皆さんのミルモの小説を投稿してくださいね。

4回以上の連載で「いただきもの小説」コーナーにも載ります(^^)。


HOME  □ HELP  □ SEARCH  □ RANK  □ 過去ログ  □ 展示室

〜投稿の注意事項〜 [第2版]

(1)小説、小説に登場するオリフェ紹介、小説の感想などを書いてくださいね。
(2)ミルモでポン!に登場するキャラ(妖精または人間)を登場させること。
(3)知っている人にしか分からないネタは控え目に。
  (他作品とのコラボやパロディは、元ネタの説明も書くように)
(4)感想記事も含め、コラボ元(他作品)のネタで盛り上がるのはおやめください。
(5)注意事項と特別ルールは、「掲示板の注意事項」と共通です。


お絵描き   横 ×縦  
Name / E-Mail /
Title/ 削除キー/ (半角8文字以内)
Comment/ (適当に改行を入れて下さい)
  
URL /
File/
アップ可能拡張子=> /.gif/.jpg/.jpeg/.png/.txt/.lzh/.zip/.mid
*1)太字の拡張子は画像として認識されます。
*2)画像は初期状態で縮小サイズ400×400ピクセル以下で表示されます。
*3)同じ名前のファイルがある場合はファイル名は変更されます。
  ファイル名に英数字 アンダーバー(_) ハイフン(-) 以外がある場合も同様です。
*4)アップ可能ファイルサイズは1000KB(1KBytes=1024Bytes)までです。
文字色/
枠線色/
Icon/ Icon List

記事リスト ( )内の数字はレス数
妖精と携帯獣の物語Season1(1) / 2つの世界の物語〜第1章〜(6) / 東方妖戦録〜第2章〜(5) / 東方妖戦録〜第1章〜(5) / ゲゲゲの鬼太郎とミルモでポン!のハロウィン大演奏会🎃👻💀🔯(1) / 東方妖戦録〜序章〜(8) / ケロロ軍曹×わがままフェアリーミルモでポン!〜侵略者と妖精〜(5) / わがままフェアリーミルモでポン!〜謎の妖精クロウ〜(19) / わがままフェアリーミルモでポン!〜ヤシチの妹!?ユズミ登場〜(11) / わがままフェアリーミルモでポン!〜ヤシチの妹!?ユズミ登場〜(1) / NO TITLE(21) / ゲゲゲの鬼太郎&ミルモでポン!の西遊記3:「出たな!中華魔界軍団と牛魔王一味!!」(2) / NO TITLE(0) / NO TITLE(0) / NO TITLE(0) / 忍の里と封印と。(3) / バトンタッチ!(0) / ショートストーリー(4) / ゲゲゲの鬼太郎&ミルモでポン!の西遊記4:「天竺へ到着!」(1) / ゲゲゲの鬼太郎&ミルモでポン!の西遊記2:「さぁっ、天竺へ出発だ!」(1) / ゲゲゲの鬼太郎&ミルモでポン!の西遊記1:「あたしは、キュア孫悟空!」(1) / ミルモ物語(2)(20) / 短編小説 〜妖精学園 〜 告知(0) / 宇宙からの侵略者ゼロ(35) / 未来からの妖精たち (6) / 私たち妖精アイドル!(13) / 新作【3年F組ネズ八先生】(3) / 狂しき一日(1) / 不思議な妖精(2) / 妖精🎼音楽🎼(10) / NO TITLE(3) / リルム姉妹物語(11) / 悦美と 妖精と 新学期物語(6) / NO TITLE(4) / ミルモオリフェ(4) / カップル観察かっかつ(0) / バレンタイン(0) / 楓と結木くんの結婚式(6) / NO TITLE(17) / クリスマス(1) / NO TITLE(1) / ガイア族☆物語〜ゲスト付きリクエスト編〜(8) / NO TITLE(22) / ミルモ物語(33) / 登場人物紹介その3(3) / 登場人物紹介その2(8) / 夏祭り行こうぜ!(2) / 青いドアと脱出ゲーム(3) / 妖精忍者物語2(7) / 登場人物紹介その1(0) /
5619/ NO TITLE
□投稿者/ ななみ -1回-(2015/11/18(Wed) 19:33:35)

こんにちはー



■ わらっち (16回/2015/12/03(Thu) 14:25:27/No5678)

ななみさん、こんにちは!!

ご挨拶遅くなってすみませんm(__)m
私はわらっちと申します(^^)
普段は掲示板で活動しています(^_^)
私の自己紹介は、掲示板に掲載しています(°▽°)
宜しくお願いします(^-^)v

ところでななみさん、掲示板には最低4行は書いて下さい。
例えばななみさんの自己紹介とか、どんな小説が書きたいのかとか…。
次からで良いと思うので、みんなでマナーを守って楽しく利用しましょう!

では☆



△NO.5619 に返信△
お絵描き   横 ×縦   
Name // E-Mail// FontColor/
URL // Icon // File /
コメント/ /削除キー/


5096/ ガイア族☆物語〜ゲスト付きリクエスト編〜
□投稿者/ レイラ -27回-(2013/01/21(Mon) 00:55:55)

こんばんは。レイラです。
今回、掲示版で募集中の「ガイア族短編リクエスト」の
記念すべき第一オーダー小説がやっと完成しましたので
早速投稿したいと思います!
リクエスト主のまつりんらさん!お待たせしました!
やたらと長くなったのでレスが区切れたり、
ちょっとリクエスト内容にそってないような感じに
なっちゃいましたが読んでいただければ幸いです。
それでは、どうぞ!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜かんちがい☆すいーつ☆ぱにっく〜


「う〜〜〜…つまんな〜〜〜〜〜い!」

風の神殿で子供のように不満を爆発させる“緑の子”が
神殿の中にあるおもちゃで散らかった部屋を
駄々をこねるようにコロコロと転がりながら退屈していた。
「ほかの4にんはそろってどこかでかけちゃうし、
 トプルは がっきのしごとであいてしてくれないし、
 おもちゃあそびはあきちゃったし、
 もうたいくつすぎていやだよ〜〜〜〜〜!」
退屈凌ぎもままならない事に苛立ちを覚えて
コロコロと部屋を転がる緑の子•ウィンは
転がるのも飽きたのか床に突っ伏した体勢になると
転がるのを止めてわずかに顔を上げた。
「…なんでボクだけおいてきぼりなの?」

それは今朝の事だった…。
ウィンはいつもより少し寝坊してしまい
起きると慌てて聖なる樹の神殿へと向かった。
そこに着くと他の4人と楽器職人のトプルが待っていて
遅れた事を少し注意されるものだと思っていたが、
驚く事に聖なる樹には誰もいなかった。
ウィンが意外そうな顔で辺りを見回していると
地下のアトリエからトプルがやってきた。
トプルはウィンに遅れた理由を問い出す事もしなければ、
遅れた事を注意する事もしなかった。
むしろ、温厚なお父さんのようにいつもと変わらず
「おはよう」と微笑んで朝の挨拶をしてくれた。
それどころか起きてすぐ慌ててきたために
ボサボサのままだったウィンの黄色い髪を
櫛で手際よく器用にとかしてくれた。
トプルに髪をとかしてもらってる最中、
「きょう、がっきのしごとおやすみだったっけ?」
とウィンはトプルに問いかけた。
すると彼はこう答えた。
「今日はどうしても休みにしてほしいと他の4人に頼まれた」と。
他の4人とはもちろんウィンと同じガイア族の
フィア、アクア、ドンタ、ピクモの事である。
さすがのトプルも4人に折れて今日の楽器送りは
お休みさせる事にしたのだという。
トプルが許可すると4人はすぐにどこかに出かけてしまった。
1人寝坊して遅れたウィンを置いて…。
そして、トプルの話を聞き終えると同時に
ウィンの髪はいつも通りキレイに纏まっていた。
するとトプルは明日の分の楽器も作らなければならないので
「もっとかまって」と言うような目で見つめてくるウィンに
少し申し訳なさそうな笑顔でポンポンと頭を軽く叩いて
「すまないね」と答えてアトリエに戻っていった。
そして、ウィンは仕方なく風の神殿に戻って
自分しかいない部屋で大いに退屈する事になってしまった。

しかしウィンは退屈に嫌気がさしていくうちに
ある疑問がどんどん強くなっていった…。
寝坊したとはいえ、起こしに来る事もなく
4人が自分を置いてさっさと出かけてしまった事だった。
4人が「それぞれ」自分の都合で出かけていくならまだしも、
4人が「一緒になって」出かけていくなら、
自分を誘いにきてもいいのではないか、
自分を起こしに来る事もせずさっさと行ってしまうなんて
まるで「わざと」置いていったみたいじゃないかと。
普段いつも5人一緒に行動している自分達だからこそ、
今回4人に置いてきぼりにされた事は
ウィンにとって大変「不自然な」事だった。
「ボク…ひょっとしてきらわれてる?」
ウィンは思わずそう呟いた。
自分が仲間外れにされるような心当たりがない訳でもなかった。
妖精界の神として不老不死のガイア族は
トプル以上に長く生きても「大人にならない」。
いや、正確には「体が子供のまま」なのだ。
そしてガイア族にかせられた「成長しない体」は
いつしか彼らの「精神的な成長」でさえ止めてしまうはめになった。
その「精神の不成長」の影響を最も受けたのがウィンなのだ。
陽気でいたずら好きで人懐っこい性格。
しかし明らかに他の4人よりも要領が悪くて
それが災いしていつも面倒、迷惑をかけてしまうのだ。
どんなに長い時を生きてもウィンの心は「子供のまま」だった。
置いていかれたのもそんな「子供な自分」に愛想が尽きた故の行動…
というのは想像にかたくなかった。
ウィンはそう考えると急に寂しくなった…。


■ レイラ (28回/2013/01/21(Mon) 02:38:30/No5097)

ウィンは他の4人の事が大好きだった。
好きな人に嫌われる…そんな事想像したくもなかった。
ウィンは勢いよく頭を振って今の考えを振り払い、
とにかく「どうやって退屈凌ぎをするか」を考える事にした。
とはいえ、基本自分を含めた6人しかいないガイアの里は
その6人中4人も住人を不在としているうえに、
残っているもう1人は楽器の仕事で忙しくて
とてもかまってくれるような状態ではない。
妖精界を散歩して普通の妖精に遊び相手をしてもらうにしても
なんだか気分がのらなかった…。
「ん?…ふつうのようせい…?」
不意に思い巡らせた言葉の一部に引っかかった。
そして、ウィンの頭の中に「ある4人」の顔が浮かんできた。
その時、ウィンは頭上に豆電球をぴかりん!と浮かばせた。
「そうだ!あの4にんとあそぼ〜っと!」
ウィンは先程の寂しさを浮かべた顔から一気に明るい顔になり、
軽快なステップでおもちゃで散らかった部屋を後にした。

そして、聖なる樹の神殿。
「〜♪はやくこないかな〜♪」
聖なる樹の枝を掴んでぶら下がりながら
ウィンは「ある4人」の到着を待った。
そして、4本の光の筋が地面に降り立った。
「あっ!きた〜♪」
待ってましたとばかりにウィンは満面の笑みを浮かべた。
そして4本の光から4人の妖精が現れた。
「ああ?ガイアの里じゃねーか?」
はじめに口を開いたのはミルモの里の第一王子•ミルモだった。
他の3人はミルモの婚約者•リルム、
ライバルのヤシチ、弟の第二王子•ムルモだった。
彼らにはダアクの一件を通して大いにお世話になった。
普通の妖精なので自分達との価値観などに多少のズレはあるが
ウィンは彼らの事をそれなりに気にいっていた。
そして、自分の「遊び相手」になってもらうべく、
ワープアイテム「ガイアの翼」を使ってここへ呼び出したのだ。
「は〜い♪ようこそ「ガイアのさと」へ〜♪」
ウィンは元気いっぱいの声で4人を歓迎した。
「は〜い♪っじゃねーよ!!!!!
 なんでお前らはいつもいつも勝手に呼び出してくんだよ!」
ミルモは早速ウィンに不満をぶつけた。
「あら?ウィンさん1人ですの?」
聖なる樹にいつもなら5人いるはずのガイア族が
今はウィン1人である事に違和感を持ったのか
ミルモの隣にいたリルムが尋ねてきた。
「そうだよ〜♪きょうはボクひとりだよ〜♪」
「他の4人はどうしたのだ?」
ヤシチが尋ねるとウィンは少しふてくされた顔をした。
「ピクモたちならどっかでかけてるよ〜
 ボクはおいてきぼりってわけ〜」
「一緒に行かなかったのでしゅか?」
「あさトプルにきいたら4にん
 なかよくとっくにでかけたって〜」
ムルモの質問にウィンはさらに不機嫌な顔を浮かべた。
「で!何の用だよ!」
ミルモはやや不満気にウィンに尋ねると
ウィンは「よくぞ聞いてくれました!」というように
ふくれっ面だった顔を一気に笑顔へと変えた。
「ヒョ〜ヒョヒョ〜♪そのことばをまってたんだよ〜♪」
「「「「???」」」」
やけに嬉しそうなウィンの反応に
4人は同時に疑問符を頭上に浮かべた。
「きみたちをよんだのはほかでもないよ〜♪」
ウィンは、4人に呼び出した理由を話した。

「…って、妖精界や人間界に関わる事ならともかく…
 そんなチョー個人的な理由で
 オレらを呼び出すんじゃねーーーっ!!!!!」
ウィンの話を聞き終わって、ミルモが来た時よりも
不満を爆発させたのは言わすもがなである…。
「だってー!4にんはいないし、トプルはおしごとだし
 ひとりじゃ「たいくつ」でつまんなかったんだもーん!」
「だからってオレらを遊び相手として
 わざわざ呼び出すんじゃねーよ!
 おかげでせっかく楓に買ってもらった
 くもっちょ食い損ねたじゃねーかーっ!」
「くもっちょとかおいしいのかよくしらないけど
 おかしなんていつでもたべられるから
 ボクのあいてしてくれたっていいじゃーん!」
「何がいいんだーーーーーっ!!!!!」
仮にも「神様」であるウィンに向かって
平気で文句を怒鳴りこむミルモ…。
ウィンは悪びれもなくほっぺをぷくーっと膨らませて
ミルモと口論を繰り広げていた。
それを見かねたのかリルムがウィンの後ろから両肩を掴み、
小さい子をなだめるように「まぁまぁ」と制止した。
「ウィンさん、ミルモ様はけして悪気があって
 言っている訳ではありませんので
 許してあげてください」
「お兄たまも少しは落ち着くでしゅ」
「ちぇっ、わかったよ」
「む〜…ぷんっ!」
ムルモに言われてミルモは仕方なさそうに引き下ったが、


■ レイラ (29回/2013/01/21(Mon) 03:24:21/No5098)

ウィンはリルムに諭されても尚ほっぺを膨らませて
子供のようにそっぽを向いた。
その様子を見ていたヤシチはこう思った。
「(ミルモの奴より子供だな…ウィンは…)」
ウィンに限らずガイア族とはあまり関わらないヤシチだが
くもっちょを食べ損ねて文句を言うミルモよりも
個人的な事情で自分達を呼び出すウィンの方が
子供のように思えたらしい…。
まして、諭されて口論から引き下がったミルモに対し、
ウィンは悪びれもなく口論でムキになった感情を
抑えようともしないので尚更だった。
口論の間に入ったリルムは未だにふくれっ面のウィンを
なだめるように語りかけた。
「ウィンさん、置いてきぼりにされて
 ご機嫌斜めなのはわかりましたわ?
 わたくし逹でよければお相手してさしあげますから」
「ほんと?」
「はい!ですからどうかご機嫌を直してくださいませ」
「む〜…わかったよ〜…」
ウィンはぷっくりさせたほっぺを戻して
しぶしぶとだがようやく納得してくれた。
「じゃあ…「おかし」があればあいてしてくれる?」
「ん?…まぁ…美味いチョコがあんならな…」
ウィンの問いかけにミルモは一応答えた。
「ならちょっとまっててね!」
「「「「?」」」」
4人にそういうとウィンは4人のいない方向を向いた。
「ウィンで〜ポン!」
ウィンは魔法をかけると何もなかった所から
緑のピクニックシートと4人の好きなお菓子が
大量に積み上げられたちょっと豪華な器が出てきた。
「これでいいかな?」
「おおーーー!美味そうなチョコじゃねーか!」
「ウィンさん、わたくし逹の好物をご存知だったのですか?」
「まぁ、きみたちを「すいしょうだま」でかんさつするとき
 チラッとみたことがあったからね〜
 ピクモにみせてもらった「おかしのほん」に
 のってたやつをイメージしながら
 まほうでとりよせたものだけど〜」
「うんめぇ〜〜〜!!!」
「ウマイ!なんてウマイかりんとうだ!」
「おいしいでしゅ!さすがガイア族でしゅ!」
ウィンが説明する前からお菓子に飛びついていた3人は
普通より一段高級なお菓子を絶賛した。
ウィンは性格は子供だが魔法は絶大な力を誇っている。
そのため、高級なお菓子を取り寄せるのはたやすい事なのだ。
「えへへ〜♪それほどでも〜♪/////」
褒められて照れるところはやっぱり子供だが…。



まだまだ続きます。


■ まつりんら (14回/2013/01/21(Mon) 06:19:53/No5099)

レイラさんこんにちは!

おぉっリクエストお答え頂きありがとうございます!
早速読ませて頂きました!とても面白いです(*´∀`*)
続き楽しみにしてます!

では!


