。
小説の続き、読みました!

相変わらず色々なネタがありますね。(笑)
アニメネタが多くて、僕好みです。

>リルム「お前はもう 死んでいる・・・」

リルムが「あーたたたたたたたたた、終わったああああぁぁぁぁ!!」
と、劇画(ちょwww)でハンターを薙ぎ倒しているシーンが思い浮かびました。
でもリルムのことですから本編でもやっていた可能性はありそうです。(笑)

ミルモのメイド姿・・・w。
メイド姿で簡単に騙されるハンターがツボでしたw。

ミルモは本編でも女装することが多い(?)ですよね。
でもミルモって女装すると本当に女の子に見えちゃいますw。
女装クオリティが高い気がするのは気のせいでしょうか?

それでは!


■ 夏田みかん (246回/2011/02/11(Fri) 15:41:32/No3414)

一旦切ってからの間が長すぎますよね;;
以後気を付けます;;
とりあえず今日は続きを書きますよ〜。

こやまるさん+
イクラは、確かに口調に男っぽさがないんですよね。
原作(I香のページ)でもイクラが荒々しい口調で喋ってるのを
見た事がないので、一応一人称の設定が無かったのが幸い・・・・
あ、もしよければ、交換漫画の一部を写真に撮って送りましょうか?(笑)
テヌキな絵しかないんですが、(しかも小学校の時の絵)
興味があれば、申し出て下さいwwwwwww
シンキローさん+
またまたコメント有難うございます(笑)
アニメネタならまだまだあるz(自重しろwww
リルムのは、一度やってみたかったんですよww
北斗の拳知ってると、あのリルムの怪力も拳史郎(名前あってんのか)
のアレに見えてくるし(笑)
ミルモは元が可愛いのでドレスも似合いそう((
続きです。


一方――・・・
「ふぅ・・・・」
赤毛のアンならぬ女が影に隠れて
ハンターの目を免れる。
「どうしよう・・・・身動き取れないや・・・
第一、牢獄は何処だ?」

懐から出したのは煙玉。
じっくりコトコト煮込んだスープで眺めた後再びハンターの動向
をチェック。
「よし・・・・・・」



ミルモ「取りあえず牢獄は向こうにあるらしい。
進むぞ。」
リルム「ミルモ様はあまり前に出ない方が良いですわね。」
ミルモ「うっ・・・・」
ミルモ現在メイド服着用。


ばふーーーーーーーーーんッ!!!!

全員「!?」
ミルモ「おいっ、今の何だよ!」
りんご「ひーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ
はあああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!
ktkrwwwwwwこれぞ大海賊時代!!」
ミルモ「ハァ・・」
まるでone peaceのイワンコフ・・・・・
りんご「えwwwwwwwwwww溜息で訴えかけないで下さいよwww
私のテンションは元からですwwww」

オンプ「それより何があったのかな!」
チェック「行ってみよ!」
カスミ「Hey!Hey!jump!」
ヘイヘイジャンプって何だよ・・何のグループだよ・・
3人が煙に消えた後・・・・

「おっ、おい!あそこにいるメイド、メリアじゃないか!?」
別のハンター連中が再びオレをどっかの
メイドさんと勘違い。

「!? メリア・・・・?メリアがそこに居るのか・・・?」
赤毛の少女は今のハンターの発言に反応する。

ミルモ「放せッ!放せってんだよ!!」
ハンターに取り押さえられるオレ・・・

ケイト「ミルモ!!」
イクラ「ヤバイ!」

その後、煙に紛れてオレはつれて行かれた。

リルム「ミルモ様ぁーーーっ!!」
ケイト「・・・・?」
ハンターがほとんど居なくなった時・・・

そこにいたのは、オレらの一行と

「・・・・メリア!何処だ!?」

謎の赤毛の女の子だった。

イクラ「誰?」

「?!げっ・・・グラサンッ・・・」
その女の子は全員がハンターのコスプレをしている
イクラ達を見てびっくりした。
大方、あの連中と仲間だと思ったのだろう。
「! はっそうだ!!メリア!おい、あんたらメリアを
何処へやった!!」

りんご「プギャーwコイツマジであの連中と勘違いしてやがるぜwwwww」
イクラ「待って・・・メリア?もしかして知り合いなの?」
「・・・は・・・・?」
チェック「って事は仲間ぁ!!」
「知り合いも何も・・・・メリアはボクのメイドだよ・・・
主の言う事を聞かないどーーしようもないね」

カスミ「結局あなた誰なの?」

「ボクはレッテ。   あんたらあのグラサンの仲間じゃないのね?」

ケイト「あーーーーーーーーーッ!!!」
途端にケイトが大声を張り上げる

ケイト「私に恩を売って車の前に突っ込ませた人!!」

全員「え・・・・えーーーーーーーーーーーーーーーッ!?」


次回予告みたいなアトガキー
ミルモ「とうとう重要人物・レッテ登場だな!」
りんご「とうとうってwwwwww3話に既に登場してる
けどwwwwwwこれはとうとうって言うのかっていうwww
名前出ただけでキャラが出たと思っていいのかっていうwww
っていうか、メリアって誰だよっていうwwww」
イクラ「うぜぇ」
ミルモ「えー。次回復活イベントY「5秒であったか、DOUKUTUウォーズ」
イクラ「このコーナー廃止しろよwwwwwww」

では☆


■ 夏田みかん (252回/2011/02/15(Tue) 17:50:05/No3478)


復活イベントY「5秒であったか、DOUKUTUウォーズ」

ケイト「私を生き倒れから救って
車に跳ねらせた人ですぅ!」
レッテ「・・・・・・・・その言い方やめてくんない?」

りんご「ちょwwwwwwレッテとかwwwwロッテですかww
ロッテリア的なwドナルド呼んで来いwwwww」
レッテ「すっげームカつくんですけど、何この子殴って良い?」
イクラ「ところで、レッテは何でここに居るの?」
レッテ「それはこっちのセリフだよ。あんたら誰なの?
一体此処に何しに・・・」
カスミ「聞いてるのはこっちネ。疑問を疑問で返さないで欲しいネ」
レッテ「・・・。ボ・・・・ボクは此処に捕まってる
おっさんの脱獄を手伝いに来たんだ・・・・
・・・・・・来るなら来い!戦うなら相手になってやる」
リルム「安心して下さい♪私達は敵ではありませんわ♪
実は私達もその方を助けに参りましたの!」
レッテ「えッ!!・・・・・・・ちっ・・・どっちにしろ敵って事か・・・」
リルム「え・・・・・・?」
敵・・・・・・?
一人の妖精を助ける・・・・それだけが目的ではないんですの・・・?
チェック「っていうかさ、ひょっとしてレッテさんおじさんと知り合いなの?」
レッテ「は?何言ってんだ知り合いじゃないよ。知り合いなら此処に
来る必要ないし」
ケイト「・・・・・??」
レッテ「ま・・・・・こんな所で争ってもしょうがない・・・
まず、おっさんを助ける目標は一緒なんだ、協力するよ。」

りんご「ちょwwwwwwwwこんなシリアス展開
ミルポン日和に似合わないおwwwww
ぱっぱっぱぱっぱっぱっぱぱーー♪
よーどんだ路地裏っ石〜蹴飛ばせばギラッと黒猫〜」
なんかりんごさんが、またワケの分からない歌を歌い始めましたわ。
こういうキャラなのかしら・・・・
りんご「ロッテさんwwwww●ーネルさんは何処へ行きましたか?」
レッテ「知るかッ!ってかなんで伏字??しかもボクはレッテだぁ!!」
りんご「ロッテリア好きのりんごさん!」
レッテ「はーーーーーなーーーーしをーーーきーーーけーーー!!」
レッテさんて・・・・
しっかりした方かと思ったら意外に他人のペースに
呑みこまれやすいですわ・・・・(^^;

――――――・・・一方

「どうした事でしょう、迷子だわ。
で、も。きっとレッテが来てくれるわ〜。
此処に来たのはあの子の為ですもの〜♪
助けに来なかったらどうしてやろうかしら。」
主の事を敬わないメイドさん。
ローゼンメイデンの翠星石を思わせる容姿と、
黒髪ロングが特徴だ。
「でも帰る気にもなれないのよね〜」
彼女は自分の手を口に当てて、とんでもない事を言った。
「だって折角の お・ま・つ・り  で〜〜す〜〜も〜〜の〜〜♪」
スキップでかけていくメイドさん。
彼女の正体は誰でしょう。



「はなせぇーーーーーーーーッ!!!」
そんな叫び声が聞こえる、小桜エツ子ボイスで。
HANASE☆
ミルモ「オレはメリアじゃねぇ!!」
そう オ☆レ!
マジで勘弁・・・・
何でオレが連行されなきゃいけないんだ・・・
「黙ってろ侵入者!!」
ハンターに怒られちまったwwドンマイおれ。
この厳つい男と随分の距離歩いたのだが、途中で
人口的に作られたような大きな扉が出て来た。横に機械が
沢山ついている。おいおいwww何処の漫画の世界だよwwwww
ドラゴンクライシス辺りに出て来そうwwwwww
「入室券が見当たらん・・・・」
機械のドアの前に来て、ハンターが何かを捜す。
ミルモ「ん?あの真冬に太陽が昇らない所か・・・・?」
「それは北極圏!」
ミルモ「じゃあ世紀末救世主伝説の」
「それは北斗の拳!!」
ミルモ「え じゃああのだっふんだーとか言ってるコメディアン?」
「それは志村けん!!!」
ミルモ「ハァ・・・ドア入るのに何でそんなのいるんだよ・・・」
「貴様らのような輩が入り込まない為だ」
ミルモ「だったら無くすんじゃねーよ・・・」
「・・・・・・・め・・・面目ない・・・・」


一旦切ります。



■ 夏田みかん (253回/2011/02/16(Wed) 10:30:49/No3481)

続きです。

――――・・・・一方
「その侵入者とやらは何処へ行ったのですか?」
敬語で喋るトランプの女の子。容姿は黒いシルクハットに
赤いマント、金髪ポニーテールで服にトランプのマークが入った
特徴的な少女だった。
すると、同じトランプの男が後ろをついて来る。
「それが情報がまだ来てないッス。“隊長”もう私らだけで捜しませんか?」
この男の容姿はメガネに整った青い髪の毛。
黒いマントをした服に、やっぱりトランプのマークが刺繍された男だった。
「そうですね。・・・・早い所見つけるに越したことはありません
私達もその“レッテ”と“メリア”と言う侵入者を捕まえに行きましょう」

―――・・・更に一方
りんご「見た目は美女!頭脳はハンバーガー4個分!
その名は名探偵 りんごwwwwwwww
wwwwwwwww推理してやるよwww真実はいつも2つww
ペロリッこれは青酸カリwwwwwwwwwwバッババババーロー!ww」
りんごは相変わらずのテンションだった。
レッテ「何なのこの人・・・・」
イクラ「構わなくていいよ・・」
りんご「ちょwwwww構って欲しいおwwww
ASAHIスーパードゥラァイ☆だなお前www」
オンプ「こういう洞窟ってさ、埋蔵金とか埋められてない?」
りんご「シカトーーーーーーーーー!!!!」
チェック「あっ・・・ありさんが踏まれてる!可哀想にッ・・
誰がこんな事を!!」
チェックが足下のアリンコに気付き、感傷に浸り始めた。
屈んで、アリンコを手のひらに乗せる。
スポットライトがチェックだけに当たった。そして何故か
BGMにミルモでポンテレビ音楽集2にある「悲しみ」が流れて来た。
チェック「ひっ・・く・・・ありさん・・・あの世でも元気でね・・・っ
こんなにぐったりしちゃって・・・・昨日まであんなに元気だったのに・・」
レッテ「え・・・・昨日って何・・・そのアリンコの何が分かるの;」
チェック「分からないの!?ありさんにも家庭はあるんだよ!!
昨日私の家の庭で一家で遊びに来たもん!!」
レッテ「此処にいるアリンコがお前のウチに居るアリンコと同じって!?
どんなアリンコだよ!っていうか何しに来たのアリンコさん!!!!」
チェック「きっと挨拶に・・・・
一昨日私と約束した事忘れたの?ありさん!!」

ありの格好をした何か『オレさー。一家を大切に
しようと思ってんだYO。最近会社をクビになっちゃってぇ〜〜
上司とは元からうまくいってなかったけど・・・・
今までメシ奢ってもらってthank you verrymatch♪』
チェック柄の何か『そうよ!一家を大事にする事が大事よ!!!
だから約束して!必ず生きて帰って来ると!!』
ありの格好をした何か『お・・・・お前・・・』
チェック柄の何か『貴方・・・・・・!』
レッテ「ちょっと待てーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!
何この回想シーン!明らかにおかしいだろ!?っていうか誰この2人!?」
チェック「戦争を前にした一人の男と女の危険なラブロマンス
だよ〜」
レッテ「もはやアリンコ関係ないじゃん!?つーかありの格好をした
何かって何だよ!その辺に居るリストラされたオッサンでしょ!!?」
チェック「違うもん!ありさん夫妻だもん!」
レッテ「最初にアンタとの約束って言ってなかったっけ・・・」
カスミ「アリンコなんて皆一緒ネ。
昨日 会ったありと今日会ったありは同じだよ。」
イクラ「(アメリカン・・・・・^^;)」
ケイト「なんか・・・・・・・
私達入るスキがないですーー」
リルム「そうですわね(汗)・・・・・とにかく
ミルモ様を捜しに行かなくては・・・・・

待っていて下さいませ!ミルモ様!!」

イクラ「待ってるとは限らないんじゃない?」
リルム「・・・・・・・・;;(汗)」

それぞれの思惑が困惑する中――・・
勘違いと誤解のトラブルは続く―

次回予告みたいなアトガキ

ミルモ「って事は噂のメリア!?」
「同じメイドのよしみって奴だわ〜」
「此処でござるか・・・」
トランプの女「メリアとレッテと名乗る者の情報はまだ掴めないのですか!」
りんご「侵入者・・・?もしやあの赤毛か・・・?」
トランプの男「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ」

ミルモ「お・・・・・・お前がメリアだったのか・・・・」

次回復活イベントZ「あなたと私のWRYYYYYYYYYYYYYYYYYY!」

ミルモ「っておい。ネタ切れだからってAngelBeat!の次回予告みたいに
するなよ!ってかパクリじゃねーか」

以上。
次回は、アトガキにある台詞が出るのでちょっとしたネタバレ?
でもこの方が次回予告っぽいよねwwwww

では☆





■ シンキロー (54回/2011/02/16(Wed) 14:11:41/No3484)

こんにちは!シンキローです。

続きが更新されたようですね。
ミルモとハンターのやりとり、楽しそうですね。(笑)
このままでも大丈夫・・・なわけないか。

レッテ・・・僕っ娘来ました。
僕っ娘カワイイです。
りんごとレッテは色んな意味でいいコンビになりそうな気がします。(笑)

チェックの想像力・・・。
ありの格好をした何かw。
何と言う想像力だ!実に羨ましい!
その想像力、僕にくらさい。(^q^)

次回も楽しみにしています!
それでは!



■ 夏田みかん (254回/2011/02/16(Wed) 17:59:46/No3490)

こんにちは(^^)夏田です♪

最近、学園パピィより更新率高いですwww
なんか、書きやすいんですよね。オリフェが多いと。

*シンキローさん*
コメント有難うございます(^^)
正直、ムルモ屋のミルモ小説書きさんで一番
シンキローさんのギャグが好きですvギャグセンスが素晴らしい!
なんか、絶対に滑らないし普通に笑える所とか尊敬出来ます(>_<)
(夏田の場合ほとんど滑ってるんですよね。特に学園パピィwwwwww)
シンキローさんのギャグせん欲しいです(
笑える話って簡単なようで考えるの難しい・・・;;
>ミルモとハンター
こいつらは今回の話で離れます(笑)
レッテ・・・ボク娘は前から描いてみたかったので
描けて良かった(^◇^)

復活イベントZ「あなたと私のWRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!」

30代〜〜のッ薄毛に抜け毛♪
こんにちは、りんごッスwwwwwww
貴方の心の女神りんごッスwwwwww
しかし最近「ワイワイガヤガヤ妖精日記」読んでるんだけど
凄く面白いコレwwwww作者神なのwwwww
キキラちゃんとかカワユス。お友だつになってくらさい^p^ww

ただ今 りんごはぐれ中wwwwww
だって皆が無視するからwwwwww
私がはぐれた事に気付いてないwwww
あッやべ、考えたら何故か切なくなってきた。
今夜ハチクロの再放送じゃまいか。動悸、息切れ、発熱、と
病院に行けと言われそうなまでに身体に異常をきたす恋煩い
をテレビで体験するというこの切なさwwwwwwwwww
だだだだだ誰か ロマンティック止めてえええええええwww




―――・・・
ミルモ「ハァ・・・まじにどーすんだオレ。
このまま連行されるワケにはいかねぇな・・・」
すると、ハンター的な男が驚愕をあらわにした。目の前の妖精に。
「何ィ・・・・!?メリアが2人だとォ!?」
なななななな・・・なん、なん、なん、なんだ、なんだとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。
「あッやっばい・・・・」
気付くメイドさん。容姿はまさしくローゼンメイデンの翠星石。
ヤバイという割には口調は穏やか。
ミルモ「って事は噂のメリア!?どうすんだオレ・・・・
メリアって奴はオレ達と同じ目的だよな・・・って事は
味方・・・・両方抜け出すのは難しい・・・このままオレが
メリアになり済ましてアイツを逃がすか・・・・!ぐあああ
リューク何処にいるんだ、リューク!!もっと面白いもん
見せてやるからデスノートにこのハンターの名前書いてくれえええ」
頭を抱えるオレに対して、
その緑のメイドはニッコリ笑って
「ぐあああああああああ」
その辺の木の破片でハンターを殴りつけた。
メイドバイオレンス・・・・ひぐらしのレナ並みだぜこりゃ。

バギッ ガキンッ ゴッ

「ふーーーーっ☆良かったわ〜〜♪誰だか知らないけど、
同じメイドのよしみって奴だわ〜」
外見はフワフワしていて癒し系の部類
に入るが声はなかなかしっかりした感じだった。
それにしてもメイドさんが大の大人をフルボッコたぁ・・・・

夢に出そう・・・・・

「申し遅れたわね。私の名前はメリア。
軟弱主人のご命で此処まで来たけど本人と
はぐれたのよ〜。あなた何か知らない?」

―――・・・
「ここでござるか・・・・」
洞窟内にて。
口調から察せそうなこの妖精も何故か
此処に来ていた。
「しかし仕事の依頼とは言え・・・あまり関わりたくない連中でござる」
ミルポン日和。一応公式キャラ数名登場予定中。
作者の性格を考えれば誰が出るか分かるおwwwwwwww

一方

トランプの女「メリアと、レッテと名乗る者の情報はまだ掴めないのですか!」
今だに侵入者を捜すトランプのお方々。
トランプの男「一旦戻りましょうか?」
トランプの女「そうですね・・・・ん?」

すると彼らの目の前に、運が良いのか悪いのか

逸れっこでボッチなりんごがハンターのコスプレをしたままやって来ます。
しかも、ハレ晴れユカイを踊りながら。

りんご「アル晴れたひぃいいいいいの事おおお」
CDかけて大音量で。

Wトランプ『・・・・・・』
Wトランプ絶句。顔に豆鉄砲食らったような表情。
トランプの男「な・・・・・何してんスか・・・」
りんごは元気にふりつけのダンスに夢中。
ノリノリで踊っているため、トランプの男の声が
聞こえないようだ。
トランプの男「あの!!」
ちょっと声をあげて話しかける事を試みる。
しかし、相手は全くと言っていいほど無反応。

トランプの男は若干イライラしてきた。

トランプの男「あーーーーーのーーーーーッ!!」
更にデカい声で話しかけてみた。
ムキになっているが、とっても残念な事にりんごさんには
out of 眼中。

変わらず、踊り続けるりんご。BUUUUUUUUUUUUUN。
そんなりんごの態度に、地団駄を踏んでイラつき全開のトランプの男。
トランプの女「・・・・。ハァ・・・・・」
深く溜息をつく、トランプのお姉さんは男の代わりに前に出た。
トランプの女「ずっと此処にいたようですね?侵入者の情報は・・・
ありますか?」
するとりんごが「ん?」と言って振り向く。
りんご「侵入者・・・?もしやあの赤毛か・・・?」
トランプの男「!!!見たんッスか!?どんな人でしたか!?!」
やっと反応したりんごに勢いで質問する男。しかし・・

りんご「おっおきな〜〜〜〜〜胸ッ胸ッスキでしょ!!」
またハルヒのEDを変態吹き替え版にして歌い始めていた。
トランプの男「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ」
あからさま過ぎて、とてもムカついてるトランプの男。
女は、それを見兼ねて、同じ質問をりんごにした。
りんご「あのロッテリアー少女かよwwwwwwwアイツアレだよ、
毎日ロッテリア食ってんだよwwwwロッテリアの新しいキャラクターww
ドナルドとカーネルがねwwww2人で赤毛のアンとアンアンしとけば
いーんだよwwwwwwwww」
Wトランプ「・・・・・・」
りんご「メイド服のヤツはね、白いフリルいっぱい付けて
カワイイ、それはそれは可愛過ぎて視線の男子が死んじゃう程可愛い
女の子wwwwwwww世界征服できるじゃんwwwでもね、この人
外見とは裏腹に凶暴で、暴れまわるから気を付けてwwwwww
ナイフ振り回すかもしれないwwwwwwこれってギャップ萌え?
テラ無縁wwwww自分と無縁過ぎて泣けて来たおwww
涙で塩分も取られて無塩wwwwwスイーツ(笑)」


―――・・・りんごから長々と情報を貰った後、2人が去っていく時。

りんご「デタラメ言っちゃった!てへりんご?」

一旦切ります


■ 夏田みかん (256回/2011/02/17(Thu) 11:47:30/No3501)

おはようございます(^^)夏田です♪

―――そんでもう一方
イクラ「ミルモ何処連れてかれたんだ?」
ミルモが連れてかれてから、一行は行くべき道を迷いそうに
なっていた。
リルム「さぁ・・・・どうしましょう・・・迷路みたいですわ〜・・」
疲れてる。顔がそう訴えてる感じである。
此処は一体何なのか。問いかけたい疑問を飲み込んで
進む一行。この洞窟は何のための洞窟なのか・・・・

そんなmysteriousな雰囲気になってきてから、一人の赤毛が
とんでもない質問を繰り出してきた。
レッテ「っていうか・・・・さっきのりんご帽子何処行ったの?
いないけど・・・」
リルム「・・・・・・・え!?」
・・・・いっ・・・今なんて??

リルムは最初にミルモが女装しはじめたのを目撃して
「ミルモ様にそんな趣味が」と思った時と同じくらいびっくりした。

レッテ『ってゆうかぁ〜・・さっきのapple hatはwhereへ行ったの?
nothingだけど』

思わず中途半端な英語変換で脳内リピートしちゃうリルム。

リルム「えーーーーーッりんごさんがいませんわ〜〜〜〜ッ!!」
カスミ「そういえば あのアップルいないね?」
オンプ「厄介なのがいなくなったなぁ・・」
チェック「なんかやってないといいけどね・・・・」



「お・・・・・・・お前がメリアだったのか・・・・」
ミルモでポン!第二期にてオレが桐生に向かって言った台詞と
そっくりな使い回し台詞を言った。
メリア「そうですよ。・・・・カワイイメイドさんかと思ったら
まさか男だったなんて・・・・軽くひいたわ・・・」
ミルモ「うっ・・・うるせぇ!!なりゆきだ!!////」
ローゼンメイデンの翠星石っぽい女の子はミルモの隣で、
ちょこんと座っていました。
こんな癒し系少女が中身はフリーザ様なんて・・・・
誰が思うだろうか。。

ミルモ「取りあえず、あんがとよ。
その・・・レッテとか言う奴のことは知らねぇけど、
この洞窟にいるんだろ?会ったら伝えてやるよ。」
メリア「えぇ。私はもうしばらく捜す事にするわ。
あのアホ主人を見つけなきゃ。」


現在 イクラ、リルム、レッテ、カスミ、
チェック、オンプ、ケイト7人で洞窟移動中。

ミルモとメリア別行動

トランプの2人組、メリアとレッテを捜索中。

りんご 迷子。

次回どうなる!?

次回予告見たいなアトガキー
レッテ「ボクお腹すいた・・」

りんご「ウルトラマンみたいなクシャミも出来るよ。」

「ハローハロー♪あの子〜ワイ〜ルドだ〜愛せ〜ハロ〜♪」

メリア「あなたは、此処で何をしてるのかしら」

ミルモ「うろ覚えだったけど考えたら涙出て来た(汗)」


トランプの男「お・・・・おい・・・そっちのメイド・・・
―――――メリア!!!!」

次回復活イベント[「リア充なんてクソくらえー♪を作詞・作曲!」

ミルモ「あとがきに出た台詞は次回話に出るぞ。
前回と同じだぜ。ちょっとしたネタバレが次回予告っぽい☆」

では☆


■ 夏田みかん (258回/2011/02/17(Thu) 17:12:54/No3503)

あれえええ!?こっちに書き込みになってた;;
すいません、こやまるさんこの絵のレスをオリフェ紹介スレに
移動とか出来ませんか?後々プロフ描く時とかに不便なので;;
すみません><お願いしますっ
では☆


■ こやまる (1070回/2011/02/27(Sun) 10:16:37/No3559)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、こんにちは☆

すっかり遅くなってしまいごめんなさい。
お絵描きありがとうございます…ってオリフェ紹介でしたか。
後ほどオリフェ紹介スレッドへ移動させていただきますね。
トランプのお兄さん、私はもう少しごついのを勝手に想像していましたが、絵を見たら何となくヘタレなメガネ男子な予感…。
と言いつつも、髪のハイライトとか肩当ての反射とか、絵の気合いの入り方がいつも以上なので、実はみかんさんのお気に入り度の高いキャラなのかも!?

ストーリーの方は、りんご失踪に笑わせていただきました。
一人で勝手に騒いで、そしていなくなる…。
将来は売れっ子お笑い芸人になること間違いなしです。
(相方選びで苦戦しそうですが)
みんなの反応もまた様々で…チェックの予感が的中しそうな予感。。
みんな真面目にりんごのことを探そうとするのだろーか?

みかんさんが描くヘタレキャラはみんなかわいくて好きです。
レッテもそのヘタレキャラに早速仲間入りでしょーか。
いや、必死に抵抗するレッテがまたすごくかわいい♪
僕っ娘キャラは周りにいじられやすいのはどのアニメでも共通の宿命なので、レッテにはこれからも小さな抵抗を続けて欲しいです。

>あ、もしよければ、交換漫画の一部を写真に撮って送りましょうか?(笑)
可能ならばぜひ見てみたいです。
どんなやり取りで小説を書いたのかが分かると、想像も膨らみそうですので(^^)。

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ 夏田みかん (262回/2011/03/14(Mon) 18:20:22/No3605)

こんにちは(^^)夏田です♪

ずっとこういう絵描きたかったんですよ〜。
学園パピィでもそのうち戦闘真っ最中な絵を描くかも・・?
ミカンやティトが武器を持って構える絵は何度も描いたけど
気付いたら戦闘中はいままで無かったなぁ。。
せっかく魔物という設定があるのだから挿絵らしい絵を描かなきゃ。。

復活イベント[「リア充なんてクソくらえー♪を作詞・作曲!」

ぽじてぃーーーーーーーーぶ
あくしょーーーーーーーーーーーーんッ!!!!(※積極的差別是正措置) 

こんにちはイクラです。
今 洞窟をさまよってます。
レッテ「ボクお腹すいた・・・・」
ボク娘レッテは、空腹を訴えかけてきやがりました。
リルム「そういえば・・・・お腹すきましたわ・・・」

現在午後一時二十分・・・・・

お昼の時間より少々過ぎている。
生物学的に、お昼にお腹がすくのは当たり前。
しかし 残念なことに食べ物を持って来ていない。
イクラおにぎり食べちゃったし。

一方。
りんご「はろーーはろーーあの子ーーワイルドだー
愛せーハロー。おうおうおうおう〜〜〜〜〜♪
ヘッローーヘッロヘローーー♪」
りんご熱唱。

その後ろに居たハンターが軽く首を傾げます。
「何だ・・・・・その歌。」


一旦切ります;;1ページも行ってないけど
時間がアレなので(*^_^*)
では☆

300×300

paint1300088896.png
/57KB

■ 夏田みかん (263回/2011/03/25(Fri) 13:40:26/No3638)

こんにちは(^^)夏田です♪

途中だったんで、続きを。。

時を遡る事数時間前―――・・・
りんごがフラフラ歩いていると、偶然通りすがったハンターと出会い、
りんごを仲間だと思い込んだため一緒に行動していた。
りんご「ヘァロォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ」
「ひっ」
※今のはくしゃみです。
りんご「ウルトラマンみたいなクシャミも出来るよ?」
「は・・・・・・はい・・・?」
りんご「へぁッ!!」※クシャミ
「・・・・・・・・・・・・」
リんご「じゃあ私はあっちを探すよwwwwwwww」
「あ・・・・・・あぁ・・・」

わけの分からない りんごのペースに、ついて行けないハンターの男。
先程聞いた変な歌が妙に耳に残ってる。
誰もいない空間で、ついハンターの格好をした男は独り言を呟く。
「はろーーーはろーーーあの子〜〜ワイル〜ドだ〜〜愛せ〜ハロ〜♪」

結構、元のリズムと合ってるなぁ・・ノリやすい。

テンションが若干上がっているハンターの男。
「おうおうおうお〜〜〜〜う♪oh〜ヘッロ〜ヘロ〜ヘ〜ロ〜
ベロ〜〜ペロペロ〜<ガチャッ> !?」
歌っている最中に何かの物音が。
ハンターの男はびっくりして振り返ると、そこには
トランプの女が立っていた。
トランプの女「・・・・・・・」
しばらく呆れて見ていたが、すぐに目線を横にずらし、
トランプの女「私は・・・・・・何も見ていない」
そんな事を言った。
ハンターの男は額に変な汗を掻いて
トランプの女から目線を逸らす。

トランプの女「ところで。侵入者のほうはどうですか?」
「いえ・・・・・未だ大した情報は・・・・・」
トランプの女「そうですか、では引き続きお願いします。」
「・・・・・・・」
ハンターの男は妙に安心してしまった。



メリア「牢獄ってこの辺よねぇ・・・・・・
それっぽい場所が見つからないのは何なのかしら。
・・・・・・・・・あの赤毛主人!何処いってるの!?
私だけで探してたって意味ないでしょーがッ」
独り言をまるでぬーべー先生と戦うお化け並みの奇妙さで呟く。
メリア「そういえば・・・・あの青い服の男の子・・・・
名前聞き忘れたわ・・・・・一体何者なのかしら・・・」
しばらく歩いてると、変な歌が耳に届いた。

「ハロハローーー♪あの子〜ワイ〜ルドだ〜愛せ〜ハロ〜♪」

メリア「・・・・・」
メリア沈黙。

ハンターの男が再び1人でノリノリで歌っていた。

ハンターは人の気配に気づき、振り返る。

メリアは体ごと横に向けて、視線を合わせないようにした。
「・・・・・・・」
メリア「・・・・」
一気に変な空気になる。
ハンターはまたしても変な汗を掻いていた。
そんな微妙な雰囲気で最初に口を開いたのはメリアだった。
メリア「貴方は、此処で何をしてるのかしら」
「・・・・・・え・・・・歌っていた・・・」
the only song

――――・・一方。
ミルモ「くっそーーどこだかわかんねぇ・・・・・
あいつら今何処に居るんだ?そうだ!携帯・・・・」
ミルモは仲間と連絡を取ろうと携帯を取り出す。
時刻は1時30分を過ぎようとしていた。
ミルモ「すげぇ 腹減ったんですけど・・・・」
ミルモは軽くお腹をさする。

ピッ ピッ ピッ・・・・・プルルルルルル

『お掛けになった電話番号はー電源を切っているか
遠くにあるポッシブルがあります。かけなおして
頂きたい』
ミルモ「コノヤロォーーーーッ!!!!!」
洞窟のせいで連絡手段ゼロ。
オレは孤独を感じた。

拝啓 この小説〜読んでーる貴方は〜何処で〜何をして〜見てますか〜♪
ふふふ〜〜〜んふんふんふん〜〜〜♪ふ〜〜〜ん〜〜〜〜
いーま泣きそうで、吐きそうで、鬱っぽいボクは〜〜〜♪
誰のコメント〜〜♪信じ歩けばいいの〜〜〜♪
ふふふふ〜〜〜〜〜〜〜んふ いまーーを生きーているー♪
今を妄想している〜〜〜♪

ミルモ「うろ覚えだったけど考えたら涙出てきた(汗)」

すると前方に凄い勢いで逃げていく少女がいます。

りんご「うおおおおおおおおおお誤解だうおおおおおおおおおwwwww」

ミルモ「りっ・・・りんご!?」
りんご「あっ!男メイド!!」
ミルモ「誰が男メイドだッてめぇッ」
りんご「言ってる場合違う!バイオレンスメイドが迫ってくる!!!」
ミルモ「バイオレンス?メイド?」

メリア「待ちやがりなさあああああああああああああいッ
クレイジーアップル!!!」
尖った木の切れ端を振り回すメイドさん。

心あたりはアイツしかいない。
ミルモ「メッ・・・・メリア・・!?」
そのままメリアはりんごを追いかけて走って行った。
ミルモ「りんごの奴・・・・・・メリアに何したんだ・・?」



りんご「ぐぅおるらあーーーーーーーーーーーーーーrrrrrr!!!!」
こんにちは皆さん!音速を超えた状況説明いっきまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーつ!!!!!!!!

ちょっとドアがありまして〜〜〜♪
覗いてみた〜〜らあら不思議♪
パリパリンと音がして♪何かが壊れる音がした!
今の状況にい〜〜〜たります〜♪
詳しくはwebで!!!!

すると前方に 見覚えの薄いデジャブが起きそうなメガネと青髪の
トランプの男が・・・・
トランプの男「・・・・・!!あッ・・・・お前っっ・・・」
おりょ?あっちは私の事知ってるみたいwwwwwwwwww
ちょwwwwwww軽くモテるわ私wwwwwwwwwwwww
すると、トランプの男は私の後ろについて来る
どう見てもローゼンメイデンの翠星石似です、ありがとうございました
な女の子を見て、びっくりぎょーーてん。
トランプの男「お・・・・・・・おい・・・・・・そっちのメイド・・
――――――メリア!!!!」

次回予告みたいなアトガキw
ミルモ「なんと次回は盛りだくさん!!!

なんと何故かアイツがここに・・・・・?

あの謎のトランプの男の名前が明らかに!!

そしてあのトランプの女とも遭遇!!果たしてオレ達の行く末に
阻む物とは・・・・!?」

イクラ「ちょ・・・・」
りんご「珍しく次回予告っぽいじゃん!?wwwwwww
次回なんなのよ次回wwwww」
ミルモ「次回復活イベント\「ミルポンメイデン!ドゥベルヴァルツァ」
りんご「ちょwwwwwwwwwwwwww結局次回の話
なんですかwwww真紅でも出てくるのwwやべぇwktkするww」
イクラ「黙れ腐ったりんご」


では☆


■ 夏田みかん (267回/2011/03/30(Wed) 16:51:52/No3681)

こんにちは(^^)夏田です♪

さあて続きいくかー!!((

復活イベント\「ミルポンメイデン!ドゥベルヴァルツァ」

トランプの男「お前ーーーッ!侵入者のメリアー!」
侵入者?ちょwwwwww私も侵入者ですけどwwww
気付かないこの事実!!
ってーか後ろの翠星石はメリアか。
レッテが言ってた、言うことを聞かないメイドさん。
私を追うメリアの後ろを更に追うトランプのヤロー。
〜〜三角チョコパイ・恋の味ッ☆ってか??wwwwwwwww


――・・・
ミルモ「どうすっかな・・・・後を追うか・・・
でもりんごだしなァ・・・もうちょっとマシな奴なら
付いていくんだけど・・・」
メリアから逃げていたりんごを追うか追うまいか迷う。
すると、背後から誰かが近づいてきた。
「おい・・・・そこのメイド服・・」
びっくりして 振り返ると、見た事のない金髪女。
黒のシルクハットに赤いマントのトランプの刺繍が入った白い服。
そう、この小説で「トランプの女」と呼ばれる妖精である。
トランプの女「もしや メリア・・・・?」
ミルモ「だ・・・・誰だ?おめぇ・・・オレはメリアじゃねぇ!!」
妙に空気が張り詰める・・・・
トランプの女「シラを切るつもりですか。貴方は侵入者。
ここから出て行きなさい。さもなくば強引にでも出て行ってもらいます。」
ミルモ「なんだと!?」
トランプの女は、腰に刺していた細身の剣を抜く。
剣っていうより針みたいな、ガビョーのデッカい版。
特殊な形をした剣だ。こういうのって何て言ったらいいのww

「待つでござる!!」

何処からかそんな声。
2人はびっくりした。この声は何処から?お腹からwwwww

あなたは私が守るっていうwwwwwww
だからあなたは死なないっていうwwwwwwぷぇっwwwぷぇっww

ミルモ「ネズミじゃねぇか!なんで此処に居るんだ?」
ネズミ「それはこっちの台詞でござるよ。一体なんでお前が此処に・・・
しかも何故女装・・・・。見ていた所拙者と目的は同じのようだが」
ミルモ「!!・・・・って事はお前もあのじーさんを・・・」
ネズミ「あぁ・・・さっきからあっちこっちで騒ぎが起きている。
どういうワケかいろんな者が此処に集っているようだ・・・おかげで向こうに気取られた。早くしないと、あのじいさん連れてかれるぞ・・別の場所に!」
ミルモ「!!!!!」
トランプの女「案ずるな。お前達は急がずとも私が止めます。
この手で力ずくでね・・・・・」

揺れる金色のポニーテール。
緊迫した雰囲気。

ダアクと戦う時バリに空気が張り詰めた。
しかし。    忘れちゃいけない。この作品は
ミ ル ポ ン 日 和 (ギャグメイン)!

そして 主人公・オレ☆

ジャリッ・・・
3人「!?」
近くにあった小さな通路の穴から、別の妖精が来た。
3人は一斉にその妖精に注目する。
その妖精の登場に一番びっくりしたのは

トランプの女だった。

トランプの女「ジャック!?」
ジャックと呼ばれたトランプの男は
入って来たかと思えば、フラフラと体を揺らした後、
通路の穴の目の前でバタリと倒れてしまった。

そのすぐ後に・・・・

この世の物とは思えない

恐ろしい笑顔のメイド少女が入って来た。

背景が赤く染まって見える・・・・・

倒れた、ジャックという男を踏みつけて
木の破片を再び振り回す。
メリア「あのりんごは何処へ行ったのかしら〜〜♪^^」

オレ達3人は体を硬直させてしまった。

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴる〜〜〜♪

復活の呪文が効かない!!!!
ミルモ「おい・・・・逃げるぞ・・・」
ネズミ「あっ・・・・・あぁ・・・;」
トランプの女「凶暴でメイドで・・・・・
あの者がメリアか!あのりんご帽子の言った通りだ・・・・っ」
3人はコンマの速さで凶悪メイドのメリアから逃げる。

――――・・・一方。
リルム「本当にお腹が空きましたわ・・・
このまま倒れてしまったらどうしましょう・・・」
カスミ「私もハングリーネ・・・・
ミートパイが食べたい〜〜〜ッ・・・」
チェック「meat meetッ!」
オンプ「てきさす ばーーーがーーーー!!」
ケイト「全部肉じゃないですか!?私は・・・白米・・そして
お菓子が食べたいですぅ・・」
レッテ「・・・・・・。・・?・・・!
あ・・・・・・・お菓子入ってた・・・」
アメリカスリー「えーーーーーーーーーーーーっずるい〜〜〜ッ!!!!」

一旦切ります。


■ 夏田みかん (268回/2011/03/31(Thu) 14:26:57/No3690)

こんにちは(^^)夏田です♪

獅子よ虎よと吠え〜茜指す空の〜♪
続きを書きたいと思いますww((

リルム「そういえば、そのさらわれたオジサンってどういう方なんですの?
ミルモ様はただの通りすがりですが・・・ひょっとして貴方は親族の方
なんですか?」

そのリルムの発言に絶句する・・・

レッテ「通り・・・・・すがり・・・?待って、君ら一体何者?
BZPを狙っている者じゃないのか!?」
ケイト「BZP?」
レッテ「欲しいから此処まで来たんでしょう?
・・・・・まさか・・・・さらわれたって・・・何も知らないで
此処に来たの・・・・?」
リルム「??」
レッテ「いや・・・・本人に聞かないと分からないわよね。
早くミルモとやらとメリアを見つけましょう!」
早歩きに変えるレッテをイクラは無言で見ていた。
イクラ「(BZP・・・・?・・・・あれ・・・?どっかで聞き覚えが・・)」

―――――・・・
「ゼェ ゼェ・・・・」
死に物狂いで逃げてきたのはミルモ達。
ネズミ「な・・・・・・何なのだ・・・ハァ・・ハァ・・
あのメイドは・・・」
ミルモ「レッテって奴のメイドだってよ・・・・ハァ」
ネズミ「!!!!!!!」
ネズミがあからさまにびっくりする。
その反応にミルモも気付いた。
ミルモ「?何だよ・・・・」
ネズミ「拙者はその女に雇われて此処に来てるでござる・・・」
ミルモ「えッ・・・・・」
ミルモもびっくりする。

すると、奥のほうからゾロゾロと誰かがやって来る
ネズミ「誰か来る、・・・・・隠れるぞ・・」
ミルモ「いや・・・・・まて、アイツらじゃねぇ」
ネズミ「何・・・?」

「お腹空きましたわ・・・・」
「ねぇ、誰かいるよ?」
「oh!ハンターネ!?」

イクラ「あ・・・・!   ミルモだ!」
ゾロゾロと来たのは顔なじみのメンバー。
リルム「ミルモ様あーーーーーーーーーーーーッ!!!」
リルムがミルモ目掛けて突進してくる。サファリパークのゾウもびっくり。
ミルモ「うぉぶッ!!」
勢いで変な日本語に変換されるミルモ。
リルムの頭突きによる腹部へのダメージは拭えないのであった。
まるで食べ物に当たった時みたいに、腹部に全神経を集中させるミルモ。
オンプ「りんごさん行方不明だよ」
チェック「ん?そこの青い人は誰?」
ミルモ「青い人ってお前wwwwwオレも青なんですけどwwwww」
すると、ミルモはいつものメンツの中に見知らぬ少女が居る事に気付いた。
ミルモ「えっ・・・・誰?」
レッテ「そうか・・・・お前がこいつらの親玉か・・・
ってか何故メイド服・・・・?;」
ミルモ(親玉って何だよ・・・・ってかメイド服の事はもうほっといてくれ)

そんなやり取りをしていると、やはり驚いている妖精1人。
ネズミ「レッテ殿・・・・貴方まで此処へ・・・・」
レッテ「!・・・・忍者の者・・!居たのか・・・・すまん。やっぱり
他人に任せっきりにする事は性に合わない。この問題はボク達の問題だ・・・
だからボクも来た。邪魔になるかもしれないがサポートして欲しい。」
ネズミ「・・・・。了解したでござる」
レッテ「・・・あれっ、そーいやメリアは?来る途中、メリアの声が
聞こえた気がしたんだけど・・・・・」
その途端 ネズミとミルモは口を噤んだ。

カスミ「ねぇ・・・・皆・・・・・此処・・・鉄格子がいっぱいあるネ。
何かな・・・・・・?」
ミルモ「えっ・・・・」
鉄格子・・・・・!?