■ レイラ (30回/2013/01/22(Tue) 00:49:37/No5100)

まつりんらさん、コメントありがとうございます。
そしていきなり続きです。すいません。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ねぇねぇリルム〜」
「はい?なんでしょうか?」
リルムの袖を掴んで何か問おうとしているウィン。
ピクモがいないからか彼はリルムを
母親代わりに懐きかけていた。
「おかしづくりでいちばん「だいじなこと」ってな〜に?」
「えっ?」
「「「ピタリーン…」」」
唐突な質問にリルムは疑問符を浮かべるだけだったが、
他の3人はかなりわかりやすい効果音を声に出して
高級お菓子を堪能する口と手をピタリと止めた。
「そうですね〜…やっぱり、お菓子を食べてもらいたい
 「大好きな人」の事を思って作る事でしょうか〜?」
「へぇ〜…リルムはそうしてるの?」
「はい!いつも愛するミルモ様のために
 心を込めて作っておりますわ!」
「そうなんだ!じゃあちょうどよかったよ〜♪」
「なにがですの?」
リルムが問うとウィンは目をキラキラさせてこう言った。
「リルム!ボクに「おかしのつくりかた」をおしえて!」
「えっ?」
「「「ブーーーーーッ!!!!!」」」
ウィンの突然の頼み事にリルムはすぐに合点はつかなかったが
リルムの恐ろしき料理の腕を知る他の3人にとっては
その頼み事はとんでもない爆弾発言にしかすぎす、
ウィンとリルムのバックスクリーンで
盛大に吹き出してしまった…。
「どうしてまた急に…?」
「ボクね…キミたちといまこうやっておかしをたべて
 いっしょにおしゃべりするのがとってもたのしいんだ!
 でもね、もしいまのおかしがまほうでだしたやつじゃなくて
 「てづくりのおかし」だったら、
 もーっとたのしくなるんじゃないかなっておもったんだ!
 それに…そうやってみんなにすこしでも
 ホメてもらえるところをふやしていったら…もうボク…
 おいてきぼりにされなくてすむんじゃないかなって…」
「ウィンさん…」
リルムはうつむいて話すウィンを見て思った。
ウィンは他の4人に自分だけ置いてきぼりにされた事が
よっぽどショックでならなかったのではないかと…。
その寂しさから自分をごまかすために
自分達を呼び出したのではないかと…。
そして、自分達と過ごすわずかな時間の中で、
もうそんな思いをしなくてすむ方法を探し出し、
なんとかしようと必死なのではないかと…。
ウィンの気持ちを察したリルムはついに決心した。
いや…決心「してしまった」のだ…。
「わかりましたわ!ウィンさんのお気持ちを汲んで、
 このリルムがはりきってウィンさんに
 お菓子の作り方をお教えいたしますわ!」
「ほんとーっ!わーい♪ありがとリルムー♪」
「まかせなさい!」と胸を張るリルムの言葉を聞いて、
ウィンは嬉しさのあまり「きゃー!」っとリルムに飛びついた。
これから起こるであろう「悲劇」を予感して
青ざめた顔をした3人がその場にいたのは言うまでもない…。
そしてリルムとウィンは風の神殿に向かい、
到着すると早速お菓子作りの準備を始めた。
ウィンは魔法でリルムに指示された通りの
材料と調理器具、キッチンステージを全て揃えた。
話し合いの末、リルムはウィンに
「クッキー」の作り方を教える事にした。
着々と準備を進める2人を他の3人は
かなり不安な様子で見つめていた…。
「おい、止めなくてよいのか?」
「止めてもムダだろ〜なぁ…
 リルムもウィンも本気で張り切っちまって
 オレ達の声すら聞こえてねーし…」
「大丈夫でしゅかね…?」
お菓子作りで張り切っているウィンとリルムにとって、
3人はすっかり蚊帳の外の存在となっていた…。
「いいですか?ウィンさん!まずは手をよく洗って、
 エプロンをかけてください!」
「は〜い!」
リルムの指導にウィンは元気良く返事をした。
3人はこれから起こるであろう嫌な予感を抱きつつ、
風の神殿から離れて、聖なる樹の神殿へと戻る事にした。



まだ続きます!


■ MIKI (4回/2013/07/17(Wed) 23:56:32/No5372)

はじめまして!レイラさん!!
このお話、とってもおもしろいです!!!
続きが気になります!


■ レイラ (63回/2013/07/22(Mon) 03:25:53/No5373)

初めまして、MIKIさん。私はレイラと申します。
この度はこのような素人小説にコメントしていただき、
真にありがとうございます。
では早速プロフィールを…
~~~~~
PN:レイラ
性別:女
年齢:18歳
好きな妖精:ガイア族、稀に時の妖精
好きな組み合わせ:火水、風雲、騎士と詩人、
        詩人と占星術師、僧侶と詩人ect…
~~~~~
ざっくりこんな感じですので、よろしくお願いします。
>このお話、とってもおもしろいです!!!
>続きが気になります!
嬉しいお言葉をありがとうございます!
続きでしたらもうすでにこの小説版に
別の記事で置いてありますよ?
「ガイア族☆物語~ゲスト付きリクエスト編2~」
という続きかつ完結物がありますので
タイトル欄から探してみてください。
では、またよろしくお願いします!


■ ゆみか (27回/2015/11/28(Sat) 00:26:17/No5672)

こんばんはっ、そして始めまして♪♪ゆみかですっこれからも小節頑張ってください。 ではっ(^^♪


■ わらっち (14回/2015/11/28(Sat) 16:40:20/No5673) 2015/11/28更新

レイラさん、ゆみかさん、こんにちは!!

レイラさん、初めまして!
私はわらっちと申します(^^)
普段は掲示板で活動しています(^_^)

これからも宜しくお願いします(^-^)v
またいつか新作の小説を期待しています(°▽°)

では☆



△NO.5096 に返信△
お絵描き   横 ×縦   
Name // E-Mail// FontColor/
URL // Icon // File /
コメント/ /削除キー/


5620/ NO TITLE
□投稿者/ ゆみか -1回-(2015/11/18(Wed) 19:56:09)

こんにちはー♩ミルモ大好き人間ゆみかデーす♪
今回初小説家デビューです!!!初めてで緊張していますが、頑張りたいなと思います!!以後よろしくお願いします。内容がおかしければコメントをください。なるべく長く続くようにがんばります!!!

2015・11月19日㈭からスタートしまーす♩


■ ルクアンディー (1回/2015/11/19(Thu) 16:33:47/No5623)

どうもルクアンディーでーす楽しみに待ってるね!
健闘を祈る!
みるみるみるもでぽん!
以上ルクアンディーでしたー


■ ゆみか (3回/2015/11/19(Thu) 17:43:20/No5625)

ハロー


■ ゆみか (4回/2015/11/19(Thu) 18:24:46/No5626)

あらすじ
ミルモ達は一度妖精の里に帰り、人間界に戻るところまで、スタートしまーす♩

[クリスマスの夜に]
人間界・・・  
楓 [やっと日曜日だ―!!]
楓 [今日は何をしよっかなー♩]
楓 [ってあれ?ミルモがいない]
楓 [あっ、いっけない今日はみんなでクリスマパ―テ
  ィ するんだった]
  スグに準備しなくっちゃ]
そのころ妖精界では・・・
ミルモ[わーい♩待ちに待ったクリスマスだぜぃ]
ムルも[マシュマロ食べほーだいでしゅ♩]
リルム[もう、2人ともお菓子の事しか考えていませんわ
   ね]
ヤシチ[ほんとなのだ、2人ともこどもなのだー]
ミルモ[なに〜!!]
リルム[そろそろ人間界に帰ったほうがよろしいのではな
   いでしょうか?]
ミルモ[そーだな、そろそろ人間界に帰るか]

ミルモ[楓ー今帰ったぞー]
楓  [きゃーーーーーーー―!!]
ミルモ[どうしたかえで!楓!!]    続く

次回
[クリスマスの宝物]
やばい!全然アイデアが思いつかない・・誰かアイデア教えて〜 (自信ないかも…。) 







■ イヴァン (27回/2015/11/19(Thu) 18:35:54/No5627)

アイディアですかー。参考になるかは分かりませんが、
クリスマスはイエス・キリストの復活祭と言われており、
その日の12月25日にミサを行います。

ロシアは他のヨーロッパと約2週間送れでクリスマスをやり、これをユリウス暦でいう1月7日に行います。

楓が悲鳴をあげたという事は何かとんでもない事件が起こるのですね。
例えば、無数の小さな黒いサンタクロースに囲まれて袋の中に詰められて、異世界に連れてかれる?
とかどうでしょう。

では!!


■ ゆみか (6回/2015/11/19(Thu) 18:45:00/No5629)

いぶぁんさんいいアイデアありがとうございました。
これを参考にして続けたいと思います
だいたい明日の6時ごろに更新したいと思います。
以上!!ゆみかでしたっ


■ ルクアンディ (1回/2015/11/20(Fri) 17:46:33/No5638)

楽しみだなガンバって更新して下さい
以上ルクアンディでしたー


■ イヴァン (31回/2015/11/20(Fri) 18:23:35/No5639)

ルクアンディさん、こんにちわ。

コメントするときは最低四行を目安にしてください。
ムルモ屋の小説を盛り上げるよう、お互い頑張りましょう!!
では、イヴァンでした〜。


■ ゆみか (11回/2015/11/20(Fri) 21:10:18/No5641)

2時間も遅れてしまってすいみせんでした・・。
前回は少し短かったので今回は長めに書きます!!
第2話[クリスマスの宝物]だっけ?
楓が目にしたのはなんとサンタさん!?でわなくなんとクリスマスにしか現れないサンタ族の妖精でした。
楓 [何このサンタさんちょ―可愛い♡]
ミルモ[なんだよ、ただのサンタクロースかよっおどろい
   てそんしたぜっ]
って 2人[エー――――――]
サンタ [なにもそんなにもおどろかなくてもよかろう]
サンタ [それよりもお前たちにたのみがあるのだが]
ミルモ [なんだ?たのみって]
サンタ [わしは、子供たちに夢を与えクリスマの夜に
    プレゼントを配る・・・つもりだったのだが、
    そのかんじんのプレゼントをサンタ村に忘れてき
    たんじゃっ]
ミルモ [それじゃあプレゼントはどうするんだ!?]
楓  [そうよ、子供たちにプレゼントを渡さないとみん
   ながっかりしちゃう]   
ピーンポーン
楓  [はーい]
その時来たのは結木たちだった。楓は今までのことを話す・・・
松竹 [へぇそんな事があったんだ]
あずみ [サンタクロースも意外と大変なのね]
結木 [もしよければ、俺、手伝うよ]
あずみ [えっ!?結木君も行くなら私も行く♩]
ムルも [面白しろそうでしゅね♥僕も行くでしゅ]
リルム [わたくしも協力させてもらいますわ!!]
ヤシチ [みんなが行くならせっしゃもいくぞ]
ミルモ [よーしっ、そうと決まればサンタ村にしゅっ
    ぱつだー!!]
一同  [おーーー!]
次回
第3話[サンタクロースの贈り物[]
おたのしみに♥
    



■ ゆみか (14回/2015/11/20(Fri) 21:23:26/No5644)

げっ、入力ミスしてしまった。
なんかすいません・・・。


■ ゆみか (15回/2015/11/20(Fri) 21:39:04/No5645)

げっ、入力ミスしてしまった。
なんかすいません。


■ ゆみか (16回/2015/11/20(Fri) 21:43:46/No5646)

げっ、入力ミスしてしまった。
なんかすいません・・。


■ わらっち (10回/2015/11/20(Fri) 21:44:51/No5647)

ゆみかさん、イヴァンさん、ルクアンディさん、今晩は!!

ゆみかさん、初めまして!!
私はわらっちと申します!!
普段は掲示板の方で活動しています(^^)
宜しくお願いします(^-^)v

ゆみかさんの小説、とっても面白いです(*≧∀≦*)
3話も楽しみやわv(・∀・*)

ところで、イヴァンさんからもご指摘がありましたように、1つのカキコには最低4行は書いて下さい。
こやまるさんではないのであまり細かいことは言えませんが、守って頂きたいです(^_^)

>げっ、入力ミスしてしまった。
ゆみかさん、レスのカキコの横に削除キーがありますよね!?
そこに暗証番号を入力すれば、このページの一番下の削除フォームで編集ができますよ(°▽°)


■ ゆみか (17回/2015/11/20(Fri) 21:56:24/No5649)

わらっちさん、ルクアンデイこんにちはゆみかです。
今のは本気の入力ミスでした。
これからこういうミスも増えると思いますので
多めに見てください。
次回はなるべく早めに更新します!! ではっ


■ ゆみか (18回/2015/11/20(Fri) 22:06:22/No5650)

さんつけるの忘れてたっ💦(恥)


■ ゆみか (19回/2015/11/21(Sat) 13:32:31/No5655)

ミルモたちがサンタ村に行く所から始めます。
第3話
[サンタクロースの贈り物]
ミルモ[ところで、どうやってサンタ村に行くんだ?] 
楓  [そういえば、でもソリなんてないし・・・。]
サンタ[大丈夫じゃ、ソリならここにある]
楓  [でも、私たちはソリが小さすぎて乗れないよ?]
ミルモ[オレにまかせろっ]
ミルモはまほうを使って楓たちを妖精に変身させた。
サンタ[ミルモさんは、このようなまほうがつかえるのか
   !]
ミルモ[ああっ、オレだけではなく、妖精はみんなまほう
   をつかえるぜ!!]
リルム[そうですわ!なのでピンチな時はわたくしたちに
   お任せ下さい!!]
ムルも [そうでしゅよ]
ミルモ [よーっし、そうときまれば妖サンタ村にいくぞ
    −!!]
一同  [おーーー]
ミルモやサンタたちはマグカップの中に入り、妖精界に行
った。
ミルモ [ついたぜっ]
その時サンタが持っていた宝石に光のやじるしがさした。
ミルモ [なんだ?その宝石.]
サンタ [これは、サンタ村の道を案内してくれる宝石だ
    。簡単にいえば地図のような物だっ]
ミルモ [なるほどっ]
楓  [じゃあ、その光をたどっていけば、サンタ村がど
   かわかるかもしれないわ]
結木 [そうだな、じゃあこの光をたどっていこう。]
ミルモ [今その光は北の方をさいてるから、あっちの
    方角だっ]
あずみ [じゃあ早速そっちえいきましょう] 
ムルも [あぁいっ] 
リルム [そうですわね]
ヤシチ [しゅっぱつだー]
サンタ [しゅっぱーーーーっつ]
ベルの音とともにソリが空の上えとはしった。
 
雪が ふりはじめ、前に見えてきたのわサンタの家だった。
ミルモ [あっ、あれじゃねーか?サンタの家って]
楓 [ほんとだーー]
サンタ [ま、間違いない、わしの家じゃ]
一同  [やったーーーー♩]
サンタたちはソリから降りて、家に入る。
ミルモ [ここがサンタの家か]
あずみ [意外と広いのね]
リルム [サンタさま、もしかしてこれがプレゼントでわ
    ないのですか?]
サンタ [確かにプレゼントじゃが、今戻ってももうまに
    あわん・・・。]
サンタ [わしは子供たちの夢を守れなかった・・・]
ミルモ [バカやろーーーー!!]
ミルモ [それでもお前はサンタクロースかよっ、子供た
    ちの夢をかなえる、それがお前の仕事だろ!!]
サンタ [・・・。そうですね、ミルモさんの言うとうり
    です。よーーーっしわしはやるぞーーー]
リルム [そのいきですわサンタさま!!]
ムルも [ファイトでしゅ!!]
楓 [そうよ!少し遅れたくらいでくじけちゃダメっ、
   プレゼントを配りに行こう!!]
ミルモ [おめぇはプレゼントが欲しいだけじゃねえか?]
楓 [そんなことないよっ] 
一同  [あははははは♩]
次回わついにクライマックス!!
第4話[メリークリスマス!!
    









■ ゆみか (20回/2015/11/21(Sat) 13:35:56/No5656)

サンタシリーズだけでわつまらないので、
何か新シリーズも募集したいと思います。
何か出てきてほしいキャラクターなど、どんどん募集してください!! 以上!! ゆみかでしたっ


■ イヴァン (37回/2015/11/21(Sat) 16:36:23/No5657)

どうも、イヴァンです。
妖精界のパラレルワールドとかどうでしょうか?
今のミルモ達とは性格も性別も違うような感じの。
前のごおるでんでやった「素直なfairyミルモ」みたいな皆の性格突然変わってしまうというのもいいと思うんですが。

>何か出てきてほしいキャラクターなど、どんどん募集してください!
キャラクターとはオリフェの事でしょうか?
一応、わたくしはヤシチが好きなのでヤシチメインの小説とか見てみたいです。

では!!


■ わらっち (12回/2015/11/21(Sat) 17:22:43/No5659)

ゆみかさん、イヴァンさん、こんにちは!!

じゃあ、ミルモとリルムのお城での話をリクエストします(^^)
ミルモ達がどんな王様、王妃様になっているか気になりますw

何か出てきて欲しいキャラクターと言うと、私は住ちゃんとはるかを出して欲しいです(〃ω〃)

では☆


■ ゆみか (21回/2015/11/21(Sat) 18:12:25/No5660)

いぶぁんさん、わらっちさんこんばんわ!!ゆみかですっ!新シリーズは、 
まだはっきりと決まったわけでわないですけど一応、
[それぞれの恋・決意]というのはどうでしょうか。
設定としてわ、ミルモとリルムの恋、ヤマねとヤシチ、
結木と楓、住田とはるか・・・というふうにそれぞれの
シリーズに分けたいと思います。
また何か意見があったらいってください!! ではっ





■ ルクアンディ (2回/2015/11/24(Tue) 16:12:30/No5666)

お久しぶりです
ルク アンディーです
いろいろとお騒がせします
そしてわらっちさん、イヴァンさんよろしくお願いします


■ ゆみか (22回/2015/11/27(Fri) 15:53:42/No5667)

こんにちわーーー♩、では、再びムルも小節はじめまーーっす!!今回は文章が長いと思うのでよろしくお願いします♩
第4話サンタシリーズ最終回!!!
ミルモたちは人間界に帰り、いよいよプレゼント配り開始です!!
ミルモ[なぁサンタ、プレゼントってどこからどこまで配
   ればいいんだ?]
サンタ[そうじゃのーー、だいたい北海道から沖縄まで
   配れればそれでいいのだが・・・。]
楓 [えーーーー!?北海道から沖縄!?]
あずみ[そんなの無理に決まってるでしょーー、それより
   結木くん♩一緒にケーキでも食べに行こうよ♩]
楓 [ひだかさん!!!結木からはなれてよーー]
サンタ[やはり無理があったか…。]
一同[・・・。]
ミルモ[いやっ、この世に無理なんて言葉はないぜっ]
楓 [ミルモ・・・。そうだよねっ、よーーーっし、みん
  っ、絶対今夜中にわ配り終わろう♪]
一同 [おーーー] ミルモ みるっみるっみるもでぽんっ♪
ミルモは魔法をつかいプレゼントを全国の子供たちに届けた。
その後ミルモたちは・・・。
楓 [はーーー、やっと配り終わった――]
ミルモ [サンタクロースもらくじゃないぜっ]
リルム [本当ですわ・・・]
ムルも [大変だったでしゅ]
ヤシチ [世話のやけるサンタクロースだなっ…。]
あずみ [本当よっ]
結木 [でもっ、プレゼントを配ったかいがあったんじゃ
   ないか?]
楓 [それもそうだねっ♪]
ミルモ [ああっ]
サンタ [ではっわしは、これみて、サンタ村に帰るとす
    るか・・・。]
楓 [そっか…。]
ミルモ [また、来年も会えるよなっ]
リルム [そうですわっ]
ムルも [また会いたいでしゅ]
ヤシチ [そうなのだっ]
サンタ [そうですね・・・、でわ、来年会いましょう]
こうして、クリスマスを迎える・・。
キャラクターとシリーズ物の募集ありがとうございまし
た。 今回は短すぎでしたねっ・・・。
第4話[ミルモの初恋!!]