ついに目的地へとやって来たミルモ一行!
雇われのネズミも交えて波乱の予感!!

次回予告みたいなアトガキー
ミルモ「ネズミ登場はネズミ人気に肖った物らしいぞ・・・」
ネズミ「なんでこんなパソコンのコンピューターウイルスみたいな
小説に登場しなきゃならんのだ・・・」
ミルモ「それ、もうオレが第一話で言ったから今更言うなよwwwwwww」
りんご「ちょwwwwwwwwwwwどんどん私の出番が減ってく件について
どうしてくれんだwwwwww出さないとB´z歌っちゃうよ!?
あッのっこは太陽のコマチッッえんじぇーーる!?」
ミルモ「黙れもう、お前まじ黙れ」
イクラ「さあて、ミルポン日和は本当にギャグ小説なのか・・!?
次回最終・・」
ミルモ「最終回じゃないから。最終回じゃないからね。信じる人居たら
どーすんだよお前・・・・
次回復活イベント]「脱出ゲームはモバゲーで☆」



夏田です。
だいぶいいところまで進んで来ましたね!
私の大好きなあの子もこの子も出るのは結構中盤なので
迫ってきてますよ(何が

そうそう、トランプの兄さんの名前がやっと明かされたので
プロフも作ろうと思います♪イラストの方紹介スレへの移動
宜しくお願いしますね!!
では☆


■ 夏田みかん (277回/2011/04/23(Sat) 17:34:35/No3777)

こんにちは(^^)夏田です♪

久々の更新ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!

の前に、・・・
いただき物に載せてくださってありがとうございました!
後、\話で一部余計な文章が混じっていましたので、修正して下さいです。
>獅子よ虎よと吠え〜茜指す空の〜♪
>続きを書きたいと思いますww((
これは、本編には関係ない文章なので;;


復活イベント]「脱出ゲームはモバゲーで☆」

ミルモ「鉄格子・・・・・!?」
ミルモ・・・・つまりオレは驚愕をあらわにする・・
ネズミ「ビンゴでござるか・・・・。どうやら拙者達の目的人物は
此処に居そうでござる。」
出しゃばんないでくんない??でしゃばんないでくんない???
此処。ミルポン日和。おーけィ?YOU、主役じゃない。おーけィ?
レッテ「そうか・・・・遂にBZPが手に入るのか・・・・!!」
レッテは感嘆の声をあげた。その発言にオレは首を傾げる。
ミルモ「BZP?なんじゃそら」
おい、また中二っぽい設定じゃねぇだろうなァ・・・?
レッテ「はっ!?やっぱりアンタも知らないの!?!?」
なんで驚くんだよ・・知らねーよ・・・
ミルモ「知らねぇよ・・・」
レッテ「じゃあ・・・・あんたら何で此処に・・・?」
ミルモ「??デンジャラスじーさん救出・・・・」
レッテは開いた口が塞がらない。
すると、ネズミも眉をひそめてミルモを見た。


しかし・・・・・なんでだ?BZPって・・・
始めて聞くハズなのに、どっかで聞き覚えがある・・・
デジャブって奴か・・・・?まぁ、良くある事だよな・・・。


カスミ「ねぇ、やっぱりこの鉄格子付近が一番
ハンターの数多いネ。どうする、ミルモ」
ミルモ「くそっ・・・オレはグラサンとメイド服しかねぇぞ・・・
・・・ってか・・・・ネズミとレッテ、お前らどうすんのっ?」
ネズミ「拙者は忍者らしく隠れておくでござる」
レッテ「ボクはどうしよう?このまま行くとつかまるなぁ・・」
ケイト「あ〜♪紳士服ならありますよ〜♪着ますか?」
レッテ「助かるよ!ありがとう!」
ミルモ「ちょっと待てぇえええええええええええええええええええええ!!!
なんで紳士服あるのにオレはメイド服着てんだよ!交換しろ、交換!」
レッテ「やだよ・・・メイド服好きじゃないもん」
ミルモ「好き嫌い言ってんじゃねぇ!!!」

「おい・・・・・そこに居る奴!!」

全員「(!!)」

近づいてきたのはやはりハンターの格好をした男たちだった。

「ん?もしかしてもう交代の時間か?」

オレらを見るなり、そんな事を口にした。

カスミ「そ・・・・・そうネ!交代だよ!」
リルム「後はその・・・任せてくださいませ!!」

なんて言うか・・・・

割とあっさり引き下がったな・・・・ハンターよ・・・。

やっぱハンターの格好してるだけあって足は速ぇんかなwww
そうこう考えてると、物陰に隠れていたネズミが出てくる。

そんなこんなでオレ達は逸早く牢獄を
探し回る。あの老人がいるのは何処か・・・・と。

そして、やはりオレ達以上に気合を入れて探しているのは
レッテという赤毛ツインテのあの女だった。

「いたぞ!!」

そんな大声を発したのは、イクラだった。

牢獄にたたずむ1人の老人・・・処刑前のルキアみたい・・・
謎の男「なんじゃ・・・貴様等・・・今度はなんの刑じゃ!?」
オレ達の格好を見るなり怒りをあらわにした。
無理もあるまい。フフフフ・・・やばい笑う。
ミルモ「さぁ?今回は何の刑にしてやりましょうか?
外出の刑・・・?」
ニヤリと笑ってオレはゆっくりとサングラスを外した。
出来ればメイド服の件は突っ込まないで欲しいと願いつつ。
謎の男「お・・・・・・お前・・・・!!
あの時の少年・・・!?何故ここに・・・・」
ミルモ「助けに来たんだよ。誘拐なんて目の前でやられて、
こっちはいい迷惑だぜ。」
イクラ「そうそう」
謎の男「お前もか・・・・。そういえばあのムカつくガキはどうした?」
ミルモ「りんごの事か?あいつはその辺でうろちょろしてんだろ」
ネズミ「ところで、どうするんでござるか?鍵がないだろう。
開けられないのでは意味がない・・・」
するとミルモは再びニヤリと笑った。
手でパチンッと音を出したかと思ったら
ミルモ「リルムッ!!」
ミルモがリルムの名前を大声で呼ぶと、
拳を構えたリルムが、突進して行く。

リルム「とりゃあーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
結局とび蹴りで鉄の塊は吹っ飛んで行き、
ガッシャーーーーーーン!!!

壊れた。
レッテ「拳と見せかけて蹴りか・・・・・(汗)」

謎の男「ぐはっ・・・」
壊れた鉄格子の下敷きになる謎の男。


ミルモ「よっしゃ!此処から脱出するぞ!!」
謎の男「ちょwwwwwwwwwww下敷きwwwwwww
お前らマジで助ける気あんの!?wwwww」


一旦切ります。




■ こやまる (1110回/2011/05/09(Mon) 08:36:30/No3850)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、おはようございます☆
すっかり感想が遅くなりごめんなさいm(_ _)m。

ストーリーが盛り上がってきたところでの、突然のネズミ登場には驚きました!
人気に乗じてのことですが、この波乱の状況には一番似合わないキャラかも(^^;。
ネズミがこの暴走ストーリーをマトモな方へと引き戻すのか?
それともりんご辺りがちょっかいを出して、ネズミも壊れてしまうのだろーか?
そのりんごですが、メリアに追われている理由は…何でしたっけ?(^^;

>後、\話で一部余計な文章が混じっていましたので、修正して下さいです。
おぉ、こんなところにミスが…。
チェックありがとうございます。
先ほど修正しましたのでご確認よろしくお願いしますね。


記事編集で続きを書かせていただきます(^^)。

>ミルモ「助けに来たんだよ。誘拐なんて目の前でやられて、
>こっちはいい迷惑だぜ。」
>イクラ「そうそう」
何だかりんごがいないと、ミルモとイクラがすごくカッコ良く見えますね。
二人の息の合い方もまるでマブダチのようです。
老人を救出して一気にストーリーが加速しましたが、りんご抜きでこのままうまくストーリーが進むとはとても思えないなぁ。
ようやく名前が明かされたと思った矢先にやられたジャックも、このままで終わるとは思えないですし。

BZPは何かの頭文字でしょうか?
しょうもないネーミングであることに期待します(笑)。

それでは続きを楽しみにしていますね。
では!


■ 夏田みかん (280回/2011/06/07(Tue) 12:44:48/No3902)

こんにちは(^^)夏田です♪

しばらく更新してなかったので久しぶりに更新しますww
こやまるさん、コメどうもです><
ネズミのこれからの立ち位置は・・・物語を引っ張ると同時に
崩壊するという・・こやまるさんの上げた例両方ですwwwww
ミルモとイクラは仲が良いです。性格的にお互いが嫌になる部分が無いので。
ただ、イクラは一応常識人っぽいですが、ボケ属性持ってるので
りんごが居なければボケまくりますwwwwwwwwwwwww

BZP・・・多分期待を裏切るかも。結構この辺は無駄にシリアス
だったりするので。でもこのイニシャル、考えれば何だか分かる
と思いますよ。もう本編にその正体が載ってるので(ネタバレ過ぎるww




――――・・・・
一方。
りんご「ひーーっひーーっ走ったあwwwww
時を駆ける少女かwwwwwwwもっとスピード上げたら
時間越えられそうな勢いですけどww」
そんな事を言いながら颯爽と現われるのは
りんごさん。あちしですwwwwwwww
いやぁ 本当に走った。汗でぐっしょんぐっしょんだよ。
しっかし皆と完全にはぐれたなァ・・・・
なんか・・・・ハグれてるうちにミルモ達が活躍して、私の影が薄くなってる
という最悪の展開になってそうwwwwどうすっかな―。
りんご「ん?」
うろうろ洞窟を彷徨っていると、
今一名前を思い出せないメガネのトランプ男が前方から頭を抱えてやって来る
ジャック「いって・・・頭を強打されたッス・・・あのメイド・・・
恐ろしいッス・・・・」

・・・・・

ジャック「?・・・あッお前!」
りんご「アッ―!おまえ!!っじゃねぇwwwww
お腹減ったから食い物よこせコンチクショー!」
態度のデカいりんごさん。語尾にwwwりんごさん。
ジャック「〜〜〜〜〜〜〜ッ・・貴様・・・部隊員の癖に
私を侮辱するッスか!?」
りんご「は?wwww部隊ってwwwww
ソウルソサイティにでも行ってろwwww」
ジャック「帰ったらシバき殺すッス・・・」

言い争い的なノリになっている2人の背後にご注目。

「あはは♪  み〜〜〜つ〜〜〜け〜〜〜た〜〜〜わ〜〜〜♪」

満面の笑み。
赤い血の背景。
片手に恐怖の木片。

りんご&ジャック「ひぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!」
マッハの速さで逃走するりんご&ジャック
メリア「待て このクソ虫ふぜいがァーーーーーーッ!!!」
―――・・・一方
レッテ「おっさん・・・」
レッテが、謎の男に話しかけていた。
謎の男「なんじゃ・・・・」
父さんスタイル的なおっさんは、茶色いフードを被って
姿が少し見えにくい。頭のらへんとか深く被ってらっしゃる。
ハゲが目立たない最高のアイテムです。発毛実感コース受付中。
レッテ「あんた・・・・BZP持ってんだろ・・・ちょうだい・・・。
ボク、それが欲しくて此処まで来たんだ。お金なら幾らでも払うよ」
そういうと、レッテは自分の懐に手を伸ばす。
謎の男「ふっ・・・・若いのに何故これを欲しがる・・?」
レッテ「ボクが使うんじゃないんだ・・・。
    ・・・・・ボクの大切な人・・・」

その会話にやはり首を傾げるミルモ。

    しかし


「牢獄に張らせた部隊が1人も居ませんので、
おかしいと思いましたが・・・そういう事でしたか・・・」

そんなセリフを口にしたのは―――
「私の名はエース。此処から先へは通しません」
見目麗しきトランプのお姉さん。


大ボス・エースとついに戦闘開始!!(銭湯じゃないぜwww
果たして勝負は!?

次回予告みたいなアトガキー
ミルモ「おおっと。此処で急展開〜一体どうなって
しまうんでしょう。解説のイクラさん〜」
イクラ「知るかwwwwwトランプの姉御の名前がついに
明らかになったね。なんか、もう終わりっぽいけど実は
まだ10話以上あるんだよね〜これが。」
ミルモ&りんご「・・・・は?w」
りんご「終われよwwwwwwwww誰が読むんだこんな
長編エクスタシーwwwwww」
ミルモ「エクスタシーって何www」
イクラ「次回復活イベント]T「多人数では行動するな!作者の気持ちも考えろ!」

ミルモ「日に日にタイトルが劣化していく・・・・・」

では☆


■ 夏田みかん (282回/2011/06/13(Mon) 17:54:57/No3930)

こんにちは(^^)夏田です♪

復活イベントXI「多人数では行動するな!作者の気持ちも考えろ!」

エース「ほぅ・・・ひぃ、ふぅ・・全員で9人ですか・・
随分多いですね」
黒いシルクハットに、光る金髪。誇り高い赤いマントと、
服の模様はまるでトランプのハートのエースを思わせる物だった。
まさしく女騎士。凛々しい彼女の顔立ちから、性格すら窺える。
ミルモ「げっ・・・バレてる・・・」
イクラ「ハンターの格好してるのに!?」
それに対し、イクラ達は逃走中に出て来るハンターのような
格好。ミルモはメイド服だったが、唯一グラサンだけは同じだった。
エース「うまい事を考えたようですが、その男を連れて外に出ようと
している時点であなた方は黒です」
ネズミ「チッ・・・・レッテ殿・・・・その男を連れて
先に逃げるでござる!」
レッテ「!!・・・待て、この問題はボクの・・」
ネズミ「雇い主に死なれては、仕事にならん!!」
ミルモ「おめぇらも先に行け!」
ネズミとミルモがエースの前を遮り、後ろにいる味方へ叫ぶ。
イクラ「ミルモ・・・」
ケイト「ミルモはどうするの〜?」
リルム「ミルモ様と一緒じゃなきゃ嫌ですわーー!」
ミルモ「うるせぇ!オレ達の目的忘れたかよ!そのじーさん
助けに来たんだろ!?此処で皆やられちまったら意味ねぇんだよ!!!」
すると、数秒間を置き・・・
カスミ「・・・・・・。分かったネ!」
オンプ「気をつけるよろし」
チェック「皆、行こう!」
アメリカ3人衆が言い出すと、皆それに続いた。

エース「二手に別れましたか・・・・また厄介な事を・・・
まぁいいです。貴方を倒して先に進むのみ。」

ミルモ「フン。やれるモンならやってみろ・・・

みっるみるにしてやんよwwwwwwww」

ネズミ「まさか貴様と一緒に戦うとはな・・・ダアク戦以来か・・
足引っ張るなでござるよ」
ミルモ「お互い様にな」
戦闘態勢。

すると、エースは手元に数枚トランプを装備して
それをまるで忍者の手裏剣のように投げてくる。
風に乗って無造作に舞い散るトランプ。風なんて無かった
ハズなのにトランプを投げた瞬間に突風のような物が吹き荒れる。
ミルモとネズミはそれぞれに避けた。
そうしましたら。エースは腰から細い針のような剣を取り出す。
ネズミがクナイを何本か投げてみるが・・・・
キィィンッ!

剣で弾かれた。
ミルモ「あのトランプ・・・意外にやるな・・
一体何者なんだ・・・」
ミルモも、マラカスを取り出し呪文で、電動ノコギリを出してきた。
ミルモ「ミストルティン!」
ネズミ「お前は魔装少女かッ!」
丁度メイド服を着ているミルモはまるであのゾンビアニメのはる(以下略)

―――・・・そんなノコギリでトランプに襲い掛かるミルモ。
ミルモ「うぉらあああああああああああああああああああ!!!!」
エース「!!!」
ギュイイイイイイン、ギュイン、ギュイン、ギュウウウンッ
流石に、細身の剣とノコギリでは相性が悪い。
ギリギリギリ・・と嫌な音が響いた後、避けきれずに
剣は、ポッキリと折られてしまった。
エース「くっ・・仕方ありません・・ッ」
エースは再びトランプを手元に装備。

パラパラパラパラパラパラパラ

四方八方からトランプを飛ばして来た。
ネズミ「はっ!りゃっ!!」
クナイで、トランプを切り裂いたりしながら避けているが、
この数ではキリが無い。ネズミは攻撃の機会を窺った。
ネズミ「スキを見せない・・・流石××××でござるな・・・」
戦う最中・・・
何かを呟くネズミの言葉・・・オレ、ミルモは
この肝心な部分を聞き取れなかった。
ネズミ「ハァッ・・・・ハァッ・・・・ぐっ・・・!?」
しかし、ネズミの死角となるらしい位置からトランプが飛んできた。
肩をかすめて、切りつけられたらしい。しかし、武器がトランプなので、
かすり傷程度。ダメージにすらならない。
それにしても避けるのに忙しくて、疲れる・・・・・
いきなり100キロ走らされたみてぇに息が切れる。
ミルモ「ゼーーッゼーーッ大丈夫かネズ うひゃあッ!ちょッ」
トランプの攻撃を避けるので休みがない。オレの声はまさに奇声。

パラパラ・・・トランプが風を切る音が鳴り響く。トランプの音
好きなんですけどwwwwwww

が。
ミルモ「ひーっひーっ・・・?どうしたネズミ、おめぇなら
そんなカスリ傷平気だろ・・・?」
さっきからネズミの動きが止まっているのに気がついた。
それ所か、体が小刻みに震えている。
ネズミが憎たらしげにエースを見上げた・・・・
そして、自分のカスリ傷を横目で見る。
ネズミ「貴様・・・・トランプの先端に何か仕込んだな・・・」
その台詞を聞き、エースは微笑んだ。
エース「安心しなさい。弱い毒です。動きを止める効果がありますよ。」

油断・・・・トランプ少女はコレを狙っていた。

ミルモ「ヤロー・・・!そこまでするかよッ・・・」

しかし、そうこうしている今も無数のトランプがミルモ目掛けて
飛んでくる。ミルモはまるで踊るように、一枚一枚間一髪で避けた。
ミルモ「でも・・・・避けてるだけじゃ埒があかねぇな・・・」
ネズミ「攻撃せねばなるまい・・・・拙者の飛び道具なら行けそうだ・・
しかし・・・・ホントに体が動かん・・なんなのだ・・・くそっ」
壁にもたれ掛り、毒に犯されるネズミ。
エース「そろそろ トドメをしましょうか・・・」

エースは、折れた剣に触ると、その折れていた部分が自然にくっついた。
ミルモ「なッ!?」

絶句。



       大   気   歪   弾
エース「 アトマスティア・ディストート・ブリット!!! 」



彼女が呪文のような物を唱えると、
くっついていた剣の先から、光の玉のような物が出来始めた。
その光が強まるに連れて 空間の大気が歪んでいるような錯覚にあう。
大気の歪みと共に、圧迫される気迫・・・・・
エースがそれを大きく振り回すと、玉は真っ直ぐに
ミルモの方へと飛んで行った。
ミルモ「げッ!」

ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!

そのまま、ミルモに命中。
光はミルモを包み込み、辺りを粉々にして壁は勢いで崩壊。
ネズミは唖然としていた。
ミルモ「うわぁーーーーッがっ・・・ぐぇっ・・」
素っ飛ばされたミルモは、壁に叩きつけられいろんな所に
ぶつかった。

一旦切るぜwwwww
呪文のセンス無くてすいません;;;

300×300

paint1307945180.png
/106KB

■ りょく (260回/2011/06/13(Mon) 19:13:29/No3933)


みかんさん、こんばんは★

眼鏡キャラが好きなのでジャックを直視できないです。ヤヴァイ…かっこいい…(*/ω\*)
スッス口調もかわゆしvV

ミルモの奇声にやましいことを考えてしまったり…(お前がやましい←)
強引に女装させられているのがおいしいと思いました(´▽、`)

多人数を書くのは難しいですよね〜。
自分は、今、新しい話を考えていて、話をまとまらせるためにキャラを絞ろう、よし総勢十三人!…どういうことなの…。最初からおかしい。
その点、みかんさんはちゃんと書ききれていて尊敬しています。すごい!

では!


■ こやまる (1116回/2011/06/20(Mon) 08:35:11/No3963)
http://www.murumoya.com/


夏田みかんさん、りょくさん、おはようございます☆

いきなりのシリアス展開(?)に驚きました!
エースとの壮絶なバトルがすごすぎ…。
某少年誌みたく、みかんさんによるバトルシーンの緊迫感が徐々にレベルアップしていますね(笑)。
(みかんさん、少年誌に影響されまくり…!?)
そしてミルポン日和にここまでゴージャスな戦闘シーンが用意されていたことにも驚きました(^^;。
周りの壁は壊れても、ミルモならきっと大丈夫でしょうね!

りんごとジャックの組み合わせもまた異色ですね。
メリアから逃げるという同じ目的から、二人が何か協力し合うようなことがあるのか無いのか…。
りんごの口から協力という2文字が出ることは無さそうで、ミルモの方よりもこちらの展開の方が先が読めなかったりします(笑)。

お絵描きもありがとうございます!
エースのポーズ…特に左手の描き方から、みかんさんの漫研での修行の成果を感じました!
漫研ではみかんさんが普段どんな漫画を描いているのか気になる…。

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ 夏田みかん (285回/2011/08/25(Thu) 15:18:22/No4110)

こんにちは(^^)夏田です♪

久しぶりに更新します!

エース「あなた方の実力では、私に勝つのは無理です。あきらめなさい」
  そ の 時
「とぁすけぇとぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
ウザいテンションとともに、赤いりんご帽子の
ハンプティーダンプティーが現れた。
・・・・・ってか、何なのお前KYなの?空気読めよ!!ww
「ゼーッ・・・ゼーッ・・ヤツがくるぅ〜〜〜きっとくるー!」
きっとくるってお前www

ん?りんごの隣に居るやつ誰だ・・・?
ってかコイツ、確かエースって奴の知り合いだよな・・・
えーっと名前なんだっけ・・・
エース「ジャック!?」
 そう、それ。

そして、その2人を追っているのが・・・

メリア「まてぇええええええええええええええええええッ!!!!!」
走る恐怖・・・メリア。

ミルモ「メリアにりんご・・・?」
ネズミ「拙者の依頼主とすれ違いになったのか・・」

すると、バカ共はおれ達の存在に気付いて足を止めた。
りんご「ちょwwww何この展開wwww戦闘中的なwwww
ファイアーエムブレムのやり過ぎだおwwww」
ジャック「あれッ!?隊長!!すいません、遅れましたッス」
エース(隊長)深くため息。
メリア「〜〜〜〜ッ・・・?あれ、あなた以前・・・」
すると、2人を追ってきたメリアも足を止めた。
ミルモ「よォ・・・・また会ったな・・・;
レッテとやらなら、洞窟の外へ脱出したぜ」
メリア「そうなの!?」
びっくりするローゼンメイデン的メイドさん。
ミルモ「わりぃ・・・・ごたごたしててお前の事
あいつに伝えるの忘れてた・・・」
すかさずネズミも会話に入る。
ネズミ「・・・・レッテ殿の使いの者でござるか?
拙者はお主の主に雇われている者でござる・・」
メリア「あら、あなたが・・・・?あのアホんだら・・・
人に頼りまくって・・・。そこの金髪くん、気にしなくていいわ。
あのバカ主人なら適当に探すから。」
ミルモ「は・・・はぁ・・・」
さてさて、ハンプティーダンプティーが近づいてきます。
りんご「今どういう状況ですかねぇwwwww」
メリア「まさかこのウザいクレイジーアップル・・・
あなたの仲間・・?」
メリアの目がまた、鈍くなります。
ミルモ「(汗)・・・あっ・・・あぁ・・一応・・;
オレの事はミルモって呼んでくれ」
メリア「ミルモ?何処かで聞いた名前ねぇ。」
そりゃ、王子様ですから。
ネズミ「それより・・・目の前の敵でござる・・・
あのジャックという男も加わって2人になった。
2対1ではまずいぞ・・・・」
そう言いながら、壁にもたれ掛かるネズミ。毒が回ってるらしい
予想以上の効き目だなこりゃ。
りんご「私もいますけれどもwwwwちょwww入れろ的なww
私も戦いますけど何か?wwww」
いや、おめぇは来なくていいよ。邪魔だよ、うざいよ。
すると、メリアは懐から何か薬を取り出した。
メリア「忍者さん、これ解毒薬よ。・・・私も参加します。これで
4対2・・・・よね?」
メリアに手渡された薬を自力でなんとか飲み、ゆっくりと
体を起こすネズミ。復活はえーよ。
エース「・・・・・3人か・・」
ジャック「隊長!」
エース「大丈夫・・・問題ありません。」
そんな2人を見て、やはりミルモは問いかけます。
ミルモ「おい・・・・おめぇら一体何者なんだ?
何が目的なんだよ!」
再びネズミが眉をひそめ、メリアは頭にハテナを浮かべる。
さっきから喋らないおかげで順調に話しが進んでるよ、有難うりんご。
やはり、ジャックとエースも唖然とした。
――――――・・・此処に来ている以上。普通目的は一つ。

彼らがおかしいのではなく、ミルモがおかしいのだ。



「 そこまででしゅ!これ以上エースしゃんを傷つけさせましぇん!! 」

すると、何処からかトランプ2人組みの加勢と思われる声が
聞こえた。しかし それは

あまりにも聞き覚えのある声――・・・
ミルモ「ム・・・・ムルモ・・・?」

ムルモ「・・・・ってアレ・・?お兄たま・・?」


次回予告みたいなアトガキ―
ミルモ「おいおい、何か言うことあるの?」
イクラ「折角いい方向にストーリー進んでるんだから
いちいちアトガキで雰囲気ぶっ壊さなくてもよくねww」

りんご「ぐっほうあああああああああああwwwwテンソンを
あげるどおおおwwwww」
ミルモ「よし、コイツの口をガムテで塞ごう。」
イクラ「りょーかーい」

ムルモ「次回!復活イベントXU「べべべ別にムルモのためなんかじゃ
ないんだかられ・・・あれっ噛んだ」

ミルモ「ちょwwww何でムルモが此処にいるのwwww」

では☆


■ 夏田みかん (286回/2011/08/30(Tue) 15:18:21/No4136)

こんにちは(^^)夏田です♪


なんてこった。力入れすぎて妖精じゃなくなったwww
悪人ヅラを表現したかったんです。目元とか人間っぽいけど許して。

復活イベントXU「べべべ別にムルモのためなんかじゃないんだかられ・・
あれ噛んだ」

ムルモ「お兄たま・・・??一体何で此処にいるんでしゅか!?」
突然加勢に現れた敵は・・・なんとムルモだった。
ミルモ「それはこっちの台詞だろ!何で此処にいんだよ、ムルモ!」
りんご「兄弟デタァーーーーーーーwwwwwwwwwwwwww
婚約者の次は兄弟かwwwww王道すぎてクソワロタwwwwww」

うるっせーよwwww此処に来て口を開くなwww
いたずらなハンプティーダンプティーwwwwww
ムルモ「この無駄にテンションの高い女の子も誰でしゅか?」
ミルモ「あぁ、そいつは無視の方向でいい。」
すると、オレらの会話に一番びっくりしている
人物がいた。それは
エース「ムルモ王子・・・・、今・・・何と・・?」
ムルモ「お兄たま・・。この人は、ボクのお兄たまでしゅ」
エース隊長 絶句。
ジャック「なッ何!?王子!?貴方が現妖精界王家継承者
32代目のミルモ様ですか!?」
ちょwwwwwwww
32代目ってwwwボンゴレじゃあるまいしwww
ボンゴレリングはいらねぇかんなwwww
ミルモ「・・な・・なんだよ??」
ジャックやエースの反応にびっくりするミルモ王子。32代目。
すると、ネズミも呆れた表情を見せた。
ネズミ「お前・・・・何も知らなかったのだな・・・
ま、どおりでおかしいと思った。王家側が拙者達の味方にいるなど」

メリアは未だに良く分かっていないようで首を傾げている。

ミルモ「なぁ・・・・お前ら、ホントに何者なんだ・・・?」

その改めて聞く質問に、エースは剣をゆっくり下ろして
静かに口を開いた。
エース「私は・・・」

―――――・・・・
――――――――――・・・

オレは急いで、洞窟を走っていた。
目的はアイツらを探すのともう一つ・・・・

ミルモ「ハァ・・・ハァ・・・ちゃんと洞窟の前で
待っててくれてるんだろうなぁ。」
息が激しく乱れている。過呼吸もいいとこだ。
さっきカスミ達は戦いに巻き込ませない為に洞窟の外へと逃がした。
すると、 薄暗かった辺りが段々と白くなっていく。
前方に光が見え始めた。

すると―――・・・・

「ふふ・・・・・よォ・・早いのう・・・」

そこに居たのは・・・
カスミでもイクラでも、オンプでもチェックでもない・・・
そして誰もいない・・・・
いたのは・・・・・

ミルモ「まさか・・・・お前が悪の根元だったとはな・・・・

・・・・・・・おっさん 」


すると、茶色のフード付コートを羽織っている謎の男が
ニヤリと見下すように笑った。まるでデスノートの夜神月。
謎の男「お人よしなガキじゃのう・・・まさかワシを助けるとは・・・」
それを見て呆れるように笑うオレ。相手に・・・というよりも
自分に呆れている。
ミルモ「オレも・・・何も知らなかったからなァ・・・・
ホント、人助けも程ほどにしたいぜ」
謎の男「ふっ・・・世の中には知らなくていい事もある・・」

―――つい数時間前
エース「私は・・・・・

王立正統麻薬取締り部隊の隊長・・・・エースという者でございます」

随分と長い名前の部隊だな。親父は中二病か?
ミルモ「麻薬・・・・取締り・・・?」
ジャック「私は副隊長のジャックっス」
眼鏡兵士が槍をしまいながら口を開いた。
ムルモ「妖精界でも薬物は違法の物でしゅ。
時々、乱用や悪用をしてる人がいるからお父たまが
秘密にこの部隊を作ったのでしゅよ・・。ボクはたまたま
知ったけど、お兄たまが知らないのは無理もないでしゅ。」

こんなにも深い事情があったことに驚きである。
確かに2人とは一度も面識がない。だからってwww
王子のオレの顔くらい覚えてくれよwwwwwwww

ミルモ「そうだったのか・・・・・・ん!?じゃあ・・・まて・・・
あのおっさんは・・・?BZPって何だよ・・・」
すると、そのミルモの台詞にりんごも反応した。
りんご「BZP・・・?デジャブ??それってあの
マルハーゲじぃさんが最初に言ってた難解語句の事?wwww」

ミルモ「え・・・・・・」

ミルモ「――――――・・・!!!」

『bamboowheel zero perfect 略してBZPか・・ふふ運命とはひにくな物よ』

それは確かに会ったばかりの頃に、じぃさんが口走った
訳の分からん台詞だった。その時は何の事を言ってるのか・・
このおっさんボケてんのか・・・と中二病かよ??と
思っていた。

エース「BZP・・・とは、bamboowheel zero perfect・・の略です。
違う呼び方では、チョコチクワと言われています。要するに薬物です」
ジャック「あの男は、そのチョコチクワを作っている悪の根元なんッス。
使用した者はもう二度と正常には戻れず・・・悲惨な末路しかありません」

――――――・・・・

エースやジャックから教えて貰った事を、そのまま坦々とおっさんに
話した。オレはチョコチクワを求めて此処まで来た。
あの2人がいなければ。ムルモが来なければ。オレは危うく
薬物を口にする所だった。

謎の男は獰猛な笑みでこちらを見据えた。悪役は皆
悪人面だが、コイツの悪人面は相当だな・・・・・

謎の男「そうさね、・・・ワシが事の発端さね・・・
気付いてどうする?捕まえるのか・・??」
見下す姿勢は、正体を知る前の姿とはギャップがありすぎる。
ドスの効いた声は、子供泣かせだぜ。

はたと、オレは重要な事に気付いた。

ミルモ「アイツらは・・・?
おい!!てめぇ、リルム達を何処へやった!?」
謎の男「さて・・・ねぇ?」
気味が悪い、何だ・・・・?このおっさんの雰囲気・・・
すると、横から何故か飛びクナイが飛んできた。
ミルモ「!?」
そこ(正確にはミルモの右斜め後ろ)に居たのはネズミだ。
謎の男「ふん・・・・なんだ貴様は・・・」
ネズミ「逃がした雇い主を追いに・・・・。
レッテ殿はどうしたでござる、場合によっては
クナイを向けざるをえまい?」
何本か指の隙間に挟めて、投げる準備OKのネズミ忍者。
謎の男「ふっ雇われ猫か・・・・・忍者は忠実ではない
自由の種族だからのう・・・任務さえ果たせれば何でも良いというワケか
・・・・安心せい、妖精界へ飛ばしただけじゃ」
ミルモ「妖精界に・・・?一体何の為に・・・」

謎の男「クク・・・気まぐれじゃよ・・・あんな若い衆に
BZPをくれてやるまでもない・・・ああいう奴は後々しつこい
からのう。こっちが商売にならなくなっては困る。」

そして更に誰かが此処に来た。
オレは気配に気付いて後ろを向くと

エース「ようやく追いつきましたね・・・・」
ジャック「ハァ・・・ハァ・・・早いッス・・・」
あのトランプ2人組みまで来たようだ。
エース「貴方は王国の部隊に目をつけられている身・・・
逃げ切れると思いますか?」
すると、男は再びニヤリと笑う
謎の男「当たり前さ・・・・トランプのお姉さん。
国の部隊だろうが何だろうが知ったことではない・・・
ワシはワシの目指す事をするだけじゃ」
最後に強烈な不敵笑みを見せた。
ミルモ「おめぇ・・・一体何が目的だ!?」

チョコチクワって言や、最初に北海道まで行った目的・・・
そして此処まで来ちまった 事の始まり。

全てはチョコチクワから始まったこの事件。

謎の男「お前に知らす必要は無い―――ククク」
エース「待て ZERO!」
彼女が あのおっさんを呼んだ。
おっさんは 足下に魔方陣が出現したかと思えば
それと共に消えてしまった。本当に一瞬で。


「ひっとひらのーーーーー花びらがぁーーーー
揺れているぅーーーwwwwボクぅぅぅぅのとなぁりで
いっまーーーーwwww間違ったwリア充だwそんな事
思いたくはーーーーないーーーーーーーーwwwww」

熱唱する女の声。そしてこのテンション。空気読めというこの雰囲気。

りんご「空気嫁♪」
ミルモ「ホントうぜぇんだけど・・・・
雰囲気ぶち壊しなんですけど・・・・・・」
すると、その後ろにはムルモもついて来ていた。
ムルモ「あの人、捕まったでしゅか?」
するとジャックの眼鏡が反射で白く光り、表情が良く見えなくなった。
エース「申し訳ありません。逃げられてしまいました。」
ムルモにまで そんな口調で話さなくても良くね?――と
オレは密つかに思ったのであった。
メリア「皆 足が早いわ〜」
・・・と、凶悪のメイド・メリア登場。
エース「貴方は・・・・」
メリア「あら〜〜♪トランプさんじゃありませんか〜♪」

一応言っておく。エース達特殊部隊とレッテとメリアはまだ敵同士だ。
つまり・・今まで味方っぽかったメリアはこれからオレ達と対立
する事になる・・・・・

ジャック「どうします・・・?」
エース「・・・・捕まえるのは後です。とにかく
妖精界へ飛ばされた人達を救出へ向かいましょう」
ミルモ「い・・・・いいのかよ?追わなくて・・」
エースは、ニヤリと笑いました。
エース「抜かりなく。発信機を付けましたので」

   さすが王立部隊。

次回予告みたいなアトガキー
ミルモ「おおおい。言うことねぇええぞおおお。
パスだよパス。だるいし」
イクラ「次回予告みたいなって・・・ただ
だべってるだけじゃんwwwwこんなコーナー良く続くよなぁ」
りんご「まぁまぁ、りんごも美味しい季節ですからwwwww」
ミルモ「失せてくれ」
りんご「ひでぇなおいwwwwww鬼畜はイクラさんだけじゃなく
貴様の属性でもあったのかwww」

イクラ「次回復活イベントXV「ミルモがハーレム状態に近い事について
は何も言わないよね皆。」」

ミルモ「うるせぇw余計なお世話だwwww」

では☆

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3752/ 大切なもの
□投稿者/ ぴこまる -1回-(2011/04/19(Tue) 00:40:24)

小説板には初めて投稿します。ぴこまるです^^

今回はアニメのごおるでんのお話ということで書いて行きたいと思います。
メインはラット(ネズミ)とヤシチです。
いとこ同士なのに敵対しているというおいしい状況なのに
アニメではいまいち絡みが少なかったこの二人をメインに、
こんなお話が実は間であったんじゃなかろうかという妄想を
書きました。オリフェはなしで、時間軸は時の妖精回の後くらいですね。

バトルシーンありで結構シリアスな感じです。
初めての小説投稿ドキドキです>< 文章のおかしなところとかあれば
ビシバシ指摘してやってくださいね。

それでは頑張ります!!


■ ぴこまる (2回/2011/04/19(Tue) 00:45:58/No3753)

プロローグ


 どうしても納得できなかった。アイツのことが。だから許せない。だから試してやりたいんだ。

 


「――ラット!」

 アクミのイライラした声に気づきラットは目を開いた。

「……なんだアクミか」
「なんだじゃないよ!作戦立ててる途中で寝るなっていつも言ってるだろ!!」
「寝てるんじゃない。夢の中で考えてるだけさ」
「アタイのこと馬鹿にしてんのかー!!」

 いつもはこうしてからかって反応を見るのも楽しいのだが色々やりとりを交わすのも今は煩わしく、
適当に流すことにしたがアクミはまだご立腹のようすだった。

 しかしまぁ実際最近自分でもぼんやりしていることが多いように思う。
廃ビルの屋上で毎日行うこの定例の作戦会議も最近自分から案を出した記憶はないし、そもそも何の話をしていたか
いまいち覚えていなかった。やる気がないなどというわけではなく、ずっと頭の奥に引っかかってきたものが
最近いっそう思考の比率を占めてくるようになったからだ。

 アクミと組んで仕事をするようになって、ミルモたちに敵対して戦うことに慣れてきて
多少落ち着いてきたからだろうか。時間があれば同じ事ばかりに思考を巡らせていた。
それは誰にも相談するわけにはいかないことだ。する気もない。今の仕事のパートナーであるアクミにさえも。
ただ、自分の中で考えて答えを出すことは出来ないことだということはおおよそわかってきた。


直接確かめなければならない。だから、決めたんだ。


「悪いなアクミ。今日はちょっと抜けさせてもらう」
「は…?ちょっと急に何言ってんのさ! 作戦会議の途中だろ!?」

 仕事の上では息が合うようになったといっても普段のやりとりの中ではまだいまいち底が見えない覆面の相方が突然立ち上がり
言ったセリフに、さすがに怒った様子でアクミがかみつく。ダァクの命令を第一に考える彼女には、それ以外に優先してやることが
あるというラットに納得がいかないのだ。そのあたりはさすがに心得ているがラットも折れる気はなかった。

「ダァク様の命令に集中したいから先に済ませるべきことがあるんだ。わかってくれ」

 アクミをなだめるようにしてゆっくりと静かにラットは言った。アクミはまだ納得していないといった表情はしていたが、
普段と違う真剣な様子にしぶしぶ了承してやることにしたのだった。黙って顔を横に向けたアクミを見て彼女の了承の意を
くみ取ったラットはもう一度「悪いな」と一言だけ詫び、すぐにその場から姿を消した。



■ ぴこまる (3回/2011/04/19(Tue) 00:48:26/No3754)




 楓たちの通学路の途中にある河原。そこでいつものように妖精忍者たちが修行のために集合していた。

「よーし、お前たち!今日も張り切って修行にはげむぞ!!」
「だぜ!」
「なのら!」

 いつも通りの元気な声で呼びかけるヤシチと元気よく返事をするサスケ、ハンゾー。しかし一人分返事が足りなかった。
 
「ん?どしたヤマネ」
「……え、あ、ああ、はいっ!大丈夫でございます!!」

 いつも誰よりも張り切って修行に臨んでいるヤマネがどことなくぼーっとした様子でいるのに気づき
ヤシチが不思議に思って声をかけるとヤマネはあわてて返事を返し笑顔で取り繕おうとしたがその笑顔も一瞬で、
ため息をつくと同時にすぐにまた伏し目がちな表情に戻ってしまった。

「どーしたんだぜ?なにか悩み事でもあるのかだぜ?」
「なんでも相談にのるのら〜」

 明らかにいつもと違う様子のヤマネにサスケたちも気遣うように声をかける。最初の内は大丈夫だと押し通していたが
やはり通用せず、これ以上隠しても心配をかけるだけだと思ったのか結局ヤマネも相談することにしたのだった。



「……実は、あの方のことが……ラット殿のことが気になっているのです……」

 中学校の音楽室でも時の狭間に落ちた時もヤマネはラットと戦ったが、どちらの戦いでもまともな攻撃も当てることが
できないまま負けてしまっていた。しかもラットはヤマネに怪我を負わせることもなく勝利した。大きな実力差を感じ、
自分が未熟であると落ち込んでいたのだとヤマネは話した。

「ラットか……確かにアイツは謎の多いやつだな……妙に強いし魔法の使い方も変わっているし」
「飛び道具もつかってたんだぜ!」
「ヤマネと同じくらい速くて全然見えなかったのら〜」
「何?アイツ魔法以外もそんなにすご腕なのか!?」

 時の狭間にヤマネと共に落ち戦っていたサスケたちもラットの戦いぶりを話す。ヤシチはなんだかんだで
アクミたちとの戦闘では魔法で戦うことが多かったのでラットの武術の腕前はあまり知らなかったのだった。
正体がよくわからないということもありヤシチたちも少しラットに関心がわき、あれこれ話していたが、
みんなでそんな話を続けているとさらにヤマネは落ち込んだ顔になってしまった。

「やはり私はまだまだ未熟でございました……」

 ヤマネはそうして俯きながら黙り込んでしまった。こんなに落ち込んでいるヤマネも珍しかったので
サスケたちもどうしたらよいかわからずおろおろしていた。するとおもむろに、ヤシチがヤマネのもとへ近づいて行った。
そしてヤマネの頭をポンポンと優しく慰めるように叩き、にこりと笑った。

「全然落ち込むことなんかないぞ、ヤマネ。お主は今でも十分強い」
「兄様……しかし」
「大丈夫だ!お主は強い。それでもまだ自分が未熟だと思うのならもっと頑張って修行すればいいだけの話なんだからな!! 
頑張れば絶対目標にはたどり着くのだ!!」

 まっすぐヤマネの目を見ながらそうはっきりと言われ、ヤマネは一瞬驚いた後にすぐに満面の笑みになり、
「はい!!」と元気よく返事をした。ヤシチの優しさのこもった温かい言葉はヤマネの落ち込んで後ろ向きになっていた気持ちを
前向きに戻した。こういった兄貴としての情の深さが、子分たちが彼を慕う一番の理由なのだろう。
ヤマネが笑顔に戻ったことでサスケやハンゾーも一緒に笑顔になった。

「さっすが兄貴なんだぜ!!」
「でも兄貴の目標はまだまだ遠そうなのら〜」
「は、ハンゾー……」

 ハンゾーの無意識の毒舌に今度はヤシチの方が落ち込みそうになっていたのだがこちらは何とか自力で立て直したようだ。


「ま、まぁなんにせよ頑張って修行するぞ! もしお前たちにアイツが何かしようとしても拙者が守ってやるからな!!」









「………ほぉ、俺の噂をしていたか?」

 
 ―――静かな声が背後から響いた。
ヤシチたちが急いで振り返ると、そこには今しがた話題に上っていたラット自身がそこにいた。
ゆっくりとした歩みで徐々にこちらに近づいてくる。空気が張り詰める音が聞こえそうなほど一瞬にしてその場は
静かになった。

「どんな噂をしていたのか……きちんと当人にお聞かせ願いたいな」

 ヤシチはすぐに子分たちを自分の後ろにやりラットの前に立ちはだかった。それを見てラットも足を止める。

「ふん……お主を倒すことくらい拙者一人で十分だと話していただけだ。お前こそ何用だ?アクミもおらんようだし
ここには南楓はおらんぞ」

 ラットが一人で行動しているのを見るのは珍しかったし、確かアクミたちの現在のターゲットは南楓のはずだ。
ミルモたちといる時ならともかく、自分と子分たちしかいないこの場にラット一人で訪れる理由がまるで予想もつかなかった。
目的が一切見えないままに不敵な笑みを浮かべるラットに少し戸惑っているもののそれを声色に出すことはなく
ヤシチはラットに言葉で牽制する。

「今日は私用だ。個人的にお前に興味があってな。ちょっと付き合ってもらいたいのだが?」
「?………あいにくだがそんな気はない。申し訳ないな」

 予想もしない言葉に一瞬面食らったが、こいつの言うことに素直に従う義理もないだろうとヤシチは拒絶の意を示した。
すると、すぐにラットはカラクリ銃を取り、ヤシチの方へ銃口を向けた。

「……ならばこれでどうかな?」

 撃たれると意識した時にはもう弾は放たれていた。当たる!と思いヤシチは一瞬身構えたが、銃弾はヤシチの耳元をかすめて
後方へ抜けた。ヤシチがラットの狙いに気が付き子分たちの方を振り返った時にはすでに魔法は発動していた。

「うわああああああ!!」
「なんなのらーー!!」
「きゃぁああああ!!」

 そう、最初から彼はサスケたちのことを狙って銃を放ったのだった。


■ こやまる (1101回/2011/04/19(Tue) 08:34:03/No3755)
http://www.murumoya.com/


ぴこまるさん、おはようございます☆

お絵描きに続いて小説にもチャレンジされるとは!
ぴこまるさんの止まらぬ勢いがすごすぎです(^^)。
小説の細かな描写と深い心理描写から、ぴこまるさんのミルモという作品に対する愛も感じました。
ぴこまるさんの妖精忍者愛がどのように表現されるのか楽しみです。
ぜひがんばって連載を続けてみてくださいね。

小説の方はラット主役ということもあり、かなりのシリアス展開!?
ごおるでんではラットの正体を隠す目的もあってか(ヒントはいろいろありましたが)、ラットはアクミ以外の特定のキャラとの絡みが確かに少なかったですね。
基本的に正体を隠し通そうとするラットなので、ヤシチに対して何をしようとしているのか今の時点では全然予想できないです。

そしていきなり愛する弟子たちの大ピンチ!
次回は熱いヤシチが見られそうで期待しまくりです。
でも相手はラット(ネズミ)なだけに、ヤシチのぶざまな格好が弟子達の前であらわにされてしまうのかなぁ。

それでは続きを楽しみにお待ちしています。
では!


■ ぴこまる (4回/2011/04/19(Tue) 12:05:35/No3756)

こやまるさん、こんにちは!!
大学が始まるまでもう少しの間暇なので色々やってみています。
小説は昔何度か書いたことがあるのですが、久しぶりすぎて若干文章の書き方を忘れています^^;
愛だけは山のようにあるのでしっかりと最後まで書き上げたいと思います!!

今回のお話はラットとヤシチ、特にラットの方の心情がメインになってきますので心理描写には特に
こだわっていきたいと思っています。現時点でも結構書き進めているのですがどシリアスで
重たいのでミルモの作品の雰囲気を壊さないか少々心配していたりします(・・;)
そしてラトさんが今回結構な悪い人かも。ヤシチも頑張って戦っちゃいますよ!
ちょっとこやまるさんの予想通りだったりもしますが(笑)

前半は伏線を色々張りつつもすぐにはラットの目的はわからないようになっていますので読みながら色々
考えてみてくださいね^^ 結構内面的な理由なので分かりにくいですがw

晩に続きをいくつか投下します。ではではw


■ ぴこまる (5回/2011/04/19(Tue) 19:35:28/No3759)

こんばんは!さっそく続きを投稿させていただきます^^



「サスケ!ハンゾー!ヤマネーっ!!」
「あ、兄貴ー!」
「助けてほしいのら〜!」
「不覚でございます……っ!」

 サスケたちは大きな檻の中に閉じ込められていた。檻の上部には黒魔法の紋章が浮かび上がっている。これはアクミがよく使う
封印魔法と同種のものだった。以前この封印魔法を使われた時もミルモの魔法ですら解除できなかった。サスケたちは当然、
ヤシチにもすぐに破れるものではない。ヤシチは檻を蹴ったり魔法を使ったりして何とか壊そうと試みたがやはり全く
ピクリともしなかった。


「用が済めば離してやるさ……お前が逆らうならば知らんがな。さてどうする?」
「くっ…………!」

 ここで逆らうのは得策ではない。ラットの言う用というのが何であれ、ともかく話を聞かねば対処のしようがなかった。
ヤシチはラットの方をにらみながら、しかし冷静さだけは保ちながらとりあえず彼の話を聞くことにした。

「……わかった……お主の用とやらに付き合ってやろうではないか。何が望みだ」

 ヤシチが了承するとラットは口元だけの笑みを浮かべた。やはり底が見えない奴だとヤシチは警戒を固める。


「やる気になってくれてうれしい……用といってもサシで勝負がしたかっただけでな。そのくらい殺気のある方がいい」
「勝負だと? なんでまたそんな今さら……いつも散々仕掛けてくるくせに」
「確かにそうだが……邪魔の入らない状態で一対一の勝負がしたかったのさ。気になることがあるんでね」 

 ラットの言う用というのが意外な内容だっただけにいまいち腑に落ちずヤシチはいぶかしげな表情を浮かべた。
今までアクミと組んでしょっちゅう自分たちと勝負をしてきたではないか。わざわざヤシチだけを選んで勝負を挑む理由など
ヤシチには想像がつかなかった。いや、あまり考える余裕がなかったという方が正しいかもしれない。

 今は自分は後手に回っている。熱くなってしまって冷静に判断ができなくなってはいけないのだ、と
ヤシチは必死で自分を抑えてはいたが、内心は焦りといら立ちがあふれていた。

(今さっき守ってやると言ったばかりだったのにアイツらを危険にさらしてしまうなんて………っ!!)

 自分がしっかりしていなかったせいで自分の子分たちを危険にさらしてしまっている今の状況がヤシチには許せなかった。
そして人質を使って目的を遂げようとするラットの姿勢も。

「気になること……だと」
「ああ、そうだ」

 冷静さを装いつつも怒りの片鱗が見えるような語気。それをラットは軽く流す。
そして次にラットが言った一言はヤシチの抑えていたいら立ちを爆発させるには十分なセリフだった。



「あれだけ力のある王族の集団の中になぜお前のようなただの雑魚がいるのか…とな」


■ ぴこまる (6回/2011/04/19(Tue) 19:40:44/No3760)



「な…んだと……っ!!!」
「聞こえなかったのか? ただの雑魚だと言ったんだ」


 ニヤリと心底見下すような笑みを向けられながらそう言われ、ヤシチはもう抑えが利かなくなってしまった。
生まれ持った高い魔力をもつ王族のミルモに対抗するために昔から頑張って修行に励んでいたのだから。


(ただの……雑魚だとっ……!!)

「なめるなぁあああああああ!!!」

 心より先に体が飛び出していた。タンッ、と地面を蹴り前傾になりながら加速しラットに飛びかかろうとしたが、
彼をつかもうと伸ばした手には何もとらえることはできなかった。一瞬にして視界から彼の姿は消えていた。

「なに!?」
「――そういうところが雑魚だというのだ」

 背後から聞こえた声に急いで振り返ろうとしたが、視界にラットの姿をとらえた時には彼の脚がヤシチの鳩尾に
しっかりと食い込んでいた。そのまま飛ばされてしまい、ヤシチは地面に強か体を打ち付けた。

「「兄貴ーーーー!!」」
「兄様ーーーー!!」

 サスケたちの叫ぶ声が聞こえる。檻の中に閉じ込められているだけで危害は加えられないにしろ、目の前で自分たちのために
戦うヤシチの姿を見ていることしかできないのはサスケたちにとってとてもつらいことだった。

「げほっ……ぐ…ぅ…」

 打ち付けた体はともかく蹴りがかなり深く入ってしまったので呼吸を整えるだけでも大変だった。
隙だらけのはずなのだが、ラットは追撃をしてくることもなくそんなヤシチの様子を少々あきれ交じりに眺めている。

「どうした? もうギブアップか?」

 ラットはうずくまるヤシチを上から覗き込むようにして言った。

「な……なめるな…と……っ………言っているだろうが!!」

 大型の手裏剣を刀のように横に薙ぐとラットはひらりと後ろに飛んでそれをかわした。距離が出来たすきに
ヤシチはあわてて体をおこし立ち上がり体制を立て直した。しかしまだ少しよろめいている。


(強い……ラットめ…ここまでとは。さっきの攻撃…まるで見えなかったぞ……)

 流石にヤマネと負かしたというだけあってラットはヤシチよりもはるかに実力者だった(正体を考えれば当然だが)。
すでに大きなダメージを受けて少々参っている様子のヤシチを見てラットは高笑いをする。

「はっはっは!! その程度か? これならお前の部下とやらのくノ一の方がよっぽど苦労させられたぞ!!」
「う……うるさい!! まだまだこれからだ!!」

 いつもみたいに誰かと共に戦っているわけではない。セッション魔法も使えない。今回は一人きりの戦いなのだ。
それに、ラットの真意がヤシチと戦うことだけにあるとはヤシチにはどうにも思えなかったし、なによりそんな状況で
サスケたちまで人質にとられているのだ。負けたら何をされるのかもわからない。負けるわけにはいかなかった。

「ふふ、こんなに弱くては拍子抜けだな……そうだ、もう少しお前がやる気になるように賭けをしようじゃないか」
「賭け……?」

 おそらくラットはこれを最初から持ちかけるつもりだったに違いない。さも今思いついたかのように言っているが
その言いようがどことなくわざとらしい。
賭けという名の絶対的な事前約束。彼の実力ならばそんな勝負による取決めなしで思うとおりにことを成すことが
できるだろうが、賭けと銘打っておいた方が相手への後々の拘束力は強い。負ければ絶対に相手の要求を聞かねば
ならないことを先に約束させられているのだから。ルール無用の無法者ならばこんな話を持ちかけること自体無駄だろうが、
義理堅く勝負ごとに対して正々堂々と挑むヤシチには一番ちょうどいい交渉方法だとラットはよく心得ていた。


「お前が勝てばこいつらを解放してやるし俺もさっさと退散してやる。お前が負けたら俺の言うことを一つ聞いてもらおうか」
「何……それでは拙者が負けた場合の条件がわからんではないか!!」

 賭けの内容がきちんと成立しなければいくらなんでも納得しようがない。このヤシチのセリフも想像の範疇だ。
だからこそラットは人質をとったのだった。

「お前……忘れていないか? 今現在もアイツらの安否は俺が握っているのだということを」

 サスケたちは今ラットの魔法によって閉じ込められている。ヤシチには破ることの出来ない魔法がかけられてある以上
サスケたちをどうするかは完全にラットが決められる。もしヤシチがラットの思うような返事を返さなければ、賭けなどを
することもなくすぐさま彼はサスケたちに危害を加えることが可能なのだ。

 賭けなど建前でしかない。サスケたちのことを引き合いに出せばヤシチは条件がどうあれ勝負を受けるしかない。
はなっから対等な話ではないのだ。さも自分は逃げ道を作っておいてやっているのだといわんばかりの口調で
ラットはさらにヤシチに圧力をかけていく。

「お前がこの賭けを受けて俺に勝てば済む話だろう? 簡単なことだ。もっとも……自分から降参をするというのなら
アイツらはすぐにでも解放してやるが」
「……降参だと」


 降参、という言葉も逃げ道には聞こえるが負けに変わりはない。子分たちが解放されることを約束するとはいえ
賭けの負けの条件が降参した場合にも生きているとしたらもう一度拘束することもできるのだから、やはりこの手段も逃げ道には
なってはいなかった。
 
 戦って勝つしかない。そうしなければ守ることはできない。

 ―――拙者は……負けるわけにはいかない!!!


 
「さてどうするのかな? もっともそんな満身創痍で俺に勝つことができるとは思え……」
「ヤシチでポン!!!」

 ラットの言葉は最後まで言い切られることはなかった。ヤシチが魔法で起こした突風がラットを後方に弾き飛ばしたのだ。
ラットがすぐさま受け身を取ったためほとんど傷はつけられなかったものの、ヤシチは動じることもなくまっすぐラットの目を見据えている。
戦う意思をはっきりと感じられるほどに。


「……賭けに乗るのだな?」
「お主の真意は全くわからん。だが……拙者の子分たちの身の安全が保障されない以上………負けるわけにはいかんな!!!」

 トライアングルを構え、完全に戦闘態勢に入ったヤシチ。蹴りの痛みで冷静さを取り戻せたせいもあり、
先ほどよりも隙はなくなっていた。

「く……くくく……ぬるいな。そうやって弱いくせにまっすぐ向かってくるやつが俺は一番嫌いだ」

 そうして銃を構えるラット。


「すぐにつぶしてやる」
「いくぞっ!覚悟しろラット!!」

 本当の戦いが始まった。


==================
とりあえず今日はここまでです。残りも大体かけているのですが今文章の
加筆修正してます^^;

ヤシチ君いきなりぼろぼろですがもうしばらく頑張って耐えていただきます←

ではでは♪
 


■ 梨璃 (117回/2011/04/19(Tue) 20:22:23/No3761)

皆さんこんばんは!

ぴこまるさんも小説を書かれたのですね。
しかもラットとヤシチメインだなんて・・・^q^
私も今連載中の小説がごおるでんの時代頃なので、嬉しいです。

心理描写も凄いです。
弟子達を必死に守るヤシチがかっこいいです。
ラットも悪役らしくてかっこいい´Д`*
私の書くラットはヘタレが出たりしてしまうので・・・^^;

続きを楽しみにしてますね。

では!





■ いっちゃん (66回/2011/04/19(Tue) 22:55:44/No3763)

ぴこまるさん、梨璃さん、こんばんは!

おぉ!ぴこまるさんもついに小説を書くのですね!!
・・・ってレベル高っ!!しかもメインがラットとヤシチだとぉ!!
これは見なければならない小説ですね(笑)
ネズヤシ(いや、ラトヤシか)が小説で読めるなんて最高ですね!
アニメでほとんど絡みがなかったぶん、妄想ができますね(笑)

>「あれだけ力がある王族の集団の中になぜお前のようなただの雑魚がいるのか・・・とな。」
これは確かにヤシチはキレますね。
王族の魔力はミルモを見てるとやっぱり生まれつき強いんでしょう。
そのミルモに勝つためにいままで頑張ってきたのにこんな言葉を言われてしまったらそらキレますよ(笑)
読んでいると、ヤシチはそのことを気にしていたのでしょうか?
でも、ヤシチだって魔法はかなりうまいしでそんなに気にしなくて良いことだと思いますがね。
でも、もしかしたらヤシチは「人と比べたって何の意味もないだろう?」と言うかもしれませんね。(このセリフ、今度の小説でだそうっとw)

では、続きを楽しみに待っています!


■ ユウカリ (5回/2011/04/20(Wed) 18:41:17/No3764)

   ぴこまるさん、梨璃さん、いっちゃんさん、こんばんは。ユウカリです。

   ぴこまるさんも、小説を書くんですね!しかも、レベル高っ!
   私も、桜の木の下で 思い出は永遠に を書いてます。
   にしても、ヤシチ君えらい目に遭っていますね。
   それでも、弟子を守るために戦う姿。もう、かっこよすぎる。
   
   そして、ラットさん。人質をとるなんて、らしくありませんね。
   (ネズミは、絶対しなさそうだから。)
   まぁ、中身は、ネズミなんで、サスケ達はともかく、ヤマネには、
   危害を加えないと思いますが。

   とにかく、この戦いの結果はどうなるのか?続きが、楽しみです。

    それでは♪


■ ぴこまる (7回/2011/04/20(Wed) 20:27:15/No3765)

皆さんこんばんは!まずはコメ返を……^^

>梨璃さん
ミルモの小説は書くのも初めてなので緊張していますが頑張ります^^
ラットとヤシチはアニメでもものすごく絡んでほしかったキャラたちなのです。
二人だけでの絡みってラットが正体あらわす直前くらいのものだったので、それより
もう少し前の話としてこんなんあったらなぁ〜と思って考えました。

梨璃さんの小説も読ませていただいております!! 梨璃さんの小説はミルポンらしい楽しさが
すごく感じられて好きなんですよwヘタレなラットも好きです(笑)
ごおるでんの時代が一番好きなので色々妄想をしてしまいます。梨璃さんの小説の続きも楽しみにしていますよ!

心理描写はこだわったので嬉しいです^^ この先ラットもヤシチも心理的にかなり揺さぶられていく予定なので
いい描写を頑張って考えていきたいですね。ヤシチは今回あまりヘタれずかっこよく書きます!(言い切った!!
ラットも今回はかなり悪役サイド……って言うか彼も彼で色々悩んでいる故なのですがだいぶ悪い人になりそう^^;
でもかっこよさだけは保っていきたいです……(希望)

結構書きあがっていたりするのでこれからすこしずつ投稿していきますね^^楽しみにしていてくださいませw

>いっちゃんさん
同じヤシチ好きのいっちゃんさんに喜んでいただけるよう頑張ります!!今回はヤシチもラットもかっこよくシリアスに
書くつもりなので見てやってくださいね^^設定考えたらアニメでももう少し絡んでもよかったのに……と思って
色々妄想していたらこんな話ができましたw

ヤシチが王族との力の差を気にしてたというのは多少はあるかもです。あくまで彼は『ただの』ヤシチですから(笑)
でも今回ラットにキレたのはどっちかっていうと怒りのボルテージを単純に振り切ったせいですね。ただでさえ
むかっ腹立っている相手に自分の今までの努力をけなされたらやっぱりキレます^^; いっちゃんさんの考えた
セリフ言うヤシチもかっこいいな……でもうちのヤッくんはいまいち余裕がありませんでしたw

>ユウカリさん
ユウカリさんも小説書いていらっしゃるのですね!ぜひ読ませていただきます^^

ヤシチは今回大変です。肉体的にも精神的にも結構なダメージを食らっていただく予定←
それでも必死に立ち向かっていく兄貴の姿をぜひ最後まで見てやってくださいw

ラットも今回の話では実は色々精神的に切羽詰まっている節があるのでいつものクールさがなくなってきたり
いつもとちょいと違うところはあるかもです。確かに人質とったりは普段の彼ならしないでしょうね。
ちょっとネタばらしですが、ラットの今回の勝負の意味を考えると『人質がいる』という状況は重要なんですよ。
状況だけが大事なのであって彼はサスケたちにどうこうする気は毛頭ありません。(あれ、ばらしすぎ?(・・;)


後で続き投稿しますね!では!


■ ぴこまる (8回/2011/04/20(Wed) 20:52:04/No3766)

「あうぅう……ヤシチの兄貴大丈夫なのかだぜ……」
「僕たちが捕まっちゃったせいなのら〜」

 サスケたちもあの後何度か封印魔法のかけられた檻を破壊できないか試してみたものの、年も若く魔法も未熟な
彼らにはとても無理なことだった。ヤマネも忍術を駆使したものの、魔法の封印を魔法以外で破ることはできないので
どうにもならず、ヤシチとラットの戦いを眺めていることしかできなかった。

「ヤマネ……兄貴勝てそうなのら〜?」

 ハンゾーは戦闘経験が豊富なヤマネに戦局を訪ねた。

「魔力は見たところおそらく兄様の方が勝っています……。ただ体術や戦闘技術においてはラット殿の方が上……長期戦に
持ち込まれれば兄様のほうが苦しくなってくると思うでございます……」

 戦いにおいて確実な結果など予想がつくものではないがヤシチとラットの動きの違いは明白で
ヤシチは接近戦でラットの速度にあまり追い付けていない。距離を取って魔法を使う隙をうかがっているようだが
なかなか思うようには動けず、先ほどからラットの技を受け止めるだけで精いっぱいだ。圧されているのは明らかで、
ヤマネも「兄様が負けるはずがございません!」と言い切りたいのだがやはり一度ラットと戦ったこともあるためか
冷静な分析をせざるを得なかった。

「……オイラ、携帯で助けを呼んでみるぜ!!」
「わかったのら!!」 

 ラットのいる側からは見えないようにハンゾーとヤマネで体でサスケを隠し、その陰でサスケはメールを打った。
封印魔法の中でも携帯は使えるようだった。




(しかし……どうしてこんなにも違和感を感じるのでしょうか………)

 ヤシチたちの戦いを見ながらヤマネは考えていた。ラットの行動に対してヤマネは疑問が浮かんでいたのだ。

 わざわざ勝負を挑んできたということは当然勝つつもりだろう。相手にやる気を出させるために人質をとって
賭けと銘打ち脅すことも戦術としては納得がいく。しかしどうにも腑に落ちなかったのはラット自身が『降参』という選択肢を
用意していたことだ。ヤシチはもともとラットたち悪の陣営とは敵対する位置に属しているのだし、わざわざ降参などさせなくても
倒せるのなら倒す方が相手にとっても都合がいいはずなのだ。

(まるで……ラット殿……兄様に“降参させたい”ように見えるでございます……)

 それは実際に対峙しているヤシチも感じていたことだった。


 ガッ!!

 ヤシチはラットの回し蹴りを何とか受け止め、蹴りの反動を利用して後ろに飛び距離を取った。
重い蹴りだ。受け止めるのに使った腕がまだしびれている。もう少し間をおかないと楽器が持てそうになかった。

(くそ……っ……魔法を使う暇がない!! それくらいでしかまともに対抗出来ていないというのに………!)

「どうした?息が上がっているぞ」

 ふわりと軽い身のこなしで着地し、全く疲れた様子もないままラットが挑発する。

「う、うるさい!!これからだラット!!」

 あわてて返事をするも正直図星だっただけに痛かった。なかなか攻撃に転じる機会を得られず一方的に体力が奪われている。
頼る相手もいない以上自力で攻撃するチャンスを得るしかない。とにかく今は粘るしかない。

(しかし……なんだコイツ……余裕があるのにとどめをさそうとするわけでもなく、実力差を見せつけようとしているような……)

 ヤシチはラットの猛攻に耐えている中で、ヤマネと同じくどことなく違和感を感じていた。
ラットの攻撃のパターンを見ていると、どうにも倒すことが目的というような攻撃の仕方ではないように思えたのだ。
確かに攻撃はすさまじいし近接戦闘に持ち込まれると受け止めるので精いっぱいだ。だからラットがもっと自分に攻撃を
加えてきてとどめをさすことは(考えたくはないが)可能なことなのだ。なのに攻撃のダメージでヤシチの動きが止まると
すぐにラットは手を止めて降参を促すような発言をする。

(理由はわからんが………コイツ、拙者に負けを認めさせたいのか?)

 その結論は自分でも核心をついているように思えた。ラットはヤシチが自分から負けを認めるのを望んでいる。
ヤシチを戦闘において負かすことが目的ではない。しかし理由なんて全くわからない。ラットにそんな風に
目をつけられる理由なんてヤシチには思い当りもしないのだ。

 目的がヤシチの降参だけにあるのならば、一言自分が負けを認めるだけで全ては丸く収まるかもしれない。
しかしそれは絶対にヤシチにはできない。絶対に―――したくない。

(拙者は………負けなんて認めない!!)


======================================
封印魔法の中でも携帯が使える設定はアニメのお菓子工場見学の回から。ミルモ普通に
楓に電話出来てましたもんね。通信電波までは封印できないようですね^^;
さて、サスケは誰に連絡とったんでしょうねw彼が助けにくるのはもうちょい先になりますが……。

ラットの行動には色々謎が多いですが次回くらいから核心に触れていきます。
そして次回くらいからラットがどんどん冷静じゃなくなってきます(笑)

ではではw


■ 月白 (23回/2011/04/20(Wed) 23:04:55/No3767)

こんばんは、ぴこまるさん!月白です!

小説の連載開始ですね!
こだわってるだけあって心理描写は本当にすごいです!
しかも更新のスピードが早い!
絵だけでなく小説もレベル高いなんて…ぴこまるさんって本当にすごい…。

主役はラットとヤシチなんですね!
ヤシチの性格を上手に表していてカッコいいです!
弟子達の為に一生懸命立ち向かうヤシチに心を打たれました!
でも王族の妖精の中でヤシチが選ばれたというのは私にとっても疑問でした。
ミルモとムルモはもちろん、リルムも王族の婚約者に選ばれるくらいだから何か繋がりはあるでしょうがヤシチは本当に言ってしまえば普通の妖精ですからね。
ヤシチには酷ですがいくらミルモと競い合っていても立場は変えられませんし(汗)

ラットの行動にはヤマネも関係しているんでしょうか?
まだまだ謎が多いですがこれからどんどん明らかになりそうです…。
続きがとっても楽しみで気になります!
これからも頑張って下さい!

それでは!


■ りょく (244回/2011/04/22(Fri) 14:05:30/No3769)


ぴこまるさん、初めまして^^
小説、楽しく読ませてもらっています。

素晴らしい文才と先の読めない展開にドキドキしっぱなしです。

>「あれだけ力がある王族の集団の中になぜお前のようなただの雑魚がいるのか・・・とな。」
このセリフが気になって、サスケが電話を掛けた相手とラットがヤシチに挑んだ理由を作った相手は同じ人物なのでは…?と予想しています。
それとも普通にヤマネとミルモかなぁ…?

続きを楽しみにしています。

では!


■ ぴこまる (9回/2011/04/22(Fri) 19:50:37/No3770)

こんばんは! お返事させていただきます(^^)

>月白さん
心理描写褒めて頂けて嬉しいです。簡単すぎず、くどすぎず……なラインで書けるようにいつも
試行錯誤しております。

更新スピードが早めなのは現状でおおよそのお話が書きあがっている
からですね(笑) 書くたびにちょこちょこ投稿すると後々書いているうちに矛盾が生じても
訂正できないので……^^;まだ未熟なもので書いているうちに内容がぶれてしまうことが
あるんですよね。なので、書きあがっているものを投稿前に添削しているだけなのでペースは
結構早いです。今まとめ付近で煮詰まっているので若干ペースダウンの予感ですが……。

やっぱりヤシチが選ばれたのは不思議に思いますよねw一人だけ王族でもなんでもないし……
たまたま人間界にいただけ+たまたま楽器壊れただけって理由で選ばれたんだったらもしかしたら
もっと関係ない妖精になっていた可能性もあるわけで……ガイア族アバウトすぎです(笑)

ラットの行動の理由はこれから明らかになっていきます!ヤマネのことも理由としてはありますが……
ああ、うまい感じでぼかして言えません><  続きを楽しみにしていてくださいね!!


>りょくさん
初めまして^^りょくさんの小説もいつも読ませていただいております。
新参者なもので緊張してなかなかコメントできずにいたものですいません><
お褒めいただけてすごく嬉しいです。ありがとうございます^^

サスケが電話をかけた相手は……まぁネタばらしはしませんがりょくさんの予想の中にはいますよ^^
登場はもう少し先になりますが……この小説は私の趣味が存分に出ているので(あ、答え言ったようなものか……





続きもすぐ投稿いたしますw
あ、あと前回話数をつけ忘れましたね……(・・;)前回のが4話ですすみません……。


■ ぴこまる (10回/2011/04/22(Fri) 19:53:02/No3771)



 何故だ……何故コイツは屈しない……? 力の差は先ほどからさんざん見せつけているし、あきらめたらいいのに。
それだけで済んでしまうのに。お前の力では守りたいものを守るなんて出来ないんだ。見てみろ、ひとりではお前は
こんなにも無力なんだぞ。力をもらって強くなったつもりかもしれないが結果はこのざまだ。だから……早く屈すればいいんだ。
お前は俺には………拙者には勝てんというのに!!


 ドンッ!!!

 ラットのカラクリ銃が放たれた。発動した弾からはいくつもの岩が飛び出し、ヤシチめがけて飛んできた。
ヤシチは直撃は避けたものの全弾は回避しきれずまた吹き飛ばされてしまう。先ほどからもう何度も地面に体を打ち付け、
ヤシチの身体にはいくつもあざや擦り傷ができていた。急所は全く撃たれてはいないにしろダメージはかなり蓄積されている
はずだった。それでもやはりヤシチはすぐに立ち上がり攻撃の構えを見せる。


「………何故だ」

 すぐにあきらめると思っていた。コイツならすぐにそうすると思っていたのに。

「何故そこまで耐えられるんだ……」


 フラフラになっていてヤシチはもうほとんどラットの動きには追い付けていない。翻弄されるがままだ。
負けるのはわかっているはずなのに、なのにどうしてあきらめないのか。ラットの表情には同様の色が見えてきた。

「けっ……いつも安純やミルモの攻撃をどれだけ受けてきたと思ってんだ………お主が拙者に対してしている評価が
どんなものか知らんがな……打たれ強さだけはダントツなんだからな……」

 肩で息をしながらもヤシチは口元に笑みを浮かべはっきりラットを見据えていた。攻撃では明らかにラットの方が
優勢なのに困惑した表情をしているのもラットの方だ。どれだけやられてもすぐに立ち上がって戦おうとするヤシチ。
折れる気概などみじんも感じられなかった。

 確かにヤシチ自身の言うように普段からよくやられているせいもあるのかもしれない。日ごろからあれだけやられていれば
打たれ強くもなるだろう。しかし、今ヤシチを支えているのはそんなものではない。もっと精神的なものだった。



(何故……何故だヤシチ。確かにお前が昔から子分思いなのも知っている。子分を守るために身を挺することが出来るのも
知っている。それは自分も目の前で見たことだから。けれど……違う)

「ヤシチでポンッ!!」
「くっ!!」

 ヤシチが魔法で放った衝撃波をラットは銃弾で相殺する。すぐさまヤシチはトライアングルを構えて次の魔法を放った。

(ヤシチは……こんなに“強い”奴ではなかった!!)

 ヤシチの魔法をひらりとかわしラットもすぐにカラクリ銃に弾をこめる。しかし、戦いの最中だったがラットの頭の中は
今別の思考が巡っていた。何故、何故、何故……とそればかりが繰り返す。本当に意外だったのだ。
ヤシチがここまで食い下がってきたことが。


 精神的に打たれ弱くてすぐに泣いて、目的のためには長いものに巻かれることもいとわない
そんな奴だったはずだ。コイツは。幼いころから見てきたのだしよくわかっているつもりだった………なのに。

 ―――思い出してまたいら立ちがこみ上げてきた。アクミと最初に合流して作戦会議をしていたあの日に聞いた話が
ここまで自分を突き動かすことになるとは思わなかった。


■ ぴこまる (11回/2011/04/22(Fri) 20:08:21/No3772)



「……ダァク様のご命令だから仕方がないけど……なんでアタイがこんな得体のしれない奴と行動しなきゃなんねーんだよ」

 とあるビルの屋上で朝から集まり、その日はアクミと二人で最初の作戦会議をすることになっていた。
ダァクが認めたのだから反対は出来なかったようだが、前もって聞かされることもなくいきなり仲間として行動することに
決まった俺にまだアクミはいまいち納得していない様子で、ため息交じりにじろりとこちらをにらんだ。

「得体がしれないとはご挨拶だな。名乗ったろう?」
「名前以外の素性がわからないようなやつのことを得体がしれないって言うんだよ……せめて覆面くらい取ってみろってんだ」
「御免こうむるな。それより早く作戦会議を始めよう」
「ちっ、わかったよ愛想のないやつだな……」

 共に働くとはいえそこまで気を許す気もなかったのでさらりと流すことにする。ダァクとの契約がなければ自分自身
いつまでもアイツのもとに属する気もない。この女ともそこまで深く関わらずともいいだろう。
 


 ―――旅をしている拙者のもとに突然ダァクは来た。大切な妹の体を操って。
なんでも、ガイア族の力を得たミルモたちによって再封印されそうになったところを精神部分だけ分離して逃れ、
その分離したダァクの精神部分がヤマネの中に居座っているという。ヤマネが選ばれた理由は特になかったようだ。たまたま
運悪く憑代を探していたダァクの目に最初に止まってしまっただけのことらしい。ヤマネの中に入った時にダァクは
ヤマネの記憶を垣間見、ヤマネの兄である拙者の存在を知った。戦力になると踏んだのか、アイツはヤマネを人質として拙者に
部下になって復活に力を貸すように協力を促してきたのだった。

 今すぐにでもヤマネの中にいるというダァクを引っ張り出して倒してやりたかった。しかし一度入ってしまい一体化
しかかっているヤマネの体から無理やり奴を引きはがすことは不可能だということを知り、拙者はアイツの部下として
働かざるを得なくなってしまった。

 誰かとともに戦うなど……ましてや誰かに使われるなど正直まっぴらだった。今までだって一人で修行しながら旅をして、
誰かとともに過ごしたり誰かを頼ったり依存したりすることもなく生きてきたのだし、仕事で誰かに仕えることはあったとしても
それは最終的に自分の得が大きいと踏んでいるからだ。そうでないならば最初から仕事も受けないし、もし仕えているときに
自分の不利益がわかったり依頼主が性に合わないと思えばすぐさま切り捨ててきた。仲間という概念も主従という概念も
拙者には無縁のものだった。馴れ合いは弱者だけがするものだと思ってきたから。そう……あの情けない従弟のように―――



「んじゃ、さっそく始めるじゃん」

 アクミは普段作戦を立てる時に使っていたという人物図を出す。
アクミはあのマヌケなワルモ団どもの同僚らしいが正直アレよりはよっぽどマシなやつだった。
魔法の知識も技術もあるし、好戦的で仕事に対して真面目で、一時的とはいえコイツとならば共に働くのも悪くないように思えた。

「えーと……簡単に説明するとだな……ほらこれがターゲットの南楓だよ。願いの力が少し強いって以外はとりわけ特徴の
ないやつだよ。ただ周りにいる妖精がかなりやっかいでね……」

 アクミは人物図を指さしながら丁寧に説明した。人物図にはミルモたち妖精とその人間のパートナー、
そしてヤシチの子分たちとヤマネが図の左側の黄色の枠の中に納まっていた。右側にはダァク、アクミ、ワルモ団、そして
自分が右側の赤の枠に描いてあった。ダァクの周りだけ異様にハートマークが飛び交っているのはこの際気にしないことにする。

 ミルモの魔法の強力さはよく知っている。それが楽器も強化されたとなると相当のパワーなのだろう。
これが敵になるとなれば確かに脅威だとアクミの話を冷静に聞いていたが……図を見ながら疑問がわいた。

 コイツはどうして俺たちの敵側にいるんだ……?

 コイツは確かワルモ団の幹部見習いだったはずだ。わざわざあんなマヌケの集団に好き好んで入った時には
つくづく群れるのが好きなやつだとあきれたものだ。共に仕事をするとなれば正体に気が付かれないようにだけは
気を付けようなどと考えたりもしていたのだ。なのに…ヤシチはミルモたちの陣営に描かれていた。

「一つ質問なんだが………コイツも俺たちの敵なのか?」

 ヤシチを指さしながら尋ねるとアクミは眉間にしわをよせて少し不機嫌な表情になって言った。

「あ? そうだよ。その忍者と子分たちは元々はこっち側にいたんだけどね。ワルモ団の手下とかで。なのに
コイツらは裏切りやがったんだよな全く」




 ………裏切った……だと………?