■ ゆみか (23回/2015/11/27(Fri) 16:17:59/No5668)

こんにちはっ、ゆみかですっ。
いろいろアイデアは浮かんだのですが、やはり題名を変え
たほうがいいでしょうか?設定:ミルモは久しぶりに妖精介に帰った。・・・。翌日後、とある妖精の恋をしてしまい、リルムがその姿を見てショックを受けた。はたしてミルモはどうするのか!という話なのでよろしくお願いします!! でわっ




△NO.5620 に返信△
お絵描き   横 ×縦   
Name // E-Mail// FontColor/
URL // Icon // File /
コメント/ /削除キー/


5589/ ミルモ物語
□投稿者/ イヴァン -7回-(2015/07/27(Mon) 21:57:05)

はい、これからこの物語の小説を書いていただきます!!
長く続くかは分かりませんが……(-_-;)
では♪


■ イヴァン (8回/2015/07/31(Fri) 16:26:47/No5590)

春うららかな季節と共に、新たな大事件が発生する。




楓「うわーーー!! 完全に遅刻だー!!」
   皆さんこんにちは、そしてはじめまして私、南楓です。
今日から高校一年生になるわたしですが・・・・・・・
楓の母「楓ーーー!!! 早く支度しないと本当に遅刻するわよーーー!!」
母の声が聞こえ、慌てて制服に着替える楓。
   ※よし! わすれものはないよね?
支度を終え、外へ出ようとした所、
楓の母「あ、待ちなさい! 楓!」
母が楓を呼び止めた。
楓「え?何、ママ」
楓の母「制服のリボンわすれてるわよ。」
そういってリボンを楓に渡す。
母は飽きれながら、
楓の母「全く、あなたももう少ししっかりしてくれないとこまるわ〜〜〜。大体あなたって・・・・・・・・」
母の話を聞いているうちに腕時計を見て、驚愕する楓が
楓「ごめん! ママ、説教は帰ってきたらゆっくり聴くから!」
楓の母「ちょっと楓!?」
楓「いってきまーーす!!!」
バタン!!
楓の母「はあ・・・ 楓があんな感じだと、母親としては心肺なのよね・・。」






月黄泉学園高等学校 キーーン コーーーン 
楓「はあはあ、ま間に合った・・」
息切れをしながら玄関に向かおうと楓の後ろに誰かが突進した。
     ドンッッッ!!!!!
倒れた形で楓は見慣れない子に出会った。
謎の少女「悪い、大丈夫か?」
楓の前に立って、少女は金髪ショートを揺らしながら手を差し伸べた。


■ イヴァン (9回/2015/08/02(Sun) 01:42:26/No5591)

イヴァンです。
こんな感じで、話を進めていきたいと思います。
では!!


■ イヴァン (10回/2015/08/02(Sun) 12:51:02/No5592)

二話「まだ、序章に過ぎない」

手を差しのべられた楓はあわててスカートについた砂ぼこりを払いのけ、金髪の少女に礼をいう。
楓「えっと........ありがとう。 あの、名前は?」
楓が彼女に笑顔を向けて言ったとき、彼女の姿はどこにもなかった
楓「あれ?」
楓「おかしいな、さっきまでそこに........」「.........!?!?!」
楓がそう呟くと辺りの景色は一変し、不気味な空間に立っていた。
楓「嘘!? 学校の校舎は!?」
危険を感じたのか、楓は出口を探した。
長い長い回廊の末、ようやく出口にたどり着いた
そして出口のドアを出ようとした瞬間、声が楓の脳裏に焼きつく。子どもの様な、声で
「это не не избежать разу не ваш」
        




*気がつくと私は保健室にいた。どうやら校舎の玄関前で倒れてたらしいのです。
さっきあった出来事は今でも思い出す度にゾワッとしますが、たぶんあの夢を見た事で、私にこれからどんな学園生活がやって来るのか、大いに予想はつきます。
そんな事を考えながら、楓は再び眠りについた。

保健室の廊下に一人の少女が立っていた。
楓が出会った、あの金髪の少女が...................




■ ままな (55回/2015/08/02(Sun) 16:14:13/No5593)

イヴァンさん!こんにちは!

新小説とても楽しいです!続きが気になりますー!
これからも頑張ってください!

では☆


■ わらっち (6回/2015/08/02(Sun) 18:15:44/No5594)

イブァンさん、ままなさん、こんにちは!!

楓達の新しい高校生活、楽しみです(*´∀`)
ロシア語も出てますねww

これからの展開に期待してます!!


■ イヴァン (11回/2015/08/03(Mon) 16:55:24/No5595)

イヴァンです!! わらっちさん、ままなさんにそう言われると、嬉しくて涙出そうです!!( ;∀;)
本当にありがとうございます!!

でもこの小説、badendが大い話なんですよ。
なので、不快にしてしまうかもしれません。


■ イヴァン (12回/2015/08/03(Mon) 18:40:20/No5596)

では、お二人の期待に応えて、続きを描きましょう。

三話「それぞれが経験した悪夢」

松竹side

(松竹)南さんが保健室に運ばれてから、一時間あまりがたった。
南さんと三年間同じクラスになったから良かったけど、入学初日から倒れるなんて心配だな……。
松竹がそんな考えをしていると、一人の女性教師が現れた。
「皆おはよう。そして、入学おめでとう!!
私は三年間この担任を勤める早野だ。よろしく。」
そして拍手が教室に響き、拍手が止んだ事を確認し、
早野「今日は入学初日という事で皆不安になると思うが、私も皆と同じだ。
お互い助け合い、このクラスの団結力を深めようと思う。 それで、このクラスに転校生を紹介しよう。 少し、人数は多いがまぁ気にするな。」
入って来い、先生がそう言うと転校生達は教室の前に現れた。
人数的にだいたい11人くらい。

(松竹) いや、転校生多すぎるでしょーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
そら、びっくりするよね!?あんな人数教室に現れたら!!
と、松竹が心の中でシャウトするが当の皆は冷静だった。
(松竹)あれ?僕だけなの?なんで皆そんな普通に接してるの!?
と、そんな時に一人の紫髪の美少女がこちらに向き、にっこり笑っていた。
その笑顔に何か違和感を感じた松竹は
(松竹) あの子、僕に向かって笑った!?
そんな事を考えている矢先、いつの間にか授業は終わり、昼休みに差し掛かった。
楓も加わり、はるかがこう言った。
はるか「ねぇ、ちょっと良いかしら?」
あずみ「あら、あなたから話かけるなんて珍しいわね。」
はるかは少しため息を入れ、話を始めた。
はるか「私が皆に話たかったのは、他でもないわ。 信じがたいかも知れないかもしれないけど、昨日夢を見てしまったの。変な夢…」
住田「夢?」
住田の質問に頷くはるか。
(松竹)何だろう……森下さんにそう言われると昨日の事が脳裏に焼きつく。

時間は昨日の夜中に遡る


松竹「ハァハァ!! なんだよ、ここは!?」
松竹は夢の中で不気味な世界にとり込まれ、走り続けていた。
所どころに現れる人形達を払いのけ、出口を探す松竹。
松竹「あった!出口だ!!」
松竹が出口のドアに手をかけ、不気味な世界に出ようとした時、先ほど払いのけた人形が松竹の後ろに立っていた。
ひどくおどろおどろしい声で、
人形?「sie sind ein verrater」
夢はそこで途絶えた。

松竹(あの気味の悪い夢は何だったんだろう……)
しかし松竹が思ってる事は皆も同じだった。
何故なら全員同じ夢を経験しているのだから…。


■ わらっち (7回/2015/08/04(Tue) 09:31:57/No5597)

転校生が11人!?
設定が面白いですww
あの、松竹くんや皆の悪い夢の人形が話しているのってドイツ語ですよね(((^^;)
何て言っているのでしょうか!?

今の質問見て失礼だったらすみませんm(__)m
教えて下さったら嬉しいです(*´∀`)

では☆



■ イヴァン (13回/2015/08/04(Tue) 13:15:07/No5598)

わらっちさん、コメントありがとうございます♪
たしか、最後のドイツ語は翻訳すると、

「お前は裏切り者」だった気がします。
間違ってたらスミマセン( ;∀;)


■ わらっち (8回/2015/08/04(Tue) 14:14:36/No5599)

イブァンさん、ご返答ありがとうございます!!

なるほど、人形がこのようなことを言うのは、確かに怖いですね((((;゜Д゜)))
これからの展開、楽しみです(*´∀`)

では☆


■ イヴァン (14回/2015/08/04(Tue) 18:33:23/No5600)

続き描きます。

四話「螺旋階段」

あずみside

※あら、何? 私も自己紹介するの? まぁ いいわ。手短にするわよ。
あたしは日高あずみ。
誰もが認める美貌を誇る女よ。
そして、南楓のライバルでもあるの。
まぁ今はそんな事どうでもいいわ。
さっき森下さんが言った通り、皆同じ夢を見たという現状があるわ。
う〜ん、でも1つ違うのは人形に言われた事が異なっているだけ
全く!! こんなときにヤシチは何やってんの!?
あたしが危険な目に会ってもいいって事?



あずみが夢で体験した内容は以下の通りである。
長い長い螺旋階段。誰かを追いかける激しい足音。
ドッ ドッ ドッ ドッ ドッ ドッ ドッ ドッ ドッ ドッ
あずみ(もう!! いくらあたしが可愛いからって…。追いかけるのはやめてほしいわ!!)
あずみは疲れた足を少し休めながら、階段に座り込んだ。
あずみ(何よ…。これって夢よね!? それとも…現実…?)
そう考え込んでいる内に音が次第に大きくなりはじめる。

あずみ「くっっ!!」
あずみはまた先の見えない螺旋階段を降りはじめる。
そして、しばらくがたち、やっとの思いで見つけた薄気味の悪いドア。
あずみ(ハァ…ハァ…もう、…おってこないわよね?)
あずみは安堵し、勝ち誇ったかの様に呟いた。
あずみ「ふふ…。ざまぁみなさいよ。」

ふと、あずみは横たわっている人形に目が止まった。
やがて、気にもとめなくなったあずみは出ようとした瞬間。
人形がこう呟いた。
「p′u ert bara einmaha kona 」


夢はそこで途絶えた…


■ イヴァン (15回/2015/08/06(Thu) 21:41:19/No5601)

イヴァンです。ここからは話を展開させ、残りの人の夢は回想シーンで回収しますか。

さて、続きを描いていきますね。

4話「思わぬ再会」
学校を終え、それぞれが住むマンションに戻ろうとした時だった。
「グギャァァァァ!!」
けたたましい声が楓達の耳に響いた。
そして空を見上げようとすると、あの時見た夢の光景と同じものが…。
けたたましい声の主は犬の形をしたゾンビだった。
そのゾンビがこちらを向き、牙を立てて襲いかかろうとした時だった。
どこか生意気でそれでいてなつかしい声が…。

?「たくっ。こんなところでも出てくるんじゃねぇよ。」
振り返ると、転校生の一人の金髪少女が気だるそうに立っていた。
少女はゾンビの犬に向かって剣を取りだし、何やら呪文のような言葉を唱えた。
?「王宮のワルツ」
その言葉とともにゾンビ犬の体は一刀両断され、その体から嫌な腐敗臭を漂わせた。
あずみ「な、何なの!? あのこ」
さおり(…?おかしい…。まるで人間じゃないような…。ダアクとは違う何かが…。)
ゾンビ犬を叩きのめした謎の少女が退屈そうに呟いた。
謎の少女「あーあ。こんな弱いやつじゃなくてもっと強えのが良かったな。」
そう言ったあと、背後に迫るゾンビ犬が少女の首筋に襲いかかろうとした。
?「雪原の花吹雪」
と、不思議な言葉を発した黒髪の少女が現れた。
花のような雪結晶がゾンビ犬の体をすり抜け、
血しぶきをあげたゾンビ犬は動かなくなった。
そしてまだ尚現れるしつこいゾンビ犬
今度は2体だ。
それと同時に二人の少女達がゾンビ犬の背後にまわりこんでいた。
一人は翡翠髪の少女。
もう一人は紫髪の少女だった。
松竹(あれ?あの時の転校生?なんでこんなところにいるんだろう…?)
翡翠の少女「万有引力の法則」
紫の少女「笑顔の中の狂気」
ゾンビ犬の一体は突然体を伏せ、地面がめり込むほど体が反り返っていた。
紫の少女が放つ笑顔に思わず見とれてしまうゾンビ犬だったが、その彼女の影が蠢き、ゾンビ犬の体を食いちぎった。
するとあたりの不気味な空間は消え、元の場所に戻っていた。
金髪少女「ちぇっ。別に助けてくれなんて言ってねぇーよ。」
黒髪少女「貴様の身勝手な行動にはほとほと呆れるな。」
紫髪の少女「まぁ、雑魚悪魔も倒せた事ですし、結果オーライですよ。」
翡翠髪の少女「でもギリギリ間に合って助かりましたわ〜♪」
その四人の会話を呆然と見ていた、楓達。
ふと結城が我に返り、元の場所に戻っていた事にきずく。
結城(とりあえず…助かったのか?)
四人の会話はまだ続く。
すると、金髪少女がこんな発言をしだした。
金髪少女「やっぱり帰った後のデザートはくもっちょだよな♪」
黒髪少女「はっ、それはお前だけだ。そんなの」
この金髪少女の発言にはっと思わせた人物がいた。
それが楓だった。
楓は自分達と同じマンションに向かう少女を呼び止め、
意を決して訪ねてみた。
楓「もしかして、…… ……………………………ミルモ?」


その少女は楓を見て何故か笑っていた。
清々しい、太陽の様に


■ ままな (56回/2015/08/06(Thu) 23:00:10/No5602)

やばいです!やばいです!この続きちょー気になるっす!
もう文章力ぱないですね!テンションがマックスにひたりましたこれからも頑張ってくださいです!

d(^_^o)


■ イヴァン (16回/2015/08/07(Fri) 01:27:48/No5603)

ありがとうございます!!
その言葉が何よりの救いです!!
これからどんどん話が展開していくので楽しみにして下さい♪
イヴァンでした。では!!


■ イヴァン (17回/2015/08/07(Fri) 10:49:04/No5604)

イヴァンです。さぁ、こっからが勝負時です。
気合いを入れて頑張ります!!
では、続きをどうぞ♪


5話「妖精特殊部隊・白」

ミルモ?は楓に向かって笑顔で返事をした。
ミルモ「きずくのがおせーんだよ。このドジ野郎♪」
思わず楓はミルモに飛びついていた。
ミルモはびっくりした様子もなく、素直に楓の体を抱きかかえた。
楓は自分の中に押し殺していた感情を吐き出していた。
楓「正直言って…凄く不安だった。
これからママと離れて一人マンションで暮らしていくのが…。不安で仕方なかった。」
ミルモ「たくっ。さびしんぼの所は変わってねぇーな。」
楓達が中学を卒業したあと、妖精界から一事人間界で暮らす妖精達に妖精界に帰るよう言いつけられていた。
たった半年でも、楓達にとっては家族同然だった妖精達が離れてしまうのはあまりに酷な事だった。
聞けば、妖精界の五老人に許しを得、
今に至るという。
楓「でも、本当に帰って来たんだね。ミルモ」
ミルモ「まぁな。ん?てことはまた楓と一緒に暮らすってことか?」
楓は涙目になっていた目を拭い、
楓「当たり前じゃない。パートナーでしょ?」
その言葉を聞いたミルモの様子が一瞬違って見えた。
ミルモは、
ミルモ「あぁ、まぁそういう事にしといてやる。」
楓「もう、ミルモったら相変わらず素直じゃなーい!!」
ミルモと楓のやり取りを見ていた松竹はとっても笑顔だった。
松竹(ふふ♪ 南さん、やっといつもの調子に戻った♪)
松竹が楽しそうにしていると、紫髪の少女がこちらに近づいていた。
さっきの戦いに比べ、少しおづおどしている。
紫髪の少女「えっと…」
それを見た松竹は、
松竹「何してるのムルモ? あ、もしかしてお腹好いてる?」
ムルモと呼ばれた少女は少しビックリしていた。
ようやく発せれられた言葉は、
ムルモ?「ボクの事分かるんです!?」
そんな質問をされた松竹は笑顔満天に答えた。
松竹「なんでって、簡単さ♪ ボクがムルモの事をどれだけ知ってるって事だよ♪」
それでもムルモは質問を続けた。
ムルモ?「勝手に家を出ていった事、怒ってますか?」
その言葉にまたも笑顔満天で答える松竹
松竹「怒る? ムルモは故郷に帰っただけじゃないか♪それを怒るやつがどこにいるんだい。」
松竹は尚も続けた。
松竹「でも、これだけは言えるね。
……………………………………………………………………………………………………………おかえり、ムルモ…。」
松竹の笑顔に始めて涙を流したムルモはどこか決意に満ちた目だった。
ムルモ「………………………………………………………………………………………………………ただいまです。
松竹さん………………。」
泣きながらもその顔は笑顔だった。


先程からお互いをそらすあずみと黒髪少女
先に発したのはあずみだった。
あずみ「あんた、………本当にヤシチ……なの?」
うつむきながら、自身の無い様子だった。
すると黒髪少女はその質問にスッと答えた。
黒髪少女「あぁ、よくきずいた。
さすがは拙者のパートナーだけはあるな」
あずみはその言葉を聞いたとたん、ヤシチの両頬をつねり始める。
そしてこんな事を言った。
あずみ「あんたねぇ!! 半年も連絡しないでどこほっつき歩いてたのよ!!」
ヤシチ「い、いひゃいいひゃい!! 何をするのだ!?」
あずみ「何をするのだはこっちのセリフよ!
まったくこっちは!!…………こっちは!!…………こっちは!!…」
ふと、あずみは両頬を摘まんでいた両手を離し、うつむいた様子になった。
あずみ「あんたがいなくなってから、どれだけ大変な思いしたと思ってるのよ。…………………」
ヤシチはつねられた頬を撫でながら考えていた。
ヤシチ「いや、正直拙者もこんな長くなるとは思っても見なかった。」
頭を下げたヤシチは、
ヤシチ「何も連絡も出来ずに出ていったのは謝る。この通りだ。」
あずみ「…」
しばらくは沈黙が続き、やがてあずみはヤシチにこう言った。
あずみ「反省してるなら、さっさと部屋の掃除当番やりなさいよ。」
言っている事に理解が出来なかったヤシチは
あずみにこんな事を言った。
ヤシチ「もしや、拙者はあずみの部屋に住む事になるのか?」
あずみ「他に誰がやるっていうのよ。」
あずみの素っ気ない態度は相変わらずだったが、それが彼女なりの優しさだというのを
ヤシチは知っていた。

翡翠の少女「……」
少女は黙り、ただじっと地面と向き合っていた。
結城「……リルムか…?」
少女は小さくか細い声で、「はい」と答えた。
結城「……俺は」
少女、リルムの様子が少しおかしかった。
まるで罪悪感に囚われた死刑囚のように
結城「俺は怒ってないよ。」
発せられる再会の言葉がこれだった。
リルム「え?」
少し困惑気味になったリルムを見た結城は次にこんな事を言った。
結城「俺はただ、リルムが帰って来てくれただけで満足だ。」
やがてようやく聴こえるような声でリルムが
リルム「は………はい!!」
妖精と人間のパートナーの絆があった。
それを羨ましく見ていたさ住田達は、
はるか「パートナーか……。パンタは今ごろどうしてるのかな…」
住田もさおりも気持ちは同じだった。
住田「でも、南さん達はミルモと再会してるんだ。」
「きっとまた会えるよ。」
三人はその言葉を深く噛みしめた。
特にさおりは念じるように…。

再会の時間もつかの間、ミルモは楓達にあることを告げた。
楓「悪魔?」
そう、いま楓達の町や世界中に悪魔が巣食っているという事実が分かったのだ。
さらにムルモ曰、その理由もあり、
マルモ王達に妖精界に呼び出され、さらなる魔法強化を強いられていたのだ。
さっきの技なようなのも、ミルモ達が人間でいられるのも、魔法強化のおかげなのである。
ミルモ達が所属している部隊は二つに別れており、そこにアクミとヤマネもいるとヤシチの口から聴かれた。


皆はそれぞれがもっていたフェアリーコールを強化して貰い、その力で天神になることが可能になった。
楓達がそれぞれ、自分のマンション部屋に帰る時、ミルモはさっきの楓の言葉を思い出していた。
―――――――――‐‐‐‐‐「もう、どこにもいかないよね?」――――――――――‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ミルモは楓の後ろ姿を見ながら、
ミルモ(そりゃそうだ、俺達はそのためにわざわざこの時代まで戻って来たんだよ…。)
皮肉、それでいて悲しい声音だった。


■ イヴァン (18回/2015/08/07(Fri) 13:03:42/No5605)

長い、……長かった……。
次回はもう少し文章短くします。
イヴァンからの一言でした。


■ イヴァン (19回/2015/08/09(Sun) 23:57:33/No5606)

イヴァンです。
明日の昼頃に続きを更新したいと思います。
待ってるかた、申し訳ございません!!