 一瞬言葉を失った。前にアイツのもとを訪れた時はヤマネを迎えに来ただけだったからアイツの近況なんて
知らなかった。いや、気にしていなかった。だからこそ本当に驚いた。何故だ……だってアイツは……。

アクミは俺の様子が変わったことに特に気が付くこともなくそのまま話し続けた。

「パートナーを守るためとか言って自分から敵方に着きやがったんだよ。子分たちもヤシチに引っ付いて行っちまった。
大した戦力とも思ってなかったからアイツらが裏切った時も特に気にしなかったけど、まさかアイツがガイア族に選ばれた
妖精だったとは思わなかったよ。まぁ、今さらどうこう言わないけど、こっち側につなぎとめときゃ良かったかもね……で、
作戦の話に戻るけど………」

 この時は特に気にした様子も見せず、後の作戦のこともあったので考えを後に回していったん保留した。
しかし、内心はこの時もかなりいらだっていたのだ。



 ……パートナーを守るために抜けた?アイツはミルモを倒すために自分からあの組織に属したのではなかったのか。
それが目的だったのに、アイツの一番の昔からの目標だったのに……パートナーのために、仲間のためにアイツはミルモと
手を組んで敵対するというのか。

 ―――ふざけるなよ。

 ガイア族に力をもらって、特別な力をもらって、どうせそれで満足しているのだろう? 自分一人では守りたいものも
守れないくせに、より力の強い所に属して守れるようになった気になっているのだろう? 自分の都合で好き勝手に行き来
しやがって。俺は……拙者はアイツに屈するしかなかったというのに!!!

 いらだちが収まらない。止まらない。止まらない。止まらない。だから確認して、納得しなければならなかったんだ。
だから……お前に負けを認めさせなければならないんだ!!!



=============================================
ラットのモノローグは一人称を『俺』にするか『拙者』にするかものすごく迷います(笑)

この辺りは正直大丈夫かなーと一番心配していた場面だったりします^^;イメージ崩れないかなーと。
ネズミは妹のために周りも顧みずに行動するシスコ……いや、かっこいいお兄さんというのが普通ですし。
今回のネズミは悪に屈している自分に対して結構真剣に悩んでいます。

ネズミは仲間というものに対して根本的にヤシチとは考え方が違うと思うのです。
ネズミ初登場の回でも「よいものでござるな仲間というのは」とは言ってたものの、この時はそこまで深くは
思ってないのでは?と思っているのが私の認識ですwだからアクミに対しても最初はこんな印象。

仲間がいるかいないかで困った時の行動の仕方も全然ちがう。違いすぎて、理解できなくて、だから
腹が立つんです。この辺りが根幹でしょうか。

今日はここまでです!続きもがんばりますね!!


■ いっちゃん (67回/2011/04/22(Fri) 21:02:14/No3773)

ぴこまるさん、こんばんは!

だんだんとラット(ネズミ)の考えていることがわかってきましたね!
やっぱりヤマネつながりとワルモ団脱退が関わっていたんですね。
しかし、ラットくん、これはぞくに言うやつ当t(ry ←黙ろう
まあ、ラットもいろいろ悩んだからこそこんな行動をとったのでしょう。
まだラットの考えたことは少ししか出てきていないので、これからまたいろいろとでてくるのでしょうか?
前のぴこまるさんのレスでだんだんラットが冷静じゃなくなっていくと言っていたのでその感情の変化に注目したいです(笑)

しかし、ヤシチカッコ良いなぁ・・・。でも痛そうだっ!(笑)
この事件はラット=ネズミとばれた後、いろいろ二人の障害に一時なりそうですね(汗)
ちなみに私はサスケ達が携帯で呼んだ相手はだいたい予想がついています!
やっぱりこの場面で頼れるのはあの妖精だよなぁ・・と思いまして(^ω^)
あと、ぴこまるさんの趣味のことを考えるとやっぱりそうかな?っと(笑)
まだでてくるのは先と言うことですが、でてきたときはヤシチとの絡みを期待しています!!(いや、ヤシチボロボロだから)

それではっ!


■ ぴこまる (13回/2011/04/25(Mon) 22:00:58/No3788)

いっちゃんさんこんばんは!ちょっとお返事が遅くなってしまいましたね^^;
やっぱり……と言っていただけるということはいっちゃんさんもある程度予想がついていたのですね。
この小説でヤシチの『悪の組織を抜けた裏切り者』っていう部分を掘り下げてみたかったんですよ。
ネズミにしろヤシチにしろよくよく考えたら結構おいしい設定が多いので彼らだけでいくらでもシリアスが
書ける(笑)

確かに言ってしまえばラットの行動は八つ当たりですねwでも彼もヤマネちゃんのこととか自分自身の
主義の問題とかあって色々悩んだゆえの行動です。きっと普段の冷静な彼ならこんなこと
ほとんどしないでしょうし。ラットはこの先も揺さぶられていきますので珍しく熱くなっている彼を
楽しみにしててくださいねw
ヤシチには申し訳ないくらいにズタボロになってもらってます^^;私が単純にぼろぼろになっている彼が
好きなせいもある……というのは内緒ですが←

この事件後のネズミとヤシチ……え、ちょ、なんか話が浮かんできそうなんですが!!
この小説のエピローグあたりでちょっと検討しようかな……でも長くなりそう^^;
ネタをありがとうございます!!
サスケが携帯で連絡した相手は絶対いっちゃんさんの予想通りでしょうね(笑)
この話には好きなCP要素は全部ぶっこもうと思っているので楽しみにしててください!!


続いて小説の続きも投稿します!!


■ ぴこまる (14回/2011/04/25(Mon) 22:02:08/No3789)



「ヤシチでポン!!」

 声に気が付いてはっと我に返ると目の前には光弾が飛んできていた。あまりに近くまできていたので回避できず
ラットはヤシチの光弾をもろに受けて吹っ飛ばされ、この戦いで初めて地面に身を伏すことになった。

「やったぜ兄貴ーー!!」
「頑張ったのらーー!!」
「すごいでございます兄様!!」
「ふんっ……油断大敵なのだ!!」

 ここまで粘り続けてついに有効打を当て、ヤシチもうれしそうな笑顔を見せた。子分たちも歓声をあげる。

「どうだラット……拙者は雑魚なんかではないぞ。ミルモを倒さねばならんというのにこんなところで
負けられるか!!」

 トライアングルのばちをビシィッ!とラットの方へ向け、これまでずたぼろだったことは忘れているかのように
ヤシチは自信満々に言い放った。すでに立っているだけでもフラフラだったりするのだが一撃攻撃を食らわせた
ことで少し元気が戻ったようだった。

「………」

しかしラットはゆっくりと体を起こしたあと無言で固まってしまった。
不思議に思ってヤシチが首をかしげるとラットがぼそりとつぶやくように言った言葉が聞こえた。

「……それが……お前のやりたいことなんだな?」
「……は…?」

 ラットの言葉にヤシチは一瞬呆けてしまった。ラットは確認するようにもう一度言った。とても静かな声で。

「ミルモを倒すことがお前のやりたいことなんだな………?」

 そんなことをまさかきかれるとは思っていなかったが、ヤシチははっきりと返事を返した。
これだけは迷いなくはっきりと言えることだ。昔からずっとそのために修行を続けてきたのだ。

「ああ、そうだ!それが拙者の昔からの果たすべき目標だからな!!」



「―――だったら何故だ」



「……っ……!?」

 ビクリ、とヤシチはラットの声に一瞬身をすくめた。あまりに怒気を含んだ低い声。
理由はわからない。最初の時の人を見下したような調子でもなく、途中の困惑した様子でもなく、
今ラットはヤシチに対してただただ怒りを見せていた。

「だったら何故ワルモ団を……ダァクのもとを去りミルモとともに戦っているんだ」


 ドクン

 心臓が脈打つような音が聞こえた気がした。え、どうして、こいつはそんなことをきくんだ……?


「ミルモを倒したいのが一番の目的なら俺たち悪の側に着けばいいだろう。ダァクはお前の望む力を与えてくれる
だろうし立場的にもそれが一番自然だろう? どうしてお前はミルモと一緒になって戦っているんだ? 答えろ
ヤシチ」
「せ……拙者は……安純を……拙者のパートナーを守るために……!」
「パートナーを守ることがお前にとって一番大切なことなのか?もともとミルモを倒すために人間界に居座る
住処を確保しようとパートナー契約したのだろう? なのにそれを守るためにもともとの目標だったミルモ打倒を
横において仲良く共闘などとはあきれるな」

 言葉が出なくなる。違う、拙者は、拙者は……!!

 いつの間にかラットは立ち上がりヤシチの方へ徐々に距離を詰めてきていた。ヤシチは泣きそうな表情を
浮かべながら少しずつ後ずさりしていった。

 きちんと自分がワルモ団を抜けた時に心は決めたんだ。決めたことがあるんだ。はっきりとコイツに
言ってやればいいんだ。なのに……どうして言葉が出てこないんだ……!!


 ラットの迫力に完全に圧されてしまいヤシチはただただ口をはくはくと動かしているだけになってしまった。
構えたトライアングルもいつのまにか下ろしていた。
 
 目線を外してしまってはラットの言うことを認めたことになってしまう。だから必死でラットの方を睨みつけて
いたがやはり心臓はどくどくと脈打ち手のひらにはじっとりと汗をかいていた。焦っている。
拙者は……焦っている?


 ラットはじりじりとヤシチに近づきながら言葉でどんどんと追い詰めていく。

「ガイア族に力をもらって王族の奴らに交じることでお前は満足したんだろう?力の大きな方に迎合したんだ」

 違う、拙者は絶対にそんなことは……!

「だが自分自身が弱いのに守りたいものが守れるとでも?現に今お前の子分たちは俺に捕まっているではないか」


 ビクンッ


 今までで一番ヤシチが反応した瞬間だった。カタカタと身を震わせ、ヤシチはついにラットから
目線をそらした。ラットはヤシチの目の前で足を止め不意に口元を緩めた。

「………認めたな?」
「ちっ……違う!! 拙者は………!……えっ…!?」

 視線を下にやればヤシチは自身の体にカラクリ銃の銃口が押し付けられているのに気が付いた。

「そんなに未熟な弱者のくせに……」

 引き金にかかった指に力がこもる。 

「や……やめ……」


「誰かを守ろうなどと―――軽々しく口にするな!!!!」




 ガチリと引き金が引かれ、直後ヤシチは一瞬で黒い光に包まれてしまった。密着して魔法が発動したので
逃れることはできなかった。

「「兄貴ーーーーーーーーーーーーーーー!!!」」
「兄様ーーーーーーーーーーーーーーー!!!」


=======================================
この辺からヤシチのメンタル面にぐいぐいと押し入ってきました。
やはりラット(ネズミ)に口で勝つのは難しいというか色々と図星なだけにヤシチも即座には言い返せません。
悪の組織を抜けるって言うのは(あんなおマヌケな組織とはいっても)結構な覚悟がいるでしょうし、
そのあたりのヤシチの覚悟に関してもこの小説で少々掘り下げてみたいと思ってます。
今回はラットの圧力にひるんでしまっていますが……^^;

終わり間際で今少々煮詰まっているので若干ペース落ち気味ですが頑張ります!
5月に大学の授業が始まるまでに完成させたいっ><

では!! 


■ いっちゃん (69回/2011/04/26(Tue) 20:51:44/No3791)

ぴこまるさん、こんばんは!

おぉ〜・・・!なにやら急展開になってきましたね(`д`)
ああ・・・だんだんラットがキレてきている(笑)
(いや、最初からキレてるけど・・・汗)
ヤシチもちょっと対抗できるようになってきたと思ったらまたひるんでしまいましたね。
図星が図星なだけにこれは痛そうです!
「……認めたな?」のところのラットの顔が妄想ででてきましたね。
文を読むたびにその光景が頭に浮かんでしまう・・・・(笑)

おぉ!やっぱり私が予想した妖精なのですね!!
あぁ〜今からヤシチとの妄想が・・・←
しかし、ヤシチがこんな状況なのにまだ来てくれないのか!? ←オイッ
さて、黒魔法を直で受けてしまったヤシチ君。どうなるか楽しみです!!

それではっ!


■ ぴこまる (15回/2011/04/30(Sat) 23:32:59/No3795)

いっちゃんさんこんばんは!!
ラトさんは割と最初っからキレてましたね(笑)で、ついに抑えきれなくなってきてこんな状況です。
ラット(ネズミ)はキレたら言葉でグサグサついてくるタイプのような気がします^^;
ヤシチもよく粘ってたけれどさすがにこんなこと言われてしまってはひるまざるを得ませんよね。
一番触れられたくないところだと思うので。ふだん彼がそこまで考えてるかは怪しかったりするのですが
今回はシリアスに掘り下げますよ!!

文章を読みながら内容が頭に浮かんでくれるというのは文字書きとして冥利につきます!というか
いっちゃんさんの想像力がきっと豊かなんでしょうね^^そのセリフの時のラットは相当満足げな
顔してたことでしょうw

いっちゃんさんの期待している妖精さんの出番はすぐですよ!楽しみにしていてください!!


では続きから小説です↓





 サスケたちの叫び声が響き渡る。黒い光が収まった時、ヤシチは手足を鎖で完全に拘束され鉄の板に張り付けに
なっていた。身動きが取れない上に、カラクリ銃で撃たれたときにトライアングルも取り落としてしまい、
これで一切抵抗が出来なくなってしまった。

「く……! 動け、動けぇっ!!」

 ヤシチは身をひねって鎖を外そうとするがガシャガシャとむなしい音を立てるだけだった。

「無駄な抵抗をしない方がいい。どうだ。これでもまだあきらめないのかお前は」
「っ……い……いや……だ」 
「……ここまで来てもまだ負けを認めないのか。降参すれば賭けを不問にしてやってもいいぞ?」

 もともとこの戦いの目的はヤシチ自身の口で降参を言わせることだったのだから。自分自身の未熟さを
わからせ、ひとりでは何もできないのだと自分の口で認めさせることが目的だったのだ。そうしなければ自分が
納まりがつかないから。

 大切な妹のために自分はダァクに屈するしかなかった。だからヤシチにも自分と同じ状況下で、
“一人では勝ち目のない状況で人質を取られている“という自分と同じ状況で、同じ目に合わせたかったのだ。
それでヤシチが屈しなければ、ダァクに屈するしかなかった自分が弱い存在のように思えたから。
だからすぐさま終わるような戦いを長引かせていたのだ。

 けれど、ヤシチはやはり屈しようとはしなかった。

「何故だ……」

 もう、ラットは限界だった。わからない。わからないのだ。ヤシチがここまで“強く”なれる理由が。
その混乱は言葉になって、爆発した。

「何故お前は!! お前は何のためにそこまで耐えようとするんだ!! 弱いくせに……守りたいもの一つ
守れないくせに!!」

 普段の冷静さをみじんも感じないほどに取り乱すラットを見てヤシチは困惑したが、先ほどまでの恐れは
少しなくなっていた。ラットの方を見据え、拘束されたままヤシチははっきりと答えた。

「―――拙者はワルモ団を抜けた時に決めたんだ。誰も悲しませないって。拙者がワルモ団でダァクの配下として
悪事を働くことで悲しむやつらがいるのだ。パートナーである安純も、大事な子分たちも。それに……
拙者があのままあそこにいてはミルモの奴に認められなくなってしまう。ミルモを倒すことが目的だが、その前に
ミルモに認められない自分になってしまうようなことは絶対にしたくない。そんな自分は安純やサスケたちを
悲しませるだけだということもわかったから。だから………拙者はもう二度と悪には屈しない」

 大切なやつらを悲しませないために、どれだけぼろぼろになろうとも悪に自分から負けを認めるようなことは
できないのだと、ヤシチはラットに言った。ラットはそれを聞いて言葉を失ってしまった。

 
 いつのまにこいつはここまで意志の強いやつになったのだろう。パートナーのために、子分のために、
ライバルのために、ここまで強く立ち向かえるヤシチを俺は……拙者は知らない。しかし……このまま
引き下がれるわけがない。

 お前には……絶対に負けない。


 正直最初に言った賭けもヤシチに全力を出させるために言ったことだったので、本当はヤシチに対しての
命令など何も考えてはいなかった。アイツが屈することだけが望みだったのだ。アイツの口からそのセリフを
確認したらさっさと帰るつもりだった。だが、コイツが降参はしないとはっきり明言した以上、この賭けの内容を
利用する以外にない。

 アイツは今言った。もう悪には屈しないと。だが、賭けによる俺の勝利した場合の条件は“命令”を一つ
コイツにできるということ。

 賭けの内容を後で破ろうなんていう卑怯な真似をお前は絶対しないだろう………?


「―――くっくっく…悪には屈しないと言ったか。つまり降参はしないのだな?」
「ああ、絶対にな」
「だが、お前はもう身動きが取れないし魔法も使えない。この時点ですでに勝負は終わっている。つまり
お前の負けだ」
「……っ……!!」

 反論出来ない。ヤシチが不安そうな目つきで子分たちの方を見る。こんな状況でも自分より子分のことを
気に掛けるのがヤシチらしい。

「安心しろ、お前の子分たちはきちんと解放するし手も出さない」

 それを聞いたとたんにヤシチは心底安心したような顔になった。つくづくお人よしだと思う。
だが、笑っていられるのも今だけだからな。

 逆らうことは許されない、賭けによる拘束力のある命令。ラットの口から発せられたそれはヤシチの想像以上に
つらいものだった。


 



「命令だ―――俺の部下になって再びダァクのもとに仕えるんだ」



■ ぴこまる (16回/2011/04/30(Sat) 23:33:36/No3796)



「な……に……?」

 一瞬何を言われたのか分からなかった。拙者が……また、ダァクの配下に戻るだと……?


「い、いやだ!! 拙者はもう悪にはならないといったであろうが!!」
「それはお前の意思だろう? これは俺の命令だ。まさか賭けの約束を違えるとでも? そんな愚かで
卑怯な真似はしないよなぁ」


 ヤシチは絶対に逆らえない。勝負ごとにおける約束というのはヤシチの中では絶対のものだ。だからこそ
ミルモに正面から勝負を挑める。卑怯な真似というのはヤシチの中では絶対に禁忌なのだった。負けたのならば
従うしかない。

 でも―――やっぱり悪には屈することはできない。
ヤシチは反抗的な視線をラットにぶつけた。こんな状況でもまだ強気に立ち向かおうとするヤシチに
ラットはいらだった。

「……これでもまだ降参をしないのかお前は」
「降参なんて絶対しない……それに拙者はまだ負けていないんだからな!!まだ体力も残ってるし抵抗だって
してやれるんだ!」

 ヤシチはガシャガシャと鎖の音を立てながら手足を乱暴に動かし、鎖から逃れようともう一度あがいた。
外れないなんて内心わかっている。だけど拙者はあきらめてはダメなんだ。まだ動ける……
まだ動けるんだからなっ!!



 ばしっ!!

 ―――ヤシチの視界が一瞬ぶれた。そして直後にジンジンと右の頬に広がる痛み。
ラットがヤシチを殴ったのだ。

「お前は……どこまで俺を怒らせれば気が済むんだ………!!」

 肩をふるわせヤシチを睨みつけるラット。

 どこまでも足掻いて……それで何とかなるとでも思ってるのか。あきらめなければ救えないこともあるんだ。
ダァクを復活させなければヤマネの精神は消滅する。お前が今いくら子分を、ヤマネを守ろうとしたところで
結局は守れていないんだ。お前が邪魔をすればするほどにヤマネが危険になっていくんだ。

「あきらめることで……潔く悪に屈することで大切なものを守りたいとは思わないのか!!」
「あきらめることでしか守れないものなんてあるわけないだろ!! 本当に守りたいなら全力で立ち向かうぞ!
悪に屈して、大切なやつらを悲しませて……それで守ったところで誰が喜ぶというのだ!! 
抗うことをあきらめた時点ですでに守る資格はない!!!」


 ヤシチはラットの正体には気づいていない。なのに的確にラットの……ネズミの考えを真っ向から否定した。

 わかりもしないくせに……あきらめた時点で守る資格がない……だと。だったら拙者がやっていることは
何だというのだ。ヤマネを救うためにやっていることは……お前に否定されることではない!!!

 もう手加減などするまい。コイツの考えをへし折るまで徹底的にやってやる。拙者はお前を否定しに来たんだ。

「……負けを認めないというのならそれでもよかろう。それなら負けを認めるまでひたすら痛めつけてやる
だけだからな。そんな身動きもほとんど取れない状況でどこまで耐えられるのか見ものだな」

 ラットは2、3歩後ろに下がり、銃をヤシチに向ける。ヤシチは急いで鎖を外そうとするがやはり
どうすることもできない。

「兄貴!! こらぁ!! 兄貴にひどいことするなだぜーー!!」
「もういじめちゃダメなのら!!」
「お願いです!! もうやめてくださいまし!!」

 サスケたちは檻の中からひたすらに叫び続けるもラットは一切聞き入れなかった。

 何が守る資格がない……だ。そもそもヤマネがダァクに憑りつかれたのは……ヤマネがあの時人間界にいた
一番の原因は―――お前が人間界にいたからだろうが!!


 銃弾は無情にも放たれ、ヤシチは身構えようと目を伏せた。




 その時―――光が走った。



「何!?」

 大きな光弾がラットが放った弾を打消し、そのままラットを弾き飛ばした。
ラットが身を起こした時にはヤシチを拘束していた魔法は消え去り、ヤシチは地面にへたり込んでいた。
そしてヤシチの目の前には……


「おい……てめぇ覚悟できてるんだろうな……!!」


 彼の目標とするライバルが、怒りをあらわにした顔をしてラットを睨みつけながら立っていた。


============================================
我らが王子がやっと助けに来てくれました。
余談ですが、私は小説書く前に特に書きたいシーンをイメージイラストにする癖があって、
このシーンはそのうちの一つだったりします。

しかしラットさんホントになりふりかまってません。
戦いの理由がこんなので大丈夫かな……(^_^;)頭よくてプライドが高い彼ながらの
理由ですのでややこしい。書いてる本人も非常にややこしい←

では!!


■ いっちゃん (70回/2011/05/02(Mon) 17:52:25/No3800)

ぴこまるさん、こんにちは!

うぉーーーーーー〜〜〜っ!!!!!!!ついに我らがミルモ王子が助けに来ましたよっ!!!! ←大興奮
くぅ〜遅いよ〜ミルモ・・・。でもかっこよくてムカつく!(結局なんなんだ)
しかし・・・・本気で怒っているミルモを読んでミルヤシ展開を果てしなく妄想したのは秘密です(笑)
ミルモっ!そのままラットを倒してヤシチの所へかけていけっ!!
そして、そのままヤシチを自分の背中に乗せて楓がいない部屋までつれて手当てしてや(はい、強制終了)←

しかし、あの時のヤシチはこんなことを考えていたのか・・・!
なにが萌えたってそりゃヤシチがワルモ団を抜けた理由がミルモに認められなくなってしまうというところでs(強制終了2)
とりあえずこの後のミルヤシの絡みが楽しみすぎて妄想しまっくています。

ミルモはサスケからどんな内容のメールをもらったんだろうか?
そしてメールをもらったときの反応はどんな感じだったのでしょうか?
ミルモ視点からのこの小説も見てみたいですね。
(なんでこんなに遅くなったのか・・・とか 笑)

それではっ!


■ 月白 (26回/2011/05/05(Thu) 14:27:36/No3809)

ぴこまるさん、いっちゃんさん、こんにちは!

もう読んだ瞬間テンション爆発ですよ!
ミルモが、ミルモが、遅かったくせにカッコいい!!(おい)
本当にぴこまるさんは心理描写がすごいです!
考えている事もなんだかヤシチらしいです!
ミルモの登場もカッコいいけどヤシチの言ってる事もすっごくカッコいいです〜〜!!

でもラットの怒りも八つ当たりでもありながら最もな気もしますね…。
ヤシチが悪いわけでもないのですがヤマネがあの時人間界にいたのはヤシチに会いに行ってたからなわけですから。
ただラットが1番怒っているのは自分に対して、のようにも思えます。
なんだかぶつけようのない怒りをヤシチにぶつけた感じですね。
その後の二人が気になります!

『悪の組織を抜けた裏切り者』は確かにおいしい設定…。←
でも楽器が壊れただけって理由はガイア族ならあり得ない事もないのですがあの時点でヤシチはまだダアク側にいたんですよね。
裏切ったから良かったもののもしもそのままダアク側にいたらどうしてたんでしょうか…(汗)
わざわざ敵側にいる妖精を選ぶかな?と思わなくもないですが…、ガイア族の考えはわかりませんね。

続きはすっごく気になります!
それでは!


■ ぴこまる (17回/2011/05/07(Sat) 08:27:14/No3814)

いっちゃんさん、月白さん、こんにちは!!

>いっちゃんさん
ヒーローは遅れてくるもの、ということで(笑)
なんだかんだでいざってときにはかっこいい王子を書きたかったんですよ(^^)
健全サイトのムルモ屋さんではなかなかそのシチュは書けそうになさそうですがいつかはやってみたいですね
そのシチュのミルヤシ………(^q^)←
でもミルヤシの展開はありますよ!あくまで友情っていうか腐れ縁っていうか仲間っていうかそんな感じですが。

ミルモが「お前は関係ない人間まで巻き込む奴じゃねーと思ってたけどな」って言った時のヤシチの反応が
すごく好きで。ミルモを倒すためにワルモ団にいるのにそれ以外の奴らにも被害が及ぶし、ミルモにも
認められなくなるし、そこまでしてワルモ団にいる意味があるのか、という葛藤があそこであったと思うのです。
まぁ抜けた一番のきっかけは安純に攻撃されたことですが。そして子分たちのことも心配してたし、だからこそ
こういう考え方をヤシチはしたかもなぁと思って書きました。

ミルモ視点というかなんで遅かったかはちゃんと書きます。割と淡々と書いてますが^^;

>月白さん
心理描写褒めていただいてありがとうございます!!
ヤシチのこのあたりのセリフも特に気合を入れたところだったのでそういっていただけて嬉しいです!
ミルモはやっぱり(遅かったけど)こういうシーンが似合う似合うw流石は王子というか。

月白さんわかってらっしゃる……!!そうなんです、一番のメインはラット自身のなかでの葛藤なんですよ。
でもやっぱりそこにヤシチに対しての怒りも交じってきます。ヤマネのことにもヤシチの行動にも収まらない
いら立ちはあると思いますね。ヤマネの身に起こっていることもヤシチは一切自覚してないわけですし。
そこもまたラットが怒る原因でもありますよね。
その後のお話……書こうかどうかちょっと迷っていたり^^;ダァクを倒して妖精界に呼び戻されたくらいの
時間軸で二人が話しているというシチュエーションで考えていたりもするんですが、多分ヤシチとネズミしか
出ないかもですし短そうなんでどうしようかなぁとww 見たい!!という声が上がれば考えてみます(笑)

ガイア族に関しては本当にそうですよね……もしガイア族の選んだ妖精の中にヤシチがいるって早い段階で
ばれていたらもしかしたらヤシチはダァク側から抜けられなくなっていたかもしれないし、考えてみたら
恐ろしいことですね^^; なんでわざわざ敵サイドのヤシチを選んだのか……単純に知らなかっただけとか
だったりして(笑)

続きから小説になります!!

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10

「み……ミルモ……?」

 予想もしていなかったライバルの登場にヤシチは呆然としている。

「お前……何故ここに!? 邪魔をするな!」

 ラットはミルモをどかそうとカラクリ銃の照準をミルモに向けたが、ミルモは全くひるむことも動くこともなく
ラットを睨みつける。

「こんなもん…もう勝負でもなんでもねーだろーが。勝負に水差しちゃコイツが納得しねーと思って隠れて
見てたが、もう黙ってられる状況じゃねーよ」
「これはコイツと拙……っ……俺の問題だ!!貴様に口出しされる筋合いは………っ!?」

 威嚇しようとラットが一度撃とうとした時、ミルモのかまえていたマラカスが急激に光りだした。
ミルモたちの楽器は持ち主の集中力が高まった時に輝き、強力な魔法を使うことができる。しかし
今回の輝き方はいつもの比ではない。本気で集中している。本気で怒っているのだ。ミルモは。


「―――筋合いならあるぜ。俺が許せねーんだよ……!!」


 身震いがするほどの怒気。これを相手にするのは得策ではない。第一、今ミルモと戦う気など全くない。
これ以上戦闘を続けても目的は果たせないし、正体がばれる可能性も増えると踏んでラットは仕方なく
撤退することにした。

「―――悪いな。お前と戦っても今は何の意味もない。目的は果たせそうにないようだから今日は撤退する」
「あっ……てめぇ待ちやがれ!!」

 逃すまいと魔法を使おうとしたがラットはつむじ風とともに姿を消してしまった。

 直後、サスケたちを閉じ込めていた檻が消えていった。ラットが魔法を解除したのだ。
ミルモは納得していなかったが、ひとまずヤシチもサスケたちも救出できたのでよしとすることにした。
ため息をひとつ吐いて怒りを鎮める。そしていつもの調子でヤシチに声をかける。先ほどから頭を下げて
黙ったままだ。

「おーい、生きてっか?」

 返事はない。いつもと様子が違うのでなんだかやりにくい。まぁ自分以外にやられる姿を見られたのだから
仕方ないのかもしれないと思いミルモが黙っていると、サスケたちがこちらに向かって走ってくるのが見えた。

「兄貴ー!!」
「大丈夫なのら〜!?」
「兄様!ひどいお怪我でございます……すぐに治療しないと……!」

 サスケたちはすぐにヤシチの周りに集まり心配そうに声をかける。
目の前でやられるヤシチをただ見ていることしかできず本当につらかったのだろう。彼らの瞳は涙ぐんでいた。
全身ぼろぼろなヤシチに早く手当をしなければと思い、サスケたちはヤシチを運ぼうと体に手を伸ばした。

 しかし




 パシッ!



 ヤシチはサスケたちの手を振り払った。

「兄貴……」
「どうしたのら…?」
「兄様?」

 拒絶の態度を取られる理由がわからず困惑する子分たち。
ヤシチはふらふらと立ち上がり後ずさりをしながら距離をとった。

「おい、何やってんだよヤシ…」
「うるさいっ!!!」

 ミルモの声を遮りヤシチは叫んだ。そして今まで下を向きっぱなしだった顔をあげ、
サスケたちの方へ顔を向ける。みんなヤシチを見てはっとした。彼は泣いていたのだ。
ぽろぽろと、とても悲しそうに。

「すまないお前ら…………拙者は…………っ!!!」

 そう言ってヤシチは急に走って行ってしまった。体力などもう残っていなかったはずなのに。
めったに見ないヤシチのあんな泣き顔を見て、子分たちもどうしたらよいかわからず追いかけることが
できなかった。

「「兄貴ーーー!!」」
「兄様ぁーー!!」

 振り返ることもなくヤシチは走って行ってしまい、すぐに見えなくなってしまった。
残された子分たちは自分たちを責めながら泣き出してしまった。

「どうしよう……オイラたちのせいで兄貴……」
「兄貴があんなふうに泣くとこ初めてみたのら〜……」
「私が未熟なせいで兄様をあんな目に合わせてしまったから……っ」

 そんなちびっこ3人を見て、ミルモはまた一つため息を吐き、彼らの頭をコツンと一発ずつ軽くこづいた。

「ばーか、お前らのせいじゃねーっての」
「ミルモ……」
「お前らはちょっとここで待ってな。あのバカ連れて戻ってくっからよ」

 ミルモは懐からマメ豆カプセルを取り出すと魔法をかける。中からは人探し専門のペット妖精である
ハナナが飛び出した。

「ったく……手間のかかるやつだなアイツは……」

 ヤマネがヤシチからもらったという手裏剣のにおいをハナナにかがせ背中に乗せるとミルモは
団扇で飛び立った。


========================================
ラトさん、王子登場していささか冷静になったのか割とあっさり退散いたしました。
王子との激しいバトルを所望していた方には実にすいませんなことに……^^;

そして兄貴にはたまには本気で落ち込んでいただきたくて(笑)
次回はミルモがかっこいいかもです。趣味が出すぎているww

あと2,3話で終わりますので頑張ります!ではでは^^



■ いっちゃん (73回/2011/05/07(Sat) 14:39:16/No3819)

ぴこまるさん、こんにちは!

おぉ!ついにあの続きが再新されましたね!
なるほど・・・ミルモが遅くなったのは隠れて見ていたからなんですね。
えっ・・・と、・・・どのへんからだ?(笑)
まぁ、とりあえずヤシチのミルモへたいする想い?は聞いていたのですね。
あぁ・・・心拍数があがっていく。←

ヤシチさん、マジ泣きです・・・萌える・・・ ←ほんとにいい加減黙れ!
ぴこまるさんは前に描きたいシーンはイラストにしてみると言っていましたが、今回のシーンもイラストにしてみたのでしょうか?
ちなみに私もヤシチの泣き顔を描いてみたりして・・・(笑)

ミルモはどうやってヤシチに声をかけるのでしょうか?
このサイトでも大丈夫な内容なので、友情っぽい感じなのかな?
とりあえず、ミルモがヤシチにたいして思っていること(+のほうでw)言ったりするのかな?
ミルモがなんであんなに怒ったかということも伝えて欲しかったり・・・←
ぬぁーーー〜っ!妄想が止まらない!!

さすがに私が考えたシチュは書けませんよね・・・(^^;
今度、もしぴこまるさんがミルモのサイトを作ったら、その時にそのサイトで書いてほしいかも!?
そしたらあっちのほうのミルヤシ小説も絵もかけますよね!
まぁ・・・とりあえず今は友情(というか腐れ縁?)の感じの二人の絡みを楽しみたいと思います(笑)

それではっ!


■ ぴこまる (19回/2011/05/08(Sun) 10:55:19/No3839)

いっちゃんさんこんにちは!!
遅くなってしまって大変申し訳なかったです>< 今少々表現に煮詰まっている部分がある上にちょっと
忙しくなってきたので最後の話の投稿も若干遅めになりそうな予感……でも頑張りますからね!!

ミルモは割と早々に来てました。5話目のあたりからすでに(笑)
ヤシチが子分たちのために真剣に戦っているのに水を差しちゃいかんと思って限界まで隠れてたんですよ。
ミルモは結構その当たりわきまえている子だと思うので。まぁ、つまりはヤシチの発言全部ダダ漏れですねww

ヤシチの泣き顔考えるのは非常に楽しかったですね!はい、しっかりイラストにも描いてました。漫画で言う
大コマに当たりそうなシーンは大体絵におこしてます。普段泣かない子泣かせると楽しいんですよね←
いっちゃんさんのヤシチの泣き顔も見たいなぁ……私はちなみに表情をわかりやすくするために擬人化で
描いてました。

ミルモは割と落ち込んでいる人を慰めるのが上手い子なので今回もしっかりと心得たうえで優しく励まして
くれますよ!友情というか腐れ縁なラインを超えないくらいでww

サイト用に色々書き溜めている小説にはちょっとアレなのもあったりします(笑)
サイト作ったらそういうシチュの話もいっぱい書きたいですね!

続きから小説です!!

==============================================
11

「こんなとこに居やがったのかよ。まだまだ全然体力残ってんじゃねーか」

 思いのほかわかりやすいところにヤシチはいた。いつもの公園のブランコの上で腰を下ろしぼんやりと
空を眺めていた。ミルモが後ろに着地し声をかけるとヤシチは一瞬びくりと反応したが、特に逃げようと
することもなく俯くだけだった。きっとまだ見せられないようななさけない顔をしているんだろう。
それがわかっていたので正面には回らずミルモはヤシチの後ろに背中合わせになるように腰を下ろした。
ヤシチはそれに気が付くとぼそりぼそりと話し出した。やはり涙交じりなのを無理に押し殺したような声だった。

「………何しに来た」
「べっつにー? いつもの散歩のコースにおめーがいただけだっつの。ここでこーやって座ってんのも
ただの偶然なんだかんな」
「嘘つけ、ハナナまで呼び出しておいてそんな言い訳通じると思ってんのか」
「にょほほ、やっぱそーだよなー。そうそう、オメーのコトわざわざ探しに来てやったの」
「感謝なんかせんぞ」
「いらねーよそんなもん気色悪い」
「なんだとっ!」

 ミルモのからかうような口調に反応して思わずヤシチは大声を出した。一瞬いつもの調子に戻ったかとも
思ったが、やはりすぐに先ほどと同じようにヤシチはうつむいてしまう。まぁ、でもここまでは想定内だな、と
ミルモは思った。

 ライバルだからこそ今回のことを本気でヤシチが落ち込んでいるのがミルモにはわかった。
何に対してヤシチが落ち込んでいるのかも、今は子分たちに顔を見せられない理由もわかる。
だからわざわざ一人で探しに来てやったのだった。ライバルとして、仲間としての言葉をかけてやるために。



 ミルモは軽い口調を保ちながら、背中越しにヤシチに話し始めた。

「―――楓ン家でくもっちょ食ってごろごろしてたらよぉ。急にサスケからメールが来たんだよな。
アイツからメールなんて初めてだったし変だなーと思って見てみたら、ヤシチが納豆のやつにボコられてるから
助けてくれとか書いてあるし。他の奴にも連絡しようかと思ったけど、文面見たら急ぎみてぇだったから
とりあえずすぐに河原まで行ったのな。そしたらサスケたちは封印魔法で閉じ込められてるしお前と納豆は
戦ってるしでどうしたもんかって思ってたんだが、お前と納豆はどうも1対1の真剣勝負してるみてぇだし。
こんなもん割って入ったら勝負のことに色々うるせぇお前にどうせ後で怒鳴られるだろ?だからとりあえず
隠れて様子をうかがってたんだよなー」

 だらだらと何気なく、真剣さを感じないような口調でミルモは話す。意図がいまいち読めず
ヤシチは黙って聞いていた。

「んで、見てたらどうにも様子がおかしいわけよ。明らかにお前の方が一方的にフルボッコされてんのに
納豆の方が負けてるみてぇな顔してんだよな。降参しろって何回も言ってたし。よくわかんねーけど
納豆はお前に自分の口で負けを認めさせたいっつーか未熟だって落ち込ませたかったっぽかったな。でもさ、
お前は全然あきらめねーわけよ」

 ピクリとヤシチの背中が揺れたのをミルモは自分の背中で感じた。

「なんべんふっとばされてもすぐ起き上がってよぉ。しつこくしつこく食らいついていってな。ほんっと
あきらめの悪さだけは一流だよなー。最終的に納豆の奴も我慢できなくなったみてーで卑怯なゆさぶり
かけやがって。そんでお前もひるみやがって捕まっちまって。あ、負けたかなと思ったよ。」

「………何が言いたいんだ貴様」

 自分の負け姿を客観的な視線で淡々と話されるのを黙って聞き続けるのも耐えられなくなりヤシチはつい
口をはさんだ。するとミルモは頭をコツンとヤシチにぶつける。「黙ってきいとけばーか」とでも言いたげに。

「でもどう見ても負けてんのにお前全然折れねーもんな。しまいにゃ納豆もしびれ切らしてあーゆー卑怯な手に
持ち込むしかなかったわけだろ?そうでもしなかったらお前に負けを認めさせられない、悪に屈服させられないと
思ったからあーしたわけだろ?この時点でもう勝負として成り立たなくなってるわけだ。つまりよぉ………」

 肩越しにミルモはヤシチを見やる。



「……お前の勝ちなんじゃねーの?」


「………な…に………?」



 ヤシチは何言っているのかわからないといった様子だった。ミルモはまたヤシチに背を向け直し言った。

「アイツの目的は果たせてないんだし、お前は負けも認めてねーし、アイツは卑怯な手を使ったんだ。
だからお前の勝ち」
「………慰めならいらんぞ。貴様なんかに慰められたら余計にみじめになる」
「慰めなんてしねーよ。俺は思ったことしか言わねぇし。お前のあーやって信念貫き通せるとこは
認めてやってんだ。だから最後まで折れずに粘ったお前のことを勝ちだなって思ったんだよ」

 ラットの度重なる揺さぶりに、ヤシチは揺らぎはしたものの折れることはなく最後まで悪に抗うことを
貫き通した。パートナーのために、子分のために、そしてライバルのミルモのために。
それはワルモ団を抜けた時からヤシチがしっかりと心に決めていたことだった。それはきちんと守り通した。
けれども、彼は自分の中でもう一つ決めていたことがあったのだ。ヤシチが落ち込んでいるのはその決め事を
守れなかったと感じているからだ。

「ちゃんとさ……信念貫き通したんだし子分たちも無事じゃねーかよ。アイツらも全然気にしてねぇしさ」

 ぽたり   ぽた  ぽた

 頬を伝う涙が落ちていく。嗚咽が止まらない。

「―――お前の子分たちが悲しんでるとしたら兄貴のお前が落ち込んでる今なんだからな」
「―――っ!!!」

 ヤシチは涙腺が決壊してしまったかのようにあふれてくる涙を抑えられなかった。

 ヤシチのなかでの決め事は二つ。
悪に染まらないこと。そして、大切な人を自分のせいで悲しませたり苦しませたりしないこと。

 だから勝たなければいけなかったのだ。降参しようが負けようが、子分たちに情けない姿をさらし
悲しませることだけはしたくなかった。戦っている時、ラットの賭けの内容よりも本当はそれを一番恐れて
いたのだ。だからさっきもヤシチは子分たちを見ていられなくなって逃げ出してしまった。それをミルモは
きちんとわかっていた。ヤシチは嗚咽交じりに切れ切れになりながら思いを明かした。

「………勝てないのは…途中から…っ……わかって……たんだ…でも、あきらめるのだけは…できん……し……」
「うん」
「頑張った……けど……だめで…っ……アイツに……言われた時も……すぐに……っ…否定できなかった………」
「アイツすげー剣幕だったもんよ。ひるんでもおかしくねーんじゃね?」

 ミルモはいつもの口調を保ちながらもヤシチが話しやすいように相槌を打ってやった。


「勝てなかったのも……くやし……い……けどっ……アイツらを……きちんと…守り切ってやれなかった…
自分が……っ………一番なさけなくて……くやしい……!」

 守ってやると約束したのに危険な目に合わせてしまった。助けてやりたかったのにやられているだけで
なにもしてやれなかった。サスケたちが助けを呼ばなければならないと思うくらいに自分は無残に負けて
いたのだ。そう思うだけで胸が痛くてその場にいることすらできなくて、逃げ出して、また子分たちを
悲しませて……ヤシチは何よりもそんな自分に対して落ち込んでいたのだった。



「………今回だけだかんな。泣き言きいてやんの」
「……ったりまえだ……こんなの……何回もあってたまるか……っ」



 ミルモはそのあともヤシチが泣き止むまでずっと後ろに座って待っていた。


 ラットたちの戦いをミルモはずっと見ていた。だから二人の会話のやりとりもしっかり聞いていた。
ミルモを倒すことがヤシチの昔からの目標だということも、ラットがヤシチにした問いかけも、そして
ヤシチ自身のワルモ団を抜けた時の決意も、すべて聞いていた。だからこそラットがヤシチに対して
賭けの代償としてダァク側に堕ちることを強要したことが許せなかったし、動けないヤシチをさらに痛めつけ
ようとしたラットに立ち向かわずにはいられなかった。それが義理でもあると思ったのだ。ヤシチを動かした
原因には自分も含まれているのだから。ヤシチが自分をライバルとして真剣にとらえていることもわかったから。
 
(―――少なくともそんなオメーだから一応ライバルだと思ってやってるんだぜ)

 絶対に口に出してなんか言えなかったが、ミルモはそう心の中でつぶやいた。


==================================================
ミルモは本当に人を慰めたり説得したりするのが上手いと思うんですよ。
悦美とのことで楓が落ち込んだ時とか、安純の嘘に怒った結木と二人で話してた時とか。
その時の雰囲気も少し意識しました。

普段あんまり真面目に相手してあげてなくてもなんだかんだでミルモはヤシチをライバルとして
認めてやっていると思うのです。そこも書きたかったところで^^ まぁ一番書きたかったのは
二人の背中合わせだというのは内緒(笑)

次回の投稿で最後まで一気に行きたいと思ってるんですが、忙しくなった上に最後らへんのラットの部分で
ものすごく煮詰まっているのでちょっと間が空いてしまいそうです。でも絶対完結させますよ!!

ではでは。


■ こやまる (1109回/2011/05/08(Sun) 16:33:31/No3844)
http://www.murumoya.com/


ぴこまるさん、皆さん、こんにちは☆
感想がすっかり遅くなりごめんなさいです。。

ミルモが助けに現れたシーンは、読んでる方もすごく熱が入りました。
サスケがメールを送信した瞬間、ヤシチのお相手の方から携帯が鳴ったらどうしよう…と一瞬思ったりもしましたが(汗)、とっさに送信相手にミルモを選んだサスケはGJですね。
後でヤシチはサスケを褒めてあげて欲しいです。

ヤシチがガイア族に選ばれた理由は、生い立ちや魔法の強さではなく、ミルモたちとの心のつながりで選ばれたのでしょうね。
(ヤシチとムルモが通じ合うかは微妙ですが^^;)
そしてぴこまるさんも描いた「大切な人を守りたい」と願う強さ…。
初期のヤシチにはそんな部分は微塵も感じられませんでしたが(^^;、元々素直じゃない彼の心の重いドアを開いたのがミルモだということを久々に思い出し、私もこのミルヤシ展開に熱くなってきました。
ヤシチもミルモに泣き顔をあんなに見られて、明日から顔を会わせるのが辛くなりそうです(笑)。

ミルモの声のかけ方もミルモらしいです。
リルムやアクミに対してもそうだったように、ミルモって相手の立場に立って絶妙な言葉をかけてあげるんですよね。
安っぽい慰めはミルモには似合わない!?
ミルモの行動はぴこまるさんも結構じっくり考えたのではと思います〜。

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ 梨璃 (128回/2011/05/08(Sun) 22:42:34/No3848)

皆さんこんばんは☆

助けにくるミルモかっこいいとか、八つ当たりだけどラットもつらいんだろうな(´・ω・`)とか、諦めないヤシチかっこいいとか言いたいことがありすぎます。
私も失敗した時にミルモに慰めてもらいたいです^p^

ミルモかっこいい!と思っていたのに所々で納豆呼びに・・・w
ミルモさん名前間違ってるよ!
そんなミルモがかっこいいです。

続きも楽しみにしてますね!

では!



■ いっちゃん (76回/2011/05/09(Mon) 17:40:52/No3851)

ぴこまるさん、皆さん、こんにちは!

あっぱりあのシーンもイラストにしていたのですね^^
ちなみに私は擬人化verと妖精verの二つ描きました!
後は本気で怒っているミルモや背中合わせの二人やサスケの手を振り払うヤシチも描きました!(後、なぜかラットに右頬を殴られたシーンも擬人化でww)
イラストにしてみると、一層この小説が萌えます←

今回の話はミルヤシ好きとしてはなんともおいしいです!
ちゃんと、腐れ縁(友情)の関係で書く事ができるぴこまるさんがすごいです!
私が書いたら熱くなりすぎて、このサイトじゃNGなくらいのことを書いてしまいそう・・・(汗)
サイトを作ったらこの小説のあっち方面バージョンも見てみたいですね!
(今回のシーンが大いに変わりそうです・・・笑)

慰め方がミルモらしくてヤシチも少し話しやすかったと思います。
あの頭をコツンとヤシチにぶつけるところに萌えたのは秘密で・・・(汗)
背中合わせのシーンで、ヤシチにくっつくように座ったところでまた妄想が・・・ ←果てしないからもう黙れ
このことがあったから、わんだほうは絡みが多かったのかな?ww
特にあの「妖精忍者、ガラガラ対決!」の話は萌えまくりでした!
ヤシチを支えるミルモがーっ!!←
これは果たして放送して良いのか?とも考えましたからね(笑)

大丈夫です!遅くなっても全然良いです!!
ゆっくり無理せず再新してくださいね(^▽^)
私のほうも、今、ぴこまるさんのサイトができたとき用のミルヤシ小説を考えているので!

それではっ!


■ ぴこまる (20回/2011/05/14(Sat) 22:53:27/No3860)

こやまるさん、梨璃さん、いっちゃんさん、こんばんは!!なんだか遅くなってしまいました。
ゆっくり文章を書く暇がなくて……もっとうまいこと時間割を組めばよかったです^^;

>こやまるさん
ネズミにメール送るということも考えたのですがそれだとほぼ確実にここで正体がばれてしまうので
断念しましたwサスケもなんだかんだで冷静な判断でしたよね。ヤマネも一緒につかまってしまってる今
助けに来られるのはやっぱりミルモくらいでしょうし。

ガイア族がどこまで考えてあの4人を選んだかは謎ですが、やはりつながりが深かった関係も
あるかもですね。たまたま人間界にいたから選んだなんてアバウトなこと言ってましたが、やっぱり神様だし
多少は考えている……と信じたいですね(笑)
ヤシチは人間界に行って精神的な部分でだいぶ成長したと思うのです。安純や子分たちの影響も大きいですね。
そして、何と言っても一番彼を動かしているのはミルモです。やっぱりいいライバルなんでしょうね^^
ヤシチの泣き顔を見ないように多少気をつかって背中合わせになってたミルモですが最初に泣くとこは見られて
ますしね……あんなに本音吐き出しちゃってヤシチも後々恥ずかしいだろうなぁw

ふだんあんななのにいざってときのミルモの言葉はなんであんなに心に響くんでしょうね。だからこそ
こやまるさんのおっしゃるとおりここのセリフや行動は結構悩みましたね。相手の立場に立てることが
王子としてのスキルなのかもなぁとか勝手に思ってますw

>梨璃さん
ミルモは主人公らしいかっこよさを出したかったのでよかったです。
ラットはなんだかんだでかなり悩んでますし、自分の中での葛藤があるので今回結構つらいでしょうね。
一番つらい思いしてるのはヤシチなんですが^^; でも子分のためにはしっかり体を張れるかっこいい
兄貴が書きたかったのです。必要以上に痛めつけてしまった気も若干するのですが(笑)
ミルモの慰めの言葉は結構正論も交じってたりするので耳が痛いですが絶対そのあと前向きな気持ちに
なれるようなすごくいい言葉をかけてくれますしね。私も心が結構弱いのでミルモに一喝入れてもらいたいです。

ミルモはアニメでも最後まで一回もラットって呼びませんでしたよね。妙なところでパートナーと似てるw
どっちで書くか迷いましたが、いつもどおりの雰囲気で話してるラフな口調にしたかったので納豆呼びで
統一しましたww

>いっちゃんさん
おおう、そんなに描いてくださったのですか!!(゜▽゜;)
自分の小説を絵に起こしてもらえていたとは思ってもみなかったです。
いっちゃんさんは私とすごくツボが近い気がするのできっと私の期待してるような雰囲気を
忠実に再現してくださってるんでしょうね^^ 見てみたいです。
今回はライバル同士の友情で書くって割と最初から決めてたのであんまり脱線はしなかったですね。
こんなんで大丈夫か?という心配は何回かしましたがw
あっち版wwあっちになると……年齢制限をかけなければならなくなりそう(笑)

背中合わせの構図ってすごく好きなんですよ^^背中のぬくもりって安心しますし←
頭コツン気に入っていただけてうれしい!!あそこは絶対入れたかったんです!!
ミルモはちゃんと仲間のことはしっかりわかっていると思うのでこんな感じになりました。
こんな素直なヤシチも今回くらいのものでしょうねw
わんだほうの二人の絡みだと私は「悦美14-0」の時の二人が特に好きですね。わざわざ雨の日にヤシチのとこに
遊びに来るミルモが……www「だからやめろといったのに……」という安純につかまったミルモに同情する
ようなヤシチのセリフがすごく好きでした。ガラガラ大戦の例のシーンは見た時は叫びましたねww

え、そんなことを聞いてしまってはもっと真剣にサイト作りの勉強しなければww(←行き詰って放置してた人)
いっちゃんさんの小説欲しいです!

続きから小説です!完結まで一気に行きます!!
===========================================
12

「あ、帰ってきたんだぜ!!」
「兄貴ーー!!」
「兄様ーー!!」

 ミルモがヤシチとともに河原に戻ってくると、ミルモの言った通りにずっとそこで待っていたサスケたちが
こちらに向かってかけてきた。ヤシチはまた気まずい表情になって後ろに下がってしまいそうになったが
ミルモに肘でこづかれ前に押し出される。サスケたちの目の前に立つとヤシチの目にはまた涙が浮かび上がってきた。

「すまない……お前たち……っ……拙者……お前たちのこと…ちゃんと守ってやれなくて…………!」

 バッといきおいよく頭を下げ、そのままの姿勢で肩をふるわせるヤシチ。サスケたちはそれを見て驚いた様子で
固まってしまい、少しの間沈黙が続いた。ミルモはそれを横で静かに見ていた。


 先に口を開いたのは子分たちの方だった。

「………兄貴……オイラたちちゃんと守ってもらったんだぜ?」
「なのら」

 サスケとハンゾーがヤシチのもとに近づいていきギュッと手を握り締める。

「兄貴はオイラたちのためにずっと一生懸命に戦ってくれたんだぜ。オイラ……すごくうれしかったんだぜ」
「ボクもなのら……兄貴が戦ってるとこすごくかっこよかったのら!」

 それは本当に心からのことばで嘘なんか微塵もないまっすぐな想いだった。

「自分を未熟だと思うのならばより修行すればいい……あきらめなければ絶対に目標にはたどり着く………
そう兄様が言ってくださったのですよ」

 ヤマネもサスケたちの後ろから優しくヤシチに声をかける。ヤマネの言った言葉は自分が先刻彼女に告げたばかりの
言葉で。ここで今自分に返ってくるとは思いもよらなかった。




 ―――そうだ。あきらめずに修行を重ねて落ち込むことなく前を見続けるのが自分の心情だったではないか。



 ヤシチがゆっくりと頭を上げてサスケたちの方を見る。
自分の大切な子分たち。彼らの目は涙で潤んでいたもののその表情は笑っていた。


「……へっ……自分で言ったことも守れんとは情けない兄貴だよな」
「いいんだぜ。ちょっと情けなくてかっこ悪いけど兄貴はすごくかっこいいんだぜ!」
「そうなのら!だからボクたち兄貴のことすっごく大好きなのら!」
「だから……兄様は落ち込むことなどなにもないでございますよ」

 またヤシチの瞳に涙があふれてくる。でもこれはさっきまでの涙とは全然違う涙だ。
うれしくて、温かくて、止まらなくなる……優しい涙。それはサスケたちが浮かべているものと同じ。
泣きながら笑って寄り添いあうヤシチたちを見てミルモは笑みをこぼし、邪魔をしないようにそのまま静かに帰って行った。



 
 拙者は……こいつらのために……守るべき奴らのために強くなろう。もう誰かを悲しませたくない。
仲間だから、大切だから、一緒にいて一緒に強くなろう。これが拙者の答え。
あきらめなんかしない。あきらめることで守るんじゃなくて一緒に強くなって守り合う。正しいと思うやり方で。
それはダァクのもとでは絶対にできないことだから。だから拙者はワルモ団を抜けたこともミルモとともにダァクに対抗
していることも後悔なんて一切していない。アイツには……ラットには絶対わかりはしないのだろうけど。

(……そういえばなんでアイツあんなに必死になっていたんだろう……?)

 アイツはなんであんなに自分に負けを認めさせることに執着していたんだろう。それにアイツに叩かれた感覚……
覚えがあるような気がする。でも………どこでだろう?


 ―――アイツはいったい誰なんだろう?


■ ぴこまる (21回/2011/05/14(Sat) 22:56:03/No3861)

13

「なるほど……お前の強さはわかった、ヤシチ」

 子分たちとともに笑うヤシチの姿を少し離れた木の上から眺めながら、ラットはぼそりとつぶやいた。




 本当のところを言ってしまえばうらやましかったのかもしれない。アイツのことが。
 
 ダァクに屈するしかなかった自分と違ってアイツは抗った。自分の守るべきものを悲しませることなく
守るために。正体を隠し、自分の心情にそぐわないやり方で守ろうとしている自分とは違う。こんなことを
しているとヤマネが知ったら悲しむだろうということもわかっているのに自分はこうするしかないのだ。
他に選択肢なんて選べなかった。折れるしかないのだと、屈するしかないのだと自分に言い聞かせていた。
だから………うらやましかったのかもしれない。

 今こうしていることをやめたいと思っているわけではない。アクミと組んで仕事をすることも最近は
楽しくなってきたしだいぶ今の状況にも慣れてきた。ただ、それが自分が悪に堕ちていっている結果のようにも
感じられて。ダァク復活のために働くことが楽しいのだと錯覚してしまいそうにもなって。
自分は洗脳も何もかけられてはいないのに時々自分を見失ってしまいそうになるのだ。
悪の側を抜けて自分に敵対することとなったヤシチの存在があったからこそ余計に、だ。
だから、きちんと確認がしたかった。自分の目的を。自分のやろうとしているやり方を。
ヤシチが負けを認めさせることでヤシチの行動を否定し、自分の行動を肯定したかったのだ。
ヤマネが憑りつかれる要因でもあったアイツに対しての怒りもあったから、このことに対して
ためらいはなかった。

 けれど、結局は自分の”弱さ”を痛感するだけに終わってしまった。

 最後まで折れずに食い下がってきたアイツのことを恐ろしいと感じた。ただの無鉄砲なんかではない
言い知れぬ力をアイツから感じた。生まれて初めて、アイツのことを”強い”と思った。
そして、その力の源を否定しつつも臆している自分がいた。『仲間』というアイツの強さが
受け入れられず、それが腹立たしかった。

 先ほどの戦いも、途中からは完全に抑えが利かなくなっていた。あんなやり方は自分の心情ではない。
それにあそこまで感情が高ぶってしまうなんて自分らしくもない。正体がばれる可能性も考えずに……。
あの王子が来なかったら自分はもっと墓穴を掘っていたかもしれない。



 自嘲的にラットは口元をゆるめてつぶやく。

「………ふがいないな。ちゃんと決めたはずなのに」

「なにを決めたって?」
「な……っ!!」

 独り言に対して言葉が返ってきたことに驚いてラットが振り返ると、アクミが腕組みをしながら
不機嫌そうな顔でこちらを見ていた。

「お前……なんでここにいるんだ?」
「お前がいつもと違う様子でどっか行っちまうからじゃん! ひとりで作戦立てるのもつまんなかったから
わざわざ探しに来てやったんだよ!!」

 あの後とっくに帰ったものだとばかりラットは思っていたが、アクミはラットが経ってしばらくしてから
結局ラットを探しにあちこち回っていたのだという。アクミがそんなに自分を真剣に探す理由なんて
ラットにはわからなかった。それよりもラットが気にかかったのは別のことだった。

「お前………さっきの見てたのか……?」

 ヤシチとの戦いや会話を知られたならば手を打たなければならないかもしれない。単独で必要以上に
アイツらに接近したことをアクミに不審がられるかもしれないし、正体を疑われかねないからだ。
アクミ一人に正体がばれたところで別に問題はないのだが、漏れた情報はどこへ伝わるかわからないものだ。
危険な橋は渡らない。作戦終了までは誰にも正体は明かしたくなかった。不安に思いつつもラットは静かに
アクミに尋ねた。アクミはラットの問いに一瞬考えたような表情になった。そして、目線をそらしながら
ぼそりとつぶやくように言った。



「………見てねーよ」

 嘘をついていることはすぐにわかった。やはり見られていたようだ。しかしアクミはそうは言わない。
ラットはどんなにアクミに問い詰められるかと覚悟していたので若干拍子抜けした。
アクミはラットにくるりと背を向ける。

「―――お前がわざわざ一人でやろうとしたことなんだろ。アタイには言えないことなんだろ。だから
見てねーよ。最初っから最後までなーんにも見てないね!!」

 わざわざ「見てない」ということをひたすら強調するようにアクミは言った。

 細かい事情は分からなかったものの、アクミにもラットのいつもと違う様子は感じられた。いつも冷静で
余裕のある彼があんなに熱くなって声を荒げている様子をアクミは一度も見たことがなかった。
自分に内緒で行動したことに対しては若干腹を立ててはいたし、ラットがヤシチにあんなふうに戦いを挑んだり
ダァクのもとに引き込ませようとするようなセリフを吐いたことに疑問はあったものの、あんなラットを見た
後では怒る気にもならなかった。なんだかんだで、アクミはラットのことをきちんと気遣っていたのだった。

 あまりにも露骨だったのでさすがにラットにもアクミの心遣いは伝わったようだった。

「―――そうか……見てないならいいか。なーんにもなかったからな」

 ニヤリと口元に笑みを浮かべ、からかうような口調で言う。それはいつものラットのものだった。
アクミはそれを見てふん、と鼻を鳴らす。

「そうだよ、なのに仕事ほったらかして油売ってさ。これから明日のための作戦会議しに戻るよ!!
さっさと乗りなっ!!」
「ああ、頼む」

 アクミの絨毯にラットが飛び乗るとすぐに絨毯は発進し、河原からどんどんと遠ざかっていった。


 前を向いたままでこちらに振り返らないアクミの後姿を見ながら、ラットは考えていた。

 ヤシチと自分はやはり違う。アイツのことも理解できないし、認める気もない。
けれど……仲間というものは本当に悪くないのかもしれない。弱かったアイツがあそこまで
自分に食い下がって守ろうとすることができるほどに。

「なぁ……アクミ」
「なんだよ」

「――お前は……俺の仲間だよな」
「な、なに改まって言ってんだよ気色悪ぃな……っ」 

 あわてたように振り返ったその顔は心なしか赤かった。


「……当たり前だろ? アタイが仕事のパートナーとして認めてやってんのはアンタくらいのもん
なんだからな。だからちゃんと働けってんだ」
「フフ……善処しよう」

 ダァクの復活のために頑張ることが楽しいと思うようになってきたのはアクミがいるせい
なのかもしれないとラットは漠然と思った。ダァクが復活するまでのコンビのつもりで
大して思うところもなかったのに、不思議だ。こうして話すことが心地よくて、あまつさえ
今こうしてアクミに仲間だと認めてもらえることに喜んでいる自分がいるのだ。


 これで……いいのかもしれない。

 
 今はただ自分のやると決めたことをやるんだ。アイツらには決して理解されなくてもいい。
ダァクのためなんかじゃなく自分のために、ヤマネのために。出来ることを思うとおりにやろう。
ヤシチや子分たちのように自分の考えを支え共に敵に抗うような仲間はいなくても、自分は今こうして
アクミと共にミルモたちと戦うことが正しい形なのかもしれない。


 絶対の正しさなんてない。思い次第だ。今こうして自分の中で確信したからもう迷わない。

 共に歩むものがいることの強さをラットは強く心に感じたのだった。


 ―――END―――


■ ぴこまる (22回/2011/05/14(Sat) 22:57:01/No3862)

なっがいあとがきです(笑)

学校が始まるまでの暇を持て余したあげくに書きだした小説がやっと完結いたしました!!
ここまで読んで下さった方は誠にありがとうございます^^

今回の小説を書くきっかけというか思いつきというか妄想が
@ラットのほっぺのマークを、攻撃したミルモではなく何でヤシチが最初に見つけたのか?
 →というかあんなに乱戦混戦な状態だったのによくあんなベストなタイミングで見たよなぁ…
 →ヤマネも気が付かなかったのになー。→なんか前々から気にしてたんじゃないか?
 →ヤシチがラットを気に掛けるきっかけとなるようなエピが間にあったんじゃね!?

Aラットせっかくヤシチと従兄で敵対してるって設定なのに二人だけの絡みが正体ばらす直前しかないのは
 さみしい→じゃあ書こう。

Bわんだほうの時期に出たアルバムに入ってるヤシチのキャラソン(一緒にいよう)の歌詞が深い
 →深読みしたらワルモ団脱退の時の話と絡めるとしっくりくるかも!

という3つですww なんとなくヤシチのシーンが含みを持たせたままで終わっているのはそのせい。
ヤシチの考え方とかもおおよそはキャラソンの歌詞に準ずるように考えました。

しかしラトさんは頭のいいキャラだからモノローグが重っ苦しくなっていかんです^^;
難しい表現になりすぎてないか少々心配してます。

最終的にヤシチとラットの考え方は全然相容れてないんですが、仲間がいることが大切だってところには
両方とも最終的にいたってます。結局彼が一番いらだってたのは自分自身に対してなのでした。プライドが
高い彼だからこういう悩み方もありかなぁと。そしてラットはアクミとの関係を気に入ってることをしっかり
自覚してもらいました。形は違っても彼にもちゃんと仲間がいるのです。

今回は好きなCP全部入れるつもりだったのでミルヤシ、ラトヤシ(ネズヤシ)、ラトアク全部入れました。
入れたい要素は大体入れられました。ちなみに皆さんは好きなシーンとか表現とかありましたでしょうか。
今後の参考にもしたいので教えて頂けたらとても喜びます。まだまだ文章スキルにいまいち自信がありませんし。

正体がわかったその後の二人が気になるなんてコメントを何個かいただいたのでネズヤシなお話もなんとなく
考えてたり。時間軸は妖精界に強制送還されて里でぐだぐだやってるあたりでwでも多分ヤシチとネズミしか
出ない上に会話ばかりになりそうな気がしなくもないのでいまいち書き悩んでます。私の心の中だけにしまって
おこうかな(笑)


ではではこれで完結です!!ありがとうございました^^


■ いっちゃん (77回/2011/05/15(Sun) 19:17:19/No3863)

ぴこまるさん、こんばんは!

来ました、最終回!!いいですね〜このラトアクオチ! ←大好きです
そうですね、確かにぴこまるさんと私のツボは果てしなく近いですww
だからこそぴこまるさんが来たときはとても嬉しかったです!
やっぱりここではあっちのほうのことが好きな人は(てかしゃべれる人?)いないかなぁ・・・と思っていたので(^^;
しかもこれがミルヤシときたっ!!テンションMAXを超えましたよ(笑)
小説のほうは年齢制限あり・・・。そっそんなに激しいのか・・・!
でも、ぴこまるさんのミルヤシ小説見てみたいです。
今の友情ものでもこれだけ書けるので、あっちのほうでもすごそうです。
ちなみに最近(いや、前から描いてたけどね)ミルヤシ絵をすごいよく描くようになっています。
ちなみに、私は多分このインターネットにのっているミルヤシ小説は全部見たので、その状況を表した絵もよく描きますね。
多分その小説はぴこまるさんも見たことがあると思います。まぁ、確信?したのは掲示板のほうで「今、未来で王様になったミルモが王様の護衛に就いたヤシチに書類整理を頼む話を作っている」という言葉なのですが(^^;

って、私事に流されて素敵な小説の感想が描けてないっ!(汗)
まぁ、とりあえず一番言いたいことはこの小説をつくって(書いて)くれてありがとうですww
本当にいつも楽しませてもらいました!本当に感謝です。

それと・・・読んでいたときに「このセリフは一緒にいように似てるなぁ」と思っていたら、あとがきでその真理が・・・!www
なるほど、この小説をつくるまでにはこんな経路があったのか・・・。
確かに一緒にいようの歌詞ってそれっぽいですよね。

好きだった表現や場面はもう各感想で散々ハシャギながら言ったので、スルーで・・・。でも、とりあえず全体的にツボったということで(笑)
ネズヤシ話は密かに気になっていたのですが、そうゆうことでしたら全然大丈夫です!
サイトをつくられたときには見てみたいかも・・・←
(今回の小説のあっちけいも含めてww)

では、素晴らしすぎる小説をごちそうさまでした(笑)


■ 梨璃 (133回/2011/05/15(Sun) 21:08:31/No3864)

皆さんこんばんは☆

小説完結お疲れ様です!
ヤシチと弟子達にほのぼのしたと思っていたら、最後のラトアクで\(^P^)/
まさかラトアクが拝めるとは・・・っ!
ラットも仲間の大切さを分かってよかったです(´・ω・`)

アクミの気遣いがいい子すぎて、
仕事のパートナーとして認めてるって・・・もう結婚しちゃえ。

最後の絨毯のシーンがお気に入りでした。


私もミルモはNLも数字物も好きなので(どちらかというとヤシミルヤシが・・・)
ぴこまるさんがサイトを作られた際には訪問します。
私も夏までにサイトを作る予定なので・・・。

では!


■ プー (21回/2011/05/16(Mon) 18:37:33/No3866)

ぴこまるさん、いっちゃんさん、梨檎さん、こんにちは☆

ぴこまるさん小説完結おめでとうございます!!
小説超面白かったです!!
ラットもアクミもとってもいい人ですね!!

私は、ミルヤシのところがお気に入りです((←聞いてないww
ミルモもいいところがあって、友情だなーと思いました!!

本当に完結おめでとうございます!!
少し寂しいけど、本当に面白かったです!
では!!

私も梨檎さんとおなじで、ヤシチたちの妖精忍者で終わると思ってました。
でもラットとアクミで終わりましたね


■ ぴこまる (23回/2011/05/17(Tue) 23:30:24/No3870)

いっちゃんさん、梨璃さん、プーさん、こんばんは!!

>いっちゃんさん
健全という制限がなければ私は意外と変態さんですよ(笑)なんだかんだで大学生なので
年齢制限の規制もないですしww この小説であっちに発展させるのはやっぱりなんだか
流れが大幅に変わってしまいそうだったので無理だったんですが、似たようなシチュで
あっち系書いてみたいですね。

今ネット上に残ってるミルモ関連の2次作品は少ないですからね……私も大体は読み漁ったと
思います。そうです、ヤッくんのミルモ王護衛設定はあの神作から少々設定を拝借しております。
ミルモたちの将来について考えてるときにヤシチだけなんだかしっくりくる感じにならなかったので
あれを見た時には「これだ!!」って思いました。だいぶ設定は違うんですけどね。うちの設定じゃ
忍の里の長はネズミになってますし。話も全然ちがう感じなのでサイト出来た時にはぜひ見てやってください。
しかしサイト作り難しい……レイアウトにかなり苦戦してます^^; センスないのでつらいー…。

ヤシチファン代表のいっちゃんさんにそう言っていただけるとは書いたかいがありました!
ネズヤシ話……書きましょうかねw(←すぐ調子に乗る)結構小説板にも「2人の会話もの」的なお話も
何個か見受けられたので大丈夫かな^^;プロット書きあがってから少々検討してみます。

>梨璃さん
ラトアクは絶対入れようと決めてたんですよ!ヤシチとラット、それぞれ全然考え方も立場もちがうけど
それぞれに仲間の大切さを教えてくれる存在がいる……という感じにしたかったので。こうなってくると
アクミしかいませんもんね!!

アクミはなんだかんだで空気読めるいい子だと思います。ツンデレな彼女だけどラットには少々デレやすいと
信じてやみません(笑)絨毯のシーンも結構セリフ選ぶのに苦労したのでよかったです!!

ヤシミルヤシとはなんともおいしい……(^q^)私も大好きですよ。強気にしてても最終的に圧し負ける
ヤシチが好きなのでw私は色々実生活が忙しくなってきてサイト作りがなかなか思うように進まなくて
難航しています^^; 梨璃さんのサイトのほうが私よりずっと早くに完成してしまうでしょうね。
完成したら絶対に遊びに行きますね!!

>プーさん
ラットもアクミも根はいい人だと思います^^少々(?)素直じゃないだけでww

ミルヤシのシーン気に入っていただけましたか!!私の本命CPでもあるのでかなり気合が入っている
シーンだったりします。背中合わせとか(笑) 普段喧嘩とかしてるのにいざってときにこんな風にはげませる
腐れ縁的な友情がミルヤシの醍醐味だと思うのです^^

今回の話の中心軸はあくまでラットなので最後はやはりラットのシーンで締めたかったのです。

また、アイデアが浮かんだら小説を書いていきたいと思っているのでその時にはぜひ見てくださいね!


では!!




3924/ はじめまして!
□投稿者/ 明菜 -1回-(2011/06/12(Sun) 11:02:36)

今回初めて投稿させていただきます、明菜と申します。
実はムルモ屋本舗様には随分前からご観覧させていただいてたんですが、受験やその他のことでいろいろ忙しく挨拶が遅れてしまいました。
これからはやりの妖精忍者を中心とした小説を書いていくつもりですので、皆様これからよろしくお願いいたします!



3828/ 似てない姉妹
□投稿者/ プー -9回-(2011/05/07(Sat) 16:46:10)

さっき、オリフェを書いたので、次は小説書こうと思います!
いきなり姉妹が出てくるかも!
まあ小説へ・・・・・。

「姉妹参上!」

ミルモ「なんか面白いことねーのかよ・・・」
ミルモが退屈そうに言う
楓「そんな事いったって・・・。面白いことって何よ」
ミルモ「なんでもいんだよ〜」
ムルモ「お兄しゃま、そんなあほなこと言うのは言いでしゅけど、楓しゃんをあんまり困れせないでくだしゃい」
ミルモ「あほなこととは何だー!!」
リルム「まあまあ、お2人方、ケンかはおやめくださいませ」
パピィ「本当ね!ムルモったら、本当におばかね!」
ムルモ「何で僕だけなんでしゅかー!!」
パピィ「おバカだからおバカなんでちょ!文句でもある!?」
ムルモ「お前に言われたくないでしゅー!!」
リルム「お2人方、言ってるそばからおやめくださいませ!」
ミルモ「お!?アレなんだ!?」
ミルモが指差すほうに、マグカップが2つあった
ルリカ「おひさー!」
ルミカ「ひ、久しぶりです・・・」
ムルモ「ルリカ?ルミカしゃん??」
楓「可愛いー!だれ?この子達?」
ミルモ「水色の服を着てるやつがルリカ、ピンクの服を着てるのがルミカだ」
リルム「私たちは、あの2人と知り合いなのですわ!」
ルリカ「ムルモー!会いたかったぁー!」
ルリカがムルモに抱きつく
ムルモ「ほ、ほェ??」
それに対して照れるムルモ
パピィ「ちょっとそこ!いちゃいちゃしない!見てるとこっちが暑苦しくなるのよ!」
楓「あちゃー・・・・」
リルム「またやってしまいましたわ」
ルリカ「だったらみなければいいじゃない!どっかいきなさいよ!」
パピィ「なんですってー!!」
ルリカ「なんか文句あんの!?」
ルミカ「ああ、ルリカ!やめなさいよ・・・。」
ルミカが困ったように言う
そのとき
ヤシチ「やいミルモ!今日こそお前を倒しに来たぞ!」
ミルモ「またお前かよ、ヤシチ」
ルミカ「や、ヤシチ君・・・・」
ヤシチ「おお?ルミカとルリカではないか?どうしたのだ?」
ルミカ「な、な、な、な、な、な、な、な、なんでもない!」
ヤシチ「何故そこであせる必要がある・・・?」

つづく

変なところで切ってごめんなさい(汗)
初小説なので面白くないと思いますがね
では!



■ いっちゃん (75回/2011/05/07(Sat) 20:22:01/No3831)

プーさん、皆さん、こんばんは!

ついに楽しみにしていた小節の再新がっ(>v<)
ムルモだけをおばか扱いするパピィが可愛いです!
いきなりツンデレモード発信でわくわくしています。
そしてそんなときに現れたルミカとルリカ。
ルリカの超積極的な行動にこっちがびっくりです・・・(笑)
二人はミルモやリルムとどういう関わりがあったのでしょうか?
特にルミカ・・・ミルモたちとは同じクラスじゃないはずなんですが・・・。
そこも小説内で説明してくれたら嬉しいです!

またまたいきなり現れたヤシチ君ww
反応を見る限り、ルミカかが自分のことを好きだとは気づいていないみたいですね。
くぅ〜罪な男だぁ〜! ←無視してください
この二人のこれからの絡みに期待です!

あと、オリフェのルリカちゃんの感想をここでしちゃいますね(^^;
本当に、格好や性格や背景まで正反対ですごいです・・・(笑)
なんだか気の強そうな印象を受けますが、困っている人は助けると言うところでちゃんと優しいんだと安心?しました。
こっちもこれからのパピィとの激しいバトルが期待できます!

それではっ!


■ プー (10回/2011/05/07(Sat) 20:57:39/No3832)

いっちゃんさん、こんにちは★
楽しみにしていたなんて。。。
本当にうれしいです!私の大ファンの人が・・・((黙
パピィ可愛かったですか!?それはよかった!
ルリカはメッチャ積極的です!(><)
2人の関係をしりたいですか!では小説内で書きます!!

まあヤシチは、ミルモを倒すことしかなかったんですね!さっきはww
それにオリフェのルリカとルミカ、本当に真逆になっちゃったなww
まあ困っている人を助けるのも、結構強気だと思うんですけどねww
これからもパピィとの激しいバトルは続くと思いますww
では!!


■ プー (11回/2011/05/07(Sat) 21:15:46/No3833)

ルミカ「し、し、し、し、し、し、心配しないで!!」
ヤシチ「余計心配したくなるのだが・・・。てゆうか、お前らがいる時点でなんでもなくないだろ」
楓「ヤシチもこの2人知ってるの??一体ミルモたちはどういう関係!?」
ルリカ「ただ学校が一緒なだけよ。あたしやムルモは一緒のクラスなの」
楓「じゃあルミカちゃんもミルモと一緒のクラスなんだね」
リルム「違いますわ」
ミルモ「ルミカは俺達よりちょいと下だ。ただルリカとムルモが知り合いだったから、ついでに姉のルミカも知り合ったわけだ」
楓「へー」
ルリカ「ねー!ムルモ!」
ルリカが再びムルモに抱きつく
パピィ「だから離れなさー!」
ルリカ「だって寒いんだもん!」
ヤシチ「って、もうすぐ夏だぞ?」
ルリカ「あたし寒がりだから〜」
ルミカ「あれ・・・?前まであなた相当暑がりだったよね??」
ミルモ「適当なこといってんじゃねーよ(汗)」
パピィ「本当にあんたっておばかね」
ルリカ「ムルモを馬鹿にしないで!」
パピィ「あんたのこと言ってんのよ!」
ルミカ「ぱ、パピィちゃんごめんね・・・。」
リルム「まあまあ、気軽にいきましょう」
ヤシチ「それよりミルモ、勝負しろ!」
ミルモ「今それどころじゃねぇだろ・・・」
そのとき
ヤマネ「ヤシチ兄様〜」
ヤシチ「おお!ヤマネではないか!」
ヤマネ「あいたかってございます!」
ヤシチ「そうか!それは助かる」
ルミカ「・・・・・」

続く

またまた変なところできっちゃいましたw
最後のルミカはあれでもヤシチとヤマネの関係を気にしているつもりですw
では!


■ プー (12回/2011/05/07(Sat) 22:51:25/No3834)

ヤシチ「?ルミカ、本当にどうしたのだ?」
ルミカ「あ、別に本当になんでもないの・・・」
ヤシチ「ならいいのだが・・・」
ルミカ(ヤシチ君って、ヤマネちゃんの事好きなのかな・・・?)
パピィ「もう本当におばかたんが2人いると疲れるわ!」
ムルモ「むむッ!それって僕と、ルリカのこといってるんでしゅか!?」
パピィ「当たり前でしょ!!」
ルリカ「あたしとムルモよりあんたのほうがおばかでしょ!!」
パピィ「何ですって!!??少なくともあんたには言われたくはないわよ!!」
ルリカ「何よ!やるんだったらかかってきなさいよ!!」
パピィとルリカの目に、火鉢が飛び散る
リルム「ふ、2人ともおやめください!」
楓「ねえ、あの2人って昔からあんな仲悪いの?」
ミルモ「・・・ま、まあたまにしか会えないがあったらあったで結構喧嘩するぞ」
ルリカ「あーもー!頭にくる!」
パピィ「それはあたちのせりふよ!」
パピィとルリカは(暴力で)ケンかを始めた
楓「2人ともやめて・・・!!」
ミルモ「今は手を出さないほうがいいぞ・・・」
ルミカ「でもとめなくちゃ!」
ヤシチ「まて、絶対やめたほうがいいぞ」
けんかを止めようとするルミカに、ヤシチは手を押えて止める。
ルミカ「え・・・(ドキドキ)」

そして
ルミカ「はぁはぁ・・・。結構やるようになったじゃない」
パピィ「あんただって!」
ヤマネ「やっと終わってでございます」
ムルモ「結構ハードだったでしゅ」
ルリカ「はー疲れたー。ねえ、しばらくムルモん家に泊めてよ」
ムルモ「ほぇ・・・?別にいいでしゅけど。。。?」
パピィ「え・・・?ちょっと待ちなさい!だったらあたちも行く!」
ムルモ「何でパピィが泊めるんでしゅか。」
パピィ「あんただって、何でルリカを泊めるのよ!お菓子食べられないんだよ」
ムルモ「それはあるけど、めったに合わない友達だから今回は言いでしゅ」
ルリカ「やったー!!」
ルミカ「ありがとね、ムルモくん。いい、ルリカ、ムルモ君に泊めてもらっているんだから、迷惑かけないでね。」
ルリカ「分かってる分かってる!」
パピィ「・・・・・・あたち、もう帰る!」
そういってパピィは去っていった
パピィ(ムルモの馬鹿!馬鹿馬鹿馬鹿!!)
ルミカ「あ、パピィちゃん・・・悪いことしちゃったかなぁ・・・?」
ルリカ「それってあたしのせい??」
楓&リルム「・・・・」
ムルモ「・・・・・・・」
ルリカ「あ、そういえば、お姉ちゃんはどうするの?」
ルミカ「え?私?」
ミルモ「お前も誰かに泊めてもらえば??」
ルミカ「う、う〜ん(それだったら、ヤシチの家に泊まりたいけど・・・。)」
ミルモ「おれはムルモと違って、お菓子食べたい」
リルム「もーミルモ様!といいたいところですけど、私もちょっと用事があるので・・・。」
そのとき、ミルモたちはヤシチを見た
ヤシチ「ちょっと待てー!何故拙者なのだ!」
ミルモ「だって今ルミカを泊めるのはお前しかいないんだもん」
リルム「ヤシチさん!!」
ヤシチ「・・・分かったのだ。その代わり、拙者のところのパトナーは、妖精使いが荒いから、気をつけるのだぞ」
ルミカ「え、、、あ、うん!(ヤシチ君の家に泊まれるなんて・・・)」
ルリカ「じゃあ今日は解散!ムルモ、いこー!」
ムルモ「・・・あ、うんでしゅ・・・」
そういって、妖精たちはそれぞれのところへいった

続く

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■ プー (13回/2011/05/07(Sat) 22:55:31/No3836)

少し間違えたところがあります。。。

×ルミカ「はぁはぁ・・・。結構やるようになったじゃない」
○ルリカ「はぁはぁ・・・。結構やるようになったじゃない」
という単なる名前間違えww


■ プー (17回/2011/05/08(Sun) 18:20:35/No3846)

ルリカ「ねえ、さっきからムルモどうしたの??」
ムルモ「な、なんでもないでしゅ・・・」
ルリカ「ならいいや♪じゃあいこ♪」
ムルモ「・・・・・・・」


そしてムルモの家に着いた
ルリカ「うひゃ〜〜〜!広っ!」
ムルモ「ちょっと出かけてくるでしゅ」
ルリカ「え?じゃあ、あたしもいこっか??」
ムルモ「すぐ終わるので大丈夫でしゅ」
ルリカ「う、うん・・・・・」


そのころ・・・
パピィ「ム、ムルモの馬鹿・・・。」
パピィは、顔がくしゃくしゃになっても泣き続けている
パピィ「ヒック・・・」
ムルモ「こんなところにいたんでしゅか」
パピィ「!?」
パピィが振り向くと、すぐそばにはムルモがいる
パピィ「ど、どうしてここにいるの??」
ムルモ「そんなの僕の勝手でしゅ」
パピィ「う、・・・」
ムルモ「はいでしゅ」
パピィ「え?
ムルモはパピィにキャンディの詰め合わせを渡した
パピィ「ど、どうして・・・」
ムルモ「さっき、パピィが不機嫌で帰ってたから・・・。悪いことしちゃったかなって・・・。もし僕が悪かったらごめんでしゅ」
パピィ「原因も知らないくせに誤るなんて・・・。」
ムルモ「むっ!何でしゅかそれは!そんな事いうなら返せでしゅ!」
パピィ「ううん、あたちとってもうれしい・・・。ありがとう!」
ムルモ「ほ、ほェ。どうもいたしましてでしゅ」
しばらく2人は黙ったまま、お互い顔を赤く染める
ムルモ「じゃ、じゃあ僕ルリカを待たせてるから帰るでしゅ」
パピィ「あ、うん・・・」
そんなこと思うと、なんだか心が重くなる
パピィ「あちょっとまちなさい!」
ムルモ「な、なんでしゅか・・・?
パピィ「つ、次はあたちのところの家に泊まりにきてね(は、何言ってるんだろ)」
ムルモ「え!?何でしゅか急に・・・。まあいいでしゅけど・・・」
パピィ「え、いいの??」
ムルモ「まあいいでしゅよ?じゃあ今度こそかえるでしゅ」
そういってムルモはさっていった


ムルモ「ただいまでしゅ」
ルリカ「遅〜い!どこいってたの??」
ムルモ「ごめんごめん・・・。ちょっと友達とあったので話してたでしゅ」
パピィのことは口にしてない
ルリカ「ふ〜ん。まあいいや。おなかすいた〜」
ムルモ「じゃあすぐ食事にするでしゅ」

ーーーーーーーーーーーーーー
ムルパピになっちゃった・・・。
まあいいや。つぎはルミカとヤシチ、サスケハンゾーです!
では!