■ イヴァン (20回/2015/08/10(Mon) 13:14:31/No5607)

イヴァンです。 では、続きを御見せしましょう。

第6話 「対悪魔特攻隊の加入」

明日が土曜という事もあり、松竹の別荘で緊急会議することになった楓達。
どうやら、人間界にやってきた悪魔達について
ミルモ達から話があるという。

ミルモ「まぁ、話てぇ事は色々あるんだけどよ。今日は大事な知らせがあってお前らを呼んできたんだ。」

楓「知らせって何?」

楓が尋ねるとミルモはムルモに合図を送り、
ムルモはある8つの小箱を取りだし、楓達に渡した。

あずみ「…? 何よ、コレ」

楓達は不思議に想いながらも、その小箱を開けた。
小箱の中には小さくされたデフォルメされた武器が入っていた。

楓はアーチェリー 結城は棍 あずみは槍
松竹はクナイ さおりは日本刀
住田は拳銃 はるかはサーベルだった。

松竹「コレ、ぼくたちが貰ってどうするの?」

松竹が聞くと、ミルモは答えた。

ミルモ「あぁ、ちょっとその武器で俺達と一緒に戦ってほしいんだ。」

はるか「誰と?」

ミルモはめんどくさそうに胡座をかき、言った。
ミルモ「何って…。あれだ。悪魔と戦うんだよ、お前らも。」

数秒間沈黙が続いたが、皆一斉に口を開いた。

八人「「えっ?」」

ミルモの言ってる事が理解できないのも無理はないかもしれない。 だが、

ミルモ「大丈夫だ。俺達が戦いのときにサポートしてやるから♪」
松竹&楓「いやいやいや!!」
特に楓と松竹はこの話に驚愕していた。

松竹「そりゃ確かに悪魔と戦うミルモ達に協力するって言ったけど!!」
楓「私達、戦うって言ってないよ!?」
楓と松竹の驚きを見てムルモ、リルム、ヤシチが

リルム・ムルモ・ヤシチ「大丈夫だ、問題ない」と言った。
二人「問題あるよ!!」
とは言うものの、結局妖精・人間の悪魔退治参加は決まり、楓達の壮絶な戦いは幕を開けた。

帰り道
ミルモと楓は二人暮らしのマンションに入り、
ミルモに少しだけこの武器の事を教えてくれた。
ミルモ「そいつは対悪魔用の魔力が宿ったアーチェリーだ。俺がそのアーチェリーに魔法を掛ければ大きくなるが、
そいつの真ん中に宝石みてーなのが埋め込まれてるだろ」

ミルモ「悪魔が近くに潜んでると宝石が光って反応し、戦える武器になるんだ。」
まだまだ理解しがたい所もあるが、
とりあえず使えるという事は分かった。

明日も休みだが、早起きを心掛けるようベッドに眠る楓とミルモ

楓(ミルモ達と戦う事になっちゃったけど、
コレからどうなるのかなぁ…。)


第7話「初めての戦い」に続く


■ イヴァン (21回/2015/08/16(Sun) 15:57:01/No5610)

皆さん、お久しぶりです。
では、続きを御見せしましょう。

第7話「初めての戦い」

日付は日曜、時刻は午前10時。
楓達は昨日ミルモ様に言われた通り、渡されたアクセ常態の武器で悪魔を探していた。

勿論、ミルモ様も同行している。
楓「なかなか見つからないもんだねぇ。」
ミルモ「まぁ、そうそう見つかる相手じゃねぇしな。」
あずみはヤシチを半目で睨みながら言った。
あずみ「あたしに何かあったら、ちゃんと援護するのよ。」
ヤシチ「わ、分かっているのだ…。」
(何故、拙者を睨む!?)
すると、突然アクセ常態の武器が反応した。

ムルモ「むっ! 近くに悪魔の反応があるみたいでしゅ!」
楓「ミルモ、どうするの?」
ミルモは楓達の前にいき、
ミルモ「今から俺達が言う呪文を唱えろ!
それで結界も開き、お前らも戦える!!」
いよいよ悪魔との初戦闘が始まるようだ。
ミルモ「ようし、リルム! ヤシチ! ムルモ!
お前ら準備は良いか!?」
リルム「万事OKですわ♪」
ヤシチ「そんなものとっくに整っている!!」
ムルモ「いつでも用意はできてましゅよ♪」
楓達も頷き、変身の儀式が始まった。


一旦切ります。


■ イヴァン (22回/2015/11/17(Tue) 06:16:08/No5616)

第8話「悪魔、ご対面」

ミルモ「ようし、お前ら準備はいいか!!」

リルム「はい!」
ヤシチ「心得た!!」
ムルモ「あい!!」

四人は楓、結城、日高、松竹のまわりに魔方陣を囲み、
奇妙な呪文を唱えた。
「「「「「fairyarumamennto!!」」」」

光りが楓たちを包み、そしてあっという間に楓達の姿は消えていた。
愕然と息を飲むはるかと住田。
最初に口を開いたのは住田の方だった。
住田「い、今のは・・・。それに、南さんたちは一体・・。」

楓達の心配と今のミルモ達の魔法におどろきを隠せない様子の二人をミルモは宥めるように説明を加えた。

ミルモ「安心しろ、さっきの魔法は悪魔と戦うための変身と転送魔法だ。」
はるか「てん・・そう・・?」

ミルモ「ああ、今のお前らには闘いに参加することはできねえが、とりあえずある男をここに呼んどいてやるからちょっと待ってろよ。」
ミルモは言うやいなや透明の翼を背中に出し、瞬時に飛ぼうとしたが、リルムに
リルム「ミルモ様ー!!わたくしたちは一体どうすれば!?」
リルムの質問にミルモは
ミルモ「お前たちはなるべくこの二人を守れ! おれは急いである男に状況とパピィ達を呼びつけてくる!!」

すると、またたくまにミルモの姿はなくなり、リルム達に見えない結界で守りを固められた。

住田(南さん達が心配だが・・今は俺が森下さんを守らなきゃいけないんだよな。こ、ここで意地を見せないと!!

森下はある事に考えついていた。
森下(そういえば、パンタとはしばらく会ってないわね。・・元気かな・・・。)
その表情には少し愁いを帯びていた。





ところ変わって楓達はというと、
先ほどのミルモ達の変身転送魔法で異空間に飛ばされ、
悪魔とのご対面を果たしていた。
その悪魔の姿は自分達のカラダのはるか倍以上あり、おぞましい姿で彼女達を見つめていた。

日高「う。グロイ・・・。」
松竹「うわぁ・・・」
結城「こいつが、悪魔?」
楓「・・・。」

今の楓達にはそれぞれの武器と武装、そして透明色の翼があった。
戦わなくてはならない。
それは分かっている。だが、震えが止まらない。
いざ、悪魔と対面するとその存在に畏怖してしまう。
しかし、こんなところでくよくよしているとミルモに笑われてしまう。
それは楓同様、結城達も同じ考えだった。
慣れない手つきで武器を振りかざし、悪魔に初めての戦いを挑んだ。


さすがに悪魔の動きは瞬間的にはやく、動きを読み取るのに必死である。
その間に攻撃を受けていた楓達ははやくも瀕死状態だった。
だが、四人はそれでも逃げなかった。
逃げたら変われない・・。
何故か、そう感じていたからだ。

結城(さっきから悪魔の声が響くな・・・。いや、これは気配か!?)
はじめてのたたかいで結城は自分の鋭い感を察知し、
すぐさま楓達に指示を出した。
日高「ゆ、結城くん。なんでこいつの動きわかるの!?」
そう言いながらも日高はいつまに覚えたのか。
悪魔の攻撃を防御で受け止めていた。
結城「いや、俺もよく分かってないが・・。たぶんこいつと前にも戦ってるような気がするんだ。なんとなくだが」
松竹「え? どういうこと? 僕らはこいつらに会うのは
始めてだよ?」
松竹は悪魔に怯えながらも、攻撃には難なくかわしていた。
結城「ああ、あったことは無い。だが、妙なんだ。
まるで、からだだけは戦い慣れているような・・・。」
日高「な、何よそれ・・・。

さすがにくたばらない楓達を見て怒った悪魔は奇声をあげ、楓達に総攻撃を仕掛けた。
楓たちは瞬時にかわしたが、結城はそこから動かなかった。
楓「!! 結城くん!! 避けて!!」
そう楓は呼び止めたが・・・。
結城の瞳が一瞬光り、その光の速度で悪魔の目玉に恨をつきつけた。
結城「そこだな。」

悪魔「ぎぎゃああああああああああああああああああ!!!!」
悪魔の奇声音が響き渡り、血しぶきが舞う。
その光景に楓たちは呆然とし、日高は一言呟いた。
日高「お、終わったの・・・・・?」
松竹は安堵し、戻ってきた結城にハイタッチをした。
楓は少し、安心したのか腰が抜けて立てなくなっていた。
結城はそれに気付き、自分の肩を楓に借りた。
結城「大丈夫か?」
楓「う、ううん。大丈夫だよ、ちょっと疲れちゃっただけ。」
さすがにはじめての悪魔のご対面と戦いと恐怖で心労もヤバイかもしれない。
日高もこれには同情した。
それと、同時にふたたび楓達に光りが包まれ、さっきまでいた異空間が無くなり、住田達が待機している場所に戻っていた。

はるか「!! 南さん!!」
戻ってきた楓達に安心し、はるかは親友の楓に駆け寄った。
はるか「頑張ったね・・。」
楓「えへへ、結城くんほどじゃないよ。」
結城の姿を見ていた楓はその凄まじい戦いぶりにますます惚れ直していた。

すると、懐かしい声が響いた。
「なんだか、随分汚れているけど。何事?」
楓「・・・・・!!!!」
声の主は楓にはすぐにわかった。
先ほどドイツから帰国した沙織が目の前にいたからである。
楓は疲れも吹っ飛ぶようなような表情で沙織に飛びつき、涙の再開をかわした。
住田とはるかはこの二人の関係をあまり知らないが、
相当な大親友であることを察知していた。
楓「沙織、また日本に暮らすの?」
沙織「ええ、桐生先生の知り合いの別荘にくらすことになったの。」
楓「あ、桐生先生も来てるんだ♫」
沙織「ええ、そこで色々お話したい事があるのだけど、」
楓と沙織の会話に入ったムルモは、
ムルモ「そういえば、アクミしゃんはどうしたんでしゅか?」
沙織「ごめんなさい、アクミはまだ用があるから日本に戻ってこれないの。」
沙織の回答に納得したのか、ムルモは「そうでしゅか」
と答えて、あとは何も云わなかった。

しばらくたってミルモが帰ってきており、そこに何故か桐生先生までいっしょだった。
何故、このふたりがいっしょに同行しているのかはわからなかったが、沙織だけは冷静にミルモと会話していた。
桐生「ああ、ひさしぶりだね。南さん。それと、リルムちゃん達。」
何故か、リルム達も冷静だった。
ますます、状況が分からない六人はただ呆然と立ち尽くしていた。


第9話「ツンデレ妖精と幽霊妖精」に続く・・


■ イヴァン (23回/2015/11/17(Tue) 06:22:17/No5617)

はい、どうも二ヶ月ぶりです。
イヴァンです。
小説の続きが遅くなってしまったことに深くお詫び申し上げます!!!


■ イヴァン (24回/2015/11/18(Wed) 13:54:35/No5618)

第9話「ツンデレ妖精と幽霊妖精」

やはり、桐生先生がミルモ達と対話するのは癪に障るのだろう。
日高は桐生先生により、ものすごい形相で睨みつけた。

日高「あなた、まさかだアクとかじゃあないでしょうね?」
日高の質問は少し強引過ぎたが、みんなが聞きたがってることに関しては同じだ。
しかし、住田と森下はダアクの存在を知らないので、
森下「ダアクって?」
南「とても悪い悪魔でね、人間界と妖精界を滅ぼそうとした超本人なの。」
森下「そ、そんなやつが私たちのせかいに・・・?」
その話の輪に松竹がやってきて、
松竹「でも大丈夫♫ ダアクはミルモたちが倒してくれたんだ!!」
森下「し、知らなかった。」
住田も話に聞いていたがこれほどの壮大な奴だとは思わなかった。
日高はまだ桐生先生に突っかかっているが、それには沙織が先に口を出した。
沙織「この人は本物の桐生先生よ。安心して。」
日高「・・・・。まあ、江口さんがそういうのなら。」
まだ、なっとくしてない顔だったがとりあえずはこれで解決しただろう。
安堵した桐生先生が、
桐生「さて、色々お話したいことはあるけど、まだ全員揃ってはいないね。」
南「全員?」
すると、窓の外から物凄い勢いでやってくる何かがぶつかってきた。
???「わわわわ、と、止まって〜〜〜〜!!!!」
???「ぶつかるですっち〜〜〜!!!!」
???「こ、こら!! 止まれって!!」
ミルモ・ムルモ「「すっごい変な悲鳴が嫌って言うほど聴こえる・・・・・。」
まあ、兄弟の反応の通り、御察しになることもあるだろう。
ぶつかりそうになったまどを前回に開け、お約束?通りに
ミルモとムルモのカラダにダイブした人間の少女と少年。

南「ミ、ミルモ大丈夫!!?」
楓がミルモの心配をよそに、すでにムルモとパピィのケンカの声が響く。
ムルモ「なんで、思いっきりぼくのカラダにダイブするんでしゅか!!」
パピィ「しょうがないでしょ!! この身体まだなれてないんだから!!!」
そして、松竹と住田はそれを諦めの顔で眺めるわけだが、
松竹「た、大変だね。」
住田「う、うん・・・(´・ω・`)」
さて、楓たちはというと、ミルモの身体にダイブした少年のお顔を調べてみた。
まだ幼い面影が見え、右頬にパンダマークがある。
はるかは、たぶんそれがかつてのパートナーだとわかったのだろう。
少年、いや。パンタもこっちを向き、
パンタ「はるかお姉ちゃん!!」
はるかは涙目になりながら、パンタに駆け寄った。
体型は彼女と同じだが、それも構わなかった。
パンタ「おねえちゃあん。・゜・(ノД`)・゜・」
はるか「パンタ・・・。」
その一方でもうひとつの感動の再開もあるわけで・・。
住田「も、もしかしてパピィ」
パピィ「す、すみちゃ、あ。」
パピィは顔を赤らめて俯きながら何かを呟いている。
住田に何かを伝えたいのだろう。
パピィは思い切って口を開いた。
パピィ「た、ただいま!!! すみちゃん・・・。(//∇//)」
住田もその言葉にすぐさま返答した。
住田「・・・。おかえり、パピィ♫」

住田とパピィ、はるかとパンタのタッグが揃ったが、
アクミ「ったく、あいつらあんな顔ぐしゃぐしゃにしやがって・・・。」
沙織「あら、あなただって目元が潤んでるわよ。」
アクミ「ふん、こっちのセリフだ、バーカ♪」
アクミも先ほどの勢いでやって来たのだろう。
桐生「よし、これ全員揃ったかな。」
ミルモとムルモはカラダに思いっきり衝撃をあたったせいでかなりのダメージを喰らっている。
ミルモ「戦いのなかで一番手痛いダメージを受けた気がする・・・・。」
ムルモ「同感でしゅ。」
ヤシチは桐生に何か築いたことがあり、尋ねる。
ヤシチ「・・桐生殿。やつはまだ来てないのか?」
桐生「? ああ、ネズミのことね。うん、まだちょっと調べたい事があるらしくて。」
ヤシチ「そうか、」
楓の耳に聞き捨てならない言葉が浮かんだ。
楓「へ? ・・・・・ネズミって、もしかして」

第10話「人間の宣戦布告」


■ ゆみか (2回/2015/11/18(Wed) 20:02:55/No5621)

いぶあさん面白いです!!
次回も期待しています!!(新キャラクター希望)


■ イヴァン (25回/2015/11/18(Wed) 20:18:10/No5622)

ゆみかさんとは始めてですね。
どうもイヴァンと申します。

こんな文章力0の小説ですが、どうぞこれからも応援よろしくお願いします。
では!!