■ プー (18回/2011/05/09(Mon) 19:37:42/No3852)

そのころヤシチたちは
ヤシチ「ここだ。」
ルミカ「結構普通な家ですね」
ヤシチ「どんな予想してたんだ・・・。」
ヤシチが窓を開ける
ヤシチ「今帰ったのだ」
安純「どこほっつあるいてんのよー!!!!」
ヤシチ「ひ〜〜〜ごめんなさい!ごめんなさい!!」
ルミカ「や、ヤシチ君・・・」
安純「ん?あなた誰よ」
ルミカ「る、ルミカです・・・・」
安純「ふ〜ん。まあいいや。洗濯物とお掃除とトイレ掃除と風呂掃除があるの」
ヤシチ「ま、まさか・・・・」
安純「あったりまえでしょー!!もとはといえばあんたがサボったからでしょー!!」
ヤシチ「す、すいません!!」
ルミカ「まさか妖精2人ですべてやれというんですか・・・?
そのとき
サスケ「アニキ〜!」
ハンゾー「遊びに来たのら〜!」
ルミカ「サスケ君にハンゾー君・・・」
サスケ「おお!ルミカだぜ!」
ハンゾー「久しぶりなのら〜」
安純「ちょうどいいところにきた」
サスハン「へ・・・?」

サスケ「もー!何でおいら達が」
安純「文句ならヤシチにいなさい!」
ルミカ「つ、疲れました・・・。」
安純「ほらそこ!休まない!」
ルミカ「何であなたが仕切るんですか・・・。やってあげてるのに・・・」
ヤシチ「しー!しー!」
安純「何ですって〜!!!!」
安純にだんだん怒りがたまってくる
ハンゾー「どうしようもない時に頼んでほしいのら。いつもは自分でやってくれないとこまるのら」
ヤシチ「は、ハンゾー!」
ルミカ「確かにそうですね・・・。初めてだけど・・・。」
ヤシチ&サスケ「バカー!!!」
安純「もう今日は帰ってくるなー!!!!」



ルミカ「なんかごめんなさい・・・。」
ヤシチ「まあほとんどあることだ」
ハンゾー「気にしないでほしいのら」
ヤシチ&サスケ「お前が言うなよ・・・・。」
サスケ「でもアニキ、今日はどうするんだぜ?」
ヤシチ「野宿するか!」
サスハン「合点承知だぜ(なのら)」
ルミカ「でもなんか本当にごめんなさい・・・」
ヤシチ「いつまでそういってるんだか・・・。もう本当に気にするな!」
ルミカ「・・・は、ハイ!」



■ 月白 (27回/2011/05/09(Mon) 21:33:00/No3853)

プーさん、こんばんは!月白です!

パピィとルリカのバトルはかなり白熱してますね。
ルリカの積極さはリルム並ですね。
ムルモはそんな二人のバトルを見てどう思っているのか…。
ツンデレなパピィと積極的なルリカの戦いの行方が気になります!

ルミカのあからさまな思いに気付かない鈍感なヤシチも良いですね!
ヤマネはルミカの思いに気付いているのでしょうか?
ルミカがヤシチを好きになったきっかけも気になります!
でも思った以上にルミカははっきり言いますね。
初めて見た安純は普通は怖がるだろうけど…。
案外、ルミカは大物かもしれませんね(^^)
その内ヤマネとルミカのバトルも見てみたいです。

続き楽しみにしてます!
これからも頑張って下さい!
それでは!


■ プー (19回/2011/05/09(Mon) 21:45:03/No3854)

月白さん、こんにちは☆★
パピィとルリカの勝負は結構激しかったですか!
確かにルリカもリルムと同じ位に積極的ですね((←自分で考えたくせにw
これからもパピィとルリカのバトルは続くと思います!^^

ヤシチはヤマネの思いにもきずいてないので、
結構純粋だと予想してみました!
確かにルミカとやシチは歳が違うから好きになったきっかけ
とか書いたほうがいいかも!
そういえばルミカ毒したになっちゃった(汗)
でもルミカとヤマネのバトルはあの2人より激しくないのかな・・・?
考え中・・・

続き楽しみにしてますか!?
私にとってのファンにそういってもらえるとうれしいです!
月白さんも、小説がんばってください!
では!


■ プー (20回/2011/05/09(Mon) 21:56:10/No3855)

楓「2人ともどうだった?」
ルリカ「ちょ〜〜〜楽しかった!ムルモの家広かった!」
ムルモ「まあお金持ち出でしゅからね」
ミルモ「自慢するなよ・・・。」
ルミカ「私も、野宿楽しかったです!」
4人「え・・・・!?」
ルリカ「お姉ちゃん・・・野宿したの・・・?」
ルミカ「はい!ヤシチ君のパートナーさんに追い出されたので!」
4人「・・・・・」
ミルモ「ヤシチ・・・お前・・・」
ヤシチ「うるさいうるさいうるさーい!!」
リルム「ミルモ様〜〜〜!」
ミルモ「おお!リルムじゃねーか!どした?」
リルム「はい!今日、皆様のために(特にミルモ様)チョコケーキを作ったのですわ!」
リルム以外「げ・・・」
ルリカ「確かリルムちゃんの作る料理って・・・」
ムルモ「それ以上言わないほうがいいでしゅ」
リルム「皆さんの分もいっぱい作ってきましたわ!ヤシチさんもどうぞ!」
ヤシチ「せ、拙者はもう帰る・・・」
ミルモ「俺はいいや・・・」
リルム「遠慮なさらずに!さぁ!」
ミルモ「うー!いい加減にしろぉぉ!」
ミルモ意外「!?」
ミルモ「いいか!リルム!前も言ったけどお前の料理はまじぃんだよ!お前の料理食べるくらいならヤシチの料理100回食べてもいいくらいだぜ!」
リルム「ヤシチさんの料理を・・・100回・・・」
楓「言いすぎよミルモ!」
リルム「ひ、酷いですわ・・・ミルモ様もヤシチさんも・・・」
ヤシチ「何で拙者も!!!???」
リルム「あんまりですわー!!」
リルムは、ミルモとヤシチに襲い掛かる
ミルモ&ヤシチ「「ギャァァァァーーー!!!!!!!」
リルム「さよならですわ!」
そういってリルムは泣きながらどかいってしまった
「・・・・・・・・」
楓「酷いよ、ミルモ!ヤシチ!」
ヤシチ「だからなんで拙者も!?」
ルリカ「でもそれはリルムちゃん怒るよね・・・。ミルモもヤシチも酷いよ」
ヤシチ「だからなんで拙者もそうなるのだ!」
ルミカ「まあまあ、ヤシチ君はあんまり悪くないと思うよ・・・」
ヤシチ「そうだそうだ!」
ムルモ「そんなことはどうでもいいでしゅけど、リルムしゃんをおった方がいいんじゃないでしゅか?」
楓「そうだね!じゃあ手分けして探そう!」
ミルモ「え〜俺も〜!?」
ルリカ「元はといえばあんたが悪いんでしょ!」
ミルモ「しょうがねーな・・・」
ルミカ「じゃあ、私と楓さん、ルリカとムルモ君、ミルモ君とヤシチ君(さすがにここで私とヤシチ君って言うのは恥ずかしいから適当に決めちゃった)」
ミルモ「ちょっとまてー!!何でこいつとなんだよ!」
ヤシチ「拙者モヤだのダー!!」
ムルモ「2人とも、ルミカしゃんがせっかく決めたんでしゅよ!?文句を言っちゃだめでしゅ!」
楓「とにかく行くよ!!」
ルリカ「ムルモー!行こー!!」
そういって、手分けしてリルムを探すことになった

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■ プー (22回/2011/05/16(Mon) 19:01:19/No3867)

ミルモ「あ〜あ。なんでお前と一緒に歩かなきゃいけねーんだよ」
ヤシチ「それはこっちのセルフなのだ!こっちは巻き込まれたのだぞ」
ミルモ「巻き込まれそうなことやっからいけねーんだろ!!」
ヤシチ「明らかに貴様が悪いだろうがぁぁぁ!!!」
ミルモ「何だってー!!!!」
ムルモ「2人とも何やってんでしゅかー!!!!!」
ミルモ「お?ムルモじゃなぇか」
ヤシチ「お主・・・。確かルリカと一緒に・・・」
ルリカ「あたしもいるわよ!あんたたちが喧嘩してるから、まじめにリルムちゃんを探せと注意しに来たのよ!」
ミルヤシ「あぁ・・・そう・・・」
楓「皆〜!!」
ミルモ「何だよー・・・次々と」
楓「リルムちゃん見つかった?」
ムルモ「こいつらが仲良くデートしてるんで見つかってないでしゅ」
ミルヤシ「誰がデートするかぁぁぁ」
ミルモ「いいかムルモ覚えとけ!こいつとデートするくらいならリルムの料理100回でも食べてやるぜ!」
ヤシチ「同じく!」
リルム「それ本当ですか!?」
リルム以外(ゲッ・・・!よりによって)
ルリム「そ、そんな・・・ミルモ様もヤシチさんも・・・」
ミルヤシ「ビク!」
ミルモ「ご、誤解だリルム!」
リルム「何がですの?」
ミルヤシ「はぁ?」
リルム「だってミルモ様もヤシチさんも、私の料理100回も食べたいんだなんて、嬉しすぎますわー!!」
どうやらリルムは「リルムの料理を100回食べる」というところしか聞こえなかったらしい
ミルモ「と、ということは・・・。」
ヤシチ「い、嫌な予感・・・・・・」
リルム「お2人の望どうり、その願いかなえてあげますわ!(特にミルモ様)でも今日は無理なので、今日帰って、気合入れてがんばりますわ!」
ヤシチ「ちょっと待てリルム!拙者は遠慮するのだ!それじゃあ大変だろから・・・」
ミルモ「ずりぃぞヤシチ!」
ヤシチ「全然ずるくなーい!!」
リルム「あらお2人方、遠慮しなくていいんですよ!」
ミルヤシ「い、いやぁぁぁぁー!!」

ルリカ「あ〜あ・・・・」
ムルモ「自動自得でしゅ」
ルミカ&楓「・・・・・」

終わり

ーーーーーーーーーーーー
中間テスト前なのに。。。。
せめてその後にやれよって感じですよね
まあリラックスだ!!
では!!


■ プー (31回/2011/06/10(Fri) 21:28:16/No3917)

久しぶりに書こうと思います

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
パピィ「今回はムルモのためにお菓子作るんだから♪」
しばらくあってなかったムルモに、お菓子を作ろうと思うパピィ
パピィ「よし次に砂糖入れて・・・って、塩入れちゃった!や、やり直し!」
いろいろ失敗はあったけど
パピィ「ラッピングはこの赤いリボンってこのリボン短すぎ・・・(汗)」
そして
パピィ「で、できたぁぁぁぁー!!!!(泣)」
何とかお菓子を作ったパピィ
パピィ「今日はちょっとあれだから・・・・。あ、ラッピング様の買わなきゃ♪だから明日私にいこ!素直に言わなきゃ!」
??「え〜と・・・ほれ薬は要らないからこの辺に捨てちゃって・・・・」
たまたま妖精がすてたほれ薬は、パピィが作ったお菓子に少し入ってしまった

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして翌日
ミルモ「うへぇ・・・・昨日は地獄だった。」
ヤシチ「それはこっちのセリフだ。今にでもはきそうだ。」
ミルモ「じゃあ天までいって吐け!二度と戻ってくるな!ていうかお前いつまでここにいるんだよ。あとセリフ返せ」
ヤシチ「いやいや、お前が行け!それとマジで拙者のセリフだ」
ミルモ「いやいやいや・・・」
ルリカ「もういいから」
ムルモ「めっちゃしつこいでしゅ。バカップルは外に言ってくだしゃい」
2人「だからカップルじゃなぁぁぁぁい!」
ルミカ「やめなよ。。。なんかかわいそうって言うか・・・・きもい(汗)」
2人「なんだってぇぇぇぇぇぇ!」
パピィ「ムールーモ!」
ムルモ「げ・・・・パピィ」
パピィ「何よその顔!(あ、いけない)・・・きょ、今日はムルモのためにお菓子作ってきたの・・・・」
ムルモ「ほ、ほぇ?僕のために?」
パピィ「は、はい!!」
強引な渡し方だった
ムルモ「い、いただきましゅでしゅ・・・(照)」
パピィ(今食べるんだ・・・・はずかちいけど・・・・うれしい)
ルリカ「わ〜マシュマロだぁ〜」
パピィ「あんたにはあげないわよ」
ルリカ「誰があんたの作ったもの食べるもんですか!」
パピィ「目の前にいるじゃない!わからないの?」
ムルモ「あれ?でもこのマシュマロ・・・・何か一部だけ変なにおいがするでシュ・・・・」
ルミカ「どれ、かしてごらん」
ムルモ「はいでしゅ。わかるんでしゅか?」
ルミカ「自慢じゃないけど結構お菓子作りとか得意でよくやるから、調味料とかにおいで分かるの」
全員「ほぉ〜」
ルミカ「・・・・・ほ、ほれ薬だ・・・・」
全員「はぁ?」
パピィ「ちょっとまって!あたちほれ薬なんか入れてないわ!本当よ!」
ルリカ「じゃあ何でほれ薬が入ってんのよ!あんた以外作ってないんだからありえないでしょ!」
パピィ「でもちが」
ムルモ「最低でしゅ!」
パピィ「!?む、ムルモ。。。。」
ムルモ「そうやって必死に批判するのは、ばれないようにするため・・・・」
パピィ「ち、ちがうの・・・・」
ムルモ「お前の顔なんかもうみたくないでしゅ!はやくでっていってほしいでしゅ!」
パピィ「・・・・!む、ムルモのばかぁ!」
パピィは出て行った。
ルリカ「ありゃ〜ムルモ言い過ぎだよ。そんなときにヤシチ!ゆきじさんの声優として、必勝団子ケンを!」
ヤシチ「了解しました!ぜんぜんぜんまいざ・・・・って、なにやらしトンじゃぁ!!!!」
ヤシチ、ムルモ以外(めっちゃノリノリやん・・・・)
リルム「皆様ー!!」
全員「!!」
リルム「先ほどパピィ様が泣きながらどっかいきましたけど・・・・なんかありました?」
ミルモ「!?と、とにかく探そう!」

続く

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちょっとぐだぐだwwwwwww
パピィがまた悲惨な目に・・・・
ムルパピすきなのでお許しください・・・・。

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■ りょく (262回/2011/06/14(Tue) 19:56:46/No3937)

プーさん、こんばんは(^-^)

私はヤシチの事が好きなおとなしいルミカちゃん派です!二人とも配色が鮮やかで可愛い。おめめキラキラで可愛い。もう全部可愛いvV
ルミカちゃんの困った顔が好きです。安純に逆らった時は笑ってしまいました。

ホレ薬で思い浮かぶのはオ○メさんしかいない(何故伏せ字w
誰が捨てたのでしょうか?しかもパピィの゛手作り゛お菓子の近くに…。
恋愛には波乱がつきものですよね。悲惨な思いをさせたいのは分かります。
次回はパピィの疑いが晴れることを祈っています。

では!




3965/ 月の下での思い
□投稿者/ 里音 -1回-(2011/06/21(Tue) 16:40:23)

こんにちは!
里音です。

恥ずかしながらちょっとした短編小説を書
ミルモでポン!わんだほうのクリスタルランドに平和が戻ったところの後日談みたいなものです。

よみにくいと思いますが、読んでくださって感想をお聞かせ願えたらとても嬉しいです。

月の下での思い

ミルモとタコスと楓はクリスタルランドのお城のバルコニーにいた。
「ハァ……それにしても今回はオメェのせいで大変な目にあったぜぃ……」
「本当よね……私一時はどうなっちゃうかと思った……」
思い出すだけでも冷や汗が出てくる。
「ミルモさん、楓さん。今回のことも含めて……ホンマおおきに。このご恩は絶対忘れへん」
タコスは深く頭を下げる。
「ふんっ。全くだぜ。なんなら固結びにしてやろうか?ケッケッケッ!」
「ヒィ〜!ミルモさんやめてくださいや!」
追いかけるミルモ。必死で逃げるタコス。
「やめなよ、ミルモ」
と楓は止めながらも少し寂しかった。
タコスがいなくなると考えると切なかったからだ。
楓は勇気を出して聞いてみた。
「ねぇ……タコさん、やっぱり国王をやるってことはあまり人間界には来れないんだよね?」
楓の声の暗さにミルモは固結びしようという手を止めた。
安堵のため息をつくタコス。
しかし、すぐに表情がしぼむとゆっくりと頷いた。
「そう……」
うつむく楓。
タコスも寂しさをごまかすように大きな満月を見上げた。
「たっくよ、何みんなふさぎこんでんだよ。せっかくこの世界が平和になったんだぜ。それなのになんで落ち込んでんだよ」
「ミルモ……」
ミルモは続ける。
「これは別れじゃねぇ。タコ、これはオメェのはじまりなんだ。だから泣くんじゃねぇ。楓だってタコのこと応援してやんねーとダメだろ」
楓は笑顔で頷いた。
「ウン、そーだよね。頑張ってね、タコさん。私、ずーっと応援しているから!」
「オレも!頑張らなかったら固結び三百回の刑だかんな!」
「ミルモさん、楓さん……」
タコスは心から思った。
1年間ずっと色々大変だったけど、やっぱり二人に会えてよかったと……。
「ほな、頑張らせていただきますわ」
タコスは笑った。
「うん♪」
「約束だぞ」
二人も笑った。




■ 里音 (2回/2011/06/21(Tue) 16:47:49/No3966)

ごめんなさい……

4行目の文抜けてしまいました……;
正しくは「書いてみました。」です。

スミマセン……;




3805/ 恋化に導くキミ*2
□投稿者/ りょく -249回-(2011/05/04(Wed) 22:49:53)


スレッド引っ越しました。
絵は左上から
いつでも蒼白のノゾミ
真っ赤な髪の毛アヤリ
ただのセツナ

右から
美少女ユユシィ
恋化妖精*サキラ
薄幸少年ホタル
となっています。






18高まる疑惑、募る不安、そして真実…


【ホタルの歓迎会】

師匠の仕事場、集会所にはそう書かれた垂れ幕がしてあった。
部屋はティッシュで出来たお花や、折り紙で出来た輪っかで飾り付けられている。
そして卓上に並べられたたくさんのお菓子。

「貴様はひとの仕事場を何だと思っているんだ?」

早朝から私を呼び出した師匠は物凄く怒っている様子。
しかし私だって何のことだか分からない。

「んふっ、姉チャマちょうど良かったし。今呼びにいこうとしてたのだし」

そこへ現われたのは私の弟子のユユシィだった。
陰から行動することが多い忍者にとって目立つのは御法度。だから忍者服は無地が基本なのにユユシィは白地に黄緑の水玉模様の服を身に付けている。
でも服は皺一つなくきちんと手入れされていて、よく似合っていた。何より小首を傾げるユユシィは可愛い。

「これ…飾り付けたのってユユシィ?」
「みんなで準備したのだし。三人寄れば文殊の知恵とはいうけど、集まるのは考えが同じだからだし。つまり一つの考えが強力に固まって案を押し通すだけなのだし。ほら〜、政治家なんかが良い例えだし。四人だけどだし」

余計な事はスルーして、みんなって誰?
私は師匠と顔を見合わせた。



ユユシィのいうみんなとは、もう一人の弟子セツナとその友達のアヤリとノゾミだった。
話によると、シツトがマウリと旅に出る間、弟子のお世話を私に任せるとのこと。聞いてないよ。

「シツト兄くんはトロいお前とは違って気が利くのだわさ」

セツナはアヤリとノゾミと一緒にその弟子である"るー"を連れて現れた。

「ほわぁ…るーの歓迎会れすぅ?」

きょろきょろ辺りを見回す"るー"。
本名はホタルと言ってシツトの弟子で私の従姉弟に当たる。
私とは仲良く、素直で人当たりが良い男の子だ。

「ハンちゃんも来たことだから皆さん席に着いて下さいなのだし。シットダウンだし」

ユユシィは言った。

「「!」」

本当だ。ハンゾーはユユシィの後ろで用意してあるお菓子に釘付けになっている。
…ユユシィが呼んだのかな?

卓上には名前が書いてある板が置いてあって座る位置が決められている。
席順は横からハンゾー、ユユシィ、アヤリ、師匠。
その正面からセツナ、ノゾミ、ホタル、私。

私の弟子ではないセツナの友達がいるのは、私になかなか馴染まないセツナを心配したシツトの配慮なんだろう。

…それより、なんというか、ハンゾーが遠い。

「(オーカさん、席順に悪意があるように感じるのは気のせいかな…?)」
「(へぇ〜、面白いことになったばい。まあ焦らず様子を見て行動するったい。このオーカの宿る恋化妖精に普通の妖精が手出しできるわけなか)」

オーカさんは皮肉っぽく言うとニタリと笑った。

「ほらっ、早く始めるだわさ」
「え?」
「姉チャマ、ご挨拶を。出来れば日本語でお願いしますだし」
「…そ、そうだった。では、ホタルの弟子入りを祝って乾杯」

二人の弟子に促された私の号令で、みんなジュースが入った紙コップを掲げた。
歓迎会とは言っても他に何をするわけでもないただのお菓子パーティーだと思ってたのに…。

「ハンちゃんはシュークリームの中身は、ホイップクリームとカスタードクリームのどっちがお好みだし?」
「ボクは練乳クリームとチョコクリームの合わせクリーム派なのら〜」

ハンゾーは私になど見向きもせずユユシィと楽しそうに喋っている。
二人ともすごく気が合うみたい。
いいな〜、羨ましい…。
私は二人を見つめながらぼんやりモナカを噛っていた。

恋化妖精は恋の気配や香りを感じることが出来るんだけど、好きな相手が自分と同じだと分からない。結局この能力は宴会芸程度で大切な時は役に立たない。

「(でも前回17話で気付いたの。
―自分に自信がないとか、対立したくないとか、恋心の前ではそんなの吹き飛びそうなんだって。消滅するよりも恋が叶わない方がよっぽど恐い。ヤマネにもユユシィにも誰にも負けたくない…―
って。だから決めたんだ。何があろうとこの恋は諦めない。
…まあヤマネは勘違いみたいだったけど)」
「(おっ、その意気たい。早速二人の会話に混じってきな。そしてユユシィがハンゾーをどう思っているか調べるったい)」
「(分かった。で、でも…)」

ハンゾーとユユシィはとても盛り上がっていて話しかけにくい。
どうしよう…、他にハンゾーの注意を私に向ける方法はないかな…。
私が躊躇している時だった。

「ちゅっ★」

一瞬何が起こったのか分からなかった。ユユシィが突然、私の頬っぺたにちゅーしてきたの。
すると不思議なことが起こった。
体が太陽の日差しを浴びたようにぽかぽかして心地いい。それにさっきまで少し悲しかったのに気分が良くなってきた。

「な、な、何??急に体が発熱してるよ!それに気分が晴れ渡る感じ…」
「ウチはちゅーした相手に癒しの力を分け与えることが出来る★治癒妖精★なんだし。姉チャマ元気ないし。どうしたのだし?」
「あ…」

迷惑妖精だと囁かれているユユシィが実は癒し系要素を持っていたなんて驚きなんだけど。
…そんな事より、ハンゾーの周りに今度はセツナ達が群がっている。

「へ〜、ハンゾーくんってすあまが好きなんだぁ」
「手裏剣とクナイはどっち派っちゃん?」
「ボクは手裏剣なのら。クナイは触ったことすらないのら」
「ふ、ふーん。基本から成長してねーだわさ…」

キャッキャと黄色い声が飛び交う。
ハンゾーはもぐもぐ"すあま"を消化しながら受け答えしていた。

「や、やっぱりハンゾーを好きな女の子って多いのかな…」
「姉チャマってもしかしてハンちゃんのこと好きなんだし?」
「うえぇ…!?ど、どうして…」
「だって姉チャマ頬っぺたが桜色だし」

…!バレちゃった。

「(バリバリ分かりやすいってことたい)」
「バリバリ…えーっと、ユユシィってハンゾーのこと好きじゃないの?」
「ううん、大好きだし。ハンちゃんも姉チャマも、ウチはみんなが好きだし。だいたい博愛主義のウチは妖精類みなキョウダイだと日々思っているようないないようなだし」

ユユシィはそう言うと目を細めて人懐っこい笑みを浮かべる。
言ってることはよく分からないけど、可愛くて見ているだけで安心出来るような顔だった。

「恋してないの?」
「えー、ウチは恋なんてしないし。ミーハーで惚れっぽいのは自負してるけど、恋愛感情まで到達しないのだし〜」

よ、良かった…。何だか引っ掛かる言葉だけどとりあえず一安心かな。
するとオーカさんが私の心を読んだように、「バカたれ」と言った。

「一人の時は何して過ごしてんだ?」
「主にゲームかお絵描きなのら」
「お絵描きならわちきは得意だわさ。何てったって絵描き妖精なんだからな」
「ふーん」

セツナに聞かれたハンゾーはさほど興味がないように答える。
そう言えばさっきハンゾーがここへやってきて、驚いた私が「!」を出した時にカギ括弧「」が重なってた。
つまり驚いた人物はもう一人いるってこと。

「あのよー」

セツナは勉強や修行を嫌がる面倒くさがりな女の子で、だらだらしながらゲームで遊ぶのが好き。

「付いてるわさ」

すあまの食べかすだらけのハンゾーの頬っぺたにセツナはそっと口付けた。

う…そ……。

「(こいつか)」

オーカさんの言葉がぐわんぐわん頭に響く。

「…って見てんじゃねー!!マジ恥ずいわ!」

耳まで真っ赤になったセツナは、思いがけない出来事に愕然としている私に武器を構え向かってきた。

「ま、まさかキミだったなんて…」

キィィンと高い金属音が響く。
刀のように激しく打ち込んでくる大きくて頑丈な筆を私はクナイで応戦した。

「おーよ。ハンゾーが好きなわちきと貴様は…恋のライバルということになるな」

声を潜めたセツナの瞳は激しい敵対心で燃え盛っていた。








後半に苦戦しました。書き直したら元の良さが無くなる(/_<。)
長くなったけどこれでも縮めた方です。これ以上グダグダなるわけにはイカン。
歓迎会の主役と師匠が空気。

恋敵のセツナ。実はハンゾーにキスしたユユシィや、ハンゾーと一緒にいたサキラに突っ掛かったりして、初めからライバルだったんですよ。
アヤリとノゾミ、二人の友達の力を借りてあの手この手でハンゾーに近付きます。
でもストレートに告白は出来ないから周りから固めようとするところはサキラと一緒。


サキラ
主人公兼ヒロイン。そのわりに恵まれていない。
惚れた相手から全くアクションがない、オリフェ・公式さん問わず嫌われ(勘違い)やすい、たまに名前を間違えられる、の三大不幸に見舞われている。
いつもおどおど、赤面症。最近は毒舌度が増している。

ユユシィ
迷惑妖精だと言われているが、本当は治癒妖精。キスした相手の傷を癒す能力がある。
口を開けば半分は関係ない事を喋る。サキラを慕っている。
新シリーズから比較用に外見設定が(りょくの小説内で)頂点に達した。

ホタル
サキラからは【るー】と呼ばれている。
設定的に可愛い男の子。影が薄い悲劇に見舞われている。だから薄幸美少年(笑
何かをどうにかしたいらしく動くが…。

セツナ
絵描き妖精で絵が得意。生まれ持った才能は高いが修行不足。
勉強や忍術の修行は大嫌いで、マンガ・アニメ・ゲームの世界へ逃げ込んでいる。
男女問わず美しいひとに絡まれると変な汗が出る。優しくされるとすぐにキュンvするタイプ。

アヤリ
髪のボリュームがびっくり。三姉妹の三女。
外見より声と喋り方が可愛らしい。しかし相手によっては不快感を与えることもあるようだ。
気まぐれに色んな男の子を誘惑してデートしている。でも(父親くらいの)年上好みで本当に好きになるひとからは相手にされない。
家はお金持ちで両親は放任主義。
女の子のアイドルオタク。
いつもセツナをからかって楽しんでいるが、まともな思考もちゃんとある。

ノゾミ
蒼白少女。暗がりで出会うと幽霊にしか見えない。
体が弱く、激しい運動が出来ない。時々倒れる。同情心と母性愛が強く頼まれると断れない性格。
落ちゲー(テト○ス、パズ○だま、ぷよ○よ)にハマっている。
常識人だと思いきや実は二股中。


■ こやまる (1106回/2011/05/05(Thu) 12:13:12/No3808)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、こんにちは☆

まさかのセツナ→ハンゾーにはかなり驚きました!
オリフェ紹介を改めて見たら「恋は奥手」と確かに書いてありましたね。
これまでのセツナの反応もこの後振り返ってみたいと思いますが、セツナのような女の子は執念深そうなので、サキラもかなり苦戦するのではと予想します。
ただ相手が鈍すぎるハンゾーなだけに、先の展開も全然読めないですね〜。
りょくさんがサキラにどんな試練を与えていくのか楽しみです。
アヤリとノゾミは役に立つのかなぁ。
二人がセツナを出し抜かないことを願うばかりです(^^;。

そして治癒妖精のユユシィ。
恋敵の疑惑は晴れましたが、逆に彼女がどうして妖精忍者なのかが謎のままです(笑)。
今後はサキラの弟子として、サキラをサポートするのかな?
でもサキラの弟子たちは、あまり弟子っぽい行動をしていないから…。

ひとつ前のスレッドの感想もここで(スミマセン)。
サキラの勘違いのされようは見ていてホント楽しかったです。
普段はブラックではないリルム&パピィ&ヤマネも、結託すると恐いという女の子の一面が光りましたね。
(そういう女の子らしさは私は大好きです)
欲を言うとあと数話この勘違いが続いて欲しかったりも(^◇^;)。

ヤマネの独占欲は不発に終わりましたが、いつか別の小説などで大爆発させて欲しいです。
ヤシチに言い寄る女の子は、ヤマネによっていつも大変な目に遭いそうですね。

お絵描きもありがとうございます!
相変わらず繊細なお絵描きだなぁ。
この中ではサキラが一番お姉さんのはずなのに、存在が一番小さく見えるのはあえてつっこまないようにします(^^;。

それでは続きを楽しみにしています。
では!


■ ミロロ (1回/2011/05/06(Fri) 20:08:09/No3810)

はじめまして★リョクさん!
小説ずっと読んでました★ファンです!!
それはおいといて。。。
まさかセツナがハンゾーの事好きだとは・・・。
サキラに新たなライバル登場ですね!
サキラがんバレー!!
セツナ負けるなー!!((←どっち応援してるんだよ
まあ次回楽しみにしてます!!
では!


■ りょく (250回/2011/05/13(Fri) 13:41:05/No3858)


こんにちは!感想、ありがとうございます!

*こやまるさん*

ユユシィはサキラ側なのですが恋愛に関しては(というかどんなことでも)役に立たない(笑
アヤリとノゾミの方がよっぽどマシです。
サキラの弟子が弟子っぽく無いのはサキラにリーダーシップがないからです。私のオリフェ中、ダントツで低いかも(^-^;)


*ミロロさん*

初めまして。
な、何ですと!?私などにファンがいたとはビックリ嬉しいです!
ありがとうございます(*> U <*)
私はサキラよりセツナを気に入っているので、セツナの方が良い思いをするかもしれません。サキラがヒロインなのに…(笑)
いえ、二人とも頑張ります。


では!




19奴との違いを徹底的に見せ付けてーんだわさ。


波乱の歓迎会は幕を閉じた。
今日はもともと修行目的で集まる予定だったから、セツナとは気まずいまま忍術の修行をすることに。
サボろうとするセツナのことは出来れば放っておきたかったけど、師匠の視点から逃がすわけにはいかなかった。
恋敵と師弟関係は関係ないよね。
昼の原っぱは太陽の日差しがぽかぽかしていて気持ちが良い。

よし…気を取り直してっと。

「シツトが旅に出ている間、るーは私の下で修行することになりました。二人ともよろしくね」
「わ〜、ホタルくんもサキラ姉チャマの弟子入りなんだし。おめでとうだし。んふっ」
「んなこと改めて言われんでもこっちは貴様より先に知ってたっつーの」

歓迎しているユユシィに対してセツナはぷいっと顔を逸らす。
やっぱり関係ないわけないか。恋敵とはいえそれ以外は普通に接したい私はちょっと寂しい。

「うりゅう…、るーの為にわざわざ時間と手間を取らせてしまってごめんなさいれすぅ…」

るーは目にうるうる涙を溜めて今にも泣き出しそうになる。るーは幼い頃から泣き虫ですぐにこうなる。

「いやっ、あの…別にお前に言ったんじゃないわさっ」

セツナは慌てて両手を振りながら否定する。太くて薄い眉毛を八の字にして冷や(変な)汗までかいて大変そうだった。

「セツナってムルモさんとか、可愛い系の男の子に弱いよね。男兄弟いるのに…」

私はユユシィに耳打ちした。

「きっとシツト殿が男なのか微妙だからなのだし。ベーコンレタス関係ではよくあるキャラ付けなのだし」
「そこっ、聞こえてるぞっ!あ、兄くんの事はともかく、変な汗っていうな!」

こっそり言ったつもりだったのに本人に聞こえていたらしい。

「そして結構なブラコンだし。向こうも同じくらいシスコンだから、兄妹は極めて普通の関係なのだし。それ以上でもそれ以下でもないのだしぃ」

ユユシィが「んふっ」と笑う。
ぱっちりした目を細めて柔らかい頬っぺたをつやつやさせた笑顔は、夜空に浮かぶ一番星みたいに明るくてとても可愛い。

「とっても賑やかれすね。今日からよろしくお願いしますれすぅ」

ぺこりとお辞儀をした"るー"は、無理して笑っているようだった。
シツトの他に同じ弟子だったシュイカも旅に出ているから、一人取り残されてきっと寂しいんだろうな。

「(シツトやシュイカの代わりにはならないけど、私の下で過ごすことで元気を出してくれたらいいな…)」
「(サキラちゃん、今一番考えるべきことを棚に上げるんじゃなか。甘ったるい事ばかり考えとると後悔するばい)」

オーカさんは低い声で淡々と告げると深いため息を吐いた。
怒るのは分かるけど…。

「(だって…セツナがあんまり知らない子だったら私ももっと対抗意識を燃やしてたと思うよ。だけどセツナは弟子だもん。
それにいつか嫌がらずに修行に来させて、仲良くしてみせるって心に決めてるの)」

私は師弟関係は改善してみせるつもりでいた。その意志は今も変わらない。

「恋する姉チャマは愛しのハンちゃんのこと考えてるし?恋は盲目、初恋は叶わない、桜散る…そんな感じだし(?)。別に協力しないけどどっち側に付くかだったらウチはサキラ姉チャマなのだし」

関係ない(と願いたい…)ことをツラツラ述べるユユシィの声に、私はハッとした。
オーカさんの声は周りに聞こえないんだもんね。心で会話してるとだんまり決めてたりぼんやりしてると思われちゃう。

「あれっ、セツナは?」

薄紫の忍者服に橙色の短い髪をしたセツナの姿が忽然と消えていた。
今までいたのに。

「サキラお姉ちゃんが考え込んでる隙にどこかへ行っちゃったれすぅ」
「えー…」



+++

「ただいまー。あの桜マジうぜーわさ」

そこはサキラ達のいた原っぱから一番離れた街に近い森。

「今度地下からデビューする女の子アイドルの初ライブ、絶対行かなきゃ」
「やったあレベルアップ」
「てめーらわちきの話を聞けっ!」

セツナの怒鳴り声にケータイでテレビ番組を見ていたアヤリは渋々、ケータイでゲーム(テト/リ/ス)をしていたノゾミは名残惜しそうに顔を上げた。

「セツナったら怒鳴ると皺が増えるよお」

アヤリが頭を動かすと動くととても多い量の真っ赤な髪の毛が揺れる。鮮やかな色と通常はあり得ないボリュームは誰もが視線を向けてしまう。
それに加え可愛らしい声と甘ったるい喋り方は、気に入る者もいれば不快に感じる者もいるだろう。

「お帰りなさいっちゃん。修行はいいの?」

ノゾミは言った。
彼女の肌は本物の幽霊に負けないくらい蒼白で、血が通っているのかさえ疑ってしまう。マスクの下に隠れる頬っぺの模様は決して誰にも見せようとはしないらしい。

二人とも脇役だが、メインライバルのセツナを凌ぐキャラの濃さである。

「まだそんな歳じゃねーつーの!あんな奴の下で修行なんてやってられるかわさ」
「どうせ恋が関係してなくてもサボるでしょ。サキラさんはともかく自分の将来の事はキチンと考えて行動した方がいいっちゃん…」
「ノゾミは真面目過ぎだわさ。修行も勉強もかったりー。相手が誰であろうとサボってやるぜ。
あー!奴のことを考えたらむしゃくしゃしてきたわさ」

セツナは頭を両手でわしゃわしゃと掻き回す。
薄い橙色の髪はまるで鳥の巣のようにぐしゃぐしゃになっていた。

「んもー、セツナってば。自分の髪の毛をいじめるなんて女子力不足だよお。それに毛根が傷付くじゃない。
ほら、わたしの親って増毛と育毛に関する会社を経営してるからどぉしても気になるの〜」

不満そうに唇を尖らせセツナを注意したアヤリは、昂然と胸を張りその髪に指を絡めた。

「ごめん…、全然知らなかったわさ…」
「だから姉妹三人揃って髪のボリュームがすごいんだ…」

アヤリからどうでも良い情報を聞かされた二人は小さく苦笑した。

「―美しく輝く綺麗な髪は頬っぺと共に妖精の命―が我が家の家訓であり、会社のモットーなんだから。悩める髪をお持ちの殿方と姫様、ぜひ商品をお買い求め下さいませ」
「誰に宣伝してんだわさ。…はぁ、こうしてる間に奴はハンゾーのとこに行ってんのかな」

セツナは恋愛に奥手で、告白なんてもってのほか。
前回、ハンゾーにキスしたのはもちろんアヤリとノゾミの助言あっての行動である。

「そんなに不安だったら会いに行けばいいっちゃん。キスしたんだからいくら恋愛に興味ない男の子でも多少は意識してるはず」
「いや、奴との違いを徹底的に見せ付けてーんだわさ。もともと、あのうじうじおどおどした態度が気に入らないってのも理由だけど」
「つまり自分から告白なんて恥ずかしくて出来ないから、あの手この手で誘惑して惚れさせたいわけね。恋愛スキル皆無なくせして、あらあらこの娘ったらあ」
「だ、だって…」
「案ずることはないっちゃん。セツナにはうちらが付いてるよ。そしてこっちにはモテ子様のアヤリがいるっちゃん」
「簡単に言ってくれちゃってぇ…。作戦を提供するのはかまわないけど、実行するのは誰だか分かるよね?」

アヤリの念を押すような言葉にセツナは不安を拭い去り、深く頷いた。










二人の違い

サキラ→恋化妖精だから告白して一発OK狙い。
振られたら消滅するので命懸け。

セツナ→惚れさせて告白されたい。
基本的に受け身。友達二人の助言で行動を起こす。
(特徴が無いわけじゃないけど他に比べたらキャラが薄いので、二つ名が書きにくい)


■ りょく (252回/2011/05/22(Sun) 18:00:20/No3876)


20恋化妖精に楯突く普通のくの一
20と、ぼんやり毒舌緑見習い忍者の何分クッキング


「へ〜、みんなでピクニックかぁ。いいね」

セツナの話を聞いたサキラは嬉しそうに頷いた。
何の疑いも持たずに。


アヤリが考えた作戦はハンゾーとサキラとカモフラージュに数人誘い、遠足に行く計画を立てるというものだった。
メンバーはセツナ、ホタル、ユユシィ、サスケ、カメリ、そしてサキラとハンゾー。
協力者の二人、アヤリは習い事、ノゾミは家の手伝いで忙しいので除外。
だが、目的は遠足に行くことではない。

「私、お弁当作ってくるね」
「わーい。姉チャマの手作りご飯楽しみだしぃ。ユユシィはシートと紙コップを持っていくし」
「みんなで分担しよう」

そう弁当作りである。

「(みんなでピクニック、楽しみだな〜。お弁当のおかずどうしよう。すあまは確定で…、オーカさんは何が良いと思う?)」
「(それより、あのセツナって子怪しくないか?ハンゾーが好きならハンゾーだけ誘えばいいったい)」
「(考えすぎー。二人っきりが恥ずかしかったんだよ、きっと。でも私も誘ってもらえて嬉しかった…。なんだかんだ言っても頼りにしてくれてるんだな。
あっ、セツナがハンゾーに恋のアタックするのは分かってるよ。私も負けないように頑張るもん)」

「(んふふっ。サキラ姉チャマとみんなでお出掛けなんて超超楽しみだし。いつもの倍お洒落に気合いが入るんだし。晴れますようにってお星様にお願いするのだし。一応、最近出逢った惑星の神様にも頼んでおくのだし)」

「(カメリもいるなんて、照れちゃうぜ…てへへ。カメリはハンゾーよりのんびり屋さんだから、困った事があったらオイラが助けてあげないとだぜ)」

「(サスケくんと一緒にピクニック…。腕によりをかけてお菓子を漬物にするわ〜。おこづかいをはたいて高い材料を買っちゃおうっと〜)」

「(…るーの心はシュイカちゃんのものれすぅ。愛しの君がいないと、いついかなる時も心の底から笑うことは出来ないれすぅ…。早く奴の居どころを突き止めて、シュイカちゃんを取り戻してみせるれすぅ…!!)」

「(着いたら一番初めはお弁当なのら。次はおやつで、その次は釣りなのら。あれ〜、バナナはおやつに入るルールだったのら?)」

「(さすがはモテ子のアヤリが考えた作戦。名案という他ないわさ。わちきの他に実行する者はいないに違いないぜ。勢いで行かないと決意が揺らぎそうだけどな…)」

それぞれの思惑が交差する中、セツナは誰よりも弁当作りに力が入っていた。


そしてピクニック当日の早朝。

「起きろハンゾー!朝だわさ」

ハンゾーの部屋に忍び込んだセツナは、ぐうぐう眠っていた彼を叩き起こした。

「セツナ…?こんな朝早くから一体何の用なのら?」

ハンゾーは目をごしごし擦って重い目蓋を上げる。

「行くぞ」

セツナはまだ寝呆けている緑のちび忍者を連れ出し、集会所へ向かった。


仕事場である集会所に泊まり込んでいた師匠は、天井からぶら下がるハンモックの上でグースカいびきをかいていた。
鼻提灯まで膨らませて深い夢の中にいるようだ。二人がやってきても目覚める気配はない。

「ぐっすりなのら。ボクもまだ眠いのら〜」
「うちは両親がうるさくてな。食材やらは用意してあるわさ」

忍者の住まいにある台所はガスコンロではなく釜戸だ。
お茶やカップ麺(師匠の主食)は部屋の隅にある囲炉裏で作っているらしく、汚れ具合から見てほぼ使われていないだろう。

「…なのら?」
「そりゃピクニックと来たら弁当作りに決まってるわさ」

そう。作戦はハンゾーと二人で弁当を作ることだった。
サキラに差を付け上回るには美味しい食べ物より、二人で協力する事によって新密度上昇を狙っていた。

「ボクはお料理出来ないのら〜」
「わちきもだわさ」

一瞬の静寂。
そうなるとここまでの準備が無駄になる。二人は顔を見合わせた。

「何とかなるのら」

だがハンゾーはすぐにほんわかした笑顔を向けた。
さっきまで面倒だったが、料理に対する興味が湧いてきたらしい。

「…そ、そうだな」

好きな子から向けられた笑顔は最強。
セツナもつられてどうにかなる気がした。



「生姜じゃなくてカラシだったのら!チューブで色も似てるから間違えたのら」
「みりん大さじ三杯っと」
「それサラダ油なのら」
「片栗粉がないから小麦粉を使うわさ」
「味塩胡椒って何なのら?」
「米がお粥にー!」
「でも美味しいのら」
「おかしいな。時間通りにしたのに揚げ物が揚がってねーわさ」
「それ油じゃなくてみりんなのら」
「値段が高そうだからオリーブオイルで揚げてみるわさ。同じ油だし」
「…焦げちゃったけど中身は生焼けなのら」

(さて、ドジ踏んだのはどっちが多いでしょう?)
本来の料理からは全く掛け離れた騒がしい音を出しながら、セツナとハンゾーは食材と調味料を調理していく。調理というには怪しいが。

「おっし!完成だわさ」
「セツナが適当だけど迷わず進めたから作れたのら」
「別に誘ったのはわちきだし…、でもハンゾーにそう言って貰えて…貰えて…(言葉が喉に突っ掛かって出てこねー!!)と、ともかくありがとな!」
「えへ。急にお礼を言われたら照れるのら〜…」

二人はそれっぽく出来上がったものを弁当箱に詰めると集合場所へ向かった。






ネズミの新アイコン素敵!目がハートになる!(小説について書こう


■ プー (24回/2011/05/23(Mon) 18:53:11/No3878)

りょくさん、こんにちは!!
そしてはじめまして!
小説今まで読んでました♪面白いですね!!

それにしてもセツナとハンゾー・・・・
ラブラブですね!
どんなお弁当ができたのでしょうか?食べてみたいww((キモww
本当にサキラの強敵ですね。サキラはどう戦うのでしょうか?

オーカも予感が強いですね〜。サキラもこのままだとハンゾーとられちゃうぞww?

ピクニックはどんな展開になるのでしょうか?
楽しみにしてます!
では!!


■ りょく (253回/2011/05/30(Mon) 13:19:52/No3890)


プーさん、こんにちは!
感想くださってありがとうございます(*> U <*)

セツナとハンゾーのお弁当はアレですよ。フフ…(うざww

サキラはセツナの師匠で弟子を大切に思っているので、ライバルだけどあまり敵対出来ない複雑な感じです。
ハンゾーはどっちに対しても何も思ってないみたいな…。彼は罪な男です(?

なんだかおかしなレスになりましたが、これからも読んで下されば幸いです。




21美味しい恋心


「やっぱり忍者さんは〜体力があるんだね〜」
「疲れたならオイラが背負っても良いぜ」
「大丈夫〜。サスケくんに迷惑かけられないもの〜」
「迷惑なんてとんでもないぜ。カメリだったら全然…」
「じゃあ本当に歩けないほど疲れたらお願いしようかしら〜」

ピクニックは軽い山道。
普段から鍛えている忍者と違い、そうでない妖精は体力的に少しキツいようだ。
それでも自然に囲まれ澄んだ空気を吸っているとラブも深まるというもの。
上記の例は極端過ぎるかも知れないが。

「頂上に着いたれすぅ」
「早速お昼ご飯だし」
「わちきとハンゾーが作ったスペシャルディナーだわさ」

セツナは弁当を取り出す。

「二人とも料理出来たの?」

サキラは不安げな表情をする。
言葉通りの意味と私もハンゾーが好きなのにセツナと二人で…という意味。

「やってみたら出来たのら」
「出来ない前提の発言は失礼極まりないぜ。ま、適当だったけどな…(でもハンゾーと一緒に作ったんだからとりわけ美味くなくとも十分だわさ)」

セツナは少し恨めしげな視線を送りつつ、内心嬉しくて落ち着かなかった。
何といっても好きなひとと一緒に作った料理。味は二の次だ。
見た目は何の変哲もない普通の弁当も不思議と立派に見える。

「結構マトモだ。じゃあ頂きます」

と言いながら慎重な性格の恋化妖精はおにぎりを選んだ。
米を炊き塩か振り掛けで味付けする以外は手加えていないだろうという判断。

「う…ぇ…!!!」

しかし口にした直後、サキラは顔をしかめてばったりと倒れた。
手から転げ落ちるおにぎり。

「さ、殺人事件が起きたれすぅ…」
「姉チャマに毒を盛った犯人はウチが必ず突き止めるし!だから安らかに成仏するのだし。住めば都と言う言葉もあるくらいだからきっと地獄でもそれなりに楽しいし」
「毒なんて盛ってねーよ!」
「サキラさんは気を失ってるだけなのら。多分…」
「生きてるぜ!え、えーと…110番…」
「大変だわ〜…、サキラさんしっかり〜…」
「(おいっ、目を覚ますったい!まだ恋が叶ってないのにあんたがくたばったらあたしが転生出来なんやろーが!!)」
「うぅ…」

皆の心配した声(?)が騒がしくて意識を取り戻したサキラは体を起こす。
そしてカメリが差し出した水を一気に飲み干した。

「ふざけんな!わちきらがせっかく作ったもんを食ったら、激不味そうな顔をして気絶するたぁーどういう事だわさ」

セツナは攻撃的に言い放ち、サキラに迫る。
作戦が水の泡になる展開にするわけにはいかないとサキラを疑っているわけだ。

「あ、あの…言いにくいけどその…(生死の境を彷徨うほど群を抜いてたんだよ…)。えーっと…、二人とも味見した?」
「そういえばしてないのら〜」

ハンゾーはのんきに首を振る。

「セツナも食べてみたら?捨てる前に一口くらい。せっかく作ったんだから。ね!」
「あ、味見はし忘れてただけだ。不味いわけないだわさ!(少し不安になってきたわさ…)」

サキラの押しでセツナは断れない状況に追い込まれ、味を確認する事となった。

「あの〜、止めておいた方が〜…」
「ったく大げさなんだっつーの…」

この中で常識度が一番高いカメリの制止を意地で振り切った、恋化妖精に楯突く小さなくの一は、ネギとシーチキン入りの卵焼きを口に放り込んだ。

「おぇええ…!!!?」

それは食べ物とは掛け離れた味だった。何ともいい表せない…つまり不味い。
あまりの不味さに舌が痺れ目がチカチカし思考がショートしたセツナ。

「なんじゃごりゃあぁ〜〜!!!!?」
「ねー。とびきりキテレツな味だったでしょう?」
「ちっ、るせー!…ゲホゴハッ!!」

そしてサキラの差し出した液体を乱暴に受け取り、一気に飲もうとしてむせた。
喉で細かい泡が弾ける。

「この桜ヤロー!ぜってーわざとだろ」

サキラから受け取ったのは炭酸水だった。これは一気飲み出来ないだろう。

「ご、ごめんなさいっ…」

冷や汗をかきながらペコペコ謝る姿は確信犯なのか不明である。

「いい加減お腹空いたぜ」
「ペコペコなのら〜」
「サキラお姉ちゃんが作ったのがいいれすぅ」
「んふっ。無事セツナが生還したことだし、改めてお弁当にするのだし」
「セツナちゃん、お飲み物をどうぞ〜。カル/ピ/スよ〜」
「さんきゅー。コレと違ってカメリは気が利くわさ」
「はい、みんなどんどん食べてね」

サキラの弁当は見た目も味もそれなりで、セツナとハンゾーのより全然良い。
親密度上昇どころか、料理下手な部分が知られて評価が下がったに違いない。
自分の力不足が恥ずかしくなると同時に、のんきに弁当を広げる恋敵に苛立ちを感じた。

「やっとまともなお弁当が食べれるのら」
「作ったくせに食べてないハンゾーが言うなだぜ」
「だって食べたくなかったのら」
「(…料理くらい見よう見まねでも何とかなると思ってたわさ。いくら良い作戦をたててもらってキチンと下準備しても肝心のわちきが出来ないといけねーのによー…。わちきが悪いぜ。
でも、料理が出来るからって恋化桜の奴あんなに得意になりやがって…。しかもハンゾーもハンゾーだわさ!あんにゃろー、自分の事を棚に上げんなっつーの!!お前だって一緒に失敗してんのに何、涼しい顔して恋化桜の弁当にがっついてんだよ。バカたれ…)」

せっかくここまでしたのに結局パァかよ!
セツナは怒りのあまり愛用しているマイ箸(エコだけど幼いわりには渋い)をベキッと握り潰した。

「………」

やり場のない怒り。胸が締め付けられるようにつらい切なさ。
折れて本数が増えた箸を見ながら、セツナは細くため息を吐いた。

「セツナ〜」

するとハンゾーにのんびりした調子で名前を呼ばれ、飛び上がるほど驚いた。

「な、何だよ…」

弁当のことで文句でも言ってくるのかと思っていたセツナの予想とは大きく違い、ハンゾーはこう言った。

「また今度、リベンジするのら。お弁当作り」
「!!…べ、別に良いわさ…(うっっ…やったーっ!!)」

セツナは強がっていたけれど、隣で二人の様子を窺っていた恋化妖精に構わず、心の中で大喜びしていた。


■ プー (27回/2011/05/30(Mon) 21:12:54/No3892)

りょくさん、こんにちは!
小説読ませていただきました。

セツナとハンゾーが作った弁当・・・。
やっぱまずいか(笑)
まあ2人とも弁当作ったことないといってましたもんねwwwww
サキラが気絶するほどだから、リルムの料理とどうレベルか!?
それにしてもサキラ・・・・・
少し酷かったような・・・・・・。
ちょっとセツナがかわいそうだと思った私・・・。
まあでも、最後にハンゾーが言った言葉、、
たとえ恋自覚がないとしても、好きな人にそんなこと言われたらうれしいですよね!!
セツナ、負けるな!サキラもがんばれww

次回楽しみにしてます!
では!


■ りょく (255回/2011/06/04(Sat) 22:57:05/No3896)


プーさん、こんばんは(^-^)

はい、セツナとハンゾーが作ったお弁当は激マズです。ばれてましたか(笑
サキラは生死の境をさ迷いましたが、リルムの三分の一はマシだと言い張ります。酷い出来なのは初めてだからで、回を重ねれば少しは上達すると思います。多分…。
いえいえ〜、サキラの酷さはちょっとどころではありませんよ〜(笑
しかし本人は無自覚です。質が悪い。

では。





22私とセツナ


空想の世界で生きてきた女の子は遠回しに行動してみんなを幸せに導いたが、自分をアピール出来なかった。

そんな彼女の恋がついに叶う。


テレビ画面越しに男女が恋人になり口付けをする場面。


「なんてロマンチックなんだろ〜…」

もうすぐ午後四時になろうとしている。
私は自分の家で弟子の三人(ユユシィ、セツナ、るー)と映画鑑賞の修行をしていた。

「浪漫って漢字で書いたらお堅い印象なのだし。あの〜、姉チャマ…忍者の修行をするんじゃなかったのだし?」

ユユシィは遠慮がちにそう尋ねた。
物語の主人公に何かが起こるたび一喜一憂していたけど、話が恋愛方向に進んでいくと興味を無くしたのかつまらなそうだった。
性格と派手な格好のせいで忍者からの評判は良くないけど、名無しのラブレターやプレゼントが毎日机から溢れているのは有名な話。
よくアイドルやモデルにスカウトされるほど可愛いし、街を歩くと一時間で五回はナンパされるくらいモテるのに、恋愛にさっぱり興味がないらしい。
周りの反感を買ってまでしてるオシャレ意欲がどこから湧いてきたのかちょっと不思議。
そこまでして自分を着飾るのは何か特別な理由がありそうだ。

「今してるじゃない。映画鑑賞の修行は豊かな想像力を身に付け、様々な知識を養う勉強だってヤシチから教わったんだ」
「そんなこと言って、単にサキラお姉ちゃんが見たかっただけれすぅ」

るー(ホタル)は一応テレビに顔を向けつつ、ケータイ電話を弄って何やら調べものをしていた。
最近は空いた時間があればすぐそうしている。
ケータイにはスイカの種みたいな模様のシールが貼られている。まるで誰かの頬っぺのマークのような。

「実は半分くらいそうなの…えへ」

私は答えた。
"セツナ"というハンゾーと同い年で行動力のある強力な恋敵が現れて私は焦っていた。
恋愛に詳しそうな友達が付いていて、これからも予想を上回る作戦を立ててハンゾーに近付くんだろうなー…って考えると頭が痛い。
私にだってオーカさんという心強い味方が居てくれるけど、結局ぶつかっていくのは自分自身。
初めての恋に、初めてのライバル。
少しでも気を抜くと恋化妖精の掟で私は消滅してしまう。

「(いや、全部そうに違いないのだし…)」
「るー以外は修行しても真面目に取り組まないからいいよ」
「姉チャマひどいし…。せっかく新技を身に付けたのにだしぃ…」
「退屈だな。マロンチック??とか、わちきには分かんねーわさ」

セツナはそう言うと携帯ゲーム機に視線を戻した。
今やってるソフトは、何百匹も種類がいるモンスターをゲットして育成して敵を倒したり友達と対人戦をして遊ぶ内容らしい。隠しステータスを理解しないと真のポ*モンマ*ターにはなれないと言っていたけど、私は詳しくないから「?」が浮かぶばかり。

「マロンじゃなくてロマンだよ。ゲームばっかりして…、セツナってあんまり恋愛してるようには見えないかも…」
「(同じ相手に惚れたと言うのにあんたら全然タイプが違うったいね)」

そう言ったオーカさんは、常に傍にいて様々な助言や叱咤をしてくれるお姉さんのような存在だった。
誰かがいつも傍にいてくれる安心感。いつまでも、それこそ死ぬまで傍にいてほしいな。

「(だね。セツナもハンゾーが好きって知った時、共通点とか共感する部分が生まれるものだと思ってたんだけど…)」

そんなことを言ってる場合じゃないか。
セツナは畳に寝そべって、片手でゲーム機を操作しながらもう一方の手でふがしを食べている。器用だな…。

「(だけんそんなん言ってる場合じゃなか。こないだ出し抜かれたのに懲りん奴やね。そんなんやったらサキラちゃん、消滅するばい)」

オーカさんが淡々とした口調で述べた言葉は、私の心に重くのしかかる。
映画のエンディングテーマ曲を頭の隅で聴きながら、私はどうすべきか分からず思考が停止していた。


夕方になって三人が帰った後、私はどうやって恋を成就させようか考え込んでいた。

「そうだ!陰からセツナの弱点を暴いて再起不能にしよう」
「(陰からって時点でやってることヒロインじゃなくね?サキラちゃん、話が進むごとにキャラにそぐわないこと言ってるばい)」
「冗談だよ」
「(歴代の宿り主でそんな黒いこと言った子初めてなんやけど…)」

オーカさんは苦笑いしていたけど、私は承諾を取りたいわけじゃない。

「でも別に止めないんだよね?さ、参考程度に会話を盗み聞きするだけ…」

ハンゾーとセツナがまた一緒に料理するなんて…そんなのダメ。私は走りながらかなり動揺していた。


向かっているのはセツナの家…ではなく、その友達のアヤリ(髪のボリュームがすごい方)の家。セツナは友達二人とお泊り会をすると聞いていた。
セツナの両親は色々と口を挟んでくるらしく、家に居たくないみたい。本人が学校をサボってばかりで心配掛けてるせいでもあるけど。

アヤリの家は大きくて庭も広くてうちの四、五倍はあった。両親は会社の社長さんとか言ってたっけ。
私は警備の人に見付からないようにコッソリ侵入して三人のいる部屋を見付けた。

「(なんか…忍者ってまるで泥棒ばい…。普通の女の子は例え思い付いたとしても実行せんって…)」
「忍者だもん。それで恋化妖精だもん」

私は言った。
オーカさんが言う普通の女の子が誰を指しているのかは分からないけど、私はしてる。

女の子(アイドル?)のポスターが一面に貼られ、フィギュアがずらりと飾られている部屋がある。そこでセツナはアヤリとノゾミと仲良く喋っていた。

「この前はわちきがリードしたけど、桜がどんな手を打ってくるか分かったもんじゃないわさ。だいたい、わざわざライバル宣言したのにその後も普通に接しようとするのが逆にムカつくっつーの」

セツナは眉間にしわを寄せる。
私って陰で"桜"って呼ばれてるんだ…。
誰にでもよく言われてるけど、"名前を間違われるなんて"すっごいショック…!

「やっぱりぃ〜、髪の量を増やすべきよ。恋の成就は毛根からってね」

アヤリは言った。

「聞いたことねーよ」
「毛根か…。嫉妬するのは恋敵より自分が劣っていると認めた証拠だよ。うちだったら月や太陽のように主役になれなくても彼の前では輝く星になるっちゃん」

ノゾミは言った。
輝く星か…女の子なら誰でも好きなひとの前では一番でありたいよね。

「その彼は二人いるんだけどな。…罪悪感を感じないオメーらにビックリだわさ」

セツナは呆れたように言った。
ノゾミって二股してるんだ…。そんなに気が多い子には見えないのに。

「セツナったら一途だもんねぇ」
「学校ではサボってばかりの不良だけど、実態は恋に純粋な女の子っちゃん」
「ううううう、うるせー!テメーらが不純すぎんだよ!…でもわちきには無理なのは分かってるわさ。この前はアヤリの作戦のおかげで先手を打てたけど、正面対決とかぜってームリ!!
奴はこう…心構えが全然違うから。いつでも全力な桜に対して、わちきはアニメやゲームを捨ててまで恋にハマれるか、と尋ねられたらそうでもねぇし…」

…セツナはそんな風に思っていたんだ。いつもゲームしてて余裕そうだと思っていたけど、不安なのは同じだったんだ。
全力に見えるのは恋化妖精の掟があるからだよ。そうじゃ無かったら普通に話すことさえ困難だったから。掟に感謝…かな。

「他に好きなものがあっても両想いにはなれるっちゃん。そんなに不安だったらよく居る少女マンガのライバルみたいに仲を引き裂くとかしないの?」
「な、仲を引き裂くなんてそんな…他人の恋路を邪魔したら馬に蹴られて死ぬんだぜ!
ともかく、"恋は選ばれるもの+"だわさ。不安で不安で仕方ないけど、選ばれるまでずっと待ってるわさ…」

セツナは両手を握り締めて下を向いた。赤く染まった顔がわずかに見える。
ハンゾーってこんなに純粋な女の子からも好かれてるんだ。それに比べて窓からこそこそ覗いてる私って恥ずかしい。
ズルいことしたばっかりに、参考にはならないし胸が痛い。
それでも恋をするのは恋化妖精だから?


「(出た!セツナさんの受け身論。自分から行動しなくて何が起こるって言うのよぉ。待つとかありえんww)」
「(良いこと言ったって顔してるけど、ずっと待ってるなんてどこの白雪姫っちゃん。ねーよww)」






前半、やたらユユシィを持ち上げてるのは、初めはユユシィメインの話だったからです。


■ りょく (257回/2011/06/12(Sun) 15:49:11/No3929)


23サキラみたいになれたら良いのに…


「凄いのら!折り紙で"すあま"が折れるなんて天才なのら〜!!」
「そっ、そんな…褒めすぎだよ。ハンゾーってば…。で、でも嬉しい…」
「はーっ、折り紙でも見てたらお腹が空いてきたのら…」
「すあまなら作って来たんだけど…よ、良かったらどうぞ」
「超食べるのら!」

ハンゾーに手作りの"すあま"を出すサキラ。

その様子を陰から三人のちび妖精が窺っていた。

「料理が出来て更に相手の好きなお菓子を作れるなんて立派なステータスだよねぇ。しかも用意周到。わたしが彼氏だったら申し分ない勢いで嬉しいなぁ〜」

アヤリは言った。
可愛らしい声と甘ったるい喋り方。可愛いと思うか不快に思うかは個人次第。
真っ赤なボリュームが凄い髪は誰もが注目してしまうインパクトだった。生涯、量が減ることはないだろう。

「別にわちきはお菓子で釣りたいわけじゃねー」

セツナは料理の出来ない自分と比べられカチンときたようだ。
薄くて太い眉を歪ませる。

「セツナだったらどうしたいっちゃん?」

ノゾミはずり落ちそうになる口元を隠す布をしっかりと結び直しながら尋ねた。
常に具合が悪い、蒼白の和風少女は太陽の下にいることがまるで似合っていない。

「わちきだったらかー…、例えば小腹が減った時にお菓子(細かく言えばふがし)をくれたり、困った時にさり気なく手を差し伸べてくれたりとかだわさ」
「要するに相手から何かされたいって事ね。桜さんとは真逆っちゃん」
「恋愛経験0のくせにあらあらこの娘ったらぁ」
「うるせー!ともかく桜とは同じ相手に恋してるけど、望んでる事が違うんだわさ」

本気で間違っているのかバカにしているのか、恋化妖精*サキラはこの三人の間で桜呼ばわりされている。蔑むようなおかしな呼び名でもないが。

「桜さんってまあ、うじうじおどおどしてるけど、良くいえばか弱くて守ってあげたくなる感じだよねぇ」
「うんうん。分かるっちゃん。それに外の世界で可愛い系だと噂されてるみたい」
「重力に逆らったあの髪型は寝癖でも、ヘアクリーム付けまくったからでもなく、恋化パワーで編みだされたらしいよお。水に濡れても乾けば元通り」
「やっぱりヒロインさんって違うんだな〜。憧れるっちゃん」
「ノゾっちも同時出演してるじゃない。多少毒舌でもゆるされるよねぇ」

サキラの毒舌が多少なのかはさておき恋敵を絶賛する友の言葉に、恋化妖精に楯突くただのちび妖精はわなわな震えていた。

「あんなの瞳はピンクでエセ外国人みたいだし、いつも困ったような顔しててノリ悪そうだし、気弱で頼りないし、ぜんっぜん良くねーぜ!」
「だったらセツナはぁ、瞳孔は白いし、眉は太いし、言葉遣いは乱暴だし。
わたしは髪の毛がアレでぇ、実は肌が黒め(服の色が薄い肌色で違いを出すため)とか、喋り方がウザ可愛いだよお」
「えー…そんなこと言ったらうちなんか、顔は青いし、常に体調悪いし、瞳は横長で大きくて宇宙人みたいっちゃん。自分で言ってて凹んじゃう…」

ノゾミはため息を吐く。
アヤリ以外は本気で気にしているらしく、セツナとノゾミはガックリとうなだれた。

「って欠点を三つ挙げる会議を開いてるんじゃねーだわさ。わちきなんかオメーに言われたんだっつーの」
「気にし過ぎるのがダメなの。恋愛に限らずマイナス思考が失敗のもとだよお」
「確かに。うちの彼氏は全然気にしないし、むしろ可愛いって言ってくれてるっちゃん」
「二股の同時進行だったっけ。まだ別れないのか?」
「そんな意地悪言っちゃダメっちゃん。弄んでるんじゃなくて将来結婚するにあたって、どんな相手がいいか見極めてるんだよ」
「いやいや都合良く言ってるが二股ってどうかしてるぜ??」
「セツナってばぁ、頭堅いんだから。みんな表立って口に出さないだけでこれくらい普通だよお。試しに他の男の子とデートしてみたら?ピッタリの相手を用意してあげるからさ〜」
「いらねーよ!冗談じゃねーわさ。オメーらみたいな新妖精類に頼ってられるか!今回の作戦は自分で考えてやるんだからな。口出しすんじゃねーよ」

セツナはピシャリと言ったつもりだったが二人は既にゲームに夢中だった。

「わ〜、対戦しよー」
「シングルがいい」
「(…………何だよ!恋化って一体なんだわさ。そんなに特別なのかよ。わちきも"サキラみたいに"なれたら良いのに。そう、サキラみたいに…)」









「サキラみたいに」、大事なことなので二回言いました。(今ので三回目)。


■ りょく (258回/2011/06/13(Mon) 18:45:15/No3931)


24恋の道連れ


セツナという強力(?)な恋敵の出現に焦った私はオーカさんと相談して、ハンゾーをデートに誘うことになった。
で、でも一人じゃ誘いにくいし…。他の誰かとダブルデートとか出来たら良いのに。

「し……してみよっと!すでに恋人がいる妖精だったら誘いやすいよね」
「(おーい。いきなり決心が砕けてるばい)」
「色々考えてくれたのにごめんなさい…。だって恥ずかしいんだもん…」
「(で、誰にするんだ?ヤマネだったら誰かさんより積極的だし紫くんの協力も得られるだろうし、ことが運びやすと思うが)」
「書いてる人が別のカプを出したいって」

ここは昼前の街で見える場所に都合よくネズミと彼女であるアクミさんがいる。
アクミさんは必死に何かを言っていた。私は聞こえる位置まで近づくことにした。

「今、任務中でござる。他を当たれ」

ネズミはアクミさんの返事を待たずして、この場から立ち去っていく。
残されたアクミさんは身体を震わせ怒っていた。

「なんだよ!あたいが『もうすぐ十二時だから、どこか食べに行こう』って、せっかく誘ってやったのに。ネズミのおたんこ人参め!あんなに冷たくしなくても良いだろ…」
「あの…アクミさん…」

私は話し掛けた。

「お前は…二回くらい顔を合わせたけどちゃんと喋ったこと無かったな」

悪賢くて嫌味なネズミと渡り合える気の強そうな顔付きをした、長いピンク掛かった赤毛を後ろで束ねた、少し年上の女の子。それがアクミさん。

「サキラって言います。アクミさんはネズミの彼女さんだよね」
「別に彼女じゃねーよ!からかってんのか」
「??…ア、アクミさんってネズミのこと好きじゃないの?ネズミがアクミさんを好きだから両想いだと思ったのに…」

私が驚いてストレートな物言いをしてしまったので、アクミさんは恥じらいながら目を吊り上げた。

「今の見てたんだろ!バカにしやがって。今は忍者が見たくない気分なんだよ。とっとと失せな!」
「本当だよ。ネズミから恋の香りがするから分かるの。あっ、アクミさんからも恋の香りが…。良かった」

私は胸を撫で下ろした。
これで話をダブルデートに持っていける。

「あ、あのね…私がネズミを連れてくるから、アクミさんはハンゾーを連れてきてください。ハンゾーは人間のヤシチのパートナーのお家で掃除中だから!」

アクミさんは「恋の香りってなんだよ?」って顔をしていたけど、私は答えずにネズミを捜しに駆け出した。



「ネズミ!」

ネズミは(ヤシチの)師匠の仕事場、"集会所"にいた。師匠に巻物を渡している。任務は終わったのかな。

「騒々しい。集会所では静かに」

どんな場所でも黒いサングラスを掛けていて、外したところを見た者はいないと言われている師匠は珍しくせちがらい書類を片付けている最中だった。

「今はそれどころじゃなくって…。ネズミって今ヒマ?」

私が言うとネズミは眉をひそめた。当然の反応だった。

「…ネズミには新たな任務を命じたところだ。貴様ももっと場の空気が読めたり冷静に状況判断が出来たら使ってやっても良いものを。いくら戦闘能力が上がろうが役には立たん」
「今はそんなことどうでもいいよ。子供に託すのであれば大した任務じゃないですよね?ネズミにご用があるの。一緒に行こう」
「その言い方だと拙者が大したこと無いと言われているようで不快でござる」
「ネズミは自分で思ってるほど大した妖精じゃないよ。素早くて強くて悪賢くても私の中の大した人物に入ってない」

基準は好きなひとや尊敬する妖精。ネズミがカッコいいとか強いとかいう話はよく聞くし、私もかつてはそう思っていたけど、秘密主義なところに闇が潜んでいる気がしてあんまり好感持てないかも…。
ハンゾーをデートに誘うよりネズミを連れ出すほうが遥かに簡単だけど、それでも難しいみたい。

「しばらく見ないうちにずいぶん口が悪くなっているでござるな。常におどおどしていた気弱なお主が一体いつから強気になったのやら。その経緯を是非とも伺いたいでござる」
「ネズミの嫌みほどでもないもん。師匠、ネズミの任務は他の妖精に任せてください。ネズミは私と出掛けるから」
「任務が無くとも楽して力を手に入れた選ばれし恋化妖精殿とは違って、拙者は修行で忙しいのでござる。これ以上邪魔するとどうなるか分かっているだろうな?」

ネズミは念を押して鋭い黒目で私を射ぬく。もう拙者に関わるなと言っているのだ。
でもそれで引き下がる私じゃない。

「だったら特別にあたしが相手してやろう」

心の奥に精神が引きずり込まれる。身体の感覚が無くなると、私の身体はオーカさんへと姿を変えていた。

師匠に注意されて表に出た二人。
私の姿が突然変化してネズミはかなり驚いていたようだけど、素早く距離を取ると両手にクナイを構えた。

「これはこれは…恋化の力が直々に出てくるとは珍しいこともあるのでござるな。自分では倒せないと悟ると引っ込むとは、サキラはやはり気弱だったか」
「毒舌だけどものすごく気弱ったい。サキラちゃんの力はあたしが今まで宿った恋化妖精中、歴代最低だけどあんたを遥かに凌ぐよ。あたしが出てきたのは単にヒマなんさ。顔は狙わないでやるが、手を抜いたら再起不能にするよ?」

オーカさんは凄まじい殺気を放つ。さっきネズミが言った、「楽して力を手に入れた」という言葉にご立腹の様子。
事情を知らないひとからしたらそう思われても仕方ないけど、でもそう言われるのは嫌だ。掟とか力を手に入れた以上に苦労しているのに。
それと二人とも…そ、そんなに気弱って言わなくても良いんだからね…。

「久々にいい運動になりそうでござる」

ネズミは何本ものクナイを投げた。乱れ討ち。
オーカさんはその場から身じろぎせず、身体に触れそうなクナイを片手に持った同じクナイですべて打ち落とした。

「さすが恋化の力といったところか。だが次は当てさせてもらうでござるよ。忍術―稲光連発―!」

ネズミは印を結ぶ。
すると稲光がいくつも現れ、オーカさんに向かって突進してきた。
大きさは手のひらサイズだけどさっきのクナイより数が多く、そしてこの攻撃は武器を貫通するだろう。
私は「危ない!避けて」と叫びだしそうだったけど、邪魔になると思って声を押さえた。

目線が揺れる。オーカさんが花びらのようにひらりと舞い、軽く弾むとなんとネズミが目の前にいた。
お互いの吐く息が掛かるくらいの近距離。

「!」

ネズミは声も出せずに表情を強張らせると、ゆっくりと二、三歩下がる。
先ほどネズミが放った攻撃は地面に当たって砂埃を上げている。

「(ち、近すぎ…!?)」

私もぎょっとした。今の私はオーカさん視点だから、五感のうち嗅覚・味覚・触覚が失われているというのに、視覚・聴覚だけでもびっくりしてしまう。

「(こいつは…!)…もしや接近戦は苦手?魔法を使っても良いのよ。あたしも出し惜しみばかりせずにたまには恋術でも使ってみようかね。恋術―桜花狂咲―」

オーカさんは桜の花びらを取り出す。恋術は忍術とは違うので印は結ばない。
どんな技なんだろう?私も見たことがない。
するとネズミの全身にぽんぽん桜の花が咲いて、ネズミは薄紅色の桜まみれになった。うーん、似合わない…。

「な、なんでござるか!この奇妙な術は!?」

桜はネズミが払い落とそうとしてる間に爆発。煙が納まるとネズミは倒れていた。







師匠好きです。結婚してよ。してくれたら毎晩帰りが遅くても寝ずに待っちゃる!
サキラにネズミさんに対して失礼なセリフを言わせたのは私です。どうもすいませんm(_ _;)m
要するに苦手なタイプってことです。


■ りょく (259回/2011/06/13(Mon) 18:47:35/No3932)

25恋の連鎖


「ネズミ、しっかりして…。寝ちゃダメだよ」

私は言った。
ネズミは爆風によって、服と肌と髪がところどころ焦げている。

「…よく心配するようなセリフが吐けるでござるな」

ネズミは痛みに耐えながらゆっくりと身体を起こす。
嫌味を言いながら苦痛に顔を歪めた。

「だって倒したのはオーカさんだし、それにキミがいなきゃ私の計画がダメになっちゃうし…」
「拙者に何用でござる?わけを聞かせよ。敗れたのだから大人しく腹を括るゆえ、逃げはしない」
「ハンゾーとアクミさんと四人でご飯行こうと思って」
「は…!?」
「せっかく計画を立てたから勢いに任せようと思ったの。今日っていう日は他にないんだから。私は少しでも間が空くとうじうじしちゃうから…。それにしたってオーカさんやりすぎだよ〜…」

アクミさんはハンゾーを連れてきてくれただろうか。
後は向かうだけなんだけど、ネズミはこの傷で今すぐ合流地点に行くのはちょっと厳しいかも。

「姉チャマ!」

そんなとき現われたのはユユシィだった。星形のかんざしを付けた私の弟子の一人。

「治癒妖精ってことは体力の回復とか出来ないかな。お願いしても良い?相手が相手だから嫌だとは思うけど…」
「(また勝手な事を…。しかし逆らう体力がない。傷の手当てをしてもらえるのはありがたいでござるが)」
「OKなんだし。サキラ姉チャマのお願いなら誰であろうとwelcome!Chu★」


回復したネズミを急かしながら、私も急いで走る。ネズミは頬っぺたをごしごし擦っていた。

「だいぶ時間掛かっちゃったな…」


目的地に近づくとアクミさんとハンゾーが見えてきた。
来てくれたんだ…!良かった。

アクミさんは業を煮やしているようで仁王立ちでお出迎えしてくれた。ハンゾーは相変わらず何も考えていないようにぼんやりつっ立っている(…ように見える)。

「遅いじゃん。あんたらのおごりだかんな!」

開口一番に怒鳴るアクミさん。すっごい怒ってるみたい。

「アクミはネズミさんが来るかどうか心配している自分が恥ずかしくて苛立ってたのら」

ハンゾーは言った。

「そそそんなわけないだろ!!だいたい桜から無理やり言われただけであたいは全然期待なんかしてないよ」
「ずいぶん待たせたようでござるな」

ネズミはそう言うとすぐそこのファミレスに向かって歩きだした。心なしかちょっと嬉しそう。
アクミさんは文句を言いながらも付いていく。
(て言うか私はサキラだってば!)

「ラブなのら〜」
「ラブラブだね〜」

二人とも口には出さないんだから。

…あれ?恋の香りがする。スパイシーで、甘酸っぱくて、淡いけどところどころ濃厚で、どこにでもあるような、そんな香り。

「サキラさん、どうしたのら?」

ハンゾーは突然はっとした私の顔を見つめた。
香りの発信源はもしかしてキミ?