■ イヴァン (26回/2015/11/19(Thu) 17:10:09/No5624)

第10話「人間の宣戦布告」

皆が出揃った事を確認し、桐生先生が話の続きを語りだした。
実は桐生先生が妖精を見えるようになったのには理由があった。
桐生「・・・・たしか、まだドイツに滞在してる頃だったな。」

ーーーーーその日はとてもつかれてて、すぐに家に帰ったんだ。帰ったんだが、なぜか家の前に大きな店が現れてね。ーーーー

桐生先生はその不気味な女性にまるでとりつかれたかのようにマグカップを差し出し、正気が戻った時にいつの間にか自分の部屋にいたという。
住田「お、俺も最初はそんな感じだったな・・・。」

そして桐生先生は手にとったマグカップに飲みものを注ぎ、出てきた妖精がネズミだったという。

はるか「そっか、だから先生には妖精が見えてたのね。」
桐生「うん、そしてここからが本題に入るよ。」

ーーー僕はパートナーになったネズミに妖精界へ案内されてね、そこで王様にあったんだ。ーー
      ー回想ー
マルモ「うむ、よくぞ参った。わしはこの国の王、マルモと申す。」
ー王は僕に南かえでさんたち妖精のパートナーを守ってほしいと命じられたんだ。守ってほしい理由はこうだった。ーー

マルモ「妖精界は約700年前から悪魔が住まう魔界との闘いに明け暮れていたのだ。だが戦いは300年前に終結したはずじゃった・・・。つい半年前に平和に暮らすわしら妖精たちを悪魔たちは計り知れない力で襲いかかった。
大臣!!」

大臣「以下がなさいましたか?」

マルモ「例の画像をおみせしろ。」
大臣は王様の命に頷き、すぐに写真を桐生先生に差し出した。その写真に写っている宝玉はこの世のものとは言えない素晴らしい輝きを増していた。

マルモ「この宝玉は合計で72個あり、その8つのうちの
残り64個は悪魔どもに奪われてしまったのじゃ。」

桐生「そんな、貴重なものが何故あっさりと?」

マルモは首を振り、王としての責任と不甲斐ない表情を桐生先生にみせた。
マルモ「わからぬ。なぜ今になってわしら妖精界を襲ったのか・・・。奪われた痕跡として多くの兵士たちが悪魔にやられ、重傷を負った。無論、わしの妃サリアもな・・。」

王は真剣な眼差しで桐生先生を見ると、

マルモ「たのむ! 不甲斐ないわしが言うのもなんじゃが、人間のパートナーかえでさんたちとミルモ達を守ってほしい! 大人のパートナーが一人でもいれば、身の安全は安心出来る! このとおりじゃ!!」

王が頭を下げるのはまさしく悪魔たちの最終決戦に立ち向かう姿だった。700年前に戦をはじめた理由は未だ語らなかったが、大人としての対応を桐生先生でも息を呑むような光景だった。これは、妖精達だけの問題じゃない。
人間も悪魔に宣戦布告しなくてはならないのだ。
桐生「そしてその後人間界のドイツに戻り、沙織ちゃんの帰国と共に日本に戻ったんだ。ぼくの話はすでに沙織ちゃんとアクミちゃんの二人には言ってあったが、君たちにこの別荘に集まってもらい、改めてお話したかったんだ。」

桐生先生の話は終了し、皆の表情は聞いているうちに真剣な顔つきに変わった。特にミルモとムルモの表情は、王家の任命としての責任を感じているのかがわかる。
皆は教師の許可を得、沙織の別荘に一週間泊まることになった。
一週間の間に悪魔退治の準備に取り掛かることになった。

チームとしてはこうだ。

悪魔退治・ガンマン「「ムルモ・松竹・リルム・結城・
パピィ・住田」」

悪魔退治・サーベル「「ヤシチ・あずみ・ヤマネ・桃・パンタ・はるか」」

潜入捜査特別部隊「ミルモ・かえで・アクミ・さおり」

ソロモンの書 創社「桐生」側近・ネズミ

それぞれの部隊が結成され、これから長い戦いが始まる。
そう考えると、楓の気持ちは恐怖に満ち溢れた。
しかし今の自分には人間になったミルモやリルムがいる。
くよくよなんかしちゃいられないと自分で自分を叱咤激励した。

そんな夜を過ごしている間に、ヤシチはまだ妖精界に滞在しているヤマネと連絡を取っていた。

ヤシチ「そちらのほうはどうだ。・・・こちらはようやくほとんどのパートナーが集結し、今は夜で皆寝静まっている。」
  ヤシチの対応にヤマネは
ヤマネ「そうでございますか。・・・。こちらも、国や里の治安に取り掛かっており、一段落終えたので、そろそろ人間界に戻ろうかと。」

ヤシチ「ふむ、ネズミからはそう連絡しておこう。」

ヤシチは妖精時計を切り、ふと空を見上げた。
月明かりが眩しく、久方ぶりの平和が身体に染み渡っていく。
ヤシチ(この宝玉を託された時から、拙者の決心は変わらない・・・。)
横を向くといつのまにかいたのか、ミルモがとなりに座り込んでいた。
気まずい空気になりつつも、ヤシチはミルモに語りかけた。

ヤシチ「貴様は今回の件、どう配慮する?」
発した言葉がそれだった。その言葉にミルモはこういった。
ミルモ「解決する、しないかよりよ、俺はけじめつけてーんだ。もうこれで親父の闘いに終わりが迎えられる。700年前の話は詳しくは言えねーが、悪魔なんざ、一匹残らず蹴散らしてやる。」

ミルモは窓越しにいる妖精にかたりかけた。
ミルモ「お前だって、その覚悟で人間界に戻ってきたんだろ?・・・ムルモ」

ムルモが俯きながらも返事はしなかったが、頷きはした。

ミルモ「さーて、今日は遅いしねよーぜ♪」
ヤシチはミルモを止め、
ヤシチ「まて、お前自身はどう思ってるんだ。・・・700年前の事は知らんが、語られぬ闇の歴史で貴様は何を見た。・・・きさまは」

ミルモ「何も見てねーよ。俺、眠いから先戻ってるぞ。
ほら、いくぞムルモ」

ミルモは飄々としながらムルモと一緒に寝室にいったが、ヤシチはミルモのさっきの言葉に不審感を抱いた。

ヤシチ「・・・・・。」
肌寒い夜、ヤシチは寝室に戻り、初日は終わりを迎えようとしていた。

ーーとある世界の夜、少女は綺麗な宝玉に映った寝静まる黒髪の少女を見つめ、こう呟いた。ーー

???「あなたの運命は私が握っている・・・。さあ、こちらへいらっしゃい・・。」
少女の瞳は黒く鮮やかで、それでいて皆の怪しい眼差しで
一人の妖精の名を呼んだ。

???「愛しい、・・・ヤシチお兄様♥」

第11話「くノ一妖精・ヤマネ」に続く・・・


■ ゆみか (8回/2015/11/19(Thu) 19:11:29/No5631)

ヤマネってくノー妖精だったんだ…。知らなかった。
てことで次回も期待しています♩


■ イヴァン (28回/2015/11/19(Thu) 19:28:05/No5633)

次回予告!!

ミルモとサリアの関係! 桃ちゃんがいよいよ満を持して登場!! そして、人間界に帰ってきたヤマネの今の心境はいかに!?

次回のミルモ物語に続く・・。

アクミ「また明日な。」
イヴァン「では!」


■ イヴァン (30回/2015/11/20(Fri) 16:43:52/No5637)

第11話「くノ一妖精ヤマネ」

すがすがしい朝がやって来たが、皆はまだ眠たそうだった。
それもそのはず。昨日までチームの会議をやっていたのだ。
しかし、ラッキーだった。今日は祝日の月曜と火曜が休みなので、学校は水曜からだ。
学校の投稿はみんな桐生先生の車と松竹のリムジンに送ってもらうことにしたのだ。
ちなみに桐生先生も楓たちが通ってる学校に転勤してくるようだ。

さて、本題へ戻そう。
朝の食卓の準備をしていた楓とあずみとはるかは女子同士の会話をしていた。
はるか「あ、ねえこれ塩加減薄くないかな?」
楓「うーん、わたしは普通だと思うけど。」
あずみ「どっちでもいいわよ、おいしけりゃそれでいいわ。」
などと会話をしていると、{ギャーーーーーー!!!」
突然、誰かの悲鳴がリビングに響き渡った。
楓「え!? 何々!?」
さおり「どうしたの?」
二階の部屋で寝ていたミルモとヤシチがようやく起きてきた。
ミルモ「なんだよ、朝っぱらからうるせえな〜。」
ヤシチ「何かあったのか?」
声は玄関の方から聞こえてきたらしく、結城と住田はすでに現場に到着していた。
声の主は松竹だった。そして、松竹に抱きついているのが・・・。
松竹「も、桃ちゃん、くるしい。避けて・・・。」
桃「香おにいちゃま〜〜♥。」
楓達「・・・・・・ヽ(´Д`;)ノ」

桃は皆の様子に気付き、ようやく松竹の体から離れて挨拶をする。
桃「ご機嫌麗しゅう。皆様方♪」
桃はワンピースの裾を上げ、丁寧にお辞儀をした。
桃「ほら、あんたも一応挨拶しときなさいよ。」
???「え、はい!ヽ(´Д`;)ノ」
言われた少女は桃の隣に立ち、ポニーテールの髪型で水色のワンピースを纏ってキレイにお辞儀をした。
???「皆様、大変懐かしく、久方ぶりでございます。」
かえで「え、誰?」
女の子はにこりとはにかむが、答えない。
しかし、
ヤシチ「お主、ヤマネか?」
ヤシチは眼を細めながら、ヤマネ?と言われる少女に向かい質問をした。
ヤマネ「は、はい!! 兄様! ヤマネは只今帰ってまいりました(*´∀`*)」
ヤシチに自分が分かってもらえて相当嬉しかったのだろう。顔を赤らめてテレ隠しをしている。
あずみ「で、何しに来たの?」
そうあずみが言うと、
桐生「あれ、桃ちゃんじゃないか。早く来たんだね。」
桐生先生が玄関にいる皆と桃を確認し、挨拶をする。
リルム「あの、先生来るのが早いとは?」
リルムが何がなんだかわからず聞いてみると、
桐生「あ、そっか。皆には言ってなかったね。ちょうど朝食も作り終わったから、食べながら話をしよう。」
皆はそれもそうだなととりあえす玄関を後にした。


松竹「え? 桃ちゃんもこのメンバーなの?」
一番驚いていた松茸が眼を大きく見開きながら先生の話を聞いていた。
桐生「うん、彼女も妖精のパートナーを持っているだろう? マルモ国王の命令として、彼女もこの「ソロモンの鍵会」に参加してくれる事になったんだ。」
参加はしてくれるようだが、彼女はまだ中学生だ。
そんな少女が悪魔に太刀打ち出来るだろうか。
桐生「大丈夫だよ、万が一相当な怪我を負ってしまっても、彼女には特殊な能力が備わっている。」
住田「特殊?」
桃は胸の真ん中あたりにある模様を見せてこういった。
桃「この模様がついてる子には自己再生の能力を表してるの。ほら、ここに十字架があるでしょう?」
さおり「本当だ。でもどうして梅園さんにそんな能力が?」
説明すると桃は武器としてのサーベルを主として戦うのを課せられているのだが、さすがにまだ中学女子の負担が重すぎるので、妖精界で忍者の里に行き、その長に特別にこの力を授かったそうだ。
ヤシチ「なんと、長までもが我々に協力を・・・。」
桃は服を戻し、松竹に向き直って言った。
桃「どう? これでも安心出来ませんこと? お兄様?」
松竹はしてやられたといわんばかりに顔を渋らせた。
松竹「うーん、でも心配だから戦う時はボクと一緒に行動しようね。」
一応、桃は正式なメンバーなのでこの別荘に一緒に暮らすことになった。
朝食も食べ終え、メンバーに分かれてそれぞれの部屋に戻った。

ヤシチ「ヤマネ、一つ聞いてなかったことがあるのだが、」
ヤマネ「はい、なんでしょうか。兄様」
ヤシチは少し悲しそうな表情をしながら忍者の里の事を聞いた。
ヤマネ「大丈夫でございますよ、皆様至って健康でございます。」
ヤシチは安堵し、ヤマネの頭を撫でた。
ヤシチ「そうか、それが聞けて安心した。」
ヤマネは顔を赤らめながら、
ヤマネ「あ、あの、ヤシチ兄様////」
ヤシチはヤマネのあたまから手を離し、
ヤシチ「ん? ハグの方が良かったか?」
ヤマネはさらに顔を赤らめ、狼狽した。
ヤマネ「い、いえ! 決してそのようなことでは!!」
と、おろおろしながら言っていると、
あずみ「あんたたち、何いちゃついてんの?」
桃「ヤマネもこっちに来なさいよー。」
パートナー達は既に指定の椅子に座っていた。
ヤシチ「おお、すまない!!」
ヤマネ「今、参ります!!」
先ほど、赤らめていたヤマネだが、ヤシチの優しさに内心嬉しさを感じた・・・。

潜入捜査特別部隊
ミルモは頬をつえながら、昨日ヤシチに言われた事を思い返していた。
ヤシチ(語られぬ歴史の中で貴様は何を見た。)
ちっと舌打ちをし、ミルモはその会話を忘れようと眼を閉じた。
しかし、閉じた瞬間傷つき、自分とムルモを庇って倒れた母の姿が見えた。
その光景の中でムルモは泣き叫び、ミルモはただ呆然と立ち尽くしていた。
母サリアを襲った悪魔はこういった。
???「これから、お前たちはもっともっと恐ろしい地獄が待っているだろう。特別にこれをやる」
悪魔は禍々しい声でミルモとムルモの背中に焼印を施した。
焼け付く印を付けられたミルモはようやく声に出して悲鳴が
ミルモ(あ``ああああああああああ!!!!!)
ムルモ(うわあああああ!!!!)
そして二人は倒れ、悪魔は最後にこう呟いた。
悪魔「お前たちが??するのを楽しみに待っているぞ。
その光景をお前のパートナーとやらが見れば、さぞや絶望するだろうな」
そして最後に悪魔が自分の血をミルモとムルモの口に含ませ、城を後にした。

楓「ミルモ! ミルモ!! 起きて!」
ミルモ「はっ!!」
ミルモは自分が寝てしまったのかと周りを見渡し、
アクミが
アクミ「お前、すげー汗だな。変な夢でも見たか?」
ミルモは額に滴る汗を確認し、
ミルモ「いやあ、わりいわりい。宇宙人に追い回される夢見ちまった(*´∀`*)」
アクミ「∵:( °ω °)ブッ!?なんだそりゃ!(*´∀`*)」
楓とさおりはほっとなでおろし、
楓「もう、ミルモ心配しないでよ。」
さおり「とりあえず、具合は大丈夫なの?」
ミルモ「ああ、ピンピンしてらー!!」
三人はやれやれとしながら椅子に腰掛け直した。
ミルモ(こいつらいこんな汚え模様見せられるわきゃねーよ。)
あの日、悪魔に付けられた焼印が、取れることなく二人の王子の背中に刻まれていた。


第12話「住田・森下、初悪魔退治!!」へ続く・・・。


■ イヴァン (35回/2015/11/21(Sat) 02:17:30/No5652)

第12話「住田と森下、初悪魔退治!!」

会議も終え、時刻は昼の12時を廻った。
住田ははるかと一緒にリビングで料理の用意と盛り付けをしに行った。パピィやパンタも手伝うといい、四人で行くことになった。
しかしリビングの扉を開けようとした途端、そこはリビングの風景ではなく、ピカソ絵のような毒々しい異空間だった。
はるか「住田くん、これ・・。」
自分たちに起こった出来事を把握してか、はるかはまわりを警戒しながらサーベルを構えながら言った。
住田も拳銃を構え、
住田「・・・・。どうやらお出ましのようだよ。悪魔さんが・・・。」
悪魔は蠅のような姿を纏い、ただならぬ異臭を放つ。
パピィ「う、なにこいつ・・・。臭・・。」
すると、地面の下から蠅がたかり、その蠅を操るように
その悪魔は口を開いた。
???「ごきげんよう、今宵は良い一日で。わたくし、悪魔のベルゼブルと申します。」
その悪魔は丁寧に挨拶をし、
ベルゼブル「さて、あなた方がここに迷い込んだという事は、敵。とみなしてもよろしいので?」
突如、ベルゼブルは身構えるはるかたちに無数の蠅を操りながら襲いかからせる。
ベルゼブル「フッ・・・。他愛もありませんな・・。!?」
蠅たちが頭上にポトリポトリと落ち、炎に包まれ死骸となって消えた。
ベルゼブル「これは・・・・!!」
驚きを隠せないベルゼブルの前に現れたのが、
パンタ「はるかお姉ちゃん、大丈夫ですっちか?」
パンタが鬼火で間一髪、蠅達を撃破してくれたのだ。
はるか「ありがとう、パンタ。」
パピィ「さーて。」
四人は武器を構え、前方後方からベルゼブルに突進した。
サーベルを振りかざし、指揮者のように振り下ろす。
だがそのサーベルはベルゼブルの素手で止められた。
止められた反動ではるかは一歩前に後ずさり、
はるか「一筋縄ではいかないわよね・・・。」
そしてパピィはどこから出したのか戦艦を召喚させた。
パピィ「さあ、この悪魔を一網打尽にしなさい!! 」
パピィは操縦なしで戦艦を動かし、大量に召喚した戦艦でベルゼブルのカラダを撃ち抜こうとする。
ベルゼブル「ふん、そんな今にも撃ちますよという武器がよけられないわけがない。」
ベルゼブルは後ろに畳んだ羽を広げ、空高く舞い上がる。
空高くに参ながら、ベルゼブルは高々と笑う。
ベルゼブル「ハハハ、やはり異性だけだったか。まあ所詮は人間と妖精。悪魔に太刀打ちできることは到底できん♪」
ベルゼブルは勝ち誇るようになり、禍々しい剣を取り出す。
ベルゼブル「さあ、この剣で苦しみ、悶えしね!!!」
禍々しい剣は投げ出された。
パピィ「なるほど、そう来るのね。すみちゃん、どう?」
住田はM64を取り出し、
住田「うん、この距離ならいける。」
投げ出された剣ははるか達にぶつかりそうになった。が、
パピィの戦艦と住田の的中的な拳銃が禍々しい剣を貫く。
ベルゼブル「なっ!!」
ベルゼブルは目を見開き、それだけではなかった。
パンタが手榴弾の煙でベルゼブルの身体を囲み、
ベルゼブル「う、ゲホゲホ!! 己・・・!!!」
煙をやっとのことで振り払い、パンタを標的にして今度は毒の滴る剣を振りかざそうとした途端。
「惜しかったわね・・・。」
はるかはべるぜぶるより早く前方にいき、毒の滴る剣をあっさり振り払う。
はるか「眠りなさい。」
はるかh手馴れたかのようにサーベルでべるぜぶるの身体を一刀両断した。
ベルゼブル「く、ククク・・・。よくこのわたくしをここまで追い詰めましたね・・・。しかし、わたくしたち悪魔は絶対的なふめ・・・。」
そのまま息を引き取り、肉片が爆発して飛び散る。
肉の塊の中に宝石のようなものわ見つけたパピィは、
パピィ「こ、これ盗まれたやつじゃない!!」
パンタ「綺麗ですっち。」
その宝石は赤く輝き、燃え盛る炎のように美しかった。
はじめての戦いだったが、二人は元々運動神経が良いのでなんの問題はなかった。
はるか「これが、そうなんだ。」
住田「でも、早く倒せて良かった〜。」
四人は安堵しながらパンタとパピィの能力で異空間に抜け出し、いつものリビングに戻った。


〜暗い暗い森の中で少年二人は燃え盛る炎の城で立ち尽くす。一人は無数の死体のなかで虚ろの目であたりを見わたす。一人は無数のけたたましい悪魔の声に泣き叫びながら
耳を塞ぐ。
金髪の少年はは、紫髪の少年は、妖精たちが焼け付く異臭の森の中で固く手を握り締めながら森の業火に消えた。
城の王の命令で逃がされ、二人は惜しむことなく進む。
たくされたのは希望か、絶望なのか・・・。
焼印に施された禍々しい悪魔の紋章を隠しながら・・・・

少年、いや少女はひるねから目を覚まし、忌々しい出来事を夢で思い返される。
怒りとも取れない憎悪をふつふつと煮えながら、紫髪の少女はお昼の香りと共に部屋を後にする。
松竹「ムルモ、さっき寝てたの?」
「はい、昼寝です♪」
ムルモは紫の髪を靡かせ、背中にはあの焼印が今も痛々しく残っていた・・・。


第13話「梅園桃の実力」に続く・・・。


■ わらっち (11回/2015/11/21(Sat) 07:13:25/No5653)

イヴァンさん、おはようございます!!

64個の宝玉は無事取り返せるのでしょうか?
しかも、最後のムルモが起きたシーンに焼印が残っていたとは、夢じゃなかったんですね((((;゜Д゜)))

次回も楽しみにしてます(^_^)

では☆


■ イヴァン (36回/2015/11/21(Sat) 12:55:52/No5654)

第13話「梅園桃の実力」
リビングで昼ご飯を済ませ、それぞれ休憩時間となり、
リルムはトイレに向かった。
女子トイレではなく、何故か男子トイレに・・・。
ミルモ「ちょっとまったーーーー!!(´Д`;)」
ミルモは冷や汗をかきながらリルムの身体を羽交い締めにし、トイレの外から出した。
ミルモ「お、お前、何考えてんだよ!!女子トイレこっち!」
と慌てふためくミルモにリルムは
リルム「大丈夫ですわ。ミルモ様」
ミルモ「大丈夫って何が・・(´Д`;)。」
リルムはミルモと一緒に男子トイレに向かい、そして
「いぎゃーーーーーーーーーー!!!」
それぞれ休憩をしていた皆は悲鳴がしたトイレに向かい、
あずみ「またこのパターン? こんなんじゃゆっくりしてられないわよ。」
楓「ア、アハハ・・・。」
まあ、悲鳴の正体はミルモなのだが、
はるか「なんで、リルムちゃん男子トイレにいるの?」
リルム「あ、はい。わたくし今体が人間の男性なんですよ〜。」
リルムは両手の頬を抑え、告白する。
その告白に皆は呆然と立ち尽くしていたが、
皆「「はーーーーーーー!!!???」」
外見としてはまだ女の子のリルムが何故よりによって人間の男子になっているのだろう。
さおり「り、リルムって女の子じゃなかった・・・?」
さおりが恐る恐る聞いてみると、
リルム「はい、でも王様がこっちのほうが体力もあるし動きやすいとこの姿にしてくださったんです。(*´∀`*)」
リルムは半ば嬉しそうに語るが、、
ミルモ「ク、クソゥ・・・。親父の奴・・・。」
ミルモの身体はというと、今は女性の身体になっているので、肉体的にいうと圧倒的にリルムが勝っているのだ。
パピィ「でも、なんで皆にはやく言わなかったの?」
リルム「フフ♪ それはお話の都合上ここが潮時かと♪」
あずみ「なんの話してんのよ。」
人間の少年になっても何故か声だけは変わってなかったので皆は中々気づかなかったらしい。
結城「リルムは身体の変化は、大丈夫か・・?(・・;)」
それでも冷静になっていた結城はリルムの身体を心配すると、
リルム「大丈夫ですわ。むしろ体が軽いです♪」
結城「そ、そうか・・・。」
この騒動はあっさり終了し、ふたたび自分たちの部屋に戻ろうとする楓たち。
ミルモ「ε=(・д・`*)ハァ…嫌なもん見た・・・。」
楓「だ、大丈夫だよ。リルムちゃんこの戦いが終わったら元に戻ってるって!!(´Д`;)」
ミルモのショックな顔を心配したが、一緒に行動していたムルモが、
ムルモ「楓さん、それはまごう事なき死亡フラグです。」
ため息をつきながら、自分たちの部屋に戻り、
それぞれ楽しい休憩時間を施した。

桃「うーーん。喉渇いたし、飲みもの取ってこようかしら・・。」
まだ休憩時間は終わってないので桃は自分の部屋から抜け、リビングに向かう。
向かっている途中に松竹とヤマネに合い、ついでというのもあって飲みものを選んでいった。
ムルモは既にリビングに戻っており、水を口に含む。
桃たちも喉が渇いていたので一杯飲み干すと、
グニョン・・。
何故か廊下の空間が歪み、桃たちが歩いていた廊下があの忌々しい異空間に放り込まれた。
桃「もう、これから部屋でくつろぎたかったのにー!!」
半ば桃は怒りながら大鎌を振りかざす。
松竹「うわあ、コレ久しぶりだなあ・・・(´Д`;)」
松竹も自分のクナイを構えながらこの空間に潜む悪魔を待っていた。
すると悪魔は地面から現れ、ワニの背に乗った老人が姿を晒した。
ムルモ「ご老人・・・?」
ムルモは不審に思いながらもトンファーを身構える。
ヤマネ「ご老人だからといって侮ってはいけません!!
このご老人も立派な悪魔でございます!!」
ヤマネはロケットランチャーを振りかざし、その弾丸を発射する。
一気に肩をつけようとすると・・・。
煙と共にヤマネも頭上から悪魔がにやりと笑いながら現れ、ヤマネの腕をワニが食い破る・・。
ヤマネ「・・・・・・グッ!!!!」
松竹「ヤマネちゃん!!」
松竹はヤマネの怪我にすぐさま助けだそうとすると、
桃「待って、香お兄様。香お兄様はムルモと一緒にあいつを足止めしといて。」
でもと松竹が戸惑うが、桃は心配するなといい、ヤマネの元に向かった。
それをみていた悪魔は今度は桃の頭上にワニの牙をたてさせる。がしかし、
ワニ「グワア!!」
ワニは突如空から降り注ぐ雷に打たれ、そのまま倒れふした。
悪魔もその雷に打たれ、少し身体を揺らしながら、
悪魔「グ、さ、流石じゃな・・・。たかが妖精だと侮っておったわい。」
ムルモ「そいつはお互い様ですよ。アガレスさん。」
ムルモはカラダの至るところから電撃を放出し、次攻撃に備えてまた身構える。
アガレスと呼ばれた悪魔は不敵に笑い、翼を大きく広げて
両手を地面に振りかざす。
アガレス「フォッフォっフォ♪ わしの名前を知っておるとは・・。ではこの力も知っておろう?」
アガレスは地面の地表を歪ませ、ムルモたちの足場を無くそうとした。
松竹はその地表に逃げ惑い、こう考えていた。
松竹(ボクでも、僕でも役に立てば・・・!!!)
そしてその地表が桃の身体を覆い、身体を拘束された桃は身動きされることなく地表に取り囲まれた。
ヤマネ「桃どの!!」
先ほど腕を直してくれたヤマネはふたたび弾丸を構えながらアガレスに立ち向かった。
アガレス「ほお、あの娘、自己再生の力をもっておるか」
アガレスは興味を抱き、地表で縛った桃を苦しめる。
すると松竹は何を思ったのか、地表に縛られた桃を助けようとクナイで穴を掘りはじめた。
アガレス「フフフ・・・。何を根拠にそんなことを・・。」
アガレスは地表をまた歪ませ、今度は松竹の身体を覆おうとする。
だがその地表は爆発とともに飛び散り、松竹の前に乱射用ロケットランチャーを構える。
アガレス「ちっ、しぶといのう・・。」
アガレスは半ば怒りに任せてこの空間の地表を歪ませる。
アガレス「さあ、この空間で地表に縛られ、未来永劫苦しみ続けるがいい!!!」
最後の力を振り絞ってムルモたちの頭上にも下にも地表を大きく歪ませて形勢逆転を狙おうとする。
だが、
アガレス「な、なんじゃあれは!?」
アガレスは目を大きく見開き、掘っても外れることは出来ない地表を破壊した松竹に少々ビビった。
松竹「ハアハアハア・・・・。ふん、なにが絶対に外せないだ。ついでに君のまわりにある地表を掘ってあげたよ。
落とし穴としてね♫」
アガレス「ぐぬ、貴様あああ!!」
アガレスは力の使い過ぎでそらに舞い戻り、たっているのでもやっとの状況だった。
すると、ヤマネがアガレスの頭上に現れ、
ヤマネ「こいつを喰らいなさい!! ソロモン72柱の悪魔!!」
ヤマネはロケットランチャーの種類、RPGー7を召喚させ、手痛い攻撃を喰らわせた。
アガレス「ぐわああああ!!」
ダメージを受けたアガレスは頭を抑え、その衝撃と共に煙で前が見えなくなった。
アガレスは油断したのか、桃の気配に気づけなかった。
桃「惜しかったわね・・・。」
アガレス「ぬぐ!!! 」
桃は大きくした鎌をアガレスの頭上に振りかざし、
桃「人間様を舐めるんじゃないわよ!!!」
それと同時にアガレス身体はまっぷたつに引き裂かれ、その体から例の宝玉が放出された。
そしてその血飛沫とともにアガレスは悲鳴をあげ、肉塊へと変わり果てた。
松竹「や、やったの? ぼくたちが・・・。」
一応桃の実力は聞いていたが、ここまでの身体能力を持っているのは彼も驚いた。
空間は元に戻り、いつもの廊下が現れる。
桃「ハア・・。ちょっと手こずっちゃったわ。汗かいたから風呂入ろ♫」
松竹「あ、待って!! 桃ちゃん!!」
松竹は風呂場に向かおうとする桃を呼び止め、ヤマネとムルモを助けた礼を言った。
桃「や、やだ。香お兄様ったら、そんなのは。と、というか同じパートナーとして助けだそうと思って・・・。」
桃はもじもじしながら松竹の褒め言葉に喜びを隠せずにいた。
ヤマネも二人のやり取りに安心し、こっそり自分の部屋に戻っていった。

一方ヤシチは部屋で一人考え事をしていた。
ミルモとムルモの変化がやはりきがかりだったが、その考えはふたたび忘れようと眼を閉じた。

第14話「二人の王子様」に続く


■ イヴァン (38回/2015/11/21(Sat) 16:44:59/No5658)

質問コーナー!!

イヴァン「皆様どうも作者のイヴァンです。
次回の第14話から質問コーナーを開始することになりました!! 」
ミルモ「普通、15話からやんねーか? 中途半端すぎだな。」
イヴァン「い、いいじゃん。たぶん皆気づいてないですよ。絶対いけますって!!」
ミルモ「すげー不安・・・。ε=(・д・`*)ハァ…」
さて、ミルモの事はほっといて、この小説で何か分からない事、または悪魔の名前の由来等、たくさんの質問とリクエスト要望待ってます!!!

イヴァン「では、次回のミルモ物語で」
ミルモ「またな〜。(ヾ(´・ω・`)」


■ イヴァン (39回/2015/11/21(Sat) 19:39:42/No5661)

第14話「二人の王子様」

夜の時間は決まって会議の時間帯となっており、
就寝時間は学校もあってか、10時までとなっている。
で、その会議が終わった直後、ミルモとムルモは先に風呂に入るといい、久しぶりに兄弟(といっても今は姉妹だが・・・。)水入らずで背中を流した。

二人は最初中々会話に入る事はできず、黙って風呂を楽しんでいた。
やがてムルモから口を開く。
ムルモ「お兄様は今、なんの宝玉をもってるんですか?」
ミルモはふむと考え、
ミルモ「宝玉ねえ、・・もう何とかの魂で良くね?」
どっちでもいいです、と聞こえたがミルモは
ミルモ「そうだな〜。親父に預かってるやつったら「セーレの魂」しか持ってねえな。ムルモは?」
ムルモ「「エリゴスの魂」です。」
そっか・・・。とミルモが呟き、会話はそこで途絶えた。
ふたたび沈黙が進み、二人は湯を堪能?していた。
やがて今度はミルモがムルモに話しかけた。
ミルモ「そういえばさ、楓達には72個の宝玉って呼んでるんだよな?」
ムルモ「・・・。」
ミルモ「親父がこの宝玉をすべて回収してただ持ち帰るだけって言ってたけどよ。もし、この宝玉の魔法使ったら、」


「俺とお前はどうなるんだろうな。」
ミルモの話を淡々と聞いていたムルモが湯から出てこう言った。
ムルモ「さあ、最悪悪魔にやられそうになってもこんな禍々しい宝玉には頼ったりしませんよ。」
ムルモの発言を聴きながらミルモはムルモの背中を見つめていた。
ミルモ「消えねえな。その模様。」
ムルモ「消えるって・・・。これは焼印なんですから一生無理ですよ。」
ムルモは嘲笑的な顔になっていたが彼女なりに笑って見せた。
ミルモ「ふん、んのわりには背中すゲー傷だな。」
異形な悪魔の象徴を施したムルモの背中はぼろぼろに傷が深く根付いており、おそらく自分でやった痕跡だろうと一目で分かる。
だがミルモも例外では無かった。彼女の背中にもおぞましい悪魔の出で立ちを施した模様の上に大きく切り裂かれた傷がこちらも深く根付いている。
だが、傷が付いただけで二人に刻まれた模様は二度と消えることはないと知らされたのだ。

ミルモも湯から出て身体を拭こうとする。
ムルモもやがて自分の濡れた身体を拭き、
次に待っている人に風呂を交代した。
歩いている途中でもやっぱり兄弟の会話は弾まない。
ミルモが部屋に戻うとした時、
ムルモがミルモのパジャマ服を引っ張り、か細い声で呟いた。
ムルモ「あんたが一人で僕を置いていったら、しにそうになったら追いかけてぶん殴って連れ戻してやる・・・。」
その掴んだ手は細く、今にも誰かに折られそうな哀しい手をしていた。
ミルモ「・・・・(´・ω・`)」
ミルモは何も言わずにムルモの頭を撫で、言葉さえ言わなかったが、大丈夫。大丈夫だと、彼を慰めた。
二人は部屋に戻った。二人の持っている宝玉は今二人の道具袋にしっかり入っている。
その二つの宝玉は一瞬光って見えたようですぐにその眩く怪しい光を止めた。
さらにふたりの影が異様に蠢き、まるで飲み込まれるかのような風景だった。
だが、二人は気づかない。
気づかずに、二人は着々エンドロールへと進まれる。
ループのように、御伽噺のように。

第15話「宝玉と72柱」へ続く・・・。



△NO.5589 に返信△
お絵描き   横 ×縦   
Name // E-Mail// FontColor/
URL // Icon // File /
コメント/ /削除キー/


5640/ 登場人物紹介その3
□投稿者/ イヴァン -32回-(2015/11/20(Fri) 18:40:36)

パンタ
幼い頃に病弱でこの世を去った幽霊妖精。
だが、今は天国の許しを得て人間のパートナーはるかと一緒に過ごす。
しばらくして一度天国に戻り、天界長の命令で悪魔退治に参戦することになった。
そこではるかと再会し、パートナー再結成を果たす。
武器は大鎌を扱い、能力としては鬼火や念力をなども扱う。
人間の少女になっているので学校にも通っている。
おそらく亡くなったのが推定として享年3歳なので、実際はムルモと歳は同い年である。


■ ゆみか (12回/2015/11/20(Fri) 21:15:39/No5642)

幽霊だと怖いイメージしかしないけど、
パンタはかわいいよね♩
時々パンタとパンダの入力ミスをする時が・・・ww


■ イヴァン (33回/2015/11/20(Fri) 21:49:41/No5648)

ヤマネ
忍者の里出身のくノ一妖精である。
ヤシチより実力は上だが魔法はからっきしであり、
人間界でパートナーになった桃と共に訓練している。
ヤシチのことが好きだが、礼儀正しさが相まって、デートまでには中々至らない。
ある日、妖精界の忍者の里の長に呼び出され、しばらく桃とは離れ離れになってしまった。
長の命令で悪魔退治に取り掛かる事になり、ミルモ達はすぐに人間界へ行って、人間になり、ひと足早く楓達と再会
彼女は妖精界の城にある図書館に特別に入る許可を得、
そこで悪魔の弱点や種類、名前、能力、対抗できる武器などを調べた。
調べた本の持ち出しも許可されていたので、一旦城をあとにし、忍者の里に戻る。
妖精界にふとして降りかかった悲劇を終わらせるため、自分も人間界に参ると長に報告し、許可を得て忍者の里を後にした。
後に桃と再会。桃を一旦妖精界に案内し、長に自己再生の能力とヤマネに魔力が込められた悪魔退治用のサーベルを手に入れた。
人間になったヤマネは少し小柄でスタイルは良い。
無駄に胸も大きく、ちょっと気にしている。
彼女の使う武器は主にロケットランチャーであり、能力としては湖や海を操ったり、自分自身が水になって悪魔に立ち向かう。学校には通うことになっているので、制服もある。


■ イヴァン (34回/2015/11/20(Fri) 22:36:11/No5651)

人物紹介ではないんですが、登場人物が使う武器と能力を書いてきます。
武器の変更をしていますので、御理解いただきますようお願いします。
ミルモ 武器:フランベルジュ 能力:鬼神に変身
リルム 武器:ハルバード 能力:草木を操る
ヤシチ 武器:グレネードランチャー 能力:陰陽術
ムルモ 武器:ファルシオン 能力:雷を操る
パピィ 武器:軍艦 能力:刃物に変化、または操る。
パンタ 武器:手榴弾 能力:鬼火の操り
アクミ 武器:ボウガン 能力:主に炎を体から吐いたり、自分自身が炎になったりする。
ネズミ 武器:戦車  能力:妖術
ヤマネ 武器:ロケットランチャー 能力:水を操る

以上です。では!!