今日っていう日は他にないんだから、のセリフはル/イ/ス/・/キ/ャ/ロ/ルから引用させて頂きました。「不思議の国のアリス」の作者。
元は『今日っていう日はほかにないんだからね』
とてもいい言葉。


■ りょく (263回/2011/06/14(Tue) 20:03:49/No3938)


26少女行動中


「桜さんみたいに?セツナがなれるわけないよお。タイプ全然違うし。唯一共通するのは"恋に奥手"ってトコかなあ」
「セツナにはセツナのいい部分があるから他の誰かを目指さなくったって良いんだよ」

アヤリとノゾミは言った。
友達の慰めにセツナは首を振った。

「いや恋化妖精にだよ。奴がハンゾーに近づく秘訣は"恋化"にあると踏んだ。だからわちきも恋化妖精になりてーのだわさ」
「恋化妖精になりたいって…、変に目立つ事になるし、色々大変そうって言うか…」
「あははっ!あながち間違ってないかもだよお」
「え…アヤリ!?」
「わたしのお姉ちゃんも恋化してから恋に積極的になったもん。独り言が増えたけどぉ〜」

アヤリの姉はサキラのクラスの学級委員で現在恋人と二人旅中のマウリである。妹と同じく髪のボリュームは言わずもなが。

「恋化の事を知りたいのなら、あの説教BBA(ババァ)の部屋を漁ってみよう。きっと何か見つかるよお!」

アヤリは真っ赤なツインテールを揺らしながら飛び跳ねる。

「アヤリってばお姉さんの部屋を漁るのが目的だね。それに面白がってるんじゃない…」

ノゾミはその青白い顔をしかめた。

「面白がられようが構わないわさ。今さらわちきの決心は揺らがねーぜ!」

セツナは幅が太くて色が薄い眉毛をキリリとさせて言った。キマッテル。



マウリの部屋は本人の性格がよく出ており、きっちり整理整頓がなされ、見当たるおもちゃは恋人からの贈り物と思われるぬいぐるみのみ。机の周りには辞書や参考書が置かれ、いかにも勉強が出来るひとの部屋だった。

「さ、さすが委員長っつー感じだな。真面目の塊だわさ」
「綺麗な部屋だねー。少しでも散らかしたら罰が当たりそう…」

恋に奥手な絵描きと蒼白少女は、部屋の片付きように圧倒されていた。セツナの部屋は散らかっているし、ノゾミは整理整頓している方だがここまで真面目ではなかった。

「どうせあいつは今いないんだからぁ」

赤毛の妹は呆気に取られている二人に構わず、本棚の本を物色し始めた。恋化妖精に関わる文献があるかもしれないと思ったからだ。

五分経過し、驚き終えたセツナとノゾミが本棚に手を掛けた時だった。

「あらアヤリ、マウリの部屋で何してるの〜?お友達もいらっしゃい」

ゆったりした優雅な声と共に部屋の扉が開いた。
薄水色の忍者衣装に身を包み、焦げ茶色のすごい量の髪を頭の後ろで一つにまとめた女の子妖精が、にこやかな微笑みを浮かべて立っている。傍らにはグレーの目が吊り上がったぬいぐるみがいた(自立しているようだ)。

「捜しもの。モヨリお姉ちゃんは何の用?」
「うふふ。私は散歩中に偶然通り掛かっただけよ」

普通、自分の家を歩く時に"散歩"という表現は使用しない。そして知っている場所に行った際、"偶然"とは言わない。
ふわふわと掴み所がないこのモヨリがアヤリとマウリの姉、三姉妹の長女なのだ。

「あなた達、あの子の部屋に無断で入るなんてずいぶんと物好きねぇ。あの説教生真面目ちゃんの部屋に」
「モヨリお姉ちゃんも入ってるじゃない」
「私は本人から『不法侵入』の許可を取っているわ。勉強の参考書を借りるかもしれないと思って〜」
「嘘おっしゃい。下級生の勉強なんてしないくせにぃ。それに許可を取ったんなら不法でも侵入でもないもん」
「そうだったかしら。学校の勉強は復習したくなるものよ。恋の勉強もね」
「わたしは常に実技のみ!それで充分」

アヤリはむすりとして頬を膨らます。いつもセツナをからかってばかりの彼女が手玉に取られるのは珍しい。
セツナとノゾミは巻き込まれぬよう口を慎んでいた。

「だから本命には不自由してるのねー。憐れな。お姉ちゃんが教えて差し上げましょうか?」
「お、お節介を…!いつもいつも私を侮辱して…今に天罰が下るわ!」
「あら、オーバーヒートが使えるなんてアヤリは炎タイプだったの。確かに赤いものね」

モヨリは憤慨した小さな妹を眺め、淡く微笑んだ。それが彼女の怒りを掻き立てることを知ってか知らずか。
するとじっと立ち尽くしていたぬいぐるみが待ちくたびれた様子でモヨリを独占するように、部屋を出るよう促した。

「マナモは人見知りが激しいのね」

やんわりとつり目のぬいぐるみを宥めた長女は、机の一番上にある引き出しにちらりと視線を移し、それから部屋を立ち去った。

「そこを開けろってことか。いつも振り回されてるマナモが不憫でたまらないや…」
「おめーの姉ちゃん、相変わらずよく分かんねーな…」
「…クールダウンクールダウン。アレは何を考えてるかさっぱりでぇ、考えてることがよく分からないの。それより今は捜しもの!」

アヤリはこれ以上姉の話題を出すなという雰囲気を作って、モヨリが示した机の引き出しを開けた。

すると、そこには先先先月号のグルメ雑誌が一冊。

「これ、あいつが愛読していた雑誌じゃなぁい。これが一体恋化妖精とどう関係しているの!」
「とりあえず読んでみっか。案外ヒントが隠されてたりしてな」
「これおいしそー。買いに行こっか」

ノゾミは端が折り曲げてあったページに記事に注目した。それには綺麗で美味しそうな和菓子が載っている。場所はそう遠くない。
セツナとアヤリは本来の目的を忘れて同意した。お菓子に目が無いのが妖精のサガなのだ。

「ふー…満足満足!」
「で、今からどうするぅ?」
「うちら、別に目的があったんじゃ…」

ノゾミの言葉にアヤリはきょとん顔だったが、セツナは「ああっ」と叫んだ。三人は本来の目的を思い出した。

午後三時半の街にはお菓子を買い食いする妖精で溢れかえっている。
セツナはひと込みの中に周囲をキョロキョロ見回しながら移動する、挙動不審な妖精忍者を見かけた。
同じサキラの弟子の男の子、ホタル。普段の泣き虫な様子からは想像できない殺伐とした表情をしていた。ひとには言えない重い事情を抱えているのかもしれない。
何にせよセツナは気になってしまった。目が自然と彼の後を追う。

「何やってんだ、あいつ?」
「変なのお。追ってみよう」

アヤリの言葉に二人は頷いた。

ホタルは進んでいく。その動きは結構素早く目を離せば見失うだろう。さすが忍者だ(だが怪しまれる辺り忍者失格である)。
まもなく体が弱く体力のないノゾミは地面にひれ伏した。

「ちょっ、ちょっと待ってよ…もう限界…。まるで見えない壁に阻まれているよう…」

どこかの誰かさんと関係するかもしれないネタバレの壁。もう一つの連載小説は更新停滞中だもんね。

「そんなこと言ってたら『いただきもの小説』に載せてもらった際に話が繋がらなくなる…ガクッ…」

そこでノゾミの意識は遠退いた。


■ りょく (264回/2011/06/14(Tue) 20:05:40/No3939)


27β/恋化妖精ってなんなんだ


「あのひとカッコいいじゅ!あー、あっちもだじゅ!!は〜、素敵過ぎてため息が…」
「…おねーちゃんってば、ホントに惚れっぽくて呆れるろるぅ」
「やっぱり人生のパートナーは一人に絞らなくっちゃだぞ〜。ねー、スウド!」
「い、いえ、私は…」
「お、おれは心に決めた女の子がいるろるぅ!!」
「あんたみたいな変態になびく女の子は物好きだけじゅ」
「あなた方は〈次のお話〉で待っていて下さい。私達も用が済み次第向かいますわ。ですよね、オリョン」

自宅の前で謎の四人組と別れてから、半目の妖精は立ち止まる。彼女は店名が入った白いビニール袋を片手にぶら下げていた。どうやら買い物帰りのようだ。

「さて、最後の仕事をとっとと終えようかね…」

オリョンがため息を吐いた途端、物陰から何者かが飛び出してきた。

「見付けたれすぅ!」

彼女の前に立ちはだかるのは薄幸少年、ホタル。潤んだ瞳をきっと吊り上げて彼女を睨み付ける。

「誰。てかあたしのこと?」
「シュイカちゃんの形見のケータイのメールから突き止めたのれすぅ!彼女を恋化妖精にして消えるように仕向けたのはお前れすぅ!」
「シュイカ…それ地底妖精?それとも吸恋鬼?いやスウドの捨て名だったかな??そんなのいっぱいあるからいちいち覚えてないんですけど」
「白々しさだけは天下一品れすぅ!問答無用、戦術発動―雨雲!―」

ホタルが印を結ぶとオリョンの頭上に小さな雲が現れ、雨粒が降り注いだ。

「いやー!買った物が濡れるんですけど!」
「あんたの弱点はお見通しれすぅ!覚悟っ!」

ホタルはまたもや印を結び、今度は大仕掛けの技を繰り出そうとした。その瞬間、少年はぱったりと倒れた。背中は黒く焦げ、薄らと灰色の煙が揺らいでいる。

「残念。水に弱いのはあたしじゃなくて人形の方なんですけど。口ほどにもないガキ…じゃなくてお子さんなんですけど」

オリョンの周りには光線銃を持った妖精人形が一体。園児ぐらいの大きさ。不気味な半目はちび忍者の死角からこの人形を操り、攻撃を仕掛けたのだ。

彼女はため息を付くと落とした買い物袋からこぼれた品を拾い集める。体力のないオリョンは少し動くだけですぐ疲れる。
すると何者かの手が転がったレモンを拾った。

「そこの半目、ちょっと面貸せよ」
「お人形さんを操ることが出来るなんてモヨリお姉ちゃんと一緒だあ。あれえ、ノゾっちは?」

その二人は、ホタルを追い掛けていた小さなくの一、セツナとアヤリだった。
オリョンは関わりたくないものと関わってしまった時の、げんなりした表情になる。

「ホタル一人で息が上がるくらいだから、忍者二人掛かりだとどうなるか理解出来るわさ?」
「あああ、だからお子さんは嫌いなんですけど。煩わしいったら!その子とはいえ何が目的よ」
「知りたいことがあるんだわさ。素直に答えてくれれば悪いようにはしねーからよ」
「セツナったら、それじゃあ悪者のセリフだよお」

うんざりしつつ、半目の視線はアヤリの髪の毛に向いていた。すごい量と派手な色は人目を引く。誰もが注目してしまう。

「シュイカは旅に出たんじゃ無かったのか?あいつは恋化妖精だったのか?消えたっていうのは…」
「うぇ。なんとなく思い出してきた。シュイカとはただの知り合い。アレは恋化妖精になって消滅したようだけどそれはあたしとは何の関係もないねぇ」

セツナの問いにうそぶくオリョン。全てが彼女のせいではないが責任の一端はある。

「シュイカちゃんは恋に破れたから消滅したんれすぅ。お前の口車に乗せられてシツトのオヤビンに女の子になる薬を盛ったから元に戻しに行ってそれで…!!」

倒れていたホタルがオリョンの目の前に立っていた。
半目の喉元に突き付けられた短剣が食い込んでいく。今はまだ傷が付かない程度に痛みを感じる程度だが背中は壁。身動き出来ぬ状況に恐怖を感じた。
さっきの不意討ちは窓の近くにたまたま戦闘用の人形があったから出来ただけで、隠し玉はもうない。

「半目の目的はなんだったわさ?何故シュイカを消す必要があったんだよ」
「るーの目的はシュイカちゃんの仇を討つ、つまりお前を倒すことれすぅ!」
「れ、恋化妖精に宿る恋化の力が欲しくて…。恋化の力はサキラでいうオーカの位置に当たる魂のこと。あの、痛いんですけど…」
「そいつを使えば恋化妖精になれるのか!?」
「覚悟っ!」

可愛らしい顔を歪ませたホタルは、怨みに満ちた恐ろしい形相をしていた。よく手入れされている切れ味抜群の短剣を持つ手に力が込められる。
これはただでは済まない、本気で命が危ない、そう思い目を閉じたオリョンの耳に入ってきたのは意外な言葉だった。

「この方のお命はわちきらが貰ったわさ!」

大きな筆を構えたセツナがホタルの短剣を叩き落としていた。
しかも呼び名が「半目」から「この方」に、何故か格上げされている。

「セツナちゃん、アヤリちゃん…こ、このひとは悪い奴なんれすぅ!るーはこいつだけは許せないのれすぅ!」
「ん〜…ホタルくんは強いけどぉ、さすがにくの一二人も相手に出来ないでしょ。どうする?セツナ」
「おー。話の邪魔だから徹底的にやっつけてやるぜ!」


セツナとアヤリによって再び気絶させられた薄幸少年は、しばらく起き上がることはないだろう。一応、縄でぐるぐる巻きにして放置してある。

「どうだろ。かなり特殊な能力だからねぇ。誰でも扱えるもんじゃないみたいだし」

二人に助けられたオリョンはセツナに協力させられていた。セツナが恋化妖精になるために、別の恋化妖精に宿っていた恋化の力を使用する方向に話が進んでいる。

「修行を積めば身に付く能力とは全くの別物。よく分からんけど生まれついての才能とか、そんな感じの不思議な力だって博学の知り合いが言ってた。
例えば、1リットルのコップにちょうど1リットル水が入っているとして、それ以上水を入れると溢れてしまう。カル/ピ/スを作りたければ原液を入れたいだけ水の量を減らさないといけないでしょう。それと同じ」
「つまり別の能力と引き換えなければ恋化の力を手にすることは不可能ってことかなあ。何だかムズカシイお話だねえ」
「ちっともだわさ。今は何を手放しても惜しくないぜ」

そう言ったあまり特徴のない普通のくの一の目には、何の迷いもなかった。

「(やっぱりただのガキだな。自ら望んで恋化妖精になるなんてバカバカしい。"恋化の力"を手放す代わりに"絵描き忍術"を頂くとしますか。あたしったら冴えてるわ。転んでもただでは起きないんですけど)」
「うわ〜、セツナったら潔い!つるっぱげになれって言われても迷わず実行出来そうだねえ」
「んなわけあるか!わちきが手放す力はオリョン殿に任せますわさ。でも痛みとかあったらやだぜ…」
「大丈夫。不安がることはないんですけど。あのオリオン座に誓って」

オリョンは天を指差したが星座どころか星すらは出ていない。
ところで恋化妖精ってなんなんだ?魔法を掛けられる最中に、ふとした疑問がセツナの頭をよぎった。


■ プー (34回/2011/06/14(Tue) 21:20:41/No3940)

りょくさん、こんにちは!!
小説面白かったです!

あのダブルデート・・・
アクミとネズミがすっごく・・(もう黙ろう
ていうか、ダブルデートするのに、戦いってww
すごいですねーやっぱりネズミは
両思いですか・・・。本当に素敵ですね!!
そしてセツナは無事恋化妖精になれるのでしょうか!?
う〜ん!!めちゃくちゃ気になります!!
次回も楽しみにしてますね!!

では!!


■ りょく (266回/2011/06/18(Sat) 19:52:27/No3955)


プーさん、こんばんは!
感想ありがとうございます(^-^)

はーい!ネズアクはもちろん両想いでしょう!!
ネズアクはすっごくツンデレで、すっごくラブラブだと良いなっていう妄想…(*/ω\*)

セツナは恋化妖精になれるでしょうかね。何しろ胡散臭い半目が関わっていますからw

では!









28絵描き妖精改め、恋化妖精+セツナに!


休日の朝。
何かが起こりそうな予感が止まらなくて寝ていられる気分じゃなかった私は、早起きして家の近所を散歩していると、その原因である妖精とばったり。

「サキラさん、おはようなのら〜」

笑顔で挨拶の言葉を口にするのはハンゾー。ぼんやりしていて毒舌でちょっとわがままな男の子。

「(この前会ったとき、誰かの恋の香りがした。それがハンゾーだとしたら…。
私のこと好きなのかな。そうして意識しすぎてまともに顔が見れないの)」

こういう時オーカさんは声を掛けてくれるのに、今は黙ったまま何も言わない。ぼんやりしているみたい。何だか様子がおかしい。

「ハンゾーは…、ど、どこ行くの?」

それより今はハンゾーが目の前に居るんだった。せっかく声を掛けてくれたのに喋らないと変な子だと思われちゃう。
私は考えを誤魔化すように尋ねた。

「決まってるのら!人間界の兄貴のところで修行しに行くのら〜」
「へ〜、お休みの日なのに朝からすごいね」
「安純はまだ寝てるから、掃除を言い付けられる前に抜け出すのら」

ハンゾーは言った。
じゃあ妖精界で修行をすれば良いのに…、と私が思った時、早朝なので人通りが少ない家の周辺にハンゾーの名を呼ぶ声が小さく聞こえてきた。

「よ、よぉ…」

現れたのはセツナ。私の弟子でハンゾーを巡る恋敵。
セツナは言いたいことがあるようだけど緊張している様子だった。
目線が右に行ったり左に行ったりしている。
…きっと恋のことで挑んでくるに違いない。私は身構える。

「(おい!この気配は…)」

すると今まで一言も発しなかったオーカさんがぎょっとしたように慌てた。
オーカさんの反応に驚いていると、セツナは決心したように私を睨んだ。

「見せてやるぜ。解放―恋化の力!―」

セツナの姿が煙に包まれる。煙が晴れた時、そこにいたのはセツナではなかった。

「初めまして。私の名はシヤンと申します」

とても丁寧に喋り頭を深々と下げるのは、見たこともない美少女。
白い忍者服、ピンク掛かった黒髪と両端に束ねているもさもさ(色が違うから付け毛かもしれない)、頬っぺたの模様は「β」マーク。骨の形をした髪飾りを付けている。
よくしつけされた犬のような従順そうな雰囲気が漂っている。

「うわ〜、超可愛いのら〜」
「!?」

ハンゾーは恋愛に興味ないみたいだけど、特定の女の子の容姿を褒めたりするんだ。
それは一般論だけど、私もそう思うけど…何だかショック…。

「くぉらー、シアン!恋化の力の癖にわちきよりいい印象持たれるなんて許さないわさ!」
「ユユシィと同じくらい可愛いのら〜。ねぇサキラさん?」
「う、うん…」

な、何で私に同意を求めるの…。

「まあ…!あなた様はオーカ様の宿られる恋化妖精様ではありませんか!」

悲しい気持ちで立ち尽くしていると、シアンさんが悲鳴に近い叫び声を上げた。
私がびくっとしてシアンに視線を移したら、何故か熱視線で見つめ返された。

「なんて素晴らしいことでしょう。オーカ様に再びお会いすることが出来るなんてまるで夢のようですわ」

シアンさんは私の手を握って顔を近付けてくる。

「(お友達?)」
「(昔、色々世話してやったんよ。まあ争ったことは無かったね。
それよりコイツ、違和感満載なんやけど。恋化の力を解放しとる状態で宿り主の声が周囲にだだ盛れしとるし、何より恋化妖精としての気配がおかしい)」

オーカさんは睨むようにじっくりとセツナを見つめる。
気配のことは分からないけど、私の時は声は周囲に聞こえない。それに、それにだよ。

「セツナってどうして恋化してないの?恋化すると髪型と服が変わるはずなのに」
「(奪ったか譲ってもらったかあるいは植え付けられたか…、おそらく元々の恋化妖精からシアンを自分に移したんやろ)」
「どうしてそんな事を…!!恋化妖精は恋が叶わないと消滅してしまうんだよ!」

強力な力と引き換えに消滅してしまうかもしれないリスクの恐怖。それは自分で体験しないと分からない。
ああ、それなのに…!どうして防いであげられなかったんだろう。

「{自ら進んで恋化妖精になるとは…このような愚か者、今まで出会ったことないが。他人を体内に共存させる大変さを理解していない。元からの恋化妖精でも四六時中、恋化の力が傍にいると狂気に満ちていくのに。そうなる気配がないサキラは…}」
「う、うるせー!確かに初めは知らなかったぜ。だけどあらかじめ知らされていたとしても、それでもわちきは恋化妖精になる道を選ぶわさ。命を賭けて絶対な!
ふん、わちきの心配よりテメーの心配した方が良いぜ。お前の弟子なんて今日限りで止めてやる!!」

苦笑するシヤンさんから、煮え立った調子のセツナの声がする。

「どうして止めちゃうのら?」

本人のせいではないけど私とセツナが対峙している主な原因なので、一人だけ状況を分かっていないハンゾーはきょとんとした顔で尋ねる。

「わ、わちきとサキラがライバルだからだ!」
「へ〜、何のライバルなのら?」
「う…、ハンゾーには教えてあげないだわさ…」
「ずるいのら〜」

理由を教えてほしいというハンゾーにセツナは何としてでも教えないぞ、という調子で喋る。

セツナが消滅することだけは絶対に阻止しなければ…って、片方が両想いになったらもう片方が消滅してしまう。
セツナが消滅することなく私が両想いになれる方法とかないのかな。
そう思い色々考えを巡らせていた私は、心に留めていた言葉がオーカさんの唇から零れ落ちたことに気が付かなかった。

「(不思議で不気味な子…)」








【恋化】が髪型や服装が変わることで、恋化妖精が恋化の力と入れ替わることが【恋化の力を解放】するということです。
自分でもよく間違える。
してオリフェの名前が出てきません。セツナがダントツ。
セツナの「○○だぜ〜」のような喋り方はミルモを参考にしています。そうするとかなり書きやすい。

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■ りょく (267回/2011/06/18(Sat) 19:54:12/No3956)


29恋の切ない仕組み


ここに居るはずの無い妖精が二人も居る。

「何でだわさ!」

薄太眉くの一の叫び声は教室中に響き渡った。



もっと好きなひとの傍に居たいと考え、妖精学校へと転入したセツナ。
ドキドキしながら案内された教室に入ると待ち構えていたのは、なんと恋敵のサキラ。黒板の前に立ち、他の生徒らに注目され恥ずかしそうに顔を赤らめていた。
しかも年上であるはずの彼女の身体はセツナ達幼い妖精と同じサイズだった。これは周囲に怪しまれないよう魔法を使って細工したのは分かっている。
それより妙なのはセツナの計画を見破り先回りされた仕組みだ。

隣に立っている同じく緊張した面持ちの妖精を見てピンと来た。

薄幸少年ホタルは顔を上げるとはっと息を呑んだ。目が合うとセツナはガンを飛ばす。
先日彼の目的を邪魔したセツナに腹を立て仕返しするためにサキラに入れ知恵したのか、或いはサキラに協力しているのか。ともかく、そのどちらかに違いない。

「こちらが三人目の転入生、セツナさんザマス。皆さん、仲良くするザマスよ」

担任のザマス先生の言葉に生徒達は「はーい」と返事をした。


「こんなところでサキラさんと会うなんてびっくりなのら」

授業中、ハンゾーはひそひそ小さな声で喋り掛ける。

「えーっと…き、来ちゃった。だめかな?」

サキラはもじもじ顔を桜色に染めて言った。

「(年齢を偽って学校まで追ってくるなんてすっごい執念だぜ。でも頑張る方向がちょっと…)」

サキラの恋心を知るサスケは心の中で密かに思った。
席順はサキラ、ハンゾー、サスケ、その後ろにセツナ、ホタル。

ハンゾーと嬉しそうに話すサキラを見ながらセツナはしょんぼりしていた。

「(せっかく計画してたのに…、ハンゾーと一緒に居たかったのに…)」

二人の会話に割って入る勇気はない。
思い描いていた展開が目の前で繰り広げられているのに、そこに自分は居ない。入る余地がまるでないくて、切ない。

「(ここまでして…わちきは誰よりも意気地なしだな…)」

セツナは沈みながらも珍しくノートを取っていたが放棄した。

「(それは置いといて…ちっ!授業とか退屈だぜ。忍者学校だったら今頃抜け出してゲームでもしてたのによー。もう止めだわさ)」

なげやりになって、再び鉛筆を握るとノートに落書きをしようとした。しかしその手が止まる。
セツナは絵が得意だ。マンガのキャラもよく描くし、授業で描けばコンクールに出され必ず賞をもらう。
何より絵描き妖精一族の中で一番優秀だからこそ、蝶や花やと甘やかされわがままに成長したのだ。
そのセツナの価値と言える絵が描けなくなっていた。

セツナが恋化妖精になる代わりに手放した能力は「絵描き忍術」。絵描き忍術は描いた絵を実体化する能力だ。
貴重で珍しい恋化の力と釣り合わなかったのか、紙に絵を描く程度の能力も根こそぎ持っていかれたらしく、癖で鉛筆を握るものの前のように絵を描く事が出来ない。

試しに消しゴムを模写してセツナは衝撃を受けた。それは消しゴムとは似ても似つかないどころかお世辞にも絵とは言えない、紙に線が引いてあるだけのものだったのだ。

「(ちっ、絵が描けなくなるのはちょっと後悔してるわさ…。
わちきの戦闘力の全てを捧げて手に入れた恋化の力。それなのにサキラに出鼻をくじかれた上にポジションを奪われるなんて情けねー有様だぜ。話し掛けようにも何だかいい雰囲気。ひとの恋路を邪魔したら馬に蹴られて命を失うっていうしな…。
いや、ここまで来て尻込みするのは勿体ないぜ!話し掛ければこっちのもんだ!!)」

セツナは考え込んだ末、ハンゾーに話し掛けようと試みる。
しかし…、

「ザマス先生の絵を描いたのら〜」
「わ〜、似てる〜。上手だね」
「(ってムリーー…!!ひでぇや…)」

仲良くひそひそ声を交わすサキラとハンゾーに近づくことは、セツナにとっては難易度が高かった。そして二人を授業が終わるまでじっと見ていることしか出来なかった。

隣には恋に苦悩するセツナを心配し、浮かぬ顔付きでどう声を掛けようか悩んでいる影の薄い妖精がいる。
休み時間が来ると彼は意を決してセツナの後を追い、屋上までやってきた。


「何だ?やらねーぞ」

金網にもたれて缶ジュースから口を離したセツナは言った。口の端から橙色の雫が滴る。

「ど、どうするんれすか!!どう考えてもサキラお姉ちゃんが有利れすぅ。だって、恋に破れたらセツナちゃんは…」
「けっ、しつれーな。あんなもんすぐに形勢逆転してやらぁ。何だ?心配してくるわりにはサキラに入れ知恵したのはてめーなんだろ?」

セツナは舌打ちしながら薄幸少年をじと目で睨む。その姿は気の弱い同級生相手にカツアゲを行う不良のようだ。
しかしホタルは多少怯んだものの、臆病な従姉弟のようにおどおどしたりはしなかった。

「それは…るーが何もしなくってもセツナちゃんが負けそうだったかられすぅ…。シュイカちゃんの時は止められなかったから今度は全力阻止するのれすぅ!」
「うっせーなぁ。恋をしているのはわちき。わちきの気持ちをてめーがどう阻止すんだよ。だいたい諦めようとして諦められるもんじゃねーぜ。…それが恋の切ない仕組みだわさ」
「そんなの…この身をもって体験したれすぅ!だからこれ以上好きな子を失うのはごめんれすぅ!」

言った。薄幸少年は言った。
ちなみに「薄幸」とは生涯しあわせにめぐまれないという意味で、実は蛍の「発光」と掛けている。
セツナとホタルは出会って約三年。優秀で早くから弟子を持っていた前師匠の兄が、修行をサボってばかりのセツナを強引に他の弟子と交流させていたので、お互いの性格は良く知っている間柄だ。
彼の性格から変な冗談を言う奴ではないと頭では理解しているのだけれど。

「ちょっ……」

驚いたなんてもんじゃない。かなりの衝撃。
男兄妹が居るので男の子にはある程度慣れているものの、恋愛スキル皆無なので告白されることには慣れていない。
薄い太眉の恋化妖精は顔を真っ赤にして石化した。

「(別に嫌な気持ちはしねーけどよー…。と、とにかく照れるぜ…)」
「お困りのようで。アルジの心境については、この動物の恋化の力のシヤンが嗅ぎ当てて差し上げますわ。くんくん」

赤面するセツナから聞こえる別の声は彼女に宿る犬。

「だだだ、だから喋るなっつってんだろっ!迷惑なんだよ!」
「えっ、ごめんなさいれすぅ…」
「ちげーだわさ!」
「動物の恋化の力には相手の心境を嗅ぎ当てる特殊能力が備わっているのです」
「わー、シヤンやめろー!」

セツナは慌ててシヤンに注意するが、彼女はすでに嗅ぎ当てていた。ホタルの泣き出しそうな表情はサキラそっくり。恋化の力は宿主の恋が叶うと転生するので居なくなる。シヤンはその時が近いと感じていた。








ホタルにとってセツナは完全に好きなわけではなく気になる女の子程度です。シュイカの存在はまだまだ大きい。
セツナも同じく。告白されたら意識するタイプなだけ。
セツナがチンピラみたいな口調になる。ミルモを意識しているのですがなーんか柄が悪いです。
別のお話(小説)を考える時、この文章(小説)から生まれた脇役をヒロインやキーパーソンにしようと思っています。シヤンもその内の一人。
読んでいて話に深く関わらないのにやたら目立つと感じたらその子です。


■ りょく (268回/2011/06/18(Sat) 19:57:59/No3957)


30最後にありがとう


「今日は楽しかった。魔法薬で若返ってハンゾーとずっと一緒に居られて。こんな素敵な作戦を考え付くなんて、るーって実は策士だったんだ。オーカさん、おやすみなさい…」

そう言って目を閉じた桜の恋化妖精はよっぽど疲れていたらしく、すぐにすやすやと寝息を立てていた。

その一時間後。睡眠が熟睡モードに突入したサキラの姿が変化していく。

「ふぅ…やっと表に出られたばい。一人の方が気が楽ったい」

と背伸びをして体を解すのは恋化の力であるオーカ。実は、時々彼女はこうやってサキラが寝た後に内緒で身体を乗っ取り、自由に使っていた。
と言ったら聞こえが悪いが、別に何をするわけでもなく、ただ一人の時間を過ごしているだけ。恋化の力と言えども四六時中誰かと居ると息が詰まるのだ。

この日も窓をから外へ抜け出す。向かうのはいつもの森。
闇夜に月明かりだけでは心許ない。

「やっと落ち着いてきたが〜」

木に括り付けられた的には隙間無くびっしりとクナイやナイフなどの武器が刺さっている。抜くときは的を破壊したほうが早いとか。

「何故忍びらしくない武器を所持しているのかって?宿主は忍者だけど、あたしは忍者やないもん」

そう言うとオーカは、呼吸をするように自然で見とれるほど滑らかな動きでフォークを投げた。

「いっ…!」

フォークが投げられたのは少し離れた茂みの向こう。与えれた痛みに悲鳴を抑えながら闇から出てきたのは嫌味な稲妻青忍者だった。

「こ、これは…」

まさか武器にフォークを使ってくるなどとは思わずネズミは唖然とする。口に入れるのだから余程の力を使わないと戦力にはならない。わざわざこんなものを常備しているとは誰かをバカにするためとしか考えられなかった。
そんな様子の彼を恋化妖精は興味深そうに見ては笑っている。

「それじゃあ覗きにならんよ」
「拙者は覗き妖精を名乗っているが、今は覗き見をしようとしたのではござらん。偶然見かけて何となく視線を外せなくなってしまった。気分を害したのなら失礼した」

ネズミは出来るだけ丁寧に喋ると素直に謝罪する。最大限の敬意を払ったつもり。
オーカに勝てないことは24話の勝負で十分理解している。勝機が無いのなら無駄な戦いは避けるのが一番。
広い意味で忍者仲間のサキラに仕えているのだからこちらが何もしない限り一応安全なはず。一言二言、言いわ(言ったと)しても見逃してくれるだろうと思っていたが、返ってきたのは意外な言葉だった。

「いや、あんたくんに逢いたかったったい。時間があるのなら引き止めたいんやけど…良いかね?」

オーカは遠慮がちにそう言うと照れくさそうに視線を落とした。
強者の思っても見なかった反応にネズミは拍子抜けするほかなかった。



「色んな世界を見てきたんやねぇ〜。羨ましいばい」

オーカは感心するように深く頷く。
ネズミは彼女にせがまれて旅の話を語っていた。

「お主も記憶をそのままに転生を繰り返し様々な時代を過ごしてきたのだろう。普通の妖精からすれば、そちらの方がなかなか体験できないでござるよ」
「その普通がどれだけ羨ましいか。恋化の力は恋化妖精に依存する存在。つまり一人では生きられないったい。生きているのかさえはっきりせんのやけどね」

普通の妖精になれるのなら、なりたい。決して叶わぬ願いを頭の隅に押しやりながら、オーカは隣に座る彼を見やった。
ネズミは気まずいらしく、罰の悪そうな表情をして別の話題を探していた。見るからに生意気で性格そのままの顔は世間一般で言うかっこいい部類に入る。

「(どんどん好きになっていく。これが恋をしていくことなんやろうか)」

24話でネズミの顔を間近で見て驚いた。恋化の力は恋をすると消滅してしまう。だから簡単に惚れない仕組みになっている。
だけど好きになっていく速度が停止しないのはネズミがそれほど魅力的な妖精に違いない。考えに考えた末、オーカはそういう結論に達した。
忘れようとすること自体忘れていないことなのだから。

「…サキラちゃんはあのぼんやり系緑と両想いになれるんやか」

完全に恋をしてしまうまで見守るのは無理だろう。幾度も恋化妖精に宿った勘がそう告げていた。

「ふん。何を言うかと思えば。恋化に導くのが貴様の使命でござろう」
「恋愛はあんたの方が詳しいね。あたしはもう…ダメったい」

オーカは服に付いた砂埃を両手で払い立ち上がった。

「ありがとう。今日は楽しかった。最後にネズミと話せて良かったばい」

そう告げ、唐突な別れの挨拶に疑問に思った様子のネズミの前から姿を消す。

「(あたしが消えても覚えていてほしいとか、頭の隅でいいから居させてとか、本当は好きだったとか…普通の妖精の女の子やったら、きっとそんな感じに言うんやろーね)」

オーカは走りながらそう思った。
消滅する前にこの身体の主をせめて布団で寝かせてあげなければ。

「サキラみたいな普通の女の子になりたいなぁ…」

枕の上に頭を置き布団を引っ張り上げる。小さく零れた本音は恋化の力の存在と共に静かに消滅した。


翌朝、目を覚ました緑色のボブショートの少女は言った。

「恋化妖精とか恋化の力って何だっけ?」



恋化に導くキミ*・―これにて完結・―












新小説は、27話の冒頭に現れたオリフェが公式さんらに楯突く話です。

と予定していましたがこの文章が完結してないので、新しい文章をある程度投降してから、恋化妖精の続きを書こうと思います。
自分のことだからきっとすぐに作ると思います。

こうして書き上げられたのは、ひとえにここまで読んで下さったあなた様のおかげです。どうもありがとうございましたm(_ _)m


■ いっちゃん (86回/2011/06/18(Sat) 21:02:37/No3958)

りょくさん、こんばんは!

「恋化に導くキミ*」の小説完結お疲れさまです!
しかし・・・やっぱり一番驚いたのはオーカさんがネズミのことを好きになっていたというところですね煤KД゜
オーカさんは消滅してしまいましたが、これからの恋化妖精の続きでそのことも触れるのでしょうか?
セツナとのこともまだ完結してませんし・・・。
しかもサキラは一番最初の普通の妖精に戻って!?しまったし・・・。
う〜ん、これからどうなるのでしょうか?
続きが楽しみすぎるww

しかし、りょくさんの小説をみているといつも思いますが、なんでそんなにおもしろい小説が書けるのでしょうか? ←文章能力0の人
その文才を私にちょっと分けてくれますかね?(笑)
そして、りょくさんの小説をみてたら自分も小説投稿したくなりましたよww
このレスをだしたら再新します^∀^

りょくさんのこの小説は毎日の楽しみでした!!
むしろお礼を言いたいのはこちらのほうです><
神レベルに面白い小説をどうもありがとうございます!!
新連載も、続きも楽しみにしています^ω^

ではでは!


■ こやまる (1115回/2011/06/18(Sat) 23:18:44/No3960)
http://www.murumoya.com/


りょくさん、皆さん、こんばんは☆

感想がいつも遅くてごめんなさいm(_ _)m。
そしていきなりの第2部完結に驚きました。
いや、りょくさんの小説はいつも驚きの連続ですが、終盤のオーカの件はいっちゃんさんと同じくまったく予想していなかっただけに本当に驚きました。
サキラが目覚めた後の、彼女の驚きと悲しみの様子が目に浮かびます。。
自身が消滅する危険性が無くなったことで、ハンゾーとの付き合い方も変化が現れる…のかな?
ハンゾーにも微妙な変化が現れたようで(そう思っていますが果たして?)、やはり続きが気になりまくりです!

終盤はセツナががんばっていましたが…。
後から現れたキャラには勝ち目が無いお約束を考えると、彼女の対抗心が見ていて切なくなってきます。
シュイカの二の舞とならないよう、彼女を救うキャラがいてくれるといいのですが…。
あの半目妖精の犯した罪は懲役5年級ですな。。
誰か彼女に裁きの手を。。。
その裏にいる黒幕も今頃何をしているのでしょう?

サスケとカメリのラブロマンスも見ていてかわいいです。
それにしても、りょくさんの小説では、恋にうまく行っている妖精は影が薄くなりますね…(笑)。

長期にわたり、連載お疲れさまでした&ありがとうございました!
次回作の連載も楽しみにしています!(^^)

では!


■ りょく (269回/2011/06/21(Tue) 22:44:02/No3967)


感想ありがとうございます!
お早くて…びっくりΣ(0)


*いっちゃんさん*

ネズミは外見、仕草共にかっこ良く可愛いので(作者が美化し過ぎている為)、オーカは彼に惹き付けられてしまいました。
ネズミにはアクミがいるから長引かせたく無かったので、一気に書きました。そりゃ驚きますわな。すみません(^-^;)

はい、残されたサキラにオーカの記憶は無いのですが、誰かが常に傍にいた事だけは心に残っています。なので直接的には触れないですがいつか恋化の力に付いて詳しく描写出来たら…と思っています。
書いてる人がまだ漠然としか設定を考え付いていないので、詳細は不明なのです(頼りないな…)

いっ、いえいえいえいえ…褒めても何も出ませんって…!!
実は文の書き方にいつも物凄く悩んでいて一度書いた後修正することがあるのですが、そうすると元の良さが無くなってしまったり><
自分はいっちゃんさんや他の方の場面が思い浮かぶような、いきいきしている文章が大変羨ましいです!!


*こやまるさん*

いえいえ、こちらこそお忙しい中、お時間を取って頂いて感謝していますm(_ _)m
サキラは恋の気配を感じ取ってそれがハンゾーから自分に向けられたものだと勘違いしていますが、実はオーカの恋心なのです。だから全く進展していません。
そして、「恋化妖精って何だっけ?」と言っているのはサキラなので、オーカの事は忘れています。

セツナは太眉なところが気に入っています。
このシリーズは一つの物語ごとにオリフェが消滅しているのが共通しています。二度あることは三度ある。

あの半目…五年じゃ懲りません。例え囚人生活をおくろうがやることは変わらない。
でも人形を操る魔法を使う設定が気に入っているので、彼女をレギュラーかメインキャラにした話が浮かんでは消えていくの繰り返しです。いずれにせよ悪役であることには変わり無いのですが。
黒幕は止まっている方の小説のネタバレを背負っているので出演禁止令が下っているのです。子分の落とし前を付けられた的な(笑

サスカメが浮かんだのはこやまるさんの影響です。ちび妖精同士は可愛いです(o^v^o)
影が薄いのはどうしましょう。うまくいってるならよし!


ありがとうございました!

新しい物語は書き始めていますが重大な設定ミスが見付かり、心が斜めってしまいました。話が漠然と浮かんでいた頃から半年は勘違いしていたようなので…。
やはりDVDはこまめに復習しとかないとダメですね。録画していたビデオは地デジ化に伴い見られなくなったので、すべて開封せねば。
変わりゆく季節の勢いに乗って、夏(七月)が来るまで設定を明かすところまで書き進めます。

では!


■ プー (38回/2011/06/25(Sat) 18:16:27/No3984)

りょくさん、こんにちは!!

小説面白かったです・・・
て、いきなり完結。。。かなり驚きました。。。
そのときは「え?うそ?ちょっとぉぉぉぉぉ!!!!」
なんて思っていましたけど、
そのすぐ下に続きがあると書いてあったのでほっとしましたww

そしてそれ以外にも驚くことがいっぱい!!
オーカ・・・・ネズミの事好きだったんですね!!
さ、サキラが普通の妖精に!?
りょくさんの小説は驚くことがいっぱいありますが、
そんなりょくさんの小説が、大好きだったります!!

そしてこの小説完結お疲れ様でした!!
絶対作ってくださいね!(指図してんじゃねぇよ
新作の方はいろいろと忙しいのでまた今度コメします

では!


■ りょく (275回/2011/06/26(Sun) 14:03:52/No3985)


プーさん、こんにちは★

驚かせてしまってごめんなさい。皆さんの反応は正しいです。
オーカが突然消えたのはネズミにはアクミが居るから、あんまり他の女の子を絡ませたくなかったんですよ。にしても唐突過ぎました〜(^-^;)

サキラは普通の妖精になりました。それに加えて身体能力、忍術共に下がってます。大変!
だ、大好きとか言ってくださって嬉しいです(////)
続きは絶対作りますね!

プーさん、ありがとうございましたm(_ _)m




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