△NO.5640 に返信△
お絵描き   横 ×縦   
Name // E-Mail// FontColor/
URL // Icon // File /
コメント/ /削除キー/


5583/ 登場人物紹介その2
□投稿者/ イヴァン -2回-(2015/07/24(Fri) 09:37:52)

リルム(人間年齢で16歳)
ミルモと結婚したが、ふたたび人間界で暮らさなくてはならなくなった。
ミルモの手伝いとして退治には参戦する
ちなみに生徒会は彼女が作った。
ミルモ達男子の方がモテる事に複雑を抱いている。
胸にコンプレックスを持っている。


■ イヴァン (3回/2015/07/24(Fri) 15:35:54/No5584)

ヤシチ(人間年齢で16歳)
ミルモを追って人間界にやって来た。
ついでに悪魔退治に付き合わされる。
ヤマネの恋心には鈍感だが……
性別も変えているため、正直胸が邪魔
小さいころから打倒ミルモを目指しているため、運動神経はそれなりに良い
正直、女子組にとっては羨ましい体系らしい
最近、男子の視線が辛い
余談だが、百合本にはまっている。
好物はかりんとう
武器は八砲手裏剣


■ イヴァン (4回/2015/07/24(Fri) 18:52:09/No5585)

ムルモ(人間年齢で14歳)
王様の命令で人間界に戻ってきた。
好物はマシュマロ
パピィとの関係は最近急接近している。
悪魔退治にはもちろん参加する。
松竹くんと同居している。
武器は触覚ビームと最近特訓していたガンマンで戦う。
もちろん性別は変えている。
昔のようにかわいこぶる事はなくなった
だが、腹黒は健在である。



■ イヴァン (5回/2015/07/26(Sun) 13:51:37/No5586)

パピィ(人間年齢で14歳)
ムルモを追って人間界にやって来た。
人間に変身し、ムルモと同じ学園の中等部に所属している。
住田くんと同じマンションに住んでいる。
好物はキャンディ
ムルモを守りたい為にこっそり自分を強くしていった結果うさぎを操ったり、帽子の耳を武器にする事にも成功した。


■ イヴァン (6回/2015/07/26(Sun) 14:05:18/No5587)

アクミ(人間年齢で18歳)
沙織の日本帰国と共に帰ってきた。
悪魔退治の事情はミルモ達から聞いていた
それと同時に彼女も人間に変身し、学園の高等部に所属する事になった。
好物はキャラメル
ネズミが来ると素直に馴れず、いつも重火器を喰らわせている。
ちなみに彼女は帰国早々ちゃっかり学園の生徒会長になっていた。
重火器で悪魔に対抗するらしい


■ ゆみか (10回/2015/11/19(Thu) 21:53:49/No5634)

みんな誰かのことを追いかけてきたパターン?
だとすると、アクミは誰を追いかけてきたんだ?


■ わらっち (9回/2015/11/20(Fri) 13:15:52/No5635)

イヴァンさん、こんにちは!!

登場人物設定を見ていると、これからどんな話になるのか楽しみです!!

それとゆみかさん、カキコは最低4行は書いて下さい(..)
あと、言葉遣いも「です・ます」など敬語も交えて書いて下さい。
ここの小説板もみんなで楽しく利用したいので…。

では☆


■ イヴァン (29回/2015/11/20(Fri) 14:14:43/No5636)

わらっちさん、こんにちわ!!

小説の内容、どうでしょうか?
設定がごっちゃになってわかりづらい所があると思いますヽ(´Д`;)ノ。
そういうのがあれば、わたくしに質問してください。(´∀`)

ここの人物紹介はミルモ物語に登場するキャラです。
後ほど、他の妖精のキャラ紹介も載せておきますね。
では!!


■ ゆみか (13回/2015/11/20(Fri) 21:19:58/No5643)

わらっちさん、イブぁンさんこんにちわ!!
ゆみかです!確かにコメント少すぎでしたね・・・。
次からは長めに書きます!!
これからもよろしくお願いします!!



△NO.5583 に返信△
お絵描き   横 ×縦   
Name // E-Mail// FontColor/
URL // Icon // File /
コメント/ /削除キー/


5608/ 夏祭り行こうぜ!
□投稿者/ プリン娘 -11回-(2015/08/12(Wed) 04:23:12)
□U R L/ http:// http

ある日の夏いつもより今日は村がざわついています

ミルモ「今日は夏祭りだぜー!」
リルム「屋台もたくさん出てますわ〜」
ムルモ「せっかく来たのに何でパピィが一緒なんでしゅか!!」
パピィ「フン!ムルモが迷子にならないようにわざわざついてきてあげたんでちゅよ!!感謝してほしいわよ」
ムルモ「なんでしゅて〜(# ゜Д゜)」
ヤシチ「よーし、お前ら今日は思いっきり楽しむぞ〜」
サスケ「だじぇ〜」
ハンゾー「なのら〜」
ヤマネ「でございます!」
『ヤシチ兄様とお祭なんて嬉しいですごさいます///』
アルト「ミルモくーん」
ミルモ「よぉ!アルト達ってそいつは?」
ソプラ「2学期に転校してくる音楽の里のチーノちゃん」
チーノ「ハロ〜皆さんはじめまして〜チーノで〜すよろしくで〜す」
ムルモ「アメリカ人でしゅか?」
チーノ「ノー!私はアメリカ人じゃあないで〜す」
ツバル「チーノの親のパートナーがアメリカ人だったらしくて親の喋り方の影響でこんな、喋り方になったらしいぜ」
ヤシチ「よく知ってるなツバル」
ソプラ「だって、ツバルはチーノちゃんのこと‥」
ツバルがソプラの口を押さえました
ツバル「バカバカバカ!!ゆーな///!!」
ソプラ「ふぇ〜んアルト〜ツバルがいじめる〜゜(゜´Д`゜)。」
アルト「ツバルくん!ソプラをいじめないでよ!!よしよーし、泣かないで〜」
そう言ってソプラの頭をなでるアルト
ツバル「お前ら、暑苦しっつーの、てか今のソプラが悪いだろ!」
ソプラ「何よ!この前私の体重アルトに教えかけたくせに!」
ツバル「あれもお前が!」
チーノ「もう、喧嘩やめるで〜す!」
アルト「そうだよ、ツバルくん!」
ツバル「お前はいいかげん俺だけ攻める癖やめろ」
アルト「ソプラちゃんに怒るなんて絶対できないもん」
リルム「それではそろそろくじ引きタイムですわ〜」
サスケ「なんでくじ引きを引くんだかだじぇ?」
パピィ「せっかくだし、二人一組になって行こうかなって」
『これでムルモと二人っきりになれる』
ミルモ「しゃーねーなー」
リルム「先っぽの色が一緒が一緒だった人あペアですわ」
ソプラ「私アルトと一緒〜(*´∇`*)」
アルト「本当〜(´∀`)やったー!」
ヤシチ「拙者はヤマネと一緒かよろしくな」
ヤマネ「はっはいでございます////!」
『嬉しいでございます!』
ムルモ「えぇ!パピィと一緒でしゅか」
パピィ「フン!それはこつこっちの台詞よ!」
ミルモ「いつも俺のくじ引きのオチってこうだよな〜」
リルム「ミルモ様と一緒ですわ〜♥♥」
チーノ「私はツバルと(^ー^)」
ツバル「そうだな///」
『絶対、仕組んでる…』
リルム「じゃあ、スタートです!」


■ プリン娘 (12回/2015/08/12(Wed) 05:22:36/No5609)
http:// http



ミルモリルムペア

ミルモ「うめー!!このチョコバナナ最高だぜ!」
そう言いながら買食いを始めるミルモ
リ『ミルモ様が楽しんでらっしゃるのはいいですけどもっとロマンチックな雰囲気にしたいですわ…そうですわ!』
リルム「ミルモ様〜次はこれをやりましょう」
ミルモ「あ?金魚すくい?」
屋台のおじさん「一回200円ね」
ミルモ「よーしやるぜ!」
屋台のおじさん「一番でかい金魚は捕まえられたらこの商品をやる
」ミルモ「おぉー!チョコ〜!!絶対、取ってやる」
リルム「頑張りましょうミルモ様!」
ミルモ「おぅ!!!」
10分後
ミルモ「破れては無いけど全然取れねぇのはなぜだ」
リルム「ミルモ様!挟み撃ちですわ!端っこに追い込んで二人で取りましょ!」
ミルモ「なるほど!よし!!」
ミルモ「ううぉぉぉぉおお!!!」
リルム「どぉぉぉりゃぁぁ!!!」
バシャ!
ミルモリルム「やったー!!」
屋台のおじさん「おめでとう〜!はい!これ商品!ラブラブだねお二人さん」
リルム「そんな//」
リ『でも楽しかったですわ!最後の花火までこの調子で行きますわよ〜!』
ミルモ「チョコうめー!!」

アルトソプラペア
インお化け屋
ソプラ「キァァ!!出たぁーー!!」
アルト「作り物だから大丈夫だよ!」
ソプラ「でも…でも…いやぁ!!目開けれない゜(゜´Д`゜)゜。」
アルト「よしよーし大丈夫大丈夫」
ア『可愛い♥』
全身をアルトに引っ付けて歩くソプラの頭をなでながら歩く
ソプラ「アルト〜怖い〜歩けない〜」
アルト「じゃあ、はいチュ♥」
ソプラのほっぺにキスをしました
アルト「怖くなくなるお呪い//怖くなくなったでしょ?」
ソプラ「うん//!」
15分後
ソプラ「長かった…」
アルト「でも、僕は楽しかったよ〜♥」
今日分かったことアルトは最近大胆になってきた
ソプラ「それでも私はアルト大好き!!」
アルト「僕も〜♥」
相変わらず暑苦しくラブラブな二人でした

*書いている私が一番変態ですね///なんか、はずかしい//


■ ゆみか (9回/2015/11/19(Thu) 19:15:28/No5632)

そんなことないですよ。プリン姫さん。
でも確かにすごいドキドキしたかも。
私まで変態になったらどーしよー(;゜Д゜) ww



△NO.5608 に返信△
お絵描き   横 ×縦   
Name // E-Mail// FontColor/
URL // Icon // File /
コメント/ /削除キー/


5613/ 青いドアと脱出ゲーム
□投稿者/ ままな -57回-(2015/10/30(Fri) 17:06:25)

【短文な葉書】

~ミルモへ

近々ミルモの国へ行くから僕が来るのを楽しみにしてろよ!

チャナ~

ここはリルムの家。チャナとゆう妖精が住所を間違えたらしい。
それにしてもどれだけ焦っていたのだろうか城の住所など間違えられるはずが無い。それに短文だけれど消した跡が残っている。
リルムは少し気になったがミルモの所へ届ける。

城には何時ものようにチョコを食すミルモの姿があって幸せそうだ。
リルムまで笑顔になる。

ミルモ「…んぉ?リルムじゃえねぇか。こんな時間にどうしたんだ?」
ミルモが言うのも無理は無い。
現在の時刻は10:57そろそろ11時になりそうだ。
リルム「あのすいませんミルモ様私(わたくし)の家にミルモ様宛のハガキが届いたのですわ」
ミルモ「………なんでリルムの家に届くんだ?」
リルム「多分住所を間違えたのかと…。」
ミルモ「ふーん。何々………。ぶはっ!?」

物音を立てながらミルモは口に入っていたチョコを吹き出す。
とても驚いた顔で走って行く

リルム「ミルモ様!?」
ミルモ「あっわり。後これありがとな」
リルム「はっはい///」

これありがとなっと言われた事でリルムが頬を赤く染める。
それにしてもチャナと言うのは誰なのか……
今はまだ謎がある。


*****

はい。
何となくシリアスな感じが欲しいなぁと思い書いてみたんですが
多分次回からシリアスには書けないかもです。
少しづつ毎日とは行かないですけど書けたらなぁと思っております。




■ ままな (58回/2015/11/04(Wed) 14:37:13/No5614)

【ナゾノヨウセイ】

その夜、リルムは家に帰り布団に入る。
今日のミルモの事を思い出す。ありがとなと言う言葉を思い出しながら少し微笑むリルム。そして眠りについた。

それから一晩経った朝。
現在の時刻は6:56まだ少し早めの時間ミルモはまだ寝ているんであろう。
今、妖精学校は長期の休みに入っているので安心ではあるがリルムはチャナと言う妖精が気になって仕方がない。
リルム自身はうずうずするほど気になってはいない様子だがやはり気になっているらしい。先ほどから縫い物の針の動きが止まっている。
考え事をしていたリルムはチャナと言う妖精の事を聞こうとミルモの所へ行く事にした。
まだ針は布に刺さったまま、縫いかけの布、放置された指差しそれを置いてリルムは走り出す。
親の声が聞こえた。だが走り続ける。嫌な予感しかしないのだ。ミルモに何かなければいいと考えながら走る。
城の中に入り嫌な予感は的中したのだった。

見た事のない妖精。葉書の字は彼なんだとすぐに分かった。
本当に彼…でいいのだろうか。髪は短いが顔は見えない。
ミルモと何かを喋っているようだ。
ミルモは苦笑いをしながら椅子に座っている。
彼・彼女は一体誰なのだろうか。


■ ままな (59回/2015/11/04(Wed) 15:04:17/No5615)

【無地の箱】

ぼうっとしているリルムそれを見つけたかのようにミルモははっとなった。それにつられてリルムもはっとなる。
「おめぇどうしたんだ?」とミルモが言うのでリルムは嬉しくなって口を開く。
「ミルモ様に逢いたくて来たのですわ♡」少し弾んだ表情でミルモに言う。
「…そうか。」なんだと言うような目で見てきたのでリルムはムッとなってミルモにはなす。
「あのぉ!その方はどなたですか?」もうほぼ分かっているがイラッとしたので聞いてみた。
そしてミルモは慌てて紹介を始める。
「あっああ、こいつはチャナってんだ。昨日間違えて葉書を送っちまったドジな奴だ」
ミルモはニヤニヤしながらはなす。そしてチャナと呼ばれた妖精はリルムの方を向き自己紹介をする。
髪は短いがすらっとした髪型美形とはこの事を言う素晴らしい外見。リルムもほんの少し頬を赤らめる。葉書に書いてあった字とは余り一致しない感じだ。
「初めまして。ぼっぼくはチャナと言います。リルム様。
今回はお目に預かり光栄です」
少し声は高くて霞んだ声。小さな挨拶でとても可愛らしい。
「はい。こちらこそ。それよりどうして私の名前を…」
少し疑問を持ったので聞いてみた。
「もちろん知っておりますよ。ミルモ兄との婚約者ではないですか。」
その言葉に反応しリルム頬を赤らめた。同時にミルモも赤くなる。
「そんな事よりチャナ。いきなりどうしたんだ?ここまで来るなんて珍しいな」
ミルモはまだ赤くなったままチャナに聞く。
「ええ。実はミルモ兄に聞きたいことがございまして。」
そして手にしていた風呂敷の中から箱が出て来た。
「箱がどうかしたのか?」
ミルモは不思議そうに尋ねる。
「実は鍵も無いのに開かなくて錆び付いているようにも見えませんし。何かの魔法かと思って調べても全く開かないのです。その言葉リルムは反応した。何かを思い出した様子だった。
「?リルムこれ知ってんのか?」
「えぇ。知ってると言うほどでも無いのですが…」
リルムは何かを思い出しながら話し始めた。


■ ゆみか (7回/2015/11/19(Thu) 18:56:54/No5630)

ままなさんこんにちわ!ゆみかです!
とても面白いです! てれてるリルムめっちゃかわいい♥
これからも頑張ってください!



△NO.5613 に返信△
お絵描き   横 ×縦   
Name // E-Mail// FontColor/
URL // Icon // File /
コメント/ /削除キー/


5555/ 妖精忍者物語2
□投稿者/ ままな -45回-(2015/02/11(Wed) 17:13:05)
□U R L/ http://uranai.nosv.org/u.php/hp/976e7195381/

妖精忍者物語1の続編です!
2では、オリフェをもっと取り入れたいですし妖精達の
ラブコメを出したり♪まぁともかく、ちゃんとお話しになるようにして行きたいですね。

キュイとシルクの戦いや、オリフェ達の熱い行動?
昔のお話や、紹介などなど。
これからよろしくお願いいたしますね!
ではでは


■ ままな (46回/2015/02/11(Wed) 21:19:05/No5556)
http://uranai.nosv.org/u.php/hp/976e7195381/


〜1話〜【謎の声と妖精忍者】

キュイ「…ふぁぁぁぁ」
ヤシチ「キュイ。お前寝不足か?」
キュイ「いえ…そんな事は無いのですが。」
ヤマネ「キュイ殿何か手紙が来ていますよ。」
キュイ「あっありがと。ええっと…。……。………。えええー!」
ハンゾー「どうしたのら!」
キュイ「これって1年前から予約しないと取れない『夢に恋して』って映画のチケット!売り切れてショックだったのぉー!」
サスケ「でもなんでキュイに来たんだぜ?」
ヤシチ「心当たりはあるか?」
キュイ「心当たりは無いんだけど…」
???「ふふん!使って。」
キュイ「えっ!?」
ヤマネ「どうしたのでございますか?」
キュイ「今誰か…あっ七枚ある…みんなで行っても一枚あまりますの。」

******
???「本当にいいんですか!」
ヤマネ「はい!」
ヤシチ「でもなんでリルムなんだ?」
ヤマネ「恋愛にはリルム殿とお決まりです!」
キュイ「ふふふ…(あの声一体なんだったんだろう。)

ぶーーー(映画が始まる音)

リルム「ぱわぁぁぁぁぁぁぁぁ。」

(そして、王子様とお姫様は結婚しました。ふふふ結婚が全部いいオチとは限らないかもよ)

リルム「…結婚が全部いいオチではない?」
ヤマネ「あっそんな事はありません」
リルム「そうですわよね!皆様今日はありがとございますわ」
ヤシチ「いや。気にするな。」
ハンゾー「それにしても、あのチケット誰がくれたのら?」
キュイ「手紙には名前が書いてなかったんですの。それにあの声何処かで聞いたことがある声だったような…」
ハンゾー「声?」

続く


■ ままな (48回/2015/02/15(Sun) 11:07:11/No5562)
http://uranai.nosv.org/u.php/hp/976e7195381/


〜2話〜【謎の声の正体と共に…】

ヤマネ「ヤシチ兄様!今日はバレンタインでございまする!かりんとうでも買いに行きませんか?」
ヤシチ「ぁ?かりんとうか。あぁいこう。」
今日はバレンタイン恋する女の子には勇気をだして、運命をかける日。

???「ちょっと待ってな。」
ヤシヤマ「?」
ヤマネ「お見かけしたことの無い方ですけど。」

キュイ「ママナちゃん久しぶり」
ヤシチ「キュイ知り合いか?」
キュイ「はい、昔あった事があるのですの。」
ママナ「キュイちゃん覚えていてくれたの!ありがとう♡」
ハンゾー「…でもこいつ侍妖精じゃ無いのら?」
ヤシチ「なんだと!あっ本当だ。」
ママナ「んっ…いいじゃ無いですか!ここは人間界なんだし…」
ヤシチ「良くなぁーい!侍妖精は妖精忍者の敵だ!仲良しこよしする気は無い」
ママナ「…分かってて来たけど、、直接言われるときつーい〜!…でもヤマネちゃん私は、あんたに負ける気はしないの。」
ヤマネ「えっ?」
ママナ「また来るわね。あっキュイちゃんあの時のお礼またするからね」
キュイ「えっ?…?…………あぁー!」
ハンゾー「どうしたのら?」
キュイ「ハンゾー君と出会った時も…………あの手紙の時の声もあのママナちゃんの声!?」
ヤシチ「なんなのだあいつは。いきなり押しかけては用もなく帰って行きやがって。ヤマネ行くぞぉ」
キュイ「…今行ったらヤマネちゃんが大変なのとになるかも知れないですの!」
ヤシチ「んぁ?」
サスケ「どうゆうことだぜ?」
キュイ「侍妖精って事はいつ戦いになるか分からない。それに今日はバレンタイン…ケガなんてしたら大変だし…」
ヤシチ「大丈夫だそんなの。」
???「…キュイちゃん…侍妖精甘く見ないで。礼を返したらあなたにだって何か起きることになるし…あまり嘗めてると困るのはキュイちゃん達よ。」
キュイ「えっ…どうゆうこと!?」
ヤシチ「まぁヤマネ行くぞ!」
ヤマネ「はい!ヤシチ兄様!」
キュイ「あっ!?…………」
ハンゾー「???」
キュイ「ハンゾー君、サスケさん、ちょっと後つけた方がいいかもですの。」
サスケ「えっ?」

******
ヤシチ「妖精界のかりんとうも久しぶりだなぁー!」
ヤマネ「そうですね←」
キュイ[ハンゾー君見える?]
ハンゾー[見えないのら…………]
サスケ[ ハンゾーぉー!重いぜ…]
ハンゾー[もうちょっとなのらぁ…]
キュイ「きゃっきゃぁー!」
サスケ「わあー!」
ハンゾー「えっ!」
ドス…
ヤシチ「ん?なんだ?」
ヤマネ「?ヤシチ兄様?どうかしました?」
ヤシチ「いやっ空耳だっ、」
キュイ「はぁ…」
???「てい!」
ボス!
ヤシチ「なんだ!矢?なんだ、手紙がついてる?ヤマネ当てか?」
ヤマネ「…?お貸しくださいませ。」

ヤマネちゃんへ
今日の6時ミルモの里公園に来てね。
とっても大事なお話がしたくて…

ママナ

ヤマネ「…これは」
ヤシチ「なんだ?あいつは何を考えているんだ?」
キュイ「思ったよりも普通の展開」
???「どいて」
キュイ「あっごめんなさい、ん?侍妖精?」
???「おい!どけって…ふーん妖精忍者か。喧嘩売ってんのかな?」
??1「あぁ!ごめんね君今日こいつ嫌なこと続きで機嫌が悪いんだよ。じゃぁ行くよ…」
???「ッチッ」
ハンゾー「怖いのら…」
キュイ「侍妖精って昔からこんなんじゃなかったですの…」
ヤシチ「?お前らなんでここに?」
キュイ「あっ…」

続く


■ ままな (49回/2015/02/23(Mon) 18:37:04/No5564)
http://uranai.nosv.org/u.php/hp/976e7195381/


〜3話〜【過去今ママナ】

説明…

ヤシチ「ふむふむまぁ。わかった。それでヤマネが呼び出されるのとはなんの関係が?」
キュイ「…わからないけど、一人で行かせるのも危ないし私一緒に行く。」
ヤマネ「はい。」
ヤシチ「そういえば、キュイとあいつの関係は?」
キュイ「あっ…その…かなり昔の話ですが、昔忍者の里に侍妖精が迷い混んだ事件…あの時の妖精がママナだったんですの。
その時たまたま合って川へ落ちそうだったママナを助けたんですの」
ハンゾー「それで…」
ヤシチ「それでなんでヤマネが呼び出されるんだかわけが分からん。」
キュイ「まぁ…一様私もついてますし何かあることはないと思いますの。」
ヤシチ「まぁいい。ヤマネきおつけていけよ。」
ヤマネ「はっはい。」


移動中


キュイ「…それにしても…バレンタインにこんな事…」
ヤマネ「一体なんの御用なんでしょうかね。」
キュイ「つきました、まだ来てないのですかね?」
???「失礼ね!のろまな妖精忍者様と一緒にしないでください。」
キュイ「ママナちゃん。」
ママナ「はぁ…まぁキュイちゃんならいっか…」
キュイ「?」
ヤマネ「えっと…」
キュイ「!?あっ!乱暴なことしたら…」
ママナ「あのね!今日はヤマネちゃんに挨拶のために来たの。戦いに来たわけじゃない。」
ヤマネ「…」
ママナ「まぁ、細かいことは抜きにして…私は、ヤシチ様がすきなんです。ヤマネちゃんとは長い付き合いになりそうだから、挨拶しようと思って。」
ヤマネ「…えっ!」
ママナ「じゃぁね!」
キュイ「!?なっ!いっいつ好きになるの!?何処かであったの?」
ヤマネ「…えっぁあっあ…」

*******
ママナ「はぁ…私だってこんな言い方したいわけじゃ無いのに…」
???「なんだ、ママナかぁ。なんで人間界にいる?」
??1「落ち着けし!」
ママナ「…別に。」
???「なんだとテメェー!」
??1「ごめんこいつ今超大変な仕事して来てって…ママナ?」
ママナ「…」
???「まぁいいが、早く帰ってこねぇと大変なことになっから。」
ママナ「うん。」
??1「じゃあね。」
ママナ「はぁ…バレンタインなのに…あの頃の事はいつでも覚えています。練習して練習して頑張っていたヤシチ様…あの時流れてきた爽やかな手裏剣…今でも大切に大切にとってあります…」

??1「…」
???「いくぞぉー!」
??1「あぁ。」

続く


■ ままな (50回/2015/04/05(Sun) 22:39:24/No5567)

〜第4話〜【ライバルとは友と書く】

ヤシチ「あ"〜暇〜」
ヤマネ「ヤシチ兄様!ただいま戻りました!」
キュイ「戻りましたですの!」
ヤシチ、サスケ、ハンゾー「おう!、おかえりだぜ、おかえりなのら」
ヤシチ「それであいつはなんて?」
ヤマネ「ママな殿が…キュイ「まっ!ママナちゃんね!今日来なかったのぉーーー!」
ヤシチ「んぁ?そぅそうか…はっはっは!やはり侍妖精はダメだなぁwww」
サスケ「そうだぜ!」ハンゾー「わははーなのらー」
キュイ「あはは」
ヤマネ「キュイ殿…」キュイ「あっ!さすがに言えないでしょ(ウインク)」
ヤマネ「はい…」
キュイ「………………。大丈夫!心配しなくても相手は侍妖精だよ!」
ヤマネ「分かってるんですか………」
キュイ「(ニコォ)大丈夫だよぉー!私にどんどん相談してね」
ヤマネ「はっはい!」


ママナ「…キュイちゃんも妖精忍者ですものね…分かってましたけど…」
???「ママナ?」
ママナ「いえ…」
??1「妖精忍者の事考えてたの?」
ママナ「…」
???「ライバルとは友と書く友とはライバルと読む…」
ママナ「…」
???「嫌いになれないのは分かっているさ昔には戻れないこともな。」
ママナ「うっ…」
???「だから諦める訳にはいかねぇだろ新党組にいる限り
お前は俺が守るから!」
??1「…そうだよ。さっ帰ろう」
ママナ「うん。」




■ ままな (51回/2015/05/28(Thu) 21:15:01/No5573)

〜第5話〜【気合があればなんでもできる】

キュイ「気合だぁー!!!!!どんなにババ抜きに負けようが気合で勝つですのぉーーーー!!!」
ハンゾー「キュイ…気合入ってるのら」
キュイ「当然よ!6回全部負けたんですもの!これは気合ですのぉー!」
ヤシチ「ババ抜きどころで大げさだぞ」
サスケ「兄貴も目が怖いぜ…」
ヤマネ「私も負けません!」
キュイ「よっしゃぁーー!!!」
ハンゾー「(そういえばキュイって最初の頃より明るくなった気がするのら)」
キュイ「やったぁーー!」
ヤマネ「あのキュイ殿」
キュイ「ん?」
ヤマネ「ママナ殿の事で話したい事が」
キュイ「あっうん。いいよ。向こうで話そ。」

ヤマネ「キュイ殿…ママナ殿はヤシチ兄様が好きなのですよね」
キュイ「そうらしいですの。」
ヤマネ「でもヤシチ兄様はママナ殿の事は知らなかったみたいですの」
キュイ「あっ…あのね…多分なんだけど…」
ハンゾー「ヤマネーなんか届いたのらー。」
ヤマネ「あっはい。ありがとうございます」
でくテクテク
キュイ「はぁ…」


ママナ「はぁ!はぁ!やぁ!えい!たぁ!はぁはぁはぁ」
???「おい、まだまだだ!あと素振り30回!」
ママナ「きゃー!サトシの鬼ー!」
??2「副長…あの、こんな物が」
サトシ「あ?なんだ…これ」
ママナ「サトシに宅配便なんて珍しいね、」
??2「ん?これは…」
サトシ「ママナ!お前は素振りしろ!罰として10回プラス」
ママナ「きゃー!腕が筋肉痛の嵐だよぉー!」
??2「副長!開けてはいけません!」
サトシ「あ?」
??2「この中に爆弾があります」
サトシ「あ?そんなの開けて見なきゃ…」
ドスーン!
ママナ「サトシ!?」
サトシ「ごへっおえっ!ごほっごほっ」
??2「大丈夫ですか、副長…今すぐタオルを」
ママナ「ハジメくん!私が行く!」
ハジメ「あぁたのむ。俺はこの出所を調べてくる。」

ヤマネ「これ…誰からでしょうか…」
キュイ「あて名がない…」
ヤマネ「……開けてみるでございます。」
キュイ「まって私が開けてみるですの」
ドスゥーン
ヤマネ「キュイ殿!!」
キュイ「ごほっおぇ…」
ヤマネ「これ…」
キュイ「もしかして侍妖精のせい?」
ヤシチ「どうしたぁー!」
サスケ「すごい音がしたぜー?」
ハンゾー「大丈夫なのらー?」
キュイ「あっヤシ…ゲホッゲホ」
ヤシチ「おい!どうした!それは…」
サスケ「まさか侍妖精のせいなんじゃ!」
ヤマネ「絶対ではないでごさまいます。」
ヤシチ「いや侍妖精の仕業に違いない。」
サスケ「侍ノ村に行ってみるぜ」
ヤシチ「やっそれはまず無理だろう」
サスケ「え?」
ヤシチ「忍者の里にも侍妖精の警備が備わってる。向こうにも無いとは限らないだろう」
ハンゾー「じゃぁどうすればいいのら?」
???「ちょっと!あんた達!どうゆうつもり!」
ヤシチ「お前は!」
ヤマネ「ママナ殿!」
ママナ「あんたが犯人でしょ!そうでしょ!絶対そうでしょ!」
ヤマネ「えっ…」
ママナ「分かったわよ…あんた達がそうゆう風にするならあたしにも考えがあるんだから!」
キュイ「ゲホッまってママナちゃん!」
サスケ「行っちゃったぜ」
ヤシチ「ううう!!なんなんだあいつは!」
ヤマネ「なんでしょうかこれ…」
キュイ「…ノート?」

続く


■ ままな (52回/2015/07/17(Fri) 20:40:43/No5580)

えっとぉ…皆さん更新してるのでしようかなぁーと思いながら気ままに書こうと思いまーす。

〜第6話〜【命つなぐ日記】

ヤシチ「はぁ…最近侍妖精によく合うなぁ。
そういえばキュイ大丈夫か?」

キュイ「もう大丈夫ですの!それよりこれ」
ハンゾー「さっきママナが落としていったのら〜」
サスケ「これは…日記なんだぜ」
ヤマネ「…何が書いてあるのでしょうか…」

皆がその日記を一ページずつ開いていきます。
8/6父が旅へ出るそうです。6日すれば海へ連れてってくれるそうなので楽しみです
私は父が帰るまで兄上と待っていようと思います。
8/10父が旅へ出てから1日目です、また皆んなで行った海にまた行きたいな。
8/11父が旅へ出てから2日目です。今日は私のメダカが卵を産みました。命の大切さとゆうのを兄から聞きました、
8/12父が旅へ出てから3日目です。今日はなんとも平和でのんびり過ごしました。平和が一番だと思いました。
8/13父が旅へ出てから4日目です。今日は兄上から妖精忍者の事を聞きました。妖精忍者は悪い妖精と言われたけれど私にはあまりよくわかりませんでした。
8/14父が旅へ出てから5日目です。明日には父が帰ってるくるので楽しみです。
8/15父が旅へ出てから6日目今日父は帰っては来ませんでした
。兄上と一緒に待とうと思います。
8/16父が旅へ出てから7日目何やら家に手紙が届きました、
私にはその手紙を見せてはくれなかったけど兄上はとても怖い表情で私を優しく抱きしめ撫でてくれました。
8/17父が旅へ出てから8日目兄上が手紙の事を話してくれました。何やら父に何かあったようでもう戻っては来ないそうです。
8/18父が旅へ出てから9日目兄上がしんとうぐみとゆう所に声をかけられたと言い出て行きました。
私は父と兄上を待とうと思います。
8/19父が旅へ出てから10日目家のメダカがしにました。
早く。皆んな帰ってくるといいな
11/3兄上の部屋から手紙を見つけました。
父や兄上を待ち続けていた事がほんのにくだらない事がわかりました。
思ったより涙が出るものでした。


それから先は涙の跡で読めませんでした。




■ ままな (54回/2015/07/26(Sun) 22:41:26/No5588)

〜第7話〜【侍の日常】

ママナ「…それにしても…どうして爆弾が…」

ハジメ「おい…ママナ。」
ママナ「ん?あっハジメ君どーしたの?」
ハジメ「先ほどの爆弾妖精忍者のせいじゃなさそうだぞ」
ママナ「え?」
ハジメ「具体的にはつかめなかったが、妖精忍者ではない事は確かであろう」
ママナ「えっうそ!?」
トヘイ「あ?どーしたんだ?」
ママナ「あっおにぃ…兄ウェ。先ほどの爆弾の話を聞いていましたです。」
トヘイ「そうか。それより!副長が読んでたよ?」
ママナ「サトシがぁ?」

ママナ「さとしぃなにぃー?」
ヒトシ「なにぃー?じゃねぇ!今日は素振りをする日だろ!それに俺はさとしじゃない!ヒトシだ!」
ママナ「サトシでもヒトシでもそんなに変わりゃしないからいいじゃん♪」
ヒトシ「あのな!?」
ママナ「さーーさー!素振り素振り!」
ヒトシ「ちっ」
ノスケ「あ?ママナか!なんか今日は気合い入ってんなぁ。
いつもは「うぇーんさとしぃーつかれたぁー!きゅーけーしよー」って泣きわめいてんのにw
ママナ「なにそれ!?私はいつだって!ちゃんとしてますよぉ〜っだぁー!」
ノスケ「そーかいそーかい、頑張りな」
ママナ「む!頑張ってますー」
ヒトシ「ママナ!集中しろ!」
ママナ「ほっほいぃ!」

なんなくと1日が過ぎて行きました。
ママナ「…あぁ、つかれた。疲れが固まってなんだかよく分からないや。」
ハジメ「ママナも早く寝たほうがいいだろう。」
ヒトシ「そうだな。早く寝ろ」
ママナ「はーい。」

ママナ「はぁ…今日も疲れた…そういえば爆弾誰が送ったんだろう…って…私の私の!日記がない!?どうしようどこかで落としたのかな!?おっかしいなぁ…あんなの誰かに見つかったら恥ずかしいよぉ〜」

その頃妖精忍者では

ヤマネ「これやっぱり返したほうがいいですよね。」
キュイ「まぁ返そうと思えばいつでも返せるしね。それより私はそろそろ帰りますね。」
ヤマネ「はい!」
ヤマネはヤシチの寝顔を見て少し微笑んだ後もものいえに帰りました。





△NO.5555 に返信△
お絵描き   横 ×縦   
Name // E-Mail// FontColor/
URL // Icon // File /
コメント/ /削除キー/


5582/ 登場人物紹介その1
□投稿者/ イヴァン -1回-(2015/07/24(Fri) 08:38:36)

ミルモ達妖精は一度、妖精界に帰ったという設定です。

ミルモ(人間年齢16歳)
妖精界の(一応)王子様。
ひょんな事から父親に人間になって、人間界に現れた悪魔達を退治しろと命令されてしまう。
そして、ちゃっかりリルム達もついてくる。
人間になって最初は楓達に気付かれないよう、
性別を変えていた。
王子なので頭良い
好物はチョコ、くもっちょ
楓達の通う高校に転入した。
後に楓達が住んでるアパートに住み込む
妖精の中では苦労人
人間になってるのでいつもの魔法は使えない。
悪魔専用退治の衣装に着替え、刀で戦う。
悪霊に好かれやすいらしい


△NO.5582 に返信△
お絵描き   横 ×縦   
Name // E-Mail// FontColor/
URL // Icon // File /
コメント/ /削除キー/


全ページ数 / [0] [1] [2] [3] [4]
削除フォーム
記事NO
(半角数字)
/
削除キー/

Pass/ Mode/

- UPP-BOARD -
(2013.3 koyamaru edit)